山梨大学は4月1日、尿に含まれていた細胞から直接クローンマウスを作出することに成功したと発表した。同成果は、同大学大学院 総合研究部生命工学専攻 水谷英二助教、若山照彦教授、発生工学研究センター 若山清香特任助教らの研究グループによるもので、4月1日付けの英国科学誌「Scientific Reports」に掲載された。同大学は、絶滅動物の復活や絶滅危惧種の救済のため、体細胞クローン技術の応用を検討している。しかしこういった種はヒトに慣れておらず、捕まえて体を押さえつけるだけでも死んでしまう危険性があることから、動物にストレスを与えずに簡便に体細胞を回収する必要があった。毛髪や唾液などは、個体に触れずにDNAを採取できるが、それらから回収されたDNAは多数の細胞の核が混ざっている。核移植ではひとつの細胞の核をひとつの卵子へ移植しなければならないため、これらのDNAは親子鑑定や個人の特定などには利用できても核移植には使えない。一方、尿には排尿の際に尿管上皮細胞などが一緒に流れ出ることが知られており、最近はそれらを無菌で培養して増やし、ヒトiPS細胞の樹立やクローン牛が作出された例も報告されている。しかし、野生動物やマウスのような小動物の場合、無菌での回収は難しく、得られる尿や細胞もわずかであり、増やして利用することはできない。そこで今回、同研究グループは、尿から回収した細胞を直接利用してクローンマウスの作出が可能かどうか検討するため、まず遺伝的背景の異なる4種類のマウスの尿から回収した細胞を用いて核移植した胚を4日間培養。すると、いずれの系統および性別でも38%~77%の胚がクローン胚盤胞へ発育した。また2細胞期のクローン胚を卵管へ移植したところ、1歳齢の129B6F1のメスの尿細胞から1匹、3カ月齢のBDF1のメスから2匹、オスから1匹のクローンマウスが生まれた。このうち、BDF1マウスの尿由来のクローンマウスを性成熟後に交配したところ、子供を出産。これにより、これらのクローンマウスは外見が正常で健康なだけでなく、正常な繁殖能力も有していることがわかる。さらに、同研究グループは、得られたクローン胚盤胞をES細胞樹立培地で培養することでクローン胚からES細胞を樹立。得られたクローンES細胞については、ES細胞特異的マーカーなどでES細胞と同等の未分化性を有することが確認されている。同研究グループは今回の成果について、尿内に含まれている細胞が、無菌で培養して増やさなくてもクローン動物の作製に使えることを証明するもので、野生動物のように無菌で尿を採取できない場合や、小型動物のように尿がほとんど得られない動物であっても利用できることになると説明している。今後は排尿後何時間まで尿細胞が核移植のドナーとして使えるか検討していく予定だという。
2016年04月04日妊娠中の頻尿は多くのママが経験する症状の一つです。大きく分けて妊娠初期の頻尿と妊娠後期の頻尿がありますが、妊娠初期から後期まで継続的に頻尿があるというママもいます。頻尿とは、それまでより尿の回数が増えることを指しますが(多尿)、回数や量に明確な定義があるわけではありません。妊娠初期に頻尿になる時期とは妊娠初期の頻尿は、妊娠初期の早いうちから始まり、妊娠中期に差し掛かるころまで発生する傾向があります。ママによっては、頻尿の症状が妊娠に気づくきっかけの一つとなる場合もあるでしょう。また、頻繁に尿意を感じるほか、ちょっとした刺激で尿が出てしまう尿もれの症状が出ることもあります。排尿に関することがらには恥ずかしさもありますが、妊娠中であれば誰にでも起こりうることです。対策の仕方と注意すべきことを心がけておけば、快適に過ごすことができるようになるでしょう。妊娠初期に頻尿になる原因(理由/原因)妊娠初期に頻尿が起こる原因は、主に以下のようなものが挙げられます。・妊娠を機に血流が増える腎臓の働きが活発になることで尿量が増したり、尿が排出されやすくなったりします。・妊娠初期に子宮が大きくなる子宮の前方にある膀胱が圧迫され、尿を溜めておける容量が少なくなり頻尿症状が現れます。妊娠中期には子宮が骨盤より上部に移動するため、膀胱の圧迫も改善されていきますが、後期に入ると大きくなった子宮が再び膀胱を圧迫するため、頻尿症状が現れる傾向があります。・黄体ホルモンの影響妊娠中に分泌される黄体ホルモンには子宮の筋肉を緩める働きがありますが、この分泌により膀胱の筋肉も弱められてしまうことがあります。ホルモンの分泌量や身体への影響については個人差があるため、頻尿症状として現れない場合もあります。妊娠初期に頻尿になったら、注意したいこと尿意を感じたら、我慢せずにきちんとトイレに行くようにしましょう。妊娠初期の頻尿では膀胱の筋肉が弱まり、尿を貯めておける容量も妊娠前より小さくなっているため、こまめに排泄する必要があります。残尿感が気になるようであれば、排泄の際に少し前屈みの姿勢を取ってみましょう。外部的に膀胱を圧迫することができ、尿がうまく排泄される場合があります。また、尿意を我慢すると膀胱炎を引き起こす原因となります。とくに妊娠中は免疫力が弱まっているので、膀胱炎のような各種の感染症にかかりやすくなっています。通院が必要になるケースもあるため、尿意を感じたら速やかに排泄しましょう。ただし、通常の頻尿症状との違いがある場合は、他の病気が原因になっている可能性があります。・排尿の頻度があまりに多い(5分おきの尿意が繰り返される、など)・排尿時に痛みを感じる・排泄した尿に血が混じっている・残尿感がある・尿に白濁がみられる・38℃以上の高熱が続く上記のような症状がある場合、膀胱炎や腎盂腎炎、または尿路結石症を起こしている可能性があります。健診医に相談のうえ、泌尿器科を受診しましょう。妊娠初期の頻尿予防と対策仕事をしていたり、運転中であったりなどの外出先では、尿意があってもトイレに行けない場合もあります。その場合は市販されている妊婦向けの尿漏れパッドを利用してみましょう。すぐにトイレに行けなくても、何かの拍子に尿漏れしても大丈夫などという安心感があれば、ストレスを感じにくくなります。また、利尿作用のあるカフェインの摂りすぎは頻尿の症状が悪化します。併せて妊娠中は、お腹の赤ちゃんに優先的に水分が回されることで水分不足になり、便秘も起きやすくなります。頻尿になると、つい水分を控えがちですが、脱水予防のためにも水や麦茶などカフェインレスの飲み物でこまめな水分摂取を行いましょう。時にコーヒーや紅茶を楽しみたい場合、デカフェ(カフェインレス)のコーヒー、紅茶などで代用しましょう。また、冷えも頻尿の症状を悪化させます。ひざかけを使ったり、お風呂で湯船に浸かって温まったりするなどの工夫を行い、体を冷やさないようにして過ごしましょう。
2016年04月04日頻尿は、一般的に起床時~就寝までの排尿回数が8回以上である場合を指す症状です。一つの目安であり、その日の水分摂取量や活動量などでも個人差があります。あわせて残尿感を伴います。妊娠中期の頻尿はいつからいつまでになるの?妊娠期間中は、お腹の赤ちゃんに送るために通常より多くの血液を必要とします。妊娠初期は、心臓で作られた血液や体液をろ過する役割を担う腎臓のはたらきが活発化するため、頻尿につながると言われています。妊娠中期ではママの体内で作られる血液量が最大となり、血液が腎臓でろ過される際、原尿と呼ばれる尿の元になるものがあるため、頻尿が起こりやすくなります。お腹の赤ちゃんが大きくなり子宮が膀胱を圧迫することでも頻尿症状が現れるため、妊娠後期からお産直前まで頻尿になる場合があります。妊娠中期に頻尿が現れる時期とは妊娠中のすべての期間を通して、頻尿症状を感じるママが多いと言われています。いずれもお腹の赤ちゃんの成長に伴う理由が原因とされ、産後には解消されるケースがほとんどです。妊娠中期では、妊娠16~24週ごろに頻尿症状が現れやすい傾向があります。こんな頻尿症状の場合は、感染症に注意妊娠中期の頻尿は、大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで尿が溜まっていなくても尿意を感じることと、尿が溜まる量が少なくなることで起こります。妊娠期間中の頻尿は、主に妊娠による生理現象のため治療の必要はありません。まれに排尿を我慢することで感染症を引き起こしたり、尿路の感染や炎症が原因となり頻尿症状が現れたりする可能性があります。尿路感染による感染症は、直接赤ちゃんへの影響はなく、早期治療すれば妊娠に影響がない場合がほとんどです。しかし、重篤化すると炎症によって子宮が収縮し、早産や流産になりかねません。感染による症状を感じる場合は、早めに健診医または分娩医に相談しましょう。膀胱炎(ぼうこうえん)頻尿に加え、排尿時にピリッとした痛みがある、残尿感がある、尿の色が赤いなどといった場合は膀胱炎の疑いがあります。普段は排尿によって尿道に存在する細菌も洗い流されますが、妊娠中は抵抗力が低下しているため、感染しやすくなっていることが原因です。腎盂炎(じんうえん)膀胱炎が悪化すると、膀胱から尿管・腎臓へと細菌が上行し、腎盂炎を発症します。酷い残尿感、出血、悪寒や震え、腰痛などの症状に伴い38~40度の高熱が出ます。多くの場合は入院しての治療が必要です。妊娠中期の頻尿対策と感染症予防妊娠中のすべての期間において、排尿を我慢しないことが一番の予防になります。尿意を感じたら、できる限りすぐにトイレに行きましょう。排尿して細菌を洗い流す女性の体は、尿道と膣、肛門が近くにあることから細菌が入りやすい構造をしています。尿路に存在する細菌は、排尿で洗い流しましょう。こまめに水分補給を行い、尿の回数を増やすことも効果的です。外陰部を清潔に保つおりものシートなどを使用している場合はこまめに交換したり、排便時は膣周辺に触れないようお尻を前から後ろに拭くなど、患部を清潔を保つように心がけましょう。性行為によって膀胱炎になるケースもあるため、その場合は自分だけではなく、行為前にパパの体も清潔に保つように話し合いましょう。体を温める冷えなどの理由で膀胱内の粘膜が32℃以下になると、細菌が繁殖・感染しやすい環境になります。夏でも温かい飲み物を飲む、お風呂にゆっくり浸かるなど、日頃の生活から体を温める工夫をしましょう。妊娠中期の頻尿では、こんなことにも注意妊娠期間中の頻尿症状には、尿を出したにもかかわらず、まだ残っているかのような感覚が伴う残尿感が発生する場合があります。実際に尿が残っていることは少ないと言われていますが、不快感が伴います。ただし頻尿に限らず、排尿時に痛みがあったり、残尿感があったりする場合は感染症を引き起こしている可能性があるため、健診医に相談しましょう。また病気ではありませんが、妊娠中期から後期にかけては尿漏れにも注意しましょう。せきやくしゃみなどの際、お腹の圧力で尿が漏れることがあります。これも、妊娠中、子宮が膀胱や尿道を圧迫し続けることが原因です。尿漏れの量に応じて、尿漏れパッドや生理用ナプキンを使用しましょう。清潔を保つためこまめに付け替えましょう。妊娠中期の頻尿予防と対策妊娠中期の頻尿を予防するには、膀胱を支える骨盤底筋群と呼ばれる筋肉を鍛える方法があります。排尿時に尿を止めたり、おしりの穴を絞めたりすると骨盤底筋群の存在が分かりやすいと言われています。意識的に絞めたり緩めたりする運動を行うことで、強化することができます。ただし膣や肛門を締めるときは、お腹に力を入れないように注意しましょう。
2016年04月04日頻尿は、一般的に起床時~就寝までの排尿回数が8回以上である場合を指す症状です。一つの目安であり、その日の水分摂取量や活動量などでも個人差があります。妊娠後期の頻尿はいつからいつまでになるの?妊娠中のすべての期間を通して、頻尿症状を感じるママが多いと言われています。いずれもお腹の赤ちゃんの成長に伴う理由が原因とされ、産後には解消されるケースがほとんどです。妊娠後期の頻尿が現れる時期とは妊娠時は、胎児に送るために通常より多くの血液を必要とします。妊娠初期は、心臓で作られた血液や体液をろ過する役割を担う腎臓のはたらきが活発化するため、頻尿につながると言われています。妊娠16~24週頃には、ママの体内で作られる血液量が最大となります。血液が腎臓でろ過される際、原尿と呼ばれる尿の元になるものがあるため、頻尿が起こりやすくなります。妊娠32週以降は、お腹の中で約2000gにまで成長した赤ちゃんにより子宮が徐々に持ち上がります。子宮が膀胱を圧迫することで、少しでも尿がたまると尿意を感じやすくなり頻尿症状として現れます。注意が必要な妊娠中の頻尿の回数と、痛みの種類妊娠期間中の頻尿は、主に妊娠による生理現象のため治療の必要はありません。まれに排尿を我慢することで感染症を引き起こしたり、尿路の感染や炎症が原因となり頻尿症状が現れる可能性があります。尿路感染による感染症は、直接赤ちゃんへの影響はなく、早期治療すれば妊娠に影響がない場合がほとんどです。しかし、重篤化すると炎症によって子宮が収縮し、早産や流産になりかねません。感染による症状を感じる場合は、早めに健診医または分娩医に相談しましょう。・膀胱炎(ぼうこうえん)頻尿に加え、排尿時にピリッとした痛みがある、残尿感がある、尿の色が赤いなどといった場合は膀胱炎の疑いがあります。普段は排尿によって尿道に存在する細菌も洗い流されますが、妊娠中は抵抗力が低下しているため、感染しやすくなっていることが原因です。・腎盂炎(じんうえん)膀胱炎が悪化すると、膀胱から尿管・腎臓へと細菌が上行し、腎盂炎を発症します。酷い残尿感、出血、悪寒や震え、腰痛などの症状に伴い38~40度の高熱が出ます。多くの場合は入院しての治療が必要です。妊娠後期の頻尿対策と感染症予防妊娠中のすべての期間において、排尿を我慢しないことが一番の予防になります。尿意を感じたら、できる限りすぐにトイレに行きましょう。・排尿して細菌を洗い流す女性の体は、尿道と膣、肛門が近くにあることから細菌が入りやすい構造をしています。尿路に存在する細菌は、排尿で洗い流しましょう。こまめに水分補給を行い、尿の回数を増やすことも効果的です。・外陰部を清潔に保つおりものシートなどを使用している場合はこまめに交換したり、排便時は膣周辺に触れないようお尻を前から後ろに拭くなどの工夫をしたり、患部を清潔を保つように心がけましょう。性行為によって膀胱炎になるケースもあるため、その場合は自分だけではなく、行為前にパパの体も清潔に保つように話し合いましょう。・体を温める冷えなどの理由で膀胱内の粘膜が32℃以下になると、細菌が繁殖・感染しやすい環境になります。夏でも温かい飲み物を飲む、お風呂にゆっくり浸かるなど、日頃の生活から体を温める工夫をしましょう。
2016年04月04日イッティはこのほど、履くだけで「尿もれ」「腰痛」などを予防するガードル「締めきゅっと」(5,481円・税込)を発売した。現在、「尿もれ」に悩んでいる女性は多く、中でも30~50代の産後の女性によくみられるという。その原因は、出産時に産道を赤ちゃんが通ることで、子宮や膀胱(ぼうこう)、直腸などの腹部臓器を支える筋肉「骨盤底筋」が緩んでしまうことと言われている。厚生労働省の人口動態統計によるデータを見ると、昭和50年は25.7歳だった初産平均年齢が、平成25年には30.4歳まで上昇。出産が高年齢化すると、体への負担も大きくなり、骨盤の戻りも遅くなる。30代~50代の産後の女性に尿もれが多いのは、出産年齢の高齢化も影響しているようだ。尿もれは、重い物を持ったときや、せきをしたときなど、腹部に力が入った時に生じやすい。日本人女性の多くは「年だから仕方ない」「相談するのも恥ずかしい」と症状を放置してしまう傾向があるが、欧米では、妊娠・出産後には緩んでしまった骨盤底筋群のトレーニングは大切という認識が非常に高いという。同商品は、骨盤底筋を鍛え、産後の回復機能を早めるガードル。宋美玄(そんみひょん)医師が監修した。履くだけでふとした瞬間の尿もれや、デリケートゾーンのゆるみを防止する働きがあるという。販売はショッピングサイト「一番星オンラインショップ」で行っている。
2015年11月18日カネカはこのほど、菊花ポリフェノールを含有する菊花抽出物が、食事による尿酸値上昇を抑えるという研究成果が国際的学術雑誌「NUTRAfoods」に掲載されたことを明らかにした。プリン体の過剰摂取や過度の運動・ストレスは、尿酸値を上昇させ、高尿酸血症や痛風の発症リスクを高めることが明らかになっている。尿酸値の高い状態が続くと、激しい痛みを伴う痛風発作を生じたり、腎臓病やその他の病気を引き起こしたりするリスクが高まるとされている。一般的に、30歳以上の日本人男性の30%が尿酸値が高めの状態にあると言われており(※)、さまざまな病気のリスクを避けるためには、日々の生活の中で尿酸値の上昇を抑えることが非常に重要となる。今回の研究では、尿酸値が高め(5.5mg/dL以上8.0mg/dL以下)の成人男性を対象に、プリン体を多く含む食事と同時に、菊花ポリフェノールを含む食品(菊花ポリフェノール食)もしくは菊花ポリフェノールを含まない食品(プラセボ食)を摂取させ、尿酸値の上昇を比較した。その結果、試験開始前に特に尿酸値が高め(7.1mg/dL以上)の成人男性7名において、菊花ポリフェノール食を摂取した場合、プラセボ食を摂取した場合に比べて血中尿酸値の上昇が明らかに抑制されることが示された。特に摂取後60分、180分、240分時点で有意差があったとのこと。同社は今回の結果によって、「菊花ポリフェノールの効果に対する信頼性が高められた」としたうえで、今後は機能性表示食品素材としての開発を進めていく意向を示している。※高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版、日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会、2010より
2015年10月07日ライオンは17日、「トイレ汚れの主犯格"尿ハネ"」に関する調査結果のまとめを発表した。○座って用をたす男性は6年で1.5倍に同社が実施した「掃除行動実態調査」(08年:20~64歳既婚女性、10年、14年:20~69歳既婚女性)において、「夫の小用スタイル」について調査したところ、「座って小用をする夫」は年々増加。2008年は26.8%であったが、2014年では38.0%と、6年間で1.5倍になった。また、座って小用をすることで「便器の外側」に飛ぶ「尿ハネ」も減少。一方、「便座の裏側」には多数の尿ハネが付いているという結果に。男女別に見ると、1回の使用で男性では約200滴、女性の場合は約500滴も飛び散ることが明らかになった。同社は「男性が小用を座ってするようになると便座を上げる機会が減るため、便座裏の尿ハネに気付かず汚れを溜めてしまうリスクも高まっているのではないか」と推測している。
2015年03月18日九州大学(九州大)は3月12日、線虫は尿によって高精度にがんの有無を識別することができると発表した。実用化されれば、尿1滴でさまざまな早期がんを数百円で高精度に検出できるようになる。同成果は九州大学大学院理学研究院/味覚・嗅覚センサ研究開発センターの広津崇亮 助教、伊万里有田共立病院の園田英人 外科部長、九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科の前原喜彦 教授らの研究グループによるもの。3月11日付けの米科学誌「PLOS ONE」に掲載された。がん患者には特有の匂いがあることが知られており、がん探知犬を用いたがん診断が試みられているが、犬の集中力に左右されるため、1日5検体程度しか調べることができず、実用化は困難な状況にある。一方、線虫は犬と同等の嗅覚を持ち、匂いに対する反応も調べ易い。飼育も容易で、さまざまな実験技術が開発されていることから、がんの匂いおよびその受容体の同定を行うことができると期待される。今回の研究では、線虫ががん細胞に特有の分泌物の匂いに反応することが判明。その後、血液よりも診断が容易である尿に対する反応を調べたところ、がん患者の尿には誘引行動を、健常者の尿には忌避行動を示すことがわかった。また、テストをした数十種類のがんすべてに反応を示しただけでなく、早期がんに対する反応も確認された。さらに、線虫を利用したがん診断テストを実施したところ、感度(がん患者をがんと診断できる確立)は95.8%、特異度(健常者を健常者と診断できる確立)は95.0%だった。現在、国内のがん検診受診率は約30%にとどまっており、その理由として「面倒」「費用が高い」「痛みを伴う」「時間がかかる」「がん種ごとに異なる検査を受ける必要がある」などが挙げられている。同研究グループは「この技術が社会実装されれば、がん検診受診率の飛躍的向上とそれによる早期がん発見率の上昇、がんの死亡者数の激減、医療費の大幅な削減が見込まれる」とコメントしている。今後は、がんの有無だけでなく種類まで特定できるような技術の開発を進めるとのことで、すでに特定のがんだけに反応しない線虫を作製することに成功しているという。
2015年03月12日ユニ・チャームは15日、尿吸引ロボ「ヒューマニー」を活用した介護負担低減と尿による肌汚れ面積低減について臨床研究を実施し、同製品を使用することで「“オムツの交換回数”と”オムツ内の肌汚れ面積”を低減させることができる」ことを実証したと発表した。同研究は、北海道大学 大浦武彦名誉教授監修のもと、一般社団法人TMG本部 看護局、医療法人社団 武蔵野会 新座志木中央総合病院、医療法人 医仁会 中村記念病院、彦根市立病院とともに行われ、研究成果は9日「日本慢性期医療学会」にて発表された。「ヒューマニー」は2009年5月、”自立支援を可能とする排泄ケア”の提供を目的に、ユニ・チャーム ヒューマンケアが発売した自動排泄処理装置。尿検知センサーを内蔵した「尿吸引パッド」、小型真空ポンプ・タンクを内蔵した「本体(採尿器)」で構成される。排尿があると、パッド内のセンサーが検知し、真空ポンプを作動させ、パッドから液体・気体を吸引し、タンクに尿をためる仕組みとなっている。2012年4月の介護保険法改正により、レンタル福祉用具となった。同社では、介護の質を落とさずに、負担を低減する排泄ケアの提供が求められている現状にあって、今回、同製品を使用することによる「オムツ交換回数の低減による介護負担軽減」と「オムツ内の尿による肌汚れ面積の低減」の2つについて検証したという。被験者は、終日オムツを使用している高齢者でベッド上での生活が主体の人26名。障害高齢者の日常生活自立度はランクCとなる。試験期間は2012年3月~8月。試験は、被験者を「試験品から使用開始」と「対照品から使用開始」の2つのグループに分け、各3日間使用。パッドの交換回数を原則として、試験品1日2回、対照品1日4もしくは6回とする。交換の際に肌の様子を確認し、評価を実施した。試験期間で使用したパッド全枚数に対するモレが発生したパッドの数の比で表した「モレ率」と試験期間中の被験者の肌状況を皮膚・排泄ケア領域の認定看護師によって判定評価された「肌観察」結果は、試験品と対照品に差は見られなかった。試験期間中の「パッドの1日あたりの交換回数」と「排尿によるパッド表面上の汚れ」を画像解析した結果と「オムツ内の残存尿量」を重量計測した結果は、いずれの項目も被験者すべてにおいて有意差を持って減少した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日ユニ・チャームは女性用の軽い尿もれ専用品「チャームナップ」シリーズに、「チャームナップ吸水さらフィ 少量用 羽つき15cc」を新たにラインナップした。10月9日より発売開始する。「チャームナップ吸水さらフィ」は、軽い尿もれに対する不安を軽減できるパンティライナー。従来の吸水タイプは、3cc(パンティライナー)と50cc(中量用)だけだったが、同商品は「少量用(15cc)」。よりニーズに近い商品を選んで使用できるようになった。従来モデルのパンティライナー中量用と同様に、少量用もショーツにぴったりフィットする羽付きタイプになっている。しっかり立ち上がったギャザーと、ショーツとズレないテープ付きで、横モレをガードする。チャームナップ少量用羽つきは26枚入りで価格500円。中量用羽つきは14枚入りで価格500円。パンティライナー羽付きは32枚入りで価格315円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日ネコがかかりやすい病気アリアンツ・ペット保険が12月20日より明年1月31日まで、「ねこちゃんを尿路疾患から守ろう」キャンペーンを開始した。これは「ニャンとも清潔トイレ」のモニター募集を兼ねた試み。同社によれば、ネコがかかりやすい病気の1つに尿路疾患があるという。この疾患の予防には、愛猫の尿の色や量、トイレ中の様子をチェックするという習慣が大切であると同時に、定期的な尿検査ができればなお理想的となる。ニャンとも清潔なトイレそのため今回のキャンペーンでは、検査のための尿採取が行いやすいよう工夫された「ニャンとも清潔トイレ」のモニターを募集し、応募者には特典やプレゼントが当たる。応募にはアリアンツが運営する、同社のペット保険に入っていなくても無料でできる「Pet People Club」への登録が必要。モニターは、同社の顧客向けサービス「24時間ペット健康相談」を半年間利用できる。各コースの内容は下記の通り。詳しくは同社まで。Aコース:先着20名様「ニャンとも清潔トイレ」のモニターと「24時間ペット健康相談」サービスのご利用権(2011年6月末日まで)をセットでご提供。Bコース:抽選で10名様「ニャンとも清潔トイレ」のモニターと「24時間ペット健康相談」サービスの2011年6月末日までご利用権利をセットでご提供。さらに、ニャンと猫パンチTVがあなたのねこちゃんのお写真にセリフをつけます!セリフ付きにゃんこ写真は、後日、公式サイトにて発表します!
2010年12月23日