レーベルゲートは10月29日、音楽ダウンロードサービス「mora」にて、『SOMEDAY』など佐野元春が1980年代に発表したアルバム6タイトルのハイレゾ音源配信を開始した。すべて96kHz/24bitのFLAC形式となっており、価格はアルバム1枚あたり3,200円、単曲では540円(ともに税込)。10月29日より配信されるアルバムは、『BACK TO THE STREET』『Heart Beat』『SOMEDAY』『VISITORS』『Cafe Bohemia』『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』の6枚。音源はオリジナルのアナログマスターテープからリマスタリングされたもので、前田康二氏がマスタリンエンジニアを担当した。佐野元春の名作をオリジナルリリース当時に近い臨場感で蘇らせたという。11月19日には1990年代発表の6タイトル『Time Out!』『Sweet 16』『The Circle』『フルーツ』『THE BARN』『Stones and Eggs』を加え、全12タイトルのハイレゾ音源配信となる。
2014年10月29日30代になると、仕事に恋愛、結婚に迷い、そして出産のタイムリミットも近づいてくる。「わたしは、どう生きればよいのでしょう……」悩める子羊ならぬ、いつの間にか、悩めるいいオトナになってしまった女史のみなさまへ向けて、同世代の、いろいろな場所で活躍している女性の生き方をご紹介します。かなり珍しい経歴をお持ちのファションデザイナーの雪浦聖子(ゆきうら・せいこ)さんのインタビューの第2回目!飾らないリアルな言葉から、読者のみなさまもきっと、何か感じることがあるかと思います。凛としているけれど、強すぎない。変に分かったふりをしない。いつも新鮮な気持ちで物事捉えられる女性になりたい -普段、大切にしていることは、何かありますか?ブランドのコンセプトが「clean & humor」なのですが、清潔感があって、すっきしているけど、でも遊び心を忘れないって言うようなものを作りたいし、自分もなんかそういう風に生きていきたいなと思っています。-では、雪浦さん自身が、ブランドに結びついているのですね。ご自身のブランドのイメージする女性像は、ありますか?着て欲しい女性、なりたい女性とは、どのような女性ですか?そうですね。凛としているけれど、なんか強すぎないというか、柔らかい感じなんだけれども、実は筋が通っている、芯があるみたいな。面白がる気持ちがいつもあって、変に分かったふりをしない。いつも新鮮な気持ちで物事捉えられるような人がいいなと思っています。そういう人に自分もなりたいし、そういう人に着てももらいたいです。好奇心がいっぱいで、いろいろ新しいものを見たい!それが仕事にも繋がっている。過去の違う仕事も、遠回りではなかった。-デザインは、どういう風に考えられますか?それがいつもテーマを置いてないので、なんか具体的に何かを置いてとかはないのですが、結構、展示会や美術館に行くことが多いので、そういうものを見たのが蓄積されていっています。で、私は自転車で移動しているのですが、その時に、ふとこんな服がいいみたいのが浮かぶので、それをメモして服にしたりしますね。-結構、いろんなところに出かけますか?それは、すごくしますね。なんか、いろいろ新しいものをみたい。-それが、デザインにも繋がっているのですね。意識的にそういう風に?本当に服の対象と思っているわけじゃないんですけど、ただ、趣味みたいなものなんです。好奇心いっぱいで、いろいろ見たいんです。で、そうすると、作っている友達がどんどん増えていくので、そのまた友達の展示を見に行ったりします。それだけでも、好きなものやジャンルが自動に自分の交友範囲とかぶさってくるっていうか、だいたい自分が友達の展示会に見に行くと、好きなものに会える感じです。-東大時代や会社員時代の経験が、今に活かされていると思うことは、ありますか?よくみんなにプロダクトぽいとか、先入観もあると思いますが、なんか数学っぽいとか言われたりもするので、そういうところはやっぱり繋がっているのだと思います。-前の仕事や経歴が、遠回りだったなとは思わないですか?遠回りではない気がします。もし、18歳で専門学校に入って、そこから服を作っていたら、どうなっていたかは分からないけれど、もしかしたら、心が折れていたかもしれないし。会社員をやって、自分が大人になったこととか、強くなったこともあるので。仕事って甘いだけじゃないみたいな、なんかもうちょっとシビアな目で、あんまり夢いっぱいで仕事ってよりかは、大変なこともあるけど楽しいこともあるんだろうなって言う想像もできたので、まあいいかなって、今では思います。20代は「まずは自分のやりたいことやる、とにかく頑張る」最近は「人を育てることを少し考えるようになった」-生き方についてお聞きしたいのですが、雪浦さんは今、30代ですが、20代の時と比べて、変わったことはありますか?変わったのはわりと最近なんですけど、最近までは、まずは自分のやりたいことやる、とにかく頑張るみたいな感じだったんですけど、あんまり無理すると後が大変だなというのが分かってきたんので、ほどほどにするようにしています。あとは、アシスタントが最近来るようになったので、今までは自分のことばっかりだったけど、人と一緒に仕事をすることとか、人を育てることを少し考えるようになってきました。-結構20代だともう、がむしゃらに頑張るという感じだったんだけど、30代半ばになると、ちょっと余裕でもないですけど……うんうん。そういうものなんだなと思います。-そうですね。では、20代の頃に想像していた30代の自分と今のご自身を比べてみて、どうですか?何か違いはありますか?なんか25歳ぐらいから、あまり自分が精神的に変わってない気持ちがあるので、思っていた今の年齢の35歳よりずっと子供っぽいなと思います。でもまあなんか変に老け込みたくもないので、それはこれでいいかなと思ったりもします。これからの30代、40代は変に安定したり、落ち着いてわかった気にはなりたくない。苦労しても、落ち込むんじゃなくって、笑いに転換していく生き方が素敵-残りの30代と40代、どういったものにしたいですか?そうですね、なんか、うん、変に安定したくないですね。落ち着いてわかった気にはなりたくないので、若い友達も多いのでそういう子たちと同じ気持ちで新しいことやっていきたいなと思います。-40代もその延長でみたいな?そうですね。40って想像つかない。やっぱり40ってさすがに大人だなって思うんで、このままじゃないだろうなって思うんですけど……。う~ん、どうなるんでしょうねぇ?―では、こうなりたいとか、憧れの人はいますか? 服のイメージとはちょっと違うかもしれないのですが、佐野洋子さん(絵本作家・エッセイスト、代表作は『100万回生きたねこ』)が結構好きです。なんかすごく苦労もたくさんされているけれど、それを笑い飛ばしちゃうみたいな言葉がすごくいい人だから、なんかそういう風に消化しちゃって、落ち込むんじゃなくって、笑いに転換して生きていくみたいなのが素敵だなと思います。後は、男性ですけど、藤森照信さん(建築家)が好きです。おじさんなんですけど、作るものが面白いし、実はちゃんと意味があるんだけど理屈っぽくない。新しいものを理屈っぽくなり過ぎないで、でもちゃんと理屈が実はあって、なるほどね、みたいなものを作っていける人になりたいなと思っています。-雪浦さんの服も実はいろんな着方ができたり、ちょっとなんか面白いしかけみたいなものがあると思うのですが、結構そういう感じにしたいとか?そうそう、そうだと思う。ただ、可愛いだけじゃなくってちょっと面白いけど、説明がましくなくて、理屈っぽくないみたいなものを作りたいなと思います。-そこまでコンセプチュアルじゃないみたいな?うんうん。言葉はなくてもいいし、あるとまたちょっと楽しいね、みたいな。photo by sneeuw雪浦聖子(ゆきうら・せいこ)ファッションデザイナー東大工学部を卒業後、住宅設備メーカーに勤務。その後、服飾専門学校ESMOD JAPONに入学し、卒業後はファッションブランドのアシスタントを経て、ファッションブランド「sneeuw(スニュウ)」を2009年にスタート。 ‘clean & humor’をコンセプトに、シンプルな中にとぼけた仕掛けをちりばめて、日常を少しだけ浮き上 がらせるような身の回りのものを作っていく。ユニセックスの洋服や小物を年に2回の展示会形式で洋服を発表。アーティストや映画への衣装提供もしている。ホームページはこちら。
2014年01月18日のんびり&まったり過ごせるお正月休みは、数々の大作や名作が公開される映画のゴールデンシーズン。年末年始にかけて『007』シリーズやアニメ『ONE PIECE』の最新作、初詣ならぬ初感動必至のドキュメンタリーなど話題作が続々と上映される。そこで今回は「12月公開のお正月映画の中で最も見たい作品」について女性472名にアンケートをとった。>>男性編も見るQ.12月公開のお正月映画の中で最も見たい作品は?(単一回答)1位『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』19.7%2位『レ・ミゼラブル』13.6%3位『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』13.3%4位『ONE PIECE FILM Z』9.3%5位『今日、恋をはじめます』8.7%6位『007 スカイフォール』7.8%7位『映画 妖怪人間ベム』5.9%8位『マリー・アントワネットに別れをつげて』4.0%8位『恋愛だけじゃダメかしら?』4.0%10位 『ホビット 思いがけない冒険』3.4%1位は絵本作家である佐野洋子の「最後の日々」を記録した『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』。「絵本を読んだことがあり、興味がある」(27歳/情報・IT/クリエイティブ職)というコメントとともに、ガンを患い、余命を宣告された「佐野さんの生きざまに興味がある」(32歳/不動産/事務系専門職)という声が多数。刊行から35周年、累計部数180万部を突破した名作は、読んだことはなくとも名前は知っている人は多いはず。「有名な絵本だから」(24歳/電機/営業職)と、若い世代の関心も高い。2位は人気ミュージカルの映画化作品『レ・ミゼラブル』。「原作が好き」(34歳/情報・IT/技術職)、「ミュージカルを見て面白かったので」(48歳/小売店/事務系専門職)のほか「キャストもいいし、予告編もよかったのでかなり期待しています」(23歳/アパレル・繊維/事務系専門職)といった意見が寄せられた。この作品は6,000万人超の観客を動員したミュージカルの最高峰であり、見てがっかりする「はずれ」映画の可能性は低いと言えるかもしれない。3位は、よしながふみ原作の『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』。現在、テレビドラマ『大奥~誕生[有功・家光篇]』が放送中であり、「ドラマを見ていて面白いと思うから」(28歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)などのコメントが寄せられた。ドラマにも映画にも出演している「堺雅人が好き」(29歳/学校・教育関連/事務系専門職)というファンの声も。4位は女子人気も高いマンガ『ONE PIECE』の最新劇場版『ONE PIECE FILM Z』。「ワンピ映画は必ず感動できる!」(25歳/金融・証券/事務系専門職)と作品のクオリティを信頼する声も多かった。5位は人気コミックの実写映画『今日、恋をはじめます』。「少女漫画のドキドキ感をどこまで表現できるか気になる」(25歳/通信/秘書・アシスタント職)と実写化に期待を寄せる声が集まっていた。■総評アクションや大作作品が人気だった男性編と大きく異なり、感動や恋愛系の作品が上位を占めた女性編。1位の『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』は作品や作者のファンにはもちろん、「愛」を大切に思うすべての人に見てほしい作品だ。「人間は他人を、この世界を愛するために生きている」という佐野洋子の言葉が心に残っている人も多いだろう。2位の『レ・ミゼラブル』も、前評判の高さや豪華キャスト&スタッフから考えて、見て損はしない作品と言えそう。愛について真剣に考えたいカップルにもオススメしたい。人気マンガが原作の3~5位は、原作ファンならぜひチェックしたいところだが、中でも4位の『ONE PIECE FILM Z』は尾田栄一郎が総合プロデュースを務めているため、原作の世界観を崩さずに体験できるのは確実。3位、5位はアニメではなく実写化ということで、どこまで原作ファンの納得いくものになるかも注目したい。特に、3位の『大奥 永遠 右衛門佐・綱吉篇』は演技派の菅野美穂と堺雅人が出演するということで、期待大。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年10月19日~11月2日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性472名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】『新しい靴を買わなくちゃ』は何位? -10月公開映画で最も期待度の高い作品ランキング【女性編】「この続編は早く見たい!」4~6月公開映画ランキング【女性編】今年の注目株は誰だ!?「NHK紅白歌合戦」に初出場しそうな歌手・グループランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年11月18日のんびり&まったり過ごせるお正月休みは、数々の大作や名作が公開される映画のゴールデンシーズン。年末年始にかけて『007』シリーズやアニメ『ONE PIECE』の最新作、初詣ならぬ初感動必至のドキュメンタリーなど話題作が続々と上映される。そこで今回は「12月公開のお正月映画の中で最も見たい作品」について男性359名にアンケートをとった。>>女性編も見るQ.12月公開のお正月映画の中で最も見たい作品は?(単一回答)1位『007 スカイフォール』24.8%2位『ONE PIECE FILM Z』15.9%3位『ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ』10.9%4位『レ・ミゼラブル』10.0%5位『映画 妖怪人間ベム』9.8%6位『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム』5.3%7位『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』5.0%8位『ホビット 思いがけない冒険』4.2%9位『今日、恋をはじめます』3.1%10位 『もうひとりのシェイクスピア』2.5%全体の約1/4もの人が見たいと答えた作品は、シリーズ23作目となる『007 スカイフォール』。1962年の記念すべき映画化第1作、初公開から50年も続く作品だけあって、「このシリーズが好きだから」(47歳/機械・精密機器/技術職)というシリーズ最新作に期待を寄せる人が多数。通算3度目のジェームズ・ボンドを演じる「ダニエル・クレイグが渋い」(40歳/医療・福祉/専門職)というコメントや「偉大なるマンネリだが下手なリメイクや新作よりも楽しいことが多い」(37歳/学校・教育関連/営業職)と手厳しくも愛のあるコメントも寄せられたが、今回の監督は前作のマーク・フォスターからサム・メンデスに交代。『アメリカン・ビューティー』でアカデミー監督賞およびゴールデングローブ賞監督賞を受賞した手腕をどう生かしてくれるか楽しみな作品だ。2位は『ONE PIECE』劇場版12作目となる『ONE PIECE FILM Z』。こちらも1位と同様に「ずっと『ONE PIECE』のファンだから!」(25歳/金融・証券/専門職)という意見が圧倒的。「原作者が製作に関わるので大作映画になりそう。前々作のも面白かったので期待大」(30歳/金融・証券/営業職)という声のとおり、原作者の尾田栄一郎が2年ぶりに総合プロデューサーを務めている。劇場版シリーズで歴代最高の興行収入を誇る『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を超えられるか注目したいところ。また、オープニングテーマは中田ヤスタカ、主題歌はアヴリル・ラヴィーンが担当することもあり、「早く主題歌が聞きたい!」(34歳/建設・土木/技術職)という声も寄せられている。3位は絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子の最期の日々を追った『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』。「絵本が好きだったので興味がある」(22歳/建設・土木/技術職)という絵本ファンのほか、作者、作品自体のファンというコメントが多数を占めた。4位は27年間のロングランを達成したミュージカルの映画版『レ・ミゼラブル』。ラッセル・クロウやアン・ハサウェイ、トム・フーパー監督など一流のスタッフ&キャストが揃った映画に「名作の予感」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)と期待する声も多い。5位の『映画 妖怪人間ベム』については、「ドラマが面白かったので映画も面白いはず」(30歳/医薬品・化粧品/技術職)というドラマ視聴者からの支持が集まった。■総評1位の『007 スカイフォール』は今年で50周年を迎える長期シリーズということもあり、40代以上の支持が多かったことが特徴。初めて監督を務めるサム・メンデスが『007』シリーズにどんな色を添えてくれるのか楽しみな作品である。2位の『ONE PIECE FILM Z』は原作者の尾田栄一郎が製作に関わっているということで、シリーズ最高の興行収入を記録する可能性もあるが、人気放送作家の鈴木おさむが『ONE PIECE』の世界観をどのように脚本に反映しているかにも注目したい。お正月から「初感動」を味わいたい人は3位の『ドキュメンタリー映画100万回いきたねこ』や4位の『レ・ミゼラブル』がおすすめだ。『英国王のスピーチ』でアカデミー監督賞受賞したトム・フーパー監督作品である『レ・ミゼラブル』は、後々に名作として名を残しそう。映画ファンなら見ておきたい作品だ。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年10月19日~11月2日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性359名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】『アウトレイジ』VS『009』『ギャバン』-10月公開映画で最も期待度の高い作品ランキング【男性編】「この続編は早く見たい!」4~6月公開映画ランキング【男性編】今年の注目株は誰だ!?「NHK紅白歌合戦」に初出場しそうな歌手・グループランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年11月18日森山未來と満島ひかりが共演するミュージカル『100万回生きたねこ』の制作発表会見が8月14日行われ、森山と満島と共に、演出・振付・美術を手がけるインバル・ピントとアブシャロム・ポラックが登壇した。『100万回生きたねこ』チケット情報佐野洋子のベストセラー絵本『100万回生きたねこ』を基に、2013年1月にミュージカルとして上演する本作。1996年に『DORA~100万回生きたねこ』のタイトルで上演されたものをリメイクする。今回は、イスラエルでの活動をベースに世界で活躍しているインバル・ピントとアブシャロム・ポラックが、原作絵本の圧倒的な美しさに共鳴し、演出・振付・美術を担当。また、戯曲は演劇界で注目を集めている若き劇作家、FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介、鉄割アルバトロスケットの戌井昭人、柿喰う客の中屋敷法仁の3名が執筆し、これを東京芸術劇場の芸術監督・野田秀樹の監修により1本の戯曲にまとめる。森山はタイトルロールの100万回生き返るトラ猫を、満島はトラ猫が初めて愛する白猫を演じる。会見で森山は「みなさんがイメージするミュージカルではないかもしれませんが、間違いなく楽しんでもらえる作品になると思う」と自信を見せる。ミュージカル初挑戦の満島は「小さいころからこの絵本が大好きで、何度も読んだ記憶があります。(出演者として)こういう形でこの絵本にまた出会えたのは嬉しいです」と本作に参加できる喜びを語った。既に4度目の共演となるふたり。お互いの印象を訊かれると森山は「映画、ドラマ、ストレートの芝居、ミュージカルを一緒にやる人は初めて!すごく信頼している人です」と話し、「本の中では“100万回生きた”とは言わない“死んだんだ”と言うんですよ。最後に、白猫と一緒にやっと死ぬことができる。どういう風に満島に殺してもらえるのか楽しみ」と期待を寄せる。これを受けて満島は「最近森山さんの顔が変わったなって思うんですよ。最初に出会った頃と違うんですね。久しぶりに会ったら素敵な男性になられていて。舞台は大先輩なので頼っていきたい。最終的には白猫になってこうできる感じになれればいいな」と抱きかかえるゼスチャーを交えつつ抱負を語った。既にワークショップを行っているアブシャロム・ポラックは「とても大きなチャレンジになると思っています。インバルと私は科学者がとても難しい実験を試みるような立場にあると思います。作品を創るレシピはまだ決まっていませんが、素晴らしい俳優とダンサー、ミュージシャンたちと一緒に創った作品をご覧いただいて、(観客を)あっと驚かせたい」とコメント。インバル・ピントは「原作を初めて読んだ時、感銘を受けました。この絵本の中には人生の中で非常に重要なメッセージが書いてあります。愛が何よりも大切であり、愛にたどり着くことが大切であると。直感を大事にして創っていきたい」と語った。公演は2013年1月8日(火)から27日(日)まで東京芸術劇場・プレイハウスにて上演。その後、大阪、北九州、広島で巡演する。チケットは9月1日(土)より一般発売開始。
2012年08月15日刊行から35年経ついまも、多くの人に愛されている佐野洋子の絵本『100万回生きたねこ』。この作品が来春、ミュージカルとして上演される。脚本は新進気鋭の劇作家、中屋敷法仁、戌井昭人、糸井幸之介の3人が手がけ、野田秀樹の監修により1本の戯曲にまとめる。演出は革新的なコンテンポラリーダンスを生み出すイスラエルの振付家、インバル・ピントとアヴシャロム・ポラック。この斬新な組み合わせによるステージで主人公のトラ猫を演じる森山未來、そしてトラ猫が初めて愛する白猫を演じる満島ひかりのふたりに話を訊いた。「インバルとアブシャロムが関わるという時点で、一般的に想像するようないわゆるミュージカルとは全く異なった作品になると思います」と語る森山。初めてミュージカルに挑戦する満島に対しては「彼女自身が面白いから、それだけで舞台は成立するはず」と信頼を置く。元々この絵本が好きだったという満島は「新しいことがたくさんあるからどこまでできるのか不安もあるけれど、未來くんとは、心で通いあうよりも先に身体で芝居をやりあえる関係だと思っているので、ワクワクします」と笑顔をみせる。森山と満島は2009年の舞台『ネジと紙幣』をはじめとして、ドラマや映画で度々共演している。「舞台の稽古のとき、不安でいっぱいだった私に『満島、まだみんなに信頼されてねえなあ、まあがんばれよ』ってからかうように声をかけてくれて、何かがふっきれて楽になりました」と満島が語れば、森山も「映画の撮影の合間にお互い『あのときのあの演技はあまりよくなかった』と言い合って、翌日言いすぎたなとお互い反省したり」と当時を振り返って楽しげに話す。森山にどのような舞台にしていきたいかと問うと「この作品は声がこの高さまで出ればいいとか、身体がこれだけ動いたらいいというものではなく、もっと感覚に正直にその場で表現していけるかが大事になると思う。その部分に関しては満島さんの方が先輩です」と話す。ミュージカルというジャンルにひきずられることなく、まっすぐなスタンスでこの作品に対峙しようとしているようだ。対して満島は「森山さんは、いわば身体の先輩ですからね(笑)。私が頼りきったままで終わるかもしれないけれど、実は『あんなところを引き出してやろう』とたくらんでいる部分もあるんです。すてきな白猫になって、トラ猫を深く愛せたらと思います」。ふたりの掛け合いを見ているだけで新たな関係性が生まれそうな予感だが、それを伝えると「気付いたらハブとマングースみたいになっているかもしれない」と森山が笑った。公演は2013年1月8日(火)から27日(日)まで東京芸術劇場・プレイハウスにて上演。その後、大阪、北九州、広島で巡演する。取材・文:釣木文恵
2012年07月10日明星食品は6月4日、「支那そばや」店主の佐野実氏とコラボレートしたカップラーメン「明星 究麺外伝 佐野実 限定香味塩らぁ麺」を発売する。内容量103g(うち、麺80g)で246円(税抜)。「明星 究麺」は、独自のスーパーノンフライ製法による多様な食感を再現する技術をもとに本格品質を追求し、様々な麺メニューをカップ麺で再現、提案しているシリーズ。今回の新商品は、ラーメン界の中でも麺の旨さにこだわりを持つ佐野実氏が特別監修。佐野氏厳選の素材「クロレラエキス」を配合したノンフライ麺、豚脂と香味野菜の香ばしい風味が広がる「佐野実氏特製香味油」を使用したスープ、チャーシュー、メンマ、ネギ、スイートチリといったかやくなど、細部まで佐野氏のこだわりが凝縮された一品になっているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日