「JJソロデジタル写真集オーディション2024」にて、マシェバラ部門ランキング上位にランクインしたメンバー、いちか、りおな、大藤小百合が出演するムービーが、マシェバラ公式YouTubeチャンネルにて公開された。この動画では、テレビ埼玉「極楽山本・ロンブー亮のARIGATEENA TV」のマシェバラリコメンドコーナーにて、2024年5月5日(日)にオンエアされた動画をノンテロップで見ることが出来る。
2024年05月07日20th Centuryの坂本昌行が、ミュージカル『三銃士』の主演を務めることが26日、明らかになった。○■2004年に製作されたミュージカル『三銃士』主演に坂本昌行同作は19世紀フランスの作家であるアレクサンドル・デュマによる小説のミュージカル作。ブロードウェイやフランス、オランダなど、世界各国でミュージカル化されてきたが、今作は2004年にチェコで製作された後、2009年に韓国で脚本や楽曲を大幅にリニューアルされ、再演が繰り返されている人気作品だ。演出を手掛けるのは、『THE BOY FROM OZ』、日本版『ロックオペラ モーツァルト』、『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』で知られるフィリップ・マッキンリー。『三銃士』定番の、憧れの銃士を目指すダルタニャンの成長と恋の物語だけでなく、三銃士のリーダー格であるアトスにも焦点を当て、かつての恋人との間で揺れる愛憎や、ダルタニャンの亡き父を通してアトスとダルタニャンの絆を描き出す。スペクタクルな「冒険活劇」の要素はそのままに、登場人物たちの心理描写に深みを与えた新しいミュージカルに。また本作では、メインテーマ曲としてブライアン・アダムスの「All For Love」が用いられる。本曲は、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュワート、スティングの3人が“三銃士”として歌い、世界中で大ヒットした名曲で、時代を超えて息づく、「人間ドラマ」を前面に打ち出したミュージカルとなる。剣の腕前に優れた三銃士のリーダー格、アトスを演じるのは坂本昌行。銃士になることを夢見て田舎町からパリへ出てきた青年ダルタニャンに末澤誠也(Aぇ! group)、ダルタニャンと恋に落ちる純真な娘コンスタンスに屋比久知奈、三銃士の一人で仲間思いのアラミスに上口耕平、同じく三銃士の一人で元海賊であり腕力に自信があるポルトスに原田優一、銃士隊と敵対する枢機卿の親衛隊長ジュサックに上山竜治、枢機卿の腹心として暗躍し悪女と噂されるミレディにシルビア・グラブ、そして国王を追い出しフランスの全権を掌握しようと企てる枢機卿リシュリューに今井清隆と、個性豊かな俳優陣が集結した。東京公演は日生劇場にて9月8日~28日、広島公演は広島文化学園 HBG ホールにて10月4日~6日、大阪公演はSkyシアターMBSにて10月18日~27日。○■演出:フィリップ・マッキンリー コメント今回『三銃士』の演出家としてまた来日することができ、大変光栄です。作品に対する私のクリエイティブなビジョンを、情熱を持って受け入れそして支えてくださる製作陣に恵まれたことは、本当に幸運です。愛、名誉、そして「正義のために」を伝える不変の冒険物語に私は深く共鳴しており、この作品を素晴らしいキャスト、クリエイター、スタッフ達と作れる機会は格別です。私が思い描く『三銃士』をお届けするために、日本はいつもクリエイティブな情熱とコラボレーションに敬意を表してくれ、理想的な環境を与えてくれています。この冒険物語をお楽しみください!○■坂本昌行 コメント日本で何度も上演されている名作『三銃士』に参加出来る事を心から嬉しく思います。また『THE BOY FROM OZ』でお世話になった演出家のフィリップさんを始め、今井さん・シルビアさん・末澤君など共演した事のある方々で、お互いに刺激し合いながら楽しい稽古になると思いますし、新たな『三銃士』を創りあげていきたいと思います。それを大好きな日生劇場で公演出来る事も喜びの一つです。さて、どんな作品に仕上がるのか今から僕自身も非常に楽しみです。○■末澤誠也 コメントAぇ! groupの末澤誠也です。演出のフィリップさんとは『THE BOY FROM OZ』でお世話になり、稽古から熱くご指導してくださったので、今回もご一緒させていただけることを嬉しく光栄に思います。坂本くんともまたご一緒出来て、作品を作り上げられるのが楽しみで仕方ないです!『三銃士』は映画を見たことがあり、ストーリー展開もアクションも見応えがあったので、ミュージカルでどのような演出でストーリーが進んでいくのか今から楽しみでワクワクしています。純粋で正義感が強いダルタニャンが三銃士と出会ってどのように成長していくのか、またコンスタンスとの甘酸っぱい恋愛やアトスとの絆、色んなダルタニャンをみなさんに見て楽しんでいただけるように精進したいと思います。劇場でお待ちしております。【編集部MEMO】ミュージカル『三銃士』ストーリー17世紀、フランスは揺れていた。国王ルイ13世を守る近衛銃士隊と、政治の実権を握るリシュリュー枢機卿直属の親衛隊との間で争いが絶えず、アトス(坂本昌行)は、国王を守る銃士の一人としてその渦中にいた。亡き父と同じ銃士になることを夢見て、田舎町からパリへと出てきたダルタニャン(末澤誠也)は、三銃士を率いるアトスに続き、アラミス(上口耕平)、ポルトス(原田優一)と次々に出会うが、ガキとからかわれたことに腹を立て、それぞれに決闘を申し込む。その騒ぎの中、目の前に美しいコンスタンス(屋比久知奈)が現れ、ダルタニャンは一目で恋に落ちる。いざ決闘の時、リシュリュー卿の親衛隊長ジュサック(上山竜治)が法律違反を名目に、4人を逮捕しにやってくる。三銃士とダルタニャンは親衛隊相手に共に戦い、見事に勝利、コンスタンスの宿屋で祝杯をあげる。仲も深まる中、アトスはダルタニャンの父が自分の師であることに気づくのだった。宴の最中、突然コンスタンスが何者かにさらわれてしまう。さらったのは国王と対立するリシュリュー卿の腹心となり暗躍するミレディ(シルビア・グラブ)。かつて恋人であったアトスは複雑な心境でいた……。一方で、国王が行方不明になったことが発覚。リシュリュー卿(今井清隆)が、国家を揺るがす陰謀を企てていたのだった。果たして、アトスとミレディの行く末は?ダルタニャンと三銃士はコンスタンスと国王を連れ戻すことができるのか――。
2024年04月26日キジマ タカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)が、坂本龍一が愛したワークキャップを再現。2024年3月28日(木)より、キジマ タカユキ 代官山などで発売される。坂本龍一が愛したワークキャップを再現コラボレーションキャップのベースとなるのは、生前、坂本龍一が愛用していたワークキャップ。キジマ タカユキによるエッセンスを加え、日常の寄り添うシンプルなキャップが完成した。ボディには、ナイロンのような風合いとハリ感を持つコットン 100%のキャンバスを使用。柔らかさとしわ感を兼ね備える処理を施し、新品の状態から自然に馴染む見た目に仕上げた。カラーは、ブラックのみ。帽子の裏側には、コラボレーションのために作成されたネームを備えている。【詳細】ワークキャップ for リュウイチサカモト(WORK CAP for Ryuichi Sakamoto)発売日/販売店舗:・2024年3月28日(木) 坂本図書 ※完全予約制、場所は非公開。・2024年3月28日(木)~31(日) キジマ タカユキ 代官山※完売次第終了※4月1日(月)~7日(日)までキジマ タカユキ オフィシャルウェブサイトにて受注販売。価格:19,800円サイズ:1~3
2024年03月22日演歌歌手の藤あや子が5日に自身のアメブロを更新。演歌歌手の坂本冬美へサプライズで用意した品を公開した。この日、藤は「楽屋見舞いに来てくれました!!」というタイトルでブログを更新。「冬美さんのデビュー記念日だったのでサプライズでケーキを用意」と坂本との2ショットとともに報告し「とっても喜んでくれました」と坂本の反応を明かした。続けて「初日祝いに部屋着など頂いたのに可愛いネコちゃんグッズを買ってきてくれました」と坂本から頂いた品を公開。「共演者の皆さん スタッフさんにも差し入れを」と明かし「たくさんありがとう」と感謝をつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月06日演歌歌手の藤あや子が28日に自身のアメブロを更新。演歌歌手の坂本冬美から頂いた祝いの品を公開した。この日、藤は「嬉しい差し入れ」というタイトルでブログを更新。「冬美さんから早めの初日祝い」と坂本から頂いた祝いの品を公開し「KID BLUEのあったかそうなホームウェア」と紹介した。続けて「市川由紀乃ちゃんからはチョコレートを」と演歌歌手の市川由紀乃から頂いた差し入れも公開し「温かいお心遣いに感謝申し上げます」とコメント。最後に「明日から大阪へ移動します」と明かし「この頂きもの持っていきまーす」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「嬉しい差し入れ」「力がはいりますね」「お気をつけて」などのコメントが寄せられている。
2024年02月29日演歌歌手の藤あや子が18日に自身のアメブロを更新。演歌歌手の坂本冬美から貰った手作りの差し入れを公開した。この日、藤は「お好み焼き やきそば チャプチェ」と夕食のメニューを紹介し「お友だちの冬美さんから手作りのお好み焼きの差し入れ」と坂本から差し入れされたことを写真とともに報告。「豚肉 イカ 海老など具沢山」と説明し「フワッフワで激ウマ」と大満足の様子でコメントした。続けて、焼きそばについて「ヘアーメイクじゅんちゃんから」と明かし「野菜が豊富で美味しい」と絶賛。「お稽古中だからと作ってくれました」と説明し「ありがとう」と感謝をつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「格別」「美味しそう」「良かったですね」などのコメントが寄せられている。
2024年02月19日バラエティ番組『進ぬ!電波少年』に出演していたお笑いタレントの坂本ちゃんが10日に自身のアメブロを更新。悪い数値ばかりだった血液検査の結果についてつづった。この日、坂本ちゃんは「10年近くずっと肥満状態からついに私!普通体重になりました!」と報告し「昨年の10/1の90.2キロから今朝は72.8キロ。4ヶ月で17.4キロ減です!」と写真とともに説明。「これからも体重の増減はあるかと思いますが今まで通りウォーキング(気持ち前向きになる!)に食事!楽しみながら痩せて行こうと思います!」と意気込みをつづった。続けて「昨年6月前立腺肥大症の手術で入院した際毎回『血圧高いですね、退院したらちゃんと調べてもらったら?』と看護師さんに」言われたといい「岡元あつこちゃんから突然血圧計をいただき」「次に事務所のマネージャーさんから『坂本さん血圧高いとか言ってましたが病院行かれてます?』のLINEが」と説明。「立て続けに3回血圧関係が続いた!これは流石に病院行けってことかしら?と思い近所の病院へ」と病院を受診したことを明かした。また「血液検査したらほっんとまじビビるくらいな悪い数値のオンパレード」だったといい「怖かった!」とコメント。医師からは「肥満は諸悪の根源!とにかく痩せましょう!」と言われたそうで「そこから食事の見直し&ウォーキングがスタート!なのでした!」と減量を始めた経緯を説明した。最後に「病院行くきっかけ作ってくれた看護師さん!岡元あつこちゃん!マネージャーさん!に多謝!」と感謝のコメント。「痩せた後の血液検査は『基本大丈夫です』の数値」と明かし「自分への戒めとして90キロの頃のアクリルスタンド」と体重が90kgあった頃の自身のアクリルスタンドの写真とともにブログを締めくくった。
2024年02月11日演歌歌手の藤あや子が4日に自身のアメブロを更新。演歌歌手の坂本冬美からの差し入れを公開した。この日、藤は「昨日の晩ごはん」というタイトルでブログを更新し「恵方巻き」と夕食のメニューを紹介。「冬美さんが差し入れしてくれた恵方巻き」と坂本から差し入れされた品であることを明かし、鬼のお面を付けて恵方巻きを食べるような素振りをする自身の写真を公開した。続けて「中村美津子さんから以前頂いたものだぁ」と述べ「マル坊が横取りしようとするからカットして食べちゃった」と報告。「めちゃくちゃ美味しい」と絶賛し「最高でした ごちそうさまでした」と大満足の様子でつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月05日’23年は、イベントがようやく復活してきた1年だった。映画祭や舞台挨拶など華やかな場所で美しいドレス姿を披露してくれた大御所女優たち。その中から特に素敵だった8人を選出!人気スタイリストのコメントとともに一挙紹介する。評価するのは、30~40代向け女性誌で活躍する30代女性スタイリストAさん。■黒柳徹子(90)スイートなドレスを着こなせる唯一無二の90歳アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」公開御礼舞台挨拶に登壇した黒柳。前日までハワイに滞在する様子を自身のインスタグラムで発信するなど、パワフルな性格は年を重ねても健在だ。「90歳でも甘めなドレスを着こなせるのは黒柳さんだからこそ、さすがです。クリスマスのブローチを重ね付けして、遊び心を入れているのも可愛い。ジュエリーはあえて控えめで、全体的にまとまりがあって素晴らしいです」(スタイリストA)■草笛光子(90)ノースリーブドレスに透けケープを合わせる麗しい着こなし主演映画『九十歳。何がめでたい』は10月にクランクイン。それとほぼ同時に90歳の誕生日を迎え、「毎日老いと闘っていますが、90歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて90歳を大事に生きてみようと思います」とコメント。年を重ねた今も、女優業にまい進している。「シンプルなブラックドレスで終わらず、キラキラ輝くケープをまとっているのが華やかですね。腕ががっつり出ているノースリーブだけれども、ケープで露出を抑えているので、若々しく見えます」(スタイリストA)■吉永小百合(78)自分に似合う“赤”の色味で顔の血色もGOOD♡36年振りとなるスキンケアCM、「五島の椿」新CMに出演となった吉永小百合。いつまでも変わらない美貌と赤いドレスを着こなす姿は話題に。「ご本人に合う素敵な赤ですね。パキッとした色味の服に、ネックレスとピアスでさりげなくダイヤを差しているのは、大人だからこそ楽しめる着こなしで憧れます。ちらっと脚が見えるドレスの丈感もいい感じ。実は少しエッジが利いているデザイン性も洒落ています」(スタイリストA)■かたせ梨乃(66)攻めたレザースタイルはさすがの貫禄昼の帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲストとして出演した際、「水着になると自分の体が見えるじゃないですか。水着になるとここ(の部分)がちょっと気を付けた方がいいとわかる」とコメント。何十年も習慣にしている水泳がスタイルをキープする秘訣だと語った。「この年齢でこれだけ攻めたコーディネートを着こなせるのはすごい! スカートにはかなり深めのスリットが入っているけれど、鍛えられた若々しい脚が美しい。ファーや肩が広いジャケットで重心を上に持ってきているので、余計に脚がすらっと見えてお見事です」(スタイリストA)■キムラ緑子(62)ゴールドを差し色にしたブラックドレスが技あり!’24年1月から始まるミュージカル「トッツィー」の製作発表会見にて。大ヒットした日曜ドラマ『VIVANT』(TBS系)では“別班の司令”を名演。実力派女優としての地位を築いている。「年齢を重ねると黒やグレーのコーディネートでまとめがちだけれど、ゴールドの差し方がお上手で、若々しく見えます。レースについたスパンコールも華やか。欲を言えば、ウエストの切り替えが高すぎワンピースは年齢を重ねた人にとっては胸が垂れているように見えてしまうので、注意が必要です」(スタイリストA)■麻生祐未(60)これぞお手本にすべき“アラ還の透け服”10月に行われた東京国際映画祭にて、22日に公開した映画『PERFECT DAYS』舞台挨拶に登壇した麻生。1月スタートの鈴鹿央士主演ドラマ『闇バイト家族』(テレビ東京)にも母親役として出演、変わらずドラマに出続けている人気女優だ。「大人の女性らしい控えめな透け感が上品ですね。透け感がなければもっと単調な着こなしになっていたでしょう。元々スタイルが良い麻生さんですが、大人女性が気になる体の部位をうまく隠せるシルエットです。首元にワンポイントを持ってきているのも、顔がパッと華やいで素敵」(スタイリストA)■檀れい(52)ピンクドレスで圧倒的なオーラを放つ3月、出演する舞台の製作発表会見にピンクのドレスをまとって登壇した檀。普段からライブなどでドレスを着慣れているだけあって、派手な色味にも負けないオーラを放っている。「色、形が彼女にとても似合っています。一般的に50代でカラー服を着るのは“挑戦”と言われますが、血色がよく見え、若作り感のない絶妙なチョイスです。オールバックのヘアスタイルに強めのメイクで、色に負けない存在感」(スタイリストA)■アンミカ(51)全身白にカラフルな小物を合わせて遊び心満載!「白って200色あんねん」という伝説の名言を生み出したアンミカ。9月、映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』ジャパンプレミアに、200色の中から似合う白をまとって登場。SNSに投稿する私服にも、パリコレ仕込みのセンスが光っている。「スタイルアップできるパンツの丈感の選び方が上手です。脚を大胆に出していても“頑張っている感”はまったくありません。小物はカラフルにしていて、遊び心あるさすがの着こなしです」(スタイリストA)どの女優も、自分に似合うものを知っている着こなしが素敵だ。年を重ねるほど、すべてシックにまとめてしまうと、おばあちゃんのようになってしまう。大人世代は、露出をするのではなく、色や素材をひと工夫すると華やぎそうだ。年末年始、久しぶりに開催される忘年会、同窓会の参考になるかも!?
2023年12月27日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』のBlu-ray&DVDが、2024年2月21日(水) にリリースされることが決定した。現代を生きる家族・親子の形や想いを心情豊かに描いた本作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。しかし迎えてくれた母の様子がどうもおかしい。割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。豪華版Blu-rayには、出演者インタビュー(吉永・大泉・永野)のほか、舞台挨拶などを含むイベント映像集などを収録。また封入特典として、プレスシート(再編集縮刷版)も付属する。<リリース情報>『こんにちは、母さん』2024年2月21日(水) リリース●豪華版Blu-ray(本編BD+特典DVD):7,370円(税込)『こんにちは、母さん』豪華版Blu-ray 展開図【映像特典】■本編ディスク・予告、特報■特典ディスク・出演者インタビュー(吉永小百合、大泉洋、永野芽郁)・イベント映像集(完成報告会見、完成披露試写会、初日舞台挨拶、公開中舞台挨拶)【封入特典】・プレスシート(再編集縮刷版)●通常版Blu-ray:5,720円(税込)●通常版DVD:4,620円(税込)【映像特典】・予告、特報特設サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年12月06日巨人の坂本勇人が1日、都内で行われた「2023 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」表彰式に登壇した。レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ各1名)に贈られる同賞。昨年に引き続き、月間「スカパー! サヨナラ賞」全12プレーの中から、ファン投票により選出され、受賞両選手にはそれぞれ、オリジナルトロフィーと賞金200万円が贈呈される。今年は、6月16日に東京ドームにて行われた対楽天戦で劇的な逆転サヨナラ3点本塁打を放った巨人の坂本勇人と、7月24日にZOZOマリンスタジアムで行われた対ソフトバンク戦で起死回生の代打逆転サヨナラ2点本塁打を放ったロッテの角中勝也が受賞した。表彰式後は、坂本、角中、ゲストとして駆けつけた松田宣浩氏の3人によるトークも。今シーズン限りで現役を引退した松田氏は「10月1日に東京ドームで引退セレモニーをさせていただいてから2カ月。今はもう新しいステップに向けて進んでいます」と充実した表情を見せつつ、自身の引退試合についても「ここにいる坂本勇人選手と日本代表以来の三遊間を組めて、本当に忘れられない試合になりました」としみじみと振り返った。一方の坂本も「代表で一緒にプレイさせていただいたんですけど、いつか同じチームで1年間戦いたいなというふうに唯一思った人」と明かし、「同じユニホームを着てプレイできたことは、僕の野球人生の中でも財産になりました」と感慨深げに回想。一緒のチームで戦ってみたいと思った理由を聞かれると、「試合中も練習中も一番声を出して、盛り上げてくれる。味方の選手がエラーしたり打てなかったりして、ベンチに戻ってきた時の声の掛け方だったり、こういう人と1年間プレイしたら、常にポジティブな気持ちでプレイできるんだろうなと(思った)」と説明していた。
2023年12月02日企画展「坂本龍一展(仮)」が、東京都現代美術館にて、2024年12月21日(土)から2025年3月30日(日)まで開催される。坂本龍一、創作の軌跡をたどる坂本龍一は、多彩な表現活動を通して、常に時代の先端を切り拓いてきた音楽家・アーティストだ。1952年に生まれ、78年に『千のナイフ』でソロデビューした坂本は、同年に「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」に参加。83年の散開後も、映画『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』の音楽を手がけるなど、多方面で活躍している。さらに2000 年代以降は、 さまざまなアーティストとともに空間内で音を立体的に設置する試みを積極的に展開するも、2023年にこの世を去った。企画展「坂本龍一展(仮)」は、坂本による大型インスタレーションを包括的に紹介する、日本初となる最大規模の個展。生前の坂本が本展のために構想した新作に加えて、これまでの代表作を美術館屋内外の空間に展開し、その創作活動の軌跡をたどってゆく。展覧会概要企画展「坂本龍一展(仮)」会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月30日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F・B2F住所:東京都江東区三好4-1-1※詳細については追って告知【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月30日ミュージカル『シェルブールの雨傘』の公開ゲネプロが4日に東京・新橋演舞場にて行われ、京本大我、朝月希和、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼が取材に応じた。同作は1964年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画の舞台化作。アルジェリア戦争を時代背景に、ギイ(京本大我)とジュヌヴィエーヴ(朝月希和)という将来を誓い合った若い2人の恋が、戦争により引き裂かれ終わりへ向かう姿を描く。1983年に日本で舞台化され、これまで様々なキャストで再演を重ねてきた。○■ミュージカル『シェルブールの雨傘』主演の京本大我が意気込み京本は「まずお話をいただいたときは、とても大人な恋愛という印象を受けて、まだ僕には早いんじゃないかなと感じたんですけれども、これまで(井上)芳雄さんだったり、坂本(昌行)くんだったり、名だたる先輩方が大事に大事に演じてこられたので、僕もプレッシャーに打ち勝ってバトンをしっかりつないでいけるよう、大事に大事に演じ切りたいと思っております」と意気込む。また井上は「この作品を通して私が感じているのは、人生っていろんな選択肢といろんなタイミングと人とのご縁、出会いと別れがたくさんあるけれども、その中で誰かを好きになったり、思い合ったりするのは奇跡的なこと」と作品から受け取った思いも。渡部も「本当に難しいですよね。人と人とが愛を育んでいくというのは、一期一会で大変だなと、今、井上さんのお話を聞いてすごいことだなと改めて思いました」と感銘を受けていた。春野は「舞台装置もすごい凝っていますし、映像も使うし、照明もとてもきれいに演出してくださっていますので、見応えも聴き応えも両方あると思います」とアピールした。京本は「全編音楽ということで、経験されたことがある出演者の方も少ないんじゃないかなと思います。僕も含め、たくさんの挑戦が詰まった作品です。稽古をさせてもらっていて、短い期間でも長い期間でもない期間だったんですけど、1日、1日と向き合っていたら、あっという間にこの日を迎えてしまったという感じで、果たしてあどこまで自分が準備できているのか、この作品がどう届くのかも俯瞰できないぐらい、本当に夢中で日々を駆け抜けてきた」と振り返る。「ただ言えるのは、(演出の)荻田(浩一)さん初め、本当に素敵なスタッフさんがいること。海外から音楽アドバイザーとして来てくださったりした方もいらっしゃいますし、(音楽の)ミシェル・ルグランさんの奥さんから、昨日お手紙をいただいて」と明かし、「愛のあるメッセージをいただいて、僕らも本当にたくさんの方に支えられてお届けできるという自負もあります。とにかく美しく素敵な、だけど人間味が詰まった作品になってますので、どうか1人でも多くの人にこの作品を見ていただいて、深いメッセージや思いを伝えられればいいなと思っております」と語った。東京公演は新橋演舞場にて11月4日~26日、大阪公演は松竹座にて12月3日~10日、広島公演は広島文化学園 HBG ホールにて12月14日~16日。
2023年11月05日ミュージカル『シェルブールの雨傘』の公開ゲネプロが4日に東京・新橋演舞場にて行われ、京本大我、朝月希和、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼が取材に応じた。同作は1964年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画の舞台化作。アルジェリア戦争を時代背景に、ギイ(京本大我)とジュヌヴィエーヴ(朝月希和)という将来を誓い合った若い2人の恋が、戦争により引き裂かれ終わりへ向かう姿を描く。1983年に日本で舞台化され、これまで様々なキャストで再演を重ねてきた。○■ミュージカル『シェルブールの雨傘』ジュヌヴィエーヴを演じる朝月希和宝塚歌劇団トップ娘役として活躍し、退団後初めてのミュージカル出演となる朝月は「稽古が始まった時は、何度もプレッシャーを感じてしまって、怖くなってしまった」と振り返る。「ジュヌヴィエーヴという役も、主題歌をさせていただくということにも緊張して声が震えてしまって、自分でどこから声が出ているのかわからないような状態で緊張していたんですけれども、そんな時に京本さんをはじめ共演者の皆様の歌とお芝居の、バイタリティ溢れるお姿を拝見して、こんなんじゃダメだなと自分を奮い立たせることができて、本当に皆様に引っ張っていただいて、私は今ここに立つことができております」と感謝した。朝月は「きっとお客様は、何度も映画でミシェル・ルグランさんの名曲をお聞きになってお越しになられると思います。聴けば聴くほど本当に素晴らしい名曲で、そこは絶対に裏切ってはいけないことを思っておりますが……すみません、今言いながら怖くなってしまったんですけど」と話しながら感情が変化したようで、横の京本が励ます。「本当に心を込めて、毎日丁寧に舞台を重ねてまいりたいと思います。そしてジュヌヴィエーヴとして精一杯生き抜いてまいりたいと思いますので、どうかどうかよろしくお願い申し上げます」と語った。東京公演は新橋演舞場にて11月4日~26日、大阪公演は松竹座にて12月3日~10日、広島公演は広島文化学園 HBG ホールにて12月14日~16日。
2023年11月05日坂本龍一の最初で最後の長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』が第36回東京国際映画祭で10月24日に上映され、上映前に坂本龍一と親交のあった役所広司が登壇したトークショーが行われた。また2024年春に日本公開されることも決定した。2023年3月に逝去した音楽家、坂本龍一。闘病生活を続けていた彼が最後の力を振り絞り演奏したソロ・コンサート。2022年9月、東京のNHK 509スタジオで行われた撮影に、2000年に坂本さんのためにカスタムメイドされ、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノだけで臨んだ。「Merry Christmas Mr. Lawrence」、2023年に発表された最後のアルバム「12」からの曲、初めてピアノ・ソロで演奏された「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲から構成。ボーダーを越え活動を続けた坂本さんの軌跡を辿る曲目、鍵盤を奏でる指と音楽家の息遣い、その人生が刻みこまれた手。坂本さんが全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが入念に撮影プランを練り上げ、親密かつ厳密な、世界でひとつしかない宝物のような映画空間を生み出した。坂本さん自身がアプルーブし、入念なポストプロダクションを経て完成した、最初で最後の長編コンサート映画である。東京国際映画祭での上映に登壇した役所さんは「坂本さんに最初にお会いした時から、人間としてとても魅了され、尊敬し、勝手に恩師だと思っています」と坂本さんとの交流について語り、「以前に坂本さんがお元気だった頃に対談させてもらって、その時にスタジオで演奏される姿を目の前で観たことがあります。その時は筋力に溢れていらして、その演奏もとても素晴らしかったけど、今日これから観ていただく作品の坂本さんは、その時のような筋力はないんですね。でも筋力はないけれど、一音一音に気を込めて弾いてらっしゃる姿が、そして色々なものを削ぎ落として演奏されている姿がとても美しく、人間はここまで美しくなれるのかと感動しました」と本作の魅力を語った。『Ryuichi Sakamoto | Opus』は2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Ryuichi Sakamoto | Opus 2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか全国にて公開ⓒ KAB America Inc. / KAB Inc.
2023年10月25日2023年3月28日に逝去した音楽家・坂本龍一と深い関わりがあった東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、2023年12月16日(土) より『坂本龍一トリビュート展(仮称)』が開催される。坂本龍一は、90年代初頭の黎明期よりインターネットに関心を持ち、インターネット・ライブを実施するなど、作品へのメディア・テクノロジーの導入を積極的に行なってきた。以降、1996年のメディア・アーティスト、岩井俊雄とのコラボレーションをはじめ、2000年代以降は、カールステン・ニコライ、高谷史郎、真鍋大度、毛利悠子といったアーティストとのインスタレーション制作など、現代美術、メディア・アートの分野でも多くの作品の制作。ICCとの関わりは同館開館以前のプレ活動期間(1991年〜)に遡り、展覧会の企画に連動したコンサートの開催(『ローリー・アンダーソン展』 2005年)や、ICC開館10周年および20周年記念企画展も坂本と高谷史郎によるものだ。2017年に開催されたICC開館20周年記念企画展「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」は台湾に巡回し、作品《IS YOUR TIME》は北京での坂本の個展にも出品されたほか、現在は中国・成都で大規模個展『SOUND AND TIME(一音一時)』が行われている。メディア・アートという分野においてもはかりしれない功績を残した坂本龍一への追悼を込めて行われる今回の展覧会では、親交のあった ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターに迎え、過去の演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによるかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成。未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みる。<開催情報>『坂本龍一トリビュート展(仮称)』会期:2023年12月16日(土)~2024年3月10日(日)会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーA
2023年10月23日「9月1日に吉永小百合さん(78)の主演映画『こんにちは、母さん』が公開されました。’59年に映画デビューした吉永さんは、同作で123本目の映画出演となります」(映像制作関係者)『こんにちは、母さん』は、吉永と山田洋次監督(91)がタッグを組んだ『母べえ』『母と暮せば』に続く母三部作の集大成だ。’73年にテレビディレクターと結婚し、今年の3月で結婚50周年を迎えた吉永。実生活では子供はいないが、女優としてたびたび母役を務め、今作でも大泉洋(50)の母役を好演した。そんな彼女には、実の親子のように心を通わせる俳優が。「二宮和也さん(40)です。吉永さんは二宮さんのことを“和也さん”と呼び、わが子のようにかわいがっています」(芸能関係者)吉永と二宮は、’15年に公開された母三部作の2作目『母と暮せば』で初共演を果たした。「2人は初対面からすぐに気が合ったそうです。今では家族ぐるみの付き合いで、二宮さんの自宅に吉永さんが訪ねたことも。また基本的にはバラエティ番組に出演しない方針の吉永さんは、オファーを受けるべきかの相談を二宮さんにしているそうです。こうして8月には二宮さんとの縁から『ニノさんとあそぼ』(日本テレビ系)に出演し、さらに『まつもtoなかい』(フジテレビ系)にも出演しました。吉永さんは二宮さんの存在のおかげで母親役をより理解することができたと話していましたよ」(前出・芸能関係者)8月18日に放送された『ZIP!』(日本テレビ系)で吉永は、二宮との関係をこう語っていた。「(和也さんとは)自然に親子になって今も親子なんですよ。とっても仲よしで、家族で会って一緒にご飯を食べたりとかしています」女優としても私生活でも充実の日々を送る吉永だが、8月31日に放送された『NHK NEWS おはよう日本』で注目発言を。女優を続けてきた理由を聞かれ、「ちょっとやめる時期がわからないんですよね、自分で」と言い、さらにこう明かしていた。「(俳優は)自分でピリオドを打つのか、あるいはやれるのかっていうのを、自分で判断しなければいけないんです」女優の引き際について言及した吉永。実は理想の“ピリオド”があるようだ。「’19年の日本アカデミー賞の授賞式に、別々の作品で選ばれた吉永さんと二宮さんが出席し、顔を合わせたそうです。これがとてもうれしかったのだとか。共演に限らず、お互いがよい作品に携わりつづけ、二宮さんと日本アカデミー賞の授賞式の場で“再会”したいと考えているそうです」(前出・芸能関係者)いつか訪れる女優のフィナーレを“愛息”二宮と迎えるため、吉永は演じ続けるーー。
2023年09月14日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の公開中舞台挨拶が13日に都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○永野芽郁の挑んだシーンに、大泉洋「すごいシーンだった」永野は「山田監督が現場でいつも『(演じた)舞ちゃんのおへそをもうちょっと見せてくれよ!』とおっしゃるので、そのために人生で1番腹筋を鍛えました」と暴露する。この指示について、山田監督は「言ってはいないと思いますけど、1回くらいは言ったかもしれない。大変申し訳ないと思います」と謝罪した。また永野は作中で涙を流すシーンについて「舞が思っていることを初めて告白するシーンだったので、緊張感もありながら撮影していたんですけど、1回目を撮った時に『思ったよりも涙を流してしまったな』なんて思いながらいたら、監督が『舞ちゃんはきれいに泣く必要ないです。顔を崩していいから、もう1度やってみようか』と言ってくださって。そのカットが使われていると思います」と明かす。「きれいに泣かなくていいってのも分かってはいたけど、どこかでセーブしながらやっているところがあったのは、きっと監督が気づいて声をかけて下さったので、自分の中でも思い入れの深いシーンになったなと思います」と語った。そのシーンは大泉も横で見ていたそうで「ウルトラD、Eの難度を見ているようなすごいシーンだったと思います。監督がいろいろ説明して『期待してます、スタート!』という掛け声だったんですよ。それがすごい技だなとおもって。なんでしょうね、本当にワールドカップの選手にテレビを見ている人の感想が届いているような『期待してます!』という言葉と共に『スタート!』と入ったから」と状況を説明。永野も「ちょっとパニックになりますけどね。『期待してます!』と言われると。よかったですけど、無事にできて」と苦笑すると、山田監督は「あんまり覚えてない、僕もちょっとパニック状態になってた」と明かし、会場には笑いが起こっていた。
2023年09月13日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の公開中舞台挨拶が13日に都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○吉永小百合がお祝いきょう13日に92歳の誕生日を迎えた山田監督は、元気な様子で登場。作中では大泉と宮藤の取っ組み合いの喧嘩シーンがあるが、宮藤は「やってると監督がツラツラって入って来たんですね。『もっと速く速く』とかって言って入ってきて、そうすると助監督さんが『危ない危ない』と引き下げる。で、やってるとまた『違う違う』と入っちゃうんで、『危ない危ない危ない』と言って、3人で喧嘩してるみたいな。すごい楽しかったです」と明かし、大泉も「熱の入った演出だったと記憶してます」と爆笑していた。イベントではこの日の観客とキャストからの寄せ書きメッセージボードも登場し、監督も「わあ、すごいなこれ」と喜ぶ。吉永が「お誕生日おめでとうございます。百寿、そして(監督作)100本を目指して、また歩いていただきたいと思います。私たちもついてまいります。おめでとうございます」とメッセージ。監督は「小百合さんにお祝いを言っていただくのは最高ですね」と喜んでいた。
2023年09月13日映画『こんにちは、母さん』より、貴重な舞台裏を収めたメイキング映像が公開された。山田洋次90本目の監督作となる本作は、東京の下町で令和を生きる“等身大の家族”の姿を描いた作品。主演に吉永小百合を迎え、共演には大泉洋のほか、 永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌ら豪華俳優陣が集結した。公開されたのは、母(吉永小百合)が密かに想いを寄せる牧師・荻生(寺尾聰)と対面し、昭夫(大泉洋)が複雑な表情を浮かべながら言葉を交わすシーンの撮影風景。真剣な様子で撮影に挑む吉永、大泉、寺尾らの姿が映し出される一方、映像内では山田組の和気藹々とした空気が伝わる撮影現場の様子も。吉永の手を借り支えられながら歩く山田監督を目撃した大泉が、「私が肩をお貸ししてもいいんですよ!?大丈夫ですか?」と思わず声をかけると、その提案を即座に断り「こちらの方が何十倍も(良い)」と茶目っ気たっぷりに答える監督の姿が。コントさながらの息ぴったりな二人の掛け合いに、吉永やスタッフ一同も爆笑する姿も収められている。また、撮影中、監督のアイディアが冴えわたる瞬間も。自身がリストラ候補に挙げられていることを知った昭夫の同僚・木部(宮藤官九郎)が神崎家に殴り込みにくる撮影シーンでの出来事。台本では「お母さん、僕は会社をクビになるんです!」となっていたセリフが、急遽監督のアイディアで「僕は“クビを会社になる”んです!」へ変更に。予想外の展開に一瞬フリーズする宮藤だったが、即座に対応しようと監督から演出を受けながらリハーサルを重ねていく。リハーサルから笑いを堪えきれない吉永や、思わず「私たち笑わないでやるんですからね〜!」とツッコミを入れるYOUの姿も映し出され、作品同様に笑いの絶えない、温かな空気が流れる撮影現場の様子が伝わる。さらに、映像では本作に出演した現役力士・明生(立浪部屋)の撮影シーンのメイキングも収録。撮影後、大泉が明生と相撲を取るも、その力の強さに思わず爆笑してしまう様子が映し出され、吉永や大泉ら豪華キャストたちの貴重な姿が凝縮されたメイキング映像となっている。映画『こんにちは、母さん』メイキング映像<作品情報>映画『こんにちは、母さん』公開中公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年09月07日女優の吉永小百合が主演を務める、映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)のプロデューサーコメントが6日、公開された。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。吉永を主演に迎えた本作を含む『母』3部作を始め、『男はつらいよ』『家族はつらいよ』シリーズなど、時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督。世代を超えて支持を受ける山田映画の魅力について、本作でプロデューサーを務めた房俊介と阿部雅人がコメントを寄せた。房プロデューサーは「常に多くの方と接し、そこで出会う人や、直面する出来事に対して深く興味を持ち続けています」と山田監督の素顔を明かす。「“家族”という山田映画におけるストーリーの大黒柱に、山田監督が生活する中で感じ取った“時代”や“地域”を張り巡らせて描くからこそ、懐かしくも新しい映画であり続けることができるのだと思います」とも分析。また阿部プロデューサーも「最も身近にある社会の単位といえるものでありながら、その関係を安定して維持することがいかに難しいか、“家族”というものを決して安易に美化せず、多面的に捉えているがゆえに、山田監督の作品で描かれる“家族”は支持されているのだと思います」と自身の考えを述べる。「“家族”というものは何気ない小さなきっかけで壊れてしまう脆く、弱いもの。しかし“家族”ほどに強いものはないという希望を示してくれる、だからこそ山田監督の描く“家族”の物語には人々の心を惹きつける魅力があるのだと考えます」と語っている。監督にとって90本目となる最新作で描かれるのは、変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない親子、そして家族の姿。いつまでも自分らしさを忘れずに誇り高く生きる福江の姿はもちろん、そんな母の姿から自身を見つめ直していく昭夫や、祖母を思いやる孫・舞の姿など、3世代それぞれが展開する物語も印象的となっている。房プロデューサーは本作の魅力を「年齢や立場、性別は関係なく、悩みを抱えた登場人物たちが、自分のことばかり考えている時は、物事がうまくいかない。でも、自分以外の他人を想った時に、パァーッと力が湧いてきて、とてもいい表情になる、素敵な笑顔も生まれる。誰かを想った気持ちが、回り回って、自分の心に返ってくる。そんな映画になったと思っています」と説明する。阿部プロデューサーも“家族”という存在について 「下町で暮らすこの親子三世代の生活に寄り添う隅田川の流れのように、穏やかな時もあれば、激しい急流のように感じられる瞬間も訪れる」と表現し、 「一つに流れていたはずの“家族”(=川)が、突然訪れる分かれ目によって別々の道を歩むことがある、ただしそれもいつかまた合流するときがあるかもしれない、だからただ、その流れに身を任せてさえいればいい。隅田川の流れになぞらえて、“家族”というものはこういうものでいいんだよ、と教えてくれるような本作を、ぜひ皆さまお一人お一人の視点で楽しんで頂けますと幸いです」と本作への想いを込めた。(C)2023『こんにちは、母さん』製作委員会
2023年09月06日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の初日舞台挨拶が1日に都内で行われ、主演を務める吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○■全身ホワイトの衣装で観客を魅了した永野芽郁全身白の爽やかなコーディネートで登場した永野は「吉永さんの孫、そして大泉さんの娘を演じられて、とても幸せな時間を過ごしました」と撮影を振り返りつつ、挨拶した。今作で123作目の出演作公開となった吉永は、“孫”永野について「芽郁さんの映画はたくさん観ていて、とても素晴らしいお芝居をなさる」と絶賛。「芽郁さんは8歳から子役でやってらっしゃって、私は11歳。その分ちょっと負けてるわけだけど……」と話し、笑いを誘っていた。一方、永野も「私も123作品、目指します!」と力強く語り「頑張ります!」と意気込む。すると、今作で永野の父を演じ「今後、吉永さんの息子は全部私」と宣言した大泉が「親は全部おれでね!」と横やりを入れ、永野は「考えておきます」と見事な返しで会場を盛り上げた。また、イベント中盤には「これから新しく始めたいこと」をテーマにトークし、永野が「家庭菜園」「ルッコラを育てたい」と話すと大泉が反応。大泉は登壇前に田中とルッコラについての話をしていたそうで、「泯さんは家庭菜園じゃない農家の方ですけど……」と、田中のモノマネを交えながら会話を再現して見せた。まさかの偶然に永野も「泯さんのルッコラおいしいんですか!? 食べたーい!」と興奮気味に話した。
2023年09月01日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の初日舞台挨拶が1日に都内で行われ、主演を務める吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○■吉永小百合、新たな挑戦に意欲「太極拳をやりたい」今作で123作目の出演作公開となった吉永を祝い、客席には「小百合 123」と書かれたボードを持つファンも。吉永は「60年以上の間、健康だったからここまで来れたんだと思いますし、素晴らしい監督さん、スタッフ、それからキャストの皆さんとご一緒に引っ張られながら来られたということで感無量」と心境を明かす。「本当はここ(123作目)でやめようかなと思っていたんですが、123というのは、1・2・3で外に飛び出すような数なので、もう少しやってみようと思います」とこれからの活動への意気込みを語った。今回、息子を演じた大泉については「(昭夫が)ふてくされてソファーに寝ちゃったときに、お尻をポンと叩いたんですが、そのときに“あぁ息子だ”と思いました」と話し、「なかなか、ムチムチしてかわいいんですよ(笑)」と親心をのぞかせた。また、「これから新しく始めたいこと」をテーマにキャスト陣がトークを進めると、吉永は「太極拳」と回答。「スポーツが好きなものですから、まだやったことのない太極拳を映画の中でやってみたい」と新たな挑戦に意欲を見せていた。
2023年09月01日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の初日舞台挨拶が1日に都内で行われ、主演を務める吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○■大泉洋、吉永小百合の息子役に自信「違う役者がやるって言うんだったら決闘」大泉は「映画の曲とともに入ってきたときに、皆様から温かい拍手をいただいて何とも言えない幸せな気持ちになりました」と挨拶。完成報告会見から通して、「吉永小百合から大泉洋は生まれない」と話していた大泉だったが、公開初日を迎えて心境に変化があったそうで、「もう本当に母としか思えない。いまや吉永小百合からは大泉洋“しか”生まれないと思ってます!」と自信たっぷりに話す。さらに今後の吉永小百合の息子役のキャスティングに関しても「どんな映画でも息子は私なんだ! 息子がいない映画だとしても裏設定としては俺だ! と。違う役者がやるって言うんだったら、もう決闘ですよ!」と宣言し、笑いを誘った。一方、“息子宣言”された吉永は「よ~くこれから考えてみます」と返答。これには会場も大きな笑いに包まれ、大泉も大笑いしながら「ここで即答しないっていうのが、やっぱり賢い方だなと思います(笑)」と納得した表情を見せていた。しかし、山田監督は「お二人のキャスティングが決まってから、ずっと僕の中では親子だとイメージしてますから、現場では“お母さんと息子”だと、何も矛盾なく思ってました」と言い、MCから「吉永さんの次回作があるとしたら息子は大泉さん?」と聞かれると「大丈夫じゃないですか」とあっけらかんと答えた。また、イベント中盤には123作目の出演作公開となった“母”吉永に“息子”大泉から123輪のカーネーションの花束が手渡された。大泉は「撮影の時からとても幸せな時間で、今日でとりあえずの一区切りかと思うと寂しさでいっぱいでございます」とコメント。続けて「先ほどああは申しましたけども、どの作品でも私が息子というのはちょっとおかしいかもしれないなと私も反省しております。家にやってくる配達員とかで構いませんので、またお仕事させていただければと思います。お母さん、ありがとうございました」と感謝を伝えた。
2023年09月01日女優の吉永小百合が主演を務める、映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)の本編映像が31日、公開された。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○■収拾のつかない大喧嘩を切り取った『こんにちは、母さん』本編映像今回公開されたのは、自身がリストラ候補としてリストアップされていることを知り、昭夫の同僚・木部(宮藤官九郎)が神崎家に乗り込んでくる一幕を切り取った本編映像。激高する木部が福江(吉永)に「昭夫くんはひどい奴です!」と訴え、その剣幕に思わず母の背後に避難する昭夫だったが、木部との言い争いは次第にヒートアップしていく。仲裁に入る福江に対しても「会社の組織は遊びじゃないんだ! 母さんたちがやってるボランティアと一緒にしないでくれ」と言い放ち、福江とボランティア仲間の琴子(YOU)や番場(枝元萌)にまで喧嘩が飛び火。ついに昭夫は「黙っててください!」と声を荒げてしまう。福江の背後に隠れる動きは大泉のアドリブだったそうで、吉永も「茶目っ気たっぷりなシーンになっているのでぜひ注目していただきたいです」と話した。また、大泉も「本来は(母親を)守らなければならないんでしょうけど、甘えてしまい、気がつけば後ろに隠れてしまいました(笑)」と冗談混じりに振り返っている。さらに、木部の「クビを会社になる」という言い間違えは、監督のアイデアで急遽生まれたもので、撮影現場では笑いを堪えきれない吉永やYOUの姿も見られた。収拾がつかない大喧嘩が描かれているにも関わらず、ユーモアあふれるシーンに仕上がっている。(C)2023『こんにちは、母さん』製作委員会
2023年08月31日今年3月28日に71歳で亡くなった、坂本龍一の意思を継いだ「一般社団法人坂本図書」が立ちあがったことがわかった。「坂本図書」は、「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語るほど愛書家として知られる坂本さんが2017年から準備を進めていた、自身の本を多くの人と共有するための図書構想。今回の「一般社団法人坂本図書」の設立に伴い、坂本さん所蔵の本を実際に手に取り、読むことができる空間「坂本図書」が東京都内に9月末にオープンする。大きくはない空間のため、完全予約制で場所は非公開で運営。予約できた人だけがその場所にたどり着くことができる、特別な場所になりそうだ。予約の詳細などは、「坂本図書」のSNSやオフィシャルサイト、登録制のニュースレターから知ることができる。また、この設立にあわせて書籍「坂本図書」の刊行も9月24日に決定。本書は、2018年から2022年まで雑誌『婦人画報』で連載していた「坂本図書」全36回分の他、坂本さんが絶大な信頼を寄せた編集者・鈴木正文氏との対談(2023年3月8日実施)、「2023年の坂本図書」が新たに収録される。発売元となるバリューブックスの「坂本図書」ページで予約すると、本書内でも語られている夏目漱石の短編「夢十夜」の冊子(初版500部限定)と、坂本さんの残した言葉を記した坂本図書オリジナルしおりが付いてくる。書籍「坂本図書」は本日8月28日よりバリューブックスおよび、全国の書店で予約開始(なお、上記の予約購入特典の配布は予告なく終了する場合があり)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月28日山田洋次監督の、なんと90作目。『こんにちは、母さん』が9月1日(金) より公開される。主演の吉永小百合とは『母べえ』『母と暮せば』に続く、いわば、“母3部作”の3作目だ。息子役は、いまや国民的人気俳優の大泉洋。『男はつらいよ』シリーズのテイストを引き継ぐ、まさに下町の母と子の人情ドラマ。やっぱりこういうの、いいですよね。『こんにちは、母さん』永井愛の同名戯曲が原作。2001年に新国立劇場で幕を開けたときは、加藤治子が母を、平田満が息子を演じ、同じふたりでNHKドラマにもなっている。山田監督は、初演を観て一度映画化を考えたそうだが、当時は成立せず、20年も温め、吉永小百合主演で今回結実した。6月に開催された上海国際映画祭のコンペ部門に出品されているが、映画祭に参加した山田監督は次のように語ったという。「かつて小津安二郎という監督が『僕は豆腐屋だから、豆腐に近いものは扱えるけれども、豆腐に縁のないハンバーグステーキを作れと言われたって僕は出来ないんだ』、そうおっしゃったことがあります。僕は豆腐屋と同じだと言ったのはつまり、映画を作るのは僕の職業だという意味だと思うんだけれども、そういう意味では僕も豆腐屋さんが豆腐を作るように、僕は映画を作ってきたという気持ちがします。僕の生活なんです、映画は」。「キネマ旬報」誌のインタビューでも、若い頃は反発した小津映画も「(いまは)心地いいんだね。年を取るとだんだん小津さんの映画がわかってきた」と話している。舞台は向島。浅草や東京スカイツリーにほど近い、隅田川に臨む、花街もあるこの町で足袋屋を営む家族の物語だ。足袋職人だった夫はすでに他界し、息子・昭夫(大泉洋)は家を出てしまって、母・福江(吉永小百合)はひとり暮らし。足袋を売ってはいるがお客もなじみだけ。ほぼ年金生活といっていい。大会社の人事部長である息子は、会社ではリストラの旗振り役で神経をすりへらし、家では妻との別居、大学生の娘との関係にも頭を痛めている。そんな息子が、ちょっとした用事ができ、2年ぶりに、母の住む家に帰って来た……。導入部は、オフィス街や、隅田川沿いの風景がインサートされ、バックにかかる音楽も、小津映画のイメージ。話の運びも実に自然で、なんとなくウキウキとしてくる。久しぶりに会った母は、印象が一変していた。髪もショートにして、近所の友達と、ボランティアの仕事をしているというし、どうやら、恋もしているみたいだ……。恋に夢中の兄、気をもむ妹、とくれば寅さんだけれど、この映画ではそれが母と息子。気をもむのは息子の方だ。さあ、ここからは、お豆腐屋さんの職人芸に近い展開だ。軽やかで、まことに心地よい。気持ちをよくさせてくれる大きな要因は、吉永小百合の演技にあるように思える。吉永小百合さんというと、10代の頃からずっと続く真面目でひたむきな姿や、『夢千代日記』などにみる不幸をけなげに背負うイメージが、近寄りがたい高貴さを醸し出していて、つい距離をおいて見てしまう感じがあった。でも、この作品は、そうではない。何が違うって、言葉使い、なんだろうな。体を動かす時に、「よっこらしょ」といったり、ついひとり言をいったり、時には酔っぱらったり、そのセリフがとても自然だ。髪の色の変化に気づいた息子が「あ、髪染めた?」と声をかける。母は「悪いねえ〜」と鼻歌でも歌っているように、言葉を返す。ぜんぜん悪いと思っていない。わたしゃ好きでこうしているんだ、もう好き勝手にやらせてもらうんだ、そんな時にいう「悪いねえ〜」。この自由に生きるんだ、と決めた母の姿が、映画全体の雰囲気を作っている。吉永は、役作りのために、大泉の子どもの頃の写真をかき集めてもらい、じっくり見たという。「ホントによくしゃべる子でねえ」というセリフもおかしい。昭夫の娘・舞役に永野芽郁。母が思いをよせる牧師に寺尾聰、ボランティアで関わるホームレスの老人を田中泯が、昭夫の会社の同僚で昔からの友人を宮藤官九郎が演じている。なるほどそういう結末できたか、と思うけれど。何かこの先、希望が持てそうな、「私もうかうかしてられないね。がんばんなきゃね」。お母さんの元気な声ではげまされる、そんな映画です。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……母が年甲斐もなく恋愛をしていることがいやで仕方がない息子。それでも牧師さん(寺尾聡)のことが好きでしょうがない吉永さんが、もう実にかわいらしい。……」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()平辻哲也さん(映画ジャーナリスト)「……こういう人情話にほっとし、心が温かくなる。……」平辻哲也さんの水先案内をもっと見る()(C)2023「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月28日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』の本編映像が公開された。山田監督にとって90本目の映画となる本作で描かれるのは、東京の下町で令和の時代を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)は、職場でのトラブルに加え家庭での問題にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪ねる。そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。このたび公開されたのは、福江と牧師・荻生(寺尾聰)の“切ない恋の行方”を収めた本編映像。リサイタルと遊覧船デートを楽しんだ福江と荻生。デートを終えた帰り道、荻生が福江の自宅に立ち寄ると、荻生は福江にある大事な話を切り出す。荻生は教団から北海道の教会へ移るよう異動命令があったことを明かすが、予期せぬ突然の告白に驚いた表情を浮かべる福江。揺るがない覚悟と決意を打ち明ける荻生の言葉に、福江は静かに耳を傾ける。そして「あなたには最初にお伝えしたいと思っていました」と力強く語りかける荻生と、「今日(デートに)誘ってくださったのは、それをおっしゃるためだったのね。今の今まで今日はとっても楽しい日だと思っていたのに」と寂しそうに微笑む福江の姿も。ショックを隠しきれない恋する母・福江の切ない表情や、相思相愛ながらもうまくいかない大人の恋模様がうかがえる映像に仕上がっている。“恋仲”という役どころを演じた吉永と寺尾だが、ふたりの共演はきょうだい役を演じた1969年放送のTVドラマ『愛ある限り』以来、今回が54年ぶり。牧師・荻生役を演じた寺尾は、本作のオファーを受けた際、二つ返事で承諾するつもりが、牧師役での出演ということで当初は二の足を踏んでしまったとのことで「役を作るとき、演じる役の職業はその人の骨格になるもの。僕の人生で全く縁のなかった牧師という役だったので思わず悩んでしまったのですが、山田監督が何度も僕を訪ねてくださって、いろいろとお話しする中でお引き受けすることになりました」と語っている。そんな荻生に恋をする福江役を演じた吉永は「こういう牧師さんいるんじゃないかなって。宗教を押し付けるんじゃなくて、人柄で信者の方々を魅了するような、素敵な牧師さんでした。私だけではなくて、話を聞きに来た人はみんな恋をしちゃうんじゃないかなと思いました(笑)」と絶賛。さらに「恋をすることは、とても大事だと思います。どんなに歳を重ねても、ときめく心は持っていないといけない」と福江に共感しつつ、撮影についても「寺尾さんに恋する役というのは、なんだかウキウキして楽しかったです」と振り返った。映画『こんにちは、母さん』本編映像<作品情報>映画『こんにちは、母さん』9月1日(金) 公開公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月27日女優の吉永小百合が主演を務める、映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)の場面写真が24日、公開された。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○■映画『こんにちは、母さん』新カット4点公開今回公開されたのは、昭夫(大泉)がうろたえたような表情で天を仰ぐ姿や、苦悶の表情を浮かべながらソファーに倒れ込む姿など、山積みだらけの問題にボヤキが止まらない様子がうかがえる新カット4点。中には、ただならぬ剣幕で詰め寄る同僚・木部(宮藤官九郎)を前に、昭夫が戸惑いの表情を浮かべながら母・福江(吉永)を盾にする情けない姿も切り取られている。仕事では木部をはじめとする社員のリストラ問題、家庭では妻との離婚問題や上手くいかない娘との関係に加え、母親の“恋愛問題”も重なり、翻弄されっぱなしの昭夫の苦悩が伝わってくるカットとなっている。昭夫のキャラクターについて、大泉は「末っ子っぽいような、母親に対して甘えているところもある男」と表現。「母親には多少理不尽な態度を取ってもいいと思っているところがあるんだと思います。いろんな辛い目に遭っているんだけれども、母親には愚痴を話したりして楽になりたいんでしょうね」と語り、演じていて同世代の男性としても重なる部分もあったという。「それが突然、母親ですら自分が見たことのない姿を見せてくる。突然好きな人がいて、という話になって、さらに昭夫が追い込まれていくというか。監督もおっしゃっていましたが、昭夫という人物がどんどん色々なことで追い込まれていく物語でもあるんだなと思いながら演じていました」と撮影を振り返った。また、撮影現場では山田監督と話をする機会も多かったそうで、大泉が役を膨らませていけたのは、山田監督との対話の時間が大いに影響しているという。「たとえば、僕が演じる昭夫は人事部長という立場なので、仕方なく“肩たたき”をしなきゃいけないだとか。いかに会社勤めが厳しいのか、リストラをさせる時の会社員の心情みたいなものまで、丁寧に伝えてくださいました」と回顧する。山田監督の丁寧な演出についても「やっぱり監督が語ると非常に高尚で大変アカデミックな説明なんですよね。ここまで雄弁に、シーンや役の心情・背景というものを語ってくれた監督を僕は知らないです」と感銘を受けたそう。一方の山田監督も「大泉さんは、相手の役者が発散するものをちゃんと受け止めて引き立てることができる、天性の才能を持った人だと思う」と大泉を絶賛した。
2023年08月24日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』の新たな場面写真が公開された。山田監督にとって90本目の映画となる本作で描かれるのは、東京の下町で令和の時代を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)は、職場でのトラブルに加え家庭での問題にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪ねる。そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。このたび公開されたのは、うろたえているような表情で天を仰ぐ姿や、苦悶の表情を浮かべながらソファーに倒れ込む姿など、山積みだらけの問題に動揺しきりの昭夫の様子がうかがえる新カット。中には、ただならぬ剣幕で昭夫に詰め寄る同僚・木部(宮藤官九郎)に、戸惑いの表情を浮かべながら母・福江を盾にする昭夫のどこか情けない姿も。そんな昭夫の“タジタジ顔”が詰め込まれた新カットからは、仕事では木部をはじめとする社員のリストラ問題、家庭では妻との離婚問題や上手くいかない娘との関係に加え、母親の“恋愛問題”も重なり、翻弄されっぱなしの昭夫の苦悩が映し出されている。そんな昭夫のキャラクターについて大泉は「末っ子っぽいような、母親に対して甘えているところもある男」と表現。「母親には多少理不尽な態度を取ってもいいと思っているところがあるんだと思います。いろんな辛い目に遭っているんだけれども、母親には愚痴を話したりして楽になりたいんでしょうね」と語り、演じていて同世代の男性としても重なる部分もあった様子。「それが突然、母親ですら自分が見たことのない姿を見せてくる。突然好きな人がいて、という話になって、さらに昭夫が追い込まれていくというか。監督もおっしゃっていましたが、昭夫という人物がどんどん色々なことで追い込まれていく物語でもあるんだなと思いながら演じていました」と撮影を振り返っている。また、大泉が役を膨らませていけたのは、山田監督との対話の時間が大いに影響しているという。撮影現場では監督といろいろな話をする機会も多かったそうで、「たとえば、僕が演じる昭夫は人事部長という立場なので、仕方なく“肩たたき”をしなきゃいけないだとか。いかに会社勤めが厳しいのか、リストラをさせる時の会社員の心情みたいなものまで、丁寧に伝えてくださいました」とコメント。さらに、監督の丁寧な演出に大泉は「やっぱり監督が語ると非常に高尚で大変アカデミックな説明なんですよね。ここまで雄弁に、シーンや役の心情・背景というものを語ってくれた監督を僕は知らないです」と感銘を受けた様子で振り返った。そんな大泉を監督は「大泉さんは、相手の役者が発散するものをちゃんと受け止めて引き立てることができる、天性の才能を持った人だと思う」と手放しで賞賛している。<作品情報>映画『こんにちは、母さん』9月1日(金) 公開公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月24日