俳優の山田孝之が、15日に都内で行われたアニメーション映画『屋根裏のラジャー』(12月15日公開)の公開初日舞台挨拶に寺田心、鈴木梨央、仲里依紗、安藤サクラ、寺尾聰、イッセー尾形、百瀬義行監督、西村義明プロデューサーとともに登壇した。同作は『メアリと魔女の花』で鮮烈なデビューを飾ったスタジオポノックの最新作。イギリスの作家・A.F.ハロルド氏の『The Imaginary』を原作とし、想像から生まれたイマジナリーフレンド達による人間には決して見えない大冒険をアニメーションで描いている。少女・アマンダ(鈴木)の想像から生まれた主人公・ラジャーの声を寺田が務めるほか、ラジャーを取り巻く個性的なキャラクターを安藤、イッセー、仲、山田、高畑淳子ら実力派キャストが演じる。○■山田孝之、『屋根裏のラジャー』公開初日舞台挨拶に登場公開初日の感想を聞かれた山田は、「きょうの山田はいつもとちょっと違うところがあるんだけど、わかるかな~? あまり見た目じゃわからないかな~。でも雰囲気とか時間帯を考えたら、ちょっとわかるかもしれないね……わかんないかな?」と話し始める。さらに、「きょうの山田は胃の中にご飯が入ってるんですよ。朝・昼は食べないから、いつもみんなは胃の中に何も入ってない山田を見てるんだけど、きょうは遅い時間だったから、ご飯が入っているんです。はははは」と謎のトークを展開する。しびれを切らしたMCから「終わりました……?」と声をかけられると、我に返ったように「あ! 俺ですか? 今、イマジナリと話し込んでいました」と、とぼけた表情を見せる。自身のイマジナリに対し小声で「あんま話しかけるなよ……」と声をかけるふりで、会場を盛り上げた。また、舞台挨拶では今作のヒットを祈願した鏡開きを実施。タイミングをそろえるために掛け声の練習をしていると、本番だと勘違いした山田が樽を勢いよく叩いてしまうハプニングも。幸いにも蓋が割れなかったため、仕切り直しとなったが、「僕がいちばんびっくりしています」と赤面していた。
2023年12月15日スタジオポノック最新作の長編アニメーション映画『屋根裏のラジャー』が、12月15日に公開される。イギリスの作家・A.F.ハロルド氏の『The Imaginary』を原作とし、少女・アマンダの想像から生まれた“イマジナリ”の男の子・ラジャーらイマジナリーフレンド達による冒険をアニメーションで描いている。今作で主人公・ラジャーを導く猫のイマジナリ・ジンザンを演じたのは、山田孝之。これまでも数多くの作品で声優を務めてきた山田に、今作を演じるうえで大事にしたことを聞いた。山田が数年前から意識しているという自身の“マイルール”とは――。○■自身の捉え方もその時々で変わる――今作の脚本を読んだとき、率直にどのように感じたのか教えて下さい。イマジナリという想像の存在が主人公ということで、文字だけの情報ではなかなか伝わってこない部分もありました。イマジナリもそうなんですが、イッセー尾形さんが演じられたミスター・バンティングや、その横にいる女の子などキャラクターがそれぞれ何を表現してるのか、ということは考えていました。――作品を観て、それぞれが表現されているものは見えましたか?完成した作品を観た今でも考えています。何かに置き換えるとしても、それは多分、観た人それぞれだと思うんです。バンティングってこういうものを具現化・表現してるんだろうなと、考えながら観てもらうのもいいかもしれません。僕自身の捉え方もその時々で変わると思います。○■ラジャーを導く存在・ジンザン意識したのは距離感――山田さんは今回、ジンザンという猫のイマジナリを演じられました。演じるうえで心がけていたことはありますか?ジンザンはラジャーを導く存在で、ある種、物語のきっかけになるキャラクターなんですが、あまり押し付けがましくない様にしようという意識はありました。導くにしても、グイグイ引っ張っていくような感じにはしない方がいいなと。――確かにジンザンは、優しさはありながらもラジャーに対して積極的に促してはいないように見えました。ラジャーに対して「ついてくるならついて来い」と。あくまでも本人に最終的に判断させて一歩踏み出させるように、一言声をかけてあげるくらいテンションで距離を詰め過ぎないようにしていました。○■近年の意識の変化「感謝を伝えるように」――今回、作中でアマンダとラジャーが「屋根裏部屋の誓い」として三つの決め事を作っています。山田さんの中で決めているルールを教えて下さい。場合によっては難しいときもあるんですが、なるべく「すみません」からは入らないということ。代わりに一言目には「ありがとうございます」と言います。何かと「すみません」から入りがちなんですが、何かしてもらったら「やってくれてありがとう」と感謝を伝えるようにしています。――特に日本人は枕詞のように「すみません」が口に出てしまいますよね。その心がけはいつ頃から意識し始めたんでしょうか?ここ数年の話です。これというきっかけがあったわけでなく、言う側としても言われる側としても、どっちの言葉の方がいいのかと考えたときにやっぱり謝罪より感謝だろうと。――言われてみると「ありがとう」の方が返事としては適切ですね。特にここ数年は、いろんなものに常に感謝をしています。ご飯食べるときも毎晩感謝。やっぱり忘れちゃいけないし、伝えなきゃいけないと思うので、人に対してだったら言葉が通じるので、積極的に「ありがとう」を言うように心がけています。■山田孝之1983年10月20日生まれ。鹿児島県出身。1999年に俳優デビュー。スタジオジブリ『猫の恩返し』(02)に声優として出演。そのほか主な出演作に『闇金ウシジマくんシリーズ』(12~)、『ハード・コア』(18)、『ステップ』(20)、『はるヲうるひと』(21)など。
2023年12月15日俳優の綾野剛が主演を務める映画『カラオケ行こ!』(2024年1月12日公開)の場面写真と劇中でキャストが歌うセットリストが11日、公開された。○■映画『カラオケ行こ!』、劇中セットリスト公開今回解禁となったのは、成田狂児(綾野)が岡聡実(齋藤潤)に歌のレッスンを教わるきっかけになった、組のカラオケ大会に参加するヤクザたちが、劇中で歌う楽曲のセットリスト。寺尾聰「ルビーの指環」や井上陽水「少年時代」といった懐かしの昭和の名曲から、氣志團「One Night Carnival」や高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」などの平成を彩ったカラオケ定番ソング、そしてKing Gnu「白日」米津玄師「Lemon」などの令和のヒットソングといったバラエティ豊かな13曲のラインナップになっている。さらに、岡が部長をつとめる合唱部が歌う合唱曲も解禁。ヤクザたちの歌う恐怖のカラオケ大会に加え、合唱部が歌う合唱シーンにも注目だ。○■映画『カラオケ行こ!』セットリスト<カラオケ大会 楽曲リスト>「紅」 X JAPAN「One Night Carnival」 氣志團「残酷な天使のテーゼ」 高橋洋子「Lemon」 米津玄師「月のあかり」 桑名正博「行くぜっ! 怪盗少女」 ももいろクローバーZ「異邦人」 久保田早紀「白日」 King Gnu「タイガー&ドラゴン」 クレイジーケンバンド「ルビーの指環」 寺尾 聰「マシマロ」 奥田民生「歩いて帰ろう」 斉藤和義「少年時代」 井上陽水<合唱曲>混声合唱とピアノのための『たましいのスケジュール』より「影絵」「心の瞳」混声合唱とピアノのための『その木々は緑』より「その木々は緑」<主題歌>「紅」 Little Glee Monster【編集部MEMO】映画『カラオケ行こ!』は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。(C)2024『カラオケ行こ!』製作委員会配給:KADOKAWA
2023年12月11日俳優の齋藤潤が、4日に都内で行われた映画『カラオケ行こ!』(2024年1月12日公開)の完成披露試写会に綾野剛、芳根京子、北村一輝、やべきょうすけ、チャンス大城、八木美樹、後聖人、山下敦弘監督とともに登場した。同作は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野剛)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。○■齋藤潤、初めての舞台挨拶で「とてつもない緊張」オーディションを勝ち抜いて今作への出演を決めた齋藤は「初めまして。ちょっとこういう舞台に立たせていただくことが今回初めてなので、とてつもなく緊張しているんですが、こうして皆さんにこの映画を観ていただける日が来たんだなと思い、すごく不思議な気持ちで、うれしく思います」と緊張した様子で挨拶。綾野・北村らヤクザチームとの共演シーンも多かった齋藤は、印象を聞かれると「第一印象は怖かった……」と素直に告白。「スタジオでの撮影で初めて顔を合わせたんですが、みなさんメイクも衣装も着ている状態でしたので、“本当にヤクザだなぁ”と……」と話し、笑いを誘う。しかし、第一印象とは裏腹に現場は和気あいあいとした雰囲気だったそうで、「カメラが回ってない時はものすごく優しく接していただいて。ふざけて笑わせてくれて、現場を和ましてくださいました」と振り返った。すると、このコメントを聞いたやべが「大丈夫? 言わされてないね……?」と念押しで確認。齋藤は「本心です!」と笑顔で返していた。
2023年12月05日映画『カラオケ行こ!』(2024年1月12日公開)の完成披露試写会が4日に都内で行われ、綾野剛、齋藤潤、芳根京子、北村一輝、やべきょうすけ、チャンス大城、八木美樹、後聖人、山下敦弘監督が登場した。同作は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野剛)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。○■綾野剛、やべきょうすけの歌声で思い出し笑い「早く聴いてほしい」今作で歌に悩むヤクザ役に挑んだ綾野は「どこから話したらいいのか、というほど難関な役でした」とコメント。「齋藤潤くん演じる岡聡美の青春を魅力的に描いていくという思いを集結させた現場で、その一部になれたことが嬉しかった。とにかく『紅』を愛するところから(始めた)。歌から入る役作りというのも、また新しかった」と振り返った。劇中での歌唱シーンについても「何度か練習したんですが、『狂児は「紅」を練習していない。狂児にとっては人生の一部になっている』と監督と話して。ほぼほぼ一発で勝負していく感じでした」と明かす。さらに「(出演が)決まったときに監督らと一回歌ってみるかと、カラオケルームに行って、いろんなパターンを歌って、できる限りのことをさせてもらいました。裏声が気持ち悪いという設定ですので、全編裏声で歌っています」と役作りについても話した。また、今作で描かれているヤクザと中学生のありえない出会いにちなみ、「記憶に残っているエピソード」について聞かれると、綾野は「撮影のときに和山先生が現場にいらしたのを強烈に覚えている」と回答。「ヤクザチームが集まってカラオケをするシーンにきてくださって。和山先生の存在が現場にいいスイッチを生み出してくれた」と感謝を伝える。和山氏もヤクザチームの歌声を聞いたそうで、綾野は「とてもにこやかな表情になっていたので安心しました。やべさんの歌を皆さんにも早く聴いてほしいなぁ……(笑)」と思い出し笑いをしながら話し、観客の期待をあおっていた。
2023年12月04日俳優の綾野剛が主演を務める映画『カラオケ行こ!』(2024年1月12日公開)の場面写真が2日、公開された。○■映画『カラオケ行こ!』場面写真3点公開この度公開されたのは、カラオケを通して距離が近付いていく、中学生・聡実(齋藤潤)と、ヤクザの狂児(綾野剛)の様子を捉えた場面写真。無理やりカラオケボックスに連れられ、歌を教えて欲しいと懇願する狂児の話を怯えながらも聞く聡実を捉えた1枚は、物語の始まりを予感させる。聡実の名前が入った「歌唱の手引き」を真剣な表情で読み込む狂児や、思春期ならではの悩みや葛藤を持った目で同じ合唱部の和田(後聖人)を見返す聡実の姿からは、歌で繋がった2人の必死な想いが感じられる。また、先日ワールドプレミアが行われた台北金馬映画祭では、11月15日の上映日から11月25日の閉幕まで11日連続でオーディエンス・チョイス1位を獲得した同作。2回あった上映のチケットは秒で売り切れるほどの大人気ぶりだったという。【編集部MEMO】映画『カラオケ行こ!』(2024年1月12日公開)は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野剛)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。(C)2024『カラオケ行こ!』製作委員会
2023年12月02日「第2回東京インディペンデント映画祭」の開催が決定し、藤井道人、綾野剛が審査員として参加することが決定した。昨年誕生した「東京インディペンデント映画祭」。ゲスト審査員には奈緒を迎え、藤井監督指揮による映像映画業界から選出された精鋭の審査員チームによって開催され、自主製作映画シーンにおいて活動される多くの人から反響を得た。審査委員長の藤井監督は「今年も、次世代の映画業界を担う素晴らしい才能に出会えることを楽しみにしております」とコメント。「僕の最も信頼する俳優の一人、綾野剛さんも審査に参加してくれることが決まりました。本当に感謝です」と語るように、綾野さんは特別審査員として参加する。第2回となる本映画祭では、短編自主製作映画にフォーカスをあて、国内屈指の映画コンペティションへの成長を目標とする。また、さらなる才能ある若手映画監督のデビューまでの道のりをバックアップすべく、入選作品への賞金・副賞のほか、申込者へ株式会社東京オフラインセンターの利用クーポン5万円が送られる。次世代監督の育成スカラシップとして、グランプリ受賞作品には、ABEMAから支給総額1500万円の製作支援と藤井監督プロデュース長編映画製作の権利が得られる。作品募集期間は、来年2月1日(木)までとなっており、結果発表は4月、受賞式は5月上旬に予定されている。<第二回東京インディペンデント映画祭 実施要項>▼審査会審査委員長:藤井道人(映画監督)特別審査員:綾野剛(俳優)▼運営委員会久那斗ひろ(映画祭プロデューサー)谷口達彦(株式会社AbemaTV)中村好佑(株式会社AbemaTV)菅井ひなの(映画祭学芸員)▼募集期間2023年12月1日(金))~2月1日(木)▼応募料無料▼結果発表2024年4月2024年5月上旬 授賞式▼参加資格・自主制作作品を基本とし、新作旧作、応募監督のプロ・アマは問いません。・本映画祭における上映、配信などに関する権利の調整、手続きを済ませている短編映画(エンドクレジットを含む40分以内のもの)※最終ノミネート選出条件として、授賞式、受賞作品上映会への参加が必要となります。▼応募方法インターネットからのWEB受付となります。予め視聴制限付きで作品をアップロード頂き、応募フォームよりエントリーして下さい。※審査期間中(2024年4月末まで)視聴URLは削除しないようにお願いします。※開催期間や審査員は変更になる可能性がございます※本映画祭に関するお問い合わせは映画祭ホームページ内の『お問い合わせフォーム』よりお願いいたします。▼運営団体一般社団法人東京ビジュアルアーカイブス(シネマカフェ編集部)
2023年12月01日2003年の俳優デビューから20周年を迎えた俳優・綾野剛。『そこのみにて光輝く』『新宿スワン』シリーズ、『世界で一番悪い奴ら』『ヤクザと家族 The Family』と代表作を常に上書きし続ける、日本映画界になくてはならない存在だ。現在は、主演映画『花腐し』(公開中)で、またしても新たな面を覗かせている。同作は、小説家・松浦寿輝氏の芥川賞受賞作を、『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家であり、『火口のふたり』ほかではメガホンも取っている荒井晴彦氏が、中野太氏との共同脚本で大胆に脚色し、映画化した。同じ女性(さとうほなみ)を愛したふたりの男(綾野、柄本佑)の出会いを切り取る本作。彼らが愛したのは確かに同じ女性なのだが、その付き合いには10年以上の開きがあり、彼女はまるで違う女性のように変化していた。物語にちなみ、綾野自身の時間の流れによる「変わった部分と変わっていない部分」について尋ねてみると、「変化し続けている」との答えが返ってきた。また、「僕は基本的に空っぽ」との発言も。その真意に綾野らしい生き方が見えた。○■綾野剛「同じでは生きていられない、生きているに値しない」――本作の物語は2000年と2012年で展開します。10年ひと昔と言いますが、綾野さんは10年前のご自身と、「変わった部分、変わっていない部分」を考えるとどこになりますか?変化し続けていると思います。――おお! それはスゴイ。10年前は「変化を恐れない」ということだけをテーマにしていました。同じでは生きていられない、生きているに値しないと思って躍起になっていましたね。今では変わらない美しさも学び知り喜びでもあります。ですが役や作品に関してはむしろ変化しないと付いていけない程のスピード感で動いている様に思います。――というと、仕事に関してもですか。すべての人が変化しているように、仕事におけるベースとして常に“変化”があります。昭和や平成にしかなかった生き方があるように、今の時代には今の時代にしかない生き方が役にはあると思います。そのなかで、役たちもどう変化していくか。変化が楽しいものとして、作品を通して変化を楽しんでいただけるよう、頑張りたいですね。以前も今も、これからも。――そうした考え方を教えてくれた人、教えられた瞬間などがあったのでしょうか。役者を始める前から、何かが変化していく様を注視することが多かったです。変化しないもののほうが漠然としすぎていて畏怖があったのだと思います。そもそも僕は基本的に空っぽなんです。――空っぽというと。特別自分を持っているわけじゃない。空っぽだから、役が中に入りやすい。それも変化の連続を通して獲得したことなのかもしれません。ある役に入ってそれをやりきったら、次の作品には使えない。毎回ゼロベースになってのやり直し。自分を踏襲していくことなく、一作一作変わっていくことは自然だったのだと思います。なにより現場の力が大きいですね。――現場ですか。自分で作ったものを持って現場に入ったこともありました。でも、やっぱり役に立たなかったんです。そして、それ以上に大きかったのが、現場でみんなで導けた光を感じた瞬間があったこと。その光の力に確信を持っています。端的にいえば、映画は総合芸術です。ひとりで作っているわけではありません。僕らの仕事は年齢も関係ない。でもリスペクトが必要です。そう思えているみんなが集まってやっているときに、光を感じる瞬間があるんです。――光、ですか?全員が「これだ」と感じる瞬間があります。言葉にするのは難しいのですが、たとえば録音部さんもヘッドホンをパッと外して「今、来たよね」となってしまうような、その場の全員が「来た」と思える瞬間。ひとつの脚本を手掛かりに、ひとつになるときがある。非常に美しい瞬間です。○■柄本佑のことはずっとファンで、すべてにうっとり――『花腐し』の荒井監督は、それこそ映画人というイメージがありますし、本作の脚色には荒井監督の映画愛が投入されています。現場はいかがでしたか?とても自然に映画を撮っていらした。それがすごいんです。映画作りは特別だと思わず、ごく自然に、当たり前に、家族のように現場にいる。自分を特別だと思っている人は誰もいませんでした。一人ひとりがスペシャルだけど、相手に対するリスペクトを持っていて、自分の仕事を全うする家族になっている。当たり前ですが、やらされている人はひとりもいないし、驕りを持っている人もひとりもいない。かっこよすぎました。――共演者の柄本佑さんと、さとうほなみさんとのお仕事はいかがでしたか?佑くんのことが個人的にファンなので、ファン目線で言うと、すべてがうっとりでした。何度か共演させていただいている中で、面と向かってタッグを組んだのは今回が初めてでした。本当に魅力的な方で、声の豊潤さといい、潔い感情の出し方といい、すべての情報をまっすぐストレートに投げてくれるかっこよさがありました。――個人的にファンでもあるとのことですが、柄本さんと綾野さんはともにキャリア20年になります。その辺は意識されますか?お互い2003年デビューの同期だというのも、つい最近知りました。佑くんが出ていると観てしまう。佑くんの魅力を説明しはじめると長くなるので、佑くんの特集をやる時に呼んでいただけたら、あらためて語らせていただきます(笑)。本当にすごいことをあっさりとやってのける方なんですよ。とにかく魅力的で、人間力もあって、大好きです。――さとうさんは。ほなみさんはとにかくエンジンの大きな方。放出するのも受け止めるのもどちらもできる稀有な方で、直感で動いているのに、地に足が着いている。それを自分のものにできている。栩谷と伊関の愛した祥子がほなみさんで本当によかったと思います。普段はとても明るくて気持ちのいい方なので、監督がほなみさんを見たとき「こんなに明るい子に、祥子ができるだろうか」と最初、思ったらしいんです。でもほなみさんの祥子を見て「そうか、祥子って、暗い人じゃなくて、重心が重い、低い人なんだろうな」と感じたんですよね。――なるほど。なにか納得しました。明るくても重心が低くなれば考えや深度が深くなって、曇天になったり雨に変わることもあるし、明るい人だからって暗い面が存在しないわけではない。祥子は暗い人なんじゃなくて、明るい人だけど、重心が低い、ちゃんと重さのある人、繊細な苦しみのある人なんだろうなと。それから、ほなみさんがドラムをやっている姿も拝見していますが、ドラムでも、芝居でも、テクニック的に非常に難しいことも、ほなみさんがやると難しくみえないんですよね。そういうところが本当にかっこいいです。――最後に公開にあわせてひと言お願いします。脚本を読ませていただいたときから、ソリッドで繊細で筋肉質なとても作家性が強いもので、読み物としてすでに傑作でした。映像化するにあたって、畏怖心がありましたが、荒井さんだけでなく、カメラマンの川上皓市さんや各部署のみなさん、これまで憧れてきた映画人の方たちと一緒にいる喜びが、そういった畏怖心を打ち砕いてくれました。総合芸術の面白さを改めて体に刻んでくれた作品です。皆様に、映画『花腐し』に触れて頂けたら幸いです。■綾野剛1982年1月26日生まれ、岐阜県出身。2003年に俳優デビュー。10年、ドラマ『Mother』での出演で注目を集め、12年の連続テレビ小説『カーネーション』で広く知られるようになった。『日本で一番悪い奴ら』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『閉鎖病棟−それぞれの朝−』で第43回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。近年の主な出演映画に『新宿スワン』シリーズ(15-17)、『64-ロクヨン-』(16)、『亜人』(17)、『楽園』(19)、『影裏』(20)、『ヤクザと家族 The Family』(21)、『最後まで行く』(23)などがある。公開待機作に『カラオケ行こ!』。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら(C)2023「花腐し」製作委員会
2023年11月23日綾野剛と新星・齋藤潤を迎え、和山やまの人気マンガを脚本・野木亜紀子、監督・山下敦弘で映画化した『カラオケ行こ!』から本予告、本ポスターが解禁。本予告にも使用されている主題歌は、「Little Glee Monster」のカバーによる「紅」に決定した。絶対に歌がうまくならなければならないヤクザ・成田狂児役には最新作『花腐し』が公開中の綾野剛。思春期に悩める合唱部部長の中学生・岡聡実役は、オーディションを勝ち抜き選ばれた期待の新星・齋藤潤が演じている。この度、主題歌に起用された楽曲は、劇中でもカギとなる「X JAPAN」の「紅」。今回のカバーにあたり、「Little Glee Monster」は第76回全日本合唱コンクールで金賞・文部科学大臣賞を受賞するなど輝かしい実績と確かな実力を持つ強豪校、府中市立府中第四中学校の合唱部総勢90名とともにレコーディングを行い、原曲と映画のテイストをマッチさせた合唱アレンジで歌い上げる。解禁された本予告映像では、カラオケに悩めるヤクザ・成田狂児と歌の先生として彼を指導する中学生・岡聡実の関係が変わっていく様子が明らかに。思春期を迎え変声期の悩みを抱える聡実は、行き場のない思いを狂児にぶつけてしまい…。そんな2人の日常を変えるきっかけとなる“ある事件”、そして聡実が走る先に待ち受けるものは!?映像中に流れる主題歌「紅」が、狂児と聡実の“まさかの青春”をエモーショナルに盛り上げている。解禁にあたり「Little Glee Monster」メンバーを代表してMAYUから届いたコメントでは、「まさかリトグリ人生で『紅』をカバーさせていただく日が来るとは思いもしなかったです、、!自分たちの強みだと思っている“コーラス”をつけて、誰もが知る『紅』とはひと味違う、リトグリらしさも加えられた、すごく斬新な1曲をお届けできるのではないかなと思っています!」と、名曲をカバーした喜びと完成した楽曲への自信を語った。併せて本ポスタービジュアルも解禁。ついに聡実をカラオケボックスに連れ出すことに成功した狂児。ギャップのありすぎる2人がカラオケボックスに並んで座っている、印象的かつ爽やかなビジュアルでは、2人が過ごす青春の終わりを匂わせるキャッチコピーにも要注目となっている。また、11月17日(金)より、豪華特典付きムビチケカード前売券が発売開始。特典の「特製クリアファイル」は映画ビジュアル&原作コマを使用した数量限定の特別デザイン。セブン・イレブン限定ポストカード付前売券では、狂児と聡実の日常の1コマを切り取った限定ビジュアルが使用されている。『カラオケ行こ!』は2024年1月12日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:カラオケ行こ! 2024年1月12日より全国にて公開©2023「カラオケ行こ!」製作委員会
2023年11月17日アニメーション映画『屋根裏のラジャー』(12月15日公開)のジャパンプレミアが16日に都内で行われ、寺田心、鈴木梨央、安藤サクラ、仲里依紗、山田孝之、イッセー尾形、百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇した。同作は『メアリと魔女の花』で鮮烈なデビューを飾ったスタジオポノックの最新作。イギリスの作家・A.F.ハロルド氏の『The Imaginary』を原作とし、想像から生まれたイマジナリーフレンド達による人間には決して見えない大冒険をアニメーションで描いている。少女・アマンダ(鈴木)の想像から生まれた主人公・ラジャーの声を寺田が務めるほか、ラジャーを取り巻く個性的なキャラクターを安藤、イッセー、仲、山田、高畑淳子ら実力派キャストが演じる。○■山田孝之、普段より高い声で挨拶「撮ったのは声変わりの前だったので……」「こんばんは、山田孝之です。皆さんよろしくお願いいたします」と、なぜか普段より高い声で挨拶した山田。実は直前に、寺田が今作のアフレコ時に変声期を迎えていたことを話しており、山田は寺田に被せる形で「僕もちょうど撮っていたときに声変わりの前だったので、あの声はもう出せないんですけど……いいタイミングでお声がけいただいたなと思います」と高い声で会場を盛り上げた。MCから地声でのトークを勧められるとれると、山田は「じゃあ顔を隠しますね。(今回演じた)ジンザンって物語のすごい重要なところに出てくるんです。そこで1mmも僕の顔がちらついてほしくないので、邪魔にならないように……」と片手で顔を覆いながら話し始める。作品を観た感想については「本当におもしろかった! 今まで25年やってきて、いろんな作品携わっている中で、そう言えない作品ももちろんある。本当に感動しました」と熱量たっぷりに語った。また、今回で猫の声優が4回目となる山田。「猫の王子様と猫のスナックのママ、夜回りしている猫と……。猫でオファーが来るともう迷えないんですよ、猫が好きなんです! (次は)アニメーションじゃなくても。僕が猫に寄せていって、最終的には猫役ができたら……なんだったら猫になりたいですね」と話し、笑いを誘っていた。
2023年11月16日映画『花腐し』(11月10日公開)の公開記念舞台挨拶が11日に都内で行われ、綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、荒井晴彦監督が登壇した。同作は松浦寿輝氏による芥川賞受賞作の映画化作。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野)と脚本家志望だった男・伊関(柄本)、そしてふたりが愛したひとりの女優・祥子(さとう)。梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。そして、3人がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの人生が交錯していく。○■映画『花腐し』主演の綾野剛らが舞台挨拶に登場まず綾野が「初日となった昨日はお昼以降、雨が降っておりまして。なんだかこの作品を雨で迎え入れてくれるような、恵みの雨だなと思いました。今日は天気はいいですが、本当に(映画が公開できて)感慨深いですね。皆さんにこの作品がどう受け止められていただけるのか、どう届いていくのか、その思いを大切にしています。荒井監督が、この作品のことを、ひとつのレクイエム映画であると評されていましたが、終わりを迎えることと、はじまりを迎えることの連続で、この作品は存在してるなと。皆さんが観てくださることで作品が育っていくことがうれしくて仕方がありません」と感慨深い様子を見せる。綾野が語った通り、本作は“ピンク映画のレクイエム”というテーマが内包されているそうで、荒井監督は「取り戻せない過去というかね。取り戻せないということでハッキリしているのは、人が死んでいくことなので。この歳になると、僕より下の連中、青山真治や斎藤久志なども死んでいったので。いつ自分の番なのかということがありますが。そういうこともあって、人がいなくなることに対する気持ちをやってみたいと思いました」とその思いを明かした。今作への出演について、綾野は「素直に荒井さんの現場に行きたいというのがありました。映画人の中に入っていろんなことを学びたいというのがありましたし、とにかく脚本から映画の匂いが沸き立っていた。その脚本に出会えたのがうれしくて、ご褒美のような気持ち、畏怖心よりも、飛び込んで作っていきたいと思った。そこに(柄本)佑くんと、(さとう)ほなみさんが参加すると聞いてたんで何よりでした」と熱弁。柄本も「やっぱり、ホンが面白かったし、荒井さんのファンだというのがシンプルな理由。それ以外はないかな……。綾野さんがおっしゃった通り、映画を感じられる現場。出来上がりも含めて、映画という中に仲間入りできる。(柄本が主演した荒井監督の前作)『火口のふたり』もそうでしたが、それを感じられるので。スタッフの方も含めて、そういう方ともう一度お仕事できること。それと実は『火口のふたり』の時に心残りだったことが個人的にあって。もういちど荒井さんのセリフにチャレンジできるとも思って。これはやるべきだと思いました」と力強くコメントする。オーディションで抜擢されたさとうも、「皆さんがおっしゃったとおり、わたしも荒井監督の作品にたずさわりたい。オーディションには綾野さんも柄本さんもいらっしゃって。映画が好きいらっしゃるこの3人と一緒に作品をつくりたいという思いで挑ませていただきました」と振り返る。荒井監督は、「綾野さんとさとうさんは、初めてだったんですけど、僕は初めての人は人見知りしてしまうんですよ。だから子どもの頃から知っている佑には、困った時の支えとしていてほしいなと思った笑。そういうわけで、ヒヤヒヤしながら現場に入ったんですけど、でも綾野さんは優等生でまじめで気配りがあって、驚きました」と述懐。それを聞いた綾野が「誕生日が一緒なんですよね」と誘い水を向けると、荒井監督も「(オファーの際に)もし『出ない』と言われたら、誕生日が一緒だということで口説こうかと思ってた」とぶちまけて会場を沸かせた。最後に荒井監督は「今日は綾野ファンが多いと思いますが、皆さんが10回観てくれたら、なんとかなるかなと思うので。よろしくお願いします」とメッセージ。続く綾野も「短い時間でしたが楽しかったです。この作品を届けるにあたって、いろんな思いがありました。作品の中でも、撮り方。フィックス(固定)で撮るとか、一見懐かしいノスタルジックな感じのする、昔観てきた映画の匂いがあった。だけどこの現代にこういう映画があるからこそ、映画って古くならないんだなと思えたんです。映画のあり方をあらためて、実寸大で体感させてくれた。僕たち役者にとっても(大切な作品ですし)、皆さんにとっても大切な一作になったら幸いです。引き続き出会うチャンスがあったら、また観ていただきたいと思います」と呼びかけ、「荒井さんにはまた映画を撮ってほしいなという願いをこめて。この映画がより、僕たちが想像できないような育ち方をしたらと思っています」と熱い思いを語った。
2023年11月11日俳優の北村匠海が主演を務めるNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』(12月14日配信)のティザー予告映像が11日に公開され、新キャストとして綾野剛、稲垣吾郎、白石聖、古川琴音、見上愛、清水尋也、町田啓太、梶芽衣子、滝藤賢一の出演が明らかになった。1990年から4年間、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された冨樫義博氏による大ヒット漫画『幽☆遊☆白書』(ジャンプ・コミックス刊)。世界中に多くのファンを生み出した『幽☆遊☆白書』が、北村匠海(浦飯幽助役)、志尊淳(蔵馬役)、本郷奏多(飛影役)、上杉柊平(桑原和真役)の豪華キャストを迎え、世界初の実写ドラマとなって誕生する。このたび、本作の新情報が全世界に一斉発表。世界中のNetflix注目作品が集まるオンライングローバルイベント「Geeked Week’23」にて、初公開映像となるティーザー予告、ティーザーアート、そして新キャストが解禁された。ティーザー予告では、幽助(北村匠海)、蔵馬(志尊淳)、飛影(本郷奏多)、桑原(上杉柊平)をはじめ、人間と妖怪、種族を越えて交錯するキャラクターたちが躍動する姿も初披露。この魅力的なキャラクターたちのみならず、人間界・霊界・魔界という3つの領域からなる世界観の表現を追及するため、数多くのハリウッド大作を手掛けるスキャンラインVFXのほか世界中の最先端技術を結集。日本最高峰のキャスト・スタッフ陣と融合し、日米グローバルワンチームで細部にまでこだわり抜いた映像表現の一端を映した予告映像は、冒頭から目が離せない内容となっている。あわせて解禁となったティーザーアートでは、幽助・蔵馬・飛影・桑原の4名と戸愚呂兄弟・左京の対立が描かれ、互いの“強さ”と”信念”がぶつかり合う戦いの始まりを予感させる。ティーザー映像では、新キャスト陣の姿も映されている。主人公・浦飯幽助(北村匠海)の幼馴染・雪村螢子に白石聖、不慮の事故に遭った幽助を死後、霊界へ導く案内人・ぼたんを古川琴音、生き別れた兄を探す妖怪氷女・雪菜を見上愛、戸愚呂兄弟とともに幽助たちの行手を阻む支配者級の妖怪・鴉を清水尋也、霊界探偵となった幽助に指令を与えるエンマ大王の息子・コエンマを町田啓太、霊光波動拳の使い手、幽助と桑原(上杉柊平)の師範となる幻海を梶芽衣子、その形態にも注目される人間から妖怪へ転生した戸愚呂兄弟の兄を滝藤賢一、戸愚呂兄弟を雇い裏社会を牛耳る謎多き人物・左京を稲垣吾郎、そして、幽助たちの前に立ちはだかる最強の敵、戸愚呂兄弟の弟を綾野剛が演じる。【編集部MEMO】Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』配信前日の12月13日には、一夜限りのスペシャルイベント「12.13決戦前夜祭 全世界最速上映会」を開催。世界中でどこよりも早く本作を鑑賞できる先行上映会のほか、前夜祭として会場には様々な企画が用意される。
2023年11月11日俳優の竹野内豊と山田孝之がW主演を務める、映画『唄う六人の女』(公開中)の場面写真が3日、公開された。○■山田孝之演じる宇和島の暴走っぷりがわかる『唄う六人の女』場面写真今回山田が演じるのは、萱島(竹野内豊)が死んだ父から相続した山を買うために東京から来た開発業者・宇和島凌。契約の手続きを終え山道を車で帰っている途中事故に遭った萱島と宇和島は、目を覚ますと森の奥深くで謎めいた六人の女たちに監禁されていた。「俺たちには何かのわけがあって連れてこられたんじゃないのか」と考え混乱の中でも人間性を保つ冷静な萱島に対し、宇和島は己の欲望のためならどうなっても構わないと自然を忌み嫌い、女たちにも粗暴な振る舞いをする。実は宇和島は、萱島の父が遺した山を核処理地にする計画を立てており、この森を破壊しようとする宇和島に気付いた萱島と、とにかく一刻も早く東京に戻り土地買収の契約料を得たい宇和島の間に軋轢が生じていく。この非道で凶暴な役どころに、山田は「普通は泊まり込みで撮影し、そこに体が馴染むようにずっと居続けたりするんですけども、今回の役は欲望むき出しな人間なので、あえて、撮影がないときは街に出て、人と会い、酒を飲み、ここが俺の帰る場所なんだと言い聞かせて、演技中は“こんなくそみたいなところ早く出ていくんだ”と思い演技していましたね」と自身を追い込んで役に向き合ったと語っている。今回公開された場面写真は、乱れた髪で斧を持った“牙を剥く女”(萩原みのり)と対峙する姿や、萱島ともみ合いになる姿など宇和島の暴走っぷりがわかる写真となっている。【編集部MEMO】映画『唄う六人の女』は、石橋義正監督によるオリジナル作。車の事故で美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の2人の男・萱島(竹野内豊)と宇和島(山田孝之)。目が覚めると、その村に住む美しくも奇妙な六人の女たちに監禁されている。2人は本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。竹野内と山田がW主演を務め、六人の女を水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈が演じている。現在全国の劇場で公開中。(C)2023「唄う六人の女」製作委員会
2023年11月03日俳優の竹野内豊と山田孝之がW主演を務める、映画『唄う六人の女』(公開中)の本編映像が2日、公開された。○■桃果演じる“見つめる女”の瞳に吸い寄せられる『唄う六人の女』本編映像今回公開されたのは、深夜の森での宇和島(山田)と“見つめる女”(桃果)の不穏なシーンが映し出された本編映像。森から早く抜け出したい宇和島は、夜中に森を徘徊していたところ、ニワトリの頭を持った“見つめる女”と遭遇する。「六人の女」たちに監禁されていた宇和島は警戒しつつも、見つめる女の瞳に吸い寄せられ、「涼しいところ行こうか」と“見つめる女”を暗がりに連れて行ってしまう。“見つめる女”を演じた桃果は、「純粋で無垢、何も知らない子供のような瞳」を意識したと役作りの裏側を明かしている。また、桃果が登壇する舞台挨拶が5日12時50分よりTOHOシネマズ日本橋で行われることも決定。チケットは3日0時より劇場ホームページにて購入可能となる。【編集部MEMO】映画『唄う六人の女』は、石橋義正監督によるオリジナル作。車の事故で美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の2人の男・萱島(竹野内豊)と宇和島(山田孝之)。目が覚めると、その村に住む美しくも奇妙な六人の女たちに監禁されている。2人は、本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。竹野内と山田がW主演を務め、六人の女を水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈が演じている。現在全国の劇場で公開中。(C)2023「唄う六人の女」製作委員会
2023年11月02日綾野剛主演、柄本佑、さとうほなみ共演の荒井晴彦監督作『花腐し』よりメイキングショットが到着した。本作は『共喰い』『火口のふたり』などの荒井晴彦が、芥川賞受賞の松浦寿輝による同名小説を大胆に脚色して描く、ふたりの男とひとりの女が織りなす切なくも純粋な愛の物語。この度解禁されたメイキングショットは2点。土砂降りの中、綾野さんとさとうさんがひとつの傘を手に、思い思いにふり返る様子が印象的な1枚と、それぞれが「“溺れる”ようだった」という大量の雨に佇みながらも、どこか楽しげな雰囲気さえ感じさせるカットとなっている。また併せて、本編特別映像も解禁。雨宿りする場所で綾野さん演じる栩谷が、かつて愛した祥子(さとうほなみ)との想い出をふり返るシーンとなっている。『花腐し』は11月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:花腐し 2023年11月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023「花腐し」製作委員会
2023年10月31日映画『唄う六人の女』(10月27日公開)の公開記念舞台挨拶が28日に行われ、竹野内豊、山田孝之、アオイヤマダ、萩原みのり、桃果、武田玲奈、石橋義正監督が登壇した。同作は、石橋義正監督によるオリジナル作。車の事故で美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の2人の男・萱島(竹野内)と宇和島(山田)。目が覚めると、その村に住む美しくも奇妙な6人の女たちに監禁されている。2人は、本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。○■映画『唄う六人の女』で10年ぶり共演の竹野内豊と山田孝之約10年ぶりの共演となった竹野内と山田。竹野内は「以前は戦争映画(2011年公開『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』)でご一緒したのですが、その当時から同じ世代の役者さんとは空気感が全然違っていて、今回さらに研ぎ澄まされていて、いい意味で動物的な感覚を持っている感じでした。見ていて非常に面白かったですね」と山田の印象を明かす。山田も「前回は兵隊の役だったので、ざっくばらんに話をする雰囲気ではなかったのですが、今回もバチバチの関係性なので、何か話すというよりも僕は森の中で動植物を愛でる竹野内さんを見て癒されていました」と笑顔に。「ちょっと記憶がないんだけど……」という竹野内だったが、山田から「写真を撮られていましたよね。苔とか愛おしそうに見ている竹野内さんを僕は水川あさみさんと一緒に後ろから愛おしそうに見ていたんですよ。蛇とかトカゲとか捕まえていましたね」とバラされ、「ああ、そうだったね」と照れ笑いしていた。暴力的な役どころを演じた山田は「私はどうしても真面目な部分が出てしまうんです。普通は泊まり込みで撮影し、そこに体が馴染むようにずっとい居続けたりするんですけども、今回の役は欲望むき出しな人間なので、あえて、撮影がないときは街に出て、人と会い、酒を飲み、ここが俺の帰る場所なんだと言い聞かせて、演技中は“こんなくそみたいなところ早く出ていくんだ”と思い演技してましたね」と役と向き合っていた様子。MCから「枕を持っていかれたそうですね?」と聞かれると、「そうなんです。あまり頑丈なほうじゃないので、そうやって精神的に追い込んでいくと、疲弊してくるんです。なので、宿に戻ったときぐらいは癒したいから、家からパジャマと枕を持ってきて、少しでも家と同じ環境にしてアロマを焚いてリラックスして、また現場に行って切り替えるということをしていました。根が真面目なのが出ちゃうんですよね」と恥ずかしそうに告白した。そんな山田を竹野内は「現場で見ていると役に対する入り込み方とか、小手先でやっていない。山田くんの場合は、別の視点から役に対してアプローチしてるような印象がありますね」と分析し、「すっごく真面目だと思います」と山田の言葉にのっかり、会場を沸かせていた。
2023年10月28日俳優の綾野剛が主演を務める、映画『花腐し』(11月10日公開)の本編特別映像が17日、公開された。同作は松浦寿輝の芥川賞受賞作の映画化作。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野剛)と脚本家志望だった男・伊関(柄本佑)、そしてふたりが愛したひとりの女優・祥子(さとうほなみ)。梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。そして、3人がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの人生が交錯していく。○■綾野剛&柄本佑の対話に引き込まれる『花腐し』本編特別映像今回公開されたのは、栩谷(綾野)と伊関(柄本)の初めての出会いを捉えた本編映像。自身のアパートの家賃の支払いに困っていた栩谷は、大家に支払いを待ってもらう代償として、取り壊し予定の古いアパートに居座り続ける男へ退去を促すよう依頼される。気の向かないままアパートを訪れ、要件を伝える栩谷だったが、人を喰ったような対応を続ける伊関にイラついてしまう。本格的な共演は初めてだという綾野と柄本による、静かながらもどこか滑稽さを醸し出す対話のシーンとなっている。
2023年10月17日主演・綾野剛、柄本佑、さとうほなみの共演で描く、ふたりの男とひとりの女が織りなす“湿度の高い”男女の物語『花腐し』。この度、綾野さん演じる栩谷と柄本さん演じる伊関が初めて出会うシーンで、2人の対話に惹き込まれる本編特別映像が解禁となった。もう5年も映画を撮れておらず、自身のアパートの家賃の支払いにも困っていた栩谷は、支払いを待ってもらう代償として、大家からある提案を持ちかけられる。大家の所有する取り壊し予定の古いアパートへ居座り続ける男がいるため、立ち退きを依頼してほしいというものだ。気の向かないまま、アパートを訪れ、なぜか居座り続ける伊関に要件を伝える栩谷だったが、人を喰ったような対応を続ける伊関に栩谷はイラついてしまう…。自身の役割を果たすために凄んでみるものの、どうしても人の良さを隠すことできない栩谷、図々しい態度をとりながらもどこか飄々と憎めない伊関。本格的な共演は初めてだという綾野さんと柄本さんによる、静かながらもどこか滑稽さを醸し出す、そして、2人の対話の魅力に思わず引き込まれるような本編特別映像となっている。『花腐し』は11月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:花腐し 2023年11月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023「花腐し」製作委員会
2023年10月17日俳優の竹野内豊と山田孝之がW主演を務める、映画『唄う六人の女』(10月27日公開)の主題歌版予告映像が29日、公開された。同作は、石橋義正監督によるオリジナル作。車の事故で美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の2人の男・萱島(竹野内)と宇和島(山田)。目が覚めると、その村に住む美しくも奇妙な6人の女たちに監禁されている。2人は、本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。○■NAQT VANE「NIGHTINGALE」にのせて描かれる映画『唄う六人の女』主題歌版予告今回公開された主題歌版予告映像は、手を縛られた萱島(竹野内)が“刺す女”(水川あさみ)に打たれる様子や、水中で美しく舞う“濡れる女”(アオイヤマダ)と萱島の姿、さらに斧を振り回し宇和島を追い回す“牙を剥く女”(萩原みのり)のシーンなど、森に迷い込んだ2人の男が美しくも奇妙な六人の女たちに翻弄される姿が、同作の主題歌であるNAQT VANEの「NIGHTINGALE」にのせて描かれている。また、「俺たち人間は彼らと共に進化する。人間が生まれてきたことにもやはり意味があるんだ。森にはその答えがある」という意味深なセリフから、これまで完全に謎に包まれていた六人の女の正体が、2人が森に迷い込んだ理由に深く関わってくることを窺うことができる映像になっている。(C)2023「唄う六人の女」製作委員会
2023年09月29日9月19日、元俳優で格闘家の高岡蒼佑(41)が自身のInstagramを更新。同日開かれたガーシーこと東谷義和被告(51)の初公判では、俳優の綾野剛(41)の供述証書が読み上げられたが、この内容に噛みついた。各メディアによると、法廷で読み上げられた供述調書で綾野は、「根拠のない情報で傷つけるのは許せない。東谷という存在自体が恐怖だった。CMを打ち切られたり、冷たい目で見られたり、つらい思いをし、精神が崩壊する寸前でした」などとコメント。東谷被告に厳しい処罰を望んでいることが明らかになった。このことについて高岡はモノ申したい様子。6月に自身のInstagramで《ガーシーさんって芸能界のことに関しては9割5分は事実だと思います》とガーシー氏への賛同も表す投稿をしていることもあってか、同じくストーリ上で綾野の供述調書に関する記事を引用し以下のようにコメントした。《自らが招いた事。1つ言える事は君は被害者ではない。そして被告のせいではなくスポンサーが判断した事結局は自分の事しか考えてない奴。ダサいんだよ》さらに20日の午前中にも、同様の記事のスクリーンショットとともに、《恐怖って。凄いな。この男》と、あきれた様子を見せていた。これまでも、自身のSNS上で綾野剛に対する思いを明らかにしてきた高岡。いったい綾野との間に何があったのだろうか。高岡は、今年7月に公開された『FRIDAY DIGITAL』のインタビューで、綾野が所属する事務所「トライストーン」の社長である小栗旬(40)との長年の確執に加え、綾野とのある“事件”についても語っている。高岡が語るところによると、綾野とは4~5年前にパーティーで会ったのが最後。その際に、綾野は2時間ほど遅刻したうえ、黒のスーツに黒のサングラスを着用しバラの花束を手にしており、高岡的には”場違いな服装”に感じたという。そのうえ、綾野から衝撃的な対応を取られたというのだ。《僕が『剛、久しぶりだね』って手を差し出したら、握手を無視して『お疲れ』って肩をポンポンとされた。剛は売れてから本当に人が変わってしまった》高岡と綾野は同世代。若い頃の綾野の姿も知っているからこそ、納得がいかないこともあるようだ――。
2023年09月20日「撮影現場は山奥にある元石切り場で、近くには何もありません。そこにスタッフが毎日2時間ほどかけて通うため、かなり大変です。そんななか、山田さんがある“粋な計らい”をしてくれたんです」(映画関係者)千葉県館山市近くの山奥で、山田孝之(39)主演映画の撮影が行われていた。来年配給予定の作品で、11人の犯罪者が使命を受けて活躍するという物語。山田は2010年公開の映画『十三人の刺客』の脚本を手掛けた天願大介氏(63)と、再びタッグを組んでいるという。「『十三人の刺客』には山田さんも出演して、天願氏が当時からその演技力を絶賛していました。それもあって今回、白羽の矢が立ったようです。その他には千原せいじさん(53)や、仲野太賀さん(30)らが出演しています。また仲野さんと“自宅連泊”報道があった木竜麻生さん(29)も出演しているため、現場で『撮影期間中は別れないでほしいなぁ』なんて冗談も飛び交っていました」(前出・映画関係者)だが連日の猛暑もあり、山奥でのロケは過酷を極めた。そんななか一肌脱いだのは、主演の山田だった。「山田さんは『近くに一軒家を借りたから好きに使っていいよ』と言って、共演者のためにポンと宿舎を提供してくれたんです。相部屋もありますが、ちゃんと寝具も用意されていて居心地はいいそうです。毎日通うことも大変な共演者たちの気持ちを察して、気をきかせてくれたのでしょう。現場では共演者をはじめ、スタッフにも常に気を遣ってくれています。そのため、みんな感謝していますよ」(芸能関係者)これまでも多くの後輩から慕われてきた山田。その人望も納得の太っ腹さが、現場を支えているようだ。
2023年09月20日綾野剛が絶対に歌がうまくならなければならないヤクザを演じる映画『カラオケ行こ!』のティザービジュアルと特報映像が公開された。思春期を迎え、変声期に悩む合唱部部長の中学生・岡聡実(齋藤潤)が、突然、綾野さん演じるヤクザ・成田狂児からカラオケに誘われるシーンから始まる今回の映像。中学校生活最後の合唱祭に向けて頑張ろうとしていた聡実だったが、狂児の登場によって日常が一変する。そして、嫌々ながらも連れていかれたカラオケ店では、狂児の持ち歌「紅」を聞かされるハメに。2人の青春模様や悩みを垣間見ることのできる爽やかなシーンにも要注目。そして、狂児と同じくカラオケ大会に向けて練習を重ねるヤクザたちとして、大会万年最下位脱出を企む“ハイエナの兄貴”こと小林(橋本じゅん)、声がカスカスな熱血ヤクザ・唐田(やべきょうすけ)、ビブラートの癖が強すぎるヤクザ・銀次(吉永秀平)、去年の最下位で組長によるひどい刺青の餌食となったヤクザ・“キティの兄貴”こと尾形(チャンス大城)、前職は幼稚園の先生とは思えないほど強面なヤクザ・峯(RED RICE)。狂児を悩ませるカラオケ大会の主催者、祭林組の組長(北村一輝)、合唱部の副顧問・森本もも先生(芳根京子)も登場し、この先の展開が気になる仕上がりとなっている。なお、ナレーションは声優・伊東健人が担当している。ファーストルック、ウルトラティザービジュアルと聡実をカラオケに誘い続けてきた狂児。今回公開されたティザービジュアルでは、ようやく店の前まで連れ出すことに成功。ノリノリな狂児に対し、聡実はどこか不服そうな表情で、全く相容れない2人をポップでコミカルに表現した。『カラオケ行こ!』は2024年1月、公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:カラオケ行こ! 2024年正月、公開予定©2023「カラオケ行こ!」製作委員会
2023年09月12日竹野内豊と山田孝之のW主演で贈るサスペンススリラー映画『唄う六人の女』から場面写真が一挙解禁。また、モントリオールヌーヴォーシネマ映画祭にてワールドプレミア上映されることが決定した。今回解禁となったのは、森の奥深くに迷い込んだ萱島(竹野内豊)と宇和島(山田孝之)、そして2人を監禁する六人の女たちの場面写真。仄暗い森をバックに佇む萱島と、顔に傷を負った宇和島の不穏な姿や、うつろに何かを見つめる“刺す女”(水川あさみ)。寝転びながら優雅に酒を嗜む“濡れる女”(アオイヤマダ)、炎をバックに天を仰ぐ“撒き散らす女”(服部樹咲)。顔を血で染め、獲物を捕えるような目の“牙を剥く女”(萩原みのり)、ニワトリの頭を手に持ち、頬を撫でる男をじっと見る“見つめる女”(桃果)、何かに気づいたような表情の“包み込む女”(武田玲奈)と六人の女たちが勢揃い。彼女たちの表情が際立ち、それぞれの個性溢れるキャラクターが垣間見える場面写真となっており、謎めいた彼女たちの正体がますます気になるものとなた。さらに本作は、10月4日より開催されるモントリオールヌーヴォーシネマ映画祭にてワールドプレミア上映が決定。同映画祭は1971年にはじまったカナダ最古の映画祭で、トロント、バンクーバーと共に国内最大級の映画祭として広く認知されている。本作の招待部門の「TEMPS 0」は、過去に塚本晋也監督、ギャスパー・ノエ監督、デヴィッド・クローネンバーグ監督など、異彩を放つ著名な監督たちの作品も上映してきた観客にも人気の高い部門で、本作の石橋義正監督の『オー!マイキー』シリーズも第33回モントリオールヌーヴォーシネマ映画祭にて上映されている。『唄う六人の女』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:唄う六人の女 2023年10月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023「唄う六人の女」製作委員会
2023年09月11日俳優の綾野剛が主演を務める映画『カラオケ行こ!』(2024年1月公開)の追加出演者が1日、明らかになった。同作は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。今回歌が上手くなりたいヤクザ・狂児と合唱部部長の中学生・聡実の出逢いを彩る、北村一輝、芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけ、吉永秀平、チャンス大城、REDRICE(湘南乃風)の豪華実力派キャストがついに解禁!そして、初解禁となる新キャストの場面写真、そして撮影を振り返ってのコメントが到着しました。狂児を悩ませるカラオケ大会の主催者で恐怖の刺青師・祭林組の組長を北村一輝、カラオケ大会で万年最下位脱出を企むヤクザ・“ハイエナの兄貴”こと小林を橋本じゅん、同じく大会に向けて歌の練習を重ねる声がカスカスな熱血ヤクザ・唐田をやべきょうすけ、ビブラートの癖が強すぎるヤクザ・銀次wp吉永秀平、去年の最下位で組長によるひどい刺青の餌食となったヤクザ・“キティの兄貴”こと尾形をチャンス大城、前職は幼稚園の先生とは思えないほど強面なヤクザ・峯にRED RICE(湘南乃風)が演じることが明らかに。そして聡実が部長を務める合唱部の副顧問・森本ももには芳根京子が決定。部員からは「ももちゃん」の愛称で呼ばれ、明るく元気な森本先生が映画のオリジナルキャラクターとして登場する。合唱部の優しい指導コーチ・松原を岡部ひろき、共に練習に励む合唱部のメンバーとしてしっかり者で面倒見の良い副部長・中川に八木美樹、思春期の真っ只中で聡実と同じボーイソプラノ担当の後輩・和田に後聖人が登場し、青春要素たっぷりの瑞々しい演技を見せる。公開された場面写真では、立場は違えどそれぞれの目標に向けて「歌が上手くなりたい」という同じ思いを胸に練習に励無姿を捉えた。○北村一輝 コメント男性が多くいい感じの暑苦しさ、そしてあの場末感のあるスナック。男ノリで楽しかったです。今回は祭林組の組長という役で、漫画を読ませていただき、なるべく原作に近付けるよう組長らしいニュアンスを大切に演じました。綾野くんとも10何年ぶりくらいで本当に久しぶりに一緒に仕事ができました。ますます、活躍している彼を見ていたので嬉しかったです。○芳根京子 コメント現場では若いエネルギッシュなパワーを沢山もらいました!聡実くんが所属する合唱部の副顧問・森本ももを演じたのですが、ついに先生を演じる歳になったかと。何年か前は合唱部の生徒役をさせていただいていたので、とても感慨深かったです。生徒役の皆さんといい距離・関係性になれたらいいなと思い、先生だけど先生らしくないももちゃん先生らしさを心掛けていました。私個人としてはピアノを弾くシーンがいくつかあり、その練習なども含めて少ない日数ではありましたがとても濃い期間を過ごすことができました!○やべきょうすけ コメントめちゃくちゃ現場楽しかったです!久しぶりに共演する方や元々交友がある方が多く、現場に入る前から非常に楽しみではあったんですけど、まあ楽しかったですね。衣装合わせのときに監督との打ち合わせがあって、歌唱シーンの話になると「どんな感じなのか聞かせてもらっていいですか?」と。頑張って歌ってみたら、入りから「もう大丈夫です!練習等はしないでそのままでお願いします。」と言われていたのでそのまま行きました。歌が下手なヤクザの役ですが、愛を持って歌っていますのでぜひ楽しみにしていてください!○吉永秀平 コメント毎年恒例の祭林組のカラオケ大会、あまり乗り気ではない組員もいる中、大会を謳歌している祭林組若頭代行銀次を演じさせて頂きました。撮影した場面は全てがカラオケのシーンで、とても楽しく部活の延長上の様なワイワイ、ガヤガヤとしてとても楽しい現場でした!狂児役の綾野さんと聡実役の齋藤さんの2人の間に表れるユーモアと哀愁に魅了された事を思い出します。切なさと楽しさが交差する人間模様をどうぞご覧下さい!○チャンス大城 コメント撮影時は47歳だったんですけど、まさか15歳の聡実役のオファーがくるとは思わなかったのでやっぱり役作り大変でしたね、体重も40kg落としまして。中学3年生の思春期を演じるということで、綾野剛さんとの掛け合い、主役を張るというか一緒に舵を引っ張る感じを楽しんでました。すみません、ジョークです。ちゃんとします。この度は尾形役をいただいて幸せです。役どころとしましては、なぜか”キティの兄貴”と呼ばれるヤクザを演じました。ちなみに当時の僕と同い年なんですよ、47歳。キティちゃんって47歳なんですよ。歌唱シーンは+4で歌ってほしいとのオーダーがあり、ちょっと苦しかったです。情熱たっぷりで、絶対面白い作品なので見に来てほしいです!○RED RICE(湘南乃風) コメントカラオケは我々湘南乃風にとってもとても大事なエンターテインメントですので、そのカラオケを題材にした作品に出演出来て光栄でした。ぜひこの作品を楽しんで、さらにカラオケにも行って歌を歌って欲しいと思います。実家がカラオケ店で元店長の俺が言うから間違いないです。(C)2024『カラオケ行こ!』製作委員会4配給:KADOKAWA
2023年09月01日俳優の綾野剛が主演を務める、映画『花腐し』(11月10日公開)の場面写真が30日、公開された。同作は松浦寿輝の芥川賞受賞作の映画化作。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野剛)と脚本家志望だった男・伊関(柄本佑)、そしてふたりが愛したひとりの女優・祥子(さとうほなみ)。梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。そして、3人がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの人生が交錯していく。今回公開された場面写真は、湿っぽい夜の空気や部屋の中で、かつて愛した同じ女性・祥子(さとう)について栩谷(綾野)と伊関(柄本)が思いを馳せる姿のほか、それぞれの記憶の中に留まる祥子との色鮮やかな記憶を捉えた。(C)2023「花腐し」製作委員会
2023年08月30日俳優の竹野内豊と山田孝之がW主演を務める、映画『唄う六人の女』(10月27日公開)の本予告&本ビジュアルが16日、明らかになった。同作は、石橋義正監督によるオリジナル作。車の事故で美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の2人の男・萱島(竹野内)と宇和島(山田)。目が覚めると、その村に住む美しくも奇妙な6人の女たちに監禁されている。2人は、本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。本予告は、萱島(竹野内豊)と宇和島(山田孝之)が乗る車の前に真っ白な着物姿の女(水川あさみ)が突如立ちはだかり、森の奥深くに迷い込むシーンから始まる。目を覚ますと監禁されていた萱島と宇和島。萱島を木の枝のようなもので何度も突く”刺す女” を始め、顔を血で染め、凄みのある表情の”牙を剥く女”(萩原みのり)、空虚を見つめるような瞳の”見つめる女”(桃果)、子供と戯れる”包み込む女”(武田玲奈)、寝転びながら酒を嗜む”濡れる女”(アオイヤマダ)、松明に囲まれ天を仰ぐ”撒き散らす女”(服部樹咲)と、それぞれ異なる雰囲気を持つ謎めいた「六人の女」たちが次々と登場。さらに、謎に迫っていく萱島と粗暴なふるまいをみせる宇和島の対照的な人物像も浮かび上がる。併せて本ビジュアルも公開され、仄暗い森をバックに佇む女たちと、萱島と宇和島の対照的な表情が不穏さを一層際立てるものとなった。本予告とともに明らかになった主題歌は、音楽プロデューサーとして精力的に活動する澤野弘之トータルプロデュースによるチームプロジェクトNAQT VANEの「NIGHTINGALE」に決定。幻想的な雰囲気の楽曲が怪しくも美しい本作の世界観にマッチした主題歌となっている。さらに追加キャストとして、津田寛治、白川和子、竹中直人などの出演も解禁された。(C)2023「唄う六人の女」製作委員会
2023年08月16日竹野内豊と山田孝之のW主演で贈るサスペンススリラー映画『唄う六人の女』から、水川あさみをはじめとする女たちが続々登場する不穏な本予告映像&本ビジュアルが解禁。主題歌に「NAQT VANE」の「NIGHTINGALE」の起用が決定した。映画の公開に先駆け、気鋭の新人作家・ヤマサキリョウが手掛けるコミカライズ版「劇画 唄う六人の女」が連載中という異例の展開にも注目を集めている本作。今回解禁された本予告は、萱島(竹野内豊)と宇和島(山田孝之)が乗る車の前に真っ白な着物姿の女(水川あさみ)が突如立ちはだかり、森の奥深くに迷い込むシーンから始まる。目を覚ますと監禁されていた萱島と宇和島。萱島を木の枝のようなもので何度も突く“刺す女”をはじめ、顔を血で染め、凄みのある表情の“牙を剥く女”(萩原みのり)、空虚を見つめるような瞳の“見つめる女”(桃果)、子どもと戯れる“包み込む女”(武田玲奈)、寝転びながら酒を嗜む“濡れる女”(アオイヤマダ)、松明に囲まれ天を仰ぐ“撒き散らす女”(服部樹咲)…。それぞれ異なる雰囲気を持つ謎めいた“六人の女”たちが次々と登場。さらに、謎に迫っていく萱島と粗暴なふるまいをみせる宇和島の対照的な人物像も浮かび上がる。併せて解禁された本ビジュアルは、仄暗い森をバックに佇む女たちと、萱島と宇和島の対照的な表情が不穏さを一層際立てるものに。また、本予告とともに解禁された主題歌は、アーティストへの楽曲提供、ドラマ、アニメ、映画の劇伴など多方面にわたり作曲家、音楽プロデューサーとして精力的に活動する澤野弘之トータルプロデュースによるチームプロジェクト「NAQT VANE」の「NIGHTINGALE」に決定。幻想的な雰囲気の楽曲が怪しくも美しい本作の世界観にマッチした主題歌となっている。さらに追加キャストとして、津田寛治、白川和子、竹中直人などの出演も明らかに。禁断の森に隠されている秘密、2人がこの森に迷い込んだ理由、そして怪しく不穏な女たちの正体から目が離せない。『唄う六人の女』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:唄う六人の女 2023年10月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023「唄う六人の女」製作委員会
2023年08月16日島袋優(BEGIN) / 山田孝之 / キヨサク(MONGOL800) / 玉城千春(Kiroro)BEGINのギタリスト、島袋優が沖縄の音楽仲間である俳優の山田孝之、キヨサク(MONGOL800)、玉城千春(Kiroro)の4人で結成された椰子唄楽団(やしうたがくだん)が、「NHKみんなのうた」2023年8月-9月放送に書き下ろした楽曲『からっぽカタツムリ』を2023年8月9日(水)にデジタルシングルとして配信リリースする事が決定しました。『からっぽカタツムリ』はメインボーカルと作詞を山田孝之が、作曲を島袋優が手掛けた楽曲でふと自宅の壁に付いていたかたつむりを手に取って中を見てみたら“空っぽだった”、というところから着想を得た歌詞となっている。またBEGINは9月20日(水)に14年振りの日比谷野音公演となった『祝・日比谷野音100周年 第26回 BEGINコンサートツアー 2023』のDVD&Blu-rayをリリースする。現在、オリジナル特典が付く早期予約を8月13日(日)まで受け付けている。リリース情報椰子唄楽団(やしうたがくだん)『からっぽカタツムリ』■椰子唄楽団(やしうたがくだん)デジタルシングル『からっぽカタツムリ』「NHKみんなのうた」2023年8月-9月放送2023年8月9日(水)配信リリース ■BEGINDVD&Blu-ray「祝・日比谷野音 100 周年 第26回 BEGINコンサートツアー2023」2023年9月20日(水)リリース【Blu-ray】¥7,480(税抜価格:¥6,800) / TEXI-66067【DVD】2枚組¥6,380(税抜価格:¥5,800) / TEBI-63709<収録楽曲>1, STAND BY ME2, BLOWIN’ INTHE WIND3, 恋しくて4, もう話したくない5, 時代遅れのバースディプレゼント6, 防波堤で見た景色7, 東京8, Goodby days9, 灯り10, 誓い11, 結の唄12, Little Blue Fish13, Live in a Town14, ハイサイCalifornia15, 苗16, 笑顔のまんま17, ボトル二本とチョコレート18, 黄昏19, 流星の12 弦ギター20, マルシャ ショーラメドレー愛が走る〜帰郷〜海の声〜三線の花〜バルーン〜国道508 号線〜オジー自慢のオリオンビール〜かりゆしの夜〜ソウセイ〜涙そうそう21, 島人ぬ宝◯早期予約特典&先着購入者特典早期予約期間内にご予約頂いた方には、早期予約特典+購入特典の両方をプレゼント。特典は無くなり次第終了となります。▼早期予約特典内容A!SMART:フォトブック(A6サイズ、20P予定)テイチクオンライン:フォトブック(A6サイズ、20P予定)▼ご予約対象期間2023年7月21日(金)18:00 ~ 8月13日(日)23:59まで▼ご予約URLA!SMARTBlu-ray: DVD: BEGIN / IMPERIAL RECORDS : BEGINオフィシャルサイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月04日最新作『こんにちは、母さん』が、9月1日(金) より公開される山田洋次監督初のオフィシャルWEBサイト「山田洋次 Official Site」がオープンした。91歳となった現在も精力的に創作活動に取り組み、新しい映画を世に送り出し続ける山田監督。トップページには今に続く監督人生の軌跡を辿るように、若かりし頃の姿や『男はつらいよ』シリーズで主演を務めた渥美清さんとの貴重な2ショット写真など、様々な時代の写真をローテーションで掲載。また、監督作90作品を網羅した「FILMS:作品一覧」ページには、各作品に向けた監督自身の「演出のことば」も掲載されている。山田洋次 Official Site:
2023年08月01日主演に綾野剛、共演に柄本佑、さとうほなみを迎え、『火口のふたり』の荒井晴彦が芥川賞受賞小説を脚色・監督した映画『花腐し』。この度、本予告、本ポスタービジュアルとともに奥田瑛二、山崎ハコ、マキタスポーツら追加キャストも解禁となった。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野剛)と脚本家志望だった男・伊関(柄本佑)、そして2人が愛したひとりの女優・祥子(さとうほなみ)。タイトルに引用された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯木(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる雨を表現している。そのタイトル通り、梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。本予告は、栩谷と伊関が梅雨のある日、初めて会うシーンから始まる。会話を重ねるうちに少しずつ警戒心が解けていく2人。やがて、それぞれが自らの朽ちつつある夢とともに、過去に本気で愛した女について語り始めるが、なんとそれが同じ女性・桐岡祥子だったことをお互いは知り、衝撃を受ける。しかも、栩谷は伊関に「桐岡祥子は死んだ」と告げる――。男2人が生きる時間を体現するかのようなモノクロ映像から一転、祥子とそれぞれの男たちの記憶は色鮮やかな映像として蘇り、見るものを引き込んでいく印象的な映像となっている。また、ポスターは栩谷、伊関、祥子の3人が土砂降りの雨の中、虚な目で佇む様子を捉えたもの。「朽ちてなお、生きていく」というコピーが添えられ、降りしきる雨とともに自らの夢も愛も朽ちさせていくかのようなビジュアルとなっている。さらに、追加キャストはピンク映画の監督・桑山役と寺本役にそれぞれ吉岡睦雄と川瀬陽太、中国からの留学生リンリン役にMINAMO、韓国からの留学生ハン・ユジョン役にNia、栩谷が身を寄せるビルのオーナー・金役にマキタスポーツ、韓国スナックのママ役に山崎ハコ、ピンク映画の製作会社社長・小倉役に赤座美代子、脚本家・沢井役に奥田瑛二が発表された『花腐し』は11月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:花腐し 2023年初冬、テアトル新宿ほか全国にて公開予定©2023「花腐し」製作委員会
2023年07月28日