12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のプレミアム上映会が4日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、女優の加藤夏希とお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右がコスプレ姿で登壇した。本作を一足早く観ることができるプレミアム上映の終了後、加藤はヒロイン・森雪のセクシーなコスプレ姿で登場。「(森雪は)アニメの中でも愛されているヒロインなのでうれしいです。でも、実際に着てみると恥ずかしいですね……」とボディラインのはっきりした衣装にはにかんでいた。また、加藤は「シリーズの最後を飾るのにふさわしい、壮大で感動的な作品に仕上がっていると思います。作品の中で歌が流れるたびに鳥肌が止まらなかったです」と本作に太鼓判を押している。そして、ますだおかだの岡田は、沖田艦長のコスプレ姿で登場。第一声で「お笑い波動砲、発射! ワォッ!」、毎年恒例の"干支ギャグ"として「めぇめぇめぇ、滑るよめぇ!」とギャグを連発。客席は冷めきっているにも関わらず、トーク中に唐突に『ヤマト2199』の名言を挟んだりと、滑りに滑りまくっても心が折れないハートの強さを見せていた。また、映画公開を記念して、大阪のリーガロイヤルホテルが制作した500分の1スケール、全長66センチの超高級「宇宙戦艦ヤマトチョコ」もお披露目。主砲など細かい細工をしながら大型のチョコレートを作るのは難しく、制作には約3カ月がかかったという。「ヤマトチョコ」を見た加藤は「クリスマスのケーキにほしいです!」と大感激。ますだもスイッチを押すとチョコの一部が発光するギミックに童心に返って興奮していた。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月05日この夏に続き、セブン-イレブンで「エヴァンゲリオン」とのコラボレーション商品が発売されることになり、11月11日(火)に行われた記者発表にDAIGOと加藤夏希が出席。世界で1台の限定発売のエヴァ仕様のスーパーカーもお披露目された。“ナビゲーター”を務めるDAIGOさんと加藤さんはそれぞれ初号機をイメージした衣裳とデザインと葛城ミサトのコスプレ姿で登場した。今回のコラボレーションでは、セブン-イレブン初の試みとして「エヴァンゲリオン」のカタログ宅配商品の取り扱いを実施。店頭でカタログに掲載された商品を選び、レジで申し込むと後日、配送される。商品としてはフィギュア「海洋堂 エヴァンゲリオン 初号機“暴走”」やフィギュア付きのルームフレグランス、「エヴァンゲリオン」の有田焼セット、貞本義之の複製原画など盛りだくさん。さらに対象商品のセブン-イレブンオリジナルパンを200円購入ごとに、LINEスタンプ(全8種類)が手に入るキャンペーンや700円購入ごとにその場でくじを引いて限定エヴァンゲリオン箸(ケース付き)が当たるサービスも実施される。そして、なんといっても今回の目玉となるのが、限定1名のみが購入できる、光岡自動車の伝説の名車「オロチ」をエヴァのメカニックデザイナーを務める山下いくとのデザインでエヴァ仕様とした「セブン-イレブン限定 光岡自動車 エヴァンゲリオン オロチ」。値段はセブン-イレブン史上最高価格となる1,600万円(税込)で、期間中、全店舗のレジで申し込みを受け付け、抽選で1名を選出する。覆われていたベールがはがされ、オロチが姿を見せると、その斬新なデザインにDAIGOさんも加藤さんも大興奮。「ヤバいな、これ、ヤバい!」(DAIGOさん)、「すごい!ここまでやってしまうとは…」(加藤さん)と驚いた様子。当然、2人とも応募する気満々だが、1,600万円という値段についてはDAIGOさんは「メチャメチャほしいけど即決する勇気がない…」と苦笑し「1万6,000円の千回払いで…」と超長期ローンを希望した。加藤さんは披露宴を控えるにもかかわらず「貯えは全部、なかったことにして、売れるものは売って、いまの車も家も…」と全てをなげうって購入する意欲を見せる。もしも手に入ったら「ダンナさんと『エヴァ』の舞台にもなった箱根湯本に行って見せびらかしたい!」とニッコリ。DAIGOさんは「独身なので、このオロチを使ってゲットしたい!」と語っていた改めて「エヴァンゲリオン」の魅力について加藤さんは「ストーリーと人間関係が面白くてどんどん引き込まれる。私の中では昼ドラの要素がすごくある」と熱弁。一方のDAIGOさんは「“MW”――見れば、分かる。以上です」と得意の(?)アルファベットで表現。「エヴァ魂は常に持っている」というDAIGOさんに加藤さんが「常に暴走してるし(笑)」と返し会場は笑いに包まれた。こちらのコラボレーションは11月14日(金)より開始。(text:cinemacafe.net)
2014年11月11日資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト・原田忠(はらだ・ただし)が、漫画『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠、作画:橘賢一)とのコラボレーションによる作品を製作した。同氏による漫画キャラクターの実写化は、昨年の『ジョジョの奇妙な冒険』に続き2作目。集英社『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の『テラフォーマーズ』は、人型に進化したゴキブリと人類の戦いを描いたSF作品。コミックス累計発行部数870万部以上を誇る人気作品で、9月26日からはTOKYO MXにてテレビアニメの放送も開始される。今回彼が製作したのは、原作のキャラクターをモデルで実写化したヘア&メイクアップとファッション、CGを掛け合わせたクリエーション作品。実写化が困難と言われていた『テラフォーマーズ』に登場する1人の美人女性キャラクター「ミッシェル・K・デイヴス」をモチーフに、ファッション性に違いを持たせた三つの異なるアプローチで作品を完成させた。「2度目の実写化となる今回は、 ヘアメーク表現の枠を超えて更なる表現の可能性に向かう挑戦でもあった。 信頼できるジョジョの撮影チームをベースに、それぞれの分野でのスペシャリスト達を新たに迎え入れ、 その同志達とのコラボレーション作品となった」と原田氏。招集されたスペシャリストは、スタイリストの高橋毅、コスチュームディレクションの辻沙織、CGアーティストの早野海兵という分野の異なる3名のプロフェッショナルだ。高橋との作品では、「ソマルタ(SOMARTA)」の白のボディスーツと「マサヤクシノ(Masaya Kushino)」の新作シューズを使用し、スタイリッシュにエレガントに表現。辻との作品では甲冑を取り入れ、昆虫のエグさと力強さを実写化した。早野とのCGを用いたビジュアルは11月発売の『週刊ヤングジャンプ』にて公開される。漫画を愛する原田氏同様、この3人もテラフォーマーズを愛読。心で共鳴し、作り上げたようだ。 「それぞれの感性が融合し、化学反応を起こし、美しく力強いミッシェル・K・デイヴスに昇華させることができた。既成概念を打ち破る革新的な美の表現にたどり着くには、志を共にした盟友の惜しみない支援と協力があればこそ。彼らなくしてこのミッションは実現できなかった」と原田氏は製作を振り返る。これらの作品は9月19日発売の月刊誌『ウルトラジャンプ』(集英社)10月号、10月18日発売の同誌11月号にて特集掲載される。また、『テラフォ―マーズ』が連載されている『週刊ヤングジャンプ』でも特集が予定されている。
2014年09月18日先日、入籍を発表した加藤夏希が6月16日(月)、スタジオジブリの『風立ちぬ』のブルーレイ&DVD発売を記念して行われたトークイベントに出席した。昨年の日本国内での映画興行収入No.1作品にして、宮崎駿監督の引退作品となった本作。作家・堀辰雄と零戦の設計者である堀越二郎をモデルにした一人の男性を主人公に、戦争が激しくなる中で運命の女性を愛し、仕事に没頭していくさまを描き出す。ブルーレイ&DVDの発売に合わせてプロモーションの一環として、宮崎監督と、彼と20年来の親交があるジョン・ラセターという2人の巨匠の友情を、鈴木敏夫プロデューサーのインタビューや様々な貴重な写真などで紹介する67センチ×48センチ、全20ページの巨大な新聞“GIANT PAPER 「大きな風立ちぬ ~宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと~」”が限定配布(無料)される。この日は加藤さんに加え、同紙の編集を務めたブックディレクターの幅允孝、同紙に寄稿している文芸評論家の市川真人も来場し、作品やGIANT PAPERの制作プロセスについてなどを語った。幅さんは、同紙について「『風立ちぬ』はジブリ作品の中でもいままでの作品とは違って、答えのない、余白の多い作品。考えさせられる部分が多いので、そのヒントを散りばめたつもりです」と語る。やはり、見どころは宮崎監督の“盟友”鈴木プロデューサーが、宮崎監督とジョン・ラセターの友情について語る部分。幅さんが「実は2人はまだ世に大々的に出る前の1987年に出会ってる。ラセターがひとりで当時、吉祥寺にあったジブリを訪ねていくエピソードは笑えます。いまは巨匠と捉えられている2人が若い頃、どのようにクリエーションを戦わせ、いまに至ったのか?が書かれています」と言えば、市川さんは「ラセターが宮崎監督に『キミはアニメーターなのになぜ漫画(※『風の谷のナウシカ』の原作となった漫画)を描くのか?』と尋ねたときのやりとりが面白いです!」と語る。加藤さんも興味深く「GIANT PAPER」に目を通したようで、「(宮崎監督とラセターの)2人の出会いから歩み、アニメの作り方は違うのに、共感し、理解し合える関係性について丁寧に描かれている。これを読んで『風立ちぬ』を観て、二郎さんは宮崎監督で、映画に出てくる外国人はラセターなのかな?でも時々入れ替わったりしてるのかな?と思った」と語る。また加藤さんは、作品そのものについては「キスシーンが多くて衝撃を受けた(笑)!」とも。劇中、二郎と菜穂子が急遽、式を挙げるシーンがあるが「素敵です。(菜穂子の衣裳が)白じゃないのが、より華やかでした。羨ましい」と語り、自身の挙式についても「和装がいいかな?と思いました」と影響を受けたよう。「『幸せの風立ちぬ』家庭にしたいです(笑)」と幸せいっぱいの顔で語っていた。ブルーレイ&DVD発売を記念し、『風立ちぬ』原画展が東京ソラマチ5F「スペース634」にて6月25日(水)より開催。また宮崎監督が手がけた監督作11作品を揃えた「宮崎駿作品集」が7月2日(水)より発売。“GIANT PAPER 「大きな風立ちぬ ~宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと~」”は全国のDVD販売手や書店で数量限定で無料配布。『風立ちぬ』ブルーレイ&DVDは6月18日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK
2014年06月16日昨年、兵役から復帰した韓国の人気グループ「超新星」のリーダー、ユナク。復帰後初の日本映画単独主演を果たした、直木賞作家・小池真理子原作の『無花果の森』が6月14日(土)より公開されることが決定!このほど、ユナクが自ら選んだという作品の世界観をイメージを表現したポスター・ビジュアルが解禁となった。日本に留学し、ジャーナリストを目指すも、いまでは雑誌社のパパラッチとして働いている青年・ヨンホ(ユナク)。彼は世界的有名指揮者・新谷吉彦(三浦誠己)の妻・泉(原田夏希)へのDV疑惑を追っていた。やがて、そのことを知られた彼女は、全てを捨て、ある町で偏屈で通る老女性画家・天坊八重子(江波杏子)の住込み家政婦となる。ある日、ヨンホと泉は偶然にも再会。しかも、再会したときのヨンホは、警察に追われていた。お互い逃げることで出会った2人。「君のことを守りたい」、その言葉に彼女の心には光が射すのだが…。有名な指揮者の夫からDVを受けている女、そのスキャンダルを追っていたパパラッチの青年。女は夫から逃げ、そして青年は事件に巻き込まれて追われていく。本作は、そんな2人の男女が織りなす、切なくも甘美なラブストーリー。直木賞作家である小池真理子の平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した「無花果の森」(日本経済新聞出版社刊)を完全映画化した本作。ユナクは兵役除隊後にして、初めての単独映画主演となり、これまで見せたことのない濃厚なラブシーンにも挑戦している。物語の鍵となるヒロインを演じるのは、2004年、NHK連続テレビ小説「わかば」のヒロインから映画『イエスタデイズ』や『極道の妻たちNEO』など幅広い活躍を見せる原田夏希。哀しみを抱えながら愛に生きるヒロインの心情を演じ切っている。監督は、『武士道シックスティーン』、『「また、かならず会おう」と誰もが言った。』の古厩智之、脚本を『ストロベリーナイト』の林誠人が担当。日本語にも堪能なユナクが、年上の女性とどんな悲恋を見せてくれるのだろうか?『無花果の森』は6月14日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年04月02日元宝塚トップスターの紫吹淳と水夏希が、ミュージカル・コメディ『Love Chase!!』で退団後初の共演を果たす。公演に先がけ、紫吹、水、そして作・演出・振付・出演の玉野和紀に話を訊いた。ふたりが同じ舞台に立つのは、紫吹主演で行われた2000年のベルリン公演以来14年ぶりのこと。紫吹が「海外公演ということで優秀な下級生が集められたんですけど、彼女には本当に助けていただきました」と当時を振り返れば、水も「はるか上の存在だった先輩と今こうした距離感でお話できるのがうれしいです」と感慨を表す。一方それぞれと仕事をした経験のある玉野は「スタイリッシュなリカちゃんと、キレのあるミズ。ふたりとも歌って踊れて華がある、日本の演劇界にとって貴重な才能です」と賞賛の言葉を惜しまない。何より、舞台巧者同士のタッグがオリジナル・ミュージカルの担い手として数々の成果を残してきた玉野のもとで実現する意味は大きい。一から作り上げるオリジナル作品だからこそ、キャストの実力と魅力を最大限に活かしたステージを期待する観客は多いだろう。「アイデアを書き溜めてあるネタ帳の中にふたりにぴったりの設定があった」という玉野が書き下ろしたのは、天使と悪魔を中心にしたラブストーリー。地上に降りて人間との恋愛をゲーム感覚で楽しんでいた悪魔(水)と、その悪魔の行いを正すべく人間界にやってきた天使(紫吹)のバトルが、コミカルに描かれる。「恋を楽しみたい悪魔と、恋を禁じようとする天使の葛藤を通して、恋愛をするとはどういうことなのかを描きたい。成人式のニュースで、若い人の半分以上に恋人がいないと聞いて驚いたんです。歌ありダンスありの楽しいコメディですけど、観た方には恋愛についていろいろなことを感じていただけると思います」(玉野)。「悪魔なら演じたことはありますけど、天使は初めて(笑)。しかも様々な人間に姿を変えて登場するということで、演じがいがあります。私の新たな一面を引き出していただけるのではないかと、楽しみにしています」(紫吹)。「コメディは、すごく久しぶりです。お客様に心から笑って楽しんでいただくのは簡単なことではありませんが、皆さんの反応が自分の糧にもなるので、その瞬間を楽しみに待ちながら、稽古では苦しみたいと思います」(水)。ミュージカル・コメディ『Love Chase!!』は、4月9日(水)から24日(木)まで東京・シアタークリエ、5月1日(木)愛知県芸術劇場 大ホール、5月3日(土・祝)・4日(日・祝)大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。なお東京公演では、アフタートークショーを4月11日(金)・14日(月)・22日(火)(いずれも14時開演)に開催するほか、4月10日(木)・15日(火)・21日(月)(いずれも19時開演)の来場者には特製クリアファイルがプレゼントされる。チケット発売中。
2014年03月24日東京湾に面した、東京ディズニーリゾート®のオフィシャルホテル「ヒルトン東京ベイ」。東京ディズニーランド®や東京ディズニーシー®を目の前にした立地に建つこのホテルに、2012年の夏より「PrimaLuce(プリマルーチェ)」がオープンした。「PrimaLuce」は、「光」と「緑」と「水」をコンセプトとした独立型チャペルに、バンケットルーム、ガーデン、ウェディングベルテラスなどを含んだ邸宅型のウエディング総合施設だ。美しい緑に囲まれた中庭を抜けた先にある純白な内装の独立型チャペルでは、バージンロードに天井のプロジェクターから様々な映像を映し出すことのできる「光のバージンロード」が特徴的。新婦が父親と共に、新郎の元に歩く道を華やかに演出してくれる。それだけで女子なら誰もが憧れる結婚式の想像が楽しくなってくるが、より2人の新しい人生の出発である結婚式のイメージを湧かせるには、実際に足を運んで「PrimaLuce」を見るのが一番。2013年1月14日(月・祝)に行われる「ヒルトン東京ベイ プレミアム ブライダルフェア」では、人気モデルの加藤夏希さんがスペシャルゲストとして登場し、「PrimaLuce」のチャペルでの模擬挙式や、ビューティトークショーを開催。加藤夏希さんのウエディングドレス姿を見ながら、未来の自分と重ね合わせてイメージを膨らませてみてはいかがだろうか?この日に結婚式の成約をすると、特典として加藤夏希さんと一緒に写真撮影ができるのと、結婚式当日に加藤夏希さんからのビデオメッセージが届くという。結婚式に招くゲストへのサプライズとしても注目したい。そのほかにも、光と花と音が作り出す、ヒルトンオリジナル空間演出コーディネート「エスぺランサ」の体験や、ウエディングドレスの試着(要予約)、「PrimaLuce」とその他ホテル館内の施設見学に、ウエディングコーディネーターとのウエディング相談など、フェアの内容は盛りだくさん。ブライダルフェアの開催は全部で4回。加藤夏希さんとの写真撮影は4回目ではできないので要注意。また、どの回も参加するには予約が必要だ。参加可能な組数は限られている。人気モデル加藤夏希さんが参加するということで、早くに応募が締め切られてしまう可能性もあるので早めに予約をしたいところ。ヒルトン東京ベイでは、結婚式を決めるとき、決めた後で打ち合わせをするウエディングサロンも新設された。インテリア・デザイナーの橋本夕紀夫氏がデザインした、光によって美しく変化する円形のカーテンが幾重にも重なった空間は、まるで繰り返し奏でられるロンドの旋律のように、和やかな空間となっている。人生に一度の幸せなウエディング、最高の挙式となるように、まずはブライダルフェアに出かけてみてはいかが?ヒルトン東京ベイ プレミアム ブライダルフェア■開催場所: ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市舞浜1-8)■開催日 : 2013年1月14日(日・祝)■開催時間: 第1部 9:30~13:00 / 第2部 12:00~16:00 第3部 14:30~18:30 / 第4部 16:30~19:30■問い合わせ: 047-355-7702(直通) (10:00~19:00) 公式サイト
2013年01月07日小栗旬が来年5月、『髑髏城の七人』以来2年ぶりに舞台出演する。作品は、山田風太郎の異色の歴史小説『魔群の通過』を原作に、長塚圭史が書き下ろす新作『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』。小栗と長塚は今回初顔合わせとなる。小日向文世など『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』出演者の写真維新前夜、尊王攘夷の志を胸に決起し、京を目指した水戸藩天狗党の過酷な行軍を描いたのが原作。舞台では天狗党の残党による復讐集団、さいみ党にスポットを当て、目的も志も見失い復讐の幽鬼と化しながらも尚、正義を求める男たちの姿を描いていく。共演に小日向文世、白石加代子、小野武彦ら実力派を揃え、来年5月、東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演。■「あかいくらやみ~天狗党幻譚~」日程:2013年5月5日(日)~26日(日)予定※その後、大阪公演も予定。会場:東京・Bunkamuraシアターコクーン出演:小栗旬、小日向文世、白石加代子、原田夏希、小松和重、古舘寛治、横田栄司、福田転球、中山祐一朗、伊達暁、長塚圭史、中村まこと、大鷹明良、小野武彦他チケット発売:2013年2月24日(日)
2012年12月14日中国の南宋時代末期の動乱をモチーフにした、水夏希主演の新作ミュージカル『客家 ~千古光芒の民~』が11月9日(金)、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕する。前日の8日に行われたリハーサルを取材した。ビジネスのために台湾を訪れたアメリカ人実業家のデイビット(坂元健児)が、現地で出会った女性から“客家(はっか)”にまつわる史話を聞かされるところから物語は始まる。客家とは、古代中国の王族の末裔であると言われ、現在も中国南部や台湾などに多く住んでいる漢民族の一派。戦乱から逃れるために移動、定住を繰り返していった民族であり、移住先で原住民からみると“よそ者”にあたるため、その呼び名が生まれた。劇中で語られる史話は、北からモンゴル帝国が押し寄せる南宋時代末期。客家である文天祥(吉野圭吾)は、亡国の一途をたどる宋国を立て直そうと仕官し、その優秀さにより皇帝から重用される。天祥は、国を守るためにモンゴル軍と戦うことを考える。水が演じるのは、天祥の妹である空(くう)。上京した兄を一途に心配する一面を見せつつも、「奮起せよ、暇なときなどどこにもない、幼いときも壮年も、老年なりとも努力せよ」という客家の教えをその身で体現するように勇ましく、村のリーダーシップをとる強い女性だ。空は、先祖の代から故郷を捨ててまでも戦いを避けつづけてきた客家として、兄が戦いの道を選ぼうとしていることを憂慮していた。そんな折、都で捕虜として囚われていたモンゴル兵が村に迷い込んでくる。敵でありながらも傷ついた兵を介抱する空。捕虜に逃げ帰られては、我が身の都合が悪い宰相は、捕虜捜索の兵を出す。戦争によって国家が滅亡を迎えるという、歴史が移り変わる壮大なドラマの中で、客家の人々が先祖の教えを守りながらも、それぞれに自らの運命を決めていく姿が印象的だ。その象徴とも言える客家の女性を、水が凛々しく好演している。本作は、歌やダンス、小さな所作ひとつをとってもすべてが中国風。水の踊りも、しなやかでゆったりした動きの中に、小首をかしげたりと愛らしい仕草が入るなど、独特で面白い。随所に入る剣舞や布を使ったダンス、カンフーのようなアクション、目まぐるしい立ち回りも見どころ。「心と心の通う道にこそ、命をかけて守るべき無限の価値がある」という客家の生き様に、ふと自分にとって本当に守るべきものとは何なのかと改めて考えさせられる舞台だ。TSミュージカルファンデーション オリジナルミュージカル『客家 ~千古光芒の民~』は、天王洲 銀河劇場にて11月9日(金)から18日(日)まで上演。兵庫公演あり。取材・文:大林計隆
2012年11月08日駒田一、戸松遥、佐々木喜英が出演するミュージカル『サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~』が10月18日に東京・青山円形劇場で開幕した。韓国では1995年の初演から現在までロングランを続けている大ヒットミュージカルで、日本では今回が3度目の上演。初日に先駆け17日、同劇場にて最終舞台稽古が公開された。40歳になってまだ独り身の男、ドンウク。早くに両親を亡くした彼は、何かと妹たちの世話を焼いているものの、彼女たちは独立してすでに家にはいない。そんな彼のもとにある雨の晩、7年ぶりに弟のドンヒョンが帰ってきた。久々の再会に気まずさが漂う中、突然ド派手な格好の女の子が歌い踊りながら乱入。結婚カップルを盛り上げるのが仕事の彼女が、訪ねる家を間違えたのだ……。ドタバタな展開の中にも「家族愛」という大きなテーマが太く濃く描かれ、温かな優しさが感じられる物語が展開する。兄ドンウク役は、『レ・ミゼラブル』『ラ・マンチャの男』など大作ミュージカルの常連でもある駒田一。初演から同役を演じている彼は、絶妙の間合いで笑いを生み出し、観客をどんどん『サ・ビ・タ』の世界に引きずり込む。その反面、独りでいることの寂しさを家族への愛で押さえ込もうとするドンウクの孤独をリアルに表現し、客席の涙をも誘った。佐々木喜英は歌にダンス、さらに初挑戦というピアノ演奏にと大奮闘で、弟ドンヒョン役を好演。「家族のために生きることこそ幸せ」という兄の愛が重荷でありつつも、やはり兄を愛している…という複雑な心理を繊細な演技で描いた。そしてこの兄弟のわだかまりを溶かすのが、戸松遥が演じるユ・ミリ。今回が初舞台の戸松だが、思い切りの良い演技でドジの上早とちり、だが一生懸命なユ・ミリを生き生きと演じていてキュートだった。キャストは基本的にこの3名のみだが、この舞台、観客の参加が必須となっている。演出にも工夫がこらされ、出演者も積極的に客席と絡み、自然と客席も劇中に入り込んでいく仕組み。さらに今回は360度を客席が取り囲む“円形劇場”での上演、舞台と客席の距離も非常に近い。客席も一緒に作品を作り上げているかのような気分でアットホーム感が増し、観客は3人のドラマをより身近なものとして感じていくはずだ。舞台と客席のコミュニケーションが多いこの舞台、カーテンコールではさらにお楽しみもある。事前に公式HPより申し込めば、キャストがカーテンコールであなたの誕生日を祝ってくれたり、プロポーズの後押しをしてくれたりすることも可能。スペシャルゲストとして、初演・再演に出演した山崎育三郎、原田夏希(予定)が登場する回もある。劇場に出かける前にチェックしてみよう。東京公演は10月28日(日)まで。11月4日(日)には福岡・黒崎ひびしんホールで上演される。チケットはともに発売中。
2012年10月19日元宝塚トップスター、水夏希が主演する舞台『SHOW-ism IV「TATTOO 14」』の公開稽古が4月25日、都内にて行われた。SHOW-ism Ⅳ「TATTOO 14」チケット情報はこちら作・演出を手がける小林香が、新しいショウの形を目指し作るシリーズ「SHOW-ism」。これまで3度上演された人気シリーズの第4弾には、水をはじめ、シルビア・グラブ、高良結香、Jennifer、Miz、今枝珠美、保坂知寿という個性豊かでカッコいい7人の女優が結集する。7人が紡ぎだすのは、孤児として育った血の繋がらない7人の姉妹の物語。アメリカを舞台に、ショー・コンテストの本選出場権を獲得しながら、次女・ビーが起こした事件のために自然消滅した姉妹のショー・カンパニー「TATTOO 14」。様々な思いを抱えつつ、彼女らはナッシュビルからサンフランシスコまでをオンボロ車で移動し、ふたたびコンテストを目指す……。この日の稽古では、それぞれが自己紹介をしていく冒頭早々のシーンと、後半に組み込まれた1シーンを披露。ともに椅子やステッキを使ったクールなダンスシーンで、出演者たちは動きやポージングを入念に確認。決めポーズの連続のようなダンスは、どこを切り取ってもカッコいい。姉妹たちの愛情や、それぞれが抱える孤独などをセンシティブに描きながらも、今までのシリーズ同様、ショー的要素が存分に組み込まれた飽きさせない内容であることを伺わせた。次女・ビーを演じる水は「宝塚を退団してから、こんなに歌と踊りがたくさんある作品に出るのは初めて。トップの時もこんなにたくさん歌ったり踊ったりしたことはないです」と苦笑。また「退団してから、(男役からの)性転換の一貫として(笑)、女性の研究をしていますが、今回のカンパニーは女性率が高く、何をもって女性というかなどを考えています。新しい女性像を模索していきたい」と意気込みを語った。シルビア・グラブも「かっこいいナンバーを、めちゃめちゃ歌ったり踊ったりします!」と力強くアピール。またブロードウェイのカンパニーで『コーラスライン』や『RENT』に出演、映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』でも大きく取り上げられていた高良結香は「マイカントリーでこんな風にパフォーマンスするのは初めてなので、とってもとっても楽しみ」と笑顔でコメント。さらに作・演出の小林が「死ぬほど歌い踊り、芝居もあり、ものすごく大変な舞台になっていますが、プロフェッショナルな方ばかりで素晴らしい作品が出来つつあります。女子のみで稽古していますので、女子校のノリで稽古場もエンジョイしつつ、本番もその勢いでパワフルに踊ってもらいます」と自信を覗かせた。カッコいい女性たちがパワフルに作り上げる舞台に期待したい。公演は5月17日(木)・18日(金)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、5月21日(月)から25日(金)まで、東京・SHIBUYA-AXにて。チケットは発売中。なお、公演には日替わりでこれまでの『SHOW-ism』シリーズに出演した大貫勇輔、彩吹真央、井上芳雄、中川晃教、知念里奈がゲスト出演する。
2012年04月26日元宝塚歌劇団の男役トップスターの水夏希が主演し、ロックバンドLUNA SEAのギタリストSUGIZOが楽曲を手がける舞台『7DOORS ~青ひげ公の城~』。SUGIZOは俳優としても出演し、今回が初舞台となる。3月16日(金)から始まる東京公演に先立ち、前日15日に公開リハーサルが行われ、水とSUGIZOが会見に応じた。『7DOORS ~青ひげ公の城~』チケット情報ハンガリー生まれの近・現代作曲家バルトークの唯一のオペラ『青ひげ公の城』の物語を再構築し、新たな舞台劇として誕生させた本作。水が演じる羊飼いのユディットが、青ひげ公の異名をもつ公爵から結婚を申し込まれるところから物語は始まる。公爵の悪い噂を知る兄弟は反対するが、ユディットは青ひげ公の城にある全てを開くとこの世の真実を知ることができるという「7つの扉」に興味をもち、結婚を承諾する。執事に付き添われながら、ひとつずつ扉を開けていくとそれぞれの部屋の中で謎の男たちに出会う。男たちは公爵のコレクションであり、それぞれ7つの大罪を犯した罪人たちだった。最後の扉を開け、青ひげ公の真実を知ったユディットは……。水は、女性役を演じることについて「実はロングヘアー初お披露目なんです。ドレス姿もそうですし、お芝居の感じなど、宝塚を退団してから初めてのことが多いので、いろいろ緊張しています。宝塚の娘役の方をずっと見てきたので、仕種は意外と自然にできているのではないかな」とコメント。音楽を担当するSUGIZOは「子どものころからバルトークがものすごく好きで、このお話をいただいたときは、やりたいやりたい!と、とびつきました。作曲するときも、バルトークの生い立ちから全部勉強しちゃったくらい」というほどの力の入れよう。舞台上では自らのバイオリン演奏も披露する。初舞台については「怖いですね。緊張感が違います。映画やドラマは僕らにとってはレコーディングですが、舞台はまさにコンサート。一瞬一瞬が全てで、その世界に身を投じていることに自分で驚きです」と謙遜したが、水は「一歩立ったときから、SUGIZOさんは青ひげ公の空気をまとっていましたね」と稽古を振り返った。7つの大罪をモチーフにしている本作。水は「7つの大罪の扉を開けていくたびに、全部自分に心当たりがありましたね。強いてあげれば私は“傲慢”で、その場面ではドキッとすることがたくさんあります。今の時代、楽しくて明るいものがやっぱり嬉しいなと思いますが、たまに今回みたいな作品で自分と向き合っていただけたらと思います」。劇場に一歩踏み入れたとたんに、青ひげ公の城だと感じられる劇場空間も見所のひとつ。SUGIZOは「劇の最中はあまり考えすぎずに、ただインスピレーションのままに感じてもらえれば」と語った。演出は鈴木勝秀。公演は3月16日(金)から4月1日(日)まで東京グローブ座にて開催。その後、4月4日(水)・5日(木)に大坂・森ノ宮ピロティホールで上演する。チケットは発売中。取材・文:大林計隆
2012年03月16日東京クァルテット創設メンバーとして長年世界の舞台で活躍してきたチェリスト・原田禎夫が「東京・春・音楽祭」で3年にわたるシリーズ企画をスタートさせる。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」の公演情報NHK交響楽団・チェロ奏者だった父の薫陶のもと、幼少より才能を開花させた原田禎夫は、東京交響楽団の最年少首席チェリストを務める。渡米後は、本格的に室内楽の活動に取り組み、1969年に「東京クァルテット」を結成。ニューヨークを拠点に、その後30年にわたって活躍を続け、世界的な弦楽四重奏団としての地位を確固たるものにした。1999年に同クァルテットを離れて以降は、同門の小澤征爾が音楽監督を務めるサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団のほか、ソロ、室内楽での演奏活動に加え、後進の指導でも活躍中だ。そんな世界の舞台で活躍する日本人チェリストのパイオニア・原田禎夫が、今春より3年にわたるシリーズ企画をスタート。2004年に自ら結成したアミーチ弦楽四重奏団のコンサート、ソロ・リサイタル、そして長年の音楽仲間たちと奏でる室内楽などで、半世紀にわたる音楽家人生の集大成を披露する。東京・春・音楽祭「原田禎夫チェロ・シリーズ」は、vol.1(アミーチ弦楽四重奏団)が3月19日(月)、vol.2(原田禎夫 チェロ・リサイタル)が3月29日(木)。共に東京文化会館 小ホールにて開催。チケットは発売中。また「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」は、3月16日(金)から4月8日(日)まで開催。東京文化会館ほか上野の各文化施設などで約80公演(無料イベント含む)が行われる。●東京・春・音楽祭原田禎夫チェロ・シリーズ・vol.1 アミーチ弦楽四重奏団~オール・ベートーヴェン・プログラム~3月19日(月)19:00開演東京文化会館 小ホール・vol.2 原田禎夫 チェロ・リサイタル3月29日(木)19:00開演東京文化会館 小ホール今後の予定《2013年》・vol.3 室内楽 with ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ・vol.4 チェロ・アンサンブル《2014年》・vol.5 ゴルトベルク変奏曲 (vn:パメラ・フランク/va:今井信子)・vol.6 リサイタル(ベートーヴェン:チェロ・ソナタ)
2012年03月15日宝塚を2010年に退団後、昨年は主に映像を活動の場としてきた水夏希が、今年は精力的に舞台に出演する。紅一点の『7DOORS~青ひげ公の城~』の後、5月に上演されるのが、SHOW-ismシリーズ4作目で、ゲストを除く出演者は全員女性という『TATTOO 14』(タトゥー・フォーティン)だ。ショービジネス界での成功を夢見て、ショー・カンパニー「TATTOO 14」を結成し、「負ける気がしねぇ」と前向きに生きる7人の孤児たちの物語について、水が語った。『TATTOO 14』チケット情報『TATTOO 14』は水の他、シルビア・グラブ、高良結香、Jennifer、Miz、今枝珠美、保坂知寿が出演する。女性という共通点以外、キャリアも年齢も様々だ。「皆さん個性的で、自分はどこを売りにしたらいいのか、ちょっとドキドキしますね。他の方と同じでは意味がないですし、女優としての自分の個性を改めて見直す機会になりそうです」。水の役は、共同生活をしていた血の繋がらない7人姉妹の“次女”だが、器が大きく、男気にあふれた長男的存在という。「作・演出の小林(香)さんは、役者の本質を捉えたいとおっしゃっていて、本を書かれる前にお話させていただいたのですが、私の細かい所まで見抜いて、当て書きしてくださっています。でもそれだけではお客様にもすぐ想像がついてしまうので、私も気づいていない、観たことのない一面を引き出してくださるとおっしゃっていて、すごく楽しみです」。会場が、劇場ではなくライブスペースのSHIBUYA-AXというのも面白い。観客は劇中のショーの客でもあるわけだ。「新しい挑戦ですよね。ちょっと雰囲気が違うミュージカルになるんじゃないでしょうか。ライブの良さは、拍手とか熱気とか、お客様と交流できることなので、私は踊り担当と言われていますし(笑)、思いきり踊りたいですね」。期間中、今までSHOW-ismシリーズに出演したアーティストたちが、日替わりでゲスト出演する。中でも宝塚時代に水を支えた彩吹真央との共演は、ファンには嬉しいところだろう。「お忙しい方たちなのに、贅沢ですよね。彩吹さんとは宝塚以来ですし、男役ではなく女性同士で出るのが楽しみです」。タトゥーとは、一度受けるとなかなか消えない心の傷を表すらしい。「彼女たちは、親に捨てられたり死に別れたり、社会からのけ者にされてマイナスの要素を背負っています。でも、だからこそ心を通わせ、負けない強さが出せたら、観終わった後に明日も頑張ろうと思っていただけるような、勇気が湧く、心温まる作品になるんじゃないかな、と思っています」。公演は5月17日(木)・18日(金)に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで開幕後、5月21日(月)から25日(金)まで東京・SHIBUYA-AXにて開催。チケットは3月17日(土)より一般発売する。取材・文:原田順子
2012年03月05日74歳・大林宣彦監督の最新作『この空の花 ―長岡花火物語』の完成披露試写会が2月24日(金)に都内で開催され、大林監督を始め、主演の松雪泰子に高嶋政宏、原田夏希、猪股南、富司純子、脚本の長谷川孝治、森民夫長岡市長が舞台挨拶を行なった。2011年の夏、新潟県長岡市を訪れた地方紙記者・玲子(松雪さん)の現地の人々との交流や不思議な体験を通じて、復興への願いや平和への祈りを描き出す。大きな拍手に迎えられた大林監督は「お待たせしました」と観客に挨拶。戦時中の長岡空襲の犠牲者の慰霊のために毎年行われてきた花火を題材にした本作だが、「(敗戦から)67年が経って知らないことが多すぎると思います。知らないままに平和になってるから、どこかその平和も頼りない。僕も長岡でいろんなことを学びました。本当の復興とは何か?この映画から感じてほしい」と映画に込めた思いを熱く語った。2009年より監督はたびたび体調を崩しており、2010年にはペースメーカーを入れるための手術も経験した。「それはとても良い経験で、あちらにいる命もこちらにいる命も同じ命だと感じた。命と命が手を取り合って未来を手繰り寄せることができれば」と改めて命の重さ、人々の命によって受け継がれてきた歴史の重要性を訴えた。松雪さんはそんな大林監督の現場にすっかり魅了されたよう。「自分の想像力なんて小さなものだと感じさせられました。監督が生み出す世界は常に新しく、みんなを引っ張ってくださいました」と充実した表情を見せた。高嶋さんは「台本を読んでイスからしばらく立ち上がれなかった」とその衝撃をふり返る。さらに「衣裳合わせのときからしびれました」と幸せそうに語った。大林監督はこの高嶋さんの言葉に対し「僕もしびれましたよ」とニッコリ。監督によると、松雪さんと高嶋さんは、決して共演シーンは多くないが、映画の中の人物同様に手紙をやり取りしていたそうで「見事な役者やなと思いました。ありがとう」と嬉しそうに明かした。原田さんは劇中、長い髪を自らバッサリと切り落としている。実はこれは原田さん自身の提案によって実現したシーンだそうで「役者として、そういう瞬間を映画に残してもらえるのは幸せなことです」と語った。富司さんは、演じた役柄のモデルとなった方との交流をふり返り「長岡弁も直接アドバイスしていただき、楽しく素敵な時間を過ごすことができました」と笑顔を見せた。本作で映画デビューを果たした猪股さんは一輪車の世界大会優勝経験があり、劇中でもその腕前を見せている。この日の舞台挨拶の冒頭でもその華麗な技を観客に披露した。初めての映画の現場について「何が何だか分からないまま入って一から指導していただきました。いい経験をさせていただきました」と緊張気味に語った。最後に登壇陣を代表してマイクを握った大林監督は「つれづれなるままの思いを映画にしてみようとする74歳の冒険です」と語り「長岡魂に心から敬意を表し挨拶とさせていただきます」と深々と一礼。客席からは温かい拍手がわき起こった。『この空の花 ―長岡花火物語』は4月7日(土)の新潟・長岡先行公開ののち初夏、全国にて公開。■関連作品:この空の花−長岡花火物語 2012年初夏、全国にて公開© 「長岡映画」製作委員会・PSC All rights reserved.
2012年02月24日公開中の原田知世、大泉洋主演映画『しあわせのパン』のメイキング映像がこのほど公開され、クランクアップ直後に本作に対する想いを語るふたりの映像が届いた。『しあわせのパン』メイキング映像『しあわせのパン』は、北海道でパンカフェを営む夫婦と、店を訪れる客たちの人間模様を描いたドラマ。北海道での先行上映では高動員を記録していたが、全国公開後にも勢いは衰えず、全国48館での公開ながら週末動員ランキング10位を記録している。このほど公開された特別映像は、原田、大泉の撮影最終日の模様をとらえたもの。大泉は高々と手をあげ、本作の続編、さらには連続ドラマ化をリクエスト。ファンにはお馴染みの“大泉節”が炸裂しているが、言葉の端々に本作に対する強い想いがみえる。続いて三島有紀子監督から花束を受け取った原田は、スタッフの前であいさつしながら思わず感涙。原田にとって本作が特別な作品のひとつになったことが伺える映像になっている。『しあわせのパン』公開中(C)2011『しあわせのパン』製作委員会
2012年01月31日パンカフェを舞台に“しあわせ”のあり方を見つめる感動作『しあわせのパン』の初日舞台挨拶が1月28日(土)、東京・渋谷シネクイントで行われ、主演の原田知世と大泉洋、三島有紀子監督が登壇した。矢野顕子と忌野清志郎が歌う名曲「ひとつだけ」からインスパイアされ、北海道・洞爺湖のほとりにある月浦を舞台に、この町でカフェを営む夫婦(原田さんと大泉さん)と店に訪れる人々の悲喜こもごもをハートウォーミングに描く。「何気ない日常は、本当は何気ないものじゃない。いろんな人生をかき集めた映画で、私にとっては役者さんのいいお芝居が撮れた瞬間が“しあわせ”でした」(三島監督)。原田さんは「月浦の自然は、光や時間によって表情が変わって、全然飽きませんでした。長崎出身なので、雪景色にあまりなじみもなくて。だから(雪景色に)感激しましたね」と自然の美しさと雄大さに感慨深げ。また、北海道の人々の温かさにも感銘を受けたようで「みなさん、情が深くて優しい人ばかり。思い出がいっぱい詰まっているので、初日を迎えて少し寂しささえあります」と名残惜しそうに語った。一方、大泉さんは“地元”北海道での撮影&キャンペーンに「知世さんと舞台挨拶に行くと、みなさん『うちの甥っ子がきれいな嫁さん連れてきたぁ』という目でチヤホヤしてくれる」とニッコリ。普段は雨男だというが「知世さんも監督も晴れ女。おかげで雨に降られることもなく、僕の雨男体質を変えていただいた」と満足げだった。もちろん、一度スイッチが入ると、止まらなくなる“大泉節”はこの日も健在。勢い余って、思わずネタバレしてしまうものの「ネタバレが映画の楽しみを減らすことはないって、ある研究者が発表している。だから、謝る気はありません」とキッパリ。ところが、その直後にヒット祈願のくす玉を割ると、そのままくす玉を支える台が転倒するハプニング!なんと、くす玉が大泉さんを直撃するオチがついた。本作では物静かでシリアスな演技を披露する大泉さんに、笑いの神が舞い降りた瞬間だった。『しあわせのパン』はシネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:しあわせのパン 2012年1月21日より北海道にて先行公開、1月28日より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011『しあわせのパン』製作委員会■関連記事:大泉洋、監督から「毎日飲むの止めて」の忠告『しあわせのパン』北海道で先行公開!『しあわせのパン』原田知世「自分を見つめなおす、そのためにこの映画に出会った」“優秀主演男優”大泉洋も11歳の少女の感動的なコメントに脱帽!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第22回)あなたが憧れる“恋映画”は?“わけあって”食べたい料理は何?『しあわせのパン』劇場鑑賞券を100組200名様プレゼント
2012年01月28日映画「しあわせのパン」で夫婦を演じた原田知世と大泉洋。地元・北海道出身の大泉をして「おとぎ話のような景色だった」と言わしめた洞爺湖のほとりの街・月浦を舞台に展開する、優しい物語を通じ彼らが考えた“しあわせ”とは?2人に話を聞いた。その他の写真夏、秋、冬そして春、りえさん(原田)と水縞くん(大泉)の夫婦が営むパンカフェの元を訪れる客たちの人間模様が綴られる本作。印象的なのは、人々の交流を描きながらも登場人物たちの言葉数が決して多くない点。大泉は「僕の役にしては本当にセリフが少ない」と笑いつつ「幸せだけど心にどこか陰を持つ奥さんが時折見せる不安な表情に自身も不安になる夫の役でしたので、多くを語らずただ一緒に居続けることや眼差しで愛情を伝えたかった」と振り返る。原田も「月浦の自然や水縞くんの愛情に触れ、カフェを訪れるお客さんに自らを重ねたりしながら彼女は少しずつ心を開いていく。セリフにない微妙な変化、春に向かってどう変わっていくのかを静かに演じたかった」と静けさの中で表現された思いを語る。四季折々、何かを心に抱えた客がやってくるが、強く心に迫るのが、かつて訪れた月浦を真冬に再訪する老夫婦(中村嘉葎雄・渡辺美佐子)の物語。歳を重ねるということや誰にもいずれ訪れる大切な人との別れについて考えさせられる。原田は「夫婦というのは元は他人同士だけど、そこから相手と向き合って見えてくることもあり、積み重ねていくことで2人の足跡を作っていくもの。2人を見て、水縞くんとりえも自分たちの遠い先が見えてきたのかなと演じながら感じていました」と感慨深げに語る。「10代で月浦の風景を見てもそこまで感動はないかもしれないけど、年を取りいろんなものが見えてくるから分かることってあると思う」と大泉。自らを振り返り「気持ち的には大学生のまま止まってるんですけど(笑)、歳を取るごとにいろんなことを感じていきたい。うちの両親は2人ですごく楽しそうにゴルフ行くんです。僕も奥さんと2人でゴルフに行けたらいいですね」と思いをはせる。改めてしあわせとは何か?大泉は「幸せかどうか決めるのは自分。僕はいまの自分、いまの決断に間違いはないと思うようにしてるし、最終的に幸せが待ってると信じてる。たとえ間違いでも、必要な間違いだったと思えるし、つらいことも必要なことだったと思える」と語り、さらに「幸せに生きたいと思うことは、一緒に生きている人を幸せにすることでもあると思う」と言葉に力を込める。そんな“夫”の言葉に原田は頷き、やさしい笑みを浮かべて言葉をつなげる。「映画でも2人がお客さんを見守る中で、彼らにも幸せが返ってくる。相手を思いやり、分け合うことでより幸せになったり幸せをもらえたりするんだなというのを感じました」。『しあわせのパン』北海道先行公開中1月28日(土)全国ロードショー※取材・文・写真:黒豆直樹
2012年01月25日山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治という、実力を兼ね備えた5人の若手俳優が出演する舞台『パレード』。この作品が1月16日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。本作は、『悪人』『パーク・ライフ』などでも知られる吉田修一による2002年山本周五郎賞受賞作の小説が原作。この小説に惚れ込んだ行定勲が2010年に自ら脚本も手がけ映画化、今回の舞台版も演出を担当している。脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』など、映画化された作品の舞台版も手がけているモダンスイマーズの蓬莱竜太。小説と映画版が5人の登場人物それぞれの独白をオムニバスとして構成しているのに対し、舞台版は5人が暮らす2LDKのマンションでの生活を時系列に見せる形をとった。また、小説とも映画版とも全く違ったラストを用意しているのも注目すべき点だ。物語は都内の古びた2LDKのマンションが舞台。ここに年齢も職業も異なる4人の若者がルームシェアしている。先輩の彼女に恋する大学3年の良介(山本)、若手人気俳優と熱愛中らしい無職の琴美(本仮屋)、飲んだくれのイラストレーター兼雑貨屋店長である未来(原田)、映画会社勤務で一番しっかりしていそうな直輝(福士)。細かい生活ルールも喧嘩もなく、他人に踏み込みすぎぬよう一見楽しく日々を送る彼らの前に、ある夏、男娼をするサトル(竹内)が現れ、同居することになる。近所で女性を狙った通り魔事件が頻発していたこの頃、サトルの同居を機に、徐々に4人の住人の心の闇が露わになる。時は過ぎ冬、またも通り魔事件が起こる。それでもサトルを除く4人は表面上当たり障りのない生活を続けていて……。ルームシェアを支える兄貴的な役割を果たす、福士演じる直輝は舞台版のキーマン。一見、コミュニケーション能力に長けていそうなのだが、時おり電話でキレまくり、物語に不穏な空気をもたらす。また周りの雰囲気に流されて、つい盛り上げ役を買って出てしまう良介役には山本が扮する。5人の中では一番素直な性格で、共同生活に波風が立たないよう注意を払っている。酒に飲まれて常に生活に嵐を巻き起こす未来役の原田、一見平穏な共同生活に疑問を投げかける得体の知れないサトル役の竹内は好演。働きもせず一日中熱愛中らしい有名俳優の連絡を待ち続ける琴美役の本仮屋は、後半になるにつれ大人しい佇まいが不気味に感じられた。登場人物の誰かがストーリーを引っ張る芝居ではない。マンションで共同生活を送る5人の若者の生態を通して、彼らの無自覚な残酷さや心の隔たりをあぶり出す舞台だ。東京公演は1月27日(金)まで同劇場にて。2月4日(土)・5日(日)は大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演する。チケットはいずれも発売中。
2012年01月18日吉田修一の人気小説を舞台化した「パレード」の公演初日を前に1月15日(日)、通し稽古の模様が報道陣に公開。一昨年の映画化に続いて本公演でも演出を手掛ける行定勲と山本裕典、福士誠治が取材に応じた。山本さん、福士さん、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿を迎えて舞台化された本作。都会でルームシェアをする若者たちの心の闇を暴き出していく。公演初日を翌日に控え、山本さんは「ずっと稽古してきてチームワークもいいし、それぞれが台本を深く読みこんで自分なりの『パレード』を考えてきました」と晴れ晴れとした表情。行定監督は「自分で映画を演出しているのを忘れて全く別物としてやってます。かなりいい仕上がりになっていると思います」と自信をのぞかせる。山本さんは見どころとして「パンツをさらしてます!」とセクシーショットを告白。行定監督から「見せたいんだよね?」とツッコまれると「さらしたいんです」と頷き、「(パンツは)いくつか用意してもらっています。見てのお楽しみで(笑)」と期待をあおった。福士さんは「小説、映画とあって、今回の舞台ではラストが少し変わっています」と見どころを明かすも「一番言いたいけど言っちゃいけないところ(笑)。舞台では珍しく、雨を降らしてもらってびしょ濡れになりますが、それ以上は言うなと言われています」と原作、映画との違いをほのめかした。行定監督も「映画では(原作の)2~3歩先を見せましたが、舞台はかなり先を見せてます。そこをやりたかったんです」と強い思い入れを明かした。ちなみに、山本さんは公演中の1月19日に24歳の誕生日を迎えるが「まだまだ若いと思ってましたが(笑)、大人に近づいてます。良い1年のスタートにしたい」と抱負を語るが、「プレゼントは?」と報道陣から尋ねられた行定監督、福士さんはあっさりと「しないですね」と即答。山本さんは「女性陣には優しいのにメンズにはあたりが厳しいですよね」と苦笑いを浮かべていた。舞台「パレード」は1月16日(月)より29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場にて、2月4日(土)、5日(日)に大阪・シアター・ドラマシティにて上演。■関連作品:桜蘭高校ホスト部 2012年3月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 葉鳥ビスコ・白水社/映画「桜蘭高校ホスト部」製作委員会■関連記事:山本裕典「120%はじけたい」人気ドラマ『桜蘭高校ホスト部』映画化決定!
2012年01月16日北海道を舞台にした原田知世&大泉洋主演の映画『しあわせのパン』が札幌パルコとのコラボレーションを展開。札幌パルコの冬の宣伝キャンペーンとして、原田さんと大泉さんのビジュアルが札幌の中心部をジャックすることが明らかになった。東京から北海道へと移り住み、洞爺湖のほとりでカフェを始めたりえさんと水縞くんの夫婦。様々な事情や思いを抱えてこのカフェを訪れた客たちが、水縞くんが作るパンとりえさんの淹れるコーヒーと料理、そして美しい自然に癒され、心を再生させていくさまが優しく描き出される。2012年にデビュー30周年を迎える原田さんと舞台である北海道出身の大泉さんを主演に迎えた本作。メガホンを握るのはNHKで数々のドキュメンタリー作品を手がけ、本作が長編映画初監督となる三島有紀子。主題歌にもなっている矢野顕子と忌野清志郎が歌う「ひとつだけ」にインスパイアされる形で三島監督自ら脚本を書き下ろし、オール北海道ロケに臨んだ。大泉さんにとっては『探偵はBARにいる』に続いての北海道を舞台にした主演映画で、来年1月の公開に向けて地元での期待が高まっているが、ご当地の札幌パルコとのタッグは大きな話題を呼びそう。「HEARTFUL WINTER」をテーマにした今回のキャンペーン。公開されたポスターでは、1本の長いマフラーに原田さんと大泉さんが一緒にくるまり笑顔を見せており、頭上にはパンで作った大きなハートが。冬を楽しんでいるような2人の姿からは映画そのままの温かいムードと、人と人の結びつきの大切さが伝わってくる。こちらの広告は、11月23日(水)の札幌PARCO5Fのニューオープンに合わせて、札幌駅から大通りにかけて各所に掲出される予定。2人のほっこりとした笑顔が札幌の街を優しくジャック!『しあわせのパン』は2012年1月21日(土)より北海道先行公開、1月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:しあわせのパン 2012年1月21日より北海道にて先行公開、1月28日より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開■関連記事:原田知世×大泉洋主演『しあわせのパン』北海道先行で全国公開決定!
2011年11月10日2010年に行定勲監督により映画化された『パレード』の、舞台版の制作発表が10月26日に行われ、演出を手掛ける行定と、出演する山本裕典、福士誠治、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿が会見に出席した。『パレード』チケット情報舞台作品の原作となる『パレード』は、吉田修一が2002年に山本周五郎賞を受賞し、話題となった小説。都内のマンションでルームシェアをしている4人の若者たち。そこへ男娼をしている男が現れ、なんとなく一緒に住む事になるのだが、同じ頃、近所で女性を狙った連続暴行事件が起こり始める。一方で、お互いを干渉せずに過ごしてきた4人の日常が少しずつ変化していき……。会見で行定は「『パレード』は、僕にとっての集大成になった映画です。これを演劇化するという話を聞いて、他の人にやられたくないな、という気持ちがあって。(原作は)時代を凌駕した若者像を捉えた小説で感銘を受けました。それをまた演劇でやらせていただくのは光栄」と話し、映画は自身でシナリオを書いたが、舞台版では「蓬莱竜太さんという、ずっと一緒に仕事をしたかった若手の作家の方に頼みました。自分で作った映画版を裏切ろうというのがテーマなんで、すごくそこは自分自身楽しみにしています」と映画との違いも明かした。また、演じる側の山本は「舞台ならではの見せ方で、舞台を見に来た人をひとりでも多く魅了したい」と意気込みを語ったかと思えば、ルームシェアをしたら見られたくない姿はと言う質問に、「友達の家に遊びに行った時に、夕飯をご馳走になった後、トイレで大きい方をしたら音が鳴ってしまって。それを友達に聞かれて大爆笑されました」と恥ずかしい話をポロリ。同じ質問に本仮屋も「眠っている時の顔がよくないと友人に言われて。それから寝る時は暗くして見られないようにしてます」とマル秘エピソードを告白。この日が初対面という人もいる中、会見の場ですっかり打ち解けた様子だった。そのやりとりを横で聞いていた福士と原田は苦笑しつつも「(秘密を抱えている役で)映画とは違った裏切りを見せられるんじゃないかなと思います」(福士)。「自分が今までやったことがない役で、(自分とは)違うキャラクターですが楽しみです」(原田)とそれぞれ意欲を語った。この日18歳の誕生日を迎えた竹内は「男娼(という言葉)すらも知らなくて。想像もつかないし、どうやって演じたらいいか解らなくて……」と難しい役どころに悩みながらも、「この先輩方と一緒にできるのが嬉しい」と明るく答えていた。舞台『パレード』は、2012年1月16日(月)から29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、2012年2月4日(土)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは、東京公演は現在プリセール(WEB先着先行)実施中、大阪公演は10月27日(木) 21:00より実施。10月29日(土)より一般発売開始。
2011年10月27日2002年に山本周五郎賞を受賞し、行定勲監督によって映画化された「パレード」が、行定監督自らの演出で舞台化されることになり、10月26日(水)、都内で製作記者会見が行われた。出演するのは山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治という人気、実力を兼ね備えた若手俳優たち。都内の2LDKマンションでルームシェアをして生活する若者たちの無機質な人間関係を通して、現代人が抱える閉塞感と狂気をえぐり出す群像劇で、「個人的にはホラーだと解釈している」(行定監督)。一方、出演者は「僕自身、ルームシェアには向いていないかも。他人にはぐいぐい踏み込むけど、他人には踏み込まれたくない性格なんで(笑)」(山本さん)、「私は寝顔が良くないって評判なので、誰かとルームシェアしても、それだけは見られたくないですね」(本仮屋さん)とこれから舞台上で始まる“共同生活”への思いを語った。行定監督にとって映画『パレード』(’09)は「集大成と言える作品だった」。それだけに「演劇化を他人にやられたくないなと思った」といい、「確かに一度作り上げたものを、作り直すには大変だと思うが、逆にとても光栄で新しい挑戦になると感じている」と意気込み十分。行定監督が脚本を担当した映画版に対して、今回、シナリオを手がけるのは演劇界で注目を集める蓬莱竜太である。「シナリオを若い蓬莱さんに託すことで、映画版を裏切ろうという気持ち。どんな化学反応が生まれるか、自分自身も楽しみにしている」と期待を寄せる。もともと「一年のうち、映画よりも演劇を観る回数が多いと思う」と演劇ファンを自認する行定監督。すでに頭の中には、演劇的要素をいかに組み入れていくかイメージが沸いているのだとか。山本さんは「一つの空間にいながら、どこか自分たちを俯瞰する若者。そしてそれを外から見ている自分がいるという映画の独特な世界観に魅了された。今度は僕らが、舞台ならではの見せ方で(観客を)魅了できたら」。本仮屋さんが扮するヒロイン・琴美は、映画版では本仮屋さんの大親友である貫地谷しほりが演じており「お互いすごく驚いた。『絶対観に行く』と言ってくれたので、その日は一番緊張しそう」とプレッシャーを感じている様子だ。「(映画とは違う)新たな世界観で、いい意味で裏切りを見せることができれば」(福士さん)、「いままでやったことがないタイプの役どころなので、どう役作りをしようか考えている」(原田さん)。この日18歳の誕生日を迎えた竹内さんは、男娼役という難しい役どころで「そもそも男娼というものすら知らなかったので、どういう気持ちで演じたらいいか…。先輩方との共演は嬉しい反面、プレッシャーもありますが、先輩方に負けないよう頑張りたい」と抱負を語った。舞台版「パレード」は東京・天王洲 銀河劇場で2012年1月16日(月)〜1月29日(日)、大阪・シアター・ドラマシティで2月4日(土)〜2月5日(日)にて上演。東京・大阪公演ともに10月29日(土)からチケットの一般発売が始まる。■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会Camellia カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 BALCON/SIDUS FNH■関連記事:『カメリア』ソル・ギョングインタビュー「平凡であろうと、努力はしているかもしれない」来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!吉高由里子×行定勲監督インタビュー“放し飼い”から生まれた“風”のような一篇韓国の名優ソル・ギョング、吉高由里子の第一印象は「中学生くらいかな?」吉高由里子、韓国で行定勲監督に「放し飼いにされました」
2011年10月26日先日亡くなった原田芳雄さんの最後の主演作『大鹿村騒動記』のヒット御礼舞台挨拶が8月8日(月)に都内劇場で開催され、阪本順治監督をはじめ大楠道代、松たか子、佐藤浩市、石橋蓮司が登壇。原田さんを偲ぶと共に撮影の日々をふり返った。長野県の山間の村で、300年もの村歌舞伎の伝統を持つ大鹿村を舞台に村人たちの悲喜こもごもを描いた本作。原田さんが自ら阪本監督に提案する形で製作され、先日の公開直後、原田さんは急逝した。この日の舞台挨拶は阪本監督からの是非にという声もあって実現。監督自らが司会進行を務める手作り感たっぷりの舞台挨拶で、劇中、村役場の職員を演じた松さんが役柄そのままに撮影、録音の禁止などの注意事項を読み上げた。大楠さんは「公開と同時に悲しい、悲しいことに遭遇しました。心の晴れない日々が続いていましたが、こうしてヒットを原田さんに報告できることを嬉しく思います」と挨拶。佐藤さんは「ベテラン勢の軽妙な演技に阪本監督の奇抜さのない王道演出。安心して楽しめる映画を遺して、芳雄さんはあちらに逝かれたんだなと思います」としみじみと語った。松さんも撮影をふり返り「夢のような数か月でした」。そして原田さんの“盟友”石橋さんは「原田芳雄も大変喜んでいると思います。普段、(撮影中に)役者同士は付き合いはないものですが、この作品はいつも一緒に顔を合わせていて、映画の中の村人たちのようでした。佐藤浩市がいま、どんな仕事してるのか?失敗しやしないか?とか気になったり(笑)。これも精神的“村長”原田芳雄のおかげです」と思いを語った。阪本監督は「いま芳雄さんがもしここにいらして、『ご気分は?』と尋ねたら映画の中のセリフのように『あれ?』って言うんじゃないかと。肉体は失われても、精神やその人の言葉は失われるとは思いません。きっとそのへんをピョンピョンしてる」と語りかけた。キャスト陣は阪本監督に尋ねられるままに撮影時の思い出話を披露。大楠さんが松さんにビンタするシーンについて、思い切ってビンタした後の松さんの表情について大楠さんが「ポカーンとした顔がかわいかった」と言えば、松さんは「痛いとか考える余裕もなくスコーンと入って気持ちよかった」と笑顔を見せた。また佐藤さんにとって本作が40代最後の作品となったが、佐藤さんは「(松さんへの)『好きだからだよ』というのが、40代最後のセリフになりました。これでいいんだなと言い聞かせて思いの丈をぶつけようと思ったら、テストの段階で監督が飽きちゃって『違う言い方を』と言われました」と明かす。その結果、どんな言い回しになったのかはぜひ劇場で確認を!村の歌舞伎のシーンでは、松さんは歌舞伎を演じる石橋さんたちの世話をしていたそうだが、そんな松さんを石橋さんは村のボランティアと勘違い。「待ってる時間が長かったんですが、『今回は本当に世話になってね』とか『女優になりてぇんだろ?東京に連れてってやろうか?』と言われました」と暴露し、会場は笑いに包まれた。阪本監督は、「以前、ある飲み屋である俳優と殴り合いの喧嘩になったことがあって、原田さんが間に入って止めてくれました。原田さんの家でも別の俳優に喧嘩売って、拳を合わせてるところを止めてもらったことがありまして、一体、何をさせてたんでしょう…(苦笑)」と泣き笑いのような表情で原田さんとの思い出を披露した。ちなみに「飲み屋で喧嘩になった俳優はもちろん、この壇上にはおりません!」と言明したが、すると佐藤さんがとぼけたような顔を見せつつ苦笑い。阪本監督と佐藤さん、原田さんの深い絆が見え隠れするエピソードに会場は温かい笑いに包まれた。最後の写真撮影で大楠さんは、劇中で原田さんがずっと被っていたテンガロンハットを手に写真に収まり「帽子の主も今日、来ていて『ありがとう』と言っています」と語った。阪本監督は故・忌野清志郎による主題歌「太陽の当たる場所」の中の「この運命に甘いキスを送ろう」という一節を挙げ「みなさんで甘いキスを送ってください」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。舞台挨拶が行われた東京・銀座の丸の内TOEIでは、当初の3週間の上映の予定をさらに2週間延長。全国でも97館での上映から170館以上に拡大。昨日8月7日(日)時点で15万人を動員し、興行収入1.5億円のヒットとなっている。『大鹿村騒動記』は全国にて公開中。■関連作品:大鹿村騒動記 2011年7月16日より全国にて公開© 2011「大鹿村騒動記」製作委員会■関連記事:原田芳雄の遺作で共演した松たか子が追悼コメント「魂の強さ決して忘れない」加療中の原田芳雄が車椅子で登場!温かい拍手に涙名優たちが魅せる珠玉のドラマ『大鹿村騒動記』試写会に50組100名様ご招待
2011年08月08日腸閉塞と肺炎の併発が伝えられ、現在、加療中の原田芳雄が主演映画『大鹿村騒動記』のプレミア試写会に出席。のどの炎症のために共演の石橋蓮司がメッセージを代読したが、病を押しての車椅子での登場に会場からは温かい拍手がわき起こった。300年の伝統を誇る歌舞伎を持つ長野県の山間の大鹿村で巻き起こる悲喜こもごもを描いた本作。撮影は大鹿村でのオールロケで行われた。5月に大鹿村で凱旋の特別試写会が行われた際は原田さんも監督らと共に出席し、元気な姿を見せていたが、その後、体調を崩していた。この日は、大楠道代に佐藤浩市、松たか子、瑛太、冨岡智嗣、石橋蓮司、小倉一郎、でんでん、加藤虎ノ介に小野武彦という超豪華共演陣と阪本順治監督がズラリ。阪本監督はこの顔ぶれを見渡し「僕から言うことはないので存分に笑って楽しんでください」と挨拶。大楠さん曰く、村での撮影は「撮影して、宴会して、次の日、また撮影して宴会」という日々だったそう。松さんは「先輩たちのお話も面白いし、芝居も見せていただいきまして」とニッコリ。瑛太さんも「貴重な時間でした。みなさんの思い出話や、蓮司さんのおもしろ話が聞けました」と笑顔でふり返った。そんな中で佐藤さんだけは「監督が寂しいからなのか、僕だけがスタッフの方の旅館に泊まることになって、ひとり飲みでした…」と渋い顔。周囲が楽しい思い出を語れば語るほど、佐藤さんだけは苦笑いを浮かべ、大先輩たちとの現場に関しても「控室でみなさんをお迎えして挨拶するところから始める、若かりし頃を思い出しました」とふり返っていた。そして舞台挨拶の終盤、娘さんに車椅子を引かれて原田さんが登場。会場は割れんばかりの拍手で主役を迎えた。長年の“盟友”石橋さんは「原田芳雄はこう見えてシャイなので」と前置きしてメッセージを代読。「今日はどうもありがとうございます。どうぞごゆっくりご覧ください」という原田さんらしい短い言葉に会場は笑いと拍手に包まれた。そんな観客や共演陣の温かさに気持ちが緩んだのか、原田さんの目からは止めどなく涙が…。共演陣に囲まれるようにして、いつまでもやまない拍手の中、原田さんは舞台を後にした。『大鹿村騒動記』は7月16日(土)より全国にて公開。■関連作品:大鹿村騒動記 2011年7月16日より全国にて公開© 2011「大鹿村騒動記」製作委員会■関連記事:名優たちが魅せる珠玉のドラマ『大鹿村騒動記』試写会に50組100名様ご招待
2011年07月11日モデルで女優の加藤夏希が12月15日(水)、東京・文京区のラクーアガーデンで行われた映画『キック・アス』のイベントに、お笑いタレントのなだぎ武と出席し、コスプレ姿を披露した。コスプレ好きを公言し、アメリカの子役女優クロエ・グレース・モッツが『キック・アス』の中で演じている最強少女“ヒットガール”風にアイマスク、ミニスカ、マント、カツラを身につけた加藤さんは「マスクが落ち着くし安心感があります。みんな小さい頃に変身願望ってあったと思うけど、私はそのまま大人になったので、違う自分になれるような気がします」とゴキゲン。だが取材陣から、先月から報じられているお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾との熱愛の行方について「クリスマスは?」などと聞く質問が出ると「多分仕事」、「分からない」と小さな声で答え、煙に巻いた。その時点で、周囲に待機していた関係者が取材を打ち切るという慌ただしいひと幕も。一方、なだぎさんは、劇中の主人公のオタク高校生が扮するヘタレヒーローのコスプレで登場。「ヒットガールのような強い女性は好き?」と司会者から聞かれ「前に付き合っていた女性がすごい強い人だったので慣れました。でも強すぎてレベルが足りず、守りきれなかったので別れました」とお笑いタレントの友近との破局話をネタに。クリスマスの過ごし方について「仕事か独りでTVを見ていると思いますよ。40歳で失恋は地獄です。40で独身って周りにいないんですよ、同期でバッファロー吾郎の木村くらい。でもあいつ、バツイチですから…」と自虐的。「僕、草食系ですけど来年は強い男になります!」と肉食への変身を誓っていた。『キック・アス』は12月18日(土)よりシネセゾン渋谷ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.■関連記事:逮捕寸前?体を張った宣伝マンがヒーローのコスプレで都内名所に出没!新たなヒーロー誕生!『キック・アス』試写会に20組40名様ご招待若き日のジョン・レノンを演じた次世代の星アーロン・ジョンソン動画インタビュー到着ハリウッドの新鋭美少女クロエ来日!憧れはナタリー・ポートマン【シネマモード】芸術の秋、映画で楽しむ英ロック・シーン
2010年12月15日いつまで経っても変わらない…と言ったら失礼に当たるのか――?と思いつつ、インタビューの最後に「若々しさの秘密は?」と尋ねると、原田知世は少し困ったような笑顔を浮かべこう答えてくれた。「あまり年齢のことは考えないようにしていますね(笑)。日々の、目の前にあることを楽しみながら、丁寧にやっていくだけです」。女優、そしてシンガーとしての活動に加え、これまでにも幾度となく声優を務めてきた彼女だが今回、映画『おまえ うまそうだな』で演じたのは優しさと愛情あふれる、恐竜の“おかあさん”。原田さんが母親役にこめた想いとは――?演じながら涙が出てきたあるシーン原田さんが演じたのは草食恐竜の“おかあさん”だが、彼女が育てているのは川で拾った卵からかえった、肉食恐竜のハート。やがて大きく成長し、ハートは肉食恐竜としての“本能”に目覚めてしまうのだが、母の愛は常に一貫して変わることはない。原田さんはその感情を「無償の愛」と語り、こう続ける。「恐竜の物語ではありますが、描かれているのは人間が持つ心と変わりませんでしたから、とても自然に感情移入できました。命がけで子供を守る強さ、たくましさ、優しさ…。愛があふれたおかあさんの姿を精一杯演じたいと思いました。そのおかあさん像は、監督や制作の方々とも同じでしたから、迷うことなく演じることができました。一番印象に残っているのは、大人になったハートがおかあさんを助けるために帰ってくるシーン。ハートが『おかあさんの子供で良かった』と言ってくれたところでは、演じながら涙があふれました。仲間に反対されながらも、一人でハートを育ててきたことが間違いではなかったと確信できた瞬間だったと思います」。映画やドラマでこれまで母親役を演じた機会は決して多くはないという原田さん。今回、どのような思いで“母”となったのだろうか?「実生活で母親の経験はありませんでしたが、私には小学生になる甥や姪がいて、彼らの成長をずっと近くで見ていますから、子供たちには本当に幸せに育ってほしいという思いが、自然に湧いてきます。(劇中で)群れの仲間たちに肉食恐竜の子供を育てることを許されなかったおかあさんが、赤ちゃんのハートを捨てに行くシーンがあります。決心していても、小さなハートの泣き声を聞いた瞬間、お母さんは戻らずには居られなかった――それは理屈ではなく、あふれ出る愛情です。その気持ちはすごく理解ができました」。芝居と音楽の不思議な“周期”声優という仕事について「声優では、本作のように恐竜役もできますし、年齢や性別に縛られず色々な役に挑戦できるという楽しさがありますね」と原田さん。自らの活動を顧みて、また仕事に対しての気持ちの変化についてもこう語る。「私自身、ふり返ってみるとある時期は音楽だけをやっていて、ある時期は女優をやって、という不思議な周期があるんですね。4年くらい前までは映画やドラマを集中してやっていて、それからずっと音楽をやって、その後、またこうして映画と。女優から少し離れることで『演じたい』って気持ちが芽生えてきたりする。そうやっていつも新鮮な気持ちでやらせていただけるのはありがたいですね。それからいま、自分の中でどんどん積極的な気持ちになってきているのは感じますね。良いものを作ろうとする気持ち、肩の力を抜いて役に近づこうと集中すること。以前よりも構えずに、演じることが身近になってきたというか。30代、40代とどんどん仕事が楽しくなってきていますね。同じ仕事はないですから、ひとつひとつ大切にやっていきたい。と思っています」。変わらない部分と変わり続ける部分。素直に全てを受け入れ、自分なりにアウトプットしていく――。年齢を重ねる中で今後、彼女の表現がどう変化していくのか?それに伴ってどのような輝きを見せてくれるのか?まずはその声であふれんばかりの“母性”を伝えてくれる本作を観てほしい。■関連作品:おまえうまそうだな 2010年10月16日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開copy; 宮西達也/ポプラ社・おまえうまそうだな製作委員会■関連記事:人気絵本映画化!『おまえうまそうだな』親子ペア鑑賞券&とお菓子「ビスケットサウルス」他を5組10名様にプレゼント“こども店長”加藤清史郎「肉が大好き」と肉食系宣言もリアル恐竜登場にはびっくり人気絵本から生まれた感動作『おまえうまそうだな』試写会に50組100名様ご招待
2010年10月18日井上真央と岡田将生という、若い世代を中心に絶大な人気を誇る2人を主演に迎えた『僕の初恋をキミに捧ぐ』が24日(土)、公開を迎えた。初日の舞台挨拶に井上さんと岡田さんに加え、森口瑤子、細田よしひこ、原田夏希、寺田有希、新城毅彦監督が登壇。本作のこれまでのプロモーションでは、あまり人前で話をするのが得意ではない岡田さんを、年上の井上さんが優しくフォロー&リードする姿が見られたが、さてこの日は…?井上さんがマイクを持つと、客席から「真央ちゃーん!」、「姫!」といった歓声が飛ぶ。いや、客席からだけでなく舞台上からも…。なぜか細田さんが観客に負けじと(?)、「姫!」と絶叫。井上さんは「黙っててもらっていいですか?」と笑顔でピシャリ。気を取り直して「映画はいかがだったでしょうか?」と問いかけると、客席からは温かい拍手がわき起こった。これに井上さんは満面の笑みで「ひとりひとりに『どこがよかった?』と聞きたいくらいです」。この日まで、プロモーションのために監督や岡田さんと共に各地を回ってきたが「岡田くんがすごい人気だったので、これはイケるかも、と思ってました」と手応えを明かした。冒頭のやり取りでもお分かりのように、この日、やたらと井上さんに絡んできたのが細田さん。「私事で恐縮ですが」と前置きして、細田さんは最近ショックを受けたという出来事を告白。曰く「井上さんがTVで、好きな男性のタイプとして『無口で何考えているか分からない人』と言っていて、嫌いな男性は『ベラベラ自分の過去を話す男』って。僕は井上さんに過去の恋愛とか、洗いざらい全部話してますが…嫌いだった?」とすがるような目で井上さんを見つめた。井上さんは慌てて「そんなことない、大丈夫!つい…うん、何とか大丈夫」とフォローになってないようなフォローをするも、細田さんは「おれ、あの日は寝れなかった」としょんぼり。井上さんは「(細田さんは)こう見えて(笑)、気を遣うタイプだし、繊細で。岡田くんをいつもフォローしてくれていました」と必死で持ち上げる。会場はこのやり取りに大きな笑いに包まれた。それにしても、井上さんの好みだという“無口で何考えているか分からない人”に岡田さんも当てはまりそうな気も…。声の大きな(うるさい?)細田さんに、原田さんと寺田さんの2人はちょっぴり押され気味?「当たり前のように明日が来るということが、実は奇跡なんだと思いました」(原田さん)、「劇中の2人(岡田さんと井上さん)のような恋がうらやましい!ああいう恋愛できたら幸せですね」(寺田さん)とうっとりとした表情で語った。そして、問題(?)の岡田さん。初日ということでかなり緊張しているようで「はい、垣野内逞を演じました岡田将生です。今日は初日を迎えられてすごく嬉しいです…。今日は来てくれてありがたいと思ってます。お願いします!」と顔を赤くして挨拶。続いてマイクを握った、逞の母親役の森口さんは「息子が失礼をいたしまして申し訳ございませんでした(笑)」と母としてフォロー。さらに「自分が出た作品を観て号泣したのは初めてです。主演の2人にピュアな部分に泣かされました」と“わが子”の演技を絶賛した。岡田さんは、少女マンガを原作とした本作の男性から見ての魅力を尋ねられ「男女の区別なく楽しめると思いますし、男性も観て泣いちゃうと思います」と精一杯アピール!会場は再び、大きな拍手と歓声に包まれた。『僕の初恋をキミに捧ぐ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:生きることで、得られる愛――岡田将生×井上真央『僕の初恋をキミに捧ぐ』【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開岡田将生、井上真央にイジられてハニカミ連発共演映画完成報告会見
2009年10月24日