貧血や便秘、風邪や花粉症による鼻づまり、精神的な不安やストレスなど、病院に行くほどではないけれど、なんとなく不調なときってありますよね。そんなときには、不調を改善する作用があると言われているお茶を試してみませんか。種類豊富な健康茶のなかでも、とくにおすすめのものを紹介します。■むくみ、貧血のときに飲みたい「コーン茶」顔や手足のむくみが気になるときに飲んでいただきたいのがコーン茶です。コーン茶とは、その名のとおり、とうもろこしを煎って煮出したもの。カリウムを多く含むとうもろこしには利尿作用があり、むくみを改善する働きがあると言われています。鉄分も豊富なので、疲れやすい、めまい、立ちくらみなどの鉄欠乏性貧血の症状に悩まされている人も試してみるといいでしょう。さらに食物繊維も豊富で、便秘改善も期待できます。女性に必要な栄養素がつまったコーン茶は、韓国では美容のためのお茶として広く日常的に飲まれているそうです。■鼻炎持ちの人は要チェックの「なたまめ茶」なたまめは、古くから中国で漢方薬として用いられてきたマメ科の植物。膿を排出したり、炎症を抑えたりする作用があることから「膿とり豆」とも呼ばれているそう。副鼻腔に膿がたまる副鼻腔炎(蓄膿症)や、歯肉に炎症を起こす歯周病の改善、口臭予防などにいいと言われています。習慣的に飲むことで、花粉症によるくしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった鼻炎の症状が緩和されたという人も多いようです。■ガンコな便秘、ダイエットには「プーアール茶」脂肪の分解を促進する作用を持つことから、ダイエット茶として定評のあるプーアール茶。もともとは中国茶の一種で、緑茶を長期間発酵させています。ミネラル豊富で、腸内環境やお通じを改善する作用もあるそうなので、便秘がちで痩せにくい人には最適ですね。■肌の状態が気になるときには「黒豆茶」最近お肌にハリがない、肌荒れが気になる、というときは、アンチエイジングのための習慣として黒豆茶を取りいれてみましょう。黒豆には、強い抗酸化作用や新陳代謝を促す働きをするポリフェノールの一種、アントシアニンが豊富に含まれています。そのため、シミ・シワの予防、肌荒れや紫外線によるダメージの改善が期待できるのだとか。■不安な気持ちを鎮めてくれる「カモミールティー」仕事や育児で緊張が続いて気持ちが張りつめているときや、不安で寝付けない夜には、リラックスできるハーブティーを。ハーブティーのなかでもポピュラーなカモミールティーには鎮静作用があり、ストレスを和らげて心身をリラックスさせると言われています。寝る前に飲むと、安眠できるかも。上記のお茶は、ドラッグストアやスーパーのほか、インターネットショップなどで購入できます。薬ではないので、気軽に飲めるのがうれしいポイント。お茶の作用・効能については個人差があるようですが、気になる方は試してみてくださいね。
2016年05月14日こんにちは!海外で1歳児の育児に奮闘するママライターなかやまあぽろです。ママ友と、よく妊娠中の症状や出産時についての話になることはありませんか?ひと口に“妊娠”と言っても、つわりが重かったり、逆に全くない人など十人十色ですね。妊婦さんに特に多いのは、眠気やだるさが続いたり、常に空腹でついつい何かを口にしてしまい、産科に行けば体重コントロールで注意の嵐……なんてことも。後期に入るとおなかで足元が見えないし、赤ちゃんに膀胱(ぼうこう)が圧迫されて思わず尿もれ。妊婦生活は、思った以上に大変!でも、そんな妊娠中にしか体験できないこともあるはず!今回は妊娠中のおもしろエピソードをママたちに聞いて、まとめてみました。現在妊娠中の読者様も、育児真っ最中の忙しいママたちも、しばしの間楽しんでいただけたら幸いです。●夫とのエピソード:イクメン誕生のきざしが見えるかも?『おなかがふくらんで靴下がうまく履けなくなったとき、旦那さんが手伝ってくれるようになりました。ありがとうと伝えると、「僕の老後の介護は頼むよ」 と一言。思わずクスリと笑っちゃいました』(3か月の男の子のママ)『妊娠がわかってから、フィルムカメラでおなかが大きくなる様子を撮っていって、子どもが産まれてから現像して記念にしようということになり、夫が撮影をしてくれることに。私はてっきり全身が写っていると思い込んでいましたが、いざ現像してみるとおなかの部分しか写っていなくてショック。「幸せそうな顔も写ってないと意味ないじゃん!」と夫に言ったら、「赤ちゃんのことしか考えてなかった……」 とのこと。その返事になんだか気が抜けて笑っちゃいました』(1歳の女の子のママ)旦那様との間では、ほっこりするようなエピソードが特徴でした。妊娠中の奥様への気づかいは、パパとして目覚める重要なキーとなり、出産後の子育てへの協力にも影響すると言われています。皆様、イクメンと呼ばれているのでは!?●家族とのエピソード:孫の誕生が待ちきれない両親の、おちゃめな一面『里帰り中のある日、父が畳み終わった洗濯物をキッチンにいるわたしに渡しながら「これ台拭き用のふきんだからしまっておいてね」と一言。何気なくふきんを見たら、なんとわたしの妊娠中に愛用していたデカパンツが…… 。「ちょっと、これわたしのパンツだよ!」と言ったものの、父はわたしがこんな大きなパンツをはいているとは想像もつかないという様子。他の家族は大笑いでした』(2か月の男の子のママ)『息子はおなかにいるうちから名前を決めていて、里帰り先では家族がみんな名前を呼びながらおなかに話しかけていました。特に母は初孫の誕生を待ちわびていて、毎日おなかの息子の名前を呼んではうれしそうにしていました。ある日、母が間違えて実家暮らしのわたしの兄をおなかの息子の名前で呼んだ ときには、家族全員大爆笑でした』(1歳の男の子のママ)孫の誕生を待ちわびるご家族の熱気は、本当に熱くありがたいものですね。出産後に知る両親のありがたみは計り知れないものです。これからお子さんと一緒におじいちゃんおばあちゃん孝行をしたいですね。●外出先でのエピソード:妊娠中は、意外と大胆になる?『妊娠中、わたしはおなかをなでてもらうとすごく幸せな気持ちになって、いろんな人によくなでてもらっていたのですが、他の妊婦さんもきっと同じ気持ちだろうな、と思っていました。ある日、外出先で母のパート仲間の女性に会い、おなかがふくらんでいたのでニコニコしながらなでたのですが、後から母が青ざめた顔で「あの子妊娠してないよ……」 と一言。どうやら元からふくよかな体型の方だったよう。あとから母を通じて謝りましたが、ご本人も爆笑だったみたいで救われました』(1歳の女の子のママ)『健診で産院に行くと、予約をしていなかったので1時間半待ちと言われました。わたしは妊娠中、常におなかがすくタイプだったので、待っている間も何かを食べたい衝動にかられていました。あまりにも待ち時間が長いので、ついに近くのコンビニでおにぎりを買い、待合室でむしゃむしゃ。顔見知りの助産師さんが近づいてきて、「ここでおにぎりを食べたのは、私が知る限りあなたが始めてよ」 と。急に恥ずかしくなり、思わず隅の席に移動しました』(2歳の男の子のママ)妊娠前の自分からすれば、思ってもみなかった行動をとってしまった……というおもしろいエピソードでした。子育てをしている現在では、さらに大胆になっているのでは!?----------妊婦生活は、目まぐるしく変化する自分の体に戸惑いつつも、毎日が赤ちゃんの誕生を待つ幸せな気持ちでいっぱいですね。普段子育てに忙しいママたちも、たまにはパパと妊娠中の出来事を思い出して語ってみては?●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年05月03日【ママからのご相談】臨月に入ったばかりの妊婦です。これが初めての妊娠ですが、毎日毎日あっという間に過ぎてしまい予定日もすぐ来るんだろうな……と思うと今から緊張してしまいます。陣痛なんて経験したことがないのできちんと気づくことができるのかも不安で……。どんなきっかけで陣痛が来ることが多いのでしょうか?●A. お産も陣痛のきっかけも妊婦さんの数だけパターンがあります!ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。臨月に入ると、今まではどこか人ごとのようだった出産を間近に控え、とても緊張してしまいますよね。出産につながる陣痛の兆候パターンはさまざまあり、タイミングも始まり方も妊婦さんによってエピソードはさまざまですが、大体の流れやパターンは把握しておくと、本番のときも慌てず冷静になることができます。今回は、先輩ママが体験した陣痛のきっかけエピソードをご紹介します。●陣痛のはじまり3パターン●(1)前駆陣痛から始まる前駆陣痛とは、本陣痛のための予行練習 のようなもの。36週を過ぎたころから出産の数日前から感じることがあります。“定期的なおなかの張り”が前駆陣痛の症状です。おなかが固くなってから柔らかくなるまでの秒数と、次の張りまでの間隔の時間をメモしておきましょう。●(2)おしるしから始まる出産が近づいてくると、おりもの程度~軽い生理のときのような出血があることがあります。これが俗に言う“おしるし”です。出産までおしるしを何度も繰り返すこともあり、緊急で病院に連絡する必要はありませんが、レバーのような血の塊 が出た場合、別の異常の可能性がありますので、直ちに病院に連絡をしましょう。●(3)破水から始まる陣痛がなくても、破水してしまったら即病院に連絡 しましょう。おなかで「パン!」という破裂の感覚があり(自覚がない場合もあります)、生暖かい水のようなものがチョロチョロと出てきます。羊水が外に流れ出てきているのです。外出先で破水する可能性もありますので、臨月に入った妊婦さんは夜用の生理ナプキンを持ち歩いておくと安心。破水をしたら入浴は控えましょう。●先輩ママの陣痛エピソード『出産前日にマタニティヨガに参加して、終わったあとにトイレへ行くとおしるし。それが2度目のおしるしで、前駆陣痛もある状態でしたがなかなか陣痛はきませんでした。翌日いつものように前駆陣痛 があり「また思わせぶりか~」と思っているとどんどん間隔が短くなり、間隔を測ってみると間隔が10分を切っていました。病院に電話するとすぐに来てくださいとのことで、そのまま入院。その日のうちに元気な女の子を出産しました』(20代/女の子ママ)『1人目も2人目も破水から始まりました 。それも同じ早朝でお弁当を作ろうと立ち上がろうとした瞬間です!1人目は破水してすぐ入院したたもののなかなか陣痛が起こらず、促進剤を使って出産しました』(30代/女の子2児ママ)『前駆陣痛 が続いて、間隔が詰まってきたので病院へ行きましたが、痛みが遠のいてしまいいったん帰宅……そのまま2日ほど、間隔が15分~20分程度の前駆陣痛と戦いながら自宅で過ごし、やっと予定日ちょうどの日に入院、そのまま出産しました』(20代/男の子ママ)『出産数日前はいつもと違うな、という感じがありました。まずお恥ずかしい話ですが腹痛があり激しい下痢をしました ……それからすごーく眠たくて、寝だめをするかのように日中も寝ていました』(30代/女の子ママ)●自信がないのは当たり前。必ず赤ちゃんを産むことはできます今回4人のママの陣痛エピソードをご紹介しましたが、話に聞いていた通りの流れになるとは限らない のがお産の神秘です。初めてのお産でも、何度目かのお産でも「陣痛に気づけるのか?」「ちゃんと産めるのか?」という不安は最後までつきまといます。とはいえ、絶対に何らかの形で陣痛に気づくことはできますし、絶対にあなたはきちんと赤ちゃんを産むことができます。陣痛待ちの妊婦さんは毎日がドキドキだと思いますが、その緊張感も人生のなかで数度経験できるかできないかの貴重な時間。もうすぐ会える赤ちゃんのことを思いながら、おいしいご飯を食べてゆっくりとお風呂につかり、たっぷりと睡眠をとってくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年05月02日こんにちは、ライターの齋藤惠です。想像したくはないことですが、これまでお腹の中ですくすく育ってきた赤ちゃんでも、いざ分娩となるとさまざまなトラブルに見舞われるケースが想定されます。その事例の一つとして挙げられるのが『胎児仮死』です。●『胎児仮死』とは?現代では一般的に“胎児機能不全” と呼ばれています。日本産科婦人科学会の資料によると、**********胎児機能不全とは,妊娠中あるいは分娩中に胎児の状態を評価する臨床検査において「正常ではない所見」が存在し,胎児の健康に問題がある,あるいは将来問題が生じるかもしれないと判断された場合をいう**********と定義されています。具体的に「正常ではない所見」とは、赤ちゃんの心拍数などから呼吸や循環機能に問題が生じていると判断された場合を指します。この状態になると赤ちゃんは低酸素状態 となり、どんどん弱ってしまいます。●考えられる原因は?日本子ども家庭総合研究所の資料では、以下のような原因を挙げています。**********1.母体因子1)妊娠高血圧症候群、糖尿病、腎炎、SLE、抗リン脂質抗体症候群などの合併症2)母体低酸素症(心疾患、喘息、無呼吸、重症貧血、喫煙)3)母体低血圧(仰臥位低血圧症候群、大量出血、硬膜外麻酔など)4)薬物:陣痛促進剤、降圧剤、ステロイドなど2.胎児因子子宮内胎児発育遅延、染色体異常、中枢神経系などの胎児奇形、多胎妊娠、双胎間輸血症候群、胎内感染など3.胎盤因子絨毛羊膜炎、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離、妊娠糖尿病、過期妊娠4.臍帯因子臍帯脱出、臍帯巻絡、臍帯過捻転、臍帯真結節、臍帯長の異常、臍帯付着部異常(辺縁付着、卵膜付着など)5.子宮因子過強陣痛、子宮破裂**********●対策『胎児機能不全(胎児仮死)』と判断されたら、そのときの状態と原因によって医師が対策を行います。分娩中であれば、胎児に酸素を送り込んで子宮内環境の改善を図ります。薬物療法に頼らなければいけないと判断された場合には、子宮収縮抑制剤 などを投与します。その他、母体の体位変換、陣痛促進剤中止、人工羊水の注入など、赤ちゃんの命を救うためにさまざまな対策をおこないます。●ママにできること『胎児機能不全(胎児仮死)』を防ぐためには、やはり普段の妊婦検診によって、原因となるリスクをできるだけ予防・軽減することが重要になってきます。特に、母体因子の中に記載されている妊娠高血圧症候群や糖尿病の症状がある方は、主治医の指示に従って生活習慣の改善や治療に努めてください 。また、言うまでもないことですが、喫煙は厳禁です。さらに、重度の貧血や低血圧と診断された場合にも、「もとからそういう体質だから」と油断せず、主治医から指示を仰ぐようにしましょう。『胎児仮死』という言葉は、その字を見るだけで不安をあおるような印象がありますが、分娩による赤ちゃんの安全を守るためにも、ママならぜひ頭に入れておいた方が良いでしょう。原因や対策をしっかり知識として取り入れて、後は赤ちゃん自身の生命力を信じて、分娩に臨んでください!【参考リンク】・胎児機能不全 | 日本産科婦人科学会(PDF)()・胎児機能不全:その診断と対策 | 日本子ども家庭総合研究所(PDF)()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年04月25日こんにちは、齋藤惠です。お産にはとにかく「痛い」「苦しい」というイメージがついてまわるもの。特に初産の方で、先輩ママから「陣痛がつらくて死ぬかと思った……」などと怖ろしげな言葉ばかり聞いてしまい、必要以上に不安を感じていらっしゃるプレママも多いのではないでしょうか?しかし、女性が命を産み落とす瞬間は、本当に美しくて尊いもの。大変なことには変わりないですが、産む前から恐怖を感じて身構えなくてもいいんですよ。陣痛だって、そのしくみを知って、事前に心の準備をしておけば、何も知らない状態よりも幾分かリラックスしてお産に臨むことができます。●“陣痛”ではなく、“神通”という考えバースコーディネーター・大葉ナナコさんの『ナチュラルなお産』という著書には、陣痛について、次のような記載があります。**********「“陣痛”は痛みという字があるため、よいイメージを持つ人が少ないようですが、昔は、神に通じる“神通”と書いた時代があったそうです。日本人は自然界で起こること全部を、風神、雷神などのように“神”と呼ぶ民族文化がありますが、出産のときに体の中に沸き起こる風や波のようなものも、自然現象と同じような捉え方をして、“神通”と呼んだのでしょう」**********この文を読んだときに私は、今の“陣痛”という字よりも、命の尊さや出産の神秘性を表現している“神通” という字の方が本来の意味に合っているな、と感じました。皆さんはどう思われますか?お産による痛みは、妊婦さんを傷つけたり苦しめたりするためにあるのではありません。新しい命を宿した体が今まさに全てのエネルギーを外に向かって出そうとして起こる、とても自然な現象なのです。プレママの皆さんにはぜひとも、お産を前にして「痛みに耐えなきゃ!」 というプレッシャーから自分自身を解放してほしいと思います。●陣痛では、死にません(笑)陣痛とは子宮収縮のこと。自然な陣痛であれば90秒以上子宮収縮が続くことはありません。そしてどんなに強い陣痛の波がやってきても、間には90秒以上休みが入ります。陣痛によって「死ぬ思いをした」という妊婦さんは多くいらっしゃるようですが、大丈夫。皆さん出産直後から授乳などしっかり子育てをされています。女性の体は陣痛に耐えられるようにできているのです 。陣痛の波が強ければ強いほど、休息時間に分泌されるリラックスホルモン・エンドルフィンの効果が強くなります。このホルモンは天然の麻酔薬としての働きがあり、精神安定を促し疲労回復の作用があります。ママが陣痛とリラックスの波を交互に繰り返すことによって、赤ちゃんも健康に生まれてきてくれるのです。●陣痛が遠のいても焦らないで予定日までに一定間隔の陣痛がこなくて焦ってしまう場合もあるでしょう。しかし、お産とはもともと自然任せにすべきもの。いつでも予定調和とはいきません。陣痛が弱くなってきたら、焦らずに今まで通りの生活をして気長にその時を待ちましょう 。ここで気分が不安定になってしまっては、ますますホルモンの分泌が滞ってしまいます。また、一人で悶々と悩まずにご主人や家族、友人と一緒に過ごすことも、とてもよいリラックス効果となるのでおすすめです。楽しい時間を過ごしているうちに、いつのまにか陣痛が強くなってきた!ということはよくある話なんだとか。陣痛を必要以上に怖がらないでください 。その先には愛しいわが子に会えるという、かけがえのない喜びが待っています。お産はとてもハッピーな行為なのですから、前向きな気持ちで楽しみに、そのときを待ってみましょう!【参考文献】・『ナチュラルなお産―体と心にやさしい』大葉ナナコ・著●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年04月18日妊娠中は、身体や心のバランスを保つのが何かと大変な時期。普段であればさほど気にならない言葉や態度であっても、妊娠中のデリケートな心や身体には「それ、けっこう堪えているんですけど! 」と感じてしまうことだってきっとあるはず。そこで今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中に人にされて一番つらかったこととその対処法」について聞いた。Q.妊娠中に人にされて一番つらかったことを教えてください1位「ない・特にない」46%2位「太ったと指摘される」8%3位「職場での配慮に関して」6%3位「夫・家族の態度に関して」6%3位「つわりのつらさが理解されなかった」6%6位「電車・バスがつらい」5%「妊娠中に人に言われて(されて)一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%で最多となった。続いて「太ったと指摘される」が8%、「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度関して」「つわりのつらさへの無理解」がそれぞれ6%、6位の「電車・バスなどでのつらさ」は5%となっている。そのほかの少数回答として、「妊娠は病気ではないと言われた」「食べ物に対する指摘」「お腹が小さいこと」「動きづらさへの無配慮」などが挙がった。Q.そのことに対してどのように対応したか教えてください■「太ったと指摘される」・「友人男性に、太ったと笑われた。笑ってごまかすしか……。思い出しても腹が立つ」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『旦那さんより大きいね』と言われた。大人の対応で笑って終わらせた」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『太りすぎじゃない? 』と。まあ、その通りなので、食事制限しました」(49歳女性/不動産/営業関連)■「職場での配慮に関して」・「妊活中の会社の先輩に、ちくちくと嫌みを言われ続けた。旦那に愚痴り、真剣に話を聞いてもらっていた」(27歳女性/食品/その他技術職)・「『仕事辞めればいいのに』と同僚に陰で言われた。赤ちゃんに悪い影響になるから、気にしないことにした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「つわりでつらい時期なのに、上司から『明日は絶対出社して来い』と言われ、したいけどできないのでとても苦しかった。大事な会議の前の日は、早く仕事を切り上げるようにした」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)■「夫・家族の態度に関して」・「妊娠中にも関わらずあまりいたわってくれない、気の利かない夫の態度。文句を言うとけんかになるだけなので、実家に帰る回数を増やすなどして、極力考えないようにした」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)・「3人目の妊娠で、母親に『もういらないんじゃない』と。自分が『3人はつくった方がいいよって言ったでしょ』と」(60歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「夫がほかの女性とデートしていた。相手の女性を家に呼び出して、説教した」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「つわりのつらさが理解されなかった」・「つわりは病気じゃないと言われたが、私の場合はれっきとした病気だった。顔で笑って、心でパンチした」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)・「つわりを理解してもらえず、甘えてるととられたときがつらかったです。そう言われても、本当につらくて何もできないので、自分にできることだけしていました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『つわりは精神的なもの、気合で乗り切れ』と言われた。無視しました」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「電車・バスがつらい」・「満員電車でも席を譲ってくれない。ひたすら耐えた」(26歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)・「歩くのが遅かったのか、駅のホームで後ろから突き飛ばすようにぶつかられた。端を歩いたり、階段では手すりから手を離さなかったり、気をつけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「バスで席を譲ってもらえず、重い荷物持っていた時。荷物を床に置いて空くのを待った」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「『そんなに動いたら危ない』と言われた。『妊婦でも動かないとダメなんですよ』と言った」(37歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「帝王切開が決まって初めての手術におびえていた時、『帝王切開は楽でいいよ』と見知らぬ男性に言われたこと。『お前うんだことないやろが』と怒りと同時にすごく落ち込んだ。大人として反論はせず。何も言わなかった」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『病気じゃないんだから』と言われた。『つわりを経験してから言え』と言い返した」(37歳女性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)・「『1人目女の子だから、2人目は男の子がいいね』と。余計なお世話。夫婦がどちらを望んでいるかなんて分からないわけだし、何より無事に生まれてくれれば性別にはこだわらない。『無事に生まれてくれればどちらでもうれしい』と言った」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中に人にされて一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%と、半数近くを占めた。何かとしんどい妊娠期だが、周りの理解に支えられ、たくましく乗り切っている妊婦さんたちの姿が想像できる結果となっている。2位の「太ったと指摘される」(8%)の対応方法では、「気にしない」「聞き流す」「笑ってごまかす」など、真剣には取り合わない、大人の対応が目立った。6%で同率3位の「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度に関して」「つわりのつらさへの無理解」では、いずれも周りの無理解に傷ついている現実がうかがえる。言い返す人もいるものの、「黙って耐える」人も多い。6位となった「電車・バスなどでのつらさ」(5%)についても我慢している人が多いが、「マタニティマークを付けていても気付いてもらえず、通勤の電車に乗る時や降りる時に押される」など、大きな事故につながりかねない実態も浮き彫りとなっている。そのほか、「もう少し動いたら? 」「ちゃんと食べなさい」「そんなに動いたら危ない」など、おそらく悪気なく、本人のためを思って言っているであろう不用意な言葉が、知らずに妊婦を傷つけてしまっているケースも散見される。体調面もメンタルも、なかなか普通の状態を保ちにくい妊娠期。少しでも安心し快適に過ごせるよう、周りの人たちのより一層の配慮やサポートを期待したい。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月12日こんにちは、齋藤惠です。多くの産婦人科や病院では、立ち会い出産を推奨する傾向にあるようですが、実際のところ、妊婦さんの中には旦那さんの立ち会いをためらう方もいらっしゃるようです。そこで今回は、“立ち会い出産はした方が良いのか”という疑問について、パパとママそれぞれの視点からあらためて考え直してみました。これからご出産される妊婦さんの参考になれば幸いです。●立ち会いをするカップルは53%バースコーディネーター・大葉ナナコ氏の著書によると、初めての子どもの出産にパートナーが立ち会いをするカップルは53%。実に半数以上のカップルが立ち会いをしている ことになります。ラマーズ法が日本に普及した90年代に、近代化以降初めて分娩室に男性が入って立ち会いを始めたそうなのですが、そのころはまだ妊婦の足元からお産のシーンを眺めるだけの“見学出産”のような状態だったそうです。しかし、そこから徐々に、旦那さんが汗を拭いてくれたり、抱きしめて体をさすってくれたりと、妻をリラックスさせる大切な役割を担ってくれるようになりました。この変化によって、立ち会い出産を希望するカップルが増えたのだと思われます。●パパとママであるより先に、男と女だから……一方で、お産のときに夫が分娩室の中にいると緊張してしまい、かえってリラックスの妨げとなってしまうという妊婦さんもいます。立ち会い出産が当たり前となった今でも、すべての妊婦さんが希望するわけではありません 。その理由については「理性を失った姿を見られるのが嫌だ」「出産を見られることで夫との関係性が変わってしまうことが怖い」など、女性としての自分を失いたくないという心情がうかがえます。ママであっても女性ですから、当然の気持ちですよね。また、旦那さんの側からしても、出産のシーンは大きな感動とともに、それなりにショッキングな映像を目にすることになります。『出産の際、奥さんがあまりにも痛そうで、男の自分からすれば「このまま死んでしまうんじゃないか……」と思うような光景だった。同じ思いをさせるのがかわいそうで、長い間「2人目が欲しい」と言い出せなかった』私の知り合いの男性からこんな話を聞くと、立ち会い出産は良いことばかりとは限らないようです。●立ち会いは絶対ではない! 夫婦で話し合って決めて女性なら誰でも、赤ちゃんが産まれる部位を見られることは、少なからず恥ずかしいものでしょう。出産に夫婦そろって臨むのはとても理想的なことですが、必ず立ち会うべきと決めてかからず、立ち会いをしないことに罪悪感を持たず、夫婦で話し合って2人の気持ちに従ってください。たとえ旦那さんが立ち会いたいと思っていても、仕事の都合などで間に合わないことが大いに想定されます。しかし、出産に立ち合えなかったからと言って、その後なにかが不利になるわけではありません。あくまでも自然な流れでお産に臨むことを第一に考えましょう 。【参考文献】・『体と心にやさしい ナチュラルなお産』大葉ナナコ・著●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年04月11日【ママからのご相談】妊娠3か月のプレママです。最近つわりがひどくて、きちんと歯磨きができていません。虫歯以外にも、きちんと歯を磨かないと何かトラブルが起きますか?●A. 虫歯以外にも口臭や口内炎、歯周病のリスクも高まりますし、早産の危険性もあります。ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。つわりでつらい時期は食べたくても食べられませんし、歯ブラシを口に入れただけでも吐き気がしてしまう場合もありますからおつらいですよね。しかし、妊娠中でつわりのつらい時期とはいえ、やはりきちんと歯を磨かないとさまざまなトラブルが起こります。特に妊婦さんは、お腹の赤ちゃんに影響する場合もある のです。そこで今回は、妊娠中に起こる口腔内のトラブルについてご紹介します。●どんなものがある? 妊娠中に起こる口腔トラブルとは?妊娠中に起こる代表的な口腔トラブルには次のようなものがあります。・歯周病・虫歯・ドライマウス・口臭・歯肉炎・口内炎●なぜ? 妊娠中に口腔トラブルが増える理由妊婦さんは出産までに一度は歯科検診を受けるように推奨されており、各自治体から妊婦歯科検診が無料で受けられる受診券が配布されます。これは、妊娠中には口腔トラブルが起こりやすいと言われているためです。では、妊娠中に口腔トラブルが起こりやすいのはどうしてなのでしょうか。日本口腔保健協会によると、妊娠により増加する女性ホルモンにより、女性ホルモンを好む歯周病菌が繁殖しやすい状態 になるためとのことです。また、つわりで何度も吐くと、歯磨きをするタイミングを逃してしまいますし、食事が思うように取れないと唾液の分泌が低下し虫歯や口臭などの口腔トラブルが増えてしまうのです。ご紹介した虫歯や口臭といったトラブルは、妊婦さんでなくても歯磨きをきちんとしていない方にはよく起こるトラブルですが、特に妊婦さんが注意したいのが歯周病です。妊娠中に歯周病にかかっていると、早産や低出生体重児を出産する可能性が高くなる ことがすでに明らかにされています。日本の疫学調査では、歯周病でない妊婦と比べると約5倍も早産のリスクが高かったというデータもあります。●妊娠中の口腔トラブルを予防するには?妊娠中の口腔トラブルを予防するためのポイントは次の通りです。●(1)一日一回でもいいので時間をかけて丁寧に歯磨きをするつわりがひどく毎食後に歯磨きができない場合には、一日一回でいいので、体調のいいときにゆっくり丁寧に歯磨きしましょう。大きなヘッドの歯ブラシは避け、なるべく小さめのものを選ぶと吐き気を防ぐことができます 。●(2)一日三回歯磨きできないときは洗口液を利用する一日一回は歯ブラシでの歯磨きをしたら、他の二回は洗口液(マウスウォッシュ)を使ってうがいをするだけでも口の中の汚れを落としたり、細菌の繁殖をある程度抑えたりすることができます。●(3)妊娠中に一度は妊婦歯科検診を受ける歯科医師や歯科衛生士が、虫歯や歯の磨き残しのチェック・アドバイスをしてくれますので、つわりがつらい場合は、少し落ち着いた妊娠中期ごろ に妊婦歯科検診を受診ましょう。----------いかがでしたか。今回は、妊娠中に起こるさまざまな口腔トラブルについてご紹介しました。ママに虫歯があるとお子さんも虫歯になる確率が高くなるというデータもありますので、妊娠中も出産後も適切な口腔ケアを毎日行うことが大切です。【参考リンク】・女性のお口の健康 | 一般財団法人日本口腔保健協会()●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
2016年04月08日こんにちは、ママライターのacoです。多くの妊婦さんが妊娠初期に経験する“つわり”。妊娠6週ごろから始まり、10週をピークに16週前後におさまることが多いと言われています。「妊娠がわかった途端、喜びに浸る間もなくつわりが始まっていた」 という人もいらっしゃるのでは?心の準備ができぬまま症状に悩まされるのはつらいですよね。しかも一口につわりと言っても、「全く食べ物を受けつけない」「においがダメ」「食べていないと気持ち悪い」など症状はさまざまです。そこで今回は、それぞれの症状に合わせた食事対策 をご紹介したいと思います。●つわりの症状と食事対策つわりの主な症状と言えば吐き気ですが、食べ物を見ただけで気持ち悪くなる吐きづわり、空腹になるとムカムカする食べづわりなど、人によりさまざまな症状があります。また、「妊娠するたびに違う症状が出る 」という人もいます。上田玲子氏監修の『安産&つわり撃退! 毎日の食事』では、症状を以下の4つに分類しています。●(1)とにかく何も食べられない食べ物を見ただけで気持ち悪くなるケース。何を食べても結局吐いてしまい、水しか飲めなかったという人も。【食事対策】無理に食べる必要はありませんが、体重が急激に減ったり水分もとれなかったりするようであれば病院を受診しましょう。ジュースやスープ、市販のゼリー飲料など、固形物以外のものを試してもよいでしょう 。●(2)特定のものしか食べられないムカムカしたり吐いたりはするものの、特定のものなら食べられるというケース。フルーツなど食べやすいものが多いですが、中にはジャンクフードが食べたくなるという人も。【食事対策】栄養バランスを気遣うのはつわりが終わってからでも大丈夫 。今は食べられるものを食べましょう。とはいえジャンクフードの食べ過ぎは体重増加につながるため、少量をゆっくり食べるのがおすすめ。●(3)食べていないと気持ち悪い何か口にしていないと、ムカムカしたり食欲が増したりするケース。起床時がつらい という人が多いようです。間食が増えるので、体重増加に注意が必要です。【食事対策】スナック菓子など高カロリーのものはなるべく控え、カロリーの低いおやつを中心にとるようにしましょう。●(4)においがダメにおいで気持ち悪くなるケース。調理のにおいだけでなく、スーパーへの買い物すらつらいことも。食べ物以外に整髪料や洗剤のにおいがダメになる人もいます。【食事対策】電子レンジを活用してなるべく簡単な調理にするか、この時期だけは市販の惣菜で済ませてしまうのもありでしょう。買い物が困難な場合は、家族に頼んだり宅配を利用したりする方法も。●ホルモンバランスの影響もつわりは体内のホルモンバランスが崩れることで起きるという説もあります。ビタミンBにはホルモンバランスを整える働きがあるため積極的に取り入れましょう。ビタミンBは鮭や鯖などの魚介類、豚肉、大豆製品、緑黄色野菜 に多く含まれますが、なかなか食事から摂取できないという方は、サプリメントを活用するのもひとつの方法です。妊娠初期に必要な葉酸もビタミンB群のひとつです。妊婦さん用の葉酸サプリメントには、葉酸以外のビタミンB群が含まれているものも多いので、ぜひ試してみましょう。----------いかがでしたか?つわりの時期はどうしても偏食になりがちなので、お腹の赤ちゃんに栄養が足りているのか不安に感じる人もいると思います。でもこのつらい症状は一時的なもの。栄養バランスはつわりが終わってから考えればいいと割り切って、なるべく負担のない方法で乗り切ってくださいね。【参考文献】・『安産&つわり撃退! 毎日の食事』上田玲子・監修●ライター/aco(フリーライター)
2016年04月05日安心して子育てができるように。各自治体はさまざまな方法で子育て支援を展開しているが、その中で千葉県浦安市では行政との切れ目のない子育て支援とともに、フィンランド政府が無料で妊婦に支給している「マタニティボックス」にならった、「こんにちは あかちゃんギフト」を支給している。実際どのような取り組みなのか、同市のこども部に話をうかがった。○妊婦と行政をつなぐ切れ目のない支援そもそもフィンランドの「マタニティボックス」とは何なのか。フィンランド政府は妊婦に対し、給付金と「マタニティボックス」のどちらか一方を支給しているが、ほとんどの妊婦が「マタニティボックス」を選択するという。新生児のベッドにもなるボックスの中には、マットレスやおむつ、新生児の衣服まで、さまざまなグッズが詰め合わされており、"育児スターターキット"として国民に親しまれている行政支援となっている。この「マタニティボックス」にならった「こんにちは あかちゃんギフト」は、同市が平成27年度より本格導入した「子育てケアプラン」の取り組みの中で支給される。プランは妊娠届け出後、妊婦と行政とのつながりが希薄になりがちであることを危惧して導入されたもので、妊娠届提出時・出産前後・1歳の誕生日前後と3つのライフステージごとに、保護者と保健師やケアマネージャー(市の人材養成研修を受けた一般市民)とが一緒に相談しながら作成する。プランには目標・セルフケア・家族からの支援の項目があり、きめ細かさよりも一人ひとりに無理のないプランの作成を目指している。○約2万円相当を無料でプレゼント出産前後のプランの作成後に支給されるのが、この「こんにちは あかちゃんギフト」だ。生後~1歳未満での使用を想定したもので、マザーズバッグや肌着、靴下など約2万円相当の赤ちゃん用品がセットになっている。新生児の敏感肌を守るため、国産であることとオーガニックコットンにこだわっているという。「現在、利用者の声を集計しているところですが、『こんなにもらえるなんて』『非常に心強い』などという声が届いています」と同市子ども部のスタッフは話す。また同市はギフトのほかにも、出産前後でのプラン作成後に「こんにちはあかちゃんチケット」(5,000円分の金券)を、1歳の誕生日前後でのプラン作成後に「ファーストアニバーサリーチケット」(1万円分の金券)を支給している。「子育てケアプラン」は平成27年度から本格実施となった取り組みだが、平成27年4月~平成28年2月の時点で、妊娠届提出時のプラン作成者は1,051件、出産前後のプラン作成者は1,253件、1歳の誕生日前後のプラン作成者は786件となっているという。平成28年度の「こんにちは あかちゃんギフト」は利用者からの声を反映し、オレンジなど女の子を意識したカラー展開にするとともに、Tシャツやモンキーパンツなど一部の衣服は1歳半でも使えるサイズ展開にした。これらは浦安市在住者への支援であるが、切れ目のない支援やマタニティーギフトの展開を始める自治体は増加傾向にある。こうした支援は育児問題の解決のみならず、「国や地域が子どもを歓迎してくれている」という精神的な支えにもなってくれるだろう。
2016年04月05日【ママからのご相談】妊娠9か月に入った妊婦です。おなかがどんどん大きくなって、出産が間近であることをひしひしと感じています。今回これが初めての妊娠なのですが、当然出産も初めてで不安だらけです。少しでも安産で産みたいと考えているのですが、 何か安産のコツみたいなものはあるのでしょうか?●A. お産が始まる前までに体力づくりをし、心身の状態を整えておきましょう。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。妊婦さんにとって出産は得体の知れない大仕事。本当に不安でいっぱいになりますよね。しかし、心配することはありません。いざ陣痛が始まってしまえば必ず赤ちゃんは産まれます。その痛みに立ち向かうための準備や心構えがあれば、少しでもお産を楽にすることができます。●安産のために妊娠中からできること●(1)体重を増やしすぎない妊娠中に太りすぎて産道に脂肪が付くと、難産の原因 となります。また、体重増加により体を動かすことが困難となり、お産のための体力が備えられなくなってしまうので、適切な体重増加を心がけましょう。●(2)体を冷やさない温かい飲み物を飲んだり、体を冷やさない格好をしたりして、妊娠中から体を温めるようにしましょう。体を温めることにより、赤ちゃんにも質の良い血液が循環されます。特に足や腰、お尻 は冷やさないようにしましょう。●(3)安産体操をする分娩の際に使う筋肉を妊娠中からほぐし鍛えておくことで、お産をスムーズにすることができます。●(4)お産に耐えるための体力づくりウォーキングやマタニティスイミングなどで積極的に体を動かし、お産直前まで体をスムーズに動かせるようにしておきましょう。●(5)お産の流れのイメージトレーニング母親教室などでお産の流れ を把握しておき、分娩までのいきみ逃し・痛み逃しの呼吸法、分娩の際のいきみ方の練習や予習をしておきましょう。●陣痛が始まってからお産を進めるためにできること●(1)リラックスできる環境を整えるお産は、リラックスしている状態が進みやすく、体に力が入っていると必要以上に痛みを感じてしまいます。陣痛がきたら、まずは入院するまでのあいだ自宅でできるだけリラックスすること、入院した後もリラックスできるアイテムや環境を整えることをおすすめします。事前に、入院する際に用意しておくものをリストアップ しておき、入院が決まったら家族に準備してもらうのもOK。●(2)なるべく体を動かす赤ちゃんが骨盤の中を回旋するのを助けるために、つらいですが陣痛がきたらなるべく歩く、階段を下る、骨盤を左右に動かすなどして体を動かしましょう。横にはならず、あぐらをかいて座って陣痛に耐える方が赤ちゃんは回旋しやすくなります。●(3)体を温める体が冷えているとお産がすすまないので、体を温めましょう。破水していなければ、入院前に半身浴したり足湯をしたりするのもおすすめです。産後はしばらく湯船につかれませんし、自宅のお風呂につかることでリラックス効果 も望めます。●(4)なるべく食事をとるお産が長くなってくると体力の消耗も激しくなり、痛みが強くなると吐き気を伴います。痛みが軽いうちに少しでも食べられるものを食べておくといいです。簡単に栄養をとることができるドリンクやゼリーを準備しておくのもいいでしょう。●(5)呼吸は深く痛みと戦うあいだ、大切なのは呼吸です。ママが呼吸をきちんとしていないと、赤ちゃんも苦しい状態になってしまいます。痛みが激しくなってきたら、「ハッハッ」と短い呼吸にならないようにだけ気をつけて、痛みに合わせて息を長く吐くこと だけを考えましょう。長く吐けば、必ず深く吸う動作を無意識にすることができます。●お産はリラックスをすることが肝心。あとは、とにかく体力勝負いかがでしたか?産婦人科の助産師さんは、『お産は体力勝負です。初めから体力の予備力が少ない人はお産の進みも悪く、ダラダラと経過してしまいます。お産直前の時期は1日3時間平気で歩けるくらいの体力があれば、どんなお産でも乗り越えられる』と言っています。臨月に入ってから急に体力づくりをすることは難しいので、妊娠中期くらい から妊娠経過が順調なら体力を落とさないことを意識しましょう。そのためには適切な体重管理が大きなポイントとなります。また、いざ陣痛がくると痛みに抗おうと心まで乱されてしまいがちですが、冷静にリラックスすることがお産を進ませる鍵となります。筆者も初産で、3,000gの長女を入院から4時間ほどで産むスピード出産を経験しました。その要因として、妊娠中、入院前の過ごし方、分娩までの過ごし方として、上記でご紹介したことを実践していた通りにできたことが大きく影響しているだろうなと考えています。赤ちゃんが元気に産まれてきてくれれば、みな“安産”であることは間違いないのですが、なるべくママの苦しみは軽い方がベターなので、ぜひとも今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。【参考リンク】・助産師からの一言アドバイス | 鈴木産婦人科()●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年04月04日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「ジカ熱」です。***昨年秋から中南米で流行しているジカ熱がニュースになっていますね。正式名称は「ジカウイルス感染症」。蚊に刺されることにより感染します。死に至る病気ではないのですが、妊婦が感染した場合、小頭症の子供が生まれるリスクが高いと問題視されています。実際、ブラジルのリオデジャネイロでは、小頭症の子供の出生率が通常の約20倍まで増えてしまいました。妊婦は蚊に刺されないよう、また妊娠中はジカ熱の発症している地域への渡航を控えるようにと、国連のWHO(世界保健機関)は勧告しています。これまでもデング熱や新型インフルエンザなど、毎年何かしら感染症がニュースになりましたね。新種の感染症が発見されるたびに、WHOは徹底して調査をし、封じ込め作戦を懸命にしています。急激に広がる感染症に共通しているのは実は、「初期症状が軽い」ということ。ジカ熱も最初は発熱、発疹、結膜炎、関節痛、倦怠感に頭痛など、「風邪かな?」と油断してしまうような症状なんですね。日本国内での感染はまだありませんが、帰国後の発症は、今年ブラジルから帰国した高校生と主婦が、過去には2014年にも3件確認されています。当時は情報が今ほど流れていませんし、たまたま医師の判断で国立感染症研究所に精密検査を依頼して発見できました。でも、正しく診断されずに見逃されたケースがないとも限りません。感染症が国内に入ってこないように、水際作戦として、空港にサーモグラフィーを置いたり、感染症の流行る地域から帰国した人に症状が見つかれば隔離します。でも、基本は自己申請なので、流入を完璧に食い止めるのは難しい。ですから、ウィルス性の感染症のニュースを見たら、自分で身を守るしかありません。初期症状がどんなものか、まず厚生労働省や国立感染症研究所のHPでチェックしましょう。病院でも「感染症ではないですか?」と自分から医師に質問するといいですね。ジカ熱はまだワクチンや特効薬がありません。蚊には刺されないようにすること。長袖を着用したり、蚊が発生しそうな水場を整理しておくなど、できる予防をしておくのも大事ですね。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年4月6日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年04月04日妊娠すると、分娩に向けて母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、母体の血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。ただし、血漿量は、妊娠後期で50%UPするのに対して、赤血球量は20%UP程度。つまり、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まったような状態になり、貧血のように見えるわけです。これは妊婦の生理的現象なので、あまり心配する必要はありませんが、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血になることが多くなります。また普段は貧血ではない人も、妊娠後期になると鉄欠乏性貧血になることがあります。鉄欠乏性貧血だと、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛などの症状がでます。発症した場合、胎児に影響がでるため、予防として鉄剤が処方されることがあります。この場合、きちんと用法容量を守って、飲みましょう。鉄の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「貧血」の体験談・貧血で倒れて内科に受診しました。そこで念のため、と妊娠検査薬を初めて使ったら妊娠初期であることが発覚しました。・妊娠中期から軽い貧血になったため、ひじき、ほうれん草、あさり、小松菜、赤身の牛肉など鉄分の多い食品をとるよう心がけました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠すると、母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。ただし、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まった状態になり、貧血のように見えるわけです。これは妊婦の生理的現象ですが、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血を発症することが多く、また普段は貧血ではない人も妊娠後期になると発症することがあります。鉄欠乏性貧血になると、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛といった症状があらわれます。発症した場合、鉄剤が処方されます。鉄の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「貧血」の体験談・生理が来ないのを知った彼はメールで「妊娠してるかもね、パパになる心の準備はしておくね」って言ってくれて、まだ結婚をしていなかった私達は妊娠検査薬を一緒に買いに行きました。貧血や嘔吐をしていたので、妊娠してるとは確信してはいても、やはりドキドキしながら使ったら陽性。2つ入りだったので再検査したらやっぱり陽性。彼と大喜びしたのを覚えています。・貧血で倒れて内科に受診しました。そこで念のため、と妊娠検査薬を初めて使ったら妊娠初期であることが発覚しました。・妊娠がわかったとき、私は専門学生で丁度卒業前で学校は休みでした。卒業式は立食パーティーがあり、貧血で大変でしたが、妊娠を知っている友達はずっと側にいて心配してくれてとてもうれしかったです。・血液中の色素量が妊娠初期の段階で通常よりもかなり低く、血液検査の結果、貧血と診断されました。鉄剤を処方されました。その他、食事は葉酸のほかに鉄分、カルシウム、たんぱく質を多く取れるように現在も工夫中です。・妊娠初期のつわりは、吐き気はなかったけれど、常に貧血でした。近所のスーパーに行っただけでめまいがしていたのでミニ水筒にお茶を入れて持ち歩いていました。こまめにベンチでお茶を飲んで休憩しながらだと大丈夫でした。・「貧血」があり、鉄剤を処方されていましたが、仕事の朝礼中はめまいがし立っている事がつらく休憩室で休む事が多くありました。鉄剤だけでは症状が良くなる事はないので、食事で摂るように心がけていました。・鉄剤があまり体に合わず、薬を飲むと吐き気がして大変だったので、妊娠初期から食事に気をつけたり、鉄鍋料理など工夫して貧血予防していくと良いと思います。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日さらにおなかが目立ちはじめるこの頃になると他の人が見ても気づくくらいのおなかに。妊婦さんとしての自覚も強くなってきます。乳房が大きくなる赤ちゃんにおっぱいをあげるための乳腺が発達し、乳房が大きくなります。食欲が出てくるつわりが治まった反動もありますが、とにかくお腹が空く時期。食べ物の好みも極端に変わり、今まで嫌いだったものが大好きになったりします。妊娠5ヶ月に起こる症状妊婦さんの心と体をいたわる愛情ホルモンがたっぷり!集中力がなくなり、忘れっぽくなるれっぽくなったりするのは黄体ホルモンの影響。妊婦さんがのんびり過ごせるように分泌される「愛情ホルモン」ともいわれています。視力が落ちたり、乾きやすくなる視力が落ちやすい妊娠中に眼鏡を作ってはダメ。出産後、その眼鏡では度が合わなくなってしまいます。早ければ胎動を感じる人も活発に動くので、胎動を感じる人もいますが、まだ焦らなくて大丈夫。妊娠5ヶ月にやること・気をつけること鉄分、カルシウムを積極的に摂る妊娠すると、鉄分やカルシウムなどの必要量が大幅に増えます。ところが、現代人はもともとこれらの栄養素を十分摂っていないので、妊娠により極端な不足状態に。なので、妊娠してから貧血と診断される人が多いのです。彼とのスキンシップもOK性生活を再開してもOK。ただし、激しい行為は避け、感染症を防ぐためにもコンドームは必ず着用し、おなかのはりを感じたら中断しましょう。体重増加をマメにチェック食欲が出てくるので、急激な体重増加には気をつけて。ただし、以前は「プラス10kgまで」と言われていましたが、今は非妊時の妊婦さんの体重によって目標体重を設定。痩せ型の人ならプラス9~12kg、普通の人ならプラス7~12kg、肥満気味の人は医師と相談、という数値が目安です。医師のOKが出たら運動もマタニティビクスやヨガなど、無理をしない範囲での運動ならOK。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日貧血とは、血液の成分のうち、赤血球に含まれているヘモグロビンが不足する症状。妊娠すると、母体の体重が増加し、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。ただし、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まった状態になり、貧血のように見えるわけです。血液が薄まるのは妊婦の生理的現象ですが、妊娠中期になると、身体はさらに血液量を増加させるため、鉄欠乏性貧血を発症する方も多いです。鉄欠乏性貧血になると、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛といった症状があらわれます。発症した場合、鉄剤が処方されます。この時は、鉄分の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。みんなどうだった? 妊娠中期の「貧血」の予防法、体験談・貧血気味だったので、鉄分の入ったウエハースを食べていました。(28歳)・鉄分が足りなくて貧血を起こし、倒れたことかあるので、あさりや小魚をよく食べるように気をつけました。(32歳)・ごまや魚類、乳製品を貧血防止とカルシウムを摂るために食べていました。(39歳)・貧血に良いと言われたので、しじみとひじきを食べるように心がけました。(36歳)・貧血なので、チーズ、ほうれんそうなどを気をつけて食べていました。(39歳)・貧血予防のためにナッツ類をよく食べました。(32歳)・貧血検査で引っ掛かった為、のり類を食べるようにしました。(25歳)・バナナ、プルーンを便秘予防と貧血予防のために妊娠中は積極的にとるようにしていました。(40歳)・バランスと健康を意識して野菜を食べるようにしていたのと、貧血気味だったので鉄分の多いものも意識して食べました。(28歳)・妊娠中期から軽い貧血になったため、ひじき、ほうれん草、あさり、小松菜、赤身の牛肉など鉄分の多い食品をとるよう心がけました。(28歳)・血液検査の結果、貧血気味でした。レバーは食べられなかったので、ひじきとホウレン草を沢山食べました。(24歳)・鉄分が不足して貧血気味だったので、ひじきを食べるようにしました。摂りすぎはいけないとのことだったので、ほどほどの量を心がけました。(27歳)・レバーが苦手なので、貧血対策にプルーンを食べました。(32歳)・貧血気味だったので、プルーン、ひじきで鉄分を意識して摂るようにしていました。(30歳)・妊娠する前から貧血気味で数値も良くなかったので、ブロッコリー、小松菜、ほうれん草などを意識して食べるように気をつけました。(27歳)・貧血になってしまったのですが、レバーを食べると吐くので、ほうれん草、小松菜、貝類といった他の食品で鉄分を摂取しようと積極的に食べました。(36歳)・貧血防止のために、鉄分たっぷりの鶏レバーをよく食べるようにしていました。(29歳)・貧血気味だったので、手軽に栄養バランスを補える雑穀米に切り替えました。(30歳)・貧血気味だったので、ほうれん草より鉄分が多いと言われる小松菜を食べていました。(30歳)・病院で貧血と言われ、マタニティー雑誌に鉄分が多く含まれると書いてあった小松菜を食べるようしました。(30歳)・貧血がひどく、鉄分を取るように言われて鉄分入りのチーズを食べるようにしました。(29歳)・貧血気味で、鉄分補給に納豆がいいと聞いたので妊娠中はよく食べるよう意識しました。(34歳)・貧血予防に良いと聞いて、納豆を気をつけて食べるようにしました。おかげで、出産まで貧血になりませんでした。(26歳)・貧血予防に、大量に作って冷凍できるひじきを食べました。(32歳)・いい病院ではありましたが、貧血気味という診断で「鉄剤を出しましょう」とか、じんましんがひどかった時「塗り薬を出しましょう」と言ったのに、お会計時に出なかったりということが結構あり、困りました。・妊婦にはカフェインと貧血がよくないと思い、紅茶を控えました。(29歳)・サプリで葉酸と鉄を摂りました。葉酸は赤ちゃんを作るのに必要だから。鉄は貧血防止のために摂っていました。(32歳)・たんぱく質と鉄分が含まれている食べ物を心がけました。栄養をバランスよくとらなきゃと思っていました。鉄分は貧血なので摂るようにしていました。(28歳)・妊婦健診で貧血と診察され、鉄分が多いひじきやほうれん草を意識して食べました。(30歳)・ほうれん草は妊婦に必要な葉酸が含まれているため、ひじきは貧血防止のため、頑張って食べていました。(23歳)・貧血気味だったので、プルーン、ひじきで鉄分を意識して摂るようにしていました。(30歳)・貧血があったので、鉄分摂取の為と便秘改善の為にプルーンとヨーグルトを食べるようにしていました。(29歳)・仕事が大変だったので一日分の鉄分が入ったヨーグルト飲料を貧血で倒れないように摂っていました。(22歳)・妊婦になる前は海藻類は食べなかったのですが、貧血があったので、海藻類とほうれん草など鉄分豊富な食品をとるようにしていました。(27歳)・病院で勧められた根菜類、貧血気味の為にレバーやほうれん草等の鉄分の多いもの、冷え性解消の為に生姜茶を妊娠中は気をつけて食べたり飲んだりしていました。(40歳)・カルシウムを補うために煮干を、貧血だったので鉄分を補うために豚レバーを食べました。(32歳)・貧血からくる、動悸や息切れの症状はかなりつらいので、鉄分をマメにとったほうがいいと思います。・妊娠中、貧血があり、鉄剤を処方されていましたが、仕事の朝礼中は、めまいがし立っている事がつらく休憩室で休む事が多くありました。鉄剤だけでは症状が良くなる事はないので、食事で摂るように心がけていました。・2人目妊娠時、自覚症状はなかったものの酷い貧血で、鉄剤を処方されました。飲み薬が全く合わず、注射にしてもらいました。ちょっとでも気になったことがあれば、どんどん先生に尋ねると良いと思います。 ・2人とも妊娠中は貧血で鉄剤が処方された。もっと鉄分の多い食材を摂ってればよかった。・妊娠中はかなりの貧血に悩みました。でも産院で処方される薬はドラックストアで買うより格安で安心でした。とりあえず症状を自覚したら、かかりつけの医師に、体調に合わせて欲しい薬をお願いすると、大概の症状に合った薬を処方してもらえました。・サプリメントが嫌いで栄養には気を使っていたのですが、健診でよく貧血だと言われました。妊婦だとサプリメントを上手に利用した方がいいかもしれません。・軽い貧血があったのですが、病院から貰った貧血用の薬を飲み、水分はなるべくタンニンを含まないモノをとり、牛乳を鉄分・葉酸入りのものに変えました。直ぐに治りました。・つわりがひどかったので、胃薬や貧血の薬を処方してもらいちゃんと飲んだら結構良くなったので、先生や看護士さんにしっかり相談するといいと思う。・妊婦の時、特にサプリメントは摂りませんでしたが、貧血予防のために鉄分の多いものを意識して食べていました。(31歳)・仕事をしていたので、身体にいいおやつ、例えばひじきせんべいや小魚などをいつもそばにおいて、こまめに食べながら貧血予防していました。・貧血予防にサプリメントはかかせなかった。・肌のキレイな子が産まれると聞いて、「りんご」か「プルーン」を毎日食べました。おかげで鉄分も取れ、貧血予防にもなりました。(30歳)・妊娠6ヶ月頃から、貧血予防にひじき、便秘予防にプルーンを食べていました。(34歳)・妊娠初期の2ヶ月から3ヶ月頃は疲れやすいので毎晩黒酢を飲んでいました。現在、7ヶ月ですが、便秘と貧血予防にきなこ牛乳やヨーグルトを摂取しています。(33歳)・妊婦の時、赤ちゃんの体に悪いとされるものは、ほぼ我慢し、飲み物も麦茶を中心に温かくして飲み、根菜類や小松菜、ほうれん草などを貧血予防に食べた。お菓子類は、お餅類などを食べた。(28歳)・安定期を過ぎてから貧血予防の為に極力レバニラ炒めやもずくなどを食べていました。葉酸のタブレットは妊娠前から毎日飲んでました。(27歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日出産は人生の大仕事! 特に初めての時は、分からないことだらけで不安がいっぱいです。そんな時に頼りになって安心もできる場所は、やはり実家ですよね。そのため、いわゆる"里帰り出産"をする人は多いでしょう。これは日本の「出産時の文化」と言えるかもしれません。それでは、海外の妊婦さんたちはどのように出産を迎えるのでしょうか。国によって違いがあるのか、日本在住の外国人20人に聞いてみました。○どちらかといえば"里帰り"が多い・「ポーランドでも里帰りします。もし帰ることができなかったら、妻の母親が約1カ月助けに来ます」(ポーランド/30代前半/女性)・「香港にもあります。しかし、実家が近い場合、お母さんが面倒を見に来ることもあります」(香港/20代後半/女性)○両親が来てくれることが多い・「ベトナムでは里帰り出産はあまりないですが、妊娠から出産まで旦那さんの母親かお嫁さんの実母が来てくれることが多いです。孫の世話を見てくれることが一般的です」(ベトナム/30代前半/女性)・「里帰り出産は聞いたことがありません。妊娠時より母親がお手伝いに来ます(奥さんの母親の方が多い)」(ブラジル/40代前半/女性)・「里帰りも、親や兄弟が嫁を手伝いに家に来ることもあります。後者の方が一般的だと思います」(フィリピン/30代半ば/女性)・「里帰りする人もいますが、妻の家族が出産や産後のお手伝いをしに妻の住居へ行くというパターンが多いです」(トルコ/40代前半/男性)・「人によって違いますが、基本的に妊婦さんが里帰りするよりは妊婦さんを支えるために地元から両親が来る場合が多いです」(ロシア/20代後半/男性)○帰らない/自力で準備が多い・「ありません」(バングラデシュ/20代半ば/男性)・「現在はない」(インドネシア/20代後半/男性)・「聞いたことがない。一般的に妊娠後も会社で働いて、出産前の半月前に産休に入る」(中国/20代半ば/男性)・「この場合、文化というより支援が必要ですので、妊婦は実家に戻るか嫁側の両親に日々来てもらうケースがあります。しかし、大半は旦那さんやパートナーと自力で準備し、産婦人科病院で出産することが主流です」(オーストラリア/30代後半/男性)○場合による・「ウクライナには里帰り出産という文化はありません。女性の希望次第です」(ウクライナ/20代半ば/女性)・「する人もいると思いますが、文化ではないですね。病院ではなく家で出産する人もいます」(カナダ/30代前半/女性)・「特に決まりはないですが、里帰りか、両親が家に泊まりに来るかです。あとは出産後1カ月くらいの出産後休みがあります」(マレーシア/30代半ば/女性)・「家庭が不安なら(シングルマザーや金欠など)、里帰りして両親に助けてもらうことはあると思います」(イタリア/30代前半/男性)○もともと一緒/近くに住んでいることが多い・「国が小さいので、里帰りと言っても車で30分以内くらいで移動できます。また、もともとどちらかの親と一緒に暮らしている夫婦も少なくないです」(シンガポール/20代後半/男性)・「働くために移転する女性はいないため、日本のようなケースは少ないと思います。あれば、出産するため地元に戻るはずと思います」(エジプト/20代半ば/男性)○「出産ケアセンターに入る」という国も・「台湾も里帰り出産はあります。現在は、多くの方が出産ケアセンターで1カ月療養します」(台湾/40代後半/女性)・「里帰り出産もありますし、夫の実家で面倒を見てくれることもあります。最近は産後のケアができる施設に入って2週間~2カ月ほど過ごす人が多いです」(韓国/30代前半/女性)○総評海外であっても、女性が出産や乳児の扱いに不安を覚えることは同じはず。しかし、里帰り出産が"文化"と言えるほどに定着している国はあまりないようです。「母親がしばらく自分の家に滞在してお手伝いしてくれる」ことが多いようですが、もしかしたら海外の家は日本よりも広いことが関係しているかもしれません。また、台湾や韓国のように、産後のための施設がつくられている国もあるようで、世界の出産環境は少しずつ変化してきているようです。出産はその国・地域の中でも違いがあるものなので、今回のコメントがそのまま国・地域全体の風習・文化とは言いにくいかと思われますが、それでも、一番身近な先輩はお母さんというのは、どの国でも共通で言えることではないでしょうか。調査時期: 2016年2月15日~2016年3月15日調査対象: 日本在住の外国人調査数: 20人調査方法: インターネット応募式アンケート※本文と写真は関係ありません
2016年04月04日こんにちは、ママライターのfurahaです。妊娠中は控えたほうが良いとされている、タバコ、アルコール、カフェイン。タバコやアルコールは、低出生体重児や胎児アルコール症候群を招く危険性があり、明らかに胎児に害があることがわかっています。その一方で、カフェインが胎児に及ぼす影響に関してはまだ研究中で諸説あり、どのような影響があるのかよく知らない妊婦さんも多いのではないでしょうか?また、タバコやアルコールのように完全にやめないといけないというわけではなく、カフェインは少量であれば問題ないという考え方もあります。そんな妊婦さんが知っておくべきカフェイン情報、そして妊婦さんに人気のハーブティーについて紹介します。●妊娠中にカフェインを控えないといけない理由なぜ妊婦さんがカフェイン摂取量に気を付けないといけないかというと、カフェインは胎盤を簡単に通過してママから胎児へ送られてしまうから 。胎児は代謝能力が低いため、カフェインをうまく分解して排出することができず、体の中にどんどんカフェインが蓄積されて血中濃度が高くなってしまいます。また、カフェインには血管を収縮させ胎盤への血流を減らしてしまう作用があるため、胎児へ酸素や栄養が十分に送られなくなる危険性も。さらに、利尿作用もあるので、妊娠期間に必要とされているカルシウムや鉄分を尿として排出し吸収を妨げる働きもあります。これらは既に研究でも証明されていることで、妊娠期のカフェイン摂取に関しては世界中で研究が行われています。アメリカの産科学と婦人科学の専門誌『American Journal of Obstetrics and Gynecology』では、『流産の危険性は毎日のカフェイン摂取量に比例すること。1日に200mg以上のカフェインを摂取する女性は、全くカフェインを取らない女性に比べ、流産の確率が2倍になる』と発表されています。また、イギリスのレスター大学が行った研究でも、カフェイン摂取量が1日100mg以下の妊婦さんと比較し、低出生体重児の子どもが生まれるリスクが、100mg~199mg摂取の人で20%、200mg~299mg摂取の人で40%、300mg以上摂取で50%高くなる、という結果が出ています。研究によってどれくらいの摂取量をよしとするかに多少の違いはあるようですが、少なくとも、カフェインは胎児の発達障害や低体重を招き、害があることは確か !妊婦さんはできるだけとらない方がいいということがわかります。●妊娠中も少量のカフェインであればOK!とはいうものの、カフェインを含むコーヒーや紅茶が好きでリフレッシュするために飲んでいる、という女性は多いと思います。妊娠を機にそれらを完全に断つというのは、ストレスの原因にもなりかねないので、コーヒーや紅茶がどうしても飲みたいという妊婦さんは摂取量に気を付けましょう 。妊婦さんの1日のカフェイン摂取量は、WHOでは300mgまで 、ヨーロッパやアメリカでは200mgまで にしたほうがいいとされています。1日200mgまでの場合、目安としてはコーヒー1〜2杯程度。日本では明確な基準はありませんが、コーヒーであれば1日1杯、多くても2杯程度にとどめるように推める産科医が多いようです。また、コーヒー・紅茶に比べて含有量は少ないですが、緑茶・ウーロン茶にもカフェインは含まれています。水分補給をする際も、緑茶・ウーロン茶ではなく麦茶を飲むほうがいいでしょう。カフェインを気にせずコーヒーや紅茶を飲みたいという方には、デカフェ やノンカフェイン のものがおすすめです。●妊娠中・授乳中はハーブティーにも注意が必要!カフェインを気にせずお茶を飲めるということで、ハーブティーを妊娠中に好んで飲む方も多いと思います。香りもよくリラックスできるハーブティーですが、実はハーブティーにも妊婦さんに向かないものがある ので、種類を選んで飲むようにしましょう。●妊娠中は飲まないほうがいいハーブ・セントジョーンズワート・セージ・ハイビスカス・フェンネル・レモングラス・サフラン・アロエ・ハトムギ・ジャスミン・カモミール・ラベンダー他にも妊娠中に避けるべきハーブはたくさんありますが、なじみのあるハーブで注意したいものをピックアップしました。上記ハーブの多くは子宮を収縮させたり子宮を刺激する作用があるため、妊娠中は飲まないようにしましょう。また、ラベンダーのように神経系に作用を及ぼすハーブも妊娠中は避けたほうがいいと言われています。上記全てではありませんが、ほとんどのものは授乳中も避けたほうがいいとされているハーブなので、妊娠中だけでなく出産後もハーブティーを飲む際は気を付けたいところです。●妊娠中に飲み過ぎないほうがいいハーブ●ローズヒップビタミンCを多く含み、疲労回復や美肌作用で知られているローズヒップですが、多量に摂取すると下痢症状 を起こすことがあります。●ペパーミント消化不良や吐き気を解消してくれるので、つわり症状を和らげてくれる反面、子宮の筋肉を収縮させる 作用もあるため、妊娠中の過剰摂取は避けましょう。●ショウガつわりを解消したり、代謝をよくしてくれるショウガ。しかし、ドライジンジャーを摂取し過ぎると消化器官へ悪影響を及ぼしたり、低血糖になる可能性 があります。●妊娠中でも飲めるハーブ●ルイボスティー妊娠中に不足しがちなミネラルが豊富に含まれており、血行促進、便秘解消、美肌作用などがあります。妊娠中から授乳中まで飲むことができるハーブです 。ただし、飲み過ぎると下痢症状がでる場合もあるので、注意をしましょう。●ダンディライオンルート利尿作用によるむくみ予防、便秘解消、さらに母乳の出もよくしてくれるので、妊娠中だけでなく授乳中にもおすすめのハーブ 。タンポポコーヒーとしても知られています。●ラズベリーリーフ(飲んでいいのは妊娠後期から)陣痛を和らげ子宮の動きを滑らかにしてくれるため、臨月の妊婦さんにおすすめのハーブ。母乳分泌を良くし、母体回復にも良いとされているので、産後にもおすすめのハーブです。ただし、子宮をけいれんさせる作用もあるため、妊娠初期や胎児が安定していない時期には飲まないほうがいいとされています。飲む時期に注意しましょう 。----------こうみると、なじみのあるハーブでも実は妊娠中は適さないものが意外に多いことがわかります。アメリカやイギリスでは、必要がない限り妊娠中のハーブ摂取は推奨されていないくらい、ハーブは種類や摂取量によっては胎児や母体の健康に悪影響になりかねないことも覚えておきましょう。【参考リンク】・Maternal caffeine intake during pregnancy and risk of fetal growth restriction: a large prospective observational study()●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)
2016年04月03日こんにちは、ママライターのacoです。近頃、赤ちゃんに小頭症を引き起こすジカ熱の母子感染が問題となっています。ニュースなどで取り上げられる機会も増えたため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。しかし、実は私たちの身近にも、 妊婦さんが感染すると赤ちゃんに脳障害や聴力障害、流産・死産を引き起こすウイルスがあります。それは『サイトメガロウイルス 』と呼ばれるものです。サイトメガロウイルスはまだ認知度が低いこともあり、知らなかったがために予防できず、結果的に赤ちゃんに症状が出てしまったケースがたくさんあります。そのため、少しでも多くの方に知っていただきたいという思いから、今回はサイトメガロウイルスの危険性や予防策についてお伝えします。●お腹の赤ちゃんに感染すると、障がいを引き起こすリスクもサイトメガロウイルスは、唾液や尿、母乳に含まれていることが多く、ほとんどの人が幼少期に親や他の子どもとの接触により自然に感染し、免疫を持っています。しかし最近では清潔志向の高まりも影響し、免疫のない成人女性が増えています 。こういった女性が妊娠して初めてサイトメガロウイルスに感染した場合や、妊娠中に免疫力がひどく低下した場合は、お腹の赤ちゃんに感染するリスクがあります。赤ちゃんに感染すると脳障害や聴力障害、流産・死産などを引き起こす ことがありますが、症状や障がいの程度はさまざまです。また、症状が見られるのは感染した赤ちゃん全てではなく、約10~30%と言われています。一般的に2人目のお子さんを妊娠中に、食事やオムツ替えなど上のお子さんのお世話を通して感染するケースが多いようです。●自分に免疫があるかどうかは、血液検査でわかります自分がサイトメガロウイルスに対して免疫を持っているかどうかは、血液検査をして抗体の有無を調べることでわかります。しかしこの抗体検査は、妊婦健診の中に含まれていません。日本産科婦人科学会において特に推奨されていないことが理由ですが、これにならって厚生労働省も現段階では「やらなくてもいい検査」と位置づけています。それゆえに、積極的に検査をすすめている産科施設は全体の1割程度 にとどまっています。そのため、妊娠されている方でもし自分にサイトメガロウイルスの抗体があるかどうかを知りたい場合は、妊婦健診の際、かかりつけの産院に抗体検査を希望する旨を伝えましょう。またこれから妊娠を考えている方も、事前に抗体検査をして、自分に免疫があるかを調べておくと安心できると思います。●具体的な予防策血液検査をして、もし抗体がないことがわかった場合は、予防が重要です。とはいえ、サイトメガロウイルスを予防できるワクチンは現状まだない ため、一番の予防策は妊娠中に感染しないよう注意することです。【具体的な予防策】(1)おむつ交換や子どもの食事、鼻水やよだれを拭いた後などは、石鹸と流水で20秒間手を洗いましょう。(2)子どもと食器を共用することは避け、子どもが残した食べ物なども食べないようにしましょう。(3)子どものよだれやおしっこがついてしまったおもちゃや家具などは、きれいに拭き取りましょう。サイトメガロウイルスは、石鹸やアルコール、次亜塩素酸などに弱い ので、単に水拭きではなくこういったものが入った清掃用品を使うといいでしょう。また、乾燥にも弱いので、布団類は天日で十分に乾燥させると安心です。(4)妊娠中の夫婦生活の際には、必ずコンドームを使用しましょう。パートナーから感染する可能性もあるためです。----------いかがでしたか?サイトメガロウイルスについて、私自身は偶然耳にする機会があったため抗体検査や予防の重要性を知ることができましたが、身近にあるウイルスだからこそ、知らなければ防げないものですよね。今回お伝えしたことで、少しでも多くの方に知っていただけるきっかけとなれば幸いです。【参考リンク】・サイトメガロウイルス | 先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会()●ライター/aco(フリーライター)
2016年03月29日こんにちは。保育士ライターのyossyです。医学の進歩によって近年は妊産婦の死亡例は減っていますが、やはり出産は命がけ。残念ながら、妊産婦さんが命を落としてしまうこともあります。2010年時点で、最も多い死亡原因は分娩後の出血。次いで『産科的塞栓(そくせん)』です。産科的塞栓には、肺血栓塞栓症や羊水塞栓症が含まれます。ここでは、羊水塞栓症について詳しくご紹介しましょう。『羊水塞栓症(ようすいそくせんしょう)』 というのは、羊水に含まれる赤ちゃんの成分が母親の血液中に入ってしまうことによって起きる疾患です。●発症例は少ないが、発症すると死亡率60~80%羊水塞栓症の症状の出方はさまざまで、診断が困難だとも言われていますが、主な症状は次の通りです。・血圧低下・呼吸困難・チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)・胸痛・大量出血日本産科婦人科学会によれば、『発症頻度は2~3万分娩に1例とも報告されているが、母体死亡率は60~80% 』だといいます。発症することはまれですが、発症してしまうと死亡率が高い非常に怖い疾患なのです。●羊水のなかにある胎児成分が原因羊水塞栓症が起こってしまう原因は、羊水のなかの胎児成分(胎便や胎脂、うぶ毛など)が母親の血液中に入ってしまう ことです。肺毛細管がそれらの成分によってつまってしまうことや、アナフィラキシーショックを引き起こすことによって発症します。●破水後に起こるケースが多い羊水塞栓症を発症するのは、破水後であるケースが多いといいます。日本産科婦人科学会が提示している、「ハイリスク例・誘因」は以下のようなケースです。【羊水塞栓症のハイリスク例・誘因】・帝王切開・軟産道裂傷・常位胎盤早期剝離・前置胎盤・経産婦・分娩誘発・過強陣痛(とくに破水後)・遷延分娩・羊水混濁・分娩前後の発熱・アレルギーやアトピーを持っている・妊娠中の人工流産、羊水穿刺、人工羊水の子宮内注入ご覧いただいた通り、多くの妊婦さんが当てはまる項目です。発症するのはごくまれのため、極端に怖がるのはかえって良くない でしょう。しかし、不安がある場合は、医師・看護師・助産師に相談し、できるだけ疑問を解決しておくことをオススメします。----------『羊水塞栓症』という言葉を初めて目にした人も多いかもしれません。状態が急変した場合は自分で症状を伝えることができませんが、状態はさまざまです。少しでも何か異変を感じた場合には、我慢せずにすぐに医師や看護師に伝えるようにしましょう。【参考リンク】・羊水塞栓症によるDIC | 日本産科婦人科学会(PDF)()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月27日こんにちは!ママライターのなかやまあぽろです。先日娘の1歳の誕生日を無事に迎え、そのせいか最近はよく妊娠中のことを思い出します。わたしはいわゆる“食べづわり”でした。なにか食べていないと気持ち悪いという症状が妊娠初期にあり、 朝から晩まで食べもののことで頭がいっぱいで、仕事中はこっそりグミなどを食べてしのいだ思い出があります。妊娠中期になれば治まるのかなと思っていましたが、それ以上続き、体重が2週間で4kgも増加 してしまい、産科医に注意された苦い思い出も。そうかといって食事の量を減らしても、赤ちゃんに影響が出るのでは……と、悩む日々が続きました。同じような経験をされている方も多いのではないでしょうか。今回は厚生労働省のデータを参考に、妊娠中のヘルシーな栄養のとり方をご紹介したいと思います。●ポイントは、主食・主菜・副菜が整った食事をとること!厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると、非妊娠時の1日に必要なエネルギーは約2,000kcalであるとされています。妊娠初期はそれにプラス50kcal、中期は250kcal、後期に入るとなんと450kcalも余分に摂取するのが望ましいそうです。だからといって、あれこれ好きなものだけ食べる、というのはNGです。食べたものは血液と一緒に赤ちゃんに送られる ので、あまりにも高カロリー、高タンパクであるものは考えものです。ヘルシーかつ必要な栄養をとるポイントは、主食・主菜・副菜というベースがきちんと整った食事をとること。これに気を付けていれば、自然とバランスよく妊娠中に必要な栄養がとれるとされています。●ヘルシーで栄養をバランスよくとるためのポイント7つ●(1)主菜でしっかりタンパク質を!赤ちゃんの血液や筋肉の発達に必要なのがタンパク質です。主菜としてオススメなのが、タンパク質が多く含まれている肉や魚 です。特に牛肉や豚肉はヒレ、鶏肉はささみ、魚は白身のほうが脂肪分が少ないので、より安心ですね。●(2)エネルギー源の主食はしっかりとる体を動かすエネルギー源として必要なのが炭水化物です。パンや麺類に比べ、ごはんは塩分が少ないのでごはんを基本とした献立を立てるとよいでしょう。●(3)塩分・脂肪分・糖分のとり過ぎには注意!甘いものや脂っこいもの、しょっぱいものがどうしても欲しくなるころ。でも肥満やトラブルになる原因なので、とり過ぎには十分注意を!特に塩分のとり過ぎは、塩分を代謝する腎臓の働きに影響し妊娠高血圧症候群のリスクが高まる ので、一日の塩分量を意識することがポイントです。●(4)葉酸は妊婦さんの心強い味方“葉酸”と聞くと、赤ちゃんの障害のリスクを下げることができるという認識をしている方が多いのではないでしょうか。実はそれ以外にも、ママの貧血や動脈硬化の予防になる という働きも報告されています。ほうれん草やブロッコリー、納豆にも豊富に含まれているので、サラダや副菜としてもとり入れやすいですね。●(5)カルシウムや鉄をたっぷり含んだ食材を選んで年輩の方から、「出産すると歯が1本抜ける」という言葉を一度は聞いたことがありませんか?妊娠中にママが摂取した栄養の中で、特に赤ちゃん優先に使われるのがカルシウムや鉄です。乳製品や牛肉の赤身、レバーや青菜を積極的にとり、ママ自身もしっかり補うようにしましょう!●(6)ビタミン・ミネラル・食物繊維も忘れないで妊娠中はホルモンの影響や赤ちゃんの成長に合わせて子宮がどんどん大きくなり、腸の働きが低下し便秘になってしまう ことも。根菜や昆布などの海藻類は食物繊維がたっぷりなのでオススメ。また、野菜や果物もバランスよくとり入れて、ビタミンとミネラルも補いましょう。●(7)水分補給を心がけてへその緒を通じて赤ちゃんへ栄養や酸素を送るのは、ママの血液。水分を意識してとらないと、血流がスムーズにいかないこともあるそう。こまめにしっかりとって、血液の循環をよくすることを心がけましょう。目安は1日1~1.5Lとされています。----------妊娠中のママの体は絶えず変化し、さまざまな症状やリスクと向き合わなければいけません。現代のわたしたちの生活では、一食で全てをバランスよくとはなかなか難しいのかもしれませんが、一日三食のバランスを考えることは難しくありません。健康な妊婦生活が送れるように、ヘルシーかつ必要な栄養がしっかりとれるような食事を心がけてくださいね!【参考文献】・『妊娠生活2013ー2014 初めての妊娠、出産、産後まで。この1冊があれば安心!』おはよう奥さん編集部・編集●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年03月23日ナッツ類は糖質が少なく、良質な脂質やビタミン、ミネラル、美肌をつくるために欠かせないたんぱく質などが豊富で、美容にもよいスーパーフードとして注目されています。しかしその反面、「ナッツは脂溶性成分が多く、高カロリーなので、どんなナッツを組み合わせても合計1日25g程度(約10粒/日)にするようにしたいもの」だと教えてくださったのは、管理栄養士の望月理恵子さん。そこで今回は、ナッツを100g食べた場合のカロリーを比較した「高カロリーなナッツ トップ10」をご紹介します。硬くて噛む回数が増えるナッツは、10粒ほどの少量だけならダイエット中の間食にも最適。たくさん噛むことで満腹中枢を刺激し、腹もちがよいと感じられるからです。食べすぎに注意するためにも、高カロリーな種類を知っておきましょう!■10位:栗(164kcal)栗は他のナッツにくらべて炭水化物(でんぷん)が多く、脂質が少ないのが特徴。また、たんぱく質、ビタミンA、B1、C、カリウムも豊富です。1粒が大きいので、1日2~4個ほどにしておけばカロリーオーバーにならないでしょう。(214kcal/10粒)■9位:銀杏(187kcal)ビタミンE、銅、ビタミンC、カロテンが豊富な銀杏は、食べすぎには注意が必要!メチルピリドキシンというビタミンB6の働きを阻害する成分を含むので、神経障害、腹痛や吐き気、最悪の場合はショック症状で命を落とすほどの中毒を引き起こすことも。10歳以下なら多くても5粒、大人でも10粒ほどにした方が安心です。(57kcal/10粒)■8位:シイの実(252kcal)「食べられるどんぐり」といわれるシイの実は、炭水化物、ビタミンC、マンガンが豊富。食べたことがない人は、秋になったらぜひフライパンで炒ってみてください。自然の香ばしい味が楽しめますよ。(100kcal/10粒)■7位:カシューナッツ(576kcal)中華料理店ではカシューナッツとピーマン、鶏肉を一緒に炒めたメニューがおいしいですね。銅、不飽和脂肪酸、マグネシウム、亜鉛が豊富です。銅は赤血球の材料なので貧血予防にもなります。(58kcal/10粒)■6位:アーモンド(598kcal)カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、食物繊維、ビタミンEが特に豊富で、栄養面では優等生のアーモンド。アーモンドはダイエット中のエネルギー消費を上げ、血液の状態を保ってくれます。ただ気をつけたいのは塩分の過剰摂取。味つけされたものが多いので、できるだけ無塩ものを選ぶとよいでしょう。(60kcal/10粒)■5位:ヒマワリの種(611kcal)手軽に栄養補給できることから、アメリカのメジャーリーガーが球場で食べながらプレーしていることでも知られるヒマワリの種。飽和脂肪酸、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ナイアシンが豊富です。(49kcal/10粒)■4位:クルミ(674kcal)ビタミン、ミネラルの豊富な食品ですが、実の7割が脂質なので食べすぎに注意しなくてはいけません。1日7粒ほどを目安に食べましょう。しかしクルミに含まれるビタミンEは抗酸化力があるので、紫外線対策やシミ、しわ対策に効果が期待できます。(270kcal/10粒)■3位:ヘーゼルナッツ(684kcal)不飽和脂肪酸、葉酸、食物繊維が含まれています。葉酸は妊婦とお腹の赤ちゃんを守る栄養素。鉄分不足にもなりがちな妊婦さんやママには、ほうれん草とヘーゼルナッツのサラダなどがおススメです。(103kcal/10粒)■2位:ペカンナッツ(702kcal)「なにそれ?」と思う人も多いでしょうが、いま、モデルさんなど美意識の高い人々の間でひそかな話題になっているのがクルミ科のペカンナッツです。甘みが強く食べやすいので、クッキーやチョコレートなどのお菓子に混ざっていることも。他のナッツ同様、食物繊維が豊富です。(98kcal/10粒)■1位:マカダミアナッツ(720kcal)外国のお土産としてもおなじみのマカダミアナッツは、ナッツ類のなかでも脂質含有量が多いのが特徴。マカダミアナッツのチョコレートがけなどは、カロリーを気にせず食べる分には最高の相性ですが、1粒でもかなり高カロリーなのです。(144kcal/10粒)*ちなみにナッツはロースト(素焼き)したものよりも生の方が、脂肪が酸化されていないので鮮度がよいそうです。殻つきであればさらに鮮度がよいとされ、殻の重さを考えると、ナッツそのものを100g食べるよりは低カロリーに抑えられます。一度食べたら止まらないナッツ。食べすぎるとこんなに高カロリーになってしまうので、スーパーフードとはいえ注意しなくてはいけません。でも種類や量、食べ方にまで気を配れたら、より美容と健康効果に期待できますね。(文/中田蜜柑) 【取材協力】※健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。
2016年03月23日最近では知らない人がいないほど普及している「マタニティマーク」。身につけることで周囲の人が妊産婦さんへの配慮をしやすくするために、国をあげて広めているものです。しかしこのマーク、海外の人からはどのように受け取られているのでしょうか。母国に同様のシステムがあるかどうかも含めて、日本に住む外国人20人に聞いてみました。○素晴らしい!・「非常に素晴らしいことだと思います。日本は本当に周りの人を思いやる文化なので、こういうことはその象徴だと思います。ロシアには残念ながら、そういうマークはありません」(ロシア/20代後半/男性)・「妊婦だとすぐ分かって便利だと思う。インドネシアにはない」(インドネシア/20代後半/男性)・「マタニティマークはすごくいいと思います。周りが気づきやすいし、勘違いすることも発生しない。マレーシアにはそういうものがないです」(マレーシア/30代半ば/女性)・「譲る側として認識しやすいので、有効な方法だと思います。シンガポールではそのようなものはありません」(シンガポール/20代後半/男性)・「マタニティマークはとてもいいと思います。ポーランドにはありませんが、あった方がいいと思います。特に乗り物を使う時、分かりやすい」(ポーランド/30代前半/女性)・「分かりやすくて親切だと思います。台湾にもあります」(台湾/40代後半/女性)○いいと思う! でも、効果は……・「妊娠時、女性の身体は敏感で、とても疲れやすくなります。そのため、表示をすることで席を譲っていただくく等のアクションを受けやすくなります。ブラジルにもマタニティマークはあるけれど、なかなか効果がありません」(ブラジル/40代前半/女性)・「妊婦にとってすごくいいと思う。中国でもあると思うが、あまり意識しなかった」(中国/20代半ば/男性)・「非常に分かりやすいです。バングラデシュにもそんなものがあるけど、よく知られてないそうです」(バングラデシュ/20代半ば/男性)○すごい! でも、自然に手助けするもの・「大事かつ必要なことと思います。妊婦や子育ての親に対する、周りの思いやりや支援は不可欠です。オーストラリアには同じようなものはありません。手伝いが必要な方にみんなは自然に手助けします」(オーストラリア/30代後半/男性)・「残念ながらマタニティマークはエジプトにはありません。それを初めて見た時、すごいと思いました。何にも言わずに周りの人が妊娠を手伝うよう、また、迷惑にならないようにとする素晴らしいマークです。ですがエジプトでは、マタニティマークがなくても、周りの人がママに手を貸してあげたり、席を譲ったりしています」(エジプト/20代半ば/男性)・「いいと思います。最初の何カ月は妊婦であることが外見からよく分からない人もいるので、電車などで席を譲ってあげられるし。カナダでは同じようなものはないですが、妊婦が優先される駐車スポット(お店から一番近いスポット)なら大型のショッピングモールやスーパーにある」(カナダ/30代前半/女性)○いらないと思う・「あまり意味がないように思います。周囲の人の注意を引いているような感じもないし、トルコにもあるのかは聞いたことがありません」(トルコ/40代前半/男性)・「特にいらないと思います。身体が不自由な方もそういうものを身につけていないですから。イタリアではそういうものはないです」(イタリア/30代前半/男性)○実際に日本で付けてみた&あえて付けなかった・「フィリピンにはマタニティマークと同じようなものはありません。口に出さなくても自分が妊娠していると周囲にアピールできるのってとてもすばらしいと思いました。しかし、自分が身に付けた時、正直さほど効果はなかったような気がしました。席などを譲ってもらったこともありましたけれど、見えないふりをされたこともあります」(フィリピン/30代半ば/女性)・「いい制度だと思いますが、ねたむ人がいて攻撃対象になるという日本のニュースを読んだことがあるので、私は付けていませんでした。韓国にも似たようなマークがあります。また、韓国の地下鉄には妊婦専用の席が設けられているところもあります」(韓国/30代前半/女性)○総評「マークなんかなくても配慮するのは当然だからいらないよ」と言われそうな気がしていましたが、ポジティブな回答が予想以上に多く寄せられました。そのほか、「マークだけでなく、椅子が付いている自転車もスペインにはない! 」(スペイン/30代前半/男性)など、日本では当たり前に見ている光景に反応している方もいるようです。しかし、同様のマークがある国でも、あまり周知されていない場合も多いようですね。また、回答の中に「身体が不自由な方もそういうものを身に付けていない」とありましたが、これも知られていないだけで、多く障害者の方はマークを身に付けています。「日本は本当に周りの人を思いやる文化」と感じてくれている方がいるように、みんながお互いに助け合う心を持っていたいですね。調査時期: 2016年2月15日~2016年3月15日調査対象: 日本在住の外国人調査数: 20名調査方法: インターネット応募式アンケート※本文と写真は関係ありません
2016年03月22日【ママからのご相談】現在妊娠3か月です。待望の妊娠がわかって大喜びしているのですが、まだ体に大きな変化はなく、少しでも妊婦さんらしいことをしたいなーと考えています。そこでスーパーのマタニティコーナーに行ってみたところ、いろいろな種類のマタニティグッズがあったのですが、どれを買えばいいのか、何が必要なのかわからず何も購入できていません。マタニティ用の下着や腹帯、マタニティウェアなどはどんなものを選べばいいのでしょうか。●A. 長いようで短い妊婦生活。マタニティグッズは、なるべく産後も使えるものを選ぶようにしましょう。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。まだまだ見た目ではわからない妊娠初期でも、マタニティグッズを買ったり身に着けたりしていると「妊婦さんになれたんだ」と晴れやかな気持ちになることができますね。しかし、妊娠期間は長いようでとても短い一時的なもの。せっかくなら、産後も長く使えるものを選んで、良い買い物をしたいですね。また、モノを増やしたくない妊婦さんは家の中にあるものでマタニティグッズを代用することをおすすめします。●マタニティグッズってどんなものがあるの?●マタニティインナーマタニティ用のブラジャーやショーツ、肌着など。ブラジャー、ショーツともに妊娠するとサイズが変わるので購入する妊婦さんも多い です。ブラジャーは、ノンワイヤーで締め付けないタイプのものや授乳ができるものもあります。ショーツは、大きくなったおなかを包むタイプのもので、ヒップのサイズも妊婦さん仕様になっています。ブラジャーとショーツがセット売りになっているものもあります。●腹帯おなかを保温したり、おなかを支えたりしてくれます。おなかを下から支えて腰に巻き付けるベルトタイプや腹巻タイプもあります。保温目的として妊娠初期から着用する妊婦さんもいますが、妊娠5か月で戌の日の祝いのタイミングから着用することも多いようです。ベルトタイプのものは、骨盤の動きを制限することで腰痛や尿漏れへの対策もすることができます。産後の骨盤ダイエットと兼用できるタイプのものもあります 。●マタニティウェア妊婦さん用のアパレル用品。ゆったりとしたデザインで授乳ができるタイプのものも多く売られています。●先輩ママのマタニティグッズ体験談3つ●マタニティグッズを多くそろえた結果、タンスの肥やしに『マタニティグッズは結構そろえていました。マタニティ用のブラジャーは妊娠がわかってすぐから使用しました。妊娠中ずっとおっぱいが張って痛かったので妊娠前のブラジャーはつけられませんでした。ショーツもおなかを包んでくれるタイプのものを買いましたが、臨月のころには破れてしまっていました。マタニティウェアはズボンを中心に買っていました。妊婦さん用なだけあって履き心地はよく、産まれる直前までボトムスには困りませんでしたが、産後は使っていません 。次の妊娠の予定もなくタンスの肥やしになっているので誰かにあげようかな、と考えています』(30代/男の子ママ)●ほとんど買わなかった『わたしはマタニティ関連のグッズはほとんど買っていません。妊娠生活に使っていたマタニティグッズは産婦人科に入院準備として用意するよう言われていたマタニティ用のパジャマとサイズに合わせたブラトップだけ。パジャマは妊娠中も楽な格好で寝られて、産後も授乳できるパジャマは大活躍でした。ブラジャーは産後も授乳で使えそうなブラトップを数枚買って、それをしばらく着用しています。お洋服も長めのワンピースやトップスで十分だったので妊婦用は買いませんでした。ボトムスは総ゴムのものを履いたりヘアゴムを通して自分でウェストを延長させたりして、なんとか乗り切りました 。腹帯関係は買わず、手持ちの毛糸のパンツをはいていました』(30代/女の子ママ)●必要に応じて購入『マタニティインナーはブラジャーのみ購入。産後も使おうと授乳できるタイプのものをしてましたが、産後はまたサイズが変わってしまい、結局買いなおしました。腹帯は腹巻タイプのものとベルトタイプのもの両方持っています。1人目のときは腹巻タイプのものしか買わなかったのですが、2人目妊娠時腰痛がひどかったのでベルトタイプのものを購入。マタニティウェアは高価なので買わないつもりでしたが、1人目の時妊娠前の服をムリして着ていたらおなかの部分が伸びてしまって結局産後着られなくなってしまったので、妊娠期間中用の安い洋服を何着か買って、それをローテーションで着ていました 』(20代/男の子2人のママ)●マタニティグッズの必要性はママによって異なるいかがでしたか?マタニティグッズは、ママの体型や体調の変化、価値観によって必要・不必要なものが決まります。ぜひご自身の生活にプラスになるものを選んで、快適なマタニティライフをお過ごしくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年03月21日【女性からのご相談】現在妊娠しており、もうすぐ妊娠5か月になります。つわりはおさまり、体調はだいぶ安定してきました。私が住んでいる市では、妊婦の歯科検診が公費で受けられるようなのですが、やはり受けておくべきでしょうか?妊娠中ではありますが、 フルタイムで仕事をしているためなかなか時間がとれず、どうしても優先順位が下がってしまいます。●A. 妊娠中の歯茎トラブルは早産につながることも。ぜひ歯科検診へ!こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。このたびは妊娠おめでとうございます。フルタイムでお仕事をしていらっしゃるためスケジュールの調整が難しいかもしれませんが、ぜひとも歯科検診を受けていただきたいと思います。なぜなら、妊娠と歯茎トラブルは一見何の関係もないように思えますが、実は早産や低出生体重児を産むリスクにつながることもある からです。●妊娠中に起こる口腔環境の変化4つ妊婦さんの口の中の環境は、妊娠をしていないときと比べ大きく変わっています。助産師であるSOLANINさんの著書『最強母乳外来 ママをたすける実践編!』では、次のような変化があると記されています。●(1)歯周病菌が増える妊娠すると増える女性ホルモンは、歯周病菌の好物でもあるため、妊婦さんの口の中には歯周病菌が増えます 。それにより歯茎がはれたり出血しやすくなったりします。●(2)だ液の分泌量が減るだ液の量が減り、口の中が乾きやすくなります。●(3)だ液の酸を中和する力が落ちる妊娠中は口の中が酸性のままの状態になりやすいです。さらにつわりで歯磨きが十分にできなかったり、食事回数が増えたりすることもあるため、虫歯のリスクが上がります 。●(4)歯肉の免疫力が低下する体だけでなく歯肉も免疫力が低下するため、歯周病菌や虫歯菌に攻撃されやすくなります。----------思った以上に口の中のトラブルに見舞われやすいことがわかりますよね。実は私も第一子妊娠中に歯科検診を受けたところ、生まれて初めての虫歯が見つかり、がっかりした経験があります。●重い歯周病は、早産や低出生体重児が産まれる原因に妊婦さんが歯周病を重症化させてしまうと、そうでない妊婦さんよりも早産や低出生体重児を産むリスクが何と5.9倍も高くなる といわれています。口の中に歯周病菌が増えると免疫のバランスが崩れ、血液中に『サイトカイン 』という物質が放出されるようになります。このサイトカインが増えるにつれ、子宮が収縮しやすくなり、早産などの原因となるわけです。----------いかがでしたか?妊娠中の歯科検診、お腹の赤ちゃんのためにも大切だということがわかっていただけたのではないでしょうか。受診のタイミングとしては、つわりがおさまった妊娠4か月ごろがおすすめです。妊娠後期になるとお腹が大きくなるので、診察の際あおむけになると苦しくなったり気分が悪くなったりする可能性があります。もし治療が必要であればそれまでに完了できるといいですね。【参考文献】・『最強母乳外来 ママをたすける実践編!』SOLANIN・著●ライター/aco(フリーライター)
2016年03月19日●快眠に導く妊婦にオススメの入眠儀式とは?一般の人と妊婦の睡眠時間を比べると、妊婦の就寝時間は平均して31分早まり、総睡眠時間としては21.4分延長したという調査もある(出典: 広島国際大学 心理臨床センター紀要 第13号 2014)。妊婦の理想的な睡眠時間は、一般の人と変わらず1日7~8時間(※)と言われているので、時間だけを見ると十分なように感じる人もいるだろうが、妊婦はあらゆる理由で睡眠の質が下がる傾向がある。具体的に妊婦にはどんなリスクがあるのか、その対処法とともに睡眠コンサルタントの友野なおさんにうかがった。○全身症状と精神症状の両方が理由前回の「妊婦の理想の睡眠時間は? 妊娠すると眠くなる訳」で紹介したように、妊娠によって起こる不快な症状の総称である「マイナートラブル」と睡眠は、相関関係になっている。マイナートラブル自体は、疲れやすくなる倦怠感(けんたいかん)や易疲労(いひろう)、肩こり、腰痛、便秘、頻尿などという症状であり、特にほとんどの妊婦が体験するの妊婦が"三大症状"のひとつである頻尿は、「中途覚醒」という形で、直接、睡眠に影響を与える。頻尿による中途覚醒も含め、「睡眠充足感」が得られなくなる原因として、特に妊婦に当てはまるものが以下である。睡眠充足感が下がる理由・「女性ホルモン」と称されるプロゲステロンの増加・こむら返りやむずむず脚症候群・つわり・妊娠出産への不安や自律神経の乱れ・上気道が圧迫されることによる無呼吸症候群・体勢がつらい・頻尿などの理由による中途覚醒妊娠中によって高まる「女性ホルモン」のひとつであるプロゲステロンには、体温を上げる働きがあるが、人間が眠るためには体温が下がっていることが必要になる。生理前や生理中になかなか寝付けないという人もいるだろうが、それはこのプロゲステロンが上昇していることが一因となっている。頻尿が体験する睡眠トラブルは中途覚醒の他、足がつる「こむら返り」や足にかゆみや痛みなどを感じる「むずむず脚症候群」もリクスが高くなると友野さんは言う。こむら返りとむずむず脚症候群はともに、妊娠3カ月以降に出始めて8カ月目にピークを迎え、分娩にとともに消滅していく傾向がある。そのほか、つわりや自律神経の乱れ、無呼吸症候群、体勢も、なかなか寝付けない、もしくは眠りが浅いなどの要因となる。○深部の熱を放出して快眠をでは、具体的にどのようにすればいいのか。ひとつずつ考えてみよう。まず、プロゲステロンの増加によって高まった深部の熱は、血液の循環を促すことで放出させることが大切と友野さんは言う。例えば、38~40度のぬるめのお湯に20分くらいゆっくり入浴、特に手浴・足浴といった四肢を温めることがオススメとのこと。妊婦は体形的な理由もあってお風呂に入るのがつらいという人もいるだろうが、疲れを落とすという意味でも入浴と快眠はセットになっているので、シャワーだけでは十分に熱を放出できない。○こむら返りとむずむず脚症候群の対処・予防法こむら返りとむずむず脚症候群が起こってしまった場合の緩和方法として、布団を足にかけて温めて、ゆっくり呼吸をしながらつま先を手前に引っ張るといいとのこと。予防のためにできるは、寝る前に足浴をする・靴下を履いて寝るなど、足を温めておくことが大事。就寝前にふくらはぎをゆっくりマッサージするのもいいという。特にむずむず脚症候群は鉄分不足も原因となるので、食事のバランスをみながら鉄分をしっかりとるようにしよう。○精神的な不安は香りで安らぎをつわりや精神的な不安に対しては、できるだけリラックスした環境をつくることが大切にであり、そのために香りの効果を活用するのも手だ。香りは五感の中でもダイレクトに脳に伝わるものであり、肌に塗ることでも血液にのっかることで全身に巡り、脳にリラックスの司令が届く。ただし、香りによっては子宮を収縮させるものもあるため、妊婦は天然の精油を使ったアロマオイルを選ぶようにしよう。具体的には、ラベンダーやスイートオレンジ、ベルガモット、ローズウッドなどがオススメだ。ただし、大前提として妊婦に限らず、好きな香りでないとリラックス効果は現れないので、自分が好きなものを選ぶことが重要となる。特に就寝前は特に香りを気にかけてみるといいだろう。また、入眠前にハーブティーを飲むことでリラックス効果が期待できる。妊婦はカフェインNGと認識している人も多いだろうが、実はハーブティーにもNGなものがある。具体的には、ローズマリーやレモングラス、マテ、ウコン、ジャスミン、ハトムギなど。オススメなのは、ルイボスやカモミール、オレンジピール、ローズヒップ、エルダーフラワーなどで、さゆを飲むのもいいという。就寝前に飲むとリラックス効果があるが、ぼうこうが圧迫されて頻尿になりやすいので、頻尿が気になる人は入浴後すぐなど、就寝直前を避けるようにしよう。リラックスした状況でいざ布団へ。寝姿勢に関しても、妊婦にオススメの体位がある。続いては寝姿勢や日中に心がけておきたいポイントを紹介しよう。※1日7~8時間は統計的な数字であり科学的に証明されたものではなく、どの程度の時間がベストなのかは個人差がある●妊婦にオススメの昼寝とは? 妊娠中の睡眠導入剤はNG??○「シムスの体位」で楽な寝姿勢を上気道の圧迫や体勢に関しては寝姿勢が大切。あおむけは寝苦しくなるため、「シムスの体位」をとることをオススメしている。左肩を下にして横向きになり、上にきている足を軽く曲げ前に出して寝る姿勢をとる。間に抱き枕やクッションなどを入れるなど、自分が楽だと感じられる体位をとることが睡眠の質向上にもつながる。○マイナートラブルのリスクを減らすために頻尿はほとんどの妊婦が体感するマイナートラブルのひとつ。冒頭に触れたように、マイナートラブルと睡眠は相関関係にあるため、いろいろな工夫で睡眠の質を高めることが、マイナートラブルのリスクを減らすことにつながる。例えば、腰痛や肩こり、背中の痛みなどは腰帯をしたりカイロを貼ったりすることで、患部を温めるのも大切になる。夏場でもクーラー対策として一枚羽織るなど対策をしたい。また、妊婦は運動量が減る傾向がある。妊娠を機に毎日運動をするようになったという妊婦は多いが、おなかが大きくなればなるほど動きにくくなり、心拍数もあがるので疲れやすくなる。運動量の低下は睡眠の質に関係するため、毎日でなくてもいいので、無理のない範囲でマタニティーヨガやマタニティースイムなど、妊婦向けの運動を取り入れるようにしよう。運動は精神衛生上でも効果が望める。○昼寝で補うのもあり夜間の睡眠を補足するという意味では昼寝をとることも有効的。ただし、15時までにとるようにしよう。それ以降だと、その日の睡眠に影響がでると友野さんは言う。15分~30分程度が理想的な昼寝の量となる。妊婦の場合、デスクでうつぶせになるのは体勢的にきついため、ソファにもたれたり横になったりした方がいいだろう。○睡眠導入剤はOK?どうしても眠れない時に睡眠導入剤などを使用したいという人もいるだろう。しかし、妊婦への使用はドラッグストアなどでも購入できる睡眠改善薬も含め、友野さんは使用を推奨していない。「特に効果も依存性も高めのベンゾジアゼピンの睡眠導入剤に関しては、飲まないことによる影響の方が飲むことのリスクよりも高いと医師が判断した場合のみ、使用することもあるかもしれませんが、自分でリズムを作ったり心を落ち着かせたりといった行動療法を検討していただきたいです。また、ドラッグストアなどで購入できる睡眠改善薬も、個人の判断になってしまうため避けた方が無難です。悩んでいる時は、必ず医師の処方のもとで対処するようにしましょう」(友野さん)。※写真はイメージで本文とは関係ありません○記事監修: 友野なお睡眠コンサルタント。SEA Trinity代表取締役、科学でわかる ねむりの環境・空間ラボ主宰。順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程に在籍し睡眠を研究。日本睡眠学会正会員、日本睡眠環境学会正会員。数多くの女性誌をはじめ、テレビ・ラジオ・執筆など、幅広く多方面で睡眠のスペシャリストとして活躍中。また、全国で講演活動を行うほか、寝具・睡眠周辺アイテムなどの快眠グッズや快眠空間のプロデュース、健康・美容市場における企業の商品開発やプロモーションのコンサルテーションなど、睡眠を含めた健康美容関連事業に多数携わっている。著書『きょうの睡眠ダイエット』(主婦と生活社)は日本国内で4刷りされたのち、中国語・台湾語・韓国語に翻訳され、海外でも愛読されている。オフィシャルサイト「SLEEP CULTURE」で日々、情報を発信している。
2016年03月18日妊娠してからというもの、いくら寝ても眠気がとれない……。そもそも眠れなくなった……。そんな悩みを抱えている妊婦は多いもの。出産・子育ての不安という精神的な理由のほか、身体の変化が理由となっているものもある。そこで今回、睡眠コンサルタントの友野なおさんに、妊婦が抱える睡眠トラブルをうかがった。○妊婦の理想的な睡眠は1日7~8時間実際、妊婦にとって理想的な睡眠時間はどのくらいなのだろうか。その時間は一般の人と変わりはなく、一日7~8時間の睡眠が理想的と友野さんは言う。ただし、この数値は科学的に証明されたものではなく、あくまでも統計的な数字でしかない。どの程度の時間がベストなのかは個人差があるとされている。ただし、睡眠のコアタイムというものはある。人間の「サーカディアンリズム」と呼ばれる体内時計のコアタイムが24~6時と考えられているため、23~7時のあたりで睡眠をとっておくのが理想的とのこと。実際に、24時以前に就寝している妊婦の方が、妊娠することによって起こる不快な症状の総称である「マイナートラブル」を感じる割合が低いということが分かっている。○睡眠とマイナートラブルは相関関係マイナートラブルは妊娠によってホルモンのバランスが変わったり、子宮が増大したりすることによる不快感から生じるもので、睡眠とは相関関係となっている。マイナートラブル自体は妊娠の経過に障害を与えるものではないが、具体的には、疲れやすくなる倦怠感や易疲労(いひろう)、肩こり、腰痛、便秘、頻尿などを自覚するようになる。その中でも特に、倦怠感や易疲労、頻尿は妊婦に多い"三大症状"と呼ばれており、頻尿は妊婦のほとんどが体験する睡眠トラブル「中途覚醒」に直接関係する。その他、足がつる「こむら返り」や足に痒みや痛みなどを感じる「むずむず脚症候群」も妊婦によく見られる睡眠トラブルと言われている。こむら返りとむずむず脚症候群はともに、妊娠3カ月以降に出始めて8カ月目にピークを迎え、分娩にとともに消滅していく傾向がある。これらの睡眠トラブル以外にも、おなかが大きくなることによる寝苦しさ、身体の重心の位置が変わることによって生じる腰痛や肩こり、また、抑うつやイライラ感といった精神症状も、妊婦に想定されるリスクとして挙げられている。○問題は"睡眠時間"ではなくて……では、妊娠前と妊娠中では一般的に睡眠はどう変化するのだろうか。時間の観点から言うと、一般の人に比べ、妊婦の就寝時間は平均して31分早まり、総睡眠時間としては21.4分延長したという調査もある(出典: 広島国際大学 心理臨床センター紀要 第13号 2014)。つまり、妊娠を機に通常よりも早く就寝し、通常と同じ時間に起床するため、就寝時間が長くなる傾向があるのだ。これは、倦怠感や易疲労の中で自然と身体が睡眠をほっしているということが考えられるが、出産に備えて身体を備えようと生理学的な反応が出ているのではないか、という考え方もあると友野さんは言う。「妊娠してから眠くなったという妊婦さんが多いのですが、それは睡眠時間が足りていないというよりかは、単純に睡眠の質が下がってしまっているのが原因です。"睡眠充足感"と呼ばれるものが減ってしまうんですね。この睡眠充足感が高い人ほど、マイナートラブルのリスクレベルは低くなる傾向があるので、いかにして睡眠の質を高めるかが妊婦さんには大切になってきます」(友野さん)。妊婦の睡眠充足感が下がる理由としては以下が挙げられる。睡眠充足感が下がる理由・「女性ホルモン」と称されるプロゲステロンの増加・こむら返りやむずむず脚症候群・つわり・妊娠出産への不安や自律神経の乱れ・上気道が圧迫されることによる無呼吸症候群・体勢がつらい・頻尿などの理由による中途覚醒どうすれば妊婦の睡眠の質を高めることができるかは次回、紹介したい。※写真はイメージで本文とは関係ありません○記事監修: 友野なお睡眠コンサルタント。SEA Trinity代表取締役、科学でわかる ねむりの環境・空間ラボ主宰。順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程に在籍し睡眠を研究。日本睡眠学会正会員、日本睡眠環境学会正会員。数多くの女性誌をはじめ、テレビ・ラジオ・執筆など、幅広く多方面で睡眠のスペシャリストとして活躍中。また、全国で講演活動を行うほか、寝具・睡眠周辺アイテムなどの快眠グッズや快眠空間のプロデュース、健康・美容市場における企業の商品開発やプロモーションのコンサルテーションなど、睡眠を含めた健康美容関連事業に多数携わっている。著書『きょうの睡眠ダイエット』(主婦と生活社)は日本国内で4刷りされたのち、中国語・台湾語・韓国語に翻訳され、海外でも愛読されている。オフィシャルサイト「SLEEP CULTURE」で日々、情報を発信している。
2016年03月17日こんにちは、ママライターの木村華子です。2015年11月、健康ポータルサイト『カラダノート』を運営する株式会社プラスアールは、656名のママたちに対して行った「出産時の病院・産院選びについての調査」の結果を公開しました。その結果は以下のとおりです。・産婦人科病院・医院で出産したママ……67%・総合病院で出産したママ……31%・助産院で出産したママ……1%・その他……1%ほとんどのプレママが、産婦人科病院・医院か、あるいは総合病院をチョイスしている様子。実際、この二つのはざまで「どっちがいいの!?」とお悩みの方も少なくはないでしょう。今回は、産婦人科病院と総合病院での出産を経験した私による、双方のメリット・デメリットを紹介します。●産婦人科病院・医院での出産の感想!3度の出産のうち、1人目・3人目をそれぞれ別の産婦人科病院で経験しました。2つの病院に共通していたのは、「食事がおいしい!」 ということ。いきなり出産とは関係のないメリットを紹介してしまいましたが、お見舞いの方が来ているときや授乳をしているとき以外、なにもすることのない入院生活では、“食事の楽しみ”は結構重要なポジションにあったと感じています。食事のケース以外でも、双方の病院ではどちらもお産に直接関係ない“プラスアルファ” な内容が充実していました。例えば1つ目の病院では、産後のママへのマッサージやエステ、ベビーマッサージ教室のサービスが付いていましたし、2つ目の病院では、懇切丁寧な授乳指導や、出産を終えたママへのプレゼント(シルバーのネックレスをいただきました)などなど……、お産にプレミアム感をもたせてくれるサービスがありました。さらに、地域に根ざしている産婦人科病院・医院は、妊婦検診や分娩に関しての評判も耳に入って来やすく、先輩ママたちの口コミ情報から、より信頼できる産院を選べるというメリットもあります。●産婦人科病院・医院で出産をするメリット・デメリット【メリット】・食事がおいしい・病院ごとにさまざまなサービスが充実 している・口コミ情報が出回りやすく、評判を見比べて選べる【デメリット】・分娩時に緊急事態が起こった場合、対応できない●総合病院での出産の感想!3度の出産のうち、2人目を総合病院で出産しました。なぜ、このときだけ総合病院を選択したのか、その理由は自分でもよくわかりません。“なんとなく”です。ただ、当時私がなんとなく行ったこの判断によって、わが家の次男は命拾いをすることになります。次男を出産するとき、“常位胎盤早期剥離”というトラブルが起こりました。お腹の赤ちゃんだけでなく、母体の命にも関わる病気です。「前回の陣痛と感じが違うな……」と思いながら病院に足を運ぶと、すぐさま緊急帝王切開がスタート。迅速な対応によって、母子ともに無事出産を終えることができました。入院中、「緊急帝王切開に対応できない個人病院を選んでいた場合、総合病院に搬送されてからの手術になっていた。もしもそうなっていたら、赤ちゃんは助からなかっただろう 」と聞かされて、心底ゾッとしたのを覚えています。たった一回の“なんとなく”の判断でしたが、その判断によって総合病院でのメリットを最大限に実感できた体験でした。●総合病院で出産をするメリット・デメリット【メリット】・分娩時のトラブルにも迅速に対応 できる・合併症や分娩時のリスクが伴う出産で、産科以外の医師によるケアが必要になった場合、提携している総合病院の方がスムーズ・NICU(新生児集中治療室)があるなど、最新の設備や整っているケースが多い【デメリット】・検診での待ち時間が長い・先生が毎回違う・産婦人科病院・医院に比べ、食事はチープになりがち・シャワーやトイレなどの施設は、産婦人科病院・医院の方が使いやすくキレイだった●“プレミアム感”と“安心感”、どっちを優先する?「結局、どっちがイイの!?」と聞かれれば、個人的にオススメなのは断然、産婦人科病院・医院です。入院中の楽しさや快適さは、総合病院よりも産婦人科病院・医院に軍配が上がります。ただし、“なんのトラブルも起こらなければ” という言葉も付け加える必要があるでしょう……。「お産は病気ではない!」「出産で死ぬことなんてない!」という意見を目にしたこともありますが、この言葉は正解ではありません。お産で病気になることはありますし、ケースによっては命を落としてしまう可能性 だってあるのです。次男の妊娠中、陣痛が始まる瞬間まで、私はなんの問題もない健康的な妊婦でした。1人目を産んだときと同じように、今回も自然分娩で赤ちゃんを産むんだ、と、当日まで思っていたのですが、それでもトラブルは起こったのです。つまり……、入院中のサービスや、お産のプレミアム感を取るなら、産婦人科病院・医院。医療技術や安心感を優先してお考えなのであれば、総合病院での出産を選択すると良いのではないでしょうか。どこに重きを置くかはママの状態や考え方によって異なります。出産という人生の一大イベントは、ぜひご自身にマッチした選択でかなえてください。【参考リンク】・助産院での出産も検討したが病院を選んだ方は28% 助産院を選んだ方は1% | 株式会社プラスアール()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年03月16日こんにちは。保育士ライターのyossyです。妊娠中や産後に内痔核(いわゆる“イボ痔”)に悩む人は多いものです。症状が症状なだけに、なかなか周囲の人には相談しづらいものですよね。でも、放っておいて内痔核がひどくなると“脱肛”に発展することも……。基本的に、内痔核・脱肛は大きな心配がいらないケースが多いですが、注意点を知っておけば、早期に治したり悪化を食い止められたりすることもあります。ここでは脱肛の症状や原因、対処法を見ていきましょう。●脱肛は、内痔核(イボ痔)が悪化してなるケースが多いそもそも、脱肛(肛門粘膜脱)というのは、肛門や直腸の粘膜が外に出てきてしまう症状のことを言います。高齢が原因でなるケースもありますが、多くの場合は“内痔核”が原因です。内痔核とは、いわゆるイボ痔のこと。肛門にふくらみ(イボのようなもの)ができて、出血や脱出などの症状 があらわれる病気です。一般的には出血して気付く人が多く、その時点で痛みはないことが多いといいます。そして、内痔核の症状が悪化して痔核が大きくなったり、周囲の組織が弱まったりすると“脱肛”になってしまうというわけです。●言わないだけで、多くの人が脱肛を経験している内痔核・脱肛は、肛門に負担をかけすぎることが原因で起こります。妊娠中は胎児による圧迫を受けますし、分娩時にはいきみますよね。そのため、妊産婦はどうしても肛門に負担がかかりがち なのです。友人同士ではあまり話題にしないでしょうが、実は脱肛を経験している人は多いものです。「プレママタウン」の調査によれば、分娩時に脱肛を経験したことがあるという人は8.6%。「意外にいるんだな」と思われたのではないでしょうか。決してあなただけではありませんので、ご安心ください。●まずは医師に相談し、規則正しい生活をでは、脱肛になってしまったらどうすればいいのでしょうか。まず、自分で「イボ痔だ」と思っても、実は他の病気である可能性もあります。医師でなければ判断ができないので、出血があればきちんと受診しましょう。基本的には、内痔核・脱肛は良性疾患なので、手術をしないケースが多い です。内痔核が悪化しないよう、以下の点に気を付けて生活するといいでしょう。・患部を清潔にする・お風呂に入る、服装に気を付けるなどして体を温め、血流を良くする・栄養バランスに気を付けた食生活を送る・適度に運動する・便秘を解消する特に、便秘に悩む妊婦さんは多いものです。便秘が内痔核の原因になっていることも。妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらえることが多いので、悪化する前に早めに相談しておくことをオススメします。痔や脱肛といった症状を相談するのは気が引けるかもしれませんが、根本的な問題を解決せずに放っておくと、どんどん症状が悪化することがあります。多くの妊産婦が通る道 なので、不安に思ったらすぐに病院で相談するといいでしょう。【参考リンク】・脱肛 | プレママタウン()・痔核・脱肛について | 林医院()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月16日「妊娠すると口臭がきつくなる」と聞いたことがある人もいるだろう。実際に歯科医師の倉治ななえ先生に質問したところ、「いろいろな理由でリスクが高くなる」ということだった。なぜ、口臭がきつくなるのか、どうすれば対策できるのか、妊娠と口臭の関係をうかがった。○唾液が減ることも一因口臭がきつくなる主な理由として、「口腔衛生が保ちにくい」「口腔内が酸性化しやすい」「ドライマウスになりやすい」などが挙げられる。まず、口腔衛生が保ちにくいというのは、つわりのせいで物理的に歯磨きができないことだけでなく、妊娠中によって高まった「女性ホルモン」の影響で歯周病菌が繁殖しやすいなど、歯のトラブルを引き起こす菌が繁殖しやすいことも関係している。また、口腔内の酸性化は、女性ホルモンの作用で胃の中のものが逆流しやすくなるほか、妊娠時に唾液の中和力が低下することも理由。口腔内が酸性化すると、虫歯のリスクが高まる。妊婦はドライマウスになりやすいと言われているが、それは唾液の分泌量が低下するからだ。唾液には食べカスを洗い流すほか、唾液中に含まれる抗菌物質で歯周病菌など細菌の増殖を予防する働きがあるため、十分に唾液が分泌されない状況では、歯周病菌の増殖をうながしてしまう。○乳酸菌を摂取することも有効では実際、どう対策をすればいいのだろうか。口臭がきつくなる理由の中でも説明したように、口臭は歯周病などの細菌が繁殖することが原因となっているため、口腔内を清潔にすることや、虫歯や歯周病等の歯のトラブルを治療することが効果的である。妊婦が抱えやすい歯のトラブルの対策は、以前紹介した「歯周病で早産のリスクが約7倍に! 妊娠する前に知っておきたい歯のこと」「虫歯や歯周病に悪化も! 妊娠中にリスクが高まる歯のトラブルの回避法」を参照していただきたい。毎日のケアでできることは歯磨きをすることだが、つわりがひどくてなかなかできないということもあるだろう。ただ食後に水ですすぐだけ、できそうな時にサッと歯磨きをする、ということだけでも口腔内の環境は変わってくる。また、歯科医院でクリーニングをしてもらうというのもひとつの方法だ。さらに、乳酸菌の中には口臭対策にもなるものがある。LS1やロイテリ菌、L8020菌と言われるものだ。これらの菌は歯周病の原因になる細菌を減じることで結果的に口臭予防が期待できるとされている。特に、舌の奥に潜む歯周病菌は口臭の直接的な原因となるため、専用の舌ブラシを使った「舌そうじ」も忘れずに行いたい。※写真はイメージで本文とは関係ありません○記事監修: 倉治ななえ歯学博士。日本歯科大学附属病院臨床教授、日本フィンランドむし歯予防研究会副会長、日本アンチエイジング歯科学会理事(認定医)、東京都大田区学校保健会副会長。「クラジ歯科」(現在院長)と「テクノポートデンタルクリニック」を開設。著書として『魔法の口もと美人スティック』(学研パブリッシング)、『むし歯・歯周病の最新知識と予防法』(日東書院)など。また、「Drななえの予防歯科」を通じて、はじめての歯磨きから予防歯科まで、歯のケア情報を発信している。
2016年03月16日