ハナコラボ パートナー同士の交流をさらに深めるべく、2022年からスタートした定期オンラインイベント「ハナコラボオンラインオフ会」。第3回は、初の書籍を発売したハナコラボ パートナーの児島麻理子さんがクロストークに参加!当日の模様をレポートします。まずは、グラス片手に乾杯!お決まりの自己紹介からスタート。土屋は会議室からお届け!今回も大勢のハナコラボ パートナーが集結。ハナコラボ パートナーは自宅やオフィスからオンラインで参加し、ハナコラボ プロデューサー兼ディレクター・土屋志織は、マガジンハウスの会議室からお届けしました。児島麻理子さんのクロストーク!児島麻理子さん。書籍『おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル』1,500円+税。Hanako.tokyoにて連載『児島麻理子のTOKYO、会いに行きたいバーテンダー』を担当する、ライター、PRコンサルタントの児島さん。今年4月に自身初となる書籍『おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル』(パイインターナショナル)を出版しました。「昨今のスパイスカレーブームで、スパイスを手に入れたはいいけど、カレー以外の使い道がわからない…そんな方にぜひ読んでいただきたいのがこちら。いつもの家飲みを楽しくできるアレンジレシピを紹介しています。お酒も家にあるものばかりなので、1冊あると便利ですし、プレゼントにしてもおすすめ。これをきっかけに、洋酒やレシピ開発を担当してくれたバーテンダーさんに興味をもってもらえたらうれしいです」(児島さん)。今回は、特別に書籍でも紹介しているラムチャイのレシピを教えてもらいました。ラムチャイ。お酒にしたい人は最後にラムを注ぐだけ。「ラムチャイ」作り方1.鍋にセイロンティーの茶葉(アールグレイでも可)と浸るくらいの水、カルダモン1粒、クローブ2粒、シナモン1本を割って入れる。ジンジャーパウダー少々を振り、中火で沸騰させたら火を止め、フタをして2分ほど蒸らす。2.牛乳適量とはちみつ(メープルシロップでも可)少々を注ぎ、中火で沸騰直前まで温めたら火を止める。3.濾しながら耐熱グラスに注ぎ、ラム30mlを加える。仕上げにシナモンスティックを飾って。「カルダモンは香りがさやに包まれているので、包丁で切り込みを入れるのがポイント。茶葉を用意するのが面倒な人は、『午後の紅茶』のミルクティーでも代用できますよ」(児島さん)。児島さんの説明を聞きながら、早速実践するハナコラボ パートナーも。「本格的なチャイが家で飲めるなんて驚き!」(ハナコラボ パートナー)。ラムチャイで使った材料はプレゼント〈バカルディ ジャパン〉の「バカルディ ゴールド」200ml オープン価格。〈ヤスマ〉のスパイス・ハーブ「マスコット」。左から「セイロンシナモン(スティック)」648円、「カルダモン(ホール)」540円、「ジンジャー」356円、「クローブ(ホール)」410円。今回は、ラムチャイで使えるラム酒とスパイスのプレゼント。児島さんと縁深い〈バカルディ〉からは、「バカルディ ゴールド」を。2~3年、オーク樽で熟成したバカルディ・ラム原酒をブレンドしたゴールドラム。コーラ割りやホットカクテル、ストレート、オンザロックのほか、製菓材としてもおすすめです。厳選したスパイス・ハーブを取り揃える「マスコット」は、児島さんも大小判のブランド。ビリヤニやコンポート、紅茶の香り付けにいい「セイロンシナモン」、清涼感のある上品な香りが特徴的な「カルダモン」、あらゆる料理の隠し味はもちろん、臭み消しにも使える「ジンジャー」、エキゾチックで刺激的な香味のスパイス「クローブ」の4種類をチョイス。さらに、〈STEAM BREAD〉の人気食パンも!「スチームブレッド」1.5斤 900円。スチーム生食パン専門店として話題沸騰の〈STEAM BREAD〉からは、1番人気の「スチームブレッド」をプレゼント。日本初のスチーム製法で蒸し上げることで、いままでにないしっとりとした、もちもちの食感を提案。国産小麦、北海道産生クリーム、国産練乳、純粋はちみつなど素材にもこだわっているため、お子さんのいるハナコラボ パートナーも「うれしい!」と大喜び。そのままはもちろん、電子レンジで20〜30秒ほど温めるとよりもっちりするとか。第3回「ハナコラボオンラインオフ会」も、無事終了ハナコラボポーズ!グループ分けできるZoomの機能「ブレイクアウトルーム」でトークする時間も盛り上がり、あっという間の1時間半。締めは指をL字にしたハナコラボポーズで記念撮影!続きはまた次回…。オンラインオフ会は今後も月1で開催予定ですので、お楽しみに。
2022年05月17日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第43回目は番外編の第2弾!旅先でのバーの楽しみをお届けします。訪れたのは、再開発が進む大阪府の北エリア。北新地のバーをホッピングします。1軒目は…〈CRAFT ROOM(クラフトルーム)〉バーテンダー・藤井 隆さんバーテンダー歴:19年生年月日:1983年5月15日星座:牡牛座血液型:B型趣味:ビリヤード個人的おすすめ店:〈La Canro(ラ・カンロ)〉のシェフがカクテル好きで、ソース使いはまさにカクテル。見た目も美しいフレンチが味わえます北新地は、東京でいう銀座のような場所。一方、駅直結の地下街には昔ながらの大衆酒場が並びます。ふるさとビルこと「大阪駅前第一ビル」もそのひとつ。その中にひとつ異彩を放つバーを展開しているのが、世界的なバーテンダーの大会で準優勝などの経歴を持つ、藤井 隆さんです。いざ、ザ・居酒屋の世界からクラシックなアメリカのムード漂うバーの世界へ。Q.お店のコンセプトはなんですか?藤井さん「クラフトルームは”針子さんの作業場”という意味で、1920年代頃のアメリカの作業場をイメージした空間です。アメリカはカクテル文化が育った場所としてリスペクトがありますし、自分自身、アメリカが好き。世界大会に出場した地もアメリカだったりと縁があるんです。色々なお酒を置いていますが、ビールはアメリカのもので、料理はパイとかキューバンサンドウィッチなどクラシックなアメリカ料理だけ。かけている音楽も当時のものです。ちょっと〈ディズニーランド〉みたいな雰囲気もありますよね。この地下街の並びからの意外性も楽しんでほしいです」。Q.どんなカクテルが味わえますか?藤井さん「クラシックからノンアルコールまで揃えていますが、どのカクテルにも全てうちのエッセンスがなにか入っています。ハイボールでもウイスキーは、数種類を混ぜてハウスブレンドにしていますし、自家製のものもよく使います。ノンアルコールは、苦味や渋味だったりとお酒が入っていると思わせるような要素を入れていて、ラズベリーとエスプレッソ、ピスタチオと煎茶みたいな組み合わせを楽しんでもらえます。お客様が気軽に楽しみながら、お酒の世界が広がっていったらいいなと思って、一般的でないお酒もカクテルにいれたりしてますね」。Q.大阪の街の魅力はなんですか?藤井さん「南は大阪らしい食い倒れの街で、北はより多様性がありますね。ここ北は道1本挟むだけで雰囲気が変わりますし、店が大量にある。この地下街は大衆的なんですが、パリッとした北新地に向かう人がいたりと、いろんな方がいらっしゃるのがおもしろいですね。大阪のバーの特徴は、やっぱりよくしゃべること。バーテンダーだけでなく、お客さん同士もよくしゃべるんです。そこで盛り上がることも多いですし、いろいろな出会いが起こりやすいのは大阪ならではですかね」。ノンアルコールカクテルの「ピスタチオと煎茶」1,200円テーブル席の横にある書棚に置かれたアンティークのスピーカー。昭和感あるフロアマップ。バーがあるのは地下街の一角。藤井さんのいるバーはここ20世紀前半のアメリカの作業場をイメージし、石壁の間にシンプルな木のバックバーが設えられたインダストリアルな店内。カウンターの奥には、本やスピーカーが置かれた書斎のようなテーブル席があり、居心地のよい部屋のような雰囲気を作り出している。大阪府大阪市北区梅田1-3-1 B2-70 大阪駅前第一ビル06-6341-860116:00〜24:00※状況に応じて営業時間は変更になります。2軒目は…〈PENDLUM CLOCK(ペンディウム クロック)〉バーテンダー・瀬川 亮さんバーテンダー歴:14年生年月日:1987年7月25日星座:獅子座血液型:A型趣味:バイクでツーリング個人的おすすめ店:鶏割烹の〈結鳥〉。カウンター6席のみのバーのような空間で、オーナー竹内さんの繊細な鶏料理を楽しめます地下街を抜けて、北新地へ。話題のウイスキーとジンのお店があると聞き、ビルのエレベーターを上がると、白く美しい回廊と猫の足跡が。その足跡をたどるとバーの扉が現れます。数々の名店を経験した瀬川バーテンダーの世界観が広がる空間です。Q.こちらのバーの特徴を教えてください!瀬川さん「18世紀のイギリスで”ジンクレイズ(狂気のジン時代)”というジンの暗黒時代がありました。それを代表する絵として、”ジンレーン(ジン通り)”というウィリアム・ホガースの作品があるのですが、僕はホガースは実はジンが好きだったんじゃないかと思っていて。ここは彼の邸宅のイメージで、屋敷にあったかもしれないジンやウイスキーのコレクション、そして象徴的なものとして柱時計を置いています。入り口に黒猫の絵を置いていますが、当時はお酒の密売のシンボルが黒猫の看板だったことから。猫はホガースの家に出入りしていたというイメージで足跡も床に描いているんですよ」。Q.ジンの魅力はなんでしょう?瀬川さん「マティーニの勉強をしていたころ、ジンとヴェルモットのこのカクテルのジンをもっと追求したいと思ったのがジンに魅了されたきっかけです。ジンの基調であるハーブやスパイスの香りはさまざまな複雑性が出せます。150種類ほどありますが、どのジンとの良い出会いをしていただきたいので、ジントニックはトニックウォーター2種類を混ぜて、ジンが最も美味しくなるように比率を調整していたり、自家製のシロップやクラフトコーラで割る提案もしています。薬草酒であるジンはフードとの相性もいいんですよ。例えばカプレーゼに、バジルの風味をジンで補助して合わせるようなペアリング提案をしています」。Q.大阪の街の特徴はありますか?瀬川さん「南エリアと北エリアとでぎゅっとコンパクトに街がまとまっていて、行き来しやすいことは魅力ですね。近いエリアにお店が集まっているので、お店同士の情報が早くて、結束力もあります。バーでおすすめの料理店を聞くようなことってあると思いますが、大阪のバーテンダーが薦めるお店って、直接そのお店の人と繋がっていて、本当に仲がいいようなお店を勧めてくれると思います。街全体でもてなしてくれると思うので、大阪をぜひ楽しんでください」。ジャケット姿が麗しい瀬川さんにお会いした後は、通りを2本挟んだ先のオーセンティックなバーに向かいます。自家製クラフトコーラを使った「アロマティック ジンリッキー」1,320円猫の足跡に導かれてエントランスへ揺れる振り子が心地よい。瀬川さんのいるバーはここバックバーの中央には古い邸宅を思わせる振り子時計(PENDULUM CLOCK)が備えられ、クラフトジンやウイスキーを中心に18世紀当時のイギリスで飲まれていたようなお酒のラインアップが揃う。アラカルトでカクテルとフードのペアリングが楽しめるほか、事前予約でフルコースでのペアリングも提供。大阪府大阪市北区曾根崎新地1-11-4-4F06-6442-713817:00〜翌5:00※状況に応じて営業時間は変更になります。3軒目は…〈BAR BESO〉バーテンダー・大場 海人さんバーテンダー歴:7年生年月日:1989年12月6日星座:射手座血液型:A型趣味:ゴルフ。ベストスコアは84!個人的おすすめ店:イタリアン〈タヴェルネッタ•ダ・キタヤマ〉。オッソブーコのサフランのリゾットがおすすめです北新地のオーセンティックバーは、キリッとしていながらも肩肘はらないリラックス感があるのがその魅力。大阪を代表するバーのひとつである〈BAR BESO〉もそんなお店のひとつです。ロンドン留学経験を経て、大阪で腕を振るう大場バーテンダーが、人懐っこい明るい笑顔で出迎えてくれます。Q.お店の特徴を教えてください。大場さん「カクテルバーとして、クラシックカクテルやフルーツカクテルまで出しているオーセンティックバーですが、オーナーの言葉を借りると『洋風一杯飲み屋』。カクテルを出してますけど、結局は飲んで食べる居酒屋じゃないかと思っているんです。これは大阪のバーの特徴でもあるかと思うんですが、カクテルもウイスキーも飲みたいし、フードも食べたいというお客様がいて、それに応えたいというバーの気持ちがある。だから大阪のバーはフードが充実してるんです。うちも『ヒレカツサンド』『焼きそば』などの名物がありますよ」。Q.どんなカクテルを作るのが好きですか?大場さん「クラシックカクテル作るのが一番好きです。たとえば『ダイキリ』は、飲むのも作るのも好き。過去にラムメーカーのバカルディの大会で2年連続日本ファイナルに進出したこともあり、ラムに親近感があることもあります。その大会のときには、挑み続けたいという思いから、美しい姿の闘牛を表現した『La Corrida』というカクテルを作ったのですが、そのインスピレーションになったのは、お店の壁に長年飾ってあった闘牛のポストカードだったんです。身の回りのものが刺激となってカクテルになることもありますね」。Q.大阪の良さはなんですか?大場さん「海外っぽさがあると思います。オープンだし、ラテンっぽい。外国人がきて、ディープな居酒屋さんに行ったとしても、『兄ちゃん、どこからきたんや』みたいに声かけて、その場でみんなで一緒に飲めるみたいなところがあると思います。そういう距離感の近さは魅力ですよね。ぜひお一人でも大阪の街に遊びに来て欲しいです。バーは街のコンシェルジュだと思っているので、訪れたときはぜひバーテンダーにおすすめを聞いてください。ローカルの人がいくような間違いない店を教えてくれると思いますよ」。ラムベースのクラシックカクテル「ダイキリ」1,600円楽しそうにカクテルを作る大場さん。店内の壁には絵画やデッサンが並ぶ。大場さんのいるバーはここ入り口から地下に広がる階段を降りると、重厚な木調のカウンターとその奥にテーブル席が広がる。オーナーは大阪を代表するバーテンダーのひとり、佐藤章喜バーテンダー。旬のフルーツカクテルからウイスキーまで楽しめる。大阪府大阪市北区堂島1-3-3506-4256-623217:00〜24:00※状況に応じて営業時間は変更になります。
2022年05月09日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第42回目の登場は、〈バー若林〉の若林 祐一さん。テキーラとメスカルの魅力を蒲田から発信しています。本日のバーテンダーは…若林 祐一さん若林 祐一バーテンダー歴:5年生年月日:1984年5月16日星座:牡牛座血液型:AB型趣味:メスカルを広めること。バーホッピング。“蒲田にスターがいる”というのは少し前から聞いていたウワサ。そして、その人物は「会えなくなった息子が訪ねてくるように、自分の名前をバーに冠している」「首元にはアガベ(テキーラの原材料)のタトゥーがある」らしい。そんな映画の主人公のようなバーテンダーに会いに訪れたのは、初上陸となる蒲田。蒲田駅の電車の発着音の『蒲田行進曲』に背中を押されながら、駅のロータリーを出て、ほどなくして現れるのが、本日のお店〈バー若林〉です。「蒲田ってありのままでいられる居心地いい街なんです。お客様も仕事飲みよりはプライベートの飲みで立ち寄られる方が多くて。自分の家のようにリラックスして過ごしてもらえるような空間づくりをしてますね」。と語るのが、若林さん。ウワサも事実です、と笑う気さくな雰囲気がまた魅力的です。店内の梁やカウンターには、若林さんの故郷の長野の古民家から運れた古木が使われ、植栽やキャンドルが配された空間には、あたたかくて明るい気配が漂います。そして、お店の持つ明るさの一つの要因でもあるのが、若林さんがこだわりを持ってそろえているメキシコ産の蒸留酒、テキーラとメスカルにあります。近年ファンが増えているテキーラとメスカル。どちらも材料はリュウゼツランのひとつであるアガベですが、ブルーアガベのみを使い産地呼称があるテキーラに対し、メスカルはそれぞれの地域の様々なアガベでより自由に作られた蒸留酒。独特のスモーキーさから、飲みづらい印象があるものもありますが、若林さんが注ぐと不思議にまろやかな味わいに感じられてきます。「テキーラは昔は苦手だったんですが、バーを開く少し前に、100%アガベの香り高いテキーラの世界に出会ってしまって、自分のバーはテキーラで行こうと決めました。その後、メキシコでメスカルに出会い、どんどんハマっていきましたね。メスカルはクセがありますが、アイラウイスキーにも通じる魅力がありますし、個性がある分、その方に合うものが見つけられると思います」。お店にそろうテキーラとメスカルはそれぞれ200種類ほど。アメリカではメスカルの専門店が「メスカレリア」と呼ばれてすでにブームとなっていますが、ここはまさに日本のメスカレリア。バックバーに並ぶ鮮やかなメスカルのラベルに目が釘付けになります。「一気飲みのお酒ではない、いいテキーラやメスカルの魅力を広げたいんです。野菜やフルーツとの相性がいいのでカクテルにもできますし、時間が経つと風味が変わるおもしろさもあるので、ストレートでゆっくりでも楽しめます。テキーラを飲んでるときってみんな明るくなるんですよ。こうした魅力をみなさんに広げたいんですよね」。メキシコでは”うれしいときもテキーラ、悲しいときもテキーラ”ということわざがあるほど、人生に寄り添うお酒。若林さんもお客様を励ますときも、また盛り上げるような場面でもテキーラ、メスカルは欠かせないそう。ちなみに、いつか訪ねてくれることを期待している息子さんは今年20歳。ストーリーの続きは若林さんにどうぞお尋ねください。若林さんが好きなものを集めた独自の世界観。バックバーの中央に置かれたメスカルのボトル。メキシコから持ち帰ったバーツールの数々。ハナコラボからの質問 Q.「“あちらのお客様からです!”ってありますか?」A.「カウンターで女性が”今日失恋しちゃったんです”という話をしていたら“じゃあ、おごってあげるよ!”みたいな会話がお客様同士であったりはしますね。でも、最近は”いや、逆に私が奢ります!”みたいな女性も結構いたりします」。このお店のこの一杯「本日のおすすめ」「本日のおすすめ」1,500円メニューがないので、カクテルを楽しみたいときは、若林さんに好みを伝えて相談を。この日のおすすめは、メスカル「VORTICE」にイチゴの風味をつけて、トマトとレモンで合わせたフルーティな1杯。若林さんのいるお店はここ。「火・水・土」の要素をお店に取り入れ、キャンドルや木材、植栽など、自然を感じられるものを取り入れた気持ちのいい空間。棚に並ぶメキシコの色鮮やかなバーツールや小物などを眺めるのも楽しい。東京都大田区西蒲田7-5-14 シティプラザ蒲田3F03-6424-734618:00〜翌03:00不定休※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】メスカルデビューをしてみよう。
2022年04月11日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第41回目の登場は、代々木公園〈FUGLEN TOKYO(フグレントウキョウ)〉の荻原 聖司さん。バリスタ出身の萩原さんが提供する、あるカクテルが人気になっています。本日のバーテンダーは…荻原 聖司さん荻原 聖司バーテンダー歴:6年生年月日:1992年4月24日星座:牡牛座血液型:A型趣味:映画鑑賞。マイベストは『レスラー』。男の生き様に魅了されます。代々木公園のすぐそばにあるひときわ賑やかな一角。北欧のヴィンテージデザインで統一された〈FUGLEN TOKYO〉をコーヒースタンドとして覚えている方も多いのでは?「ノルウェー・オスロの本店では、実はカクテルの方がよく出てるんですよ。外にも人が溢れて、カジュアルにお酒を楽しんでる雰囲気がとても居心地いいんです」。そう語るのは、オスロでの研修経験もあるストアマネージャーの荻原さん。バリスタとして渋谷で働いていたころ、お客さんとしてフグレンに来たことが、バー業界に扉を開くきっかけとなりました。「初めてフグレンに来た時は、照明も暗いし、世代も高めで大人の雰囲気で。その当時は飲み慣れていなかったのに強いのを頼んでしまって、うわっと思いながらも、非日常を楽しんでいる自分がいましたね」。お店の理想とする味を届けるバリスタに対して、お客様が求める味を探し当てるようなバーテンダーは似て非なる仕事。フグレンに入り、バーテンダーとしてのキャリアを始めてからは、荻原さんはその両方を器用に行き来しています。「お客様とセッションするようなバーテンダーの仕事はとても面白いなと思っています。バリスタ出身だからできるバーテンダーの仕事もあるなと思っていて、この数年でメニューも変えてきたんです。外国人のお客様に向けたカクテルから、シーズナルのもの、初めての方にも飲みやすいものまで広く揃えています」。そうした働きかけもあり、海外からのゲストが多いフグレンに最近増えているのが、若いゲストがカクテルを飲んでいる姿。コーヒーのマグカップから持ち替えて、さまざまなカクテルを手にして店内のヴィンテージソファーや椅子に腰掛けて楽しんでいたり、ある人は犬とともにテラスでホットカクテルを飲んでいたりと、その姿はオスロの本店を思わせます。変化を起こしたきっかけのひとつは、取り組みを強化し始めたコーヒーカクテルです。「コーヒーカクテルって1杯で2つ楽しめると思っているんです。コーヒーとお酒、リラックスと刺激、甘さと苦さ、みたいに。僕の場合はエスプレッソの機械を扱えるので、豆や抽出も日々変えていて、その日の気候に合わせたり、よりお客様に沿ったコーヒーカクテルを提供できるんです。コーヒーを飲みにきた方にも、カクテルの提案をしていくことで、お酒を好きになってもらう入り口が作れたらいいなと思っているんですよね」。1番人気は、フグレンの浅煎りのコーヒーを使った軽やかで、果実味が効いた「エスプレッソマティーニ」。オレンジピールを大ぶりにスライスしたりと、色がひとつになりがちなコーヒーを華やかに演出します。コーヒーファンをカクテルファンに鮮やかにひっくり返している荻原さんのカクテルにこれからも期待!18時を過ぎると本格的なカクテルタイムに。店内では豆の販売も。バランスがとれた果実味と柔らかさのあるノルディックローストが特徴。カウンター席で萩原さんのカクテルメイクを楽しんで。ハナコラボからの質問 Q.「コーヒーカクテル初心者ですが、何から飲んだらいいでしょうか?」A.「軽い口当たりで楽しめる『ナイトタイム シナモンフラッペ』があります。スイーツ感覚で味わえますよ」。このお店のこの一杯「エスプレッソマティーニ」「エスプレッソマティーニ」1,380円ウォッカと浅煎り豆のエスプレッソに、オレンジの風味を効かせた爽やかな果実味のエスプレッソマティーニ。オレンジのリキュールにビターズ、くるみのリキュールがアクセントになった華やかな1杯。この店のこの一皿「ブルーノスト&サワードウブレッド」「ブルーノスト&サワードウブレッド」690円ノルウェーの国民食ブルーノスト(ヤギ乳のブラウンチーズ)を、ノルウェー産小麦の酸味あるパンに合わせた一皿。水分を含んだパンと、キャラメルのような甘さとなめらかさのあるチーズの相性が抜群。荻原さんのいるお店はここ。ノルウェーに本店があるフグレンは、川崎市にあるロースター含め、日本では4店舗で展開。北欧のヴィンテージデザインの家具や照明が置かれ、ノルウェーらしい雰囲気が漂う。東京都渋谷区富ヶ谷1-16-1103-3481-0884月火7:00〜22:00、水木日7:00〜翌1:00、金土7:00〜翌2:00※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】コーヒーカクテル デビューしてみよう。
2022年03月14日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第40回目の登場は、汐留〈Bar The Society〉の南木 浩史さん。ホテルバーは誰にでも開かれたものであるという想いのもと、ノンアルカクテルから海外の方に向けたカクテルまで、幅広く展開しています。本日のバーテンダーは…南木 浩史さん南木 浩史バーテンダー歴:12年生年月日:1987年7月25日星座:獅子座血液型:A型趣味:読書。最近読んだ本は『視覚化する味覚』「古臭い伊達男」「キュー(cue)」「ピカソの迎え酒」。これらはすべてカクテルのお名前。南木さんのカクテルはちょっと捻ったおもしろさがあります。「エンターテイメント性は大事だと思っているんです。名前は入り口なので、何かな?と謎解きのように思ってもらえたらいいですよね。バーテンダーはサービスマンでありながらクリエーターなので、どのようにストーリーを作るか、どのように広めるかということを考えています」。海外のバーにいるようなサプライズを感じさせてくれるのは、バーテンダーになってほどないころに滞在したニューヨークやヨーロッパの影響も強く受けてます。「若い人でもクラシックカクテルを知っていて、バーやバーテンダーとの付き合い方も文化として浸透しているのが魅力的でした。カクテル名もジョークや直接関係のない名前などもつけていて、カクテル名=単語じゃないんだ、とその当時発見もありましたね」。楽しみ方を提案しながらも、南木さんの味わいの作り方は緻密で本格的なものです。古きを学んで、新しさを生み出しながら、素材の組み合わせのベースにしているのはなんと”数学”。バックヤードの「カクテルラボ」は、さまざまな素材に混じり、温度や細かいグラム数、チャートや魔法陣のような数列のメモがあり、まさに研究室の趣きです。「元々数学が好きなのですが、カクテルは数学の要素があるなと思います。素材ひとつひとつに数字のようなものがあって、それを足し算したり、掛け算したり。味を因数分解して考えたりもします。フルーツで骨格を作った後に、ヴィネガーで甘みを引いて、飲み疲れないようにするなどですね」。天から授かった感性を武器に、業界内では仲間のバーテンダーを集め、料理用のフルーツ素材をカクテルで使うプロジェクトを立ち上げるなど、バーテンダーの可能性を広げている南木さん。最近注目しているのは、ノンアルコールのカクテルである”モクテル”だそう。「ホテルバーはどんな方でも楽しんでもらうための場所。宿泊でいらした場合、子供連れだったり、カップルで来たけど片方が飲めないとか、いろんなパターンがあるんです。そんなときにも飲めない人が楽しめない状態を作らないように、モクテルは充実させようと思っていて。だから僕のカクテルを飲んでる最年少は5歳なんですよ。小さなお客様に初めてのバーデビューをしてもらっていますね」。味が単調になりがちなモクテルは、味の整合性をずらすことで、複雑さを作ったりで、特別な気分を演出。お酒に似たものではない新たな価値を生み出しつづけています。子供から外国人まで、真摯に向き合う南木さんの活躍にこれからも期待です!世界に会員を持つ「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ」のオフィシャルバーでもあり、シングルモルトの数はおよそ200種類。ノンアルコールカクテルの「ストロベリー伯爵」1,400円オフィス街からレインボーブリッジまでを望む夜景を背景にカクテルが楽しめる。ハナコラボからの質問 Q.「ホテルバーはどんなときに使うといいでしょうか?」A.「誰でも入ってきていいのがホテルバーです。食事も大体あるので、1軒目にもなりますし、待ち合わせでもよいですし、自由に使ってもらえる空間と思って大丈夫です。バーって行きづらいなと思っている方こそ、ホテルバーがおすすめですよ」。このお店のこの一杯「花見酒」「花見酒」2,000円平安時代に飲まれていた乳製品「醍醐」にインスピレーションを受け、貴醸酒と牛乳の組み合わせで作ったカクテル。甘酒やパイナップルが加わることで、米の甘さが引き立つ、軽やかな味わいになっている。この店のこの一皿「ハギス」「ハギス」 1,100円ハギスは羊の内臓を胃袋に詰めるスコットランドの定番料理。ここでは、ハギスを洗練させて、クセが少なく滋味深い味わいに仕上げている。ウイスキー系カクテルと相性抜群。南木さんのいるお店はここ。”日本の美意識が体感できる時空間”として館内にはアートも多く飾られる〈パークホテル東京〉にあるカクテルバー。定期的に開催される展示に合わせ、アートに合わせたカクテルも提供。バーテンダーを囲むコの字のカウンターと隣にはアートが飾られたダイニングがある。東京都港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー 25F03-6252-1111(ホテル代表)17:00〜23:00※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】一味ちがうノンアルコールカクテルの体験を!
2022年02月14日お酒業界での広報歴12年児島麻理子が、実力派の若手バーテンダーをご紹介する企画の番外編。第38回目は「会いに行きたい蒸溜技師」をご紹介します。札幌南区に位置する〈紅櫻蒸溜所〉の蒸溜技師である風間 大輔さんは、道内ではカクテルの探究者としてその名が知られていた元バーテンダー。長年の経験を武器に日々新しいジンの可能性に挑んでいます。風間さんが新しく挑戦した高温加熱式のたばこ用デバイス「プルーム・エックス」のたばこステックのフレーバーに合わせたオリジナルジンの開発のお話にも迫ります。前編はこちら本日の蒸溜技師は…風間 大輔さん蒸溜技師暦:1年半生年月日:1977年2月15日星座:水瓶座血液型:B型趣味:趣味は仕事です!仕事終わりに立ち飲み屋に行くことも好きですね。客席はカウンター5席。古時計など骨董が置かれた店内で、営業は氷柱の氷時計が溶けるまで。ハーブとスパイスを駆使し、道内唯一無二の店といわれた札幌のバー〈バー風間〉が閉店したのは2018年。オーナーの風間 大輔さんには、次なる目標がありました。それは北海道の大自然をスピリッツに封じ込めて、世の中に発信していくこと。錬金術師としてお酒を作り、世界を目指していくことを視野にいれるようになりました。その舞台として選んだのが、現在蒸溜技師として働く〈紅櫻蒸溜所〉です。「この蒸溜所の良さはなんといっても自由なところです。街とのコラボで牡蠣のジンを作りましたし、直近では羊肉を蒸溜してジンギスカンのイメージのジンも作ったんです。ジン自体も自由なお酒というところが魅力なんですが、とくに紅櫻蒸溜所は小規模に実験的なことも進められるんです。食材として目をつけられてない資源でも使えるものはあると思っていて、雪とかも使いたいんですよね」。バーテンダー時代から、スパイスなどをゴリゴリとすり潰して酒と合わせたり、蒸溜などを試みたりしていた風間さん。香りの合わせ方や、どうカクテルにいかすかという部分に関しては、その経験が大いにいきていると語ります。風間さんが語るように”自由な世界、自由な発想、自由な価値観を”がコンセプトの〈紅櫻蒸溜所〉はスタートからユニーク。「9148」とジンの銘柄にはジョージ・オーウェルの小説をヒントにした数字の名前がつけられ、香り付けのボタニカルには日高昆布、干し椎茸、切干大根など「うまみ」を最大限に表現するなど、独自の姿勢が海外のコンペティションでも高い評価をうけてきました。年月を経て、さらに味覚と個性が磨かれた〈紅櫻蒸溜所〉は、今回はなんと高温加熱式のたばこ用デバイス「プルーム・エックス」のたばこステック「メビウス・オプション」のフレーバーに合わせるジンをプロデュースするという挑戦をしました。完成したのは、定番商品である「#0101」にアレンジを加え、たばこスティック「メビウス・オプション」のベリー風味とシトラス風味のそれぞれのたばこスティックに合わせたオリジナルクラフトジンです。「はじめての話でしたが、挑戦は好きなので、面白い取り組みだなと思いました。香りと香りを合わせるので、相性の良さは出せるなと。ただ、北海道や日本の旨みにこだわる姿勢はそのままに、どう相性のよい組み合わせを作るか苦心しました。最終的に組み合わせたのは、ベリーとセイロンシナモン、シトラスとヴェルガモットのアールグレイという間違いないペアリング。メビウス・オブションの香りがはっきりしているので、目指したのは強い香りです。さらに香りを際立たせるように、今回オリジナルのグラスも作ったので、ストレートや水割りで十分に楽しめます。また、加熱式たばこは熱をすこし感じるかと思うので、お湯割りであわせてあげるのもいいです。温度と香りでマリアージュを楽しむこともできると思います」。シトラスのたばこのフレーバーを口内に漂わせながら、アールグレイのジンをひとくち。レモンティのような清涼感が口に広がります。ベリーに合わせるシナモンも上品なタルトのような風味に。煙とジンまでも合わせてしまう風間さんに、次に挑戦したいものを聞くとでてきたのは”虫”。「北海道に虫はたくさんいるんで、カメムシとか使えそうかなと思ってます。とにかくいろいろやってみたいですね」。風間さんが広げるジンの自由な世界は、ぜひ飲んで体験を!〈紅櫻蒸溜所〉 取締役社長の林 英邦さんともよいチームワーク。左下の数字は製造年月、右の数字はレシピ番号が書かれている。2021年12月に発売した「#0106」。雪をイメージした銀粉が舞う。オリジナルクラフトジン「#0513 Purple Moon」「#0216 Yellow Breeze」左から「#0513 Purple Moon」、「#0216 Yellow Breeze」加熱式たばこ「Ploom X」とのコラボレーションで作られた2種類のオリジナルクラフトジン。シナモンが香る「#0513 Purple Moon」は、カプセルを潰すことで甘いベリーの香りが漂う「メビウス・オプション・パープル」に合わせたもの。アールグレイ茶葉を際立たせた「#0216 Yellow Breeze」は、シトラスの香りの「メビウス・オプション・イエロー」と合わせ、清涼感あるマリアージュを実現。「CLUB JT」会員、および「Ploom X club」会員は、全国の〈Ploom Shop〉で無料で楽しめる。詳しくはこちら風間さんのいる蒸溜所はここ。北海道初のクラフトジンの蒸溜所として、2018年にオープン。紅櫻公園内に位置し、北海道の素材と札幌市南区の伏流水を割水にジン作りを行う。創業した同年に世界的なスピリッツコンペティションにて金賞を受賞するなど、国内外から注目を集める。代表ブランド「9148」では定番銘柄の「#0101」をはじめ、季節に合わせた限定商品の発売や、メンバーズクラブ向けに限定商品をリリース。北海道札幌市南区澄川389-6011-581-4858※蒸溜所の一般見学は現在見合わせ中。最新情報は問い合わせを。
2022年01月24日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第39回目は番外編!旅先でのバーの楽しみをお届けします。訪れたのは、北海道・札幌市。地元愛が強い札幌ならではのバーをホッピング。1軒目は…〈ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園〉マネージャー・上田 博也さんバーテンダー歴:10年生年月日:1984年11月3日星座:蠍座血液型:O型趣味:料理。得意料理はおでんです札幌の個人的おすすめ店:〈アモアール(創作料理)〉旅のバーの嗜みは、情報収集しやすいホテルバーからが鉄則。今回は、札幌テレビ塔のすぐ横に位置する〈ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園〉のラウンジからホッピングをスタート。街とバーを知る3つの質問に対するバーテンダーさんのお答えは?Q.こちらのバーの特徴を教えてください!上田さん「ホテルのコンセプトは『北海道を体感する』なので、ここでは北海道を飲み物を通じて知っていただこうと思っています。利尻昆布とか道産の椎茸などもカクテルに使用できるんですよ。“ゆめぴりかとカルダモンのレモンサワー”、“リンゴ酒と和紅茶の相思相愛”など、北海道産の材料を使ったものや、“出汁ウォッカとニシバの恋人のブラッディメアリー”のように日本の魅力自体を伝えようとしているものもあります。私自身は実はシンガポールで出汁の会社のバーの立ち上げをしていたことがあり、出汁は自慢なんです!ブラッディメアリーに合わせた出汁を使っていますので、ぜひ試していただきたいなと思います」。Q. 北海道の魅力は何でしょうか?上田さん「北海道はやはり土地が広いからできることがあります。アップルブランデーやジンなども、素材を道内で育てて、お酒づくりもしてという地産がほんとにできているものが多いんですよね。ニッカウイスキーなどによる長いお酒づくりの歴史もあります。土地と歴史の強みがあるところに、他のエリアとは違う魅力があると思っています」。Q. ホテルバーのおすすめの使い方はありますか?上田さん「ホテルバーは旅の始まりにおすすめです。メニューにも北海道を知るヒントがありますから、それを見て気になったところなど、なんでも聞いていただけたらと思います。我々のバーは朝10時からオープンしていますし、ノンアルコールカクテルもあります。温かい時期は、屋上のルーフトップでのカクテルもおすすめですし、ワインのボトル売りもしているので、それを部屋でゆっくり飲んでいただくのもホテルならではの楽しみ方だと思います」。北海道の魅力をカクテルで再発見したところで、次はホテルを出て、すすきのの街に向かいます。左から「出汁とニシバの恋人のバージンメアリー」(800円)、「利尻昆布のジントニック」(600円)ラウンジの一角にはレコードの棚とDJブースが。週末にはDJイベントも行われる。北海道雑貨を集めたマーケットも不定期で開催。上田さんのいるバーはここ。「北海道を体感する」をコンセプトに北海道の木材を生かした空間や、北海道素材の食を提供し、札幌が目的地の人にも、起点になる人にも楽しんでもらえる場づくりを行う。木材の温かみがある客室には、レコードプレーヤーが置かれ、ラウンジで選んだレコードをかけられたりと体験型のステイが愉しめる。北海道札幌市中央区大通西1-12011-208-1555ラウンジ10:00〜23:00(L.O.22:30)※状況に応じて営業時間は変更になります。2軒目は…〈Bar Owl & ROOSTER〉マネージャー・斎藤久嗣さんバーテンダー歴:11年生年月日:1988年3月1日星座:魚座血液型:O型趣味:山登り。最近では羊蹄山にも挑みました札幌の個人的おすすめ店:〈バールメンタ(イタリアン)〉斎藤さんは、東京や上海でのバーテンダー経験を経て、札幌のバー文化を世界に発信したいという思いを持って地元に戻ってきました。薬草酒やクラフトジンも多く取り揃え、カクテル通の方にも初心者の方にも幅広くお酒の魅力を伝えています。Q.こちらのバーの特徴を教えてください。斎藤さん「薬草酒がメインのカクテルバーになります。店名がOWL(フクロウ)&ROOSTER(雄鶏)なんですが、これは時間帯が違う生き物が一緒になっている水墨画からイメージを取ったもの。国籍もジェンダーも年齢も超えて、どの人もここに集まってほしいというメッセージを込めています。カクテルは欧米の高品質なスピリッツと北海道のフレッシュな素材を組み合わせて作っています。日本に質のいい海外の薬草酒やオードヴィー(果実酒)を伝えていきたいのもありますし、街とさらに連携しながら札幌をカクテルの街として世界に発信していけるようなことができたらいいなと思っています」。Q. 札幌のカクテルに特徴はありますか?斎藤さん「上海や東京は新しいテクニックを使ったり、自家製のものを作ったりしますが、ここでは適度に調理して出すような素材を生かすようなカクテルが好まれています。新鮮な素材が手に入りやすい環境でもあるかと思いますね。ここでは北海道版のモスコミュールとして“ハスカップと生姜”、“ミントと青唐辛子”などがあります。薬草酒についても“薬草酒ハイボール”などわかりやすいけれど美味しいものから用意しています」。Q.斎藤さんの思う札幌の魅力はなんですか?斎藤さん「街から30分ほどで山にもいけるし、冬はワカサギを釣れたり、夏はニセコのほうでサップができたり、街の近くにアウトドアのアクティビティがあるんです。ちょうどいい規模の街感と自然があるバランスが素晴らしいと思っています。ライフスタイルがいいので、やっぱり道民は鮭のように北海道に戻ってきますね。旅先としても、ほどよい街のサイズは魅力的だと思いますので、バーを情報源として使っていただきながら街を回っていただきたいです」。次は斎藤さんおすすめのクラフトジンの専門店にホッピング!「Long After Midnight 山椒とアニス」(1,300円)店内の一角には薬草酒やカクテルについての書籍が並ぶ。入り口はフクロウの看板がトレードマーク。斉藤さんのいるバーはここ。各国のクラフトジンをはじめ、海外のバー文化にも精通する斉藤さんの視点で集めた、薬草酒やオードヴィーが揃う。インダストリアルな資材に赤いカーテンが引かれた店内は欧米のカフェやバーのイメージが漂う。日本でも指折りの薬草酒と北海道素材の組み合わせという、地方ならではのカクテルの楽しみ方ができる。北海道札幌市中央区南4条西5 第4藤井ビル 6F011-200-099418:00〜翌1:00日曜休※状況に応じて営業時間は変更になります。3軒目は…〈kinoole〉マネージャー・寺川 聖さんバーテンダー暦:4年半生年月日:1986年3月12日星座:魚座血液型:AB型趣味:音楽と服。札幌の個人的おすすめ店:〈たけ江鮨(寿司)〉続いては、道外でもその名が知られるクラフトジンの専門店へ。おしゃれな従兄弟の屋根裏部屋におじゃましたような居心地よい空間で、バーテンダーの寺川さんがお客様それぞれに合わせたジンを提供してくれます。Q.こちらのバーの特徴を教えてください!寺川さん「クラフトジンの専門店です。ジン専門店はジントニックで出されることが多いですが、ここはカクテルでも出しています。僕は前職では古着のバイヤーをやっていて、音楽も好きなんですが、カクテル作りは音楽やファッションと似ているところがあるんです。音楽って周波数の違うところに音を置いてきて1つの曲にしたりしますが、ジンも音階や音色みたいなものあるように思うんです。カクテルにするときは”香りのコード”を変えて味を作るようなことをイメージしています。これはジンだからできることだなと思うんです」。Q.ジンの魅力はなんですか?寺川さん「知り合いのお店を引き継ぐ形でバーをはじめて、いまでこそ160種類くらいのジンがありますが、オープン前は10種類を集めたところから始めたんです。その中で飲んだオランダの『VL92 GIN』にものすごい衝撃を受けて、そこからクラフトジンにはまりましたね。音楽だとBGMって1曲みんな同じものをみんなで聞いて同じバイブスになるものですが、バーテンダーってそれを1人1人に対してできるんですよ。違う文脈にいる人たちそれぞれに提案をして、最終的になにか気持ちを変えてもらう。それぞれに個性があるジンはそれがやりやすいので、自分には向いていたなと思います」。Q.旅先でのバーの楽しみ方を教えてください。寺川さん「僕はバーに行くための旅をしたりもしますが、1軒目に行くところは決めておいて、そこでまた2軒目にいざなってもらうというのが面白いなと思っているんです。お酒は丁寧に飲んでいけば、何軒か回れるので、決めすぎないのがよいかなと。すすきのはエリアあたりのバーの数が日本で2番目の多さで、50年とか続いている老舗も結構あるんです。街としてもコンパクトで、札幌すすきの大通りにまたがる3つの駅の中に昼から夜まで遊べる場所がまとまっています。バーカルチャーと飲食の街なので、バーホッピングの旅をするなら札幌がおすすめですね」。ジンにプルーン、大葉、コーヒー、ホエーを使った「清澄珈琲コスモ」(1,500円)アートやクラフト感ある照明が心地いい。ジンを好きになるきっかけになった「VL92 GIN」。寺川さんのいるバーはここ。札幌有数のクラフトジン専門店。ロフトに置かれた150種類を超えるジンのコレクションから、季節によってセレクトしたジンや、漬け込みしたジンがカウンターに並ぶ。アートやよい音響システムが置かれ、オーナーの趣味を感じられる空間。北海道札幌市中央区南5条西5丁目10番 福井会館2階18:00〜翌2:00※状況に応じて営業時間は変更になります。
2022年01月10日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第37回目は、世界で初といえる加熱式たばこのたばこスティックとクラフトジンによる香りと味わいのコラボレーション。高温加熱型のたばこ用デバイス「プルーム・エックス」のたばこステックのフレーバーに合わせたオリジナルジンを、北海道〈紅櫻(べにざくら)蒸溜所〉が開発しました。「プルーム・エックス」のブランドコンセプト“TRULY UNIQUE(真の個性)”で共感し、出来上がったコラボレーションを〈紅櫻蒸溜所〉からご紹介します。本日の蒸溜所は…〈紅櫻蒸溜所〉創業年:2018年社名:〈北海道自由ウヰスキー株式会社〉場所:北海道札幌市代表銘柄:「9148クラフトジン」特徴:〈紅櫻公園〉内にある北海道初のクラフトジン蒸溜所。北海道ならではの素材を味・香り付けに使用。食後の時間を豊かにする「C」に数えられるCiger(シーガー)とCognac(コニャック)。そんな王道の組み合わせに新たな「C」としてCraft gin(クラフトジン)、そして「X」が加わることになりそうです。「X」とは加熱式たばこのデバイスである「Ploom X(プルーム・エックス)」。たばこスティック「メビウス・オプション」の発売を機に、フレーバーに合うジンの開発を構想しました。その想いに応えたのが、北海道初のクラフトジンの蒸溜所〈紅櫻蒸溜所〉です。「蒸溜所が大切にしているのは自由であること。“自由な世界、自由な発想、自由な価値観”というコンセプトのもとに、北海道ならではの素材の旨みや香りを生かしたジンを作っています」(〈紅櫻蒸溜所〉取締役社長・林 英邦さん)その言葉通り、〈紅櫻蒸溜所〉のジン作りはとてもユニーク。ジンの香り付けに必須のジュニパーベリーのほかに、日高昆布や切り干し大根、干し椎茸など、北海道に根付く食材を使うほか、蒸溜所が位置する紅櫻公園の植物も材料として取り入れます。海外からも評価が高い紅櫻蒸溜所のジンの特徴は“旨み”を生かした、日本らしさ、北海道らしさがあるジンです。実験的なフレーバーにも挑戦できるのは、400Lと適度な規模の蒸留器があるクラフトジンメーカーだからこそ。原料アルコールに1週間〜2週間、材料を漬け込んだのち、蒸留の過程でもさらに香りを加えるハイブリッド型の蒸留を行います。1回の製造サイクルはおよそ3週間。季節の限定品や蒸溜所の会員向けの特別商品を日々製造しています。「材料それぞれで蒸溜して、その液体をブレンドするという作り方をする蒸溜方法もあって、それは正確な味もだせるんですが、うちはあえて混ぜてしまったり、実験的な作り方をしたりもするんです。自由にやっていいよといってもらえていますね」。(〈紅櫻蒸溜所〉蒸溜技師・風間 大輔さん)たばこに合うジンの開発に取り組めたのも、そんな自由なマインドがあるからこそ。ベリーとシトラスという特徴ある2つのたばこの香りと味わいに合わせ、個性を際立たせた2つのクラフトジンを開発しました。”すぐに個性がわかる強烈な香り”を目指して、蒸溜技師の風間さんがブレンドしたのは、天然のセイロンニッケイ種のシナモンを使用した「#0513 Purple Moon」と、オレンジヴェルガモットを使いアールグレイ茶葉の香りを出した「#0216 Yellow Breeze」。ジンはジュニパーベリーが主軸の味わいですが、ジュニパーベリー以上にそれぞれのボタニカルを多く使用することで強い香りと味わいを実現しています。さて、そのマリアージュは?まず、カプセルを潰すと甘いベリーの香りが現れる「メビウス・オプション・パープル」にはシナモンの「#0513」を。シナモンとベリーが重なることで、上質なタルトのような甘さが口に広がります。その奥に昆布やしいたけの味が全体を支えていて、層が幾重にもあるような味わいです。もうひとつ、シトラスが愉しめる「メビウス・オプション・イエロー」に合わせるのはアールグレイ茶葉の「#0216」。茶葉とシトラスの風味が絶妙に混じり合い、ジンで使われているカルダモンやペッパーなどの爽やかな香りを引き立てます。こちらはレモンパイやレモンティーのような味わいに。甘さや酸味や苦味、そして旨みまで、さまざまな香りと味わいを重ねられるのはクラフトジンならでは。フレーバーを選べる「Ploom X」との味と香りの組み合わせは、無限の可能性がありそうです。香りを口に纏わせて、ジンを味わう食後の「C」と「X」の嗜みは、Ploom shopでぜひご体験を。この蒸溜所のこの1本…「#0513 Purple Moon」「#0216 Yellow Breeze」今回のコラボレーションは、ジュニパーベリーやラベンダーに日高昆布などの旨みのボタニカルを使用した定番商品「#0101」をベースに新たなフレーバーを加えたもの。“真実のシナモン”とも呼ばれる天然のセイロンニッケイ種のシナモンが特徴の「#0513」は、ベリーの風味の「メビウス・オプション・パープル」に合わせて。アールグレイ茶葉の香りを加えた「#0216」はシトラスの香りの「メビウス・オプション・イエロー」との組み合わせで愉しめる。たばこベイパーを口にいれた状態で一口飲むと、新たな風味が生まれる。〈紅櫻蒸溜所〉について北海道初のクラフトジンの蒸溜所として2018年にオープン。紅櫻公園内に位置し、北海道の素材と札幌市南区の伏流水を割水にジン作りを行う。創業した同年に世界的なスピリッツコンペティションにて金賞を受賞するなど、国内外から注目を集める。代表ブランド「9148」では定番銘柄の「#0101」をはじめ、季節に合わせた限定商品の発売や、メンバーズクラブ向けに限定商品をリリース。「プルーム・エックス」について「プルーム・エックス」は、たばこの愉しみを追求した次世代の加熱式たばこ用デバイス。既存のたばこステック12銘柄に加え、初のカプセル搭載のたばこステックとして、「メビウス・オプション・パープル」と「メビウス・オプション・イエロー」がラインアップ。両フレバーは紙巻たばこブランドのメビウスから展開している人気の香りで、カプセルを潰した瞬間から弾ける香り立ちが特徴。コラボレーションのクラフトジンが味わえる場所はここ。「プルーム・エックス」と〈紅櫻蒸溜所〉が共同開発したオリジナルクラフトジンは、「CLUB JT」会員、「Ploom X CLUB」会員を対象に、全国7箇所のPloom Shopで体験ができます。Ploomデバイスをお持ちの方はぜひショップで香りと味わいのマリアージュをお楽しみください。Ploom Shop仙台店、銀座店、東京駅グランルーフ店、渋谷店、名古屋店、なんば店、天神店(2022年2月1日以降、Ploom Shop札幌店も提供)入店は20歳以上になります。店舗情報はホームページをご覧ください。
2021年12月27日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第36回目の登場は、代官山〈Sputnik〉の板橋 凜さん。朝から深夜まで営業するオールデーバーで、カフェにもカクテルにもマルチに対応しています。本日のバーテンダーは…板橋 凜さん板橋 凜バーテンダー歴:4年生年月日:1997年5月10日星座:牡牛座血液型:A型趣味:アニメ鑑賞。最近のお気に入りは『王様ランキング』バーといえば夜のもの?いいえ、ここ〈Sputnik〉が開くのは、朝の8時30分です。代官山駅からほど近いこの場所には、朝にはエスプレッソを飲む姿があったり、食前の1杯や深い時間にカクテルで乾杯する姿があったり、はたまた挨拶だけのご近所さんがいたり。これはイタリアなどにある“バール”と呼ばれる業態で、バリスタでありバーテンダーであるバーマンから、1日のどの時間でもカフェや軽食、お酒が出されます。「朝から夜まで通っていただける場所なんです。時間に応じて、いろんな客層の方がいらっしゃいますし、朝いらした方が夕方にもいらしたりと、さまざまに使ってくれるのがうれしいですね」。落ち着いた口調で話してくれる板橋さんは、元はバリスタ。コーヒーショップで働くなかで美しい所作を身につけたいという想いを持ち、4年前にバー業界に入り、その長く細い指で、器用にマドラーを回します。「ここで出しているのはクラシックカクテルです。肩肘を張らず、日常的に使って欲しいというのがあるので、”いつもの”と頼んでもらえたらと思っています。SNSではドリンクの説明はしすぎないようにしていて。これなんですか?というところから、会話がスタートできたらとよいかなと思うんです。会話しながらシチュエーションに合わせてドリンクを作り分けていくというのは日々勉強になって、面白いです」。街の寄り合いの場にもなっているように見える〈Sputnik〉。実はその名前は、世界初の人工衛星の名前からとられたものです。地球とともに太陽系をぐるぐると回る衛星は、どの時間帯でもどんな状況でもお客様に寄り添えるこのバールにイメージが重なります。「”流行り廃りではなく、人生に付き合っていけるように”という想いが込められた店名です。オーナーとは上京した頃からの知り合いで、お店のスタイルも以前から決めて、準備していたのを見ていました。お店を始めるタイミングで声をかけてもらったのは、嬉しかったですね」。オーナーいわく、板橋さんに決めた理由は、板橋さんの勉強熱心さ。休みの日でもバーまわりに余念がないそう。「おいしいものをできるだけ体験して、吸収したいと思っているんです。休みの日はカフェで1杯のネグローニを飲んで、よしスタートするぞ、と動き出します」。学びと遊びを満喫している板橋さんから倣うところは多そう。人生の伴走者が欲しいときは〈Sputnik〉にどうぞ。水っぽくならないようネグローニはワイングラスで混ぜ合わせてからカクテルグラスに。クラシックカクテルにしっかり応えるための充実のラインアップ。朝から活躍するエスプレッソマシーン。ハナコラボからの質問Q.「朝から飲んでいいカクテルってありますか?」A.「朝からですか(笑)!休みの日の朝ならシェリートニックから初めてもいいかもしれません。シェリー酒をトニックウォーターで割ったシンプルなものですが、爽やかで、度数も低いのでおすすめですよ」。このお店のこの一杯「ネグローニ」「ネグローニ」1,400円食前にベストマッチなのは、カンパリやヴェルモットの苦味とジンを組み合わせたネグローニ。お店ではジントニックと並び、よくでる定番カクテルのひとつ。この店のこの一皿「カッサータ」「カッサータ」700円リコッタチーズにドライフルーツやナッツを合わせたシチリアの伝統デザート。スプートニクでは季節によって中身を変えて提供。12月はクリスマスを意識してミックスベリーのカッサータ。板橋さんのいるお店はここ。木目調のスツールやクラシックな照明が暖かな雰囲気のバールスタイルのバー。カウンターとハイテーブルのみのオールスタンディング席。入り口外に設けられたテーブルで気楽に飲むこともできる。東京都渋谷区恵比寿西2-18-6平日8:30〜24:00、土日11:00〜24:00第2火曜休※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】おはよう!が言えるバー。
2021年12月13日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第35回目の登場は、渋谷〈swrl. [wine cocktail & kitchen]〉の徳満 亮太さん。業界初ワインカクテルの世界にご案内いただきます。本日のバーテンダーは…徳満 亮太さん徳満 亮太バーテンダー歴:10年生年月日:1992年1月20日星座:水瓶座血液型:O型趣味:筋トレカウンターでバーテンダーさんが手にしたのは、小型のデキャンタ。すると、クルクルと回して、カクテルが完成!バーなのにシェーカーを使わず、“スワリング”といわれるワインの手法でカクテルを提供するのが、2021年10月にオープンした〈swrl. [wine cocktail & kitchen]〉です。「ワインカクテルはアップデートされていなかったジャンルなので、そこで新しいものを作るということにおもしろさを感じています」。こう語るのは、今年4月に大阪の有名バーから移ったバーテンダーの徳満 亮太さん。渋谷〈The SG Club〉などを手掛ける話題のバーグループが今回提案する〈swrl.〉は、ワインカクテルに中南米料理を合わせて楽しめる、これまでにないコンセプトのカクテルバー&レストランです。ブルックリンをイメージしたという内装は異国感があり、彫りが深く端正な徳満さんによく似合います。「バーテンダーを始めたころは金髪だったんですよ。野球部で坊主だったので、その反動ですね。モテるかなという感じで始めたバーテンダーですが、大学卒業の頃には一番したいことはバーテンダーになっていて、ほかの職業は考えなかったですね」。大阪のオーセンティックバーに在籍していたころには、シンガポールのバーにゲストバーテンダーで呼ばれるなど、海外でも活動。自身のSNSでもバイリンガルで情報発信をするなど、ボーダーレスに活動の幅を広げています。徳満さんが魅力を感じているのは、個性が発揮できるカクテルの世界。「イメージでウイスキーが苦手っていう人でも、言わずにウイスキーベースのカクテルを出したりすると”おいしい”となるときがあって、それってカクテルの力だなと思うんです」。そんなカクテルの力がこの店舗でも感じられます。ワインが好きな人にもっとカクテルを知ってもらいたいという思いから、オーナー後閑信吾さんが考えたのは、バーテンダーが作ったカクテルにソムリエがワインを合わせて、ひとつのカクテルを作るという特殊な方法。ワインには地名がつきものということから、カクテル名も、アテネ、ロンドン、上海など地名が名付けられています。次にいきたいところはどこ?というようなテーブルでの会話も生まれそうです。ちなみに、徳満さんが思い入れのあるカクテルの地名は?「ウイスキーの蒸留所訪問の際に立ち寄ったエジンバラですかね。まさにハリー・ポッターの世界でこんな場所があるんだ!住みたい!と思いました。次に訪れてみたいのはバルセロナかな」。味覚だけでなく、空間でも新しい体験が待っています。カウンターの内側に入って向かい合わせに座れるカウンター席や、バーテンダーさんのすぐ後ろで高台になっている通称”タイムズスクエア”席など、気分に合わせてシートの予約ができるのも魅力です。世界でも唯一無二。東京の新たなバーシーンを創造しているニュースポットをぜひ体験を!入口には手を洗うスペースが。ニューノーマルなスタイル。ペアリングされるワインボトルがずらりと並ぶ。カウンターの内側にも席が配置された対面カウンター。ハナコラボからの質問Q.「食事をしにバーに行くってありですか?」A.「お酒以外で来てもらっても全然大丈夫です。ぱくぱく食べていただいても、お腹空いてたんだな、と思うくらいです(笑)。飲めない方にはノンアルコールもありますよ」。このお店のこの一杯「エジンバラ」「エジンバラ」1,980円スコッチウイスキーをベースにラズベリーやカカオを加えたカクテルに、カルフォルニアのジンファンデルを合わせたワインカクテル。スモーキーなウイスキーの風味が、配管からの蒸気で霧がかるエジンバラの石畳の街並みを彷彿とさせる。ワインは〈Ăn Đi〉の大越基裕ソムリエが監修。この店のこの一皿「レネグロコンポヨ」「レネグロコンポヨ」2,420円料理は青山〈Burn〉の米澤文雄シェフが監修。モーレネグロはカカオと焦がした数種類の唐辛子を混ぜて作るソースで作るメキシコの伝統料理。複雑な味のソースがワインカクテルの魅力を引き立てる。徳満さんのいるお店はここ。ブルックリンをイメージした空間は、前店舗から引き継いだタイルや壁も生かされたインダストリアルな雰囲気。23時以降は音楽とともによりカジュアルに楽しめる深夜営業も展開。東京都渋谷区神南1-7-9 北谷マンション1F03-6427-824517:00〜24:00※金、土のみのレイトナイト営業は翌4:00まで(当面の間)火曜休※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】カクテルとワインが合わさる未体験領域へ冒険を!
2021年11月08日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第34回目の登場は、新宿〈新宿ウイスキーサロン〉の静谷 和典さん。TikTokでは“しずたにえん”としてフォロワー5万人を持ち、ウイスキーの魅力を国内外に発信しています。本日のバーテンダーは…静谷 和典さん静谷 和典バーテンダー歴:14年生年月日:1985年6月13日星座:双子座血液型:B型趣味:サウナ、ゴルフ、筋トレ。今度、ボディビルの中でライトめなフィジークの大会に出場予定です。“バーテンダーしずたにえん”でTikTokをバズらせているバーテンダーがいるらしい。そんなウワサを聞いたのは、今年の春頃。それから、半年ほどで5万人のTikTokのフォロワーを持つようになった“しずたにえん”さんに会いに向かったのは、新宿のとあるビル。無骨な外観のビルとうってかわり、扉の奥は整然とウイスキーボトルが並び、和を感じる美しい空間が広がります。「TikTokをはじめてから、若いお客様も増えました。20代から60代以上までが集まる無差別級のバーなんです」。にこやかな笑顔で迎えてくれたのが、静谷バーテンダーです。静谷さんの動画の多くは、短時間でカクテルのメイキングを見せてくれるもの。音声の説明はほとんどなく、カランという氷の音やカラカラとマドラーを回す音はASMRさながらです。最後は“ぷはぁ”という静谷さん自身が飲むところで終わるのも、ウイスキーを飲みたい気持ちをそそります。「シビアなコメントもあるんですよ。若い方は、やはりウイスキーは難しそうとか苦そうというイメージもあるようで、お酒のハードルは高いんだなと感じます。それでも、20歳になったら行きますとか、父の日に何をプレゼントしたらよいでしょう、とコメントをもらうこともあり、次世代への種まきになればと発信してます。バーテンダーは基本は待つ仕事ですが、バーの外に攻めていくことは大切だなと思っていて」。動画では他にも、バーテンダーあるあるを紹介したり、気さくな雰囲気をもつ静谷さんですが、実はウイスキー業界でのすごい実力の持ち主。現在10名しかいない国内最難関のウイスキーの資格「マスター・オブ・ウイスキー」の称号を史上最年少で取得者した、業界で熱い注目を集める人物です。そんな静谷さんですが、ウイスキーにのめり込むきっかけは意外なところでした。「若い頃、西新宿で働いていた当時、グレンリベットのソーダ割りがバーテンダーの最初の登竜門だったんです。それが美味しくできたら、ほかのカクテルも作っていいと。毎日営業後に練習を重ねていたんですが、ある日、自分の勉強してるグレンリベットってどんなお酒なのかな、と本を手に取ったんです。そうすると、”グレンリベットとは、静かなる谷の意味だ”と書かれていて。自分と同じ名前だったのか、と運命感じてしまったんですよね」。以来、”知ればしるほど親近感がわく”というウイスキーの世界にのめり込み、いまではバーを2軒構えるまでになりました。若きウイスキーマニアの静谷さんはその提案もユニークです。多くのウイスキーバーがストレートやロックで酒そのものを味わわせるのに対し、静谷さんのバーは6割がカクテルで出ています。「ハイボールは飲めても、ロックやストレートはまだ飲めませんっていう方が実は多いんです。そこをジャンプしてもらうにはどうしたらよいかなと思った時、海外ではあたりまえに飲まれているウイスキーカクテルで紹介していくことじゃないかと思いました。いまうちはウイスキーベースのカクテルが150レシピくらいあるんです。そこでウイスキーに慣れてもらって、さらに深いウイスキーの世界にはいってもらえたらよいかなと」。静谷さんの目標は、お店をジャパニーズウイスキーのアンテナショップのような存在にしていくこと。とくにクラフトディスティラリーと呼ばれる日本の小さい蒸溜所のものも注力してセレクトしています。「多くの人と出会いたいというのが、自分のなかでは強く思っていることなんです。SNSも活用しながら、いろんな人と会えるようなお店づくりをしていきたいなと思います」。ウイスキー大使として活動を広げる静谷さんにこれからも注目です。器に香り付けするところから始める「マスターオブウイスキーサワー」ウイスキーは香りでも楽しめる!ウイスキーカクテルが豊富なのもお店の特徴。ハナコラボからの質問Q.「ウイスキー初心者の女性におすすめのカクテルはありますか?」A.「みなさんハイボールは飲んだことがあると思うので、そこから一歩進んだ進化系ハイボールはいかがでしょう?ウイスキーをアップルビネガーやアップルタイザーでアップした『アップルスカッシュ』は家でも作りやすくておすすめですよ」。このお店のこの一杯「マスター オブ ウイスキーサワー」「マスター オブ ウイスキーサワー」1,800円器にタリスカー10年をスプレーし、お客様に仰いで、香りを嗅いでもらうところから始まるカクテル体験!グレンモーレンジ10年に卵白とレモンジュースを入れてふっくらと攪拌し、ビターズ、シロップを加えたふわふわのウイスキーサワーは、香りと食感が楽しめる1杯。この店のこの一皿「佐賀県産 鶏の生ハム」「佐賀県産 鶏の生ハム」900円しっとりした鶏の生ハムはほどよい塩味がきいて、ハイボールが進みそうな一皿。ほかにも鹿肉のソーセージや、全28種類のチョコレートなどが揃う。ウイスキーに応じて、バーテンダーさんにフードを選んでもらうのもよさそう。静谷さんのいるお店はここ。ジャパニーズウイスキーを中心にセレクトされており、壁にも桜の絵が描かれるなど日本を感じる空間。カウンターのほかにテーブル席やスタンディング席もあり、本格的なウイスキーをリラックスして楽しめる。東京都新宿区新宿3-12-1 佐藤ビル3F03-3353-588818:00〜※状況に応じて営業時間は変更になります。静谷さんのYouTube、TikTokもチェック!【本日の一言】ウイスキーカクテルに挑戦してみよう!
2021年10月11日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第33回目の登場は、中目黒〈The World Gin&Tonic〔Antonic〕〉宮武 祥平さん。業界初ジントニック専門店で日々ジンの魅力を発信しています。本日のバーテンダーは…宮武 祥平さん宮武 祥平バーテンダー歴:1年生年月日:1993年12月27日星座:山羊座血液型:O型趣味:邦楽中心に音楽聴くのが好きです。最近はレコード集めにハマっています。元不動産営業マンや警察官。これまでさまざまな経歴を持つバーテンダーさんに登場いただいてきましたが、今回登場のバーテンダーさんもなかなか異色。元は法人融資や個人のホームローンを担当していたという銀行マンで、資産運用の相談もできちゃう方です。「立つ時は利き手を隠すんですよ。相手に敵意がないことを示すためなんです」。ポートレート撮影でも社会人スペックの高さを感じさせるのが、中目黒〈The World Gin&Tonic〔Antonic〕〉宮武 祥平さんです。業界でも珍しいこのジントニック専門店は、プロモーションもなかなかの個性派。夏には「冷やし中華、はじめました。」のフレーズのもとにジン漬けした新生姜を使った冷やし中華を展開したり、ジンで作ったシロップを使った〈氷屋 Antonic〉になったり、花屋さんとのコラボレーションをしたり、と緊急事態宣言中も前向きに知恵を絞っています。「ここがジンを好きになるきっかけになってほしいという思いがあって。インスタグラムのメニューアカウントもお店の外でも使ってほしいなと思って、発信しているんです」。Antonicのメンバーは宮武さんの他に、オーナーとディレクターの武田夫妻。奈良県の同郷で旧知だった宮武さんの“誰もが居心地の良い空間を作れること”がかわれて、お店のオープン時に声がかかりました。「東京に出るとは夢にも思っていなかったんです。ですが、次のステップを考えている段階でしたし、武田さんのお店のコンセプトにしっかりとした信念を感じたので、ついていこうと!」とはいえ、ジンの初心者だった宮武さん。お店のインスタグラムアカウントのジンの撮影や、商品説明文を全て一人で作り上げることで、ひとつづつ丁寧に覚えていきました。「初めて好きになったジンは、スコットランドの〈ザ・ボタニスト〉。植物学者(ボタニスト)とともに作られた約30種類の香草類が使われているんですが、こんなに華やかなジンがあるのかと。ジンは知るほど面白いです。国や地域ごとに使われているボタニカルが違いますし、ベースのスピリッツをどの穀物から作ってもいいというおおらかさも好きですね」。今ではお客さまのその日のムードや、食べてきたものなどに合わせ、自在にリコメンデーションができるようになった宮武さん。バックバーのボトルは、左上が北欧、右下が南米と世界地図を見立てて並べており、国境を超えたさまざまなジンがカウンターに並びます。「“月曜から頑張れるジンください!”みたいなざっくりしたオーダーもいただくのですが、こちらから提案するものが私と他の2人では違うと思うんです。ジンにそれぞれのイメージを重ねられるのも面白さだと思うので、こちらからの提案を楽しんでください」。ジントニックを入り口に、バー文化を伝え、洋酒を愛する人を増やすことを目標としているAntonicは、店舗を増やすことやお店の外に活動を広げていくことを目指しています。音楽フェスなどで出張Antonicを見る日も近いかもしれません。ノーチャージで、一杯の価格も800円、1,000円、1,200円の3パターンと明瞭。テーブル席の奥には、カクテルブックやバーにまつわるアイテムが並ぶ。扉はあえて軽やかに。誰にも気軽に入ってもらえる雰囲気を作り出している。ハナコラボからの質問Q.「初恋の味がするジンってありますか?」A.「気分でのオーダーは大歓迎ですが、初恋は難しいですね(笑)。思い浮かんだのはラベルに海が描かれたモナコのジン『ラ・ディスティラリー・ドゥ・モナコ』。自分の初恋が海の記憶と紐づいていることがバレますね」。このお店のこの一杯「ジントニック」「メリフェラ ジントニック」1,200円新製品や限定品は一通り試して、いち早く導入されることも多いAntonic。この日は今秋に日本初上陸となるイモーテルの花を使ったフランスのジン「Melifera(メリフェラ)」のジントニックを。柔らかなスパイスの風味と柑橘が香るメリフェラには、ドライのレモンを添えて。宮武さんのいるお店はここ。外から店内がよく見える路面店で、明るくカジュアルな空間。バックバーには宮武さんがセレクトした世界各地のジンが並ぶ。カウンターのほか、店内奥には小上がりになったテーブル席もある。東京都目黒区東山1-9-1303-6303-1792平日15:00~22:00、土日13:00~22:00※緊急事態宣言中は休業。【本日の一言】お店に広がるジンの世界地図を宮武さんに案内してもらおう!
2021年09月20日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第32回目の登場は、蔵前〈Stage〉斉藤一徳さん。ものづくりの街、蔵前で新しいカクテル文化を発信しています。本日のバーテンダーは…斉藤 一徳さん斉藤 一徳バーテンダー歴:4年半生年月日:1992年4月1日星座:牡羊座血液型:A型趣味:コンブチャ作り。6年前くらいから続けてます。蔵前の通りでひときわ目を引くライトブルーのエントランス。ブティックのような趣きがある入り口を覗くと、見えるのはなんと大きな蒸溜機。「TOKYO RIVERSIDE DISTILLERY」と描かれたここは、まさにクラフトジンを作る蒸溜所を備えた建物です。ここ東京リバーサイド蒸溜所の特徴は、これまで価値が見出されてなかった食材にスポットを当て、エシカルな商品を生み出しているところ。日本酒の酒粕も、カカオハスク(皮)も、賞味期限が迫ったバドワイザーさえも、ここでは鮮やかにスピリッツに変化します。「誰かに見つけられていなかったから日の目を浴びなかった、という素材をアップサイクルして、新しい価値を出すということは社会的に意義があるし、時代的にもいいなあと。話を聞いてすぐに一緒にやりたいなと思いました」。そう語るのは、2Fのバー〈Stage〉でカクテルをプロデュースした斉藤一徳バーテンダー。蔵前のホステル〈Nui.〉で、バーテンダーとしての研鑽を重ねてきました。下町情緒がありながらも、羽田にも成田にも電車で1本で、普段は外国人居住率も高い蔵前。ブルックリンとも称されるイノベイティブなモノづくりの街で働いてきた斉藤さんには、海外に長く住んでいたような独特の雰囲気が漂います。「この街にいると、自分で移動する時間やお金をかけなくても、この先いろんな面白い人が集まってくるだろうと思って、蔵前で働くことを決めたんですよ。イギリス、オーストラリアの方が多いですが、中東、エジプトなどいろんな国の人と会いましたね」。そんな海外の人が来たときに引きになるのは、やはり日本オリジナルのスピリッツ。クラフトジンがブームになる中で、日本の酒粕を使ったジンはきっと試してみたいものになるはず、という勝算を斉藤さんは持っています。「ここではエシカル・スピリッツのレギュラー商品それぞれに合わせたシグネチャーカクテルを用意しています。バーの間口を広げたいという想いがあるので、味は複雑すぎず、メニューとしても想像できるものを揃えているんです。上にハーブガーデンもあるので、摘みたてのハーブも入れられますし、“farm to cocktail”というような感じでやりたいですよね」。言葉の通り、カクテルメニューには「梅マティーニ ハイボール」「モダン レモン サワー」など、知っているワードがある安心感が。ただし、シンプルそうに見えて、一筋縄ではいかないのが斉藤さん流です。「梅マティーニハイボールは、昆布とカツオの出汁成分を使った旨味ビターズや和歌山の梅を使っているんです。見た目も日本の庭園っぽく、赤い梅に青紫蘇を乗せていたり、そんなデザインにしてます」。1杯のカクテルから広がる風景。グラスに込められた想いを読み取るのも、カクテルらしい楽しみ方です。また、〈Stage〉のもう一つの魅力はジンに合わせたフードの数々。蔵前流のフライドチキンKFCや、真夜中のふたくちバーガーなど、こちらも一捻りしたメニューが揃います。世界に発信できる力を持つ東京のバーが、また一つ現れました。イタリアンの経験を持つシェフの阿部匠海さん(右)。チームでジンに合う料理の開発に挑戦。ミントやローズマリー、タイムなど10数種類が揃う屋上のハーブガーデン。斉藤さんのお気に入りは華やかで甘みがある「LAST -ELEGANT-」。ハナコラボからの質問Q.「自分の好きなカクテルはどう見つけたら良いでしょう?」A.「今まで食べたり、飲んだりして好きだったものはこんなものです、というようなことをバーテンダーに伝えてみてください。ジンの場合は、こんな香水が好きです、というようなこともカクテルを出すヒントになりますよ」。このお店のこの一杯「ホワイト ネグローニ」「ホワイト ネグローニ」1,200円エシカル・スピリッツ〈LAST -ELEGANT-〉を使用。ジンベースのクラシックカクテル「ネグローニ」のホワイトバージョン。ハイビスカスやラベンダーで香づけられた〈LAST -ELEGANT-〉に合わせ、屋上のハーブ園から摘んだセージとラベンダーを乗せて、より華やかに。お酒と楽しむ一皿「えびチリ 2.0ver.」ジンのための逸品料理としてラインアップされている進化系のエビチリ。発酵させたトマトジュレや生姜、ハイビスカスを、フリットにして衣をサクサクにしたエビと合わせ、サラダ仕立てに。自家製の発酵一味唐辛子などのスパイス使いが、ジンの味わいを増幅させる。斉藤さんのいるお店はここ。元は印刷工場だった建物のフレームを生かしたインダストリアルな空間。コンクリートの壁や、植物やボトルが飾られたスチールのラックなど、ラフに飾られた内装が心地よい。1Fはジンの蒸留所、屋上にはハーブガーデンがある。東京都台東区蔵前3-9-3050-3160-242818:00~23:00月曜休※現在は緊急事態宣言に伴い休業中。再開の際にはInstagramなどで告知。斉藤さんの音声はこちら【本日の一言】注目のエシカル・スピリッツ蒸留所併設のバー。
2021年09月06日2021年6月18日付にて、YouTubeチャンネル『児島だよ!』では、買い物に関する動画を配信中です。今回の企画は、アンジャッシュの児島さんが『ドン・キホーテ』で30分以内に1万円を使い切るように買い物したらどうなるかというもの。『ドン・キホーテ』といえば、リーズナブルな価格で日用品や食料品を購入できる総合ディスカウントストアとして知られていますが、『30分以内』と『1万円』という条件が予期せぬ効果を発揮しそうな予感がします。買うものについて考える時間があまりないので、日ごろのセンスが問われそうですが、児島さんは果たして何を購入したのでしょうか。早速、動画を確認してみましょう。時間に追われるなかで考えすぎたのか、買い物に統一感がないような…。アルコール除菌がキッチン用だったり、お昼にカレーを食べるのにレトルトのカレーを買ったり、心理的にも余裕はなかったようですね。パーティー用のタキシードと早押し用のブザーを選んだ時の児島さんの脳内では、かなり妄想がふくらんでいたのでは…。「無駄な買い物はしたくない」といいながら、一番高価なタキシードは要らなかったと素直に認める児島さんは、きっと悪い人ではないでしょう。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年07月21日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第31回目の登場は、代々木公園<nephew> 安部 直柔さん。誰にでも入りやすい”ストリートバー”でお酒との出会いを作り出しています。本日のバーテンダーは…安部 直柔さん安部 直柔バーテンダー歴:4年生年月日:1992年8月27日星座:乙女座血液型:O型趣味:味覚の育成中。刺激を受けた飲み物や食べ物をインスタグラムに記録しています。〈nephew〉(甥っ子)の名前を持つこのバー。池尻で人気のストリートバー〈LOBBY〉の2号店として、この4月に誕生しました。〈LOBBY〉の甥っ子という立ち位置の「nephew」には、実は店舗のキャラクターが2人設定されています。お菓子をほうばる少年の〈nephew〉くんと、タバコを口にマティーニを飲む大人の〈nephew〉さん。大人になった甥っ子って、一緒にお酒を飲むのになんとも楽しそう。そんな人がいるところかな、とお店に入る前から空想は広がります。そんな大人の甥っ子を想像させるのが、親しみやすい笑顔で迎え入れてくれる本日登場のバーテンダー、安部直柔さんです。「インテリアデザインだったり、音楽だったり、そういうところからお店に入ってきてもらえたらいいかなと。バーの間口を広げていけたらと思っています」。そう語る安部さん、元は住宅メーカーの営業マン。その後、新たな道を模索する中で、知り合いのバーで働き始めます。「ワインや焼酎中心のお店だったので、当時はバーテンダーという意識で働いていなかったんです。ある日、お客様から“コスモポリタンが飲みたい”と言われたのですが、材料も道具もなく、提供ができなくて。その時のお客様の残念そうな顔が記憶に残ってしまったんですよね。その日を境にカクテルの作り方のYouTubeを観たり、バーやカクテルイベントに行ったりと、勉強し出したらいつの間にか楽しくなっていました」。世界では日本人バーテンダーが多く活躍するバーの世界。安部さんもいつかは海外に行きたいという想いから、バーテンダーとしての覚悟を決めて邁進していきました。そして、新しいところで経験したいと探していたタイミングで巡り会えたのが、この〈nephew〉です。「お店の母体はデザイン会社なのですが、飲食店としてすごく流行っているし、どんな体験が提供できるかということを掘り下げて考えていて、話していてとても共感できたんです。デザイン性やプロモーションとか、バーの見せ方を考えるようになりました」。誰もが気軽に入れるストリートバーとしてのコンセプトは、ライトブルーのタイルなど、ポップでスタイリッシュな空間に反映されています。それでありながら、カクテルは1号店の〈LOBBY〉より一歩進み、味わいはより自由で複雑なものをラインアップ。スパイスやハーブを駆使したノンアルコールカクテルにも積極的で、誰にも新しい体験を届けてくれます。「バーテンダーってほんと楽しいんです。お酒を作る楽しさもあるし、目の前のお客様が求めていることに答えてあげられるという楽しさもある。タイムリーにコミュニケーションに触れられるんです。自分としては新しい味覚や視覚の体験をお酒を通じてしてもらえたらいいなと思っています」。大人の甥っ子、安部さんが案内してくれる新しい味覚の体験をお楽しみに。シェイクするカクテルも多く揃う。青のソファがアクセントになっている2Fのラウンジ。クラフトジンやウイスキーが充実。ハナコラボからの質問Q.「バーでの会話のきっかけはどのように作ったらいいでしょうか?」A.「お酒以外のことでいいと思うんです。周りにいる人のファッションとか、流れている音楽とかもいいきっかけになりますよね。うちは店内の選曲はスタッフみんなでしているので、音楽のこととか聞いてもらえたら嬉しいです」。このお店のこの一杯「亞歴參堕<アレキサンダー>」「亞歴參堕<アレキサンダー>」1,500円甘すぎないスイーツカクテルとして作られた和風カクテル。クラシックカクテルの一つであるアレキサンダーを、餡子やきな粉を使って表現。どこか馴染みある味わいの“飲める和菓子”!お酒と楽しむ一皿「ハーブ香るソーセージのオーブン焼」「ハーブ香るソーセージのオーブン焼」1,200円数種のハーブが練り込まれた食べ応えのあるソーセージ。フードはポテサラやチップス、メンチカツボールなど、お酒に合うようなおつまみ系が揃う。安部さんのいるお店はここ。代々木公園そばの一軒屋が改装された店内は、ライトブルーや白が基調になったポップな空間。1Fにはタイル貼りのカウンター席と窓際のテーブル席、2Fにはラウンジスペースが広がる。東京都渋谷区富ヶ谷1-7-203-5738-890810:00〜17:00、19:00〜翌1:00月、火休※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】代々木公園のそばの“甥っ子”のバー。
2021年07月12日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第30回目は、番外編。DJであり、レストランプロデューサーでもあるDJ SARASAさんに、今年3月にオープンした渋谷<RUBIA>誕生の背景とメキシカンの楽しさをお聞きします。本日のバープロデューサーは…DJ SARASAさん射手座、A型。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドバイからアジア各国まで、世界をまたにかけるDJとして現在活動中。メキシコ訪問を機にタコスにハマり、2017年に初の店舗となる〈CASA DE SARASA〉をプロデュース。今年2店舗目となる〈RUBIA〉をオープン。「日本タコス協会」の会長も務める。メキシコというと思いつくのは、とんがり帽子やマラカス?いえいえ、いまのメキシコはとってもおしゃれに進化しています。世界を渡り歩いた女性DJがプロデュースしたのは、色鮮やかでカラダにも優しいメキシカンダイニング。食事からカクテルまで日本とメキシコが融合しています。“タコス愛”がお店づくりの原点児島「最近メキシカンの流れが来ていますよね。バー業界でもアジアのトップバーが香港のメキシカンバーでした。NYでもメキシカンはとてもおしゃれ。日本でも素敵なお店が増えてきてうれしいのですが、サラサさんはどのような経緯でメキシカンを開きましたか?」サラサさん「DJとして色々な国に行くなかで、2016年に初めて降り立ったメキシコで食べたタコスに衝撃を受けて。それ以来、メキシコは何度も往復して、タコス依存症になっちゃったんですよね」。児島「2017年には1軒目のお店を立ち上げて、翌年には『日本タコス協会』も設立しましたよね。行動力がものすごい!」サラサさん「いいものを知ったら伝えたい!という想いがすごくあるんです。DJは自分の知っている曲を共有して、その反応をみたいという気持ちでやっていますが、それに近くて。本場のこのおいしいタコスは絶対日本人も知るべきだ!という気持ちでお店をオープンしました」。児島「改めて、タコスやテキーラの魅力はどんなところでしょう」。サラサさん「タコスって気取ってなくて、みんなに優しくて、器が大きいんですよ。メキシコ人が作るタコスってざっくりしているんですが、それが完璧だったり。あと、ここの2階のバーはテキーラやメスカルなどアガヴェスピリッツを扱っていますが、これらのお酒の良さはその貴重さですよね。原材料のアガヴェは成長するのに8年くらい掛かるものです。愛情がたっぷり詰まったお酒だと感じます」。お店づくりは出会いの連続から児島「センター街近くのとても良い場所ですが、お店の場所はどう決めましたか?」サラサさん「もともとこの場所が好きで、いつか空かないかな、と見てたんです。そしたらこのご時世もあって、ちょうど入ることができて。そうそう、ビジネスパートナーのEDO KOBAYASHIとも〈東急ハンズ〉でばったり出会ったんですよ」。児島「渋谷の〈東急ハンズ〉?」サラサさん「そうなんです、お店で日本語に困っている外国人がいたので話しかけたらメキシコ人だし、飲食をやっていたんです。彼は日本にルーツがあって、メキシコで日本食を広める活動をしていたんですが、私はその逆で日本でメキシコ料理を広めていたので、お互いそれぞれの国で同じようなミッションを持っている事で仲良くなり、お店を一緒にやる事になりました」。児島「引き寄せですね。お店にある絵もメキシコのバーの方の紹介で見つけたものでしたよね」。サラサさん「はい、メキシコの〈メスカルバー〉でかわいい絵が飾ってあったので、初めは買えないかな、と話をしたんですが、”なら会ってきたら”と連絡をとってくれて。ギャラリーで会うことができました。この絵は30体が一個づつ単体になっていて、組み合わせて刷るんです。元のストーリーでは全ての体がお墓の方向に向かっていて、花を持つ人もいればお酒を手にしている人もいるんですが、その組み合わせ方でまた別のストーリーが生まれるのがこの絵の面白さなんです」。児島「人によって、その場のストーリーが変わるというのは、まさにバーみたいですよね。この空間にぴったりです」。日本に新しいメキシカン体験を!児島「改めてお店のコンセプトを教えてください」。サラサさん「コンセプトは日本とメキシコの融合です。1階がダイニングで、2階はミクソロジーバー。食事はみんながまだ食べたことがないようなメキシカンがいいなと、オープン前にメキシコでモダンメキシカンをやっている〈プジョル〉というお店に修行に行きました。魚の出汁使ったり、海苔を使ったり、繊細だし新しいことに挑戦していて、すごく刺激を受けました。バーを2階に分けたのは、メキシコ人って食事が終わるとパテオという中庭で飲み直したりするんですが、そんなイメージで。全く違う空間に上がってもらって、食後も楽しんでもらいたいなと思ってます」。児島「ナチュラルな1階から、シックでゴージャスな雰囲気にパッと切り替わりますよね。カクテルもテキーラやメスカルを軸にしながら、日本の食材を取り入れていて、今までにないカクテル体験ができそうですね」。サラサさん「そうなんです。食べ物も飲み物も、壁の絵も、働いている人も日本とメキシコが融合しています。ぜひ新しいメキシカンの体験をしてもらって、私と同じようにタコスやテキーラにハマってもらえたらうれしいです」。バーテンダーの河野 成未さん。「素敵な音楽と素敵なお酒でお待ちしています」。日本の要素が入ったカクテルが揃う。ゴマや焼酎、紫蘇などを使ったものも。壁の版画はメキシコ人アーティスト、シーザー・シャベズのもの。ハナコラボからの質問Q.「テキーラはどんな風に飲めばいいですか?」A.「お店ではカクテルで出していますが、私はテキーラやメスカルをストレートで飲むことも多いです。メキシコの友達に教えてもらったのは、”テキーラはキスするように飲みなさい”と。一気飲みではなくて、少しづつ味わって飲んでみてください」。このお店のこの一杯「CITY BIRD」「CITY BIRD」1,760円「最初に飲んだとき、メキシコシティの上空を鳥が気持ちよく飛ぶ光景が浮かんだ」というサラサさんのイメージからこの名前に。レモングラスを付け込んだテキーラと、大吟醸を使った1杯。スッキリした味わいで、食後の1杯目に最適。お酒と楽しむ一皿「馬肉のタルタルのタコス」「馬肉のタルタルのタコス」1,078円シーズナルのタコスは現在5種類。「馬肉のタルタルのタコス」は、ホワイトコーンのトルティーヤにエゴマとほうれん草のパウダーをトッピング。生姜と茗荷をベースにしたサルサソースや柚子胡椒のマヨネーズなどで、日本らしさを表現。今回のお店はここ。ライトグレーを基調にした明るい1階はオールデーダイニング。2階は黒とコッパーがモダンなミクソロジーバー。1階入り口には犬同伴可のテラス席も。東京都渋谷区宇田川町13-4 コクサイビルC館03-6416-5253レストラン(1階)8:00〜15:00、17:00〜20:00ミクソロジー・バリスタラウンジ(2階)17:00〜20:00月曜休(祝日と重なった場合は営業)※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】ここであなたもタコスラバーに!
2021年06月14日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第29回目は、連載初の女性バーテンダー、田町〈Modern Mexican CABOS〉の斎藤 麻美さんの登場です。本日のバーテンダーは…斎藤 麻美さん斎藤 麻美バーテンダー歴:8年生年月日:1989年4月22日星座:牡牛座血液型:A型趣味:山や海に行くのが好きです。人の力が及ばない場所に行くと解放された気分になるので。「散る桜、残る桜も、散る桜」。カクテルを作る手元のバーツールに、そんな風情ある句が刻まれているのは、本日登場の斎藤麻美さんです。「4月生まれなのですが、地元の秋田県だとその時期に桜が一番咲くんです。私が生まれた日は桜が満開だったみたいで、桜には思い入れがあります」。カクテルを作るキリっとした顔と、柔らかな笑顔をお併せ持つ斎藤さんは、カクテルの大会でも優秀な成績を納める、業界注目の女性バーテンダーです。ロシア製の特注品であるストレーナーや、オーダー品のエプロンなど、女性らしいこだわりを感じますが、本人は女性であることはあまり気にしたことはないそう。「カクテル大会などで、気づいたら周りはみんな男性だった、というようなことはありますが、普段、女性バーテンダーであるということを気にする場面はあまりないです。体力的には大変なこともありますが、職人であるということでは割と男女対等なんです」。元は会社員だった斎藤さん。当時の仕事の悩みや、やりたいことをバーで話しているうちに、「バーテンダーになっちゃえば?」と勧めてもらったことがきっかけだそう。「確かに!と思い、即決でした。人と喋るのは好きだし、お酒のストーリーも好き。バーテンダーは自分の好きなことやお酒にしっかり向き合っているいいイメージがあって。実際、自分がやりたいことが全部できる仕事がバーテンダーでした。お客さんの人生を擬似体験するような楽しさがあって、職人とカウンセリングを同時にしている感覚なんですよね」。斎藤さんはその人柄の魅力もありますが、注目を集めているのはそのカクテル技術。2019年に「シーバスリーガル」ウイスキーのカクテル大会で最終選考に選ばれたのを皮切りに、「バカルディ」ラムの大会でも最終選考の5人に選ばれるなど、華々しい記録を残しています。「自分らしいカクテルというのがわかってきたのはようやく最近です。特殊なことはしてなくて、既存のものを組み合わせることで、ちょっと体験したことのない味わいを作る、というのが、今の私らしさなのかなと思っています」。今は大会がない中ですが、元々テキーラやラムなどラテンスピリッツが好きだったこともあり、店舗やイベントでその魅力の発信に精力を注いでいます。「南米のスピリッツって、風土なのか、これじゃなきゃだめって決まりごとが少ないのがいいんですよね。マルガリータひとつとっても、フローズンもあるし、フルーツも入れられるし、割と自由。肩の力を抜いて、楽しんでもらうような体験をお酒で伝えられたらいいなと思っています」。将来の夢は、“日本のバーテンダーといえば”で、名前が上がるようになること。そして100年後のカクテルブックに自分のカクテルを残すこと。斎藤さんの挑戦にこれからも注目です。2021年5月22日にはテキーラの代表的カクテルの一つ「パロマ」を祝す「パロマの日」があり、姉妹店でのイベント実施が予定されています。店舗やイベントでテキーラやメキシカンの魅力を、斎藤さんとともにぜひ探究を!色鮮やかでメキシカンムードが漂う店内。「今日は日本で一番マルガリータ作っているんじゃないか」と思う時があるほど、日々マルガリータを作っているそう。氷と水分を分けるためのストレーナーやメジャーカップ。バーツールのデザインにはこだわりがある。ハナコラボからの質問Q.「バーへの第一歩はどのように踏み出せばいいでしょうか?」A.「まずは行っちゃいなよ!というのが私のノリではあるのですが(笑)。ダイニングが併設しているバーは入りやすいかと思います。うちのお店でもバーカウンターで食べながら飲んでいる人もいますし、カウンターに座ったらバーテンダーと向き合わざるを得ないので、自然と仲良くなれますよ」。このお店のこの一杯「クラシックマルガリータ」「クラシックマルガリータ」800円一番よく出るカクテルは圧倒的に「マルガリータ」。天気の良い日は、店先のテラスでの1杯も気持ちいい。お店ではフローズンやフルーツを使ったものなど6種類の「マルガリータ」が揃う。お酒と楽しむ一皿「ポークコチニータ タコス」「ポークコチニータ タコス」500円メキシカンの定番タコスは、一口サイズのものが12種類。ポークコチニータとは、豚肉の蒸し焼きのこと。アショーテと呼ばれるメキシコのスパイスでピリ辛に味付けされていて、マルガリータとの相性は抜群。斎藤さんのいるお店はここ。バーカウンターとダイニングスペースが併設したメキシカンダイニング。色鮮やかな壁面や小物がメキシコ感を演出。料理は元メキシコ大使専任シェフが腕を振るい、本格的なメキシコ料理が味わえる。東京都港区芝5-9-8 GEMS田町1F03-6381-739011:30〜20:00(L.O.19:00)※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】本場のメキシカンとマルガリータを。
2021年05月10日5月1日(土)より〈ロイヤルパークホテル〉で「ノンアルビネガーカクテルフェア」が開催されます。こちらは〈ミツカン〉のお酢ドリンクを使ったコラボレーション企画。ホテルのバーテンダー6名が提案する独創的なノンアルカクテルを体験してきました!バーテンダーも近年注目、「ビネガー」を使ったノンアル・カクテル。今回のフェアは「お酒を飲める人にも飲めない人にも飲食シーンをもっと楽しんでほしい」と、〈ミツカン〉が取り組んでいる「ノンアルビネガークラブ」とのコラボレーション企画。近年の健康志向ブームもあり、需要が伸びているビネガードリンク。アルコールと同じ発酵食品のビネガーはカクテルとも相性が良く、バーテンダーの方々からも注目を集めているのだとか。試飲会にはHanako.tokyoで「会いに行きたいバーテンダー」を連載するバージャーナリスト・児島麻理子さんも登壇。モヒートやハイボールなどヘルシーなお酒がノンアル文化にも浸透してきていること、ニューヨーク・ブルックリンにオープンしたノンアルコールバーが活況で、世界的にブームが来ていることなどを解説しました。さまざまなお酢ドリンクを使った、個性豊かなカクテル6種。手掛けるのは、〈ロイヤルパークホテル〉精鋭のバーテンダー6名。「フルーティス」や「黒酢ドリンク」などをベースに作られたオリジナルドリンクを提案します。フルーティーで上品な甘みの「FLORAL BEAUTY 酢カッシュ」。「FLORAL BEAUTY 酢カッシュ」と名付けられたこちらのカクテルは、3種展開する「フルーティス」のうち「シャルドネ」を使用。オレンジやグレープフルーツ、ソーダを合わせ、2層のグラデーションに仕上げられています。小さなローズやミントの飾りつけも華やか。フルーティーな香りと上品な甘みが楽しめます。リゾート気分を満喫できる「Tropical Princess」。ハワイを代表するカクテル“マイタイ”をモデルにした「Tropical Princess」。「フルーティス ピーチライチ」をベースに、オレンジやパイナップルを使用しています。ザクロのグレナデンシロップを下に沈め、爽やかなアップルタイザーをプラス。スッキリ感と甘酸っぱさの両方が楽しめます。見た目も味わいもトロピカルで、リゾート気分を満喫できる一杯です。食事にも合う「ポン酢とトマトのジンジャー」。「お酢=健康」のイメージから構成したという「ポン酢とトマトのジンジャー」。身近なポン酢に、抗酸化作用のあるトマトジュースを合わせています。「フルーティス ざくろラズベリー」とレモンの酸味も加え、辛口のジンジャーエールでキリッと引き締めているのがポイント。喉越しが良く、食事にも合いそうなカクテルです。バルサミコ酢がアクセント、「Frozen Fruity Su」。「フルーティス ピーチライチ」とバルサミコ酢を使った「Frozen Fruity Su」。フレッシュオレンジの自然な甘さもプラスされています。クラッシュアイスもミキサーに加え、シャーベット状で提供。氷のシャリシャリ感とともに、爽やかな酸味や深い甘みもあり。初夏のちょっと暑い日にぴったりです。唯一の女性バーテンダー・田中さんが考案した「ビネガーフルーツヨーグルト」。「ヨーグルト黒酢」をベースに、パイナップルジュースや濃厚なイチゴシロップを使った優しい色合いのショートカクテルです。ヨーグルトのまろやかさと黒酢のコクが活かされています。濃厚な甘みがあるのに後味はとても爽やか。口当たりの良さが印象的です。デザート感覚でも楽しめる「ブルーベリー 豆乳シェイク」。最後は「ブルーベリー黒酢」を使った「ブルーベリー 豆乳シェイク」。豆乳とバニラアイスを合わせシェイクで仕上げた一杯で、クリーミーでトロッとした食感。甘味がありつつさっぱりとしていて、デザート感覚でも楽しめます。お酒を飲まない人も、控えている人にもおすすめ。「ノンアルビネガーカクテルフェア」は、5月1日(土)~6月30日(水)まで、〈ロイヤルパークホテル〉メインバーやレストラン、ロビーラウンジで開催。さまざまなお酢の魅力を活かした個性豊かなカクテルが期間限定で楽しめます。「“ホテルバー”は、お酒を飲まない方にとっては敷居が高く感じられるかもしれません。レストランのように、飲む方も飲まない方も過ごせるような場所にしたいですね」と話すのは、〈ロイヤルパークホテル〉の笹井 高志総支配人。今回のフェアを機会に、ホテルバーやラウンジで過ごすひとときを体験してみてはいかがでしょうか。〈ロイヤルパークホテル〉「ノンアルビネガーカクテルフェア」概要期間:2021年5月1日(土)~6月30日(水)実施店舗:1F シェフズダイニング〈シンフォニー〉1F ロビーラウンジ〈フォンテーヌ〉B1 メインバー〈ロイヤルスコッツ〉 ※ロイヤルスコッツは現在営業休止中。料金:各1,452円 ※サービス料10%、消費税込み。公式サイト
2021年04月30日日々忙しく過ごす働く女子たちだからこそ、 美味しいご飯と空間で癒してくれる行きつけのお店があると嬉しいですよね。今回は、そんな働く女子が普段使いしている都内のお店をご紹介します。1.モデル・斉藤アリスさんのお気に入り〈The Bellwood〉/渋谷アリスさんが大好きなバー〈The SG Club〉の系列店。「朝9時から営業しているカクテルバーで、モーニングの『トリュフタマゴサンド』(900円)はおいしくてボリューム満点!」Profile…斉藤アリス(さいとう・ありす)/大学在学中にモデルのキャリアをスタート。イギリスの大学院でジャーナリズムを専攻。帰国後、ライター、タレントとしても活動し、ラジオやテレビにも出演。Hanako.tokyoの連載『Alice in Cafeland』も好評。(Hanako1187号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)2.納豆インフルエンサー・鈴木真由子さんのお気に入り〈ふーみん〉/青山どストライクな旨さ!納豆グルメの最高峰。納豆グルメにハマるきっかけになった青山〈ふーみん〉の名物。「パラパラとした食感と納豆の旨味、少しの塩気、すべてがベストマッチ!」。1,228円(ランチタイム価格)。Profile…鈴木真由子(すずき・まゆこ)/大学在学中にSNSで納豆情報を発信。現在は納豆に関するコラムの執筆や企業のSNS運用、大学機関との商品共同開発などを行う。「なっとう娘の『ねばログ』毎日通信」はHanako.tokyoで毎週木曜更新中。(Hanako1192号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)3.ライター、PRコンサルタント・児島麻理子さんのお気に入り〈ルーフトップ バー〉/虎ノ門〈アンダーズ 東京〉の〈ルーフトッ プ バー〉には児島さんが開発協力をしたカクテル「清姫甘酒」が。「洋梨フレーバーのスピリッツに甘酒や抹茶を合わせた和な雰囲気の一杯です」Profile…児島麻理子(こじま・まりこ)/出版社勤務後、洋酒メーカーの広報を約11年間務める。独立後はライフスタイル分野で執筆を行うライター、PRコンサルタントとして活動。Hanako.tokyoの連載「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」は第2・4月曜更新。(Hanako1189号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)4.モデル・木村ミサさんのお気に入り〈カネ十農園〉/表参道「静岡県産のお茶と手作り和菓子がいただける大好きな店です」。白あんとシナモンを掛け合わせた練り切りは12月末までの提供。日本茶と和菓子のセット1,200円~。Profile…木村ミサ(きむら・みさ)/モデル。モーニング娘。やNiziUなどのアイドル好きとしても知られる。自宅で楽しめるお茶と素敵なお茶のカフェを紹介する連載「本日の至福、このお茶一杯より。」は、Hanako.tokyoにて第1・3火曜日更新中。(Hanako1191号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)
2021年04月25日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第28回目の登場は、恵比寿〈Cafe and Shisha Bar Yellow〉の田村 嶺さん。ネクストサウナとの呼び声も高いシーシャの世界をご案内いただきます。本日のバーテンダーは…田村 嶺さん田村 嶺バーテンダー歴:8年生年月日:1993年12月2日星座:射手座血液型:AB型趣味:アウトドアが好きで、秘湯にもよく行きます。お気に入りは群馬中之条町尻焼温泉です!ヨーロッパやイスラムにかつてあったという“コーヒーハウス”。お客さん同士がコーヒーやタバコを手に、政治談議や世間話をする空間だったと言われています。現代におけるコーヒーハウスはサウナかもしれませんが、裸にならずとも社交したり、リラックスができるツールとしていま人気なのが、水タバコとも言われるシーシャです。「シーシャっていきなり会話を始められるんです。話しちゃいけない雰囲気はなくて、コミュニティが作りやすい。お酒を飲む人も飲まない人も、昼でも夜でも、繋がれるんです」。そう語るのは、髭にエキゾチックな雰囲気のある田村 嶺さん。シーシャと出会ったのは、バーテンダーやバリスタをしていた20歳の頃です。「当時、20歳で吸いにきている人はいなくて、そこで年上の世代と繋がれるのが面白かったんですよね。味わいもタバコとは全然違いますし、香りをミックスすることは、バーテンダーの技術も生かせるかもと思いました」。レイさんが働く〈Cafe and Shisha Bar Yellow〉は、“自分がお客さんとして来たかった!”と語る理想のお店。その名の通り、黄色に囲まれたクリーンでポップな雰囲気の中でシーシャを楽しめます。「コンセプトは友達の家。カメラマンと元ライフスタイルメディアの立ち上げをしていた2人がオーナーなのですが、その2人の家で僕がお酒を作っているというような感覚です。お客さんともお店との関係というよりは友達の感覚ですし、1回会えばみんな友達です!」幅広のテーブルをバーテンダーさんとお客さんがシェアするリラックス感ある空間は、まさに友達の家。店内はアロマを焚いたようにいい香りが漂います。シーシャの代表的なフレーバーには“ダブルアップル”と言う、お酒で言うとジントニックのような定番のものもありますが、焚き方やミックスによって味は変幻自在。手元に置かれたたくさんの材料箱から、レイさんの技により、様々な香りが組み立てられていきます。「カクテルと同じように好みを言ってもらえたら、それに合うものを出しますよ。こんな気分とか、こんなものを食べてきたとか、そんなオーダーでも大丈夫です。“サウナ上がりなんです”と言われたらヒノキやミントのミックスを、“焼肉食べてきました”であればカルダモンとミントのミックスなど、いろいろと提案できますよ」。状況に合わせて、アロマスチームの香りをカラダいっぱいに取り込むと、気持ちが一瞬で切り替わるのがシーシャの面白いところです。「ここは実験場なんです。まずはリラックスして、気持ちよくチルする体験を作っていますが、気持ちよく吸える場所って世の中にたくさんあると思うんですよね。バリでは海沿いで吸えたりしますし、ドバイでもホテルの1Fのロビーにあったりする。シーシャの気持ちいい体験、非日常を提供していきたいと思います」。店内での過ごし方は自由。お茶代わりに女性同士でシーシャをしたり、仕事をしながら吸う社会人の姿も。レイさんが提案するチル体験にこれからも注目したい!カジュアルな木製カウンターにYellowのロゴ。吸うときは深呼吸するように。初心者への吸い方も指南してくれる。お茶割りなど親しみやすいドリンクが多いのもYellowの魅力。ハナコラボからの質問Q.「初めてのシーシャにはどのフレーバーがおすすめですか?」A.「好みをお伝えいただければいろいろ出せますが、個人的には“TAIGA”というフレーバーが好きです。ヒノキとか針葉樹の香りがして、リラックスできますよ」。このお店のこの一杯「特製宇治抹茶ハイ」「特製宇治抹茶ハイ」800円全国の日本茶生産量の1%にも満たない京都のプレミア品種「アサヒ」や「サミドリ」を中心にブレンドした抹茶を、焼酎割りで提供。最高峰の濃茶は、抹茶茶碗で丁寧に立ててからミックス。抹茶の甘味がしっかり感じられる。田村さんのいるお店はここ。黄色い壁に囲まれた店内に、クラフト感ある机とテーブルが置かれた明るくポップな空間。本棚にはカルチャー系の雑誌も並び、友達の家に遊びにきたようにカジュアルにお酒とシーシャを楽しめる。東京都渋谷区恵比寿南1-8-9 第一黄色いビル4F03-5708-5979[月〜木]14:00〜24:00、[金]14:00〜26:00、[土]13:00〜26:00、[日]13:00〜24:00※状況に応じて営業時間が変更になります。田村さんの音声はこちら【本日の一言】シーシャの奥深い世界へようこそ!(photo:Kayo Sekiguchi)
2021年04月12日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第27回目の登場は、渋谷〈ゑすじ郎〉のの三田 怜央磨さん。人気のバー〈The SG club〉が発信する初の居酒屋業態をご案内します。本日のバーテンダーは…三田 怜央磨さん三田 怜央磨バーテンダー歴:7年生年月日:1994年2月8日星座:水瓶座血液型:O型趣味:レストラン巡り、筋トレ。「名前の“怜央磨(れおま)”は自分の真を真面目に磨くという意味でつけられたそうです。いまはまだ20%くらいしか磨けていませんが」と笑うのは、世界のバーランキングにも名を連ねるバーを持つ〈SG グループ〉のシニアバーテンダーとして活躍する三田怜央磨さん。真っ直ぐに見つめるキラっとした瞳と姿勢のよさで、黒い作務衣風ユニフォームが馴染みます。一時期は別店舗のコンセプトに合わせ、“ちょんまげ”にもしていた三田さん。そこまでの忠誠心があるのは、バーテンダーになったきっかけとなる人が、現在〈SGグループ〉代表の後閑信吾さんだから。「日本人の後閑さんが世界のカクテルコンペで優勝したのを見て、かっこいいなと。接客業経験があったこともあり、バーテンダーになることを決意しました。岩手から東京に出て、銀座のバーで働きだしてすぐに、信吾さんに会いにニューヨークに行ったんです」。ニューヨークで会った時は“何を話したか覚えていないくらい”緊張していた三田さんでしたが、その行動力は見事ご縁に。2018年には〈The SG Club〉のオープニングスタッフとなり、晴れて後閑さんのチームに仲間入りしました。「SGのカクテルは仕込みにも時間をかけますし、創造的なカクテルが多いので、学ぶことが多いです。新店舗のオープンや、フードペアリングの企画など、ありえないスピードでいろんなことが進んでいくので、日々刺激的です」。三田さんの言葉通り、〈SGグループ〉の新店舗は、なんとバーグループがプロデュースする居酒屋で、その名も〈ゑすじ郎〉。外国人向けに〈SGlow〉という英語表記まで用意されています。「“カクテル居酒屋”がコンセプトで、お通しはマティーニです。メニューにはバーテンダーが本気で作ったレモンサワーが14種類並びますし、茶割りなど居酒屋的なドリンクをSGらしくアレンジしています。日本は居酒屋文化が強いので、居酒屋のつもりで〈ゑすじ郎〉に来た人に、そこからバー業態に足を運んでもらったり、バーへの入口になるといいなと思っています」。タコワサやトマトのお浸しを頼みつつ、マティーニで乾杯する光景は、まさに居酒屋とバーのミックスカルチャー。店内はどこか海外にある日本料理屋のようで、天井には、メタルの鯉のぼりや、威勢の良い龍の日本画、銀屏風のようなバックカウンターで設えられています。外見だけでなく、中身も優れているのが〈SGグループ〉流。サステナブルな店舗運営を目的に、ゴミを毎月5%減らすべく、自社菜園もスタートさせました。自らの堆肥でハーブを育て、それをカクテルにするという循環型の栽培を行います。「僕自身も最近はサステナブルに興味を持っていて。食肉はCo2排出や水の汚染で地球環境への負担が大きいことを知り、ポールマッカートニーなどがやっている“ミートフリーマンデー(月曜日に肉を食べない活動)”を実践しています。体も軽くなるらしいですが、効果はきっとこれからです!」日々真面目に自分を磨く、三田さんの今後に期待したい!三田さんは〈SGグループ〉で数少ないシニアバーテンダー。居酒屋らしくだるまも。接客は自分に興味をもってもらうことからと積極的に自己紹介。ハナコラボからの質問Q.「これまでで一番驚いたお客さんはどんな人ですか?」A.「女性お一人でカクテル20杯飲まれた方がいらっしゃいました!それには驚きましたが、女性がカクテル飲む姿はいいですよね。特にマティーニを飲んでいる姿はかっこいいなと思います」。このお店のこの一杯「魚介に合うレモンサワー」「魚介に合うレモンサワー」900円自家農園から採れたディルを漬け込んだウォッカで作った魚介に合うレモンサワー。天然の緑色が美しい。お酒と楽しむ一皿「雲丹とボーンマローの混ぜ麺」「雲丹とボーンマローの混ぜ麺」2,200円“牛の骨髄”であるボーンマローはNYではよく食べられている食材。ボーンマローと雲丹を麺で混ぜるという背徳感ある組み合わせがたまらない。シェフ・古河厚志さんがNYのお店で出していたシグネチャーの1皿。三田さんのいるお店はここ。シルバーを基調にしたシックな内装のなかに、メタルの鯉のぼりやだるまなど日本らしいオブジェが飾られる。カウンターには〈SGグループ〉のバーテンダーさんがローテーションで入り、その腕前を披露してくれる。東京都渋谷区神南1-9-4 NCビル2F上がって右03-6416-060816:00〜L.O.19:30火曜休※当面は予約制で人数を制限しての営業。※緊急事態宣言の解除以降、変更になります。三田さんの音声はこちら【本日の一言】世界初のカクテル居酒屋の世界へようこそ!
2021年03月08日お酒業界での広報歴11年、児島麻理子が注目の若手実力派バーテンダーをクローズアップする連載『児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」』より、女子おひとりさまでも行きやすい東京都内のホテルバーをご紹介します。おすすめの一杯と一皿も一緒にご紹介するので、うんと行きやすくなるはず!1.〈 TRUNK(HOTEL)〉の〈TRUNK(LOUNGE)〉/原宿〈TRUNK(LOUNGE)〉は、極めてインターナショナル。現在在籍しているのは、日本人、オーストラリア人に加えて、イタリア人、フランス人、韓国人、ノルウェー人。中には日本語がカタコトなメンバーもいるものの、それもまた面白いコミュニケーションが生まれるきっかけになっています。カクテルを考えているのも外国人スタッフが中心。「NIGHT IN THE AMAZON」「NOT SO FRENCH」など、それぞれの背景が感じられる多国籍ならではの自由な発想のカクテルメニューが並びます。「スロー ジャムズ」1,800円「渋谷ブッラータチーズをのせたはちみつバタートースト」650円このお店のこの一杯「スロー ジャムズ」カニエ・ウェストのラップ曲『SLOW JAMZ(スロー ジャムズ)』をインスピレーションにした一杯。ラップらしく言葉遊びがされていて、sloe(すもも)を使用したジンが味のアクセントに。ライム、ミント、ジンジャーが効いたリフレッシングな味わい。お酒と楽しむ一皿「渋谷ブッラータチーズをのせたはちみつバタートースト」渋谷のフレッシュチーズ屋さん〈チーズスタンド〉のブッラータチーズを焼きたてのトーストに乗せ、はちみつを合わせた禁断の味わい。軽い夜食にもぴったり。〈TRUNK(LOUNGE)〉入り口に入るとすぐにあるラウンジにある〈TRUNK(LOUNGE)〉。昼はコーヒーを片手に仕事をしながら、夜はカクテルを囲んで社交する場として、多種多様な人の”サードプレイス”として使われているカフェ&バー。東京都渋谷区神宮前5-3103-5766-321009:00〜23:00(日〜水)、9:00〜24:00(木〜土)※バータイムは17:00から閉店まで(日〜水23:00、木〜土24:00)※コロナウィルス感染防止のため、現在営業休止中。再開は5/21を予定しています。※営業再開後も、情勢に応じて営業内容が変更になる場合があります。2.〈ザ・ペニンシュラ東京〉の〈Peterバー〉/日比谷カクテルコンペ出場者が多いペニンシュラのカクテルメニューには、大会受賞カクテル「アワードカクテル」のページがありますが、そこには2月から田中さんの日本大会優勝カクテル「One And Only」(2,200円)も並びます。そんな田中さんに最も好きなカクテルを尋ねると、意外にもビールという答え。「ビールはやっぱり疲れが飛ぶんですよね。いつかビールを超えるカクテルを作るのが夢です」ホテルバーは敷居が高いかも、そう思う方でも田中さんのいるカウンターなら大丈夫。ビールにもとびきりの笑顔で応えてくれるはずです。「ストロベリーナイト」2,200円「国産牛のPeterバーガー」3,900円このお店のこの一杯「ストロベリーナイト」イチゴが旬の3月中旬までの期間限定カクテル。ストロベリーシロップにアーモンドシロップやミルク、レモンジュース、ヴェルモットを合わせながら、実はベースはテキーラとアブサンという大人のイチゴミルク。お酒と楽しむ一皿「国産牛のPeterバーガー」ダイニングに併設されたバーならではの本格的なバーガー。パテに美しく塗られたアイリッシュポーターチーズ、ポテトに添えられた特製のバーベキューソースは絶品。黒ビールを使った手作りバンズに挟まれたバーガーは、ペニンシュラ特製ビールと味わいたい。「Peterビール」(ピルスナー、ペールエール、スタウト)各1,500円。〈Peterバー〉金属の木々や枝で彩られた幻想的かつ近未来的なデザインのバー。毎日17:00〜20:00はスパークリングワインやスタンダードカクテルが1,000円で楽しめるハッピーアワーも。東京都千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京 24階03-6270-288812:00〜24:00(日〜木)、12:00〜25:00(金・土)※上記金額は消費税・サービス料(15%)別。メニュー内容・料金は変更になる場合があります。3.〈アンダーズ 東京〉の〈Rooftop Bar〉/虎ノ門再開発が進む東京で注目エリアのひとつ、虎ノ門。話題の〈虎ノ門横丁〉がある〈虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー〉に隣接し、〈虎ノ門ヒルズレジデンス〉ができるなど活気づく虎ノ門で、ライフスタイルホテル〈アンダーズ 東京〉は今も際立った存在感を見せています。〈虎ノ門ヒルズ 森タワー〉の最上階に位置するルーフトップ バーは和の魅力があるスペース。寿司カウンターや日本の懐かしさを感じる風景を描いた抽象画など、随所に和を基調としたデザインがあり、格式あるホテルバーでありながら、どこかほっこりとさせてくれる居心地の良さがあります。「ピーチソワレ」2,000円(税・サ別)「大海老のカクテル アイオリレーズンドレッシング」3,600円(税・サ別)このお店のこの一杯「ピーチソワレ」中国の神話では不老不死を願いながら、桃の一種である「蟠桃(バントウ)」を食べる会合があったそうです。そこから着想を得て「このカクテルを囲んで人々が社交する姿をイメージしました」と白尾さん。ピーチリーフが漬け込まれたリモンチェッロに、桃とアプリコット、グレープフルーツジュースを合わせ、スパークリングワインでアップ。集うのが貴重な今だからこそ、未来への希望を感じるカクテル。お酒と楽しむ一皿「大海老のカクテル」ホテルならではの贅沢なシュリンプカクテル。トマトのフムスの上に野菜スティックとエビが盛られた一皿。ソースはロシアンドレッシングとガーリックアイオリの2種類。添えられたレモンをたっぷり絞っていただきたい。〈Rooftop Bar〉〈虎ノ門ヒルズ 森タワー〉の高層階に位置するラグジュアリー ライフスタイルホテル〈アンダーズ 東京〉の最上階に位置するバー。外気が心地よい52階のセミオープンテラスは開放的な雰囲気。お台場やレインボーブリッジなど東京の夜景が一望できる。東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ 森タワー03-6830-773917:00〜25:00(L.O.24:30)4.〈フォーシーズンズホテル東京大手町〉の〈VIRTU〉/大手町美徳の意味を持つ〈フォーシーズンズホテル東京大手町〉のバー〈VIRTU〉。1920年代のパリと日本の融合がテーマの店内は、幾何学模様のガラスや直線的な照明など、アールデコの雰囲気が漂う。フランスらしくコニャックやリキュールが並ぶ、背の高いバックバーは圧巻。「デュラメール」2,200円「牛カツサンド」7,000円このお店のこの一杯「デュラメール」ほのかな塩気があり海を感じる「デュラメール」は、ヘッドバーテンダーのジョシュア・ペレズさんのお勧めの1杯。テキーラのライムソーダ割りに、今井さんのアイデアで紫蘇の花を加えたもの。カクテルは日本の”7つの美徳”から構成されており、これは「名誉」がコンセプトのカクテル。お酒と楽しむ一皿「牛カツサンド」和牛を使った贅沢なカツサンド。横にはカツサンドと相性抜群の「トリュフフライドポテト」(1,800円)を添えて。〈VIRTU〉東京都千代田区大手町1丁目2-103-6810-060017:00〜24:00(L.O.23:30)※状況に応じて営業時間が変更になります。児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」は、バーをもっと身近に楽しんでいただくため、情報発信をしていますが、新型コロナウィルスの感染防止のため、おでかけが難しい状況が続いています。おでかけについては状況をみて判断いただき、すぐに行けなくても収束した後にどこに行こうかなと思いを巡らせていただければ幸いです。
2021年02月25日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第26回目の登場は、兜町〈青淵Ao〉の河嶋 志朋さん。いま話題の渋沢栄一氏に因んだバーで腕を振るいます。本日のバーテンダーは…河嶋 志朋さん河嶋 志朋バーテンダー歴:7年生年月日:1995年7月13日星座:蟹座血液型:B型趣味:スタンリー・キューブリックなど、クラシックな映画が好きです。2月から始まった大河ドラマで注目を集めている渋沢栄一氏。若き心で情熱に燃える主人公を演じる吉沢亮氏に心高鳴るこの春ですが、そんな渋沢氏の生涯をカクテルで学べてしまうバーが兜町にあります。場所は、渋沢栄一が創業した〈第一国立銀行〉の別館跡地に立つホテルの一角。真っ赤な部屋でお出迎えしてくれたのが、〈青淵Ao〉のバーテンダー・河嶋 志朋さんです。「場所柄、渋沢さんを彷彿とさせるようなダンディな方から、デザインが好きな若い方までいらっしゃいます。ここは、図書館とバーが一体化したサロンなので、いらっしゃる方に渋沢さんや日本橋の歴史を知ってもらう窓口となったらいいなと思っています」。カクテル名には渋沢氏に因んだキーワードが散りばめられています。幼少期に「中の家(なかんち)」主屋に住んでいたことから、中をとって「Mid-day spritz」、パリにいくときに乗っていた船の名前から「Alphée Rouge」、財務省に勤めていたことから「M.O.F(Ministory of Finance)」というものまで。カクテルを飲みながら、渋沢氏の人生が辿れるものです。壁には日本橋や渋沢氏にまつわる書籍が並びます。ホテルの一角にあるこのバーは、館全体の図書館の役割も担っており、宿泊者には本を貸し出すほか、バーでゆったり歴史の本を読むお客様も多くいるようです。「若くしてめきめきと才能を発揮しているところは、自分とは遠いですが、やろうと思ったことにすぐ取り掛かるような気持ちは、学びたいです。新しいものをやってみたいところは自分にも通じるところがありますね」と語る河嶋さん。自身はファッションを専門学校で学んだ後に、日本やオーストラリアのバーで経験を積み、バーテンダーとして豪華客船にも乗っていたことも。客船では中国からフィリピン、ドバイなど海を巡っていましたが、船を降り、兜町に居場所を定めました。「写真が好きでお店のSNSもやっていますが、どう見せればみなさんがお店に興味を持ってくれるか、来てくれた方が常連になってくれるか、いつも考えています。毎日違うお客様と触れ合えるのもバーテンダーの楽しさですね」。渋沢氏がお茶を好んでいたことから、お店ではお茶や生薬を使うカクテルが揃います。作務衣風な姿でカクテルを作る河嶋さんには、すでに日本橋で文化を担う日本男児の姿の風格も。河嶋さんガイドのもと、時空を超えて、渋沢氏の人生を巡るカクテルの旅をお楽しみください。笑顔も河嶋さんのチャームポイント。館の“心臓部”であることから真っ赤な部屋に。作務衣はカクテルやバーのプロデュースを行う〈ABV+〉のもの。ハナコラボからの質問Q.「シェイクしているときは何を考えていますか?」A.「まわるくなあれ、やさしくなあれ、と美味しくなるおまじないかけています」。このお店のこの一杯「The Emperor’s Car」「The Emperor’s Car」1760円クラシックカクテルである「サイドカー」のツイスト。渋沢氏が徳川幕府につかえた時期をイメージして作成したカクテル。お酒と楽しむ一皿「茶ナッツ」「茶ナッツ」(お通しなので価格なし)お通しで出される茶ナッツは、お店で出た茶葉を乾燥させたものを使用したサステナブルな1品。お茶のカクテルと好相性。河嶋さんのいるお店はここ。渋沢栄一の雅号「青淵」から店名は〈青淵Ao〉。青の名がつくものの、ホテルの心臓部という意味合いから、赤で統一された店内。“ティーライブラリーサロン”として、昼はお茶を飲みながら、夜はカクテルを手に読書と飲み物が楽しめる。東京都中央区日本橋兜町3-503-5962-3485(HOTEL K5)[月〜金]17:00〜25:00、[土・祝]15:00〜25:00、[日・祝前日]15:00〜23:00※緊急事態宣言中は、[金〜日]13:00〜20:00の営業。※状況に応じて営業時間が変更になります。河島さんの音声はこちら【本日の一言】渋沢栄一さんの人生をカクテルで学ぼう!
2021年02月22日さまざまな体験をしてきた20代を超えて、迎える30代。仕事に走り続けてきた方も夢中になれる趣味、見つけたいですよね。今回は働くアラサー女子に実際に聞いた趣味をご紹介します。夢中になれる何かがあるだけで、日々の暮らしが豊かになるかも?1.訪れたことのない街を開拓する/フード&空間スタイリスト・赤埴奈津子さん人気のモンブランをオーダー。仕事のインスピレーションや流行りを知るためにも、未開拓の地には積極的に行くようにしている。「知る人ぞ知る!と言われるようなディープな街が好きで、最近は日本橋兜町へ。元々はビジネス街でしたが、おしゃれなカフェやレストランが続々とできて注目されているんですよ。ビストロ〈Neki〉やパティスリー〈ease〉は、もう一度行きたいくらい素敵でした。日本橋は歴史のある街なので、いまと昔がどのように混ざり合っているのか興味深い。今度は茅場町辺りを開拓しようと思っています」。ちなみに、お店のリサーチはGoogleマップやインスタグラムを活用しているそう。2.カレー作りがきっかけでスパイスも集めてます/モデル・木村ミサさんスパイスカレーを自宅で作るようになり、さまざまなスパイスを買い集めているそう。「シナモンやカルダモンなどお茶に入れられるものもあって、重宝しています」Hanako1191号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)3.ヅカファン歴6年。日々の活力になってます。/唎酒師・伊藤ひいなさん初めて観たときから宝塚歌劇団にドハマりしているというひいなさん。「星組の愛月ひかるさんのファンで、彼女の公演があるときは月に6回劇場に行くこともあります」(Hanako1188号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)4. 1年前から習い始めた社交ダンスに夢中です。/モデル・斉藤アリスさんお母様の勧めで始めたという社交ダンス。「最大の魅力はやっぱり2人で踊ること。相手の呼吸やリズムに合わせて、心地よい音楽と一体になれる感覚は最高です」(Hanako1187号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)5.YouTubeは編集担当。楽しくてハマってます。/モデル・本山順子さん今年に入ってYouTubeを開設。「撮影は旦那さん、編集は私。こだわりだすと止まらなくて、最初は1本作るのに1週間かかったことも。でも、天職と思えるほど楽しいです!」(Hanako1186号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)5.祖父母と暮らした日々をエッセイにして〈note〉に投稿/ヨガインストラクター、ライター・高木沙織さんWeb媒体で10年間、記事を書いてきた高木さん。今年は自分が心から書きたいと思う内容をエッセイにしようと決めていたそう。「今年の3月末から8月半ばまでの4ヶ月半、祖父母の家で暮らしていて。そのとき体験した、田舎だからこそ驚いたことや、当たり前だけど特別な家族との大切な時間を誰かに伝えたいと思い、〈note〉で投稿を始めました。当時のことを振り返りながら、楽しんで書いています」。6.環境に配慮した家庭菜園で、食材を収穫/フードディレクター・さわのめぐみさん約2年前から自宅兼仕事場のベランダでは、家庭菜園をしている。「はじめはお花のみでしたが、せっかくだから食べられるものがいいなと思い、ハーブやにんじん、パクチーなどさまざまな種類の食材を育てています。基本的に育てるのは夫で、私は調理担当。ハーブはお茶、酒、バターなどアレンジして楽しんでいます」。環境を配慮して、土は生ゴミから作るコンポストに。「〈WWF〉さんとお仕事させていただいたのがきっかけで、環境について真剣に考えるように。食と環境は密接。フードロスを出さないよう心がけています」。7.ご褒美ヘッドスパで思考をクリアに。/〈シンシア・ガーデン〉PR・藤巻沙織さん気持ち良すぎて、すぐに寝てしまいます。系列のオーガニックヘアサロン〈シンシアリー 〉で体験できるヘッドスパ「ハーブクレイピーリングスパ」は、藤巻さんのご褒美メニュー。施術後は、とにかく頭が軽い!シャンプーではとりきれない、頭皮の毛穴の奥の汚れがとれて根元からふんわりヘアになります。また頭をほぐすことでリフトアップ効果、さらにくすみがとれるなど、いいことづくめ!オフィスの下にサロンがあるので、事前に予約しておいて、退社後に寄って施術してもらうことが多いですね」。8.海外の蒸留所で造ったお酒は旅の思い出に。/ライター兼PRコンサルタント・児島麻理子さん国内外の蒸留所を訪ねるのも趣味の一つ。「イタリアでマティーニヴェルモットを、スコットランドではデュワーズのブレンドを体験。これを飲むと現地での記憶がよみがえります」(Hanako1189号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)9.古着で唯一無二のファッションを楽しむ/看護師・marikaさん今回のコーデは、全身〈natica〉。サンダルのみ中目黒にある〈Tam〉でゲット。Instagramで、カフェとともに欠かさずしているのがコーディネートの紹介。よく着るのは、学生時代から大好きな古着だそう。「他の人とかぶらない、唯一無二の服だから好き。流行がないから、長く着れるのもいいですよね」。最近お気に入りのショップは、代官山にある〈natica〉。「たまたまふらっと入ったのがきっかけで通うように。ヨーロッパヴィンテージのアイテムが豊富にそろっていて可愛いんですよ。店員さんに提案してもらいながら購入することが多いです」。10.オーラが見える!タロット占い/コミュニティマネージャー、フリーアナウンサー・和田早矢さん和田さんのタロット占いは、1枚だけ引くスタイル。実は和田さん、幼い頃から人とは違う力があり、悩んだ時期もあったとか。「あるときから、人のオーラが見えるようになって。はじめは友人には秘密にしていたのですが、相談を受けたときは色を参考にアドバイスをしたら当たってたんです」。それ以来、オーラの色について友人に相談されることが増え、大人になるにつれて、5感以外の感知能力をもつ第6感をまわりの人のために活かせたらと、最近タロット占いを始めたそう。「タロットは、相手のオーラとカードを組み合わせて占います。まだ覚えたてなので、実際に占った人は4〜5人。ひまさえあれば自宅で自分を練習台に占ってみたりしています」。占い師に転向する日も近いかも…!?
2021年02月21日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第25回目の登場は、門前仲町〈bar&chocolateCACAOTAIL〉の萩原 陽介さん。萩原さんが提案するチョコレートとお酒の幸せなマリアージュとは?本日のバーテンダーは…萩原 陽介さん萩原 陽介バーテンダー歴:16年生年月日:1980年6月18日星座:双子座血液型:B型趣味:昨年から釣りを再開。先日は太刀魚を釣り上げました。扉を開けた途端に漂う、甘い香り。アンティーク調の棚に飾られた美しいチョコレート。壁には、ホットチョコレートを運ぶ中世の女性が描かれた肖像画。チョコレートブティックにも思えるここは、“bar&chocolate”をコンセプトにしたバーです。「チョコレートを食べる瞬間って幸せですよね。お酒は愚痴を言いながらもあるけど、チョコレートはハッピーなイメージしかない。働く人やお母さんなど、忙しい方にこの1枚、1杯で幸せな時間になっていただけたらいいなと思っています」。オーナーでバーテンダーの萩原さんがチョコレートに目覚めたのは、バーテンダーを初めてほどない20代のとき。「八重洲のバーで働いていて、割と年配のお客様が多かったのですが、男性でもバーに来たときはウイスキーとチョコレートを、と言う方が多くて。それを見て興味を持ち、自分で作ってみたり、勉強し始めたんです」。6年前には豆からチョコレートを作る”Bean to Bar”の取り組みを始めます。ただ、それほど長い歴史がない”Bean to Bar”の世界。正解がないなか、海外からなんとか道具を取り寄せてみたり、セミナーで詳しい人を見つけては自作のものを食べてもらったりして、腕を磨きます。「カクテル作りとチョコレート作り、どちらが好きかと言われると難しい質問で(笑)。でも、どちらもつながっているんです。酸味や甘味の取り方はカクテルの味の作り方と似ていますし、自分のバックボーンのものしか作れないと思うので、バーテンダーなりの作り方をしようと思っています」。メニューは、エクアドルから輸入したカカオパルプを使用した、果実のような味わいの「カカオカクテル」、そして自家製造したチョコレートを使った「チョコレートカクテル」を中心に、カカオ豆を漬け込んだラムやテキーラなども揃います。その個性が評価され、今年はチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ日本」に出店の快挙を果たします。(1月20日〜25日)「チョコレートとお酒でのイートインの出展をします。バーという切り口が他と違うので、運がよかったですね。チョコレート好きな方に、お酒との相性という新しい提案ができたらと思っています」。今後の目標を聞くと出てきたのは、なんと「養蜂」。「チョコレートには蜂蜜の甘みって合うんです。今も蜂蜜を合わせて提供していますが、できたら自分のものを出したいなと。すでに巣箱は用意しました。今年の春に蜂を捕まえられたら、実家の屋上で蜂蜜作りを始めようと思っています」。いつかはカカオの産地で畑を持ち、そこでバーができたら!とも語る萩原さん。今後の挑戦にも注目したい!カンパリやラム、テキーラにカカオ豆を漬け込み、カクテルの材料に。バーテンダー歴16年のバーテンディングの技術にも注目。心地よく溶け込むチョコレートカクテルの味わい。ハナコラボからの質問Q.「おうちでもできるチョコレートとお酒の組み合わせはありますか?」A.「赤ワインとチョコレートは鉄板ですが、赤ワインの中でも酸味の少ないものがおすすめです。ブドウ品種だと、ジンファンデルとか、ナパのカベルネとかはよく合いますよ」。このお店のこの一杯「チョコレートローズ」「チョコレートローズ」1,500円自家製のチョコレートにローズウォーターとカルバドスなどを合わせた華やかな1杯。贅沢に飾られた食用バラが気持ちを上げてくれる。お酒と楽しむ一皿「パルミジャーノレジャーノのチョコレートサラミ」「パルミジャーノレジャーノのチョコレートサラミ」1,000円スライスした断面がサラミのように見えるサラミチョコレートは、イタリアでは定番の冬のお菓子。お店特製のチョコレートサラミは、パルミジャーノレジャーノ、オリーブ、ナッツなどが練りこまれた味わい深い1品。横に添えられた胡椒、塩、蜂蜜で味変しながら楽しんで。萩原さんのいるお店はここ。どこかおとぎの国のようなアンティークな雰囲気が漂う店内。バーテンダーさんを囲むコの字のカウンターはリラックスして楽しめます。東京都江東区門前仲町1-14-8 下田ビル1F03-6381-8495[月〜木・日・祝]18:00〜0:00、[金・土・祝前日]18:00〜02:00※緊急事態宣言中(2月7日まで)は休業。※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】チョコレートとカクテルで幸せなひとときを!
2021年01月25日おうちで美味しいものを食べたいけど、揚げ物や燻製などの調理って正直面倒…。そんな時はとことん家電に頼りましょう。材料を入れるだけで簡単に本格派料理ができちゃいます!1.〈Panasonic〉の「スモーク&ロースター けむらん亭」お店さながらの香り豊かな燻製料理(※)を手軽に楽しめるスモーク&ロースター。14層の触媒フィルターと強制排気ファンで煙・においをカットしながら、燻製専用プログラムにより効率的に食材を香りづけします。ベーコン、ししゃも、うずらの卵、プチトマトなどの食材が、ビールやウィスキーにぴったりの本格派おつまみに!また、新機能の「切身」専用メニューを使えば、鮭などの小さな切り身も水分を逃さずジューシーに焼きあがります。内部をきれいに保つセルフクリーニングコート処理、ワンボタンのオートクリーンモード搭載で、お手入れも簡単。七輪焼きのおいしさを、おうちで楽しみませんか?※燻製チップは付属していません。2.〈Philips〉の「ノンフライヤー」2008年よりお酒業界で広報として働き、現在はライター、PRコンサルタントとしても活躍している児島麻理子さん。そんな彼女が「ステイホーム中に料理したい熱が高まり、思い切って購入した」のは、〈Philips〉の「ノンフライヤー」。「家で揚げ物を作ることはなかったのですが、揚げ物はすごく好きなので、お店で食べるか、買っていました。ステイホームで外出にも抵抗があったのと、ノンフライはフライではない(熱調理)ということで、ヘルシーに揚げ物風のものが食べられると知り購入を決めました」油を使わずにフライが作れるので、ヘルシーなことはもちろん、食感もとても良いそう。「味も揚げ物と遜色ないうえに、油の処理がないので楽ですし、環境にも良いのが気持ち良いです。」コロッケやはさみ揚げ、冷凍食品の解凍(ポテトや揚げ物系)など、揚げ物のレパートリーが増えたそう。3.〈A-Stage〉の「Re・De Pot」〈A-Stage〉のRe・De Pot3つの調理モード(圧力、スロー、温め)で手の込んだ料理も簡単に作ることができる電気圧力鍋。オートモードを搭載していて、メニュー番号を選択するだけで自動で調理してくれる。白米や炊き込みご飯をたった25分で炊けるのもうれしい。13,455円(A-Stage 03-3573-0703)(Hanako1191号掲載/photo : Keiko Nakajima, Masumi Ishida,Hiromi Kurokawa, Natsumi Kakuto illustration : Kotaro Numata text : Momoka Oba, Rio Hirai, Makoto Tozuka, Ami Hanashima edit : Rio Hirai)※掲載している価格のほかに送料がかかる場合があります。それぞれの販売元にご確認ください。
2021年01月25日1月28日に発売する『Hanako』の特集テーマは「ときめく! スイーツ大賞2021」。ケーキ、パフェ、チョコレート、和菓子、ホテルスイーツ、ご当地もの……これまでさまざまなジャンルのスイーツを紹介してきた『Hanako』が スイーツ大賞を開催。全国津々浦々の絶品を食べ歩いた、舌の肥えた審査員を招きながら、カテゴリーごとに2020年の流れを振り返り、 2021年を代表するスイーツを選考します。(cover illustration:Bob Foundation)スイーツ特集の発売に合わせて、バレンタインデー直前の2月7日にはオンラインイベント『Hanako SPECIAL SWEETS DAY』を開催!200名限定の参加者にはギフトボックスが届き、スイーツ&ドリンクを楽しみながら、スペシャルなコンテンツを視聴できます。奮ってご応募を!オンラインイベント詳細 『Hanako SPECIAL SWEETS DAY』2月7日(日)15:00~*2時間程度参加費:1,500円参加人数: 限定200名応募期限:2月1日(火)24時まで(※完売次第、募集終了)参加者特典:スイーツギフトBOXのお届け、特別動画コンテンツの視聴。応募方法:以下の「チケットを購入する」バナーをクリックして、申し込みの手続きを行なってください。こちら()からも申し込みページに移動できます。お問い合わせ先:hanako_official@magazine.co.jp(Hanako編集部)(※登録住所にギフトボックスが届きますので、記載に間違いのないようご注意ください。なお、いかなる事情があっても払い戻しはできません。ご了承ください。)スペシャルギフトBOXチケット購入者には、スペシャルギフトをお届け。Hanakoの「ときめく! スイーツ大賞2021」の焼き菓子部門で審査員の最多得票数を獲得した〈LESS〉のパネットーネ(1/4カット)やオンラインイベントで特別プログラムを展開するピエールマルコリーニのチョコレートケーキ、スイーツとのペアリングを楽しめるドリンク、クリエイティブユニットBob Foundationのイラストが描かれた特製コースターやプレイスマットを詰め合わせたギフトセットがお手元に。イベント当日のプログラムProgram 01.スイーツジャーナリストがこっそり語る、「本当は教えたくないスイーツの名店」。ゲスト:chico/スイーツライター藤森陽子/エディター・ライター日々新しいスイーツを食べ歩き、街のトレンドをキャッチアップする“スイーツエキスパート”のふたりが、ここでしか語らない「本当は教えたくないスイーツ」をテーマにトークライブ。スイーツ好き必見のインフォメーションが満載!chicoチコ/スイーツライター。『anan』『Hanako』など女性誌を中心に記事の執筆や企画監修を行うほか、ギフトセレクトショップやECサイトのスイーツ監修も手がける。書籍『東京の本当においしいスイーツ探し』シリーズ監修、『東京最高のパティスリー』共著。藤森陽子ふじもり・ようこ/エディター・ライター。『Hanako』や『BRUTUS』といった雑誌で活躍。スイーツはもちろん、コーヒーやレストラン、酒場、ホテルなどをテーマに特集を多く手がける。Program 02.ピエール マルコリーニのパティシエが教える、「テリーヌ・ショコラ」の特別レシピ。ゲスト:石垣一樹いしがき・かずき/ピエール マルコリーニ 銀座本店 パティシエベルギー王室御用達の人気高級チョコレートブランド、ピエール マルコリーニ。バレンタインデーが1週間後に迫るタイミングで、同ブランドで新商品開発にも携わるパティシエ・石垣一樹さんが、視聴者も実践できる「テリーヌ・ショコラ」の秘伝レシピを特別に公開!ピエール マルコリーニが大事にしているチョコレートづくりのフォロソフィーや、知っておきたいコツなど、なかなか聞くことのできない内容を、製菓ムービーと共にお届け!Program 03.スイーツとのマリアージュ。コーヒー、ティー、ワイン……。ゲスト:木村ミサ・児島麻理子・光永/ハナコラボ パートナースイーツにベストマッチなマリアージュって?ハナコラボで活躍するパートナーに登場いただき、コーヒー、ティー、ワインなどのドリンクと、スイーツのペアリングを楽しみながら検証していきます。ベストコンビネーションに選ばれる、スイーツとドリンクの組み合わせとは?木村ミサ/モデルきむら・みさ/モデルとして雑誌やイベント、広告などに出演。Hanakoラボでは、連載「本日の至福、このお茶一杯より。」を担当し、自宅で楽しめるお茶と素敵なお店を紹介している。児島麻理子こじま・まりこ/お酒業界での広報歴11年。Hanakoラボでは、注目の若手実力派バーテンダーをクローズアップ。日々進化を遂げる話題のバー情報をキャッチしつつ、気軽な楽しみ方を伝えている。光永ひなた/芸人。吉本興業に所属。吉本坂46のメンバーとしても活動している。テレビ、舞台、ラジオ…など、メディアの枠を越えてマルチに活躍する。 04.これからは知って選んで買う時代。食べながら考える、スイーツとSDGs。おいしいだけで選ぶのもいいですが、スイーツも商品の先にあるストーリーを知って選んで買う時代。いまキーワードになっているSDGs。国連が定める、持続可能な開発のための国際目標のこと。スイーツを買うことで、自然環境が保全されたり、農場で働く人たちの労働環境が良くなったり。スイーツとSDGsの関係をここで一度学んでみませんか。Program 05.バレンタインデー直前企画!スイーツ男子が語る「男が喜ぶスイーツ」。ゲスト:宮世琉弥/俳優飯島大輔/TRANSIT GENERAL OFFFICE PR担当バレンタインデーに意中の彼にチョコレートを渡したい方、宮世琉弥さんのファンの方、男心がいまひとつ理解できない方、ぜひこのプログラムを! 俳優として活躍する宮世さん、スイーツ事情にも詳しい「TRANSIT GENERAL OFFICE」のPR担当・飯島大輔さんによるトークライブ。きっとあなたのヒントになる言葉や情報が見つかるはず!宮世琉弥みやせ・りゅうび/2004年生まれ。俳優。2019年ドラマ『パーフェクトワールド』で役者デビュー。『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』『恋する母たち』などに出演。ドラマ『ねぇ先生、知らないの?』では、スイーツが大好きで女子力高めな犬系男子「こいちゃん」を演じた。飯島大輔いいじま・だいすけ/1982年生まれ。話題のホテル、商業施設、カフェ、レストランなどのプロデュースを行うTRANSIT GENERAL OFFFICEのPR担当。天使系ルックスのフェミニン男子、部類のスイーツ好きで、お酒に合うスイーツを求めて現在驀進中!Program 06.Hanako編集部より重大発表!新たなプロジェクトがはじまります。1月28日発売のHanakoでスタートしたアワード形式のスイーツ特集「Hanako ときめく! スイーツ大賞」。年末には、1年を振り返って今年を代表するスイーツを表彰するアワード受賞イベントを開催予定。今回の「Hanako Special Sweets Day」のような、充実のコンテンツを準備します。詳細が決まり次第、Hanako本誌やウェブサイトHanako.tokyoやSNSにて発表。スイーツ好きのみなさん、乞うご期待です!(※プログラムのタイトルや順番は変更の可能性があります)
2021年01月23日お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第24回目の登場は、神楽坂〈Bar Pálinka〉の松沢 健さん。日本はもちろん、世界でも唯一!?のパーリンカ専門バーをご紹介します。本日のバーテンダーは…松沢 健さん松沢 健バーテンダー歴:7年生年月日:1994年1月2日星座:山羊座血液型:O型趣味:ルービックキューブが最近得意になりました。ハンガリーのものなので!”パーリンカ”という呪文のような響き。何かの正装らしきバーテンダーさんのコスチュームもどこか魔法使いのよう。日本ではほとんど知られていないハンガリーのフルーツ蒸留酒”パーリンカ”で専門バーを開いてしまったのが、今回登場の松沢バーテンダーです。「パーリンカって、まず名前がずるいですよね。可愛いなあと。そして誰もやっていないカテゴリーなので、徹底的にやりたいなと思ったんですよね」。松沢さんがパーリンカと出会ったのは、以前フルーツブランデー専門バーの立ち上げに携わったとき。今ではハンガリー政府公認「パーリンカ騎士団」の認定を受け、その衣装を来て営業に挑むほど、パーリンカにハマっています。「在日ハンガリー人の中でも、なぜパーリンカバーが日本に、と噂になっているようです(笑)。1年前、ここをオープンしたときにはひとつだけあった輸入会社も一時期、輸入を中断しているくらいだったので。ちなみに在日ハンガリー人は300人いる中で、12名にはすでに来店いただきました」。ハンガリーというなんとなくは知っている距離感、そしてフルーツのお酒という親しみやすさもあり、反響は想像以上と語ります。「お客様の半分くらいはバーに初めていらっしゃる方なんです。パーリンカ自体に興味を持ってきてくれたり、あとはハンガリーに思い入れがある方などがいらっしゃいますね。このバーの良いところは、バー初心者の方にも、バーに慣れた方にも同じ度合いの感動を与えられること。バー上級者でもパーリンカって飲んでいませんから!」カラフルな内装は、実はパーリンカのテイスティングノート。プラム、アプリコット、洋梨、さくらんぼなど、様々なフルーツが描かれています。パーリンカの特徴はフルーツの種類の多さと言います。「パーリンカの魅力は、使っているフルーツの量と品質です。350mLを1本作るのに、大体8〜10kgの果物が使われているんです。グラス1杯だけでも両手いっぱいのフルーツが入っていてもおかしくないくらい。フルーツの香りを楽しむことを目的としたお酒です。うちにあるのは100本程度。種類も豊富なので、好きなフルーツの味わいに近いパーリンカが必ずあるはずですよ」。今後の目標は、日本中のどこのバーに行ってもパーリンカがあって当たり前となること!という、さすがパーリンカ騎士団ならではの高い視座のコメント。「国民性で言うと、ハンガリー人は踊るって言われるんです。民族舞踊も有名ですし、広場でも踊っている人がいる。食事もおいしいですし、素敵な国です。パーリンカも広めたいですし、ハンガリー自体もみなさんに好きになって欲しくて紹介しちゃうんですよね」。旅に行きづらい今だからこそ、バーパーリンカのお酒でぜひ旅する気分を!ハンガリーの伝統的なカロチャ刺繍のコースター。透明な液体のパーリンカを表現した透明なイス。三角鏡で永遠に続くように見える光の照明は、味わいと香りの広がりと余韻を表現。ハナコラボからの質問Q.「女性一人でもバーに行ってもいいですか?」A.「うちのお店は女性が多いです。気づいたら、自分以外みんな女性のときも。そんなときは男性の方が気まずそうですね」。このお店のこの一杯「メロンのパーリンカ」「メロンのパーリンカ」1,800円ハンガリーでも流通数が少ないメロンのパーリンカ。お店を開くきっかけになった1本。「これを飲んだとき、これは全バーテンダー、全日本人に飲んで欲しいなと思いました!」現在は品切れ中で、次回入荷は夏以降を予定。お酒と楽しむ一皿「カステラ」「カステラ」フルーティだけど甘みは少ないフルーツの蒸留酒には、焼き菓子が好相性。〈Bar Pálinka〉では、パーリンカをストレートでオーダーすると、神楽坂の名店〈五十鈴〉のカステラがアテとして提供される。松沢さんのいるお店はここ。カラフルなバックバーに描かれているのは、パーリンカに使われているフルーツのイメージ。透明なイスはパーリンカの透明な液体を表現。パーリンカのために作られた空間でパーリンカを楽しんで!東京都新宿区神楽坂3-6-63 佐藤ビル2F03-6265-054416:00〜01:00火・第3月休※状況に応じて営業時間が変更になります。【本日の一言】一緒にパーリンカの魅力にハマりましょう!
2020年12月28日冬のボーナスの使い道、もう決めましたか?しがないフリーランスの私には縁のない言葉ですが、冬のボーナスは少ない、という話もちらほら耳にします。それなら、せっかく買う商品は、誰かのお墨付きがほしい……!ということで、ハナコラボメンバーに緊急アンケートを実施。2020年に買ってよかったものを教えてもらいました。1.花井悠希さん〈貝印〉の「KHS Bready ONE(パン切りナイフ)」。大のパン好きとして知られる、ヴァイオリニストの花井悠希(はないゆき)さん。Hanako.tokyoでも『花井悠希の朝パン日誌』を連載中です。パンラヴァーの花井さんらしく、「買ってよかったもの」は〈貝印〉の「KHS Bready ONE(パン切りナイフ)」。「今までずっとどのパン切り包丁を買うか決めかねていて、『せっかくならこだわりたい!』と国内・海外のいろんなメーカーを調べたり、話を聞いたりしていたのですが、『貝印さんのパン切り包丁が素晴らしかったよ』という声を聞き、値段も手ごろだったこともあり、あんなに買い渋っていたにも関わらず『えいや!』っとポチッとしてみました」と、花井さん。気になる使い心地は……?「他に気に入るのを見つけたらまた買えばいい、という軽い気持ちで買ってみたら、ほわほわに柔らかい食パンも、ガリッとこんがり音が響くハードパンも、中に具材がぎっしり入ったお惣菜パンまで鮮やかに、切れる、切れる。そしてとても軽くて扱いやすいのです。ケアも洗うだけでいい楽チンさで、高価なパン切り包丁等も視野に入れて探していたからこそなおさらケアの手軽さを感じて、こんなことならもっと早く買えばよかったと思いました」2.本山順子さん〈DJI〉の「Osmo Pocket」。フリーモデルで、『本山順子の迷子のお守り』を連載中の、本山順子さん。2020年3月には神社仏閣を巡るお散歩YouTubeチャンネル『じゅんことまいる!』をスタートさせ、YouTuberとしての顔も持つ本山さん。〈DJI〉の「Osmo Pocket」を購入したそう。「YouTubeの撮影に使っています。神社仏閣は階段が多かったり砂利が敷いてあったりと意外と足元が不安定なんです。手振れしたビデオ映像は見返した時にちょっと具合が悪くなっちゃうので……」ちょっとしたお出かけの際にポケットに忍ばせられるそうで、YouTubeでなくても、ビデオ映像を残したいシーンなどで活用できそうです。「本格的なジンバル(回転台)搭載のビデオカメラなのに、手のひらサイズでポケットに入れて持ち歩ける気軽さ。そしてなにより文句なしの高性能。スマホでは難しい手ブレのない滑らかな動画が撮れます」さらに、アップグレード版にも注目しています。「『DJI Pocket 2』も発売されたので、これは間違いなく買いだなと思っています。『ちょっと画角が狭い……』『マイクの性能が……』『夜の撮影はできないなぁ……』『ケースにもっとまとめて収納できたらなぁ……』などなど、ちょっとだけ不満だったところが全て改善されているらしいので購入が楽しみです!」3.菅原草子さん〈DIOR〉のiPhoneケースと〈CELINE〉のブレスレット。連載『食いしん坊弁護士、そうこ先生のお悩み相談室』で、おいしいご飯の話と、すぐに役立つ法律情報、Hanako読者からきたお悩みを解決している、菅原草子さん。「毎日身につけるものは年相応のちゃんとしたものを」と、それぞれ5〜6万円台で、〈DIOR〉のiPhoneケースと〈CELINE〉のブレスレットを購入。「どちらもシンプルなデザインで飽きがこないところが気に入っています。iPhoneケースって適当になりがちですが、意外に人の目につくものだと思います。たまにボロボロだったり汚れていたりする方もいますが、仕事の相手がそういう方だと、気配りや繊細さに欠けるのではないか、こだわりがない方なのではないか、と少し不安に……。自分が相手からそう思われないためにも、自分のお守りとしても、良い小物、おすすめです!」また、「身近な小物がしっかりしていると、人と会うときや仕事中などにシャンとした気持ちになります!」とのこと。自分の気持ちを高めてくれるアイテムを取り入れたいですね。4.児島麻理子さん〈Philips(フィリップス)〉の「ノンフライヤー」。2008年よりお酒業界で広報として働き、現在はライター、PRコンサルタントとしても活躍している児島麻理子さん。Hanako.tokyoでは、『児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」』を連載中。そんな彼女が「ステイホーム中に料理したい熱が高まり、思い切って購入した」のは、〈Philips〉の「ノンフライヤー」。「家で揚げ物を作ることはなかったのですが、揚げ物はすごく好きなので、お店で食べるか、買っていました。ステイホームで外出にも抵抗があったのと、ノンフライはフライではない(熱調理)ということで、ヘルシーに揚げ物風のものが食べられると知り購入を決めました」油を使わずにフライが作れるので、ヘルシーなことはもちろん、食感もとても良いそう。「味も揚げ物と遜色ないうえに、油の処理がないので楽ですし、環境にも良いのが気持ち良いです。ゴーッという音が楽しいらしくて、作るときはいつもうちのワンコが注視しています(笑)」コロッケやはさみ揚げ、冷凍食品の解凍(ポテトや揚げ物系)など、揚げ物のレパートリーが増えたと、児島さん。「フィリップスの料理ツールは使いやすいものが多く、フィリップスのノンフライヤーもとてもシンプルで日常使いにいいです。他にもマルチチョッパーなども今年購入しました。料理は道具からだなあと実感しています」5.伊藤ひいなさん〈さくら製作所〉の「FURNIEL(ファニエル)」。唎酒師の資格を持つ、日本酒大好きな伊藤ひいなさん。カメラマンである父・伊藤徹也さんとの連載『伊藤家の晩酌』では、二人の楽しい掛け合いと共に、日本酒を紹介しています。今回紹介してくれたのは、お酒を貯蔵するための日本酒セラー。「ファニエルの24本収納は以前から持っていたのですが、日本酒やワインをコレクションしたり熟成させていたらスペースが足りなくなってしまい……12本収納を買い足しました!可愛いサイズ感のセラーで、家具として仲間の一員になっています。今では24本収納をコレクション用、12本用を毎日飲むようとして使っています。ライトもつくのでテンションも上がります!」家で酒を熟成させる……これこそ、気合いの入った正しき飲兵衛のかたちです。「ワインや日本酒など好きな温度帯で保存できるので、便利かつ見た目もおしゃれでおすすめです」6.もろんのんさん〈N organic〉のローションほか。『インスタグラマー〈もろんのん〉の#Hanako_Hotelgram』で、ホテルの過ごし方を提案しているもろんのんさん。「忙しい日々の中でも、自分と向き合う時間に、心地の良い香りに包まれるため」を理由に買ってみて、よかったのは、〈N organic〉のプロダクト。「私が使っているのは通常のスキンケアシリーズ(化粧水、乳液、美容液)なのですが、朝と夜の毎日2回にときめきをもらえます。スキンケアだけでなく、ヘアケアなどひと通りありますよ」エタノールや合成香料、着色料、石油系界面活性剤といった成分は使用せず、高品質なオーガニック成分を配合しているので、肌に優しく、優しい香りです。「見た目がインテリアにもなじむ可愛いビジュアルであること」もお気に入りのポイントなんだそう。7.藤田華子さん「はめ込み式フロアタイル」。『ハナコラボSDGsレポート』を連載している、藤田華子さん。おうち時間が増えた2020年。睡眠の質を上げるための枕や、肌ケアアイテムなど、物欲が高まっていろいろと購入したという藤田さんが、「賃貸で床の色がどうしても気に入らず……」と、思い切って購入したのは、はめ込み式の床材。「部屋の大きさに合わせてカッターで切っていくので、わたし1人でも10畳分、敷き詰めることができました。部屋の雰囲気がガラリと変わるだけでなく、ブツ撮りの際などにも役に立ちます!質感も良いです」本物の無垢材のようにリアルな木目なので、インテリアにも馴染みそう。しかも、お手入れも簡単。大掃除の機会にでも、部屋の印象を変えてみては。ハナコラボメンバーのリアルレポートは以上!今回は7名のハナコラボメンバーのみなさんにご協力いただきました。部屋で過ごす時間の多かった2020年、QOLを上げるためのアイテムを購入する傾向にあったようです。この冬に買いたいもの、見つかりましたか?ぜひ参考にしてみてください。※本記事は購入時点の情報も含みます。現在の取り扱いなどは、公式サイトやオンラインショップなどで直接ご確認ください。「クリスマス特集」記事一覧は画像をクリック!
2020年12月25日静かな空間でお酒を楽しめるのが、バー。でもどこに行ったらいいのかわからない…そんなあなたに、お酒業界での広報歴12年の児島麻理子さんが女子おひとりさまでも行きやすい、大手町・日本橋・銀座エリアのおすすめのバーをご紹介します。1.〈BAR SEVEN SEASONS〉/銀座重厚な木のカウンターに緑色の壁紙や格子戸で仕切られた個室がある店内は、どこかヨーロッパの邸宅のような雰囲気。ウイスキーからフレッシュフルーツを使ったカクテルまで楽しめる。「スイカのソルティドック」1,600円「イベリコベジョータの生ハム」2,500円別名”サマーソルティドック”。スイカは旬を追いかけて、6月から9月の間、その時に一番美味しい地域から取り寄せ。「”スイカ前線”を追いかけながら、さまざまな地域のものを使用します。出始めはちょっと青い味がしますが、それも旬を感じられていいですよ」。お酒と楽しむ一皿は「イベリコベジョータの生ハム」。「原木」と呼ばれる骨付き生ハムの塊から切り立ての生ハム。「熟成年数が長めのイベリコなので、噛むほどに味わいがでます。ソルティなウイスキーとよく合います」。〈BAR SEVEN SEASONS〉東京都中央区銀座7-5-5 長谷第一ビルB103-5537-588518:00-26:00(月〜金)、18:00-24:00(土)日祝休※状況に応じて営業時間が変更になります。2.〈THE GREY ROOM〉/銀座とあるおしゃれなインド人女性から「すごいインド料理のお店がある!」と聞いて訪ねたのは、銀座のモダンインディアンキュイジーヌ。〈SPICE LAB TOKYO〉の店名の通り、未体験のスパイス使いの洗練されたインド料理で、今年の衝撃のひとつでした。刺激よりは穏やかさや複雑さを感じるスパイスの操り手〈SPICE LAB TOKYO〉は、実はバー〈THE GREY ROOM〉も併設しています。ここで繰り広げられるのは、インド人もびっくりなスパイスを使ったカクテルです。「オリエンタルモヒート」1,800円「インディアンアペタイザー盛り合わせ」980円ココナッツ風味のジンに蜂蜜やレモンジュース、カルダモンビターズを使ったなんともオリエンタルテイストなモヒート。唐辛子の辛さが程よいアクセントに。お酒と楽しむ一皿は「インディアンアペタイザー盛り合わせ」。〈SPICE LAB TOKYO〉でも提供しているインドのストリートフードを洗練させたフィンガーフードの盛り合わせ。大葉の天ぷら”チャート”、ひよこ豆粉パンケーキ”ドクラ”、バターチキンコロッケの組み合わせ。〈THE GREY ROOM〉東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 11F03-6274-602314:00〜16:00(アフターヌーンティー)、16:00〜00:00(バー)年中無休※状況に応じて営業時間が変更になります。3.〈Low-Non-Bar〉/日本橋ひとつひとつの動きを丁寧に。昨年からの準備期間を経て、日本初となるノンアルコールとローアルコール専門バーは2020年3月にグランドオープン。ノンアルコールは完全にお酒を使わないカクテルを、ローアルコールは通常のカクテルの半分程度の度数の5~8%程度のものを提供します。ノンアルコールバーながら本格的なバーの内装の中で楽しめる。2Fには系列店のバーも。「Low-Non-Bar」(右)1,400円、「Truffe Honey-ni」(左)1,400円「メイプルとスパイスのミックスナッツ」800円お店のロゴと同じく、鳥の器で提供される「Low-Non-Bar」はベリーとパプリカ、グレープフルーツジュースを合わせ、スパイスの効いたビネガー“シュラブ”に合わせたノンアルコールカクテル。「Truffe Honey-ni」は、洋梨のウォッカ等にトリュフハニーウォーターを合わせたローアルコールカクテル。お酒と楽しむ一皿は「メイプルとスパイスのミックスナッツ」。ジャイアントコーンやカシューナッツをガラムマサラやシナモンなどのスパイスで炒め、メープルシロップを合わせたもの。イメージは洋風の“雷おこし”。〈Low-Non-Bar〉東京都中央区日本橋3-2-4 nefi nihombashi 1F03-6665-602217:00〜25:00(月〜土)、17:00〜23:30(日・祝)不定休※状況に応じて営業時間が変更になります。4.〈VIRTU〉/大手町フランスのヴィンテージスピリッツや希少なコニャックをベースに創作したオリジナルカクテルを提供するバー「VIRTÙ」。美徳の意味を持つ〈フォーシーズンズホテル東京大手町〉のバー〈VIRTU〉。1920年代のパリと日本の融合がテーマの店内は、幾何学模様のガラスや直線的な照明など、アールデコの雰囲気が漂う。フランスらしくコニャックやリキュールが並ぶ、背の高いバックバーは圧巻。「デュラメール」2,200円「牛カツサンド」7,000円ほのかな塩気があり海を感じる「デュラメール」は、ヘッドバーテンダーのジョシュア・ペレズさんのお勧めの1杯。テキーラのライムソーダ割りに、今井さんのアイデアで紫蘇の花を加えたもの。カクテルは日本の”7つの美徳”から構成されており、これは「名誉」がコンセプトのカクテル。お酒と楽しむ一皿は「牛カツサンド」。和牛を使った贅沢なカツサンド。横にはカツサンドと相性抜群の「トリュフフライドポテト」(1,800円)を添えて。〈VIRTU〉東京都千代田区大手町1丁目2-103-6810-060017:00〜24:00(L.O.23:30)※状況に応じて営業時間が変更になります。(text:Mariko Kojima)
2020年12月21日