展覧会「ミャオ族の刺繍と暮らし展」が、2017年11月11日(土)から12月10日(日)まで、東京・三軒茶屋にある生活工房にて開催される。入場は無料。ミャオ族(苗族)は、中国西南部の貴州省に多く暮らす民族。山々に囲まれた土地につくった棚田で、稲作を中心にして暮らしている。ミャオ族は美しい民族衣装が知られており、糸を紡いだり、織ったり、染めたり、繊細な刺繍を施したりと、農耕の合間を縫って衣装を制作し、その技術を母から娘へと伝え継いできた。隙間がないほど念入りに施される刺繍は、世界的にもこれほど細かく施す民族はいないと評されるほど。そのモチーフには意味があり、例えば蝶はミャオ族の始祖、龍は五穀豊穣の象徴、唐辛子の花は子だくさんと、文字を持たない民族の信仰や精神性を伝えるための役割も担っている。「ミャオ族の刺繍と暮らし展」には、愛知県・苗族刺繍博物館収蔵の1000点を超える貴重なミャオ族の資料のなかから、約60点の衣装を展示するほか、現地の様子を捉えた映像資料も公開する。子どものための衣装を紹介する「ミャオ族の子どもの世界」と、「ミャオ族の1年と民族衣装」の2つが主なテーマだ。精巧な刺繍はもちろん、藍染めやろうけつ染め、卵白を用いてピカピカにした布など、バリエーション豊かな方法で作られた鮮やかな布地も見所。また、トークイベントやワークショップといった関連イベントも企画されている。なお、本展は、暮らしとデザインをテーマに、私たちの日常を見つめ直すための企画を展開する「公益財団法人せたがや文化財団 生活工房」が、世界の山岳地に住む人々の暮らしを紹介するプログラム「クライム・エブリ・マウンテン」の第1弾として開催される。【詳細】クライム・エブリ・マウンテン vol.1「ミャオ族の刺繍と暮らし展」会期:2017年11月11日(土)~12月10日(日)時間:11:00~19:00休み:月曜日会場:生活工房ギャラリー/ワークショップルームB住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3・4階アクセス:東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅料金:無料 ※関連イベントは有料TEL:03-5432-1543
2017年10月28日フランスの宮廷文化を代表する磁器「セーヴル」の300年に迫る展示会2010年、国立セーヴル磁器製作所と国立セーヴル陶磁美術館が統合され「セーヴル陶磁都市」という新組織になりました。本展は、「セーヴル陶磁都市」の所蔵する名品・優品を約130点展示し、およそ300年におよぶセーヴル磁器の創造の軌跡を紹介する日本で初めての展覧会となります。国立セーヴル陶磁美術館のコレクション展が日本で開催されるのは、20年ぶりのことです。1740年、パリ東端のヴァンセンヌに誕生した軟質磁器製作所は、フランス国王ルイ15世(1710~74)の庇護を受けてパリ西端のセーヴルへ移転し、王立磁器製作所に成長しました。宮廷の彫刻家や画家たちが次々に考案する、洗練された形や絵柄。磁器というデリケートな素材の上に、いかなる形や絵柄も実現する、技術者たちの卓越した妙技。両者の真剣勝負が創り出すセーヴル磁器は、優雅で気品に満ち、またたく間にフランス内外の王侯貴族を虜にしました。以来、セーヴル磁器製作所は今日までヨーロッパ磁器の最高峰の一つに君臨しています。セーヴルの「18世紀」「19世紀」「アール・ヌーヴォーとアール・デコ」「1960年代~現在」の4章で構成セーヴルが協力芸術家として史上初めて受け入れた外国人は、日本の彫刻家・沼田一雅(1873~1954)でした。現在も日本の著名な芸術家・デザイナーたちとのコラボレーションは続いています。本展ではセーヴルと日本の交流についても作品を通じてご紹介します。創立から現在まで、常に時代の先端であり続ける「磁器芸術」セーヴルの姿を堪能できます。第1章 18世紀のセーヴル ---王の磁器---16世紀にポルトガルが、次いで17世紀にオランダがヨーロッパにもたらした中国磁器は、王侯貴族の間で大流行し、ヨーロッパ各地で中国磁器製作の秘術が探求されました。その結果まず完成したのが、16世紀イタリアのメディチ磁器をはじめ各地で製作された軟質磁器です。セーヴル磁器製作所の前身であるヴァンセンヌ製作所は、1740年、パリ東端に位置するヴァンセンヌの城の塔内で、軟質磁器の製作所として設立されました。ルイ15世の庇護の下、1756年に規模を拡大してパリ西端のセーヴルに新築・移転、王立セーヴル磁器製作所となりました。やがて、中国磁器のようにカオリンを用いた硬質磁器がヨーロッパでも製作できるようになりました。その嚆矢はザクセン公国が1710年に設立した、マイセン製作所です。セーヴルが硬質磁器の製作に成功したのは、公式には1770年のことでした。セーヴルを象徴する濃く麗しいブルーの地色の誕生セーヴルは当初、マイセン磁器を手本としていました。しかし1751年、ルイ15世の寵姫・ポンパドゥール夫人がセーヴル磁器に興味を示すようになると、マイセン磁器の模倣を止め、ポンパドゥール夫人(1721-64)の好みに応えて独自のスタイルを創出していきます。当代一流の宮廷芸術家たちが次々に新しい形と意匠を提案し、卓越した技術を持つセーヴルの技術者たちが磁器という素材の上に実現しました。その結果、セーヴル磁器に特徴的な、愛らしい子供たちや優雅な庭園を主題にした作品が生まれました。よりリアルな絵画表現のため無数の色絵具の新色が開発され、さまざまな壺や、大理石を思わせる無釉白磁のビスキュイ彫刻、セーヴルを象徴する濃く麗しいブルーの地色も誕生しました。本章では、セーヴルの芸術的挑戦が創り出し、18世紀の宮廷人の心を虜にした食器セット、壺、テーブルセンターピースなどをご紹介します。セーヴルのスタイルは東洋への憧れからもマイセン風からも脱却して、フランス独自の磁器芸術として 歩み始めたのです。パーヴェル・ペトロヴィチのティーセット 1772-73 年ⓒRMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /Droits réservés / distributed by AMF ※無断転載禁止第2章 19世紀のセーヴル ---ブロンニャールと製作所の成功---フランス革命(1789~99)に端を発した大きな政治的混乱にもかかわらず、セーヴルは国有の製作所として存続しました。1800年から1847年まで所長を務めたアレクサンドル・ブロンニャール(1770~1847)は、19世紀の製作所を黄金期に導きました。鉱山技術者であると同時に鉱物学、地質学、動物学の研究者でもあった博識なブロンニャールの業績は、大きく4つに分けられます。第一に、鳥類学・植物学・地形測量学など広範な分野の知見を加えて、形や装飾を一新したこと。第二に、教育・技術双方に資するフランス初の陶磁とガラス専門の美術館を1824年に設立・公開したこと。第三に、画期的な製造技術を導入したこと。最後に、ステンドグラスや銅胎七宝など、磁器以外の火を用いる芸術分野にも挑んだことです。ブロンニャールの死後も、新技術の開発は盛んに推し進められました。一方造形面では、歴史主義の時流に倣い、装飾過剰とさえ言えるスタイルに達しました。製作所と美術館が現在の地に移転したのもこの頃(1876年)です。本章では、ブロンニャール時代の食器セットや壺などを中心として、広範な学問分野にまたがる豊かな知識とすぐれた技術が結晶した、19世紀のセーヴルの魅力をご紹介します。デザート皿《デュプレシ准将の戦闘と死》(エジプトのセルヴィスより)ジャック・フランソワ・ジョゼフ・スウェバー、ドミニク・ヴィヴァン・ドゥノン、アレクサンドル・テオドール・ブロンニャール(父) 1811年 セーヴル陶磁都市© RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF※無断転載禁止第3章 20世紀のセーヴル ---アール・ヌーヴォーとアール・デコ---19世紀後半、セーヴルを含む欧米諸国、日本、中国の陶磁器製作所は、万国博覧会で作品が一堂に会したことで互いに大きな刺激を受け、技術と芸術性の双方において競い合いました。ジャポニスムが隆盛をみたのもこの頃です。1897年に製作所の芸術部長に任命されたアレクサンドル・サンディエ (1843~1916)は、アール・ヌーヴォー様式を取り入れます。滑らかで洗練されたフォルム、植物を主要なモチーフとし左右対称性を強調した図案、各作品の形態に最も適した技法で施された装飾。すべてが完璧なレベルで調和した新しい作品群が誕生しました。それらは1900年のパリ万国博覧会において絶賛を博し、特にアガトン・レオナール(1841~1923)の優美で華やかなテーブルセンターピース「スカーフダンス」は、大きな評判を呼びました。ジャポニスムやアール・ヌーヴォーを経て、それまで外国人に門戸を開くことのなかったセーヴルが、1904年に外国人初の「協力芸術家」として日本の彫刻家・沼田一雅(ぬまたいちが)を受け入れたのは特筆すべきことです。一雅が提案した女性像や動物像はビスキュイ彫刻となり、その原型は今も大切に保管されています。一雅は、現在まで続く日本とセーヴルの交流の端緒とも言えるのです。1920年代には、形はさらに簡潔になり、装飾は幾何学的になって、質感や色彩の洗練が進みました。いわゆるアール・デコ様式の採用です。1920年に着任した所長、ジョルジュ・ルシュヴァリエ=シュヴィニャール(1878-1945)は、著名な芸術家、建築家、室内装飾家に協力を求め、1925年のパリ近代装飾美術産業博覧会では、斬新な形の壺や照明器具などを発表しました。そこで大きな成功を収めた製作所は、朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)などの重要な発注を受けるようになりました。本章では20世紀前半のセーヴル黄金期を築いたアール・ヌーヴォー様式とアール・デコ様式から選りすぐりの作品と、彫刻家・沼田一雅の作品をご紹介します。ダンサーNo.14(テーブルセンターピース「スカーフダンス」より)アガトン・レオナール 1899-1900年 セーヴル陶磁都市© RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF※無断転載禁止第4章 現代のセーヴル ---ゴーティエの時代、現代の芸術家との協力---1960年代以降のセーヴル製作所は、歴代の名品の復刻を続ける一方、現代の著名な芸術家を招き、さらに魅力的な磁器芸術を創出することにも力を注いでいます。1963年に着任した所長セルジュ・ゴーティエ(1911~2004)は、フランスで活躍していた高名な抽象芸術作家たちに声をかけ、セーヴルに新しい現代性を吹き込んでくれるよう依頼しました。それに応え、アレクサンダー・カルダー(1898~1976)やセルジュ・ポリアコフ(1900~69)、エティエンヌ・アジデュ(1907~96)は、真っ白なカンヴァスに向かうがごとく、磁器の皿の上に描きました。またジャン・アルプ(1886~1966)は、彼の詩的で超現実的な世界観を象徴する、優雅な曲線で構成された壺を創作しました。ゴーティエの方針は受け継がれ、今日まで数々の有名な芸術家がセーヴルに新たな着想をもたらしました。時には製作不可能な空想にすら見えるアイデアを、セーヴルは技術と情熱の限りをつくし、磁器で実現しました。その挑戦が、新たな色、着色技法、素地についての研究をも進歩させることになりました。例えばルイーズ・ブルジョワ(1911~2010)の《ネイチャー・スタディ》、草間彌生(1929~)の《ゴールデン・スピリット》のように謎めいた彫像や、エットレ・ソットサス(1917~2007)のテーブルセンターピースのように自由に配置を変えられる、機能性を兼ね備えた作品もあります。これらは、セーヴル磁器の伝統的な「食卓の芸術」をすでに超越しています。《ゴールデン・スピリット》草間彌生 2005年 セーヴル陶磁都市 © Sèvres, Cité de la céramique, Dist. RMN-Grand Palais / Gérard Jonca / distributed by AMF※無断転載禁止本章では、建築・彫刻・絵画・デザインなど各分野の第一線で活躍する芸術家の自由な発想から生まれた、1960年代以降の作品をご紹介します。「六本木開館10周年記念展 フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」 開催概要会 期:2017年11月22日(水)~2018年1月28日(日)主 催:サントリー美術館、TBS、朝日新聞社企 画:セーヴル陶磁都市構 成:サントリー美術館会 場:サントリー美術館 (港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 )開館時間:10時~18時※金・土および11月22日(水)、1月7日(日)は20時まで開館。ただし12月29日(金)は18時まで開館。※いずれも入館は閉館の30分前まで休 館 日:火曜日(ただし1月2日、9日、16日、23日は18時まで開館)、12月30日(土)~1月1日(月・祝)入 館 料:一般1300円、大学・高校生1000円、中学生以下無料お問い合わせ先TEL.03-3479-8600
2017年10月21日展覧会「モネ それからの100年」が横浜美術館で開催。会期は2018年7月14日(土)から9月24日(月・祝)まで。印象派を代表する画家、クロード・モネは、風景をひたすら見つめ繰り返し絵画を描き続けた。モネの芸術のもつ独創性、創作上の関心はまた、今日の作家たちにもさまざまな形で引き継がれている。本展では、モネの初期から晩年までの絵画、日本初公開含む約30点を公開。さらに、ロスコ、フランシス、リキテンスタインなど20世紀アートを率いてきた後世代の約30作家の作品だけでなく、版画・写真・映像など幅広い分野の現代アートも多数展示する。一堂に会するこれら作品を通して、両者の時代を超えた結びつきを紹介する。両者を引き合わせることで見えてくるのは、現代アートにも見える彼の作品とのつながり。色彩の鮮やかさ、描線、フレームを越えて拡張していくような画面、風景のなかに没入していく眼差しなど、モネの作品のうちにある特質が時代を越えて現代アートと接続される。そうすることで、「印象派の巨匠」「モダンアートの先駆者」といった従来の肩書を超える、モネの芸術の豊かさと奥深さ、その普遍的な魅力が見えてくるだろう。【詳細】モネ それからの100年会期:2018年7月14日(土)~9月24日(月・祝)休館日:木曜日(8月16日は開館)開館時間:10:00〜18:00※ただし9月14日(金)、15日(土)は20:30まで(入館は閉館の30分前まで)会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1観覧料:一般1,600(1,400/1,500)円、大学・高校生1,200(1,000/1,100)円、中学生600(400/500)円※小学生以下無料。※65歳以上の当日料金は1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ販売)※( )内は前売/有料20名以上の団体料金(美術館券売所でのみ販売。要事前予約)※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)※障がい者手帳持参者と介護者1名は無料※前売券の発売情報などは公式サイトにて随時発表※観覧当日に限り本展のチケットで「横浜美術館コレクション展」も観覧可【問い合わせ先】横浜美術館TEL:045-221-0300
2017年10月19日爽やかな秋風は芸術の香りも街に運んできました。駅の壁は展覧会を知らせるポスターだらけ。あちこちの美術館やギャラリーでは魅力的な展覧会が開催されています。何を観ようか目移りしている方へ、ちょっと面白い展覧会「第61回CWAJ現代版画展」をご紹介します。■意外と知らない版画の世界版画というと、浮世絵がまっさきに頭に浮かぶかもしれません。あれは板目木版。基本的な技法は、小学生の頃、図工の時間に彫刻刀でベニヤ板を削って作った、あれと同じです。木の板に彫って作る木版は、版画の数ある技法のひとつにすぎません。ひと口に版画と言ってもその制作方法は想像以上に複雑です。たとえば、下絵を描刻する版の素材もさまざま。*これは木版画(woodcut)*これも木版画(woodblock)*これは銅版画(etching)*これも銅版画(etching & acuatint)*これはペーパーブロック(paperblock)厚紙など紙の版を使用しています。*これはリノカット(linocut)板にリノリウムという樹脂板を使用。版画は版面下に限定番号が書かれているものがほとんどです。たとえば、上の作品の場合、左端の1/ 40の表記は、同じ版で40枚の作品が制作されていて、うち1番最初に刷られたのがこの作品ということ。コレクターのなかには、1枚目に刷った版画作品だけを集めるというマニアもいるくらいです。この数字、今後注目してみると面白いかも。*これはコラグラフ(collagraph)さまざまな素材の平版に、各種素材を貼りつけたり、下地剤を塗ったりして凸凹を作って刷ります。フランス語の「コラージュ」に由来。こんなふうに板の種類だけでもいろいろ。そこに、彫りの技法や彩色、紙質、刷り方の特徴が複雑に組み合わさるのですから、版画はとてつもなく繊細で、可能性に満ちたアートなのです。あれ、話が本題からそれてしまった……。■CWAJ版画展のお話CWAJ現代版画展とは、ボランティア団体「CWAJ(College Women Association in Japan)」が開催する版画展で、今年で第61回目を迎えました。第1回は戦後まもなくの1956年ですから、この版画展の歴史はとてつもなく長いのです。会場に展示される版画は、ほぼすべて、異なる版画家の手で制作されています。篠田桃紅、横尾忠則、野老朝雄といった日本を代表する著名作家から、公募で選ばれた新進気鋭の作家まで、日本の版画界を牽引する200名近い版画家たちの多種多彩な作品が、代官山ヒルサイドフォーラムに勢揃い。会期中、入場は無料で、しかも、すべての版画が購入可能というのは嬉しいところ。技法に注目するのもよし。テーマを探すのもよし。色彩で選ぶのもよし。限定番号に着目するのも面白い。自分の部屋に飾るならどれがいいかなあ、なんて考えながら観てまわるのも楽しそうです。この版画展の運営はすべてボランティアの手で行われ、版画の純益はCWAJの教育、奨学プロジェクトや福島支援プロジェクトの資金に充てられるとか。素敵な取り組みです。気に入った作品を自分のものにできて、それが支援につながるなんて、ちょっと良い気分!開催は10月25日〜29日まで。芸術の秋、おしゃれな街、代官山に足を延ばし、部屋に飾るとっておきの版画を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?ちなみに、これは我が家のとっておきの1点。リトグラフ(lithograph)という技法が使われています。「リト」はギリシャ語で「石」の意味。かつては石灰石の版を使っていたからその名がついたとか。う~ん、版画ってやっぱり奥が深い……※記事中の画像はすべてCWAJの許可を取ってお借りしています。
2017年10月18日展覧会「吉岡徳仁 光とガラス」が、東京ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHT ギャラリー3にて2017年11月2日(木)から13日(月)まで開催される。吉岡徳仁はデザイン・アート・建築など、幅広い領域において自由な着想と実験的なテクノロジーによる作品を生み出してきたアーティスト。これまで自然と人間の関係性に着目し、 光がもたらす感覚を追求し、独自の手法で作品を表現してきた。本展では、光を表現する最も近い素材として「ガラス」を使用した作品に迫る。代表作であるガラスのベンチ「Water Block」をはじめ、建築プロジェクト「ガラスの茶室 – 光庵」、クリスタルプリズムで生み出された建築「虹の教会 – Rainbow Church」の映像を展示。さらに、新作として紹介されるのは、ガラスの塊から生み出されたイッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)の「ガラスの時計」。自然の光を受けて輝きを放つ、オブジェのようなウォッチだ。このほか、Dom Pérignon Art Projectで発表された「Prism」、虹の建築の模型などを見ることができる。「ガラス」により生み出される光の世界を堪能してみては。【詳細】吉岡徳仁 光とガラス会期:2017年11月2日(木)〜13日(月)会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9−7−6 東京ミッドタウン・ガーデン内開館時間:無休入場料:無料
2017年10月14日池袋のパルコミュージアムは、円谷プロダクション特撮番組「ウルトラセブン」と70人の人気クリエイターがコラボレーションした展覧会「70 CREATORS’ SEVEN」を2017年10月19日(木)から11月5日(日)まで開催する。「ウルトラセブン」放送開始50年を記念して行われる今回の展示では、70人の人気クリエイターが各々の「ウルトラセブン」への思いをオマージュ作品で表現。平面から立体、映像など多様な表現方法で作品を制作している。田名網敬一は、カラフルなイラストで「ウルトラセブン」の世界を描き、ポップなアート作品に仕上げている。サイケデリックなフォントで書いた歴代の怪獣達の名前が「ウルトラセブン」を囲う、ポスター風の作品は伊藤桂司が手掛けたものだ。また、片桐仁や天野喜孝、みうらじゅん、しりあがり寿など豪華なクリエイター陣の様々な作品が集結する。会場では、展覧会と連動した書籍『70 CREATORS’ SEVEN』が先行販売される他、クリエイター作品とコラボレーションした限定グッズも販売される。【詳細】ウルトラセブン放送開始50年特別企画展「70 CREATORS’ SEVEN」日時:2017年10月19日(木)~11月5日(日) 10:00~21:00(入場は閉場30分前まで※最終日は18:00閉場)会場:パルコミュージアム(池袋パルコ本館7F)住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料:一般500円/学生400円/小学生以下無料■参加クリエイター朝倉世界一、姉川たく、天野喜孝、荒井良二、石黒亜矢子、伊藤桂司、今井トゥーンズ、上田三根子、牛木匡憲、瓜生太郎、エンライトメント、岡村優太、小田隆、開田裕治、影山徹、片桐仁、上條淳士、河村康輔、北沢夕芸、木村タカヒロ、倉科昌高、くるはらきみ、げみ、サイトウユウスケ、逆柱いみり、佐藤ブライアン勝彦、七戸優、澁谷忠臣、ジュン・オソン、しりあがり寿、スージー甘金、スカイエマ、須川まきこ、五月女ケイ子、高橋キンタロー、タカヤマトシアキ、田名網敬一、谷口広樹、谷田一郎、中村哲也、中谷日出、薙野たかひろ、西川伸司、秦直也、早川モトヒロ、早瀬マサト、羽山淳一、東泉一郎、ヒグチユウコ、福田利之、牧かほり、まるやまあさみ、みうらじゅん、水沢そら、水野健一郎、ミック・イタヤ、村上裕二、本秀康、矢吹申彦、山田雨月、やまだたかひろ、横井孝二、横田守、横山裕一、米澤稔&兵藤聡司、HAMADARAKA、IC4DESIGN、KYOTARO、RUKKIT、tupera tupera■関連グッズ例書籍『70 CREATORS’ SEVEN』価格:3,700円+税監修:高橋キンタロー発行:玄光社仕様:A4ワイド判・上製/160ページ
2017年10月06日ビジュアルコミニケーション事業を展開する株式会社アマナが、日本のアートフォトをリードする若手写真家の支援と育成を目指し、2013年より本展覧会を企画。第5回目となる今年は、昨年に続きアムステルダム、パリ、東京の3都市で本展を開催し、各地の写真フェスティバルなどとも連携、「ポストトゥルース時代のポートレイト」とテーマを掲げ、現代の写真表現の先端を追求します。今年は、IMA メディアプロジェクトが選出した計6名が参加。自身のアイデンティティと現代社会と対峙する菅野恒平、アノニマスなポートレイトを通して環境と人との関係性を考察する矢島陽介、写真の持つ真実性を映像によって問いかける白井晴幸の3名は、LUMIX GH5を用いた撮り下ろし作品を発表します。さらに上田順平、平澤賢治、山谷佑介も加わり、現代におけるポートレイトを作家の眼差しを通して探っていきます。それぞれの個性が立ち現れる実験的なインスタレーションによって、写真の可能性はさらに拡張されるでしょう。日本の若手作家6名が、写真とは何かを問いかける、挑戦的かつ瑞々しい写真表現の展示会となりました。平澤賢治 サーモグラフィーカメラを用い、国内外で幅広い活躍をしている平澤賢治。本展で展示する「PLAY FACE」は、被写体の心や魂を、動きや変化のプロセスをサーモグラフィーカメラで写し出すことによって表現しています。また「FIGURE」は同じくサーモグラフィーカメラを使用しながらも、その温度数値をそのまま画面に用い、対照的な画面作りによって普遍性や不変性を追求しています。(c)Kenji HirasawaJo Phipps, London, 2017菅野恒平自身のアイデンティティと現代社会との対峙をテーマに制作しています。本展では作家個人を構成するデモ、スカートを履いた男性のポートレイト、福島という3つの要素をテーマに、撮り下ろした作品を発表。ごく個人的な感情を純化していくことで、普遍的なイメージへと昇華しています。(c)Kohey KannoA male in a skirt2017白井晴幸 映像と写真を駆使し、現実と非現実、実在と不実在の境を巧妙に表現する白井晴幸の「invisible man」は、かつて実在し、絶滅してしまった部族をモデルに、造形された部族との遭遇を記録しています。演劇を専攻していた作者ならではの、綿密な舞台設定によるユーモアと創意に富んだ作品です。(c)Haruyuki Shiraiinvisible man2017上田 順平「Picture of my life」は、両親の相次ぐ自死という悲劇的な経験から生まれています。画家であった上田の父が残した絵画、家族アルバムなどの写真と、上田自身が撮影した写真を組み合わせることで、それらの作品群は愛や死に向き合うプロセスそのものになっています。この作品を元に手製で制作し、発売後1カ月で完売となった作品集の普及版が、7月にイタリアの出版社CEIBAから刊行されました。(c)Junpei UedaFather’s Paint Second sonFrom “Picture of My Life2017矢島 陽介「anonymous work」シリーズは、後ろ姿の人物像というモチーフを使い、背景のプリントは天地が正しいとは限らず、また人物のポーズにも意味はありません。どこかチグハグで奥行きのない空間を生み出すことによって、かねてよりテーマにしている、環境と人の関係性に横たわるズレや違和感を表現しています。その作品の世界観には、郊外の生活が孕む疎外感と匿名性が漂います。 (c)Yosuke Yajimaanonymous works2017山谷佑介 山谷はこの数年で父親になってから家の周りで過ごす時間が長くなったと自覚し、東京郊外の住宅地を赤外線カメラによって撮影するようになりました。ぼんやりと白く浮かび上がる、無機質なコンクリートで覆われた建物、細々とのびる草木。深夜の住宅街に漂う、自己と他者との圧倒的な隔たりの中で、「見ること」と「見られること」がより強く意識され、山谷が新しいリアリティに直面して感じた混乱や現実感の喪失が描き出されています。(c)Yusuke YamataniInto the Light #0052017「LUMIX MEETS BEYOND2020」展示会概要期間:2017年10月5日(木)~15日(日)時間:11:00-19:00(初日は17:00閉廊)会場:IMA Gallery〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-43 T33ビル1Fお問合せ:TEL.03-3740-0303(IMA gallery)出展作家: 平澤賢治 / 菅野恒平 / 白井晴幸 / 上田順平 / 矢島陽介 / 山谷佑介主 催: 株式会社アマナ /IMA メディアプロジェクト特別協賛: パナソニック株式会社入場料: 無料
2017年10月04日ジャポニズムを読み解く世界初の展覧会19世紀後半、西洋の人々を魅了した浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その出会いからジャポニスムを読み解く、世界初の展覧会です。モネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをはじめ、西洋美術の名作約200点と、北斎の錦絵約30点、版本約60冊の計90点が一堂に会する、"東西・夢の共演"。西洋の芸術家たちは北斎をどう受けとめ、新たな造形表現を生み出したのか―北斎が西洋に与えた衝撃を、あなたも実感してみませんか。ジャポニズムとは19世紀後半に、日本美術からヒントを得て、西洋の美術家や建築、音楽、文学、演劇など携わる人びとが作り上げた新しい創作活動を意味します。日本が17世紀初めから19世紀半ばまで鎖国体制を取っていたため、西洋世界と交流は限られており、西洋では日本についての情報知識が極めて少なかったため、開国とともにやってきた多くの西洋人が日本の品物を持ち帰ったり、その様子を紀行文に書いたりしました。そのことで、日本に対する関心が急速に高まったのです。同じころ、ロンドン、パリ、ウィーンなどで万国博覧会が開かれ、日本の展示が人気を博したのです。結果として、新しい表現技法を模索していた美術家たちが、日本の表現手法を取り入れ、自分たちの芸術に発展させたのだが、ジャポニズムです。葛飾北斎とは宝暦10年~嘉永2年(1760~1849)。江戸時代後期を代表する浮世絵師。『北斎漫画』に代表される絵手本などの版本、錦絵版画、肉筆画を手がける。『富嶽三十六景』は、代表作で、歌川広重と並び、江戸時代後期に、浮世絵における風景画のジャンルを確立させた。浮世絵師のなかでもとりわけ北斎が評価されたのか?西洋の人びとが見た北斎はどんな画家だったのか。彼から学んだ人びとはどんな点に注目し、どんな作品をのこしたのか。それによって西洋はどういう変化を遂げたのか。西洋の作品と北斎の作品を比べることにより、北斎の魅力を再発見し、西洋の作品のエネルギーを感じることにしましょう。共演する西洋の作家たちエドゥアール・マネ、アンリ・ランベール、クロード・モネ、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、カミーユ・ピサロ、メアリー・カサット、ポール・ゴーガン、オディロン・ルドン、ギュスターヴ・モロー、パウル・クレー、ジョルジュ・スーラ、エミール・ガレ、ピエール・ボナール、カミーユ・クローデル、クリストファー・ドレッサー、ブロンシア・コラー=ピネル。「北斎とジャポニズム」展開催概要会期:2017年10月21日(土)~2018年1月28日(日)会場:国立西洋美術館 [東京・上野公園]〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7開館時間:午前9時30分~午後5時30分(金、土曜日は午後8時。ただし 11/18は午後5時30分まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(ただし1/8は開館)、12/28~1/1、1/9主催:国立西洋美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網、BS日テレ特別協賛:キヤノン協賛:花王、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、トヨタ自動車、みずほ銀行、三菱商事お問合せ:TEL.03-5777-8600 (ハローダイヤル)ペアチケットを5組10名様にプレゼント!
2017年10月02日MoMA デザインストア(MoMA DESIGN STORE)は、表参道店のオープン10周年を記念して、2017年10月中旬より、ニューヨーク近代美術館の展覧会と連動したスピンオフ商品や、限定商品を、順次発売する。ニューヨーク近代美術館「ITEMS: IS FASHION MODERN?」展スピンオフアイテムニューヨーク近代美術館では、2017年10月1日(日)から2018年1月28日(日)まで、「ITEMS: IS FASHION MODERN?」展を実施。111点の衣服とアクセサリーを展示し、歴史の中でファッションが及ぼした影響や、関連する事項に関して、アイテムを軸に紐解いていく展覧会だ。MoMA デザインストアは、「ITEMS: IS FASHION MODERN?」展のスピンオフアイテムとしてニューヨークで限定開発された商品を販売する。ニューエラ 59FIFTYニューエラ(New Era)の「59FIFTY」ベースボールキャップのMoMA限定版が登場する。「59FIFTY」は、メジャーリーグ ベースボールの公式オンフィールド キャップに採用されているデザイン。今回は、オリジナルのウール生地を使用し、サイドにはMoMAのロゴを、反対側にはニューエラとMLBの刺繍を施している。マルニ、メアリー カトランズ、リック・オウエンスのスカーフ20世紀の間、女性のアクセサリーが簡素化されていく中で、広く普及したアイテムはシルクスカーフだった。用途に合わせて幅広い使い方のできるアイテムであるシルクスカーフに着目し、マルニ(MARNI)、メアリー カトランズ(Mary Katrantzou)、リック・オウエンス(Rick Owens)と限定スカーフを制作。マルニは色鮮やかで華やかなパターンを描き、メアリー カトランズは万華鏡のようなスペクタクルな模様をプリント。リック・オウエンスは、イタリア人未来派タイアート(THAYAHT)作の、左右対称の像を描いている。三者三様のスカーフは各50枚限定にて、販売される。レイバン アビエーターレイバン(Ray-Ban)からは、「レイバン アビエーター」サングラスのMoMA限定モデルが登場。アメリカ軍用に鋳造されたオリジナルモデルに忠実な、100%のUVプロテクション提供用に開発されたドロップ型のクリスタルレンズを施し、つる部分にMoMAのロゴをプリント。限定50個発売する。スウォッチ 腕時計スウォッチ(Swatch)は、1983年のオリジナルデザインをベースにした、ホワイトとブラックのシンプルな限定ウォッチを販売。スイスの職人技を生かした、お手頃価格な高精度ウォッチを作ることで名高いスウォッチは、普遍的な製品の再発明として、また伝統的工業の再活性として評価されてきた歴史を持つ。その他、チャンピオン(Champion)のフーディーやアルモー リュックス(Armor-Lux)のブレトンシャツも限定モデルにて販売。また、アーティスト奈良美智の作品をプリントしたスケートボードの限定販売や、サルバドール・ダリをモチーフにした時計の先行販売も行う。詳細MoMA デザインストア 表参道オープン10周年 限定アイテム発売時期:10月中旬以降場所:MoMA デザインストア 表参道住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F■アイテム詳細「ニューヨーク近代美術館スピンオフ商品」・ニューエラ キャップ 6,000円+税・マルニ シルクスカーフ 48,000円+税 ※50枚限定・メアリー カトランズ シルクスカーフ 45,000円+税 ※50枚限定・リック・オウエンス シルクスカーフ 60,000円+税 ※50枚限定・レイバン サングラス28,000円+税※50個限定・チャンピオン フーディー 9,000円+税・スウォッチ 腕時計 各8,500円+税・アルモー リュックス ブレトンシャツ 12,000円+税「MoMA限定商品」・Skateboard Nara Green Dress Girl / Skateboard Nara Girl on top of skull各26,000円+税・Lumiosf Booklamp Richard Woods 37,000円+税・DALI CUCKOO CLOCK Antonio Farina, 2012 35,800円+税 ※MoMA先行販売※価格は全て予定価格【問い合わせ先】MoMA デザインストア 表参道TEL:03-5468-5801※営業時間:11:00~20:00
2017年09月28日東京・銀座にあるギャラリー、ポーラ ミュージアム アネックスでは、11月17日から12月24日まで、グラフィックデザイナーの佐藤卓をディレクターに迎え、日常の中における「美」について考える展覧会「ケの美」展が開催される。オルビス株式会社の創業30周年を記念したこの展覧会では、日本人の伝統的な世界観である「ハレ」と「ケ」の「ケ」に着目。隈研吾、皆川明、緒方慎一郎、原田郁子といった各界で活躍しているデザイナーやクリエイターらとともに、あたりまえの日常を意味する「ケ」の中にある「美」について考え、表現する。また会場では、「朝食」「場所」「漢字」の3つのテーマに沿って一般人から寄せられた「ケ」だと考える写真を集めた参加型展示「みんなのケ」も実施される。全14名の参加クリエイターは、「くるみの木」代表・空間コーディネーターの石村由起子、「SIMPLICITY」代表・デザイナーの緒方慎一郎、作家の小川糸、建築家の隈研吾、放送作家・脚本家の小山薫堂、イラストレーター の塩川いづみ、プロダクトデザイナーの柴田文江、武者小路千家家元後嗣の千宗屋、料理研究家の土井善晴、「クラムボン」ミュージシャンの原田郁子、 「群言堂」代表・デザイナーの松場登美、ミナ ペルホネン(minä perhonen)代表・デザイナー皆川明、落語家の柳家花緑、手芸家の横尾香央留。同展のディレクター佐藤卓は、「『晴れ着』というように、祝い事や特別なイベントが『ハレ』であるのに対して、毎日繰り返されるごくあたりまえのことが『ケ』にあたります。現代社会は、とかく華やかな『ハレ』が注目を集めますが、その華やかな『ハレ』も、一見退屈にさえ思える『ケ』の充実の上にこそ特別で有難いものとして感じられる」とコメントしている。【展覧情報】「オルビス30周年記念『ケの美』展」会期:11月17日~12月24日会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)会期中無休入場無料
2017年09月23日東京・丸の内のH.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHIでは、9月22日から10月12日までアメリカ出身のストリートアーティスト KAWSの展覧会「History on paper -KAWS-」を開催する。版画の名品を中心に、改めてその価値や歴史の成り立ちに触れるシリーズ「History on paper」。4回目となる今回は、特定のキャラクターを想起させるようなモチーフを用い、フォルムをデフォルメし、バッテンマークの目を加えたペインティングや立体、版画などを発表しているKAWSに焦点を当てた。ストリートアートやファッションという粋を越え、世界中の美術館やギャラリーでの展示、幅広い企業とのコラボなどを通して、リアルタイムでキャリアを更新しているKAWSの作品をギャラリーで目にできる貴重な機会となっている。【イベント情報】「History on paper -KAWS-」会期:9月22日~10月12日会場:H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング1階時間:11:00~21:00(日曜祝日は20:00まで)
2017年09月22日アニメ「ユーリ!!! on ICE」の展覧会、「ユーリ!!! on MUSEUM ~第12.2滑走 わたしをグランプリファイナルに連れてって!!! IN バルセロナ~ 」が名古屋パルコで開催。会期は2017年9月8日(金)から10月1日(日)まで。「ユーリ!!! on ICE」は2016年10月にテレビ朝日で放送され人気を博した、男子フィギアスケートの世界を描くテレビアニメだ。名古屋会場では、渋谷でも行われた同展覧会の展示物に加え、大幅に場面写真が追加される。展覧会では、スケーターの衣装やスケート靴の完全再現したものや、本展覧会のために描き下ろされたスケーターたちの新規画をはじめ、アニメの設定資料や原画の数々を展示。展覧会オリジナル脚本の豪華声優陣による音声ガイドはファン必聴だ。また、この展覧会オリジナルの限定グッズも多数用意。ここでしか体感できない「ユーリ!!! on ICE」の世界を是非楽しんでみて。【詳細】「ユーリ!!! on MUSEUM ~第12.2滑走 わたしをグランプリファイナルに連れてって!!! IN バルセロナ~」 会場:パルコギャラリー(名古屋パルコ西館8F) 住所:名古屋市中区栄3-29-1 期間:2017年9月8日(金)~10月1日(日)開場時間:10:00~21:00 ※最終日は18:00閉場、入場は閉場の30分前まで 入場料:・前売入場料(音声ガイド1種類込)1,000円(税込)(日にち指定)・当日入場料(音声ガイド1種類込)1,300円(税込)
2017年09月19日オランダ出身のフォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)による展覧会「Of Mud and Lotus(蓮華の水)」が10月6日から11月25日まで、東京・恵比寿にあるG/P galleryにて開催される。「泥なきところに蓮華は咲かぬ(泥中の蓮)」ということわざからインスピレーションを得た本展。新作シリーズ「Of Mud and Lotus」からセレクトされた全21点の日本初公開作品は、その言葉に象徴されるように、女性性という原始的な概念が持つすべての豊かさにスポットが当てられ、妊娠、出産などの女性特有の身体の変化や、そのふくよかさを通して、豊かさ同士の“有機的な戯れ”が表現されている。サッセン作品の特徴のひとつであるコラージュや自身の手で彩色した写真などを用い、アブストラクトとパフォーマンスの概念を巧みに織り交た緊張感のある色彩とテクスチャーが、本展をより多層的なものにしている。菌や胞子は身体の細胞を思い起こさせ、卵、ミルク、花などの有機物は女性の身体の豊かさを表しながらも、自然界に存在するなめらかな曲線が強調されている。そして、一見抽象的な構図に見えるイメージが、サッセンの注意深い作業によって元の造形から飛躍し、新たな命が吹き込まれていることに気づかされる。ヴィヴィアン・サッセンは、1972年アムステルダム生まれ。幼少時を南アフリカで過ごした後、ユトレヒト芸術学校およびアトリエ・アーネムでファッションデザインと写真を学び、卒業後にファッションフォトグラファーとしての活動を開始。雑誌『Purple』『Dazed & Confused』などでのファッションシューティングの他、ミュウミュウ、ルイ・ヴィトン、カルヴェンなどのキャンペーン広告、日本では資生堂の企業文化誌『花椿』の表紙を手掛けるなど、幅広く活躍している。なお、展覧会会期中にヴィヴィアン・サッセン本人も来日。来日期間中、蔦屋書店銀座店にてブックサイニングが開催される。【展覧会情報】ヴィヴィアン・サッセン 「Of Mud and Lotus(蓮華の水)」会期:10月6日~11月25日会場:G/P gallery住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F時間:12:00~20:00(最終日は17:00まで)
2017年09月19日2017年9月15日(金)~24日(日)の10日間、代官山 蔦屋書店(東京・渋谷区)で「Panasonic 100th in 2018 × 代官山 T-SITE/家電と本に見る過去→今」が開催されます。本・映画・音楽・ファッションなど、1950年台からのカルチャーと、ヴィンテージ/最新の家電が展開され、日本の文化や、暮らしを支えてきた家電の文化的価値やその進化が楽しめる内容に。期間中は最新家電の展示や、レコード視聴、JAZZライブなどのイベントも開催されます。ぜひチェックを。■Panasonic 100th in 2018 × DAIKANYAMA T-SITE 「家電と本に見る過去→今」日時:2017年9月15日~24日 7:00~26:00※GARDEN GALLERY は 10:00~20:00場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY、代官山 蔦屋書店内東京都渋谷区猿楽町16-15主催:代官山 T-SITE 【企画展示】 蔦屋書店「家電と本に見る過去→今」・小沢健二『LIFE』のジャケット写真やスチャダラパーの MVを製作し、90年代の裏原カルチャーを語る上で欠かすことのできない、TAKEI GOODMAN氏の私物家電+秘蔵の音楽グッズ展示。・「Technics」の新旧製品とともに、音楽評論など多方面で活躍しているイラストレーター永井博氏の私物レコード販売も実施。【企画展示】 代官山 T-SITE GARDEN GALLERY 「Creative!」展示・パナソニックの創業当初からの歴史を物語るヘリテージ家電や、次の 100 年に向けた最新家電、100 周年を記念したコンセプトムービーも放映。・場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY・時間:10:00~20:00※来場者には特製の栞がプレゼントされます。【体験】 蔦屋書店「Technics」試聴コーナー(3号館2階)・期間中、3号館2階の試聴コーナーにて、90年代の人気レコードの展示とともに、「Technics」の最新ターンテーブル SL-1200G によるレコード試聴が可能。・蔦屋書店限定配布のレコード販売店舗MAPもプレゼント。これからレコードを楽しみたいという方にも。【LIVE】 「Technics」 presents 宮本貴奈ピアノトリオ・スペシャル JAZZ ライブ(9月21日)・日米を拠点に、最も国際的に活躍している女性ピアニスト宮本貴奈による、日本ジャズ界の精鋭プレイヤーを率いて最上のピアノトリオ。・参加者にはパナソニックの創業者である松下幸之助氏生誕の地、和歌山県地酒が提供されます。・場所:蔦屋書店2号館2階 Anjin フロア・開催日:9月21日(木)・時間:Open 19:00~ / Start 20:00~・入場料金:2500 円(飲食料は別途)▼詳しくはこちら【体験】 最新掃除機 体感&セミナー(3号館2F特設会場)(9月24日)・9月24日「清掃の日」には、発売前のパナソニック最新掃除機「ルーロ」「iT(イット)」などの体験コーナーを設置。軽さ、IoT、センサーなど「日本の清掃力」の先進技術が体験できます。・片付けの達人であり、主婦インスタグラマー(フォロワー約30万人)の「おさよさん」と、京都国際観光大使を務める大学教授でタレントの「ジェフ・バーグランド」によるトークセッションが開催されます(2回:12:00~/15:00~)。▼詳しくはこちら
2017年09月14日展覧会「ぼくらが日本を継いでいく-琳派・若冲・アニメ-」が、2018年1月10日(水)から16日(火)まで、新宿髙島屋で開催される。本展で展示されるのは、400年の歴史を誇る琳派の日本画と漫画・アニメのキャラクターを融合した作品群。「日本古来の絵画の流れを受けているともいえる漫画やアニメを、琳派的手法で描くとどうなるか?」という視点から、日本画と着物を基盤とする京都の老舗工房・豊和堂の絵師が、琳派へのオマージュ作品として描いたものだ。会場では、2015年に京都国際マンガミュージアムで開催された「琳派オマージュ展」などで発表された作品から、若冲の作品に着想を得て2017年に制作された新作まで、計35点を一堂に展示。作品は全て豊和堂の絵師による肉筆画で、約1000点に及ぶ日本美術コレクションを有する、京都・細見美術館の所蔵品に着想を得ている。伊藤若冲「鶏図」と初音ミクを組み合わせた〈初音ミク×若冲鶏〉のほか、〈ブラック・ジャック×富士烏〉、〈リラックマ×軒端の梅〉など、伊藤若冲や俵屋宗達、神坂雪佳らの作品をモチーフに、現代のキャラクターたちが時代を超えて日本画に融合した、ユニークな世界観の作品が楽しめる展覧会となっている。なお、会場には物販コーナー併設。ポストカードやクリアファイルをはじめとするオリジナルグッズ、会場限定の商品などが販売される。【開催概要】展覧会「ぼくらが日本を継いでいく-琳派・若冲・アニメ-」会期:2018年1月10日(水)〜16日(火)会場:新宿髙島屋11階 特設会場入場時間:10:00〜19:30(20:00閉場)※但し1月12日(金)・13 日(土)は20:00まで(20:30閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)入場料:無料
2017年09月02日「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」を8月26日より北海道立近代美術館、10月24日より東京都美術館、1月20日より京都国立近代美術館にて開催します。今回、新たに出展が決定した《画家としての自画像》は、パリ滞在中の最後期に描かれた作品であり、12年ぶり2度目の来日となります。同時期に描かれた一連の自画像のなかでもひときわ大きく、かつ入念に仕上げられている作品です。細かな筆触で覆われた青色の上着や、原色が連なるパレットの描写には、彼がこの街で獲得した色彩表現が遺憾なく発揮されています。フィンセント・ファン・ゴッホ《寝室》1888年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)■展覧会の見どころ本展では、「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成し、ファン・ゴッホと日本との相互関係にスポットをあてます。第一部:ファン・ゴッホのジャポニスム《タラスコンの乗合馬車》、《雪景色》など4つの日本初公開作品を含むファン・ゴッホ作品約40点と、ファン・ゴッホが影響を受けた浮世絵など約50点を同時に展示。ファン・ゴッホが日本からどのような影響を受け、作品に投影したのかを多角的に検証します。第二部:日本人のファン・ゴッホ巡礼ファン・ゴッホゆかりの地オーヴェールを訪れた約240人の近代日本の知識人が記した3冊の「芳名録」を日本初公開。巡礼から生まれた日本近代絵画の名作をはじめ、当時の写真や手紙などオーヴェール巡礼の実相を、約90点の豊富な資料からたどります。フィンセント・ファン・ゴッホ《夾竹桃と本のある静物》1888年、油彩・カンヴァス、メトロポリタン美術館蔵(Mr. & Mrs. ジョン・L.・ローブ寄贈)©The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NYフィンセント・ファン・ゴッホ《画家としての自画像》1887年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)■通常前売券料金:一般1300円、大学生・専門学校生1100円、高校生600円、65歳以上800円(すべて税込)※中学生以下は無料販売期間:7月20日(木)-10月23日(月)販売先:東京都美術館ミュージアムショップ、展覧会公式サイト、各種プレイガイド■「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」 展覧会 開催概要【札幌展】会期:2017年8月26日(土)~10月15日(日) 会場:北海道立近代美術館主催:北海道立近代美術館、北海道新聞社、NHK札幌放送局、NHKプラネット北海道開館時間:9:30~17:00※金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(9/18、10/9を除く)、9月19日(火)、10月10日(火)問い合わせ:011-644-6882観覧料:一般1500円(1300円)、高大生800円(600円)、中学生600円(400円)※( )内は前売と10人以上の団体料金 ※小学生以下無料(要保護者同伴)【東京展】会期:2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝) 会場:東京都美術館主催:東京都美術館、NHK、NHKプロモーション開室時間:9:30~17:30※会期中の金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜日(1/8を除く)年末年始休館 12月31日(日)、1月1日(月・祝)問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)観覧料:一般1600円(1300円)、大学生・専門学校生1300円(1100円)、高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料【京都展】会期:2018年1月20日(土)~3月4日(日) 会場:京都国立近代美術館主催:京都国立近代美術館、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿、京都新聞開館時間:9:30~17:00※金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(2/12を除く)、2月13日(火)問い合わせ:075-761-4111観覧料:一般1500円(1300円)、大学生1100円(900円)、高校生600円(400円)※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料
2017年08月21日展覧会『田原桂一「光合成」with 田中泯』が、2017年9月9日(土)から12月24日(日)まで、東京・品川の原美術館で開催される。1970年代から一貫して“光”の探究を続け、国際的な評価を得た写真家・田原桂一。本展は、世界的に活躍するダンサー・田中泯との長きに渡るコラボレーション(1978〜80年および 2016年)によって生まれた作品を展示するもので、展覧会の形では日本初公開となる。1978年秋にパリで出会い、”光と身体の関係性”の探究を始めた二人。ヨーロッパ、アメリカ、日本など、さまざまな都市や大自然を舞台に、異なる光や大気や季節に反応するダンサーを、写真家がイメージに焼き付けるという濃密なフォトセッションで生まれたのは、緊張感あふれる美しさが印象的な写真作品だ。その場の光や空気を受け止め自らの身体で表現する田中泯と、その姿を、色彩を一切排して純粋に光と影の織り成す鮮烈なイメージへと昇華させる田原桂一。会場には、1978〜80年に撮影されたものから41点、2016年撮影の新作から5点、計46点のモノクロームによる写真作品が展示される。【開催概要】田原桂一「光合成」with 田中泯会期:2017年9月9日(土)〜12月24日(日)会場:原美術館開館時間:11:00〜17:00※祝日を除く水曜は20:00まで。入館は閉館時刻の30分前まで)休館日:月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)※祝日にあたる9/18、10/9は開館。入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円※原美術館メンバーは無料。※学期中の土曜日は小中高生の入館無料。※20名以上の団体は一人100円引。<作家プロフィール>■田原桂一(たはら けいいち)1951年京都府出身。フランス・アルル国際写真フェスティバル新人大賞(1977)、木村伊兵衛写真賞(1985)、フランス芸術文化勲章シュバリエ(1993)など受賞多数。写真だけでなく、《光》を探究する延長で彫刻・環境造形も手がけ、2004年に東京都庭園美術館で「田原桂一 光の彫刻」展を開催。2017年、チェコ・プラハ国立美術館で個展「Photosynthesis1978-1980」を開催。2017年没。■田中泯(たなか みん)1945年東京都出身。クラシックバレエとモダンダンスを学び、1974年から独自のダンス・身体表現を追究。1978年以降海外でも活躍、高い評価を得る。1985年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を継続中。映画「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督、2002)以降、俳優としても活動。著書に「僕はずっと裸だった」(2011)、「意身伝心」(2013)など。フランス芸術文化勲章シュバリエ(1990)他受賞多数。
2017年08月18日ミュージシャン・奥田民生の展覧会「奥田民生になりたい展」が、2017年9月14日(木)から10月2日(月)までの期間、東京・池袋パルコのパルコミュージアムにて開催される。自身のレーベル「ラーメンカレーミュージックレコード」(RCMR)設立後、初のソロ名義オリジナルアルバムとなる「サボテンミュージアム」のリリース(9月6日)や、映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」の公開(9月16日)など、この秋何かと話題の多い奥田民生。そんなミュージシャン・奥田民生をさらに知ることができる本展の会場には、各パート音源を切り替えながら歌って試すことが出来る「奥田気分でレコーディング体験」コーナーや、奥田民生の長年の盟友である写真家・三浦憲治とデザイナー・安齋肇の二人が作る「奥田民生になれる部屋」などのスペースのほか、当時のレコーディングで実際に使用された「イージュー★ライダー」のマスターテープを始めとする貴重な品が展示される。ほかにも、奥田民生シグネチャーモデルのギター、ゴールドディスク、ひとり股旅スペシャル@広島市民球場と嚴島神社で着用した作務衣や、歴代ワークシャツ等の衣装など、ファン垂涎の品々が揃うほか、会場内ではオフィシャルグッズも販売予定となっている。【開催概要】「奥田民生になりたい展」開催期間:2017年9月14日(木)〜10月2日(月)開催会場:池袋パルコ本館7F・パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料金:一般 600円、学生 500円、小学生以下無料入場特典:奥田民生・野球カード(全10種からランダムに1枚)
2017年08月13日光で遊べるのが魅力! 超体感型ミュージアム大阪・天保山で開催される「魔法の美術館」は、子どもはもちろん大人までも直観的に楽しめ、日本を代表する気鋭のアーティストたちが創り出したものばかりです。未来のアート作品として表現しており、アートがわからない、アートが苦手と感じている方でも大丈夫です。まずは自身が作品の中で体感する事、それが1番楽しめる方法になります。光・影・映像・音の演出には驚きと笑顔が溢れる特に関西初登場の作品には注目が集まります。ピカソになったような気分になれる「.hito」。この作品は、椅子に腰かけた瞬間に自分がキュビズム的な姿に変身します。「ensemblesilhouette」は、新しい合奏がテーマ。流れる五線譜、そこへ星のシルエットを置くと様々なメロディーが流れます。「TRANSFORM」は親子で楽しむのにおすすめです。部屋がそれぞれ1人では完結できないようになっているのがポイント。物語性が大切にされていて、次の人が楽しむのを助けなければスタート出来ない仕組みになっています。どの作品も新しい発見があり、興味深いものばかりです。ゲーム感覚で遊びながら楽しめるのが魅力!前回大人気だった作品「SplashDisplay」が登場。作品の中には、白くて小さなビーズが敷き詰められています。その中で動いている的に向かって玉を投げ、的中すると光の粒が爆発したように見える瞬間が驚きです!この作品を綺麗に撮影するポイントは、まず露出補正はマイナスに設定。人と一緒に撮る場合は、顔を近づけて貰います。是非挑戦してみてください。その一瞬を楽しんで! 同じ絵は二度と見られない「七色小道」も前回大好評の作品です。一見ただの通路のように見えますが、人がその上を歩く事によって色んな仕掛けが動き出します。人の周りから様々な色や光が溢れ出し、他の人が動き出す色と混ざり合っていくのが人気の理由。魔法のような世界観を意識して作られたこの作品は、上から下に向けて撮影するのがポイントです。数々のアーティストが創った作品は全て撮影可能!全ての作品が撮影可能なので、SNSにもどんどん投稿できます。その瞬間を楽しみつつ、後で撮影した写真や映像を見た時には更に驚きが倍増するでしょう。ほとんどの作品は、参加型。人の動きに合わせて、様々な色の光・影のモチーフ・映像・音楽が変化していく様子をお楽しみください。まるで作品と会話しているかの様な感覚が味わえます。「魔法の美術館」を開催している、大阪文化館・天保山。地下鉄中央線の大阪港駅で下車し1番・2番出口から徒歩5分のところにあります。目印は海遊館で、ちょうど隣に位置しますのでわかりやすいです。この夏の思い出作りに、ぜひおでかけしてみてはいかがでしょうか?イベント情報イベント名:魔法の美術館見て、ふれて、遊べる体感型アート催行期間:2017年07月15日 〜 2017年09月03日住所:大阪府大阪市港区海岸通1-5-10大阪文化館・天保山電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年08月10日ヒールレスシューズ、2017 © NORITAKA TATEHANA, 2017アーティスト舘鼻則孝は、8月12日〜20日までの期間、表参道ヒルズのスペース オーにて「舘鼻則孝 リ・シンク展」を開催します。作家史上最大規模となる本展では、最新作品とともに、代表作であるレディー・ガガが愛用するヒールレスシューズや、そのインスピレーションソースとなった花魁の浮世絵や写真等も作家所蔵品として公開します。ご来場の皆様は本展覧会を通し、舘鼻自らが自身のルーツを「RETHINK」し、ヒールレスシューズを始めとする作品が誕生するまでに至ったプロセスを、日本文化の過去と現在を往来しながら体験できる展覧会構成となっています。また、会場にはTORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションによる「茶屋」が特設され、本イベント限定の特別メニューをお楽しみいただけます。■「舘鼻則孝 リ・シンク展」 開催概要【期間】 2017年8月12日(土)~8月20日(日) 11時00分~19時00分(8月20日(日)のみ16時00分まで)【会場】 表参道ヒルズ本館B3F スペース オー(東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号)【提供メニュー】・リ・シンク展限定あんペーストかき氷・リ・シンク展限定あんボーロ※ご来場の方に無料でご提供します。※かき氷、あんボーロの数には限りがございますので、なくなり次第終了となります。※事前の連絡がないまま内容が変更になる場合がございます。【主催】 株式会社ノリタカタテハナ【協賛】 日本たばこ産業株式会社【協力】TORAYA CAFÉ・AN STAND / 太田記念美術館■舘鼻則孝(たてはなのりたか)プロフィール1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び、後年は染織を専攻する。遊女に関する文化研究とともに日本の伝統的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。近年はアーティストとして、国内外の展覧会へ参加している。2015年12月に和敬塾本館で開催した「舘鼻則孝:面目と続行」展では、JT(日本たばこ産業株式会社)の「Rethink」の考えに共鳴し、日本各地の伝統工芸士とともに制作した現代的な煙管作品「Theory of the Elements」を発表した。 2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU / The Love Suicides on the Bridge」を公演した。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。(お問い合わせ先)「舘鼻則孝:リ・シンク」展事務局TEL 03-6380-9911(平日10:00~18:00)
2017年08月09日西武渋谷店では、8月18日〜9月3日まで、バイオ技術から生まれるファッションの未来を想像する展覧会「bionic by sputniko!」を開催します。近年、iPS細胞やバイオプリンタなどバイオ技術が革命的に発展する中、細胞、腫瘍、微生物などのマテリアルで自分のファッションを自由に生成できるようになるとしたら?とスプツニ子!は考えます。会場は、パリ在住のファッションデザイナーSho KonishiやバルーンユニットDAISY BALLOONがスプツニ子!とコラボレーションした作品と、未来食プロジェクトShojinmeatの撮影協力による培養肉の細胞増殖映像と音楽と共に近未来のラボを感じさせるインスタレーションとなっています。また、「ファッションとは、自らの思想・哲学を主張するためのデモンストレーションだ」と語るスプツニ子!による身体拡張の発想がコラボレートコレクションとなって販売をスタートします。テクノロジーが未来のファッションにつながる、見て、買って楽しめる新しい感覚の展覧会です。■展覧会の概要■タイトル:バイオ技術から生まれるファッションの未来を想像する展覧会「bionic by sputniko!」■会期:2017年8月18日~9月3日※初日・最終日は午後5時閉場。※8月16日・23日は午後8時閉場。■会場:西武渋谷店A館7階特設会場■入場料:一般・大学生500円高校生以下無料■主催:西武渋谷店■協力:Image、SIGNO、DAISY BALLOON、Sho Konishi■空間構成:谷川じゅんじ(JTQ)■グラフィック:HITSFAMILY■映像:Soshi Nakamura■サウンドデザイン:Kei Komatsu■会場内みどころ・培養をインスピレーションにした作品(5体展示)・LEDパネル(約6×6m)に映し出される映像と音、そして作品が織りなすインスタレーション空間・「ダイアログウォール・対話の壁」最先端バイオ技術で培養食肉を量産する日本発のプロジェクトShojinmeatとの対話を文字化したスペース■「スプツニ子!・ハニカムモード」コラボレートコレクション「培養・増殖」をコンセプトに、世界最初のヒト由来細胞株であるHela細胞などをデザインコンセプトにしたニットやTシャツ、グッズなどで展開します。2017年8月18日発売。■取扱い店舗:西武池袋本店、そごう横浜店、そごう千葉店の各婦人服売場、西武渋谷店 A館1階=プロモーションスペース(8月18日~28日)■展開型数:ニット、ワンピース、Tシャツ、バッグなど計7型■価格帯:ニット1万6200円~2万7000円Tシャツ9612円~1万4040円ケーブルニットトップス2万4840円■スプツニ子!プロフィール現代アーティスト。英国インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。最近の主な参加展覧会に「第3回瀬戸内国際芸術祭」(自身の常設作品を発表)、「NEW SENSORIUM」(ドイツ ZKMアートセンター、2016)、「宇宙と芸術」(森美術館、2016)、「Collecting Future Japan」(英国 V&M ミュージアム)など。2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教に就任しDesign Fiction Groupを設立。2016年第11回「ロレアル ー ユネスコ女性科学者日本特別賞」受賞。2017年世界経済フォーラム若手グローバルリーダー(アジア代表)8人に選出。著書に『はみだす力』。(お問い合わせ先)西武渋谷店TEL 03-3462-0111
2017年08月04日天才写真家 “アラーキー” こと荒木経惟さんの展覧会が、東京都写真美術館ではじまりました。そのプレス内覧会に荒木さんご本人が登場!自身の作品について1時間にわたり生解説してくれました!『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』展へ!【女子的アートナビ】vol. 79展覧会の会場は、東京・恵比寿にある東京都写真美術館。恵比寿ガーデンプレイス内の便利な場所にあります。この2階展示室で、7月25日から総合開館20周年記念『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』展がはじまっています。今展は、荒木さんの亡き妻、陽子さんをテーマにした写真展。1990年に子宮肉腫のため42歳で他界した彼女は、写真家にとって最も大切な被写体。亡くなったあとも影響を与えて続けていました。そんな妻との出会いから死、そして彼女の存在を感じさせるさまざまな写真1,000点以上が展示紹介されています。荒木経惟さん、登場!プレス内覧会に、荒木さんが現れました!世界中で高い評価を受けている写真家、荒木経惟さんは1940年東京生まれ。千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、電通に入社し1972年に写真家として独立。以後さまざまなテーマや手法で写真を撮り続け、これまでに500冊以上もの写真集を出版。さらに国内外で展覧会を開催するなど、今なお第一線で活躍を続けるアーティストです。生解説、スタート!展示室にて荒木さんの生解説がはじまりました。最初に展示されている作品は、荒木さんが「はじめて陽子と会ったときの写真」と語る〈わが愛、陽子〉。電通の社内報用に撮影された和文タイプ室にいる女性たちの写真です。中央で強い視線をこちらに投げかけているのが陽子さん。「無意識的に彼女を真ん中に置いていた」そうで、出会いの一枚となった貴重な写真です。ヌードやアレの写真まで…次の展示室では、1971年に自費出版された新婚旅行の写真集『センチメンタルな旅』の全写真108点が紹介されています。これらの作品は「私写真」を撮り続けている荒木さんの原点。旅先である柳川の景色や旅館などのスナップだけでなく、妻のヌードや性交中の場面を撮ったものまであります。荒木さんこの写真集は彼女とのコラボレーション。隣に彼女がいるのといないのとでは違うんだよね、風景の見え方が。それがおもしろいね。ひとり旅と二人旅は違う。座って何でもない景色を見ている。それがいい。(この写真は)柳川の誰もいないところで撮った。思った通りアタシは天才。神が才能をくれたんだ。もう年だから、神からもらった才能を全部使えるかどうか…。この写真集のなかで一番有名なのは、柳川下りの写真。小舟の中で陽子さんが寝ている姿を上から撮ったものです。三途の川を渡るようにも見えることから “死を暗示している” という解釈もあり、後年詩人の吉増剛造氏が『死の舟』と題する追悼詩を陽子さんにささげたことでも知られています。荒木さんこの写真、前は三途の川と思ったけど、今は胎児に見えるね。アタシは今、特に死よりも生を感じている。写真には生と死がまじりあっていないと、なんかおもしろくないんだよね。死と生がぶつかり合っているときがシャッターチャンスと思っている。いま女房の写真を選ぶなら、コレ続いてご紹介するのは、1980年代に撮られた陽子さんの写真。荒木さん(右下の写真を指して)いま1点女房の写真を選ぶならこれかも。ソファーで私がすぐ隣に座って、膝の上には(飼い猫の)チロちゃんもいる。幸せなとき。こういうときに顔に孤独感が出ている。彼女が一番よく出ている。ひとりぼっちが写っていないとだめだね。生と死が行ったり来たりして混ざり合っている。結局ひとりなんだという、そんな感じのものが写っている写真がアタシは好き。陽子さんの死「冬の旅」と題された展示室では、陽子さんの闘病生活から死、そして葬儀後までの写真が紹介されています。荒木さんこれは死を宣言された時の写真だね。チロちゃんがいて、テレビなんか見ていて…。案外こんなもんなんだよね、幸せって。荒木さんこれはこぶしの花。つぼみだったのが、(妻が)死んだときに花が咲いたんだ…。妻亡きあと陽子さんの死後、空を多く撮るようになったという荒木さん。次の部屋では、自宅のバルコニーで撮り続けた空の写真などが展示されていました。最後の部屋には、愛猫チロのポラロイド写真200点も展示。陽子さんの生前から2010年まで、22年もの長きにわたり荒木さんと一緒に暮らしたそうです。取材を終えて…「アタシの写真はどんなふうに解釈してもいいから」と言いながら、写真の解説をしてくださった荒木さん。時おり下ネタやユーモアを交えながら陽子さんとの思い出や写真愛を語る姿は、77歳とは思えないエネルギーに満ちていました。写真界の巨匠なのに飾らないお人柄でサービス精神も旺盛。展示解説が終わった後、「家に帰ったら、“やっぱり写真は荒木だな” って家族に伝えてね」と言ったときの少年のような笑顔が印象的でした。写真展は 9月24日まで開催。愛と生と死を感じられる名写真の数々、ぜひ見に行ってみてくださいね。Information会期:~ 9月24日(日)※休館日は毎週月曜日(9/18〈月・祝)、9/19休館)時間:10:00 ~ 18:00(木・金曜日は20:00まで。ただし8/25までの木・金は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで会場:東京都写真美術館2階展示室料金:一般 900円/学生 800円/中高生・65歳以上 700円
2017年07月31日ご招待券を5組10名さまにプレゼント!※先着順ではありません。※当選は賞品の発送を持ってかえさせていただきます「接続」と「孤立」をテーマに、世界のいまを考える1. 「世界のいまを考える」展覧会[島][星座][ガラパゴス]は、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表すキーワード。世界はグローバル化が急速に進む一方で、紛争や難民・移民の問題、英国のEU 離脱、ポピュリズムの台頭などにより大きく揺れています。本トリエンナーレでは、「接続」と「孤立」をテーマに、こうした相反する価値観が複雑に絡み合う世界の状況について考えます。そして、人間の勇気と想像力や創造力がどのような可能性を拓くことができるのか、開国、開港の地・横浜から新たな視点を発信します。2. 個展群が星座のように連なって、作家の創作世界が体験できるアイ・ウェイウェイ、オラファー・エリアソン、マウリツィオ・カテランら国際的に活躍する著名なアーティストや日本で初めて本格的に紹介されるワエル・シャウキーほか、カールステン・ヘラー、トビアス・レーベルガー、アンリ・サラ、リクリット・ティラヴァーニャの4名が共同作品を、小沢剛、宇治野宗輝、シュシ・スライマン、プラバワティ・メッパイルらが新作を発表し、最終的には38 組のアーティストが参加します。世界の状況に鋭い眼差しを向けるアーティストを厳選し、その多くが複数作品を展示することで、小さな個展群が緩やかにつながり、星座あるいは多島海を形作るように展覧会を構成します。個々のアーティストの創作世界に深く触れつつ、その関係性について考えながら作品を巡ります。アイ・ウェイウェイ(艾未未) ≪Reframe≫ 2016Exhibition view at Palazzo Strozzi, Photo: Alessandro Moggi © Ai Weiwei Studioオラファー・エリアソンからのビデオメッセージオラファー・エリアソンは、ヨコハマトリエンナーレ2017で、「Green light ーアーティスティック・ワークショップ」を展開します。本ワークショップは、ヨーロッパをはじめ、世界中の難民や移民に対して、希望の光となるグリーン・ライト(青信号)を灯すことを目的に、慈善団体と協働して世界各地で展開しつつあるプロジェクトです。オラファー・エリアソン 「Green light─アーティスティック・ワークショップ」 2016Co-produced by Thyssen-Bornemisza Art Contemporary Photo: Sandro E.E. Zanzinger / TBA21, 2016 ©Olafur Eliassonマウリツィオ・カテラン ≪無題≫ 2000 Photo: Zeno Zotti Courtesy: Maurizio Cattelan’s Archive and Perrotin gallery3. 公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」の開催開幕に先駆けて2017年1月より開催し、視覚と対話の両面から議論と共有・共生の機会を目指します。登壇者に、参加アーティストを始め、吉見俊哉さん(社会学・カルチュラルスタディーズ研究者、東京大学大学院教授)、ドミニク・チェンさん(情報学研究者、早稲田大学文学学術院准教授)、西沢立衛さん(建築家、横浜国立大学大学院教授)、平野啓一郎さん(小説家)らが、様々な分野の専門家を迎えて開催します。また、養老孟司さん、今福隆太さん、スプツニ子!さんらによる公開対話は、既にYouTubeにて公開しています。4. 横浜のまち全体に広がるトリエンナーレ横浜の歴史的背景を視野に、日本の近代化を象徴する市内の歴史的建造物を会場として選定し、横浜の史実や地誌に言及する複数のアーティストの作品も展示します。また、会期中は、BankART Life Vや黄金町バザール2017、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017、YCC Temporary 鬼頭健吾、スマートイルミネーション横浜2017など様々なアートプログラム等も開催されます。市内企業やアートNPO、市民サポーターらによる催しも随所で行われ、アートで彩られた横浜のまちが楽しめます。全38組のアーティスト+1プロジェクトアイ・ウェイウェイ(艾未未)/青山悟/ジョコ・アヴィアント/ブルームバーグ&チャナリン/マウリツィオ・カテラン/イアン・チェン/サム・デュラント/オラファー・エリアソン/アレックス・ハートリー/畠山直哉/カールステン・ヘラー、トビアス・レーベルガー、 アンリ・サラ&リクリット・ティラヴァーニャ/マーク・フスティニアーニ/川久保ジョイ/風間サチコ/木下晋/マップオフィス/プラバワティ・メッパイル/ミスター/ケイティ・パターソン/パオラ・ピヴィ/ロブ・プルイット/アン・サマット/瀬尾夏美/ワエル・シャウキー/シュシ・スライマン/ザ・プロペラ・グループ、トゥアン・アンドリュー・グエン/タチアナ・トゥルヴェ/ザオ・ザオ(赵赵)/ドント・フォローザ・ウィンドパオラ・ピヴィ ≪I and I(芸術のために立ち上がらねば)≫ 2014Photo: Guillaume Ziccarelli Courtesy of the Artist & Perrotinミスター ≪まるで胸に穴が開いたような、僕の知っている街、東京の夕暮≫ 2016 ©2016 Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Courtesy Perrotinクリスチャン・ヤンコフスキー ≪重量級の歴史≫ 2013 Photographer: Szymon Rogynski Courtesy: the artist, Lisson Gallery開催概要会期2017年8月4日(金)─ 11月5日(日)休場日第2・4木曜日(8/10、8/24、9/14、9/28、10/12、10/26)会場横浜美術館/横浜赤レンガ倉庫1号館/横浜市開港記念会館(地下)開場時間10:00 - 18:00 (最終入場17:30)[10/27(金)、10/28(土)、10/29(日)、11/2(木)、11/3(金・祝)、11/4(土)は20:30まで開場(最終入場20:00)]お問合せハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00)
2017年07月27日ミキモト(MIKIMOTO)は、パールネックレスにフォーカスした展覧会「世界中の女性を輝かせる THE PEARL NECKLACE」を東京・銀座4丁目の本店内ミキモトホールにて開催する。期間は、2017年8月28日(月)まで。ミキモトの代名詞といえる、パールネックレス。2016年10月には、このアイコンアイテムに焦点を当てた書籍『THE PEARL NECKLACE』が刊行された。書籍の中では、国や性別、世代を超えて愛され続けるパールネックスを歴史的、服飾的、芸術的な観点から紐解いている。このビジュアルブックの登場を記念し、ニューヨーク、ロンドン、パリ、香港…と世界各国でイベントを開催してきたミキモト。そのフィナーレとなるのが、銀座の新店ミキモト銀座4丁目で行う展覧会「THE PEARL NECKLACE」だ。会場には、書籍『THE PEARL NECKLACE』に登場するパールネックスを纏った人々を写真で紹介。また実際に、パールネックスの実物も展示される。中でも注目すべきは、マリリン・モンローが生前愛用してきたネックレスだ。柔らかな光を放つパールを連ねたアクセサリーは、当時のまま美しい輝きを保っている。また会場中央には、パールネックスをイメージしたオブジェが配置され、書籍をゆっくり楽しめるラウンジスペースも設けられる。【イベント詳細】ミキモト 展覧会「世界中の女性を輝かせる THE PEARL NECKLACE」開催期間:2017年7月14日(金)~8月28日(月)時間:11:00~19:00会場:ミキモトホール住所:東京都中央区銀座4-5-5 ミキモト銀座4丁目本店7F入場料:無料TEL:03-3535-4611【問い合わせ先】ミキモト カスタマーズ・サービスセンターTEL:0120-868254(フリーダイヤル)
2017年07月24日ミュージシャン・向井秀徳の展覧会『三栖一明「向井秀徳」展』が、2017年8月9日(水)から8月14日(月)まで、東京・渋谷のギャラリーエックス バイ パルコで開催される。本展は、椎名林檎をはじめ業界内外に熱狂的なファンを持つミュージシャン・向井秀徳の初となる自伝『三栖一明』の刊行を記念した展覧会。向井秀徳の音楽活動を高校時代からサポートしてきたグラフィックデザイナー・三栖一明によるCDジャケットやポスター等、過去のアートワークを中心に展示することで、彼のミュージシャンとしての歩みを紐解いていくものだ。会場では、過去の貴重な未公開映像を放映するほか、デビュー前の作品群や販促グッズ、貴重な資料などを展示。そのほか、書籍『三栖一明』の先行販売や、本展覧会を記念した会場限定グッズの販売、スペシャルイベントの実施などが予定されている。【開催概要】三栖一明「向井秀徳」展開催期間:2017年8月9日(水)〜8月14日(月)時間:11:00〜20:00会場:GALLERY X BY PARCO住所:東京都渋谷区宇田川町13-17入場料:500円(1ドリンク付き)■書籍『三栖一明』 について日本の音楽シーンに風穴を開け、多くのリスナー、ミュージシャンから絶大な支持を集める向井秀徳(ZAZEN BOYS・KIMONOS)。遠い昔、彼がアーティスト、表現者としての活動を始めた頃、または、これまでに発表された作品群の陰には、数多くの衝動とそれに至る事件があった。そして、その舞台にはいつも、盟友であり向井秀徳関連のグラフィックを手がける、デザイナー・三栖一明の存在があった。本書はそんな向井秀徳の半生を追い、三栖一明との関係をも網羅したもので、向井秀徳自身が一年以上にわたって語り下ろしたもの。著者:向井秀徳発売日:2017年8月26日(土)定価:本体 2,800円+税仕様:四六判・352ページ
2017年07月23日展覧会「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」が、京都国立近代美術館にて2017年8月22日(火)から10月15日(日)まで開催される。本展は、日本の美術界において第一線で活躍している作家・絹谷幸二の、多彩な仕事の全貌に迫る展覧会。初期から現在に至るまでの絵画の代表作が展示されるほか、陶芸やガラス作品、映像作品といった幅広い表現活動まで一挙に紹介される。日本の第一線で活躍する画家・絹谷幸二絹谷幸二は、1966年に東京藝術大学美術学部油画科を卒業後、同大学院の壁画科へ進学し、ヨーロッパの壁画技法であるアフレスコ(フレスコ画)の研究に没頭。1971年にイタリアへ留学し、アフレスコ古典画法および現代アフレスコの研究に取り組み、帰国後に画家の登竜門である安井賞を歴代最年少で受賞した。絹谷の作品は、アフレスコ技法を駆使した色彩豊かでエネルギッシュな画面が特徴だ。劇画の要素を取り入れた表現によって、新たな絵画ジャンルを切り開くなど日本の文化発展に貢献したほか、日本芸術院会員、文化功労者としても活躍している。本展の見どころ本展の見どころは、初期の代表作として知られる《アンジェラと蒼い空Ⅱ》が、これに先立つ《アンジェラと蒼い空Ⅰ》と初めて並んで展示されることだ(※前期のみ)。また、興福寺の国宝《無著・世親立像》を描いた《無著・世親》の初公開も、見どころのひとつとなる。展示構成展示構成は、絹谷が少年時代から抱き続ける無常観を表現した、初期の“蒼のシリーズ”から始まり、イタリア留学によって色彩が花開いた70年代初頭の作品、安井賞受賞作である《アンセルモ氏の肖像》、絹谷作品の主要テーマである“肖像画”作品まで、年代順に展開される。さらに、立体や陶芸、ガラス、映像といった幅広い媒体で表現された作品も登場。それらを通して、常に変化したイメージを展開する作家の頭の中をのぞくことを試みる。映像では、三面スクリーンに絹谷作品のモチーフが縦横無尽に駆け巡る壮大なスケールの作品が出品される。そのほか、故郷である奈良を描いた絵画や、本展のために制作された京都を題材とした新作も初公開。日本とイタリア2つの故郷を持つ絹谷による多彩な表現の数々は、観るものを飽きさせることなく、常に新しい世界を見せてくれるだろう。梅田の「絹谷幸二 天空美術館」にて特別展示を開催なお、大阪・梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」にて、2017年8月16日(水)から11月27日(月)まで、展覧会開催を記念した特別展示が行われ、アフレスコの傑作《光ふる街》が初公開される。本美術館は、絵の中に飛び込む大迫力の3D映像体験や、アフレスコとミクストメディアによる作品などを楽しめる、新型ミュージアムとして知られている。詳細展覧会「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」会期:2017年8月22日(火)~10月15日(日)前期:8月22日(火)~9月18日(月・祝)/後期:9月20日(水)~10月15日(日)会場:京都国立近代美術館 3階 企画展示室住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26−1開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで) ※金・土曜日は21:00まで開館(入館は20:30まで)休館日:月曜日、9月19日(火)、10月10日(火) ※ただし9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館。観覧料:一般 1,400(1,200)円、大学生 900(700)円、高校生 500(300)円※カッコ内は前売りと20人以上の団体料金。前売り券は8月21日(月)まで販売。※中学生以下無料。※心身に障がいのある方と付添者1名は無料。※「絹谷幸二 天空美術館(梅田スカイビル)」とのセット券を10月15日(日)まで1,900円で販売。【問い合わせ先】京都国立近代美術館TEL:075-761-4111■「絹谷幸二 天空美術館」特別展示会期:2017年8月16日(水)~11月27日(月)会場:絹谷幸二 天空美術館住所:大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビルタワーウエスト27階入館料:一般 1,000円、大・高・中学生 600円、小学生以下無料※詳細は公式HPまたは電話で確認。【問い合わせ先】絹谷幸二 天空美術館TEL:06-6440-3760
2017年07月15日バーバリー(BURBERRY)は、ケープの展覧会「THE CAPE REIMAGINED」を東京・表参道CASE Bで2017年7月20日(木)から30日(日)まで開催する。会場には、ロンドンで発表した最新「2017 February コレクション」のランウェイを飾ったケープ20点が展示される。バーバリーにとってケープとは?バーバリーの代名詞といえば”トレンチコート”のイメージが強いが、実は”ケープ”も同じくブランドの歴史を担う存在である。バーバリー ケープの誕生は1880年代。身体を覆い隠してくれ、腕を自由に動かすことのできるその機能性に富んだフォルムから、当時はハンティングやサイクリング用のアクティブウェアとして使用されていた。時の流れとともに、トレンチコートにも用いられる、バーバリーのアイコン素材”キャバジン”を使ったものから、ウールを使ったもの、そしてポンチョスタイルや羽織風のタイプまで、素材とシルエットに変化を加え、誕生以来バーバリーと共に長い歴史を歩んできた。2017 February コレクションで光を浴びるそんなメゾンのヘリテージアイテムが、2017 February コレクションで光を浴びる。ロンドンで発表された最新コレクションのフィナーレでは、モデルたちが一つひとつ異なるデザインのケープを纏って登場。その総数約80体。クチュールケープは、製作に約560時間かかるものや、153,000以上のハンドステッチで縫われたものなど、高度な製法により1点ずつ手作業で仕上げられていた。20体のクチュールケープが東京へ2017年7月、このクチュールケープから厳選された20体のピースが日本へやって来る。表参道CASE Bの1、2階フロアを使って、制作エピソードを踏まえて展示。1階入口には、2017 February コレクションのインスピレーション源となった芸術家ヘンリー・ムーアのビジュアル、そしてバーバリー ケープの歴史が刻まれたボートが並び、各ケープの下には素材、技法、インスピレーション源などが記されている。1F:ケープから最新コレクションを知る正面入口をくぐると迎えてくれるのは、シルバーのスパンコールで覆われた「THE EMBROIDERED WING」。名前の通り”鳥の羽”をイメージした作品で、何千ものスパンコールが刺繍で繋がれている。首から肩、そして胸にかけてスパンコールの大きさを変え、カラーもグラデーション仕様になっている。奥へ進むと、ヘンリー・ムーアから着想を得た白いケープが現れる。大きくなフォルム、滑らかな曲線を特徴とした作品を多く生み出すヘンリー。彼の作品は、50個以上のポンポンを並べた「THE POM POM」や、花びらのようにコットンテープを並べた「THE RAFFLE」などへと生まれ代わりモダンに蘇る。1F:ファッションの歴史&英国の伝統を学ぶまた、シーズンムードだけでなく、ケープを通してバーバリー、そしてファッションの歴史を学べるのも嬉しいポイント。かつてファッション界を引っ張っていたコーネリーミシンからヒントを得て、礼装品用のデコラティブテープ100mで刺繍したピース。そして、英国の伝統的なペイズリー柄をあしらったエリザベスカラー付きのケープや、イギリスに長きに渡って受け継がれるノッティンガムレースにプリーツ加工をしたケープなど、英国ブランドならではの作品も紹介されている。2階:ファッションの豊さを感じる階段を上ると、陽の光が差し込む大きな空間が広がる。ここでは、1階では見られなかったフリンジやフェルトなど、より幅広いファブリックで構成されたピースが揃う。「THE ALAN」と名付けられたケープは、アイルランドに発祥を持つアランニットから着想を得たもの。漁師が寒さをしのぐ為に作られたアランニットは、複雑な模様が配された肉厚な編地が特徴。その風合いを生かし、フェルトウールで仕上げたケープは、アシンメトリーなデザインでどこか茶目っ気がある印象だ。限定フォトブックも発売また2階エリアは、ケープの展示だけでなくビジュアルでも、バーバリーの世界観を伝えている。日本には到着していないピースを含め、「2017 February コレクション」のランウェイに登場したケープを収めた写真を展示。これらの写真は一つのフォトブックとして納められ、販売も行っている。限定20部と数に限りはあるが、ここでしか手に入らないエクスクルーシブなアイテムだ。ロンドンでのショー以降世界中の各都市を巡回した、このケープコレクションも今回の東京でフィナーレ。バーバリーのクラフツマンシップを間近で見れるなかなかない機会、是非足を運んでみてはいかがだろう。【イベント詳細】THE CAPE REIMAGINED会期:2017年7月20日(木)~7月30日(日)場所:CASE B住所:東京都渋谷区神宮前6-16-26営業時間:11:00~19:00 ※最終日のみ、17:00閉館入場料:無料【問い合わせ先】バーバリー・ジャパンTEL:0066-33-812819
2017年07月15日人気クリエーター、森本千絵さんと中島信也さんによる展覧会『森の中展』が7月13日より霧島アートの森ではじまりました。広告・デザインの世界で活躍中のお二人による同展では、「広告づくりの現場」を見て感じて体験できる楽しい演出がいっぱい!雄大な自然の中で体感できるこの夏イチオシのアート展をご紹介します!霧島アートの森で開催!【女子的アートナビ】vol. 76『森の中展』が開かれる会場は、鹿児島県霧島アートの森。鹿児島空港から車で40分ほどの場所に位置する自然に囲まれた美術館です。同展では、アートディレクターの森本千絵さんとCMディレクターの中島信也さんによるアートワークなどを多数展示。おなじみのテレビCMやポスター、ミュージシャンのCDジャケットなどの制作過程を、企画書や原画、さらには巨大な美術セットなどにより再現されています。ふだん目にする広告がどんなふうに生み出され、つくられてきたのか。さまざまな演出により楽しみながら「広告づくりの現場」を体験できます。森本千絵さん&中島信也さん森本千絵さんは、株式会社goen°(ゴエン)を主宰するアートディレクター。組曲やRight-on、AZULのCM演出をはじめ、Mr.ChildrenのPVやCDジャケット、さらには映画やドラマの宣伝美術や舞台美術など幅広い分野で活躍されています。中島信也さんは、広告界の第一線で活躍されているCMディレクター。日清食品カップヌードルの「hungry?」やTOTO NEOREST「菌の親子」など、誰もが知っているテレビコマーシャルを多数制作。カンヌ国際広告祭グランプリも受賞しています。今展の見どころは、中島さんが手がけたCMの絵コンテ。なんと100点以上も展示されるそうです。人気のコマーシャルがどんなふうにつくられたのか、見て知ることができる貴重な機会ですね!高さ6メートルの巨大な広告アートも展覧会のもうひとつの見どころは、巨大な広告アート。例えば、松任谷由実さんのアルバム『宇宙図書館』のためにつくられた広告美術は、なんと幅が約4メートル!中心部がぐにゃりとゆがんだ印象的な本棚をリアルに体感できます。また、絢香さんのベストアルバム『This is me』のために制作された美術セットの「楽樹」も巨大。この作品は、ギターやバイオリン、アコーディオンやホルンなどさまざまな楽器でつくられた大きな樹で、高さが約6メートルもあります。これらの作品を含め、今展ではすべて写真撮影がOK。しかも、「ここで撮ればおもしろい」という撮影ポイントまで設置されているので、おしゃれな写真がたくさん撮れそうです。さらに、会場では「森の中Tシャツ」や「森の中缶バッジ」などオリジナルグッズも登場。限定販売なので、できれば早めに出かけて手に入れたいですね!広告づくりのプロフェッショナルお二人の「頭の中」をたっぷり見られる「森の中展」、この夏の予定に入れてみてはいかが?Information会期:7月13日(木)~9月18日(月)※月曜日休園(祝日の場合は翌日休園,8月14日は開園)時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)7月20日〜8月31日の土・日・祝は19:00まで開園(入園は18:30まで)会場:鹿児島県霧島アートの森アートホール料金:一般 800円/大学生・高校生 600円/中学生・小学生 400円
2017年07月13日展覧会「竹久夢二 モチーフ図鑑 ― 夢二さんの好きなもの ―」が、2017年7月1日(土)から9月24日(日)まで、東京都文京区の竹久夢二美術館で開催される。竹久夢二が作品の中で繰り返しとりあげたモチーフに着目して、その世界観を紐解く本展。個人的に手掛けた作品からポスターなどの商業作品まで、日本画、挿絵原画、書籍、書簡など約200点の作品が展示される。竹久夢二といえば美人画だが、本展では夢二が好んで描いた姿勢や題材ごとに展示。晩年の傑作で、夢二の美人画の特徴をよく示した作品「水竹居」や恋人の彦乃をモデルに描いた作品などを通して、その特徴に迫る。そのほか、子供や山、椿をはじめとする草花、猫や鳥といった動物、果物まで、夢二が好んだ様々なモチーフを紹介。夢二のことをあまり知らない人にも、入門編として最適な展示構成となっている。【開催概要】展覧会「竹久夢二 モチーフ図鑑 ― 夢二さんの好きなもの ―」開催期間:2017年7月1日(土)〜9月24日(日)開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462休館日:月曜日※ただし7月17日(月・祝)開館、翌18日(火)休館。8月14日(月)開館。9月18日(月・祝)開館、翌19日(火)休館。入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と二館併せて観覧可能。※20名以上の団体は100円割引となる。
2017年07月06日浮世絵師・葛飾北斎の展覧会「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」が、2017年6月30日(金)から7月17日(月・祝)まで、池袋パルコ・パルコミュージアムにて開催される。広重、歌麿、写楽などと並び、江戸時代後期に活躍した浮世絵の巨匠・北斎。北斎はその波乱万丈な約90年の生涯で、30数回の改号、93回もの引っ越しに加え、常に借金に追われる生活の中で、膨大な数の作品を世に遺した。彼の代表作である赤冨士、浪冨士は、日本人なら誰もがきっと目にしたことがあるだろう。巧みな線と北斎色ともいえる象徴的な色使いは、多くの絵師たちに大いなる影響を与えた。「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」では、北斎の代表作「冨嶽三十六景」をはじめ、「東海道五十三次」などのシリーズもの、妖怪絵、戯画などの50作品を通して、葛飾北斎芸術の全貌を紹介。特に、海外から北斎が注目を集めるきっかけになった「北斎漫画」とともに、北斎の影響を強く受けたといわれるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」を紹介する。なぜ北斎が高く評価されたのか、様々な角度からその人気の秘密に迫る。【イベント詳細】「世界が絶賛した浮世絵師北斎展 ~冨嶽三十六景・エッフェル塔三十六景の共演~」開催期間:2017年6月30日(金)~7月17日(月・祝)会場:パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2池袋パルコ 本館 7F時間:10:00〜21:00※入場は閉場の30分前まで、最終日18:00閉場。入場料 :一般700円、学生500円、小学生以下無料
2017年07月01日