私は不妊治療をこなすだけでもメンタル的、肉体的、経済的にもつらい日々が続いていました。不妊治療もなかなかうまくいかず、不妊治療を始めてから4年目、4軒目の病院で妊娠することができましたが、喜んでいたのも束の間、流産がわかります。その後も、私は流産を繰り返して不育症の治療をおこなうことに。結果、不妊症と不育症を乗り越えて元気な赤ちゃんを授かることができました。困難を乗り越えて出産した経験をお伝えしたいと思います。 4度目の流産で不育症の可能性を意識するように長い不妊治療を経て、私はやっとのことで妊娠することができたのですが、赤ちゃんの心拍確認後に流産したことがわかりました。言葉では表すことのできないショックが私を襲い、不妊治療をやめることにしました。 けれども、私は自分の妊娠をあきらめることができない気持ちに気づき、2年後に不妊治療の再開を決意。しかし、待っていたのは3度目・4度目の流産でした。「もしかして、妊娠しても出産できない?」。そのとき、初めて不育症の可能性を意識するようになり、私はパニックを起こしてしまいました。 不妊治療と不育症の治療を開始私はパニック状態から抜け出すことは難しく、時間もかかりましたが、自分の目的を考えると耐えて進むほかに道はないのだと気づきました。そんな中、5回目の妊娠を確認。私は不妊治療でお世話になっている病院の先生にアドバイスをいただいて病院を選び、不育症の治療も始めることに。 原因不明の不育症と経過観察不育症の治療は、初回の診察で不育症の治療のために問診とは別にアンケートと採血をおこないました。私は不育症の検査結果に問題がなかったため安心した反面、原因が見つからないことに不安も感じました。不育症の原因が特に見当たらない場合は経過観察をすることを聞き、不妊治療(妊娠を継続させるための投薬)と不育症の経過観察をおこなうことになりました。 私は不妊治療の病院へ指定された日時に通院しながら、不育症の病院へも指定された日時に通うことに。不妊治療は妊娠7週目まで通い、不育症の病院へは妊娠8週(妊娠3カ月)まで通院。その後、私は不妊治療と不育症治療とは別の出産病院へ転院し、無事に出産することができたのです。 不妊治療と不育症の治療を経て、無事に健康な赤ちゃんを出産できたことをとてもうれしく思っています。生まれた瞬間、赤ちゃんを愛おしく思う感情は、今でも忘れることができません。けれど、私の場合は結果がついてきたからこそある幸せなのだと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年06月27日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、妊娠26週5日の朝起きると、まさかの破水! そしておなかが張り始め、張り止めの点滴をしても張りは増すばかり……。そこで急きょ、帝王切開をおこなうことに。旦那さんに見送られオペ室へ着くと、麻酔をして、手術が始まりました。すると、あっという間に赤ちゃんが取り出され鳥野さんは感動と驚きとで呆然とします。しかし、赤ちゃんが産声をあげると鳥野さんは……。 産声を聞いた瞬間 ※実際の手術は全裸でドレープをかけておこなうなど、本記事では手術中の細かい描写は省略しています。 おなかの中から赤ちゃんが取り出された瞬間は、「産まれ……た……。本当に産まれたんだ……」と、感動を覚えながらも実感がいまひとつ沸いていない様子の鳥野さん。 しかし、産声を聞いた瞬間、 「うわぁぁぁぁぁぁぁあん」 ホッとした気持ちやこれまでのつらかった不妊治療などへの思いが一気に溢れて大声をあげて泣きました。 処置を終えて保育器に入った赤ちゃんが鳥野さんの横に運ばれてきました。ドキドキしながら見るとそこには小さいながらも旦那さんに似た赤ちゃんの姿が。 無事に産まれたことが確認できて、再度、安堵する鳥野さんでしたが、吐き気が……。 今、鳥野さんは手術後の処置を受けているところ。それが原因ではないかと看護師さんは言いました。しかもなかなか血が止まらないと言われ、吐き気にくわえて怖くなってしまった鳥野さんでした。 ◇◇◇ 帝王切開で赤ちゃんが生まれたら、ママの体から胎盤を取り出して、おなかの中を溶ける糸で縫合するなどの処置が施されるそうです。助産師さんいはく、このときは麻酔を使用しているので痛みはほとんどありませんが、術後、覚めてくると痛みが出てくることもあるとのこと。痛み止めの注射や内服が可能な場合もあるそうなので、痛みがひどいときは我慢せず医師に相談しましょう。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年06月27日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、妊娠26週5日の朝起きると、まさかの破水! そしておなかが張り始め、張り止めの点滴をしても張りは増すばかり……。そこで医師の説明のもと、急きょ、帝王切開をおこなうことになりました。旦那さんに見送られオペ室へ着くと、たくさんの医療スタッフたち。「いよいよ出産するんだ」という実感がわきました。麻酔をして、手術が始まりました。するとほどなくして……。 いよいよ出産するんだ… 鳥野さんは、いよいよ帝王切開のため手術室へ移動しました。麻酔をして、オペが始まりました。麻酔で陣痛が治まった鳥野さんは、主治医の先生に聞きました。 「産声は聞けるんでしょうか」 先生はにっこり笑って 「泣いてくれるかどうかは五分五分かな。産声聞けるといいわね。頑張りましょう」 と答えてくれました。 そんな会話をして間もなく、 「もうすぐ赤ちゃんでますからねー」 の声が。 「えええええ、もう出るの!?」と鳥野さんはスピーディなオペにビックリします。 そして……。 「はーい、赤ちゃん出ます!!」 「おめでとうございます。産まれましたよ! 男の子です」 とうとう、赤ちゃんが産まれたのです。 ◇◇◇ 鳥野さんは、急きょ、手術をおこなうことになりました。そして手術開始後、赤ちゃんはあっという間に取り出されました。赤ちゃん誕生の瞬間は、感動とともにいろいろな感情が一気に押し寄せてきたのではないでしょうか。みなさんはわが子が生まれた瞬間、どんな気持ちになりましたか? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年06月26日「自分は自然分娩で出産する」と信じて疑わなかった私。しかし、胎児と母体の安全を優先した結果、急きょ帝王切開で産むことになりました。出産直後は分娩の方法などまったく気にならなかったのですが、あることがキッカケで、日が経つにつれてじわじわと悔しさや悲しさが湧き出てきました。今回はそのときの体験談を紹介します。 「もったいなかったね」の言葉出産後は休む間もなく慣れない子育てが待ち構えており、1週間の入院中は「傷あとが痛い」「母乳が出ない」「赤ちゃんが泣き止まない」ということで頭がいっぱい。分娩方法のことでくよくよしている暇はありませんでした。 最初に心に引っかかったのは、1カ月健診のときに病院の母乳外来で出会った助産師さんの「太ってないし背も高いのに、帝王切開でもったいなかったね」という言葉。きっと「分娩異常さえなければ傷あとが残らずに済んだのにね」という慰めの言葉だったのだと思うのですが、そのときからモヤモヤが始まりました。 友人の体験談がつらい「帝王切開で残念だった」という気持ちは日に日に大きくなっていきました。難産で出産した友人の話を聞くことが特につらく、「自分は出産まで72時間もかかった。さっさと帝王切開で産んでしまいたかった」という言葉を聞いたときは、まるで自分が手抜きをしたような気がして引け目を感じました。 手術で切ったおなかの傷口は約10cmでしたが、出産の話題で聞かれてそう答えると、「自分は会陰切開だったけどもっと切った」と言われて落ち込んだこともあります。 自分だけじゃない2人目も帝王切開で出産したこともあり、5年ほどモヤモヤした気持ちと付き合ってきました。ある日、帝王切開ママの集まりがあると知り、参加させてもらうことに。そこには私と同じように悩むママがたくさんおり、それぞれの病院での出来事や出産後の体験談などいろいろな話を聞くことができました。 「自分だけじゃないんだ」「悔しい・悲しいという気持ちを人に伝えていいんだ」と思えたことで、とても気がラクになりました。 くよくよしていたせいで、ちょっとした言葉に過敏になっていたように思います。出産は十人十色。どんな出産だって大変だし、どんな分娩方法だって胸を張っていていいんだと今では考えられるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年06月26日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。療育園の先生から教えてもらった「絵カード」を描いてみることにしたはるさん。早速生活の中で取り入れてみたものの、効果はすぐには現れず。「なかなかうまくいかないな……」そんな風に思っていたのですが……?「絵カード」を使ってみたものの、なかなか効果は現れず… 「絵カード」を使ってのやり取りはなかなか芽が出ず、一見不毛な日々に思えました。 しかし、時間はかかったものの、ちゃんと息子さんに届いていたのです! (すべてが報われた……)そう思えたとき、はるさんの目からは涙がこぼれていました。 そして、そんなママの姿を息子さんは、不思議そうに見つめているのでした。 「絵カード」を使ったことで、息子さんとのコミュニケーションを安心して取れるようになったという、はるさんと息子さんのお話はこれでおしまいです。最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました! ◇◇◇ ※はるさんが当時使っていた、そのまま印刷して切って使える「絵カード」は、Instagramのトップページから無料でダウンロードできます。発達で悩むすべての方に当てはまるわけではありませんが、気になる方はぜひ試してみてください!はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月25日切迫早産で入院していたわこさん。無事、退院となり、実家で過ごしていました。妊娠39週0日16時ごろ、突然激しい腰の痛みに襲われたわこさんは、病院に相談し、救急外来に行くか迷います。しかし、「腰痛で救急外来なんて大げさ? コロナ感染のリスクも上げたくないし……」と悩んで夜を迎えると、今度は過呼吸が!いつものパニック発作だろうと様子を見ていると、症状はどんどんひどくなって……!? 救急車呼んで! 突然の激しい腰の痛みのあと、過呼吸が起こってしまいました。持病のパニック障害の症状だろうと、自宅で様子を見ていたところ、過呼吸はいっこうにおさまりません。 はじめはその様子を見た両親も、いつものパニックが起きているのだろうと思っていました。 しかし、 「ふふふふるえて、ううううまく、しゃ、しゃべれないいい」 とガチガチ震えながら言うわこさんを見て、いつものパニック発作ではないのかもしれないと焦りだします。そしてこのとき熱は39.6度。やがてわこさんは、息ができないほど苦しくなってしまいました。 そのときわこさんの頭によぎったのは、おなかの赤ちゃん……。 「赤ちゃんに酸素がいかなくなったらどうしよう!!」という思いから、 「救急車呼んで!」 わこさんは両親に叫んだのでした。 ◇◇◇ みなさんは救急車を要請したことはありますか? 政府広報オンラインのホームページによると、要請するときのポイントは、119番に電話をかけたら、「救急」であることを伝え、次に住所を伝えることだそうです。その時点で救急車は出動するので、その後は落ち着いて、症状、年齢、性別などを伝えるとよいと説明しています。いつ誰が救急車を呼ぶことになるかわからないもの。いざというときに慌てずに対処できるよう、流れを把握しておくと安心ですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年06月24日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、妊娠26週5日の朝起きると、まさかの破水! そしておなかが張り始め、張り止めの点滴をしても張りは増すばかり……。医師は帝王切開をすることを提案してきました。急なことで戸惑う鳥野さんでしたが、覚悟を決めました。手術の準備が進む中、旦那さんが病院へ到着しました。すると旦那さんは鳥野さんにある質問をしてきました。それは鳥野さんにとってありえない質問でした……。 夫の質問 ※手術後は絶対安静が必要なため、尿道にカテーテルを挿入して、安全に尿を排出できるようにするのが一般的です。実際は手袋を装着しておこないます。 妊娠26週5日の破水後、おなかの張りがどんどん増してきた鳥野さん。このまま無理におなかに赤ちゃんを留めておくほうがリスクなることも考えられることから、急きょ、帝王切開をすることになりました。 陣痛室へ移動したり、導尿カテーテルを挿入したり、準備が進んでいきました。 ちょうど導入カテーテルの挿入に悲鳴をあげたタイミングで、旦那さんの虎ちゃんが病院に到着しました。すると、陣痛の痛みが強まっている鳥野さんに、 「ねえねえ、陣痛ってそんなに痛いの?」 と旦那さんは質問を投げかけました。 痛みに耐えながら思わずイライラしてしまう鳥野さん。看護師がすかさずフォローをしていましたが、その楽しそうなやりとりにまたもイライラが募りました。 そして、そうこうしているうちに、オペ室へ移動する時間がやってきました。 「じゃあ行ってくるね。」「頑張って」 鳥野さんはいよいよオペ室へ移動します。 ◇◇◇ 痛みで会話するのもやっとのところ「痛いの?」と聞かれたら……。鳥野さんが旦那さんにイライラしてしまうのもうなずけますね。けれど、しっかり手を握って手術室へと見送ってくれた旦那さん。鳥野さんにとって何よりも心強いものだったのではないでしょうか。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年06月24日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。紆余曲折あり、2013年4月から療育園に通うことに。療育園では食事の仕方を始め、集団生活を送る上でのルールなど、いろいろなことを学んでいきます。そして、そんなある日のこと。先生は、はるさんに「絵カードをやってみませんか?」と提案するのでした。「絵カード」って、一体なんなの? はるさんは、「絵カードって何? それが何になるの?」と真っ先に思いました。 しかし、説明を聞いてみると、絵カードを使ってやり取りをすることで、イメージが伝わりやすくなるということ。 そして、行動の流れなど先の見通しが立つことで、パニックが和らぐことがあるとのこと。 先生の説明に納得したはるさんは、絵カードをやってみようと決意することに! 見通しが安心につながるという絵カードを試してみることを決意したはるさん。人は“わからない”“見通しが立たない”といったことがストレスになる場合がありますよね。きっと絵にすることで具体的なイメージがわかりやすく、理解しやすくなるのでしょうね。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月24日結婚して2年、なかなか子宝に恵まれず2年間不妊治療に通い続け、2度の化学流産を経験。不安と喜びの妊娠期間を過ごし、やっと会えた息子。 次の日、小児科の先生から告げられた言葉は、出産したばかりの私にはあまりにも衝撃的でした。 念願の妊娠、出産! だけど…結婚後、なかなか子宝に恵まれず、不妊治療に通い始め、タイミング法をおこなっていましたが、2度のつらい化学流産を経験しました。「神様があきらなさい」と言っている、と本気で思っていました。 半分あきらめながらも治療を続け、超音波検査で赤ちゃんの入った袋が見えたときの感動は、今でも忘れられません。2回化学流産したこともあり、妊娠中はちゃんと育ってくれるか不安でしたが、特に問題なく順調に経過し、あっという間に出産を迎えました。 初めてのことでもうろうとしながらも、無事に出産。夫も立ち会ってくれ、私たちにとって忘れられないものとなりました。病室に戻り2人で喜んでいたのですが、息子の呼吸が安定しないため、保育器で様子を見ることに。私も夫も不安でしたが、それ以上に生まれてきてくれてやっと会えた喜びのほうが大きく、次の日からの母子同室を楽しみにしていました。 ところが、次の日の朝、医師から「午前中いっぱい様子を見て、大学病院に転院するか決めます」と言われ、祈るような気持ちで午前中を過ごしました。息子に何が起こっているのか? どういう状況なのかわからず不安でいっぱいでした。お昼前、小児科の先生から告げられた言葉は、私たち夫婦にとって衝撃的なものでした。 大学病院で検査?「呼吸が安定しません。専門の所で見たほうが安心なので、今から転院しましょう。 それと、染色体異常の可能性があります。検査をしたほうがいいでしょう」。 言葉が出ませんでした。昨日まで、生まれてきてくれたこと、不安だけど楽しみな育児、「早く抱っこしたい」と夫と2人で話していたことが、なんだか夢のようでした。 それから、1時間もしないうちに救急車が来て息子は大学病院へ。夫も手続きのため、追いかけるようにして大学病院に行ってしまい、産婦人科の病室で部屋にひとり。あまりの展開に状況が飲み込めず、泣くことしかできませんでした。 しばらくして戻ってきた夫とは、何を話していいかもわからず、2人ともお互いに心配かけまいと「大丈夫、きっと大丈夫」と声を掛け合うことしかできませんでした。 それから退院まで、できる限り搾乳して昼から夕方まで息子のいる大学病院に会いに行き、産婦人科に戻って休むを繰り返していました。 おっぱいは張って痛いのに息子はそばにおらず、他の人の赤ちゃんの声で眠れない……。入院中、先生やスタッフのみなさんにとても良くしていただいたのですが、ひとりで産婦人科に入院していることがとてもつらかったです。 検査結果は…息子よりひと足先に私が産婦人科を退院し、3日後に大学病院を息子が退院することに。 息子の退院の時点では検査結果は出ておらず、後日結果を聞きに行くことになりました。 初めての育児、丸1日を息子と初めて過ごすことに不安もありましたが、何より息子を抱きしめることができて、うれしかったです。 慣れない育児に悪戦苦闘しながら、毎日はあっという間に過ぎていき、息子が生まれて1カ月後、大学病院に検査結果を聞きに行く日が来ました。 夫婦2人とも眠れぬ夜を過ごしたかと思います。 結果は「21トリソミー(ダウン症候群)」でした。 先生がいろいろ説明してくれたことがほとんど耳に入らず、帰りの車の中では、ただぼんやり外を眺めていました。 本当に自分の息子がそうなのだろうか? 何かの間違いでは? そんなことを延々と考えていたような気がします。 息子はもう生後3カ月を迎えました。 正直、今でも結果を完全に受け入れることができているかは自分にはわかりません。ですが、800〜1,000人に1人の確率でしか生まれない「ダウン症候群」。そんな息子に選ばれた私は、息子が教えてくれること、息子からしか学べないことがきっとあり、私しかできないことがきっとあると思い、毎日の子育てに奮闘しています。 涙が出ることもあるけれど、「私が今悩んでも不安が息子に伝わるだけ。息子が思い悩んだときに一緒に悩んで考えよう」と思い、前向きに育児に取り組んでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:塩田 沙織現在、3カ月の息子の育児に奮闘中。育休前は、介護福祉士として病院勤務。
2022年06月23日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。大学病院の先生との会話で、手がかりを得たはるさんは、療育園に息子さんを通わせることを決意。そして、2013年4月から療育園の生活が始まることになり……!? 療育園の生活がスタート! 療育園では、食事の仕方や集団生活で過ごすルールなどを学んでいきます。 そして、日々先生と過ごしていくうちに、息子さんは少しずつ先生との信頼関係を築き始めていたのでした。 そんなある日、先生からはるさんに提案が……! それは、「絵カード」をやってみませんか?というものでした。 療育園での生活が始まり、先生に不安なことは相談していたというはるさん。先生に気軽に相談できるようになったことで、気持ち的にだいぶラクになったのではないでしょうか。なんでも気軽に相談できる人がいるのといないのとでは、精神的な余裕が違いますよね。皆さんは身近に相談できる人はいますか?はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月23日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、妊娠26週5日の朝起きると、まさかの破水! そしてお腹が張り始め、張り止めの点滴をしてもらいます。しかし、その後も張りはどんどん増してしまい、とうとう点滴量はMAXに。すると、翌朝出勤してきた主治医がある大きな判断をしたのです。戸惑う鳥野さん。主治医の判断とは……!? 「まだ産みたくないです!」 ※こちらはイメージです。実際にはシリンジをこのように持って注射することはありません。 妊娠26週5日に破水してから、お腹の張りは増し続けました。ナースコールをして何度も点滴濃度をあげてもらいましたが、ついに「もう点滴量がMAXです」と看護師さんに言われてしまいます。 当直の若い医師に診てもらうと、鳥野さんの状況を踏まえると帝王切開になる可能性が高いとのことでした。 31週まではお腹で育てたいと思っていた鳥野さんは、「私まだ産みたくないです!」と、医師に懇願します。 しかし、翌朝出勤した主治医も同じ見解でした。むしろ、「できるだけ早く帝王切開にするのがいい」とのこと……。 今日のお昼に帝王切開をすることに。さっそく準備が始まりました。 ◇◇◇帝王切開にはあらかじめ日時を決めておこなう「予定帝王切開」と、鳥野さんのようにお産の経過中に問題が生じた場合などにおこなう「緊急帝王切開」があるそうです。母子の安全のために選択される手段とはいえ、心構えがないと不安が大きくなってしまうもの。妊娠中、誰しも帝王切開をおこなう可能性があることを心に留めておきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年06月22日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。息子さんが夜中に壁に頭を打ち付けていた一件から、検査を受けることにしたはるさん。そして、この日は検査結果を聞くため、大学病院へ。先生から検査の結果が伝えられます。さて、その結果とは一体……!?果たして検査の結果は…? 検査結果の異常はないと言われたものの、続けて「発達検査を受けたほうがいいかもしれない」と提案されます。 「●●療育園に行こうと思っている」と先生に伝えると、「そこに行ったほうがいいです」という返答が。 このときの先生との会話がキッカケで、はるさんはとある決意をするのでした。 療育園の話になったとき、穏やかに「そこ行ったほうがいいです」とアドバイスしてくれました。見てくれた先生が良い先生だったおかげで、はるさんも手がかりがつかめたみたいでよかったですね。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月22日わこさんはパニック障害を抱える妊婦さん。切迫早産で入院していましたが、無事、退院となり、実家で自由の身を満喫していました。今日は39週0日。突然激しい腰の痛みに2度も襲われたわこさんは、病院に相談し、救急外来に行くか迷います。「腰痛で救急外来なんて大げさ? コロナ感染のリスクも上げたくないし……」と悩みに悩んでいると、今度はまさかの過呼吸が……!? 判断を誤った? わこさんは動けないほど腰の痛みを感じました。しかし、おなかの痛みがなかったことや、救急外来へ行くのは大げさと感じたこと、新型コロナ感染のリスクを上げることに対するためらいがあったこと、車まで移動するのが大変だったことなどから、実家で過ごすことにしました。 しかし、今度は過呼吸が起こってしまいます。 「今までこんなに震えたことなかった気がする」 こんなふうに感じつつも、パニック障害を抱えるわこさんは、持病のパニック発作だろうと思い、異常が起きているサインだということに気が付きませんでした。 ◇◇◇ 救急外来というと重症度の高い人が行くところというイメージがありますよね。しかし、自分では何が起きているのか判断がつかないもの。迷ったり不安になったりしたときは病院に相談して判断を仰ぐのがよさそうです。迷っているうちに悪化する場合もあるので、早めの相談を心がけたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年06月21日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。訪問相談の一件で、誰かに相談することへのハードルが上がってしまったはるさん。しかし、そんなある日、社会性を身につけるには保育園が適しているのでは?と思いつき、さっそく息子さんを保育園へ通わせることに。ところが保育園に通い始めた日の夜、思ってもいなかった出来事が起こってしまい……!? 保育園に初めて行った日の夜、息子に異変が…! 保育園に通い始めた日の夜、息子さんに異変が……。 なんと、息子さんが壁に自分の頭を打ち付けていたのです! 必死に息子さんの頭を押さえて止めさせようとしますが、止めてくれません。 はるさんは急いで119番に電話をかけることに……! 救急車に運ばれる事態となってしまいました。 そして後日、息子さんが受けた検査結果を聞くため、はるさんは大学病院を受診します。 非常事態になると頭が混乱してしまい、適切な判断ができなくなってしまうこともありますよね……。今回息子さんの行動にパニックになってしまったはるさんですが、すぐに救急車を呼んだことで最悪の事態にならず、本当によかったです。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月21日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。息子さんの多動に悩んでいたはるさんは、とりあえず保健師さんに相談してみることに。しかし、療育園に相談しようと思っているとを伝ると、表情は一変! さらにすごい剣幕で怒鳴られてしまって……!?保健師さんの変貌ぶりに頭がパニックに…! 保健師さんとの一件で、「誰にも相談できない……」と思うようになってしまったはるさん。 しかし、ある日たまたま見ていたテレビがきっかけで、息子さんを保育園に通わせることを決意します。 事態は好転するのかと思いきや、結果的に息子さんと保育園の先生の両者を振り回すことになってしまうのでした。 悩んでいるにも関わらず、誰にも相談できないというのはつらいですよね。はるさんのことを担当してくれた保健師さんは、たまたま対応に問題がある方でしたが、すべての保健師さんがこのような対応をする訳ではありません。もし親身になってくれる保健師さんだったら、展開が少し変わっていたのではないでしょうか。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月20日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。初めて行った親子クラブで、息子さんがお友だちの手を嚙んでしまったことがショックだったはるさん。結局、親子クラブはやめることに。しかし、その数日後、スマホにメッセージが……! 送信相手は親子クラブを入れ替わりで抜けた人からでした。 親子クラブをやめた数日後、スマホにメッセージが…! 親子クラブで知り合ったママさんに、療育の施設の存在について教えてもらったはるさんは一度保健師さんに相談しようと訪問相談の予約を取ることに。 息子さんの発語が少ないことや、スーパーなどの壁際をぐるぐる走り回るなど、日常の行動で気になる点を相談。 さらに「療育園にも相談しようと思っている」と伝えると、保健師さんの表情は一変! 大声で「どういう所かご存知なんですか!?」と言われてしまいました。 保健師さんのあまりの豹変ぶりに、はるさんは思わず圧倒されてしまうのでした。 保健師さんの凄い剣幕に驚いてしまったはるさん。わが子のことで真剣に悩んでいるからこそ、訪問相談を利用したのにこのような対応をされたら、困惑してしまいますよね……。皆さんは、この保健師さんの態度についてどう思いましたか?監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月19日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。初めて行った親子クラブでいきなり役員になり、引継ぎ業務をおこなっていたはるさん。しかし、子どもと離れて引継ぎ内容を聞いていると、突如子どもの泣き声が聞こえてきて……!? 突然、子どもの泣き声が聞こえて… 子どもの泣き声がしたので慌てて振り返ると、息子さんがお友だちの手を噛んでいました。 はるさんは慌てて謝りますが、わが子がお友だちを噛んだという罪悪感がなかなか消えず……。 「私の育て方が悪い? ほかの子と違うの?」と、自己嫌悪に陥ってしまいます。そして、この一件で親子クラブはやめることに……。 噛まれたお友だちが何ともなかったようでよかったです。小さい子ども同士のトラブルはわりとよくあることだと思うのですが、責任が強かったはるさんは深く反省し、自分を責めてしまっていました。いずれにしても、余裕がない状態で役員の継続は難しかったと思うので、この時点で断っておいてよかったのかもしれないですね。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月18日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。息子さんが1歳8カ月くらいのころ、はるさんは息子さんの行動範囲を広げるために、さっそく行動に移します。出掛けた先は「親子クラブ」。あいさつをしてから中に入ると、赤ちゃん連れのママがいました。しかしこのあと、まさかの展開になって……!? 親子クラブへ行ってみることを決意! おしゃべりする会だと思っていたはるさんは、急すぎる役員決めに困惑……! しかし、不運にも役員に決まってしまったほか、大人だけ集まり、今年度のイベント決めをおこなうことに。 はるさんは、息子さんがほかの子と遊んだことがないことや、走って逃げちゃうので手を離せないということをママたちに伝えるのですが「大丈夫よ~」と笑顔でなだめられてしまいます。モヤモヤが残りながらも、引継ぎが始まることに……。 初めて行った親子クラブでまさかの役員になってしまうとは、かなり予想外な展開ですよね。皆さんは今回の役員決めについて、どのように思いましたか?監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月17日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。2012年の冬。1歳半健診を受けることになった息子さんとはるさんは、会場へ向かっていました。会場へ到着し部屋に入ると、やさしそうな担当の職員が「どうぞ」と案内してくれます。そして、健診が始まるのですが、担当の職員からある提案をされてしまい……!? 2012年冬。息子さんと1歳半健診に行ったときのこと… 1歳児健診で、積み木や指差しができなかった息子さん。 担当の職員に「ちょっと発達がゆっくりかもしれないので、心の相談のほうへご相談ください」と言われたので、はるさんはさっそく相談の予約を取ります。 最初は職員の方の言っている意図がわからなかったのですが、少しずつわかっていくことに……。 職員の方の言葉がピンとこなかったはるさんですが、子どもの年齢が低いとなかなかわかりづらいのかもしれませんね。とはいえ、子どもの成長は十人十色だと思います。発達の差は個人差があるので、焦らず見守っていきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月16日第一子の出産時にトラブルがあり、満身創痍の産後を過ごしていた私。出産は命がけということを痛感して、赤ちゃんが生まれた喜びと同時に次の妊娠が怖いと言う気持ちすら芽生えてしまうほど……。しかし疲れ切った私を待ち受けていたのは、義母からの予想もしない言葉でした。産前から予兆はあった私の夫は2人兄弟の長男。義母は女の子を育てたことがなく、かわいらしいお洋服を着せたり一緒にお出かけしたりすることへの強い憧れがあったようです。 結婚後、息子が生まれる前は一緒に買い物をしたりお茶をしたり、料理を作るなど楽しい時間を過ごすことができていたので、私自身は義母との関係は良好だと思っていました。今考えると、私のことを娘のように扱ってくれてたのかな?と感じます。 孫は3人でも4人でも結婚して間もないうちから、義両親には孫を望まれていました。私と夫が自宅を新築することになったとき、子ども部屋の数を決めるにあたって義両親は「子どもは3人だって4人だっていい」と口にして夫から諌められていたのを覚えています。 息子を妊娠したとき、性別が男の子だと報告した際も「女の子となかなか巡り会えないねえ」と言っていたので、次は女の子を望まれるんだろうなというのは当時から察していました。妊娠、出産が現実のものとなったことで、義両親、特に義母から女の子を産むことを望まれているというプレッシャーが強くなっていたのかもしれません。 孫フィーバーからの女の子リクエスト息子を出産後は義母にとって初孫である息子を非常にかわいがってくれていて、その点は感謝しています。でも、私は息子を妊娠していたときに妊娠高血圧症候群を発症し、さらに出産の際大量の出血でとても苦しい思いをしたので、第二子の妊娠が怖くなってしまっていました。 しかし、出産直後に容赦なく「次は女の子だといいね」の言葉が。私にとっては、「女の子の孫が欲しいからもう一度頑張ってね」というメッセージに感じられたのです。 嫁は妊娠・出産の機械じゃない私と夫は結婚当初から子どもは2人欲しいねと話し合っていたのですが、息子の出産を経て夫は「君に何かあってはいけないから、子どもは1人でもいいね」と考えが変わりました。私自身は「もう1人欲しいけれど母体死亡は怖い」という気持ち。 それぞれの思いは義母に伝えていましたが、「産んだらなんとかなるから」「大丈夫かもしれないじゃない」と言うばかり。結局孫をかわいがりたい気持ちが一番で、出産によって嫁がどうなろうと気にならないのかなと感じられる態度でした。 義母は息子にとってはいいおばあちゃんでいてくれるので、絶縁や距離を取ることは考えていません。しかし、2人目が欲しいけれど自分が死んでしまうかもしれない、それが怖いという気持ちはどうしてもわかってもらえなかった失望感から、自分の本音を話せる間柄ではなくなってしまいました。今後は付かず離れずのちょうどいい距離感で付き合っていこうと思います。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年06月15日わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。里帰り先の病院で切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することになりました。やがて妊娠37週になり、いよいよ点滴を外すとその影響か、数時間後におなかが張って痛くなってしまいます。このまま一晩耐えられれば退院できるけれど、このまま陣痛になる可能性も……。わこさんにとって長い長い運命の夜でした。そして目が覚めると、無事に朝を迎えていたのです。大喜びのわこさんでしたが、退院の手続きのため、受付へ行くと、あることに気が付きショックをうけます……。 ほんの少ししか歩いていないのに…!? 点滴を外してお腹が痛くなったわこさんですが、無事に一晩でおさまり、退院することになりました。 そして退院の日。 「退院おめでとうございまーす」「辛い入院よく頑張ったね!」「いっぱいご飯食べてね」「出産までに体力つけなよ~」 医師や看護師さんたちの励ましの言葉とともに見送られ、病院をあとにしました。 こうしてわこさんの18日間の入院生活が終了したのです。 妊娠38週の健診で再び病院を訪れたわこさん。 医師から「赤ちゃんが大きくなったので、もういつ生まれても大丈夫」と言われほっとします。新型コロナの流行期とあって、念のためPCR検査を受け、いよいよわこさんは妊娠39週に入りました。 ついに、出産の日を迎えるのです。 ◇◇◇ 無事、入院生活を乗り越えてわこさんは退院することができました。赤ちゃんも大きく成長していてよかったですね。しかし、入院生活で安静にしていたわこさんは、退院時に体力の衰えを実感したようです。助産師さん曰く、産後はもちろん、出産には体力が必要なので、妊娠中、妊婦さん向けのストレッチやヨガやウォーキングなどの運動をとり入れると良いそうです。かかりつけの医師に相談して問題がなければぜひ習慣にしてくださいね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年06月13日歌手の鈴木亜美さんは現在、第3子を妊娠中です。出産後は、歌手活動のみならず、ママタレとしても多くのテレビ番組でも活躍する鈴木さんに妊娠・出産・育児でのエピソードをインタビュー。 芸能人・有名人ママのインタビュー連載がスタート!ママたちに人気の芸能人・有名人ママに、妊娠・出産・育児エピソードのリアルを教えてもらいました。 歌手の鈴木亜美さん(40歳)は、2016年に一般男性と結婚。2017年35歳で第1子長男、2020年38歳のときに第2子となる次男を出産。現在は第3子を妊娠中で、この夏出産予定です。 今回は妊娠中の体の変化や出産時のエピソード、出産後に変わった考え方などたっぷりお話しを伺いました。 妊娠中大変だったのは体の異変! 「長男の妊娠中は、初めてのことだらけでした。人生であんなに体重が増えたことも初めてだったので、妊娠8カ月ごろに、体重に耐えきれなくなったのか、膝が痛くなっちゃって。 でも、膝を痛めたのをきっかけに、『体の準備をしないと出産を乗り切ることができないな』と思って、家の中でできる軽い運動や散歩などを始めて、出産に備えました」 2人とも自然分娩のスピード出産!「私は2人とも自然分娩。出産はやっぱり痛かったです。長男は6時間、次男は4時間とスピード出産の安産でした。 長男の出産のときは、陣痛より破水する直前にいきみを我慢するのがつらかった……! こんなにも我慢できないものだったなんて。先生に破水をしてもらってから10回くらいいきむと産まれたので、破水してからは早かったです。 人ってこんなにも踏ん張れるんだと驚きました。『頭が出てきたよ』と言われたときは感動して、早く出してあげたいと思いました。 次男のときは、長男のときよりも時間は短かったんですけど、長く感じました。陣痛がきてからの流れを知ってしまっているからこそ、先が長いことがわかっていて、長く感じたんだと思います。 次男の出産時も先生に破水をしてもらい、そこからは一瞬のように感じました。早く産みたいという気持ちが強くて、長男の出産時以上にいきみました。夫も立ち会ったんですが、恥ずかしいという気持ちもなく、思いっきり声を出しました」 産後は考え方が一変!おしゃれさより安全第一に。「ママになってから、ものの考え方や優先順位が一変! たとえば、ママになる前までは『おしゃれな部屋に住みたい』という気持ちが強くて、インテリアもおしゃれさ重視だったんですが、産後は角のない家具に変えました。 家の中にキャラクターものは置きたくないと思っていたのに、今ではたくさんあるし、ジャングルジムまであります(笑)! 子どもの成長や住環境を考えて、引越しも数回しています。 公園によく行くので、普段のファッションは汚れてもいい服、動きやすい服を選ぶようになりました。見た目よりも子どもが優先です。考え方ってこんなに変わるんだなと、自分でも驚いています。 仕事面ではママタレとしてテレビのお仕事を頂くことが増えました。今の働き方は自分に合っていると思うので、自分のペースで活動していこうと思ってます」 「おいしそう♡」子どもの素直な反応が嬉しい「子どもの反応って、素直ですよね。自分の中で『これは良い出来だぞ』という食事をおぼんにのせて子どもたちの元へ運んだときに『わ〜!おいしそう!』と歓声が上がると、『あ~頑張って良かった』って。うれしいなって思います。 逆に、手抜きをしたときは何も言ってくれないので、それも子どもたちの素直な反応だなって(笑)。 子どもたちはいろんなことがちゃんとわかっているし、小さくても立派な人間なんだなと、ささいなことに感動するようになりました」 食事を作るときに大変だなって思うのは、子ども2人の食の好みが違うところ。長男は麺類が大好きで、お肉や野菜を飲み込むのが苦手。次男はお肉・白米・野菜と、定食のようなシンプルな味付けのものが好き。2人の好きなもののバランスを取ることが難しくて、いつも献立に頭を悩ませています(笑)。 産後につらかった睡眠不足、もう何年も戦ってます「出産後に1番大変だったのはやっぱり睡眠不足。もともと良く寝るタイプだったんですが、今の平均睡眠時間は6時間くらい。 大事な仕事の前にはしっかり寝たいと思うんですけど、そういうときに限って子どもがお漏らししたり、自分ではどうしようもできないトラブルがよく起きるんですよね。 普段寝るのは21時くらいに布団に入って、子どもたちが寝付くのは22時くらい。同じタイミングで、私も一緒に寝ることが多いです。次男はまだミルクを飲んでいるので、夜中に2回くらい起きます。続けて寝られないことも大変ですね。 長男のときは睡眠不足の状態に体が慣れなくてつらかったんですけど、最近では体が慣れたのかつらいとは思わなくなりました。 ストンと寝たいときはジムに行って体を動かしたり、整体に行ったりして、体を良い状態に整えるようにしています」 子育てのマイルールは「子どもたちを平等に見ること」 「長男と次男ががしょっちゅう喧嘩するんですけど、そういう時ってつい上の子を叱りがち。でも、しっかり原因を見極めるように気をつけています。 どうしても次男がすぐに泣いて、いじめられたように見えてしまいがちなんですが、よく見ていると先に次男が叩いて、長男はやり返しただけということもあります。 ちゃんと子どもたちを見て、次男が悪いときには叱る。そうすると、子どもたちも見られているということがわかるようになってきます。嘘の言い訳をしたときも、しっかり叱るようにしています。 上の子だから、お兄ちゃんだから、という理由で叱らないようにちゃんと見て、兄弟を平等に子育てしていきたいなって思っています」 1年間の行事を通して、成長と喜びを感じられるように 「子どもがいて良かった」と思えることは、さまざまな年間行事を通して楽しみが増えたことかな。 ママになるまで、クリスマスなどのイベントは自分が楽しむものだったけど、今は子どもたちをとにかく楽しませたいという気持ちでイベントを楽しんでいます。準備とか、やることがたくさんあって、1年中ずっと忙しいんですよ。 クリスマスやハロウィンなど、毎年変化をつけられるように試行錯誤して飾り付けしたり、子どもと楽しんでいます。 最後に、ママたちへメッセージ「産後しばらくは、孤独を感じたり、パートナーに対して不満があったり、自分だけがつらいように思ってしまったり……いろんな悩みを抱えて自分自身を責めてしまうこともあるかもしれません。 でもそれは私も経験したし、みんなが通る道だと思います。その後に楽しいと思えることや、家族がたくさんいて良かったと思える時期が来ると思うので、『みんな一緒だよ!1人じゃないよ!』と伝えたいです。 子どもがいることはとても幸せなこと。子どもたちが大きくなった姿を想像しながら、みんなで一緒に子育てを頑張りましょう!」 ◇◇◇ 産後の情緒不安定や、きょうだいがいる場合に上の子を叱ってしまうのは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。きょうだい平等を心がけて、鈴木さんがしっかり子育てに向き合っていることがインタビューでもとても伝わって来ました。鈴木さんありがとうございました!profile:鈴木亜美1982年2月9日生まれ神奈川県出身。オーディションバラエティ「ASAYAN」(テレビ東京) を経て、1998年に歌手デビュー。2009年からは本格的にDJ活動をはじめ、国内のみならず海外でも活躍。女優としても数々の映画やドラマに出演し、近年はママタレとして、「芸能界の激辛女王」としても、バラエティ番組でも人気を博す。2016年に結婚、2017年に第1子を出産、2020年に第2子を出産、現在は第3子を妊娠中(2022年5月現在)。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年05月28日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、26週5日の朝起きると、まさかの破水! このまま陣痛が早まるのだろうかと鳥野さんは不安になってしまいます。心音チェックでは赤ちゃんの元気な心音が聞けていたのが救いでした。破水してから1日半たった日のことです。鳥野さんの体には異変が起こり始めました……。 夜中に目が覚めると… 鳥野さんは夜、眠りにつきました。 そして、真夜中に目が覚めました……。 減っていく羊水に不安を感じるなか、赤ちゃんの元気な心音が聞けていたのは鳥野さんにとって救いでした。 そしてベッドで横たわりながらネット検索をしては、落ち込んだり前向きになったり……。そうこうして過ごすうちに破水から1日半がたちました。 夜中、なんだかお腹が張っている様子を感じた鳥野さん。ナースコールをして、張り止めの点滴を増やしてもらいます。しかし、張りは増してくるばかり。 再度、ナースコールをして点滴濃度をあげてもらいました。 赤ちゃんにはもう少しお腹の中にいてほしい。 「お願い治まって!!」 鳥野さんはそう、切に願いながら横になるのでした……。 ◇◇◇何か悩みごとがあるとき、ネット検索しては検索結果に一喜一憂したという経験がある方は多いのではないでしょうか。そういうときはネガティブな情報に過剰に反応しがちですよね。情報がかんたんに得られる時代だからこそ、ネットの情報はしっかり見極めてじょうずに活用したいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月26日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、血腫が消えて腹痛や出血が治まり、早産の確率も下がったと安心していたところ、26週5日目の朝起きると、ナプキンが水でびっしょり! 「まさか羊水?」心臓がバクバクの鳥野さん。看護師さんを呼んで、羊水かどうか確認してもらうことに。結果は……!? 鳥野さんは破水してしまったのでしょうか……!? ナプキンの水分の正体は…!? ※誤)正産期→正)正期産 ※誤)正産期はあくまでも36週です。→正)正期産はあくまでも37週から41週です。 調べてもらった結果、ナプキンの水分は羊水でした。大量の羊水なので「破水していることになる」と医師。 どこが破水しているのか、なぜこのタイミングなのかわからないが、破水したということは、近々出産になる可能性が高いと言います。 実際には正期産まで持ちこたえた人もいるし、こればっかりは何とも言えない様子。ひとまず、いつ陣痛がきてもよいように準備を進めておくことになりました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、早産の予防で大切なのは無理のない生活を心がけることなのだそうです。しかし、無理のない生活をして気を付けていても切迫早産や早産になることはあるとのこと。羊水が出たかもしれない、いつもと違う下腹部の痛みを感じるなど、気になることがあれば、ママや赤ちゃんを守るためにも、かかりつけの産院に相談して診てもらうようにしましょう。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月23日わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。ある日、里帰り先の病院で切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。点滴の副作用やさまざまな制限などに苦しみましたが、妊娠37週になり、いよいよ点滴が外せることになりました。しかし、点滴を外して副作用から解放されたと喜んでいたところ、その数時間後におなかが張って痛くなってしまいます。「陣痛になるかもしれない」と言われ、焦るわこさん。「24時間耐えられたらひとまず大丈夫」と言われ、なんとか持ちこたえてた退院しよう、と心に決めますが―?長い長い運命の夜… 「今夜眠れたら、一晩持ちこたえたらなんとか退院できる!」 長い夜が始まりました。 痛みは耐えられるレベル。けれど、 「このまま張り返しが強くなれば今日生まれるかもしれない」 そう考えただけで心の準備ができていないわこさんはドキドキしてしまいました。 しかも、準備しておいた陣痛バッグは実家に置いたまま……。売店で必要な物を買いたいけれど、閉店しているので、とりあえず自動販売機で飲み物だけ2本ゲットしました。ほかに持っているものといえばタオルぐらい。 あまりに何も持っていないので、さらに心細く感じるわこさん。 「ますます緊張するし、寝れる訳ないよ!」 そう思っていたわこさんでしたが、あっけなく寝てしまうのでした。 ◇◇◇「陣痛バッグ」は出産の入院準備品をまとめたバッグのこと。「入院バッグ」などとも呼ばれるようです。助産師さん曰く、妊娠経過が順調であっても、突然入院する可能性は誰にでもあるので、妊娠30週~35週ごろに準備を済ませておくとよいそうです。緊急で入院することになっても慌てなくて済むよう、しっかり準備をしておきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年05月23日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、すごい血の塊が出たため医師が診察すると、血腫が消えていることがわかりました。早産の確率が下がりホッとした鳥野さん。おなかの張りはあるものの、出血や腹痛も治まってきました。ようやく、MFICUから一般病棟へ移ることに。そして出血などが治まってホッとしたのもつかの間、今度は別の不安に襲われる事態に……! やっと出血が治まったと思ったら… 血腫が消えて出血や腹痛が治まった鳥野さん。しかしつわりはあったため、一般病棟(大部屋)への移動はきついものでした。 そして妊娠25週、26週の健診で、羊水が減っていることがわかります。やっと血腫が排出されて腹痛が治まったと思ったら今度は羊水の減少。 鳥野さんはまた不安になりました……。 対処法があるわけではなく、ひたすら安静に過ごす毎日。 すると、26週5日目、事態は急展開します。 朝、トイレへ行くとナプキンにかなりの水分が含まれていたのです! 「まさか破水?」「羊水だったらどうしよう……」 ナースコールをすると、羊水反応検査をするために看護師さんがナプキンを預かってくれました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、正常な破水は子宮口全開大ごろに起こりますが、陣痛開始後、子宮口全開大になる前に起こることもあれば、陣痛開始前に起こることもあるそうです。そのため、もし羊水が流れたような感じがしたときは、自分で破水かどうか判断するのは難しいので、かかりつけの産院に診てもらうことが大切なのだそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月22日わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。ある日、里帰り先の病院で切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。点滴の副作用やさまざまな制限などに苦しみましたが、入院生活にも少しずつ慣れてきました。今日は37週の健診日。いよいよ点滴が外せることになり副作用から解放されて喜ぶわこさん。しかし、外したことでその数時間後、わこさんは腹痛に襲われます。これってもしかして……!? 点滴が外れて喜んでいたら… 妊娠37週になり、健診の結果、点滴を外せることになったわこさん。つらい副作用から解放されて大喜び。さらに、安静も解除されました。 しかしその数時間後、点滴を外したことで張り止め効果がなくなり、お腹が激しく張って痛くなってしまいました。 「このまま陣痛になるかもしれないね……」と助産師さん。 まだ赤ちゃんは小さいので、出産予定日までお腹にいてくれると医師が言っていたばかりなのに! 「今日生まれちゃう?」 と焦るわこさんでした。 ◇◇◇ 張り止めの点滴を外したらお腹の張り返しが起こったわこさん。助産師さん曰く、このまま陣痛になるケースもあれば、張り返しが治まるケースもあるそうです。妊娠37週は赤ちゃんの内臓は完成している週とのことでしたが、わこさんは突然の出来事が苦手。張り返しが治まると良いですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年05月20日わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。ある日、里帰り先の病院で切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。点滴の副作用やさまざまな制限などに苦しみましたが、入院生活にも少しずつ慣れてきました。ある日、わこさんは助産師さんから提案を受けました。その提案にわこさんは驚きます。その提案とは……!? 助産師さんからの提案 コロナ禍の影響で中止になっていた分娩室の見学が、特別にできることになりました。わこさんは持病にパニック障害があり、未知の事への不安が強いため、事前に分娩室を見ることで不安を軽減しておこう、という病院の配慮でした。親身な病院の対応に感動するわこさん。 「絶対この病院で産む!」 そんな思いがいっそう強くなりました。 しかし、実際に見学すると……。 分娩室を直接見ることで出産に対する実感がわきました。そして、なんと、実感がわいたことで、余計に恐怖心が増してしまったのでした。 やさしい助産師さんを前にわこさんはそんな本音を言えるはずもなく、「見学できてよかったです」と言ってしまうのでした……。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、出産は産院と妊婦さんの信頼関係がとても大切なのだそうです。パニック障害を持つわこさんへの特別な配慮に感動したわこさん。病院側のやさしさ、手厚いケアを実感したことで、わこさんの病院への信頼はきっと増したにちがいありません。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年05月19日わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。ある日、里帰り先の病院で切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。点滴の副作用やさまざまな制限などに苦しみましたが、入院生活にも少しずつ慣れてきました。しかし、注射が苦手なわこさん。点滴の差し替えはつらかったのです。 つらいこともあったけれど… 家族とも会えず、点滴の差し替えや副作用、薄味の食事……。わこさんにとってつらい入院生活ですが、よかったと思えることもたくさんありました。 それは、助産師さんたちと親しくなれたこと病院内の勝手がわかっていること毎日おなかの赤ちゃんの様子が知れることガラス越しにかわいい赤ちゃんたちが見られること 入院生活はいろいろな我慢をする場面も多いけれど、出産に対して心の準備をする期間にもなっていたのです。それは、環境の変化に弱いパニック障害を持つわこさんにとって、とても大切なことでした。さらにかわいいガラス越しに見る赤ちゃんたちが、出産を励ます存在になっていたのでした。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、切迫早産の場合、個人差はありますが1日のほとんどをベッドで過ごすことになるのだそうです。入院中は雑誌やマンガを読んだり、DVDを観たり、横になりながらできることを探すとよさそうですね。出産すると赤ちゃんのお世話に大忙しなので、安静にしながら少しでも今しかできない楽しみを見つけられるとよいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年05月17日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、すごい血の塊が出ているのですぐに先生に診てもらいましょうと看護師さんに言われた鳥野さん。さっそく診察室へ。すると医師は……。 え!? 消えてる!? いつもより大きな血の塊が出たので医師に診てもらった鳥野さん。赤ちゃんは無事でした。そして「あれっ!?」と医師。 血腫が消えていたのです。24週になって一気に排出されたことがわかりました。 「もしかして出血や腹痛が止まる!?」 と鳥野さんは期待しました。すると医師は、 「断言はできないわね。でも、ずっとあった血腫が消えたし早産の確率は少し下がったんじゃないかしら」 と言います。 鳥野さんは大喜び。 その後、実際に出血や腹痛が治まり、鳥野さんはMFICUから一般病棟に戻ることになりました。 ◇◇◇MFICUとは「母体胎児集中治療室」のこと。血腫が排出されたこともあり、一般病棟に戻れるようになった鳥野さん。喜ばしいことですが、鳥野さんはつわりなどの症状もあったので大部屋への移動がつらかったと言います。つわりの症状も早く治まると良いですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月17日