アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子が11日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館大展示場で開催された「SDGs 推進 TGC しずおか 2020 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(TGC しずおか 2020)に出演した。齊藤は、韓国ブランド「17kg」ステージのトップバッターを飾り、ミニ丈のワンピース姿を披露。歓声を浴びながら笑顔でランウェイを歩き、キュートな指ハートを飛ばす場面も。先端ではウインクし、観客を魅了していた。「TGC しずおか」は、地域の魅力や産業をコンテンツ化し全国へ向けて発信する東京ガールズコレクション(TGC)による「TGC地方創生プロジェクト」の一環で、今年2回目の開催。昨年は、国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)の普及を目的に開催されたが、2年目となる今回は、より具体的にSDGsに取り組んでいきたいという思いを込めて「LET’S TAKE ACTION」をテーマに掲げ、ファッションショーやライブイベントなどを展開した。
2020年01月12日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんが2020年の抱負を語ってくれました。■’20年はゆっくりと焦らず、自然の流れのままにこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。’20年をどんな年にしたいか。私自身の希望は、毎年やってきましたお芝居やコンサートを続けながら、本を書いたりテレビのお仕事をしていきたい。でも、今の心境は、“水の世は、波のまにまに風のまに、ゆらりゆるりと参りましょう”ーーです。高望みをして、うんと期待していると裏切られるし、そうかといって絶望的になる必要もない。ひょっとしたらすべて希望どおりにうまくいくかもしれない……。考えてみれば、今売り出したいと思うような、タレント志望のいい男やいい女は全国にたくさんいます。いっぽうで、そうは思っていても、売れないまま消えていく人たちもたくさんいます。私の場合、デビューから70年近くかかりましたが、髪の毛を見せただけで、“あっ美輪さんだ!”と言われるくらいまで、“有名になる”というプラスを手に入れることができました。これはすごく奇跡的なことで、ありがたいこと。普通だったらなかなか手に入らない恩恵を受けているわけですからね。だから希望どおりにいかなくても、泣き言を言って、ぶつぶつ文句を言う筋合いではない、そう思っているのです。’20年のテーマは“水の世は、波のまにまに風のまに、ゆらりゆるりと参りましょう”。ゆっくりと焦らず、自然の流れのままに参りたいと思います。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月31日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんがプラス思考になる発想の転換法を語ってくれました。■今年は世界と戦える日本の若いアスリートが増えたこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。今年はラグビーが大変盛り上がりました。私はオリンピックやW杯のようなスポーツの祭典のときだけは、国粋主義に戻ります(笑)。日本が外国と対戦するときは、負けてほしくないですからね。昔は体格的にも体力的にも日本選手は明らかに劣っていましたが、今は堂々とした背丈や体格で、見劣りしない。実力も世界レベル。みんな応援したくなりますよ。どこのスタジアムも超満員で、若い女性たちもたくさん応援に来ていました。もうずいぶん前の話ですが、若い女性に“好きなタイプの男性は?”と聞いて、“ガッチリ体形で、ひげの生えた毛深い人が好き”なんて答えると、“エッチな女”だと思われる偏見の時代があったんです。いっぽうで、宝塚の男役のような中性的で“王子様みたいな人が好き”と答えると、“清楚な女”だと言われていました。だからラグビー会場に応援に行くと、そういう女だと思われるのが嫌で、“行かない”という方も結構いたんです。ところが時代は大きく変わりました。最近はガッチリ体形で毛深い男性が好きだと言っても、誰も驚かない。“男性の色気に反応して何が悪いの?”って、あからさまに言える社会風潮になったことは、結構なことだと思っています。“笑わない男”稲垣啓太選手(29)や堀江翔太選手(33)など、テレビに引っ張りだこの人気でした。ラグビー以外でも、今年は世界と戦える日本の若いアスリートが増えました。バスケットボール界では、NBAに入った八村塁くん(21)。技術も素晴らしいのですが、インタビューの受け答えがしっかりしていて論理的。おまけに低音で太い響きのあるいい声をしています。とても期待しています。それからゴルフ界に彗星のごとく現れた女性アスリート。全英女子オープンで快挙を達成した、渋野日向子さん(21)。とくに中年のおじさんたちが、“シブコ”に夢中ですね(笑)。彼女は日本のおじさんたちが好きなグラマーなスタイル。体全体に肉付きがあって、骨盤がパーンと張っている。そしてくびれてるところはくびれていて、なおかつ笑顔がとてもかわいい。私はそんな視線のファンも多いのではないかと邪推しましたけど……(笑)。それにしてもゴルフ発祥の地で行われたメジャー大会で、いきなり優勝したのですからすごいです。実力もさることながら、人を引き付ける力も備わっている。これから、さらに楽しみな選手です。まだまだ日本も捨てたものじゃないですね。次から次へと世界で活躍する、若くて有望なアスリートが出てくるのですから。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月30日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんがプラス思考になる発想の転換法を語ってくれました。■首が前に垂れると、冷静な判断ができなくなるこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。高齢になると誰しも筋肉が衰え、足腰が弱ってきます。そして背骨が曲がったり、姿勢も猫背になって首が前に垂れるようになる。こうなると、だんだん物事を冷静に判断できなくなっていくんです。背骨が支えて居る首の後ろのほうを、できるだけまっすぐ上に持ち上げるように姿勢を正せばイライラが減ります。無意識のうちに首が前に垂れて、肩が前肩、巻き肩になっていることもあります。そういうときは、両肩を開き、おなかを引っ込める。そして左右の肩甲骨を後ろでくっつけるようにして顎を引く。そうすると呼吸が整い、感情的になっていても、ス~ッと理性が戻り気力も湧いてきます。マイナス志向になっているときというのは、ふと気づくと猫背になっている、そういうケースが実は多いんです。最近は年配の方だけでなく、若い人たちも首が前に垂れて猫背気味の人が多いですね。その原因はスマホです。長時間スマホを使用していると、どうしても首が前に垂れて、猫背になる状態も長くなる。そして視線が斜め下に向いている時間も長くなって、知らず知らずのうちに日常的に視線が下向きになってしまう。そして思考まで下向きになってしまうわけです。習慣的に視線を自分の目の位置と同じ高さ、あるいはそれ以上の高さで見ようとしなくなっている人が多いと思います。街を歩いている人たちを見ていても、だいたい斜め下か下を向いていますよ。本来は、背筋と首を伸ばして姿勢を正し、視線は自分の目の位置よりやや上を見るようにするのが理想的です。真っすぐ前を見るよりも、日常的にやや上を見るようになれば、理性的で知性的な生活が送れると思います。呼吸も整い、血圧もスーッと下がってきます(笑)。人生にはよいことと悪いことがある。プラスとマイナスを数えていくと半分半分ですーー。今は悪いことばかりを考えるネガティブ志向に陥りがちな世の中だけに、マイナスからプラス志向になる発想の転換が、必要とされているのです。そういうときに、会話の中に“ルンルン”を入れてみる。フッと雰囲気が変わりますから、怒っているときに、“ふざけるんじゃない!ルンルン”と言うと、怒っていることにならないでしょ(笑)。とにかく感情的にならないことが大事です。そのために姿勢を正して理性を保つ。目線を上げて前向きに。これが、健康と希望を生み出す秘訣になります。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月29日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんが病気との向き合い方を語ってくれました。■“ルンルン”は救いの言葉。不思議と楽になり理性が戻るこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。おかげさまで今は、私の公式携帯サイト(麗人だより)の仕事をはじめ、徐々にではありますが、ラジオやテレビなどの仕事にも復帰しております。どんな病気でも治るまでに時間はかかりますが、その機会をうまく活用すれば無駄にはならない。私はいつもそう考えています。今回もそうですが、私はさまざまな情報を吸収するために時間を使います。新しいことを知り、勉強することで、これからの人生の糧になる。そういう前向きな発想がどんどん湧いてくるんです。今、人生の岐路に立っている人などは、時間をうまく使いながら、これまで知らなかった新しい情報を吸収してみてはどうですか。最近、私がずっとおすすめしてきたので、みなさん、もうご存じの方もいるかもしれませんが、会話の途中に“ルンルン”って入れると、笑いが生まれ、深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になるんです。これは救いの言葉。本心をぶつけ合っても、ソフトな印象を受けるから、気分が上がる。私のように病気になると、人間は悲観的になったり、感情的になったりするものです。ただ“感情的になるな”と言われても、冷静な思考回路に戻すことは容易ではありません。体自体がマイナスの気にすっぽり包まれていますから。そういうとき、私は“それがどうしたの、ルンルン”と言いながら、常にプラスの発想に転換するようにしています。自分自身を振り返っても“お医者様に診てもらって、お薬を飲んで治せばいい。今まで治らなかったことはないでしょ?”“終戦後、余命4カ月と言われたけど、4カ月で治ったでしょ?”“これまでいろんな病気になったけど、この年まで生きているじゃないか”と。そんなことがこれまでの人生の中で何十回もありました。そのたびに“あれも治った、これも治った、じゃあ今度も治るはず、ルンルン”と言って、常にプラス思考になるように心がけています。とくに悲観的なことを考えているときに“ルンルン”と言えば、不思議と楽になる。“なんでこんなことで悩んでいるんだろう?”って。その隙に理性が戻り、感情的にならずに、物事を冷静に捉えることができるようになる。大病や大きなケガをすると、変に絶望的になったりする人もいますが、それは自分自身にとっていちばんよくないことです。理性で感情をコントロールすることは、生きるうえでとても大事なことですから。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月28日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー入院生活から現在の生活までを語ってくれました。■狭いところが苦手なので、初日から早く自宅に帰りたかったこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。9月11日、仕事が終わって自宅で話している最中に、うまく言葉が出なくなったんです。“あっ、これは何かおかしい”と、私が言ったら、すぐにスタッフが“病院に行きましょう”と。自宅から車で病院に行き、生まれて初めてMRI検査を受けました。検査後、脳の画像を見たら、血管の一番先のほうにある細い血管の脇に、ほんの数ミリぐらいの白い点がぽつんと1個あって、“犯人はこいつだ!”と。結果は軽い脳梗塞で、大事に至らずよかったと思っております。それよりもMRI検査の、あの不快な大きな音は何ですか?耳栓をしていましたが、ガ~ンガ~ン、キ~ンキ~ン、ガチャガチャとか。次から次へといろんな音が切れ目なくずっと頭の中で響くので、“もうここから出してください!”って、言いそうになりました(笑)。入院したのは1週間。入院中はときどきテレビを見たり、あとは瞑想したりしていました。じつは私、閉所恐怖症で、MRI検査も嫌でした。それと病室とか会社のオフィスなど、室内が四角四面の密室も苦手なんです。その密室の中でエアコンや換気扇の微妙な風の音が聞こえる状態もダメで……。音が商売ですので、そういう音はとくに敏感になるんです。私の病室は、ほかの病室より広くて景色もよかったのですが、やはり四角四面で、白とグレーだけの無彩色の中にいたものですから、入院初日から早く自宅に帰りたかったですね。それに病院は、朝からざわざわしていて、看護師さんが体温計を持ってきたりするでしょ?ほんの1週間の入院でしたが、私の体内時計が病院のタイムスケジュールにセットされてしまい……。退院してからも6時起きが今もずっと続いています。だから夜9時ごろになると、もう最高に眠いんです(笑)。今、自宅で毎日欠かさずやっているのは、お医者様から指導されたリハビリです。筋力を鍛える運動と言葉のトレーニング。体の筋を伸ばす体操が結構ハードで。リハビリというよりもストレッチのような感じで、そういう運動を1日に2~3回繰り返しています。言葉のトレーニングは、たとえば、“あいうえお”を早く言ったり、遅く言ったりするプログラムがあって、これも毎日続けています。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月27日アイドルグループ・嵐の松本潤と歌手・俳優の美輪明宏が17日、都内で行われた「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2019」結果発表&新CM発表会に登場した。約40年にもわたる「きのこの山」と「たけのこの里」の戦いに終止符を打つべく行われた、過去2回の「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」で敗北した「きのこ党」。3月には「新きのこ党」と名を改め松本が党首に就任した。さらにたけのこ党も「新たけのこ党」党首に美輪を迎え、再戦を行っていた。今年の9月には、軽い脳梗塞のため、2週間程度の入院が必要となり、上演中の『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』が公演中止となっていた美輪。復帰後初となる公の場に、松本が「まず、お元気になられて良かったです。心配してたので」と声をかけると、「私はどんなことがあってもフェニックスのように、不死鳥のように蘇るんです。でも、ご心配くださってありがとう」と応えた。選挙では、新きのこ党は6,021,986票、新たけのこ党は4,565,799票を集め、145万6,000票もの差で新きのこ党の勝利に。松本は「商品をリニューアルしたのが大きかったんじゃないかと思います」と勝因を分析し、美輪にもリニューアルした「きのこの山」を勧める。「死なないかしら」とブラックジョークを飛ばした美輪に、松本は「死なないです。絶対に死なないです!」と保証。美輪は「さすがのリニューアルですね。残念ながら、たけのこの里にも負けませんね」とそのおいしさを認め、「松本さん、今日は本当にありがとうございます。これからもたけのこの里、きのこの山、そして松本さんを愛することにいたします。では皆様そういうことでございますので、ありがとうございました。ごきげんよう、ルンルン!」とその場を後にした。
2019年12月17日女優の長谷川京子が22日、神奈川・横浜赤レンガ倉庫で行われた「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」点灯式・オープニングセレモニーに登場した。あいにくの雨、そして厳しい寒さの中、ビニールテントが設置されての点灯式となったが、大勢の観客が集まり、長谷川は「みなさんお足元の悪い中、来ていただいてありがとうございます」と感謝。「京子ちゃーん!」と声をかけられると、「はーい! ありがとうございます」と笑顔で返した。今の心境を聞かれると、「ちょっとシュールな質問ですね」と笑い、「雨で寒いですよね。始めましょうか。でもとても光栄です」とコメント。そして、「5、4、3、2、1」というカウントダウンでボタンを押すと、イベントのシンボルである高さ約10mのツリーが点灯し、「きれいですね! 透明なテントがなければもっと美しい光景が見れたのに」と雨を残念がりながらもうっとりしていた。この日は、黒で統一したパンツスタイルに黒のコートを羽織ったファッションを披露。「本当はチューブトップのものに羽織って、という姿を披露したかったんですけど、あまりにも寒くて、すみません、こっちに変更してしまいました」と申し訳なさそうに打ち明け、「黒でビシッと決めて、寒かったので首元が温かいコートを着させていただきました」とポイントを説明した。ツリーは、シャンパンゴールドと赤の2色のカラーで、シャンパングラスにシャンパンを入れてツリーをのぞくと反射してきれいに見える設計になっているとのこと。長谷川もシャンパンを味わい、「おいしいです。こんなにきれいに光るクリスマスツリーの下でシャンパンは飲んだことありません。感激です」と話した。そして、「(点灯式のゲストに)選んでいただいたのはすごくうれしい。今年は頑張って仕事もしたのでご褒美かなと思っています」と喜びを語り、「ただ本当に今日は寒くて寒くて、今年一番の寒さらしいので、それでも来てくださったみなさんや記者のみなさんに感謝しています」と改めて感謝。マイクを手放してからも周囲を気遣っていた。11月22日~12月25日に開催される「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」は、10回目となるクリスマスイベント。今年はドイツ・ニュルンベルク”に倣い、コンセプトの異なるマーケットを展開する。イベント広場では、「ドイツ 肉料理&グリューワイン」をコンセプトに“伝統あるドイツのクリスマスマーケット”を演出。海側の赤レンガパークでは、「シーフード& シャンパン」をコンセプトに新マーケットを展開する。
2019年11月22日軽い脳梗塞で療養中だった歌手の美輪明宏(84)が、11月17日に放送されたTBSラジオ『美輪明宏の薔薇色の日曜日』に出演し元気な様子を見せた。9月11日に入院が報じられてから約2カ月ぶりの出来事だ。9月11日放送の『ごごナマ』(NHK総合)に生出演した後、体調の違和感を訴えたという美輪。病院で検査を受けたところ軽い脳梗塞が発覚し、入院していた。さらに療養のため、10月から11月にかけて全国公演を予定していた『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』は中止に。12月23日に開催予定の『クリスマスディナーショー&トークショー』は美輪の体調を考慮し、トークショーのみ開催されることとなった。ラジオ冒頭で「ごきげんよう、美輪明宏です」と挨拶した美輪は、「リスナーの方にも心配おかけしまして申し訳ございませんでした」とお詫びした。リスナーから届いたお見舞いのメッセージを読み、「人の心の温かさが今の時代にこんなにも溢れているのかと思ったら少し涙が出ました。ありがたいことです」と感動を露わにした。続けて現在の体調については、「言葉のもつれは残っているが痛みなどはなく、言葉や運動のリハビリをして過ごしている」と明かした美輪。そして、「私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。乞うご期待。ルンルン」とキッパリ。最後にリスナーへのメッセージとして、「私は死にましぇーん!あれです。そっくりそのまま使わせていただきたいと思います。ルンルン」とお茶目に締めくくった。そんな元気そうな美輪の様子に安堵した声が広がっている。《もう復帰なさったなんて大丈夫なのかな。お元気そうでよかったけど無理はなさらないで》《よかったよかった。まだ現世での美輪明宏さんの言葉を聞きたいですから》9月12日に美輪の容体を所属事務所に確認した本誌記者宛にも、ラジオと同じように美輪本人からメッセージがこう届いていた。「ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。ですが私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。こうご期待。ルンルン」18年5月に放送された同ラジオで「いつまでも元気でいるためには、年齢といった数字に振り回されないことが大事」と語った。その上で、「自分はまだまだ青春時代の延長で、その時代の人間がここにいると常に思い込むようにすると若くしていられる」と若さの秘訣を明かしていた。不死鳥のごとく見事に帰り咲いた美輪。いつまでも元気で活躍することを願うばかりだ。
2019年11月18日女優の長谷川京子が、8日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜21:55~)に出演。26日に発売される16年ぶりの写真集『Just as a flower』内の色気あふれるカットを先行公開し、話題となった。長谷川京子の写真集『Just as a flower』の先行カット同番組内で長谷川は、大胆な美背中カットと胸元やウエストがセクシーなカットを公開。色気満載のカットを見た坂上忍は、「ちょっとなんだこれ~! ツーケーが! いいのこれ!?」と大興奮の様子だった。また、SNS上でも「きれいでかっこいい」「色っぽいなぁ」「色気ムンムン。素敵」「色気がやばい」「美しすぎる」「色気がダダ漏れすぎる…」「いつまでたっても女性の憧れ」「こんなキレイで41歳か…信じられん…」など、絶賛コメントが相次いだ。同写真集は、41歳の等身大のリアルな“長谷川京子のいま”を凝縮。購入者の中から抽選で参加できる「スナック京子」を11月26日に一夜限りでオープンするほか、12月1日に写真集のお渡し会を開催することも決定している。
2019年11月09日森新太郎演出の『メアリ・スチュアート』が、2020年1月~2月に東京・世田谷パブリックシアターで上演される。16世紀末を舞台に、長谷川京子演じるスコットランド女王メアリと、イングランド女王エリザベス一世の対立を描いたこの戯曲。今作はメアリに恋心を抱く青年モーティマーや、ふたりの女王から寵愛を受ける策略家のレスター伯など、登場人物が 20 数名に及ぶ群像劇となる。9年ぶりの舞台出演となる長谷川、レスターを務める吉田栄作に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「オフォーが来たときの感想を聞くと「ずっと舞台をやりたいと思っていたので、お話をいただけたのはすごく嬉しかったんです。けれど、久しぶりの舞台出演でタイトルロール、しかもこういう題材で、と少しプレッシャーがありました」と正直に答える長谷川。それでもチャレンジしようと思えたのは「キャスティングしていただいた際に、可能性を見出してくださったことと、自分の中からも想定外の何かが出るのではという楽しみがあったので。舞台は私にとって、自分の大きな成長につながる場でしたから」と語る。一方、吉田は「まず、自分が演じることを前提に台本を読んでみたんですけど、なかなか想像がつかないんですよね」と、慣れない言葉や言い回しが多いこの戯曲に最初は少し苦しんだ様子。この言葉を受けて「そうなんですよ!なかなか台詞が入らないですよね(笑)」と少しホッとした顔で笑う長谷川。「3回位読むとだんだんと面白くなってきて。だから観ていただくお客様に、いかに難しく思わせないか。それが今後の課題となっていくんだと思います」と吉田。レスターは、かつてメアリと婚約していたという過去を持つ人物。「彼の行動の根本にあるのはやはり、メアリへの思いなんでしょうね。相手側の陣地に入りつつ、彼女に有利になるように仕向けていく。シドニィ・シェルダンの小説に出てきそうなキャラクターですよ」という吉田の言葉に、長谷川が「(レスターは)愛か権力か……という感じの役柄ですよね。吉田さんだったらどっちを取ります?」と思わぬ質問に「愛ですね」と即答する吉田。「他の男性は権力を取るかもしれませんけど、僕はその多くの男の人達とは違うんだろうなと(笑)」と答え、場が和む一幕も。そう、この作品のキーとなるのは“愛”。「メアリの中に筋として一本通っているもの、それは何かというと、私は愛だと思うんです。それは宗教への愛かもしれないし、万人への愛なのかもしれないし、またはある特定の人への愛なのかもしれない。これから台本を読み込んでいきたいですね」と長谷川。歴史に翻弄された悲劇の女王の姿が“愛”というキーワードを核に、現代に生きる私たちにも説得力を持って迫ってくる…そんな作品になりそうだ。公演は1月27日(月)から2月16日(日)まで。チケットは11月23日(土・祝)より一般発売開始。取材・文:川口有紀ヘアメイク:【長谷川・吉田】鎌田直樹、タナベコウタスタイリスト:【長谷川】及川千春【吉田】勝見宜人
2019年11月01日女優の長谷川京子が、写真集『Just as a flower』を11月26日に発売することが決定した。41歳になった長谷川が、演じるでもなく、おしゃれさをウリにするわけでもなく、ただ等身大のリアルな「長谷川京子のいま」を伝えた今回の写真集は、16年ぶり、3冊目の出版となる。同写真集は、「家庭がありながらも、出逢ってしまった不可抗力な恋愛」というストーリーを背景に、湿り気を帯びた日本の純文学世界の恋愛シーンを彷彿させるような珠玉のカットの数々が詰まっている。その長谷川京子の輝く瞬間を切り取ったのは、日本を代表する写真家の沢渡朔氏。ファッション、ポートレートの分野で世界的に活躍し、女性を題材にした作品が有名。長谷川の柔らかくしなやかな肢体と匂い立つ大人の色気が、読者の野生をかきたてる内容となっている。長谷川は「人生は選択と決断の繰り返しであり、そしてそこに運も作用するとするならば、この時期にお話をいただけたという事は全てのタイミングが重なったラッキーだと、信じています」とコメント。「素直に楽しんで見ていただくことが一番です。でも本を閉じた後に残る印象、感覚を大切にしてもらいたいと願っています。機会があれば、教えて欲しい(笑)女性がありのまま、生き生きと。そこから溢れ出る魅力が個人の色気であり、強みである。全ての女性が持つ権利だと思います。ぜひ、手に取って見ていただけるとうれしいです」と呼びかけている。また、リリー・フランキーによる帯コメントには「母であり、妻であり、女優であり、何より、女盛りである。薔薇の咲き乱れたような長谷川京子の姿と勇気は、すべての人々に希望と香りを伝えている」と寄せられている。同作の発売を記念して、長谷川本人が“ママ”として登場する「スナック京子」を一夜限りでオープンすることも決定。宝島チャンネルで写真集を予約した人に限り、抽選に申し込みができる。お酒を飲みながら、“長谷川ママ”が人生相談にのってくれるかも!? また、12月1日には、紀伊國屋新宿本店にて写真集のお渡し会の開催も決定している(詳細は後日発表予定)。
2019年10月24日女優の長谷川京子が15日、都内で行われた「第36回ベストジーニスト2019」発表会に出席。出川哲朗、E-girlsとともに「協議会選出部門」を受賞し、美背中全開のデニムコーデで美ボディを披露した。長谷川は「名誉ある賞をいただいてうれしく思います。20代のときにモデルをやらせていただいて、結婚、出産を経てずっと女優をさせていただいているんですけど、今このときにこの賞をいただけることをうれしく思っています」と喜び、「これからも女性のみなさんが少しでもお手本にしてくださるように精進してジーンズをかっこよくはいていきたいと思います」と語った。また、デニムはどんな存在か聞かれると「すごく普遍的なものなんですけど、時代とともにちょっと変わると買わざるを得なくて困っています。そういう存在です」と笑顔で回答。「何を着ても形になるのがデニム」と加えた。この日は「デニムの良さが出たほうがいいかなと思ってシンプルに」と、デニムに黒のキャミソールを合わせたコーディネートで登場。美背中全開で、胸の谷間もチラリと見えるデザインで色気を放った。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。1984年から36回目を数える今年は、一般投票で選ばれる「一般選出部門」の男性部門に3年連続受賞となるHey! Say! JUMPの中島裕翔、女性部門に初受賞の山本美月を選出。また、同協議会が選出した「協議会選出部門」は出川哲朗、長谷川京子、E-girls、今年新設された「次世代部門」は井手上漠と石橋静河が受賞した。
2019年10月15日9月11日夜、衝撃的ニュースが日本中を駆け巡った。『歌手で俳優の美輪明宏が、脳梗塞で入院―――』美輪さんは同日の昼に、NHK総合『ごごナマ』に生出演し、元気な姿を見せていた。その数時間後の出来事に、番組を見ていた人たちは、さぞや驚いたことだろう。じつは本誌記者も、入院前日の10日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで上演中のコンサート『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~』の上演後に、ご本人と話をしたばかりだった。楽屋を訪ねると「コンサートは今年で最後になるかも……」と、これまでの取材時には見たことがない疲れた様子で、心配していた矢先の入院報道だった。さっそく状況を確認するため、12日、所属事務所に連絡を取ってみた。担当マネージャーによると、『ごごナマ』に生出演した後、体調の違和感を訴えたという。「病院で検査を受けたところ、軽い脳梗塞と診断されました。意識もはっきりしているし、会話もふだんと変わりません。でも大事を取って2週間ほど入院することになりました」入院により、23日まで予定されていた東京公演は中止に。美輪さんは、「コンサートを楽しみにされていたファンの方々に申し訳ない」と話していたという。担当マネージャーと話し終えた30分後、突然記者の携帯メールの受信音が鳴った。なんと美輪さんからのメッセージが届いたのだ!「ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。ですが私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。こうご期待。ルンルン」2日前に会った時とは違い、気丈でユーモアたっぷりのいつもの美輪さん節。何だかひと安心だ。ちなみにメッセージの最後にある“ルンルン”は、美輪さんが再び脚光を浴びさせたい言葉である。「会話の途中にルンルンって入れると、深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になるんです。これは救いの言葉。本心をぶつけ合っても、ソフトな印象を受けるから、気分が上がる。皆さんで、はやらせていただきたい」と、入院前日のステージの上でも話していた。年齢をまったく感じさせない圧倒的な声量で、観客を魅了していた美輪さん。アンコールで歌った『愛の讃歌』で、涙するファンも。不死身の美輪さんだけに、元気な姿で復帰する日も近いだろう。
2019年09月17日歌手・俳優の美輪明宏が11日、軽い脳梗塞のため、2週間程度の入院が必要と診断された。これに伴い、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中の『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』が12日から公演中止になることを、主催のパルコが発表した。『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』は12日から23日までの公演が中止となる。中止となった公演は払い戻しとなる。また、東京以外の公演の開催については、現在未定とのことだ。
2019年09月11日女優・長谷川京子がコメディー特番「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」に出演することが決定。主演の渡辺謙と初共演、女優としての新境地を開いているという。企画・脚本の段階から、渡辺さん本人が参加するほどの意欲作となった今回の特番。脚本・演出は、「深夜!天才バカボン」や『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』などを手掛けた、大人計画所属の新進気鋭監督・細川徹が務めている。本作の舞台は、広告代理店「電報堂」。渡辺さん扮するちょっと豪快な営業部長・五十風を中心に、自由すぎる部下やクライアント、ライバル会社、CM出演俳優などが登場し、現実と非現実が入り混じった人間喜劇だ。イケイケの親分肌の五十風は、クライアントからの無理難題な要求で周囲を巻き込み、仕事はいつも大騒ぎ。チームの面々は、注意されるとパワハラをちらつかせる新人や影が薄くネガティブ発言ばかりの営業マン、常にタメ口で発言がストレートな帰国子女、女性タレントにだけ積極的なコピーライター、パクリとよくあるアイディアばかりだかたまにヒットを出すプランナーなど…。笑えてちょっぴりホロリとするドラマ仕立てのコメディーとなっている。2016年の「となりのシムラ」以来のコント挑戦となる長谷川さんは、今回バリバリのキャリアウーマン“風”のチームリーダー・向坂塔子を演じる。必死に奮闘するチームの中で、会議や現場を迅速に取り仕切るものの、だいたいが先走りすぎてしまう…というキャラクターだ。中でも、向坂が新商品のチョコレートについて消費者にグループインタビューを行うシーンでは、監督やスタッフ陣から「こんな長谷川京子見たことない!」「キャラクターが完全に開き切った!」と絶賛していたということで、見逃せないシーンだ。今回参加した長谷川さんは「大人が真面目にふざけてみました。こんな機会を与えてくださったNHKの方、スタッフさん、監督に感謝しています。何より渡辺謙さんがあんな事をしてしまっている姿を目の前で見せてもらえて…」とふり返り、「わたし自身も弾け過ぎてしまい、オンエアが楽しみであり、少し恐くもあります(笑)」と話す。また脚本・演出の細川氏も「今まで見たことない長谷川京子さんが見れるはずです。長谷川さん、変な仕事が増えたら、ごめんなさい!」と仕上がりに自信を見せている。ほかにも、要潤、池田エライザ、北村匠海、千葉雄大、JUJU、松重豊といった豪華な面々が出演する。「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」は8月10日(土)22時~NHK BSプレミアム、9月28日(土)23時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月09日恒例となった美輪明宏の秋のコンサート。今年は『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~』と題して開催される。シャンソンの名曲の数々に、そしておしゃべりに、何を込めるのか。美輪の思いをたっぷり聞いた。【チケット情報はこちら】「私のコンサートに来られたお客様は、よく、“映画を何本も観たような気持ちになる”とおっしゃいます。なかでもシャンソンは、いろんな人生のドラマが歌われていますから、そこから生きることを楽しむ方法を学べたりもするんです。たとえば恋愛に関しても、尽くして尽くして裏切られるという歌が多いのですが、そんな歌を聴けば、失恋してつらい思いをしてらっしゃる方も、きっと歌のヒロインのようにいい女になったつもりで生きていけるでしょうし(笑)、お仲間がいるとホッとして、ひとりでひがんだり妬んだり嫉んだりしなくてすむと思うんです」。そんなふうにシャンソンが描く世界は私たちの人生に励ましや安らぎを与えるのだと、詞の魅力を語る美輪。さらには、そのドラマチックで詩的な詞を乗せるメロディの美しさも格別だと言う。「デジタル化が進んだ今の人工的な音と違って、メロディに色彩があるんです。歌い手たちも豊潤な声で歌っていました。そういった美しい叙情にぜひ触れてほしいんです」。そこには、「芸術こそが今の荒れた世の中を落ち着かせてくれると思うんです」という美輪の強い信念がある。かつてシャンソン歌手として「銀巴里」で歌っていた頃には、文化人が集い芸術を語り合う時間があった。「フランス映画やドイツ映画も人気で、日本映画も小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の叙情的な素敵な作品がたくさんありました。もしかしたら今の若い方には、却ってレトロなものが新しく感じられるかもしれませんし、スマホやゲームから離れてそうした芸術に触れることで豊かな情操が育まれると思います。ですから、シャンソンもそんな芸術のひとつとして復活させたいと思い、今回のコンサートはオールシャンソンでいくことにしたんです」。朝ドラ『花子とアン』や紅白歌合戦で話題になった美輪の訳詞による『愛の讃歌』も歌われる。『バラ色の人生』『枯葉』といった珠玉の名曲は原曲のままフランス語で。曲の合間の語りには、歌にまつわる話はもちろん、少しでも幸せな世の中になるようにという美輪の愛があふれることだろう。美輪明宏が届けてくれるものは、やはり特別である。公演は9月7日 (土)から東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケット好評発売中。取材・文:大内弓子
2019年08月09日アイドルグループ・嵐の松本潤と、歌手・俳優の美輪明宏が、7日より放送される「きのこの山」「たけのこの里」の新TV-CM 「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019 開幕」編に出演する。2018年、約38年にもわたる「きのこの山」と「たけのこの里」の戦いに終止符を打つべく行われた「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2018」で敗北した「きのこ党」。3月には「新きのこ党」と名を改め、 松本が党首となり、再選挙を訴える「応援#募集活動」を実施した。その結果、「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019」の開催が決定し、特設サイトなどで投票の受付を開始する。新CMでは松本に加え、「新たけのこ党」党首となった美輪が登場。選挙演説中の松本のもとへ、美輪が乱入する。リニューアルしたことで自信ありげに勝利宣言しようとする松本を「お黙りなさい!」と一喝する美輪は、「たけのこの里」もリニューアルしたことを宣言し、とまらないおいしさを伝える。松本と三輪は今回が初共演となり、松本は「まさか美輪さんが“たけのこ”カラーのグリーンヘアにしてくるとは……」、美輪は「簡単に歴史は動かせないわよ!」とコメントを寄せた。撮影ではスーツ姿で監督と談笑しながら、リラックスした雰囲気でスタジオ入りした松本。 監督と軽く打ち合わせをした後「どんなテンションでやろうかな」と悩んでいたものの、本番に入ると自ら台詞の言い回しを提案しながら、1発 OKを連発する。パッケージを顔の横に掲げるシーンでは、監督の指示する絶妙な位置に苦戦しながらも応え、かなめとなるセリフ「unstoppable(アンストッパブル)」も難なくクリアし大絶賛を受けた。また、両党党首が初対面をする場面では、松本を見かけた美輪が「お手柔らかにどうぞ」と 声をかけ、松本さんも「こちらこそお手柔らかによろしくお願いします」と返答する。白熱した会談の終わりの握手写真では「その写真は後で僕にもください」という松本に対し、「やめた方がいいと思います」との美輪のコメントにスタジオから笑いが。別れ際には、美輪から松本へ「愛してるよ〜ん」とラブコールもあり、最後は和やかな雰囲気で終了した。
2019年08月05日芳根京子(22)の快進撃が続いている。6月7日、芳根は「近況報告」としてブログを更新。ヒロインとして出演する連続ドラマ「TWO WEEKS」(フジテレビ系)について「コミュニケーションをとるのが目標」とつづった。同ドラマは7月16日から放送予定で、主演は三浦春馬(29)。芳根と三浦にとって“火9ドラマ”は初挑戦となる。そんななか、篠原涼子(45)と母娘役で共演した映画「今日も嫌がらせ弁当」も6月28日に公開が予定されている。実は、この2つの作品には芳根にとって“共通点”がある。三浦と篠原は、芳根がデビューしたドラマ「ラストシンデレラ」の共演者なのだ。作品は違えど、芳根にとってどちらも6年ぶりの共演となる。芳根は、三浦と初共演した当時を「なにもかもが初めてだった」とブログで振り返った。さらに篠原と共演したことも「初心を忘れるなと言われている気がする」と気持ちを明かした。そしてドラマ撮影に向けて「気を引き締めて」と決意表明した。いまや演技派女優として映画やドラマに引っ張りだこの芳根。そんな彼女にとって、6年前の2人との共演は大きな経験となったようだ。現在、インスタグラムのフォロワーは4万人を超えている芳根。ファンからは《より一層の活躍を願っています》《これからも応援します!》《益々のご活躍を楽しみにしています》とエールが送られている。
2019年06月16日映画『月極オトコトモダチ』初日舞台挨拶が8日に都内で行われ、徳永えり、野崎智子、山田佳奈、穐山茉由監督が登場した。同作は、「男女の友情ってレンタルできるの?」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」を描いた物語。初の映画単独主演となる徳永えりが、男の“レンタル友達”を利用するWEBマガジン編集者の望月那沙を演じている。作品にちなみ、「男女の友情は存在すると思うか」と聞かれると、徳永は「私は思います」ときっぱり。山田も「あると思います」と同意し、その場の女性全員が「男女の友情」アリ派だったために、穐山監督は「けっこう女性は、存在すると思う人は多いですよね」と納得する。監督は「私はあるよりで、ちょっと『ないかな』と思うことももちろんあるんですけど、グレーなところがすごく好きで、ボーダーラインを行き来する感じは、ずっとテーマとして持っている」と明かした。徳永は「男女とか、友情愛情という境界線は、本人たちが決めればいいと思うんです。自分がどう生きていきたいかというのも選択肢のひとつ」と同意。「本人たちの中で友情があって、しっかり絆があると思ってる以上は、他人がとやかくいうことではないと思うので、穐山さんの描かれた世界観は共感できますし、新しい提示な気がします」と作品への共感を表した。また、この日は「レンタル男友達」役の橋本淳が舞台中で欠席だったものの、「レンタル男友達を利用したいか」が話題に。徳永が「レンタルしてまで友達が欲しい派ですか?」と尋ねると、野崎は「1回やってみたいなと思いました」と答える。徳永は作品ポスターを見ながら、「ずるいですよね。これが来るんですよ? あっちゃんが来るならねえ」と納得していた。
2019年06月08日長谷川京子、田中みな実、滝沢カレン、西野七瀬の4人がMCを担当するガールズトークバラエティ「グータンヌーボ2」の4月9日(火)今夜の放送回に、女優の山本美月とフリーアナウンサー・吉田明世がゲスト出演、2人が語った“本音”とは!?『去年の冬、きみと別れ』や「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」などで女優として着実に成長を続ける山本さんは、本番組MCの長谷川さんとは共にファッション誌「CanCam」の専属モデルを務め、モデルから女優へと活躍の場を広げてきた“先輩後輩”の関係。過去にドラマで共演経験もある2人だが、ゆっくり会話する機会はなく今回のロケが2人にとって初のガールズトークの場となった。トークでは山本さんがモデルを志したきっかけからモデル時代の苦労話や、「恋愛したい!」と話す山本さんに長谷川が「絶対モテないわけないのに!」と直球の質問をぶつけて山本さんの恋愛事情を聞き出していく。緊張がほぐれてきた山本さんが語った「○○な時に彼氏がほしくなる!」「この年になると結婚を考える!」などのリアルな恋愛観は必見。山本さんについて「かわいかったです。話せば話すほど、かわいさがにじみ出てきて」「すごく真面目だなと思いました。もう親目線ですね(笑)」と先輩というより親目線で会話したと話す長谷川さんと、「憧れでキラキラした存在で、私がお話していい相手だと思っていないくらい“手の届かない方”というイメージだったのが、こんなに気さくにお話してくださって、うれしかったです。“長谷川さんのような大人の女性になりたい”と思いました!」とロケをふり返った。そんな山本さんと長谷川さんの先輩後輩トークをお楽しみに。またTBSアナウンサーからフリーに転身したばかりの吉田さんは転身のきっかけや、フリーになったいまだからこそ抱える不安を思わず吐露する。山本さんがヒロイン役を務め、松坂桃李が主演するドラマ「パーフェクトワールド」は4月16日(火)21時~フジテレビ系で放送開始。20歳のときに事故で脊髄を損傷し車椅子生活を送ることになった建築士・鮎川樹(松坂さん)が、高校の同級生・川奈つぐみ(山本さん)と再会、心を通わせ合っていくさまを描くもので、俳優・菅田将暉が米津玄師とタッグを組んだ主題歌「まちがいさがし」にも注目が集まる。また吉田さんは4月9日(火)から毎週火曜22時~カンテレ・フジテレビ系で放送される新番組「噂の現場急行バラエティー レディース有吉」の進行を務める。「グータンヌーボ2」は4月9日(火)深夜24時25分~関西ローカルで放送後、10日(水)10時から「Amazon Prime Video」、「カンテレドーガ」、「TVer」などで配信予定。(笠緒)
2019年04月09日4月2日(火)に開幕を控えた美輪明宏の『毛皮のマリー』。寺山修司が美輪のために書き、美輪自身が演出、美術、主演を務めてきた作品だ。美輪がこの舞台に込めるものは何なのか。そして、今なおこの舞台が求められるのはなぜなのか。熱い稽古のあと、美輪が語った。【チケット情報はこちら】稽古も大詰めを迎えたこの日、まさにクライマックスのシーンが繰り広げられていた。男娼として生きる毛皮のマリー(美輪)とその息子・欣也(藤堂日向)の奇妙で哀しい因果関係が、長い長い台詞で、マリーの口から語られる。「長台詞にはやはり、大変なエネルギーと技術が必要で、音程、速度、強弱、リズムといったものを、言葉で表現しなければならないんです」と自身でも語るように、表現者としての凄みを、このシーンだけでも改めて感じさせてくれる美輪。その力に魅了されたからこそ、寺山修司も自身の思いのすべてを、美輪に仮託したに違いない。寺山が『毛皮のマリー』で描いたのは、自身の母子関係にも重なる、母の“無償の愛”である。「『愛の讃歌』でも歌われているように、愛とは与えっぱなしで見返りなど要求しないものなんです。それを『毛皮のマリー』では、いろんな人間を出して、母子ばかりか、男同士でも、無償の愛は尊いものだということを描いているのだと思います」。“醜女のマリー”と呼ばれるマリーの下男(麿赤兒)、美少女・紋白(深沢敦)をはじめ、見世物小屋かのように様々な人間が登場するのも、「そこには、“見世物の復権”というテーマを掲げていた寺山のメッセージがあるんです」と美輪は言う。「どんな人間であっても、下手物扱いしたり蔑視したり差別したりするのは間違っているということです。さらに、人前で話してはいけないとされている性的なことも、本来は命のもとなんだから、下品でいやらしい言葉だとするのはおかしいということを寺山は言っていました。ですから、この作品の魅力は、反社会的で背徳的とされていることを美しく描くところにあると思うんです。そして、そんな芸術性あふれる作品が少なくなりつつある今こそ、寺山修司という天才が作り出した作品が必要だと思っています」。そんな美輪の思いを受け止めてか、欣也役の藤堂、マドロス役の三宅克幸といったオーディションに合格して初参加している面々も、真摯な演技が光る。「芸術は人の心のお薬のようなものです」と言う美輪。今という時代に危機感を抱きながら懸命に、愛と美しさを伝えてくれる。公演は、4月2日(火)から東京・新国立劇場 中劇場にて上演後、福岡、愛知、大阪を巡演予定。チケット好評発売中。取材・文:大内弓子
2019年03月27日「テレビで言いたいことを言っても嫌われないのがすごい」と、カンニング竹山(47)を以前から高く評価していた美輪明宏さん(83)。その竹山と異色の対談が実現。幅広く活躍する才能を持つ大先輩が、竹山に授けたアドバイスとは?美輪「私と対談するなんて、不思議だと、そうお思いにならなかった?」竹山「はい。最初マネージャーから話を聞いたときは驚きました。でも、“美輪さんと対談するんだ”と妻に話したら、“美輪さんって、あの美輪さん?なんで?間違ってるんじゃないの!”って。いちばん驚いていました」美輪「“惚れられてるらしい”って言えばよかったのに(笑)」竹山「いやいや(笑)。初めてお話しさせていただいたのは、美輪さんがレギュラー出演されている『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)にお邪魔したときです」美輪「もう7~8年ぐらい前になりますね。ところで、竹山さんをはじめ、最近はいろんなお笑いの人たちが、学者さんたちと同じようにコメンテーターとしての扱いも受けていますね。コメントもロジカルで、ふさわしい発言をなさっています。その中でいちばん目立つのがあなたですよ」竹山「ありがとうございます」美輪「政治、経済に関連する読み物を注意して読んだりされていらっしゃる?」竹山「本も読みますし、新聞もインターネットで6紙ぐらい買って、ザッと見ています。世の中で何が起こっているか。新聞によって書き方も違う。そういうのを見比べて読むのも面白い」美輪「右寄りや左寄りとか」竹山「テレビでいろいろ言うときって、いろんな方が見ていらっしゃるわけですから、あまり偏りすぎないように常に中道でいなければいけないと心掛けているところはあります。その中で、右や左じゃなくて、おかしいものはおかしいと言うようにしています」美輪「奥様は何ておっしゃってる?」竹山「妻は意外と反対してますね。コメンテーターとかをやらずに、お笑いだけをやってほしいと思ってるんだと思います」美輪「やはり、できれば波風を立てないでいてほしいのでしょう」竹山「そうですね。僕はまったくその気はないですけど、もし立候補したら妻は離婚するって言ってます(笑)」美輪「政界からそういう要請があるのですか?」竹山「要請はちょこちょこ。話が遠回りで来たりはするんですけど、ぜんぜん興味がないですから」美輪「政治家になったらお終いですよ」竹山「好きなことも言えなくなりますから。ところで美輪さん!僕はこのままのスタンスでやってていいんでしょうか(笑)」美輪「お笑い芸人だからとか、コメンテーターだからとか、別にジャンル分けしないほうがいい。まったく自由でいいと思います」竹山「世間の流れがジャンル分けするようになっている気がする半面、僕は僕だから、分けられるのが嫌だと思ったりして……」美輪「ジャンル分けなんて、全然無視したほうがいいです。そういうことを言いだしたら、私なんかジャンルはめちゃくちゃですから」竹山「(笑)。歌手だし役者だし」美輪「演出家でしょ、舞台美術をやって、衣装も音楽も担当して、作詞・作曲もやる。歌い手としてシャンソンを歌い、クラシックの曲も歌う。役者としてチャンバラもやるし、女形もやる。そうかと思ったら、身の上相談もやる。もうめちゃくちゃでしょ?(笑)」竹山「美輪さんにもおっしゃっていただいたので、これからもいろんなことに自信を持って、やる人になります」美輪「それをおやりになれるのだから、存分に羽を伸ばしておやりになったほうがいいんじゃないですか」竹山「仲間から“おまえは自由に何でもやれていいな”ってたまに言われるんです。それはそれで言われるとうれしいんですけど、自分自身でそれが見えていないことがあって、“俺はこのままでいいんだろうか?”と思うことがあるんです。でも、今日美輪さんとお話しして、このままでいいんだなと確信しました!」美輪「根本的に人柄がよくないと続かない。人柄の悪い人は見透かされます。あなたは人柄がいい。だから、キレ芸で怒りの竹山というのは、結局営業用でしかなかったのよ(笑)」竹山「そんなはっきりと言われても……。自分ではわからないところがありますけど、あと20年ぐらいはまともに頑張りたいと思っていますから」美輪「自然体で“望まれればやれますよ”というスタンスで、これからもおやりになればよろしいと思いますよ」
2019年03月17日「テレビで言いたいことを言っても嫌われないのがすごい」と、カンニング竹山(47)を以前から高く評価していた美輪明宏さん(83)。その竹山と異色の対談が実現。幅広く活躍する才能を持つ大先輩が、竹山に授けたアドバイスとは?美輪「私と対談するなんて、不思議だと、そうお思いにならなかった?」竹山「はい。最初マネージャーから話を聞いたときは驚きました。でも、“美輪さんと対談するんだ”と妻に話したら、“美輪さんって、あの美輪さん?なんで?間違ってるんじゃないの!”って。いちばん驚いていました」美輪「“惚れられてるらしい”って言えばよかったのに(笑)」竹山「いやいや(笑)。初めてお話しさせていただいたのは、美輪さんがレギュラー出演されている『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)にお邪魔したときです」美輪「もう7~8年ぐらい前になりますね。じつは竹山さんの履歴を全然存じあげなくて。私は面白いと思った方の人生に興味があって、その方の過去の歴史を詮索するのが趣味なんです。どういう方なんですか?」竹山「僕は東京で芸人になろうと思って19歳で(福岡県から)上京。そこで小学校の同級生(故・中島忠幸さん)と『カンニング』というコンビを組むんです。それから10年ぐらい売れないまま、東京でやっていたんですけど、30歳ぐらいから、漫才ネタで怒ったりすることがウケ出して、なんとなく仕事が上向きになってきたんです。でも、34歳のとき、相方が白血病になって……。36歳で亡くなりました。そこからはずっと1人でやってますね」美輪「その方は今でもずっとあなたを守ってらっしゃるわね」竹山「その相方の息子は今年で中3なんです。うちは子どもがいないので、その息子と一緒にキャンプに行ったり、旅行に連れていったりするんですけど、疑似父親体験みたいで楽しいですね」美輪「お優しいのね」竹山「いやいや、こっちも楽しいし、勉強にもなるんです」美輪「とても素敵な物語じゃありませんか」竹山「そういう感じできてます(笑)」美輪「竹山さんはふだんから、政治や経済などに特別な興味をお持ちなのですか?」竹山「もともと嫌いじゃなかったと思います。小さいころからニュース番組を見るのが好きでしたから。じつは以前から、コメンテーターのオファーがあって、番組でやってみたのですが、なかなかうまくできなくてクビになったりもしてるんですよ。その後ラジオ番組で週1回、3時間のニュース番組を持たされたことがあって、そこでかなり勉強しましたね。それまでは新聞もまともに読まないような生活をしていたので」美輪「お忙しくてそれどころじゃなかったのでしょ?」竹山「まあ、そうですね。ラジオの報道スタッフに鍛えられたというか。そのあたりからニュースが面白くなっちゃって。政治って難しく考えるけど、政治の世界も芸能と同じだな、とか。芸能スキャンダルと同じように捉えればすごくわかりやすいな~とか」美輪「政治も芸能も、水木しげるさんの漫画に出てくるキャラクターのように置き換えて見ると、わかりやすくて何てことないんです。総理大臣や代議士、役人たちを漫画として捉えて見ると単純なことなのに、ジャーナリストが筆を入れると、あたかも複雑で難しい観点で見ざるをえないようになる。その点、竹山さんはわかりやすくコメントされていますね」竹山「ワイドショーでコメンテーターの仕事をするうちに、テレビがものすごく楽しくなってきたんですよね。“ワイドショーってもっと面白くならないかな”“何か変えられないかな”とか」美輪「それはすごいですね。たとえばどういうことですか?」竹山「先日も、東京のJR中央線が止まっているというニュースを朝のトップニュースでやっているんです。受験生や通勤客は大変でしょうけど、停電して新宿-東京間が止まっているだけなんですよ。これは全国の人には関係ないし、前の日の沖縄の県民投票をやったほうが面白くないか?ってスタッフに言ったんです」美輪「ディレクターもプロデューサーも大変ですね」竹山「ただ、もう少し、勝負してもいいのになって。一方で、僕はコメンテーターになろうという気はないんですよ」美輪「そうでしょうね」竹山「本音を言うと、いつクビになっても、いつ辞めてもいいと思っているんです」美輪「それはご自身のレパートリーを増やすだけで、そこに定着するお気持ちがないから。仕事のレパートリーを広げるだけだから、こっちがダメになったらこっちがある。あなたには、そういう余裕がおありになるからでしょう」竹山「僕は11年前から単独ライブを年に1回、4日公演ぐらいでやってるんです。2時間ちょっとネタを作ってしゃべるんですけど、その舞台が主軸にあるから、それが僕の本業なので、コメンテーターをやって他人に何を言われようがこれは本業じゃないから思いっきりできるというか。いつ辞めてもいいし、僕これ本業じゃないですからというのがあるので、気を使わずにおかしいと思うことにはおかしいと言おうと。疑問に感じたことはちゃんと言ったほうがいいと思ってるんです」美輪「余計なことですけど、本業じゃないとおっしゃらないほうがいい。“自分の持ち駒の1つ”と言うほうがいいです」竹山「はい」美輪「“レパートリーが広いですから”“守備範囲が広いですから”とおっしゃっておくといいですよ」竹山「わかりました」
2019年03月16日「テレビで言いたいことを言っても嫌われないのがすごい」と、カンニング竹山(47)を以前から高く評価していた美輪明宏さん(83)。その竹山と異色の対談が実現!美輪「私と対談するなんて、不思議だと、そうお思いにならなかった?」竹山「はい。最初マネージャーから話を聞いたときは驚きました。でも、“美輪さんと対談するんだ”と妻に話したら、“美輪さんって、あの美輪さん?なんで?間違ってるんじゃないの!”って。いちばん驚いていました」美輪「“惚れられてるらしい”って言えばよかったのに(笑)」竹山「いやいや(笑)。初めてお話しさせていただいたのは、美輪さんがレギュラー出演されている『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)にお邪魔したときです」美輪「もう7~8年ぐらい前になりますね。ところで、竹山さんをはじめ、最近はいろんなお笑いの人たちが、学者さんたちと同じようにコメンテーターとしての扱いも受けていますね。コメントもロジカルで、ふさわしい発言をなさっています。その中でいちばん目立つのがあなたですよ」竹山「ありがとうございます」美輪「じつは竹山さんの履歴を全然存じあげなくて。私は面白いと思った方の人生に興味があって、その方の過去の歴史を詮索するのが趣味なんです。どういう方なんですか?」竹山「どういう方って……。どこから説明すればよろしいですか?」美輪「お生まれはどちらですか?」竹山「生まれは福岡です」美輪「え~、九州人?」竹山「はい、うちの父親の実家は筑豊、炭鉱ですね」美輪「素敵」竹山「僕は福岡市生まれで、3人きょうだい(兄、姉)の末っ子で育ちました」美輪「私は『ボタ山の星』という筑豊の子どもたちの歌を作っているので、“筑豊”って聞くとなんだかとても親しい感じがします」竹山「僕が小学校4年生ぐらいになるときまでは、父が貿易とか金貸しみたいな商売をやっていて、けっこう裕福でしたね。手広くやっていたみたいですけど」美輪「その当時は、そうでないと生きていけなかった時代ですからね。お父さんも何でもやらないといけない時代だったんですよ」竹山「だから、小学校ぐらいまでは結構お坊ちゃんで育ちましたね。父がもともと貧乏だったのもあると思うんですけど、無理やりバイオリンをやらされたり(笑)」美輪「バイオリンをお弾きになるの?」竹山「もうだいぶ忘れましたけど」美輪「今も持ってらっしゃる?」竹山「最近新しいのを買いました」美輪「ストラディバリウス?」竹山「そんなの買えないですよ。割と普通に売っている数十万円ぐらいのやつを買いました」美輪「裕福な家庭でお育ちになられたのですね」竹山「ところが、父の会社が倒産。生活は一変し、借金生活になりました。当時、まだ小学生でしたけど、いろんなものを見ましたね。“人間って金で変わるんだ”と」美輪「いちばん大事なところを勉強なさったのね」竹山「貧しくなった途端、父と仲がよかった友達たちの態度が豹変しましたからね。親戚連中も態度が変わり……父もどこかに行って家からいなくなりました」美輪「“この人は大丈夫な人間だ”と信じ込んでいた人ほど、豹変するんですよ」竹山「それが高校生になると世はバブルを迎えて、倒産後、どこかに行ってた父が、土地転がしで儲かって家に帰ってきたんです。僕は東京で芸人になろうと思って19歳で上京。そこで小学校の同級生(故・中島忠幸さん)と『カンニング』というコンビを組むんですけど、21歳ぐらいのときにバブルが弾けました。その後父は、何十億円という借金ができるとわかって、商談中の事務所で脳出血で倒れて急死したんです。52歳でした」美輪「ショックだったでしょうね」竹山「そうですね。でも、亡くなって蓋を開けてみると莫大な借金だけが残ってました。父は僕と兄の名前を使い、会社の常務とかにしてたり、僕らの名前で勝手に土地を転がしていたり……。めちゃくちゃしてたな親父!って(笑)」美輪「責任を取られた?」竹山「いえ、遺産放棄という手続きをしたので負債は免れました。でも、何もかもなくなりましたね。唯一残ったのは実家の家だけ。父がだいぶ前に母の名義に変えていたんです。だから、家以外はすべてなくなりました。家だけは母が住めるようになりました」美輪「竹山さんはいろんな経験をされてこられたのですね」竹山「それから10年ぐらい売れないまま、東京でやっていたんですけど、30歳ぐらいから、漫才ネタで怒ったりすることがウケ出して、なんとなく仕事が上向きになってきたんです。でも、34歳のとき、相方が白血病になって……。36歳で亡くなりました。そこからはずっと1人でやってますね」美輪「その方は今でもずっとあなたを守ってらっしゃるわね」
2019年03月15日毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは――。私が常々言っていることですが、ものにはプラスとマイナス、陰と陽、“正負の法則”というものがあります。古いものにも、新しいものにも両面があります。何かを得れば何かを失う。何かを失えば何かを得られる。これは真理です。これからの時代で危惧しているのは、人間がデジタルの方向ばかりに突き進むことです。誰もが携帯やスマホを持つ時代の中で、知らず知らずのうちに多くの人たちが、SNSを中心とした生活になってきています。次から次へと新しい情報が飛び交い、自分の中で処理しきれない。でもつながっていないと不安になる……。今、そういう人たちが蔓延しているのではないでしょうか。そうなると、情緒不安定になる人たちが増える危険性がある。デジタルに使われる人じゃダメ。主従関係が、デジタルが王様で、人間のほうが従うようになってはいけない。あくまでも人間が主でなければいけないのです。今は力関係が逆転しかかっています。とくにAIの人工知能が人間の代わりにいろんなことをやるようになりました。これからもっとAIが進歩したら、力関係の逆転がもっと早く進むかもしれません。ただし、人間の皮膚、ため息、まなざし、そして手触りの感覚など、AIが人間に代わってできないものもあります。“介護にロボットを!” と、声高におっしゃる人もいますが、ロボットの声は機械で作った音。そんな声でずっとしゃべられてごらんなさい、優しさが伝わると思いますか。介護でそっと手と手が触れ合ったときに、温かな脈拍が伝わったり、何も言わなくても目と目が合ったら優しいまなざしを感じたりできるのは人間だけです。かすかにまばたきをしたとか、ふっと息がかかるとか、そういう皮膚感覚は、どれだけ科学が進んでもAIには無理です。人間の何げない動きから生まれるつながりこそが、生きている証しでもあるのです。恐ろしいのは、世の中がバーチャルとリアルでごちゃ混ぜになっていること。いずれ人間は、どこかで危険を感じ、本能的にデジタルと正反対のアナログに回避すると思っています。実際、最近はアナログレコードがどんどん売れるような動きもあります。人間はどこかでマズイと感じたら、再び正反対なものにまた戻ろうとする、そういう本能が働くと思います。“アナログの力”が必要になるんです。若い人にもそんな力を持っている人が、たくさんいます。体操の内村航平や白井健三とかね。あれこそアナログでしょ。それから藤井聡太七段。あれも機械じゃないんですよ。人間の頭脳と情緒とか人格とか、そういったものの集大成が人の心を動かしている。たどたどしい日本語で一生懸命コミュニケーションをとろうとする、女子テニスの大坂なおみにも人間的な魅力を感じます。クイズ番組で東大生たちがいろんな知識を披露しているじゃないですか。あれもアナログですよね。デジタルと対等に向かい合ってるわけだから。私は、進化を続けるデジタル時代を否定しているわけではありません。「温故知新」――古きを学びて新しきを知る。そういう知識をつけることで、今の自分の立ち位置、置かれている状況などが見えてくるのです。そうすると、自分がどれだけありがたい生活をしているか。ふだんは考えることのなかったいろんなことが学べて、新しい発見もいっぱい出てくるはずです。そして、“感謝すること”、“満足できること”が、自分の身近なところにあることに気づく。“あなたは毎日ご飯が食べられているでしょう?”“住む場所があるでしょう?”“今まで何が不満でぜいたくを言っていたのか……”。まずは自分自身を見つめ直すこと。そしてそれを次のステップへつなげる。ただ古きよき時代に浸るのではなく、昔のよかった部分を継続しながら、今のいい部分は活用する。そして自分に合う部分は新しい進化も取り入れる。それが新時代を生き抜くためのヒントです。
2019年01月03日毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは--。最近は、“新しいからいい” 、“古いから悪い”といった風潮がありますよね。そもそも新しいとか、古いとかを、良しあしの判断基準にしていること自体がおかしい話です。じゃあ、ミロのヴィーナスやモナ・リザの絵は古いからよくないのですか?そんなことはないわけだし、もし、流行遅れだなんて言ったら笑われますよ。文明や文化がどんどん進化しても、いいものはいつまでもいいままで残り、色あせないのです。日本の古きよき時代には、素晴らしい文化がありました。ファッションにしても、そう。戦前までは自由で、長髪の男性もいたし、ラッパズボンをはいている人もいました。“モダンボーイ”“モダンガール”なんて言葉もはやりました。そのまま行けば日本は、世界有数の耽美的なおしゃれな国になっていたはずです。ところが、その後の戦争で軍人たちが、“文化は軟弱である。国策に反する”と、進化をストップさせたのです。女性がおしゃれなワンピースなどを着ていると、憲兵に連行されて、強制的にもんぺに着替えさせられたり……。音楽もクラシック、ジャズ、シャンソン、タンゴ、流行歌、すべてダメ。戦時歌謡と軍歌以外は歌ってはならない。そういう状態が、敗戦まで5年間ぐらい続いたわけです。軍人たちが戦争さえ起こさなければ、日本はありとあらゆる分野で、世界的な文化国家になっていたでしょう。彼らの罪は本当に重いですよ。以前、あるフランス人のデザイナーに「日本の文化をどう思う?」と聞いたことがあります。すると、「フランスの文化が世界一だと思っていたけど、日本にはかなわないと思った」と。その理由を尋ねると、「平安時代の十二単の色の数の多さ」だと言いました。日本の十二単の色の数は、ざっと数えて約500種類もあります。たとえば、御納戸色、朱鷺色、そして水浅葱や浅葱色といった、とても詩的な名前が付けられています。そのデザイナーは、「日本人のデリカシー、その美意識の高さには、とても歯が立たない。このような国はほかにない」と言ったものでした。日本人の繊細さ、美意識の高さは誇れるものです。
2019年01月02日毎年恒例、年末年始の人気企画、麗人・美輪明宏さん(83)による愛のメッセージ。今回のテーマは「新時代を生き抜く知恵」。来年5月の改元で、日本は新時代へと突入する。「昭和」と「平成」という激動の時代を強く生き抜かれた美輪さんが語る、希望の持てる未来とは――。私は世の中をいつも俯瞰で見ています。便宜上、「明治」「大正」「昭和」「平成」という言葉を使いますが、“この時代だったからこうなった”と、特別に時代を区切って考えることはしない人間です。そもそも地球というのは、はるか大昔からずっと変わらず回り続けています。平成は「災害の時代」という向きもありますが、過去にも大地震や津波、そしてさまざまな天変地異が起きました。でも、時間はずっと同じように流れていきます。1時間は1時間。1日は1日……。昔も今も変わってない。平成から新元号になることで、何か大きく変わるみたいに錯覚を起こす方々もいるようですが、そんな時間の流れは変わりません。メディアが話題作りで、そう思わせたいだけ。惑わされないでください(笑)。元号に限らず、“師走です”、“夏至になりました”という言葉なども、人間が便宜上、勝手に付けただけのこと。ただ時間が淡々と流れている。その延長線上でさまざまなことが起き、変化を続けている、そう考えればいいのです。ただ言えることは、人間が生活していく中で、いろんなものが新しく生み出されてきました。デジタルの時代になり、情報通信の分野でとくにそれが顕著です。目の前で起きたことを、すぐに世界中に発信できる時代。つい数十年前までは、想像もできなかった進化がさまざまな分野であります。昭和26年、私が長崎から東京に来たころは、汽車で28時間もかかりました。しかも当時は、客車の椅子は木。座席はすべて向かい合わせで、もちろん冷暖房なんてありません。夏は窓を開けっぱなし。だから、目的の駅に着くと、顔を洗うための洗い場が、駅のホームにずらっと並んでいました。まるで学校にある共同の手洗い場のようでした。乗客たちはそこで顔を洗ってから、おのおの目的地へと向かう。今なら長崎から東京まで飛行機で2時間ちょっと。便利になりました。そして今では、当たり前のように使われている生活用品が普及し始めたのが、「神武景気」(昭和29年12月~32年6月)あたりからです。電気洗濯機、電気釜、冷蔵庫、そして電話……。そのころの通信手段は手紙、電報、電話だけ。まだ電話は、各家庭にあったわけではなく、電話のある家にご近所の人が借りに行くという時代でした。ご近所さん宛てにかかってきたときには、“○○さん、お電話ですよ!”と呼ばれて、“申し訳ありません。じゃあ、お借りします”と言って、使わせてもらっていたんです(笑)。「平成」の前には、そんな時代があったのです。こうしてみると、近年は、とくに変化のスピードが年々、早くなっているようです。そんなデジタルな時代だからこそ、「人のつながり」が大事なのです。
2019年01月01日女優の徳永えりが25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。「日本映画スプラッシュ」部門に選出された『月極オトコトモダチ』で主演を務めた徳永は、穐山茉由監督、芦那すみれらとレッドカーペットに登場。ジョルジオ アルマーニのブラックロングドレスで大人の色気を放った。同作は、「男女の友情ってレンタルできるの?」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」を描いた物語。初の映画単独主演となる徳永えりが、男の“レンタル友達”を利用するWEBマガジン編集者の望月那沙を演じている。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月26日NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロインをはじめ、活躍目覚ましい芳根京子が舞台に挑戦する。演目は、2016年に上演された『母と惑星について、および自転する女たちの記録』。脚本を手がけた蓬莱竜太が第20回鶴屋南北戯曲賞を受賞した珠玉作の待望の再演である。そこに新キャストとして加わる芳根。作品にまた新たな魅力を与えそうだ。【チケット情報はこちら】この舞台の登場人物は母と3姉妹の4人のみ。長女役の田畑智子、次女役の鈴木杏が初演から続投し、母親役のキムラ緑子、三女のシオ役の芳根が、新キャストとして出演することになる。芳根はまず、この少人数編成に心惹かれたのだという。「出演者が4人しかいないというのは、ちゃんと舞台を経験するにはすごくいい機会だなと思ったんです。演出の栗山(民也)さんにもきっとたくさんご指導いただけるのではないかなと思いますし。みなさんと一緒にひとつの作品を作る喜びもより感じられるのではないかなと思うんです」。芳根にとって舞台は、2015年の『幕が上がる』に続いて実はこれが2度目。高校演劇部を舞台にした前作は、映画からスタートしたこともあり、同年代の出演者たちと楽しく過ごしたという記憶が大きいらしい。「だけど、舞台を経験されている先輩方の話を聞くと、舞台ってもっと悩んでもがいて作り上げていくものじゃないかという気がして。楽しいだけじゃいけないんじゃないかと勝手に思い込んでしまっているところがあるんです。だから今回は、ちゃんと壁を乗り越えてやるぞと思っています(笑)」実際、壁は大きそうだ。「まずセリフ量がすごいんです。台本をいただいて蛍光ペンを引いてみたら、インクがなくなっちゃったほどでした(笑)。しかも、長崎弁なので大変だろうなと思います。でも、それだけセリフをいただけるのは幸せなこと。しっかりやっていきたいと思っています」。また、演じるのは、“母”というものに恐怖を懐き、ある大きな選択を迫られているという複雑な役どころ。「私自身も苦しむだろうなと思います。でも、その分いろんな景色が見えるだろうなと思うので、しっかり苦しみたいと思いますし。自分から出てくる感情を1回1回大切にしたいなと思います。1度完成した作品をやるのはプレッシャーがありますが、もう1度やる意味を感じていただけるように、みなさんが引き込まれるお芝居ができたらなと思っています」。映像でも瑞々しい演技を見せる芳根だ。ナマの舞台にさらに期待したい。公演は2019年3月5日(火)から26日(火)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケットは12月8日(土)より一般発売開始。取材・文:大内弓子
2018年10月19日