佐藤隆太が、毎週金曜日放送中のドラマ「俺の家の話」の第8話(3月12日放送)にゲスト出演していることが明らかになった。本作は、長瀬智也×宮藤官九郎がタッグを組んだ、濃すぎる家族が織りなす新しい形のホームドラマ。2000年放送の「池袋ウエストゲートパーク」では、長瀬さん演じる真島誠の相棒、マサこと森正弘を務めた佐藤さん。そんな2人が、21年ぶりに宮藤脚本のドラマで共演。スペシャルゲストとして登場する今回、佐藤さんは「さんたまプロレス」行きつけのスポーツ整形外科医に扮し、ドラマをさらに盛り上げる。佐藤さんは長瀬さんについて、唯一無二の魅力があり、人を惹きつける力もあり、お芝居も柔軟でおもしろいと言い、「撮影中にこの方ともっとお芝居のラリーを続けたいなという気持ちが一気に湧き上がりました。また、カメラが回っていないときも現場の真ん中で自然と盛り上げ、みんなが魅了されてしまうんです。今までの俳優人生の中でも中々出会ったことがない方です」と魅力を語る。また、毎週の放送を楽しみにしているそうで、「こんなにも一週間が待ち遠しく思えるようなドラマは久しぶりで、自分もいち視聴者として最後まで楽しみながら、みなさんと一緒に見届けたいなと思います」とコメントしている。「俺の家の話」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年03月05日主演・長瀬智也×脚本・宮藤官九郎のタッグで贈るホームドラマ「俺の家の話」が現在放送中。先ほど放送された第5話ラストシーンに登場した田中みな実が、次回の第6話にも引き続き出演することが分かった。「奪い愛、夏」「M 愛すべき人がいて」「ルパンの娘」など女優としても目覚ましい活躍をみせる田中さん。宮藤官九郎脚本ドラマ初出演となる今作で演じるのは、農作業姿に身を包む謎の女性・望月ちはる。長瀬さんとはCMで、西田敏行とは「探偵!ナイトスクープ」で共演経験のある田中さん。撮影を終え「カメラが回っていないところでも本当の親子みたいなおふたりの特別な空気を感じながら、作品にかかわることができて大変贅沢な思いをさせていただきました」と感想を語る。さらに「私もいち視聴者として、今後の展開が楽しみで仕方ありません!」とコメントし、「謎の女ちはるとじゅでぃーの関係はいったい!? ご期待ください」と視聴者へ呼びかけた。■第6話(2月26日放送)あらすじ家族旅行へ出発した観山家だったが、道中思わぬ寄り道が発生。寿三郎(西田敏行)がかつて愛を誓った女性たちへの謝罪行脚をしたいというのだ。寿三郎の好きなようにさせると決めた寿一(長瀬智也)は、思うところがありつつも車を走らせる。一方、観山家に残ったさくら(戸田恵梨香)は、誰もいない稽古場で寿三郎と踊介(永山絢斗)から引っ切り無しに届くメールをぼんやりと眺めていた。やっとの思いで目的地へと到着し、夕食を終えた一行だったが、寿三郎が今度は近くの温泉旅館の女将に会いたいと言い出す。それは、かつて寿三郎がプロポーズをし、それを了承してくれたという女性で――。「俺の家の話」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年02月19日長瀬智也・主演×宮藤官九郎・脚本で2021年1月よりスタートする金曜ドラマ「俺の家の話」の放送を記念し、動画配信サービス「Paravi」では長瀬さんと宮藤さんがタッグを組んだTBSの過去ドラマ2作品「池袋ウエストゲートパーク」と「うぬぼれ刑事」を配信。この2作品が配信されるのは今回が初めてとなる。「俺の家の話」で宮藤さんが手掛けるオリジナルストーリーで長瀬さんが演じるのは、“ブリザード寿”というリングネームで活躍するプロレスラーの観山寿一。ピークを過ぎたプロレスラー・寿一が能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込み、介護と遺産相続など家族の問題を解決していくというホームドラマ。長瀬さん扮する主人公・寿一を取り巻く個性的なキャラクターとして、戸田恵梨香、桐谷健太、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、平岩紙、そして西田敏行の出演が決定するなど、その豪華キャスト陣にも期待が高まっている。■20年経ったいまも熱狂的ファン多数「池袋ウエストゲートパーク」2000年4月期に放送された「池袋ウエストゲートパーク」は宮藤さんの連続テレビドラマ脚本デビュー作となる。原作は石田衣良による同名小説で、「I.W.G.P」の愛称でも知られている人気シリーズ。池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬さん)がストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリー。長瀬さん、窪塚さんのほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲら、いまとなっては錚々たる顔ぶれが集結しており、それぞれ人気が急上昇するなどの大ヒットドラマとなった。登場人物それぞれが強烈なキャラクターであると同時に、劇中では斬新でユニークな演出が随所にちりばめられており大きな話題に。伝説の作品として放送から20年たったいまでも熱狂的なファンが多い。なお、連続ドラマから3年後に放送されたスペシャルドラマ「池袋ウエストゲートパークSOUPの回」も合わせて配信する。■生田斗真ら豪華な共演者や長瀬智也のダンスにも注目!「うぬぼれ刑事」2010年7月期に放送された「うぬぼれ刑事」は宮藤さんにとって初めてのオリジナル刑事ドラマの脚本であり、第29回向田邦子賞を受賞した記念すべき作品でもある。長瀬さんが演じたのは、超恋愛体質で捜査に支障をきたすほど惚れっぽく、その惚れてしまう女性はことごとく怪しい容疑者という、理不尽を抱えてしまう刑事。共演者には生田斗真、中島美嘉、荒川良々、要潤、矢作兼(おぎやはぎ)、坂東三津五郎、西田敏行といった超豪華俳優陣。また、長瀬さん演じる“うぬぼれ”が惚れてしまう女性ゲストが毎回豪華なことでも話題を呼んだ。ほかにも、バーで恋愛話に興じるうぬぼれ屋の男5人「うぬぼれ5」の会話や、惚れてしまった犯人の女性に白いスーツで踊りながら近づく長瀬さんのダンスシーンは必見。「俺の家の話」をはじめ、上記2作品にも関わってきたプロデューサー・磯山晶氏は「コロナ自粛の日々、海外のいろいろな配信ドラマを見ましたが、そのたびに『池袋』や『うぬぼれ』も人気配信ドラマに負けないクオリティなので、いつかラインナップに並ばないものだろうか? と思っていました。今回、改めて皆さんに見ていただける機会を得て、大変うれしく思います」とコメント。「私たちの熱いタッグはここから始まりました。宮藤官九郎初めての連続ドラマであり、いまはもう集められないようなスターたちが野放図に集合していた『池袋』、その10年後、宮藤官九郎さん自身が演出した作品で、女優さんたちのキャスティングと慣れないトリックに奮闘した『うぬぼれ』、どちらも自信作です。ぜひ、お楽しみください!!」と熱くアピールしている。「池袋ウエストゲートパーク」(2000)「池袋ウエストゲートパークSOUPの回」(2003)「うぬぼれ刑事」(2010)は12月19日(土)12時~Paraviにて配信開始。金曜ドラマ「俺の家の話」は2021年1月、毎週金曜日22時~TBS系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月13日来年1月放送のTBS新金曜ドラマは、宮藤官九郎脚本のオリジナルストーリー「俺の家の話」を放送することが決定。主演には長瀬智也を迎え、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマを作り上げる。これまでTBSドラマでは、「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」でタッグを組んできた2人。今作で長瀬さんが演じるのは、ブリザード寿というリングネームで活躍する現役プロレスラー・観山寿一。ある日、寿一のもとに父親が危篤との連絡が入った。父・寿三郎は、二十七世観山流宗家にして重要無形文化財「能楽」保持者。人間国宝でもあり、全国に一万人以上の門弟を持っており、寿一はその跡を継ぐと期待されていたのだが、反発して家出、20年以上音信不通に。そして、奇跡的に一命を取り留めた寿三郎は、介護ヘルパーの女性を紹介し、彼女と婚約し遺産も全てこの女性に譲ると宣言。実力と人気に限界を感じていた寿一はプロレスラーを引退し、実家に戻り、寿三郎の介護を手伝うことに。家族と謎のヘルパー女性を巻き込み、介護と遺産相続を巡る激しいバトルが幕を開ける――というストーリー。今回主演を務める長瀬さんは「演じる気持ちは『IWGP(池袋ウエストゲートパーク)』の頃と何も変わりません。42歳の思い出にさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。また宮藤さんは「僕にとっては長瀬くん自体が、連載少年マンガの主人公のような存在です。まだまだ描ける、いくらでも描ける、描きたいと思わせてくれる。落語好きのヤクザ、恋愛体質の刑事、地獄の鬼。どんな無理な設定でも、絶対面白くしてくれる」と長瀬さんに絶大なる信頼を寄せている。金曜ドラマ「俺の家の話」は2021年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年10月02日「劇場の灯を消すな!」第3弾が、 宮藤官九郎と細川徹が演出する本多劇場編に決定した。「劇場の灯を消すな!」は、 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、 公演の延期・中止が続いている劇場においてオリジナル番組を制作する、 WOWOWによる演劇プロジェクト。 第3弾は、 宮藤官九郎と細川徹を総合演出に迎え、 「劇場の灯を消すな!本多劇場編 特ダネ!皆川スポーツ in 演劇とパンケーキの街、 下北沢。 宮藤官九郎と細川徹責任編集」を制作することが決定した。番組内容の一部も明らかとなり、 『皆川スポーツ』の中学生記者、 皆川敏美による本多劇場の劇場案内や、 小泉今日子と皆川猿時による朗読劇が展開される。 さらに、 今回の企画決定に併せて、 本多劇場チーフ・大岩正弘氏からコメントが寄せられた。●本多劇場チーフ 大岩正弘コメント前代未聞の事態に困り果て、 右往左往してみるも、 結局は「沢山のお客様に来てもらいたい」というシンプルな、 そして昔から変わらない思いだけが炙り出されてきた、 この数カ月でした。お客様をお迎えする場所を守る。 演劇人たちが自由に表現する舞台を守る。 38年前に個人で劇場を作った本多一夫の思いに立ち返ることが出来たと、 憎きコロナ禍もプラスに考えてみましょうか。本多劇場と大人計画、 鬼に金棒だと自負させていただき、 「劇場の灯を消すな!本多劇場編」にワクワクしています。■番組情報劇場の灯を消すな!本多劇場編特ダネ!皆川スポーツ in 演劇とパンケーキの街、 下北沢。 宮藤官九郎と細川徹責任編集9月26日(土)午後3:00 [WOWOWライブ] [WOWOWメンバーズオンデマンド]総合演出:宮藤官九郎、 細川徹<放送内容(一部)>『皆川スポーツ』の中学生記者、 皆川敏美による本多劇場劇場案内出演:皆川猿時朗読出演:小泉今日子、 皆川猿時収録場所:本多劇場公式サイト:
2020年07月27日岡田准一をはじめ櫻井翔、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史と豪華キャストが集結した宮藤官九郎脚本による「木更津キャッツアイ」シリーズの映画版2作品が、復刻特典映像と共に初めてBlu-ray化されることになった。2002年、TBS系列にて全国放映されると話題となり、いまなお熱狂的なファンを持つ青春コメディドラマ「木更津キャッツアイ」。その映画版2作品『木更津キャッツアイ日本シリーズ』(2003)と『木更津キャッツアイワールドシリーズ』(2006)が今回、初のBlu-ray化。医者から余命半年と宣告された“ぶっさん”(岡田准一)を中心に、木更津にある高校野球部の仲間・バンビ(櫻井翔)、アニ(塚本高史)、マスター(佐藤隆太)、うっちー(岡田義徳)の5人が、昼は野球にバンド、夜は謎の怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成し、様々なドタバタ劇を巻き起こしていく。映画版にもドラマと変わらぬ豪華メンバーが集結した。Blu-ray化にあたり、以前発売されたDVDの特典映像が全て復刻。『日本シリーズ』には170分以上、『ワールドシリーズ』には190分以上の特典映像が収録されるという豪華仕様が実現した。映画『木更津キャッツアイ日本シリーズ』(2003)余命半年を宣告されたぶっさんは死ぬほど元気。野球にビールに明け暮れるいつもと変わらない毎日だが、この夏、木更津で大規模なロックフェスティバルが開催されることに。出演アーティストの「氣志團」の推薦で、なんとキャッツのメンバーも参加が決定。そんな折、突然みんなの前に死んだはずのオジー(古田新太)が現われ、キャッツたちは大騒ぎ。オジーの復活とロックフェスティバルで町中が盛り上がってきた頃、ぶっさんには新しい恋が芽生え始め、キャッツ全員には予想もしなかった波瀾万丈の展開が待っていた――。映画『木更津キャッツアイワールドシリーズ』(2006)ぶっさんの死後3年…キャッツの残された4人、バンビ、マスター、アニ、うっちーはバラバラの生活を送っていた。しかし、それぞれにぶっさんにちゃんと「ばいばい」を言えなかったことをずっと心に抱えたまま。そんなある日、バンビには死んだはずのぶっさんの声が聞こえた――。「それを作れば彼は帰ってくる…」。その謎を解くため、4人は久しぶりに木更津に集結。そして全く見当違いのものばかりを作り続けることに…!果たして、ぶっさんは彼らに何を伝えようとしているのか?そして4人に襲いかかるあり得ない展開とは!?映画『木更津キャッツアイ日本シリーズ』、映画『木更津キャッツアイワールドシリーズ』は9月11日(金)よりBlu-ray発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:木更津キャッツアイワールドシリーズ 2006年10月28日より渋谷シネマライズほか全国にて公開©2006映画『木更津キャッツアイワールドシリーズ』製作委員会
2020年06月19日脚本家の宮藤官九郎さんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染しているのが明らかになった、2020年3月31日。その後、同年4月7日には退院し、自宅療養中であることを宮藤さん自ら明かし、ファンからは安堵の声が寄せられていました。そんな宮藤さんが、同月20日放送のラジオ番組『ACTION』(TBSラジオ)に出演。感染してしまったことに対し「家族や仕事関係の人に大変な迷惑をかけ、信用を失ってしまった。申し訳ございませんでした」と謝罪するとともに、病院で医師からいわれた言葉を語りました。「この病気に関しては分からないことがいっぱいあるけど、今こうやって、おかげさまで治療を重ねていることで、知識も経験も増して、どんどん医療も進化しているから。とにかく、宮藤さんみたいに発言の場がある人にいってほしいのは、とにかく家から出るな」と。で、「感染者がこれ以上増えなければ、必ず撲滅できるはずなので、それだけは強くいいたい」っていうふうに先生は、いってました。ACTIONーより引用医師の言葉を受けた宮藤さんは、現在は体調も回復しているものの、外出する気にはならないといいます。「もっと発信してほしい」の声も手洗いうがい、マスク着用など、誰もが感染予防に努めていることと思います。さらに現在は、『外出を控える』というのも感染を拡大させないために必要な予防策の1つ。しかし、緊急事態宣言後も一部地域では人が集まっている様子がニュース番組などで報じられ、疑問視する声もあがっています。ラジオ番組を通し、医師の言葉を伝えた宮藤さんに対して「もっといろんな場で発信してほしい」「経験談をたくさん公表してもらうのは大事」とさまざまなコメントが寄せられました。・いろいろな医師や専門家が「外に出ないで」と呼びかけているのに、飲食店に行列ができているのを見かけた…。・「マスクをつけてるから」とか「屋外だから」とか理由をつけて外出している人がいるけれど、それは全然対策になっていない。外に出ない。これが一番。・感染してしまったことで宮藤さんもいろいろ批判を受けていると思うけど、こうやってちゃんと発信していてえらいと思う。どんなに医師が「感染の拡大を防ぐためには家にいることが重要である」と叫んだところで、私たち一人ひとりが協力し、行動に移さなければ意味がありません。同月21日時点、日本国内のコロナウイルス感染者数は1万人を突破。今後、さらに感染者数が増加するのか、それとも減少傾向に向かうのか…私たち一人ひとりの意識にかかっています。[文・構成/grape編集部]
2020年04月21日2020年3月31日、脚本家で俳優の宮藤官九郎さんが、新型コロナウイルス感染症に感染したことが明らかになりました。宮藤さんが所属する劇団『大人計画』は、公式サイトでコメントを発表しています。宮藤官九郎コメント全文まさか自分が、と過信してしまいました。罹った今も、なんで自分が?と信じられない気持ちです。腎盂炎の腰の鈍痛も消え、さあこれから…という時に。チケットを買って下さった皆さまにも、役者、スタッフにも、家族にも、悲しい思いをさせてしまい、本当に申し訳ございません。幸い、落ち込んだり、泣いたりする体力はあるし、肺炎や風邪の症状も今はありません。少しでも早く、元気な姿をお見せ出来るよう、治療に専念します。大人計画ーより引用宮藤さんは腎盂炎の治療を受けており、31日になって感染が判明しました。今のところ症状は発熱だけだといいます。ネット上ではこのニュースに、驚きや心配の声が上がりました。・宮藤官九郎さんが、教えてくれた。明日は我が身だということを肝に銘じるべき。・軽症であってほしい。また元気な姿を見せてください。・驚きました。お大事にしてください。危機はそこまで迫ってます。できることをしましょう。宮藤さんが無事に回復することを、多くの人が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2020年04月01日脚本家・俳優の宮藤官九郎が、新型コロナウイルスに感染したことが、31日に所属劇団・大人計画の公式サイトにて発表された。前日である30日には、腎盂炎を患ったことで、月曜日のパーソナリティーを務めるレギュラーラジオ『ACTION』(TBSラジオ 月〜金曜 15:30〜)を欠席していた宮藤。31日夜に、同時に新型コロナウイルスに感染していることが判明したという。劇団は「現在、腎盂炎の発熱と腰の痛みは快方に向かっております。と同時に、新型コロナウイルス感染による症状は、発熱があるのみです」と容体を明らかにした。4月2日に初日を迎える予定だった、ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」は、すでに4月12日までの公演中止を発表済み。4月14日からの上演を目指しているが、今回の影響による公演の状況、及び宮藤の活動に関しては、改めて今後発表していくという。○宮藤官九郎 コメントまさか自分が、と過信してしまいました。罹った今も、なんで自分が? と信じられない気持ちです。腎盂炎の腰の鈍痛も消え、さあこれから…という時に。チケットを買って下さった皆さまにも、役者、スタッフにも、家族にも悲しい思いをさせてしまい、本当に申し訳ございません。幸い、落ち込んだり、泣いたりする体力はあるし、肺炎や風邪の症状も今はありません。少しでも早く、元気な姿をお見せできるよう、治療に専念します。
2020年03月31日脚本家で俳優の宮藤官九郎が14日、都内で行われた「シーバスリーガル18年 ミズナラ カスク フィニッシュ」新商品発表会に出席した。ペルノ・リカール・ジャパンが展開するブレンデッドスコッチウイスキー「シーバスリーガル」は、新たに「シーバスリーガル18年 ミズナラ カスク フィニッシュ」を14日から日本国内市場限定で発売。そのことを記念して、「シーバスリーガル」ブランドのイメージキャラクターでもある宮藤がイベントに招かれた。宮藤は、ブランドメッセージである「SUCCESS IS BLEND ブレンドは成功のもと」をテーマとする新CMに出演。「良いところだけ切り取ってもらって。最終的にすごくかっこよく仕上げていただいて」と感謝し、「なかなか自分のかっこいいところが出なくて。希少V(TR)みたいな感じだと思います」と恥ずかしそうに感想を語った。また、1年半前からイメージキャラクターを務めていることに触れ、「1年半前のお披露目の時は、『なんで俺なんだろう』とずっと思っていました」と違和感もあったようで、「最近は、お店に行ってカウンターにシーバスリーガルがあると、生意気にも『俺の酒だ』と思うようになりました」「ちょとずつ、シーバスリーガルの顔になってきているのかな」と変化もあった様子。昨年は大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の脚本など、多忙な一年を送った宮藤。「2019年の大河はフィニッシュ……それこそフィニッシュしましたので」と報告し、「自分のキャリアとしては演劇からスタートしているので、今年はもともとのホームグラウンドに戻って舞台を中心にやっていこうかなと思っていて、熟成する一年にしたいと思っています」と商品と絡めて2020年の抱負を述べていた。
2020年01月14日宮藤官九郎作・演出舞台、ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」の上演が決定。出演者も明らかになった。宮藤さんが作・演出を手掛ける「ウーマンリブシリーズ」は、宮藤さんが何物にもとらわれず、いまやりたいことを自由にストレートに表現する「大人計画」の劇団公演。1996年の「ナオミの夢」からスタートし、今回のvol.14は2015年の「七年ぶりの恋人」以来、約5年ぶりの上演だ。解散寸前のお笑いコンビ、デリヘル嬢と店長、浮気妻と間男など訳ありな人々が猥雑な街の一角でたまたま出会い繰り広げる、バカバカしく切実な現代人の日常をコミカルに、そしてパワフルに描く。キャストには、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」主演の阿部サダヲをはじめ、来年以降も多くの作品への出演が決定している柄本佑、『凪待ち』の宮崎吐夢。2009年の『朗読活劇 レチタ・カルダ「燃えよ剣」』以来、今回約10年ぶりの舞台出演を果たす要潤。2020年1月からBunkamuraシアターコクーンの芸術監督に就任する「大人計画」主宰の松尾スズキ。さらに、荒川良々や平岩紙、本シリーズ8作連続出演となる少路勇介、そして宮藤さん自身も出演。豪華メンバーが集結した。作・演出だけでなく、出演もする宮藤さんは「いろいろあってウーマンリブを5年も休んでしまった。5年前より生きにくい社会になってしまった。本多劇場が駅前の劇場になってしまった。うまい棒が細くなった気がする。もうがまんできない。ストレスフルな時代にわざわざストレスのたまる生き方を選んでしまった皆さんの群像劇です。俯瞰で、間近で、お楽しみ下さい」とメッセージを寄せている。ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」、【東京公演】は2020年4月2日(木)~5月3日(日)下北沢本多劇場にて、【大阪公演】は5月9日(土)~21日(木)サンケイホールブリーゼにて上演。(cinemacafe.net)
2019年12月04日脚本家の岡田惠和と銀杏BOYZの峯田和伸が紡いだ青春と恋の物語『いちごの唄』から、みうらじゅん・田口トモロヲ・宮藤官九郎・麻生久美子ら豪華カメオ出演陣の場面写真とコメントが解禁となった。本作にカメオ出演するのは、峯田さんの俳優デビュー作『アイデン&ティティ』、さらには岡田さんが脚本を手掛けた「奇跡の人」で共演している麻生久美子、峯田さんとは“ブロンソンズ”としてユニットを組む『アイデン&ティティ』の原作・みうらじゅんと監督・田口トモロヲ、そして脚本の宮藤官九郎が揃って参加している。さらに、峯田さんと親交の深いミュージシャンの曽我部恵一、お笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろうと今立進も参加。このほか、元銀杏BOYZのメンバーである村井守、銀杏BOYZのオフィシャルカメラマンの村井香、古舘さんが所属するバンド「2」のメンバーである赤坂真之介とyuccoなど、総勢11名が銀杏BOYZ、峯田さんへのリスペクトならとカメオ出演している。完成披露試写会の上映後には、「ちょいちょい登場したカメオ出演俳優に、思わず吹いてしまった」「どこに居た?探しにまた観たい!」という声が挙がっている。■カメオ出演者コメントみうらじゅん撮影は蒲田。ひどく雨が降っていて、中華屋さんの前に張ったテントの中まで降り込んできた。ぼくらはブロンソンズで決めていて、監督の指示どうり主演の人たちに迷惑かからないよう静かにしてたつもり。気がついたら望む望まないに関わらず、変な人になっていて、相棒の田口トモロヲ、通称トモチンとお互いのテンガロンハット姿を見て笑った。田口トモロヲおそらく!?正しいカメオ出演の仕方をさせてもらったテンガロン2人組ブロンソンズの片方 田口トモロヲです(笑)。銀杏BOYZの想いをベースに、青春の混沌を共有し、内側から無心に物語&映画を支える峯田くんの男気に拍手喝采です!!宮藤官九郎コメントしちゃったらカメオじゃなくね?という疑問もありますが、言わなきゃ分かんないくらい役(バイトの先輩)に成りきっているって事ですかね。ありがとうございます。現場はとても和気あいあいとしたムードで、監督から痛烈なダメ出しを喰らうこともなく、午前中で終了しました。峯田くんの世界観で岡田さんの脚本なら間違いないです。主演の古舘くんの、頼りないようで、しっかり何かを物語っている眼差しが、印象的でした。麻生久美子岡田惠和さんと峯田和伸さんという大好きなお二人の原作の映画に、ほんの少しですが出演させていただけて、とても光栄でした。撮影は古舘佑太郎さんとご一緒させていただきましたが、真っ直ぐでとてもピュアな方で、まさにコウタ役にピッタリな魅力溢れる役者さんだと思いました。本作の見どころの1つでもある豪華カメオ出演陣。中には一瞬しか映らない人もいたりするので、ファンとしては見逃すことができない。誰がどこのシーンにどんな役で出ているかは、是非劇場でチェックしてみて。『いちごの唄』は7月5日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いちごの唄 2019年7月5日より新宿ピカデリーほか全国にて公開Ⓒ2019『いちごの唄』製作委員会
2019年06月21日脚本家の宮藤官九郎が、19日に東京・TBSラジオで行われた同局の新番組『ACTION』(毎週月曜~金曜 15:30~17:30)発表記者会見に出席した。同番組は1995年4月にスタートした『荒川強啓デイ・キャッチ!』の後番組として放送され、24年振りの夕方ワイド枠改編となる。それぞれパーソナリティを、脚本家・宮藤官九郎(月曜)、クリープハイプ・尾崎世界観(火曜)、Creepy Nuts・DJ松永(水曜)、小説家・羽田圭介(木曜)、フリーライター・武田砂鉄(金曜)が担当する。またアシスタントを4月から幸坂理加(月曜~金曜)が務める。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(毎週日曜 20:00~)の脚本を務める宮藤だが、「大丈夫じゃないかという判断です。思ったより速く進んじゃって、今年後半はすごく暇になりそうだったので」と意気込んだ。そして月曜パーソナリティを務めるため、「日曜日の放送の次の日なので、すごく一喜一憂の月曜日だと思います。それを皆さんにお届けできるといいなと思います」と話した。また、「大河にも大きな"アクション"がありましたけど、影響はありますか」と、『いだてん』に出演していたピエール瀧容疑者がコカインを摂取したとして12日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことについて質問が飛ぶと、「ないです、大丈夫です」と答えていた。
2019年03月19日綾野剛主演、宮藤官九郎脚本による映画『パンク侍、斬られて候』が、12月20日(木)より「dTV」にて独占配信することが分かった。国内では初となる、映像配信事業者「dTV」が1社単独で製作した劇場公開映画となった本作。原作は、芥川賞作家・町田康が2004年に発表した同名傑作小説だ。映画の物語は、超人的剣客を自称する1人の侍(綾野さん)がついた嘘をきっかけにはじまる世界を揺るがす大合戦を描き、悪のカリスマ指導者、策略家の家老、最強の暗殺者、エスパー、謎の美女…次々と現れるクセもの12人による生き残りを賭けたエンターテインメント作品となっている。『シャニダールの花』『新宿スワン』「空飛ぶ広報室」「コウノドリ」など様々な役柄を演じてきた綾野さんを主演・掛十之進役に迎えたほか、北川景子、浅野忠信、國村隼、豊川悦司、東出昌大、染谷将太ら豪華演技派俳優が集結。脚本は『舞妓Haaaan!!!』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の宮藤さんが手掛け、『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市 BURST CITY』『ユメノ銀河』の石井岳龍監督がメガホンをとった。映画公開時には、北川さん演じる謎の女・ろんの腹ふりダンスシーンや、浅野さん演じる悪のカリスマ指導者・茶山のアドリブ演技など、俳優陣たちの怪演の数々が大きな注目を集めていた。そんな話題・問題作が早くも今回「dTV」に登場。クセもの12人による生き残りレースをお見逃しなく!なおYouTube dTV公式チャンネルでは、“年末年始はドラまみれ。”と題し、dTVオリジナルドラマ「仮面ライダー4号」「花にけだもの」「パパ活」などを期間限定独占配信。期間は12月9日(日)~2019年1月14日(月・祝)までとなっている。『パンク侍、斬られて候』は12月20日(木)12時~dTVにて配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:パンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送
2018年12月09日宮藤官九郎が演出を手がける『ロミオとジュリエット』が11月20日(火)に東京・本多劇場で開幕する。『ロミオとジュリエット』は、対立するふたつの旧家でそれぞれ生まれた男女が恋に落ち、悲劇的な結末を迎える物語。とあらすじを説明するまでもないほど有名なシェイクスピアの戯曲に宮藤官九郎が挑むのは初めてのこと。ロミオを演じるのは今年50歳を迎えた三宅弘城。このキャスティングだけで、ひと筋縄ではいかない『ロミジュリ』になりそうな予感が伝わってくる。また、宮藤の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』でヒロインを務めた森川葵が初舞台となる今作でジュリエットを演じる。ロミオの親友マキューシオには勝地涼、ロミオにケンカをふっかけることとなるジュリエットの従兄弟には皆川猿時と、宮藤作品でおなじみの面々が名を連ねる。宮藤は「なるべくまんまやる!」とコメントしているが、上記のキャストに加え、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲという名を見ていると、「まんまやる」にしても、いや「まんまやる」ことによってより前代未聞の『ロミジュリ』になるのではないかという期待が募るばかりだ。もう新しい切り口など存在しないのではないかと思われるほど上演が重ねられてきた戯曲を、宮藤が生まれ変わらせるかもしれない瞬間がすぐそこまで来ている。三宅のいう「ロミジュリ史上、最珍傑作」を目撃しない手はないだろう。12月16日(日)まで東京公演を行い、その後は新潟、大阪、愛知でも上演される。文:釣木文恵
2018年11月20日俳優・遠藤憲一と脚本家・宮藤官九郎が日本を代表する“名俳優たちの役作り”を勉強する前代未聞の企画「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」。来週の放送を前に、遠藤さんと宮藤さんの2ショットインタビューが到着した。■「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」とは?本作は、遠藤さん扮する刑事・諸井情が連続殺人犯を追うサスペンスドラマの撮影現場が舞台。ドラマの撮影は滞りなく終わったと思いきや、トラブル発生で撮り直しに!?だが、共演者はすでに現場にいない…。そんな中、急場でオファーするのはたまたま現場の近くにいた名俳優たち。同じ物語の同じ役を、違う役者が演じたらどう変わるのか。サスペンスドラマとして撮影されたテイク1と、名俳優たちが暴走しまくり、コメディドラマへと様変わりしてしまうテイク2が展開される。■遠藤憲一×宮藤官九郎のタッグについて――今回WOWOWオリジナルドラマ初脚本となる宮藤さんは、この2テイク展開について「テイク1は壮大な前振りのつもりだったんですけど、遠藤さんはテイク1も本気で芝居をされていて。こっちもちゃんとやるんだ、と思ってビックリしました」と明かし、「遠藤さんもゲストの方々も、普段はテイク1の方を真面目にやられている方たちなんですけど、テイク2では、本気でふざけたことをやっているからすごいなと思いますよね」とふり返る。また今回なぜ主演を遠藤さんにしたのかを聞いてみると、「やはり“勉強させていただきます”という姿勢は大切だなと思うんです。遠藤さんなら僕と一緒に“勉強になりました”と言ってくれそうだなと思ったんです。遠藤さんはどんなバカなことを書いても全力でやってくれる」とその人柄にあったようで、「最初に打ち合わせをした時に、刑事もので情にもろい、という設定でいこう、となったんですが、わりとその段階で完成形が見えていたのかもしれません。そういう設定さえあれば、ゲストに誰が出ても遠藤さんは受けとめてくれるんだろうなと思いました」とコメントした。そんな宮藤さんの脚本を面白いと絶賛する遠藤さんは、「俺はまず台本の段階でゲラゲラ笑っていたから。そういうことってあまりないんです。ただ台本がこれだけ面白いと、このクオリティーは落としちゃいけないと思う。これは本当にプレッシャーでしたね」と面白すぎるが故、不安もあったのだとか。■「一緒にやったことがない人がいい」――豪華ゲストのキャスティング理由本作には、小栗旬、仲里依紗、加藤諒、高畑淳子、野村周平、水野美紀、高嶋政伸、桃井かおりと豪華ゲストたちが登場するのも大きな見どころの一つ。そんなゲスト陣に関して宮藤さんは、「できればこれまであまり一緒にやったことがない人がいいですと。これも勉強だと思って、だからいろいろな人の名前をあげてオファーをしました」とその経緯を語る。また、出演ゲストが決まってから台本を書き始めたと言い、「その人のイメージに合わせて書いたんですが、あまり知らない方だからこそ自由に書くことができたというのがありますね」とも。■とにかく面白い! 実際の撮影の様子は…基本的に受け芝居だと語る遠藤さんは、「ゲストの方々がものすごいところから台本にプラスアルファしたエネルギーをブッこんでくる。ただでさえ台本の段階でゲラゲラ笑っているのに、それが実際に音になると本当に面白くて。笑いを耐え抜いたところもあれば、もうどうしようもなくてノックアウトされて吹き出してしまったところもありますね。これはもう泣いたり、笑い転げたりとか、俺がゲストに振り回されるような作品でもいいのかなと思いました」とゲストのまさかの演技がさらに笑いを増長させたようだ。また、「今までは、ワーッと来たものに(同じように)ワーッと返していたんですけど、今回は相手から来たままの状態で、ということをテーマにやった。そういう台本にもなっていましたからね。それは難しかったですけど、すごく勉強になりました。この年になってそういうことを学ぶとは思わなかった。俺にもまだ伸びしろがあったんだなと思い、新しいチャレンジをさせてもらいました」と新鮮な体験だった様子。一方で、「普通のドラマと違った緊張感がありました」と現場の様子を語る宮藤さんは、「何かがあった時の遠藤さんのリアクションが、他では見たことがない感じだったんですよ。台本に『……』と書いてある時は、本当に『……』という芝居になっているなと。今は本当に言い返せなくて、言葉が出ない『……』なんだろうなと」と明かし、「遠藤さんもいい人なら、諸井もいい人だから。その場では言えないんだろうけど、たぶん家に帰ってから荒れるんだろうなというようなことが想像できる。そういう遠藤さんは新鮮でした」と話しており、今作ではまた新たな遠藤さんが見られるようだ。「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」は11月12日より毎週月曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(全7話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2018年11月11日10月19日(金)の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本、水田伸生監督でおくる“謝罪師”という架空の職業の男を主人公にしたコメディ『謝罪の王様』を地上波初放送する。本作の主人公である“謝罪師”とはヤクザとのトラブルにセクハラ訴訟、息子の暴行事件を受けての大物俳優夫婦の会見に外交問題まで、様々な謝罪のレパートリーを駆使して解決へと導く職業。“謝罪師”の黒島譲を阿部さんが演じ、ケンカの仲裁から政府を巻き込んだ国家存亡の危機にいたるまで大小様々なトラブルを「東京謝罪センター所長」の黒島が謝罪のテクニックを駆使、和解へと導いていく姿を描いていく。黒島のもとに現れる司法書士を目指す倉持典子には井上真央。謝るのが苦手な典子は、車の追突事故の処理をこじらせにこじらせ400万円もの借金を背負っていたが、やりすぎなほどの誠意を見せた黒島のお陰で見事に示談が成立し、それがきっかけで典子は黒島のアシスタントとして働くことになる。典子が最初に担当することになるのが、岡田将生演じる下着メーカー勤務の沼田卓也。沼田は仕事相手の宇部美咲にセクハラで訴えられていたが、典子がどれだけ作戦を練っても“誠意ある謝罪”をすることができない。一方黒島も息子の傷害事件で謝罪会見を開くことになった大物俳優・南部哲郎に会見のいろはを伝授するものの、会見でマスコミから猛攻撃を浴びてしまい、仕方なく元妻で大物女優の壇乃はる香が代わりに謝罪するのだが、2人が謝罪すればするほど事態は収拾のつかない状況になっていく。さらに依頼人として現れた映画プロデューサーの和田耕作が謝りたい相手はなんと国家を揺るがす大物だった…というストーリー。美咲役には尾野真千子、南部役には高橋克実、はる香役には松雪泰子、和田役には荒川良々、そのほか竹野内豊、濱田岳らも共演する。阿部さんは主演最新作『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が現在大ヒット公開中。阿部さんのほか吉岡里帆、千葉雄大、麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、ふせえり、田中哲司、松尾スズキらが出演、4オクターブの音域と全ての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シンと、対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうかの2人が織りなすハイテンション・ロック・コメディとなっている。金曜ロードSHOW!『謝罪の王様』は10月19日(金)21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:謝罪の王様 2013年9月28日より全国東宝系にて公開© 2013「謝罪の王様」製作委員会
2018年10月19日脚本・宮藤官九郎×主演・遠藤憲一で贈るWOWOWドラマ「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」に出演する豪華キャストがこのほど決定。宮藤脚本作品に初参加となる小栗旬、高畑淳子、野村周平、水野美紀、高嶋政伸、桃井かおり、さらに仲里依紗と加藤諒の参加も明らかになった。本作は、名バイプレイヤーの遠藤さんと人気脚本家・宮藤さんが、日本を代表する“名俳優たちの役作り”を勉強する前代未聞の企画。同じ物語の同じ役を、違う役者が演じたらどう変わるのか…?画期的ワンシチュエーションコメディドラマが誕生する。物語の舞台は、刑事・諸井情(遠藤さん)が連続殺人犯を追うサスペンスドラマの撮影現場。ドラマの撮影は滞りなく終わったと思いきや、トラブル発生で撮り直しに!?だが、共演者はすでに現場にいない――。急場でオファーするのは、たまたま現場の近くにいた名俳優たちで…。今回発表されたのは、遠藤さんと宮藤さんが“役作りを勉強させていただいた”8名の豪華ゲストたち。■第1話:小栗旬諸井の後輩かつ相棒の刑事役を演じる小栗さんは、「とにかく何があっても宮藤官九郎さんの脚本に参加してみたいと思っていて以前から『チャンスがあればお願いします』と言っていました。今回このような形で参加でき、しかもあてがきでキャラクターを作ってくれるということで興奮しました」と今回のオファーを喜び、「テイク1とテイク2のあまりの違いを楽しんでいただけたら」と本作の楽しみ方を説明。■第2話:仲里依紗&加藤諒殺人事件の目撃者となるのが、仲さんと加藤さん。仲さんは「加藤諒さんが面白すぎて、遠藤さんが笑いをこらえていて…私はそんなおふたりを前にして、更に笑いをこらえるのが大変でした」と撮影時のエピソードを明かし、加藤さんも「遠藤憲一さんは、僕の睨む顔が笑いのツボに入ってしまい、ずっと『ちょっと睨んでみて』と言っては笑っていらっしゃいました。もちろん、本番は笑わずにお芝居されていました(笑)。勉強になりました」とコメント。第2話の注目ポイントには、「それはもう加藤諒さんの『顔』です!!(笑)」(仲さん)、「仲里依紗さんのブッ飛びママと僕の顔芸、そして全てを受け止めてくださる遠藤憲一さんに注目してください」(加藤さん)と、2人とも加藤さんの“顔”と挙げている。■第3話:高畑淳子数々の難事件を解決したFBI捜査官役を演じる高畑さんは、「宮藤官九郎さん!遠藤憲一さん!やらない訳ないでしょー!!って。でも出来るかなーとは思いました」とオファー時はいろいろな思いがあったそう。しかし、「こんな捨て身の芝居ないでしょ~!生で、あやふやで、こんなライブ芝居、他では見られませんよ!」とココでしか見られないものがあるとアピールしている。■第4話:野村周平諸井の元相棒で殉職した刑事の息子役を演じるのは、今作が自身初のコメディー作品となる野村さん。以前から宮藤さんと仕事がしたかったと話す野村さんは、今回の出演を即決したそう。またアクションシーンも登場するそうで、「遠藤さんにチョークスリーパーもかけさせていただきました(笑)。本気でふざけてあの脚本のお芝居を演じるのは結構大変で、遠藤さんも僕も最初の本読みからお互い笑いをこらえるのが必死でした」と撮影の感想を語る。■第5話:水野美紀捜査に協力する諸井の元妻役を演じる水野さんは、「諸井に対してかなりひどいワードをぶつけるのですが、その時になんとも言えない表情でリアクションする遠藤さんの芝居が本当におもしろかったです」とふり返り、「一つの役を二人の役者が演じる。そこに宮藤さんならではの仕掛けがたくさん。見れば見るほどハマります」とコメントしている。■第6話:高嶋政伸FBIコンサルタントのサイキック捜査官役を演じる高嶋さんは、「最初頂いた時は『どっきり』かと思う程、摩訶不思議な台本」と脚本を読んだ感想を語り、役どころについては「イタコのようなサイキック捜査官」と説明し、「怪異現象が起こります。ぜひ、ご家族揃ってご覧ください」と呼びかけた。■第7話:桃井かおり被害者が運び込まれた病院の教授(女医)役を演じる桃井さんは、今回オファーを受けた理由について「遠藤さんには以前、何度もドラマで助けていただいておりますので、遠藤さんのお名前のあるドラマは断れません」と述べ、「以前にも増して、力が抜けて自由になられている様で頼もしい限り。本気でセリフ入れてこない勇気に驚き、入れる早さにも驚きました」と遠藤さんとの撮影の様子をふり返っている。なお、TAKE1を撮り直すことが発覚し、遠藤(本人役)が出演をオファーするシーンは毎回ゲスト俳優たちが“本人役”で登場。さらに、各話の最後には“勉強させていただいた”遠藤さんと宮藤さんがゲストを交え、撮影をふり返るアフタートークも収録される。ゲスト発表に加え、90秒の映像も到着。ゲストたちの熱演も少し覗ける映像を、ぜひこちらから確認してみて。「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」は11月12日より毎週月曜24時~WOWOWプライムにて放送(全7話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2018年09月26日脚本家の宮藤官九郎が、10日に放送されたニッポン放送『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(22:00~24:00)で、先日亡くなった俳優・津川雅彦さんとの思い出を振り返った。津川さんが死去したことについて触れた宮藤は、「4年前にこの番組にゲストとして出てくれたんですよね」と語り始めた。当時は、リスナーから推薦された映画女優の濡れ場を紹介するコーナーがあり、そのお薦めされた女優の相手役として、高確率で津川さんが配されていることが発覚。以来「津川さんがすごいんじゃないか?」という話題になっていたことを振り返った。そんな経緯もあって、番組へゲスト出演することになった津川さん。宮藤が「濡れ場の話しかしてない」と振り返るその放送回は、「平成26年 日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド部門・東京地区第1位」を受賞するなど、高い評価を受け、宮藤は「番組に箔が付いた」と改めて感謝した。さらに宮藤は「濡れ場は誰かが能動的にやってくれるとすごく助かる」とし、「だから、津川さんが『俺、こうやるけど』とまず女優にOKをもらって、監督にプレゼンしてっていう…それも役者として相当ですよ!」と手放しで絶賛。最後には「ユーモアを分かってくれる方でしたね」と語っていた。
2018年08月14日脚本家の宮藤官九郎が、10日に放送されたニッポン放送『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(22:00~24:00)で、元AKB48の前田敦子と結婚した俳優の勝地涼を祝福した。13年の宮藤脚本のドラマ『あまちゃん』(NHK)で“前髪クネ男”を演じ、14年には宮藤プロデュースのもと「涼 the graduater」名義で歌手デビューしている勝地。そんな勝地の吉報を受けて、宮藤は「勝地涼さんが結婚しました!」と言い、拍手と共にお祝いのコメント。勝地と前田の結婚報道がされた7月30日、何も知らずに仕事をしていた宮藤のもとに、勝地から電話が掛かってきたという。以前、勝地の電話を受けた際「Twitterに載せる写真を撮りたいので、行っていいですか?」と言われた過去もあるため、「なんだろうな」と思ったことを明かす。しかし電話の内容は「あの~、すいません宮藤さん、入籍しました~」との報告。あまりに突然だったこともあって、宮藤は思わず「何やってんの?」という一言が出てしまったという。直後に「入籍した人に『何やってんの?』はないな」と反省し、その後「おめでとうございました」とお祝いの言葉を送ったとのことだ。さらに宮藤は「勝地くんにもう1曲作んないとね」と言い「『てんとう虫のサンバ』みたいな。サンバじゃなかったら、なんだろね? 『てんとう虫のデスメタル』とか…」「それか、『涼と敦子のセレブレーション』みたいな(笑)」と、勝地に提供するウェディングソングを制作すると宣言した。
2018年08月14日宮藤官九郎さんがシェイクスピアの『マクベス』にヘヴィメタルを組み合わせて脚色した劇団☆新感線の『メタルマクベス』。昨年オープンした、客席が360度回転する劇場・IHIステージアラウンド東京でキャストを変えて連続上演される。「新感線に宮藤さんにシェイクスピアって、演劇のオイシイところを全部ミックスしたような作品。12年前の初演時、出たかったと悔しい気持ちで客席で観ていた思い入れの強い演目で、21年ぶりに劇団に帰れるって、こんな嬉しいことはないです」橋本さとしさんが新感線の作品に出演するのは、’97年の退団以来だ。「稽古初日、僕は当然ノスタルジックな気持ちもあり、少し緊張して行ったわけですよ。でも、顔を見た途端、(主宰で演出の)いのうえ(ひでのり)さんがいきなり演出を付けだし…鞄を置く前ですからね(笑)。劇団員の方々も特別な想いで迎えてくれるわけでもなく、当たり前のように普通に話しかけてくる。一瞬で当時の空気に戻って、久しぶりに帰ってきた実家みたいな感じでした」長い年月で大きく変わったのは、劇団のネームバリューと公演の規模。「でも、いのうえさんの頭の中にあるものは、当時から何も変わってなくて、変わったのは、それを舞台上で具現化できるだけの技術と力が追いついてきているってこと。『一瞬、空中で止まってほしい』とか、無茶ブリも相変わらずです(笑)。ただ、360度客席が回転する劇場のノウハウを身につけたいのうえさんからは、次々と新しいアイデアが湧き出てくる。いま50代になって当時と同じ体のキレを要求されつつ、そのアイデアに食らいついていくだけで必死です。それでも、いのうえさんの求めるもの全部に応えたいし、劇団を離れて、『レ・ミゼラブル』などのミュージカルに本気で挑んで身につけたものも見せていきたい。自分を信じる力を教えてくれたこの場所で、すげーもんをお届けしますって自信を持って宣言したいです」はしもと・さとし劇団退団後は『レ・ミゼラブル』などの本格ミュージカルや、蜷川幸雄演出作のほか映像作品も多数出演。近作にドラマ『ブラックペアン』が。『メタルマクベス』2218年の廃退した近未来と、バンドブームに沸いた1980年代の日本とを行き来しながら、マクベスの世界が展開。ミュージカル界きっての歌い手、濱田めぐみさんとのコンビにも注目。7月23日(月)~8月31日(金)豊洲・IHIステージアラウンド東京作・宮藤官九郎演出・いのうえひでのり出演/橋本さとし、濱田めぐみ、松下優也、山口馬木也、猫背椿、粟根まこと、植本純米、橋本じゅん、西岡徳馬ほか全席指定1万3500円(税込み)ステージアラウンド 専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2018年7月25日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2018年07月22日宮藤官九郎がシェイクスピア作品初演出を手掛ける舞台「ロミオとジュリエット」に、女優・森川葵の出演が決定。本作が初舞台となる森川さんは、ジュリエット役に挑戦する。あのあまりに有名なW・シェイクスピア作「ロミオとジュリエット」を、来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で脚本を手掛けることでも話題の宮藤さん脚色・演出で、11月より東京公演が上演される予定の本舞台。今回、ロミオ役には連続テレビ小説「あさが来た」の出演が話題となった三宅弘城、ジュリエット役には、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』「賭ケグルイ」などに出演する若手新進女優・森川葵が決定。いままで誰も見たことのない、斬新で、しかし普遍的な喜悲劇を目指していくという。宮藤さんは「『三宅さん主演でロミオとジュリエットをやりませんか?』というイカれた企画が舞い込んだ」と今回の舞台企画時をふり返り、「しかもジュリエット役の森川さんは初舞台。これは演劇人として初心に帰れということか…。というわけで、現段階で決めていることは『なるべくまんまやる!』」と話している。また、ロミオ役を演じる三宅さんは当初「きっとウソだと思っていました」と言い、「この名作が宮藤官九郎氏の演出でどう料理されるのか…まあロミジュリ史上、最珍傑作になることは間違いないと思われます。でもボクはまだちょっとウソだと思っています」とコメント。一方、今回初舞台で大役を務めることになった森川さんは、「とても不安で考えるだけで胃が痛くなる思いなのですが」と心境を明かしつつ、「映画等でお世話になった宮藤さんの元でこの初めてを経験させて頂けることは本当に嬉しく有難い機会を頂けたと感謝しています」と喜び、「皆様に近い距離で素敵な時間をお届けできるよう精一杯、やれることをやりきりたいと思います」と意気込みを語っている。2人のほかにも、マキューシオ役には宮藤作品の常連の勝地涼、ティボルト役に「大人計画」の皆川猿時。そして、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲと個性派キャストたちが揃った。あらすじ昔々、ベローナの街にキャピュレット家とモンタギュー家という2つの旧家があり、この両家は代々お互いを仇だと思っていがみあっていた。 キャピュレット家にはジュリエットという一人娘がおり、モンタギュー家にはロミオという一人息子がいたが、この2人は舞踏会で出会い、恋に落ちてしまった。お互いが仇の家の出身だとわかっても2人の想いは変わらず、両家の仲直りを願うロレンス神父に秘密の結婚式を挙げてもらい、夫婦となった。しかし、ジュリエットの従兄弟ティボルトにケンカをふっかけられたロミオは、自分の代わりにケンカを買った親友マキューシオを殺され、理性を失ってティボルトを殺してしまい、ベローナから追放される…。M&Oplaysプロデュース「ロミオとジュリエット」は11月~12月、本多劇場にて上演。東京公演後、新潟、大阪、愛知にて上演予定。(cinemacafe.net)
2018年06月08日脚本家の宮藤官九郎が、1日に放送されたニッポン放送『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(金曜・月1回 22:00~)で、元SMAP・草なぎ剛と再会した時の男前なエピソードを披露した。宮藤官九郎宮藤は先日、草なぎと久しぶりに会った際、「草なぎくんこれ、Tシャツ新しいの作ったんで」と、自身が所属するロックバンド・グループ魂のTシャツをプレゼントした。すると草なぎは「ありがとう! じゃあ、これ!」と着ていたスカジャンをその場で脱いで渡し、土砂降りの雨の中、Tシャツ姿で帰っていったという。後日、宮藤は草なぎが出演する舞台を観賞。終演後の楽屋へ挨拶に行く際、「さすがにもらったばっかりで着てないのも悪い」と思いながらも、その日は暑かったため、もらったスカジャンを脱いで手に持っていると、草なぎから「着てよ~!」とツッコミを受ける。そして手に持っていたため、「返しに来た」と捉えられるかもしれないと思い、「いや、さっきまで着てたんだけど、楽屋暑いから脱いだ」と弁明したらしい。宮藤は草なぎとの一連の出来事を思い返し、「いや~すげえ、かっこいいなと思った、やっぱり」とその振る舞いに感動した様子で、「この夏、スカジャン着る!」と宣言していた。
2018年06月04日俳優・綾野剛が主演する町田康原作の映画『パンク侍、斬られて候』が、6月30日(土)より公開されることが決定。脚本は宮藤官九郎、監督は石井岳龍が務め、映画化決定に際してのコメントが到着した。原作は、芥川賞作家・町田氏が2004年に発表した同名傑作小説。江戸時代を舞台にしながらも、いまっぽい口語による滑稽な会話の応酬、次から次へと登場する特異なキャラクター、驚きに満ちたストーリー展開、そしてド肝を抜く大団円…。発表から十数年経った現在も色褪せず、多くの熱狂的なファンを持つ。■主演・綾野剛と日本映画のトップランナーが集結!主演を務めるのは、『新宿スワン』『日本で一番悪い奴ら』『怒り』『亜人』「コウノドリ」などに出演する綾野剛。これまで様々なキャラクターを演じ分けてきた彼が今作で挑戦するのは、“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”である主人公・掛十之進。自らが蒔いた種よって生まれる大惨事に七転八倒する、喜怒哀楽と活劇が入り混じる難役となっている。そして、今回この人気作を映画版に脚色するのは、『舞妓Haaaan!!!』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』「監獄のお姫さま」、連続テレビ小説「あまちゃん」など、ユニークな登場人物による軽快な掛け合いや巧妙な駆け引きを得意とする宮藤官九郎。綾野剛×宮藤官九郎、初の組み合わせとなる今作は、大きな話題となるに違いない。さらにメガホンをとったのは、『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市 BURST CITY』『ユメノ銀河』を手掛ける不世出の鬼才・石井岳龍監督。特撮監督には、『シン・ゴジラ』の尾上克郎、美術に『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』の林田裕至、キャラクター・デザイン/衣装デザインには『信長協奏曲』『銀魂』の澤田石和寛と、日本映画のトップランナーが本作に集結。また今回、カメラマンであり『ラスト・ナイツ』などを手掛ける映画監督でもある紀里谷和明が、綾野さん演じる掛十之進を撮り下ろしたイメージビジュアルも初公開された。■キャスト&スタッフが思いの丈を打ち明ける!コメント到着綾野剛(主演・掛十之進役)宣伝不可能な作品が生まれようとしていますもう後戻りできません皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発することでしょうその後の責任は持てませんパンク侍ですから宮藤官九郎(脚本)真面目に生きていれば良いことがあるもんです。憧れの石井組の一員になれました。しかも町田康さんの『パンク侍、斬られて候』これはもう、長年秘かに夢想し続けていた『爆裂都市2』への布石になるのでは?と勝手に興奮しましたが、脚本を書き、現場へお邪魔し、ラッシュを拝見して「これが『爆裂都市2』でも良いかもしんない」とすら思いました。時代劇ですが。それくらい監督の采配も、それに応えるキャストも振り切れていて素晴らしい。もし中3か高1でこの映画に出会ってたら人生狂わされていたに違いない。そんな“映画の暴動”です!町田康(原作)私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります。人の脳に束の間浮かんでは消える幻のごとき瞬間の連鎖を石井さんはスクリーンに顕現させてくれました。小説作者としてこんなうれしいことはありません。ぜひともご覧になってください。「宇宙が砕けますよ」。石井岳龍(監督)まさかいま、いやいまだからこそなのか、この超絶原作が実写映画化されるとは。いまだ信じられず、まさにフィクションの世界の中、映画の中に彷徨いこんだ気分。しかもこのキャストこのスタッフ。奇妙奇天烈な世界で彼らがマックスに荒れ狂って、当然ギャグ満載、意外にも本格時代劇?ふりした現代風刺?まさかのラブストーリー?まさかまさかの奇想天外さの実態は、ご自身の眼と耳と体で、存分にご堪能下され。『パンク侍、斬られて候』は6月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日直木賞作家・重松清のベストセラー小説を映画化した『幼な子われらに生まれ』の初日舞台挨拶が8月26日(土)、東京・テアトル新宿で行われ、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が出席した。バツイチ同士で再婚した中年サラリーマンの主人公・信(浅野さん)と妻・奈苗(田中さん)の関係性を軸に、奈苗の連れ子やDVが原因で離婚した元夫の沢田(宮藤さん)、信の元妻や実の娘らとの確執と葛藤を通して、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。浅野さんは「いままでクセがある役が多かったので、何も事件を起こさない男を演じたかった。普段の生活では、何も起きていませんけど!」と本作への出演を決めた理由を、自虐的にコメント。台本の秀逸さに加えて、『Helpless』(1996年公開)を見て以来、浅野さんを「撮りたい」と願い続けた三島監督からのラブコールも、大きく背中を押す結果となったそうだ。一方、田中さんは「現場では宮藤さんに殴られたり、蹴られたり…。その日は誕生日だったので(笑)、刺激的なプレゼントでした」とDVに苦しむ役どころを回想。これには“DV夫”の宮藤さんも「すみませんでした。この映画はうちの娘には見せられない」と平謝りだった。劇中には浅野さんと宮藤さんが対峙するシーンがあり、ぶつかり合うばかりではなく、田中さん演じる妻に対する不平不満を共有するという、奇妙な関係性が描かれている。「台本を読んだら、前の奥さんの悪口ばっかり(笑)。思っちゃいけないこと、思っていても言っちゃいけないことなんでしょうけど…」と宮藤さん。この日は偶然にも、浅野さんと宮藤さんが色調の近いハットをかぶって登壇し、40オーバー二人の“双子コーデ”が注目を集めていた。『幼な子われらに生まれ』はテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年08月26日映画『幼な子われらに生まれ』の完成披露試写会が8月2日(水)、都内で行われ、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が出席した。バツイチ同士で再婚した中年サラリーマンの主人公・信(浅野さん)と妻・奈苗(田中さん)の関係性を軸に、奈苗の連れ子やDVが原因で離婚した元夫の沢田(宮藤さん)、信の元妻や実の娘らとの確執と葛藤を通して、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。直木賞作家・重松清のベストセラー小説を、『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』の三島監督が映画化した。複雑な人間関係に巻き込まれる難役に挑んだ浅野さんは、「とても感じるものが多い台本だったので、かたくなに『台本通りじゃないといけない』という気持ちにしがみついてしまい、監督を困らせてしまった」と回想。「その分、妥協なく監督にぶつかり、夢中になれた。自分にとっても、とても新しい」と新境地に手ごたえは十分だ。一方、夫婦役で浅野さんと初共演した田中さんは「すべての世界が、家庭にあるような女性。監督は“ぶらさがり系”とおっしゃっていましたが、難しい役どころだった」と夫や家族への依存性が強い女性役に悪戦苦闘。三島監督が「いままで見たことない、田中麗奈さんだと思う」と語ると、「自分でも映画を見て『これ、誰?』って思った」と笑顔を見せた。そんな田中さんの元夫で、妻や子どもに暴力を振るう役どころの宮藤さんは「なかなかひどい男なので、映画を見終わったら、好感度が下がりそう…。嫌いにならないでください」と必死のアピール!「台本には思っちゃいけないこと、思っていても言っちゃいけないことが書いてあって。(共感は)ないです!でも台詞は言っていて気持ちいいものがあった」と本音(?)ものぞかせ、会場の笑いを誘っていた。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月02日10月クールのTBS火曜ドラマでは、人気脚本家・宮藤官九郎が満を持して手掛ける“おばちゃん犯罪エンターテインメント”「監獄のお姫さま」を放送することが決定。主演には小泉今日子を迎え、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった豪華女優陣が顔を揃える。物語は5人の女がある大企業のイケメン社長を誘拐するところから始まる。当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、全てが謎に包まれたまま。しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯だった。社長誘拐計画は、その殺人の 真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘の冤罪を晴らすためのものだったのだ。それでも復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。様々なハプニングが起こり、そのたびにパニックに陥る5人の女。それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。時はその6年前、一人の女が新しくできた女子刑務所に入所してきた日に戻る。彼女の名前は、馬場カヨ(小泉今日子)。罪状は、不貞を働いた夫を刺した殺人未遂だ。カヨが生まれて初めて経験する女子刑務所。そこは後悔、嫉妬、羨望、罪悪感…様々な思惑が交錯する場所だった。そこで彼女が出会う一筋縄ではいかない女たち。足立明美(森下愛子)は違法薬物不法所持。勝田千夏(菅野美穂)は所得隠しと巨額の脱税。千夏は刑務所のリーダー的存在だ。大門洋子(坂井真紀)は詐欺と横領。そして江戸川しのぶ(夏帆)の罪状は殺人だったが…。 5人は、それぞれにイタイ女だが、可愛くて可哀想なところもあった。そんな彼女たちを見守る厳格な刑務官にして教官、若井ふたば(満島ひかり)。罪を憎んで生きてきたふたばは、このイタイ女たちを立ち直らせるべく厳しくさまざまな教育を施す。しかし、5人と接している うちに、冷たく閉ざされていたふたばの心がだんだんと開かれ、人としてはダメだが魅力的な彼女たちに 気持ちを奪われていく。当初は、周りに馴染めずにいたカヨだが、リーダー的存在の千夏との関わりから、だんだんと仲間意識が 芽生えていく。そして誰とも交わらず、常に1人で行動しているしのぶの実情を知る。実は、しのぶは冤罪で服役しているというのだ。冤罪なんて許せない。カヨは、出所後4人で集まってしのぶの冤罪を晴らす復讐計画を立て、ふたばもその計画に加わることに!果たして、女たちのリベンジ計画は上手くいくのか?本作は、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇。罪を犯してしまった生きることに不器用な人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として描くとともに、「人はなぜ生きるのか?」「幸せってなんだろう?」という真面目なテーマを、面白く、明るく、そして深く問いかけていく。そんな本作で主演を務めるのは、ドラマ・映画・CMはもちろん、文筆家としても活躍中の小泉さん。不貞を働いた夫を刺した殺人未遂という罪状を抱え、女子刑務所へ入所する馬場カヨ役を演じる。TBSドラマでの主演は、2001年放送の「恋を何年休んでますか」以来16年ぶりとなり、宮藤さんとのタッグは連続テレビ小説「あまちゃん」以来となる小泉さんは、「久しぶりの宮藤官九郎さんの脚本です。脚本通りに演ずれば面白いこと間違い無しだと思ってます。魅力的な役者さんたちとの共演もとても楽しみです」とコメント。一方宮藤さんは、「大好きな女優さんの大好きなお芝居が観たい。それがこの『監獄のお姫さま』の核心です。 私も立派な中年になりまして、いま『木更津キャッツアイ』のテンポ感でドラマを作ろうと思ったら、若者より、おばちゃんの方が俄然しっくり来る。早口だし、声が大きいし、他人の話を聞かないし、同じことを何度も言うし。暴力的な速度と有り余る熱量。彼女たちのおしゃべりをエンドレスで聞ける場所はどこか、と考え舞台を女子刑務所に設定しました」と脚本執筆経緯を語る。さらに、「トットてれび」「カルテット」などに出演する満島さんが厳格な刑務官にして教官・若井ふたば役、数々の作品に出演し最近では「砂の塔~知りすぎた隣人」での主演が記憶に新しい菅野さんが、所得隠しと巨額の脱税で服役している刑務所のリーダー的存在、勝田千夏役を演じるほか、夏帆さん、坂井さん、森下さんといった豪華な面々が顔を揃えている。満島さんは、「3年前、ドラマ『ごめんね青春!』の打ち上げで宮藤さんから『満島さん、次は女囚のお話です。満島さんは人を番号でしか呼ばない看守さん』とオファー?を受けたのが本当になりました」と前々から話があったと明かし、「出演者を聞いてうひゃーとなり、脚本は可笑しくて読み進めるのが大変でした。わたしの中では、癒し系ドラマになる予感です」とコメント。宮藤さんとは脚本では初めて一緒に仕事をすると言う菅野さんは、「エスプリと同時に、炸裂感のあるクドカンワールドに自分も参加させて頂けることに、ワクワクしています」と期待を語り、また「小泉さんとご一緒できるなんて…やったー!!本当にウソみたいで、うれしい気持ちでいっぱいです」と自身も撮影を楽しみにしているようだ。火曜ドラマ「監獄のお姫さま」は10月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月26日浅野忠信と田中麗奈を迎え、直木賞作家・重松清の傑作原作を映画化する『幼な子われらに生まれ』が、8月26日(土)より全国にて公開される。この度、本作に宮藤官九郎、寺島しのぶらの出演が決定し、全キャストが発表された。バツイチ子持ちで再婚した中年サラリーマンの主人公・信(浅野忠信)。2度目の妻・奈苗(田中麗奈)とその連れ子の2人の娘と共に、平凡ながらも幸せを感じて生活していた。仕事への熱意はあまりないが、2度目だからこそ家庭を大事にし、連れ子にも父親として誠心誠意接しているつもりだ。しかし、奈苗の妊娠が発覚し、それを契機に長女が「ほんとうのパパ」に会いたいと言い始める。前の父親・沢田(宮藤官九郎)とはDVが原因で離婚しており、信と妻は面会を反対するが、長女は露骨にいやがる態度と辛辣な言葉で、父親としての信の存在自体を否定。長女との関係、そしていまの家族に息苦しさを覚え始める信は、やるせなさを抱えたまま、前の父親に長女を会わせることに。さらに、長女を前妻(寺島しのぶ)との娘とつい比べてしまい、前妻に愚痴をこぼす信。いまの家庭を維持することに疲れ、これから生まれ来る命の存在すら否定したくなる信だが――。本作は44歳の信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。原作は、重松氏の同名小説で、夫婦別姓や同性婚など、家族のあり方を問うと同時に、つぎはぎだらけのパッチワークのような家族の中で成長していく大人たちを、リアリティあふれるタッチで、かつ優しく見守るように描いた作品だ。『共喰い』『さよなら歌舞伎町』の荒井晴彦が脚本を、『しあわせのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を務める本作。すでにキャストには、バツイチ子持ちで再婚した中年サラリーマンの主人公・信役を浅野さん、2度目の妻・奈苗役を田中さんが決定しているが、今回新たに奈苗の前夫・沢田役に宮藤さん、信の前妻・友佳役に寺島さんが決定。そのほか、水澤伸吾、池田成志、鎌田らい樹、新井美羽も出演する。宮藤さん演じる沢田は、子どもが生まれると家庭を顧みなくなるDV夫。別れてから、実の娘である長女・薫が会いたいと言っていることを知っても、信に対して会いたくないという態度をとる役どころ。とにかくイヤな奴に徹しようと思ったと言う宮藤さんだが、「いちばん大変だったのは、大ファンである田中麗奈さんを殴る蹴る罵倒する一連の回想シーンです」と話し、「正直覚えてないです。辛すぎて記憶を抹消したんだと思います。浅野さんから金をせびるシーンは堕落していく快感があり、とても楽しかったです」とコメント。また、寺島さんが演じる友佳は、大学の助教授として勤め、信と結婚してからも仕事を続けるキャリア志向で自立しているが、家庭に入ってほしいと願う信との間に子どもを作ることを躊躇。一人娘が生まれた後、信とは別れ娘を連れて渡米し、大学教授と結婚。だが、実は後悔だらけの人生を送っているという。「三島監督と浅野さんと作り上げていくことが楽しかったです」と話す寺島さんは、「友佳との関係性があまり描かれていなかったところを、こういう関係だったのではないかと想像しながら演じることが楽しかったです」とふり返った。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年04月08日2019年のNHK大河ドラマが、宮藤官九郎の脚本で「オリンピック」を題材にした作品になることが16日、明らかになった。同日行われた、NHK放送総局長の定例会見で発表された。今作は、2020年に東京オリンピックが開催されるのを控え、宮藤のオリジナル脚本で制作。まだ「スポーツ」という言葉もなかった1912年のストックホルム大会で2人の選手が出場したことから始まった日本のオリンピックを、戦中・戦後をへて、1964年の東京大会が開催されるまでの52年間を描いていく。大河ドラマで近現代史を描くのは、33年ぶり。宮藤は「歴史を動かした人物にも、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがないから、自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました」と考えていたそうだが、これまで、現代劇や架空の人物を描いた大河ドラマもあったと知って、「だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語です」と、今回快諾した経緯を明かす。また、「戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇。歴史に"動かされた"人と町の変遷を、1年かけてじっくり描く予定です」と構想を語り、「『まあ、こんな大河も、たまにはいいよね』と、大目にみていただけたら幸いです。がんばります」と意気込みを示している。タイトル・出演者などは、決定次第発表予定。宮藤が脚本を書いた2013年の朝ドラ『あまちゃん』でチームを組んだ、チーフ・プロデューサー・訓覇圭、演出・井上剛が、今作も担当する。大河ドラマは現在、堺雅人主演・三谷幸喜脚本の『真田丸』が放送中。次の2017年は柴咲コウ主演・森下佳子脚本の『おんな城主 直虎』、2018年は鈴木亮平主演・中園ミホ脚本の『西郷どん』が決まっいる。
2016年11月17日NHKは11月16日(水)、2019年放送の大河ドラマが、オリンピックの歴史を題材とした宮藤官九郎によるオリジナル脚本作品となることを発表した。今作で33三年ぶりに近現代史を描くこととなる2019年大河。来る2020年・東京オリンピックを目前に、1912年の初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通じ「東京&オリンピック」の物語を描く。脚本は、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)で話題を集め、映画『GO』(2001年)では第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞ほか多数の脚本賞を受賞、その後も数々のドラマ・映画をヒットに導いてきた宮藤さん。NHKで脚本を務めるのは連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)以来2度目で、大河ドラマでの執筆は初のこと。宮藤さんは今回の抜擢について、「歴史を動かした人物にも、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがないから、自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました。しかし、かつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったそうです。『だから大丈夫です、できる題材を探しましょう』という優しい言葉を頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語です」と明かした。「日本人が初めてオリンピックに出場した明治の終わりから、東京にオリンピックがやってきた1964年までの、およそ50年。戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇。歴史に“動かされた”人と町の変遷を一年かけてじっくり描く予定です。まあ、こんな大河も、たまにはいいよね、と大目にみて頂けたら幸いです。がんばります」と、宮藤さんらしい意気込みのコメントを寄せている。2019年度大河ドラマは2019年1月よりNHK総合で放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日