子どもがお友だちと遊ぶようになると、必ずあるのがおもちゃの取合い。子ども同士の問題だから、なるべくは子どもだけで解決するのが理想だとわかっていても、なかなかそうはいかないことも。パパママ世代に調査したところ、見守るか間に入るかは、子どものケンカの内容ではなく別のところにポイントがあるようでした。Q.子どもがおもちゃを取り合い! どう対処する?1.何もしない 19.1%2.自分の子に譲るように言い聞かせる 22.5%3.他のおもちゃを提案する 41.3% 4.その他 17.1%他のおもちゃを提案するという人が41.3%ともっとも多い結果となりました。自分の子に譲るように言い聞かせるという人と、何もしない人はほぼ同数。相手の親のタイプによって対応を変えるという意見もありました。■ある程度までは見守ることで経験にさせるおもちゃを取られて悔しい思いをすることも、おもちゃを取って相手が泣いたりすることも経験してみなければわからないこと。親が口出しをするのは、手を出したりしたときという声が多くありました。兄弟間や仲の良いママ友とお友だちであれば、こうした対応がベターなのかもしれません。「ある程度までほっておきます。ここはと思うようなときには、子どものお互いの意見を聞いて解決するようにしていました」(神奈川県 40代女性)「しばらく放置しますが、血がでそうなら止めに入ります(笑)。ケンカは小さいうちに経験したほうがいいと思うので」(滋賀県 50代女性)「親が無理やり何とかすることだけは避けたい」(東京都 40代女性)「大人の都合で、その場の雰囲気で揉めないようにと介入するのは、子どもに不満が残ってしまうと思います」(大阪府 40代女性)「ケンカすることで社会性が身につくそうなので、あえて止めません。手が出るなら止めます」(埼玉県 30代女性)「手が出るようなら注意するけど、おもちゃの取り合いも小さいときに経験しておきたい大事なことだと思います。自分が取って相手が遊べなくなったり、自分が取られて嫌な思いをするのも勉強だと思います」(神奈川県 30代女性)「毎回大人が介入して解決していると、子ども同士で解決できなくなるので、なるべく静観でした。うまく解決できたり、自分から譲ってあげられたときには褒めていました」(神奈川県 50代女性)■親のタイプによっては子どもに我慢させることもあまり知らない親とその子どもの場合には、そうもいかないのが現実。やはり、ここは引いておくべきと思ったときには、子どもには悪いと思いつつも言い聞かせて未然に防ぐ方法を選ぶこともあるようです。子どものおもちゃの取合いは親と親の関係にかかっているのかも。「めんどくさいので相手のお母さんのタイプにより、その都度臨機応変に対処していました。我が家は兄弟ゲンカをしながら譲り合いを学べていましたが、一人っ子だとそれがなくお母さんもすぐ仲裁に入ろうとするので、そういう時には揉める前に止めました」(神奈川県 40代女性)「よその子とは何度か取り合いしましたが、相手の親のタイプによって対応を変えました」(岩手県 40代女性)「姉妹の場合はほっておく。外ではだいたいお友だちにも貸してあげよっか~と言います。外で他の子に泣かれたりするとめんどくさいっていうのが正直なところです」(鹿児島県 40代女性)「いろんなパターンがありましたね。多いのは自分の子どもに我慢させたことかなぁ。他人ともめたくないので、そうしていましたが、周りも同じように考えてくれる方が多かったので、譲られることも多かった気がします」(静岡県 40代男性)■どうにもならないときにはおもちゃを取り上げ!順番で使う、別のおもちゃで遊ぶ、みんなで遊ぶ。この3つの提案でも無理なときには、そのおもちゃ自体を取り上げるという人がいました。これは効果的な手法かも! 遊びたかったおもちゃがなくなったことで、子どもたちも少しは冷静さを戻せるかもしれませんね。「仲良く遊べないなら、私が取り上げて遊んじゃう! そうすると面白がって仲良く遊び始めました」(千葉県 40代女性)「おもちゃの取り合いが始まったら、他のおもちゃで遊べないか提案して、ダメなら取り上げてしまいます。取り上げないと冷静にならないので。年が離れていても、下がムキになると上も同じくらいヒートアップするので」(千葉県 30代女性)Q.子どもがおもちゃを取り合い!どう対処する?アンケート回答数:5094件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年09月11日子どもが赤ちゃんのとき、基本的に気の合うママ同士が集まって、「ママ友」としてお付き合いをしていたと思います。子どもの友達付き合いは、大人同士のお付き合いの延長にありました。しかし、幼稚園での友達付き合いは、子どもが主体になります。ここでママ同士が「ママ友」として連携が取れていると、子どもの幼稚園生活を円滑に回していきやすくなりますよ!ママ同士助け合える子どもを育てていると、日々の生活は小さなトラブルや悩みでいっぱいです。例えば、自分が体調を崩してしまって、幼稚園への送迎ができない。大事な用事があるけれど、延長保育が使えない。子どもの様子が気になるから、経験者のアドバイスが欲しい…。旦那さんやおじいちゃん、おばあちゃんを頼れる環境にある人はいいのですが、そうでない人もたくさんいます。そんなときに頼れるのがママ友。お迎えをお願いしたり、子どもを預かってもらったり、お兄ちゃん、お姉ちゃんのいるママに悩みを聞いてもらえたり…。「頼れる先がある」ということは、子どもを育てる上でとても心強いことです。子どもの様子を知ることができる行事や参観日を除いて、ママたちは基本的に我が子の幼稚園での様子を見ることはできません。けれど、ママ友同士で「いつも家で○○ちゃんと遊んだ話を聞く」「クラスでこんなことが流行っているらしい」「昨日、〇〇君がこれを貸してくれた」のような話ができると、子どもが自分からは話さない幼稚園での様子を知ることができます。幼稚園で何かトラブルになったときも、子どもの様子が耳に入りやすい環境だと対策を取りやすいですよ!情報の共有ができる幼稚園はイベントが多いですし、購入しなければならないものも色々とあります。そういったイレギュラーな状況のとき、幼稚園に問い合わせるほどでもないけれど、誰かに聞いておきたいというようなことがでてきます。例えば、持ち物や集合時間が分からない。持ち帰ってくるべきものがカバンに入っていない。洋服のサイズはどれくらいがベストなのか。任意だと言われたけれど、みんなはどうするのか。こういった些細な「困った」は、気安く聞けるママ友がいれば解決しやすいですね。自分のための「ママ友」から一歩先へ進んだ、子どもたちの楽しい幼稚園生活をサポートする仲間としての、頼れる「ママ友」。そういった関係を築いていけるといいですね。PHOTO/Fotolia
2018年08月30日ラブラブのカップルにその秘訣を聞くと「似た者同士だから気が合う」と答えることがありますよね。しかし、その一方で「似ていない者同士だから逆に気が合う」と答えるケースもあります。つまり「似た者同士」でも「似ていない者同士」でも気が合うケースはあるわけですが、実際のところ本当に相性が良いのはどちらのケースなのでしょうか。それも結婚相手…つまり夫婦の相性をテーマにして考えてみます。1. 「似ている」「似ていない」の基準に注目そもそも「似ている」や「似ていない」は何を基準にしているのか?これは主に2つのことが考えられます。1つは「感覚」でこれは価値観や金銭感覚など、言ってみればものの考え方全般を意味します。もう1つは「性格」で、周囲から「似ている者同士」と評された場合はこちらを意味している可能性が高いでしょう。と言うのも、感覚が似ているかどうかは当人同士しか分からないからです。そして「似ている者同士」と「似ていない者同士」でどちらが相性が良いのかは、感覚を基準にしているのか性格を基準にしているのかで変わります。2. 感覚が基準なら「似ている者同士」の方が相性が良い感覚を基準にするなら「似ている者同士」の方が相性が良いでしょう。同じ価値観を持っていれば楽しむツボも似ていますから、同じ部屋で同じテレビ番組を見ているだけでも楽しめ、相手を理解できないとストレスを感じることがありません。さらに金銭感覚や味覚が同じなのは一緒に暮らす上で大きなプラス要素になるでしょう。さて「同じ部屋で同じテレビ」や「一緒に暮らす」…これらの言葉から連想するのは結婚生活です。と言うことは、感覚が同じだと結婚相手としての相性が良いことになるのです。3. 性格が基準なら「似ていない者同士」の方が相性が良い性格を基準にするなら「似ていない者同士」の方が相性が良いでしょう。友達として付き合う分には性格が似ている方が相性は良いですが、結婚して一緒に暮らすとなると性格の似た男女は衝突しやすく、さらにその衝突を解決しにくくなってしまうからです。例えば夫婦どちらも負けず嫌いな性格の場合、互いに一歩も譲らないことで何かと衝突してケンカになるでしょう。さらに負けず嫌いな以上どちらも自分からは謝りたくないでしょうから、すんなりと仲直りできないのです。4. 夫婦と恋人で相性診断は異なるまとめると、「似ている」と「似ていない」を感覚を基準にして考えるなら、「似ている者同士」の方が相性は良くなります。しかし感覚ではなく性格を基準にして考えるなら、「似ていない者同士」の方が相性は良くなるのです。ちなみにこれは夫婦の相性診断であって恋人同士の相性診断ではありません。恋人同士の場合は今回の説明は当てはまらず、だからこそ恋人同士の頃はラブラブでも結婚したらケンカばかり…なんて事態が起こるのです。written by Ryuka
2018年07月05日夏が近づくとともに増えるのが、あせもや湿疹、虫刺されなどの肌トラブル。子どもはかゆいところを掻きむしったりするので、ママもお世話が大変ですよね。そんな時におすすめなのが、ビワの葉を使って手作りするスプレーです。ビワの葉にはアミグダリンという特殊な薬効成分があり、炎症や怪我に役立つと言われています。実際に私はここ数年このスプレーを常備して、子どもが肌のかゆみや痛みを訴えた時に使っています。患部にシュッとひと吹きするだけ。以前は症状に合わせて薬を塗り分けていたので、とてもラクになりました。スプレーを冷蔵庫で冷やしておくと、使用時に子どもは気持ちよくて喜んでいます。ビワの葉や種には優れた薬効があるということは古くから知られ、民間療法で大切にされてきました。庭木として植えられていることも多く、ビワの葉を意識しながら近所を歩いてみると、意外とすんなり見つけることができるはずです。もしビワの葉が手に入ったら、スプレーを作ってみましょう。天然素材&無添加なので安心ですし、お金もほとんどかかりません。スプレーは、葉っぱを煎じる「煎じ汁」と、葉を35度のホワイトリカーに漬ける「ビワの葉エキス」の2種類が作れます。「ビワの葉の煎じ汁」の作り方<材料> ※できあがり分量目安 400mlビワの葉 大きめを12~13枚水 6カップ(1200ml)<作り方>1、タワシを使って軽く葉を洗う。 2、葉の繊維を断つようにハサミで切る。3、葉を入れた鍋に水をヒタヒタに注ぎ、あればフタをして中火にかける。4、沸いてきたらフタを外して弱火で約1時間煎じ、水が1/3程度(400ml)になったら完成。煎じる時の鍋は鉄やステンレスなどの金属のものは避け、土鍋やホーロー、ガラス製を使いましょう。成分が酸化・変質したり、薬効が失われたりしません。また、沈殿物が出ますが腐ることはありません。保存期間は冷蔵庫で半年くらいが目安です。残った葉は洗濯用ネットでまとめてお風呂に入れると、お湯が柔らかくなって肌にもいいそうです。「ビワの葉エキス」の作り方<材料> ※できあがり分量目安 1800mlビワの葉 大きめを25~30枚35度のホワイトリカー 1800ml<作り方>1、煎じ汁と同じように葉を洗い、ハサミで切る。2、葉を入れた瓶にホワイトリカーを葉がかぶるまで注ぐ。3、常温で保管し、3ヶ月経ったら使用可能。 写真は仕込んでから1カ月後のもの。時間の経過とともに茶色はさらに濃くなり、薬効も高まります。葉は1年ほどで取り出しましょう。煎じ汁と違ってこちらは何年でも保存可能なので、一度にたくさん仕込んでおくと便利です。エキスは怪我や火傷につけると痛みをとり、早く治してくれると言われています。化粧水代わりにしている人もいますよ。ただしお肌に合わない場合は、ご使用を控えてください。かつては「一家に一本のビワの木があれば医者いらず」と言われていたほど、葉にも実にも種にも薬効があるビワ。昔の人から受け継いだ知恵と自然の生命力を上手に活用して、健やかに暮らしたいですね。※ご使用の前に、必ずパッチテストを行ってください。※お肌に合わない場合は、すぐにご使用をお控えください。
2018年07月01日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?」 で、子どもの過失についてのアンケートを実施しました。ケガをさせた側、ケガをさせられた側、どちら側に立ってもケガは嫌なもの。アンケートからは、対応に困った例や、相手や園の対応にモヤモヤしたというママたちの体験談が集まりました。■約80%がケガのトラブルを経験しているみなさんは、自分の子どもが友だちにケガをさせてしまった経験がありますか? もしくは友だちにケガをさせられてしまった経験がありますか?アンケートでは、子どもが友だちにケガをさせてしまったことが「ある」人が79%、逆に「ない」と答えた人は20%でした。Q.子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?ある 79%ない 20%その他 1%じつに約80%というとても多い割合で経験しているケガの問題。ケガを完全に防ぐのは不可能なのかもしれません。そうであるのなら、ケガをさせてしまった、させられてしまったときに“どう対応するか”は日ごろから考えておくといいかもしれませんね。■こんなことで子どもの事故が起こりやすいちゅいママさんは、幼い子どもはとくに、「体型からして転びやすいフォルムをしていますし、自分1人で歩いていてもコケちゃうぐらいなので、集団の中にいれば誰かとぶつかったり、転んだり、転ばさせてしまいがち」といいます。アンケートでは、「出会いがしらにぶつかる」など、相手の存在に気づかず起こる事故や、「幼稚園や保育園、公園でなどで遊具を使っているとき」など、予期せず起こった経験談が挙がっていました。息子が走り回っていて、1学年下の子に勢いよく衝突してしまい、相手の子は勢いで、跳ね飛ばされて転倒、後頭部をぶつけてしまったということがあります。起こってしまったことにびっくりして、相手の子が心配で、息子には共感よりも先に「ごめんなさいは!」という言葉が出てしまいました。日頃から室内で遊ぶときは走らないと言うことは伝えていますが、楽しくなってスイッチが入ってしまうと、その言葉もどこかへ行ってしまい、走ることに夢中になってしまいます。相手の子にケガはありませんでした子ども同士の思いもよらない衝突はいつどこで起こっても不思議ではないできごと。とくに子どもは遊びで夢中になると、まわりが見えなくなってしまうので、よりママの注意が必要となってくるのかもしれません。■ケガをさせてしまった場合、どう対応する?わざとじゃなくても、わが子がケガをさせてしまった場合、「どんな対応をすべきか」親は悩むところ。精一杯謝っても、「あとから、あれでよかったのだろうか?と考えてしまう」といった不安の声も多く聞かれました。座っていた娘が立ち上がろうとしたときに、娘の頭がお友だちの顔に勢いよくぶつかってしまいました。お友だちは「大丈夫、大丈夫」と言ってくれましたが、目からは涙…。娘はぶつかっちゃったことと泣かせてしまったことに号泣…。私からお友だちとお母さんに謝り、娘には「わざとじゃなくてもぶつかってしまったら謝る。自分がお友だちの立場だったらどう?」と話をしました。落ち着いたところで本人から「謝りたい~! ごめんね~」と泣きながら謝罪。子ども同士のトラブルは難しいですね…。小2の長男が自分が嫌がるあだ名で呼ばれて、けんかになり、(お友だちが)転んだ弾みで机の角で頭を4針縫うケガを負わせてしいました。先生はクラスのみなにわざとではなく、「皆さんにもおこるかも知れない事故です」、と話をしてくれたそうです。息子本人に経緯を聞いたあと、「どうしたら良いと思う?」と尋ねるとお友だちに謝りたいと…。とりあえず親子で謝罪に伺い、夜父親と再度訪問しご両親に謝罪。息子も謝り、お友だちと握手で仲直りしました。抜糸の日まで、経過を伺う電話を何度かいれました。先生、お友だちのご両親に恵まれたことに感謝しています。子どもが小さい頃、冗談でやり取りした結果ケガをさせたことがあります。私は現場におらず、ケガをさせた日に、子どもから私に報告はありませんでした。翌日相手の母親から「警察に突き出して牢屋に入れる」と言われ、恐怖で泣いて帰ってきたことで事件が発覚しました。すぐにケガをしたお子さんに対してたくさん謝り、母親には土下座しました。子どもには、(親が)目の届かないところでトラブルがあった場合には、すぐに報告するようにも伝えました。そこから私も恐怖心ばかりです。小さい子どもを持った親同士であれば、「お互いさまですよ」と声を掛け合えることが多いと思いますが、相手によってはそうはならないこともあります。「自分の子どもの言っていることをうのみにして、相手を悪者にする親」というトラブルがあったという人も。また親がどこまで介入するのかという問題も発生してきます。親や先生が見ていないところでの事故は、真相が見えづらく、自分の子どもを信じたい気持ちとの間で葛藤が起こります。まずは「双方から話を聞くこと」が大事になってきます。また、子どもは自分の非を隠したがる場合があります。家に帰ってきていつもと様子が違っているときはもちろん、普段から「今日は誰とどんな遊びをしたのか」など、話を聞くようにすることも重要かもしれません。■謝れない子どもはどうすれば?基本的にはケガをさせてしまった場合、謝ることで問題は解決する場合が多いと思います。しかし当事者は小さな子ども。「わざとじゃない」場合は、なかなか謝ることも難しいのではないでしょうか。5歳なのですが、本当に謝れません。悪気はなくても、ふざけていてわざと押したりひっぱったりしているので、100パーセント息子が悪いことが多いのでタチが悪く。謝れないことでこちらとしては本当に申し訳ないし後味も悪いのでついムキになって謝らせようとしてしまいます。親である私の謝る姿で学んでくれれば良いのですが、すでに年長ということもあり悩ましいです。その場で謝れなかった場合には、あとから子どもにその場の状況とお友だちの気持ちを伝えて、謝る必要があることを声かけているという方もいました。また見ていなかった場合には、自分の子にも状況を確認しているとした方も。相手が泣いていたりするとママも動揺して、子どもに「謝りなさい!」なんて怒ってしまったりすることもあるでしょう。でも、そこは落ち着いて、子どもの気持ちに寄り添いながら、話してみることを心がけたいもの。■自分の子がケガをさせられた場合は…?一方、子どもが「ケガをさせられたとき」のエピソード。相手の対応次第で、これからの当事者同士の関係、親の後味もまったく違ってくるようです。悪意がなくケガをさせられたときに、相手の親からきちんとした謝罪があったことで、それを機に仲良くなったというエピソードがある一方で、あとあとまで対応をめぐって悩むケースも。追いかけっこ中、息子が急に方向転換、うしろにいたお友だちはそのまま息子にぶつかり、唇が切れて血が出ていました。相手のお母さんは子どもに「謝りなさい」と言ってくれましたが無言。わざとじゃない、自分も転んで痛いのになんで?っていう気持ちもわかる。息子が急な方向転換したからだし、でも血が出て痛がってる息子。ケガの重症度はいまは別問題なのか。私は息子に走ると危ないことを伝えて口を洗いに行きました。息子にだけ我慢させたかな。どう対応するのが良かったのか、いまでも思い出します。いままさにその渦中です。4歳の息子が自転車に乗っていたときに、隣の家の子が強引に止めたため、転倒し左肘を骨折。救急車で救急外来受診後、入院・手術をしました。術後3ヶ月は膝に釘とワイヤーで固定しなければならず、いまも活動をかなり制限されています。当の本人(隣の子も4歳男児)は謝ってくれません。ご両親から謝罪はありましたが、以降の対応がいまひとつで今後も隣同士付き合っていくと思うと正直しんどい。わざとじゃないのはわかっているけれど、やはりまずは「謝ってほしい」と思うのが、親の本心ではないでしょうか。ケガをさせた子ども本人はまだ小さく、謝れないこともあるかもしれません。子どもに「謝りなさい」と促すだけでなく、相手のママが誠意をこめて代わりに謝ってくれていたら…。ケガをさせられた側のママも自分の対応が合っていたのか、間違っていたのか、いつまでも引きずるような気持ちにならずすんだかもしれません。■“泣いた”ほうが被害者になる?わざとじゃなくても「ケガをさせてしまった」側が謝るは必要なことだと思います。でもケガをさせた側が“泣いて”しまったらどうでしょう? 次にご紹介するのは、本当は「謝られる立場」だったのに「謝る立場」になってしまったという驚きのエピソードです。息子小学2年生の頃、学校で女の子の悪いところを注意したら、手に鉛筆をさされ出血。注意されたことが悔しくて泣いてしまい、何故か息子が謝ったそう。たしかに注意のときの口調は良くなかったようで、謝ったのはえらかったと思ったけど、ケガさせられたのに先生から先に謝るよう言われ、私は納得いきませんでした。本人は気にしていなかったし、今後の学校生活がやりにくくなったら嫌なので、私も何も言いませんでした。自分の子どもがケガをさせられてしまったから相手の子どもに「気をつけようね」と言ったところ、相手の子どもに泣かれてしまい、その場にいなかったお母さんに「子どもが怒られた」と思われてしまったというエピソードも。結局、その家族と疎遠になってしまうという結末に…。その事故が起こった瞬間を見ている人がいなかったり、どちらかが泣いてしまったりすると、“謝るべき立場”が揺らいでしまう可能性があります。その場にいる親なり先生が、双方によく話を聞いて状況を判断しないと、対応次第では、子どもが大人に対して信頼を失うことにもなりかねません。■“ケガをさせた人物がわからない”とモヤモヤが残る!また、今回行ったアンケートには、幼稚園や保育園、小学校のケガ対応に対して“モヤモヤした”というエピソードも多く集まりました。保育園の中でのことなので先生から説明を受ける際には相手のお子さんの名前は言われません。逆にケガをさせてしまった側の親御さんには相手の名前は説明されます。大抵の親御さんは一言謝ってくれますし、こちらも「お互いさまですので〜」と答えて終わりますが、入園したばかりの0歳クラスの頃、息子の頬に園が通院させるか迷うほどのひどい噛み痕が付いて帰ってきたことがあります。そのときは相手が誰なのかわからないままで、モヤモヤしました。保育園で、しょっちゅうお友だちに噛みついているらしいうちの長男(3歳)。でも、イマドキの保育園って、トラブル防止のために相手のこと言わないで、「噛みついた」っていう事柄だけの報告。その前後に何かあるはずだし、長男だって、理由もなしに噛みついたりはしないだろうと思ったり。逆に噛まれることも多々あって…。トラブルをトラブルとして教えてもらえないもどかしさ。昨今は、親同士のトラブルを避けるため、また「ケガは園や学校の責任である」という考えから、相手の名前を言わない決まりになっている施設が多い様子。ケガは親にとってセンシティブな問題なだけに、あとあとまで“モヤっとした気持ち”を引きずってしまうのかもしれません。■“相手に気持ちが伝わったかどうか”が解決に結び付く親や先生が目を離した瞬間におきがちな子ども同士のトラブル。そのトラブルを解決するには、“相手に気持ちが伝わったかどうか”が大きく関係してくるといえそうです。アンケートでも、「まだ小さい子ども同士のトラブルは親の態度、言動で、全然違った終着点になると思います。同じ位の子を持つ親でも、感じ方が違う事もあるので」というママの意見もありました。しかし、そのときに気を付けたいのは、一方的に「ケガをさせた側が悪い」とすること。ケガをさせた側も、した側も、子どもは少なからずショックを受けていることが多くあります。頭ごなしに叱ってしまったり、自分の子どもを悪いと決めつけてしまったりしないで、じっくり子どもの話を聞くことが親子の信頼関係につながるのではないでしょうか。起こった出来事を客観的に子どもに伝えてあげて、どうすればいいのか、子どもに気持ちを聞いてみる。起こった物事と自分の感情を言い表すことは、今回のようなトラブルだけでなく、今後もさまざまな場面で必要になってくるでしょう。普段から家庭でこういった会話を心がけるといいかもしれません。それでもどうしても子どもが謝れない場合は…ママが代わりに謝ることで、相手に気持ちを伝えることが大事だと思います。ちゅいママさんは「今はごめんなさいが言えなくても、私が伝えるべきことを伝えている姿を見せつづければ、成長とともに言えるようになると思います」と言います。わざとじゃないこと、悪気はなかったこと。でも、ケガにつながってしまったら謝るべきだということ。頭でわかっていても、受け入れるまでには時間がかかるのだと思います。いつか「ごめんなさい」が言えたら、大きな成長だと喜びたいですね。Q.子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?回答数:128Q.子ども同士のトラブルについて、エピソードを教えてください回答数:45(アンケート集計期間:2018/6/7~2018/6/10)
2018年06月21日保育園や幼稚園での集団生活が始まる前は、子どもと同じくらいママも緊張するものです。「ほかの子をぶったり蹴ったりしないかな」「何かあったらどうすればいいんだろう」と不安がつきないワイルド系男子母へ、集団生活でのわが子の見守り方をご紹介します。コツは、落ち着いて見守ることですよ。■先回り・手出しは禁止! まずは「見守り隊」に徹しよう小さな子が初めてママやパパから離れて集団生活を始めるのは、保育園や幼稚園が多いですよね。その場には、保育や幼児教育のプロである先生がいます。まずは手を出さずに見守るようにしましょう。園の送迎や園庭で遊ぶ時、保育参観など、子どもの様子を見る機会はたくさんあります。元気なワイルド系男子の場合、見守る側はハラハラしますよね。でも、そこはグッと我慢して、どんな風に子どもが過ごすのかを観察しましょう。子どもはいつの間にか、いろいろなことができるようになっていきます。お母さんが先回りしたり手を出したりせず、まずは子どもがやりたいようにやらせてみてください。■目を離さないことが基本、でも見ていないことにするのも大切集団生活に入ると、家の中だけで過ごしていた時とは違い、たくさんの刺激を受けます。でも刺激には、ママが「いいな」と思うものもあれば「ちょっとやめてほしいな」ということも含まれます。特に男子は大人からすると「アホだなぁ…」と思うようなことが大好きです。「そんなくだらないことで」というようなことも、いつまでもゲラゲラと笑いながらやり続ける場面にもしょっちゅう遭遇します。ママとしては「やめなさい!」と思わず怒ってしまいそうですが、それは男子の思うツボ。面白がって何度も何度も繰り返すようになるので、怒る→さらに男子はふざけてやる→さらに怒る…の悪循環に陥ってしまいます。ケガの危険や人の迷惑になるようなことをしないよう、子どもから目を離さないのが大前提ですが、時々は、「おふざけ男子」の行動に目をつむって、見ていないことにするスルー力が求められることも。怒り続けないようにするためには、ある程度のスルー力が必要です。 ■子どもの「何もしていない」「誰とも遊んでない」は本気にしない集団生活が始まると、「今日は何をした」「誰が何をした」と子どもは報告をしてくれると思いますよね。ところが、男子は報告してくれる情報量自体が極端に少ないことも多いんです。わが家でも次男はよく話してくれるタイプですが、長男は何も話してくれませんでした。「今日は何した?」「誰と遊んだ?」と聞くと、返ってくる返事は「何もしてない」「誰とも遊んでない」。でも、実はたくさん遊んでいるし、お友だちとも仲良くしているケースがほとんどです。子どもの何気ない一言に一喜一憂したり、本気で心配したりは無用です。どうしても気になった時には、子どもではなく先生に様子を聞いてみましょう。■ぶったり蹴ったり…万が一、トラブルになってしまった時は?ワイルド系男子母にとって一番怖いのが、お友だちをぶったり蹴ったりしてしまった時ですよね。その対処法は、保育園や幼稚園の指導方針によって、お母さんができることは変わってきます。<子ども同士のトラブルが起こった時 先生の動き5つのパターン>1.やられた子、やってしまった子、双方の保護者に何があったかと子どもの名前も伝える。2.やってしまった子の保護者にだけ、相手の子の名前とやってしまったことを伝える。3.やられた子の保護者には、やってしまった子の名前は言わずに起こったこと「ぶたれて傷ができた」などだけ伝える。4.やってしまった子の保護者にも、やられた子の名前は言わずにやったことだけ伝える。5.どちらにも何も言わない(保育園や幼稚園で起こったことは、保育園や幼稚園の中で解決する)。先生の対応は、上の5つに分けられます。やってしまった行動だけを園から伝えられた時には、子ども自身には追求せず、先生にその時の子どもの様子を聞きましょう。きちんと謝ったのか、解決したのかを確認します。解決していれば蒸し返す必要はありません。もし、相手の名前がわかっていれば、その子のママやパパに一言「すみませんでした」と声をかけておきたいと思うのが親心…。そんな日のために、日頃から送迎で会うママたちには笑顔で挨拶しておくのも大切です。顔見知りになっていれば、いざというときに声をかけやすいですね。何か起こってもまずは落ち着いて対応しましょう。基本的にはお互いさまなことではありますが、一声かけるだけで自分の気持ちもラクになります。「集団生活の中ではそんなこともある」と前もって覚悟しておくのもおすすめです。集団生活に入るわが子への不安はつきませんが、目は離さないようにしつつ、時々は目をつむって、落ち着いて見守りながら、気持ちよく過ごしていきましょう!
2018年03月15日2月はバレンタインシーズン。女の子から男の子へのプレゼントのほか、仲良しの女の子同士でチョコを交換する「友チョコ」も一般的になってきました。最近では、小さいうちからバレンタインを楽しんでいる子も多いようです。でも、そんなチョコレートのやりとりが、思わぬトラブルを生んでしまうことも!?■「聞いてないよー!」禁止のはずが、降園後にチョコ交換会に「入園して初めてのバレンタイン。園には『食べ物の持ち込みは禁止』というルールがあったので、チョコレートのやりとりもないだろうと安心していました。でも当日、お迎えのママたちがみんなチョコを持参していて、園を出た途端にチョコ交換会に。何も用意していなかったうちの娘は参加できず、寂しい思いをしました」(30代・4歳女の子のママ)保育園や幼稚園では、「園内へのお菓子の持ち込みは禁止」と決められている場合がほとんどです。ただし、園によっては「バレンタインは降園時のチョコ交換OK」など、暗黙のルールが存在していることも。気になる場合は、仲のよいママなどに前もって相談しておくと安心かもしれません。■ホワイトデーのお返し相談、ほかの男の子ママには“地雷”かも「クラスの女の子からチョコをもらったので、『ホワイトデーのお返しどうする?』と男子ママグループに相談したら、何だか微妙な空気に…。実は、チョコをもらっていたのはうちの子だけだったんです。他のママからは『うちの子とちがって○○くんはモテモテでうらやましいわ』などと言われてしまい、気まずい雰囲気になってしまいました」(30代・5歳男の子のママ)子どもがチョコをもらった場合、つい「ほかの子ももらっているだろう」と思ってしまいがちですが、そうではないことも多いもの。ホワイトデーの相談をするなら、「同じ子からチョコをもらっている」と分かっている相手のみにしましょう。ハッキリしない場合は、職場のママや学生時代の友人など、園とは無関係の人に相談するのが無難です。 ■自分の子だけチョコがもらえなかった…上手なフォローは!?「バレンタイン、うちの息子はチョコゼロ。しかも、普段仲良くしている男子グループの中で、うちの子だけ誰からももらえなかったことが判明。本人はあまり気にしていないようですが、親の私がちょっと落ち込みます」(40代・7歳男の子のママ)お友だちの中で、わが子だけチョコがもらえなかった…となると、ママとしては少し落ち込んでしまいますよね。でも、落ち込んだそぶりは本人には見せず、そのぶん愛情たっぷりのチョコをわが子にプレゼントしてあげてください。もし子ども本人が気にしているようなら「○○くんを好きな女の子は、きっと恥ずかしがり屋さんでチョコを渡せなかったんだと思うよ」などとフォローしてあげて。■子どもの手作りチョコ、一番大変なのは「手伝うママ」「バレンタインは大量の友チョコづくりで大変。キッチンはぐちゃぐちゃになるし、ラッピング代も合わせるとお金もかなりかかります。『市販の安いチョコでいいじゃない』と思いつつも、子どものお友だち付き合いのため…とあきらめてます」(30代・7歳女の子のママ)小学生くらいまでのバレンタインは、「好きな男の子にチョコを渡す」というより、友チョコの交換がメイン。数も多くなりがちなので、手作りとなると、手伝うママにとっても負担が大きくなることも。「年に一度のことだから」と目をつぶるママも多いようですが、「自分でキッチンを片付ける」「ある程度の費用はおこづかいでまかなう」など、子どもの年齢に合わせて約束事を決めてもいいかもしれませんね。子どもにとってはチョコのやりとりも楽しいイベントの一つ。せっかくのバレンタインがトラブルによって残念な思い出にならないようにしたいですね。
2018年02月02日ファイル番号: 73232925冬が近づくと空気が乾燥し、肌トラブルになりやすくなります。特に、子どもの肌トラブルは長引くと見ている親としてもなんとかしてあげたいと思うもの。肌荒れやアトピーになってしまっときには、どんなケアをしているのでしょうか。Q.お子さまの肌トラブル、どうしてる?1.専門病院に通う 73.4%2.食生活の見直しを行う 3.2%3.市販の塗り薬やサプリメントを使う 16.7%4.わからない・その他 2.0%5.特にない 4.6%専門病院に通うが最も多く73.4%という結果になりました。次に多い市販の塗り薬やサプリメントを使うが16.7%と言うことでかなり差があります。やはり、肌の悩みは皮膚科にというのが親たちの正解のようです。■かかりつけの皮膚科の薬がいちばん安心小さいころから肌トラブルがあった子は、相性の良いかかりつけの皮膚科を見つけておきましょう。何かあったときにも、今までの病歴を知っていてもらうと親としても安心です。「軽いアトピーがあるので、出てしまったときには皮膚科に行きます。予防では、お風呂上がりに保湿ローション、顔にはニベアを塗っています」(千葉県 40代女性)「市販の薬を使うより、直接病院に行って薬をもらう方が安心だし、やすく済む」(千葉県 30代女性)「まさに今の時期はカサカサがひどいです。秋の花粉もあり、目のまわりなどもケアしないとかわいそうなことになってしまいます。皮膚科に通ってお薬を出してもらってます」(神奈川県 30代女性)■石けん派が多数!地味だけど毎日のことが大事子どもの肌トラブルが原因でボディソープから石けんに変えたという人がたくさんいました。中には手作り石けんを愛用する人も。泡立ちが少なくて最初は気になるようですが、肌がカサカサしないことがわかるとハマるみたい。「赤ちゃんのころから皮膚科に通っています。体を洗うのは石けんが一番だそうです。最近ようやく耳切れしなくなりました」(青森県 30代女性)「石けんを手作りしています。保湿剤や乾燥や湿疹などにも効く、自然の有効成分を入れて作っているので、洗ったあともつっぱることもなく、冬のカサカサがなくなりました。体を洗うタオルも海綿を使っているので肌の負担も少なく気持ちいいです」(埼玉県 40代女性)「ボディーソープを使っていた時は、肌がカサカサになって白くなったり、かゆみが出たりしていました。今は天然素材だけで作られた石けんを使っていますが、カサカサもかゆみもなくなりました。環境にも優しいし、お値段も安いしいいことだらけです」(鳥取県 40代女性)■アトピーがある人は保湿も食事もアトピーがある人は毎日の生活でなるべく予防をしていました。早寝早起きを心がけたり、なるべくストレスをためないようにしたり…。保湿や食事にも気をつけておき、病院はひどくなったときだけ行くようにしているようです。「日頃からの保湿ケアを心がけています。アトピーがあるので、病院にも行きますが、普段からケアして入れば、木になるほど症状も出ないので。あとはジャンクフードもあまり食べずに、野菜を摂ることなどです」(茨城県 30代女性)Q.お子さまの肌トラブル、どうしてる?アンケート回答数:5071件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年10月30日ママ友同士のおでかけでは、車を持っていて運転できるママが「じゃあ、うちが車を出そうか?」という話になることが多いでしょう。目的地が近ければ、ちょっとそこまで乗せていってもらうなどは日常茶飯事ではないでしょうか。しかし、車に乗せる・乗せてもらうというのは、意外とトラブルも発生しやすいもの。特に、ふだんはあまり車に乗らないママ、車に慣れていないママは、その原因となりやすいので注意が必要です。■駐車場代やガソリン代、ささいな金額だけどモヤモヤする…「近所のママ友と、子連れでランチへ行きました。ちょっとした距離ですが駐車場がない店だったので、コインパーキングを利用したんです。しかし、相乗りしたママ友はその料金を払おうとせず…。少額だからこちらも請求しにくくてモヤっとしました」(29歳・2歳児のママ)場所にもよりますが、ランチの間くらいなら駐車場代も数百円程度でしょう。だからこそ、車を出したママは「ワリカンでいい?」とは言いにくいですが、乗せてもらったママのほうがお礼として駐車場代は負担するくらいの気持ちでいたいもの。たいていはワリカン、もしくは「いらないよ」といわれることが多いでしょうが、厳密にいえばガソリン代もかかっているわけですから、誠意は示したいものです。交互に車を出す機会があれば、乗せてもらったほうが駐車場代を出すなど、あらかじめルールを決めておくのもいいかもしれません。■その“ちょっと駐停車”、近所迷惑になってない?「お届けものがあってママ友の家へ。すぐに帰る予定だったので家の前に駐車したのですが、思わず立ち話がはずんでしまって…。その間、ほかの車が通りにくかったようで、近所迷惑になってしまいました」(33歳・小学6年生のママ)ちょっと立ち話のつもりが、盛り上がって長引くのはよくあること。相手が「大丈夫、大丈夫」と言っても、長くなりそうなら駐車場へ車を移動させる、場所を変えて話をするなど、気配りが必要です。最初に、「車をとめているから長く話せないの」と一言ことわっておくのも一つの手です。たびたび遊びに行くほど仲のいいママ友ならなおさらなので、ご近所から迷惑だと思われないように気を付けましょう。 ■「運転代わろうか?」の気持ちはうれしいのだけど、実は…「ママ友とちょっと遠出したとき、私が車を出しました。帰りは『運転を代わろうか』と言ってくれましたが、相手の年齢が自動車保険の対象外だったので断ったんです。すると、『私は信用されていないんだ』とむすっとされて困りました」(41歳・小学4年生のママ)自動車保険は運転者の年齢によって料金が変わる場合があり、家庭によっては保険対象年齢を絞って契約し、保険料をおさえていることも。年が離れたママ友が同乗するときには、安易に運転を代わってもらうのは禁物です。自分のほうが若い場合でも、運転を頼まれて困ってしまうことが考えられます。事前に確認しておくといいでしょう。■それって、道路交通法違反! 乗っても乗せてもNG「ママ友と買い物へ行く約束をしました。車で迎えに行ったら赤ちゃんも一緒に連れて行きたいといきなりいわれて…。うちの子はもう小学生以上だし、チャイルドシートはありません。だからといって、赤ちゃんを放置するわけにはいかないので、その日はキャンセルしてもらいました」(39歳・小学2年生のママ)「ママ友と出かけるとき、わが家は私と子ども2人で行くと伝えていました。ママ友の家は一人っ子だから大丈夫だろうと思ったけど、そのお友だち2人も一緒に行きたいとなって…。『つめれば乗れるって』と言われたけど、さすがに子ども5人一緒は無理! 最初からわかっていれば、車を借りたりできたのに」(34歳・小学3年生のママ)これもよくあるトラブルですが、どちらも道路交通法違反なのでしっかり断るべき。特に車の免許を持っていないママ友だと、こうした違反に気づかないこともあるので、事前に話しておいたほうがいいですね。それでも強引に乗ろうとするなら、「じゃあ、これから全員が乗れるレンタカーを借りてくるから、その分のお金はワリカンね」と言ってみて。無理強いはしなくなるはずです。車に対する考え方は、免許の有無や、車を使う頻度によっても変わってきます。違法なものはともかく、マナーについては「これが正解」というものはありません。トラブルを避けるためには、あらかじめ車についての価値観などを共有しておくといいでしょう。
2017年09月30日こんにちは。ママライターのamuです。娘も高学年になり、交換日記をしたり子どもたちだけで遊びに行ったりすることも多くなりました。幸い、大きなトラブルに巻き込まれることなく平穏な毎日を送れているようですが、女子同士の喧嘩を目の当たりにし、 他のグループの子と遊びづらい、キツい言い方をする子がいるなど困惑する瞬間もあるとのこと。ちらほら仲間はずれの噂を耳にすることもあります。もし、わが子が友達と喧嘩したり嫌なことをされたりしたら、どうしたらいいのでしょうか?そこで、ママ友や5年生女子に話を聞いて、どんな対応をしたらいいのか考えてみることにしました。●(1)楽しい気持ちに変えてほしい『そのことを考えると嫌な気持ちになるから、あれこれ聞かれるより楽しい話をしてほしい』(小学5年生の女の子)話を変え、気分を変えさせてほしいとのことです。根掘り葉掘り聞いて、さらに怒られたりするともう話したくなくなるようです。母親としては心配だから、取り調べのように聞いてしまいたくなりますよね。でも、せっかく話してくれたことを尊重して、聞き役に徹し、最後は笑顔になれるように導けたらいいな と思います。夕飯のメニューを一緒に考える、今夜一緒に見れそうなテレビ番組を探す、おもしろ動画を見る、休みの娯楽の予定を立てる、などもいいかもしれません。●(2)一緒に怒ってほしい『娘が友達からひどいことを言われて怒っていたときに、娘以上に怒ってその子のことを悪く言ってしまった。そしたら、「でもあの子もこういういいところがあってね」とかばい始めて、結果それで溜飲が下がったみたい。時には共感して一緒に怒ることで、冷静になれることもあると思う』(30代/小5女の子のママ)大変だったねと優しい共感も大切ですが、自分の気持ちを代弁して怒る姿を見ることですっきりできるなら、それもいいですよね。ただ、やってはいけないのは、相手の親子に対してその怒りをぶつける こと。よっぽどのときはもちろん言うべきですが、ちょっとしたことならやんわりだとしても言わないのがベター。気まずいのは、登校する子どもたちです。それよりも、親はいつでもそばにいて、戦い、味方でいてくれるということをきちんとわかってもらえることが大切だと思います。●(3)具体的なアドバイスがほしい『なんで嫌なことを言うのか、なんで喧嘩になってしまったのか、どうすればよかったのか、さっぱりわからないときがある。そういうときにどうしたらいいのか教えてくれるママだったら頼れると思う』(小学5年生の女の子)大人から見れば単純で簡単なことでも、子どもからしたら、なんと言えばいいのか、どう行動すればいいのかわからないという場面ってたくさんあると思います。たとえば、正しいことを言っているのに「違うよ」「バカなの?」と言われたとき、「違わないよ」「バカっていう人がバカだし」などと言い返したら言い合い必至ですよね。でも、もしそこで“そーなんだと言ってその場を去る”というスキルを身につければ、言い返すよりも相手に「まずかったかな?」と思ってもらえるかもしれません。こちら側も、そばにいるとイライラするので離れるほうが賢明 。嫌なことを言われたとき「あ、トイレ行ってくるねー」と逃げるのも手。逃げるは役に立つんです!もしくは、「あーバカかもね」というセリフもいいと思います。相手がそれ以上、絶対何も言えないセリフなので。そういうのを、マニュアルのように機械的に言って流すほうが大人なんだよと言っておけば、ストレスをそこまで感じることなくやり過ごせるのではないでしょうか?また、小学生のときの人間関係やキャラクター、立ち位置なんて永遠ではないし、全くアテにならないこと。小さなことで悩むのはもったいないし、それより気の合う友達との関係を大切にしようと伝えたいですよね。そして、いよいよガマンならないことがあったとき、親のことは気にせず、はっきりズバッと言い返して喧嘩したっていいからね、尻拭いはしてあげると伝えていきたいと思います。●ライター/amu(ママライター)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年08月19日子どもに人気の習い事といえば、水泳・ピアノ・野球・バレエ…。そんな人気の習い事にも、子どもの序列やママ友間のトラブルなど、思わぬ苦労や悩みもあるようです。長く習わせているママ、自分もその習い事をしていたベテランママたちに実情を聞いてみました。今回話しを聞いたママたち・水泳:Aさん(8歳長男、5歳次男、2歳三男、ゼロ歳長女のママ。自身も水泳歴あり。長男は水泳歴8年で選手コースに在籍、次男は幼児コース、三男はベビーコースに在籍)・ピアノ:Bさん(6歳長女のママ。現在も夫婦でフルートを吹いている音楽一家。長女はピアノ歴4年で、現在は大手音楽教室の個人レッスンコースに在籍)・野球:Cさん(10歳長男、6歳次男のママ。長男は野球歴5年。パパもコーチとして参加。最初は興味がなかったママも現在はすっかり野球少年の母)・バレエ:Dさん(15歳長女、8歳次女のママ。自身はバレエ講師。長女は受験のためバレエは卒業、次女はバレエ歴6年)習い事を始めるのに何が必要?初期費用はいくらくらい?【水泳】一般コースなら、短期からの入会で水着、キャップ、バッグがプレゼントされることも。キャンペーン期間中などのタイミングによってはお得に入会できます。【ピアノ】趣味で始めるなら電子ピアノを買っておくとよいです。ヨドバシカメラやビックカメラなどに置いてある5万円程度のもので充分(キーボードは鍵盤の数が足りないし、姿勢も悪くなるので不向き)。習い始めた時点でピアノを持っていないと、先生オススメのもの(最低20万円くらい)を買わされることも…。【野球】最初に必要なのは、ユニフォーム、練習用白ズボン、ソックス、ストッキング、チームキャップ、アップシューズ、スパイク、バット、グローブ、リュック(バットが入れられる物)、スポーツジャグ(容量が大きく真空断熱の水筒)。トータルで3万〜5万円くらい。【バレエ】レオタード、バレエシューズ、タイツが必要。こだわりや教室の指定がなければネットでスターターセットとして5000円程度で購入できます。老舗の専門店のものだと3点で1万5000円くらい。シニョンを作るためスタイリング剤も必要。上達してから履くようになるトゥシューズは1足約1万円。週1回の使用で半年〜1年くらいもちます。週4・5回通って本気で踊るようになると3日〜1カ月でダメになる場合も。ケアをしながら工夫して履かないと破産してしまいます!その習い事を始めてみて、不満や問題はある?【水泳】ステップが細かく分かれていて4泳法を習得するのに時間がかかる。「親としては、背泳ぎはいいから平泳ぎをマスターして欲しい」など希望があってもそのとおりには進めません。バタフライまで合格しても、あまりキレイには泳げていないような…。やはり選手コースまで行かないとサマにならないのかな…?【ピアノ】防音・密室での個人レッスンの場合、男の先生だと気になることも。家でも練習させなければいけないけれど、学校の宿題同様やらせるのが大変。次第にイライラしてくるし、つい口出ししてしまって、親も子どもも楽しくなくなります。子どもが練習をしている間は、“見ざる言わざる聞かざる”を徹底しています。【野球】野球の練習は毎週土日の8時〜17時まで。お弁当持参。毎週付き合わされる弟はかわいそうだし、家族でどこかに出かけることもほぼなくなりました。兄弟が土日に他の習い事をしていたりすると、家族は完全に別行動ですね。また、1日外にいてクタクタに疲れて帰ってきた後での泥だらけのユニホームの洗濯がツライ!浸け置き、手洗いをした後にようやく洗濯機に入れられます。【バレエ】お姫様のようなチュチュを着て華麗に踊るのに憧れて入会したけれど、実際は入念なストレッチ、地道なバーレッスンの繰り返し。子どもは飽きたりふざけたりしてしまいます。シニョンを作るため髪を一定の長さに保ったり、日焼けをしないようにも気を使います。月会費の他にもお金がかかる?【水泳】進級テストを競技会形式で実施しているスクールの場合、検定料(テストを受けるためのお金)がかかります。合格すると新しい色のスイミングキャップを買わなければならないことも。選手コースに進むとさらに大変!プルブイ、フィン、セーム、チーム指定水着、チーム帽子、チームTシャツ、チームユニホーム、チームパーカー、指定バッグ、練習用バッグを最初に購入します。その他、練習用の競泳水着数枚。トータルで5万円くらいでしょうか。大会に出る場合は公認水着が必要。種目によってその泳ぎに適した水着に替えるので複数枚購入しますね。1枚あたり、男子用5000円、女子用8000円くらい。他に選手登録やスポーツ保険代を支払います。大会会場が遠い場合、交通費もかかりますし、合宿や強化練習も別途必要。「ほぼ裸だから、お金はかからないでしょ?」と言われますが大間違いです!【ピアノ】発表会が1年に1回あります。出演料1万円。衣装は安くてかわいいものを自分で探します。ほかに業者が撮影したビデオや写真の購入をします。【野球】市の補助がある少年野球チームに在籍しており、そこまでお金はかかっていません。【バレエ】なんと言っても発表会!1曲いくら、という計算です。低学年だと2曲くらい踊るとして、衣装代込10万〜13万円。外部に舞台メイクを頼む場合、プラス3000〜5000円。ロビーなどに飾るお花代と先生へのお礼として5000円程度を母の会が集金。スクールのオリジナルTシャツを作る場合も多く、1枚2000〜3000円(これを着て当日お手伝いをしたり、楽屋に入る際に保護者であることが明確になったりします)。撮影は基本的に不可なため、DVDや写真も後日購入します。上手な子でパ・ド・ドゥ(男性と踊る)の場合はプラス10万〜12万円。発表会後には先生と、一緒に踊ってくれた男性に個人的にお礼をお渡しします。子どもの序列やママ同士のいざこざがある・・・?【水泳】選手コースの序列はタイム順!練習でも常にタイム順に並ぶシビアな世界ですよ。選手コースに入ったばかりの頃は口をきいてくれなかったママたちが、子どものタイムが上がってくるにしたがって優しくしてくれるようになりました。他の子のタイムや、次の大会に出るのかをさりげなく探り合ったり、ひがみ・妬みもありますね。【ピアノ】個人レッスンのため、人と比べることも他のお母さんと顔を合わせることもなく、今のところトラブルはありません。【野球】どのくらい熱心なチームなのかによりますが、野球はチームプレイ。休んでばかりの子や、ふざけている子のママに、ベテランママがチクリとクギを刺すことはあります。ただ、あまり言いすぎて相手が止めてしまうのもメンバー層が薄くなってしまうので困りもの。また、子どもだけが練習に来て親が来ない家庭もありますが、その子の水分補給や熱中症対策、ケガをした時の応急手当は他のママがすることになります。どうしても親の都合が悪い場合は仕方ないと思いますが、毎回となるとモヤモヤ…。【バレエ】芸歴と一緒で年功序列。長く習っている子が前列やセンターに立ちます。その子たちのママが母の会を取り仕切り、発表会の時には先生のサポートをします。これから習い事を始めるママたちにアドバイスお互いの話を聞きながら、「スポーツ系の習い事は親の戦い! そもそも親の目が入ると闇が深くなるのかもしれませんね…」と頷き合うママたち。小学校高学年ママからは「受験をするなら4年生から塾が忙しくなり、習い事に割ける時間も少なくなります。その頃までに子どもの特性を見極められるとよいかも」というアドバイスも。「どの習い事も、趣味にとどめておけばさほど苦労はありません。また、ここでの話はほんの一例。例外もたくさんあります。そのチームのカラーや本気度をよく見定めて入会することが大切」とのことでした。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年07月30日約3分に1組が離婚するまでになった日本。親同士が別れるのは勝手ですが、問題は夫婦に未成年の子どもがいる場合。子どもは、親が離婚する以上、どちらか一方の親についていかなければなりません(例外もあります)。それは必ずしも子どもの意思だけで決められる問題ではなく、別れる両方の親にとっても子どもはかけがえの無い存在で、親権を巡る離婚裁判は結構な多さです。離婚に関する紛争は全国の家庭裁判所で争われます。そこでは、まず調停を目指して双方の言い分をじっくりヒアリングされます。では、たとえば親権を争う対象の子どもが、まだしゃべれない赤ちゃんの時、赤ちゃんは自分の意思を言葉で示せません。その場合、親権を双方が主張していた場合、家庭裁判所はどう判断するのでしょうか?離婚とそれに伴う親権の問題に詳しい、三宅総合法律事務所の伊東亜矢子弁護士に実情をお聞きしました。*画像はイメージです:■子どもが赤ちゃんの場合は?「実務上、母親側に親権が認められることが多いですね」(伊東弁護士) ただし、母親が育児放棄気味で、部屋はいつも汚れ放題、精神的に安定していないなど養育に不安があれば話は別。部屋の写真や会話の録音など客観証拠を集めて父親側が親権を獲得することも可能です。 ■子どもが5歳前後の場合は?では、子どもが幼稚園や保育園に入った5歳前後ではどうでしょうか?実は、男が突然、嫁から離婚を切り出されやすいのがこの頃です。年齢では20代後半から30代前半。特に女性は30代前半が統計上で最多です(平成27年「人口動態統計調査」による)。この頃、男は働き盛りで会社も猛烈に働かせます。子どもの教育費やローンなどをできるだけ蓄えないとならない時期でもあり、忙しすぎて家族とコミュニケーションできなくなることが仇となって、離婚一直線になってしまうのです。筆者はこのパターンで、離婚を突きつけられました。自分としても喧嘩ばかりで子どもにこれ以上、荒れた夫婦関係を見せ続けるわけにはいかないと思っていましたので、離婚に同意しました。心残りは親権です。すると、相手は子どもに「どっちについていく?」と、わざわざ聞きました。子どもは母親に事前に仕込まれていたらしく、「……ママのほう」と答えました。やれやれです。離婚を言い出すのは妻の側が圧倒的に多いのですが、それは慰謝料や養育費、手続きについて研究する時間が男よりもあるためです。イクメンがもてはやされる時代ではありますが、長時間働くのは、日本ではまだまだ男性の役割です。離婚したくてもなかなか調べられませんし、子どもの親権について根回しするのも時間不足です。 ■子どもを虐待していた場合は例外しかし、ここでひとつ注意してください。もしも母親が子どもに暴力で(もしくは暴力的に)「ママと言え!」などと恫喝していた場合は、親権はすんなり母の側に移りません。逆の場合も同様です。 「暴力を用いていたような場合は虐待に当たりますので、離婚後に発覚した場合でも“親権者変更の調停”を申し立てるなどして変更を求めて行くことが考えられます」(伊東弁護士) もしも離婚前にお子さんと二人きりで話せる時間があれば、無理矢理言わされていないか、暴力を振るわれていないかなどを確認しておくべきでしょう。 ■離婚後に虐待が発覚した場合はどうすればいい?家庭裁判所には家庭問題で子どもの幸せを第一に考え、親の言い分の裏付けを取る「家裁調査官」もいます。家庭裁判所では相談にも親身に乗ってくれますので、大いに頼るべきです。万一、離婚成立後でも子どもからそんな裏話を打ち明けられたら、話をスマホで録音して、それを証拠に親権者変更を家庭裁判所に申し立てましょう。その際、証言があっても子ども自身の意思を尊重することが大事です。お子さんが今いる家庭から離れたいかという意思をまず確認することを忘れないでください。また、親権を相手に譲ったとしても、その親にあまり子どもへの愛情が観られず、ろくに食事を与えない、養育費を遊行費用に使ってしまう、放置して遊びに行っている、新しい恋人と虐待している様子があるなど、不安要素があれば、これも見逃せません。まして、子どもを置いて行方不明になった場合は、直ちに子どもの安全を確保したうえで、親権者変更を届け出ましょう。 「離婚後でも“親権者変更調停”を申し立てることができます。手続きは煩雑ですが、万全を期すなら弁護士を雇うとスムーズに進行できるはずです」(伊東弁護士) 必要に応じて揃える書類や資料は多いのですが、できる限り証拠を集めること。時にはお子さんにも協力を仰ぎましょう。可愛いお子さんを取り戻すために、機会があればそれを逃してはなりません。 *記事監修弁護士:伊東亜矢子(三宅坂総合法律事務所所属。 医療機関からの相談や、 人事労務問題を中心とした企業からの相談、離婚・ 男女間のトラブルに関する相談、 子どもの人権にかかわる相談を中心に扱う。)*取材・文:梅田勝司(千葉県出身。10年以上に渡った業界新聞、男性誌の編集を経て独立。以後、フリーのライター・編集者として活躍中。コンテンツ全般、IT系、社会情勢など、興味の赴く対象ならなんでも本の作成、ライティングを行う。)【画像】イメージです*マハロ / PIXTA(ピクスタ)
2017年02月14日子どもがどんな友だちと付き合っているのか気になる人も多いと思います。いじめにあっていないか、トラブルに巻き込まれたりしていないか、親なら誰でも心配になるもの。実際、子どもの交友関係に干渉ってしていますか? パパとママに緊急調査をしてみました。Q.お子さまの交友関係、干渉したことある?1.ある 56.2%2.ない 29.1%3.わからない・どちらとも言えない 14.7%約半数の親たちが子どもの交友関係に何らかの形で干渉したことがあるという結果になりました。では、一体どんなときに干渉したのかを聞いてみましょう。■金銭トラブルなどがある場合は注意を子ども同士のケンカ程度なら親が口出しすることもないのですが、物が紛失したり、お金が絡んでいたりすると黙って見て見ぬ振りはできないようです。伝えるときには一方的にではなく、親の意見として伝えるという人が多かったです。「お祭りや映画などに一緒に行くと、必ず金銭トラブルを起こす子がいるので、その子が参加する場合はなるべく行かないように注意しました。『今日は財布を忘れてきた。明日返すからお金を貸して』が毎回で、借りたお金も返してくれないので、関わらないのが一番だと思い注意しました」(兵庫県 40代女性)「強要はしませんが『母から見た○○さんは距離を置いたほうが良いと思う』と一応伝えます」(鹿児島県 40代女性)「我が家に遊びに来て、ご飯も食べ泊まっても何も言ってこない親がいて、そういう子には注意したほうがいいと言いました。低学年のころ、遊びに来ていた子にゲームのカセットを盗まれたこともあります。子どもには良し悪しと、巻き込まれないために注意しています。明日は我が身とも思いますので」(神奈川県 40代女性)■子どもの友だちは子どもが決めるもの一方で、子どもの交友関係には干渉しないという親たちの意見も聞いてみましょう。親が子どものためと思っても、結局子どもが大人になったら、自分で解決しなければならないのが人間関係。だったら、今からその経験をしておくことも大事なのかもしれません。「子どもなんて意地悪して、されての繰り返し。相手だって同じことを感じてますよ。集団生活にはいろんな人がいます。自分なりに上手く付き合うのも社会に出て行くための勉強です」(神奈川県 40代女性)「干渉しすぎる親は子どものことを考えているつもりで、結局は自分の意思を押し付けてるだけで、親が子どもなんだと思う」(埼玉県 30代女性)「干渉・・・嫌な言い方ですね。最終的に友だちを決めるのは親ではなく子ども自身だと思います。心配なのはどの親も同じこと。相手の性格や個性を知って学んで成長し、友だちを作っていくものではないでしょうか」(千葉県 40代女性)■自分がされて嫌だった経験あり「あの友だちとは付き合うな」と親に言われて、嫌な気持ちになった経験がある人も多いようです。自分がされて嫌だったことは子どもにはなるべくしたくない。そう思いつつ、今となってわかるのはその親心だったりします。「昔親に言われてすごく嫌だった。親になった現在、親が言ってきた思いがすごくわかる。でもあまり口を出さないように、子どもからのヘルプがない限り見守ってる。正直、付き合わなきゃいいのにと何度思ったことか」(三重県 30代女性)Q.お子さまの交友関係、干渉したことある?アンケート回答数:3730件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月02日小学生になると、子ども同士で遊ぶ約束をして帰ってくることがあります。でも「待ち合わせ」は、じつは難易度が高いお約束。ママも、子どもも安心できる、家庭での「待ち合わせルール」を作りましょう。■子どもにとって冒険と希望に満ちた「待ち合わせ」友だちと待ち合わせをするということは、子どもにとってちょっぴり大人になったみたいで、うれしさいっぱい。学校などで、ご機嫌で約束してきちゃいます。しかし、子どもが小さいうちは、待ち合わせの内容自体がきちんと決められていなかったり、時間や待ち合わせ場所もいい加減だったりして、友だちと会えないということが起こりがち。そうすると、ひとり遊びをすることになったり、友だちに迷惑をかけてしまったりと、危険が伴ってきます。待ちぼうけすることも、子どもにとっては貴重な体験のひとつになるかもしれませんが、現代では、外で長い時間ひとりで過ごすことは、やはり避けたい事態です。待ち合わせをする前のお約束と、待ち合わせしたときのお約束を決めるルールについて紹介します。■待ち合わせをするために子どもと約束すること低学年のうちは、子ども同士で待ち合わせをさせないというご家庭は多いかもしれません。その場合には、子どもにも「子ども同士で待ち合わせはしてはダメ」ということをきちんと伝えておきましょう。しかし、適正な時期を親がみながら、待ち合わせして遊ぶことを許可する場合には、事前に次のことを子どもと確認しあいましょう。(1)遊び相手の親と確認してから遊ぶ待ち合わせ場所、時間などをお互いの親同士で確認できるので、とくに子どもが小さいうちは、連絡先がわかっていると安心です。子どもには、約束する前に「帰ってから遊べるか、ママに聞いてから電話するね」とお友だちに伝えるように言っておきましょう。子どもは、習い事などの予定が入っているのを忘れて約束してきちゃうことも多くあります。そのためにも子どもが仲良くしているお友だちは、家庭でも把握しておくことが大切。学校のイベントなどで会ったときに、あいさつをして、「〇〇ちゃんと学校以外でも遊びたいと言っているので、もしよろしかったら連絡先を交換させていただけませんか?」と連絡先を聞いておきましょう。小学生になると保護者同士で顔を合わせる機会も少なく、働いている人とのコンタクトは難しいこともあります。確認が取れない場合は、ほかの日に改めさせるのが無難です。万が一何かあったときに責任問題になってしまうので慎重に対応しましょう。(2)待ち合わせの場所を決める遊び相手によって、待ち合わせする場所を事前に決めておきましょう。待ち合わせ場所は、次のようなところを選んであげましょう。・お互いの家からなるべく同じくらいの距離・お互いに確実にわかる場所・人目につく安全な場所なるべく具体的に設定するのがポイント。「学校の前」だと門が複数ある場合もあるので、「学校の正門の前」というようにピンポイントで決めさせることが大切です。■子ども同士で約束をしてきたら4つのポイントを確認事前に親に確認することをルールにしていても、「遊ぼう!」といわれたら、待ち合わせをしてきちゃうこともあります。そんな場合には、親が子どもと次の4つをしっかり確認しましょう。<待ち合わせの確認ポイント>(1)待ち合わせの場所と時間(2)相手の名前(3)待ち合わせ後の遊ぶ場所(4)帰る時間子どもが待ち合わせの場所に向かう前に、相手の親に電話してもう一度、<待ち合わせの確認ポイント>をお互いに確認しあいましょう。■待ち合わせ場所で会えなかったら待ち合わせ場所にひとりで行かせるときは、何かあったときにすぐに連絡できるよう携帯電話や連絡先のメモを持たせ、念のため防犯ブザーも携帯させましょう。低学年の子が初めて遊ぶ相手の場合は、できれば親も待ち合わせ場所に行って相手の顔を確認しましょう。一緒に行かれない場合は、万が一相手と会えなかった場合のルールを決めておきましょう。たとえば、「3時になってもお友だちが来なければ、家に帰ってきてね」といったふうに。もし、子どもが会えなくて家に戻ってきた場合や、待ち合わせ場所に相手の子がなかなか来ない場合には、途中で事件や事故に巻き込まれた可能性もあります。相手の親に電話で確認する、もし家の場所を知っているのであれば、行ってみるなどしてみましょう。■放課後遊び場事業って?海外では大きい子でも、子ども同士が外で遊ぶときは必ず大人がついていくといいますが、日本はまだそこまで徹底している家庭は多くはありません。ですが、不審者情報や連れ去り事件などの報道を見ると不安になってしまうものです。最近は、各自治体が学校や児童館などで「放課後児童クラブ」(放課後児童健全育成事業)(注)を行っているところがあります。学童保育の子どもだけでなく、すべての子どもが自由に参加できる事業で、運営スタッフによる管理のもと専用ルームや校庭、体育館などで放課後遊ぶことができます。地域によって内容は異なりますが、映画会や昔遊び、工作ワークショップといったイベントを定期的に開催しているところが多いようです。学校の中で行われるこうした事業は安心して子どもだけで参加させられるので、 大人が家にいない日など子ども同士で遊ぶときは活用するとよいでしょう。子どもがしっかり待ち合わせできるようになれば、安全性も少しは高まります。待ち合わせのルールをしっかり確認して安全に待ち合わせできるように教えておくことで、人との約束を守ることの大切さもしっかり伝えられるでしょう。(注)「放課後児童クラブ」(放課後児童健全育成事業)とは文部科学省と厚生労働省が実施する「放課後子ども総合プラン」の中の一事業です。学校と地域でつくる「 学びの未来 」
2016年12月08日学校でのトラブルが続くと、子どももしんどい様子…出典 : 娘は、学校でお友だちに指摘したことが発端となり、長期間ケンカをしていた時期があります。その頃、チック症状が増え始めていました。今はでは仲直りをし、普段通りに笑って話せるようになっているものの、それでも1度出現したチック症状はなかなか治まらず、学校へ行くのがつらいと言うようになりました。学校から帰ると頭痛を訴えたり、娘が精神的に追い込まれているときよく出る右足の痛みも、頻繁になっていました。チック症|クラスメイトとのトラブルが原因?新たなチックが出現しました学校を休む基準は、しんどさの度合いで決めればいいのだろうか?Upload By GreenDays私たち家族は、学校を「どうしても行かなくてはならない場所」という位置づけで考えてはいません。熱が出れば休むのと同じように、心が苦しくなった時には積極的に学校を休んで心をほぐす時間に当てようと考えています。ですので、チックが発症して以来、娘は登校日の半分ぐらいの割合で学校を休んでいます。少しずつチックは治まってきましたが、1番症状が激しく出るのは「今日は学校を休むかどうか」を決める瞬間です。娘なりに色々な葛藤もあるのでしょう。行くと決めていたのに、朝食の途中で足が痛みはじめ、結局学校を休んだ日もあります。幼い娘に「学校を休む」という決断をさせるのは酷なようにも思いますが、「しんどい」の度合いは本人にしかわかりませんので、私が決めるというのもなかなか難しく、何か良い方法はないかなと考えていました。娘の「しんどい」を洗い出して可視化!私が娘と話し合うときにいつも困っていたのは、「しんどい」と訴えられても、その詳細な度合いまで共有できない事でした。「ちょっとしんどいけど、まあ頑張れる」レベルなのか、「これ以上頑張ったら苦しい」レベルなのか、「すごくしんどくて心が壊れる寸前」なのか。たくさん会話をしながら探っていきますが、本人も自分の状態をきちんと把握できていないので、私と娘の認識が大きくずれていることもあります。そこで、娘が「しんどい」と思う出来事を「1~10」にレベル分けしてみました。「レベル5」までは、なんとか頑張れる程度。「6~10」は、チックや頭痛・吐き気・足の痛みなどの身体症状が出始めるため、何らかのサポートが必要になってきます。Upload By GreenDaysこうして娘のストレスを数値化することで、「しんどい」と訴えられたときに「今、1~10で言うとどのぐらい?」と確かめ、そのレベルを推測することができるようになりました。しんどいレベルが「4」か「5」の時は、そっと背中を押してあげれば前に進む勇気が出ることもあります。「6」以上の時に背中を押してしまうと「ママの期待に応えなければ」という気持ちが芽生え、余計に娘を追いつめてしまうことになるので「まずは心を休めようね」と声をかけることにしています。この数値化のおかげで娘と私の認識は大きくずれることなく、その認識を前提に話ができるようになりました。出典 : 「しんどさ」がわかれば課題や手立ても見えてくる!また、娘のストレスを書き出してみることで、わかった事もたくさんありました。雨の日と晴れの日では同じ出来事でもストレスの度合いが違うこと、児童精神科への通院前には、娘にとんでもない負荷がかかっていたことお友だちとバイバイする時間になると激しく怒り、泣いて抵抗する娘にも、その瞬間はかなりのストレスがかかっていることも判明しました。わがままなのではなく、自分ではどうしようもない感情の揺れに振り回されていたのです。「お友だちと遊ぶときには、あらかじめ帰り際の対策をたてておく」という課題も見えてきました。こうして娘と一緒に「今はどんな状態だろうね」「こんな状態の時はどうしたらいいかな?」と話し合っていくことで、娘は安心してSOSを発することができるようになっていると思います。年齢が上がるにつれ、いろいろな感情やプライドが邪魔をして、本当のことを話してくれなくなる時期が来るかも知れません。それでも、「SOSを出せば一緒に解決策を考えてもらえる」という経験は、娘の今後の人生できっと役立ってくれることと思います。客観的に自分の状態を判断できるようにUpload By GreenDays「今、自分はどういう状態にあるのかを知る」ことは、とても大切なことだと思います。同じ出来事が起きても、なぜ今回は怒ってしまったのか、なぜ今回は平気だったのか。それを自分自身が少しずつ理解していくことで、自分自身の理解は少しずつ進んでいくと思います。理解が進めば対策が立てやすくなり、対策が立てられれば毎日穏やかに過ごせることも増えるのではないでしょうか。「己を知る」手立てを伝えることは、いずれ私の手を離れて巣立つ娘へ贈る大切なプレゼントです。焦らずゆっくりと。娘に合った方法を模索しながら、いつの日か客観的に自分の状態を判断できる力を身につけてあげたいと思います。
2016年07月21日恋人ができて、とても幸せな毎日を送っているあなた。でも、彼が笑って許してくれている事でも、内心はちょっとムッとしていることがあるかもしれませんよ。それが積もりに積もるとある日突然別れが来ることも…。ここでは、恋人同士だからこそ気をつけるべき事をお伝えしますね。1,約束を守らないこれは、小さい事から大きい事までを指します。例えば「待ち合わせに遅れる」こと。彼は忙しい中、いろいろな用事を繰り合わせて、あなたのために時間を作っているのです。5分くらいならいいかという問題ではありません。先に行って待ってあげるくらいの余裕を持ちましょう。軽く「今度あそこに行こうね」といった口約束も、絶対に覚えておいて、実現させるようにする心構えが大切です。つまり、彼と「今度~しようね」と言った事は、全て実現させること。これが、2人の仲を長続きさせるヒントといえるでしょう。2,女友達との遊びも決しておろそかにしない女友達というのは、あなたにとってどんな存在ですか?女友達は、女性視点であなたを支え、励まし、楽しさを共有してくれる、 大事な存在なのではないでしょうか。「彼氏との約束があるから…」といって、女友達の集まりを断っていたらどうでしょう。もしあなたが心細くなった時、いちばん頼りになる女友達は、あなたを快く支えてくれるとおもいますか?きっと女友達の方も、以前ほど親身にのって相談にのってくれない畏れがあります。「彼も大事。だけど、女友達も大事」これは忘れないでいてほしいですね。きちんと女友達も大事につきあってほしいです。3,女友達の集まりに彼を連れて行かない彼ができて、嬉しいあなた。そんな時に「彼にお会いしたい」と女友達から言われたとします。さあ、あなたはどうしますか?もし「人見知り」の彼だったら、絶対に拒否されるでしょう。「人見知りではない」彼だったら、女友達と必要以上に仲良くなってしまうかも。どちらにしても、いい結果が待っているとは思えませんよね。なので、スマホのアルバムなどにさりげなく1枚しのばせておくのがベターでしょう。見たいというリクエストがあるまで、内緒にしておく方がいいですね。4,二人の時に別の男性の話はしない二人で楽しい話をしている時に、別の男性の話題をするのはご法度です。それがどんな関係の男性であっても、口にしない方がベターです。芸能人の場合も、あまり話題にしない方がいいでしょう。男性というのは、案外嫉妬深いもの。どんな男性の話題をあなたの口から出たとたん、不機嫌になってしまう事もあり得ます。あえて喧嘩の種をまくよりは、あなたが少し気を配れば、関係は良好でいられるでしょう。案外、難しいかもしれませんが「私の心の中にいる男性は、家族以外はあなただけ」という態度と行動をとれば、男性は不思議と安心するものです。「彼女は僕がいないとだめなのだ」と思ってもらえるような行動をとるようにすれば、彼はあなたに何かと尽くしてくれる男性になってくれるはず。せっかくのご縁、二人の幸せな世界をはぐくんでくださいね。
2016年07月15日子ども同士が同じ幼稚園に通っていたり、同じ習い事に通っていたりすると、他のママ友に子どもの送迎を頼まれることがありますよね。反対に自分の子どもの送り迎えを頼むこともあるでしょう。どうしてもお迎えに行けなくなるなど、 やむを得ないということもあるかと思いますが、相手に負担になることであり、気をつけなければトラブルへと発展することも少なくありません。ここでは、子どもの送迎で起きたトラブルについて紹介したいと思います。●子どもの送迎トラブル●(1)いつのまにか送迎が当たり前に『私の仕事は残業がなくいつも決まった時間に終わるので、娘の迎えに行けなくなることはありません。そのため、他のママ友から送迎を頼まれることが多いんです。都合の悪いときに何回かならいいのですが、毎回のように頼んできて、しかも徐々に送迎するのが当たり前みたいな態度になってくる人もいるんです……。方向が同じだから大きな負担ではありませんが、良い気はしませんね』(5歳女の子のママ)送迎の1度や2度ならまだしも、それが何度も続くと負担になってくるはずです。さらに、仕事が忙しい人がそうでない人に頼んでばかりになるなど、送迎の負担に偏りが出てしまう のも問題でしょう。事前に、送迎を頼むときのルール決めをしておく必要があるかもしれません。●(2)車酔いで子どもが嘔吐『友達の子どもを乗せて車で送っていたのですが、なんとその子が途中で吐いちゃったんです!聞いてみると、もともと車酔いをしやすい体質だとか。それなら酔い止めを飲むとか袋を準備するとか何かやりようがあったはずなのに……。車の掃除がとても大変で、本当なら清掃費を請求したいぐらい。安易に引き受けるものではないですね』(8歳男の子のママ)小さい子どもが送迎中に突然体調を崩す ということも考えられます。怒るわけにもいかないし、相手の親にクレームを入れるわけにもいきません。対応に困るトラブルと言えるでしょう。●(3)頼みを聞いたばかりに駐禁を切られた『どうしても迎えにいけなくなったということでママ友に頼まれて、子どもを塾に迎えに行くことに。その子が時間になっても塾からなかなか出てこないので、車を停めて建物の中に迎えにいったのですが、戻ってくるとまさかの駐禁!停めた私が悪いんですが、頼まれなければこんなことにはならなかったと思うと……』(11歳男の子のママ)車での送迎だと、「ちょっとぐらいいいだろう」とつい近くに停めてしまいがち。そんなときに限って違反を取り締まられる こともあります。もちろん、それを理由に相手のお母さんに罰金を請求するなんてできないですよね。----------いくら仲の良いママ友だったとしても、子どもの送り迎えは自分で行うというのが原則。もしそれができないのであれば、習い事に行かせることそのものを考え直さなければならない かもしれません。気持ちの良い交流を続けるためにも、送迎に関しては相手を思いやることが必要でしょう。●文章/パピマミ編集部
2016年06月07日使ってないけどいらなくなってしまったものや、自分の趣味を活かしたアクセサリーなど、今はフリマアプリを使って、個人同士が手軽に売り買いできるようになりました。しかし、個人同士の売り買いだからこそ生じる落とし穴も!今回は、便利で手軽なフリマアプリを上手に活用するために注意すべき点について解説します。■「ノークレーム・ノーリターン」の品を購入したら、何があっても返品できない?フリマアプリを使っているときに、「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」という注意書きを目にしたことがあるかもしれません。そもそも「ノークレーム・ノーリターン」って何なんでしょうか?中古品であっても、買うときにはわからなかった欠陥があった場合、買主は売主に対して、返品と引き換えに代金を返すよう求めたり、損害賠償を求めたりすることができます。ただ、フリマアプリで売られている商品は、中古品も多いので、ちょっとしたキズなんかがある商品もあり、常に新品同様のものを売っているわけではありません。そうなると、中古品の出品者は、常に返品のリスクにさらされてしまいますよね。こういったリスクを避けるために、売主はあらかじめ「ノークレーム・ノーリターン(苦情や返品お断り)」と表示しておきます。そして、買主が「ノークレーム・ノーリターン」の表示を確認した上で商品を買った場合、買主は、「買うときにわからなかった欠陥があっても、苦情を言ったり返品したりしない」という特約に納得した上で買ったということになります。そうすると、「ノークレーム・ノーリターン」の商品を買った場合、商品に買うときにはわからなかった欠陥があったとしても、買主は売主に対して、返金や損害賠償を求めることができなくなってしまうのです。契約の相手である出品者が業者の場合、購入者は、消費者契約法により保護されるので、業者が一切の責任を負わない旨の特約は無効になります。でも、フリマアプリの場合、出品者は個人である場合が多いでしょう。そうなると、個人である出品者と個人である購入者の間での契約に、消費者契約法の保護は及ばないので、「ノークレーム・ノーリターン」の特約も有効ということになります。では、「ノークレーム・ノーリターン」の商品を買った場合、何があっても返品できないのかというと、そうではありません。「ノークレーム・ノーリターン」の特約は、出品者が気づいていた欠陥について十分説明をしたことを前提とするものです。なので、出品者が商品の欠陥を隠して十分な説明をしなかった場合には、特約は無効となり、買主は返金等を求めることができます。 ■「正規品です」と言って偽のブランド品を売ったら詐欺になる?「正規品です」と嘘をついて偽物を売ったら、詐欺罪にあたります。正規品と同等の価格で売った場合はもちろん、正規品にしては異常に安い価格、偽物の原価として妥当な価格で売ったとしても、買主を騙して売っている以上、詐欺罪が成立します。また、商標登録されているブランドのロゴ等を使って、偽のブランド品を作ったり売ったりした場合には、商標法違反となりますし、不正競争防止法にも反する可能性があります。さらに、意匠登録されているバッグ等のデザインと同じデザインの偽のバッグを作ったり売ったりした場合には、意匠法違反となります。■「即購入NG」って有効なの?即購入NGとは、フリマアプリ「メルカリ」に存在する独自ルールのひとつで、購入前にコメント欄に「購入希望」などの書込みをして、出品者と交渉してから入札するよう求めるものです。メルカリでは、買主の側にも評価や取引回数が記録されるようになっているので、売主としてもトラブルがないようにより評価の高いお客さんを選んで売りたい、ひとつの商品を他のサイトでも売りに出しているので在庫管理をきちんとしたい、という理由があるようです。即購入NGは、メルカリの運営会社が定めているルールではなく、売主の都合で勝手に決めているルールなのですが、有効なのでしょうか?法律の世界には、契約自由の原則というものがあります。これは、契約をする当事者が自由に契約内容を決めてよいというものです。メルカリを使って商品を買う場合も、売買契約当事者は出品者と購入者なので、メルカリの利用規約に反しない限り、当事者同士で契約内容を自由に決めることができます。メルカリの利用規約には、今のところ(※)「即購入NG」を禁止する規定はありませんので、当事者同士が納得した上で、「即購入NG」というルールを設定すれば、それは有効ということになります。(※)2016年5月13日時点 ■まとめ業者が売主の場合、買主である個人は、消費者として、消費者契約法等により保護されています。しかし、フリマアプリを利用して個人同士が売主・買主となる場合、消費者契約法等の買主を保護するルールは適用されません。ネットを通して商品を買う場合、誰から買うか、業者なのか個人なのか、という点はあまり意識していないかもしれませんが、トラブルになった際の対応が大きく変わってくるので気をつけましょう。■あとがき私自身、ネット通販はよく利用します。水やトイレットペーパー、オムツなど、重かったり、かさばったりするものは、ネット通販が便利ですよね。決まった商品がほしい場合も、最安値はどれかな、なんて検索したりしますが、あまりに安すぎる場合、詐欺やトラブルを警戒して結局買えません。もちろん、安いからといって全部が全部詐欺というわけではないですが、安いからにはそれなりのリスクを考えてしまいます。唯一、オークションで購入したことがあるのは、ユースケ・サンタマリアの『ピッツバーグ』というCDですね。当時、オークションでしか販売していなかった、懐かしい思い出の品です。
2016年05月19日最近では、ファミリー席を用意するなど、ベテランアーティストのコンサートでも、子どもが参加できることがあります。子どもも音楽が好きなら一緒に楽しめるし、誰かに預けなくてもいいのでうれしいですよね。しかし、マナー違反などの問題からトラブルが起こることも…。子どもをコンサートへ連れて行くときの注意点を考えてみましょう。■いつでも退場する覚悟で!コンサートは2時間前後、長いときには4時間近く行われることがあるので、子どもが好きなアイドルやアーティストでも、途中で飽きてしまうこともあります。飽きた子どもは途中でぐずったり、ワガママをいったりするものです。ステージに夢中になりすぎず、その様子を見逃さないようにしましょう。子どもが飽きたときのためにスマホのゲームやポータブルゲーム機を用意している親を見かけることがありますが、暗い会場では光が演出の邪魔になるもの。子どもと一緒に参加するときには、いつでも退場する覚悟が必要です。少しでもぐずりそうなら、一度、客席から離れたほうがいいですね。それでも、退場時には周囲に迷惑をかけてしまうので、開演前に周囲の人へひとこと、先に謝っておくといいいでしょう。また、会場内のトイレは非常に混雑するので、会場外ですませておくのはもちろん、会場にも早めに入っておいたほうが安心です。空腹もぐずる原因となるので、食事のタイミングにも気をつけましょう。■子どもの安全を第一に考えてロック系のコンサートではなくても、会場内の音量はかなり大きいです。とくにバンドなどの生演奏では、子どもは大人以上に音が大きく感じます。デリケートな耳に爆音を響かせてしまうと、難聴になる可能性も。子どもの耳を守るために、防音効果のあるイヤーマフを用意しましょう。完全に音が聞こえなくなるわけではないので、音楽を楽しむことができます。しかし、つけなれていないと嫌がることがあるので、事前になれさせておくこと。また、観客が総立ちになるコンサートでは、小さな子どもはステージを見ることができません。少しでも見せてあげたい気持ちはわかりますが、椅子の上に立たせたり、肩車をしたりするのはNG! 周囲への迷惑はもちろん、子どもにとっても危険です。ただでさえ子連れでのコンサート参加は、周囲の目が厳しいものです。小さなころから生の音楽にふれさせることも大事ですが、子どもがマナーを守れるようになるまでは避けたほうがいいかもしれませんね。どうしても連れていく場合も、事前に「少しでもさわいだら即退場」といったルールを教えておきましょう。子どもがファンだったら、「うるさくすると●●ちゃんが悲しむよ」と情に訴えてもOKです。コンサートに参加することが決まったら、DVDなどで予習をしておきましょう。
2016年04月28日子ども同士、元気よく遊んでいると、ときには喧嘩してしまうこともありますよね。かすり傷程度ならお互い様という部分もありますが、大ケガをしてしまったような場合、治療費や慰謝料等、どのように対応すればよいのでしょうか。アディーレ法律事務所の島田さくら弁護士が教えてくれました。子供同士のケンカでケガをした! 責任は誰がとる?小さな子どもが相手の子をケガさせた場合、相手の子自身に対して損害賠償請求をすることはできません(民法712条)。自分のやったことがどんな結果をもたらすか、判断できない小さな子どもの場合、その子ども自身は損害賠償責任を負わないとされているのです。このような、自分のやったことについての判断能力を「責任能力」といい、責任能力の有無については、個々人について判断がされますが、大体11歳~12歳程度で判断が分かれるようです。子ども自身に請求ができない場合は、子どもの親に対して、請求をすることになります。親としては、監督義務を果たしたことを立証しない限り、子どものやったことについて責任を負わなければなりません(民法714条)。公園でほかの子に突き飛ばされて、足の骨を折る大ケガをしてしまった。治療費のほかに慰謝料なども取れるもの?他者が原因でケガを負った場合は、以下の費用を請求できます。(1)治療費相手にわざとケガをさせられた場合、相手に治療費を請求することができます。(2)慰謝料、逸失利益ケガによって後遺症が残った場合には、後遺症が残った部位や程度にもよりますが、慰謝料の額は、かなり大きなものとなります。また、後遺症が残って歩行が困難になった場合、大人になってからできる仕事も限られてくるでしょう。逸失利益とは事故が無ければ将来働いて得られたであろう利益のことを言い、ケガによって労働能力が削られた分の逸失利益について損害賠償請求ができます。後遺症が残らなかった場合であっても、病院への入通院の期間や回数に応じて、慰謝料の請求ができます。当事者間で、治療費+見舞金として数万円を支払って解決するというケースも多いようですが、骨折のような場合、数十万になることもありますので、金額に悩んだ時は、弁護士などの専門家に相談するとよいでしょう。(3)交通費必要な範囲であれば通院や登下校の際にかかった交通費についても請求できます。足を骨折したため、徒歩で通学できず、車もバスもないためタクシーを利用したというような場合、タクシー代も請求することとなりますので、領収証はきちんと残しておきましょう。(4)共済学校や登下校中に負ったケガの場合、学校が加入している独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付金が受けられる場合がありますので、学校にも確認してみてください。転ばされてしまい、顔を強打。治療費のほかに歯のセラミック代や、傷が残らない為にプラスで行った縫合手術代などは請求できるのか?こうした費用は、治療にあたり必要かつ相当なものであれば、請求することができます。歯が折れて治療をする場合、前歯が銀歯になると目立ってしまったりするので、前歯が折れたのを目立たなくするためのセラミック代は、必要性や相当性を主張しやすいでしょう。もちろん、「この際だから、歯並びが悪い部分について、まとめて治療しちゃえ!」という場合、歯並びの矯正代は、転ばされたことと関係ないので、請求できません。同様に、顔に傷が残らないように行う縫合手術代も、必要かつ相当なものであれば請求できます。万が一、子ども同士のトラブルでケガをしてしまったような場合にも、親同士が冷静に話し合って解決することが大切です。特に、子ども同士・親同士のお付き合いはその後も続きますので、子どものためにも、後にわだかまりを残さないよう、きちんと話し合って解決したいですね。あとがき息子も目下、戦隊もののヒーローに夢中で、「たたかいごっこしたの~!」と言いながら、よくひっかき傷を作ってきたりします。小さいうちに、怒ったり、泣いたり、喧嘩したり、ケガしたり、怒られたりしながら、何をしてよくて、何をされたらイヤか学んでほしいと思っているので、息子がケガをしてくる分には、気にならないのですが、やっぱりお友だちにケガをさせていないかというのは、心配になりますよね。みんなと一緒に、のびのび、すくすく育ってほしいものです。・協力: アディーレ法律事務所 (島田さくら<アディーレ法律事務所>)
2015年10月21日ママ同士の付き合いの中で、「うちの子ちょっと預かってて」なんて言われたり、逆に子どもを預かってもらったり。よくあることですが、、そこでトラブルが起こってしまったら、、法的にはどうなるのでしょうか。今回もアディーレ法律事務所の島田さくら弁護士が切ってくれました。「子どもを預かって」と託児をお願いされ、預かっている時の責任の範囲はどこまで?「うちの子ちょっと預かってて」「いいよ」ということで、子どもを預かった場合、民法上は、準委任契約(民法656条)、あるいは、これに似た契約が成立すると考えられます。準委任契約というのは、(法律の専門知識を含まない)事務や仕事をお願いして、頼まれた人にある程度やり方を任せる契約です。つまり、預けたママを委任者、預かったママを受任者として、子どもを預かるという仕事をお願いするという契約が成立したとみることができます。準委任契約が成立した場合、受任者(預かったママ)は、善良な管理者の注意をもって事務処理をする必要が出てきます(民法644条)。簡単に言うと、預けたママの信頼に沿うように子供を預からなくてはなりません。預かっている子どもがお腹すいたと言ってきた。食事を用意してあげないといけないのか。また、食事やおやつにかかった費用など、暗黙の了解でこちらが出しているのだが請求することはできるのかたとえば、預かっている子どもが「お腹がすいた」と言ってきた場合、子どもをお腹が減った状態で放っておくこともできませんよね。では、ご飯やおやつをあげた場合、この費用は誰が負担することになるのでしょうか?準委任契約を前提として考えれば、ある程度の時間子どもを預かる際のご飯やおやつは、必要な費用と考えられるので、子どものママに請求することができます(民法650条1項)。ただ、お互いに子どもを預け合うような関係にあるのであれば、「お互いさま」ということで、預かった側が負担するのが一般的でしょうね。このように、預かった側がちょっとした費用は負担するという暗黙の了解、口にはしなくても合意があったような場合には、預かっている側が負担することになります。食物アレルギーがある事を伝えられておらず、おやつに出したピーナッツを食べたところ預かっていた子どもが痙攣を起こしてしまったり、「触っちゃいけない」と言っていた植物に子どもが触ってケガをしたりした場合、誰が悪いのか好意で子どもを預かった場合であっても、故意や過失によって子どもにケガや病気をさせた場合には、治療費や慰謝料等の損害賠償責任を払わなくてはいけなくなる可能性もあります。子どもにアレルギーがあることをまったく知らされずおやつにピーナツを出して、子どもがアレルギー反応を起こしてしまったという場合であれば、預かっている側には何の過失もないわけですから、損害賠償責任を負うことはないでしょう。また、事故が起こることを予想できたのに、事故を防ぐために必要なことをしなかった場合(積極的に片づけていなかった場合)にも、預かっている側が損害賠償責任を負うことがあります。もっとも、子どもの行動によって事故が起こった場合、事故が起こらないように子どもに指導しないまま他人に預けておいた子どもの親も悪いので、子どもに生じた損害の全額を賠償する必要はありません(民法709条、津地裁 昭和58年2月25日判決)。触ったらケガをするような植物の場合、「触っちゃいけないよ」と教えていても、子どもの年齢によっては触ってしまうこともあるでしょうから、見ていなかった大人にも責任がありそうです。一方、しつけがなっていなかったのも原因という部分があれば、子ども自身も悪いということになるので、過失相殺といって「お互い悪かったね」となり、損害賠償額が減額されることになります。このあたりは、子どもの年齢にもよってきますね。家のものを壊されてしまった時や、家にある高価な物を食べられてしまった時の解決方法は?わざと、あるいはうっかりであっても、人の物を壊せば、損害賠償責任を負います。ただし、自分のやった行為がどういう結果をもたらすのかわからないような小さな子どもについて、責任を問うことはできません。このような場合、親に対して、損害賠償を請求することになります(民法712条、民法714条1項本文)。家にある高価な食べ物を食べられてしまった場合も同様です。ただ、小さな子どもを預かっているわけですから、預かる側も、壊れやすいものや高価な食べ物を子どもの手の届かないところに置くといった対策ができますよね。こういった対策を一切とっていなかったのであれば、場合によっては、預かった側にも過失があるとして、損害賠償額の一部が減額されることもあるでしょう。まとめ法的な話をすれば、上記の通りになります。ただ、ご飯やおやつを出さなければならないのか、誰が費用を負担するのか、なんてところに疑問を持つような関係性であれば、子どもを預け合ったりするのは止めた方がよさそうですね。トラブルのもとです。もちろん、子どもを預かった以上、しっかりと子どもを見ていなければ、責任を問われるのも事実です。面倒をみきれる自信がないのであれば、時には、勇気をもって断ることも必要ですよ。あとがき最近急に涼しくなってきましたね。夏が終わってしまったのは少しさみしいですが、秋は食べ物がおいしいので私は好きです。秋のフルーツである柿やブドウなど、少し高価なのでたくさんは食べられませんが、子どもと一緒に秋を楽しみながら食べたいと思います。・協力: アディーレ法律事務所 (島田さくら<アディーレ法律事務所>)
2015年09月23日楽しい毎日を送るためにも、ご近所さんとは、良好な関係でいたいですよね。そんなママの願いとは裏腹に、子どもたちがご近所さんとトラブルを起こしてしまうことがあります。今回は、「子どものご近所トラブル」について、アディーレ法律事務所の島田弁護士が疑問を解決してくれます。近所のおじさんは、どれくらい子どもを叱ると犯罪になる?最近は、子どもを叱ってくれるおじさんも少なくなってきましたね。ところで、近所のおじさんが、あまりにひどく子どもを叱ったら、犯罪になるのでしょうか。人の身体に向けて殴る・蹴るといった暴力行為をした場合、暴行罪(刑法208条)にあたります。なので、おじさんが子どもにゲンコツをくらわせたり、ひっぱたいたりしたら、暴行罪になりえます。また、直接手を出したわけでなくても、精神的な苦痛を与えて病気に追い込んだりした場合には、傷害罪(刑法204条)が成立する可能性があります。実際の判例でも、被害者の家の前の道路で怒号、騒音を発して抑うつ状態に陥らせた事例では、傷害罪が認められています。 このように考えてみた場合、おじさん(第三者)が単に子どもを叱りつけただけという場合には、もちろん暴行罪や傷害罪は成立しません。一方で、小さな子どもに対して、長時間、不必要に大声で怒鳴りつけ、子どもが失神したり、ストレスで睡眠障害になったりしたというような極端な場合には、傷害罪が成立する可能性もあります。子どもが外で騒ぐ声がうるさい場合、騒音になるの?「騒音」といえるかどうかについての具体的な基準として、環境省は、環境基本法16条にもとづく騒音環境基準を定めています。たとえば、住居専用地域の昼間では、55デシベル(50デシベル:静かな事務所/60デシベル:静かな乗用車)というのが基準になります。大声での会話は90デシベル程度で、人が「うるさい」と感じる音量なので、環境基準からいえば、「騒音」にあたりそうです。ただし、環境基準での「騒音」にあたるとしても、直ちに「慰謝料だ」「損害賠償だ」ということになるわけではありません。無音で生活することなんてできませんし、地域で暮らしていくのであればお互いさまという部分もありますよね。なので、社会生活において、ある程度は我慢をすることが一般的に相当でしょうと判断される場合には、騒音での慰謝料請求等はできません。一方、あまりにも限度を超えるような騒音が続いて、注意しているのに改善もみられないというような場合には、慰謝料等の請求の可能性が出てきます。子どもが近所の建物などで勝手にかくれんぼをしたら罪になるの?人の住んでいる建物や敷地に勝手に入った場合、刑法上の住居侵入罪(刑法130条)となり、人が住んでいなくて誰も管理していない建物に入った場合は、軽犯罪法に該当する可能性があります(軽犯罪法1条1号)。 もっとも、14歳未満の者が罪にあたる行為をした場合、刑事責任は問われませんが、「触法少年」として、家庭裁判所の審判を受けることがあります。ですから、子どもといえども、やはり他人の迷惑になることはやめるように注意しておくことが大切だと思いますね。どれも子どものやりそうな行為ですが、時に問題が大きくなってしまうこともあります。自分の家族と同じように、ご近所さんも自分たちを見守ってくれている大切な人たちなので、うまく付き合っていきたいものですね。あとがきまだまだ暑い日が続きますね。熱中症のニュースが怖すぎて、わが家はこの夏、寝る時もエアコンつけっぱなしでした。もったいない気もするけど、いざ子どもが熱中症になったら、救急車だの入院だのでもっとお金かかりそうで。うちみたいな母子家庭だと、「私が倒れたら、誰にも助けを求められない」というのもリアルな話です。皆様も体調にはお気をつけてお過ごしください!・協力: アディーレ法律事務所 (ライター:島田さくら<アディーレ法律事務所>)
2015年08月26日明和電機は6月27日、ロボット同士の結婚式「ロボ婚」を開催する。○ロボット同士の結婚式を体験できるイベント同イベントは、明和電機開発の頭がお風呂の椅子のロボット「フロイスロボ」を新郎に、藤堂高行さん開発の視線を合わせることができるロボット「ロボリン」を新婦とするロボット同士の結婚披露宴で、立食パーティー形式で楽しむことができるというもの。スパイラルが運営するミュージックレストラン「青山CAY」(東京都・港区)にて開催される。当日は、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの陣内智則さんと、ソフトバンクの感情認識ロボット「Pepper」が司会を務め、豪華ゲストによる余興やロボット式お色直し(バージョンアップ)、思いでムービーや花嫁からの手紙などのプログラムが用意されているほか、引き出物アリ、出会いアリの盛りだくさんの内容となっているという。申し込みは、明和電機サイト内で受け付けている。参加費は1万円(食事、飲み放題付き)。正装での参加が必須となっており、限定100名。申し込むと、招待状形式のチケットが自宅まで郵送されるという。
2015年05月08日小さな子どもや大きな子ども、いろんな子どもたちの多く集う公園でわが子を遊ばせる時、子ども同士のトラブルが起きてしまうことは珍しくありません。そんな時、ママはどんな信念をもって対応すべきなのでしょうか? ■何か起きても、危険でなければいったん様子をみるたとえば、子ども同士でケンカになっていたとします。どちらが悪いともとれない状況で、両者がにらみあっている場合、どうすべきなのでしょうか。そんな時、私が心がけているのは、危ない場所・危ない行動をしていない限り、いきなり割って入ることはせず、いったん子ども同士に任せてしまうことです。ある程度会話ができ、自分の気持ちを表現できる年齢であれば、「誰かと衝突する」経験も必要なことであり、踏まなければいけない場数のひとつなのではないでしょうか。いったん様子を見ることで、ママ自身もまた客観的に物事を判断できるはずです。■子ども本人から「何がおこったか」を聞く子どもが泣き出して会話が成立しないなど、親の介入が必要そうになった場合は、一部始終を見ていたとしても、まずは子ども本人に「どうしたの?」と問いかけてみましょう。子どもの口から説明させることで、どんな問題が勃発し、子どもがそれをどう受け止めているのかが、よく分かります。泣いてパニックになっている子どもを一度、我に返らせることで、ぐちゃぐちゃになっている頭の中を整理させることもできますし、一体どうすれば良かったのかと考え直す時間を与えることができるのではないでしょうか。怒りもせず、笑いもせず、ただ子どもから話を引き出す。これが「子ども同士で解決できるようになる」練習にもなるはずです。■いったん相手親子と離れても、最後には声がけを感情が高ぶっているうちに無理やり、「ほら、ごめんなさいしなさい」といわれても、子どもは納得できない時があるかもしれません。子どもから話を聞く時には、いったんその場から離れてみましょう。トラブルのあった相手のいない場所で冷静に、静かに、丁寧に子どもから話を聞いたら「どうすればいいかな?」と問いかけてみる。それでも、子どもが納得しないことも時にはあるかもしれません。そんな子どもの気持ちに引きずられて、ママももやもやした気持ちになってしまうこともあるでしょう。そんな時は、どちらが悪い場合でも必ず一言、相手の子どもやママに声かけをしてみましょう。「さっきはすみません!」「ごめんね。また遊んでね」など、ささいな一言で大丈夫です。お互い、あるいはどちらかがもやもやしていた場合でも、その声かけが「子育てはお互いさま」という気持ちに切り替える、キッカケになるはずです。子どものトラブルは、できれば子ども同士で解決させたいもの。それを実現させるためには、親が手助けしすぎず、そっと見守る姿勢が大事なのかもしれません。辛抱のいる作業かもしれませんが、それはママ・パパにしかできない貴重な経験として、子どもをサポートしてあげたいものですね。
2015年05月05日幼い子ども同士で遊んでいると、おもちゃの取り合いになってしまうことが多々あります。子どもの年齢にもよりますが、「お友だちに貸してあげたら?」とママが言っても、まったく聞く耳を持たず、子ども同士のケンカに発展してしまうこともあるでしょう。ママの目の前でいざこざが起こってしまった時は、これから挙げる4つの方法を参考に対処してみてください。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(1)「10まで数えたら交代」などのルールをつくる普段から、物の貸し借りのルールをつくっておくことが、いざというときに役立ちます。「10まで数えたら貸してね」「『いいよ』って言われてから貸してもらうんだよ」と、子どもにしっかりと伝えておくことが大切です。なお、子ども同士がおもちゃの取り合いをしている時は、決して頭ごなしに「やめて」「ダメ」とは言わないように。小さな子どもは否定の言葉に敏感です。「先にお友だちに貸してあげよっか?」などと、子どもの立場に立った言い方をしましょう。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(2)貸し借りができたら思い切り褒める子どもがお友だちに、渋々ながらでもおもちゃを手渡すことができた時は、オーバーなくらいに褒めてあげましょう。「貸し借りできるのはすごいことなんだ」と思わせることで、少しずつ子ども同士のやり取りもうまくいくようになります。自分の意志でおもちゃを貸すということは、子どもにとって大きな成長。そんなわが子の成長を心から褒めて、喜びを共有しましょう。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(3)代わりのおもちゃを勧めるプレイルームや児童館なら、たくさんのおもちゃがあるはず。1つのおもちゃに執着しているようなら、「こんなおもちゃもあるよ」「あっちのおもちゃのほうが楽しそうよ」と、子どもの興味をほかのおもちゃに持っていくように働きかけてみましょう。ただし、この方法では、ただ単にその場から離れ、トラブルの火種を未然に避けるだけになってしまい、お友だちとのやり取り、すなわちコミュニケーションを学んでいるわけではないことを覚えておきましょう。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(4)どうしてもダメな時は、相手の子どもに対応してみるどんな方法を使っても、わが子の気持ちをそらすことができない、ということもあるでしょう。どうしてもおもちゃを貸すことができない時は、相手の子どもにやさしく言葉をかけてあげてください。「ごめんね。もうちょっとだけ貸してもらえる?」「一緒にほかのおもちゃで遊ぼっか」などと声をかけて反応を見ましょう。近くに相手の子のママがいるなら、「すみません、うちの子、わがままで…」とひと言伝えておくことも忘れずに。こうした気遣いは、決して無駄ではありません。何も言わずに子どもの好きなようにさせているのと、ひと言声をかけておくのとでは、相手の気持ちが違ってくるはずです。幼いながらも、お友達と関わることや協調性、社会性を学ぶきっかけとなるので、ある程度は見守ることも必要。とはいえ、まだ加減のわからない幼児同士の場合、できれば無用なトラブルは避けたいのが親心。適切な時に適切な対応を取れるようにしておきましょう。
2015年03月24日国民生活センターは12日、子どものオンラインゲームに関する相談件数が急増しているとして、大人は子どもに利用させるオンラインゲームの仕組みや利用実態を理解し、スマートフォンやクレジットカードの管理責任を徹底するよう、注意を呼びかけた。PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)によると、オンラインゲームに関する相談件数は、2009年以降、年々増加している。2012年度は、2009年の1,437件と比べて約4倍の5,616件と過去最高を記録。2013年度も、11月15日現在で3,181件と前年同時期と同水準の相談が寄せられており、その中で、契約当事者が未成年者である相談は、前年同時期の約2.5倍と大幅に増加している。相談件数のうち契約当事者が未成年者の件数の推移を見ると、2009年度は378件、2010年度は353件、2011年度は781件、2012年度は1,371件、2013年度は1,341件(前年同時期は532件)。2012年度は全体の約20%だったが、2013年度は約40%に増加し、契約当時者の低年齢化が急速に進んでいることが明らかになった。オンラインゲームの平均契約購入金額を見た場合、全体では約21万円だったのに対し、未成年者の相談に限定すると約23万円と、金額が大きくなる傾向が見られた。また、契約購入金額の分布を調べたところ、2012年度と比べて10万円以上100万円未満の割合が増加しており、高額化していることもわかった。支払手段にはクレジットカードが利用されることが多く、未成年者においては7割以上がクレジットカードの利用をしたケースだった。相談事例を見ると、「孫がゲーム機でオンラインゲームをし、祖父のカードで決済をした」「娘が親のスマートフォンでゲームをし、課金時に親がパスワードを入力した」「息子が携帯型音楽プレーヤーを使いオンラインゲームで有料アイテムを購入していた」といったものが寄せられた。これらの相談事例からは、「クレジットカード等の仕組みを理解していなくても、子どもは決済の手続きを容易に行っている」「大人はオンラインゲームの決済の仕組み等を十分に理解していない」「スマートフォンやタブレット端末のIDに、クレジットカード情報を登録していたり、機器をそのまま子どもに渡して使わせている」などの問題点が浮き彫りになった。国民生活センターは、「親子でスマートフォンやゲーム機の機器やゲームの仕組みについて確認する」「大人はクレジットカードの管理について、注意する」などのアドバイスを行うとともに、トラブルに遭った場合は、最寄りの消費生活センターに相談するよう呼びかけている。
2013年12月13日