お弁当作りに欠かせないのが冷凍食品。毎日のことですし、とくに働いているママにとっては強い味方です。でもちょっとだけ罪悪感もあったり……。さて、実際ママたちはどれくらい冷凍食品を使っているのでしょうか? Q.お弁当に冷凍食品、どのくらい入れている?1.1品 32.4%2.2〜3品 46.0%3.4品以上 6.4%4.入れていない 13.0%5.お弁当を作らない 2.3%約半数の人が2〜3品を入れているようです。1品という人も入れると、8割近くの人がお弁当作りのときに冷凍食品にお世話になっていることがわかりました。では、どんな冷凍食品が人気なのでしょうか?■これが我が家の人気の冷凍食品お弁当は子どもにとっても楽しみなもの。隙間を埋めるいろどりおかずを入れたり、作るのが大変な揚げものなどが人気のようです。「娘が小さいカップのグラタンの冷凍食品が大好きで、それを入れるとお弁当を残さず食べてくれるのでよく入れています」(東京都 30代女性)「隙間なくつめたいのと、保冷剤がわりにシュウマイや枝豆、冷めてもかたくなりにくいから揚げを使っています」(神奈川県 40代女性)「いろどりもさることながら、今はおいしくなりました。『エビ寄せフライ』と『白身 タルタル』は常備品。子どもも大好きです」(神奈川県 40代女性) ■とにかく時短!忙しいママたちの強い味方です幼稚園のころは小さかったお弁当箱も、中学生や高校生になるとその面影はなし。男の子だと2リットルのお弁当箱なんていうことも。どうやって埋めたらいいのか、頭を抱えることに。「何作って入れようって考えている間に、チンって簡単に隙間がうまっちゃって。便利よね、やっぱり」(茨城県 40代女性)「毎回入れています。ホント、男の子の弁当はデカすぎ。2リットルの弁当を埋めるためには欠かせませんよ〜」(神奈川県 40代女性)「昔は冷凍ものはダメ!と思っていましたが、最近はビタミンなど考えられて作られていると聞いたので使っています。国産かは確かめて買うようにしています」(千葉県 40代女性)「冷凍食品さまさまです」(神奈川県 50代女性)■冷凍食品はまったく使わない使わない人も自家製の冷凍食品を入れている人もいました。冷凍食品をいれてもいれなくても、空っぽのお弁当箱で戻ってくることが、ママはいちばんうれしいようです。「入れたことありません。子どもは2人とも冷食を食べてくれません。たまには使いたいのですが、いつもきれいに食べてくれるので、手作り頑張っています」(茨城県 40代女性)「自家製のひじきや切り干し大根、かぼちゃ煮などをお弁当用のシリコンカップに小分けして、冷凍しているものを入れます」(愛知県 40代女性)Q.【リクエスト】お弁当に冷凍食品、どのくらい入れている?集計期間:2016.05.27〜2016.06.10アンケート回答数:12142件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月30日【ママからのご相談】中学校に通う娘がいます。冷蔵庫の中がどうしてもぐちゃぐちゃになってしまいます。中の食材を探すために開けている時間が長いのも気になります。また、最近においが気になるようになってきました。何かいい解決方法はありませんか?●A. 賞味期限をチェック、しっかりお掃除してから使用頻度別に収納しましょう!こんにちは。整理収納アドバイザーの澤田真美子です。『株式会社モンテール』の広報チームが、2013年5月に日本国内在住の20~60代男女に対して実施したインターネット調査で、冷蔵庫を掃除する頻度は「月に1回程度」という回答が60歳以上で第1位になりました。また、「したことがない」という回答が20~29歳で第1位という結果になりました。冷蔵庫に関する悩みや困っていることに対する質問では、「つめこみすぎ」が29.2%、「整理整頓ができない」という回答が21.3%と、多くの人が冷蔵庫収納に関する悩みを抱えていることが分かります。●賞味期限をチェック!一度、冷蔵庫の中身をすべて出してみましょう。賞味期限をチェックしながら、期限切れのモノは処分します。夏の時期は、期限切れでなくても傷んでいる場合があります。ニオイや色などから、傷んでいると思われる食材は処分していきましょう。食品を出しっぱなしにするのが心配な場合は、発泡スチロールや保冷剤を活用します。●重曹を使って拭き掃除冷蔵庫の中がカラの状態になったら拭き掃除をします。取り外せるパーツは取り外してしっかり洗いましょう。このとき、重曹を使うとニオイがきれいに取れます。また、こびりついてしまった汚れなども簡単に落とすことができます。重曹は口に入れても安全 なので、食べ物を扱う場所でも安心して使うことができますよ。なお、重曹は100円ショップなどでも購入できます。ゴムパッキンも忘れずに取り外してしっかり洗いましょう。ゴムパッキンは酢水でふきあげるとカビ防止にもなり、スッキリします。仕上げに冷蔵庫内へアルコールスプレーやクエン酸スプレー などをふきかけておきましょう。●カゴやケースを活用して冷蔵庫内を整理するただやみくもに冷蔵庫に入れてしまうと、どこに何をしまったか分かりませんし、いつのまにか賞味期限切れになってしまっていた、なんていうこともあります。洗えるプラスチック製のカゴやケースを利用すると収納しやすくなります。中身が見えた方がいい場合は、透明のものを使いましょう。収納する場所は、使用頻度別に変えましょう。真ん中や下段によく使うものを置く ようにすると取り出しやすくなります。また、管理がしやすくなるので2度買いや無駄買いを防ぐことができます。冷蔵庫内のお手入れと収納についてご紹介しました。参考になさってください。【参考リンク】・『冷蔵庫に関するアンケート調査』を発表 | 株式会社モンテール()●ライター/澤田真美子(整理収納アドバイザー)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年08月28日リコピンなど、体に良い栄養素が豊富なトマトは、日々の食事でぜひとも積極的に食べたい野菜。そんなトマトの食べ方として、最近「冷凍トマト」が話題になっています。これはどのようなものなのか? その魅力と使い方を紹介します。■冷凍トマトの作り方冷凍トマトとは、その名前の通り「凍らせたトマト」のこと。作り方はいたって簡単で、ヘタをとった丸ごとのトマトを保存袋などに入れて、冷凍室で凍らせるだけ。もちろん、ミニトマトでもOKです。ただし、トマトに水気が残っているとカビの原因となったり、傷みやすくなったりします。保存袋に入れる前に、しっかり水気を拭き取っておきましょう。できるだけトマトが空気に触れないように、保存袋の空気をしっかり抜いておくこともポイントです。■冷凍トマトの魅力とは?トマトは長期保存が難しい食材で、冷蔵庫の野菜室に入れていても、数日たてば水分が抜けて味が落ちてしまいます。しかし、冷凍しておけば1カ月程度は保存が可能。その上、うまみがアップするといううれしいオマケつきです。冷凍トマトをそのまま水にさらすと、皮がつるりとむけます。湯むきよりも手間がかからないので、トマトの皮をむいて加熱調理したい場合などは、いったん冷凍すると楽です。■加熱調理に適した保存法冷凍トマトを解凍すると水分がどんどん出て、形も崩れます。そのため、解凍してそのまま食べる生食には適していません。「皮をむきやすい」「うまみが増す」「味がしみ込みやすい」などの冷凍トマトならではの魅力を活かして、加熱調理メニューに使うのがおすすめです。大きな冷凍トマトをカットして使いたいときは、完全に解凍すると扱いにくくなりますので、半解凍くらいで切ると良いでしょう。■おすすめの冷凍トマトメニュー具体的には、冷凍トマトをどのように使えば良いのか? 簡単なメニューをいくつか紹介します。●冷凍トマトのぶっかけそうめんゆでて冷水でしめたそうめんを皿に盛り、その上に凍ったまますりおろした冷凍トマトをたっぷりのせて、麺つゆをかけたら完成。青じそ、ネギ、ミョウガ、ツナ、ハム、錦糸卵など、好みの具材をトッピングしてもOKです。●冷凍トマトのあっさりスープ鍋に市販のコンソメスープの素、皮をむいて適当にカットした冷凍トマト、水を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせるだけ。お好みでコショウ少々やパセリを加えてもいいですね。コンソメスープの素と水の量は、スープの素に書かれている分量を参考にして調節しましょう。●冷凍ミニトマトの簡単浅漬け皮をむいた冷凍ミニトマトに、昆布茶少々をまぶし、冷蔵庫へ。30分くらい置いておけば、味がなじんでおいしく食べられます。よりしっかりと味をなじませたい場合は、一晩寝かせても良いでしょう。冷凍トマトを作っておけば、献立のバリエーションが増えますし、サッと使えるので時短調理にも役立ちます。家庭菜園でトマトが豊作! という人や、いただきもののトマトが食べきれないときなどは、鮮度が落ちてしまう前に、冷凍してみてはいかがでしょうか?
2016年08月22日一時期、テレビなどでも話題になった冷凍コンニャクを使ったレシピ。「コンニャクを冷凍!?」と、初めは眼が「?」になりましたが、実際に試してみるとこれが驚きの食感。いったん冷凍して水分が飛ぶことで、コンニャクにお肉のようなしっかりした歯ごたえが出るのです。自然解凍後はそのままお肉のように、揚げたり、炒めたり。コレステロールが気になる方も、育ち盛りのお子さんも、どちらも満足のボリューミーかつヘルシーな技ありの一品です!冷凍コンニャクの唐揚げ調理時間 20分 1人分95 Kcalレシピ制作:家庭料理研究家 近藤 瞳<材料 2人分>コンニャク(冷凍)150g<漬けダレ> 酒 小さじ1.5 しょうゆ 少々 顆粒チキンスープの素 小さじ3/4 ニンニク(すりおろし) 少々 ショウガ(すりおろし) 少々小麦粉 大さじ2~3揚げ油 適量サラダ菜 2~4枚プチトマト 4個<下準備>・自然解凍したコンニャクは鍋に入れ、たっぷりの水を加えて10分ほど下ゆでする。ザルに上げて粗熱が取れたら水気を絞る。・コンニャクはスプーンで小さめのひとくち大にちぎり、混ぜ合わせた<漬けダレ>の材料をもみ込む。<作り方>1、コンニャクに小麦粉をつけ、170℃くらいの揚げ油に入れる。最後に強火にして、カラッと揚げる。2、器に(1)、サラダ菜、プチトマトを盛り合わせる。コンニャクは、冷凍前に一口サイズに切っておいても使いやすく便利です。電子レンジでの解凍は、完全に水分が消えてひからびてしまうので、NGです!
2016年06月20日最近、娘が通うインターナショナルスクールで知り合った日本人の親御さんから「外国人のお友だちが家に遊びに来るのですが、海外では他人の家の冷蔵庫を開けてもいいことになっているのでしょうか?」と聞かれました。よく話を聞いてみると、遊びに来る欧米系の1人の女の子が、勝手に家の冷蔵庫を開けて飲み物や食べ物を食べてしまうのだとか…。他人の家の冷蔵庫を開けることは日本ではもちろん非常識なのですが、文化が異なる海外ではもしかしたら常識なのかもしれない。さらには、どうやってその子どもに「他人の家の冷蔵庫を開けてはいけない」ということを説明すればよいのか。こうしたことについてとても悩んでいらっしゃいました。冷蔵庫のマナーについては、実際私たちも国によってどうなっているのかわかりませんよね。今回は、海外での冷蔵庫マナーについてご紹介します。どこの国でも、よその家の冷蔵庫を勝手に開けるのは基本的にタブーアメリカのドラマなどで、他人の家の冷蔵庫を開けて勝手に飲み物を飲んでいるシーンを観たことのある人はいませんか? それを知ってか「アメリカは寛大で、よその家の冷蔵庫を勝手に開けて飲み食いしても良い」と言う人もいますが、実際は、訪れた家とどれぐらいのおつき合いがあるかによって異なるようです。もしくは、訪れた家の人から「自分の家のように勝手に冷蔵庫にある物食べたり飲んだりしてね」と前置があった場合にのみ冷蔵庫を開けて良いということでした。これは日本でも同じことですね。イギリスやヨーロッパ諸国、インド、タイなどの東南アジアでも冷蔵庫を勝手に開ける事は、日本同様に非常識な行為だそうです。勝手に冷蔵庫を開けてしまう子どもへの対処方法とはいっても子どもで、しかも国籍が異なり文化も異なる場合、何と言って注意したらよいか、わからない方も多いでしょう。おすすめの方法は、「うちでは冷蔵庫を勝手に開けてはいけないことになっているの」と、その子どもに伝えること。「ここではこういうルールになっている」と言えば、それに従ってくれるはずです。小学生以上の子どもであれば、親から伝えるのでではなく、自分の子どもにそのことを伝えてもらうのもよいでしょう。やんわりとした言い方であれば、言われた側の子どもも悪い気持ちにはならないはずです。一般的に、「よその家の冷蔵庫を開けることは、世界各国共通のタブー」ということでした。国籍や年齢に関わらず、このような行為をされた場合は、本人にきちんと「それはやってはいけないことだ」と伝えましょう。そして同時に、自分の子どもにも、冷蔵庫のマナーについてきちんと教えておきましょう。
2016年03月31日普段、冷蔵庫に食材をなんでも詰め込んでいませんか?だとしたら注意が必要。とくに果物は、必ずしも冷蔵すればよいわけではありません。農林水産省サイトの『食品のかしこい扱い方』によると、メロンや洋梨のように収穫してから熟させる果実の場合、冷蔵庫に入れずに20℃前後の室温で保存し、食べる前の2~3時間だけ冷蔵庫で冷やすのがいちばんおいしいそうです。今回はニュージーランドの情報サイト『Stuff.co.nz』が発表した、本当は常温保存すべき食品をご紹介します。家の冷蔵庫にも入っていないかどうか、ぜひチェックしてみてください。■1:スイカスイカは冷蔵庫に入れると、抗酸化物質が失われて痛みやすくなるので、買ってきたら早めに食べること。ただし、食べる直前に冷蔵庫で2~3時間冷やすのはOK。いっそうおいしさが引き立ちます。■2:はちみつ養蜂家によると、はちみつは密閉容器に入れて乾燥した食料庫や食器棚で保存するのがいちばんいいそうです。はちみつには殺菌力があるため、常温でも長期保存ができるのです。冷蔵庫に入れると結晶化して白く固まるので、パンに塗るのも一苦労になってしまいます。■3:辛味調味料もしもタバスコを冷蔵庫に入れているとしたら、それはやめてください。タバスコのような酢をベースにしたスパイシーな調味料は、常温保存がいちばんだというのです。冷蔵すると風味が落ちて変質し、ビンからも出にくくなってしまいます。■4:トマト実は、トマトが野菜なのか果物なのかははっきりしておらず、両者の境界といわれているのだとか。そのため、冷蔵すべきかどうかも議論が分かれています。でも、おいしさを優先するなら、やはり常温保存がおすすめ。冷蔵すると、トマトはざらざらして、どろっとした舌触りになりがちなのです。直射日光を避け、常温で保存するのがおいしく食べるコツ。ただし買ったときから熟して真っ赤なものは、冷蔵庫に入れた方が長持ちしますし、味もあまり変わりません。■5:玉ねぎ幾重にもなった皮で守られている玉ねぎ。地面から引き抜いた後も、湿気のない場所で保存すれば、フレッシュな状態を保つことができます。おいしいままで保存するには、風通しのよい冷暗所(明るいと苦味が出るため)に置いておくことです。ただし、新玉ねぎは水気が多いため、袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、使いかけのカットした玉ねぎもラップして、冷蔵庫に入れた方が長持ちします。■6:オリーブオイルオリーブオイルは冷蔵庫に入れると、固まってバターのようになってしまうので冷蔵保存には不向き。いったん固まったものを常温で液体に戻して使うこともできますが、それからまた冷蔵すると品質が劣化します。日光や蛍光灯の明るさも劣化の原因になるので、光が入らないようにしましょう。オリーブオイルのビンが黒っぽかったり、ホイルが巻いてあったりするのは、そのためです。平らな冷暗所で、常温保存するのがベストです。■7:パンパンを冷蔵庫に入れている人もよくいますが、乾燥してしまうので、常温保存にした方がおいしく食べられます。ただ、一人暮らしや家族が少ない場合、食パン1斤はすぐには食べ切れないもの。そういうときは2~3枚だけ常温で保存して、残りは冷凍して食べる前に解凍するといいでしょう。どちらも湿気を避けるために、ラップをするか、袋の口をねじっておきましょう。■8:バジル大人にも子どもにも人気のあるピッツア・マルゲリータに、なくてはならないバジルの葉。甘みのある爽やかな香りで人気のあるハーブです。これも冷蔵庫に入れると、しおれてしまうだけでなく、まわりにある食べ物のにおいを吸収して、風味を損ねてしまいます。いちばんいい保存方法は、常温で水を入れたコップに切り花のように挿しておくことです。*日ごろよく考えずに冷蔵庫に頼っている私たち。どんな食べ物も、冷蔵庫にさえ入れておけば安心だと思ってしまいがちです。でも、食品をおいしく食べるには、実は冷蔵しない方がいい食品もたくさんあることがわかりました。共働き夫婦が多いなか、そこまで気が回らないという人もいらっしゃるでしょう。でも、疲れて帰ってきておいしくない夕食を食べるよりは、おいしい食事だったという充足感があった方が、翌朝も元気に出勤できるのではないでしょうか?冷蔵庫に依存しすぎず、食品の安全と美味しさを考えるゆとりのある生活を心がけたいものです。(文 /スケルトンワークス) 【参考】※Seven foods you store in the fridge that are best kept at room temperature-Stuff.co.nz※果物の扱い方-農林水産省
2016年03月07日●メガフリーザーのラインナップ拡充シャープは10月15日、プラズマクラスター冷蔵庫の新製品として、大容量冷凍室「メガフリーザー」を搭載する定格内容積410Lの「SJ-GT41B」を発表した。発売は11月19日。価格はオープンで、推定市場価格は税別260,000円前後。本稿では、同日に開催された製品発表会の様子をレポートする。○より多くの人へメガフリーザーを最大の特徴は、幅60cm、容量410Lという冷蔵庫のクラスで最高となる、150Lの大容量冷凍室を実現している点。冷却ユニットのコンパクト化や庫内レイアウトの効率化を図ったことによって、同等クラスの前年度機種と比較すると、冷凍室の容量は126Lから約20%アップ。買い物カゴでいうと、従来は約3個分しか入らなかったが、約4個分の食品を収納できるようになった。シャープは2014年に初めて、冷凍庫の容量アップを図った「メガフリーザー」と呼ばれる冷蔵庫「SJ-GT50A」「SJ-GT47A」の2機種を発売した。いずれも横幅は68.5cmで、定格内容積は501L、474Lと大型。今回発表された新モデルは、それより小さい410Lでメガフリーザ―のコンセプトを実現しており、さらに多くのユーザーの要望に応える。冷凍室の容量アップのために、先述の第1弾製品でも冷蔵・冷凍室の配置が見直されていた。SJ-GT41Bは第1弾製品のレイアウトを踏襲せず、幅60cm用に最適化。これまで最下段に配置することが多かった野菜室を、上段の冷蔵室内に一体化させ、中段左側を製氷室、中段右側を浅型冷凍室、最下段を深型の大容量冷凍室にした。下段にある深型の冷凍室こそがメガフリーザーで、さらに3段の冷凍ケースに分かれている。1番上にある深さ約15cmの冷凍ケースには、メガフリーザー初代モデルから引き続き、「4切り(しきり)名人」を採用。冷凍ケース内を自由に区切り、積み重ねていきがちな冷凍食品を立てて収納できるため、見やすく取り出しやすい。そのうえ、収納量は約20%増加する。2段目のフリージングケースは深さ約6cmで、魚の切り身や冷凍ご飯、カップアイスなどを、3段目の大物ケースは深さ約21cmで、箱に入ったアイス、冷凍ピザなどを収納するのに適している。メガフリーザーは、安定した低温をキープして冷凍やけを防ぐ「新鮮冷凍」を搭載しているのも特徴だ。○野菜室を冷蔵室内へ一体化冷蔵室内に集約された「シャキット野菜室」は、浅型と深型の上下2段に分かれ、小さなものから大きなものまで見やすく、整理しやすくなっている。さらに、野菜に直接風を当てない「高湿シールド構造」を採用。乾燥を防いで鮮度を保つほか、Ag+イオン加工が施されており、雑菌の繁殖も抑える。野菜室専用のLED照明も装備し、奥まで見やすいよう配慮されている。このような大きな配置変更により、冷蔵室の高さが床面から約84cmと低めの「出し入れラクラクライン」も実現している。開閉する頻度の高い冷蔵室の高さが、平均的な身長の女性の腰位置よりも低くなったことで、大物野菜やペットボトルなど重いものも取り出しやすい。SJ-GT41Bにはサイズごと4段に分けて調味料を収納できる「段々スパイスラック」が付属。サイズがバラバラで整理しにくい冷蔵庫内の調味料・スパイスを見やすく、取り出しやすく収納できる。○トレンドを反映したカラバリ発表会でプレゼンテーションを行った、シャープ コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 健康・環境システム事業本部 メジャーアプライアンス事業部 国内商品企画部の山本愛子氏は、「今回はシステムキッチンに美しくフィットするようなカラーをそろえた。システムキッチンは5つの色調に大別される。その5パターンいずれかに調和するようなラインナップを考えた」とする。●設置幅が限られていても大きな冷凍室がほしい○ジャンル確立を目指すシャープ コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 健康・環境システム事業本部 メジャーアプライアンス事業部長の菅原靖文氏は、「2014年度にメガフリーザーを新規投入し、潜在需要の掘り起こしを図った。推定では、幅65cm以上のいわゆる大容量冷蔵庫の需要は約37万台。これに対して、2人以上世帯向け(容量400L前後)の冷蔵庫需要は212万台。今回の新製品は、ラインナップの拡充により、『メガフリーザー』というジャンルを市場で確立していくのがねらい。2人以上世帯向けのなかでも幅60cmクラスの冷蔵庫需要は75万台と予想しており、この層に向けて今回の新製品を投入する」と戦略を説明。新たなラインナップの投入により、「メガフリーザー元年」の2015年度(2014年10月~2015年9月)と比較して、2016年度では2.5倍の販売台数を目指すという。○人気を集めるメガフリーザー第1弾メガフリーザーの購入者256人を対象に行ったアンケート結果によると、購入の決め手で最も多かったのは「メガフリーザー」。62.6%の人が決め手として挙げており、以下は「野菜室が真ん中」が40.0%、「プラズマクラスター」が37.4%の順で続く。さらに、冷凍室容量を重視して冷蔵庫を買い替えた209人に対して独自に行った別調査では、幅60cmのスリムタイプ冷蔵庫のユーザーのうち、60%が容量不足を感じているとのこと。冷蔵庫の幅が大きくなればなるほど不満度は下がる傾向にあり、60cmを購入した層で最も不満度が高かった。設置スペースなどの都合上、幅60cmのスリムタイプ冷蔵庫しか置けない消費者は、全体の約35%を占めるとシャープは推定。35%がスリムタイプを選ばざるを得ない現状がある一方、幅60cmで大容量の冷凍室を備えた製品はこれまで存在しなかったといい、「今回のSJ-GT41Bでニーズに応えたい」と菅原氏は意気込む。加えて、「基本性能の向上、使い勝手の進化、デザインの強化も合わせて行い、独自性を高めることで、メガフリーザ―の商品価値向上に努めた」と、開発での注力ポイントについて明かした。
2015年10月15日シャープは10月15日、大容量冷凍室「メガフリーザー」を搭載する410Lのプラズマクラスター冷凍冷蔵庫「SJ-GT41B」を発表した。本体カラーはグラデーションレッド、サテンブラウン、ピュアホワイト、フロストグリーン、ピュアブラックの5種類。11月19日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は260,000円前後(税別)。SJ-GT41Bは、本体の幅が60cmとスリムながら、冷却器ユニットのコンパクト化や庫内レイアウトの効率化により、同社が2014年に発売した同等クラスの「SJ-PW42A」(424L/冷凍室126L)と比較して、約20%大きい冷凍室を実現した。冷凍室の容量は上下段合わせて150Lあり、買い物カゴ4個分に相当する。冷凍ケースには食品のサイズや形状に合わせて、縦横に動かせる仕切り「4切り(しきり)名人」を設けた。下段の冷凍室には、安定した低温保存によって食品への霜つきを抑え、鮮度を保つ機能「新鮮冷凍」を搭載する。冷蔵室には、サイズの異なる調味料類を4段に分けて収納する「段々スパイスラック」や、調理中の開閉が多い冷蔵室と野菜室を1室に集約する「らくらくワンアクセス」を装備。野菜室には冷気を野菜に直接当てない高湿シールド構造を採用しており、ケース内全体を高湿度に保ち、野菜をケース内のどこに入れても鮮度が低下しにくい。また、ケース自体に雑菌の繁殖を防ぐAg+イオン加工を施している。そのほか、最大約25%の節電効果を持つ「節電25モード」、冷蔵室ドアを閉めた後にプラズマクラスターイオンを集中的に放出して庫内を清潔に保つ「プラズマクラスター見守り運転」などの機能を搭載する。サイズはW600×D699×H1,820mm。冷蔵室の高さは床面から約84cmと低く設計されており、大きな物でも楽に収納できるという。定格内容積は410L、冷蔵室が260L(そのうち野菜室は35L)、冷凍室は150L。強化ガラスを用いたドアは、左右どちらでも開く「どっちもドア」だ。
2015年10月15日●買い物は週1~2回派が増えているパナソニックは10月14日、報道関係者向けに「パナソニック冷蔵庫 保存方法による比較試食会」を開催した。テーマは、同社冷蔵庫の一部に搭載されている「微凍結パーシャル」機能。「味博士」ことAISSY 代表取締役社長 鈴木隆一氏が登場し、人間の味覚について解説したほか、微凍結パーシャルで保存した肉と冷凍保存した肉の比較試食会も行われた。○冷蔵庫にまつわる3つの悩みはじめに、パナソニック 冷蔵庫チームの山本秀子氏が登壇し、生鮮食品の保存と冷凍庫が抱える問題点について説明した。パナソニックが700人以上の既婚女性(※)を対象に行った「生鮮食品の保存に関する調査」によると、共働き女性の約45%が「週に1~2回」の頻度で買い物へ行き、約1週間分のまとめ買いをする。生鮮食品のうち、「購入頻度の高い食品」は、1位から順に豚肉、鶏モモ肉、鶏ムネ肉で、調査対象者の半数弱が、これらを冷凍しているという。※:週に3回以上自炊をする、関東圏に住む25歳から59歳までの既婚女性(有職)が対象。頻繁に使用されている冷凍機能だけに不満や悩みも。なかでも、鮮度やおいしさを本当に維持できているのか? という心配が多い。冷凍すると解凍に手間や時間がかかるうえ、解凍に失敗することもある、という不満も挙がった。さらに、調査対象の約46%が、自宅の冷凍庫に放置したままの「冷凍化石」が存在すると回答したという。パナソニックでは、冷凍冷蔵庫への不満点を「長期保存時のおいしさと鮮度の低下」、「解凍の手間と失敗」、「冷凍したまま忘れ去られる食材『冷凍化石』の存在」の3つだと分析している。●微凍結パーシャルで「味」も変わる山本氏は、前ページで挙げた3つの問題を、すべてパナソニックの「微凍結パーシャル」機能が解消してくれると説明した。微凍結パーシャルとは、冷蔵室・チルド室より低温で、冷凍室よりは高温の「冷蔵と冷凍と間の温度帯」といえる、-3℃~-1℃で食材を保存する機能。冷蔵室の最下段にある「パーシャル室」を利用する。微凍結パーシャルでは、冷蔵室やチルド室で保存するよりも鮮度が長持ちし、冷凍保存ほど食材がかたくならないので、解凍の手間もいらない。微凍結の状態を生かした調理といったメリットもある。○生肉の鮮度を7日間キープまず、1つめの不満点であった「長期保存時のおいしさと鮮度の低下」について。生肉を保存する場合、チルド室では2~3日しかもたないのに対し、微凍結パーシャルでは約7日間鮮度を保てる。もちろん、冷凍室の約31日という保存期間にはかなわないが、1週間分の食材をまとめ買いする家庭ならば、7日という保存期間は十分実用的だ。一般的な冷凍室で肉を冷凍すると、細胞の中に氷結晶が生成される。細胞内に氷結晶ができると細胞が傷つきやすく、解凍時は旨味成分を含んだドリップが流出しやすい。一方でパーシャル室で保存した微凍結状態の肉は、細胞と細胞の間にある外液が凍るだけ。そのため細胞も傷つきにくく、ドリップ流出も防げておいしさもキープできる。8月発表の新モデルから、冷気を勢いよく吹き付けて食品表面をすばやく微凍結させる「酸化ブロック冷却」を追加。微凍結状態になった表面がバリアとなり、酸素の侵入を防ぐので、油脂の酸化も抑制できる。肉なら7日、魚なら3日、買った日の鮮度をキープできるそうだ。○ほしい分だけサクサク切れる2つめの不満点「解凍の手間と失敗」について。微凍結状態の食品は、冷凍状態ほどかたくならない。取り出してすぐ包丁で切ったり、加熱したりといったことも可能だ。解凍作業そのものと無縁になるので、解凍ムラやドリップ流出などの失敗もなくなり、これまで解凍にかかっていた時間も短縮できる。微凍結パーシャルであれば、肉や魚などを塊のまま保存しても、調理する分だけサクッと切り分けられるので、「解凍するのを忘れたから、今日はあの食材を使うのやめよう」と思うことも減り、いつの間にか忘れ去られてしまう「冷凍化石」の問題も解決できるはずだ。●「味博士」が登場○人間が感じる「おいしさ」を数値化微凍結パーシャルの実力を証明するため、AISSY 代表取締役社長でもあり、慶応義塾大学 理工学部共同研究員でもある鈴木隆一氏が登壇した。鈴木氏は、「味博士」としてテレビなどでも活躍している。まず、鈴木氏は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」「無味」の水が入ったカップを配って簡単な味覚テストを行ったあと、人間の味覚の基本ともいえる「5基本味」(甘味、塩味、旨味、酸味、苦味で構成される)について解説した。人間は各味の強さを感じ取る以外にも、「コーヒー(苦味)」に「砂糖(甘味)」を加えると苦味が抑制されたように感じたり、「ダシ(旨味)」に「塩(塩味)」を加えると旨味が増したように感じたり、「味同士の相互作用」という複雑な味覚処理をする。この味の相互作用もふまえて解析できる味覚センサー「レオ」を用いて、微凍結パーシャルの実力を検証したという。○いざ、試食!レオでの測定は、豚ロース肉、牛モモ肉、マグロの3種類の食材で実施。実験方法は、豚ロース肉と牛モモ肉は7日間、マグロは3日間、微凍結パーシャルと冷凍室、チルド室でそれぞれ保存する。その後、レオで5基本味とコク(味の総和のこと。5基本味がバランス良く含まれているとコクを感じる)を測った結果、甘味や塩味などはほぼ変化がなかったものの、旨味とコクについては全食材で微凍結パーシャルが冷凍保存に大きく差をつけた(※)。※:味覚データ分析平均において、0.2ポイント以上の差で、95%の人がちがいを認識できる。実験結果説明のあと、微凍結パーシャルと冷凍庫で7日間ずつ保存した、牛モモ肉の試食会も行われた。会場では「微凍結パーシャルのほうがジューシー」「冷凍の肉は食感がキシキシとする」「冷凍の肉は後味が生ぐさく感じる」などのコメントが出ていた。
2015年10月15日シャープは10月6日、インターネットに接続して暮らしをアシストする「ともだち家電」に対応したプラズマクラスター冷蔵庫「SJ-TF50B」と、ウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XP2WF」(以下、AX-XP2WF)を発表した。発売はいずれも10月30日。価格はオープンで、推定市場価格はSJ-TF50Bが360,000円前後、AX-XP2WFが210,000円前後だ(いずれも税別)。ともだち家電とは、インターネットに接続することで、ユーザーに合わせた音声アドバイスや運転をしてくれる家電のこと。各家電に搭載された人工知能「ココロエンジン」が、クラウド上に保存されたデータと連携することで、適切なアドバイスや運転を実行するという。○冷蔵庫の中身を把握する冷蔵庫SJ-TF50Bは、対話をしながら庫内の食品管理ができる冷蔵庫。食品を冷蔵庫に入れる際に声で食品名を登録しておくと、冷蔵庫が使用期限が近づいた食品を教えてくれる。「期限が近い食品でなにが作れる?」と尋ねると、レシピを提案する機能も持つ。専用のスマートフォン向けアプリ「ココロボ~ド」を利用すれば、冷蔵庫内の食品量や使用期限、保存場所といった詳しい情報も登録可能だ。保存場所を登録することで「マスタードどこにいったっけ?」と聞くと「小物ポケット右にあるよ」などと回答してくれる。冷蔵庫に買いたい食材をつぶやくだけで、「買い物メモ」を作成。外出先からスマートフォンで買い物メモを確認できる。冷蔵庫が音声で認識できる食品数は約1,650個で、提案メニュー数は約220種類。プラズマクラスターによる除菌や脱臭、野菜が長持ちする独自の高湿ロック機構採用「ステンレス・ロック野菜室」や、「節電25」モードでの節電機能などを備える。定格内容積は501Lで、ドア数は6枚、ドア材は強化ガラス製。本体サイズはW685×D699×H1,820mm、重さが96kg。○食材を伝えるだけで自動設定できるオーブンAX-XP2WFは、使いたい食材や料理のジャンルを音声で伝えると、最適なメニューを提案してくれるウォーターオーブン。たとえば、「鶏肉を使ったメニューを教えて?」と話せば、「チキンステーキはどうですか?」といった提案をする。メニューが決まったら、自動調理データを本体にダウンロード。そのまま調理を開始できる。調理終了後には、音声で評価を登録でき、「高評価メニュー」でランキング上位に表示する。一般的なオーブンは本体操作パネルを触って、時間や温度などの設定が必要だが、AX-XP2WFは「オーブンで180℃、30分」のように音声で操作可能だ。このため、手が汚れやすい調理中でも、ほとんど画面に触れずに操作ができる。専用アプリの「ココロボ~ド」と連携させると、オーブンで選択した料理レシピをスマートフォンにダウンロードしておける。また、選択したレシピに足りない食材をチェックする「買い物リスト」も作成可能だ。外出先で足りない食材を確認できるので、買い忘れを防げる。「冷凍」に「冷蔵」、「常温」など、温度が異なる食材を混ぜても均一に加熱できる「まかせて調理」機能の搭載など、オーブンレンジとしての機能は7月発売の「AX-XP200」とほぼ同じ。外形寸法はW490×D430×H420mm、加熱室の有効寸法はW395×D305×H240mm。重量は約25kg。
2015年10月06日野菜が高い時期や買いに行けなかった時のために、市販の冷凍野菜を常備している人も多いでしょう。一方、自分で野菜を冷凍保存しようとする場合、「ゆでるひと手間が面倒だからできない」と思っている人も多いかも。ここでは、そのまま冷凍可能な野菜と冷凍保存するとおいしくなる野菜をご紹介します。○足の早いニラは切って冷凍保存ニラはあまり日持ちがしません。買ってきて冷蔵庫に入れておいても2~3日で使い切るのが理想ですが、すぐに使う予定がない場合は冷凍保存をオススメします。洗って使いやすい長さに切り、よく水を切ってからチャック付きの保存袋やタッパーに入れて冷凍庫へ。○スープや炒め物などの重要な脇役、モヤシもそのまま冷凍にスープや炒め物の具材がちょっと足りない……という時に便利なのが、お財布にも優しいモヤシ。さっと洗って水を切り、保存袋に入れて冷凍保存できます。モヤシのシャキシャキ感が必要な料理には不向きですが、スープやナムルなどを作る場合は、解凍せずにそのまま使うことができます。○きのこ類は冷凍保存で旨みアップ!きのこ類は、冷凍すると水分が凍って体積が膨張します。すると細胞が壊れて旨み成分の元がたくさんでき、その量は生のまま加熱した場合の3倍になるという研究結果もあるぐらいです。エノキなど、冷凍保存に向かない種類もありますが、シイタケやマイタケ、シメジなどは冷凍保存しても食感にあまり差が出ないので、冷凍に向いています。石突 (いしづき) を切り落とし、すぐに使える大きさに分けて保存袋に入れて冷凍庫へ。きのこが多数出回って安くなる時期に試してみてはいかがでしょうか?執筆:山猫軒 (imago)東京都在住。独身。ドラマと読書と食べ飲みが大好き。晩酌は、まず飲みたい酒から肴を決め、1食でも疎かにしたくない食いしん坊です。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年09月24日東芝ライフスタイルは、冷凍冷蔵庫「マジック大容量」の新モデルについてセミナーを開催した。セミナーでは新製品の詳細な説明だけでなく、デモも行われた。○「マジック大容量」の新モデル今回紹介されたのは、8月4日発表の「FMシリーズ」「FVシリーズ」など、東芝ライフスタイルが2014年から展開している「マジック大容量」シリーズの新モデル。冷蔵・野菜用と冷凍用で2台の冷却器を搭載する、独自の「W-ツイン冷却」を採用している。W-ツイン冷却によって可能となったのが、「ツイン速鮮チルド」だ。「速鮮チルド」モードを選択すると、平均-4℃の冷気を強い勢いで吹き出し、食品を芯まで一気に冷却する。マイナス温度帯ではあるものの、食品は凍らず、食感や味が劣化しにくい。そのため、肉や魚のおいしさをキープしたまま保存できる。チルドルームが上段・下段と2段に分かれ、使いやすくなったのも特徴だ。東芝マテリアルの「RENECAT(ルネキャット)」を、東芝の冷蔵庫で今回初めて採用した。ルネキャットとは光触媒の力で除菌・脱臭を行うというもの。光触媒スプレーとして市販されているが、このルネキャットのユニットを、FMシリーズとFVシリーズでは冷気の通り道に設置。光を当てることで、ニオイなどを分解して、水や二酸化炭素として排出する。引き続き、野菜室を真ん中に配置した「まんなか野菜室」を採用。専用冷却器で安定した低温かつ高湿度の冷気を送り、効率的に野菜室内を冷やす「新・霧ベール野菜室」で、野菜の鮮度を保つ。先述のルネキャットは野菜の呼吸を促すエチレンガスを分解する役割も果たし、野菜の呼吸を抑制する。○光を当てることでニオイを分解するルネキャットセミナーでは実際にFMシリーズやFVシリーズなど新製品を細かくチェックできたほか、ルネキャットの効果を見るためのデモも行われた。○新鮮さをキープする冷蔵庫で、食卓をおいしく東芝ライフスタイル ホームアプライアンス事業本部 HA第一事業部 事業部長 河村吉章氏は、『東芝冷蔵庫では、冷蔵室でも野菜室でも冷凍庫でも、食材を新鮮に保てる冷蔵庫を提供することで、「食べる楽しさ」を届けることを目指している。それをふまえたコンセプトが「いつでも、食卓においしいを。」であり、キービジュアルには食べ物をほおばるうれしい顔を採用した』と説明する。FVシリーズの定格容積605Lモデル「GR-J610FV」は、幅685mm。9年前に発売された同じ幅の「GR-W50FS」は定格容積500Lであり、105Lの容量アップとなる。同じ設置面積でも、よりたくさん入る冷蔵庫で買い替え需要を狙っていくと話した。
2015年08月29日三菱電機は8月24日、冷凍冷蔵庫「置けるスマート大容量」の新製品として、5ドアで容量455Lの「Bシリーズ MR-B46Z」を発表した。発売は10月9日。価格はオープンで、推定市場価格は税別260,000円前後だ。MR-B46Zは「薄型断熱構造 SMART CUBE(スマートキューブ)」によって、断熱性能を保ったまま扉や壁の薄型化を実現した冷凍冷蔵庫。断熱性能を向上させた真空断熱材を効率的に配置し、ウレタン部分を薄くしたことで設置幅や高さを抑えながら、容量アップと高い省エネ性能を実現したとする。氷点下ストッカールームには、最上位モデル「WXシリーズ」と同様、「氷点下ストッカーD」を搭載。氷点下ストッカーDは、2014年度モデルに搭載された「氷点下ストッカー」をさらに進化させたものだ。食品の内側と外側の温度差を抑えることで過冷却状態を作り出し、氷点下(-3℃~0℃)で食材を凍らせずに保存する氷点下ストッカー機能を継承しつつ、細かく温度制御しながら、冷凍した食材を解凍する機能を追加した。温度を制御しながら低温で解凍することによって、解凍時のドリップの流出を約75%抑制。食材のうまみを逃さず解凍できるとしている。解凍開始から約90分で、包丁で切れるかたさに解凍可能だ。瞬冷凍室には「切れちゃう瞬冷凍」を引き続き搭載。食品全体に一気に氷核を形成して均一に凍結する冷凍技術で、食品の細胞破壊を抑え、食感やうまみ成分を維持できるというものだ。野菜室は、約3℃~4℃の低温を安定して維持し、乾燥を抑える「うるおう野菜」モードも継承している。サイズはW600×D699×H1,821mm。ドア材はガラスを採用。カラーはクリスタルピュアホワイトとクリスタルロゼ。
2015年08月24日パナソニックは8月20日、「微凍結パーシャル」を搭載した冷凍冷蔵庫「WPVタイプ」「XPVタイプ」「PVタイプ」の計11機種を発表した。9月中旬から順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格はモデルによって異なり280,000円前後~430,000円前後(いずれも税別)。いずれも、約-3℃の微凍結状態で食品を保存する「微凍結パーシャル」を搭載したモデル。今回新たに「酸化ブロック冷却」を搭載した。酸化ブロック冷却では、庫内に食材が入ったことをセンサーが検知し、通常時の約1.3倍となる冷気を吹き出す。これにより、食材の表面がすばやく微凍結状態となって食品内への酸素の侵入を防げる。従来モデルでは防げなかった油脂の酸化まで抑制できるという。また、パーシャル室は従来の約1.5倍に拡大した定格内容積約30Lを実現。冷却状態がわかるよう、チルド時は白、通常パーシャル時は水色、オート急冷時は青で光るLED照明を備える。ローラーを搭載したスムーズレール機構やクローズアシスト設計を採用し、操作性も向上させた。○WPVタイプWPVタイプは新ミラーガラスドア(べべリング加工)を採用。定格内容積675Lの「NR-F681WPV」と608Lの「NR-F611WPV」を用意する。発売はNR-F681WPVが12月上旬、NR-F611WPVが9月中旬。推定市場価格はNR-F681WPVが430,000円前後、NR-F611WPVが390,000円前後だ(いずれも税別)。カラーはオブシディアンミラー。○XPVタイプXPVタイプはフルフラットガラスドアを採用。定格内容積675Lの「NR-F681XPV」と608Lの「NR-F611XPV」、555Lの「NR-F561XPV」、510Lの「NR-F511XPV」、474Lの「NR-F471XPV」を用意する。発売はNR-F681XPVが12月上旬、NR-F611XPVとNR-F561XPV、NR-F511XPVが9月中旬、NR-F471XPVが10月中旬。推定市場価格はNR-F681XPVが410,000円前後、NR-F611XPVが370,000円前後、NR-F561XPVが330,000円前後、NR-F511XPVが310,000円前後、NR-F471XPVが300,000円前後(いずれも税別)。カラーはマチュアブラウン、マチュアゴールド、オニキスミラー(NR-F471XPVはマチュアゴールドなしの2色展開)。○PVタイプPVタイプはフルフラットガラスドアを採用し、ナノイーを省略したモデル。定格内容積608Lの「NR-F611PV」、555Lの「NR-F561PV」、510Lの「NR-F511PV」、474Lの「NR-F471PV」を用意する。発売はNR-F611PVとNR-F561PV、NR-F511PVが9月中旬、NR-F471XPVが10月中旬。推定市場価格はNR-F611PVが350,000円前後、NR-F561PVが310,000円前後、NR-F511PVが290,000円前後、NR-F471PVが280,000円前後(いずれも税別)。カラーはシャンパンゴールドとスノーホワイト(NR-F471PVはシャンパンゴールドのみ)。
2015年08月20日東芝ライフスタイルは8月4日、冷凍冷蔵庫「マジック大容量」の新モデルとして、ドア材がプレミアムガラスのFMシリーズ2機種、ドア材がガラスのFVシリーズ4機種を発表した。発売はFMシリーズが10月上旬、FVシリーズが9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は、FMシリーズの定格内容積605Lタイプ「GR-J610FM」が410,000円前後、555Lタイプ「GR-J560FM」が380,000円前後、FVシリーズの定格内容積605Lタイプ「GR-J610FV」が400,000円前後、555Lタイプ「GR-J560FV」が370,000円前後、508Lタイプ「GR-J510FV」が350,000円前後、458Lタイプの「GR-J460FV」が330,000円前後(いずれも税別)。FMシリーズとFVシリーズは、食品の中まで一気に冷却する「ツイン速鮮チルド」を採用した冷凍冷蔵庫。冷却器を2つ搭載する独自の「W-ツイン冷却」によって、食品を凍らせないマイナス温度帯の高湿度な冷気を、2つの吹き出し口から2つのファンで約1時間送り込む。これによって、従来モデル「GR-H610FV」に比べて、約2倍の速さで食品を冷却することが可能となった。凍結、乾燥を避けられるため、肉や魚などの鮮度、おいしさをキープできるとする。また、チルドルームを2段に分けたことで、収納スペースを拡大したうえ、目的の食材も探しやすくなった。冷蔵室と野菜室用冷却器の付近には、新たに光触媒を設置。光触媒はニオイ成分や細菌を分解することで二酸化炭素や水を生成する。チルドルーム内の二酸化炭素濃度が高くなることによって、肉や魚表面の酵素の働きを抑制。冷凍しなくても生鮮食品の鮮度を保てるという。「新・霧ベール野菜室」では、W-ツイン冷却によって、安定した低温と高湿度で野菜の鮮度をキープする「やさい専用冷却」を実現。水分を含んだ冷気を1日20回以上送り込むことで、湿度約95%以上を維持する。光触媒によって、野菜室内の二酸化炭素濃度を高めて野菜の呼吸活動を抑制し、鮮度を保つ。FMシリーズの野菜室には「Ag抗菌野菜ボックス」を採用する。サイズはGR-J610FMがW685×D745×H1,833mm、GR-J560FMがW685×D699×H1,833mm、GR-J610FVがW685×D745×H1,833mm、GR-J560FVがW685×D699×H1,833mm、GR-J510FVがW650×D699×H1,833mm、GR-J460FVがW650×D649×H1,833mm。また、東芝ライフスタイルは同日、ドア材が鋼板のFCシリーズ「GR-J510FC」「GR-J460FC」と、片開きタイプの「GR-J43GXV」「GR-J43G」も発表した。発売はFCシリーズが9月下旬、GR-J43GXVが10月下旬、GR-J43Gが9月上旬。推定市場価格はGR-J510FCが320,000円前後、GR-J460FCが300,000円前後、GR-J43GXVが230,000円前後、GR-J43Gが210,000円前後だ(いずれも税別)。
2015年08月04日シャープは8月3日、プラズマクラスター冷凍冷蔵庫の新製品として、定格内容積が551Lの「SJ-GT55B」と501Lの「SJ-GT50B」、474Lの「SJ-GT47B」の3モデルを発表した。いずれも大容量冷凍室を実現した「メガフリーザー」シリーズとなる。発売はSJ-GT55Bが8月28日、SJ-GT50BとSJ-GT47Bが9月17日。価格はオープンで、推定市場価格はSJ-GT55Bが350,000円前後、SJ-GT50Bが320,000円前後、SJ-GT47Bが310,000円前後(いずれも税別)。メガフリーザーシリーズは、冷却器ユニットのコンパクト化、高効率配置によって大容量の冷凍室を実現した冷凍冷蔵庫。SJ-GT55Bは定格内容積551Lながら、そのうち192Lを冷凍室が占め、シャープの600Lクラスの冷凍冷蔵庫「SJ-GF60A」の冷凍スペース176Lを16L上回る。シャープによれば、スーパーなどの買い物カゴ約5個分の食品を収納できるという。冷凍ケースを自由に仕切れる「4切り(しきり)名人」を従来モデルに引き続き採用。食品のサイズや形状に合わせてケース内を仕切れるうえ、冷凍食品などを立てて収納できるため、効率よく収納でき、目的の食材を取り出しやすい。冷凍やけを抑える「新鮮極み冷凍」も継承。上段冷凍室には「冷凍やけガード」を備え、食品に直接冷気を当てないようにし、食品の乾燥を防ぐ。下段冷凍室では通常冷凍よりもさらに低温で保存可能だ。霜取り運転前やドア開閉後に室内を急冷することで温度上昇を抑え、安定した低温保存を行える。低温をキープすることで、冷凍やけにつながる霜つきを抑えられる。「シャキット野菜室」は冷蔵庫の真ん中に配置し、屈まずに野菜を出し入れできる。野菜室の密閉性を高め、野菜に直接冷気を当てない「うるおいガード」によって、庫内を高湿度にキープする。そのほか、庫内温度が安定している際、主要センサーを除いてほとんどの運転を停止することで消費電力を削減する「節電25」モードや、地震の揺れを感知して冷蔵室のドアをロックする「対震ロック」も備える。サイズは、SJ-GT55BがW685×D745×H1,820mm、SJ-GT50BがW685×D699×H1,820mm、SJ-GT47BがW685×D699×H1,745mm。いずれもドア材は強化ガラスを採用する。カラーは3モデルともグラデーションレッドとサテンブラウンの2色。
2015年08月03日●さらに大容量を求める声が日立アプライアンスは7月16日、冷凍冷蔵庫のプレミアムモデル「真空チルド」の新シリーズ全12製品を発表した。同日に都内で開催された新製品発表会では、最上位モデルの「R-X7300F」について説明。また、新機能の性能をアピールする数々のデモンストレーションを行った。○大容量化と保鮮性能を求める声製品発表会には最初、日立アプライアンス 取締役 家電・環境機器事業部長の松田美智也氏が登壇。松田氏は「2013年は増税前の駆け込み需要により、冷蔵庫の需要が高まったが、その反動で2014年は大きく減少した。しかし2015年以降は回復傾向にあり、今後も冷蔵庫の需要台数は増え続けるだろう。また、最近は501L以上の大型製品の割合が増えており、今後も大容量化へのニーズが高まると考えている」とコメントした。日立アプライアンスが2014年に発売した670Lタイプの大容量冷蔵庫「R-X6700E」の購入者に行ったアンケートでは、購入時に最重視したポイントとして、「大容量」が最も多く挙げられた。また、購入者の8割は「さらに大容量の製品を購入したい」と答えたという。また、401L以上の製品使用者を対象とした調査で、次に冷蔵庫を購入する際、重視するポイントとして1位になったのは「容量、サイズ、省エネなどの基本性能」、次点が「野菜の保鮮性能」だった。これらの結果を受け、新製品の開発では「大容量化」と「野菜の新鮮さの保持」を重視したという。○プラチナ触媒で野菜を「眠らせる」真空チルドシリーズはもともと、光触媒を使用して野菜を新鮮なまま保持する「スリープ野菜」を搭載していた。これは、野菜から発生するエチレンガスや匂いの成分を触媒によって分解し、炭酸ガスを発生させるという機能。庫内の炭素ガス濃度が上がると、野菜は呼吸活動が制限され、「眠る」ような状態になる。このため、水分の放出が通常よりも大幅に抑えられ、栄養素の残存率もアップするという。新製品では、北海道大学 触媒化学研究センターとの共同研究により、光触媒に代わって「プラチナ触媒」を採用した。プラチナ触媒は光触媒と同様、エチレンガスなどに反応して炭酸ガスを発生させる。ただし、触媒反応面積が光触媒の約30倍に広くなるという点が異なる。プラチナ触媒では、光触媒の約6倍のエチレンガスを分解し、約2.1倍の炭酸ガスを発生させられるそうだ。光触媒を採用していた従来モデルは、炭酸ガス発生量の問題で野菜庫の一部しか「スリープ野菜」機能を搭載できなかった。しかし、新製品では野菜室すべてのエリアで野菜を眠らせるスリープ野菜に対応した。さらに、R-X7300Fは野菜室の湿度を高め、野菜のみずみずしさを保つ「うるおいカバー」「うるおいユニット」を搭載している。触媒による高炭酸ガス環境をキープするため、庫内は密閉性が高く結露が発生しやすい。そのため、うるおいカバー下部に「蒸散ボード」を搭載。蒸散ボードのおかげで、高湿度ながら結露しにくい理想的な庫内環境を作り出した。●冷蔵庫で気になる省エネ性能○真空チルド室にもプラチナ触媒を採用「真空チルド」シリーズの名前にもなっている、真空チルド室も健在だ。真空チルド室では、室内の空気を真空ポンプで吸引して約0.8気圧にする。食品の周囲の酸素を減らすことで酸化を抑え、食材の栄養と鮮度を守る機能だ。また、気圧をコントロールする関係上、高密閉構造になっているので、湿度も保てて食材の乾燥を防げる。新製品では、この真空チルド室にもプラチナ触媒を搭載。魚や肉といった食材表面を炭酸ガスでコーティングすることで、食材表面を弱酸性化。これにより、肉などのタンパク質を分解する酵素の働きが低下して、食品の劣化を抑制できる。○大容量でも使い勝手を犠牲にしないR-X7300F最大の特徴ともいえるのが、業界最大の定格内容積、730Lであること(※)。庫内幅は最大約78cm。大きな寿司桶もそのまま庫内へ収納できる。 ※2015年7月16日時点、日立アプライアンス調べ。庫内サイズが大きくなると「冷蔵庫の扉が重い」「庫内の奥のものが見えづらい」といったデメリットも発生しやすい。しかし、R-X7300Fは冷蔵室、野菜室、下段冷凍室がすべて電動ドアに対応。軽くスイッチを押すだけで、自動的にドアや引き出しが開く。また、冷蔵室はもちろん、真空チルド室と野菜室にも独立してLED照明を配置。庫内が奥まで明るく見やすいように工夫されている。そのほか、引き出し式の野菜室と下段冷凍庫はフルオープン可能。一番奥にしまい込んだ食材も取り出しやすい。○マルチバルブ制御で省エネ性能もアップ冷蔵庫の課題でもある「省エネ」性能もアップした。日立アプライアンスの冷蔵庫では、2011年モデルから、温度や湿度にあわせて、冷媒液の流れる経路を切り替える「冷却バルブ制御」を採用していた。今回の新製品ではさらに、使用状況に合わせて、使用する極細管を切り替える機能を追加。昼間はパワフルに運転、家族が寝静まった夜中は省エネ運転といった切り替えができる。1つのバルブで、5つの冷媒口を切り替える「マルチバルブ制御」によって、より高い省エネ性能を実現しているという。○コンパクトな下位モデルも発表今回の発表会では、最上位機種のR-X7300F以外に11機種が発表された。製品は大きく分けて3シリーズ。R-X7300Fと同じく両ドアタイプの「Xシリーズ」、野菜室の電動引き出し&フルオープン機能を搭載していない両ドアタイプの「Gシリーズ」、片開きドアタイプの「Sシリーズ」だ。Xシリーズは730Lタイプの「R-X7300F」のほか、670Lの「R-X6700F」、620Lの「R-X6200F」、565Lの「R-X5700F」、517Lの「R-X5200F」の計5機種。また、Gシリーズは620Lの「R-G6200F」、565Lの「R-G5700F」、517Lの「R-G5200F」、475Lの「R-G4800F」の計4機種。Sシリーズは501Lの「R-S5000F」、470Lの「R-S4700F」、415Lの「R-S4200F」の計3機種を用意する。
2015年07月16日三菱電機は7月14日、冷凍冷蔵庫「置けるスマート大容量」シリーズの新製品発表会を開催した。発表されたのは、ドアにガラス材を使用した「WX」シリーズと、ドアに鋼板材を使用した「JX」シリーズ。WXシリーズは475Lから705Lまでの4タイプ、JXシリーズは475Lから605Lまでの3タイプが発売される。○冷蔵庫も「時短」がキーワードに製品発表会では、三菱電機 静岡製作所所長の松本匡氏が登壇し、冷蔵庫のニーズや製品開発の背景について説明した。現在、共働き世帯が増加しており、家事にかけられる時間は減少している。そのため、「時短」に対するニーズが高まっているという。2011年の社会生活基本調査によると、「主婦の一日の家事時間構成」の約6割を「炊事」と「買い物」が占める。この炊事と買い物の時間を減らすため、忙しい共働き世帯では食材のまとめ買いや作り置きをすることが増えている。こうした背景もあり、核家族化により世帯人数は減少傾向にあるものの、冷蔵庫は大容量化が求められているそうだ。また、三菱電機で冷蔵庫の不満に関するアンケートを実施した結果、おもな不満は電気代と、容量、製氷室の衛生面、そしておいしく冷凍できないという点だった。三菱電機では、従来から「置けるスマート大容量」「まるごとクリーン清氷」を採用。そこで、今回の新製品では「おいしく冷凍できない」という不満に注目したほか、コンパクトタイプのラインナップを拡充した。○おいしく冷凍、おいしく解凍三菱電機の冷蔵庫は、「過冷却現象」を利用した冷凍機能を搭載しているのが特徴。これは、氷点下を過ぎても凍らない現象だ。過冷却現象を利用している機能は「氷点下ストッカー」と「切れちゃう瞬冷凍」。氷点下ストッカーは、食材を氷点下(約-3℃から0℃)に冷やしつつも、凍らせずに保存するというもの。切れちゃう瞬冷凍は、冷凍した食材がサクッと切れるというもの。食材全体に一瞬で氷核を形成して均一に冷凍することで細胞破壊を抑え、解凍しても食材の食感やうまみ成分を維持する。氷点下ストッカーよりも低温(約-7℃)で長期保存が可能だ。新製品では、氷点下ストッカーに解凍機能が追加され、「氷点下ストッカーD」として進化した。「D」は「Defrost(解凍)」に由来する。タッチパネルで「氷点下保存・解凍モード」に設定すると、カチコチに冷凍した食材も約90分で包丁が入れられるかたさまで解凍できる。氷点下ストッカーDでは、氷点下で解凍するため、食材からドリップが出にくい。冷蔵室や電子レンジを使った解凍方法よりも、食材のうまみをキープしたまま解凍できるという。また、解凍といっても、氷点下ストッカーDではチルド室よりも低温(-3℃から0℃)で保存するため、そのまま保存しても鮮度が長持ちしやすい。「急な予定で解凍した食材を使わなくなった」あるいは「食材の一部だけ利用したい」といった場合にも役立つ。○大容量でも省スペース「置けるスマート大容量」シリーズの冷蔵庫は、断熱材に独自の「薄型断熱構造 SMART CUBE(スマートキューブ)」を採用することで、大容量をキープしたまま省スペース化を図っている。2014年モデルでは、奥行きサイズが73.8cmと69.9cmの2種類しかなかった。三菱電機の調査によれば、奥行き70cmの冷蔵庫を設置できる家庭は約68%だが、奥行き65cmの冷蔵庫ならば84%と、奥行きを5cm短縮することで、より多くの家庭で設置できるようになるそうだ。特に、マンションなどで見られるシステムキッチンなどは、奥行きが65cmのサイズが多く、奥行きがそれより長い冷蔵庫はキッチンのデザインを損なってしまう。そこで、新製品では、奥行きが65cmタイプの「MR-WX48Z」(容量475L)もラインナップに追加した。MR-WX48Zは、2006年に発売された「MR-G40J」とほぼ同じ奥行き、幅は3.5cmコンパクトになったにもかかわらず、容量は74L増えている。○湿度センサーによる省エネ機能もちろん、冷蔵庫の不満点のトップに挙げられた「電気代」についても改善。従来は温度センサーのみで室温をセンシングしていたが、新製品には湿度センサーも搭載。低湿度時の無駄な発熱を抑制し、結露防止用の冷媒の流し方も効率化できたという。外気の温度と湿度、両方の環境に合わせてコンプレッサーを効率的に運転し、余計な電力を使う必要がなく、省エネ性能をアップさせた。
2015年07月14日三菱電機は7月14日、同社の冷凍冷蔵庫フラッグシップモデルとなる「WXシリーズ」を発表した。8月26日から順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格は定格内容積が705Lの「MR-WX71Z」が430,000円前後、605Lの「MR-WX61Z」が380,000円前後、525Lの「MR-WX53Z」が340,000円前後、475Lの「MR-WX48Z」が330,000円前後(いずれも税別)。WXシリーズは、新たに「氷点下ストッカーD」機能を搭載した冷凍冷蔵庫。氷点下ストッカーDは、2014年度モデルに搭載された「氷点下ストッカー」をさらに進化させたもの。食品の内側と外側の温度差を抑えることで過冷却状態を作り出し、氷点下(-3℃~0℃)で食材を凍らせずに保存する氷点下ストッカー機能を継承しながら、このたび、細かく温度制御しながら、冷凍した食材を解凍する機能を追加した。温度を制御しながら低温で解凍することによって、解凍時のドリップの流出を抑制。食材のうまみを逃さず解凍できる。解凍してから約90分で、包丁で切れる硬さに解凍可能だ。断熱材にはさらに薄型化した「薄型断熱構造 SMART CUBE(スマートキューブ)」を採用。これにより、設置幅や高さを抑えながらも、容量アップを実現した。MR-WX48Zは幅65cm×奥行き65cmに設置でき、コンパクトさと定格内容積475Lの大容量を両立したとする。瞬冷凍室では「切れちゃう瞬冷凍」を引き続き搭載。食品全体に一気に氷核を形成して均一に凍結する冷凍技術で、食品の細胞破壊を抑えるというものだ。野菜室は、3℃~4℃の低温を維持して乾燥を抑える「うるおう野菜」モードも継承している。また、三菱電機は同日、氷点下ストッカーDを搭載し、ドア材に鋼板を採用した「JXシリーズ」も発表した。推定市場価格は定格内容積605Lの「MR-JX61Z」が340,000円前後、525Lの「MR-JX53Z」が320,000円前後、475Lの「MR-JX48LZ」が300,000円前後(いずれも税別)。発売はWXシリーズのMR-WX71ZとMR-WX61Z、MR-WX53Zが8月26日、MR-WX48Zが8月30日、JXシリーズのMR-JX61ZとMR-JX53Zが9月15日、MR-JX48LZが9月30日となっている。カラーはWXシリーズがクリスタルホワイト、クリスタルロゼ、クリスタルブラウンの3色、JXシリーズがローズゴールドとロイヤルウッドの2色。
2015年07月14日暑さが厳しい日は、冷たいスイーツが恋しくなるもの。ついアイスクリームに手が伸びてしまいがちですが、脂質や糖分の高さが気になるところ。そこでおすすめなのが、冷凍カットフルーツです。お好みのフルーツを冷凍させておくと、アイスクリーム代わりにヘルシーなおやつとして食べることができます。冷凍カットフルーツの魅力は、ただ冷たくておいしいだけじゃありません。イギリスのチェスター大学が発表した論文によると、果物や野菜を冷凍させることによって、生のものよりも栄養価が上がることが判明したとのこと。研究対象の野菜や果物のうち3分の2に、ビタミンCや抗酸化物質の含有量アップが認められたそうです。バナナやマンゴー、パイナップルなどは、皮をむいて食べやすい大きさにカットしてから冷凍庫へ。手軽に食べられるのでとても便利ですよ。ぶどうやブルーベリーは皮のまま洗って冷凍しておきましょう。ぶどうは冷凍庫から取り出してさっと水洗いをすれば、皮がむきやすくなります。ブルーベリーはヨーグルトのトッピングやスムージー作りに使えば、ポリフェノールをたっぷりとることができます。カットするのが面倒な方は、スーパーで販売されているカット済みのフルーツを使用するのもひとつの手。色とりどりのフルーツを器に盛り付ければ、見た目もキレイな涼感スイーツに変身します。低カロリー・低脂質で栄養豊富なカットフルーツ。夏の定番おやつにしてみてはいかが?
2015年06月09日まさに日進月歩の進化を遂げている“冷凍食品”。特に日本の冷凍食品技術は、世界的に見ても非常に高い水準にあると言われており、そんな中において、日本で初めて冷凍食品をつくったパイオニア的メーカーがニチレイフーズだ。同社の商品の中でも“チキン”、“コロッケ”と並んで注力しているカテゴリーが“米飯”。その代表格である冷凍炒飯「本格炒め炒飯」シリーズがこの春、刷新された。同商品の特徴や新しくなったポイントを、商品の担当者で同社家庭用事業部マーケティングチーム・マネジャーの奥村剛飛氏に伺った。○発売15年目にして"初"の大規模リニューアル――今回、「本格炒め炒飯」をリニューアルした理由を教えて下さいこの商品は2001年に発売して以来、この春でちょうど15年目にあたりますが、この商品が売りだされた当時は業界的にはかなりセンセーショナルなことでした。というのも、その頃、冷凍米飯市場の炒飯と言えば、実際に炒めずに炒飯風の味付けをしただけの商品しかなかったんですね。それをこの商品で、実際に“炒める”といった工程を初めて組み込んだのです。以来、お陰様で多くの方からご好評をいただきまして、15年間で累計40億食を販売しています。一方、昨今の加工食品市場では、生麺のような食感を持つインスタントラーメンが登場するなど、より技術改良に注力していかなければならない時代がやってきました。そこで今回、弊社では30億円を投資して、工場に全く新しい製造ラインを導入しました。企画発案自体からだと約5年ほどかかっています。――新しくなったポイントをお聞かせください大きく分けて4つあります。まずは強い火力。プロの料理人の方が使う強い火力を採用しています。2つ目に高温の熱風を吹きつける弊社独自の特許製法で、お米の余分な水分を一気に飛ばし、中華料理屋で出ている炒飯のようなパラパラなご飯を再現しました。さらに3つ目に味付けへのこだわりとして、自社の同じ工場で製造っている焼き豚の煮汁を調味料として使用しています。4つ目にラードと植物油にネギ・しょうが・にんにくを加えた“焦がしネギ油”を使用しています。――パラパラとした炒飯を実現している“新・本格炒め製法”とは、具体的にはどのような技術なのでしょうか?炒め工程を3段階に分けています。まずは一次炒めとしてご飯に卵をコーティングする工程。次に250度以上の高温熱風を吹きつけることにより、水分を飛ばします。そして最後が二次炒め。具材を加えて、強い撹拌により仕上げの炒めを行います。これらはプロの中華料理人が中華鍋を強い火力で煽りながら炒める炒飯づくりからヒントを得て、製造ラインで再現しています。そのため、作る工程もプロの料理人とほぼ変わりません。また、プロの料理人によると炒飯を炒めるには、具を入れる量やタイミングもとても重要で、特に量が多すぎるとパラパラになりません。それを工場で大量にできるというのはスゴイことと料理人も驚いていました。――入っている具材自体には変化はないのでしょうか?「本格炒め炒飯」は味と具材が異なる2種類があり、レギュラーの具材の種類は変わっていません。2014年春に発売した「本格炒め炒飯 塩」は、筍としいたけが加わり、具材が三目から五目に増えています。どちらも各具材一つひとつのグレードをアップしているのも特長です。例えばお米に関しては、北海道産一等米を100%使用するなど、当社の素材調達力をフルに活用しています。――冷凍技術自体で変えたところはありますか?冷凍技術自体に大きな変更はありません。これまで同様、“バラ凍結”と呼ばれるご飯粒一つひとつをバラバラの状態で凍結する技術で冷凍しています。○試作回数は100を超える――商品のリニューアル後、消費者の方からの反応はいかがでしょうか?実際に「変わったわね」という声が多く寄せられています。香りが変わったとか、雰囲気が変わったとか。実は今回、発売前に“CLT(会場調査)”という検証を4回実施しています。これは、調査対象者を会場に集めて、実際に商品を試してもらい、その場でアンケートやインタビューなどを行うモニター調査のようなものなのですが、4段階評価で「とてもおいしい」「おいしい」を選んだ人が、98.2%にも及びました。味を変更すると既存の商品を買ってくださっているお客様から「前のほうがよかった」というお声をいただいてしまいますので、現行商品から4段階で味を変えてみた試作品を食べ比べて好評価をいただいたことで自信がつきました。過去からの試作の回数で言うと、100回は超えているのではと思います。――新しくなった「本格炒め炒飯」を特に食べてほしいという人は?メインユーザーである食べ盛りの中高生に食べていただきたいですね。また、実は弊社の冷凍米飯のもう1つの主力商品である“本格焼おにぎり”もこの春リニューアルをしています。こちらは特にご年配の方から好評を得ていますので、醤油の香ばしさをさらに引き出し、ご飯をふっくらさせるなどの改良をほどこしています。14年前の発売以来、大幅に刷新された「本格炒め炒飯」シリーズ。250℃以上の高温熱風を吹きつけて水分を飛ばすという技は、家庭用の調理器具ではなかなかできるものではない。そんなまさしく“プロの技”が生きた冷凍食品で、家庭で中華料理屋のような美味しい炒飯が電子レンジで調理するだけで手軽に味わえてしまう。食事の主食としてはもちろん、冷蔵庫にストックしておけば小腹が空いた時に食べたい量だけレンジでチンして食べられるのも冷凍炒飯の魅力。まだ試していない人は、従来の商品や他の冷凍炒飯との違いを、これを機に食べ比べてみてほしい。
2015年05月22日ドメティックは5月15日、冷凍冷蔵庫「ポータブル 2way ハイブリッド フリーザー/クーラー CK40D Hybrid」(以下、CK40D Hybrid)を発売した。家庭の一般的なAC電源では冷凍・冷却、車から得られるDC電源(12V)では保冷ができる。価格はオープンで、推定市場価格は46,000円前後だ(税別)。CK40D Hybridは、クーラーボックス型の冷凍冷蔵庫。一般的な家庭用コンセントに接続した場合、コンプレッサーを使用して安定した冷凍・冷却が可能で、-20℃から+12℃までの範囲で温度を設定できる。また、車のシガーソケットに接続した場合は保冷が可能だ。DC電源接続時はペルチェ素子を使用し、周囲の温度よりも最大20℃低い温度にキープできる。家庭内の予備冷凍冷蔵庫として使えるほか、ドライブやアウトドアなどのために持ち運んで使える。サイズはW520×D510×H455mm、重量は約19kg。内容積は約39Lで、2Lペットボトルを8本収納できる。
2015年05月15日東芝ライフスタイルは4月21日、定格内容積375Lの3ドア冷凍冷蔵庫「GR-H38SXV」を発表した。発売は5月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別180,000円前後だ。GR-H38SXVは、気密性が高くてうるおいを逃しにくい野菜室「うるおいラップ野菜室」内に、「うるおい補給カセット」を新しく搭載した冷蔵庫。うるおい補給カセットは湿度60%から80%で水蒸気の吸収・放出を行う調湿シートを備え、野菜の収納量に合わせて野菜室内の湿度を調節する。冷蔵室内の棚をすべて強化ガラス製にしたことで、庫内のLEDライトが冷蔵室内の棚を透過して行き渡り、庫内全体が明るく見やすくなった。正面ドアにもクリアガラス素材を採用している。サイズはW600×D672×H1,734mm。定格内容積は冷蔵室が204L(うち、12Lがチルド)、野菜室が83L、冷凍室が88Lの合計375L。カラーはクリアシェルホワイトとクリアブラウン。東芝ライフスタイルは同日、うるおい補給カセットを省略し、ドア素材に鋼鈑を採用した「GR-H38S」と「GR-H34S」も発表した。推定市場価格は、定格内容積375LのGR-H38Sが税別150,000円前後、GR-H34Sが税別140,000円前後だ。
2015年04月21日パナソニックは3月20日、フレンチドアタイプの冷凍冷蔵庫「NR-FV46A」を発表した。発売は4月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は170,000円前後(税別)となっている。NR-FV46Aは、定格内容積455Lの6ドア冷凍冷蔵庫。コンプレッサーを最上部奥に配置したトップユニット方式を採用している。手の届きにくい冷蔵室最上段のスペースをコンプレッサーに割り振ることで、スペースを有効活用できる。冷蔵室の容量は229L。冷凍室は上下2段構成となっており、容量は上段が25Lで下段が95Lだ。野菜室は最下部で容量95L。冷凍室と野菜室は引き出し全体を引き出せる「ワンダフルオープン」を採用しており、奥に入れた食材も確認しやすい。また、ボールベアリングを使用した「高耐荷重ベアリングレール」によって、大量の食材が収納されている状態でも、片手で引き出しを開閉することが可能だ。開閉センサーと照度センサー、庫内温度センサー、室温センサー、収納量センサーで得た情報から節電を行う「エコナビ」機能を搭載。年間消費電力量は270kWh/年で、2010年省エネ基準達成率は204%だ。本体サイズはW685×D633×H1,828mmで、質量は84kg。
2015年03月20日ソリッドアライアンスは1月13日、冷蔵庫保管型ガジェット「Fridgeezoo(フリッジィズー)24」を発売した。直販サイト「APPARE STORE(アッパレストア)」での販売価格は2,400円(税込)となっている。Fridgeezoo24は、冷蔵庫に入れておくフィギュア。光センサーを内蔵しており、ユーザーが冷蔵庫のドアを開けると、あいさつや問いかけなどセリフをしゃべる。「24-twenty four-機能」によって、朝昼晩や起床時、帰宅時など、時間帯に応じたセリフを選択可能。用意されているセリフの数は約40種類だ。このたびラインナップに追加されたのは「ゴリラ」「ブル(闘牛)」「トラ」「ライオン」の4種類。それぞれしゃべる内容が異なる。声の担当はゴリラがKIBA氏(Gargoyle)、ブルがSEMMY氏(SMRYTRPSなど)、トラが五阿弥瑠奈氏(Ajysytz)、ライオンがカワバタトモキ氏(onjo)となっている。本体サイズはW51×D48×H78mm、重量は約65g。電源は単4形電池×2本。
2015年01月13日パナソニックは25日、50~60代をメインターゲットとしたブランド「Jコンセプト」から、506Lの冷凍冷蔵庫「NR-JD5100V」を発表した。発売は2015年2月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別350,000円前後だ。NR-JD5100Vは、2014年9月に発表されたパナソニックのシニア世代向けブランド「Jコンセプト」の冷凍冷蔵庫。紙パック式掃除機、エアコンとともに第1弾の製品群として予告されていたものがこのたび正式に発表された。Jコンセプトシリーズは、シニア世代にとっての使いやすさを追求した製品ラインナップとなっている。NR-JD5100Vは、特にレイアウトにこだわって開発された。日本人女性の身長に合わせてドアの高さを低めに設定し、重い食品を出し入れやすくしている。コンプレッサーを最上段に配置することで、手の届きにくい最上段のものも取り出しやすくした。そのほか、50代以上の女性の床からひじまでの高さが平均で約90cmであることから、床上約88cmの位置に野菜室を設置。腰をかがめずに野菜室を引き出せる。同社独自の機能も搭載。適切な湿度を保つ「シャキシャキ野菜室」、鮮度を長持ちさせる「微凍結パーシャル」、奥に入れたものを取り出すやすい「ワンダフルオープン」、生活パターンを学習して自動で節電する「エコナビ」を備える。サイズはW685×D699×H1,828mm、重量は104kg。冷蔵室容量は283L、冷凍室容量は119L、野菜室容量は104L。カラーはハーベストホワイト。
2014年12月26日沼津港深海水族館では、シーラカンスの展示を行っている。○世界でも希少な冷凍個体をはじめ、5体のシーラカンスを展示同館は、世界で唯一「シーラカンス」の冷凍標本が見られる、"シーラカンスミュージアム"。生きた化石「シーラカンス」は1938年、3億5,000万年前と変わらぬ姿のまま南アフリカで発見された。とうの昔にすべて絶滅したと考えられていたため、学会および世界は騒然となったという。現在ではこれまでにアフリカ(南アフリカ、コモロ諸島、タンザニア)とインドネシアで見つかっている。日本ではまだ発見されていないが、深海の海洋環境は世界中で近しい環境にあるため、「日本にはいない」と断定するほうが難しい、とも言われている。同館に展示されているのは、1980年代、日本シーラカンス学術調査隊が現地と協力して捕獲したもの。5体あり、そのうち2体は冷凍個体で、世界でも類を見ない希少な「シーラカンス」となっている。また「シーラカンス」は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」の第I類に指定されている。通常、「シーラカンス」を商業ベースで展示することは許されていないが、同館が保有する個体は、規制対象になる前に日本に持ち込まれた、国内唯一の正式に展示が許された希少な個体となっている。「シーラカンス」は0.6mm幅でCTスキャンを行い、立体映像も再現。最新のデータを見ながら、生体の謎に迫る。さらにコモロでの現地調査から、「シーラカンス」が海中で泳ぐ姿をとらえた世界初の遊泳映像も放映している。同館の所在地は、静岡県沼津市千本港町83。
2014年12月02日皆さんは1日何回くらい冷蔵庫を開けていますか? 一般的な家庭の平均回数として、なんと35回というデータがあるそうです。毎日何度も開け閉めして、自分や家族の健康を支える食事をしまっておいてくれる場所である、冷蔵庫。この場所がスッキリと使いやすく整ったら、どうでしょう? 毎日食事の支度をする気持ちも楽しくなりますよね。そこで今回は、ハッピー冷蔵庫アドバイザーとしてご活躍の大野多恵子さんに、冷蔵庫整理のコツを伺いました。■冷蔵庫をスッキリ片付ける3つのコツとは大野さんによると、冷蔵庫を片付けることは、クローゼットや本棚を片付けるほど大変ではないとのこと。なぜなら「食べられる」「食べられない」というように、捨てるかどうかを判断する基準が明確だからです。では、どうすると使いやすい冷蔵庫になるのか。スッキリさせるための3つのポイントを教えていただきました。■冷蔵庫を整理するコツ(1)分けるギューギューに詰め込まれた冷蔵庫の奥のほうには、「いつ入れたのかしら…」と思うようなものが眠っていることもあります。そういったものがなくなるように、まずは分けましょう。分ける基準は、「処分(ゴミ)」「ギリギリ」「美味」という3つです。そして、この時に1つ大事なポイントがあります。それは、処分(ゴミ)になってしまうものは、なぜゴミになってしまったのかを考えること。安いから…と買い過ぎたせいなのか、奥に置かれて見えなかったせいなのか。ちょっと考えることで自分が食品を無駄にしやすい傾向が見えてきます。■冷蔵庫を整理するコツ(2)見せる冷蔵庫は奥行きがあるので、奥に入ってしまうと食材が取りにくくなりますし、存在を忘れやすくもなります。そのため、冷蔵庫に食材を収納する時は、「見せる」ことを意識しましょう。自分だけでなく、家族にとってもわかりやすいように見せます。この時、先ほど「ギリギリ」に分類した食材は、目線の高さにくる段の手前部分に置きましょう。さらに、保存容器を透明なものにすれば在庫も一目でわかりますし、重ねられるタイプであれば、収納スペースも節約でき、掃除も簡単にできますね。■冷蔵庫を整理するコツ(3)愛情を込めるちょっと意外なコツですが、大野さんいわく、「買う → 一時保管 → 食べる」このサイクルがくるくると回るように愛着をもって使うこと=愛情を込めることだそうです。たしかに、冷蔵庫は私たちの大事な食料をしまっておいてくれる場所。愛情を込めて使いたいものです。ちなみに大野さんは冷蔵庫を「レイコちゃん」と呼んでかわいがっているとのこと。というのも、「冷」「蔵」「庫」という漢字には、物をしまって保管するという意味の文字が「蔵」と「庫」の2つ入っています。この字面からは、冷蔵庫に物がとどまってしまいそうな重々しさが漂ってきます。そのため、1字取って「冷庫(レイコ)」にしようと思い立ったそうです。冷蔵庫の機能は、あくまでも「一時保管場所」。ずっと物をしまっておく場所ではないのです。■冷蔵庫整理は、生ごみの減少にもつながる大野さんが冷蔵庫整理に力を入れ始めたのは、ご自身の体験とフードロス・チャレンジ・プロジェクト(※)に関わったことがきっかけだったそうです。日本での、家庭における1人当たりの食品ロスは、1年間で約15kgと試算されています(平成21年度農林水産省推計)。決して少ないとはいえません。私たちが冷蔵庫=レイコちゃんの整理に取り組むことは、自分や家族にとっても使いやすくなることはもちろん、フードロスの減少にもつながります。(※)フードロス・チャレンジ・プロジェクト:フードロス(食料廃棄やロス)をテーマに、生活者、企業、行政、生産者、NPO、学識者など、さまざまなプレーヤーがお互いの知見やリソースを持ち寄って、「フードロス問題」の啓発と解決、社会変革を志す、実践型プロジェクト。最後に大野さんのモットーをご紹介。「食べ物を ゴミにしないで 美味にして」(読み手:ハッピー冷蔵庫アドバイザー 大野多恵子)後回しになりがちな冷蔵庫整理ですが、愛情を持ってぜひ取り組んでみてはいかがでしょう。・取材協力:大野多恵子さん 「もったいない」から始める上質生活 ・参考: フードロスチャレンジプロジェクト
2014年11月29日Agri Innovation Design(アグリイノベーションデザイン)はこのほど、オフィス内冷蔵庫で果物や野菜ジュースなどを販売するサービス「オフィスアンテナショップ」を開始した。同サービスを始めた背景には、現代人の野菜・果物の摂取不足があるという。ちなみに「2014年 国民健康・栄養調査」によると、30代の1日の野菜や果物の平均摂取量は野菜が258g、果物が60gと推奨値(野菜350g/果物200g)に対して大きく不足しているとのこと。設置するミニ冷蔵庫には、旬のフレッシュな果物、野菜&フルーツジュース、安心できる素材を使ったスイーツなどをそろえるという。代金を支払い箱に入れるだけで気軽に購入できる。現在、都内にあるワークスアプリケーションズのオフィス2カ所に設置。今後は、港区、中央区、千代田区を中心に都内200カ所に設置を予定しているという。なお2015年3月まで、初期設置費用0円キャンペーンを実施している。
2014年11月17日シャープは10月30日、「メガフリーザー」搭載冷凍冷蔵庫の限定モデル「MiYABi(型番:SJ-GTR500)」を発表した。300台のみの限定生産となっており、発売は11月7日。価格はオープンで、推定市場価格は340,000円前後(税別)。SJ-GTR500は、2014年9月に発表した「SJ-GT50A」をベースにしたモデル。高品位なガラスドアに赤黒の市松模様に配色を施した"和モダン"デザインが採用されている。同社では、和モダンなデザインを採用した製品群を「アート家電」として展開しており、これまで、「ヘルシオジュースプレッソ EJ-CP10B」「ヘルシオ AX-XP100」「ヘルシオお茶プレッソ TE-GS10A」「ヘルシオ炊飯器 KS-PX10B」の4製品が発表されている。SJ-GTR500の冷蔵庫としての性能はSJ-GT50Aと同一。定格内容積501Lの6ドア(フレンチドア)モデルだが、600Lクラス並みの収納力を持つ大型冷凍室を備える(上段20L、下段132L)。また、冷凍ケース内に仕切りを設けることで、食品の縦収納を可能にした「4切り(しきり)名人」を採用。サイズ感以上の収納性を実現している。本体サイズはW685×D699×H1,820mmで、質量は102kg。年間消費電力量は230kWh/年となっている。
2014年10月31日