映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、前田公輝、龍、鈴木昂秀、福山康平、うえきやサトシ、中島健、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、矢野聖人が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。通常の映画上映と違い、声援OK、フラッグ・サイリウムの持ち込みOKの応援上映を体験し、客席からそのままステージに登壇した前田が「(観客の)顔が見られるのが嬉しい。後ろからずっと嬉しいことを言われてたけど、顔が見えないから……」と言うと、すかさず客席から「(前田の)顔がいい〜!!」との声が上がる。さらに後から来た塩野が登場すると大歓声で、前田の隣に来た塩野にキャスト陣が「お前ら見たかっただろ!? このツーショット見たかっただろ!?」と囃し立てていた。観客の反応に「みなさん、何回見られたんでしょうか」と驚く中島。前田は「なんなら僕らより気づいてること多くて、それがすごいびっくりしました。最後の団地のシーンは画面が緑になるくらいに(ペンライトが)きゅうりの緑で。ありがたい気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを表す。それぞれ役や作品について聞かれると、うえきやは「やっぱり、相方の泰志(佐藤流司)のおかげ。今もプライベートでも仲良くさせてもらってるんですけど、現場でも毎日毎日『泰・清どうしようか』と話し合ってやっていたので、泰・清一派をやれて本当に良かったです」と振り返る。またあまりアドリブを行っていなかったと言う前田だが「最後のデコピンだけ、やらせていただきたくて。あれだけはト書きに書いてないのが不思議に思うくらい。そこのために他のアドリブはやらなかったみたいな。先輩風を吹かせたかったんでしょうね、楓士雄(川村壱馬)に。そういうところが高校生なのかなという気もしました」と分析した。「有剣様〜!」と黄色い悲鳴が上がっていた塩野が「僕は適当です! 急にアラレちゃんが降ってきたり、急にドロンジョ様が降ってきたり、それだけです」と照れた様子でアドリブについて語ると、小柳は「そんなことないんだよ、1番楽屋で考えてたんだよ!」とフォロー。しかしそんな小柳は役作りについて「筋トレだよ!」と一言。荒井は「特攻隊長っぽさをがんばりました。ここ(小柳・荒井)は、中高生男子が好きになるような感じを目指しました。それが後々響いてきて、ちょっと嬉しい。俺らもう最初みんなの中にいなかったけど、だんだんちょっとずつ出てきたよね! 報われて良かったよね」と2人で嬉しそうにしていた。役者経験の少ない葵は、雨に倒れるシーンで「塩野くんが横にいて『どう、役者って気がする?』って言われた」と裏話。塩野は「濡れた地面で雨に打たれながら倒れてて、揚が浸ってたから」と状況を説明し、葵も「役者ってこういうことだ〜!! ってそのとき発見しました」と笑顔を見せた。また、矢野が「最後、楓士雄(川村壱馬)に『お前に何がわかんだよ』って言ったのは、台本にはないんです。ちょっと壱馬もビビらせてやろうという気持ちもありましたし、ちょっと試したかったというのはありました」と明かすと、客席からも驚きの声が上がる。矢野はさらに「あと、最後に戻ってくる時、音にはなっていないけど『ただいま』って言ってるんですよ。次見るときがあったらぜひ注目してみていただければ」とアピールした。最後に前田は、「本当に反響がすごく大きくて。観てくださってるお客さんがいて初めて完成するのが映画なので、盛り上がってくださったからいろいろ反響が届いてると思うんですね」と改めて感謝。「顔合わせのときにおお偉いさんが、『この作品からスターが1人でも多く出られるようにがんばります』と言ってくださってて。役もそうなんですけど、作品を通して、それぞれの人間性にも興味を持ってくれたら嬉しい」と締め括った。
2019年10月31日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、イベント終了後に前田公輝、塩野瑛久が取材に応じた。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。鬼邪高全日制の轟洋介を演じた前田と、鳳仙学園の四天王・小田島有剣を演じた塩野。違う陣営ではあるものの、作中では対決が描かれ、のちに共闘することになる。応援上映でも並ぶと「顔がいい〜!!」とファンが絶叫する人気の2人が登場した。以前塩野に行ったインタビューでは、小田島は轟のことを「1番いけすかなくて、1番目の敵に思っている」と分析していたが、前田も「全く同じです! 1番嫌です」と答え、塩野は意外そうな様子。前田は「『お前だけは違うんだな』と言われたときにめちゃめちゃイライラした表情をしているんですけど、小田島のキャラクターって、1番轟が踏み込めない領域なんです。轟はずっと1人で考えてるけど、小田島は自分に正直に生きてる。1番正直に生きられないのが轟だと思うので、苦手でした」と轟から見た小田島像を表す。さらに「単純にアクションで塩野くんと戦えるのは良かったんですけど、小田島とはしゃべりたくないし、早いところ倒したい。狂わされそうで怖いんですよね。轟って、どこかしら臆病なところがあるので」と轟のことを分析した前田。そんな前田の言葉に、塩野が「あそこ、カットされましたよね! 2人で向き合い直すところ」と振り返ると、前田も「あった!」と思い出す。前田は「(轟と小田島の対決は)現場でもありがたいことに、『これが1番綺麗な戦いだ』と言ってくださってて。『最後にワンポーズもらっていいですか』ということがあったんですけど、それは結局だめだったので……もっとがんばります」と苦笑していた。役者としては、撮影時に意識し合っていることはなかったというが、メガネ(サングラス)+頭の良いキャラ同士ということで、前田は「我々2人並んだら、近い感じはあったのかな。どこかしらの雰囲気が、役をあてるところに行きやすいんでしょうね」と語る。塩野は「僕も俳優生活をしていて、1回見た目とかを気にしないでやっていた時期があったんだけど、そんなにうまくいかなかった。自分の中にあるものは利用していったらいいな、という自覚をしたので、自分を見直すようにしました」と俳優としての実感を表し、2人の共通点は「頭良さそうなだけじゃないですか?」と回答。前田も「"そう"なだけなんですよ! 2人の共通点は、陽キャラなのに、しゃべらなそうとか、クールとか言われるところなのかなと思います」という結論に至った。応援上映やSNSでのファンからのコメントについては、「『そこ、気づいてくれたんだ』という感謝の気持ち。伝わるんだなという感謝とやりがいを感じた」(前田)、「小田島はストーリーで何か背負うものが描かれているわけじゃないので、みなさんがバックボーンを理解してくださってたりして、『僕の心を読めてるんじゃないかな』というくらい。皆さんの推理力、観察力がすごいな」(塩野)と、作品の読み込みへ感謝する。最後に同作を通して得たものを聞かれると、前田は「確実にアクションが好きになったというか、自信が出ました。(鬼邪高校・定時の頭 村山役の)山田裕貴くんはずっとアクションをしていて、その山田裕貴くんが(轟とのタイマンは)『人生で1番多いアクションだ』って。膨大な量でもあったけど、アクションおたくになりつつあるくらい好きになりました」としみじみ。塩野は「同年代の役者たちがいっぱい集まって、切磋琢磨してやっていく作品の中で自分が何を残せるか。エキストラみたいなところから始まって、セリフがほしいし、カメラに写してもらいたいというのが根本で。今回は役としてのバックボーンが描かれてるものではなかったけど、それでもできることはやれたかなと思うので、もっともっと役者として、注目してもらえるように」と意気込む。「今でも貪欲に『もっとセリフが欲しい』『もっと素敵な役に会いたい』とはずっと思ってて、『HiGH&LOW THE WORST』が、その光を見させてくれたというところがおおいにありました」と振り返った。
2019年10月30日人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日に公開された。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは今回特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。今回は、『クローズ』『WORST』でもおなじみの鳳仙学園で、志尊淳演じる上田佐智雄をトップに迎えた四天王・小田島有剣役の塩野瑛久にインタビュー。初登場のキャラクターながら、メガネ・金髪に加えゆらりとかもしだす異様な雰囲気が「やばすぎる」と話題を呼び、映画公開とともに注目度も急上昇。見た人の心を捉える小田島がどうやって生まれたのか、話を聞いた。○■鳳仙への憧れがあった――『HiGH&LOW THE WORST』出演のオファーを聞いた時は、どう思われたんですか?素直に嬉しかったです。しかも、まさか自分が鳳仙学園の幹部として制服をまとえるとは思っていなくて。役者をやる前から『クローズZERO』という映画への憧れが大きかったんです。中学生くらいの時に、『クローズZERO II』のエキストラをスキンヘッド限定で募集していると知って、本当にスキンヘッドにしようかなと思ったくらい(笑)。まだ俳優願望はなかった頃だけど、世界観への憧れがありました。――小田島有剣というキャラクターが本当に魅力的で。どうやって役作りをされたんでしょうか?人数が多い中でどうしていこうか、という思いや、ずっと「こういう感じの役をやってみたいな」という思いがあったので、振り切ってみました。監督も意外だったのか、「そういう感じで行くんだ」と驚かれていました。鳳仙学園の四天王の中でも参謀という役どころだったので、誰もが冷静で周囲に指示を出す立ち位置だと誰もが思っていそうだったので、裏切ってやりたいという意図はありました。――女子人気がすごくありそうなキャラクターになっていて。本当ですか? 全然意識はしていなかったですけど、僕自身こういうキャラクターが好きなんです。僕も若干女性の感覚を持ち合わせている部分はあるので、もしかしたらそこがうまくマッチしたのかもしれないですね。――『PRINCE OF LEGEND』で演じた久遠誠一郎も参謀タイプでしたが、参謀感を見込まれてたんでしょうか?たぶん、少し意図されてのキャスティングだったのか……「シュッとした感じを期待されてたのかな」とは思っていましたし、だからこそ「裏切りたい」と思っていました。「誠一郎のイメージがあったでしょう? しないよ?」という感じです(笑)。○■轟との熱い対決にはどんな気持ちが?――完成披露試写会などでも「小田島有剣を演じる塩野さんがやばい」とすごく話題になっていましたが、その盛り上がりはご自身でも感じてるんですか?すごくありがたいです。もっともっと広まって欲しいです(笑)。――特に鬼邪高全日の轟洋介(前田公輝)との対決が熱いと思ったのですが、小田島有剣としては、轟のことをどうとらえていたのでしょうか?たぶん1番いけすかなくて、1番目の敵に思っていると思います。戦い始めた時は、まだ強いかどうかもわからなくて、そんなに考えていなかったと思うけど、だんだん意識していった感覚でした。僕自身としては、『PRINCE OF LEGEND』に出演したときに轟の存在を知らなくて、久遠誠一郎のビジュアルに「轟と同じ雰囲気がある」と言われて驚いたんです。今回前田さんにお会いできて、しかもまさか戦うことになるなんて思わなかったので、密かに嬉しくなりました。――前田さんとは、そこについて何か話されたりはしたんですか?前田さんとも「ファンの方が見たら熱いかもしれないですね!」と話して。撮影では2人で長時間歩いて移動しなきゃいけない時もあったので、キャリーバッグを転がしながら、一緒にラーメンを食べました(笑)。――「まいど、殺し屋鳳仙だす」「やっておしまい」といったセリフも印象的でしたが、何か小田島有剣の出身地などの裏設定があったんですか?京都出身、というわけではないです(笑)。実は漫画の『WORST』に「まいど、殺し屋鳳仙だす」というセリフがあって、監督からの要望だったんです。ただ、「やっておしまい」はアドリブでしたし、あのシーン自体、僕のアドリブ祭りでした。最後もアドリブで、激しい戦いのせいでレンズがなくなったというお芝居をしていてました。「ちょっとレンズ外していいですか」と言って、外してもらいました。ぜひ注目してほしいです。――そうなんですね! 高橋先生からは何かご感想はありましたか?「かっこいい」「鳳仙の(月本)光政みがある」と言ってただきました。意識してたつもりはないし、キャラクターが全然違うのですが、「それがまたよかったわ」と。あとは打ち上げで会った際に「本当に別人だな」と言っていただきました。「柳楽優弥に似てる。顔が似ているわけじゃなくて、映画を観終えたとき、あいつも誰かわかんないくらい、役とのギャップがあった」と言っていただけて、嬉しかったです。○■川村壱馬の才能に惚れた――監督からも「鳳仙はまとまってた」という話を伺ったんですが、どんな雰囲気だったんですか?志尊くんをはじめとして、共演経験のある方が多くて。初主演舞台で小柳心くんとも共演しましたし、荒井敦史くんとは3回目で、点と点がつながった感覚でした。鳳仙は一枚岩という設定だしで、全員役者だし、全員ひねくれてる(笑)。「鬼邪高の方がかっこよく映るんでしょ? そんなの蹴散らしてやるわ! という気持ちがありました。――そのエピソード、『HiGH&LOW』が始まった当初の鬼邪高校みたいですね。「役者だけのチームでLDHの方がいないから、爪痕を残そう」と色々なことを試していたという。一緒なんですね! みんなで話し合って、志尊くんが「血のついたジャケットを羽織る」というアイディアを出してくれました。最初は監督にダメと言われていたけど、みんなで監督を囲んで「いいと思うんですけどね」と説得しました。そこになぜか川村壱馬もいて、「え~、あれ、俺も好きだったのに」とジャブを打ってきたりする(笑)。監督に1番いいプレッシャーをかけてくれて、OKになりました。――志尊さんは「みんなが自分を鳳仙の頭にしてくれた」ともおっしゃってました。頭がいての俺らなので、バックボーンも考えました。仁川(小柳)は喧嘩強いけど、スピードで負けたのかな? とか。佐智雄を頭にした理由も考えたりして。鳳仙の役者さんたちも、全員が頭を剃ってくるなんてすごいことですし、素敵でした。例えば、予告にも映っている、河原で向かい合うシーンは、佐智雄以外全員ポケットから手を出して、臨戦態勢なんです。これもみんなで考えて、志尊くんが撮影の場で全員に「すいません、本当に生意気かもしれないんですけど、ポケットから手を出してください」と指示を出したら、鳳仙のみなさんも「うわーっ!」と盛り上がって。役者バカばかりでした。――花岡楓士雄役の川村さんは、鬼邪高全日の立場でありながら鳳仙に入り浸っていたというお話もありましたが。ずっといました。鳳仙側にいなくてもずっと壱馬と話していたし、写真を見返してみたら 2人でボロボロの団地で座ってしゃべっているところを撮られていました(笑)。――『PRINCE OF LEGEND』で共演されたときから仲良しなんですか?そうですね。壱馬から懐いてくれたというのもあるのですが、僕は壱馬の芝居がすごく素敵だなと思って、けっこう惚れているんです。『PRINCE OF LEGEND』では撮影がそんなにかぶらなかったのですが、放送を見たときに「本当に、演技初めてかよ」と思うくらい衝撃が走りました。ナチュラルだけど、ちゃんと表現もしていて、今回改めて見て「やっぱ壱馬いいわ~!」と思いました。年下でこんな好きになること、なかなかないですね。才能に惚れました。――ご本人には、そういう言葉は。あまり言っていないです(笑)。言えるんですけど、多分俺が直接言うよりも誰かが言った方が嬉しいんじゃないかな。伝えておいてください(笑)。――ちなみに、撮影に没頭されている時以外はどうやって過ごされているんですか?家にずっといます。アニメが大好きなので、引きこもるタイプです(笑)。今は絶賛『ハイキュー!!』を見返しているところです。あとは『鬼滅の刃』『彼方のアストラ』『Dr.STONE』『炎炎ノ消防隊』をチェックしてます。友達はあんまりいないですね……あ、でも片寄(涼太)くんとごはんに行きました。――片寄さんは『HiGH&LOW THE WORST』を観られたんでしょうか?すごく忙しそうだから、まだ見ていないとは思います。たまたまタイミングがあってごはんにいけたけど、仕事の話ばかりしちゃいますね。2人で「いつも仕事の話するね」と言ってます。――それでは、最後にメッセージをお願いします。『HiGH&LOW THE WORST』にはすごくエンターテインメントが詰まっていて、でも中身もしっかりしていて。盛り沢山な部分もあるけど、まとまってもいます。最後までアドリブがあるので、ぜひ注目してください。楽しみにしてて下さい。女性の方にも、男性の方にもオススメの作品で、青春の一作になると期待しております!■塩野瑛久1995年1月3日生まれ、東京都出身。男劇団 青山表参道Xのメンバー。主な出演作に『星屑リベンジャーズ』(18)、『PRINCE OF LEGEND』(19)、W主演ドラマ『Re:フォロワー』(テレビ朝日系 毎週土曜深夜2:30~放送中)など。舞台『里見八犬伝』(10月~12月なかのZERO大ホール、明治座 他)に出演予定。映画『いのちスケッチ』が11月15より順次全国公開予定。
2019年10月12日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人、やべきょうすけ、久保茂昭監督が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。「この1年間すごく長かったようで短かったようで実感がなくて、不思議な気持ちでいっぱいです」と振り返った川村。舞台挨拶では幼馴染の絆を描いた同作にちなみ、川村、神尾、前田、山田、白州の幼少期の写真が映し出され、会場からは歓声が上がる。前田が思わずマイクオフで「かわいいね!」と破顔した川村の幼少期について、本人は「あんま迷惑かけない子だったらしいです。4〜5歳のやつを出しました」と紹介。また空手の全国大会で優勝したときの写真を出したという前田は、「だいたい変顔の写真ばかりで。次男って身内にスルーされがちだから、変顔をしてた」と説明したものの、「めちゃめちゃ恥ずかしい!」と笑い出し、山田から「めっちゃ顔赤くなってる!!」と指摘されていた。「1人、全然変わってないやつがいる」「かわいい!」と言われていた神尾は、「かわいいって言われるのがいやで。女の子に間違われることがあって引っ込み思案になっていった」という。そんな神尾の幼少期についてコメントを求められた吉野は、現在の神尾を見て「そうですね、なんか……」と答えようとし、周囲は総ツッコミ。山田は「その北ちゃんがかわいいわ!」と笑顔を見せ、吉野は改めて「あんまり変わんないですけどね。かわいいですよ」と評価した。舞台挨拶には、宣伝応援プロデューサーであるやべきょうすけも登場。希望ヶ丘団地の幼なじみメンバーに、原作の高橋から預かってきたという手紙を取り出し、「ヘタにまっすぐなんかにならず、それぞれの道で、じぶんらしくひんまがってください。陰ながら応援していますいつかみんなで飲みたいなあ。マドカ、いつか俺にもヒロシ、はい、あーんってしてね」とメッセージを読み上げる。さらに山田には、直筆の「鬼邪高番長・村山」の原画を贈呈した。
2019年10月04日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。9月19日(木)今夜放送回のゲストに、女優の前田敦子が出演。先日第1子を出産した前田さんが最新プライベートを明かすほか、「Perfume」あ~ちゃんも登場する。2005年、AKB48のメンバーに選ばれ立ち上げ期からグループをリード。ブレイクの立役者となると、女優としても「毒島ゆり子のせきらら日記」や「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などでその演技力が高く評価され、今年に入ってからも『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』『町田くんの世界』『旅のおわり世界のはじまり』と精力的に出演を続ける前田さん。今回は先日出産した前田さんが“食べて痩せる”衝撃の産後ダイエット法など、令和に入ってからの最新プライベートを大公開する。また2005年にメジャーデビュー、「ポリリズム」でブレイクすると「セラミックガール」「love the world」などが立て続けにヒット。日本だけでなく海外でも活躍し、いまや世界的なアーティストとなった「Perfume」からメンバーのあ~ちゃんが登場。今回はあ~ちゃんの自宅で起きた(秘)事件をメンバーが暴露。またSNSで話題の技に愛犬のぽぽたんが挑戦する。今夜のゲスト、前田さんが主演を務める映画『葬式の名人』は9月20日(金)より全国にて公開。大阪府茨木市で生まれ育った川端康成の作品群をモチーフに、奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く同作で、前田さんは女手一つで息子を育てる渡辺雪子を演じる。雪子ら同級生を不思議な一夜に巻き込む豊川大輔を高良健吾が演じるほか、『HiGH&LOW THE WORST』も期待の白洲迅も出演する。「Perfume」は初のベストアルバム「Perfume The Best "P Cubed"」が好評発売中。「櫻井・有吉THE夜会」は9月19日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年09月19日映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)のスペシャルイベント 【HiGH&LOW THE WORST】VS【THE RAMPAGE from EXILE TRIBE】完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOW が17日、18日に千葉・幕張メッセで行われた。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。現在、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ 毎週水曜24:59~)が放送されている。2日間合わせて32,000人、ライブビューイング(18日のみの実施)は、全国291館18,000人と、総勢50,000人を動員した同イベント。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEによる圧巻のパフォーマンスに会場は熱狂し、サプライズで17日は山田裕貴と一ノ瀬ワタル、18日には同作のエンディングバラードを歌う数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)も登場し、会場をさらに盛り上げた。本編試写終了後、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのライブパフォーマンスがスタート。鬼邪高校全日制のテッペンを目指す花岡楓士雄を演じた川村壱馬の「Are You Ready?」のあおりとともに、今作の為に書き下ろされた劇中歌「SWAG&PRIDE」から始まったライブは、客席総立ちで、熱気あるパフォーマンスに耳を傾けるフラッグを振る。同じく今作の出演者で司一派・司を演じる吉野北人も、役柄そのままにクールな中にも熱の入った歌声で、5万人の観客を一瞬にして『HiGH&LOW THE WORST』の世界に引きこんだ。その後も歓声鳴りやまぬ中、立て続けに「HARD HIT」、「Fandango」、「LA FIESTA」、「100degrees」とTHE RAMPAGEの人気曲が続き、会場はさらに大盛り上がり。今回初披露となった劇中のバトルソング「FIRED UP」、シリーズを彩ってきた「FIND AWAY」「Unbreakable」に加え、その後も山王連合会、鬼邪高校、White Rascals、RUDE BOYS、達磨一家のテーマ曲に合わせて、出演者である龍や鈴木昂秀をはじめとするパフォーマーたちが、オリジナルのダンスを披露した。○17日・18日ともサプライズが17日には、鬼邪高校・定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)と村山を支える関虎太郎(一ノ瀬ワタル)がサプライズ登場。山田は「じゃじゃーん‼ 鬼邪高校の番長・村山良樹だー! ハイアンドロー‼」と会場を盛り上げ、「やだー、関ちゃーん、めっちゃ盛り上がってんじゃん!」と振ると、一ノ瀬も「やべーすね」と、劇中宛らのやりとりに会場は熱狂。さらに山田は「ハイローのライブは村山通せや!」と、林遣都に許可をもらってオマージュしたという今作の決め台詞をさらにアレンジし、「キャー‼‼」という黄色い歓声が会場中に響き渡る。DJブースからは鬼邪高校全日制のテッペンを目指す花岡楓士雄(川村壱馬)、司一派・高城司(吉野北人)、轟一派の芝マン(龍)、辻(鈴木昂秀)と出演者たちが続々登場した。川村が「おう、村山!」と山田を呼ぶと、山田は「ちょっと待って、ちょっと待ってお兄さん、村山さん、な!」とつっこむ一幕も。吉野が「村っち、俺らと一緒にステージを盛り上げてくれませんか?」とかわいくお願いすると、会場からは悲鳴が上がり、大興奮した一ノ瀬は吉野に「お前、かわいい顔してんな」、川村に「楓士雄、お前はカッコいいよ、鬼邪高校を頼むな」、鈴木に「辻! 轟と一緒にこれから鬼邪高校頼むな」と次々と声を掛ける。しかしネタが尽きたのか、龍には「芝マン、なんでもねーや」とという言葉で、龍からは「おい!」とツッコミが。さらに山田が「あれ? 眼鏡くん……轟ちゃん(前田公輝)はどこ?」と聞くと、龍は「家で本を読んでいます」と劇中の設定さながらに回答し、山田は「なんかこうやって揃うのいいな」と嬉しそうに。会場全員で「行くぞ! てめぇーら!!!」と名言をコールし、鬼邪高校のテーマ曲「JUMP AROUND」のTHE RAMPAGE特別バージョンを披露した。ライブラストには、川村の「行くぞ! てめぇーら!!!」コールとともに、劇中歌「SWAG&PRIDE」が再び披露された。ライブ終了後には、アンコールに応えて出てきた面々だったが、18日の山田の誕生日をサプライズでお祝いすることに。会場全体でバースデーソングを大合唱すると、山田は「やばいね、めちゃくちゃ嬉しい。こんな愛あるみなさん、本当にすごいよ、ありがとうございます! 29歳になりました」と感無量な様子で、THE RAMPAGEのメンバーと記念撮影を行った。18日の公演では、ライブ後に山王連合会のケン(岩谷翔吾)とヒカル(山本彰吾)が登場し、作中の2人のキャラクターさながらにコミカルなやりとりで盛り上がる。山王では影が薄いと悩んでいた2人は、鬼邪高を意識してると互いに指摘し会うも、最後は「あのセリフ、2人だけで言っちゃう?」と鬼邪高の名言に乗り気な様子に。そこへ現れた川村と吉野がツッコミを入れるも、最後は会場全体で「行くぞ! てめぇーら!」と大絶叫。17日に続き、「JUMP AROUND」でヒートアップした。熱気渦巻く会場に、作中の「希望が丘団地」の特別映像が流れ、さらにGENERATIONSのボーカル・数原龍友がサプライズで登場。突然の数原の登場に会場中が驚きを隠せず、悲鳴にも似た歓声がこだました。数原は今作のエンディングバラードとして起用されている自身初のソロ楽曲「Nostalgie」を披露し、「希望が丘団地」の友情物語を彩るバラードを歌い上げた。カーテンコールにも再登場した数原は、「『HiGH&LOW THE WORST』のエンディングバラードを歌えて光栄です。最高の映画になっていると思います。GENERATIONSからも中務、小森も出演させて頂いていますし、色々なところに発見があると思いますので、ぜひ何回もご覧いただければ」と語り、大盛況の中でライブは幕を閉じた。
2019年09月19日●轟へのラブコールが轟いていた人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』が、10月4日より公開される。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』の鬼邪高校が交差した世界を構築する同作。マイナビニュースでは特集企画を実施し、出演者・監督などに魅力を聞いていく。今回は、鬼邪高校・定時制の村山良樹を演じた山田裕貴と、全日制の轟洋介を演じた前田公輝にインタビュー。5つのチームがしのぎを削るSWORD地区の「O」を担う鬼邪高には全国から札付きの不良が集まり、別名“漆黒の凶悪高校”とも呼ばれている。ドラマシリーズの第1話から登場し、同作の人気を引っ張ってきた1人である山田と、久しぶりの登場ながらファンからのラブコールが多かった前田。鬼邪高を代表する2人に、同作への思いを聞いた。○■映画を観て熱くなってほしい――今回、『クローズ』『WORST』とのコラボ作品『HiGH&LOW THE WORST』出演にあたって、どんな思いで臨まれましたか?前田公輝(以下、前田):僕はドラマのシーズン2(16年)と映画1本だけの撮影だったので、ずっと出たくて待っていた感じです。その間に裕貴くんが村山という存在をすごく大きなものにしていたので、次に自分が出るとしたらどう絡むんだろうと思ってました。今回の映画の台本を最初に開いたとき、しっかり2人で対峙するシーンがあったので、嬉しかったです。山田裕貴(以下、山田):いろいろ楽しみだったし、撮影も楽しかったです。やっぱり『クローズ』『WORST』とのコラボっていうのは大きかったですね。僕は映画の『クローズZERO』を観て血を滾らせてた男の子だったので。前田:僕もそうですね。世代が一緒ですらね。山田:ね。だから『HiGH&LOW THE WORST』がそういう作品になってほしいです。今の男の子たちが、映画観て映画館出た後に、普段だったら「暑いな〜」って言うところを「あっちぃな」って言っちゃう感じの映画になればいいな、って。前田:僕も『クローズZERO』観た後、腰パンになったし言葉が少なくなった(笑)。なんか「魂で会話しようぜ」「言わなくてもわかるっしょ」みたいな感じに……。今回の映画にもそういう男のロマンのようなものが詰まっているから、観た人がインスパイアされてくれたらいいよね。山田:まぁ実際に喧嘩するのはかっこわるいから、慎みを持ってね。男の子は特に熱くなりそうじゃない? 鬼邪高ファンは男の子が多いと聞いてるので。前田:あ、そうなの? やっぱり制服着てるから投影しやすいのかな。SWORDだとそこは違うもんね。ちょっと自分とは遠い話になっちゃうから。――それこそ『FINAL MISSION(THE MOVIE3)』では巨悪と戦って国の悪事を阻止するという、壮大な戦いが展開されたわけですが、今作ではそこから一気に転じて、一種の学園モノともいえるような作品になっています。どちらにも出ている山田さんは、その違いをどう感じましたか?山田:より深く、人間ドラマが描かれているんじゃないですかね。全日の戦国時代の関係性だったり、僕にとってはやっぱり外せない轟との関係だったり。一方で、「ここはこうやって回収してくれるのね」みたいに、今までの映画とつながっているアクションもあったり。舞台がキュッと絞られたことによって、いろいろなことが描かれてますよね。前田:それと今回の映画では鳳仙学園という、学園モノで最も我々が影響を受けた学校がでてきて、しかも鳳仙の「一枚岩」という戦闘スタイルがそのまま出てくる。一方の鬼邪高は個々で力をつけていった奴らが集まっているわけで、学校と学校の対決だけど毛色が全然違うという対比があります。山田:もう固まりきってる鳳仙と、まだまとまりきってない鬼邪高っていう。前田:学校にフォーカスを当てたことで、今まで見えてなかった部分を細かく描けてると思うので、それは観ていて楽しんでもらえるかなという気はします。先に放送されたドラマでもそこを掘り下げてますし。――ドラマで久しぶりに轟が登場したとき、テンションが上がりました。山田:でも俺、そんな久しぶりっていうイメージないんだけどなぁ。俺が村山ちゃんだから、意識しすぎちゃってるのかな。前田:そう言われて、僕はなんて返したらいいの?(笑) でも本当に、SNSで届いてたんです。「轟は出ないんですか?」って。山田:轟だけに……轟いてたの?前田:轟いてた……みたいなんですよ。なんでこんなこと(轟ギャグ)言わされてるのかわかんないけど……。ほかの現場で撮影していても、僕の名前やその現場での役の名前じゃなくて「轟ー!」って声をかけてくれる人が多かったんです。自分としても印象深い役だったので、こんなにも「轟いてる」(山田のほうを見る)ことは、すごくうれしかったです。●村山の遠回しなアドバイスに、轟の気持ちは?――前田さんからすれば、『END OF SKY(THE MOVIE2)』『FINAL MISSION(THE MOVIE3)』を経た定時の方々と相まみえたわけですが、そこに何か変化は感じましたか?前田:逆に、変わらないでいてくれたから僕もそのまま入りこめた感じです。ドラマを観てもらうと時系列がわかると思うんですが、ドラマの途中で『END OF SKY』があるんですよね。一緒の時間軸で進んでいる状態だったので、「轟はこの状況をどう思っているんだろう」と考えるのがすごく楽しかったです。それと、定時の3人はもともとプライベートですごく仲良しで、だからこそより全日と定時の距離感ができる。以前に裕貴くんが「轟と相対するといい感じになる」って言ってくれたんですけど、本当にそうで、相対したときの違和感がすごく気持ち良かったです。山田:勝手に、すごくいい空気なんだよな〜って思っちゃってます。アンバランスさがいいんだよね。ぴったりハマっちゃうとつまらないけど、いい具合に距離感がある。前田:そうそう。普通はいっぱい戦ってくると相手のことが予測できるようになっていくと思うんですけど、村山と轟は間逆だから、意外とちぐはぐなままの感じがある。そこがすごく気持ち良かったりします。それは多分、裕貴くんが長年かけて村山に厚みをつけてくれたからこそ感じられた気持ち悪さ・気持ち良さなんだろうな、って思いました。山田:めっちゃいいこと言ってくれましたね。前田:裕貴くんが、長年、厚みを……山田:もういいよ!前田:何回も言って文字に残しておこうと思って。――ちゃんと書いておきます。一方の山田さんは、『END OF SKY』『FINAL MISSION』の裏側で進行している鬼邪高の変化というのを自分の中でどう整理されていましたか?山田:後輩を見る目として、「ちょっと大人になったんだな」というのを村山は感じていたと思うんですよ。もともとは「轟ちゃんが鬼邪高をまとめてくれるんだったら、俺は出ていってもいいな」と考えていたと思います。でもドラマ版で、轟ちゃんがちょっと強さを履き違えていたり、「まだわかっていないな」っていう部分があったりするのを感じて、「そういうことじゃないだろ」ってまだ教えないといけないのかな、と思ってましたね。前田:村山さんってすっごいしゃべるじゃないですか。でも轟からしたらすっごい遠回しで、マジでわかりづらいんですよ。いや、僕が本当にしゃべらない役だから「轟が何言ってんだ」「轟こそしゃべれよ」って話なんですけど。でもそれは村山にとっての愛情なんだろうな、と思います。山田:「自分で気づけよ」っていうね。前田:だから轟は、やればやるほど頭痛いんですよ。山田:俺はすっごい楽しい(笑)。ほんとゴメンっておもってる。前田:いいよね、そっちはおちょくれるから。こっちはもう……! どんな気持ちでお前の言葉を聞いてると思ってんだ……! っていう。山田:その、「もう……!」ってなってる轟がすごい素敵なんですよ。轟が悩んでるからこそ、僕は余裕でいられる。その対比が出て、一緒にやってると気持ち良いんですよね。○■「大人になったんだな」と思った――今回加わった新メンバーについては、いかがでしたか? 川村壱馬さんにインタビューをしたとき、「今までの鬼邪高という像がすごくあるから、そこに入っていくことはプレッシャーがあった」とおっしゃっていました。受け入れる側としては、どうだったんでしょうか。前田:全日の中にいた感覚として、演じるみんなの人柄のバランスがすごく良かったですね。僕はある程度みんなのことを知りたいというか、「役者としてどういう人生を生きてきたのか」みたいなことを聞きたいタイプなので、結構ご飯会を開いていたんです。そのときに、「ちょうど定時の3人の色が、新メンバーの人柄に散らばってるみたいだな」と感じて。キャスティングの段階から鬼邪高の色というのをきちんと考えてくださってるんだな、と思いました。実際の年齢は結構離れてるんですけど、単純に楽しかったです。僕が年上だからみんな気を使ってくれてたのかもしれないですけど……。山田:すごい楽しそうにしてたもんね。前田:それと、轟は気づいていないけど、楓士雄(川村壱馬)というキャラクターは村山に近いんです。村山は轟とは180度違う考えを持っていて、だからこそ届かない。楓士雄もそういうところがあって、なおかつあんまり臆することもなく、突拍子もないことを言うから、轟としては面倒を見たいというかほっとけないところもあるんですよね。山田:映画の、2人のシーンすごいいいよね。俺、あの場所をたまたま通りかかって2人の姿を見てフッと笑って立ち去る、っていうのやりたかったもん。前田:「たまたま遭遇する」はハイローあるあるだからね。山田:俺は受け入れる・受け入れないというよりは、撮影している中で、「あ、俺大人になったんだな」ってちょっと思ったんですよ。自分も、村山も。俺自身が「もう来年30だしな」って思っていて、その目がちょうどよく村山にリンクした。別に自分がここにいなくちゃいけない存在だと思ってるわけじゃないですけど、「もう俺いなくてもいいか」って。全日がバッと並んだ瞬間がすごくかっこよくて、すげぇ強そうに見えたんです。前田:それ、言ってくれてるよね。山田:「ここに俺がいたら邪魔だな」ってめっちゃ思ったんです。「この鬼邪高、強そうだな。鳳仙とやれるな」って。だから「あぁ、俺らはちゃんと大人にならなきゃ」と思いました。鬼邪高鬼邪高って言ってちゃダメだし、俳優としてもハイローハイローって言ってすがってちゃダメだなと思い始めました。それは実は『FINAL MISSION』のスモーキーを見てから思ってたんですけど。前田:あれ、衝撃だったもんね。すごかった。山田:「最っ高の人生だった」って俺も言いたいな、って。今回の撮影の中で感じたものは大きかったですね。■山田裕貴1990年9月18日生まれ、愛知県出身。主な映画出演作に『あゝ、荒野』(17年)、『万引き家族』、主演映画『あの頃、君を追いかけた』(18年)などがある。TVドラマでは『ホリデイラブ』『健康で文化的な最低限度の生活』(18年)、『特捜9 season2』(19年)など。NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』(19年)にも出演中。舞台『終わりのない』が10月29日より上演、映画『嘘八百京町ロワイヤル』が2020年1月公開予定。■前田公輝1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。6歳より子役として活躍し、『天才てれびくんMAX』(03~06年)に出演。『ひぐらしのなく頃に』(08年)にて映画初主演。『ガキ☆ロック』(14年)、『ホテルコパン』(16年)、『女の機嫌の直し方』(19年)、また日中合作映画『在乎你(邦題:逢いたい)』(19年)などに出演。TVドラマでは『アルジャーノンに花束を』『デスノート』(15年)、ドラマ初出演『ダマシバナシ』(15年)、『探偵が早すぎる』(18年)、『向かいのバズる家族』(19年)、『火村英生の推理2019』(19年)など。
2019年09月18日アイドルから女優に転身し、時には役に体当たりで挑みながら、お芝居の実績を積んでいる前田敦子さん。アイドル時代と同様、現在もオファーは途切れない。私生活では結婚、そして出産とハッピーな報告が続き、相変わらず注目の人だ。そんな前田さんが、初めて母親役を務めた主演映画『葬式の名人』が公開される。「樋口(尚文)監督から出演のオファーを受けた時、達筆すぎて読めないぐらいの情熱的なお手紙をいただきました(笑)。監督には数年前から映画のことについていろいろ教えてもらっていて、その“映画オタク”ぶりから、一緒にお仕事したら楽しいだろうなぁと思って、ぜひやらせてくださいってお返事しました」舞台は大阪府茨木市。前田さんが演じるのは、小学生の息子を一人で育てている雪子。ある日、高校時代の同級生だった吉田(白洲迅)が突然死んでしまうところから物語は始まる。同じ野球部で、吉田とバッテリーを組んでいた豊川(高良健吾)が葬儀屋と喧嘩したことで、彼らは母校で吉田のお通夜を行うはめに。なぜか消えた棺を捜して野球部の部室にたどり着いた雪子と同級生たちは、棺とともに一夜を明かすことになるが、いつの間にか寝てしまう。「目を覚ますと、有馬稲子さん演じる“見知らぬ女性”がいて、そのあたりから突然ファンタジー要素が濃くなってくる感じがすごく楽しくて、好きなシーンです。カメラの長回しで撮るシーンが山ほどあって撮影中は苦労したんですが、第三者からの目線のように撮っていたことを後から知って、そのうえで完成作品を観た時に納得。映画オタクの人たちが作った作品を、私も素直に面白い!と思えたことがうれしくて、興奮しました。すべての辻褄が合って、キレイに成立させる必要はない。映画ってこれでいいんだよな、映画らしいな、って腑に落ちて、すごく気持ちよかった。いい作品に関わることができて幸せだと思いました」25歳の時、一人の女性として考える時期があり、自ら初めて1か月の休暇をもらったという前田さん。「結局何もすることがなくて暇で、すぐにお仕事がしたくなった。それで、小さな役でも何でもいいからお芝居がしたいって事務所にお願いして。その結果、今年公開の出演映画は5本にもなりました。休暇は、何にも囚われずにその時もらった役をやるというスタイルは性に合っているかもしれない、と思えた、いいきっかけでした。私もオタクなのかも(笑)。これからも、映画らしい作品にどんどん関わっていきたいです」『葬式の名人』高校時代の同級生・吉田の訃報が届き、集まった友人たち。熱血漢の豊川が、最後に吉田を母校に連れていきたいと提案し、みんなで棺を担いで母校へ向かうが…。出演/前田敦子、高良健吾ほか9月20日より全国公開。©2018“The Master of Funerals” Film partnersまえだ・あつこ1991年7月10日生まれ、千葉県出身。AKB48の中心メンバーとして活躍し、2012年に卒業。今年は『コンフィデンスマンJP ‐ロマンス編‐』『旅のおわり世界のはじまり』含め5本の出演映画が公開。※『anan』2019年9月18日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Ayaka.kヘア&メイク・熊谷美奈子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年09月11日前田敦子は「追いつめられ俳優」である。「追いつめられ俳優」とは追いつめられればられるほど圧倒的な力を発揮し、追いつめられる様まで最高のエンターテインメントにしてしまう俳優のことで、前田敦子のほかには藤原竜也、長谷川博己、戸田恵梨香などがいる。前田敦子はかつて、言わずとしれたAKB48のセンターとして活躍したトップアイドル。「過呼吸」になるほど自分をギリギリまで追いつめるパフォーマンスに定評があった。アイドルを卒業して俳優になってからも、監督は彼女を追いつめたいと思うのか、山下敦弘監督は『苦役列車』(12年)で土砂降りの中で追いつめ、中田秀夫監督は『クロユリ団地』(13年)で絶叫させていた。だが俳優としてキャリアを積むにつれ、アイドル時代のイメージに頼るだけではない面も出て来て、逆に追いつめる前田敦子を描いたのが黒沢清監督である。前田敦子の歌「セブンスコード」のイメージビデオ的に企画されたものが映画になった『Seventh Code』(14年)は、前田敦子演じる女が日本で会った男(鈴木亮平)をウラジオストクまで追いかける。思い込んだら一直線のちょっと危うい女性を演じているかと思ったら話はもっと壮大でのっぴきならず、男がまさに地獄まで追いつめられていく流れに。彼女のアクションが凄いのだが、冒頭のキャリーケースを引きずりながら猛ダッシュする前田敦子のパワーも見どころだ。追いつめようが追いつめられようがいずれにしても前田敦子の出る作品は体力勝負で身体的に負荷がかかるものが多い。華奢な体のどこからそんな力が湧き出てくるのか……とまばたきできないほど観客が見入ってしまうような状況をどれだけ用意できるかが監督に課されているような気さえする。それが堤幸彦監督の場合は、ちょっとひねって『イニシエーション・ラブ』(15年)にて真綿で男の首を締めるような前田敦子を描いた。とりたてて何もせずニコニコしているだけにもかかわらず強大な磁場ができあがるという前田敦子の蟻地獄的な“圧”だけを恋愛映画に取り入れたすばらしい企画であった。○非日常があっという間に収束するすごさ現在公開中の黒沢清監督作品『旅のおわり世界のはじまり』はまわりまわって追いつめられ俳優の面目躍如なところがある。中央アジアのウズベキスタンが舞台で、ドキュメンタリーというか旅に関するバラエティー番組のレポーターとして働いている主人公・葉子(前田)は海外の旅バラエティーといえば過酷なロケがつきものとばかり、体を張って様々なことにチャレンジさせられるのだ。とりわけものすごく危険そうな遊具に乗る場面を堂々とこなすところは涙なくしては見られない。誰もかばってくれず、やるしかない状況を淡々と引き受けていく葉子。もともと歌を歌いたかったのがなぜかレポーターで糊口を凌ぐしかなくて、このままでいいのかいけないのか悩んでいるところ、たまたま迷い込んだすばらしい劇場で歌ってみたことで彼女のなかで何かが動き出す。歌は前田にとって得意ジャンルであるはずだが、この映画では彼女を追いつめる。なぜなら、「愛の讃歌」という激しい愛を歌った普遍的な名曲である。エディット・ピアフが歌い、日本では越路吹雪や美輪明宏、大竹しのぶが歌っている歌だ。それを前田敦子が歌うのだ。相当精神的にも技術的にも追いつめられたはず。見た目に凄い状況ではなく静かに凄い状況で追いつめられたときどう出るか、前田敦子はこの映画でまた前進した。私はこの映画の前情報をほとんど入れずに見たので、前田敦子が首都タシケントにある由緒あるナボイ劇場というオペラ劇場で歌う場面がネタバレではなく、むしろ売りになっているらしきことを後で知った。たとえば、黒沢清監督と出演者の加瀬亮の対談の掲載された『文學界』では「闇に響いた前田敦子の歌声」というタイトルが堂々とついていた。この映画は「日本・ウズベキスタン国交樹立25周年」の記念プロジェクトで、全編ウズベキスタンロケでナボイ劇場を登場させるというのはお題だったそうだ。なるほど、そういう課題に、日本の歌姫でもあった俳優・前田敦子は生きる。この派手な部分ももちろんすばらしい。だが、絶叫マシーンに挑む表情、埃っぽい街を小走りに行く姿、ホテルでケータイの電波を探して窓を開けて風に吹かれたりホテルの屋上に上がったり、そういうほうも素敵に感じた。前田敦子はスポットライトがバーンっと当たったときよりも、その後が魅力的な稀有な人だと思うのだ。以前、私は前田敦子の笑顔の滞空時間が短いことについて書いたことがあるが、満面の笑顔や絶叫という非日常があっという間に収束して、ものすごく冷静な顔になるのが前田敦子の本当の凄さ。非日常の仮面を必死でかぶり続けることで俳優や歌手という特別なものでいられるものだという認識をさらりと破るのが前田敦子なのである。葉子は過酷なミッションを淡々とこなすと、たったひとりで食べ物を買いに遠くの繁華街に出かけていく。場所もわかりにくく言葉も不慣れで、ちょっと危険そうな目にあっても、はじめてのお使いに行く子供が誇りをもって口をへの字につぐんで弱音をはかず黙々と歩いていくような、プリミティブな強さがある。はじめてのお使いの子供を追った映像は目が離せなくて、ずっと見てしまうように、観客は葉子の行動を追いかけることで、ウズベキスタンのささやかな冒険を体験した気持ちになる。冒険が終われば、たちまちホテルで小さく丸まって座ってケータイいじって彼氏に連絡しているふつうな女の子に戻る。それはまるでわずか3分間しか変身できないウルトラマンのような、3分間の小さな魔法。前田敦子は、ふだん家でごろごろして、買った服の値札の紙の部分だけ手でちぎって、プラスチックの紐部分だけ残すような怠惰な生活を送るような(以前、前田がこういことをやると発言していたことに共感した)ふつうの人間が、ある瞬間、ものすごく劇的な追いつめられ体験をして、スターやヒーローになれる夢をひととき見せてくれる。次回作『葬式の名人』(樋口尚文監督)はシングルマザーの役だとか。どんな劇的体験を見せてくれるだろうか。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年07月23日「最近、このあたりで前田さんをまったく見かけなくなったんです。石原さんの姿は、今でも目撃することがあるのですが……」(近隣の住民)7月9日スタートのドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で主役を演じる石原さとみ(32)。9月には彼女の主演舞台『アジアの女』が始まることもあり、現在は急ピッチでドラマの撮影が進められている。そんな多忙を極めるなか、プライベートに“異変”が起きているという――。昨年4月に「週刊文春」で沖縄デートが報じられ、「SHOWROOM」社長・前田裕二氏(32)との交際が発覚した石原。8月には彼女の引越し先が前田と同じマンションだったことを、本誌がスクープ。彼女は連日、“愛の巣”からドラマ撮影へと向かっていた。そんなひとつ屋根の下で前田氏との仲を深めてきた石原。今回の撮影中も、帰宅するのは件のマンションだった。だが冒頭のように、最近はマンション付近で前田氏の姿を目撃することがなくなっているという。そこには、理由があった。「実は、2人は破局してしまったようです。最近、前田さんが友人に『もう彼女とは別れたんだ』と漏らしていたそうで……」(前田を知る芸能関係者)今年1月時点で、2人は結婚に向けて着々と準備を進めていたはずだった。当時、石原の知人は本誌にこう明かしていた。「実は前田さん、すでに石原さんのご両親への挨拶をすませているんです。その後も何度か会っていて、親睦を深めているとも聞きました。それほど石原さんとの結婚について“本気”ということ。カレの真剣な姿勢に、ご両親もかなり好印象を持っていたようだと聞いています」両親公認の仲となったことで、“結婚秒読み”とも言われていたふたり。だがそこから一転して、“まさかの決別”を迎えていたというのだ。いったい、何があったのか。前田氏を知るIT関係者は「私もすでに別れたと聞きました」と証言。理由について、こう明かした。「いよいよ結婚が見えてきたことで、2人は改めて将来について話し合うようになったそうです。しかし、そこで価値観のズレが出てきたのです。前田さんは “仕事大好き人間”。いっぽうで石原さんは少しでもいっしょの時間を過ごしたいタイプ。話し合いのなかで、そうした違いが鮮明になってきたようです。最終的には前田さんがマンションを出ていくことになったと聞きました。現在は都内にあるほかのマンションで暮らしているそうです」本誌が取材したところ、たしかに前田は引越していた。7月上旬の深夜1時過ぎ、都内にあるマンションへと帰っていった前田氏。話に聞いたとおり、“愛の巣”とは別のマンション。やはり転居していたのだ。石原との破局の真相について聞くべく、本誌は「SHOWROOM」に問い合わせた。だが担当者は「プライベートについてはお答えいたしかねます」と答えるのみだった。
2019年07月09日女優の前田敦子が23日、都内で行われた「ウズベキスタン共和国 観光大使就任イベント」に出席した。黒沢清監督がメガホンをとり、シルクロードを舞台に描かれる『旅のおわり世界のはじまり』(6月14日公開)で主演を務める前田。同作は、日本とウズベキスタンの共同製作により、ウズベキスタンでの全編ロケ撮影が実施された。前田は、“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーターを演じる。夫で俳優の勝地涼との第1子を3月4日に出産したばかりの前田。産後初の公の場にブルーのワンピース姿でスレンダーなスタイルを見せ、就任状を受け取ると「すごくうれしいです」と喜びを伝えた。ウズベキスタン副首相からビデオメッセージで「無事にお子さんをご出産されたことを心よりお祝い申し上げます」と祝福されると笑顔を見せ、「ウズベキスタンでお会いしたんですけど、すごく明るくてステキな方で。その時にウズベキスタンのノートをいただいて、帰ってからそれに日記を書いています」とうれしそうに話す。また、「その後に妊娠して出産したので、そういうことを書いています」と出産や育児の日記をつけていることを告白。副首相の祝福に「ありがとうございます」とあらためて感謝し、昨年7月に結婚、そして今年3月に出産したことに触れ、「びっくりですよね」と笑顔を見せた。ウズベキスタンでの撮影では、片道7~8時間バスで移動することもあったが、「どんどん景色が変わっていくので、ずっとみんなでワクワクしっぱなし。ずっと楽しかったです」と苦にならなかった様子。現地の人々とも交流し、「いろいろ質問もしてくれるし、興味を持ってくれているのがすごくうれしかったです」「こんなステキな場所があったんだと、行ってすごく思いました。日本の方はすごく好きだと思います」と魅力をアピールしていた。
2019年04月23日前田敦子、加瀬亮、染谷将太、柄本時生を迎え、シルクロードを舞台に描く黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』。この度、前田さんが異国の地で心の移ろいを繊細に表現した本予告と場面写真が一挙解禁となった。本作は、“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって、新しい扉をひらき、成長していく姿を描く心の冒険物語。主人公の葉子を演じたのは、黒沢監督のもと、“プレッシャーが大きいほど輝く”という個性を発揮し、役者として新境地を開いた前田敦子。彼女と行動を共にする番組クルーを演じるのは加瀬亮、染谷将太、柄本時生という演技派たち。監督の意図を直感的に理解した“引きの演技”は本物の撮影スタッフと見紛うリアルさで、劇中でも絶妙のチームワークを見せている。今回解禁となった本予告は、前田さん演じるテレビ番組リポーターの葉子の心許ないリポートから始まり、ときに怯えながら、まるで自分の心の居場所を探すかのようにバザールを走り回る姿が印象的。ウズベキスタンで全編ロケ撮影されただけあり、シルクロードの美しい風景も相まって観る者も一緒に異郷を旅しているかのよう。そして号泣の後、ラストに見せるアップの葉子の表情は、ささやかな勇気を手に入れ、自分の殻から一歩踏み出せたかのような、心の移ろいを映し出している。また、解禁となった場面写真でも、雄大なシルクロードの草原や美しい湖と山脈、ホコリっぽい街角、バザールといった異国の地でのテレビ番組リポーターの葉子(前田さん)とクルー(加瀬さん、染谷さん、柄本さん)の様子が、まるでドキュメンタリーの1コマのように切り取られている。『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日(金)よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:旅のおわり世界のはじまり 2019年6月14日よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019「旅のおわり、世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
2019年04月23日キャスケットを被り、レザージャケットに黒のパンツ姿で颯爽と歩く、前田敦子(27)。3月下旬の夕方6時過ぎ、前田がバスに乗って1人で訪れたのは都内のビルの1室だった。彼女は3月4日に勝地涼(32)との第一子である長男の出産を発表したばかりだが、産後1カ月とは思えないスリムな体型に戻っていた。その秘密とは――。「前田さんが入って行ったのは美容骨格矯正を医学的に追及する完全会員制の接骨院で、産後の骨盤矯正のために来院する女性も多いそうです。90分の施術で2万円、初診料に5,000円かかります。ゴッドハンドのオーナーが経営しており、HPもパスワードを入力しなければならないと閲覧できないというプライベート性の高さから、芸能人がお忍びで通っているといいます」(美容関係者)産後1カ月での骨盤矯正にはいったいどんな効果が――。産後の骨盤矯正を専門とするバランス工房の岡林秀和代表はこう語る。「産後3週間は安静にするのが基本ですが、逆に長期間放っておくと出産で広がった骨盤が元に戻りにくくなってしまいます。なので、産後1カ月から2カ月までに施術を受けるのがベストです。骨盤の広がりを放っておくと、痛みが出るケースが多いです。また、姿勢が悪くなることで、太ももの外側とお尻が太くなることもあります。2人目を産むにも、1人目のときに骨盤をきちんとケアしたほうがよいとされています。健康のためにも産後太り予防のためにも、骨盤矯正はとても重要なこと。産後数カ月は骨盤矯正に通いつつ、骨盤ベルトを着けることを推奨しています」前田といえば、6月に2本の出演映画が公開される。「6月にある映画の舞台挨拶が、産後初の仕事復帰となりそうです。その復帰まで2カ月なので、いま前田さんは産後ダイエットに励む日々だといいます。前田さんが外出している間は勝地さんが赤ちゃんをみてくれるので、心置きなく出かけられているそうです」(夫妻の知人)「産後でもスリム!」の陰には、凄腕の骨盤矯正&イクメン夫のサポートがあった。
2019年04月03日EXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の追加出演者、および特報が20日、公開された。同作は5つのチームが拮抗した勢力をもつ「SWORD」地区の中で男たちが思いをつけ合うエンタテインメントムービー。映画、ドラマ、動画配信、コミック、SNS、オリジナルアルバム、ドームツアーなど様々に展開する。今回は累計7,500万部突破の不良漫画『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と『HiGH&LOW』のSWORD地区、両シリーズの主な舞台となった街が交差した世界を構築する。今回明らかになったのは、『クローズ』『WORST』でお馴染みである、幹部以外スキンヘッドの最強軍団“鳳仙学園”のキャスト。過去最強と謳われる新世代のカリスマ的リーダーに君臨する上田佐智雄役を志尊淳が演じ、自身も一つの夢だったと語る不良のリーダー役と、本格的アクション映画に初挑戦する。さらに塩野瑛久、荒井敦史、小柳心、葵揚が佐智雄を取り囲む“鳳仙学園”の四天王として“鬼邪高校”に立ちはだかり、坂口涼太郎も幹部として登場する。合わせて明らかになった特報映像では、鬼邪高校の面々と、過去最強と名高い新世代の鳳仙学園の面々が、壮絶な闘いを繰り広げる。佐智雄(志尊)の「鬼邪高潰すぞ」という言葉と共に鬨の声を上げる鳳仙軍団に対し、鬼邪高校全日制の転入生・花岡楓士雄(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)が「いくぞてめぇら」という声を上げて“鬼邪高校”新世代の面々を率いていく姿など、迫力のアクションシーンが多数盛り込まれた。映像の最後には、“鬼邪高校”定時制の番長・村山(山田裕貴)の「鬼邪高の祭りは村山通せや」という、『HiGH&LOW』シリーズのファンにはたまらないセリフも。さらに、“THE RAMPAGE from EXILE TRIBE”が歌う本作の劇中楽曲「SWAG & PRIDE / THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」が初解禁となった。○映画『HiGH&LOW THE WORST』ストーリー物語は、SWORD地区の”O”にあたり、定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)が頭を張る鬼邪高校が舞台に。全日制に転入した、花岡楓士雄(川村壱馬)は、全日制の天下をとる野望を持っていた。全日制は、轟(前田公輝)・芝マン(龍)・辻(鈴木昂秀)の轟一派、二年を仕切った中越(神尾楓珠)と一年を仕切った中岡(中島健)が率いる中・中一派、凶った戦い方で成り上がる泰志(佐藤流司)、清史(うえきやサトシ)が率いる泰・清一派、楓士雄とかつて同じ団地に住んでいた司(吉野北人)と手下のジャム男(福山康平)が仕切る司一派ら、新世代の各一派が覇権を争う一大戦国時代を迎えていた。一方その頃SWORD地区の隣町・戸亜留市では、鳳仙学園が勢力を強め、過去最強と謳われる鳳仙は、リーダー・上田佐智雄(志尊)を筆頭に、小田島有剣(塩野)、沢村正次(葵)、仁川英明(小柳)、志田健三(荒井)の4人からなる鳳仙四天王、幹部のサバカン(坂口)ら、最強の布陣を揃えていた。そんな中で、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちに突然襲撃され、時を同じく鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生。仲間が襲撃されたことをきっかけに、両校は互いに敵対心を抱き、殺気立っていく。○志尊淳 コメント・作品への意気込み『WORST』は元々髙橋ヒロシ先生の原作から大ファンで、このような不良漫画の実写ものやアクションものに出演することが一つの夢でした。その夢が、近づいたということで、まずは嬉しい気持ちでいっぱいでした。それと同時に原作が好きだからこそ、その名に恥じぬよう、しっかりと演じなければならないという覚悟が芽生えました。『HiGH&LOW』という作品も、『WORST』という作品も、すごく歴史がある作品で、その中でも鳳仙という名のある学校の新キャラクターを演じるということで、頭として、鬼邪高には負けないぞという責任感をしっかりと持ち、大きな器でみんなを支えて、僕達しか作れない鳳仙学園を作れたらなと思います。・演じてみての感想鳳仙としての初めてのシーンが、トップとしてスキンヘッドの強そうな方々を後ろにして前を歩く、そして歩くと皆さまが道をあけるというシーンで、男としてとても憧れるシチュエーションでしたので、演じていてすごく気持ちが良かったです。鳳仙は皆が一枚岩なので、チーム力を大事に、現場の空気を大切に演じさせていただきました。・アクションや意識したこと見たことのないアクションのVコンテが送られてきて、本当に皆でやるのかと、最初は驚きがあったのですが、これをしっかりとリアリティーを持ったアクションのお芝居にできるとすごく躍動感が出ますし、僕のキャラクターとしても、アクションでしっかり説得性を見せていくことが重要でしたので、最大限の力で演じさせていただきました。○川村壱馬 コメント・作品への意気込み自分の中で、本作に臨む上で「カッコ悪いところがあるから、カッコいい」ということを一番大事なテーマとして持っていました。ダサい部分だったり、ケンカのシーンとかでボロボロになったり、ドロドロになったり…、そういう面を見せるから、カッコいい部分が凄くカッコよくなって、締まりが出るんだと思います。なので、自分の中のダサいところを恥ずかしがらずに100%で出していこうと思っていました。そういう部分を観ていただけたら嬉しいなと思います。ダサい部分もあり、カッコいいところもある、そんな人間味を感じられる、愛されるキャラクターを目指しました。・他キャストと共演した感想今回はアクションでもお芝居でも、一対一で対峙する場面での相手は必ず役者さんでした。相手のお芝居を受けて、自分の芝居を引き出していただくことが凄く多かったので、相手のことも引き出せるのが役者さんなのか、と感じました。また志尊さんとも公私共に仲良くさせていただき、現場では2人で演技について熱く語る場面もありましたし、志尊さんがオールアップした際に鳳仙メンバーと一緒に食事に行ったり、志尊さんが寝ている時に寝顔の写真を撮ったり(笑)、とても良い関係で、撮影期間を過ごさせて頂きました。(C)2019 髙橋ヒロシ(秋田書店) / 「HiGH&LOW」製作委員会
2019年03月20日いまにも雪が降り出しそうな寒さとなった2月中旬の昼下がり。都心のビル街に、お腹を気遣いながらゆっくりと歩く、前田敦子(27)の姿があった。前田といえば、昨年7月に俳優の勝地涼(32)と結婚。約2週間後の8月、本誌は前田の“お腹ぽっこり”写真をキャッチした。9月には所属事務所が第一子の妊娠を発表。安定期に入ったことを明かしている。あれから半年。出産を目前に控える前田は、大きいお腹にも慣れた様子だ。「前田さんは“スムーズなお産のために直前までウォーキングなどの軽い運動をしたほうがいい”と、先輩ママからアドバイスしてもらったそうです。それで外出するときも車は使わず、なるべく歩くように心がけているとか。初めての出産ということもあり、夫婦二人三脚で出産準備に励んでいます。年末には芸能の神様で知られる京都の車折神社へ。夫婦水入らずで、安産祈願をしてきたのでしょう」(知人)この日も赤ちゃんのため、買い物がてら散歩をしていたようだ。そんななか、現在公開中の映画『マスカレードホテル』では“夫婦共演”が話題になっている。勝地は前田のストーカー役で、年末に行われた舞台挨拶では「ストーカーしているうちに結婚しました」と会場を笑わせた。産休中の前田にかわって多忙を極める勝地だが、彼には父親としてのこんな目標が――。「勝地さんは男ばかり3人兄弟で育ち、お父さんもすごく厳しい人だったといいます。両親が共働きで、幼少期は“親子の時間”が少なく感じたこともあったそうです。だからこそ、アットホームな家庭を築きたいという思いが強い。親子で何でも話せるような、優しいお父さんを目指しているそうです」(前出・知人)2人の身近な“お手本”が、親友の山田孝之(35)と小栗旬(36)夫妻だという。「山田さんはもうすぐ6歳になる男の子のパパ。勝地さんは、妊娠・出産時の夫のサポートについても、山田さんにいろいろと相談しているそうです。小栗家は4歳と2歳の子どもを抱えながら、山田優さん(34)は徐々に仕事復帰。前田さんも育児と仕事の両立ぶりを参考にしているといいます」(前出・知人)待望の我が子との対面はもうすぐだ。
2019年02月19日元AKB48で女優の前田敦子(27)が11月20日、自身のインスタグラムを更新。夫で俳優の勝地涼(32)に作った愛妻弁当を公開した。前田は「朝はフルーツお昼は初日頑張ってねを込めて。。お弁当いい日になりますように」とお弁当とフルーツの写真をアップ。この日から上演される宮藤官九郎演出の舞台『ロミオとジュリエット』に出演する夫・勝地にエールを送った。その後、勝地も自身のインスタグラムのストーリーでお弁当を開いた写真をアップ。手書きで「ありがとう初日がんばる」と感謝を伝えた。2人の仲睦まじい投稿にAKB48元メンバーの高橋みなみ(27)も「食べたい」とコメント。さらにHKT48の指原莉乃(25)も「おいしそうかわいいです」と反応を寄せている。
2018年11月20日女優の前田敦子が18日、都内で行われた「スタジオマリオ」新CMキャラクター就任イベントに、吉田大八監督とともに出席。15日に第1子を妊娠中であることを発表後、初めて公の場に登場した前田は、終始、幸せそうな表情でイベントに参加し、イベント終了後に報道陣から「おめでとうございます」と祝福の声をかけられると笑顔で会釈した。前田が出演する新CMでは、7歳になった"あっちゃん"が七五三では定番の振袖姿から、ゴージャスな花柄ドレス、そして女の子らしいピンクのドレスへと早変わり。可愛くてちょっと生意気な姿を見せ、衣装の着替えやポーズ数が制限なく行える同スタジオの人気サービス・着替え放題をアピールしている。そんな新CMがイベントでお披露目され、そのユニークな内容に会場から笑いが起こると、前田は「CMの制作発表でこうやって笑いが起きるのは初めてなので、すごくうれしいです(笑)。監督には感謝しています」と声を弾ませ、吉田監督から「(前田から事前に)感想を聞いてなかったんですけど、怒ってないですか?」と声をかけられると、「ビックリしましたね(笑)」と弾けた笑顔を見せた。またイベントでは、CMの設定にちなみ前田が幼少期の思い出と秘蔵写真を公開する一幕もあり、「基本恥ずかしがり屋だったので、カメラが見られなかったですね。ピースしても真顔でしたし、(写真に写るのは)全然得意じゃなかったです」と回顧し、七五三の写真については「緊張していたことを覚えています。七五三は普段着ない綺麗なお洋服を着られるので、それだけでガチガチでした。緊張しすぎてすごくいい子だったと思います(笑)」とコメント。さらに、MCから結婚と妊娠を祝福された前田は、今後はどんな写真を残していきたいか尋ねられると「(夫で俳優の勝地涼と前田は)2人とも写真を撮ることが好きなんですけど、まだ撮ってもらったことはないので、『大切なタイミングでは写真を撮ってもらいたいね』って話はしています。(出産したら)親バカでいっぱい写真を撮るんだろうなって思います」と幸せオーラを振りまき、「(子どもが)生まれる前も、生まれた後も撮りたいですね。家族でもみんなでも撮りたいですね」と目を輝かせた。また、同スタジオで着ることができる衣装を着た子どもたちが登場すると、前田は「可愛らしいですねえ」と目を細め、さらに同スタジオからサプライズで10年間撮り放題券をプレゼントされると「うれしい!すごいですね」と笑顔を見せた。
2018年09月19日9月18日、元AKB48で女優の前田敦子(27)が都内で行われたこども写真館・スタジオマリオの新CMキャラクター就任イベントに出席した。今年7月末に俳優の勝地涼(32)と結婚し、今月15日に第1子妊娠を発表していた前田。第1子妊娠発表して以来、初の公の場。各メディアの報道によると前田は子どもに気をつかってか、ゆったりしたワンピースにフラットシューズ姿。左手薬指に結婚指輪を光らせていたという。家族の写真について「親バカでいっぱい写真を撮るんだろうな。産まれる前も産まれた後もすぐ撮りたい。家族みんなで撮りたいです」と幸せいっぱいの笑顔。会見では8人の子どもと共演。涙目の男児の頭をなでて「大丈夫だよ」と声をかけるなど、すっかり“ママモード”。だが退場時に報道陣から「幸せですか?」「体調はどうですか?」と質問が飛び交ったが、笑顔で一礼。質問には答えなかったという。「そんな笑顔の前田とは裏腹に、会見はピリピリムード。テレビレポーターが頼み込み、なんとか質問できるようになりました。しかし妊娠何カ月なのかなど、具体的な質問はNGでした」(会見を取材した記者)前田の結婚発表から2週間後の8月中旬、本誌はお腹がぽっこりとした前田の姿をキャッチしていた。ようやく発表できたことで、前田もひと安心だったに違いない。
2018年09月18日9月15日に第1子妊娠が明らかとなった前田敦子(27)。各スポーツ紙によると所属事務所はFAXで「前田敦子より現在妊娠しており、安定期に入ったとの報告を受けました」と明かしている。同日夜、夫である勝地涼(32)はInstagramを更新。《とにかく無事に産まれてきてほしいと願うばかりです。なので色んな不安もありますが楽しみのほうが大きいです》と期待を語り、《今まで以上に仕事を頑張れる気がします。いや、頑張ります!》と意気込んでいる。今回の妊娠発表に、ファンは驚きとともに歓喜。Twitterでは《前田敦子、妊娠発表 あのあっちゃんが、ママになるのか……》《桜の花びら 前田敦子ソロバージョン聞いてたら、このあっちゃんが妊娠してもう今は安定期か〜って思うと、わいもう泣いちまう》《あっちゃんが幸せなのほんまに嬉しい もっともっと幸せになっていい人やと思うから。頑張ってきたもん》といった声が上がっている。実はもともとママ願望の強かったという前田。その陰には、宮沢りえ(45)の影響があるという。14年のドラマ『LEADERS リーダーズ』(TBS系)で共演し、16年には『連続ドラマW グーグーだって猫である2―good good the fortune cat―』(WOWOW)でタッグを組んだ2人。以来、前田は大先輩である宮沢のことを慕ってきたという。「前田さんはりえさんのことを尊敬していて、共演をきっかけに“メル友”になったそうです。りえさんから送られてくるお子さんの近況が嬉しくてたまらないらしく、そんな微笑ましい“ママ便り”を楽しむうちに『りえさんのように女優もママも素敵に両立したい!』と考えるようになったそうです」(ドラマ関係者)その愛らしい姿を早く見たい!
2018年09月17日元・AKB48の前田敦子(27)が第1子を妊娠していると9月15日に報じられた。各スポーツ紙によると前田の所属事務所はFAXで「前田敦子より現在妊娠しており、安定期に入ったとの報告を受けましたのでここにお知らせいたします」と報告。さらに「体調も良好で今後とも仕事は出来る範囲で続けていくつもりでおります」と明かしているという。前田は今年7月に勝地涼(32)と結婚。5月に交際が報じられたばかりであったため、たびたび“おめでた”が噂されていた。本誌は8月中旬、前田と勝地の姿を目撃していた。結婚発表から約2週間後だったが、前田のお腹は明らかにぽっこりとしていた。服装も体形を隠すようなゆったりとしたもの。勝地は率先して買い物袋を持ってあげるなど、彼女の身体を気遣っていた。また本誌8月7日号では、前田にとって義母にあたる勝地の母に取材していた。勝地の母は「孫は何人くらい欲しい?」との質問に「そうですね、私は3人の子供を産みましたから、(2人の間に)3人くらい孫ができたら、にぎやかになるでしょうね」と希望を込めて語っていた。
2018年09月15日女優の前田敦子(26)が12月5日放送のドキュメンタリー番組「セブンルール」(フジテレビ系)に出演した。 「せっかく密着してもらうんだったら、ウソの自分はいらないなあと思います」と話した前田は、アイドルグループ・欅坂46のコンサートを友人で俳優の柄本時生(28)とともに鑑賞する様子も明かした。 しかし「(密着取材を受けて)私って地味だなって、ちょっとショックだった」と複雑な心境を吐露。「一生独身じゃないですか?私。こんな感じだったら」と語っていたのだ。 そんな発言にファンからは≪地味というか飾ってないってことだよね≫≪私が男だったらどうにかして前田敦子と結婚する絶対≫などの声が上がっている。 「女優になる」という夢があり、AKB48を卒業した彼女。今年10月のモデルプレスでのインタビューでは「どんな仕事していてもそうだと思うんですけど、仕事には貪欲でいたいし、『やめたい』とも思わないです」と語っていた。 現在も「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系)で好演しており、順調に女優人生を歩んでいる。 また今年7月に放送された「もしかしてズレてる?」(フジテレビ系)でも「結婚相手に仕事辞めてほしいって言われたら?」との質問に「『やめてほしい』って言わせない」と答えており、やはり女優という仕事に思い入れのあることがうかがえる。 「相手もいないのに、これくらいまでに結婚したいなとか妄想します」と「セブンルール」で語っていた彼女。いまはまだ仕事が“恋人”なのかもしれない。
2017年12月07日女優・前田敦子が、来週12月5日(火)放送の「セブンルール」に登場。国民的トップアイドルから女優に転身した彼女に8月から密着し、その素顔に迫る。現在26歳の前田さんは、言わずと知れた国民的アイドルグループ「AKB48」の絶対エースとして活躍し、チームを卒業して5年間、『イニシエーション・ラブ』『散歩する侵略者』「ど根性ガエル」「毒島ゆり子のせきらら日記」「就活家族~きっと、うまくいく~」、そして現在放送中の月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などに出演し、常に第一線で活躍し続けている。普段はとっつきづらいと言われることもある彼女の素顔に、今回カメラが密着。番組はドラマの収録現場や、名監督の時代劇映画の収録現場のほか、彼女のプライベートにも迫る。多い時で週に5日遊ぶこともあるという俳優・柄本時生との様子や、普段は見られない休日の過ごし方も公開。「せっかく密着してもらうんだったら、嘘の自分はいらないから」と話し、自分を飾ろうとしない彼女にカメラは共感。また、恋愛についてもあっけらかんと現在の心境を語るが…?そして、彼女が“いつもしている7つのこと=セブンルール”とは何か?「セブンルール」#32は12月5日(火)23時~関西テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日女優の前田敦子が15日、映画『武曲MUKOKU』(6月3日公開)の完成披露試写会舞台挨拶に、綾野剛、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明、熊切和嘉監督とともに登場した。同作は藤沢周の原作を実写化。剣道の道を捨てた谷田部研吾(綾野)の元へ、師匠の光邑師範(柄本)は、剣の才能を持つ今時の高校生・羽田融(村上)を送り込む。前田は研吾の恋人・カズノを演じる。作品にちなんでライバルを聞かれた前田は「AKB48にいた時はライバルという存在はたくさん、周りの方達が作り上げてくれたものがたくさんあった」と振り返った。そして、たくさんのライバルたちについて「今は一人ひとり大切な、なくてはならない存在になっているので、そういう存在がいるということはすごく幸せなことだなと思います」と笑顔で答えた。前田がさらに「それくらい、切磋琢磨してやってきたという絆がすごくあるのが、ライバルだなと思います」と答えると、綾野はAKB48時代にずっとセンターを務めていた前田を差し置いて「僕がセンターに立っちゃってる」と気付いた様子。「しっくりこないなと思ったら……」と冗談めかして苦笑し、その場を盛り上げていた。
2017年05月15日前田ゆかは、忙しいときこそ漢方雑誌「STORY」や「美STORY」でレギュラーモデルとして活躍している前田ゆか。ママでもある前田は、2017年4月23日、自身のオフィシャルブログの中で、春になると、漢方薬「牛黄(ごおう)」を取り入れていることを明かした。前田曰く、漢方薬なので苦味はあるが、1包ずつオブラートに包まれているため苦味は気にならず、身体の疲れや心の疲労に即効性があるとのこと。抗酸化力もあるという。前田は、朝に牛黄を飲んで、快適に動き回っていると、ブログの中で綴っている。牛黄とは前田ゆかが愛飲している漢方薬「牛黄」は、胆石症にかかった牛の胆のうや胆管中に発見される希少な「結石」を乾燥させたもので、ゴールドより高価といわれる高貴薬。主成分は、コレステロール、結合型ビリルビン。その他、コレステリン、胆汁酸、カロチノイド、蛋白質物質などを含んでいる。身体が疲れている人、良くお酒を飲む人、ストレスでイライラしがちな人、寝つきが悪い人、病中・病後の人、血圧が気になる人などにオススメ。牛黄は、前田ゆかが通っている赤玉漢方薬局で、リピート率99%の大人気商品だ。赤玉漢方薬局では、1ヶ月分30包入りが、12,900円(税抜き)で販売されている。(画像は前田ゆか オフィシャルブログより)【参考】※前田ゆか オフィシャルブログ※Space Craft※赤玉漢方薬局
2017年05月03日「もしかして、付き合っているのでは?」と騒がれ始めてから15か月。ついにダイアン・クルーガーとノーマン・リーダスがその関係を公にすることに決めたようだ。2人は2015年に『Sky』(原題)で共演し、2015年12月にニューヨークのバーで仲良く飲んでいる姿を目撃されて交際疑惑がささやかれるもダイアンの関係者がはっきりと否定。その場には『Sky』の監督ファビエンヌ・ベルトーも同席していたことが明らかになっていた。しかし、それから8か月後の夏、ダイアンが10年に渡って交際していたジョシュア・ジャクソンと破局宣言。そして火曜日の夜(現地時間)、ダイアンとノーマンの交際が確実視される出来事が起きた。「Mail Onlne」によると、2人はニューヨークのイースト・ヴィレッジのバーで4時間を過ごした後、手をつないで歩き始めた。そして道の角で30分にも及ぶ情熱的なキスを続けたという。人目にさらされる場所で30分もキス…これは2人からの交際宣言とも取れるのでは?2人はこれまでにも一緒に時間を過ごす姿が目撃されており、昨年12月にはパリで開かれたノーマンの写真展にダイアンが駆け付け、先月は数日間旅行に行っていたことも報じられている。(Hiromi Kaku)
2017年03月24日元AKB48で女優の前田敦子とフリーアナウンサーの田中みな実が、5日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『さまぁ~ずチャート』(23:15~24:15)に出演。お互いの恋愛観などを明かした。この番組は、さまぁ~ずが関係性の深いゲスト2人を招き、チャートテストを行いながらトークを展開し、最終的にゲストの深層心理を丸裸にしてしまうというもの。今回、実は大親友だという前田と田中が出演した。2人はチャートテストを通じて、恋愛観などについて赤裸々に告白。田中は、恋人の過去の恋愛を聞くかという質問に、「自分から積極的には聞かないですけど、ほかから聞いたりすると聞きたくなっちゃう。参考にしようと思う」と答え、恋人とケンカしたときは「とりあえず1回謝る。自分が悪かったところを言うと、相手も言ってくれる」などと話した。そして、チャートテストの結果、田中が陥りやすい恋愛傾向は「一人ぼっち型」という結果に。「恋人の気持ちを感じ取りやすく何を考えているのかすぐに理解できてしまう反面、自分の気持ちがよくわからなくなって自分の意見がないまま人に流されていく傾向がある」「交際しても2人で愛をはぐくむ形にはなりづらく独りよがりの愛情が先行して相手の気持ちが付いてこない一人ぼっち恋愛」と診断されると、前田は「当たってると思う」と言い、田中自身も「うん。私、今自分がよくわかんないです」と納得していた。そして、前田は「みな実ちゃんは流されやすいタイプ」と言い、さまぁ~ずの大竹一樹が「ぐいぐい来られたら?」と聞くと、田中は「すぐ…」と告白。「流されやすいってわかっているから人がいっぱいいるところに行かない」と話し、三村マサカズが「オンエア見た人が狙いに来るかも」と言うと、「えっ、まだやめて。来ないで」と拒否した。また、前田は田中について「出会おうとしていない。本当に一人ぼっち」と明かした。
2017年01月06日元AKB48で女優の前田敦子とロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が1日、それぞれ自身のツイッターを更新し、一部で報じられた交際報道を否定した。前田は「全く、ないですよ!!」と否定。「そんな根も葉もない噂で出ちゃうと相手方にも、ファンのみなさんに申し訳ないです。全くありませんよ」と続け、「なんで!! びっくり!! !! !!」と驚いた。野田も「なんだろう。熱愛報道みたいなのが出てるみたいですがまったくの事実無根です」と否定。「正月早々。相手方にも申し訳ないので、伝えさせてもらいます。なんだかなぁ」とつぶやいた。
2017年01月01日俳優のブラッド・ピットが、アンジェリーナ・ジョリーとの破局後、初めて公の場に姿を現した。8日、ロサンゼルスで行われたブラッドの製作会社プランBがプロデュースした新作映画『ムーンライト』のプライベート試写会の会場で『オーシャンズ11』の共演者でもある友人のジュリア・ロバーツと写真を撮っており、笑顔こそ浮かべっているもののその姿はやつれているようにも見える。チェックのシャツにジャケット、ジーンズ姿で登場したブラッドがその場に現れることは、事前に知らされていなかったという。さらにブラッドは、9日にカリフォルニアで行われる『マリアンヌ』のプレミア試写会のレッドカーペットに登場すると言われており、米トーク番組の司会者を務めるウェンディ・ウィリアムズは現在親権争いを行っているブラッドに対し、公の場に姿を現わすのは極力短い時間にしたほうが良いとアドバイスしている。ウェンディは子供たちのことを少し褒めたあと、レッドカーペット上では『エンターテイメント・トゥナイト』の司会ナンシー・オデールと『エクストラ』の特派員マリオ・ロペスのみのインタビューに答えることをブラッドに提案している。(C)BANG Media International
2016年11月10日●"推しチーム"に全力で声援EXILE TRIBEによる総合エンタテインメント・プロジェクト『HiGH&LOW』の映画第1弾『HiGH&LOW THE MOVIE』。5つのチームが拮抗した勢力をもつ「SWORD地区」の中で男たちが思いをぶつけ合うエンタテインメントムービーで、公開1週間で興行収入10億円を突破し、現在も快進撃を続けている。元々のファンだけではなく、インターネット上のクチコミでじわじわ火がついているとあり、全国約40館で「応援上映」の開催決定が発表されると熱く注目を集めていたわけだが、今回は、14日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われた応援上映の様子をレポートする。○応援上映とは?今回行われた応援上映とは、通常の映画上映と違い、声援OK、フラッグ・サイリウムの持ち込みOKの特別上映回のこと。最近では、映画『シン・ゴジラ』の「発声可能上映」や、アニメ映画『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』の「応援上映」が話題になっていたが、EXILE TRIBEは元々ツアーのライブビューイングなども行っており、実は今回も東京ドームで行われた『HiGH&LOW THE LIVE』のLIVEビューイング上映と連動した企画。上映館では、ライブビューイングから応援上映へ、館内を"はしご"する観客の姿も多く見られた。松竹宣伝部によれば、同作はチームに分かれたキャラクターが多数存在し、観客が"推しチーム""推しキャラ"を応援するスタイルが当てはまること、チームのテーマソングなどの音楽をライブ感覚で楽しめること、更にリピーターの多さといった理由から、観客参加の上映形式はまさに「最適」ということで、今回の企画が進められたそうだ。○人気セリフの唱和もそんなわけで、開始された応援上映。最初は少しおとなしめの雰囲気で、「松竹」ロゴが出た際には客席の各所から小声で少し恥ずかしそうに「松竹……」「ありがとう松竹……」と囁きが聞こえていたが、本編が始まると雰囲気は一変した。燃えさかる無名街に場内のペンライトがオレンジ色に変わり、「SWORD」各チームが次々と紹介されると、それぞれのチームカラーで満たされる。作中でのキーとなるキャラクター・琥珀(AKIRA)が現れると「琥珀さん!」「琥珀さん!!」と一体となって呼びかけが起こり、李(V.I)の「SWORDをつぶして下さい」、ヤマト(鈴木伸之)の「街がめちゃくちゃだろうが!」等の人気セリフでは唱和が起こるなど、序盤からノリノリの空気が続いた。●観客が「琥珀さん!」と叫び続ける○"おにぎりペンライト"持参の人も今回の応援上映でキーとなっていたのはやはり、音楽だった。各チームのテーマソングの特徴的なイントロがかかると、客席は歓声に包まれ、ライブさながらに体が揺れる。通常のEXILE TRIBEのツアー等ではフラッグの使用が主流のため、ふだんのライブとは違う雰囲気で楽しめていたのかもしれない。会場では、ペンライトにおにぎりをくっつけて、ノボル(町田啓太)にささげているファンもいた。また、湾岸地区で着実に勢力を伸ばし続けていることでお馴染みのチーム・MIGHTY WARRIORSがクラブに現れるシーンでは、まるで作中の観客と劇場内が一体化したようなパーティー・ピープル・エアーが発生した。「FUNK JUNGLE! FUNK JUNGLE!」と掛け声も完璧だ。応援上映では、観客の巧みな掛け声も魅力に。悪徳刑事・西郷(豊原功補)に「税金泥棒!!」、スモーキー(窪田正孝)に「お兄ちゃーん!」、バトルの背後で暗躍しているものがいれば「うしろうしろ~!」と、映画と観客のやりとりで物語が進んでいく。人気キャラたちも登場するたびに歓声があがっており、山王連合会・コブラ(岩田剛典)のアップになると「かわいい……!」と漏れ出るような声が。RUDE BOYS・スモーキーの手術シーンでは「がんばれ~!」「スモーキー!」と悲鳴があがり、鬼邪高校・村山(山田裕貴)と轟(前田公輝)の絆にも黄色い声があがった。またWhite Rascalsが出てくれば「ROCKYさ~ん!」という呼びかけとともにペンライトが一斉に白く光り、達磨一家・日向(林遣都)の名セリフ「SWORDの祭りなら達磨通せや」は、観客が一斉にセリフを言ったため、劇中の声が聞こえないほどだった。ひときわ歓声が大きかったのは、映画第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』(10月8日公開)で主役を務める雨宮兄弟。兄・雅貴(TAKAHIRO)の壁ドンシーンでは「フ~!!」と歓声があがり、コミカルなシーンでも「広斗!? 女!? バイク!?」と、セリフの順番も完璧なファンが一緒になって発声。苺美瑠狂が「雨宮兄弟、来たー!!」と叫ぶシーンも、まるで一員になったように叫んでいた。そして100人VS500人の最終決戦では、「MIGHTY負けるな!」「SWORDが勝つに決まってんだろ!」と、ファン同士のやりとりに場内が笑いで包まれた。○琥珀さんの応援上映にしかし、やはり一番人気だったのは琥珀さんだった。家村会に挑発された琥珀が震えるシーンでは「おさえて琥珀さーん!」と声援が飛び、我慢すると「えらい!!」と大拍手。天使の絵の前で佇む琥珀さんに、2本のペンライトを十字の形に組み合わせ掲げるファンも多かった。コブラとヤマトと再会のシーンでは、観客も一緒になって「どういうことすか!」「どうしちまったんだ」「琥珀さん!」「琥珀さん!!」と畳み掛けるように琥珀さんに呼びかけ、迫力は倍増。琥珀さんが出てくる度に熱いコールが起こり、松竹宣伝部も驚くほどの「琥珀さん応援上映」状態となっていた。また九十九(青柳翔)に対しても、「琥珀さん」と同じくらいに「九十九さん!!」と呼びかけがあった。琥珀VS九十九のシーンでは、殴られても殴られても琥珀に立ち向かう九十九に「九十九さん!」「琥珀さん!!」コールが混じりに混じっていた。○映画の劇場体験の変化実は松竹では、映画館で歌舞伎を上映する「シネマ歌舞伎」で、実際の公演のように屋号を叫んでくれる体験上映や、『映画けいおん!』ライブスタイル上映などの企画上映も多数行っている。昔は『男はつらいよ』シリーズも、観客の掛け声や笑い声など想定して演出が行われていたことなどもあり、劇場で観る映画の価値が「体験型」に戻っているのかもしれない、とは松竹宣伝部の談。今回紹介したのはほんの一部、一館での様子だが、映画の劇場体験を塗り替える「応援上映」と『HiGH&LOW』の相性はピッタリ。観客の盛り上がりによっては、第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』でも同様の企画が期待できるだろう。
2016年09月15日8月19日に幕を開けた、劇団「五反田団」主宰、脚本家、映画監督としても活躍する前田司郎による「宮本武蔵(完全版)」。主演の宮本武蔵には昨年の2月、前田が行ったワークショップをきっかけに交流を深めていった、山田裕貴。そのライバル、佐々木小次郎を演じるのは矢崎広。前田が紡ぐ、力(りき)みのない独特な不思議空間に挑むふたりの若き俳優に話を聞いた。舞台「宮本武蔵(完全版)」チケット情報「歴史上で伝えられている宮本武蔵も、実は人を切るまでに葛藤して、悩んだんじゃないか、という姿を会話劇で見せていく舞台です。僕はこの脚本を読んで、人を第一印象で判断することなく、きちんと対話しよう、と強く思いました」(山田)「もしかして、こうだったのかもしれない……という余地を大切にしている作品です。佐々木小次郎は剣豪であるとともに、自身のやることをPRするといった今に通じる新しい考え方を持っている存在として描かれます」(矢崎)そんな彼らは今回が初共演。「矢崎くんは僕が観劇する舞台に必ずと言っていいほど出演されている方なので、同じ舞台に立てることが嬉しい。稽古場でもすごくどっしりとしていて、でも涼しい感じがすごく佐々木小次郎らしいんです」(山田)「山田くんは以前、機会があって少し話したくらいでしたが、そのときから意識していました。今、一緒に稽古してみて、お芝居の緩急があって、とても魅力的な役者だと感じています」(矢崎)矢崎の言葉に照れ笑いを浮かべる山田は、抱えていた思いを明かす。「D-BOYSは俳優集団なのですが、『歌って踊るの?』と聞かれることが多くて、それが悔しかった。だからまず僕自身が変わろうと決めて、一時期、いろいろなワークショップに参加していました。その中で前田さんと出会い、今回、舞台3作目にして主演で座長という立場に立たせてもらえたことは本当に誇りだし、全力で応えたい」(山田)その言葉を受け、矢崎もエールを送る。「今回の座組は強者揃いで、それぞれが自分なりに戦いを仕掛けてくるすてきなメンバーです。でも、だからといってばらばらではなく、山田くんを中心に同じ方向に向かっていると感じていて、それがとてもおもしろい」(矢崎)「前田さんの台詞は繊細で『あ』といったひと言にも意味があるので、そのニュアンスが難しくて、学ぶことも多い。この機会にたくさんのことを得て、その結果を届けます」(山田)「僕は、今回の舞台で僕自身の演技をブラッシュアップさせてもらっていると感じています。みんなで創りあげた『宮本武蔵(完全版)』をぜひ、観に来てください」(矢崎)公演は8月29日(月)まで、東京芸術劇場 シアターイーストにて。取材・文/おーちようこ
2016年08月25日