私は薫。娘の凛は、中学受験塾に通う小学4年生です。中学受験時期には、「友だち同士も親同士もギスギスする」ということは聞いたことがありますが、わが家は受験まであと2年あり、悩むのはまだまだ先の話だと思っていました。しかし実は…。4年生の冬休み前の塾の保護者会では、他にも「友だちに志望校を教えてしまい、落ちたことがわかると悪口を言われた」例、「『一緒の学校に行こうね』と約束後に志望校を変更したことで仲違いした」例など、先生から実際の“友だちトラブル”について話がありました。それを聞いた私は、思わずため息。小学校入学時から中学受験を考えていた我が家。このため「勉強に慣れる良い機会かも?」と思い、舞さんに誘われるまま凛を2年生になる直前から学習教室に通わせることにしました。娘の凛も、仲良しの波留ちゃんに刺激を受けながら、前向きに学習に励んでいました。そして3年生の冬になり、中学受験に本腰を入れることにした凛は学習教室を辞め、中学受験塾に通い始めました。するとある出来事が起こり…。次回に続く(全4話)毎日8時更新!原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ふゆ
2021年07月11日おしゃべりがじょうずにできない1~2歳の子ども同士は、おもちゃの取り合いをしたり、叩いたり、ひっかいたりとトラブルはつきもの。ですが、いつも遊んでいる友だちの1人に2度も大きなけがをさせられたとしたら、親としてどうしますか? 男の子のママ・Mさんの体験談を紹介します。 ママ友の子どもに泣かされてばかり長男のTくんが生まれ、児童館で仲良しのママ友グループができたMさん。みんな子どもが同い年で、家を行ったり来たりする仲になりました。 そのなかの1人、ママ友Aさんの息子Bくんは、気に入らないことがあると叩いたり飛びかかってきたりと少し乱暴なタイプ。母親であるAさんは「叩いちゃダメよ」とは言うものの、子どもをきちんと監督して叱るようなタイプではなく、おとなしいTくんはよくBくんに泣かされていたと言います。 一生傷跡の残る大けがをさせられてそんなある日、Aさん親子と公園で遊んでいたとき、BくんとのトラブルでTくんは1mほどの高さから落ちて、頭をざっくりと切る大けがをしてしまったそうです。すぐに救急車を呼び、医療用ホチキスで傷跡を止めて、CT検査の結果、大事には至りませんでしたが、一生傷跡が残ることに……。 それ以来、TくんはBくんに対して苦手意識を持つようになり、あまり遊びたがらなくなりました。それでも家が近所で、子ども同士は小学校が同じ学区ということもあり、今まで通りにママ友グループでお付き合いを続けていたMさん。Aさんに対してはこの事件がきっかけで、もっとわが子のことを注意深く見てくれるだろうという期待もありました。 しかし、それから数カ月経ったある日、今度はおもちゃの取り合いがきっかけで、Bくんに大きなプラスチック製の椅子で顔を殴打される事態に。それを見ていたMさんは慌てて止めに入りましたが、ほんの一瞬間に合わず、Tくんは目の上をざっくりと切り、またしても病院へ行くことになりました。 誰のためのママ友なのか?このままではいけないと考えたMさんは、Aさんに対して、2度もけがをさせられたことと、今後のBくんへの関わりについて、きちんと話をしようとしました。ところが、Mさんがけがをさせられたのは2度目であることを切り出すと、「そういえばそんなこともあったね。またやっちゃった〜」と、他人事のような軽い答えが返ってきたのです。 Aさんとはいくら話したところでわかりあえないと悟り、わが子を守るためにも距離を置くことに決めたMさん。今となっては「子どものために一緒に遊んでいたはずが、いつの間にか子どもを犠牲にしていたことに気づいた」と考えているそう。Bくんと会うことがなくなってもTくん自身は気にした様子もなく、ほかの気の合う友だちとのびのび遊んでいるといいます。 乱暴なことをしてしまう子は少なからずいます。ですが、親の目の前で2度も大けがをさせてしまうとは、子ども自身というより、親にも問題があるような気がしてしまいますね。ママ友との付き合い方について考えさせられるエピソードでした。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO 著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2021年06月16日■前回のあらすじ長男が0歳で入園した保育園の父母会行事で集まったママたち。そこで年中さんのママから聞いた衝撃のクラス内トラブルとは…?それはミクちゃんが年中になってからのこと。ある日の帰り道、いつものように園の様子を聞くミクちゃんママ。その日はミクちゃんの好物でもあるカレーの話になり…年中になり、この頃ミクちゃんはさらに自我が目覚めていたそうでそれは周りのお友だちも同じ。ちょっとした行き違いでケンカになったりもするので、すぐに仲直りできる。そう思っていたミクちゃんママでしたが…突然保育園に行きたくないと言い出したミクちゃん。それは例のアヤカちゃんが原因でした。そしてアヤカちゃんは周りの子に「ミクちゃんがいじわるする」と言いふらしていると聞き…。どうするミクちゃんママ…!!次回に続く!(全4話)毎日18時更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです
2021年06月12日小学生になってお小遣いをもらうようになった!という子も多いはず。実は小学校低学年は、お金のトラブルが起こりやすい時期でもあることを知っていますか?わが家の長女が小学2年生の時も、一緒に遊んでいた友達同士でお金の貸し借りが原因のトラブルが生じたことがありました。今回はその時の経験から、小学校低学年の子どもにお金を持たせる際に気をつけたいこと、お金について子どもに教えておきたいことを紹介します。コンビニでおやつを…「私の分も」でトラブルに!わが家では長女が2年生の時、まだお小遣いをあげていませんでした。また、子どもには「親の許可なくお金を持って物品を購入してはいけない」と教えていました。その日、娘は放課後に、近所の友達のAちゃん、Bちゃんと一緒に公園で遊ぶことになっていました。私は知らなかったのですが、友達の中にはお金を持ってきている子もいて、コンビニでおやつを買って、公園で食べることもあったようです。その日は「お金を持っていこうね」という申し合わせはなかったらしく、Aちゃんだけがお財布を持ち、Bちゃんは何も持っていない状態でした。娘は家からおやつを持って出かけていましたが、Bちゃんはおやつも、お金も持っていなかったので、Aちゃんに「私の分のお菓子も買って」と頼み、Aちゃんが2人分のおやつを買ったそうです。公園でおやつを食べ、家に帰る段になって、さっきのおやつは「Aちゃんが買ってBちゃんにあげたもの」なのか「Bちゃんがあとからお金を返してくれるものなのか」がハッキリせず、2人はケンカになってしまったのです。借りたのかもらったのか、子どもの世界では判別が難しい大人でも、お金の貸し借りは望ましくないと言われていますが、それでも“借りたのか、もらったのか”という判別はつきますよね。ところが、子どもの世界ではすぐに、「言った・言わない」になってしまい、どちらが正しいのか判別が難しくなります。夕方になって、Aちゃんは「Bちゃんが、あとでお金を返すと言った」、Bちゃんは「Aちゃんが買ってくれると言った」とお互いの親に訴えたため、トラブルは大人の知るところとなりましたが、結局大人にもどちらが正しいのかはわかりませんでした。その場に私の娘もいましたが、話の流れをしっかり説明できるほど覚えてはいなかったのです。この状態を防ぐためには、子どもに対して「自分がお金を持っていないとき、友達から借りたり、友達に貸してはいけない」と教えるだけでなく、「友達に何かを買ってもらってはいけない、買ってあげてはいけない」と教える必要があります。優しさのつもりで「買ってあげる」ことにも要注意!子ども達には、ものを買ってもらうことが、“借り”であるという意識がありません。特にお店で買い物をするということに抵抗がなくなってくると、まったく悪気なく、まるでお母さんに言うように、友達にも「買って!」と口にしてしまうことも。このとき、たまたまお金を持っていた子は「これくらいなら、お金もまだあるからいいか」という気持ちと、「自分だけ買って、友達が買えないのはかわいそうだな」という気持ちがまざりあって、「いいよ!」と買ってあげるかもしれません。しかしこれが度重なると、次もまた「買ってよ」「この前、買ってくれたでしょ」となることも。大人であれば、一度何か買ってもらったら「お返しを」と考えるところですが、子どもにはそのような考えはありません。中には親に報告をせず、気軽に「買って」と口に出す子もいるようです。親が知らない間に、よその子に何度もおやつを買ってもらっていること、反対にわが子が買ってあげる立場になっていることも可能性として考えられるのです。お金を使い始める時が教え時お金の使い方と言うと、「どれだけの金額を何に使うか」「ムダ遣いをしないように」といったことに意識がいきがちですが、小学生になると友達と一緒に行動をすることを前提としたお金の使い方も、忘れずにレクチャーしたいところです。お金を使い始める時は、お金の使い方の教え時でもあります。「買ってよいもの、ダメなもの」のほかに、「お金を貸さない、借りない」「ものを買ってもらわない、買ってあげない」の2点も忘れずに伝えましょう。子どもには「どうして?」と言われることがありますが、トラブルに発展する可能性があることを丁寧に説明しましょう。予定外の事態は親に報告をするように伝えるまた、断っても買ってくれる、もしくは子ども側が断り切れないという「予定外の事態」が起こるケースも。わが家では「もし、そういうことがあったら、ママがお礼をするから必ず報告してね」と子どもに言っています。実際に最近、2年生になった次女が財布を持たずにでかけたときに、コンビニで友達からアイスを買ってもらうという事態が起こりました。帰宅後そのことを娘が話したので、友達には私からアイス代を返し、「今度からお店に行く時にはお金を持っていかせるから、お店に行く前に教えてね」と伝えました。ちなみにわが家では、あらかじめ「今日は友達と買い物をするからお金を持っていく」という約束になっていない限り、「お金は持ち歩かないし、勝手な買い物もしてはいけない」というルールにしています。お金を使わないときに持ち歩いていると、落とした・なくしたなどのトラブルがないとも限らないからです。公園や友達の家に行く時のおやつは、友達とシェアできるようなものを自宅から持たせるので、困ったことはないようです。お金の使い方に関する考え方は家庭ごとに違うと思います。そのため、「わが家では」という家庭のルールとその理由をあらかじめきちんと伝えておくことが大切。また、時々子ども同士のおやつの持ち寄り方法や買い物の仕方などをわが子と話してみることも必要だと感じています。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年11月14日親にとって、お友達トラブルはできれば回避したいものですが、子どもの発達にとっては大切なもの。友達関係はどのように変化して、どんなトラブルが起こりやすいのか。園ではどのようにサポートして、親はどう関わると良いのか。発達心理学の専門家である岡本依子先生に聞きました。お話を聞いたのは:岡本依子さん立正大学 社会福祉学部 子ども教育福祉学科教授。専門は発達心理学。特に親子のコミュニケーションの発達について研究。共著「エピソードで学ぶ保育のための心理学〜子ども理解のまなざし」他、保育者を目指す学生向けのテキストなども執筆している。友達関係の発達段階を知ろう友達関係は、発達につれて変化していきます。年齢ごとの特徴や、起こりやすいトラブルを知っておきましょう。イラスト/杉浦さやか◆3歳頃「一時的な関係」性別関係なく、同じ場所にいる子と遊ぶ集団生活に慣れていない時期には、一緒に遊ばなくても、近くにいる子どもに興味を持ったり、隣の子の遊びにつられたりする様子が見られます。その後、友達と遊び始めますが、3歳では「その場にいる子と遊ぶ」という一時的な関係。男女が入り混じり、気が向いたら同じ場にいる子と遊び、飽きたら違うところに行ったり、一人遊びに戻ったりと、こだわりなく遊ぶ段階です。この時期のトラブルは、まだ友達同士のルールが分かっていないために起こる、アクシデントのようなものです。おもちゃを取ってしまうのも「それは今、使っている子のもの」という「所有」の概念が未発達なためで、悪意はありません。取られた子が怒ることもありますが、多くは「ああ、持っていったな。じゃあ今度は何を使おう」という感覚です。感情のコントロールはまだ上手ではないので、感情的になっているときは寄り添って落ち着くのを待って。園の先生は、こうした場面を「ルールを学ぶチャンス」と捉え、「貸してって言おうね」などと適切な言い方を伝えていきます。◆4歳頃「一緒に遊ぶから友達」好きな遊びが同じ子と一緒にいるように4歳を過ぎると、率先して自分の好きな遊びを選ぶようになります。すると、自然と好きな遊びが同じ子と一緒にいるようになり「一緒に遊ぶから友達」という関係に。ただ、あくまでも主軸は自分の遊びなので、「外で遊ぶ友達」「ままごとをする友達」などと分かれることが多いでしょう。3歳までは「ありのままの自分」で生きていますが、4歳頃からは「すてきなおねえさん、かっこいいおにいさんでいたい」など、「自分はこうなりたい」というイメージを持つように。「ルールを守っている自分は偉い」という正義感も芽生え、ルールを守らない子を見ると告げ口をすることも出てきます。自分と友達の正義が違うと、屁理屈をこねたり、言葉がきつくなったりすることもあるでしょう。4歳後半くらいから仲間外れも見られるようになりますが、これは「友達は大切だから、仲間外れにすることが(相手にとって)罰になる」という友情関係が分かってきた証拠。その発達を理解しつつ、園の先生は相手がイヤな気持ちになること、仲間外れは良くないことを伝えていきます。◆5歳頃「友達だから遊びたい」一緒に遊びたいから自分の意見は後回しこれまでは「一緒に遊ぶから友達」だった関係が、「友達だから遊びたい」に変化する時期。「◯◯ちゃん、一緒に遊ぼう。何して遊ぶ?」と、遊ぶことを前提に、何をするかという交渉が始まります。自分の遊びが主軸だった時期はやりたいことが違う相手とは遊びませんが、この頃になると、その友達と遊びたいがために、自分のやりたい遊びを後回しにして、友達の意見を優先できるようになるのです。これは、学童期の友情関係である「心の友達」につながる出発点。とても重要な変化です。また、友達がどう思っているかを気にするようになるのもこの時期。4歳では一方的だった正義感も「他者の立場に立つ=他者視点」が発達して柔軟になってきます。例えば、滑り台を滑る側から上ろうとする2歳児を見たとき、4歳では「ダメだよ」と決め付けますが、5歳では「まだ小さいから分からないのか」と考えられるようになります。園の先生は自己主張と他者視点がバランス良く発達するように、トラブル解決をサポートしていきます。親はどうする? 友達関係の心配事読者アンケートで「わが子の友達関係に関する心配」について聞き、多かった声について岡本先生にアドバイスをもらいました。親の役目はトラブル前の園との信頼関係作り以前に比べ、今は「園での友達トラブルは、園の責任で解決する」という方針が広く定着しました。また、何か問題があれば教えてもらえますから、子どもが元気で楽しそうに通園しているなら、基本的に心配はいらないでしょう。とはいえ、子どもに「◯◯ちゃんとケンカした」と言われ、その相手を知らないと、親は不安になるもの。普段から、誰と仲が良いか、何をして遊んでいるかといった情報を、先生と親で共有しておくことが大切です。また、子どもはボキャブラリーが少なく、ささいなことを大げさに話したり、誰と遊んだか記憶があいまいで「一人で遊んだ」と言ったりすることも。元気をなくして登園をしぶる日もあるでしょう。心配事があれば、「こんな様子なんですけど、心配し過ぎですか?」「親からは見えない子どもの姿があると思うので、先生からどう見えるか教えてください」など、親の気持ちも含めて先生に相談しましょう。友達トラブルは、子どもが社会性や協調性を身に付けていく上で、大切な成長の糧でもあります。親の役目はトラブル回避よりも「トラブルが起こっても大丈夫」と思えるように、園との信頼関係を作っておくこと、と考えるといいですね。自分の意見を言えない、それも子どもの個性 友達を優先しているのかも新しい集団に入ったばかりなら、子どもの個性なので問題ありません。まわりの様子をしっかり見て、少しずつ自分を表現するタイプなのでしょう。もし集団に慣れた時期になっても意見が言えないなら、意見を言わない環境に慣れてしまっている可能性も。家庭で子どもが自由に意見を主張できているか、振り返ってみましょう。4〜5歳になって、友達の希望を優先することで「友達を喜ばせることができた」と満足感や誇りを感じているようなら、成長の証。褒めてあげるといいですね。友達ができない 遊びに没頭しているなら大丈夫 子どものペースを見守ってひとりで遊んでいても、遊びに没頭できているならまずは見守ってみましょう。遊びに没頭するのは、むしろ発達的には大事な時間です。もし、一人遊びの最中も友達の様子が気になっているようであれば、じっくり集団の様子を観察してから加わりたいタイプなのかもしれません。子どもは「友達になって」と言わなくても、集団の後ろから付いて歩いているうちに仲間に入ったり、離れて遊んでいる子をまねしているうちにお互いが気になって、一緒に遊ぶようになるもの。子どものペースで関係が出来ていくので、親はヤキモキせず、おおらかに構えていましょう。怒りっぽい 今は感情コントロールの練習中 言葉で表現する方法を伝えて怒るのは、悔しさやイヤなことがあったから。怒りはある種の原動力になり、うまくコントロールできるようになると、「これをバネにして頑張ろう」というやる気につながります。幼児期はそうした感情コントロールの練習期間と捉えましょう。また、怒っていることを表現できない方が困ることもあります。「イヤなことされたら、僕だって怒るんだよ」ということを相手にうまく伝えた上で、「もうやめてね」と言えるのが理想的。そのためには、「イヤだったから、怒ったのね」など、感情を言葉で表現する方法を伝えていきましょう。同じ子としか遊ばない 友達だから遊びたい段階 閉鎖的になったらフォローをこれは気にしなくて大丈夫。幼児なりに「気が合っている」ということで、「友達だから遊びたい」の段階に進んでいると考えられます。さらに発達して他者視点が身に付いてくると、友情関係を試すかのように「他の子としゃべっちゃダメ」などと言うこともあるかもしれません。この場合、本気の意地悪ではありませんが、関係が閉鎖的になっているようなら、「お友達がイヤな気持ちになるからね」など、良い方向に導くように声を掛けましょう。友達をしつこく遊びに誘う どのくらいしつこくすると相手が怒るか試すことも大事な経験そもそも子どもはしつこいもの。あまりにしつこくすると相手の子が怒るかもしれませんが、「どのくらいやると相手が怒るのか」を試すのも大事な経験です。相手の子が遊びたくないのなら「◯◯ちゃんはイヤって言っているから、他の子を誘ったら?」、誘っている遊びがイヤなら「違う遊びで遊ぼうって言ってみたら?」など、アドバイスしてみるといいでしょう。友達に対して言葉がきつい 相手が気分を害していると分かれば徐々にマイルドな言い方に言葉がきつくなるのは4歳頃に多く見られ、基本的には一時的なもの。まだボキャブラリーが少ないためで、相手を不快にさせようとしているわけではありません。友達が自分の言葉で気分を害しているのが分かると、言い方を考えるようになり、徐々にマイルドな表現ができるようになっていきます。親は、子どもの言葉がきついと感じたときに「◯◯って言おうね」と、言い換え方を提案してみましょう。また、言葉に関しては「親を映す鏡」という側面もあります。家族の間でも、きつい言葉は避けるといいですね。これも気になる もしも園の友達が新型コロナにかかったら子どもにどう説明する?友達が感染した場合は、下手に隠したり、ごまかしたりせず、子どもが知りたい「単純な事実」をきちんと話すことが大切です。「病気だから治るまでは一緒に遊べないけど、治ればまた遊べるよ」と事実を伝えれば安心できるでしょう。それ以上の説明は、子どもの理解力に合わせて。くどくど説明して、ちゃんと理解できないまま「コロナはすごく恐ろしい」という恐怖心だけを植え付けるのは避けましょう。また、「◯◯ちゃんは、手洗いしてなかったからコロナになったのかも」「悪い子がコロナにかかるから、あなたはいい子にしなさい」という言い方もNG。友達に対して「手を洗っていなかった子」「コロナになった悪い子」など、誤ったイメージを持たせないように気を付けましょう。
2020年11月14日赤ちゃんのころはきちんとお肌のケアをしていても、2歳ごろから子どものイヤイヤが始まり、子どもの肌のケアをつい怠りがちになってしまいます。しかし、乾燥肌は悪化するとかゆみが生じることがあり、睡眠が浅くなったり、集中力がそがれたり……。さらには、肌が乾燥すると刺激に弱くなり炎症も加わって湿疹ができる「皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)」といった疾患も。 たかが乾燥、されど乾燥! これからの季節、子どもの肌トラブルを悪化させないためにもママはしっかりケアしてあげましょう。 子どもの肌はとってもデリケート 人間の肌は、表面の表皮と毛細血管や神経を持つ真皮、大部分が脂肪細胞で占められる皮下組織、そして毛やつめで構成されています。その中の表皮の角質層は、水分喪失(乾燥)を防ぐバリア機能を担っています。そこでは、乾燥対策に必須な保湿機能を持つ皮脂や、角質細胞間脂質などが働いています。 しかし、子どもの肌は大人に比べると厚みが少なく薄く、皮脂も少ないため、肌に十分な水分をためおくことができず、大人より子どものほうが乾燥肌になりやすいのです。そこに加えて秋冬の季節は、低い湿度、エアコンによる乾燥、気温低下による血管収縮や汗の減少によるバリア機能の低下もあって乾燥肌が加速されていきます。 肌トラブルになる前にママができること 肌の乾燥が進むと外的刺激を受けやすくなり、肌トラブルの原因に。そうなる前に乾燥させないためのケアが大切。 ・保湿剤をまめに塗る肌の水分が奪われるのを防ぐためには、保湿クリームやローションをまめに塗りましょう。肌がカサカサしていなくても、お風呂上がりや外出前や帰宅時など気づいたら塗ることを習慣づけて。ローションは塗りやすくさっぱりしていますが、乾燥がひどいときは、ローションタイプよりも保湿効果の高いクリームタイプやワセリンタイプがおすすめです。 ・肌を清潔に保つ肌の新陳代謝は、汗や皮脂、外部からの汚れにより弱くなります。入浴などで肌を清潔に保つことで健康な肌を維持しましょう。ただし、入浴時には、乾燥肌を助長しないようにナイロンタオルなどでごしごしこすらない、お風呂のお湯は40度以下、皮脂を奪い過ぎないように、優しい泡をママの手に取って洗うのがベスト。 ・インナーは肌を刺激しない素材に化学繊維は摩擦が強く、肌への刺激になりやすく乾燥とかゆみの原因になることも。直接肌に触れるインナーは肌への刺激が少ないコットンやシルクなどの自然素材を選びましょう。洗濯は、低刺激性の成分でできた洗剤を使用するとより安心ですが、何よりも成分を繊維に残さないようにしっかりすすぐことが大切です。 ・室内の湿度は60%が目安肌にとって最適な湿度は60~65%。加湿器などで約60%を目安に部屋の湿度をキープ。加湿器がない場合は、濡れたタオルなどを干しておくと湿度が上がります。 乾燥を内面からケア!バリア機能を助ける食材 肌の再生やバリア機能に働く栄養素が不足すると乾燥肌の原因となるため、肌の乾燥対策として、内面からのケアも怠れません。肌の代謝に良い食材を積極的に取り入れましょう。●たんぱく質健康的な肌細胞を作り、バリア機能の正常化。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など。 ●ビタミンA(β-カロテン)肌や粘膜を正常に保つ。のり、にんじん、しそ、乾燥わかめ、ほうれん草、西洋かぼちゃなど。 ●ビタミンB2肌の保護や再生・維持。牛・豚・鶏レバー、牛乳、のり、味噌、卵など。 ●ビタミンC細胞同士をつなぐコラーゲンの生成を助ける。赤ピーマン、キウイフルーツ、芽キャベツ、レモン、パセリなど。 ●ビタミンE細胞膜の構成成分。細胞の酸化を防ぎ、血行を促進。植物油、ナッツ類、小麦胚芽、大豆、さけ・ます類、マーガリンなど。 ●亜鉛細胞の代謝に関与し、肌を健康に保つ。豚レバー、牛肉、プロセスチーズ、たらこ、煮干し、ココアなど。疲れや睡眠不足でも自律神経が乱れ、血行が悪くなったり、腸の働きが低下したりなどで肌の代謝サイクル(ターンオーバー)に影響が生じ肌トラブルを引き起こします。休息や睡眠をしっかりとって、規則正しい生活も心がけましょう。 保湿機能やバリア機能が未熟な子どもの肌は乾燥しがち。乾燥を悪化させないためにも、こまめな保湿、室温管理、バランスの良い食生活、そして規則正しい生活を心がけ、健康な肌を保ってあげたいですね。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:井上 裕紀子監修者:医師 神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授 馬場 直子 先生1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。
2020年10月31日10月から年末にかけて、ハロウィンやクリスマスなどのイベントがたくさんあります。なかには子どもと一緒に仮装したり、いつもと違うおめかしをしたいと思っているママもいるのではないでしょうか。そのなかで、タトゥーシールによる子どもの肌トラブルが続出しているようです。 イベントやスポーツ観戦のときには注意!ハロウィンパーティーやスポーツ観戦などのときに、手軽に楽しめるタトゥーシールやフェイスペイントは、楽しく盛り上がれるアイテムとして利用される機会も増えてきました。 しかし、タトゥーシールやフェイスペイントなどは、化粧品のように安全性の基準が設けられていません。また、子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、肌トラブルが発生しやすいことをしっかり認識しておきましょう。 具体的には下記のような被害が消費者庁に寄せられています。 「タトゥーシールを子どもの頬に貼ったが強くこすらないと剥がれず、あとがかさぶた状になり、現在シミになってしまった。」(5歳以下)(※) 「娘がハロウィン用のタトゥーシールを頬に貼って、8時間ほど経過した後に剥がしたら、発赤し痛みがあった。シールはボディ用で顔用ではなく、皮膚の弱いところには貼らないように注意書きがあった。」(10歳代)(※) 注意するポイントタトゥーシールやフェイスペイントなどを使用する際は、次のことに注意しましょう。 ・目の周りや頬など、特に肌の敏感な部分には使用しないほうがよいでしょう。・アレルギーのある方は成分表示をよく確認しましょう。天然ゴムや金属などのアレルギーを引き起こす成分が使用されているものもあります。・肌に傷や湿疹などの異常がある場合は使用しないでください。・使用方法や剥がし方・落とし方をよく読んでから使用しましょう。・大人を対象としたメイク用クレンジング剤が、子どもの肌に合わない場合もあります。クレンジングの際はこすりすぎないようにし、保湿することが大切です。・使用前には、腕の内側などの目立たない場所で使用テストをしましょう。剥がしたあとに、肌に異常がないかを確認してから使用すると良いでしょう。・肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、かゆみや痛みがある場合には皮膚科を受診しましょう。 ハロウィンの仮装グッズにも要注意!それ以外にも消費者庁には、仮装に使用したアイマスクによって起きた皮膚トラブルの報告も寄せられています。 「ハロウィン仮装用のアイマスクを子ども2人が着用したところ、2人とも目の周りに発しんができて、かゆみと痛みが生じた。皮膚科を受診したところ、アイマスクに薬剤が残っていると、発しんの原因になることがあると言われた。」(10歳未満、10歳代)(※) ハロウィンの仮装で赤ちゃんをかわいく撮影するのはママにとっても楽しみの1つです。でも、赤ちゃんのことを考えて仮装の衣装などは安全に使えるものかを確認することが大事。必ず商品の説明書をよく読んでから使用し、肌に合わない場合は使用をすぐに中止して、かゆみや痛み等が治まらないときには専門医を受診するようにしましょう。 (※)事故情報データバンクシステムに寄せられた事故情報:事故情報データバンクシステムでは、消費者庁と国民生活センターが連携し、生命・身体に係る消費生活上の事故情報を関係機関から一元的に集約して提供しています。<参考>消費者庁「子ども安全メール from 消費者庁」より「Vol.469 タトゥーシールやフェイスペイントによる肌トラブルが発生!」「Vol.424 ハロウィン仮装用品での皮膚トラブルに気を付けて!」 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2020年10月15日子どもが友達とトラブルになり、いつの間にか親同士も険悪に…というのはよく聞く話。今回は、私が幼稚園教諭として働いていたころの経験も踏まえ、ママ友同士のトラブルに発展する原因と対処法についてお伝えします。決めつけ・誤解が親同士のトラブルに発展する私が幼稚園教諭として担当したのは、40人近くいるクラス。それだけの人数が集まれば友達とぶつかる子がいて、毎年のようにトラブルは起きます。そのトラブルは、相手を思いやることを学んでいる最中の子どもたちにとって必要な経験です。当時、私が先生の立場で親子に接していた時、子ども同士のトラブルから親同士までトラブルになったという話はあまり耳にすることはありませんでした。その理由を考えてみると、私の園は先生と保護者が話をする機会が多く、気になることはまず先生たちに相談してくれていたからかなと思います。今、子どもを持つママの立場になって考えてみても、幼稚園で子どもが「友達にイヤなことをされた」と話したとき、まず最初に先生に話をすると解決に向かいやすいように思います。直接相手のママに伝えたことで険悪になるケースも逆に、先生に相談せずわが子の言い分だけを鵜呑みにし、その友達をワルモノと決めつけると、親同士のトラブルに発展してしまうことも…。あるママ友は、わが子がいじわるをされることに悩み、意を決して相手のママに「うちの子がお宅の子にこんなことをされたので、注意してもらえますか?」と話をしたそう。すると、「うちの子はなにもしていないと言っています」と取り合ってもらえず。その後は険悪になってしまったそうです。それ以来、「挨拶もしない仲になってしまった」と話していました。ほかにも、「わが子が〇〇くんに叩かれている」など、子どもから聞いた話をそのまま他のママ友に相談したことで、それを聞いた人が「陰で悪口を言っている」と誤解を生むケースもありました。幼稚園でのトラブルはまず先生に相談しよう私が先生をしていたころ、仲良く遊んでいるように見えても、気づかないところで子ども同士のトラブルが起こっていることがありました。しかし、そのことについて、早い段階で保護者から相談を受けたので、子どもたちの気持ちや行動に心を配り、寄り添うことができました。そうすると、保護者の不安や不満が大きくなりにくいため、親同士のトラブルに発展しなかったのだと思います。ですので、子どもから話を聞いたときに、何か気になったり心配になったりしたら、先生に遠慮なく話をしてみてください。両方から話を聞ける先生だからわかること先生に相談すると、先生は、そのトラブルの現場を見ていなかった場合にも、両方から話を聞きます。先生はどちらの子のいいところも悪いところも把握しています。またその時のまわりの状況もわかっています。幼児期の子どもは、言葉で正確にトラブルの内容を説明するのは難しく、自分のしたことは棚にあげてイヤだったことだけを話してしまいがち。そんな子どもの特性をよくわかっている先生なら、公平にトラブルの原因を聞きだしてくれると思います。親はまず子どもに寄り添ってあげましょう先生に状況を聞いたら、親がすべきことは、まずわが子に寄り添うこと。「それはイヤだったね」と子どもの思いに共感したり、抱っこする、お膝にのせて話をするなど、スキンシップを多めにとってあげてください。子どもが不安そうにしていると、親としてはつい「こうしたら?」と解決策を提案したくなります。しかし、子どもの成長のためには、自分でどうしたら仲良くできるか考え、行動していくことが大切です。親は一緒に不安にならず、「いつでもあなたの味方だよ」と明るくかまえていればいいと思います。原因はどちらにもあると冷静に考えましょう幼い子ども同士がトラブルになる場合、どちらにも何かしらの言い分があります。もし相手の子に叩かれてしまう場合、悪いのは暴力をする方です。言葉で伝えることが人間関係の基本で、相手の子が変わるべきところ。しかし、「うちの子には絶対に非はない、相手だけが悪い」と思ってしまうと、冷静な対応はできません。もしかしたら、「自分の子にも少なからず原因があるのかもしれない」と考えてみることが大切です。冷静に子どもたちの様子を見守っていると、トラブルの最中はイヤな思いをしても、後になってみるとそのできごとのおかげで、子どもも親も、ひと回りもふた回りも成長できた!感じることができるはずです。トラブルになっている相手の親と情報共有できると◎相手の親にトラブルについて話すときは、相手を責めるように話すのではなく、「うちの子がしつこくするところがあって、〇〇くんを怒らせちゃっているみたいで…」と自分の子どもの足りない部分もあわせて伝えることがポイント。そうすることで、相手は一方的に責められたと感じることもなく、トラブルを冷静に受け止め、親同士のトラブルを回避できます。「仲良くできるようになるといいですよね」と気持ちを伝えておくと、相手の親の不安が和らぎ、情報共有しながらお互いの子どもの成長を見守っていくことができると思います。とはいえ、中には、「子どもは成長過程にいる」ということを理解せず、そのトラブルの中で善悪を決めて解決しようとする人もいますよね。大人の社会では悪い事をした方が謝罪することで解決となりますが、子どもは未熟で当たり前。それなのに相手に落ち度だけを責めて、「悪いのはすべて相手」と決めつけてしまう人も…。そのような考えでは一緒に見守ることは不可能なので、謝って受け流すのもありだと思います。子ども同士がトラブルになったときこそ、まずは親がお手本になって、相手の思いをくみ取り、思いやる姿勢を見せていきたいですね。<文・写真:ライターnicoai>
2020年09月19日子どもの肌は大人に比べると半分程度の厚みと言われていて、とてもデリケートです。そのため肌トラブルを起こしてしまったら、症状に合った薬を選び、適切に対処することが重要なほか、症状によっては早めに医療機関を受診することが大切になります。子どもが肌トラブルを起こす理由や、夏場の肌トラブルにはどんなものがあるかを知っておきましょう。 子どもが肌トラブルを起こしやすい理由とは…? 汗を分泌する汗腺の数ですが、子どもと大人は同じです。しかし、子どもの体表面積は大人の半分程度しかないため、汗腺が密集していて汗をかきやすい状態になります。そのため、子どもの肌はあせもなどのさまざまなトラブルが起こりやすいのです。 また、汗のトラブル以外でも虫に刺されるなど、体にかゆみが出れば子どもは無意識にかいてしまうため、とびひなどの感染症を引き起こしてしまうことも……。 そこで、特に夏場は公園など外遊びから帰った際には、子どもの肌の状態を大人がしっかりと観察してあげましょう。異常があったときは早めに対処することで、肌トラブルの悪化を防げます。 夏場に多い子どもの肌トラブルとは…? 夏場は汗をかきやすいほか、半そでやタンクトップなど肌の露出面も増えるため、下記のような肌トラブルが起きやすくなります。 ●あせもたくさん汗をかくことで汗腺が詰まり、皮膚内に汗が溜まることで生じます。赤く小さな湿疹できるタイプと、白っぽい水ぶくれのタイプの2つがあります。あせもができやすい箇所は、おでこや頭、首の周り、わきの下、背中、肘や膝の裏側、おむつのギャザー部などです。 赤いあせもは「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」と呼ばれる赤いブツブツで、かゆみがあるほか、チリチリとした軽い痛みや熱感があり、かきむしることで湿疹になってしまったり、そこへ細菌が感染するととびひを引き起こしてしまうこともあります。また、白いあせもは「水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)」と呼ばれる透明の小さなポツポツ(小水疱)ですが、痛みやかゆみがなく、涼しくしていれば半日ほどで治ってしまうのが特徴です。 ●おむつかぶれポツポツとあせものような湿疹ができたり、お尻が赤くなったりします。おむつかぶれが起こってしまう原因は、おしっこやうんちが肌を刺激する成分(アンモニアや酵素など)を含んでいるからです。また、排泄後のおむつの中は湿度が上がり、ムレやすくなるので、排泄してから時間が経ってしまうと、排泄物の刺激を肌が受けやすくなってしまいます。ほかにも、下痢が続いたときや汗が多い夏場は特にムレやすくなるので、注意が必要です。 ●とびひ(伝染性膿痂疹)虫刺されやあせも、かき傷、湿疹などにレンサ球菌や黄色ブドウ球菌が感染することでかゆみを伴う水ぶくれができます。水ぶくれは破れやすく、破れて中から汁が出てくるとジュクジュクし、掻いた手で触れた場所に次々と飛び火してアッという間に広がってしまうため「とびひ」と呼ばれています。 ●水いぼ7歳以下の子どもに多く見られる皮膚の感染症です。皮膚に小さな丸いいぼ(1〜5mm程度)ができるウイルス性の皮膚感染症で、かゆみや痛みはほとんどありません。いずれは自然治癒することが多いのですが、治る前にいったん数が増えるほか、感染力が強いためほかの人にうつしてしまうこともあるので、子どもの水いぼに気付いたら早めに病院を受診しましょう。 各症状の治療法や予防法とは…?あせもの治療法と予防法●治療法水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)は、かゆみなどがないため、症状が出ても気が付かないケースも多く、特別な治療をおこなわなくても涼しくしていれば1日以内に症状が治まります。紅色汗疹(こうしょくかんしん)は、赤みやかゆみが出るため、炎症やかゆみを抑えるためにステロイド外用薬を使用します。また、細菌感染を起こしている場合は、抗生剤を使うこともあります。 ●予防法吸湿性と通気性の高い衣類を選ぶようにし、汗をかいたらこまめに拭いたり、着替えるようにします。汗をたくさんかいたときには、シャワーを浴びて清潔な状態にするのが好ましいです。また、汗をかいてかゆくなってしまっても、冷やしたりかゆみ止めを塗ったりして、かかないように注意することも大切です。 おむつかぶれの治療法と予防法●治療法おむつ替え時に患部を清潔な状態にした後、ワセリンなどの保護作用のある塗り薬を塗布します。炎症がひどいときにはステロイド外用剤を使用することも。また、皮膚がたただれているときにはアズノール軟膏や亜鉛華軟膏など、傷を治す薬を使う場合もあります。 ●予防法こまめなおむつ替えを心掛け、子どもがおむつに排泄した後はすぐに交換するようにしましょう。おしり拭きの薬品でかぶれてしまうこともあるので、ノンアルコールなど低刺激のものを使うのがおすすめです。時間のある時は、水で洗い流すことが最も予防に効果的です。 とびひ(伝染性膿痂疹)の治療法と予防法●治療法感染範囲が広くなければ抗菌薬の軟膏を塗布しますが、全身に広がるなど広範囲の場合は抗菌薬の塗り薬に加えて、抗菌薬の内服を併用します。また、かゆみが強い場合にはかゆみ止めのヒスタミン剤を使います。 ●予防法虫刺されやすり傷などを手でかかないように注意します。また、爪はできるだけ短く切るようにし、外出から帰ったら手を洗いましょう。シャワーやお風呂に毎日入って、肌を清潔な状態に保つことも予防に繋がります。 水いぼの治療法と予防法●治療法かゆみを伴う場合は、かゆみを抑える塗り薬や飲み薬を使用します。あまりにもたくさん(100個以上)生じている場合は自然治癒を待つこともありますが、基本はすべて除去して早く完治させます。治療法は、専用のピンセットを使って一つずついぼをつまみ、中の白い塊を出すことで除去します。なお、この方法は強い痛みを伴うため、除去する前に痛みを軽減させる麻酔テープを貼っておくこともあります。 ●予防法乾燥肌やアトピー性皮膚炎など皮膚のバリア機能が弱いと、水いぼに感染しやすいです。そのため、日ごろから清潔を保ち十分な保湿をおこない、バリア機能の強い健康的な肌を保つことがポイントになります。また、爪は短く切り、できるだけ肌を傷つけないようにすることが大切です。 肌トラブルを悪化させないための対策とは…基本的には肌を清潔な状態に保つことがポイントになります。そのため、夏場は毎日シャワーやお風呂に入り、しっかりと体を洗って汚れを落としましょう。首の下やわきの下などのくびれ部分は特に汚れが溜まりやすいので、丁寧に洗ってください。 また、子どもは肌のバリア機能が弱いです。紫外線は肌を傷める原因になるので、外出する際は、低刺激の子ども用の日焼け止めを塗りましょう。ほかにも、外遊びの前には虫よけスプレーを使用したり、虫に刺されてしまったら子どもが自分でかきむしるのを防ぐために、パッチ剤などで患部を覆うようにすると良いでしょう。 子どもの肌トラブルは早期発見・早期治療が重要になります。子どもの年齢によっては何か不快に感じれば伝えることもできますが、ほんの小さな虫刺されでも、寝ている間に無意識にかきむしってしまい、症状が悪化してしまうことも。夏場は特に肌のトラブルが起きやすい時期でもあるので、入浴時などに1日1回はお子さんの体のチェックをするように心がけてみてください。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授 馬場 直子 先生1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。
2020年07月25日2歳になる息子は保育園に通いだしてからというもの、お友だちに顔や腕などを噛まれてしまい、ケガをして帰ってくることが多くなりました。本人はあまり気にしていないようでしたが、親としてはどうしても心配するものです。そんなときの対策について考えてみました。 息子が噛まれた!保育園に通い始めてからしばらく経ったある日、保育士さんが申し訳なさそうな顔で話しかけてきました。聞いてみると、息子が腕をお友だちに噛まれてしまったとのこと。痛々しく、歯形のあざができていました。痛かっただろうな……と思いました。 でも、もしかすると息子がお友だちが遊んでいたおもちゃを取ってしまったのかもしれない。息子もやり返しているかもしれない。2歳児のすることだし、仕方がない。その日はそんな気持ちで帰りました。 またまた噛まれてしまった…次の週。今度は顔を噛まれていました。その数日後は肩。その数日後は背中。その後も週に1回から2回噛まれることが3カ月ほど続きました。息子本人は噛まれた直後は痛くて泣くようですが、私と会うころには噛まれたことなど忘れている様子。 とはいえ、私がさすがに気になってしまい、なぜ噛まれているのか保育士さんに聞いてみました。すると「お友だちの1人がどうしても〇〇くん(私の息子)が近くにいると気になるようで、突然噛んでしまうんです。なるべく離すようにはしているのですが……」とのことでした。 息子がやり返していないのならよかったという気持ちと、この頻度で噛まれていると保育園を嫌いになってしまうのではという気持ちがわき上がりました。 親としての気持ちを保育園に伝える保育士さんたちは、できるだけのことをしてくれているのだと思います。また、噛んでくるお友だち自身も悪気があるわけではなく、かまってほしいとか、何か嫌なことがあったとか、さまざまな原因でそうしているのだろうと思います。 家族は「どの子に噛まれているんだ!」と相手を特定しようとしました。しかし、噛んでくるお友だちが誰かを知ったところで、「あの子は息子を噛む子」と嫌なイメージがつくだけで、なにもすることはできません。ただ、「噛まれていることを心配に思っている」ということを保育園に伝えることだけはしておきました。 保育園がきちんと対応してくれた!3月初めより、保育園のクラス分けがおこなわれ、今までと違う生活が始まりました。すると、息子がケガをして帰ってくることがなくなったではありませんか! おそらく保育園が、息子を噛んでしまうお友だちとはクラスを分けてくれたのだと思います。 子どもの保育園生活で不安なことがある場合は、園にきちんと伝えることで対応してもらえるのだと安心感が増しました。 今後も子ども同士のトラブルを見つけた場合は、園に相談してみようと思います。どうしても集団生活ではトラブルがつきものですが、息子の気持ちに寄り添いながら、保育園と協力して息子を見守っていきたいなと思いました。 著者:岩谷ともこ2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。
2020年07月08日幼稚園や小学校に通っていると、友達とケンカしたりもめたりといったトラブルがおこりがち。現在小2の息子も幼稚園の3年間でいろいろな友達トラブルがあり、悲しかったりイヤだったりという経験をしました。しかしそこから学び、成長できたことはたくさんあったと感じています。今回は息子が幼稚園で経験した友達トラブルとその時の対応、その後の息子の成長についてお伝えします。【年少】活発な子ども同士で毎日取っ組み合い!友達にパンチされたと聞いて…入園後、幼稚園にすっかり慣れてきた〇月ころ、帰宅後に「今日もAくんと遊んだ」と嬉しそうに話すようになった息子。同時に、「Aくんにパンチされた」とも言うように。親としては少し気になりましたが、本人は気にする様子はなく楽しんで幼稚園に通っていたので見守ることに。その後、幼稚園に行く機会があった時に、担任の先生にそれとなく聞いてみました。すると、「2人は毎日取っ組み合いのケンカをしています。あ、今日もやりあってましたよ!」と意外な答えが返ってきたのです。ぶつかるのは2人がよく似ているから先生の話によると、クラスの中でもひときわ活発な2人は、お互いリーダーシップをとりたがったり、やりたい事がかぶったりすることが多々あるためぶつかってしまうそう。しかし、取っ組み合いになっても殴り合っても、ケガにつながるほど攻撃することはなく、男の子らしく「決闘」を楽しんでいるようにも見えるとのこと。そのため、よほどヒートアップした時は止めるものの、それ以外は見守っているのだそう。それを聞いて私は驚きました。入園前、公園でいつも遊んでいた友達とはいつも穏やかに過ごしていて、息子がそのようなケンカをしたところを見たことがなかったのです。今思うと、息子がそれまでに出会った友達は、息子の提案についてきてくれるタイプの子だったのだと思います。息子にとってAくんは、一緒にいると楽しいけれど、初めて出会う自分の思い通りにならない相手。先生の言葉に納得し、Aくんのママとも情報を共有しながら、その後も見守ることにしました。しばらくすると2人は親友に。毎日ぶつかる中で相手への気持ちの伝え方、時には相手に譲ることを身につけていったようです。【年中】年長の輪に入り、いじわるをされるママ友から聞いた「息子が蹴られてる」という話年中になると、自由遊びの時間には、Aくんとともにさらに活発な年長の男の子たちの輪に入って遊ぶことが多くなりました。ある時Aくんのママから、「年長さんに蹴られてるってAから聞いたよ、大丈夫?」と言われました。そこで息子に聞いてみると、年長の中に1人いじわるな子がいて、一方的に蹴られたり、仲間に入れてもらえないことがあるとのこと。私は「イヤだったら他の子と遊んだらいいんだよ」と話しましたが、本人はどうしても年長のみんなと一緒に遊びたいそう。年長からしたら年中に対して足でまといのように感じて、悪気はなく仲間外れにしてしまうこともあるかと思い、しばらく様子を見ることにしました。あだ名をつけられたり、蹴られたりが続くある日、息子から「年長の子たちにイヤなあだ名をつけられて、ずっとやめてくれない」との話が。さすがに心配になり、すぐに先生に相談をしました。先生はいつも遊んでいるメンバーを集めて、全員の言い分を聞いたうえで、年長の子たちを厳しく叱り、息子へ謝罪させてくれました。年長の子たちは息子を邪魔に感じていたわけではなく、なんとなくあだ名をつけてしまったことがわかり、それからは仲良くしてくれました。しかしその中で1人だけ、先生の見ていないところで蹴るなど、いやがらせをする子が。その子は、息子だけではなくターゲットと決めた何人もの子にイヤなことをしていました。息子にその子から何かされてイヤだった時は、その都度私や先生に話すように伝えました。すると先生も見守りを強化し、イヤなことをされることはなくなっていきました。トラブル回避の方法を知り、やられる側の気持ちを知ったこのトラブルは、お互いに関わり方を学んだ年少の時のAくんのケンカとは違い、一方的ないじわるに巻き込まれて起きたことです。しかし、そのおかげで、「イヤなことをされたら、自分から親や先生に伝えること」という回避の方法を学ぶ機会になったと思います。また、子どもは悪気なく友達にイヤなあだ名をつけることはありがちですが、やられる方の気持ちを知ることができたこともよかったと思います。【年長】荒れた年中の子のターゲットに!友達と仲良く平和に過ぎていった年長の日々…だったのですが3学期にまたもトラブルが。年下の子から叩かれたり、暴言を吐かれる息子の園では、年長と年中が縦割りで同じクラスで過ごします。ある日幼稚園に息子を迎えに行くと、保育室から息子が出てきません。部屋をのぞくと、年中のBくんとともに先生の前に立っているのが見えました。先生はBくんに「きちんと、ごめんなさいをしなさい」と叱っています。Bくんがふて腐れながら「ごめんね」と小さく言うと、やっと息子が出てきました。先生が「お母さん、お待たせしてすみませんでした。Bくんが連日ごめんねが言えなかったので今日は絶対に謝れるようにしたくて、時間をもらいました」と話されました。私は、息子もなにかBくんにイヤなことをしたのだと思い聞いてみたのですが、そうではないよう。Bくんはイライラして暴れてしまうことがあり、活動の時にふらふらと立ち歩いてしまうことも。そんな時、息子が活動に参加するようサポートしていたら、叩かれたり暴言を吐かれたりするようになったそう。さらに息子は絶対やり返さないため、Bくんがイライラした時にターゲットにされがちだということでした。私は、息子からそんな話は聞いていなかったので驚きました。帰り道、ゆっくり話を聞いてみると、息子は「別に痛くないし、気にしてないから言わなかった」と。「どうしてやり返さないの?」と聞くと「年長の方が力が強いのに、年中を叩いたらダメだから」となんとも頼もしい言葉が!その後もBくんからの攻撃は続き、たびたび、居残りして謝られることがありました。Bくんにひっかかれ、少し腕が赤くなって帰ってくることも。相手の思いに寄り添い、許す力が育っていたケガをした日はBくんのママから電話がありました。「本当にいつもごめんなさい。きつく叱ってるんですが、たびたび痛い思いをさせてしまって…。卒園前の楽しい時期に…。もうなんて謝ったらいいのか」と泣きそうな声で。Bくんのママもどうしたらいいのかわからないという様子が伝わってきて胸が痛くなりました。私は「うちは大丈夫ですよ!そんな時期もありますよ、うちの子もBくんのことは気にかけてるので、卒園までに仲良くできるといいですね」と明るく答えました。その後もBくんから、「死ね!」「やくたたず!」などの暴言を度々吐かれる息子。私は、毎日息子に「大丈夫?」と聞いて、「あなたは何も悪くないからね」と話すようにしました。先生方も必死にBくんと向き合い、私と息子もBくんが落ち着くよう協力する形になっていきました。それでもなかなか落ち着かず、Bくんのママは毎日幼稚園に付き添いで通うようになりました。ママが付き添うようになって息子が攻撃されることはなくなり、息子の卒園前にはママなしでも穏やかに過ごせるようになったそうです。最後の登園の日、息子はBくんと、2人仲良く笑顔で写真を撮りました。この一件で、私がBくんのママに穏やかに対応できたの、息子のBくんと向き合う姿勢が頼もしかったから。自分のされたことよりも、Bくんについて考えることができていたことは、本当にすごいなと感じ、幼稚園での大きな成長を感じた出来事でした。幼児期こそ人間関係を学ぶ時期幼稚園でいろいろな友達トラブルに直面した息子。小学校に入ってからは友達ともめることは今のところないよう。色々な子がいる中で、器用にこなしていると感じています。小学校に上がると幼児期のように先生や親の目が届きにくくなります。ぜひ幼児期のうちに、大人の見守る中で友達とぶつかって人間関係を学んでほしいと思います。小さなわが子が悲しんでいると早く解決してしまいたくなるのが親心ですが、子どもが友達トラブルにあったら、親の役目は子どもの心のケアと、先生や相手のママとの情報共有だと思います。子ども自身が乗り越える強さと器用さを身に着けられるようにサポートしてあげたいですね。<文・写真:ライターnicoai>
2020年07月06日友達同士でのグループデートを考えているという方もいるのではないでしょうか。どんなことに気を付ければ楽しめるのか気になりますよね。カップル同士で楽しく過ごすデートのコツをご紹介します。みんなが楽しめる場所を探すグループデートをする時に、どこに行くかを話しますよね。その時に、適当に場所を決めてしまったら、みんなが楽しむことが出来ずに盛り上がらない可能性があります。まずは一緒にデートをするみんなが興味の持てそうな場所を選ぶということが大切になってきます。お互いのカップルで話し合ってみてから、話をまとめていくといいでしょう。しっかり自己紹介をするグループデートをするということは、全員がもとから友達だったという場合もあるかもしれませんが、彼女や彼氏同士が友達で、お互いの恋人を誘って一緒にデートをしようとしている場合もありますよね。そんな時は、デートを始める前にお互いを知るためにも、しっかりと自己紹介をするといいでしょう。名前や年齢はもちろん、どうやって出会ったのかなど簡単に話すことでデート中の話題にも困らなくなるかもしれませんね。また、デート前に自分の恋人に友達カップルについて話しておくというのもおすすめです。カップル同士でイチャつき過ぎない特に付き合いたてのカップルだった場合は、デート中にイチャイチャしたいという気持ちが出てくるものですよね。しかし、カップル同士でデートをする時には、その気持ちを少し抑えたほうがいいでしょう。いくら友達に心を許していたとしても、せっかくグループデートをしているので、みんなで楽しく過ごすということを一番の目的にしてください。デート内容によってはカップルごとに過ごす時間を作るのもいいかもしれませんが、基本的には個人的な会話は避けてみんなが共通の話題で盛り上がれるように心がけましょう。金銭感覚を合わせるカップルによって金銭感覚は変わってきますよね。普段どんなデートをしているのかに関わらず、グループデートではお互いが無理のない範囲で楽しむということが大切になります。そこが気になる場合は、事前に友達と話し合ってみるといいでしょう。また、お会計の時にいちいちみんなでお財布を出すのが大変な時は、その日だけの共通のお財布を作ってそこから支払うのもいいかもしれませんよ。お互いを尊重することが大切初めてグループデートをする時は、自分と恋人の間で当たり前だと思っていることが、他の人にとっては当たり前ではないということを分かっておく必要があります。お互いが楽しいデートになるように、デートの場所や内容を考えたりするといいでしょう。会話の内容も、みんなで楽しめるものを考えてみてくださいね。
2020年06月30日前回 からのあらすじ現在3年生の次女が、2年生の時の話。子ども同士のケンカはいつも仲裁していたのですが「自分たちで解決して?」と言ってみたところ…お友達とケンカしたちいちゃん。いつもは仲裁に入るのですが、自分たちで解決したら?と提案してみました。2人にとっては予想外のことだったらしくビックリしていましたが…「ケンカはしてるけど、お互い嫌い同志じゃないでしょ? だったら話し合って解決してみて?」と言ったら納得してくれました。次女が帰るなり号泣!これは決裂しちゃった??!仲直りはしたけど、涙が止まらないそうです。本人が話したくないというので深くは聞きませんでしたが、お友達と話し合って、自分の悪いところを認めて謝ってきたんだと思います。仲直りできたのはよかったんだけど、家に帰って安心すると、感情が爆発しちゃったのかな?ケンカした子とはいまだに一緒に遊んでいます。「自分たちで解決してみて?」と言ったときは本当は不安だったのですが、これを機に次女もちょっと成長できたのかなと思います。
2020年06月13日次男が3年生の頃、女子とのケンカの仲裁にはいったことがあります。次男が家に駆けこんできて「女子が木で殴ってくる!」と言うので、「それは危なすぎる!」ということで話を聞きに公園へ。よくよく話を聞いてみると男子が泥団子を投げてきた!スカートが汚れたのに、男子は謝らない。なので怒って、そこらへんの木の棒をひろって殴った(実際に当たったかは不明)ということらしい…。そこは私が両方の意見を聞いて諭して解決したのですが、このあともこういうことは結構ありました。そして去年、次女ちいが2年なったころ…。仲良しのお友達とケンカしたらしい次女。いつもならここで、「何があったの?」「どうしてケンカしたの?」と聞くところですが…子どもに任せることにしてみました。なぜ任せようかと思ったか。それはケンカした子が普段から仲良しだから、話し合いをすれば解決できると思ったんです。もしダメなら改めて私が話を聞けばいいし、ともかく「まず2人で話し合ってみて?」と提案してみました。さて、どうなるか…? 後編へつづきます。
2020年05月30日彼氏が欲しくない訳ではないのに、恋人が出来ない…。その理由は女性とばかり集まっているからかもしれません。彼氏ができない理由1年間のイベントで恋人と一緒に過ごしたい時期というのは、何度かあります。例えばバレンタインやクリスマスなど、街を歩いているのはカップルばかりが目立つ期間でしょう。そんな時期に特定の恋人がいない女性は、ついつい女友達と集まってしまうのではないでしょうか。実はこの行動が余計に彼氏ができない理由となるのです。それは、女子同士の阿吽の呼吸で、言葉に出さずとも通じてしまう心地よい時間だからです。もしもあなたを誘いたい男性がいたとしても入り込めず、女性に囲まれている貴方に声を掛けずらいので諦めてしまうでしょう。女同士の会話も問題女同士で集まっていると、理想の男性像の話しになることありませんか。そのとき恋人にするなら「ハンサム」で「背が高く」「お金持ち」、「優しい」「頭が良くてスポーツも万能」という理想論に奔り勝ちです。まず、こんな男性はいないことが分かっているはず、それでいながらそんな王子様が現れることをどこかで待っている理不尽な環境が生まれます。もし、この理想論から外れた男性から告白されたとしても、きっと友人たちの否定的な言葉を恐れて断って仕舞う可能性があります。ハンサムな王子様を待っているお姫様を演じていられるのは、小学生まででしょう。自分磨きをサボりがち女子ばかりで集まっていると自分磨きの努力を怠ってしまいます。女同士である気安さからお化粧やファッション、立振る舞い、それにダイエットなど「仕事が忙しいから」「ストレスが多くて」という言い訳をして。それがまかり通るのも女子同士の恐ろしさでしょう。ありのままの自分を受け入れてくれる男性が理想でも、自分は見た目の良くない男性を絶対に受け入れないはずです。男性から魅力的な人と見て欲しいならば、小さな努力からはじめてみることが大切です。勇気を出してどんなこともはじめて飛び込む場合、大きな勇気を必要とします。自分は美人でもないし、女性としての魅力がないと思っているならなおさら大変なことでしょう。それでも彼氏が欲しい気持ちがあるなら、女子同士で集まるだけでなく男性を交えた集まりに参加してみてはいかがでしょうか。女性からアップローチするのが礼儀違反なんて時代遅れなことは言わずに、気になる男性はどんどんデートに誘って、貴方が好意を持っていることを伝えましょう。
2020年05月07日公園や児童館などの子どもが集まる場所に行くと、起こりがちな子ども同士のケンカ。その時によく見かけるのは、すぐにママが仲裁に入り、自分の子どもに「ごめんなさい」と言わせて解決する姿。元保育士の私としては、「ああ~!もったいない!」と思ってしまいます。ケンカは子どもにとって成長のチャンスなのです。そこで今回は、保育の現場でやっている、子ども同士のケンカの時、「ごめんなさい」を言わせるより大切なことをお伝えします。ケンカは成長のチャンスケンカは、人に思いを伝えた結果、ぶつかってしまうから起こります。思いを伝えることは、人と関わっていく中で必要なことですよね。たくさんケンカをすることで、ぶつかった時どのように解決するか、引き出しがどんどん増えていくのです。また、どんな伝え方をすればケンカにならないかということも、少しずつ学んでいきます。ケンカをして仲直りする経験を積み重ねていくと、コミュニケーションが上手になり、人と関わることが好きになります。そのため保育の現場で先生は、ケンカは成長の機会ととらえて対応しています。子どもの気持ちを代弁しようまだ言葉の話せない年齢の子どもは相手を叩いたり、大声をあげたりしてケンカになることが多々あります。物の取り合い、自分の行きたい所にいたからなど、大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては大きなこと。うまく言葉にできないためケンカに発展します。その時になにより大切なのは、大人が子どもの気持ちを代弁することなのです。オモチャの取り合いでケンカになり叩いてしまった場合、「これが欲しかったのね」「ひっぱられて嫌だったね」など、まずは子どもの気持ちを汲み取り代弁します。子どもは、気持ちを理解してもらえて落ち着くとともに、自分の気持ちを伝える言葉を知ることができます。その上で「次は、貸してって言ってみよう」など方法を伝えるとよいです。代弁することをせず、「叩いてはダメ」と教えたり、「ごめんね」を言うことだけを教えても、子どもは解決方法を学べず、同じことを繰り返してしまいます。自分たちで仲直りできるようにしよう言葉が話せる年齢になったら、ケンカになった時、なるべく自分たちで仲直りするようにサポートしてあげましょう。言葉で相手に気持ちが伝えられるようになっても、やりたい事が一緒で「これぼくの!」「わたしが先!」とケンカになることがあります。このようなケンカは、ケガに繋がらないように気をつけながら見守りましょう。ケンカをしながら、言葉で相手を説得したり、お互いに納得する方法を考えたりと、たくさんのことを学びます。子どもだけでは解決方法が見つからない時は、大人の出番。「順番にするのはどう?」「〇分になったら交代は?」など提案してあげましょう。ケンカがヒートアップして泣いたり暴れたりしてしまう時には、「いやだったね」と共感して、気持ちを整理してあげると落ち着きます。平等だけが解決策じゃない子どもたちが話し合ってお互い納得した方法は、大人から見ると平等でないことは多々あります。例えば、2人の子どもが10個のカラーボールのオモチャを取り合ってケンカをして、最終的に1人の子は8個。もう1人は2個になったとします。大人は半分の5個ずつ分けたくなってしまいますが、子どもが納得しているならば、口出しは不要です。カラーボールの数が少なくても「赤いボールさえもらえれば、2つでもいい」と取り引きをしていたりします。今回は相手に多くゆずると自分で決めた場合もあるでしょう。自分の欲求と相手の欲求の折り合いをつけて納得しているのです。またお互いすごく怒っていたのに、いつのまにかその内容を忘れて、ケロっと仲直りしていることもありますよね。特に問題解決しているように見えなくても、ケンカした相手とまた笑いあえるのも、とてもよい経験。ケンカの際大切なのは、「ごめんなさい」を言って終わりにしたり、平等に解決することではなく、お互いが納得することです。子どものケンカ、前向きに見守ろう子ども同士のケンカの時に大人がすべきことは、子どもの気持ちを代弁すること、また子ども同士で仲直りできるよう見守りサポートすること。私は、保育士として勤務をしている時もそうでしたが、今はわが子が友達とケンカを始めると、「がんばれ、がんばれ」と思いながら見守っています。相手の子にケガをさせないか神経をつかうこともありますが、ママの出番は最小限に。そして仲直りのあとには「よく言えたね」「いい考えだね」と、どちらの子も誉めることも。「ごめんなさい」の言葉は、悪かったと思った時には、自分から心を込めて言えると理想だなと思っています。ケンカはお互いにとって成長につながる経験になるので、すぐに止めてしまうのはもったいない!これからも前向きに柔軟に見守っていきたいと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年04月20日そろそろ彼氏が欲しい、結婚したいけどいい出会いがない…。そんな時は、神頼みしては?神社からご利益を授かって、恋を叶えましょう。縁結び神社と言えばここ!絶対に外せない出雲大社縁結び神社として日本一有名と言っても過言ではない神社が、島根県にある出雲大社。毎年旧暦の10月は日本全国にいる八百万の神々が出雲大社に集まり、人々のご縁を結ぶ会議が行われているという説もあります。そのため、一般的に旧暦の10月は「神無月」と呼ばれているのに対し、出雲地方では「神在月」と呼ぶんだとか。その出雲大社の縁結び効果は有名で、「参拝後に彼氏ができた」「すぐに結婚が決まった」「素敵な男性を紹介された」など、ご利益のあった方々からの口コミもとても多い神社です。縁結びと言っても単なる恋愛のみならず、様々なご縁を結んでくれるのが出雲大社。とても厳かな空気が漂う神社で、心が清められること間違いなしです。池占いで未来を占う!八重垣神社出雲大社と同じく島根県にあるのが、八重垣神社。こちらは境内にある池で未来を占えるということで、多くの女性に大人気の神社です。池占いは至ってシンプルな方法で、神社で和紙を購入し、その上に硬貨を乗せて鏡の池に浮かべるというもの。すると、その和紙から文字が浮かび上がってくるんです!そして、和紙が沈む速さと、沈むまでの距離で良縁が近いか遠いかを占います。和紙が15分以内で沈んだなら縁が近く、30分以上なら縁が遠いとされています。また、和紙が遠くへ行った場合は遠くの人と、近くで沈んだ場合は身近な人と縁がある、ということなんだそうです。沈むまでの間、ドキドキワクワクしながら待つのも楽しいですよね。女友達と行けば、必ず盛り上がりますよ!出雲大社とセットで参拝するのがおすすめです。都内で最強との呼び声高し!縁結びなら東京大神宮!東京都内で縁結び神社と言えば、千代田区にある東京大神宮です。この神社は「東京のお伊勢さん」と呼ばれており、三重県にある伊勢神宮に遠くて行けない方のために建立されたと言われています。東京大神宮は神前結婚式の始まりの場所でもあり、結婚とは縁深い神社でもあります。東京大神宮のおみくじは当たると評判で、このおみくじ目当てに東京都外からも多くの女性が参拝しに訪れます。また、東京大神宮の御守りは縁結びに効果があるんだとか。「御守りを購入したあとに結婚が決まった」という方や「片想いが実った」という報告も!東京都内に住んでいる方なら、一度は参拝しておきたい神社です。頂ける石で恋が叶う!川越氷川神社縁結び神社として今注目を集めているのが、埼玉県にある川越氷川神社。最大の特徴は、この神社でしか頂けない大人気の縁結び玉です。毎朝、神社の巫女さんが拾ってくれた境内の石を、わずか20個限定で配布してくれるのですが、この石が縁結び玉として有名です。この石を頂いたあとご利益があったという口コミは多数!そのため、平日の早朝でも激戦必至です。さらに、この縁結び玉でご利益を頂いた後、縁結び玉を神社にお返ししに行くとさらなる縁起物を頂けるんだそう。縁結び玉を無事ゲットできるかどうかはその日の運次第ではありますが、それもご縁といったところ。効果は絶大のようですので、恋に縁遠い友人同士、参拝してみてはいかがでしょうか。
2020年04月07日幼稚園や小学校など、子どもの世界が広がると必然的にはじまるママ同士の付き合い。気軽に子どもの話ができるママ友だけど、ときにはトラブルに発展することも。ママ友派閥や、ママ同士のマウンティングなど、実際に自身が体験したことや人から聞いた、本当にあったママ友の怖い話を紹介します。ドラマより怖い展開が待ち受けているかも……!?ママ友のこわ~い話 その①自分だけ抜きのグループラインがある職場で聞いた話ですが、ラインのグループをみんなでつくっていたのに自分だけ抜きのグループもあったらしく、たまたまその人が友達と話していてその話題わからないな~という感じにしていたら、「ラインで伝えたじゃん! え、知らない? え、まさか!?」と、気まずい雰囲気になったらしい。(どりーむさん・長男1歳)ママ友のこわ~い話 その②子ども同士の些細なケンカから発展人から聞いた話ですが、ママ友の息子同士が同じクラスで、子ども同士が些細な事でケンカ。AがBを殴ってしまった、Bママは殴ったことについてだけ謝ってほしく、先生も介入しAに言ったが、Aママは逆ギレし、Bの悪いところを箇条書きにしてBママにラインしてきた。その後、母同士も子ども同士も仲直りできず。(サクママさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その③ウワサ好きのママ友ウワサ好きなママがいて、どんなマンションに住んでいるか、両親の学歴や職歴を調べて、まわりの人にあることないこと、言ってないことなどを言いふらして、他のママ友との仲を壊すようなことをする人がいました。(やすさん・長女9歳)ママ友のこわ~い話 その④深夜に長文ラインを送ってくるママ友あるママの子どもが他の子にいじわるをしていたので騒ぎになり、やんわり「みんなでごめんなさいしましょうか」と言ったら、自分の子どもが非難されたと被害妄想を抱き、言ってないことを言ったとすごい剣幕で攻撃された。深夜に長文のラインを何度も送ってきて、関係ない子どものことまで引き合いに出して文句を言われました。私自身が幼稚園に行きたくないほど精神的に落ち込みましたが、私以外にも園に同じような被害にあったママがたくさんいて理解してくれたため、吹っ切れてそのママと距離を置き、残り数ヶ月の幼稚園生活を乗り切りました。(やすさん・長女9歳)ママ友のこわ~い話 その⑤サイコパス系の怖いママ友私を独占しようとして、まわりの幼稚園ママに私のことを悪く言って遠ざけようとしたり、私だけはあなたの味方と言ってきたり、まわりの人が私の悪口を言っているなどウソを言ってくる人がいた。最終的には幼稚園のママみんなから避けられ、引越ししていました。サイコパス系の怖い人だった。(矢口里奈さん・長女12歳・次女8歳)ママ友のこわ~い話 その⑥ママ仲間を疑うママ友聞いた話ですが、建売の家が何軒か並んでいて、入居も同じぐらい年代も同じくらいのママ友で、ご近所付き合いも良好ですが、その中のひとりのママは子どもを叱る声がやたら激しく大きめ。ある日そのママの家に突然児童相談所の職員が、近所から通報があったと訪問。職員が帰ったあと、ママ友に「通報したやつ誰だ?」とラインしてきたそう。結果誰も名乗り出なかったそうです。(サクママさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その⑦プレ幼稚園のときからママ友の派閥がある人から聞いた話ですが、プレ幼稚園のときからママ友の派閥があるそうです。(はんど・めいさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その⑧幼稚園に潜む上から目線のボスママ幼稚園には結構ボスママがいてカフェに誘われると大変なようです。また、幼児教室に通わせてるママさんがママ友から「それってどうなるの?」というような上から目線の言葉を言われたようです。子どもの発達だけでなく人との関わりやママの生活リズムなど気分転換になることだってあるのに、人がやることに対して指摘は受けたくないですね。(ざっきーさん・長男1歳)illustration/Chizuru Tsukasa
2020年03月13日あんふぁんWebのアンケートで「子ども同士のトラブル」について聞いたところ、多かったのが「たたく、噛みつく、ひっかく」などのトラブル。特に3歳〜6歳の園児同士に多いようです。「園でのできごとだと、直接その様子を見ていないため状況が分かりにくい」「幼い子どもたちのトラブルに、どこまで親が関与すべきかがわからない」という声とともに、「トラブルがあったときに相手の保護者ときちんと話ができると解決するのが早い」という声も。子どもの話に耳を傾けて寄り添いつつ、園の先生や相手の保護者とどう連携をとるかが重要ですね。今回は7つのトラブルとそれぞれの対応を紹介します。毎日たたかれ、押されて、泣いていた・どんなトラブル?息子が年少のころ、3月生まれで体が小さかったためにターゲットにされていたのか、まだ言葉があまり出ない友達に、毎日のようにたたかれたり、ひっかかれたり、押されたりしていました。園では毎日泣いていたようです。・どう対応しましたか?毎日、幼稚園の先生から連絡があり、どのようなことがあったのか報告を受けていました。園全体で問題を認識し、対応してくださっていたので、夫と話し合い、園にお任せするということを決めました。相手の園児の名前は明かされませんでした。・親として感じたことはトラブルが起こって、自分の子どもが一方的に傷をつくって帰ってきたときに、親としてどう対応することが正しいのかわからず、すごく悩みました。幼稚園の先生方は、本当に真摯に対応してくださっていたので、とても助かりました。結局、時間がたって、ターゲットが変わったり、年中になって、その子自身が言葉をしっかり話せるようになると問題行動はなくなりました。(ちい/子ども3歳)お昼寝のときにいつも顔をたたかれる・どんなトラブル?幼稚園に入って間もないころ、いつも楽しそうに帰宅していたのに、ある日からすごくションボリしだしました。粘り強く、ワケを聞き出してみると、友達がお昼寝の時に近寄ってきて、毎回、顔をたたかれていたそうです。・どう対応しましたか?担任の先生に、息子が話してくれたことを相談しました。先生は「今後は2人のお昼寝の場所を離して、そのようなことが起こっていないか注意深く見守ります」と言ってくださいました。それからしばらくは補助の先生が息子の隣についてくださったので、安心して通えるようになりました。・親として感じたことはいろいろな性格の子どもがいるので、日々トラブルがあるのは仕方がないと思います。自分の子どもの様子に気づいてあげられるようにしないとなと思いました。(ぽこぽこ/子ども3歳)何度もほおに噛みつかれた・どんなトラブル?物を拾ってあげようとした息子。取られたと勘違いした子が、息子のほおに噛みついたようです。次の日も同じことが。乱暴な子どもなので、先生も手におえず。その子のお母さんも困っているようだったので、とりあえずは子どもたちの様子を見守ることにしました。・どう対応しましたか?何度もやられていましたが、楽しいから一緒にいてケンカになることが分かり、今はあまり口出ししたり、心配しないようにしています。男の子なのでということもありますが。・親として感じたことは?子ども同士でなんとかできる場合は多くないけれど、本人が気持ちの整理ができていれば、母親ほど尾を引く話ではないんだなと思いました。(あい/子ども4歳)年上の子から理由なく叩かれる・どんなトラブル?年少の夏休みのこと。預かり保育中に、毎日、年長さんから、理由なくたたかれたり、仲間外れにされることがありました。本人が朝から「今日は幼稚園に行きたくない」というので、話を聞いて知りました。・どう対応しましたか?預かり保育担当の先生にその件を話して、気をつけて娘の様子を見てほしいと伝えました。そして、その年長さんに先生から注意をしてもらいましたが、一向に状況が変わらないので、直接その子のママを待ち伏せしてお話ししました。そのママは理解のある人でしたので、すぐ対処してくれて和解。今はその子が卒園しても、そのママとラインをしたり遊んだりするくらい仲良くなりました。・親として感じたことは?親同士が仲が良いと、こういったトラブルは少ないのかなと思いました。(とど/子ども3歳)ラグビーごっこでタックルされ、壁に激突・どんなトラブル?ラグビーが流行っていたときのこと。友達に後ろからタックルされて、壁に激突。息子の額が紫になって帰ってきました。・どう対応しましたか?担任の先生から電話がきて、状況を聞きました。しかし後日、タックルした子のお母さんに会っても何も言われず、モヤモヤしたままです。・親として感じたことは子ども同士はすぐ仲直りしますが、親がどこまで介入するか、いつも悩みます。(杏奏ママ/子ども6歳)ちょっかいを出されるのがイヤで登園を渋る・どんなトラブル?同じクラスの男の子にちょっかいを出され、それがイヤで幼稚園を休むようになりました。その子はほかの子にも同じようなことをしていたようです。本人が「〇〇くんにたたかれた」「髪の毛を引っ張られた」と言ったので、その詳しく話を聞いて分かりました。・どう対応しましたか?クラス担任の先生に相談して、子どものことをもっと見てほしいと伝えました。子どもにも「イヤなことがあったり、イヤなことをされたら先生が助けてくれるから大丈夫だよ」と伝えました。今でもその子はちょっかいを出してくると言っていますが、子ども自身も対処の仕方を学んでいるようで、登園してくれています。・親として感じたことはまだ年少なので、いやがらせやいじめのようなものではないと思っています。親がどこまで首を突っ込んでいいのか、線引きが難しいなと感じました。(める/子ども5歳)ひっかいたり、暴言を吐かれる・どんなトラブル?クラスで意地悪をする女の子が1人います。娘だけではないのですが、いろいろな子に対して、いきなりひっかいたり、暴言を吐いたりすることが多々あるようです。娘が「〇〇ちゃんからこんなことされた」と報告してくることが多くなり、気にしているようでした。・どう対応しましたか?担任の先生に状況を伝えると、ほかの保護者からも同じような意見やクレームがあると言われました。先生も状況は把握しているので、その都度見守ったり、中に入って対処しているとのことで安心しました。娘に対しては「〇〇ちゃんは、お友達に優しくする方法がまだわからないんだって。あなたは悪くないから、気にしなくていいよ。何かあったら先生にすぐ言ってね」と話しました。今でも意地悪されることはありますが、娘も対処方法を身につけつつあり、それほど気にしないようになりました。・親として感じたことは園でのトラブルに親が介入するのは難しいので、まずは先生に相談して、一緒に対処方法を考えるのがよいと思いました。そのうえで、娘にも状況や対処方法をきちんと説明すれば、落ち着いて対応できるようになるということを学びました。(める/子ども5歳)<あんふぁんWeb編集部>※2019年12月25日~2020年1月15日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:150件
2020年02月18日みなさんは「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがありますか。小学校で2020年から実施される「新学習指導要領」の中にも、このアクティブ・ラーニング(主体的、対話的で深い学び)が大きな目玉として取り上げられています。これまで小学校の授業では、先生が生徒へ説明することが中心の「受動的」な授業が一般的でした。これに対し、「アクティブ・ラーニング」では、生徒同士が話し合い、教え合い、「能動的」に学ぶことができる授業を行います。小学4年生の息子が通うクラスでは、この「アクティブ・ラーニング」が『学び合い』という形で、2学期のスタートと同時に取り入れられました。『学び合い』とは「アクティブ・ラーニング」の代名詞と言われ、上越教育大学教授の西川純先生の提唱する学校教育のあり方で、全国的に広がりを見せているとのこと。幼稚園ママやパパはまだ先の話と思っている人も多いと思いますが、1年生からこの『学び合い』を取り入れている小学校も多くあるようです。今回は息子の担任の先生にお話を聴きながら、私から見た息子の変化を含め、この『学び合い』を紹介します。具体的に『学び合い』って何をするの?『学び合い』は、子ども同士で教え合い、学び合い、自発的に学習していく授業スタイルです。算数であれば、先生が授業の最初の5分間で生徒に課題を与え、クラス全員がその課題を授業時間内に達成することを伝えます。子どもたちは、まず自分で問題を解いたあとに、立ち歩き、できた子どもがわからない子に教えに行ったり、わからない子ができる子に聞きに行ったりします。そうして、子ども同士でたくさんコミュニケーションをとりながら、「クラス全員が課題を達成する」ことを目指します。ここで一番大切なのは「一人も見捨てない」ということ。息子のクラスにも「一人も見捨てない」と大きくポスターが掲げてあります。本当に子ども同士で勉強が理解できるの?『学び合い』が始まってすぐ、息子が「学び合いのときは参観自由だから見に来て!」と言うので、実際の算数の授業をのぞいてみました。そこには生き生きと互いに教えあう子どもたちの姿があり、話をしているのを聞いていると大人よりもずっとわかりやすく説明していることがわかります。問題がわからない子どもの周りには数人の子どもたちが集まり、1人の子の説明がむずかしければ、他の子が説明するといった感じで、わかるまで入れ替わり立ち替わり教えていました。担任の先生いわく、この『学び合い』を始めてからわずか2週間ほどで、クラスにさまざまな変化が見えてきたそうです。・子どもたちのやる気が変わる!子どもたちは「誰かに教えたい」という意欲が強く、次の日の単元の予習をしてくるようになったとのことです。中には「友だちと一緒に課題を達成したい」という思いから、その友だち専用のわかりやすい説明を考えてくる子も。・子どもたちの人間関係が変わる!『学び合い』ではクラス全員で課題を達成することを目指すので、クラスの結束が強くなります。子ども同士のトラブルがあっても、自分たちで解決できるようになったとのこと。・子どもたちの成績が変わる!当初は算数のみ取り入れられていた『学び合い』ですが、その算数のテストの平均点がぐっとあがったとのこと。わからないままに先生の説明を聞くよりも、わかるまで友だちに聞くほうがずっと効率的なようです。もちろん、『学び合い』にはプラス面だけではなく、「先に終わった子がつい遊んでしまう」「特定の子には教えに行かない」など、学校やクラスの雰囲気によっては課題となる部分もあるそうです。しかし、息子のクラスではそのようなことがなく、『学び合い』が好きな子どもたちだったので、その効果がでるのも早かったのではとのことでした。『学び合い』で、息子にも変化が今まで与えられた宿題をこなすことだけで精一杯だった息子は、『学び合い』が始まってから、予習をするようになりました。予習をしていけば、クラスの友だちにすぐに教えられるからとのこと。教えたり、教えられたりをする中で、今まで話したことがなかった子とも話すようになり、帰ってくると学校での出来事を楽しそうに話してくれます。二分の一成人式で保護者参加型『学び合い』を体験算数からスタートした『学び合い』は、現在、国語、社会、理科、そして、英語と体育にも取り入れられています。先日行われた二分の一成人式にも保護者参加型の『学び合い』が取り入れられました。子どもたちの将来の夢を聞いて保護者が質問をしたり、「10億円あったら世の中のためにどうやって使う?」というテーマで子どもと大人がグループで輪になり、「えんたくん」と呼ばれる丸い形のダンボールをひざの上にのせ、そこへアイデアを書き込みながら話し合ったり。今まで私が抱いていた「子どものスピーチに親が涙する二分の一成人式」というイメージとはかなり違う、にぎやかで活動的なひとときに、笑顔あふれる会となりました。子どもたち自らが教え合う『学び合い』は知識力だけではなく、多様な社会でお互いを認め合いながら人間力も養うのだと先生のお話を聴いて改めて感じました。これまでと違う授業スタイルを保護者である私たちもポジティブに受け入れて、子どもの成長を見守っていきたいですね。<文・写真:ライター稲井華子>
2020年01月31日あんふぁんWebのアンケートで「子ども同士のトラブル」について聞いたところ、150件の回答が寄せられました。今回は3歳〜中高生までの中で一番書き込みが多かった、小学1年生の子ども同士のトラブルとそれに対する親の対応の6つのケースを紹介します。小学1年生は卒園してまだ1年。子どもの様子をみて話を聞きだしたり、先生へ相談したり、親がどう行動するかが大切ですね。※2019年12月25日~2020年1月15日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:150件いじめ?悪ふざけ?カサが壊れていた・どんなトラブル?カサを1週間で3回も壊してきたことがありました。破けて使えないほどで、さすがに悪ふざけで遊んでいたにしてもケガにつながると思いました。・どう対応しましたか?担任の先生に相談しました。双方の意見(子ども、親の見解)も食い違ってすごく疲れました。本人たちに聞いても、悪ふざけなのかそれともいじめの領域なのかが分からず。そして上級生も一緒だったりしたので、相手の親が先輩ママさんでもあり、すごく精神的に疲れました。・親として感じたことは学校に報告や相談をすることが大事だなと、つくづく思いました。(たか、44歳)荷物を持たされて帰宅した・どんなトラブル?子どもが同じマンションの子に、学校の帰りに荷物を持たされたと言って帰ってきました。いじめではないかと心配しました。・どう対応しましたか?本人がイヤだったと話をしたので、担任の先生に報告しました。本人にもまたされたら言うようにと伝えました。それからはなかったようなので安心しました。・親として感じたことは?イヤなことはイヤだと言うように伝えるのが大事。解決できなければ大人が中にしっかり入りたいと思いました。(みい、40歳)仲間外れにされ、悪口を言われるように・どんなトラブル?同じグループの同級生数人から、突然仲間外れにされたり、悪口を言われるようになった。本人が「学校に行きたくない」と言ってきたので理由を聞いて知った。・どう対応しましたか?担任の先生に連絡帳を通して相談。その日のうちに、本人と同級生を集めて「なぜいじめるのか」を聞きだしてくれたらしく、夕方には担任から電話連絡があった。同級生はいじめというより遊びの延長でからかっている認識だったようだが、それはダメだとしっかり言い聞かせてくれ、問題はなくなった。・親として感じたことは?異変に気づいたら、とにかくすぐ担任の先生に相談すること。悩む時間がムダと思えるほど、早く解決できた。一度相談しておくと、先生も様子を気にしてくださるので、安心できる。(マッキー、41歳)「〇〇ちゃんの方が大事」と言われて・どんなトラブル?「明日友達と遊ぶ約束をした」とうれしそうに話をしていて、翌朝も「今日遊ぶんだ~」と張り切って登校したのですが、泣きながら帰ってきました。しばらく泣きじゃくって落ち着いてから聞くと、「今日は〇〇ちゃんと遊ぶ、〇〇ちゃんの方が大事だから」と言われたそう。・どう対応しましたか?その子と〇〇ちゃんは同じ幼稚園で、以前から仲良しだったよう。娘だけ違う幼稚園だったため「仕方ないよ、幼稚園からのお友達なんだし、あなたもこれから一緒に仲良くなっていけば大丈夫」となぐさめました。 次の日には元気に登校し、その子とも今では他の子も交えて公園で仲良く遊んでいます。・親として感じたことはまだ小学1年生だったので、すぐ立ち直ってよかったです。親が思うより子ども同士で解決することもあるので、見守ることも大事だと思いました。ただ高学年になると簡単には解決できないことも増えるので、親としての見極めを誤らないよう気をつけていきたいと思います。(あゆママ、45歳)違うルートで下校しようと誘われる・どんなトラブル?帰りが遅いので理由を聞いたところ、新しく友達になった子が、「登下校コースではない道を帰ろう」と言っていたみたいで、知らない人の敷地にも勝手に入っていたことが分かりました。わが子には「それはダメだよ」と言い聞かせたのですが、友達は聞く耳を持ってくれないようで、何度か私が途中まで迎えに行って、ダメな理由を説明しにいったことがありました。・どう対応しましたか?私もお迎えに行ったりしましたが、なかなか話を聞いてくれないので担任の先生に相談しました。相手のお母さんにもお伝えしてもらうことにしました。・親として感じたことは幼稚園では顔見知りの子がほとんどなので、親もなんとなくわかるけれど、小学校に入ると知らない子も多く、情報が少なくていろいろ大変だなと思いました。(おまみ、33歳)娘とだけ仲良くしないように、まわりに言う・どんなトラブル?仲良くしていた3人組の中、1人だけ仲間外れに。中心の1人が「〇〇ちゃん(娘)と仲良くしたら許さないからね」と言っていたらしく、無視されたりしたようです。・どう対応しましたか?娘本人が担任の先生に相談し、間に入って話をしてもらいました。謝罪されたそうで、一応仲直りはしましたが、2年生になり別のクラスになったこともあり、ほとんど交流はなくなったようです。・親として感じたことは一方的に解決しようとせず、担任の先生に任せた方がいいと思います。性格的に合わない場合などは、自然に離れていくので(似た性格の子で集まりだすので)あまり心配する必要はないのかなと思います。(マム、39歳)<あんふぁんWeb編集部>
2020年01月26日こんにちは、かたくりこです。わが家の姉妹・長女こむぎ(3歳)と次女きなこ(1歳)の日常をお届けする「こむぎときなこ」の第12回です。1歳2カ月を過ぎると次女も少しずつ言葉を理解できるようになり、子ども同士のコミュニケーションもだんだん増えてきました。それはこんな感じです。どこまでわかっているんだか…(笑)と思うことも多いですが、お互いに意思疎通が少しできるようになったことで、一緒に遊べる時間が増えたのはうれしいことです!公園でおっかけっこしたり、一緒に手をつないで散歩をしたり、力を合わせてマグフォーマー(磁石のおもちゃ)を大量に母の髪の毛にぶらさげて遊んだリ、一緒にEテレを見て歌って踊ったり。わたし自身は妹と年がかなり離れているので、年の近い姉妹もいいなぁと思うのでした。
2020年01月20日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、2歳になる子どもとの男同士ならではのおバカ!?なコミュニケーションをお届けします♪息子は保育園に通うようになってから、よく歌を歌うようになりました。「きらきら星」「さんぽ」など定番の曲だけならいいのですが……。 2歳になるとすっかり男の子! 下品な単語が大好きになってきました(笑)。また僕もそれに乗っかり2人で下品な歌のYouTubeを見て、ゲラゲラ笑いながら歌うのがとても楽しい!保育士さんや奥さんがコツコツと健全な童謡を教えてくれるのでとても申し訳ないのですが……、こっそりとこれからも男同士のコミュニケーションを大事にしたいなと思っております。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2019年11月15日10月から年末にかけて、ハロウィンやクリスマスなどのイベントがたくさんあります。中には子どもと一緒に仮装したり、いつもと違うおめかしをしたいと思っているママもいるのではないでしょうか。その中で、タトゥシールによる子どもの肌トラブルが続出しているようです。 イベントやスポーツ観戦のときには注意!ハロウィンパーティーやスポーツ観戦などのときに、手軽に楽しめるタトゥーシールやフェイスペイントは、楽しく盛り上がれるアイテムとして利用される機会も増えてきました。 しかし、タトゥーシールやフェイスペイントなどは、化粧品のように安全性の基準が設けられていません。また、子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、肌トラブルが発生しやすいことをしっかり認識しておきましょう。 具体的には下記のような被害が消費者庁に寄せられています。「タトゥーシールを子どもの頬に貼ったが強くこすらないと剥がれず、あとがかさぶた状になり、現在シミになってしまった。」(5歳以下)(※) 「娘がハロウィン用のタトゥーシールを頬に貼って、8時間ほど経過した後に剥がしたら、発赤し痛みがあった。シールはボディ用で顔用ではなく、皮膚の弱いところには貼らないように注意書きがあった。」(10歳代)(※) 注意するポイントタトゥーシールやフェイスペイント等を使用する際は、次のことに注意しましょう。 ・目の周りや頬など、特に肌の敏感な部分には使用しない方がよいでしょう。・アレルギーのある方は成分表示をよく確認しましょう。天然ゴムや金属等のアレルギーを引き起こす成分が使用されているものもあります。・肌に傷や湿疹などの異常がある場合は使用しないでください。・使用方法や剥がし方・落とし方をよく読んでから使用しましょう。・大人を対象としたメイク用クレンジング剤が、子どもの肌に合わない場合もあります。クレンジングの際は優しくこすりすぎないようにし、保湿することが大切です。・使用前には、腕の内側などの目立たない場所で使用テストをしましょう。剥がした後に、肌に異常が無いかを確認してから使用すると良いでしょう。・肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、かゆみや痛みがある場合には皮膚科を受診しましょう。 ハロウィンの仮装グッズにも要注意!それ以外にも消費者庁には、仮装に使用したアイマスクによって起きた皮膚トラブルの報告も寄せられています。「ハロウィン仮装用のアイマスクを子ども2人が着用したところ、2人とも目の周りに発しんができて、かゆみと痛みが生じた。皮膚科を受診したところ、アイマスクに薬剤が残っていると、発しんの原因になることがあると言われた。」(10歳未満、10歳代)(※) ハロウィンの仮装で赤ちゃんを可愛く撮影するのはママにとっても楽しみの1つです。でも、赤ちゃんのことを考えて仮装の衣装などは安全に使えるものかを確認することが大事。必ず商品の説明書をよく読んでから使用し、肌に合わない場合は使用をすぐに中止して、かゆみや痛み等が治まらないときには専門医を受診するようにしましょう。 (※)事故情報データバンクシステムに寄せられた事故情報:事故情報データバンクシステムでは、消費者庁と国民生活センターが連携し、生命・身体に係る消費生活上の事故情報を関係機関から一元的に集約して提供しています。 ※参考:消費者庁「子ども安全メール from 消費者庁」より「Vol.469 タトゥーシールやフェイスペイントによる肌トラブルが発生!」「Vol.424 ハロウィン仮装用品での皮膚トラブルに気を付けて!」 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2019年10月12日子どもが大きくなってくると、少しずつ社会性を身に付けていって子ども同士の関わりが増えていきます。その関わり合いのなかで、ときには子ども同士が喧嘩することもあるでしょう。そんなとき、親としては関与すべきかどうか、するとしてもどこまで関与すればいいのか、悩ましいところです。今回は、子ども同士の喧嘩について考えてみたいと思います。■子どもの同士の喧嘩。「親子で話し合う」が6割アンケートでは、子ども同士の喧嘩にどこまで関与するか聞きました。その結果、「子どもと話し合う」と答えた人が6割となり、子どもと話し合って解決を促している親が多いとがわかりました。また、「学校・園の先生などに話を聞く」、「相手のお子さまや相手の親と話し合う」と答えた人も2割を超えていて、親以外が介入する場合もあるようです。Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する?お子さまと話し合う 60.0%学校・園の先生などに話を聞く 22.4%関与しない 8.0%相手のお子さまや相手の親と話し合う 5.4%その他・わからない 4.2%一方、「関与しない」や「その他・わからない」と答えた人はあわせて約12%にとどまり、9割近くの親が何らかの形で子ども同士の喧嘩に関わっているようです。■「まずはわが子の話を聞く」その裏にある親の思いは?6割の親は、まずは子どもと話し合うと回答しました。その思いはどんなところにあるのでしょうか。「口を挟まず、まずはわが子の話をじっくりと聞きます。そして信じてあげること。親子の信頼関係がちゃんと築けていると、子どもは悪い事も含め正直に話してくれます」(千葉県 40代女性)「話を聞くことは大切。ただ、言い分を100%信じたり偏った見方をしたりはしないように心がけています」(千葉県 40代男性)「普段からの子どもの様子を見て少しおかしかったら話しかける。または向こうから話しかけてきたらじっくり聞いてあげる」(茨城県 40代女性)親がまずしていることは、「子どもから事情を聞く」ということ。とくに小さいうちは、「親に自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちも強いように感じます。だから気持ちに共感したり、ただ話を聞いてほしいだけということも多いかもしれません。このほか、「“おはよう、ごめんねをセットにすると素直に謝れるよ”などとアドバイスする」、「子ども同士で解決できそうなら首を突っ込まない」という意見もありました。もちろんそれでは解決しないこともあるでしょう。親としては、その話の内容を踏まえて、その次にとる対処の仕方を決めているようです。子どもの話だけを聞くと、「うちの大切な子が…」と、つい守りたくなってしまう気持ちが沸きあがるのはどの親も同じ。ただ、そうなると喧嘩の本質や解決は難しくなってしまうときもありそうです。子どもの話だけを無条件に信じるのではなく、客観的な視点をもつことも親には求められているように思います。ただ、子どもの年齢や性格によっては、子どもから喧嘩の内容を話してくれないことも。普段と様子が違っていたら声をかけるなど、子どもだからと言って無遠慮に聞くのではなく配慮も必要となってくるようです。■「学校に中に入って欲しい」親が期待していること喧嘩になったら、子ども以外に話を聞ける相手として、子どもの通う保育園や幼稚園、そして学校の先生たちがまず頭に浮かびますよね。さらには、当事者である相手の子どもや親と話し合いをするという人もいるようです。まずは喧嘩について園や学校に話を聞くという親たちの声を聞いてみましょう。「子どもの喧嘩に親が入ると、親同士でこじれる。子どもの受け止め方や相手の意見も聞くため先生に中に入ってもらいました。子どもの言い分と相手の言い分は違うことが多いので」(宮崎県 50代女性)「わが子はやられる方で、帰り道にカバンを引っ張られることが続いたので、学校の担任へ連絡をしました。次の日、担任からその子へ注意してくれておさまりました。まだ1年生なので、小さい事でも耳を傾け対処できることはしています」(北海道 40代女性)「息子が幼稚園のとき、3~4人のグループからいじめられていました。ある日顔に大きな傷をして帰ってきました。そこで幼稚園の先生に、『息子も含めて園児たちの行動を良く見てほしい』とお願いに行きました」(千葉県 50代男性)「子どもの話を聞いて、場合によっては先生に報告します。嫌なことを言われてからかわれたのが、本人にとってはとてもつらかったようです。先生方も、すぐに対処してくれて本当に感謝の気持ちで一杯でした」(福島県 40代女性)どの親も、いきなり園や学校へというよりも、事実を把握したあとで学校に事情を聞き、関与の必要があればお願いするという対応をとっているようです。「親が介入することで問題を大きくしてしまうのではないか」、「でも子どもだけでは解決は難しい」といった揺れる思いを抱えた親たちが、園や学校に対応を希望しているという状況がわかります。そのほか、「子どもの話は聞くが、自分に都合の悪いことは言わないし、話も曖昧(あいまい)なので、学校や園に状況を聞く」という声もありました。子どもがまだ幼い場合や、本当のことを言っているかわからない場合に、先生たちの助けを得たいと考える親は多いようです。実際に筆者の小学1年生の長男が、弟と兄弟喧嘩をしたときに自分に都合のいいように嘘をつくことが最近あります。それも成長の証、そうした知恵がついてきたのだなと思います。しかし反面、友だちと喧嘩になったときには注意して様子を見なければと思いました。自分の子どもの言葉を信じたい気持ちはもちろんありますが、「一度先生の意見を聞いてみる」もモヤモヤを抱えたままよりは、ひとつの策として有効かもしれません。■喧嘩した相手の子や親との話し合いで解決するためにはまた、なかには喧嘩相手の子どもやその親と直接話をしたという方もいました。「喧嘩した子同士に話を聞いてから、親としてアドバイスを出してあげる。解決しないときは、お互いに謝らせる」(北海道 40代女性)「子どもは嘘をつくものです、そして素直です。基本的に“喧嘩は両成敗”と思っているので、相手と相手の親も交えてみんなで話をするべきだと思います。 親なら『自分の子どもがされたこと』だけでなく、『してしまったこと』も知っておくべきだと思います」(徳島県 30代女性)「親がすぐに出て行ってもわからないことばかりなので、両方の話を聞いてから考えます! 子ども同士の話し合いも大切だと思うし、仲直りがしたければ話し合いのなかで、素直に“ごめんなさい”と言う言葉が出ると思います。だから見守る気持ちも大事だと思います」(神奈川県 30代女性)多かったのは、「自分の子どもと相手の子どもの両方の意見を聞いて、解決に導く」という声でした。相手の親子との関係によってはそれができない場合もありますが、普段から交流があれば、そうした機会を持つのもひとつの選択肢ですよね。お互いに言い分は違っていても、意見をすりあわせることができていけば、仲直りに向かう道しるべとなるかもしれません。■「子どもの喧嘩は子ども同士で解決」関与しない親たちの思いとは一方、子ども同士の喧嘩には関与しないという親の声も寄せらました。「木の上から立って見ると書いて“親”です。のこのこ木の上から降りて手をかけるような真似はしません。話くらいは聞いてあげます」(埼玉県 40代男性)「子ども同士の喧嘩は、子ども同士で解決させる。それも勉強です。何でもかんでも親がしゃしゃり出て解決しないと困るようじゃ、情けない」(北海道 40代女性)「基本子どもの揉め事には関与しません。『手を出されても、自分から出すことは絶対しない』ということだけ徹底しています」(鹿児島県 30代女性)「子ども同士の喧嘩は、自分たちで解決するようにさせています。大人が関わると話が大きくなったり揉めたりするし、大人にばかり頼ってしまうと困るので。自分で考え解決できる力を身につけてほしいです。その後のフォローはきちんとします」(石川県 40代女性)関与しないという親も、その多くが子どもたちのために、「あえて喧嘩に介入しない」と決めていることがわかります。また、基本的には関与しないが、「内容や年齢、怪我の度合いや相手の親による」という声もありました。けがをしたり、させてしまった場合、相手の親が介入してきた場合などは、対処法を考えるという親もいるようです。また、「子どもの社会が構築されているところに親が出ていくと、子どもが迷惑する」という声も寄せられていて、子ども自身の生きていく道をあえて邪魔しないという考えをもとに、喧嘩の行く末を見守る親の愛情が感じられます。■「いじめ」と「喧嘩」の違いは? 親はどう関わればいいのかさまざまな意見が寄せられた、子どもの喧嘩にどこまで親が介入するかという今回のテーマ、正解はあるのでしょうか。「いじめと喧嘩は別物です。喧嘩や子ども同士のトラブルだったら、まずはわが子の話を聞いて、その上で学校担任へその日のうちに電話して、相手の子にも事情を聞いてくれるようお願いします。いじめだったら逆に最初から親が入らないと解決しません。ただ、いずれにせよ冷静に対応しないと。わが子を信じることも大事ですが、相手の子の話も聞かないで自分の言い分ばかり押し付けてはいけないと思います」(山形県 40代女性)「基本は子どもの話を聞きながら、そっと怒りを鎮めたりアドバイスをしたりして、極力本人が解決できるように後押しですね。話を聞くだけだと、“自分が100%正しくて間違っていなかった”と、思い込んでしまうからです。また、親同士は、普段から話しやすいように顔を合わせたら挨拶をして、雑談できるくらいに心掛けています。これも何かあったときに相談や話し合いをしやすくするためです」(神奈川県 40代女性)「子ども同士の問題は、子ども同士で解決できるようになるのが一番いいと思います。ただ、トラブルがあったときには、わが子以外からも情報を集められるように注意しています。普段から、子どもの友だちや、お母さんたちとも気軽に話せる関係をつくっておくこと、わが子がほかの子に何かしてしまったときには、些細なことでも早めに相手に連絡を取っておくように心がけています。『こんな事があったみたいなんだけど、聞いてる~?』などの事実確認をすることで、双方の情報を共有できたり親同士で子ども同士のやりとりを見守ることができると思います」(北海道 40代女性)ここまで、子どもの喧嘩への親の関わり方について考えてきました。さまざまな声が寄せられていて、同じ親とはいえ、いろいろな価値観が存在しているのだと実感させられます。まずはそうした価値観の多様性を認めたうえで、子ども同士の喧嘩をどう受け止めてあげればいいのか考える必要性がありそうです。また、喧嘩に関与する場合には、「喧嘩の当事者はあくまでも子どもたち」というスタンスを持つことが必要ということがアンケートのコメントから伺えます。子どもがどう解決してほしいと願っているのか、また親が出る場面なのかなどは、慎重に見定めることも大切な要素なのかもしれません。ただし、喧嘩といじめはあくまで別物。いじめだったときは、さらに慎重に、でもできるだけ早く、子どもが親の助けを必要としているかどうか、学校に相談に行くかなど見極めないといけないでしょう。子どもたちが今後社会に出ていくとき、意見が異なる人、嫌なことをする人にはきっと出会うでしょう。そんなときにどう解決すればいいのかを子ども時代で学べていることも、大人になって対処するときに役立つと思います。スルーしてやりすごす力、自分の気持ちを言う力など、対応は子どもの個性によっても異なるでしょう。社会に子どもを送り出すために何ができるかは、親としても大事な課題となりそうですね。どのレベルであれば親は関与した方がいい、もしくはそもそも介入するべきなのかは、はっきりとした答えは導き出せないのだろうと思います。でも喧嘩になる、ならないといった状態の前から、子どもに寄り添うこと、何かあったときは相談体制が取れるということを感じていてもらうことが、普段から親にできることなのかもしれませんね。Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する?アンケート回答数: 10932件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月28日ウーマンエキサイトで人気連載中のimo-nakさんの記事 「園でのお友達トラブル…親はどう対応するべきか悩んで私がとった行動とは」 で、保育園、幼稚園でのお友だちトラブルに関するアンケートを実施しました。子ども同士のトラブルは、まだ自分たちでの解決が難しいため、保護者の介入が必要となることもあります。アンケートには、トラブルの経験談やそのときのモヤモヤした気持ち、家庭でどのように対応しているかなどの回答が寄せられました。■保育園、幼稚園トラブルの経験者は7割以上!まず、保育園、幼稚園トラブルを実際に経験したことのある保護者はどれくらいいるのでしょうか? もっとも回答が多かったのが「たまにある」で51%。約半数の人が、なんらかの形で保育園トラブルを経験していることに。これに「よくある」の回答23%と合わせると、74%という数字になり、大多数の人がトラブルの当事者になっている現実が見えてきました。Q1.園でのお友達トラブルを経験したことはありますか?よくある 23%たまにある 51%ほとんどない 15%全くない 8%その他 3%保育園での子ども同士のトラブルは他人ごとではなく、いつか自分たちにも降りかかると思っておいたほうが良いのかもしれません。では、いったいどんなトラブル例があるのでしょうか? 保育園、幼稚園トラブルの実例を知っておくことで、どう対応すればいいのかヒントが見つかるかもしれません。寄せられたコメントを見てみましょう。■小さい年齢で多発する「かみつき」トラブル保育園、幼稚園トラブルとひと口にいっても、年齢や状況によってその内容はいろいろです。年齢が低く、発達にも差があるといわれる2歳ごろは、まだまだ言葉より手が先に出てしまうことも…。保育園に入りたてで集団行動に慣れていない時期の場合はなおさら、トラブルが発生しても不思議ではありません。突然お友だちがかんだという報告を受けました。うちの息子が何かしたわけでも、そのかんだ子の機嫌が悪かったわけでもなく、ガブッとかまれたそうですおもちゃで遊んでいる子の近くを通っただけらしいが、その子はおもちゃを取られてしまうと勘違いしたみたいでうちの子の顔をガブリとかんでしまい…。ようやく傷が薄くなり、いやな気持ちも薄まりました。が、当時は顔の傷がいたいたしくて、何とも言えない気持ちになりました。お友だちの女の子にかむクセがあり、よくかまれます。かさぶたができるほどのこともあり…。子ども同士のことだからとか先生も見てくれてるから…と思うと言いにくいですが、やはり傷口から菌が入ってきたらどうしようとか心配になります。保育園や幼稚園で、トラブルがあった際に、ケガをさせた相手を教えるかどうかは各施設の判断によって異なることだと思います。ただ最近の保育園や幼稚園などの施設では、かみつきなど、軽いケガの場合については、保護者に相手の名前を伝えないことが多い気がします。これは、「園や学校であったことは、施設側の責任」という考え方があるのかもしれません。ただ、もしかしたら保護者同士のトラブルを避けるためという考えもあるのかも。けがも「お互いさま」と思えるレベルならいいですが、傷がしばらく残るような場合は、やっぱり気になってしまいますよね。「園で話し合いの場を設けてほしい」というコメントもありました。■わが子がトラブルを起こす側になってしまった筆者の子どもが通っている施設でも「けがをしたこと」の報告はありますが、相手の名前は教えてもらえません。そして、こちらが「手を出した側」だった場合、トラブルがあった事実すら知らされないので少しだけモヤモヤする気持ちもあります。「けがをしたこと」があったとしても、おそらく、わが子も「やってしまったこと」があるのではないかと思うのですが…。コメントの中にも「相手の子を引っかいてしまった」「お友だちにしつこくしてしまった」などの報告がありました。お片付けをしないお友だちを注意したけど聞いてくれなくて、お友だちを引っかいてしまった。年中の娘です。とても遊びたいお友だちがいますが、毎回「遊ぼう」と誘っても「遊ばない」と言われ、とても悲しいそうです。私が「ほかに遊べるお友だちと遊んだら?」と言っても「明日もう一回がんばって言う」と、意地になっているようで困っています。相手の子もしつこくてイヤなのではと心配です。これらのコメントから、やはり子どものトラブルの原因の多くは「口でうまく伝えられない」「友だちとの距離感がまだつかめていない」というようなことではないかと感じます。成長とともにできるようになる部分が多くあると思いますが、見守るしかできない親としては、どうしたってハラハラしますよね。■仲間はずれやいじわるが始まると問題が複雑に…?imo-nakさんの記事では「男の子にいやなことを言われた」というトラブルが描かれていました。年齢があがり、子どもも自由に言葉が出るようになると、こういうケースが増えるイメージがあります。こうなってくると人間関係も本番というか…ただ「かみつかれた、たたかれた」という段階よりも、物ごとが複雑になり、親の対応も難しくなってくる印象です。年少の娘が、年長のお姉ちゃんたちが集まっているところに行こうとしたら「こっちはダメだよー」と集団で言われたようです。悪気はなかったと思うのですが、娘は悲しくて泣いてしまったみたい…。同じ年齢のグループで遊んでいるときに、下の年齢の子が来たら邪魔にしちゃうという構造って、子ども同士のトラブルの「あるある」ではないでしょうか。年長ぐらいでは、また自分のやったことで相手が傷つくという想像力がとぼしくても仕方ない気もします。でも、それをわかっていたとしても、実際にわが子が悲しんでいる姿を見るのは親にとってつらいこと。なかなか有効なアドバイスも難しいので、気持ちに寄り添うことくらいしかできず、歯がゆいパターンだと思います。また、上記のような悪気のない出来事とは違い、ひとりの相手からターゲットにされているというコメントも…。保育園年中の娘がいます。同い年の女の子が、うちの娘にことあるごとにちょっかいをかけてくるそうです。たとえば、娘が使おうとしていたおもちゃを横から先に奪い取る、使っていたものを少し置いた瞬間にサッと取る、横入りをするなど…。話を聞くと、どうやら娘をターゲットにしてやっているようです。私は、話を聞いて娘の感情に同調してから、当たり障りのないアドバイスをします。できれば、わが子には、トラブルでいやな思いをしてほしくない。でも集団生活をしていく上では、そういった人間関係も避けては通れません。またトラブルが起こったときに、わが子には対処する方法、気持ちを前向きにする方法も学んでほしい力のひとつです。そのためにも、親としてどういうアドバイスができるのかを家庭で考えておくといいのかもしれません。子どもの気持ちに寄り添いながら、子どもが対応する方法を見守っていかれればと思います。■どこまで大人が介入していいのか子どもの言うことをうのみにして介入してしまったら、過保護なのかも…。でも、わが子が泣いたと聞けば心配になるのが親心。そんなとき、どのように対応すればいいのでしょうか?頼りになるのは、やっぱり日中の子どもの様子を見てくれている先生たち。子どものお友だちのことで悩んでいたことも「相談」という形で話してみると、解決の糸口が見えたというコメントが。下の兄弟が生まれたばかりの女の子に、娘がいじわるをされました。赤ちゃん返りが理由かなと思い、娘の気持ちにも同調しつつ話を聞いていましたが、1年過ぎてもあまり変わらず。「娘も態度が悪かったのかもしれない、でも過保護と思われてもいい」と、保育所の先生にたずねると、その子はみんなにそのような態度だということを教えてくれました。ちょっと胸のつかえが取れた気がしました。その後、娘には受け流すように教えました。「●●ちゃんとケンカした」、「嫌いって言われた」、「もう遊ばないって言われたから、今日はずっと1人で遊んでたの…」、と悲しそうな顔で報告されたことがあります。娘、年中5歳です。「ついに女の子の人間関係がゴタゴタし始めたか?」と思いましたが、先生に話を聞いてみたらそんなに深刻なことではなく、「毎日ささいなことでケンカして、その後は抱き合って仲直り」というのを毎日繰り返していると。モヤモヤするなら先生に相談という形で聞いてみるといいと思います。子どもの話がすべてではありません。毎日ケンカして、でもすぐに仲直り! 子どもらしくて、ほっとするエピソードです。子どもの言うことをそのままうのみにせず、冷静に先生に聞いたからこそ、普段の様子がわかってよかったという例だと思います。寄せられたコメントにも「子どものことに、大人同士のような対応を求めない。お互いさまと考える」というものがありました。大人ですら人間関係に悩むことがあるというのに、まだ家庭以外での活動の場が広がったばかりの子どもでは、うまくいかないことの方があたり前なのかもしれませんね。これから小学校、中学と大きくなれば、人間関係はさらに複雑化し、悩みも深刻になっていく場合もあるかもしれません。そういったときに親は何がしてあげられるのか? いつまでも親がトラブルを未然に防ぐことはできないでしょう。保育園や幼稚園は、親の手元から離れて、子どもが社会とつながる第一歩となります。必要に応じて、先生に相談することも必要となるかもしれません。また子どもの話をよく聞いたり、普段の行動からどういった個性を持っているのかを観察することも大事でしょう。保育園、幼稚園のトラブル解決は、もしかしたら親子にとっても人間関係をどうわたり当たっていくのかの試練の一歩なのかもしれませんね。Q1.園でのお友達トラブルを経験したことはありますか?回答数:118Q2.園でのお友達トラブルについてのエピソードやご意見を教えてください。回答数:30アンケート集計期間:2018/11/29~12/27
2019年01月25日子ども関係のPTA活動がキッカケで、不倫が始まってしまうことがあるようです。そこで、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、“保護者同士の危ないLINE”というテーマで、経験者に話を聞いてきました。文・並木まき1:「会議のあとにホテルへ…」「不倫関係にある彼とは、PTAの集まりがある日には必ず、会議のあとに待ち合わせをしてホテルに行っています。私たちの場合は、子ども同士は性別も年齢も異なり顔も知らないようなので、そんなに罪悪感はないですね。PTAの会議はお世辞にも楽しいとは言えないので、いつも会議中にLINEで『今日はどこのホテル行く?』『隣の駅のあそこがいいんじゃない?』といったやり取りをしています。お互いの配偶者にバッタリ会ってしまったら大変なので、その日のそれぞれのパートナーの予定もLINEで確認。『今日はうちのカミさんは、都内に出てるからどこでも大丈夫』『うちの夫は大宮営業所に寄るって言ってたから、大宮はNG』などとLINEし合っていますよ~」(38歳女性/画廊勤務)PTAの会合のついでに、逢瀬を楽しむ不倫パターン。その日のお互いの配偶者の予定も確認し合うなど、用意周到ですね……。子どもがその事実を知ってしまったら、とても悲しむでしょう。2:「うちの子に見られたかも~(笑)」「今、付き合っている女性は、下の子と同じ学校に通っている子のママ。PTA同士の不倫ってやつです。もう付き合いは結構長くて、2年目になりました。最初のうちは『子どもに、ばったり会わないように』とか『家族と鉢合わせないように』とか、細心の注意を払ってデートしていましたが、最近はわりとオープンに。そうしたら、先月ついに彼女から『ヤバイ! 今日、うちの子に見られてたかも!』とLINEが届きました。その日は、ホテルには行かなかったのですが、お互いの子どものものを買いに一緒に出掛けていました。夕食のときに『今日、ママ、パパじゃない人とA駅のショッピングモールにいなかった?』と聞かれたそうです。僕たちはその場所で買い物していたので、きっと見られていたのでしょうね。ご主人もその食卓にいたそうで、必死にごまかしたとのことでしたが、もう少し気をつけないといけないなと反省しました」(44歳男性/会社経営)不倫期間が長くなると、気が緩んでしまいがち。しかし“子どもが同じ公立学校に通っている”という繋がりで知り合ったとなると、双方の家族の行動範囲も被りそう。いつどこで目撃されても不思議ではありません……。3:「なんで××ちゃんのママがいたの?」「PTA活動で知り合った男性とW不倫をしています。最初のうちはホテルで会っていましたが、お金がかかるので最近は互いの家を行き来するようになりました。仮に、お互いの配偶者に見つかっても、『家でPTAの打ち合わせ』って言えば怪しまれないかなって思っています。でも、この前わたしが彼の家に行った日に、彼の娘さんが普段より早く帰ってきて、帰り際に鉢合わせちゃったんですよね。案の定、娘さんは不審に思ったらしく、後で彼から『なんで××ちゃんんママが家にいたの?って娘に聞かれた』とLINEがきました。娘同士も以前同じクラスだったこともあって、今でもそれなりに仲が良いようなので、もうちょっと警戒しながら付き合わないとマズイかなって思いました」(39歳女性/パート)ホテルで会うのはお金がかかるものですが、だからと言って互いの自宅を行き来するとはなんとも大胆です。「PTAの打ち合わせ」という言い訳がどこまで通用するのか分かりませんが、子どもに不審に思われる行動は親として慎むべきですよね……。PTA活動での出会いをきっかけに、道ならぬ関係に足を踏み入れてしまう男女は後を絶ちません。子どもの学校関係の縁でそんな関係になるなんて「子どもが可哀想」と感じた方も、少なくないのではないでしょうか?(C) Dima Sidelnikov / shutterstock(C) Ivanko80 / shutterstock(C) ProStockStudio / shutterstock
2019年01月02日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)トラブルにあった子どもは16.2%で増加中今回も、東京都の「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」(平成29年度)※1を読み解きます。この調査では、携帯・スマホのトラブルの有無と内容について聞いています。「お子さんが携帯電話・スマートフォンを利用する中で、どのようなトラブルに遭ったことがありますか。(いくつでも)」という設問に対して、最も多かったのは「トラブルに遭ったことはない」の70.1%です。<<トラブルの有無・内容>>お子さんが携帯電話・スマートフォンを利用する中で、どのようなトラブルに遭ったことがありますか。(いくつでも)東京都「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」 (平成29年度)」よりなんらかのトラブルがあったとした回答の合計は16.2%で、前回調査(平成28年度)より6.5ポイント増えています。東京都の子どもは、約6人に1人が携帯・スマホでトラブルを経験しており、増加傾向にあるということがわかりました。トラブルの内容を見てみると、友だちとのトラブル、チェーンメール、歩きスマホといった従来型のもの、高額請求、個人情報を盗まれた、自画撮りのような深刻なものまでさまざまです。子どもが慎重なネットの使い方をしていても、トラブルに巻き込まれたり、周囲の悪意にさらされるケースはないとはいえません。もしも子どもがトラブルにあったときには、保護者などの大人に相談したり、行政のネットトラブルの相談窓口や場合によっては警察に相談することが大前提です。絶対に子どもだけで解決しようと思わないことが大事だと、お子さんによく伝え、理解してもらい、親に話しにくいときのために、相談窓口の連絡先などの情報を共有しておいてください。保護者としての課題は、知識・コミュニケーション・興味関心さて、この調査では保護者自身の課題意識についても聞いています。「携帯電話・スマートフォン・インターネットを、お子さんが正しく使用するために、保護者として必要な課題は何だと思いますか。(2つまで)」という質問についてみていきます。<<保護者として必要な課題>>携帯電話・スマートフォン・インターネットを、お子さんが正しく使用するために、保護者として必要な課題は何だと思いますか。(2つまで)東京都「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」 (平成29年度)」より保護者が考える課題の上位3つは次の回答です。インターネットや携帯電話等について、子供に教育できる 十分な知識を身につけること43.5%親子のコミュニケーションを緊密にすること37.4%子供の使用状況について、保護者がもっと関心を払うこ と30.9%保護者に、知識不足や子どもとのコミュニケーション不足、子どもの使い方についての関心不足について自覚があることがわかります。もっと興味をさて、今回あげた2つの調査結果で、非常に気になっていることがあります。それは、子どもの携帯・スマホの使い方に関して、保護者の興味関心が薄くなっている傾向が見られることです。子どものネットトラブルの有無についての質問で2番目に多かったのは、「わからない(13.7%)」という回答でした。子どもの携帯・スマホの使い方が放任気味になっているのではないかと危惧します。また、保護者として必要な課題についての質問でも、2位は親子のコミュニケーション不足、3位は子どもの使用状況への関心不足で、関心の薄さを感じさせる回答が上位に入っています。さらによく見てみると、「今のままで問題ない」という回答が前回より2.7ポイント増えています。一方、課題としてあげられている項目では、ほとんどが昨年よりも数値を減らしています。「うちの子は携帯・スマホをうまく使っている、いまのままでOK」と感じる保護者がじわりと増えているのです。しかしながら、子どものネットトラブルは前回調査よりも6.5ポイント増えているわけで、保護者のこの傾向はよろしくありません。子どもがどんなふうにスマホを使っているのか、愛情をもって注意深く見守ることは、保護者にしかできない応援のしかたです。思春期のお子さんにいやがられたとしても、見守りは保護者の仕事と腹をくくって、わが子がどんなふうに携帯・スマホを使っているのか、関心をもち続けてほしいと思います。※1 東京都「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」 (平成29年度)渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年10月09日子どもの習いごとのコーチ、担任の先生など、子どもの指導役が「年の近い男性」であることは意外に多いものです。男性指導者には、女性と違った視点や接し方などがあり、子ども、特に男の子にとってはメリットがたくさんありますよね。けれど、心理カウンセラーとしてお仕事をしていると「子どもの男性指導者」との付き合い方でトラブルを抱えてしまう事例もちらほら聞こえてきます。その内容は「向こうからアプローチされて困っている」といったものから、反対に「会うたびにときめいてしまう自分がいる」といったものまでいろいろです。もしも当事者になってしまったら、どうすればいいのでしょうか?今回は、子どもの男性指導者とのほどよくうまい付き合い方について考えていきます。■男性指導者と子どものママ「え、こんなことが?」トラブル事例子どもの指導をしてくれる男性と、子どものお母さん。その2人の間で生まれるトラブルにはどんなものがあるのでしょうか。例えば、子どもをサッカークラブに通わせていれば、子どもと指導者との関係を良好に保つために、コーチに対して親しみのある接し方をするのは自然なことですよね。しかし、あるときコーチから「今日もおキレイでしたね」といった内容のメールが届いたらどうでしょう。子どもの先生だからとやさしく接していたことで「もしかして俺に気があるのかも」と勘違いされ、好意をもたれてしまうことも現実にあります。なかにはコーチからのアピールが露骨すぎて「あのママ、先生にえこひいきされているわよ」とあらぬウワサを保護者のなかでたてられてしまうケースもあるようです。 反対に、一生懸命指導してくれる熱意あるコーチの姿に、子どものママが好意を抱いてしまうこともあります。子どもの習い事を見に来ているつもりが、ついついコーチの姿を目で追うようになってしまった…。このような事例も少なくありません。では、こうしたトラブルやお悩みには、どう対処すれば良いのでしょう。■大炎上?「男性指導者とのトラブル」子どもを巻き込まないためには?男性指導者と自分との間でこれ以上の問題が起こらないようにするためにはどうしたらいいのか? まずは指導者からアプローチされている場合について考えていきましょう。このパターンはメールや電話など、相手からなにかしらのアピールをされている状況が多いことと思います。普通に考えれば無視すればよいだけ…ですが、子どもの指導者という立場の人を無下もなく拒否してしまうのは、母親として躊躇(ちゅうちょ)してしまうでしょう。では、どうすればいいのか。それにはいくつかの対処法が考えられます。例えば、以下のような対処が有効です。・メールの返信は、ほかのママたちもアドレスに加え、一斉送信にする。・2人っきりでは話さないようにする。・質問があるときは、ほかの保護者と一緒に直接聞きにいく。・必要のないプライベートなことは話題に出さない。・相手のプライベートについて聞かない。男性指導者からのアプローチには、上記のような具体的な行動が効果的です。メール連絡や質問などは第三者にも開示して、2人きりの話にならないようにしたり、プライベートな話題は出さないようにしたり…。こうした行動はすぐにでもトライしやすいと思います。では反対に、自分が相手に好意を持ってしまったときはどうしたらいいのでしょうか。この場合は、自分の気持ちが指導者に、あるいは周囲にもれないようにすることがとても大事です。好きな人がそばにいると意識しなくても目で追ってしまう…のは誰しも経験のあることではないでしょうか。こうなるのはごく自然なことですが、好意というものは客観視するのがなかなか難しいもので、自覚はなくても周囲に気づかれてしまう恐れがあります。周囲に気づかれ、あらぬウワサをたてられないためには、相手と極力接触しないことです。子どもではなく、指導者を見ている視線は必ず誰かに気づかれる。そう意識しておくだけで、気持ちは引き締まるでしょう。また、指導者に会うときだけ化粧が変わる、見た目を気づかうなどの行動も他人から見ると「あれ?」と思わせる変化となります。その点も注意するようにしましょう。■トラブル予防! 男性指導者との「線引き」向こうから「おや?」と思える不審なアプローチがあったときに頭に浮かぶのは、自分の返答次第で子どもに不利益が起きるかもしれない…といった不安ではないでしょうか。その不安がよぎるからハッキリとした拒絶の言葉を伝えること、行動することがためらわれてしまうものです。けれど、こうしたトラブルは抱える時間が長いほど心を憂鬱(ゆううつ)に、トラブルも大きくなりがちです。難しいかもしれませんが、子どものことはいったん横に置いておき、早めに「線引き」をすることが大切です。もし、どうしても身動きがとれないと思ったときは、心から信頼できるほかの保護者に相談してみるのもいいでしょう。フタを開けてみたら、実はほかの保護者にも男性指導者から猛烈アピールがあった…なんてことも少なくありません。「なんだ、私だけじゃなかったのか」とホッとして、ほかの保護者と共同戦線がはれる場合も。さらに、習いごとの送迎をお願いしたり、試合を一緒に見に行ったりと、夫に顔を出してもらうのも効果を発揮します。教え子のママに近づこうとする男性指導者の場合、夫という存在を目にすると気持ちがなえ、アピール行動がおさまることもあるようです。一方、ママが男性指導者に、本気で好意を持ってしまったケース。そこで一度、立ち止まって考えてほしいのが、今の生活をすべてなくしても一緒にいたいと思えるのかどうかということです。これをじっくり自問してみましょう。指導者という立場のため、相手のことが現実以上に美化されて見えていないでしょうか? 今の生活になにかしらの不満があり、相手は自分を別の世界に連れていってくれる王子様のように思ってはいないでしょうか? 気持ちをフラットにして、じっくり考える時間を持ってみると、本当の自分の気持ちが見えてくるかもしれませんね。ただ、指導者の存在が自分の活力となっている場合は、その気持ちを持ち続けるのは、決して悪いことではないと私は思います。元気な人と接すると、自分も元気になってきますよね。例えば、手の届かないアイドルに憧れるように、日常にちょっとしたうるおいを与えてくれる存在ととらえるなら、それもまたアリなのかもしれません。
2018年10月07日子ども同士のトラブルが起こった時、親はどこまで介入すべきなのでしょうか? 親として子どもをきちんと監督すべきという責任感や、子どもの自主性を尊重して見守りたいという思い、さまざまな思いに揺れ親は悩みます。また、関心の薄い親から何でも介入する親まで、そのスタンスは家庭によってさまざま。トラブルになった相手の親とこの温度差が激しいと、面倒なことになる危険性も。子ども同士のトラブルに親はどう向き合っていけばいいのか? 実際に、筆者の身近で起きたトラブルをもとに考えてみました。■子どものトラブル「幼児期は親のフォローも必要」でも…昔から、よく「子どものケンカに、親は口を出すな」などと言われてきました。筆者も、基本的にはこの意見に賛成です。身体的な暴力や物を盗まれたり壊されたり、また、一方的な力関係でいじめのような状況になっている場合を除いては、「子ども同士のトラブルは、子ども同士で解決」してほしいと思っています。小学校低学年くらいになるまでに、ある程度のトラブルは、子ども自身が自分で考えて解決する力を育んでいてほしいもの。個人的には、親は子どもの話を聞いて一緒に考えたり、安心できる場所を作ったり、後方で心の支援をしたいと考えています。ただ、意思疎通がまだ未熟な幼児期は、ある程度、親が状況を整理して、子ども自身や相手の感情を理解して伝えるお手伝いが必要なことも。私の周囲でも、「オモチャの取り合いですぐ手がでる乱暴な子がいて困っている。でも、そのママはいつもたいして叱らず…。もうちょっとフォローするべきでは?」とか「公園の遊具で順番を守らず割り込む子。でも、ママらしき人はベンチでスマホに夢中でイライラ」といった声をよく耳にします。しかし、そういった子ども同士のトラブルに、親が間違った方法で介入してしまい、とんでもなくこじれちゃったケースも。実際に、筆者の友人の幼稚園で起きたトラブル話をご紹介しましょう。■子どものトラブル「親子で大の仲良しだったはずなのに…」友人Aは同じ幼稚園に通うBと、子ども同士が仲良しだったことからママ同士も仲良くなり、休日に親子で一緒に出かけるほどの間柄でした。ですが、年長になった頃、Aの子はほかの子とも仲良くなり、Bの子とはだんだん遊ぶ機会が少なくなっていったそうです。そんなある日、Bの子が「〇〇ちゃん(=Aの子)が一緒に遊んでくれない」とお母さんに泣きついたそう。以来、毎晩、過呼吸になるほど激しい泣きの訴えが続きました。心配したBはAに「○○ちゃんから『一緒に遊ばない』と言われたそうだけど…」とSNSを通して相談しました。ただし、過呼吸になるほどとは伝えませんでした。Aが子どもに確認すると、確かに「今日は別の子と遊ぶ約束をしたから、◎◎ちゃん(=Bの子)とは遊ばない」と言ったそう。ですが、毎日のことではないようだったし、お迎え時など見ても2人の間に変わった様子はなかったので、「きっと一時的なことだろうから少し見守ろう」とBに返信しました。この返事に、納得できなかったのがB。ことの深刻さをAに伝えようと、子どもが毎晩過呼吸になるほど泣いていることや、Aの子から以前言われたひどい言葉などをSNSでAへ送ってきたそうです。Aはビックリして再度、わが子に確認。しかし、子どもは「そんなことは言っていない」とのことで話はかみ合いません。真相を確かめようと、その後もBとSNSでやりとりを続けましたが、関係は悪化の一途をたどるのでした。さらに、AとB、それぞれが仲の良いほかの親を巻き込んで、クラスは険悪な雰囲気に。事態を知った園が緊急保護者会を開いたそうですが、結局うやむやなままに終わったそうです。Aは、この付き合いが今後も続くのが耐えられず、小学校就学前に違う学区へ引っ越したそうです。親同士は仲たがいをしたままでしたが、子ども同士はこの騒動から間もなく、なにごともなかったかのように園ではまた仲良しに戻ったそうです。■子どものトラブル「わが子の言い分だけを鵜呑みにしない」子ども同士の一時のケンカ(?)で、親同士の関係が完全に破綻してしまったという話でしたが、どうしてここまでこじれてしまったのでしょうか?その原因の一つに、SNSでのやりとりがあったように思います。SNSは手軽な分、感情のまま送ってしまいがちですし、書き方によっては誤解を生みやすいもの。また、タイムラグによる書き手と読み手の温度差も生じやすく、トラブル時のコミュニケーションにはあまり向かないように思います。AとBはもともと信頼関係がある間柄だったので、もっと初期に顔と顔を合わせてきちんと状況を話し合っておけば、ここまで関係は悪化しなかったように思えてなりません。また、筆者は小学校(低学年)の保護者会で、担任の先生からこんな話を聞いたことがあります。「これからは子ども同士のトラブルも増え、複雑になりますが、自分の子どもの言い分だけを鵜呑みにしないでください。子どもは自分に都合の良いことしか言わない傾向があります。トラブルがあった時は、まず冷静に。一方向からではなく、さまざまな角度から正しい情報収集をしてください」トラブルがあった時、ついわが子かわいさで、相手の子憎しの気持ちが先行してしまいがちですが、まずは落ち着いて多方面から情報を集め、状況を正しく把握することが大事とのこと。先の例も、早期に園の先生に相談して介入してもらい、園での様子を観察&対応してもらっていれば違う結果になったかもしれません。■子どものトラブル「おばあちゃんの一言でスカッと解決」子ども同士のトラブルに親が過剰に介入して、スカッと解決する話はあまり聞いたことがありません。でも、親から見て、子ども同士で解決できそうにない場合は放置するわけにもいきませんし、どうかかわればいいのでしょうか? 最後に、友人の母の粋なトラブル対応話をご紹介しましょう。娘(小学校低学年)の公開授業を見学しようと、母(娘にとって祖母)と一緒に学校を訪れた友人。体育のリレーで転んでしまった娘に、ある男の子が「お前のせいで負けた」とけったところを目撃したそうです。友人は、先生に目線で助けを求めたものの、ほかの作業中でまったく気づいてもらえず…。その時、祖母がすっとその男の子のところに行きました。そして、「今、△△(娘)のこと、けったやろ?」と聞きました。男の子は「けってない」と嘘をつきましたが、母はひるみません。「いんや、おばあちゃん、ちゃーんと見てたで。あんたがけってたの、この目で見たで」。男の子は下を向いたまま、ずっと無言です。すると、祖母はふっとやさしい顔に戻り、「おばあちゃん、これからもちゃーんと見てるからな。これからも△△と仲良くしてやな」とだけ言って戻ってきました。過剰な介入はしないけれど、乱暴な行為は見過ごさず、ちゃんと釘はさす。そして、常に親(祖母?)の目が光っていることを、ちゃんと子どもたちに知らしめておく。ダメなことはダメと伝えつつ、わが子はもちろん、相手の子にも愛情あふれた対応をしたおばあちゃん。この粋な対応は、まさにスカッとした話ですね。
2018年09月11日