株式会社ネーヴェ(東京都港区、代表取締役:岡部 哲也)と株式会社JAMMY(東京都品川区、代表取締役社長:鈴見 純孝)が日本およびアジアのライセンスを管理する、イタリア生まれの世界一cuteなバランスボール「RODY(ロディ)」とコラボレーションしたキッチンカー「UNO」を2024年4月26日(金)より軽井沢プリンスショッピングプラザ ガーデンモールイベントスペースにてオープンいたします。キッチンカー「UNO」はイタリア・フランス中心のこだわった飲食(ジェラート、ソフトドリンク、アルコール)を展開。カップやスリーブをロディとのコラボレーションにより可愛いオリジナルパッケージにてお客様へ提供します。RODYカップのジェラートキッチンカー車体デザイン■RODY(ロディ)とは「RODY(ロディ)」は、馬をモチーフに、バランスボールテクノロジーを応用して作られたバランスボールトイです。1984年2月14日にイタリアで誕生しました。遊びながら運動神経やバランス感覚を養うことができ、その姿、形も乗りやすいように研究されています。イタリア生まれの愛くるしいデザインは、子どもから大人まで世界中で愛され続けています。そして2024年ロディは誕生40周年のアニバーサリーイヤーです。■営業概要場所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 軽井沢・プリンスショッピングプラザガーデンモールイベントスペース日程:2024年4月26日~11月中旬予定時間:通常11:00-17:00品目:アイス、ソフトドリンク、ビール、スパークリングワイン他 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月23日山下智久が主演を務めるドラマ「ブルーモーメント」制作発表が4月16日(火)に都内にて行われ、出演する山下さん、出口夏希、水上恒司、岡部大、夏帆が記者からの質疑応答を受けた。山下さんのフジテレビへのドラマ出演は彼の代表作のひとつ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」以来、7年ぶりとなったが、出演について「久々にフジテレビさんに帰ってくることができて非常に光栄でうれしく思っています。スタジオにも知り合いがたくさんいて、帰ってきたなって実感を日々感じています。新しい仲間と新しい作品を作れることにも感謝しています」と表情をゆるませていた。山下智久「ブルーモーメント」は甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘ストーリー。山下さんは、SDMのチーフ/気象研究官を務める晴原柑九朗を演じる。水上恒司この日出席した俳優陣は、山下さんとは初共演ばかり。印象について、水上さんは「子供のときから見てきたので、山Pがいるんですよ!どんな人だろうって思ったけど本当にいい人なんです!こんないい人、芸能界でなれるんだってくらい」と勢い込んで話す。岡部大岡部さんも「びっくりでしたよね。トップアイドルのイメージだったけど接しやすい!サークルの先輩みたい」と言い、出口さんも笑顔でうなずく。出口夏希夏帆さんも「大スターじゃないですか。ずっと見てきたので、初日すごく緊張していたんですけど、すごくフラットに何でも受け止めてくださる感じでいらしたので、すごく安心しました」と大絶賛。山下さんは「太字にしてください」とはにかみながらも、恐縮のそぶりだった。夏帆本ドラマをやる意義、やりがいについて尋ねられると、山下さんは「23歳くらいのとき、自分の演技の仕事に疑心暗鬼の時期があって。病院で『コード・ブルー』を撮影していてどんどん急患が運ばれる中、何もできなくて…。自分らは実際命を救えないと思っていた」と葛藤があったと明かした。しかし「オンエアが始まって手紙をたくさんいただいて。『コード・ブルー』を見て医者・看護師になろうと思ったと。実際ときがたって、ドクターになった方もたくさんいらして!ドラマの影響力、間接的ですが命さえも救うことができると誇りを持っています」と山下さんは胸を張り、「今回のドラマも見てくださる方に災害の知識、また希望を届けられる作品になると思います」と力強いメッセージを送っていた。水10ドラマ「ブルーモーメント」は4月24日より毎週水曜日22時~フジテレビ系にて放送、初回15分拡大。(シネマカフェ編集部)
2024年04月16日お笑いトリオ・ハナコの岡部大が16日、都内で行われた山下智久主演フジテレビ系水10ドラマ『ブルーモーメント』(毎週水曜後10:00、24日スタート)制作発表に登壇した。『COMIC BRIDGE』(KADOKAWA)で連載中の同名コミックを実写化。甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描く。岡部が演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターで、国土地理院官僚であり、SDMの情報班・山形広暉(やまがた・ひろき)で、「はじめての、制作発表です」とフラッシュを浴びてドキドキ。いまや俳優として大河ドラマや日曜劇場などにも出演歴を持つが「『めざましてテレビ』で見たやつだ、と緊張しています」と姿勢を正した。タイトルの“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと=いつもと変わらない日常にちなみ、日々のルーティンを聞かれた岡部は「お風呂場でバリカンで頭を刈っている時間」と回答。「坊主のイメージがあると思うのでなるべく細かく、伸びすぎないようにして時間があいたら刈るようにしています」と紹介すると同席した水上恒司も「誰よりもつながりが大事」と納得する。岡部は「ちょっと長いぞとならないように。きょうもやってきて現場前はしてるようにしています」とすると、共演の水上恒司は「下手したらヒゲと一緒で変わりますよね。“坊主あるある”」と共感し、「ちゃんと変わるんですよね。この現場の前に良いバリカンを買ってやりやすくなりました」とうれしげに報告していた。
2024年04月16日ドラマ『エルピス』での暴言セクハラプロデューサー、朝ドラ『ブギウギ』での「アホのおっちゃん」、そして『虎に翼』でのヒロインの父・猪爪直言。数々の個性的な役を演じてきた岡部たかし(51)の俳優人生がアラフィフで大きな花を咲かせたのには、人生の節目節目で応援してくれる、かけがえのない女性の影響があった――。就職した会社を辞め、地元・和歌山に戻った彼は、トラックの運転手や喫茶店などフリーターとして「自由な自分」を取り戻した。「運送業は、働いている先輩後輩も仲よくて職場が楽しくて。喫茶店は、母親が雇われ店長している店で、僕は名前を変えて、母と一緒に働いてました(笑)」良好な人間関係のもとでのフリーター生活は、楽しかったと同時に「これでいいんか?」と、思い始めた時代でもあったという。「やっぱり、和歌山から出たい気持ちはあったんです。ふんわりと“華やかな芸能界に行きたい”という感じやったんです」そんなとき、一人の女性が彼の背中を押してくれた。23歳のころから付き合い始めた5歳年上の美容師の彼女だった。「厳しい母とは真逆の女性で、僕を信じて受け入れてくれました。『和歌山、出たい』と、夢を語るだけで満足しちゃって、何も行動をしない、いちばんしょうもないパターンだった僕に、『そんなに東京行きたいなら、私も一緒に行く。やりたいこと、やったほうがええよ』と言ってくれたんですね。当時の僕にとって上京は、もう外国に旅立つ感覚でした。それでも『絶対、いけるよ』って背中を押してくれたんです」彼女の後押しにより、岡部は24歳で上京する。のちに妻となるこの女性は、まだ何者でもなかった彼の未来を「面白いから、絶対大丈夫!」と唯一信じてくれたのだ。’96年、上京した岡部は、柄本明が座長を務める「劇団東京乾電池」の研究生オーディションを受け、真っ白なスーツ姿で尾崎豊の『I LOVE YOU』を熱唱して合格。「芸能人にはなりたいけれど、どうしたらいいかわからない。ここは研究生の月謝が1万円ほどと安かったのが決め手でした」1年後、研究所の卒業公演。脚本・演出・主演を務めたが、筆が進まず、十二指腸潰瘍も患った。その舞台を見た彼女からは「やめたら?向いてないで」と厳しい言葉をかけられた。「僕、自分が書いたものが恥ずかしくて。舞台上で前をよう向かんかったうえ、どんどん自分から舞台の後ろに下がっていったんです」それでも正式に劇団員として認められ、うどん店・すし店の出前や居酒屋のバイトをしながら、芝居の道へ本格的に歩み出した。そして東京に一緒に来てくれた彼女と結婚。’00年、28歳で息子が誕生。同年、劇団を退団した。■「自分で道を切り開くのではなく、結局は他人任せの他力本願の人生」だが、当時の岡部はバイトが楽しくなりその仲間と遊んでばかり。「ホンマに東京に何しに来たん?」と、母親になった妻からそう言われても、「当時は『やってるよ!』と答えてはいたけれど、でもそれは“やってなかった”と今は思いますね。“何か”が見つかってへん感覚はありました。標準語もでけへんし、芝居も下手くそでした」厳しい母の庇護の下から外れた反動で、優しい妻に甘えすぎていたのかもしれないと振り返る。「おかんも奥さんも、僕のためになんでもしてくれて。自分で道を切り開くのではなく、結局は他人任せの他力本願。僕の人生、出会った人らに助けられてるんです」元ワハハ本舗の岩谷健司さんや、俳優・演出家の村松利史さん、またCMディレクター山内ケンジさん主宰の「城山羊の会」(’04年結成)と、現在にも続く芝居の仲間たちと出会ったのもこの時期だ。「面白いとは何か?」に取りつかれるように、岡部は脚本作り・芝居に没頭していった。「それまでの芝居は楽しい・軽い=面白いだけでしたが、このときは自分を突き詰めないといけなかった。それまで自分は、ずっと苦しみから逃げていただけやったと気づきました。芝居をやっていても誰にも褒められない。でもバイト先でなら『面白い!』と言ってもらえる。楽なほうへと逃げていたんです」岡部が大切にしている、作家・町田康の言葉がある。《面白いことはただ面白さだけでそこにあるのではなく、悲しみや苦しみとともにそこにある》自らの家族との日常を脚本のネタにしたこともある。芝居へ精魂を注ぐ彼の舞台を観た妻は「むちゃくちゃ面白い!」と爆笑していたという。「自分のこともネタにされても『こんなに面白いのは世に出るべきやで!』と言ってくれた。それ以降は、ずっと『面白い』と言ってくれています」役者としての修業時代、着実に力をつけていくのと反比例するかのように、夫・父としての役割は遠く、薄くなっていった。「正月に『サイゼリヤ』にこもってネタを作っていたこともあります。それまでは途中でいろいろとやめてきた僕が、それでも芝居をやめなかったのは、苦しいけれど“面白い”からでした」幼子を抱え、美容師の仕事も休んでいた妻は和歌山の岡部の実家で暮らし、別居する時期もあった。妻は東京に戻っても、生活費を稼ぐためパートの日々。時給のよいラブホテルで勤務したことも。その間も夫は家に帰ってこない。岡部はこのころ「子供と過ごす時間はほとんどなかった」と呟く。やがて、息子が6歳になるとき、妻は一つの決断を下す。《離婚してください。子供の養育費はちゃんと払ってください》「33歳で息子を産み、当時は高齢出産といわれた時代でした。美容師の職もあるし、将来のことを考えて決めたんだと思います」妻と息子は、地元・和歌山へと帰っていった。30代半ばを迎えた岡部にも変化が訪れていた。警備員、テレホンアポインター、デリバリー業とバイトは続いていたが、芝居での新たな出会いを求め、小劇場のオーディションを受け続けるようになった。「落ちてもいいから以前と違うことをやりたい衝動にかられました」離婚したことで他力から自力へと“自立”したのかもしれない。芝居ではさらに“面白い”を追求するようになっていた。「喋るのが下手なので、飲みに行って相手に向かい『お前、おもろない!』と言いすぎて、ケンカになることもありました。30代は尖ってたんです(苦笑)」悩んでいた岡部は、城山羊の会で出会い名脇役として活躍していた女優の深浦加奈子さんの言葉に助けられることになる。あるとき、岡部は深浦さんに「自分は普通で、おもろないんです」と嘆くと「そんなことで悩んでいるの?」と一笑され、こう答えてくれたという。「『普通をちゃんとやりなさい。とがっているだけじゃ駄目だし、作ってやるもんでもない。あなたのままをちゃんとしたら面白い。普通をちゃんとできる人って、あまりいないんだから』と。作らんでいいということを言われましたね」彼女の助言によって岡部の旧来の考え方に風穴が開き、ようやく壁を乗り越えられるように──。深浦さんは’03年に結腸がんを患っており、’08年天国へと旅立った。■東日本大震災を機に元妻と会話。「ちゃんとやらなあかんねんな」その3年後、2011年3月11日、東日本大震災が発生した。彼の人生も新たな局面を迎えることになる。「気になって息子に電話したら元奥さんが電話に出たんです」岡部は離婚後、息子とは時折会ってはいたが、元妻との交流は一切途絶えていた。「だから、間違い電話をかけてしまったと思ったくらいです」受話器の向こうから元妻は「大丈夫?」とまず彼を気遣ってこう続けた。「離婚をして、養育費を払わなくなる人が多いのに、ずっと払ってくれてありがとう。感謝してる」役者だけでは食えずバイトを掛け持ちしながらも、岡部は離婚時の約束を守り、毎月、養育費を払い続けていた。元妻とは、久々の会話だった。「そんなん言うなら、ちょっと甘えて『来月から安くしてくれとか言うぞ!』と冗談言えて(笑)。それからまた、元奥さんにも会うようになったんです。だから、ふざけたような生活をしてても『誠意』は大事で、ちゃんとやらなあかんねんなって思いました」当時、月収20万円を稼げればいいほうだったという彼に失礼ながら養育費の額を聞くと……。「毎月7万~8万円払ってましたよ(苦笑)。借金もしてましたし、みんなに助けてもらいました」離婚した母子家庭で、養育費を受給している世帯は、28.1%しかない(「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」)。“面白い”を追求してバイトで稼ぎながら、岡部が守った誠意とおとこ気を、元妻はしっかり感じ取っていたのだろう。「それからは定期連絡をするし、和歌山に戻ったときに元奥さんに許されて、家にも入れるようになりました。息子は息子で戸惑ったみたいです。説明せんままで、元奥さんの家に突然行くようになってるから(笑)」6歳で父と離れた息子は、中学時代、やんちゃな時期があった。当時の息子の言動について「それ、本当におもろいんか?おもろかったら、ええんちゃうん」と諭したこともあったという。大震災の翌年、40歳を迎え事務所も移籍すると、大きな劇場の芝居にも出演するようになった。「縁がつながっていったんです。前の事務所の社長が今の事務所を紹介してくれて。また僕がこれまでやってきたことが合致したタイミングがありましたね」’04年から続けている城山羊の会が、ドラマや映画の製作陣、役者たちの間で「面白い」と評判になり、劇場に足を運ぶ人が増えた。そこから岡部に声がかかる機会が増えていった。「売れることはもう諦めてました。だから売れるより誰が見ても『あの人面白いね』と言われる人になりたいと意識していました」不思議なことに“売れる”“目立つ”ことを諦めたことで、仕事が増えていった。人との縁を大事にして、深浦さんに教わった“普通にちゃんと生きて”声がかかった作品一つ一つを地道に真摯に誠実に積み上げて、俳優一本で生活できるようになったのだ。人生って“面白い”──。ちなみに、一部ネット情報では岡部が《元妻と再婚》と書かれているが「それは違う」と断言する。「彼女は美容室を経営して、夢をかなえてるし、僕は僕の道を歩んでいます。いい関係ですが、再婚はしていないと、太字で書いてください(笑)」別々の道を歩みながらも父母として絆を結び直し、私生活では新たな“家族の再生”を果たした。一方、俳優業では『エルピス』など、アラフィフで個性派俳優としての地位を確立。“翼”を得た今、まさに『虎に翼』でヒロイン寅子の父として、お茶の間の朝の顔になったのだ。■「役者の息子とは父子というより、先輩と後輩みたいな感じなんです」「(伊藤)沙莉ちゃんも仲野太賀くんも、僕のアドリブを受けて返してくれるし、猪爪家のみんなで盛り上がっている仲のよさは、きっと画面にも出ていると思います」『虎に翼』は、嫁入りするのが当然とされた昭和初期に、結婚だけが幸せではないと自らの道を切り開くヒロイン・寅子を描いている。岡部はその寅子について、「やりたいことがあるのは幸せだよね」と思いを募らせる。実は岡部の息子は高校3年に上がる前に城山羊の会で出演する彼の舞台を観ていた。「親父って、こんな面白いことをやってるんや」と衝撃を受け、俳優を志すようになっていた。「自分が18歳で就職して、やりたいことが見つからずに辛かったので、寅子にしても、息子にしても、誰しもやりたいことがあるのは本当に幸せだと思う。苦労をしても、悩みながらキラキラしているほうが絶対いいと思うんです」元妻から事前に「俳優になりたいみたい」と聞かされていた岡部は、息子から直接相談を受けると「おもろかったら、ええんちゃう」と即答。息子の名前は岡部ひろき(23)。’20年には父子で同じ舞台に立った。「離婚後も会ってはいましたけど、一緒に長いこと住んでなかったので、父と息子というより、先輩と後輩みたいな感じなんですよね」と、岡部はうれしそうに笑った。「これまで出会った人たちへの感謝しかない。やはり人間はやりたいことをやらなあかん。後悔だけはしてもらいたくない」“夢追い人”だった20代の岡部に「あなたは絶対面白い」と、背中を押してくれた元妻の存在は、とても大きかったようだ。「もう、彼女には『ありがとう』しかありませんね。実は僕と息子は高校も一緒なんです。先生にも『岡部の息子か?』と言われたらしい。芝居をやっているのも一緒で。なんかちょっと年上の女性に恋してるらしい。年上の女性と結婚して離婚して……って、そこまで親子で一緒やったら“面白い”と思いません?」このほほ笑みは、元妻への照れ隠しなのか─―。ようやく翼を得た岡部の半生にこそ、朝ドラに匹敵する人間ドラマがあった。(取材・文:川村一代)
2024年04月14日「僕は母が、箸の持ち方をちゃんと教えてくれなかったんです、この年になって初めて(石田)ゆり子さんから『箸の持ち方はこうよ』と教えられて、やってもできなくて(苦笑)。でも、とても幸せな時間でした」4月に始まったNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、伊藤沙莉演じるヒロイン猪爪寅子の父・直言を演じるのが俳優・岡部たかし(51)。今回の朝ドラは、日本初の女性弁護士で、のちに裁判官を務めた三淵嘉子さんをモデルに寅子が法曹界に飛び込み、道なき道を切り開く物語だ。娘から大学の法科へ進みたいと相談されると、「大丈夫。父さんが全部なんとかするから!」と大見えを切るが、妻・はる(石田ゆり子)にはまったく頭が上がらない父を、ひょうひょうと演じている。朝ドラの撮影後、ラフなスタイルで現れた岡部は「ヒロインの父といえば、歴代そうそうたる人が演じているので、僕がいちばん有名じゃないんじゃないかな?」と、はにかんだ笑顔を見せた。和歌山県出身で、ふだんははんなりとした関西弁で話す。近年、岡部が特に注目された作品といえば、’22年放送の『エルピス』(フジテレビ系)だ。長澤まさみ演じるヒロインに向かって「オバハン」と暴言を吐き、パワハラぶりを見せる一方、心の奥に正義感や志を持つプロデューサー役を演じて、一躍時の人に。そして前作の朝ドラ『ブキウギ』では、ヒロインの生家の銭湯に集う「アホのおっちゃん」役。アクの強い役柄が光り、名前は知らずとも、顔を見れば「あっ!」と思う人も多いはずだ。『虎に翼』のオファーを受け、妻役が石田ゆり子と知ると、「いや~まず夫婦として似合えへんのちゃうかなって……」と、岡部自身が戸惑ったという。「お会いしたら、ぽわ~んとしててかわいらしくて、チャーミングで、みんなを和ませてくれて。僕にも気さくに声をかけてくれて猪爪家の家族は和気あいあいです」撮影初日は、昭和期のお茶の水をイメージした橋の上でのロケで寅子と2人のシーンだった。「緊張はありました。監督や皆さんに『ええやん』と言われるかどうか気になって。僕の場合、現場は初日で“これでいけるかどうか”決まる感じなんです」初日の撮影で確かな手応えをつかんだようだ。主演の伊藤沙莉とも初共演。年齢は上でも「仕事では彼女が先輩」と謙遜する。「仕事において僕はなんでも“初めて”が多いんです。でも沙莉ちゃんは、すでに経験されている。だから僕が彼女に『あのスタッフさん、怖くないん?』とアドバイスを求めています。すごく頼りにしております(笑)」なにより、彼女が現場で「あっ、お父さん!」と、自然に言ってくれるのがうれしいと笑みを浮かべる。愛する娘を応援したい。同時に“理解ある父”としてカッコつけたい。でもいちばんは妻が怖い。「人間的にも愛すべきお父さんだと思います。怖い妻の尻に敷かれる直言が“面白い”んです」この“面白さ”は、自分の母や元妻との関係とも共通しているかもと、自らの半生を振り返ってくれた。■お調子者だった学生時代から一変、就職した職場では一切喋らず暗い日々岡部は’72年6月、和歌山県で生まれた。幼稚園のころは泣き虫の母親っ子で、ケンカに負けて帰ると「(相手に)唾でも吐いてくるぐらい強くなれ!」と怒られた。「母親が強くて怖かったのは猪爪家と同じ(笑)。小学校からは明るくていちびりで、ものまねしたり、周りを笑わせるのが好きでした」いちびりとは、関西弁でふざけてはしゃぐお調子者を指す言葉だ。小学5年生の担任の先生から「ひょうきん大賞」をもらうほど、クラスの人気者になっていた。「みんなを集めて野球を始めたり、何かを一緒にするのが大好きで、友達は多かったですね」中学校入学前に、厳格な母親からずっと欲しかったファミコンを買ってもらえる許しを得たが──。「勉強せえへんかったら、ガーンと頭こづかれました。テストであかん点数とったらファミコン壊してゴミ箱に捨てられました(苦笑)」’80年代に流行った『ビー・バップ・ハイスクール』をまねたくて、制服を改造。怖い母にバレないよう友人宅で着替えて学校へ通った。高校は地元の工業高校土木科へ。『3年B組金八先生』や、トレンディドラマにハマった。「学級委員にもなりましたが、成績じゃなく、『俺、なるなる!』って感じのノリ。修学旅行でカメラ向けられたら男同士でお尻出したり、とにかくいちびってました」そんな性格が一変してしまったのが、高校卒業後、大阪の建設会社に就職し寮生活を始めてからだ。母親は安定した会社へ就職できたと喜んだのだが……。「現場監督をしていましたが、誰ともなじめないし、めちゃくちゃ怒られたり、どつかれたり……。人間関係に恵まれない職場で、まったく人と喋らず、暗かったですね。学生時代と比べると、二重人格かと思えるほど違っていました」週末に地元に戻り友人と会う時間が唯一の安らぎだったという。だが、みんなは地元で楽しくやっているのに、なぜ自分だけ──。孤独を募らせて職場で指の骨を折ったことさえ誰にも言えなかった。「一生ここで働かなあかんと思うと辛かったんです。ところが上司が腹立つおっさんに代わると、そこから自分もヤンキーみたいに『うっさいなーコラァ!!』と口ごたえするなど、僕の中の“虎”が現れてしまったんです」退職が決まると、職場の人々は、「俺のせいちゃうよな?」と責任逃れしていたという。「1年間ですが、ほんま辛かった」人生の「暗黒期」。今も、なじめない場所や、人見知りをしたときに、この苦しさがよみがえるという。彼の芝居の深みもこの経験があるからだろうか。【後編】岡部たかし『虎に翼』寅子の父語る元妻への感謝「彼女の一言が僕に翼をくれた」へ続く(取材・文:川村一代)
2024年04月14日俳優の米本学仁(よねもとたかと)が11日、芸能事務所「SPER UNIVERSAL合同会社」を設立したことを報告した。妻の米本薫(よねもとかおる)が社長及び米本学仁のマネージャーを務める。本社は東京・世田谷区。米本は、2007年27歳のときに渡米。13年にキアヌ・リーブス主演の映画『47 Ronin』でハリウッド俳優としてデビューし、その後ハリウッドで映画・ドラマ・CM等、多岐に渡り活動してきた。20年41歳のときに日本での活動も本格的に開始し、『鎌倉殿の13人』、『どうする家康』、『全裸監督』、『ガンニバル』ほか、様々な作品に出演した。
2024年04月11日アイドルグループ・AKB48を卒業した岡部麟の1st写真集『Escargot(エスカルゴ)』(集英社)が、週間0.4万部を売り上げ、4/8付「オリコン週間BOOKランキング」ジャンル別「写真集」で2位にランクインした。岡部は2014年にAKB48 チーム8のメンバーとして活動を開始。17年に50thシングル「11月のアンクレット」で表題曲選抜メンバーに初選出され、同年にはチームAキャプテンに就任。また、舞台『鋼の錬金術師』、ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』に出演するなど、ソロとしても活躍している。そんな岡部の卒業記念となる本作は、「リセットとリスタートの旅」をテーマに、「いばらき大使」を務める彼女の地元で「思い入れのある場所」として選んだJR 常磐線・日立駅前から撮影をスタート。「これまでほとんど経験がない」と語った水着姿やランジェリーシーンなど、本格的なグラビアにも初挑戦した。10年にわたるアイドル活動で見せてきた可憐な姿はもちろん、これまでのイメージを覆す魅惑的なカットも収録。岡部の魅力を多面的に感じられる1冊に仕上がっている。■岡部麟コメント今まで自分が写真集を出せる、出そう、と考えたことがなかったので、最初にお話をいただいたときには躊躇する気持ちもあったのですが、かねて憧れていて、私が大好きな写真や写真集をたくさん撮られているカメラマンの中村和孝さんが撮影を担当してくださると聞いたときに、一気にスイッチが入りました。その日から毎朝 2時間歩くことを皮切りに、やれることはすべてやって撮影に臨みました。ロケから帰ってきて“ロス”に陥ったくらい思い入れたっぷりの、最高の一冊になると思うので、絶対にたくさんの方々に手に取っていただきたいです!「オリコン週間“本”ランキング」は「2008/4/7付」よりスタート「オリコン週間”本”ランキング」ジャンル別「写真集」は「2010/5/24付」よりスタート<クレジット:オリコン調べ2024/4/8付:集計期間:2024年3月25日~31日>
2024年04月06日映画『陰陽師0』(4月19日公開)のジャパンプレミアが4日に都内で行われ、山崎賢人(※崎はたつさき)、染谷将太、奈緒、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫、佐藤嗣麻子監督が登場した。同作は、夢枕獏氏の小説『陰陽師』主役・安倍晴明(山崎)の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーの映画。原作・夢枕獏の全面協力のもと、『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子が監督を務め、呪術監修に「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えている。○■映画『陰陽師0』ジャパンプレミアに國村隼、小林薫が登場「相棒にしたいキャラクターは?」という質問に、國村は「1番頼りになりそうな晴明と言いたいところでございますけども、個人的にはもうだいぶ年齢も重ねてきますと、こういう撮影の現場にいても年上の人ってそうそういないんですよ。今、隣にいらっしゃるこの方だけなんですね」と小林を指す。さらに國村は「なのでこの方がバディだと、この年で何しても許してくれそうな、甘えられそうな。という意味で、小林さん」と役ではなく小林本人をバディに指名し、小林は照れたようにつっこむ。フォトセッションでは全員で手で“印”を結んだが、國村と奈緒が小林の印を結んであげる一幕もあり、わちゃわちゃと仲のいい様子を見せていた。
2024年04月04日チュール、ベレー帽、ハイテクスニーカーなど、お揃いアイテムを散りばめてなかよし親子コーデに! ママは可愛くなりすぎないようにベストを合わせたり、キッズはY2Kを薫らせたり……こだわりのポイントにも注目。[ MAMA ] 高橋唯子さんCOORDINATE ITEM[ アウター ] Uhr/ウーア[ トップス ] Uhr/ウーア[ ボトムス ] ZARA/ザラ[ ハット ] Uhr/ウーア[ タイツ ] Uniqlo and Mame Kurogouchi/ユニクロアンドマメクロゴウチ[ ソックス ] ELEVENPLAY/イレブンプレイ[ シューズ ] NIKE/ナイキニットベレー帽、トップスともに『ウーア』のもの。チュールトップスが甘くなりすぎないように、辛口アクセを投入。春のダークカラーネイルもグッド。左右で異なるデザインが今の気分。『ナイキ』の「ショックス TL」は、ソールに搭載されたスプリングコイルがユニーク![ GIRL ] アオイちゃん・4歳COORDINATE ITEM[ ワンピース ] monmimi /モンミミ[ トップス ] monmimi /モンミミ[ ボトムス ] Kids & Baby Pua/キッズアンドベビー プア[ ハット ] Kids & Baby Pua/キッズアンドベビー プア[ レッグウォーマー ] Kids & Baby Pua/キッズアンドベビー プア[ シューズ ] adidas/アディダスママと同じくベレー帽をオン! チュールワンピのレイヤードが今っぽくて可愛い。もこもこのアームウォーマーをレッグウォーマー代わりに。ハイテクスニーカーをチョイスして、足元もママとお揃い!
2024年04月04日俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)が新たにスタート。今回は、主要キャストの一人で小林薫が演じる穂高重親を紹介する。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。小林薫が演じる穂高重親は、高名な法学者。女子教育に熱心で明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教べんをとる。おおらかで何事にも動じないが、ひょうひょうとしておちゃめな一面も持つ。「法の世界」における寅子(伊藤沙莉)にとっての「生涯の師」。
2024年04月02日tetoからthe dadadadysにトランスフォームして新たなスタートを切ってから2年、そしてギタリスト儀間陽柄が加入し5人体制になってから1年。the dadadadysは今とてもいい状態にある。その状態のよさはバンド結成日である1月26日にリリースされた配信EP『(茜)』を聴いてもはっきりわかるだろう。紆余曲折を経て今、小池貞利(Vo/Gt)はこれまでのキャリアの中でもいちばんのびのびとバンドをやっているように見える。その自由度はきっと5月から始まるツアーでも全国に伝わっていくはずだ。「嵐坊」――スタローンの『ランボー』から取ったツアータイトル自体、最高以外の何ものでもない。そんなthe dadadadysの今を語り合うために、小池と親交の深い、盟友といっていい2組のバンド――Helsinki Lambda ClubとTENDOUJIから、橋本薫(Vo/Gt)とモリタナオヒコ(Vo/Gt)を迎えての鼎談がセットされた……のだが、当日小池がまさかの大遅刻。そのせいで急遽二部構成になった顛末を記録したのが以下のテキストである。主役が終盤まで登場しないという異様なインタビュー記事になっているが、これはこれで面白いというか、むしろthe dadadadys、そして小池という人のことがよくわかるものになったんじゃないかと思う。たぶん、知らずに読んだ人は「なんなんだこいつ」と思うだろうが、そういう人にはぜひ、ライブハウスでその正体に出会ってほしい。――一応、今日はthe dadadadys・サダ(小池)くんを囲む会なんですが、なんと本人が日にちを間違えていて、まだ到着していません(笑)。モリタなんかそんな気はしてました。――なので、サダくんが来るまでちょっとおふたりにお話を伺えればと思うんですけど。今、ヘルシンキとTENDOUJIはどんな調子ですか?モリタTENDOUJIは10周年で、企画をやったり、リリースもあったり、ツアーも始まるっていう。バタバタしている感じです。――ヘルシンキは10周年を経て――。橋本経て、でもまだ10周年を引きずりつつ、いろいろ計画してます。つい一昨日までSXSWでアメリカ行ってたんですけど、5月にはイギリスにも行ったりとか、結構今年は海外も多いかなって感じで。ワールドワイドにやっていこうと思ってます。――どちらもバンドのキャリアとしてはほぼ同じなんですよね。橋本めちゃめちゃ同期ですね。――それはthe dadadadysというかtetoも含めて?モリタtetoのほうがちょっと後ろ(後輩)だよね。橋本TENDOUJIとは本当に、最初の出会いが――。モリタサダちゃんがいないからかえって話が盛り上がると思うんですけど、俺らはバンド始めるのが超遅くて、始めて2カ月ぐらいでオーディションライブに出たんですよ。「上位3位以内に入ればデビューできる」っていう、超胡散臭いやつ。橋本この話するたび、毎回ディスるんです。モリタ薫くんには何回もしてるからね。で、そこにヘルシンキも出てて。ヘルシンキは結成して1年くらいだったんだよね?めっちゃ上手かったし、すげえよくて、「この人たちとは友達になっとかなきゃいけない」みたいな。たまたまその時、サポートドラムを入れてたんですけど、そいつが知り合いだったので繋げてくれて喋って。で、結果発表のときになったんですけど、俺はヘルシンキが1位だと思ってたんです。でも3位だったんですよ。それで2位が全然クソみたいなバンドで、1位……自分たちはありえないんですけど、うちのメンバーはもう最前列で待ち構えていて(笑)。橋本あの光景、いまだに覚えてるわ。モリタ結局クソバンドが1位だったんですけど、それで最後慰め合うじゃないけど、「TENDOUJIがいちばんよかったよ」みたいなことを薫くんが言ってくれて。それからちょこちょこライブハウスとかで会うようになって。で、その後はヘルシンキはUKプロジェクトに入って。――サダくんとはUKに入ってから出会ったんですか?橋本そうですね。UK入って2、3年してからtetoが来たのかな。――当時のサダくんとかtetoってバンドに対してはどういう印象でした?橋本どこまで遡ろうかな。最初、TENDOUJIの元マネージャーから音源を送ってもらったんですよ。それを聴いたときに衝撃を受けましたね。それこそTENDOUJIを聴いたときみたいな感覚で、「これたぶん俺好きなやつだな」とか「なんか気が合いそうだな」みたいな感覚があって、ライブもすぐに観に行って。ライブも覚えてますね。サダちゃんがまだ固まってなかった。――そうなんですね。橋本その時はギターの山崎(陸/tetoの元メンバー)とかがMCでガンガン喋ってて。モリタそうなんだ。橋本なんかすごいいびつな感じだったんですけど、それもその時は新鮮に、面白く映りましたね。激しさはその時からありましたけど。――モリタさんはどうですか?モリタ俺は一時期めちゃくちゃサダちゃんとケンカとかもしてたんですけど……最初に俺らのイベントとか出てくれた時にはもういろんな人が観に来てて、勢い半端じゃないなみたいな感じでした。これはあいつがいないから言えますけど、いちばんやりたくないバンドでした。脅威というか、「こいつらとやるの、なんか嫌だな」って思ってた。毎週のように飲んでて、いろんな話をしたんですけど、最後はだいたいケンカっていうか、「お前はクソだ」みたいなことをお互いに言い合うみたいな感じでした。いちばん意識してたかもしれないですね。たぶんあいつは口が裂けてもそうは言わないかもしれないけど、俺にとってはスペシャルなバンドではありますね。――それはなんでケンカになるんですか?モリタなんか言い合いになっちゃうんですよね。最近はそこまでではなくなりましたけど、最初は「なんで俺ら飲んでんだろう?」ってぐらいケンカしてた。なんかもうね、お互い負けたくないんですよ、とにかく。もう屁理屈の重ね合いみたいな。でも、それもちょっと的を射ているみたいなところもあって。橋本お互いちょっと本質突いちゃうんだ。モリタだからたぶん、TENDOUJIがtetoを誘って東京キネマ倶楽部でやったりしたんですけど、出番前とかあんまり喋らなかった気がする。橋本バチバチだね。モリタバチバチっていうか、絶対なんかカマそうと思ってるんだろうなって。そこまで思ってるかわかんないですけど、「こんなイベントめちゃくちゃにしたろ」ぐらい思ってたんだと思う。それはお互いにそうで、俺がtetoのイベントに出たらそうだったと思うし。あいつ、キネマ倶楽部の2階からダイブしてましたからね。マジで無茶苦茶してんじゃねえか、みたいな。でも俺の中ではそういうやつがひとりしかいなかったんですよ。自分と同じマインドっていうか。それは俺と薫くんの共通しているところとはまた違うっていうか。パンクっていうか、品がないですね。本当に品がない(笑)。――確かにこの3人って、それぞれふたりずつは通じ合うところがあるんだろうなってわかるんですけど、3人集まると合ってるのか合ってないのかよくわからないみたいなバランスですよね。モリタ薫くんとサダちゃんもすごく合うんですよ。でもそれは俺とはまた違う合い方なんだと思う。橋本俺は逆に1回もケンカとかしたことないし。モリタでもあれだよね、ギターロックみたいなのがやっぱりみんな共通して好きなんだと思うんですよね。ガレージロックとか。俺らの世代ってちょうどリバティーンズとかストロークスとかが爆流行りしてて、それは抜けない。時代が変わって、シーンもめっちゃ変わるけど、あるよね、どこかに。橋本そういう根っこの近さはあるってことなんですかね。――でも、それこそそういう2000年代のロックを吸収してアウトプットしていくというときに、3バンドとも周りの同世代のバンドたちとはまったく違う出し方をしているじゃないですか。そのへんはどう見てるんですか?モリタいやー、マジでみんなすげーなって思いますよ。「そうだな」って思うんですけど……あれですよね、同世代のシーンとかってことですよね?――そう、シーンっていうのがなんとなくあるじゃないですか。モリタありますね。――でもTENDOUJIもヘルシンキもthe dadadadysも、そこにいないと思うんですよ。橋本そうですね。モリタいないっすねえ。――そこが似てるんですよ。バンドとしてのあり方が面白いなって。橋本あと、ちょうど僕らが出てきた2013年、2014年あたりって、ちょうどインディーのシーンが入れ替わってきてるというか、シーンがない状態だった気がするんですよね。2010年前後まではandymoriとかそこら辺の世代とかシーンがあって、そこから空いて2014〜15年らへんからシティポップとかの流れが来る。その狭間だったんで、あんまり混ざり合わなかった感じはもしかしたらあるかもしれないですね。みんな何していいかわかんないっていう(笑)。――「何していいかわかんない」って中で、みなさんはどうやって自分たちのスタイルを掴んでいったんですか?橋本マジで、右も左もわかんない状態で、ただただやってたって感じ。――TENDOUJIは最初からレーベルを作ったりして、外のあれこれに左右されない形を自分たちで作っていた感じもしますけど。モリタでもそれも、とりあえず誰かが言ったことを面白がるというか、「やってみようよ」って言われたら「いいね、よくわかんないしやってみよう」みたいな感じだったんです。「このバンドいいよ」って言ったら「いいね」みたいな。それで一緒にやって友達になって、それこそ対バンするってなったら、ライバルだからバチバチみたいなのがやっぱりあったんですよ、他のバンドを見てると。でも俺らだけは全力で、もう心の底から盛り上げてたんですよ。最前列で「うわー!」みたいな。たぶんLucky Kilimanjaroでダイブしたの俺らぐらいだと思う(笑)。橋本はははははは!モリタでもそういうのの皺寄せもあって……すみませんね、話が長くなって(笑)。ノリでマネージャーみたいなやつを入れたら、そいつが金パクっていなくなったりして。そのぐらいの時期からだんだん変わっていった。そういう時期にtetoとも出会ったんですよ。その当時のサダちゃんはガチで「は?」みたいな。「なんで他のバンド褒めなきゃいけないんですか?」ぐらいの感じだったから「おお」と思って。そういうマインドって、確かに自分にはなかったから面白いなと思ったんですよね。橋本でもライブを初めて観た時のサダちゃんは、その軌道に乗り出した頃のサダちゃんとはちょっと違った気がします。なんか、もうちょっと柔らかさがあった。柔らかさというか、ちょっとナードっぽさがあったんです。でも「Pain Pain Pain」とかがバズり出したあたりで、たぶん彼の中でも――勝手に分析してるんですけど(笑)。モリタ本人いないから(笑)。橋本そこでちょっと確信を得た部分があったんじゃないかなと思います。自分のやり方を見つけた感じがありました。だからUKプロジェクトに入ってきた頃には「あ、こんなにクレバーなタイプなんだ」っていう印象を持ってました。僕は本当に頭悪いというか、空白の時に出てきたバンドだったし、CDもちょうど売れなくなってきて、でもまだサブスクとかも出てない時期で、「どうやって売れてったらいいんだ?」とか、いろんな迷いがある中でずっとやってた感じですけど、サダちゃんはなんか見えてる感じがちょっとして。そういうのはやっぱり脅威でしたね。――the dadadadysがスタートして2年、現在の5人体制になって1年ぐらいですけど、今のサダくんというのはどんな感じですか?橋本なんか、この言い方が正しいのかはわからないですけど、ひとつ憑き物が取れたっていう感じがします。モリタははははは!橋本ちょっと肩の荷が降りたんじゃないかなと思いつつ、でも新たな迷いももしかしたら出てきてるのかもしれないですけど、バンドをやるっていう意味では健全なマインドに映りますけどね。最近のサダちゃんを見てると。モリタでも、難しいですよね。バンドを解散っていうか、名前変えたりするのって俺は経験がなくて。信じられないくらいショックだと思うんですよ。だからその心境の変化って、わかるようで全然わからないというか、俺が考えてるよりもっともっとショックだし、考えただろうし。だからあんまり気安く言えないなとは思っちゃうんですよね。めちゃくちゃ天邪鬼なやつだから、俺たちに本心は言わないだろうなと思うし、たぶんインタビューでも言わないと思いますけど。――うん、言わないでしょうね。モリタでもたぶん唯一思っていることは、「もう解散したくない」じゃないですか?バンドって一瞬の輝きだと思うけど、解散するまでには単純に人とケンカしたり、罵詈雑言言われるみたいな局面もすごくあったと思うから。自分だったらメンタルが耐えられるかわからない。絶対に前にやってたバンドと比べられるし。でもすごい才能の持ち主だと思っているから、ただただ続けてほしいというか、たぶんもっとすげえものを作ろうというのは思っているんだろうなと思います。――1月に新宿LOFTのイベントでも一緒にやりましたし、去年のthe dadadadysのツアーでも対バンしてますけど、最近の彼らのライブはどうですか?モリタなんか、この前観たときに「戻ってきた」じゃないですけど、馴染んできたんじゃないかなとは思いました。他のメンバーが、サダちゃんに対して。たぶん難しいから、あいつについていくのって。橋本いい意味で、最初にサダちゃんに感じたクレバーさみたいなものを捨てたというか、そういう部分がちょっと薄れたというか。ちょっとアホっぽさを出してくれて、そこがもしかしたらサダちゃんの本質だったのか……こういう分析的な言い方しちゃうと嫌ですね。本人がいないからこういう言い方になっちゃうんですけど(笑)。サダちゃんってもしかしたらこういう人だったのかもなみたいな面が、最近のライブでは見える感じになりましたね。――今回のEPもそうだし、去年配信リリースした「光るまち」(tetoの楽曲をthe dadadadysで再録)とかもそうですけど、まさに遊び始めたっていうか、シリアスになりすぎない状態で音を鳴らしてる感じがしますよね。橋本最初、the dadadadysになってすぐのときは音を聴いてもわからなかったんですけど、ライブを観たり、音源を追ったりする中で「サダちゃんは今こういうことをやりたいんだ」とか、徐々に見えるようになってきました。――tetoからthe dadadadysへの移り替わりの時期に彼と話はしてましたか?橋本そこら辺の時期って、そんなに会ってなかったような気もするんですよね。どう、会ってた?あ、ケンカしてたか。モリタ僕はバチバチに絶縁してました。橋本わりと長い間そんな感じだったよね。モリタめっちゃ長かったです。本当にケンカして、まあ、それでも仲良かったんで……。――「それでも仲良かった」ってどういう意味?モリタ心は、っていう(笑)。だから、解散するっていうのも他のメンバーから聞いて。で、SNS見た時に「マジか」っていう。でもすごい異様な空気感だったな。別にバンドのことだから、他人がとやかく言うのは無理なんですけど、コロナ終わってからでよくない?とは思った。超異常な時期だから、絶対みんなすり減るしって。俺はずっとそう思ってたんですよ。バンドがつらい時期もあったけど、もうちょい待ってもいいんじゃない?みたいな。あと、本当に最後ツーマンしたかったです。それだけはマジでお願いしようかと思ったけど、無理だと思ってたんで。――なるほど。ちなみに今連絡が来まして、もうすぐサダくん来るそうです(笑)。モリタサダちゃんいなくてよかった。サダちゃんの前でこの話はできない。橋本後で怒られるかもね(笑)。(ついに小池到着)小池すみません、遅くなりました!――ふたりにはもうたっぷり話してもらいました(笑)。小池信頼しているおふたりを招いて、お話ができるということで。あまり外にも出ず、メンバー以外の人とも滅多に会わないので、マネージャーから企画を聞いて、とても楽しみにしていた、んですが……ちょっとメールを見ておらず。モリタひどいよ!でもいない時にたくさん喋れたんでよかったです。――サダくんにとってふたりはどういう存在なんですか?小池なんか手放しで尊敬できる感じはあります。唯一。ナオさんは年上だしね。俺の話してもいいですか?今の俺の年代ぐらいって、ちょっとメタ世代というか、物事を俯瞰して見るクセがあると思うんですよ。橋本うん、そう。小池だからナオさんくらいまでいくと、もしかしたらそういう観点もあるかもしれないけど、もっと突っ切れるタイプだと思うんです。でも俺とか薫はちょっと恥ずかしがり屋で、「これやってる俺ってどうなんだ」みたいな、常に第三者の自分がいるから、たとえば結構前だと明るいスカパンクとかメロコアが流行った時期もあったけど、そういうネアカみたいな感じにもなれないし、かといって、足元ばっかり見るシューゲイザーみたいな、ザーザーノイズ鳴らすみたいな、そこまでネクラでもないし、って言う。どっちにも振り切れないから、薫とはそう言う部分で近い距離でいられる。橋本確かにそれは腑に落ちましたね。そういう世代っちゃそういう世代かもしれない。小池で、ナオさんはどっちかというと、そういう面もありつつも強き者の方としているっていう。年齢もあるし、そこに引っ張られるところもある。人間的にはそういうところで尊敬できるし、音楽的には語ればいろいろある。――ライバル心みたいなのもある?小池ないかな。どうだろう。橋本(モリタは)ライバルだって言ってたよ。モリタまあでも、どうだろう……(笑)。橋本いざ本人が来ると(笑)。小池まあ、バンドの友達を増やしたいわけじゃないから。群れたいわけじゃないし、嫌なんですよ、俺、なんか身内で手繋いで楽しむみたいな。地元の時はそういうのもあったけど、そういうのが嫌だし、ちゃんと好きな人としか喋りたくない。だからそういう意味ではライバルではないけど、振り切って仲良くなりたいっていうか……居心地がいいっていう表現がいちばんいいのかな。俺は友達だとは思ってますけど、一緒に腕組んで踊るみたいな友達ではないっていう。橋本そこの感覚は近いかもしれないですね。――そんな感じでヘルシンキもTENDOUJIも10年やってきて。サダくんもtetoから数えたら再来年くらいで10年ですよね。小池でも1回終わってますからね。モリタ今2年生くらいでしょ?小池まだまだまだひよっこです。楽しくやってますけどね。いろんなバンドがどうしても視界に入るじゃないですか。なんか、視界に入るバンドにもっとドキドキしたいなって。やっぱり刺激がほしいんですよね。――10年やってきた中でヘルシンキやTENDOUJIは変わったと思いますか?小池変わりました?年齢くらいじゃないですか。年齢で得られるものが変わるくらい。――サダくん自身の変化はどうですか?バンドも変わり、曲も変わったと思いますけど。小池うん、経年変化。最高だなあと思ってます。「今がやっぱり最高だなあ、もっとこれが早くできてたらな」って思うけど、それはもう歳とか経験もあるからしょうがないんだろうなって。橋本うん。30を超えてから――。小池自意識が下がるとか。橋本自意識は明らかに下がってるし、やっぱり視野が広がる。いろんなもののバックグラウンドとかに今までより深く思いを馳せることが増えたんで。だから最終的に外側の部分が柔らかくなっていってるなあと自分では思いますね。小池俺は逆にどんどん強くなっていく。許せるものが増えるかなと思ってたんですけど。――そうはならない?小池許そうとは思ってますけど、自分も含めて。橋本許すものが増えるというか、関心持つものはちょっと減ったかもしれない。――ああ、定まってきますよね。自分が好きなものとか心が震えるものっていうのが。橋本逆に音楽以外の部分で、わりと広がりがいろいろ出てきたなって感じはしますね。10代とか20代の頃は「俺は音楽しかない」ぐらいの気持ちでいたんですけど、今は、音楽はやるんですけど、日常のいろんなものがより多面的に結びつくような感覚が出てきました。――どっちもありますよね。広がっていろいろなものと結びついていく面と、どんどん頑固になっていくという面と。小池やだ、頑固親父じゃん。気をつけよう。モリタ俺、歳とって怖がられたら絶対ダメだと思ってる。かわいいオヤジになっていきたい。――モリタくんはかわいいオヤジになっていきそうな感じもしますよ。モリタそうなれたらよいですけど、孤独じゃないと信じてます。たまには外に出てね、ちゃんと。――孤独を感じることはあります?小池わかんないですけど、「俺はわかってるのに、なんでお前は俺をわからないんだ」っていうときはあります。モリタめちゃくちゃじゃないですか。めちゃくちゃ亭主関白じゃん。小池あなたは今こう思ってるって言語化して言えるよ?って。モリタうわ、言いそう!小池たとえば薫とご飯行ってる時とか、今の薫の口からこういう言葉を聞けるということは、今の薫のモードはたぶんこういう感じで、このモードってなったら結局ルートは決まってるから、今ここら辺にいるんだろうな、とか。「こういうことだよね、そうでしょ?」って言いたくなっちゃう。「わかるよ」って。橋本いつもめっちゃわかってくれるんですよ。小池まあ歳が近いのもあると思います、薫に対しては。モリタいや、俺に対しても同じじゃん。常に先回りしてる感じ。「わかる、わかる」って。でも確かにわかってんじゃないのかなと思う。小池でもそれはなんか、表現としての、音楽とかアティチュードとしての共感なんです。私生活はまた別。基本的に音楽の話しかしないので。音楽とかバンドの話しかしない。それしか興味がないもん、だって。別にナオさんが友達とこの間サッカーしたよって話を聞いても――。モリタそこは全然先回りしないですよ。だからバンドやめたらたぶん会わないよね。わかんないけど。何話したらいいかわからない。――仮にこの3人が同じクラスにいたとして、友達にならないですかね?モリタいや、なるんじゃないかな。小池ナオさんとか、同じクラスの方がよかった感ない?モリタでも薫くんは大変そうかも。昼飯一緒に食ってくれなさそう。橋本ああ、俺も心許すと振り回しちゃう部分あるかもしれない。だいぶなくなったと思うけどね。――一緒にバンド組んだりしてましたかね?モリタ間違いなく組んでたと思う。小池じゃあバンド組みましょうよ。橋本絶対ケンカするでしょ。――一緒にバンドを組むのもいいけど、また対バンやってほしいですね。この3組だけでスリーマンやったことはないんですよね。モリタスリーマンはない。しましょうよ。小池じゃあ、します。決めました。――どこでやりましょうかね。小池どこでもいいんですよ。ドブの田んぼとかでもいいんですよ。モリタドブの田んぼ……?まあ、本来はそういうのでいいんだよね、確かにな。――返しが適当になってませんか(笑)。モリタあ、バレました?小池高校の部室とかでもいいんですよ。観てくれる人がいたらラッキー。モリタそうだよな。わかる!橋本もう諦めた(笑)。小池でもスリーマンは観ていただきたい。――なんか不思議な鼎談になりましたけど。サダくんが来る前と来てからでまったく空気が違う。小池いいんです。スリーマンをやると決まっただけで。モリタスリーマンやって、ちゃんと打ち上げやって――。――ケンカして帰る、と。わかりました(笑)。小池ありがとうございました!Text:小川智宏Photo:小杉歩ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントサイン入り色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<ツアー情報>the dadadadys TOUR 2024 嵐坊5月10日(金) 千葉・千葉LOOK※単独公演5月19日(日) 東京・吉祥寺WARPゲスト:トリプルファイヤー5月25日(土) 神奈川・横須賀かぼちゃ屋ゲスト:でぶコーネリアスEX6月9日(日) 栃木・宇都宮HELLO DOLLYゲスト:アダム / トップシークレットマン(O.A)6月20日(木) 愛知・名古屋HUCK FINN※対バンあり6月21日(金) 大阪・246 LIVEHOUSE GABU※対バンあり7月7日(日) 東京・キネマ倶楽部※単独公演チケット料金:4,000円※学割あり※入場時ドリンク代が必要()関連リンクthe dadadadys 公式サイト: Lamada Club 公式サイト: 公式サイト:
2024年04月02日俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)が新たにスタート。今回は、主要キャストの一人で岡部たかしが演じる猪爪直言を紹介する。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。岡部たかしが演じる猪爪直言は、寅子(伊藤沙莉)の父。銀行に勤め、3人の子どもの父として猪爪家を支える。大抵のことは笑って許してくれる優しい父だが、妻のはるには頭が上がらない。法律を学びたい寅子の夢を応援する
2024年04月01日山下智久主演ドラマ「ブルーモーメント」に岡部大(ハナコ)、仁村紗和、平岩紙、音尾琢真、真矢ミキの出演が決定した。本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。出口夏希がヒロインを演じるほか、水上恒司、夏帆の出演が決定している中、今回新たに5人の出演が決定した。朝ドラ「エール」や大河ドラマ「どうする家康」などに出演した岡部さんが演じるのは、国土地理院官僚であり、SDMの情報班・山形広暉。超がつくほどの地理オタクで、晴原柑九朗(山下さん)らを全面バックアップするドラマオリジナルキャラクター。岡部さんは「“いつかフジテレビのドラマにも出させていただきたいな”と思っていたので、ようやく呼んでいただけてうれしかったです!」と出演を喜ぶ。岡部大/山形広暉役「あなたのブツが、ここに」「わたしのお嫁くん」の仁村さんが演じるのは、家族を災害で亡くした経験から、SDMへの参加を志願した、SDM対策本部車ドライバー兼料理人の丸山ひかる。「ひかるは、サバサバとしたはっきりした性格で演じていて気持ちがいいです。SDMチームに合流するほどスゴ腕のドライバーであり、このチームの胃袋を支える存在です。拠点を守り、作る者として、チームにいたらホッと安心するようなそんなキャラクターを演じていけたらと思っております」と意気込む。また「この地球で生きている以上向き合わなければならない現実もドラマにでてきて心が痛む場面もあるかもしれません。どうか無理せず見ていただきたいですが、私たちの当たり前という奇跡を守るために向き合っている人間がいます。誰かの光や支えになりますように」とメッセージを寄せた。仁村紗和/丸山ひかる役また、ドラマオリジナルキャラクターで、晴原にとって頭が上がらない上司、気象庁気象研究所・予報研究部長の上野香澄を平岩さん。園部優吾(水上さん)の上司でもあり、過去に彼を救助したこともある、東京消防庁・消防救助機動部隊長で、SDMの消防班統括責任者・佐竹尚人を音尾さんが演じる。平岩紙/上野香澄役2人は視聴者へ「魅力的な若い方々、素晴らしい先輩方が出演されます。皆さんからすてきなトスを頂き、足を引っ張らないように頑張りたいです」(平岩さん)、「登場人物たちのように事前に防ごうとしたり、少しでも被害が少なくなるよう尽力したり、また災害時に一人でも多くの人命を救うために力を尽くしている方々の思いを背負って演じさせていただきますので、最終回までご覧になっていただけるとうれしいです」(音尾さん)とメッセージを送っている。音尾琢真/佐竹尚人役そして、SDMの前に立ちはだかる“強敵”総務大臣の立花藍を真矢さんが演じる。SDM推進派の防災特命担当大臣と対立しているが、SDMに対して彼らに希望も感じている一面も。SDMに固執するのには、晴原の亡き婚約者の存在が関係しているらしい。真矢ミキ/立花藍役山下さんについて真矢さんは「『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』という作品で山下さんの母親で共演させていただきました。去年は同じ場面はなかったものの、海外制作ドラマもご一緒でご縁を感じています」と話し、「彼の成長は私が言うまでもなく、あの思春期のバスケをやっていた繊細な息子は、いまや懐かしく感じられるほど逞(たくま)しく大きく、私自身も鼓舞されております。今回、時を経て何を感じられるのか楽しみです」と共演に期待している。「ブルーモーメント」は4月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年03月07日注目の若手ガールを紹介するananのイットガール。ここでは、シンガーソングライターの由薫さんに注目!昨年のヒット曲「星月夜」で注目を集めた由薫さん。彼女を音楽の世界に導いた原体験の一つが、高校の文化祭でのできごと。「全校生徒の前で弾き語りをしたんです。緊張で手が震え、ギターがうまく弾けずに悔しい思いをしたけれど、感動で涙してくれた子がいて。その姿を見て以来、音楽への思いが強くなりました。今も一番やりがいを感じるのは、ライブでお客さんの笑顔や涙を見た時。音楽を通して人と繋がれることが幸せなんです」発売の1stアルバム『Brighter』には、メジャーデビューから現在まで発表した全曲を収録。「悩んであがいて、めちゃくちゃ自分と向き合って制作しました。成長途中の、未完成な人間ならではの力を感じてもらえたら嬉しいです」すっぱいものが、私の元気の源。これは昨日食べた酸辣湯麺。バッグにはすっぱいグミを常備しています。“桃太郎電鉄”は地理の勉強にもツアーで地方に行く機会が多いので。名産品も覚えられて楽しい!フィルムカメラにハマっています。スマホより人の素を撮れる気がして。ハーフカメラは見た目もお気に入り。※『anan』2024年1月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2024年01月23日シンガーソングライターの由薫が、ニューアルバム『Brighter』を引っ提げた全国ツアーを開催することを発表した。由薫にとって3回目となる本ツアーは、全国6都市6公演とLAでの弾き語り公演を含む全7公演が行われる。また、由薫はアルバム発売日である1月17日(水) の19時より、YouTube Liveも開催。アルバムの制作秘話などを語る予定となっている。由薫 1st ALBUM『Brighter』リリース記念 LISTENING PARTY<ツアー情報>『由薫 Tour 2024「Brighter」』『由薫 Tour 2024「Brighter」』ビジュアル3月16日(土) LA・THE LOVE SONG BAR開場 19:30 / 開演 20:306月8日(土) 宮城・LIVE HOUSE enn 3rd開場 16:30 / 開演 17:006月15日(土) 広島・広島ALMIGHTY開場 16:30 / 開演 17:006月16日(日) 福岡・ROOMS開場 16:30 / 開演 17:006月22日(土) 東京・WWW X開場 17:00 / 開演 18:006月29日(土) 愛知・ell.FITS ALL開場 17:15 / 開演 18:006月30日(日) 大阪・梅田Shangri-La開場 16:15 / 開演 17:00【チケット料金】スタンディング:4,400円(税込・ドリンク代別)枚数制限:一人各公演4枚まで※未就学児童入場不可※電子チケット、紙チケットの取り扱いになります。<リリース情報>1st Album『Brighter』1月17日(水) リリース●初回限定盤【CD+Blu-ray】5,500円(税込)●通常盤【CD Only】2,750円(税込)『Brighter』初回限定盤ジャケット『Brighter』通常盤ジャケット【CD収録】01. Crystals(ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『たとえあなたを忘れても』主題歌)02. lullaby(映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』主題歌)03. No stars04. 星月夜(テレビ朝日系ドラマ『星降る夜に』主題歌)05. gold(Amazon Prime Video CMソング)06. Hangry07. Blueberry Pie08. sugar(アニメ『うちの会社の小さい先輩の話』ED)09. Rouge(アニメ『メタリックルージュ』オープニングテーマ)10. E Y E S11. Blue Moment12. brighter■Bonus TracksCrystals -English ver.-ヒヤシンス -Acoustic ver.-【Blu-ray収録】YU-KA 1st ONEMAN LIVE『Alone Together』at Spotify O-west【先着購入者特典】・Amazon.co.jp:各商品のジャケット絵柄によるメガジャケ(24cm×24㎝)※うち3枚のみ直筆サイン入り・楽天ブックス:A4サイズクリアファイル・タワーレコードオンライン:サイン入りTシャツ(3名様)が当たるシリアルナンバー・HMV&BOOKS ONLINE:サイン入りトートバッグ(3名様)が当たるシリアルナンバー・TSUTAYA ONLINE:サイン入りポスター(3名様)が当たる応募はがき・UNIVERSAL MUSIC STORE:ポストカード(TVアニメ『メタリックルージュ』絵柄)・応援店特典:ポストカード(店名はHPにて)※特典は数に限りがございます。あらかじめ特典の有無をご確認の上、お早目のご予約をお勧めいたします。予約リンク:関連リンク由薫 オフィシャルサイト:::::
2024年01月15日早川レイは、同僚の岡部ユリから実は課長と付き合っていると打ち明けられる。クールな上司とユリの関係に驚くが、周りには内緒にしてほしいと言われたため、静かに二人を見守るレイ。しかしある朝、ユリが元気なさそうに出社してくる。事情を聞くと、どうやら課長と喧嘩したとのこと。この2人の痴話喧嘩がきっかけで、なんと大きなトラブルに発展することに!?...社内恋愛をするのは自由ですが、痴話喧嘩に無関係な人を巻き込むことはやめてほしいですね。皆さんも周りに迷惑をかけない範囲で、恋愛を楽しみましょう!原作:mamagirlWEB編集部作画:いおりそ
2023年12月08日幼稚園バスの停留所に集まったママたちが、毎日何時間も立ち話をし、飲食したものをその場に捨て、さらには他人の敷地まで出入りしていて…。そんな迷惑行為を被ってしまったママの物語。幼稚園側にバス停留所使用の許諾を取り消しを申し入れた美月さん夫婦。結果的に幼稚園もそれを受け入れることに…。しかし肝心のママさんたちが自分たちの行為に問題があると認めません。最終的に最もママさんたちのグループの中で中心だった薫さんにすべての罪をかぶせようとしてしまいます。ママたちがいつも一番恐れるのは「子どもに影響を及ぼすのではないか?」という気持ち。ママ友同士のトラブルで我慢してしまうのもその想いが強いからかもしれません。でも子どものためにも胸を張れる親になりたいものです。■前回のあらすじ幼稚園から夫婦で呼び出されたママたちは、「通報する」という言葉を聞いた夫たちに責められ、中心的孫座だった薫のせいにし始める。しかし有希は「いけないこととわかって止めなかった私も同罪」と言い放ち…。有希さんは夫にこれまでのすべてのことを話し、そしてひとりで謝罪に来ることを決意したようです。後日、ほかのバスママさんもそれぞれご主人と一緒に来てくださり、私たちは謝罪を受けました。 今回起こったバス停トラブルは近所でも知れ渡っており、結局バス停を許可してもらうことはできなかったようです。その結果、集まっていたママさんたちとの関係が切れたことで、有希さんはホッとしたようでした。問題行為を起こしたママさんたちにも、その内面にはいろいろ抱えているのかもしれません。その気持ちを発散したいと思うのは、当たり前です。でもだからといって他人を巻き込み、さらに相手に迷惑をかけてまで、自分の我を通すのはあきらかにおかしいと思います。有希さんは「他のママたちから嫌われることが怖い」、「子どもが仲間はずれされることが心配」という想いから、ママ友さんたちを注意することができず、従ってしまったと反省しているようでした。でも私自身が「子どものために」と一時見て見ぬふりをしようとした行為も、もしかしたら同罪だったのかもしれません。親の行為が子どもに悪影響を及ぼさないとは限りません。私自身の行為も、たまに振り返って確認したいと思います。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 和泉スゥ こちらもおすすめ!旦那の転勤に伴い、新生活をスタートさせた主人公。慣れない環境でストレスが溜まったのか、夫の態度も冷たくなり、孤独感でいっぱいになっていきます。しかしママ友と会うことで喜びを感じていたある日、だんだんと家の物がなくなっていくことに気が付いたのです。 「その人って本当にママ友ですか?」1話目はこちら>>
2023年11月29日幼稚園のバス停で起こってしまったトラブル。毎日顔をあわせ、バスを待つ間一緒に過ごすママ友は、ある意味子どもを育てる同士でもあり、場合によって面倒な相手となることも…。行き過ぎてしまった行為を大人は反省できるのでしょうか?バスの停留所前を「遊び場として許可もらっている」と公言し、堂々と迷惑行為を繰り広げていたママたち。美月さんは幼稚園にバス停留所の許可を撤回し、幼稚園側もそれを認めますが、問題のママたちは過失は美月さんたち側にあると主張して…。ママたちの行為について、パートナーは何と思うのでしょうか? 場合によっては迷惑行為をするママたちの行動背景には、パートナーとの問題が隠れているかもしれません。■前回のあらすじ有希は庭を荒らしたのがママたちであること、子どもたちの面倒を見るよう言われていたことを美月に打ち明ける。さらに幼稚園では、該当のママたちが夫婦で動画を観たのだが、自分たちに非はないと主張し始める。それを聞いていた園長先生が「もし親が通報されたら、お子さんになんて言うんですか?」と詰め寄り…。園長先生の言葉と夫たちからの指摘。それでもなおママたちは反省するのではなく、「誰が一番悪いのか?」という視点でしか物事を考えておらず…。有希さんの話を聞いて思ったのは、ママたちが非常識な行動を取った裏には各家庭内での問題も隠れているような気がしました。だからといって友人でもない私には、彼女たちが何を抱えていて、どうしてこんな迷惑行為を悪いと思うことができないのかは、まったくわかりませんが…。次回に続く(全11話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 和泉スゥ
2023年11月28日ドラマ『エルピス』で軽薄なようで内に熱いものを秘めたテレビプロデューサーを演じ、注目された岡部たかしさん。今さまざまなドラマでお見かけする“あの人”の正体とは?自分の普通の生活も、突き詰めて演じれば、人には面白く見えるんだなと。――もともと俳優を目指されたのは、どういう理由からですか?僕はバブル最後の頃に高校生だったんで、卒業後はわりといい会社に就職できたんですよ。でも、つまらなくて1年くらいで辞めちゃったんです。当時は会社に入ったら一生勤めるのが当たり前みたいな時代だから母親は大激怒。そこからバイトはしてたけど、23~24歳くらいになると周りと話が合わなくなって、田舎にいたくなくなるんですよ。そんなときに、芸能人になったらオモロいかなって…ただの現実逃避ですけどね。――でも芸能人になろうと思って、なれるものでもないですよね。だからまず劇団に入ろうと思うわけですよ。松田優作は文学座出身やったな、とか思って。でもそういう有名な劇団の研究所は授業料も高い。そんななか、非常に安かったのが柄本明さんの東京乾電池でした。でも当時は柄本さんのこともようわかってなかったです。ジャッキー・チェンは好きだったけど、映画をたくさん観てたわけでもないし、小津安二郎も黒澤明も観たのは東京に出てきてから。それも、観たら柄本さんと喋れるようになるのかなっていうくらいの理由でしたから。――東京乾電池というと、チェーホフなどの翻訳劇や、別役実の不条理劇などをやりますが、当時はそれも面白かったですか?僕は3年くらいしかいなかったんですけどね。別役さんも初めて知ったし、劇団内の作家が書いたホンもやってましたけど、あんまり意味はわかってなかったです。――でもお芝居は面白かった?城山羊の会(※山内ケンジさんが主宰、作・演出)の最初の頃と同じですけど、言葉も難しいし、苦しみしかなかったです。ただ、その頃所属していた事務所がホテルなどでミステリーイベントを製作していて、そこでお芝居するのは楽しかったんですよね。結構自由にやらせてもらえて。でも、“演劇”ってなると苦しみの方が大きくてどう楽しんでいいかって感じで。――でも辞めなかったわけで…。少しずつわかってきてはいたんでしょうね。でも、30代半ばぐらいになって、山内さんとやってきたこととかそれまでやってきたいろんなことと、自分の中の面白いと思えることとが、ようやく一致してきたというか。それまでもふざけてはいたんですけどね。――先ほどの話でいうと、フィットしない服をどうしたら面白がって着られるかをずっと模索し続けてきたのかなと思いました。本当に、面白くなかったらあかんっていうのはつねに思っていますね。何をするにも。――その頃には、演劇も面白くなってきたわけですか?城山羊の会で共演している岩谷(いわや)(健司)さんから、「あの瞬間から岡部がすべてわかった感じがした」と言われる舞台はあります。自覚はないんで「そうなんや」くらいですが。でも僕は感覚でやるタイプで、結局今でもノリなんですけど、岩谷さんは面白さを論理立ててやれる人なんですよね。――そんな岡部さんが、ご自身ですすんで出たいと思うような作品とか役はありますか?これはあまり言いたくない、というか恥ずかしいですけど、やっぱり城山羊の会にずっと出続けたいというのはあります。山内さんは、おもんなくなったら絶対呼んでくれへんやろなって思うんで。それは本人にもよう言わないですけど、山内さんが舞台をやるって聞いたら、声をかけられる前から勝手にスケジュールを空けて待ってます。でも少し前に、山内さんが長塚(圭史)さんと僕とで鼎談したときに「岡部さんとずっと一緒にやっているのは、やっぱり面白いからですよね」って長塚さんに聞かれて、「まあ、ずっといるからね」って答えたんですよ。少なくとも“いる”才能があってよかったと思ってます(笑)。でもそれ、なんかいい言葉やなと思ったんです。面白いですよね。――じつは昨年、出演者が自分の身に起きたことを演劇にして演じる『ワレワレのモロモロ』という舞台で、息子さんである俳優の岡部ひろきさんの回を拝見しまして。観ましたよ。――あれ(両親が離婚。久しぶりに会った父親の舞台を観て俳優を目指すお話)はどうご覧になりました?岩谷さんと村松(利史/としふみ)さんと午後の男優室というユニットで舞台をやっていたときも、自虐ものばかり作ってたんです。「自分のことじゃないと面白くない」というのは村松さんによく言われていて、それを書くのもどっか好きだったんですよね。自分の普通のあまり面白くない生活も、突き詰めて書いて自分で演じると、人には面白く見えるんだな、と。――そこは知らせないでよ、とかは思われなかったんですね。そうですね。本当のことですし、面白かったんでいいかなと(笑)。城山羊の会『萎れた花の弁明』は、12月8日(金)~17日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。作・演出は、映画監督として『At the terraceテラスにて』なども発表している山内ケンジさん。本作では山内作品の常連である岩谷健司さん、岡部たかしさんのほか、岡部さんの息子である岡部ひろきさんも出演。おかべ・たかし1972年6月22日生まれ、和歌山県出身。劇団東京乾電池を経て、城山羊の会のほか、岩谷健司と共に、自身が演出も担当する演劇ユニット・切実を結成し活動。映像作品では、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のほか、『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)などに出演。ジャケット¥81,400(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,200(ユハinfo@juha.tokyo.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・浜田あゆみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月25日近頃、頻繁にドラマでお見かけするようになった岡部たかしさん。でもご本人ときたら「気づかれても、たぶん名前は出てこないと思う」と自嘲する。でも間違いなくその存在が気になっている人、増えてます。役とノリが合わないときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。――連続テレビ小説『ブギウギ』をはじめ、近年ドラマでの存在感が光っています。ご自身ではその活躍をどう感じていますか?舞台でも映像でも、お仕事をいただけるのは光栄なことだと思っています。でもそんなに変化はないんです。店で隣り合わせて気づかれても、たぶん名前は出てこないし、呼ばれたと思ったら検索したスマホ画面が見えてたり(笑)。――仕事を引き受ける、引き受けない、の線引きはありますか?いや全然ないですね。こういう役をやりたいとか、やりたくないとか全くないんですよ。――そうなんですね。少しトボけた風味の笑える作品に出られている印象が強いので…。それは城山羊の会によく出ているからじゃないですか。――それはあるかもしれません。山内ケンジさんが主宰、作・演出する城山羊の会は、隠しきれない人間の本能や本性があぶり出される瞬間を笑いに包んで描く作風で人気の演劇ユニットです。城山羊の会には長いこと出してもらってるんで、山内さん、もう書くことなくなるんちゃうかって不安になったりすることはありますけど。どんな作品でも、声をかけてもらえるのは、嬉しいです。――山内作品を初めて観たとき、あまりにシュールで笑っていいのか迷ったんですが、岡部さんは当初から面白いと確信してました?面白いとは思っていましたけど、最初の頃は全然芝居ができないし、和歌山出身で標準語も慣れてなくて、苦労した覚えがあります。山内さんが求めるのは…今も一貫しているんですが、声のトーンと大きさ。とにかく役を作らないでくれ、と。でもやっぱり初めの頃は作っちゃう。それで「やりすぎ。そんなでっかい声でやるんだったら聞こえない方がマシ」って言われてました(笑)。当時、山内さんの舞台には亡くなった深浦加奈子さんが毎回出ていらして、深浦さんに相談したりしてたんですけど、「世界一面白い人と芝居やってるんだから、それを自覚しなさい」と言われたのは覚えています。――今やレギュラーメンバーです。稽古初日の台本の読み合わせから、やっぱり笑えるんですよ。山内さんは結構当て書きされる人で、その人が言うだけで面白かったりするんで、すごいんですよ。僕が面白くなってるかはわからないんですけど、その人にフィットしているセリフやから、無理にいじったり作ったり無理矢理着こなさない方がいいんかなって思います。――でもつい、面白く見せたいって気持ちになってしまいそうです。僕はむちゃくちゃなるんです。でも一回、本番でめちゃくちゃウケて終わった後に、「狙ってやってるのがムカつく」と言われました。バレないようにやってたつもりだったのに。だから最近はバレないように(笑)。そこはちょっとうまくなってきている気がします。――次回作『萎れた花の弁明』は、どんな作品になるんでしょうか。まだわからないんですが、前作がわりと王道だったので、次はめちゃくちゃなことをしたいと言ってましたから、楽しみにしています。ただ、過去には途中でお客さんが帰るくらい激しいものもありましたからね。まあ、山内さんはそれすらも喜んでましたけど(笑)。――出ている側としては?まあ面白いですよね(笑)。山内さんが喜んでるんやったらええか、みたいな感じです。――ちなみに岡部さんご自身は、どんなものを面白がるんですか?この間の『キングオブコント2023』のサルゴリラさんとか、ニッポンの社長さんとか好きでしたよ。ただ、単にネタだけじゃなく、やっぱり演技のうまさがきいてて、やってるその人自身が滲み出るような方が好きなんかなと思います。山内さんの言葉じゃないですけど、やっぱりその人に似合ってないことをやってると笑えなかったりするんですよ。――でも、自分にフィットする役がくるとは限りませんよね。役をもらって困ることがあるんですよ。自分と役のノリが全く合わなくて。いくら面白くしようとしても全然楽しくならない。でもそういうときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。じつはそういうことを考えたのはわりと最近なんですけど。たとえば、銀行員っていうとちゃんとせなあかんイメージありますけど、姿勢が崩れた人もいるわけじゃないですか。必ずしも感情から入らなくても、体から役のノリを作っていくのもありかなって。――なにかそこに気づいたタイミングがあるんでしょうか。いろいろなタイミングがあるんですけど、近いところだとドラマ『リバーサルオーケストラ』ですね。主人公を追いかけた後に、すごく長いセリフを喋るんですけど、どうも面白くない。それで追いかけるシーンで、必死になって本気で走ったんです。そしたらすごく滑稽な体になって、それがノリになって、セリフも喋れたってことがあって。体が変わったら感情が追いつくんやって、この歳になって発見するっていう(笑)。城山羊の会『萎れた花の弁明』は、12月8日(金)~17日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。作・演出は、映画監督として『At the terraceテラスにて』なども発表している山内ケンジさん。本作では山内作品の常連である岩谷健司さん、岡部たかしさんのほか、岡部さんの息子である岡部ひろきさんも出演。おかべ・たかし1972年6月22日生まれ、和歌山県出身。劇団東京乾電池を経て、城山羊の会のほか、岩谷健司と共に、自身が演出も担当する演劇ユニット・切実を結成し活動。映像作品では、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のほか、『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)などに出演。ジャケット¥81,400(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,200(ユハinfo@juha.tokyo.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・浜田あゆみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月25日シンガーソングライターの由薫が、1stアルバム『brighter』を2024年1月17日(水) にリリースすることが決定した。本作には、代表曲「星月夜」や新曲「Crystals」など全13曲を収録。メジャーデビュ以降、TORU(ONE OK ROCK)やMONKEY MAJIKからの提供楽曲、単独渡航したスウェーデンで現地アーティストと共に制作した楽曲、由薫自身が詞曲共に書き上げた楽曲など、デビュー以降の由薫の変化を感じられるような作品となっている。リリース形態は初回限定盤と通常盤の2種類。初回限定盤付属のBlu-rayには、初のワンマンツアー『YU-KA 1st ONEMAN LIVE “Alone Together”』より2023年6月3日に東京・Spotify O-WESTで開催されたライブの模様が収録される。本日10月27日(金) からスタートする『由薫 2nd TOUR “Blue”』の会場で1stアルバムを予約すると、先着で当日の日付&直筆サイン入りフォトがプレゼントされる。<リリース情報>由薫 1stアルバム『brighter』2024年1月17日(水) リリース●初回限定盤(CD+Blu-ray):5,500円(税込)●通常盤(CDのみ):2,750円(税込)【CD収録予定曲】・lullaby(映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』主題歌)・No Stars・gold(Amazon Prime Video CMソング)・星月夜(テレビ朝日系ドラマ『星降る夜に』主題歌)・Blueberry Pie・sugar・Crystals(ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『たとえあなたを忘れても』主題歌)・Blue Moment※上記の他、ボーナストラック含む全13曲収録予定【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみYU-KA 1st ONEMAN LIVE “Alone Together” at Spotify O-west【先着購入者特典】・Amazon.co.jp:各商品のジャケット絵柄によるメガジャケ(24cm×24㎝)※うち3枚のみ直筆サイン入り・楽天ブックス:A4サイズクリアファイル・タワーレコードオンライン:サイン入りTシャツ(3名様)が当たるシリアルナンバー・HMV&BOOKS ONLINE:サイン入りトートバッグ(3名様)が当たるシリアルナンバー・TSUTAYA ONLINE:サイン入りポスター(3名様)が当たる応募はがき・応援店特典:ポストカード(店名は後日HPにて発表いたします)【初回限定盤および通常盤のセットカート】抽選で、由薫がチョイスしたサンクスカードにメッセージを入れてプレゼント。また抽選に外れてしまった人を対象に由薫ロゴ入りカンバッチをプレゼント。■対象店舗・UNIVERSAL MUSIC STORE・A!SMART受付期間:11月15日(水) 10:00~12月15日(金) 23:59まで【ツアー会場予約特典】『由薫 2nd TOUR “Blue”』の会場にて、1st ALBUM『brighter』を予約した人に先着で当日の日付&直筆サイン入りフォトをその場でプレゼント<配信情報>由薫「Crystals」10月30日(月) 配信リリース由薫「Crystals」ジャケット配信リンク:<ツアー情報>由薫『2nd TOUR “Blue”』10月27日(金) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:0010月28日(土) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場17:00 / 開演18:0011月10日(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00【チケット料金】3,500円(税込・ドリンク代別)チケット情報:()詳細はこちら:関連リンク由薫 オフィシャルサイト:::::
2023年10月27日小池栄子が主演を務める「コタツがない家」の第2話が、10月25日(水)の22時から日テレ系列で放送される。「コタツがない家」は、大黒柱の女性とその家族が繰り広げる笑って泣けるホームコメディ。凄腕のウエディングプランナーで社長の万里江を小池栄子、漫画家で万里江の夫の悠作を吉岡秀隆、息子の順基を「HiHi Jets」の作間龍斗、父親の達男を小林薫、悠作の編集担当・土門を北村一輝が演じている。主題歌は石川さゆりの「ダメ男数え唄」で、歌詞は脚本を担当している金子茂樹が執筆。ドラマの内容を端的に表す歌詞に、思わずクスッとさせられる。第2話あらすじ深堀家に達男(小林薫)が来てから5日。娘の万里江(小池栄子)は、機嫌よく家事を手伝う達男に安堵しつつも、以前は泊まることを嫌がり、ホテルを取っていた父がなぜ家に居続けているのか、疑念を抱く。そんな中、息子の順基(作間龍斗)が、大学の推薦を断ると言い始める。浪人して上の大学を目指すというが、結局何をしたいのか?は伝わってこず、万里江はやきもき。一方、達男はあまりに自堕落な生活を送っている悠作(吉岡秀隆)に呆れ、万里江を「いつまで甘やかすつもりだ?」と非難する。さらに夕食の席で、ふたりの結婚には反対だったと言い出し、深堀家の食卓は再び修羅場に。そして達男の抱えている事情が、ついに本人から明かされて――。「コタツがない家」は毎週水曜日22時~日テレ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月25日由薫が、新曲「Crystals」を10月30日(月) に配信リリースすることが決定した。「Crystals」は、10月22日(日) より放送されるドラマ『たとえあなたを忘れても』の主題歌。由薫がドラマに寄り添い詞曲ともに手がけた楽曲で、ドラマの「今日が昨日とおなじこと。それが何よりも愛おしい。」というキャッチコピーのように、今を懸命に生き、一瞬一瞬が煌めくような恋をする2人の姿を思い、不確かなことの愛おしさを歌ったミディアムバラードとなっている。併せて公開されたジャケットは、2月に配信リリースされた「星月夜」同様、気鋭のクリエイターとして注目されている丸井“Motty”元子がアートワークを手がけている。また同曲が、10月12日(木) 放送のFM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』にてフルサイズ音源が初解禁されることが発表された。<リリース情報>由薫「Crystals」10月30日(月) 配信リリース由薫「Crystals」ジャケット配信リンク:<番組情報>ドラマ『たとえあなたを忘れても』10月22日(日) よる10:00~放送開始公式サイト:<ツアー情報>由薫『2nd TOUR “Blue”』10月27日(金) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:0010月28日(土) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場17:00 / 開演18:0011月10日(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00【チケット料金】3,500円(税込・ドリンク代別)チケット情報:()詳細はこちら:関連リンク由薫 オフィシャルサイト:::::
2023年10月11日由薫が、新曲「Blue Moment」の弾き語りライブ映像を公開した。9月13日に開催された、デザイナーのクレア・ワイト・ケラーが手がけるユニクロのウィメンズコレクション「UNIQLO : C」のローンチパーティにモデル / シンガーとして出演した由薫。本楽曲は今年7月に単身スウェーデンに渡航し現地アーティストと共に制作したナンバーで、ライブ映像は同パーティの会場で収録された弾き語り映像となる。由薫は、今後10月から開催する自身初のクアトロツアー『2nd TOUR “Blue”』が控えている。「Blue Moment」(Acoustic Ver)<ツアー情報>由薫『2nd TOUR “Blue”』『2nd TOUR “Blue”』ビジュアル10月27日(金) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:0010月28日(土) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場17:00 / 開演18:0011月10日(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00【チケット料金】3,500円(税込・ドリンク代別)チケット情報:詳細はこちら:関連リンク由薫 オフィシャルサイト:::::
2023年09月27日早川レイは、同僚の岡部ユリから実は課長と付き合っていると打ち明けられる。クールな上司とユリの関係に驚くが、周りには内緒にしてほしいと言われたため、静かに二人を見守るレイ。しかしある朝、ユリが元気なさそうに出社してくる。事情を聞くと、どうやら課長と喧嘩したとのこと。この2人の痴話喧嘩がきっかけで、なんと大きなトラブルに発展することに!?...2人の様子を陰から見ていたユリ!この後、嫉妬に狂ったユリが大暴れする!?原作:mamagirlWEB編集部作画:いおりそ
2023年09月19日U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジでは、アイリスFC住吉、千葉県トレセン、バルサアカデミージャパン選抜と同じグループに入り、3引き分けで終えた川崎フロンターレU-12。下位トーナメントでは、フィジカルに優れる大連人職業サッカー倶楽部(中国)を無失点に抑えた後、惜しくもPK戦で敗退しました。試合後、U-12を率いる大和田直哉監督(以下、大和田)にどんな狙いをもってこの大会に参加したのかと、フロンターレの育成について話を伺いました。(取材・文:鈴木智之、写真:高瀬波音也)川崎フロンターレU-12対大連人職業サッカー倶楽部(C)新井賢一<<関連記事:今年も熱い試合がたくさんあったワールドチャレンジ2023を振り返る■フロンターレらしいサッカーができなかった――大会を通じた感想を聞かせてください。(5戦5引き分け)大和田11人制に向けて準備をして、いい形で攻撃ができるなという印象で入ったのですが、予選リーグは、どこのチームもうちに照準を合わせてくる中で、守りに来られて点が取れませんでした。相手を崩し切れず、試合時間も短い中で選手たちが焦り、フロンターレらしいサッカーができなかったという印象です。■「同学年でもこんなに違う......」プレーを見て感じたバルサと自分たちとの差バルセロナのプレーを見て自分たちとどんな部分が違うと感じたかを語ってくれた大和田監督(C)高瀬波音也――大会に参加するにあたって、どのような狙いを持って臨んだのでしょうか?大和田一番はバルセロナという世界的なチームと試合をすることで、たくさんのことを感じられると思っていたので、その経験の場にしたいと思っていました。普段なかなかできない経験を日本で積むことができるのが、この大会の意義ですからね。そこに導けなかったのは、僕の力不足です。――バルセロナとの試合は叶いませんでしたが、彼らのプレーを見た印象は?大和田頭が大人並みに整理されていて、同じ学年でもこれだけ違うのかと感じました。ボールにとらわれない技術を持っていて、ボールがないようなサッカーをしている印象を受けました。うちの場合は、ボールコントロールがずれてしまい、そこしかプレーが選べないというところもあったのですが、バルセロナの選手たちはそれがほとんどなかったです。■伸びていく選手のタイプ――フロンターレのユースは高円宮杯プレミアリーグEASTで優勝争いをしていて、ジュニアユースはクラブユース選手権でベスト4でした。A代表を始め、世代別代表にも多くの選手を送り込んでいて、育成の成果が出ていると感じます。大和田僕は今年からU-12を担当しているのですが、その前はアカデミーのスカウトやスクールのコーチをしていました。そのときに宮城天や宮代大聖、久保建英も4年生のときに見ているので、彼らが基準になっています。ジュニアで上手いと言われている選手であっても、彼らのようにトップに上がった選手たちの小学生時代と比べると、まだまだ足りないなと思うこともあります。――求める基準が高いところにあるわけですね。大和田トップに上がった選手たちの基準で見ています。ジュニアのときの宮代大聖は速くて強くて、上手かったですし、宮城天も絶対的な技術を持っていました。上手くてプラスアルファがあるというか「上手い」が主語になるような選手を育てたいと思っています。僕がいま見ている子たちは、相対的に見るとトップレベルにいる子もいますが、うちでプロになることを考えると、もっと基準を上げていかなければいけないと思っています。――経験上、どのようなタイプの選手が伸びていきますか?大和田「自分はまだまだ足りない」というメンタルがある子は伸びていきます。「できてるじゃん」と思う気持ちと、どう折り合いをつけていくかですよね。「コーチ、俺できてるでしょ」ってなってしまうと、伸びて行きにくいのかなと思います。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■アカデミー出身の三笘薫が与える影響――アカデミー出身の三笘薫選手がブレイクしていますが、先輩たちの活躍は、子どもたちにどんな影響がありますか?大和田とてつもなくいい影響を与えてくれています。今年、(新しい練習施設の)生田(Anker フロンタウン生田)ができて、オフの期間にほとんどの選手が来てくれました。三笘選手もサインを残してくれたり、選手に声かけてくれたりして、すごく影響を受けました。彼らに少しでも近づくために、選手はそれぞれ想いを持って取り組んでいます。モチベーションになるので、ありがたい限りです。ワールドチャレンジ2023決勝戦の動画はこちら>>ワールドチャレンジ2023の記事はこちら>>サッカーにおける認知・判断を高める賢いサッカー選手を育てるトレーニング
2023年09月14日堀田真由と小林薫が父子役で共演した『バカ塗りの娘』より本編映像が解禁された。第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した「ジャパン・ディグニティ」(高森美由紀著)を映画化した本作。ロケ地となった青森では、8月25日より一足先に公開を迎え、現在も絶賛公開中。本作を鑑賞した青森の観客からは「津軽塗のシーンがとにかく素晴らしい」「心に沁みる作品」「それぞれの登場人物が踏み出す姿に私も勇気をもらった」など本作を絶賛する感想が続々と寄せられている。この度解禁されたのは、堀田さん演じる美也子が、小林さん演じる父・清史郎に、津軽塗に挑戦する決意を伝え、父から娘へ津軽塗が受け継がれるシーンの本編映像。美也子の体調を心配した清史郎が羽織を肩にかけると、美也子は写真に目を落としたまま、「おっとう。私もうちょっとやってもいい?漆」と、本格的に漆塗りを続けていきたいという真っ直ぐな気持ちを伝える。美也子が押し入れから取り出し眺めていたのは、家族がバラバラになる前の仲睦まじい写真。清史郎は写真に目をとめ、親子2人で家族の写真を眺めながら笑い合うのだった…。鶴岡慧子監督は、「父の清史郎は家族という幻想に囚われていて、それによって家族が自分から離れていってしまっているのに、なかなか自分の考えを変えられず苦しんでいる。美也子は家が好きだから、そこにいることが一番しっくりきているのに、何かうまくいかないなと思っている。ちょっとした思い込みが、それぞれをすれ違わせてしまっています。こういうことは実は色々な人が抱えている問題だと思ったので、そこを丁寧に描こうとしました。登場人物のちぐはぐさを描くことで、歪な家族幻想みたいなものに疑問を呈したかったんです」と青木家の家族に込めた想いを解説。続けて娘と父の微笑ましい様子が映し出されたこのシーンをふり返り、「一緒に家族写真を見る場面で、ようやく清史郎の気持ちが美也子の方に流れていくようになる。清史郎の中での変化として、こだわっていたしがらみが溶けていって、美也子に向き合えるようにしようと思いました」と語っている。堀田さんは「“家業を継ぐ”ということに、家族が反対をするというのを聞いたりもします。そういう想いも娘のことを想ってのことだと分かるんですけれど、一番近くで見ているからこそ、一番魅力に気づいているのは美也子だと思う」と撮影をふり返る。また小林さんも「“親が思うより、子どもはずっと大人”です。子どもは遥かに大人の目線でいろいろなことを考えていると思うんです。仕事についても、自分自身は今までやってきたやり方を壊すことは難しい。しかし娘がそこを危なっかしいながらも超えようとしていく姿は見守る。そのときのあたふたぶりが親なのかなと思うんです」と語った。津軽塗を通じて、バラバラだった家族が再び向き合っていく様子が垣間見える本編映像となっている。『バカ塗りの娘』は9月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年09月01日小池栄子が、カリスマウェディングプランナーを演じる10月スタートの新水曜ドラマ「コタツがない家」に吉岡秀隆、作間龍斗、小林薫の出演が決定した。主人公・深堀万里江(小池さん)は、上司・部下問わずみんなから頼りにされ、「彼女に頼めば離婚しない」というカリスマウェディングプランナーにして会社社長。家庭では、廃業寸前の売れない漫画家の夫・悠作(吉岡秀隆)とアイドルを夢見るもオーディションで脱落し、進路に迷う息子(作間龍斗)、さらに熟年離婚で一人になった父親(小林薫)と、3人のダメ男を養うことに。廃業寸前の売れない漫画家の夫・深堀悠作を演じるのは、主演映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を2度受賞し、「北の国から」『男はつらいよ』「Dr.コトー診療所」など、長く愛される代表作を持つ吉岡秀隆。本作が日本テレビ連続ドラマ初出演となる。吉岡秀隆本作への出演について、吉岡さんは、「ニヤニヤしながら台本を読みました。僕が演じる悠作の気持ちも分からない訳ではない事に可笑しさを感じております。ドラマの中の関係性同様、小池(栄子)さんにお任せしようと思っております。ホームドラマの原点回帰。家族の可笑しさに笑ってご覧いただけますよう、頑張ります」と意気込みコメント。また、アイドルを夢見るもオーディションに脱落した息子・深堀順基を演じるのは、「ジャニーズJr.」内ユニットの「HiHi Jets」として活動する一方、ファッション誌のレギュラーモデルや大河ドラマ・映画に出演するなど、幅広い分野で活躍する作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)。作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)民放GP帯連続ドラマ初出演となる作間さんは、「小池栄子さんの息子役という立場で出演できるのはすごく楽しみです。ラフで面白いドラマになると思うので、少しでも良い作品になるように頑張ります!」と出演への喜びと抱負をコメント。そして、熟年離婚で1人になった万里江の父親・山神達男を演じるのは、「深夜食堂」シリーズや「ナニワ金融道」シリーズなど数多の代表作がある、小林薫。小林薫父を演じる小林さんは、ホームドラマへの出演について「非常に身近なホームドラマですが、家庭の中にこそいっぱいドラマが生まれる、そういった意味ではドラマの宝庫だと思います。視聴者のみなさんにも身近なテーマですし、身近に起こりうる事として見てもらって、共感できるように成立させたいと思います」と期待を込めて語った。なお、小池さん、吉岡さん、作間さんの“深堀家”キャストは、8月27日放送の「24時間テレビ」に登場し、10月にスタートする本作への意気込みを語っていた。新水曜ドラマ「コタツがない家」は10月、毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年08月28日映画『サラバ静寂』『転がるビー玉』『異物 -完全版-』など、独自の世界観を生み出す作品で海外でも注目を集める宇賀那健一監督の最新作で、田辺桃子、小出薫、森田想がトリプル主演する『愚鈍の微笑み』の劇場公開が決定した。森の中の小屋に集う、幼なじみのマナ、ナナミ、ユカ。いつもと変わらぬ風景。山も川も、樹々の間から降り注ぐ日の光もいつもと同じ。バーベキューで肉を焼き、大好きなお酒を飲み、マクドナルドのハンバーガーを奪い合う。音楽を掻き鳴らして楽しく踊る3人だが、時よりふと不穏な空気が見え隠れするのだった。その後、3人のもとに大きな飛行機の音が近づいてきて、「早く逃げなさい」と叫ぶ自衛隊員とすれ違う。果たして、彼女達が見せる選択とは――?本作は、宇賀那監督が反戦をテーマに描いたファンタジー映画。マナ、ナナミ、ユカの幼なじみ3人が森の中の小屋でいつもと変わらない日常を過ごす中で、ある選択をしていく物語。しっかり者のマナを、主演ドラマ「癒やしのお隣さんには秘密がある」が現在放送中、『ラーゲリより愛を込めて』『とんび』などに出演してきた田辺桃子。ルーズなナナミを、宇賀那監督の『異物-完全版-』で初の主演に抜擢され、公開待機作多数の小出薫。天然で明るいユカを『アイスと雨音』『レジェンド&バタフライ』『わたしの見ている世界が全て』などの森田想が演じる。本作に対し、田辺さんは「異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分」、小出さんは「仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました」、森田さんは「迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います」とそれぞれの形でコメント。脚本も手掛けた宇賀那監督も「それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています」と、本作への強い思いを語っている。キャスト&監督コメント全文田辺 桃子(マナ役)『愚鈍の微笑み』のこの世界感とキャラクター達の個性的で心地いい時の流れに自分も溶け込んで参加できたことを本当に嬉しく思います。以前、宇賀那組の『異物-完全版-』でご一緒した薫さんと、友人の想と共演できたのもご縁を感じました。私が演じさせていただいた「マナ」は真面目で、冷静に考えながら周りの人を前向きに引っ張っていく性格で、3人のバランスをとる役割でもあり、私もマナの前向きさにセリフを言いながら背中を押されていました。異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分、是非楽しんでもらえたら嬉しいです。小出 薫(ナナミ役)ある日、突然日常が変わる。それを何かや誰かによって本当に突然奪われてしまったとしたら、そこに湧いてくる感情は怒り? 哀しみ? それとも憎しみ? 最初に脚本を読ませていただいた時、宇賀那監督の真っ直ぐな眼差しに胸がキュッと締め付けられました。仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました。きっと、大事な人に伝えたい事はどんな時代でも、いつだって同じな気がします。そんな事を思いました。森田 想(ユカ役)ユカ役を演じました、森田想です。撮影のある二日間、役と同化すると自然と現実離れした気持ちで、時間というものが惜しくなる瞬間がありました。迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います。唯一無二な宇賀那さんワールドに参加出来たことも、桃子ちゃんと薫さんと手を取り合った時間も、とても嬉しい出来事でした。公開が楽しみです。是非ご期待ください。宇賀那健一(監督・脚本)地震もパンデミックも戦争も、少し前までは自分に降りかかることのない出来事だと思っていた。でも、そんなわけがない。私たちは全てが起こり得る可能性を持った中、綱渡りで生きているのだ。それでも私たちは、たとえそれに気づいた後でも何も気づかないふりをして、あえて薄ら笑いを浮かべながら下らない会話を繰り出す日常を続ける。それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています。『愚鈍の微笑み』は2023年、劇場公開予定。(シネマカフェ編集部)
2023年08月24日シンガーソングライターの由薫が、今年6月に開催した初のワンマンライブツアー『由薫1st LIVE TOUR 2023“Alone Together”』の東京公演の模様を、一部期間限定で公開することを発表した。本公演は、彼女の持つ幅広い音楽性を初のバンドスタイルで表現し、ワンマンツアーという由薫の夢が実現した記念すべきライブ。由薫のこれまでの活動の集大成であり、初のワンマンライブが故に溢れ出る感情を改めて体感できる映像となっている。ライブの模様は、本日8月16日(水) 20時よりプレミア公開。さらにプレミア公開後、由薫のYouTube Live生配信も決定した。『由薫1st LIVE TOUR 2023“Alone Together”』でのこぼれ話はもちろん、10月に開催が迫る初のクアトロツアーにまつわる新しい発表も行われる予定だ。『由薫 1st TOUR "Alone Together"』(Live Clip)※8月16日(水) 20:00 プレミア公開『由薫 1st TOUR "Alone Together"』(Live Clip)After Live Streaming<配信情報>由薫「sugar」配信中由薫「sugar」ジャケット配信リンク:<ツアー情報>『由薫2nd TOUR 2023』10月27日(金) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:0010月28日(土) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場17:00 / 開演18:0011月10日(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00【チケット料金】3,500円(税込・ドリンク代別)チケット情報:関連リンク由薫 オフィシャルサイト:::::
2023年08月16日