■息子が中学校を卒業!こんにちは、エェコです。今年の3月、息子が中学校を卒業しました!息子が9歳の時から続けている連載ですが…、もう4月から高校生です!時がたつのは早い…!そんな感動するはずの卒業式の出来事です。なんとサプライズで感謝の手紙を書いてたみたいです!中学生…。受験期はとにかく大変で…、本人も親もピリピリしていました。そんな苦しい時期が終わってからの…この感謝の手紙! もぉ~、泣かせる気満々じゃ~ん!■手紙のまさかの内容に…!?息子は「面と向かって」はもちろん、手紙ですらあまり感謝というか思い出を伝えようとしない性格で…。(多分感謝はしているのだろうけど、性格的に表に出したがらない)感動の涙とは別の…、お笑いの涙が出てしまいました。まぁこれも信頼…というか、冗談を言い合える親子関係の現れかな? と思いました。とにかく卒業おめでとうございます!高校生活も頑張ってください!
2025年04月20日親になったからこそわかるようになった、親の愛情EXITのりんたろー。さんは、2022年8月にタレントの本郷杏奈さんと結婚し、2023年11月に第一子となる長男が誕生。SNSでもたびたび本郷さんやお子さんとの日常を公開しています。パパになったりんたろー。さんが、番組内で視聴者から寄せられた子育てに関するお悩みに回答しました。「中学生の息子の反抗期に困っています。とにかく何にでも口答えしてくるのでこちらもついついヒートアップして怒ってしまいます。私自身あまり親とぶつかった記憶がないのですが反抗期はありましたか? 反抗期のとき母親にどのように接してもらうのがよかったのか男子側の意見を教えてください」このお悩みに対し、りんたろー。さんはまず自身の反抗期を振り返って、「全然なかったほうだと思うけど、この年になって思うと、『うるせぇばばぁ』とか言ってたなって」と告白。しかし自分が父親になったことで、「自分も親からこんなにも愛されていたんだ……」と実感するようになり、「あんなこと言ってしまった自分に嫌気がさす。よくないなと思った」と、今となっては反省していると話しました。一方で兼近大樹さんは、「親にではなく社会に対して反抗してた」といいつつ、相談者に対しては、「正面からぶつかるのがいい」と持論を述べました。ゲストで元乃木坂46の堀未央奈さんも「ちゃんと言わないと、していいんだと思って育ってしまいそう」と、兼近さんと同意見。同じくゲストで俳優のSUMIREさんは「(子どもの意見に)わかる、と共感するかな」と親になったときの対応を想像。SUMIREさんの父は俳優の浅野忠信さん、母はミュージシャンのCHARAさん。自身が高校生のとき、中学生の弟(俳優の佐藤緋美さん)がまさに反抗期で手を焼いていたため、「自分は黙っておこう」と思い、特に反抗期といえるようなことは経験しなかったといいます。りんたろー。さんは、いずれ息子が反抗期を迎えたら「俺のところに全部出してもらおうかな」と話し、父親としてドンと受け止める覚悟をあらたにしたようでした。
2025年04月18日■中学生息子、学校のお知らせが…こんにちは、エェコです。今回は中学生の息子の「学校からの連絡事情」です。小学生の頃にも困った「学校からのお知らせ」。あの頃は「これも小学校まで…。中学生になったら解消されるでしょ」…そう思っていた時代が私にもありました…。中学生になるとまた別の角度から困ったことに!思春期の子ども、親と話したくない!大事なことすら億劫になってしまう…、そんなお年頃…!なので一言で済む「知らない」の嵐!一応学校連絡網スマホアプリがあって、大まかなことは学校から直接連絡がくるのですが…。詳細や疑問などは子どもに聞かないとわからないんですよ…。それを聞きたいだけなのに…、話してくれない…!とにかく面倒くさい!!そして事態は悪化し…。■面談日程のお知らせが当日!?面談の当日に手紙を渡してくるって…!もう…、どうしろと言うのでしょうか?触られたくないなら出してよ…。矛盾…、あぁ矛盾…。子どもがダメなら親同士だ!…というわけでママ友さんと情報を共有しあってます。少ない情報、みんなで持ち寄ればパズルのピースが埋まるぜ!親の心、子知らず…
2025年02月16日幼少期から思春期、大人になるまでのひとりの女性の恋愛経験を通し、人生で直面するさまざまな“呪い”をコミカルかつ辛辣にあぶり出していく映画『恋脳Experiment』の初日舞台挨拶が、2月14日(金) 東京・新宿シネマカリテにて開催。主演の祷キララ、共演の平井亜門、中島歩、そして岡田詩歌監督が登壇した。幼い頃からおままごとや絵本に囲まれ、素敵な異性との出会いに憧れてきた仕草を演じた祷は「この映画は2023年に撮影して、その年に『ぴあフィルムフェスティバル』でお披露目があって、先月、特別上映があった」と回顧。続けて「今までもたくさん観ていただく機会があった上で、また来てくださった方も、今日初めての方もいらっしゃると思うんですけど、この初日という特別な日に足を運んでくださって、本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。祷キララまた、仕草の大学時代の恋人・佐伯役の平井は、劇中でキーとなるコンテンポラリーダンスを踊りながらの登壇。「このお三方に、コンテンポラリーダンスで登場しろというパワハラを受けまして」と、祷、中島、岡田監督からの指示であったことを冗談交じりに報告。「大してウケず、傷心から始まります平井亜門でございます」と挨拶し、笑いを誘った。平井亜門祷が「亜門くんとコンテンポラリーダンスの練習をたくさんやったりしました」と撮影を振り返ると、中島が「その成果が出ましたよね」と平井の登壇をいじる場面も。平井は「いやいやいや、こんなもんじゃないですよ!(笑)」と力強く返答していた。岡田監督は、祷に対する印象を「初めてお会いして、作品に対する考えとかを教えてくださった時から、自分たちが理想としていた仕草のパズルのピースがパチっとはまったような感覚があった」と告白。「本当に、仕草はこの人しかいないという感覚を今でも覚えています」と祷を称賛。岡田詩歌監督平井が演じた佐伯に関しては、平井自身の個性を役に反映させたという岡田監督。「最初の佐伯は、触れたら切れちゃいそうなくらい、爆発しそうな⻘年というイメージだった」と明かすと、「平井さんと初めてお会いした時に演じていただいて、このすごくユーモラスなキャラクター性で演じていただいた佐伯がすごく可愛らしく見えた」と述懐し、「(平井の演じた佐伯は)プライドがすごく高い人間で、たまにいじられたりしちゃっていて。そういう時の反応が面白かったりするなと思って、平井さんの印象を少し入れて、可愛らしくなっていくように脚本を変えていきました」と打ち明けた。祷は、中島が演じる金子が(人が握った)おにぎりを食べられないシーンを振り返り「監督が突然、『おにぎりのことを思って泣いてください』みたいなことを中島さんに言った」と明かす。中島は「全然泣けなくて。『おにぎりでは泣けなかった』と僕の実力の限界を感じました(笑)」と吐露。祷が「それを見てすごく安心したのを覚えています。『良かった、おにぎりで泣けないんだ』と思って」と笑うと、中島は「悔しかったです」と苦笑した。中島歩中島はさらに「平井が号泣するみたいなシーンがあるじゃん。それをメイクさんか誰かから聞いて、『平井は泣いたのに俺は泣けなかった』みたいな。俳優としての実力で平井には敵わない。何も平井には敵わないんだ、俺は」と自虐。平井は「やめてください。何言っているんですか(笑)」と恐縮していた。最後には、祷が本作について「みんなで、あの時できる全てのことを捧げて作った映画」と語り、「友だちとか家族とか恋人とか知り合いとかに、ちょっとでも映画のことを話してもらえたり、言葉にしてもらえたらすごく力になります。言葉にして、この映画のことを伝えてもらえたらとても嬉しいと思っています」とコメント。平井は「今日は中島さんがいることによって、僕はすごい緊張感があったんです。『何か面白いことをやらなきゃいけない』という。とりあえず最後の一言まで行きつけて、僕はすごく今、安心しています」とぶっちゃけつつ、「すごく僕、自信あるんですよ。PFF(ぴあフィルムフェスティバル)で上映されてから、観てもらえたら絶対に届く作品だと思っています。今日、面白いなとみんな思ったと思います。そういう方はぜひ友だちだったりご家族にも宣伝して、『恋脳Experiment』の輪を広げていきましょう」と呼びかけた。中島は、この日がバレンタインデーであったことから「バレンタインとか本当にクソくらえと思っている人にぜひ観ていただきたいと思っています」とジョークで盛り上げ、岡田監督は「この映画を観ていただいて、ちょっとでも面白かったなみたいなことを拾って帰っていただけたら嬉しいなと思います」と締めくくった。『恋脳Experiment』は、新宿シネマカリテ他にて全国順次公開。<作品情報>『恋脳Experiment』公開中公式サイト:ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、一般社団法人PFF
2025年02月15日フェムケア製品の開発・研究を行う株式会社ハナミスイ(東京都新宿区、代表:方 智煥、以下「ハナミスイ」)は、今年開院34年目を迎えるまつしま病院(東京都江戸川区)が運営するユースウェルネスKuKuNa(以下「KuKuNa」)を取材しました。(取材日:2025年1月27日)近年、性被害に関するニュースが多く取り上げられる一方で、性教育の遅れが課題となっています。こうした社会的背景を受け、まつしま病院はクラウドファンディングを活用し、思春期の子どもや若者が気軽に立ち寄り相談できる施設「KuKuNa」を2024年4月に開設しました。ハナミスイは、まつしま病院に商品を納品している関係から、今回KuKuNaを訪問し、室長の幸崎若菜様に取り組みや今後の展望について伺いました。KuKuNa設立の背景——子どもたちの「居場所」をつくるまつしま病院は、これまで困難を抱えた女性や子どもに寄り添う支援を行ってきました。その中で、幼少期から課題を抱えながらも、社会が彼女たちの発したSOSを分に受け止められていないケースが多いこと多いと気付かされました。「家庭や学校で安心して過ごせない子どもが増えており、地域全体で支える仕組みが不足していると感じています。KuKuNaは、子どもたちが居心地よく過ごし、慣れてきたら自然と相談ができる場を提供したいという思いから立ち上げました」と幸崎氏は語ります。また、家庭内や学校内で苦しさを抱えている子どもたちは、「周囲を心配させてはいけない」という思いから、自分の悩みや気持ちを我慢する傾向があります。KuKuNaでは、そうした子どもたちが安心して息抜きできる場所を提供し、必要に応じて適切なサポートを受けられる環境づくりを目指しています。幅広い悩みに寄り添うKuKuNaの取り組みKuKuNaは建物の2階フロアを全面活用し、受付、セミナールーム、快適なカウチスペース、性に関する書籍コーナー、大きなテーブル、プレイルームエリアなど、充実した設備を整えています。利用者は日によって異なりますが、少ない日で3名、多い日には30名近くが訪れます。訪問者には、子どもたちだけでなく、施設の運営方法を学びたい大人の視察者や、親子で訪れるケースも見られます。特にネイルイベントなどの企画は大変好評でした。相談内容は多岐にわたり、思春期の悩み、家庭環境、学校生活に関することなど、幅広い課題に対応しています。医療の視点を取り入れたサポートを行い、時には受診や適切なケアの選択肢を提案することもあります。「話すことで楽になる経験をしてこなかった子どもたちもいます。無理に話させることはせず、何度か訪れるうちに居心地の良さを感じてもらえたらと思っています」と幸崎氏。医療と教育の連携で社会全体を変えるKuKuNaは、学校の在り方にも課題を感じています。「登校することに疲れ、行ったり行かなかったりする子どもが増えています。不登校の定義に当てはまらないまでも、実際には多くの子が悩みを抱えています」と幸崎氏は指摘します。こうした現状を踏まえ、KuKuNaでは学校へのアプローチを強化し、医療と教育を連携させることで地域全体のサポート体制を構築しようとしています。性教育の重要性を伝えるため、勉強会の開催や学校訪問を積極的に行い、大人の意識改革も促しています。「子どもに正しい知識を伝えても、親が理解していなければ混乱を招きます。性教育を通じて子どもたちが搾取されない社会をつくるためには、大人の理解も不可欠です」と幸崎氏は強調します。KuKuNaと企業の連携——ハナミスイの支援ハナミスイは、KuKuNaの活動を支援するため、フェムケア製品の寄付を行いました。特に腟洗浄器「インクリア」は、利用者から驚きと関心を持って受け取られました。「試供品などを提供いただけると、子どもたちに新しいケアの選択肢を伝えることができます。実際の消費者の声を聞く場としても活用いただければと思います」と幸崎氏。今後の展望——子どもを支える社会の実現へ今後の目標として、KuKuNaはより多くの大人にこの施設の存在を知ってもらい、公的支援を得ることを目指しています。「KuKuNaのような施設が全国に広がり、最低でも各都道府県に1つは存在する社会にしたいと考えています。また、施設がなくても包括的な性教育を普及させ、子どもたちが自分の身を守る知識を持てるようにしたいです」と幸崎氏は語ります。包括的な性教育の推進により、予期せぬ妊娠や犯罪の抑止にもつながると考えられています。保護者の理解を深め、地域の声として政策に反映させることが、今後の課題となります。ハナミスイは、KuKuNaの取り組みを今後も応援してまいります。会社概要企業名:株式会社ハナミスイ代表者:方 智煥所在地:東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿 609号設立:2003年12月事業内容:医療用機器の製造・販売、化粧品・日用品雑貨の製造・販売資本金:1,000万円URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年02月12日幼少期から思春期、大人になるまでのひとりの女性の恋愛経験を通し、人生で直面するさまざまな“呪い”をコミカルかつ辛辣にあぶり出していく映画『恋脳Experiment』。本作の先行上映会が1月30日に東京・新宿シネマカリテにて開催され、上映前の舞台挨拶に主演の祷キララ、共演の平井亜門、岡田詩歌監督が登壇した。2023年9月のぴあフィルムフェスティバルでの初お披露目以来の上映となったこの日。仕草役の祷は「その年の6月に撮影で、9月にお披露目だったので、当時は気持ちの整理がついていなくて、“とにかく楽しんでくれたらいいな”と願う気持ちでした。あれから時間が経って、映画のことを改めて振り返る時間もできて。皆さんの生活に持ち帰ってもらえたらいいなと思うカケラがいっぱい見つかったような気がします」と現在の心境を吐露。祷と、仕草の大学時代の恋人・佐伯を演じた平井は、映画『左様なら』以来5年ぶりの共演。祷の印象が変わったかについて聞かれた平井は「ぶっちゃけ、キララちゃんの印象は変わってないです。10数人いる群像劇で、僕とキララちゃんは年下組だったんですけど、当時からキララちゃんは異常に落ち着いていて。今回久々に会ってもその感じは変わってなくて。僕、緊張するんですよ。キララちゃんにはいろんなものを見透かされているような気がして(笑)。ふたりで取材を受けたときも、『自分はなんて薄いコメントしかしてないんやろう?』と思いました。他の俳優さんにはない緊張感があるんです」とコメント。それを「ほんまに?」と笑顔で聞いていた祷は、「亜門くんはより、突き抜けて自由になっているなと思いました。めっちゃ良い意味で、もっと変な人になってる(笑)。それは亜門くんの魅力だと思う。今回初めて亜門くんと『こうやってみたら面白いかな?』と話し合いながらシーンを作り上げていったりして、亜門くんの真剣な一面に触れた気がします」と振り返る。岡田監督は「祷さんは劇中でさまざまな男性キャストと共演していますが、平井さんと一緒の時は特にリラックスしていた印象でした。ふたりで撮影前にラジオ体操していましたよね」と撮影現場の微笑ましい一コマを明かした。東京藝術大学でアニメーションを専攻し、これまでも女性性やジェンダーをテーマにした作品を作ってきた岡田監督。今回初めての⻑編実写映画への挑戦となったが「アートアニメーションはひとりで家にこもり、黙々と描き続ける作業が多いんですが、今回家の外に出て、皆さんと作品を作り上げていく時間はとても楽しかったです」と述懐。そんな監督について、祷は「岡田さんは決断力のある人。全てが新しいぶん、きっと迷うこともたくさんあったんじゃないかなと思うんです。でも岡田さんは“迷うけど、ちゃんと決める”人。だから完成した作品を観ても、岡田さんの作品になっていると感じましたし、それが岡田さんの強さだなって」と分析。そして本作のテーマである“恋愛についての呪い”にちなみ、「恋愛に限らず、自分にかけられていた呪いに気づいたことはあるか」と聞かれた祷と平井。祷は「子どもの頃から知らず知らずのうちに固定観念や常識に縛られていることってあるよね、ということで言うと、私は去年、人生で初めて海外にひとり旅に行ったんです。今までは、女性だし20代だし、海外ひとり旅って危ない、してはいけないもの、私にはできないものだと思っていたんです。でも考えてみたら“海外にはひとりで行くことができる。ただし行った時には危険性も少しある”ということを、なぜか“行ってはいけない”と思い込んでいただけなんだなって。いざ行ってみたら、記憶に残る経験になりました」と呪いから解放されたエピソードを披露。一方、平井は「29年間生きていると、振られることもあるんですよね。その後も、振られた時の相手の言葉を何度も反芻して、当時の自分を越えなきゃ!と思うんです。つまり恋愛の呪いって、僕にとってはいいふうにしか働いていない。というのも、普通に生きていたら、自分の欠点に気づけなかったわけで。自分にとって恋愛の呪いは案外いいものかもしれないと思いました」と振り返った。最後に登壇者を代表して、岡田監督は「この作品は恋愛についての呪いをテーマにしていますが、それだけじゃない、さまざまな固定観念が自分を蝕んでくるようなことも全部“呪い”として描いています。自分もこういうことあるかもということを映画からちょっとでも拾っていただけたらと思います」と締めくくった。<作品情報>『恋脳Experiment』2月14日(金) 公開公式サイト: ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、一般社団法人PFF
2025年02月01日幼少期から思春期、大人になるまでのひとりの女性の恋愛経験を通し、人生で直面するさまざまな“呪い”をコミカルかつ辛辣にあぶり出していく映画『恋脳Experiment』。本作の一般試写会が1月23日(木) に映画美学校試写室にて開催され、上映後にはトークイベントが行われた。イベントには、岡田詩歌監督と、「自意識と感情」を専門に研究している脳科学者の恩蔵絢子が登壇した。東京藝術大学でアニメーションを専攻し、これまでも女性性やジェンダーをテーマにした作品を作ってきた岡田監督は、中学生だった頃に“恋をすると可愛くなれる”と友だちから聞いたことが本作の企画の原点だったと話す。「幼い頃から“恋愛をしなければいけない”とか、“可愛くなければいけない”ということに縛られているのは、ある種の呪いのようだと思っていました。映画では『恋愛の呪い』を中心に描いていますが、恋愛だけではなく、様々な固定観念に縛られている様子も呪いとして描きたいと思いました」と語る。東京大学大学院総合文化研究科特任研究員で「自意識と感情」が専門の脳科学者・恩蔵は、主人公の山田仕草(やまだしぐさ)がやられたことを創作でやり返すエネルギーがすばらしく、岡田監督の表現方法に感嘆したと話し、「仕草が自分にかかった呪いを、言葉ではなく身体を使ったダンスで解放するシーンがとても印象に残りました」と感想を伝えると、岡田監督は「仕草は、呪いから解放されたようでもあるけれど、一方で学生時代の恋人だった佐伯と踊ることに心地よさを感じ、その余韻に浸ってまだ呪いから解放されていないようにも見える。そのどちらにも受け取れるようにしたいと思いました」と返し、「言葉にとらわれていた仕草が、身体を使って踊るということ自体が、ひとつの解放であり、仕草にとっての答えだったと思う」と語った。タイトルにある「恋脳(れんのう)」という言葉自体は岡田監督によるオリジナル。「『恋愛脳』という言葉はよく耳にしますが、主人公の仕草も恋愛脳という要素がある人物かなと思い、実験的に恋愛をして、創作をしていくという様子を『恋脳Experiment(エクスペリメント)』というタイトルに込めました」とタイトルへの思いを語る。一方、いつ頃から人は恋心を抱くのか、本能によるものなのかを問われた恩蔵は、自我の芽生えとの関連性を指摘。「自我が芽生えるのは1歳半頃と言われています。鏡を見て鏡に映った人物が自分である、と気づくようになる時期です。それまでは他人と自分は一体のものなのですが、“これは私なんだ”と、他人と自分が切り離されていく、いわばとてもさみしいとも言える瞬間です。その時に、他人に対する憧れも生まれるのではないか、というのが私の仮説です。つまり1歳半で恋心のようなものが生まれる可能性とも考えられる。ただ、恋愛感情が生まれるというのは、人によって時期もばらばらなものです」と語る。恋愛に憧れる仕草が、好きでもない人に好きと告白するシーンを例に挙げ、「自分の感情というのは、最初は自分では分からなくて、例えば親から『いま悲しいのね』と言われて『これが“悲しい”ということなんだ』と知ります。自分の感情を知ることと言葉というのは、一体になって育まれていくので、主人公もまさにその過程にあるのだなと思った」と話す。「人間は、共感能力がとても高い生き物です。幼い頃に“私はひとりなんだ”という感覚が始まりますが、この感覚はどういうものなのだろうと探るなかで色々な人に出会い、“同化”してしまいます。最終的にはまたそこから抜け出さなければいけなくて、思春期が過ぎてもう少し大人になったくらいの頃、本当に自分というものが確立します。それは長い旅です。大人になった仕草は、かつてかかった呪いからはまだ完全には覚めていないかもしれない。そんな様子が伝わってきました」と印象を述べた。主人公の仕草が恋愛にまつわる呪いにかかっているだけでなく、大学時代の恋人である佐伯は「創作物には恋愛は邪魔」というような観念に縛られ、また仕草が社会人になって出会う金子は「両親のような温かい家庭を築きたい」という思いにとらわれている。岡田監督は、日々の生活の中で他人と比較してできないことが多いという思い込みからの脱却も本作の着想のひとつのきっかけになったという。「例えば“私は絵が上手ではない”など、できないことが多いと感じることが多かったのですが、ある時、人から『じゃあ逆にできることは何なの?』と問われたことがあって、その時にふと『私にもできることがあるよね』と逆説的に気づく瞬間がありました。世の中には色々な形の呪いが存在していると思います。例えば私が在籍していた芸術大学では、『恋人ができると作品がつまらなくなる』という人がとても多かった。そのことに私は違和感を感じていて、佐伯という人物にはそのような呪いを打破してほしいと思って人物像を作っていきました」と話す。そういった言葉や概念による呪いに直面した時、脳からその呪いにとらわれてしまうのか?という質問に対して、恩蔵は同意し、「概念や言葉というのはとても強くて、与えられるとそれに向かって自分が合わせていってしまう。自分でそれを実現しなければいけない、とそちらに動いていってしまうんです。例えば恋愛というのは、感情の中心のような存在で、言葉を介さなくても一目惚れしてしまうということもありますが、そうすると感情が下がってくる。『あ、私、好きなんだな』と気づきます。でも、逆もあって、例えば経済的な事情など様々な理由でこの人を好きにならなくてはいけない、という状況があった時には、『この人に合わせなければ』と、自分から感情を作っていくこともあるんです。つまり言葉からも感情を作ることができるし、感情から言葉を掴むこともできる、その両方のプロセスが存在します。言葉に合わせていってしまうのは不幸なことだとも思いますが、完全に避けることはできませんし、感情はまだまだ本人にとっても分からないもので、呪いから解放されるのは相当難しいものだろうなという感覚を持っています」と話す。キャスティングについて、祷キララに仕草役を演じてもらった時、「そこに仕草がいる」と思った、と監督は話す。「仕草というキャラクター自体が少しグロテスクなものを持っていると思っていたので、祷さんの芯のある力強さが仕草を怖くしすぎず、ひどい人間にも見えすぎなくするのではと思いました。撮影中も、言葉をそれほど交わさなくても、仕草がもう出来上がっているような感覚を覚えました」と話す。「金子は、中島歩さんがいいと思っていてオファーをしたらすぐに快諾してくださいました。衣装合わせで初めてお会いした際に金子に対する解釈をお話しいただいたのですが、まさに金子だと思いました。佐伯役が最後に決まりました。佐伯というキャラクターはモラハラ気味でプライドも高く、難しい人物だったので、怖くなりすぎてしまうのではと心配していました。初めて平井亜門さんにお会いした時に、ふと佐伯って怖いだけではなくて、チャーミングな部分もあるのではないかな、と気づいたんです。それで平井さんの第一印象にキャラクターを少し寄せました。プライドが高いという設定に、チャーミングな要素を入れて、少し抜けがあるようなキャラクターにしました」とキャスティングやキャストの魅力について話をした。そして「この映画は、恋愛にまつわる呪いをテーマにしていますが、それだけではなく『こういうことってあるよね』というような割と身近な呪いも描いています。この映画を観て、そんな呪いに気づいてもらえたらいいなと思います」と締めくくった。『恋脳Experiment』は、2月14日(金) より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開予定。1月30日(木) には、主演・祷キララ、平井亜門、岡田詩歌監督による舞台挨拶付き先行上映が予定されている。<作品情報>『恋脳Experiment』2月14日(金) 公開公式サイト: ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、一般社団法人PFF
2025年01月27日【発達障害のある子どもの思春期、どうだった?】お子さんの思春期での困りごと、アンケートの結果は?発達ナビ利用者から寄せられたコメントも紹介!Upload By 発達ナビ編集部思春期ならではの困りごとがあった :72%思春期には困りごとは減った、なかった :11%その他 :17%発達ナビ利用者の皆さんへのアンケートでは、「思春期ならではの困りごとがあった」を選んだ方が72%、「思春期には困りごとは減った、なかった」を選んだ方が11%、「その他」を選んだ方が17%という結果となりました。70%以上の方が、思春期ならではの困りごとを経験されているようです。姉弟ともに、思春期&反抗期の真っ只中です。娘(現高三)は、少し落ち着いてきたかな。中学生時代は、「おはよう」の挨拶もありませんでした。パニックを起こせば直ぐに自傷行為が始まるので、注意の仕方や口調に、慎重にならざるを得ませんでした。息子(現高一)は、反抗期真っ只中です。(中略)最終的には癇癪を起こし、家の壁を蹴り、穴を開けたり。物を壊します。息子の力には、私はかなわないので、かなり、なめられています。なので、注意すべきことや指導は夫に任せることにしました。息子の反抗期は、まだまだ続きそうです。小学校低学年が1番大変でした。親子でどう対応したら良いのか分からず八方塞りでした。思春期は、息子が不登校になる事もありましたが…。親子の会話が無いといった事は無く意思疎通は出来たので、その点では良かったです。(中略)あの頃は病んでいたな…俺。って笑い話が出来る程落ち着きました。現在、高校2年。進学して自宅を離れたいと言ってはいますが、何事も経験!!って前向きな発言でしたので。応援したいと思っています。思春期中(中学)息子は思春期の中でも穏やかな方みたいですただ、周りはかなり思春期真っ只中の環境を乗り切るのは…かなりのタフさが必要。背の伸び方がヤバイ髭もニキビも全てが変わってくる感じです…注意が必要なのは起立性うちは、酷くはないですが立ちくらみ、めまいがあります難しい年頃ですね。寄せられたその他のコメントなどもアンケート先でご覧いただけます。ぜひ参考になさってくださいね。2024年に読まれた思春期にまつわるコラムを一挙ご紹介!ここからは、2024年によく読まれた「発達障害のある子どもの思春期」にまつわるコラムをご紹介します。安田ふくこさんの長男・ハルくんはASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。中学生になり、慣れない制服や校則など、新しい環境に戸惑いを感じていました。さらに、部活動での上下関係や暗黙の了解、定期テストなどにも苦労して……。寺島ヒロさんの息子、タケルくん(ASD/自閉スペクトラム症)は中学受験に成功し、中高一貫の進学校に入学しました。しかし学校は自宅から遠く、早朝からの通学で電車の便も少なく、少しでも遅れると遅刻に……。しかも、タケルくんは音に敏感で、小さな変化にも体調を崩しやすく、学校でパニックを起こしたり、途中で帰宅したいと言ったりすることが頻繁にありました。寺島さんの負担は決して小さいものではありませんでしたが、それでも、小学校の頃と比べると「精神的には楽になった」と言います。丸山さとこさんの息子・コウくんは、中学3年生になり高校受験を控えています。小学校の頃から「宿題を出さない」ことで苦労してきましたが、中学3年生になって、夏休みの宿題を早めに終えるという大きな進歩がありました。しかし、依然として宿題の提出忘れが多く、成績も伸び悩んでいました。高校受験まであと半年となった頃、コウくんは体重が増えたことをきっかけに、自ら「ADHD(注意欠如多動症)の治療薬を増量したい」と相談してきて……。花森はなさんの息子さんは、ASD(自閉スペクトラム症)と強度行動障害と診断されています。小学3年生から登校渋りが始まり、特別支援学校中等部に進学した後も不登校になり、高等部進学への不安を抱くようになりました。特に、高等部卒業後の進路について、一般企業への就職が難しくなるのではないかという心配を抱えていました。そこで花森さんは、息子さんの将来の選択肢の一つとして、福祉事業所合同説明会に参加してみることに。説明会を通して、就労支援に対する認識が大きく変わるきっかけとなったそうです。かなしろにゃんこ。さんの息子、発達障害のあるリュウ太くんは、小さい頃から人間関係がうまくいかず悩んできました。特に小学校時代は周囲との衝突が多く、ケンカになることもしばしばあったと言います。しかし、中学生になると、友だちの趣味に合わせて会話をしてみるなど、相手への配慮を心がけることを意識するように。試行錯誤しながら、周囲の人々とのコミュニケーションがうまくいくようになったリュウ太くんの「人付き合いのコツ」は、同じように悩んでいる人も参考にできそうです。発達障害のある子どもの思春期は、親も子も成長のチャンス!2024年、発達ナビでは発達特性のあるお子さんを持つ親御さんからの共感の声が多く寄せられました。特に「思春期」は、親子ともに大きな試練となる時期であることが分かりました。読者アンケートでは、挨拶をしない、パニックを起こす、反抗的な態度をとるなど、さまざまな困りごとが挙げられた一方で、思春期を乗り越え、親子関係が良好になったという声も聞かれました。また、コラムでは、小学校と中学校のギャップ、不登校、高校受験、人間関係など、親御さんの葛藤や、それを乗り越えるための工夫など、たくさんのエピソードを聞かせていただきました。発達障害のあるお子さんの思春期は、決して楽なものではありませんが、子どもも保護者も成長できる大きなチャンスでもあるのかもしれません。無理せず、周りの人にも頼りながら、お子さんをサポートしていきたいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年12月30日■これまでのあらすじ9年前、長年の不調がPMDD(月経前不快気分障害)だと知ったなおじろーは、性教育をきちんと受けていれば病気に早く気づけたと確信。性教育の重要さを認識し、恥ずかしがらない思春期前までに子どもたちにも教えることにするのだった。しかし、長男にもついに思春期が訪れる。これまでしてきた小さい子ども向けの性教育に区切りをつけて、新しいステップへ進むため、ある物を息子に渡すことにするが…。■性教育漫画をプレゼント■これからどうする?ちなみにそらじろーに渡した漫画は、「「性」のはなしはタブーじゃない! 小学生だから知ってほしいSEX・避妊・ジェンダー・性暴力 (こどもと生活シリーズ)」(主婦と生活社)。男の子と女の子のW主人公なので、どちらの性のことに関してもわかりやすく知ることができます。大人でも勉強になることが多いので、まだお子さんが小さい方でも先に読んでおくのもいいんじゃないかと思います。長男が2歳くらいの時から続けてきた性教育ですが、性教育の本を渡したことでなんだか一区切りしたのかもと感じました。しかし、もう小さな子どもではないとはいえ、まだ大人でもない。伝えたいことはまだまだたくさんあります。思春期に入ることで親子間のコミュニケーションに変化も出てくるかもしれませんが、それに合わせた性教育をしていかなければなりません。今後の性教育、どうしていくべきか。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月09日■これまでのあらすじ時代的に性教育をきちんと受けず、正しい知識がなかったことで自分がPMDD(月経前不快気分障害)だということに気づけなかったと思うなおたろー。母親になると、自ら幼い子どもたちに性教育を開始する。次男の入学が迫った頃には、知らない人にトイレの場所を聞かれたらどうするか質問。すると息子は「案内する」と答えるのだった。なおたろーはこれを不正解にし、その理由を語り出す。「もしもトイレに案内をして、そのまま連れて行かれたらどうする?」そう言われ、怖くなった次男は逃げることを覚えるのだった。■もしかして来た!?■ついにこの時が…!この件で「こりゃ思春期やってきたな!」と感じたし、そらじろー本人からも「俺、思春期入りました」って言われました(笑)今まで私がしてきたのは「小さい子ども」に対する性教育でしたが、思春期に入ってきたそらじろーには新しいアプローチをしていく必要があるなと肌で感じました。「そろそろ私の話をまともに聞いてくれなくなるかもしれないよな…」なんて冷静に考えながら…。さて、私がそらじろーに渡したものとは…?次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月08日■思春期に入った!?■性教育を始めたキッカケ■自分の身体のことを全然知らなかった!?ゆるっと性教育、始めてみよう! というわけで、我が家の性教育のお話です。私が性教育を始めようと思ったのは、自分の病気がわかったことがキッカケ。9年前、私は初めて生理前の不調に病名(月経前不快気分障害)があることを知りました。そのときに思ったのは、「こういうことって義務教育の性教育で教えてもいいんじゃない?」ってこと。いろいろ調べてみると、性教育は命の教育だなと考えさせられたし、海外に比べて日本の性教育はかなり遅れていると思いました。そこで、自分でできる範囲で性教育をやっていこうと決意したのです。次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月25日翻弄されないために!!厄介な勘違い男子の特徴世の中には、厄介な「勘違い男子」が存在するようです。今回は、勘違い男子の特徴と上手な回避方法を紹介します。[nextpage title=""]自慢話ばかりする勘違い男子の一番の特徴は、自分に関係ない話題でも自慢すること。例えば「俺のいとこの友達の妹が芸能界デビューしたんだ」など…。自分とはほとんど関係のない人の自慢話をしてくるのです。そんなときは、感情を込めずに「すごいね」と返してその場を離れましょう。全員が自分を好きだと思っている勘違い男子は「自分のことを好いているに違いない」と飛躍しがちです。飲み会などで無理やり親密さを出そうとする勘違い男子に対しては…。はっきりと「気持ちがない」と伝えることが得策でしょう。そうしないと、彼らの勘違いがずっと続くので注意してくださいね。初対面で服装を評価してくる「おしゃれは僕の専門分野」と言わんばかりの勘違い男子もいます。初対面でも、ファッションに関して「ダメ出し」をすることも…。そもそも彼の言葉を真に受けず、スルーすることが賢明でしょう。勘違い男子の対応は臨機応変に勘違い男子は予期せず現れることがあります。遭遇した場合は、無用な刺激を与えずにさりげなく交わすことが大切です。必要に応じてはっきりと距離を置いてくださいね。(愛カツ編集部)
2024年10月09日「『1人』反抗期がいます」このようなコメントとともに、シベリアンハスキーの写真をXで公開したのは、愛犬のはるくんと暮らす、moto(@motoro_ka)さん。ある日、motoさんと同じように、シベリアンハスキーと暮らしている3組の友人と、兵庫県姫路市にある姫路神社へ出掛けました。互いの愛犬を連れて、姫路神社に到着したご一行。神社の前で4匹の記念撮影を撮ることにしたのです。しかし、思ったような写真が撮れなかったようで…。気になる1枚をご覧ください。そっぽを向いちゃった…!友人の愛犬であるルゥくんは、写真を撮ることに興味がありません…。写真左から、ココアちゃん、はるくん、ステラちゃんの3匹は、嬉しそうな表情を浮かべていますが、なぜかルゥくんだけは、背中を向けているではありませんか!ルゥくんの哀愁すら感じる背中を見ていると「俺はこういうの好きじゃないんだ…」なんて、セリフをアテレコしたくなりますね。いつまでも記憶に残りそうな1枚には、4万件以上の『いいね』とともに、たくさんのコメントが寄せられました。・背中で語っていそうな姿に、笑いが止まりません!照れ屋なのかな?・思春期の子供みたいだな。・ふわふわのしっぽを見せつけている!・狛犬の視線を感じているのかもね。motoさんいわく、シベリアンハスキーの集合写真を撮るのは、至難の技とのこと。「わざとやっているのか!?と思うほど、1匹がそっぽを向いたり寝転んだりする」といいます。また2024年10月には、4匹がハロウィンのコスプレをして写真を撮るのだとか。どんな写真が撮れるのか、今から楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2024年10月01日倦怠期は、関係をより深めるための大切なステップかもしれません。この記事では、倦怠期にありがちな事態とその賢い乗り越え方を紹介します。彼との関係を長続きさせるヒントを見つけてみましょう。始まりの甘さに慣れすぎない恋のスタートは、彼のすべてが完璧に見えてなんでも許せてしまいますよね。しかしその甘さに慣れ、無意識のうちに彼への期待が過度になってしまうことも…。この期間の優しさは、永遠に続くわけではありません。わがままや甘えのバランスを意識することが大切といえるでしょう。恋のフィルターを外す恋をすると、どんな彼も素晴らしく見えるものです。しかし時間とともに、彼のありのままの姿を見るようになります。ここで大切なのは、彼の内面の美しさや共有する特別な瞬間に目を向けること。彼のいい点をリストアップし、再び彼への深い愛情を感じてみてくださいね。納得のいく折衷案を見つける恋愛の初期は、お互いに譲歩しあう寛容さがありますよね。しかし、時間が経つと各自の価値観やこだわりが出てきます。一方的に自分を通そうとするのではなく、お互いの立場を尊重し合うことが重要。共に納得できる折衷案を見つけ出すことが、関係を長続きさせるコツです。相手を深く思いやるお互いのことを深く考え、支え合う関係が恋愛を長続きさせる秘訣です。日常生活での支え合いが、2人の関係をより密接なものに変えていくのでしょう。倦怠期を乗り越え、より豊かな関係を築くための秘訣を紹介しました。(Grapps編集部)
2024年09月22日皆さんは、子どもの意外な行動に驚いたことがありますか?中には、思春期を迎えた子どもが幼い頃のような行動をすることもあるようです。今回MOREDOORでは、思わず笑った子どもの言動エピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。44歳、Dさんの場合大きな家具を購入した際、そのダンボール箱を洋服入れとして使っていましたが、不要になったため、ゴミに出そうと部屋に箱のまま置いておきました。私には中学生の息子がいるのですが、家事の最中、ふとそのダンボール箱に目を向けると……。なんと息子が段ボール箱に入りながらテレビを見ていました。息子は嬉しそうな笑顔で、「なんか落ち着くわ」と言っていました。その状況にどう思いましたか?小さい子どものときにする行動だと思っていたので、「中学生になってもやるんかい!」と思わずツッコミを入れたくなりました。このことから学んだことは?親としては、もう大きくなったから喜ばないだろうと思っていましたが、まだまだ子どもなんだなと感じました。そんな息子の心をこれからも大切にしたいなと思います。(44歳/医療従事者)子どもとの会話で思わず笑った中学生の息子がダンボール箱に入って「なんか落ち着くわ」と言ったというエピソードをご紹介しました。親が思うよりも、子どもはまだまだ純粋な心を持っているのかもしれませんね。皆さんも、子どもとの会話で思わず笑った経験はありませんか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年09月16日倦怠期を感じたとき、多くのカップルが不安になってしまいます。しかし、倦怠期が2人の関係をさらに深めるきっかけになることも少なくありません。今回は、倦怠期を乗り越える方法を探っていきましょう。懐かしいデートを再現する懐かしいデートを再現することで倦怠期が解消されることがあります。「初デートの場所にもう一度行こう」という提案が、お互いの心の距離を縮める一歩に…。初めて感じたドキドキを思い出し、改めてお互いを大切にしようと感じるのでしょう。大胆なイメチェンをする外見に変化を加えることで、関係に新しい風を吹き込むことができます。例えば、長い髪をバッサリ切るなどの大胆なイメチェンは…。彼に新たな一面を発見させ、関係に新鮮さをもたらすことでしょう。再度、お互いを深く理解するきっかけになります。感謝を綴った手紙を送る日々の忙しさに追われていると、心からの感謝を伝えるのを忘れがちです。そんなとき、手紙での感謝の言葉が彼の心に深く響くことでしょう。伝えきれない思いを綴った手紙は、2人の間に新たな愛の架け橋を築きます。お互いを大切に思うきっかけ倦怠期は、自分自身や相手への気持ちを見つめ直す絶好の機会です。彼からの扱いが少し雑に感じたら、それをキッカケに自分の態度も見直してみましょう。お互いが大切にしたいものを再認識し、2人の関係をもっと素敵なものにしてくださいね。(Grapps編集部)
2024年09月11日■「もえさんもミキティもババアと言われるときが、くるんですね……」(※画像は藤本美貴さんオフィシャルブログより)2日放送のラジオ番組『ふんわり』(NHKラジオ第1)に藤本美貴さんがゲスト出演し、MCの山口もえさんと、同世代の子どもたちの子育てトークを弾ませました。ともに三児の母である2人。山口さんは第三子の出産時、夫である爆笑問題・田中裕二さんが立ち会ったそう。藤本さんは三回の出産すべて庄司智春さんが立ち会い、特に初めての出産では何をどうすればいいのかわからないながらも、「いいよいいよ! 上手だよ! いい感じ!」と声がけして応援してくれたことが良かったといいます。そんな2人のもうひとつの共通項は、「反抗期の息子がいる」こと。藤本さんが中学1年生の息子について「徐々に反抗期がやってきてます」と言うと、山口さんも「中2息子が反抗期。中2なんで。ついに言われましたから。うるせーババアって言われた」と、この年代にありがちな定番とも言えるセリフをぶつけられたことを明かしました。ただ、そのセリフを言われた山口さんが「え今なんて言った?」と聞き返すと、息子は「……思春期だし」と小さくつぶやいたといい、「逃げ道を作ってたんで、まだちょっとかわいいなって」「あなたはうるせえババアから生まれましたよ、って私は言った」とニッコリ。一方の藤本さんは息子を叱っている最中に暴言を受けたようで、「ママがババアだろうがおばさんだろうがどうでもいい。お前のやることは変わんないんだ」と鬼詰め。もはやまったく動じていないようです。この話を聞いていたNHKの稲垣秀人アナウンサーは、「そうですか、もえさんもミキティもババアと言われるときが、くるんですね……」と驚き。すると山口さんは「私、今でも覚えてますよ」と、息子の小学校の頃のエピソードも披露しました。「一緒に習い事から帰るときに息子と手をつないで、『ああ~でもこんな手をつないでくれるけど、いつかうるせえババアとかママ言われちゃうんだろうな』って言ったの。そしたら息子が『絶対僕は言わない、絶対言わないよそんなこと』って言ってたのを今でも覚えてる。でも言った(笑)」なんて可愛い、でも少しせつないエピソードでしょうか。ただ、山口さんも藤本さんも、人間の成長過程で反抗期は必要な事だと理解しており、「でも、いいことなんですよね、反抗期はね」「って言いますよね。だから思春期やってるなあ~って思ってる」と、ドッシリ構えて子どもたちの成長ぶりを見守っている様子がうかがえました。■反抗期は二度訪れる子どもの精神発達の過程で、大人からの指示に対して拒否し、反抗的な行動をとることの多い時期を反抗期と言います。一般的に大きく分けて二度あると言われる反抗期。一度目はいわゆる「イヤイヤ期」とも呼ばれ、1~3歳頃に自我の芽生えから起こる「第一次反抗期」です。イヤイヤ期にてこずった経験のある親御さんも多いでしょう。そして二度目は小学校高学年から中高生くらいまでの、思春期ごろに起こる「第二次反抗期」。身体的な成長と精神的な成長のバランスが崩れ不安定になる時期です。何を言っても反抗的な反応だったり、無視して部屋に引きこもったり、と第二次反抗期の子どもが示すパターンは実に多様です。親からすると理解できない態度かもしれませんが、子ども自身も同じように、自分のことが理解できず戸惑っています。ホルモンバランスの変化という身体的成長と、学校など社会の中で他者と自分を比較し成長する心理的成長とのバランスが崩れて、どうしようもなくイライラしてしまうのが反抗期なのです。反抗期は、身体的・心理的発展の過程で発生する自然な反応です。親の育て方が原因で反抗期が訪れるわけではないということを、心に留めておいてください。参照:反抗期の息子に困る親が知っておきたい3つの対処|余計ひどくなるNGな対応【心理カウンセラー解説】(マイナビ子育て編集部)
2024年09月03日2023年のカンヌ国際映画祭で唯一上映されたロシア映画『グレース』が、10月19日(土)より公開されることが決定した。本作は、ロシア南西部の辺境を舞台に、移動映画館で日銭を稼ぐ父と思春期の娘の旅路を描いたロードムービー。この度解禁された予告映像では、ロシア南西部の辺境、乾いた風が吹きつけるコーカサスの険しい山道、息が詰まるような停滞感に覆われたロシア辺境を、ヴィム・ヴェンダースの初期作品やアンドレイ・タルコフスキーを彷彿とさせると評された映像美で映し出す。母の不在のなか、寡黙な父と錆びた赤いキャンピングカーで2人だけの日銭稼ぎを続ける日々。そんな中、少女の、ここではない何処かへという心の機微、様々な出逢い、思春期の不安を抱える少女の姿が切り取られている。ロシアの先人たちや、ヴィム・ヴェンダース初期作のような雰囲気を漂わせながら、ロシア辺境の大地と人々を独自の感性で描写した本作に、映画ファンから大きな注目が集まりそうだ。『グレース』は10月19日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:グレース 2024年10月19日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
2024年08月22日「モテ期」到来!?30代女性が輝く魅力って?20代で「モテ期」は終わったと思っている女性も少なくありません。しかし、実は30代でも「モテ期」は訪れます。30代の女性特有の魅力を理解し、そのヒントをもとに自分を磨きましょう。今回は、30代で輝く女性の魅力を紹介します。周囲を頼る多くの女性は、20代の頃と比べて自立しているかと思います。「何でも自分で」という強さも素敵ですが、ときには周囲に頼ることも大切です。苦手なことがあれば積極的に周囲に甘えてみましょう。これが恋のチャンスへと繋がることもあります。無邪気なワクワクをもつ大人になると、何でもクールにこなそうとする方も多いかもしれません。しかしときには無邪気にワクワクする姿勢が、魅力的に映ることがあります。純粋に何かを楽しむ姿は、周りにもポジティブな影響を与えるため…。たまには童心に帰って、心から楽しむことを忘れないでくださいね。いろいろな人と交流する30代になると、コミュニケーションの世界が狭くなることもあるでしょう。しかし、さまざまな年代や異性との交流は新たな自分を発見するチャンス!コミュニケーションの幅を広げ、モテ期を手繰り寄せてくださいね。大人の恥じらいを忘れずに自然体の自分を大切にすることで、相手に新たな魅力を感じてもらえるでしょう。30代でのモテ期は若さだけではなく、内面の魅力や人生経験が輝く時期です。30代のモテ期を楽しんで、素敵な出会いを引き寄せてくださいね。(愛カツ編集部)
2024年08月19日癇癪(かんしゃく)とは?大声で泣いたり、激しく奇声を発したりする「癇癪(かんしゃく)」は、1歳頃からみられます。2歳から3歳頃には、自分の意見を言葉や行動で主張するようになり、癇癪が激しくなる時期でもあります。また、癇癪は幼児期に限られた行動ではなく、児童期にも見られ、思春期や大人になっても続くこともあるようです。癇癪は子どもの成長過程のひとつです。その表れ方には個人差がありますが、激しい癇癪の対応は、保護者や周りが疲弊してしまうことも……。今回は、発達支援の専門家監修の具体的な手立てや癇癪の知識を深める記事をまとめてご紹介します。癇癪(かんしゃく)が起きた時、どう対応したらいい?一口に癇癪といっても、原因や状況によって適切な対応は異なります。発達ナビの「親子のヒント」というコーナーでは、場面別で具体的な手立てを紹介しています。お菓子を途中でやめられない、「今日はここまで」と言われるとパニック……そんなときは?もしかして「かんしゃくを起こす=お菓子がもらえる」と学習しているかも?そんなときは悔しいときの感情コントロールが苦手……そんなときにできる工夫って?負けたときに切り替えて次の活動に取り組むのが苦手……そんなときにピッタリの遊びは?「あと3分」と約束したのに、切り上げられない!そんな時は……上手な交渉を覚えてもらうには……?「親子のヒント」コーナーでは、毎日の生活や幼稚園や小学校での活動中の困りごとに対する具体的な手立てを紹介しています。ぜひ参考にしてください!親子のヒント【LITALICO発達ナビ】癇癪(かんしゃく)の理解を深める公認心理師や医師監修の癇癪をテーマにしたコラムをご紹介します。発達ナビでは、ほかにも癇癪にまつわる体験エッセイを多数公開しています。ぜひご覧ください!癇癪のコラム一覧【LITALICO発達ナビ】癇癪が起きているときには、「何か不都合を取り除こうとしている」そして「困っているというサインを発している」と考えられます。さまざまな手立てや参考記事をご紹介しましたが、お子さんがたびたび激しい癇癪を起こす場合、保護者の方だけで向き合うことは非常に大変です。子どもの癇癪に悩んでいたり、保護者の負担が多くなってしまっている場合は、発達の専門家や医師に相談してみましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年06月30日あなたはこれまでの恋愛を振り返ってみて「モテたことがない」と思っていませんか?しかし、実は気づいていないだけで「隠れモテ期」が近づいていることもあるのです。ここでは、その「隠れモテ期」が到来したときのサインを4つ紹介します。異性と恋バナする機会が増えたかも?もしも最近、あなたが異性と恋バナをする機会が増えていると感じたら、それは「隠れモテ期」の始まりかもしれません。これは、好みのタイプについて語ることが増えたり、逆に聞かれたりすることも含みます。あなたに好意を寄せている相手は、あなたの恋バナを聞いて探りを入れているのかもしれません。そんなときは、積極的に恋の話題に飛び込んでみましょう。イベントへのお誘いが増えた合コンだけでなく、友人のパーティーやアウトドアイベントへのお誘いが突然増えたら「隠れモテ期」の兆しでしょう。あなたのことを周囲が魅力的だと認め、人として信頼している証拠です。それぞれのイベントから新たな出会いのチャンスも広がるので、この機会を大切にしてください。褒め言葉をよく耳にする知り合ったばかりの人からの、少し大げさな褒め言葉も「隠れモテ期」のサインかもしれません。他意はないとわかっていても、その言葉にはあなたを人として、または異性として魅力的だということが含まれています。その言葉を糧に、もっと自分を磨き上げてください。恋愛相談を受けることが多い男女問わず、恋愛相談を受けることが増えてきたら、それは隠れモテ期を迎えている可能性があります。恋愛において信頼できる存在になっているのでしょう。また、相談を通じて相手を深く思いやることで、自身も恋愛について見つめ直す機会になり、周囲からの印象も変わるかもしれません。「モテ期」を実感したことがない人は多いかもしれませんが「隠れモテ期」は意外に近くまで訪れていることもあるのです。そして、気づかないうちに誰かがあなたを特別な人として見ている可能性も…。そのサインに気づいて行動に移したら、素敵な恋が訪れるかもしれません。(Grapps編集部)
2024年06月27日長い間一緒にいて良好な関係を築けていても、子どもの思春期は避けられないものですよね。なかには、我が子との距離感に悩んでしまったという方もいるようで……。そこで今回MOREDOORでは、「思春期の我が子との間で起きた問題」をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Kさんの場合一番上の子どもが中学生になり、だんだん口数が減っていきました。親である私の小言にも敏感な反応を示すように……。そんな中、下の子は小学1年生なのでまだまだママに甘えたい盛りで、うまいことママにベタベタくっついてくる一方、上の子はうまく甘えたい時に甘えられない様子。強がるばかりで、寂しそうにも見えました。中学生にもなり、学校のテストや友人関係のトラブルもあり、私に相談したいだろうし慰めてほしい様子もありましたが、うまく甘えられない姿がもどかしかったです。どんな気持ちになりましたか?我が子は皆、同じ可愛く愛おしい存在なので、中学生になった一番上の子にも、甘えてほしいし頼ってほしいと思っていました。また、ママはママで寂しい気持ちでした。どのように向き合いましたか……?毎日話をして、子どもの日常について聞くように心がけました。娘の様子をよく見て、何かあったら対処できるようにし……。娘が反発しないような、かつやる気を出させてあげるような言葉があれば知りたかったです。(46歳/主婦)どうやって対話すれば?「思春期は適切な距離を保つ」「親として少し離れて成長を見守る」ことがよいと聞きますが、思春期の子どもとどうやって向き合えばいいのか、私たちはあまり教わってきませんでしたよね。臨床心理士はどう考えるのでしょうか?出雲いいじまクリニック院長の飯島先生に伺いました。臨床心理士からの言葉こどもが思春期に差し掛かると、親子関係も急激に変化していくものですが、この時期の子どもの変化に困惑する親御さんも多いでしょう。いったいお子さんの変化をどのように理解し、どう接したらよいのでしょうか。ところで、もともと春という漢字は「性」の暗喩として用いられるものです。つまり思春期というのは性を思う、つまり性に興味を持ちはじめる時期という意味です。というのもこの時期には男性ホルモン、女性ホルモンといった性ホルモンが人生最高濃度で分泌されるようになり、大きく心身の状態を変えていくからです。性ホルモンは脳にも大きく影響し、脳全体を成熟させるとともに自我意識を高め、比較的従順な子どもの脳から自身の自立と独立性を重んじる大人の脳へと変化させていきます。つまり、思春期の心身の変動は心理学的なイベントであると同時に、それ以上に脳自体の「大人化」という現象と理解できます。通常、人間関係は心理学的なやりとりをベースに変化していきますが、思春期においては脳自体という心の大元が変化しますので、親から見るとこどもの急激な変化についていけず、困惑することになります。親からすれば「いままでとなんだか違う、可愛くあどけなかったあの子はどこにいってしまったの?」という気持ちになります。この出来事は親にとっては、大きな喪失感になるとともに、変化しつつある新たな人格を持った我が子と再度人間関係を結び直していくという、親自身の発達課題を突きつけられるということでもあります。一方で、記事のようにまだ幼い妹や弟がいる場合、接し方の切り替えを頻繁に求められることになり、混乱に拍車がかかります。思春期のこどもはまだ成長過程であるため、親に反発する一方、甘えたいという気持ちも残っており、弟や妹に親がいままで通り愛護的に接しているのをみて、嫉妬をしてしまうこともあるでしょう。うざいけど甘えたい、でもベタベタするのも違和感がある、世話をしてほしいけど、自分でやりたい。といった、自己矛盾する感情を抱えているのが思春期の特徴です。また、性に関する衝動をうまく発散することができず、大きなイライラを感じ続けてもいるという状態です。親としては、自身の喪失感に向かい、少しずつ子離れを受けれ入れていく時期です。自身の喪失感を乗り越えることが難しいと、小さな子どもに対するように過干渉になったり、逆に支配的になってしまうことになります。これでは、親子関係は破綻せざるを得ないでしょう。親は「あの子は変わった、そして今も変わりつつある」ということを受け入れて喪失感を克服し、主として「見守る(もちろん危機には手助けしますが)」だけのスタンスに緩やかに移行していくのがよいでしょう。まとめ中学生の我が子との関係性に悩んでいたというKさん。幼いことろは違い、強がるばかりでうまく甘えられない姿に困惑していた様子。思春期の子どもとの関係は、親にとっては時に難しく感じるかもしれませんが、見守る立場をとることで大切な時期を乗り越えていくことができるのかもしれませんね。皆さんは、思春期の子どもを育てる過程で、悩んだことはありますか?監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年06月12日子供から大人へ移行する期間である、思春期。自身を取り巻く環境が変化する時期で、精神的にも不安定になる人が多いといわれます。思春期の難易度、高くね?思春期の娘さんを育てる、ちょりす(@chorisu625)さん。「思春期の子の気持ちを理解するのは難しい」と感じたエピソードをXに投稿したところ、18万件を超える『いいね』を集め、話題になっています。ある日の朝のこと。ちょりすさんが寝ている布団の中に、娘さんが入ってきて「ママァ…学校を休みたいなぁ…」といったそうです。娘さんのお願いにちょりすさんは「オッケー!朝マックとコメダのモーニング、どっちにする!?両方!?」と、学校を休むことをすんなり了承し、返答しました。すると、娘さんが盛大にため息をつき、いった言葉というのが…。「ママ、こういう時は、励まして行かせるようにするんだよ…?」※写真はイメージ娘さんの発言にちょりすさんは「なんなん?思春期の気持ち、難易度高くね?」とお手上げな様子。「学校に行きたくない」といった直後に「学校に行かせようとしてよ」と正反対のことをねだる、娘さんの言動は確かに理解し難いものです。ユニークな親子のやり取りに、さまざまなコメントが寄せられています。・笑っちゃった。たまには休みたくなるよね。・子供が「学校を休みたい」っていった場合の、おそらく一番正解の対応だったのでは?・素敵な母親!見習いたい。中には、「自分の子供も同じようなことがあった」や「自分が思春期だった頃を思い出した」といった声も多く上がっていました。娘さんは本気で学校を休みたかったわけでなく、ちょりすさんに甘えたくなっただけなのかもしれませんね。娘さんが甘えられるのも、ちょりすさんがすぐに朝食のメニューを聞けるのも、円満な親子関係があるからこそのコミュニケーションでしょう。多くの人が和んだであろう、思春期の娘と母親の親子エピソードでした![文・構成/grape編集部]
2024年06月07日高学年になってからの学校トラブル。先生の叱責がきっかけで、からかいのターゲットにある日学校で、ハルはクラスの男子たちが純粋そうな女子に対して「〇〇って知ってる?」と性的な言葉をわざと使って質問し、からかっている場面に遭遇しました。困惑している女子を見て、ハルは「僕も分からないから、辞書で調べてみるよ」と辞書を開こうとしました。すると、男子たちはさらに騒ぎ立て、慌てていた担任の先生はハルのその行動にビックリしてしまい、「やめなさいハル君!!」とすごい剣幕で叱りました。ハルはなぜ自分が叱られたのか理解できず、ぼくが悪かったのか……と困惑し、落ち込んでしまいました。その後、その出来事をきっかけに、強めな男子たちはハルをからかいのターゲットにするようになりました。わが子が置かれた状況を知り、激しく動揺。これ以上からかわれないために「強く言い返しなさい」と伝えたが……元気がなさそうなハルの様子が気になっていた私は、ハルに学校で何かあったのかたずねました。ハルから事情を聞いた私は、激しく動揺しました。「もっと毅然と強くならなければ、ハルはこれからもからかいの対象になってしまう!」と感じ、ハルに「強く言い返さないままだと、もっとからかわれる。言い返すことができないのなら家で練習してみなさい」と言ってしまったのです。すると、ハルは「僕はできない……強く言い返すとか、そんなことしたくない!」と泣きだし、過呼吸になってしまいました。その様子を目の当たりにし、やっと自分の対応が間違っていたことに気がついた私は、ハルへかけた言葉を心から後悔しました。Upload By 安田ふくこすぐにハルに謝り、抱きしめながら「お母さんが間違ったよ、本当にごめん。大変な状況の中、葛藤して頑張っていたんだよね……。あなたは間違っていないし、決して弱くもなかった。むしろ優しさという“本当の強さ”を持っているって、お母さん気がついたよ」と伝えました。強く言い返すことができない気持ちごと受け止め、本質にあるハルの優しさを認めることこそ、母親としての役割なのだと痛感しました。するとハルは「自分にとって納得できない、大変なことを“やれ”って言われるのは苦しい。つらくても頑張ってる時は、家族にはそんなふうに“あなたは間違ってない、とても頑張ってる”って言ってもらいたかった」と泣きながらも、自分の思いを伝えてくれ、落ち着きを取り戻しました。「もっとこうしなさい」ではなく「一緒に考えてみる」ことで得た気づきとは?それからは、気が強く支配的なところのある男子が、たとえひどい言葉で“自分たちに従わず、周囲とは反応が異なる溶け込めないハル”を傷つけようとしてきても、以前ほどには気持ちが動揺しなくなりました。しかし、引き続きハルの気持ちを見守ってはいました。小6のある日、ある強気な男子にひどい言葉で傷つけられ、ハルが落ち込んだことがありました。その頃の私は「もっとこうしなさい」ではなく「ハルと一緒に考えてみる」という発想を持つようになっていました。そして「なぜハルはひどいことを言われるのか?」だけではなく、「なぜ相手はひどい言葉で傷つけてくるのか?」と、ハルと一緒に客観的に考えてみるようにもなりました。これまでどうしても私は、発達が独特でゆっくりなハルを心配するあまり、「早く周囲に溶け込めるように、周囲と足並みを合わせられるように……」と考えてきました。ですが、そう考えることを少し改め、今ある状態を多面的に捉えることで分かったことがありました。攻撃してくる相手は、実は自分自身の心の弱さを隠しているのだということ。周囲とは異なる人を攻撃することで自分を保っている、そんな弱いところがあるのだということです。Upload By 安田ふくこそのことに気づいたハルも「じゃあ自分の心は、そんな小さなものに囚われなくて良いんだね」と前を向き、一回り成長したように見えました。それからはハルも私も、「強く見えるだけ」ではない「本当の強さ」とは何かを、いつも心に留めるようになりました。トラブルを経験して、親子共に大きく変わった考え方この高学年で経験したトラブルがきっかけで、親子の関係も大きく変わったように感じます。周囲に無理にでも溶け込ませよう、溶け込もうとするよりも、「そういうところがあるんだね。それも大切なあなた。よく頑張って生きている。人とは違うそんな面も、私はとっても素敵だと思う」、そんなスタンスで向き合ったほうが、子どもにとっても親の自分にとっても良いということを心の底から感じたのでした。Upload By 安田ふくこそして、そんなふうに至った思いは長男が高校生となった今でも、私と長男の関係の基盤となっており、日々を支えてくれているように思います。執筆/安田ふくこ(監修:森先生より)小学校も高学年ともなると、大人の目が行き届きにくくなったり、人間関係の悩みも複雑になることが増えてきますよね。親に相談できない子どもも多いところ、ふくこさんとお子さんは、日頃からしっかりとコミュニケーションを取っていて信頼関係が築けているのですね。子どもから相談されると、親としては良かれと思って「あなたはもっとこうしたほうがいい」というアドバイスをしがちです。しかし、アドバイスは、心が弱っているときには、「批判」のように感じてしまうことがあります。まずは「家族はそのままの自分を受け入れてくれる」という安心感が必要なのです。外の世界でどんなに理不尽な思いをしても、家庭が子どもにとって「心の安全基地」としてしっかり機能していると、子どもは傷付いた心を回復することができます。そしてまた外の世界に冒険に出ることができるようになるのです。まずは「つらかったね」「がんばったね」と受け入れてあげましょう。その上で、同じ目線から対策を一緒にたてるといいですね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年05月30日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。息子の変化に向き合おうとする主人公。気持ちを新たにお弁当作りに精を出して…。イベントの日は…一歩前進![nextpage title="0J__S0cS0W0f…"]学校で…家に帰ると…[nextpage title="`o[P0nN 0kao"]嬉しい一言友達の一言がきっかけで、息子の頭に母親である主人公の姿が浮かんだようです。自宅に帰って、またお弁当を作るようお願いする息子。いろいろありましたが、2人の距離はまた近づいたようです。卒業式ではどのような展開が待っているのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月20日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。息子の喜ぶ顔が見たくて作ったお弁当は、結果的に息子を怒らせることになってしまいました。翌日、息子の様子は…。お弁当の代わりに…家での食事も…好きな食べ物だけ…写真の夫に…涙を浮かべながら…栄養をつけてほしいという主人公の気持ちと、息子の気持ちはなかなかかみ合いません…。夫の写真に今の気持ちを打ち明ける主人公。弱気になりそうな気持ちを振り払うように、その手は硬く握られています。このあと、主人公は息子にどのように接していくのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月19日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。距離感に気を付けたものの、息子の思わぬ行動におどろく主人公。翌日の朝に…。おはようの挨拶に…感想を聞いても…[nextpage title="`o[P0naK^0o…"]無言のまま…テレビで…[nextpage title="0000000c0f…"]これなら…【次回予告】話しかけても返事をしてくれない息子…。「どうしたものか…」と困っていたところ、テレビのお弁当特集が目に止まりました。2人の関係を改善するためのヒントが見つかったのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月17日今回は思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。妹に相談したことで、息子とは適度な距離感で接しようと決めた主人公。実際にやってみたのですが…。距離を置いて…話しかけても…[nextpage title="epe_0k…"]数日後に息子が…部屋に閉じこもってしまい…息子のために「構わない」「口出ししない」などと気を遣っていた主人公。しかし、息子は突然怒り出して部屋に閉じこもってしまいました。一体何が問題だったのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月16日今回は思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。抱えていた悩みを妹に打ち明けた主人公。予想していなかった返答に、主人公は思わず妹の話に耳を傾けます。【前回の話はこちら】大人になろうと…思わず納得…今日からは…気持ちが明るくなって…妹と話していくうちに、前向きな気持ちになることができた主人公。「あまり構わない」という方針は、母親と息子の関係性にどのような影響をあたえるのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月15日今回は思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。幼い頃の息子と一緒に花見をしたことを思い出す主人公。そこに突然の訪問客がやって来ました。チャイムを鳴らしたのは…元気がない理由…[nextpage title="bS0af0Q00h…"]打ち明けると…思わぬ一言が…自分の胸の内を、妹に打ち明けた主人公。すると、妹から「お姉ちゃんが間違ってるんじゃない?」と思いがけない一言が返ってきます。一体どういう意味なのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月14日