平安から鎌倉時代に活躍した日本でもっとも著名な仏師、運慶。その運慶と縁の深い興福寺の中金堂が、およそ300年ぶりに再建されるのを記念した展覧会が、東京国立博物館で開催されます。卓越した造形力が生んだ写実性にあふれる傑作の数々が一堂に会する特別展は、運慶芸術を堪能するまたとない機会です。天才仏師・運慶の傑作が集結する、史上最大の展覧会今回の展覧会は、運慶と縁の深い奈良・興福寺の中金堂再建の記念事業として企画されました。これまで門外不出とされてきた仏像も出品される、史上最大の運慶展となります。主な見どころをご紹介します!●重要文化財・聖観音菩薩立像この聖観音像が寺から出るのは、今回がはじめて。肉付きのよい体躯と写実的な着衣の表現に、運慶の特徴が見られます。重要文化財 聖観音菩薩立像 運慶・湛慶作 鎌倉時代・正治3年(1201)頃愛知・瀧山寺蔵 写真:六田知弘●父・康慶から息子・湛慶、康弁へ 運慶の作風の誕生と継承平安時代から鎌倉時代へと時代が変革する中で、運慶はそれまで主流だった仏師・定朝の様式とは異なる新しい表現を生み出しました。その特徴は、「八大童子立像」に代表される感情まで表現する迫真性。写実性に富み、精神の深みまで感じられる「無著菩薩立像・世親菩薩立像」は、肖像彫刻の最高傑作といわれています。●国宝・八大童子立像のうち 恵喜童子・清浄比丘童子・烏倶婆童子・恵光童子・制多伽童子・矜羯羅童子不動明王像に随う八大童子として造られたもので、8体中6体が運慶の手によるもの。画像の制多伽童子は、造像時の彩色もよく残っており、完成度の高さにおいて屈指の作といわれています。今回の特別展では、この像をあらゆる角度から見ることができます。国宝 八大童子立像のうち制多伽童子 運慶作 鎌倉時代・建久8年(1197)頃和歌山・金剛峯寺蔵 写真:高野山霊宝館●国宝・無著菩薩立像・世親菩薩立像無著・世親は5世紀の北インドに実在した学僧の兄弟。無著の静に対して世親の動と、対照的な容貌が印象的です。国宝 無著菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃奈良・興福寺蔵 写真:六田知弘 国宝 世親菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・建暦2年(1212)頃奈良・興福寺蔵 写真:六田知弘●博物館でたっぷり味わう運慶 お寺では見られない表情も国立博物館・平成館というお寺とは異なる大空間での展示によって、いつもとは違う距離感、違う角度でじっくりと鑑賞できるのも、今回の特別展示の魅力のひとつ。間近で見あげる四天王立像は、圧巻のひとことです。●国宝・四天王立像豊かな装飾がほどこされた甲や着衣の表現もみごとな、躍動感あふれる四天王立像。国宝 四天王立像のうち多聞天 鎌倉時代・13世紀奈良・興福寺蔵(南円堂安置) 写真:飛鳥園 ●未来に引き継ぐ運慶 調査研究の最先端を紹介運慶の研究は今なお続けられており、この15年間でも新たに3件の運慶作品、あるいはその可能性が高い作品が見つかっています。X線CT撮影によって得られた像内納入作品の映像など、最新の知見もこの展覧会で紹介されています。●運慶を生んだ系譜――康慶から運慶へ平等院鳳凰堂の阿弥陀如来座像の作者・定朝ののち、仏師集団は3つの系統に分れていきます。運慶の父・康慶が属していた奈良仏師は、保守的なほかの2派とは異なり、新たな造形を開発する気概を持っていました。運慶の父、その師が手がけた像と、若き運慶の作品を展示することによって、運慶独自の造形が培われた過程に光が当てられています。●阿弥陀如来立像および両脇侍立像定朝が完成させた和様彫刻(定朝様)は胸腹部が薄く、衣の襞が浅い穏やかな作風が特徴です。しかし、奈良仏師の作と考えられているこの像にはしっかりと張りのある肉がつき、衣も写実的に表現されています。運慶が生まれたのは、この像が造られたころでした。重要文化財 阿弥陀如来坐像および両脇侍立像 運慶作 鎌倉時代・文治5年(1189)神奈川・浄楽寺蔵 写真:鎌倉国宝館(井上久美子)※10月21日から展示●国宝・大日如来座像現存する運慶の作品で、もっとも早い時期に制作されたもの。きれいに梳かれた髪のふくらみなどに、たぐいまれな才能の片鱗が感じられます。国宝 大日如来坐像 運慶作 平安時代・安元2年(1176)奈良・円成寺蔵 写真:飛鳥園●運慶の彫刻――その独創性大日如来像の造像から10年間で、運慶は独自の作風をつくりあげていきます。写実性に富み、圧倒的な存在感を放ち、精神の深みまで感じさせる運慶の仏像は、「仏が存在するという実感を得たい」という当時の人々の思いに応えたものでした。●国宝・毘沙門天立像いまにも動き出しそうな毘沙門天は、北条時政の発願によって造られたもので、このころまでに運慶の作風が確立されたことがわかります。国宝 毘沙門天立像 運慶作 鎌倉時代・文治2年(1186)静岡・願成就院蔵 写真:六田知弘●運慶風の展開――運慶の息子と周辺の仏師運慶の6人の息子は、いずれも仏師になりました。特別展では、運慶の作風を色濃く感じさせる康弁と、洗練された作風を持つ快慶の影響を受けた湛慶の像が展示されています。●重要文化財・十二神将立像明治時代初頭、それまで安置されていた寺を離れて民間に流出した十二神将は、現在、静嘉堂文庫美術館と東京国立博物館にわかれて収蔵されています。今回の特別展では、42年ぶりに十二神将すべてが揃います。重要文化財 十二神将立像のうち戌神鎌倉時代・13世紀 東京国立博物館蔵●国宝・天燈鬼立像・龍燈鬼立像運慶の作風を受け継いだ康弁の像は、隆々とした写実的な体躯を持ちながらもユーモラスな雰囲気を漂わせています。国宝 天燈鬼立像 鎌倉時代・建保3年(1215)奈良・興福寺蔵 写真:六田知弘国宝 龍燈鬼立像 康弁作 鎌倉時代・建保3年(1215)奈良・興福寺蔵 写真:六田知弘●興福寺中金堂について和銅3年(710)に創建された奈良の興福寺の歴史は、焼失と再建の繰りかえしでした。治承4年(1180)の南都焼討ち後の復興は、仏教美術のルネサンスともいわれ、清新な造仏活動がおこなわれました。その代表が、運慶の父・康慶が率いた慶派、いわゆる奈良仏師です。今回の特別展は、享保2年(1717)に焼失したままの中金堂の再建を記念して開かれるものです。これまで門外不出とされてきた作品も出品される、貴重な機会になりました。中金堂の再建は2018年夏に完了し、10月には落慶法要が営まれることになっています。《展覧会詳細》名称 興福寺中金堂再建記念特別展 運慶会場 東京国立博物館 平成館会期 2017年9月26日(火)~11月26日(日)休館日 月曜日※ただし10月9日(月・祝)は開館開館時間 午前9時30分~午後5時※金曜・土曜および11月2日(木)は午後9 時まで開館※入館は閉館の30 分前まで公式サイト 電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)観覧料金 一般 1,600円(1,400円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 900円(700円)※税込。()内は前売り料金
2017年06月25日展覧会「バイトル presents チームラボジャングルと学ぶ!未来の遊園地」が、2017年7月28日(金)から9月10日(日)までの期間、渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホールで開催される。本展は、光のアートに体ごと没入し光に触れて音楽を奏でる参加没入型ミュージックフェスティバル「チームラボジャングル」と、世界中で累計500万人以上を動員している「学ぶ!未来の遊園地」による大規模な展覧会。昼の部と夜の部があり、親子で楽しむ「キッズヌーン(Kids Noon)」と、大人のための「アートナイト(Art Night)」で異なる演出が行われる。「キッズヌーン」では光の中でトランポリンや滑り台で遊んだり、子供が楽しめるコンテンツが充実している。「アートナイト」では光の線の集合によって空間が幻想的な雰囲気に包まれる。複数人による参加型インタラクティブミュージックなども開催する。「学ぶ!未来の遊園地」では、海外の展覧会で好評だった「Graffiti Nature – 山と谷」や「すべって育てる! フルーツ畑」など新作が登場。昼と夜、どちらの時間帯でも楽しむことができる。【詳細】「バイトル presents チームラボジャングルと学ぶ!未来の遊園地」開催日時:2017年7月28日(金)〜9月10日(日) 9:30〜22:00場所:渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール ホールA・B上演スケジュール;■平日キッズヌーン(昼)10:00〜10:50、11:20〜12:10、12:40〜13:30、14:00〜14:50、15:20〜16:10、16:40〜17:30■平日アートナイト(夜)19:00〜20:00、20:30〜21:30■土日祝日キッズヌーン(昼)10:00〜10:50、11:20〜12:10、12:40〜13:30、14:00〜14:50、15:20〜16:10■土日祝日アートナイト(夜)17:30〜18:30、19:00〜20:00、20:30〜21:30休演日:終日休演 8月7日(月)・21日(月)・9月4日(月)、キッズヌーン(昼)休演 7月28日(金)・9月1日(金)・5日(火)〜8日(金)、アートナイト(夜)休演 8月10日(金)チケット料金:■キッズヌーン(昼公演)大人 2,200(2,000)円、小人1,200(1,000)円、バイトル学割 1,800(1,600)円■アートナイト(夜公演)大人 3,400(3,200)円、バイトル学割 2,400(2,200)円※カッコ内は前売り価格。※大人は15歳以上、小人は3歳以上〜中学生以下、バイトル学割は高校生、専門学生、短大生、大学生、大学院生※2歳以下無料。未就学児は保護者の同伴が必要。※夜フェスは、中学生以下入場不可。※「バイトル学割」学生証及びバイトルアプリの提示が必要。前売り券取り扱い:2017年6月1日(土)10:00より、 ローソンチケット、日テレゼロチケ、チケットぴあ、イープラス、セブンチケット、Yahoo!チケットにてチケット一般発売開始。
2017年06月13日展覧会「魔法の美術館― 光と遊ぶ超体感型ミュージアム」が神戸ファッション美術館にて開催される。会期は、2018年7月14日(土)から9月2日(日)まで。体感型の光のアートを楽しむ「魔法の美術館」「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ、体感型の展覧会。来館者の動きに合わせて、色とりどりの光や影のモチーフ、映像、音が変化する作品などが、美しくも不思議な空間を演出する。日本を代表する気鋭のアーティストが作り出した魔法のような空間に入り込み、心ゆくまで遊びつくすことが可能だ。登場する全21点の作品すべて写真撮影も自由となっており、SNSに投稿して楽しむこともできる。動く影が幻想的な「Lifelog_シャンデリア+Lifelog_モビール」小松宏誠の「Lifelog_シャンデリア+Lifelog_モビール」は、天井から吊り下げられた繊細な造形のシャンデリアや、展示されたモビールが回転。壁に映し出された影の動きを楽しめる幻想的な作品だ。自分がキュビスムの世界に「.hito」自分のキュビスム的な姿を楽しめる「.hito」。イスに座ると自分がキュビスム的な姿になり、動きに合わせて変化する。ポリゴンチックになった自分の動きを楽しんで。自分の歩いた道から波紋のように光が広がる「七色小道」「七色小道」は、一見ただの通路に見える道。歩き出すと、自分の跡から様々な色や光が広がっていき、他の人が出す色と混ざりあう。ただ歩いているだけで無意識のうちにお互いに影響を与え合っている様子を参加型アートという形で表現した。時間の経過によって広がった光は形を変えながら消えてしまうので、常に違う姿の「七色小道」を楽しむことができる。【詳細】魔法の美術館― 光と遊ぶ超体感型ミュージアム会期:2018年7月14日(土)~9月2日(日)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日、2018年7月17日(火) ※7月16日(月・祝)は開館場所:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1入館料:一般 1,000(800)円、大学生・65歳以上 500(400)円、高校生以下 無料※()内は前売り(館内のみ)、または30人以上の団体料金。※小学生以下は保護者(高校生以上)の同伴が必要。出品アーティスト:田中陽、坪倉輝明、藤本直明、小松宏誠、徳井太郎/清水雄大、藤元翔平、重田佑介+Zennyan、岡田憲一、宮本昌典/小岩原直志
2017年06月11日展覧会「アートアクアリウム」が2017年も開催決定。「ECO EDO 日本橋アートアクアリウム 2017 〜江戸・金魚の涼〜 & ナイトアクアリウム」が、2017年7月7日(金)から9月24日(日)までの間、日本橋三井ホールにて開催される。アートアクアリウムとは「アートアクアリウム」とは、数千匹の金魚を使った水中アートの展覧会だ。今年で開催11周年を迎え、これまで累計730万人が来場した人気イベントとなっている。今年は「龍宮城」がコンセプト今年のコンセプトは「龍宮城」。金魚を観賞して涼をとっていた江戸の文化を現代に蘇らせた作品が登場し、まるで江戸時代の花街に迷い込んだかのような、非日常的な世界が広がる。本記事では見所のエリアを紹介。“玉手箱”の中を金魚たちが泳ぐ「タマテリウム」今年のコンセプトである「龍宮城」から導かれた、“玉手箱”をモチーフにした新作「タマテリウム」はぜひチェックしておきたい作品。重厚なアクリルで制作された玉手箱型の水槽には、金沢の金箔で金魚の絵柄が施されている。中を覗くと、優雅に泳ぎ回る様々な種類の金魚たちの姿が。その背景には、竜宮城の宝の山を彷彿させるオブジェが置かれており、ドリーミーな空間となっている。金魚を花魁に見立てた「超・花魁」アートアクアリウムの誕生以来、その象徴として存在感を放ってきた名作「花魁」。その水量を3倍にして作り上げたのが、進化版の「超・花魁」だ。この作品は「金魚」を江戸の花街に生きた「花魁」に見立て、「金魚鉢」はその中でしか生きられない世界を意味している。巨大金魚鉢とその周囲を囲む17もの水槽で構成されており、7色に変化するきらびやかな照明が彩っている。3,000匹もの金魚が舞い泳ぐ姿は見るものを圧倒させる。雪洞をイメージした「ボンボリウム」「ボンボリウム」は、江戸時代から親しまれている照明「雪洞」をイメージした作品。1つの水槽に金魚が1匹だけ泳いでおり、その姿はまるで影絵のよう。ゆっくりと変化する光の中で、ぼんやりと照らし出される金魚を楽しみたい。このほか、龍宮城の世界を表現した映像と水槽に泳ぐ鯉がコラボレーションした新作「龍宮四季絵巻」や、ひな壇に川のような横長の水槽を複数並べた「パラダイス・ウォール」、「行燈」をモチーフに側面をレースで覆った「アンドリウム」など全18個もの作品が楽しめる。ここでしか買えない金魚グッズも会場内を楽しんだあとは、記念に金魚グッズはいかがだろう。ここでしか買えない金魚のぬいぐるみストラップは、地金・丹頂・出目金・土佐金・水泡頭など、全8種類が展開される。お気に入りの金魚を持ち帰ってみては。他にも、夏に活躍しそうな豆うちわや髪飾りなどが揃う。さらに奥のカフェでは、金魚をモチーフにしたソーダやセリーなども販売されるのでチェックしてみて。【イベント詳細】「ECO EDO 日本橋アートアクアリウム 2017 ~江戸・金魚の涼~ & ナイトアクアリウム」開催期間:2017年7月7日(金)~9月24日(日)時間:11:00~23:30(最終入場:23:00)会場:日本橋三井ホール住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5階・エントランス4階入場料:当日:一般(中学生以上) 1,000円/子ども(4歳以上 小学生以下) 600円/3歳以下 無料※価格は税込み。
2017年05月28日展覧会「没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑」が大阪・あべのハルカス美術館にて開催される。会期は2017年6月6日(火)から7月17日(月・祝)まで。北野恒富は大阪の女性たちを描き続けた画家。「画壇の悪魔派」と呼ばれた妖艶美漂う初期の作品から、次第に内面表現を深化させた作品を生み出すようになる。そして、モダンな感覚を秘め上品な華やかさを表す「はんなり」に到達。大阪で初の本格的な大回顧展となる本展では、その生涯で生み出した作品約190点を一挙に公開。見ているだけで迫力が伝わってくる《淀君》や大阪の良家の姉妹を描いた《いとさんこいさん》など、大阪にゆかりのある女性たちがバリエーション豊かに描かれている。また、代表作の素描を収めたスケッチブックを多数展示。そこから作品が実際に描かれるまでの過程を覗き見ることが出来る。当時新しい時代を感じさせるとして人気を博したアールヌーヴォー調の妖艶な美人のポスターなども多数展示、商業デザイナーとしての側面も紹介していく。さらに、恒富が設立した画塾「白耀社」の島成園や中村貞以らの名作もあわせて展示する。近代大阪画壇の巨匠の豊かな芸術観をじっくり感じ取ることができる。【詳細】没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑会期:2017年6月6日(火)~7月17日(月・祝)会場:あべのハルカス美術館住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F開館時間:火~金 10:00~20:00月・土・日・祝 10:00~18:00※入館は閉館30分前まで。休館日:6月12日(月)、26日(月)観覧料:一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 900(700)円、中学・小学生 500(300)円、前売りペアチケット 2,000円 (2枚組、一般のみ)、未就学児 入場無料※()内は前売り券と15名以上の団体。※障がい者手帳持参者は、付き添い1名まで当日料金の半額。※前売券、前売りペアチケットは6月5日(月)まで販売。
2017年05月20日展覧会「【特別展】 没後50年記念 川端龍子 ―超ド級の日本画―」が山種美術館にて開催される。会期は2017年6月24日(土)から8月20日(日)まで。大衆に訴える作品を描き続けた日本画家・川端龍子。洋画から日本画への転向、絵画団体「青龍社」の樹立、規格外の大画面制作など、従来の枠組みを破るため常に挑戦を続けた。山種美術館では、龍子の没後50年を記念し、初期から晩年にかけての代表作を紹介、その画業を振り返る特別展を開催する。会場では自らが主宰した「青龍社」の青龍展第1回展に出品された記念碑的な《鳴門》、横幅7.2メートル超の大作《香炉峰》、新聞や雑誌の挿絵画家として同時代の世相を俯瞰的に見るジャーナリズム精神の発露といえる《爆弾散華》などの代表作を中心に約60点出品する。中でも、当時は会場芸術と批判された、大胆な発想と筆致で構成された大画面の大作は圧巻だ。また、1日1句の制作を晩年まで貫き、『ホトトギス』同人でもあった龍子が俳句を絵入りで記した短冊や、小さな子どもを慈しむような作品もあわせて展示。真摯で柔和な龍子の内面性が表れた初公開の作品で振り返る。【詳細】【特別展】 没後50年記念 川端龍子 ―超ド級の日本画―会期:2017年6月24日(土)〜8月20日(日)※会期中一部展示替えあり(前期 6月24日〜7月23日、後期 7月25日〜8月20日)会場:山種美術館住所:東京都渋谷区広尾3-12-36開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日 ※7月17日(月)は開館、7月18日(火)は休館入館料:一般 1,200円(1,000円)、大高生 900円(800円)、中学生以下無料※()内は20名以上の団体料金、および前売り料金。※障がい者手帳、被爆者健康手帳を提示の方、およびその介助者(1名)は無料。※本展使用済入場券(有料)の提出で、会期中入館料が団体割引料金に。(1人1枚につき1回限り有効)※会期中、きもの・ゆかたでの来館者は団体割引料金に。※複数の割引の併用は不可。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル 電話受付時間:8:00〜22:00)
2017年05月18日展覧会「NARUTO⇒BORUTO museum」が、2017年5月2日(火)から6月4日(日)まで、東京・渋谷modi内の「hmv museum」で開催される。テレビアニメ「NARUTO -ナルト-」「NARUTO -ナルト- 疾風伝」、そしてその続編で現在放送されている「BORUTO –ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」の3作品の移り変わりを再現した空間で、各作品のビジュアルや設定資料などの展示を行う本展。ミュージアム内は、「NARUTOブース」「BORUTOブース」の二部構成になっており、「NARUTOブース」ではアニメの場面写真や歴代のメインビジュアル、キャラクター設定資料を、一方の「BORUTOブース」でも場面写真やメインビジュアル、設定資料を展示する。またミュージアム内のフォトスポットでは、3Dアートで描かれた九尾・九喇嘛と拳を交わして写真撮影が出来るほか、併設のショップでは「NARUTO⇒BORUTO museum」開催記念グッズやオフィシャルグッズの販売も実施する。【開催概要】「NARUTO⇒BORUTO museum」開催期間:2017年5月2日(火)〜6月4日(日)会場:渋谷modi内 6F 「hmv museum」時間:11:00~21:00 ※入場は20:30まで入場料:500円 ※未就学児無料※混雑状況により入場規制を行う場合あり。
2017年04月29日待ちに待ったGWがやってきました!今年はどう過ごそうかな?と悩んでいる人に、この記事ではGW期間中に行ける、東京都内開催の展覧会をご紹介します。歴史ある絵画からポップアートまで、感性を刺激されること間違いなし!アートな休日を過ごしてみませんか?遊びに行きたい!GW開催のイベントまとめはこちら今だからじっくり見たい!芸術・歴史にじっくり触れられる展覧会6選原故郷のスラヴ民族トゥーラニア族の轍とゴート族の剣の間にプラハ市立美術館今年も貴重な美術品が来日中!中でも国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」では、チェコ以外では日本初、「スラヴ叙事詩」全編が公開されています。ファンも多いブリューゲルの「バベルの塔」や、ロシア・エルミタージュ美術館秘蔵の美術品を見られる「大エルミタージュ展」も見逃せません。東京ステーションギャラリーでは、今まで日本ではほとんど知られてこなかったブリューゲルの大規模な回顧展を開催。独特の世界観に引き込まれること間違いなしです。《坂本龍馬湿板写真》慶応2年または3年頃高知県立歴史民俗資料館蔵展示期間:4/29~5/1※3日間限定公開、以降は複製展示幕末好きには「没後150年坂本龍馬」がおすすめ。近年龍馬のものと判明した刀などの新資料で、新たな龍馬の魅力を発見できるかも!?日本の「イマ」を感じる!現代アート・建築展4選国立新美術館では「草間彌生 わが永遠の魂」が開催中。2009年から草間彌生が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、一挙約130点が日本初公開という、ファンならずとも必見の展覧会です。「世界のKUSAMA」の魅力を存分に味わえます。また、日本の家にフォーカスした珍しい展覧会「日本、家の列島 フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」も面白い視点。古典である浮世絵をデジタル化して、浮世絵の世界に没入できる「スーパー浮世絵江戸の秘密」展、和食がアートになる「食神さまの不思議なレストラン展」は2施設同時に観るとお得になるチケットが販売されています。自然の魅力にどっぷり!注目の科学展示2選「始祖鳥CG画像」©The Trustees of the Natural History Museum, LondonMuseum Alive 3D, Produced by Atlantic Productions for Sky今までイギリス・ロンドンに行かないと見られなかった、大映自然史博物館の貴重な収蔵品が世界初巡回!上野の国立科学博物館では、「大映自然史博物館展」が開催されています。絶滅した生きものの化石や眼を見張るような宝石など、魅惑的な世界を堪能できます。池袋で開催中の「「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」は、去年好評だった展示がパワーアップ!死に至る毒を持つ!?生きものも展示されますよ。ファンにはたまらない!ポップアート・キャラクターの展覧会8選+1開館から1周年を迎えた六本木のスヌーピーミュージアム。1周年記念展では貴重な原画の公開があり、ファンは必見です。1周年記念のキャンペーンも開催中で、かわいいマスキングテープがもらえます。世田谷美術館で開催中なのは、絵本「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カールの展覧会。優しいタッチに懐かしさを覚える人も多いのでは?《蒸気船ウィリー》より 1928年© Disney Enterprises, Inc.その他ディズニーのアートや日本初となるマーベルの大型総合展など、気になる展示が目白押しです。横浜の開催ですが「シルバニアファミリー展 わくわくミュージアム2017」も気になるところです。上野をお得に満喫できるパスポートも!東京国立博物館、国立西洋美術館、上野動物園など、東京・上野地区にある10施設を1回ずつ利用できる共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が販売中です。2,000円で常設展のみ、3,000円で常設展と特別展1回を観覧できます。GWの機会にいろんな施設をはしごしたい!と思っている人にはおすすめです。
2017年04月28日展覧会「世界の絞り」が、東京・新宿の文化学園服飾博物館にて2017年6月9日(金)から9月4日(月)まで開催される。古くから世界各地で行われてきた絞り染めに焦点を当てる本展。江戸後期から昭和までの絹と木綿の着物、アジアやアフリカの民族衣装、古代インカの裂など約25か国130点あまりの作品を展示し、多彩な絞りの美とその技法を紹介する。絞り染めは、染め残し部分を作ることであらゆる文様を表すもの。染め残しを作るためには「糸で括る、縫い絞める、型で挟む」などさまざまな方法があり、その表情は染料のにじみ具合で偶然に生み出される素朴で抽象的な文様から、染め残しをあらかじめ計算して絵画的文様を表した緻密なものまで様々だ。【詳細】展覧会「世界の絞り」期間:2017年6月9日(金)~9月4日(月)会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1階時間:10:00〜16:30※6月30日、7月14日は19:00まで、入館は閉館の30分前まで。休館日:日曜日、祝日※ただし、6月11日、8月6日は開館。夏季休館:8月11日(金)~20日(日)。入館料:一般 500円、大高生 300円、小中生 200円※20名以上の団体は100円引、障がい者とその付添者1名は無料。
2017年04月22日ピカソがデザインした陶器作品に焦点を当てた展覧会「Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて」が、大阪・NUKAGA GALLERY OSAKAと東京・NUKAGA GALLERYの2会場で開催される。期間はそれぞれ2017年5月10日(水)から5月31日(水)、2017年6月8日(木)から6月29日(木)まで。20世紀を代表する芸術家として誰もがその名を知るパブロ・ピカソ。その絵画作品で広く知られるピカソだが、平面の絵画のみならず立体的な彫刻の分野にも関心を寄せており、1937年の大作ゲルニカで世界的な芸術家としての地位を確立したのち、60歳代のピカソは、南フランスのヴァロリスで陶芸の魅力に出会う。そこでは、油絵具とは全く異なる焼成の加減や釉薬の発色など、初めて扱う素材に苦心しながら、ヴァロリス・マドゥーラ窯の陶工の技術とピカソの大胆な発想によって独自の作品群が生み出された。そしてそれらは、絵画や彫刻といったジャンルを超越したひとつの芸術として確立され、同時代の日本の陶芸家たちにも注目されたという。本展では、1940年から60年代のピカソの陶器など立体作品を中心に、油彩や版画作品を展示。没後40年以上を経た今なお、世界で愛され一層の注目をあつめるピカソの陶器作品を一堂に紹介する。【開催概要】Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて会期:2017年5月10日(水)~5月31日(水)/NUKAGA GALLERY OSAKA(大阪)2017年6月8日(木)~6月29日(木)/NUKAGA GALLERY(東京)開廊時間:10:00~18:00 ※日曜のみ休廊入場料:無料<会場詳細>■NUKAGA GALLERY OSAKA住所:大阪市北区西天満5-8-8 2FTEL:06-6362-1038アクセス:JR 大阪天満宮駅 徒歩5分、地下鉄谷町線 南森町駅(1番出口) 徒歩3分■NUKAGA GALLERY住所:東京都中央区銀座2-3-2 3FTEL:03-5524-5544アクセス:JR 有楽町駅(中央口) 徒歩5分、東京駅(八重洲南口) 徒歩10分、東京メトロ 有楽町線 銀座1丁目駅(3番出口)徒歩1分、丸の内線・銀座線・日比谷線 銀座駅(C6・C8・C9出口)徒歩4分、銀座線 京橋駅(2・3番出口)徒歩5分
2017年04月09日展覧会「夢二が描く大正ファッション 〜大和撫子からモダンガールまで〜」が、2017年4月1日(土)から6月25日(日)まで、東京・文京区の竹久夢二美術館で開催される。“100年前のオシャレと流行”に迫る夢二初のファッション展本展は、100年前に竹久夢二が描いたファッションを紹介し、現代においても共感できる大正のカワイイとおしゃれを考察するもの。「着物 〜大和撫子の装い〜」「洋服 〜モダンガールの装い〜」「子供服 〜ノスタルジック&モダン〜」「かわいいデザイン」の4つにテーマを分け、展示総数約200点の作品とともに、当時のファッションの流行に迫る。大正時代のファッションの流行とは?竹久夢二が活躍した大正時代(1912-1926)における女性ファッションの日常着は、伝統的な和服。洋服は同時代の終わりから徐々に着用されていくようになったものの、西洋文化の影響は衣服よりも髪型・小物・アクセサリーに早く現れ、当時の女性はそれらを活かしながら和洋折衷の装いに身を包んでいた。流行の先端をいく夢二のファッション感このような時代に夢二が描き表した和×洋のファッションは、当時の女性にとって時代の最先端をいくもの。加えて姿形を美しく見せる夢二流の着こなし・しぐさは、世の女性たちの心を動かし、その影響は計り知れないものだったという。大正〜昭和初期の和・洋服、写真や広告も展示会場には夢二のイラスト以外にも、夢二が活躍した時代の着物と洋服、竹久夢二美術館でコレクションしている大正時代の婦人雑誌や少女雑誌より、女性や子供たちが被写体となった写真と、掲載された服飾関係の広告記事も展示することで、より深く100年前のおしゃれ事情を浮き彫りにする。開催概要展覧会「夢二が描く大正ファッション 〜大和撫子からモダンガールまで〜」開催期間:2017年4月1日(土)〜6月25日(日)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462休館日:月曜日(ただし 5/1 は臨時開館)開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)入館料:一 般900円、大・高生800円、中・小生400円
2017年04月04日ライゾマティクス(Rhizomatiks)の創立10周年を記念した展覧会「Rhizomatiks 10」が東京・スパイラルガーデンにて開催される。会期は2017年4月19日(水)から30日(日)まで。メディアアート、ライブ公演の技術演出、企業のクリエイティブやコンサルティング、さらにはまちづくりまで、あらゆる分野のクリエーションを手掛けてきたライゾマティクス。 2006年に誕生し10周年を迎えた、ライゾマティクスにはいま、ハードウェア・ソフトウェアのエンジニア、デザイナー、プランナーなどのスペシャリストが在籍し、アイディアから実装まで一手に引き受ける集団として、その活動をさらに拡張している。本展では、これまでにライゾマティクスが手がけてきた、メディアアート作品やアーティストとのコラボレーションによるミュージックビデオ、大規模な広告プロジェクトなど、現在の活動の礎となった過去10年間の軌跡をアーカイブによって紹介していく。また、制作段階の試行錯誤や、制作の裏側なども合わせて公開する。さらに会場では、ビームス(BEAMS)とのともに制作したオリジナルグッズも販売。パーカー、Tシャツ、マグカップ、ステッカーなどどれも限定で展開される。【詳細】Rhizomatiks 10会期:2017年4月19日(水)~30日(日)時間:11:00〜20:00会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)住所:東京都港区南青山5-6-23入場料:無料
2017年03月26日キギ(KIGI)の渡邉良重による展覧会「絵をつくること」が、4月4日から5月20日まで東京・銀座のクリエイションギャラリーG8にて開催される。同展は、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的に、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から最も優れた作品とその制作者に贈られる亀倉雄策賞を渡邉が受賞したことを記念して開催されるもの。会期中は、同賞の受賞作品である洋菓子のパッケージデザイン「AUDREY」の他、これまで渡邉が手掛けてきたイラストレーション作品も展示される。物語を紡ぐようにつくり続ける渡邉の繊細で強い絵とデザインの世界を楽しめる機会となっている。なお、渡邉の受賞作「AUDREY」は選考会にて、「渡邉氏の作品が、かつての『個』の表現から、近年、時代を象徴するデザイン表現に変わってきている」、「文字や余白の白を生かしたデザインが氏のイラストレーションの世界観を一層引き出している」などと高い評価を受けた。加えて4月12日から5月7日にて、東京・白金のOUR FAVOURITE SHOP内のOFS galleryでも渡邉による展覧会「渡邉良重 原画展」が同時開催される。【イベント情報】「絵をつくること」会場:クリエイションギャラリーG8住所:東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1階会期:4月4日~5月20日時間:11:00~19:00休館日:日曜祝日、4月29日~5月7日入場無料「渡邉良重 原画展」会場:OFS gallery住所:東京都港区白金5-12-21会期:4月12日~5月14日時間:12:00~19:00休館日:月・火曜日(祝日を除く)入場無料
2017年03月26日展覧会「リサとガスパールの絵本の世界展」が、新宿髙島屋と大阪髙島屋にて開催される。期間はそれぞれ、2017年4月5日(水)から4月17日(月)までと、4月26日(水)から5月8日(月)まで。本展は、「リサとガスパール」シリーズから登場する新刊『リサとガスパール とうきょうへいく』の刊行を記念して開催されるもの。会場では約10年ぶりとなる日本がテーマの新刊の内容が初公開され、リサとガスパールの“TOKYO”に迷い込んだような展示コンテンツを楽しむことができる。さらに、作者にゲオルク・ハレンスレーベンとアン・グットマンによる他作品「うっかりぺネロぺ」と、最新シリーズ「こねこのプーフー」を含む、約120点もの原画が展示される。また、会場では新刊『リサとガスパール とうきょうへいく』が先行発売され、いち早くその内容を詠むことができる。【詳細】「リサとガスパールの絵本の世界展」■新宿髙島屋会期:2017年4月5日(水)~4月17日(月)時間:10:00~20:00※4月7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)は20:30まで。最終日4月17日(月)は18:00まで。※いずれも閉場30分前までの入場。会場:新宿髙島屋店 11階特設会場住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号TEL:03-5361-1111(大代表)■大阪髙島屋会期:4月26日(水)~5月8日(月)会場:大阪髙島屋 7階グランドホール住所:大阪府大阪市中央区難波5丁目1番5号TEL:06-6631-1101© 2017 Anne Gutman & Georg Hallensleben / Hachette Livre
2017年03月26日「パルコミュージアム」(池袋パルコ・本館7F)では、東京、パリ、ニューヨーク、そしてアジア各国を舞台に活躍するレスリー・キーの写真家としての“原点”を綴る展覧会「MODE/MUSE(モード・アンド・ミューズ)」を3月9日(木)~4月2日(日)まで開催する。本展では、台湾版「VOGUE」で17年間にわたって撮影した作品を初めて展示するほか、レスリー・キーが魅了された12組の女神たちの選りすぐりのポートレート約200点が一堂に会する初めての展覧会となる。12組の女神は、秋元梢、AyaBambi、黒木メイサ、沢尻エリカ、知英(Jiyoung)、壇蜜、土屋アンナ、冨永愛、浜崎あゆみ、松任谷由美、最上もが、ローラ。また、映像作家という彼のもうひとつの顔にもフォーカスをあてる。「ファッション写真」と「タイムレスな女性像」をテーマに展開するレスリー・キーの原点を目撃して。会場では、「MODE/MUSE PHOTOGRAPHY LESLIE KEE」が1,000部限定で先行販売される。展覧会終了後、一部書店にて限定販売予定。(text:cinemacafe.net)
2017年03月18日3月18日・19日・20日の3連休に東京で開催されている、おすすめの展覧会をご紹介します。明日からはじまる「大英自然史博物館展」や、早くも大人気の「ミュシャ展」など、気になる展覧会が盛りだくさん。早速詳細をチェックしてみましょう!これは大注目!いまイチオシの展覧会4選●大英自然史博物館展(国立科学博物館)大英自然史博物館外観©The Trustees of the Natural History Museum, London主要所蔵品の貸し出しを控えてきたイギリスの大英自然史博物館が、初めての世界巡回展を行います。8000万点の収蔵標本の中から、世界的にも貴重な「至宝」のコレクション約370点が大集結。歴史的な瞬間を、ぜひ目に焼き付けたいですね。●ミュシャ展(国立新美術館)六本木の国立新美術館で「ミュシャ展」がはじまりました。超大作《スラヴ抒事詩》の全20作が、チェコ国外では初めて公開されています。壁いっぱいに広がる巨大なスケールの作品数々は、圧倒的な大迫力!これは必見です。●大エルミタージュ展(森アーツセンターギャラリー)ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》 1780年代末©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18森アーツセンターギャラリーの「大エルミタージュ美術館展」も見逃せません。エカテリーナ2世が収集した美術品の数々は、どれもが優雅でうっとりしてしまうはず。魅惑的なアートの世界を堪能しましょう。●ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力(Bunkamura ザ・ミュージアム)河鍋暁斎 《三味線を弾く洋装の骸骨と、踊る妖怪》 明治14-22(1881-89)年 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師であり、日本画家でもある河鍋暁斎の展覧会が、Bunkamuraのザ・ミュージアムで開催されています。独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げられた作品の数々を堪能しましょう!その他にも気になる展覧会が盛りだくさん!12選をご紹介●もういちど、はじめましてスヌーピー。(スヌーピーミュージアム)貴重な原画約80点や日本初公開のスケッチを含む「史上最大のスヌーピー展」が、六本木のスヌーピーミュージアムで開催されています。会場でしか買えないオリジナルグッズも販売されるので、ぜひチェックしてみましょう。●まるっと小動物展(TODAYS GALLERY STUDIO)愛らしい小動物の姿にほっこりしそう!浅草橋のギャラリーの「まるっと小動物展」では、小動物の合同写真や物販が楽しめます。先着2,000名にはオリジナルポストカードがプレゼントされるそうなので、気になる人は行ってみては。●250万乙女のときめき回廊 at TOKYO SKYTREE(R)(東京スカイツリー(R))東京スカイツリーの天望回廊で、りぼんの世界観がぎゅっとつまった特別な展示が開催されています。天望回廊に向かう天望シャトルの中も、りぼんの世界一色に。「天使なんかじゃない」、「姫ちゃんのリボン」、「ママレード・ボーイ」など、人気作品の名シーンが再現されたスポットも外せません。●LOVE りぼん FUROKU 250万乙女集合! りぼんのふろく展(明治大学)250万人の乙女が夢中になった少女漫画『りぼん』の、ふろくが一挙に大集合。あの名作のふろく原画も展示されちゃいます。なつかしのふろくに、胸がキュンとしてしまいそうですね。●池田理代子-「ベルばら」とともに-(日本橋髙島屋)不朽の名作「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子さんの作家生活50周年を記念し、半世紀の歩みと多彩な作品が紹介されます。展覧会限定のオフィシャルブックや紅茶専門店TEAPONDとのコラボ商品など、オリジナルグッズも盛りだくさん!ベルばらの世界観を思う存分味わいましょう。●江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-(江戸東京博物館)『万寿盛典』(康煕六旬万寿盛典図)清時代・1717年(康煕56)中国・首都博物館蔵江戸東京博物館では、18世紀を中心とした江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較する展覧会が開催されています。江戸・北京の街並みを描いた絵巻の競演はとても見事。さらに絵巻に描かれるような当時の看板や商売の道具なども合わせて展示されており、当時の風景をより体感できるようになっています。●追悼水木しげるゲゲゲの人生展(松屋銀座)漫画家・水木しげるさんの人間像と人生に迫る展覧会「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」。波乱の生涯を通して描き続けた作品と、独自の哲学からうまれた名言、インタビュー映像などが展示されています。名作の歴史を追いながら、水木さんの人生に思いをはせてみてはいかがでしょうか。●ティツィアーノとヴェネツィア派展(東京都美術館)ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《フローラ》 1515年頃、油彩、カンヴァス、79×63cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館© Gabinetto Fotografico del Polo Museale Regionali della Toscana日伊国交樹立150周年を記念した「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が、東京都美術館で開催中です。イタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画を通して、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能しましょう。●DAVID BOWIE is(寺田倉庫G1ビル)2016年1月に亡くなったアーティスト、デヴィッド・ボウイの大回顧展が、東京・天王洲で開催中です。音と映像をフルに使った展示は大迫力。「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」といわれる、デヴィッド・ボウイの50年にわたるクリエイティビティの軌跡をたどりましょう。●オルセーのナビ派展(三菱一号館美術館)モーリス・ドニ《ミューズたち》1893年油彩/カンヴァス© Musée d'Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF19世紀末にパリで結成された若手芸術家のグループ・ナビ派の作品が一堂に会する貴重なチャンス。フランス・オルセー美術館が誇る膨大なナビ派のコレクションから、油彩約60点、素描約10点など合わせて約70点が来日します。19世紀の一大芸術運動であるナビ派の作品をじっくりと鑑賞できる機会なので、アートファンは必見です!●超・日本刀入門(静嘉堂文庫美術館)国宝 「手搔包永太刀」鎌倉時代(13世紀)静嘉堂文庫美術館蔵【全期間展示】世田谷にある静嘉堂文庫美術館で開催中の展覧会「超・日本刀入門」。「手搔包永太刀」をはじめとする選りすぐりの名刀約30振から、日本刀の主な見どころ―姿・刃文・鍛え肌の鑑賞や、刀剣の歴史や産地、武将が所持した刀の逸話など、めくるめく刀剣の魅力を堪能しましょう。プロによるトークショーも開催されるので、刀ファンは必見です!●マティスとルオー展(パナソニック 汐留ミュージアム)アートファン必見の展示会「マティスとルオー展 ― 手紙が明かす二人の秘密 ―」が、パナソニック 汐留ミュージアムで開催されています。20世紀前半のフランスを代表する画家、アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの半世紀にわたるふたりの厚き友情と芸術の軌跡が、近年発見された往復書簡や作品を通して紹介されています。お出かけスポット情報をチェックするならコチラ!カフェ・グルメ情報をチェックするならコチラ!
2017年03月17日テキスタイルデザイナー 鈴木マサルの展覧会が、東京の2会場で行われる。ライトボックススタジオ青山で行われる「鈴木マサルのゴールデンウィーク - 傘とテキスタイル - 2017」は、2017年4月29日(土)から5月7日(日)まで。ファミリア銀座本店で行われる「familiar ZOO by Masaru Suzuki」は、2017年5月10日から7月10日(月)まで。どちらも入場は無料。鈴木マサルのゴールデンウィークでは、会期中、鈴木マサル本人が毎日在廊し、会場内で制作を行う。制作範囲は、会場全体。テキスタイルをデザインするように色と形で会場つくりあげていく。空間は、9日間でどんどん変化を遂げるので、何回も足を運びたくなる展示になりそうだ。また、今年も雨傘の新作と2月に発表したファブリック版画をメインに展示、販売が行われる。梅雨の季節に向けて傘を新調してみてはいかがだろう。「familiar ZOO by Masaru Suzuki」では、創立67周年を迎えるベビー子ども服ブランド 「ファミリア(familiar)とコラボレーション。ファミリアのロングセラーアイテムであるデニムバッグのものづくりをベースに、創立年数にちなみ"67種類" の「familiar ZOO bag」限定デザインを提供する。バッグは、専属の加工者が刺繍、アップリケ、縫製と全て手作りで仕上げる" 一点もの"だ。モチーフには、ファミリアオリジナルのはぎれを用いたアップリケで、動物たちが表現されている。このバッグは、1階イベントスペースに展示されるのだが、その様子はまさに動物園。芝生、岩山、砂場、池、空など、バッグに描かれた動物たちが生息する場所に飾られている。1点もののバッグの他にも、よだれかけ、タオル、Tシャツが販売されたり、親子で楽しめるワークショップも予定している。【概要】鈴木マサルのゴールデンウィーク - 傘とテキスタイル - 2017会期:2017年4月29日(土)~5月7日(日)時間:11:00〜20:00※最終日5/7は18:00まで。会場:ライトボックススタジオ青山住所:東京都港区南青山5-16-7入場:無料familiar ZOO by Masaru Suzuki会期:2017年5月10日~7月10日(月)時間:11:00〜19:30※最終日7/10は18:00閉店。会場:ファミリア銀座本店住所:東京都中央区銀座 8丁目8−8 銀座888ビル入場:無料
2017年03月12日企業のコラボプロジェクトをプロデュースする株式会社ZEL S運営のMDP GALLERYが、3月24日から4月9日まで中目黒アート花見会「Sakura Pink」展を開催する。今回で2回目の開催となる同展のテーマは、昨年と同様「桜」。同展では「中目黒桜まつり」の開催期間に併せて実力派アーティストらが各々の視点から捉えた桜の美を桜色である「Pink」で表現する。木彫家の田島享央己や、ミクロの折り鶴アーティストである小野川直樹、雑誌「VOGUE」の誌面も飾る切絵アーティスト・riyaなど総勢40名以上のアーティストが参加する。また、同時開催としてカフェギャラリー「SPACE M」(東京都目黒区青葉台1-14-18 地下1階)にて、ポップでアイロニーな作品が注目されている内田有の個展「bloom!」が開催される。【イベント情報】『中目黒アート花見会「Sakura Pink」展』会期:3月24日~4月9日開場:MDP GALLERY住所:東京都目黒区青葉台1-14-18 1階時間:11:00~20:00会期中無休参加費無料
2017年03月10日神戸市立博物館にて、2017年4月22日(土)から7月17日(月・祝)まで、展覧会「遥かなるルネサンス天正遣欧少年使節がたどったイタリア」が開催される。なお、本展は神戸展ののち、青森県立美術館と東京富士美術館を巡回する。「遥かなるルネサンス」展は、ヨーロッパ文明の語り部となる日本人の育成を目標に欧州へと送り出された、伊東マンショら4名の天正遣欧少年使節が辿ったイタリア各都市のルネサンス美術を、その訪問順に紹介するもの。イタリア・ルネサンスの中心はフィレンツェと言われているが、ガラス工芸が有名なヴェネツィアや、教皇がいるローマなど、イタリア各都市ではそれぞれに特色のある芸術が発展してきた。本展でも、天正遣欧少年使節が辿った道筋を順に巡ることにより、それぞれの土地で花開いた美術品を、その違いも感じながら鑑賞することができる。使節のイタリア第一歩目の地、リヴォルノ1582年2月に長崎を出港した天正遣欧少年使節は、1585年3月にイタリア・リヴォルノへ到着する。イタリア第一歩目となるこの土地からは、メディチ家の庇護のもと発展した貴石加工技術の粋を見ることのできる《リヴォルノ港の景観》が出品される。象嵌細工でできたテーブルだが、まるで絵画のように鮮やかな色彩で、港の景色が描かれている。ルネサンスの中心地・フィレンツェルネサンスの中心地・フィレンツェより登場する《ビア・デ・メディチの肖像》は本展の目玉作品のひとつだ。メディチ家のお抱え画家であるブロンズィーノの代表作で、日本初公開となる。病気のため幼くして亡くなってしまったコジモ1世の愛娘ビアを、彼女の死後まもなく描いたもの。儚い美しさと純粋さが伝わってくる傑作だ。ローマでは教皇に謁見ローマで天正遣欧少年使節は、教皇グレゴリウス13世に謁見する。本展では、使節が出会ったグレゴリウス13世を描いた絵画《ヨーロッパ内外にセミナリオを設立するグレゴリウス13世》が展示される。ヴェネツィアで描かれた幻の絵画《伊東マンショの肖像》ヴェネツィアでの見どころは、天正遣欧少年使節が1585年6月にヴェネツィア共和国を訪問した際に元老院によって発注された絵画《伊東マンショの肖像》だ。本作は、同時代の文献から存在が知られていたが、長らく実物は行方不明のままであった。2014年にトリヴルツィオ財団の調査によって発見され、話題となった作品である。概要「遥かなるルネサンス天正遣欧少年使節がたどったイタリア」会期:2017年4月22日(土)~7月17日(月・祝)会場:神戸市立博物館住所:兵庫県神戸市中央区京町24TEL:078-391-0035開館時間:9:30~17:30 ※土曜日は19:00まで。※入館は閉館の30分前まで。休館日:毎週月曜日 ※7月17日(月・祝)は開館。入場料:一般 1,300(1,100)円、高大生 900(700)円、小中生 500(350)円※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。前売りは一般のみの販売。■巡回展概要<青森>会期:7月28日(金)~9月10日(日)会場:青森県立美術館住所:青森県青森市安田近野185TEL:017-783-3000開館時間:9:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで。休館日:8月14日(月)、8月28日(月)<東京>会期:9月21日(木)~12月3日(日)会場:東京富士美術館住所:東京都八王子市谷野町492-1TEL:042-691-4511開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで。休館日:毎週月曜日 ※祝日の場合はその翌日。入場料:一般 1,300(1,000)円、高大生 800(700)円、小中生 400(300)円※()内は前売りおよび各種割引料金。
2017年03月05日写真家・デヴィッド・ベイリーの日本初となる展覧会「Bailey’s Icons」が、2017年3月25日(土)から5月10日(水)まで、ポール・スミス スペースギャラリー(Paul Smith SPACE GALLERY)で開催される。当展では、世界的なアイコンたちの未公開ポートレートを初公開する。デヴィッド・ベイリーは50年以上ものキャリアにおいてファッション、音楽、映画界のアイコン的人物たちを撮り続け、世界を代表する写真家となった。 ニューヨークで行われたナショナル・ポートレート・ギャラリーでの展覧会「Bailey’s Stardust」では、著名人から一般人まで幅広い対象を映し出し展示。今回の日本での展覧会では、世界的アイコンにフォーカスを当てる。 ミック・ジャガーや、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジャック・ニコルソン、日本を代表する写真家の荒木経惟たちが作品に登場。本展覧会に関してデヴィッド・ベイリーは次のように語っている。「今回私の作品を日本で展示できることをとても嬉しく思います」また、今回の展覧会では貴重な未公開写真も展示予定。ポップレジェンドでありアイコンである、故デヴィッド・ボウイのこれまで公開されることのなかった写真も見ることができる。【イベント詳細】「Bailey’s Icons」開催期間:2017年3月25日(土)から5月10日(水)まで会場:ポール・スミス スペースギャラリー(Paul Smith SPACE GALLERY)住所:東京都渋谷区神宮前5-46-14 3F月~金 12:00~20:00、土日祝11:00~20:00 水曜不休【問い合わせ先】TEL:03-5766-1788
2017年03月04日「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」が、2017年4月1日(土)から30日(日)まで、西武渋谷モヴィーダ館で開催される。『3月のライオン』は、「第4回マンガ大賞2011」大賞をはじめ数多くの受賞歴を持つ、羽海野チカによる漫画。主演に神木隆之介を迎え、実写映画『3月のライオン』が制作され、2017年3月18日(土)より前編が公開。続く後編は、4月22日(土)より公開となる。大阪・あべのハルカス近鉄本店で2017年3月に開催された人気企画が、関東へ。「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」には、映画の衣装やアニメの設定資料などが一堂に集まる。羽海野チカのオリジナル原画、漫画家はじめ22名の豪華クリエイター陣が手掛けたエンドカード、VRコーナーやピタゴラ装置、天童の駒の伝統工芸士・高橋稚山によるニャー将棋などが紹介。映画とアニメ、それぞれの監督やスタッフがどんな想いを注いだのか、アイテムや映像、音楽で体感できる、ファンにはたまらない展示内容となっている。【詳細】3月のライオン 映画とアニメの展覧会会場:西武渋谷モヴィーダ館6階、7階住所:東京都渋谷区宇田川町21-1開催期間:2017年4月1日(土)~30日(日)時間:10:00~21:00※最終日は20:00で閉場(入場は各日閉場の30分前まで)入場料:当日券 一般 800円(税込)、大学生・高校生 600円(税込)、中学生 300円(税込)、小学生以下無料※学生は学生証の提示が必要※プレイガイド 前売り券※800円(税込)有。チケット販売場所:チケットぴあ、イープラス、紀伊國屋書店8店舗(新宿本店、西武渋谷店、笹塚店、大手町ビル店、横浜店、さいたま新都心店、流山おおたかの森店、セブンパークアリオ柏店©2017映画「3月のライオン」製作委員会©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会
2017年02月28日神木隆之介が演じる主人公・桐山零のダッフルコートをはじめ、映画の衣裳や小道具から、アニメの原画・設定資料などを一堂に集めた「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」が開催されることになった。中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、幼いころに交通事故で両親と妹を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から幸田家を出ることに。東京の下町にひとりで暮らし、深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。いま、さまざまな人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神の全てを賭け、将棋に挑んでいく――。羽海野チカ原作の国民的人気コミックを、『るろうに剣心』シリーズや『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史監督が、神木さんを主演に迎え、連載10年を迎える年に実写映画化する『3月のライオン』。親子、兄弟姉妹、友達、師弟――人と人を結ぶ愛を求めて、魂がぶつかり合う感動のエンタテインメントは、前後編の2部作で公開される。昨年10月よりNHK総合テレビにて放送されていたTVアニメも、いよいよクライマックスを迎える中、このほど、双方の魅力を堪能できる展覧会の開催が決定。男女・年代を問わず幅広い読者層の心を掴み、深く長く愛され続けている羽海野チカが描く世界を、映画、アニメそれぞれの監督と、そこに集ったスタッフ・キャストたちは、何を感じ、どんな想いを注いだのか…。アニメの原画・設定資料ほか、映画に登場する桐山零(神木さん)や川本3姉妹(倉科カナ、清原果耶ら)、棋士たち(佐々木蔵之介、染谷将太ら)の衣装や小道具をはじめとする貴重なアイテムから、「3月のライオン」の“2つの世界”を体感できるようになっている。「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」は3月16日(木)~3月28日(火)まで、あべのハルカス近鉄本店 ウイング館4階 第2催会場にて開催。『3月のライオン』は「前編」3月18日(土)より、「後編」4月22日(土)より全国にて2部作連続公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年02月25日東京・表参道のEYE OF GYREにて、3月9日から4月2日まで、知的または精神に障がいのある芸術作家たちの選りすぐりの作品を集めた展覧会「アールブリュット?アウトサイダーアート?それとも? -そこにある価値-」が開催される。作品の多くが知的障がい者施設で制作される日本のアール・ブリュット=生の芸術(=英語ではアウトサイダーアート)。明るく豊かな色彩感覚と自由で伸びやかな表現が特徴の日本のアール・ブリュットは、近年脚光を浴び始めている。今回は、アートディレクションにエンライトメント(Enlightenment)、作家のポートレートには写真家若木信吾を迎え、専門家によって全国より厳選された25名もの現役作家の選りすぐりの作品が展示される。エネルギッシュでユーモラスな、そして時に型破りな作品が展示され、販売される展覧会となっている。参加作家は、やまなみ工房よりEmi、井上優、岡元俊雄、川邊絋子、田中睦美、宮下幸士、studioCOOCAより伊藤太郎、岩本義夫、松本倫子、YELLOWより上田匡志、平野喜靖、工房集より栗田英ニ、西川泰弘など。【展覧会情報】「アールブリュット?アウトサイダーアート?それとも? -そこにある価値-」会場:EYE OF GYRE住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階会期:3月9日~4月2日時間:11:00~20:00
2017年02月21日イラストレーター・映像作家、オオクボリュウの展覧会「Ryu Okubo Exhibition "Alluptoyou" - Artwork from the Mndsgn & Stones Throw Music Video」が、2月17日から21日まで東京・渋谷のINS Studioにて開催される。オオクボリュウは、音楽関連の書籍や雑誌、広告などで作品を発表しているアーティスト。16年にロサンゼルスのアーティスト、マインドデザイン(Mndsgn)のアルバム『Body Wash』の収録曲「Alluptoyou」のミュージックビデオを手掛け、それが話題になった。同作は、エアブラシで描かれた絵を1枚ずつ壁に貼り付けて撮影し、約3ヶ月の制作期間をかけて制作された。今回は、Mndsgnの来日を記念して展覧会を開催。会期中は、オオクボが描いた1,000枚に及ぶエアブラシ原画をはじめ、絵コンテや制作道具などを展示・販売する。その他、マインドデザイン関連のLP、CD、Tシャツなども販売される予定だ。【展覧会情報】「Ryu Okubo Exhibition "Alluptoyou"- Artwork from the Mndsgn & Stones Throw Music Video」会場:INS Studio住所:東京都渋谷区円山町28-8 地下1階会期:2月17日~21日時間:12:00~20:00入場無料
2017年02月12日荒木経惟の展覧会「写狂老人A」が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は、2017年7月8日(土)から9月3日(日)まで。アラーキーの愛称で親しまれ、齢70を超えた今も精力的に活動を続ける写真家、荒木経惟。彼の持つ、被写体や手法の多彩さは、世界的な評価を受けているが、それでもなお探究心はとどまるところを知らない。本展では、彼の人生とも言える写真を、“生の記録”として表現。近年の重要なテーマである、生と死が鮮明に描かれた最新作を披露する。新作だけで1000点をこえる膨大な量の作品を展示。その壮大な規模で、荒木経惟の現在をビビッドに伝え、多様な活動の「核心」に迫る。様々な体型、年齢の”人妻たちのヌード”を捉えたシリーズ「大光画」も公開。巨大な作品群からは、不思議と性的なものを感じさせない。「性」よりはむしろ「生」を謳歌するような彼女たちの生命力や個性が浮き彫りになってくる作品だ。「花百景」は、咲き誇り、枯れてゆく花を捉えたモノクロームプリントのシリーズ。余分なものを一切画面から排し、純粋に花びらや茎の形、質感を追求した花々は、もはや普段何気なく見つめていた花と同じものには見えない。モノクロームの繊細さ、表現力の豊かさに驚かされることだろう。また、本展に展示される新作にはすべて印画紙プリントを採用した。フィルムカメラ独特の質感は、単なる「イメージ」の域を越え、写真そのものの重みや存在感で空間を圧倒する。鬼才・荒木の作品の迫力を存分に感じられる展覧会だ。【概要】荒木経惟 写狂老人A会期:2017年7月8日(土)〜9月3日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2開館時間:11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)、8月6日(日)(全館休館日)入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下無料※カッコ内は団体料金。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2017年02月11日名古屋・ヤマザキマザック美術館にて、展覧会「もっと知りたい名画の世界よそおいの200 年」が、2017年4月22日(土)から8月27日(日)まで開催される。展覧会の見どころ本企画展では、17世紀後半から20世紀初頭にフランスで描かれた絵画を中心に、当時の装飾品や調度品を合わせて展示することで、ヨーロッパの美術と装いの文化が広く紹介される。見所は、フランスを中心とするヨーロッパの、200年もの宮廷ファッションを一望できる展示だ。貴族たちが着ていた豪華なドレスや衣服を、宮廷の部屋の装飾をイメージした展示空間で楽しめる。フランス絵画300年の歴史をファッションの切り口で知る出展される絵画作品は、貴族の肖像画を中心としており、そこから当時のファッションや文化を窺い知ることができる。「太陽王」ルイ14世と17世紀のフランスを代表する俳優にして喜劇作家のモリエールを、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルが描いた《ルイ14世の食卓のモリエール》。重い巻き髪や全身リボンの装飾などが見てとれるが、これらは当時流行した宮廷ファッションである。18世紀、ロココの時代に入ると、フランスのファッション産業は大きく開花する。ヴィクトワール・シャルティエの《雅やかな場面》(長坂バロックコレクション)には、優美な羽根飾りやレース飾りを身に纏った煌びやかな女性たちが描かれている。ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットに代表されるように、女性たちが輝きに満ちていた時代であった。古代への興味からローマやギリシャ風のファッションが流行したのもこの時期。エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ=ルブランの《リラを弾く女性》には、肌が透けて見えるほど薄く、柔らかな生地でできたガウンを着用した女性が描かれている。古代ギリシャのキトンのようなこのシュミーズ風ガウンは、当時の女性たちの間で好まれていたファッションである。その後、19世紀の王政復古はロココを彷彿とさせるロマンティックな様式のファッションを流行させた。19世紀後半には、袖山を盛り上げ、ウエストを絞り、スカートの裾をベル型に広げた「砂時計シルエット」のドレスが姿を現しだす。自然界の有機的な曲線を理想とした、アール・ヌーヴォー小式の隆盛がさらにこのドレスの曲線を強調したものへと変化させることとなった。当時の風俗を表す調度類も展示さらに、絵画や衣服以外に、18世紀の香水瓶や扇、髪飾りといった小物類も展示されるほか、日本の洋裁教育の学術展示も行われる。なお、ヤマザキマザック美術館は、18世紀から20世紀に至るおよそ300年ものフランス絵画コレクションに加え、アール・ヌーヴォーの家具や工芸品、なかでも質の高いエミール・ガレ最晩年のガラス作品を多く所蔵することで知られている。当時流行したドレスや髪型がわかるファッションプレートもまた会場では、「化粧・女性・美意識」をキーワードに東西の”美”に関する広い研究を行っている「ポーラ文化研究所」の所蔵品も約100点が公開される。当時流行したドレスや髪型、装身具が描かれた華やかなファッションプレートも約40点や、ヘアスタイルを1/2サイズで復元した結髪雛形約20点などを展示。絵画と合わせて見ることで、より貴族たちの華やかで美しい生活や美意識をリアルに楽しむことができるだろう。詳細展覧会「もっと知りたい名画の世界 よそおいの200年」期間:2017年4月22日(土)〜8月27日(日)時間:平日10:00〜17:30、土日祝 10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし5/1、7/17、8/14は開館。(月曜日が祝日の場合は翌平日休館)会場:ヤマザキマザック美術館住所:愛知県名古屋市東区葵 1-19-30入館料:一般 1,300円、小・中・高生 600円、小学生未満無料※音声ガイド無料サービス※一般10名以上の場合は一人1,100円講演会情報:■「ロココからベルエポックのメークアップ・ヘアスタイル」日時:2017年5月14日(日) 14:00〜講師:津田紀代(元ポーラ文化研究所主任学芸員)■「パリオートクチュールの”裏”側―構成学的な見地から」日時:6月4日(日) 14:00〜講師:滝澤愛(椙山女学園大学講師)■「ヨーロッパのファッション史-王子様とお姫様から紳士淑女まで」日時:7月16日(日) 14:00〜講師:能澤慧子(東京家政大学教授)■「18世紀フランスから現代のコスプレ文化への繋がり」日時:7月22日(土) 14:00~講師:小栗徳丸(イベントプランナー、名古屋文化短期大学講師、和歌山大学客員教授)予約:不要 ※定員80名の先着順参加費無料 ※ただし当日の鑑賞券または半券が必要開催場所:マザックアートプラザ4階会議室(美術館北側隣接ビル)
2017年02月11日建築家の藤森照信による展覧会「藤森照信展-自然を生かした建築と路上観察」が、3月11日から5月14日まで茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。藤森照信は、近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残した後、45歳で神長官守矢史料館を設計し、建築家としてデビュー。以後、屋根にタンポポやニラが植えられた住宅や、皮付きの木材を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、建築の概念を超えた新しさと、遠い過去を想起させる懐かしさを併せ持つ独創的な建築を生み出し続けている。2016年6月にオープンした岐阜県多治見市「モザイクタイルミュージアム」を設計、監修したことでも記憶に新しい。同展では、建築と自然の関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた“自然素材をどう現代建築に生かすか”、“植物をどう建築に取り込むか”というテーマで造られた作品より、代表的な建築を模型、図面、写真で紹介。なかには、「モザイクタイルミュージアム」など一部を再現した展示も。また、滋賀県近江八幡で創業し140年以上の歴史を持つ老舗和菓子屋「たねや」が創作の地で展開する「ラ コリーナ近江八幡」のメインショップの「草屋根」、たねやグループの本社「銅屋根」も手掛けた藤森。たねやのお菓子とともに、藤森の建築とたねやの取り組みを紹介するセクションも展開される。さらに、これまで手掛けた建築の屋根や壁などの素材見本や家具なども展示し、藤森の仕事を紹介する。その他、ギャラリー空間に新作の茶室を制作し、会期中はお茶会も開催する予定。【イベント情報】「藤森照信展-自然を生かした建築と路上観察」会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8会期:3月11日~5月14日時間:9:30~18:00(入場は17:30まで)料金:一般800円、前売・20名以上の団体600円、中学生以下、65歳以上、障害者手帳保持者と付き添い1名は無料※「ハイティーンH.T.P.」1,000円(対象:15歳以上20歳未満)、「おとなのパス」2,500円(対象:20歳以上)休館日:月曜日(3月20日は開館)、3月21日
2017年02月05日劇画家・池田理代子の展覧会「デビュー50周年記念展池田理代子-「ベルばら」とともに-」が、2017年3月8日(水)から3月20日(月・祝)まで、日本橋髙島屋で開催される。その後、3月29日(水)から5月8日(月)にかけて、大阪・京都・横浜の髙島屋を巡回予定。日本の少女マンガ史上に燦然と輝く不朽の名作「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子の作家生活50周年を記念して開催される本展。彼女の代表作である「ベルばら」の魅力とともに、半世紀の歩みと多彩な作品の数々を紹介する。1967年にデビュー、女性の社会進出に厳しい目が向けられた時代にマンガを描くことで自立を目指した池田理代子。1972〜73年、革命期のフランスを舞台に王妃マリー・アントワネットや男装の麗人オスカル・フランソワらの運命を描いた「ベルサイユのばら」が大ヒットし、今なお続く“ベルばら”ブームを巻き起こした。会場には、初期の社会派作品から「女帝エカテリーナ」などの歴史ロマン、音楽への思いあふれる「オルフェウスの窓」、そして40年ぶりの復活が話題を呼んだ「ベルばら」の新作「エピソード編」まで、初公開を含む貴重な原画や資料200点以上が集結。「自立への道」「少女から女性へ」「新しい挑戦」などテーマ毎に全6章に分け、半世紀にわたるその華麗なる創作の軌跡をたどる。さらに、展覧会限定のオフィシャルブックや紅茶専門店「TEAPOND」とのコラボ商品などのオリジナルグッズが販売されるほか、会期中に池田理代子のサイン会なども実施される予定だ。【開催概要】デビュー50周年記念展池田理代子-「ベルばら」とともに-会期:2017年3月8日(水)〜3月20日(月・祝)会場:日本橋髙島屋 8F ホール住所:東京都中央区日本橋 2丁目4番1号TEL:03-3211‐4111(代表)開催時間:10:30〜19:00(19:30閉場)※最終日は、17:30まで(18:00閉場)入場料:一般 800円(税込)、大学・高校生 600円(税込)、中学生以下無料<巡回情報>2017年3月29日(水)〜4月10日(月)大阪髙島屋 7F グランドホール4月12日(水)〜4月23日(日)京都髙島屋 7F グランドホール4月26日(水)〜5月8日(月)横浜髙島屋ギャラリー<8階>開催時間:10:00〜19:30(20:00閉場※開催時間が変更となる場合あり。※最終日は、横浜髙島屋は17:30まで(18:00閉場)。大阪髙島屋・京都髙島屋は16:30まで(17:00閉場)。
2017年02月04日東京都写真美術館が総合開館20周年を記念して、公立美術館として初めて山崎博の仕事を辿る「山崎博 計画と偶然」展覧会を3月7日から5月10日まで開催する。同展では長時間露光によって太陽の光跡を視覚化した“HELIOGRAPHY”をはじめとする“水平線採集”や“櫻”のシリーズなど代表的な写真作品と、作家が写真と平行して追求してきた映像作品に新作を含めた約200点もの作品によって、山崎博の歩みを今日的な視点から通覧できる。山崎は70年代初め、「いい被写体を探して撮る」ことへの疑いから「被写体を選ばずに撮る」ことを模索し、制約のある風景、特徴のない単純な海景といった「与えられた枠組み」の中で方法的な探求を行うスタイルに行き着き、計画性に基づく制作と、写真行為の中で起こる偶然性に大きな特質を持っており、この二つの要素が相互に作用することで作品を成立させている。同展はそんな山崎の45年以上のキャリアにおよぶ作家の主な作品シリーズを通して、その表現世界の本質に触れることができる機会となっている。【イベント情報】「山崎博 計画と偶然」会場:東京都写真美術館 2階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:3月7日~5月10日時間:10:00~18:00(木曜・金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)観覧料:一般600円(480円)、学生500円(400円)、中高生・65歳以上400円(320円)、小学生以下・都内在住・在学の中学生・障害者手帳所持者とその介護者は無料※()は20名以上の団体料金、第3水曜日は65歳以上無料休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌火曜日、5月1日)対談「山崎博をめぐって」会場:東京都写真美術館 1階スタジオ会期:3月25日北野謙(写真家)×石田哲朗(東京都写真美術館学芸員)4月16日金子隆一(写真史家)×石田哲朗(同上)時間:14:00~15:30定員:各回50名※当日午前10時より1階総合受付にて整理券を配布。※各回とも作家本人の出演予定はなし。※会期中の第2、第4金曜日14:00より担当学芸員によるギャラリートークがあり、展示解説を行う。
2017年02月04日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)のハイジュエリーと京都の伝統工芸を対比・融合した展覧会「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」が、京都国立近代美術館で開催される。期間は2017年4月29日(土)から8月6日(日)まで。ヴァン クリーフ&アーペルのアートピースの美術館展示は、1ヶ国1都市1美術館のみ。昨年行われたシンガポール・アート科学博物館での展示に続く開催であり、とても貴重な機会だ。本展では「技を極める」という点に着目し、ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーが見せる美しい宝飾やデザインの変容とあわせて、超絶技巧が集約された明治・大正期の日本の工芸作品を展示。そうすることで、フランスと日本の熟練の技を対比、そして融合させる。なお、建築家 藤本壮介の設計による会場には「文化の融合と未来」をテーマに、人間国宝によるコラボレーション作品も特別出展される。【開催概要】「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」開催期間:2017年4月29日(土)~8月6日(日)場所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町開館時間:9:30~17:00※金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日 ※臨時休館あり観覧料:一般 1,500円(1,300円)、大学生 1,100円(900円)、高校生 600円(400円)※中学生以下、心身に障害のある方とその付添い者は無料(入館時に証明できるもの必須)※本料金でコレクション展も観覧可能。【問い合わせ先】京都国立近代美術館TEL:075-761-4111
2017年02月03日