旧神岡鉄道(全線廃線)の線路を走る岐阜県飛騨市神岡町の観光用自転車「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」(運営・NPO法人「神岡・町づくりネットワーク」)が第11回日本鉄道賞の特別表彰「蘇ったレール」特別賞に選ばれた。日本鉄道賞は、国土交通省などで構成する「鉄道の日」実行委員が主催し、鉄道の利用促進に貢献した事業者に贈られるもの。全線廃線となった鉄道の取り組みが受賞するのは異例のことだ。「ガッタンゴー」が走る旧神岡鉄道は、奥飛騨の山あいを約40年にわたり走り続け、2006年に廃線となった。この線路を活用し、旧奥飛騨温泉口駅を発着点に神岡鉱山駅との間往復5.8キロを、鉄製の枠で線路に固定された2台のマウンテンバイクを2人でこいで走るというもの。ガッタンゴットンとレールの継ぎ目の振動と音を感じながら進む先には、トンネルやかつての駅舎、町を見下ろせる高架橋などの珍しい風景が楽しめるとあって、人気のアクティビティー。今年は、9月30日までに約16,000人が利用した。今回の受賞の理由となったのは、「独自性とユニークさ」だ。地元の人のアイデアから生まれ、バイクは地元鉄工所・木工所の手作り。宣伝費はパンフレット代の8万円しかかけていないが、ユニークさが受けて利用者は年々増加。「黒字営業」を続けている。「困難を乗り越えた」実績も大きいが、何より選考委員に共感を与えたのは「レールを残したい」という鉄道への深い思いが原点になっているという点。「鉄道が地域の人たちにとっていかに重い存在であるかを訴えている」と評価された。「神岡・町づくりネットワーク」事務局では、「地元の方たちの理解と協力、情熱に支えられての栄誉。これを機に、私たちが熱く望んでいるレールマウンテンバイクのコースの延伸につながれば」と話している。なお、今年の営業日は11月25日(日)までで、要予約。水曜が定休日で、平日はスポット営業となる。来年の営業は4月からだ。また、今年10月からは、前後二人乗りの「タンデム自転車」タイプも登場。体力に自信がない人でも電動(ハイブリッド)自転車があるので安心。料金は1名1,000円。ハイブリッド車は1,500円。チャイルドシートもある(有料)。発着点の旧奥飛騨温泉口駅へのアクセスは、車利用の場合、東海北陸道飛騨清見ICから約55分、奥飛騨温泉郷から約60分、富山市内から60分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日「習志野ドイツフェア」が、10月13日(土)と14日(日)の二日間にわたって、千葉県習志野市の津田沼駅南口「津田沼公園」とショッピングセンター「モリシア」を会場に行われる。また、習志野市内の飲食店によるグルメの販売を行う「グルメフェスタ」も同時開催される。開催時間はともに13日11時00分~18時00分、14日11時00分~16時00分。そもそも、習志野市とドイツとの関係は第一次世界大戦時にさかのぼる。当時、今の東習志野に開設された習志野捕虜収容所には1,000名近いドイツ兵が収容された。当時の所長である西郷寅太郎は、ドイツ文化に理解を示し、捕虜たちに対して寛大で、オーケストラによる演奏会や演劇を行っていたという。また、捕虜の中にいたソーセージ職人がソーセージ作りの秘伝を公開したことから、習志野市は、日本のソーセージ製造発祥の地と言われている。こうした習志野市とドイツの縁を広くPRするために、1861年の日本とプロイセンの修好条約締結から150周年を前にした2010年にこの「習志野ドイツフェア」が企画、開催された。今年で3回目の開催となる。会場では、ソーセージ、ビール、ワイン、パン、菓子などのドイツ食品を販売。第九合唱団をはじめとしたミニコンサート、大道芸人によるパフォーマンスなども行う予定で、あわせて習志野市とドイツの交流の歴史等を紹介する写真展も開催される。同時開催の「グルメフェスタ」では、キャラバンサライ、シェコモ、三才坊、一鳥、農園キッチン、栄昇らーめん、やるき茶屋、チャド、スターカフェといった市内飲食店による自慢の逸品グルメを味わうこともできる。また、両日ともに「モリシア」の1階センターコートと2階バルコニーでステージイベントも企画されている。バレエやフラダンス、ベリーダンスなどをはじめ、音楽演奏、大道芸人によるパフォーマンスが楽しめる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日千葉県でもコスモスの名所として知られる勝浦市。10月14日(日)に「コスモスフェスタin勝浦」が開かれるTOTOプラテック株式会社勝浦工場周辺に広がる広大なエリアでは、約50万本のコスモスが咲き誇る。20万株のコスモスを無料で自由に摘み取りができるほか、会場では、新鮮な地元農産物や水産物の販売、太巻きずしづくり教室などが行われる。また、芋掘り(7メートル1,000円)や枝豆取り(1束500円)などの農業体験も楽しめる。各種アトラクションも企画されており、勝浦ウィンドアンサンブルや太極拳なども披露される。開催時間は9時30分~14時00分で、雨天の場合は中止となる。千葉県には勝浦市のほか、コスモスの名所が点在しており、10月下旬まで各地で、ピンク、白、赤の可憐な花が目をなごませてくれる。●千葉市「昭和の森」100.9ヘクタールの広さで自然豊かな公園、コスモスが秋の野を染め上げる。見ごろは10月下旬まで。10月~3月の開園時間は8時30分~16時30分。●袖ヶ浦市「東京ドイツ村」約5万本のコスモスが咲き乱れる。同時期にサルビアが満開。見ごろは10月下旬まで。営業時間は9時30分~17時00分(最終入園16:00)。●木更津市「うまくたの路」武田川沿い400mの花の散歩道。秋にはコスモスが咲き乱れる。見ごろは10月中旬まで。●柏市「あけぼの山農業公園」秋には、2.2ヘクタールの畑に白、黄、ピンク、赤の約100万本のコスモスが一面に。見ごろは10月下旬まで。●千葉市「千葉市花の美術館」コスモスフェアを10月12日(祝)まで開催。秋の風に揺れるいろいろなコスモスを見て摘んで楽しめる。見ごろは10月下旬まで。●成田市「甚兵衛公園」面積3,600平方メートルに約50万本のコスモスが咲き誇る名所。見ごろは10月下旬まで。●君津市「清和自然休養村」8万本のコスモスが訪れる多くの人々を楽しませてくれる。四季折々の味覚狩りができるのも魅力。見ごろは10月下旬まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日「伊勢神宮奉仕会」および「伊勢神宮奉仕会青年部」が共催している「神嘗(かんなめ)祭奉祝委員会」は、10月14日から10月15日、三重県伊勢市で「神嘗奉祝祭(かんなめほうしゅくさい)」を開催する。同祭りは、伊勢の神宮で行われる「神嘗祭」の当日に行われる市民祭りで、その年の「お米」を神にまつり、収穫の喜びと感謝を分かち合うという。「神嘗奉祝祭 前夜祭」では、会場の一部を無料開放し、踊りの披露などを実施する。開催日は10月14日(17:00から20:20)、会場は伊勢・安土桃山文化村。「神嘗奉祝祭 初穂曳・外宮領陸曳(はつほびき・げくうりょうおかびき)」では、地元をはじめ、「徳島の阿波踊り」、「山形の花笠踊り」、「沖縄のエイサー」、「岐阜の郡上おどり」など、全国各地のお祭りが一握りのお米を持って参加。初穂曳による新穀(しんこく、新米のこと)の奉納や、踊り披露などが行われる。開催日は10月15日(10:00から16:30)、会場は、伊勢神宮外宮周辺。そのほか、関連行事として「伊勢神宮奉仕会」が主催する「初穂曳・内宮領川曳(はつほびき・ないくうりょうかわびき)」も行われるとのこと。詳細は同祭り公式ホームページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日10月20日(土)、21日(日)、「第2回開運小山うどんまつり」が、小山御殿広場(栃木県小山市役所北側)で開かれる。小山市内のうどん店などが加盟する「開運小山うどん会」をはじめ、栃木県内、群馬県、茨城県からも名物うどん店が出店し、さまざまな自慢の味を提供する。開催時間は両日とも10時00分~15時00分。「開運小山うどんまつり」は、地域で食されていたうどんを小山の名物にしようと、小山市と市内うどん店の店主たちが連携して発足した「開運小山うどん会」によるお祭り。県内一の「小麦の里」である小山をうどんのまちとしてのブランド化をめざす。さらに、地産地消の推進及び地域の活性化のために、小麦「イワイノダイチ」を使用した「小山うどん」をPRするために企画。昨年第1回目が開催された。第2回目となる今年の「開運小山うどんまつり」には、「開運小山うどん会」(会員29店)から6店のほか、昨年9月の「麺-1グランプリin館林」で57店舗の中でグランプリに輝いた群馬県板倉市の「原田製麺」(21日のみ出店)など、13店舗が出店、自慢の味をアピールする。うどん以外にも「第1回おやま元気あっぷグルメ選手権」準優勝の「おいしいごはんみそ家米ぞう」などの飲食店が出店するほか、「おやまブランド」品の展示、販売を行う予定だ。特設ステージでは、誰が一番決められたタイムに近い時間でうどんを食べられるかを競う「ジャストイート」を実施するほか、「よさこい」や「おはやし」などのイベントが用意されている。さらに、10月1日から「開運小山うどん会スタンプラリー」も開催されている(来年の3月31日まで)。参加店は「開運小山うどん会」会員の22店舗。スタンプの数に応じて開運小山うどん会会員店で使える食事券がもらえるというスタンプラリー。台紙はクーポンも兼ねており、会員店のうどん限定で各店100円分がサービスとなる。ただし、台紙をもらった1店目は対象外。詳細は開運小山うどん会のホームページを参照のこと。「第2回開運小山うどんまつり」の会場である小山御殿広場へのアクセスは、電車の場合、JR東北本線(宇都宮線)小山駅より徒歩約8分。車利用は東北自動車道佐野藤岡ICから国道50号を小山方面に約40分。なお、「第2回開運小山うどんまつり」の初日にあたる10月21日(土)には、小山市内で「第7回おやま開運まつり」と「第13回おやま西口まつり」も開催を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日島根県の東端に位置する、どじょうすくいとヤスキハガネの町、安来市。現在この安来市で宝探しイベント「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」を開催中だ。期間は12月31日(月)まで。時は戦国時代、毛利家との攻防の中でひときわ偉才を放った武将がいた。山中鹿介幸盛だ。三笠山の上に光る三日月に向かい「願わくば我に七難八苦を与え給え」と祈り続けた。この鹿介の勇姿とともに地元に残るのが、鹿介の埋蔵金伝説。かつて山陰・山陽11カ国を治めた尼子氏の巨大な軍用金を城下のどこかに埋めたとされる。そんな伝説のある尼子の里、安来市広瀬町を歩き回りながら、謎を解き、キーワードを探すのが「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」だ。回答を応募すると、正解者に抽選で特産品が贈られる。参加方法は簡単だ。まず「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」パンフレットを安来のどじょう報からダウンロード。パンフレットの物語を読んで、物語に登場する古文書に関係のある場所をめざして、「まちあるき」へ。それぞれの場所でキーとなる数字を探し出し、文字盤にあてはめ、見つけ出した文字を応募用紙に空欄に書き込んで文章を完成させればOK。参加費は無料。この街歩きを手助けしてくれるのが「尼子の里まちあるきMAP」で、市内の主要観光施設で手に入れることができるほか、同サイトからもダウンロードできる。探し出した回答を応募用紙に記入の上、広瀬絣センター、安来商工会(平日のみ)、観光交流プラザ(JR安来駅隣)に設置してある応募箱に投函。応募者全員に「山中鹿介シール」がプレゼント(ただし、なくなり次第終了)されるほか、正解者の中から抽選で20名に山中鹿介Tシャツや城下町広瀬の特産品がプレゼントされる。なお、応募締め切りは来年1月15日(火)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日福島県いわき市は、10月1日より市役所内に「見せます!いわき情報局 見せる課」を開設。開設に際し、10月1日の16時5分より、市役所内にて辞令交付式が行われた。同市は2011年の10月1日から、 「いわき農作物見える化プロジェクト “見せます!いわき”」をスタート。市、市内農業従事者、関係機関・団体などが一丸となって、農作物、農地土壌、水道水、大気の放射線量、定時降下物の検査結果を、ウェブサイト「見せます!いわき情報局」などを通じ、継続的に提供してきた。このほど開設した「見せる課」は、同プロジェクトが2年目を迎えるにあたり、その新たな目玉として開設されるもの。市の農林水産部や商工観光部の職員により構成されるプロジェクト組織で、農作物だけでなく海産物や観光まで対象範囲を拡張。放射性物質の検査結果発表、復興へ向けた取り組み、人々の様子などについて積極的にPRしていく。人員構成は西丸巧課長をはじめ、職員21名。主な事業内容としては、ウェブサイト「見せます!いわき情報局」のリニューアル、いわき見える化プロジェクトFacebookページ制作・更新、流通バイヤーや消費者を対象とした農業産地等訪問バスツアーの実施、PRイベント開催、CM放映などを予定している。※「見せる課」は、「いわき見える化プロジェクト“見せます!いわき”」における諸事業を推進するためのプロジェクト組織で、市役所内の正式な課とは異なる【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日岐阜県美濃市で地元産業の美濃和紙を使用したあかりイベント、「第19回美濃和紙あかりアート展」が開催される。開催日時は10月20日(土)17:00~21:00、21日(日)17:00~20:30。場所は美濃市内の「うだつの上がる町並み」一帯。「美濃和紙あかりアート展」は、1,300年の歴史を誇る伝統産業の「美濃和紙」の再生と、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された「うだつの上がる町並み」の活性化、ブランド化を目的として開催される。展示される作品は、一般・小中学生の両部門で全国公募した美濃和紙を使用したあかりのオブジェ、約400点。それらの作品をレトロな歴史風景が広がる「うだつの上がる町並み」に2日間にわたり屋外展示し審査を行う。審査員には照明デザイナーの石井幹子氏、和紙デザイナーの堀木エリ子氏、建築家の團紀彦氏などその道の大家が名を連ねる。作品のテーマは自由で、一般部門からは美濃和紙あかりアート大賞1点(賞金50万円と賞状)、美濃和紙あかりアート賞2点(賞金10万円と賞状)、ライトアップ賞数点(賞金3万円と書状)、入選30点(賞状)が選ばれる。小中学生部門もテーマは自由。小中学生部門大賞1点(賞金3万円と賞状)、小中学生賞5点(賞金1万円と賞状)、入選数点(賞状)が表彰される。イベントで使用される美濃和紙の歴史は古く、正倉院文書に美濃の紙が記録されている他、平安時代には朝廷から役人が派遣されて管理されていた。さらに江戸時代には庶民の需要が増大して主に障子紙に使われるようになり、「みの」と言えば障子をさすまでに普及したと言われている。美濃市には江戸時代の商人の家屋が多く残されている。特徴的なのは家屋に「うだつ」が取り付けられていること。「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、裕福な家しか取り付けることができなかった。そのことから「うだつを上げる、うだつが上がらない」ということわざとなり現代に伝えられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日「刀剣の都」として知られる岐阜県関市で「刃物まつり」が開催される。開催日は10月13日(土)、14日(日)の2日間。刃物まつりは、鎌倉時代に関で刀鍛冶を始めた「元重」をしのび、また刃物の町、関の発展を祈るために行われる。開催場所は3カ所。メイン会場の本町通り・千年町通りでは、市内の45の刃物屋が出店する「刃物大廉売市」、「関市観光物産展」、さらに特設ステージで各種イベントが行われる。関鍛冶伝承館では「古式日本刀鍛錬一般公開」、「刀剣研磨外装技術一般公開」、「刀剣展」が開催。アピセ・関では「関アウトドアズナイフショー2012」が行われる。そのほか、刃物会館、フェザーミュージアム周辺でも居合道や包丁研ぎコーナーなどさまざまなイベントが用意される。「関うな丼」「関あゆ丼」「関からあげ」など、関のグルメや特産品も楽しむことができる。関の刃物は良質の焼刃土と炉に使う松炭、さらに長良川、津保川の水によって支えられている。鎌倉時代に「元重」が刀鍛冶を始めて以後、室町時代には刀鍛冶は300人を超え、折れず、曲がらず、よく切れると評判だったと伝えられている。関の刀鍛冶で特に有名なのは「関の孫六」(2代目兼元)だ。豊臣秀吉や武田信玄、前田利政、青木一重も愛用したと言われている。青木一重は姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、山崎の戦い、賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いなどの戦国時代の主要な戦いに参加した武将。青木一重所有の名刀は「青木兼元」と呼ばれ、孫六の最高傑作。現在は国の重要美術品に認定されている。その他、関市の観光スポットは、関刀鍛冶の守護神が祭られ、国重要文化財の能装束や県重要文化財の能面などが残されている「春日神社」、織田信長建立の「下馬標」や信長、信忠、信孝の「安堵状」が残る「武芸八幡宮」などがある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日千葉県印旛沼で8,000発もの花火を打ち上げる「NARITA花火大会in印旛沼」が開催される。開催日時は10月13日(土)19:00~20:00まで。開催場所はニュータウンスポーツ広場(成田市台方)。イベントは市民ボランティアが構成する組織と花火職人が共に作り上げるもの。主催はNARITA花火大会実行委員会。見どころは、会場に流れるメロディーに合わせて次々に花火が打ち上げられる音楽と花火の融合や、印旛沼の湖面と周囲に広がる田園風景が、打ち上げられる花火の色に染まり浮かび上がる景色。打ち上げられる花火は、直径60m~80mの花を開く2.5号玉、110m~120mの4号玉、200m~220mの7号玉、280m~300mの尺玉、さらに500mもの大輪の花を開く2尺玉など。花火の色、大きさはもとよりさく裂する高度もそれぞれ違い、多様な見方で花火の美しさを楽しめる。イベント最大の特徴は市民の手作りであるということと、観客参加型の花火大会であるということ。手から手へ花火の火を渡していく「花火リレー」や、花火の構造などを学習する「NARITA花火の教室」、花火の種類でビンゴゲームを楽しむ「花火deBINGO」、打ち上げる花火に合わせて手拍子をする「手拍子花火」などで観客も楽しめる趣向だ。さらに有料桟敷席の観客の希望者には40字以内のメッセージを花火の打ち上げと共にアナウンスする「メッセージ花火」も予定されており、大切な人へのメッセージを花火に託すこともできる。「NARITA花火大会in印旛沼」は観客参加型の花火大会として、2010年に「グッドデザイン賞」を獲得した。「グッドデザイン賞」は、家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなど、有形無形を問わず人によって生み出されるものや、活動を対象とする総合的なデザイン推奨制度だ。イベント詳細は2012NARITA花火大会in印旛沼のWEBページで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日10月7日(日)、8日(月・祝)の両日、広島県福山市霞町の中央公園(まなびの館ローズコム)で、市内の料理人が創作したうずみ料理を楽しむ「福山うずみフェスタ2012~掘り出せ!!旬の福福山うずみごはん~」が開催される。開催時間は10時00分~16時00分。「福山うずみフェスタ2012」は、海、山の食材が豊富な福山の魅力を、地元に伝わる”福山うずみごはん”を通して発信しようというグルメイベント。”うずみ”とは、江戸時代、倹約政治により、ぜいたく品とされた食材をご飯に隠して食べたのが始まりとされる福山の伝統的な料理。今年も昨年に引き続いて、”5組のすご腕料理人による華麗なる共演”による本格的な”福山うずみごはん”が登場する。うまみたっぷりな鯛やマツタケが味わえる伝統的な福山鯛うずみをはじめ、和牛ほほ肉の赤ワイン煮うずみ仕立て、フカヒレ姿煮うずみ。さらに、鞆の浦産渡りカニをふんだんに使ったカレーうずみ、美味しい福袋が埋まった福袋ばらうずみ寿司などバラエティー豊かな創作うずみの5種類だ。両日とも、各種100食計500食限定、11時00分~13時00分の販売だ。さらに、「みんなで美味しい給食のうずみを食べよう&食育セミナー」は、市内の多くの小学校で「ふくの日」の10月29日に出される給食”うずみ”を食べられるコーナーだ。これは給食で提供されている美味しい”うずみ”を通じて、食育の重要さ、大切さを子どもを持つ保護者へ発信するもので、食べて学べるうれしいセミナーだ。価格は250円で、両日とも80食限定。試食は13時30分からだが、12時00分より整理券配布する。「福のまちマルシェ」では、地元産の野菜や水産物をはじめ、こだわりの食材を使った加工品など、美味しいものが勢ぞろい。うずみ言葉や瀬戸内の幸がうずまった「うずみ弁当」も販売。また、「福のまちストア」では、お箸や器などオンリーワン商品も購入可能。「世界でたったひとつのお箸やスプーンを作ろう!デコ体験(有料、7日のみ)」もある。このほか、福山市立大学と福山大学学生のコラボ企画の「謎解き宝探し~歌姫の記憶を取り戻せ~」も予定されている。中央公園を舞台に謎解きをしながら宝を探し当てるゲームで、正解者の中から抽選でプレゼントが当たる。参加は無料。「福のまちステージ」と題したステージイベントでは、ダンスや福の山音頭が披露される。子どもから大人まで楽しめる華やかでパワフルなステージだ。打楽器をみんなで叩く参加型サークルステージも計画されている。このほか、mamanohibiプロデュースの「地球の為にできること。オリジナルマイ箸を作ろう!」や家のテーブルでも気軽に抹茶を楽しめる「茶の湯キッズ」、和菓子づくり体験などのワークショップも開講する(有料)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日広島県東広島市で「酒まつり」が開催される。開催日は10月6日(土)、7日(日)の2日間。主催は東広島市観光協会。東広島市の西条は灘、伏見と並ぶ「日本三大銘醸地」のひとつ。銘醸地にふさわしい酒をシンボルとし、市民の交流の場を作り楽しむことにより「市民参加のまちづくり」を推進しようというのがこの酒まつりだ。まず、酒造りのシンボルである「酒林」をみこしに仕立て、酒の神様である「松尾神社」から酒まつりの会場のひとつである居酒屋会場に入場。やぐらにつり上げられるところから酒まつりは始まる。イベント内容は、各酒蔵の趣向を凝らした催しが特色の「酒蔵イベント」や、日本全国から集まった約900種類もの銘柄の飲みくらべができる「酒ひろば」、東広島の郷土料理が味わえる「美酒鍋」があり、酒と食の語らいをテーマに和みやすい居酒屋を表現した「五千人の居酒屋会場」ではダンスや歌などのステージも企画されている。「KIZUNA会場」は、落ち着いた雰囲気の中でゲストアーティストのライブやJAZZ演奏が楽しめる。フードコーナーでは、地元の特産品である米粉を使ったから揚げ「米カラ」もある。さらにきずなをより深めるために「キャンドルナイト」が行われる。自動、生徒によるコンサートが行われるのは、中央生涯学習センター会場。演目はオペラ「白壁の街」、組曲「西條」など。さらに、「銘水お茶席」では酒蔵の仕込み水を使用したお茶を楽しめる。また、東広島市児童生徒発明くふう展、酒まつり写真コンテストが開催される。子ども向けイベントも用意されており、わくわく広場ではゲームコーナー、お土産コーナーでは東広島市観光マスコットの「ノン太」グッズの販売、特命戦隊ゴーバスターズのショーが行われる。そのほか、アザレアホール会場では「酒の街歌謡選手権大会」、サタケ会場ではおむすびのGABAコーナー、サタケフリーマーケットなど、イベント盛りだくさんのまつりだ。各イベント詳細は「酒まつり」のWebページで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日静岡県島田市にある鉄道会社「大井川鐵道」は、地元自治体と協力し、10月5日~10月8日まで「SLフェスタ2012」を開催。蒸気機関車と綱引きで勝負する、「本気で力くらべだSL対人間綱引きで勝負」などのイベントが行われる。綱引きでは、同社が管理している蒸気機関車「C12形164号機」を使用。約50トンある機関車を動かせるか挑戦するという。実施日は、10月6日(14時~15時)、10月7日(10時~11時)。場所は大井川鐵道新金谷駅構内とのこと。同イベントでは、同市固有の地域資源であるSLを通して、家族で楽しみながら本物の鉄道を満喫できる。期間内は、地元物産の販売や、地域の人気グルメを集めたフードコートを設け、訪れた人に地域の魅力を発信していくという。会場は、新金谷会場、家山会場、千頭会場、金谷駅前通り会場、プラザおおるり会場、ローズアリーナ会場の6カ所。側線運行&乗車体験、鉄道写真展、ゆる鉄トークショーなど鉄道に関するもののほか、特設ステージ金谷ミュージックフェスティバル「音の駅」、羊毛フェルト教室、和太鼓演奏など、体験企画やショーなども開催する。なお、詳細は、同イベント公式サイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日10月14日(日)、埼玉県羽生市では今年20回目となる「コスモスフェスティバル」が行われる。時間は10時00分から14時00分まで。会場は、清掃センター南側(羽生市大字三田ヶ谷地内)にある約2.5ヘクタールのコスモス畑。ここでしか見られないさまざまな種類のコスモスが美しく咲き乱れる。コスモスの花の見ごろは10月中下旬ごろなので、「コスモスフェスティバル」の前後も楽しめる。なお、コスモスの摘み取りは、イベント当日から10月31日(水)まで自由にできる。コスモスの咲き具合は羽生市コスモスフェスティバルで確認可。当日は、地元野菜の販売、焼きそばや綿あめなどの模擬店、バルーン搭乗体験のほか、スタンプラリーでは、参加者にすてきな特典も用意されている。また、今回のイベントではコスモス畑に市のキャラクターが登場する予定だ。翌日10月15日(月)から19日(金)の10時00分から12時00分の間、コスモス畑の真ん中で「コスモス軽トラ市」を開催。地元で採れた新鮮野菜を農家が販売。埼玉県が育成したお米品種「彩のかがやき」の新米の販売もある。さらに、今年も「コスモス写真コンテスト」を開催する。テーマはコスモスフェスティバル会場内に咲くコスモスで、参加賞および優秀作品賞(数点)が授与される。応募作品は、11月15日(木)から20日(火)まで「イオンモール羽生」2階のイオンホールに展示する。入賞者には別途通知のうえ、表彰する。応募にあたっては四つ切りか四つ切りワイドのサイズで、1人3点まで応募が可能。10月26日(金)までに、羽生市役所農政課・コスモス写真コンテスト係に送付するほか、農政課窓口直接受け付ける。「コスモスフェスティバル」会場へのアクセスは、車の場合、東北自動車道羽生ICより約2キロメートル。平日(祝日を除く)は羽生駅・南羽生駅から循環バス(あい・あいバス/羽生市福祉バス)ムジナもん号が4本運行。清掃センターで降りて南側に進むと、会場となるコスモス畑がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日福岡県福岡市天神の複数のストリートステージでライブが繰り広げられる「ミュージックシティ天神」が開催される。開催期間は9月29日(土)、30日(日)の2日間。「ミュージックシティ天神」は、「音楽産業都市・福岡」をめざして2002年からスタートしたイベント。音楽を愛する人が集まり、文化的刺激にあふれる街に福岡を育てていきたいという願いがこめられている。主催は福岡市と天神の事業者、福岡のメディア各社により組織された「ミュージックシティ天神実行委員会」。開催場所は、福岡市役所西側ふれあい広場(メインステージ)、ソラリアプラザゼファSTAGE、岩田屋本店本館前STAGE、イムズSTAGE、天神地下街一番街ステージ、パサージュ広場STAGE、TSUTAYASTAGE、キャナルシティ博多サンプラザSTAGE、MCTin博多駅STAGE他。ライブハウスなどで行うライブサーキットは有料だが、天神の町に設置した特設ステージで行うストリートステージは無料。オーガナイズイベントなどは招待券が必要な場合もあるので事前に確認が必要。多くの参加アーティストから一部を紹介すると、「サンキュー!!」、「少年ハート」、「サルビアのつぼみ」など多くのヒット曲をもつ3人組みHIPHOPユニット「HOMEMADE家族」。ジブリ作品の「ゲド戦記」、「コクリコ坂から」の主題歌を担当し、地元福岡県出身の「手嶌葵」。さらに幼なじみ5人組で結成した本格派ダンス・ボーカルユニット「DancingDolls」。「ROCKINJAPANFESTIVAL」や「COUNTDOWNJAPAN」に主演した「溝渕文」。映画「はやぶさ/HAYABUSA」の主題歌や、アニメ「BLEACH」エンディングテーマを歌った福岡県出身の「fumika」。メジャーデビューシングル「宝物」がリリースされた「GOLDRUSH」。ミニアルバム「cue」が10月3日に発売予定の「タオルズ」などが出演する。また、9月は「MUSICCITYMONTH」として、さまざまなジャンルのアーティストが、週末の天神の街角で音楽を奏でている。イベント詳細はミュージックシティ天神のHPで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日山口県宇部市は同県萩市と地域活性コンサルティング会社の五穀豊穣と連携して、魚介類を扱うアンテナショップ「Bucch-ine(ブッチーネ)」を開業する。ショップは9月27日、築地場外市場の一角にオープンする。店舗名の「Bucch-ine(ブッチーネ)」は、山口弁の「ぶちいいね(とてもいいね)」をイタリア語風にもじったもの。宇部市および萩市の地元漁師や鮮魚店関係者が、日本の魚食文化や両市の地魚を次世代に伝えていこうと立ち上がり開業に至った。宇部市の名産「小エビ、クルマエビ、アナゴ、タコ」、萩市のブランド魚「萩の真ふぐ、萩のあまだい」など、山口の魚の消費拡大を目指すという。同店では魚を販売するのみならず、魚の食べ方や特徴、生産や加工の想いも消費者に届けていくという。さらに、消費者のフィードバックも吸収・反映し、「販売する側」「購入する側」両方のコミュニケーションのある店舗を目指すという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日千葉県東金市の八鶴湖畔を手作りキャンドルで飾る催しが行われる。「光」を作ることを通じてエコロジーや自然について考えようというもの。開催日は9月30日(日)、キャンドルの配置は15:00~、点灯は18:00~20:00の予定。手作りキャンドルと灯籠は事前に市民が制作したもの。2リットルサイズのペットボトルや、砂、廃油、不要になったクレヨンなどを集めて材料としている。灯籠となるペットボトルには障子紙を巻き付け、俳句や川柳、思いや願い事、絵など思い思いに書かれたものが湖畔に配置される。竹灯籠も市民の協力を得て竹林から伐採したものから作られる。まさにエコロジーに配慮した催しだ。八鶴湖はJR東金線の東金駅から約500m、徒歩約10分というアクセスの良い場所に位置している。周囲約800mの人造湖だ。湖の歴史は古く、徳川家康が鷹狩の際に宿泊した東金御殿があり、その建設の際に元来その場所にあった「とき池」という小さな池を広げ、現在に姿になったと言われている。周辺には大正、昭和初期の雰囲気を色濃く残している「八鶴亭」があり、国の登録有形文化財(建造物)に指定されている。八鶴亭本館は木造2階建て、入母屋造りの古風な建物。各部屋は入口に差掛け屋根を付け、床の間や棚に銘木を使うなど建物内部の作りにも意匠を凝らしている。「八鶴亭さくらホール」はキャンドルや灯籠作りに使用された場所でもある。八鶴湖にほど近い安国山最福寺の「大黒天像」もみどころの一つ。鎌倉時代の彫刻家、運慶の作と伝えられている。運慶は奈良東大寺の金剛力士立像(国宝)、興福寺の弥勒仏坐像(国宝)、円成寺の大日如来坐像(国宝)など、現在国宝、重要文化財に指定されている多くの仏像を制作した人物として知られる。キャンドルナイト開催日には、名月を見ながら音楽を楽しめる「湖畔の観月会」、さらに「大黒様の縁日」も行われる。なお、キャンドル内とは雨天の場合10月27日(土)に順延となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日福岡県久留米市のB級グルメ、「久留米焼きとり」を一層楽しめる「久留米焼きとりパスポート」が発行中だ。パスポートの有効期間は2012年9月8日~2013年9月7日までの1年間。JR久留米駅観光案内所、西鉄久留米駅観光案内所、久留米観光コンベンションなどで入手できる。「久留米焼きとりパスポート」は、久留米焼きとりを一層楽しく、便利に味わってもらおうというもの。パスポートには焼きとり店のデータや地図が収録されている。また、注文する際にパスポートを提示すれば、パスポートに記載されている特典を受けられるお店もあるのでお得だ。特典内容は生ビール1杯無料など、店により違いがある。久留米焼きとりは、品数の多さが特徴。鶏肉はもちろん、馬肉、豚バラ肉、牛肉、魚介類のほか、タマネギなどの野菜、巻物、ダルム(豚の大腸、小腸)や、センポコ(牛の大動脈)などの内臓ものを串刺しにし、炭火でじっくりと焼き上げる。さらに久留米でしか味わう事ができず、柔らかい歯ごたえが特色の「久留米さざなみどり」は地元ならではの一品。久留米市は「やきとり店密集度日本一」と言われている。そのゆえんは、2003年に人口1万人あたりの焼きとり店の数が全国で一番多いことから、久留米市ふるさと文化創生市民協会(カルキャッチくるめ)が「焼きとり日本一」を宣言したことによる。2005年に市町村合併により久留米市の人口は増加したが、「焼きとり日本一を宣言した街」としてPRを続けている。久留米市の焼きとり店の歴史は高度成長時代にさかのぼる。大手ゴム会社3社の工場が久留米市にあったことで町は賑わっていた。ゴム工場で働く人々が開店前から焼きとり屋台に並んでいたと言われている。焼きとり店の最古参は1963年開業した屋台だ。さらに、仕入れを支える食肉を扱う業者が久留米に多かったのも、焼きとり店が栄える一因となった。現在、久留米市で焼きとりを出す店は約200店舗にも及ぶ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日鳥取県倉吉市で地元産業の因州和紙を使用したあかりイベント、「山陰KAMIあかり」が開催される。日時は11月10日(土)18:00~21:00まで。場所は「山陰の小京都」と言われる倉吉市内の赤瓦・白壁土蔵群一帯。「山陰KAMIあかり」は地域の伝統的産業である「因州和紙」を「あかり」の活用により引き立たせようというもの。さらに、イベントやワークショップを通じて地元住民の意識を醸成し、「白壁土蔵群」など、町並みの保全につなげる狙いもある。打吹玉川(うつぶきたまがわ)沿いに立ち並ぶ「白壁土蔵群」は江戸時代末期から昭和前期に至るまでの伝統的な町並みで、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、「美しい日本の歴史的風土100選」や、「かおり風景100選」にも選ばれている。「白壁土蔵群」の特徴は、赤い石州瓦を葺いた屋根に、白い漆喰壁、黒の焼き杉板をほどこした美しいコントラスト。打吹玉川にかかる石橋が落ち着いた雰囲気をかもしだす。「山陰KAMIあかり」はそのような古風で風情のある街を舞台に行われる。イベント内容は、因州和紙を使用したあかりの作品を全国公募し、その作品を町並みの中で展示、審査する「あかりアートコンテスト」。倉吉在住の造形作家によるあかりのモニュメントの展示「KAMI像(かみかたち)」。ほかにも和紙作家監修のもとで製作された因州和紙の25mにも及ぶトンネル「福のKAMIトンネル」や土蔵の白壁をスクリーンにして映像を映す「白壁スクリーンアート」がある。ステージイベントや屋台も出店する。イベントで使用される因州和紙の歴史は古く、正倉院の文書の中に因幡の国の和紙が使われていると推測されているほか、平安時代の延喜式の記録にも因幡の国から朝廷に紙が献上されたと記述がある。時代は下り江戸時代以降は藩の御用紙として使用されるとともに、庶民が利用する紙としても生産された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日恒例の「ぶどうEXPO2012」が山梨県笛吹市で9月1日からはじまった。11月30日までの開催期間中、市内各所でさまざまな関連イベントが行われる。イベントのひとつが”ウェルカムフルーツ”だ。JR石和温泉駅改札で11月3日(土)までの土曜、日曜、祝日の15時00分と16時00分、特急停車時間に合わせて、山梨県産の旬のぶどうやぶどう100%ジュースが観光客に無料でふるまわれる。9月のイベントとしては、JAZZの生演奏をワインとともに楽しむ「ザ・いさわJAZZ」が9月22日(土)13時00分から、20時00分のラストステージまで石和温泉で行われる。ミュージックチャージ&入場料は500円で、ワイン(1杯300円)やフランクフルトソーセージ、焼きそば、焼き鳥、カレーなどの屋台が出店される。ライブのタイムスケジュールは、13時00分からBBBビッグバンド、15時00分からSwing-Bird-JAZZオーケストラ、19時00分から大坂昌彦クインテット1st、20時00分から大坂昌彦クインテット2nd。一流のジャズプレイヤーの生演奏がワンコインで楽しめる。また、9月30日(日)まで、宿泊券・ぶどうが当たる抽選会を開催。御坂町観光協会フルーツ部会加盟の各観光農園で、ぶどう、ワインなどを購入した人が対象だ。10月中旬には当選者に賞品が発送されるという。秋のワインと言えばヌーボー。ボージョレ・ヌーボーは11月第3木曜日解禁だが、山梨県産ワインの新酒「やまなしヌーボー」の解禁日は11月の第1土曜日。11月2日(金)22時から翌日3日(祝)1時00分まで「ヌーボーde乾杯!カウントダウン」が行われる。0時00分の解禁に合わせてカウントダウンを行い、参加者全員で「やまなしヌーボー」で乾杯するというもの。会場は、「石和源泉足湯ひろば」。地元笛吹市産のワインが多数用意されるほか、ワイン足湯、郷土料理、ステージイベントなどお楽しみが盛りだくさん。入場は無料だが、飲食コーナーは有料となる。晩秋の山梨を彩るイベントとして首都圏のワイン愛好家の間で人気の高い、ワイナリーの周遊イベント「ワインツーリズムやまなし2012」は、11月17日(土)、18日(日)8時30分~17時30分に開催が決定。これは、エリア内を巡回するバスをうまく利用して、お目当てのワイナリーを訪ねるというもの。ワイン好きにはたまらないイベントだ。ルートは17日が”一宮ルート”、”勝沼ルート”、”塩山ルート”で18日が”石和・御坂・八代ルート”、”甲府ルート”の予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日新潟県糸魚川市の平成27年開業予定の北陸新幹線高架橋で「北陸新幹線レールウォークin糸魚川」と題したウォーキングイベントが開催される。高架橋を歩けるチャンスは今年が最後だ。開催日時は10月28日(日)。高架橋の他、工事中の新幹線の駅もコースに入っており、富山や長野の山々の自然風景と英知の結晶である新幹線工事を同時に見ることが出来る。悪天候などの理由により中止となる可能性もある。参加費は無料。申し込みは往復ハガキで、糸魚川市北陸新幹線対策協議会事務局:都市整備課・新幹線推進係まで。コースは、寺島工事用昇降階段(糸魚川警察署裏付近)から北陸新幹線糸魚川駅に至る約1.5kmの「標準コース」と、須沢工事用昇降階段(国道8号と青海通り線交差点付近)から北陸新幹線糸魚川駅に至る3.2kmの「健脚コース」に分かれる。参加対象は「標準コース」は小学生以上、「健脚コース」は小学校4年生以上。ただし、健脚コースは距離が長いので体力に自信のない人は「標準コース」が無難。いずれのコースも小学生は保護者の同伴が必要。「標準コース」のウォーキングは3回実施される。スタート時間は1回目8:30受付、9:00出発、2回目12:00受付、12:30出発、3回目13:00受付、13:30出発。「健脚コース」は2回実施され、1回目9:30受付、10:00出発、2回目は10:30受付、11:00出発となる。おのおの市役所前で受付を行い、バスでウォーキング開始位置まで移動する。参加定員は各コース1回につき50名。「標準コース」は3回で150名、「健脚コース」は2回で100名となる。北陸新幹線は、現在営業している長野駅から、上越、富山、金沢、福井を経由して大阪に至る構想で、東京からの総延長距離700キロになる。平成27年に開業を予定しているのは、長野から金沢までの区間だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日香川県高松市で飲食店44店舗のグルメやお酒を割安な価格で楽しめる「高松あじのみ物語2012秋祭り」が開催中だ。「たかまつ食と文化のフェスタ事業」の一環で、主催は高松まちなかおもてなし推進協議会。開催期間は9月1日(土)~10月31日(水)の毎日17:00~23:00まで。ただし、店舗ごとに開催日、時間が異なるので事前の確認が必要。イベントは、高松に初めて訪れる観光客にお酒やグルメを楽しんでもらい、高松市のイメージアップを図ろうというもの。行ったことのないお店や、敷居の高そうなお店は入りにくいものだが、イベントに参加することで、気軽にお店に入れるようにする役割もある。出店する店舗はカクテルバー海鮮居酒屋、寿司、串揚げ、割烹などバラエティ豊かだ。イベントに参加するには事前にガイドブックを100円で購入。利用したいお店に入り、イベント参加者であることを伝えると、1,500円以上の「おもてなしメニュー」が1,000円(現金)で楽しめる。ただし、ラウンジ、スナック、バーでの飲食は30分位の利用となる。追加、延長の場合は追加料金が発生するので店舗のスタッフに確認が必要。さらにスタンプラリーも同時開催されており、購入したガイドブックの裏面にスタンプを押し、必要事項を記入の上、ホテル福屋か最後に利用した店舗に渡すと、抽選で賞品が当たる。高松市には四国八十八カ所のうち5カ所があるほか、源平の合戦で有名な「屋島の古戦場」がある。1185年、都を追われ屋島を拠点としていた平家が勢力を盛り返したため、源義経が急きょ出撃して戦いとなった。源氏方の武士である那須与一が、平家方の船に掲げられた扇を鏑矢(かぶらや)で射落とした見せ場は「平家物語」や、薩摩琵琶曲「扇の的」などで今に語り継がれている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日兵庫県丹波市のJR福知山線石生駅、黒井駅の周辺で、たんば鉄道イベント実行委員会主催による鉄道に親しむイベントが開催される。継続的な利用者増とマイレールウェイ意識の醸成のため行われる催しだ。9月22日(土)はJR福知山線石生駅、12月22日(土)はJR福知山線黒井駅周辺、各日10:00~15:00の開催となる。開催場所は、9月22日(土)はJA丹波ひかみ生郷支店駐車場、および生郷交流会館(石生駅徒歩2分)。12月22日(土)はハートフルかすが(黒井駅より徒歩1分)での開催。参加費は無料だ。会場周辺には駐車場が無いため、公共交通機関の利用が無難。たんば鉄道イベント実行委員会では、平成21年9月から毎月22日を「たんば鉄道の日」と定め、市民への周知、駅前市営駐車場の一日無料利用や、マスコット「ちーたん」「はばたん」による駅前ミニイベントなどを実施している。今回は9月と12月のたんば鉄道の日に合わせてミニSL・ミニ新幹線の運行や、JR制服の試着・記念撮影会、鉄道模型の運行・運転体験(9月22日のみ)、おいしい屋台等の出店(9月22日のみ)が行われる。なお、ミニSL・ミニ新幹線の乗員数には限りがあるため、当日先着で整理券を配布する予定だ。また、鉄道模型の運転体験も先着順に受け付けとなる。鉄道で来場した場合、駅構内に設置してあるスタンプをイベントのチラシ裏側に押して会場に行くと、イベント限定ちーたんカンバッチ等がプレゼントされる。12月にイベントが行われる黒井駅周辺には、「丹波の赤鬼」として勇名をはせた戦国大名、赤井直正の居城黒井城がある。赤井直正は、織田信長の丹波征討の際、織田軍大将の明智光秀を打ち破った事で知られる勇猛な武将。赤井直正の死後、黒井城は落城したと伝えられている。現在、石垣、空堀、郭跡、堀切、土塁等が残っており、国の史跡に指定されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日福井県勝山市で9月8日(土)から「勝ち山おろしそば手形」の利用がスタートした。江戸時代の通貨、「寛永通宝」をデザインしたコインを3枚づつ紐に通したもので、質感も銅銭そのものというこだわり様だ。市内10カ所のそば処で使用でき、1セット3枚で1,500円。そばは一杯600円相当なので100円お得だ。手形の使用期限は購入時から無期限。ただし、使用できなかった場合、現金と交換はできないので注意。使用できる店舗は、めん工房きふね、越前そば処勝食、食庵おり田、手打ちそば八助、のむら屋、やく志屋、手打ちそばどうせき、中村屋、勝山温泉センター水芭蕉、石挽きそば好太郎、の計10店舗となる。「勝ち山おろしそば」は2012年度から勝山市が全国に情報発信、ブランド化を図っている。芸能界で食通として知られる俳優の中尾彬、池波志乃夫妻が「勝ち山おろしそば」の観光特使に就任し、メディア等でPRしている。「勝ち山おろしそば」は、市麺類組合などと協議し、そば粉8、つなぎ2の二八そばで手打ちであること、勝山産のそば粉を使用していること、食べる人が大根おろしを入れただしを自分でかける、以上の条件を満たして認定される。登録店舗には登録証と「勝ち山おろしそば」ののぼりがあるので、それが目印だ。勝山市にはこのほか、白山信仰の開祖泰澄大師により開山され、境内の苔が美しい「平泉寺」、天守閣の形をした「勝山城博物館」、全長17mの「越前大仏」がみどころの大師山清大寺など観光地が多い。さらに、かつやま恐竜の森(長尾総合公園)には、「福井県恐竜博物館」がある。40体もの恐竜骨格、千数百もの標本、大型復元ジオラマなどが展示されている。恐竜に関する博物館としては国内最大だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日宮崎県日南市の油津で復元された帆船「チョロ船」の乗船体験が実施される。日時は9月15日(土)13:30~15:30。開催場所はサピア日南ショッピングセンター横の堀川運河。料金は無料。なお、天候によっては中止の可能性もある。日南市の油津は大正末期から昭和16年頃まで東洋一と言われたマグロ基地として栄えた。「チョロ船」はマグロ、カジキマグロ、シイラ漁を主体にした小型帆走木造船で、時には200キロを超すマグロを釣り上げることもあったと言われている。チョロ船は全長約8m、幅約2.4mで、大小2本のマストを持つ。船首部分には1畳ほどの空間があり、漁の合間に休憩することもできる構造だ。船体には地元特産の飫肥(おび)杉が使われている。飫肥杉は油分を多く含んでいるため、水に強く、腐りにくい。また粘り気が強く衝撃に強い、弾力がある、軽量といった特徴を持っているため、古くから造船に使われてきた木材だ。昭和初期には50隻を超えるチョロ船が油津周辺で活躍していたが、エンジン船の普及により廃れてしまった。そんなチョロ船が、平成13年に「チョロ船を復元する会」により復元された。また、「日南市産業活性化協議会」により2隻目のチョロ船が復元。平成21年にも1隻復元され、祭りや乗船体験などに活用されて地域活性の重要な役割を果たしている。油津は飫肥杉を使った「夢見橋」や、「堀川資料館」、「油津赤レンガ館」、明治36年に架けられた石組みの橋「堀川橋」は、映画「男はつらいよ寅次郎の青春」のロケ地になったことで知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日神奈川県横浜市の10月6日(土)、7日(日)は各地でイベントが開催される。「野毛大道芸2012オータム・フェスティバル」、「ワールドフェスタ・ヨコハマ2012」、「横濱JAZZPROMENADE2012」の3つのイベントを紹介する。「野毛大道芸2012オータム・フェスティバル」は昭和61年に地元商店街の呼びかけで始まったイベントだ。大道芸はその名の通り道路上で披露する芸。車道を交通規制して、ジャグリング(西洋風お手玉)やマジック、パントマイム、アクロバット、けん玉芸、アコーディオンを弾きながらのバランス芸などが楽しめる。開催場所は野毛地区一帯の路上。山下公園で行われる「ワールドフェスタ・ヨコハマ2012」は、「食べて・遊んで・世界の旅」がテーマ。メインの「世界の野外大レストラン」では普段食べる機会が無い各国の食べ物やドリンクが出される。さらに今年のテーマである「スパイシー&HOT」に基づき、オリジナルのスパイシーな料理が紹介される。そのほか、各国の民族衣装をその国の音楽に合わせて紹介するファッションショーや、世界のインテリア小物、衣料品、民芸品などを販売するワールド・バザールも出店される。ステージでは世界の踊りと音楽が披露される。「横濱JAZZPROMENADE2012」ではプロ、アマチュアを含め実に2,000名ものミュージシャンが横浜の街を背景に演奏するイベントだ。会場は横浜市開港記念会館、関内ホール、ランドマークプラザ、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜みなとみらいホール大ホール、そのほか、市内ジャズクラブなど約50カ所で行われる。日本人初の「国際ジャズ殿堂」入りを果たしたジャズピアニスト、穐吉敏子が横浜みなとみらいホールで演奏。ランドマークプラザでは、ブルースカイ他、横浜市開港記念館では大野俊三クインテット他、関内ホール(小ホール)では竹内直カルテットほかが出演する。150を超えるプロのステージはフリーパスチケットで自由に入場できる。街角ライブは無料だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日岩手県宮古市の浄土ヶ浜で秋の味覚まつり「浄土ヶ浜さんまフェスタ」が開催される。開催日は9月22日(土)、23日(日)の2日間。料金はサンマなど食材がセットになって1,000円。ただし、協賛宿泊施設に泊まった場合は半額の500円となる。開催場所は浄土ヶ浜レストハウス前。セットとなっている食材は宮古湾で水揚げされた新鮮なサンマやホタテ、エビ、丸干しサンマ、すり身汁、甘露煮、ウニご飯、そしてサンマの刺身だ。サンマやホタテ、エビは自分で塩焼きにして、眼前に広がる浄土ヶ浜の景色を見ながら味わえる。その中でも「サンマのすり身汁」はすり身がふっくらとしていると好評だ。その他、産直施設「ひきめの里」が提供する、かぼちゃを練り込んだひっつみ汁、「ひきめ里っこ鍋」が23日(日)、250人に無料でふるまわれる。両日ともに11:00にサンマづくしセット販売開始で幕を開け、サンマつかみ取り抽選と続く。12:00から抽選に当たった10人がサンマのつかみ取り、13:00からサンマつめ放題(先着40名、500円)が行われる。23日のイベントはシーカヤック体験試乗会(無料)が11:00と13:00の2回。歌謡ショーは11:00~12:00。12:30からはマグロ解体ショーが行われる。マグロの切り身をかけた選抜クイズが13:30から行われて閉会となる。イベントは天候により内容が変更されることがある。シーカヤック体験試乗会は雨天の場合は中止。浄土ヶ浜は、「日本快水浴場100選」、「国指定名勝」にも選ばれているほどの有数の景勝地。東日本大震災では被害を受けたが、現在がれきはきれいに取り除かれ、美しい景観を取り戻している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日茨城県つくば市は今年市制25周年を迎えた。これを記念して、つくばの有名ラーメン店と全国の有名店が競演する「つくばラーメンフェスタ2012」が10月6日(土)~8日(祝)の3日間、つくばエクスプレス「研究学園都市」駅前公園で開催される。開催時間は10時00分~19時00分。入場無料で、1杯700円のチケット制。全国のセブンイレブンで前売り券が発売中だ。当日は、様々なラーメンを味わえるほか、アイドルユニット「AeLL」や石塚美咲さんのステージイベントも用意されている。参加店は、地元つくばから6店、他県から5店の全11店。公園敷地内800名対応の屋根付き飲食エリアで味わえる。参加店は次のとおり。北海道からは北の大地に生まれた札幌味噌ラーメンの麺匠・真武咲弥(しんぶさきや)。富山県からは東京ラーメンショー3年連続売上数1位の「富山ブラック」の名店麺家いろは。東京都からは2店が参加。前島司のせたが屋は、東京世田谷、行列のできるらーめん屋。麺屋宗はロース合鴨スープの塩ラーメンが名物で、東京ウォーカーで『2009年激戦区東京殿堂入り』東京都のトップ10に入る人気店。長野県は、気むずかし家が参加。鶏ガラや丸鶏を長時間煮込み、コラーゲンが乳化して白濁したスープが特徴だ。地元つくばから6店が参加する。スタミナラーメンがむしゃは、茨城県水戸発祥のスタミナラーメンの本家『松五郎』の直系の味。環七ラーメンてらッちょ。は、我孫子に本店がある。「土佐っ子」の流れをくむ店で、濃厚な豚骨背脂ラーメンが特徴だ。横浜家系ラーメン清六家総本山は、横浜家系の豚骨醤油ラーメンを提供。麺や小五郎feat.麺や松辰は、鶏ガラ+魚貝のWスープで、澄みきった塩ラーメンが人気。常勝軒総本店つくばは、茨城大勝軒グループ。16時間煮込んだスープに魚介ブレンドしたこくのあるスープが魅力。らーめんけいすけ北海道宿場は、東京都内を中心に店舗展開する「けいすけ」のつくば店。けいすけ流にアレンジした北海道三大ラーメンを提供。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日兵庫県姫路市の夢前町玉田の水田をキャンパスに、色とりどりの稲で「姫路城」を描き出す「ひめじ田宴アート(ひめじでんえんあーと)」。刈り取りの10月20日(土)まで、書写山から展望可能だ。大修理中の姫路城と合わせて楽しむ観光拠点として、また広く農業の理解を得る都市農村交流活動として2006年にスタートした「ひめじ田宴アート」。5回目となる今年も巨大な「姫路城」がすくすくと成長した稲により、完成した。今年は、公募で最優秀賞品に選ばれた神戸芸術工科大学の山中愛(めぐみ)さんの作品をデザインに採用。6月16日~17日の2日間、姫路市夢前町玉田地区の約1.6ヘクタールの水田に田植えを行った。古代米を含む数種類の異なる品種の稲苗を植えた姫路城の絵は、7月中旬に図柄が浮かび上がった。その後、季節によって色が変化し、市民や観光客を楽しませてきた。現在は稲穂が色づき始め、緑から赤と図柄に変化が出ており、9月いっぱいまでが見ごろとなる。「ひめじ田宴アート」の一番の展望ポイントは、西国三十三観音霊場第27番札所の圓教寺がある書写山だ。「書写山ロープウエイ」から全景が見渡せる。書写山は西播丘陵県立自然公園に含まれており、兵庫県の鳥獣保護区(特別保護地区)に指定されているほか、「ひょうごの森百選」、「ふるさと兵庫50山」に選定されている風光明媚(めいび)なスポットでもある。10月20日(土)に予定されている収穫祭には、一般参加者を交えて、稲刈りや種取り作業を行うほか、ひめじ田宴アート実行委員会によるもちつきや、枝豆の振る舞いなどが計画されている。また、姫路の新しい名物「やっさバーガー」や、美味しいと評判の姫路駅名物「えきそば」の販売も予定している。収穫したお米は、このイベントに協力している夢前夢工房が「夢の舞姫」(6種類の古代米の玄米)という名で販売予定だ。現地までのアクセスは、JR神戸線・山陽電鉄「姫路駅」から「書写ロープウェイ行」の神姫バス約25分「終点」下車、徒歩10分。書写山ロープウェイ料金(往復)は、大人900円、小人450円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日9月中旬~10月下旬にかけて、福井県小浜市で「平成24年度秋の文化財特別公開」が実施され、小浜市内および、おおい町地域の寺院、施設が管理する貴重な文化財を拝観することができる。公開場所は小浜市12カ所、おおい町1カ所の計13カ所。公開日、公開時間は寺院によって異なる。また、各寺院が定める拝観料が必要となる。福井県小浜市の歴史は古く、大和朝廷の時代からの港町だ。江戸時代には鯖など海産物の水揚げ基地としても知られ、鯖街道の起点となった。そのため、古い寺院や奈良時代、平安時代の仏像も多く残る文化財の宝庫でもある。加茂神社為星寺では平安時代前期に作られた重要文化財、「木造千手観音立像」が9月15日~17日、33年に一度の公開。また、若狭おばま観光協会主催の文化財めぐりバスツアーでも特別に公開する。瑞傳寺の「木造地蔵菩薩坐像」は鎌倉時代前期の作で福井県指定文化財。高成寺の「木造千手観音立像」は等身大の仏像で、平安時代前期の作。新指定重要文化財だ。正法寺は鎌倉時代後期の作で福井県指定文化財、「銅造如意輪観音半跏像」が公開。栖雲寺の福井県指定文化財、「木造阿弥陀如来坐像」は平安時代後期のもの。小浜藩主、酒井家の墓所がある空印寺では「八百比丘尼像、人魚の図」が公開される。おおい町地域の意足寺からは平安時代後期の作、「木造千手観音立像」。この仏像はかつて台風の被害で土砂に埋まり、拾い集められて復元されたという逸話がある。飯盛寺の「木造薬師如来坐像」は鎌倉時代後期の作で、像の中から経巻や中国宋王朝時代の貨幣などが発見されたという貴重な仏像。竜前区薬師堂の重要文化財、「銅造薬師如来立像」は鎌倉時代前期の仏像だ。若狭歴史民俗資料館の「木造聖観音立像」は平安時代前期の作、「木造十一面観音菩薩立像」は鎌倉時代前期の仏像で、ともに福井県重要文化財に指定されている。正林庵の奈良時代後期に作られた重要文化財、「銅造如意輪観音半跏像」は文化財めぐりバスツアー限定で公開。これは若狭地方で最古となる仏像で、過去4回も盗難に遭いつつも無事に戻ってきたと言われる仏像だ。そのほか、極楽寺の「木造阿弥陀如来坐像」(鎌倉時代前期の作で福井県指定文化財)、誓願寺の「木造聖観音立像」(福井県指定重要文化財で平安時代後期の作)が文化財めぐりバスツアーのみの公開となる。文化財めぐりバスツアーは9月15日から10月14日の土日祝日に実施される。詳細は福井県ブランド営業課HPまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日