テレビ東京系で放送された『ゴッドタン』(毎週土曜深1:50)で、アイドルとの交際していることを明かしていたお笑いコンビ・鬼越トマホークの坂井良多(36)が22日、自身のツイッターを更新。“お相手”のツイッターでの交際報告を添え「ちっちゃくて可愛いでしょ?」と紹介した。21日放送の『ゴッドタン』にゲスト出演した鬼越トマホーク。長年、地下アイドルのイベントにスタッフとして参加しいるという坂井は、元アイドルグループのリーダーと交際していると伝え「(グループは)もう卒業したんです。(交際は)卒業してからです」と告白した。22日に坂井のツイート前に、元アイドルグループ「マボロシ可憐GeNE」のリーダー・早乙女ゆみのが坂井との2ショットを添え「ご報告遅くなってすみません!わたし、早乙女ゆみのは鬼越トマホーク坂井良多とお付き合いさせていただいています」と報告。「詳しくはゴッドタンを見てください。是非笑って見ていただけると嬉しいです!!みなさん高尾山一緒に登りましょう」と投稿した。続けて坂井も「ね!ちっちゃくて可愛いでしょ?小学生じゃなくて27歳だから安心して高尾山登りたい方は僕にDM下さい」とつづった。
2022年05月22日お笑いコンビ・鬼越トマホークの坂井良多(36)が、21日深夜にテレビ東京系で放送された『ゴッドタン』(毎週土曜深1:50)に登場し、元アイドルと交際していることを明かした。番組にゲスト出演した鬼越トマホーク。長年、地下アイドルのイベントにスタッフとして参加しいるという坂井は、元アイドルグループのリーダーと交際していると報告。「(グループは)もう卒業したんです。(交際は)卒業してからです」と告白した。相方の金ちゃん(36)が「後でカットとか出来ないんだぞ!」などとキレる、坂井は「カットなしで大丈夫です」ときっぱり。劇団ひとりから「どこが好きなんだよ、はっきり言えよ!」と追及されると「ちっちゃくて、かわいらしい」と赤面していた。
2022年05月22日飛び込み競技を題材とした森絵都のベストセラー小説「DIVE!!」がこの春、ドラマ化されることが決定。ジャニーズJr.(HiHi Jets)の井上瑞稀、高橋優斗、作間龍斗がトリプル主演を務める。高さ10メートルから時速60キロ、わずか1.4秒の空中演技の美しさと正確さを競い合う水泳・飛び込み。この競技を題材にした原作は、所属するダイビングクラブの存続を懸け、オリンピック出場を目指す中高生の成長を熱く爽やかに描いた。第52回小学館児童出版文化賞を受賞したほか、これまでラジオドラマ、映画、コミック、アニメ、舞台と様々なメディア展開がされ、長きにわたって愛されている作品だ。そんな多くの人の心に響き続けた青春小説の金字塔が、今回連続ドラマ化。主演の3人が演じるのは、同じクラブで飛び込みに熱中する少年たち。気弱で周りに流されがちだが、敏腕コーチにその才能を見初められオリンピックを目指すことになる坂井知季を演じる井上さんは、実は泳げないそうで「水に入ることがすごく苦手です。感情の大半は不安でした。高い所もダメな自分は、飛び込み台を見てその不安は絶望へと変わりました。でも、最高の仲間、そしてスタッフの方々、コーチの方々に支えていただきながら本気で練習をしています」とコメント。両親共に五輪選手で、飛び込みの英才教育を受けてきた天才・富士谷要一を演じる作間さんは「僕は、水に関するスポーツに全く触れることなく生きてきた人間です。そんな僕が要一を演じることは難題ですが、その分画面に映る自分の姿が楽しみです」と語り、「この3人とスタッフさんと共に、視聴者の皆様を必ず楽しませたいと思います」と力を込める。そして、ある思いを抱えながら津軽の海で一人潜り続けていた一匹狼、沖津飛沫を演じる高橋さんは「沖津飛沫は、一言で表すと『男が憧れる漢』と言う印象です。いろんな思いを抱え、周りからの刺激や支えを受けながら成長していく沖津飛沫を精一杯表現し、皆様に楽しんでいただける作品にできるよう頑張ります」と意気込みを語っている。なお、現在3人は撮影に向けて、過去3度のオリンピックに出場し、アテネ五輪では日本選手団コーチを務めた日本水泳連盟飛込強化コーチの金戸恵太(セントラルスポーツ)の指導のもと、本格的な体作りや飛び込み練習など、トレーニングに励んでいるという。●あらすじ坂井知季(井上瑞稀)の通うミズキダイビングクラブ(通称:MDC)は、赤字経営による存続の危機に陥っていた。そんなMDCのもとに突如現れた新任コーチの麻木夏陽子が提案したクラブ存続の条件は、「次のオリンピックにMDCから日本代表選手を送り出す」というもの。知季とその座を争うのは、MDCのエース富士谷要一(作間龍斗)、幻の高校生ダイバー沖津飛沫(高橋優斗)をはじめとした個性豊かなダイバーたち。身体一つを武器に、その一瞬にすべてを賭けた少年たちの熱い戦いがいま、始まる――。ドラマホリック!「DIVE!!」は4月、テレビ東京ほかにて放送、Paravi・ひかりTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2021年02月14日坂井真紀(50)が写真家の鈴木心氏(39)と離婚したと7月5日に発表された。09年10月に結婚した2人。各メディアによると所属事務所は「6月末に離婚が成立した」といい、長女の親権は坂井が持つと述べたという。「鈴木さんは坂井さんのウェブサイト用の写真を撮影していたカメラマンで、彼女の主演映画『スープ・オペラ』でスチールカメラマンも担当していました。同作の撮影中にはすでに交際関係にあったようです」(スポーツ紙記者)10年5月に挙式をした際、鈴木氏が親族同士の仲を取り持つなどしてくれたため「絶えず笑顔で、本当によく動いてくれました」とブログで讃えた坂井。「手前みそを並べるようでお恥ずかしいですが、本当に、わが夫に感謝です」とも表していた。さらに「スープ・オペラ」が公開された10年10月、本誌に登場した坂井は「一緒に食事をしているときに結婚を実感する」とコメント。「誰かと一緒に食事をするって気持ち的にだいぶ違いますね」と続けていた。鈴木氏との生活を謳歌しているように見えたがーー。しかし、坂井には結婚への躊躇いもあったようだ。「坂井さんは、もともと結婚願望がなかったんです。彼女のお父さんは亭主関白で、それに堪えるお母さんの姿に子供の頃から疑問を覚えていた。そのため、『結婚には覚悟が必要だ』と考えていました。それでも結婚したのは2人の意思だけでなく、周りの状況などを鑑みた結果だったといいます」(坂井の知人)そんな彼女は、11歳年下の夫を懸命に支えていたという。「鈴木さんは健康志向が強いので、坂井さんは料理に使う食材をこだわるようになりました。また彼は、自分の意見を強く主張するタイプ。結婚してからは坂井さんの言うことをあまり聞かなくなったそうで、次第にそんな彼に抗うのを止めてしまいました。納得がいかないまま我慢することもあったそうです」(前出・坂井の知人)また10年5月、坂井はブログで“子供が2人欲しい”と鈴木氏が懇願しているとも明かしている。当時彼女は40歳。不惑での妊活挑戦について、その不安をこうつづっている。「果たして、これから子供は授かるのでしょうか?二人欲しいね、という夫の希望を私の体は叶えてあげられるのでしょうか」「いくらでも弱気になれるぞ!ダメ!ダメ!よっ、よっ、よんじゅうー!頑張らなければ」不安を吐露した坂井だが、11年8月に念願の第一子となる長女が誕生。結婚生活は順調かと思えた。しかし今年1月、「FLASH」で“鈴木氏が突然家を出ていった”との報道が。同誌は、彼が19歳の女子大生カメラマンと親密な関係にあるとも伝えていた。そして、今回の離婚発表。2人の結婚生活は10年8ヵ月で終止符を打つこととなった。
2020年07月06日ザ・キャピトルホテル 東急は、ホテルと同じく東急キャピトルタワー内に店舗を構えるフレンチの名店「ラ・ロシェル山王」のオーナーシェフ坂井宏行を迎え、1日限定ブッフェ「一期一会」を2020年2月18日(火)に開催する。坂井宏行は、日本のフランス料理の第一人者として幅広い分野で活躍を続けるフレンチシェフ。38歳でフランス料理店「ラ・ロシェル」をオープンした。2005年には、フランス共和国より『農事功労章シュヴァリエ勲章』を受勲、2009年に「現代の名工」卓越した技能者の表彰(厚生労働大臣表彰)受賞を受賞。卓越した技で、数多くの美食家を唸らせてきた。その坂井を迎えて開催する“一夜限りの饗宴”「一期一会」では、ラ・ロシェル山王店の料理長・楠野大、そして曽我部俊典をはじめとするザ・キャピトルホテル 東急のシェフも集結。宴会場「鳳凰」を会場に、こだわりの食材を、洗練された技と感性で仕上げた華やかな料理の数々を用意し、着席ブッフェスタイルで提供する。また、昔からの人気メニュー「パーコーメン」や、高級牛丼として話題を呼んだ「キャピトル牛丼」、そしてホテルのシグニチャーのひとつである「ブイヤベース」など ザ・キャピトルホテル 東急伝統の一皿も味わえる。賑やかでアットホームな雰囲気のなか、“一夜限りの饗宴”を楽しんでみてはいかがだろう。【詳細】1日限定ブッフェ 一夜限りの饗宴「一期一会」開催日:2020年2月18日(火)会場: ザ・キャピトルホテル 東急 1階 宴会場「鳳凰」時間:開場 18:30 / 開宴 19:00料金:25,000円(着席ブッフェ、飲みもの、サービス料、消費税含む)定員:170名(予約制) ※予約受付中饗宴シェフ:ラ・ロシェル山王 / バンケットメインキッチン / 日本料理「水簾」 / 中国料理「星ヶ岡」 / オールデイダイニング「ORIGAMI」 / ペストリーブティック「ORIGAMI」【問い合わせ先】宴会リザベーションTEL:03-3503-0109(代表)
2020年02月03日今月も「ウートピ」の人気記事(集計期間:2019年10月1日〜19年10月31日)をランキングで振り返ります。1位想定外の妊娠・出産が気づかせてくれたこと。坂井真紀『駅までの道をおしえて』に出演1位は、女優の坂井真紀さんのインタビュー記事がランクイン。10月に公開された映画『駅までの道をおしえて』で、主人公の少女・サヤカの母親役として出演した坂井さん。長くひとつの仕事を続けてきて見えた景色、プライベートとの距離感。私たちのすこし先をゆく“先輩”に、ご自身のキャリアや“35歳からの歩き方”を伺いました。2位「大震災の前日に初めて生理がきて…」彼女が生理用品のマーケターになった理由2位は、生理用品、紙おむつなどの衛生用品の大手メーカーのユニ・チャーム株式会社で、ブランドマネージャーとしてソフィを担当する長井千香子さんのインタビューでした。これまで当たり前のように使ってきた生理用品ですが、どんな風に進化しているの?作っている人たちはどんなことを考えているの?気になるあれこれを聞いてみました。3位「年収600万円以上の女性を増やしたい」彼女が“稼ぐこと”にこだわる理由3位は、web制作会社「ヘノブファクトリー」を経営する谷脇しのぶさんのインタビューでした。女性でも、ママでも、地方在住でも、年収600万円以上稼げるスキルを伝えたいと奔走する谷脇さん。どうして“稼げる女性”を増やしたいと思うの?どうすればその可能性が見えてくるの?高校を卒業してすぐに働きはじめたという谷脇さんにたっぷりと語っていただきました。4位「夫源病」とは?そのイライラや不調は夫・パートナーが原因かも【専門医が教える】4位は、ここ数年注目されている「夫源病(ふげんびょう)」についての記事がランクイン。女性が心身に不調を来たすのは夫やパートナーの言動が原因かもしれないという意味合いの「夫源病」。その名づけ親であり、内科専門医・循環器専門医の石蔵文信医師に、夫源病とはどういう状態でどのような症状が現れるのか、どうすればいいのかなど、詳しいお話を聞いてみました。5位見てるだけでワクワクする…! クリア素材の文房具6選5位は、文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただく連載から、インスタなどSNS映えする「クリア素材の文房具」がランクイン。「今回はフォトジェニックなクリア素材の文房具を紹介しました」とのこと!福島さんが選んだ素敵なアイテムをぜひチェックしてください。6位秋の乾燥で「のど痛」や「から咳」が…セルフケアツボ3つ【鍼灸師が教える】6位は、「秋の乾燥で『のど痛』や『から咳』が…セルフケアツボ3つ」でした。秋や冬に、のどが乾燥して咳(せき)がコンコンと出ることはありませんか。体の防御反応として必要と言われる咳も、止まらないとしんどくなります。そこで、鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院の丸尾啓輔院長に、秋の冷たい風とともに出てくる乾いた咳やのどの痛みの対処法について詳しく聞いてみました。7位稼ぎがすべて保育料に変わっても、私が仕事を手放さなかった理由7位は、『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)の著者でライターの長田杏奈さんのインタビュー記事でした。「キャリアの空白を作らないことが第一だった」と話す長田さんに、育児が大変だった時期をどう乗り越えたのか、仕事を手放さずに頑張れた理由について伺いました。8位“人生100年時代”と言うけれど…「ボーッと生きている」人こそ糖質ケアが必要な理由【青木晃】8位は、日本のアンチエイジング(抗加齢)医学において第一線で活躍する内科医の青木晃先生のトークイベントのリポート記事がランクイン。化粧品・健康食品ブランド「fracora(フラコラ)」の糖質ケアサプリメント「大人の1粒習慣」の発売を記念して開催されたこのイベント。「なぜ私たちは糖質を取り過ぎてしまうのか?」「糖質がもたらすカラダへの悪影響」など、トークイベントの内容を前後編にわたってお届けしています。9位洗い流さないトリートメントとの違いは? ヘアオイルの種類と使い方【美髪プロが教える】9位は、「洗い流さないトリートメントとの違いは? ヘアオイルの種類と使い方」でした。美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんに、ヘアオイルの使い方について詳しく尋ねてみました。10位実は楽チンで快適なTバック…プロに聞いた、失敗しない選び方10位は、川原好恵さんの連載がランクイン。ヒップを覆う布がないTバックは、「ショーツラインがひびかない」という便利さがありますが、「何となく心もとない」「くい込みそう」「恥ずかしい」と気にしている人も多いのでは?そこで、初心者でも失敗しないTバックの選び方を、南青山のランジェリーショップ「ブティックシーン」のオーナー・國保和子さんに教えていただきました。■SNSをフォローすると最新記事がタイムラインに届きます!facebook: @wotopiTwitter: @wotopinews
2019年11月05日芸能生活27年、女優やモデルとして活躍を続ける坂井真紀さん。プライベートでは2009年に結婚し、41歳で娘を出産しています。今年は、10月18日に公開の映画『駅までの道をおしえて』に出演。愛犬の帰りを待ち続ける少女サヤカと、先立った息子との再会を願うフセ老人。お互いのさみしさに寄り添う二人は、小さな奇跡とめぐりあう……そんな物語で、サヤカの母親役を演じました。長くひとつの仕事を続けてきて見えた景色、プライベートとの距離感。私たちのすこし先をゆく先輩・坂井真紀さんに、ご自身のキャリアや“35歳からの歩き方”を伺いました。「“うまくいかない”は“うまくいく前”」と思えるようになるまで——今作は、約1年をかけて撮影されたと伺いました。8歳のサヤカはスクリーンのなかで大きく成長したけれど、大人の私たちにとって、1年なんてあっという間ですよね。だからつい自分の変化のなさに焦って、落ち込んだりもしてしまう……。坂井さんはこれまで、そういう気持ちをどう乗り越えてきましたか?坂井真紀さん(以下、坂井):30代のときは、いつも自分に「立ち止まることを恐れないで」って言い聞かせていました。もちろん、仕事で落ち込むときもたくさんあります。隅っこで体育座りして、悲しみに打ちひしがれる日もある(笑)。それでも、立ち止まらない。どれだけうまくいかないときでも開き直って「私はこの方向にいきたい」「こういう自分になりたいんだ」というイメージだけは、絶対忘れないようにしていました。そうすると「“うまくいかないとき”は“うまくいくときの前”だから」なんて思えたりもして。——すごい!つい開き直れず、ジタバタしちゃいます。坂井:しますよね、ジタバタ。でも、ジタバタするのも自分だし、いまはそういう時期だと思うしかない。なかなか腹をくくれない気持ちもよくわかりますけどね(笑)。いま振り返ってみると、20代のころって世間知らずな分だけ勢いがありますし、恐れずに「絶対こうだ!」って突き進めることが多かった気がします。でも、30代に入ると現実が見えてきて、自分の将来についても悩みますし、社会の一員としてどうあるべきかなんてことも考えたりして……。うん、30代のころが一番悩んでいたような気がします。——当時はどんなことに悩んでいたんですか?坂井:そのころ、はじめて本格的に舞台の仕事をしたんです。そうしたらもう何もできなくて大恥をかいて……20代からあんなにいろいろな仕事をやらせてもらってきたのに、私はこんなにできないんだ!って現実を突きつけられました。でもそれが悔しかったから、逆に「ここでちゃんと舞台に上がって思いきり恥をかいてみよう」って、ひとつ新しい目標ができたんです。あの経験がなかったら、いま女優としてどうなっていたのかなと思います。——20代から一生懸命積み上げてきた仕事で、30代に入って大恥かいたら、心折れちゃいませんか……?坂井:折れる、折れる。折れますよ(笑)。——「向いてなかったのかも」とかって、愕然としちゃいそう……。そこから、どうして奮起できたんでしょうか。坂井:一番の原動力は、周りへの“申し訳なさ”でした。舞台はとくに、お客さまがお金を払ってチケットを買って、わざわざ時間をつくって、劇場まで観に来てくださるわけです。なのに全然上手にできないなんて、お客さまたちにも、私を選んでくださった制作陣にも申し訳ない。演出家と役者が対峙しながら稽古をして、ぎゅっと集中してつくりあげる仕事だからこそ、自分の出来不出来も肌でわかるんですよね。でも、目の前のことをひとつひとつやるしかない。もうやるしかないんで、心も一緒に少しずつ鍛えられて、徐々に強くなっていったのかもしれません。大人だって、褒められれば伸びるもの——周りから見ればキャリアがあっても、自分に自信が持てなかったり、みずから思い描いていた“理想の30代”と乖離があったりして焦るのは、めずらしい話じゃない気がします。でも、坂井さんにも似たような時期があったと伺って、勇気づけられました。坂井:きっとみんないくつになったって、そうですよね。生きていれば「もっと、もっと」って高みを目指しちゃうのが人間なんだと思います。でも、そういう人間の本質は、決して悪いことじゃないはず。なにも考えずに立ち止まっちゃうよりは、すごく素敵なことだと思います。——そうやってまっすぐに仕事と向き合ってきたいま、坂井さんにはどんな景色が見えていますか?坂井:やっぱりスクリーンやテレビの画面って遠いようで近いので、作品を通して、自分自身の生きざまや佇まいが見えちゃうんじゃないのかな、と思います。自分の生きざまをさらけ出す仕事だからこそ、お芝居は、女優じゃない素の私とも深く関わっているんです。日々の生活を丁寧にちゃんと生きることが、仕事への大きなエネルギーにもなっていると思います——来年には50歳。年齢を重ねながら、自分をちゃんと生きていくために、どんなことを大切にすればいいと思いますか。坂井:年を取って、なんかポジティブになってるんです。おばちゃんになってるからかな?(笑)小さなことを気にせず、図々しく?ラッキーなことを見つけられるようになっています。それは、すごく大切なことかもしれません。以前ある年配のヘアメイクさんに「毎日、自分を10個褒めるといいよ」って言われたことがあって……最近は子どもと寝る前に「今日うれしかったことを5個ずつ言い合わない?」なんてやっています。そんなふうに意外とラッキーだったこととか、自分を褒めたいと思えるようなことを数えていく。子どもだけじゃない、大人だって褒めると伸びるんです。だから褒めて、そして、褒めあっていきましょう。『駅までの道をおしえて』10月18 日(金)より全国公開企画・製作:GUM、ウィルコ配給・宣伝:キュー・テック©2019 映画「駅までの道をおしえて」production committee(スタイリスト:伊藤信子、ヘアメイク:ナライユミ、取材・文:菅原さくら、撮影:宇高尚弘、編集:安次富陽子)
2019年10月18日伊集院静原作の映画『駅までの道をおしえて』から、夫婦役で初共演となった坂井真紀と滝藤賢一、そして娘役の新津ちせという家族を映し出した本編映像がシネマカフェに到着した。本作で大切な存在をなくしてしまい、虚無感を抱えて日々を過ごす主人公の少女サヤカ(新津さん)を陰で支えるのは、坂井さんと滝藤さんが演じるサヤカの両親だ。今回到着した親子3人が揃った本編映像は、ペットショップで出会った白柴のルーが「誰にも売れなかったらお払い箱になってしまう」と聞いたサヤカが、ルーを飼いたいと両親に懇願する場面。簡単に命を引き取ることはできないと、まっすぐサヤカを見つめ優しく教える父と、自身の幼少期をふり返りそのときの思いを伝える母…。きっとどこの家庭でも同じようなやり取りが行われているであろう、この普遍的な家族の会話。本シーンの撮影に入る前は、監督から3人だけで過ごす時間が設けられ、ゲームなどをしてゆっくりと距離を縮めていったという。そんなおかげか映像からは、本物の家族のような自然さが感じられるようだ。『駅までの道をおしえて』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:駅までの道をおしえて 2019年10月18日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2019 映画『駅までの道をおしえて』production committe
2019年10月18日芸能生活27年、女優やモデルとして活躍を続ける坂井真紀さん。プライベートでは2009年に結婚し、41歳で娘を出産しています。今年は、10月18日に公開の映画『駅までの道をおしえて』にも出演。愛犬の帰りを待ち続ける少女サヤカと、若くして別れた息子との再会を願うフセ老人。お互いのさみしさに寄り添う二人は、小さな奇跡とめぐりあう……そんな物語で、サヤカの母親役を演じました。長くひとつの仕事を続けてきて見えた景色、プライベートとの距離感。私たちのすこし先をゆく先輩・坂井真紀さんに、ご自身のキャリアや“35歳からの歩き方”を伺いました。前後編でお届けします。子どもは親の鏡。ゆったり見守って、素直に向き合う——今作で坂井さんが演じられた「お母さん」は、幼い娘に干渉しすぎず、その意思を尊重する姿がとても印象的でしたね。坂井真紀(以下、坂井):私も演じながら「すごく勇気のある母親だなぁ」と思いました。私にも8歳の娘がいるので、やたらと先取りせずに、娘のことを信じ、じっくり見守ることは、日々のテーマ。だからこそ、演じた母子の“距離感”を素直に尊敬しました。——坂井さんご自身は、どんなふうに娘さんと接しているんでしょう。坂井:彼女が自由に過ごす時間を、できるだけつくってあげたいと思っています。いまの子どもって、習いごとで忙しかったり、外で遊ぶ場所が少なかったりするじゃないですか。そんななかでも、好きなことに接する機会を見つけてあげたい。たとえば我が家はベランダで亀を飼っているのですが、娘は亀の甲羅をなでたり、水槽を洗ったり、やり始めたらずーっとやっているんです。でも、彼女がそれに集中しているなら、止めない。気が済むまでやらせるようにしています。——子どもが心ゆくまでやらせてあげる、って難しいですよね。坂井さんが子育てとゆったり向き合っているのが伝わってきます。坂井:いやいや、そんなことないですよ(笑)。それは本当に、理想の話。現実ではやっぱり「早くしなさい」って言わなきゃいけないときもあるし、毎日テンパってます。でも、子どもは親の鏡だから、いやな言い方をしてしまったなと思えば素直に謝るとか、そういう小さな積み重ねを大切にするようにはしていますね。劇中より想定外の妊娠・出産で、未来に思いを馳せるようになった——若いころからずっと第一線で活躍してこられた坂井さん。そもそも、結婚や出産などについては、どのように考えていらっしゃったんでしょうか。坂井:じつは、想定外だったんです。結婚したのは39歳で、子どもを産んだのは41歳。女優という仕事が好きで、この仕事は一生ものだなと思えてきたころだったので子育てをする自分を思い描く機会は少なかったような気がします。でも、想定外だったとはいえ、ご縁があって家族ができたことは本当によかったです。それは心底思いますね。なんだろう……産んではじめて気づけたことがたくさんあります。——たとえば?坂井:なんというか、人生をもう一度やり直せているような感覚があるんですよね。子どもがなにかを拾いたくて、地面ばっかり見ながら歩いているとするでしょう。そうすると、私も普段は前だけ見てスタスタ歩いてるのに、子どもに付き合ってゆっくりと、地面を見ながら歩くわけです。そういう時間の流れが、過ぎ去った人生ともう一度向き合わせてくれる気がしたり、とか。——童心を思い出す、に近い感覚ですかね。坂井:そうかもしれません。あとは「自分が社会の役に立てることってなんだろう?」みたいなことを、まじめに考えるようになりました。それまではのほほんと生きていたけれど、守るべき命が目の前に現れたことで、すごく先の未来に思いを馳せたりして。そういうことも考えられるようになったのは、私の人生の中で本当に幸せなことだと思っています。——「想定外」からいろいろな思考の変化を経て「心底よかった」と思えているのは、とても素敵ですね。でも、仕事に支障が出るかもしれないとか、葛藤はありませんでしたか?坂井:それは全然なかったです。たぶん「女優はこうでなければならない」みたいな固定観念がなかったからかもしれません。ただ「自分ひとりが生きていくだけでも大変なのに、この世の中に新しい命を産み落として、その人生を預かるなんてできない……!」という思いはありましたね。でも、いまはその気持ちも和らいでいます。——まずは「案ずるよりも産むが易し」だったんですかね。坂井:そうですね。そして「私に授かった命を大切に育てることが、私たちの地球のいい未来を作ることだ」と考えるようになりました。そう思ったとき、なんかちょっと、自分自身が生きている意味みたいなものをもらえた気がしたんですよね。昔はわりとシニカルなタイプだったのに、私がこの世に生まれたことまで、素直に感謝できるようになりました。役の引き出しと人生の引き出しはつながっている——プライベートの大きな変化を経て、お仕事にも影響はありましたか?20代のころは主役やそのお友達役だったのに、30代以降は母親やおばちゃんの役も増えてきている。そういったオファーの変遷は、どんなふうにとらえていらっしゃるんでしょう。坂井:30代のころはいまよりもうちょっとギラギラしてたから(笑)「そっか、主演じゃないのかぁ」とか、そういう負けん気みたいなものが強かったと思います。でも、40代に入ってからは思わなくなりましたし、もしかするといまが一番楽しいかもしれない。自分がこれまで積み重ねてきたことに対して「坂井さんにこの役をやってもらいたい」と思っていただけることが、本当に“作品とひとつになれること”だなぁと思うようになってきたんです。私の生きてきた人生の引き出しが……いや、そんなに数はないんですよ?(笑)でもそのいくつかが作品に役立てるなら、すごくうれしいんですよね。——今回のように自分で演じた母親役が、今度は坂井さんご自身の引き出しになる、みたいなこともありそうです。坂井:そうですね。今年もいろんなパターンで、すごい数のお母さん役をやりました。いろいろな母親を演じること自体とても楽しいですし、そういう体験をするなかで「この作品の家族は、ここが素敵だな」「でも、うちの家族はこうなんだ。これはこれで、いいところがいっぱいある」みたいに思える瞬間もまた楽しかったり。思春期の子供を持つ母親役のときは、いつかの自分を想像したり。役柄を通して、理想の母親像を学んだり、いい時間を過ごせているなと思います。『駅までの道をおしえて』10月18 日(金)より全国公開企画・製作:GUM、ウィルコ配給・宣伝:キュー・テック©2019 映画「駅までの道をおしえて」production committee後編は10月18日公開予定です。(スタイリスト:伊藤信子、ヘアメイク:ナライユミ、取材・文:菅原さくら、撮影:宇高尚弘、編集:安次富陽子)
2019年10月17日結成25周年を迎えた「ナイロン100℃」が、今年、2本の記念公演を上演している。その第2弾となる『睾丸』に客演している坂井真紀。これが4度目のナイロン100℃出演となる彼女が、改めて感じるこの劇団の力とは何なのか。そしてそのなかで演じる面白さはどこにあるのか。稽古が始まったばかりの坂井に聞いた。【チケット情報はこちら】ナイロン100℃の主宰、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)による新作『睾丸』は、かつて学生運動にかかわっていたふたりの男を巡る話だ。坂井が演じるのは、そのひとり健三(三宅弘城)の妻で、学生運動の仲間だった亜子。その夫婦のもとを、もうひとりの男・伸高(みのすけ)が、夜中に突然訪ねて来るところから物語はスタートする。「コメディにも気持ちの悪いイヤーな話にも(笑)、どんなふうにでもできちゃいそうな始まりなんですよね。お稽古も始まったばかりなのでいろいろ試せる。KERAさんの新作はわからない面白さがあるんです」さらには、その役者の試行錯誤を、「最終的にはKERAさんらしいところに着地させてくれる安心感がある」のだという。「私はそのKERAさん独自のセンスにも惹かれているんですけど、演出家や監督は傲慢に自分の作りたいものを作ってくれることが、女優としてはうれしいので。音楽や照明にこだわり、お芝居も、幕が開いてからも、台詞や関係性が常にぶれないよう細かく追求して作られるKERAさんのお芝居はとてもやりがいがあります」ただ、だからこそ、そのなかに入るのは緊張もする。ナイロンには演技巧者も多い。「KERAさんの作品には、今回もそうですけど、ちょっと変わった人がよく登場しますよね(笑)。でも、それもみんな、表面的な見え方じゃなく気持ちから作っていくんです。だから、ナンセンスと呼ばれる作品も、上辺だけじゃない地に足の着いたものになるんだなと。私もちゃんとそこに存在しなければと思いますね」。この『睾丸』も独特な世界になりそうだ。ナイロン未体験のお客様には、「今まで感じたことのない気持ちのいいところ、不思議なところに連れて行ってもらえると思うので、ちょっとドアを開けてみてほしい」とアピール。坂井自身にもきっと、ドラマや映画では見たことのない魅力が現れるはずだ。公演は7月6日(金)に東京・東京芸術劇場シアターウエストにて開幕。その後、新潟、宮城など各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:大内弓子ヘアメイク:ナライユミスタイリスト:梅山弘子衣装:Setsuko Todoroki × THE FACTORY
2018年07月02日花結い師TAKAYAは、男性ソプラノ歌手 岡本知高とのコラボレーションイベント「光芒(ひかり)ーあなたを想うー花衣華」を2018年3月5日(月)東京FMホールにて開催する。花結いとは生花を使って独創的な装飾品を制作すること。国内外のメディアで高い評価を得ているTAKAYAは、2004年より人と花を結ぶ「花結い師」としての活動を開始。以来、常に見る人の感性を動かす「美」を追求している。「光芒(ひかり)ーあなたを想うー花衣華」は、"奇跡の歌声"を持つソプラニスタ岡本知高と、フランスのバレエ団で数々の重要な役を務めたダンサー 津川友利江、コンサートなどの伴奏ピアニストの他に編曲家としても活躍しているピアニスト 下岡達朗とのコラボレーションパフォーマンス。ジャンルは違えど人々の感性を揺さぶる4人が、1つの"芸術"を作り上げる瞬間を直に感じてみてはいかがだろうか。【詳細】コラボレーションイベント「光芒(ひかり)ーあなたを想うー花衣華」開催日時:2018年3月5日(月) 開場19:00 開演19:30出演者:岡本知高/津川友利江/下岡達朗場所:東京FMホール住所:東京都千代田区麹町1丁目7番 FMセンター2FFAX:03-5211-7434【チケット購入情報】チケット:自由席 前売り 6,000円/当日 6,500円※予約・問い合わせは、メールのみ。メール:ticket@takaya-hanayuishi.jp【予約メール記入事項】・購入枚数・お名前(カタカナ) ※振込予定の名義と同一のもの。・年齢・メールアドレス ※携帯からの場合はパソコンからのメール拒否設定など解除が必要。・電話番号・同行者がいる場合は、その人の名前・年齢も記入・チケット配送先を必ず明記※予約メール確認後、詳細メールを返送。【注意事項】※返信メールはパソコンからの対応なので、携帯などで受信する人は設定に注意。※メールが届かない場合は、予約は無効。※乳幼児、未就学児を連れての参加は不可。※入金後のキャンセルは不可。※座席は自由席のみ。※当日は、撮影・録画をすべて禁止。
2018年01月22日今回は婚活において、男子に嫌われる女子について、一緒に見ていこうと思います。男を値踏みするのが本能的にうまい女子心当たりのない女子もいるかもしれませんが、女子って、男を値踏みするのが本能的にうまい――ある種の男はこう言います。性悪キャバ嬢じゃなくとも、「この男、お金持ってそう」とか「この人、優しそうだから、わたしのわがままを聞いてくれそう」というような値踏みって、やったことありませんか?ある男性カメラマンは、出会い頭に値踏みしてくるグラビアアイドルや、女優さんのことをサイテーとは思わないんだそうです。値踏みしてくる「女の」目つきが、「非常においしく」、つい「ごちそうさま」と心のなかで感謝しつつ、シャッターを押しまくるそうです。が、ふつうの男子は、女子の「値踏み的視線」に耐えることができない。ゆえに結婚できない男子が増えているのかも。**結婚したくてもできない男子に年収を調査した結果が、ネット上にはたくさんあります。おおむね年収300万円代の男子が、「年収が少ないことを理由に、結婚したくてもできない」と、結論づけられています。年収を値踏みされることに耐えられる男子って、意外と少ないのかもしれません。でも、年収240万円で結婚している男子だっています。そういう人は、あるいは年収の低さがコンプレックスであろうと、そのコンプレックスを女子に値踏みされようと、そんなの関係なかったのでしょう。「お金がないという事実と、モテる・モテないというのは、また別」男子のなかにはこう考える人もいて、女子がしたたかに発する値踏み的視線をものともしない人がいるのです。品よく男を値踏みできる婚活サービス女子の立場に立って考えたとき、ざっくり言えば「最強の遺伝子を残したい」ということが、恋愛や結婚において、まず言えるのかもしれませんね。高学歴、高収入、倍率の高い就職先、なんならスポーツもできて、かっこよくて、お金を稼ぐ術に長けている。こんな最強の遺伝子を残したいからこそ、最強の値踏みをするってこと?より良い遺伝子を残すというのは、脈々と受け継がれてきた命の流れを考えたとき、いいことであるといえるので、「値踏み女子」は、「いい女」といえるのかもしれませんね。でも男を値踏みする態度があからさまだと、男子ドン引き、ということになりかねないですよね。**仕事柄、恋愛関係のニュースを日々チェックしていますが、「品よく男を値踏みできる婚活サービス」が誕生したそうです。その名もDNA婚活。男女双方の遺伝子を調べ、遺伝子の型のようなものをもとに、あなたの遺伝子にとってよりマッチする相手(≒より強い子孫が残せそうな相手)を選んでくれるサービスなんだそうです。科学的根拠について興味がある方は、以下にサイトのURLを掲載しておきますので、よかったらどうぞ。(ふだんはあまりこういう宣伝めいたことを書かないのですが、お医者さんも製薬会社も絡んでいる信用できそうなサービスなので、ご紹介しました)。婚活は「無知の知」ですホントは、のんびりと相手とデートし、アナログ的に気も心もマッチし、そのうえで相手のルックスや社会的地位も好きになれば、一番いいのかもしれませんよね。でもほら、婚活と並行して、妊活もしなくちゃならないと焦っている人もいるでしょう。最近の報道だと、卵子は35歳くらいを過ぎればうんたらかんたらって言われているから、「時間がない」と焦って、思わず男を値踏みする視線が強くなりすぎ、ゆえに彼氏ができないってこともあると思います。そういうときは、かのソクラテスが言った「無知の知」です。じぶんは大切なことをなにも知らないということを知ろうぜ!というのが、ソクラテスさまの教えでしたよね。この場合の「大切なもの」とは、最強の婚活サービスであり、それは具体的にはDNA婚活のこと。宣伝的に書きすぎたかもしれませんが、でも「知ってる」って、最強のことだと思いませんか?知らなかったらいつまでも男たちから、「値踏みする女は嫌い」って言われ続けるわけですよ。※参考・引用DNA×婚活(DNAソリューションバンク株式会社)
2017年09月25日田舎のお寺暮らし、猫、年上のお姉さん。オジロマコトさんの『猫のお寺の知恩さん』は、キーワードを羅列しただけでも好きな人にはたまらない世界観となっている。事実、これらのシチュエーションありきで動きだした物語なのだとか。「最初にテーマみたいなものを2行くらいでまとめて、先のことはあまり考えずに行きあたりばったりで描き始めました。先々の展開を考えてもそうじゃない方向へ行ってしまうことのほうが実際は多いので、大体いつもこのやり方ですね」都会育ちの須田源は、県外の高校に進学することになり、遠い親戚のお寺に下宿することに。そこで3つ年上の幼馴染み・知恩さんと再会し、高校生にはちょっぴり刺激的なひとつ屋根の下での生活が始まる。そのくらいの年頃だと2~3歳上の人がやけに大人びて見えるものだが、源の目にも知恩さんはいかにも“お姉さん”といった雰囲気に映る。しかしまだ20歳にもなっていない知恩さんは、しっかり者のようでいて少々抜けているところもあり、そのギャップがたまらない。行きあたりばったりという執筆スタイルは、作品全体に流れるゆったりとした空気感にも不可欠なものなのだろう。「季節感を大事にしたいので、たとえば夏だったら海に行ったり、花火を見たりするよなあ、とまず考えてみるんです。描きたいイメージが一枚の絵から物語に広がっていく感じですね。読者の方には、何かすごいことが起こってほしいと思われているんじゃないかといつも不安になりながら描いていますけど(笑)」家族とではなく友だち同士で海に行くのがちょっとした冒険だったり、休日に勉強会をしたり、部活でレギュラーに選ばれずこっそり傷ついたり……。日常を丁寧に紡いでいく物語は、たしかに大事件が起こるわけではないけれども、それらがかけがえのない日々であることを教えてくれる。セリフの少なさも、その美しさをより際立たせている。「口にするのは簡単だけど、実際は言わなかったりすることは意外と多いので、そこは絵でリアルに描きたくて。そのぶんキャラクターの表情を描くのに時間はかかってしまうのですが、セリフがないと読む人が自由に想像を膨らませてくれるので、それもまた面白いんですよね」『猫のお寺の知恩さん』知恩さんの無防備さに源とともにドギマギしつつ、昔ながらの質素だけど豊かなお寺暮らしや、自由すぎる猫たちとヘタレな犬に癒される、甘酸っぱい物語。小学館552円(C)オジロマコト/小学館オジロマコトマンガ家。主な作品に『カテキン』(全10巻)、『富士山さんは思春期』(全8巻)など。本作は2016年、TVBros.主催のブロスコミックアワード大賞を受賞。※『anan』2017年8月30日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2017年08月25日人気男性声優のパーソナルに迫る次世代ビジュアルマガジン「TVガイドVOICE STARS」。今年3月に発売された梶裕貴が表紙を飾る創刊号は、声優誌とは一線を画した内容だと大反響を呼んだが、この度、第2弾となる「TVガイドVOICE STARS vol.2」が6月29日(木)より発売されることが決定。表紙は、誰もが認める若手声優界のトップランナー・宮野真守が飾る。毎月9日前後に発売される、話題のPERSONの素顔に迫るPHOTOマガジン「TVガイドPERSON」。昨年8月から本誌でスタートした男性声優リレー連載が大好評につき、コンセプトはそのままに、男性声優だけの1冊「TVガイドVOICE STARS」が新たに誕生。今回表紙を飾る宮野さんは、「DEATH NOTE」(夜神月役)、「機動戦士ガンダム00」(刹那・F・セイエイ役)、「うたの☆プリンスさまっ♪」(一ノ瀬トキヤ役)など多くのアニメ作品に出演し、また『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』といった洋画の吹き替えも担当。声優としてだけではなく、歌手や俳優と多岐にわたるその活躍ぶりは、まさに“声優界のパイオニア”。そして、先日放送された「おげんさんといっしょ」では、“おげんさんちのねずみ”に扮し番組を進行し、宮野さんがトレンド入りを果たすなどTwitterが沸いたことも記憶に新しい。では一体なぜ、彼が第一線を走り続けることができるのか?本誌ではロングインタビューで迫るほか、20ページに及ぶグラビアも掲載し、宮野さんの魅力に迫る。撮影でカメラマンとすごくセッションできたとふり返る宮野さんは、「前もって『こうやって撮りましょう』とキメキメな感じてはなく、僕から提示するもの、カメラマンさんから提示されたものがうまく合わさり、僕自身がまさに“楽しめる”撮影になりました」と語り、「単に楽しい=めちゃくちゃ笑ってる、という意味ではなく、楽しんだからこそ、生き生きとした表情がカメラに収められていると思います。カメラマンさんと気持ちの共有ができたという実感があったので、きっと読者の皆さんにも楽しんでいただけるはずです!」と力強いコメントを寄せた。表紙を飾る宮野さんのほかにも、いま人気の声優陣が続々とラインナップ。7月にスタートする夏アニメ特集では、フジテレビノイタミナ枠にて放送される「DIVE!!」で主演を務める梶さん(坂井知季役)、「ひとりじめマイヒーロー」から前野智昭&増田俊樹、「バチカン奇跡調査官」で諏訪部順一とタッグを組む岡本信彦、そして今月1stシングルを発売しアーティストデビュー、早くも2ndシングルが「活撃 刀剣乱舞」の主題歌に起用された斉藤壮馬が登場。そして、お酒大好き声優・木村良平がただ飲んでただ食べるだけという居酒屋探訪連載のほか、アパレルメーカーとのコラボ商品「EGUMI PROJECT」を立ち上げた江口拓也を直撃。アーティストとしても活躍する柿原徹也のツアーファイナルにも潜入。ニューカマー企画には、「ナナマル サンバツ」でアニメ初主演を飾る堀江瞬、現在放送中の「遊☆戯☆王VRAINS」で主演に抜擢された石毛翔弥が登場する。さらに世界的写真家、レスリー・キーが男性声優を撮り下ろす連載も進行中。前回は小野賢章の“肉体美”に迫ったが、今回は一体誰が登場するのか、こちらも楽しみだ。なお、今回もアニメイト購入者特典を用意。特典内容は、表紙を飾る宮野さんのオリジナルポストカード。特典は数に限りがあるので欲しい方はお早めに。「TVガイドVOICE STARS vol.2」は6月29日(木)より発売。(cinemacafe.net)
2017年06月09日フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”にてスタートするアニメ「DIVE!!」。この度、主人公・坂井知季役を演じる梶裕貴に加え、櫻井孝宏、中村悠一、杉田智和ら新たに豪華キャスト陣が明かされ、初回放送日が7月6日(木)に決定。メインキャラクターが揃う最新ビジュアルも到着した。幼少の頃からひたむきに飛び込みを続けてきた14歳の少年・坂井知季。はじまりは3つ年上の天才ダイバー・富士谷要一との出会いだった。仲間と共にミズキダイビングクラブ・通称MDCに通う知季だったが、ある日、新任コーチとして麻木夏陽子という女性が現れる。「この中の誰かがオリンピックに行かなければ、クラブは潰れるわ」夏陽子が告げたMDC存続への条件はあまりにも厳しいものだった。身体一つを武器に宙を舞い、その一瞬にすべてを賭けた、少年たちの熱く長い闘いがいま幕を開ける――!本作は、森絵都による累計85万部突破のベストセラー小説が原作。オリンピック出場をかけて、少年たちの熱く長い闘いを描いた青春スポーツ小説の金字塔だ。MDCに在籍する中学2年生の主人公・知季役を梶さんが演じることはすでに決定しているが、今回新たにキャラクターを演じるキャストが発表。元飛び込み選手の両親を持つサラブレッドで中学選手権3連覇の天才、高校2年生の富士谷要一役には、「おそ松さん」おそ松役や「舟を編む」馬締光也役、『虐殺器官』のジョン・ポール役など様々な作品でメインキャストを務める櫻井孝宏。津軽の海で飛び込みを続けてきた一匹狼、高校2年生の沖津飛沫役には、「おおきく振りかぶって」や「マクロスF」、現在放送中の「アトム ザ・ビギニング」に出演する中村悠一と実力派声優が参加!知季を含め、この3人のキャラクターが本作の軸となる。さらに、茨城スピリッツに所属する高校3年生で、要一の“自称”ライバルである山田篤彦役には、「涼宮ハルヒの憂鬱」「銀魂」の杉田智和。MDCに突如訪れた新任コーチ・麻木夏陽子役には「コードギアス 反逆のルルーシュ」「ガールフレンド(仮)」の名塚佳織。そのほか、知季と同い年の大広陵と丸山レイジ役には「ダイヤのA」の逢坂良太と『心が叫びたがってるんだ。』の内山昂輝、知季たちについてまわる小学生・吉田幸也役を「アルスラーン戦記」主演の小林裕介が演じる。公開されたビジュアルでは、知季、要一、飛沫の3人に加え、ミズキダイビングクラブで共に成長する陵とレイジ、物語を大きく動かす存在であるコーチ・夏陽子が描かれている。さらに、ミズキダイビングクラブのメンバーと切磋琢磨するライバルキャラクターたちも登場。篤彦をはじめ安定した演技で迫る松野清孝、堅実に得点を重ねていく辻利彦、高難易度の技にも挑戦する熱血漢の平山二郎という4人のビジュアルも初登場。そして、本日放送のフジテレビ“ノイタミナ”にて、「DIVE!!」の初アニメーションPVが流れ、知季、要一、飛沫のキャラクターボイスも初公開!陵、レイジ、山田などのキャラクターも登場するロングバージョンPVは、公式サイトでも同時公開。PVで使用されているメインテーマ、そして本編の劇版は林ゆうきが担当している。なお、アニメ初回放送に先駆け、6月1日(木)よりメインキャストが出演するスペシャルコンテンツを公式サイトにて配信。梶さん、櫻井さん、中村さん、逢坂さん、内山さん、杉田さんの6人が出演する。さらに、スペシャルイベントを6月25日(日)に開催することが決定。本編先行上映と、梶さん、櫻井さん、中村さん、杉田さんら豪華なメンバーによるトークショーが予定されている。「DIVE!!」は7月6日(木)より毎週木曜24時55分からフジテレビ“ノイタミナ”にて放送、ほか各局でも放送開始。※Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信(第1話:日本では7月5日(水)24時~先行配信、第2話以降:日本では毎話フジテレビ放送直後の木曜27時~配信予定)。(cinemacafe.net)
2017年05月25日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』で、海に選ばれた少女モアナと伝説の英雄マウイを、沖縄出身の新星・屋比久知奈と多方面で活躍中の歌舞伎俳優・尾上松也が声優として演じている。2人は劇中で素晴らしい歌声を披露するとともに、それぞれモアナとマウイが抱いている希望や葛藤、情熱や挫折など、ありとあらゆる感情を繊細に演じ切っている。「誰もが共感する作品」と口をそろえるふたりに、作品のことを聞いた。――モアナとマウイは一緒に行動していますが、友人や師弟関係とも違う、ちょっと不思議な関係ですよね? どういう関係だと理解して演じましたか?屋比久:一緒に海を旅するにつれて支えあう関係というか、お互いの欠点を補いあっているような感じがしました。モアナにとってもひとりで海に出て行く気持ちは、どういう感じかなって思ったりもしたのですが、頼もしいマウイといることで安心したと思うんです。彼なしでは達成できないことのような気がしました。松也:兄弟、友人、いろいろな見方ができると思いました。全体的に観ると、ライバルのような感じがします。僕自身も彼に似ていて、近しい友だちが一生懸命に頑張っている姿を見ることで、自分自身を鼓舞して高めていける。モアナが懸命に生きていてくれるからマウイも成長できると思ったので、ライバルだと思います。屋比久:また、マウイにとっても心を開くきっかけを作ってくれた人がモアナだと思うので、そういう意味ではふたりは補いあう、支えあう関係なのかなって思いました。松也:だからこそ、いろいろなことを教えあうんですよね。おそらくマウイもモアナも、お互いが懸命に生きていてくれないとお互いを支えられないと思うので、僕はよきライバル関係だと思いました。――モアナは海に選ばれた少女ですが、選ばれただけじゃダメで、自分の力で運命を切りひらかなければいけないですよね。これは待っているだけのヒロインじゃないという、最近の能動的なディズニー・ヒロイン像を継ぐキャラクターでした。屋比久:そうですね。いままでのディズニー・ヒロインとは、まったく違うなって思いました。いままではお姫様で、キラキラした世界に観ていてあこがれちゃうような、ちょっと遠い存在だったと思います。わたし自身、そう思っていました。でも、今回のモアナは人間らしくて、より身近な女の子。等身大の16歳の女の子という感じがしました。松也:僕たちが観ていたヒロインは、おっしゃったとおり素敵な王子様がいて、苦労を乗り越え、最終的にはハッピーで終わりますよね。もちろん自分の中でも葛藤があるけれども、周囲の影響や助けもありました。最近では『アナと雪の女王』がそうでしたが、ヒロインが一番頑張っている。それは時代の流れや女性像の変化にもよると思います。屋比久:もちろん世界を救うために海に出ることは、私たちにしては考えられない大きなことですが、モアナをひとりの少女として観た時に、彼女の想いをすごく感じて、共感できると思うんです。外の世界に対するあこがれなどはわたしたちの思う将来のことと似ていて、それに対する不安や葛藤も似ています。モアナと同じ16歳の方だけでなく、それを乗り越えた方、これから立ち向かう方も共感して、身近な存在として勇気をもらえると思いますし、彼女に背中を押してもらえるような、そんな魅力のある女の子だと思います。松也:今回のモアナはマウイのサポートを受けはしますが、彼のほうが弱いものを抱えていて、最後までしっかりと自分を持って(使命を)成し遂げようとするのは、モアナのほうなんですよね。これはとても、現代的なことであると感じました。あと、体格がいいマウイ、小さなモアナ、すべてが逆のような感じもする。そのギャップを感じると、見栄えや体の大きさ、男か女かなどが関係ない時代に来ている気がします。誰もが勇気を持って踏み出せば、物事を変えられる。考えすぎかもしれないけれど、人は見た目で判断しがちですが、その内実には皆いろいろなことがあるというメッセージもあると思いました。――そういうメッセージを声だけで表現するという大仕事でしたね。どういうことを意識して表現していたのですか?松也:僕はミュージカル、映像作品など何をするにも同じですが、表現方法は違っても、根本的に演ずるということは、すべてが一緒だと思っています。例えば今回のマウイで言いますと、その人生の一部分を切り抜いて表現しますので、そこにいたるまでのなんとなしの背景は見えるべきだと思っています。マウイは生まれた時が描かれていないので、僕の中では、そこを想像する作業をしました。本来なら体でも表現することを声だけで演じるので、そういう制限があればあるほど、おなかの中で何を思い、何を伝えたいかをしっかりと構築していないとできないのかなという気はしていましたね。屋比久:私は、相手がいて初めて表現が成り立つのかなと思ったので、すごく相手のことを考えるように意識して収録に臨むようにしました。でも、技術的なことや知識的なことなどで足りないこと、わからないことがたくさんあったので、想いだけでやってはみたけれど、あらためて声だけの表現について繊細なところがあることを知りました。――ところで、最初にうかがうべきでしたが、『モアナと伝説の海』でディズニー・ファミリーになった気分はいかがですか?松也:僕はもう、ただただうれしい、感慨深いですね。小さい頃からディズニー・アニメーションで育っていたので、僕の幼少期はディズニーなしでは語れませんし、これで夢が叶ったと言ってもいいです。僕自身、大人になっても作品で流れた曲やシーンを覚えているほどなので、もしも今回の『モアナと伝説の海』を観て、そういう風に思ってくださる方がいるなら、これほどうれしいことはないです。屋比久:本当に幸せで、光栄な経験をさせていただいています。最初は不安で、私で大丈夫かな? と思ったりもしましたが、選ばれた以上はモアナと一緒に成長したいなと思って収録もしていました。本当に多くの方々に愛される作品になったと思うので、早く観ていただきたいです。松也:僕は、例えば『モアナと伝説の海』がアトラクションになった時に、声が変わることだけは避けたいですね。マウイの声は全部演じたい。でも、もしも僕が演じていなかったら大人の事情だと。ただ、全部演じたい気持ちはありますので(笑)■プロフィール屋比久知奈1994年生まれ、沖縄県出身。東京や沖縄でのミュージカル作品への出演を経て、ディズニーのヒロイン史上最大級のオーディションで大抜てきされ、デビュー作となった『モアナと伝説の海』で初めて声優として主人公モアナ役を好演。力強く、透き通った歌声も披露した。4歳から続けているクラシックバレエは指導も行えるほどの腕前。現在、琉球大学法文学部に在学中(3月現在)。尾上松也1985年生まれ、東京都出身。父は六代目尾上松助。『伽羅先代萩』(90)の鶴千代で、二代目尾上松也を襲名・初舞台。以降、次代を担う若手俳優の一人として活躍を続けるほか、自身が主催する歌舞伎自主公演『挑む』は、2009年以降年1回のペースで継続中。また、歌舞伎以外では、蜷川幸雄演出『ボクの四谷怪談』(12)、帝国劇場ミュージカル『エリザベート』(15)などのほか、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17)では、今川氏真役で出演。
2017年03月16日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語版で、主人公・モアナの声優に大抜擢された沖縄出身の大学生、屋比久知奈。声優経験ゼロながら、大役をつかんだ歌唱力と表現力はもちろん、英語も堪能なパーフェクトガールだが、意外な弱点も?「海に選ばれた少女のモアナを演じているので、言いにくいんですが、実は泳ぎが苦手なんです…。沖縄出身で、海は大好き。泳ぎたい気持ちもあるんですが、どうしても息継ぎができなくて(笑)、いつも浮き輪に頼っています」。そんな素顔を明かしてくれた屋比久さんは1994年生まれの22歳。「通訳や翻訳といった、英語にかかわる仕事がしたかった」という理由で、琉球大学の法文学部国際言語文化学科に進学し、TOEIC915点の実力を誇っている。同時に在学中、校内で上演する英語ミュージカルに出演。これを機に、「舞台に立つことを、目指す仕事として考えるようになった」のだとか。実は4歳から母親が開いているバレエ教室に通い始めて、「子どもの頃から歌とダンスが大好き。いつでも歌って、踊っていたから、相当手の焼ける子どもだったと思いますが(笑)、姉と一緒に習っていたバレエは、私にとっての大きな原点」だという。小学生になるとプロ、アマ問わず役者が集う市民劇にも参加し、舞台に立った。「おかげで、いまも舞台度胸は強いですね」。映画は“海に選ばれた”モアナが愛する故郷を守るため、心を失った“命の女神”に出会う冒険に旅立つ感動ファンタジー・アドベンチャー。劇中では村長である父親が、ある理由からモアナが島の外に出ることを禁じているが、「幸い、私の家族は応援してくれている」と屋比久さん。「不安もあるみたいですが、芸術に理解があり『やるからには誠心誠意向き合いなさい』と背中を押してくれる」。特に今回の大抜擢に、父親は大喜びしているのだとか。「私自身はオーディションを受けられただけで大満足でしたが、父は『きっと何かがある』と期待し、毎晩星に祈ってくれていたんです。逆に私は『何、言ってるの!』って(笑)。でも、いま思うと、こうして合格できたのは、父のおかげもあるのかなって。私自身も光栄ですし、今回の経験は一生の宝物です」。第89回アカデミー賞で「歌曲賞」にノミネートされた主題歌のタイトルは「どこまでも ~How Far I’ll Go~」。まさに屋比久さんがもつ可能性とポテンシャルを示す言葉であり、本人も「いま、スタート地点に立ったばかり」と大海原のごとく広がる未来に思いをはせる。「私のルーツは沖縄。いろんな経験を積んで、いつか沖縄に恩返しできれば…」と決意を胸に秘める姿は、まさしくモアナそのものだ。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月07日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語版で、主人公・モアナの声優に大抜擢された沖縄出身の大学生、屋比久知奈(22歳)。新人ながら、ディズニーヒロイン史上最大級の規模で実施されたオーディションで見事、大役を手にした舞台裏とは?4歳からバレエを習い「歌や踊りが大好きだった」という屋比久さん。沖縄・琉球大学在学中に、学内で上演する英語劇に出演したことをきっかけに、沖縄や東京でミュージカルの舞台に立つことに。昨年5月に帝国劇場で開催された「ミュージカルのど自慢」で最優秀賞を受賞した。その年の夏に現在の事務所に所属すると、すぐさま本作のオーディションが舞い込んだ。「自分にそんなチャンスが訪れること自体、正直驚きでした」(屋比久さん)もちろん、本格的なオーディションを受けるのは初めての経験。「オーディションといえば、大きな会場に、たくさんの人たちが集められるイメージだったんですが、実際には1人ずつ録音ブースに入り、劇中のセリフと主題歌『How Far I’ll Go』の一節を披露するスタイルでした。技術的なことはまったくわからないので、とにかく台本に書かれたセリフを丁寧に読み、モアナという女の子と向き合うことに専念しました。もう、それだけで満足で」。選考にあたったディズニーの担当者は「モアナは冒険を通して成長し、体現する演技力、16歳のフレッシュさ、さらに心情を伝えられる歌唱力も必要という非常に難しい役。日本のモアナと呼べる人こそ屋比久知奈さんでした」と抜擢の理由を説明。当の屋比久さんは、サプライズで合格の朗報を受け取った。「喜びの以前に、状況が理解できずに『なんで?』って信じられない気持ちが大きくて…」。ようやく、実感が湧くと「やっぱりうれしくて泣いてしまいました。本当に夢のような、幸せな気持ちでした」と屋比久さん。初の声優挑戦を「準備のしようもなくて、ある意味無謀でしたが“ありのままの自分”でスタジオに入ろうと。現場で技術的なご指導をいただきながら、私自身はセリフの一言一言を大切にすることだけを意識しました。いま思うと、力不足ゆえの悔しさも残りますが、学びが多い貴重な時間でした」とふり返る。ポリネシアの島々で語り継がれる神秘的な伝説をモチーフに、“海に選ばれた少女”モアナが葛藤しながら、自分の進むべき道を見つけて行く感動ファンタジー・アドベンチャー。モアナと冒険をともにするマウイ役の尾上松也、モアナを見守るタラおばあちゃんを演じる夏木マリといった実力派を相手に、屋比久さんは堂々たる声優ぶりを披露している。何より、圧巻の歌唱力を発揮する主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go~」は、感涙必至のパフォーマンスだ。「モアナが周りの人々に支えられながら成長するように、私自身も共演者の皆さんや現場の方々に支えていただいた。そういう意味で共通点を感じましたし、モアナが一歩ずつ歩む姿には、私自身が勇気づけられました。きっとご覧になる方も、そう思ってもらえるはず。完成した日本語版を初めて観たときは、正直自分の声に照れくささもありましたが、やはり光栄なことに変わりはありません。一生の宝物ですし、今後の糧になる経験です」。この春、大学を卒業し、東京に活動拠点を置く予定だといい「目指しているのはミュージカルの世界ですが、今回モアナを演じた経験を通して、より広い意味で、皆さんの心に何かを残せるような表現者になることが大きな目標になりました」と決意を新たにする。TOEIC915点を誇り、英語も堪能なだけに海外進出も視野に入れる。「日々勉強です」と瞳を輝かせる屋比久さんの目の前には、夢という名の大海原が“どこまでも”広がっている。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月03日3月10日公開の映画『モアナと伝説の海』のプレミアイベントが3月1日、都内で行われ、日本語版声優を務めた屋比久知奈、尾上松也、夏木マリが出席した。本作は、2014年空前の社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』、2016年『ズートピア』の大ヒットに続くディズニー・アニメーションの最新作。主人公のモアナ役を担当したのは、オーディションで選ばれた屋比久知奈(やびく ともな)、伝説の英雄"マウイ"の声を演じたのは歌舞伎俳優の尾上松也、優しい"タラおばあちゃん"の声をディズニー・ アニメーションの声優初挑戦となる夏木マリがそれぞれ担当した。プレミアイベントが行われたこの日は3人が勢揃いし、屋比久が主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go~」を熱唱し、尾上松也も劇中歌「俺のおかげさ」を初披露。夏木も屋比久とともに歌とフラダンスを披露するはずだったが、1回目の時に失敗して「ごめんなさい! もう1回やってくれる?」と懇願して再挑戦。何とかクリアした夏木は「屋比久さんの歌声に聴き惚れてたら自分の歌を忘れちゃいました。1回納品したからまた歌うとは思いませんでした」 と苦笑い。そんな大先輩の夏木と歌を披露した屋比久は「緊張しましたけど、お2人と一緒にパフォーマンスができて本当に幸せで楽しく歌わせていただきました」と笑顔を見せた。日本語の声を吹き替えた主人公・モアナのキャラクターを屋比久は「モアナは16歳という年齡で海に飛び出し、世界を救う使命を持って新しい世界に飛び出します。そこで悩んだり苦しんだり葛藤したりと弱い部分を持ちながら、一歩一歩成長していく姿は多くの方々に共感いていただけると思います」と説明。公開を間近に控えた本作については「不安があって一歩踏み出せない勇気とか葛藤があったりしますが、この映画でモアナはそれを押しのけて一歩一歩進んでいきます。なかなか先に踏み出せず迷っている方々の背中を押してくれるような映画だと思うので、これで何かに挑戦するきっかけになっていただけたらうれしいです」とアピールしていた。映画『モアナと伝説の海』は、3月10日より全国公開。
2017年03月02日ドキュメンタリー映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ美と知の迷宮』が、2017年1月にシネスイッチ銀座ほか全国の劇場で公開される。映画『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをはじめ、世界中の小説やフィクションに実名が登場し、時代を超えて“謎多き天才”と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチ。本作は、2015年にミラノ万博で開催された特別展でも再び注目を集めた“世紀の天才”の偉業と、その知られざる人物像と謎を紐解くドキュメンタリーだ。映画本編では、ダ・ヴィンチ研究の第一人者で「最後の晩餐」の修復責任者のピエトロ・マラーニや芸術および各分野の専門家を迎え、レオナルドが天才と称される所以を作品解説を交えながら紹介。また再現ドラマにおいては、愛人から愛弟子まで、レオナルドを取り巻く人々の思いを綴りながら、彼らの目線から見たレオナルドの多才さと熱意、そして当時のミラノで最新テクノロジーを担った創作過程におけるメカニズムにも着目する。さらに「最後の晩餐」(世界初の4Kスキャン映像)、「モナ・リザ」、「白貂を抱く貴婦人」、「ウィトルウィウス的人体図」、「岩窟の聖母」、「音楽家の肖像」、「イザベッラ・デステの肖像」(未完)、「洗礼者ヨハネ」の他、素描など100点以上の作品を大スクリーンで鑑賞できるのも本作のみどころのひとつだろう。名画を映し出す圧巻の映像美とともに、ミラノという街が創造した一人の天才の魂に迫ってみてはいかがだろう。【作品情報】映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ美と知の迷宮』公開時期:2017年1月シネスイッチ銀座ほか全国公開監督:ルカ・ルチーニ(「ミラノ・スカラ座魅惑の神殿」「ただひとりの父親」)、ニコ・マラスピーナ出演:ピエトロ・マラーニ、マリア・テレサ・フィオリオ、ヴィットリオ・スガルビ他2015年/イタリア映画/イタリア語/約81分/カラー/原題:Leonardo Da Vinci - The Genius in Milan/© Rai Com – Codice Atlantico - Skira Editore 2016
2016年11月08日新人デザイナーの登竜門として、毎年イタリアのトリエステで開催されるファッションコンテスト「ITS(イッツ=International Talent Support)」。ファッション界の目利き達が注目するこのコンテストでは、今年4名の日本人デザイナーがファイナリストの栄誉に輝いた。これを記念して、伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区では9月27日から歴代のITSファイナリストたち7名の作品の展示・販売を開始する。FASHION HEADLINEでは、ファイナリストの喜び冷めやらぬ3名にインタビューを行い、受賞作品について、さらに今回の企画で発表する新作への意気込みを語ってもらった。――ITSファイナリストに至るまでのプロフィールは?共立女子大学の被服学科を卒業後、エスモード東京校に入学、エスモード時代にリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和さん、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)に師事し、卒業後は山縣さんの元でインターンデザインアシスタントとしてリトゥンアフターワーズで1年ちょっと働きました。その後も山縣さんが主宰する「ここのがっこう」で1年間自分の作りたい物を追求し、今年のITSに応募。アートワーク部門とジュエリー部門でのダブルノミネートとなりました。――応募のきっかけとなった出来事は何ですか?山縣さんと坂部さんとの出会いですね。学生の頃から憧れの存在というか、若手デザイナーの中では有名でしたし、世界観も魅力的に感じていたんです。例えば、色ですね。色と色の組み合わせのセンスとか、“かわいい”という感覚に関しては影響を受けたと思います。それで、学生時代からインターンを経て「ここのがっこう」に入り、そして自分のクリエーションを試したいと思い、ITSに応募しました。――大学、専門学校では被服を学んでいた時澤さん。服作りからアクセサリー部門でのITSの応募に路線変更しています。ここに至るまでに作風の転換期があったのでしょうか?大きな転換期は2回ありました。最初はエスモードの2年目、卒業コレクションの制作時に周りの同級生の人たちが作るものがガラッと変わり、自分でも変わったと思いました。2回目は「ここのがっこう」に入ってから。新しい技術を入れていこう、新しいものに挑戦しようという気持ちが芽生えたのは「ここのがっこうで学んだことがきっかけです。――ITSで披露した作品『sticky jewelry』のインスピレーションは何から受けましたか?実は、ピップエレキバンです(笑)。もともと自分が猫背で肩こりがあって、身近なものではありました。人に見られると恥ずかしいけれど、もしあれがアクセサリーみたいに肌に貼り付けられて、見られてもかわいかったらどうだろうと思ったんです。“日常って愛おしいな”という感覚をヒントに、突き詰めて作品にしていきました。――ITSに参加参加してみて現地で感じたこと、刺激を受けたことは?「ここのがっこう」でITSを経験した先輩方から噂は聞いていて「海外はもっとすごいよ」と言われていたことが、実感としてわかった気がします。空間の見せ方やプレゼンテーションの仕方など具体的なこと、それから海外ならではの感覚に実際に触れられたことも刺激になりましたね。他の応募者の中で気になった、ファッション部門のグランプリのマヤコ・カノさんと現地で話をしてみて、“かわいい”や“きれい”の感覚が自分と似ていてとてもうれしかったことも印象に残っています。――今後の作品作りの目標は?もともと服作りをずっとしてきたので、やっぱり服が作りたいですね。今回はアクセサリー、ジュエリー部門での受賞で服は作れていないので、ゆくゆくは服、アクセサリー、小物とトータルで作ることが目標です。9月27日からはじまる伊勢丹新宿店TOKYO解放区でのポップアップショップ「ITS@TOKYO解放区」では、時澤さんの受賞作『sticky jewelry』と、このポップアップショップのために新たに制作した作品群に触れることができる。あのピップエレキバンがラグジュアリーなアクセサリーに大変身!日常のふとした瞬間が生んだアート・アクセサリーをぜひご覧いただきたい。【イベント情報】タイトル:ITS@TOKYO解放区~注目のデザイナーをインキュベーション~会期:9月27日から10月4日会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区【デザイナーアピアランス】■9月27日 中里周子・清水政紀・時澤知菜実■9月28日 時澤知菜実■9月29日 片貝葉月■10月1日 清水政紀・時澤知菜実■10月2日 村上亮太・清水政紀■10月4日 清水政紀・時澤知菜実※都合により、来店スケジュールは中止または変更になる場合がございます。また、時間帯により不在の場合がございます。
2016年09月27日男性でありながらソプラノの音域を持つ「ソプラニスタ」(男性ソプラノ歌手)の岡本知高が、10月16日(日)に東京オペラシティで行う“Concerto del Sopranista 2016-2017”に、オーストラリア出身の歌手、ヴァイオリニストのサラ・オレインがゲスト出演することが決まった。「岡本知高Concerto del Sopranista 2016-2017」の公演情報サラ・オレインは、「f分の1のゆらぎ」という聴くものをリラックスさせ、爽やかさと清涼感を与える天性の声の持ち主。また、澄んだ声と強い声を自在に使い分ける「声帯のアスリート」とも呼ばれている。テレビ番組出演、ラジオパーソナリティ、CMソング、フィギュアスケートやアイスショーでのコラボなど、多岐にわたって活躍。ウィーン少年合唱団との共演、名音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターが手掛けたアルバム「We Love Disney」への参加、アンドレア・ボチェッリの最新アルバムでのデュエットなど、様々なジャンルの音楽家とも共演している。世界で数人しかいないと言われる「ソプラニスタ」の岡本知高は、国内・海外の主要オーケストラとの共演はもちろん、先日行われたブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョンでニューヨークブロードウェイの舞台を賑わかせ、その圧倒的な歌唱力で観客を虜にしたことも記憶に新しい。彼の歌声は華やかで、それでいて共演者の歌声を決して妨げることなく存在感を出せるのは流石としか言いようがない。老若男女、全てを引き付ける彼の魅力を、思う存分楽しめるコンサートとなるだろう。また、10月12日(水)にニューアルバム『春なのに~想歌(おもひうた)』を発売することも決定しており、新たなレパートリーに期待が高まる。聴くものすべての心を揺さぶる「奇跡の歌声」をもつ岡本知高と、サラ・オレインの癒しの波長が合わさり、骨抜きにされること間違いなしだ。■岡本知高Concerto del Sopranista 2016 - 20172016年10月16日(日) 13:30開場 14:00開演東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
2016年09月16日元モーニング娘。の高橋愛が27日、東京・品川区の戸越銀座で行われた「福井県坂井市アンテナショップ1日店長就任式」に登場した。福井県坂井市出身の高橋愛が、戸越銀座商店街にオープンした福井県坂井市アンテナショップの1日店長に就任。国産浴衣帯の全国シェア9割を誇る坂井市からプレゼントされた帯を着用し、浴衣姿で登場した。「今年で30歳になりますので、大人っぽいデザインを選ばせていただきました」と足を止める一般客に帯を見せながら「福井県のアンテナショップは何度も行ったことがありますが、地元の坂井市のアンテナショップができるということでビックリしました。小さい時に食べた物がまた食べられると思うと嬉しく思います。今日は楽しみにしてましたよ」と笑顔を見せた。同店の1日店長に就任して「1日店長をやったことがないので、笑顔を絶やさずアピールしていきたいですね」と意欲を見せながら「坂井市の良さを伝えたいと思います。坂井市という素敵なところがことを知っていただく機会なので、色々と伝えたいですね。特に坂井市はお蕎麦やおはぎ、お野菜がすごく美味しいんです」とアピールしていた。浴衣が大好きで友だちと浴衣会を作ったという高橋。「浴衣が大好きな友だちがいるので、浴衣を着て集まる会"浴衣会"を作りました。浴衣を着てご飯を食べたりしていますよ」と明かしつつ、夫・あべこうじからは「『今日戸越銀座行くんでしょ?』と羨ましがられました。今度は2人で来たいと思います」と幸せオーラを漂わせていた。
2016年08月27日UBICは12月24日、独自開発の人工知能「KIBIT」を用いた知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER(リット・アイ・ビュー パテントエクスプローラー)」を、昭和電工(SDK)が12月より導入したことを発表した。同システムは、トヨタテクニカルディベロップメントと共同で開発したもので、先行技術調査や無効資料調査などの特許の分析業務を効率化し、従来の調査方法と比べ、約330倍(開発時における平均データ)の調査効率の向上を達成したとする。また、見つけたい文書(発明提案書、無効化したい特許資料など)の内容を教師データとしてKIBITに学ばせ、独自の機械学習である「Landscaping(ランドスケイピング)」を用いて、少量の教師データをもとに膨大なデータを解析し、短時間でスコアリング(点数付け)による文書の仕分けができることを特徴としている。今回、PATENT EXPLORERの導入を行った昭和電工は石油化学、化学品、エレクトロニクス、無機材料、アルミニウムなどを手がける日本を代表する化学メーカー。グローバルでの競争を続ける中、知財戦略が企業の成長と発展に重要であると考えており、先進的な知財分析の活用に積極的であることやトライアルにおいて、従来の調査手法であるキーワード検索や類似検索、概念検索などに比べて、調査効率が向上し、精度や網羅性にも優れた結果が得られたことから、PATENT EXPLORERの導入を決定したという。
2015年12月25日UBICは10月29日、人工知能を用いた知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER(リット・アイ・ビュー パテントエクスプローラー)」の提供を開始すると発表した。初期費用は100万円(税別)、年額300万円(同)~。同システムは、2014年12月に発表したUBICとトヨタテクニカルディベロップメントが進めてきた共同開発を製品化。開発ではトヨタテクニカルディベロップメントが実際の特許分析調査のケースに基づいて、スコアリング手法の検討とフィードバックを行い、UBICが人工知能の調整を繰り返しながら、完成度を高めた。同システムによる特許関連書類の処理は「学習・解析・仕分け」の3ステップで行い、見つけたい文書(発明提案書、無効化したい特許資料等)の内容を「教師データ」として同社の人工知能に学ばせる。その後、対象のファイルを解析し、スコアリング(点数付け)して文書を仕分ける。仕分けの結果、教師データとの関連性の高い文書からスコア順に並び、調査の着手に優先順位が付けられることで、特許関連文書のレビュー効率が向上。開発時において同システムは、平均で約330倍、最大で約3,000倍のレビューの効率化を達成している。また、同システムは従来の特許関連書類の調査で用いられている「キーワード検索」「類似検索」「概念検索」などの絞込みよりも、さらに踏み込んだ分析が可能で「Landscaping(ランドスケイピング)」という機械学習の手法により、解析を行う。Landscapingは少量の教師データを基に、膨大なデータを解析し、判断できることが特徴だという。特許分析調査で見つけ出したい内容を必要な教師データを学習し、関連性の高さを判断するだけでなく、不要な教師データも学習して、判断・解析することも可能だ。さらに、スコアリングを行う際、文書のページ単位ではなく、段落単位できめ細かく結果を表示できるため、容易に該当カ所の確認などが可能となり、案件数の多い先行技術調査や無効資料調査をはじめ、特許調査関連のさまざまな用途において効率化を実現している。現在、同システムは電子関連企業などからの引き合いがあるといい、同社ではメーカーを中心とした企業の研究開発部門、知財部門、学術機関、特許事務所などに対し、同システムを提供していく。
2015年10月30日ハースト婦人画報社の『エル・ジャポン』が、20代後半から40代の働く女性をメインターゲットにしたイベント、第2回「Women in Society(ウーマン・イン・ソサイエティー)」。前編の1/2に引き続き、同誌発行人の森明子氏、エル コンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏に、女性が生き生きと働く為に必要なことや環境についてWトークします。■女性は“トップを目指す”べき?――一般的には、管理職に就くと、男性的なリーダーシップを発揮するよう求められます。管理職に就いた女性は、どのようにリーダーシップをとるべきでしょうか。また、リーダーシップの形に変化はあるでしょうか。森:細やかな気遣いができる女性としての面と、会社が管理職に求めるクールな面を、分けて考えることができないと、辛くなるでしょうね。私も、スタッフが泣きながら相談を持ちかけてきた時など、「いいよ」って言ってあげたい自分と、「そんなことしたら組織が成り立たない」と思う自分とがいるんです。管理職になったら、こういった悩みに何度も直面すると思います。坂井:やっぱり部下のコントロールと、会社のミッション遂行との間で、闘わなきゃいけない部分っていうのがあると思うんです。自分に与えられたミッションにどう応えていくかというところを、クリアにフィードバックしていかないと、すべてが破たんしてしまう。そこをきちんとやっていくべきじゃないかなって思いますね。――様々な葛藤を乗り越えられて管理職となられたおふたりですが、今回のイベントの登壇者の方々が掲げているメッセージのひとつ「トップを目指そう!」についてお話いただけますか。森:例えば若い編集希望の方とお話すると、皆さんよく「ナンバーワンは嫌だけどナンバーツーまでならOK」とおっしゃるんですよ。坂井:ワークライフバランスに重きをおくなら、そういう働き方もありますよね。森:そう。ただ私は、一回は上を目指した方がいいと思います。達成感と苦労の多さは比例するんですよね。苦労しないで達成感だけ得ることは難しい。ワーキングウーマンとして、自分がこれと決めた仕事を極めていくことって、すごく大事だと思うんです。悩み葛藤しながらも成長することが出来れば、より豊かな人生になるんじゃないかな、と。坂井:実は、私が一番就きたかった仕事は、ファッションディレクターだったんです。ですから組織のトップというよりも、職務でのトップになって、色々なことにチャレンジすることを目標にしていたんです。編集長職に就いて仕事の幅はすごく広がりました。仲間と共に目標を一つずつ達成していく時、何とも言えない達成感を感じています。森:人間って目標のレベルより上には行けないんです。例えば、課長になることを目標にしていたら社長になったって人、あまりいないのではないでしょうか。だからやっぱり目標は高く持っておいて、何かチャンスが巡ってきた時に「やってみます」って言える自分でいられるのは素敵なことだと思います。日本人は謙遜しがちですが、遠慮ばかりが美徳ではないですよ。■ワーキングウーマンが生き生きと働ける環境とは――女性が働きやすい環境を構築するために、なにを目指すべきでしょうか。森:女性は、男性とは異なり、妻や母の立場になることもありますし、身体の変化も男性に比べて大きい。定年までのロングスパンでみた時、女性に対して「常に100パーセントのあなたでなければいらない」と組織が言ってしまったら、そこで終わりだと思うんです。ある程度、長い目で人材を活用していこうと考え、組織は1年や2年の短期間において結果や成果を求めないということですかね。逆に女性の方も、自身が活躍できない時期に、組織が金銭的負担などを軽減できるように、ライフワークバランスの制度などを活用して、両者が上手く話しあえるようになれば、色々な働き方が可能になってくると思います。坂井:「エル」には“Open your Appetite!(好奇心いっぱいに生きて!)”というコンセプトがあります。「エル」は、女性たち一人ひとりが生きたい人生を送るためのバイブル的な面もあるんです。一人の人間の生き方という問題は、今はちっちゃなものかもしれませんが、それが大きくなれば、社会全体が変わるかもしれないと思いますね。――では最後に、女性たちが、社会からロングスパンで求められる「輝く人財」になるために、アドバイスをお願いします。森:まずは、自分がやれることは全力でやる、出し惜しみをしない、っていうこと。手を抜いて仕事をしたら、人は伸びていかないし、評価もされないと思うんです。会社全体の目標を意識したら、やるべき未着手の仕事があるはずです。それを全力でやれって言いたいですね。全力で頑張っていれば、いつか「100パーセントを出せない」時期が訪れても、周りがきっと応援してくれます。力を出し惜しみしていると、そういうときにバシッてツケが廻ってくるんです。それって分かっちゃうことだから。坂井:さらに、自分が何をやりたいのか、何が好きなのかを見つけていかなきゃいけないと思いますね。求められる人材になるためには、志高く、全身全霊でぶつかっていけるものを知っている女性でいたいですね。--このインタビューを最初から読む。
2015年06月11日ネスレ日本は15日、「ネスカフェゴールドブレンド コク深め ボトルコーヒー」の新TVCM発表をネスカフェ原宿にて行った。当日には、フレンチの鉄人・坂井宏行シェフの手によるネスカフェの「コク深め」を使ったアイスカフェラテやデザートが、哀川翔さん、辰巳琢朗さん、青山有紀さんの美食家3人に振舞われた。○フレンチの鉄人・坂井宏行シェフも認めるコクネスレが発売する「ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め ボトルコーヒー」は、ネスレ独自の「厳鮮アロマキープ製法」により、上品な香りを閉じ込めることで「コク」と「香り」、「淹れたて感」をアップさせている商品で、2015年3月1日から発売されている。同社 飲料事業本部液体飲料ビジネス部長 島川基氏は、商品のポイントを「“ブランドが大切にしてきた淹れたて感のある上品な香り”と“氷を入れてもミルクを入れても負けないしっかりとしたコク”の2点にこだわった」と話す。本来フレンチのレストランにアイスコーヒーやアイスカフェラテを置くことはまずないそうだが、この「コク深め」は、あのフレンチの鉄人・坂井宏行シェフにも認められ、坂井シェフのレストラン「ラ・ロシェル」で4月1日から提供されているという。坂井シェフがそのおいしさと魅力を語る「コク深め」の新TVCMは、4月18日より放送される。また「コク深め」のおいしさを全国に広げるべく、インスタグラムを使ったキャンペーンをはじめ、「コク深隊」による全国のオフィス訪問や「ネスカフェ原宿/三宮」での「コク深ラテ」体験など、さまざまなキャンペーンを展開していくという。○その深いコクに美食家らも太鼓判!この日のイベントで坂井シェフが「コク深ラテ」を提供する相手は、哀川翔さん、青山有紀さん、辰巳琢郎さんという、芸能界きっての美食家3人。3人とも普段からアイスカフェラテが大好きだと話す。坂井シェフは「『コク深め』で作るアイスカフェラテでのコーヒーとミルクのバランスは、59:41がベスト。『コクよい』ですよ。グラスもよく冷やし、氷を入れてコーヒーを注ぎ、ミルクはゆっくりと氷にあてるようにして注ぎいれると、キレイなマーブル模様になります」と、おいしいカフェラテの作り方をレクチャーした。ノーマルタイプのカフェラテを振舞われた哀川さんは「ミルクが多いんじゃない?って思ったんだけど、ぜんぜんそんなことないね。コクがしっかり立ってる。すごく美味いよ。これは箱買いですね」と絶賛。続いて、パッションフルーツのリキッドをミックスしたカフェラテを飲んだ青山さんは「コーヒーのコクがパッションフルーツやミルクに負けていない。コーヒーにしっかりとした土台があるから、こういう遊びができる。コーヒーのコクや旨みのあとに、爽やかな風味がして、とても夏らしい。お風呂のあとにゴクゴク飲みたい」とコメントした。最後に、ジンジャーを効かせたカフェラテをサーブされた辰巳さんは「コーヒーのもともとの苦味やコクがうまい具合にジンジャーと合わさって、いいバランスでエッジが立っている。おもしろいですね。すごく華やかですし、いいですね」と満足げに話した。美食家たちの感想を聞いた坂井シェフは「実は最初、足が震えてたんですけど、帰りはステップを踏んで帰れそうです。ぜひ、みなさんで家庭でも本格的な味を楽しんでいただけたら」と笑顔を見せた。○夏の定番になりそうなアイスカフェラテまた。イベント後には試飲会も行なわれた。早速、パッションフルーツのカフェラテを飲んでみると、コクはしっかりとしているが、味のキレがよくスッキリ。ミルクのまろやかさのあとにパッションフルーツの爽やかな香りがほどよく立ち上がり、とても夏らしい趣のコーヒーに仕上がっていた。また、ワイングラスで飲むことでしっかりとコーヒーの香りを感じることができ、通常のグラスなどで飲むよりもより豊かな飲み口になっている印象だ。さらに今回特別に開発されたデザートも試食できた。こちらは「コク深め」を使ったコーヒーのジュレの上に冷たいアイスが乗せられたスイーツ。こちらも「コク深め」ならではのしっかりとしたコクや渋みが、アイスの甘みとマッチしていた。「コク深め」のうれしいところは、ここまで本格的な味わいやアレンジが家庭でも十分に楽しめるところ。ぜひ、あなたも家庭や職場でおいしいアイスカフェラテやデザートにも挑戦して、心地よいひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
2015年04月20日ドリーム・アーツは4月15日、意識共有を究める協働・協創基盤「知話輪(ちわわ)」を発表した。知話輪は現場での気づきや感覚を共有し、一次情報を可視化することによって組織的な現場改革を支援するクラウドサービスで、5月1日より提供を開始する。○コンセプトは「意識共有」同サービスは、産業のボーダーレス化が進み、企業競争が激化していることを背景に開発された。複雑性や非連続性が伸展したことや、How(どうやって)より具体的なWhere(どこへ)とWhat(何を)が重視される時代への変化、ボーダーレス化で業態崩壊が進む現在を「変革の時代」ととらえた同社は、このサービスに2014年に着手。「意識共有」をコンセプトにしたサービスを立ち上げた。サービスの目的は、現場の人間が抱く喜びや感動、気づきなどの「意識を共有し共感し合う」こと。「知話輪」というサービス名は、同サービスが人と直接対話して生まれる感覚、知性、感情をコンセプトにしていることにちなみ名付けられた。同社代表取締役社長の山本孝昭氏によれば、「サービス化したいと思った時に、名称とともにサービス内容を思いついた」とのこと。メッセージやコメントなどを送ることができる「ソーシャル機能」、反響ビューや散布図ビューの表示などの「可視化機能」、ナレッジ集約を進める「お世話役支援」、他システムのコンテンツをフィードする「システム連携」、アクセス制限などによる「セキュリティ」が主な機能となる。○現場の意識や感覚を共有知話輪は、現在では「仮説・実践・検証サイクル」を高速に回す必要があり、そのためには現場の意識や感覚を共有できるようにすることが求められるという発想に基づいている。現在企業が直面しているのは「やってみなくてはわからない」という状況であり、そこで企業・組織が強化しなければならないのは「たくましい実践力」「優れた現場感度」「経営と現場の響感力」であるという。知話輪は、これらを強化できるサービスに仕上げているそうだ。実践主体の「仮説・実践・検証サイクル」が同時多発的に行われるとともに、現場の感覚が「一次情報」として組織に共有されることで、現場と経営が影響を与え合いながら業務が進むという仕掛けを目指している。○セキュリティ面も強化同サービスの特徴は、「業務特化」「”意識共有”の可視化」「エンタープライズ・セキュリティ」の3点だ。「業務特化」は、同サービスを業務に不可欠なツールにするための仕組みである。現場同行などを通じた現場との対話をもとにした業務活用に特化した性能を提供することや、業務活用に不可欠な各種外部システムと同サービスとの連携を可能にすることで実現している。「”意識共有”の可視化」というのは、「現場の気づき・ひらめきを瞬時に共有」するための仕組みだ。SNSで使われるような「スタンプ」や「いいね!」など慣れ親しんだUXを使うことで、利用者が気軽に発信し、反応を共有できるようにした。また、特定の業務や商品、サービスなどの「テーマ」に関わる人が、ロケーション・組織・役割・職種の壁を越えてつながることも可能だ。例えば何かの商品についてなら「反響が大きい」など、現場の一次情報を共有・可視化する仕掛けによって、気づきを得られるようにもしている。「エンタープライズ・セキュリティ」というのは、セキュリティ面に関する特徴である。まず、同サービスのクラウドは、Amazon Web Services(AWS)の東京リージョンで稼働する。AWSのアカウントを企業ごとに配布してSSL暗号化した通信を行なうことに加え、AWSのVPCサービスを利用したVPN接続などによるプライベートクラウド化も可能だ。そのほか、人事システムと連携したアクセスコントロールや、情報流出リスクに備える監査証跡ログもある。○約3カ月の「パイロットフェーズ」がカギに実際に導入を行なう場合には、約3カ月の「パイロットフェーズ」が重要となる。その間に、ドリーム・アーツ社員による現場体験や、現場のエバンジェリストたちとの意見交換を行なうことで、現場で使えるものをプロトタイピングを駆使して作るのだ。その後、「本導入フェーズ」「サービスイン」と進めていく。初期費用は個別見積もり、月額利用料はアカウント利用料として1カウントあたり1,000円(基本料100万円)となっている。発表会では、デモンストレーションの画面も披露された。同社は実際の自動車メーカーから得た話を参考に、活用シーンを想定して画面サンプルを作成。画面サンプルでは、画像や地図、参加している社員のコメントなどが表示されていた。
2015年04月16日大阪府・中之島(京阪電車・なにわ橋駅)のアートスペース「アートエリアB1」では、アートや知の可能性を探求する企画展「ニュー"コロニー/アイランド"~"島"のアート&サイエンスとその気配~」を開催している。会期は6月28日まで(月曜休館、ただし5月4日は開館、5月7日は休館)。入場無料。同展は、近年アートプロジェクトへの参加等で活動の幅を広げている建築ユニット・dot architectsや文化庁メディア芸術祭にて新人賞を受賞したアーティスト・yang02、さらにプログラマーや生物物理学の研究者をプロジェクトメンバーに迎え、"コロニー/アイランドの創造性"および"粘菌の知と工学的ネットワーク"をテーマに展開する、子どもから大人までを対象としたアート&サイエンスの企画展。会場には150分の1スケールの「仮設の中之島」と映像上の「仮想の中之島」が出現し、3カ月の会期をかけて双方の空間を「粘菌」が結んでいくようすが可視化されるなど、理科の実験のような感覚で幅広い層が楽しめる内容となっている。また、4月10日(19:00~21:00)には、オープンミーティングとして、大阪大学理学研究科教授・上田昌宏氏、北海道大学電子科学研究所教授・中垣俊之氏、dot architects、yang02といったプロジェクトメンバーによるトークセッションが開催される。定員は50名程度(当日先着順、申し込み不要)。参加無料。このほか、4月11日と12日(ともに14:00~17:00)には、dot architectsとyang02が講師を務めるワークショップ「ニュースケッチング~スマホと3Dプリンタで採集する中之島~」が開催される。対象は中学生以上(小学生以下は保護者同伴)で、参加時はスマートフォン(カメラ付き携帯端末)を持参する。定員は10名程度で、参加希望者はこちらの予約フォームから申し込む(先着順)。参加無料。
2015年04月03日2006年4月9日に金本知憲氏が連続フルイニング出場世界記録(904試合連続出場)を達成したことにちなみ、本年4月9日(木)対DeNA戦において、鉄人・金本氏の偉業を称える「金本知憲デー」が開催される。(於 阪神甲子園球場)阪神タイガースのチケット情報セレモニー当日、試合に先立ち金本氏ご本人が登壇し、金本氏の記録・功績を称える映像の放映や投球イベントを実施。また称号「鉄人」をあしらった特製クリアファイルを来場者全員にプレゼント。さらに当日の来場者の中から抽選で20名に直筆サイン入りのグッズもプレゼントされる。記念すべき日に、再び甲子園の地に立つ「鉄人」をその目で見届けよう。【「金本知憲デー」詳細】〈阪神対DeNA戦〉4月9日(木) 18:00試合開始阪神甲子園球場※セレモニーは試合に先立ち、17:30頃より開催する予定。※来場者全員プレゼントは試合開始1時間後までにご入場の入場券をお持ちの方が対象。
2015年03月25日