西島秀俊と内野聖陽のW主演で贈るドラマ24「きのう何食べた?」の第7話が5月17日オンエア。今回も山本耕史と磯村勇斗演じるカップルとの“Wデート”に内野さん演じるケンジの料理シーンと見どころいっぱいで視聴者を大いに沸かせている。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさんを西島さんが、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジを内野さんがそれぞれ演じ、2人の日々の食卓をリアルに描いていく本作。前回からついに山本耕史演じる芸能マネージャーの小日向大策と、磯村勇斗演じる“ジルベール”井上航のカップルも本格登場となった。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は史朗と賢二、小日向と航のカップルが新宿二丁目で2対2の食事会をすることに。そこで自由奔放な発言と“小悪魔”ぶり全開の振る舞いをみせる航に「ジルベールかっわいいな!想像以上に小悪魔」「ジルベール磯村くんめちゃくちゃ最高だな」「磯村ジルベールワタルが最高すぎて笑いが止まらなかった」などの声が寄せられる。だがその帰り道、雨に濡れた史朗は風邪で寝込んでしまう。そんな史朗の看病のため仕事を早上がりしてキッチンに立つ賢二だが、料理の手際が悪すぎて、史朗は寝込みながらも心のなかでツッコミを入れまくる…という展開に。特に賢二が雑炊に鳥モモ肉を1枚まるごと使ってしまい史朗から「モモ肉は高いんだぞ」とツッコまれてしまうシーンには「モモ肉のくだりは、激しく同意」「シロさん、それ激しく同意っす」など共感する投稿が多数。さらに賢二の好きなタイプがコミック「シティーハンター」の主人公・冴羽りょうで、史朗を「三次元の冴羽りょう」と話す様を微妙な表情で見つめる小日向と航には「二人して表情の引き出しすごいな」「似てないと思われてる目がすごい冷めてて草」「ジルベール航くんと、小日向さんの冷めた表情がもう……!!!今回も神回」など、山本さんと磯村さんの演技力に感嘆するツイートが殺到。今回もタイムラインを様々な声が飛び交った「きのう何食べた?」は毎週金曜深夜0:12~テレビ東京で放送中。(笠緒)
2019年05月18日西島秀俊と内野聖陽がW主演、ラブラブな同性カップルを演じる「きのう何食べた?」の第4話が4月26日に放送された。今回回想シーンで2人の出会いから共に暮らすまでの“馴れ初め”が描かれ、多くの視聴者の胸をときめかせていた。「西洋骨董洋菓子店」「大奥」などのよしながふみが描く同名コミックをドラマ化した本作。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさんを西島さんが、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジを内野さんがそれぞれ演じ、2人の日々の食卓をリアルに描いて大好評を博している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。史朗の父に食道ガンが見つかった。手術を控えた前日深夜、落ち着かない史朗に賢二がプレゼントを渡す。母・久栄(梶芽衣子)のためにミニタオルを用意したのだ。無理に渡さなくていいという賢二に対し、史朗は母に渡すことを約束する。手術当日、長時間に及ぶ手術の不安から久栄が精神的に不安定となる。そんななか史朗は久栄にタオルを渡すも、「知り合い」からのプレゼントだと伝える。手術は無事終了し、2人はクリスマスを過ごすことに。そして史朗は3年前、賢二と出会った頃を回想する。当時史朗は2丁目に遊びに行ったのだが、場違いな服装に全然モテない。そんななか史朗に興味を示したのが賢二だった。それから時を経て賢二の美容室で2人は再会。そこから同居前の2人の“恋人時代”が描かれていく。2人の初々しいデートシーンに「実写の破壊力スゴい…。デートシーンかわいすぎる」「原作よりちゃんとデートしてる」「実写化で一番嬉しく思ってるのは、漫画では割と仏頂面かつ塩対応なシロさんが、ケンジとご飯食べながら笑ってたりデートで嬉しそうな顔してるのが見れること」「恋人になる前のデート風景、原作では描写がなかったからしんせーん!」など“原作超え”ぶりを絶賛する声が続々。その後賢二の自宅が水漏れの被害に遭い、そのことを知った史朗は思わず「ウチくる?」と同居を提案するという流れに。このシーンにも「ケンジを同居に誘うシーン可愛らしくてときめく」「ウチくる?のシーン原作通りすぎ」などの反応多数。原作派からも高く評価される本作、この後の展開からも目が離せなくなりそう。「きのう何食べた?」は毎週金曜深夜0時12分~テレビ東京で放送中。(笠緒)
2019年04月27日「モーニング」(講談社)連載中の人気コミックを西島秀俊と内野聖陽のW主演でドラマ化した「きのう何食べた?」が4月5日深夜から放送開始。西島さんの“主夫”姿に「めちゃくちゃにかわいい」「テレ東は視聴者を悶絶させたいのか」などの声が相次いでいる。本作は「西洋骨董洋菓子店」「大奥」などで知られる、よしながふみによる累計発行部数500万部(電子版含む)突破の人気漫画をドラマ化。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさん(西島さん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジ(内野さん)の日々の食卓をリアルに描いている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第1話では史朗が定時に事務所から帰社、安売りスーパーを巡り、夕食を作る姿が丁寧に描かれ、そこに賢二が帰宅。2人で料理を楽しむ姿と、ゲイであることを事務所をはじめ周囲に隠して暮らす史朗と、それを隠すことなくカミングアウトしていく賢二の性格的な対比、それがもたらす2人の間のトラブルなどが描かれた。史朗を演じる西島さんは『MOZU』シリーズや「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」などでみせるハードなテイストと同時に、パナソニックのCMや先日まで放送されていた「メゾン・ド・ポリス」でみせる家事にいそしむ“主夫”像も人気とあって「エプロン姿で料理する西島秀俊が尊い」「西島秀俊が、かわいいが過ぎる」「白物家電とエプロンが日本一似合う俳優西島秀俊」などの声がSNSに殺到。一方、賢二を演じる内野さんは「臨場」シリーズや「ブラックペアン」などでクールで渋めな演技が印象的だが、本作ではキュートすぎる史朗の恋人を演じており、「内野さん凄い。ブラックペアンと同じ人とは思えない」「ケンジのキャスティングがはまっていてびっくり」「内野聖陽のナイーブな演技が絶妙」などといった反応が続々と寄せられる。そのほかにも「シロさんとお母様の会話やケンジ君との喧嘩が、漫画よりずっとシリアスで実写の凄さだなあと思いました」「原作のイメージに寄り添った絶妙なキャスティング」「春の週末の深夜にほっこり観られるハートフルなドラマ」など、作品自体に対しても好意的な感想が数多く集まっている。(笠緒)
2019年04月06日西島秀俊と内野聖陽が、“シロさん”と“ケンジ”という恋人同士役で出演し、2人のほろ苦くもあたたかい毎日と日々の食卓を描くドラマ「きのう何食べた?」から、第2弾となる共演者が発表された。放送前にもかかわらず、公式Twitterのフォロワー数は5万9千人を超え、早くも盛り上がりを見せている本作。先日、西島さんと内野さんが登場する映像が公開されると、「待ってました」「最&高!ケンジさんかわいい…」「ドラマますます楽しみになりました」と大反響。さらに、シロさんの“料理仲間”役の田中美佐子ら第1弾の共演者が発表されると、「ピッタリだ~」「素敵なキャスト!」「これは…いい!!」とさらに放送が楽しみになったという声が多数寄せられている。そんな中、第2弾共演者として今回明らかになったのは、梶芽衣子、志賀廣太郎、マキタスポーツ、佐藤仁美、MEGUMIの5名。西島さん演じる“シロさん”こと史朗の母・筧久栄と父・筧悟朗には、「鬼平犯科帳」シリーズの梶さんと、先日最終回を迎えた「イノセンス 冤罪弁護士」に出演していた志賀さん。内野さん演じる賢二が勤める美容室の店長・三宅祐を、俳優・ミュージシャン・ラジオパーソナリティ・文筆家など様々な分野で活躍するマキタスポーツさんが演じる。さらに、初回のゲストとして、弁護士である史朗の依頼人・今田聖子役を佐藤さん。賢二の美容室の常連客で、既婚にも関わらず賢二を食事に誘おうとする千石さん役にMEGUMIさんが決定した。「きのう何食べた?」は4月5日より毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送。※テレビ大阪は翌週月曜日深夜0時12分~(cinemacafe.net)
2019年03月27日「モーニング」(講談社)にて連載中のよしながふみによる漫画「きのう何食べた?」が、西島秀俊と内野聖陽のW主演で4月からドラマ化されることが決定した。■500万部突破の話題の漫画がドラマに!「きのう何食べた?」は、「西洋骨董洋菓子店」「大奥」で知られるよしなが氏の累計発行部数は500万部(電子版含む)を突破している人気作。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)の2人の日々の食卓をリアルに描いた物語だ。今回ドラマでは、弁護士・筧史朗を、現在放送中の「メゾン・ド・ポリス」では元刑事役を演じている西島さん、美容師・矢吹賢二を大河ドラマ「風林火山」や「臨場」などに出演する内野さんが演じることに。2人が暮らすゆっくりとした日常を軸に描いていく本作では、2人の食卓を飾る「美味しく安上がりな手料理」が大きな見どころのひとつ。ストーリーと同時に毎回披露される料理は、味はもちろんのこと、実用的なレシピばかりだ。■西島秀俊、原作の大ファン! 「とにかく丁寧に真摯に」実は、元々原作の大ファンだったという西島さんは、「お話しをいただいた時は非常に嬉しかったです。たくさんのファンをもつ作品なので、とにかく丁寧に真摯に作品に向き合いたいと思います」と意気込み。一方、内野さんは「こういう役はほとんど経験がないので、新鮮に感じました」と話し、「実はこの作品はかなり前から企画されていたんですが、スケジュールがなかなか合わず、流れに流れてようやくここにこぎ着けた感じなので本当に楽しみですし、まだどう演じようか思案中ですが、二人の関係をごく自然に演じたい」と明かした。■それぞれの役柄やお互いの印象は…?またそれぞれの役柄については「シャープでちょっと近寄りがたく、ツンツンした態度もとるし、クールを装っているんですが、本当はとても周りの人を大切にする人物」(西島さん)、「大人ですねこの人は。外への出方は子供っぽい感じがするんだけど、とても繊細で人の気持ちを汲み取れるキャラだなと思って。美容師さんで、実はすごく寛容で優しい部分をもっているけど、時にサディスティックな感覚も併せ持ってる感じかな」(内野さん)と分析している。さらに、今回が初共演だという2人。お互いの印象について西島さんは「非常にスケールの大きな役者さんで、徹底的に役作りをされるということを聞いています。内野さんの圧倒的なエネルギーが、シロさんとケンジの穏やかで細やかな日常の表現に全部込められるのかなと思うと、今から本当に楽しみです」と撮影が待ち遠しいと語り、一方の内野さんは「写真撮影で初めてお会いしたのですが、思った通りのいい男で、シロさん役にぴったりで。自分はまだ役は中に入っていませんが、きっと西島さんとなら自然なふたりの空気感が醸し出せるんじゃないかなと期待して楽しみにしているところです」とコメントしている。あらすじ筧史朗(西島秀俊)は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。史朗の日課は、定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーへ向かうこと。月の食費を2万5千円以内に抑えるのが史朗にとっての重要課題だ。帰宅した史朗は早速夕食づくりに取りかかり、3品のおかずと炊き込みご飯、味噌汁を手早く仕上げる。そしてちょうど夕食の支度が調った頃、帰宅してくるのが同居する美容師の矢吹賢二(内野聖陽)。2人は”シロさん“”ケンジ“と呼び合う恋人同士。2人で食卓を挟みながら取る夕食の時間は、日々の出来事や想いを語り合う大切なひととき。ある日、連れ立って歩いていた2人は賢二の美容室の常連女性客・千石さんと出会う。千石さんは史朗を見るなり「この人が例の彼氏さん?弁護士で女役っていう…?」。周りから偏見を持たれることが嫌な史朗は、自分の素性を職場に公表していなかったが、賢二は職場どころかお客さんにまで話していたのだ。これは、今夜の食卓は波乱の予感――?「きのう何食べた?」は4月クール、毎週金曜日24時12分~テレビ東京系にて放送予定(※テレビ大阪は翌週月曜日放送)(cinemacafe.net)
2019年01月24日シェイクスピア作品の中でも特に人気が高い名作『ハムレット』を、内野聖陽主演で上演する。演出は『レ・ミゼラブル』オリジナル版演出で知られ、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターである巨匠ジョン・ケアード。本作の製作発表が1月10日、都内にて開催された。舞台『ハムレット』チケット情報ジョンは以前より内野に「いつかハムレットをやるべき」と強く薦めていたという。その理由を「ハムレットはシェイクスピアが描いた中でも一番大きな役。若い役と思われているかもしれませんが、本当は経験豊かで技術がある人がやらなきゃいけない。この物語は哲学を描いているから、“ただ稽古でやったことをやる”のではなく、シェイクスピアの描いたことについて考えられる人じゃないと出来ない。内野さんはそういうことが出来る人」と熱弁。これに対し内野は「(考えることは)一番苦手」と笑いながらも、「ハムレットはもっと若い人がやるべきと思う人がいるかもしれませんが、そうじゃないんだぞというのを、今回必ずお見せします」と力強く意気込む。また名匠ジョン・ケアードについて「彼の“どんなキャラクターにも、特殊な役にも、それぞれ共感できるところがないといけない”という考え方が大好き。この作品にも難しい部分はあるかもしれないが、万人に共感できるところもたくさんある、豊かな作品になるのでは」と期待を話した。ちなみに劇中、ハムレットは「太っている」という描写があると訊き「(『真田丸』の家康役のために)16キロ太って必死にいま痩せようとしてたのに、気が緩みました(笑)」と内野。会見ではジョンによる構想も語られたが、中でも注目は、30人ほどの登場人物を、わずか14名のキャストで演じきるということ。内野含め、ほとんどの俳優が複数役を演じ、そのことで演劇的構造を浮かび上がらせる仕組み。「内野さんも(ハムレットが死んだ後)フォーティンブラスとして戻ってきてもらいます。もともと僕は、ハムレットの死後、全然知らない人(フォーティンブラス)が国をとっていってしまうのが疑問でした。ハムレットが自分がなるべきだった王として復活した…となると、この劇のテーマである“蘇る死と生の関係”というものがクリアに見えてくるんじゃないか」と語るジョンに、出演者自身も興味深そうに耳を傾けていた。なお、ヒロイン・オフィーリア役は、オーディションでこの役を掴んだという貫地谷しほり。「本当に今、ここに立てていることが嬉しい」と喜びを語った。ほか出演は北村有起哉、加藤和樹、山口馬木也、今拓哉、壤晴彦、村井國夫、浅野ゆう子、國村隼ら。公演は4月9日(日)から28日(金)まで、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演(4/7・8にプレビュー公演あり)。チケットは1月14日(土)に一般発売を開始。その他兵庫・高知・福岡・長野・愛知公演あり。
2017年01月10日堺雅人主演のNHK大河ドラマ「真田丸」にて徳川家康役を熱演するベテラン俳優・内野聖陽と、ネクストブレイク必至の若手俳優・栗原吾郎が、“刀剣男士”と呼ばれる戦士へと姿を変えた刀剣たちを育成するゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」の新テレビCMに出演。時代劇ドラマを思わせる迫真の演技と迫力ある映像美が、ゲームユーザーならずとも話題を集めている。刀剣乱舞とは、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”たちを、ゲームプレイヤーが“審神者”となり率い、部隊を結成。様々な合戦場を攻略していく、刀剣育成シミュレーションゲームだ。物語の舞台は西暦2205年。歴史改変を目論んだ敵が過去へ攻撃を開始。歴史を守る使命を与えられた“審神者”は、付喪神“刀剣男士”と共に過去へ飛ぶことになったが――。今回、PCブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」&スマホアプリ「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」の新テレビCMキャラクターに、内野さんと栗原さんが起用。8月5日より新CMが放映されている。内野さんといえば、1993年にNHKドラマ「街角」でデビューして以来、映画・舞台・ドラマと精力的に活躍し、昨年は『罪の余白』『海難1890』と主演作が立て続けて公開。また、現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」をはじめ、NHK大河ドラマ「風林火山」主演の山本勘助役、TBSドラマ「JIN-仁-」坂本龍馬役など、時代劇作品でもその存在感を遺憾なく発揮し、人気を博す。そんな内野さんが、本CMにて、超大作時代劇を髣髴とさせる迫真の殺陣と演技力を存分に披露。するとSNS上では「めっちゃかっこいいな!!!!!」「大河ドラマかと思った」「刀剣乱舞のCMかっこいいからにやける」「刀剣乱舞CMの内野聖陽さんどストライクだから実装して…」と、その仕上がりに驚き、絶賛するコメントが相次いでいる。また、もう一人の注目すべき出演者が、1996年1月12日生まれの若干20歳・新人俳優の栗原さん。NHKドラマ「金魚倶楽部」で俳優デビューを飾ると、その後はドラマ「花ざかりの君たちへ イケメン☆パラダイス 2011」や、映画『桐島、部活やめるってよ』『リトル・フォレスト冬・春』などに出演。2014年にはアニメ「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」井健役を担当し、舞台「AMNESIA」にて舞台初主演を務めるなど、今後の活躍に期待大の若手俳優だ。本CMでは、オリジナル刀剣男士の打刀“猫目石吾郎”を好演。可愛い子猫との2ショットに、雨に濡れた“水も滴るいい男”状態…とイケメン要素満載のシーンの連続に、「とうらぶのCMやってる人誰だろ?イケメンだあ~~」「刀剣乱舞のCMの人めっちゃカッコいい!誰?」と注目度急上昇!多くの人が“このイケメンは誰?”と調査をしたようだ。ファンからも「刀剣乱舞のCMやっぱり栗原吾郎くんだよ!!!あぁ、ほんとかっこいい」「刀剣乱舞のCMでてる栗原くんかっこよすぎだろ。めっちゃ美男子じゃん」と黄色い声が上がっている。10月からはテレビアニメ「刀剣乱舞-花丸-」の放送が開始、さらに2017年にもアニメ「刀剣乱舞」(仮題)が放送予定と、原案のゲームだけでなく、アニメ、舞台と盛り上がりを見せる「刀剣乱舞」。今後の多彩な展開にも期待だ。(text:cinemacafe.net)
2016年08月17日さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。裏地 桂子さん / ギフトコンシェルジュギフトコンシェルジュとして雑誌・TVなどでもおなじみの裏地桂子さん。忙しい日々の著述業やお仕事のかたわらで、美しくあることへの気配りはもちろん、周囲への心配りも驚くほどきめ細やか。すでに8冊もの著書を発表するパワフルウーマンでありながら、常にしなやかでチャーミング。会うたびに輝きを増す彼女の「キレイ」の秘密を探ります。裏地桂子 Keiko Uraji ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『メイプル』『和樂』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、衣食住ライフスタイル全般に精通した知識とそのセンスを生かし、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。食通、きもの好き、京都好きでも知られ、講演会やトークショー、執筆活動にも力を入れている。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学館)、『ほめられきもの宣言』(小学館)、『贈る心得。ご縁結びのスイーツ』(講談社)など多数。昨年10月ワニブックスより刊行した『ごきげん力 8つの育て方』も話題に。裏地桂子ホームページ www.uraji-keiko.com― 先日刊行された著書『ごきげん力』ですが、ページをめくるごとに勇気をもらうメッセージやキーワードが次々と飛び込んできて、「ああ、今この本を読んで本当によかった!」という清々しい読了感。「悩みも心配ごともたくさん。だって人間だもの」というくだりから「そうかぁ。そうよね!」と。相当前のめり気味に読ませていただきました。嬉しいわ。本当に書いているとおり「どうしていつもそんなに元気いっぱいなの?」「悩みごとなんてないでしょう?」ってよく言われるの(笑)過ぎた今だから振り返ってそう思えるのだけど、30代ってまだまだ若いのよね。とにかく体力があるし、周囲から評価もされるようにもなってキャリアもどんどん磨かれて。続いて訪れる40代は、私自身は雑誌のライターを辞めていまのキャリアへとこぎ出す大きな転機となった時期で、それこそ「いけいけどんどん」。新しいことへの挑戦が次から次へと繋がって、変化していくこと自体が楽しくて仕方がなかった時代。でも、いざ「50代」に突入するとなった時、正直想像できないことだらけだったの。明らかな体力の変化に戸惑うことも多かったし、とにかく不安だらけ。でもいちいち落ち込んでいても仕方がないないでしょう? 上を見ればきりがないし、下を見ても仕方がないのよね。そう思って、自分なりにあれこれと試行錯誤しながら「いつまでもキラキラしていたい!」という目的に向かって行き着いた解決策が、この本の主題にもなっている「ごきげんに暮らす」ことだったんです。― これまでの書籍は、贈り物や手土産のテーマや、京都好き、食通、着物などご自身の「好き」が主題でした。今回の『ごきげん力』は今までにないアプローチですよね。本書を書くに至ったきっかけは何だったのでしょう?最近よく若い女性から人生相談を受けるようになって。おしなべて感じるのは、30代は焦っている人が多い。揺れているのよね。私だってそうだったもの。だからご相談を受けるたびに思うんです。今、世の中はセルフコントロールの時代。自分のことは自分にしかわからないのだから、どんどん自分のことを知る作業を重ねるべきなのよって。でも、話を聞いているとみな大体自分で答えを決めているの。私がしてあげられるのは、背中を押してあげることなんだな~と。本書を書く原動力になったのは、自分自身が紆余曲折してたどり着いた答えを共有することで、揺れているもやもやした気持ちや悩んでいる背中を押してあげれるかも! と感じたからなんです。― 本書ではマーカー片手に読みたくなるほど、心にすとんと落ちるキーワードがたくさん登場するのですが、なかでも「好きのあぶり出し」ということばには、膝を打つ女性たちも多いように思います。現代の荒波をくぐって前向きに生きていくには強いセルフコントロール力が必要だと思うんです。まず第一に「私って幸せ!」と思えることはものすごく大切で、そう感じることが多ければ多いほど「ごきげん力」を養うことができると思うんです。本書でも書いてますが、 “好きのあぶり出し” はマスト作業なんですよね。ものすごくシンプルな作業で、頭に思い浮かぶ「好き」なことを何でも良いから紙に書き出していくんです。このステップを踏むと、「どうすれば自分が喜ぶのか」を知ることができるでしょう? たとえ何かで落ち込んでも「そういえば私、朝からお風呂に入ってシャンパン飲むのが好きだったじゃない?」って。そうやって少し自分を甘やかしてあげると「心のリカバリー」が早いんです。― 裏地さんは会うたびに「これものすごくいいわよ!」って、コスメでもなんでも惜しみなく情報公開してくださるんですよね。なおかつその情報がものすごく信憑性があって、どれもこれもすぐ買いに走りたくなるものばかり。50数年生きてきた分、失敗もたくさん。だからその試行錯誤の末に出会った良いものはどんどん人に共有していきたいって思うんです。本に書いていることも含めて、自分が本当に良いなと思ったものはできるだけ多くの人と共有したい。すべて「お福分け」だと思ってるんです。 【後編】へ続く>> (インタビュー・文:松浦明)★裏地さんインタビュー記事【後編】では、「キレイ」になれる愛用品の数々をご紹介! 【後編】はこちら>> 『ごきげん力 8つの育て方』(ワニブックス刊)前向きになりたいと願っているのに、何か心が晴れない。いつもなにか不安に苛まれている。“揺れやすい”女性たちの心に一筋の光が差し込むような感覚で、思わず一気に読み上げたくなる一冊。「自分のご機嫌をとれるのは自分だけ」「好感度をあなどるなかれ」「言霊(ことだま)は私の守り神」「その『いつか』はいつくるの?」気になる章はどこから読んでもOK。マル高出産で子育てと仕事の両立に奮闘中の私自身(インタビュアー)も元気をいただいた一冊です。
2016年01月29日感動の実話を日本とトルコの合作で映画化した『海難1890』の初日舞台挨拶が12月5日(土)、都内で行われ、主演の内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、田中光敏監督が登壇した。1890年に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦の乗組員を、当地の日本人が救助した「エルトゥールル号海難事故」と、その95年後にイラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに取り残された邦人をトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」。両国の友好関係を築いた二つの事件を通して、一世紀の時空を超えた真心のバトンを描いた。内野さんは乗組員の介抱に奮闘する医師役で主演し、「映画の原点にあるのは、当時の皆さんが差し出した真心。僕が主役として舞台に立っていますが、心こそが主人公だと思います」と本作の封切りに感無量の面持ち。「トルコの俳優さんが国の威信をかけて、作品に参加してくださり、こちらも武者震いした」と隣に立つケナン・エジェをたたえた。そのケナン・エジェは、「二つの国の歴史や文化を知ってもらおうと、努力したつもり。気持ちが皆さんに届けばいいなと思います」とこちらも感激しきり。京都での撮影を経験し、「文化はもちろん、日本の皆さんの勤勉さ、そして私たちトルコ人俳優を暖かく迎え入れてくれたこと。一生忘れられない思い出になりました」としみじみ語った。「合作は初めての経験。トルコでも公開されるので、うれしく思います」(忽那さん)、「国を超えて、たくさんの人の力が合わさり、映画が完成したことを喜んでいます」(夏川さん)と女優陣も、本作を生み出した両国の絆に感動した様子。10年越しの企画をついに実現させた田中監督は、「いまでも夢のような気持ち。友情の輪を広げながら、互いに切磋琢磨して完成させた自信作です!」と本作の“船出”に胸を高鳴らせていた。『海難1890』は全国公開中。トルコでも12月下旬より、300館規模での上映が決定している。(text:cinemacafe.net)
2015年12月05日日本トルコ合作映画『海難1890』のワールドプレミアが1日、東京・千代田区の国際フォーラムで行われ、キャストの内野聖陽、忽那汐里、ケナン・エジェ、アリジャン・コジェソイと田中光敏監督が出席した。5日から全国公開する本作は、日本トルコ友好125年を記念した歴史大作。1890年、和歌山県の沖合で遭難したトルコ軍艦の乗組員を救助した「エルトゥールル号海難事故」、1985年、戦火のテヘランに残された日本人をトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」の2つの史実を描く。「海難事故」編でトルコ人の救助にあたった医師役で主演の内野は、「救助道具もない中で異国の人々を助けたのは、気持ちがなければ出来ないこと。"モノは無くても心はある"というところに心動かされた。色んな世界の人々が持つまごころを伝えたい」と胸を張ってアピール。また、両編に出演している忽那は、「この日を迎えられて本当にうれしい。この歴史があったからこそ、友好な関係が続いているんだと思う。色んな国の方々に見て欲しい一心です」と笑顔であいさつした。一方、「また内野さんとお会いできてうれしい」と内野との再会を喜んだケナンは、先月、安倍晋三内閣総理大臣、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が出席した鑑賞会に同席。「日本とトルコの友好にとって歴史的な日になった。両国トップの2人と鑑賞できて光栄でした」と興奮気味に振り返ると、田中監督も、「非常に光栄なこと。映画の中に込められた平和のメッセージが世界に伝わって欲しい。日本とトルコ、たくさんの方々に協力して頂いて完成した作品なので、きっとみなさんの心に届くと思う」と熱い想いを語った。
2015年12月02日日本×トルコ合作の『海難1890』のワールドプレミアが12月1日(火)、都内で開催。これに先立ち主演の内野聖陽、忽那汐里、トルコから来日したケナン・エジェ、アリジャン・ユジェソイ、田中光敏監督が会見に臨んだ。1890年にトルコの軍艦が和歌山沖で座礁した事件、1985年のイラン・イラク戦争下でのテヘランでの邦人救出作戦という2つの歴史的事件を通じ、日本とトルコがいかに友好を築いてきたかを描き出す。内野さんは「ひと言では言えないハードな撮影でした」と1年前の撮影を述懐。「みんなの思いが凝縮された作品になっています」と強い思いを口にする。忽那さんは「半年という長い期間の撮影を経て、日本とトルコ両国が協力しながらこうして完成に至りました。いまは、日本だけでなくトルコ、世界中のいろんな方にいていただきたいです」と呼びかけた。エジェさんは1年前の撮影時に来日し、京都の撮影所での撮影に臨んだが「また内野さんと再会することができて嬉しいです」とニッコリ。初来日となるユジェソイさんは「日の昇る日本と月が昇るトルコ、距離は遠いかもしれませんが、心は近く感じています。映画の撮影を通じて、素晴らしい友情があることを感じました」と感慨深げに語っていた。先日、トルコのイスタンブールで、日本の安倍晋三総理、トルコのエルドアン大統領も出席して開催された上映会では約30分のダイジェスト版が上映されたが、内野さんはそれを聞いて「安倍さんは30分しか見てないんですか…?」と心配そうに質問。田中監督は「その前に(全編を)見ているはずです。お褒めの言葉をいただきました」とフォローし、内野さんもホッとした表情を見せた。この日は、今年の流行語大賞の授賞式が開催されていたが、内野さんは本作について「流行や一過性の流行りではなく、いつまでも持ち続けたい真心を伝えたい映画」と強調した。『海難1890』は12月5日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月01日内野聖陽を主演に迎え、友好125周年を記念した日本とトルコによる合作映画『海難1890』の最新予告編が、このほど解禁となった。1890年9月、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥールル号」は、その帰路の途中、和歌山県串本町沖で海難事故を起こし座礁、大破。乗組員618人が暴風雨の吹き荒れる大海原に投げ出され、500名以上の犠牲者を出してしまう。しかし、この大惨事の中、地元住民による献身的な救助活動が行われた。そして、時は流れ1985年、イラン・イラク戦争勃発。サダム・フセインのイラン上空航空機に対する無差別攻撃宣言によって緊張が高まった。この宣言後、在イランの自国民救出の為、各国は救援機を飛ばし次々とイランを脱出。しかし、日本政府は救援機を飛ばすことが危険と判断し救助要請に応えなかった。テヘランに残された日本人は215人。この状況を打開すべく、日本大使館はトルコへ日本人救出を依頼。トルコ首相は、それを快く承諾。まだ500人近くのトルコ人がテヘランに残っていたにも関わらず、日本人に優先的に飛行機の席を譲ったのだった。125年前に串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号による海難事故と、その95年後のイラン・イラク戦争におけるトルコ人による日本人救出が行われた実話を元に、日本トルコ友好125周年を記念して公開される本作。主演を『罪の余白』の内野聖陽が務め、『黒衣の刺客』の忽那汐里ほか、ケナン・エジェやアリジャン・ユジェソイといった国内外のキャスト出演する日本=トルコの合作映画として制作されている。このほど公開となった予告編では、1890年の海難事故、そして1985年のイラン・イラク戦争時の過酷な状況下で、希望を失わずに奮闘する人々の姿が映し出されている。「人が人を想うその真心が国を動かす」という言葉が添えられた映像は、国籍を超えた人と人との絆が感動的に描かれている。映像の最後に披露される内野さんの堪能な英語も必見だ。まずはこの映像から、「日本人が知らない奇跡の実話」を覗いてみて。『海難1890』は12月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月04日映画『罪の余白』の初日舞台あいさつが3日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、キャストの内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかなと大塚祐吉監督が出席した。全国公開中の本作は、芦沢央の同名小説を実写化した心理サスペンス。心理学者・安藤(内野)の1人娘が、高校のベランダから転落死する。命を弄ぶ邪悪なクラスメイト・咲(吉本)に出会った安藤は、ことの真相を知って復讐を誓う――というストーリーで、声優の金魚わかなが主題歌を務めている。主演の内野は、「色んなものを投げかけられた作品。キツイと思う方や引き込まれる方、色んな感想が出ると思う」とアピール。撮影中は、"人を傷つけるエクササイズ"と題して、大塚監督から暴言を吐かれていたそうで、「楽しんでましたね。『内野さんは何でそんなに芝居がデカいの?』とか、役と関係ないパーソナルな部分を傷つけられた」とこぼすと、大塚監督は、「女優たちにも、『芝居が下手になる専門学校にでも行ってたの?』とかヒドいことを言いました」と苦笑いで明かしていた。一方、"悪魔"のような女子高生を演じた吉本は、「影のある役をやるのが夢だったけど難しかったです」と役どころを振り返りつつ、「こう言ったら人は傷つくんだとか、段々分かってきて楽しかったです」とニンマリ。MCから、SとMのどちらのタイプか聞かれ、「どうなんでしょう? ご想像にお任せします」と含み笑いをする吉本に、内野は「絶対Sですよ! 楽しんで演じてましたから。イジメることで快感を感じてたということは、そういう本質があるから楽しめたんだと思う」と厳しく突っ込んで笑いを誘っていた。内野と吉本は、役柄上、撮影中にほとんど交流をしなかったそうで、「撮影の時は、吉本さんの良い所、可愛い所に触れたくなかったので敢えてしゃべりませんでした」と明かした内野は、「芯がしっかりしてる素敵な方です」とその印象を吐露。「内野さんは大先輩なので、色んなお話をしたかった」と悔やむ吉本が、「プロモーションで会うと、笑いかけてくれるのがすごくうれしい」と笑顔を見せると、「これからはいつでも話せるよ」と照れ笑いしていた。
2015年10月04日映画『罪の余白』が10月3日(土)に公開を迎え、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、主題歌を担当した金魚わかな、大塚祐吉監督が舞台挨拶に登壇した。「野性時代フロンティア文学賞」受賞の芦沢央の同名小説を映画化した心理サスペンスで、娘を失い、その死の謎を追う行動心理学者と娘が通っていた高校のスクールカーストの頂点に立つ悪魔のような本性を持つ女子高生の鬼気迫る対決を描き出す。吉本さんが演じた女子高生の咲は、人の心をえぐり、傷つける鋭い言葉を投げかけるが、そのために事前に“人を傷つけるためのエクササイズ”が行われたそう。内野さんはそこで飛び交った人を傷つけるためだけに発せられる数々の罵詈雑言を苦笑交じりに述懐。「『内野さん、なんでそんなに芝居がデカいんですか?』とか、役とは関係ないパーソナルなきつい言葉を浴びせられました…」と明かす。吉本さんに対しても大塚監督から「芝居がヘタになる専門の学校にでも行ったの?」などという暴言が吐かれたとか…。そんなやり取りの中で、吉本さんの“本能”も目覚めたのか?内野さんに対し酷い言葉を投げつけるシーンについて吉本さんは「最初は咲という役よりも吉本実憂の感情が入り過ぎていて、カットが掛かった後もモヤっとした気持ちになってたんですが、エクササイズで『こう言ったら人は傷つくんだ』と分かってきて、途中から楽しくなってきました(笑)」と悪魔のような(?)笑みを浮かべて振り返る。葵さんはそんな吉本さんと共演し「本当に、本当に怖かった!」と苦笑い。「台本にあるセリフなら大丈夫なんですが、リハーサルで監督が耳打ちして、その日、私はキツネの絵の入った服を着てたんですが『なんだそのキツネ?』とか台本にないことを言われると『おぉっ!』と思いました。冷や汗かきました!」とかなり心理的に消耗したよう。ちなみに登壇陣に対して、「追いつめたい側か追いつめられたいか?」「SかMか?」という質問がなされたが、内野さんは自身について「きっとSでしょうね。いじめるのが好き(笑)」と言いつつ「実はどこかですごい人にいじめられたいという部分もある」とも。吉本さんは「私自身は…どうなんですかね?ご想像にお任せします」とかわそうとしたが、内野さんから「絶対にSですよ。快感を感じてたんでしょ?」とドS認定され「あれは役の中です…」と苦笑していた。『罪の余白』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:罪の余白 2015年10月3日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「罪の余白」フィルムパートナーズ
2015年10月03日第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の同名小説を映画化した『罪の余白』の完成披露試写会が9月17日(木)、都内で行われ、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、大塚祐吉監督が出席した。娘を亡くし暴走していく父親と、美しすぎる邪悪な女子高生が対峙する心理サスペンス。行動心理学者として教鞭を取る安藤(内野さん)は、高校生の娘・加奈の突然の転落死を受け止められずにいた。娘の死は事件か、事故か…。自らを責めながらも、その真相を追い始める安藤の前に、加奈のクラスメート・咲(吉本さん)が現れる。「いい大人が子どもに翻ろうされる構図が面白い、本当にね、すごく怖くて邪悪な女子高生なんですよ。殺意を感じたもん」と“自覚もない美しきモンスター”の咲に対して、戦々恐々の内野さん。一方、演じた吉本さんも「最初はこんな子、本当にいるのかなって思ったんですが、監督から『自分の手を汚さず、相手を傷つける役柄を楽しみなさい』と言われて…。それからは、ジャマな内野さん(笑)をどう消すかばかり考えていた」と役作りをふり返った。内野さんは「あまりしゃべらないようにしたんですよ。かわいい吉本実憂を見たくないし、人のいい内野さん(笑)を知られるのもねえ…。イヤな感じだったでしょ?」と釈明&平謝り。吉本さんも「内野さんに肩をポンと叩かれるだけで、私が怒っちゃって。それくらい、咲になりきっていた」そうで、現場はストーリー同様の緊張感に包まれていたようだ。谷村さんは、安藤の同僚で咲の本性におぼえる女性・小沢役。咲から暴言を浴びせられるシーンもあるが、「とても気温が寒くて、そっちのほうが気になってしまった」と余裕の表情。大塚監督は「役者さんを怒らせ、傷つけ、泣かせることが、今回のボクの仕事だった」と語っていた。『罪の余白』は10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:罪の余白 2015年10月3日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「罪の余白」フィルムパートナーズ
2015年09月17日内野聖陽が、亡くなった娘のために復讐を誓う心理学者・安藤役で主演を務める『罪の余白』。芦沢央のサスペンス小説を映像化したことで注目を集める本作から、吉本実憂演じる娘の同級生・咲に挑発された安藤が、激高し、思わず手をあげてしまう衝撃的な本編映像が解禁された。行動心理学者として教鞭を取る安藤(内野聖陽)は、高校生の娘・加奈の突然の死を受け止められずにいた。娘の死は事件か、事故か…。自らを責めながらも、その真相を追い始める安藤の前に、加奈のクラスメート・咲(吉本実憂)が現れる。初めは加奈の死を悼むそぶりを見せた咲だったが、彼女は、教師、生徒、警察の心を操る、狡猾で残忍な悪魔のような少女だった。復讐を誓い、娘を思うあまり暴走する安藤は、逆に咲に追い詰められてゆき…。野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の話題作を映像化した本作。映像・舞台と幅広いフィールドで活躍する俳優・内野聖陽と、「アイムホーム」(テレビ朝日)「表参道高校合唱部!」(TBS)など話題作に次々と出演中の美少女・吉本実憂が繰り広げるギリギリの心理戦が注目を集めている。今回解禁された映像は、コンビニの前で娘の死の真相を問いただす安藤と、それを挑発する咲という手に汗握るシーンからスタート。「親子そろってつまんねー!」という、最愛の娘を侮辱する咲の言葉に耐えきれなくなった安藤が、ついには彼女に手をあげてしまう…という衝撃の映像となっている。吉本さんが演じる咲は、スクールカーストの頂点に君臨し、周囲の意のままに操る狡猾さを持つ、邪悪な少女。吉本さんといえば、日本の矯正歯科界の権威たちが“美しい横顔”を持つ女性を表彰する「Eーライン・ビューティフル大賞」を受賞するほどの美貌の持ち主だけに、よりいっそう冷酷な恐怖感が煽られる。そして、人間の心理には精通しているはずの安藤が、娘の同級生である少女に、衝動的に手を挙げてしまったその背景とは…!?愛する娘のために我を失っていく父親と、美しすぎる邪悪な女子高生。果たしてどちらが勝利するのか。緊迫感漂う究極の心理戦を、まずはこちらの映像から体感してみて。『罪の余白』は10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月14日日本・トルコ合作映画『海難1890』(12月5日公開予定)のクランクアップ会見が9日、都内で行われ、キャストの内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、宅間孝行、永島敏行と田中光敏監督が出席した。12月5日に全国公開する本作は、日本・トルコ友好125周年を記念した歴史大作。1890年の和歌山県において、日本人がトルコ人の救助にあたった「トルコ軍艦エルトゥールル号海難事故」と、1985年にトルコが自国機で日本人を救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」を題材に、両国の人々の絆を描く。海難事故に遭遇した日本人医師を演じた内野は、「奇跡の裏に、目の前で苦しむ人を助けたいという良心が確実にあった。他者を想う気持ちが、人々を突き動かしたんだと感じた」と感慨深げに語り、「次の世代に誇れるような作品。日本やトルコだけでなく、世界中の人に伝えたい」と熱い想いを吐露。また、撮影期間6カ月、エキストラ総勢1万人という大作を手掛けた田中監督は、「編集をしていて、1カット1カットから出てくる迫力に手応えを感じている。みなさんの心に届く作品にしたい」と完成に向けて意気込んだ。一方、「エルトゥールル号編」と「テヘラン救出編」の両方に出演し、2役を務めたエジェと忽那。トルコ人俳優として、「参加できて光栄」と喜びを語ったエジェは、「戦争や人種差別がある世の中で、友情と平和を描く大切な作品。次世代に伝えていかねばならない話だと思います」とアピール。また、本作がきっかけで史実を知ったという忽那は、「何世代にもわたって、人を想う気持ちが受け継がれてる。日本とトルコ両方のキャスト、スタッフが、色んな壁を乗り越えながら撮影できたことを誇りに思います」と胸を張っていた。
2015年07月10日日本・トルコ合作映画『海難1890』のクランクアップ報告会見が7月9日(木)に開催。主演の内野聖陽をはじめ、トルコから参加したケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、宅間孝行、 田中光敏監督が出席した。1890年に和歌山沖でトルコ軍官が沈没した際、地元の住民たちが乗組員たちを命がけで救ったというエピソードに始まり、1985年のイラン・イラク戦争の際には、逆にテヘランに残された日本人救出のためにトルコ政府が救援機を送ったという史実など、両国の友好のきっかけとなったエピソード、そこに関わった人々のドラマを描き出す。乗組員たちを救おうとする意志を演じた内野さんは、演じるにあたり多くの資料に目を通したことを明かし「そこには確実に医師の心意気、目の前の人を助けようとする良心が存在していました。他者を思うというシンプルな思いが彼らを突き動かしたと思う。その思いを役に投影させました」と充実した表情を見せる。トルコから本作に参加したケナンさんは「現在でも世界には戦争や虐殺、人種差別がはびこってます。戦争映画を我々も見慣れており、そうした映画が利益を上げています。でもこの映画は平和と友好を描いた大切な作品です。日本とトルコだけでなく、世界にメッセージを送れる作品だと思います。トルコを代表してこの作品に参加できたことを誇りに思います」とうなずいた。ケナンさんと、忽那さんは共に1人で2役を演じており、1890年に海難事故のパート、1985年のエピソードと両方に出演している。忽那さんは「人を思う気持ちや絆が何世代も受け継がれていく、その責任を持って、2役に臨みました」と語る。撮影でトルコを訪れたが「撮影の合間に街を歩いていると、この映画を撮っていると知っていて、温かい言葉を掛けていただきました」と人々のやさしさ、親日ぶりに感激したよう。自身も本作で初めてこの史実に触れたというが「日本の方に多く知っていただくきっかけになれば」と語った。田中監督は日本とトルコで6か月、延べ1万人のエキストラを起用しての撮影を終えて「まずはトルコの国と国民のみなさんにお礼を言いたい」と感謝。完成に向けた編集作業に入ってるが「1カット1カットに手応えを感じています」と自信をうかがわせた。『海難1890』は12月5日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月09日日本トルコ合作で両国の友好のきっかけとなった歴史的事件を描く『海難1890』のクランクアップ会見が7月9日に都内で開催され、主演の内野聖陽、トルコの名優ケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、宅間孝行、永島敏行、田中光敏監督らが出席した。その他の写真1890年、和歌山沖で沈没したトルコの軍艦エルトゥールル号の乗組員を地元の人々が命がけで救ったというエピソード、そして1985年のイラン・イラク戦争時にテヘランに残された日本人のためにトルコが救援機を飛ばしたという2つの史実に基づき両国の友好を描き出す。和歌山の医師を演じた内野は「演じるにあたっていろんな資料を見ましたが、医師たちの心意気、目の前の人を救おうとする良心がそこには確実に存在していました。それを投影して演じました」と語る。トルコでは1890年の海難事故は教科書にも載るなど多くの人に知られており、それゆえにいまなお人々は親日家だというが、内野は「逆に日本では知らない人が多いので、これはいい機会なので、次の世代に誇れるいい映画を撮りたい、参加したいと思い二つ返事で引き受けました」と振り返った。忽那は2役で1890年のエピソード、1985年のエピソードの両方に出演している。人を思う絆、気持ちが何世代も受け継がれていく……その責任を持って2役を演じました」と語る。撮影でトルコを訪れたが「撮影の合間に街を歩いていて、こちらが日本人と気づくと温かい言葉を掛けていただいたりしました」と述懐。内野と同じように「日本でも知っていただくきっかけの作品になれば」と意気込みを口にした。トルコから参加したケナンは逆に、和歌山での撮影で日本人の歓待に感動したと笑顔を見せる。「いまの世の中でも戦争や虐殺、人種差別があちこちで起こっており、我々は戦争映画を見慣れ、そうした映画がヒットし利益を生んでいますが、この映画は平和と友好を描いた大切な作品です。トルコを代表して参加できたことを誇りに思いますし、世界にメッセージを送れる作品だと思っています」と力強く語った。田中監督は撮影を終えて「トルコの国、そして国民のみなさんにお礼を言いたい」とまずは感謝を口にする。現在、編集作業に入っているが「ワンカット、ワンカットに手応えを感じています」と語った。『海難1890』12月5日(土)全国ロードショー
2015年07月09日内野聖陽が伊右衛門、秋山菜津子がお岩を演じる魅惑の『東海道四谷怪談』が6月10日(水)に新国立劇場で幕を開ける。演出は同劇場で上演された『エドワード二世』などで昨年、読売演劇大賞に輝いた森新太郎。稽古が佳境を迎える中、森に話を聞くとともに、稽古場をのぞかせてもらった。舞台『東海道四谷怪談』チケット情報元来、多くの登場人物たちの因果や運命が交錯する群像劇の側面が強いが今回、大胆にいくつかのエピソードをカットし、あくまで伊右衛門とお岩のふたりの関係性に絞りこんだ。森は「人々の人生を削って短く薄く詰め込むのではなく、ふたりの男女を軸に濃密なドラマにしたかったし、そこで人間の抱える荒んだ心の闇を見せたい。やればやるほど『あぁ、男ってこうだよな』と思うし(笑)、現実に対する南北の冷徹なまなざしを感じます」と語る。広さも奥行きも高さもある中劇場での上演だが「広漠と横たわる暗闇を活かしたい。なるべく具体的なものを排して、ごくシンプルにしている。必要最低限の小道具と俳優の肉体、テキストがあればやれる」とも。足し算ではなく引き算で、人々の心情を文字通り「浮かび上がらせていく」意図が感じられるが、その最たる部分が、秋山が唯一の女性キャストであり、男性がお岩以外の女性の人物を演じるという点。「リアルな女性の繊細さ――こんな状況に置かれた女性がどういう声を上げ、どんな目をして死に、どんな心理で復讐しようとするのか?僕も男なので、そこは謎を解き明かすような気持ち。“お岩対社会”という構図が見えてくる」と説明する。脚本を読むとネズミや鬼火を使った表現などどう見せるのかと気になるシーンも多いが「それが何かと言えばお岩の激しい情念の表れなので“温度”をそこに残したい」。有名な戸板返しや仏壇返し、面体の崩れたお岩の化粧のシーンなども「いろいろ考えてます」と不敵に笑う。お岩の存在を色濃く浮かび上がらせる最重要人物は言うまでもなく伊右衛門である。森は内野を「伊右衛門をやるために生まれてきたような男!」とまで言うが、稽古場をのぞいてみてその言葉に納得させられた。序幕の伊右衛門がお岩の父・左門にお岩との復縁を求めるごく短いやり取りの中で、内野は伊右衛門の卑屈さ、尊大さ、瞬時にわき上がる怒りなどいくつもの感情を巧みに表現。幕が上がって数分で、伊右衛門という人間の性根、小悪党ぶりがまざまざと理解できる。伊右衛門をはじめとする小さな悪の積み重ねを一身に背負い、ひとりの女性がどのような変容を遂げていくのか、仕上がりが楽しみだ。6月10日(水)から28日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。取材・文:黒豆直樹
2015年06月08日「JIN-仁-」「とんび」で知られる実力派俳優・内野聖陽が、男手ひとつで育ててきた娘を突然失い、その謎に迫る父親を演じる映画『罪の余白』。この度、死の真相を握るヒロインに「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した吉本実憂が抜擢された。高校のベランダから転落した加奈の死を、父親の安藤(内野聖陽)は受け止められずにいた。娘は、なぜ死んだのか。彼女の死の真相を探ろうとする教師、父親から疑いがかかるクラスメイトの咲(吉本実憂)。しかし彼女は普通の女子高生ではなかった。芸能界入りを目前に控え、学校ではカリスマ的存在として君臨していたのだ。大切な人の命を奪われた父は償いを求め、少女はそんな父と大人たちの心理を操作する…。第三回「野性時代フロンティア文学賞」受賞作を、ギャルを題材にした『Girl’s Life』やヒューマンファンタジードラマ『スープ~生まれ変わりの物語~』、日仏合作映画『フレア』などの大塚祐吉監督が映画化した本作。大人たちを翻弄していくダーク・ヒロイン役を演じるのは、大河ドラマ「軍師官兵衛」で栄姫役に抜擢され、12月には初主演映画『ゆめはるか』の公開も決定するなど、今後の活躍が大きく期待される吉本実憂。可憐かつモンスター女子高生を演じることになった吉本さんは、「かなり理解に苦しむ役です。本当に難しいです。彼女を演じることで何が私に残るかいまはまだ分かりませんが、いまは演じきることに集中してやっています」と語り、共演の内野さんについては「テレビで見ていた大先輩の内野さんとの共演ということでとても緊張しますが、同じ作品にでる限り、生意気ですが新人でも遠慮しないでいこうと決めています。演じる役の関係性が微妙なので、現場でもその距離感を楽しむようにしています」と気合十分。大塚監督は、吉本さんについて「1か月のリハーサルを通して、役に成りきり限界を持たないタフさを身につけられたと思います。相手役が誰であろうが常に挑戦する姿勢は、見ていて面白いモノがありました。邪悪なキャラクターを演じられていますが、潜在的に持っているユーモアのセンスを上手く役に取り入れてくれて、さらに面白いモノにしてくれました。強い意志を持って仕事に挑まれているので最高のコラボレーターですし、一緒に仕事をしていてとても楽しいです」と称賛している。主演の内野さん、吉本さんのほかに、安藤と同じ大学で働く助教授で、悲しむ安藤の支えとなる教師には谷村美月、咲が憧れる芸能界で大手プロダクションのマネージャー役に加藤雅也、安藤の同僚役に堀部圭亮、そして学部長には利重剛など咲の同級生として、葵わかな、宇野愛海らが出演している。『罪の余白』は2015年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月20日東日本大震災後の福島の家族のドラマを描いた『家路』の完成披露プレミア上映会が20日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の松山ケンイチ、内野聖陽、久保田直監督が出席した。同作は東日本大震災によって故郷を失ったある農家の家族の姿を描いたヒューマンドラマ。故郷を失い絶望の中で生きていた兄(内野)と母の元に、20年近く前に故郷を飛び出したまま音信不通だった弟(松山)が戻ってきた事から、バラバラになっていた家族が再びひとつになっていく姿を描く。3月1日より新宿ピカデリーほかにて全国公開する。今月ドイツで開催された「第64回ベルリン国際映画祭」に正式出品され、久保田監督と共に現地に赴いた内野。舞台挨拶で映画祭の様子を振り返り内野は、「映画祭自体もドイツも初めて何もかも新鮮でした。ドイツ人の生真面目な国民性というか、原発への関心度も高いのですごく集中して最後まで観ていた感じです」と海外での本作への関心の高さ紹介した。続けて、内野が「ベルリン映画祭というと、途中でつまらないと帰っちゃう人もいるそうですが、今回1人2人いたくらいかな? でも、それでもすごいことらしです」と好印象で迎えられた様子を語ると、久保田監督も「拍手がものすごく温かくてうるっと来ました」と感慨深く回顧。日本のニュースでは内野が涙を流した様子も報じられていたが、涙の理由について内野は「自己満足の涙ではなく、この作品を通して福島のことを思っていました」と説明した。一方、映画祭の様子を2人から聞いた松山は「現地の方々の雰囲気みたいなものを感じたかったし、どんな質問が出てくるのかも楽しみにしていました」と参加できなかった事に残念な思いを口にしつつ、「でも、おふた方に行っていただいて、充実した日々を送っていたみたいですので、僕もすごくうれしいです」と笑顔。内野が「客席の女性の方が『今日、松山ケンイチ君は来ないんですか?』って質問もありました」と海外の松ケン人気も紹介すると、松山は「サクラじゃないですよね?」とびっくり。すると、内野は「ドイツの方です」と本当にあったことだと説明しつつ、「ちよっと不快ですけど」とチラリとジェラシーをのぞかせて笑いを誘っていた。
2014年02月21日東日本大震災後の福島に暮らす家族の喪失と再生を映し出した、松山ケンイチの主演最新作『家路』の予告編が解禁。松山さんと共に、内野聖陽、田中裕子、安藤サクラといった実力派が結集した90秒の映像が公開された。震災の影響によって、 “帰れない場所”になってしまった故郷・福島。先祖代々受け継いできた土地を失い、鬱々と過ごす兄(内野さん)、胸の奥に諦めと深い悲しみを抱えた母(田中さん)。生きてきた土地を離れ、先の見えない日々を過ごす彼らの元へ、20年近く前に故郷を出たまま、音信不通だった弟(松山さん)が突然帰郷した。そんな弟に戸惑う兄。弟は警戒区域に指定されている生家に住み、たった一人で苗を育て、無人となった田んぼに苗を植えていた…。過去の出来事に葛藤を抱えながらも、故郷で生きることを決めた弟が、バラバラになった家族の心を再び結びつけていく様を、豪華実力派キャストで描く本作。監督はドキュメンタリー監督として「ギャラクシー大賞」を始め、数々の受賞歴を持つ久保田直。脚本は、田中さん主演の『いつか読書する日』で脚本を務めた青木研次によるオリジナル。“故郷を失う”という不条理で絶望的な状況を体験し、喪失感と葛藤を乗り越えて希望に向かって歩き始める家族の物語。震災から3年目を迎える3月を前に、日本の原風景がいまだに残る福島で撮影された本作を、まずは予告編から確かめてみて。『家路』は2014年3月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:家路 2014年春、全国にて公開
2013年12月24日俳優の内野聖陽が12月7日(土)、声優デビューを飾った『ルパン三世 vs 名探偵コナン THE MOVIE』の初日舞台挨拶に登壇。夢の対決が実現した本作にちなみ、「僕が見たい対決は、不二子ちゃんのお風呂シーン vs しずかちゃんのお風呂シーン」と笑いを誘っていた。映画はルパンとコナン君というアニメ界の2大スターが、2009年に放送されたスペシャルアニメ版に続いて、スクリーンでの初対決が実現した注目作。天才同士が世界に一つの秘宝“チェリーサファイア”を巡り火花を散らす!東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶には内野さんを始め、同じく本作で声優デビューを果たした夏菜、もちろんルパン三世を演じる栗田貫一&江戸川コナン役の高山みなみが駆けつけた。半沢直樹や「相棒」の杉下右京のモノマネを披露し、会場を沸かせた栗田さん。コナンとの対決は2度目を数え、「この5年でコナンと一緒にやる楽しみや関係性、それに世界観が膨らんだ。僕にとっては大きな財産」と誇らしげに語っていた。一方、コナンを演じる高山さんは「やっと初日を迎えられてホッとしている」と安堵の表情。毎年4月に封切られる劇場版『名探偵コナン』の初日舞台挨拶は、有楽町で行われることが“慣例”となっており「六本木はちょっと大人な雰囲気。これもルパン効果でしょうか」とコナン君そのままに、目を白黒させていた。夏菜さんは小学生の頃から「名探偵コナン」の大ファンだといい、「毎回、同級生と犯人当てをして、ハズれた人は牛乳を飲まされていた(笑)。そんな私が出演できるなんて、これっぽっちも思っていなかった。ぜひ当時、牛乳を飲んでいた仲間にも見てもらいたい」とアピールしていた。劇場版『名探偵コナン』に関しては先日、シリーズ最新作『名探偵コナン異次元の狙撃者(スナイパー)』の2014年4月19日公開が発表されたばかり。原作連載20周年を記念し、女子高生探偵・世良真純やコナンの正体である工藤新一の家に居候している謎の大学院生・沖矢昴など、原作の人気キャラクターが満を持して劇場版に初登場することになっている。『ルパン三世 vs 名探偵コナン THE MOVIE』は全国東宝系にて公開中。(内田涼(cinema名義))■関連作品:ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE 2013年12月7日より全国東宝系にて公開(C) 2013 モンキー・パンチ 青山剛昌/「ルパン三世vs名探偵コナン」製作委員会
2013年12月08日俳優の内野聖陽と女優・タレントとして活躍する夏菜が『ルパン三世 vs 名探偵コナン THE MOVIE』にゲスト出演し、声優デビューを飾った。天下の大泥棒と頭脳明晰な名探偵という永遠のライバルが火花を散らす本作にちなみ、「自分にとってのライバルは?」と質問をぶつけた。内野&夏菜が考えるライバルとは?その他の写真今や“ルパコナ”の通称で親しまれるルパン三世と名探偵コナンの対決は、2009年のスペシャルアニメ版に続き2度目で、劇場用作品としては初めて。秘宝“チェリーサファイア”をめぐる駆け引きを軸にしたオリジナルストーリーで、内野が国家存亡をかけた裏取引を首謀する謎の男アラン・スミシー、夏菜は来日中の人気歌手エミリオの美人マネージャーで、裏取引のカギを握るクラウディアをそれぞれ演じる。「何かを企てている悪そうな男ではあるんですが、芯の部分で非常にピュアなものを持った人物。それゆえに想像が広がるし、演じがいがありました」(内野)、「エミリオへの母性が強い分、罪悪感を背負わなければいけない。そんな影のある哀愁を声で表現したかった」(夏菜)。“ルパン世代”代表の内野はこう語る。「ルパン三世は子どもの頃からのヒーロー。飄々としていて、狙った獲物もサラッと盗んでしまう。次元や五ェ門、周りのキャラクターも魅力的だし、何より可愛い子ちゃんに弱いでしょ(笑)。男の子が好きな要素が全部詰まっている」。片や“コナン世代”の夏菜は「今まで、こういう謎解き漫画はなかったと思いますし、トリックのアイデアが本当に豊富で飽きさせない。まるで少女漫画みたいな恋愛模様も描かれるんですよ。それが“女子萌え”ポイントです」と声を弾ませた。そんなふたりは自分自身のライバルについて「一番は理想の自分、かな。常に自分が抱く理想のイメージと戦っている気はする。もちろん、仕事の現場で『この人には負けたくない』って思える相手に出会うと俄然燃えるし、闘争心が駆りたてられる。いいライバルがいれば、自分も大きくなれるし、それは幸運だと思いますね」(内野)、「私もライバルと聞くと、まずは自分との戦いを連想しますね。常に『こうありたい』という気持ちで動いています」(夏菜)と語ってくれた。『ルパン三世 vs 名探偵コナン THE MOVIE』12月7日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2013年12月04日テレビドラマ「とんび」で兄弟分の関係を演じた内野聖陽と音尾琢真が、今度は実の兄弟として濃密なバトルを繰り広げる「トゥルー・ウエスト~本物の西部~」。現代アメリカを代表する劇作家で俳優としても有名なサム・シェパードのこの傑作戯曲と格闘中の稽古場を訪ねた。『TRUE WEST~本物の西部~』チケット情報この日は稽古9日目。稽古場にはレトロだが日常的なキッチンのセットが組まれている。テーブルに靴のまま足をかけウォーミングアップする内野の姿を目撃。粗野な兄リーとしての振る舞いが体に染み付いているようだ。一方、リーとは対照的な弟オースティン役の音尾は、銀縁メガネに白いポロシャツといういかにもインテリ風ないでたち。聞くと、役柄に合う稽古着を新調したのだとか。言葉(台詞)でなくビジュアルでイメージしやすいようにという、外国人演出家への配慮が感じられる。本作の演出を手掛けるのは、トニー賞受賞経験のあるアメリカのシアターカンパニー「THE NEW GROUP」芸術監督のスコット・エリオット。日本での仕事は初で、来日自体も初めてというが、「サム・シェパードの大ファン。知らない言語で演出をするにあたって、このなじみのある戯曲ならぴったりだと思った」と語る。稽古はシーンごとに机上での本読み、立ち稽古というやや変則的な形で行われる。その理由をエリオットは「ずっと机の前にいるとイライラしてすぐ立ちたくなってしまう」と言うが、「彼はとにかく“待つ”演出家」と、一番身近にいる演出補(兼通訳)の薛珠麗は証言する。「私がこれまでアシストしてきた演出家はその時点でのパーフェクトを積み上げるという感じの人が多かったんですが、彼は『この程度で大丈夫?』という状態をじっくりと回数を積み重ねて完成に近づけていく。そうすると、この芝居を自分のものにしなきゃいけないということ以上のプレッシャーがないので、俳優はやりやすいと思います。つまり、人を信頼して任せられるということなんでしょうが、初めて来た国でそれをやれるのは相当すごいこと」(薛)。演出家曰く、“信頼”の理由は、内野、音尾ら俳優にもある。「万国共通、いい俳優というのは演出家を信用する。僕を信用してくれている空気を今、絶対的に感じていますよ」(エリオット)。ストップがほぼかからない状態で、立ち稽古が進む。愛憎に満ちた兄弟の立場が、台詞や状況ひとつで瞬時に入れ替わる様は実にスリリングで、片時も目が離せない。「顔が似てらっしゃるわけじゃないのに、お2人はすごく“兄弟”って感じがします。この年齢の男性ならではの焦燥感や敗北感が表れて、非常にリアルな作品になるはず」(薛)。「彼らが今まで行ったことのないところまで掘り下げることが出来ているような感触がある。2人のファンはきっと驚いて、喜んでくれるんじゃないかな」(エリオット)。熱くめまぐるしいバトルの行き着く先を見届けたい!9月29日(日)から東京・世田谷パブリックシアター、10月17日(木)から大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティなど全国で公演。チケット発売中。取材・文:武田吏都
2013年09月20日「ぴあ」調査による6月30日公開の映画・満足度ランキングは、内野聖陽主演の『臨場 劇場版』がトップに輝いた。2位にソ・ジソブ出演のラブ・ストーリー『ただ君だけ』が、3位にドキュメンタリー映画『Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~』が入った。その他の写真1位の『臨場 劇場版』は、横山秀夫のベストセラー小説を基に、物言わぬ死者の声を読み取り、謎を解き明かしていく検視官・倉石義男の活躍を描く。人気ドラマの映画版だけあり、劇場にはドラマシリーズのファンが多く足を運んだが「TVドラマにはない迫力と重みで最後まで楽しめた」「現場検証の場面は細部までしっかりと描かれていて見応えがある」「人間の複雑な心理や、難しい感情を上手に作品の中で描いていたと思う」など、出口調査では好評が寄せられた。注目は客層の幅の広さで、10代から70代までの男女が本作を評価しており、内野をはじめとするキャスト陣のチームワークと、劇中で描かれる人間心理に関してコメントする声が多かった。2位の『ただ君だけ』は、暗い過去のせいで心を閉ざしている元ボクサーの男と、視力を失いつつある女性が純粋な愛を育んでいく物語。観客は圧倒的に女性が多く「これまでのラブ・ストーリーにはない展開で楽しめた」「アクションがとてもリアルで迫力があるし、物語も意外な展開があるなど工夫されていた」など、作品のクオリティを評価する声が集まった。(本ランキングは、2012年6月30日(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年07月02日映画『臨場 劇場版』が6月30日(土)に公開。初回上映後に丸の内TOEIにて行われた舞台挨拶に、内野聖陽、松下由樹、渡辺大、平山浩行、高嶋政伸、橋本一監督が登壇した。横山秀夫の小説を原作に、これまでTVドラマとして2クールが放送され高い人気を誇ったサスペンスシリーズの待望の劇場版。精神鑑定により被告人無罪となった殺人事件の裁判に携わった弁護士と、精神科医が相次いで殺害される事件が発生。先の事件の遺族に疑いの目が向けられるが、検視官・倉石(内野さん)は死亡推定時刻を巡るトリックを見破り、真犯人を追いかける。内野さんは今回の劇場版について「自分ではやれるだけのことはやれたかなと思っています」と充実の表情。検視官・倉石の“根こそぎ拾う”という哲学に触れ、「そのスピリットを大事にし、役者としてひたすら“拾って”きて、これがいつの間にか役者としての信条になってました」と倉石という役柄、「臨場」という作品に役者として大きな影響を受けたことを明かした。松下さんも内野さんと共に3年前のドラマの頃から苦楽を共にしてきたが、「いまでもドラマがスタートして、みなさんと初めて会ったときのことを思い出せます」と感慨深げ。渡辺さんは「(演じた)一ノ瀬が倉石の背中を見て育ったように、僕も内野さんの背中を見てきた。みなさんがいたからいまここに立ててます」と思いを語った。高嶋さんは「戦に行くような気持ちだった」と、本シリーズへの参加を決めたときの覚悟を明かす。「ウッチーはまれに見る“役者バカ”。命を賭けて喧嘩腰で臨み、それが面白くなっていきました」と内野さんとの丁々発止のやり取りをふり返った。この日は各人が劇場版公開に際しての気持ちをしたためた書を披露。松下さんは「集大成」、渡辺さんは「感謝」、高嶋さんは「命」とそれぞれの思いの込められた書を掲げた。ドラマ版でシーズンの途中から参加した平山さんは、「ここにいられる幸せを感じています」と劇場で観客と一緒に初日を迎えた感動を「劇」という言葉に込めた。橋本監督の半紙には「○」という文字が…。監督は「ここからまた作るというゼロと、この作品はマルという意味と、新たな命がここから生まれるという卵という意味を込めています」と説明した。そして、内野さんだけは実際にこの場で筆をとって思いをしたためた。掲げた半紙には「まなざし」の文字!「倉石を演じる上で、死者、そして被害者の遺族へのまなざし、犯人に対するまなざし、チームに対してのまなざし。倉石は武骨ですが、その根底にいろんな意味で温かく優しいまなざしがあると思いながら演じていました」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『臨場 劇場版』は全国にて公開中。■関連作品:臨場劇場版 2012年6月30日より全国にて公開© 2012「臨場」劇場版 製作委員会
2012年07月02日内野聖陽、田中圭が主演する舞台『幻蝶』が3月12日に開幕する。同日、東京・シアタークリエにて、舞台稽古が報道陣に公開された。『幻蝶』チケット情報はこちら作品は『キサラギ』、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどを手がける脚本家・古沢良太によるオリジナル戯曲。主人公はイケイケオヤジの戸塚保(内野)と、他人に心を開けない引きこもり青年・内海真一(田中)だ。ふたりは同じ蝶オタク――“チョウ屋”だが、戸塚はかつては蝶の捕獲で名を轟かせた男、一方の真一は蝶の飼育・撮影が趣味。性格もキャラクターもまったく逆のふたりだが、幻の蝶“シロギフチョウ”を探し求めて廃屋で共同生活を送っている。同じチョウ屋仲間ですら、その存在を否定するシロギフチョウをふたりは見つけられるのか……。真一の心を開かせようとうっとおしいほどちょっかいを出す戸塚など、物語は時にコミカルに、リズミカルに展開していく。だが戸塚にも真一にも、孤独の影が見え隠れする。「現代、楽園はどこにあるのか?」というテーマを通し、純粋な人間には生き辛い現代社会の中、信じることを貫くふたりの生き方が観るものの心に訴えかける作品になりそうだ。初日にあたり、内野は「ものごとを“信じる”ということの意味を強く投げかける舞台にしたいと思っています」、田中は「大好きな皆と、幻蝶を追いかけ続けたいと思います」とそれぞれコメントを発表した。演出は白井晃。詞的で美しい作品を数多く手がけているが、今回も木が生い茂るリアルなセットの中にも幻想的でロマンチックな世界が浮かび上がる。共演は七瀬なつみ、中別府葵、細見大輔、大谷亮介。公演は4月4日(水)まで同所にて。チケットは発売中。その後4月12日(木)から15日(日)の兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールをはじめ、広島・新潟・福岡・仙台・長野でも上演される。
2012年03月12日内野聖陽、田中圭が初共演する舞台『幻蝶』の製作発表会見が2月9日、都内にて行われた。『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』『ゴンゾウ 伝説の刑事』など話題作を次々と手がけている脚本家・古沢良太がオリジナル戯曲を書き下ろす注目作だ。『幻蝶』チケット情報はこちら古沢が10年以上温めていたという物語は、幻の蝶を追いかける蝶オタクのダメ男ふたりを通し、コミカルな中に現代人の孤独を濃密に描くもの。蝶の捕獲の名人であり、豪胆で自信家のイケイケ男・戸塚は内野聖陽が演じる。「古沢君とは(内野が主演した)『ゴンゾウ』というドラマでご一緒して、すごい面白い本を書く人だなと思ったら、それが向田邦子賞を獲っちゃった。その方が今回は舞台の本を書いてくれるということで非常に楽しみにしていましたら、予想を上回る本当に面白い脚本でした。古沢君に先制攻撃を受けてしまったので、役者は徹底的に遊ぶしかありません。ワクワクしています」と脚本の面白さを熱弁。そして、同じく蝶マニアだがひきこもりの青年・真一に扮するのは田中圭。「僕も、これは面白い!と、笑ったり涙流しながら脚本を読みました」と語り、「真一は幻蝶を負い続ける姿が悲しく思える男の子で、でもそれが愛しくも感じます。愛着を持って作っていきたい」と意気込んだ。出演者に絶賛された古沢は「多分いいものが書けたと思います」と控えめながら自信を覗かせ、「戸塚と真一は僕の中で10何年もいたので、やっと外に出してあげられる。しかも内野さんと田中さんという理想以上のふたりにやっていただけるので、どうだ文句ないだろう! 存分に暴れておいでと(キャラクターの)背中を押してあげたい気持ち」と話した。演出の白井晃も「僕も俳優として『ゴンゾウ』に出た時に、自分の出番が終わったあとの台本を読ませてくださいと言ったくらいに古沢さんの脚本に惹かれたんです。今回は古沢さんの描く面白い世界の中で、自分の中では最高の役者さんに演じていただける」と、こちらも自信を見せた。「一番楽しみなシーンは、田中圭を犯そうとするとするところ(笑)。そのラブシーンが素敵で可愛くていいんです。(初共演なので)どんな子だろうと思ったら、とてもイケメンでおいしそうな男の子だった」と内野から衝撃発言も。一方田中からは「内野さんをおんぶするシーンがあるので、あまり食べないでください」という要望が内野に出されていた。共演は七瀬なつみ、中別府葵、細見大輔、大谷亮介。公演は3月12日(月)に東京・シアタークリエにて開幕。4月4日(水)まで。チケットは発売中。その後4月12日(木)から15日(日)の兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールをはじめ、広島・新潟・福岡・仙台・長野でも上演される。
2012年02月10日