俳優の中村倫也が出演する、ブルボン・贅沢ルマンドの新CM「カフェ・ド・ルマンドへようこそ」編が、5日より放送される。新CMでは、中村がブックカフェのマスター役で登場。同商品を思わせるパープルの本が揃う店内で、優しい表情を浮かべる中村が「好きなだけ贅沢してください」と語り掛ける。撮影は築50年の古民家をリノベーションしたカフェで行われ、実際のカフェの棚やテーブル・椅子をいかしながらパープルの看板や本を並べ、カフェ「カフェ・ド・ルマンド」を作り込んだ。中村の独特な空気感に現場はほっこりとした空気に包まれた。■中村倫也インタビュー――マスター役を演じてみていかがでしたか?今までは「ルマンド男子」ということでしたが、今回は「マスター役」を演じたので、これからは「ルマンドマスター」ってことになりますよね。マスター・ド・ルマンドでもいいのかもしれないですけど……。わからないですが、なんか一つ昇進したのかなと思いました(笑)。――ちょっと休みたいとき、お気に入りの場所や過ごし方はありますか?コロナになる前は、撮影の空いてる時に撮影場所の近くの喫茶店に行って、コーヒーを飲みながら甘いものを食べて、本を読んだり台本を読んだり、ちょっとした仕事をしたりとかしていましたね。今回撮影の舞台だった古民家カフェのようなところにはあんまり行ったことがなかったので、おしゃれで良かったですね。(ブルボンさんに)ブルボンカフェはやってないんですか? ないの? やればいいのに。「ルマンド」を食べる時はコーヒーを絶対お供にっていう人、多いと思うんですよ。だからまさしく、そういうカフェがあってもいいのになって思いましたね。――いつかお店をオープンさせるとするならどんなお店にしますか?お店なのかわからないですけど、移動式遊園地とかやりたいですね。楽しそう。昔フランスに仕事で行った時に、たまたま来ているときで、あったんですよ。すごいやっぱり楽しいじゃないですか。なんかああいうのを、それこそ日本の色々なところに、「来月はここにお邪魔します」、みたいな告知をしてやったら楽しそうだなぁって、ふと思いました。でも移動が大変そうだから、段ボールで作った乗り物とかでやりたい(笑)。――最後にCMをご覧になる皆さまにひと言お願いします!CMをご覧になる皆さま、こんにちは、中村倫也です。今回、WEBCMも含めて新CMを撮りました。「ルマンド」はコーヒーのお供に、という方も多いと聞いています。ぜひ、この春は甘いものと苦いもので、ハーモニーを奏でてください! あと今回新しく「ひとくちルマンド」にストロベリーさんも仲間入りしたので、皆さんもぜひ、御賞味あれ!
2022年04月05日映画『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)に出演する中村倫也と関水渚のオフショットが25日、公開された。同作はバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、大九明子が監督を務める。絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当するが、参列者たちの熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へ。新郎新婦のSOSを受け、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する中越の姿を描いた群像コメディ映画となっている。この度公開されたのは、新郎・彰人を演じた中村が実際に撮影した、超リアルな自撮りショット。本当に式を挙げた直後のような幸せいっぱいな2人の様子が収められている。さらに担当プランナー・中越とドレスを試着する遥の映像も。彰人が撮影しているという設定の映像では、遥が純白のドレスを試着しはじけるような笑顔で向かって「ジャ〜ン!」と披露する。そして、遥のウェディングドレス姿に拍手する中越が、カメラを向けられ思わず照れてしまう。また、実は彰人と遥の結婚式の参列者の1人(遥の友人)という設定で、密かに結婚式の写真をアップしているInstagramアカウント「HARUKA‘s WEDDING」(@harukas_wedding)が公開されている。撮影現場でエキストラの人が、本当の結婚式さながらに携帯で撮影した写真がアップされており、アカウントを見つけた中村のファンを中心に「めっちゃリアルで何だかドキドキする」「いやいや、生々しさ(笑)私も泣きたい」「なんか気持ちがざわつくのは気のせい?!」など、興奮気味な感想が多数寄せられている。
2022年03月25日とある結婚式を舞台にしたコメディ映画『ウェディング・ハイ』が現在公開されている。バカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)が、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当し、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する姿を描く。大九明子監督が手掛け、岩田剛典、中尾明慶、 向井理、高橋克実など個性が強すぎる俳優陣が集結した同作で、新郎の石川彰人を演じる中村倫也にインタビュー。同作に関わって感じたことや、スピーチで緊張しないためには!? といった仕事上の心得などについても話を聞いた。○■結婚式より葬式のアイディアが浮かぶ!?――この作品では結婚式とその準備について、新婦目線と新郎目線でかなり違う部分が心の声として描かれていますが、そういったところについて思うことや、自分だったらこうするかも、と考えたことはありましたか?僕自身は結婚していないので、作品で描かれてる“新郎あるある”的なことについて、「みんなこんな感じなのかな?」「これで合ってるかな?」と思いながら演じていたんです。石川くんは結婚式でもなんでも、自分も含めたイベントというより「彼女に喜んでもらいたい」といった思いが強いのだろうな、というところから役を作っていきました。僕だったら、どんどん決めていっちゃうかもしれません。式場のテーブルクロスで迷うシーンでも「これでいいじゃん」と決めていくだろうなと思っていました。「どうする?」と言い合っていても進まないから、まず「これは?」と案を出しちゃう。それで「こっちがいい」と言われたら、「じゃあそっちにする?」みたいな感じで、前に進めるタイプです。――実際に作品を通して、結婚式についての考え方やとらえ方が変わったところはありましたか?席次とか準備のこととか、これだけ色々と決めなければいけないんだと驚きましたし、結婚式が理由で喧嘩するカップルがいるというのも頷けると納得しました。一方で、結婚式のシーンは、やっぱりなんだか感動的でした。新郎はああいう場で頑張らなきゃいけないんだなと思いましたね。僕自身は「付き合う時点で結婚するくらいの覚悟がないと」というタイプなので、節目ではあるけど、誕生日などの他の記念日とそんなに変わらない感覚になるんじゃないかなとも思いましたが、やっぱり結婚してみないとわからないです。ぐっと何かが固まるという意味では、当人同士よりも、その周りの家族とか親族などの思いが乗っかる方が強いのかなと思いました。――最近は結婚式でも個性的な演出や、趣味を反映させたものにする人も増えているそうで、中村さんだったらどのような演出にしたいですか?どうでしょう!? お葬式ならいっぱい浮かぶんですけど……結婚式の映画で、葬式の話ははばかられるかな? 葬式は、自分のための式じゃないですか。だから、ふざけた生前葬をやりたいんです。俺が額に三角の布をつけて、白い服を着て皆さんから“見えてない体”で存在して、参列者にちょっかいを出したい。棺桶を開けたらほかほかのご飯が入ってるとか、お焼香の代わりにふりかけをかけてもらうとか(笑)。でも、結婚式は自分だけのものじゃないでしょうから……シンプルでいいんじゃないかな。牧師やりたいです。――それは誰の結婚式になるんですか!?(笑)。結婚式って、そういう意味ではすごくちゃんとしなきゃいけないんでしょうね……。 きっとふざけちゃいけなくて真顔で。きっと普通にしてるのが1番いいですよね。――面白いアイディア次から次へと出てくる中村さんですが、今作でも周りのみなさんが面白いことを競い合う中で、自分もしかけたくなる衝動はありましたか?僕もいい年になって来ているので、衝動を抑えられるようになって来ています。ちょっとはみ出してしまったのは、1カ所ぐらいです。篠原さんに「何とかなりませんかね!?」という時に、大声でびっくりさせたくらい(笑)。それ以外はもう邪魔にならないように。脱線する物語を本筋に立ち返らせるポジションなので粛々と芝居をしていました。――これまでだったらやりたくなっていたということでしょうか?たぶん「俺も混ぜて〜!」となっていました。でも役割をちゃんと認識できる年になりました(笑)。僕自身は、ガン(岩田剛典)の芝居が楽しみでした。現場でも本人に「こういう役は初めてだよね」と言ったり。最初にこの役をガンがやるって聞いた段階で「いいね」と。今回は新郎役なので、おとなしくしていました。○■失敗を引きずっても前向きであれば…――以前、生田斗真さんが中村さんのことを「日本一舞台挨拶が上手い俳優」とおっしゃっていましたが…えっ!? ムロツヨシじゃなくて?――もちろん、ムロさんもお上手ですが…結婚式でもスピーチがあったりして、緊張してしまうことも多いと思います。中村さんのように、スピーチをする場でも自然体であるためにはどんなことを心がけたらいいのでしょうか?失敗しても、気にしない! いつからかそうなっていました。失敗しないようにしても無理だし、皆、失敗を怖がりすぎてるなと思ったんです。あとはイベントに来てくれた人が楽しい方がいいと考えたら、他人の迷惑にさえならなければ、自分はどうなってもいいから楽しんでもらいたいという気持ちになりました。――その域に達することができるのがすごいです。やっぱり、僕もいっぱいヘタこいて来たんです。ヘタこくと、やっとヘタのこかなさがわかるんです。失敗することで、失敗しないようになっていくじゃないですか、人って。今は「ちゃんとしよう」と思わなくなってきて、何が失敗かも考えないぐらい、ナチュラルにしゃべっています(笑)もちろん、ちゃんと考えもします。取材でもちゃんとしたことを言わなきゃと思うことも多いです。ただ、生きていく上で皆が「真面目にやろう」「失礼のないようにしよう」としているから、逆にそうじゃない方に1回振ってみたんです。そうすると選択肢が広がって、いきいきできるようになったんじゃないかな、と。単純に僕がやったことですが、特にマイナビニュースの記事を読んでいるような若くて仕事に悩む世代には「失敗をした方がいいよ」とアドバイスしたいです。自転車だって転び方がわかってから怖くなくなって乗れるようになるわけで……ちなみに、今は真面目な方にトークを振ってます(笑)――自由自在ですね!そういう内訳でお送りしております(笑)――失敗した時は「うわ〜!」となったり落ち込んだりしてしまうと思いますが、そういう意識も手放すということでしょうか?いや、それは無理です! 僕だって今もめちゃくちゃになりますし、1週間ぐらい引きずります。家に帰ってふとした瞬間に「こうやればよかったな」とか、いっぱい思います。でもそれが後ろ向きなものじゃなければいいなって。「失敗してそうなるなら、なればいい」というテンションで生きていると、そんなに緊張しすぎなくなります。緊張する時は、自分をよく見せようとか、自分の持ってる以上の実力を出そうとしているんじゃないかな。人前に立つのは特殊な状況ですけど、ある種の慣れもあると思いますし、どこに行っても「適度」という意味の「適当」な状態でいられるようにしたいと思っています。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。05年に俳優デビュー。14年には主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。近年の出演作として映画『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21年)、ドラマ『珈琲いかがでしょう』(21年)、舞台『狐晴明九尾狩』(21年)、配信ドラマ『No Activity 本日も異状なし』(21年)など幅広い分野で活躍。2022年の待機作に映画『ハケンアニメ!』5月20日公開、配信作品『仮面ライダー BLACK SUN』がある。エッセイ集『THEやんごとなき雑談』が発売中。また、雑誌『ダ・ヴィンチ』にて新連載「中村倫也のやんごとなき雑炊」がスタート。
2022年03月15日俳優の中村倫也が8日、都内で行われた「アフラックの休職保険」新商品発表会に、落語家の笑福亭鶴瓶、女優の夏帆とともに出席した。アフラック生命保険は3月22日より、休職による収入減少のリスクに備える「アフラックの休職保険」を発売する。それに伴い、3人を起用した新テレビCMが3月14日から全国で順次放送、また、新WEBムービーが3月8日から公式YouTubeチャンネルで配信される。新CMとムービーで、中村と夏帆は夫婦役、鶴瓶は中小企業の社長役を演じている。発表会で中村は、人生の先輩である鶴瓶に“モチベーションのコア”は何か質問。鶴瓶は「周りに気を使わせないことが一番のモチベーション。怒っているだろうなとか、周りに思わせないことが大事」と答え、「できてるやん」と言うと、中村は「そんなことないです。できてないときありますよ。ガラ柄じゃない役をやっているときは集中しないとできないので」と返した。その流れで、この春に新しく始めたいことについてトーク。中村は「より笑顔を生み出せるような、たんぽぽの綿毛のような人間になれたらなと。次はたんぽぽ俳優を。“カメレオン”から“たんぽぽ”って言われるように頑張ります」と宣言した。また、夏帆が鶴瓶に「私、ものすごく緊張しいなんですけど、鶴瓶さんは緊張することありますか?」と尋ねると、鶴瓶は「今年に入ってまだ舞台をやっていない。3月に初舞台あるんですけど、今でも緊張しますよ」と答えた。鶴瓶と中村は演技での共演は今回が初めて。鶴瓶は「腹立つくらい落ち着いていますよ。俺より年上ちゃうかなって思います」と中村の落ち着きっぷりに感嘆していたが、中村は「だいたい緊張はしていますよ」と言い、「でも、あきらめているんです、自分に。だから100点でなくていいやと思って生きている。85くらいとれればいいだろうって」と自身の生き方を明かした。
2022年03月08日俳優の中村倫也、落語家の笑福亭鶴瓶、女優の夏帆が8日、都内で行われた「アフラックの休職保険」新商品発表会に出席した。アフラック生命保険は3月22日より、休職による収入減少のリスクに備える「アフラックの休職保険」を発売する。それに伴い、中村倫也、笑福亭鶴瓶、夏帆を起用した新テレビCM『休職するリスク』篇、『休職と収入』篇、『ケガで休職』篇が、3月14日から全国で順次放送。また、新WEBムービー『休職するリスク(こころ)』篇、『休職と収入(ケガ)』篇が3月8日から公式YouTubeチャンネルで配信される。新CMとムービーは、中村と夏帆による夫婦と、中小企業の社長役の鶴瓶が、休職した社員を思いやるとともに、それをきっかけに休職は身近に起きるものであり、誰にでもそのリスクはあることを理解して向き合っていくストーリーとなっている。中村と鶴瓶は演技での共演は今回が初めて。鶴瓶は「腹立つくらい落ち着いていますよ。俺より年上ちゃうかなって思います」と感想を述べると、中村は「絶対に違います」と笑いながらツッコんだ。さらに鶴瓶は「安心感ありましたね」と感嘆。中村は「うれしいです」と喜び、「今回のCM、僕は受けのセリフで、自分から発するセリフってそんなに多くなかったんです。それもあってお二人に比べたら余裕があったのかなと」と話した。夏帆も「中村さんとは過去にも何度か共演させていただいていますが、どんな状況でもどしっとされていて、慌てふためいている姿を見たことがない」と同調し、「それでいてフラットな方。スーッとそのままお芝居されるので、緊張されないのかなと思いながら見ています」と語った。
2022年03月08日中村倫也はどこまで行くのだろうか――。畏怖の感情すら抱いてしまうほど、活躍ぶりが止まらない中村さん。映画『ファーストラヴ』にドラマ「珈琲いかがでしょう」「コントが始まる」、そして劇団☆新感線による舞台「狐晴明九尾狩」――。様々な形態でファンを楽しませてくれた彼の勢いは、2022年も止むことがない。映画『ウェディング・ハイ』『ハケンアニメ!』、配信ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」と現在発表されている作品だけでもバラエティに富み、さらなる覚醒の年になることだろう。その皮切りとなる『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)は、2019年の映画『美人が婚活してみたら』『私をくいとめて』の大九明子監督との再タッグ作。『地獄の花園』『架空OL日記』等、書き手としても活躍するバカリズムが脚本を手掛けた結婚式コメディだ。篠原涼子、関水渚、岩田剛典、向井理ほか豪華キャストが勢ぞろいした本作で、中村さんが演じたのは自分の意見をなかなか言えないお人よしの新郎・石川彰人。式の準備から余興、スピーチ…周囲の熱と圧に押されて彰人が流されてしまうさまには、笑わされつつも激しく共感してしまうことだろう。そして、おとなしい人柄と饒舌な心の声(モノローグ)とのギャップを見事に成立させた部分に、中村さんの職人芸を感じずにはいられない。つまり、『ウェディング・ハイ』は名優・中村倫也の「受け」と「攻め」の演技を堪能できる作品でもあるわけだ。今回はその部分をテーマに、中村さんの表現術を紐解いていく。なお、本取材が行われたのは、「狐晴明九尾狩」が大千穐楽を迎え、ほどなくしたタイミング。主役の陰陽師・安倍晴明を任された中村さんは、激しいアクションと独特のセリフ回し、高い熱量が持ち味の劇団☆新感線で、約2か月に及んだハードな公演を走り切った。ならばこそ、彼の現在地から『ウェディング・ハイ』に通じる演技論を掘り下げてゆきたい――。撮影中は「リアリズムな芝居を意識」「ご無沙汰です」と柔らかな表情を浮かべ、こちらの緊張を和らげてくれた中村さんに感謝しつつ、「受け」と「攻め」、声の表現に脚本の読解術…ディープな質問をぶつけてみた。――まずは「狐晴明九尾狩」、お疲れさまでした。「中村倫也のボルケーノラジオ」(ファンクラブ会員限定コンテンツ)でも終演直後の想いを語っていらっしゃいましたが、今現在の状態はいかがですか?ボルケーノラジオ、聴かれたんですね(笑)。今はまだ疲労が残っていて、喉もちゃんとは治っていないかな。ちょっと時間をかけて、年内(2021年)には完全に戻すという感じです。――公演期間中、氷風呂に浸かって筋肉の炎症を防いでいたと伺いました。中村さんは演劇経験が本当に豊富ですが、それでも満身創痍になるほどだったんですね。運動量が結構多かったですし、和ものでちょっと特殊な立ち回りもありましたから。――確かに。着物の丈も長いなか、舞台上を縦横無尽に駆ける姿、凄かったです。その「狐晴明九尾狩」、配信ドラマ「No Activity/本日も異状なし」に続いて映画『ウェディング・ハイ』が公開。大九監督とは『私をくいとめて』に続くタッグですね。大九さんとは4回目かな?2015年のドラマ「想ひそめし~恋歌百人一首」が最初でしたね。そのあと『美人が婚活してみたら』『私をくいとめて』があって、『ウェディング・ハイ』です。――大九監督や白石和彌監督然り、同じ監督と継続して組むのは、信頼の証だと思います。知り合いだから気は楽ですよね(笑)。好きなものも知っているから、こんなニュアンスかな?というのを汲み取りやすくはなっていく気はします。まぁでも、そんなに変わらないかも(笑)。――(笑)。大九監督とのこれまでのコラボレーションの中では、本作が一番規模感が大きかったのではないでしょうか。これまでとの違いはありましたか?あぁ、なるほど。あんまり何にも考えてなかったかなぁ(笑)。そういう意味でいうと、はじめましての自分より先輩の俳優さんがいっぱいいたから、その人の性格を探りながらディレクションしている大九監督を見られましたね。規模としては大きいのかもしれませんが、結婚式という限定空間の中でリアクションを撮っていくスタイル、ミニマムな空間での会話という構造自体はいつも通りかもしれません。――なるほど。著書「やんごとなき雑談」のなかで「誰かの笑顔」というワードを象徴的に使っていらっしゃいましたが、本作を拝見してまさに「誰かを笑顔にする作品だ」と感じました。喜劇の効能が詰まった作品ですよね。そうですね。この映画を観て、誰も不幸にならないでしょうし。面白いか/面白くないかの感想は人それぞれでしょうが、間違いなく楽しい映画ではありますよね。バカリズムさんの脚本を読んでいる間も、楽しくてしょうがなかったです。――細かい部分にまで結婚式の“あるある”が詰まっていて、自分が式を挙げた時を思い出してニヤニヤしてしまいました。ああ、よかった。僕は結婚の経験がないし、結婚式にいたるまでの段取りやカタログなんかを見たのもこの現場が初めてでした。「これは新郎あるあるだな」と思いながら読んでいたけど、その“あるある感”を自分が知らないから出せない、だから現場でやるしかないという感じでした。――拝見するまでは勝手に式の当日のお話かな?と思っていたら、新郎と新婦の出会いからきっちり描かれていて、しかも出席者それぞれの過去編も入り…伏線回収などもあり、それぞれのピースが結婚式という場で一枚の絵になっていくのは快感でした。一番面白いところだけを切り取るのではなく、そこに至るまでのストロークがあるのが凄く映画っぽいですよね。まさに喜劇映画という感じ。――それぞれの人物に共感できるのも印象的でした。みんなちゃんとハッピーですよね。うまくいかなくて滑稽な笑いもあるけど、不幸になる人が全然いない。岩ちゃん(岩田剛典)の役(新婦の元カレ)なんて、一番ハイな人かもしれないし(笑)。――中村さんが演じられた彰人が、式の準備の際に内心では他のことを考えているシーンを観て、中村さんが以前「演技をするときは他のことを考えているくらいがちょうどいい」とおっしゃっていたのを思い出しました。そういう意味では、すごくリアリズムな芝居は意識していましたね。モノローグがあるからというのもありますが、口では「そうだよね」と言いながら、本当は面倒くさいなと思っていて、その言葉がモノローグで入る。いわばモノローグで担保してくれるので、撮影中はより対面のリアリズムに重きを置いていました。僕たち自身もそうですが、別のことを考えながら生きているものじゃないですか。そういう意味でも、今回はリアルっぽいものを追求しました。――モノローグを“声の演技”とすると『私をくいとめて』にも通じますし、アニメ映画『100日間生きたワニ』や『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』でのナレーション、「バンクシーって誰?展」の音声ガイド等々、声の表現がより拡大している印象です。声の演技に関して、どのようなお考えをお持ちなのでしょうか。作風というか、求められるものによって渡すものを変えるという感じですね。ナレーションであれば映像を観ながらやりますが、音声ガイドは声の情報がちゃんと入るのはもちろん、展示の物語を構成に沿って出せるように心がけます。モノローグは半分肉声・半分心の声のようなものだと思うので、またちょっと違いますね。まぁでも、最終的にはなんかノリでやっています(笑)。――今回のモノローグ録りの際は、どんな演出があったのでしょう?いや、覚えていないですね。(考え込んで)覚えてないなぁ…。――ということは、すごくスムーズに録り終えたんですね、きっと。あっ、でもそれはいつもそうなんです。大体、予定されていた時間の半分くらいの時間で録り終わっちゃいますね。天才かもしれない…(笑)。いやでも、声の仕事は楽しいです。セリフ覚えなくていいし(笑)。――舞台のセリフ量は凄まじいですもんね…。そうそう(笑)。作品によって使い分ける“受け”と“攻め”の演技――モノローグの部分にも通じますが、今回は“受け”の演技が特徴的だと感じました。中村さんは常々「考える」「観察する」を大切にされていますよね。それが受けの芝居の巧みさにつながったのではないかと推察しました。改めて言われると照れくさいですね(笑)。僕も“受け”はあんまり得意じゃないけど、好きではあります。今回でいうと、作品全体における彰人のテンションや存在の仕方というのは自分の中になんとなくありました。「こういうセリフの言い方をすれば間違いではないだろうな」というところまではあって、その中で都度都度ノリでやっていました。――ということはやっぱり、俯瞰ですよね。作品の全体像から、自分の役割を計算していくというか。そうした演じ方は、活動当初からお持ちだったのでしょうか。元々あんまり入り込むタイプではないですし、当初からだったと思います。もちろんデビュー作なんて何もわからずやっていたから、何がどうという分析もできないレベルですが。――いえいえ!そこに付随してお聞きしたかったのは、「役に対する自己投影」です。彰人には少なからず中村さんのパブリックイメージも投影されているように感じましたが、とはいえいまお話しいただいたように俯瞰で演じられていると思うと、このあたりの配分が気になって。ケースバイケースではありますが、たぶん僕、ニュアンスとかがすごく細かいんです。自分の感覚だからうまく言語化できないかもしれませんが、音楽のミキサーみたいにたくさんのフェーダーがついたものが芝居をするうえであって、瞬間瞬間でどこを大にして小にするかを細かくやっているんです。――非常によくわかります。脳内にあるPA卓で個々のレベルを調整されているんですね。そうそう。演劇などだと如実に出るのですが、例えばシェイクスピアだと瞬間瞬間で音色が変わるんです。だから役がどうとか、この作品だからどうというよりもっと細かくあるんですよね。それを俯瞰でコントロールしているときもあれば、その瞬間に合わせて振り切るときもある。彰人は、十人くらい集まったら絶対こういう奴いるよねっていう身近な存在だと思います。だから自分であまり決め込まないようにしたかったし、アクが強いでも弱いでもなく、物語の真ん中にいる新郎新婦の片割れとしての浮遊感を出せたらと考えていましたね。そういった部分の調整は、やっぱり現場です。相手と会話する中で「どうなるかな」と考えながら、本番になったら相手が「こうやってきたな」というのに応じて返すという感じですね。とはいえ演じるのは自分ですし、この体とこの声で、自分の発想や感覚でやることしかできないから、色々な意味をひっくるめて常に役と等間隔でいる感じがあります。その都度自分から近寄ったり、或いは離したりもしますが、結局のところ等間隔なんですよね。――「役と等間隔」、実に面白いです。きっちり言語化してくださりありがとうございます。いやいや、伝わる人は稀ですよ。大体こういう込み入った話をするとぽかんとされます(笑)。――とんでもない、「なるほど!」の連続でした。過去に「よく分からない人物でいたい」「(俳優の)イメージが強すぎると作品の邪魔になる」といった発言もされていたので、つながりました。その「イメージ」も、使いこなせればいいのかなと思います。僕はなんでもいいんです、みんなが楽しんでくれれば(笑)。――先ほどの「笑顔」のお話に通じますね。この先も話題作が多数控えていますが、「楽しませる」はずっと変わらず、中村さんの原動力なのでしょうか。だと思います。それが性分なんでしょうね。――ここまで“受け”の芝居について教えていただいたので、“攻め”の芝居についても教えてください。それこそ「狐晴明九尾狩」は“攻め”の部分も多かったかなと思います。そうですね。自分に与えられたセリフを使って周りの人をどう動かすかというのが、“かかり”だと思います。――シーンのトーンや空気感、テンションが、自分から始まるわけですもんね。そういう役の時って、ひとつのシーンのセンテンスが3つあったら、自分が頭なんですよ。そして、終わりは相手役なんです。台本を読んで、「ここでセンテンスが区切られているな」とか「ここでこういう起伏があって、1回これを挟んでからこっちに行くんだな」ということを理解して、その矢印を都度こっちで示していく。それがないと相手が困るし、シーンがグダっちゃうから。たとえが悪いかもしれませんが、SMみたいなものです(笑)。攻めるにも愛情が必要ですしね。――相手役へのパスでもありますしね。いまのお話は脚本の読解術というか、方法論でもあると感じました。よっぽど難解な人間の深いところを描かれたら太刀打ちできないし探るしかないのですが、ホンってある程度は地図にはなっていると思うんです。作家さんもそのつもりで「読み取れよ」という感じで書いてくれていますし、読み解き方はなんとなくありますね。ただそれをアウトプットするのはまた別のお話で、それこそケースバイケースだし相手にもよります。脚本を一人で精読するときもあれば、現場でコミュニケーションをとりつつ作っていくときもある、そもそも、ホンに書かれているやり方が正しいとも限らない。だからやれる勉強は全部しつつ、いざ本番となったら一回全部捨ててやるくらいの気持ちでいます。そうしないと相手の良さを引き出せなかったり、膨らませる方向を間違えたら膨らむものも膨らまなくなっちゃうから。とはいえ、その後の展開の布石として踏まえておかなきゃいけないところや、取り逃がしちゃ駄目だよというところはちゃんとやりつつ…。やっぱり、教科書通りにはいきませんね。最終的には、ノリ!(笑)そもそも自分が“かかり”であっても外すときもありますし、想定していたのとは違う方向に流れていくときもあるので、それはそれで共犯者として心中する覚悟でやっています。――先ほどお話しされた、“愛”につながりますね。そうそう。いやしかし、『ウェディング・ハイ』の取材でこんな話をするとは思わなかった(笑)。(text:SYO/photo:You Ishii)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年03月07日俳優の中村倫也が17日、東京・明治神宮外苑軟式球場で行われたAmazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』配信記念ドライブインシアターイベントに、主演の豊川悦司らとともに登壇した。本日17日よりAmazon Prime Videoで独占配信開始された本作は、オーストラリアで大ヒットしたコメディドラマ『No Activity』を日本版としてリメイクした新感覚のコメディ・刑事ドラマ。出世を諦めた万年ヒラ刑事の時田信吾(豊川悦司)と、人たらしな新米刑事・椎名遊(中村倫也)のバディが、麻薬捜査の張り込み中に巻き起こす騒動を描く。映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督がメガホンを取り、お笑いコンビ・シソンヌのじろうが脚本を手掛けた。中村は、豊川との共演について「最高でしたよ。本を読んでイメージしているときからニヤニヤ止まらなかったんですけど、現場に行ったらはるか上空のチャーミングさ、僕だけしか見てない表情とか、ちょっとした変化があったと思うので、それは自慢ですね」と大満足の様子。「助手席が狭そうでした、足が長くて。僕は余ってたんですけど、(豊川さんは)折りたたんでいて」と話した。また、「企画や本の時点で楽しそうだなと思いましたし、配信ならではの制約の少なさもあるんじゃないかなと。全世界で見られますから。いろんな良さがたくさん詰まった作品になるんじゃないかなという期待値がありました」と配信作品である本作に参加する面白さを語った。イベントには、木村佳乃、岸谷五朗、岡山天音、岸井ゆきの、英勉監督、じろうも登壇した。
2021年12月17日刑事ドラマ、しかもバディもの。そして演じるのが豊川悦司さんと中村倫也さんのお二人!もう期待値がどこまでも上がりそうなドラマ『No Activity/本日も異状なし』が今冬、配信に。年の差25歳、手綱を握っているのはいったいどっちでしょう?ライブ感が溢れる会話劇を楽しんで!豊川悦司:前に、ドラマ『半分、青い。』で共演したとき、中村くんは本当に素敵な俳優だな、と思ったんです。目の前に現れるハードルを、次々と軽やかに飛び越えていくんですよ。なぜそんなに柔らかい演技ができるんだろう、素晴らしいなと思っていました。中村倫也:豊川さんのことは小さい頃から拝見していますが、昔はとにかく単純に、“すげぇカッコいい人だ!”と思っていました。同じ仕事をするようになってからは、唯一無二の存在感をお持ちのところを、とても尊敬しています。豊川:ドラマ『No Activity/本日も異状なし』は、2人の刑事のバディもので、相方を演じるのが中村くんだから、ますますやりたくなりました。中村:尊敬している方からお褒めいただけて、いま僕の鼻の下はめっちゃ伸びています(笑)。僕が演じたのは、異色の新人刑事・椎名。彼が豊川さん演じるベテラン刑事の時田とバディを組まされ、麻薬捜査に駆り出される…んですけれど、あの、撮影、ホントに楽しかったです!豊川:僕も楽しかった。この作品、とにかく二人がずーっと喋っている会話劇で、椎名との会話により、敏腕刑事のように見える時田の“ダメさ”がどんどん露呈していく、というのが一つの見どころで。中村:同時に椎名のヤバい面もどんどん漏れちゃうんですけどね。豊川:でも芝居のはずなのに、たまに“豊川悦司自身”が中村くんに転がされているような感じもあって、ちょっと気持ちよかったよ。中村:(笑)。椎名は人たらしだから、時田さんのダメさ、チャーミングさ、焦りを上手いこと引き出していくわけで、結果、時田さんがどんどんかわいくなっていっちゃう。そんな時田さんの変化を、椎名として誰よりも近くで見られたのは本当に役得でした。たぶん監督も気がついていないちょっとした目線のゆらぎとか、僕はちゃんと見ましたからね、ふふふ。豊川:“中村倫也だけが知る時田”がいる、と(笑)。中村:そう。僕が一番時田さんの魅力を知っているんだぞ、いいだろ~、と自慢したくなります(笑)。まあ、椎名もかなり壊れたキャラだと思いますよ?なんか底が見えない怖さがあるというか。ここに来るまでに相当ヤバいことをやってきた男だし、同時に相当調子に乗っていたんだろうと思います。豊川:僕ら以外に女性警官が2人、犯罪者たちが登場し、3組それぞれがとにかくたくさん話をし、物語が展開していくんですが、そのほとんどが“そんなに長い時間かけてする話か!?”的な、どうでもいい内容という…(苦笑)。ただ、脚本を担当されたシソンヌのじろうさんが書くセリフが本当に素晴らしかったから、それに乗っかっていけば絶対おもしろくなるっていう確信はあったよね。中村:加えて、空撮やシックなフィルターを入れた、ハリウッドのごとくカッコいい画作りがされているので、そのくだらなさがより際立っていると思います(笑)。豊川:でもさ、ダメな男を演じるのって、すごく楽しくない?中村:楽しいし、好きです。ヒーローとかカッコいい男もやりがいはありますが、脱線が許されないじゃないですか。でも椎名みたいなダメ男の場合は、自分自身のポンコツな部分を出して無理せずに芝居ができるのがいいです。豊川:ダメ男の役作りって、監督もあんまりいろいろ要求しないから、いろんな膨らませ方ができておもしろいんだよね。中村:ありがたいことに僕も最近、二枚目をやらせていただく機会があるんですが、すごい無理してやってますもん。その無理がバレないように、頑張ってます(笑)。『No Activity/本日も異状なし』出世を諦めた万年ヒラ刑事の時田信吾(豊川)と、人たらしの新米刑事・椎名遊(中村)が、麻薬捜査の張り込み中に騒動を巻き起こす。監督を映画『東京リベンジャーズ』の英勉が、脚本をシソンヌのじろうが手掛ける。出演は木村佳乃、清野菜名、岸谷五朗、岡山天音、岸井ゆきのほか。12月17日よりPrime Videoにて本編6話一挙独占配信。とよかわ・えつし(1枚目写真左)大阪府出身。1990年、北野武監督の映画『3-4×10月』で注目され、ドラマ『愛していると言ってくれ』『青い鳥』などで評価を得る。主演映画『弟とアンドロイドと僕』が来年1月7日公開。ジャケット¥153,000パンツ¥66,000カットソー 参考商品シューズ 参考商品(以上EMPORIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03・6274・7070)なかむら・ともや(1枚目写真右)1986年生まれ、東京都出身。2005年に俳優デビュー。映像に加え舞台でも活躍中。来年の公開待機作に映画『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)、『ハケンアニメ!』(5月公開)が。ジャケット¥81,000パンツ¥39,000(共にアンバー/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥28,500(ダンノン/ダンノン マツヤギンザテンTEL:03・5579・5966)シューズ¥68,200(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2021年12月15日号より。写真・玉村敬太ヘア&メイク・山﨑 聡(豊川さん)Emiy(中村さん)スタイリスト・富田彩人(豊川さん)小林 新(UM/中村さん)撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年12月12日株式会社シャレー志賀(所在地:長野県下高井郡山ノ内町、代表取締役:佐藤 秀信)は、2021年12月1日、志賀高原一の瀬 くつろぎの高原ホテル シャレー志賀内にカメラマンが集うスペース「志賀高原フォトグラファーズセンター」をオープンいたしました。志賀高原フォトグラファーズセンター■多くのカメラマンが訪れる、被写体の宝庫「志賀高原」志賀高原は上信越高原国立公園内の長野県最北東部に位置する一大スキーリゾートエリアです。ウィンターシーズンには多くのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいますが、グリーンシーズンは四季折々にさまざまな表情を見せる志賀高原の風景の撮影に、多くのカメラマンが訪れています。標高800m~2,341m、面積24,986haの志賀高原はユネスコエコパークにも認定されており、いまだ手付かずの自然が残されています。風景、草木、花、星空、湖沼、渓流などたくさんの被写体に恵まれています。志賀高原の風景、コバルトブルーの大沼池にて■「志賀高原フォトグラファーズセンター」の目指すもの志賀高原フォトグラファーズセンターは、志賀高原に撮影に訪れるカメラマンのための施設です。日本初の「撮影好適地における写真撮影のアカデミー」を目指し、また同時に、撮影の合間にくつろげる居心地の良い空間をも目指しています。プロアマ問わず多くのカメラマンが集い、学び、実践し、写真について語り、研鑽しあうことで、新たな素晴らしい作品が生まれることを期待しています。写真家講師をお招きし、写真セミナーを開催します■「志賀高原フォトグラファーズセンター」とはフォトコワーキングスペース、フォトグラファーズスペース、ギャラリーの総称で、年間を通してさまざまなイベントを開催し、コワーキングスペース、レンタルスペース、レンタルギャラリーとして利用することもできます。写真撮影を行わない一般のお客様のご利用も歓迎いたします。ワーケーション、読書、休憩など、ご自由にご利用ください。フォトグラファーズセンター■フォトコワーキングスペースフォトコワーキングスペースは、撮影の方向けのコワーキングスペースです。40m2の広いスペースにはWi-Fi、電源が完備され、ライブラリ、プロジェクター等の設備をご利用いただけます。撮影データの確認や編集作業を行うことができ、写真家講師による写真セミナーなどのイベントを開催し、また、プロカメラマンでもあるセンター長 佐藤 秀信の撮影講座、編集講座を常時開催しています。フリードリンクコーナー併設のソファースペースは、撮影の合間の休憩やご歓談にご利用ください。また、撮影をしない一般の方もご利用いただけます。フォトコワーキングスペース■フォトグラファーズスペースフォトグラファーズスペースには、貸し切り可能な小さめのコワーキングスペースを設置しました。撮影画像作業用のパソコン、複合機を設置し、作業がしやすいスペースになっています。また長期滞在の方向けにフリードリンクコーナー、フリーキッチンもございます。フリーキッチンには、IHクッキングヒーター、冷蔵庫、電子レンジ、トースター、ポット、調理器具、食器類をご自由にご利用いただけます。フォトグラファーズスペース■ギャラリーSubalpin シュバルパンギャラリーSubalpin シュバルパンでは、常時、写真展を開催しています。プロアマあらゆる分野の写真家の皆さまの作品の発表の場となります。展示作品の規模や点数に応じてスペースをお選びいただけますので、無理なく個展を開催することが可能です。作品鑑賞の目的地として、また休憩の合間にお楽しみいただけます。ギャラリー Subalpin シュバルパン■受付・インフォメーションコーナーインフォメーションコーナーでは、その日の状況に応じた撮影スポット、見頃の花や紅葉の進み具合といった志賀高原の情報をご案内いたします。プリントサービスも提供いたします。■水谷 章人写真展「Franz Rauter フランツ・ラウター写真展 ~追憶の一枚~」開催期間:2021年12月1日(水)~2022年2月28日(月)営業時間:9:00~17:00休館日 :無休場所 :志賀高原フォトグラファーズセンター ギャラリーSubalpin シュバルパン(くつろぎの高原宿 シャレー志賀内)入場料 :1,000円(フォトグラファーズセンター利用料として頂戴するため、施設を1時間ご利用いただけます。)スポーツ写真界の巨匠、水谷 章人氏が撮影した、フランツ・ラウター氏を被写体とした写真展を開催いたします。フランツ・ラウター氏は1973年代、オーストリアのスキーデモンストレーターとして初来日し、スキーの先進地であるオーストリアの技術を日本のインストラクターたちに伝えました。カメラマンの水谷氏は彼の初来日以来、来日の度にスキーシーンを撮影し、多くの作品を残しました。2018年の冬、この志賀高原で再会したことをきっかけに写真集制作の計画が持ち上がり、写真集発売を記念して写真展も同時に開催する運びになりました。トップスキーヤーとトップカメラマンがしのぎを削って出来上がった写真は、今でも十分通用する迫力とエネルギーがあります。日本のスキー界が一番熱かった時代の、貴重な作品21点をどうぞご覧ください。フランツラウター展■施設概要店舗名 : 志賀高原フォトグラファーズセンター開業日 : 2021年12月1日(水)所在地 : 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149アクセス : 上信越自動車道「信州中野」IC 約40分営業時間 : 9:00~17:00(最終受付16:00)定休日 : 不定休URL : ■会社概要株式会社シャレー志賀は、日本屈指のスキーリゾート志賀高原において、スキー客向けのホテルを運営しています。代表取締役の佐藤 秀信は、ホテル支配人を務める傍らプロカメラマンとしても活動し、「オーナーがプロカメラマンの宿」として、写真撮影講座を開講しています。商号 : 株式会社シャレー志賀代表者 : 代表取締役 佐藤 秀信所在地 : 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149設立 : 1969年6月事業内容: 宿泊業資本金 : 4,400万円URL : ■写真家 佐藤 秀信1967年:長野県の北、渋温泉に生まれ志賀高原に育つ1984年:家業のホテルに滞在していた水谷 章人氏の撮影した写真を見てスキー写真を始める2018年:JCIIスポーツ写真家プロ育成セミナー「水谷塾」卒業水谷 章人氏に師事公益社団法人 日本写真協会 会員一般財団法人日本スポーツ写真協会 会員一般財団法人日本写真講師協会 フォトインストラクター東京カメラ部ファンタスティックフォトグラフィーズアワード「動」の部グランプリ他、多複数受賞歴2020年:個展「白銀の鼓動」写真展開催リコーイメージングスクエア東京ギャラリーA&R株式会社シャレー志賀代表取締役【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社シャレー志賀 お客様相談窓口TEL : 0269-34-2235お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日俳優の豊川悦司が主演、中村倫也が共演するAmazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』(12月17日よりAmazon Prime Videoにて独占配信、全6話)の特別映像が公開された。同ドラマは、出世を諦めたバツイチの万年ヒラ刑事・時田信吾(豊川)と、元教習所の教官で人たらしな新米刑事・椎名遊(中村)のバディが、麻薬捜査の張り込み中にやりたい放題ふざけまくり、騒動を巻き起こしていくコメディ。オーストラリアで大ヒットしたドラマ『No Activity』のリメイク版である同作のメガホンを取ったのは、映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督、脚本はお笑いコンビ・シソンヌのじろうが手掛ける。今回公開された特別映像は、豊川と中村が共演秘話を語る内容。互いの印象を聞かれると、豊川は「撮影の半ばになると、中村くんを家に置いておきたいなというくらい、中村くんが演じる椎名が面白くなってきました」と明かし、「アドバイスをくれたり、相槌を打ってくれたり、Alexa以上の存在になってくれそうな気がします」とその魅力を伝える。一方の中村も、「バディの時田役が豊川さんだと知って、楽しみでしょうがなかったです。台本読みの数シーンで、既に豊川さんの時田が大好きになってしまいました」と好印象だった様子。「バディを組むなら時田と椎名どっち?」という質問でも、それぞれ相手の役と回答するなど、相思相愛ぶりを披露している。
2021年11月26日俳優の豊川悦司が主演、中村倫也が共演するAmazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』(12月17日よりAmazon Prime Videoにて独占配信、全6話)の予告映像と場面写真が公開された。同ドラマは、オーストラリアで大ヒットしたコメディドラマ『No Activity』の日本版リメイク。出世を諦めたバツイチの万年ヒラ刑事・時田信吾(豊川)と、元教習所の教官で人たらしな新米刑事・椎名遊(中村)のバディが、麻薬捜査の張り込み中に騒動を巻き起こしていく。メガホンを取ったのは、映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督。脚本はお笑いコンビ・シソンヌのじろうが手掛ける。物語の舞台は、時田(豊川)と椎名(中村)の張り込み現場、マウントをとろうとするベテラン指令官・里見美里(木村佳乃)と純情派なのにキレると危険な新人指令官・大平阿漓羅(清野菜名)が任務にあたる無線連絡室、ド変態な小悪党・諌山(岸谷五朗)とサイコパスな犯罪ストーカー・一条(岡山天音)の犯人コンビに囚われたSNS依存症の人質・茉莉(岸井ゆきの)がいる取引現場の3カ所。それぞれの場所での会話劇が、重なり合う偶然によって結びつき、あらぬ方向へと物語は進んでいく。公開された予告映像では、時田(豊川)が「捜査なんてのは、局面が動くその瞬間に立ち会えればいいんだよ」とかっこよく名言を残したかと思えば、銃を構えて「イメージはできている」とうそぶき、椎名(中村)の「ヒリヒリしてきたぁー!」と絶叫する姿も。そのほか、里見(木村)の「えー!? 見えなーい!」という大げさなリアクションや、大平(清野)の「くだらねえことばっか言ってるとぶっ殺すぞ!」と正気を失うシーンなど、一癖も二癖もある個性あふれるキャラクターが次々に登場する。あわせて公開された場面写真は、先読みできない物語の一端を映し出している。
2021年11月17日俳優の豊川悦司が主演、中村倫也が共演するAmazon Originalドラマ『No Activity/本日も異状なし』(12月17日よりAmazon Prime Videoにて独占配信、全6話)に、木村佳乃、清野菜名、岸谷五朗、岡山天音、岸井ゆきのが出演することが5日、明らかになった。新たなキービジュアルと人物相関図と共に発表された。『No Activity/本日も異状なし』は、オーストラリアで大ヒットしたコメディドラマ『No Activity』を日本版としてリメイクした新感覚のコメディ・刑事ドラマ。出世を諦めた万年ヒラ刑事の時田信吾(豊川悦司)と、人たらしな新米刑事・椎名遊(中村倫也)のバディが、麻薬捜査の張り込み中に巻き起こす、ありえないような騒動を描く。映画『東京リベンジャーズ』(21)や『賭ケグルイ』シリーズを手掛けた英勉監督がメガホンを取り、お笑いコンビ・シソンヌのじろうが脚本を手掛けた。公開されたビジュアルと人物相関図には、麻薬捜査の現場を更なるカオスに落とし込む、新たな個性溢れる登場人物たちが映し出されている。警視庁の無線連絡室で現場の時田と椎名たちに的確な指令を伝えるベテランオペレーターの里見美里(さとみ みさと)を演じるのは木村佳乃。異様な緊張感がはりつめる大規模捜査の中、現場に張り込む刑事たちに次々と正確な指示を出す美里は、無線連絡室でも一目置かれる頼れる姉貴分…だが、ちょっと人の話を聞くのが苦手な空気を読めない一面も。美里の部下で新人オペレーターの大平阿漓羅(おおひら ありら)を演じるのは清野菜名。阿漓羅は、真面目で曲がったことが大嫌いという警察官にはぴったりな性格を持つ半面、自分の勘違いに気づかず突っ走ってしまうという、ちょっと厄介なキャラクター。年齢も性格も違う2人のオペレーターコンビが、張り込み現場でやりたい放題の時田&椎名のバディとどう絡んでいくのか。4人の強烈な掛け合いにも注目だ。そして麻薬取引に絡む犯人グループの1人が諌山(いさやま)を演じるのは岸谷五朗。前科7犯で麻薬取引にも手を出す諌山は、完全な裏社会の住人。何をしでかすか分からない異様な空気と、常人にはちょっと理解しがたい性癖を持つ要注意人物だ。もう1人の犯人は、ちょっと不敵な笑みを浮かべる一条を演じるのは岡山天音。一条はこれまで普通の生活を送ってきた、どこにでもいるような青年。初めての犯罪にも関わらずどこか飄々としており、自分と違う世界に住む諌山に興味津々というちょっと変わった人物だ。そして偶然麻薬取引の情報を聞いてしまい、人質になってしまう茉莉(まり)を演じるのは岸井ゆきの。茉莉は人質として捕まるも、逆にその状況にワクワクしてしまう SNS 依存症の女の子。時田と椎名、そして美里と阿漓羅たち警察側の懸命な(?)捜査の裏で、犯人と人質たちはいったいどんな物語を展開していくのか。追加キャストのコメントは以下の通り。■木村佳乃(美里役)配信ドラマに出演することが初めてなので、お話をいただいた時はすごく嬉しかったです。見ればとにかく笑って楽しい気分になれる作品だと思います。Prime Video で皆様に明るい話題を届けたいと思います。■清野菜名(阿漓羅役)これまで経験したことのない役柄でしたので、とても楽しんで演じることができました。どの世代の方にも、また、どの国の方にも楽しんでいただけるコメディ作品です。たくさん笑って元気になっていただきたいです。■岸谷五朗(諌山役)昔から一緒に作品作りをしてきたスタッフの方々がいらしたので、とても楽しいクリエイティブな現場でした。とても型破りで、でも実は人間味に溢れた作品になっておりますのでご期待下さい。■岡山天音(一条役)とても力の入った企画だったので、参加することができて光栄です。個性溢れるキャラクター同士が限られた空間で織りなす、とても濃い人間模様を堪能して下さい。■岸井ゆきの(茉莉役)ストーリーも役柄もとてもユニークな企画だったので、参加することができて嬉しかったです。時田と椎名、里美と阿漓羅、そして犯人の諌山と一条と人質の3つのグループがどう絡んでいくのかを楽しみにしていて下さい。(C)2021 Amazon Content Services LLC
2021年11月05日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新WEB CM「ひとくちルマンドと、 いっしょに。」編が5日より公開される。現在中村を起用した「#ルマンド男子」シリーズの新TV CMが訪英されている。WEB CM「ひとくちルマンドと、 いっしょに。」編では、中村がテラスで「ひとくちルマンド」を食べて気分転換する様子が映し出されている。今回も音楽は話題のピアニスト・角野隼斗が、本作のために書き下ろした。また同日より、ルマンドシリーズのTV CM撮影の様子と中村へのスペシャルインタビューが見られるメイキングムービー、新ラジオCM「ひとくちルマンドと散歩に」編(20秒)も公開される。
2021年10月05日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新TV CM「ルマンドと、いつもいっしょに。」編、「贅沢な時間」編が28日より順次全国放映される。同CMは中村を起用した「#ルマンド男子」シリーズの新TV CMとなり、「ルマンドと、いつもいっしょに。」編はルマンド・ひとくちルマンド・ルマンドアイス・贅沢ルマンドのルマンドシリーズ4商品が登場する。気分や状況に合わせて4種類の「ルマンド」を食べる「#ルマンド男子」の日常を描き、中村も様々な姿に。商品を見つめるときのやさしい表情や、食べたときのほっとした表情などの細やかな演技、そして「いつもいっしょ」というドキッとするセリフにも注目となっている。「贅沢な時間」編はゆったり贅沢したい日に、お気に入りの音楽に包まれて、ハンモックでゆったりと贅沢ルマンドを味わう「#ルマンド男子」の姿を描き、時間の心地よさを表現。両CMとも音楽は話題のピアニスト・角野隼斗が、本作のために書き下ろした。また、ルマンドシリーズの公式ブランドサイトでは、2本のTV CMの他、ルマンドアイスのWEB CM、新ラジオCMも展開する。新WEB CM「ルマンドアイスと、いっしょに。」編では「#ルマンド男子」がお風呂上がりに部屋着姿でルマンドアイスを手にくつろぐ姿が披露される。さらに、ルマンドシリーズ商品を購入した人の中から抽選で、中村が出演するラジオ特番の公開収録リモート参加権が当たるプレゼントキャンペーンも開催する。○中村倫也 コメント・ルマンドシリーズ4商品の中で、中村さんのお気に入りのルマンドはありますか?そうですね……ルマンドアイスかな。ルマンドアイスのCM、結構前に撮ったんですけど。この中だとたぶん1番前に。撮ってから時間がたってるのがルマンドアイスのCMで。今回チョコレートも出たということで、早く食べたいなというのと、あと今日も暑いんでね、アイスでひんやりしたいなという。・今回のCM楽曲は、ピアニストの角野隼斗さんが作曲しています。中村さんのピアノに関する思い出はありますか?僕、小1から小2の2年間ぐらいピアノを習ってましたね。でも、小さい頃の普通のストイックなやつじゃなくて、そんな上達はしなかったんですけど。・いつも「#ルマンド男子」シリーズのCMを楽しみに待っている皆さまにひと言お願いします!こんにちは。「#ルマンド男子」中村です。今回この4商品が集まるCMを撮っております。4商品それぞれのシチュエーションだったりとか、いろんなシーンを撮っております。CMが流れたらきっと、「あっ、ルマンド食べたいな」って思っていただけると思うので。ぜひお好きなものを、また、食べたことないなっていうものがあったらね、それをぜひ手にとっていただいて。楽しみにしていただければと思います。
2021年09月28日2021年8月29日に放送されたバラエティ番組『日曜日の初耳学』(TBS系)に、俳優の中村倫也さんがゲスト出演。同月現在、映画やテレビドラマの現場にひっぱりだこな中村さんですが、デビューから2年後に仕事が激変し、荒んだ生活を送っていた過去があるそうです。中村さんは、苦しかった当時を『暗黒期』と表し、つらい日々から抜け出せたキッカケや転機を明かしました。中村倫也「やるかやらないかで考えると、失敗も成功になる」25歳の頃の中村さんは、すべてがうまくいかず、イライラしていたのだとか。そんな『暗黒期』を過ごす中で、変わろうと思ったキッカケは、俳優のムロツヨシさんでした。ムロさんと飲んでいた中村さんが、仕事に関する愚痴をこぼした時のこと。「仕事がうまくいかないのは、周りが悪いせいだ」という考えにとらわれていた中村さんに対し、ムロさんは「じゃあお前は何ができるんだ?」と尋ねてきたそうです。ムロさんの言葉にいい返せず、目が覚めた中村さんは、次のような方法で自分を変えることにしました。自分が赤ちゃんだと思うようにしました。それまでは現場行っても、どこかで「自分できるんで」風を吹かせたかったんですよ。それを全部消そうと。とにかくいろんなことを考えましたね。まず「仕事をもらうにはどうしたらいいんだろう」とか、そしたら「どう普段から動けばいいのかな?」とか。日曜日の初耳学ーより引用中村さんは「自分は何もできない赤ちゃんなんだ」と思うことにして、仕事への取り組み方を改めた結果、少しずつ周囲の反応が変わり始めたといいます。苦しい時期を経て、成長した中村さんに対し、番組のMCを務めるタレントの林修さんは「暗黒期を経た後は、すべてがいい方向に向いている感じがします」とコメント。すると中村さんは、『暗黒期』を経て、次のような考えにいたったことを明かしました。この間、ふと思ったんですけど。「成功と失敗で考えていないな、俺」って。「成功と失敗」で考えると、失敗は失敗ですけど、「やるかやらないか」で考えると、失敗も成功になるというか。そんな風に考えているから、「なんも考えずにいろんなことをやってんだな、俺」って。日曜日の初耳学ーより引用俳優業だけでなく、エッセイを書いたりトークショーを行ったり、さまざまなことにチャレンジしている中村さん。ものごとを成功か失敗かで判断せず、「チャレンジした結果、失敗したとしても得るものがあれば成功」と考えているのだそうです。また、中村さんは、現場で後輩の相談に乗るようになって、こんなことに気付いたといいます。(後輩は)「失敗しないでやりたい」と思っている子が多いなって思ったりして。多分、自分もそうだったんですけど。だからよくいいます。「失敗したほうがいいよ」って。「失敗すると、失敗しない方法を学べるから」って。「大人になってから失敗するとしんどいよ」って。日曜日の初耳学ーより引用失敗したがらない後輩たちに、失敗の大切さを伝える中村さん。自身の経験から出た言葉の数々は、ネット上で話題になりました。・素敵な考え方!尊敬する。・どの言葉も深くて、見入ってしまった。失敗するのって大事だよね。・かっこいい。「やるかやらないかで考えると、失敗も成功になる」という言葉が心に響いた。自らの振る舞いを反省し、周囲への接し方を変えることは、簡単ではなかったでしょう。失敗を恐れず、謙虚な姿勢で仕事と向き合うことの大切さに、改めて気付かされますね。[文・構成/grape編集部]
2021年08月30日俳優の中村倫也がこのほど、公式アンバサダーを務める「バンクシーって誰?展」(12月5日まで、東京・寺田倉庫G1ビル)に来場した。没入空間とも呼ぶべき再現展示と、通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を楽しんだ中村は「展覧会のキャッチコピーで“映画のセットのような展覧会”と謳っているけれど、本当にその通りだと思った。バンクシーが作品を描いた場所の情景や匂いが感じられる」と感想をコメント。お気に入りだという作品『Giant Kitten』についても「作品だけ見るよりも背景を含めて見ることで、バンクシーが描きたかったものがより分かる」と語った。そんな同展の特別番組『news zero カルチャー特別版「中村倫也とバンクシーと壁と。」』が、日本テレビで9月4日(16:05~ ※関東ローカル)に放送されることが決定。バンクシーにまつわる疑問に様々な形で迫るほか、バンクシーが用いる手法「ステンシル」に中村が挑戦する。また、日本国内で“ウオールアート(壁画)”を使って地域活性化や社会貢献活動を続けるアーティストたちの活動にも密着取材。番組のナレーションも、中村が担当する。
2021年08月24日俳優の神木隆之介、中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇した。先月20日に行われたオンライン ヒット祈願イベントには、中村はスケジュールの都合でVTR出演のみ。逆にワニの親友・モグラ役を演じた木村昴が参加していたが、この日は木村が欠席となり、冒頭で中村は「こんにちは! 木村昴です」とあいさつして笑いを誘い、中村の小ボケに神木がすかさず「違う違う。そんながたいよくないでしょ」とツッコんだ。新型コロナウイルスの影響による公開延期を経てようやく初日を迎え、神木は「なんやかんやありましたけど、今日を迎えられてうれしいですし、今後もいろいろ大変だと思いますけど、少しでもみなさんの心に届いたらいいなと思っています」と心境を告白。中村は「いろいろあって、公開延期したことすら、あったなという記憶になりつつありますけど、作品は見てもらって完成すると思うので、愛でていただけたらと思います」と呼びかけた。
2021年07月09日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新WEB CM「宇治抹茶カカオとの出会い」編が29日より公開される。中村を起用した「#ルマンド男子」シリーズの新WEB CMとなり、#ルマンド男子が、新商品「贅沢ルマンド宇治抹茶カカオ」を「お抹茶はいかがですか?」という優しく上品な言葉でおすすめする内容となっている。これまでルマンドカラーに身を包んできた#ルマンド男子は、今回初の和服姿に。和服の濃い緑色は宇治抹茶色で、「贅沢ルマンド」 シリーズのパッケージをイメージした白い布が重なる不思議な空間の中で、優雅に上品に「贅沢ルマンド宇治 抹茶カカオ」を味わう。
2021年06月29日8月21日から東京の寺田倉庫 G1ビルで開催される『バンクシーって誰?展』のアンバサダーに、俳優の中村倫也さんが就任。その記者発表会が行われ、ananwebでもインタビューをさせていただきました!中村倫也さんがアンバサダー!【女子的アートナビ】vol. 209中村倫也さんがアンバサダーを務める『バンクシーって誰?展』は、この夏開幕する注目のイベント。世界各都市で開かれた『ジ・アート・オブ・バンクシー展』の傑作群が展示される予定で、リアルな街並みを再現した映画セットのような空間で作品を楽しむことができます。ストリートアート界の人気作家、バンクシーの出身地は英国ブリストル。しかし、名前も年齢も顔も隠して活動を続けており、謎に包まれた存在です。2018年には、オークションに出品された《風船と少女》が1億5千万で落札された直後、シュレッダーで作品が切り刻まれる事件が発生しますが、これはバンクシー本人が仕組んだこと。このニュースは世界中で報道されました。さらに都内でも「バンクシー作品らしきネズミの絵」が見つかり、2019年には都庁などで公開。日本でも彼の知名度は急上昇中です。本展では、ストリートや美術館では見ることのできないプライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品も多数出展される予定で、バンクシーをさらに深く知ることができる貴重な機会です。中村さんにインタビュー!今回、展覧会のアンバサダーに就任した俳優の中村倫也さんにインタビューを実施。展覧会の楽しみ方やバンクシーの魅力など語っていただきました。――アンバサダーのお仕事を打診されたとき、どう思われましたか?中村さんバンクシーだったので、おもしろそうだなと思いました。バンクシーって、生では見られない場所にばかり描いていますよね。イスラエルの壁とか。そういう現地にある作品を生で見たことがないので、なんかおもしろそうだな、自分も見たいな、と思いました。――バンクシーを最初に知ったのは、いつごろですか?中村さんあのオークションで作品がシュレッダーにダーッとかけられてしまったというニュース。こんなおもしろいことをやっている人がいるんだなぁと。そこから自分でも作品をいろいろ調べてみました。でも、どこからどこまでが彼の作品なのか、よくわからないんですけどね。バンクシーが自分で「これを描いた」といっているものがそんなに多くはないので。彼自身、描いたことを忘れているようなものも、あるかもしれないですよね(笑)。彼の作品は一つひとつがシニカルで、目線が鋭くておしゃれでセンスがいい。アウトプットの仕方がすごくおもしろいと思うんですよ。作家本人も謎めいていますし、とても魅力的だなと思います。トリップできる場所――展覧会で楽しみにしている作品はありますか?中村さんバカでかい子猫の作品も再現するらしいですよ。壁に描かれている巨大な子猫の作品なんですが、何を意味しているのかな。どんなメッセージ性があるのかわかりませんが。――今回は体験型の展示になるそうですね。中村さん見に行ったら異世界に没入できそうですよね。美術館や展覧会というのは、空間そのものがけっこう異世界で、日常の喧騒を忘れられる瞬間になっている。そういう意味で、今回のように映画セットみたいにつくりこんでいる展示は、トリップできる場所になるんじゃないかなと思います。――この展覧会には、どんな人と出かけたいですか?中村さん僕はひとりで行きたいですね。基本、美術館にはひとりで行くタイプです。ゆっくり眺めて好きな絵があれば、その前で立ち止まるという感じ。直感で見て「これ興味ないな」と思ったらスルーしたり。今まで人と一緒に美術館に行ったことはないです。――好きな画家とかはいますか?中村さん特別に好きな画家とかもいなくて。でも旅先にある美術館は見ておこうかなと思って、ふらっと入ってみることはよくありますが、何かを目がけていくという感じではないです。バンクシーがうらやましい!?――バンクシーは神出鬼没で正体も明かしていませんが、そんな謎の多い活動スタイルをどう思いますか?中村さんどこまでバンクシーが自分で手を出してセルフプロデュースしているのか、よくわからないですよね。けっこう、画商の人が有能らしいですよ。うらやましいです。――うらやましい?中村さん謎のほうが楽しいです。自分の「中村倫也」というのは、どうしたって顔も名前も出す仕事なので、隠しようがない。隠したら商売にならないかもしれないし。でも、例えば、顔と名前が一致している役者が誰も出ていない映画を見ると、例えばヨーロッパの作品とか見ると、役者が誰か知らないですよね。そうなると、すっごい世界観に入り込めたりする。なんかちょっと、そういう“うらやましさ”みたいなものはありますよね。謎があったほうがおもしろい――中村さんも、ご自身のセルフプロデュースは意識なさっていますか?中村さんそこまで意識しているわけではないです。だけど、もともと昔から「よくわからない人」と周りからいわれているので、放っておいても自分自身は「謎」があるのかなと思うのですけど(笑)。でも、例えば「中村倫也ってこういう人だよね」とパキッとわかりやすい存在で、それが世に浸透してしまったら、作品を見ても「なんかマジメな顔しているよ、あんな奴なのに」という入り口がちょっとある気がします。それは作品にとって邪魔だなぁと思うので。そのためにも、よくわからない奴でいたほうが、役者は安心。作品を見て、本当にこういう人なんじゃないかと思ってもらったほうが、役が本当にそこに存在するという感じで、説得力が増します。やはり謎があったほうがおもしろい。自分が客として作品を見るときも、そう思います。体験に勝るものはない――では、中村さんご自身にとって謎の存在は?中村さん謎なのは……昆虫。あの人たちは、わけがわからない(笑)。特に蝶。彼らはサナギの中で溶けているんですよ。イモムシからサナギになって、ドッロドロに溶けて、体の組織をもう一回組み換え直しているんです。最初から成虫で出て来いよ、がんばれよって(笑)。成虫になるためのエネルギーが足りないから、イモムシになって葉っぱを食べるらしいです。謎でおもしろいです。――昆虫の生態もお詳しいですね。最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。中村さんバンクシーの名前は、みなさんも一度は聞いたことがあると思います。今、世の中便利で、ネットでいろいろなことを調べて知ることもできますけど、体験に勝るものはないので、やはり展覧会で見たら楽しいと思います。展示手法もユニークですし、生で接することができる貴重な機会です。それに、今回の展示は、すごくインスタ映えすると思います。『バンクシーって誰?展』は「バンクシーって映え展」です(笑)――ステキなキャッチコピーもいただきました。ありがとうございました!音声ガイドも担当!また、中村さんは『バンクシーって誰?展』の記者発表会にも出席。展覧会の音声ガイドも担当するということで、「作品にはこういうメッセージがある、という目線を語ることになると思うので、作品を見るうえでの手助けになる」とコメント。「一回は自分の眼で見て感じて、二回目に音声ガイドを手に取っていただければ」と笑顔でアピールしていました。取材を終えて取材中は終始とても気さくな雰囲気で、撮影のときもカメラマンに向かって「ananだったら笑顔のほうがいいかな」と自らステキな笑顔を見せてくれた中村さん。用意された答えではなく、一つひとつ考えながら穏やかな表情で話されていましたが、役者について語るときだけは、真剣な表情をされていたのが印象的でした。そんな中村さんがアンバサダーをつとめる『バンクシーって誰?展』は8月21日から開催。公式サイトでは現在前売券が発売中です。ぜひチェックしてみてくださいね!Information会期: 2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)会場: 寺田倉庫 G1ビル開館時間: 11:00〜20:00 (金・土・祝前日は21:00まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日:10/5(火)、10/12(火)、10/19(火)※混雑緩和のため、土日祝は日時指定となります。チケット情報の詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。衣装協力:コート¥52,800 (HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ISSEY MIYAKE INC.)シューズ¥19,800(オニツカタイガー / オニツカタイガージャパン お客様相談室)その他、スタイリスト私物スタイリスト中井綾子(crêpe)[問い合わせ先] ISSEY MIYAKE INC.(03-5454-1705)オニツカタイガージャパン お客様相談室(0120-504-630)写真:山本嵩(中村倫也)
2021年06月12日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。街中で人に気づかれることがないと言い、「顔バレちょっとくらいしたい」と話した。8月21日に開幕する同展のアンバサダーに就任した中村。謎に包まれて秘密の多いバンクシーにちなみ、自身の秘密を聞かれると、「僕の秘密…あんまないんですけど、『秘密が多そうだよな』ってよく思われます。10代から言われていて、自分としてはすごくオープンに生きているつもりなんですけど、『つかみどころがないです』とか。そのおかげで勝手に、いいように解釈してもらったりもしていて」と答えた。そして、「よく『弱点何ですか?』とも聞かれる」と言い、「高いところが怖い、暗いところが良く見えない、ゆで卵の殻がむけない」と弱点を紹介。「それは思いついたんですけどね。痛いのは嫌いですし、うまいこと答えられない質問も怖いですし、だから今ちょっと“せな汗”(背中の汗)が止まらないです」と笑いを誘った。また、「もし顔バレしなかったらやりたいことは?」と質問されると、「僕、顔バレしないんですよね。自分が舞台やった帰りに電車に乗ったりして、舞台の感想を言っている人の横にいたこともあるくらい」と驚きのエピソードを明かし、「今も普通に歩いている。逆に顔バレちょっとくらいしたいですね。『いや、ここでは静かに』って、それがやってみたいです」と顔バレへの憧れを明かした。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。8月21日に開幕する同展のアンバサダー就任が発表された。中村は「アンバサダーです」とあいさつ。「バンクシーの作品と僕が出会ったのが、シュレッダーのやつ。ネットニュースなどで取り上げられて『何してるんだ? この人は』と思って、調べたら素性も謎だし、アートもセンスのあるものを残されていて興味が湧いた」と話し、「今回、バンクシーの魅力を伝えられるアンバサダーになりたいと思っています」と意気込みを語った。また、アンバサダー就任の心境を聞かれると、「『アンバサダーって何!?』って思いました。アンバサダーって何ですか?」と素朴な疑問をぶつけ、司会者から「代表して伝える人」と言われると、「あ、よかった。なんとなくニュアンスは知っていたんですけど」と笑った。さらに、「アンバサダー(上がるイントネーション)ですか? アンバサダー(下がるイントネーション)ですか?」と発音についても質問していた。自身も絵を描く中村。インスピレーションはどういうときに湧いてくるのか聞かれると、「大した絵を描いているわけではないんですけど、現場とかで特徴的な顔立ちの人を見ると、むくむくっと描きたい気持ちが湧いてきます」と答え、「1回その人を描いたら次から見ずに描いて、現場のいろんなところに貼るっていう、ストリートアートを僕も。それを自分では名乗らないんです。バンクシーってますね」と笑った。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日主演ドラマ「珈琲いかがでしょう」も好評の中村倫也が、ミステリアスなのに天然な探偵役を演じるWeb動画が公開された。本Web動画には、昨年2月に公開したニキビ治療啓発Web動画「ニキビは肌のラビリンス」の、中村さん扮する“探偵”が再び登場。今回は、中村探偵が「忙しい時に限って再発する口唇ヘルペス」に悩む頑張り屋の助手(櫻井健人)に、治療法を教える様子が描かれている。30秒の動画2本に加え、6秒のショート動画を計4本公開。また、動画公開に合わせて、撮影の裏側をおさめたメイキング動画と、撮影の感想や今後演じたい役などについて伺った中村さんの特別インタビューも公開された。中村さんは探偵役を演じるにあたり、「ある種シュールなというか、ミステリアスな、ちょっと抜けているというか。そういう世界観だったので、その中に存在する人物として、しっかりとメリハリをつけて」演じたとコメント。そんな探偵・中村倫也の先輩感が印象的だが、「多分、僕自身は後輩気質なんです」と中村さん。「でも、年々やっぱり年下も増えていくじゃないですか。良い先輩でいなきゃいけないなみたいなことは、心がけるようにはなってきていますね。慕われたいじゃないですか、年下から。ちょっかい出されたりもしたいし。自分が若い頃お世話になっていた素敵な大人達のような存在になりたいなと思っているので、“先輩気質”憧れですかね」と打ち明ける。また、今後演じてみたい役を尋ねてみると、「この間、ふと思ったんですよね、俺医者やってないなって。お医者さん。いわゆる、白衣着て、みたいな。それはいつかやりたいなと思ったんですけど、まあただ、専門用語を覚える自信がないので、寡黙な、孤高の医者を。側だけの医者を、やりたいなって思います(笑)」とコメント。「どうですかね。ダメダメなのも楽しいですしね。人間味が出ると良いですね」と期待を持たせていた。「忍び寄る口唇ヘルペスの予感」メイキング動画【第1話「頑張りヘルペス編」】中村探偵は、助手とともに、連日、新たな事件の張り込み中。連日の仕事に疲れ、張り込み中に寝てしまう助手。そして犯人を取り逃がしてしまう…。事務所に戻ると助手が、「すみません、疲れが溜まってて…でも中村さんの力になりたくて。口唇ヘルペスもできちゃって…。何回もなっちゃってて…」と、疲れからくりかえし口唇ヘルペスができていることを告白。すると中村探偵は、「しかも忙しい時に限ってか。頑張りヘルペスってことだな」と頑張り屋の助手に言葉をかけ、その優しい言葉に「中村しゃーーーん!」と感動する助手。【第2話「潜伏するウイルス編」】犯人が潜伏するアジトで張り込み中の中村探偵と助手。「潜伏してる間、何度でもそれは起こる」と、中村探偵が急に口唇ヘルペスについて語り始める。犯人に見つかるのも気にせず、説明を続ける中村探偵。「忙しい時にやつは現れやすい!問題は再発した時にどう対処するかだ」「早く治したいなら、皮膚科行けよ」と助手に優しく声をかけ…。口唇ヘルペス治療啓発 Web動画「忍び寄る口唇ヘルペスの予感」は公開中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月11日「凪のお暇」で知られるコナリミサトの人気漫画を実写ドラマ化した「珈琲いかがでしょう」で、主人公の“移動珈琲屋さん”を演じる中村倫也が話題となっている。以前から、原作ファンの間では移動珈琲屋・青山のビジュアルや仕草、佇まいが「中村倫也にしか見えない」と話題に上っていた本作。柔和な雰囲気ながらもタダ者ではない過去を匂わせる、中村さんが演じる青山は「漫画の中から飛び出たみたい」「シンクロ率がビックリするほど高すぎ」と言われ、中村さん自身「僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思う」とコメントするほど。中村さんはまた新たな代表作を手にしている。コナリミサト・ワールドにハマる“ゆるふわ”存在感テレビ東京などで放送中の「珈琲いかがでしょう」は、中村さん演じる素敵な移動珈琲屋「たこ珈琲」の店主・青山一が、街から街へと行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく“幸せを運ぶ珈琲物語”。脚本・監督を『かもめ食堂』や『めがね』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子が務めており、“丁寧に、誠実に”がきちんと映像化されているのも見どころとなっている。中村さんは、2019年夏にドラマ化されたTBS系「凪のお暇」に引き続いての、コナリ作品への出演。「凪のお暇」では誰にでも優しい天性の“人たらし”で、“メンヘラ製造機”ともいわれたイベントオーガナイザー・安良城ゴン役に扮し、毎週タイムラインを沸かせた中村さん。原作でも人気の高い、けだるい色気と癒しの空気を同時にまとうゴンを実写化できるわけがない、というファンの懸念も何のその。中村さんが演じたことで、ドキドキときめきながらも一緒にいて居心地よく、隣にいれば安心して“息ができそう”なゴンは実在した!と思わせてくれた。そんな中村さんには、原作のコナリさんも「ゴンが素晴らしすぎたので青山も素晴らしすぎる未来しか見えません」と大きな期待を寄せる。この満を持しての再タッグは、愛でる要素しかないのだ。珈琲屋・青山のダークな過去にも興味津々…作品中での振り幅は必見2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした中村さんが、一気に花開いたのが2018年ごろ。妻に浮気をされたモラハラ夫役の「ホリデイラブ」に、シェフ役の「崖っぷちホテル!」など話題作出演が相次ぎ、その変幻自在ぶりが注目を集めた。特に、永野芽郁がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で演じた、佐藤健演じる律の友人“マアくん”こと朝井正人役は強烈なインパクト。肩に子猫を乗せたセーター姿で登場し、微笑みだけで間を持たせる“マアくん”は中村さんの魅力を炸裂させることになった。また、ディズニー実写映画『アラジン』のプレミアム吹替版をはじめ、のん主演『私をくいとめて』では主人公・みつ子の“心の拠り所“となる脳内相談役“A”を担当するなど、声の仕事にも定評があるだけに、その癒しボイスも“幸せを運ぶ”移動珈琲屋にハマっている。中村さんが演じる青山のゆっくりと穏やかな口調と、柔らかな笑顔で悩める人たちのために丁寧に、誠実に珈琲を淹れていく所作はいちいち絵になり、画面からいまにも立ち上ってきそうな淹れ立て珈琲の香りも相まって観る者を心地よくさせていく。かと思えば、第2話、山田杏奈演じる雅のピンチを助ける際には一瞬の殺気が宿り、第3話では金髪姿で暴れるシーンも。映画『孤狼の血』の血気盛んな若手ヤクザのダークさを彷彿とさせた。第4話でも、過去を知るゴンザ(一ノ瀬ワタル)に「あの青山が珈琲屋なんて」と言われるほど。スイーツが苦手なコンビニチェーン社長を演じた「この恋あたためますか」や映画『ファーストラヴ』の弁護士役といったスマートなイメージも記憶に新しい中で、“ワル”時代の青山の姿はまさに衝撃。第5話「ほるもん珈琲」では、青山を追うぺいこと杉三平(磯村勇斗)がついに目の前に現れ、しかも、第1話で出会った垣根志麻(夏帆)とも再会することになる。青山の元仕事仲間だと自己紹介したぺいが、「静かなところで3人で話そう」と提案する。だが、ぺいの目的は青山を花菱(渡辺大)のもとへ連れていくこと。垣根を巻き込みたくない青山だが、ぺいは“垣根は保険だ”と逃がそうとしない。移動中、垣根から青山の前職について尋ねられたぺいは、「強いて言えば清掃業」と答える。そして血や泥にまみれながら“清掃業”をしていた当時について語ることになるが…。また、「初恋珈琲」では、ある理由でぺいは花菱らから殴る蹴るの暴行を受けることに。一方、青山は、垣根に珈琲にハマるきっかけになった、ホームレスのたこ(光石研)との出会いを打ち明ける。青山の過去とは?なぜ、青山は移動珈琲店で各地を転々としているのか?右手の手袋の意味は?青山とぺいの関係とは?気になることだらけの今作は次回が1つのターニングポイントとなりそうだ。「珈琲いかがでしょう」は毎週月曜日23時6分~テレビ東京ほかにて放送中。地上波放送終了後、Paravi・ひかりTVにて配信。(text:Reiko Uehara)
2021年05月03日中村倫也主演で “幸せを運ぶ珈琲物語”を描いたドラマ「珈琲いかがでしょう」から、公式ビジュアルBOOKが発売されることになった。原作ファンから「主人公が中村倫也にしか見えない」とネットで話題となっていた、コナリミサトによる名作漫画が原作。4月に放送が開始されると、初回放送(第1話)の見逃し配信の再生数が196万回を突破(※1)、テレビ東京の番組の1週間の再生数として過去最高を記録(※2)している。舞台は移動珈琲車。中村倫也演じる珈琲店店主・青山一は行く先々で、1杯1杯丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れる。そして、そこに集まってくる、傷ついたり、悩んだりしている人々をさりげない言葉で癒していく、優しくもほろ苦い珈琲青春群像劇。公式ビジュアルBOOKは、そんなドラマの魅力を詰め込んだ1冊。写真とセリフで振り返る名シーンや、中村さんをはじめとする出演者インタビュー、荻上直子監督、原作者コナリミサトのインタビューを掲載。珈琲レシピも紹介され、「珈琲いかがでしょう」の世界観によりひたれそうだ。「珈琲いかがでしょう」は毎週(月)23時6分~テレビ東京ほかにて放送中。地上波放送終了後、Paravi・ひかりTVにて配信。「珈琲いかがでしょう」公式ビジュアルBOOKは5月24日(月)より発売。定価:1,540円(税込)※1.「ネットもテレ東」「TVer」などでの1週間の合計再生数※2.テレビ東京の歴代番組において(text:cinemacafe.net)
2021年04月26日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新TV CM「贅沢な出会い」編が6日より全国でOAされる。これまで、職場でジェントルマンすぎる「#ルマンド男子」、おうち時間の「#ルマンド男子」を演じてきた中村。第3弾は新商品「贅沢ルマンド」のCMとなり、これまでとはひと味ちがった夢のような不思議な空間で「贅沢ルマンド」と出会う「#ルマンド男子」となる。CMでは、「贅沢ルマンド」のパッケージをイメージした白い布を垂らした不思議な空間に、紫のルマンドカラー衣装で中村が佇む。「贅沢ルマンド」を香り、味わい、贅沢なおいしさを実感していく中村の細やかな表情の演技が見所となっている。ルマンドシリーズの公式ブランドサイトには「贅沢ルマンド」の特設ページを開設。TVCM映像はもちろん、CM撮影の模様や中村へのスペシャルインタビューを収録したメイキング映像、新ラジオCMなどが公開される。また、ルマンドシリーズ商品購入者の中から抽選で、贅沢な賞品が当たるキャンペーンも開催される。○中村倫也 コメント・中村さんが最近贅沢だなぁと思ったことはありますか?ありますよ。この間、ドラマを撮っていたんですけど、ドラマを撮り終わって「終わったぁ〜」ってなるじゃないですか。そしたら、これはもう贅沢飯だと自分の中で思ったんです。いつもそんなにガンガン食べられるわけではないので、何かのタイミングで自分にご褒美飯をもうけるんです。出前で「パスタ」と「ピザ」と「ポテト」を頼んで食べました。それが最近の贅沢です(笑)・最後に、今回のCM撮影と新商品「贅沢ルマンド」の感想をお願いします!すごい、あの布キレイでしたね。結構ヨリで僕みていたんですけど、きめ細かくて高いんだろうなぁ(笑) って思いました。あの独特な空気感の中で漂っているような、日常にそういう時間がもうけられたら素敵ですね。僕、撮影中に贅沢ルマンドを初めて食べたんですけど、バターの香りがすごくあって、あと大きさも普通のルマンドよりも大きいので、その分中に入っているものも増加されている……食べ応えもあるし、まさしく贅沢な瞬間をお送りできるのではないだろうかと思います。なので、是非みなさん! 見かけたら手に取ってください。「これが贅沢なんだ!贅沢ってこういう事なんだ!」と思っていただけると思います。
2021年04月06日Nulbarich(ナルバリッチ)の新曲「CHAIN」が、2021年4月2日(金)配信リリース。今回Nulbarichがリリースする新曲「CHAIN」は、中村倫也主演のテレビ東京系ドラマ『珈琲いかがでしょう』のエンディングテーマとして書き下ろした一曲。これまでのNulbarichの楽曲とは少し違う、抑えたトーンのボーカルが特徴となっており、今の世を生きる人々へ差す一筋の光のようなポジティブさを歌った一曲だ。なお、本楽曲についてNulbarichのボーカル・JQと中村倫也は以下の様なコメントを寄せている。<JQ(Nulbarich)コメント>原作を読ませて頂いて、環境やバックボーンによって作られた今の自分と、霞みがちな心の奥の本来の自分との対話、言葉ではうまく表現できませんがその本質みたいな部分が僕を刺激してくれました。僕の中で解釈して自分の感覚として作品に落とし込むことができました。どうか少しでもこの作品がドラマに寄り添えることを心から願っております。楽しみにしています。<中村倫也コメント>漂うように纏わりつく悶々とした何かは、きっと誰の中にもあるものだと思う。毎話カフェカーを訪れる悩める登場人物たちや、珈琲を淹れる青山(中村演じる主人公)自身、そしてこの作品をご覧になられるすべての方々が、エンディングに流れるこの曲を耳にするたびに、どんよりとした曇り空から差し込む一縷の光を見出せるんじゃないかなと感じました。【詳細】Nulbarich デジタルシングル「CHAIN」リリース日:2021年4月2日(金)
2021年03月27日俳優の中村倫也と桐谷美玲が出演する、ブルボンの新WEB CM「ビスケットを贈ろう」編が1日より公開される。同CMは、3月9日が“サンキュー”=ありがとうの日ということで、身近で大切な人にビスケットを贈ろうというメッセージを込めたもの。ブランドサイトでは、WEB CM映像、CM撮影のオフショット、中村&桐谷美へのインタビューを収録したメイキング映像やラジオCMなどが公開される。2人は「ビスケット総選挙」に続く共演となり、CMではブルボンがオリジナルで制作した紙袋にルマンドやミニ濃厚チョコブラウニーを入れていく。2020年師走に行われた撮影は「ビスケット総選挙」とともに行われた。それぞれ大切そうにブルボンオリジナル紙袋に商品を入れるシーンはスピードもゆったりと上品な雰囲気で、2人とも商品を大切に丁寧に取り扱う。終始順調撮影は予定時間よりもかなり早く終わることとなった。○中村倫也 コメント・今一番「ありがとう」を伝えたい人は誰ですか?今回こうやって(ビスケット)総選挙という形でお客様に投票してもらったりするわけじゃないですか。たぶんね、全国に2億人いると言われているブルボンファンの皆さまから、多大なる票が集まると思います。ルマンドのCMにも出演させてもらっているんですが、どこかでルマンドでお城を作って展示してくれている店舗があったんですよね。それを見させてもらって、うわ! すごい! こんな風に盛り上げてくれるんだ! って。そんな感じで今回も盛り上がってほしいですね。今回はルマンドだけじゃないですからね! いろんな色のお城を築城できると思うので、日本全国にブルボンの城が築き上げられると思います(笑)。そういったブルボンの商品を盛り上げてくれる方々とお客様にありがとうと伝えたいですね。○桐谷美玲 コメント・今一番「ありがとう」を伝えたい人は誰ですか?自分の母親含め、全てのお母さんに「ありがとう」を伝えたいですね。わたしも夏に出産をして、母の偉大さというのをとても感じているので、母に。全母に! 「ありがとう」の感謝の気持ちを伝えたいです。
2021年03月01日映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の公開直前イベントが2日に東京・神田明神で行われ、北川景子、中村倫也が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。作中には中村が北川の髪を切るシーンもあるが、中村は「すごく爽やかで甘酸っぱいんだけど官能的なんですよね。日本映画史に残る名シーンになったんではないかと……というのは言い過ぎですけど」と会場を笑わせる。実際にウィッグを切るために一発本番のシーンだというが、中村が「子供の髪を切るみたいに、頭を持って『前向け』と言って直したら、(北川が)笑ったんですよね。それが日本映画史に残るいいシーンになったな」と自信を見せた。北川は初共演の中村について「動じない」と評し、「私はバラエティもイベントもギリギリまで台本を見て本当に緊張してるんですけど、全然そういうのもなくて『楽しんでやればいいじゃん』という感じでドーンとしているので、この方は緊張しない方なのかなと思って。『緊張しなくていいんだ』と安心もできるので、同い年ですけど、すごくお兄さんぽい感じがする」と印象を表す。中村は「『紅白』に出た時は緊張しましたけど」と振り返りつつ、「こういう場は宣伝しようと集まってくださってるわけですから。とても素敵な記憶に残る記事を書いてくださる方々。いつも楽しみにしています」と記者達に語りかけ、北川は「圧かけてる! こういうところ」と苦笑していた。一方、中村は北川について「回想の大学時代からクランクインしたんですけど、人見知りでおとなしい人なのかなと思っていたら、現代のパートになって、別人なんですよね。オーラが。オーラが違ったの!」と驚きを語る。役としての変化だけではなく「景ちゃん自身も現場にいる時別人になってた」と称賛。さらに「あともう1個、刺激を受けたのが、リハーサルから景ちゃんと芳根さんは、キャッチャーミットにパーン! と来るんですよ」と全力投球っぷりも紹介する。「俺は少しでも少しでも楽しようとしてるから」という中村は、力を抜くコツを聞かれると「イチロー選手は、膝を抜くって言ってましたね。それは僕がほぼ言ったと同じようなもんなんですけど」とボケを入れ、北川は「知識豊富だから……こういうのをぱっと出せるように私もなろう。全然タイプが違うので、お互いいい刺激があったかなと思います」と笑顔を見せた。また節分にかけ「招き入れたいこと」を聞かれると、北川は「昨年はコロナもあってすごく不安な中で生活をしていたので、全体的にハッピーに、心配事がなく暮らしたいなというのが、本当に切実な願い。お客さんに来ていただける環境を整えるので、ぜひこの作品を観ていただきたい」と語る。「は〜!」と感心していた中村は「僕も同じこと言おうと思ってました。安心とか安全とか、いつも以上に敏感になってる1年だから、そういうのが来たらいいなと思ったけど、でもかぶったから変えて……お金持ちになりたい。お金を招き入れたい。私腹を肥やしたいです」と最後までボケ通す。北川が「言い方があれでしたけど、本当に今年もお忙しい方だと思いますので……」と取り繕うと、中村は「全部フォローしてくれる」と感謝しつつ、「いいよ、そんな真面目に広げられると本気の人みたいになっちゃうから!」とつっこんでいた。
2021年02月02日「自分の声は好きじゃないです。でもまあ、しょうがねえなとも思っています」そう淡々と中村倫也は話す。そこに自虐の色はない。持って生まれたものを、そのまま受け入れる。どこか諦観に近いものを、中村倫也は身にまとっている。少し鼻にかかった、甘くて、やわらかい中村倫也の声は、聞いているだけで自然と心がおだやかになるヒーリングボイス。ナレーターを務める『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩きあるがままに、水と大地のネコ家族』でもその癒し効果は絶大だ。猫たちに話しかけるような中村倫也のナレーションは、まるでひなたぼっこをしているような心地にさせてくれる。けれど、中村倫也本人は決して自身の声が好きではないと言う。「そもそもこの仕事をはじめて最初に衝撃を受けたのが、自分の声を聞いたときでした。俺、こんな声してるのかって。たぶん同じように驚いたことがある人も多いと思うんですけど、自分の中で鳴っている声と、実際に周りの人に聞こえる声って全然違うじゃないですか。その衝撃は大きかったですね」「ずっと自分の声とは向き合ってきました」特に、俳優という仕事をしている場合、戸惑いは大きい。「自分の頭の中でイメージしているものと、実際のアウトプットとの誤差を減らすことも、この仕事において大事なテクニックのひとつ。それは声だけに限らず、四肢の使い方もそうです。最初は自分の出している声が思い描いている理想とかけ離れていて。こうしようと思っても、技術がないからどうすればいいかわからない。全然思い通りにいかねえやって思っていました」だからこそ、俳優は研鑽を積む。正解も完璧もない演技の世界で、少しでもいい芝居ができるように。「この仕事を始めてから、ずっと自分の声とは向き合ってきました。僕らにとって、声は仕事道具。無自覚ではいられないんですよね。今さら身長は伸びないように、声質も今さらそう変わらないからこそ、あるもので工夫するしかない。そうやっていろいろ工夫をしながら今に至るという感じです」決してこの声は好きではない。だからと言って、誰かと声帯を取り替えられるわけじゃない。与えられたものの中でどうするか。表現を生業とする人間は、絶えず自分と闘い続けている。「柔らかさとか硬さはもちろんですけど、そういった声質だけに限らず、息の使い方、口跡の残り方、全体的な音程、間、そういったものをすべてコントロールして、どう変化をつけていくか。たとえばこういうキャラクターだったらこういう喋り方をするだろうなということを考え、特徴を取り入れていく。そうやって少しずつ自分なりの声の表現というのができるようになりました」中村倫也の舞台に行くとわかるが、彼の台詞はどんなに早口でも一語一句まで綺麗に聞き取れる。また、声色の使い分けも巧みだ。たとえば、『この恋あたためますか』の浅羽なら低音域を効かせて有能冷徹な男の雰囲気を強調し、『凪のお暇』のゴンなら甘み成分多めの優しい声で天然人たらしというキャラクターに説得力を持たせた。そして、この『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩きあるがままに、水と大地のネコ家族』では、よりソフトな声で作品の中に流れるゆったりとした空気を引き立てている。「ナレーションの声は、ほとんどいつもの僕のまんまです。観ている人を作品の世界にいざなうとか、情報を正確に伝えるとか、考えることはもちろんありますけど、ほとんど何もしていないです。普段から野良猫を見かけると『何してるの?』って話しかけるタイプなので。普段猫に話しかけているような感じでナレーションも読ませてもらいました」北海道の牧場と、ミャンマーのインレー湖。2つの町を舞台に、猫の日常が描かれる。中でも特に印象的なのが、「猫たちはみんな自分なりの生き方を自分で決めていました。無理はせず、だけど精一杯まっすぐに自分の道を歩きます」という、監督・撮影の岩合光昭自らによる語りだ。誰かのようにならなくていい。自分は自分のままでいい。そんなメッセージが、比較とマウントの渦巻く現代社会で生きる私たちを温かく包み込む。「自分らしく、というのは決してワガママということではなく、自分を受け入れるということ。誰かや何かと比べて自分が劣っているとか優れているとか模範的だとか貢献しているとか、そういうことじゃなく、シンプルに生きればいいってことだと思うんですよね。今のような情報社会は何でも簡単に比較できるようになって。もちろん便利なこともあるけれど、ずっと比べ合いの中にいると心が疲れてしまう。だからこそ、相対的じゃない、絶対的な指針を持って生きるべきだと僕も思います」「僕も昔はいろいろと比較をしてきました」そうは言っても、つい隣の芝居は青く見えるのが人間の心理。中村自身も「僕も昔はいろいろと比較をしてきました」と認める。その上で「けど、あるタイミングでやめたんです」と打ち明けた。どうやって不毛な比べ合い競争から抜け出すことができたのだろうか。「あきらめる、ことですね。この見てくれとか声質が変わらないのと同じように、自分の発想とか、できることもそう簡単には変えられない。今、空手黒帯と戦って勝てるわけないし。そんなもんだと思うんですよ。もちろん自分を向上させていくのは当たり前としてやるべきこと。でもそれ以外のことを比較したってしょうがない。特に僕のような仕事は、オリジナルになる仕事なんで、比べる時点で違うんだろうなと思うようになりました」そう言ってから、最後にまとめるようにこう付け加えた。「どれだけ人と比べて足りなくても、死にやしないんで。だったら、僕は僕のままでいいかなって」そうやってくすっと笑った顔は、私たちのよく知る中村倫也らしい柔らかさの中に、できない自分を受け入れられるようになるまで、必死に自らと向き合ってきた足跡のようなものが混じって見えた。その声に、その演技力に、中村倫也への大衆の熱は高まる一方だ。でも、今、多くの人が中村倫也という存在に惹かれるいちばんの理由は、彼のこうした人間性の部分なのかもしれない。撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、ヘアメイク/Emiy、スタイリスト/戸倉祥仁 (holy.)、衣装協力/衣装クレジット※金額表記は全て税抜き価格 Tシャツ 20,000円(アトウ / シアン PR)、ジャケット 45,000円・パンツ 25,000円(共にシャリーフ / シアン PR)、その他スタイリスト私物<問い合わせ先>(シアン PR)〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-2-3 ルカビルⅡ2F-4F、☎︎03-6662-5525、info@sian-pr.com、sian-pr.com中村倫也さんのサイン入りチェキを2名にプレゼント!応募方法ぴあ映画編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ映画編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ映画編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2021年1月20日(水) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。ぴあアプリをダウンロードすれば、未公開の中村倫也さんの写真が見られます!ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=8f1f5a6c-ac86-48d9-be4f-4a28f85ccc14&contentTypeId=2) から
2021年01月06日俳優の中村倫也が、12月26日20時よりオンライントークイベント「中村倫也 芸歴15周年記念+TOPCOAT LANDリニューアル記念2020Xmas後夜祭」を開催することが1日、明らかになった。このトークライブでは、中村ワールド全開の企画を実施するほか、事前に募集したファンからの質問に答える。所属事務所・トップコートのファンクラブサイト「TOPCOAT LAND」の専用アプリ「TOPCOAT STUDIO」ならびにSKIYAKIが提供する「Bitfan」にてチケットを購入し、視聴することができる。中村が事務所主催のイベント出演は約2年ぶり。普段は見られない中村倫也の素顔が覗けるかも!?トップコートは、2020年11月1日で設立25年。より充実したサービスを提供するべく、「TOPCOAT LAND」を12月1日に大幅リニューアルした。これまでは、月額300円コースのみだったが、新たに月額500円コースを設け、ライブ、イベント等のチケットや招待枠の優先割り当て、トップコートランド独自視点の動画番組、365日毎日更新のオーディオドラマなどのコンテンツが楽しめるように。また新たなサイトは、中村倫也がトップページデザインを手掛けており、元々絵を描くことにハマっているという中村の本気のイラストを見ることができる。12月1日の「TOPCOAT LAND」リニューアルオープンを記念して、TOPCOATオフィシャルSNSおよび所属アーティストのSNSアカウントで、一斉に花火画像をアップしサイトオープンを告知する企画を実施する。また、投稿の中に隠されている「ひと文字」を追っていくと、「ある言葉」が浮かび上がってくるという仕掛けも。「TOPCOAT LAND」サイトのトップページにも花火が打ち上がり、オープンを盛り上げる。なお、サイトトップページの打ち上げ花火は、リニューアル当日12月1日の1日限定で見ることができる。
2020年12月01日