●近藤勇役はストイックさと弱さをミックスドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)での喜多見医師に、映画『孤狼の血 LEVEL2』でのヤクザ・上林と、つい先ごろの役柄だけを見ても、まったく異なるキャラクターを生み出し、作品世界へと没入させる俳優・鈴木亮平。『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』の原田眞人監督が、『関ケ原』でも組んだ岡田准一を新選組の土方歳三として主演に迎えた時代劇映画『燃えよ剣』では、新選組局長・近藤勇を演じている。その風貌や醸し出すオーラに、当初から「間違いなくハマる!」と期待された鈴木の近藤役だが、強いだけのリーダーではなく、弱さを内に抱えた人間・近藤勇は、予想以上の求心力で引き付ける。本作で組織のリーダーを演じ、多くの映画やドラマで主演を張ることも多い鈴木。しかし昔は「人を引っ張っていく」ことを考えたこともなかったとか。そして「僕も『燃えよ剣』の近藤も、ダメな部分もさらけ出すことで相手に信用してもらって、神輿に乗せてもらうタイプ」と言い、「立場が人を作る。人が変わっていくのは、立場を与えられたときかな」と語った。○■積極的に隊士一人ひとりとコミュニケーション――キャスティングを聞いた時点で、「鈴木さんが近藤勇! ピッタリ!」と思った人は多いと思います。現場では、隊士に愛されるように努めていたと聞きました。土方さんが実務的なリーダーだとしたら、近藤は感情的なリーダーで、愛されないといけないなと思ったので、現場では積極的に隊士の一人ひとりとコミュニケーションを取るようにしていました。岡田さんはあえてでしょうが、少し距離を取るようにしていたので、自分はまとめる役割だと思いました。――積極的にコミュニケーションを取っていったというのは、普段からどの作品でもするわけではなく、近藤役だったからですか?そうですね。普段はそんなに。嫌いではないですが、エネルギーがいりますからね。当時はまだみんなで飲み会ができていた時期だったので、ホテルの部屋に集まって飲んだり、いつもより積極的に声をかけていました。――鈴木さん自身は、今回の人間・近藤勇のどこに惹かれましたか?武士のリーダーですから、そのストイックさはきちんと持たないと作品がぬるくなると思ったので、そこは押さえつつ、(原作者の)司馬遼太郎さん(遼のしんにょうは点2つ)の描く弱い近藤をミックスしていったと言いますか。自分なりにいろんな場所に行って、いろんな資料にあたって、自分の思う近藤さんを見つけていきましたが、それと、脚本のなかでの近藤を混ぜていって、今回の『燃えよ剣』での近藤にしていきました。土方さんが、ある種、超人のような完璧な人だとしたら、今回の近藤には弱さがあって人間味がある。僕は好きです。○■近藤の最後のシーンは“炭酸の抜けたジュース”――土方との最後のシーンに泣きました。あのような繊細なシーンの前には、集中する時間をかなり取るのでしょうか。いえ、あそこはすごくナチュラルに行くシーンだろうなと思ったので、それはなかったですね。全然気合いの入ったシーンではなく、むしろ気合いが抜けてしまった後、炭酸が抜けたジュースのような近藤なので。刀が使えなくなったときに、炭酸が抜けちゃったんですよね。そう僕は思っています。あの時点で、近藤はちょっと楽になれたんじゃないですかね。――そうですね。器じゃなかったんです。こういうと残酷ですけど、新選組を背負うことはできたけれど、政治の世界や、あまりにも移り変わっていく時代のなかで、変化していくほどの器用さがなかった。出が武士じゃないからこそ、武士としてのプライドを捨てられなかった。刀を振れなくなり、武士の象徴を無くしてまで、精神的にずっと突っ走るということは、土方ほどはできなかった。『燃えよ剣』のなかでは、そう描かれていますね。「京にいた俺は、俺じゃねえよ」と。きっと必死に近藤勇という人物であろうと、無理をしていたのでしょう。――しかし近藤さんでなければ、みなが付いてこなかったのも事実なんですよね。どの組織も、愛されるリーダーと、実務的にこなすリーダー、両方がいて初めてうまくいくのかなと。●周囲を引っ張る自分「意識したことはなかった」○■まずは自分自身が100%以上のものを目指す――鈴木さん自身が思うリーダーらしい人とはどんな人ですか?いろいろあっていいと思います。たとえば岡田さんは背中で見せていくタイプだと思います。ストイックに自分の姿を見せていく。僕みたいなタイプはそれには向いてない。やることはやるんだけど、ダメな部分も出てしまうから、そこをさらけ出すことで相手に信用してもらって、神輿に乗せてもらう。大きく分けてこの2つのタイプがいるかなと。『燃えよ剣』の近藤も僕も、あとのタイプかなと思います。――そうなんですか?自分が座長としていなきゃいけない現場では、少なくともみんながそこにいることを楽しめるものであって欲しいと思っています。楽しむというのは、笑っているといったことではなく、やりがいを感じて、その人その人の100%の力を引き出そうと思えるような現場ということ。そのためには、自分自身が100%以上のものを目指さないと、みんなが100%まで来てくれません。だから自分がまず頑張るというのがひとつ。あとはかっこつけないこと。かっこつけても絶対にボロが出るタイプなので。僕の場合、自分はこういう人間なんですということを始めから見せていくことが大事かなと思っています。――かつては気負っていたときもありましたか?もちろんあります。いろんな自分がいました。きちんとした面だけを見せようと、気負っていた時期もあるし、逆にあえて力を抜いていた時期もあります。どうしたら自分が一番いい仕事ができるのか、今も試行錯誤中です。○■キャリアを通じての大きな存在は『西郷どん』――キャリアを積み上げてきたなかで、ご自身にもっとも大きな影響を与えた作品、出会いを挙げるなら?すべての監督や作品、共演者から影響をもらっていますが、明らかに大きいのは大河ドラマ『西郷どん』です。ひとりの一生を演じるという大きなことをやれた。後半になってくると、ただそこにいるだけで、意識してお芝居をしなくても、その人でいられるんです。49歳の西郷さんを演じているとき、18歳のときから何を経験してきたか知っているし、撮影を通じて実際に経験してきている。だから座っているだけでその人でいられる。それは、どの役を演じるうえでも目指したいところですが、なかなか難しい。そうした感覚になれた唯一の作品です。そのあと、大きな影響を受けたのは、この『燃えよ剣』での原田監督です。原田監督の映画作りと、それを理解している岡田さんの作品への向き合い方というのは、その後の3年間、ずっと意識してお仕事しています。――原田監督の絵作りと、それを理解している岡田さん。原田監督の役者への芝居のつけ方が、僕にはショッキングだったんです。情緒的な画とか、セリフを言う間ではなく、ストーリーでぐいぐい進めていく。ハリウッド映画的なリズム感なんですね。時代に合っていると思いますし、そうした原田監督の映画作りをきちんと理解しているのが、唯一、岡田さんでした。岡田さんは、自分の芝居だけじゃなく、全体を見ている。ふたりの意識に、すごく感銘を受けました。○■人が変わるのは立場を与えられたとき――鈴木さん自身は、学生時代はどんなタイプでしたか?僕は割と反骨心があるんです。反組織的というか、権威みたいなものがあまり好きじゃない。だから、高校になっていいなと思える人と出会えるまでは、学校の先生にすごく苦手意識がありましたね。組織の上から何か教えようとしているような先生は苦手で。――今では、座長として組織を引っ張っていく立場になることも多いです。昔は周りを引っ張っていくといったことも、意識したことはなかったです。それを感じるようになったのは、この仕事をして、責任のある役をいただけるようになってから。だから、近藤にしてもそうですが、立場が人を作るというのは、まさにあると思います。人が変わっていくのは、立場を与えられたときかなと。――なるほど。そして、先ほどのお話のように、今でも常に試行錯誤しながら進まれているんですね。自分は未熟ですから。なんでうまくいかないんだろう、こうしたらうまくいくだろうかと、その繰り返しです。日々、反省ですよ。でも最近いいことを聞いたんです。人間って、1日5回はとんでもなくバカなことをする生き物らしいんです。それはもう、すると決まっていると。だから何か失敗してしまって、「ああ、やっちゃった」と凹みそうになったら、「でも5回は必ずなにかしちゃうんだから、まだ1回だからいいや」と乗り越えることにしています(笑)。■プロフィール鈴木亮平1983年3月29日生まれ、兵庫県出身。2007年の『椿三十郎』で映画デビューを果たす。13年に主演を務めた『HK/変態仮面』で注目を浴びる。翌年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの夫を演じ、18年にはNHK大河ドラマ『西郷どん』で、大河ドラマ初出演にして主人公・西郷隆盛を演じきった。今年は4月期にドラマ『レンアイ漫画家』、7月期に『TOKYO MER~走る緊急救命室~』で主演を務めた。怪演が話題の映画『孤狼の血 LEVEL2』も公開中で、公開待機作『土竜の唄 FINAL』が控える。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年10月23日大河ドラマ『西郷どん』(NHK)や映画『変態仮面』シリーズをはじめ、シリアスからコメディまで幅広い作品に出演する俳優の鈴木亮平さん。日本を代表する俳優の1人である鈴木さんは、高学歴俳優としても有名です。出身大学は、難関大学としても知られる東京外国語大学。アメリカへの留学経験もあり、英検1級を持つほど、語学も堪能です。そんな才能あふれる鈴木さんは、芸術面でも優れたセンスを持ち、ネット上で「天は二物も三物も与えるのか」と驚きの声が寄せられています。鈴木亮平が描いた人物画に絶賛の声2021年8月5日、鈴木さんが出演する映画『孤狼の血 LEVEL2』の入場者プレゼントが発表されました。プレゼントは、同映画の登場人物である、松坂桃李さん演じる日岡秀一のポストカードサイズの肖像画。この肖像画は鈴木さんが描いたもので、Twitterでは作品の全体を見ることができます。\まさかのサプライズ&入場者特典解禁//先日の #コロフェス の裏では…日岡の宿敵・上林役の #鈴木亮平 さんが魂込めて描いた「日岡秀一」の肖像画を #松坂桃李 さんにサプライズ披露こちらの鈴木さんの力作が、20万枚限定でポストカードに✨公開初日より全国の劇場で配布されます pic.twitter.com/JjUuqtyXMZ — 孤狼の血 LEVEL2 (@Korounochi_2021) August 4, 2021 荒々しくも、どこか繊細さを感じさせるタッチで描かれた肖像画。プロの画家が描いたものといわれても、納得してしまうほどのクオリティです。もともと、ファンの間では知られていた、鈴木さんのアートセンス。今回、Twitterで肖像画が公開されたことにより、鈴木さんの才能が広く知られるようになりました。【ネットの声】・鈴木さん、絵もうまいとかどういうこと。・鈴木さん、多才だな。・プロになれるぐらい、絵がうまいじゃん!すごいな…どれだけ才能を持ってんだ。語学に長けた知性、演技力、そして絵のセンス…たくさんの才能を持つ鈴木さんに、多くの人が改めて驚かされたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年08月07日7月7日、自宅付近のマンションにスタッフたちといっしょに入っていったのは、広田レオナ(58)だった。キャップにマスク、黒を基調にした服装が印象的だ。少しだけ遅れてマンションに到着したのは、やはり黒い帽子にマスク姿の元夫・吹越満(56)。離婚後も2人の関係は良好で、昨年8月にはYouTubeで、いっしょに激辛カップ麺に挑戦するという動画も配信している。広田は6月2日に、肺がんの切除手術を受けており、その後の経過などについてもブログで発信を続けている。《傷の所は痛くないはずですって…言われても…それ、私には当てはまらないまぁ、私は乳房が大きいんですよしかもかなり下垂しているので…その重さで傷が引っ張られて痛いんです横になると、その重たいモノが傷の上によっこいしょって乗るわけですよ3キロの猫が乗っかる感じ?》(7月6日付)吹越がやってきたのは、元妻の療養生活を心配してのことなのか?事務所に問い合わせると、代表を務めている広田自身から連絡があった。「家族やスタッフたちに支えられて、療養を続けています。その日は、たまたま仕事で吹越さんとごいっしょしました。(療養生活での)吹越さんからのサポートですか?吹越さんはアーティスト、そして私は事務所の代表という立場ですので、私のほうが吹越さんをサポートする立場にあると思います。七夕に会っていた?そんなロマンチックなこと、言われるまで考えてもいませんでしたよ(笑)」手術の痕は痛むそうだが、そのしっかりした明るい口調からは確かな回復ぶりが伝わってきた。
2021年07月18日体型、声、表情…役作りの全てを通して、物語に圧倒的な説得力をもたらす役者、鈴木亮平。当て書きされたという最新主演ドラマの役柄に透けて見える、柔和な人柄の奥に秘めた熱意や原動力に迫る。いつも自分を成長させておかないと気が済まないんです。アブノーマルなヒーローから歴史上の偉人、そして引きこもりの天才漫画家まで、鈴木亮平さんが演じてきた役の幅の広さには驚くばかりだ。役作りでのエピソードも多い。その振れ幅を飛び越える時に大事なのは「人生を捧げる価値をその役に見つけ出すこと」だという。7月から始まる『TOKYO MER~走る緊急救命室~』では救命救急医を演じる。初めての本格医療ドラマ主演ということで、映像や書籍で医師役のイメージを膨らませてきた。「なかでも『国境なき医師団』に関する本が衝撃的でした。実際会ってお話も聞いたんです。海外の紛争地という極限の環境下で人の命を救う人たちがいることを知って、僕の中でスイッチが入りました」目下格闘中なのが医療用語。「いろんな薬の名前が出てくるんですけど、それがどういう作用をする薬で、どう使われるものかを理解しないと頭に入らないタイプなんです、僕は。なので今、医学生かと思うほど勉強してますよ。こんなに勉強してるの、世界遺産検定を取った時以来です」と笑う。MER=Mobile Emergency Room、つまり“動く救命救急室”と呼ばれる架空の救命医療チームのリーダー。それが鈴木さんの役どころだ。数々の国民的ドラマを生んだ日曜劇場という枠だけに、スケールも役者に求められるものも桁違いだという。「現場に入ると、今まで誰も見たことがないような医療シーンを撮ろうとしている制作陣の意気込みがありありと伝わってくるんです。爆発現場とか、大規模事故とか、ありえないようなスケールのセットが組まれていたりするので。同時に、役者陣に求められるレベルも非常に高くて、まるで挑戦状を叩きつけられているような気分です」象徴的なのが第1話序盤にある事故現場のシーン。鈴木さん演じる医師・喜多見幸太はチームを率いて大型車両の衝突事故現場に向かい、危険を顧みず次々と意識不明の重症者の処置を行う。しかも、スタッフに的確な指示を与え続ける。「普通なら一人助ければ終わるのに、すぐに別の人が救助を待っている。その患者をオペしたと思ったら今度はまた外で意識を失っている人のところに走っていく…まさにスーパードクターですよね。それを、最初から最後まで一発で撮るって聞いて、『できるのか?お前ら』って試されているんだなと感じました。だから、『俺たちやってきましたけど、そっちはどうですか?』って叩き返せるぐらいの覚悟で準備しています」強い信念を持ちながらも、どこか飄々としている喜多見医師。鈴木さんをイメージして作り上げられたというこの人物像をどう感じているのだろうか。「仕事や人間関係においてこうありたいと思う理想が自分と近い人だなと思います。熱い人だけど、それを他人に強要せず、いつの間にか自分のペースに引き込んでいく。『あいつだから仕方ないよな』って言われるようなエキセントリックな面を持ちつつも、『人の命を救いたい』という信念は絶対にブレない。僕自身はそんな立派な人間じゃないんですけどね」特に自分に“当て書き”されていると感じるのは「笑顔で誤魔化しながら意見の相違を乗り越えていくという手法」だそう。「僕、喧嘩したくないので(笑)。相手の立場で考えて、妥協できるところはしながらも、信念は曲げない。それが一番早い方法じゃないかなと思うんです」自分に満足しない人でもある。常に新しい自分を探求し、挑戦を続ける。その根底にある原動力は?という問いには、「うーん」と少し間を置いた後に、「自分への自信のなさ」という想定外な答えが戻ってきた。「このままじゃだめだっていう気持ちが常にある。それはもしかしたら、あまり求められなかった20代があったからかもしれない。いつも自分を成長させておかないと気が済まないんです。当時大活躍していた眩しい同年代の人たちに追いつき追い越すためには自分の特性、人がめんどくさいと思うようなことをやり続けられるという才能を生かすしかないぞ、と」そんな想いで重ねてきた挑戦が演技者としての血肉となり鈴木さんの現在がある。「喜多見も最初からスーパードクターだったわけじゃないだろうなって思ってます。僕と同じく不器用で、がむしゃらにやってきて、失敗も苦労もしてきた人。だからこそ人の気持ちがわかるし、後輩にいいアドバイスができたりもする。これは、僕の勝手な解釈なんですけどね」日曜劇場は「演技に込めた熱が、いい形で見る人に伝わる枠」だと感じている。だからこそ今回はいつにも増して体当たりで臨みたい、とも。「素の自分に近い役だけに、人間力が試される作品だと思っています」8月には極悪人を演じる映画『孤狼の血 LEVEL2』の公開も控える。信念を貫く救命医と非道のアウトロー。役者・鈴木亮平の両極を同時に目撃できる夏がもうすぐやってくる。日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』救命救急チーム「TOKYO MER」のチーフに任命された喜多見幸太(鈴木亮平)。過酷な現場でも危険を顧みず命を救おうとする彼の信念が徐々に周囲を動かしていく…。毎週日曜21:00~放送。初回は7月4日、25分拡大。すずき・りょうへい1983年3月29日生まれ、兵庫県出身。俳優。小誌にて「鈴木亮平のシネマで英会話」が好評連載中。出演する映画『孤狼の血 LEVEL2』が8月20日より全国公開予定。シャツ¥81,400パンツ¥79,200(共にルメール/スクワット/ルメール TEL:03・6384・0237)ヴィンテージの時計¥550,000(ダズリング TEL:03・3475・6677)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年7月7日号より。写真・ティム・ギャロスタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)取材、文・東海林美佳撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年07月06日Snow Manの向井康二と阿部亮平が新たにセブンネットショッピングの新商品ネックレス「SILVER SNOW」のイメージキャラクターに就任し、7日から全国で放送される新CM「SILVER SNOW」編に出演する。日本のCMで初となる、先進的な自由視点映像生成技術を用いた「ボリュメトリックビデオ」を使用した本CMでは、雪の結晶をイメージしたステージで向井と阿部が華麗なアクションを披露。現実にはありえない視点やスピード感を表現した映像を制作するため、空間映像のエキスパートを招集し、151台の4K高画質カメラを用いた最先端の技術が採用された。20日に発売されるSnow Manのニューシングル「Grandeur」がテーマソングとなっている。撮影当日、まずは通常カメラでのセリフシーンからと伝えられ「いきなりセリフとは思わなかった。緊張するわ~」と動揺しながらも「クール系な感じですか?」とイメージを確認する2人。本番前に練習をすると、あまりにもキレイにハモったお互いの声に驚きながら「めっちゃハモってる~!」と爆笑。一気に緊張がほぐれ、撮影はスムーズに進行していく。本番の合間には、向井のボケに対し阿部が絶妙なタイミングでツッコむという完成された漫才のような掛け合いが続き、スタジオ内は常に笑いに包まれた。数テイクで撮り終えた向井が上機嫌で「君と僕のキズナ~♪」と、CMのキャッチコピーで即興の歌を披露すると、阿部が「本当にありそうな歌! 名曲の予感! CMソングにどうですか!?」と続け、息の合ったコンビネーションを見せるワンシーンも。アクションの振付は、人気振付師・振付稼業air:manが担当した。キックボクシングの経験がある向井はキックを取り入れた動き、阿部はエレガントなポーズを軸に、クリスタルを撒くイメージのアクションに挑戦。短時間での練習となったが、わずか数分の指導だけで完璧にマスターし、監督も称賛を送った。日本のCM初となる最新技術について向井は「“初”なんですね。“初”でできるのは本当にうれしい」と喜びをあらわに。阿部が撮影について「『どんな画になるんだろう』と思っていたけど、確認したら、すごい! 空間を冷凍保存して、いろいろな角度から見られる……みたいな」と表現すると、「動いてたから“冷凍保存”ではなくない? 上手いこと言ってるみたいだけど(笑)」と今後は向井がツッコむ。キャッチコピー「君と僕のキズナ」にちなみ2人の“キズナ”について聞くと、向井が「昨日、久しぶりにふたりで食事をしたら奢ってくれたんです。キズナを感じましたね~。準備してレジに行こうと思ったら、もう払ってくれてて」と阿部とのキズナエピソードを披露。また「阿部ちゃんは免許を持ってるけど運転に慣れてないので『運転を教えてほしい』と言われて、頼られてるのかな」と続けると、阿部は「ドライブ行きたいねって前から話してたんです。落ち着いたら行きましょう、約束ね」と応えた。
2021年01月06日俳優として数々のドラマや映画で活躍している鈴木亮平(すずき・りょうへい)さん。その明るく優しい人柄と抜群の演技力で老若男女問わず、人気を博しています。そんな鈴木亮平さんが結婚をブログで報告したことや妻、子供、連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)の結婚エピソードなど、さまざまな情報をご紹介します!鈴木亮平が結婚をブログで報告映画『俺物語!!』やドラマ『銭形警部』(日本テレビ系)などの数々の作品で主役を務め、活躍している鈴木亮平さん。プライベートでは2011年7月に年上の一般女性と結婚しており、同年12月には第1子が生まれる予定であることをブログを通じて報告しています。いつも、大きなご声援ありがとうございます。今日は、突然のことで驚かせてしまうことになり申し訳ないのですが、皆さんにきちんとご報告しておきたいことがあります。この度、私鈴木亮平は、かねてよりお付き合いさせていただいておりました女性と結婚することになりました。学生時代からお付き合いしていた年上の女性で、一般の方です。先日挙式をさせていただき、そして、12月に誕生予定の新しい命も授かっています。この年に新たな命を授かったこと、その意味をかみしめながら、子供という奇跡が時代の希望として生まれてきてくれることを心待ちにしています。守るものを得られたことで今、ようやく男としてのスタートラインに立てたという想いです。まだまだ未熟な自分ですが、それでもこうして今の自分があるのは、間違いなく、応援し支えてくれる皆さんのおかげです。今後も地に足をつけ、これまで以上の情熱と誠意を持って表現者としての自分を磨いていきますので、これからの鈴木亮平にもご期待いただければ幸いです。繰り返しになりますが、突然のご報告で驚かせてしまってすみません。変わらぬご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。2011年7月28日 鈴木亮平鈴木亮平オフィシャルブログーより引用この報告にファンは「おめでとうございます」と祝福。その一方で、「ショック…」「悲しいけど、幸せそうで何よりです」といった悲喜こもごもな反応を示しています。 この投稿をInstagramで見る まだまだオフショットも。タキシードを着た早坂さん。誰かを見つめているのか、優しい目線…。最終回の早坂さん、本当に破壊力あります。全女子必見! #タラレバ #東京タラレバ娘 #東村アキコ #3月22日最終回 #理想の旦那像凝縮したら #きっとそれは早坂さん #見つめる先に何があるのか #それは最終回を見てのお楽しみ #優しい笑顔も見納めかと思うと #寂し #鈴木亮平 スペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』【公式】 (@tarareba_ntv)がシェアした投稿 - 2017年 3月月20日午前2時33分PDT鈴木亮平さんは結婚報告から3日後に『感謝』というタイトルでブログを更新。ファンから寄せられた祝福のメッセージに答える形で謝辞をつづっています。こんにちは。皆さんからの沢山のメッセージ、本当にありがとうございます。大事に読ませていただきました。そして、あらためて、自分は本当に人に恵まれ、支えられているなと、感動しました。また、この2日間で仲のいい友達や知り合いからも沢山のメールと電話をもらいました。周りへの感謝を忘れずにいたいと、あらためて思いました。これからも、想いと言葉を大切にしながら、皆さんと向かい合っていきたいと思います。本当にありがとう。今後とも、どうぞよろしくお願いします。鈴木亮平オフィシャルブログーより引用真面目で誠実な人柄の鈴木亮平さんらしい文章ですね。そして、心の底から妻と子供を幸せにしたいという気持ちが伝わってきました。鈴木亮平の妻は年上!鈴木亮平さんの妻は年上の一般女性。結婚する6年前に知人の紹介で知り合い、学生時代から交際をスタートさせています。妻はどんな人かというと、マイペースな性格なのだとか。鈴木亮平さんは、自分にないものを持っているところに惹かれたとコメントし、「彼女となら互いを尊重し、よりよい人生を歩んでいけると思い結婚を決意した」と話しています。 この投稿をInstagramで見る 早坂さんみたいな人、いそうでいないんだよな〜。いるけど気づいてないだけ?とにかく今夜は早坂さんに癒されたい気分。 #タラレバ #東京タラレバ娘 #東村アキコ #第4話まであと3日 #日テレ #好きなタイプが #結局は優しい人に落ち着く #若い頃には気づかないかもだけど #てか好きなタイプってなんなんだ #結局は好きになった人がタイプ #そーゆーもんだよ #鈴木亮平 スペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』【公式】 (@tarareba_ntv)がシェアした投稿 - 2017年 2月月5日午前3時44分PST鈴木亮平の子供は女の子!2011年11月に無事、第1子となる女の子が誕生したことを報告している鈴木亮平さん。当日は出産に立ち会い、感動の瞬間を目の当たりにしたようです。そして、ブログには生まれてきてくれたことへの喜びとともに、父親としての決意をつづっています。いつも温かい応援、本当にありがとうございます。皆様に、今日は大切な報告をさせていただきます。本日午後12時53分、都内の病院にて、無事に女の子が誕生いたしました。予定日より早い出産でしたので体重は2440gと小さめですが、母子共に健康で、泣き声の大きな女の子です。出産にも立ち会うことができ、生命が生まれる奇跡を肌で感じることができました。今隣で息をしている小さな命を見つめていると、これまで経験したことのない大きな感情が沸き上がってくるのを感じます。これからも、決意を新たに、表現者として、父親として、人間として、より一層精進していきますので、変わらぬご声援の程、どうかよろしくお願いいたします。感謝2011年11月17日 鈴木亮平鈴木亮平オフィシャルブログーより引用鈴木亮平さんは『花子とアン』やドラマ『テセウスの船』(TBS系)などの作品で優しい父親を演じていました。 この投稿をInstagramで見る 和子お母さん❣️ おたん生日おめでとう❣️ 慎吾〜❗️ ケーキの下で雨宿りしちゃだめぇ〜☔️ #テセウスの船 #佐野家 #和子お母さん #文吾お父さん #心さん #心さんと一緒 TBS日曜劇場「テセウスの船」公式 (@theseus_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 2月月14日午前12時12分PSTそして、実生活でもイクメンぶりを発揮しており、娘の幼稚園の送り迎えをする姿などが目撃されています。これからも愛する妻と娘を支える、一家の大黒柱として活躍してほしいですね。鈴木亮平が『花子とアン』での結婚について語る!鈴木亮平さんは『花子とアン』で女優の吉高由里子(よしたか・ゆりこ)さん演じるヒロイン・花子の夫となる村岡英治役を好演。物腰柔らかで知的な御曹司という役どころがぴったりとハマり、その名が世間に広く知れ渡るきっかけになりました。そして、村岡英治が花子にプロポーズする回について鈴木亮平さんは「朝ドラ史上に残るプロポーズシーンの1つになった」と豪語。その言葉通り、視聴者の反応も上々で同放送回は視聴率23.5%を記録しています。そんな鈴木亮平さんが2014年7月27日にブログを更新。結婚式のシーンで着用した羽織姿の写真を公開しています。2人の結婚式のシーンでは、ヒロインの父親役を演じた俳優の伊原剛志さんがおかしなセリフをいい出したことをきっかけに、ほかの共演者もつられ、グダグダな雰囲気に。すると、吉高由里子さんがツボにハマり、笑いが止まらなくなるという事件が起こります。それでも表情を一切崩さず、その場面を乗り切った鈴木亮平さん。「僕は役にしっかり入り込むタイプなので」といい、吉高由里子さんから「ずるいわー」とつっこまれています。和気あいあいとした雰囲気の撮影現場だったことが伝わってきますね。そんな同作には関東大震災や戦争といった悲しい時代背景も描かれていることから、鈴木亮平さんはブログに「村岡家にとって大きな意味を持つ撮影だった」とつづっています。先週の予告にもありましたが、明日からの花子とアンは震災を描く、とても重要な週の放送になります。村岡家にとっても、宮本家や安東家にとっても、そして僕自身にとっても大きな意味を持つ撮影でした。鈴木亮平オフィシャルブログーより引用この作品を通じて、改めて家族の絆の強さを確認したのでしょうか。つらい出来事があっても支えあいながら前に進んでいく夫婦の姿は多くの人を勇気付けています。鈴木亮平さんにはこれからも妻と子供を守り抜いて、素敵な役者人生を送ってほしいですね。鈴木亮平プロフィール生年月日:1983年3月29日出身地:兵庫県身長:1863最終学歴:東京外国語大学英語専攻特技:英会話、英検1級、テーブルマジック、裁縫所属事務所:ホリプロダクション2006年、ドラマ『レガッタ〜君といた永遠〜』(テレビ朝日系)で俳優デビュー後、2007年に映画『椿三十郎』でスクリーンデビューを果たす。そして2013年には映画『HK/変態仮面』で主演を務め、人気俳優の地位を確立。2014年に連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの夫役を好演してさらに知名度を高めた。2018年には大河ドラマ『西郷どん』(NHK)で主演・西郷隆盛役に抜擢。現在もドラマや映画、CMなどで活躍している。鈴木亮平の体は変幻自在?結婚した時の言葉や、役者としての考え方がカッコイイ![文・構成/grape編集部]
2020年10月12日ファッションブランド・メゾン エウレカ(MAISON EUREKA)と、アーティスト・佐々木亮平によるコラボ企画展「BETTER THAN BEFORE BREAKING」が、伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP/アート アップ」にて、7月10日まで開催中。福岡を拠点とするアーティストの佐々木亮平と、今、ファッション業界から熱い注目を集めるメゾン エウレカのデザイナー、中津由利加との偶然の出会いによって生まれた今回のコラボレーション企画。「BETTER THAN BEFORE BREAKING」と題した本展は、割れた陶器を修復する「金継ぎ」から着想し、壊れても再構築することでさらに良いモノが生まれる日本ならではの文化と、昨今のコロナ禍で壊れてしまった日常が回復して、より良くなっていくことへの願いや想いが込められている。会場では、お互いの作品からインスピレーションを受けて共同制作したTシャツやスニーカーが販売されるほか、佐々木氏のアート作品やポストカードの展示販売も行われている。MAISON EUREKA × RYOHEI SASAKI Tシャツ 各21,780円 ProfileRYOHEI SASAKI 1985 年⽣まれ、福岡県出⾝。2007 年よりライブペインターとして福岡を拠点に活動開始。⽯や岩、⽔など⽇常的な⾃然物をモチーフにし版画の⽤に⾒える⼿書きの作品が特徴的。2013 年開催のLIVEPAINTING DOJOにてkaikaikikiよりGEISAI 賞を受賞。その後東京都での個展開催や、雑誌「THE DAY」や「BEAMS 原宿」へファッションアイテムのデザインを提供するなど活動の幅を広げている。中津 由利加/MAISON EUREKA 1984年福岡県生まれ。セレクトショップバイヤー、シューズデザイナーとして活躍後、2011年にドイツを訪れ出会ったベルリン特有のアンダーグラウンド且つクリエイティブなカルチャーやライフスタイルに共感し、2013年ベルリンへ移住した後2014年に自身のブランド・メゾン エレウカ(MAISON EUREKA)をスタートし現在に至る。Interview友達の友達が繋がって実現した、運命的なコラボレーション――そもそも、二人はどんなきっかけで出会ったのだろうか。【中津】もともと共通の友人がいまして、その友人を介してっていう感じですね。私が昔、ロンドンに住んでいたときの友人の旦那さんの出身が私と同じ福岡県で。そして佐々木さんも福岡の出身なんですけど、その友人の旦那さんがたまたま佐々木さんのお友達で、私の展示会に連れてきてくださったんです。【佐々木】もともと僕も由利加さんが福岡の出身で、洋服を作っている方だっていうことを友人を介して聞いていたのですが、どういう服を作られているのかっていう情報が無いなかで展示会にうかがって。実際に行ってみたら、すごく立派な展示をされていたのでびっくりしました(笑)。そこでお会いしたときに僕自身がアーティストであるということはお伝えしたのですが、具体的に作品をお見せすることができなかったので、次にお会いする機会を由利加さんに作ってもらって、その時にZINE(自費出版作品)にまとめた自分の作品をお見せしました。RYOHEI SASAKI ※今回の展示会ではこちらの作品展示はございません。【中津】佐々木さんはガラスペンを使って作品を描いていらっしゃるのですが、私から見て佐々木さんはなんでもできるんですよ。センスがすごく良くて、どんなテイストの絵でも、ある程度クリアできるといいますか。でもそういった器用さがあるゆえに何でもできてしまうから、その中に自分のスタイルを入れつつ試行錯誤をして模索しながら制作されているように見えます。――今回コラボレーションをするにあたり、どのように制作を進めていったのですか?【中津】私はテキスタイルや柄を作って欲しいってお願いをしたのと、あと以前見せてもらったZINEに載っていたような、ガラスペンで描いたイラストのタッチがいいということも伝えて。具体的にどんな柄にするとかは、LINE電話やSlackを使って話し合いました。佐々木さんは佐々木さんなりに私の好きなテイストをキャッチしてくれて、さらにそこから掘り下げてデザインパターンを作ってくれました。ミーティングは結構しましたね。【佐々木】最初はガラスペンやインクを使って自分で描いたパターンを提案させていただきました。それと、僕が個人的にいろいろな情報を集めて、そこから着想を得たものも加えて提案させていただきました。そのなかで由利加さんにキャッチしてもらったのが、僕が独自にリサーチをして見つけたものをコラージュしたもので。そこからはわりとすんなり進んでいったと思います。お互いに発信し合う心地よい刺激が、次の創作やアイデアに繋がる――今回のコラボを通じて改めて感じたことがあるそう。【中津】やりとりはけっこう大変ですけど、でもそれ以上に一緒に考えたりすることは楽しいですし、それがお互いの制作にとって良い影響になったらいいじゃないですか。この経験が学びにもなったり、広がりにもなったり、いいこともたくさんありますから。作品を通じて仲良くなって、おでん屋さんに行ったりもできるし(笑)。そこからまた佐々木さんのお友達が私のブランドを知っていて、そのお友達とも繋がって。そのお友達ももともと東京にいてファッション業界で働いてらっしゃった方で、共通のお友達がまたそこにもいたりとか。他にもいろいろと繋がりがあるんですけど、すごい不思議なご縁ですよね(笑)。【佐々木】今回の展示を機に、また新たなご縁ができるかもしれないですね。【中津】たしかに。出会うべくして出会うっていう感じはしますよね。タイルモチーフのアイコニックな柄など、二人の“好き”が詰まった展示――今回の展示ならではの魅力はどのようなところでしょうか。【佐々木】テーマに掲げたのが「BETTER THAN BEFORE BREAKING」。最初は、僕も由利加さんもお互いにモノに興味があるという部分から入りました。モノって壊れるじゃないですか。例えば陶器なら落とせば割れるし。でも日本には、そういったものを修復する文化で「金継ぎ」って、ありますよね。壊れてしまったモノを捨てるよりも、それを加工することで再構築し、壊れる前よりもさらに愛着が湧いたりとか、そういう感覚が素敵だなと思って。以前から自分でも修復をしたりていますし、これは今回の展示のお話をいただく前から思っていたんですけど、今ってコロナ禍で大変な状況ですよね。今までの日常は壊れてしまったけど、でもそれがまた回復したころには世の中がもっと良くなっていたらいいなって。今回の展示を通じて、そういった部分は伝えていけたらいいなと思っています。MAISON EUREKA × RYOHEI SASAKI スニーカー 31,900円【中津】今回のコラボレーションとの関連性を持たせたもので、ほかの展示ではやらないようなことをしようっていうことを意識して、佐々木さんと話合ってきました。<メゾン エウレカ>として出させていただくものは、今販売されている今季のアイテムが並ぶのですが、ほかには特別に佐々木さんに手描きで仕上げていただいたコラボレーションのスニーカーを限定で作っています。私も大好きなんですが、佐々木さんのアイコニックなアートワークである、タイルの模様に細かな色を塗ったスニーカーです。他にも佐々木さんの作品のポストカードなど、展示されているものは全て購入できますし、価格も買いやすく設定されているので、本当にあまり今までアートに触れてこなかった方にとっては、本当によい機会になると思います。そして、これまでの佐々木さんの展示会はわりと玄人向けと言いますか、本当にアートに興味のある方しか絶対に足を運ばないような展示でしたが、伊勢丹新宿店メンズ館だったら、アートに詳しい方だけでなく、興味はあるけどあまり詳しくない方まで、さまざまな方に見ていただける機会になるだろうと思います。今回の展示を通じて、アートに興味を持ってもらえたら嬉しいですね。イセタンメンズ公式メディア「IMn」内の「ART UP by MEN’S CREATORS」では、バイヤー独⾃の視点でキュレーションした、アーティストとその作品にフォーカスし、ファッション分野との密な繋がりを見せるアートの世界を探り情報を発信している。Interview:Kei Osawa【イベント情報】MAISON EUREKA × RYOHEI SASAKI 企画展「BETTER THAN BEFORE BREAKING」会期:6月10日〜7月10日場所:伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内「ART UP/アートアップ」時間:10:00〜20:00(*6月12日までは午前11時から午後7時まで)コラボレーションアイテムの一部商品は三越伊勢丹オンラインストアでも販売中
2020年06月12日俳優の鈴木亮平が3日、オフィシャルブログを更新し、緊急事態宣言下での外出自粛中の生活や仕事を再開した近況を明かした。約2カ月ぶりに投稿した記事のタイトルは「自粛が明けて」。「全国的に自粛期間が明けて約一週間。皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 体調崩されていませんか?」とファンに問い掛け、「長かった自粛期間。僕も仕事はほぼ全てが延期や停止になりましたが、ジタバタしても仕方がないと覚悟を決め、のんびりと自宅で過ごしていました」と外出自粛生活を振り返った。「皆さんからいただいたバースデーレターを読ませていただいたり、ベランダでパクチーを育ててみたり、剪定したウンベラータからだんだんと芽が生えてくるのを観察して喜んでみたり(笑)」と具体的に行っていたことを挙げ、「自粛期間が明けてからは、なまった体を起こすために運動を再開したり、久しぶりに出かけてみたり、少しずついつもの日常を取り戻そうと努めています」と報告。そして、「今週とても嬉しいことがありました。一時停止になっていた作品のうちの一つが、ついに動き出したのです。少人数交代制での本読みだったのですが、なんと言っても久しぶりの演技。何といいますか……ちょっと緊張しますねやっぱり(笑)」と仕事も再開し始めたことを伝え、「ただ、短時間の本読みだけだったけれど、めちゃくちゃ楽しかった。やっぱり、演じていると生きている実感が湧くというか……『他の人間になりきると生きている実感がする』なんて妙な響きですよね。でもそれが『演技』というものの不思議な魅力でして」「ソーシャルディスタンスはキープしつつ、マスクをつけたままの本読みで、撮影ではフェイスシールドも多用することになりそうですが、それでもまたこの仕事に戻って来られて、今とても幸せです」と演じることの喜びを噛み締めているようだ。「感染症だけでなく、世界中で痛ましい事件や人種差別など、心を痛める出来事が続いています。ニュースを見ていると心がモヤモヤしてしまいがちですが、それでも気持ちだけは、何とか前を向いて、希望の見える方向に進んでいきたいですね」と心境をつづる鈴木。「最後に、今日も最前線で戦っておられる医療関係者の方々とそのご家族に、大きな感謝と敬意を表します」とメッセージを送り、「ではでは、撮影に向けて徐々にエンジンかけていきますよ。皆さんも、どうか引き続き心身共に健康でいてくださいね。鈴木亮平でした。自宅より」と結んでいる。
2020年06月04日11月8日(金)から公開中の映画『ひとよ』で父親を殺害した母親の長男を演じた鈴木亮平さんのサイン入りチェキを1名様に!応募はぴあ(アプリ)にて11月18日(月)まで受付中。ぜひご応募下さい!お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=39e7f65c-1792-4cf3-836d-b081b4f18d3d)
2019年11月11日藤原竜也と鈴木亮平という“同級生コンビ”が舞台で共演するのは、本作『渦が森団地の眠れない子たち』が実に10年ぶり。さらに作・演出は、人間ドラマを真っ向から描く骨太な作風で、岸田國士戯曲賞を受賞するなど高い評価を得ている劇作家・演出家の蓬莱竜太。となれば、タイトルから想起するようなチャイルディッシュな内容で終わるはずもない。9月上旬、その気になる内容を確認すべく、稽古が始まったばかりのスタジオを訪れた。【チケット情報はこちら】稽古場に入ると、キャストたちが“本読み”(台本を見ながらセリフを読む)の真っ最中。しかし藤原や鈴木をはじめ全員が、まるで“立ち稽古”のように声を張り、表情豊かに会話するさまが圧巻だ。同じ団地に住む小学生という設定の佐山鉄志役・藤原と田口圭一郎役・鈴木にしても、ことさら“子供らしく”演じている様子はない。頭の回転が早く、圧倒的な力で周りの人間を掌握してゆく鉄志と、そんな鉄志たちを一歩引いて見ているかのような圭一郎。それはそのまま大人の縮図だが、時折見て取れる短絡的な行動は、彼らがまだ“子供”である証拠だ。ギャップは笑いを生みつつ、ゾッとするような怖さも含んでいて……。短い時間ながら、思わず引き込まれる稽古場見学となった。稽古後のインタビューには藤原と鈴木、蓬莱が参加。やはり気になるのは、蓬莱が“あて書き”として、藤原と鈴木を子供に設定した点だ。藤原と飲み仲間という蓬莱は「藤原さんが時々見せる子供っぽさが、僕は面白いなと感じていて。それと対比する意味でも、鈴木さんにはもともとの誠実性は保ちつつ、小さな罪を犯してしまうような役を演じてもらいたいなと。それでこういう設定になりました」と語る。藤原は「せっかく子供の頃の苦い思い出を掘り起こして蓬莱さんに2時間ほど語ったのに、全然採用してくれなかった……」と笑わせながらも、「“あて書き”というのは僕たちにとってぜいたくなこと。大きなチャンスでもあるので、蓬莱さんの期待に応えていきたい」と意気込む。鈴木もうなずきながら、「蓬莱さんの観察眼がすごいと思うのは、圭一郎が経験したことって、僕自身も確かに覚えがあるんですよ。子供の頃って苦しいこともいっぱいありましたよね。そんな生々しい気持ちと向き合って、きちんと演じなければと思っています」と話した。多くの舞台に出演してきた藤原だが、蓬莱自らの演出を受けるのは今回が初めて。「すごく新鮮だし、楽しいです。一緒にモノづくりをしていると、改めて演劇って大事だなと思うし、“ホームに戻ってきたな”という気持ち」と充実の表情だ。鈴木も「蓬莱さんは台本も演出もすごく繊細で緻密で、しかも面白い。蓬莱さんの色に染まれることが幸せだなと感じています」と語る。キャスト・スタッフともに盤石の布陣で贈る本作。その世界観が立ち現れる本番を、楽しみに待ちたい。公演は本日10月8日から20日(日)まで、東京・新国立劇場中劇場にて。その後、全国を巡演。取材・文:佐藤さくら
2019年10月08日俳優の大谷亮平が10日、東京・大井町の大井競馬場でトークイベントを行った。東京シティ競馬のキャンペーンキャラクターを中村倫也、賀来賢人とともに務めている大谷亮平がが、南関東3歳クラシック3冠レースの最終関門として、地方やJRAからトップクラスの3歳馬が結集する「第21回ジャパンダートダービー」のレース前に登場した。多くの観客を前にして「こんなにお客さんが入っているんですね。あちら側(観客席)で見たことはありますが、こちらで見るのは初めてです。華やかでビックリしました」と感想を述べ、「こんなにお客さんがいるのは初めてなので、早くレースが見たい気持ちでいっぱいです。本当に豪華ですよね」と語った。トークショーの前には大谷の冠がついたレースも実施されたが、「僕の人生で最初で最後ですよ。上で見ていたんですけど、事務所のスタッフが当てたんです。だからすごく興奮しました。自分の名前がついたレースを当てたので、今日は良い日だなと思っています」と笑顔を見せた。現在放映されているCMでは、中村倫也と賀来賢人の上司役として出演している大谷。中村と賀来について「とにかく若々しいですね。おしゃべりも大好きだし、あの年代にある色気を感じました」とコメント。前回の同所で行われたトークショーでは、中村が出演して「大谷さんは天然」と明かしていたが、それについて問われると「(天然と)言われることがあるんですが、マイペースなのでそう言われるんですかね。中村さんとのやり取りで天然ということはないんですけど(笑)」と苦笑いを浮かべた。また、トークショー中では「第21回ジャパンダートダービー」の予想も行い、大谷の両親が高知出身ということで高知競馬所属のナンヨーオボロヅキを予想。「僕は大阪で育ちましたが、両親が土佐の人間なので、是非応援したいなとう期待を込めて選ばせてもらいました。土佐の血が通ってまして。この馬を見た時は賭けてみたくなりましたよ」と自信満々だったが、結果は残念ながら最下位の14着に終わった。
2019年07月11日7月1日、俳優の鈴木亮平(36)がTBSラジオ「たまむすび」に出演。NHK大河ドラマ「西郷どん」で演じた西郷隆盛の役作りについて語った。鈴木といえば、役に合わせて体形をコントロールする役者として知られている。番組では、やせる方についての質問が多いとコメントした。そこへカンニング竹山(48)が「太り方を教えてください」と投げかけたところ、鈴木は「なんでですか?」と困惑しながらも「西郷どん」の撮影当時をふり返った。太ってお腹が出てしまったため、靴下がはけなかったという鈴木。そんなどっしりとした体形を作るには「ひたすら食べるよりほかに近道はなかった」と明かした。そして1年以上かけ、元の体重よりも25キロほど増やしたことも告白した。また、周囲からは役作りのために「太らなくてもいい」と言われていたとも明かした鈴木。しかし西郷隆盛のどっしりとした体格が役に説得力をもたらすと判断し、太ることを決意したという。そうした決意の背景には、西田敏行(71)の存在があったという。西田は1990年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」で同役を演じた。鈴木は「まさに西郷そのものだった」と絶賛し、「西田の後に自分が演じるのは凄いプレッシャーだった」とふり返った。これまで「西郷=西田」のイメージだったという竹山は、「西郷どん」以降はイメージが鈴木に変換されたとコメント。これに対して鈴木は「その言葉が一番嬉しい」と喜んだ。今秋には舞台「渦が森団地の眠れない子たち」で藤原竜也(37)と共に小学生役に挑戦する鈴木。5月には同舞台のビジュアルも公開され、鈴木の体形はすっかり元に戻っていた。そんな鈴木に《想像のはるか上を超えてきましたね~》《本当に小学生に見えるから凄いです!》《違和感ねぇーですぜっ!》とファンから絶賛の声があがっていた。
2019年07月02日6月18日、鈴木亮平(36)がTwitterを更新し、「久しぶりのプライベート旅」とつづった。投稿には壮大な滝壺の動画と共に「#鈴木亮平世界遺産の旅」とのハッシュタグが。そんな鈴木が「さて、ここはどこでしょう?」と出したクイズに、フォロワーから回答が殺到した。《イエローストーンですか?》《なんかユーコンぽいなって思いました》《カナディアンロッキーかなぁ》鈴木といえば、世界遺産検定1級の持ち主の俳優。鈴木が持つ1級は《世界遺産の理念を理解し、全遺産の過去から現代までを歴史の流れの中で理解できる》とハイレベルな理解力が求められる。そんな鈴木の博識ぶりはバラエティ番組などの共演者が舌を巻くほどだ。鈴木といえば昨年、NHK大河ドラマ「西郷どん」で歴史上の人物・西郷隆盛役を演じた。ドラマ放送初日に、鈴木は西郷隆盛について「不勉強だった僕にとって、あまりよく分からない存在でした」とブログにつづっていた。しかし、放送が回を重ねるごとに鈴木はブログを更新。そして「西郷どんこぼれ話」として計47回にわたり、ドラマ撮影のエピソードをつづった。その中には、鈴木が学んだ歴史エピソードにまつわるものも多かった。たとえば幼少期の「吉之助」から「隆盛」に名前が変わったときも、鈴木は「名前の秘密」というタイトルでブログを更新。西郷隆盛の本当の名前について、明治政府と西郷隆盛の幼馴のやりとりを交えながらわかりやすく解説した。するとファンから《西郷隆盛の名前の経緯知りませんでした》《とてもお勉強になります》《亮平さんがこぼれ話してくださらなかったらずっと知らないままでした》という声が殺到。このように並々ならぬ鈴木の知的好奇心は、視聴者がドラマを楽しむのに一役買っていた。そんな鈴木は21日、旅先の「第2ヒント」となる動画を投稿。プライベート旅にもかかわらず、クイズを出してファンを楽しませている。そんな鈴木に《知らない場所に連れて行ってくれてるようでうれしいです》《仕事しながら私も旅行気分》《答え合わせ楽しみです!》と歓喜の声があがっている。
2019年06月21日藤原竜也(36)と鈴木亮平(35)が10月に都内で上演される舞台「渦が森団地の眠れない子たち」でW主演すると、一部スポーツ紙が報じた。記事によると、同作は舞台版「世界の中心で、愛をさけぶ」で知られる脚本家の蓬莱竜太氏(43)が2人のために書き下ろしたオリジナル作品。同じ団地に住む仲良し小学生2人(藤原、鈴木)がささいなことがきっかけで仲違いするストーリー。団地内での王座を争う人間ドラマで、小学生が主人公ながら昼ドラ並みの“ドロドロ悲劇”が描かれるという。「藤原さんと鈴木さんは10年ぶりの共演。同じ事務所に所属する2人ですが、その経歴は対照的。藤原さんは若かりしころから脚光を浴び、鈴木は遅咲き。しかし鈴木は昨年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で主演をつとめるなど、役者としての“格”で藤原と並んできました。今回はそんな2人の壮絶な演技バトルが注目されています」(演劇担当記者)鈴木といえば、ハリウッドスターのロバート・デ・ニーロのように役に合わせて体型を変化させる「デニーロ・アプローチ」で役づくりすることで知られている。「西郷どん」では西郷隆盛のイメージに少しでも近づけるため、筋骨隆々のボディだったが……。「藤原さんの体型と対照的でおもしろいですが、今のままの体型だとジャイアンのような小学生になりそう。鈴木さんが小学生役のためにどんな役作りをするのか。業界内でも注目を集めています」(前出・演劇担当記者)稽古は5月からスタートするという。そのころ、いったい鈴木はどんな体形になっているのだろうか。
2019年01月30日「12月上旬、広田さんが挙式を行ったそうです」(知人)女優の広田レオナ(55)が4度目の結婚!そんな、驚きの情報が飛び込んできた。この知人によると、12月5日に広田がFacebookの友人限定投稿で結婚報告したとのこと。そこには、こんなコメントがつづられていたという。《神の前で、どうせレオナのツバメだろと言われていたオノコと、千代に八千代にをかなりナーバスな気持ちで誓いました》投稿には、白いドレス姿の広田が男性と仲良く手をつなぐ写真も。彼女の頭には花で編んだティアラ、左手には小さなブーケが。ささやかながらも、幸せいっぱいの様子が伝わってくる。そして《弁護士を入れて書面にいたしました》との言葉が続いていた――。気になるのは、結婚のお相手。いったい誰なのか?前出の知人がこう明かす。「22歳年下のTさんです。広田さんが代表をつとめる事務所に所属する俳優でしたが、現在は裏方に回っています。ただ広田さんの事務所といえば、元夫の吹越満さん(53)も所属しています。つまり、Tさんは吹越さんの“後輩”にあたるんですよね……」広田は歯科大の大学院生と結婚し、88年に長男(30)を出産。だが90年に離婚した。その後、94年に吹越と結婚。00年に長女(18)を出産した。当初は別居婚の形をとるなど新しい夫婦のあり方が注目されたが、05年に離婚。だが12年には吹越との再婚が報じられた。昨年1月には一部週刊誌でTさんとの“不倫疑惑”が浮上。吹越はすでにともに住んでいた一軒家を出ており、そこにTさんが出入りするようになったと伝えられた。だが彼女は不倫関係を否定。その上で、吹越とは16年12月に再び離婚していたことを明かした。そんな波乱万丈の半生を送ってきた彼女が、またしても結婚したという――。もちろん冒頭の投稿に、元夫である吹越の姿はない。夫婦水いらずの秘密の挙式だった。「広田さんとTさんは那須高原で式を行ったそうです。現地では宮沢賢治さんゆかりの素泊まり旅館で、秘湯を堪能。ご当地の巨大ステーキ店で舌鼓をうったようです。挙式だけでなく、“新婚旅行”も兼ねていたみたいですね」(前出・知人)昨年8月には長男の妻が出産して“祖母”になったことを明かした広田。だが55歳とは思えないほど、美貌は健在。22歳年下のTさんが夢中になるのも、当然かもしれない。そこで4度婚について聞くべく広田の所属事務所に事実確認したところ、担当者はこう答えた。「Facebookに書かれていたとおりです。ただ、籍はまだ入れていません」別の知人は、2人の今後についてこう語る。「当初はさすがに広田さんも、結婚には慎重でした。しかし彼女が体調を崩したとき、Tさんは献身的に世話してくれたそうです。年の近い娘さんとも、すっかり意気投合していると聞きました。そして裏方として再出発する彼の才能を見て、『支えたい』と考えるようになっていったといいます。入籍は、するかどうかも含めて未定だそうです。ただ年の差婚とあれば、将来的に介護も考えなくてはなりません。それでもTさんは『たとえ年老いても一生かけて愛する』と誓ってくれた。そんな男気をみせられ、彼女も決断したようです」傷つきながらも、ようやくたどり着いた幸せ。今度こそ最後のゴールインとなってほしい。
2018年12月11日12月5日にNHKで大河ドラマの主演を引き継ぐセレモニーが行われ、出席した俳優の鈴木亮平(35)が「もう痩せている!」とSNSを中心に話題になっている。セレモニーは、今年の大河ドラマ『西郷どん』の鈴木と来年の『いだてん~東京オリムピック噺~』の中村勘九郎(37)と阿部サダヲ(48)が出席。鈴木から2人に主演の証しとして黄色い「たすき」が手渡された。鈴木の体重コントロールは有名な話だが、今回も『西郷どん』で西郷隆盛を演じていた鈴木は役柄のため体重の増量に臨んでいた。「鈴木史上、最高に重い」と発言したことがあったが、同イベントに参加した鈴木はブラックスーツに身をつつみスッキリと着こなしていた。これに対しネットでは「鈴木亮平くんもう絞れてるの凄いな本当」「亮平さん、もう体型が元に戻ってるのね。やっぱり凄い…」「もう痩せてる!すごい!」「鈴木亮平きゅんもう身体絞られてノーマル体型に戻ってるんだけど何なのこの人どんな身体してんの?」など、鈴木の体型が戻っていることに驚きの声が相次いでいる。
2018年12月05日俳優の大谷亮平が4日、大阪の御堂筋で行われた「御堂筋オータムパーティー2018(御堂筋ランウェイ)」に登場した。大阪のメインストリート・御堂筋から大阪の魅力を国内外にアピールする同イベント。繊維デニムの街・大阪のパワーを見せる「繊維の街・大阪デニムファッションショー」では、大谷亮平と森星がゲストモデルとして400メートル超のランウェイを歩き、大谷は、オールデニムのタキシード姿で観客を魅了した。その後、ステージで行われたスペシャルトークショーに大谷と森が登場。大阪出身の大谷は「大阪人です」と伝え、「母校もここから近いです」と明かした。すると、MCの今田耕司と高校が同じであることが発覚。今田は「大谷さんは昼で僕は夜間でしたけど」と補足しつつ、「同じ同じ!」と驚きの共通点に興奮していた。現在、出演中のNHK連続テレビ小説『まんぷく』の撮影で大阪に滞在しているという大谷は「よく(共演者と)飲みに行ったり、友好を深めています」とにっこり。さらに、グランドフィナーレに登場した際には、「地元でたくさんパワーもらったので『まんぷく』の撮影、頑張れそうです」と語った。同イベントには、お笑いコンビ・ダウンタウン、千鳥も登場。大阪のストリートから誕生し、今年結成20周年を迎えたアーティスト・コブクロによるスペシャルストリートライブや、全国優勝常連の梅花女子大学チアリーディング部レイダースによるパフォーマンスなども行われた。
2018年11月05日アンアン誌上で’15年から続いている人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat. Steve Soresi」が書籍になりました!ノンネイティブの英語使いが伝授する“伝えるコツ”。海外旅行中はもちろん、日本で外国人と話す際に便利な英語フレーズ満載の本ですが、これが一般的な英語本と少し違うのは、鈴木さんとカリスマ英会話コーチのスティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いの中にちりばめられる解説の妙。訳文だけではなかなか伝わらないニュアンスが、鈴木さんの実体験を交えて説明されていく。「英語のネイティブスピーカーではない僕だからこその視点で、気づいたこと、身につけてきたコミュニケーションのコツみたいなものをみなさんと共有できたらと思ってやってきました。例えば海外のレストランで、頼んだものと違った料理が出てきた場合、きっぱり『違います』って言えなくてそのまま食べちゃうシャイな人も多いと思うんです。でも“Actually…” (あのー)ってひとこと挟むだけで、言いにくかったことが言えるようになる。あるいは店員さんに“I’ll think about it.” (ちょっと考えます)って言えたら、欲しくないものを買わずに済む(笑)。そういう、日本人的なマインドに沿った言い方も意識しています」15歳の時に、交換留学生としてアメリカ・オクラホマ州へ。日本人どころかアジア人さえひとりもいない典型的な田舎町で1年を過ごし、高校卒業後は東京外国語大学(英語専攻)に入学。今では英語で記者会見もこなす英語エリート、鈴木亮平。そんな彼の英語観を聞いてみると…。「英語を学ぶ際のゴールは、“ネイティブのようにしゃべること”ではないと僕は思っているんです。そもそも、日本で生まれて育っている僕たちにそれは不可能ですし。それよりも、日本人としてどう英語を使っていくかを目指すべきじゃないかと。英語を学ぶ目的は、言葉の壁を越えて、他の国の人とコミュニケーションをとること。英語って、そのための一番便利なツールなんです」鈴木さんが「英語、全然ダメなんです」と言う人に対して声を大にして言いたいのは「100%を目指さなくていい」ということだそう。「この本のタイトルにもなっている“中学英語”って、平たく言えば学校で習ってきて今も記憶にある単語や文法、つまり手持ちの英語知識のこと。それを駆使しながら言いたいことを伝えるのが英会話。最初は50%ぐらいしか伝えられなくてもいいんです。僕もそうでしたから。英語を話す全人口の中で、英語ネイティブはほんのわずか。多くは不自由な中で英語をしゃべってるんです。特に日本に来ている外国人の大半は英語圏出身ではない。自分も相手もお互いに第2言語同士だと思えば、気がラクになりませんか?」“英語”と聞くだけでつい防戦態勢をとってしまう人の、心の壁を取り除いてくれる一冊だ。『鈴木亮平の中学英語で世界一周!feat.スティーブ・ソレイシィ』鈴木さんによる初の英語書籍。「海外旅行編」「国内ガイド編」「受け答え編」の他、スペシャル対談では、洋楽を使った英語勉強法や、映画の台詞について、鈴木さんとソレイシィさんが熱く語ります。鈴木さんのお宝写真も!マガジンハウス1400円すずき・りょうへい1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。現在NHK大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。※『anan』2018年5月30日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・臼井 崇(THYMON Inc.)ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年05月29日海外旅行の際に知っておきたい英語のお役立ちフレーズ。このたび書籍化されたananの人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」のなかから厳選した、リアルに役立つフレーズをお届けします。旅先でのコミュニケーションには、難しい単語や長い構文は不要です。少しの機転とわずかな中学英語を駆使するだけで言いたいことはしっかり伝わります。質問が聞き取れなかったら…Sorry?/はい?鈴木亮平:飛行機を降りて次にぶつかる英語の壁といえば、入国審査。想定外の質問をされて困ることって、みんな結構あるみたいです。スティーブ・ソレイシィ:審査官に何を質問されるかなんて、完璧には予想できないものだからね。鈴木:早口だったり、訛りがあったりで、聞き取れないこともあるし。ソレイシィ:そこで大事なのは、聞き返すこと。わかったふりして下手に“Yes”とか“No”とあいづちを打つと、理解してるって思われちゃうことが多いんです。鈴木:ただ、とっさに聞き返す言葉が出てこなかったりするんですよね。簡単で便利な聞き返しのフレーズはぜひ知っておきたいところですね。ソレイシィ:ついつい、“え?”とか“What?”(何?)って言いがちですが、僕がおすすめする聞き返しは“Sorry?”。語尾を上げて言えば、「すみません、もう一回言ってもらえますか?」という意味になって、格段に印象がよくなります。入国審査官への印象はいいに越したことはないからね。道を上手に聞くコツは…Where am I now?/(地図を見せながら)私は今どこにいますか?鈴木:道を聞くことって旅行中必ずあるけど、なかなか厄介なんですよね。“Where is ◎△×?”(◎△×はどこですか?)って聞いて、わかりやすい答えが返ってきたためしがない(笑)。ソレイシィ:親切な人ほど細かく教えてくれようとして、結局聞き取れない。鈴木:僕は地図を片手に“Where am I now?”(私は今どこにいますか?)って聞いちゃいます。ソレイシィ:へえ、面白いね。鈴木:地図上で自分がいる地点がわかると、たいていのことは解決するんです。グーグルマップでも最初に確認するのは自分の現在地でしょ。なので僕はこれを「グーグルマップ作戦」と呼んでいます(笑)。ソレイシィ:指をさして“This way?”(こっち方向?)も使えますよ。鈴木:実は、日本人にとって一番高いハードルは最初のひとことかも。知らない人に声をかける勇気。ここを乗り越えれば、その後のやりとりは難しくないと思うんです。クレジットカードが使えるか聞くときに…Do you take this credit card?/このクレジットカードは使えますか?鈴木:海外での買い物のトラブルって、クレジットカード関係のことも多いですよね。ソレイシィ:そうだね、旅行先でクレジットカードは今や必須だもんね。特にアメリカは、ほとんどの場所でカードOK。だけど、種類によって使える場合と使えない場合があるんだよね。鈴木:日本ではポピュラーなカードでも使えないっていうケース、確かにありますよね。ソレイシィ:そのカードが使えるか確認したい場合の聞き方は“Do you take this credit card?”(このクレジットカードは使えますか?)。鈴木:なるほど、“take”を使うんだ。ソレイシィ:“take”には、「受け入れる」という意味があるからね。鈴木:日本語の感覚だと、“Can I use this credit card?”のほうがスッと出てくるんですが…。ソレイシィ:ネイティブが使うのはどちらかというと“Do you take”だけど、“Can I use”も問題なく通じるよ。Ryohei Suzuki1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。’14年、連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集める。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。Steve Soresi英会話コーチ、「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ出身。NHKラジオ第2『英会話タイムトライアル』メイン講師。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)など著書多数。『こんなに簡単! 鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」』鈴木亮平さんによる初の英語書籍。鈴木さんが実体験を通して身につけた実践的な英語フレーズが満載。スティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いが楽しい対談では、言葉の持つ細かなニュアンスや使い方も学べます。※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)イラスト・長場 雄文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年04月25日ananの人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」が、とうとう書籍になりました! 英語が苦手だと感じている人にこそ手に取ってもらいたい一冊。書籍化を記念して、鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんが対談をしました。鈴木:ついに本が完成しましたね!ソレイシィ:しましたねー。この連載がスタートしてからもう3年経つなんて信じられない。鈴木:こうして書籍として一冊にまとまると、感慨深いものがありますね。ソレイシィ:意外なんだけど、鈴木さんにとってはこれが初めての英語本なんだそうですね。鈴木:そうなんです。なんだか緊張しますね。たくさんの人に読んでもらいたいな。ソレイシィ:この本を作るにあたって、細かく読み返したんだけど、この本は英語本としても、俳優さんやタレントさんが出す本としても、異色だと改めて感じています。鈴木:そうなんですか?どんなところが?ソレイシィ:鈴木さんは英語の専門家の気づかない部分を突いているんです。その視点がとてもユニーク。だからいわゆる“定番”の表現だけにとどまらない内容になっている。鈴木さんの発想があったからこそできた本だと思います。鈴木:照れますね。ソレイシィ:例えば病気を訴える場合、定番表現は“I have a problem with~.”(~に不具合があります)なんですけど、それに加えて“I feel~.”を使うといいっていう発想は、僕にとっては目からウロコでした。鈴木:ああ、“I feel bad.”(気持ち悪い)とか“I feel dizzy.”(めまいがする)とかのことですね。ソレイシィ:そう。言われてみれば確かに僕らネイティブもそういう言い方をしているんですが、無意識なのでなかなか気づかない。これこそが、現役の英語学習者としてのリアルな視点なんです。鈴木さんが英語を学ぶプロセスの中で自分のものにしてきた言葉という気がした。僕自身、気づかされたことがたくさんありました。鈴木:僕が迷いながら英語を学んできた過去の試行錯誤を詰め込んだつもりではあります。通じなくて苦労したこと、誤解されて失敗したこと、ブレイクスルーした瞬間とか、「あ、この単語はこういうふうに使うんだ」とか、「このフレーズを使えば楽だな」とか。自分がたどってきた道のりを思い浮かべながら話してきましたね。ソレイシィ:鈴木さんみたいに、ネイティブじゃないのに英語が話せるようになる人には、共通点があるんです。鈴木:え、どんなことですか?ソレイシィ:ひとつは表現意欲があること。「この言葉を使って自分の気持ちをこう表現してみよう」、と。もうひとつ、使おうとする意欲も旺盛。「あの場面でこのフレーズを使ってみよう」と思っている。鈴木:実は連載の対談でも、面白いフレーズを仕入れたら、どこかで絶対使ってみようと思っている部分がありますね。ソレイシィ:そうそう、それがいいんです。常に好奇心を持っているし、使う前提だから、新しい表現もどんどん自分のものになっていく。現役の英語コミュニケーターなんですよね。だから常に英語に対して好奇心のアンテナを張っていられるし、進化していけるんです。僕が日本語を覚えたのもまさに同じような感覚だったし、もっと言えば母国語だってそう。新しい言葉は常に生まれているから、覚えたり、忘れたり、思い出したり、その繰り返しなんですよね。鈴木:新しく覚えた言葉を駆使して、今まで表現できなかった次元のことが通じたときの気持ちよさってありますからね。ソレイシィ:そう、伝わる気持ちよさって、確かにある。その快感にハマると語学が楽しくなってくる。鈴木:僕は大学で言語学を学んできたので、言語そのものも好きなんですけど、実際通じるかどうかっていうのは言葉以外の部分も大きい。顔の表情とかジェスチャーとか、声のトーンとか。そういったコミュニケーション術みたいなものを身につけることも大事なんですよね。そこも含めた内容になっていると思います。ソレイシィ:僕が感心したのは、機転の利かせ方。道を聞くときに行き先ではなくて現在地から聞くとか、そういうのはもう、コミュニケーション術を超えた発想力の高さだと思いますね。Ryohei Suzuki1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。’14年、連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集める。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。Steve Soresi英会話コーチ、「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ出身。NHKラジオ第2『英会話タイムトライアル』メイン講師。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)など著書多数。『こんなに簡単! 鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ』鈴木亮平さんによる初の英語書籍。鈴木さんが実体験を通して身につけた実践的な英語フレーズが満載。スティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いが楽しい対談では、言葉の持つ細かなニュアンスや使い方も学べます。※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年04月20日放送中のNHKの大河ドラマ「西郷どん」で俳優の鈴木亮平(35)が大河初主演をつとめている。 また今月スタートしたNHKの連続テレビ小説「半分、青い」では、女優の永野芽郁(18)が朝ドラ初ヒロインをつとめている。 そして今月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」では、俳優の坂口健太郎(26)が連続ドラマ初主演をつとめている。 いずれも18年に入ってから大役をつとめているブレーク中の3人だが、実は“ある作品”で共演。年齢差があるにもかかわらず、同じ学年の高校生役を演じていたのだ。 「3人が共演したのは15年公開の映画『俺物語!!』です。人気コミックを実写化。永野さんと坂口さんは原作のキャラクターのイメージそのままでしたが、大変だったのは鈴木さん。身長推定2m・体重推定120kgで人間離れした運動神経の主人公を演じるべく、撮影に向け筋トレと食事で体重を40キロ増量。もみあげまでしっかり主人公に寄せ、完璧に役になりきりました」(映画関係者) 同作は鈴木演じる主人公と永野演じるヒロインのラブストーリーが軸。そして、終盤での意外な“キスシーン”も見どころとなっている。 「とはいえ、あの時点で3人がまさかここまで“出世”するとは思いませんでした。『俺物語!!』は“出世映画”だと囁かれていますよ」(前出・映画関係者)
2018年04月18日俳優の鈴木亮平が9日、オフィシャルブログを更新し、2015年公開の映画『俺物語!!』で共演した永野芽郁と坂口健太郎とのプリクラを初公開した。鈴木亮平がブログで初公開したプリクラ(手前に永野芽郁、後列左から鈴木亮平、坂口健太郎)NHK大河ドラマ『西郷どん』放送から一夜明け、「昨日の『西郷どん』の余韻も冷めやらぬ中、今日は嬉しいお知らせです」と鈴木。同作が12日から韓国で公開されることを報告し、韓国版のポスターをアップした。「暖かくて切なくて、誰も悪い人が出てこない、『俺物語!!』の世界観を表した素敵なポスターだと思っております。これを見たときに、韓国の配給チームの、この作品への大きな愛を感じました」と感謝の思いを伝え、「Neutral(鈴木のブログ名)を韓国から読んでくださっている皆さん、もしくは近いうちに韓国に遊びに行く予定のある方々、もし機会がありましたら、是非劇場で『俺物語!!』を観ていただけたら嬉しいなぁと思います」と呼びかけた。さらに、「では最後に、韓国公開記念ということで」「仙台で映画の撮影中に三人で撮ったプリクラを初出ししておきますね」に続いてプリクラをアップ。「加工がすごいね(笑)」と笑いを誘われたようで、永野のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』と坂口のカンテレ・フジテレビ系『シグナル長期未解決事件捜査班』の2作についても「こちらも、是非観てくださいねー!」とアピールしている。奇しくも同じタイミングに、主演という立場でドラマを背負っている3人。コメント欄には、「朝ドラ主人公 大河主人公 民放初主人公 同時期にって凄い」「俺物語!!の三人が今大河に朝ドラにそして連ドラ主演と大活躍」「三人の共演見たい」など飛躍し続ける3人をたたえる声があふれた。この投稿前夜、『西郷どん』13話「変わらない友」では吉之助(鈴木)と正助(瑛太)の熱い友情が話題に。コメント欄には、「友の番宣までしちゃう亮平どんも優しい」など鈴木の思いやりについても感動の声が書き込まれている。
2018年04月10日鈴木亮平(34)主演大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合)の新キャスト発表会見が2月14日、東京・渋谷の同局で行われた。会見では鈴木の“亮平スマイル”をキャスト全員が絶賛する一幕があり、チームの結束力がうかがわれた。 風間俊介(34)は“亮平スマイル”をこう称えている。 「撮影が苛酷でみんなが疲れてきた時に、一番大変であろう亮平君がスマイルで和ませている。現場に素敵な雰囲気が流れているのは、亮平君のおかげ」 続けて内田有紀(42)も「スマイルに胸打たれています」と鈴木を絶賛。まさかの展開に鈴木は照れ笑いを見せたが「本当に恐縮です。本当はそんなにできた人間ではないですけど、そうならなければならない社会的要請を感じました」と話し、会場は笑いに包まれた。 そんな“亮平スマイル”の秘密は、下積み時代にあるようだ。 鈴木は出世作となる14年「花子とアン」(NHK総合)に出演するまで、脇役を演じることばかりだった。その分、「主役の人たちを下から見てきている」と今年1月、テレビのインタビューで明かしている。 「『主役の人にこういうことをされてうれしかったな』とか、『こういう主役はステキだな』という知識や経験、引き出しだけはたくさん持っている自信はあるので、いろんな人を見て勉強できたことは良かった」 当時の経験や気づきが、”亮平スマイル”につながっているようだ。 「『花子とアン』では、初めて心優しい役柄を初めて演じることになった鈴木さん。当初は馴染めないあまり、『役者としておしまいだ』と追い込まれることもあったそうです。それでも見事に最後まで演じきりました。14年9月、彼は自身のブログで『全てを包み込む本当の強さというものを教わった』と明かしています。共演者を包み込む”亮平スマイル”の優しさは、このときの経験を経てさらに磨かれたものなのでしょう」(NHK関係者) 視聴者だけでなく共演者も魅了するそのスマイル。演技を通して、さらに多くの人にその笑顔を届けてほしい!
2018年02月15日中園ミホ(以下=中園)「西郷(隆盛)さんはお相撲が好きだったので、鈴木亮平さんには『いつでもお相撲が取れるように鍛えてくださいね』とお願いしていたんです。お相撲のシーンはもう……」 林真理子(以下=林)「本当に素敵です!私は主役が鈴木亮平さんに決まったと聞いたとき『わっ、いいな』と思いました。若いころの西郷さんは精悍で、鈴木さんにぴったりですもの。ただ、『目は細いな』と思ったけど(笑)」 西郷隆盛が主人公の’18年NHK大河ドラマ『西郷どん』が、いよいよ7日にスタート。原作者である林真理子さんと脚本家の中園ミホさんは、これまでに幾度となくタッグを組み、ヒット作を世に送り出してきた名コンビだ。 林さんと中園さんは日大芸術学部の先輩・後輩の間柄で、プライベートでも旅行に行くほどの仲。そんな2人が、大河ドラマ『西郷どん』の出演者について語り合ってくれた。 ドラマの前半では、西郷や大久保利通ら薩摩の若き下級武士たちが結成した「精忠組」が活躍する。 中園「『精忠組』の面々のエネルギッシュな戦いぶりは、ときめきますね」 林「撮影にお邪魔したとき、精忠組のお相撲シーンで本当にドキドキしました。鈴木亮平さんの鍛えあげた肉体はもちろん、精忠組のメンバーがキラキラしていて、おばさん、正視できないくらい(笑)」 中園「まさに旬の俳優さんが勢ぞろいですからね」 林「鈴木亮平さんはじめ、北村有起哉さん、堀井新太さん……。みなさん、本当にキラキラ。ジャニーズのようにキレイな男のコたちというより、野性的で、男っぽさがむんむん」 中園「精忠組は下級武士なので着物も粗末なもので、はだけていたりする。そこがいい」 林「そう、日本の男性のカッコよさの結晶です」 中園「当時の薩摩武士は、すぐに『俺を斬って行け!』とか、『殿の後を追って死ぬ!』とか、つねに死が隣り合わせにある。そして危機を感じると、男の人はフェロモンが過剰に出るそうです。ある番組で、いろんな職業の男性を並ばせ、目隠しをした女の人に『いい香り』は誰かを聞くという実験がありました。結果、ほとんどの女性がスタントマンの男性を選んだんですよ。死に近い熱い男たちを演じていると、すごく色っぽくなるということなんです」 林「だからみなさん色っぽいのね(笑)。色っぽいといえば、阿部正弘も外せない」 中園「江戸幕府の老中・阿部正弘は実際に大奥でワーキャー言われていた人でしたから、キャスティングも美男子の藤木直人さんですね」 林「正弘は実際、相当な美男子だったの。大奥で好かれるか好かれないかは、当時の政治にはものすごく重要だった。現代の政治家が、茶の間の女性に好かれるかが大切なのと一緒です。藤木さんが演じるなんて、素敵じゃないですか」 中園「ベテラン陣も素晴らしい。鹿賀丈史さんも本当に素敵です」 ’90年の大河ドラマ『翔ぶが如く』で大久保利通を演じた鹿賀は、今作では島津斉彬の父、島津斉興役。 中園「斉彬や西郷の側から描けばヒールです。一癖も二癖もある困ったおやじを演じていただいていますが、鹿賀さんはすごくチャーミング!」 林「困ったおやじといえば、今回は私の大好きな風間杜夫さまも出ていらっしゃる!」 中園「隆盛の父・西郷吉兵衛役ですね。林さん、大ファンなんですよね(笑)。風間さんのどういうところがいいんですか?というか、風間さんは元カレに似ているんでしょ?」 林「いやいやいや……。顔が赤くなりますね」 中園「あははは」 林「まあ、好きなタイプの顔なんですよ」
2018年01月06日1月7日、いよいよNHK大河ドラマ「西郷どん」がスタートする。 ドラマに先駆けて3日には「もうすぐ!西郷どん」が放送。そこで主演を務める俳優・鈴木亮平(34)と、90年の大河ドラマ「翔ぶが如く」で西郷隆盛役を演じた西田敏行(70)の“新旧・西郷隆盛”対談が実現。今回の「西郷どん」では語りを担当する西田は「僕は鈴木亮平君に初めてお会いしてこれぞ『西郷どん』を演じる唯一無二の役者さんだと確信しました」と鈴木を絶賛している。 また視聴者からもTwitterで《鈴木亮平の西郷さんって、キャスト発表された時に「分かる!」となったので楽しみです》《型にはまらない西郷さんになると思う》《1年間大河主演を任せられる若手で西郷どんのイメージに合うのは鈴木亮平しかいなかったよ…!》と期待の声があがっている。 いったい彼の何が、周囲を惹きつけるのだろうか。その秘密は、彼の“懐の深さ”にあるのかもしれない。 鈴木といえば役に応じて体型を変えるストイックさがあるいっぽう、バラエティ番組での気さくなトークもたびたび話題になってきた。メディケア生命保険株式会社の企画した「イマドキ女子の結婚観・仕事観に関する調査2017」でも「理想の人生のパートナーランキング」部門で1位に輝くなど、好感度も抜群だ。 そんな鈴木だが、13年に公開された映画「HK 変態仮面」では主役の”変態仮面”を熱演。パンツをかぶる衣装で話題を呼んだ。 「鈴木さんは『変態仮面』のオファーを受けたのではなく、自ら出演を志願。もともと原作漫画をリスペクトしていたそうです。昨年12月31日放送の『スタジオパーク 大みそかスペシャル』に出演した際も渡辺直美(30)から『パンツかぶりたいと思っていたんですね』と聞かれ、鈴木さんは『そういうことです』と告白して笑いを誘っていました。そんな型にはまらないところが、彼の幅広い演技力を生んでいるのでしょう」(ドラマ関係者) 変態仮面から西郷隆盛へ。その演技の幅広さで、ますますファンを魅了しそうだ。
2018年01月03日俳優の鈴木亮平が、2018年6月公開の映画『羊と鋼の森』(橋本光二郎監督)に出演することが4日、発表された。映画『羊と鋼の森』に出演する鈴木亮平同作は、宮下奈都による同名小説の映画化作品。舞台は北海道、主人公の青年・外村直樹(山崎賢人)が、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和)に出会ったことをきっかけに、板鳥のいる江藤楽器店で調律師として働くことになる。外村が、悩み、迷い、挫折を経験しながらも、調律師として一歩一歩前へ進んで行こうとする成長物語。今回、鈴木が演じるのは、外村が勤める江藤楽器店の調律師で、外村にとって一番年齢の近い先輩であり、成長のきっかけとなるアドバイスをしていく兄貴分・柳伸二を演じる。鈴木は、撮影前からピアノ調律の練習を重ねていき、役に挑んだという。ほか、江藤楽器に勤める事務員で、ムードメーカー的存在の女性・北川みずき役は堀内敬子、同じく江藤楽器に勤め、口は悪いが調律師としての腕は優秀な男・秋野匡史役は光石研、柳の恋人役であり、外村に柳の過去を伝える女性・濱野絵里役は仲里依紗。柳の顧客であり、ジャズバーで演奏するプロピアニスト・上条真人役は城田優が演じる。さらに、外村の顧客であり、悲しい過去によってピアノを引けなくなってしまった青年・南 隆志役は森永悠希、厳しく接しつつも、外村を見守り続ける祖母・外村キヨ役は吉行和子、そして、外村の弟・雅樹役は、佐野勇斗がそれぞれ演じる。
2017年12月04日NHK大河ドラマの主演バトンタッチセレモニーが11月30日に行われ、柴咲コウ(36)と鈴木亮平(34)が出席した。 大河ドラマ『おんな城主 直虎』は12月17日で最終回。来年1月7日からは新たに『西郷どん』がスタートする。柴咲が『直虎』撮影秘話として“台詞練習と寝るためだけの狭い部屋へ引っ越していた”と告白をすると、あまりのストイックさに鈴木は「そこまではできないですけど、考えます」と語っていた。 そんな鈴木に今、心配の声があがっているという。 「鈴木さんはバトンタッチセレモニーだと弱気な発言をしていましたが、過去にはストイックすぎる役作りで話題になっています。15年放送のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)では、病に冒された役を演じるべく20キロ減量。その直後に15年公開の映画『俺物語!!』で巨漢の男子高校生を演じるため30キロ増量したのです。あまりの増減ぶりに、ファンから体調を心配する声があがっていました」(テレビ局関係者) そんな命を削るような役作りをしてきた鈴木だからこそ、今回も過酷な増量に臨むのではないかと言われているのだ。 「バトンタッチセレモニーに登場した際の鈴木さんはそれほど太っていませんでしたが、今回演じるのはあの西郷隆盛。実際の写真は残っていませんが、一般的にはかなりどっしりとしたイメージです。今回、柴咲さんから発破をかけられたことで『鈴木さんがいつも以上に気合を入れて、体重を激増させるのでは……』と心配されているのです」(芸能関係者) NHKは記者の過労死などをきっかけに、働き方改革に着手。『西郷どん』を全50話から47話に減らしたことを明かしている。主演の鈴木も役作りのためとはいえ、くれぐれも体調には気をつけてほしい。
2017年12月02日完成されたルックスと佇まいで、ドラマ界に彗星の如く現れたこの人。スポーツでの挫折。韓国でのキャリア。“大谷亮平ができるまで”を伺います。23歳の時に韓国で出演した『ダンキンドーナツ』のCMが反響を呼び、以降11年間、韓国でモデルや俳優として活躍。’16年からは日本でも活動を始め、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『奪い愛、冬』など、話題作に立て続けに出演。30代後半を迎えた今、生まれ育った日本の芸能界でも“逆輸入型俳優”として脚光を浴びている。偶然にも取材当日は、大谷さんの37回目の誕生日だった。――お誕生日おめでとうございます!今日で37歳ですね。大谷:ありがとうございます。でも、小さい頃に思い描いてた37歳と今の自分があまりにも違いすぎて。いざなってみたら、37歳ってこんなに子供なんだなってびっくりしています。――昔思い描いてた“大人の男”はどんなイメージでした?大谷:完璧な男。何事にも動じず、何を聞いても的確な答えをくれるイメージ。どんなアトラクションにも乗れ、おばけ屋敷も怖くない、みたいな(笑)。でも、全然そんなことないっていうのが、今ならよくわかります。――大谷さんは自分を大人の男だと思いますか?大谷:いや、まったく。――でも、すごく落ち着いた雰囲気で、“大人の男”という表現がぴったりですけど。大谷:そのギャップがすごく歯がゆいんです。顔も濃いし、大学生の頃から老け顔なので、周りからは落ち着いて見られるんですけど、本当は全然そんなことなくて。まだまだ子供です。――なぜそう思うんですか?大谷:周りの同年代の友達は、父親になってるやつも多いんですよ。家族がいるから好き勝手できるような状況ではなくて、自分本位な生き方をちゃんと改めている。そういうやつを見ると、本当に立派だなと思います。覚悟を決めて生きている感じがするし。でも僕はまだ、やりたいことや夢を諦めきれない。それが許されない年齢になってることはわかってるんですけど。――放送中の『WOWOW 連続ドラマW東野圭吾「片想い」』では、感情に左右されない冷静な大人の男、早田幸弘を演じられていますが、大谷さんとのシンクロ率はどれくらいですか?大谷:僕自身もあまり感情を表には出さないタイプです。心の中では結構ふつふつとしてることもあるんですけど。周囲には、僕のそんな態度を寂しいと感じる人も多いみたいで。興味ある女性にも、全然その気がないフリをしてしまう(笑)。シャイなんでしょうね。――それは昔から?大谷:いや、むしろ昔は表に出すほうでした。喜怒哀楽も激しくて。人から見たら短気って思われるようなやつだったと思います。気に食わないことがあったら、すぐにふてくされたり。よく親にも言われてました。「お前は感情を表に出しすぎだ!」って。とにかく調子にのっていたので、僕が寝ている時に姉が腕をへし折ろうとしたことがあるらしくて(笑)。「この子は口で言っても言うこと聞かんから」って。――そんな(笑)!?その後、何か変わるきっかけがあったんですか?大谷:小学生の頃からやっていたバレーボールを通して変わったと思います。バレーに関しては、何でも思い通りにいく時期があったんですよ。それで天狗になってたんですよね。でもそれがだんだん、上に行けば行くほど通用しなくなってきて。その挫折を経て、性格が変わったような気がします。自分よりも実力が上の人がいっぱいいる環境になって初めて、弱い立場の人の気持ちを知った。いま振り返ってみると、なんでそんなことがわかんなかったのかなって思うんですけど。最近聴いた小田和正さんの「風の坂道」という曲の中にも、“弱いから立ち向かえる哀しいからやさしくなれる”といった歌詞が出てきて。本当にその通りだなって。――スポーツの世界はもちろん、異国の地での芸能活動も厳しい環境だったと思うのですが…。大谷:海外に11年いると、みなさんそういう印象を持たれるみたいですけど、そんなに苦労した感覚がないんですよね。たしかに、日本と韓国は似ているようで些細な違いがたくさんあります。どうしてもわかり合えない部分もある。それで何度もきついなと思ったり、日本が恋しくなることもあったんですけど、その度に韓国の人たちの打算のない情け深さだったり、優しさに救われて。プラスの部分のほうが多かったから、あまり苦労したと思わないのかもしれません。――今の大谷さんが思う大人の男は、どんなイメージですか?大谷:無条件に明るくて、周りの人を楽しませるのが上手な人。自分にはそういうところがまったくないので、憧れますね。あとは、それこそこれまでアンアンの大人の男特集に出ているような、振る舞いひとつをとってもかっこいい人っているじゃないですか。僕もそんな“ダンデー”な男になりたいです。――ダンデー(笑)。具体的に大人の男と聞いて、思いつく方はいらっしゃいますか?大谷:福山雅治さんはダンデーでしたね。ドラマ『ラヴソング』で共演させていただいたんですけど、第5話から合流した僕に気を使っていろいろ話しかけてくださって。プライベートでも一度呑ませていただいたことがあるんですけど、振る舞いがとてもダンデーでした。「大谷くんは立たなくていいから」と言って、福山さん自らお酒を持ってきてくださったり、こちらが硬くならないように気を使って、くだけた話もしてくださったり。さすがですよね。――次の節目は40歳かと思いますが、それまでにはこうなっていたい!というような夢や目標は何かありますか?大谷:今よりはもっと、落ち着いていたいですよね。あとは、英語を習得したい。いま出演しているドラマ『片想い』の監督や台湾の芸能界で活躍している日本人の親友は、韓国語と中国語の2か国語が堪能。僕はもう中国語は挫折したので(笑)、せめて英語を。今後も韓国はもちろん、機会さえあれば他の国でも活動したいですし。とはいえ、40歳なんてまだまだ先のことのように思えて、あまり具体的にイメージができないんですけど(笑)。おおたに・りょうへい1980年10月1日生まれ、大阪府出身。俳優。’16年の『ラヴソング』で日本のドラマに初出演。現在は『WOWOW 連続ドラマW東野圭吾「片想い」』(毎週土曜22:00~)に出演中。ニット¥20,000(トゥモローランド)パンツ¥22,000(ノット メン)シューズ¥140,000(ヴァーシュ)以上トゥモローランド TEL:0120・983・522その他はスタイリスト私物※『anan』2017年11月15日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年11月14日来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』を絶賛撮影中の鈴木亮平(34)。多忙のなか並行してこの秋挑むのは、新国立劇場開場20周年記念の主演舞台『トロイ戦争は起こらない』(10月5〜22日まで)。稽古場に潜入すると、以前よりがっちりした姿が!そんな彼に、『西郷どん』への意気込みを聞いた。 ーー昨年末の『西郷どん』の会見時よりも体が大きくなっているような気がしますが。 鈴木「体重は量ってないのですが、おそらく過去最大です。(腹をパンとたたいて)着物姿も、これで貫禄十分!」 ーー大河ドラマの主演が決まったときは、どんな気持ちでしたか? 鈴木「『本当ですか?』って、ちょっと笑っちゃったんです。いつかはやりたいという夢はありましたけど、僕にはまだまだだろうと。その半面、僕にオファーをいただけたということは、『今ならできるかもしれない』という思いもあって、不思議とプレッシャーを感じなかった」 ーー座長として考えることは? 鈴木「僕がとてもストイックだという噂があるみたいで。現場でも緊張感があるんじゃないかと誤解されちゃうんです(笑)。みんながリラックスできて、やるときはやる、そんな現場の空気が作っていけたらと。目指すは、楽しく、ほがらかな現場です」 ーー大河と並行して主演舞台もお稽古真っ最中。セリフを覚えるのが大変じゃないですか? 鈴木「ですです(笑)。鹿児島の人って、何でも2回言うんですよ。セリフは、実は全然違う作品のほうが切り替えはしやすい。特に大河の薩摩弁は外国語を話しているような感じですしね。イントネーションが想像以上に難しいんですが、苦労している姿は見せたくなくて」 ーーやはりストイックですよ。 鈴木「高いハードルを与えられるのは好きですね(笑)」
2017年09月25日『ライ王のテラス』以来、1年半ぶりの舞台に出演する鈴木亮平。フランス演劇の巨匠、ジロドゥの傑作『トロイ戦争は起こらない』(10月・新国立劇場)で戦争を止めようと奔走するトロイの英雄、エクトールを演じる。【チケット情報はこちら】「トロイの遺跡は世界遺産ですし、好きなジャンル!と思ったのですが、戯曲を読んだら、全く違っていました」と、歴史好きで世界遺産に詳しい鈴木亮平は笑顔で言う。1935年に初演された『トロイ戦争は起こらない』は、ふたつの世界大戦の間に書かれている。作者のジロドゥはフランス外交官でもあり、情報局長にもなった人物だ。「ジロドゥは当時の世界情勢や、もっと普遍的な戦争について、そして人間について書いているんだと思います。古代のスペクタクルな物語として捉えるのではなく、とても現代的なところが新鮮です。戦争とは何か、なぜ人間は戦争を起こしてしまうのか、人間の愚かさや哀しさを描いているのが面白いですね」トロイの王子・エクトールは人望が熱く、歴戦の戦士だが、戦争の無残さを痛感しているからこそ、平和を願っている。「かっこいいというイメージはなくて、とにかく戦争を止めるために必死になっているひとりの男と感じました。古代の英雄をやるんだ!と思ってはいけないなと(笑)。衣裳は現代になるみたいで、ヴィジュアルで伝わることも多いと思います。」物語のクライマックスとなるのが、ギリシャの知将オデュッセウス(谷田歩)との会談シーンだ。「オデュッセウスも戦争はしたくないと思っているのでは。敵同士なのに、とても穏やかに話し合うんです。一対一なら分かり合えるのに、政治が絡むと戦争になってしまうというのは怖いなと思います。ジロドゥは外交官として、こうした交渉の場を経験してきたはずで、そういう人が書いたと思うと、いろいろな読み方ができて、ワクワクします」“交渉”と言えば、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で鈴木が演じる西郷隆盛は、勝海舟と会談し江戸城無血開城が決まる役どころだ。歴史の大きな流れを作る役が続く。「僕は会談キャラ?(笑)。自分とは全然違いますけど、エクトールが器の大きな人物に見えたら光栄です。でも、まだ全てはこれから。演出の栗山民也さんに身を捧げるつもりで稽古に臨みます。疑問がまだまだあるので、栗山さんにどんどん聞いていきたいです。分からないまま、演じることは出来ないので」。戯曲の奥深くへ分け入ろうとする姿勢が、豊かな人物像へとつながっていく。公演は10月5日(木)から22日(日)まで東京・新国立劇場中劇場、10月26日(木)・27日(金)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:沢 美也子
2017年08月15日