突然ですが、わが家にはかなり手強い小学一年生の男の子がいます。好奇心旺盛、遊びたい盛り。そして何より、彼はマイペース。目についた興味のあることに次から次へと手を付けて、やりたくないことはどんどん後回し。「先に宿題した?」「やることやってからだよ!」そんなママの言葉も見事に交わす、スルースキルさえも身に付けてしまった次男。さて、そんなわが家の次男坊に届いたのが、整理収納アドバイザーのEmiさん主催のOURHOME × Gakkenの「やることボード」。子どもが自分で楽しく予定を組み立てられるような工夫がたっぷり組み込まれた、お支度を助けてくれるアイテムです。⇒ じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」 01じぶんだけの「やることボード」をつくってみよう!用意するものは、・じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」・ホワイトボード用のマーカー「やることボード」は、シールとホワイトボード用のマーカーだけで予定を組み立てられるから、子どもが間違えても消せて安心。変更だって、いつでもできるんです。まず、いつの予定をつくるか考えます。わが家の次男は、家に帰ってからの時間のやりくりが苦手。お友達と遊びたいのに、のんびりして宿題が進まない…。約束したから、宿題ができてないまま出かけて行っちゃう…。ということが、くり返し起こっていました。まだ一年生ですもの。仕方ないですよね。ママも理解してあげたい気持ちと反面、ついつい先回りして怒ってしまい反省…。「学校から帰ってきてからの時間を上手に使えるようになろう!」テーマはママから提案しました。 02「やることシール」を順番に並べるじぶんでつくる「やることボード」には、子供の一日の「やることシール」がたくさん入っています。ひらがなの横には、分かりやすくかわいいイラストも描いてあるので、未就学児のお子様にもわかりやすそう。いつも帰宅後にしていることを思い浮かべながら、シールを選び、優先順位を決めて順番に貼ります。次男が選んだのは、・トイレに行く・おやつをたべる・しゅくだいをする・いってきます・じゅんびをする(時間割)いつも何気なくやっていることも、なんとなくやらなきゃいけないと思っていることも、こうしてリスト化させると、やるべきことが明確になります。頭の中でぼんやりと思っていることが、言葉にして表されると、子供って安心するんですよね。ひらがなが読めるようになった小学一年生の次男にも、わかりやすく伝わった様子。優先順位が分かりやすく見えて、ママもサポートしやすそうです。03「とけいシール」で目標時間を決めるホワイトボード用のマーカーで時計の針を書き込み、隣に時間を書き込みます。書き方は自由。「3:30」、「15:30」、「3じはん」。「自分にわかりやすいように書いていいよ。」と声掛けするといいですね。次男は学校から帰ってきたら、15時半。習い事がある日は16時半までに、宿題を済ませなければいません。ママである私のここでの工夫は、細かくタイムリミットを決めて、縛りすぎてしまわないこと。「自由でマイペースな次男には、最初から細かい時間のルールを作るのは向いていないかも」と、私なりに長く続かせるコツを組み込んでみました。スタート時間だけ設定して「宿題が早く済んだら、その分早く公園に行けるよ!」と声掛けをするように。時間に追われるよりも、自分で時間を有効に使っているという意識をもってほしいと願っています。この30分はママも次男の宿題に寄り添う時間に。※これはあくまで、わが家の次男坊の場合。みなさんもぜひお子様と相談してみてくださいね。そして、次男のお楽しみのゲームは18時以降OK!というのがわが家のルール。「ゲーム」という項目はさすがにないので、自分でフリーシールに書き込んで、完成。04どこに設置すれば目につくかな?「やることボード」の設置場所は、時計の横や、リビングの目につく場所など、子供の生活動線に合わせた場所がオススメ。わが家はランドセル置き場の上に。ここに設置すれば、帰宅してランドセルを置いた時に「そうだった!」と、思い出してくれるはず。こうして眺めると、宿題さえ済ませれば、公園、ゲームと、後は好きな時間を思いっきり楽しめるというのがシンプルに分かります。そして、次の目標も。時間割も先にできるようになったら、忘れものチェックも一気に見てあげられて、ママの時間も有効に回せそう。「やることボード」は、裏面も使えるようになっているので、2つのシーン活用できます。習いごとがある日や、忙しい朝、春休みの計画にも。場面を変えてお子様と一緒に楽しく活用してみてください。時間を上手に使って、メリハリのある親子時間を。自分だけの「やることボード」で、時間のお片付けに挑戦してみてくださいね。使用したアイテム⇒ じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。 ■こどもと暮らす
2019年03月31日最近の子どもたちはとにかく忙しい!学校から帰ってきたらすぐに塾や習い事、そして家に帰っても学校の宿題、夕飯を食べてお風呂に入ったらもう寝る時間……。もしかしたら大人よりもハードなスケジュールをこなしているのでは?と心配になることもありますよね。そんな子どもたちにとって、家でゆっくり過ごせる時間はとても貴重です。だからこそ、身体も心も脳もしっかりと休めてほしいと考えるのは、親ならば当然なのではないでしょうか。今回は、子どもたちの家庭での過ごし方について、ある提案をします。現代は、親も子どももとにかく忙しい!2013年、ベネッセ教育総合研究所が子どもたちの放課後の時間の過ごし方について詳しく調査したところ、「『忙しい』と感じる」と答えた小学生は51.2%もいました。そして「もっとゆっくり過ごしたい」と答えたのは74.2%、2008年の調査時に比べて5.3%も増えていたのです。また、平日放課後に学校の宿題をする時間は43.1分、学校の宿題以外の勉強時間は33.8分でした。それに塾や習い事の時間も加わるため、学校が終わってから夜寝るまでの間は、ほとんど休む間もなく忙しく過ごしているように感じ取れます。共働きの家庭では親御さん自身も時間に余裕がなく、家にいるときもバタバタとしてしまいがちです。学校に仕事に家事、と家族全員が忙しく、ゆっくりと過ごす時間をとることが難しくなりつつあるのではないでしょうか。しかしそんな状況でも「ダラダラ過ごすよりはいいでしょ?」「忙しくても充実感があるから平気」と思ってはいませんか?それは親にとっても子どもにとっても、あまり良い状況だとはいえません。忙しいと受け身になる!?NPO法人子育て学協会会長で、チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美氏は、子どもたちが毎日忙しく過ごすことに警鐘を鳴らしています。今のこどもたちは様々な面で満たされていますから、生活全般に創意工夫がなくなる傾向にあります。(中略)そういう時代に、「毎日習い事」「土日は習い事の掛け持ちで予定がぎっしり」というような状況になると、子どもたちはただこなすことに精いっぱいになってしまいます。どんな体験も受け身になり、自分の意思で選ぶということができなくなるのです。(引用元:日経DUAL|もしかして親のエゴ?子どもの「習い事」落とし穴)良かれと思ってたくさんの習い事をさせても、結局それをただこなしているだけでは意味がありません。また、身体が疲れきってしまうと、本来のパフォーマンスができずに、その習い事自体が嫌いに嫌いになってしまうことも。本当に我が子のためになる習い事だけに絞り、時間を有効に使うように心がけましょう。優秀な子ほど家ではダラダラしているでは逆に、子どもが家にいるときぼーっとしている様子を見て、「うちの子、家でこんなにダラダラしているけど、学校ではしっかりやってるのかしら!?」と心配されている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?心配はいりません。国立大学付属小学校の松尾英明教諭は「健全な子どもほど、実は家で“ガス抜き”をしている」と断言しています。私の経験上言えるのは、学校で、成績だけではなく人格的な面も含めて「本当に素晴らしい」と賞されるような子どもは、実は家庭でダラダラしていることが多いということです。家庭訪問や面談で担任がその子どもを褒めると「信じられない。家ではひどいんですよ!?」と愚痴を聞かされることもしばしばあります。(引用元:PRESIDENT Online|なぜ頭のいい子は家でダラダラユルユルか)むしろ、家の中でもピシッと気を張っているほうが危険であるといいます。家の中でリラックスできないということは、親の期待に沿う言動や生活態度を意識しているということ。そのような緊張感を強いられた子どもたちは、いったいどこでガス抜きをするのでしょうか。それは「外の社会」です。学校やお友だち付き合いの中で、無意識に発散させている場合も多く、「家ではいい子なのに……信じられない!」と親御さんを驚かせることもあるかもしれません。家庭が子どもにとって「安心できる場所」であることは、優秀な子が育つ条件のひとつでもあるのです。ぼんやりすることで脳が元気を取り戻す文教大学教育学部教授で小児科医の成田奈緒子先生は「脳を効率的に働かせるには、必要のないときは休ませるという切り替えが大事」と述べています。最近の研究では、ぼんやりしているときにも脳は活動していることがわかっています。「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれるこの脳の活動によって、外部からの刺激をシャットアウトしてぼーっとすることで、今までに蓄積した知識を前頭葉にたぐりよせる訓練になるのです。精神科医の樺沢紫苑氏も、このDMNによってインプットされている情報が整理されるので、ぼーっと過ごす時間こそアイデアが生まれやすくなるといいます。子どもの発想力を伸ばすためにも、脳を休ませてダラダラする時間は決して無駄ではないのです。ちなみに、テレビやパソコンは刺激になるので、画面をただ見ていても脳の休憩にはなりません。子どもの想像力や思考力を育てるには、外からの刺激が一切ない状態でぼーっとすることが一番です。「もう、ダラダラしてないでシャキッとしなさい!」「まだやってないことがあるんじゃないの?」「宿題は?明日の準備は?やることがないなら部屋を片づけて」子どもがダラダラしていると、つい言ってしまうこれらの言葉。きっとそれは、家の中でもきちんとして過ごさなきゃだめだ、という思い込みによって不安感が募ってしまうからでしょう。ぼーっとすることは決して悪いことではありません。むしろ、脳を休めることで明日への活力を取り戻し、さらには子どもの発想力を伸ばすことにもつながるのです。***たまには親子でのんびりダラダラしてみるのもいいのではないでしょうか。お子さんの健康のためにも、なにごともほどほどに、バランスの良い生活を送りたいですね。(参考)ベネッセ教育総合研究所|ベネッセのオピニオン 第57回「ゆとり」がない子どもたちの放課後ー多忙な子どもたちの生活時間を考えるー日経DUAL|もしかして親のエゴ?子どもの「習い事」落とし穴PRESIDENT Online|なぜ頭のいい子は家でダラダラユルユルか洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす 最高の勉強法』,洋泉社.Study Hacker|夕食後は絶対にダラダラしなさい。夜の過ごし方を今すぐ変えるべき本当の理由。
2019年03月08日子どもが学校から帰ってきてもなかなか宿題に取りかからない、机に向かってはみるけれど勉強に集中できていない様子だ、といった悩みを抱えていませんか?勉強の時間や場所を決めて実行しても、なかなか集中モードに入れないお子さんも多いようです。そんなときのお子さんは、「脳が覚醒していない」のかもしれません。実は、集中して勉強するには「脳が覚醒している」ことが大切なのです。脳が覚醒しているというのはどのような状態をいうのか、覚醒レベルはどうしたらアップできるのか、さらに子どもがあっという間に集中する簡単なエクササイズを3つご紹介します。脳が覚醒すれば集中できる集中して勉強する方法には、さまざまなアプローチがあります。たとえば、食後は血流が脳よりも消化器官に優先して流れるので勉強するなら食前がいい、他に気を取られないよう机の上には勉強に使わないものは置かない、勉強が終わったらゲームやおやつなどのご褒美を用意するなど――。実際にご自身の学生時代やお子さんの勉強対策に試したことがあるでしょう。しかし現実には、環境や条件を整えても、さっと集中モードに切り替えて勉強するのは難しいですね。集中して勉強するには、「集中している」ときの脳の状態を知るとヒントが見えてきます。脳科学者の篠原菊紀先生は、以下のように話しています。脳科学の観点から説明すると、「集中できている」というのは、脳の線条体(せんじょうたい)という部分が活動している状態。線条体とはいわゆる「やる気スイッチ」です。行動と快感を結びつけている器官で、移動する動物のすべてが持っているものとされます。というのも、行動に快感を感じられなければ、動物は生き抜くことができないからです。(引用元:Study Hackerこどもまなび☆ラボ|子どもの「やる気」と「集中力」を引き出す脳科学的テクニック)線条体は、脳の奥にある大脳基底核という神経細胞体の一部で、運動の始まりや持続、制御を司っている部位です。体への刺激を伝えるはたらきがあり、ここから出される信号が「淡蒼球(たんそうきゅう)」という部分に届くことで、脳の「やる気スイッチ」がオンになります。つまり、脳を集中している状態にするには、体に運動などで刺激を与えて線条体を活動させ、淡蒼球に刺激を与えることが必要で、運動によって脳をうまく騙せれば集中できるといえるでしょう。脳の集中力を上げるには、体幹の筋肉を動かす実際、運動をすることで集中力が上がるという脳の仕組みを生かして、授業が始まる前に外遊びや運動の時間を取り入れている学校や園も各地にあるようです。同じように帰宅後、家でも宿題や勉強の前に運動を取り入れて集中力をアップさせることができます。その際、「体幹」の筋肉を意識することがポイントです。東京大学名誉教授の小林寛道氏は、体幹の筋肉(体幹深部筋)を動かす効果について、次のように述べています。「体幹深部筋というのは、背骨や骨盤周辺、また四肢の付け根にある筋肉の総称です。姿勢を保ったり、歩く・走るといった人間の基本的な動作にかかわる重要な働きをする筋肉であり、その代表的なものが、背骨と脚をつないでいる大腰筋です。そして、これらの筋肉に刺激を与えると、意欲や根気、集中力が高まることがわかっています」(引用元:プレジデントムック(2017),『プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2018完全保存版』, プレジデント社.)※太字は編集部で施した本来は、勉強の前に外遊びをさせて体をのびのびと十分に動かせるのが理想ですが、環境や状況によって難しい場合は、体幹の筋肉を動かすことで同じような効果が期待できます。脳に効く!集中力が高まるエクササイズ脳の「やる気スイッチ」である線条体は、体を動かせば活動してくれます。そのため、特に決まったエクササイズを行なう必要はありませんが、ここでは例として、小林教授が提唱する大腰筋を動かすエクササイズを3つご紹介します。【仰向けで行なうエクササイズ】1)仰向けで床に寝ます2)膝を90度に曲げ、お尻を浮かせます。おへそを天井へくっつけるイメージでゆっくり持ち上げます3)持ち上げたらゆっくり元に戻します4)2と3の動きを8回繰り返し、2セットを目安に行ないます【正座で行なうエクササイズ】1)正座の姿勢になります2)両手を前に伸ばし、背筋がまっすぐになるように前屈して伸ばします3)伸ばした姿勢のまま、前を見るように首を上げます4)そのままおなかの筋肉を引き締めて体をゆっくり元に戻します【あぐらで行なうエクササイズ】1)足の裏を合わせて胡坐の姿勢になります2)両手でそれぞれの足首をつかんで、背中はまっすぐ伸ばしたまま、頭と肩でぐるっと大きな円を描くように上体をまわします3)次に肩をまわさず腰だけをまわします正座やあぐらはヨガや座禅にも取り入れられているように、集中したいときやリラックスしたいときに適していると小林教授はいいます。そして、正座やあぐらで姿勢良く座るには、お尻を後ろに突き出すくらい腰をしっかり伸ばすのがコツだそう。また、これらのエクササイズで効果を上げるには、背骨と脚をつないでいる大腰筋をイメージしながら行なうように声をかけてあげるといいですよ。もちろん、上記エクササイズでなくても、ストレッチやスクワット、逆立ちなどでも効果を得ることができます。親子で軽く体を動かしたあとに、タイマーなどを使って「宿題何分で終わるかなゲーム」をしてみてはいかがでしょう。いつもはダラダラとやっている宿題があっという間に終わるかもしれませんよ!***勉強前だけでなく仕事、スポーツ、芸術など分野を問わず、集中力はさまざまな場面で必要になる能力です。それぞれの分野で必要になる記憶力、思考力、技術力、創造力といった能力を十分に発揮する場合でも、高い集中力を自在に操れることが大きなアドバンテージになります。(参考)Study Hackerこどもまなび☆ラボ|子どもの「やる気」と「集中力」を引き出す脳科学的テクニック親力講座|簡単な問題でやる気スイッチの線条体を活性化するさぽナビ(Z会)|<あなたのまわりのサイエンス>集中力と継続力を発揮するしかけをつくるベネッセ教育総合研究所|やる気は脳ではなく体や環境から生まれる(池谷裕二インタビュー)プレジデントムック(2017),『プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2018完全保存版』, プレジデント社.
2019年02月27日小学校に入学して1ヶ月程すると、宿題が出されるようになります。宿題の量は学校によりまちまちですが、毎日のこととなるとやる本人もやらせる親も大変になることがあります。「宿題やったの?」「早くやりなさい!」と親が言わずに子ども自らやってくれるのが理想ですが、そのためにはどうすれば良いのでしょうか?宿題を自らやってくれる子になるには?更に宿題の意義について考えてみましょう。宿題はいつから始まったのか?そもそも「宿題」というのは、いつ頃どのような背景で始まったのでしょうか。子どもが学校に行くようになったのは、1872年(明治5年)です。学制という制度により、2万校以上の小学校が建ちました。1881年(明治14年)には文部省が「夏季休業日」を定め夏休みが始まります。これは欧米が夏季に長期休暇を設けたことをモデルにしています。欧米では9月に学年が切り替わるため夏季休暇に宿題を出す必要はありませんでしたが、4月に年度が変わる日本でこの夏季休暇制度のみを取り入れた為、勉強に慣れてきた頃に勉強が中断すること、年度途中の長期休暇により勉強が遅れることを危惧し、宿題が誕生したと言われています。 宿題を習慣化させるコツ宿題の取り組み方は始めが肝心です。やらないことに慣れてしまってからやるように変えていくのはとても難しいものです。最初から習慣化させるコツを見てみましょう。(1) 自分で決めた時間に取り組む宿題をする時間を本人に決めさせます。一番良いのは学校から帰宅してすぐ、と言われていますが、うまくいく子といかない子に分かれます。「朝登校する前」「帰宅してすぐ」「夕飯を食べてから」など、自分に決めさせ、それを守るようにします。自分で宣言したことは案外しっかりと取り組むものです。(2) 家族みんなで取り組む特に男の子は、ゲーム感覚にすると楽しんで取り組むことが多いようです。例えば計算問題のプリントなら、コピーしてママも一緒に解きましょう。「どっちが早く終わるか?」と競争すると、負けたくないという気持ちで頑張るようになります。(3) 小分けにする宿題の量にもよりますが、漢字の書き取りなどは時間がかかりやすく、集中力が切れてしまうこともあります。5分やったら5分休憩する、などのように一度にやる量を減らします。これを繰り返す内に慣れてくれば、休憩なしでも取り組めるようになります。(4) ご褒美・いいことは宿題の後にTVやゲーム、おやつなどの楽しいこと・やりたいことの後に嫌なことを取り組ませるのは困難です。宿題をやらないと好きなことは出来ないようにしましょう。ただ、早くご褒美が欲しい為に宿題が雑になる場合があるので注意しましょう。「やらないとTV見られないよ」ではなく「やったら見られるよ」のように、言い方も気を付けましょうね。宿題の意味を考えよう「何でやらないといけないの?」と子どもに聞かれたら答えることはできますか?「みんながやってるから」「やるのが当たり前だから」なんて言っていないでしょうか。宿題を行う意味を今一度考えてみましょう。(1) 定着させる人間は忘れる生き物です。その日学んだ知識の74%は忘れてしまうと言われています。その為、何度も学ぶことが必要になります。宿題は、学んだことを頭に定着させることに意味があるのです。(2) 自立するため大人になれば、自分で考えて行動しなくてはいけません。宿題を通して、何分でできそうか、どう進めるか、いつやるかを自分で考えることで自立する力が身についていきます。真面目に取り組んで得た結果、やらなかったことで得た結果、そういう体験を通して将来生きていくための知恵になっていくのです。(3) 授業理解度の確認子どもによっては、授業だけで理解できる子、復習をしないと理解できない子がいます。復習が必要な子にとって、宿題は学習内容を理解して次の学習へ安心して進めるための意味があります。優秀な子も、学習内容を理解し定着させることの意味があります。宿題は親にやらされるものではなく何より自分の為のものということが、子どもにはピンとこないかもしれません。これは勉強全体にも言えることでしょう。日々の宿題を通して勉強する意義を少しずつ伝えていきましょう。そして何より、勉強は新しい知識を増やしていき、生きる力となる楽しいものだということを伝えていきましょう。
2019年02月22日今回の話は 「小学1年生に毎日、宿題をさせるのは大変なんです! 」 の続きです。宿題しないマン! の次女に、あの手この手で宿題をさせてた日々でしたがふと気が付けば…旦那にも報告しました。「最近ちいが自分から宿題してるんだけど」「そういえばそうだ!」ええええ~~~~!!!私と旦那びっくり!今までさんざん「宿題が先」という言葉をスルーしてた次女なのに!次男しょう(現在小4)も3年生の頃に宿題をするのを嫌がってたけど(漢字の書き直しが嫌で泣いて転がって、鼻血出したことあり)急に「さっさと終わらせたほうがいい」と言い出して、自分からするようになったっけ。子どもに「ああしたほうがいいよ、こうしたらいいよ」と教えてもなかなか受け入れられないというか…納得できてないことがありますよね。どうしてわかってくれないのかな?とイラっとしちゃうこともありますが毎日毎日何度も何度も繰り返す伝えることである日突然、「ふに落ちる」というか、わかった! となる時が来るんだと思います。次女がまさにそうだったんじゃないかな?その時期がくるのを待つのも大事なんだな~としみじみ。もちろん、すぐに完ぺきとはいかずに、こんな日もありますがまあぼちぼちやっていきます~。
2019年02月16日1年生のちいちゃん、学校から帰宅しました。親としては、まず宿題を終わらせてから…と思うのですがお腹が減ってるのはかわいそうだしと、おやつを出しましたが食べ終わっても宿題をする気配なし。今度は「宿題より先に遊びに行きたい!」と言い出しました。遊びたい気持ちはわかるけど…「宿題が先」と告げた場合、の次女の反応は2パターン。↑素直に宿題をする。↑暴れる。最近めっきり暴れるパターンが多くて憂鬱(ゆううつ)…。 私だって子どもは楽しく外で遊んでほしい。勉強も大事だけど遊びも友達関係も大事です。でも…次女の場合、先に公園に行ってしまうと帰ってきてもだらけてしまって、なかなか宿題をしないんです。そのまま夕飯・お風呂タイムがきてしまい宿題は寝る直前までにずれ込むことが多々あります。下手すると就寝時間になっても終わってない時がある。そんなわけで、宿題は絶対先にやってほしい!ここ数か月「遊びたいなら宿題やってからね!」方式なのですがだらだら宿題をするので、結局遊びに行けない日が多いですね。次女よ…宿題さっさと終わらせようよ!だらだらしてる時間がもったいないぞ~! と思う母なのでした。
2019年02月03日2019年始まりましたね!今年も「4人の子ども育ててます」をよろしくお願いします。さて三が日も過ぎ、そろそろお正月気分を脱して冬休みの宿題を終わらせたい私たちです。習字が苦手な次男(小4)は去年、書き初めに苦戦して何度も何度も書き直してるうちに悲しくなっちゃって泣いたことが…。今年は大丈夫かなー?だんだんアドバイスに力が入りだすお父さん。それとは逆に集中力とやる気が削がれていく次男…。暗雲たちこめてます…。そんななか、とうとうお父さんが怒ってしまったー!(何度も何度も注意してるのに、お手本を見ずに書くから。)様子を見にいくと目に涙が…。それでも書き初めをやり続ける次男。ちょっと成長してる…?結局その日は夕飯の時間になったので中断し翌日半日かかってなんとか納得のいくものが出来ました。ああ〜〜疲れた!果たして来年はどうなることやら?ちなみに次男に「習字ならいにいく?」と聞いてみたところ全力で拒否されてしまいました。うーん…苦手を克服するのって大人でも難しいことですよね。
2019年01月05日やっと…長い夏休みが終わりましたね。子どもの夏休みの宿題の親も大変ではなかったですか?我が家は高校生の長男長男の分はノータッチですが、小学生の次男次女の宿題は親が見てないと進みませんでした。午前中は宿題。遊ぶのは午後からにしました。ノルマが終わったら遊んでいいよ~という感じです。私が一番嫌なのが…「ひとこと日記」なぜなら苦い思い出があるからです。長女が小学4年生のころ、夏休み最終日に真っ白なひとこと日記が発掘されたのです!!スケジュール帳や、当時から書いてたブログなどを見て1ヵ月半分の日記を埋めていきました…。ひとこと日記ってついつい書き忘れがちなので毎日書かせるのも一苦労なんですよね。しょうには「ひとこと日記」の宿題がないらしい!!これは嬉しい…んだけど、心配だ~~。あまりに心配で夢でうなされました(笑)。そんなこんなで毎日コツコツと宿題をやっていたんですが夏休み終盤になって気が付いた、ある宿題! それは…学校に電話して用紙サイズ、新聞の内容などを教えてもらいました。新聞用の紙を買ってきて、いざ書くぞ~!という段階になって…なんてこったー!家中大捜索した結果…学校で配布された新聞用紙と内容を書いた手紙が出てきた!ちなみにメモは見つかりませんでした…。それから私も手伝って「音楽新聞」を書き上げたのですが宿題前のドタバタで疲れ果てました~。夏休みの宿題、大変なのは親のほうかもしれませんね。皆さん、お疲れ様でした!
2018年09月01日子どもの夏休みといえば自由研究の宿題が出るもの。自分ひとりで解決できるならいいけれど、大抵はママやパパが手伝ってあげることに…。どうせなら子どもも連れて一緒に楽しめる体験型イベントで、親子ともに楽しみながら、自由研究も片付けてしまいましょう!全国3会場で自由研究に役立つイベントが開催!自由研究のテーマや内容に悩むママにぴったりのイベント「宿題・自由研究大作戦」が、この夏東京、大阪、仙台の3会場で開催されるそうです。こちらのイベントでは、いろいろなメーカーや団体が自由研究にぴったりなステージイベントや、参加型のワークショップを予定しており、身近にあるジュースやお菓子の作られる様子を体験できたり、植木鉢やフォトフレームを工作したりといった様々な体験ができるようになっています。各会場とも数十個のブースが設置されており、当日会場に着いてから子どもが興味を持ったものに参加して、そのまま自由研究の内容にするなんてこともできるので、テーマが決まらない場合にも強い味方となってくれそうです。ただし、人数が限られていたりもするので、事前にウェブサイトからプログラムの情報と、事前予約や整理券の有無を確認しておくのがおすすめです。事前の入場登録は必須なのでお忘れなく!会場の入場自体は無料ですが、事前登録は必須です。「宿題・自由研究大作戦」の公式ウェブサイト( )より、登録を必ず済ませておきましょう。東京は東京ビッグサイトで開催され、7月26日から28日まで。大阪はインテックス大阪1号館で8月2日から3日まで。仙台は夢メッセみやぎで8月9日から10日となっています。全会場とも入場登録は受け付けているので、とりあえず登録だけでもしておくのがいいかも?自分の子どもがどんなジャンルの研究に興味を持つかは、意外に親でもわからないもの。自由研究のテーマが毎年なかなか決まらないご家庭は、今回紹介したイベントのようなものを活用して、親が知らなかった子どもの興味の対象を発見してあげると、思わぬ自由研究結果ができあがるかもしれませんね。(文・姉崎マリオ)
2018年07月18日小学生の子を持つママのお悩みでよく聞くのが、「日々の宿題をどうこなさせるか」という声。「毎日のことなのに何度怒ってもやらない…」とお嘆きのママやパパも多いだろう。だが、今話題の「こども手帳術」を習慣化することができれば、もしかしたらその悩みの解決につながるかもしれない。考案者は、『自分で考える子になる「こども手帳術」』の著者の星野けいこさん。二児の母でもある星野さんは、専用の手帳を作ってあげることで、子どものやる気と自主性が引き出されることを発見したという。では「手帳」がなぜ「宿題」につながるのか?星野さんに話を聞いた。●子どもは宿題に取り組んでいるのに、そう見えないのはなぜ?「まず、前提として"宿題を毎日やること"と"勉強を習慣化させる"ことはちょっと違う問題なのですが、今回は"毎日の学校の宿題をやる"という解釈でご説明しますね。このお悩みは保護者の方からは本当によく聞くのですが、実際は"まったくやらない子"ってほとんどいないように感じます」(星野さん 以下同)実は多くのママたちのお悩みは、「やらないこと」ではない。「ゲームばっかりやっていて、宿題やるのが遅くなる」「やるのを忘れていて、朝慌ててやる」などが実態であり、「もっと計画的に宿題をやってほしい」というのが悩みの本質だと星野さんは推測する。「宿題はその日に学校に提出すればいいものですから、実際には前夜でも当日朝でもやるのはどちらでもいいのです。ただ、そこを踏まえつつ、"親にガミガミ言われなくてもやるようになる"のが理想ですよね。そのためにこども手帳を活用することはできます」では宿題を「自分からやる」ようにするための「こども手帳」の作り方とは?●宿題を自発的に行うようになる手帳の活用法「まずは『宿題をやるのがいつも後回しだったり慌ててやったりしているから、学校から帰ってきてからの過ごし方を考えよう!』というように、親の想いを子どもに伝えましょう。その上で、宿題を習慣化させるための、デイリーシート(やることリスト)を作ります」話し合いの場が整ったら、メモ帳に「夕方やること」をずらっと書き、それらをひとつずつフセンに書き出していく。「おやつを食べる」「時間割をそろえる」「鉛筆を削る」「学校からの手紙を出す」「ゲームをする」「テレビを見る」「お風呂を洗う」「お風呂に入る」「宿題をやる」など、もれなくピックアップしよう。「やることは親が一方的に書き出すのではなく、お子さん自身に『やるコトは何がある?』など質問して、本人に考えさせてください。親がやることをリスト化して計画をしても、それは、ただの親からの指示書になってしまいます」目的はあくまで自主性を引き出すこと。親としては口出ししたい気持ちをぐっと押さえて見守ろう。「ここで、『これだけのことをやっているんだ、やらなくちゃいけないんだ』ということを子どもが視覚的に認識することができます。多くのママも、『こんなにやっているんだ!』と驚かれますよ。毎日当たり前に、あれこれやれと親は言いがちですが、実は子どもだって忙しいことを確認できるはず」全部をフセンに書きだしたら、次はそれを並び替えて、やる時間や順番などを考えていこう。このとき、いくつかのパターンを用意しておくのがおすすめだ。「習い事のある日、ない日、平日と休日、曜日ごと、または見たいテレビが6時からの日と8時からの日では、宿題をやる時間が違うかもしれません。それらを視覚的に確認しつつ、空いている時間のどのタイミングで宿題をやるのかをフセンを並び替えて、計画を立てるのです」「宿題をやる計画」というと、宿題をやる時間だけを考えがち。だがその他のテレビやゲーム、ご飯やお風呂など生活の中でやっていることを無視して計画を立ててもうまくいかないのだ。「こうやっていくつかのパターンをつくり、宿題をやるタイミングを考えることができたら、準備は完了です。あとは計画をもとに、実行していくだけ。毎日夜に明日の予定を親子で確認し、翌日のパターンと宿題のタイミングも確認。学校から帰ってきた後、手帳を確認して、上から順番にやっていけばOK」●子が自分で計画を立てたら、親は口出ししない!ゲームをしている子どもを見ても、ぐっと我慢。自分が立てた計画、つまり自分との約束を自分で守れるように、見守っていこう。どうしてもこらえきれないときは「手帳、見てね!」とだけ伝えるのもあり。「やるかやらないかは、本人の問題です。親がいつまでも1から10まで指示をしていたら、自分で考えて動けるようにはなりません。手帳が用意できたら、親は見守るだけ。実行できなかったときのみ、なぜ失敗したのか、どうすれば守れるようになるのかを親子で話し合いましょう」「自分で計画を立てて、実行できた!」という日々の小さな成功体験は、子ども自身の自己肯定感にもつながるはずだ。宿題にお悩みの保護者はぜひお試しを。(取材・文:阿部花恵編集:ノオト)
2018年02月16日冬休み定番の宿題・書き初め、どう乗り越える?出典 : 書き初めとは、年が明けて初めて書を書くことです。本来、事始め・仕事始めを意味する1月2日に行うのが伝統とされていて、この日に書き初めを行うと書道が上達すると言われています。そんな日本の伝統・風習から、冬休みには書き初めの宿題を出す学校は、今も昔も多くあります。ですが「そもそも字を書くことが苦手」「手元と見本を見比べて書くことができない」「半紙や墨をうまく扱えない」など、書くことに関して困り感がある子どもは、書き初めの宿題でつまずいてしまうこともあるのではないでしょうか。特に小学三年生ごろからは毛筆も始まるため、宿題の難易度はさらに上がり、どのように教えたらいいか分からないという保護者もいると思います。ですが、子どもが書き初めに苦戦している理由を理解し、適切なサポートができれば、練習を通して、子どもの書くことに対する苦手意識を和らげることも可能です。次に、書き初めをうまくできない背景にある困りごととそのサポート方法、そして書き初めや習字が、なぜ書くことの困り感への解決に役立つのかをご紹介します。書き初め、なかなかうまくいかない…その背景って?出典 : 書き初めが苦手な背景は、子どもによってさまざまです。その中でも、そもそも字を書くことが苦手という子どもに関しては、次のような特性の偏りが原因として考えられます。書字障害(ディスグラフィア)とは、「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算する」「推測する」のうち、文字を「書く」ことに困難がある学習障害(LD)です。書字障害の症状の現れ方や苦手なことは、子ども一人ひとり異なります。代表的な症状には以下のようなものがあります。・書き文字がマスや行から大きくはみ出してしまう・鏡文字を書いてしまう※ただし、鏡文字は幼少期の発達段階で誰にでも起こりうるものなので、必ずしもディスグラフィアの症状とは言えません・年相応の漢字を書くことができない・文字を書く際に余分に線や点を書いてしまう・助詞の使い方がちぐはぐになってしまう(”てにをは”を適切に使えないなど)・句読点などを忘れるなど特に、太字で示した困りごとは、書き初めをうまく進められない原因に直結しやすいと言えます。協調運動とは、手と手や手と目、足と手など、個別の動きを一緒に行う運動を指しますが、発達性協調運動障害があると、手と手、目と手、足と手などの個別の動きを一緒に行う運動が著しく困難になります。人間の運動機能は、粗大運動と微細運動にわかれます。粗大運動は、歩く・走る・姿勢を保持するなど、体全体を使った人間の基本的な運動のことです。一方微細運動とは、持つ・書く・つまむ・ひねるなど、指先を使った緻密な運動を意味します。通常、さまざまな感覚器官から得られた情報をもとに、始めは粗大運動を習得し、次第に段階を踏みながらより細かい微細運動ができるようになります。そのため、協調運動に関する困りごとがある際は、粗大運動の働きからつまずいているのか、その先の段階でつまずいているのかなどを確認する必要があります。書き初めでは、普段はあまりしない姿勢をとりながら、あまり使い慣れていない筆を使って字を書くことになります。お手本を見ながら手を動かすという協調運動も必要になります。つまり、さまざまな動きや、その協調が必要となる複雑な運動といえます。発達性協調運動障害があると、書き初めを行う際に次のようなことに困難を感じる可能性があります。・姿勢を維持するのが苦手で文字を書くことに集中できない・筆を握り続けることができない・筆先が震えてしまう・紙を触る力加減が分からず、破いてしまうなど視空間認知とは、目から入った視覚の情報を処理し、空間の全体的なイメージをつかむための機能です。ものとの距離感や奥行き、文字や形を把握する時に使われます。視空間認知は、運動機能や記憶力とも関連する重要な機能です。それゆえに、視空間認知が弱いと、ものを覚えることや、体を動かすことに対して苦手意識を感じることが多くあります。視空間認知が弱いと、書き初めを行う際に次のようなことが起こるかもしれません。・文字が折り目などで決めた範囲内に収まらない・お手本と手元をバランスよく見比べ、書き写すことができない・硯(すずり)の決められた位置に墨汁を入れ、筆に墨をつけるという一連の作業がうまくできない などADHD(注意欠陥・多動性障害)は不注意、多動性、衝動性の3つの症状がみられる発達障害のことです。この3つの症状は、人によってその現れ方の傾向が異なります。大きく、「多動性-衝動性優勢型」「不注意優勢型」「混合型」という3タイプに分かれています。ADHDの子どものこのような特性からもたらされる行動によって学業、日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。書き初めをする際に、次のようなことが起こるかもしれません。・一定時間座って習字をすることができない、集中力が続かない・うまく書けないとイライラしてしまい、言動に出てしまう・習字道具の取り扱いが苦手(すぐものを無くしてしまう、筆や硯(すずり)を洗い忘れてしまう)など自閉症スペクトラム障害(ASD)は、社会的コミュニケーションの困難と限定された反復的な行動や興味、活動が表れる障害です。書き初めに取り組むような年齢の子どもには、次のような特徴が多くみられます。・集団になじむのが難しい・臨機応変に対応するのが苦手・どのように、なぜといった説明が苦手などまた、自閉症スペクトラム障害の子どもには、上述した発達性協調運動障害や、特定の刺激を過剰に受け取ってしまう感覚過敏などを併発することもあります。以上の特性から、書き初めを行うときには、次のようなことが起こるかもしれません。・書く字の一部分にこだわってしまい、他の字の練習に取り組めない・紙の肌触りや墨の匂いなどが苦手・学校と家との環境の違いにうまく対応できず、学校では習字に取り組めていたのに家ではできなくなってしまう など書き初めをうまく進めるコツをご紹介!出典 : 子どもが感じている困りごとを踏まえ、書き初めの宿題を進めるにはどのような工夫があるのでしょうか。書き初めがうまくできない…という悩みの背景には、字を上手に書けないということだけでなく、姿勢の維持や目線の動かし方の不器用さ、集中力維持の困難さなど、さまざまな原因が考えられます。子どもが書き初めに苦戦する原因は何なのか、習字に取り組んでいる様子や書き上げた作品、また普段の学校での学習状況も含めて総合的に判断する必要があります。根本の原因を理解したうえで、どんなサポート方法が子どもに有効かを検討してみましょう。発達ナビ・親子のヒント「ひらがなや漢字を正しく書けない」発達ナビ・親子のヒント「字を丁寧に書けない」発達ナビ・親子のヒント「文字のバランスが悪い」発達ナビ・親子のヒント「一つの活動に集中することができない」発達ナビ・親子のヒント「失敗や間違いを過剰に嫌がる」「書き初めの宿題をやるぞ!」と意気込んだものの、習字道具を用意し、紙に字を書く練習をし、清書に取り組み、道具を片付ける…書き初めの宿題を終えるまでには多くの工程があります。一つひとつリスト化したり、イラストなどを使って視覚的に分かるようにしたりすることで、子ども自身も何から取り組めばいいか混乱することを防ぐことができます。また、どこまでは子ども自身の力で取り組め、どこからはサポートが必要なのかを、明確にすることができます。習字はお手本を見ながら手元で字を書く、ということが基本です。先ほど説明した視空間認知をはじめ、見ることに困り感がある子どもには、子どもに合わせたお手本の配置が必要になります。右に置くのか左に置くのか、目線のちょっと先に置くのか、完全に横並びにして置くのかなど、子どもが一番書きやすい距離感をつかみ、設定してあげることが大切です。また、最初は、お手本を鉛筆で写し書きした半紙で練習させたり、お手本と手元の半紙の間にラップを敷いてお手本を汚さないようにし、透けて見えるようにして練習させるなど、お手本の上から書けるよう工夫をしている家庭もあるようです。発達ナビ・親子のヒント「黒板の文字をノートに書き写すことが難しい」発達ナビQ&A「小学校3年生男子、協調運動障害と軽いLDがあります…」特別支援学校における書写指導 ―肢体不自由児への指導を中心にしてⅡ―河野文子習字練習用のグッズの利用で、子どもが筆を使って書くことに楽しさを見出すことが期待できます。例えば、次のようなグッズがあります。・水だけで習字の練習ができるキット墨を使わず、水だけで簡単に習字の練習ができます。しばらく置いておくと書いた字が消えるので、子どもも気軽に習字の練習に取り組むことができそうです。・ゆび筆指にはめて使うタイプの筆です。まだ筆を握るのが難しい場合などに、指書きの要領で文字を書けるゆび筆を利用してみるのもいいかもしれません。・カラフルな作品収納グッズ書き上げた作品を収納するグッズも、カラフルなものやかわいらしいデザインのものが増えています。子どもが好きな色の作品収納グッズを使うと、子どものやる気も上げられるかもしれませんね。書き初め、習字は書字技能向上につながるかも!出典 : ここまで、書き初めをするうえでの困りごとや、それに対する解決策をご紹介しました。書くことに関して苦手意識がある子どもにとって、書き初めや習字は工夫なしでは辛い時間になるかもしれません。ですが、書き初めや習字は、そもそも書くことが苦手、という子どもに対して良いアプローチになることも期待できます。普段の学校の授業では、子どもはノートやプリントなど、比較的小さい紙に、鉛筆やシャープペンシルを使って文字を書いていると思います。一方、書き初めや習字の場面では普段使っているより大きな紙と、太い筆を用います。これら書き初めや習字に使うような道具は、書くことが苦手と感じている子どもが普段使っている道具より以下のような点から、相性が良いことが多くあります。・大きな紙でのびのびと書くことができる・太くて握りやすい筆で、鉛筆より安定して文字を書くことができる・筆圧によって線の太さが目に見えて変わるので、筆圧コントロールのヒントを得られるなど普段、小さいマス目から文字がはみ出てしまう、筆記用具をうまく使えない、など字を書くことに対して失敗体験が多い子どもも、習字だからこそ、書くことに対する前向きな気持ちを育めることもあります。そして、習字を通して字を書く成功体験を少しずつ積み重ねることで、結果として書字技能全体の向上につながることがあるのです。特別支援学校における書写指導 ―肢体不自由児への指導を中心にしてⅡ―河野文子また、放課後等デイサービスなど、障害のある子ども向けの施設では、子どもの生活力や創造性の向上をねらいとして、さまざまなプログラムを実施しています。習字は書字に対する困りごとの克服や、書字技能を磨くきっかけになり得ます。また、集中力や落ち着きを高めるトレーニングにもなるほか、子どもの創造性を伸ばすことにもつながります。こうした理由から、習字・書道を行う施設もあります。子どもの書字技能を伸ばしたい、集中力を身につけさせたい、などの理由から習字に興味がある方は、こういった施設のプログラムを活用してもいいかもしれません。発達ナビ施設情報まとめ出典 : 昔から冬休みの宿題の定番である書き初め。字を書くことが苦手、じっとして机に向かうことが難しいという子どもにとっては、おっくうになってしまいがちなのではないでしょうか。子どもが書き初めに苦戦する背景にある困りごとを理解し、そのうえで子どもに合ったサポートを取り入れてみましょう。そうすることで、書き初めの宿題を乗り越えられるだけでなく、書字技能の向上にもつながることがあります。また、子どもが習字を練習するための便利グッズも販売されています。このようなグッズも活用しながら、新年、子どもと一緒に筆を取ってみてはいかがでしょうか。
2017年12月28日みなさま、子どもの勉強や宿題でイライラしたことありますか?私も初めの育児の時こそ気にしてあれやこれや口出したりしていましたが、だんだんと「口うるさく言われるほど子どもはやる気をなくす!」ということを実感したので、今や、最低限の宿題さえやってりゃいいや~という感じです。 そんなある日の末っ子(当時3年生)とのやりとりです。 おやつ抜きは冗談で、終わったらおやつ食べようね~ってことで一緒にテストの見直しをしました。 【ここでちょっとポイント!】・おやつ抜き=罰になって嫌な気持ちになる・ご褒美=癖になると報酬がないとやらなくなるので内容に気を付けたいところ。・やってからおやつ=行動の順番の調整。いつものちょっと嬉しいことが待ってるとご褒美気分になれる。 頭ごなしに怒ってやらせようとすると勉強が「嫌なこと」になってしまうし、テスト隠されたら分からないところ教えてあげられない。分からない所が増えるともっと嫌いになる。悪循環です。 子どもにやって欲しいことは「好きじゃなくても嫌いにさせない」ということって大切な気がします。嫌いでもやれることも大切ですが、それはこなすだけ、最低限になりがちです。 数年先の子どもを考えて、楽しみにしながら「どうやったら子どもをノせられるだろう?」って視点で関わっていけたらいいなと思う(理想)今日この頃です。【お知らせ】前回の第9話「クリスマス親の失敗エピソード3選!」の記事下アンケート「Q. 子どもとのクリスマスで失敗した経験はありますか?」の回答をまとめました! 失敗で多かったのは…? アンケート結果はこちら↓
2017年12月09日子供たちの宿題を見ていたんですけども難しいですね(笑)自分が普段何気なく使っている言葉なんですけども(汗)、詳しく聞かれるとわからない。たとえばこれ↓あ、問題の文章切れちゃった。これ、わたしがまるを付けちゃってから「ん?」って気づいたんですけども「おーい」と呼ぶ。この真ん中の「ー」は「おおい」なのか? 「おうい」なのか?のばす記号でいいじゃんって思うんだけど、1年生は教えることが細かい!正解は「おうい」なんだそうです。(だから私のまるも間違い(笑))おおいは「多い」の意味なんだって。で、そのあとに出てきた問題。八つより十のほうが大きい。この「十」は「とお」なのか「とう」なのか(ウィキぺディアさんより)やっぱりアテにならんかった私の常識!こういう「ん?どっちだ?」って微妙なところ突いてくる1年生の問題。最近スマホ片手に調べながらマルつけをしています(笑)。そして算数も!私が勉強したことのない計算方式がとりこまれてる!さくらんぼ計算方式(一般的に言われてるのかどうかは不明)で、9+5みたいな計算をするとき、9側を「10」にしちゃってから足すというね…。この方法、本当に簡単なの? と思ってしまうんだけど、これに私が慣れない。途中段階の計算まで確認するのがちょっと煩わしい。これだけで時間かかっちゃってます(泣)。宿題のマルつけを親にやらせるなら答えを教えてくれ! 頼む! (心の叫び)そして早くくまさんの忙しい期間終わらないかなぁ…(宿題のために)。
2017年11月18日そうだね、うん、たしかにその通りだね今年の夏休みのことです。Upload By ラム*カナ夏休みの宿題、ほんとに手伝わないといけなさそうなもの(読書感想文など)は手伝うにしても、観察日記なら授業でもやっていたし、もしかしたら手伝わなくてもできるのでは?思ったので、ちょっとノータッチで放置してみることにしました。Upload By ラム*カナお、やってるやってる。その後、長男:「おかあさーん、できたよー」私:「どれどれ」Upload By ラム*カナ「水をあげたら、トマトが赤くなったり大きくなったりした。」当たり前のこと、堂々と書く結果と相成りました。(事実を書けるなんて素晴らしいや!)
2017年10月14日小学生になると毎日の宿題が学校から出されます。学校や学年によって内容や量はさまざまですが、パパママ世代は、子どもの宿題の量についてどう思っているのかを調査してみました。Q.お子さまの宿題の量、どう思う?1.多いと思う 20.1%2.少ないと思う 25.7%3.適量だと思う 42.1%4.その他・どちらとも言えない 9.4%5.お子さまの宿題の量がわからない 2.6適量だと思うが42.1%ともっとも多い結果になりました。多いと思うと少ないと思うを比べると、少ないと回答した人が若干多いようです。仕事をしているママにとっては、丸つけが大変と言う声もありました。■宿題が多いと子どもだけじゃなく親も大変1年生からたくさん宿題が出る学校だと、子どもだけでなく親もストレスになりがち。子どもが一人でできればいいけど、低学年のうちは教えながらなので時間もかかり、高学年になると問題が難しくなるので、丸つけが困難に…。「私が子どものころはあまり宿題をやった覚えがない。今は宿題が多すぎて、一年生の子どもに親がカリカリしてしまう」(茨城県 40代女性)「学年×10分での計算の宿題量と聞きました。低学年は早く終わるからいいのですが、中学年から量が多くなり大変になります。丸付けも親にと言うし」(千葉県 40代女性)「鬼のように出すだけ出して採点なし。1週間後に採点があったかと思うと、間違ってるのに○がついていた。忙しいのはわかるが、担任として如何なものか」(千葉県 30代女性)■少なければいいってもんでもない!宿題が少ないと当然子どもはよろこびますが、それが子どものためかはわかりません。少ないと感じるときには自宅学習を増やしてみるのも1つの方法です。「海外の学生に比べるとかなり少ない方だと思います」(神奈川県 40代女性)「1年生のとき宿題が多かったため、今は少なく感じます。本人はこれでいいなんて言ってるけど、本人のためになっているかは疑問」(埼玉県 40代女性)■宿題を親子でいっしょにやる意味子どもの勉強の定着という意味だけでなく、今学校でどんな勉強をしているのかが垣間見れるのが宿題。苦痛ばかりに感じずに、そう言った目線で取り組むと親にも心のゆとりが生まれますね。「今、何を習っているのかを子どもと共有することが大切。生活の中に置き換え、身近な行きた勉強にしていけるアドバイスができればとコミュニケーションを心がけています」(香川県 50代女性)Q.お子さまの宿題の量、どう思う?アンケート回答数:13067件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月08日楽しい夏休み、実は困りごとがいっぱい!出典 : 子どもと一緒にいられるのが楽しくて、遊びに行く計画を立てたり、親子の時間を大切にしたり…夏休みにしたいこと、わくわくすることがたくさんある一方で、夏休みは親子にとって楽しいだけじゃなく、お悩みも多いようです。ずっとお家でお世話をするパパママにとっては、結構ストレスがたまりますよね。特に、こだわりが強かったり、発達障害の特性がある子どもと過ごす夏休みは、やっぱり疲れてしまうことやうまくいかなくて悩むことだってきっとあるはず。そこで、発達ナビでは、と題して、親子の夏のお悩みをご紹介しました。今年の夏を振り返って、思い当たることはありませんか?夏は時間がたっぷりある分、家庭での計画と見通しが何より大切です。そしてそれがうまくいくには、ちょっと工夫がいることも。親子のストレスがたまらない方法、生活リズムを保つコツ、子どもの特性に合わせた環境調整と接し方など、具体的な対処法も合わせて取り上げています。普段の生活に活かせることもたくさんあるので、今年の夏休み、終わってみたら「ちょっと反省…」という親子も是非参考にしてくださいね!夏休みの宿題、うまく進めるポイントは?出典 : 夏休みの宿題、トラブルなく終わりましたか?楽しいイベントがたくさんあって、しかも暑くて集中できない夏休み。発達ナビで行ったアンケートでは、ユーザーさん自身も子どもの頃には追い込む派が多かったようですが…Upload By 発達ナビ編集部いつの時代も、子どもにとってイヤな宿題を計画的に、うまく進めるのは難しいですよね。また、子どもの特性によっても、苦手なことがあると、なかなか一人で進めるのは難しいでしょう。がんばっていてもできないと、自己肯定感も下がってしまいます。せっかくの夏が、終わらない宿題で台無しにならないよう、夏休みの宿題に悩む親子の役に立つ、さまざまな工夫を宿題の種類別に集めました!夏休みの宿題がうまくいくポイントは以下の3つ。1. 子どもの特性に合わせた環境調整&構造整理どんな宿題が、どれだけ残っているか、宿題の見える化をします。その後、工程をスモールステップに分解します。また、勉強机からおもちゃなどを片づけるなどの環境調整も効果的です。2. 怒らないで済む方法で親のストレスも軽減宿題がうまくこなせていないと、保護者としては、つい注意したくなりますね。でも、叱ると逆効果になったり、親子の仲が険悪になるだけ、ということもあるでしょう。そんなときには夏休みの宿題にも「北風と太陽」式のコツをご紹介します。3. 学校の先生に合理的配慮を相談するがんばっているのにできない場合、学校の先生へ相談してみましょう。宿題を単なるつらい失敗体験にしないことも大切です。取り組み方や教材、量や難易度の調節をしたり、デジカメや計算機などのツールを使ったりするとうまくいくこともあります。この3つの基本となるポイントを押さえ、自由研究のネタ探し、読書が苦手な子の読書感想文に便利なツール、不器用さんの工作攻略法など、個別のトラブルに応えるヒントもたっぷりご紹介していますよ!夏の体調管理。気をつけたい病気もいろいろ出典 : 厳しい暑さが続く夏。この時期の子どもたちは夏バテに始まり感染症や熱中症、皮膚炎などにかかりやすく、健康管理に気を配る必要があります。発達障害の特性による困りごともあるでしょう。そんな夏に覚えておきたい健康管理法をご紹介したのがこの記事です!夏休みで生活リズムが崩れがちだと抵抗力も落ちてしまいます。また感覚過敏が皮膚トラブルにつながったりするなど夏の健康上の困りごともいろいろ。また、体調不良に無頓着だったり、具合が悪くても自分でSOSが出せないなどといった場合、まわりの家族の健康管理がとても重要になってきます。夏には熱中症や感染症、食中毒など重症化しがちな夏の病気もあります。命にかかわることもあるので、何かある前にしっかり予習して対策をたてることがとても大切ですね。夏休み明けも要注意!新学期前後にできることは?出典 : 子どもにとっても自由に過ごしていた夏休みから一転、毎日学校や園に通う生活に急に戻るのはつらいもの。新学期を前に、生活・環境の変化に戸惑いや不安を感じ、学校や幼稚園などに行くのを嫌がる子どもが増える傾向にあります。生活リズムが崩れていたり、休み前から人間関係がうまくいっていないなどのストレスがあると、体調不良や不登校などに発展してしまう場合もあります。この記事では、発達障害のある子どもが新学期前後でつまずきやすいポイントをご紹介しながら、スムーズに新学期を迎えられるように夏休み中にできることをまとめました。もし、すでに新学期が始まり子どもが行き渋りを見せている場合も学校生活や人間関係に不安がある場合、親と離れることに不安がある場合、学校へ行くことを面倒がっている場合それぞれについてヒントをご紹介しています。夏休み、みんなの体験談出典 : 発達ナビでは「夏休み」をテーマにさまざまなアンケートを行いました。ユーザーのみなさんからは夏休みの様子が垣間見えるコメントがたくさん寄せられました。実際にみんながどんなことに困っているのか、共感できるお悩みもたくさん。また、それぞれのお家で実践している具体的な工夫には、今すぐ使えそうな実践的なものも。アンケートの回答をのぞいてみてはいかがでしょうか?いくつか抜粋してご紹介します。【アンケート】夏休みに感じた「やっぱりわが子が1番カワイイ!」と感じたエピソードを教えて!みんなのアンケート|夏休みに感じた「やっぱりわが子が1番カワイイ!」と感じたエピソードを教えて!夏休み中、私が帰ってくるとみーんな私に集まってゴロゴロ、ベタベタ。うざったいような、可愛いような。笑夏休みに長男が習得した、褒めて欲しいときに頭を下に下げて言う、『褒めて』とナデナデ要求ポーズは最高に可愛いです(^^)ちくしょー!可愛いなこのやろー!そうそう。そのキャンプで冷蔵庫付きロッジに宿泊していたのですが、バーベキューの時に、長男に冷蔵庫の中にあるものを取ってきてもらいました。一生懸命取って来てくれたのですが、その後でロッジを見ると、ドアは開けっ放し、冷蔵庫の扉も開けっ放し。これが家なら、怒ってしまったのかもしれないのですが、キャンプという環境のおかげか、笑ってしまい、長男らしいなと思っていました。その時に、不思議と可愛いなあという感情に近いものを感じました。もしかすると、同じ行動や言動でも環境が違うと、全く別の見え方が出来るのかなあと、ちょっと感慨深かったです。【アンケート】夏休みのゲーム事情、1日に何時間ぐらいやってる?みんなのアンケート|夏休みのゲーム事情、1日に何時間ぐらいやってる?ルールを守らなかった事をきっかけに、思い切って「夏休みの間はゲーム禁止」にしてみました。キレて暴れたりするかなーと思っていましたが、意外に穏やかに過ごしています。もちろん、ゲームを取り上げた私の責任として、ゲームに代わる遊びに付き合ったり、お出掛けしたりしています。大変ですが、お互いイライラせずに済んでいます。【アンケート】家族全員が休みのときの「息抜き」「癒やしの時間」を教えて!みんなどうやって息抜きしてる?みんなのアンケート|家族全員が休みのときの「息抜き」「癒やしの時間」を教えて!みんなどうやって息抜きしてる?息抜きが無いんです!朝一でご飯して、子供起こして、食べさせて、ゴミ出して、仕事行って、帰りに買い物するんです。「あぁ…このまま帰っても、座る事も出来ず怒鳴られながらご飯かぁ~」って、毎日、毎日、玄関が怖くてツラいです(/_;)/。タマの休みも1日中家事!家事!家事!こんなに家事をしてるのに、一つも終わらないし、なんでもポイポイ平気で投げ捨てられる…あードコか遠くに行きたい!もしくは、ドコまでも遠くに行きたい!なかなか難しい!でも意識して癒しタイムを作ろうとしなかったら、きょうだいでけんかばかりだし、旦那はムスコにダメ出しばかり。なので、最近は寝る前のおしゃべりタイムで笑ってから寝るようにしてます。笑えるネタがない時は、こどものいい所、褒めてあげたい所を歌にしてあげるとゲラゲラ笑ってくれます。不登校の子どもたちは、「みんなが学校に通っているのに通えない」学期中は自分を責める気持ちになってしまうことも少なくありません。長い夏休みはそうした気持ちからも少し解放されて、友達と遊んだり、堂々と外出する貴重な機会なのです。「夏休みにためたエネルギーはきっと将来の力になると私は信じています。」というライターのヨーコさんの言葉どおり、思い出をたくさん作り、普段できない体験を積むことで、子どもたちは大きく成長するのだと思います。不登校の子どもに限らず、そんな子どもの姿を見る、パパママの喜びに気づせてくれる素敵な体験談です。「夏休み作品展」で子どもの作品をご紹介!出典 : 【夏休み作品展】この夏つくった子どもの作品をみんなにシェアしよう!夏休み、子どもが作った作品を発達ナビのアンケートで募集しました!とことん好きな物を作る喜びいっぱいの作品、大人が思いつかない自由なイメージやアイデアが光る作品、親子でいっしょにすご過ごした楽しさが伝わる作品…どれも力作ばかりです。発達ナビのコラムでは、集まった作品の中から、発達ナビに関わる3人が選んだ作品を表彰!どれもこれも、お子さんの個性が詰まった素敵な作品たち、ぜひご覧ください♪夏休みイベント情報まとめ出典 : 夏休みは、普段より子どもと一緒に過ごす時間が増えるため、子どもを連れてどこか遊びに行きたい、夏の思い出をつくってあげたいと考えている親御さんも多いのではないでしょうか?この記事では発達障害のある子どもが楽しめるような夏のイベントと、イベント参加時に気をつけたいことを中心にご紹介しています。毎年恒例のイベントなどもありますので、興味のある方は来年チェックしてみてはいかがでしょうか?そのほかに、2017年の夏に開催されたイベント情報のご紹介も合わせてご覧ください。まとめ出典 : 長い休み期間をスムーズに過ごすには、さまざまなトラブルや困りごとが隠れている場合もあります。でも、それらのトラブルはちょっとした工夫やアイデアで、その子にあった解決法が見つかることもあるのです。今回ご紹介したヒントに活用していただけるものはあったでしょうか?うまくいった、楽しかった夏休みの経験は、子どもを成長させてくれます。もし、夏休み中にうまくいかないことがあったとしても、そのつまずきの理由を振り返ってみて、これからの生活に活かせるヒントがないか、ぜひ探してみてください。
2017年08月30日子どもたちは夏休み真っ只中!楽しい半面、悩ましいのが宿題ですよね。特にこの時期の小学生ママたちは、自由研究や自由工作のネタ探しに困っていませんか?今回は、夏にピッタリの制作「折り染め 」を紹介します。この折り染め、鮮やかな色でどこか涼しげ、見ているだけでもキレイ。出来上がった作品はいろいろな工作の材料としても使うことができるため、自由研究にも使えちゃう。まさに、夏のお楽しみにはもってこいなんです。身近な材料だけで簡単にできちゃうのも嬉しいところ。悩めるママたち、どうぞ参考にしてくださいね!●用意するもの・和紙(障子紙や半紙)・絵の具(水彩絵の具、ポスターカラー)・紙皿または紙コップ作るときに使うのは、たったこれだけ。もしも周りを汚したくないなら、新聞紙を用意して作業スペースに敷き詰めるといいでしょう。また、染めたあとの和紙は洗濯物干しハンガーに吊るす とサッと乾いて便利です。●染め紙の手順とうまく作るコツ(1)紙コップに水を入れ、絵の具を溶かす。(2)半紙を小さく折りたたむ。小さな子どもが行うなら、くしゃくしゃと丸めるだけでもOK(3)折りたたんだ半紙の角を絵の具に浸し、染めていく。(4)全ての角に色を付けたら、半紙をそっと広げる。(5)風通しの良い場所に置き、完全に乾くまで待てば完成♪和紙を広げ、そこに思わぬ模様ができているのを見た瞬間の子どもたちの表情は、喜びと驚きでいっぱい!ママがサポートすれば、2〜3歳の小さな子でも楽しむことができる簡単な制作ですが、うまく作るにはちょっとしたコツがあるようです。『色数は少ないほうが、シンプルできれいに作れます。いつも私たちが制作で行うときは、赤・青・黄の3色 くらいしか用意しません。たったそれだけでも、みんな違うパターンの作品ができますよ』(30代女性/保育士)確かに、子どもは準備の段階から楽しくなってしまい、あれこれたくさんの色の水をこしらえてしまいそうですよね。色数はあくまで少なめに。そのかわり、紙の折り方や色水の濃度を変えていくことで、さまざまな表情の作品を作ることができるそうです。『和紙は、障子紙 があればベストです。水に強く、濡れても破れにくいので失敗を防げますよ。しっかりした厚みもあるので、染めた後に切ったり貼ったりするのも断然ラクですね』(40代女性/幼児教室講師)色水に浸けたあと、いざ紙を開こうとしてビリッといってしまうこともよくあるんですよね。強度のある障子紙を使えば、そんな失敗も防げます。最近では100円ショップでも売っているので、材料探しのときにはチェックしてみてください。もちろん、障子紙がないときは習字用半紙でOKです。半紙は障子紙よりもヨレやすいので、ピンとよく伸ばしてから干すといいでしょう。『本格的な染め紙では、専用の染め粉を使います。でも、家庭で行うときは普通の水彩絵の具やポスターカラーで大丈夫。画材による差はあまりないので、手近にあるものを使ってしまいましょう(笑)』(30代男性/幼児教室講師)大型の画材店に行くと、染め紙用の染め粉セットを売っていることもあります。ただ、お値段はちょっぴり高めなんですよね。さらに、染め粉で作った色水は服につくと落ちないため子どもと楽しむには厄介なシロモノ。普通の絵の具でいいなら、気軽にチャレンジできますね。お子さんが学校で使っている絵の具セットをちょっぴり拝借してもいいかもしれません。●できた染め紙でこんなものが作れる!美しく染まった紙、見ているだけはもったいない!一手間加えると、立派な作品に変身するんですよ。例えば、レースペーパーのように飾り切りをし、黒い紙に貼り付けると……夜空に浮かぶ花火のできあがり。アサガオやアジサイの形に切って、ペーパークラフトを作ってもいいでしょう。鮮やかな色を活かすためには、背景をシンプルにまとめるのがコツですよ。また、手作りうちわの材料 にしても素敵。うちわの骨組みは、家電量販店のプリンター用品コーナーや100円ショップで手に入れることができます。アイディアしだいで無限に楽しめるのが、折り染めの魅力なんですね。----------小さなお子さんから小学生まで、幅広く楽しめる折り染め。ぜひたくさん作って、お気に入りの1枚を残してくださいね!●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月14日発達障害のある子どもにとって、夏休みの生活は悩みも多い!?出典 : ヶ月近く学校や幼稚園などがない、夏休み。普段できないようなイベントやレクリエーションなどに参加できる楽しみもありますが、学校がない分、生活リズムの崩れや体調の崩れが起こりやすい時期でもありますし、夏休みに出される宿題を自分の力で進める必要もあります。特に発達障害のある子どもにとって夏休みは、自由な時間が多いだけに何をしてよいかわからない、活動の切り替えができない、宿題を上手く進めることができないなどさまざまな困り感が生じやすく、生活パターンが崩れることも多くあるようです。そのため、夏休みとはいえ計画を立てて、メリハリのある生活を送ることが重要です。この先で詳しく、夏休みに起こりやすい発達障害のある子どもの困り事やその対処法、夏休みの計画の立て方についてご紹介します。夏休みがうまくいかない!3つの要因とは出典 : 発達障害のある子どもとパパ・ママが陥りやすい夏休みのトラブルは様々ですが、その背景には大きく以下の3つの問題が挙げられます。まずはその3大トラブルの解決法を考えてみましょう。多くの保護者の方は、夏休み中子どもと接する時間が増え、食事の用意などの育児負担も増えます。子どもと一緒に過ごせる時間が増えることは楽しいことでもありますが、ずっと子どもと過ごすことにストレスを感じてしまう保護者の方もいるかもしれません。そんな時、次のようなことを意識してみましょう。◇完璧を求めず時々手を抜くことも許容する「夏休み、しっかり計画だてて有意義にしよう!」と意気込むのは大切ですが、あまりに完璧な計画を立ててしまうと、計画倒れに終わってしまったり、親自身が疲れてしまったりすることもあります。時にはパートナー、祖父母、ご近所づきあいをはじめとした周りの人に頼るなどして、親もリラックスできるように心がけましょう。◇子どもに元気がありすぎて、家にいるのがストレスな場合、外で発散させる子どもによっては、元気が有り余っていて家にいるのがストレスで、外出したがったり、家の中で騒いでしまったりすることもあると思います。そんな子どものストレスは、やはり外で発散させることが一番です。発達障害のある子どもの場合、その特性を理解したうえで、子どもがのびのびできるような場所を一つでも見つけることが大切です。学校開放や学童、児童館をはじめ、夏なら福祉センターのプールなどもおすすめです。そのような場所を利用する場合、必ずその場所を使うルールやけが・事故の防止についてしっかり伝えるようにしましょう。また、子どもを連れていくにあたって不安がある場合、事前に施設の職員などに相談しておくとよりいっそう安心できますね。◇一人遊びできる時間をつくる子どもが家で過ごす時間が多い場合、何か1人でも遊べるおもちゃや道具を与えることも一つの手段です。読書好きなら興味のある本、絵を描くことが好きなら落書き帳やぬりえ本などを渡し、家の中でも親子それぞれの時間を過ごすことができるようにするのもおすすめです。学校や幼稚園のない夏休みは、睡眠が不規則になったり、運動不足になったりすることから生活リズムが乱れることが多くあります。発達障害のある子どもの中には、生活パターンが決まっていて、それをきっちり守る傾向がある子どももいれば、時間の感覚を上手くつかめず切り替えができないために生活が乱れやすい傾向がある子どももいます。このような生活リズムに関する困りごとには次のように対応しましょう。◇決まっている生活パターンをできるだけ崩さないようにサポートする発達障害の中でも、自閉症スペクトラム障害の場合、生活パターンが決まっている方が安心でき、本人もそれをきっちり守りたがる子どもが多いと言われています。このような特性を持つ子どもに対しては、今まで送ってきた生活リズムを夏休みに入っても維持することが重要です。予定変更がある場合はできるだけ変更内容を事前に伝えたり、変更があるたびに子どもの様子をよく観察したりすることを心がけましょう。不安やパニックが強く現れたら予定変更の伝え方やサポートの方法を変えて、子どもが少しずつでも変化が受け止められるように支えていくことが大切です。◇夏休みも普段の生活リズムを維持できるようにする生活リズムが乱れることによって、体調を崩す原因になったり、新学期が始まった時に元の生活になかなか戻れなくなったりする可能性があります。基本的に、夏休みに入っても学校や幼稚園がある日と同じ生活習慣を続けることが重要です。起床・就寝時間や昼寝の時間など、睡眠は特に生活リズムが崩れるきっかけになりやすいので気をつけるようにしましょう。また、夏は暑いため冷房の効いた室内で過ごす時間が増える子どもも多いと思います。ですが、それがきっかけで運動不足になって食欲や睡眠に悪影響が出ることもあります。暑いからといって家の中に居続けるだけでなく、夏のイベント参加も利用しながら適度に体を動かすことを心がけましょう。上野 一彦、月森 久江著『ケース別 発達障害のある子へのサポート実例集 小学校編』ナツメ社/2010ここでは自閉症スペクトラム障害(ASD)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、学習障害(LD)の3つに関して、親と子どもが夏休みの時期に抱えやすい困りごとについて挙げていきます。◇自閉症スペクトラム障害(ASD)自閉症スペクトラム障害の特徴として、対人関係・社会性やコミュニケーション能力に障害があり、物事への強いこだわりが挙げられます。また感覚が過敏(または鈍麻)であったり、柔軟に思考することや変化に対処することが難しかったりするという特徴もあります。夏休み期間では、次のような困りごとが起こることがあります。・やるべきこと(宿題など)へ取りかかるための切り替えが難しい・自由な時間に何をしてよいかわからない・好きなことだけをひたすらやり続けてしまうなど◇ADHD(注意欠陥・多動性障害)ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状があります。ADHDの子どもは夏休みの間、このような困りごとが考えられます。・夏休みの宿題に取りかかろうとしても集中できない・することがなく、ずっと家にいるとイライラしてしまう・ケガや事故を顧みない行動をしてしまうなど◇学習障害(LD)学習障害は、全般的な知的発達に遅れはありませんが、読む・書く・聞く・計算などのある特定分野における理解・能力取得に極端な困難さがあります。学習障害の子どもは、その特性上、やはり夏休みの宿題に困ってしまうケースが多いようです。・夏休みの宿題を自分の力で進めることができない(計算ドリル、漢字書き取りワークなど)・特性ゆえに不得意な教科の宿題をやる気になれない・絵日記や作文などで上手に物事を整理して書き出すことが難しいなど発達障害がある子どもの場合、上記のような要因から困りごとが生じることがありますが、その子の特性を理解し、なぜその困りごとが起きるのかを考えることで、うまくいくことも多いのです。環境を調整したり、子どもへの接し方を変えたり、スキルトレーニングをしたり、さまざまな工夫をすることで、夏休みの悩みが軽減できるかもしれません。これから、発達障害の子どもとその親が抱えやすい具体的な困りごとと、その対処法を5つ紹介します!発達障害は人それぞれ特性や症状の程度に差があります。また、いくつかの発達障害を合併している人もいるため、全ての子どもにこのような症状・困りごとがあてはまるわけではないということに注意が必要ですが、その子に合う方法をぜひ探してみてください。【困りごと1】夏休みの計画がうまく立てられない出典 : 夏休みは1日のほとんどを子どもと過ごすというと、何かと不安や心配を感じる保護者の方も多いと思います。ですが、夏休みは自由な時間が多いだけに、子ども自身の生活力や自主性をトレーニングするチャンスでもあります。夏休みでもメリハリをつけた生活をするためには、発達障害の子どもに合わせた計画づくりを工夫することがポイントです。計画を立てる際には、具体的に次のようなポイントを心がけてみましょう。発達障害のある子どもは、「いつ何をするのかがわからないと不安」「生活における一つひとつの工程(着替える、顔を洗う、朝ごはんを食べる…)を頭の中で順序立てることが苦手」「時間の流れがうまくつかめず、作業を切り上げることができない」というように、生活のちょっとした場面でも困り感を抱くことが多くあります。そんな子どもたちのために、1日の予定が視覚的にわかるような予定表をつくることをおすすめします。写真やイラストを入れることで1日の中でやるべきことをパッとイメージすることができ、多くの自由な時間がある夏休みも生活リズムを崩さずに暮らすことが見込めます。特に夏休みは学校や幼稚園などへ行く時間などを気にする必要がなくなるので、いつもより時間をかけて、予定表に沿った行動が取れるように見守っていきましょう。目で見てわかりやすい予定表ってどのように作ればいいの?と感じている方は、次のコラムやアンケートの声を参考にしてみてください。【先輩教えて!】夏休み、30日もどうすればいい?起床時間やお手伝い、宿題…みんなの工夫を大募集!発達障害、特に自閉症スペクトラム障害の子どもは、前もって決められていた予定が変更になるとパニックになってしまったり、うまく切り替えることができなかったりすることがあります。予定表をつくったとしても、何かしらの予定変更を余儀なくされることもあるかと思います。その変更を急に子どもに伝えてしまっては、パニックや癇癪の原因になることもあります。ですので、予定変更が分かり次第、できるだけ早く子ども自身がわかりやすい方法で子どもに伝えるようにしましょう。変更点を子どもの目につく場所に書いて貼ったりするなどの工夫もおすすめです。時間のある夏休みに計画を立てることは大事、とは言っても、毎日予定をたくさん詰め込み過ぎていると、親の負担やストレスが溜まってしまうこともあります。また、夏休みの宿題など、家庭である程度の期限を設けたとしても、子どものその日の体調やモチベーションによっては、立てていた計画が崩れることも十分に考えられます。夏休みの計画を立てるうえでは、ある程度余裕をもたせて、無理のない計画を立てるということも大切です。親も子どもも無理のない範囲で夏休みの見通しをもつ、ということを心がけましょう。【困りごと2】自由な時間の過ごし方がわからない出典 : 発達障害の特性を持つ子どもにとって、何もすることがなかったり、何をすればよいのかわからなかったりする時間は苦痛に感じることが多いと言います。自由な時間には自分の好きに遊べばいい、と思ってしまいがちですが、発達障害の特性がある子どもの中には自分の自由に過ごすということがわからず、戸惑ったり苦しくなったりすることが少なくありません。この困りごとには対処法が3つ考えられます。【困りごと1】で紹介したようなスケジュール作りをもとに、することがなくなりそうな時間を事前に把握してみましょう。そしてその時間を読書やお絵描きなど1人遊びの時間、家族とお手伝いをする時間などに割り当てておくと、自由な時間にすることがわからないというような子どもの安心感につながります。子どもの自由な時間にお手伝いをお願いしてみると、自由な時間によって感じる苦痛を減らせるだけでなく、役割や仕事を与えられる嬉しさから積極的にお手伝いしてもらえるかもしれません。そしてそれが生活するための力を伸ばし、自信をつけることにつながることも多くあります。ある程度まとまった時間が空いてしまう場合は、子どもにあった習い事をさせてみるのもおすすめです。発達障害の特性がある子どもには、水泳、ピアノなどの音楽、絵画、習字のような自分のペースで取り組むことができ、勝ち負けがあまり明確でない習い事が向いていると言われています。習い事の教室の雰囲気や先生の性格、子どもの特性に対してサポートしてもらえるかを確認したうえで、子どもに取り組ませてみるのも良いでしょう。田中康雄/著『イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本』 西東社/2014【困りごと3】夏休みの宿題がスムーズにできない出典 : 勉強への集中力が続かない、夏休みの期間内で計画的に宿題を進めることが難しい、読み書きや計算が苦手でうまく進められないなど、夏休みの宿題に関しては子どもだけでなく親も困ってしまうことが多いかと思います。国語や算数などのドリルやワーク・プリントを進めるうえでまず大切なのは、ドリルやワークのやらなければならない部分がどのくらいあるのかを目に見えるように示すことです。全体像を把握することで、これだけの量を夏休み中にこなさなければいけないんだ、と子どもにとっても実感がわくので、取り組みやすくなることが多いです。また、ドリルやワークの場合、1日に取り組む分をきちんとできたらシールを貼ってあげるなど、達成した際のちょっとしたご褒美をあげるという工夫もおすすめです。自由研究はこれといったテーマが決まっていないことが多いため、子どもが興味を持ち、熱中して取り組めるように子ども自身の特性や関心に合ったものを選択することが大切です。科学や工作の子ども向けワークショップなど、夏休みには各地で自由研究にも生かせそうなイベントが多く開催されています。そのような場に出かけるついでに自由研究のネタ探しをするのもよいですね。読書感想文や絵日記、作文などは「本を読む気になれない」「いきなり書き出しては上手く書けずイライラしてしまう」、などなかなか手をつけづらくなってしまうことも多いかと思います。そのような場合の対策として、文章を書くための工程を細かくわけ、ステップを一つひとつクリアしていくうちに完成できるように子どもに声かけすることをおすすめします。例えば読書感想文の場合は次のようなステップで挑戦してみるのはいかがでしょうか。1.読んでみたいと思う本を図書館や書店で探す2.本を一通り読む(この際も、子どもが熱中して読めるようであれば子どものペースに委ね、どこまで読んでよいかわからない様子であれば1日に○章まで読む、などゴールを設定してあげると良いですね。)3.読んだ本の中でお気に入りの部分(ページ、セリフ、絵など)を書き出してみる4.読んだ本のタイトル、どんな内容だったかを作文用紙の初めに書けるだけ書いてみる5.お気に入りの部分を紹介、またどうして気に入ったのか書いてみるこのように小さなステップを設けて1つずつ子どもに挑戦させてみると、何をやればよいかわからないストレスが解消され、またステップを積み重ねるたびに子どもの自信にもつながります。夏休みの宿題を進める方法に関しても、子どもによって合うものと合わないものがあります。他の保護者の方がおすすめしている方法なども参考にしつつ、自分の子どもに合った方法を見つけていくことも大切です。【先輩教えて!】夏休み、30日もどうすればいい?起床時間やお手伝い、宿題…みんなの工夫を大募集!夏休みの宿題を親子でやりきるアイデア大募集!実践の工夫や、エピソードを教えて【困りごと4】きょうだいげんかが起きてしまう出典 : きょうだいがいる家庭は、子どもたちがみんな家にいることが多くなるため、どうしてもきょうだいげんかが増えることがあります。きょうだいげんかが頻繁に起きてしまうと、その度に親が仲裁に入らなければならなかったり、家の中の雰囲気が悪くなってしまったり、時にはけがの原因になったりすることがあります。きょうだいげんかによる子どもや親のストレスを和らげるためには、次のような工夫が考えられます。きょうだい同士が常に一緒にいると、どうしてもけんかも増えてきてしまいます。祖父母をはじめ、親戚や友達の家にきょうだい一人ずつ遊びに行かせてもらう機会をつくるなど、時にはそれぞれが1人で過ごす時間を設け、のびのびと過ごせるように工夫しましょう。【困りごと5】夏の思い出作りに何をしてあげればよいかわからない出典 : 発達障害の子どもをもつ保護者の方の中には、「せっかくの長期休みだから親子で外に出かけて、一緒に楽しい思い出を作りたい、でもお出かけの道中や目的地で子どもが疲れたり、辛くなってしまったりするかもしれない…」と悩んでいる方も少なくありません。そんな子どもとのお出かけについての不安や心配については、次のようなことを心がけてみてください。発達障害の子どもとお出かけするときは、事前に目的のイベントや施設に発達障害の特性がある子どもへの配慮やサポートがあるのかを確認することが大切です。また、子どもが楽しく元気にお出かけできるよう、子どもの特性から予想される困りごととその対処法を考えておくことも重要と言えます。発達ナビでも、障害のある子どもや、発達が気になる子どもへの配慮・サポートのある夏の子ども向けイベントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。また、どこかへ外出することももちろん夏の思い出になりますが、そこまでお出かけする時間・余裕がない…という方は、家の中で思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。例えば子どもの食べたい料理やお菓子を一緒に作ってみたり、市販されている科学キットや工作キットなどを一緒に作ってみたりするなど、家の中でもちょっとしたイベントをするような感覚で、子どもとの思い出作りを楽しんでみることもおすすめです。まとめ出典 : 夏休みはおよそ1ヶ月もある、長い休暇期間です。夏休みならではのイベントや長期休みならではの過ごし方を楽しみにしているご家庭も多いのではないでしょうか?ですが同時に、学校や幼稚園がないだけに生活リズムの乱れや、子どもと過ごす時間の長さから、親の負担が大きくなってしまうこともあります。発達障害がある子どもの場合、子どもの特性を把握したうえで、夏休みに生活や体調が崩れないようにどう工夫するか考えたり、対策を知っておいたりすることが重要です。親子で元気いっぱいに楽しく夏休みを過ごせるよう、子どもに合わせた工夫を考え、試してみましょう!
2017年08月07日「学校に宿題を忘れたらどうする? 悩んだ末…その2【双子を授かっちゃいましたヨ☆ 第24話】」からの結果報告です。私が作ったプリントと、連絡帳に「すみません」と書き、休み明け月曜に学校に送り出しました。何が事件が起こると、仕事が手につかなくなってしまうのが恒例になってしまいました(笑)大丈夫でした!で、帰宅後連絡帳を見てみると、先生からの返事が書いてあり、どうやらのまめの隣の席の子が2枚持って帰ってしまったようだったんです。「気づかずすみません」と逆に謝られてしまいました(汗)。先生は全然悪くないです。ただ、宿題を学校に忘れた場合の対処がこれで良かったのかどうか、本当はどうするのがベストなのかは結局分からず仕舞いだったので、今度個別懇談のときにでも聞いてみようと思っています。今回はこれで良かったけど、また何回も忘れないようにしっかりチェックしてきてもらおう。ただ以前、学校に提出しなきゃいけない書類を、会社の昼休みに書こうと思って持っていったらそのまま忘れてきてしまったという私もいるので(子供に迷惑かけた)、私の子だなと思ってしっかりサポートしようと思います(笑)。長々とおつきあいありがとうございました!
2017年07月22日「学校に宿題を忘れたらどうする? 悩んだ末…その1【双子を授かっちゃいましたヨ☆ 第23話】」の続きになります。宿題を学校に忘れてきてしまった、のまめ。さて、私ができることは以下の通り(3択しか思いつかなかった(笑))そして、思い立った結果がこちら忘れてしまったものは仕方ないので、謝らなきゃいけないけれど、「でも自分なりに勉強してきました」って言えば先生もそこまで叱ったりしないかもしんない。結局「過保護かも…」と思いつつも、私がプリントの枠だけ作ってあげることにしました。過去のプリントを参考になるべくマス目の大きさを合わせます。(本物と同じがいいと思ったので)(絵に描き忘れましたが、過去のプリントなので、実際はのまめの文字やら先生の赤ペンも書いてあります。)スキャンして枠をトレースしていくという手もあるし、この辺は作り手それぞれかな。もし作れなかったらこくごのノートをコピーして書いてもいいと思いますし、ひらがな練習用の用紙データをDLできるサイトもありますし、100均にもノートとかありそうですし。なんとかなりそうです。とにかく宿題の内容が分かっているので、どうにかしてさせようって思ったのです。(マルつけも親ですしね)枠だけなので30分くらいで完成。それをのまめが過去のプリント(お手本)を見ながら書きました。あとはきっと先生が学校で何か言ってくれるはず。忘れたことを叱ってくれるかもしんないし、「次から気を付けようね」って言ってくれるかもしんない。そして、私のこの行動が間違ってたら、連絡帳で「次からはこうしてくださいね」って言ってくれるかもしんない。ということで、あとは先生にお任せしちゃいました。さてさて、その結果は…もう一回続きます!
2017年07月15日間もなく子どもたちはお待ちかね、ワーママにとってはちょっぴり気が重い? 夏休みがスタートします。ママたちのお悩みのひとつが、夏休みの自由研究ではないでしょうか。できるだけ時間をかけずに、さくっと終わらせたい! と考えている方は、大学の催しをチェックしてみては。夏休み中にイベントやワークショップを開催している大学は、意外とたくさんあります。今回は、7月の申し込みでも間に合う大学のイベントを、首都圏を中心に探してみました。■科学三昧! 東京都市大学「小学生・中学生のための科学体験教室」東京都市大学が、2002年から開催している「小学生・中学生のための科学体験教室」は、実験や工作などを通して科学の不思議や面白さに触れることができるサイエンスイベントです。2017年は、「水の循環を知ろう!」「水ロケットを作って飛ばそう」「BIGなシャボン玉を作ろう!」など、子どもの好奇心をくすぐる50以上ものプログラムが予定されています。参加には大学HPからの事前申し込みが必要。7月11日より予約受付がスタートします。興味のある方は、お早めに!「大学で楽しもう!! 小学生・中学生のための科学体験教室」<開催日時>2017年8月2日(水)10:00~15:00<場所>東京都市大学 世田谷キャンパス東京都世田谷区玉堤1-28-1<費用>無料<申し込みの有無/定員>要事前申し込み(2017年7月11日(火)15:00より大学HPで申し込み受け付け開始)/先着1,000名● 東京都市大学 ● 「大学で楽しもう!! 小学生・中学生のための科学体験教室」 ■電子回路を組み立てよう! 東京電機大学「ピカッとキラッと電子工作」東京電機大学では、一般の人が参加できるさまざまなイベントを定期的に行っています。夏休み中には、実際に電子回路を組み立てる、東京電機大学ならではの子ども向けワークショップが開催されます。当日は全3回の開催予定で、各回、組み立てる電子回路の種類や難易度が異なるそう。大学のキャンパスで、講師や学生と触れ合いながらのワークショップは、説明書を見ながら組み立てるのとは一味違う貴重な体験となるでしょう。電大ガールズ Presents「ピカッとキラッと電子工作」<開催日時>2017年8月2日(水)1回目 10:00 ~ 11:15 オルゴール回路2回目 12:30 ~ 13:45 ウルトラタイマー3回目 14:15 ~ 15:45 レインボーホタルちゃん<場所>東京電機大学 ギャラクシティ東京都足立区栗原1-3-1<費用>500円(材料費)<対象>小学3年生~6年生<申し込みの有無/定員>要事前申し込み(2017年7月9日(日)より受付開始※詳細は大学へお問い合わせを)/各回20名● 東京電機大学 ● 電大ガールズ Presents「ピカッとキラッと電子工作 ■最先端技術を体験! 東京農工大学「ホログラムを作ってみよう!」東京農工大学でも一般向けの公開講座が随時開かれており、子ども向けの公開講座も用意されています。8月中には、小学5年生~中学3年生が対象の科学教室「ホログラムを作ってみよう!」が公開に。この講座では、最先端の技術に触れ、学びながら、実際にかんたんなホログラム作りを体験。完成したホログラムは持ち帰れるそう。また、冬には「虹を作って光の秘密を解き明かそう!」がテーマの科学教室も実施予定。こちらも興味深い講座です。子供科学教室「ホログラムを作ってみよう!」<開催日時>2017年8月5日(土)10:00~12:00<場所>東京農工大学 小金井キャンパス 科学博物館 多目的実験室東京都小金井市中町2-24-16<費用>無料<対象>小学5年生~中学3年生<申し込みの有無/定員>要事前申し込み(2017年7月15日(土)10:00より電話、FAX、メールにて申し込み受け付け開始)/先着30名● 東京農工大学 ● 子供科学教室「ホログラムを作ってみよう!」 ■表現力・発想力を伸ばそう! 多摩美術大学「あそびじゅつ」「つくりながら、見ること・考えることの楽しみを発見しよう」をコンセプトに、多摩美術大学が生涯学習プログラムとして展開している「あそびじゅつ」。夏休み期間中には、描画から工芸、手芸などに親しめる美大らしいプログラムが、大学の各キャンパス、多摩美術大学美術館などで行われます。講座の一部をピックアップしてみると、「夢を着てあそんだら、見えてきた! 何が?」「手が目となったとき―触れることでものを見る」「言葉をデザインして、贈り物にしよう」など、どんなことをするのかな? とわくわくするテーマがずらり。いずれも事前の申し込みが必要で、講座の内容によって参加費が異なります。詳しくは「あそびじゅつ」HPでチェックしてみてください。「あそびじゅつ」夏期こども講座<開催日時>2017年7月21日(金)、22日(土)、25日(火)、8月1日(火)~9日(水)、21日(月)~24日(木)<場所>多摩美術大学 八王子キャンパス東京都八王子市鑓水2-1723多摩美術大学 上野毛キャンパス東京都世田谷区上野毛3-15-34多摩美術大学美術館東京都多摩市落合1-33-1 ※講座によって異なります。一部、外部施設に現地集合の講座もあり。<費用>1,000円~※講座によって異なります。一部無料、保護者参加必須(有料)の講座もあり。<申し込みの有無/定員>要事前申し込み(はがきでの申し込み)/定員は講座によって異なり、応募者多数の場合は抽選● 多摩美術大学 ● 「あそびじゅつ」 ■ぎりぎりでも間に合う! 工学院大学「わくわくサイエンス祭 科学教室」今年で24回目を迎える「わくわくサイエンス祭 科学教室」は、工学院大学が開催している科学教室です。例年、演示テーマは80以上、小中学生から大人まで誰でも楽しみながら科学の不思議に触れられるとあって、毎年多くの人が参加しているビッグイベントです。事前申し込みが不要なので、足を運びやすいのがうれしいポイント。また、開催日は8月後半のため、夏休み終了ぎりぎりなのにまだ自由研究が終わっていない! そんなお子さんにとってもありがたいイベントです。今年のテーマは7月中旬より順次発表されるとのこと。詳しくは大学HPでチェックしてみてくださいね。科学教室2017「わくわくサイエンス祭 科学教室」<開催日時>8月26日(土)、27日(日)10:00~16:00<場所>工学院大学 八王子キャンパスおよび附属中学校・高等学校東京都八王子市中野町2665-1<費用>無料<申し込みの有無/定員>予約不要● 工学院大学 ● 科学教室2017「わくわくサイエンス祭 科学教室」 夏休みの自由研究も、子どもの学びや発見をうながす場としてもぴったりな大学のイベント。お子さんが興味のありそうなイベントやワークショップがあったら、足を運んでみてはいかがでしょう。
2017年07月10日さて、夏休みより少し前の3連休の出来事です。のまめが、先生が連休用に2枚プリントを出したそうなのですが、2枚あるはずのプリントが1枚しかないとのこと。プリントがあることは覚えてるけど持ち帰ったかどうかの記憶があやふや。同じクラスのママ友さんに聞いたらたしかに2枚あるとのこと。てことは学校に1枚忘れてきたのかな。(もっと早く気づけば良かったんですが、休みの間に起こったことなので、学校にとりにいくわけにもいかず…。)「こくご」と「さんすう」のプリント1枚ずつのうち、のまめが紛失したのは「こくご」のほう。昔からもらってきたおたよりなどの紙類は全部ファイルに閉じてるんですが、そこのファイルに今回と同じ宿題の内容のプリントがあった模様。それを見つけて「これ!これとおんなじのが出たの!」と言うのまめ。おまけにこのプリントには「お手本」もあって(ファイル済)、字を練習する枠さえあれば「お手本」を見ながらすることも可能っぽい。ないなら作ればいいじゃない。枠だけならパソコンで作れるじゃない。そんなことを、ふと考えついてしまったわたしでしたが、そもそもこういうことをして許されるのかどうか、内心心配なところもありました。宿題をしなきゃいけないのはもっともなんですけど、忘れたなら忘れたことを反省して「次は忘れないようにしよう」って思うことも大事なんじゃないかなーと。ここで私が「忘れたならお母さんが作ってあげよう」ってなるのはもしかして過保護かな? と思ったりもして…。いろいろ考えた結果が…続きます。
2017年07月08日子どもの頃、学校の宿題に悩まされていた人は少なくないだろう。「友達と遊ぶほうが楽しいのに」と腹を立てていたのは筆者だけではないはずだ。現在、そんなタイプの子どもには夢のような「宿題禁止の学校」がアメリカに存在する。(Photo by Lum3n.com)米バーモント州に位置するオーチャード小学校では、去年の9月から保育園〜小学校5生を対象に、実験的に「宿題0ポリシー」を導入した。宿題0ポリシーオーチャード小学校インフォメーション生徒の宿題1、簡単すぎず、難しすぎないちょうどいい本を読みましょう(両親にも読んでもらいましょう)2、外に行って遊びましょう(スクリーンから離れてね)3、夕飯を家族と一緒に食べましょう(ごはんと準備と片付けをお手伝いしましょう) 実験対象となった400人の生徒と彼らの家庭を調査したところ、宿題を課さないことによる学問の遅れは見られなかったという。この学校の校長マーク・トリフィリオ氏は家庭で趣味に熱中する時間やリラックスする時間が増えたことによって、クリエイティブな思考が育まれ、今後は彼らの成績が上がると予測する。どうやらこれまでは両親にとっても子どもの宿題がストレスになっていたようで、宿題がなくなってから、リラックスして子どもと一緒に本が読めるようになったと親も喜んでいるという。今回は実験的な導入だったため、学校全体で実地する日は遠いかもしれないが、少なくともこれまでの「宿題はやればやるだけいい」という常識に疑問を提示し、改革の余地があることを証明、提案してくれたのではないだろうか。(Photo by jutheanh)一方、日本の教育はプレゼンテーションやディスカッションが少なく「記憶するだけの教育」で有名だ。また、日本には子どもを小学校生のうちから塾に入れ、放課後も勉強をさせる親が多い。いい大学に入り、良い会社に入らなければならないという社会的プレッシャーが大きいためだろう。教育の目的が「学ぶ」ためではなく「試験をパスする」ためで、記憶する教育が多いせいか、The New York Timesによると、日本人は答えがある問題に対してはとても優秀に解決策を見つける能力があるが、新しいアイディアを生むことは苦手な傾向にあるという。(引用元:The New York Times)子どものストレス削減と情熱を育むことを応援するアメリカの小学校の「宿題0ポリシー」。もしかしたら日本こそ取り入れるべきなのかもしれない。Text by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「詰め込み教育は、もうやめよう」。北欧フィンランド式の“ふんいき教育”とは 「嫌だ。当てないで」質問をする先生から目を逸らし、無言の訴えが教室中の空気を包む。学生時代、誰もが一度は経験したことがあるのではないだろうか?テストのために必死...
2017年03月06日LDっ子長男が宿題を嫌がるのには理由があるけれど…出典 : 小5の長男は学習障害(LD)の診断を受けていて、「書く」ことが苦手です。特に「プリントに答えを書く」「漢字の書き取りをする」ということは、彼にとっては大変苦痛のようです。また文字を書くことが困難なことに加え、見通しを持つのも苦手なので、冬休みの宿題では文字を書き込むところがたくさんある宿題のプリントが数枚あるのを見たとたん、「こんなにたくさん!ぼくにはムリだよ、死んじゃうよ~!」と、転学して以来初めての大パニックを起こしました。「2週間あるから、分けてやれば1日分の勉強は少しだけで済む」というのが、頭ではわかっていても感情的に受け入れられないようです。とにかく「目の前にあるたくさんのプリントをやらなくてはならない」というプレッシャーに押しつぶされてしまうのですね。宿題を前にパニックを起こし大泣き!そんな長男に対して親が出来ること出典 : これまで宿題に悩み苦しむ長男の様子を見てきた父親は、今回の宿題に対しても「やらせる必要ないよ。学校にも僕から話をするから!」と言っていました。私も正直、悩みました。パニックを起こし、大泣きしながらまでやらせる必要があるのだろうか…。正直、親として、「この子にとって、書き初めはなんの意味があるのだろう?」「この課題は、どうしてもプリントに書いて取り組まなくてはできないことだろうか?」と考えてしまいます。とはいえ、最初から「うちの子には無理なので、必要ないので、やらせません」と言っていいのだろうか…と悩みもしました。特別支援学級では、彼のレベルに合わせて今の彼に必要な課題を出してくれているのがよくわかるのです。それなのに「イヤだからやらない」をこれからも通していくのは、彼にとっていいことなのだろうか、と。いろいろ考えた結果、「長男にとって、冬休みの宿題を少しでもやりやすい形に工夫してやらせる」ことにしました。工夫①: 文字を書くハードルを下げてあげるUpload By みくたくママ右側が、学校から渡された書き初め用紙です。不器用な長男にとっては、少しでもマスが大きい方が書きやすいので、同じA4用紙に収まる範囲で最大限に拡大コピーをしました。それが左側の用紙です。用紙の大きさは変えなかったのは、学校の書き初め展で展示されるときのためです。Upload By みくたくママ九九表を書くプリントや、掛け算割り算が20問ずつあるプリントも、量を見ただけで「無理だ~!」となってしまいます。そこで、書く負担を減らしてみようと、「単語カード」を使っての計算問題にしてみました。単語カードを使った勉強は、長男にとっては「一問ずつの提示でプレッシャーがない」「書く負担がない」という点から合っているようです。また、彼にはこのような形で毎日繰り返すことが記憶の強化につながりやすいようで、単語カードは漢字の読みを練習するのにも使っています。工夫②: 見通しを持つため宿題を細かく分けてあげるUpload By みくたくママどんなに口で「一問ずつでもいいよ」と言っても、たくさん問題があるのを見るだけでプレッシャーに感じて苦しくなってしまう長男。そこで、プリントを一問ずつ切り離し、一枚ずつ提示するようにしました。不思議なもので、1枚ずつ提示すると落ち着いて取り組むことができ、調子がよければ「もう1枚やってみる」と自分から取り組むことができました。算数の文章題については、学校と相談して、式を立てることが出来れば計算は電卓を使っていいことにしています。Upload By みくたくママお手本を一行ずつに切り離し、「一日にこれだけ書けばいいんだよ」と、視覚的な負担感をやわらげました。一行(十文字程度)なら、なんとか集中して丁寧に書くことができました。書くときは、上の写真のように、マスのすぐ横にお手本を置いて、視線を大きく動かすことなく視写しやすいようにしました。画数の多い漢字を書くときは、横で私が一画ずつ書くのを真似して書きました。「宿題がイヤだ」には理由がある!大事なのは「その子に合った勉強法」であること出典 : 宿題が「イヤだ、やりたくない」は、彼にとってはわがままではなく、ちゃんと理由があることです。だったら、その理由を考慮して、彼に合わせた形で勉強できるように工夫すればいいのではないか。そう思って、上に挙げたような工夫をしたところ…「やだな~」とは言いながらも、泣いたりパニックを起こしたりすることはなく、毎日少しずつの宿題をこなすことができました。「このぐらいだったら大丈夫だから、もうちょっとやってみようかな」と言うこともありました。以前にもコラムに書いたように、「その子に合った勉強法」であれば、勉強に苦手意識を持つ学習障害の子どもであってもすすんで学習に取り組むことができることを、今回改めて実感しました。
2017年02月06日小学生になると出される宿題。一体何のためにやるもの?出典 : みなさんは「宿題」と聞くとどんなイメージを抱きますか?嬉しいもの?イヤなもの?イヤだけどやらなくちゃいけない?我が家は長男の宿題に本当に悩まされました。嫌がる子どもに、無理に取り組ませる宿題。そのたびに子どもも親もヘトヘトになると、「一体何のためにここまでしなくてはいけないのだろう…」と思うことも。今回は1冊の本をご紹介しながら、子どもに合った家庭学習のありかたについて、考えてみたいと思います。現在小5の長男は、読み・書き・計算に困難さを持った「学習障害」と診断を受けています。それでも就学相談の時点では、IQが平均以上ということ、言語性が高くおしゃべりが達者だったことなどから、普通級への就学を勧められ入学しました。学校では、音読や漢字の書き取り練習、計算の宿題が毎日出されます。読み書きと計算が苦手な長男は宿題を前にするたび大泣きし、自分の頭を自分で叩きながら取り組んでいました。このように、私たち親子が学校生活の中で1番苦しんだのが、宿題だったのです。親の思い込みが、子どもを追い詰めていた出典 : このままではいけない…と思った私はその後、就学相談や担任の先生と相談をしたり、通級学級に入級したり、宿題の量を減らしてもらったりなどの対策を取りましたが、状況は一向に変わりませんでした。当時の私は、「宿題はみんなしなくてはいけないものなのだ。」と考えていました。担任の先生からも「量は減らしていいので、みんなと同じものをやってください。」と言われたこともあり、「みんなはもっとやってるんだよ、減らしてもらったのだからわがまま言わずにがんばりなさい!」と、大泣きする長男叱り、やらせていたのです。しかし、心の中ではずっと思っていました。音読や漢字の書き取り・計算は本当に彼にとって、毎日しなくてはならないものなのだろうか?もっと、彼に合ったやり方、彼に合った課題や目標でもいいんじゃないだろうか…?と。そんなとき出会った運命の本。私たち親子を救ったその内容とは…出典 : そんなとき、出会ったのが『宿題なんかこわくない』という本でした。『この世から宿題がなくなったら、親も子もどんなに楽しい時間を過ごせるだろう。宿題が引き起こす親子バトルの相談を受けるたびに思います。勉強が子どものストレスでなく、楽しいものにするために、我が子に合った方法をこの本から手に入れてください。』(NPO法人福祉広場理事長池添素さん)図書館で手に取った1冊の本。その裏表紙にあったこの一文に、理解者をやっと見つけたような救われた気持ちになりました。本に教わったのは「子どものための」学習のありかた出典 : 私はすがる思いでこの本を読み込みました。内容を一部ご紹介します。『宿題ができないからといって、その子が怠けているとは限りません。宿題ができないのには、理由があります。そして宿題ができなくても、勉強がまったくできないわけではありません。宿題のことを、そんなに重大に考えないでください。』『苦労して宿題をさせても、それに見合うほどの学習効果があるわけではないし、苦しいイメージばかりが増えて、子どもをますます勉強から遠ざけてしまうことさえあります。』では、なぜ先生は宿題を出すのでしょうか。『お母様方は先生に当然の要求のように「学力をつけてください」とお願いします。(中略)先生もまた「学校としての成績を上げよ」と教育委員会や校長から命令されて、さらに宿題を課していきます。その結果、親も先生も「宿題をやらなければならない」と子どもを追い込んでしまうのです。』本来なら、子どものために、子どもに合わせて用意されるべき家庭学習が、大人の都合で「宿題」として出されているのかもしれませんね。出典 : もしそうなら、子どもに合わせた形で用意してあげてもいいのではないでしょうか?この本では、学校でよく出されている漢字/計算/音読の宿題について、子どもたちが苦手意識を持つのはなぜか?を、丁寧に解説しています。そして、学習のやり方次第で、子どもたちが「できた!」という満足感を持ち、学習効果をあげることができる、ということも教えています。さらに、「学習障害的な傾向の子どもたち」「ADHD的な傾向の子どもたち」「自閉症スペクトラム障害の子どもたち」それぞれの特性に合わせた課題の設定の仕方、支援の方法も説明されています。『勉強をその子ができる形にしてやることで、子どもは自然に力を伸ばすことができます。また、時期がくれば自然と力を伸ばすこともあります。だから、子どもを勉強に合わせるのではなく、勉強を子どもに合わせてやればよいのです。小学校に入学し、気を張って1日を過ごして帰ってきた子どもに追い打ちをかけるのではなく、家に帰ったらほっこりさせてやりたい。だから、まずは「宿題なんかできなくても大丈夫」と考えてあげてほしいのです。』宿題への考え方を変え、長男に合った方法を試すことに。すると大きな変化が出典 : この本に勇気付けられた私は、宿題に対する考え方を変えました。そして、教育相談や検査機関の医師と相談を重ねた結果、長男に合う学習方法や環境を見つけることができたのです。その様子については、以下の記事をご参照下さい。その後、特別支援学級へ転学した長男は、彼のペースに合わせた学習を用意してもらい、自信をもって毎日取り組んでいるようです。宿題についても、担任の先生と相談をして「タブレット学習」「漢字の読みカード」「ビジョントレーニング」をさせてもらっています。始めるときも以前のように大泣きせず、「おやつの前にさっさとやっちゃうね~!」と、自分から取りかかるようになりました。当時は長男に無理をさせてしまいましたが、努力ではカバーしきれないことを無理にさせるのは、足が不自由な人に「みんなは100メートル走なのに、あなたは50メートルにしてもらったのだから、がんばってみんなと同じように走りなさい!」と言っているのと同じことなのだと、今は反省しています。「子どもを勉強に合わせるのではなく、勉強を子どもに合わせてやればよい」それがこれほどの効果をあげるとは、正直驚くほどです。もちろんそのためには「学校に全部おまかせ」ではなく、「先生とよく相談をする」「家庭で用意できることは用意する」といった、家庭での努力も必要です。学校では、大勢のそれぞれ個性の違った子どもたちをまとめながら、先生方は日々努力して下さっています。そのことに感謝をしながら、自分の子どもに合った学習方法や支援について相談・お願いをしていく姿勢が大切だと思います。親として大切にしたいのは、子どもの頑張りを理解すること出典 : 先日、私のブログでこの本の紹介をしたところ、あるお母さんからこんな嬉しいコメントを頂きました。「宿題なんかこわくない。今読んでます!息子の事をわかりたいと思っていても、やはりどこかで自分基準でしかわかってあげられてないなぁ~と、つくづく感じます。今日もなんやかんやありましたが、なんだかとても息子が愛おしい!息子はこんな風に生活してるんだ!と抱きしめてあげたい気持ちになりました。素敵な本を、紹介していただき、ありがとうございます!」子どもなりに頑張っていることに気が付くことで、愛おしさが募ってくることってありますよね。たくさんの親子が、毎日をストレスなく楽しく過ごせるように。この本が、その助けとなることを祈ります。
2016年11月07日【ママからのご相談】夏休みが終盤に差し掛かり、小3の息子の宿題を確認して愕然!国語や算数のドリルは半分、工作は中途半端、自由研究はやりっぱなしでまとめていない、読書感想文は本を借りていないという状態……。昨年までは学校が作成したプリント数枚と作文くらいだったので、油断していました。おかげで夏休み後半の予定をいくつか断念して息子の宿題を手伝う羽目に。皆さん、親が放っておいてもお子さんは宿題をちゃんと終わらせているのでしょうか?●A. 一切手伝わない保護者は約3割!ご相談ありがとうございます!ママライターのパピルスです。そろそろ夏休みが終わり、始業式を迎えているご家庭、また宿題の追い込みにてんやわんやのご家庭もあるでしょうか?ご相談者様のご家庭では、このままでは宿題が終わらないかもしれない!ということで、お母さんが宿題を手伝うことになったようですが、多くのご家庭の実態はどうなのでしょうか?パピマミが行ったアンケート『小学生の夏休みの宿題、親が手伝いますか?』を参考に見てみたいと思います。●夏休みの宿題、手伝う? 手伝わない?『小学生の夏休みの宿題、親が手伝いますか?』・1位:子どもの進み具合によっては、手伝うかもしれない……41%(43人)・2位:一切手伝うつもりはない……32%(34人)・3位:自由研究を手伝う予定……17%(18人)・4位:工作や手芸、家庭科の課題を手伝う予定……6%(6人)・同率5位:手伝う時間がない……2%(2人)・同率5位:計算ドリルや漢字ドリルを手伝う予定……2%(2人)・7位:読書感想文を手伝う予定……1%(1人)※有効回答者数:106人/集計期間:2016年8月1日〜2016年8月3日(パピマミ調べ)----------こちらのアンケート結果によると、第1位は「子どもの進み具合によっては、手伝うかもしれない……41%(43人)」でした。できれば子ども自身でやり遂げてほしいと思っていらっしゃるのだと思いますが、間に合わないのであれば手伝うこともアリというお考えの方が4割ほどいらっしゃるようですね。ついで2位は、「一切手伝うつもりはない……32%(34人)」でした。こちらの約3割の方は、自分の宿題なのだから自分で全て仕上げるのが当然!というお考えでしょうか。3位以下は、手伝おうと思っている宿題があらかじめ念頭にある方々となりました。中でも多いのは、「自由研究を手伝う予定」という方です。自由研究は準備から実施、まとめまでさまざまな工程があるだけに、夏休みの宿題の中でも難関といえますね。夏休みといっても忙しい保護者の方が多いと思いますが、「手伝う時間がない」という回答が2%しかいらっしゃらなかったのは意外でした。●夏休みの宿題をスムーズに仕上げるには?夏休みの宿題がスムーズに終わるように工夫されていることはあるのでしょうか?周囲のママたちにお話を伺ってみました。『夏休み初日、親子で夏休みの宿題をすべて書き出します 。うっかり忘れて慌てることがないように終わったらチェックを入れていきます』(小4女子のママ)『息子と一緒に夏休みのカレンダーを作ります 。帰省や旅行、習い事のイベントなど宿題ができない日もあるので、それらの日には印をつけて、宿題の量と照らし合わせてみます。その上で、「自由研究はこの辺でやろう」「ドリルは1日○ページずつ進めよう」と計画を立てています』(小5男子のママ)『小1のころから娘に全て任せています。たまに進み具合を聞くくらい。低学年のころはペースが分からず、最後の1週間に慌ててやったこともありましたが、それもいい経験。次の年には、去年は大変だったという記憶があるので、少し改善されました。小学生のうちに自分で宿題の管理ができるようになってほしいので、なるべく関わらない ようにしています』(小3女子のママ)『兄弟で対照的です。兄はドリル系を早く終わらせてしまいたいタイプ。弟は自由研究や読書感想文を早く終わらせてしまいたいタイプ。自由研究の材料が集まらなかったり、思うような結果が出ずにやり直したり、読書感想文の課題図書が品切れになってしまったりするので、毎年苦戦しているのは兄の方です。それが分かってからは、二人とも自由研究や読書感想文から終わらせる ようになりました』(小6と小4男子のママ)『夏休みの前半にドリルを終えてしまうと、始業式が始まってから勉強のペースを思い出すのに苦労すると担任の先生に言われました。そこで、なるべく前半、後半に偏らずにドリルをする ように計画をさせています』(小5女子のママ)『帰省、習い事の合宿、塾の夏期講習などとにかく忙しい!このスケジュールの中で放っておいて子どもだけで宿題を終わらせるのは正直難しいです。宿題自体を手伝うことはありませんが、スケジュール管理の面で手伝う という感じです』(小6女子のママ)いろいろお話を伺ってみると、高学年になればなるほど「夏休みのスケジュールがびっしり!」という声を耳にしました。忙しいスケジュールの合間を縫って宿題をするには、家庭の予定を親子で共有することが欠かせませんね。計画の段階で親子で協力して取り組んでおられるご家族が多いように感じました。ご相談者様も夏休み途中で息子さんの宿題の進み具合に危機感を覚えたようですが、まずは夏休みの始めに親子で計画を立てられるとよいですね。特に宿題ができないような予定が入っている日は早めに明らかにしておくと、子どもも覚悟して宿題に取り掛かりますし、「こんなはずじゃなかった」ということを防げます。----------中学生までには、一人でも宿題を期日までに終わらせる力をつけてほしいものです。何から何まで親が管理するのではなく、徐々に計画の段階から子ども一人でもできるようにしていくのが理想的ですね。今年の反省を活かして、来年の夏休みにつなげていきましょう!【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】小学生の夏休みの宿題、親が手伝いますか? | パピマミ()●ライター/パピルス(フリーライター)
2016年08月30日子どもたちの長い夏休みもそろそろおしまい。お母さんたちのなかには「あぁ、やっと… 」とホッとされている方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)。夏休みの宿題を終わらせたお子さんたちに、こんなご褒美おやつはいかがでしょう?スイカと凍らせたゼリーに炭酸水を注いだフルーツポンチ。さくさく・シュワシュワの食感と、夏らしく可愛らしい盛りつけに、大喜びすること間違いなし!スイカのゼリージュース調理時間5分 84Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料(2人分)>スイカ 1/16切れゼリー(市販品) 4~6個炭酸飲料(加糖) 適量ミントの葉 適量<下準備>・スイカは種と皮を取り除き、食べやすい大きさに切る。・ゼリーは冷凍庫に入れて凍らせておく。ヒント! 調理時間に凍らせる時間は含みません。<作り方>1、スイカとゼリーを器に入れて炭酸水を注ぎ、ミントの葉を添える。スイカ自体を凍らせてシャーベットのようにしても、ひと味違う美味しさに!
2016年08月27日興味の高低差があるとはいえ…ADHDの子どもにとって、苦手なことに取組むというのは、こんなにも体力を消耗させるものなのでしょうか?先日、息子の宿題に付き合ったときの話です。息子は、宿題の取り組み方が極端!好きな算数は私が見ていなくても、サササ~ッと終わらせるのですが、国語の日はそうもいきません。文字を書くことがとにかく苦手なので、国語のプリントをやるときは、テンションがダダ下がりなのです。さらにいうと、この小学校、国語の授業では「1年生のうちからハネ・はらい・バランスをきっちり書く!」という方針なので、どんなに頑張って書いた文字でも、基準に満たない字は容赦なくバツになるのです。個人的には下手でもなんでも、頑張って書いた時点で合格なのですが、息子のプリントに少しでも丸が増えるように!と、私は学校の基準に合わせて宿題を見ることにしました。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナこんな感じで、2人ともすっかりプリントに気力を奪われ、宿題が終わると魂が抜けたようにグッタリします。「ようやく終わった~」と時計を見ると…Upload By ラム*カナすでに6時!あまりのしんどさに、時間感覚も麻痺するほどでした(笑)それでも、苦手な国語に頑張って取り組んだ息子!素晴らしい~!!!さて、夕飯どうしよう…
2016年08月06日こんにちは、ママライターの木村華子です。いよいよ夏休みがやってきました。真っ黒に日焼けした子どもたちが、海に山にと存分に夏を謳歌するシーズンです。ところが、そんな楽しさに水を差す、毎年恒例の問題が……。そう、夏休みの宿題です。引越し見積もりサイトの『引越し侍』は2015年8月、全国のユーザーを対象に行ったアンケート「小学校時代、夏休みの宿題どうしてた?」の調査結果を公開しました。内容をみると、夏休みの宿題のうち「最も苦手だった」と回答されたのは以下のとおりです。**********・1位:読書感想文……36.5%・2位:日記・絵日記……20.2%・3位:作品作り(工作・研究など)……19.3%・4位:ドリル類(算数・漢字など)……14.3%・5位:動植物の観察……4.3%**********読書感想文を苦手だと感じていた方は、なんと3人に1人!さらに、「最後まで残った夏休みの宿題は?」という質問でも、34.3%に上る方々が「読書感想文が終わらなかった」と答えたのだとか。夏休みの宿題は、ママも巻き込む一大事!お子様の宿題をよりスムーズに終わらせるためにも、苦手な読書感想文を後回しにしないことが重要です。読書感想文を制する者が、夏を制す……!と言っても過言ではないでしょう。そこで今回は、ライターの私が実践している、“わが子の読書感想文を早く終わらせるコツ” を紹介いたします!●スピーディーな読書感想文は、“本選び”から!“読書”感想文ですので、まずは読む本が必要です。子どもが興味を持ってくれる1冊であることが最重要なのですが、中には大人の私が見ても「え、この本って感想書くの難しそう……!」と感じるパターンが存在します。私事ですが、わが子が初めての夏休みを迎えた小1のころ、「この本のことを書くよ!」と彼が持ってきたのは、恐竜の図鑑でした。図鑑を読んで、何かを感じ取り、原稿用紙2枚分の感想を書くことができるのなら問題ありません。本には、感想文を書きやすいものと、そうでないものが存在しています。スムーズに感想文を書き進めるためにも、まずは読む本を選ぶ段階でつまずきたくはないところ……。学年によって基準は異なりますが、基本的に以下のポイントを押さえた本選びがオススメです。・子どもが読破できる1冊(漢字や文が難しくはないか?)・子どもが興味を持てる内容(好きなジャンル、好きなもの・ことが登場する)・物語のある内容(いくら好きでも、図鑑や辞典では難しい)普段から読書をしないお子様の場合、まずは1冊を読み終えることが第一関門となるでしょう。また、「読破はできたけれど、何も感じることがなかった」という事態も避けたいところ。スムーズに読めて、読み終わった後に何かしらの感動を覚えてもらうことがポイントです。そして、さらに重要なのは、お子様に「ママが選んだ本を読まされた 」と悟られないことです。基本的には本人に委ねる本選びをさせて、もしも難しそうな本を持ってきた場合、うまく誘導しながら読書感想文に向いた1冊をすすめてみましょう。本との出会いは、原稿用紙の文字数を埋める格好のエピソード。本人のモチベーションを保つためにも、あくまで「自分が選んだ本だ」という動機付けをしてあげてください。●読書中には、付箋が大活躍!読書感想文を書く上で、「自分が好きだったシーン」や「感動・感心した出来事」は、必ず使える有用なデータとなります。勢いに任せて読み進めるほど没頭するのは素晴らしいことですが、できれば“どこが良かったか”を残しておく と、よりスムーズでしょう。読み始める前のお子様に、「楽しかったページやびっくりしたことが書いてあったところに、付箋を貼っておこうね」と伝えれば、読み終わるころにはお子様の感動が目視できる1冊が完成します。あとは、その感動を書き起こすだけ!読み終わった後に、「何を書けばいいんだろう……」と悩むリスクを食い止めることができ、よりスピーディーに読書感想文作成に入ることが可能になります。●原稿用紙に向かう前に! 大まかな構成を作っておく学年によって異なりますが、多くの場合、読書感想文では原稿用紙2枚前後が課せられます。原稿用紙は1枚400文字ですので、つまり800文字ほどの文章を書く必要があるということ。この文字数を「多い!」と感じる方へ!その理由はきっと、「何を書くべきかがわからないから」なのではないでしょうか?丸腰で原稿用紙に向かう前に、まずは書くべきポイントをまとめておくことをオススメします。●(1)「本との出会い」上記にも書いた通り、本との出会いは文字数を埋める格好のエピソードです。とはいえ、ダラダラと出会いのシーンを描写する必要はありません。「小さなころから何度も読んだお気に入りの1冊」でも、「図書館で出会ったカッコイイ表紙の本」でも結構です。どんな風にその本と出会ったのかを、長くなりすぎない程度に書きましょう。●(2)「ストーリーの要約」読書感想文全体がストーリーの要約で終わってしまった経験は、きっと多くの方が持っていることでしょう。もっとも文字数を稼ぎやすいポイントです。だからこそ、短くまとめる必要があるとも言えます。重要な“感想文”を書けるだけの文字数を残しながら、簡潔にストーリーをまとめてください。●(3)「感動したシーン」読書感想文の中で、最もボリューミーにしたいのが「感動したシーン」以降です。ここで活躍するのが、読書中に貼った付箋の存在 。付箋を貼ったページから、特に心に残ったシーンについて、そして読んだときの心情についてを書きましょう。可能なら、そのシーンからイメージされる自身のエピソードに触れたり、「僕・私ならどうだろう?」と、自分自身と登場人物を比べてみると、より楽しい読書感想文になります。●(4)「本から得たこと」感想文は、その本から得たことで結ぶと読後感が良くなります。「これからは、○○しようと思った」という抱負や、「はじめて○○なのだと知った」という発見でもいいでしょう。本と自分をリンクさせることが大切です。もしも「私は何も得なかったよ!」という場合、「こんな本だから、こんな人にオススメです」という結び方もいいでしょう。ポジティブ に締めくくりましょう。●構成ができたら、あとは書くだけ! ハイおしまい!書くべき内容がまとまれば、あとは書くだけ!これまで夏休み後半まで立ちはだかっていた2枚の原稿用紙も、もう怖くはありません。夏休みの宿題は、ママにとっても大きなストレス。できるだけ早く片付けて、心置きなく夏を楽しみたいものですね。今年こそ、読書感想文を後回しにしない夏休みを叶えてみてはいかがでしょうか?【参考リンク】・夏休みの宿題、どうしてた? | 引越し侍()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年07月27日学校の宿題と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?計算ドリルや漢字の書き取り、夏休みの自由研究などを、なかなか終わらせられなくて苦しんだ記憶とともに思い出すという方も多いでしょう。さて、そんな宿題、最近ちょっと変わった内容のものがあると話題になっています。なんと“親に抱っこしてもらう”というもの。発端になったのは、2016年6月にネットに上げられたこんな書き込みです。『次女の今日の宿題が、算数ドリルでも漢字練習でもなく「1分間抱っこ」というものだった』ひと昔前では考えられなかったこんな宿題、街の声は賛否両論です。内容についてどう思うか、小学生・中学生の親にインタビューしてみました。●賛成派の声『この宿題が家族関係を見直すいいきっかけになった』『賛成です。抱っこが自然な家庭だけではありませんよね。親が忙しかったり、きょうだいに手がかかったりするような場合はなかなか抱っこしてもらえないということもありますから、こういう宿題はいいきっかけになるのでは? 』(30代女性/公務員)『小学校中学年の娘がいますが、思い返せばずいぶん抱っこなんてしていないですね。求めてこないし、こちらも気恥ずかしくてなかなかできません。でも本当はもうちょっとスキンシップしながら会話したいんですよね。宿題として出してくれるとちょっとうれしいです』(40代男性/運送業)親子のスキンシップは重要だとわかっているけれどきっかけがつかめない、という家庭からは肯定的な意見が多く出ました。宿題だからという理由があれば、ふだん恥ずかしくてできない抱っこもできる ということですね。また、実際にこの宿題に取り組んだことがあるという方からはこんな声も。『息子の小学校で春休みの宿題に出ましたよ。1分間抱っこして、その感想を親子ともども作文に書くという内容でした。「お母さんはあったかくて気持ちよかったです 。とてもうれしかったので、宿題じゃないときもたまには抱っこしてほしいです。お母さんが大好きです」と息子は書いていました。それを読んで思わず泣いてしまいましたね。日々の接し方を考えなおすことができました』(30代女性/事務職)この方はその後、夜の寝かしつけの前にお子さんをギュッとハグするようにしてみたそうです。するとお子さんが泣いて癇癪を起こすことが減り、すんなり眠ってくれるようになったとのこと。これは抱っこの効果なのかもしれませんね。●反対派の声『抱っこをうれしいと感じられる家庭ばかりではないのでは』一方で、否定的な意見もみられました。『お母さんがいる家庭、お父さんがいる家庭ばかりだけではありませんよね。抱っこしてくれる人がいなかったら、その子はどうしたらいいのでしょうか?よりいっそう孤独を感じるのでは? 』(40代女性/販売業)否定的な意見の中で最も代表的なのがこちらでした。確かに現代、家族のあり方は多様化してきています。抱っこの相手をお母さんやお父さんに指定してしまうと、時代に逆行したものになってしまうといえます。『宿題じゃなかったら抱っこしないっていうのがそもそもおかしいと思う。強制されるスキンシップになんの意味があるのかわからない 。その一回で何かが変わるとも思えないし』(20代男性/営業職)もしもその抱っこに親子ともども心地よさを感じなかったのだとしたら、それは強制になってしまいますね。実際に経験したという方の中にも、『自分が子どものころからありました。小学校のときに出されて、正直すごくイヤだったのを覚えています。抱っこして、って正直に言える環境の子どもたちばかりじゃないんです。私は最後まで言い出せなくて、結局ウソの感想を書いて先生に提出しました。ツラい思い出です』(20代女性/主婦)というような声がありました。親子関係は家庭によってさまざまです。抱っこすること、してもらうことが嬉しいこととは限らないのだということは、認識しておいたほうがいいかもしれません。●スキンシップは親子関係をつくり上げるためにとても大切なものこのように“抱っこの宿題”は物議をかもしていますが、親子の関係を作っていく際にスキンシップが大変重要であることは既に研究でも明らかになっています。ハーロウというアメリカの発達心理学者は、生まれたばかりのアカゲザルの赤ちゃんを2種類の代理母が置いてある部屋に入れて育てる実験をしました。ひとつは哺乳瓶がついている針金製の母親ザル人形、もうひとつは哺乳瓶のついていない柔らかい布製の母親ザル人形です。赤ちゃんザルたちは、お腹が空いている時には哺乳瓶のついている代理母のもとにいきますが、成長するにしたがって布製の代理母にくっついている時間が長くなりました。しかも、何かに驚いたときには布製の代理母にとびつき隠れる という行動まで見られたのです。ミルクの出る固い母親よりも、ミルクのでないふわふわの母親に親しみを持つ。このことから親子の愛着には優しいスキンシップが非常に重要であることが分かったのです。これなら、宿題として出されることにも納得がいきますね。----------どうしても恥ずかしかったら、手をつなぐ、頭をなでてあげるということでも大丈夫。また、抱っこしてあげるのは、母親でも父親でも構いません。両親にそのきっかけがなければ、おじいちゃん・おばあちゃんや親戚、親しい仲間でもよいのです。大切なのは“抱っこすること”そのものではなく、“ふれあいながら愛情を確かめること”。もしお子さんの学校で抱っこの宿題が出たら、恥ずかしがらずにできるぶんだけの愛情表現をしてあげてくださいね。●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)●文/パピマミ編集部
2016年07月11日