大平技研は10月27日、プラネタリウム「MEGASTAR」シリーズの新たな機種を開発し、初号機を三菱自動車工業の名古屋製作所岡崎工場にある工場見学施設に納入したと発表した。今回納入された施設は、同社が同工場の生産能力を拡大させたのに伴いリニューアルされたもので、新型MEGASTARは、直径6mの遊牧民の移動式住居であるゲルを模したドーム内に小型プラネタリウム投影機とデジタル投影システムが設置された。上映作品も大平技研が新規に制作を行い、100万個以上の恒星による星空と、岡崎で見上げる四季の風景が再現されたものとなっている。なお大平技研では、今回納入を行った新型プラネタリウムについての詳細は、改めて紹介を行う場を設ける予定としている。
2015年10月28日写真提供:マレーシア政府観光局創業160年、世界最大のピューター(白目)会社「ロイヤル・セランゴール社」。入口の巨大なビールジョッキが目印の、クアラルンプールにあるビジターセンターでは、ピューター製品や、製造工場を常時見学することができる。予約をすればピューター製品手作り体験も可能。ギフトショップでは「ロイヤル・ピューター」との称号を持つ、王室お墨付きのピューター製品も販売されている。巨大ビールジョッキがお出迎えマレーシアの特産品の一つ「ピューター」は、主成分が錫(すず)から成る合金の一種。世界最大のピューター製品会社ロイヤル・セランゴール社は、世界20か国以上でホームウェア、キッチンウェアを販売する1855年創業の老舗だ。その工場を見学できる「ロイヤル・セランゴール・ビジターセンター」は、クアラルンプールの人気観光スポットの一つ。入口の巨大なビールジョッキが目印だ。この巨大ジョッキももちろんピューター製。高さ約2メートル、重さ1,557キロ、中にはなんと2,796リットルもの液体が入る大きさ。カナダやオーストラリア、シンガポールで展示されたこともあり、ビジターセンターのシンボルになっている。見学は無料。別途料金でピューター製品作り体験も写真提供:マレーシア政府観光局入口を入ったら玄関ロビーで見学の受付をすませよう。見学自体は無料。更にガイドの必要を聞かれ、運が良ければ日本語スタッフによるガイドも受けられる。センター内には、様々なピューター製品が展示され、ペトロナス・ツイン・タワーや、ここで働く職人たちの手形も。ウェルカムドリンクはマレーシアのローカルスポーツドリンク「100PLUS」で、もちろんピューター製のコップでいただけるのが嬉しい。事前に申し込めば、ピューター製品の手作り体験もできる。(別途料金RM63.60)※ピューター製品手作り体験はこちらモダンなピューター製品をお土産に見学を終え一段落したら、併設のカフェThe Café at the Royal Selangor Visitor Centreで休憩することもできる。ドリンクの他、パスタやサンドイッチなどの軽食も提供している。ピューターのお土産ショップも併設していて、マレーシア随一の品揃えを誇る。モダンなホームウェアは、お部屋のインテリアにもおすすめだ。尚、ビジターセンターはクアラルンプールの他にペナン島にもある。※Penang Visitor Centreの詳細はこちらRoyal Selangor Visitor Centre(ロイヤル・セランゴール・ビジターセンター)・住所:4, Jalan Usahawan 6, Setapak Jaya, 53300 Kuala Lumpur.・営業時間:9:00-17:00・電話:(+60)3 4145 6122・入場料金:見学のみは無料※製品作り体験は別途RM63.60・アクセス方法:プトラLRTのWangsa Maju駅で下車し、タクシーで数分。主要ホテルからシャトルバス有。
2015年10月25日認可外保育所の見学時に見るべきポイントは前回お伝えした通りですが、実は「見る」だけでなく「見られる」ことにも注意してもらいたい点があります。保育園を見学に行く立場としては限られた時間の中で色々と確かめたいこともあり、見ることばかり意識してしまいがち。でも、実は保育園側も見学にくる親御さんの様子を見ています。○入園者決定の裁量を持つ認可外保育所認可保育所は保護者の就労状況などを指数に落し込んで選考する自治体が多いのですが、認可外保育所の場合は、基本的に園側が自由な方法で入園者を決めることができます。都市部では先着順で選考する園が多くみられますが、親子で面談したり、中には認可園のように勤務時間などから保育ニーズを点数化して選考している園もあります。このように選考方法は各園それぞれでも、結果的に園側が入園者を決める裁量を持っている点では同じです。そうなってくると、園側としても「できれば良いご家庭に入園してもらいたい」と考えるのはある意味当然のことかもしれません。ここでいう良い家庭とは、経済的な豊かさやお家柄云々とは全く別の視点によるもので、「園の保育理念や方針に合っていて、一緒によりよい子育てを目指して頑張っていけそうだ」と思える家庭かどうかです。保育理念や方針に合った人以外は入園させない! という認可外保育所が一般的とは思えませんが、よりよい保育を提供するためにも、見学に訪れた親御さんの様子を意識して見ている園は多いでしょう。入園希望者との接点はそう多くありません。見学に来た際や問い合わせ、申し込みに関するやりとりなど、非常に限られた場面でしか直接コミュニケーションを取る事はできないので、そこでどんな印象を与えるかが重要といえるでしょう。とはいえ、良い印象を与えようと意識するあまり、聞くべき事を聞かなかったり、言うべき事を言わないのはダメです。疑問に思う事、詳しく説明を聞いて判断すべき事についてはしっかりと質問し、子どもを預けるために伝えておくべきことはしっかり言う。逆にこういった姿勢がなければ、園側も親として信頼することが難しくなります。認可外保育所を見学に行く際には、「この親御さん達の子育てに伴走したい」と思ってもらえるようなコニュミケ―ションを心掛けたいですね。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール株式会社ここるく 代表取締役 山下真実「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起業家。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。また、広範な情報収集と体系立てた理解をモットーとした独自手法による保活情報や両立アドバイスも人気で、「実践的で分かりやすい」と雑誌等でも監修多数。全プラン託児付き! 新しい子連れランチ・おでかけスタイル「ここるく」
2015年09月30日川崎重工業は9月24日、航空機製品の生産・組立工場である名古屋第一工場において、7月ボーイング社と正式契約したボーイング777Xを製造するために工場建設に着手した。新工場は名古屋第一工場北工場の敷地内(愛知県弥富市楠3丁目20-11)に建設するもので、延床面積は約1万3,000平方メートル(全長200m、幅50m、高さ19m)になり、2016年12月末竣工を予定している。同社はボーイング777Xの製造において、前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁および貨物扉を担当。自社製ロボットによる先進的生産設備や高性能センサーを適用した検査装置など、全社を挙げて開発した新技術を積極的に導入して自動化を推進し効率的な生産を目指している。現在、ボーイング777型ファミリーは世界各国で運航されており、各派生型を合わせた受注機数は合計で1,500機を超えている。同社は名古屋第一工場において1992年よりボーイング777向け製品の生産を開始した。その後継機であるボーイング777Xプロジェクトへの参画により、安定した生産活動の継続、最新の生産技術の獲得、高品質な製品の提供、さらには民間航空機事業の発展・拡大に向けて積極的に取り組むとしている。主要設備として、「新型スキン・スプライス・リベッター」(胴体外板(スキン)を継ぎ合わせ(スプライス)締結(孔明け・リベット留め)する装置で、従来に比べ複雑な部位の加工が可能)、「新型フレーム・シアタイ・リベッター」(胴体部品(シアタイ)と補強部品(フレーム)を締結(孔明け・リベット留め)する装置で、従来に比べ加工可能範囲を拡大)、「ロボットを使用した自動化設備」(大口径ドリル、ロボット(大口径ドリルを保持し、胴体外板を自動穿孔するロボット)など)を備える。
2015年09月25日川崎重工業は9月24日、同社の名古屋第一工場北工場の敷地内に、ボーイング777Xを製造するための工場を建設すると発表した。新工場は2016年12月末竣工を予定。延床面積は約13000m2になり、主な設備として胴体外板を継ぎ合わせ締結する新型スキン・スプライス・リベッターや胴体部品と補強部品を締結する新型フレーム・シアタイ・リベッターのほかロボットを使用した自動化設備が導入されるという。同社はボーイング777Xの前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁および貨物扉の製造を担当する。
2015年09月24日認可外保育所への保活も、保育園リストができたら次は見学へと進みます。わりとサクサクと見学できていた認可保育所とは違って、認可外は見学するプロセスに最も時間と労力を要するかも知れません。というのも、各園に予約をとった上で見学に行く流れは、認可も認可外も変わりませんが、認可外の場合は連絡を入れてから実際に見学できるまでの期間が長くなる場合があるからです。特に都心部などの申し込みが集中しやすいエリアでは、「7月に見学を申し込んだけど、予約が取れた見学日は9月だった」なんてことも珍しくありません。○認可外の現状を理解しようというのも、認可外の多くは(認可と比較すると)限られた人員とスペースで日々の保育運営をしなければならないため、見学者を頻繁に受け入れるだけのリソースを確保しづらい現状があると思います。見学者を受け入れるとなると、通常は保育にあたっているスタッフが応対することになり、その分の保育者を補わなければいけません。また、資料を見ながら説明するとなると、子どもたちが活動しているスペース以外の場所が必要になります。こういった状況の中で、可能な日を見つけて見学者を受け入れているので、おのずと回数が少なくなってしまいます。また、申し込みが殺到している認可外では、既に申し込み(キャンセル待ち)している人が多すぎて、新たな見学を受け入れていない園もあるようです。新たに見学に来てもらっても入園できる可能性はほとんど無いと園側が判断した際などに、こういった対応も取られているようです。このように、認可外保育所の保活では、見学を申し入れてもすぐには見学できないことがあるので注意が必要です。認可外に申し込む人が多いエリア(都市部など)では、作成したリスト内の園を全て見学し終えるまでには、かなり期間を要するものと考えておいた方がよいでしょう。初動を起こしてから完了するまでに時間がかかると、単純なアクションでも結構ストレスがかかってしまいます。「認可外の見学には時間がかかるもの」と心づもりしておき、落ち着いて保活を進めましょう。リスト内の園に電話を入れて見学日が決まったら、うっかり忘れなどのミスを防ぐためにもきちんとスケジュール管理してくださいね。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール株式会社ここるく 代表取締役 山下真実「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起業家。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。また、広範な情報収集と体系立てた理解をモットーとした独自手法による保活情報や両立アドバイスも人気で、「実践的で分かりやすい」と雑誌等でも監修多数。全プラン託児付き! 新しい子連れランチ・おでかけスタイル「ここるく」
2015年09月09日スイス時計製造の中心部として知られるスイス・ヴィルレに新設されたオメガ(OMEGA)の工場を、ブランドアンバサダーを務める俳優のダニエル・クレイグが訪問した。ダニエル・クレイグが主演を務める映画『007』シリーズの第24作目『スペクター』の公開を記念した、限定ウォッチも手掛けたオメガ。同社社長のステファン・ウルクハートと共に工場を訪れたダニエル・クレイグは、オメガの時計部品ひとつひとつの製造過程を見学し、時計の構造や製造技術に興味津々。『007』限定モデル「シーマスター 300 ジェームズ・ボンド 007 リミテッド」の製造現場にも立ち会った。見学を終えた、ダニエル・クレイグは「何が一番すごいかと言うと、これらの時計が全てゼロから製造されていることです。何もないところから、きちんと動く時計が完成する。それが本当に素晴らしいと思いました。ひとつひとつの時計に込められた製造技術と歴史、それらに魅せられました」と語っていた。
2015年08月24日東京周辺で体験できる食の工場見学として、お土産付きの工場見学や試食付きのお菓子&アイスの工場見学を紹介してきたが、お得で楽しい食の工場&スポットはまだまだある。今回は日本の伝統食品や調味料に着目した工場&スポットを紹介しよう。○世界中で食べられているカップ麺の定番!日本だけでなく、世界中をとりこにしたカップヌードル。海外のスーパーで見かけたことがある人も多いのではないだろうか。そのカップ麺を様々な角度から体験できるのが「カップヌードルミュージアム」(神奈川県横浜市)だ。ここは、インスタントラーメンに関する展示やアトラクション、ショップ、そして各国の麺のバザールまで楽しめる"ラーメンパラダイス"になっている。「ヒストリーキューブ」には、世界で初めて開発されたインスタントラーメン「チキンラーメン」から始まるラーメンのパッケージ3,000点以上が一面に並べられている。開発者・安藤百福氏の研究小屋のレプリカ、そして、CGアニメーションのシアターも必見だ。入館料は500円。そのほか各300円で小麦粉をこねるところから作るチキンラーメンや、好みの具を合わせた自分だけのオリジナルカップラーメンを作ることができる。ミュージアムショップには著名デザイナーがデザインしたグッズもあってオシャレ度も高い。いわゆる"記念"以上のものを見つけられるに違いない。ぜひ立ち寄ってみよう。アクセスはみなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」より徒歩8分。もしくはJR・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩12分となる。○かまぼこの全てが詰まった"里"同じく神奈川県にはもうひとつ訪れてみたいスポットがある。日本を代表する加工食品・かまぼこ一色に染まった「鈴廣 かまぼこの里」(神奈川県小田原市)である。ここでは50種類以上のかまぼこが販売されているほか、職人がかまぼこを作る様子の見学や、かまぼこ製作体験、かまぼこバイキング、かまぼこバーでの食べ比べ、そして、かまぼこのお食事処などがある。かまぼこ博物館ではかまぼこの不思議を学んでみよう。「かまぼこばっかり……」と思うなかれ! 実はかまぼこの里にはもうひとつの魅力がある。敷地内にはビールの醸造所があり、箱根百年水を利用した地ビールが作られているのだ。「箱根ビールshop」ではできたてを味わえるため、暑い季節にはこのプラスαでより楽しいかまぼこホリデーとなるはずだ。アクセスはJR東海道新幹線・小田急線「小田原駅」よりタクシーで約10分、もしくは箱根登山鉄道「風祭駅」直結となっている。○足湯も楽しめるこんにゃくパーク同じく日本の伝統食・こんにゃくの工場兼テーマパークが群馬県にある。その名も「こんにゃくパーク」(群馬県甘楽町)。ここでは工場の見学、手作り体験、そしてこんにゃく詰め放題などを楽しめる。手作り体験(要予約)とこんにゃく詰め放題は有料だが、バイキングゾーンでの多彩なこんにゃく料理やこんにゃくデザートは無料で食べられる。ヘルシーで有名なこんにゃくを思う存分堪能できるだろう。さらに、屋外に設置されている「エメラルド100人風呂」「アジアンストーン風呂」など4種類の足湯を無料で利用できる。当り前だが、浴槽に入っているのはこんにゃくではない。心置きなくリラックスしよう。こんにゃくパークからは世界遺産「富岡製糸場」まで車で15分ほどのため、立ち寄ってみてもいいだろう。アクセスは上信電鉄「上州福島駅」もしくは「上州富岡駅」よりタクシーで10~15分。JR「上野駅」からはそれぞれ新幹線などで約1時間30分となっている。○あのソースを満喫できるイベントソースと言えば思い浮かぶのが、しかめ面のブルドッグではないだろうか。「ブルドックソース館林工場」(群馬県館林市)では定期的に「ふれあい会」という工場見学を開催している。その内容は多彩で、工場見学というよりもイベントと言った方がしっくりとするかもしれない。2014年のふれあい会では、工場見学やソース作り体験のほか、飲食コーナーやフリーマーケットなども開催されたそうだ。筆者は個人的に「草刈機バギー体験」などという企画に参加してみたいと思っている。2014年は群馬県の館林工場のほか、埼玉県の鳩ヶ谷工場でも行われた。それぞれ、イベントの内容には多少の違いがあるようなので好みのものに参加したい。11月7日はソースの日とのことで、ふれあい会は10~11月ころに開催している。ちなみに、11月7日の意味は日本ソース工業会誕生の日であり、ウスターソースの100gあたりのカロリーが117(イイナ)kcalのため、それにも掛けているそうだ。2015年の開催情報はまだ発表されていないため、興味のある方はブルドックソースのホームページを時折チェックしていただきたい。館林工場へのアクセスは東武伊勢崎線「館林駅」からタクシーで約10分。「上野駅」から館林駅までは東京メトロや特急などで約1時間となる。鳩ヶ谷工場へは埼玉高速鉄道線南北線「鳩ヶ谷駅」から徒歩約17分。上野駅から鳩ヶ谷駅まではJRや東京メトロなどで約30分となる。見慣れた食品の製造過程を目の当たりにしたり、実際に作ってみたりするとこれまで知らなかった面白みを見つけられるかもしれない。ビールのオマケでもよし、世界遺産のついででもよし、一歩足を伸ばして訪れてみてはいかがだろうか。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年08月20日大人も子どもも大好きなお菓子やアイスクリーム。そんなお菓子・アイスが工場で量産されていく姿は、きっと誰もがワクワクしてくるような風景だろう。今回は数あるお菓子・アイス工場&スポットのうち、見学ができて試食も楽しめる東京周辺の3つを紹介しよう。○懐かしの「グリコのおもちゃ」もまずひとつ目は「グリコピア・イースト」(埼玉県北本市)。キャラメルやポッキーでお馴染みの江崎グリコの工場だ。2012年12月にオープンしたグリコピアは、工場とミュージアムが合体した様々な楽しみが凝縮された見学施設。ポッキーやプリッツの製造工程を見学できるほか、「物語・チョコレートができるまで」の上映や、子供のころを思い出しそうな「グリコのおもちゃ」が約1,500点並んだ展示を楽しめる。ミニファクトリーでは、有料で「ジャイアントポッキー」や「コロンの棒」にデコレーションもできるという。また、フォトスタジオゾーンで待ち受ける、高さ3.5mの「ランナー」と一緒に記念撮影をすることもお忘れなく。お菓子のお土産まで付いていて、かなり得した気分になれる見学だ。2人以上での予約が必要で見学は無料。アクセスはJR高崎線/湘南新宿ライン「北本駅」よりタクシーで10分ほど。JR「新宿駅」から北本駅まではJR湘南新宿ラインで50分ほどとなる。○ノベルティグッズ付きのアイス工場同じ埼玉県にはもうひとつ、ぜひ訪れてみたい工場がある。「赤城乳業本庄千本さくら『5S』工場」(埼玉県本庄市)だ。ここでは30年以上に渡る超ロングセラーのアイスキャンディー「ガリガリ君」が生産されている。見学はガイドの案内でじっくり巡る90分。至る所にガリガリ君キャラクターが登場する製造ラインの見学を経て、「ガリガリ君大仏」が祀られた「ガリガリ神社」のある「ガリガリ広場」へとたどり着く。あるもの全ての名前は"ガリガリ"なようだ。最後にはお待ちかねのアイスの試食を楽しもう。お土産としてオリジナルノベルティグッズをもらえるのもうれしい。見学は無料だが、希望日から2カ月前の予約が必要なため、「行こう! 」と思ったら即予約しよう。それでも人気が高く、抽選の場合もあるようだ。今からだとアイスを食べたい季節から少し遠ざかってしまうが、秋や冬の方が予約が取りやすいとのこと。アクセスはJR高崎線「本庄駅」もしくはJR八高線「児玉駅」よりタクシーで20分ほど。JR「新宿駅」からはそれぞれJR埼京線などを利用して1時間30分~1時間50分となる。○コンサートも楽しめるお菓子工場埼玉県のお隣、群馬県にはたくさんのお菓子工場がある。その中でもユニークなのが「ガトーフェスタ ハラダ本社工場シャトー・デュ・エスポワール」(群馬県高崎市)だ。贈り物などでも人気の高いラスク「GOUTER de ROI」(グーテ・デ・ロワ)などの洋菓子で知っている人も多いのではないだろうか。明治34年(1901)に洋菓子店として創業したというガトーフェスタ ハラダの本社工場は2008年に完成。ここでは1日に120~130万枚のラスクが作られているという。本社と工場は優雅なギリシャ風の建築で、内装はモダンかつスタイリッシュにまとめられている。その内部を行く「工場見学ギャラリー」では、ラスクの製造工程を見学できる。館内に設置されたパネルやビデオでの解説を見ながら自分のペースで自由に巡ってみよう。もちろん、できたてラスクの試食も楽しめる。工場と隣接した本社館内の広々とした直営店「シャトー・デュ・ボヌール」にも立ち寄りたい。ここでしか買えない限定品や、割れてしまっているが味は変わらないB級品ラスクなども販売されているそうだ。見学は無料で、9人以下なら予約なしでOK。ただし、月~金曜日のみオープンなので注意しよう。また、本社内の「エスポワールホール」やロビーでは月に一度、有料でコンサートやアートの展覧会などのイベントを行っている。「芸術や文化を通じて感動を発信する『お菓子と文化の融合』」の一環なのだそう。コンサートの料金は地元の文化振興や公的機関へ寄付されるとのこと。工場見学と併せれば、「お菓子とアートの一日」が楽しめそうだ。アクセスはJR湘南新宿ライン「新町駅」より徒歩15分ほど。JR「池袋駅」から新町駅まではJR湘南新宿ラインで1時間30分ほどとなる。目の前にあるだけで、ちょっとワクワクした気持ちになるお菓子やアイス。工場内を歩いていると、作られていく過程の甘い香りが漂ってくることもあるという。童心に返った気分で工場巡りを楽しんでいただきたい。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年08月14日工場見学での大きな楽しみと言えば、普段見ることのできない製造工程の見学と、できたてを味わう試食や試飲だろう。それに加えてお土産まで付いているとしたら、楽しみは倍増するに違いない。今回は、見学無料なうえにお土産ももらえる工場見学4選を紹介しよう。○きき醤油に醤油アイスも!日本の調味料と言えば醤油は欠かせない。ならば、「キッコーマンもの知りしょうゆ館」(千葉県野田市)を訪れてみよう。ここでは映像や展示で醤油を知り、製造工程を見学できる。日によっては醤油の卓上びんに絵を描くなどのイベントも開催しているため、併せて参加してもいいだろう。わくわく醤油体験コーナー「まめカフェ」では無料で3種類の醤油の"きき味"にトライしたい。加えて、有料の醤油アイスクリームや生醤油うどん、せんべい焼き体験なども試してみてはいかがだろう。売店「むらさき屋」では、醤油を使用したようかんやカステラなどを販売している。お土産にすれば、帰ってからも醤油づくしが楽しめそうだ。見学は無料で、2人より予約可能となっている。プレゼントとして生醤油をもらえるのがうれしい。工場の敷地内には、宮内庁御用達の醤油工場「御用蔵」もある。昭和14年(1939)に建設され、近年になってこの場所に移築・補修したもので、館内には当時の道具や装置などが展示されている。昔ながらの雰囲気が漂う建物は一見の価値あり。見学は自由なため、訪れたら立ち寄ってみたい。ただし、御用蔵は平日のみの開館なので注意しよう。アクセスは東武野田線「野田市駅」より徒歩3分。JR東京駅から野田市駅までは、JR上野東京ラインなどで1時間ほどとなる。○工場できたてのシウマイを試食醤油ときたら、付けて食べたいものとして「シウマイ」の工場見学はいかがだろう。「崎陽軒横浜工場」(神奈川県横浜市)では、製造工程の解説付きVTRを見た後、実際にシウマイが作られていく様子を見学する。見学後にはできたてのシウマイのほか、月餅などの試食ができるという特典付き。しかも、付属されている崎陽軒の公式キャラクター「ひょうちゃん」の醤油入れはお土産として持ち帰ることができる。見学は無料で、実施予定日は毎週水、木、金、土曜日。予約は3カ月前の1日から可能だが、かなり人気が高いため早めに手配しよう。しかし、たとえ予約が取れなくてもご安心を。館内のプチミュージアムショップは予約なしで入場が可能なのだ。電車型の店内には電車の窓をモチーフにしたタッチパネルのディスプレイが設置されている。自由に操作して崎陽軒の製造行程や歴史などを見てみよう。ここでは有料で「工場できたてアツアツメニュー」も食べられる。アクセスはJR・横浜市市営地下鉄「新横浜駅」よりバスを利用しよう。○お馴染みの調味料の工場を見学同じく神奈川県の「味の素KK川崎工場」(神奈川県川崎市)も楽しみが満載の工場だ。大正3年(1914)より続いているというこの工場、広さはなんと東京ドーム8個分。その中を白地に赤のパンダ型マスコットの名前が付いた「アジパンダ」バス(もしくはアジパンダの妹の「アジパンナ」バス)に乗って移動する。見学は「ほんだしコース」と「味の素コース」の2種類で、どちらも所要時間は90分。それぞれ、かつおぶしを削ってみる体験や味の素の封入の体験、そして360度をスクリーンに囲まれたシアターでの映像などを楽しめる。ほんだし入りのおにぎりの試食や、味の素のうま味を実感する試飲もできる。お楽しみのお土産は味の素の製品だ。館内のアジパンダショップでは味の素製品のほか、オリジナルグッズも販売している。工場見学の記念に立ち寄ってみてもいいだろう。見学は無料で、3カ月前より予約を行っている。アクセスは京浜急行大師線「鈴木町駅」より徒歩1分ほどとなる。○アロマに肌測定も!飲み物のイメージが強い「ヤクルト」。実は化粧品も製造していることをご存知だろうか。「ヤクルト湘南化粧品工場」(神奈川県藤沢市)では「『五感』で感じる体感ツアー」という大人の女性を対象とした工場見学を行っている。ツアー客が訪れるエリアにはアロマの香りが漂う。リラックスモードで楽しめるという、ひと味違った工場見学なのが面白い。その行程には工場ラインの見学はもちろん、サロンでの肌測定や化粧品の体感などのほか、飲み物のサービスも盛り込まれている。飲み物はもちろんヤクルトだ。見学の終わりにはプレゼントとして化粧品サンプルなどが用意されている。見学は無料で、月~金曜日に開催している。見学希望日の1週間前までに予約が必要だ。アクセスは各線「藤沢駅」よりバスを利用しよう。どの工場も、消費者に商品を知ってもらい、さらには楽しい思い出にしてもうための工夫に余念がない。「ちょっと得した気分になりに、工場見学へ」。休日を過ごす、ひとつの方法にしてみてはいかがだろうか。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年08月06日マウスコンピューターは25日、告知のあったとおり、同社のパソコン生産拠点である長野県。飯山市の飯山工場にて、「親子パソコン組み立て教室」を開催した。工場の見学やPCの組み立てを体験することで、PCに親しんでもらうことを狙いとしたイベントだ。同社の組み立て教室は、毎年夏に行われる恒例イベント。2015年で6回目の開催となる。会場である長野県・飯山市のマウスコンピューター「飯山工場」は、一部特殊な製品を除いた同社製品の生産を一手に担う拠点で、同社製品の特徴である「高品質」を支える屋台骨だ。2015年3月に北陸新幹線が開通し、関東圏や上越、富山、石川からのアクセスが非常に良くなった。イベント先立ち、マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏は「普段見ている動画や静止画といったコンテンツはPCで製作していることが多く、仕事では必ずPCを使うことになる。組み立てを通じて、PCに興味を持ってもらい、PCを好きになってほしい」と挨拶した。組み立て教室では、はじめに概要を説明したあと、生産ラインなど工場の内部を見学しつつ、組み立てるPCのパーツをピッキングし、実際の組み立てとなる。組み立てをサポートする"先生役"は、飯山工場でPCの生産に携わるプロのスタッフが担当する。マウスコンピューターが行う組み立て教室の特徴として、オーダーメードのBTO方式を再現し、決められたスペックのPCではなく、参加者が好みのスペックのPCを組み立てられるという点がある。PCの組み立て教室というイベント自体は、さまざまなPCメーカーが実施しているが、事前の準備や指導のしやすさなどから、全員が同じ仕様のPCを組み立てるというケースが多い。マウスコンピューターの組み立て教室では、デスクトップPCやノートPCというくくりだけでなく、デスクトップPCであれば、ミドルタワーモデルやスリムモデルとフォームファクタを選ぶことができるうえ、中身のパーツもある程度自由に選択することができる。今回は、小学6年生の児童とその保護者のペアを対象に、日本全国から参加者を募集し、30組の親子がPCの組み立てを体験した。長野県内に加えて、東京や神奈川といった首都圏からの参加が中心だが、特急しなので長野までアクセスしやすいためか、愛知や岐阜、三重からの参加者もいた。また、遠いところでは石川県からの参加も。すでに夏休みに入っている参加者が多く、何名かは自由研究としてPCの組み立てに挑戦するとのことだった。組み立て終わると、ソフトウェアインストール、動作チェックを経て、晴れて完成となる。電源を入れて、画面にマウスコンピューターのロゴが表示されると完成があがる。何より組み立てをサポートするスタッフの方たちがそれぞれ「ホッ」とした表情を見せていたことが印象的だった。参加した子どもたちの多くにとって、今回組み立てたPCが自分で自由にさわれる「はじめてのPC」になるようだ。組み立てたPCで「マインクラフト」といったゲームをプレイしたいという子もいれば、インターネットで動画を見たいという子、これから考えるという子も。どの参加者も笑顔で組み立てたPCを持ち帰っていた。○ワケありセールも開催もう1つ、飯山工場で恒例となっているのは「ワケありセール」と題されたアウトレットセールだ。わずかな擦り傷やへこみがある製品や、化粧箱が汚れた製品を再整備し、動作確認ができた「訳あり品」などを特別価格で提供する名物セールだ。PC本体に加え、iiyamaブランドのディスプレイなどが、通常では考えられない大幅値引きで販売されるため、開始前から行列ができるほどの人気となっている。今回も開始前から大行列が形成され、午前8時のセール開始時間を10分早めることとなったという。
2015年07月30日iTunes Storeでは、映画レンタルを100円で楽しめるお得な「今週の映画」を毎週提供中です。今レンタルすれば30日間好きな時に視聴できるので、すぐには見られないという人もチェックしておかなきゃソン! レンタルは初めてという方のお試し利用にもおススメですよ。○家族で楽しめる、尖った映像とハートフルなストーリー猛暑が続きますが、チョコレートのお話はいかがでしょう? 今週の映画は、ジョニー・デップ主演&ティム・バートン監督の黄金コンビによる大ヒット作『チャーリーとチョコレート工場』です。テレビでも放送された作品なので見たことのある方も多いかと思いますが、2度目・3度目という方は、ぜひストーリー以外の部分にも注目してみてください。工場の中はテーマパークのように様々な趣向の風景が広がりますが、これらはほぼCGを使わず実物大のセットが用意されたそう。お菓子の庭もパティシエの手によるホンモノのお菓子で作られているというから、どんなふうに作られたのか考えるだけでも映画1本分は楽しめます。工場で働く小人 ウンバ・ルンバは一人の俳優が何十人も演じ分け、リスは1年かけて調教したというホンモノぶりも、作り物でないファンタジックな世界観を見せてくれます。この時期にチョコレートの話はちょっと暑い気もしますが、インパクトある映像と冒険ストーリーは夏休みの子供たちにもおススメ。レンタルしておけば飛行機でも電車でも、電波状態に関係なくスムーズに視聴できるので、夏の長距離移動のお供にもどうぞ!(作品紹介)>> チャーリー家の貧しさといったらもう大変なもの。そんなチャーリーの家のそばには大きなチョコレート工場が。ここ15年間というもの工場の門は閉ざされているのに、世界的ヒット商品を毎日出荷し続ける謎のチョコレート工場。ある日、ウォンカ製のチョコレートに入った"ゴールデン・チケット"を引き当てた5人の子供とその保護者を工場に招待すると、工場主のウィリー・ウォンカ氏(ジョニー・デップ)が異例の声明を発表。年に1度誕生日のときしかチョコレートを買ってもらえないチャーリーが当たる可能性薄く……。ところが、道端で拾ったお金が幸運を呼び、最後の1枚がチャーリーの手元に。そして、見学当日、工場で子供たちを待ち受けているそれぞれの運命とは--!?つながり作品ティム・バートン&ジョニー・デップといえば、様々な名作を生み出してきた黄金コンビ。その最初の1本となったのが『シザーハンズ』(1990年)です。ジョニー・デップといえば多くの作品でアクの強いキャラクターにキャスティングされていますが、全く無名の頃の初々しさで演じる人造人間はその原点。ユーモアとシニカルの狭間で切なさを描く、若きティム・バートンのロマンチストぶりを楽しんでください。来週はティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』もiTunes Storeに登場するので、こちらも併せてどうぞ!
2015年07月29日新潟県・燕三条地域の工場で、ものづくりの現場を見学・体験出来るイベント「燕三条 工場の祭典」が、10月1日から4日まで開催される。13年にスタートした「燕三条 工場の祭典」は、新潟県・燕三条地域の企業が一斉に工場を開放し、年に1回開催されるイベント。期間中は工場で働く職人たちと気軽に触れ合い、ものづくりの現場を見学出来る他、実際にものづくりを体験できるワークショップも実施される。なお、この取り組みは過去2回の開催で大きな話題を呼び、14年には産業観光まちづくり大賞にて経済産業大臣賞、同年グッドデザイン賞を受賞した。第3回を迎える今年は、67拠点の工場が開放を予定している。ラインアップは、150年に渡り培った技と信用を礎に“良く切れて、切れ味が長持ちし、錆びにくい” 包丁を製作する「義平刃物」や、三条下田地区の大自然で育まれた酒造好適米「五百 万石」、「越淡麗」を用いて新潟清酒として代表的な淡麗辛口の酒を製造する「福顏酒造」を始め、鉞(まさかり)や板金用掴箸を手掛ける「水野製作所」、茶器や酒器、花器などの幅広い銅器を製造する「玉川堂」など。ワークショップとしては、日本酒杯を鏡面研磨する体験や、オリジナル庖丁を作る体験、木を削って八角箸を作る体験などが出来る。また、昨年に引き続き、半日で3、4社の工場を効率よく回ることのできるオフィシャルバスツアーも開催。燕三条の知識に長けたボランティアのガイド付きで、様々なタイプの工場に訪問できるコースになっている。その他、夜には工場の作業から離れた職人たちとの交流の場として工場を開き、レセプションパーティーを開催する。【イベント情報】燕三条 工場の祭典会場:新潟県三条市・燕市全域会期:10月1日~4日時間:9:00~16:00(12:00~13:00を除く)料金:無料
2015年07月03日三菱電機は6月12日、電源装置・系統制御システムの増産体制構築に向け、兵庫県の神戸地区構内に制御盤の新工場を建設する計画であることを発表した。新工場は、事業拡大に対応した各種制御盤の生産・試験スペースの拡充や、スマートグリッドや電力制度改革に対応した事業間連携による技術開発の加速化、兵庫県の西神地区に分散していた系統変電部門の神戸地区への集約化などを目的として建設されるもので、投資額は約65億円を予定している。建物は地上6階建ての鉄骨(S)造で、建築面積は4600m2、延床面積は約2万3300m2の予定。2016年6月から順次稼働を開始する予定で、同社では、これにより交通システム分野における列車への電力安定供給や、電力システム分野における風力・太陽光発電等の再生可能エネルギー普及による電力系統安定化とスマートグリッド対応などの需要拡大に対応し、交通システムおよび電力システム事業の拡大を目指すとしている。
2015年06月12日三菱重工業(MHI)は6月1日、同社の松阪工場における航空機生産事業展開に関して、松阪市と工場立地協定を締結したほか、松阪工場内での事業展開を計画している航空機部品生産協同組合との工場立地協定を締結したと発表した。これにより松阪工場を拠点に、民間航空機向け小物部品の一貫生産・供給を担う産業クラスターの展開と、次世代リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の尾翼量産に向けた枠組みが整うこととなると同社では説明している。また、同組合では、ボーイングの旅客機やMRJなどの民間航空機部品向け中小物部品の効率的かつフレキシブルな一貫生産体制を整備した「スマート・クラスター」の実現を目指すとしており、自動車産業の効率的な部品作りの手法なども取り入れることで、競争力を高め、2016年後半の本格稼働を目指すとしている。なお三菱重工では、松阪工場をMRJ量産拠点の1つとして位置づけており、水平・垂直尾翼の量産組立を2016年度より開始する予定。MRJの初号機は2017年4~6月の納入を目指した取り組みを進めているという。
2015年06月02日三菱重工業は6月1日、同社松阪工場(三重県松阪市)での航空機生産事業展開に関して、松阪市と工場立地協定を締結したことを発表した。併せて、松阪市と松阪工場内での事業展開を計画している航空機部品生産協同組合との工場立地協定も締結された。今回の締結により、松阪工場を拠点に民間航空機向け小物部品の一貫生産・供給を担う産業クラスターの展開と、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の尾翼量産に向けた枠組みが整うこととなる。同日、三重県津市で開催された協定締結式には、経済産業省および国土交通省をはじめ本プロジェクトに関係の深い政府や地元自治体、産業界などから来賓が多数列席した。協定を踏まえ、同社は同組合の松阪工場内建屋の利用に協力する。また、民間航空機の小物部品について切削やプレスなどの加工から表面処理・塗装まで全プロセスにわたって手掛けられるよう、高効率かつコスト競争力のある部品生産の仕組み構築や、生産立ち上げ時に必要となる各種認証の取得などについて全面的に支援していくという。同組合では、ボーイング社の旅客機やMRJなどの民間航空機部品向け中小物部品の効率的かつフレキシブルな一貫生産体制を整備した「スマート・クラスター」の実現を目指している。そのため、自動車産業の効率的な部品作りの手法なども取り入れ、グローバル市場で勝ち残れる競争力を醸成することにより、自立化・高度化した部品製造の基盤づくりに取り組んでいき、今後は参画各社で準備を進め、本格稼働は2016年後半を計画している。三菱重工業は、松阪工場をMRJ量産拠点のひとつとして位置づけており、水平・垂直尾翼の量産組み立てを行う。操業開始は2016年度を予定している。松阪市が位置する東海地域は航空機関連メーカーが集積し、「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」にも認定され、航空機産業の振興に官民を挙げて取り組んでいる。松阪中核工業団地内に所在する松阪工場も同特区の指定を受けている。MRJは三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機で、大幅な燃費性能向上と騒音・排出ガスの削減を実現し、これまでのリージョナルジェット機にはない快適な客室空間を提供する。三菱航空機と製造を担当する三菱重工業は現在、2017年4~6月の初号機納入を目指し、量産段階への移行や地上試験など一体となった事業展開を進めている。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年06月02日大成建設とスタンレー電気は5月26日、「超省エネタイプの次世代型LED植物工場ユニット」を開発したと発表した。両社が開発したLED植物工場ユニットは従来の蛍光灯方式の植物工場ユニットと比べて、消費電力を64%削減できるという。また、既存のLED方式のユニットの課題となっていた湿気対策も施されている。さらに、業界で初めて、植物工場ユニット本体の保証に加えて、LED照明にも1年間の保証が付けられているほか、導入初期の栽培指導はサービスとして提供する。大成建設は「新たに植物工場ユニットの導入を検討している企業等に向けて、今回開発した『超省エネタイプの次世代型LED植物工場ユニット』の採用を提案していくと共に、既に蛍光灯方式等を導入している企業等に対しても、照明電気代等のコスト削減効果の大きいLED方式への置き換えを積極的に提案していきます」としている。
2015年05月27日ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)は4月30日、同社の子会社であるルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング(RSMC)の滋賀工場における半導体前工程8インチウエハ生産ラインの半導体製造設備を2016年2月を目処にロームに譲渡し、同製造ラインに係る土地、建屋を賃貸すると発表した。ルネサスは収益基盤の強化に向け、同社グループの国内にある生産拠点の再編を進めており、同製造ラインについてはかねてより譲渡先を探していた。譲渡後、ロームは新子会社を設立し、IGBT、MOSFET、圧電MEMSを中心に生産していく予定で、将来の半導体の需要増加に備え、滋賀工場をロームグループのパワー半導体及び圧電MEMSの主力生産拠点として活用していく、としている。
2015年04月30日かねてから大きな話題となっていた「ThinkPad」の日本国内生産。NECパーソナルコンピュータの米沢事業場(米沢工場)で量産がスタートしたばかりというこのタイミングに、その米沢にて、できたてホヤホヤの米沢産ThinkPadを取材する機会を得た。当日はThinkPad米沢生産の開始を記念した植樹式も行われた。あわせてレポートをお届けしたい。NECパーソナルコンピュータとレノボ・ジャパンが共同でNECレノボ・ジャパングループを発足したのが2011年。その後、2012年7月にThinkPadシリーズの一部モデルが米沢事業所で試験的に生産され、同年11月にはThinkPad誕生20周年を記念したThinkPad X1 Carbon特別モデルも米沢工場で生産された。そして今回、満を持してThinkPad量産モデルの米沢生産がスタートした。○CTOでも最短5営出荷を目指す、ThinkPad生産ラインはフル回転中米沢事業所の生産能力は1日1万台と、NECパーソナルコンピュータの国内シェアトップを支えてきただけに桁が大きい。「トヨタ生産方式をベースとしたカイゼンと、ITの駆使」が特徴という工場の生産ラインは、デスクトップのノートであわせてセル方式の計60本。一つのラインは4~5メートルほどの長さ、その中で4人程度のスタッフがパソコンを生産している。小さめのラインを複数本設置する理由は、四半期で2万種にも達するモデル数(CTOの違い含む)の多さと、需要の変動に柔軟に対応するためだ。RFIDタグをオーダーごとに付属するなどし、モデル数が多くても生産時の部材取り違えを防止する仕組みを導入。またラインはパイプ材で組んだ主に内製のもので、組み直しも容易にできるよう工夫されている。作業手順から工具まで現場スタッフが積極的に声をあげ、日々改善に取り組めるというのも米沢ならではとのことだ。そしてこの60本のラインのうち、現在は2本をそれぞれThinkPad X1 CarbonとX250の生産にあてている。米沢ではオーダーから最短5営業日でユーザーの手元に製品を届ける体制を目指しているが、米沢産ThinkPadの需要が見通しを大きく超えてしまったため、現状では残念ながら10営業日ほどかかってしまっているそうだ。立ち上がったばかりということで、ThinkPadは計100台/日ほどの生産能力となっているが、同社の生産事業部長 竹下泰平氏は「4月前半には改善したい」と説明している。○日本に戻ってきたThinkPad、米沢から世界への展開も視野に「ThinbkPadの日本生産を決定したとき、机上には素晴らしい計画が描かれていた。だが、それが本当に成功するのかは、注意深く見ていく必要があった」と話すのは、NECレノボ・ジャパングループ 代表取締役社長 ロードリック・ラピン氏。ついに現実に動き出した米沢生産を見た同氏は、「(成功の様を)実際に見ることができた。本当に素晴らしい。さらに予想を超える需要と反応があった」と喜びを語っていた。4月1日付けでLenovoグループのアジアパシフィック地域プレジデントにも就任するラピン氏だが、日本におけるNEC PCとレノボのジョイントベンチャーは、ワールドワイドのLenovoグループ全体にとっても、例外的に特別な成功例になっているのだという。製品の資材調達から、開発(大和研究所)、生産(米沢事業所)が国内で一本化でき効率化したこと。そしてアフターサービスの面でも、群馬のNEC PCの拠点とあわせ、修理マネージメントとコールサポートまで国内で一本化し、サービスの水準向上を実現できたことが要因という。米沢がもともと、NEC PCの生産拠点だけでなく、モバイルノートの開発拠点でもあったことがシナジー効果をさらに高めた。米沢事業場はもともと、世界初のノートパソコンと言われる「PC-8401A」を開発、生産した拠点だ。長年積み重ねた様々なノウハウが存在し、生産効率はもちろん、例えば開発→生産という一方的な流れだけでなく、生産現場からの声を開発に活かすことができるようになるなど、米沢と大和が繋がらなければ出来なかったメリットが生まれたという。大和研究所を代表し立ち会ったレノボ・ジャパン執行役員常務の横田聡一氏は、2012年以来、大和(Think)と米沢(NEC)の開発チームの協業を進めてきたことを振り返る。米沢が開発を主導したThinkPadが既に2機種生まれていることや、米沢の開発した「LaVie Hybird ZERO」がLenovoグループのリソースを活用し米国市場で大きな反響を得て、北米販売の端緒についたことなどを紹介した。ラピン氏は、米沢を単なる生産拠点のみとして見ておらず、グループにとって、日本だけでなくグローバルでかけがえのない拠点になると説明。大和研究所がグローバルに影響力を持つように、グループ全体の製品の品質向上に大きな役割を果たすという期待があり、また、米沢の開発力で世界展開を狙うという展望がある。前者は、海外ユーザーが米沢産ThinkPadが欲しいと同社に問い合わせしているというエピソードからわかりやすく、米沢の品質管理への信頼の高さを物語っている。後者は、LaVie Hybird ZEROが2015 International CESで最高のアワードを受賞しており、前向きに動き始めている計画だ。ラピン氏は米沢への投資を増やしていくと宣言しており、以下の5つのポイントで、増強を行っていく方針を示していた。System X(x86サーバ製品)の米沢生産検討プロジェクトが進行中Best of CES賞の「LaVie Hybrid ZERO」の北米モデルを開発中ThinkPad米沢生産モデル拡大し、現在X1 CarbonとX250だが、来年度に機種追加。デスクトップ主要機種(ThinkCentre)の米沢生産も検討中米沢生産限定モデル(Japan Limited Edition等)の企画を続行米沢産ThinkPadの海外向け販売を検討中○米沢市へのふるさと納税で米沢産ThinkPadの計画も米沢事業所の敷地内では、今回のThinkPadの米沢生産の開始を記念した樹林式も行われた。ラピン氏はじめ、レノボ・ジャパンとNECパーソナルコンピュータの代表者が参加したほか、米沢市を代表して市長の安部三十郎氏も参加した。安部市長は、「海外でつくられていたThinkPadが日本に戻ってきた。これは、これからの日本全体の経済活動の方向性を示したものだと思っています。世界最新鋭のパソコンであるThinkaPadを米沢で生産できることは、本当に素晴らしい」と、期待と喜びを語っていた。そして、「ふるさと納税について。工夫したいと思っている計画があります。今年の4月から、納税額に応じて米沢産のパソコンを用意する計画を、かなり前向きに検討中」と表明した。なお、今回の樹林式で植えられたのは「ハナミズキ」。米ワシントンのサクラ祭りは毎春ニュースとなり、日本でもご存知の方は多いだろう。これは、今から100年以上前に日米友好を願って東京市長が贈った数千本のソメイヨシノが起源というのも有名な話だ。実は、このソメイヨシノのお礼として日本にはハナミズキが贈られている。調べてみると、ハナミズキは北米原産で、アメリカヤマボウシという別名もあるそうだ。関係者らは、この木の樹林に「アメリカにも米沢のThinkPadを」といった願いも込めたいと話していた。
2015年03月20日川崎重工業は3月13日、航空機製品の生産・組立工場である名古屋第一工場内に、ボーイング787を増産するための新工場(東工場)を建設し、竣工式を実施したことを発表した。今回完成した東工場は、名古屋第一工場南工場の東側隣接地に2013年12月から建設を進めていたもので、主にボーイング787-9型機および787-10型機の前部胴体を生産する工場となる。同社はボーイング787プログラムにおいて、前部胴体、主脚格納部、主翼固定後縁の開発・製造を担当しており、2006年7月に北工場、2010年3月に南工場を竣工。787-8型機および787-9型機の生産を進めている。東工場では、現行機種のさらなる増産および787-10型機の生産開始に向けて、既設工場と同様に各種の最新鋭設備を導入し、複合材部品の加工から前部胴体の組み立てまでの一貫生産を行う。ボーイング787シリーズの生産では、同社が担当する胴体構造部位において、世界初の全複合材製の一体成形胴体を採用。2007年度初めには787-8型機の前部胴体を初出荷し、その後も順調に生産を継続している。東工場の概要所在地: 愛知県弥富市楠3丁目20-8建物延床面積: 約6万平方メートル(全長250m、幅194m、高さ21m)主要設備:(1)世界最大級(直径9m)の複合材硬化用オートクレーブ(2)胴体を一体成形(積層)するプリプレグ自動積層機(3)胴体を一体加工(孔明け・ファスナー取り付け)するパネルリベッター(4)胴体を一体加工(孔明け・トリム)するトリム・ドリル装置(5)大型NDI(超音波非破壊試験装置)
2015年03月13日川崎重工業(川崎重工)は3月13日、同社の名古屋第一工場内に、ボーイング787を増産するための新工場を建設したと発表した。同社はボーイング787の前部胴体、主脚格納部、主翼固定復縁の開発・製造を担当している。今回完成した工場は2013年12月から建設を進めていたもので、主にボーイング787-9型および787-10型の前部胴体を生産することになる。新工場の建物の延床面積は約6万m2で、世界最大級の複合材硬化用オートクレーブ、胴体を一体成形するプリプレグ自動積層機、胴体の一体加工を行うパネルリベッターやトリム・ドリル装置、大型超音波非破壊試験装置などの設備が導入された。
2015年03月13日フレッシュハンドメイドコスメ「ラッシュ(LUSH)」が4月29日より、体験型工場見学「ラッシュキッチンツアー」を毎月1回のペースで定期開催する。このイベントでは神奈川県にあるスキンケアやバスアイテムの製造工場を一般公開。オーガニックな野菜や果物をベースに、アイテムをハンドメイドする工程を見ることが出来る。今回公開されるのは、その中でも“ラッシュキッチン”と呼ばれる、日替りで特別な製品を販売するオンライン限定サービスの製造現場。当日は、職人が説明を交えながら、スキンケアやバスアイテムなどを目の前で作ってくれる。見学中には一部の工程での製造体験も予定。更に、ラッシュの製品で原材料に使用している野菜や果物を味わえる軽食も用意する他、ブランドの理念に基づくエシカルアクティビティのワークショップも開催する。所要時間は約5時間となり、参加費は無料。第2回の開催は5月30日を予定している。応募は第1回が3月23日から31日まで、第2回が4月18日から30日までで、申し込みは公式サイトから行う。
2015年03月06日レノボ・ジャパンは10日、NECパーソナルコンピュータの米沢事業場(米沢工場)で生産する「ThinkPad」シリーズのCTOモデルについて、受注開始を発表した。11日より同社が運営するオンラインショップ「レノボショッピング」から注文可能で、初出荷は2月下旬を予定するという。今回、「米沢生産モデル」として生産するのは、「ThinkPad X1 Carbon」と「ThinkPad X250」の2機種で、中でも、「レノボショッピング」で販売するカスタマイズモデルに限定される。レノボは、2012年7月に「ThinkPad」シリーズの一部モデルにおいて、NECPC米沢工場での試験的な生産を表明。同年11月にThinkPad誕生20周年を記念した「ThinkPad X1 Carbon」特別モデルをNECPC米沢工場で生産した実績がある。それから2年以上経過し、いよいよ本格的に「ThinkPad」がNECPC米沢工場で生産されることとなる。国内でのCTO生産により、これまでよりも短納期で出荷できる体制が整うという。レノボでは、NECPC米沢工場でのThinkPad生産開始に合わせた限定モデル「ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Edition」の販売を発表したが、先行優先予約のみで限定数がすべて埋まってしまうほどの人気を見せた。生産開始当初は、「ThinkPad X1 Carbon」と「ThinkPad X250」の2機種のみだが、レノボではほかのThinkPadシリーズについても順次CTO生産を拡大する方針だ。
2015年02月10日富士重工業は1月20日、愛知県半田市にある半田工場敷地内に新たに3棟目となる航空機の組立工場の建設に着手したことを発表した。この新工場では、米国ボーイング社の次世代旅客機「777X」の胴体と主翼をつなぐ重要な部位である中央翼の組み立てを行う予定で、工場完成は2016年を目指しているという。半田工場では現在、ボーイング社の大型旅客機「777」「787」の中央翼、および防衛省の固定翼哨戒機(P-1)・次期輸送機(C-2)の中央翼などの組み立て作業を行っている。今回新たに「777X」用の中央翼納入を計画するにあたり、中央翼組み立て作業の集積や完成品輸送効率の観点から、当社の半田工場敷地内に建設することになった。新工場を含む「777X」関連の設備投資額は100億円規模を予定。これによって、半田工場は世界に例を見ない、中央翼生産センターになるという。なお、新工場は2014年12月17日に愛知県による「21世紀高度先端産業立地補助金」の「平成26年度第2回補助対象案件」に選定されている。
2015年01月20日グッドスマイルカンパニーは12月5日、鳥取県倉吉市に国内初となるフィギュア工場「楽月工場」を竣工式を行った。竣工式の模様は、動画サービス「ニコニコ生放送」で放送され、グッドスマイルカンパニー代表取締役社長・安藝貴範氏、鳥取県知事の平井伸治氏、倉吉市市長の石田耕太郎氏、マックスファクトリー代表・渡辺氏、鳥取県出身の声優・下田麻美らが出演。MCを声優の白石稔が務め、工場内の案内ツアーなどを行った。「楽月工場」は、鳥取県が漫画やアニメから地域活性化に熱心に取り組んでおり、企業立地への行政支援の手厚さなどのサポートもあることから設立され、グッドスマイルカンパニーは全世界へ純国産、"メイドインジャパン"として商品を発信していくという。国内工場出荷第一弾商品として『桜ミク Bloom in Japan』、第二弾商品として『figma 馬』が発表されている。ここでは、5日に行われた竣工式の模様をレポートしていこう。鳥取県倉吉市は、鳥取県の中部に位置する人口は約5万人の市である。竣工式に出席した安藝社長は倉吉市について「老後に一番住みたい町No.1」と評価し、同じく竣工式に出席した鳥取県知事の平井氏が「老後を約束しますから、ぜひお墓を建ててください(笑)」とユーモアを交えて紹介した。そんなグッドスマイルカンパニー初の国内工場の名前は「楽月工場」。由来について安藝社長は「中国でも工場展開をしているのですが、最初に作った工場名が明月でした。これは中国のチームと日本のチームがいつも同じ月を見ていること、美しいものを一緒に追いかけようということからつけた名前。同様に上海の工場は如月だったので、今回は月つながりで楽月としました」と説明。さらに「私は楽月(らくつき)ではなく、ラッキーだと思っています。ラッキーファクトリーです」と付け加えた。これに倉吉市の石田市長は「楽月というとうさぎが餅をついているイメージ。倉吉には天女伝説があるので、縁があるのかなと思います。グッドスマイルカンパニーさんに来ていただいたことがラッキーですね」と応じた。テープカットが行われた後、グッドスマイルカンパニーのカホタンによる工場内の見学ツアーが開催。解説として、工場長の角田氏と鳥バード氏が同行した。楽月工場でのフィギュアの制作工程は、成形機と呼ばれる機械でフィギュアのパーツを制作するところからスタートする。樹脂を高温で溶かし、金型に流し込んでパーツの形に固めていくのだ。完成したパーツはひとつのかごにまとめられ、ランナーと呼ばれる樹脂の通り道を一つひとつ手作業で取り、表面を磨き上げていく。この時、金型の構造上、必ずできてしまうパーテーションラインと呼ばれる盛り上がった部分も、手で磨いて取り去っていくという。その後は彩色セクションへ移り、やはり手作業で色を塗っていく。エアブラシや筆を用いて塗装した後は、リタッチと呼ばれる修正工程と、目などの細かい部分を描くタンポ印刷工程を経て、人の目で検品し完成品に。作業する席にはすべて局所排気装置が設置されており、削りカスなどを吸い込むことでクリーンな状態を保っているという。また、工場内には、安藝社長の旧友だというアメリカのアーティストが描いた巨大なイラストも描かれており、独特の存在感を放っている。ホビーメーカーであるグッドスマイルカンパニーらしい遊び心といえる。楽月工場は竣工したばかりということもあり、現在はラインのトレーニング中。角田工場長は「楽月工場は港でいえば船に乗った段階で、まだ出稿できていません。早く工場の本格稼働に向けてやっていきたいです。お客様に喜んでいただくフィギュアを作っていくのが使命だと思っています」と意気込みを語っていた。工場見学ツアー終了後、楽月工場の第一弾商品となる『桜ミク Bloom in Japan』と、第二弾商品『figma 馬』がお披露目された。『桜ミクはグッドスマイルカンパニーにとって記念すべき500番目のねんどろいどであり、楽月工場での初生産商品となる。3種類の表情とお花見セットが付属しており、春らしい透明感にあふれたねんどろいどだ。また、お花見セットには倉吉市の名物である「打吹公園だんご」がモチーフに使われている。また、第二弾商品の『figma 馬』は、マックスファクトリー代表・渡辺氏によると「人型のfigmaならどれでも載せて遊ぶことができる」という商品。これまではfigmaでは人型が多かったが、こうした面白いシーンを作れるfigmaをずっと考えていたのだという。いずれの商品も、グッドスマイルカンパニーのオンラインショップで受注するほか、倉吉市のふるさと納税の贈答品としても受注可能。ふるさと納税とは、自治体に寄付金を納めることで、住民税のおよそ1割を限度として全額控除する制度。贈答品(今回であれば桜ミク)がもらえるなどの特典もあり、控除額を差し引くと、かなりお得に入手できるという。最後に安藝社長は、「倉吉市は文化の香りが強い土地。ラインで生産する方が多い土地でもあり、新しい技術を開発するには良い場所です。日本でフィギュアを作っていくのは、ホビー業界にとっても大事な命題で、楽月工場も注目されています。ここからもしかしたら歴史が変わるかもしれません。地域の皆さんと手を組んでやっていきたいですね」と、同社初の国内工場にかける思いをコメントした。グッドスマイルカンパニーの挑戦は、ホビー業界、そして倉吉市に何をもたらすのか。業界の内外から大きな注目が集まっている。
2014年12月29日岡山大学は、半導体工場から排出される化学物質のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)がヨウ化カリウム(KI)と共存すると、オオミジンコに対する毒性が3倍程度強まることが明らかになったと発表した。同成果は、同大 資源植物科学研究所(IPSR)の森泉准教授、北九州市立大学 国際環境工学部の吉塚和治教授、河野智謙准教授、マレーシア国民大学のサルマン・イナヤット-フセイン教授らによるもの。詳細は、化学系総合学術雑誌「Chemosphere」の2015年2月号に掲載される。TMAHは、半導体生産過程でエッチング液として大量に利用され、多くは河川などに放出されている。研究グループは、TMAHが水生生態系に及ぼす影響を評価したところ、細菌や藻類に対しては毒性を示さなかったが、オオミジンコやメダカに対しては毒性を示すことを発見した。また、半導体工場では、複数の科学物質を排水処理後に同時に放流することがある。今回の研究では、相乗効果によって、単体の化学物質よりも毒性が強くなることも確認されたという。今後、研究を進めることで、より良い半導体廃液処理技術の開発や化学品管理法、環境保全対策に役立つことが期待されるとコメントしている。
2014年10月10日JR東日本盛岡支社は12日、「鉄道の日」イベントの一環で、「SL銀河」客車の車両展示会を開催する。普段は乗車しないと見られない客車内を見学できるチャンスとなる。展示会は10時から12時まで、釜石駅1番ホームで実施(見学受付は9時30分から11時45分まで)。客車公開に加え、「SL銀河」に使用される蒸気機関車C58形239号機復元の様子をまとめたパネル展示も行う。入場無料で、参加者全員に「SL銀河」パンフレットと参加証を配布する。先着200名に「SL銀河」で使用している石炭もプレゼントする。翌13日には、釜石駅にて一日駅長による「SL銀河」出発式と紅白餅配布(なくなり次第終了)も実施。11~17日まではSL写真展も開催する。盛岡支社ではその他にも、「鉄道の日」記念イベントを各駅で開催。10月11日には気仙沼駅でポケモントレインの出迎えイベントや同車両の公開などを実施し、10月18日には北上駅にて北上市長による「Kenji」出発合図や鉄道に関する懐かしい写真の展示などを行う。他の各駅でも大小さまざまなイベントが企画されている。
2014年10月03日●2011年の大洪水から復興を果たしたカシオタイの新工場カシオ計算機の生産拠点および生産会社であるカシオタイにて、2014年の7月、新設された第三工場の開所式が執り行われた。カシオタイは時計だけの生産拠点だったが、2014年6月に電卓の生産を開始しており、同年10月からは電子辞書も手がけるようになる。タイといえば、2011年に同国を襲った大洪水が記憶に新しい。カシオタイの工場(タイのナワナコン工業団地)も大きな被害を受け、同じ場所での再建を断念した。しかし、翌年の2012年3月には、タイのナコンラチャシマ県(通称はコラート)で新工場を稼働させ、生産を再開。タイの首都であるバンコクからはかなり遠くなったが、約1年半で前工場の生産量に回復させた。ちなみに、ナワナコン工業団地の旧工場はバンコクの中心部から約45km、コラートの新工場は約300km(車で約4時間)の距離だ。旧工場の海抜は4m、新工場は海抜200mの土地なので、新工場が洪水に見舞われる可能性は皆無といってよいだろう。コラートのカシオタイ工場は、約14万5,600平方メートルという広大な敷地面積を誇る。第一工場は時計のケースやバンドといった樹脂成形部品および電子部品の基板実装がメインで、第二工場でG-SHOCKなどの時計を組み立てているが、新設の第三工場ではまず電卓と電子辞書の生産を行う。第三工場は延床面積が9,960平方メートルの鉄骨1階建で、月産110万個の生産能力を有す。電卓と電子辞書の増産はもちろん、それ以外の新規品目が増えても十分に対応できる拡張性とレイアウトで設計されている。○現地と良好な関係を築くカシオタイ第三工場の開所式では、多数の来賓と出席者が着席する中、カシオタイ 前・代表取締役社長の狩佐須完夫氏(2014年6月に退任、新社長は臺場(だいば)秀治氏)、ナコンラチャシマ県知事のトンチャイ・ルーアドゥン氏、カシオ計算機 取締役専務執行役員 生産資材統轄部長の村上文庸氏がスピーチ。前社長の狩佐須氏は、延べ8年半に渡ってカシオタイで業務にあたってきたが、洪水による被災に遭い、新工場への移転と立て直しの指揮を執った。そして「洪水リスクのないコラートでの復興を決定し、2年間で完全な復興を遂げ、新しい第三工場で電卓の生産も開始できた。第一工場と第二工場の改修、および第三工場の建設においては、現場サイトのアイデアを随所に織り込み、さらなる品質と生産性の向上を確信している」と語った。トンチャイ・ルーアドゥン知事は、まずナコンラチャシマ県(コラート)を簡単に紹介。コラートはタイ東北部の入り口に位置し、交通、経済、社会、環境の分野で地域の中心的な役割を果たしている。主な産業は、観光、物流、農業、タピオカなどの加工品であり、再生エネルギーの発達を通じて経済を成長させている。また、海外資本や企業の進出が活発化しており、産業発達と地域開発が目覚ましい。カシオタイについては、「社会と環境を意識して経済を促進する模範的な企業だと実感した。この地で創業してくれたことで雇用を拡大でき、お礼を述べたい。今後もお互いに良きパートナーとして、コラートはもちろん、タイと日本の関係が発展することに一層の努力を重ねる」と祝辞を述べた。カシオ計算機の村上専務は、現地の関係者に謝意を示すとともに、「カシオタイの工場は将来的な機能拡張を視野に入れ、生産拠点が中国に一極集中するリスクの分散も考慮」と、企業戦略の一端を紹介。「カシオタイをマルチ品目生産できる主要生産拠点にしていく。ASEAN(東南アジア諸国連合)サプライチェーンの確立にご協力いただき、ともに発展、成長してまいりたい」とまとめた。●写真で見る、カシオタイの第三工場(電卓の生産ライン)○写真で見る、カシオタイの第三工場(電卓の生産ライン)カシオタイの第三工場へ取材に訪れた時点で、すでに関数電卓の生産ラインが稼働していた。関数電卓を組み立てる様子を、写真で紹介しよう。カシオ計算機は、カシオタイのほかにも、中国、そして日本国内には山形カシオという生産拠点を抱える。これらの工場は、製造・生産技術でも工場運営でも、世界のトップレベルだ。何においてもそうだが、無駄を減らして効率化したり、ミスを減らす工夫をしたりするのは大切なこと。モノを生産する工場であれば、単位時間あたりの生産数が増え、かつ不良品の割合が低くなることで、単純に製品のコストが下がる。企業の利益アップにつながるし、製品の価格が安くなればユーザー側としても嬉しい。詳細は省くが、カシオタイの工場では、工場内部や生産ラインのレイアウト、人と資材の動線といったところまで、細かく最適化を図っている。●カシオタイの前社長と現社長に聞く - マルチ生産拠点として飛躍するタイ工場カシオタイ第三工場の開所式と工場見学に続いて、カシオタイ 前・代表取締役社長の狩佐須完夫氏と、現在の代表取締役社長である臺場秀治氏にお話をうかがった。冒頭で述べたように、カシオタイの工場は主にG-SHOCKなどの時計を生産してきた。旧工場が2011年の洪水で被災し、現在の工場に移転してから着実にさまざまな整備を進め、旧工場をしのぐ生産能力を有するようになった。洪水の被災から工場移転を含め、2014年6月までカシオタイを指揮してきたのが前社長の狩佐須氏だ。「時計の生産については、新工場は当初の公表値で月産約70万台の生産能力でしたが、今年(編注:2014年)の6月には月産80万台を達成しました。現在の設備としては100%近い台数ではあるものの、余力はまだまだあります。」(狩佐須氏)。新工場に移転したとき、旧工場から引き続いて移ってきた人員は300人足らず。それでもカシオ側から見れば、旧工場から約250kmも離れた新工場へと、300人もの従業員が移ってくれたことにとても感謝しているという。現在は約1,800人を抱える新工場だが、稼働した当初はほとんどが新人という状況だった。人員の習熟度が高まるにつれて生産性が向上するのはもちろんのこと、狩佐須氏をはじめとする経営トップは、現場の意見を積極的に採り入れてきた。1つの例が、前ページでも紹介したセットアップルームだ(生産ラインに流す部材を品目ごとにまとめて待機させる場所)。狩佐須氏は「生産性」を特に強調する。「重要なのは、生産ラインにどれだけ効率的に、材料を供給できるかです。組み立てる部品がなくなったら、セットアップルームに取りに行くことで、スムーズに生産を再開できます。無駄な時間を極力なくし、いかに機会損失を少なく生産するかに取り組んできました。新工場の稼働当初と比較すると、だいたい20%は生産性がアップしています。時計に関しては、月産80万台から、月産100万台の体制までは持って行けると考えています。」(狩佐須氏)。そして今回、新たな第三工場で関数電卓の生産を開始。2014年10月には電子辞書の生産も始める。これには多様な企業戦略が関わってくるが、1つの目的はいわゆる中国リスクを減らすことだという。部材の調達先もASEAN諸国へと拡げ、有力な生産拠点であるカシオタイ工場で作る製品(の種類)と生産割合を高めていく計画だ。将来的には、中国で生産している電卓と電子辞書の50%を、カシオタイ工場で生産することを目安とする。先にも述べたが、第三工場は月産110万台規模の生産能力を持つ。カシオタイ工場の生産能力が一定の水準を超え、将来的な方向性が定まったところで、狩佐須氏から臺場氏へと社長がバトンタッチ。臺場氏は「カシオタイの工場は、もともと時計の生産で成長してきました。今回、電卓と電子辞書という新しい製品を生産することになり、『マルチ生産』の拠点として、さらに成長させることが私の使命です。」と力強く語る。なお、カシオタイの新工場は、約14万5,600平方メートルもの敷地面積がある。現在は空き地になっている部分も多いのだが、全体に対する敷地使用面積の比率は約65%で、そのうち工場建屋は約3万平方メートルとのことだ。残る35%の敷地面積は今後の拡大予定となっており、生産能力にまだまだ伸び代があることは、大きな強みといえる。狩佐須氏も臺場氏も、タイの現地従業員を高く評価している。タイは「微笑みの国」とも呼ばれ、信仰に厚く、ファミリー的な国民性だ。仕事に対しても真摯に取り組んでくれるという。カシオタイは(現地目線で見れば)外資系の企業として、現地の人々に気持ち良く働いてもらうのは大切なことだし、陳腐な表現だが「Win Win」の関係を築けていることが、成長の原動力となっているのだろう。
2014年10月01日飛行機はなぜあれだけの重量がありながら空を飛ぶことができるのか。機体のメンテナンスはいかにしておこなわれているのか…誰もが一度は抱く疑問を易しく紐解き、空の旅をより身近に感じさせてくれる見学ツアー+ミュージアムが羽田空港ほど近くにある。その名も「JAL工場見学 SKY MUSEUM」。日本航空(JAL)が運営する同施設では、JALの歴史やスタッフの仕事内容を紹介する「展示エリア」や実際に飛行機を整備している「整備工場」を見学できるばかりか、航空教室に参加して、飛行機の飛ぶ仕組みなどについて学ぶこともできる。見学は無料だが、インターネットから事前に予約することが必要。見学会開催は、年末年始を除く毎日で、10時から11時半、11時から12時半、13時から14時半、15時から16時半の1日4回。予約は、見学希望日6ヶ月前の同一日9時半より受け付けている。見学は約90分のコースで、「展示エリア見学約20分」「航空教室約30分」「格納庫エリア見学約40分」の配分。展示エリアは、1951年の会社設立から現在までのJALの変遷を辿ることができる「アーカイブスエリア」、客室乗務員や運航乗務員、整備士の仕事内容や業務に使用する“七つ道具”を紹介する「仕事紹介エリア」で構成。「アーカイブスエリア」では、歴代制服を展示する華やかなディスプレイに目を奪われる他、JALの歴史を彩ってきたハイセンスな機内誌やポスターなどを見ることができる。「仕事紹介エリア」では、各スタッフの仕事を分かりやすく図解すると共に、様々な疑似体験を楽しめる仕掛けも用意している。注目は、グランドハンドリングスタッフによる飛行機の誘導の疑似体験。画面上に映し出される飛行機を見ながら、両手にパドルを持って誘導することで、「前進」「右に曲がる」などの合図の出し方も覚えることができる。また、実際に使用されていた客室乗務員用のシートも設置されているため、ここに腰掛けて記念撮影する見学者も多いという。ちなみに、見学中の撮影は自由。ただし、ブログやfacebookなどへの投稿は禁止なので注意しよう。「展示エリア見学」の締めくくりには、パイロットや整備士、客室乗務員や空港スタッフの制服を着用して記念撮影するのがおすすめ。撮影用に用意された制服なので、割烹着のように前から袖を通して背中でマジックテープを止めればOKの簡単仕様。着ているものの上からまとえる気軽さがいい。「航空教室」で教鞭を執るのは、同社のOB・OG。それぞれの経験を生かしながら、映像や画像を使って、飛行機や空港についてのあれこれを分かりやすく解説してくれる。また、右3列、中4列、左3列という、飛行機の機内を模したイスの並びで授業が行われるというのもユニークだ。そしてクライマックスとなるのが、整備中の飛行機を目の当たりにできる「整備工場見学」。間近で飛行機の迫力を感じることができるのはもちろん、エンジンやタイヤなどそれぞれのパーツについての説明を受けることができるのも楽しいもの。ちなみに、ボーイング777に搭載されているGE社製エンジンのファンブレードは、1枚約1,000万円もするのだとか。エンジン一基あたり約22枚のファンブレードが取りつけられているので、ブレードだけで2億2,000万超えということになる。機能美の高さゆえ、ニューヨークのMoMA(The Museum of Modern Art)にも展示されているというこちらのファンブレードも、もちろん撮影OK!見学後に家族や友人に話したくなるネタがたっぷり詰まったミュージアムだ。
2014年08月13日ビックカメラは8日、小中学生向けのイベント「ビックカメラ・エコツアー」の概要を発表した。8月9日にビックカメラの家電リサイクル工場の見学などを行う。参加は無料だ。ビックカメラ・エコツアーは、小中学生向けに同社が2011年度から開催しているイベント。ビックカメラグループの家電リサイクル工場であるフューチャー・エコロジーにて、使用済みのエアコンやテレビの解体現場を見学する。また、日本航空の機長が高度1万メートルから見た地球環境の変化について説明する「そらエコ教室」も開催する。対象は保護者の同伴が可能な小中学生で、申し込みは同社のWebページにて行う。抽選で当選した10グループ(1グループ4人まで)が参加できる。応募受付期間は7月8日から7月25日18時までとなっている。「そらエコ教室」は小学校3年生以上を対象とした内容だが、小学校1・2年生も参加は可能だ。
2014年07月09日