~人間力をつける・・・俯瞰と正負の法則〜人間力を備える基本は、精神的な余裕を持つことです。精神的な余裕は、正負の法則で世の中の全てを当てはめて見ることから得られるのです。世の中は正(良いこと)も負(悪いこと)も同じだけ起きる、全てプラスマイナスゼロである地球上の絶対の法則。対人間関係、恋愛、仕事、健康、幸不幸、運不運などにこの法則を常に意識して当てはめれば、常に動揺はしないで済みます。嘆、怒、悲、哀、鬱の負の感情をコントロールし冷静を保ち、客観的にモノゴトの全体像を俯瞰でき納得できます。財力が出来、贅沢になったはいいが病気になる。恋焦がれていた恋人と結婚で来てこれ以上の幸福はないと過ごしていたら、身内の不幸か、仕事のつまづきか、何か幸せの分量と同じ分量の不幸が起こります。また、その反対のことにも当てはまります。このように何事にも当てはめて考えると目からウロコが落ちて納得して楽になります。「あっ、これは地球の法則、正負の法則だから仕方ないな」と。
2016年12月06日~人間関係をより良く、良好に保つには〜 対人関係の付き合いは腹6分で付き合うことが鉄則です。しかし、友人関係、ご近所関係、仕事関係などで親しくなるとベタベタと「水くさいよ、何でも言ってよ!」と暑苦しく慣れ合いが生じて程良い距離を保つのも厳しくなってきます。しかしです…人間関係は腹6分が鉄則、常に水臭い関係を保つ日本には昔から「親しき仲にも礼儀あり」という諺があります。相手と程良い距離を保つ秩序習慣がありました。家族だろうが友人だろうが、自分以外の人間には図々しく深入りしない、嫌なところは「見ない・見せない・言わない・聞かない」の礼儀がありました。それは四方を海に囲まれた狭い国土の中で人間関係を良好に保つため、代々受け継がれた日本人の智恵です。現代の人は厚かましい慣れ合いが強く、おまけに、自分にとって便利でなにかと都合の良い人を友人と思うエゴな方も増えております。もう一度、人間関係という重苦しいものにしっかり向き合い、お互い腹6分で付き合うことから始めてみましょう。さっぱりします。しがらみが無くなり人生が軽快になります。
2016年12月05日~人間力をつける・・・全ての根本は“俯瞰”にあり〜“人間力”をつける上で一番必要なことは、世の様々な出来事を“俯瞰して見る”ことです。例えば、父親を見る時、お父さんとしての部分だけで見るのではなく、一人の人間として観るのです。乳幼児のころから、青少年時代、その家庭環境、家族関係、才能、容姿容貌、成績、トラウマ、知識教養、仕事の内容、能力、経済力、生まれてこれまでの時代背景、喜怒哀楽の出来事、そして先祖代々の経験等々、それら全体を見知った上で、一人の必死で生き続けてきた人間として観れば、単純な愛憎のみで接することなく、大きな敬愛や同情心や慈悲の心や感謝の心で接することが出来るようになるのです。それが人間力の一つです。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年12月02日~師走、今年のテーマ“人間力”と今年の総括で〜二十歳を越すと年を重ねる毎に1年が経つのは本当に早く感じるもので、本日よりもう12月・師走になりました。皆様、今年1月に出した「麗人だより」のテーマは「人間力をつける、感情をコントロールして常に俯瞰して世の中や物事を見られる人になる」でした。人間力とは、冷静な理知を常に保ち、暖かく清く優しく慈悲に溢れた心で恥と誇りを大切に生きる生命力です。皆様には、人間力を少しでも確実に身につけて頂けるよう様々な方法を披露しました。しかし、“人間力”はそう簡単に身に着けられるものではなく、それは一生続く人生修行そのものと言ってもよいでしょう。この難行に来年以降も継続して努力して頂きたいので、12月は今年の総括として、人間力を身につける方法厳選集や、アーカイブは来年に希望が持てる前向きな内容15選をお届け致しますね。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年12月01日~自己分析の前にやる大胆行動!〜 日本人に一番欠けているものが自己分析をする能力です。本来の長所を取り戻したり、自分の弱点や悩みを克服するためには冷静に自分と向かい合い、深く自己分析をしなければなりません。 自分の祖父母達や父母や自分自身の物心がついてからこれまでの人世の出来事、歴史、学科の得意不得意、好き嫌い、人間関係の好き嫌い、コンプレックスの有無、何が原因でトラウマになったのか、それをどういう見方や考え方を工夫し、変えてみることで克服していくか等々。 長所短所を消去法で書き並べてゆくのです。面白いくらい自分の良さが発見出来るようになります。自信がつきます。まず自分を理解してやりましょう。
2016年11月24日~暗い自分は後天的な姿です〜 人間の本質を見たければ赤ちゃんを見てください。ニコニコ無邪気に笑っているではありませんか。そのまま育てば明るいままの人間になるのですが、成長過程における環境、両親の夫婦喧嘩、兄弟・親戚や友だち同士のいがみ合い、ねたみそねみ、メディアから垂れ流される暗く残酷なニュースなど不安・不満・恐怖・悪意などが、次から次へと純粋無垢な心に突き刺さり傷だらけになり、悲観的で不安で憂鬱な暗い第二の人格が形成されてしまう。しかし、大丈夫です。あくまでもそれらは後天的な性格なので、治せます。 なぜならば自分を暗くしている原因は何かを探り分析し改善さえすれば、本来の明るい自分を取り戻せるからです。様々な自縛から解放されれば生まれつきの本来の明るさは必ず戻ってきます。まずは、理性的に原因分析し、発想の転換を図ることからスタートです。
2016年11月21日NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロイン・すみれを演じている女優の芳根京子が14日、自身のブログを更新。同日放送された37話で、戦地から帰らぬ夫・紀夫(永山絢斗)を思って「会いたいね」と涙したシーンに込めた思いを明かした。「上手く言葉にして伝えることがあまり得意ではない」という芳根は、ドラマについてブログで書くことによって違う伝わり方をしたり、視聴者の見方が変わってしまう可能性があると考え、「あんまり撮影の時の話って今まであまり書いてこなかった」と伝えた上で、「今日のべっぴんさんの『会いたいね』のシーンの事を少しだけ」と、37話について書き出した。この日は、夫・紀夫の両親から「息子は戦死したかもしれない。どうかもう待たないでくれ」と告げられたすみれが、背中で寝ている長女のさくらに夫の思い出話を語り、「会いたいね」と涙を流すシーンがあった。芳根は、このシーンの撮影日が発表されたとき「この日を意識せずにはいられなかった!笑」と振り返り、「前日の夜はソワソワが止まりませんでしたが。笑」と伝えた。そして、「演出のもじりさんのご配慮で、テストでの力の抜き方が下手で、さらに台本に『泣く』と書いてあるお芝居が苦手な私のために一発本番でやらせてくださいました」と明かし、「きっと同じ空の下で繋がってるよね、ってそんな希望を持ちたくて振り向いてから心に溜めていた紀夫さんへの全ての想いをこの1回に、最後の『会いたいね』に、出てくる気持ちそのまま出しました」と、この一言に込めた思いをつづった。さらに、「本番直前に背中で寝てくれたさくら。おんぶすると、いつもコテン。と寝てしまっていたの」と続け、「安心してくれてるんだなーって凄く嬉しかったし、この子を守る。っていう自分では未知だった私の母性心を引き出してくれました。私を母にしてくれました」と心境の変化を説明。「紀夫さんのお父様、お母様に苦しい事を伝えられて、月曜日から沈んだ気持ちになってしまっているかもしれませんが、いつか、すみれの笑顔が復活する事を信じて、見守っていてください」と呼びかけた。
2016年11月15日~戦前の“商人道”から学ぶもの〜 戦前と戦後では“商人”の心構えが異なりました。戦前の商いは商人が品物に対し研究熱心で命がけで高品質の商品を適正価格で売っていました。必死のマーケティングリサーチで良いモノを作り、責任を持ってお客様に売る。サービスは礼儀作法から接客まで丁寧に、正に“商人道”でした。しかし、戦後はモノがない時代となり出せば売れるので上から目線で暴利をふっかける泥棒商売は蔓延し、日本が豊かになり大量消費時代、バブル期になる迄は本当に酷かったものです。しかし、バブルがはじけ、不景気時代が長くなるにつれてモノが売れなくなり泥棒商売では通用しなくなり、そんな商いはすべて潰れています。今は昔ながらの“商人道”を守っているところはやはり生き残っております。いまこそ良心的で誇りを持った、“商人道”を再認識し、努力するそんな時代になったのです。
2016年11月10日~科学の進歩と問われる個人の人格、人間力〜 ネガティブ思考の方がいて、いつもマイナスオーラを放っている方は、次のような努力をしてみては・・・。人生は念じ続けるエネルギーの強さで動き出すものとても大切なことは自分の人生を素晴らしいものにするかどうかはほんのちょっとしたプラス思考のイマジネーションだということ。自分は不運不幸だと常に取り越し苦労のネガティブ思考の人は、自分が醸し出すその暗い雰囲気とオーラに包まれ負を引き込んでしまう。無意識に悲観的な予想のような選択を選び悲観的な結末の方向に流れていく傾向があります。逆に無理やりでも自分にプラスの自己暗示をかけて前向きの素晴らしいイマジネーションを描き念じ続ければ、やがて毎日を明るく楽しく前向きに生きる努力が習慣になりやがて自然とハッピーになっていくのです。人生とは良くも悪くも自分の想念次第で地獄極楽が決まるのです。不思議ですね。
2016年11月07日~クロウト、本物が求められる時代に!〜今やテレビをはじめ各メディアで“シロウト”を持ち上げ、ネタにする傾向が強くあります。加えて、ネット社会やSNS(相互コミュニケーション)の影響もあり、作り手側も、目には見えない聴衆を意識して、シロウトを使って面白おかしく演出することが多くなりました。確かに、現代ではプロの芸人さんより面白いアマチュアや、プロより上手く歌えるアマチュアもいます。ですが、クロウトとシロウトはどこか違わなければなりません。クロウトはそれでごはんを食べているからです。当然プロとして観客にお金を払っていただくだけの値打ちのある本格的なものを提供していかなければなりません。また、世の中も長い間の安易なシロウト文化に飽き飽きして、やっと本物が求められる時代になりました。これからは本物を観たり聴いたり感動し、心豊かな自分の生活を心掛けてください。それがまた、新しい素敵な自分を増やすことになるのです。
2016年11月04日~見えないものを観る力を養い、本質をつかむ!〜人間は肉眼で見えるもの以外は信じようとしない傾向にあります。しかし、神様やご先祖の霊、守護霊は見えませんが、確実におります。神様や霊に感謝し「いつも見られている」という畏れの意識が自分を律しゴーマンを押さえ成長させます。人の心も、信用も、自信も、或いは科学で重要な、原子、素粒子、電気に電波音波だって空気だって肉眼では見えませんが、確かに存在し、モノゴトの根本をなしています。見えないモノを観るために必要なことが偏らない“心眼”であり、心の眼で世の中を冷静に観察すれば、本質や真理が見えてきます。また、心眼とともに“想像力”を働かせることも重要です。目先の現象面だけにとらわれがちな自分の可能性を広げ、見えないものを観る大きな力になります。心眼と想像力を持ち、肉眼では見えないものも観られる大人になってください。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年11月02日~決断の時!腹で考える〜人生の中では様々な困難な岐路に立ち、決断を迫られることがあります。そんな時、まず第一に大切なことは、「将来それで、死に際にして自分は後悔するだろうか、しないだろうか」と考えること。あなたが後悔しないと思うのであればそれで決め、次に、頭でも胸でもなく、“腹”で考え直し決断する。頭だけで考えれば利害だけの計算に走り、胸だけで考えると感情的になり頭が冷静になった時に後悔します。頭と胸で考えたことを一度どっしりと腹におさめて人として深く考え直す。そうして出た決断は決して死に際に後悔しません。「腹をくくる」とは実はこのことです。お腹を据えて出た答えはおおよそ立派な答えが出て来ます。人生の大きな決断ほど、腹で考えた末に決断してください。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年11月01日孤独は誇り高い実力孤独と聞くと、寂しく暗いマイナスイメージを持たれる方が多いと思いますが、そればかりとは限りません。友人・知人との煩わしいトラブルに巻き込まれることもなければ、自分以外のことで悩むこともない。更に、“孤独”とは他人に迷惑をかけず自立できているという証拠で、強い意志の力がなければ出来ません。孤独とは実に誇り高いものなのです。一方で、何の実力も伴わず、誰からも嫌がられ相手にされない孤独は“孤毒”と言いまして、こちらはなってはなりません!そもそも人間は誰しも一人で生まれ、一人で死んでいくように宿命的に孤独が自然の姿です。たとえ大家族で暮らしていても、誰しも晩年になれば老いの孤独を感じるようになります。ですから、若いうちから孤独と向かい合い、孤独に慣れ、「寂しい、惨め、むなしい」などとは思わず、「自分を育てるのは自分自身、世の中誰しもが孤独なのだ!」と発想の転換をはかり、むしろ孤独も楽しめる余裕を持ちましょう。孤独は瞑想にふけり賢者になれる時間なのです。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月27日~成長、飛躍のコツはまず自己分析〜 「灯台元暗し」と昔から言われるように、自分を知ることはとても大切です。自分をわからなければ欠点も克服できないばかりか長所も伸ばせず、成長/飛躍することも進むこともできないからです。まずは、感情を取り除いて冷静になり自己分析をして長所と短所に点数をつけてみる。その上で欠点は努力し克服、伸びる長所は活かせ進むべき道筋も方向も目的もわかるというもの。合わせて、自分のコンプレックスの源も過去を逆のぼり原因追及をして見極める。そして様々な方向から考え方を変えたりして具体的に問題を解決するよう努力してください。自分自身で克服するには、手間も時間も心労も伴いますが、確実にやっているうちに冷静な自分に自信がつきます。「自分が嫌い」と嘆く若者が多くなりました。嘆いても一円の得にもなりません。まずは自分自身と冷静に向かい合って、自分を知る。それが実は人生修行の大切な第一歩なのです。 ※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」美輪明宏の公式サイト「美輪明宏 麗人だより」では、お悩み相談コーナーや、独自の視点で様々なテーマについて語る「こんにゃく話」など会員の皆様に優しく上品に生き抜いていただくヒントを365日毎日更新しています。[caption id="attachment_3597" align="aligncenter" width="100"]美輪明宏[/caption] *美輪明宏が皆様から寄せられたお悩みにお答えしています。 ◆結婚していないことをバカにされる30歳、結婚していません。特に自分ではそれがおかしなことでもないと思っています。それなりに、恋愛を経験しました。しかし、結婚した会社の後輩から、人前でバカにされたり、お局様扱いを受けて、しんどい思いをしています。どのように考えを切り替えればいいのでしょうか。 ◆不安になって彼にやきもちをやいてしまう私はお付き合いしてる人がいます。でも浮気をしてるのじゃないか?元カノとまだ、会ってるのじゃないか?と、不安になり勝手な妄想をしてしまい、半端じゃないやきもちをやいて不満をぶつけてしまいます。どっしりと構えることができません。自分に自信がありません。こんな時どうすればいいでしょう? ◆男女のお付き合いにはテクニックが必要か?男女のお付き合いは駆け引きなどテクニックが必要なのでしょうか。よく雑誌やネット上にも掲載されており、確かに私の周りを見渡してもそういうことが出来る女性が結婚しています。私はそうした駆け引きは男性に失礼な気がして出来ず、悲しくも未だに独身です。やはり、私の考えは誤っているのでしょうか。何をもって『愛』というのか分からなくなっています。
2016年10月20日~マイナス思考に陥りそうな時はこう考える〜人生は修行の場です、辛く嫌なことの階段の連続、楽しいことは踊り場のひと休みだけ、それがわかっていても、ついつい、マイナス思考に陥り、自分を暗いオーラで包んで深みにはまる時があります。また、生まれつきのネガティブ思考で悩んでいる方もいるでしょう。でもマイナス思考になっている時は、「これだけマイナスにこだわる集中力が自分にはあるのなら、このしつこい力をプラス思考に変えたらどうだろう」とつぶやき、全ての発想を今まで考えていたことの真逆で考えて見る。そうすれば少しづつプラス思考の連鎖が起き始め、マイナス思考で暗くなりがちの自分の気が陽に変わり始めます。マイナス思考連鎖の頑固な集中力は無意識でも強力で凄まじいものがあります。そのパワーを発想の転換で上手くプラス思考の方に転換するクセがつけば、怖いものなしです!※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月17日歌手で俳優の美輪明宏が、きょう17日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』(19:00~21:48の『ぶっちゃけ寺&Qさま!! 豪華2本立て3時間SP』内)に登場。この世で一番怖いことは「自分自身」であると明かす。MCの爆笑問題・太田光は、美輪が登場するなり、「今日はやりにくいと思いますよ~」「これ(=美輪の姿)、僕だけに見えてるの!?」と、毒舌を交えて歓迎。美輪も負けじと「あなた、ちっとも成長しないのね」と反撃し、スタジオの笑いを誘う。美輪のオーラに、スタジオのお坊さんたちも緊張。さまざまな質問が飛ぶは、「美輪さんがこの世で一番怖いことは?」という疑問に対し、美輪は「自分自身ですよ」と答える。同番組をよく見ているという美輪は、仏教のほか、キリスト教にも造詣が深いといい、今回の番組は、戦国時代のキリシタン・細川ガラシャの生涯に迫る。"悲劇の美女"として知られる彼女だが、ロケゲストとして登場する、大河ドラマ『真田丸』でガラシャを演じた橋本マナミも思わず号泣した"死を前にしたガラシャの心境"も明らかになる。
2016年10月17日~失敗はしても大切なことは次につなげる〜人間は人間である限り誰だって失敗はします。それも1度や2度ではなく、時には繰り返すこともあります。失敗が続いて自暴自棄になったり、希望が持てなかったり、落ち込んだりするのは当然ですが、大切なのはその失敗を活かせるかどうか、次の成功につなげられるかどうかです。失敗をしたら反省し、その原因や本質をさぐり分析して、いけない至らなかったところなど問題点を洗い出す。自分の弱点と向かい合うことは誰でも嫌です。しかし、失敗を誰かのせいにしたり、恨んだままでは問題は解決せず、自分自身も辛くなるばかりで進歩しません。冷静に非を認め、原因を究明し改め次につなげる、まさに「転んでもただでは起きない」を心がけることです。失敗→分析原因究明→改善→再挑戦の連続で多くのことを学ぶと同時に成功という大きな喜びが得られます。それが人の道筋です。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月13日このコーナーは、美輪明宏さんの公式サイト「美輪明宏 麗人だより」の中で一番人気のコーナー「本日の処方箋」から出張していただきました。美輪明宏さんからあなたへのメッセージをお届けします。 ~精神性を重んじることからスタートする〜新しい自分として再出発を図るなら、何よりも一番“心の持ち方”が重要になります。バブル迄の物欲や食欲や性欲などの“欲求”を満たすことで豊かさを感じるのではなく、今の時代は精神的な豊かさを重んじることに価値観を置ける自分になる事です。精神性を重んじるということは、日常生活で美意識を持って多くの文化や芸術に触れ、義理や人情を持ち、他人に対して優しく、その人の立場に立って考えられる思いやりがあり、「ボロは着てても心は錦」の諺通り、自分自身に恥ずかしくない清々しい行いが出来ることです。あえて一言で表現するなら“粋でいなせな生き態”でいること。多くのものがどんよりと飽和状態にある現在、これまでの数字や機能性・効率性損得だけを追求するのではなく、より貴い精神性を重んじることに価値を置けるよう自分の心持ちを向上させていきましょう。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月07日~愛しの銀巴里の想い出〜私にとって銀座といえばやはり“銀巴里”です。銀座七丁目の角の地下。私がこの地に初めて来たのはライヴハウスになる前のキャバレーの頃に専属歌手になりました。その後キャバレーがシャンソン喫茶「銀巴里」になり、専属歌手となりました。以来閉店までの40年間、歌い続けて来ました。集客のために世界初のヴィジュアル系の格好をして銀座を練り歩いたことも。銀巴里は楽屋がないので、客席をうろうろして、様々な年齢・職業・人種の人々の人生模様を共に生きながら歌い続けてきました。ロマンスが芽生えたら「愛の讃歌」、破局で打ちひしがれている人には「ミロール」、絶望に浸っている人には「僕は負けない」「バラ色の人生」など、多くの人々のために雨の日も嵐の夜も歌い続けて来ました。私の人生のかけがえのない思い出の宝石箱「銀巴里」。かけがえのない場所を持った人生は幸せなことでした。皆さんにもきっとどこかにそんな場所はあるはず。今からでも想い出を創りに行ってみてはいかがでしょう。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月06日お休みは少ない方が良いに決まってる?夫婦円満の秘訣は「亭主元気で留守がいい」。これは昔から言われている古妻側の願望。また、古夫の方も「仕事だから」という理由があれば家族サービスや奥様サービスから逃れることができる。お互いにとってメリットがあるから夫婦間では休日は少ない方がよいのでしょう。また、日本は資源がなく、資源と云えば勤勉で真面目という日本人独特の人的資源しかないのですから、国力を維持、発展させていくためにも休みは少ない方が良いでしょう。しかし、世の中が不景気で欲しくとも仕事がなく、仕方なく時間を持て余す方もいると思います。ただし、仕事とは会社だけではないのです。夫婦共働き当たり前の昨今、旦那様も家事育児を手伝ったり、ボランティアをやったりと収入にはならずとも働く気になればいくらでもあります。身体がナマらないよう動かすために真面目に働き自分を律するという場を持つことが大切です。何もせず、体のどこも動かさずにいると、たとえ若くても思考停止状態になり早くボケます。おっコウ!!※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月05日人生相談の参考書・宗教教典宗教は世界の政治や社会構造を動かす力があり、それゆえ世界中で宗教間、あるいは宗派間の争いも絶えません。しかし、今の日本は幸せなことに八百万の神が仲良く共存共栄する多神教国で世界でも珍しい国家です。ですから、キリスト教、仏教、イスラム教など様々な宗教の教典を見ること撰ぶことも自由です。それら宗教教典を人生の参考書のひとつとして見て取り入れることができるありがたい環境にあります。もともと、宗教の教典とは、苦悩する民衆の様々な相談を受け、それに対する人生相談の答えが教典なのです。ですから、「こういう考え方、見方があるのか」「こういうこと言ってたな」程度に、教典に書いてあることを何か悩んだときに思い出してみると問題解決の糸口になることがよくあります。聖者の知恵や人生相談の答えを上手く生活に役立ててみる、日本人の特権なのですよ。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月04日~違うモノに触れる面白さと大切さ〜文化・芸術の秋、街や野山を散策する楽しみも増えますね。是非、外の世界に出て、街をフラリとウインドーショッピングをするだけでも結構。日常と違うモノに触れる機会をたくさん作ってください。たとえば、あなたがそれまで何かの壁にぶつかっていて、どうしようもなかったとき、街を歩き自分の世界と違うモノに接したとします。今までとは全く異なる世界の角度から光が射し、それがヒントになってマンネリの壁を破ることができるかもしれません。変化のない自分の身近なものとは全く異なる多様なジャンルの文化や何かに触れることは、新しい血を入れることができ、若さと活性化につながります。特に日本の男性は、文化とは全くかけ離れた変わり栄えのしない動物です。劇場、美術館どころか本もTVもろくに観ないでイラついている。女性はそんな男性を、新しい文化、違ったジャンルのモノに触れ刺激を与え世の男共のお尻を叩き目覚めさせてやりましょうね!※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年10月03日~アールデコの建築物を散策へ〜 私の美意識の根底に流れているアールデコ。置時計やコーヒーカップや小物ひとつ取ってもロマンティックかつセンチメンタルで情緒的です。素晴らしいものが数多あるアールデコの中で、本日は建物についてお話します。アールデコ建築は抽象的で幾何学的に円や直線を組み合わせた斬新で優美なデザインが特徴です。日本におけるアールデコ建築の代表は白金にある東京都庭園美術館にある旧朝香宮邸です。朝香宮夫妻がアールデコ最盛期にヨーロッパで長期滞在し、その魅力に心酔し、帰国後パリから建築家や職人をわざわざ招いて完成させた邸宅です。その他にも、身近なところで、銀座七丁目のライオンビヤホール、新宿伊勢丹本店や三越日本橋本店の外観、箱根富士屋ホテル、奈良ホテルも一見の価値があります。近くにお立ちよりの際は是非、ご堪能ください!
2016年09月29日~現代の若者はどうしてすぐムカツクのか〜 敬愛する斎藤孝先生との対談の中で「どうして現代の若者はすぐムカツクのか?」について話したことがあります。斎藤先生曰く「心に襞(ひだ)がなく、感情に起伏がなく慢性的に気分が悪い状態にあるから」。人間の生活には、人間味溢れた家の造作、インテリアや街並み、喧しくないゆったりとした甘く優しい音楽、絵画、文学、髪型、服装、映画演劇が失ったのが原因です。だから相手とコミュニケートが成立しない。現代の若者を取り巻く文化が、建物で言えば灰色の打ちっぱなしのコンクリートのような状態にあるのです。だからロマンや人情の優しさが無くなり思い通りに行かなかったり、少しでも気に触れば“ムカツク”とマイナス感情に陥る。まずは、優しく美しく上品で和やかな文化や芸術で心に栄養を与え潤し感情を豊かにすることからです。さざ波のような心の起伏や変化は、人間の魅力のひとつです。
2016年09月26日~暑さもひと段落、渇いた心に文化の潤いを〜 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われておりますが、近年は温暖化もあり本日の秋分の日が近づくころ、どうにか暑さが引くような気がします。秋分の日とはもともとはお彼岸で「祖先を敬い、なくなった人を偲ぶ」ことを趣旨とした国民の休日です。多くの先祖のあらゆるDNAや能力を受け継いで今日いるのが皆様自身です。ですから先祖には感謝をするのが当たり前ですが、多忙な日常生活の中では、つい忘れてしまいます。でも今日のような節目の祭日を定めれば、改めて先祖に感謝する様になり、御先祖達も「こんな素直な子孫は絶対守らねばならぬ」と力になってくれます。本日から本格的な秋に突入しますが、秋は「読書の秋」「芸術の秋」と言われるように精神に栄養を与える季節です。夏の暑さで渇いた心を芸術や文化で潤して、心豊かで穏やかな「麗人」を目指してまいりましょう。
2016年09月26日~老いること、若さとは何かについて考える〜 今日は敬老の日。老いること、その逆の若さについて考えてみません?誰にでも老いと死は平等にやってきます。人間は生まれた時からすぐに死へのカウントダウンが始まっています。ただ、歳を重ねることは様々な人生経験を積んでいく過程で様々なものが見えてわかってくるので、歳を重ねれば重ねるほど肉体は衰えますが人生は楽しくなる。逆に若ければ可愛いとチヤホヤされますが、それは只の自然現象で自分が努力と才能で手に入れたものではないから自慢にはならない、長い人生から見ればほんの少しの間だけ。世の中には若いということを自慢したり、中には年寄りを軽視する愚か者もいますが、若さとは未熟ということで偉くも何ともありません。老いることは何ら恥じることでもないし、若さは何ら得意がるものでもありません。「自分も既に老いに向かっているのだから若いときには謙虚に年上から学び吸収し、老いても人生を楽しめるよう自分を育てる」意識を持ち実践することが大切なことです。
2016年09月21日~月を愛でる〜 今日は中秋の名月です。ススキを飾り、お団子や穀物、果物などをお供えするのは、収穫を祝うことが起源とされています。思えば、日本には四季の移り変わりの風情を楽しむ行事がたくさんあります。十五夜もその一つ。都会に住む人たちにとっては、あまりなじみのない行事かもしれませんが、古来より日本人は月を眺めて笛の音を聞きながら、いろいろな思いをめぐらせてきたのです。源氏物語でも、光源氏が十五夜の月を眺めて、京の都や恋人に思いを馳せるうら哀しいシーンがあります。百人一首にも、月が登場する短歌がたくさんあります。さらには、こんな逸話もあります。夏目漱石が英語教師をしていたときのこと。学生が「I LOVE YOU」を、「我君を愛す」と訳したのを見て、「それよりも、月が綺麗ですねと訳したほうがよい」とアドバイスしたそうです。遠廻しの表現がロマンチックですね。日ごろは何かと忙しくされている皆さんも、今宵は薄物の着物を着てお琴か笛のCDを聴きながら月を眺めてロマンチックに過ごしてはいかがでしょうか。月を眺めてお団子を一つ、二つ、三つ……月より団子…、食べすぎにはご注意を。
2016年09月15日~個人が「総合商社」になる時代で大切なことは…〜 世界が進化退化と激動の変化を遂げているこの頃、乱世を生き抜くためにこれからは「個人個人が何でも売っているデパートや総合商社になる」ことが大切です。以前は1つの道を究めることが美徳とされてきましたが、あらゆる分野がグローバル化された現在では、個人が専門店だけでは通用しなくなりました。しかし、重要なことは、「デパート」「総合商社」といえども、ただ何でも器用にこなすだけではなく、正統派の本物もありながら多様化、変化にも対応できる“実直な総合商社”であることです。専門だけでは通用しなくなったとは言え、自分が決めた道や得意分野はしっかり持ち磨き究めることは大いに自分自身の武器になります。ただし、それだけではダメ、柔軟に自分の武器も活かしながら変化にも対応でき、その他のこともこなせる努力と守備範囲の広さが要求されています。これは、会社で働くサラリーマンだけでなく、主婦でも学生でも人間誰しもが今後求められることなのです。つまり何でも屋さんです。
2016年09月12日~人生は念じるエネルギー通りになるものです…〜 ネガティブ思考の方がいて、いつもマイナスオーラを放っている方は、次のような努力をしてみては・・・。人生は念じ続けるエネルギーの強さで動き出すものとても大切なことは自分の人生を素晴らしいものにするかどうかはほんのちょっとしたプラス思考のイマジネーションだということ。自分は不運不幸だと常に取り越し苦労のネガティブ思考の人は、自分が醸し出すその暗い雰囲気とオーラに包まれ負を引き込んでしまう。無意識に悲観的な予想のような選択を選び悲観的な結末の方向に流れていく傾向があります。逆に無理やりでも自分にプラスの自己暗示をかけて前向きの素晴らしいイマジネーションを描き念じ続ければ、やがて毎日を明るく楽しく前向きに生きる努力が習慣になりやがて自然とハッピーになっていくのです。人生とは良くも悪くも自分の想念次第で地獄極楽が決まるのです。不思議ですね。
2016年09月08日~家族でもひとりの別の人間と思うことが愛情〜 悩み相談の中で一番多いのが、家族間のトラブルです。親・子・血縁など情念に取りつかれ、「人は人」「家族と言えども一人の人間同士」とは簡単に割り切れないようです。とはいえ、「親はこうすべき」「子は親に対してこうあるべき」などと考えるよりも、「お互いが良い人間同士で居よう」と考える方が、相手に敬意と愛情がしっかり持てるもの。親子という文字にとらわれず、冷静に俯瞰して見て、常にほど良い距離感で接する方が、お互いを思いやる的確な行動がとれ、良好な関係が長続きします。「家族と言えども違う人間同士」とは、他人行儀で冷たい関係になるのではなく、相手を大切に思うがゆえに、冷静にほど良い距離感でお互いを立て合い大切にする関係であり続けるということです。べったりとした情念ではなく理性でスパッと割切ることができれば、知性も働きます、 そうなれば怖いものなしです。親しき仲にも礼儀あり、家族を大事に思うならば、情念を外し、理知で向かい合うことからです。
2016年09月07日