ジバンシィ(Givenchy)は、2024-25年秋冬ウィメンズコレクションをフランス・パリで発表した。創業者ユベール・ド・ジバンシィとの対話ウィメンズプレタポルテのデザインチームが手掛けた今季のジバンシィが提案するのは、センシュアリティと劇的なサスペンスを投影した現代のパリジェンヌの装い。創業者ユベール・ド・ジバンシィのアーカイブとの対話を経て、タイムレスなスタイルを提示する。アーカイブに生き生きとした躍動を加えて目を引くのは、アーカイブから引用した文脈に華やかなアレンジを加えたピース。ユベール・ド・ジバンシィが考案したオペラコートから着想を得たブラックのピーコートには、柔らかなウールフリンジを配した。また、艶やかなベルベットコートには羽飾りとスパンコールをあしらい、躍動するディテールを加えて生き生きとした佇まいに仕上げている。先に発表された2024-25年秋冬メンズコレクションにも登場した、メゾンのアーカイブモチーフであるシャンデリアのグラフィックは繊細なロングドレスに。ラミネートレースでシャンデリアを描いたシースルーのドレスに、ドロップパールを装飾して奥行きのある華やかさを加えている。イブニングウェアのエッセンスをプラス散見されたのは、イブニングウェアの要素を落とし込んだウェアだ。中でも注目したいのは、動物を愛したユベール・ド・ジバンシィのエッセンスをクチュールの技巧で表現したルック。トレーンを配したビーズ刺繍のミニドレスや、光沢を備えたジャカードのロングジャケットにはさりげなく猫のモチーフをプラス。淡いグリーンのボリューミーなフェイクファーコートは、昆虫のようなバックスタイルがプレイフルだ。また、スカーフが優雅なカーブを描いてネックラインを彩るトップスやドレスは、ツバメをイメージしている。緊張と緩和を共存させたシルエットテーラードジャケットやクラシカルなコートは、肩パッドを配したストイックなショルダーラインと曲線を描く裾のラインによって凛とした表情に。ユニークなボタンやポケットのレイアウト・デザインも印象的だ。また、レザーのミニドレスに羽織ったおおらかな輪郭のフェイクファージャケットや、シックなパンツスタイルに柔らかさをもたらすペプラム付きのニットトップスなど、緊張と緩和を隣り合わせにしたルックが散見された。「パンプキン」バッグが新登場また、ウェアに加えバッグにも、アーカイブのアイディアが反映されている。目を引くのは、ドローコードを絞るとかぼちゃのようにコロンとしたフォルムを楽しめる「パンプキン」バッグ。分量感のあるフォルムで、スタイリングに遊び心をもたらしていた。
2024年03月05日「恋愛」という言葉を前にして、それって実際何なのか、どんな意義があるのか、考えたことはあるでしょうか。そんなふとした疑問を〈哲学対話〉という空間に投げかけ、掘り下げてみました。これは、恋バナ…?「哲学対話」という言葉をご存じだろうか?ひとことで言うと、「日常の疑問や、不思議に思っていることをみんなで話し合い、立ち止まって考える営み」のこと。そこで取り上げられるテーマ=「問い」は、“生きる意味とは何か”“夢と現実の違いとは”“約束はなぜ守らなければならないのか”などさまざま。今回は、ananではじめて誌上で哲学対話を実践することに。“恋愛の意義”をテーマに、哲学者であり哲学対話のファシリテーターを務める永井玲衣さんと、雑談の人・桜林直子さんに、約40分の対話を行っていただきました。価値観の多様性が認められ始め、幸せの定義も異なる今、なぜ私たちは恋愛をするのか?二人から投げかけられる「問い」に、あなたは何を思いますか――。(写真左)哲学者・永井玲衣さん人びとと考え合う場である哲学対話を幅広く行っている。Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。(写真右)雑談の人・桜林直子さんマンツーマン雑談サービス「サクちゃん聞いて」を主宰。コラムニストのジェーン・スーさんとのポッドキャスト番組『となりの雑談』も好評配信中。哲学対話とは?日常の中で感じる哲学的な問いを、参加した人と輪になって一緒に考え、対話するというもの。急いで正解を出そうとするのではなく、共に考えやすい場作りをしながら行う。その場ごとに設定された「約束」が設けられる。【今回の約束】1、人の話を遮らず、最後までよく聞く。2、偉い人の言葉を使わない。(自分の言葉で話す)3、結論を「人それぞれ」で終わらせない。【問】恋愛って、実際のところ何をしているのか?永井玲衣:まずは“恋愛する意義”というテーマから、浮かんだ問いについて対話をしていければと思います。これは哲学対話なので、途中で沈黙しても、ぐるぐる遠回りしても気にせず、自分の言葉で話してみてください。桜林直子:…じゃあ、さっそくいいですか?(挙手)中学生くらいの頃から思っていることなんですが、「恋愛ってイマイチ何をやっているかわからない」という疑問があって。永井:なるほど。桜林:周りの友達が楽しそうに「あの人が好き」「この人は違う」みたいな恋愛“っぽい”話をしているのを聞いて、なんとなく「そういうものなんだ」っていう空気は感じていたけれど、「つまり何をやってるか」は実際よくわからない。で、その感覚が今もあまりなくなっていないんですね。もちろん私だって、心が動くとか、誰かのことを考える・想うっていうのは、全然ある。でもそれだけを恋愛として切り離すとか、「恋愛」と「それ以外」という分け方にはしていなくて。あくまで“人間関係”の側面の一つというか…。大切なのは、「私とこの人をどういう関係にしていくか」「私とこの人がどんな距離感で関わるか」であって、それが恋愛かどうかって別に先に決めていないのかも………。なんてことを最初に思いました。永井:…うーん、なんなんですかね、中学高校くらいの「次はあの子が好き」「次はあいつ」みたいなのって(笑)。それは恋愛だったんだろうか、値踏みではなかろうか…なんてことも思いつつ。お話を聞いていると、そもそも「恋愛って何だろう」という問いが私の頭の中でぐるぐるし始めました。桜林さんの言うように、人間関係の中に立ち現れてくるもの、あるいは“状態”は、確かに恋愛っぽい。桜林:いま思い浮かんだのは、自分の心の奥から勝手に湧き上がってくる感情みたいなものは、たぶん「恋愛」と名前を付けられそうだなと。その一方で、独占欲だったり、相手と両想いになりたいだとか、二人で作る関係性のことも「恋愛」と呼んでしまうから、混乱するのかも。永井:とすると、「じゃあ“恋愛の反対”って何だろう」とか「“恋愛していない関係性”っていうのは何なんだろう」というモヤモヤも湧いてきて…。全然まとまってないんですけど、つまり、この感情をあえて“恋愛”と言いたい時、前景化したい時って、何が働いているんだろう。桜林:恋愛がない状態、私はけっこうあるんですよ。その時の自分のことを思い出してたんですけど、ひとことで言うと「それどころじゃない」(笑)。永井:ああ(笑)。桜林:経済的な問題だったり、仕事がめちゃめちゃ忙しいとか。そういう時って恋愛に限らず、心が動く隙間がないっていうか。たとえば人が悲しんでいても、「自分はそれどころじゃない」と思ったり。恋愛だけに特別心が動かないんじゃなくて、心が動かない時に恋愛がない状態だったな、なんてことを思い出しました。【問】「これは恋愛だ」と定義する条件って?永井:さっきから、どうして「これは恋愛だ」って言いたくなるのかを考え続けているんですけど、それだけ心の動きがあまりに不安定で、意味不明、得体が知れないからなのかもしれない。もう本当に、喜びと不安と憎しみの“全感情弁当”みたいな(笑)。そんなものが自分の中に誕生してうずまくから、その感情を一括りに「恋愛」として名付ける。便利で、腑に落ちる言葉としてそこにあるのかなっていうのは思いました。それと同時に浮かんだもう一つの問いは、そんなに得体の知れない、楽しさもあるけど時に超しんどいことが、どうして世の中的には推奨されているんだろうか、ということ。俗に言う“恋愛至上主義”とか、「恋愛してないやつはダメ」みたいな風潮って、今も強固に生き残っているじゃないですか。そこには抗いたいなと思っていて。桜林:私は20代の前半で子どもを産んでいるから、さっきも言ったように「それどころじゃなかった」し、学生の時だって「恋愛って何?」みたいに斜にかまえていたので、あまり色恋に夢中になるようなことはなかったんですね。そんな過去を振り返って、「じゃあ恋愛はしたほうがよかったのかな?」と考えてみると難しいんですけど…少なくとも恋愛に限らず、「何かをしたい」とか「ああいう状態になりたい」みたいな欲求にはフタをしなくてよかったんじゃないかなと。それは当時の自分にとっては己を守る術ではあったんだけど、いざ「動いていいよ」っていう時に心が動かなくなるから。だから、恋愛する・しない自体はどっちでもいいんだけど「あの人と仲良くなりたい」とか「もっと知りたい」「近づきたい」みたいな、“ともすると不気味な”自分の本当の気持ちは、あえて閉じ込める必要はなかったなと、若き自分に言いたいです。永井:今のお話を聞いて、確かに、恋愛している姿を「ダサい」って感じるのは、なんかわかる。「恋バナするの恥ずかしい」とかもそうですけれど。それだったら結婚して、「家族愛になっちゃったよ~」って言っている人のほうが、なんだか安定して見えてカッコイイ。「結婚40年です」なんて言ったらみんなが反射的に「すごーい!」って言うみたいなあれって、どこかで「安定的である」ことを称揚しているんですよね。だから、桜林さんが恋愛から距離を置いていたっていうのもすごくわかるし…。そう考えると、「恋愛したほうがいいよ」と言っている人は、いったい恋愛のどんな側面を見て「いい」と言っているんだろう。自身の「想う気持ち」には実はあまりフォーカスしていなくて、もっと社会通念的なことなのかもしれない。「恋人がいると寂しくなくて良いことだ」みたいな。桜林:私も一つ思い出したことがあるんですけど、知り合いが結婚した時に言っていたのが「これで恋愛市場に載らなくて済む」。結婚したら、ひとまず恋愛と自分は切り離す、と。でもそれって自分の心の話じゃなくて、やっぱり“市場”の話なんですよね。選ぶ・選ばれるのお話であって、でもその市場を「恋愛」って呼んでいる人たちも一定数いるっていうこと。永井:確かに…。桜林:女として価値があるとかないとか、お相手がどんな人かとか…もはや本人の話ではない。そうやって市場の商品価値で恋愛を語る人ってけっこうな割合でいるんですね。だから、同じ「恋愛」の話をしていると思っても、人によってまったく違うもののことを語っている時があるなと思いました。【問】「幸せな結末」が恋愛の話でしかないのはなぜ?永井:話がうまく繋がっているかわからないんですけど、私は子どもの時から、自分が見たり読んだりする作品に“恋愛要素”が入ってくることが好きじゃなかったんですね。特に少女マンガは、作品にもよるけれど、「選ばれることが価値」みたいなことをずっと言われている気がして…。それがバトルマンガでも、盛り上がっている時に急に「好き……」みたいなのが出てくると、やっぱり醒める(笑)。しかもその描写も、ただ人物がモテているだけで別に恋愛が起きているかはよくわからない。描く側としては、恋愛のシーンに意義があると思って入れていると思うんですけど、「人を想う強い気持ち」というメッセージなら、別に恋愛じゃなくても描けるなって思うし…。それについては、どうですか?桜林:別にジャマだとは思わないけれど、「結局恋愛か」とか「それでなぜ帳消しになるの?」とかは思いますね。同じことか(笑)。結局みんなが幸せになるのが、恋愛の話でしかないのかよっていうことにはやっぱり怒りがあって。たとえばバトルマンガだとすると、そもそも敵同士だったのに恋愛関係になると憎しみが帳消しになったり。それって現実でも似たようなことがあって、「大恋愛の末に結婚した」的なことが、あらゆる幸せの頂点に立ちがち。それこそ市場が違うはずなのに、恋愛が頂点と捉えられてしまう現状には、警告の笛を吹きたいですね。じゃあ結婚したあと何で生きていくんですかっていう。永井:それくらい今の社会のあり方が恋愛至上主義的になっているということかもしれません。一方で、人を好きになることって、「恋に落ちる」と表現するくらい、本当に滑り落ちるように、うっかりなってしまうものでもありますよね。それは市場とはかけ離れた話なんですけど、私は仮に自分が恋愛しているからといって、「お前も恋愛しろ」とは言いたくない。「恋愛から距離を置きたい」という人たちに対して、「恋愛しなきゃダメだよ」というメッセージを社会が暗黙裡に発してしまう状況ってどうなのかなとも感じました。桜林:自分自身からどうしようもなく湧き出てくる欲求の話と、自分の人生のストーリー。後者には当然、恋の相手も含めていろんな登場人物が出てくるんですけど、これを同じ“恋愛”の話とするからわからなくなるのかなっていうのは、ちょっと思いましたね。上手い分け方ってないのかな、とか。答えは全然出ませんが……。永井:答えを出すのではなく、問いが深く掘り下がっていくのが哲学対話なんです。さて、時間が来たのでここで終わります。桜林:ありがとうございました。※『anan』2024年2月21日号より。写真・枦木 功(nomadica)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2024年02月15日エコツーラボ合同会社は、VR動画と対話AIを駆使した次世代型の探究教材「沖縄バーチャル探究学習プログラム」を2024年4月にリリースするにあたり、無料モニターを募集します。画像1:教育旅行イメージサイト: モニター対象は、生徒、先生、保護者はじめ、教育関係者の皆さまです。モニター方法は、オンラインでの動画鑑賞となります。修学旅行のように、事前学習・体験学習・事後学習の3パートで構成され、それぞれ、1授業単位(40分)を所要時間としています。学校授業活用においては、多忙な先生の手間要らずで、即時活用できます。また、VR動画と対話AIを駆使して、生徒が自分で考え、自発的な行動を起こせるようなアクティブラーニング効果が期待できます。これにより、北海道の公立高校はじめ予算や日程的に困難な学校も、沖縄ならではの環境や平和などをバーチャル探究することができます。その探究効果もリアルを凌ぎます。例えば、実際の修学旅行で生徒全員でダイビングすることは、ほぼ不可能です。ほぼ100%の割合で、途中で怖くなるなど、数名のリタイアが発生します。しかし、バーチャルであれば、30mまで全員が安全に潜ることができます。また、時間軸も遡って、サンゴ白化などを体験することも可能となります。もちろん、高価なダイビング費用負担もありません。■リアル超えのバーチャル探究学習バーチャル探究学習は、現実の制約を越えて、様々な体験を可能にする強力なツールとして、教育の場での利用が増えてきています。本学習では、海中の危険な環境でサンゴ礁生態系をバーチャルダイビング探究します。それも一度きりでなく、探究が定着するまで何回でも繰り返し、水が恐い生徒もノーリスクで全員が深く探究できます。もちろん、高価なダイビング参加費などの経済的な制約もありません。事前学習では、サンゴ礁の環境破壊や気候変動の影響について学び、体験学習では、仮想ダイビングを通じて、健全なサンゴ礁と脆弱化したサンゴ礁の違いを体験できます。そして事後学習で、健全なサンゴ礁生態系を守るための脱炭素ライフスタイルを考えることが可能です。【事前学習】気候変動のメカニズムを探る地球全体の平均気温が上昇する現象を地球温暖化と呼びます。この原因の筆頭は「CO2 (二酸化炭素)」です。とは言うものの、CO2だけで温暖化を説明することはできません。では他に何があれば説明がつくのか。それは自然由来の「水蒸気」です。その温室効果はCO2の2倍から3倍に及び、気候変動の根幹に関わる因子となっています。この温暖化メカニズムを説明します。まず、人為起源のCO2が気温を1度上昇させると、大気中の水蒸気が7%増加し、さらに気温が上がります。これを「水蒸気フィードバック」と呼びます。ちなみにCO2と違い、水蒸気は上空で冷えると凝結し雨となって地上に降り注ぎつつ、海面からの蒸発で大気に水蒸気が戻ります。つまり水蒸気フィードバックで気温が上がれば上がるほど、雨量も増え続けます。これが近年の水害の大きな因子となっています。洪水で街が沈まないためにも「脱炭素ライフスタイル」へのシフトは待ったなしとなっています。【体験学習】気候変動のカナリア「サンゴ礁」沖縄随一のサンゴ礁生態系を、「宮古島バーチャル修学旅行」にて仮想体験します。沖縄方面に修学旅行が決定している学校も、他方面の学校も、気候変動のカナリア「サンゴ礁」をテーマに、SDGs探究学習ができます。実のところ、沖縄現地でのリアルなサンゴ礁体験は容易ではありません。その点、仮想体験動画なら、リアル超えのダイビング探究を全員参加で深めることができます。学習目標は、サンゴ礁をテーマに気候変動を掘り下げ、生徒たちと共に「脱炭素ライフスタイル」への道を探ることです。それゆえ、ブルーカーボンなどの脱炭素生態系という視点からも、サンゴ礁を探究します。悠久の彼方から、大気中のCO2を海中に貯蔵し続けてきたサンゴ礁生態系の壮大なメカニズムを学びます。このまま海中に溶け込む大気のCO2が増え続けると、海洋酸性化が進み、炭酸カルシウムの骨格をサンゴが造れなくなり、サンゴ礁が消失するリスクも探ります。貝類や甲殻類も然りです。やはり、サンゴ礁消失を回避するためにも「脱炭素ライフスタイル」へのシフトは待ったなしとなっています。【事後学習】大学や企業など社会が求める生徒像修学旅行が終われば、残りの学校生活も1年余り、進学や就職が大きな関心事となります。そんな中、社会は大きく変遷しようとしています。今後、大学や企業など社会が求める生徒像は、「持続可能な社会の創り手」となり、偏差値では判断できない新たな「生きる力」が求められます。大学や企業が生徒たちに問うのは、生徒時代の具体的な行動実績となります。つまり、残り1年の学校生活における行動実績です。社会に出たら「創り手」になるつもりだったでは、評価されません。しかし、多忙な先生方が総合探求の時間を費やし、生徒たちの脱炭素ライフスタイルへのシフトを果たすことは容易ではありません。微力ながら本動画教材がその一助になれば幸いです。なお、事後学習では、学校、友人、家族、個人などで取り組める「脱炭素ライフスタイル」の探究をサポートします。例えば、琵琶湖や霞ヶ浦に面した学校であれば、「マイボトル+学校給水」は理想的な試みとなり得ます。毎日飲む水の供給源である淡水湖の水質環境を保全するための行動は、脱炭素ライフスタイルへの変容を学校ぐるみで成し遂げることになるでしょう。■無料モニター募集の概要募集期間: 2月29日まで申込条件: 特になし申込方法: サイト内教材の予約を行ってください詳細URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月31日聴覚障害のあるアテンドとともに音のない世界で対話をするダイアログ・イン・サイレンス(静けさの中の対話)は、1998年にドイツでスタートし、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国など世界中で100万人以上が体験したエンターテイメントです。日本では2017年より期間限定での開催を続けています。ダイアログ・イン・サイレンスは、音を遮断するヘッドセットを装着した状態で、音声に頼らず対話をする達人である聴覚障害のあるアテンドや、ほかの参加者と表情やアイコンタクト、ボディーランゲージなど、声を出さずにコミュニケーションをとります。いつも頼っていた言葉を使わない対話は、人を信じる心、助け合う心を育て取り戻していくことができる稀有な体験となります。今回は10ヶ月ぶりの開催となるダイアログ・イン・サイレンス「LOVE IN SILENCE」(2024年1月13日(土)~2月25日(日)開催中)をご紹介します。言葉を使わない対話からLOVEを発見しやりとりする「LOVE IN SILENCE」Upload By 発達ナビ編集部ダイアログ・イン・サイレンスで開催中の「LOVE IN SILENCE」。聴覚障害のあるアテンドに導かれて、いくつかの部屋を90分かけてめぐっていきます。参加者はヘッドセットを装着し、声、言葉、手話を手放す部屋へ入ります。こうしたコミュニケーション手段を使えない状態になることで、自然と相手の目をしっかりと見て、相手が何を伝えようとしているのかを受け取ろうと全身を集中させるようになります。日常生活ではなかなか使うことがない集中力、そして相手の目を見て相手の発しているものを受け取ろうとする力、それが新しい対話の入口となっていきます。Upload By 発達ナビ編集部その後、手で表現する、表情で伝えるなど言葉や手話をつかわないサイレンスの世界での対話を深め、楽しんでいきます。言葉を手放したことで行われる密度の高い対話は、体裁をつくろわずまっすぐに伝え合うことを恐れない心の強さと相手を信頼する力を育ててくれます。いくつかの部屋を終えたあと、1つ目の部屋に入る前の自分と比べると明らかに何かの変化が生まれているはずです。Upload By 発達ナビ編集部ダイアログ・イン・サイレンスは、聴覚障害の擬似体験ではありません。言葉や音を使わないコミュニケーションを育む中で、耳の聞こえない人を知り、その生活や文化を想像し思いを馳せることができる体験です。2024年1月1日におこった能登半島地震では、障害者への支援不足という問題が叫ばれています。聴覚障害のある人は音声情報を得ることが困難であるため、避難所での食料の配布時間などが伝わらないなど、命にかかわる情報が届きづらい状態です。また、手話などの自分の言葉を使ったコミュニケーションがとれず孤独を抱えてしまう恐れが高いため、同じ障害のある人同士など対等の立場で話し合う「ピアカウンセリング」の必要性も高まっています。「LOVE IN SILENCE」での対話によって生まれる“LOVE”は、こういった困りごとの多い世界で助け合う心へとつながる一歩となります。だからこそ、今、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。ダイアログ・イン・サイレンス「LOVE IN SILENCE」チケット絶賛発売中Upload By 発達ナビ編集部【期間】2024年1月13日(土)~2月25日(日)【体験時間】90分【会場】ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」東京都港区海岸1丁目10番45号アトレ竹芝シアター棟1F【チケット】大人:3,850円学生:2,750円小学生:1,650円(税込)※クリックすると発達ナビのサイトから『ダイアログ・イン・サイレンス「LOVE IN SILENCE」』のページに遷移します。
2024年01月21日カノーロムージカ主催、『デュオ・フィオーレ10周年記念コンサート~対話、Dialog~』が2023年12月23日 (土)に東京オペラシティリサイタルホール(東京都新宿区西新宿3-20-2)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 石澤直子公式ホームページ 開催にあたってピアノデュオ「デュオ・フィオーレ」結成から10周年を迎えた2023年、皆様への感謝の意を込めて記念コンサートを開催いたします。『対話、Dialog』に表象されている事は、音楽作品が色々な人や環境に出会い影響を受けながら完成され、自と他とが直接関わり合うことの普遍的な真意・意義を伝えたいという趣旨です。今回はアレンスキー、ラフマニノフの二台ピアノのための組曲 第1番、第2番を選曲、アレンスキーとラフマニノフは師弟関係にあり、作曲をアレンスキーに学んでいたラフマニノフ、若きラフマニノフが師アレンスキーの影響をどのように音楽に映し出していたか、二人の類似点、相違点を探ります。他にも、クリスマス・シーズンに世界中で上演される、チャィコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』を二台ピアノで演奏致します。デュオ・フィオーレとは2011年、二台ピアノでのコンサート出演をきっかけに出会い、それぞれの音楽性に共感、意気投合してデュオを結成。2012年、岩崎淑氏のイタリア カラブリア州でのマスタークラスに二人で参加し、二台ピアノ、そしてそれぞれソロのコンサートにも出演。二台ピアノでの演奏は現地でも好評を博し、イタリアからの帰国後、室内楽グループ『カロローザ』の演奏会に出演。2013年12月21日、デビューCD『Duo Fiore』をリリースし、東京オペラシティにて発売記念コンサートを開催。各音楽雑誌でも高い評価を得ている。2014年、15年、17年、18年音楽フェスティバルin河口湖を開催。毎日新聞に掲載され、幅広い音楽活動を展開。2019年、1日2公演を別プログラムにて開催し、「音楽現代」2019年5月号で好評を得た。開催概要『デュオ・フィオーレ10周年記念コンサート ~対話、Dialog~』開催期間:2023年12月23日 (土)会場:東京オペラシティリサイタルホール(東京都新宿区西新宿3-20-2)■出演者ピアノ: 横井玲子・石澤直子■開催スケジュール12月23日(土) 13:30 開場/14:00 開演■チケット料金全席自由:4,000 円全席自由(ペア):7,000 円全席自由(学生):2,000 円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月11日対話型ビデオ通信で、占い師と直接対話や鑑定ができる占いライブ「テレパフォ占い」が、500円から参加できるライブに使えるお友達招待キャンペーンをスタートさせました。キャンペーンは2023年12月末日まで開催いたします。新感覚の占いサイトを体験する機会を提供いたします。詳細: ◆テレパフォ占いとは?2023年6月21日にスタートした今までにない新しい楽しみ方ができる占いサイトです。占い師と参加者が、1対1あるいは1対複数で、コミュニケーションがとれる「テレパフォ」という配信機能を使って行います。個別鑑定はもちろんですが、各占い師による個性的な占いライブがテレパフォ占いならではのサービス。500円とお手軽な金額から参加できます。VIPでグループ鑑定に参加すれば、10分程度の鑑定をしてもらうことも可能で、自分に合う占い師を探すこともできます。エンタメ要素の強いライブやファンミーティング的なライブ、タロット講座ライブなど、対話型ビデオ通信で、さまざまなスタイルの占いライブが体験できます。これまでの占いサイトとは違った、新しい占い体験をしていただけます。新感覚の占いライブ「テレパフォ占い」◆テレパフォ占い・7つの特徴テレパフォ占いには、新感覚の占いを楽しめる7つの特徴があります!<特徴1>ライブへの2つの参加方法すべてのライブは「一般参加」と「VIP参加」が用意され、その都度どちらかを選んでから参加します。ライブ配信の最低価格は500円で、占い師が両方の価格を決めます。「一般参加」は、ライブ視聴とテキストチャットで占い師と話せますが、「VIP参加」は顔出し・声出しができるので、推し占い師とお互いの顔を見ながら楽しくおしゃべりしたり、鑑定を受けたりできます。ライブ配信は占い師の設定により、最大200人まで参加可能です。ただし、VIP参加はライブごとに最大10人と決められているため、希少価値の高い参加方法になります。ライブ配信<特徴2>シークレットモードVIP参加は顔出し・声出しができますが、顔出しはちょっと恥ずかしいという時に使えるのがシークレットモードです。声はみんなに共有されますが、顔は占い師にだけ見え、VIP参加者同士や一般参加者にはアイコンの表示が見えます。<特徴3>お手頃価格のグループ鑑定ライブではグループ鑑定を行なっており、VIP参加では自分の悩みを鑑定してもらえます。多くのライブは60分程度・VIP参加は500円(*)からとお手頃価格なため、気軽にいろいろなライブを楽しめます。*占い師によるテレパフォ占い<特徴4>推しの占い師を発掘推しの占い師を探すことができます。詳しく知らない、プロフィールを読んだだけの占い師では、当たるのか?相性がいいのか?きちんとしたアドバイスをくれるのか?など不安が先立ち、占ってもらいたくても躊躇してしまうこともあるでしょう。テレパフォ占いを活用すれば、お気に入りの占い師を見つけることも簡単です。<特徴5>個別鑑定もグループ鑑定もどちらも楽しめる!1対1の個別鑑定も、ライブ配信で1対複数のグループ鑑定もどちらも可能。楽しみ方は自分次第です。<特徴6>新進気鋭の占い師がぞくぞく参加中!相談者思いの人格の素晴らしい方、個性的でユニークな方、駅頭などのリアル現場やメディアで活躍中の人気の方など、バラエティに富んだ秀逸な占い師が続々と集結しています。経験もスキルも違う個性的な占い師が揃う<特徴7>占いのスキルアップグループ配信において、ほかの方が占ってもらっている姿を見ることで、占いを学ぶこともできます。占い師になりたい方も、趣味で占いをしている方も楽しみながらスキルアップを目指せます。◆テレパフォ占いライブ参加者の感想・外出しないで、対面鑑定を受けられるなんて、おどろきでしたがとてもよかったです。・質の高い占い師さんがそろっているので、どの占い師さんも魅力的!・占いの結果が自分に刺さりました!・リーズナブルな価格なので、参加しやすかった!・チャットは意外と打つのが大変。声で会話ができるなんて、本当に楽しくて楽しくて時間が足りませんでした♪・家でゆっくり過ごしながら、対面のように占ってもらえるのはとってもいいです!・和気あいあいとおしゃべりできたのが楽しかった!・顔を見てもらいながら占ってもらえるとよりリアルに占ってもらえるなと思いました♪コウモリがキャラクター◆お友達招待キャンペーンテレパフォ占いに登録後、お友達を招待した方にも招待された方にも、占いライブの予約で使えるクーポンをプレゼントします!<お友達を招待した方>200pt分のクーポンを進呈 <お友達を招待された方>500pt分のクーポンを進呈 *クーポン利用に関する詳しい内容はこちら キャラクターのコウモリがプレゼントを運ぶ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月24日【銀座に食と対話で体が整う場所「栄養院ひふみ」OPEN】『便秘の神様』著者・長井佳代がプロデュース株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は、『便秘の神様』( 著者の長井佳代氏が、"食と対話でこころ体を整える"サロン・栄養院ひふみを2023年6月18日(土)にオープンしたことをお伝えいたします。栄養院ひふみについて栄養院ひふみについて栄養院は、"食と対話でこころ体を整える"サロンです。従来の栄養指導は、病気になってから病院で行われるものでした。栄養院ひふみでは管理栄養士が常駐し、乳がんなどの病気の予防、ダイエットの悩みや便秘といった不調を改善するための栄養カウンセリングを行っています。栄養院ひふみの栄養外来は、伝えて終わりではなく、【食べる栄養外来】です。実際に普段どんなものを食べたらいいのか?どうやって忙しい毎日の中で実践していけばいいのかを、あなたのための処方箋プレートで実際に食べて体感していただけます。栄養院ひふみ店舗情報東京都中央区銀座1丁目23-8 平凡商事音響ビル1階カウンター2席テーブル8席(4テーブル)♦ HP: ♦ Facebook : ♦ Instagram : ♦ Twitter: ※料理教室や食・健康・美にまつわるイベントも随時開催しています。長井佳代(ながい・かよ)プロフィール長井佳代栄養院創始者 管理栄養士 1979年生まれ武庫川女子大学卒業後、病院勤務、料理講師を経てヘルスケア企業にて栄養指導に従事。 2010年に独立し、フィットネスクラブやクリニックなどで栄養指導を行う。 心が自由になると不思議と便秘も解消する。こうした自身の体験からその人の 本音を引き出す栄養指導を心がけたところ「受けただけで元気になる」「心のカウンセリングまでしてもらったみたい」と好評に。将来のビジョンは健康なうちに自分の体を食でケアできる社会システムを作ること。栄養院を創設し栄養指導を行うほか、栄養指導者の育成にも力を注ぐ。【書籍情報】便秘の神様便秘の神様タイトル:便秘の神様著者:長井佳代ページ数:224ページ価格:1,485円(10%税込)発行日:2022年5月19日ISBN:978-4-86667-383-7書籍情報ページ: amazon: 楽天: 【目次】序章便秘は心の目詰まりです第1章ヨーグルトでは治りません!第2章イライラは便秘の温床です!第3章プロテインはやめなさい!第4章便秘薬は捨てて!第5章腹筋じゃダメよ!第6章繊維リッチな暮らしを目指しなさい!終章それぞれの旅立ち 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月07日株式会社レベルエンター(本社:東京都港区、代表取締役:山本 大)は、ChatGPTをベースとした即戦力エンジニアの育成を支援する対話型伴走型学習サービス「on-boarding」のBeta版をリリースいたします。「on-boarding」は、ChatGPTを用いて個人に最適化したアジャスティブな学習環境により、未経験やスキルチェンジを必要とする中途採用者でも即戦力エンジニアに成長できるよう支援します。テクノロジースタートアップ企業に特化した対話型伴走型学習サービスで、経営者や採用担当者、現場エンジニアの課題を解決することを目的としています。「on-boarding」: LPトップページ[概要]on-boardingは、ソフトウェアスタートアップ企業に特化した対話型伴走型学習サービスです。未経験者やスキルチェンジを必要とする中途採用者を対象に、1日15分のメンターによる伴走やChatGPTによるアジャスティブな演習課題設定などを通じて、無理なくスキルアップを支援します。人とChatGPTのハイブリッドなチャットによる常時サポートも提供しています。GPT演習プラットフォーム概要[対象顧客]on-boardingは、テクノロジースタートアップ企業を対象としています。経営者や求人採用担当者、未経験者やスキルチェンジを必要とする中途採用者、現場エンジニアなど、エンジニア採用に関わるあらゆる人々に向けて、即戦力エンジニアの育成を支援します。[対象とする顧客課題]エンジニアの中途採用に関する課題を解決します。特に、未経験や経験浅、または経験はあるがスキルセットにミスマッチがあるようなエンジニアを短期間のうちに即戦力級に育てることを目標としています。経営者や求人採用担当者は、事業の拡大に必要なエンジニアが求められる中で、経験者不足やスキルミスマッチなどの課題を抱えています。また求職者は、スキルレベルの要求が高すぎたり、業務内容が合わない場合などに不安を感じ、転職を躊躇しています。これまで数多くのテクノロジースタートアップが無理な拡大に伴って、ミスマッチしたままの状態でエンジニアを採用しています。現場では育成負担が高く現場が受け入れられない状態となり、結果的に放置する状態になり離職率高いという状況が数多く発生していました。求人と採用に多額のコストをかけながらも、受け入れ態勢が整っていないために不幸な状況がありました。取り扱う課題[詳細サイト]予定月額、ウィッシュリストは以下LPよりご確認ください。 [会社概要]商号 : 株式会社レベルエンター代表者 : 代表取締役 山本 大本店所在地: 東京都港区芝5-32-12 シャーメゾンステージ田町3F事業内容 : 若年層向けプログラミング教育、IT研修、テキスト開発、ソフトウェア開発URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月11日高校銃乱射事件の被害者家族と加害者家族による緊迫の対話を描く『対峙』より本編映像が解禁された。映画『キャビン』などで知られる俳優出身のフラン・クランツが初監督・初脚本を務めた本作。英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部門でノミネート、釜山国際映画祭フラッシュフォワード部門観客賞をはじめ各国の映画賞43部門で受賞の話題作だ。この度解禁されたのは、銃乱射事件の被害者両親と加害者両親という4人による人生の全てをかけた対話が核心へと迫っていく本編映像。被害者の母親が、加害者の両親に「息子さんについて何もかも話してください」と切り出す様子を捉えていく。アメリカのある田舎町の美しい並木通り沿いに建つ小さな教会。その奥にある個室で、高校銃乱射事件の被害者両親と加害者両親が対面していた。被害者の母親ゲイル(マーサ・プリンプトン)が用意していた亡くなった息子の幼い頃の写真を見た加害者の母親リンダ(アン・ダウド)は嗚咽するほど泣き出してしまい、ゲイルはその写真を取り上げるように片付けてしまう。そして、被害者の父親ジェイ(ジェイソン・アイザックス)と加害者の父親リチャード(リード・バーニー)は、事件被害者への公的支援や国による銃規制のあり方などなぜか会合の目的とは全く関係のない議論を始めてしまう。この本編シーンは、ゲイルがそれを「なぜそんな話をするの?」と不満そうに制止するところから始まる。しかし、リチャードは「人は責めることで何かを変える方法を見つける。だが、それを問いたい」と、一般論で語ることをやめようとしない。それに対し、ゲイルは「答えを知りたい。責めるとは何のこと?あなたにとって」などとリチャードに問いただす。ゲイルは、リチャードに“自分の言葉”で語ってほしいのだ。ジェイに「詰問するのではなく、記憶を探ろう」と諭されたゲイルは、「では、覚えていることを話してください。息子さんについて」と切り出し、相手両親からの問いに「うちの息子を殺したからよ」と告げる。凍り付く3人と、それを痛々しい笑顔を浮かべながら見つめるゲイルが映し出される。2018年にパークランドの高校で起きた銃乱射事件のニュースで泣きながらインタビューに答える父兄の言葉に激しく動揺し、学校内銃撃事件について個人的に深く掘り下げるようになったというクランツ監督は、「この題材を映画にしようと思うよりも先に、なぜか分からないけど激しく心を揺さぶられてしまったんだ」とふり返り、様々なリサーチをする中でこれが映画のテーマになり得ることに気づき、脚本を書き始めた。その中で、コロンバイン高校銃乱射事件などにおける加害者の母親の姿からリンダというキャラクターを作るに当たって大きなインスピレーションを受けたという。この本編シーンからは、ゲイルがリチャードの“自分の気持ち”を聞きたいと願う中、ジェイとリチャードの言動からは理知的であろうとする一方でどこか当事者性に欠ける様子もうかがえ、それぞれで事件との向き合い方に明確な違いがあることが伝わってくる。4人のうちクランツ監督が最も共感を覚えるキャラクターであるというゲイルを演じたマーサ・プリンプトンは、「ゲイルはまるで凍ってしまったかのような女性です。身動きが取れなくなっているんです。夫を愛してはいるけれど、前に進めなくなって距離が開いてしまっている。必死に出口を求めているけれど、そこにたどり着けないでいる。ゲイルという役柄が自分をどこまで連れていってくれるのか、知りたくなりました」とふり返る。また、かねてから出演を確約していたというベテラン俳優リード・バーニーは、生き続けるために懸命に努力してきたリチャードに深い同情を覚えたという。「リチャードは愚かにも、事件のことはすべて過去に置いてきたと思っているんじゃないかな。彼がこの会合に参加したくなかったのは明らかだ。出席はしても、非難されるつもりもないし、場の雰囲気におじけづくつもりもない。彼にしてみれば、この会合は自分のかさぶたに触るようなものなんだ。彼の心は後悔の念や、解消されていない痛みでいっぱいなんだ。そういうものを抱えながら生きているリチャードは本当に痛ましいよ」とキャラクターを分析する。人生の全てをかけた対話の先に、4人に待ち受けるものとは…?その後の心揺さぶられる展開を予感させる、本編映像となっている。『対峙』は2月10日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:対峙 2023年2月10日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2020 7 ECCLES STREET LLC
2023年02月06日高校銃乱射事件で共に息子を失った被害者と加害者の両親の再会と対話を描いた映画『MASS』(原題)が、邦題『対峙』として2023年2月10日(金)に日本公開決定。この対話の圧倒的な緊迫感が伝わる特報映像とポスタービジュアルも解禁となった。アメリカのある高校で生徒による銃乱射事件が発生し、多くの同級生が死亡。犯人の少年もそのまま校内で自ら命を絶った。それから6年、事件で息子を殺された“被害者”の両親と、事件を起こした“加害者”の両親が、セラピストの勧めで対面することになる――。ほぼ全編にわたり、それぞれの両親を演じた主要キャスト4人よる密室の会話劇という斬新でチャレンジングな設定ながら、本作は英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部門でノミネート、釜山国際映画祭フラッシュフォワード部門観客賞をはじめ各国の映画賞43部門で受賞。「Rotten Tomatoes」では批評家95%・観客90%FRESH(11月14日時点)という評価を獲得している。監督・脚本は、映画『キャビン』やTVシリーズ「ドールハウス」などで知られる俳優出身のフラン・クランツ。これが初監督・初脚本作品。緻密な脚本と演出により、密室4人の限られた設定ながら、どんなスリラーにも勝るほどの緊迫感に満ちた物語を作りあげた。加害者の母による「私は人殺しを育てた」という言葉で幕を開ける特報映像は、4人の対話の行方が気にならずにはいられない映像に仕上がっている。俳優たちの圧倒的な演技も大きな見どころのひとつで、“加害者”の父親を「ハウス・オブ・カード野望の階段」シリーズなどのリード・バーニー、そのかつての妻で加害者の母親を『へレディタリー/継承』「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のアン・ダウド。その2人と対峙することになる“被害者”の父親を『ハリー・ポッター』シリーズのジェイソン・アイザックス、その妻で被害者の母親を『グーニーズ』「シングルパパの育児奮闘記」などのマーサ・プリンプトンがそれぞれ演じる。この4人の熱演は多くの映画賞でベスト・アンサンブル賞を受賞。キャラクターに命を吹き込む演技により生み出される臨場感は、観る者の胸をもえぐるに違いない。『対峙』は2023年2月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年11月22日カンヌ国際映画祭2020「監督週間」選出ほか世界で論争を呼ぶドキュメンタリー映画『暴力をめぐる対話』から、予告編と監督のダヴィッド・デュフレーヌのコメントが到着した。抑圧され傷を負った市民や、警察関係組織、弁護士、社会学者、心理セラピストほか24人にデモの現場を映した数多の映像を提示して、対話を促し、疑問を語り合っていく本作。この度の予告編では、2018年からフランス政府への抗議が続く黄色いベスト運動における警官隊と市民の衝突の映像を基に、警察の暴力をめぐる出演者たちの白熱した対話が次々と映し出される。「デモ隊の破壊行為を放置するのか?」「みんな警棒で殴られていた」など、傷を負った当事者、警察関係組織、弁護士らが互いの見解を語り合い、正義と呼ばれる「暴力」の原因と結果を考究していく。警官による暴力行為を市民がTwitterに投稿・報告する“Allo Place Beauvau”をWEB上で管理する中で、多くのデモが抑圧の対象となり、死傷者を生む凄惨な武力鎮圧の増大を目の当たりにしたダヴィッド・デュフレーヌ監督。「この映画が遠く離れた地で公開されることを知り、この上ない喜びを感じています。なぜなら、これこそが映画の力だから。人々の意見や視点、そしてその相違を、空間と時間の旅へと送り出すことができるのが映画だからです」とコメント、「私は2012年に別の作品『Fort McMoney』で東京を訪れたこともあったので、なおさらです。最高です」と語る。「日本の警察の行いや市民との関係性についての知識はありませんが、ぜひ知りたいと思っています。この映画が公開されることで、ひょっとしたら反響が得られるかもしれません。一つ確かなことは、全ての民主主義国家は今まさに岐路に立っているということです。国民の前で、警察はどのように振る舞うことができ、またできないのか?警察はどんな秩序を守るのか?改めて、この映画が日本で公開されることを大変嬉しく思います」と明かした。『暴力をめぐる対話』は9月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暴力をめぐる対話 2022年9月24日よりユーロスペースほか全国にて公開© Le Bureau - Jour2Fête – 2020
2022年08月24日株式会社エンパブリック(東京都文京区、代表取締役:広石拓司)は、育児をしながら仕事する人の多くが抱える両立やキャリアの葛藤や課題を、他者との対話を通じて解決の糸口を自ら見つけていく対話の場「育休後カフェ®」を主宰するファシリテーターの養成講座「実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方」を、育休後コンサルタント®の山口理栄氏と共同で開催いたします。『実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方~育休後カフェ®・ファシリテーター講座』 実践を通して学ぶ!育休・復職後の働き方・キャリアを考える場のつくり方~育休後カフェ・ファシリテータ講座(第9期) : 仕事と育児の両立は、育休や復職の支援制度の充実もありながらも、現在でも多くの人が悩んでいる課題です。また、コロナ禍を経て、改めて働き方や暮らし方を見直す人も増えています。仕事と育児の両立をプライベートな課題と考えて一人で抱え込んでしまう人も多く、職場または地域で、自身の働き方や課題を話し合える機会は、まだまだ不足しています。そこで、「仕事と育児の両立」「子育て中のキャリア」などについて話し合える対話の場をつくり、運営するノウハウやスキルを学べる「育休後カフェ®・ファシリテーター講座」を開催します。講師は、育休後コンサルタント®として、10年以上、企業向けの育休後職場復帰セミナーや管理職向け研修を実施すると共に、復職後の悩みを男女問わず当事者が集まって対話する育休後カフェ®の提唱者である山口理栄氏と、場づくりの担い手、ファシリテーター育成、ワークショップ開発の専門家でもあるエンパブリック代表の広石が担当します。また、講座では座学だけでなく、対話やワークショップの実践体験も組み合わせ、すぐに活かせる知識やスキルを習得していきます。講座修了後は、育休後カフェ®・ファシリテーターに認定され、これまでの70人以上の修了生と連携しながら活動できます。今回、育休・復職をめぐる社会情勢や企業の対応の変化に対応し、より現状にあった対話を実施できるよう講座内容をリニューアル。第1弾講座を2022年8月に開催します。開講にあたって、育休後カフェ®の可能性を体験できる山口氏主宰の育休後カフェ「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?~夫婦で考える子育てと仕事の両立」も開催します。講座概要日時:キックオフ2022年8月6日(土)~実践ふりかえり11月20日(日)*オンデマンド動画教材による事前学習、体験会は7月に開催。参加費:28,000円(税込み)定員:30名対象者:仕事と育児の両立を考える対話を行っていきたい方、職場おいて育休を取得した女性・男性をサポートする仕組みをつくりたい方、自分の経験を活かして後輩の応援をしたい方等スケジュール・プログラム詳細: 育休後カフェ®体験会の開催概要育休後カフェ®「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?~夫婦で考える子育てと仕事の両立」・ファシリテーター山口理栄(育休後コンサルタント®)・2022年7月31日(日)10:00~12:00オンライン開催・育休後カフェ®を体験できる場です。受講をお考えの方はご参加ください。また、公開イベントとして、一般の方の参加も可能です。詳細・申込 育休後カフェ®とは育休後カフェ®は、子育てしながら働く葛藤や不安、悩みを共有し、育児と仕事の両立、これからのキャリアについて対話する場です。育休後コンサルタント®の山口理栄氏が2011年に提唱し活動を始めました。また、株式会社エンパブリックでは、育休後カフェ®のような対話の場を広げることを目的に、場を主宰できるスキルと知識を持った育休後カフェ®・ファシリテーターの養成を、山口理栄氏と共同で取り組んできました。これまで約70名のファシリテーターを輩出し、各地で多様なテーマで育休後カフェ®を展開しています。講座情報詳細スケジュール1.事前講座(e-ラーニング)2022年7月15日から視聴開始1)産休・育休・復帰の制度・現状・課題に関する基礎知識2)育休・復職・キャリアについての対話の場づくりの基礎2.育休後カフェ®体験「『男は仕事』の呪縛を超えていくには?」7月31日(日)10:00~12:003.キックオフ・ゼミ8 月6日(土)13:00~16:004.ワークショップの実践体験(8月~11月)5.実践ふりかえりゼミ11月20日(日) 10:00~12:00講師〇山口 理栄(育休後コンサルタント ®)株式会社山口企画 代表取締役総合電機メーカーにて、2度育休を取り、部長職まで務めた後、2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。2010年6月育休後コンサルタント®として独立。法人向けに毎年100件以上の育休後職場復帰セミナーや管理職向け研修を実施してきたことに加え、個人向けに2011年から育休後カフェ®を実施、47都道府県チャレンジ実施中(あと14府県)。2021年からは、青山学院大学にてITリカレント教育の企画・運営に携わる。企業の考え方も、働く親の気持ちも深く理解する「育休後」のプロフェッショナル。≪山口企画のサイト≫ 〇広石拓司(エンパブリック代表)思いのある誰もが新しい仕事をつくれる社会に向けて、対話を通して個人から始まるソーシャルイノベーションの仕組みづくり、社会課題解決型事業の開発につながる場づくりを実践。多様な担い手がコレクティブに協働して社会システムを変えていく「ソーシャル・プロジェクト」の実践ノウハウの体系化に取り組む。本プログラム開催の背景子育てと仕事の両立を「子供の成長を見守りながら、自身のキャリアについても考えたい」と前向きに考える人は増えてきています。また、産休・育休制度の広がり、働き方改革、女性管理職比率向上、コロナによる働き方の多様化等など制度や環境は整いつつあります。しかし、制度も環境も整い選択肢も増えていても、実際には、職場での気まずさや過度な配慮、思うようにならないキャリアと育児など、常に様々な不安・葛藤を感じながら、仕事や育児をしている人がほとんどというのが実態です。また、男性の育休取得者が増えてきた中で、これまで女性が味わってきた葛藤や不安を男性も感じるようになってきており、仕事と育児の両立における課題も多様化してきています。これらの育児と仕事の両立おける課題や、それぞれが抱く葛藤や悩みは、対話による他者とのコミュニケーションを通じて、自らで解決の糸口を見つけていくことができます。しかし、現状、地域においても、職場においても、家庭においても、子育てではなく「子育て中のキャリア」についてコミュニケーションをする機会はほとんどなく、そうした状況が、ますます、両立を目指す人の孤立、仕事と子育ての悩みを深くしています。キャリアや子育てと育児の両立についての価値観は多様で、正解はありません。だからこそ、多様な人が、建設的で、前向きにお互いの意見から学び合うためには、ファシリテーターの存在が欠かせません。また、ファシリテーターは、自身の価値観に偏ることなく、場の運営を行うためには、仕事と育児の両立やジェンダー平等等についての知識を持ち、視座高く場を運営することも求められます。育休後カフェ®・ファシリテーターに育休後カフェは、対話を通して、それぞれが自分らしい働き方、生き方を自らが見つけていく場です。会社概要2008年創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・組織の人たちが知恵と力を持ち寄る場づくりと、社会課題解決型の事業開発や起業に役立つプログラムを提供している。商号: 株式会社エンパブリック代表者: 代表取締役広石拓司所在地: 〒113-0032東京都文京区弥生2-12-3 2階設立: 2008年5月事業内容: 地域コミュニティ醸成支援、社会起業・サステナビリティ経営の開発支援と担い手育成資本金: 400万円URL: お問い合わせ先株式会社エンパブリック担当:矢部、新村電話番号:03-6303-3195E-mail: info@empublic.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月30日6月1日(水)に初日を迎えた、新国立劇場の演劇『貴婦人の来訪』の舞台写真が届いた。シリーズ『声議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語』第三弾となる、フリードリッヒ・デュレンマットの代表作『貴婦人の来訪』。1956年に初演された本作は、全体主義へと傾倒していった社会への痛烈なアンチテーゼとして話題を呼び、その後、世界各国で多くの演出家の手によって上演され、舞台のみならず、映画やオペラ、ミュージカルとしても上演され続けている。議論を重ねた上での他者との対話が、人間関係にどのような影響を及ぼし、どのような社会を形成するのか。演出に、新国立劇場では『どん底』での大胆でユニークな演出も記憶に新しい五戸真理枝を迎えた。開幕にあたり、演出の五戸真理枝からは下記のコメントが寄せられている。【コメント】■演出:五戸真理枝遊び心であふれかえった『貴婦人の来訪』が出来上がりました。戯曲に刻まれた人間社会への厳しい批判や絶望感は、舞台の上で、笑いや悲しみや楽しさ、美しさに変換されます。デュレンマットが、そして今回のキャスト、スタッフの面々が、議論を重ね、正論や極論を超えたところにある解を真摯に探求した結果、人間批判をどんな舞台表現に昇華したのか。お客様に体感していただきたいと思っております。これは、不安を抱え未来を疑いながら生きる人の心にも、深く共鳴しうる物語。さて、ここからどこへ行きましょうかと、前進する、あるいはその場にとどまる元気をくれる物語だと感じています。劇場で繰り広げられる対話に、是非ご参加ください。【公演概要】会場:新国立劇場小劇場公演日程:6月1日(水)~19日(日)作:フリードリヒ・デュレンマット翻訳:小山ゆうな演出:五戸真理枝芸術監督:小川絵梨子主催:新国立劇場出演:秋山菜津子、相島一之山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子高田賢一、清田智彦、谷山知宏、高倉直人、田中穂先、福本鴻介、田村真央※高倉直人の「高」は正式にははしごだか【チケット】一般発売中料金(税込):A席7,700円B席3,300円公演詳細: チケットに関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999(10:00~18:00)
2022年06月02日イケムラレイコと塩田千春の対話集『手の中に抱く宇宙 イケムラレイコ+塩田千春 対話集』の刊行記念展が4月2日(土)より、銀座 蔦屋書店で開催される。ドイツ・ベルリンを拠点に世界で活躍する現代アーティスト、イケムラレイコと塩田千春。2021年には名古屋にて二人展を開催し、その中ではコラボレーションドローイングも出品され話題になった。『手の中に抱く宇宙 イケムラレイコ+塩田千春 対話集』はロックダウンで移動が制限されていた期間に互いの家を行き来し対話を重ねながら、展示や作品制作について語りあった記録。この刊行を記念した本展では、2021年の二人展「手の中に抱く宇宙展」(KENJI TAKI GALLERY・名古屋)に出品したイケムラと塩田それぞれの作品、共作のドローイング、そして新作のコラボレーション作品も初披露となる。さらに石を持ったイケムラ自身の手がスキャンされた写真に塩田が赤い糸を縫い重ねた作品も、対話集とのセットでエディション版画として数量限定販売。こちらは4月1日(金)10時よりオンラインにてエントリー受付が開始予定だ。心の対話から宇宙へとつながる希少なコラボレーションを対話集、作品の両面からぜひ鑑賞してほしい。■展示情報『手の中に抱く宇宙イケムラレイコ+塩田千春 対話集』刊行記念展4月2日(土)~4月13日(水)時間:11:00-20:00 ※最終日のみ、18時閉場会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)入場:無料特集ページ: ■リリース情報『手の中に抱く宇宙イケムラレイコ+塩田千春 対話集』4月15日発売(銀座 蔦屋書店で4月2日より先行発売)定価:3,300円(税込)限定特装版オンラインエントリー受付期間:4月1日(金)10:00~ 4月14日(木)17:00「OIL by 美術手帖」にて、4月1日(金)10時より開始。予告ページ: 特設サイトURL: (4月1日(金)10時に公開)<エディション版画作品>石を持ったイケムラ自身の手がスキャンされた写真に、 塩田が赤い糸を縫い重ねたコレボレーション版画作品。『Planet in Hands』(2種各ED30)作品サイズ:27.7cm×39.7cm/19cm×25.5cmお届け:2022年6月中予定※制作の進行によりお届けが早まる場合があります。※エディションナンバー入り、 アーティストサイン入り、 額装あり※版画作品のみの販売はありません。 版画作品1つに対談集1冊が付きます。※詳細は4月1日(金)に公開の特設サイトにてご確認ください。
2022年03月24日対話型レズ風俗「Relieve」オーナー兼キャストで、『レズ風俗で働く私が、他人の人生に本気でぶつかってきた話』(河出書房新社)著者の橘みつさんが、日本最大級の動画サービス「niconico」にて、ニコニコチャンネル「橘みっちゃんねる」を開設しました。当チャンネルは、 橘みつさんが「世の中の"ふつう"からちょっと"はみ出してる"感じを一緒に考える」ことをテーマに、ニコニコ生放送ならではのコメント機能やアンケート機能も活用し、視聴者の皆様とコミュニケーションをとりながら一緒に作る生配信番組です。1週間の真ん中水曜日の夜8時~、橘さんといっしょに日常の中で擦り切れた気持ちを癒したり、何かを発見する小さな「きっかけ」が生まれるような番組作りに参加していただける会員の方を募集しています。チャンネル会員になると、会員限定パートを含む生放送全編をご視聴いただけるほか、チャンネル会員特典として橘みつさんが、一人ひとりに向けて語るオリジナルボイスメッセージを特別価格で応募・購入することができます。ニコニコチャンネル「橘みっちゃんねる」概要■チャンネルURL: ■配信日時:水曜日20時~21時00分(予定)■月額料金:880円(税込)■会員特典:月1回以上の生配信の視聴、アーカイブの無制限視聴(「タイムシフト」視聴は1週間限定)、オリジナルボイスメッセージなど※放送日時は変更の可能性があります。※見逃し視聴可能な「タイムシフト予約」も可能です。チャンネル開設記念Twitterキャンペーンも実施中!ツイッターアカウント「@333tachibana_ch」をフォロー&リツイートしてくださった方の中から、抽選で3名様に橘みつさん執筆の『レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話』サイン入り日本語版、台湾版をプレゼント!【応募方法】①「@333tachibana_ch」 をフォロー②投稿をリツイート※2021/12/5 (日)まで※当選者にDMにて発表【橘みつプロフィール】1993年生。対話型レズ風俗「Relieve」オーナー兼キャスト。新卒で就職するも3ヶ月で職を失う。銀座のクラブ、百貨店の販売員など転々とした後、レズ風俗店で働き始める。18年2月独立し現店舗を開業。著書に『レズ風俗で働く私が、他人の人生に本気でぶつかってきた話』(河出書房新社)。 : 橘みっちゃんねる(チャンネルスタッフ) - ニコニコチャンネル:エンタメ : レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話 | 橘みつ |本 | 通販 | Amazon : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月01日新国立劇場における2021 / 2022シーズン演劇「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」の『アンチポデス』、『ロビー・ヒーロー』、『貴婦人の来訪』3作品の出演者が決定した。小川絵梨子芸術監督による4年目のシリーズ企画は「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。対面を避け言葉だけのコミュニケーションとそのツールを手に入れた現代人が一方的に投げつける、あるいは、投げつけられる言葉。その多くは時に正論のようでただの批判になっていないだろうか、極論をぶつけるだけで議論として成立さえしていないのではないか、相手を傷つけることが目的になっていないか。直接耳に届く声と、内なる声に耳を傾け、そこから始まる議論や対話を描く作品が並ぶ。第1弾は『フリック』で 2014年ピューリッツァー賞も受賞したアニー・ベイカーによる演劇『アンチポデス』。「地球の裏側」を意味するタイトルを冠した戯曲に登場するのは、閉ざされた部屋で物語を作り出す、という作業をしている8人の男女。「人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい」というテーマのもとおくる「ものがたりを紡ぐ“言葉”にまつわる物語」。危機に陥った世界にとって「ものがたり」がどのような価値を持つのか、観客と一緒に考えたいと、小川絵梨子自らが演出を務める。出演は白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香。シリーズ第2弾は、2017年アカデミー賞脚本賞受賞で話題となった映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケネス・ロナーガンが執筆した『ロビー・ヒーロー』。自分のやりたいことを見いだせずロビーの警備員として過ごしている若者が、おもわず口を滑らせてしまったことから起きるトラブルとその顛末を描く。ジェンダーや上司と部下、人種など、さまざまな格差のレイヤーがある中で、彼なりに考えて起こした行動は、果たして正義なのか、正論とはいったい何なのか。自己承認欲求がSNSであふれ出す現在、さまざまな角度から考えられ身近に感じる戯曲となっている。2001年にオフ・ブロードウェイ初演、翌年にはウエストエンドで上演、18年にはブロードウェイでリバイバル上演された本作を、新国立劇場初登場の桑原裕子を演出に迎え、日本初演で立ち上げる。出演は中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎。第3弾は、フリードリッヒ・デュレンマットの代表作『貴婦人の来訪』だ。1956年に初演された本作は、全体主義へと傾倒していった社会への痛烈なアンチテーゼとして話題を呼び、その後は世界各国で多くの演出家の手によって上演。舞台のみならず、映画やオペラ、ミュージカルとしても上演され続けている名作である。議論を重ねた上での他者との対話が、人間関係にどのような影響を及ぼし、どのような社会を形成するのか。演出に、新国立劇場では『どん底』での大胆でユニークな演出も記憶に新しい五戸真理枝を迎えて届けるシリーズ最終作。出演は秋山菜津子、相島一之、山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子、高田賢一、清田智彦、谷山知宏、髙倉直人、福本鴻介、田村真央ほか。魅力的なラインナップが揃った「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。第1弾『アンチポデス』は2022年4月8日より上演予定。■公演情報「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.1『アンチポデス』2022年4月8日(金)~24日(日)<プレビュー公演:4月3日(日)・4日(月)>会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年3月13日(日)料金:A席7,700 円 / B席3,300円(税込)<プレビュー公演:A席5,500円 / B席2,200円(税込)>公演詳細: 出演:白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.2『ロビー・ヒーロー』2022年5月6日(金)~22日(日)<プレビュー公演:5月1日(日) ・ 2日(月)>会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年4月10日(日)料金:本公演A席7,700円 / B席 3,300円(税込)<プレビュー公演:A席 5,500円 / B席2,200円(税込)>公演詳細: 出演:中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.3『貴婦人の来訪』2022年6月1日(水)~19日(日)会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年5月7日(土)料金:A席7,700円 / B席3,300円(税込)公演詳細: 出演:秋山菜津子、相島一之山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子、高田賢一、清田智彦、谷山知宏、髙倉直人、福本鴻介、田村真央 ほか<シリーズ「声」演劇3作品通し券>20,700円(正価23,100円のところ、10%オフ)※購入特典として「プラスワンチケット 10%割引きクーポン」をもれなくプレゼント!詳細:
2021年11月10日サッカーをするにも、社会で生きていくにもコミュニケーション能力は必要不可欠です。一方で、コミュニケーション能力って何? と思っている人もいるでしょう。この記事では、コミュニケーション能力の概要から高めるためのポイントまで解説します。子どものコミュニケーション能力が低い、鍛えるにはどうすればいいのか知りたい、といった方はぜひ参考にしてください。コミュニケーション能力とはコミュニケーション能力とは、相手の話を聞いて、自分の意思をしっかり伝えることができる、つまり意思疎通ができる、ということだと考えてください。コミュニケーション能力が高い人と聞くと「誰とでも話ができる人」「話すのが上手な人」といった外向的なイメージを抱く人もいるでしょう。しかし、必ずしも外向的であることがコミュニケーション能力の高さと一致するわけではありません。コミュニケーションは、自分だけでなく相手がいて成立するものです。そのため、いくら外向的であっても、自分のことばかりを一方的に話す人、相手の事情や考えを考慮しない人は、コミュニケーション能力が高いとはいえません。コミュニケーション能力はあらゆる場面で欠かせないサッカーはもちろん、社会で生きていくうえでもコミュニケーション能力は欠かせません。例えば、サッカーにおいてはプレーをする際にお互いの意図やタイミングなどをコミュニケーションを通してすり合わせる必要があります。ここで自分の意見ばかり伝えてしまう、自己PRばかりする、相手の話をちゃんと聞かないといったことが起こると、思ったようなプレーはできないでしょう。また、学校や職場などで社会生活を送るうえでは、お互いのことを理解したうえで自分の考えを伝えるといったことが日常的に発生します。このように、コミュニケーション能力が必要となる場面は非常に多いといえます。そのため、普段の生活の中からコミュニケーション能力を向上させる取り組みは必要不可欠です。昨今は子どものコミュニケーション能力の向上が難しい時代日本では少子化が進んでいることもあり一人っ子も多く、身近な話し相手となる兄弟や姉妹がいないため、コミュニケーションの機会が少なくなっているケースもあります。また、両親が共働きで家庭内でコミュニケーション時間が短くなっている子どももいます。さらに、現在の子どもたちは、インターネットやSNS、スマートフォンなどが当たり前の時代に生まれているため、お互いの顔を見ながらコミュニケーションをとることを苦手に感じている子も少なくないでしょう。このように昨今の日本は、子どものコミュニケーション能力を向上させるうえでは、難しい状況だといえます。コミュニケーション能力を向上させるには先述の通り、子どもの中にはコミュニケーションを取る機会が減っているケースも少なくありません。一方で、日常生活のちょっとした場面でコミュニケーション能力を養うことは可能です。例えば、親子で会話をする際、親から適宜子どもに対して問いかけをしてみてください。問いかけへの反応は、話を聞いていなければできません。また、YesかNoで答えられる問いかけをするのではなく、具体的な意見を求めるような問いかけをすれば、自分で考えるシチュエーションが生まれます。親が一方的に言いたいことを言うのではなく、子どもとの双方向のコミュニケーションを取ることによって、能力の向上が期待できるでしょう。まとめ今回は、コミュニケーション能力の概要や能力を向上させるポイントなどについて解説しました。コミュニケーション能力とは外交的であることではなく、相手の話をちゃんと聞き、自分の意思を伝えるスキルのことです。昨今はコミュニケーションを取る機会が減っているケースもありますが、ちょっとしたことで家庭内でも養えるため、ぜひコミュニケーション能力の向上に取り組んでみてください。
2021年08月25日『コンビニ人間』(2016)で芥川賞を受賞した村田沙耶香と2名の現代美術作家との対話によって、 村田沙耶香の世界観を浮かび上がらせる展覧会『村田沙耶香のユートピア_ 〝正常〟の構造と暴力ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平』が、8月20日(金)より表参道・GYREにて開催される。村田は、『コンビニ人間』で、完璧なマニュアルによってコンビニエンスストアで働いているときだけ「世界の正常な部品」になったと安心することができる主人公の日常を、『消滅世界』(2015)では、人工授精で子どもを産むことが当たり前になった世界を描き、人が無意識に持つ常識や固定概念を覆してきた。独特のユーモアを込めた作品で知られるデイヴィッド・シュリグリー(イギリス)は、日常の場面を軽妙に描写したドローイングをはじめ、アニメーション、立体、写真などを制作。 多様な手法によって作品制作を行っており、国際的に高い評価を得ている。一方、金氏徹平は、『コンビニ人間』の書籍カバーに作品を提供。フィギュアや雑貨、あるいは日用品など、日常的なイメージを持つオブジェクトをコラージュした立体作品やインスタレーションなどで知られている。同展では、現代社会における未来観=「ユートピア」と「ディストピア」とは何かを問いかけ、さらに村田沙耶香の小説の中で言及されている、正常に潜む社会的暴力性や抑圧を浮かび上がらせていく。金氏徹平≪White Discharge (Built-up Objects) #48≫2019年Copyright Teppei Kaneuji. Courtesy of the artists and Blum & Poe, Los Angeles/New York/TokyoPhoto : 西村雄介David Shrigley≪untitled≫2020年Courtesy the artist and Yumiko Chiba Associates, Tokyo/ Stephen Friedman Gallery,London.Copyright David Shrigley.Photo : Todd-White Art Photograph村田沙耶香≪untitled≫1998年 学生時代の作品『村田沙耶香のユートピア_ 〝正常〟の構造と暴力ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平』会期:2021年8月20日(金)〜10月17日(日)会場:GYRE GALLERY時間:11:00~20:00公式サイト:
2021年08月05日今月の歌舞伎座は、親しみやすい対話劇や華やかな舞踊劇、世話物の傑作から歌舞伎十八番まで、見逃せない狂言が揃った。第一部の一幕目は『あんまと泥棒』。あんま秀の市が高利貸をして金を稼いでいるとの噂を聞き、秀の市の家へ押し入った泥棒の権太郎。しかし、秀の市はのらりくらりととぼけるばかり。やがてふたりで酒を飲み始めると秀の市が権太郎に説教を始め。登場人物は秀の市と権太郎だけ。一癖も二癖もあるあんま秀の市と、気のいい泥棒権太郎の人間性が巧みに描かれたユーモラスな一幕だ。二幕目は『蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし)』。源頼光主従の土蜘蛛退治を題材にした変化舞踊作品。6役早替りが目にも鮮やかだ。本性を顕した女郎蜘蛛の精が頼光や家臣たちと繰り広げる立廻り、千筋の糸を繰り出すクライマックスまで、見どころたっぷり、変化舞踊の醍醐味を堪能できる華やかな一幕。第二部の一幕目は、『新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)』。大名の山蔭右京は恐妻家なのに大変な浮気者。愛人の花子と逢引したいけれど奥方玉の井が外出を許さない。そこで右京は邸内の持仏堂で一晩座禅をすると嘘をつき、家来の太郎冠者を身替りに立てて花子のもとへ向かう。しかし奥方玉の井にこのことがばれてしまい……。夫婦のやり取りが可笑しみを誘う松羽目物の人気作だ。二幕目は『御存 鈴ヶ森(ごぞんじすずがもり)』。東海道、品川宿付近の鈴ヶ森は刑場に近く、夜になると無頼の雲助たちの溜まり場となる。そこへお尋ね者の美少年・白井権八が通りかかるが、襲い掛かる雲助たちを見事な刀さばきで斬り払っていく。その様子を駕籠の中からじっと見つめていたのが江戸随一の侠客・幡随院長兵衛だった……。権八と雲助たちのユーモラスな立廻りや、長兵衛と権八の再開を約束するやりとり、底知れない闇に包まれた江戸の情景など、鶴屋南北らしさあふれる名作。第三部は『雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』。歌舞伎十八番の魅力が凝縮された壮大な物語だ。二世市川團十郎により初演され、歌舞伎十八番の『毛抜』、『鳴神』、『不動』の3作品が織り込まれた成田屋ゆかりの通し狂言。天下を揺るがす大悪人を懲らしめようとヒーローたちが大活躍する勧善懲悪の物語に、豪快な荒事芸、早替りや空中浮遊と、歌舞伎ならではのスペクタクルあふれる一幕だ。座席は今月も一部を除いて千鳥型。また第三部は公演期間が異なるため注意が必要だ。取材・文:五十川晶子『七月大歌舞伎』演目【第一部】11:00開演一、『あんまと泥棒』二、『蜘蛛の絲宿直噺』【第二部】14:30開演一、『新古演劇十種の内 身替座禅』二、『御存 鈴ヶ森』※『御存 鈴ヶ森』について、中村吉右衛門が出演を予定していた偶数日を含め、中村錦之助が全日程を勤めます。【第三部】17:40開演通し狂言『雷神不動北山櫻』第一部・第二部:2021年7月4日(日)~2021年7月29日(木)第三部:2021年7月4日(日)~2021年7月16日(金)会場:東京・歌舞伎座
2021年07月04日京都市京セラ美術館では、開館1周年記念展「コレクションとの対話:6つの部屋」を、2021年10月9日(土)から12月5日(日)まで開催する。コレクションとの“対話”2021年にリニューアル開館1周年を迎える京都市京セラ美術館は、 1933年に「大礼記念京都美術館」として開館した。その所蔵品は現在約3,800点に及び、とりわけ国内有数の近代日本画コレクションを誇るほか、洋画・工芸・版画についても名品を有している。「コレクションとの対話:6つの部屋」展では、現代美術家や建築家など、ジャンルや時代を超えたスペシャリストが、京都市京セラ美術館のコレクションと“対話”。6つの部屋で、同館の歴史や所蔵品に着想を得た新作の制作や展示空間の構成などを展開し、コレクションに新たな光を投げかける。青木淳:日本画下絵と建築が織りなす空間建築家で京都市京セラ美術館館長の青木淳は、これまで作家として作品を発表するのみならず、建築家として空間構成も手がけてきた。今回着目するのは、日本画の下絵。日本画の素描や下絵には、完成作に至るまでの過程が凝縮されている。そこに建築図面との類似性を見てとる青木は、本展では所蔵品の日本画下絵を用いた展示空間を構成する。宮永愛子:過去・現在・未来の出会い一方、ナフタリンや塩などを用いて時の可視化を試みるアーティスト、宮永愛子は、歴史ある京都の陶芸家の家系という自身の出自をたどり、過去の時間の新たな捉え方を提示。宮永自身の出自に深く関わる1900〜30年代の京都の工芸、幼少期より親しんできた京都市美術館の建築空間や建築部材にも着目し、過去・現在・未来が合流する場をつくりだす。同時代美術としての西洋絵画と日本の洋画などにも着目そのほか本展では、同館の洋画コレクションで重要な位置を占める黒田重太郎が師事した画家、アンドレ・ロートを取り上げ、同時代の美術としての西洋絵画と日本の洋画について考察。さらに、詩人や文筆家として活躍しつつ、同館の活動を支えた学芸職員、竹内勝太郎と加藤一雄の文章に着目して、所蔵作品に新たなアプローチを試みる。展覧会概要京都市京セラ美術館開館1周年記念展「コレクションとの対話:6つの部屋」会期: 2021年10月9日(土)〜12月5日(日)会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1F住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124開館時間:10:00〜18:00(最終入場は17:30)休館日:月曜日(祝日の場合は開館)料金:一般 1,000円(800円)、大学・高校生 500円(400円)、中学生以下 無料※( )内は前売・20名以上の団体料金※京都市内に在住・通学の高校生・高等専門学校生は無料、障害者手帳などの提示者は本人および介護者1名無料(確認できるものを持参のこと)※前売券は、8月中旬から美術館ウェブサイトにて販売予定■対話者竹内勝太郎(学芸職員・詩人)、加藤一雄(学芸職員・文筆家)、アンドレ・ロート(画家)、青木淳(建築家・京都市京セラ美術館館長)、宮永愛子(現代美術家)、ひろいのぶこ(繊維造形作家)、髙橋耕平(現代美術家)【問い合わせ先】京都市京セラ美術館TEL:075-771-4334
2021年06月28日幅広いシーンでオンラインツールが活用されるようになり、非対面でのコミュニケーションが日常となっている昨今。次に繋がる対話力を身につけ、「この人ともっと話したい」と思われることができれば、距離はグッと縮まる。対話力のみならず、細かい気配りができる人も好感を持ってもらいやすい。そこでここでは、“対話”に注目した“オンラインの印象強化法”について、人材育成コンサルタント・片桐あいさんが伝授!1、「さん」と名前で呼びかけて質問する。質問をする時は、誰に問いかけているのかを明確にするために、名前を呼ぶのは、オンラインの基本。「名前を呼ぶ行為には、呼ばれた側に特別感が生まれるというメリットがあります。加えて、その場に“参加している”という自覚を促す効果も。個人的な話をするのが苦手な人に対しては、先に自分の話をして。相手にとって共感するポイントがあれば、話を引き出しやすく、また親近感を持ってもらいやすくなります。問いつめないよう口調に注意!」2、聞き取れなかったら「回線のせい」にして、あいまいなままにしない。相手の声が聞き取りづらかったり、回線が途切れたりするのは、オンライン上ではよくあること。そんな時、瞬時に対応できるか否かで人間性が垣間見られる。「こんな時は相手に恥をかかせず、もう一度気持ちよく話してもらうために、ネット環境のせいにするのが得策です。『さん、ここまでは聞こえていたんですが、回線の状態が良くなかったので、もう一度よろしいですか?』と低姿勢でお願いしましょう」。話を遮るのは勇気がいるが、早めの対応が吉。3、感想を後からメールして、アフターフォローを。相手と良い関係を築きたいなら、オンライン会議終了後のコミュニケーションが重要。メールなどでアフターフォローすると、距離が一気に近づく。「仲良くなりたい人やお世話になった人に、具体的な内容に伴って感謝の言葉を伝えると、印象が格段に良くなります。またオンライン会議中も周りの人の様子をうかがい、あまり会話できなかった人や、元気がなさそうだった人などにもメールを送ると、気にかけてもらえたと思い、絆が生まれやすくなります」4、キーフレーズを活用する。相手との距離を縮めたいなら、意識的に信頼してもらえるキーフレーズを覚えておくとよい。「これらのフレーズは、すぐに使えて効果があるものです。日常的に使用して、自分のものにしておくと、とっさの時にも言葉を発することができます。オンラインコミュニケーションは、言葉を選択しながら、さまざまな技法を試していくことで磨かれていき、どんな場面であっても理想的な関係を築きやすくなります。可能性を広げて、自分の存在感を高めましょう」・お任せください「任せる・任せられる」という関係性が構築しやすくなる。・ご安心くださいストレスの多いオンラインだからこそ、安心という言葉が心に響く。・期待しています相手への期待を言葉にすれば、それに応えようと努力してくれる。・伝わっています伝わっているかが見えにくいので、あえて言葉にすることも大切。・私が対応します瞬発力に加え、自分ならできることをアピールする上でも有効。・さんのおかげです名前を呼んで感謝を伝えることで、その人の存在意義が増す。・相談させてもらっていいですかオンラインだと相談しにくいからこそ、ほかの人と差をつけられる。・ご意見ください信頼から生まれる言葉。後日、事の顛末を報告することも忘れずに。片桐あいさん人材育成コンサルタント、産業カウンセラー。『オンラインコミュニケーション35の魔法』『これからのテレワーク』(共に自由国民社)など、著書多数。※『anan』2021年4月21日号より。イラスト・伊藤ハムスター取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2021年04月17日書籍『うた/ことばラボ 「うた」と「ことば」についての14の対話』が本日4月14日に発売された。この度、本書の発売を記念して、5月30日(日)、東京・SHIBUYA TSUTAYA 8F イベントスペースにて、「『うた/ことばラボ 「うた」と「ことば」の 14の対話』出版記念 水野良樹トークショー」の開催が決定した。本書は、いきものがかりのリーダー、水野良樹が「聞き手」となって14人の音楽家・表現者と語りあってきた対話シリーズを書籍化したもの。時代が多様化し、音楽を取り巻く環境も変容する現在、さまざまな影響を受容しつつも「ことばと伴走するおと」「おとを導くことば」はいまだ人々の心を豊かさへと誘う。日日、「うた」と「ことば」に向きあい、表現を紡ぎだす実作者でもある水野良樹は、14 人とどう対峙し、それぞれの創作の核心に迫るのか。対話の相手は、水野の問いかけにいかに手のうちを明かし、共振していくのか。なお、新藤晴一(ポルノグラフィティ)との顔合わせは、本書の出版を記念して行われた書籍限定の特別対話となる。イベントゲストは関取花。本書にまつわるエピソードをはじめ、タイトルにもなっている「うた」「ことば」などについてトークを展開予定。限定40名が参加可能です。受付は、本日 4月14日(水)20時~5月23日(日)23:59 まで、Yahoo!ショッピング SHIBUYA TSUTAYA 店にて。なお、イベントは新型コロナウイルス感染拡大対策を講じた上で行われる。「『うた/ことばラボ 「うた」と「ことば」についての14の対話』出版記念 水野良樹トークショー」●日時:2021年5月30日(日)●会場:SHIBUYA TSUTAYA 8F イベントスペース●時間:14:00 スタート(受付 13:00)●対象商品 『うた /ことばラボ 「うた」「ことば」についての 14 の対話』価格 1,700 円 ※別途送料がかかります●販売期間2021年4月14日(水)20:00~2021年5月23日(日)23:59 まで※定員40名に達した時点で受付を終了致します●販売受付URL参加券のお申込みは Yahoo!ショッピングのみでの受付となります。※商品は、発売日以降に順次発送させていただきます。※上記サイト内の「イベント開催に際しての大切なお願い」を必ずすべてお読み頂き、参加をお願いいたします。【コンテンツ】●第一章 あたらしい才能と「ことば」に向きあう(1)中村佳穂との対話(2)関取花との対話(3)吉澤嘉代子との対話(4)塩塚モエカ(羊文学)との対話(5)橋口洋平(wacci)との対話●第二章 「ことば」の魔法についてひもといてみる(6)KREAVA との対話(7)松井五郎(作詞家)との対話(8)尾形真理子(コピーライター)との対話●サウンドマスターに「ことば」の不思議を聞きにいく(9)Kan Sano との対話(10)本間昭光との対話●同時代の伴走者と「ことば」を交わしあう(11)一青窈との対話(12)秦基博との対話(13)堀込高樹(KIRINJI)との対話●出版記念 特別対話新藤晴一(ポルノグラフィティ)との対話【商品概要】『うた/ことばラボ 「うた」と「ことば」についての14の対話』定価:1,700円(本体 1545 円+税)発売日:2021年4月14日(水)仕様:A5 判 224P 4C1C / 無線綴じ販売場所:全国書店、ネット書店、CD ショップ、いきものがかりライブ会場ほか予約:Amazon: 楽天ブックス: ほか公式サイト:
2021年04月14日人にあたってしまったり、関わり自体を持つのが面倒だったり…。人間関係を築くのが苦手なら、心の内を見つめる読書で、自分と対話してみて。ライター、ブックカウンセラーの三浦天紗子さんが、“セルフコミュニケーション”に役立つ本をご紹介!世間の物差しに迎合して人も自分もジャッジしない。対人関係が苦手な人は、そもそも主体となる自分自身とのコミュニケーションに問題があるのかも。その場合、自分との対峙を促す本が、自分への理解を深める一助になってくれそう。「自分で本を選び、意識的に読み進めないと進まない読書は、能動的な行為です。書かれている意味を意識的に掴もうとするので、自然と自分の感情や体験と向き合うことになります」と、三浦さん。内面を見つめるきっかけとして選んでくれた本が、韓国のイラストレーターが自問自答を繰り返す『あやうく一生懸命生きるところだった』。「韓国では、“お金持ちになってください”というCMのキャッチコピーが流行語になり、著者は“お金持ちになりさえすれば、あとはすべて上手くいく”と視野狭窄に陥ります。そして、本当に大切な、自分はどう生きたいのかということを見落としていたことに気づきます。世間が言う“当たり前”に自分を押し込めず、他人も、自分の枠に当てはめてジャッジしない。基本中の基本ではありますが、それが、いい人間関係を築くのには肝心です」三浦さんが自らにも問いかけたいというフレーズが、「仮に後れをとったとして、それはそんな大ごとだろうか」。「スピード感が求められる時代ですが、“なぜ、もっと効率よくできないのか”と自分の至らなさを責めても、意味がないんですよね。その人なりの速度を大事にしてほしいです」『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン岡崎暢子・訳自分らしい生き方を見つける韓国エッセイ。韓国で25万部超えのベストセラー。イラストレーターと会社勤めのダブルワークをしていた著者が、40歳を目の前に突然、退社。自分を見つめ直し、自己嫌悪から抜け出す。ダイヤモンド社1450円三浦天紗子さんおすすめのもう3冊『やらない理由』カレー沢 薫自虐で人気の漫画家が自己肯定!?「32ある全エッセイが、“自分は浮気したいが、されるのは嫌”など、自己中心的なわがままから始まります。誰もが“理想の自分”を描きますが、著者は皆が理想に挫折することを見越し、努力すべきではない理由を読者に代わり発見。逃げ出すことを肯定してくれます。同時に、なぜ自分は“そうあるべき”だと考えるのか、思考実験もできます」。マガジンハウス1100円『まとまらない人坂口恭平が語る坂口恭平』坂口恭平さまざまな顔を持つ著者の自伝。建築家、作家、アーティストと、多方面で活躍する著者。「ご本人は自分の好きなものを何でもやる方式で、ひとつに集中することなく片っ端からやり、“やりたいことやったら、人付き合いとかいらないことに気づく”のです。“人に認められないほうがいい。…自分で認めてあげればいい”など、他人の評価が気になる人に刺さる言葉が見つかります」。リトルモア1500円『僕は僕のままで』タン・フランス安達眞弓・訳Netflixの人気者によるエッセイ集。『クィア・アイ』のファッション担当として人気を博す著者が幼少期から振り返り、自分を信じる強さを手にするまでを記す。「ゲイでパキスタン系移民3世。人種差別や性差別に傷つくたびに、自分の心に徹底的に向き合い、ベターな方法を模索します。そうした自分との対話が、本心を見つけ、自分自身と仲良くなるためにも大切なのだと感じます」。集英社2100円三浦天紗子さんライター、ブックカウンセラー。本誌のほか、『CREA』『サンデー毎日』や文芸誌などで著者インタビューや書評を担当。漫画にも詳しい。著書に『そろそろ産まなきゃ』(CCCメディアハウス)などがある。※『anan』2020年6月3日号より。写真・大内香織取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年05月29日企画展「柳宗理デザイン 美との対話」が、2020年1月24日(金)から3月23日(月)まで、島根県立美術館にて開催される。戦後日本を代表するプロダクトデザイナー、その全貌戦後日本を代表するプロダクトデザイナー、柳宗理。生活のなかに美を見出す“民藝運動”の指導者・柳宗悦の家庭に育った彼は、第二次世界大戦後、本格的にデザインの仕事を始め、柳工業デザイン研究会を設立。日本におけるプロダクトデザインの確立と発展に大きく貢献した。生活用品から公共の構造物までいたる多彩なデザイン「柳宗理デザイン 美との対話」では、代表作である《バタフライスツール》をはじめ、柳宗理がデザインを手掛けた家具、食器、キッチンツール、グラフィックデザインなど600点以上を展示する。また、東京オリンピックの聖火トーチや、東名高速道路の防音壁といった公共構造物の写真、そして実現は到らなかった建築物の模型なども展示。小さな生活用品から大型の構造物にいたるまで、生涯にわたり幅広い分野で活躍した仕事の全貌へと迫る。山陰の民藝との関わりさらに、柳宗理がとり結んだ山陰の民藝との関わりも紹介。島根出身で、やはり民藝運動を先導した陶芸家・河井寬次郎の窯でつくった《黒土瓶》などを展示する。概要企画展「柳宗理デザイン 美との対話」会期:2020年1月24日(金)〜3月23日(月)休館日:火曜日(ただし2月11日(火)は開館)、2月12日(水)開館時間:1月・2月 10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)、3月 10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)会場:島根県立美術館住所:島根県松江市袖師町1-5料金:一般 1,000円(800円)、大学生600円(450円)、小中高生 300円(250円)※( )内は20名以上の団体料金※ 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者、およびその付添の方は観覧無料【問い合わせ先】島根県立美術館TEL:0852-55-4700
2019年11月23日「安倍晋三首相は北朝鮮との外交を、圧力から“前提条件なしでの対話”に方針転換をしましたが、永田町では、すでに北朝鮮との首脳会談実現に向けて、水面下で動いているという話も出ています」(政治部記者)5月6日、金正恩朝鮮労働党委員長と首脳会談実現に向けて、それまで使っていた「圧力」という言葉を引っ込めて、“無条件対話”を呼びかけた安倍首相。さらに、5月27日には、来日したトランプ米国大統領と拉致被害者家族との面会を演出するなど、拉致問題解決に向けて活発な動きを見せている。「選挙前に、安倍さんが平壌に電撃訪問するというシナリオが囁かれています。金正恩委員長と会い、最低でも政府認定拉致被害者の12人の安否確認だけははっきりさせるのではないかと。『会って話をしました』だけで、手ぶらで帰ってきたら、国民から『何しに行ったんだ!』と反発を食らうことになる。大きなリスクを伴うので、結果ありきでしか、安倍首相は金委員長と会うことはないでしょう。いま、その交渉を水面下で行っているということでしょう」(自民党関係者)だが、一方で安倍首相の“アピール”に過ぎないという冷ややかな見方も存在する。10月には消費税増税を予定しているのに加え、北方領土問題でのロシアとの交渉は暗礁に乗り上げた。衆参ダブル選挙も噂されている中、「国民に対しインパクトを与えるカードは拉致問題しか残っていない」(前出・政治部記者)というのだ。政府関係者はこう言い切る。「現在、北京にある日朝両国の大使館ルートで交渉しているのは間違いない。いま、関係者の間で言われている日朝交渉の落としどころは、北朝鮮が“横田めぐみさんの生存確認も含めて12人の再調査をする”という内容。拉致被害者を日本に帰しはしないが、消息について調べる。つまり、北朝鮮が取っていた“すでに解決済み”というスタンスを下げさせる。結局、安倍政権の延命のための策にすぎないのです」さらに、別の政府関係者はこう語る。「いま囁かれているウルトラCは、次にトランプ大統領が金委員長と第三国で会うときにトランプ大統領の仲介で安倍首相も同席するというシナリオ。安倍首相は1人で会うとは言っていませんからね。実現しなくても7月の参院選挙までにそういうことを匂わせるようなことはするかもしれません。今のところ拉致問題で解決するネタはない。ただし、『解決に向かって先導できるのは私だけ』と見せられれば、それだけでいいと思っている。安倍首相という人物は絶対論で話すのではなく、相対論で話す人。『あの悪夢の民主党政権に戻していいんですか?』と、よく発言しますが、今が絶対いいとは言わない。『以前よりはましでしょ?』と、何でもそういう感じです。拉致問題も、私の他に全力を注ぐ人が誰かいますか?というスタンスです」「拉致問題については私の内閣で全面解決に向けて全力を尽くしてまいります」と安倍首相が国会で宣言したのは2013年のこと。それから6年近く経っても、一向に前進しない交渉に、安倍首相も焦っているという。6月2日、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官は、“前提条件なしでの対話”という安倍晋三首相の方針について「厚かましさはこの上ない」と突き放した。「北朝鮮が拉致被害者たちを帰さなくても『再調査する』と言ってくれれば御の字だ、という話も出ています。安倍首相は条件なしで会談すると言っていますが、北朝鮮は必ず条件を付けてきます。現在、日本政府は朝鮮総連の幹部が一度出国したら再入国させない措置を取っているのですが、第一の条件として、この再入国禁止の制裁措置を外せと言ってくるでしょう」(政治部デスク)さらに、問題になってくるのが、2020年の東京五輪だ。「恐らく平昌五輪の時と同じように、統一コリアでやって来るでしょう。そして北朝鮮は喜び組を大量に入国させる際に、万景峰号で入国させろと迫るはず。当然、出国するときに、万景峰号内で大量の現金を積み込み、日本に対してそれを黙認しろという条件を付ける。つまり喜び組を連れていくという名目で万景峰号を入国させて資金調達をする、それを認めろと。日本は『前提なし』と言っても、交渉権は北朝鮮にあるんです。それを受けるか受けないか。そういう交渉が、いま水面下でおこなわれていると思います」(前出・政治部デスク)高齢化していく家族のためにも、一刻も早い拉致被害者家族の帰国が求められている。北朝鮮には“政治的駆け引き”の道具としてではなく、人道問題として拉致問題と向かい合ってほしい。
2019年06月08日道徳の授業が教科化されるなど、学校や社会で子どもたちの「心の教育」に力を入れるなか、思考力と対話する力を育てるもっとも効果的な方法として、『こども哲学』が注目されていることをご存知ですか?これからの時代、求められる能力は思考力とコミュニケーション能力ーー。よく耳にする言葉ですね。しかし問題は、「どうやってその能力を育てるの?」ということです。『こども哲学』はみんなが自由に自分の考えを話し、人の意見に耳を傾け、積極的に議論して「自分で考える力」と「自己表現」が身につく対話活動です。そのメソッドは、親子の会話にも取り入れることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。道徳の教科化で「哲学対話」=「こども哲学」にも注目集まるまず、“哲学”と聞いて何を思い浮かべますか?「難解」「変わり者の学問」「実社会では役に立たない」「成績に結びつかない」……、このように、わたしたちの日常とはあまり縁がないように感じている方も多いのではないでしょうか。たしかに、大学で専門的に学ぶいわゆる“学問としての哲学”には、そのようなイメージがありますね。しかし、ここでご紹介する『こども哲学』は、哲学対話と呼ばれる対話活動を意味します。それは決して難しいことではなく、いくつかのシンプルなルールを守っていれば、「どんな発言もOK」といった自由なものです。最近では、有名小学校や私立中学校・高等学校で教科として導入されたり、国際バカロレアのプログラムにある「哲学」との関連性で語られたりと、教育プログラムとしての側面にもスポットがあたっています。また、2018年度から教科化された道徳の教科書にも哲学対話が紹介されるなど、「心の教育」を重視し始めたここ日本でも注目が集まっているのです。『こども哲学』の歴史は意外にも古く、1920年代にドイツで萌芽し、アメリカの哲学者であるマシュー・リップマンによって1970年代に大きく躍進しました。その後世界各地に広まり、さまざまな教育機関で実践されるようになりましたが、ここまで広く知れ渡るようになったのは、ある映画がきっかけであると言われています。それは、フランスのドキュメント映画『ちいさな哲学者たち』(2011年公開)です。舞台はフランスのある幼稚園。3歳~5歳の子どもたちと哲学対話を行った2年間の記録を集約したこの映画は、「こども哲学」の真髄とも言える要素がふんだんに詰まっています。「愛とは何か」「賢いとはどういうことか」「どういう状態を自由と呼ぶか」、さらに貧富の差や人種問題に関係する問いを子どもたちが話し合うのですが、びっくりするほど世界を鋭く観察し、物事について深く考えている子どもたちの対話の様子は、観客を大変驚かせたといいます。「こども哲学」は大人も変える!哲学・哲学教育を専門とする立教大学の河野哲也教授は、「『こども哲学』では、哲学的なテーマについて子ども同士で対話をすることで、他人と合理的に議論する力、自分自身で自律的に考える力を養うことができます」と述べています。議論といっても、哲学対話はただの意見交換とは違います。子どもたちが同じテーマについて異なった意見を関連づけて対話を広げて深めていくことが目的です。普段の授業では、子どもたちは唯一の正解を求められますが、この『こども哲学』では自分の考えを素直に述べることが求められるのです。ここで、実際にどのようなことがテーマになるか、例を挙げていきましょう。河野教授が監修を務めたNHK Eテレの子ども向け哲学番組『Q〜こどものための哲学』では、次のような「子どものギモン」をテーマにしていました。・ふつうってどういうこと?・なんで勉強しなきゃいけないの?・なんでお母さんはいつも怒るの?・カッコイイってどういうこと?普段お子さんから「ねえねえ、これってどういうこと?」と聞かれるような内容ばかりですね。ここで「お母さん忙しいから、あとでお父さんに聞いて」と子どものギモンに向き合うことを避けてしまっては、思考力と対話力は身につきません。それはお子さんだけではなく、親御さんも同じです。逗子で「こども哲学教室」を主宰し、親子で哲学対話することをテーマにした『自信をもてる子が育つこども哲学ー“考える力”を自然に引き出す』(ワニブックス)の著者である川辺洋平氏は、「『こども哲学』は親子の相互理解を深めます」と述べています。なぜなら、哲学対話を通して、子どもは物事を深く考える思考力が身につき、親は子どもの発言や考えていることを理解できるようになるからです。子どもの思考力と対話力を引き出すだけではなく、親にとっても子どもとの関係性を見つめ直すよいきっかけになる「哲学対話」。ご家庭でも取り入れてみたいと思いませんか?子どもたちと哲学対話をするときの注意点川辺氏が代表を務めるこども哲学教室・アーダコーダでは、子どもたちと哲学対話をするにあたって、次のようなルールを決めています。・ひとが話しているときはきく・自分が考えているときは待つ・自分の思ったことを言う・ひとの嫌がることはしない・何も言わなくてもいいこうしたルールを守ることで、「ちゃんと聞いてもらえる」「ゆっくり考えても待ってもらえる」「何を言っても怒られない」「ひどいことをされない」「何も言わなくても怒られない」という安心感を得ることができ、考えることの楽しさを感じられるようになります。河野教授も、哲学対話でもっとも気をつけなければならないことは「セイフティ=安心」であると述べます。セイフティとは、自分の意見を言うことに躊躇を覚えずにすむ状態のこと。子ども同士が哲学対話をするときにも、その場にいる進行役としての大人は、子どもたちが自由に発言し、気楽に質問や反論ができる雰囲気を作り出すことを心がけなくてはなりません。グループで対話をする場合、基本的には丸い円になって座ります。それは、お互いの顔が見え、誰が何を言っているかがわかる「相互理解」や「安心感」を与えるという理由からです。全員がリラックスした状態であることが好ましいので、必ずしも円であることにこだわる必要はないでしょう。自分の意見を堂々と言える子もいれば、緊張したり恥ずかしかったりしてなかなか発言できない子もいるかもしれません。そんなときは「コミュニティボール」(毛糸を巻きつけてボールにしたもの)を使い、ボールを手にした人が発言し、次に発言する人にそのボールを渡す、という方法を取り入れましょう。「ボールを持っているから話してもいいんだ」「あの子がボールを持っているから黙ってちゃんと聞こう」という意識をもつことが大切なのです。哲学対話では、ディベートのように相手を言い負かすのではなく、いろいろな考えを認めることを重視します。そして、対話を深めるためにも「みんな考えが違って面白いね」で終わらず、相手の意見でわからないところがあれば「どうして?どんなときにそう思うの?」など、どんどん質問しましょう。最終的にひとつの結論が出る必要はありません。30分なら30分と時間を決めて、終わりの時間になったら終了とします。親子でやってみよう!家庭でできる哲学対話ここまでは、グループで行う哲学対話の方法や概念についてお伝えしてきました。ここからは、家庭でも簡単にできる哲学対話についてご説明します。まず、『こども哲学』の入り口は“受け止めること”です。子どもが言っていること、やっていることの奥にある、本当に伝えようとしていることは何かな?どうしてその表現になったのかな?ということに、保護者が思いを巡らせましょう。■テーマを決めようテーマはなんでも構いません。できれば子ども自身に決めさせるといいでしょう。最初は「友だち」「学校」「勉強」など、子どもにとって身近なテーマがいいかもしれませんね。(例)・友だちは必要?・優しさってどういうこと?・なぜ学校へ行かなきゃいけないの?■対話してみよう大人は「正しい答え」や「立派な答え」を考えてしまいますが、答えを出すことが目的ではありません。思考力と対話力を伸ばすためには、子どもの発言をさらに広げることを心がけましょう。(例)親:「誰にでも優しくしなきゃいけないと思う?」子:「もちろん!」親:「でも世の中には悪い人もいるよね。悪い人にも同じように優しくするべきかな?」子:「うーん、悪い人には優しくしなくてもいいかな」親:「じゃあその悪い人が本当に困っていたらどうする?」子:「その人が本当に反省していたら助けてあげる」このように、子どもからどのような発言が飛び出すかはわかりません。しかし、どんな答えが返ってきても決して否定しないでください。まずは受け止めて、どんどん対話を深めていきましょう。***哲学対話は、今すぐにでも始められるとても簡単なコミュニケーションです。子どもは意外と物事をしっかりと考えているものです。対話を進めていくうちに、「本当はこんな風に考えていたの!?」と驚かされることになるでしょう。ぜひ親子で挑戦してみてくださいね。(参考)川辺洋平(2018年),『自信をもてる子が育つこども哲学』,ワニブックス.河野哲也(2018年),『じぶんで考え 自分で話せる こどもを育てる哲学レッスン』,河出書房新社.NHK for School|Q ~こどものための哲学特定非営利活動法人 こども哲学 おとな哲学 アーダコーダSHINGA FARM|子どもの学びのコト|「こども哲学」川辺洋平氏×伸芽会 飯田先生のスペシャル対談!「『こども哲学』ってなに? 幼児のうちから身につけたい“力”とは」
2019年02月01日西野亮廣(37)が3月7日、自身の“アンチ”として活動をしていたという男性と対話したことをブログで明かした。 飲食を共にしながら親交を深める「交流会」を開催している西野。その会場に“アンチ男性”は現れた。自ら「アンチをしてました」と名乗る男性に西野は、どんなことをしていたのかと逆インタビューを開始。するとAmazonにある西野の商品レビューページを「☆1つ」で埋め尽くし、「ボロカスに書いてました」と男性は明かした。しかし男性は「そうすることでファンがさらに結束し、結果宣伝力を高めてしまう」と気づいたという。 男性がアンチを辞めるキッカケになったのは、アンチ・コメントを西野に拡散されたときだという。 「『あ、完全に利用されてるな』と確信して、『この人の邪魔をしようと思ったら、アンチを辞めた方が絶対にイイ』と思って、西野さんを潰す為にアンチを辞めました」 「一番の邪魔は、『無視』ということに気がついた」という男性。だがいっぽうで、「無視をすると、コチラが無視活動していることに気づかれない」「無視活動が誰からも評価されない」という“葛藤”も生まれたという。 「だから悔しくて、『あなたにこれだけ時間を費やしているんだぞ』ということを直接伝えたくて、今日こうして、時間とお金を使って西野さんに会いにきた」 「一体、この僕の肩書きは何ですか?」と男性に問いかけられた西野は、こう回答した。 「おそらく、一番近いのが『ファン』だと思います」 西野は当日の感想として、「男性のイチイチがキュートで、こういう人との対話は本当に楽しいです。『交流会』は今後も続けていきます」と綴った。そして、呼びかけた。 「引き続き、応援活動やアンチ活動を宜しくお願い致します」 ネットでは西野の“ファン”との交流が描かれた同ブログを《誰からのことを叩きたくでしょうがない人は読んでみるといいですよ。考え方が1度変わるかもしれないです》《ほんとにすごい。これはちょっとした教科書です》と勧める声が上がっている。 実際、同ブログの読者も「アンチとはなにか?」についてそれぞれ見解を口にしている。 《好きな女の子にいじわるするのと、同じ原理じゃない?》《アンチになるにも情報が必要なんだろね》《雨降って地固まる的な。アンチもガチだとファンになるって一週回っていい話》 イヤよイヤよも、好きのうち?
2018年03月08日アンリアレイジ(ANREALAGE)が富山県美術館で行われる「素材と対話するアートとデザイン」展に参加。会期は、2017年11月16日(木)から2018年1月8日(月)まで。「素材と対話するアートとデザイン」展は、木や金属から最先端のものまで、様々な「素材」の魅力や可能性を探るもの。4つのセクションを通して、素材の魅力とそれに触発されて生まれるアートとデザインを紹介する。アンリアレイジのアイテムが展示されるのは「革新×素材」、「素材のきほん」の2パート。2016年春夏コレクション「REFLECT」のドレスが「革新×素材」に登場する。受けた光を跳ね返し色や柄が現れるという再帰性反射を応用した特殊な素材を使用したものだ。「素材のきほん」に展示されている「PHOTOCHROMIC AGING PANTS」は、光を浴びると新品のホワイトデニムが古着のインディゴブルーデニムの表情に変化する、フォトクロミック技術を採用したデニムパンツ。高岡伝統産業青年の為に製作をした特別な逸品だ。本来は時間をかけて経年変化し古着になっていく過程を見せることで、古着と新品の境界線を越えるような表現に挑戦した。同展示会にはリアリティ・ラボ イッセイ ミヤケ(REALITY LAB. ISSEY MIYAKE)やゴールドウイン(GOLDWIN)なども参加する。【展示会概要】「素材と対話するアートとデザイン」展会場:富山県美術館住所:富山県富山市木場町3-20TEL:076-431-2711会期:2017年11月16日(木)~2018年1月8日(月)時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)入場料:当日券一般1,300(1,000)円/大学生950(750)円/前売券一般1,000円※高校生以下無料、括弧内は20名以上の団体料金
2017年11月20日「木々との対話―-再生をめぐる5つの風景」が東京都美術館で開催。会期は2016年7月26日(火)から10月2日(日)まで。開館90周年を記念した本展のテーマは「木と再生」。再生や希望の象徴としての「木」をキーワードに、國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、そして舟越桂ら日本を代表する美術家5名による木彫とインスタレーション、「5つの風景」を紹介する。会場内に入ると、國安による木と陶を使ったインスタレーションが圧倒的な存在感で私たちを魅了する。木と陶ブロックを積み上げた仮設の構築物は、精神性や伝承を象徴し、空間にスピリチュアルな緊迫感と力強い生命力を与える。さらに、会場では須田による、本物と見まがうほどリアルな草花の彫刻が様々な場所に置かている。普段着目しないような意外な場所に、存在するはずのない植物を出現させるという須田の試みは、私たちの常識に縛られたまなざしを解放し拡張する。前川國男が設計した当館の建築との競演も見どころだ。さらに、土屋による、独特な形態、質感、色を持った木彫の動物たちは、無常さや脆さ、そして生命の喜びを感じさせるある種の幻想的な美しさをもっている。そのほかに、田窪の廃材に金箔を貼った作品や、舟越の人間の存在そのものを肯定するような半身彫刻など、「木」に対する5人それぞれのアプローチは、私たちの日常を問い直し、生命の持つ力を感じさせるだろう。【開催概要】木々との対話――再生をめぐる5つの風景会期:2016年7月26日(火)~10月2日(日)開催場所:東京都美術館 ギャラリーA・B・C住所:東京都台東区上野公園8-36休室日:月曜日 ※ただし9月19日(月・祝)、9月20日(火)は開室開室時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)夜間開室:毎週金曜日は20時まで。 ※ただし、8月5日(金)、6日(土)、12日(金)、13日(土)、9月9日(金)10日(土)は21時まで。9月23日(金)30日(金)は17時30分まで(入室は閉室の30分前まで)観覧料:一般800円、団体(20名以上)600円、65歳以上 500円、大学生・専門学校生 400 円※高校生以下無料(要証明)※特別展「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ・マティス・デュシャンからクリストまで―」のチケット(半券可)を会場入口で提示で(1枚につき1人)、一般当日料金から300円引き※8月20日(土)、21日(日)および9月17日(土)、18日(日)は「家族ふれあいの日」により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額(要証明)※8月17日(水)、9月21日(水)は「シルバーデー」により、65歳以上の方は無料(要証明)※10月1日(土)は「都民の日」により、どなたも無料※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳を携帯者とその付添(1名)は無料(要証明)
2016年07月26日今年開館90周年を迎える東京都美術館にて、5人の作家による企画展「木々との対話ー再生をめぐる5つの風景」が開催される。家屋などの建造物や仏像、家具、工芸品の材料としてや、長い美術の歴史の中で伝統的な素材として大切に使用されてきた「木」に改めて着目する同企画展。「木と再生」をキーワードに、各世代の現代日本を代表する美術家5名による木彫作品やインスタレーションが展示される。木彫作品には、実在の動物や、神話や伝説の生き物を、仏像彫刻の技法を取り入れて彫刻する土屋仁応や、気品と格調の高い木彫による肖像彫刻と「スフィンクス・シリーズ」など異形の人物像で人気の高い舟越桂の作品が展示される。インスタレーションの出展作家には、ダイナミックなスケール感のあるインスタレーションを展開する國安孝昌をはじめ、雑草や花の精緻な彫刻作品を展示する須田悦弘、廃材の上に金箔を貼るアッサンブラージュのシリーズの作品を手掛ける田窪恭治がラインアップされている。いずれの作家も、過去作とともに本展のための新たな作品が展示される。また、出展作家による講演や、いとうせいこうが登壇するトークショーなどの関連プログラムも実施される。「木々との対話ー再生をめぐる5つの風景」は、7月26日(火)~10月2日(日)東京都美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年07月15日