CENTRIC株式会社は、2022年12月25日(日)に「秩父産10年保存水 清流灯 ~セイリュウトウ~」500ml、2LをECサイトで販売を開始いたしました。秩父山系の自然のフィルターでろ過・浄化された湧水近年、深刻な被害をもたらす自然災害が相次ぎ発生し、備蓄用として飲料水を用意するニーズがますます増えております。一方で、世界的に広がるインフレの傾向が見受けられます。このような状況の中、より良い商品を安価で提供を行うため、自社商品(OEM商品)の販売を開始する事となりました。【秩父産10年保存水 清流灯 ~セイリュウトウ~とは】「もしも」のときに家庭を助ける灯となってくれるよう願いを込めて作りました。秩父は、アイヌ語では「清水」を意味し、秩父地方から湧き出た水を加熱殺菌しボトリングしております。秩父山系の自然のフィルターでろ過・浄化された湧水を源水にした天然水。弱アルカリ性で、天然のミネラル分をバランスよく含んだ体にいい、おいしい水です。災害時の持ち運びや利便性から小容量でも製造しております。併せてラベルレスタイプも製造することでプラスチックごみが少なくなり環境負荷低減につながるのはもちろん、避難所等の利用の際にもゴミの分別作業の手間を減らすことが出来ます。(現在、ラベルレスタイプのみ販売。今後ラベルありタイプも販売予定です。)環境に配慮しながら、備蓄の重要性を改めて訴求することで、お客様に防災意識を高めていただくきっかけを作っていきます。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年01月16日CENTRIC株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山田 亮)は、2022年12月25日(日)に「秩父産 10年保存水 清流灯 ~セイリュウトウ~」500ml、2LをECサイトで販売を開始いたしました。秩父産 10年保存水 清流灯 ~セイリュウトウ~いつものデパート 楽天市場店 近年、深刻な被害をもたらす自然災害が相次ぎ発生し、備蓄用として飲料水を用意するニーズがますます増えております。一方で、世界的に広がるインフレの傾向が見受けられます。このような状況の中、より良い商品を安価で提供を行うため、自社商品(OEM商品)の販売を開始する事となりました。【秩父産 10年保存水 清流灯 ~セイリュウトウ~ とは】「もしも」のときに家庭を助ける灯となってくれるよう願いを込めて作りました。秩父は、アイヌ語では「清水」を意味し、秩父地方から湧き出た水を加熱殺菌しボトリングしております。秩父山系の自然のフィルターでろ過・浄化された湧水を源水にした天然水。弱アルカリ性で、天然のミネラル分をバランスよく含んだ体にいい、おいしい水です。災害時の持ち運びや利便性から小容量でも製造しております。併せてラベルレスタイプも製造することでプラスチックごみが少なくなり環境負荷低減につながるのはもちろん、避難所等の利用の際にもゴミの分別作業の手間を減らすことが出来ます。(現在、ラベルレスタイプのみ販売。今後ラベルありタイプも販売予定です。)環境に配慮しながら、備蓄の重要性を改めて訴求することで、お客様に防災意識を高めていただくきっかけを作っていきます。【CENTRIC株式会社( )会社概要】代表者:代表取締役 山田 亮所在地:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-50-9 第三共立ビル5F設立日:2009年4月6日事業 :コンタクトセンターコンサルティング、コンタクトセンター運営、音声感情解析サービス開発研究および販売2009年創業。コンタクトセンターコンサルティング事業からスタート。「心豊かな社会の実現」というミッションのもと、業務の企画・設計から運用まで、ワンストップサービスを様々な企業様へ提供。2017年「最もお客様を大切にするコンタクトセンター」をコンセプトに熊本に自社内初のコンタクトセンターを設立し、2018年に和歌山にもセンターを設立。2022年には元々支店のあった沖縄に自社センターを設立し全国3拠点にて運営。ECを主としたコンタクトセンターの運営・コンサルティングを行なっており、近年では自治体のコロナ対策に係る業務のアウトソーシングの受託も積極的に行なっている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月12日カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の注目コメディ『逆転のトライアングル』よりポスターと予告編が解禁された。世界三大映画祭の中でもゴージャスでエレガント、世界中のセレブが集まるカンヌ映画祭で上映され、スクリーン上で繰り広げられる想像をはるかに超えた“地獄絵図”っぷりに場内が爆笑の渦に飲まれた本作。そのまま最高賞パルムドールを受賞し、“異色のパルムドール作品”とも囁かれた。この度解禁された予告編では、男性ファッションモデルの主人公カール(ハリス・ディキンソン)が高級ブランドと庶民派ブランドを演じ分けるシーンから始まる。カールは、恋人で人気インフルエンサーのヤヤ(チャールビ・ディーン)と豪華客船の旅に出るが、そこはロシアの大富豪、英国の武器商人、アル中の船長(ウディ・ハレルソン)、高額チップのためならどんな観客の望みでも叶える客室乗務員など、クセモノの巣窟だった。さらにある夜、嵐に巻き込まれ船が難破。そのまま海賊に襲われ、彼らは無人島に流れ着く。水も食べ物もSNSもない極限世界でのサバイバル生活が始まるが、そこでヒエラルキーというピラミッドの頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦アビゲイル(ドリー・デ・レオン)だった…!大逆転してしまった世界に翻弄される登場人物たちの混乱、混沌、そして残酷なまでに晒される人間の本性が描かれる中、果たして私たちはこの転覆劇を笑い飛ばすことができるのか?さらに併せて解禁されたポスターは、セレブを乗せた豪華客船が傾きながら炎上し、彼らを襲う災難を予期させるデザイン。「狂った時代を、笑い飛ばせ。」のキャッチコピーは、時代の闇をユーモアをもって斬りまくるオストルンド監督らしい一言だろう。キラキラ輝くゴールドの液体が散りばめられている意味は、映画を観れば分かるかも…?一部のファンから熱烈に公開が待たれる本作。2部門で見事ノミネートを果たしている第80回ゴールデングローブ賞はじめ、今後の賞レースの行方も気になるところ。続報にも注目したい。『逆転のトライアングル』は2023年2月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:逆転のトライアングル 2023年2月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Fredrik Wenzel © Plattform Produktion
2022年12月22日冨樫義博の人気漫画『ハンター×ハンター(HUNTER×HUNTER)』が舞台化。2023年5月12日(金)から5月28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場で上演される。チケット一般発売日は4月15日(土)。冨樫義博の人気漫画『ハンター×ハンター』新たなる舞台化1998年に「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした冨樫義博による漫画『ハンター×ハンター』。主人公・ゴンが父・ジンと同じハンターになるため、そして父に会うため、仲間と一緒に試練に立ち向かう姿を描いた冒険の物語だ。<ハンター試験編><ゾルディック家編>を描くそんな『ハンター×ハンター』の新たなる舞台化が決定。劇中では、ゴンが仲間となるキルア・クラピカ・レオリオに出会い、ハンターになるための過酷な試験に立ち向かう<ハンター試験編>と、イルミによって家に連れ戻されたキルアをゴン達が助けに行く<ゾルディック家編>が描かれる。登場人物■ゴン…大友至恩父親と同じハンターを目指す主人公。オーディションを勝ち抜いた若干15歳の新星・大友至恩が演じる。■キルア…阿久津仁愛ゴンの良き友人で殺し屋として天才的な才能を持つ少年。担当するのは、初主演映画『美男ペコパンと悪魔』の公開を控える阿久津仁愛。■クラピカ…小越勇輝クルタ族の生き残りで幻影旅団に復讐を誓う。映画『わたしの幸せな結婚』への出演が決定した小越勇輝が、久々の2.5次元舞台に挑む。■レオリオ…近藤頌利医者を目指す青年。舞台『アルキメデスの大戦』やミュージカル『チェーザレ』など舞台・ミュージカルを中心に活躍する近藤頌利が担当。■イルミ…上田堪大キルアの兄。演じるのは、MANKAI STAGE『A3!』などに出演している上田堪大。■ヒソカ…丘山晴己ゴンに興味を示す不気味な奇術師。日米で活躍する総合芸術家・丘山晴己が務める。【詳細】『HUNTER×HUNTER』THE STAGE原作:冨樫義博(集英社「週刊少年ジャンプ」より)脚本・演出:山崎彬音楽:坂部剛出演:大友至恩、阿久津仁愛、小越勇輝、近藤頌利、北村圭吾、椎名鯛造、皇希、田鶴翔吾、川﨑優作、大高洋夫、上田堪大、丘山晴己、倉持聖菜、齋藤潤、高岩芯泰、辻本将平、原池優、樋口明志、藤田浩太朗、古田伊吹、森川錦、山崎理彩<公演情報>期間:2023年5月12日(金)~5月28日(日)会場:天王洲 銀河劇場住所:東京都品川区東品川2-3-16チケット一般発売日:2023年4月15日(土)10:00チケット料金:11,000円(全席指定)<ライブ配信>対象公演:(1)2023年5月12日(金)18:00公演/(2)2023年5月28日(日)13:00公演配信内容:ライブ配信+1 週間の見逃し視聴見逃し配信期間:(1)2023年5月13日(土)18:00~5月19日(金)23:59まで(2)2023年5月29日(月)18:00~6月4日(日)23:59まで※ライブ配信後、再配信処理を行うため、視聴できない時間がある。販売価格:各公演 3,800円※詳細は公式サイトを要確認。販売期間:2023年5月8日(月)12:00~、(1)は5月19日(金)20:59まで、(2)は6月4日(日)20:59まで。©P98-23・『HUNTER×HUNTER』THE STAGE製作委員会
2022年12月17日『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022』にて劇場公開されたホラー映画全6作品が、U-NEXTで年内限定オンライン上映される。これを記念し、話題のブラックコメディ『ヴィーガンズ・ハム』ほか、全6作品の冒頭映像が特別公開された。スペイン、バルセロナ近郊のシッチェスで毎年10月に開催され、SFやホラー、スリラーなどのファンタジー系作品が上映される『シッチェス映画祭』。日本では、この映画祭で好評を博した作品を紹介する『シッチェス映画祭ファンタスティックシネマコレクション』が2012年より開催されている。今年10月下旬より、『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022』としてホラーやスリラーの精鋭6作品が劇場公開されていたのも記憶に新しいが、この度、同映画祭とU-NEXTが提携を発表。2022年12月31日(土)までの期間限定で、U-NEXTにて特別先行オンライン上映が実施されている。これを記念し、オンライン上映中全6作品の冒頭部分(約2分間)が特別公開となった。戦慄の人間狩りと夫婦愛を両立させた不謹慎な笑いが満載の『ヴィーガンズ・ハム』を筆頭に、人外による寄生と捕食、人間狩りと人肉食、ゾンビとSDGs、カルト宗教による受難と復讐、変異する家族への愛憎、正体どころか主体も不明な悪意……。意外に深いテーマ性を孕みつつ、それでいて面白く、冒頭部分を観ればつい続きが気になってしまう個性豊かな作品ばかり。この機会にU-NEXTで実施中の先行オンライン上映を、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。美女ハイカーにはご用心!心理バトルが交錯するアップテンポなロードホラー『パラミドロ』『パラミドロ』キービジュアル ©2021 Person´s Films/la Dalia Films『パラミドロ』冒頭映像肉屋夫婦のヴィーガン狩りを描く痛快コメディ『ヴィーガンズ・ハム』『ヴィーガンズ・ハム』キービジュアル ©2021 Cinéfrance Studios TF1 Studio Apollo Films Distribution TF1 Films Production Chez Félix Cinéfrance SAS Cinéfrance Plus Cinéfrance 1888『ヴィ―ガンズ・ハム』冒頭映像ゾンビで栄養補給!ハイテンションな世紀末バイオレンスアクション『ゾンビ・サステナブル』『ゾンビ・サステナブル』キービジュアル ©2021 WYRMWOOD PRODUCTION HOLDINGS PTY LTD. ALL RIGHTS RESERVED.『ゾンビ・サステナブル』冒頭映像カルト集団に追われる親子の8年にわたる逃亡劇『呪われた息子の母 ローラ』『呪われた息子の母 ローラ』キービジュアル © AMN Productions LTD. t/a Park Films / Elastic Film E ntertainment Ltd / Belladonna Productions Inc. 2020『呪われた息子の母 ローラ』冒頭映像ヴァンパイアになった兄を生かす?殺す?究極の二択を描くホラーコメディ『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』キービジュアル ©2021 Workshed Films Ltd.『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』冒頭映像突然、拉致監禁され逃げ惑う少年たち…誘拐犯の正体とは?『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』キービジュアル ©2021 TBBTD LLC『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』冒頭映像■「U-NEXT」視聴はこちら: ■『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022』公式HP:
2022年12月16日東京ドームシティ内に、演劇などを行う新劇場(名称未定)が建設される。2023年12月下旬に開業予定。東京ドーム×吉本興業グループの新劇場が誕生東京・文京区にある「東京ドームシティ」内に新劇場が誕生する。劇場は約700席規模を予定しており、観客と制作者どちらにも配慮された設計の劇場設備で、演劇や演芸等の劇場体験を楽しむことができる。また、オンライン配信にも幅広く対応する予定だ。カラフルなロープワークで活気を表現劇場のデザインはスポットライトに包まれる舞台が作る「感動」「声援」「笑顔」 をイメージしたカラフルなロープワークを内外装ともに表現、劇場全体でワクワク感を感じられるような雰囲気を演出する。また、劇場の運営は大阪での吉本興業ホールディングスのグループ企業であるLIVE FORWARDが担う。【詳細】東京ドームシティ内 新劇場開業予定:2023年12月下旬住所:東京都文京区後楽1丁目3番53号
2022年12月15日G-FREAK FACTORY主催フェス「山人音楽祭 2022」が、12月3日、彼らの地元である群馬県・高崎芸術劇場で開催された。コロナ禍となって「山人音楽祭」の聖地・ヤマダグリーンドーム前橋から、ここ高崎芸術劇場での開催となって2回目。昨年は2デイズでの開催だったが、今回は大劇場を“劇情ステージ”、地元・群馬のアーティストが揃ったスタジオシアターを“激情ステージ”と銘打った2ステージ制で、全7組のアーティストによる熱いライブが展開された。フェスのMCを任されたのは山人音楽祭のMCバトル等でおなじみのNAIKA MC。「幕が開いたら最後まで突っ走ります。見漏れ、聴き漏れのないように」と言って、自身もキレのいいラップで会場の温度を上げ山人音楽祭、開幕を宣言した。BRAHMANまずは“劇情ステージ”。赤の劇場と呼ばれるこのステージに立ったのはBRAHMAN。「A WHITE DEEP MORNING」、そして「BASIS」とではじまったステージは加速度的に観客のボルテージを上げ、1番手でありながら早くもクライマックスを迎えたテンションで、バンドは馬力をあげ、会場の熱気をあげる。ステージ前にかかった紗幕にはさまざまなモチーフや、メンバーのリアルタイムのパフォーマンスにエフェクトをかけた映像が投影され、白熱の演奏とともにステージへの吸引力をあげる。「ANSWER FOR…」ではG-FREAK FACTORY・茂木洋晃が登場。TOSHI-LOWとともに高らかな咆哮をあげると、アグレッシブなサウンドに観客の興奮と歓喜とが混じり合って会場を満たす。ラスト「真善美」まで右肩上がりで熱量をあげ続けたステージは、怒涛の一言。これぞまさに山人音楽祭のはじまりだ。岩崎有季ステージ上にはアコースティックギター1本が据えられた、“激情ステージ”を幕開けるのは、岩崎有季。今回のラインナップで唯一、弾き語りでのステージとなる。岩崎によると「ギター1本で山人に出ると決めた時は、茂木から3回くらい確認された」そうだが、この轟音のライブ猛者が集うなか、ギターを相棒に挑む姿はタフであり、またそのしなやかな歌心は観客の心を瞬く間にとらえていく。「ガムシロップ」や「アカリの下」で甘い歌声を響かせ、またコロナ禍で茂木に一緒に曲を作りませんかと声をかけ実現した「野営」では、ステージに茂木を迎え入れてふたりのハーモニーを聴かせる。コロナ禍での葛藤を歌にしたという「野営」だが、ここで響きわたるその歌は力強い。ラストはリリース前の新曲「speak life」を披露して、前身となった2014年のGUNMA ROCK FESTIVALに出演して以来、8年ぶりとなった特別なステージを締めくくった。THA BLUE HERB続いて“劇情ステージ”に登場したのは、THA BLUE HERB。冒頭の「あかり from HERE」から会場の空気は、一変。DJによるリリカルなピアノのフレーズにのせ、ラッパーILL-BOSSTINOが紡ぎ出す鋭く、リアルな言葉がうねりを帯びて、壮大な一大叙事詩となっていくスリリングなステージに、観客は身じろぎもせず、一言もその言葉を、温度を、空気感を逃さぬようにステージに食らいついている感じだ。「TENDERLY」「RIGHT ON」と続いた迸る勢いに、観客のエモーションも駆け上がっていくのを肌で感じ、その興奮は大きな拍手に変わる。「未来は僕らの手の中」から、「みんなも含めて俺等だ」と語り「バラッドを俺等に」では今まさに今日という日を会場一体となってともに築き、彩っていることを実感させてくれた。叙情的なステージが、深く深く心を揺さぶる。どんぐりず“激情ステージ”へと到着するとすでに場内は大盛り上がりで、眩しいストロボライトとダンスビートにのせ、ステージ上ではダルマを高々と掲げ踊る姿が。森(ラッパー)とチョモ(トラックメイカー・プロデューサー)によるどんぐりずは、じつに自由にユーモラスに、しかしどこまでもクールでウィットに富んだトラックで、観客を踊らせている。祭り囃がハレの空気を生む「わっしょい!」、自由自在にジャンルを行き来する「Oto mafia」、国内のみならずなぜか中南米でもスマッシュヒットした「NO WAY」等を連投していき、キャッチーに盛り上げ、またスキルフルなラップでも魅せてと、会場の熱量をぐんぐんあげていった。群馬県桐生市出身の幼なじみのどんぐりず、群馬にはまだまだ面白いアーティストがいることをポップに提示してくれるふたりだ。10-FEET早くも折り返しを迎えた山人音楽祭。“劇情ステージ”を沸かせたのは共にバンドをスタートして四半世紀を迎え、このロックシーンでしのぎを削りあってきたG-FREAK FATORYの盟友10-FEETだ。TAKUMA(Vo / Gt)はMCで、G-FREAK FACTORYを初めて見て衝撃を受けたと語り、「身長も髪も長い、あんな感じですれちがったらいい匂いがする」と観客を笑わせながらも、その音楽にスピリットに影響を受けてきたという。自分も相手にとってそういう存在だったらいいと語り、このステージでその思いを最大限で返すようなプレイで魅せる。「VIBES ON VIBES」「RIVER」、また11月にリリースした「第ゼロ感」もすでにライブのセットリストに馴染み、観客の手を高く上げさせる。「その向こうへ」からラスト「ヒトリセカイ」へと会場をひとつにして、続くG-FREAK FACTORYへと繋いでいった。FOMARE“激情ステージ”のトリを務めるのは、ここ高崎市出身であり、山人音楽祭に欠かせないバンドへと成長をしてきた3ピース、FOMARE。今年10月、初の主催フェス「FOMARE大陸」を開催した。それも地元を舞台に音楽を育み、こうしてフェスも大きく育て上げてきた先輩、G-FREAK FACTORYの背中を見てきたからこそだと、アマダシンスケ(Vo / Ba)は語る。このステージのトリを任せられた大きなバトンを、しっかりとG-FREAK FACTORYに繋ぎたいと「Lani」「君と夜明け」、そして「Frozen」と前半から力強くアクセルを踏み込んで、爆裂なアンサンブルを聴かせる。群馬のことを歌ったという「夕暮れ」をエモーショナルに響かせ、またコロナ禍でライブハウスについて作ったという「愛する人」はこれからのライブシーンに向けた希望として力強く放つ。今という輝きを、最高のアンセムにして歌うバンドになった姿を、この山人音楽祭で見せてくれた。G-FREAK FACTORY幕が上がればあっという間だと語ったNAIKA MCのいう通り、早くも山人音楽祭の大トリ、G-FREAK FACTORYが登場。楽器隊のメンバーがステージに登場し「Too oLD To KNoW」を奏ではじめるなか、茂木は観客席後方の扉から姿を現した。思わぬプロレス入場に会場が沸き、頭からボルテージがマックスとなった“劇情ステージ”。鋭いギターリフで空気を切り裂く「Unscramble」、重厚なグルーヴによる「REAL SIGN」と続き、観客の手拍子は大きく、そしてコブシが高く振り上げられる。「日本のアフリカ群馬県という場所を25年間浮き沈みありながらも守ってきました。何を隠そう、ローカルのビジュアル系バンドG-FACTORYです。どうもかっこよくてすいません」。茂木のMCに長く大きな拍手が起きる。また本当はもっとたくさん呼びたいバンドがいたが、さまざまなイベントが復活してきた現在、出演が叶わなかったバンドがいることもあげながらも、今回これだけ強い仲間が集ってくれたと語る。“激情ステージ”に出演した地元発のバンドについても、まだまだいいバンドが出てくると豊穣な群馬のシーンへの期待をにじませつつ、「今日は勝ちにいくライブをする」と宣言。大変なことはまだたくさんあるが、未来のため自分たちのため、仲間のために、一歩一歩、次に行こう、先に行こうと語りかける。「Fire」からの後半は熱いMCの余韻でさらにカタルシスたっぷりに響く。そして「ダディ・ダーリン」ではTAKUMA(10-FEET)、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、ILL-BOSTINOが登場してマイクを繋いでいく。一回もリハしていなかったそうだが、熱量の高い言葉をリレーしていく、まさにここでしか聴けない山人音楽祭2022バージョンの「ダディ・ダーリン」はいつにも増してヘヴィで、激しく心を打った。ラストの「らしくあれと」まで、どこを切ってもハイライトと言える高揚感に満ちたステージに、観客からは大きく長い長い拍手が送られた。『山人音楽祭2022』よりやまない拍手に迎えられてアンコールに登場したG-FREAK FACTORY。「すごかったろ、今年の山人」(茂木)とじつに濃かった1日を振り返り、「1曲だけやらせてくれ」と「日はまだ高く」をプレイ、途中、出演したバンドのメンバーの名をひとりずつ呼びステージに迎え入れ、オールスターが勢揃いした賑やかな状態で、「日はまだ高く」をシンガロングする。もはやエンドレス状態のマイクリレーで盛り上がる姿と、ステージの面々の笑顔に、このフェスが、G-FREAK FACTORYがいかに愛されているかがわかる。長い長いシンガロングと、このわちゃわちゃとした楽しさを名残惜しむように、「これで山人音楽祭、大成功!」の茂木の声とともに、全員で高いジャンプを決めて、特濃な「山人音楽祭2022」が閉幕した。Text:吉羽さおりPhoto:上坂和也(大劇場)/松本えり奈(スタジオシアター&集合写真)★12月22日(木) 9:59まで抽選で「山人音楽祭2022」出演者サイン入りグッズが当たる プレゼント受付実施中() !<公演情報>『山人音楽祭2022』2022年12月3日(土) 高崎芸術劇場 大劇場/スタジオシアター【セットリスト】<大劇場>■BRAHMAN01. A WHITE DEEP MORNING02. BASIS03. SPECULATION04. 賽の河原05. SEE OFF06. BEYOND THE MOUNTAIN07. ANSWER FOR…08. PLACEBO09. CAUSATION10. Slow Dance11. 真善美■THA BLUE HERB1. あかり from HERE2. ILL-BEATNIK3. TENDERLY4. RIGHT ON5. AND AGAIN6. GOOD VIBES ONLY7. 未来は俺等の⼿の中8. バラッドを俺等に■10-FEET1. VIBES BY VIBES2. RIVER3. ハローフィクサー4. 蜃気楼5. 第ゼロ感6. その向こうへ7. ヒトリセカイ■G-FREAK FACTORY1. Too oLD To KNoW2. Unscramble3. REAL SIGN4. EVEN5. Fire6. ダディ・ダーリン7. らしくあれとEN. 日はまだ高く<スタジオシアター>■岩崎有季1. ガムシロップ2. 頬笑み3. アカリの下4. Used Music5. 野営6. speak life■どんぐりず1. nadja2. Oh Gi Mama 20223. Funky Grandma4. わっしょい︕5. Oto mafia6. NO WAY7. Donʼt judge me■FOMARE1. Lani2. 君と夜明け3. Frozen4. ⼣暮れ5. ⾵6. 優しさでありますように7. 愛する⼈関連リンク<山人音楽祭>オフィシャルサイト::<岩崎有季>オフィシャルサイト::::<G-FREAK FACTORY>オフィシャルサイト::::<10-FEET>オフィシャルサイト::::<どんぐりず>オフィシャルサイト::::<FOMARE>オフィシャルサイト::::<BRAHMAN>オフィシャルサイト::::<THA BLUE HERB>オフィシャルサイト:::<NAIKA MC>オフィシャルサイト:::
2022年12月04日公益財団法人大田区文化振興協会(所在地:東京都大田区、理事長:津村 正純、以下「当協会」)は、「OTAアート・プロジェクト 馬込文士村 空想演劇祭2022」を開催します。当プロジェクトは、映像作品の配信と、配信に先駆けて行われるイベント「作品上映&同時収録生ライブ」の2つで構成されています。映像作品の配信は2023年1月21日(土)~3月16日(木)にオンラインで、イベントは2022年12月17日(土)に「大田文化の森」にて開催します。当協会は今後も大田区にまつわる様々な地域文化振興事業に全力で取り組んでまいります。「OTAアート・プロジェクト 馬込文士村 空想演劇祭2022」キービジュアル「OTAアート・プロジェクト 馬込文士村 空想演劇祭2022」特設サイト: ■「OTAアート・プロジェクト 馬込文士村 空想演劇祭2022」概要「OTAアート・プロジェクト」は、“アートでまちづくり”をテーマに大田区に点在する様々な文化芸術に関わるヒト・モノ・コトを資源として紹介し、未来に向けて新たに共創していくための創造プロジェクトです。大正末期から昭和初期にかけて、現在の大田区大森一帯には近代文学を代表する名だたる文士達が集まり、「馬込文士村」と呼ばれていました。2021年、彼らの残した作品を、舞台芸術と組み合わせ、映像という形で紹介する配信企画「馬込文士村 空想演劇祭」がスタートしました。2年目となる今回は女流作家に着目し、2本の映像作品とスタンダップコメディの計3本をオンライン配信します。配信に先駆けて「作品上映&同時収録生ライブ」も実施します。(1)映像作品の配信大田区にゆかりのある文士の作品を、実演芸術として大田区内で撮影・制作し、オンラインで配信します。配信期間 : 2023年1月21日(土)~2023年3月16日(木)23:59配信方法 : 「カンフェティストリーミングシアター」から有料配信。『馬込の文士 2022』のみYouTubeにて無料配信。視聴券販売期間: 2022年12月15日(木)~2023年2月14日(火)23:59まで視聴料金 : 税込1,000円(『千代と青児』『花物語ごっこ』の2作品セット料金)配信作品 : 『千代と青児』『花物語ごっこ』『馬込の文士 2022』特設サイト : 2022年度作品 予告編(12月1日(木)公開予定): (2)イベント「作品上映&同時収録生ライブ」地域の方やインターネット環境がない方を対象に、2022年度制作の映像作品を、オンライン配信前に先行上映するほか、清水宏のスタンダップコメディをライブで楽しんでいただけるイベントです。スタンダップコメディは当日、有観客上演の様子を収録して映像作品に使用します。開催日 : 2022年12月17日(土)開演時間 : 11:00~、15:00~(1日2回公演)会場 : 大田文化の森 多目的室(東京都大田区中央2-10-1)料金 : 各回税込1,500円作品 : 『千代と青児』『花物語ごっこ』(上映)、『馬込の文士 2022』(生ライブ)主催 : 公益財団法人大田区文化振興協会、大田区アートディレクター : 安田雅弘(劇団 山の手事情社 主宰・演出家)後援 : 特定非営利活動法人 大田まちづくり芸術支援協会(asca)協力 : 劇団 山の手事情社、一般社団法人 大田観光協会、特定非営利活動法人 馬込文士村継承会、特定非営利活動法人 大森まちづくりカフェ、馬込文士村ガイドの会機材協力 : キヤノン株式会社詳細・チケット発売先: ■作品概要●『千代と青児』(原作:宇野千代)出演 :劇団 山の手事情社構成・演出:安田雅弘作品時間 :約20分作家・宇野千代と画家・東郷青児は、出会ったその日に同棲を始める。実は一見スキャンダラスなその遭遇には、それぞれ表に出せぬ事情があった。しかしやがて二人の関係は熟成していく。『千代と青児』のワンシーン●『花物語ごっこ』(原作:吉屋信子)出演 :日本のラジオ演出 :屋代秀樹作品時間:約20分少女小説の大家 吉屋信子のデビュー作『花物語』の第一話「鈴蘭」を題材に、女学生たちの交流を描いた作品。誰しもの心の中にある少女性を、その不思議な世界観で表現。『花物語ごっこ』のワンシーン●『馬込の文士2022』(スタンダップコメディ)出演 :清水宏構成・演出:安田雅弘スタンダップコメディアンが語る文士像とは?馬込文士を代表する女流作家宇野千代と、吉屋信子を題材に、独自の目線で語る爆笑必至のトーク公演。『馬込の文士2021』のワンシーン■公益財団法人大田区文化振興協会について名称 : 公益財団法人大田区文化振興協会代表者 : 理事長 津村 正純所在地 : 東京都大田区下丸子3-1-3 大田区民プラザ内設立 : 1987年(昭和62)7月URL : 事業内容: ・大田区内文化施設の管理運営・公演、展示等様々な主催事業の実施・区民の自主的文化活動の支援 等 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月01日渋谷区の複合文化施設「Bunkamura」は、2023年1月31日(火)に営業を終了する東急百貨店本店土地の開発計画「Shibuya Upper West Project」に伴い、オーチャードホールを除き4月10日(月)から2027年度中(時期未定)まで、長期休館することを発表した。1989年9月に日本初の大型複合文化施設として開館し、オーチャードホール、シアターコクーン、ザ・ミュージアム、ル・シネマ、ギャラリーの各施設を中心に、カフェ、アート関連ショップなどでも様々な形で文化や芸術に親しめる場を提供してきた「Bunkamura」。この度の休館では、経年使用による施設の補修や設備の更新などを行うとともに、新築される施設との一体化に向けた改修工事を実施予定。オーチャードホールは日曜・祝日を中心に営業を継続するほか、「Bunkamura」は東急線沿線の周辺施設や東急グループ各施設などで文化事業を継続。シアターコクーンは、2023年4月に東急歌舞伎町タワー内に開業する「THEATER MILANO-Za」や紀伊國屋ホールなど、他劇場にて自主制作公演(COCOON PRODUCTION)を開催。「THEATER MILANO-Za」こけら落とし公演は「舞台・エヴァンゲリオン Beyond」(仮)(構成・演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ)を上演する。シディ・ラルビ・シェルカウイ ©Jeroen Hanselaerまたル・シネマは、12月4日(日)の営業をもって閉館する渋谷東映プラザ内「渋谷 TOEI」跡地にて、2023年初夏より新たな映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」をオープンし、独自のキュレーションとともに上映活動を継続。Bunkamuraカラーを携えながら、渋谷駅前・宮下エリアならではの刺激的なエネルギーを吸収し、これからの未来にひらかれた映画館を目指すという。なお、複合文化施設「Bunkamura」としての営業再開時には、より多くの方々に感動と喜びを提供する「新生Bunkamura」を目指す。そこでは私たちの生活がより豊かで美しいものとなるよう作品を進化させるとともに、先端技術を積極的に取り入れた新しい取り組みにも挑戦する。各施設の営業状況■オーチャードホール(音楽・舞踊など)・「N響オーチャード定期2022/2023シリーズ 第124回」公演日:2023年7月8日(土)会場:横浜みなとみらいホール 大ホール・フランチャイズ公演「東京フィルハーモニー交響楽団2023シーズン オーチャード定期演奏会」公演日:2023年5月14日(日)、6月25日(日)、7月23日(日)、10月22日(日)、11月12日(日)会場:Bunkamura オーチャードホール■シアターコクーン(演劇)・THEATER MILANO-Za こけら落とし公演「舞台・エヴァンゲリオン Beyond」(仮)公演時期:2023年5月会場:THEATER MILANO-Za・「ガラスの動物園」「消えなさいローラ」(2本立て上演)公演時期:2023年11月会場:紀伊國屋ホール■ザ・ミュージアム(美術)「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」(仮)会場:ヒカリエホール ホールA「平間至 写真展」(仮)会場:ヒカリエホール ホールB会期:2023年7月8日(土)~8月23日(水)予定■ル・シネマ(映画)施設名:Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下(2スクリーン)営業開始:2023年初夏※ラインアップは後日発表■ギャラリー(美術)施設名:Bunkamura Gallery 8/営業開始:2023年初夏※ラインアップは後日発表(cinemacafe.net)
2022年11月29日11月26日、27日の全国映画動員ランキングは、『すずめの戸締まり』が公開3週目も首位をキープした。初登場2位には『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』がランクイン。小説投稿サイトで人気を博し、川上泰樹のコミカライズを経て2018年にTVアニメ第1期が放送された、伏瀬による同名小説の劇場版。異世界でスライムに転生した主人公がスキルを磨き、仲間を増やしていく冒険劇を描く。本作のストーリー原案を伏瀬が務め、オリジナルのキャラクターも登場する 。声の出演は岡咲美保、古川慎、豊口めぐみら。湊かなえの同名小説を戸田恵梨香、永野芽郁らで映画化した『母性』は初登場3位に入った。ひとりの女子高校生の死をめぐって、娘を愛せない母親の手記と、母に愛されたい娘の回想によって徐々に驚愕の真相が明らかになっていく様子を描くミステリー。『余命1ヶ月の花嫁』などを手がけた廣木隆一監督がメガホンを執る。出演は戸田恵梨香、永野芽郁、三浦誠己、中村ゆり、山下リオら。公開17週目に入った『ONE PIECE FILM RED』は先週と順位は変わらず。そのほか新作では、ディズニーの新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』が初登場7位に入った。3世代にわたる親子を主人公にした壮大な冒険物語。監督は『ベイマックス』を手がけたドン・ホールとクイ・グエン。『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』次週は『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』『あのこと』『月の満ち欠け』『泣いたり笑ったり』『ブラックアダム』『THE FIRST SLAM DUNK』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『すずめの戸締まり』2位『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』3位『母性』4位『ONE PIECE FILM RED』5位『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』6位『ある男』7位『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』8位『カラダ探し』9位『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』10位『RRR』
2022年11月28日昨日11月23日よりBunkamuraシアターコクーンにて、松尾スズキ作・演出のCOCOON PRODUCTION 2022「ツダマンの世界」が開幕。舞台写真と初日を迎えてのキャストコメントが到着した。松尾さんの2年ぶりとなる最新作「ツダマンの世界」は、文壇の最高峰「月田川賞」を目指す小説家・ツダマンをめぐる狂気のメロドラマ。松尾さんは作・演出のみならず、劇中に登場するオリジナル楽曲の作曲を自ら手掛けている。「月田川賞」を目指しながら、押しかけ弟子や周囲の人々に翻弄される主人公・ツダマンこと、小説家・津田万治役の阿部サダヲは、初日を迎え「大作です!そんで大作ってやっぱり大変なんですね!出てる役者ほぼ全員、叫んで、笑って、着替えて、歌って、踊って、着替えて、叩いて、被って、着替えてます(笑)大変です!30回くらい?場面も転換するから、スタッフさんも大変です。生放送の歌番組みたいな動きです。松尾さんの舞台に初めて出演されるキャストの方々がとても面白いです!なんでしょう?松尾さんの今までの作品にはなかった新しい不思議な感覚が楽しめそうな気がします!」と興奮気味に語る。ツダマンに弟子になりたいと志願する長谷川葉蔵役の間宮祥太朗は「稽古場はとても居心地が良く、少しずつ作品が構築されていく様子に高揚した毎日でした」とふり返り、「初めて立つシアターコクーンの舞台で、美術照明音響が織りなすツダマンの世界に、これからの本番が楽しみです」と心境を明かす。津田万治に嫁ぐ妻・津田数役の吉田羊も「共演の皆さんの最高に面白いお芝居をかぶりつきで観られた特等席を、今度はご来場のお客さまにお譲りして、私は精一杯、数を生きたいと思います」と意気込んでいる。そして、松尾さんは「いっぱい本を読みました。昭和の時代の作品です。調べれば調べるほど昭和の文豪たちは、コンプライアンスとはほど遠い世界を生きておりました。わたしも無頼と呼ばれた時代もありましたが、さすがにここまでのことはない。インテリジェンスと野蛮が混在した昭和の文化人たち、それを支えたり振り回されたりする人々の、滑稽で、かつ、ひたむきで、悲惨な姿を、ご堪能ください」とメッセージを寄せている。また、12月7日(水)18:00公演のライブ配信も決定した。COCOON PRODUCTION 2022「ツダマンの世界」は12月18日(日)までBunkamuraシアターコクーンにて、12月23日(金)~29日(木)ロームシアター京都メインホールにて上演。※12月7日(水)18時公演を配信。(cinemacafe.net)
2022年11月24日本日11月23日(水・祝) Bunkamuraシアターコクーンにて、COCOON PRODUCTION 2022『ツダマンの世界』が開幕し、舞台写真とキャストのコメントが到着した。作・演出を務めるのは、シアターコクーン芸術監督・松尾スズキ。2年ぶりとなる最新作『ツダマンの世界』では、太宰治や井伏鱒二の関係に着想を得て、日本の昭和初期から戦後を舞台に、主人公「ツダマン」を取り巻く人々の濃密な愛憎劇を描く。今回松尾は作・演出のみならず、劇中に登場するオリジナル楽曲の作曲に挑戦。これまでの公演でも作詞や作曲を行ってきたが、全編にわたる作曲を自らが手掛けるのは初の試みとなる。作中で文壇の最高峰である「月田川賞」を目指しながら、押しかけ弟子や周囲の人々に翻弄される物語の主人公・ツダマンこと、小説家・津田万治を演じるのは、阿部サダヲ。戦争未亡人であったが、ツダマンの友人の小説家・大名狂児の勧めで津田万治に嫁ぐ妻・津田数には吉田羊。佐賀の豪商の息子で、ツダマンに弟子になりたいと志願するやっかいだが憎めない弟子・長谷川葉蔵には間宮祥太朗。この物語の語り部となる女中・オシダホキには江口のりこ。そのほか、村杉蝉之介、笠松はる、見上愛、皆川猿時らが名を連ねる。併せて、チケットが購入できなかった人やもう1度公演を楽しみたい人のために、12月7日(水) 18:00公演のライブ配信が決定した。<コメント>■松尾スズキみなさま、お元気ですか。2年ぶりの新作です。もっとばんばん新作を書き飛ばしていた時期もありましたが、もはや、これぐらいのペースになってしまった松尾です。だからこそ、一作一作大事に仕上げてまいります。いっぱい本を読みました。昭和の時代の作品です。調べれば調べるほど昭和の文豪たちは、コンプライアンスとはほど遠い世界を生きておりました。わたしも無頼と呼ばれた時代もありましたが、さすがにここまでのことはない。インテリジェンスと野蛮が混在した昭和の文化人たち、それを支えたり振り回されたりする人々の、滑稽で、かつ、ひたむきで、悲惨な姿を、ご堪能ください。■阿部サダヲ大作です! そんで大作ってやっぱり大変なんですね! 出てる役者ほぼ全員、叫んで、笑って、着替えて、歌って、踊って、着替えて、叩いて、被って、着替えてます(笑)大変です! 30回くらい?場面も転換するから、スタッフさんも大変です。生放送の歌番組みたいな動きです。松尾さんの舞台に初めて出演されるキャストの方々がとても面白いです! なんでしょう? 松尾さんの今までの作品にはなかった新しい不思議な感覚が楽しめそうな気がします! よろしくお願いします。■間宮祥太朗『ツダマンの世界』10月に稽古が始まり一カ月と少し、気づけば本番がもう目の前まで来ました。稽古場はとても居心地が良く、少しずつ作品が構築されていく様子に高揚した毎日でした。自分の出ていない部分の稽古を観ている時間も好きだったのですが、本番が始まるとなかなか悠長に観ていられなくなるんだなと、衣裳付きの通し稽古をした時に実感しました。初めて立つシアターコクーンの舞台で、美術照明音響が織りなすツダマンの世界に、これからの本番が楽しみです。■吉田羊松尾さんの世界がみるみる立ち上がってゆくのを間近に観られる、幸せなお稽古でした。演出意図はこれかな? と発見出来た日はなお嬉しく、松尾さんの頭の中に半歩近づけたような気がして帰り道の足取りがふわふわと軽かったものです。共演の皆さんの最高に面白いお芝居をかぶりつきで観られた特等席を、今度はご来場のお客さまにお譲りして、私は精一杯、数を生きたいと思います。どうぞ皆さま、めくるめく世界に身を投じ、心ゆくまでご堪能ください。そして観劇後は、様々な感想を"すり合わせて"お楽しみくださいませ。<公演情報>COCOON PRODUCTION 2022『ツダマンの世界』COCOON PRODUCTION 2022『ツダマンの世界』イラストビジュアル作・演出:松尾スズキ【出演】阿部サダヲ / 間宮祥太朗 / 江口のりこ / 村杉蝉之介 / 笠松はる / 見上愛 / 町田水城 / 井上尚 / 青山祥子 / 中井千聖 / 八木光太郎 / 橋本隆佑 / 河井克夫 / 皆川猿時 / 吉田羊【東京公演】11月23日(水・祝)~12月18日(日) Bunkamuraシアターコクーン【京都公演】12月23日(金)~29日(木) ロームシアター京都メインホール【配信情報】配信対象公演:2022年12月7日(水) 18:00公演販売期間:2022年11月23日(水・祝) 10:00~12月7日(水) 18:30■視聴券(イベント割対象)通常価格 4,000円(税込)→(イベント割適用価格)3,200円(税込)■プログラム付視聴券(イベント割対象)通常価格 6,000円(税込)→(イベント割適用価格)4,800円(税込)※プログラム 定価:2,000円(税込)※MY Bunkamuraのみでの取扱い。視聴チケットはこちら:【WOWOW オンデマンド】配信日時:12月7日(水) 18:00開演WOWOW オンデマンドにてライブ配信 ※アーカイブ(見逃し配信)はございません。詳細はこちら:※WOWOWにご加入中の方は無料ホームページ:
2022年11月23日松尾スズキが女優と組んで繰り広げる至極のコントドラマ第3弾「松尾スズキと30分強の女優」の放送が決定。今回は、松たか子と長澤まさみが出演する。松尾さんが「バラエティ番組のコントじゃない、作品としてのコントが作りたい」という思いから、脚本・演出・出演を務める、各話30分のオムニバスコントドラマとしてこれまで、吉田羊、多部未華子、麻生久美子、黒木華、生田絵梨花、松本穂香、松雪泰子、天海祐希が出演し、第2弾まで放送してきた「松尾スズキと30分の女優」。今回の第3弾では、そんな「30分の女優」から「30分“強”の女優」と変え、これまでよりも各話を長めにスケールアップ。これまでと同様に、本作の脚本家として松尾さんのほかに、「バカドリル」の著者・天久聖一と、劇団「地蔵中毒」主宰の大谷皿屋敷が参加する。放送決定に松尾さんは「この歳でコントの番組をやらせてもらえるとは、そして、松たか子、長澤まさみという、旬の時間が止まらない、日本を代表する女優とタッグが組めるとは、幸せ以外のなんでもないので、がんばるという言葉は、あまり好きじゃありませんが、楽しくがんばる次第です」と心境を明かし、「今回も、見てる人みな頭が変になれ、と、祈りつつ台本製作中であります。乞うご期待!」とコメントしている。「松尾スズキと30分強の女優」は2023年3月、WOWOWにて放送・配信予定。(cinemacafe.net)
2022年11月23日演劇カンパニー・リハーサルシアター(代表:島 崇)は、12月15日(木)にリハーサルシアター演劇公演「演奏と演劇で奏でるシューマン クララへの手紙」をサントリーホール(ブルーローズ)で上演します。■開催概要ロベルト・シューマンの妻クララは幼い頃から父親にピアノの技術を叩き込まれ、天才少女としてプロデビュー。当時では珍しかった女流ピアニストの地位を確立したことでも知られています。結婚後は家計を担い、さらには育児、家事、そして精神面でもロベルトを支えたクララ。ロベルトの死後も彼の音楽を携えて演奏旅行に出かけ、子供たちを育て上げました。今作ではそんなクララにスポットを当て、シューマンの音楽の生演奏と役者による語りを織り交ぜたコラボレーション公演として上演します。出演者の大谷 ひかる氏は劇団三条会に所属し、三島由紀夫やギリシア悲劇など近現代や古典作品に幅広く出演。フリーでも活躍する若手の実力派俳優です。演奏者もピアノの桑原 康輔氏と弦楽四重奏のYukina“Q”Stringsと若手の実力派揃い。演奏と演劇が織りなすこの新しい上演形式は必見です。今作のメインビジュアルはテキストレーターのはらだ有彩氏。著書『日本のヤバい女の子』シリーズにて、昔話に登場する女性たちを「私たちと変わらない一人の女の子」として読み解いていくことで、現代の「当たり前」を捉え直しています。19世紀を生きたロベルトとクララですが、時代は違えど、今を生きる私たちと同様に悩み、奮闘しました。今作ではそんなクララの思いやロベルトの音楽を通じて、現代社会を生きる私たちを見つめ直すきっかけにしたいと思います。■リハーサルシアター演劇公演演奏と演劇で奏でるシューマン クララへの手紙日時 |2022年12月15日(木)18:30開場 19:00開演会場 |サントリーホール ブルーローズ演出 |児玉 絵梨奈台本 |島 崇出演 |大谷 ひかる(三条会)編曲 |桑原 康輔演奏 |桑原 康輔 Yukina“Q”Stringsイラスト |はらだ 有彩デザイン |高(※)井 愛記録写真 |トナカイ(松本 慎一)サイトデザイン|牧野 心士制作 |萩谷 早枝子、飯塚 なな子※ はしごだかの表記が正式です。特設サイト 特設サイトクララへの手紙フライヤー表■演奏曲ロベルト・シューマン『子供の情景』より「トロイメライ」ほか『クララ・ヴィークの主題による10の即興曲』より一曲『幻想小曲集』より「飛翔」『ミルテの花』より「献呈」『詩人の恋』より「美しい5月に」『弦楽四重奏曲第3番イ長調』より「第一楽章」「第四楽章」※プログラムは予告なく変更となる場合がございます■チケット<料金(全席自由席・来場順入場)>一般:4,000円(前売・当日共) U30(30歳以下):2,000円(前売・当日共)※30歳以下券をお求めの方は当日受付時に年齢を確認できる証明書をご提示ください。※未就学児の入場はご遠慮ください。<お申し込み>・チケットぴあ Pコード:515-775 チケットぴあ・サントリーホールチケットセンターTEL:0570-55-0017 (10:00~18:00 年末年始・休館日を除く)※サントリーホール ホームページからもお求めいただけます。 サントリーホール■出演者プロフィール出演:大谷 ひかる(三条会)出演:大谷 ひかる(三条会)1991年、東京生まれ。洗足学園音楽大学ミュージカルコースを卒業後、演劇活動を始める。2015年に三条会に入団、以降すべての作品に出演。他には、悪魔のしるし、ダダルズなどの作品にも出演。個人の作品としては、一人芝居『大谷ひかるのシンデレラ』がある。■演奏者プロフィールpiano 桑原 康輔piano 桑原 康輔1988年6月3日生まれ。北海道函館市出身。4歳からピアノを始める。高校卒業後、ヤマハ音楽院ニューピアノ科に入学。20歳からピアニストとして活動開始。アーティストのサポートでツアーやフェス、武道館など様々なステージを経験。その他作曲、編曲等多方面で活動中。≪Yukina“Q”Strings≫1st violin ユキナ1st violin ユキナ東京音楽大学卒業後アーティスト活動を開始。Yukina“Q”Strings代表。音楽番組出演や、ライブサポート、作曲、ストリングスアレンジを手がけ、幅広く演奏活動を行う。2015年から自身のソロCDをリリースしており、『歌いたくなるヴァイオリニスト』としてパワフルに活動中。2nd violin 竹重 夏野2nd violin 竹重 夏野東京音楽大学を経て同大学大学院修士課程修了。在学中、奨学金給付生としてモーツァルテウム夏季国際音楽アカデミーにてディプロマを取得。これまでに鷲見四郎、大谷康子、海野義雄の各氏に師事。現在オーケストラや室内楽奏者として活動中。クロサワ音楽教室ヴァイオリン講師。viola 堀 那苗viola 堀 那苗東京音楽大学卒業後、同大学大学院修士課程(ソルフェージュ研究領域)修了。これまでにヴィオラを百武由紀、河野理恵子、ソルフェージュを岡島礼、各氏に師事。現在、東京音楽大学附属高等学校非常勤講師、サクライ楽器Y.A.アカデミー講師、足利カンマーオーケスター団員。cello 安喰 千尋cello 安喰 千尋東京音楽大学を経て同大学院音楽研究科修了。Phoenix OSAQA、プロジェクトQ等に参加。2016-2018年度テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ団員。現在オーケストラや室内楽を中心に活動中。また定期的に渡仏し、エリック・ピカール氏(パリ管弦楽団第1ソロ首席)に師事。■リハーサルシアターとは島崇が脚本、児玉絵梨奈が演出を務める演劇カンパニーとして2021年に始動。稽古や練習を表す“リハーサル”の語源は耕すこと。現代社会を生きるための練習としての舞台作品を上演する。島 崇(劇作家。リハーサルシアター代表)2009年よりシアター・カンパニー「マレビトの会」に役者/劇作家として参加。主な参加作品にマレビトの会「福島を上演する」(F/T16-18、2016-18年)、「シアターコモンズ’19リーディング・パフォーマンス」(2019年)、「オルガンと朗読で聴く『幻想交響曲』」(ミューザ川崎シンフォニーホール、2021年)「演奏と演劇で奏でるくるみ割り人形」(聖セシリア教会、2022年)。児玉 絵梨奈(演出家)2010年よりシアター・カンパニー「マレビトの会」に役者として参加。主な参加作品に「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」(F/T10他、2010年)など。近年の演出作品に「オルガンと朗読で聴く『幻想交響曲』」(ミューザ川崎シンフォニーホール、2021年)。展覧会「200年をたがやす」舞台分野 演劇公演「soda city funk」(秋田市文化創造館、2021年)。「演奏と演劇で奏でるくるみ割り人形」(聖セシリア教会、2022年)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月22日京都を起点にし、総合芸術としての演劇活動を国内外に発信している劇団「地点」(運営会社:合同会社地点)は、2022年11月16日(水)、他に類をみない新たな演劇のスタイル<マルチリンガル公演>についての情報サイトを開設いたしました。マルチリンガル<マルチリンガル公演>とは、劇団「地点」が12月に控えるKAAT神奈川芸術劇場での公演『ノー・ライト』でチャレンジする、全く新しい演劇のスタイル。俳優が、それぞれ母国語でない言語(ドイツ語・英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・韓国語・日本語の7ヶ国語)でそれぞれの台詞を語る<マルチリンガル公演>は、おそらく日本では初めての試みだと思われます。出演者がそれぞれ異なる言語で語り、観客は台詞を聴きながら日本語字幕を読みます。地点の俳優・安部聡子も出演している濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』でも、さまざまなバックグラウンドを持つ俳優たちが異なる言語で演じる舞台作品の上演がひとつのクライマックスとなりましたが、今回の<マルチリンガル公演>は、まさに映画で上映されたような、言葉を意味と感情に因数分解することで、イメージの増幅、音そのもの、めまぐるしい時間感覚を楽しむ新しい演劇のかたちです。今回リリースした新たなサイトは、地点の情報発信プラットフォーム≪ビヨンドチテン≫にて、新たなマガジンとして開設。その創作の過程や台詞へのアプローチなど、<マルチリンガル公演>の魅力について、テキスト・動画・音声であますことなくお伝えしてまいります。また、この公演に至った経緯について、地点の演出家・三浦基からのメッセージとしてまとめております。【地点「マルチリンガル 特設サイト」】 【地点の演出家・三浦基の今の思いを綴ったエッセイ】私の身のまわり ~マルチリンガル公演によせて 三浦基 【動画配信】■マルチリンガル公演について語る 安部聡子×ドイツ語篇 1/4 だれのことも理解できないっていう関係性 ■マルチリンガル公演について語る 小林洋平×韓国語篇 1/4 どうやって台詞を覚えるのか 【音声配信】■マルチリンガル公演について語る(1)~『ノー・ライト』にむけて|安部聡子×三浦基 【地点『ノー・ライト』公演情報】日程: 2022年12月16日(金)19:00-/17日(土)18:00-/18日(日)14:00会場: KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉詳細: <≪ビヨンドチテン≫について> 空間造形、衣裳、グラフィック、照明、音楽、言葉、演技、演出、劇場、世界演劇史など、一つの舞台作品の創作と発表の過程で私たちが手にし、目にする技術や知識は膨大なものです。さまざまなクリエイターが関わり、それぞれの専門性を発揮してつくられる舞台作品を<演劇果実>と命名。その皮をむき、総合芸術としての演劇を深く味わっていただくための情報発信プラットフォームです。<劇団「地点」について> 京都を拠点とし、総合芸術としての演劇活動を国内外で広く展開する劇団。多様なテキストを独自の手法で再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらす独特の発語は「地点語」とも言われ、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにするその手法はしばしば音楽的とも評される。代表は演出家・三浦基(みうらもとい)。2013年、本拠地京都にアトリエ「アンダースロー」をオープン。2006年に『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。チェーホフ2本立て作品をモスクワ・メイエルホリドセンターで上演、また、2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』を上演するなど、海外公演も行う。2017年、イプセン作『ヘッダ・ガブラー』で読売演劇大賞作品賞受賞。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月21日バーチャルな世界で学園生活を楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、秋の学園祭『2022翔愛祭』を実施します。ユーザーイベントの祭典・秋の学園祭『2022翔愛祭』には、56のユーザー団体および外部参加団体が出展いたします。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、秋の学園祭『2022翔愛祭』の出展団体をお知らせします。キャラフレ - charafre.net : キャラフレ|2022翔愛祭秋の学園祭『2022翔愛祭』■ 開始/終了日程11月12日(土) 21:00 ~11月27日(日) 21:00□ 開会式11月12日(土) 21:00~□ 閉会式11月27日(日) 21:15~出展団体のご紹介運動場テントブース・しほひな・あいはら部・「みんなで育てるキャラフレ」同盟・スクリプト研・ネコミミクオリティーズ・歴史研究部・お食事記者倶楽部・「GCC」・Aⅲ’s(アイス)・翔栄モード研究所・CCA~シュシュエール~・クイズ研究会・CSSSWWML(タブン…カメ研?)・カリッシュ事務局・合同福祉サークルAngie・合同会社 ナノダイナミクスエアロスペース・メイド喫茶くらぶ・舞龍総合事務局・いいね!プロジェクト推進委員会・辻蔵さんが好きなことをするサークル校舎内部活ブース・童謡・唱歌友の会♪ & Classical Music友の会♪共催・ネットラジオDJ部・ねこねこ写真館・Dreamy・ナッツ&プティン部・お笑いアイドル【MI-MI】・小梅の学園祭ゲート展示室・ミニゲーム制作同好会・ストーンマニア協会・黒ノ州~クロノス~・翔愛さんぽ倶楽部・天文部&天文部・七夕イベント製作委員会・ぱんだんすを広める会・翔愛学園鉄道友の会・「学校」「虹の足」制作委員会・CRF48・写真同好会・オリジナルイラストの会・翔栄交通研究会・ゆどうふ・おいでよ♪なぞ部・Ranampia事務所・天使研究会(仮)・765プロダクション・キャラフレインディーズ (CFI)・小説部・弁当屋!ほか弁・TMG (Towahara Music Gallery)・愛を求めるハリセンうさぎ団(アムド)・一条 蜜希(キャラフレユーザーアイドル)・ハピネス事務局・みすと~mist~・接客研究会・ゆかり王国 翔愛支部・スズメ部・エッセイのようなものを出展しようとする部ステージイベント・開会式終了直後~24:00|CSSSWWML(元…カメ研?)・11月18日 (金) 21:00~22:00|ネコミミクオリティーズ・11月18日 (金) 23:00~24:00|CCA~シュシュエール~・11月19日 (土) 21:00~22:00|一条蜜希・11月19日 (土) 22:00~23:00|TMG (Towahara Music Gallery・11月19日 (土) 23:00~23:59|ネットラジオDJ部・11月20日 (日) 23:00~24:00|Aⅲ’s(アイス)・11月21日 (月) 22:00〜23:00|Ranampia・11月22日 (火) 22:00~23:00|天使研究会(仮)・11月22日 (火) 23:00~23:59|カリッシュ・11月23日 (水) 21:00~22:00|童謡・唱歌友の会♪ & Classical Music友の会♪・11月23日 (祝) 23:00~24:00|765プロダクション・11月25日 (金) 22:00~23:00|ハピネス・11月25日 (金) 23:00~00:00|キャラフレインディーズ(CFI)・11月26日 (土) 21:00~22:00|しほひな・11月26日 (土) 22:00~23:00|ゆかり王国・11月26日 (土) 23:00~24:00|ストーンマニア協会以上 全56団体が出展キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。学園生活コミュニティ「キャラフレ」キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月08日新国立劇場 2022/2023シーズン演劇『私の一ヶ月』が、11月2日に東京・新国立劇場 小劇場で初日を迎えた。『私の一ヶ月』は、2022/2023シーズン中に日本の劇作家の新作をお届けするシリーズ企画「未来につなぐもの」の第1弾で、ロンドンのロイヤルコート劇場と新国立劇場がタッグを組んだ、若手劇作家のためのワークショップから生まれた新作。物語は泉が日記を書いている2005年11月の和室、拓馬の両親が経営する2005年9月のコンビニ、明結(あゆ)がアルバイトを始めた2021年9月の都内大学図書館の閉架書庫といった3つの時空が交差する。出演者は村岡希美、藤野涼子、久保酎吉、つかもと景子、大石将弘、岡田義徳の6名が名を連ねている。右から)村岡希美、藤野涼子(撮影:引地信彦)併せて、作・須貝英と演出・稲葉賀恵からコメントが到着した。■作・須貝英 コメント想いを込めた新作を皆さんにご覧いただける喜びと、劇作家ワークショップからの長い旅路の終わりが見えてきた感慨が胸に押し寄せてきて、なんだか経験したことのない気持ちです。この作品はワークショップの期間、上演が決まってからの期間と、たくさんの方に支えられながら成長を続けてきました。おそらく本番を通してもずっと成長していくと思います。劇場でそれを一緒に体験していただけたら、この上ない喜びです。■演出・稲葉賀恵 コメント決して押し付けがましくなく、でも凛々しく、人の生活の繊細な機微を描いた須貝さんの作品を、6人の俳優陣が繻子を織るように体現して下さいました。今を生きる私たちにも必ず思い当たる、仄暗い闇や哀しみを抱きしめて、それでも前に進む人々のお話です。死を想いながらも、生きていく日々の中には必ず美しい瞬間がある、その煌めきを劇場で共有することが出来る作品に仕上がったと思います。是非、日本初演のこの作品を客席で目撃してくださいませ。<公演情報>新国立劇場 2022/2023シーズン演劇『私の一ヶ月』11月2日(水)~20日(日) 新国立劇場 小劇場作:須貝英演出:稲葉賀恵出演:村岡希美、藤野涼子、久保酎吉、つかもと景子、大石将弘、岡田義徳チケット情報はこちら:詳細はこちら:
2022年11月03日さまざまなドラマや映画で活躍する名バイプレイヤー。…だと思っていたら、その半生が『拾われた男』としてドラマ化され、今や国内外で配信されている松尾諭さん。「日常のクスッとしたおかしみを作りたいと言われています」「周りから『見たよ』とか言われるとすごく恥ずかしいんです。一気に毛穴が開く感じがする(笑)。でも、今の稽古場には見てる人、あんまりいないんじゃないかな。みんなそこまで僕に興味がないと思うので」と控えめ。ただ、コメディしかりサスペンスしかり、出演作への期待値を上げてくれる俳優なのは間違いない。その松尾さんが今取り組んでいるのは、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)さん作・演出の舞台『しびれ雲』。小津安二郎や岸田國士をイメージした世界観で書き上げるささやかで静かな芝居。「KERAさんからは、何が起こるわけではないけれど、日常で人が話している中に生まれるクスッとしたおかしみみたいなものを作りたいと言われています。学生時代に小津映画をレンタルして観ることはあったけれど、当時はどこか義務的に観ている感じでした。でも今回、稽古場で参考にみんなで観たんですけれど、こんなに面白かったんやって思ったんです。ようやく面白さに気づける年齢になったのかもしれないです。僕の役で言うと、佐分利信(さぶり・しん)みたいな感じでと言われています。まだ探りながらですけれど、KERAさんは演出が的確で、ここをどう見せたいのかがわかりやすいし、どう言えば僕たちに伝わるかをすごく考えてしゃべってくれるので、いちいち全部、なるほどって思えて楽しいです」物語の舞台は、架空の地方の島。それゆえ登場人物たちはKERAさん考案の創作方言をしゃべることに。「“~だり”とか“~がっさ”って語尾があるんです。実在していない方言なので結構適当なのかと思って、楽なのかなって思っていたけれど、間違えると言い直させられるし、ナメてました(笑)。ただ方言でしゃべる芝居自体は好きなんですよ。方言があるだけでキャラクターが一個できるし、これは僕の実感ですが、セリフ回しが方言になっていることで、小津作品のあの独特の空気感が自然と醸し出されている気がして、あれは発見だなと思います」活動の場は映像が多いが、舞台は「毎回やるたびに発見があって、息遣いが変わるだけで何かが変わるライブ感が楽しい」と話す。「セリフを体で表現するので肉体派の僕の性には合っています。…肉体派かはわからないですけど(笑)」KERA・MAP #010『しびれ雲』昭和初期、海に囲まれた孤島・梟島。海に浮かぶ舟の上に、頭から血を流した謎の男(井上芳雄)が見つかった。男はフジオと呼ばれ、島で暮らし始めるが…。11月6日(日)~12月4日(日)下北沢・本多劇場作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/井上芳雄、緒川たまき、ともさかりえ、松尾諭、安澤千草、菅原永二、清水葉月、富田望生、尾方宣久、森準人、石住昭彦、三宅弘城、三上市朗、萩原聖人全席指定8500円ほかキューブ TEL:03・5485・2252(平日12:00~17:00)兵庫、北九州、新潟公演あり。まつお・さとる1975年12月7日生まれ、兵庫県出身。2007年のドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目される。放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演。※『anan』2022年11月2日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年11月01日2019年に始まった『関西演劇祭』が今年もCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホールにて、11月12日(土) から20日(日) まで開催される。第4回となる今年もバラエティ豊かな10劇団が参加する本企画について、新たに実行委員長に就任したフリーアナウンサーの笠井信輔、初回からフェスティバルディレクターとして参加している板尾創路に話を聞いた。上演時間45分でいくつも楽しめるまるで “食の祭典” のよう――笠井さんは演劇を年間100本近くご覧になるそうですね。今回の実行委員長発表会見でも「ご褒美をもらったよう」とおっしゃっていて、演劇愛が伝わってきました。この『関西演劇祭』のことはご存知でしたか?笠井実はオファーを受けたときはよく知らなかったんですよ。だけども内容について話を聞いていくうちに、「これは面白いな」と感じました。――どんなところにそう感じられたのですか?笠井主催の吉本興業が「実はこんなに面白いものが大阪にあるんだよ」ってことを紹介したくて選んだ10劇団が、「45分」という非常にショートな上演時間で作品を発表していく。このスタイルが面白いですよね。ちょっと“食の祭典”みたいな感じ。こっちでこれを食べて、あっちであれを食べてっていうつまみ食い方式で演劇を楽しめる。演劇って通常は、どんなものであってもカロリーが高いんですよ。人によっては(移動も含め)一日がかりになりますし。それをコンパクトにいくつも楽しめるというのは、いいなと思いましたし、ちょっと新しいなと感じました。――板尾さんは今まで3回参加されていますが、今回はどんなことを楽しみにされていますか?板尾ちょっとしたことですけど、例えばティーチインではこうしたほうがお客さんが手を挙げやすいみたいなこととか、この時は立っていたほうがいいとか座っていたほうがいいみたいなことは、回数を重ねて少しずつわかってきた感じがあります。だけどやっぱり劇団に関しては、僕たちも毎年蓋を開けてみないとわからないところがあるんです。だから今年もきっと、僕がイメージしているものとは違うものになるんだろうなと思っていて、そこが楽しみな部分ですね。――思いもよらないものと出会えるのは演劇祭ならではの楽しみですよね。1枠2劇団なので、お目当ての劇団めがけて行ったとしても、もう1つの劇団は自分で選べないのも面白いなと思います。笠井参加する10劇団も、主催の吉本興業が、演劇ファンに「やっぱり(お笑いが得意な)よしもとの演劇祭だね」と思わせないようにしたい、というのは相当意識している感じがしました。スタッフの皆さんがさまざまな目で劇団を選んでいる感じがする。これまで賞をとってきた作品も多彩でしたしね。そこはやっぱり楽しみだなと思います。板尾そうですね。“よしもと感”は僕がいることくらいです。僕もちょっと、よしもとらしからぬところもあるし。笠井うん、らしからぬ。板尾(笑)。でもさっき笠井さんから「芝居はカロリーが高い」という話がありましたが、確かにお芝居を観るってそうですよね。でもこの演劇祭ではいけます。2劇団で1枠なのですが、それが一日最大3枠あります。つまり僕ら審査員は一日に芝居を6本観るわけなんですよ。笠井大変!板尾と思うでしょ?でもね、観れるんです。僕も最初思いました。「これ、大変やな……。なんとか抜けられへんかな……」笠井(笑)板尾でも、実際には6本くらい平気です。45分っていう上演時間も、つくる側は大変らしいんですけど、観る側には観やすいと思います。それにちょっと楽しいんです。一日で6本観れてる自分が楽しい。笠井わかる、それ。板尾めちゃくちゃ充実してるっていうかね。朝から晩まで芝居三昧っていうのはやっぱり楽しいですよ。――各劇団の作品のクオリティの高さもあってのことですよね。板尾そうですね。予選があるわけではないですけど、スタッフが公演を観に行って、面接して、実力とバランスも考えて選んでいるので。それこそさっき笠井さんがおっしゃった“食の祭典”みたいですよね。選び抜かれて、バランスも考えられて、楽しめるようになっています。笠井埋もれている劇団って本当にありますからね。こんな面白い劇団いたんだとか、こんな作家いたんだ、って。「芝居を観て、喋る」がその場で共有できるのも演劇祭ならでは――先ほど板尾さんのお話に出た「ティーチイン」はこの演劇祭の魅力でもありますよね。毎公演後、観客やスペシャルサポーターからの質問に、俳優やクリエイターがその場で答えてくれるシステムです。関西演劇祭2022 実行委員長発表会見より、左からスーパーバイザーの西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)、スペシャルサポーター(審査員)の三島有紀子(映画監督)、板尾創路、笠井信輔、スペシャルサポーターの野上祥子(株式会社ネルケプランニング代表取締役社長)、山本敏彦(NHKエンタープライズ 第3制作センター ドラマ部エグゼクティブ・プロデューサー)笠井そのやりとりによって劇団の次の上演(※演劇祭の期間中に劇団は3回上演の機会がある)で芝居が変わっていくことがあるとか、(質疑応答ばかりではなく)ディスるお客さんもいるというのを聞いて、面白いなと思いました。――演劇ファンの笠井さんは参加も楽しみなのではないですか?笠井ただ、実行委員長は登壇しないらしいんですよ。板尾あ、でも客席から喋る実行委員長はいましたよ(笑)。笠井じゃあ僕も手を挙げます。そこであててもらえなかったら暴れますよ。「俺は実行委員長だぞ!」って。板尾(笑)笠井基本的にやっぱり「芝居を観て、喋る」というのは、僕にとっては大事なルーティンなんです。僕は深読みするのが好きですし、演劇ってすごく解釈の余地がある作品が多いですし。ティーチインをやると、「あの人はこう見たいんだ」とか「そういうことなのか」とか、答え合わせみたいなことができる。しかもつくった人、演じた人が直接答えてくれるわけで。それはきっとかなりの面白さがあると思います。板尾そうですね。それに自分が質問しなくても、やり取りを聞いていて気付くこともあるんですよ。「あ、そうやったんや」って。それで「じゃあもう一回観てみたい」とも思うし。演者さんは演者さんで、お客さんが思っていることが聞こえてくると、演じ方が変わってきたりもするので。笠井「お芝居が好きでいろいろ観るけど演劇祭には参加したことがないよ」って方は、『関西演劇祭』にぜひ参加したほうがいいと思います。ティーチインは、この演劇祭に参加するうま味を倍増させているし、きっと「こんなに面白いんだ」って再発見するんじゃないかな。僕もそこにとても期待しています。演劇ならではのライブの力、繰り返し観る喜び――最後に、おふたりは演劇のどんなところが好きなのか教えてください。板尾ライブであること。それが一番です。僕は映画もアニメも好きですけど、それでもやっぱりライブの力っていうのはすごいなと思います。この演劇祭には若い劇団員もたくさん出るのですが、以前、声の出し方もわからない、どっち向いて喋ったら正解なのか、どれくらいの音量、どれくらいの発声がベストなのかもわかっていないような劇団がいて。でも彼らは自分に与えられたことを一生懸命やるんですね。それを観ていると、不思議と言ってることもだんだん聞こえてきました。やっぱりこっちが集中すると、引き込まれていくと、表情であったり身体の動かし方であったりで伝わってくる。すごいなと思いました。ドタバタしてるんですよ。セットが倒れたりもするし(笑)。でも結果、その劇団の作品は10日間を通してすごくいい作品になって、けっこうね、総なめで賞をとっていました。きれいに整理されていないものだったけど、あれはあれでよかった。そういう魅力を伝えるライブってすごいなと思いましたね。笠井僕は「繰り返し観る喜びがあるところ」に演劇の魅力を感じています。再演があるとまた観てしまう。『ミス・サイゴン』でも『レ・ミゼラブル』でも『エリザベート』でも、その都度その都度、面白みがある。それはやっぱりお芝居って生だから、毎回感動と受け止め方が違うんですよね。私は伯父が東宝で演劇プロデューサーで、高校時代に『ラ・マンチャの男』のチケットを4枚くれたので、友達と観に行ったことがあるんです。感想は「つまんなかった」。友達にも謝りました。だけどやっぱり『ラ・マンチャの男』は「すごい」って聞くから、5年に1回くらいは観続けて、あれは5回目くらいだったかな、初めて「見果てぬ夢」(劇中歌)で泣いたんですよ。40代でした。それで「俺はようやくこのミュージカルに追いついたんだ」という感銘があった。僕は映画も好きですが、映画では、そういう経験はあまりないんです。そんなふうに、自分の実年齢や環境で刺さる度合いが激しく左右されるから、人生を左右するような作品とも出会えるんじゃないかと僕は思います。「あの時のあの芝居……!」みたいなね。そこが演劇の面白さかな。取材・文=中川實穗撮影=藤田亜弓<公演情報>『関西演劇祭2022』2022年11月12日(土)~11月20日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール ※配信あり■参加劇団かのうとおっさん(大阪)/ 劇団イロモンスター(大阪)/ 劇団なんば千日前(大阪)/ 激団リジョロ(東京)/ 幻灯劇場(京都)/ 芝居処 華ヨタ(大阪)/ TAAC(東京)/ Micro To Macro(大阪)/ ラビット番長(東京)/ RE:MAKE(大阪)チケット情報:
2022年10月31日今夏8月から9月にかけてBunkamura シアターコクーン、京都劇場で上演された、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の新作舞台『世界は笑う』のオンデマンド配信が決定した。本作は、昭和32年の東京・新宿で活動する軽演劇の劇団「三角座」を舞台に、混沌とした時代を生きる喜劇人と彼らを取り巻く人々が高度経済成長前夜の新宿という街で織りなす哀しくて可笑しい群像劇。瀬戸康史、千葉雄大、勝地 涼、伊藤沙莉、ラサール石井、銀粉蝶、松雪泰子ほか、若手からベテランまで多彩な実力派キャストが結集し、喜劇に取り憑かれた人々の様々な人生の悲喜劇を描いた作品だ。配信期間は、Bunkamuraの動画配信サービス「Bunkamura STREAMING」で11月11日から25日まで、「PIA LIVE STREAM」で11月11日から18日までとなっている。視聴チケットは、配信開始時間と同時の11月11日12時より販売がスタートする。<配信情報>COCOON PRODUCTION 2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』『世界は笑う』メインビジュアル作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演:瀬戸康史 / 千葉雄大 / 勝地 涼 / 伊藤沙莉大倉孝二 / 緒川たまき / 山内圭哉 / マギー / 伊勢志摩 / 廣川三憲 / 神谷圭介犬山イヌコ / 温水洋一 / 山西 惇 / ラサール石井 / 銀粉蝶 / 松雪泰子【配信期間】■Bunkamura STREAMING2022年11月11日(金) 12:00~11月25日(金) 23:59チケットはこちら:購入・視聴ガイド:■ぴあ「PIA LIVE STREAM」2022年11月11日(金) 12:00~11月18日(金) 23:59チケットはこちら:ご利用ガイド:■視聴券料金:3,500円(税込)※配信される舞台映像は、Bunkamura シアターコクーンにて収録された映像を配信用に編集した“配信限定編集版”となります。Bunkamura シアターコクーン『世界は笑う』特集ページ:
2022年10月28日舞台『アンナ・カレーニナ』が、2023年2月24日(金)から3月19日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーン、2023年3月25日(土)から27日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。宮沢りえ、浅香航大、渡邊圭祐、小日向文世らが出演する。東京公演のチケット発売日は2023年1月22日(日)。ロシア文学の金字塔、トルストイの『アンナ・カレーニナ』舞台『アンナ・カレーニナ』は、ロシアの文豪レフ・ニコラエヴィチ・トルストイが1800年代後半に書き上げた長編小説が原作。原作の『アンナ・カレーニナ』は、ロシア文学の金字塔とも謳われ、世界中から称賛された。今回の公演では、イギリスの気鋭の演出家フィリップ・ブリーンの新解釈によって戯曲化された演出にて上演する。あらすじ物語の舞台は19世紀ロシア。美しく魅惑的な社交界の華アンナ・カレーニナは、著名な政府高官の夫カレーニンと一人息子と共にサンクトペテルブルクに暮らしていた。ある日、モスクワで出会ったアンナと若き青年将校ヴロンスキー伯爵は恋に堕ちる。アンナの気持ちと行動を知るカレーニンとの離婚が成立しないまま、アンナとヴロンスキーは生まれてきた娘と共に暮らし始めるが、アンナは社会的にも精神的にも追い詰められていく。一方、アンナの兄オブロンスキーの友人リョーヴィンは、オブロンスキーの妻ドリーの妹キティに一度求婚し振られるも、二度目のプロポーズで成就。真実の愛を手に入れたリョーヴィンとキティとは対照的に、アンナはますます不安定に。アンナを支えるヴロンスキーだったが、そんな彼に対しアンナは浮気を疑う。疑心暗鬼にかられたアンナは朦朧と街をさまよい――。登場人物アンナ・カレーニナ(宮沢りえ)…物語の主人公。魅惑的な社交界の華でヴロンスキーと恋に堕ちる。コンスタンチン・リョーヴィン(浅香航大)…オブロンスキーの若き友人で、ドリーの妹キティにぞっこん。キティと共に真実の愛を見つける。アレクセイ・ヴロンスキー(渡邊圭祐)…アンナと恋に堕ちる若き青年将校。アレクセイ・カレーニン(小日向文世)…アンナの夫でペテルブルグの著名な政府高官、アンナを愛しているがそれを表現する術を持ち合わせていない。エカテリーナ・シチェルバツカヤ 、キティ(土居志央梨)…リョーヴィンの求婚に応えるドリーの妹。ダーリャ・オブロンスカヤ、ドリー(大空ゆうひ)…オブロンスキーの妻で、夫の浮気癖に悩まされるも家族を愛する。シチェルバツカ侯爵夫人(梅沢昌代)…ドリーとキティの母親。ステパン・オブロンスキー(梶原善)…アンナの兄で顔が広くみんなから愛されている。台本・上演はフィリップ・ブリーン上演台本・演出は、イギリス出身の演出家フィリップ・ブリーン。30本以上に及ぶ自身の演出作品は、様々な演劇賞を受賞もしくはノミネートされた。新作から古典戯曲、ミュージカル、ジャズキャバレー、コメディ、さらにはヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の2019-2020年秋冬ロンドンコレクションの演出を手掛けるなど幅広い分野の作品で活躍している。公演概要舞台『アンナ・カレーニナ』原作:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ上演台本・演出:フィリップ・ブリーン翻訳:木内宏昌美術:マックス・ジョーンズ出演:宮沢りえ、浅香航大、渡邊圭祐、土居志央梨、西尾まり、菅原永二、深見由真、金子岳憲、井上夏葉、高間智子、片岡正二郎、真那胡敬二、大空ゆうひ、梅沢昌代、梶原善、小日向文世 他企画・制作:Bunkamura■東京公演公演期間:2023年2月24日(金)~3月19日(日)会場:Bunkamura シアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット発売日:2023年1月22日(日)10:00~チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円、コクーンシート 5,500円(全席指定・未就学児童入場不可)、U25(25歳以下当日引換券) 3,500円(未就学児童入場不可)チケット情報:オンラインチケットMY Bunkamura、Bunkamuraチケットセンター、Bunkamuraチケットカウンター、東急シアターオーブチケットカウンター、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット■大阪公演公演期間:2023年3月25日(土)~27日(月)会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5チケット料金:全席指定 12,000円、立見 10,000円※未就学児童入場不可主催:サンライズプロモーション大阪【問い合わせ先】・東京公演BunkamuraTEL:03-3477-3244(10:00~18:00)・大阪公演キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~18:00/日曜・祝日は休業)
2022年10月22日シアターコクーン芸術監督の松尾スズキが、2年ぶりの新作『ツダマンの世界』を自身の演出で上演。昭和初期から戦後を舞台に、ひとりの小説家と、周囲の人々を巡る愛憎劇が展開される。そこで主人公のツダマンを演じるのが、松尾作品には欠かせない存在の阿部サダヲ。自身初となる小説家役、さらにはある新たな挑戦も控える阿部に、本作に寄せる想いを語ってもらった。あの時代の小説家を代表するような男――松尾スズキさんの2年ぶりの新作ですが、脚本を読まれた感想は?正直、まだ半分ぐらいはよくわかっていません。なぜここでこんなことを言うんだろう?とか、なぜここで奇声を発するんだろう?とか(笑)。でもやっぱりさすがだな、と毎回思います。松尾さんの台詞って、本当に面白いですもんね。詩的な感じもありますし、人間の嫌な部分とか、弱い部分がどんどん露わになっていく。しかもそれを笑いに変換しているのが、松尾さんのすごいところで。いわゆるわかりやすい「あるある」ではない、すごく小っちゃいところの「あるある」を突いてくる。その視点が僕は好きですし、面白いなと思います。――昭和の初期を舞台に、今回阿部さんは小説家の“ツダマン”こと津田万治を演じられます。昔の小説家ってちょっと変わっているイメージがあるんですけど、ツダマンはその代表、みたいな人物だと思います。弱くて、女々しくて、すぐに心中をしたがって、あとは愛人がいる。しかもそれがツダマンだけではなく、周りの人たちも大体そんな感じなんですよね。人間関係が今よりもすごく密というか。中でもツダマンにとってキーになる、振り回されることになるのが、間宮(祥太朗)さん演じる葉蔵。で、この人がまた面倒くさいんですよ(笑)。弟子であるにも関わらず、自分の育ちの良さと、文学賞の受賞歴のないことから、ツダマンのことを下に見ている。で、この人にも小説家に対する偏見があるせいか、すぐ死にたがるし、でも死なないし。現代だったらコンプライアンス的にNGなこういう人たちを今やるっていうのが、また面白いなと思います。演劇人・松尾スズキはどんどん面白く――松尾さんはツダマンについて、“不気味な空洞のような人物”と言い表していらっしゃいますね。ちょっと変わった育ちをしていることもあり、なにを考えているのかわからない人だから、かもしれないですね。それで言うと、吉田羊さん演じる数との関係性も空洞な気がして。ツダマンと結婚することになるんですけど、繋がってそうで繋がってない、みたいな印象がありますし、愛情があるのか、ないのか、ちょっと微妙なところ。かといってツダマンって、愛人に対しても愛情があるようには思えなくて。なんか愛情のかたちが見えにくい人というか……。そういうところも空洞っぽいなと感じます。――今年は再々演となった『ドライブイン カリフォルニア』に続き、二度目の松尾さん作品への参加となります。改めて松尾さんとのモノ作りの魅力とは?松尾さんご自身は出演せず、演出に徹することが増えてきたので、舞台を作る、ということに重点を置かれているのかなと思います。『ドライブイン~』の時も、3度目にしてまたいろいろと演出を変えていらっしゃいましたし、キャストも大人計画じゃない役者も増えていましたし、すごく面白いなって。僕が言うのもあれですけど、松尾さん、より演劇が好きになっているんじゃないのかなと思います。昔はそんな、演劇用語とか全然使ってなかったですから(笑)。――シアターコクーンの芸術監督ですからね。そっか、そうですよね!芸術監督だ……。もちろん昔からそうなんですけど、より最近、松尾さんって演劇の人なんだなって感じるんです。もともと美術的には長けた方でしたけど、近年特に舞台空間の使い方とか、すごくいろいろ考えていらっしゃるんだなって。今回も、これ劇場3つぐらい使うつもりなのかな?っていうぐらい(笑)、舞台をどう使おうとしているのか、今のところまったく見えてこない。これから稽古が始まって、その謎が解けていくのが楽しみだなと。演出に関しても、年を重ねる中でどんどん面白くなっているなと感じます。僕自身、ある挑戦をする予定なのですが、今までに開けたことのない扉を開けることになるのではないかと。そこでもきっと新しい見せ方をされると思うので、本番がどうなるのか今から楽しみです。いつかは空を飛べるようになりたい――松尾さんも新たな挑戦として、初めて全編の作曲を手がけられますね。松尾さんが!?すごい、それは初めて知りました。ほら、やっぱりどんどんすごくなっているんですよ!えっ、でも松尾さんって楽器出来るんでしたっけ?どうやって作曲するんだろう……。――鼻歌で音楽家に伝えるようですね。(DREAMS COME TRUEの)吉田美和さんみたいじゃないですか!(笑)すごいな、カッコいい。松尾さん独特の音階ってあるので、きっとすごく面白いことになると思います。――これから稽古に臨むに当たり、心がけていきたいこと、意識したいことはありますか?松尾さんの理想に近づけるよう、努力するってことでしょうか。僕、いつか空を飛べるようになりたいと思っていて。というのも松尾さん、「そこで飛んで」とか当たり前のように言うんですよね(笑)。「天井駆け上がってみて」とか、「下からまぶた閉じて」とか。もちろん無理なんですよ。でもそうなれたらいいなと思いますし、その時自分はもっと面白くなれるんじゃないかなと思うんです。取材・文:野上瑠美子撮影:藤田亜弓ヘアメイク:中山知美スタイリスト:チヨ(コラソン)
2022年10月22日新宿の新たなランドマークビルとなる「ハナミチ東京 歌舞伎町」が2023年8月末に竣工予定で、その地下1階に新世代大衆演劇場として「歌舞伎町劇場」が2023年10月にオープンすることが発表された。「ハナミチ東京 歌舞伎町」は、日本文化を歌舞伎町から発信することを目的とした商業施設。ビル全体が和をテーマにしており、江戸の衣・食・劇を1カ所で楽しむことができる。テナントには「歌舞伎町劇場」のほか、2Fに日本の伝統工芸でもある着物と和装のレンタルショップと、昭和39年創業のレトロ喫茶「珈琲西武 本店」が移転オープンする。3Fには「江戸時代にフードコートがあったなら」をテーマに、江戸の雰囲気を楽しみながら食事ができる江戸風フードコート、4Fにはバーベキューテラスと個室&パーティースペースができる予定となっている。「歌舞伎町劇場」内観「歌舞伎町劇場」は、和の総合エンターテインメントである「大衆演劇」を発信する山手線内唯一の大衆劇場。花道やセリなど本格的な舞台設備に加え、7m×3mの大型LEDビジョンを常設し、最新技術でショーアップした次世代型大衆演劇を毎日日替わりで上演する。また、「気軽に楽しむ伝統芸能」テーマに、大衆演劇以外のイベントも開催予定だ。<施設情報>「ハナミチ東京 歌舞伎町」【テナント】(予定)B1F:歌舞伎町劇場(固定椅子153席)1F:ロビー、楽屋、カフェ2F:珈琲西武本店(約100席)/ 着物と和装のレンタルショップ3F:江戸の町並みを再現したフードコート(約110席)4F:バーベキューテラスと個室&パーティースペース(約120席)【開業日】(予定)2023年10月1日:歌舞伎町劇場、着物と和装のレンタルショップ2023年10月1日:珈琲西武 本店2023年11月1日:フードコート、バーベキューテラス歌舞伎町劇場HP:
2022年10月08日COCOON PRODUCTION 2022『パラダイス』のフォトコールが7日にBunkamuraシアターコクーンにて行われ、丸山隆平、赤堀雅秋(作・演出・出演)が取材に応じた。同作は赤堀雅秋が作・演出を手がけるオリジナル作。高齢者を狙った詐欺グループのリーダー・梶浩一(丸山)は、ある日、ヤクザの1人に呼び出され、組織拡大という無理難題をふっかけられる。断ることもできず、、グループの腹心らと言われるがまま手を広げていく梶。被害に遭い、ズタボロにされていく老人たち、その家族を尻目に、梶らは一時隆盛を極めるが、やがて暗雲が立ち込める。主演の丸山のほか八嶋智人、毎熊克哉、水澤紳吾、小野花梨、永田崇人、梅沢昌代、坂井真紀、西岡德馬が出演する。もともと赤堀のファンだったという丸山は「映画の方で知ってそこから演劇を何本か観させていただきまして、好きやなあと思って雑誌で言ってたものを見てくださってたみたいで、言っとくもんだなとすごく嬉しいです」と喜ぶ。「いろんな解釈や切り取り方があるとは思うんですけど、何より今この世の中を生きる人たちに対して今を実感していただけるような舞台になっている」と魅力を表した。2020年5月~7月に上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い公演は中止になったという経緯もあり「世界も日本もいろんなことが変わったりとか、実感みたいなものをみんな生きてて持ってると思うんですね。そういう部分を改めて見直すこともできたりとか、家族のことを考えたりとか、会社のことを考えたりとか、普遍的で日常的なものを考え直せるようなところが魅力だなと思います。本当だったら一晩中語りたいですけどこの辺で」と言葉が止まらない様子だった。内容の2年前との変化について、赤堀は「詐欺集団という設定は変わってないんですが、核みたいな部分だったり、何をもって描くべきかは全くもって変わってます現在を感じとりながら自分なりに表出したいと思ってるので、2年前と今とでいろんなことによって大きく空気感が変わってきているところを具現化したつもりではいるんですが」と説明する。普段はバラエティなどでも活躍する丸山に「笑いを取りたくないのか」という質問が飛ぶと、「赤堀さんがそれで行けっておっしゃるんであればやります」と意欲。赤堀が「じゃあ一発芸をお願いします」と言うと、即座に準備する丸山を赤堀が「嘘です」と止め、丸山は「速っ!!」と驚いていた。赤堀は俳優としての丸山について「とっても素敵な俳優だと思います。正直ジャニーズかというところで斜に構えていた部分もあるんですけど、稽古の段階からとっても素敵だなって。本当に何のお世辞でもなくとても素晴らしいなと思いますし、この座組を引っ張ってくれてるなという思いは大阪公演の時からあります」と絶賛した。質問が途切れると、「興味ないですか〜? 大丈夫かなあ〜?」と報道陣を笑わせていた丸山。見どころを聞かれると「言っちゃっていいんですか? チケットを買ってくれた人の特権だと思います」と答える。また、関ジャニ∞のメンバーが観にくるかについては「全く聞いてないです。僕自身も聞かないようにしてます。それぞれのスケジュール感もあって『来てくれよなんていうとプレッシャーになっちゃうので、心に余裕がある時に来てくれたら」と言いつつ、「期待はしてます」という。「ヤスくん(安田章大)のやつは観にいきました。割とフラットに考えてます」と明かした。大阪公演を既に終えており、東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて10月7日~11月3日。
2022年10月07日11月12日(土)から11月20日(日)まで開催される『関西演劇祭2022』のスペシャルサポーターおよびスーパーバイザーが発表された。2019年9月にスタートした『関西演劇祭』は、“つなぐ”をテーマに劇団・観客・審査員やスタッフなど、参加するすべての人をさまざまな形でつなぎ、クリエイターや俳優など新たな才能を関西から発信するイベント。フェスティバル・ディレクターは2019年から2021年までと同様に板尾創路が務める。4回目となる今年は個性派の10劇団が参加し、毎年好評のティーチインも実施される。『関西演劇祭2022』タイムテーブルスペシャルサポーターとして発表されたのは、演劇プロデューサーの野上祥子、映画監督の三島有紀子、ドラマプロデューサーの山本敏彦の3名。さらに昨年までスペシャルサポーターを務めていた西田シャトナーが、本演劇祭や参加劇団をスーパーバイザーとしてサポートする。<スペシャルサポーターコメント&プロフィール>■野上祥子(株式会社ネルケプランニング 代表取締役社長)スペシャルサポーターとして初参戦の野上です。前回は審査員として参加しましたが「演劇って最高なんです!」という劇団とお客様の熱量にわくわくしました。サイズやジャンルに関係なく人の心を刺激し、明日の活力に繋がる「演劇」の新しい可能性に出会う……もう滾りますね。演劇祭、精一杯盛り上げてまいります!!わっしょい!!【プロフィール】大学在学中より劇団の制作などを経て、松田誠との出会いをきっかけに1998年株式会社ネルケプランニングに入社。以降、同社制作のすべての舞台、およびTVアニメやイベントなど、多岐にわたるキャスティングを担い、幅広い作品作りに貢献。2016年7月に同社社長に就任。プロデューサーとして、2.5次元ミュージカルを中心に、様々なジャンルで作品を生み出している。現在はファミリー層に向けたWelcome Kids Projectを立ち上げ、新たなチャレンジを続けている。舞台の代表作品はミュージカル『テニスの王子様』、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、 『「Dr.STONE」THE STAGE~SCIENCE WORLD~』他。アニメの代表作品(キャスティング)はTVアニメ『テニスの王子様』、『家庭教師ヒットマンREBORN!』、劇場版アニメ『雲の向こう、約束の場所』(監督:新海誠)ほか。■三島有紀子(映画監督)大阪で生まれ扇町ミュージアムスクエアの裏にあった中学に通っていた自分にとって、関西の演劇はとても身近にあり、エネルギーの磁場みたいなものを感じていました。今回この演劇祭には初めての参加ですし、新しい演劇に出会えることを心から楽しみにしています。【プロフィール】大阪市出身。『幼な子われらに生まれ』(2017) で第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞、第41回山路ふみ子賞作品賞、第42回報知映画賞では監督賞を受賞など国内外で多数受賞。他の作品に『しあわせのパン』『繕い裁つ人』、フランス55館で公開された『Red』(2020) などがある。作品のほとんどが台湾・韓国でも公開。短編『よろこびのうたOde to Joy』『インペリアル大阪堂島出入橋』をオリジナル脚本で発表し、2022年5月イタリア各地で「三島有紀子の世界」が開催された。ドラマではWOWOW『硝子の葦』(原作・桜木紫乃)、NHKドラマ10『半径5メートル』(2021) など。 小説『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』も上梓している。■山本敏彦(株式会社NHKエンタープライズ 第3制作センタードラマ部 エグゼクティブ・プロデューサー)2011年から3年間、NHK大阪放送局に勤務していました。当時は、朝ドラの企画開発、制作に追われ、折角、関西に住んでいるのに、関西の劇場でお芝居を観るチャンスを持てなかったことが、東京に戻ってから非常に悔やまれていました。今回、こんな素敵なチャンスを頂き、今から待ち遠しくてなりません。今回の関西演劇祭の出演者の皆様に会えること、その生の表情やセリフ、立ち振る舞いが見られること、その情熱を込めたお芝居を体感できることを今からワクワクしながら楽しみにしています。【プロフィール】1965年生まれ。山口県出身。1991年にNHK入局。主な担当ドラマ作品に、大河ドラマ『八代将軍吉宗』(西田敏行主演)、『功名が辻』(仲間由紀恵主演)、『新選組!』(香取慎吾主演)、土曜ドラマ『神様の女房』(常盤貴子主演)、土曜時代劇『隠密八百八町』(舘ひろし主演)、連続テレビ小説『かりん』(細川直美主演)、『瞳』(榮倉奈々主演)、『純と愛』(夏菜主演)、木曜時代劇『銀二貫』(林遣都主演)、放送90年ドラマ『高橋是清』(オダギリジョー主演)、土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』(黒木華主演)、ドラマ10『正直不動産』(山下智久主演)など。現在は、株式会社NHKエンタープライズ第3制作センタードラマ部にてエグゼクティブプロデューサーとして、NHKドラマ番組の企画制作、動画配信会社との共同制作、海外TV局・制作会社との共同制作などを準備中。2022年12月には、土曜ドラマ『ひきこもり先生シーズン2』(佐藤二朗主演)の放送が控えている。<スーパーバイザーコメント&プロフィール>■西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)今年も関西演劇祭に参加させていただけることを、心から光栄に嬉しく感じております。これまでのスペシャルサポーターとしての立場に代わり、今回はスーパーバイザーとして、より参加劇団や観客の皆さんの側に立ち応援させていただきます。2019年に始まった関西演劇祭は、世界的感染症拡大や自然災害の中でも感動と笑いを途切れさせず、舞台と夢をつないできました。それは演劇のみならず「人」の逞しさ面白さを証明する道のりだったと感じます。今年もまた新しい才能が集う素晴らしい演劇祭になるでしょう。ご期待ください。【プロフィール】1965年大阪府出身。1990~2000年、劇団「惑星ピスタチオ」の作家演出家として活動。実験演劇と娯楽演劇を融合する作風で、様々な演出手法を開発した。その後、即興劇・古典演劇など様々な演劇作品に携わる一方、近年は『ルパン三世』シリーズなどの映像作品にも参加。2012年に立ち上げから参加する舞台『弱虫ペダル』は2.5次元演劇の潮流の先駆けとなり、今年10周年を迎えてなおシリーズが続く。折紙作家としても長年国内外で作品を発表し続けている。代表作は『破壊ランナー』(1995~2017) など。<公演情報>『関西演劇祭2022』2022年11月12日(土)~20日(日)場所:COOL JAPAN PARK OSAKA SSホールフェスティバル・ディレクター:板尾創路(お笑いコンビ130R・俳優・映画監督)スペシャルサポーター:野上祥子(ネルケプランニング代表取締役社長)/ 三島有紀子(映画監督)/ 山本敏彦(NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサー)スーパーバイザー:西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)【参加劇団】かのうとおっさん(大阪)劇団イロモンスター(大阪)劇団なんば千日前(大阪)激団リジョロ(東京)幻灯劇場(京都)芝居処 華ヨタ(大阪)TAAC(東京)Micro To Macro(大阪)ラビット番長(東京)RE:MAKE(大阪)公式サイト::::
2022年10月07日豪華な講師陣を招き、今までの演劇やこれからの演劇を語るトークイベント「ぴあ演劇学校」が2022年10月1日(土)、2日(日) に開催される。ぴあ演劇学校は、ぴあ関西10周年を記念し、1996年2月に大阪・扇町ミュージアムスクエアフォーラムにて実際に行われたイベント。当時の講座を紐解くと、野田秀樹(NODA・MAP)、山西惇(劇団そとばこまち)、高田聖子(劇団☆新感線)が「バトルオブ想像力」と称した“解剖学”の授業を展開したり、真矢みき(宝塚歌劇団花組)、加納幸和(花組芝居)が「男の美学・女の美学」という“美学”の授業を受け持ったり。ちょっと硬派なものから、楽しく笑えるものまで全6科目が行われていた。今回、ぴあ創業50周年を記念して、その伝説的な「ぴあ演劇学校」が復活する。10月1日(土) 21時〜には、「劇団☆新感線42年の激闘とこれから」と題した“歴史学”の授業がPIA LIVE STREAMにて配信される。講師は、劇団☆新感線主宰のいのうえひでのり、同劇団看板俳優の古田新太。聞き手は、大の演劇好きで知られる、フリーアナウンサーの笠井信輔。編集部は、収録現場に潜入。“学校”らしくチャイムの音が鳴り、「起立・礼・着席」の号令でスタートした。スタジオには、劇団☆新感線の全興行年表が掲げられており(その数なんと124興行!)、その年表をもとに、時代を区切りながら、劇団の歴史を振り返っていく。劇団☆新感線は1980年、大阪芸術大学舞台芸術学科の4回生を中心に旗揚げ。つかこうへいの『熱海殺人事件』を卒業記念公演として上演するためだけに旗揚げされたそうだが、「1回で終わらせるのはもったいない」という声に押され、劇団は解散せずに公演を続けたという。その後、古田新太が劇団☆新感線に入った理由や、劇団がつかこうへいのコピー劇団からハードロック・ヘヴィメタルにのせたオリジナル作品を中心とする体制に移行した経緯、「人さらい劇団」と揶揄された“やばい話”などが懐かしい写真とともに語られていく。そして東京の劇場に進出し、熱狂的なファンを獲得しながらスケールの大きい舞台を制作する超人気劇団へと成長していくわけだが、いのうえや古田は当時何を思っていたのか。さらに、2017年に客席が360度回転するIHIステージアラウンド東京のこけら落とし公演として、『髑髏城の七人』をロングラン上演した苦労や、現在上演中の『薔薇とサムライ2 ―海賊女王の帰還―』のエピソードに至るまで、ノンストップで語られていく濃密な授業となった。なお、10月2日(日) はTOKYO FMホールにおけるリアルの授業と、PIA LIVE STREAMにおける配信授業が行われる。内容は、13時30分〜講師:末満健一、聞き手:鞘師里保による「共同幻想の物語と、共同幻想としての演劇」、16時〜講師:野上祥子(ネルケプランニング代表取締役社長)、中野博之(集英社「週刊少年ジャンプ」編集長)、聞き手:阿久津仁愛による「マンガと舞台のステキな関係」、18時30分〜講師:松尾スズキ(大人計画主宰、シアターコクーン芸術監督)、聞き手:安藤善隆(京都芸術大学教授)による「松尾スズキ、その原点と創作の秘密」。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂撮影:源賀津己<イベント情報>ぴあ 50th Anniversary 「ぴあ演劇学校」2022年秋期特別講座『ぴあ 50th Anniversary「ぴあ演劇学校」2022秋期特別講座』ロゴ■10月1日(土) 21:00劇団☆新感線42年の激闘とこれから講師:いのうえひでのり(劇団☆新感線主宰)、古田新太(劇団☆新感線)聞き手:笠井信輔(フリーアナウンサー)※この回のみ配信限定復活した「ぴあ演劇学校」のトップを飾るのは、劇団☆新感線主宰である、いのうえひでのりと看板役者の古田新太。劇団の大阪時代から新作『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』までの42年に亘る歴史を語って頂く。この二人だからこそ語れる劇団の真実は、ファンならば絶対に聞き逃せない。また、聞き手のフリーアナウンサー笠井信輔は15年以上にわたって劇団を観劇しているツワモノ。笠井がいのうえ、古田にどう切り込んでいくかも、この授業の注目のひとつだ。公式サイト:公式Twitter:チケット情報はこちら:
2022年09月30日現在開催中の「東京芸術祭 2022」にて、芸術祭のオープニングを宣言する「開幕式典」が9月23日(金・祝) 池袋西口公園野外劇場GLOBAL RING THEATREで開催された。東京芸術祭は2016年に始まった都市型総合芸術祭で、「ひらく」「きわめる」「つながる」をキーワードに展開している。7回目の開催となる今年も9月から12月にかけて、豊島区池袋地区を中心に30を超えるプログラムが実施される。式典では、小池百合子東京都知事、近藤誠一東京芸術祭実行委員長からの挨拶や開幕宣言、東京芸術祭実行委員・来賓の紹介、そして、9月23日が「手話言語の国際デー」であることから『となり街の知らない踊り子』出演の北尾亘による手話ソング「ありがとうの花」が披露された。また、芸術祭の上演演目である野外劇『嵐が丘』出演の片桐はいりと『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』に出演する佐々木蔵之介によるトークセッションも開催。併せて、コメントが到着した。■片桐はいり コメント野外劇『嵐が丘』を池袋のど真ん中で、まさにここでするのかと実感しています。野外劇は以前にも、出演したことがあるのですが、雨の音が拍手の音のように聞こえたり(笑)、したのを覚えています。通りを行く車の音、ネオンの明かり、街の雑踏といった、ある意味都会の自然を取り込みながら芝居したいと思います。『嵐が丘』は、愛憎劇という印象がありましたが、今回改めて読んでみて、キャサリンの激情に、人間ではない激しさを感じています。野外劇には向いている作品かもしれません。私の初観劇は本多劇場のこけら落とし公演の緑魔子さん出演の『秘密の花園』でした。今作はワンコインで観られてハードルが低いので、通りすがりの人も「何かやってるな」「こういう事をしている人がいるんだ」ということを知っていただけたら嬉しいです。茶々を入れるつもりでも構いません(笑)!ぜひ、覗きにきてほしいなと思います。■佐々木蔵之介 コメント初めての観劇体験は、唐十郎さんの作品でした。内容はよく理解できませんでしたが(笑)、すごいエネルギーを感じて、これが演劇のパワーか!と、圧倒されたのを覚えています。また、ルーマニアのシビウ国際演劇祭を観にいったときは、そこかしこで同時多発的に芸術に触れることができて、演劇やダンスやアートをすごく身近に感じることができました。この芸術祭も7年続いているので、この先もずっと続いたらいいなと思っています。私が出演する『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』は、以前『リチャード三世』でご一緒したシルヴィウ・プルカレーテさんの演出で、前回ご一緒した際の豊かな時間を思い出しました。プルカレーテさんの演出は、人の醜い部分を残酷に、だけど美しく強烈に、かつユーモアを交えて表現される方なので、「守銭奴」をどんな喜劇に持っていくのかとても楽しみです。そして、歌舞伎作品をプルカレーテさんが演出した『スカーレット・プリンセス』は、ルーマニアのカンパニーが演じています。シビウ演劇祭に行ったときに劇場は拝見したのですが、上演は観ることができなかったので、やっと日本で観られることができて嬉しいです。観劇は、日常が非日常になる機会でこの芸術祭を通じて、身近に肌で演劇やアートを感じていただけたらと思います。<「東京芸術祭 2022」31ラインアップ>■東京芸術祭プログラム第34回 池袋演劇祭出演:特別参加、前回⼤賞受賞団体を含め全39団体⽇程:9⽉1⽇(⽊)〜30⽇(金)会場:豊島区内14会場東京芸術祭 2022 シンポジウム「なぜ他者と空間を共有するのか?~メディア、医療、舞台芸術の現場から~」登壇者:多⽥淳之介 / 横⼭義志 ほか10月18日(火) 14:15~16:15会場:都内会場東京芸術祭 2022 シンポジウム「芸能者はこれからも旅をするのか?~コロナ後の国際舞台芸術祭における環境と南北問題~」登壇者:⻑島確 / 横⼭義志 ほか10⽉〜芸術祭会期終了まで配信(予定)会場:オンライン『WORLD BEST PLAY VIEWING ワールド・ベスト・プレイ・ビューイング』【A】太陽劇団『モリエール』(1978年フランス・イタリア合作映画 / 2022年4Kデジタルリマスター版)監督・脚本:アリアーヌ・ムヌーシュキン出演:フィリップ・コーベール / ジョゼフィーヌ・ドレンヌ / ブリジット・カティヨン ほか上映時間:4時間25分(休憩あり)【B】太陽劇団『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2006年)太陽劇団『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(C) Michèle Laurent監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン作・出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)上映時間:4時間50分(休憩あり)【C】インターナショナル・シアター・アムステルダム『ローマ悲劇』(2021年)原作:ウィリアム・シェイクスピア演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ出演:インターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA)上映時間:5時間40分(休憩あり)⽇程:10⽉5⽇(⽔)〜10月9⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターイースト『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』『The Scarlet Princess』(2018年) (C)Sebastian Marcovici上演台本・演出:シルヴィウ・プルカレーテ原作:鶴屋南北「桜姫東⽂章」出演:オフィリア・ポピ / ユスティニアン・トゥルク / ルーマニア国⽴ラドゥ・スタンカ劇場カンパニー⽇程:10⽉8⽇(⼟)・9(日)・11⽇(⽕)会場:東京芸術劇場 プレイハウス『セレモニー』プロジェクトメンバー:サリー★(プリンター)⼩森あや(プロジェクトマネージャー)佐々⽊⽂美(セノグラファー)⼤道寺梨乃(俳優)もてスリム(編集者)⼭⼝あまね(建築家)⽇程:10月8日(土) 11:00 / 16:00会場:豊島区⼤塚駅周辺東京芸術祭ひろば⽇程:10⽉11⽇(⽕)〜23⽇(⽇) 12:00〜20:00(予定)会場:東京芸術劇場 アトリエイーストSPAC-静岡県舞台芸術センター『夢と錯乱』『夢と錯乱』演出:宮城 聰作:ゲオルク・トラークル訳:中村朝⼦出演:美加理⽇程:10⽉14⽇(⾦)〜16⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターイースト野外劇『嵐が丘』片桐はいり、小野寺修二作:エミリー・ブロンテ演出:⼩野寺修⼆出演:王下貴司 / 久保佳絵 / ⻫藤悠崎⼭莉奈 / 菅波琴⾳ / ⽵内蓮 / 丹野武蔵鄭亜美 / 辻⽥暁 / 富岡晃⼀郎 / 中村早⾹⻄⼭⽃真 / 塙睦美 / 宮下今⽇⼦⽚桐はいり⽇程:10⽉17⽇(⽉)〜26⽇(⽔) 17:00開演 ※24⽇(⽉) 休演会場:GLOBAL RING THEATRE映像演劇『階層』作・演出:岡⽥利規映像:⼭⽥晋平キャスト:オーディションで選考された市⺠(伊藤すみか / 浦⽥すみれ / 江上定⼦ / 笠⽥優奈 / 勝⽥雄介 / 加藤瑶⼦ / 眞⽥信三 / 富髙有紗 / ⻑井健⼀ / ⻄川ちさと / 早川吉乃 / ⽮野昌幸 / 油井⽂寧 / 横⽥僚平)⽶川幸リオン⽇程:10⽉19⽇(⽔)〜25⽇(⽕)会場:東京芸術劇場 シアターイースト『An Imperial Sake Cup and I ー 恩賜の盃と私』構成・出演:チャーンウィット・カセートシリ演出:ティーラワット・ムンウィライ(カゲ)⽇程:10⽉28⽇(⾦)〜30⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターイーストakakilike『捌く–Sabaku』演出・構成:倉⽥翠出演:今村達紀 / ⽯原菜々⼦ / ⼤⽯英史 / ⿊⽥健太 / ⽵ち代毬也 / ⽥辺泰信 / 狭間要⼀ / 平澤直幸 / 前⽥耕平 / 森本圭治 / 諸江翔⼤朗 / ⼭本和⾺ / よしたく / 寺⽥みさこ⽇程:10⽉29⽇(⼟)〜30⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターウエストアトカル・マジカル学園アートサポート児童館プロデュース:多⽥淳之介⽇程:10⽉28⽇(⾦)〜30⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 アトリエイースト民俗芸能 in としま2022出演:⻑崎獅⼦連 / 冨⼠元囃⼦連中雑司ヶ⾕⻤⼦⺟神御会式連合会髙野右吉と秩⽗社中 / 菅⽣⼀座 / ⼆⼦流東京⻤剣舞 / 神楽乃朋友 / ⼩⼭会⻘年部 / 斎藤真⽂※⻤⼦⺟神の「⻤」は、正しくは⼀画⽬のツノなし⽇程:10⽉30⽇(⽇) 14:00開演会場:GLOBAL RING THEATRE (池袋西口公園野外劇場)『くらしチャレンジ』(大人とこどものための戯曲集)プロジェクトメンバー:阿部健⼀(ドラマトゥルク・ 地域計画研究者)/ 有吉宣⼈(俳優・ワークショップ ファシリテーター)/ ⼩野晃太朗(劇作家)/ 齋藤優⾐(デザイナー)⽇程:10月22日(土) ~11月13日(日)会場:豊島区内会場(予定)山本卓卓×北尾亘『となり街の知らない踊り子』作・演出・振付:⼭本卓卓振付・出演:北尾亘⽇程:11⽉4⽇(⾦)〜11⽉6⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 シアターイーストアトカル・マジカル学園 かぞくアートクラブディレクション:YORIKO⽇程:11⽉12⽇(⼟)〜11⽉23⽇(⽔・祝) ※期間中の⼟・⽇・祝⽇に開催会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト第35回 としま能の会出演:観世喜正 / 野村萬 ほか⽇程:11⽉14⽇(⽉) 18:00開演(予定)会場:豊島区立芸術文化劇場 (東京建物Brillia HALL)『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』『守銭奴ザ・マネー・クレイジー』作:モリエール翻訳:秋⼭伸⼦演出:シルヴィウ・プルカレーテ出演:佐々⽊蔵之介加治将樹 / ⽵内將⼈ / ⼤⻄礼芳 / 天野はな茂⼿⽊桜⼦ / 菊池銀河⻑⾕川朝晴 / 阿南健治 / ⼿塚とおる / 壤晴彦⽇程:11⽉23⽇(⽔・祝)〜12⽉11⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 プレイハウス■東京芸術祭ファーム(テーマ 「都市をほぐす/Unlearning Cities」)Farm-Lab Exhibition パフォーマンス試作発表『「クィア」で「アジア人」であることとは?』演出:セリーナ・マギリューパフォーマー:未定(公募により決定)⽇程:10⽉7⽇(⾦)〜9⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 アトリエウエストほかFarm-Lab Exhibition パフォーマンス 試作発表 y/n(橋本 清+山﨑健太)『Education(in your language)』演出:y/n(橋本 清+⼭﨑健太)パフォーマー:未定(公募により決定)⽇程:10⽉7⽇(⾦)〜9⽇(⽇)会場:東京芸術劇場 アトリエイースト・アトリエウエスト(予定)Asian Performing Arts Camp 公開セッション登壇者:Asian Performing Arts Camp参加者モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター):⼭⼝惠⼦ / ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダゲストフィードバッカー:中村 茜 / リュウ・シャオイ⽇程:10⽉16⽇(⽇) 13:00〜18:00会場:オンラインディレクターズフォーラム登壇者:宮城 聰(東京芸術祭ディレクター)⼩川希(Art Center Ongoing ディレクター)マーティン・デネワル(フェスティバル・トランスアメリーク 共同芸術監督)リバー・リン(アーティスト / ADAMキュレーター)川崎陽⼦ / 塚原悠也 / ジュリエット・ナップ(KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター)ファシリテーター: 多⽥淳之介(東京芸術祭ファームディレクター )/ ⻑島確(東京芸術祭ファーム共同ディレクター)⽇程:10⽉31⽇(⽉)〜11⽉5⽇(⼟) ※後⽇アーカイブ配信あり会場:東京芸術劇場シンフォニースペースおよびオンライン ほかクリエイティブインターンアートトランスレーターアシスタントファーム編集室 アシスタントライター制作アシスタントファーム ラボ ビジタースクール※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。<イベント情報>東京芸術祭 20222022年9⽉1⽇(木)〜12⽉11⽇(日)会場:東京芸術劇場 / GLOBAL RING THEATRE(池袋⻄⼝公園野外劇場)/ 豊島区⽴芸術⽂化劇場(東京建物 Brillia HALL)/ ほか東京・豊島区池袋エリア公式サイト:
2022年09月26日新国立劇場2022/2023シーズン演劇『夜明けの寄り鯨』が12月1日から18日に東京・新国立劇場 小劇場で上演される。『夜明けの寄り鯨』は、2022/2023シーズン中に日本の劇作家の新作をお届けするシリーズ企画「未来につなぐもの」の第2弾で、劇作家・横山拓也による新作演劇。和歌山県の港町を舞台に、25年前に自分が傷つけたかもしれない男性の面影を追う、ひとりの女性のこころの物語となっている。出演者は、小島聖、池岡亮介、小久保寿人、森川由樹、岡崎さつき、阿岐之将一、楠見薫、荒谷清水の8名。演出は、新国立劇場では「こつこつプロジェクト」第一期として『スペインの戯曲』を手がけた若手演出家・大澤遊が務める。チケットは、10月29日10時より一般発売がスタートする。■作・横山拓也 コメント年に何回か、鯨が岸に打ち上げられるニュースを見て、小さく興奮する自分がいます。大型哺乳類の命の消失に触れてショックを受けると同時に、あの大きな躯体がいつのまにか砂浜に辿り着いたという事象に、ミステリとロマンを感じてしまうのです。鯨の座礁は、海洋汚染などの環境問題や船舶の騒音による影響が原因とも言われますが、最近では「ソナー(音波探知)の錯乱」による例がもっとも多いと報告されています。鯨やイルカは、音波を出してその跳ね返りで自分の位置を把握するという話を耳にしたことがあると思います。その能力が地磁気の等高線と遠浅の直行線とが交差するところで錯乱が起きて座礁する例が多いそうです。説明を聞いてもよくわかりません。この座礁した鯨のことを「寄り鯨」と呼ぶことを知りました。日本ではその昔「鯨一頭で七浦が潤う」といって、浅瀬に上がった寄り鯨を捕らえて、その恩恵をみんなで分け合う地域もあったそうです。今回はじめてご一緒する大澤さんと「どんな作品にしましょうか」とやりとりする中で、座礁鯨のモチーフを提案したところ面白がってくれたので、「迷う」「探す」「地図」などの要素をもって書くことにしました。楽しみしかなくて気持ちが逸りますが、筆が座礁しないように、慎重に執筆に取り組みたいと思います。■演出:大澤遊 コメント既成の台本をもとに創作することの多かった僕が、新作の演出のチャンスをいただけた、まず素直に嬉しいです。さらに様々な劇場でお名前をよく目にする横山拓也さんの新作。楽しみで仕方ありません。横山さんとざっくばらんにお話ししている中から、いくつかのイメージが生まれて来ました。それがこの創作の始まりです。いま横山さんがセリフを紡いでくれているところです。以前、恩師である宮田慶子さんに作家が机に向かっている姿を後ろから見たときに、声を掛けられなかったと伺ったことがあります。作家がセリフを紡ぐ作業、物語と向き合う作業は、大袈裟にいうと命を削る作業なのかもしれません。いま僕にできることは作家さんと並走すること。ただ見守ることしかできないかもしれませんが。横山作品の魅力のひとつは、どの登場人物もしっかりと生きている、もしくは生きていたこと。書き上がった物語を、一緒に向き合う仲間たちと丁寧に立ち上げていきたいと思います。地図を頼りに「生きている」ということを大事にして。余談ですが、保育園で僕のものだとわかるように貼られていたシールが鯨だったことをふと思い出しました。小さい頃から鯨と縁があるようです。<公演情報>新国立劇場2022/2023シーズン演劇『夜明けの寄り鯨』12月1日(木)~18日(日) 東京・新国立劇場 小劇場作:横山拓也演出:大澤遊【キャスト】小島聖池岡亮介小久保寿人森川由樹岡崎さつき阿岐之将一楠見薫荒谷清水チケット料金:A席7,700円B席3,300円一般発売日:10月29日(土) 10:00~購入リンク:【チケットに関するお問い合わせ】新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00)詳細はこちら:
2022年09月23日10月24日(月)~11月2日(水)に開催となる第35回「東京国際映画祭」の予告編が、9月23日(金)より都内近郊の各劇場で上映開始される。今回の約60秒の予告には、オープニング作品の『ラーゲリより愛を込めて』とクロージング作品の『生きる LIVING』のほかに、世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画大作の最新作などを上映する「ガラ・セレクション」部門の全14本中13本の映像が含まれている。昨年から始まったガラ・セレクション部門は、昨年は全て洋画作品の10本だったが、今年は邦画作品4本の入った14本となり、まさに国際映画祭にふさわしい国際色豊かなラインナップとなっている。また、今回の予告編には、壮大なサウンドスケープで音楽ファンを魅了する、日本発・世界基準のロックバンドNewspeakによる新曲「Bonfire」が“第35回「東京国際映画祭」フェスティバルソング”として使われている。全編英語詞で邦楽 / 洋楽といった垣根を越えた圧倒的なスケール感のある楽曲は、今年の「東京国際映画祭」のテーマである「飛躍」にマッチしたものになっている。情報発表にあわせて、NewspeakボーカルのReiよりコメントが寄せられている。■NewspeakボーカルReiコメント映画には、感情を呼び起こして人生を彩る力があると思っていて、音楽にも通ずるものがあると信じています。実際自分も映画には何度も救われていて、映画からインスピレーションを得て楽曲を制作することが多くあるので、今回こういった形で国際的な映画祭に携わることができてとても光栄です。実はフェスティバルソングとなった「Bonfire」の曲中にも、ある映画で使われていた言葉を引用しています。東京国際映画祭のフェスティバルソングに起用してもらい、少しでも映画に対しての恩返しになればと思います。《第35回「東京国際映画祭 」開催概要》■開催期間:10月24日(月)~11月2日(水)■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区■公式サイト: 《「TIFFCOM2022」 開催概要》■開催期間:10月25日(火)~27日(木)(※オンライン開催)■公式サイト:
2022年09月20日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が17日、日本最大級のお笑いフェス「LIVE STAND 22-23 OSAKA」(大阪城ホール、COOL JAPAN PARK OSAKA)に出演し、報道陣の取材に応じた。大阪公演の初日、大阪城ホールのオープニングステージ「LIVE STAND ネタ OSAKA DAY-ONE」でオープニングアクトを務めたチョコプラ。長田は氷室京介に扮して「ライブハウス大阪城ホールへようこそ! 今日は盛り上がっていこうぜ!」と声を張り上げ、松尾はIKKOに扮して「どんだけ~」「まぼろし~」「背負い投げ~」とモノマネを連発した。囲み取材で、長田は「大阪城ホールはレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)とかがやっている。レッチリと同じ景色を眺めているって感慨深いですよね」と述べ、「オープニングアクトをやらせてもらったので、氷室さんで『大阪城ホールへようこそ!』っていうのは、気持ちよかったです」と嬉しそうに話した。松尾は「最初の一発目の『どんだけ~』って言ったときに、今まで体験したことないんですけど、喉がキュッとなって、今日しゃべれなくなるんじゃないかなって、めっちゃ怖かったです」とヒヤッとしたと明かしつつ、「気持ちよかったです」と話した。2007年から2010年まで行われた大型お笑いフェス「LIVE STAND」が、今年12年ぶりに開催。8月19日~21日に幕張メッセで東京公演が行われ、9月17日・18日に大阪、来年1月14日・15日には福岡で開催し、総勢1000人を超える吉本芸人が出演予定となっている。
2022年09月17日