息子の発達障害にまだ気づいてなかったとき…学校生活の様子を聞いてショックを受けるUpload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。息子の発達障害に、私がまだ気づいていなかったころのお話です。毎日元気に学校に通う息子を見て、私は他の子どもたちと同じような学校生活を送っていることを疑いもしませんでした。ところが、担任の先生との面談で、息子は私の思いもよらぬ様子であることを知りました。「ここは、リュウ太くんがイライラしたりして教室にいるのがツラくなったときに逃げ込めるスペースです。ここでは主に絵を書いたりして過ごしています。」見てみると、教室の外で他の子どもたちの目に付きやすいような階段の横のスペースに、息子のための机とイスが置いてあったのです。みんなと一緒に授業を受けているとばかり思っていた私は衝撃を受けました。「階段の横でみんなに見られる場所だし、授業も受けずにこんな場所に居たら不自然だよね…」「他の子どもたちに『変な子』と思われてしまうな…」「授業も受けずに勉強ができない子になっちゃうのはイヤだな…」私は当時、息子が教室で落ち着いて過ごせない状態であると想像もできずに、周りの子どもたちの目を気にしてこんなことばかり考えていました。さらに、「先生は教室を出ていく息子を引きとめてくれないんだ…」と担任の先生に若干の不信感すら抱いていました。ここは発達障害がある息子のための「思いやりスペース」だったUpload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。どうやら担任の先生は、息子の発達障害を入学してすぐに感づいていたようです。息子に必要な支援として、物置として使っていたこの場所を息子のために開放して作ってくれたのが、このスペースだったのです。その一方で私といえば、息子が学校生活になじめず苦しんでいたことも分からず、面談後に「息子はダメな子なんだ」と落ち込んだり、「授業を受けて欲しい」とこだわったりしていました。息子の発達障害になかなか気付けなかったかなりの鈍感母でございましたが、今思うと、あの特別スペースのおかげで息子はイヤなことがあったときでも上手にクールダウンでき、その後も元気に学校に通うことができたのだと思います。小学校の特別な支援への取り組みと丁寧な指導をしてくれた先生に、とても感謝しています。
2016年09月06日なんでボクだけ怒られるの!?納得できない息子Upload By かなしろにゃんこ。ツライけれど伝えないといけないこともある!?Upload By かなしろにゃんこ。些細なことでイライラしやすい息子は、学校でトラブルがある度に「周りのみんなは分かってくれない、自分だけが責められる」と泣いて訴えます。苦しんでいる息子を見ていると、つい情けない気持ちや可愛そうな気持ちになります。しかし、普段からイライラしやすい息子に対し、日頃から我慢しているクラスメイトのことも先生からよく伺っていたので、冷静に考えると「揉め事は気性の荒いお前も悪いんじゃ!」と思うのです。担任の先生からは、「揉め事が起こったときはみんなが学べるときなので、すぐ介入したり助けたりせず、見守っています。一方で、いつももめ事を我慢している周りのみんなは、リュウ太くんが弱っているときに、うっぷんを晴らすように集中攻撃してしまうこともあります。」と教えて頂きました。「揉め事の原因はボクではないのに、ボクだけが怒られることに納得がいかない!」この気持ちは分かります。しかし、集中攻撃される原因を本人が知らないと、この先も同じようなことがあったときに不平等感にイライラするのではないかと考えた私は、マンガにあるような図で説明をすることにしたのでした。その後、中学になったときに同じようなもめ事がありイライラムシャクシャする息子に「あの図覚えてる?アレだよアレ!」と言うと、「あーーハイハイあーそうですかー」と思い出してくれました。ここでも中学生の息子に「大変だったんだね」と一言優しい言葉をかけて終らせれば良かったのですが、私は「世の中にはあまり平等はない!平等を求めないこと」も大事だと伝えたかったのです。人間関係は本当にいろいろな経験しないと学べませんね。Upload By かなしろにゃんこ。発達障害 うちの子、人づきあい だいじょーぶ!? (こころライブラリー)
2016年08月21日給食当番は超マルチタスク!?息子に付添登校して分かったこと出典 : 息子は、小学校へ入学するとすぐに「学校行かれへん!」と登校を渋るようになってしまいました。そこで、息子が落ち着くまでは私が付き添い登校をして、学校での様子を見守ることになりました。実際に付き添い登校をしてみると、小学校には家庭や幼稚園とは異なる大変さがたくさんあることに気がつきました。そのひとつが「給食当番」です。給食当番には、発達障害のある息子にとって、「苦手なこと」のオンパレードだったのです。4時間目終了を告げるチャイムが鳴り、先生が「さあ、給食だ」というと、教室の緊張が一気に緩みます。他の子どもたちは楽しみにしていた給食の時間に向けてすぐに準備を始められるのですが、息子の特性のひとつは「エンジンがかかるのに時間がかかる」こと。給食当番の子どもたちはエプロンをつけて給食室に向かわなければなりません。息子は気持ちの切り替えが苦手なため、給食室への移動に乗り遅れることもしばしば。ついには、「あかん!やっぱり無理や!」と軽いパニックを起こしてしまいます。息子をなだめてなんとか給食室へ行くと、次はペアの子と一緒におかずの入った鍋を運ぶ試練が待っています。息子は「こぼしたら大変だ」というプレッシャーを他の子どもたちよりも感じやすいようで、表情はこわばっています。また、他人と息を合わせて行動するのも苦手なので、ペアの子と歩調を合わせて鍋を運ぶのは息子にとって重労働です。3階まで鍋を持って上がるころには、息子はへとへとになってしまいます。教室に戻ると次は配膳です。お皿を両手に持って運びつつ、まだお皿が置かれてない机を目で探します。そして教室の中の通路は狭く、ゆずりあいが必要です。発達障害特有の不器用さもあり同時作業が苦手な息子にとって、お皿を傾けずに運ぶというのがそもそも難しい作業。それに加えて道をゆずりあうなど、複数のタスクを同時にこなすことが配膳には必要でした。息子が自立するためにも、この壁を乗り越えてほしい出典 : 息子にとっては、給食当番を「さぼってラクをしたい」わけではなく「難易度が高すぎるためにできない」だけなのですが、他の子どもたちには「○○君はどうしてやらないの?」「私ばっかり、重たいものを持たなきゃいけないの、もうやだ!」と不満に思われていました。こう言った言葉を聞くのは私もとても耳が痛かったです。でもこれは家庭では練習できない、社会に必要なスキルを磨くことができるチャンスなのだと思いました。「ありのまま」の息子の特性を尊重することは確かに大切ですが、それだけでは、いつか親の手を離れて生きていかざるを得なくなった時に、周囲も自分も大変な思いをしてしまいます。「息子が社会の中で何らかの役割を担えるカラダとアタマをつくる」というのが、私の強い願いです。そのため私は、「簡単じゃないのはわかるけど、見守ってるから、こぼしちゃってもいいからトライしよう」と息子に伝え、「やってみよう」とする姿勢の大切さを話しました。そして息子が少しでも給食当番の役割を担えるよう、家で配膳の手伝いをしてもらったり、学校では1人だけでできる仕事やプレッシャーのかかりすぎない仕事を息子に任せてもらえるよう、先生にお願いしたりしました。こうして少しずつですが、息子は給食当番で自分がするべき仕事を学んでいきました。まだまだ壁はあるけれど…学校だからこそ練習できることがたくさんある出典 : しばらくすると、息子が鍋を運ぶ姿が見られるようになりました。息子の調子にはまだまだムラがあり、教室に入れない日や給食を食べられない日もあります。ですが、当番の仕事ができた日はそれだけでも「ああ、また1つ学んだな」と感じます。ある日、給食当番の息子にクラスメートの子どもが「ありがとう」と言ってくれました。ところが息子は、「係の仕事をやってるだけやのに、お礼言われたくない!」と騒ぎだしてしまいます。息子いわく、「ありがとう、っていう言葉が重いっていうか、爆弾なみに破壊力あるねん」とのことです(笑)まだまだ予想外の言葉に対する受け止め方やリアクションが難しいようです。クラスの子どもたちに、息子に「ありがとう」と言わないように頼もうと思ったこともありましたが、思いとどまりました。社会に出れば、お礼を言われることもあれば、批判されることもあります。息子が将来自立するためには、コミュニケーションを学び、ある程度適切なリアクションをする力を少しずつ身に付ける必要があるからです。これからの学校生活では、給食当番以外にも様々な試練や壁があると思います。「ありのまま」でいられる環境を親や学校が無理に作るだけでは、息子は自立できなくなってしまうでしょう。これからも学校側と相談しながら、息子にとって適切な支援を考えて成長を見守っていきたいと思っています。
2016年08月08日どうしてわかってくれないの…親を困らせる子どもの行動私の息子には発達障害があります。その特性から、学校に行くと周りの先生やお友達を困らせてしまうような行動ばかりしていました。友達のものを壊してしまったり、教室から飛び出してしまったり…それは忘れ物やなくし物などは、まだ良い方だと思ってしまうほどの威力でした。そんな息子が入学した当時の私は、問題を起こし続ける息子への対応に、身も心も疲れ果てる毎日。独りになるとその辛さから、どっと涙があふれてきました。この子はどうして問題を起こすのだろう。何度も言って聞かせているのに、どうしてわかってくれないのだろう。いくら私が息子を叱っても、息子の行動は一向に良くなっていきませんでした。子どもの行動が変わらないのはなぜ?出典 : いくら言い聞かせてもなかなか息子の行動が変わらないのはなぜだろう?そう考えていたとき、「問題は本人にあるのではなく、叱るだけの大人にあるのでは」ということに気づきました。私は、いつも何か問題が起こると、息子のことを叱ってばかりで「言い聞かせる」ことで解決しようと考えていました。ですが、それは間違いでした。発達障害と診断されてから気づいた事ではありますが、注意するだけではなく、そもそも問題を起こさずに済むような工夫が必要だったのです。それは大人からの関わり方や、授業の参加の仕方など、いわゆる「子どもの周辺環境を整える」という視点でした。子どもが変わるために周りの大人ができること。出典 : 一方的に叱るだけでは解決しない、と気づいてからは、「なぜ問題を起こすの?」ではなく「どうすれば防げるだろう」と考えるようになりました。子どもは、自分の過ごす環境が居心地が悪いと、その辛さを何かの行動で示してくると感じています。それは、泣きわめく場合もあれば、友達とのトラブル、学校の行き渋りで現れる場合もあります。「困った子は、困っている子」というフレーズがあるように、子ども本人も何かに困っているのです。それを大人が一方的に叱ってしまうと、子どもの気持ちは置いてけぼりなまま根本的な解決はできません。ですから、「問題」に直面したときは叱り言い聞かせるのではなく、そもそも問題を起こさずに済む工夫を考える必要があるのです。問題を違う視点から見てみよう。子どもの行動に悩む人たちへ。出典 : 息子は中学生になりました。発達障害はそもそも外から見るとわかりにくく、理解されにくい障害です。しかし中学にもなると今までの療育や支援の効果もあり、ますます障害の存在が見えにくくなったように感じます。障害の存在が見えにくくなることは、親としては喜ばしい限りです。本人が困ることが減り、周りにも迷惑をかけることが少なくなっているのですから。一方で問題を起こさなくなり障害が見えにくくなった分、今でも本当は抱えている問題に対して、支援や配慮を受けにくくなったな、と感じます。最近では、時折訪れる「学校を休みたい」という発言に、ほっとすることさえあるのです。なぜなら休むことで、先生たちに「まだまだサポートが必要なんだな」と認識してもらえる機会になるからです。問題が起こるたびに、どうにかしようと振り回されていた私ですが、今では問題は「子どもからのSOS」と考えられるようになりました。子どもの問題にぶつかった時、少し視点を変えてみましょう。「どうしたら?問題を防げるのだろう?」子どものせいにする前に一度、周りの大人の行動を振り返ってみるのです。そうするだけで見えてくるものがあるのではないでしょうか。
2016年08月04日先生から聞いた、息子なりのストレス緩和方法が…出典 : アスペルガー症候群の息子(ハル)は現在小学1年生。先日、息子が通う小学校で、担任の先生との個人面談がありました。先生曰く、「ハル君はストレスを感じる場面になると、体をぐるんぐるんと揺らし始めることがあります。」とのこと。「ああ、常同行動が出ているのだなぁ」などと思いつつお話を伺っていました。常同行動とは、不安やストレスを感じた時などに、落ち着くため無意識に行う行動なのだそうです。さて、この常同行動への適切な対応方法ですが、調べてみたら下記のような記述がありました。自閉症児には「常同行動」が見られます。常同行動の例としては、手をひらひらさせる、身体を揺らす、顔をしかめる、手で何かを叩き続ける、奇声をあげる、などがあります。そもそもその常同行動が、危険だったり周りに迷惑をかけたりと、不利益になっているのかを考えてみましょう。常同行動やこだわりで自分を落ち着けている場合、それを静止することで、ストレスが溜まってパニックを起こすこともあります。常同行動への対応(自閉症健康ガイド)授業中にこうした行動が現れると、つい「まじめに聞いていない」「ふざけている」と受け取ってしまう先生もいるかもしれませんが、担任の先生は「不利益がない場合、無理して止める必要はない」との旨、ご理解下さっています。息子が常同行動を起こしたらストレスのサインと捉え、不快感は無いか、話が理解できずに困っていないか等、声がけしてくれるようで、おかげで息子は楽しい学校生活を送ることができています。本当にストレス軽減のためだけ?息子に聞いてみた。出典 : さて、常同行動はストレスを和らげたり落ち着いたりするためとわかりましたが、果たしてそれだけなのでしょうか?息子は突然立ち上がり、くるくると回り始めることが時々あります。先日も回っていたので何のためにやっているのか質問してみました。ハル「うーん、暇だから」(回りながら)私「暇でもさ、あえてこれをやるのはどうしてかなあ?」ハル「楽しいから。景色の見え方が変わって、体がふわふわするのが面白い(回りながら)…あとね」(止まる)私「?」ハル「止まってから、どれだけまっすぐ歩けるか、試すのも面白い」(歩きながら)私「…すげえ、結構まっすぐ歩けるのねお前さん。っていうか何その訓練」確かに暇というストレスを和らげるために始めたことかもしれません。でも息子の話を聞くと、必要に迫られてやっているというよりは、楽しんで遊んでいるようにも思えました。「こんなところまで似ていた!」私の母に言われて気付いたこと出典 : また、息子を連れて私の実家に遊びに行ったときも、いきなりくるくる回り出したことがありました。母「また回ってるね、ハル。目が回らないもんなのかね?」母が感心したように呟きました。私「ああ、この前聞いたんだけどね、それも含めて楽しんでるんだって」母「ノゾミも楽しかったの?」私「へ?」母「あんたもハルぐらいのとき、あんなふうにしょっちゅう回ってたよ」私「そうなの!?」指摘されるまですっかり忘れていましたが、私も過去に息子と同じ行動をしていたのです!母「思い出した?で、どうだった?」私「あー…うん、楽しかった気がする」母の問いに曖昧に答えながらも、「こんなところまで似てしまうのか!やっぱり親子なんだなぁ」と笑ってしまった私。そして、今私がくるくる回らないということは、いずれ息子も回らなくなるのかもしれません。そう思うと期間限定の催しを見ているような、妙にありがたい気分になってきたのでした。
2016年08月02日入学早々の「もう学校行かれへん」!一緒に学校に行ってわかった躓きの原因新しい環境に慣れるまで時間のかかる長男は、入学早々「学校行かれへん!」となりました。学校に慣れるために、私は付き添い登校を始めましたが、様子を観察するうちに長男には「通訳」役が必要だということが分かってきました。付き添って始めて見えた、学校生活の躓きを3つご紹介します。もし、今登校しぶりをしている子も、似た出来事で躓いているかもしれません。■1取り組むだけで精一杯、そのときに言われる「早くして」の一言出典 : 手洗い場を使っているとき、後ろに並んでいた女の子が「早くして」と言いました。その瞬間、ものすごい勢いで振り向き、怒った顔で私のほうを見た長男は、今にも暴れ出しそうでした。長男からすると、たくさんの子どもたちの前で手を洗うだけでも精一杯なのに、「早くして」という今以上に努力することを要求された、もうどうしていいかわからない!と、頭がいっぱいになってしまったのだと思います。「そういう時は『わかった』って言えばいいねん。『早くしてね』は『スピードアップしてね』という意味もあるけど、『待ってる人のことをちょっと気にしてね』という意味よ。『オッケー、あなたの気持ちは受け取った』という印に『わかった』って言えばいいねん。そしたら、相手もホッとするから。」すると、長男は落ち着きを取り戻し、手を洗うことができました。私たちは言葉を、文字上よりも広い意味合いで使っていることがあります。「そんなに騒ぐなら、もうお終いだよ」という言葉も「静かにしてね」と伝えたいだけ。定型発達の子どもたちなら、言葉に含まれるメッセージを自然に察することができるかもしれませんが、長男には戸惑ってしまう原因にもなるのです。■2「さあ始めよう」だけでは、何をしたらいいかわからなくなる出典 : 掃除の場面でも躓きがありました。「机ぞうきん係」の日、先生から「さあ、がんばろうね」と言われても何をしていいのかわからずイライラしていたのです。「机ぞうきん係の仕事は、ほうきが終わったころに、ぞうきんで床をふいて、だいたい全部ふき終わったころに、机を移動させることだったよね。先生の『さあ、がんばろうね』という言葉を聞いたら、ぞうきんを手に持つ、そして床ふきを始めること。じゃあ、まず、手に持ってみよう」と長男に伝えてみました。先生には、・「今からこの机を一緒に運ぼう」など、今やることを具体的に指示してほしい・「怒っている」「さぼっている」ように見える時でも、言葉の意味がわからなくてどうしていいかわからないときが多い・何をするかわかれば落ち着けること・粗大運動が苦手なので、できれば「できる仕事」を振り分けてもらえるとありがたいの4つを伝えました。「指示される」→「実行できる」→「助かったよ、ありがとうと言われる」という経験を重ねると、先生との信頼関係が増すように感じます。もし分からないことがでてきても「先生に質問する」という気持ちが新たに芽生え、教室で困っている時間が減るのでは、と考えています。■3友達に謝る場面、同級生からの注目で混乱してしまう出典 : 感覚が過敏な長男は、ちょっと肩がぶつかり合うだけで反射的に反応してしまい、強く払いのけてしまうことがよくあります。お互いに「あ、ごめんね」と言えば場が収まるのですが、長男はとっさに言葉で伝えるのがとても苦手。相手の子は、払いのけた手が当たり、痛みと驚きの表情で長男を見ています。そんなとき、周囲の子ども達は「かわいそう」「早く謝ってあげてよ」と注目するのです。こういう「出来ないことを要求される」「大勢の人に注目される」という長男がとても苦手な場面が学校生活には沢山あるのです。これではパニックを誘発するのは時間の問題です。思い切って間に入り、「ほら、○○ちゃん、痛かったって」と話しかけ、長男の注目を私に向けました。それから「混み合ったところが苦手なのはわかるけど、こういう時は『ごめんね』って言えるといいね」と伝えました。そして相手の子や周りの子ども達には「お話しするのがとても苦手で、『ごめん』って言うの、いま練習中やねん」と説明しました。「『ごめんね』って、ホントにすごく大事な言葉だね」と子どもたちに伝えることで、場の緊張が解けるのを肌で感じました。息子の成長、クラスの友達の見る目にも変化があった出典 : 付き添って「通訳」すると、落ち着いて取り組めることも増え、長男は成長していきました。そして先生やクラスメートの長男への見方も変わっていきました。少しずつ学校生活に慣れ、困ることも少なくなり、2年生から特別支援級に所属したところで、「通訳」を支援級の先生にバトンタッチしていきました。・明確、端的に伝えてもらえるとありがたい・時間があれば、前もって1対1で少し話しておいてもらえるとよりスムーズと、先生へ伝へています。先生方へ伝える事を「迷惑じゃないかな」と心配する保護者の方もいるとは思いますが、困っている本人だけでなく、支える周囲の人も「何をすればいいのか」具体的にわかれば、サポートできる事が増えると思いますし、お互いに気持ちよく過ごすヒントにもなっていくと、私は考えています。
2016年07月23日子どもは学校へ行って当たり前と思っていませんか? でも、もし突然子どもが「学校へ行きたくない」と言い出したら、あなたはどうしますか? 不登校は誰もが直面し得るもの。そのとき、親はどうすればいいのでしょうか?実際にわが家で起こった体験をもとに、前兆から不登校、そして再び学校へ行くようになるまでを振り返り、その時々の子どもとの接し方や、親としての気の持ち方についてお伝えします。■前兆は「お腹が痛い」わが家は共働きです。息子が0歳の頃から保育園に預け、私はフルタイムで働いていました。今思えば、前兆は保育園の頃からありました。息子はもともと集団に馴染めない性格で、1人でいるのが好き。とは言え、誰とでも別け隔てなく遊ぶこともできました。しかし、その反面、神経質なところもあり、何かあるとお腹が痛くなったり、微熱が出たり。そのため、たびたび会社にお迎え要請の電話がかかってきました。私はその都度、息子を病院に連れていっていましたが、そのうちに、「これは本当に体調が悪いのではなく、かまってほしいのだな」と気づき、それからは、そういうことのあった日は半日休むようにしました。働くお母さんがたぶん、みんなそうであるように、子どもと一緒にいる時間が少ない分、密度の濃いコミュニケーションを心がけるようにしていたのです。「お腹が痛い」は小学生になってからも、時々ありました。小学校1年生の後半からたびたび起こる息子の朝の腹痛。痛みに歪んだ顔で私を見上げ「お母さん、お腹いたい…」。病院も何ヶ所も行きました。いろんな検査もして、レントゲンも取りました。しかし、どれも「異常なし」。イベントや行事などのいつもと違うスケジュールには特に弱く、楽しみな気持ちと同時に、不安も大きくなってしまい、ドキドキが体の症状=腹痛として出てしまっていたのです。そのため、遠足や運動会は、いつも途中参加かお休みでした。 ■体の症状はSOSのサイン進級し、小学3年生になってからは、今度は「頭痛がひどい」と言い出し、神経内科にも行きました。起立性障害と診断されたことも…。そして、ついに頻繁に学校を休むようになりました。でも、学校からは「なんとか登校させてください」と言われ、プレッシャーがかかります。私も「学校だけは行かせなければいけない」と思っていたので、なだめすかして、なんとか登校させようとする日々。学校とも連携を取り、息子をあの手この手で説得しようとしました。息子も理屈ではわかってくれますが、やっぱり腹痛が起きてしまいます。むしろ、親がムキになればなるほど、病状は悪化する一方です。そして、子どもは親の期待に応えられない自分を責め始めます。そのうち、頭痛以外に、別の症状も現れ始めました。病院もいくつも変えました。けれど、なかなか良くなりませんでした。息子も登校したい意志はあるのに、朝になるとひどくお腹を壊すという、体と心が分離しているような状態。もう息子本人もコントロールできない、心の底からのSOSのサインでした。 ■やっと待望の心療内科へ小学5年生になったとき、都立総合小児病院に初めて行き、体の異常がないことを入院検査で確認し、3ヶ月予約待ちをして、やっと待望の心療内科にかかることができました。その頃には、息子の口からついに「学校に行かなきゃダメ?」という言葉が出ました。私も「嫌な体験をずっと繰り返すより、一度じっくりまとめて休ませたほうがよいのでは?」と思っていたので、ひとまず1ヶ月間休ませることにしました。その後、心療内科の先生と相談し、学校に関しては無理強いせずに、家でゆっくり治療に専念することになりました。まずは、「家は安全、家は本当の自分を出せる場所」という体験をさせ、そのあと少しずつ外(学校や社会)へ出ていくという手順が必要だったのです。先生から「1年~2年かかることは覚悟して、じっくり治療しましょう」と言われました。私は会社に相談し、勤務時間を減らしてもらい、週に一度は息子と一緒にカウンセリングに通いました。親の私がすることは、無条件で子どもを受け入れること。甘えてきたら「もう大きいんだから」と突き放さず、幼児から育てなおすくらいの気持ちで接すること。それが治療方針でした。同時に、学校を思い出すようなことも一切排除することになりました。心療内科の先生から学校に電話してもらい、直接本人に接しないように徹底してもらいました。経験豊富な専門家がついているおかげで、私も落ち着きを取り戻し、ときには不安を聞いてもらうこともありました。子どもの心が不安定なとき、親が慌てたり不安がったりすると、それが子どもにも伝わってしまいます。自分だけで解決しようとせず、心の専門家に介入してもらい、親自身の心を安定させることも大切です。 ■長い目で見守る、そして信じる自宅療養を始めてから最初の数ヶ月間は外にも出たがらず、ゲームばかりしていた息子でしたが、ゆっくりゆっくり休んだ後、やがて自分から生活のリズムを管理しだし、遅れを取り戻すように本を読んだり勉強をしたりするようになりました。その後は誘うと徐々に外に出るようになり、休日は一緒にランチを食べに行ったり、サイクリングに出かけたりしました。しばらくすると学校の友だちとも休日になら一緒に遊べるようになり、6年生の3学期は放課後に学校へ勉強をしに行けるようにもなりました。そして、卒業前何日かは登校もできるようになったのです。卒業1週間前には毎日、卒業式の練習に参加するまでになり、無事、卒業式に出られたのです。息子を見守ってくれた友だちや、学校の存在は、とてもありがたいものでした。こればかりは親だけではどうすることもできません。現在では何事もなかったかのように、元気に中学校に登校しています。新しい友だちもでき、部活動も楽しんでいます。■子どものことをわかっているつもりで、わかっていなかった息子が学校へ行かなかった1年半、私が主にしたことは、ただご飯を作って一緒に食べること。そして、息子の話をとことん聴くことだけでした。子どもは親にわかって欲しいのです。私は、息子のことをわかっているつもりで、何年もわかっていなかったのでしょう。小学校くらいなら1年~2年の勉強の遅れは、すぐに取り戻せます。けれども、心の問題を取り戻すには、たくさんの時間がかかります。親が悲観的にならずにゆったりと構えると、子どもの情緒も次第に落ち着いてくるようです。 ■子どもが「学校に行きたくない」と言い出したら=私の体験から子どもが学校に行きたくないと言い出したら、原因探しをするよりも、まずは子どもの話をじっくり聴いてあげてください。問い詰めたり責めたりせずに、お母さんが子どもの心の逃げ場所になってあげてください。学校に行けなくなった息子のために私が意識してやったこと、それは「息子の気持ちに添う」ことです。学校に行きたくない原因は人それぞれ。単純なことではありません。逆にしないように注意していたのは、問い詰めたり、攻め立てたりすること。子どもが学校へ行かないと親も焦りますが、そこは我慢。子どもは家庭という絶対安心できる場から、ミリ単位で成長を始めるのです。親にできることは、子どもを信じて見守ること。何があっても親だけは味方だということを、心の底からわかってもらうこと。まずはそれが大切です。そしてもちろん、子どもを支える保護者にも支えが必要です。保護者の支えになるもの、それはプロの指導です。経験豊富なプロは、子どもだけではなく、保護者の心も支えてくれます。学校のスクールカウンセラーでもよいですし、信頼できる心療内科を探してもよいです。親が「この人は本当に信頼できる」というプロを探してください。「家庭の問題だから」と抱え込まず、適切にプロの助けを借りながら、子どもの成長を見守るのがベストだと、私は考えます。
2016年04月13日カドカワはこのほど、同社が2016年4月に開校を予定している「N高等学校」学校説明会・個別相談会の臨時開催を発表した。○KADOKAWA 中経出版のオリジナル教材を使用以前にマイナビニュースでも紹介した「N高等学校」は、現在のネット社会に対応した新しい高校。授業やレポート提出をネットで行うため、生徒は時間を問わず自身のペースで授業を受けたり、ネットを通じて講師に質問することができる。同校では、大学進学を目指すためのオリジナルカリキュラム授業をネットを通して行う。学習参考書の出版社として約30年の歴史を持つ KADOKAWA 中経出版の全面協力によるオリジナル教材を用いて、大学受験に必要な実力を養う。また、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で坪田塾塾長の坪田信貴氏がスペシャルサポーターを務める講師陣の指導も実施。これまでのネット授業にはなかった双方向性のある授業のため、同級生と一緒に教室で授業を受けている感覚で受講できるのも特徴だという。通常科目だけでなく、業界のプロフェッショナルから、多種多様な「課外授業」をネットで受講することも可能。ドワンゴのトップエンジニア陣から学ぶ「プログラミング授業」や、KADOKAWAから作品を出版する作家が教える「文芸小説創作授業」のほか、ゲーム、アニメなど、希望に沿ったカリキュラムを選択できる。○ネットオープンキャンパスも実施開校に先立ち、同社は11月1日にフクラシア東京ステーション、11月3日に梅田阪急ビルオフィスタワー26階で学校説明会を行うと発表していたが、東京開催の相談会が早期に定員に達したため、東京での臨時追加開催が決まった。追加開催日は11月7日、10時半~11時半に学校説明会、12時以降は個別相談会を行う。場所は1日と同じフクラシア東京ステーションを予定している。また、会場に来られない人のためにネットオープンキャンパスを開催。11月より月1回のペースでニコニコ生放送で配信する。初回となる11月9日21時配信分の講師は、Ruby開発者 まつもとゆきひろ氏。自身の高校生活、Ruby開発の発端、現在の取組み、開発中の新言語Streemについての課外授業を放送予定となっている。
2015年10月22日ジャパン少額短期保険は10日、痴漢冤罪ヘルプコールなどの契約者向け特典が充実しているという弁護士保険を販売すると発表した。○「痴漢冤罪ヘルプコール」は事件が起きた直後に顧客が弁護士と電話できるサービス顧客が痴漢と間違われ逮捕されてしまうと、一瞬で社会的地位を失ってしまう。初期段階での弁護活動がその後の人生を大きく左右するため、事件が起きた直後に顧客が弁護士と電話できるサービスが「痴漢冤罪ヘルプコール」だという。事件発生後48時間に発生した弁護士の相談料、接見費用(交通費などを含む)は、全額ジャパン少額短期保険が負担する(被疑者段階の弁護活動にかかる着手金は除く)。損保各社では、弁護士保険は主に自動車保険の特約として販売しているが、ジャパン少額短期保険では、自動車を持たない人でも加入できるように、個人賠償責任保険の特約として開発した。個人賠償責任保険は、自分が加害者になった際のリスクに備える保険だが、弁護士費用保険は、自分が被害者になった際のリスクに備える保険だという。ジャパン少額短期保険の保険に加入することにより、日常生活での偶然な事故により自分が加害者になった場合や被害者になった場合に、幅広く補償を受けることができるとしている。少額短期保険業は、保険業の1つの形態で、保険金額が「少額」、保険期間が「短期」の保険契約の引受けのみを行う事業だという。こうした特徴から「ミニ保険会社」とも言われているとしている。商品名:ターゲット顧客によって名称を使い分ける。男性向け名称/男を守る弁護士保険、女性向け名称/女を守る弁護士保険補償内容・保険金額:弁護士費用等保険金/最高300万円、法律相談費用保険金/最高10万円、個人賠償責任保険金/最高1000万円保険料:月払/590円、年払/6400円保険申込み方法:インターネットやスマートフォンから申し込むことができる○契約者特典の概要(1)痴漢冤罪ヘルプコール(2)痴漢被害ヘルプコール痴漢被害にあった際に、その場で弁護士と通話が出来るため、適切な対処方法のアドバイスを受けることができる。事件発生後48時間に発生した弁護士の相談料、接見費用(交通費などを含む)は、全額ジャパン少額短期保険が負担する。(2)弁護士無料相談サービス離婚問題、遺産相続、近隣問題、欠陥住宅、リストラ、いじめ、医療過誤、金融商品問題、ケンカ、子供のいたずら、引っ越し事故、その他の困りごとを弁護士に無料で相談できる。上記(1)~(3)は、弁護士法人鈴木康之法律事務所(東京都千代田区麹町4-7-2)と提携し、サービス提供するとしている。
2015年09月11日ヘアメイク:JunJun 人気ヘアメイクアーティストの「JunJun」さんが、学校で男女共に評判なっちゃうキュートメイクを教えてくれました! 学校にピッタリのメイクやつけま選びって? コスメはもちろん、JunJunテクに注目です!!小梛準子メイク前メイク後メイクのコツ・ポイント眉はナチュラルに仕上がるため、毛のない部分をパウダーで埋める程度でピンクシャドウををアイホール全体と下まぶたに入れるピンクは目元のくすみを飛ばしてくれるので、明るい印象にペンシルアイライナーで粘膜部分のに埋め、表面にラインが見えないようにすることで、後からつけるつけまつげとのバランスをとるこのビューラーは、1プッシュで3段階カールができてまつ毛に優しいのでオススメです黒色のグルーは白浮きしないので、つけま初心者さんも使いやすいです目尻の長いタイプのつけまつげを平行に少し目尻をオーバーめにした状態でつけるつけたら、目を開けて、目尻の毛を少しタレ気味になるように調整するまつ毛をつけたら、隙間をリキッドアイライナーで埋めるチークはコーラルピンクをこのメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年01月27日『それでもボクはやってない』という痴漢冤罪(えんざい)をテーマにした映画が話題になりましたが、ぞっとした男性の方も多かったのではないでしょうか。決して他人事ではない痴漢冤罪(えんざい)、もし疑いをかけられたら……?冤罪(えんざい)事件について取材をしているジャーナリスト、粟野仁雄さんの著書『「この人、痴漢!」と言われたら』(中央公論新社)から、冤罪(えんざい)被害を最小限に抑える方法をご紹介します。■駅事務室に行かずホームで話し合う駅員や女性に連れられて駅事務室に行っただけで、「現行犯逮捕」になってしまいます。現行犯の場合、「私人逮捕」と言って、普通の人でも逮捕できるからです。また、女性と話し合おうと思っても、被害者を守るためということで別々にされるので、女性本人と話し合う場はホームしかありません。事務室に行ってはいけないからと言って、逃げるのもNG。女性が騒いで周囲の人に取り押さえられでもしたら不利になります。■あわてず騒がず、堂々と連絡先を教える「私ではないので人違いでしょう。今は急いでいますが、逃げも隠れもしないので、何かあればここに連絡してください」と言って、名刺を渡して立ち去るのがベスト。名刺がなければ免許証などの身分証明書を見せるか、名前・電話番号・住所を教えましょう。これで少なくとも現行犯逮捕ではなくなるので、警察は、令状請求をしなくては逮捕できません。もし女性が言い分をまるで聞かないようなら、「間違っていたら、虚偽告訴罪で訴えますよ」と、法律用語を使って言うのが効果的。女性も冷静になります。駅員が来ても、「女性の勘違いです。事務室に行くと私人逮捕になるので拒否します。あなたは私が痴漢をしたと確認したのですか」とキッパリ断りましょう。■会社や家族に連絡を入れるそれでも、運悪くすぐに警察官が来て連れて行かれてしまうこともありえます。留置される時には携帯電話を取り上げられてしまうので、その前に会社や家族に連絡しましょう。記憶が新しいうちに、周囲にキッチリと状況を伝えておくことは、裁判になった場合に役に立ちます。また家族は、たとえ冗談でも、相手が警察官ではなくても、「あの人はスケベだから」などと言ってはいけません。どこから刑事や検事の耳に入るか分からないからです。■不確かなことは絶対に言わない逮捕されたら、警察官による取り調べを受けることになります。そのとき重要なのは、「時系列をハッキリさせ、不明確なことは話さない」こと。被害を訴える女性側の証言は、矛盾があったとしても「恐怖でパニックになっていたため」となりますが、男性側はそうはいきません。単なる記憶違いでも、供述に事実と矛盾する点があれば致命的になります。焦ってペラペラとしゃべるのは、絶対にダメ!供述調書も必ず確認し、納得いかないことがあれば署名してはいけません。■もしも留置場に入れられたら万一、逮捕・留置が避けられなければ、留置場ではおとなしく過ごすのがポイント。つまらないことで盾突いても、悪い印象を与えるだけです。不当な扱いを受けたら、弁護人を通じて改善を要求します。また、同房の人には、世間話以上のことは何も話さないこと。警察が、同房者を通じて情報を得ようとすることもあります。もし何か聞かれても、事件については一切口にしないほうがいいでしょう。■裁判になったら「人違い」と主張する「どう考えても、女のでっちあげだろう」というときも、「人違いです」と主張するのがベストです。よほどの証拠があれば別ですが、「女性が嘘をついた」となると、検察のメンツは丸つぶれになり、上訴される可能性も高くなります。「女性が人違いをしてしまった」という主張は裁判官にも逃げ道になります。また、「真犯人は誰々だ」ということも、証拠がない限り言ってはいけません。「なんとか別人を真犯人に仕立て上げようとしている」と見なされることがあります。――いかがでしたでしょうか。一般的な刑事裁判では、「推定無罪」が大原則。検察側が有罪を立証しなければいけません。しかし痴漢裁判は現状まったくの逆になっていて、被告人が無罪を立証しなければいけない難しいものです。疑われないようにしておくことも大事ですが、万一の時は、ぜひこれらのことを思い出してください。(文/島田彩子)粟野仁雄(あわの・まさお)元共同通信社記者のジャーナリスト。現場第一をモットーに、社会問題を中心に雑誌などに執筆活動を行う。『「この人、痴漢!」と言われたら冤罪(えんざい)はある日突然あなたを襲う』(2009年/中央公論新社)では、痴漢をはじめとした性犯罪だけでなく、交通事故、殺人などの冤罪(えんざい)事件の実例を紹介しながら、警察・検察・裁判官・弁護士・メディアの問題点にも言及。
2012年07月07日男女別学校。学校にいけば異性がいたという共学校の出身者がいる一方で、あえて異性との関係を断ち切り、同性のみの学校へ通っていたという方もいると思います。共学校出身者からは謎のベールに包まれたあの塀の中では、いったいどんな日常が繰り広げられていたのでしょうか。マイナビニュース読者の男女別学校出身者にアンケートで、在学中のエピソードをお聞きしました。調査期間:2011/12/28~2012/1/5アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■女子高エピソード編「学校でエロ本を回し読み。いいところのページになぜかハローキティの付せんが……」(25歳/女性)ハローキティの付せんというところに女子力を感じます。でも、もっと根底の部分から女子を磨いた方がいいような……。「夏に使った水着が冬になってもロッカーに放置されたまま。女子だけだと、いろいろと気を抜きすぎる」(24歳/女性)使用済み水着というワードにドキドキ。でも半年前に使った水着って……。「卒業記念品が口紅を塗るためのブラシだった」(26歳/女性)女性らしい身だしなみまで教えるというのは、なかなか女子校らしいエピソード。■男子校エピソード編「女人禁制の寺に泊まる行事があった」(22歳/男性)そこまでして何を鍛えていたのでしょうか。「ジャージを持ち帰らず、ロッカーに放置していたら悪臭騒ぎが……」(25歳/男性)このほかにも「洗い立てのジャージを着ているやつを見ると、『今日何かあるの?』と声をかけてしまう」(28歳/男性)という方も。ジャージを洗っている人の方がマイノリティー……?「異性に飢え、出会いを求め、塾に通う」(23歳/男性)さぞかし勉強が身に入らなかったことと思います。「妹や姉のいるクラスメイトの家に行くことが流行る。かわいい姉妹がいるやつはヒーロー扱い」(27歳/男性)家に友達を招き入れていた当人はどんな気持ちだったんでしょうか……。異性と隔離された数年間を過ごした皆さん。一見寂しい学生生活だったのかと思いきや、学校生活は、「派閥もいじめもなく快適な3年間」(30歳/男性)、「女子だけのあの楽しさは二度とないと思う」(28歳/女性)と、その状況を楽しんでいた方も多く見受けられました。社会に出てから同姓だけで数年を過ごす経験なんてなかなかできないもの。思春期を特別な環境で過ごすということは、人生に二度とない貴重な経験だったのかもしれません。(山本莉会/プレスラボ)
2012年02月26日学校生活のルールとして定められている「校則」。その厳しさは通っている学校によってもさまざまですが、中には「それってどうなの?」と思わずツッコミたくなってしまうような、「一風変わった校則」も存在するようで……。COBS ONLINEの読者にアンケートで、「自分の学校にあった変な校則」をお聞きしました。調査期間:2011/6/28~2011/7/4アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数987件(ウェブログイン式)■服装・頭髪編・ポニーテール禁止(24歳/女性)なぜ、清楚なイメージもあるポニーテールがダメなんでしょう……。・学校指定の髪型以外禁止(29歳/女性)そこまでかたくなに禁止する理由というのも……。・げた禁止(30歳/男性)ちょっと時代錯誤な感じがするのは私だけでしょうか。■学校生活編・男女交際は「ノータッチ」でなければならない (25歳/女性)付き合うのはOKなのに触ってはいけない!?初々しいカップルには何とも酷な……。・男女は3メートル以内に近づいてはいけない(27歳/男性)抑圧された環境からすてきな恋が生まれることを願いたいものです。・馬で登校してはならない(23歳/女性)どれだけの生徒が馬を乗りこなせるというのか……。■そのほか・なしをもぎ取ってはいけない(25歳/男性)盗み食いをするやからの多い学校だったんでしょうか。・盗んではいけない(29歳/女性)そうですね、盗みはよくないですね。・水筒を持ってきてはいけない(27歳/男性)水道水を飲めということでしょうか。安全でおいしい水道水であることを願いたいものです。・ローソンで買い食いをしてはいけない(29歳/男性)何でローソン限定? コンビニでの買い食いを禁止する校則は多々ありますが……。不条理な校則は全国の学校に多数存在しているようです。尾崎豊よろしく、「大人たちが決めたルールになんて従っていられるか!」と反抗したくなる気持ちも分かりますが、青春時代においては「不条理を知る」のも大切な人生勉強なのかもしれませんね。何にせよ、納得はいかないですけど……。(萩原雄太/かもめマシーン+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】あなたの学校の"一風変わった委員会"教えてください【コラム】怒ると○○が……!?私の記憶に残る学生時代の名物先生【コラム】学生時代の合唱コンクールの曲、覚えてます?
2011年08月20日