女優のエマ・ワトソンは、昔は自身のしっかり眉が大嫌いだったそうだ。先日ロンドンのエマニュエル・センター行われた満員御礼のイベントに出席したエマは、以前は自身の眉を嫌っていたが、今は母の助けもあり大好きになったと明かした。「この太眉が本当に大嫌いだったの。9歳のとき眉を抜いて細い眉にしたくてたまらなかったわ。でも、こういうことは受け入れることになるものよ。母がこの眉が私の顔に特徴を出してくれるものになるから、恥じることはないって熱心に言ってくれたのよ」さらに、『ハリー・ポッター』シリーズに10歳の時から出演していたエマは、注目を浴びるのが居心地が悪かったために、回りの人に自分がつまらない人間だと思わせて自分のプライベートな部分を守りたかったのだという。「自分がかなりつまらない人間だとみんなに思わせることにほとんどの時間を費やしてきたわ。プライバシーと自分のことを見つめる時間が必要だったからね」「昔は感覚を失ったり、自分の殻に閉じこもろうとしなければならなかったわ。例えばレッドカーペットに登場するときとか、それをただこなすためにね」と語った。(C)BANG Media International
2016年02月27日エマ・ワトソンが現在、女優業を休んでいることを明かした。エマは「PAPER」誌上で「2つのことに集中するために、1年間演じることから距離を置いているの。その1つは自分自身の成長のため」と答えた。もう1つは女性の権利を訴えるキャンペーン「He For She」の活動のためだという。エマはほかのメンバーと一緒に各大学をめぐるアート・ツアーや公式ウェブサイトのローンチに携わっている。「PAPER」誌でフェミニストのベル・フックスと対談したエマは、フェミニズムをテーマにした読書クラブ「Our Shared Shelf」も始めていて、毎日膨大な読書と研究をしているという。1年かけてジェンダー研究することも考えたが、地に足をつけて人々と直接話して読書をするだけでも多くを学んでいることに気づき、そのまま続けていこうと考えたそうだ。エマは2017年に公開を予定されている「美女と野獣」の映画化作『Beauty and the Beast』(原題)、今年公開予定のトム・ハンクスとの共演作『The Circle』(原題)の撮影を昨年終えている。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月22日劇団☆新感線によるライブイベント「新感線MMF」が10月29日(木)・30日(金)に東京・チームスマイル・豊洲PIT(ピット)で行われる。【チケット情報はこちら】同公演は、劇団☆新感線の35周年を記念して開催。これまでの新感線作品の中から選りすぐったオリジナル楽曲を生バンド演奏とボーカルで披露。さらに当時の舞台映像がビッグスクリーンで上映される。出演は、古田新太、高田聖子、橋本じゅんなど劇団☆新感線の劇団員のほか、ゲストとして高橋由美子、森奈みはる、冠徹弥、教祖イコマノリユキが出演。また、“お久しぶり出演”として、羽野晶紀、橋本さとしが登場する。チケットの一般発売は10月8日(木)午前10時より開始。■「新感線MMF」日時:10月29日(木)開場17:30 / 開演18:00(ロビーOPEN 17:00)10月30日(金)開場17:30 / 開演18:00(ロビーOPEN 17:00)会場: チームスマイル・豊洲PIT(ピット)(東京都)出演:古田新太 / 高田聖子 / 橋本じゅん / 粟根まこと / 右近健一 / 河野まさと / 逆木圭一郎 / インディ高橋 / 山本カナコ / 礒野慎吾 / 吉田メタル / 中谷さとみ / 保坂エマ / 橋本さとし / 羽野晶紀 / 高橋由美子 / 森奈みはる / 冠徹弥 / 教祖イコマノリユキ[演奏]岡崎司(g) / 高井寿(g) / 松崎雄一(key) / 松田信男(key) / 大桃俊樹(b) / 松田翔(ds)料金:全席指定 8000円 ※ドリンク代別途必要
2015年10月07日エマ・ワトソンが誘拐の標的にされていたことが発覚した。新作を撮影中のロンドン郊外のスタジオの従業員2人が計画していたという。エマは現在、ロンドン郊外のシェパートン・スタジオで新作『Beauty and the Beast』(原題)を撮影中だが、スタジオで働く男2人が、夜間撮影終了後に乗ったタクシー内で計画を練っているのを運転手が耳にした。「The Sun」紙によると、男たちは運転手に分からないように外国語で会話していたが、実は運転手は彼らの会話をすべて理解していたという。男たちは東ヨーロッパ出身の清掃員と思われる。運転手が上司に報告、上司がシェパートン・スタジオに通報し、翌日からエマのトレイラー前には警備員が配備されている。エマは、アメリカのブラウン大学に在学中にも脅迫文を何度も送られ、フルタイムで警備が付いていた。『ノア 約束の舟』撮影中に、ストーカー化したファンがセットに押し入るという事件に巻き込まれたことがある。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月21日エマ・ワトソンとトム・ハンクスが、『The Circle』で共演することになった。ハンクスはプロデューサーも兼任する。原作は、デイブ・エガーズによるスリラー小説。ワトソンが演じるのは、個人情報やソーシャルメディア、銀行口座などをすべてひとつに集めたインターネットのオペレーションシステムを管理する会社に勤務する女性。ハンクスは、彼女が出会うミステリアスな年上の男性を演じる。監督は『The Spectacular Now』のジェームズ・ポンソールド。撮影はこの秋、カリフォルニアで始まる。ワトソンは現在『美女と野獣』、ハンクスはロン・ハワード監督の『インフェルノ』を撮影中。『インフェルノ』はダン・ブラウンが書いたロバート・ラングドンシリーズの最新作。共演はフェリシティ・ジョーンズ。文:猿渡由紀
2015年06月26日一時破局をうわさされたエマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドだが、無事に元のさやに収まったようだ。アンドリューは主演を務めるマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の撮影で長期間台湾に滞在し、役にのめり込み過ぎた結果、エマとの関係に亀裂が入ったと言われていた。だが、5月に無事撮影が終わり、アメリカに戻ってからは再びエマとのツーショットが目撃されるようになった。最近は毎週のようにサーフィンをしているアンドリュー。先週末もカリフォルニア州マリブで、早朝からひとりでサーフィンを楽しんでいたが、そのほかの日は大体いつもエマと一緒。スーパーマーケットで食材を調達したり、ヴェニス・ビーチのカフェでランチをしたり、ジムやレストラン、ライブに出かけるなど、久々のオフの時間を2人で過ごしている。『アメイジング・スパイダーマン』で恋人同士を演じたのをきっかけに、実生活でもカップルになった2人。交際は3年を過ぎたが、忙しいスケジュールによるすれ違いも乗り越えることができたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月03日エマ・ストーンが、破局をうわさされるアンドリュー・ガーフィールドとの仲がまだ続いてるのではないかと匂わせる行動をとった。エマとアンドリューは今年1月以来、一緒にいるところを目撃されていない。アンドリューがマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の役作りにのめり込みすぎたことや、彼が撮影地・台湾に滞在していることから遠距離も一因となって破局したのではないかと言われていた。だが、エマは29日(現地時間)にロサンゼルスで「アンドリュー・ガーフィールド(ANDREW GARFIELD)」と手書きで記された茶色の紙袋を持って歩いているのを目撃された。ほかにも紙袋やタンブラーなど沢山の荷物を手にしたエマは、紙袋にアンドリューの名前が書かれた面を隠すこともなく歩いていた。このことから、2人は完全に破局したのではなく、破局説が流れた当初に関係者が語ったように、冷却期間を置いていることを暗示しているのではないかと言われている。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月01日エマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドがついに破局してしまったようだ。『アメイジング・スパイダーマン』での共演をきっかけに2011年から交際が始まった2人だが、今年1月以来、一緒にいるのを目撃されていない。アンドリューがマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の撮影のために台湾に滞在中なのも理由の1つだが、エマが『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で第87回アカデミー賞助演女優賞候補になったのに、授賞式にアンドリューが現れなかったことから、破局のうわさが流れ始めた。『Silence』(原題)で17世紀の日本にやって来た宣教師を演じるアンドリューは撮影前に40ポンド(約18キロ)減量、ここ数か月は役にのめり込む日々だったという。撮影が始まり、遠距離状態になってからは、破局ではなく冷却期間を置くことにしたのでは、と言われていた。だが、「Us Weekly」誌最新号で関係者は、冷却期間ではなく破局だと話している。エマはアンドリューと暮らしていたニューヨークからロサンゼルスに戻り、新しい生活を始めたという。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月23日エマ・ワトソンが国際女性の日にあたる3月8日(現地時間)、Facebook上で男女平等についてライブでQ&Aを行なった。国連が男女平等や女性支援を推進する「国連ウィメン(UN Women)」の親善大使を務めるエマは、ロンドンでキャンペーン「HeForShe」のイベントの1つであるトーク・セッションに参加した。「(男女が)互いにサポートし合わなければ、高く飛躍することなんてできない」と言うエマは「男性が女性を助けるという意味ではありません。それは誤解。男性と女性、どちらにとっても平等であるべきなのです」と訴えた。「あなたにはこれができる、できない、とか、そんなことは成し遂げられない、などと言わせてはいけません。それは間違い。ひどい間違いです。自分のなりたいものになって、彼らが間違っていることを証明してください」と女性を勇気づける発言をする一方、男性についても男女不平等に苦しめられているとして、こんな例を挙げてみせた。「私は、男性は泣いてはいけない、感情を露わにしてはいけない、自分の気持ちを語ってはいけないという考え方には困惑します。情熱的になったり、感情的になったりすることは男性を女々しくしたりしません。人間らしくするのです」。フェミニストという言葉については、「男性は、これは女性のためだけの言葉だと考えているけれど、これは平等を意味するものです。あなたが平等を支持するなら、あなたはフェミニスト」と語った。昨年、トルコの副首相の「女性は公衆の場では笑うべきではない」という発言に対して、抗議の意を込めて街角で大きく口を開けて笑うセルフィーをTwitterに投稿するなど、女性の権利や地位向上を訴える活動に熱心なエマ。今回のセッションでも熱弁をふるった。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月10日『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で愛される女優エマ・ワトソンが、ディズニーの新作実写映画『美女と野獣』でヒロインのベル役に抜擢された。米ウォルト・ディズニーが1月26日(現地時間)に正式発表したもので、「Us WEEKLY」などを始め海外メディア各社が大きく報じている。『美女と野獣』は元々は、フランス発の小説だ。昔ながらの映画ファンならば、フランスの詩人であり映画監督として活躍したジャン・コクトーの実写化作品(’46)を思い浮かべる人も多いだろうが、一般的に日本でその物語が知られ始めたのは、やはり1991年にディズニーが手がけたアニメーション映画だろう。さらに昨年には、フランスの新星女優レア・セドゥを主演に迎えての実写映画も公開され、日本でもスマッシュヒットを飛ばしていた。今回の大抜擢にエマは自身のFacebookで「私がディズニーの新しい実写映画『美女と野獣』でベルを演じることを…やっとみんなに伝えられるわ!あの作品は子どもの頃から私の中で大きな部分を占めていて、『Be Our Guest』でダンスしたり、『Something There』を歌ったりできるなんて、もう夢のよう。こんなことが現実におこるなんて…6歳の頃の私が、天にも昇る気分なのーー心臓が破裂しちゃうわ。すでにいくつかの歌のレッスンを初めているところなのよ」と大興奮の様子でコメントをアップしている。本作の監督は『シカゴ』『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務め、撮影は今年の後半から開始される予定だという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月27日ディズニーが製作する『美女と野獣』に、エマ・ワトソンが主演することになった。監督は、『ドリームガールズ』のビル・コンドン。ワトソンは、自らのfacebookページで、「やっと公表できることになりました。子供の頃に大好きだった歌を歌ったり、それに合わせて踊ったりできるなんて、信じられない気持ちです。さっそく歌のレッスンを始めなければ。みなさんに観てもらえるのを楽しみにしています」と喜びを語っている。『美女と野獣』のライブアクション映画は、ギレルモ・デル・トロ監督とワーナー・ブラザースも計画しており、ワトソンはもともとそちらに主演するはずだった。だが、そちらの企画は暗礁に乗り上げ、デル・トロ監督も了解の上で、ディズニーがワトソンに主演をオファーしたようだ。ワトソンの次回作は、この夏北米公開予定のスリラー『Regression(原題)』。文:猿渡由紀
2015年01月27日エマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドが今夏ローマで挙式を計画しているようだ。エマとアンドリューは『アメイジング・スパイダーマン』での共演をきっかけに2011年から交際が始まった。人気も実力もトップクラスの若いスター・カップルにはめずらしく、破局説もほとんど出たことのない2人は昨年5月に婚約のうわさも流れた。イギリスの「OK」誌上では関係者が、アンドリューは市役所での人前結婚式で十分と考えているが、エマはもう少しドラマティックで記憶に残るウエディングを望んでいると話している。エマはすでにドレスについてもアイディアを温めていて、そのドレスを着て、家族や友人たち25人を招いて挙式したいと考えているそうだ。2月22日(現地時間)発表になる第87回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされているエマ。アンドリューはリーアム・ニーソン、浅野忠信らと共演するマーティン・スコセッシ監督の『Silence』(原題)の撮影が控えている。今年も多忙な2人だが、その合間を縫ってのゴールインが実現するかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月19日エマ・ワトソンとダニエル・ブリュール(『ラッシュ/プライドと友情』)が、新作映画『Colonia Dignidad(原題)』で共演することになった。実話にインスピレーションを得たスリラーで、ふたりは若いカップルを演じる。映画は、チリのクーデターに巻き込まれ、拉致されてしまったダニエル(ブリュール)を、レナ(ワトソン)が探し出そうと必死になる。しかし、彼が連れて行かれたのは近づけない場所で、潜入するためにレナは、一度入ったら抜け出せないとされるカルト集団、ザ・コロニアに入ることを決める、というストーリー。監督はフローリアン・ギャレンバーガー。撮影は今年後半にルクセンブルグ、ミュンヘン、ベルリン、南アフリカで行われる予定。ワトソンの次回作は、来年の夏に北米公開予定の『Regression(原題)』で、イーサン・ホークと共演する。ブリュールの最新作は、『誰よりも狙われた男』(日本公開10月17日)。文:猿渡由紀
2014年09月30日エマ・ワトソンも着用したと話題のインポートジュエリーセレクトショップ「ケシェル シャローム(Kesher Shalom)」に、表参道店とネットショップにフランス、パリのデザイナーによる新ブランド「アーチバルド(archibald)」が登場インポートジュエリーのセレクトショップ「ケシェル シャローム(Kesher Shalom)」。表参道本店、オンラインショップでは8月1日よりフランス パリのデザイナーによる新ブランド「アーチバルド(archibald)」を販売。シンプルで繊細ながらも独創性あふれるデザインが特徴。女性の穏やかな美しさを最大限に引き出す。フランス人の女性デザイナーEleonore Lindrothは子供の頃からジュエリーが大好きで、自ら手作りするほど。情熱のもとに、2011年に勤めていたテレビ局を退社し「アーチバルド(archibald)」を立ち上げたという。パリのモンマルトルの工房でひとつひとつ丁寧に作られたジュエリーは、 デザイン・クオリティー共にこだわりの強いパリジェンヌからも大人気。日本では「フィガロ(FIGARO)」、パリでは「エル(ELLE)」にも取り上げられ、エマ・ワトソンも着用するなど今後大注目のブランド。細やかに作りこまれたリーフモチーフが目を引くネックレス。チェーンとのバランスが絶妙で、モチーフの存在感がありながらも繊細で女性らしいやわらかな印象。パールが全体に上品な輝きをプラス。【素材:真鍮+K24コーティングマザーオブパール】細かな細工のリーフモチーフが仕立てられたブレスレット。華奢なデザインは、身に付けると手元をさりげなく輝かせ、美しく、清廉な印象に。【素材:真鍮+K24コーティング】マザーオブパールの優しい輝きを感じられる、シンプルながらありそうでないデザイン。女性の純粋な美しさや穏やかさを引きだしてくれるリング。【素材:真鍮+K24コーティング】【ブランド概要】ブランド名:ケシェルシャローム(Kesher Shalom)■表参道本店場所:東京都港区南青山3-8-39西野ビル1F営業時間 :11:00~20:00定休日:不定休電話番号:03-5775-3264■オンラインショップURL:元の記事を読む
2014年08月13日公開中の映画『ノア 約束の舟』にエマ・ワトソンが出演している。彼女が演じた女性イラは映画の題材になった聖書には登場しないが、ワトソンは演じる上で「迷いはなかった」と振り返る。その他の写真本作は、堕落した人間を滅ぼすために地上からすべての生きものを消し去ることを決めた神の声を聞いたノアが主人公で、彼はすべてを飲み込む大洪水に備えて巨大な箱舟を作ろうとする。ワトソンが演じるイラは聖書には登場しない映画オリジナルのキャラクターだ。「彼女がどういう女性なのか、私にはまったく迷いはありませんでした。すぐに彼女を理解できました。いろいろな意味でイラはシンボルであり比喩なんです。この世には他人の長所が見える人と見えない人とがいます。イラはどんなときも希望を見出すし、他人や人間の良いところが見える人です。それがこのストーリーの重要な部分になっています。人間というものは本来邪悪なものなのか、あるいは欲深くならないことはできるのか、本当はもっと利他的なのだろうか、という問いかけの中で彼女が大きな部分を占めているんです」。イラはノアの養女として穏やかに成長するが、やがて“ある出来事”を巡ってノアと対峙する。ラッセル・クロウとワトソンの緊張感あふれるやりとりは本作でも大きな見どころのひとつだ。「ラッセルは、自分が完全に理解し信じているセリフ以外は口にしません。納得がいかないことを、それでよし、としてしまう人ではないんです。彼はとても細かいところまでこだわります。本気で取り組んでいるんです。適当に済ませてしまうなんてことはありません。とても尊敬すべき演技への取り組み方です。でもその一方で、ものすごく優しい面もあります。最初、私は彼に会うことにかなり気後れしていましたが、実際に会ったら、とても思いやりのある人でした」。撮影では聖書に記載されたサイズ通りに巨大な箱舟が建てられたが、特殊効果が追加され、編集されて完成した作品に彼女は「本当に驚いた」という。「どう説明していいのかわからないけれど、とにかく今まで見たこともない映画だとしか言いようがありません。前例のない作品なんです。“なぜ今、ノアなのか?”というと、物事には波があるからでしょう。どういう理由にしろ、今、人々が語りたい、あるいは聞きたい、と思っているのがこういう物語なんです。将来、映画史の研究家が今の時期を振り返ったら、私たちの文化がなぜこうした古い物語を求めたのか、子どもの頃に初めて聞いた物語にまた戻らなければいけなかったのか、という理由がきっとわかるんじゃないでしょうか」。『ノア 約束の舟』公開中
2014年06月18日『ハリー・ポッター』のハーマイオニー・グレンジャー役で知られる女優のエマ・ワトソンがこのほど、ラッセル・クロウ演じる主人公ノアの養女役で出演した『ノア 約束の舟』(6月13日公開)への思いや自身の役柄について語り、本作のラブシーン映像も公開された。ダーレン・アロノフスキー監督が「『ハリー・ポッター』での少女のイメージではなく、一人の女性として見せたかった」と話しているように、本作で大人の女性の一面を見せているエマ・ワトソン。自身の役柄について「ノアの一家が、廃墟となった難民収容所を通りかかった際に見つけた少女がイラです。戦争の被害者でひどいけがを負っていて、背負ってゆかねばならないのにも関わらず、ノアは彼女を助けることにします」と説明し、「ノアとイラの間には強い絆があり、お互いに相手のことを心から大切にしていることが伝わってきます」と加えた。また、本作の撮影は「今までの中でダントツの大変さでした」と告白。「テーマとしても、例えば、もうすぐ世界は終わると今聞かされたらどんな気持ちになるか、というようなものでしたし。どうしたらそれをちゃんと演じられるだろうという感じでした」と難しさを語った。続けて、「どんな演技をしても、スケールが足りないんじゃないかという感じでした」と振り返り、「『この演技はオーバーなんじゃないかな』と思うことがありましたが、あれだけのスケールに支えられていると、やり過ぎるということはないんです。とにかく全力でいちかばちかやってみるしかないんです」と全力で挑んだという。そして、「予告編が公開されないうちから、この作品に関しては論議が起きていました。というのも、分類するのがとても難しい映画だからです。ただの聖書を題材とした作品ではないし、ただのアクション映画でもない。一つのカテゴリーにきっちりおさまる作品ではないんです」ということにも触れ、「でもそこがエキサイティングなんです。すべてを包括しているから」と魅力を語った。さらに、「聖書を題材とした作品が作られたのは50年ぶりなので、ノアの物語を熟知し愛している、さまざまな宗教の人たちが『やっと誰かが作ってくれた。私たちの信仰に関わりのある物語を映画館で楽しむことができる』と思ってくれるはずです」と期待。「学校を卒業したばかりの若い人たちにも見てほしい。ジェームズ・キャメロンの『アバター』に心から共感し支持した若い人たちは、この作品を理解してくれるはずです」と若い世代にも呼びかけた。
2014年06月09日ソフィア・コッポラ監督がエマ・ワトソンら新進の若手俳優たちを起用し、ハリウッドセレブの邸宅で盗みを繰り返していた実在のティーン窃盗団を描いた『ブリングリング』。本作のエマ…これまで見せてきたキャラとは180度違う、“グレ”っぷりが話題を呼んでいる。無軌道なティーンがパリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハンなどハリウッドセレブ宅に窃盗を繰り返し、被害総額は3億円にのぼったという事件をベースにした本作。エマが演じる窃盗団メンバーのひとりニッキーは、家では良い子なフリをするも、一歩外に出ればタバコを吸ったり、盗んだ服やアクセサリーで着飾ってクラブに入り浸る生活を送る、グレてしまった女の子。ご覧のように、忍び込んだハリウッドセレブ宅で拳銃を見つけ、それを手にして仲間に挑戦的な視線を投げかけるシーンもあるようだ。世界中で大ヒットとなった『ハリー・ポッター』シリーズで、優等生ハーマイオニー役を演じ、すっかりその役柄イメージが定着していたエマ。同シリーズ卒業以来、そのイメージを払拭すべく次々に新しい役柄にチャレンジしており、出演映画が立て続けに公開を迎える今年は“エマ・イヤー”ともいえそうだ。先週末公開された『ウォールフラワー』では奔放で恋多き人気者の女の子・サムを演じ、そして12月14日(土)公開の本作『ブリングリング』では、欲望の赴くままに盗みを働く、セクシーで!ビッチな!モデル志望の女の子を好演しており、新たな一面を見せている。エマ自身、本作では「“エマ”としては絶対やらないようなことをする」と明かしており、「キャラクターを通して、いつもとは正反対の自分を探索するのは楽しかった。いろんなクレージーなことを、公然とやれたから(笑)」と語るように、この役を演じることで自分を自ら解放することもできたようだ。また「イギリス英語だし、役のキャラクターとかけ離れているから、最初は彼女がニッキーを演じるのを想像しにくかった」というソフィア・コッポラ監督は明かす。「でもオーディションを受けてもらったら、キャラクターの片鱗が見えたの。それっぽく演じたり、デフォルメするのは簡単だったと思うけど、彼女は役に真剣に向き合ってリアリティを出してくれた」と大絶賛。「エマが全身で役にぶつかって変容するのを見るのは感動的だったわ」と、彼女の挑戦にベタ惚れの様子だった。先日発表された、英「エンパイア」誌が選ぶ“最もセクシーな女優部門”で、スカーレット・ヨハンソンやジェニファー・ローレンスなど名だたる女優を抑え、見事1位に輝いたエマ。女優として急成長を遂げ、年々美しさと輝きを増す彼女のさらなる活躍に注目だ。『ブリングリング』は12月14日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
2013年11月28日ヴェネチア国際映画祭金獅子賞やアカデミー賞脚本賞始め、数多くの賞に輝いたソフィア・コッポラ監督がエマ・ワトソンを主演に実在した10代の窃盗団の顛末を描いた最新作『ブリングリング』。シネマカフェでは女の子ばかりのティーン窃盗団の中で唯一の男の子マークを演じるイズラエル・ブルサールに注目した。本作は実際にあった事件を基に被害総額3億円、ハリウッド・セレブの豪邸を襲ったティーン窃盗団「ブリング・リング」を追ったセンセーショナルな物語で、5人のティーン窃盗団を演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンに、ケイティ・チャン、クレア・ジュリアン、タイッサ・ファーミガとフレッシュでキュートな女子ばかり。女子の中でひとり頑張るイズラエル・ブルサールは、1994年生まれの19歳。ロブ・ライナー監督作『FLIPPED』(原題/’10)や、スティーヴン・ヘレク監督作『THE CHAPERON』(原題/’11)に端役で出演しているが、日本公開される出演作品は、実は今回が初めて。彼が演じるマークは学校に馴染めない転校生で、レベッカ(ケイティ・チャン)に出会うことにより、日常生活が劇的に変化していく。コッポラ監督はマークという役柄について、「私は、人々がアイデンティティを追求していく姿にいつも魅かれます。本作ではほとんどのキャラクターがあまり同情できない人物なので、ストーリーに入り込んでいく方法を探さなければなりませんでした。唯一、この中で最も共感できたのはマークでした」と、彼が本作を描くにあたって重要なキャラクターだったことを明かした。そして、イズラエルは「マークとは自己嫌悪に悩むところに共通点があると思う。ミシシッピで育った僕は子どもの頃みんなに好かれてなくて、自分もクラスが嫌いで学校に行きたくなかった」と、自身をふり返って切り出す。「映画の最初のマークは、すごい孤独でどうしようもないやつに見えると思う。それからレベッカと知り合って友達になるんだけど、マークはどんどんレベッカに惹かれていくんだ。そして何もかもダメになったとき、レベッカを頼って裏切られる。その体験からマークは成長していく。ソフィア(監督)は、マークを物語のハートの部分にしたかったんだと思うんだ。彼にはどこか憎みきれない部分があるからね。そのへんをうまく表現できていたらいいと思ったんだ」と語った。また、「観ていると、マークがゲイだと分かると思うんだけど」と言うイズラエル。「そのことについてソフィアと話し合ったんだ。ストーリーの中でマーク自身が、ゲイだってカミングアウトするシーンはなし、それは本作で重要な部分じゃない。ストーリーの本質とずれてしまうからね。だから、マークを自然に演じるようにしたんだ」と話してくれた。「主役はリアルなティーンであることが重要だったの」とフレッシュなキャスティングにこだわったソフィア・コッポラ監督。本作と共に新星イケメン俳優イズラエルの今後の活躍も期待したい。『ブリングリング』は12月14日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
2013年11月13日『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマンが主演を務める青春映画『ウォールフラワー』にエマ・ワトソンが出演している。『ハリー・ポッター』シリーズで圧倒的な人気を得た彼女は現在、女優として着実にキャリアを積んでおり、脚本を読んだ直後に本作への出演を希望したという。その他の画像『ウォールフラワー』は、1999年に発刊され、アメリカで大ベストセラーになった同名小説を作者のスティーブン・チョボスキーが自ら映画化したもの。高校入学初日から友達も作ることができずにパーティでも“壁の花(ウォールフラワー)”として過ごしていた16歳の少年チャーリー(ラーマン)が、パトリック(エズラ・ミラー)とサムという上級生と出会ったことを機に、友情や恋、挫折を知っていく過程を繊細なタッチで描いている。本作でワトソンが演じたのは、主人公が学内で出会ったパトリックの義理の妹サムだ。彼女は「脚本を読み終えた時、泣いていたわ。それが私の1回目の反応だった。全部を一気に読み上げたの。2時間身動きもせずに、どんどん読み進んだわ。とても気に入ったの。『これはいったい誰の脚本?』と思ったわ。それからエージェントに電話して、どれほど気に入ったかを伝えたの」と振り返る。サムは活発で、学園生活を満喫しているが、心のどこかで抑圧感を感じている不思議なキャラクターだ。そこでワトソンは、物語の生みの親でもあるチョボスキー監督と綿密に話し合い、役をつくっていったという。「自分が入り込む映画の世界観をこれほどまでに知っていて、シーンに行き詰った時にいろいろな話をしてくれる人がいる。彼がすべての情報源だった。私は本当に甘やかされたわ」と語る。もちろん、サムは特殊なキャラクターではなく「十代を経験してさえいれば共感できる」人物だという。「私の父も気に入ってくれた。多くの真面目な批評家たちが『この映画と心がつながった』とか『泣けてきた』とか言わずにいられない作品だったの。この物語には、時代や場所や年齢を超えた、どこか並外れたところがあるの」。ちなみにワトソンにとって本作はキャリアの中でも大きな位置を占めるようで「エズラ、ローガンたちと会った瞬間に、これまでで最高の夏になると感じた。この映画で私は生涯、友達でいられる人たちに出会えたの」とコメントしている。『ウォールフラワー』11月 TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
2013年10月31日ジュリア・ロバーツの姪で、エリック・ロバーツの娘である若手清純派女優エマ・ロバーツが7月7日(現地時間)、カナダ・モントリオールで恋人の俳優エヴァン・ピーターズに暴力をふるったとして、警察に逮捕されていたことが明らかになった。米エンタメ情報サイト「TMZ」が報じたもので、22歳のエマはこの日、26歳のエヴァンとホテルの部屋で口論していたようだ。これに気づいた人が通報し、警察官が駆けつけたところ、エヴァンが鼻から血を流し、噛み付かれたような跡もついていたため、その場にいたエマが逮捕されたという。エヴァンはエマを告訴する気はないとし、その後エマは釈放されている。しかし関係者が同サイトに語った内容によれば、エマに全ての責任があるわけでもないようだ。「エマはエヴァンを噛んだりしていませんし、ケンカは彼女だけに責任があるわけではありません。エマとエヴァンは2人ともお互いを叩いたりしていました。エマだけが逮捕されたのは、エヴァンが傷を受けていたのが明らかだったからです」。2人はその後和解し、現在は今秋放送のTVドラマ「American Horror Story」(原題)第3シーズンの共演も仲良くこなしているという。わずか10歳で子役デビューを果たし、『バレンタインデー』(’10)や『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』(’11)など数々の映画に出演、若手女優として着実に人気と実力をつけてきたエマ。最近ではシンプルかつキュートな服装から、ファッション雑誌にも“おしゃれセレブ”の常連として登場するようになっている。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年07月18日「検索すると危険な有名人」第1位に輝いた経歴を持つエマ・ワトソン。エマ・ワトソンを検索する人があまりにも多いため、その検索数を利用した犯罪が多発。彼女の名前を検索することでPCウイルス等に感染してしまった例も。「ハリーポッター」のハーマイオニー役を演じ始めて十数年、ドル箱女優に成長したエマ・ワトソンの魅力とは?■1.大胆なジョークを言えるレッドカーペットでファンに支持されるコーディネート」について聞かれて、「わかんない。脱いだら支持が上がるんじゃないの?」と答える彼女。ハーマイオニーを演じていた「まじめな女の子」という設定からは想像もできない、ユーモアにあふれた返答ですね。「こんなこと言ったらビッチにみられるかも」とお堅いキャラを演じているだけでは、他の女性と差別化できずに埋もれてしまいます。大胆なジョークもたまには臆せず口にして、気になる彼をドキっとさせましょう。■2.いつでもプロ意識を忘れない自由奔放に見えるエマ・ワトソンですが、「翌日に10時間の撮影があるのに酔っ払ってる場合ではないわ」と仕事に対してまじめな姿勢をみせる一面もあります。じぶんが誇りにおもって取り組んでいることには、いつも誠実でストイックな表情をみせれば、それが自然と魅力につながります。「まじめ」と「テキトーさ」をうまく使い分けられる女性を目指しましょう。■3.向上心向上心が強く、仕事は完璧にこなす彼女。「私の両親は仕事に関して頑なな倫理観を持っていて、自分のやっていることに愛と敬意、そしてプライドを持つことが大事だと教わった。私は常にベターな状況を目指したい。」そんな彼女は現場の監督からの信頼も厚いそう。やる気のある女性と一緒にいると、単純な男性は自分もやる気になります。自分を上げてくれる女と一緒にいる方が得なのは当たり前。向上心を持てば自然と魅力がUPします。■4.弱みも見せる完璧主義でパーフェクトな女性かと思いきや、自らの恋愛の失敗談なども惜しげもなく披露する彼女。「ありきたりな言い方だけど、自分自身を好きにならない限りは、自分にぴったりの相手を好きになれないこともわかったわ。悲しいけど、それって経験でしか学べない。誰かにいくら教えられても、実際に外に出て失敗するしかないのね」とメディアに語ったことも。強い部分しか見せないと近寄りがたい女になってしまいます。「今日仕事で失敗しちゃった」「好きな人が振り向いてくれなかった経験があるの」など、たまには弱みも見せてギャップを演出してみましょう。■5.程よく高嶺の花ハリウッドの有名女優である彼女、「お金があり過ぎてどうしたらいいのかわからない!」なんてメディアに語ることも。彼女の金銭感覚は極めて一般的で、私服は等身大、今までにした一番高い買い物はプリウスとラップトップなど、セレブにしては常識的な金銭感覚を持ち合わせているところが魅力のひとつ。ブランド好きや、食事は高級なものじゃなきゃダメ、などといった金銭感覚がずれている女性は付き合いづらいと思われてしまいます。一般的な金銭感覚は大切にしましょう。■おわりにデビューしてから12年。大人の色気も出て、ますます魅力的な女性に磨きがかかったエマ・ワトソン。今後の活躍が楽しみですね。(YUKI./ハウコレ)
2013年07月10日エマ・ワトソンがアメリカへの入国時、手続きにあたった係官に子供だと間違われた経験をTwitterで明かした。エマの昨年12月22日(現地時間)のつぶやきによると、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で入国手続きの際、こんなやり取りがあったようだ。「入国審査官:単独小児旅客?私:はい?入国審査官:保護者はどこにいるの?私:私は22歳です!!」。このつぶやきには「二度とバックパックは持ちません(#neverwearingbackpackagain)」というハッシュタグが付けられ、エマはさらに「ほんとに悲しいのは、これが初めてじゃないってこと」とつぶやいている。関係者はイギリスの「The People」紙に、「エマは傷つきました。彼らが自分のことを知らなかったばかりか、子供だと思われたんですから。とても恥ずかしかったようですが、何とか笑い話にしたんです」と語った。2009年にアメリカのブラウン大学に入学したエマは、2011年秋にイギリスのオックスフォード大学に転校したが、現在はブラウン大学に復学している。© Tristan Gregory/Camera Press/AFLO(text:cinemacafe.net)
2013年01月08日劇団四季を振り出しに、数々のミュージカルへの主演歴を持つ実力派の保坂知寿と、「テニスの王子様」を足がかりに、こちらもミュージカルで頭角を表してきたニュースター、中河内雅貴。そのふたりが、ミュージカルではなく、硬派なストレート・プレイで、愛し合う男女の役に挑む。tpt「地獄のオルフェウス」。ラストスパートの稽古場に足を運んでみた。tpt「地獄のオルフェウス」公演情報この日は、保坂と中河内だけで出会いのシーンを特別稽古するのが目的。古い倉庫を改造した稽古場は暗い。小さな床置きの照明が1灯と、防寒用ストーブの炎だけ。中河内が演じるヴァルは、30才になったのを契機として、自堕落な生活を改めようと誓った流れ者のギター弾き。寡黙だが、内に秘めた情熱と挫折と葛藤が時に爆発する。保坂扮するレイディは、耐え難い過去の体験から、故郷の町と自分の夫を憎悪する、イタリア系の女である。稽古が始まる。自分が切り盛りする雑貨店兼カフェに、深夜、男が忍び込んでいるのを知ったレイディは、強い口調で警告するが、彼が自分のギターを取りに来ただけだとわかると、少しづつ、会話の糸口がほどけてゆく。保坂知寿のレイディは、クリアな口調が心地よい。ピストルを振り回したりする、感情の起伏が激しい女性だが、運命に負けまいとする人間の凛とした気品がある。「マンマ・ミーア!」のドナ、あの女性の強さとタフさを思い出す。ヴァルの中河内雅貴は、自分を持て余す青年の未熟さが魅力。30才という設定は中河内の実年齢より上だが、ナイーヴな役は彼の持ち味にぴったり。ぶっきらぼうで抑えたセリフのトーンが、保坂知寿の歌うようなセリフとコントラストを描き出す。舞台上にある椅子やテーブルを動かしながら、岡本健一が、そのまま演技を続行させて、セリフだけを注意深く聞いている。ときおり演技を止めて、友だちのように感想を伝える。スキンシップの多い演出家だ。何かを語りかけるとき、演出家の手は必ず、役者の肩の上にある。ふたりの気持ちがひとつに結びつく、この戯曲の有名な「鳥のセリフ」。それが、シーンのラストだった。脚がなくて、一生羽ばたくしかない鳥。眠るときは、風に乗って眠る。地上に降りてくるのはたった一度、死ぬときだけ。「--あたしもそんな鳥になりたい」「俺だってそんな鳥になりたい--おおぜいいるよ、自分もそんな小鳥になりたい--腐るのはごめんだってやつは!」中河内が、翼を広げた鳥のように、両手を顔の前に広げる。その後ろには、暗い稽古場なのに、キラキラと光って見える、彼の大きな瞳。傍らで、保坂知寿のレイディが、中空に、見えないはずの小鳥を目で追っている。その目も光っている。大人の女と、大人になりきれない男。人生を賭けたふたりの愛の運命は、平坦であるはずがない。公演は、12月7日(金)から20日(木)まで、池袋の東京芸術劇場シアターウエストにて。チケットは発売中。
2012年11月30日エマ・ワトソンが、来年1月からブラウン大学に復学することを決めた。映画の仕事との両立が難しいことを理由に休学していたが、卒業して学位を取ることを目指しているという。ワトソンは2009年9月にブラウン大学に入学。だが、2011年7月に『ハリー・ポッター』最終章の公開があり、その宣伝活動に力を入れなければいけないこともあり、同年3月に休学を決めたらしい。その後、オックスフォード大学で短期間勉強。再びブラウン大学に戻る意向を明らかにしていたものの、ソフィア・コッポラ監督作『Bling Ring』や、ラッセル・クロウ主演作『ノアの方舟(原題)』などの撮影が立て続けに入ったため、また延期することになったようだ。しかし、いよいよ来年は勉学に集中するつもりのようで、ブラウン大学の生徒について、ワトソンは、「学校でサインを求められたことは一度もない。100人も集まるパーティがあっても、私の写真をFacebookに載せた生徒はこれまで誰もいない」と語っている。ワトソンの最新作は、現在アメリカで公開中の『The Perks of Being a Wallflower』だ。文:猿渡由紀
2012年10月24日エマ・ストーンがキャメロン・クロウ監督(『幸せへのキセキ』)の新作ロマンティック・コメディ作品に出演することになった。ソニー・ピクチャーズ製作でタイトル未定の同作で、エマは監督と脚本を兼任するキャメロンと初めてタッグを組むことになる。「Deadline.com」の報道によれば、同作はトム・クルーズ主演作『ザ・エージェント』(’96)や『あの頃ペニー・レインと』(’00)に似たラブストーリーになる模様だという。『ノーカントリー』(’07)で製作を務めたスコット・ルーディンがプロデューサーを担当する本作は、『エリザベスタウン』(’05)でメガホンを取った後、キャメロン監督が計画していた『Deep Tiki』(原題)という作品の焼き直しになるともうわさされている。エマと言えば、『アメイジング・スパイダーマン』で共演し「映画の撮影セットで出会った瞬間に恋に落ちた」というアンドリュー・ガーフィールドとの熱愛が注目されている。「アンドリューとの共演は素晴らしかったわ。お互いセットに入った瞬間に恋に落ちたの。そういう関係を築けて最高だわ。どうやら私は魅力的な男性たちとしか仕事をしないようね」と「BANG Showbiz」に語っているが、果たして新作では誰とラブストーリーを繰り広げることになるのか?■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.幸せへのキセキ 2012年6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年08月02日エマ・ワトソンが現在、英米で人気沸騰中の官能小説「Fifty Shades of Grey」(原題)の映画化作品に出演交渉中のようだ。先日、『ソーシャル・ネットワーク』の製作を手がけたマイケル・デ・ルカとデイナ・ブルネッティの2人が、原作者E・L・ジェームズの指名によりプロデューサーとして起用されたニュースが飛び込んできたばかりの本作。女性主人公、アナスタシア・スティール役にスカーレット・ヨハンソンが交渉中とのうわさも飛び交う中、エマが同役に名乗りをあげているという。一方、「International Business Times」紙の報道によれば、米人気ドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」でおなじみのイアン・サマーホルダーが、アナスタシアを緊縛やSM的セックスといった禁断の世界に誘う億万長者のクリスチャン・グレイ役に興味を示しているようだ。さらに、クリステン・スチュワートも『トワイライト』シリーズで共演し、私生活でも恋人であるロバート・パティンソンと別の映画で「どうしても再共演したい」と語っており、本作の映画化でロバートと共演のでは?という憶測も。「その本はまだ読んでいないの。だから何とも言えないわね。でも、ロバートとどうしてもまた違う作品で共演したいのよ。私たち2人は良いチームだし、何であってもとてつもない野心が必要とされるでしょうね…まあ、とにかく彼とはまた一緒に働きたいわ」(クリステン)。大注目のアナスタシア役をめぐり、出演交渉中のエマや興味を示しているクリステン、そしてスカーレット…と熱戦が繰り広げられる予感。一方のクリスチャン役にも、ライアン・ゴズリングやクリス・パインらの名前が候補に挙がっている。■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年07月26日エマ・ストーンが人気コメディドラマ「iCarly」に出演するようだ。アメリカで最終シーズンを迎えるミランダ・コスグローヴ主演の同ドラマの1エピソードで、エマは劇中番組の元気いっぱいのファンの役でカメオ出演するという。年内に放送されるこのエピソードでは、ミランダ演じるカーリーとその仲間たちがジェリー・トレイナー扮するスペンサーに友達を探そうとする姿が描かれることになっており、その道中でエマのキャラクターが登場するようだ。5シーズンを経て今年11月に放送終了を迎える同番組。その最終エピソードは今月にも撮影される。これまでもミシェル・オバマ大統領夫人やジム・パーソンズなどを始めとした著名人がゲスト出演を果たしており、今後もエマのほか、コメディアンで俳優のジミー・ファロンらの登場が予定されている。エマは今月30日(土)から日本公開される『アメイジング・スパイダーマン』にヒロイン役で出演を果たしており、これに先駆けて来日することも決定している。■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年06月04日『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のエマ・ストーンが、兼ねてから交際中のアンドリュー・ガーフィールドとニューヨークで一緒に住み始めたという。2人は6月30日(土)に日本公開される『アメイジング・スパイダーマン』の共演が縁で交際を始め、昨年、同作のプロモーションで仲良く一緒に来日。記者会見でも息の合ったところを見せていた。ゴシップ雑誌「Life & Style」に友人のひとりが、2人が同居を始めたと明かした。「インテリア・デザイナーのアドバイスをもらいながら、2人で暮らす最初の住まいのデコレーションを自分たちでこなしました。繊細で落ち着いた快適な雰囲気を作りたかったようです」。交際は順調だと話す友人は「2人ともとても性格が良いし、地に足のついていて思いやりがある。素敵なカップルです」とも語っている。ちなみにエマは先日、全米の人気トーク番組「エレンの部屋」に出演し、司会のエレン・デジェネレスから「アンドリュー・ガーフィールドと(『ラブ・アゲイン』で共演した)ライアン・ゴズリング、どちらがキスが上手かった?」と尋ねられた際、「りんごかオレンジか、という感じね。私、フルーツはみんな好きなの」と笑顔でうまく質問をかわした。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:今最も輝く女優、ジェシカ・チャスティン全く異なる顔が楽しめる作品が続々公開オサマ・ビン・ラディン暗殺を描くK・ビグロー監督新作、ロケ地の猛反発で撮影中断【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】『ヘルプ』のオクタヴィア・スペンサーが助演女優賞を獲得!
2012年04月06日シリーズのフィナーレを飾るブルーレイ&DVDが16日(水)に発売される『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』から、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが撮影当時の苦労を語る動画が独占公開された。エマ・ワトソン動画髪の毛をばっさり切ってショートカットになったワトソンは、映像の中で、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』より登場する魔女ベラトリックスを演じた女優、ヘレナ・ボナム=カーターの名を挙げ、「ヘレナは私の先生だった。原作のこと以外にも、ストレスにどう対応するか。何が真実で、誰を信じるかを語りあった」と話す。10歳のときにシリーズ1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』で初々しくスクリーンにデビューし、それから10年。ワトソンは『ハリー・ポッター』と共に成長してきた。「この仕事は生活の一部になっていた」というワトソンだが、実際には普通の10代とは違う特別な経験をすることと引き換えに「常に見られていた」と告白。また、近年では一流ブランドのモデルを務めるなどファッション界からも注目を集める存在になったが、「女の子というだけで、着るものや行動に注目される。世間は女性に対して厳しい」とも明かしている。DVDの中では、自身のハーマイオニー役を「自分もこうなりたいと思う手本となる女性」と語っているワトソンだが、優等生を10年も演じきる裏には、様々な苦悩があったようだ。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』DVD&ブルーレイセット(3枚組)BD/DVD 3980円(税込)スペシャル・エディション(4枚組)BD/DVD 4980円(税込)3D&2Dブルーレイセット(3枚組)BD/DVD 5980円(税込)11月16日(水)発売ワーナー・ホーム・ビデオ(C)2011 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights (C)J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C)Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2011年11月15日10年にわたってひとつの役を演じ続けるというのはどのようなものなのだろう?エマ・ワトソンは10歳、そしてルパート・グリントは12歳の年に『ハリー・ポッター』のオーディションを受け、ハーマイオニーとロンという、ハリーのかけがえのない親友の役柄を射止め、以来、青春のほとんどをこの世界最強のファンタジーシリーズに捧げてきた。そして今年、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』をもってシリーズはついに完結し、彼らの長い長い旅路も終わりを告げる。時に反発し合い、惹かれ合い、手を取り合いハリーと共に最後の戦いに臨むハーマイオニーとロン。エマとルパートがそれぞれ10年分の思いを明かしてくれた。大きな影響を与えた作品の完結、ラストを迎えた心境は――撮影の最終日、ラストシーンを撮り終え、ルパートは想像以上の悲しみに襲われたという。10年にわたる冒険が終わった瞬間だった。「ひたすら悲しかったよ。そこまで感情的になるとは思ってもいなかったから、心の準備ができていなかった。突然、感極まって、みな一斉に泣いたんだ。寂しくなるのは確かだね。時代がひとつ終わったという感じさ。そうは言っても終わって嬉しいとも感じるよ。いま、この段階でお別れを言うというのはいいタイミングなんじゃないかな」。エマもまた、このシリーズの大きさに思いを巡らせ、その終焉が心に大きな“穴”をもたらすだろうと考えているようだ。「この映画に出演してきたことは、自分にとってとても重要なことだし、ここまで素晴らしい経験が今後もできるとは想像できないわ。(これから)大変になるのは確かね。それでも、これまでの経験同様、意味のあることに今後も挑戦していけるというのはエキサイティングでもあるわ。この映画が終わった後にも、きっとそういうことが待っていると思うの。緊張するけれどワクワクもする、楽しみであるのと同時に悲しいといった感じでいろいろな感情が入り交じるでしょうね」。ヴォルデモートとの戦いはもちろんだが、登場人物たちの恋も大きな見どころとして常にシリーズを彩ってきた。思えばシリーズ当初から、「ハリーは最終的に誰とくっつくのか?」、「ロンとハーマイオニーの関係はどうなる?」などなどファンの間で大いに議論されてきた。“嫉妬”を前面に押し出しつつも素直になれない2人だったが、ようやくシリーズ終盤から光明が…。今回の最終章では2人の恋もようやく決着を迎え、ついにキスシーンも!ルパート曰く「次のレベルまで上って行った感じ」とのことだが…。「キスシーンがあってからはとてもカップルらしくなっていったよ。そういうシーンの撮影は、変な感じだったけど(笑)、良かったよ」。共に過ごした“仲間”だからこそ続く絆シリーズを通じての忘れられない思い出として「1作目の撮影初日のシーン」を挙げるルパート。そこから10年もの間、ずっと共に歩んできたダニエルとエマに対していま、どんな思いを抱いているのだろう?「ずっと一緒にやってきたから、思い出を分かち合える人がいて、とても良かったと思うよ。こんな風に大人になっていくというのはクレイジーでユニークだからね。一緒に歩んで来られて本当によかったよ」。エマは第3作『アズカバンの囚人』に登場し、重要な役割を果たすアイテム“逆転時計”を思い出の品として「もらえたらいいなと密かに思ってる(笑)」とのこと。お別れに寂しさや惜別の思いを抱きつつも、これからも仲間たちとの繋がりが途切れることはない、と断言する。「原作の人気が落ちるということは、これからしばらくは起こらないと思うし、不朽の名作となるといいなと思うわ。忘れ去られてしまうということはないと思う。みんなの心の中に生き続ける――うーん…こう言うとあまりにクサい表現だから、別の言い方を考えなくちゃ(笑)もっと陳腐でない表現にしておいて!とにかく、今後もずっと決して忘れられることはないわ」。最後の最後までハリーと共に歩み、かたわらに立ち続ける2人の姿を見守ってほしい。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。special interview■vol.1 ネビル役 マシュー・ルイス■vol.2 スネイプ役 アラン・リックマン特集「物語はクライマックスへ!ハリーポッター10年間の軌跡」© Startraks/AFLO■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:『ハリポタ』主要メンバー、最後の大集合に感極まってステージで涙も!【ハリポタ 特別インタビュー2】アラン・リックマンが語るスネイプの孤独なる10年ダニエル・ラドクリフ、21歳にして断酒宣言【ハリポタ 特別インタビュー1】マシュー・ルイスが語るネビルの成長と最終決戦ハリーモデル登場『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』RealD用3Dメガネを10名様プレゼント
2011年07月13日