前回のあらすじ(全5回)平日はお迎えにいけなくなることを伝えると、案の定、大激怒の妻。そんな妻を説得するために、俺が準備していたのは…。仕事で大きなプロジェクトを任され、平日は習い事のお迎えが困難に。その事実を伝えたことで激怒する妻を説得すべく、俺は1枚の紙を差し出しました。これを機に、「お迎えは無理でも、子どもたちがやりたいことは精一杯サポートしようと思っていること」「仕事と送迎の両立で、睡眠時間まで削らなければいけない生活が辛かったこと」を正直に話しました。 すると妻も、「子どもの可能性を広げたかった。ママ友から“追加レッスンを受ける”と聞くと、私もやらせなきゃと焦ってしまった」と明かしてくれました。そして次に理解を求めないといけないのは…。子どもに「仕事を頑張りたい」と本心を伝えるのは少し緊張しましたが、大きなプロジェクトを任されていると聞いて、息子と娘は目をキラキラさせて喜んでくれました。 そして子どもたちがこれまで取り組んできた習い事を絞らざるをえない事態に申し訳ないと思いつつ打ち明けると、子どもたちから意外な言葉が返ってきたのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ 田辺ヒカリ
2020年12月10日俺は不動産系の会社に勤務するサラリーマン。子どもは、娘・優(小3)と息子・豪(小2)のふたり。結婚10年目の妻とはそれなりに仲良くやってきましたが、最近は子どもの“習い事”について、彼女の行動に不満が溜まるようになっていました。1年ほど前から、毎週水曜は会社帰りに息子の英会話教室のお迎えをしていました。仕事を調整するのも大変だし、なにより相談なく始まったこの生活にイライラは溜まる一方…。 それでも「息子がやりたいなら」と気持ちに折り合いを付けていましたが、ある日、妻がまたまた勝手な行動をとったのです。ピアノだって、妻が独断で始めたこと。にもかかわらず、英会話とサッカーの迎えをするために、ほかの曜日は夜遅くまで仕事するハメになってしまいました。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ 田辺ヒカリ
2020年12月07日外出自粛期間中、ママたちの間に瞬く間に広がった『オンライン〇〇』。私もいろいろやりました!オンライン飲み会から自分の趣味のヨガ、子どもの習いごとまで、分刻みのスケジュールだった日も。出かけたり、集ったりできないという状況のためやむなく始めた人が大半だとは思いますが、私自身は「意外にオンラインの方がいいかも?」と思ったり、「これなら今後もぜひオンラインで続けたい!」というものもあり、新しい発見がありました。私が感じたオンラインならではのメリットは、・子連れでのお出かけが大変な悪天候の時なども、天候に左右されない・クオリティの高いレッスンが対面よりも安く受けられる・ひとりで画面に向かう方が集中できるなどなど。今回は、私が今後もオンラインで続けたいと思う習い事4つを紹介したいと思います。【料理教室】すべての工程をしっかり確認できる!とてもよかったと感じているのが、料理教室です。これまで、私が料理教室に参加した後に必ず感じていたのは、「あの工程ってどうやるんだっけ?」や、「あの部分、自分では実際にやっていないので分からないな」など、部分的にしか料理に参加できていないために起こる「グループレッスンあるある」でした。先生のデモンストレーションを見ただけで分かったつもりになって、実際に家で「さぁ、作ろう!」と思うと作れない…なんてこともしばしば。その点、オンラインレッスンだと先生の手元を見ながら、集中して全行程を作ることができるので、格段にスキルが身につくと思いました。以前、受講した東京・杉並区にある【お菓子教室 プレシュ】は、1人1台ケーキが持ち帰れ、終了後にはおいしいランチもいただける人気の料理教室ですが、現在、オンラインレッスンと並行して行っている動画配信も好評なのだそう。先生が丁寧に分かりやすく指導/「お菓子教室プレシュ」オンラインレッスンより参加者はいつでも、何度でも自分の好きな時間に繰り返し見直すことができ、LINEやメールでの質問も受けつけてくれます。アフターフォローがしっかりしているのも安心です。子どもたちもお菓子作りの動画を見ながらチャレンジ/生徒の小松文乃さん撮影飲食店のシェフから直接学ぶことができるサービスも利用してみました。【テレクック】というサイトではお店で食べるような料理を直接レストランのシェフから習うことができます。種類も企画もさまざまで、子どもと一緒に参加できるものや、料理のコツを教えてくれるものまで好みに合わせてチョイスできました。元々飲食店支援から始まったオンラインサービスですが、料理本とはまた違ったライブ感がとても楽しかったです。【おうちヨガ】小さい子どもがいるママにおすすめ子連れで参加できるヨガクラスもありますが、やはり、子どもが一緒だとなかなか集中できないし、なんだか逆に疲れてしまうのが正直なところ…。それに比べて自宅で参加したヨガのオンラインレッスンは、子どもがいてもリラックスして取り組むことができました。また配信されたものをのちほど見直しながら、子どもが寝ている時間や朝早い時間にヨガをするなど、自分のタイミングに合わせてできるのも魅力です。全国に店舗を展開する【ホットヨガスタジオLAVA】では、会員向けに無料でヨガレッスンを動画配信しているほか、会員でなくてもYouTubeに配信されたレッスン動画を見ることができます。3~15分のお手軽なものから60分のしっかり全身を動かせるものまで、その時の気分に合わせて選べるコンテンツになっています。普段なら、なかなかレッスンを受けられないトップインストラクターのレッスン動画もあるので、オンラインならではのお得感もありますよ。私も毎日のように利用しています!世界の子どもと繋がれる!想像あそびの時間子どもの習いごととしておすすめしたいオンラインワークショップもあります。子どもたちと一緒に作り上げる舞台創作を積極的に行っている、むらまつひろこさん主宰の【プレイキッズシアター】は、4月からオンラインで「想像あそびの時間」を始めました。さまざまな分野のプロと一緒に子ども達の想像力、創造力で遊ぶワークショップです。オンラインでしかできないやり方で、学校や地域、日本の枠を超えて世界中の子どもたちと楽しい「あそび」の時間を過ごすことができます。いつの間にか画面に引き込まれてしまう子どもの姿を見ていると、本当に楽しいことが伝わってきます。対面だと恥ずかしがっても、画面越しだといつもより勇気を出して参加することができるお子さんも多いのだそう!最後に、私は英語講師をしているので、ぜひオンライン英会話もおすすめしたいです。今回、私は中学生の娘と3か月間毎日レッスンを受けるチャレンジをし、無事に達成することができました。対面よりだいぶ安い値段でトライできましたし、世界中に住む先生と繋がって話すという体験は、私たち親子にとってとても有意義なものだったと感じています。オンラインを活用してより豊かな子育てをたくさんのオンラインレッスンを体験してみて、その種類の多さや気軽さ、繰り返し見られることなどに大きなメリットを感じました。それと同時に、実際に人と会うこと、場所に行くことなどから体感できるリアルな感動も大切にしたいと改めて思いました。これからもオンラインとリアルな体験をうまくミックスさせながら活用して、忙しいママライフに潤いをプラスしていけたらいいなと思います。■お菓子教室プレシュ■テレクック■LAVA■プレイキッズシアター<文・写真:ライターよこも>
2020年06月27日習い事ってやらせたほうがいいの?子どもが少しずつ大きくなってくると、多くのママやパパが考えることではないでしょうか。今回は、保育園に通う長女が3歳で初めての体験した習い事と、そこで感じた成長についてお話します。18時まで保育園の娘に、平日の習い事はハードルが高い長女が通う保育園にはフルタイムで働くママが多く、平日に習い事に通わせている人はあまりいません。毎日朝から18時頃まで保育園に通っているわが家も平日の習い事はムリ、土日はゆっくり休んだり、家族で過ごす時間にしたいという気持ちから、あまり考えることなく、気がついたら長女は3歳間近になっていました。しかし、あるときまわりを見渡してみると、幼稚園に通っている友達のほとんどが習い事をしていることに気がついたのです。育休中限定で習い事を始めてみることにそんなとき、近所に住む友人から英語教室のお誘いがありました。普段なら絶対に通わせられない時間帯でしたが、たまたま2人目の出産後で育休中だったこと、月に2回とハードルが低いことから、1年間の期間限定ではじめてみることにしました。長女がちょうど3歳になった頃です。保育園のお昼寝タイムにお迎えに行かないといけないことや、真夏も真冬も、まだ赤ちゃんの次女を連れて自転車で通わないといけないことなど、悩むポイントはいくつかありました。でも、赤ちゃんの時から人見知りが激しく繊細な長女のことを考えると、信頼できる先生や友達に囲まれた日常以外の場やコミュニケーションが必要なのでは…?と、私自身が考えるようになっていたときでした。最後は、「この子を保育園以外の世界にも触れさせたい」という思いが決め手になり、思いきって始めてみることにしました。習い事を通じて感じた長女の変化英語教室といっても幼児クラス(3、4歳)のため、歌を歌ったり、手遊びしたりするのがメイン。初めて触れる英語に戸惑いながらも、長女は最初から「楽しい!」と気に入り、「また来たい!」と言ってくれました。もちろん最初はモジモジ。毎回1人ずつ英語で自分の名前と年齢を言うのですが、一人で堂々と言えるようになるまでは3、4回かかりました。それでも、親が思うよりも早い段階で、長女は先生にもお友達にも慣れていきました。通ってみて1番良かったことは、私も長女と一緒にレッスンを体験する時間がもてたことでした。私たちが通った英語教室は親子クラス。親も一緒に歌を歌ったり、手遊びをしたりします。保育園でも毎日歌を歌ったり、手遊びをしたりしていますが、ママと一緒にやる機会は意識しないとあまりありません。それが長女は嬉しかったようで、とても前向きに習い事を続けることができました。一緒に歌ったり、手遊びしたりすることが、私自身もとても新鮮でした。「長女の変化」と書きましたが、もしかしたら変化したのではなく、長女はもともと多少の時間はかかるものの、興味のあることであれば、新しい環境にもすんなり入っていける性格だったのかもしれません。先生にも「全然人見知りじゃないよ!」なんて言われて、構えすぎていた私が拍子抜けしました(笑)。よく考えたら、これまで人見知りと感じるのは私の友人や親戚など、大人がたくさんいる場面が多かったように思います。好奇心旺盛で、なんでもやってみたい!という新たな一面を知ることができたことが、大きな収穫でした。また、英語教室では毎回簡単な宿題があります。初めて「宿題」という経験をした長女。毎回とても楽しそうに取り組んでいて、長女なりに「宿題を忘れないために、帰ったらすぐやる」というように考えて行動している様子が見られ、小学生に向けての準備にも繋がっていると感じました。本人の「やりたい!」を大切に仕事復帰し、送迎ができなくなったため、残念ながら、3歳~4歳の1年間でやめてしまいましたが、やめて10か月たった今でも、そのときに習った歌を口ずさんだり、お話ししたりします。今年から始まった保育園の英語の時間にも習い事の経験がいき、自信を持って臨めているようです。保育園児の習い事は、時間の制約もあり難しいことも多いと思います。必ずやる必要はないと思いますが、やることによって子どもの視野や世界が広がることは間違いありません。特に長女ように人見知りの場合、新たな環境に飛び込む経験は、自身の成長にとても意味があったと感じています。私たち親子が一緒に過ごす時間は毎日数時間。わが家は、習い事を通じて親子で濃密な時間を作ることができる母子クラスに入って大正解でした。私は育休という機会を利用しましたが、友人の中には在宅勤務を活用して、通勤時間を習い事の送迎時間にあてている人もいます。今回、試してみたことで、親子ともども習い事はどんなものかという感覚がつかめました。今後は本人がやりたい!と言ってきたタイミングで、その気持ちを尊重しながら、何を習うかを考えていきたいと思っています。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2020年03月07日現在、5歳と2歳の娘たちを育てています。私は長女が生まれてからは専業主婦です。子どもはかわいいし、成長を見守れることもうれしい……。でも毎日24時間子どもと一緒というのもしんどいので、自分のリフレッシュのためにしていることをご紹介したいと思います。 長女が2歳半のときテニスを習い始める長女は2歳のときからほとんどお昼寝をすることがなくなりました。寝なくなると1日がすごく長い! 公園に連れて行ったり、家でおままごとの相手をしたりしていましたが、毎日が単調……。子どもに何か習い事でもさせようかなと思い、スポーツセンターの案内を見ていたら、偶然「託児ありのテニス」というプログラム名が目に飛び込んできました。 私は学生のころはずっとテニス部でした。子どもを預けて自分が習い事をするのはどうなのかという葛藤はありましたが、ぜひやってみたいなと思い、そのプログラムに申し込むことにしたのです。 初めて長女を預けるテニスをしている間は、おもちゃがあるお部屋で子どもを預かってくれます。長女は今までほとんど私と離れたことがなかったので、預けるときに泣きました。でも託児スタッフの方たちは元保育士で、一対一で遊んでくれてとても恵まれた環境です。長女が泣いていたので後ろ髪を引かれる思いでしたが、託児スタッフの方にお願いし、テニスコートへ向かいました。 長女のことは気にはなりましたが、あの初めてのレッスンのときの解放感はいまだに忘れることができません。「自分のために何かをする」ということを数年やっていなかったので、準備運動からルンルンでした。そして時折長女のことを思い出しながらも、1時間半久々にテニスをしていい汗を流しました。 少し離れるとかわいさ倍増テニスを終えて託児室に向かうと、長女は泣かずに遊んでいました。でも、私の姿を見るとこちらに飛んできて泣きだしました。託児スタッフの方が「お母さん、〇〇ちゃんは良い子で頑張っていたよ。『待っててくれてありがとう。お母さんおかげで元気になったよ』と声をかけてあげてね」と言われました。 回を重ねるごとに娘は託児に慣れていきました。少しの間離れてテニスをしたあとに迎えに行くと、娘が格別かわいく感じられ、その日は娘に対してすごくやさしくすることができます。週に1回娘を預けてテニスをすることで、その週の嫌なことをリセットできる気がしました。 現在も2歳の次女を連れてテニスに通い、良い気分転換になっています。次女は託児スタッフの方々に遊んでもらうのが大好きなので、親子ともにとても楽しい時間を過ごせています。最初は預けて習い事をすることに罪悪感を感じましたが、母親が笑顔でいることは家族にとっても大切なことだと思うので、今後も続けていければなと思っています。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年02月02日「うちの子は学校の友だちがたくさんいるし、習い事をいくつもさせているから人間関係は充実しているはず」「休みの日は家族で遊んで、長期休みにはおじいちゃんおばあちゃんに会っているし、コミュニケーションはうまく取れているほう」そう信じて安心している親御さんも少なくないのではないでしょうか。しかし、子どもの成長や学びの場は、家庭や学校・習い事以外にもたくさんあるのです。今回は、子どもの生きる力をぐんぐん伸ばす「多様な人間関係の大切さ」について考えていきましょう。狭い世界で生きる現代の子どもたち昔に比べて、今の子どもたちは世界中のさまざまな情報に触れることができるだけでなく、インターネットを通じてたくさんの人たちとすぐにつながることができるようになりました。しかしその反面、現実の人間関係はどんどん狭くなってきていることをご存じですか?平日も休日も習い事や塾などで予定がぎっしりと入っていて、近所の友だちと遊ぶこともままならない日々を過ごしている子どもたち。しかも、これから中学・高校に進学するにつれ、ますます自由な時間が減っていくことは明らかです。ただし、子どもの人間関係が制限されているのは、私たち親の意識が影響しているともいわれています。「今の親たちは、子どもと他人との関わりに敏感で、警戒心がすごく強い」と指摘するのは、国立青少年教育振興機構理事長の鈴木みゆきさん。たしかに、ニュースなどで子どもが巻き込まれる事件を目にするたびに不安を感じ、周囲への警戒心が増すのも無理はありません。「遊ぶことの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行う『一般社団法人TOKYO PLAY』代表理事の嶋村仁志さんは、次のように述べています。子どものことを、邪魔なものであったり「自分には関係ない」と思ったり、あるいは子ども教育の専門家などが自分のサービスの「お客」として見る。そういうものばかりだとしたら、その社会では子どもをきちんと育てることができないのではないでしょうか。(引用元:Study Hacker こどもまなび☆ラボ|遊具なし、プログラムなし。異例だらけの“ガラクタ遊び”が欧州で大人気の理由)親以外の近所の大人や、お友だちのお父さんやお母さんたちとの関わり合いは、子どもにとって非常に貴重な体験になるといいます。嶋村さんは、「子どものころに近所の人にかわいがられたり、逆に迷惑をかけて怒られたりしたような経験がないまま大人になってしまうと社会性が育ちにくい」ことも指摘しています。今の子どもたちは、昔に比べて確実に狭い人間関係の中で生きているのです。多様な価値観への理解とコミュニケーション能力が必要な時代次に、どうして狭い世界で生きていくのが良くないことなのか、これからの社会ではどんな能力が求められるのかについて考えていきます。脳科学者の茂木健一郎先生は、「子どもが社会に出て活躍するために育てておきたい能力はふたつある」と述べています。ひとつは、読み書きや計算といった「認知的な能力」。そしてもうひとつは、他人と円滑なコミュニケーションをとれる「社会的な能力」です。どんなに勉強ができても、人とうまく関係を築けなければ社会では活躍できません。茂木先生によると、「幼児期は特に社会的スキルを育む必要がある」とのこと。そのためにも、日常的に年齢の違う子たちと遊ぶ機会を多くもち、さまざまな考え方やたくさんの個性に触れることが大切なのです。さらに、これからはグローバル化が進み、多様な価値観や背景を持つ人たちと接する機会が格段に増えていくでしょう。教育ジャーナリストの中曽根陽子さんは、「さまざまな価値観への理解とコミュニケーション力は、経験からしか学べない」と話します。そのためにも重要となるのが、家庭や学校・習い事以外の “第3の居場所” なのです。子どもが “第3の居場所” で得られるものとは?家庭を “第1の居場所”、学校や習い事を “第2の居場所” としたとき、“第3の居場所” とはどのようなところを指すのでしょう。前出の中曽根さんによれば、地域で開催される自然観察会や、スポーツ、音楽、アートのイベントなど、年齢も背景もさまざまな人が集まる場所だといいます。それ以外にも、1日限りのワークショップや、子どもだけで参加するキャンプ、親の友人同士の集まりなど、出会いの機会はたくさんあります。■コミュニケーション能力が伸びる!そういった第3の居場所では、自分の知らない世界を見聞きすることができるので、子どもはぐんと視野を広げることができます。そして、コミュニケーションの点においても大きなメリットが。中曽根さんは、「心理的距離があるので、理解し合うためにはどんな切り口で話をしたらいいか、自然と相手のことを考えながら話をするようになる」といいます。それは、家族や身近な友人との会話では得られない緊張感です。相手と距離があるからこそ、自分の考えを筋道を立ててわかりやすく伝える訓練にもなるのですね。■「公私」の感覚を知り、礼儀を学べる!前出の鈴木みゆきさんは、さらに「礼儀」を学ぶにも絶好のチャンスであると述べています。親以外の大人との交流で、まず、子どもは「礼儀」を身につけます。親への甘え方とはちがう態度で接したり、あるいは親が相手なら反発するようなことも素直に聞き入れたりと、子どもなりに「公私」の感覚を持つのです。また、子どもの頃、「大人の話に子どもが口を挟むな!」なんて周囲の大人に言われた経験がある人もいるでしょう。これは、「場を知る」「立場をわきまえる」ということにつながるものです。(引用元:Study Hacker こどもまなび☆ラボ|「大人の愛」と「協働力」が子どもを大人に導いていくーー親以外の人との交流によって広がる子どもの視界)■親の心がラクになる!また、子どもに第3の居場所があることは「親にとってもメリットがある」と説くのは、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教授の中釜洋子先生です。中釜先生は、「最近、わが家のルールを知らず知らずのうちに細かく決めてしまって、ママ友だちや祖父母などの考えが自分に合わないと、付き合いを狭めてしまうケースも少なくありません」と述べており、親が神経質になることで他者に対して心を閉ざしたり、人付き合いを限定したりするというのです。しかし、社会に出れば臨機応変な対応を求められることが多いもの。中釜先生は、「子どもは、『おうちではダメだけど、おばちゃんの家なら甘いお菓子を食べられる』と区別して考えることができ、意外と柔軟な思考をしている」といいます。親御さんが周囲との関係を閉ざさないように心がけることで、子どもは状況に応じた対応を学べるようになるでしょう。また、親自身も子どもと1対1で向き合い続けるとストレスがたまりますが、ほかの家族の多様な子育ての方法を知ることで、子育てのヒントに気づくきっかけにもなります。みなさんも、わが子を見ては、「どうして○○ちゃんみたいにいい子にできないのかしら」とほかの子どもの良い面ばかりに目がいき、自分の子どもが劣っているように見えてしまうことはありませんか?それはどんな親でも同じです。第3の居場所では、ほかの人が「△△くん、優しいね!」「上手にできるね!」と、わが子の良いところを見つけてくれることも。そうやって、子どもだけではなく、親御さんにとっても「気づきの場」になるのです。親子で一緒に地域の集まりに参加しよう!先ほどからお伝えしているように、第3の居場所はこれからますます必要とされるでしょう。もし今、子どもの人間関係を広げたいと考えているのなら、そのような場所に足を運んでみてはいかがですか?前出の鈴木さんがおすすめするのは、一般の親子が参加できるファミリーキャンプ。全国に点在する青少年自然の家などの施設で、お互いに知らない親子同士がキャンプをするというものです。家族以外の人と一緒に自然体験するという経験をとおして、他人と協力して働くことができる「協働力」が身につくといいます。また、嶋村さんが代表を務めるTOKYO PLAYでは、都内のあちこちで「とうきょうご近所みちあそびプロジェクト」を実施しています。これは、地元地域に暮らす人たちが町会や商店街と協力し、多世代の人が楽しみ、交流する場所をつくることを支援する活動だそう。子どもは大人との交流によって、褒められたり励まされたりすることで自己肯定感を育むことができます。ほかにも、スポーツのイベントやアート系のワークショップなど、お近くの地域でも交流の場がたくさんあるはずです。ぜひ探して参加してみてくださいね。***人間関係は、親子や先生と生徒といった「タテ」の関係と、友人同士といった「ヨコ」の関係のほかに、「ナナメ」の関係もあります。じつはこの「ナナメ」の人間関係こそ、子どもにとっての逃げ場になったり、刺激を与えられる場所になったりするのです。ぜひお子さんに、豊かな人間関係を築くきっかけを作ってあげましょう。(参考)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|「大人の愛」と「協働力」が子どもを大人に導いていくーー親以外の人との交流によって広がる子どもの視界Study Hacker こどもまなび☆ラボ|遊具なし、プログラムなし。異例だらけの“ガラクタ遊び”が欧州で大人気の理由PHPのびのび子育て 2019年12月号,PHP研究所.学研キッズネット|AI時代を生き抜くために~「失敗力」が育つ6つの栄養素家庭・学校以外の第3の場所が子どもの生きる力を育てるMIKU|家族の中の子どもを考えよう
2020年01月11日「新しい仕事にも慣れて、ちょっと気持ちに余裕ができた。プライベートをもう少し充実させたいな…」何か趣味を見つけたいと思っている社会人に役立つ、習い事のメリット・選び方のポイント・おすすめのジャンルを紹介します。社会人が習い事を始めるメリット「毎日職場と家の往復だけで、何か物足りない…」そんな社会人は多いことでしょう、新しい変化を求めるならば、習い事を始めてみましょう!習い事には次のようなメリットがあります。思い切って新しい扉を開いてみませんか?公私共に充実させることができる平日は仕事でクタクタ、休日は寝て過ごすといった生活はやはり味気ないものです。習い事を始めると、生活にメリハリが出るため公私共に充実した毎日を送れますよ。自分の視野を広げたり、新しい知識・スキルを身に付けたりできるほか、気分転換・ストレス解消にも効果的です。すてきな出会いがあるかも社会人になると、どうしても職場や仕事関係以外での出会いが減りがちですが、習い事では新しい人との出会いも大きな魅力です。自分とは違う年代・職業など、普段の生活では出会うチャンスが無い人とも親しくなれる可能性大ですよ。これは異性との出会いに限ったことではありません。同性でも、同じ趣味嗜好の人が集まるので気が合う友人ができやすいといえるでしょう。さらに励まし合える仲間がいることで、習い事もいっそう充実したり自分のモチベーションを高められたりといった面もあります。楽しく学べる選び方せっかく習い事を始めるなら、なるべく長く続けたいものですね。ここでは習い事を選ぶ際のヒントを3つ紹介します。自分の収入・スケジュールなどライフスタイルに合うものだと、無理なく通うことができるでしょう。費用面から選ぶ習い事に限らず何かを長く続けていく上では、やはり予算は大切です。費用の目安としては、一般的には月に1万円、最高でも月収の20%までに抑えるとよいとされます。社会人として自由になるお金は多いかもしれませんが、生活に支障が出ない範囲で趣味を楽しみましょう。資格取得コースの中には、かなり高額なものもあります。将来への自己投資という場合、それだけのお金をかける価値があるのか、コース修了後の転職・収入などについて事前のリサーチが必要でしょう。通いやすい立地・時間もチェック特殊な習い事のため遠方にしか教室が無いという場合を除いては、通いやすさも重要なポイントです。自宅・職場の近く、あるいはその間の地点といったように、生活圏にあると通いやすいでしょう。時間も自分のスケジュールに合うかを確認することが大切です。決まった曜日・時間の習い事なら予定は立てやすいですよね。残業が多い・勤務形態が不規則といった人は、その都度予約するチケット制や、振替制度が充実した習い事を探してみましょう。何を目的にするかが大切目的・目標を明確にすると、モチベーション維持がしやすい上、かける費用・時間も生きるものです。華道なら1年後までに免状取得といったように、資格・免許取得を目指すものは具体的な目標を立てやすいですよね。絵画教室なども展覧会があれば、それを近い将来の目的にできます。ヨガやジュエリーメイキングなど目標を設定しにくいものは、『楽しめるかどうか』を判断基準としてもよいでしょう。「毎日の生活に潤いを与えてくれ、明日からまた頑張ろうと思える」ことも立派な目的といえます。おすすめの習い事3選雑誌やインターネットを見てみると、本当に習い事も多岐に亘っておりどれにしようか迷ってしまいますよね。特別に「これ!」という希望が無い人のために、社会人におすすめの習い事を3つ紹介します。どれも人気があり教室も習っている人口も多いので、地方に住んでいる人にも見つけやすいものばかりですよ。楽器を奏でる「音楽」「子どもの頃習っていたけどもう1度弾きたい」「音楽で癒されたい」「ライブで目立ちたい…」ピアノ・バイオリン・ギターなど、音楽系の習い事は社会人にも人気です。定期的に発表会を開催している教室だと、目先の目標も立てやすいでしょう。また、上達するとバンドやアンサンブルなどで共演もあり得るのでやりがいがありますね。楽器を購入する予算が無い場合は、レンタルできる教室を探してみるのもよいでしょう。花嫁修業にも?「料理」彼氏や夫の胃袋をがっしりとつかみたい人は、料理教室でメキメキ腕を磨きましょう。和・洋・中など各ジャンルの料理・パンやお菓子の教室・テーブルマナー教室など選択肢がたくさんです。レベルも基本からプロ級まで、自分に合った教室を見つけましょう。共同作業が多いので友達を作りやすい環境です。男性も割と多く通っており、シングルの人は異性との出会いも期待できますね。アクティブな人には「ダンス」体を動かしたいアクティブ派には、ダンスがおすすめです。普段オフィスで座り仕事が多い人には、よい運動不足解消になりますよ。メリハリボディーを作りたい人・健康に気を付けたい人にもグッドです。音楽好きな人はエクササイズと共にダンスミュージックも楽しめますね。ダンス教室も種類豊富で、社交ダンス・サルサ・ベリーダンス・ヒップホップ・フラなどさまざまです。発表会でお披露目する機会があると、衣装選びやリハーサルなどタレントになったような気分を味わえるかもしれませんよ!趣味を増やして充実した時間を過ごそう社会人として忙しい毎日を過ごす中で、趣味を持つことはちょっとした『心の栄養剤』となり得ます。「今は仕事に打ち込みたいからプライベートは後回し」という人もいるでしょう。しかし長い目で見て、公私のバランスを保つことは大切ではないでしょうか。プライベートの時間が充実している人こそ、仕事もよりいっそう頑張れるといった相乗効果が生まれるものですよ。
2019年12月26日こんにちわ、エェコです。今回は、息子が「好きでもない習い事を辞めなかった理由」についてのお話、前編です。■お友だちに憧れて習い事を開始4年生に上がると同時に、習い事を辞めました。サッカーをはじめた理由は「幼稚園で大好きなお友だちがやってたから」です。(憧れがあったのかも)サッカー自体には興味があまりないなかでのスタートでした。■試合に出てもパスがこないスタート直後から経験の差があったのに息子、不器用さ&自主練しなささも相まって2年~3年になると技術の差は歴然。そりゃ、ほかのみんなはサッカー好きで、公園とかで練習したりサッカーで遊んだりしてるもん…。差はついてしまいます。ほかの子と比べたくはないけど、チームで戦う競技。パスもろくに受け取れない息子にはボールが回ってきません。チームメイトとの仲はすこぶるいいんですが、試合とそれは話が別。つまり味方からサッカー技術については信用されてない。ぶっちゃけ足を引っ張ってます。応援しにきた私もつらすぎて、毎回泣きそうになってました。だってコート外で砂山作って遊んでるだけなんだもん!そこでこんな助言をしてみました。■息子にアドバイスしてみたけど?「少しでもボールと仲良しになれば、試合でも役に立てるのではないか…」と思い、自主練をすすめてみたのですが返事は「面倒くさい」だけど「サッカーは楽しい」。でも「別に好きではない」なのに「辞めたくない」…?なんか…矛盾してない?次回、この矛盾の理由がやっとわかります。
2019年12月22日娘のイチコは5歳になってからピアノを習い始めました!ただ始めると、ある悩みが発生…。■キターー! 習い事で必ず言い出すこのセリフうん、わかる。お母さんも「ピアノ好きやった」のは、教室やめて練習しなくてよくなってから。練習めんどくさいよね…わかる…。とはいえ…■習い事続けさせたいのは誰のため?このまま通わせるべきか、やめちゃうか…。悩みました。家での練習は嫌そうやけど、ピアノ教室に行ったらめちゃくちゃ楽しんでるし、どんどん弾こうとします。でも家で「練習しよか」というと「ピアノやめたい」。続けるかやめるか、どちらを選んでもメリットデメリットあり…どうすりゃええねーん!さて、この後、ピアノ教室を続けさせるかどうか、答えを出したのですが…それについては後編で!(引っ張ってすみません!)※後編は、12月16日(月)公開となります。
2019年12月02日季節が変わったし、この機会に何か習い事を始めてみたい!そう考えている女性も多いのではないでしょうか。中には、ストレス発散だけじゃなく、「何か+αの価値が欲しい」と考えている方もいるかもしれません。そこで今回は、・男性との出会い・美容効果が期待できる習い事を6つご紹介します。1. ジムこの2-3年で筋トレをする女性は増えてきています。ただ細いだけでなく、しっかりと筋肉のある曲線美をつけたいのであれば、ジムがオススメ。筋トレする女性が増えてきているといっても、ジムにいるのは男性が大半です。そのため、待合所やグループワークで出会いがあるかもしれません。また、近年の筋トレブームを受けてジム数が増えてきています。これにより、会費も安価になってきており、安ければ月4000円以下のジムも。ジムによっては、24時間利用できる場所もあります。出社前に通って、スッキリした頭の状態で仕事に臨めば、パフォーマンスもアップするかもしれません。2. ボルダリングオリンピック競技にもなり、注目を集めているのがボルダリングです。全身運動なので、スタイルアップにも効果的。また、登りきったときや、上手く移動できたときの達成感はストレス解消にも繋がるでしょう。ただし、難点は教室数が少ないことです。最寄駅にボルダリング教室がない、ということも多いでしょう。近くにないと、どうしても通うのがおっくうになってしまいがち。そのため、できれば最寄駅、もしくは駅近で探したいところです。3. 料理教室料理教室というと、女性が通っているイメージが強いかもしれません。しかし、近年は自炊をするために通い始める男性も増えているそう。そのため、料理教室は意外と出会いのある習い事の一つとなっているのです。料理のレパートリーが増えたり、栄養の勉強をしたりすれば、美容にも良い影響を与えるはず。ヘルシーな料理を覚えれば、ダイエットにも良いかもしれません。また、料理が上手な女性を好きな男性は多いでしょう。そのため、教室で出会えなかったとしても、別の機会で出会った男性から好印象を持たれることも。一生モノのスキル習得として、通い始めるのも良いかもしれませんね。月謝は1万円弱が相場。単発で2000-3000円で参加できるイベントもあるため、一度参加してみてはいかがでしょうか。4. 格闘技男性と出会えるだけでなく、ストレス発散や精神鍛錬にオススメな習い事が格闘技です。ジムと同様に、入会している人の多くが男性。練習相手として、付き合ってくれたり、アドバイスをくれたりすることもあるでしょう。また、格闘技を習えばメンタルを強くするのにも役立ちます。例えば、ブラジリアン柔術を習っているお笑い芸人・ドランクドラゴンの鈴木拓さんは、「こいつに何か言われても、倒せるしな」と思えるようになり、ストレスが減ったのだとか。格闘技と一言で言っても、空手や合気道、キックボクシング、柔道など種類はさまざま。体験レッスンを設けているところが多いので、いくつか周ってみて、自身にピッタリな競技を見つけてみましょう。レッスン料は1回あたり2000-3000円のところが多いようです。だらけてしまわないためにも、なるべく週1以上で通いたいですね。5. ランニング手軽に始めやすいのがランニング。道具はシューズやウェアだけでよく、無料で開催されているレッスンもあります。そのため、他の習い事と併せて始めてみるのも良いかもしれません。普段生活している街をさっそうと走るのは、ストレス発散にも良いですよ。カラーランやナイトランといったイベントでは、集合写真を撮ったり、打ち上げに行ったりと楽しそうな様子がうかがえます。「ストイックに目標を決めてレッスンを受けたい!」という方は、目標タイムや距離を設定したり、マラソン出場を目指したりするのもオススメ。6. ゴルフ待ち時間が多いため、交流のきっかけが生まれやすいのがゴルフです。慣れてきたら一緒にラウンドをまわることもあるかもしれません。ゴルフのスイング練習で体幹がしっかりしだすと、姿勢も良くなり、スタイルアップも期待できます。ただし、道具・ウェア代やレッスン代が他の習い事よりも高いのがデメリット。月謝が2万円以上するところもあるので、自身の予算をしっかり決めてから体験レッスンを申し込むようにしましょう。中には道具を貸し出してくれるところもあり、そうしたサービスがある教室を選ぶと節約にもなります。大人の社交の場への切符として、この機会に始めてみるのも良いかもしれませんね。今回は、・男性との出会い・美容効果が期待できる習い事を6つご紹介しました。それらは以下の通り。・ジム・ボルダリング・料理教室・格闘技・ランニング・ゴルフご自身の趣味や予算に合わせて、まずは体験レッスンから試してみてはいかがでしょうか。
2019年11月10日みなさんは、子どもに習いごとをさせていますか?子どもに、何の習いごとをさせるか、いくつさせるかなど、悩みどころですが、さらに悩みどころなのは、その「やめどき」。■娘のピアノ教室、だんだん情熱が冷めていき…娘は4歳のころ、ピアノに興味をもち始めました。そこで私は、さっそく、近所のピアノ教室に見学に連れていきました。娘は楽しそうにピアノを触って「ピアノやりたい」と言ったので、習わせることにしました。しかし、数か月ほど経ったころ、「両手で別々にひく」というレッスンが始まると…娘は、それを嫌がり、それからだんだんと、ピアノに対する情熱もなくなっていきました。通うのを嫌がりはしないものの、乗り気ではなく、レッスン中、あきらかに楽しそうではない娘…。「やめさせるべきか…、もう少し様子を見るべきか…」ここが悩みどころでした。あれこれ悩んでいたとき、私は自分の小学生時代を思い出しました。■習いごとで忙しかった小学生の頃私は小学生のころ、習い事ばかりの日々を送っていました。一番多いときは、月曜日から土曜日まで毎日習いごと。放課後に友だちと遊ぶこともできませんでした。親になって思えば、たくさん習いごとをさせてくれたこと、金銭的な面や送り迎えを考えれば、両親に感謝の気持ちがあります。しかし、当時の私は、習いごとが嫌で…、「どうしたらやめさせてくれるだろう…」とばかり考えていました。その気持ちを思い出したとき、私は自分の小さいころと今の娘を重ねました。答えはすぐ出ました。「嫌ならやめればいい。またやりたいと思った時とき、またやればいい。」子どもの習いごとは、本人が楽しいのが一番と、改めて感じました。
2019年10月24日子どもの習い事は低年齢化し、2~3歳から幼児教室に通う子もいるようです。幼児教育がどのようなものか知らないという人も多いでしょう。そこで、幼児教育の目的や注目される理由、始める時期について紹介します。おすすめの習い事もチェックしましょう。幼児教育はいつから始める?子どもが幼稚園に入る頃になると、周りで幼児教室に通い出す子が増えてくるでしょう。わが子も幼児教育を始めた方がよいのかと焦ってしまいますよね。まずは幼児教育を始める時期について押さえましょう。そもそもの目的幼児教育とは、『幼児の成長に合わせた遊びを通して、楽しみながら一人一人の個性を伸ばしていく教育のこと』です。幼児教育にはさまざまな種類がありますが、遊びを通して『感情』『言葉』『協調性』という人格形成の基礎を養います。『遊びながら』『無理強いをさせない』のがポイントです。遊びからたくさんの刺激を受けることで得意なことを増やし、学ぶ意欲を育みます。探求心や好奇心を育てることで思考力も高くなり、小学校入学後も授業をきちんと理解できるようになるでしょう。一般的には3歳から5歳幼児教育を始めるのは、3~5歳が一般的です。人間の脳の基礎は、5歳までにほとんど完成してしまうといわれています。この時期までに、たくさんの物事に興味を持ち、好きなことに夢中になる体験をしておくことが大切です。ドキドキ・ワクワクといった体験を通して、創造力や集中力を持続させる脳の基礎ができあがります。また、『ゴールデンエイジ』という言葉を聞いたことがあるでしょう。子どもの運動能力が著しく発達する時期のことで、4~8歳までが『プレ・ゴールデンエイジ』、9~12歳までが『ゴールデンエイジ』、13~15歳までが『ポストゴールデンエイジ』と呼ばれています。『プレ・ゴールデンエイジ』期には約80%の神経系が発達するため、さまざまな動きを経験して脳を刺激することが大切なのです。子どもが楽しいと思える頃がベスト幼児教育を始めるのは、子どもが楽しくできそうだなと思ったタイミングがベストでしょう。早い方がよいのかというと、そうとも言い切れません。子どもが小さいうちは、習い事をさせるのも親主導です。親が頑張って習い事をさせても、子どもが関心を示さなければ意味がありません。子どもが興味を持って楽しんで幼児教育に取り組めることが大切です。早期教育とは違うの?幼児教育と早期教育、似ている言葉ですがそれぞれ目的が違います。早期教育はどのようなことをいうのでしょうか。詳しく見ていきます。早期教育の目的早期教育とは、『未就学の子どもを対象に算数・読み書き・英語・音楽などの専門的な教育を行うこと』を指します。保護者の方針で行われる性格が強いのが特徴です。市販の教材やカリキュラムを活用してIQを重視した能力の開発をメインに行い、『優秀な人材育成』を目指します。得意分野や記憶力を伸ばし、早くから子どもの才能を引き出すことができるのがメリットです。乳幼児期に必要な遊びや運動などを取り入れることもありますが、『豊かな人間性の形成』を目的とした幼児教育とは違うものと考えられるでしょう。親も一緒に楽しむことが大切早期教育に熱心になるあまり、親の考えや期待を子どもに押し付けないようにしましょう。子どもと一緒に親も楽しむ気持ちを持つことが大切です。脳の能力が高い幼少期のうちにたくさんの刺激を与えることで、子どものIQ向上や才能の開花が期待できます。しかし、親がのめり込みすぎると、レッスンが親同士の競争の場になりかねません。また、早期教育を子どもに無理に押し付けることで親への信頼感が損なわれてしまうでしょう。この時期に築かれた親子の信頼感は、子どもが社会性・協調性を身に付けていく土台となります。子どもの様子を確かめながら、親子で楽しむことを優先にするとよいでしょう。おすすめの習い事・種類今は0~6歳までの子どもの半数以上が習い事をしている時代です。数え切れないほどの種類の習い事がありますが、その中からおすすめの習い事を種類別に紹介します。体づくりにつながる 水泳運動系の中でも特に人気なのが水泳です。0歳から始めることができて運動神経や心肺機能が鍛えられます。全身を使って泳ぐため、しっかりと体力が付いてくることでしょう。また、小さい頃から水に慣れておくと、幼稚園や小学校に上がっても水泳の授業で困らないこともメリットでしょう。水に抵抗を感じないことで自信を持ち、泳ぎの上達にもつながります。一般のプールのように親が一緒に水の中に入らなくてよいのも人気の理由の1つでしょう。早く始めた方が有利? 英語2020年には小学校での英語教育が必修になるため、早い時期から英語を学ばせた方がよいと考える家庭が増えています。乳幼児期は音や言葉に対する感受性が高い時期です。小さい頃から英語に親しむことで、英語を聞き取れる『英語耳』になったり、正確な発音ができるようになったりするという効果が期待できます。また、同じ教室に友達ができて、協調性やコミュニケーション能力も身に付きやすくなります。英語に抵抗を感じる前にレッスンに通うと、歌や遊びを通して英語を楽しいと思うようになり、自然と身に付いていくでしょう。考える力を付ける 幼児教室幼児教室には『IQを高める教室』『幼稚園や小学校受験対策の教室』とさまざまなタイプがあります。どちらも目指しているのは『自分で考えられる子』にすることです。脳の神経細胞は6歳までに約90%が完成するといわれています。この時期にしっかり考える力の素地をつくることで、『自分で考える力=思考力』が身に付くのです。きちっとした勉強ではなく遊びを取り入れた学習内容なので、子どもも楽しみながら通えるでしょう。また、同じクラスのママと話すことで、育児の悩みや疑問が解消するきっかけになりますよ。幼児教育を始める上での注意点「子どもの可能性を広げてあげたい」と、幼児教育を検討している家庭も多いでしょう。幼児教育を始めるときに気を付けたいポイントを紹介します。楽しむことが重要、無理をさせない幼児教育を始めるときには、子どもに無理強いをしないことが必要です。まだ自分で意思決定ができない幼児期は、親が主導してさまざまなことを決めることになります。子どものためを思って教室に通わせても、子どもが無関心であれば意味がありません。我慢することが多いとストレスとなり、心身の発達に影響を及ぼすだけでなく、学力低下につながりやすくなります。周りが順調にやっているからと焦らず、興味を持たなければいったん辞めさせてみるのも手です。子どもの様子を見て決めるようにしましょう。体験レッスンに参加してみるのもおすすめです。ほかの子と比べないわが子とほかの子を比べないことも大切です。幼児教室に通っていると、つい同じクラスの子と比較してしまうこともあるでしょう。自分の子どもが周りよりも遅れていれば焦りを感じてしまうかもしれません。しかし、子どもの成長や能力は一人一人違います。最初はゆっくりでも途中で追いつく子もいれば、別の分野では誰にも負けないという子もいます。子どもが楽しめるのが1番と考え、ゆったりした気持ちでいろいろなことに挑戦しましょう。子どもはとても敏感です。親の焦りや期待を感じ取って、習い事を嫌がるようになる可能性がありますよ。効果的な教育で子どもの未来を開いて子どもはたくさんの可能性を秘めています。わが子の才能を伸ばしてあげたいと思うのは当たり前の親心でしょう。幼児教育を受けることで可能性が広がり、人間性も豊かになります。楽しく習い事に通うためには、子どもの気持ちを受け止めてあげることが必要です。子どもをしっかりサポートして、やりたいと思う気持ちを育んであげましょう。
2019年09月26日芸術・スポーツの秋に合わせて、子どもの新しい習い事を検討されている家庭も多いのではないでしょうか?最近ではプログラミングや体操なども注目を集め、1週間全て習い事で埋まっているという大忙しの子どももいるとかか……。他の家庭では習い事とどう向き合っているのか気になりますよね。そこで今回は、月謝や人気の習い事、辞め時など「子どもの習い事」についてご紹介します。■ 習い事のターニングポイントは4歳国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の調査(12歳以下の子どもを持つ全国の保護者1,061名を対象。調査期間:2019年2月4日~2019年3月4日)によると、習い事のターニングポイントは4歳。5歳以降になると、習い事をしている子どものほうが多くなるそうです。■ ピアノ、エレクトーンは減少傾向!人気の習い事とはしげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)まずは、人気の習い事を見ていきましょう。トップは「水泳」で、その割合は約4割。体幹が鍛えられる、風邪を引きにくくなるなどメリットがあるため、ここ3年では連続トップの根強い人気となっているようです。水泳の次は「学習塾、公文」「英語」などの学習系が続いています。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)そして意外なことに、習い事の花形ともいえる「ピアノ、エレクトーン」は減少傾向に。なんと2017年の約3割から、2019年は10%ダウンの約20%という実態が明らかになりました。その他の習い事の割合が増えているため習い事の選択肢が増えたことや、ピアノ・エレクトーン以外の楽器を習う子どもも増えてきていることが考えられます。スポーツでは「体操」が2番人気、次いで「サッカー」「ジャズ、ストリート、チアなどのダンス」が続きました。■ 1か月の習い事費用は?次に、習い事にかける費用を見ていきましょう。一人あたりの習い事の月額費用は、1万円未満が6割を占めます。けれども、一番割合が多い価格帯は1万~2万円未満で、26%。さらに2万円以上習い事に費やしている割合は合計で13%と、少数であることが分かります。つまりこの結果から、習い事にかける費用の上限は一般的に、2万円くらいといえるでしょう。■ 習い事の辞め時って?年齢によって多様化する子どもの習い事。辞め時など、習い事ならではの悩みもさまざまあるようです。習い事の辞め時は「子どもが辞めたいと言い出した時」が圧倒的に1位。子ども自身がそれを好きでなければ、継続する意味も薄いという判断がうかがえます。その他は「子どもの年齢や学年と習い事が合わなくなった時」「新しい習い事が増えた時」など、子どもの成長によって取捨選択しているようです。そもそも親が習い事をさせたい理由の大半は、・継続することや努力することの大切さを学んでほしい・夢中になれることをみつけてほしいなど、心の成長を期待したり、好きなことに熱中することで子どもの考える力や好奇心、自己肯定感が育まれることを期待しているというものです。DenysProduction / PIXTA(ピクスタ)子どもが小さいうちは送迎はもちろん、習い事に親が付き添う場合が多いため負担も大きく、継続には先生や保護者同士の付き合いも避けられません。月謝の負担や、子どものやる気の維持、上達のサポートなど、習い事の負担を数えればキリがありません。でも、大人になってしまうと「好き」を極めることがいかに難しいか分かっている親たち。今回の調査結果からは「子どもの頃から興味のあることはどんどん経験させて『好き』を伸ばし、将来進むべき道を自分で見つけてほしい」という親の気持ちもうかがえます。「〇〇を習うのが当たり前」の時代から、「好きをとことん極める」時代への変化を感じる昨今。選択肢の多さに戸惑ってしまいそうですが、親たちは子どもの「好き」を伸ばすために、子どもの「興味のあること」を見逃さないアンテナを張っていなければならないようです。【参考】※ 子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」※”ピアノ離れ”が顕著に!習い事の月謝や辞め時、どうしてますか?-PR TIMES
2019年09月25日子どもの習い事の選択肢が多すぎて、何を習わせるかで悩む人は多いでしょう。子どもが喜んで通ってくれる・脳の刺激になることをやらせたいなど習い事を決めるポイントはさまざまです。子どもの習い事を決めるコツと注意点について紹介していきます。子どもが喜んで通える選び方子どもが習い事を始めたら、できる限り長く続けてほしいと考えるでしょう。習い事を継続するためには、子どもが進んで『やりたい!』という気持ちを持てるかどうかが大事です。子どものやる気を引き出してくれる習い事を選ぶポイントについて、見ていきましょう!子どもがやりたいものを尊重しよう習い事を決めるときは、親の意向ではなく子どもの気持ちを尊重することが大切です。子どもから『○○を習いたい!』と言い出したときは、できるだけその気持ちを尊重してあげましょう。習い事を続けるには熱心な親のサポートよりも、本人のやる気が大切だからです。習い事をやるのは親ではなく、子どもです。『上手になりたい!』『もっとやってみたい!』という気持ちを子どもが持たないと、壁にぶつかっても乗り越えられず、習い事を辞めたいと考えるようになります。スクール・先生はしっかり吟味を同じことを習っていても、スクールの指導方針や先生の教え方次第で、子どもの習い事に対する姿勢が大きく変わることがあります。子どもが興味を持って始めた習い事でも、スクールの雰囲気や先生との相性が悪いと苦痛に感じることがあるからです。子どもに何を習わせるかを決めるときは、スクールと先生について情報を集めて、事前に見学をしておくことをおすすめします。費用や送迎など親の負担も考えて子どもが好きで始めた習い事でも、親の負担が大きくなると続けられなくなることがあるので、送迎や費用のことも考慮した上で習い事やスクールを決めることをおすすめします。子どもが小さいうちや遠くにあるスクールに通わせるときは、親が送迎していくことになるでしょう。習い事の場所が自宅から離れている、幼い弟や妹がいる場合など、送迎するだけでも親にとってかなりの労力になってしまいます。習い事の内容にもよりますが、月謝以外にユニフォームや合宿・発表会などで別途費用がかかる習い事も少なくありません。習い事費用の負担が重くなってくると、子どもが習い事を好きでも続けさせることが困難になってくるでしょう。おすすめな習い事・人気ランキング子どもに合った習い事を見つけるのは、思っていた以上に難しいものです。子どもの習い事選びで迷ったときは、人気の習い事ランキングが参考になるかもしれません。基礎体力向上も 1位 スイミング習い事の定番といえばスイミングで、人気ランキングでも1位です。人気の理由は、『健康な体』を作ることにあります。体力アップだけでなく、心肺機能を高めてくれるので、ぜんそくの予防や改善も期待できるといわれています。また、ママが妊婦のときからマタニティースイミングに通ったり、子どもが生後6カ月くらいからベビースイミングを習わせたりと、長く通えるのも特徴です。苦手意識を持つ前に 2位 英語・英会話2020年から小学校での英語教育が必修となりますが、英語の必要性を感じて親が率先して習わせるケースが多くみられます。親自身が英語に対して苦手意識がある、習得するのに苦労している人ほど、子どもに早いうちから英語を身に付けさせたいと考えるようです。センスを磨ける 3位 ピアノ以前は女の子の習い事といえば『ピアノ』というくらい、定番でした。現在でも人気の習い事の1つですが、昔と違うのはピアノを習う男の子が増えたことです。ピアノを習うと、音符が読めたり音感が身に付いたりすることが期待でき、ほかの楽器を習うときにも役立ちます。また、ピアノを弾くときは右手と左手でそれぞれ異なる動きが求められるので、脳を鍛える効果も高いといわれていますよ。習い事に関する注意点子どもが楽しく習い事に通ってくれていると、親としてもうれしくなるでしょう。しかし、習い事でスケジュールをいっぱいにしたり、皆の前で強く叱りつけたりすると子どものやる気を失わせることになってしまいます。掛け持ちのし過ぎはNG習い事は多くても2種類程度、週に2~3日くらいが無難です。それ以上多くなってしまうと、子どもだけでなく親の負担も増えてしまいます。子どもに習い事をたくさんやらせたら、それだけ『見返り』も大きいと考えるかもしれません。ほぼ毎日習い事に通うような生活を送っていると、子どもでもストレスがたまります。本当は友達と遊びたい日もあるのに『習い事があるから無理』ということが何度も続くと、子どもにとって習い事が重荷になってきます。ふざけたときは頭ごなしに叱らない子どもが習い事の最中にふざけてしまったら、親としては周りの目を考えて注意したくなってしまうでしょう。ふざけてしまったのは、それなりの理由があるので、頭ごなしに叱るのはおすすめできません。叱ってしまうと、子どもが落ち込んで『習い事に行きたくない』と言い出すようになるかもしれません。子どもがふざけたときは、その理由を親が優しく聞いてあげることが大切です。そして、ふざけずに習い事に参加できたときは、たくさん褒めてあげましょう。子どものやる気や楽しむ心を支えよう習い事の選択肢がたくさんありすぎると、親としては我が子に何を習わせるかで頭を悩ませてしまいます。親の意向よりも、子どもの『やりたい!』という気持ちを尊重して習い事を決めると、子どもが楽しく通ってくれるようになります。また、スクールや先生の指導方針や送迎やお金の負担などもよく考えて、子どもに合った習い事を決めていくことがポイントです。習い事を通じて、子どものやる気や楽しいと感じる気持ちをサポートしてあげましょう。
2019年09月24日親が我が子に習わせたいことと、子どもがやりたい習い事が一致するとは限りません。子どもの習い事を決めるときに参考になるのが、人気ランキングです。子どもが習い事を始めるのに適した時期や、男女別の人気習い事ランキングについて紹介していきます。子どもの習い事は何歳からがよい?子どもにいつから習い事を始めさせるのかで、悩む親も少なくありません。『早期教育』が気になり始めると、0歳のうちから習い事をさせたいと思ってしまいますが、あまり小さいうちでは子どもの身に付いているのかを実感しづらいでしょう。また開始が遅くなってしまった場合、もしかしたら子どもの成長するチャンスを逃してしまうかも。まずは、子どもが習い事を始めるのに適した時期を、押さえておきましょう。一般的に多いのは3歳ごろから習い事の開始時期で悩んだときは、先輩ママの意見を聞くと参考になりますよ!子どもの習い事について調査を行った結果、とても多かったのが『3歳』から習い事を始めたという意見でした。幼稚園の入園をきっかけに習い事をスタートさせる家庭が多いようです。3歳になってくると大人ともやり取りができるようになり、幼稚園に入園するなど集団行動も始まってきます。親から離れる時間も増えてくるので、こういった子どもの成長をきっかけに何か習い事をさせようと考えるようです。子どもの発達段階を踏まえることも大切子どもの成長によい刺激を与えてくれそうな習い事でも、子どもの年齢や発達段階に合っていなければ期待するような効果を実感しにくいかもしれません。習い事を決めるときは、子どもの発達段階を踏まえることが大事です。音感を身に付けるために、幼いうちからピアノなどを習わせたいと考えるママも多いでしょう。しかし、幼いうちからピアノを習わせても、鍵盤をしっかりつかめないので音を出すのが難しいのです。小さい子どもに音楽系の習い事をさせたいときは、リトミックなどから始めることも検討してみましょう。男の子に人気の習い事ランキング何にでも興味を示して元気に動き回るタイプの男の子の場合には、習い事をやらせても集中して取り組めるかどうかが心配ですよね。男の子に人気の習い事ランキングを紹介していくので、習い事選びの参考にしてみましょう!1位 不動人気スイミングスイミングは男の子だけでなく女の子にも人気のある習い事です。0歳からでもベビースイミングに通えるので、幅広い年齢の子どもに人気があります。水泳は全身の筋肉をバランスよく鍛えることができ、心肺機能を高めるのにも効果的だといわれています。また、パワーの有り余る男の子を疲れさせるのにも、スイミングは効果的かもしれませんね。【ベビー水着】商品名:Splash About ベビー 水着 ベビーラップ価格:¥3,089 「ベビー水着」詳細はこちら 【男の子水着】商品名:Emfay 男の子 水着 上下セット キャップ付き価格:¥2,080 「男の子水着」詳細はこちら 2位 グローバルを目指す英語小学校で英語が必修化されるため、幼いうちから英語を習わせる親が増えてきたのに伴って、英語が習い事ランキングで上位に入るようになりました。今後はグローバル化が進むといわれていますし、受験にも役立つので英語の必要性はますます高まっています。【幼児英語教材】商品名:Goomies ENGLISH FOR KIDS 幼児英語 DVD¥3,888 「幼児英語教材」詳細はこちら 小学生になるとプログラミングも人気『プログラミング』も小学校で必修化されるので、近年は我が子にプログラミングを習わせたいと考える親が増えてきています。今後は家庭や企業へのAI導入が進むといわれているので、プログラミングを習得しておけば、将来に役立つと考えるのかもしれませんね。【プログラミング教材】商品名:小学生からはじめるわくわくプログラミング2 Scratch 3.0版価格:¥2,052 「プログラミング教材」詳細はこちら 女の子に人気の習い事ランキング女の子の場合は、男の子とは少し人気ランキングの内容が変わってきます。女の子に人気の習い事について、詳しく見ていきましょう!1位 ピアノなど音楽関係ピアノやリトミックといった音楽関係の習い事が、女の子に人気です。ママ自身も子どもの頃に習っていたので、我が子にも習わせたいというケースもあるようです。ピアノが演奏できると楽譜も読めるようになり、ほかの楽器を演奏するときにも役立ちます。近年は、脳科学の観点からもピアノが注目されています。右手と左手が同時に別の動きをするので、脳にもよい影響を与えてくれるのです。【ピアノレッスンバッグ 】商品名:Pianoline ピアノレッスンバッグ価格:¥1,250 「ピアノレッスンバッグ」詳細はこちら 2位 男の子同様に人気のスイミング男の子の習い事でも人気があったスイミングは、女の子にも人気があります。スイミングは全身を使った運動なので、体を鍛えたり、心肺機能を高めたりするのに役立ちます。また、自分自身が泳げないので「子どもは泳げるようになってほしい」「学校で困らないように」とスイミングを始めさせる親もいるようです。【ベビースイミング水着】商品名:Splash About ベビー 水着 ベビーラップ価格:¥3,089 「ベビースイミング水着」詳細はこちら 【女の子用水着】商品名:RuffleButts ラッフルバッツ水着 セパレートタイプ価格:¥3,600 「女の子用水着」詳細はこちら 女の子には、書道やバレエも人気「かわいい」「キレイ」「カッコいい」といった側面から、書道やバレエを習わせる親も多いです。書道は、正しい筆の持ち方が身に付くだけでなく、字を書くことを通して豊かな心をはぐくみ、内面を表現できるようになるといわれていますよ。バレエは『美しい姿勢やスタイル』を求めたり、体力を付けて体を丈夫にしたりといった効果が期待できることから人気です。【書道セット】商品名:あかしや 書道セット価格:¥1,946 「書道セット」詳細はこちら 【バレエ レオタード】商品名:Chiximaxu バレエレオタード価格:¥1,399 「バレエレオタード」詳細はこちら 子どもが楽しく通える習い事を選ぼう親が我が子にやらせてみたい習い事があっても、それを子どもが喜んでやってくれるとは限りません。子ども自ら『○○を習いたい!』『お友達と同じ○○をやりたい!』と言い出すこともあります。子どもが習い事を続けるためには、子どもと話し合ってその子に合った習い事を選ぶことが大切です。習い事ランキングを参考にしながら、子どもが楽しく通ってくれるような習い事を選んでみましょう。
2019年09月22日こんにちは! ゆゆです。 今回 は 子供 は 不思議だなと 思ったことについて描きました。 皆さんこんなことありませんか? 子供どうし 見つめあってる 時って ほんと何 考えてるんでしょう … ●ライター/ゆゆ
2019年09月04日子供っぽい彼氏ってどんな人!?少年みたいに無邪気な男性がタイプという人も多いのではないでしょうか。少年のように子供っぽい性格の男性は、女性からすれば母性本能がくすぐられ、とてもかわいいと感じる人もいることでしょう。しかし、子供っぽさが間違った形で出てしまったら、冷めてしまったり、直してほしい!と感じることもあるでしょう。こちらでは子供っぽい彼氏の特徴や、子供っぽい彼氏を大人にさせる方法をご紹介します!子供っぽい彼氏に今は満足している人も、子供っぽい彼氏に嫌気がさしてしまっている人も、ぜひ今後の参考にしてみてください。子供っぽい彼氏の特徴3選無邪気で素直な男性には魅力を感じるかもしれませんが、あまりにも性格が子どもっぽくて会話がかみ合わないような男性には違和感を感じてしまう人も多いでしょう。こちらでは子供っぽい彼氏の特徴を3つご紹介します。(1) 常識がないまずは常識がない男性。社会人としての常識やマナーなど、常識がないというのは周りや一緒にいる人にも迷惑がかかるのでやめてほしいですね。一緒に過ごすなら、最低限の常識を持った大人な人の方が好ましいでしょう。(2) 周りに甘えて生きている周りに頼って生きてきた男性は、子供っぽいと言えるでしょう。金銭面や、何かを決める時など、様々な面で親や友人、時には彼女に頼って生きていこうという男性は、自立する気がなかったり、周りが何とかしてくれると楽な人生を選ぶような人かもしれません。このような男性は自分の行動に責任をとることもできないので、付き合うと苦労することになります。(3) 自分勝手で自分本位自分の思い通りにならないと怒ったり、何とかして自分の思い通りに持っていくようにする男性は自分勝手で自分本位と言えるでしょう。まるで物事を分別することが出来ない子供のようですね。大人の男性の対応は、自分のことよりも周りのことを考えたり、相手のことを優先することが出来る人でしょう。子供っぽい彼氏を大人にさせちゃう方法3選子供っぽい彼に嫌気がさしつつも、せっかく出会って好きになったお相手なのでお別れするのも嫌だという人も多いのではないでしょうか。そう思っている人は、子供っぽい彼氏を大人に成長させちゃいましょう。こちらでは、子供っぽい彼氏を大人にさせる方法を3つご紹介します。(1) とにかく褒めて伸ばしてみる子供は褒めると自信をつけたり、嬉しくなってさらに褒めてもらうために今までできなかったことにドンドン挑戦するようになります。これは大人にも共通することかもしれません。彼が今までできなかったところを伸ばすには、とにかくべた褒めしてみてください。また、ただ褒めるだけでなく、こんなこともできたりする!?とドンドン提案してあげるとさらにやる気がアップすることもあるでしょう。(2) 厳しく悪いところを伝えてみる「彼が出来ないなら自分がやればいいや」「彼に怒るより自分がしたほうが早い」というように彼を甘やかしてしまっていませんか。時には怒ったり、厳しく伝えることも必要です。褒めておだてると調子に乗ってしまうようなタイプの人は、いけないことはいけないと厳しく悪いところを伝えてあげるようにしてください。(3) 彼が出来そうなことからやってもらう彼には出来ないだろう、という考え方は一旦捨てるようにしてください。彼が今までできなかったのは、ただ甘えていただけかもしれません。彼が出来そうなことを見つけるのも、ひょっとすると彼女の仕事かも!彼のいい部分を伸ばしていくために、出来そうなことを見つけていってあげましょう。子供っぽい彼氏はちょっとの工夫で大人になれる!子供っぽい彼氏はその人自身の問題でもありますが、周りが甘やかしてしまうことから子どもっぽくなってしまったというケースもあります。子供っぽい彼氏は一見可愛く見えるかもしれませんが、実際お付き合いを続けていくと大変なことだらけ。彼女がいい部分を伸ばしてあげれるとると良いでしょう。子供っぽい彼にも魅力はあったかもしれませんが、大人になった彼をみると益々好きになることでしょう。
2019年09月02日こんにちは、元記者ママライターの高村由佳です。子どもにさせる習い事はどうやって選んでいますか?そもそも習い事をするかしないか、いくつさせるか、どれだけの費用を使うかなど、選択肢が多くあって悩むところですよね。先日、2017年もっとも話題になった習い事が発表されました。その結果からは、習い事にかける子どもたちへの親の思いが見えてきました。今回は子どもたちの習い事事情について、ママ目線で紹介します。●(1)何割がどんな習い事をしているかこの調査は2017年12月に、20代~50代の子どもがいる215人の親に対して行われたものです。調査によると、学校以外に習い事をさせていた人は全体の約6割だったそうです。その内訳は「スポーツ系」や「学習塾」という答えが多く、続いて「音楽系」、「英会話スクール」と定番の習い事が続きました。「習字」や「そろばん塾」も数は劣りますが、一定の支持を得ていることがわかります。習い事が多角化し、選択肢が増えていることがわかります。●(2)2017年もっとも話題の習い事とその理由次は、親の間で話題になった習い事について見ていきます。話題になった習い事があると答えたのは、全体の約4割でした。その具体的な内容として1番多かったのが「プログラミング教室」と「英会話スクール」 の2つでした。また、「2018年、何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)」という質問に対しても、1位が「英会話スクール」、2位が「プログラミング教室」 という結果になりました。なぜこの2つの習い事が話題になり、さらに始めさせたいと思われているのでしょうか。「英会話スクール」は、先ほどの回答の中でもすでに習い始めている子どもが多くいることがわかっています。すでに習い始めている人とこれから習いたい人を合わせると、多くの需要がうかがえますよね。英会話スクールは、2011年から小学校で英語の授業が必修化 されたことも影響し、今や子どもたちの習い事の定番になっています。さらに、現在小学5、6年生で取り入れられている英語の授業が、2020年からは3、4年生でも実施されることが決まっています。そういった動きを受けて、英語の習い事の人気がますます高まっていると考えられます。●(3)話題の習い事は子どもたちへの期待の表れそれでは、なぜプログラミング教室がもっとも話題になったのでしょうか?2017年3月に文部科学省が発表した新学習指導要領によると、2020年から小学校で「プログラミング」の教育が始まります。ママたちの中でも、「プログラミングって何?」と思う人も少なくないはず。そんな心配から、子どもたちにいち早く習い事として定着させようと感じている人が多いのだと考えられます。それを表しているのが、「なぜその習い事をさせたいのか」という質問に対して、「将来のためになると思ったから」 という回答が最も多かったことです。将来必要とされるスキルを身に付けてもらいたいという親の思いが、習い事を始める要因となっているようですね。さらに、「将来、子どもになってもらいたい職業は何か」、「今後注目している職業は何か」という質問の答えはどちらも第1位が「プログラマー」という結果になったそうです。子どもたちの近い将来だけでなく、かなり先の職業までを想像して、習い事を検討していることがうかがえました。そもそも子どもたちの将来に役立つ習い事はそれぞれ異なりますよね。「プログラミング教室」が話題だからと言って、必ずしも子どもがやりたいと言うかはわかりません。さらには習い事をしないという選択肢もあります。どんな選択をするにせよ、子どもの個性を見極めて応援してあげることがママたちの大切な役割なのかもしれませんね。【参考リンク】・「年末年始の習い事アンケート」(株式会社イー・ラーニング研究所)()●ライター/パピマミ編集部
2019年08月20日息子が通っているのは、お勉強がまったくない、いわゆるのびのび系の幼稚園。とても楽しく通っているのですが、勉強の経験がないまま小学校に入学することに不安を感じ、年長さんになる前に算数と国語を教えてくれる勉強系の習い事を始めることにしました。キャパオーバー!習い事で親子とも時間に追われる日々にすでにスイミングと片道1時間近くかかる英語教室に週1回づつ通い、降園後の公園遊びは欠かさない息子。ここに週に2回通う勉強系の習い事を入れてみたら…本当に時間がない!習い事の送迎と家事を両立させるために、その日の習い事の準備を持って幼稚園に迎えに行き、降園後に習い事に直行、スキマ時間で公園遊びをさせるように。また、晩御飯は子どもが幼稚園へ行っている間に準備をし、余った時間で掃除や洗濯などの家事をこなすようにしていたのですが、自分の時間がない生活にヘトヘトに。1か月も経たずにこのスケジュールは無理かもしれないと考えるようになりました。どの習い事も大好きな息子のために頑張りたいと思っても、常に時間に追われるスケジュールにすっかり疲れてしまい、イライラして子どもに当たっては、反省して落ち込むようになってしまいました。また、子どもも週4日の習い事は疲れるようで、習い事の帰りに寝てしまい、家に着いても起きないことも…。幼稚園のママ友に相談してみたところ、年長になるとみんな習い事のやりくりに苦戦しているそう。中には、その日の晩御飯は外食と決めて、1日に2つ掛け持ちするツワモノも。また、きょうだいがいると習い事も増えて送迎が大変なので、きょうだいで同じ習い事しかさせていないというママもいました。そして、口をそろえて言うのが、子どもがやりたい習い事、親がやらせたい習い事を全部やっているとキリがないということと、時間とお金がとても足りないということ。理想と現実に悩んでいるのは、みんな同じようでした。習い事を減らすことを決意現状に悩みながらも、ハードなスケジュールをこなしていたのですが、無理がたたったのか、私の体調不良が続くようになってしまいました。夫婦で相談した結果、私が体調をくずしてまで習い事を続けることより、親子ともに毎日楽しく元気に過ごせることの方が大事だという結論になり、習い事の整理をすることに。家から遠くて、送迎に関して一番の負担になっていた英語教室を辞めることにしました。息子は、先生とも教室とも、とても相性が良かっただけに苦渋の決断でした。辞めた後、英語教室のことを思い出しては「また先生に会いたいなあ」と呟く息子を見て、大人の都合で習い事に通わせたり、辞めさせたりとつらい思いをさせてしまったことを後悔。今後は習い事の無理なスケジュールを組むのはやめようと誓いました。送迎のいらないオンライン英会話に挑戦してみることに1歳半から続けてきた英語の勉強をどうするかを考えずに英語教室を辞めてしまったわが家。まずは家でドリルなどを使って勉強をしてみたのですが、私がうまく教えることができず、あっという間に挫折してしまいました。けれど、ここで辞めてしまうのはもったいないので、送迎がない勉強法は何かないかと探していたら、子ども向けのオンライン英会話があることを知り、始めてみることに。最初は、パソコンを使って知らない人と英語で話すということに拒否反応を示した息子。これで英語が嫌いになっては元も子もないので、教材を使うコースではなく、フリートークのコースを選択。数回目のレッスンで、最近ハマっている「マインクラフト」というゲームにとても詳しい男性の先生と出会い、あっという間に仲良くなりました。パソコンを通じての会話だと、直接顔を合わせて話すのと違い、会話が広がりにくいのではと少し心配していたのですが、「マインクラフト」という共通の話題のおかげで、まったく問題なし。むしろ、相手にどうやったら上手に伝えられるかを息子が工夫するようになり、英語力がグッと向上しました。なお、契約したオンライン英会話の先生は全員フィリピン人。英語が母国語ではないので、発音が不安だったのですが、人によって多少ばらつきはあるものの、訛りはほぼ気にならないレベルでした。話すことが好きなのに一人っ子の息子は、大好きな「マインクラフト」の話ができることが嬉しいようで、ヒマさえあれば「レッスンの予約とって!」というように。私は送迎がなくなり、息子がレッスンを受けている時間を家事に使えるようになったことで、普段の生活が格段にラクになりました。さらに、通っていた英語教室よりオンライン英会話のレッスンの方が費用が半額近く安く、結果的に教育費も抑えることができました。お気に入りのおもちゃのカタログを見ながら先生とフリートーク保育園ママに聞くと、保育園に通っていると習い事に通うのは時間的に難しいので、タブレット学習やオンラインを使っているママが多いそう。小学校に入学したり、引っ越したりして環境が変わっても続けられるのがメリットと話していました。実際にオンライン英会話を使ってみて、手軽さと充実さ、コスパの良さに驚いたので、個人的には、これからもっと自宅で出来るオンラインや通信教育などの勉強法が増えてくるのではないかと思っています。でも、スポーツなど、実際に通わないと学ぶことが難しい習い事がたくさんあるのも事実。小学生ママに聞くと、小学生になっても習い事の送迎は親が付き添うことが多いそう。習い事の送迎を卒業するのは当分先になりそうですが、今後も無理せず親子で楽しく習い事と付き合っていきたいと思います。<文・写真:ライター芳賀千歳>========読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)
2019年08月03日習い事で、子どもに「行きたくない」「やめたい」と言われたことのある人も少なくないと思います。せっかく続けてきた習い事をやめるか続けるかは、親としても悩みますよね。6歳の息子は先日、1年ちょっと通った将棋教室をやめました。やめるに至った経緯と辞めるタイミングに関する失敗談を紹介します。4歳で将棋を始めた息子、少しずつ勝てるようになったころ…息子が将棋教室に通い始めたのは、年中の終わり。4歳には早いかな? と思いましたが、体験教室へ行ったら「楽しかった! やりたい!」と言うので、始めることに。まわりの子は年上ばかりで、最初の頃はまったく勝てませんでしたが、少しするとときどき勝つことも出てきました。グッと上達した時期もあり、集中して考えながら将棋を指していましたが、ある時から明らかに下手になっている! と感じるように。中だるみの時期かと思い、様子を見ていました。息子の気持ちに気づけなかったと反省10か月経った頃から、教室へ行くのを渋ったり、「ぼく、勝てないから…」と、グチも言うように。励ましたり、慰めたりしつつ、イヤならやめてもいいとも伝えましたが、本人は「やめない」の一点張り。教室の先生も友達も好きとのことなので、どうしたらいいか迷っていました。先生に相談したところ、「最近はやる気がなく、勝ちたいという意思が見えない。勝負に勝てないことを気にする子もいて、そういった子は、将棋を指すのが辛いかもしれません」と。性格によって向き不向きがあるとのこと。勝負に負けると「悔しい、次は勝ちたい」と闘争心を燃やすタイプと、「自分はできない、ダメなんだ」と落ち込んでしまうタイプがあります。息子は、完全に後者タイプ。先生のお話を聞いて、今まで息子の気持ちに気づいてあげられなかったと反省しました。思いきってやめたら気持ちが軽くなった今までは、習い事の曜日が来るたびに、「やめさせた方がいいのか…でもせっかく続けてきたのにやめるのはもったいない…」と憂鬱になっていました。将棋教室をやめてからは、親も子も気持ちがふっと軽くなった気がします。ただ、習い事をやめたあと友達と将棋を指す機会があったときには、「ぼく、弱いから…」と、指したがりませんでした。やめさせるタイミングが遅くなり、自信を失わせてしまったことは、私の反省点です。習い事をする目的を再確認今回のことで「習い事はなんのためにさせるの?」と原点を振り返りました。わが家の場合、“習い事を通して、将来役にたつスキルを身につけてもらいたい”です。そして、それには「楽しんでいること」が大前提。子どもが楽しめないのであれば、身につくものも身につかないということがわかりました。これからは“今、やめるのはもったいない”という親の主観ではなく、“今、子どもが楽しめているかどうか”で続けるかどうか判断しようと思います。現在は、ひとりひとりの個性を尊重してくれる学童スタイルの英会話教室と、のびのびと身体を動かす親子運動遊びへ通っています。息子も習い事の日を待ち遠しく感じているようで、楽しんで通える場所が見つかってホッと一安心です。<文・写真:ライター三浦麻耶>
2019年07月09日近年、習い事に通っている子どもが増えています。その割合は、8歳で9割近くに至るのだそう。皆さんの中にも、お子さんに習い事をさせたり、今後通わせることを検討したりしている方は多いかもしれません。では、習い事に期待できる効果とは何でしょう?知識や能力が身につくことだけでしょうか?今回は、習い事のもつ「本当の効果」をお伝えします。習い事、「なんとなく」通わせてませんか?習い事は、大きく分けて3つのジャンルに分けることができます。学習塾・英会話・公文などの「学習系」、水泳・サッカー・体操などの「スポーツ系」、ピアノ・習字・プログラミングなどの「芸術・技能系」です。多くの場合、親が子どもに習い事をさせる目的は、ジャンルごとに大きく異なります。たとえば、「学習系」なら受験のため、「スポーツ系」なら体力をつけるため、「芸術・技能系」なら情操教育のため、といった目的が考えられますよね。また、「サッカーをやらせたい」「ピアノが弾ける子に育てたい」など、習う内容そのものが目的になることも少なくありません。一方で、ジャンルを問わず、特別な目的がない状態で習い事を始める家庭もあります。たとえば、「自分が昔やっていたから」「子どもの友だちが通っているから」といった事情が考えられるでしょう。もちろん、それらも習い事を始める立派なきっかけのひとつ。しかし、習い事には、じつはジャンルを問わず期待できる本当の効果があるのです。目的を持たずに「なんとなく」習い事をさせている方は、習い事の醍醐味を知らないままかもしれません。では、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。習い事の本当の効果とは・多様性を知ることができるウェブサイト「中学受験情報局『かしこい塾の使い方』」主任相談員の小川大介さんは、習い事が子どもに与えるよい影響のひとつが「多様性を知れること」だと言います。習い事は、保育園や幼稚園、学校などでは出会う機会のない異世代の人たちや、価値観の異なるさまざまな人たちと一緒に物事に取り組むチャンスが多いのです。習い事には子どもの成長に好影響を与えることがいくつも含まれています。ひとつは「多様性を知る」こと。世代や価値観が異なるさまざまな人に交じって、学校の先生とはちがう先生と習い事に取り組む。子どもは、これまで知らなかった世界を知ることになります。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方)多様性を知り、受け入れることは、グローバル化が進む現代を生きる子どもたちにとって欠かせない経験です。それが早期にできるとすれば、非常に価値のあることと言えるでしょう。・自分の成長を実感することができる小川さんはもうひとつ、「成長感覚をつかめる」ことを習い事のメリットとして挙げます。もうひとつが、自らの「成長感覚をつかむ」ということ。習い事は、やったらやっただけ成果が見えるようにできています。スイミングでも書道でも、はじめたからには「○級になりたい、○段になりたい」というふうに思うものでしょう。そのために、教室以外でも練習をするようにもなります。そして、努力を続けることで技能が身についていき、目標を達成したという成功体験を得る。これが、自分が成長していく感覚や挑戦意欲を育ててくれるのです。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方)目標を掲げ、練習に励み、結果を出す。そういった一連の経験により、子どもは自分の成長を感じることができるのです。こうした経験は、次なる挑戦に対する意欲を大きく高めてくれます。そして、その新たな挑戦が、さらなる成長へとつながっていくのです。・「やり抜く力」を身につけることができる教育ジャーナリストのおおたとしまささんが習い事の意義として掲げるのは、『やり抜く力』を育ててくれることです。習い事とは、子ども自身が求めるものをすることによって、夢中になり、達成し、挫折を味わい、そして壁を乗り越えることで、「やり抜く力」を育ててくれるものであり、なんらかのスキルを得るのは副次的な成果です(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには “決定的に足りない” 時間がある)「やり抜く力」とは、自分でやりたいと言ったことを最後まで頑張る力を指します。別名は「GRIT」(Guts=度胸、Resilience=復元力、Initiative=自発性、Tenacity=執念の4つの頭文字をとった言葉)。成功者に共通する要素として、今注目されている言葉です。・語彙力を上げることができる子どもの思考の発達や乳幼児期の親子の関わりを専門研究分野とする、十文字学園女子大学教授の大宮明子さんは、「習い事をしている子どもは語彙力が高い」と主張します。習い事は多様な人たちと出会えるだけでなく、コミュニケーションが取れるからです。今、語彙力は国語だけでなく全教科に必要な力として注目されています。言葉を知らなければ、教科書の内容を理解したり、試験の問題文を読んだりすることができないからです。また、言葉を知り、文章を読みこなすことは、AI時代を生き残っていくために必要な力とも言われています。そのなかでも、わたしが注目しているのが語彙力です。わたしも携わったある研究では、なんらかの習い事をしている子どもは、一切習い事をしていない子どもより語彙力が高いという結果が出ました。大好きな習い事をしていれば、先生や同じ教室に通う友だちとも積極的に話すことになります。そのコミュニケーションによって、語彙力が伸びたのだと推測できます。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「親の言葉遣い」に見る、成績優秀な子が育つヒント。語彙力が伸びる会話の特徴)楽しく続けて、醍醐味を味わおうこのように、習い事に期待できる効果は次の2つに分けられます。・人とのコミュニケーションにより得られるもの(=多様性を知ることができる、語彙力が上がる)・本人が努力し続けることにより得られるもの(=自分の成長を実感する、やり抜く力を身につける)注意したい点は、いずれも習い事を始めたからといって、必ず得られるものではないということです。先生や、一緒に習う仲間たちと積極的に接して関係性を築いていくのには、ある程度時間がかかります。また、本人が目標設定をし、それを達成すべく努力するのにも、ある程度の期間が必要です。つまり、習い事の醍醐味を味わうには、本人が前向きな気持ちでその習い事を継続できなくてはなりません。親にできることは、それをバックアップしてあげることです。たとえば、親自身も習い事に来ている人たちと積極的にコミュニケーションを取ったり、子どもが頑張っているところを褒めてあげたりすることが大切です。「あれもこれも」とたくさんの習い事をさせたり、嫌がる子どもを無理矢理通わせたりしては、習い事のもつ本当の効果は享受できません。習い事は、本人が心から楽しめて、自信を持って続けられるものであるべきなのです。***今、子どもに習い事をさせようか迷っている方は、習い事にどんなことを期待しているのかを、あらためて考えてみてください。それが本当に叶えられそうかどうか、叶えるためのバックアップができるかどうか見極めることで、子どもにとってよい判断が導けるのではないでしょうか。(参考)StudyHackerこどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには “決定的に足りない” 時間があるStudyHackerこどもまなび☆ラボ|「親の言葉遣い」に見る、成績優秀な子が育つヒント。語彙力が伸びる会話の特徴StudyHackerこどもまなび☆ラボ|成功者に共通するGRIT。「やり抜く力」をぐんぐん伸ばす、4つの家庭習慣PR TIMES|『子どもの習い事に関するアンケート調査』を実施株式会社バンダイ|「習い事に関する意識調査」結果mataiku|子供の習い事は本当に必要?専門家に聞く習い事の重要性と、親の心構え。ニュースイッチ|AI時代を生き残る術「教科書などの文章を読む力をまず身につけるべき」
2019年06月22日恋愛は容姿だけでなく習い事などで内面を磨くことも大切です。しかし、どうせ習うなら好感度の高いものを習いたいもの。今回は男性が思うポイントの高い習い事についてご紹介します。料理教室実用的な料理教室は男女問わず人気の習い事です。習っているだけで美味しい手料理を作ってくれるのではないかと期待する方もいるでしょう。食事は生きる上で必要不可欠なものであり、癒しでもあります。恋愛の延長に結婚を想定する方も多いため、料理ができる女性というのは非常にポイントが高く強みになるでしょう。たとえ容姿が良くなくても、料理上手な女性と恋愛したいという男性もいるくらいですから、容姿に自信がない方でも十分高ポイントを稼ぐことができるといえます。ピアノ教室(音楽教室)一般的にピアノ教室に通う方は品格と知性を持ち合わせたお嬢さんのイメージが強いようです。ですから、おしとやかで清楚な女性といったポジティブな印象が強く、男性からのポイントも高くなっています。また、音楽は知育にも効果的であるため、充実した子育てができるという印象を持つ方もいるようです。昔は派手で奇抜な格好をしていたという方や子供とコミュニケーションを取るのが苦手という方でも心配いりません。ピアノ教室で清楚な女性に変わり、ポジティブなイメージを植え付けましょう。気になる彼が振り向いてくれるかも知れませんよ。英会話教室英会話教室は知的な印象が強く良いイメージを持つ方も多いかもしれません。特に英会話のようなコツコツ勉強をし努力していくことが必要な習い事は、知性だけでなく向上心がなければ続きません。ですから、そのような向上心や前向きに努力する姿勢に注目する男性も多いようです。日本では日本語さえ話せれば不自由はないため、英語が苦手という方もたくさんいます。そのような方が多い中、英語ができるというのは大きな魅力ではないでしょうか。他の人とは違うというアピールポイントとなるかもしれません。スポーツクラブアクティブな印象が強いスポーツクラブは家庭的な習い事とはまた違う魅力があります。特にアウトドアやスポーツが好きな男性にとってはポイントが高いようです。気になる男性の趣味がアウトドアやスポーツだという場合はスポーツクラブに通うと良いかもしれませんね。もちろん男性の趣味に合わせる良いきっかけにもなりますが、スポーツは肉体だけでなく精神にも良い影響を与えるといわれているため、内面磨きにも最適です。スポーツによるホルモン分泌で、もともとネガティブで内向的だった方でもポジティブで外交的な思考になることもあるのです。印象を変えたい方はこのような習い事にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
2019年04月30日出会いのチャンスはいろいろなところに転がっているもの。習い事もそのひとつです。今回は、カルチャースクールや趣味のサークルがきっかけで恋人ができた!という20~30代の女性の体験談をご紹介。習い事を出会いにつなげるコツを考えていきましょう。■こんな習い事で彼氏をゲット!まずは、習い事でどういった出会いがあったのか教えてもらいました。「韓流アイドルにハマって韓国語講座へ。仕事で必要だから、と習いに来ていた同年代の男性と仲良くなりました」(24歳/会社員)「ジョギングを始めようとランサークルに参加。若いビジネスマンが多くて、楽しく走っているうちに彼氏もゲット」(28歳/医療関係)「革小物を作りたくてレザークラフト教室に。意外と男性も多くて、何人かに飲みに誘われています」(30歳/営業アシスタント)趣味の集まりやスクールでは、普段の生活では知り合えない人とコミュニケーションを取れるのが最大のメリット。共通の話題もあるので会話に困らないのも魅力です。なお、番外編でこんなエピソードも。「料理合コンに行ったら、学びながら男性と話せて一石二鳥でした。一人の人とLINEを交換し、何度かデートした後、告白されてお付き合いスタート」(27歳/医療関係)特に今は興味のあることがない…という人は、趣味コンに参加してみるのもいいかも。■こういう女性は好印象!でも、ただ習い事に行っただけで恋人ができるわけではありません。やはりその場で男性に「いいな」と思ってもらうことが大切です。男性が「仲良くなりたい」と感じる女性とは…?◎単独行動で「グループで来てる女の子は、たいてい固まっておしゃべりしてるイメージ。一人参加の子のほうが話しかけやすい」(29歳/ワイン会社勤務)一人で新しい場所に飛び込むのは勇気がいりますが、それだけメリットも多い、ということを心得ておきましょう。また、友人と一緒だとしてもムダ話ばかりはNGです。◎コミュニケーションを忘れずに「向こうから挨拶をしてくれると好感度大」(27歳/貿易会社勤務)「こんにちは」「初めまして」を言える人は、男女問わず好印象。「もっといろいろ話してみたい」って気持ちになります。シャイな人は、ひとまず笑顔で会釈するだけでもOK。◎服装にも気をつけて「DIY教室に参加したとき、フリルのついたワンピースの女性がいたんです。木を切ったりするのに何考えてるんだろう…ってびっくり。やっぱり、その場の雰囲気に合った服で来たほうがいいと思う」(34歳/自営)めいっぱいドレスアップしたからといって、男性に声をかけられるわけではありません。TPOは大切。女性らしさをアピールするオシャレはデートの日の楽しみにとっておきましょう。■習い事と恋活を両立させるコツ恋愛と趣味、どちらも頑張るためには?習い事で彼氏をゲットした女性たちにリサーチし、ポイントをまとめました。・継続が大切なので、本当に興味のあるものを選ぶこと!「出会いが多そうだから」と思って通うと、苦痛になってお金がムダに。・開催日や時間をチェック。男性が多いのは平日の夜か土日です。・まずは体験レッスンに参加を。入会後に『自分には合わない』と思っても後の祭りです。参加したら意外と男性と接する機会がなかった…というのもよくある話。やっぱり楽しく学んで、素敵な人と知り合いになるのがベスト。そのためにも上記のポイントは、ぜひ覚えておいてくださいね。■まずは自分磨きを目的に本来、習い事の目的は、興味のある分野の知識を深め、技術を磨くことですよね。「誰かいい人いないかな?」とそちらにばかり気を取られるのは本末転倒です。真剣に学ぶ姿こそ、周りの人の心をも動かす、ということをお忘れなく。
2019年04月10日離婚は人生の大きな決断。たとえ子供がいても、その選択をしなければならないことはあります。ただし、離婚によって子供の環境も変わりますから、親は子供の気持ちに十分配慮しましょう。ここでは、両親の離婚が子供に与える心理的影響について説明します。離婚する前や離婚した後、どのような態度で子供に接すべきかを考えておきましょう。両親の離婚で子供の精神状態はどう変化する?両親の離婚を知っても、まだ幼い子供は、その事実をすぐに受け止めることができません。離婚をするときには、子供の気持ちに十分配慮しておきましょう。両親が離婚することを知った子供の心理は不安定両親の離婚は、子供にとって決して嬉しいことではありません。両親の仲が悪かった場合、子供自身も離婚を予想していることはありますが、離婚が正式に決まったときには子供も傷つくのが普通です。見かけからはわからなくても、子供は両親の離婚で、大きなストレスを感じています。まだ幼い子供は、自分の身のまわりの状況の変化をすぐに受け入れることができないのです。親は、たとえ子供が平気そうにしていても、子供の心理状態が不安定であることを理解した上で、子供に接する必要があります。子供は親に捨てられたと感じることもある離婚するとなると、親のどちらかが子供と離れることになるはずです。子供は、離れることになった親に捨てられたと思ってしまうことがあります。たとえば、母親が子供を引き取る場合でも、父親が子供を捨てたのではないということを言い聞かせるべきです。子供を辛い気持ちにさせないためにも、円満に離婚することが重要になってきます。子供への影響が気になり離婚を迷ったらどうすべき?離婚が子供に与える影響を考えると、離婚を迷ってしまうこともあるはずです。けれど、子供のために離婚しないのが正解というわけではありません。子供の意見を聞いても決断させてはいけない離婚を迷っている段階では、「お母さん、お父さんと離婚しようと思うんだけど」と子供に相談することもあるでしょう。子供の意見を聞くこと自体は、悪いことではありません。子供の年齢によっては、むしろ子供の意見も聞いた方がよいと思います。けれど、離婚を最終的に決めるのは、当事者である夫婦です。「○○ちゃんがいいって言ったら離婚するから」と言って、子供に親の離婚の決断を委ねることは絶対に避けるべきです。そもそも、子供はまだ判断能力が未熟です。そんな子供に、人生を左右するような重大な決断をさせないでください。もし子供に離婚を決めさせたら、子供は「あのとき自分がああ言ったせいで両親は離婚した」「自分のせいで親は我慢し続けた」という責任を感じて、ずっと苦しむことになります。それでは、親の責任を子供に押し付けるようなものです。離婚について子供の意見に従うことが子供のためになるわけではありません。離婚については、親が全責任を負う覚悟で決めることが大切です。子供を傷つけないことが大事なのではない離婚を迷っている人の中には、「子供を傷つけたくない」という気持ちが大きい人も多いはずです。しかし、親自身の幸せのためにも、離婚を決断しなければならないときはあります。両親の離婚により子供が傷つくことは事実です。けれど、子供が成長していく過程では、親の離婚に限らず、傷つくことはたくさんあります。親が子供にしてあげなければならないことは、子供が傷つかないようにすることではありません。たとえ傷つくことがあっても、子供自身がそれを乗り越えていける力をつけてあげることです。両親が離婚して子供が傷つくことがあっても、そのことがむしろ子供が大きく成長するきっかけになるかもしれません。親はそういった子供の成長を手助けする気持ちで、離婚後の子供の成長を見守っていきましょう。離婚を子供にどうやって伝えたらいい?離婚することが決まったとき、子供への伝え方に悩むはずです。子供に離婚を伝えるときに気を付けておきたいことを知っておきましょう。子供に離婚を隠したりごまかしたりしない離婚前から別居していた場合、離婚したということを子供に言い出せず隠しているという親も珍しくありません。子供の年齢にもよりますが、離婚することになったら、その時点できちんと子供に話をしましょう。離婚を子供に隠していると、子供は親に対して不信感を持ってしまいます。もし親ではない第三者から離婚の事実を聞かされるようなことがあれば、子供は大変なショックを受けるはずです。親子の信頼関係を崩すようなことのないよう、子供にも事実を伝えましょう。離婚は子供のせいではないことを明確に伝える子供に離婚の話をするときに忘れてはならないことは、離婚が子供のせいではないことを伝えることです。というのも、両親が離婚することになったとき、子供の多くは、「自分のせいだ」と思ってしまうからです。子供は、自分の身にふりかかる嬉しくない出来事を、「自分がいい子にしていなかったからだ」と罰のように思ってしまいます。決してそうではないということをきちんと説明しましょう。子供に言う場合に限らず、夫婦が離婚に至った理由は一言で説明できないものです。何もかも正直に話をする必要はありませんが、離婚はあくまで親の都合であることを話しましょう。離婚は決して子供のせいではないことを伝えた上で、子供に寂しい思いや辛い思いをさせてしまうことについてはきちんと謝りましょう。離婚後、子供のそばにいる親の心構え離婚後子供と一緒に暮らす親は、どのようにして子供に接していけばよいのかに悩むことになります。子供と暮らす上での心構えを知っておきましょう。他方の親とも会える機会を作る子供が母親と暮らしている場合、父親に会えなくて寂しがることもあるでしょう。「離婚したら子供を父親に会わせるのは嫌!」というお母さんも少なくないかもしれません。けれど、子供のメンタル面を考えても、両方の親とかかわりながら成長するのが最も理想的な状態です。父親が子供に対して暴力をふるう危険性があるような場合には安易に面会させない方がいいですが、そうでない限り、父親と子供が面会できる機会は積極的に作るべきです。別れた相手と直接面会の話をするのに苦痛や困難がつきまとう場合には、面会交流を支援してくれる団体がありますので、利用を検討してみましょう。子供に問題が起こったときの対処法親としては、離婚したことが原因で子供が学校でいじめられたり、ひきこもりや不登校になったりしないかが不安でしょう。離婚後に子供が「学校に行きたくない」と言い出したら、「やはり離婚したせいなのか」と自分を責めてしまうかもしれません。子供が不安定になったら離婚した後、もし子供に問題が起こっても、親は子供の前では常に冷静であるべきです。「ごめんね。やっぱり離婚なんてしなければよかったね。」という後悔を口にすれば、子供は余計に親が信用できなくなります。離婚は親が自分で決めたことですから、その決断に責任を持ってください。その上で、子供の気持ちに寄り添うことが大事です。子供が不安定になったら、子供の気持ちをしっかりと聞いてあげましょう。困ったら誰かに相談する親は一人で悩まず、誰かに相談することも大事です。学校にはスクールカウンセラーもいるでしょうし、地域で相談機関も用意されているはずです。何もかも一人で抱え込む必要はありません。誰かに相談して助けを求める力も、親には必要ということを知っておきましょう。まとめ両親の離婚は子供にとってショックな出来事であることは間違いありません。けれど、親が後ろめたさを感じさせず、堂々と生きていれば、時間はかかっても子供は親の決断を理解します。母子家庭や父子家庭では、子供がきちんと育たないということは決してありません。もし問題が起こっても、その都度誰かに相談しながらきちんと対処していけば、必ず乗り切れます。自分と子供の両方の力を信じて、一緒に成長していきましょう。
2019年04月01日一昔前と比べて、子どもの習い事や勉強を巡る環境は様変わりしていますよね。親としてはせっかく月謝を払うのであれば、将来に役立つことや学力に反映することを学ばせつつ、子どもの興味や得意分野も伸ばしてあげたいところ。そして、親がなってほしい職業と小学生が憧れている職業には大きなギャップがあるようです。子どもたちに長らく人気があるのは、YouTuber。常にベスト3に入っています。そこで、親と子どもで希望の職業の違い、親がさせたい習い事についてご紹介します。■ YouTuberが依然として小学生の憧れの職業の上位に!株式会社 学研ホールディングスは全国の小学1~6年生の各学年・男女100人ずつとその保護者(計1,200組)を対象にアンケート調査を実施。その結果を小学生白書Web版 「小学生の日常生活・学習・自由研究等に関する調査」として公開しました。今回の調査は、日常生活や将来のこと、日々の学習や習い事、自由研究、学習参考書・問題集、メディア・情報通信機器など、さまざまなカテゴリに分けて行われました。まずは、「将来就きたい職業」について。男女総合のランキングは1位が「パティシエ(ケーキ屋)」、2位が「プロサッカー選手」、3位が「YouTuberなどの動画配信者」という結果になりました!男女別に見てみると、男子の1位は「プロサッカー選手」、2位は「YouTuberなどのネット配信者」、3位は「警察官」だった一方、女子の1位は「パティシエ(ケーキ屋)」、2位は「看護師」、3位は「保育士・幼稚園教諭」。女子よりも男子の方が、YouTuberに憧れている小学生が多いことがわかります。今回のランキングでもYouTuberは、小学1~5年男子のトップ3にランクインし続けるほどの人気ぶり。U-taka / PIXTA(ピクスタ)最近では、自身の知名度を利用して、自然災害に見舞われた被災地に募金をしたり社会問題について呼びかけたりと、社会的な役割を果たすことも多くなってきているYouTuber。親世代としてはどうしても眉をしかめがちな職業ですが、「どのようなYouTuberにあこがれているのか」を掘り下げてみると、意外とそこには立派な子どもの夢や自立心があるのかもしれません。■ 親が子どもになってほしい職業は「専門職」「教員」「公務員」!親が子どもに期待する職業について最も人気が高かったのは、専門資格や高い技術を必要とする「専門職」(28.3%)が1位となり、2位「教員、公務員」(14.8%)、3位「大企業の社員」(13.6%)とは大きな差がつく結果に。kou / PIXTA(ピクスタ)4位の「弁護士・医師などの士師業」(10.9%)も含め、子どもに専門性や安定性を求める気持ちが強く表れていました。小学生がなりたい職業ランキングでは、「教師・先生」(1.8%)が13位、「会社員」(0.9%)、「公務員」(0.6%)はランク外となり、親の希望と子ども自身の夢のギャップが如実にあることがわかります。また、「特にない」(42.2%)を男女別で見ると、男子39.2%、女子45.2%。女子よりも男子の方が、将来の職業に対する親の期待がやや強くなっており、全体的に親が子どもに期待する職業については少し前時代的な結果が見て取れました。■ 「水泳」「塾」より「多くの小学生が習っている習い事はアレ!次にご紹介するカテゴリは「習い事」。小学生白書では毎年行っている「習い事」調査ですが、習い事をしている小学生は82.8%と約5人に4人でした。今は、毎日のように何かしらの習い事をして、友達と遊ぶ時間がない小学生も少なくありません。また、習い事ランキングを見てみると過去5年連続1位だった「水泳」が今年は2位にランクダウン。一方で1位に輝いたのは、「受験のための塾・学校の補習のための塾」でした。Ushico / PIXTA(ピクスタ)3位には「通信教育」、5位にも「英語塾(読み書き中心)・英会話」がランクインするなど、スポーツや文化的なものよりも、勉強の習い事をしている小学生が多くなっていることがわかります。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)クラス全員が同じスピードで同じ内容を学ぶ学校とは異なり、塾では一人一人に沿ったやり方で勉強ができるメリットがあります。少子化とともに、大学の偏差値も二極化が進んでいる現在。水泳やピアノ、バレエなどよりも、塾や通信教育など勉強の習い事に力を入れる小学生は、今後も増えていくのかもしれません。■ 親が塾選びで重視するのは「通いやすさ」「料金」「評判」の3つ親に「塾選びで重視すること」について聞いたところ、1位は「家からの通いやすさ」(58.2%)、2位は「料金」(54.8%)、3位は「評判」(43.0%)、4位が「授業内容」(42.1%)となりました。Pangaea / PIXTA(ピクスタ)そして学年別に見ると、学年が上がるにつれて「家からの通いやすさ」は次第に下がっていく傾向に。これは、低学年では通塾への安全性がより求められていると思われます。また、「料金」も学年が上がるにつれて下がっていく傾向が見られました。高学年になり中学校進学が近くなってくると、しっかりと勉強ができる塾であれば料金が多少高くなってもかまわないと考える親が少なくないことがうかがえます。CORA / PIXTA(ピクスタ)小学生のなりたい職業や習い事を取り巻く実情が詳しくわかった今回の調査結果。一方で、親の希望とは異なるリアルな子どもたちの現状も明らかになり、将来や勉強について子どもとどうコミュニケーションを取っていくのかも考えさせられる結果となりました。親として「子どもにはこうなってほしい」という願望はどうしても持ってしまうものですが、子どもの希望や夢にはしっかりと耳を傾ける親でありたいものですね。【参考】※小学生に人気の習い事5年連続1位の「水泳」がランクダウン!1位はいったい…?小学生1,200人にアンケート調査(学研教育総合研究所)
2019年03月25日子どもの習い事では、送迎やスケジュール管理など、親の協力が不可欠なことが多いですよね。かわいい子どものためとは言え、その大変さに苦労しているパパやママは多いのではないでしょうか。今回は、習い事のどんなことに親が苦労しているのかを調査したアンケート結果から、パパやママが子どもの習い事とどのように付き合っていけばいいのか、考えてみたいと思います。■約8割の親は子どもの習い事を大変だと感じている!アンケートでは、子どもの習い事で、保護者が大変なことがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が78.3%となり、8割に迫る親が習い事において大変なことがあると感じていることがわかりました。Q.子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある? ある 78.3%ない 6.2%習い事をやっていない 15.0%その他 0.5%パパやママたちは具体的にどんなときに子どもの習い事での大変さを感じているのでしょうか。いくつかの悩み別に分けて、見ていきましょう。■兄弟、試合など送迎に悩む親たちは多数送迎の大変さについては、多くのコメントが集まりました。「送迎が大変です。5才差の兄妹ですが、同じ習い事でも教室の時間差や曜日、幼稚園と小学校からの帰宅時間も違うので、先に妹を連れて行って置いてきて、次に兄を迎えに行って連れて行くピストン送迎になっています」(東京都 40代女性)「時短で仕事しています。兄妹で日時調整して、下の子は常に上の子の送迎に連れて行かないといけないので、送迎中に眠ってしまったら運ばなきゃならない。それなのに旦那はさらに上の子を学習塾に入れて、送迎しろと言う。何の協力もしない人に言われたくない、私が倒れる」(茨城県 40代女性)「兄弟でそれぞれの習い事をして居ますが、曜日も時間もバラバラなので送迎が大変です」(神奈川県 40代女性)サッカーや野球など試合が行われるスポーツにおいては、「車を持っていないので、試合場所が遠いときは送迎がとても大変」という声も見られました。習い事をしている場所が遠いことや、子どもの安全のために、小学生になっても送迎をしているという人も多いようで、送迎の大変さは長年に渡り、保護者にとっての負担になっているようです。■夕方は息をつく暇もなし! スケジュール管理ができない最初は余裕がある曜日に習い事を入れていたはずが、気が付いたらスケジュールがいっぱいになってしまった…。こんな経験がある人も多いのではないでしょうか?曜日が決まった習い事のはずが発表会や試合などの日程が入ると、とたんにスケジュールがくずれていきがちです。さらに小学校でも学年があがるごとに授業時間も増え、宿題も多くなってきます。だからといって子どもにスケジュール管理を任せるわけにもいかず、親がかなりドタバタすることに…。「週2で柔道をやっていますが、8時半に終わるので、帰ってきたら9時。それからご飯やら次の日の準備にお風呂。バタバタで、私が寝るのはいつも1時を過ぎる」(石川県 40代女性)「大会や遠征、BBQ。もちろん練習もあるし、家族での予定が立てられない」(徳島県 20代女性)「仕事が17時15分終わりなのに、習い事は17時から。車で片道20分かかるところなので、学校が終わったら電車で行かせています。練習は週6日、4時間。帰宅後の夕食、入浴、宿題、翌日の支度など、精神的な部分も合わせて、子どものフォローをするのが大変」(三重県 40代女性)「小学1年生なので、サッカーと空手は送迎が必要。水泳はバスで送迎ですが、忘れ物や乗り遅れなどある。通信教材はわからないとふてくされるため、おだてながら一緒にやる必要あり。仕事と下の子の世話もあり、夕方から息をつく暇もなし」(神奈川県 30代女性)そのほか、「幼児の体操教室で親の付き添いが必須なのが大変」という声や、「中学生になり、部活と予定の調整が難しくなった」という声もありました。パパやママたちは、忙しい自身のスケジュールの合間を縫って、子どもたちの習い事の送迎や付きそいに時間を割いているようですね。また、子どもの毎日の生活を考えて、習い事を含めたスケジュール管理をしていることがわかります。■お茶出し当番にコーチまで…親の負担が大きすぎる!習い事のなかには、親自信の負担が大きいものもあり、そこに大変さを感じている人も。とくに「スポーツ少年団」と言われる、学校や地域ごとに野球やサッカーなどのスポーツ活動をしているチームに入った場合、「親の参加が必須となっている場合が多い」という意見が聞かれました。「グラウンド当番、コーチへのお茶やお菓子出し、大会への子どもの引率など、いろいろと大変なことは多いです」(広島県 30代女性)「空手を習わせていましたが、合宿や大会のたびに同伴しないといけないし、ルールを覚えて、審判のジャッジを点数として記す作業もしなくてはいけない。間違えたらと不安でいっぱいで、耐えきれず辞めさせてしまいました」(宮崎県 40代女性)「娘がバレエを習っていますが、母の会があり、先生のためにやることも多いです。発表会の手伝い、先生の舞台のお手伝い、レッスン場兼先生のご自宅のお掃除当番、草むしりなど…」(埼玉県 30代女性)なかには「親が経験者であるばっかりに、知らないうちにコーチにされた」という声まで寄せられていて、こうなると、生活の中でかなり多くの時間をそこに費やさなければならないことが想像できます。「先生やコーチのために、なぜここまで?」と疑問に感じてしまうと、負担感だけが強く感じられるようになるのかもしれません。■習い事にひそむ見えない出費がつらい…習い事を始めるにあたって、まずは月謝などの金額はもちろんチェックする人は多いことでしょう。「毎月●●円ならOK」と思って始めたのに、気が付いたら出費が増えてしまっている。「見えない出費」はどんなときに発生しているのでしょうか?「サッカークラブチームでしたが、遠征なども多く、毎月の交通費が月謝以上にかかり悲鳴あげていました。また春夏冬と合宿があり、冬と春が5万円、夏は8万円でした」(神奈川県 40代女性)「文系の習い事で、講師の方にこだわりがあり、道具の買い替えを要求してくる。家庭によって経済状態はまちまちなのだから強制はやめてほしい」(愛知県 40代女性)「お楽しみ会から、祝勝会、差し入れ、応援の交通費。うちだけ行かないのは、子どもがかわいそうなので、なんとかやってきました」(神奈川県 40代女性)ほかにも、「送迎のコインパーキング代なども地味にきつい」といった意見も。ジワジワと負担がのしかかってくる「習い事の見えない出費」、これはかなり親としてはきついし、怖いですよね。出費がつらい親の気持ちと反比例するように子どもがその習い事で楽しんでいると、親としては余計悩みの種となっていきそうです。筆者の6歳の長男もサッカーを習っているのですが、毎年秋に日帰り合宿があり、通常の月謝に加えて約1万円がかかります。「日帰りにしては高いな」と内心思いつつ、「みんな行くし、いっしょにサッカーやりたい!」と言われると、「高いからダメ」とはなかなか言えないのが実情です。■習い事の成績も影響する…? 親同士の微妙な関係習い事では嫌でも周りと比較するシチュエーションは多く出てきます。また全員が出場できないようなチームプレーの場合などでは、自分の子どものフォローもしつつ、周囲へのアンテナをたてている人も多くいました。「“うちの子はうまい、あの子は下手だ”と、親同士が集まれば嫌なことばかりの会話。そんななかに入るのも嫌で、常に一人でいる私。そうするとわが子に嫌な目が向けられます」(三重県 40代女性)「“仕事で送り迎えしかできない”と最初に話していたにもかかわらず、“ちゃんと手伝ってもらわないと困る”と言われてかなり腹が立ちました。体験だけで終わりましたが、続けていたら何を言われていたのか考えると、ぞっとします」(奈良県 40代女性)「小さいうちはまだいいが、だんだん『選ばれた』、『選ばれない』が出てくる。熱心な親の子が選ばれたらいいけど、そうでなければ陰口や悪口を言われて、嫌な思いをする。正直、『選ばないでくれ』と思ったこともある」(東京都 50代女性)そのほかにも、「ダンスでのセンター争いに親子でおびえていた」、「陸上で足の速い子自慢に疲れた」、「親子でボスに気に入られなければと気を使った」など、習い事だからこその親同士の微妙な関係性が見えてきます。子どもが選ばれるのは本来は喜ばしいことのはずなのに、「選ばないでくれと思っていた」というコメントは胸に突き刺さりますね。■やめるタイミングが難しい練習が大変だったり、他にやりたいことが出てきたりと、習い事を続けていくなかで、子どもが「やめたい」というときが来るかもしれません。そんなときに、親としてどのようにふるまうべきか、悩んでいる人もいるようです。「やめ時が難しい。その子の向き不向き。意欲やほかのことへの新しいチャンスなど、周りに流されないように判断したい」(神奈川県 40代女性)「子どもが楽しんでいるときはいいけど、やめたくなっちゃったときは悩みました。“せっかくここまでやったんだから、まだがんばろうよ~”と引き延ばし作戦。やめるタイミングって、難しい!」(新潟県 50代女性)これまでに親子で費やしてきた時間とお金のことを考えると、強制させたくもない、しかしすぐに辞めさせたくもないと悩んでしまう気持ちは理解できますよね。■宿題、仕事の関係、お金…習い事をしていない理由アンケート結果によると、「そもそも習い事をやっていない」と答えた人も15%いることがわかりました。「下の子がいるなかの付き添い、学校の宿題と復習をする時間がいる、8時半には寝かせたいことなど、ネックが多くて、習い事はさせたいけど踏み出せません」(千葉県 30代女性)「英会話を習わせようと申し込みにいったら、習い事の時間が15時半とか16時から。親が仕事していたらそんな時間には無理でしょって諦めました」(鳥取県 40代女性)「母娘2人暮らしで、仕事もフル勤務で帰宅は遅い。予算もなければ送迎もできない!」(千葉県 40代女性)ほかには、「子どもに“学校の宿題があるのにこれ以上やる事が増えたら大変だ”と言われた」というコメントもありました。無理して習い事をさせず、親子のキャパシティを踏まえて、それぞれが暮らしのなかで「習い事をしない」という選択をしている人もいるようです。■習い事とどうつきあえばいいの?「習い事のことで悩みはない」と答えた人は、約6%。親子で習い事と楽しく付き合うためにはどのようにすればいいのでしょうか。「子どもがやりたいこと、今しかできないことだったりすると、応援したくなります! うちは子どもが4人いますが、それぞれが好きな習い事を1つやらせてあげています。みんなが別々の事をしていて、やはり大変は大変。でも、この大変なのは今だけなのだと思うと、貴重な時間を体験させてもらっているんだと実感しています」(神奈川県 30代女性)「子どもが一生懸命ならそれも親の務め。子どもは高3で10年そのスポーツをやり続けて、ついこの間引退しました。いろんなことがあって大変だったけど、なんだか寂しくなる。親も子どもと一緒に成長しましたよ」(千葉県 40代女性)習い事は、子どもたちの人生をより豊かにしてくれるものでもあり、それをサポートする親にとってもかけがえのない子どもの姿を見る機会でもあります。子どもによってはその習い事は一生の支えとなる場合もあるでしょうし、心や身体を磨く時間にもなります。だからこそ多くの親は、「子どものやりたいことをサポートしたい」という思いを抱くのでしょう。しかし、時間的にも経済的にも自分のキャパシティにも、限りはあるという現実もあります。親が習い事によって疲弊しすぎてしまい、毎日の生活に支障をきたしてしまっては、子どもにもそのマイナスが降りかかります。もし何らかの問題を抱えているのであれば、夫婦でまずは対策をとることができるか話し合うことが必要かもしれません。そして習い事との関わり方などについては、当事者でもある子どもの意見がもっとも大事。親子で習い事にどう向き合っていくかなどを話す時間を設けることは、子どもの熱意だったり、夢だったりといった大切なことを一緒に考える良い機会となるかもしれませんね。Q. 子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある?アンケート回答数: 7273人 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年03月24日将棋のように勝負する習い事では勝って嬉しいという気持ちも大事プライベートでは、大の将棋ファンとしても知られる木村草太さん。基本的に子どもたちの習い事の教室などを決めるのは奥様の担当だが、こと将棋の習い事に関しては、木村さん主導で進めてきた。現在は娘、息子ともに将棋道場に通っている。「将棋道場っていうのは、すごく弱い子どもでも、ちゃんと敬意を払われる場所なんですよ。というのも、将棋道場に通っているおじいちゃんたちは、最初は本当に弱かった子どもが、あっという間に自分を追い抜かして、場合によってはプロになる、みたいなことを体験している。目の前にいる子が1年後には先生になっているかもしれない、という世界なので。子どものことをまったくあなどらないんです。それがけっこうおもしろいですね。これがスポーツだと体格の問題があるので、1年や2年で子どもが大人を追い抜かすっていうことはまずない。でも、将棋は強い子は本当に強いですから。負けて悔しいと感じることも大事ですけど、やっぱり子どもにとっては勝って嬉しいという気持ちも大事ですね」習い事というのは奥が深いものだ。単純に向いている、向いていないではなく、その習い事の場所にどんな意味を見出すかは、子ども個人によって違ってくる。「ここ1本に賭ける!という気持ちで真剣にやっている習い事と、趣味として楽しんでいる習い事とではだいぶ違うので。うちの娘は将棋道場に通っていても、自分で本を読んで勉強したりしないから、あんまり好きじゃないのかな?と思って見ていたんです。でもあるとき、道場に向かう途中で、娘が武者震いをしながら『あー、楽しみだ~』と言っていて。あ、この子はこの子なりに、将棋の時間を楽しんでいるんだなと思いました。で、やっていることも、けっこうおもしろいんですよ。娘がある日『新しい戦法を考えたので、やってみたら勝った』と。そうしたら『まわりの男の子たちが、みんなでその戦法の破り方を会議したから、翌週は負けてしまった』と話してくれたことがあって。これ、非常にプリミティブなんですけど、プロがやっていることと一緒なんです(笑)。もちろんプロや、プロになるような子から見ると、本を読めば1時間で分かることだったりするんですけど。そういうことを自分で考えて、何日か、何週間かというスケールでやっていることに、私はすごく意味があるなと思うんですよね。自分で道なき道を歩むっていう体験。子どもには時間があるので、その時間を大切にしてほしいと思いますね」親の苦手を補うようなことも子どもの習い事を選ぶときのポイント木村さんの娘にとって、純粋な楽しみの時間であり、のびのびと自分のやりたいようにできる習い事が将棋だとすると、その一方で「プレッシャーがかかり、自分のベストを尽くそうとガチンコでやる習い事」はピアノとフランス語とのこと。あらゆる種類の子どもの習い事が存在する中で、これ!と親が選ぶときの決め手は何なのだろう。「自分たちの子どもなので、自分たちの性格がある程度、受け継がれますよね。将来何で困るか、自分の体験を通して予測できるじゃないですか。だから、子どもの習い事を選ぶとしたら、好きなこと、得意なことだけじゃなくて、それを補うようなこともポイントです。運動が苦手だろうから、バレエをやらせるとか。娘の場合、妻も私も外国語がそれほど好きではないので、早めに語学をやらせてあげようとか。ただし、英語を習うと、学校の授業がつまらなくなりすぎる気がしたんです。たとえば、今は小学生で英検2級とか準1級を取る子いますよね。でも、その子、中学校の英語の時間、何やるんだろう?って思うんです。その点、フランス語なら、中学校の英語の時間が無駄にはならない。あと、フランス語やドイツ語は、英語と文法構造が似ているので、実は英語を勉強するときにプラスになるんですよ。しかも、フランス語は女性名詞と男性名詞があって、第一人称、第二人称、第三人称、かつその複数の6項目で動詞が変化するなど、英語より文法がずっと複雑です。それに慣れていれば、きっと英語の勉強はラクになるんじゃないかなと(笑)」子どもの権利を守るためには学校側の管理の都合に流されない木村さんが研究している憲法の役割とは、強大な権力を持っている人々から、私たちの自由や権利を守るためのもの。木村さんは著書『子どもの人権をまもるために』の中で、貧困、虐待、指導死、保育不足など、現代の子どもたちに降りかかる困難から、子どもを守るために何をすればよいかについて論考している。子どもが小学校に通うようになって、学校という場所が抱える問題点も、よりリアルに浮かび上がってきた。「たとえば、小学校では掃除を子どもにやってもらっていますけど、それはちょっと問題があるな、と最近は思っていて。教育としてやるなら、家庭科の授業でやれば十分です。しかも、ちゃんと技能検定もやらなくちゃいけない。でも、掃除の技能が身についたかどうかは見ていないということは、完全に学校の利得のためにやっているんですよね。『でも、掃除をする人を雇うと、すごくお金がかかるんです』って反論されることがあるんですけど、その反論って、致命的だと思うんですよ。だって『お金がかかるから、子どもたちにやらせています』っていう主張になるわけですから。経費節減が目的なら、児童酷使とか、意に反する苦役とかになるんです。そういう視点がないと」また、他の先進国と比べると、小学校だけでなく、中学や高校でも学級制度が導入されているのが日本の大きな特徴だ。「私は “学級” というものが、あまりよくないと思っています。それは、『学校とは勉強するところだ』という大前提に照らして、不合理だからです。今も昔も学級の中で学力の差がすごくある。そうした環境で、みんなで一律に授業をやるのはなかなか大変なんですよ。しかも、今の学校教育では、校則を守らず髪を金髪にする子と授業に追いつけずに勉強をやらなくなる子とでは、『風紀が乱れるから』という理由で金髪の子を問題視する風潮にある。学校=勉強する場所なはずなのに、これっておかしいですよね?全ての子がしっかりと学べるようにしようという目的を置いたときには、どこに基準をおくか、が大事な話だと思います。勉強が得意な子を基準に学校制度を組み立てても、全体としてはあまり学習効果が上がらないと思います。それぞれの子どもに適した学習を目指すなら、できる子にはどんどん自習をしてもらって、本当にできない子に学校の先生のコストを割いていく、というようなことをしたほうがいいんじゃないかなと思います。担任制も、学級制度の弊害ですよ。学級というのは、基本的に1年間、その先生だけに任されます。これをやっちゃうと、変な担任とか、相性の悪い担任にあたったときに、1年間が地獄になってしまうんですよね。だから、学級制度をやめて、大学のような単位制にして、子どもたちが先生も選べるようにする。教える人と成績評価をする人を分けるということもしていくといいですよね。学校側の管理の都合に流されず、“子どもは権利の主体である” という出発点を私たちが意識として強く持つことが大事だと思います」PROFILE木村草太 Sota Kimura1980年、神奈川県生まれ。2003年、東京大学法学部卒業、同年、同大学大学院法学政治学研究科助手に就任。現在、首都大学東京法学部教授。専門は憲法学。首都大学東京の法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題を集めた。立憲主義を重視する立場から、各種メディアで積極的に発言を続ける。著書に『自衛隊と憲法――これからの改憲論議のために』(晶文社)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『AI時代の憲法論人工知能に人権はあるか』(毎日新聞出版)など。Photo:Shin HamadaText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年03月22日子どもの習い事は、ママ同士の話題にもよくあがります。4歳から小学2年生までの4年間、7つの習い事にトライしてきた息子。現在は、3つの習い事に落ち着きました。子どもの関心、親の期待、どちらもキーとなる習い事選び。今回は筆者の失敗談から、自信につながる習い事についてお話しします。失敗談1.レッスンについていけず、すぐ「辞めます」宣言…息子が4歳のとき、普段から、音楽に合わせて楽しそうに踊っていたので、習い事としてダンスをすすめてみました。ダンススタジオを探し、体験レッスンでの「楽しかった!」との一言に、迷わず入会を決めました。しかしその後、振り付けの難しさについていけず、息子は恥ずかしそうに見学するだけ。できない→恥ずかしい→参加したくない、という気持ちを言葉で伝えられなかったようです。そこをうまく汲み取ってあげられず、筆者はレッスン中に「やりたくないなら、いつでも辞めていいんだよ」と言ってしまいました。すると、息子はすぐさま「先生、ぼくは今日で辞めます」と、いきなりの「辞める宣言」。結局3か月も続きませんでした。そんな息子ですが、小学1年生の運動会では、リズムダンスのリーダーを務めました。本人は「ダンス習ってたもん!」と誇らしそうでしたが、親としては、あの時きちんと息子と話し合いができなかったことを反省しています。その反省は、「子どもの習い事の意思決定は、親子でよく話し合った上で行う」というわが家のルールになっています。失敗談2.習い事が多いと家計を圧迫息子が年長の時に、下の娘が入園。2人とも園の課外教室に通っていました。息子には小学校入学前に、大の水嫌いを克服させたく、水泳を習わせたいと思うように。対象年齢やレベルによってクラスが分かれていることもあるので、2人同時に通えるよう、幼稚園児クラスを探しました。正直なところ、2人分の入会金や月謝は、負担がありました。それに加えて、娘はバレエとチアダンスに興味があり、全部やらせてあげるには、スケジュール管理と月謝が悩みの種に。2人分の保育料だけでも家計を圧迫していたからです。充実のレッスンが安く受けられる「キッズプログラム」の利用そんな時に見つけた、区営スポーツセンターの「キッズプログラム」。ジャンルが幅広く、どれも3か月ワンクール。都度申し込みができることが何よりの魅力でした。入会金はなく、3か月分をまとめて支払いますが、1回当たりのレッスン料は1000円前後。この「キッズプログラム」を利用し、幼稚園児クラスのスイミングに入会。別の曜日に息子は器械体操、娘はチアダンスを。夏休みや春休みには、数日間の短期コースも設けられていたので、娘はバレエ初級にもトライ。気軽にお試しができたので、子ども自身がやりたいこと、やれることを考えることができました。市町村や区でいろいろなプログラムがあるので、試してみたい習い事を探してみてはいかがでしょうか。習い事が自信につながる息子が小学2年生、娘が年長に進級するタイミングで引っ越ししたため、一旦2人とも習い事をすべて辞め、新生活に慣れるまでは、と見守っていました。転校から間もなく、息子はPTAのイベントで誘われた、ソフトボールチームに入部。キャッチボールもできない状態で、ついていけるか心配しましたが、夫のサポートもあり、上達しています。その後も、息子は計算好きを生かしてそろばん教室に、また、お友達に誘われて、テニススクールに通い始めました。新しい環境で自分の世界をどんどん広げているようです。特にそろばんでは、検定試験に毎回合格できることが、自信につながっている様子。夏休み、絵画にチャレンジした際、頑張っていることを描くように促すと、そろばんを題材に選びました。今でも習い事選びは難しいと感じていますが、その習い事を通して子ども自身の成長があり、親としての喜びや感動を味わうことができます。これからも、子どもたちがいろいろな世界を広げたり、深めたりできるものを探していきたいと思っています。 <文・写真:フリーランス記者よしだひろこ>
2019年03月15日オリンピック競技にもなり子どもたちの間でも人気の習い事である空手。気になっている人も多いのではないでしょうか。今回は3歳から3年間、息子に空手を習わせてきた筆者が感じた空手を習うメリット、デメリット、また、やめたいと言った時の親としての対応をお伝えします。息子が空手を始めたきっかけ息子が3歳のころ、近所のお友達のママに空手の体験に誘われました。稽古は1時間。まだ幼稚園入園前でしたし、年齢的にも早いとは思いましたが、「とにかく息子のあり余る体力を消耗させたい」「本人が戦隊ヒーローに憧れてやりたがっていた」というのが入門のきっかけでした。空手にかかる費用は?初期費用は胴着、サポーター等の購入に約2万円、年度毎にスポーツ保険約1000円、月々の月謝は道場により3000円~1万円くらいになります。また大会費用や審査料、合宿費用などが別途必要になります。はじめは難しいことだらけ3歳では1時間その場にいるだけでやっと。息子の道場では子どもも大人も同じ稽古をします。当時息子はその中で最年少。厳粛な雰囲気の中、最初は「ママー」と呼んでしまうこともありました。しかし、ママは手出し口出しはできず、すべて先生、先輩の指導にお任せします。型も丁寧に教えてくれるのですが、息子にはまだ難しく、あやふやな動き。それでも本人はみんなと同じにできているつもりで「せい!」「おす!」と、気合いだけは人一倍でした。少しずつ、ふざけてしまうことも減り、道場の決まりも身についてきた年中の秋頃。息子は、ついに気づきました。自分は型ができていない…そして息子よりあとから入門した年上の友達は級が上がっていくのに、自分は審査を受けさせてもらえない。行くのがイヤになり「やめたい」と言うようになりました。やめる?続ける?悩んだ結果息子の「やめたい」という強い気持ちに、親としてとても悩みました。「確かにやっていることは、幼児には努力でカバーしきれないくらい難しいこともある。無理矢理行かせてもしかたないか…」。しかし考えてみたら、息子は、登り棒、補助なしの自転車、鉄棒、木登り、縄跳び、側転など、同い年の子がするような運動は、何でも得意!これは毎週の空手で体が鍛えられていること、人の動きを見たり、話を聞いたりして、その動きを真似することに慣れていたおかげでは、と思いました。また、幼稚園で友達にイヤなことをされたり、ケンカをしても、暴力でやり返すことはなく、幼稚園に行きたくないと言ったこともありませんでした。この精神面の強さも空手で培ったものだと思います。パパとも話し合った結果、息子自身のために今までがんばってきた空手をこれからも続けてほしい!という結論になりました。息子が空手を続けるためにまず息子に「運動が何でも上手で体が強いのは空手のおかげじゃないかな」と話をしました。それでも「難しいからやめたい」と、気持ちは変わりません。しばらくの間は「空手に行ったらお菓子を買おう」「空手に行ったら映画に行こう」と、ごほうび作戦でなんとかだましだまし行くこともありました。また、パパも一緒に空手を始めて、道場で真剣に取り組む姿や、家でも一生懸命練習する姿を見るようにしました。少しずつ気持ちが戻り、迎えた年長の春、幼稚園の友達が入門。同い年の友達が入ってくれたことで、息子はすっかりやる気を取り戻したのでした。見えてきた成長年長になると繰り返し練習すれば、少しずつ難しい型も覚えられるようになりました。そして年長の冬、ついに昇級審査を受けることになりました。3時間以上の間集中して、今まで覚えたことを見てもらいます。上の級の先輩がやっている間は、静かに見学して待ちます。師範に大勢の前で注意されても、組み手で痛い思いをしても、弱音ひとつ吐かずにやり抜いた息子。いつの間にかひとまわりも、ふたまわりも成長していました!無事、審査に合格し、級が上がると、初心者稽古から上級者稽古に変わったため、そのメンバーの中ではまた最年少になってしまいました。でも、もう劣等感を感じることはなく、みんなにかわいがられながら、自分のペースで一生懸命に稽古に励んでいます。家での自主練習も欠かさないほど、やる気に満ちています!空手のメリット、デメリットは?3年間、空手を続けてきて感じたメリットは・体力、体幹、柔軟性、運動能力が向上した・精神的に強くなった・ケンカしても友達に手を出すことがなくなった・挨拶、待つこと、話を聞く姿勢が身についてきた・努力する大切さ、達成感を味わえた・物怖じせず、年上の先輩や先生と関われるようになった・パパとの絆が強くなった小学校入学前に上記のような力がついたことは、息子にとって本当によかったと思います。もちろん何歳から始めても、生きていく上で大切なことをたくさん学べます。デメリットは・集中力、体力が必要なため空手の日は体力温存させることが必要・ケガをする可能性があること・自宅練習のため、親が覚えて教える、動画撮影をしておくなどの対応が必要というところです。1番怖いのはケガですが、小さいうちは身体が柔らかく、組み手をしてもお互い力も弱いため、あまりないようです。これから、成長と共に心配が増えるかもしれません。厳しい習い事だからこそ、育つこと道場や小学校の体育館、公共施設などさまざまな場所で行われている空手の稽古ですが、流派もさまざま。息子のやっている「極真空手」は組み手の時、実際に相手に突きや蹴りを当てます。中には寸止めで当てない、型のみで組み手がない流派もあるそうです。「極真空手」の組み手はもちろん痛いですし、初めて息子が組み手をした時、自分より大きな相手に突かれたり蹴られたりする姿を見て、涙が出そうになったくらいです。ケガをする危険性もあります。でも、だからこそ真剣に技を磨く。打たれ強くなるし、痛みを知っているからこそ、普段、人を傷つけることはしなくなります。今はこの道場に入門して本当によかったと思っています。ただ、当てるのは怖い、という子どももいると思うので、親の考え方や子どもの性格によって、方針の合う道場を選ぶといいと思います。可能であれば親子で習うと、家庭で難しい型も教えることができ、親への尊敬の気持ちも生まれますよ。子ども目線の楽しい習い事もたくさんありますが、空手に限らず厳しさのある習い事は、続けることで気持ちを強くしてくれます。登校拒否や引きこもり、いじめが問題になっている昨今、すばらしい習い事だと感じています。<文・写真:フリーランス記者nicoai>
2019年02月28日親にとって、子どもの習い事に関することは大きな悩みごとの一つ。春の新学期に向けて、子どもに新たな習い事をさせたいと思っている方は少なくないでしょう。子どもが興味を持つことをさせるべきか、将来役立つことをさせるべきか、スケジュール調整はできるのかなど、悩ましいポイントはたくさんあります。今回は子どもの習い事についての親の意識や悩みについてリサーチしてみました。■ 理系の習い事に興味を持っている親は多い進学塾の栄光ゼミナールでは、2018年6月6日~6月20日に小学1~6年生の子どもを持つ保護者467人を対象に小学生の習い事に関するアンケート調査を実施。今回は、その調査結果をもとに、子どもの習い事についての親の意識を見てみましょう。調査ではまず、水泳、英語・英会話、ピアノ、体操、サッカー、そろばん、ダンス、空手・剣道などの武道、バレエ、書道、理科実験、プログラミング、塾以外の学習系教室の13の習い事のうち、小学生の半数以上が経験しているものを調べました。すると、「水泳」(83.2%)、「英語・英会話」(60.8%)、「ピアノ」(53.7%)が上位3位という結果に。akiko / PIXTA(ピクスタ)また、習ったことはないが「機会があればやってみたい(やってみたかった)」習い事で多かったものは、「プログラミング」(59.8%)、「理科実験」(57.0%)、「書道」(54.0%)でした。ocsa / PIXTA(ピクスタ)水泳、英語、ピアノは、今ではお馴染みとなっている“三大習い事”といえますね。また、プログラミングや理科実験など、理系の習い事に興味がある人が多いことがわかります。■ 習い事を選ぶ時に親が最も重視することは?小学生の間に習った(習っている)習い事を選ぶ際に重視したことについては、81.8%が「子どもがやりたがっているかどうか」と回答し、最も多い結果に。よっしー / PIXTA(ピクスタ)また、「子どもの将来に役立ちそうかどうか」「曜日や時間帯の都合が合う」も、それぞれ過半数以上の回答が得られました。さらに、子どもが小学生の間で一番長く続いている(続いていた)習い事について、その理由を聞いたところ、「子どもが続けたいという気持ちがあるから」と回答した保護者が最も多く、66.3%でした。新しく始めるにせよ、長く続けるにせよ、子ども本人の気持ちを最優先している保護者が多いことがわかります。■ 家庭内で方針やルールを決めることが大事最後に、習い事についての方針や悩みを聞いてみました。習い事を選ぶ際には「種類が多様化していて、どれも魅力的に感じてしまう」「苦手の向上をはかるか、得意を伸ばして苦手をカバーするか悩みます」といった理由から、何を選んだらいいのかわからない保護者は少なくないようです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)一方で、「自分で『やりたい!』と思う気持ちが芽生えてからでも遅くないと思う。好きこそものの上手なれだと思う」「運動系で一つ、学習系で一つ、本人希望で一つというのを方針としています。増えすぎないように、新しいことをやる場合は、 どれかやめます」といった回答も。ocsa / PIXTA(ピクスタ)周りが始めていたりたくさんの情報を耳にしたりすることで、悩みがちな習い事ですが、それぞれの家庭でしっかりと方針を決めることが重要だとわかります。習い事を続けたり辞めたりする上での悩みについては、「継続させるための親のフォローが大変」「運動系の習い事は辞め時が難しく、親子で揉めました」といった回答が得られました。Anjie / PIXTA(ピクスタ)また、「習い事と中学受験の勉強を両立するのが難しい」という声も。Ushico / PIXTA(ピクスタ)習い事を継続して頑張ることは、貴重な社会経験となるだけでなく、勉強にも生かせます。また、子どもの習い事は親にとって、金銭面以外の負担になることもありますが、家庭内で方針やルールを決めたり話し合いで乗り越えたりすることによって、子どもの成長だけでなく、親子のコミュニケーションや愛情表現にもなるでしょう。子どもの習い事に悩んでいる方は、ぜひ今回の調査結果を参考にしてみてください。【参考】※栄光ゼミナール小学生の習い事に関する実態調査
2019年02月20日