みなさんは自分の失敗で、恥ずかしい思いをしたことはありますか。できればしたくないものですが、失敗は自分を成長させる『きっかけ』になることがあります。ブログに家族の日常を題材にした漫画を投稿している、月野まるさんの話を紹介します。その後、3週間経ってもノートを提出するよういわれなかったため、月野さんは次第に自主学習をやらなくなってしまいます。すると、ある日のこと…。あの手この手を使った月野さんは、なんとかノートを提出できました。しかし、安心したのもつかの間。ノートを点検した先生は、これまでと違う声のトーンで月野さんを呼びだします…!先生「これ…」先生には、月野さんが数時間でノートを書き上げたことはお見通しだったのです。クラス全員が注目する中で指摘され、さぞかし恥ずかしい思いをしたことでしょう…。投稿を見た人からは、このようなコメントが多く寄せられました。・私も子供の頃、宿題を終わらせずに提出して先生によく怒られていたのを思い出しました…。・子供の頃の恥ずかしい思い出って鮮明に覚えていますよね。・過去の体験を、自分のものにして今に活かせているのがすごい!誰にでも失敗はつきもの。ですが大切なのは、その時の失敗から何を学びどのように次に活かすのか、なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月20日今年は臨時休校の影響で春休みがすご~~く長かった小学校。おかげで夏休みはものすご~く短いです…。土日祝日を入れても約10日間。そこで気になるのは宿題のこと!とくに宿題しないマン!の次女が心配です…。ご褒美システムもなかなか通用しません。 【休校中の宿題】 「ノルマ達成でご褒美」を提示してみた結果、わが子の反応は? そこでいいことを思いついた母は夜なべして、あるものを作りました!朝起きたらすぐ気が付くように、次女の机にセット…。作ったのは宿題すごろくです!宿題やお手伝いをすると進めて、“ご褒美マス”もあります。ゴールすると、好きな本をプレゼント。さて、次女の反応はどうかな~~??大成功! やる気になったようです。6年生の次男も「すごろく作って!」というので制作しました。すごろくのおかげで夏休みの宿題も何とか終わりました~。宿題しないマンの次女のやる気を出させるのはなかなか大変です。
2020年08月15日息子が小学校に入学して、ようやく慣れてきた梅雨の頃のことです。学校から帰ってくると、とりあえず机の上に宿題を広げるものの、なかなか進みません。特にえんぴつが止まるのがカタカナの練習で…。文字を書くことがあまり好きではない息子。算数のプリントは似たような問題が続いてもすぐに終わらせることができるのですが、ひらがなやカタカナのプリントはどうしてもやる気が起きないのです。確かに、ひらがなもカタカナも日常生活で目にしているので知っている。でも、読める文字もいざ書いてみると鏡文字になっていたり、上手に書けなかったり…。だから何度も書いて練習することは大切なのですが、「なんでわかるのに練習するの?」と言う息子に、私はどう伝えればいいのか日々悩んでいました。「やる気」はどこからやってくる?息子に「なんでわかるのに練習するの?」と聞かれても、「宿題だからやりなさい」としか言うことができなかった私。そんな私に、先生のメッセージは、そっとやる気を引き出すことの大切さを教えてくれました。息子の「やる気」は、自分の気持ちに寄り添ってくれた先生の気持ちに応えたいと思ったときに、自然に出てきたようでした。息子と先生の「プチ文通」は、カタカナのプリントが終わった後の漢字練習ノートでも続きました。それは、毎日の学校生活の中で感じたことを書いて伝える楽しさを体感することにつながったようです。私もそんな息子と先生のやり取りをきっかけに、「やりなさい」ではなくそっとやる気を引き出すことを心がけています。<まんが・文:しみず宇海>
2020年07月17日子どもの勉強、親が教えないとダメ!?出典 : こんにちは。「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。毎日の宿題に加えて、新型コロナウイルスの影響による休校や夏休みなど、何かと家で親が子どもの勉強を見る機会が増えていますね。でも、子どもが自主的にサクサク進めてくれればいいのですが、なかなか「そうもいかない」「ちっとも捗らない」ってご家庭も多いんじゃないでしょうか。親のほうも、テレワークやきょうだい児のお世話があって「そんなに気長に教えられない」ってこともありますし、「子どもに勉強を教えるなんて、どうしたらいいか分からない」って方もいるでしょう。大丈夫。学習内容自体は親が1から10まで教えなくても、検索すれば大抵のことは分かりやすい動画や学習サイトがあります。それに、2019年4月施行の改正学校教育法で制度化されたデジタル教科書が今年の4月からより本格的に導入されるようになり、教科書会社も各種のデジタルコンテンツを用意しています。お子さんがお使いの今年度の教科書をよーく見てみると、ところどころQRコードがついていたり、巻頭や巻末にURLが掲載されていませんか?(もし、見当たらなければ、教科書会社の名前で検索を!)すると、お使いの教科書に合わせた、「コンパスの使い方」などのワンポイント動画や解説アニメーション、観察・実験動画、国語の教科書のお話をプロが朗読した音声、ダウンロードしてプリントできる補助教材などを、誰もが利用できるようになっているんですよ。ですから、親は「教える」よりも、もっと大事な「その子の目線に合わせてあげること」に限られた時間とエネルギーを使って、子どものやる気をUPさせていくといいでしょう。子ども目線の簡単アイディアと声かけで、宿題はずーっとラクになります!出典 : では、宿題がちっとも進まなかったり、がんばってるけど上手にできなかったり、途中で投げ出したりする子を前に、親はどうしたらいいのでしょうか。実は、子どもが宿題や勉強をサクサク進めない時、そこには、ちゃーんと理由があるんです。もちろん「暑い!」「ゲームやりたい!」「アイス食べたい!」なんて雑念が次々と浮かんでいることもありますが、ちょっとした動きが苦手だったり、ほんの少しのことでつまずいていたり、「メンドクサイ」「つまらない」「漢字キライ」など、今までの経験による勉強のイメージから戦意喪失していることも…。そこを、子ども目線で気づいて、簡単な工夫やちょっとした声かけをしてあげるだけで、宿題への取り組みハードルが下がれば、ずーっとラクに取り組めますし、ちょっとのことで「できた!」が増えればやる気UP。自分でサクサク進められる、学習の好循環に入っていけます!最初だけ、親はひと手間かかりますが、長い目で見ればこれが夢の「自学自習」への近道かもしれません。では、宿題がサクサクできちゃう、子ども目線に合わせたとっておきの簡単アイデアと声かけのコツを3つ、お伝えします。Upload By 楽々かあさん子どもがなかなか「できない」「うまくいかない」という時は、その「動き」をよーく観察してみると、サポートのヒントが見えてきます。例えば算数の宿題で、定規や分度器を問題用紙の図形の線にうまく合わせられない…なんて場合。その子の目線では透明のアクリルの線が見えづらいのかもしれません。こんな時は、定規や分度器の「フチ」を赤や黒のマジックでキューッと塗ってあげれば一発解決することも。他にも、分度器のメモリが2つあって読みづらい時には、片方をマイナスドライバーで削ってあげたり、真ん中に赤い刺繍糸をテープでくっつけてあげるだけでも、とても見やすくなります。Upload By 楽々かあさんまた、ちょっとした数字や文字・記号の暗記が「そんなに覚えらんない!」って場合は、子どもが覚えるまでは、カラーシールなどに書いて貼っておけばOK。例えば、三角定規のそれぞれの角度や、時計の「分」の表示、鍵盤ハーモニカやキーボードのキーの配置など、結構幅広く応用できます!そのうち子どもが見慣れて覚えたら、シールをはがせばいいだけですしね。こんな『小さなつまずき』に気づくには、子どもがなかなかできない時も、まずは先入観のない目で、「どこで困っているのかな」「何が難しいのかな」と、行動に注目して見てあげるのが大事です。そして、じっくり観察しても子どもがどこでつまずいているのか分からない時は、「どこが難しい?」「どうしたらできそう?」など、本人の話をよーく聴いてみるのもテ。意外な部分で困っていることって、案外多いんですよ。Upload By 楽々かあさん日々の漢字書き取りや計算ドリルの宿題や、夏休みの課題などがたーくさんあると、誰だってやる気ぐらいなくします。こんな時は「ゲームの前に5分だけ、がんばろうか」などと短時間で区切ったり、「ここまでできたら、おやつにしよう」などのゴール設定、あるいは、宿題の範囲全ページにふせんを貼って「今日は何個くらい、ふせん取れそう?」と本人に都合を聞くなど、声かけしながら課題を小分けにするのがいいでしょう。それから、個別の宿題内容でも、「小分け」作戦は有効です。例えば、子どもが「筆算のケタが増えちゃって、難しい〜!!」なんて時には、指やエンピツ、下敷きなどで、一桁ずつ隠しながら、順番に一個ずつ解けば、ずーっと簡単になります。計算問題のプリントに問題がずらっと並んでるのを見るだけで戦意喪失しちゃう子は、プリントを折りたたんだり下敷きで隠したりして、数問だけ見えるようにすれば、「これぐらいなら、できそうな気がする」かもしれません。そして、子どもが1コずつでもがんばれたら、「OK」「できてるよ」「がんばったね」と、わんこそばの合いの手のように声かけしてあげると、膨大な宿題も最後まで完走できる確率UPです。Upload By 楽々かあさん子どもが勉強に対して自信をなくしがちな時や、うっかりミスが多い子には特に、親が意識して『できてるところに気づいてあげる』ようにするといいでしょう。休校中の自宅学習や夏休みの課題では、親が解答の丸つけをする機会も増えると思いますが、そんな時もちょっとしたコツで、ペケが多い子も自信回復したり、やる気UPすることができます。例えば、筆算の答えが間違っていても、途中の計算を一つひとつ、『合っているところまで』マルをつけてあげると、精神的なダメージも軽減される上、どこで間違ったのか気づきやすいので、だんだん計算ミスが減ることも。Upload By 楽々かあさん同様に、漢字の語句の添削なども、『合っている字、合っている部分』まで、部分的にマルをつけてあげるとGood!(そして、お子さんが自分で『どこが間違っているのか』気がつけば、尚ヨシ)誰だって、ペケや訂正ばかりでは自信をなくすのは当たり前です。少し遠回りでも、親に時間の余裕がある時だけでもいいので、できたところまで丁寧に丸つけして、ほめコメントを書いてあげると嬉しいと思いますよ。そして、言葉でも「ココまでは、できているよ」「ここは、よく書けているね」など、その都度『小さなできた』に気づけるように声かけしてあげるといいでしょう。夢の「自学自習」は、急がば回れ!出典 : こうやって、親が子どもの目線に合わせた簡単な工夫でサポートしたり、ちょっとした声かけを続けてあげたりすると、宿題や勉強のハードルが下がって、学習習慣が定着しやすくなります。そして、最初はちょっと手間がかかるように思えても、子どもの目の前で、苦手なことも工夫次第でできる方法を見せたり、できないことより、できてることに気づく声かけを続けたりすると、次第にお子さん自身が自分でも同じように工夫したり、ものの見方を変換できるようになったりするかもしれません。憧れの「自学自習」への近道は、「急がば、回れ」なんじゃないでしょうか。いつかはお子さんから、「宿題?ああ、もうとっくに終わってるよ」なんて言葉が返ってくる日も、夢ではないかもしれません。大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27
2020年07月13日昨年3月に現役を引退したイチロー氏が、SMBC日興証券のWEB動画「おしえて!イチロー先生」で、「宿題がある意味」について語った。YouTubeで1,000万再生を突破するなど、大好評だったWEB動画企画の第2弾。今回は、イチロー氏が「憧れ」と語っていた先生となり、子どもから大人まで様々な質問に答えた。その給食時間に、ある生徒から「宿題がある意味って何だと思いますか?」と投げ掛けられ、「おー!」と思わず唸るイチロー氏。「僕の定義は、野球選手がトレーニングする感じかな」とし、「宿題ってやりたくないよね。中には勉強が大好きで、それをクリアしていくのが気持ち良い人もいると思う。基本は嫌でしょ? できればやりたくない」と自身にとって重荷でもあったようだ。そして、「大人になると、やりたくないことをやらなきゃいけなくなるのよ」と苦笑し、「その訓練と捉えることはできると思う。本当にやりたくないことを『やらない』となったら、社会で生きていけないから。そのための訓練という捉え方は、僕は好きだね。やっぱり好きなことばっかりやっていると、世の中ではなかなか、社会人になったら難しくなると思う」と私見を述べていた。SMBC日興証券の公式YouTubeチャンネルでは、計27本の「おしえて!イチロー先生」をアップ。イチロー氏の名言の数々が、第1弾に続いて話題を呼んでいる。
2020年06月26日事実無根の風評被害を書かれている。遺憾の意を表したい。そんなメッセージとともに、1枚の写真をTwitterに投稿した、こばるん(@428sk1_guardian)さん。一体投稿者さんが受けた風評被害とはなんなのか…それが、こちらです。妹の漢字練習の例文に事実無根の風評被害を書かれている 遺憾の意を評したい pic.twitter.com/HpgJtZGV9p — こばるん@東こばると (@428sk1_guardian) June 24, 2020 兄の成績が悪すぎて、留年した。漢字の『留』を使った例文に、兄の留年という事実無根のネタをチョイスした投稿者さんの妹。先生の「つらい例文ですね…」という赤字が、より一層悲しみをあおります!【ネットの声】・「あまりにも」を入れる、妹の気持ちたるや。・予言の書では…?・どうしてそれを選んだんだ!コメントにもあるように、妹さんが例文として書いた「兄が留年」が実現しないことを願うばかりです…![文・構成/grape編集部]
2020年06月25日あたしが見てないだけで 、毎日邪魔してるんやろうな。そんな飼い主のコメントとともに、犯行現場をとらえた動画が公開されてしまった、スコティッシュフォールドのカリン(@920_fam)ちゃん。カリンちゃんの犯行をしっかりおさえた動画を、さっそくご覧ください!今日も邪魔してたあたしが見てないだけで 毎日邪魔してるんやろうな pic.twitter.com/vTBjJdORR8 — カリン (@920_fam) May 20, 2020 カリンちゃんの犯行…もとい日課は、飼い主さんの娘さんの邪魔をすること。「なぜ私と遊ばないのか」といっているかのように、堂々と宿題の上に鎮座する様は、貫禄すら感じさせます。これでは娘さんも宿題に集中できません!しかし、この様子がちょっぴりうらやましくなってしまうのはなぜなのでしょうか…。【ネットの声】・よっぽど娘さんと遊びたいんですね。こんなにかわいいカリンちゃんに邪魔されてもお勉強を続けられる娘さん、すごい!・猫は、こういう主張が強いですよね。・机の上に箱を置いてみては?飼い主さんいわく、カリンちゃんは常に娘さんにべったりなのだそう。寝る時も一緒というのですから、いかにカリンちゃんが娘さんのことを大好きかが伝わってきます。もしかしたら、娘さんの邪魔をするのは、単純に嫉妬しているだけなのかも…なんて思うと、より一層愛おしさが増しますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月21日中学校の『毎日ノート』、その名の通り毎日提出するものだったけれど...Upload By かなしろにゃんこ。ADHD息子リュウ太が通っていた中学校では、全生徒が取り組む宿題、「毎日ノート」というものがありました。この毎日ノートは名前の通り、“毎日書いて提出するもの”です。日々の授業で学んだことを振り返り、印象に残ったことを書くことになっていました。そして、毎日ノートを提出するたび、教室の壁にある「チャレンジシール」の台紙に1つずつシールを貼ることができる決まりでした。「毎日提出するように」と学校から言われていますし、教室の壁に貼ってあるチャレンジシール台紙を見れば個人の提出率もわかってしまうので、大半の生徒がきっちり取り組んで提出していました。Upload By かなしろにゃんこ。しかし、息子は全く提出しようとしませんでした。ナゼやらないのかと本人に聞いてみると、「何を書いていいのかわからない」といいます。「毎日ノートにはその日の印象に残ったことを書こう!」と先生は言っていましたが、息子は印象に残ったことを思い出すことができず、提出できないのです。先生に促されて提出するように。でも中身は!?Upload By かなしろにゃんこ。そして、ほとんど提出できないまま1年生の1学期が過ぎ、息子のチャレンジシール台紙にはシールが3枚だけ...面談で先生から「毎日ノートをちゃんと提出するように」と注意を受けて、さすがの息子もきちんと書いて出すようになったのですが…Upload By かなしろにゃんこ。ある日息子の毎日ノートを覗いてみると、なんと中身がただの日記になっていたのです。先生の言った「印象に残ったことを書く」という言葉を額面通りに受け取り、本当に“学校で1日すごした中で印象に残ったできごと”をそのまま書いていたのです。Upload By かなしろにゃんこ。私は、そうじゃねーーーーよ!(笑)と心の中でツッコミました。毎日ノートはもともと復習のためのものです。先生は「受けた授業の中で印象に残ったことをノートに表現しよう」と伝えたかったのですが、息子はそれを全く理解できておらず、休み時間などに友人とどんなことをしたかを中心に書いていたのです。反抗期なので正面から「書き方が違う!」と否定をすると、その後一切やらなくなる可能性があったので、2学期の面談のときに先生に「息子に書き方の説明をして欲しい」とお願いしました。親の言うことよりも先生の言葉のほうが響くお年頃なので、ここはお任せすることにしました。その後先生から書き方の指導を受けてなんとか書くことはできたものの、毎日提出することは難しく、週1回がやっとです。息子曰く、ノートにみんなのように上手くまとめることができないんだとのこと。『ノートを自分でまとめる』ことがリュウ太には難しかったUpload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。絵やデザインのことなら毎日スケッチブックにキレイにまとめているというのに、授業のことは全くできない子でした。まぁ週1回は提出できるようになったので、それでもいいか~と思うことにしました。大人になってから息子に当時のことを聞いてみると、上手なノートの書き方(左ページに板書、右ページに気になったことや補足説明などを入れる方法)などを教えてもらっても、ピンとこなかったそうです。カラーペンを使って大事な部分を強調したり、囲ったり、線を引いたりという上手な書き方が思いつかず、うまく書けないから自信がなくなり、「あまり人に見せたくない」という気持ちがはたらいてイヤだったと本人は言っていました。過去にはこだわらず今が大事なADHDにとって数時間前のできごとはどうでもよく、さらに書くのも苦手となると、頑張ってノートを出そうとは思えなかったのでしょう。学習方法も人への伝え方も、得意不得意があるからUpload By かなしろにゃんこ。息子「書くのは苦手だけど、口で伝えることは大好きなんだよなー(笑)」文字に起こすことが得意な人、話して聞かせることが得意な人、人に伝えるのは苦手だけど記憶するのは得意な人...伝える方法や学習の方法は何通りもありますから、毎日ノートができないからといってダメなわけじゃないんだなと思うのでした。
2020年05月20日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。まさかの2ヶ月の休校、休園が続き、在宅ワークが困難になってしまったご家庭も多かったのではないでしょうか?わが家も常に子どもたちがいる状態…とはいえ、午前中は私が仕事をしている横で、宿題や通信教育、工作…など。それぞれがおとなしくやってくれていたので、2歳~3歳のあの頃とは「だいぶ変わってきたな~」と思っていたのですが…■子どもと一緒に在宅で仕事するのは大変5歳児は飽きるとちょっかい出しまくり! 仕方のないことですが、なかなか作業がはかどりません…。そして、一番困ったのがオンラインミーティング!2、3回オンラインミーティングをする機会があり、長時間の予定だったので子どもたちにはしっかり注意して、別室にこもってやることに。子どもたちの顔を見て大丈夫だなと、安心して部屋にこもったかーちゃん。■別室でオンラインの打ち合わせ中…順調にミーティングも進み、1時間がたったころ…長時間(といっても1時間…されど1時間?)こもっていると気になるのか、部屋をのぞきにきたモンキーズ。すぐにドアを閉めてもらったのですが…いたずら盛りのキーちゃん、音をたてずに部屋に忍び込み、床をゴロゴロしたり背後に立ったり、静かにアピールタイム。静かだからまだマシ…!? でも気が散るー!最後はアメをあげて、静かに退出してもらいました(笑)オンラインMTGは、その2、3回で済んだのでまだ良かったですが、頻繁にある方はとっても大変だと思います!(涙)一応子どもたちも、わたしが家で仕事をしていることは理解して、どういう仕事をしているかも興味を持ってくれているのでそういう姿を見せられるのは良い機会だなと思います。こんなふうに、在宅ワークを見て育ったモンキーズが将来どういう職業を選ぶのかも気になるところですが…やっぱり子どもとともに在宅で仕事をこなしていくのはとても大変ですよね。みなさま、本当にお疲れさまです! 早く安心して日常生活に戻れることを祈っているかーちゃんなのでした。
2020年05月09日1回目の休校延長のあとに、保護者が小学校まで宿題をとりにいくことがありました。わりとどっさり出たので計画的にやらないと終わりそうもない!休校の日数と宿題の量を計算して、1日これだけやればいいというノルマを決めることに。ノルマが終わったら自由時間ということにしました。「終わったら自由!」というごほうびシステムなのでやる気が出るかな?と思ったのですが…次男は毎日午前中にノルマ達成!!そのあとはゲームをしたり、動画を見てダンスを踊ったり、漫画を読んだりしています。そして次女はというと…とにかくやらない!!もともと、宿題をなかなかしない傾向だったのですが休校になってそれが謙虚に表れてる気がしますね…。そこで、ごほうびの内容を提示してみます!!全然効果がない…。とにかくとにかくさぼることしか考えてなーい!!!ある意味、ごほうびにつられず意思が強いというのだろうか…?さて、本日次男次女の通う小学校でまたまた休校延長が決定しました。5月中旬頃まで延長で、その後もどうなるかはまだわからないそうです。今後はネットでのオンライン授業なども視野にいれてるそうです。「休校だ…」と愚痴ってばかりいないで、どんどん新しいこともやっていかないといけませんね!とりあえず練習でオンライン飲み会をやってみようかな!
2020年05月01日人気イラストレーターのしばたまさんの小学校の頃のエピソードを漫画化!今回は…「スカッとするお話」です!小学校の頃のエピソードです!私は主人公じゃないんですけどね…byしばたま 『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』 イラストレーターしばたまさんのInstagramに集まった、ほんわかゆるーいストーリーから衝撃的なオチや深く考えさせられる話が書籍化。日常の中で起こる心揺さぶられる珠玉のドラマたち!▼前回の記事を見る 【ほっこりする話】名前も知らない男の子。毎日挨拶を交わしていたある日、手紙をもらって 【スカッとする話】小学生の頃、私をバカにした男の子…その時現れたカッコよすぎる彼 【感動する話】父が母にプレゼントした3本の赤いバラ。秘められた父の想いに涙! \おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月28日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。モン太は誰に似たのか、宿題や明日の準備などをきっちりやるタイプ。「かーちゃんが小さいころって、こんなに毎日宿題あったかな~?」と記憶も曖昧なのですが…モン太の通う学校では、毎日きっちりプリントや音読の宿題がでるんですよね。■終業式の日に宿題を広げはじめる息子モン太の学校は親が丸つけをしないといけないので、そのうち答えがわからなくなっていきそうでドキドキしている算数が苦手なかーちゃんです(笑)そんな宿題のお話ですが、やっぱり宿題といえば長期休みですよね。毎年毎年、長期休みの終わり頃に一気に片付けるタイプのかーちゃんでしたが、モン太はというと…冬休みに突入する前日の終業式、帰宅早々、宿題を広げるモン太。冬休みなので比較的、宿題も少ないのですが、その日のうちに宿題を片付け始めました。そして、かーちゃんにこんなことを聞いてきたのです。■母のひと言に息子からまさかの返し!長期休みの宿題あるあるでしょ~! と、かーちゃんも普通に答えたのですが…「そんな風にはなりたくないから今、全部終わらせる」!!モン太のまさかの返しに何とも言えない気持ちになったのは言うまでもありません…(笑)その言葉通り、絵日記など、初日で終わらせられないもの以外はきちんと終わらせて、冬休みを楽しんでいたモン太。かーちゃんも反省して…これからはやるべきことは後回しにしないように心がけます!
2020年03月14日息子の小学校入学以来、地味に悩ましい子どもの宿題のタイミング。宿題を自分から進んでやるのはごくたまにで、こちらから声を掛けなければいつまでも放置。やっと鉛筆を持ったかと思えば続かない集中力…。自分で机に向かう習慣をつけるために必要な訓練と思って見守りますが…、夕方から夜にかけてのただでさえ慌ただしい時間帯。こちらとのタイミングが合わないとイライラもしがちです。それでも家庭学習(内容自由・時間だけ決められている)の中身を工夫したり、宿題を外遊びの後にしたり前にしたり。試行錯誤しつつ、何とか楽しく宿題をする流れが自然と身につきつつあったのですが…。年末年始、私のおよそ1ヶ月に及ぶ体調不良により「習慣」になりかけていたその「流れ」は…すっかり乱れてしまいました。■息子が宿題を放置するように「子どもの宿題はいつすればいいのか?」どころか、「どうしたら宿題をしてくれるのか?」くらいまで後退。口うるさく言っても、たいていのれんに腕押しです。完全に振り出しに戻ってしまいました。なので、私も初心に戻り、宿題や家庭学習をする間は同じテーブルにつき(むりやりにでも)くつろぐことに。すると…?■子どもの宿題中、親も一緒に座るだけ?というわけで、宿題を「いつやるか」は、学校から帰ってすぐでも遊びから帰ってからでも、おやつの後でも前でも、習いごとや夕飯あるいは風呂の後でも前でも。家事や娘のお世話のタイミングを見計らいつつ…。あくまで「うちの場合」ですが、とにかく宿題をするのは「親のタイミング」でOKだったんです。息子にとって「いつやるか」はそれほど重要ではなく、とにかく10分でも15分でも「親が一緒」に座ってさえいれば良いようです。(もちろんこれも学年が上がると変わってくると思いますが…)その間、私はぼんやり雑誌を眺めるもよし、お茶を飲みながらスマホをいじるもよし、下の子と折り紙をするもよし。家事やその他の仕事の手をとめ「(自分が)ちょっと座ろうかな」というタイミングで、「宿題やろうか」と声をかけるのが、今のところわが家では一番スムーズです。
2020年02月25日「子どもを自由にのびのび育てたい」というのは、どんな親も望んでいることだと思います。でも、「勉強はしたくない」「宿題するよりゲームしたい」と子どもが言ったときに、なかなか100%自由にはさせられないものです。そんななか、テストや成績表もなく、生徒たちの多様性を伸ばす教育を実践している学校があります。卒業生には、俳優やミュージシャンとして活躍している星野源さんや浜野謙太さんなど多くの著名人を輩出している自由の森学園。今回は、そんな自由の森学園の鬼沢理事長に、子どもを自由に育てるとはどういうことなのかについて話を聞きました。お話をうかがったのは…●鬼沢真之(おにざわ・まさゆき)さん1960年生まれ。1986年より自由の森学園社会科担当教師。2004年4月から、同学園高等学校校長。2013年より、同学園理事長を務める。●自由の森学園とは埼玉県飯能市にある私立の中高一貫校。1985年に点数序列主義に迎合しない新しい教育をめざして設立。自分の取り組みを自身で評価する「学習の記録」や、生徒たちが自ら作り上げる行事などが注目を集めている。■「自由」は子どもたちにどんな影響を与える?――なぜ点数と競争にこだわらない教育をしているのでしょうか?勉強の目的は「テストでいい点を取ること」と捉えている子どもたちが多いのではないでしょうか? 子ども自身「これを学んで何になるの?」と疑問には思っているのだけれど、親や周りから「偏差値が大切」と言われて、テストのためだけに一生懸命やっているように感じます。その現状に疑問を抱き、競争心を刺激する教育ではなく、子どもたちが主体的に課題に取り組み、知識を得て成長するという本来の学びを与えたいという思いから学校を設立することにしました。――子どもが小さいうちから自分で判断できるのでしょうか? 無制限に「自由」を与えるのも心配です。ヨーロッパの国々ではかなり早い段階から「あなたが決めなさい。そのかわり、あなたが決めたことにはあなたが責任を持ちなさい」という教育がされています。いつからその責任を持たせてもいいかというと、もちろん個人差もありますが、私は、日本はいつまでも子ども扱いする傾向が強いと感じています。高校を出てから自由を得たと感じる人は多いと思いますが、はたしてそれは正しいのか。近頃では、大学も出席をとるようになり、就職活動も早まり、子どもたちは「自分自身が何者か」、「何をしたいか」、「どんな人生を歩みたいのか」真剣に考える暇もなく、そのまま大人になっている気がしますね。目隠ししている時間が長すぎると、子どもたちは本当の自分の人生を選べないのではないかと懸念しています。■子どもたちにとって自由の弊害はないのか?――自由の弊害はないのでしょうか? 「好きにしなさい」と言うと、学ばなくなる子も増えてしまうという懸念もありますよね。そもそもの学ぶ目的は、「自分の頭で自分の行く道を選択」して、「自分らしく生きていく大人になる」ことですよね。そのために学校というのは、10代というある一定の期間に多くのいろいろな体験をさせ、自分の生きていく道を見出すサポートしていくところだと思っています。これまで35年間教育をしていますが、子どもたちがまったく学ばなくなるということはありません。――また、自由すぎると社会に適応できないのはないかという声もあると聞きますが、どのように感じますか?そういう声はあるだろうなと思います。ただそういった声に疑問に思うのは、「はたして子どもを何に適応させようとしているのだろうか」ということなんです。極端な言い方をすれば、自分で考える必要がない社会の歯車として、子どもをに適応させたいというように思っているならば、自由は与えないほうがいいわけですよね。■子どもたちにとって「自由であること」は幸せなのか――自分のやりたいことが見つからない場合、「好きなように選択しなさい」という「自由」は子どもにとってつらい場合もある気がします。たしかに、しんどい面もあると思います。学校でいい点数を取ることが目標にならない場合、子どもたちのアイデンティティを確立をする方法は、「やりたいことが見つかったかどうか」がひとつのキーとなる面はあります。だからこそ「やりたいことが見つからなくてしんどい」と言う子も多いです。しかし、私はやりたいことを見つけられている子と見つけられていない子の境界線は不確定だと思っています。例えば、「ギターをやりたい」と言う生徒がいたとしても、いつまでギターがやりたいかどうかなんてわからないじゃないですか。それに、見つかったからといって本当に幸せかどうかなんてわかりません。――たしかにそうですよね。では、何が大切なのでしょうか。やりたいことと言うより、生きていく上で「これは大事にしたい」と思うことではないでしょうか。例えば、「写真を撮りたい」と言っても、写真家として生きていける人はごくわずかです。でも、写真の周辺にはさまざまな仕事があるし、趣味で続けていくこともできますよね。明確に1つの職業として決めなくても、どういうジャンルの仕事にやりがいを感じるのかと言うことがある程度定まっていれば、自分のキャリアの方向性がみえてきます。■子どもが自由に生きるために家庭でできること――子どもたちが自由に選択していくために、親としてはどういうサポートができるのでしょうか。僕たちは、生徒がもう一歩先を行くために今どういう教材を投げかけたらいいのかを授業の中で考えますが、親もそれと同じで、子どもが何かする時に、親なりのカリキュラムというものをある程度イメージしてみるといいですよね。子どもが努力をして、「やった」と本人も思えるようなものを準備をしてあげるんです。子どもが自信を持つようになるには、小さな成功体験を繰り返す以外にはないですから、うまくいったときにはきちんと褒めてあげましょう。そして、失敗しても、必要以上に責めないことが大切です。その子の努力によって、小さな1歩を踏み出したとき、きちんとした評価をしてあげることを繰り返していくことで、子どもは自信を持って次の一歩を踏み出そうと思えます。――親としては、どうしても失敗をさせたくないと思ってしまいます。生きていくなかで、さまざまな局面において、子どもにきちんと選ばせる事は必要です。つい先回りしてしまう気持ちはわかりますが、それでは親が子どもの代わりに選択することになってしまいますから。――子どもが自由に生きるために、やりたいことを見つけさせてあげたい。これまで生徒をみてきたなかで、心がけていることはどのようなことでしょうか?自由の森学園では、できる限り多くのジャンルのものを見せて、実際に触れさせて体験させます。世の中のことって、数種類の教科ではわけられませんから。その中で、「これに手ごたえを感じたなぁ」とか、「これなら一生やっていけそうかもしれないなぁ」とか、そこまで導いてあげたい。その先は、大学なり専門学校なり、もしくは弟子入りするなり、いろんな道がありますが、何をしている時に一番自分らしくいられるか、満足できるかを知ることにつなげてあげたいと思っています。――親にはどんなことができますか?学校と同じようなことをするのは難しいとしても、学校と家の往復だけじゃなく地域での活動やさまざまなボランティア活動など、さまざまなジャンルの体験をさせてあげるといいかもしれません。■自由に生きるためには必要なものがある――教育において、自由を与えるのがいいのはわかりますが、子どもにとっての自由とは何なのか、なかなか難しく感じてしまいます。自由とは、なにものにも縛られないということですが、人間社会において、縛られないということはありえませんよね。法律はあるし、配慮しなければいけないことも多い。その制約の中で、どういう風に自分の意志で歩んでいけるか。最終的に自由は何かと言えば、「自分の意志で自分らしく自分の人生を決める」ということ。そのためにはまずは社会的制約に何があるのかを知らなければいけないし、自分自身のことを知らないといけないし、能力もある程度は必要です。――どこまで自由にさせるか、見極めが難しいですよね。どう判断すればいいのでしょうか?生徒たちが「挑戦したい」と言ったら、応援してあげることもあるし、長く教師をしていれば「それは無理だ」と言う時もある。時には、失敗することがなんとなくわかっていたとしても、頭ごなしにダメだとは言わず、失敗経験をさせてあげることもあります。――あえて失敗から学ばせるということもあるわけですね。ただ、親が同じことをするのはなかなか難しいなぁと感じます。じつは、私の子どもは自由の森には通わなかったんです。もちろん私自身はここの教育がいいと思っているし、来たらいいなと思ったけれど、それは彼らの自由意志で決めるべきだと思いました。必ずしも親がいいと思っていることを子どもが選ぶわけじゃないんですよね。そのときにどう振る舞うか、親としては試されているなと思います。子どもを所有物みたいに感じてしまっている場合、親は過干渉になるかもしれません。でも、子どもは自分とは違うということが腹の底からわかれば、子どもとの付き合い方はそれなりに見えてくるでしょう。■親も自由に生きることが子どもにとって大切――子どもが自由に生きるために、親にできることはあると思いますか?私は子どもたちに、節目ごとに自分が何を考えているかをしっかり伝えていました。「選ぶのは君の自由だけれど、僕はこういう風に感じて見ているよ」ということを、受験前や卒業などの節目で手紙を書いて送るんです。やはり、親は自分の意見を子どもに伝えなきゃいけないと思います。「これは正しい」とか、「これが好き」とか。大人が思っていることを子どもに伝えることを躊躇(ちゅうちょ)していけないと思う。なぜなら、親が言わなくとも、子どもたちは親の思いを感じ取ろうとしているから。――子どもが「自由」に生きていくために、親ができることはなんでしょうか。親自身が自分らしく生きていますか? みんな与えられた枠組みの中で、どれだけ自分の思いを実現するかという目的を持って生きていますが、たとえ、それがサラリーマンだろうと公務員だろうと、どこまで自分らしくその仕事を成し遂げられるかは同じですよね。人工知能(AI)ではなく、自分にしかできないことにチャレンジすべきだし、さらに実践していかなければと思う。その中でどこまでできるかは、大人自身も問われていることです。その立ち位置や、向きが子どもに影響するんじゃないかと思っています。――親自身、子どもになってほしい姿があれば、自分がまずはそれに近づくことが大切なんですね。私は、百の言葉よりそれが大事だと思います。とくに、一番重要な選択をしなくてはならないような場面で、どういう態度をとるかという事は、子どもにとっては重要な授業になるんじゃないでしょうか。親自身が自由ではないのに、子どもたちに自由を期待してはいけないと思います。ここまで、自由と子どもについて、鬼沢理事長に話を聞いてきました。学校教育のメソッドを家庭でも生かせそうなヒントを多く教えていただけたと思います。次回は、日本一「ふつうの家ごはん」と言われる学食について話を聞きます。■今回お話を伺った「自由の森学園」の学食を取り上げた書籍 『日本一の「ふつうの家ごはん」 自由の森学園の学食レシピ』 (自由の森学園食生活部/講談社 ¥1,300(税抜))
2020年02月09日宿題をやったことがなかった小学校時代と将来のために本気で勉強した高専受験出典 : 私は昔から、興味がないことにはまったくやる気が出てこないという特性がありました。おそらく深くて狭い領域に興味を持つASDの特性と、自分にとって刺激的なものでないと集中できないADHDの特性がかみ合った結果なのかなと思っています。例えば小学校のころはよく宿題が出ていたのですが、そのほとんどは提出はおろか手すらつけていませんでした...。先生には毎回怒られ、宿題を集めるときに肩身が狭い思いもしていたので、たまに気が向いたときには誰にも読めなくてもいいからとにかく早く書いて宿題を片付けたりして、なるべく時間をかけずにこなしていた記憶があります。そんな私でも、高専の受験は本気で取り組みました。小学生のころは不登校にもなりましたが、中学生になった私はようやく「将来プログラマになりたい!」と思うようになり、その第一歩が地元の高専に進学することだったからです。それまでは宿題すらろくに取り組まなかった私でしたが、高専受験のときは家で参考書を見ながらほぼ毎日勉強をしていました。自分にとっての目的がはっきりしていれば家でしっかり勉強できることがわかり、自分でも驚きました。得意不得意がはっきり分かれた高専の成績出典 : 高専進学後は、小学校高学年のころからずっと勉強しようと思っていた、プログラミングの勉強ばかりしていました。夏休みのバイトで得たバイト代のほとんどを専門書につぎ込んでいたり、晩ごはんを食べて寝る準備をしたら寝るまでずっとパソコンや専門書とにらめっこしているような状態でした。そのおかげか、プログラミング関連の教科はいつもかなりいい点数を取ることができていました。強い興味がある教科だと、自然と集中して取り組むことができて、少ない時間でしっかり覚えることもできました。さらに意外なことに、プログラミングに関係がありそうだなと思っていた物理などの教科についてもそれなりにいい点数をとることができていました。まったく興味がなかった電気系の教科は、いつも赤点ギリギリのひどい状態でしたが...とはいえ得意なプログラミングを好きなだけできていたので、とても楽しい学生生活を送ることができていました。興味がないことでも成果を出さなければいけない...社会人生活で感じた困難出典 : 学校を卒業してシステムエンジニアとして就職、大好きなプログラミングを仕事にすることができたのですが、仕事の中ではまったく興味がない分野のタスクもこなすことが求められます。例えば説明用の資料作成だったり、他の人と協力してひとつのものを作り上げたり。仕事なので期日もあり、やらないわけにはいかないのですが、どうしても集中して取り組めず、「他の人の倍以上の時間をかけてようやく人の半分くらいのものができあがる」ということがよくありました。社会人になってすぐのころは、この「興味を持てないけれどもやらなければならないこと」へどう取り組むかがずっと自分の中での課題になっていて、数年間悩んでいました。それから色々と試してみて・・・出典 : 「興味を持てないけれどもやらなければならないこと」へどう取り組むかーーそのなかにはうまくいったものもあれば、まったくうまくいかなかったり、逆効果になってしまったりというものもありました。その一部をご紹介いたします。結論から言うと、私にとってこれは全然うまくいかないどころか完全に逆効果でした。思い込みで好きになろうとするのは、興味がないまま自分なりにやってみる以上に疲れるものでした。ただ、数年間試行錯誤してみて『そのタスクが好きな人にどこが好きなのか聞いてみること』は自分にとって少し効果があるように感じました。自分が興味を持てないことでも、得意だったり好きだなと思っている人は誰かしらいます。そういう人に話を聞いて好きなポイントを知ることで、自分の中でそのタスクへの見方が変わり、興味を持てるようになることがありました。興味を持てないタスクをこなしていると、集中できず周りのいろんなことが気になり、ますます作業が進まない...という悪循環に陥ります。そういうときには会議室を借りるなどして、”そのタスクしかできない状況”に自分を追い込んで何とかこなしていました。興味がないことに取り組むとかなりのストレスがかかるので、終わった後には好きなものを食べるなど、ストレス発散するイベントをセットで用意しておくのもポイントかなと思っています。ストレスが溜まる方法でしたが、とりあえず目先のタスクを何とかするためには多少効果がありました。高専のときにプログラミングと関連する教科を好きになったように、興味を持てないタスクについても自分が好きだったり興味があったりする分野と関連する部分を探してみるアプローチです。うれしいことに、これは自分にはある程度効果がありました。例えば興味がない分野の資料作成をするときには、「こういう風に表現するとプログラムの設計書を書くときにも使えそう」とか「もともとの資料のこの書き方、すごくいいな。次に技術系の資料書くときにマネしてみよう」というように、自分が興味を持っている分野に活かせそうなポイントを探しながらタスクをこなすよう意識してみました。この方法は興味があれば集中できる私にはピッタリでした。どうしても集中できなかった仕事もちょっとだけ楽しくなって、それまでよりも集中して取り組めるようになりました。いろいろと試行錯誤してみた結果、いまの私が心がけていること出典 : 十数年をかけて試行錯誤し、私の場合興味がないことに対してはかなりの工夫をしないと集中して取り組めないのだということがわかりました。色々と試してみましたが、興味がないことをやらなければならないときには、もともと興味を持っている分野に関連させて取り組むのが私には合っているようでした。もちろんどうしても難しいときもありますので、そういうときには他のことができない状況にして、無理やりなんとかする方法をとっています。もし私と同じような特性のある当事者の方は、興味がないことに取り組む際にはもともと興味を持っているものと関連する部分を探してみるのはいかがでしょうか。そしてどうしても関連するところが見つからないときには、周りの方を頼ってみると自分ひとりだけでは気づけなかった視点での発見があるかもしれません。サポートする側の方は、その方の興味に関連する部分を探す手助けをしていただけたらなと思います。今回のお話が、発達障害当事者の方とその周りの方のご参考になれば幸いです。
2020年01月31日小2のちい、毎日音読の宿題が出ています。国語で今習ってるところを読むことが多い。もちろん、土日や祝日も1日1回読まないといけないのですが…週末は親子ともども、忘れがちです。同じ話を3回読むのは飽きるので、いろんな話を読むことに~。すると…なにやらお兄ちゃんが近づいていて…いつも読んでいる話じゃなかったので続きが気になったようで、妹の横に座って聞いてました。まるで妹がお兄ちゃんに読み聞かせしてるみたいでかわいかったです。
2019年11月02日さて我が家のルールは遊びに行く前に「宿題をすませておくこと」です。なぜなら…!?こうなるからです。特に小学2年生の次女は、宿題を後回しにすると大体大変なことになります…。(小5の次男はそうでもないのですが)とにかく宿題が先!!を徹底してたのですが…次女の帰りが遅い日が続いて…。本人いわく「居残りをやっている」そうです。宿題を持っていくのを忘れてたから~とか、授業中プリントが終わらなかったから~とか。実際次男も同じような理由で何度か居残りになったことがあったのであまり気にとめてなかったのですが、学校内で次女の担任の先生に会った次男が聞いてみたところ…なんと!居残りはウソだったのです!!!どうも一回家に帰ると宿題をしてからじゃないと遊べないので学校で遊んでから帰ってたらしい!!計画的犯行すぎる…。そんなに遊びたいなら、宿題をさっさとすませばいいのに…。こんな風に言ってた時期もあったのになあ。 自分から宿題するコツをついに発見?! 宿題を嫌がる小1娘のその後… このときの次女は輝いていたよ!またこの輝きを取り戻しておくれ!と切に思う母なのでした…。
2019年10月26日宿題で情緒不安定になっていった娘...前回、宿題が負担になっていった娘の様子をお話ししました。小学1年生からなんとか頑張ってきた宿題でしたが、小学校3年生になり、量も増えていきました。6時間目まで授業がある日は、宿題に時間をとられて放課後等デイサービスで遊ぶことができなくなり、娘は情緒不安定になりました。変えるべきは、量ではなく、やり方。6時間目まである日は、放課後等デイサービスで必ずパニックになる娘。私は、娘の様子を見ながら、あることが頭に浮かんでいました。それは『宿題を減らしてもらう』ということでした。しかし親としては、それは最終手段にしたいと考えていた私たち。Upload By SAKURA今が最終手段を使う時?それとも、もっと他に方法が...?悩み悩んでいる時、ひとつの方法を思いつきました。思いついたら、即行動!私は早速、特別支援学級の先生と、通常学級の先生と話し合うことにしました。Upload By SAKURA「娘にとって、放課後等デイサービスで遊ぶ時間は、心の安定にとても重要です。娘の精神面のために、週に二日の宿題を調整させて欲しいです。残った宿題は、週末にやり、週明けに提出します。」とお願いすると、先生たちは快く承諾してくれました。こんな提案、『甘やかし』と捉えられるのではないか…そう心配していましたが、特別支援学級の先生と通常学級の先生は、「娘さんは、これまで真面目に宿題をしてきました。だから、大丈夫ですよ。量はお母さんが調整してあげてください。娘さんが、楽しく学校に来られるようにしてあげてください。」と言ってくださいました。あーさんの特性を理解し、尊重してくれる先生たち。その環境がとてもありがたく、嬉しく感じました。娘が不安にならないよう説明。先生たちとの話し合い後、早速、娘に話すことにしました。Upload By SAKURA宿題をやらないわけじゃなく、「後日、提出する」。これが娘のこだわり上良かったようで、すんなり受け入れてくれました。苦手な漢字練習も、時間が足りない時は半ページにし、残ってしまった分は週末にするようにしました。放課後等デイサービスにも説明。それから、放課後等デイサービスにも事情を話しました。放課後等デイサービスの先生はそれを聞いて、こんな風にしてくれました。Upload By SAKURA『帰る時には、娘が楽しい時間を過ごせていること』を心がけてくれました。この方法を取るようになって、娘は少しずつ心の安定を取り戻していきました。Upload By SAKURAその笑顔を見ると、「宿題のことを、学校にお願いしてよかった」と思いました。小学校入学当初、私たち夫婦は『娘が、みんなと同じ宿題を同じ量・同じペースでこなすこと』を意識してきましたが、娘にとってそれは限界になっていました。私たち夫婦がこだわっていた『宿題のやり方』も、臨機応変に変えていけばいい…ずっとこのままじゃない!娘が楽しく過ごすのが一番だと思いました。娘にも変化が!それからしばらくすると、娘は残った宿題を週末に回すのではなく、自宅に帰ってからするようになりました。Upload By SAKURA短い期間で娘は、変化しました。やはり…ずっとこのままではない!このままじゃまずいと親が感じた時に、その時の子どもに最適な対処をすれば、子どもも段々と変化していく。それを改めて感じました。
2019年10月16日次女の宿題事情の続編です。以前の記事はこちら 「小学1年生に毎日、宿題をさせるのは大変なんです!」(第33話) 「自分から宿題するコツをついに発見?! 宿題を嫌がる小1娘のその後…」(第35話) 円満解決したと思ってたのに、ま~た宿題したくないマンに変身した次女。ものすご~く困っています。とにかく宿題を後回しにしようとするのですが、それを許してしまうと…こうなるよね~。嫌なことを後回しにするんじゃなく、先に終わらせると、あとは自由時間で遊べる!という考えをしてほしい。ということで…私と次女のバトルが始まったのです! 先に宿題を!とは言うものの、おなかが減っていては集中できないので、おやつはOKをしていますが、同時にテレビ(録画してたアニメ番組や、動画配信)を見ようとする次女。一度OKをしたところ、だらだらと見続けて…宿題を嫌がったのでこれはダメ~。「友達と児童館で宿題してくる!」と言って出かけたときは結局をな~んにもしてこず、その日は夜遅くまで宿題をすることになったのでダメ~。「宿題さえ終わったら好きなことしていいよ!」と何度も伝えているのですがそれがなかなか難しいらしく…こっそり漫画を読んでは怒られています。夏休み開けてからずっとこんな感じで…。正直私もお疲れモードですが、ここで負けたら次女に怠け癖がついてしまう。今日も次女の「宿題したくない!」と戦う日になりそうです…。どうなることやら。
2019年09月21日新学期がスタートすると、「また毎日宿題の心配をしなければいけないな…」と少し気の重い人もいるのではないでしょうか。私の息子は現在小学2年生。1年生の1学期は毎日宿題について頭を抱えていましたが、2学期に入り、自ら宿題に取り組むようになりました。悩んでいた日々と、声をかけなくても宿題をするようになった経緯をお伝えします。宿題に口出しをしていた日々入学した当初は、「宿題はやったの?」「夜になると疲れちゃうから、今のうちに宿題終わらせようよ」と、私が宿題に取り組むように促していました。素直に宿題に向かうこともあれば、「うーん、あとで」と動く様子がなく、いつやるのかとイライラすることもありました。子どもには自ら宿題に取り組んでほしいと思っていたので、口出しはしたくなかったのですが、親としてはついつい口をはさみたくなります。個人面談の際に、どうしたら自主的に宿題に取り組むか、担任の先生にも相談してみました。そこでわかったことは、・小学校低学年のうちは、時間の感覚があまりないので、時間管理を自分でするのは難しいこと・学校から帰ってすぐに宿題に取り組ませている家庭が多いことということでした。そこでひとまず、まわりの家庭を見習い、わが家でも「帰宅後遊びに行く前に宿題をする」というルールを息子と一緒に決めました。しかし、このルールは早々に撤廃。学校で帰宅時間が決められていることにより、先に宿題をすると、外遊びの時間が短くなってしまうことに、私が抵抗感を覚えたからです。わが家では「子どもには、勉強よりも遊びを優先させること」を重要視しています。遊びのなかで何かに夢中になったり、自分で想像したり、友達と関わったり、そういったことが生きる力になると考えているからです。そこに立ち返ると、私たち夫婦にとって、子どもの宿題は二の次であることを改めて感じました。また、宿題をしなくて困るのは子ども本人ですから、その状況をどうするか、どう考えるかもまた、子どもが考えて学べばいいと思ったのです。宿題をするための環境を整えることに自分自身の考えが整理できたことで、少し気持ちがラクになりました。とはいえ、宿題をすることに越したことはなく、しないことで授業についていけなくなり、勉強が面白いと思えなくなるのは望ましくありません。そこで、息子自身が宿題があることを忘れないようにするための環境作りをすることにしました。1:声かけの方法を変えた前述したような「宿題はやったの?」という声かけは、「宿題をまたやってないでしょ!」という気持ちが含まれていて、子どもを信頼していないように感じます。そこで、「今日は音読と何だっけ?」「ダイニングテーブル片づけたから、ここで宿題やってもいいよ」と、宿題をやる意思があることはわかっているという、親から子どもへの信頼のメッセージを含んだ声かけにしました。信頼しているのなら声かけは不要なのでは?と思われるかもしれませんが、遊びに夢中で本当に宿題のことを忘れていることがあるので、その確認の意味の声かけです。2:声をかけるタイミングを変えた遊びに夢中になっていたり、何かを作っている最中など、何かに集中しているときに、宿題についての声かけすることをやめました。何かに没頭しているときは声をかけたところでムダですし、集中力を削ぐことにもなってしまいます。子どもの様子を観察し、キリのいいところや、子どもが少し集中力を切らしたタイミングなど、隙間を狙って声をかけるようにしました。3:宿題置き場を作った宿題の存在自体を「忘れてた!」ということがしばしばあったので、忘れないように常に目につく場所に、宿題置き場を作ることにしました。わが家の場合は、「ダイニングテーブルの上に100均のトレイを置く」というシンプルなもの。学校から帰ってきたら、そこに宿題を置くという流れは自然とできあがりました。なお、1、2の“声かけ”についてですが、声をかけたタイミングで宿題をしなくても何も言わないようにしました。親が何か言ったところで、やる気のないときにはしませんし、やるタイミングは本人に任せました。わずか1週間!自分で決めた時間に宿題をするように環境を整えてから、子どもが自分で宿題に取り組むようになるまでに、1週間もかかりませんでした。わが家は平日パパの帰りが遅いので、夕食を済ませた後は私と子ども3人でお風呂に入ります。私と1歳児がお風呂に入り、体を洗い終わったら小学生の息子と当時4歳の娘の2人を呼び出す、という流れです。いつものように上の子2人を呼んだら、娘ひとりしか入ってこなかったので「おにいちゃんは?」と娘に尋ねたところ、「今宿題やってるから、もうすぐ来るよ」と答えが返ってきました。私と1歳の息子が入ってから呼び出すまでの時間は、およそ20分。この時間を生かして、小学生の息子はお風呂に入る前に宿題をやる、というリズムを自分で作りだしたようです。もともと宿題をするのがイヤだったわけではなく、遊びに夢中になって宿題を先送りしているだけだったため、宿題に気づくタイミングと取り組めるタイミングが合えば、すんなりと宿題に向かうことができるのだと、初めて気がつきました。日によっては違うときに取り組んでいますし、金曜日に出た宿題はその日のうちにやらないことも多いです。しかし、どこかで宿題に取り組む時間を自分で作っています。宿題をやったかどうか不透明な日については、「宿題は終わってるんだよね?」とやはり信頼を込めた言葉で確認を行うようにしています。今回の宿題の件でわかったのは、子どもを変えようとするより、子どもの環境や親の意識を変えるのが大切だということ。また子どもは自分の時間の流れやタイミングがうまく合えば、自ら動き出すということです。これからの成長過程でもそれを忘れずに見守っていきたいと思います。<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年08月30日夏休み終盤になると、始まるのが…!?宿題の丸つけです!夏休み前の個人面談で「宿題は丸つけまでお願いします」と答えをもらっているんですよねえ…。やり直しをするってことは…丸付けもやり直しです!やり忘れた箇所、間違っていた箇所を何度も何度も…全問正解するまでやり直し~~!小学生の次男次女の2人分…。お父さんも家にいるときは、時々丸つけはしてくれますが、ほとんどは私の役目になっております。丸つけしつつ、わからない箇所を教える…。しかもなぜか仕事中に限って「丸つけ~!」とやってくるのです…。この丸つけ地獄、早く終わらせたいです!
2019年08月24日夏休みも後半。そろそろ手をつけようと思った宿題の書類をなくしてしまった! と焦った娘が考えた対策とは…!?■夏休みの宿題を丸ごと紛失!夏休みももう少しで終わりますね! ■先生に聞く! と決めたは良いけれど2枚もハガキが届いた先生の気持ちはいかがなものだっただろう(笑)夏休みの紙類、あちこち出しっぱなしにしちゃうから、よく紛失しては、予想外の場所から発見されることが多いです(汗)
2019年08月24日日本の夏休みといえば、プール、海水浴、家族旅行、そして宿題!1ヶ月あまりの夏休み期間中、「宿題は計画的に!」といわれるものの、「お盆を過ぎた頃に焦り始め、ギリギリに慌ててやる」という経験に身に覚えがある方も多いのでは。塾の夏期講習などに通うお子さんも少なくないことでしょう。夏休みまでも忙しい日本の子どもたち。そのことに疑問を持ったことはありませんか?世界の子どもたちはどうしているのでしょうね。今回は、“夏休みの理想的な過ごし方”について、視野を広げて考えてみましょう。約100年前から変わっていない「夏休みの宿題」文部科学省によると、夏休みは学校教育法で定められた「夏期休業」で、期間は各自治体の教育委員会に委ねられています。始まりは明治14年。目的は定かではないそうです。昭和初期の「ナツヤスミノトモ」という、福島県教育委員会が編纂した夏休み学習帳を見ると、内容は、「毎日1ページずつ勉強しなさい」「毎朝やりなさい」「早寝早起きしなさい」「お手伝いしなさい」などの心得と、算数や漢字の書き取り、絵日記などの宿題が並んでいます。驚くほど今とあまり変わりませんね。つまり、「約100年前から日本の夏休みはほとんど変わっていない!」ということ。時代はこんなにも変わったのに、です。では、ほかの国はどうなのでしょうか?世界の夏休み――宿題がない国ばかり!アジア以外の国では、新学期が始まる前までの約2ヶ月(6~8月)という長い期間が夏休みであることが多いようです。それだけ長い時間をどう過ごすのか興味が湧きますよね。そこで各国の状況を調べてみました。【アメリカ】アメリカの夏休みは6月~8月までの約3ヶ月間、宿題はありません。その大きな理由は、6月で学年が終了し9月から新学期だから。過ごし方の定番はサマーキャンプです。サマーキャンプといっても、勉強に特化したものから遊びやスポーツをメインにしたもの、ボーイ・ガールスカウトのようなものまでさまざま。お休みが長いだけに、デイキャンプ(日帰り)を含めた複数のキャンプに参加する子どもがほとんどです。そこでいろいろな経験をし、ひと回り成長して新学期に臨むのですね。【ニュージーランド】季節が逆のニュージーランドでは、夏休みは12月中旬~1月までの約1ヶ月半。こちらも宿題はないそうです。いろいろな団体がホリデープログラムを用意していて、それらに参加する子どもが多いようです。スポーツや料理、動物園では飼育員のお仕事体験など、子どもの興味に合わせてさまざまなものがあります。学校の勉強とは違い、好きなことをやってみて、その体験からの「学び」を大切にするのが、ニュージーランドの夏休みの過ごし方の主流のよう。「リーディングプログラム」という、地域の図書館が実施している夏休みを通して読書を促す企画も人気です。週に一度、読んだ本の報告をしてスタンプを集め、休みの最後には打ち上げパーティーもあるなど、楽しんで読書を習慣にできる趣向が凝らされているのがいいですね。【スウェーデン】スウェーデンは秋と春の2学期制で、その間の6月中旬~8月中旬までの約2ヶ月間が夏休みとなります。宿題はありません。もともとスウェーデンでも “詰め込み式” 教育が行われていたそうですが、1970年代に「それではいけない」と議論が始まり、1994年の学校教育大改革により、現在は子どもの自主性を重視するプログラムに変わったそうです。基本的な考え方は「学校の外では思いっきり遊ぼう!」。スウェーデンには、「フィーカ」という伝統的なコーヒーブレイクタイムがあり、その時間がとても大切にされています。これは、「人の脳は休むことで、より働くようになる」と考えられているから。そのため、夏休みにも学習メインの宿題はないのです。その代わり、次のような、強制ではないオススメとしての宿題はあるようです。■小学校2年生への宿題例■「2冊以上の本を読むか聞く」「遠くに住んでいる人にお手紙か絵を送る」「森をさまよう」「やったことがないことをやってみる」「新しいお友だちと遊ぶ」「道端のお花でブーケを作って誰かにあげる」 なんて素敵な宿題なのでしょう!ここから読み取れることは、「新しいことにチャレンジして、新しい発見をしましょう」「人といい交流をしましょう」という優しいメッセージ。宿題の項目がビンゴ式にマス目の表に書き込まれていて、達成したマス目を消していき、「ビンゴが完成したらポイントゲット!」という楽しい工夫をする学校も。宿題というよりはゲームですね。そしてスウェーデンでは、大人も4週間以上の長い休みをとるのが普通なので、家族一緒に郊外の別荘などで過ごすことが多いそうです。冬が長い北欧の国だからこそ、陽が贅沢に降り注ぐ夏は、大人にとっても子どもにとっても特別な季節なのです。【シンガポール】シンガポールの小学校は2期制([Semester1]1~5月末と[Semester2]6月末~1中旬)で、夏休みは6月の約1ヶ月間となります。アジアの多くの国が教育熱心であるのと同様、シンガポールでも親の子供への教育熱は、日本以上のものがあるようです。夏休み期間中も勉強させるために、塾のような課外学習をさせることが多く、あえて一学年の上の難しいクラスに入れて学習を先取りする人も少なくないとのこと。そんな、休みも勉強漬けの現状に危機感を覚えたのが、国です。「子ども時代には、勉強以外にもっと運動したり遊んだりしよう」と国を挙げて方針転換し、小学校低学年での学期末テストの廃止や、夏休みの宿題をなくすなどの対策を取り始めました。シンガポールにもサマーキャンプなどがあり、スポーツ系のものが人気のようですが、これからシンガポールの夏休みの過ごし方は変わっていくかもしれませんね。茂木先生が提案する「理想の夏休み」とは!?では、“理想の夏休み” ってどんなものなのでしょうか。脳科学者である茂木健一郎先生は次のように述べています。子どもの脳は、好奇心にあふれている。新しいものが提示された時、子どもたちは好奇心に目を輝かせる。そして、手を伸ばし、遊び、熱中の時間を過ごす。何が子どもに合っているのかを知るには、さまざまなことにチャレンジさせるのが良い。大人が手助けし、選択肢を示して助ける。世界には、こんなにたくさんの面白いことがあるのだよと教えてあげる。そのようなサポートが大切なのである。その際、何を選ぶかは子どもに任せる。決して押し付けず、子どもが何に興味を持つかをじっと見守る。そして、もし熱中することがあったら応援してあげる。これが、一番の子育てであると私は考えている。長い人生、何が起こるかわからない。個性は「積み重ね」でもある。どの時点でも、将来何をしたいかは「仮説」に過ぎない。夢は決まったものではなく、柔軟に変化するものである。この夏休みにお子さんが出会うものが、長く続く個性の成長の出発点になるかもしれない。そう考えたら、夏を迎えるのがわくわく楽しみになってくる。大人も一緒になって、子どもの個性の「種」を探すのが良いのである。(引用元:讀賣新聞|夏休み、子どもは何に手を伸ばす?)脳科学の観点からの考察、すばらしいですね。子どもたちの “個性の種” を見つけて、育むために、夏休みという絶好の機会を生かさないのはもったいない!できるだけたくさんの体験をさせてあげることが理想的ですね。各国の状況や見識者の考えなどから導き出した、この夏休みに家庭でも実践できることを2つご提案します。読書夏休みの宿題がない欧米諸国でも推奨されるのが読書。学校の課題図書とは違い、好きな本を選ぶことがポイントです。おもしろかった点、印象に残った箇所、その本から派生した話など、思ったことや感じたことをシェアして伝えてみましょう。本から得られる学びの広がりは、ゆとりある夏休みだからこそ得られるものに違いありません。 新しいことにチャレンジする夏休みに “初体験” を!「やってみたかったスポーツに挑戦する」「ケーキを作る」「自力で日帰り旅」など、なんでもいいのです。欧米ではよく活用されている “宿題ビンゴ” を取り入れて楽しむのもいいかもしれません。一番大切なのは “自分で選ぶこと”。新しいものに出会い、そこに湧き上がる感情や共感、達成感が必ず小さな個性の積み重ねになるはずです。***茂木先生はこうも言っています。夏休みの本質は、ぼんやりすること、ほうけることだと思う。ふだんとは違うことをやって、ぼーっとする。そのことが夏休みの価値であって、学期と同じようなことをやるのは、夏休みの趣旨に反している。夏の間は、みーんみーん、ジリジリとぼんやりしていて、新学期とともに「はっ」とするのが良い。(引用元:Twitter|茂木健一郎)同じように、海外の親たちは「普段はできないことをたくさんやって充電し、生活を楽しんでほしい」と願うのが主流のよう。夏休みは “好き” を見つける絶好のチャンス!興味の対象は毎年変わってもいいのです。新しい体験で心身ともにリフレッシュできれば、新学期がより充実したものになりそうですね。(参考)学研出版サイト|第10回 アメリカの夏休みの過ごし方留学123 国際交流支援 K international|NZでの夏休みの過ごし方NIKKEI STYLE|北欧の学校、夏休みに宿題なし スウェーデンから見る日本 高見幸子讀賣新聞オンライン|夏休み、子どもは何に手を伸ばす?東京都公文書館|80年前の夏休みの宿題帳sopiva|幸せな暮らしスウェーデン。あこがれの長期夏休みの裏に隠された真実とは・・・Ministry of Education SINGAPORE| Press Release|September 28, 2018 ‘Learn For Life’ – Preparing Our Students to Excel Beyond Exam ResultsTwitter|茂木健一郎
2019年08月15日夏休みの宿題...自由提出のものは断固としてやらなかった息子Upload By かなしろにゃんこ。夏休みの宿題をやろうやろうと思いながら時間は流れ…8月後半、夏休み終了間近にいやいや腰を上げる子どもの姿は夏の風物詩(笑)。うちの息子もその一人。ん?というか…ヤツの場合は最初からヤル気がなかったんだった。結局半分も宿題をやらずに2学期に突入です。シクシク…怠け癖こじらせています(涙)特に「コレは絶対にやらない!」と息子が言うのが、「できたらやりましょう」とか「時間があったらやりましょう」という自由提出で曖昧な提出物。「やってもやらなくても、どっちでもいいんだよ!だからやらない!」と断固として拒否してきます。息子が通っていた小学校では、読書感想文や絵日記、自由研究、コンクールに出展するポスターなどが自由提出の宿題となっていました。親としては「先生がそう言うのは児童に自主的に取り組める力をつけさせるためだから、ここは自由提出っていったって全部やらなきゃいかんでしょ!」と思ってしまい、毎年ヤレヤレとお尻と叩いてきました。「自由研究一緒にやろう」と誘ったり、「絵日記のかき方教えてあげるから」と促したりしましたが、岩のように固い信念があるのでしょうか…息子は拒み続けます。宿題の出し方を曖昧にしないで全部必須!としてほしいな~そのほうがまだ本人もヤル気になりやすいし親も促しやすいのに…なんて思っていました。ところが!ある年に急にヤル気スイッチが入ったのでした。夏休みのお出かけが、息子の大好きな空の乗り物の体験ツアーに決定!Upload By かなしろにゃんこ。それは息子が小5の夏休み前のこと。旅行パンフレットをたくさん集めて、夏のレジャーはどこにしようか決めていたとき、観光バスで行く『夏休み、親子で楽しむ飛行機工場見学とヘリコプター東京湾遊覧ツアー』というのにしよう!と夫が決めてしまいました。私は高くて速い乗り物が苦手なので「え~やだ~」と反対しましたが、夫と息子は電車や車、それに飛行機といった乗り物が大スキなので「絶対それがイイ!」と多数決で決まってしまいました。そして夏休みになり、いざツアーへ!小学生の親子がたくさん集まり観光バスへと乗り込みレッツゴー!Upload By かなしろにゃんこ。飛行機工場の見学ツアーでは、飛行機に関わるお仕事の展示や操縦室の展示、客席の展示など触りながら学べるものがいっぱいありました。子どものサイズに合わせたパイロットや客室乗務員、整備スタッフの制服がいくつも置いてあり、着替えて記念撮影ができるサービスもありました。「パイロットの制服着てみない?」と誘っても息子はそれよりも早くドックに行きたい!とワクワク、ソワソワ。ドックで大きなジャンボジェットを見上げると「わ~!」と感動していました。乗り物大好きな息子、実際の飛行機を間近で見ることができ、こんなに大きいんだ!と楽しそうにしています。通常飛行機に乗る際にはタラップを利用するので、飛行機のお腹や貨物のトビラ側を見ることってあまりありませんから、その実物を見て「おおー!」と感動。滑走路もドックのトビラから見せてもらえました。一面に大きな空が広がり、着陸する飛行機などを目の前で見られるので迫力があります。「飛行機工場楽しかったね~!」と息子は満足そうでした。そして親子で楽しむツアーはいよいよ東京湾ヘリコプタークルージングへと進みます。ガクブル…(汗)Upload By かなしろにゃんこ。ヘリコプターの飛行場へ移動してチェックイン。ヘリコプターに乗りこむときは大きなプロペラが体に当たるんじゃないかと思うような迫力があります。ブルっている私とは対照的に、夫も息子もワクワクが止まらない!といった感じでウキウキしてやがります(汗)そしていざ、東京湾にテイクオフ!夕焼けから夜へと変わっていく空と東京のビル群を眺めて「美しい…」よりも「今日は私の命日になるのか…」と考えてばかりいました。ツアーのアクティビティなので5分間の短いクルージングでしたが、息子にとってはとても楽しかったようで…その数日後!「かきたいものが浮かんだから」自ら絵日記に取り組めたUpload By かなしろにゃんこ。なんと息子は絵日記にこのツアーのことをかきはじめました。自由提出の宿題は断固としてやろうとしなかった息子が自分から絵日記をかくなんて驚きでした。もともと作文や日記が苦手な子ですが自分なりの表現でいつ誰と誰がどこで何をして、自分はその体験でどう感じたのかといった5W1Hを入れた文章、それに飛行機やヘリコプターの絵もカラーペンでかかれていました。母の手伝いなしで、ひとりで絵日記を完成させた息子。「リュウ太スゴーイ上手~!!」と久々に息子を褒めたのでありました。旅行といえばそれまでは親のエゴで行きたい場所を決めていました。もしかしたら、本人の行きたい場所に連れて行ったり、スゴイ記憶に残る体験をさせたりすれば、絵日記って毎年かけたのかな…?と思って息子に真意を聞いてみると……!?Upload By かなしろにゃんこ。「かきたい絵が浮かんだからかいただけ、海に行ったからって魚の絵はかけないから。かきたいものじゃないとかかない」というのでした。もともと乗り物が大好きな息子にとって、飛行機やヘリコプターをイラストにすることは、宿題の中だとしても好きなこととして取り組めたのでしょうし、大興奮の体験だったので文章にもしやすかったのでしょうね。それまでも絵日記のかき方がわからなかった訳ではなく、かきたい気持ちが湧かなかっただけだったのかもしれません。宿題に対して自分から進んでやりたいという気持ちを持たせるのはなかなか難しいですが…夏休みの宿題は、普段の宿題と違って自分の興味のある題材で取り組めるものもあるところが、うちの息子のように興味のあるもの以外見向きもしないタイプに実は合っていたのかも?なんて思いました。大きな機体を整備する整備士さんが頼もしく見えたのか?この見学があったからか?空港を舞台にした映画「ハッピーフライト」が今でも好きなんだそうです。空の乗り物を守る方々の仕事を少し勉強できたことと、今回は奇跡的にかきたいものに出会えて絵日記をかき上げることができたのですから、夏休みの親子ツアーは大成功でした。
2019年08月12日小学生の夏休みの宿題のなかで特に悩ましい、読書感想文。毎年夏休みが来るたび、どうすればいいか困ってしまう親子は多いはず。この記事では、夏休みの宿題の大定番・読書感想文の書き方(小学生版)を徹底解説します。本の選び方から原稿用紙への書き方、推敲の仕方、親のかかわり方、声かけの例まで、これを読めば読書感想文のお悩みは全部解決!読書感想文を初めて書く1年生や2年生はもちろん、もっと上手に書けるようになりたい3年生以上の小学生を持つ親御さんも、ぜひお読みください。読書感想文(小学生)の書き方:本選びから完成までの全体像ここからは、こどもまなび☆ラボの人気連載、文章力養成コーチ松嶋有香先生による「親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン」の内容をベースに、小学生の読書感想文の書き方を編集部がまとめて紹介します。■ 読書感想文が完成するまでの手順一覧まずは、読書感想文を完成させるまでの手順を確認しておきましょう。本を選ぶ本を読みながら付箋を貼る親子で対話して、子どもから感想を引き出す文を作る原稿用紙に下書きする見直して清書する → 完成!これが全ステップです。見通しをもって取り組んでくださいね。小学生の読書感想文は、「親子で」取り組むことをおすすめします。じつは、1年生から4年生までの小学生は、読書感想文の書き方をまだ学校では習っていません。学習指導要項では、5年生、6年生の国語で学習することになっているのだそう。読書感想文を初めて書く子どもや、読書感想文にまだ慣れていない子どもに、「さぁ好きな本を選んで書きなさい」と言ったところで、うまくいくわけがありません。親御さんの的確なサポートは不可欠なのです。■ 小学生が読書感想文を書くとき、親が必ず意識すべきこと子どもの読書感想文をサポートするにあたり、親が強く意識すべきことがあると松嶋先生は言います。それは次のこと。親ができることは、たった1つ。「子どものすることを否定しないこと」(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第1回:夏休みのラスボス、読書感想文※下線と色による強調は引用にあたり施した)「その本で読書感想文書くの?こっちの本にしなさいよ」「そんな感想じゃおかしいじゃないの」などと、子どもが選んだ本や言った感想にケチをつけてはいけません。やる気を削いでしまいますので、よく注意してくださいね。★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第1回:夏休みのラスボス、読書感想文■ 読書感想文に取り組む期間本選びから読書感想文の完成までに費やす期間の理想は、「1日1~2時間ぐらいずつ取り組んで、全体で約2週間」というのが松嶋先生の見解です。次の言葉にあるように、読書感想文は子どもが大きく成長するチャンス。短い期間で楽に片付けようと思わないで、親子で焦らずじっくり読書感想文に取り組むといいですね。読書感想文は、本をきっかけに自分と向き合う経験です。まずは、このことをしっかり受け止めてください。自分と向き合った気持ちを言葉に直すことが楽になると、嫌なことを嫌と言える子になります。本当の気持ちを説明できる子になります。(引用元:同上)読書感想文(小学生)の書き方:手順1. 本を選ぶさてここからは、読書感想文のノウハウを具体的に紹介していきます。まずは、本選び。松嶋先生いわく、読書感想文の本を選ぶときの鉄則は次の3つです。親子で「リアルの本屋」に行く子どもに「好きな本」を選ばせる子どもが選んだ本を、親は「否定しない」1. 親子で「リアルの本屋」に行くインターネットで本を買う大人は多いと思いますが、小学生の読書感想文の本は、必ずリアルの本屋に出向いて選んでください。子どもが実際に手に取りながら、お気に入りの1冊を見つけることが大事です。なるべく大きな書店に行くと選択肢が広がるので、なお良いといえます。2. 子どもに「好きな本」を選ばせる子どもには「好きな本を選んでいいよ」といってあげましょう。大人はつい「この本は感想文を書きやすいかどうか」を気にしてしまいますが、「子どもが興味を持っているかどうか」「子どもがその本を好きかどうか」のほうがずっと大事なのです。また、読書感想文の本といえば物語をイメージしがちですが、自然科学の本や写真集でもOK。実際、虫の写真集を読んで読書感想文を書いた小1の子が賞をとった例もあるそうですよ。『青少年読書感想文全国コンクール』の課題図書から選ぶべきなのかどうかも気になるところ。これについて松嶋先生は「お子さんが好きな本が、たまたま課題図書で選ばれた本なら、その本で良い」(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第2回:そうだ、本屋へ行こう!)とアドバイスしています。基本的には自由図書でいいようです。3. 子どもが選んだ本を、親は「否定しない」こうして子どもが選んだお気に入りの1冊を、親は絶対に否定してはいけません。子どもの選択が親の想定外だったり、「この本で大丈夫かな?」と心配になるような本だったりしても、「おもしろそうな本だね!」「楽しみだね!」と前向きに受け止めてあげましょう。子どものやる気がグンと上がります。★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第2回:そうだ、本屋へ行こう!読書感想文(小学生)の書き方:手順2. 本を読みながら付箋を貼る読書感想文を書く本を手に入れたら、次は本を読みます。ポイントは、本を読みながら付箋を貼ること。読んで「心が動いたページ」に、付箋を貼ってください。■ 付箋を貼る場所の例付箋を貼るべきページは、例えば次のような箇所です。お子さんに教えてあげると分かりやすいでしょう。「ああ、分かる」「へーそうなんだ」「わ、びっくりした」「最高!」など心が動いたところに、付箋紙を貼っていきます。また「なんで?なんでそうなるの?」「信じられない」「無茶だ」「ひどい!」そういうマイナスイメージでも構いません。(中略)「こんな気持ち、最低だ。言葉にしたくない……」そんな重症な場合も貼っておきましょう。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第3回:読書感想文を前提にした本の読み進め方※太字は引用にあたり施した)付箋を貼るときは、心の動きを表す言葉を付箋に書き込んでおいてください。また、付箋はあとで剥がしますので、ページ数を書くことも忘れないように。そして、一通り本を読み終えたら、付箋が貼ってあるページをもう一度読み直し、さらなる気付きがあれば付箋に書き加えてください。貼った付箋の数が多くなりすぎた場合や、似たようなところに付箋を貼った場合などの対処法などは、下記の記事で解説されています。★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第3回:読書感想文を前提にした本の読み進め方読書感想文(小学生)の書き方:手順3. 親子で対話して、子どもから感想を引き出す次は、子どもから感想をさらに引き出すプロセスに入ります。先ほど、子どもの心が動いた箇所に付箋を貼りましたね。その付箋にページ数が書いてあることを確認し、剥がしてコピー用紙などの白い紙に貼りましょう。そうしたら次は、子どもの心がなぜその箇所で動いたのか、親子で対話をしながら子どもの考えを深堀していきます。■ 子どもの感想を深堀する問いかけの例子どもから感想をさらに引き出すために、親は子どもに次のようなことを質問してみましょう。「なぜ、ここで感動したのか」「どうして、そこが気になるのか」「もし自分だったらどうするのか」「もし、魔法でストーリーを変えられるとしたら、どうしたいか」「どうして付箋に○○と書いてあるのか」(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第4回:自分と向き合う時間にこそ読書の意味がある※太字は引用にあたり施した)■ 子どもから感想を引き出す際の注意点この過程で子どもから出てくる言葉を、親は否定することなく素直に聞き入れましょう。そして、子どもが発した言葉をすべて、親が先ほどの白い紙にメモしていきます。そうすると、付箋「どうして心が動いたのか?」という質問子どもが話した答えがセットになった紙が何枚もできあがるはずです。まだ文になっていないメモ書きの状態で、子どもの感想の言葉がたくさん引き出されましたね。この紙のことを、以後「質問シート」と呼びます。なお、この対話のなかでもしも子どもからなかなか言葉が出てこなくても、きつく質問したり焦らせたりしないようにしましょう。またこの作業は、特に低学年の場合は、親子で対話をしながら行ないます。高学年の子で自問自答ができそうな場合は、子ども自身にさせてみても良いそうですよ。★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第4回:自分と向き合う時間にこそ読書の意味がある読書感想文(小学生)の書き方:手順4. 文を作る先ほどできあがった質問シートにある、「『どうして心が動いたのか?』という質問」と「子どもが話した答え」の2つをセットにして、文を作っていきます。文を作りながら、適宜言葉を足していきましょう。この段階ではまだ原稿用紙は使いません。引き続きコピー用紙などの自由に書ける紙を使います。■ 質問シートをもとにした感想文の作り方・例文の作り方について、松嶋先生が分かりやすい例を紹介しています。これは、『桃太郎』を読んだ子が「キジのことが心配だ」という感想を言っていた場合の例です。【質問シートに書かれた内容】質問「どうしてキジが心配だったの?」答え「ずっと役に立たないからいらいらした」【文の作り方】質問と答えをセットにする「ぼくは、キジが心配だった。ずっと役に立たないので、いらいらした。」言葉を足す「ぼくは、キジがずっと心配だった。ちっともみんなの役に立てないので、ちょっといらいらして見てた。」メモに残された言葉から、文章を肉付けする「犬は強いでしょ?猿は頭が良いでしょ?でもキジは何もできなかった」という会話をしていたなら、次のような文になる:「犬は、大きな声でワンワン吠えて、鬼をやっつけると思ったし、猿は頭が良くて手先が器用だから、すごく活躍すると思った。でも、キジは何もできないと思った。ぼくは、桃太郎がなぜキジをお供に選んだのか、ちょっと分からなかったくらいだ。」(「【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみよう」より抜粋)■ 文章の肉付けのコツ上記のようにして文章を肉付けするときのコツのひとつに、オノマトペを活用するという方法があります。オノマトペとは、「ワンワン」「ドンドン」などの擬音語、「ひやひや」「ゆったり」などの擬態語のことです。また、つい使ってしまいがちな「うれしかった」「悲しかった」などの単純な言葉は、ぜひ別の言い方で表現してみましょう。そのためには親が問いかけを工夫してあげると、より具体的な感想文になりますよ。「例えば何の時みたいにうれしかったのか」「どんなふうに体が変化したの?」といった質問をして、言葉を増やしていきます。質問をすれば答えが出ますよね。その答えを書けば良いのです。「うれしくて涙が出た」「鳥肌が立つくらいうれしかった」など、自分の体の変化を書くといいでしょう。(引用元:同上※太字は引用にあたり施した)★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみよう★表現力アップのコツは、文章術のプロ・山口拓朗さんによる連載「作文力の伸ばし方講座」でも解説されています。合わせてお読みください。オノマトペで作文の表現力を伸ばす――「富士山が“ジョジョッ”とあらわれた」でも間違いではない!?オリジナルの比喩で、表現力のある作文に激変――“それ” は “ほかの何” に見えるのか?読書感想文(小学生)の書き方:手順5. 原稿用紙に下書きする手順4で作った文を原稿用紙に書いていきましょう。でもまだ、この段階では下書きですよ。■ 読書感想文の書き出しのポイントまず気になるのは「書き出し」ですね。松嶋先生いわく、読書感想文の書き始め方のコツは次のとおり。読書感想文も(ブログと)同じで、採点者から見ると、結論が先に書いてあった方が食いつきやすいのです。(中略)なので、結論はもったいぶらずに、先に書いてしまうのがいいと感じます。また、結論を先に書く方法だと、あとに熱量が続きやすくなります。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第6回:やっと国語教師の出番です※カッコ内は引用にあたり補った)ここまででいくつか文章が出来上がっていますよね。それらのうち、子どもが特に強く抱いた感想を結論として、出だしに持ってくるようにします。親子の対話の過程で子どもから何度も発せられた言葉は何だったか、と考えるとわかりやすいでしょう。■ 結論を膨らませる結論から書き始めたら、適宜段落を変えつつ、結論に関係のあるエピソードや具体例を盛り込んでいきます。ここまでの過程で話題の違う文章がいくつかできているかもしれませんが、読書感想文に盛り込む文章は結論に関係のある文章だけです。結論と関係ない文を削ったことで文字数が少なくなったなら、残った文章にあるエピソードや自分の気持ちをより詳しく書いて、文章を肉付けしていきましょう。なお、いまは下書きですので、文と文がつながっていない「箇条書き」のようなスタイルでも大丈夫です。★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第6回:やっと国語教師の出番です★書き出しの工夫のコツ、ユニークな書き始めの例については、「作文力の伸ばし方講座」の記事も合わせてお読みください。「書き出し上手」は「作文上手」!作文を魅力的にする“書き出しのパターン”12選読書感想文(小学生)の書き方:手順6. 見直して清書する→完成!これで、読書感想文の下書きが一通り書けたら、次は推敲をします。一晩時間を置いてから、親子で一緒に文章を見直しましょう。■ 読書感想文の推敲のコツ推敲のコツは、音読をすること。松嶋先生は次のようにアドバイスしています。昨日書いた作文を読んでみます。声に出して読んでみましょう。声に出して読んでみて、気づくことがあれば、赤ペンで書いていきます。・こっちの文が先に来た方がいい、・この文はもう少し強調しよう、・この文はやっぱりいらない、そういう気づきはどんどん書き込みます。音読すると、不思議と、書き入れたい言葉や、書き直したい言葉が出てきます。また、ここまでの段階では文が箇条書きになっているのですが、文と文のあいだに入れたい言葉も自然に出てくるはずです。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第7回:推敲の仕方)細かな表現の修正に加えて、構成そのものを変えたくなることもあるでしょう。その際は、文単独ではなく段落ごと移動させてください。そうしないとバランスが崩れてしまうそうですよ。これは低学年のお子さんには難しいので、親御さんのアドバイスが不可欠ですね。こうして下書きの原稿用紙に赤字を入れ終わったら、最後に新しい原稿用紙を用意して、清書をしてください。■ 読書感想文のタイトルのつけ方読書感想文の題名のつけ方も気になるところ。よくあるのは「○○○○を読んで」というタイトルですが、これではありきたりすぎます。松嶋先生によれば、8割の子がこの題名で読書感想文を書いてくるのだそう。子どもが自分の心と一生懸命向き合ってできた、その子にしか書けない読書感想文です。ここまでで使用した付箋のメモからキーワードを拾ってみるなどして、我が子らしいタイトルを一緒に考えてあげましょう。タイトルをつけ終わったら、これで読書感想文は完成です!★詳しい解説はこちら【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第7回:推敲の仕方【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第8回:ようこそ内省の世界へ★締め方の工夫のコツ、印象的な終わり方の例については、「作文力の伸ばし方講座」の記事も合わせてお読みください。作文の印象は “最後の一文” で決まる!――個性的な余韻を残す「締めくくり」のワザ読書感想文(小学生)の書き方:原稿用紙の使い方読書感想文の書き方を一通り解説しましたが、読書感想文の初心者や、作文そのものにまだあまり慣れていない小1・小2・小3・小4の子をもつ親御さんにとっては、原稿用紙の使い方も不安ですよね。原稿用紙で作文を書いたのは十数年前、という親御さんも多いはずですから、小学生の子どもに教える前にぜひ原稿用紙の使い方をおさらいしておきましょう。きちんとした体裁で書かれた原稿用紙は、読み手に良い印象を与えますよ。【1】題名読書感想文のタイトルは、1行目の上から2~3マスを空けて書きます。【2】氏名題名の次の行に、一番下の1マスを空けて書きます。姓と名の間は1マス空けます。学校名、学年を書く場合は、氏名の上にそれぞれ1マス空けて書きます。(学校やコンクールの要項に従ってください)【3】本文本文の書き始めや、段落が変わるときは、一番上を1マス空けます。【4】読点(、)・句点(。)テン(、)やマル(。)は、1マス使って書きます。句読点が行の一番上のマスに来てしまうときは、前の行の一番下のマスに、文字と一緒に書きます。【5】かぎかっこかぎかっこ(「」)は、1マス使って書きます。心の中で思ったことや強調したいことを書くときには改行せず、話したことを書くときには改行します。会話文を書く際は、一番上のマスに始まりのかぎかっこを書き、会話文の最後に終わりのかぎかっこを書きます。終わりのかぎかっこと句点は同じ1マスに書きます。話した内容が2行以上にわたるとき、2行目以降の一番上の1マスは空けても空けなくてもかまいません。【6】二重かぎかっこかぎかっこの中でさらにかぎかっこを使う場合は二重かぎかっこ(『』)を使います。書籍の名前を書く場合も二重かぎかっこを使います。原稿用紙の使い方(例)(画像は編集部にて作成)なお、学校名や学年などの記載法ほか書き方の形式については、通う小学校や応募するコンクールの決まりがある場合もありますので、必ずその指定を確認するようにしましょう。『青少年読書感想文全国コンクール』の応募要項はこちらから確認できます。***夏休みの読書感想文の宿題に真剣に取り組めば、子どもはたくさんの文章を書ける喜びや、一生懸命取り組み作品を完成させることの達成感を味わえます。何より、自分の心と徹底的に向き合うという、得がたい経験ができるはず。親御さんも、子どもの内面を知ったり成長を感じたりできることは間違いありません。ぜひ親子で一緒に読書感想文を書き上げましょう。(参考)StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第1回:夏休みのラスボス、読書感想文StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第2回:そうだ、本屋へ行こう!StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第3回:読書感想文を前提にした本の読み進め方StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第4回:自分と向き合う時間にこそ読書の意味があるStudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみようStudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第6回:やっと国語教師の出番ですStudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第7回:推敲の仕方StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第8回:ようこそ内省の世界へStudyHackerこどもまなび☆ラボ|オノマトペで作文の表現力を伸ばす――「富士山が“ジョジョッ”とあらわれた」でも間違いではない!?StudyHackerこどもまなび☆ラボ|オリジナルの比喩で、表現力のある作文に激変――“それ” は “ほかの何” に見えるのか?StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「書き出し上手」は「作文上手」!作文を魅力的にする“書き出しのパターン”12選StudyHackerこどもまなび☆ラボ|作文の印象は “最後の一文” で決まる!――個性的な余韻を残す「締めくくり」のワザNHK|NHK高校講座ベーシック国語第21回「原稿用紙の使い方」ベネッセ教育情報サイト|原稿用紙に書く
2019年07月30日子供たちが楽しみにしていた夏休みがスタート。「宿題は早いとこ終わらせて、普段はできないことをやらせてやりたい!」と思うのが親心。予定を立てて、計画通りに進むよう掻き立てて…「子供の宿題は親の宿題?」毎年そんなふうに億劫に感じていましたが、「今年は子供たちに自分で管理できるようになってほしい。」という思いから、今年の夏休みは子供たちの学習コーナーに、こんなアイテムを取り入れてみました。スウェーデン生まれの文房具、Esselte<エセルテ>。5段のA4ファイルが連なった、色付きのステーショナリーアイテムです。夏休みは子供の“自分でできる”を増やすチャンス!きちんと自分の宿題を自分で把握し、自分で管理できるようになれば、この先の大きな力になるはず。わが家の子供たちと夏休みの宿題管理に挑戦!宿題を壁面収納で分かりやすくEsselteは壁に引っ掛けて収納するステーショナリー用品。壁面にプリントを収納することによって、やるべきことと、その全体量を一面で把握できるメリットがあります。まるで、ホワイトボードに付箋で“やることリスト“を貼り付けていくような感覚。宿題をランドセルやファイルに入れると、どうしても埋もれて忘れてしまいがちなプリント類を、壁一面を使って一目で把握できる収納すれば、子供も自分のやるべき課題の量を、把握しやすくなるのでは?そんなふうに考えました。“できる人”のオフィスのように。わが家はEsselte<エセルテ>を学習デスクの目の前に設置。ルール01.学習スペースの近くであることルール02.子供の目に付きやすい場所ルール03.子供の手が届く場所取り付け方は簡単です。画鋲タイプのフックを壁に差し、そこにEsselte<エセルテ>のフックで引っ掛けます。長さ調節用に小さな金具も付いているので、場所に合わせて長さを調節可能。子供の身長に合わせて使い分けてください。色で「やらなきゃ」を設定目を付けたのは、Esselte<エセルテ>のカラーグラデーションである点。色で分かりやすくカテゴリーを分類し、子供にも分かりやすく目に入ってきます。自分に近い方から順に、使用頻度の高い順から配置していきます。例えば、毎日必ずやらなければいけない予定表やチェック表、ラジオ体操カードなどは、手に取りやすい下の段に収納するといったように、子供と一緒に考えながら、取り出しやすさに配慮した収納をつくっていきます。読書感想文や絵日記など、夏休み中に時間をかけてゆっくりする宿題に関しては、一番上の段に収納。自分にはこれだけの宿題が残っている、というのを把握しやすいように収めることが重要です。付属のラベルに子供自身がカテゴリーを記入していきます。この手書きの作業が子供にとってワクワクするようで。収納においても、ラベリングは必須。宿題をファイルに入れたけど、ファイルの中に何が入っているのかわからず、一つ一つ確認してから出す…なんてことにならないように、ラベリングはとても重要な作業です。Esselte<エセルテ>のポケットファイルは一つ一つ持ち運ぶことも可能。グラデーションカラーになっているので、重要度を区別して使うことも◎また、そのまままとめてコンパクトに畳むこともできるので、帰省先での宿題もおまかせ。あれもこれも、とバッグに詰めて持ち運ぶ必要なく、Esselte<エセルテ>を畳んで持ち運べばOK。これはうれしい!エセルテは1つのファイルポケットにプリント100枚分が収納可能。漢字・計算ドリルとノートを入れてもいいですね。長期休みの度に、Esselte<エセルテ>をここに設置するのが習慣になりそうです。夏休み中、机の上にはファイルスタンドを一緒に設置しています。ここには、済ませた宿題をIN。Esselte<エセルテ>宿題を管理し、済ませたものからここに収めていきます。これが宿題完成予想図!勉強机は子供のワークスペース。宿題計画を“見える化”して、提出忘れを防ぐだけではなく、自分の目標とそこにたどり着くまでの全体量も把握できるようになれば、その力はこれから先もずっと役に立つはず。効率的に仕事を進めるというのは、どんな仕事においてもとても重要なこと。小学校生活から自然と身についていけばいいなぁ、と思っています。夏休みの間はいろいろ目について、子供に口うるさく言ってしまいがち。つい手を貸してしまいたくなりますが、自主的に自分の身の回りのことを考えることができるように、サポートする形で寄り添うことができたら。それはきっと働いているママも、家で子供たちと過ごすママも、同じ気持ちですよね。【ご紹介したアイテム】 スウェーデン生まれの文房具Esselte<エセルテ>。オフィス用品を暮らしに上手に取り入れて、子供の宿題を「見える化」。⇒ エセルテソーテッドA46段ファイル/Esselte ■こどもと暮らす ■暮らしのはなし お片付け nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年07月30日学校や園から帰ってきた子どもがリビングで寝そべっていたり、ゲームに夢中になっていたりする姿を見て、「宿題やったの!?」「いつまで遊んでいるの!」と怒ってしまうことはありませんか?子どもにも一息入れて疲れをとる時間が必要だとはわかっていても、つい「余計な一言」を言って急かしてしまう人も多いことでしょう。毎日のように口酸っぱく言い続けても、肝心の子どものやる気が起こらなければ、「余計な一言」は効果がないどころか、親子の信頼関係に影響を及ぼすことも……。何も言わなくても子どもが自らすすんで取り組み、親子ともに心穏やかに過ごせるようになるには、子どもの「やる気スイッチ」を上手に押すことが必要です。小言では子どもの「やる気スイッチ」は押せない子どもに「〇〇やったの?」と言ってしまうとき、私たちは「やっていない」ことを知っているか、薄々わかったうえで聞いていることがあります。教育評論家の親野智可等さんはこのように述べています。日頃から子どもに罠をかけてわざわざ嘘をつかせるような意地悪な質問をしていると、子どもは親に対する信頼感が持てなくなり素直な気持ちもなくなります。そして、親の攻撃から自分を守るために、たくみな嘘をつくようにもなります。(引用元:学研キッズネットkidsnet for Parents|「片づけしたの?」「宿題やったの?」「明日の仕度したの?」など。「質問形」の裏に隠れているもの)子どもの口から正直に言わせようと誘導する親の一言は、子どもにとっては攻撃に感じられるもの。親子の信頼関係にとって好ましくないようです。あなたは、お子さんに対してこのような小言を言っていませんか?「いつまで寝ているつもり?」「宿題はちゃんとやったの?」「遊んだおもちゃは、片付けたんでしょうね!」「食べ終わった食器は、どうするんだった?」そんなとき、「今やろうと思っていたのに!」と怒るお子さんは多いことでしょう。その胸の内は、パパやママの小言にガッカリして、素直に向き合いたくない状態にあるのかもしれませんね。「やる気スイッチ」を押された子どもの特徴一方、「○○やったの?」と聞かなくても、こうしたことを自分からすすんでやれる子もいます。・朝は決まった時間にひとりで起きる・学校から帰ってきたらまず宿題に取りかかる・おもちゃで遊んだあとは元通りに片付ける・食事が済んだら食器を下げる彼らは、何事にも前向きで、失敗してもくじけず目標に向かって頑張れる「やる気スイッチ」が入った状態にあります。「やる気スイッチ」を自分で入れることができる子どももいますが、初めの頃は親御さんが絶妙のタイミングで押してあげているケースが少なくありません。「やる気」が習慣化してくるにつれ、子どもたちは自らスイッチを入れられるようになっていきます。「やる気」は、もって生まれた性格ではなく、親御さんが上手に引き出して身につけることのできるスキルと言ってもいいでしょう。「やる気スイッチ」が入った子は、この先どうなる?ベネッセ教育総合研究所の「小中学生の学びに関する調査報告書(2015)『研究レポート2自律的な理由で勉強することが適応的である』」によると、「内発的動機づけ」が高い子どもは学校での成績が良いという研究結果が出ています。「内発的動機づけ」とは、自分自身でやる気を引き出して、物事に取り組めるということ。すなわち、「やる気スイッチを自分で入れられる子」のことですね。やる気スイッチを自分で入れられるようになると、勉強や習い事、家でのお手伝いなどに対して、主体的に目標を見出して楽しんでこなせるようになっていきます。これは、お子さんがこれから成長していくプロセスにおいて「不本意でもやらなければならないこと」に直面したときに克服する力になるものです。中高生であれば定期テストや受験に向けての勉強、大学生ならば単位取得のために必要な課題や試験勉強など、「やりたくないなぁ」と思いながらもやらなければならないことは、たくさんあります。社会人になってからも、仕事のプレッシャーや毎日の通勤、会社での人間関係など、いつも楽しくおもしろいことばかりとは限りませんよね。これらの克服すべき壁に対し、子どものうちに「やる気スイッチ」が押せるようになっていると、これまでも上手に乗り越えてきた経験が自信となり、自ら意味を見出して意欲的に取り組むことができるのです。子どもの「やる気スイッチ」を上手に押す方法子どもの「やる気スイッチ」の上手な押し方には、次のような方法があります。【学習面】◆なかなか勉強を始められないときOK「宿題、何時からやろうか?」「今日の宿題は何をやるの?」NG「まだやってないの?」「早くやりなさい!」はっぱをかけたり急かしたりしても、子どもにはわかりにくく、かえって逆効果です。「何をやるのか」「どんなタイミングで始めるのか」を聞いて、子ども自身が考えるきっかけを与え、自分で決めた経験を重ねられるように声かけをしましょう。◆机には向かっているものの、集中できていないときOK「まずは3問やってみよう」「もうここまで進んだの?」「ひとりで頑張っているね、手伝えることがあったら言ってね」NG「ダラダラしないの!」「さっさと終わらせなさい!」まずは、どうして集中できないのか原因を探ってみます。問題の量が多いようであれば、短く区切って集中を促し、難しそうな問題や苦手な分野であれば、ここまでやってきた頑張りを認める声かけをしてあげましょう。また、ひとりで黙々と続けることが得意ではない子なら、大人の存在が近くに感じられて頑張れるようにリビング学習をすすめるなど、環境づくりを提案してもいいかもしれません。【生活面】◆身のまわりのことができていないときOK「靴がそろっていると玄関がスッキリするね」NG「ほら!また脱ぎっぱなし」「自分でやりなさい!」たとえば、子どもが靴を脱ぎっぱなしにしているときには、「脱ぎっぱなしはダメじゃない!」と叱るのではなく、「そろえてくれると玄関がスッキリする」に置き換えることが大切です。具体的で前向きなフィードバックは、ほめ言葉に匹敵し、やる気を引き出すことが研究でわかっています。◆決まった家の手伝いをやらないときOK「今日は一緒にお皿洗いしようか?」「あなたのお風呂掃除は丁寧だから、ピカピカになってうれしいよ」NG「決めたこともできないの?」「それくらいはやりなさい!」家の手伝いを何か決めて任せている家庭も多いと思いますが、一度決めたからといって必ずしもその人がやり遂げなければならないわけではありません。やる気がなさそうだなと感じる日は、「一緒にやろう」と声をかけると、案外すんなり動けるお子さんも。また、手伝ったことで人の役に立っているということを伝えるのも効果的です。どのような場面でも、「何がどこまで自分はできているか」がわかり、「何をいつ取り組むのか」を自分で決めるように促すと、「やる気スイッチ」は入りやすくなります。***大人と同様に、やる気スイッチは、すぐに押せる子もいれば時間がかかる子もいます。また、新学期や学校行事など慣れないことが続いていると、心身が疲れていることも。ときには「1回休み」を取り入れるのも「やる気スイッチ」を上手に押すコツですよ。(参考)学研キッズネットkidsnet for Parents|「片づけしたの?」「宿題やったの?」「明日の仕度したの?」など。「質問形」の裏に隠れているものschola|生活の節目を活用すれば、子どものやる気を高めることができる進研ゼミ保護者通信|やる気アップの声かけバージョンアップさぽナビ(Z会)|子どものやる気を引き出すコツ(1)こどもまなび☆ラボ|子どもが「本当に褒めてほしいこと」。やる気スイッチをONにする言葉とはドロシー=ノー=ノルト・レイチャル=ハリス著、石井千春訳(2003),『子どもが育つ魔法の言葉』,PHP文庫ベネッセ教育総合研究所|研究レポート2自律的な理由で勉強することが適応的である
2019年07月02日小学生の次男次女には毎日宿題が出ています。宿題の内容は自習ノート(自分で勉強する内容を決める)とプリントと音読です。5年生と2年生では量は違いますが、大体こんな感じ。宿題が終わったら、それで本当におしまい…と言うわけにはいかないんです!現在社会人の長男が小学生時代から足かけ18年近く…宿題の丸付けをする日々!正直言って面倒くさい!しかし…丸付けをすることでわかることも多い…!現在の子どもの学力、苦手なこと、得意なこと。いまちょっとサボろうとしてるな?? とか算数は得意だけど、漢字はいまいちかな~? とか…。宿題の丸付けは、親への宿題! なんでしょうか?明日も丸付け…がんばります!!
2019年06月22日こんにちは、なきりエーコです。今回はパパの失敗話。宿題は出かける前にしないと大変な目にあうということをパパが身をもって知ったエピソードです。■ママの助言に、言い放ったパパの言葉とは息子は「今」を生きているタイプなので「あとでやる!」と言ってもやりとげた試しがありません。それは旦那より長時間、息子と過ごしてきた私が言うんだから間違いない!(悲しい)なので、宿題は絶対、遊ぶ前にやったほうがいい! それを伝えたのですがそういう話ではない(怒)。でも言ってもわかりそうになかったので実際に体験してもらうことにしました。■子どもが先のことを見通して動くわけがない!そうして自信満々に息子とでかけていった旦那。やっぱりね! 「帰ったら宿題をやる体力を残しておかなきゃ!」なんて子どもが考えられるわけもなく…。全力で遊ぶんだから、帰ってきて夕飯食べたら眠くなっちゃうに決まってる。だから遊ぶ前に宿題やったほうがいいって言ったのに!こうして大変な体験をした旦那は考えをあらためたのでした。
2019年06月07日小学校に入学した子どもが長男や長女の場合、学校生活に伴って、子どもたちはもちろん、親もいくつもの初体験をすることになります。そのなかで、「子どもが宿題をやりたがらない」「子どもの通知表があまり良くなかった」など、さまざまな悩みや不安に直面することでしょう。そういった場合、どう対処すればいいのでしょうか。子どものやる気を引き出す独自の授業で注目され、「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師・杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)一緒に宿題をやれば親の言葉の重みが変わるまず重要なのは、なにごとも「子どもと一緒に」という考え方を持つこと。子どもが宿題をやりたがらないのなら、「ちゃんとやりなさい」なんていって子どもにやらせるのではなく、一緒にやってあげればいいのです。同じ「ちゃんとやりなさい」でも、実際にやった人がいえば、言葉の重みがちがってくるのは明白です。スポーツでも同じですよね。炎天下で一緒に汗を流している人が「頑張ろう」というのと、ただ日陰で涼んでいる人がいうのでは、いわれる側が受け取る意味はまったくちがってきますよね。そもそも、子どもにとってはひとごとのように頭ごなしに怒られることがいちばん嫌なものです。「ちゃんとやりなさい!」といっている親御さんは「子どものため」だと思っていることでしょう。では、そういうときに自分の言葉を録音して聞いてみてください。わたしは実際にある親御さんにそうしてもらったことがあります。すると、自分の言葉を聞いたその親御さんは「これは自分じゃない」なんていうんです。自分はしつけをしている、子どもに大切なことを教えているつもりなのに、客観的に見ればただ怒鳴っているだけということは珍しくありません。もちろん、「子どものため」と思っているのは本当なのでしょう。でも、怒鳴り声ではその気持ちは子どもには伝わらないのです。愛を押しつけているだけではただのストーカーです。子どもに「お父さん、お母さんに愛されている」と思わせてあげてください。話を宿題に戻しましょう。実際に子どもの宿題をやってみれば、親御さんなりになんらかの感想を持つはずです。たとえば、「塾に通わせていることを考えると宿題が多過ぎる」「子どもの負担になっているのではないか」と思うこともあるでしょう。そういう場合、親子で話し合ったうえで、宿題を減らせないかと担任教師に相談してみてはどうでしょうか。おそらく、いまの時代の教員ならかなり柔軟にそういう相談にも対応してくれるように思います。家庭によって教育方針はちがいますし、子どもが目指す進路もそれぞれですから、わたし自身も各家庭とやり取りをしてなるべく要望に応じられるよう心がけています。通知表が良くなければ親が通知表をつけるさて、宿題に続いて親御さんの悩みの種となるのが通知表ではないでしょうか。その評価によってつい一喜一憂してしまいますよね。あまり評価が良くなかった場合には、親として子どもにどう接してあげればいいのかと頭を悩ませてしまうはずです。ただ、通知表はあくまでひとりの教員による評価に過ぎず、それが絶対のものではありません。だとしたら、親御さん自身が子どもの通知表をつけてあげればいいのではないでしょうか。「先生はこういっているけど、お母さんはあなたのこういうところはもっといいと思うよ」という具合に。そもそも、通知表というひとつの評価にとらわれる必要はありません。もし親が通知表の結果を気にし過ぎることになれば、子どもも結果だけを気にするようになってしまいます。そうすると、子どもは「結果を出さないと怒られる」と思って、なにかしらのズルをするということだって起こり得ると思うのです。親が通知表の結果だけにとらわれるということは、子どもに対して「結果を出さないとあなたを応援しないよ」というメッセージを送ること。そうではなくて、「結果が出なくてもあなたを愛している」というメッセージを送ってあげなければなりません。そうでないと、子どもは親の前でも等身大の自分を出せなくなりますからね。そもそも、親自身も完璧ではありませんし、あらゆることに秀でている人間なんていません。長所も短所もある等身大の子どもを愛して、プレッシャーにならない程度に期待して応援してあげてほしいと思います。褒めて伸ばすには実感が必要ただ、あまりに褒め過ぎることには注意も必要です。最近は「褒めて伸ばす」ことが注目されています。「叱ることは子どもを否定することだけど、褒めることは子どもを肯定するからいいんだ、やる気を引き出すんだ」なんていわれます。でも、褒めるも叱るも、子どもに外から刺激を与えて良い方向に導く行為という点では同じものです。それなのに、「褒めるのがいいから」と褒めてばかりいると、褒められないとなにもしない子どもになってしまうこともあるのです。褒めるということはじつはすごく難しいし、なんでもかんでも褒めればいいというものではありません。では、褒めると叱るをどう使いわければいいのでしょうか?その基準は、「実感に従う」ことで見えてきます。たとえば、漢字の書き取りをするにも、子どもと一緒にやってみてください。パソコンやスマホで文章を作成することで、手書きをすることが減っている大人の場合、いくつも漢字を書くうちに手が痛くなってくることもあるでしょう。そうすると、「お母さん、もう手が痛くなってきちゃった」「あなた、すごいね」なんて褒め言葉が自然に出てくるはずです。そういう「実感」が伴っている、つまり「心からの言葉」は子どもにきちんと響きます。叱る場合も同様です。もし子どもが、倫理的、人間的に良くないという問題を起こしてしまったら、親は「反省してほしい」と心から思って叱るものです。だけど、叱る理由が「世間体が悪いから」といったものなら、やはり子どもには響きません。「褒めるのがいい」なんて言葉を鵜呑みにして小手先のテクニックのようにただ褒めるのではなく、親御さん自身の実感や心を持って、子どもに接してください。『たし算ひき算 10マス計算ドリル 左利き用』杉渕鐵良 著/学研プラス(2019)■ 東京都公立小学校教諭・杉渕鐵良先生 インタビュー一覧第1回:先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!第2回:「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?第3回:子どもを「読書好き」にするきっかけの作り方。国語力アップの決め手は家庭にある!(※近日公開)第4回:算数の力は“楽しく”伸ばす!地味で単純な「四則計算」を笑うほど面白いものにする工夫(※近日公開)【プロフィール】杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)1959年生まれ、東京都出身。東京都公立小学校教諭。小学校教諭となって7年目に子どもたちのやる気を引き出す独自の授業「ユニット授業」を開発。その成果により、「教育の鉄人」と呼ばれ、2011年には「ユニット授業研究会」を設立。若手教員の指導にあたる他、講演のために全国各地を飛び回っている。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習』(すばる舎)、『全員参加の全力教室2 燃える! 伸びる! 変わる! ユニット授業』(日本標準)、『1日1枚5分でできる 漢字パズル』(すばる舎)、『自分からどんどん勉強する子になる方法』(すばる舎)、『子どもが授業に集中する魔法のワザ!』(学陽書房)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月25日