特別支援学校高等部卒業は、中卒扱い?「特別支援学校高等部卒業だと、就職するとき中卒扱いとなってしまうから不利になると聞いたよ」と知人から言われたことがあります。本当にそうであれば、「(高卒扱いとなる)高校へ行かせたい」と悩んでしまう保護者の方がいるのも無理からぬことだと思います。ですが、特別支援学校高等部を卒業すると、履歴書に書く学歴としては「特別支援学校高等部卒」になります。果たして本当に企業就労するときに不利になるのでしょうか。企業に求められる人材とは以前、障害がある子どもの就職についてのセミナーに参加したとき、企業が求める人材について聞きました。人事の採用者がご自身の考えをこのように述べられていました。「”○○ができる/できない”ということではなく、仕事をする上で知ったかぶりをしないで、素直に『分かりません』、『助けてください』と言える人、そう言う人が結果として長く勤めています。質問することを恥ずかしいと思ったり、注意を受けるとふてくされてしままったり、素直に聞けない場合、対応がなかなか難しいです」ということでした。そのためには、劣等感を感じず、自信を持てる学生生活を送ることができる環境に進級することが大切なのではないかと感じました。特別支援学校高等部での進路指導息子は高等部卒業後の進路希望先は就労移行支援事業所を希望していました。そのため、学校での個人面談前にこの用紙を提出しました。Upload By 立石美津子希望した就労移行支援事業所は、住んでいる行政区から少し離れた行政区にありました。面談日に進路担当の先生と担任から「私どもは(学校のある)〇〇区外の事業所について詳しくなかったので、午前中にお母さまが書かれたご希望の就労移行支援事業所を見学に行ってきました。見学をしないで、本日の面談で話ができないと思ったので…」と言われました。私「え、見に行って下さったんですか、先生、お忙しい中、わざわざ息子のために足を運んで下さりありがとうございます!」先生「進級希望先は保護者の方が直接交渉するよりも、学校長の名前でまず実習希望を依頼した方が先方の心象もいいことが多いです。仮に実習できたとしても、実習後、内定が出なかったら次の策として、区内の実習先で○○と○○がありますので、そちらに行って…」こんな風にドンドン決めてくれます。最後に担任と進路の先生から「お母さま、今日は寒い中、お忙しい中、お越し下さってありがとうございました」と言われました。(おい、おい、それはこっちのセリフ、先生方、息子のためにいろいろと考えて下さり、本当に感謝しています!)と私は心で叫び、頭を下げました。このやりとりを普通科高校に障害のある子どもを通わせている知人に話をすると「過保護すぎる学校!」と言われてしまいました。でも、私は(過保護でもありがたい。親の力ではできないことを、学校側が交渉してくれているのだから…)と心の中で思いました。情報が入らない地元の公立中学の特別支援学級で同じクラスだったお子さんが普通科高校へ進級しました。道でばったり会ったとき、お母さまが卒業後のことを悩んでいました。私が“就労移行支援事業所”の説明をすると、「それなあに?」との返答。「障害がある生徒が少ない学校に在籍していると、保護者にも情報が入らないのだな。就職指導でも障害がある人向けの就労先の案内などはなさそうだ」と感じ、改めて”特別支援教育を受けられる恵まれた環境”に感謝したことを思い出します。スペシャルスクール私の知人のお子さんで、特別支援学校高等部を卒業して、企業就労して8年目の人がいます。自分の苦手を知り、できないことについては、周りの人に頼ったり質問したりできます。言われた仕事をきちんとこなせ、注意や指摘されても素直に受け取り働き続けています。「普通科高校や商業科高校などに行った方が伸びるのではないか」と漠然と考えるのではなく、わが子の特性や障害の程度を見極めて進路を選ぶことが大切だと思います。学校生活の中でコミュニケーションや生活力を高める教育を受け、就労についても手厚い支援を受け、職業訓練や適性を見極めえ指導してもらえる特別支援学校高等部の利点にも目を向けていただけたらと思います。障害者雇用枠であっても卒業すれば否応なしに、すざまじい競争社会に放りだされるでしょう。そのとき、母校での安心安全を確保されていた経験がそれを乗り越えるエネルギーになるのではないでしょうか。学生生活最後の3年間を過ごす高等部、無理をさせることなく、わが子が自信を持って楽しく通える場所を探してほしいと思います。執筆:立石美津子(監修・鈴木先生より)息子さんの目標の中にあった「指示を最後までしっかり聞いて作業する」ことは、ADHDのある人にとっては困難なことなので、ADHDがあれば早めに治すことも必要になりますね。私の診ている患者さんのケースの中にも、保護者の思いから、特別支援学校高等部へ進学するのをためらうケースが毎年みられます。そういう保護者の方には、特別支援学校に所属している特別支援教育巡回相談員が地域の小学校に訪問して相談にのってくれるという都道府県の事業を紹介しています。神経発達症(発達障害)に理解の乏しい高校へ進学して情報が入らないよりも、理解があり地域の企業や事業所などともつながりのある特別支援学校で、社会性を身につけさせ、さらには就労支援までしてもらうという手もあるのです。実際に特別支援学校へ進学された方は、最終的な就職率はいいとされています。大切なのは「教育&就労環境」です。お子さんが今どのような状態でどのようなことができるのか、そして何がお子さんのためになるのかという基準で進路を考え、導いてあげてください。(「発達障がいに困っている人びと」鈴木直光著幻冬舎ルネッサンス新書より一部抜粋)最近はまだ少ないですが、神経発達症(発達障害)に理解のある私立高校や通信制の高校があり、集団が苦手なお子さんは「少人数または一人でも学習のできる環境」のある高校を選ぶ傾向にあります。知的なレベルにもよりますが、中学時代に不登校だったお子さんもそうした高校へ通うと、皆勤となっているケースも多くあります。学校も社会も「障害に理解のある環境」が重要ですね。
2022年02月03日がぜん気になる息子の通知表。そうコメントをつけて、我が子の通知表の写真をTwitterに投稿した、セピ(@ikudeyarude)さん。息子さんの学校が冬休みに入り、持ち帰ってきた通知表には、なんとも気になる文字が並んでいました。活動内容が気になる…!学校によっては、『いきもの係』など、特別活動が設けられている場合があります。通知表には、投稿者さんの息子さんが、1学期と2学期にどんな特別活動を行っていたかが記載されていましたが、そこにはなんとも気になる係の名前が…!俄然気になる息子の通知表 pic.twitter.com/bkXBxv1Qph — セピ (@ikudeyarude) December 24, 2021 1学期には、お笑い係。そして2学期にはオカルト係…!聞きなれない係があることにも驚きですが、活動内容も気になるところです。投稿は大きな反響を呼び、22万件を超える『いいね』が寄せられたほか、「今は結構変わった係があるんですね」など、さまざまなコメントが寄せられました。・お笑いからオカルトの変遷に、何があった!・お笑いを極めて、稲川淳二の流れ。・息子さん、将来大物になりそうですね。息子さんは、係の名前の通り、1学期には周囲を笑わせ、2学期には怖い話を披露していたのでしょうか。係の活動内容の話題で盛り上がる、投稿者さんと息子さんの姿が目に浮かぶようですね![文・構成/grape編集部]
2021年12月26日「学校行く直前に息子の筆箱をチェックしたらこうです」そんな1文をそえてTwitterに1枚の画像を投稿したのは、小学生の息子さんを育てるサボ子(@watashi8potato)さん。サボ子さんは息子さんが学校に登校する直前、筆箱の中身をチェックしたといいます。ある意味、サボ子さんの予想通りだったのかもしれない、筆箱の中身がこちらです。学校行く直前に息子の筆箱をチェックしたらこうです pic.twitter.com/uEcCC5GpaQ — サボ子 (@watashi8potato) December 16, 2021 筆箱の中には、鉛筆がたった1本だけ…!持っていたであろう残りの5本の鉛筆は、果たしてどこへいったのでしょうか。そんな唯一の鉛筆も、先端が丸まっています。これでは、文字をきれいに書くことができず、勉強に支障が出てしまいかねません…!サボ子さんが投稿した筆箱の中身は、どうやら息子を育てる親には『あるある』な様子。多くの共感コメントが寄せられていました。・先日の登校前、息子の筆箱は中身が空っぽでした。・分かります。何本鉛筆を購入したことか…。・はっ!既視感!今週同じような光景を見て発狂しました。中には、「鉛筆が入っていないのに、鉛筆削りが2つ入っていた」というコメントも。子供は大人が思うより、自分の持ち物に無頓着なのかもしれません。子供が幼いうちは、日々の持ち物チェックが欠かせませんね![文・構成/grape編集部]
2021年12月25日息子が小学校1年生だったときのことです。息子の友人A君、そして転入生のB君、この2人の間で、小さな問題が起こりました。本人たちと学校の先生で無事解決されたのですが、両者の母親たちがヒートアップしてしまい、こじれる事態に。そしてなぜか最終的には、両者の知り合いだったがために、まったく問題とは関係のない私が巻き込まれてしまったというお話です。トラブルを起こしたA君、B君とは保育園のときから息子と仲良しのA君は、スポーツが得意で、服装もイマドキ、学校ではみんなに好かれる人気者です。私もA君の母親とは、ママ友の1人として仲良くしていました。A君の趣味は、自作の歌を作ることで、作った曲は自分で録画し、よく友だちに見せていました。 一方のB君は、1年生のはじめに転入してきた息子のクラスメイト。サッカー教室が同じだったこともあり、息子だけでなく親同士の私たちも、会えば世間話をする仲になりました。自分の親の前では大人しそうにしているB君ですが、友だちといるときは乱暴な言葉づかいをすることがあり、うちと外では少し違う性格なのかな、というのが私の印象でした。 事件のきっかけはA君自作の歌ある日、息子が学校から帰ってくるなり「A君がB君のことをおもしろおかしく歌詞にした歌を、A君のお母さんがYouTubeにアップしたんだって。それをB君のお母さんが見つけたみたい。今日学校にきて、大きな声で怒鳴り散らしてた」と教えてくれました。 息子曰く、その歌はB君がA君に作ってほしいとお願いしたもので、内容的にはB君も気に入り、2人で聞きながら笑い合っていたとのこと。しかし、家では静かで大人しそうなB君の母親は「転校生のわが子をいじめている! 」と思い、学校に押しかけてきたのだそうです。 ついには2人の母親がヒートアップB君に頼まれて作ったA君の歌は、私が聞いたところびっくりするほどのものでもありませんでした。しかし、B君の母親は「いじめ」だと学校へ抗議し、怒りが収まらない様子でした。子どもたち本人は学校で先生を挟み「言葉は選んで使う、友だちにも礼儀が必要」など話し合い、解決していました。 しかし親同士は直接話し合いに参加しておらず、しかも学校からの連絡は「本人たちで解決しましたので」のひと言で終了。ついには、この事件にはまったく関係のない、共通の友人である息子の親である私に、2人の母親たちから電話がかかってきたのです。 とんだとばっちりを受けた私A君の母親は「学校で怒鳴り散らして、うちの子怖がってたわ。頭おかしいんじゃないの? 」、B君の母親は「Aの家、まともじゃないわ! 親も全然謝ってこないし! 」。私は、どちらにもつかないのがベストだと思い、聞き手に徹しながら、数回に渡る電話を終えました。そして2カ月後、B君は転校し、サッカー教室もやめ音信不通に。 A君と息子は2年生になった今でも仲良しです。しかしA君の母親は、一緒になってB君の母親を責めなかった私と、変な距離を取るようになってしまいました。「私の対応は間違っていなかった」と、思いながらも、未だにモヤモヤが残る事件となったのです。 息子の友人2人の間に起きた、息子とは無関係のトラブル。にもかかわらず、2人の親に挟まれるという、とばっちりを受けてしまいました。どっちもどっちだと思い、どちらの味方にもつかなかった私に残されたのは “変な距離と気まずさ”でした。1年以上経った今でもなおモヤモヤが取れない、理不尽な事件になりましたが、子ども同士のことだと思っていても、大事になってしまうことがあるのだと痛感。私なりにいろいろなこと学んだ出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:松本 奈緒海外にて、バイリンガルの7歳と11歳の男の子のママ。将来を担う子どもたちの海外での日本語教育や、日本での英語教育に力を注ぐライター。
2021年10月15日息子に家事手伝いとして役割を与えている「ゴミ捨ての仕事」息子が特別支援学校高等部の学生だったときの話です。血が滲むくらい手足の爪をむしっていたので、「ばい菌が入るから、止めなさい!」と注意しました。この私の言葉でスイッチが入ってしまい、家の中で暴れました。パニックを起こしつつも、自閉症のある子の特性なのか、決まった時刻19時46分になったら、マンション地下にあるゴミ捨て場に、ゴミを捨てに玄関から出て行きました。(うちのマンションはゴミ捨て場にはいつ持って行ってもよいことになっています)いつもなら1分くらいで戻ってくるのに、いつまで経っても帰ってきません。5分くらい経過したでしょうか?管理人室から、「息子さんがパニックを起こしています」と連絡がありました。さらに、共用部でパニックを起こしているときに、マンション他の住人の方が通りがかり、苦情も出てしまったとのことでした。息子には、知的障害のある自閉症があることを管理会社に伝えています。苦情が出たとき、その住人の方には、私の代わりに息子の障害のことを説明してくれたようです。私からも後に謝罪しました。パニックには理由があったでも、こういうことが起こると、しんどいです。精神的に疲れます。「なんで、暴れるの!」と頭にきてしまい、私の方が暴れたくなります。ところが…翌日、学校からの連絡帳を見たら職業訓練のための“身だしなみチェック”の項目があり、そこに「爪は短くする」と書いてありました。これで爪をむしっていたことに気づいたのです。 強迫性障害もある息子は真に受け、必要以上にむしっていました。息子なりの理由があったのです。それなのに私は「むしったら、ばい菌が入る!」とやみくもに叱ってしまいました。そして、矛盾した指示を受け、混乱した息子はパニックを起こしてしまいました。学校に電話をして相談そこで、担任に電話してトラブルの状況を伝えました。更に「学校からの指示をきちんと守って、爪を短くしようとしていますが、手も足の爪も毎日むしっています。先生からも、この状態はやりすぎであることを、うまく伝えてくださいませんか?」とお願いしてみました。担任から「全体注意したことを、自分にも当てはめたんですね。『○○㎜は残す』とか『○○㎜になったら切る』では曖昧でわかりにくい指示だったのかもしれません。なので、学校に爪切りを持ってきてもらい、毎月10日・20日・30日に切る方法ではどうでしょうか」と提案がありました。そして、翌日。帰宅した息子が持ち帰ってきた連絡帳には次のように書いてありました。「昼休みに担任と一緒に爪切りをしました。まだ自分では切らず、担任と一緒に切りました。切る必要のない爪の長さも確認しました。繰り返し確認することで自分で切らなくてもよい長さがわかってくると思います」キメ細かくて、有難いと感じました。人の行動には必ず理由があります。頭ごなしに注意しないで「なぜそれをするのか」を考えなくてはなりません。「私はまだまだ修行が足りないな!」と思った出来事でした。執筆/立石美津子(監修:井上先生より)このエピソードのように、長年子育てをしていても、子どものパニックの原因については分からないこともあると思います。特にその原因となる出来事が、時間的に離れていると気づきにくいものです。爪噛みに関しては、感覚過敏や暇つぶしで続けてしまっているお子さんもいます。それぞれの行動が起こりやすい状況を振り返りながら、個々の原因に応じた支援を考えていくことが大切です。
2021年08月29日こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。男の子はあまり学校のことを話してくれないイメージですが、見事にわが家のモンキーズは学校の話を何もしてくれません(笑)。なので学校の面談はかーちゃんにとっては貴重な情報源! さらに今年から面談は、兄弟同じ日にまとめてできるようになったのでだいぶ楽になりました。気になる面談内容は……まずはキーちゃん。まだ入学して半年なので、お勉強というよりは学校生活のこと。学校にも慣れて楽しく過ごしているようで安心! キーちゃんはあまり心配はしていなかったので5分で終了!そしてモン太の教室へ……。4年生にもなると息つく間もなく勉強の話を。先生のズバズバしたコメントにかーちゃんタジタジ! 授業参観のとき、上の空なモン太を見てヒヤヒヤでしたが、やっぱりか~! というか、都道府県のことは家で一度も聞いたことがない! これは家でちゃんと覚えさせないと……。しかし! 良い話も聞けました。「女の子が困っているところをサッと変わってくれ、すごく紳士なモン太君でした!」とうれしいエピソードを聞くことができました。かーちゃんは昔、男子にからかわれてとても嫌な思いをしたので、モン太たちには「女の子には優しくするんだよ~!」「嫌なことされてたら助けてあげなよ!」とそれとなく言っていたのですが……。ちゃんと女の子に優しくできる男の子に育っていて安心しました。もちろんこんな話はモン太の口からは聞けないので、面談で様子を聞けてよかったです。そして「できていない部分はしっかりやらないと~!!」と日本地図を片手に焦る、かーちゃんなのでした。
2021年08月14日2話学校での息子の様子は?2人の息子さんのママであり、自身のお子さんの知育体験や「まめねこマンガ相談室」としてママから寄せられたお悩みをマンガ化しInstagramに投稿しているまめねこさん。今回ご紹介するのは、まめねこさんが現在進行形で抱えている不安を描いた自身の体験談です。 4歳のころから音声チックが出始めたという長男。一時は落ち着きを見せていたものの、7歳になり首回しチックを疑う行動が出始めました。そこで、学校での様子はどうなのかと、長男が通う学校のスクールカウンセラーさんに相談することにしました。 スクールカウンセラーさんとの面談では、まめねこさんが聞きたかったことは聞けずじまいで終わってしまったようです。伝えたいことを伝えられず、落ち込んでしまったまめねこさんでしたが、同じ悩みを抱えるママさん方からの助言もあり、さまざまなところで相談することも大事だと奮起することができました。 次回は、息子さんと一緒に病院を受診した際のお話です。 ※文部科学省によると、現在スクールカウンセラーは8割以上が臨床心理士であり、その主な役割は児童生徒に対する相談のほか、保護者及び教職員に対する相談、教職員等への研修、事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケアなどとされています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO著者:イラストレーター まめねこ4歳差男子2人のママ。クセの強い長男と、自我芽生えまくりの次男、ふわっとした夫、ブッサかわな愛犬とで5年前から山奥暮らしを満喫中。Instagramでは日々の知育あそびや、フォロワーさんのお悩みをマンガ化して投稿しています。
2021年07月31日視野に入れていた特別支援学校。でも希望が捨てきれず…自閉症と知的障害のある息子ほぺろうは、いまだ発語もない保育園年長さん。ただ今、来年度入学に向けて『特別支援学校』の就学準備中です。実のところ私は、ほぺろうが保育園に入園する前から特別支援学校を視野に入れていて、ほぺろうが年中さんになったころからは「進路は特別支援学校一択」と周りに言っていました。早い段階で進路を考えられたのには、ある出会いがあったからでした。ほぺろうが3歳でまだ入園先も決まっていなかったころ、癇癪の強いほぺろうの育児がつらくて『悩みを共有できる人とお話ししたい』と地域の児童発達支援センターの先生に泣きついたところ、O(オー)さんという先輩ママさんを紹介していただきました。Upload By ぼさ子Oさんのお話は『お子さんとほぺろうの発達程度が似ている』『お子さんがほぺろうより少し歳上』『同じ地域に住んでいる」という基準で紹介していただけただけあり、とても参考になるものでした。ちょうどその当時Oさんは地域の学校をいろいろ見学した上でお子さんの就学先を決定したということだったので、就学事情についても教えてもらうことができました。ただそのとき、Oさんの「ウチの子の進路は特別支援学校に決めました」という言葉にドキリ!それまで『通常学級』『特別支援学級』といったことすら考えたこともなかった当時の私にとっては重い言葉でした。でもお子さんと発達程度が似ているほぺろうのことを考えたら受け止めるしかありません。Upload By ぼさ子とは言え、ほぺろうはまだ小さかったので周りから「成長して急激に伸びる子もいるから…」と言われることが多く、私もそれを鵜呑みにして「そうだよね!ほぺろうだって成長して、あわよくば通常学級に行けるかも?」と淡く思っていました。ところがほぺろう、保育園入園後も大荒れの癇癪将軍。発語や知的部分の成長も、期待どおりとはいきませんでした。現実を思い知らされた各関係者の表情ほぺろうが年中さんに進級したころから、保育園・地域の児童発達支援センター・児童相談所などから「お子さんの進路はどうお考えですか?」と聞かれるようになりました。まだ年中さんだし分からないよ…という気持ちを抱えつつ「いやぁ~、ウチの子の様子だと特別支援学校一択ですかね~…アハハ」と答えていたのですが、皆さん一様に「そうですか~」とホッとした表情なのが印象的でした。『そりゃそうだよね、私が通常学級とかを希望したら説得するの大変だもんね…』などと考えながら、皆さんの表情を見て余計に『ほぺろうはやっぱり特別支援学校しか選択肢がないんだな。特別支援学級と迷うことすらできないんだ…』と沈んでしまいました。Upload By ぼさ子特別支援学校は『最初からほぺろうを理解してくれている』『ほぺろうにとって適切な支援をしてくれる』と頭では分かっているのですが、進路に悩むこともできないわが子の状況をわびしく感じてしまいました。目を覚ましてくれたのは“厳しい現実”それでもまだ私は「年長になるまでにほぺろうも成長するかも?」「Oさんのお話を聞いた数年前から受け入れ体制が変わってたりするかも??」と期待を捨てきれずにいました。年中さんになったほぺろうは情緒が落ち着いて接しやすくなっていたので、余計そんなことを考えるようになっていました。私は地域の児童発達支援センターの担当の先生に思い切って相談してみました。「ほぺろうも成長してきてますし、特別支援学級に行けそうですかね?」すると先生はこう教えてくれました。「特別支援学級は授業中座っていられる子が対象なんです(*私が住んでいる地域の場合です。受け入れ体制は各学校によって異なります)」と。Upload By ぼさ子特別支援学級のあまりのハードルの高さに目が覚めました。ほぺろうは例え情緒が安定していようと、授業中座り続けるなんて絶~~っ対ムリ!!急に現実に引き戻された感覚でした。でも私にとっては「この先成長するかも」と曖昧に慰められるよりも、ガツンとハッキリ言ってもらえて本当に良かったなと思っています。おかげさまで今では迷いなく、スッキリとした気持ちで就学準備に臨めています。Upload By ぼさ子他人を羨む気持ちもあったけど、子どもを思う気持ちはみんな一緒『通常学級と特別支援学級どっち?』『特別支援学級と特別支援学校どっち?』と悩む人を見て「悩めるなんていいなぁ…」と羨ましく思ったこともあります。迷う余地すらないほぺろうを見て、わびしいと思ったこともあります。でも どの境遇の方にもそれぞれの立場での困りごとがあり、お子さんのために一生懸命なことにみんな変わりありません。そして、親の希望や見栄のようなものを理由に学校を選んで、もしも子どもに合わなかったらかわいそうです。そう思うと、自分は自分にできることを頑張ろうと思えました。私が親としてほぺろうにしてあげたいのは、ほぺろうに合った『居場所をつくる』こと。わが子に寄り添ってくれる特別支援学校のありがたさに感謝しつつ、ほぺろうが日々楽しく過ごせることを今は一番に願っています。Upload By ぼさ子LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年07月09日15歳と8歳の息子さんと暮らす、せこなお(@sekonao)さん。ある日、学校へ行こうとしていた長男の姿に、驚いてしまったといいます。その時の様子をTwitterへ公開すると、「かわいすぎる」「うらやましい」などの声が続出し、話題となりました。長男を送り出そうとした、せこなおさん。しかし次の瞬間、「ちょっと待て」とツッコミを入れてしまった理由がこちら!いってらっしゃ…ちょっとまて pic.twitter.com/JjnAj01S97 — せこなお (@sekonao) June 14, 2021 リュックがかわいい仕様に…!なんと、息子さんのリュックの上には元保護猫の、くうすけちゃんが乗っていたのです。一緒に通学したいのでしょうか…。くうすけちゃんは楽しそうな様子で特等席をキープ!確かに、この状態で家を出ようとしていたら、「ちょっと待てーい!」といいたくなりますよね。ネット上では、息子さんの通学姿に「かわいいリュックですね!」「これが本当の猫背」「さすがお猫様。飼い主さんを乗りこなしてる」などの声が寄せられています。もしもこんな姿で通学したら、学校で注目の的になれそうです!『ぬいぐるみデザイナー』せこなおさんの作品くうすけちゃんの飼い主・せこなおさんは、フリーランスの『ぬいぐるみデザイナー』として活躍しています。ウェブサイトからは、せこなおさんの過去の制作物を見ることができるので、気になった人はぜひご覧ください。ぬいぐるみ制作のセコナオワークス[文・構成/grape編集部]
2021年06月17日高校1年生の息子さんと小学3年生の娘さんを育てる、りょうかあちゃん(ryo_kaachan)さん。りょうかあちゃんさんは、高校に通う息子さんから聞いた、学校での素敵なエピソードを漫画化し、Instagramへ投稿しました。『子供から聞いたちょっといい話』とある日、高校の女性教師が自身の子供を連れて出勤してきたそうです。急なことで、学校に相談する時間もなかった様子の女性教師は、そのまま校長先生に出くわしました。べろべろべろべろばぁーーーー!!!!状況を察した校長先生が、全力で女性教師の子供をあやそうとしてきたのです。思いやりにあふれる校長先生の対応に、女性教師は感動して涙を流しますが…肝心の子供はギャン泣き!見ず知らずの男性が目の前で行う奇妙なポージングと奇声に、恐怖を感じたのかもしれません。投稿のコメント欄には「素敵すぎる」「いい話。泣いちゃう」といった、校長先生の行動を称える声や、「ラストに爆笑した」という感想が寄せられていました。校長先生のユーモアと機転を利かせた行動は、女性教師の心を優しく解きほぐしてくれたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年03月23日感覚過敏で教室にいられず、廊下に出ていた息子Upload By かなしろにゃんこ。わが家のADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太には、音に敏感になってしまう・人が大勢いる場所だと視覚情報が多くて疲れる・光が眩しく感じる・服の繊維の感触が気になってしまうなどの感覚過敏があります。授業中は感覚のせいで気持ちが疲れてしまって、教室にいられず、廊下で一人になってクールダウンをしていました。Upload By かなしろにゃんこ。何かに夢中になると、感覚が鈍くなる!?そんな症状に悩まされている息子ですが、全く真逆のことも起きていて、何かに夢中になると寒い、暑い、空腹、疲労、痛みなどを感じる感覚が鈍くなるという状態になり、一日の中で感覚過敏になったり感覚鈍麻になったりが交互にやってくるというのです。それを教えてくれたのは息子が成人してからでした。全く真逆の感覚がどうして入れ替わり立ち替わり現れるのかを聞いてみました。Upload By かなしろにゃんこ。「学校などで集団で生活していると、先生の話を聞かなきゃ!周りの状況を確認しなくちゃ!と自分の外側に意識を向けているときに感覚過敏は起こりやすいんだ」と言います。「特に授業中は、人の話を聞くなど、外的刺激に対応しなければいけない状況でしょ。外にアンテナを向けているときに五感が敏感になっていて、その状況が20分以上になり、長く続くと疲れてきちゃってしんどい。ボクの場合は45分間授業もたない。入ってくる情報がキャパオーバーしたら、ホワイトアウトのように目の前が真っ白になって、『このまま教室にいたらマズイな』と思って廊下に出るようにした。白目になっているわけじゃないよ(笑)」「授業中のお絵かきは、自分がラクになるための手段だったんだ」Upload By かなしろにゃんこ。「だから自分が楽になる方法として、授業中に絵を書いたり工作をはじめる!そうすると創作に意識が向くから周りの声や音が遠のいていくし、暑さや寒さなどの不快な感覚も感じにくくなっていくんだ!このままではツライと感じていたときに、無意識に感覚を内側に向ける行動をとっていたんじゃないかな?」と言います。その2つの感覚の状態が一日のうちに何度か繰り返し起こることで、今日もなんとか学校で過ごすことができた♪めでたし♪めでたし♪となるそうです。「人の話に集中しなくちゃいけないとき、指示に従って何かをやらなくちゃいけないなど本意じゃないときに、意識を向けるときが一番感覚過敏になる。そのときに汗がたくさん出て皮膚の感覚が過敏になったりとか、連鎖していく感じかな?」と息子は教えてくれました。Upload By かなしろにゃんこ。授業中に工作をはじめてしまうことが頻繁にあると先生から報告を受けていた当時の私は、リュウ太が勉強をしないことが心配で、工作は休み時間だけにしてほしいな~と思っていたのですが、工作をするという行動は自分を守るためにやっていたことなのかもしれないと考えるようになりました。どっちの感覚もなんだか大変そうだな?と思いますが、感覚過敏も鈍麻も少しずつ付き合い方を知っていくことが大切なのだなと感じました。しんどかった学校生活の経験があって大人になった現在は、上手とはいえませんが、過敏になりすぎず、鈍麻も控え目にほどほどに自分でコントロールして過ごせているように感じるのでした。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年03月01日■前回のあらすじ【義母side Story】孫の体型が変化してもお菓子を自由に食べさせる姿を息子夫婦。そこで息子に「真剣に考えろ!」と怒ってしまい…。その後、理一は莉子さんと修の体について話し合おうとしたようですが、莉子さんからは「子どもの食事は私がきちんと考えている」「お菓子を我慢させると、親の目の届かないところで他人の分まで食べてしまう子になる」と聞く耳を保たないようで…。なかなか改善の途には進むことができないと連絡がありました。これまで育児を莉子さんに任せて、自分の意見を言わなかった理一に莉子さんが反発してしまうのは仕方ないことかもしれません。どうにか夫婦で修の体を真剣に話し合えないかと思っていたら、思わぬところからその機会が訪れたのです…。一度思い込んでしまったことを変えることが簡単にできる人とできない人がいます。「自分の子どもものためによかれ」と思っていた莉子さんにとっては夫である息子の意見も学校からの通知もすぐに受け入れることは難しかったのかもしれません。そして他人である私も同じ思いだったことを聞き、ショックを受けたようです。しかし莉子さんは電話を切った後に、ようやく自分がすべきことを見つめなおせたようで…。その後、夫婦で話し合い、家族で肥満外来に通うことになったようです。ずっと言わないでおこうと思ったのに、結局莉子さんに口出しをしてしまった私。これが良かったのかわかりません。それでも夫婦で壁を乗り越えたことが大事だったと思っています。思い込みが激しい莉子さん。もう少し息子と話したり相談したりができていれば、自分のなかだけで答えを出してしまうことがなかったかもしれません。そのためには息子がもっと夫として父親として機能して欲しいところ。私はこれからも息子たち家族が遊びに来てくれる日を楽しみに待ちたいと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・マスハタ
2021年01月28日学校や職場などで、責任ある役目を与えられた時、どのような態度をとれるかは個人差があります。自信がなくオロオロしてしまう人もいれば、役目をまっとうしようと頑張る人もいるでしょう。『班長になって頑張る息子』グラハム子(@gura_hamuco)さんは、日常で起きた出来事などを漫画にしています。グラハム子さんの小学1年生の息子さんは、学校で『班長』に任命されたのだとか。班長になって頑張る息子(小1) pic.twitter.com/YQVk3NZSw1 — グラハム子 (@gura_hamuco) December 16, 2020 班長としてのやる気に満ちあふれている…!学校だけでなく、自宅でも班長として頑張る息子さん。お尻を丸出しにしながらも、グラハム子さんを手助けする姿はほほ笑ましいですね!読者からは、さまざまな声が上がりました。・班長!身体を張った見事な対応ですね…!・えらい!かっこいいよ班長!身を削って母親を助ける息子さんの姿に癒されました。・やる気に満ちていて、素晴らしい!大人の僕も見習わないとな。グラハム子さんの息子さんのような、責任ある役目を頑張れる人がリーダーになってくれると心強いですね![文・構成/grape編集部]
2020年12月18日専修学校最後の年、周りはどんどん内定をもらっていくけれど...?Upload By かなしろにゃんこ。ADHDがある息子リュウ太が専修学校に通っていた最後の年、20歳ときのことでした。専修学校では来年度就職希望の学生向けに就活サポート授業というのがあって、ビジネスマナーやソーシャルスキル検定の授業、面接の練習時間などがありました。卒業する者の大半が就職を希望して就活をし、ほとんどの人が就職していくような学校でした。夏季に学校を通して企業面接や企業実習をスタートさせ、うまくマッチングしたら改めて面接試験を受けて内定が決まるという流れで、自動車整備の学校ですから多くの人が自動車関連の会社に就職していきます。少子化問題や後継者不足、人手不足の業界ということもあって就職率は99%です。秋にはほとんどの人の内定が決まり、後は卒業後に受ける整備士国家試験の勉強に打ち込むだけ。なのに息子のリュウ太は一向に就活をしようとしませんでした。先生からの電話で発覚!リュウ太の「就職はしません」宣言Upload By かなしろにゃんこ。「就活はどうするの?」と聞かれても、「まだ学校や企業側が始まってない」とか「今考えてる」とか、ウソをついてはのらりくらりとかわしていたリュウ太でしたが...実は、学校の先生に「就職はしません!絵の専門学校に行く予定です」と報告していたのでした。秋のある日、学校をさぼっていたリュウ太のことを心配して先生が連絡をくれたことで分かった事実でした。勝手に決めちゃってまったくもう、プンプン!息子の将来はどうなることやらと心配しました。息子は絵を描くことが趣味で、中学生のころから同じ趣味の仲間と繋がりたいという思いもあり、絵の専門学校に行きたがっていました。Upload By かなしろにゃんこ。専修学校でせっかく自動車整備の技術を学んだのに、就職しないなんて意味がないじゃないのーーーー!と呆れてしまいましたが、就活をどうするか⁉親子で話し合ったときに息子から「就職をしたくない理由」が他にもあることを教えてもらいました。ネットを開くと毎日目に入ってくる、働く人たちの不幸なニュースを見て、リストラやパワハラ自殺、過労死などを知れば知るほど社会に出ることへの希望が持てなくなったというのです。上司の命令に逆らうといじめられる、契約を超えるようなみなし残業を要求される!などなど、息子の社会へのイメージが強烈にダークだったのです。確かに親は子どもに多少は「社会は甘くないぞ!」と言ったりするかもしれませんが、そんなに強烈な闇を教えたりはしません。ネットに流れる情報の悪い部分だけにフォーカスして受け取ってしまっていたようでした。そんなの社会人になれば当たり前!という思いを、グッとこらえてUpload By かなしろにゃんこ。「就職しても、どうせ安い給料で一生こき使われる、そんなのイヤだ!整備士になるのがイヤなわけじゃなくって、自由な時間が持てなくなって絵が描けなくなるのがイヤなんだよっ」とやっと本音を吐き出すようになりました。そんなの社会人になったら当たり前じゃない?社会に出たらみんなそんなもんなのよ、ツライことも飲み込んでいくのよ!と言いたいけれど、発達障害がある子は心が育つのに時間がかかるから3割幼く見積もって計算するお約束を思い出しました。体は大人でも心はまだ成熟していない子どもの部分があり、働くってどういうことか、イマイチわかっていないのです。本人が言うには「社会人の心構えとか理解できないし、わかりたくもない」のだそうです。もうすぐ成人式を迎えるという時期でしたが、「わお、正直だし尖がってますな!まだ反抗期なのかしら?笑」と思ったのでした。何度か話し合いましたが、リュウ太自身に就活するヤル気が見えてこなくて、親がお尻を叩いても無理な気がしたんです。卒業3か月前の年末に「じゃぁいいよ就職しなくても」と伝えたら、すごくホッとした顔をしたのでした。Upload By かなしろにゃんこ。高いお金を払って学校に通わせたのに車業界に就職しないなんて残念で親は複雑な思いですけど、ヤル気がないのに就活しても面接官に見破られてしまって採用されないでしょうし、アルバイトでも社会で数年揉まれて「やっぱり就職したほうが生きやすい!」と気がついたときにやり直せばいいと思いました。失敗してすぐに軌道修正するのは得意のようなので、迷いながら未来の進路を探っていけばいいのかな?と捉えるようにしました。ADHDがある人は狩人特性といいますから、自分がコレだ!と思う目標が見つかると猪突猛進して努力します。でも目指す目標が大きくて手が届かないとわかると、ターゲットを変更して次の目標を探すことが得意だったりもします。子どもの頃には多動や衝動性が障害だったことでも社会に出ると、障害ではなく能力に変わることもありますから、就職だけにこだわらずに能力を発揮できる分野があるのではないか?とも考えました。就職して安定した社会人生活をスタートしてくれたら安心なんですけど、親が思うようにはいかない!ということも覚悟しました。これまでも周りの子と肩を並べて歩んでほしいと、リュウ太ができないことも無理をさせてきました。でも、できないことがあるから発達障害なんだから、できるようになるまで(本人が就職したいと思うまで)成長するのを待つしかないと思ったのでした。その後リュウ太は学校をズル休みしすぎて単位が取れておらず卒業が危ないという状態に陥り...だははは!就活どころではないじゃないのっ(笑)結局、卒業後に就活することになったのでした。♪ちゃんちゃん♩ADHDリュウ太の人生はいつもギリギリの綱渡り的なところがあります、予測不能で危うい道なんですよね、トホホ(涙)初めての就活での失敗談もいつかお話したいと思います。
2020年11月10日前回 からのあらすじ(全3回)学校から息子が怪我をしたので「病院に連れていっていいか?」と連絡があり…学校からの連絡で、子どもが怪我をした病院に駆け付けました。すると、先生と息子が病院の通路で私を待っていました。息子の口元にはガーゼが貼られていて…。息子は顔を少し縫い、そこまで大きくはないけれど傷は残ってしまうと言われました。もしかしたら子どもよりも私の方がショックを受けてしまったのかもしれません。それでもあまり私が心配しすぎた顔をしないように、状況を聞いたのですが…。太一くんママは、「男の子なんだから怪我くらいする」「先生に言われたから電話をしたけど、大事にする必要ない」といった話をされ、謝罪のために連絡したとは受け取れませんでした。子どもが傷つけられても学校で起こったことは、「喧嘩両成敗」で終わってしまうの…?次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです【監修弁護士】小澤 亜季子(おざわ・あきこ)弁護士事業再生・倒産を主力業務とする法律事務所に入所。実弟の突然死や自身の出産・育児などを経て、2018年退職代行サービスを開始。労使双方の立場から、労働トラブルを取り扱っている。育休プチMBA認定ファシリテーターとして、育休取得者の支援も行う。原案: 文房具振り回す「危ないお友達」からのケガ 「謝罪じゃ気が済まない」親ができること (弁護士ドットコム)脚本:ウーマンエキサイト編集部/イラスト: 小夏ゆり
2020年10月23日幼稚園時代は、毎日の送迎で先生と話したり、1日の様子が書かれた連絡帳などで、離れていても子どもの様子がうかがい知れました。しかし小学校になると一転、プリントと子どもの話、たまにある授業参観だけが様子を知ることができる最大の機会になります。子どもがトラブルを抱えたとしても、「モンスターペアレンツ」と思われてしまうのではないかと、先生にすぐに相談するハードルは正直とても高く感じています。しかし、息子が学校で怪我をしたことで、私たちも対応を考えざるをえませんでした。文房具を振り回したりするぐらいは、子どもだったらするだろうな…という思いと、それでもこれ以上怪我しないように注意してもらった方がいいのか…。と、モヤモヤしながらも、この時は学校には何も連絡せずにいました。しかし、私はこのことを後悔することになるのです。ある日、学校でもっと大きなトラブルが起こってしまったのです。息子は元気なタイプでこれまでも転んだり、すりむいたりして帰ってくることはしょっちゅうありました。学校には病院に連れていくことに承諾し、取るものもとりあえず私も駆け付けました。そこで衝撃的なことを聞かされたのです…!次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです【監修弁護士】小澤 亜季子(おざわ・あきこ)弁護士事業再生・倒産を主力業務とする法律事務所に入所。実弟の突然死や自身の出産・育児などを経て、2018年退職代行サービスを開始。労使双方の立場から、労働トラブルを取り扱っている。育休プチMBA認定ファシリテーターとして、育休取得者の支援も行う。原案: 文房具振り回す「危ないお友達」からのケガ 「謝罪じゃ気が済まない」親ができること (弁護士ドットコム)脚本:ウーマンエキサイト編集部/イラスト: 小夏ゆり
2020年10月22日■前回のあらすじ息子に対して積極的すぎる女の子。なんとその子のママが恋の指示をしていたのです…!息子を好いてくれているのは母としてうれしいけれど、まさかママ友がその恋を仕掛けていたなんて…。ちょっと怖くなってしまった私。クラスで噂になって困っている息子には、「周りに誰も見られていないときに『2人だけで遊べない』と伝えてごらん」と話したのですが、これがまさかの事態を引き起こすことに――「男の子は男の子同士で遊ぶもの」といった考えは、我が家にはありません。でも友だちにからかわれたとは言え、みんなの見ている前で遥ちゃんを傷つけてしまったことは事実。このため遥ちゃんママには謝りの連絡を入れたのですが、かなり激高した返事が返ってきてしまい…。謝りとともに、少し距離をおくことを提案しました。すると、これまで毎日のようにきていた連絡が来なくなりホッとしたのも束の間、遥ちゃんママは驚くべき行動に出たのです。息子に何かあったらと思うと心配で心配で…。そしてようやく見つけたのは、ファミリーレストランでした。遥ちゃんママは、学校を出たところで息子と遥ちゃんを車でピックアップして連れて行ってしまったのです。連絡もせず息子を連れて行った遥ちゃんママの勝手な行動に怒りで震えました。このことがあってからは、心配で毎日息子を学校まで迎えにいくようにしたのです。しかし遥ちゃんママの行動はさらにエスカレート。私は恐怖で震える事態にまで発展することに…!次回に続く原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ ニタヨメ
2020年09月27日私は高校生のときに、ちょっぴり不登校になったことがあります。夏休み明けで少しだけ学校に行きたくない気持ちがあったのと、それに重なったちょっとした友達との気持ちのすれ違い。息子が小学3年生の夏休み明けのある日、そのころの自分を思い出すような出来事がありました。仲良しグループからの突然の仲間外れ暑い日が続くので、息子はいつも決まった友達の家でゲームをして遊ぶことが多くなっていました。その友達の家で数人で遊んでいるときに「もう遊ばない」と言われたようで、次の日の朝、息子は初めて「学校に行きたくない」と言いました。その日は学校を休み、家でゴロゴロ過ごしていましたが、元気なのにすることもなくてつまらない様子。翌日は学校へ行きました。でも、その後も仲良しグループからの仲間外れが続き、学校へは行ったり、行かなかったりで2週間が過ぎました。そんなある日、学校を休んだ息子と夕焼けチャイムが鳴った後の誰もいないうす暗い公園へ散歩に行くと、誰かが忘れていったザリガニ釣りの道具が用水路にありました。あのときの私にかけてくれた両親の言葉私は、自分が学校へ行けなくなったときに、両親がかけてくれた言葉をよく覚えています。父は朝、仕事に行く時間に私の部屋に来て、「学校まで一緒に行ってあげるから、一緒に行こう」と私の腕をとってくれました。母は夕焼けチャイムが鳴るころになると「本屋さん行こう、マンガを買いに行こう」と部屋のドアの隙間からちらっと顔をのぞかせました。子どもだった私は両親の気持ちがなかなかわからず、学校を休んだり、遅刻や早退をたくさんして、心配をかけてしまいました。でも、今は私にいろいろな角度から近づこうとしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。あの頃のことを思いながら、「学校に行きたくない」という息子の言葉を聞いていた私。「行きたくない」けれど「ほっといてほしいわけではない」と思っていた自分を思い出しました。そばに寄り添って、ただ聞くザリガニ釣りに行ったときの私は、息子の方へ日傘を差し出すくらいしかできませんでした。でも、やっぱり子どもの力はすごいです。公園にある水路を一生懸命のぞいていると、それを見た誰かがとなりに来て一緒にのぞいて、また他の誰かがとなりに来て…。すると、その楽しそうな姿を見て、「もう遊ばない」と言っていた友達が「ぼくも入れて」とやって来たのです。その子に、「いいよ!」と元気に返事をする息子の姿に、私は心からすごい!と感動しました。そばに寄り添って、ただ話を聞くこと。それはちょっと難しかったりします。自分が母になるまでに「私はこうしてきた」「あの時できなくて後悔したから、次はこうしたい」と積み上げてきたことがたくさんあるから。つい、子どもにも「こうすればいいよ」と言いたくなってしまいます。でも、息子がぶつかった壁を乗り越えるのは息子にしかできません。今の私がこれだけは頑張ろうと思っていることは、息子との心の距離をできるだけ離さないこと。そして息子が話したくなったらできるだけ話を聞くこと。これだけはずっと忘れずにいたいと思っています。<まんが・文:しみず宇海>
2020年08月30日元『おニャン子クラブ』のメンバーでタレントの渡辺美奈代(わたなべ・みなよ)さんには2人の息子がおり、長男はラッパーやアイドルグループのメンバーとして活躍しています。一方の次男もタレントとして活動しており、バラエティ番組などで活躍。また、タレントの西村知美(にしむら・ともみ)さんの娘と同じ学校に通っていることが分かっています。そんな渡辺美奈代さんの息子たちの名前や活躍ぶり、大学、身長など、さまざまな情報を紹介します!渡辺美奈代の息子は2人!名前は?渡辺美奈代さんは1985年に、バラエティ番組 『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系) のオーディション企画『アイドルを探せ!』に合格。その後、番組発のアイドルグループ 『おニャン子クラブ』 のメンバーとして一世を風靡しました。1987年に同グループが解散した後も歌手やタレントとして活躍。1996年に元タレントで実業家の男性と結婚し、1997年に長男の矢島愛弥(やじま・まなや)さん、2003年に次男の矢島名月(やじま・なづき)さんを出産しています。 この投稿をInstagramで見る 渡辺美奈代(@watanabe_minayo)がシェアした投稿 - 2020年 6月月21日午後5時22分PDT渡辺美奈代の息子・矢島愛弥はラッパーでアイドル!渡辺美奈代さんの長男の矢島愛弥さんは、『愛弥』の名義で2015年9月にダンスボーカルユニット『And More』としてデビュー。しかし、翌年にメンバーの大起さんが卒業したことをきっかけに、『And More』は解散しました。以降、名義を『矢島愛弥』にしてソロデビューを果たし、2017年7月にシングル『Bounce Bounce!!』を発売しています。 この投稿をInstagramで見る 矢島愛弥(@yajima__manaya)がシェアした投稿 - 2017年 7月月6日午前1時01分PDT同作はダンスPOPをテーマにした4曲で構成されており、全曲を本人が作詞したことでも話題になりました。さらに同年には『LILCRAZY』という名義でラッパーとしての活動もスタート。2019年6月には男性アイドルグループ『B2takes!!』へ加入し、ブログではその報告とともに意気込みをつづっています。B2takes‼︎に大きなリスペクトを抱き、感謝の気持ちを大切にします!僕自身も高い目標を掲げ、新たな矢島愛弥をさらに上の上の上にいけるよう頑張っていきます。矢島愛弥オフィシャルブログーより引用個性豊かなイケメンメンバー12名からなる『B2takes!!』は、ファンとのコールアンドレスポンスを大切に、初心者でも楽しめるライブパフォーマンスを行なっています。その中で、矢島愛弥さんは持ち前の歌とダンスを披露。ほかのメンバーに負けないパフォーマンスで、観客を魅了しています。矢島愛弥、大学卒業後に大学院に進学!渡辺美奈代さんが2020年3月9日にブログを更新。矢島愛弥さんが大学を卒業したことを明かしています。投稿では入学式の時に撮影した親子のツーショットとともに、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、卒業式が中止になってしまったことを報告。卒業式が中止になり愛弥の学校行事は全て終了になってしまいました。お仕事との両立大変だったと思いますが本当によく頑張ったと思います!おめでとう。渡辺美奈代オフィシャルブログーより引用それでも「お仕事との両立は大変だったと思いますが、本当によく頑張ったと思います!」と4年間の頑張りを褒め、息子の成長を喜んでいます。さらに同日の別の投稿では、矢島愛弥さんが春から大学院に進学することを発表。ここでも息子との仲むつまじいツーショットを掲載し、母として息子の新たな門出を祝福しています。矢島愛弥さんのさらなる飛躍に期待ですね!渡辺美奈代の次男・矢島名月は西村知美の娘と同級生!渡辺美奈代さんの次男・矢島名月さんは2008年にバラエティ番組『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)で親子共演を果たし、2017年からはブログを始めるなどタレントとして活動しています。そして2018年には兄・矢島愛弥さんとともにバラエティ番組『踊る!さんま御殿‼』(日本テレビ系)に出演。自身のインスタグラムでは楽屋前で撮影された兄弟ショットを投稿し、「ぜひ見てね」とファンに呼びかけています。 View this post on Instagram A post shared by 矢島名月 (@yajima_nazuki) on Dec 17, 2018 at 5:59am PSTそんな矢島名月さんは2019年4月に高校に入学。同校にはタレントの西村知美さんの娘・咲々(ささ)さんも通っており、2019年4月6日に更新された渡辺美奈代さんのブログに4人のショットが掲載されています。そして、渡辺美奈代さんと西村知美さんは『深い縁』があることを告白。私と知美ちゃんも高校からの同級生深いご縁を感じますね〜これからも親子ともども仲良くお願いします。渡辺美奈代オフィシャルブログーより引用実は高校生時代に同級生だったという2人。互いの子供たちも同じ道をたどるなんて、驚きですね。この出来事についてネット上には「すごい!」と驚く声や、「素敵な関係」とうらやましがるコメントが寄せられています。・ご入学おめでとうございます。『ご縁』がすごいものだと改めて考えさせられました。・本当にすごいですね。これからも素敵な関係を築いていってください。・おめでとうございます!2人の関係がうらやましいです。母・渡辺美奈代さんと同じく、芸能の道へと進んだ矢島愛弥さんと矢島名月さん。仲よし家族が今後、どんな活躍を見せてくれるのかに注目です!矢島愛弥 プロフィール生年月日:1997年7月22日出身地:東京都血液型:O型身長:1643所属事務所:Minayo Office2015年にダンスボーカルユニット『And More』としてデビュー。翌年にメンバーの大起が卒業したことをきっかけに解散する。その後、『矢島愛弥』としてソロデビューを果たし、2017年7月にシングル『Bounce Bounce!!』を発売。同年には『LILCRAZY』という名義でラッパー活動も始める。2019年には男性アイドルグループ『B2takes!!』へ加入。2020年からは大学院に進学し、芸能と学業の両立しながら活躍中。矢島名月 プロフィール生年月日:2003年9月14日出身地:東京都血液型:O型身長:1703所属事務所:Minayo Office2008年に母・渡辺美奈代とバラエティ番組『さんまのSUPERからくりTV』に出演。2016年にも『リクルート』のウェブCM『スタディサプリ』で親子共演をしている。主な出演番組には『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)や『あのニュースで得する人損する人』(日本テレビ系)、『ヒルナンデス』(日本テレビ系)などがあり、2018年には兄・矢島愛弥とともにバラエティ番組『踊る!さんま御殿‼』に出演。たびたびメディアにも取り上げられ注目を集めている。渡辺美奈代が見せた『11年前の写真』が驚き!ミニスカ姿に「尊敬する」との声も[文・構成/grape編集部]
2020年06月23日小学1年生の息子さんを育てる、hibik(@kasane98)さん。ある日息子さんに、小学校で初めてできた友達と『スパイダーマン』のTシャツを着て登校する約束をしたといわれたそうです。hibikさんは当日、スパイダーマンの服を着た息子さんを学校まで送り届けました。小学校ではじめてできたお友達の約束。そしてその約束を2人とも大切にしていたことを知った母は胸が熱くなりました。 pic.twitter.com/GISMtBecAq — hibik (@kasane98) June 12, 2020 「君が…!」hibikさんが学校まで息子さんを送った後、すれ違った小学生の男の子が、息子さんと同じTシャツを着ていたのです。まだ出会って間もない2人が、会話の中で共通点を見つけ、初めて交わした約束だったのでしょう。息子さんとおそろいの服を身にまとう男の子を見たhibikさんは、「2人が約束を大切にしていたことを知って胸が熱くなりました」と、思いをつづっています。【ネットの声】・ウルッときました…。お友達と学校を楽しんでくれるといいですね。・私の長男も、隣のクラスの子と同じTシャツを着ていく約束をしていました!・自分の子供と友達とのやり取りが垣間見えた時の「キュン」とする感じがうまく表現されていて、とても癒されます。ペアルックで学校生活を送る2人の姿を想像すると、心が和みますね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月15日緊急事態宣言が全国的に解除され、あちこちの学校が続々と再開している2020年6月現在。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)は終息していないため、生徒たちは感染防止に努めながらの登校となります。えむしとえむふじん(@mshimfujin)さんの中学3年生の長男が通う学校も再開。夏に向けて気温が上昇していく中でもマスク着用は重要なため、一家は対策を考えていたのですが…。中学生の大変な現状が分かる、2つのエピソードをご紹介します。『黒マスクして学校行く人おる?』黒マスクして学校行く人おる? #コミックエッセイ pic.twitter.com/d7ww1rQz7G — えむしとえむふじん@『小学生エムモトえむみの勝手きままライフ』発売中! (@mshimfujin) June 3, 2020 マスクの色指定についてもめる学校がある一方、長男が通う中学校はマスクの色について寛容な様子。しかし、長男のような中学生なりの理由から、白色のマスクを望む子もいるようです。『学校にフェイスシールドが必要になった時の中学生の反応』学校にフェイスシールドが必要になった時の中学生の反応 #コミックエッセイ pic.twitter.com/C679B0ouj2 — えむしとえむふじん@『小学生エムモトえむみの勝手きままライフ』発売中! (@mshimfujin) June 4, 2020 長男の中学校は、眼球などの粘膜からコロナウイルスに感染することも考慮し、生徒にフェイスシールドを配布。必要に応じて、生徒たちはマスクとフェイスシールドを着用して授業を受けることになりました。常時ではないとはいえ、クラスメイトの顔を見られる時間は平常時と比べて大幅に減ることでしょう。試しにマスクとフェイスシールドの両方を着用してみた長男は、鏡で自分の姿を確認。『新しい生活様式』の学校ライフに、軽く絶望してしまうのでした…。漫画には、「思春期真っただ中に悲しすぎる」「命を守るためとはいえ、つらいな」など、長男の心境に寄り添うコメントが多数寄せられています。また、「顔がほぼ見えないから、声とか人柄とかで人を評価する傾向が強くなるのかな」という声も。対人関係のあり方にも変化があるかもしれません。ほかの世代が経験したことのない学校生活を送ることになる子供たち。マイナスな側面が多いものの、探せばきっと『新たな発見』といえるプラスな側面もあるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年06月07日アメリカのオーディション番組に出場し、自慢の歌声を披露した男性が多くの人を感動させています。ルイジアナ州出身のアーチー・ウイリアムズさんは、人気テレビ番組『アメリカズ・ゴット・タレント(America’s Got Talent)』の予選ステージに登場しました。審査員にうながされてアーチーさんが自己紹介を始めると、会場の観客からどよめきが起こります。私はほかの誰かが起こした犯罪のために37年間投獄されました。DNAによって私は自由になれたのです。America’s Got Talentーより引用(和訳)37年間投獄された無実の男性1982年、30歳の白人女性が自宅で強姦され、刺されるという事件が起こりました。その容疑者として、アーチーさんは逮捕されたのです。現場に残されていた指紋はアーチーさんのものとは一致せず、事件当時に彼が自宅にいたことを証明する人が3人もいたにもかかわらず、仮釈放なしの終身刑をいい渡されてしまいます。当時まだ20代だった彼はルイジアナ州を相手に闘うだけの経済力がありませんでした。それから長い刑務所生活を強いられたアーチーさんですが、非営利団体が彼を救うために行動を起こし、DNA検査によって彼の無実が証明されます。そして2019年3月、ついにアーチーさんは自由の身となったのです。いつか自由になってステージで歌うことを願い続けた悪夢のような刑務所での生活で彼が心の平穏を得るためにしていたのは、祈ることと歌うことだったのだそう。「刑務所で『アメリカズ・ゴット・タレント』を見て、このステージに立つ自分の姿を思い描いていた」というアーチーさん。ついに夢を叶えた彼の歌声は、動画の3分50秒から始まります。それでは、早速お聴きください。アーチーさんが歌ったのはエルトン・ジョンの『Don’t Let the Sun Go Down on Me』。魂のこもった歌声に審査員も観客もスタンディングオベーションで盛大な拍手を送りました。番組で司会のテリー・クルーズから「どうやって37年間を乗り越えたのですか?」と聞かれたアーチーさんはこう答えています。私は刑務所に入れられた。でも心は決して囚われの身にはさせなかった。America’s Got Talentーより引用(和訳)アーチーさんは審査員全員から合格判定を受け、次のラウンドへ進出することが決定しました。想像しただけでも胸がえぐられるほどの壮絶な体験をしたアーチーさん。彼のこれからの生活が穏やかで喜びにあふれた毎日であるように願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2020年05月29日発達凸凹長男に合う中学校探しスタートUpload By スガカズ6年生になっていよいよ小学校卒業が近くなり、この子に合った学校はどこだろう?と考える様になりました。近くの公立中学校は、活発なお子さんが多く、またクラス数も多いため、もの静かなタイプの長男が通っているイメージがわきませんでした。そのため、通える公立(4校)に加えて、私立も候補に入れて考えはじめました。Upload By スガカズ長男の性格からすると私立の方が合っていそう…。ただ、親の希望が固まったとしても通うのは本人です。それに、希望の学校があったとしてもそこに通える保証はありません。ある程度のメリットデメリットを把握して、本人に選ばせることにしました。Upload By スガカズ大事な話し合いは紙に書くと、スムーズにいきますね。実はこういった話になる前に、長男はとあるフリースクールに興味をもっていました。そこでは普段何らかの理由で学校に通えないお子さんが、社会で働くためのスキルやコミュニケーション力を学べました。また、当時本人が気になっていたプログラミングも学べるとのこと。長男は通いたい!と言っていました。ですが毎日学校に通っている長男は入ることができません。残念そうにしていました。そんな経験からか、中学校ではやりたい事ができる学校に通いたいという想いがあった様です。Upload By スガカズどの学校を受験する?学校選びを本格化長男は、「残り少ない1年間で受験勉強をがんばるから私立中学に通いたい」と言いました。こうして、全てが初めての二人三脚が始まりました。長男が私立中学受験を決めたのは5月が終わる頃でした。受験本番まで8ヶ月しか無いため、私は中学受験に対応した個別指導の塾や学校選びに奔走しました。また、学校選びも本格的にスタートしました。息子のような特性があっても受け入れてもらえるのかという疑問があったので、一番気になる学校に入学が可能か確認を取りました。事前に合同相談会で子どもの特性を説明し、実際に足を運び再度確認を取ったり、過去の事例などを伺いました。情報を集める中で主に2つの学校に長男も私も魅力を感じました。Upload By スガカズ1つ目の中学校は…●個性や自立を大事にする校風●生徒と先生との距離が近い●個性的なお子さんが多く、人間関係が良さそう長男は1つ目の学校で「みんな楽しそうで自分に合っていそうだから、この学校に行きたい」と言っていました。説明会の時の副校長先生の話が印象的でした。「個性は“かっこいい”という意味を表現するために用いられる事もあるが、うちでいう個性とは、“変わり者として捉えられる”、“普通になれない”という意味です。そんな中で子どもたちがお互いの個性を理解し合う教育に力を入れています。」つまり、発達障害があってもなくてもそれをひとつの個性とし、特別な対応は取らないが、自分を理解してもらい、他人も理解する環境であるということでした。この学校に通うと、のびのびと自己肯定感が高い子に育つと感じました。2つ目の中学校は…●ものづくりが好きな子が多い●部活動が魅力的●親が学校での出来事を把握しやすい●勉強の進め方が合っていそう長男は2つ目の中学校に「ものづくりが好きな自分に合ってる。優しい子や先生が多い。この学校も通いたいなぁ。」と言っていました。長男は見通しをつけるのが苦手なのですが、この学校では、見通しや振返り、基礎学習能力を身につけるための工夫やツールが用意されていました。通級の個別で指導していただいたことと近いと感じました。こちらも特別な対応はありませんが、ゆっくり学ぶ長男に合っていそうでした。両校違った魅力ですぐに決められませんでしたが、1つ目を第1希望、2つ目を第2希望に選びました。長男の希望する学校はどちらも2科目受験が可能でした。2つ目の学校は、午前受験は国語・算数・理科・社会の4科目で倍率も午後受験に比べると低いのですが、4科目のうち点数の高い2科目の合計で決まります。受験勉強でも、苦手な教科を含めた4科目すべてに注力するのではなく、力を入れる教科を決めて取り組めばよいことで、受験勉強を小6になってから始めた長男にとっても負担が少なくて済むと感じました。Upload By スガカズとは言え、公立の学校選びも必要子どもが通いたい私立学校が決まったとしても、公立の学校に通う場合のことも平行して考えないといけません。次回はどのようにして(4つある)公立の学校の中から進学してもよいと思える中学校を選んだのかをお話ししたいと思います。
2020年03月02日「ほう・れん・そう」が苦手だった息子、高校生からアルバイトを開始!その理由は...Upload By かなしろにゃんこ。ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は、小中と人間関係の問題で毎日イライラし、勉強では落ちこぼれ、学校生活では問題がいろいろありました。でも16歳でアルバイトをはじめると心や話し方に変化が起きはじめて、苦手だった「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」ができるようになりました。その理由を21歳の息子に聞いてみました!義務教育を終了してすぐにアルバイトで働きはじめた息子。早く働きはじめた理由はこんなものでした。中学時代、「高校生になったらアルバイトをして返してね」と毎月社交代として2千円~3千円をお小遣いとは別に息子に貸していました。社交代を貸していたのは、親の財布からお金を抜き取って使われるくらいなら決まった額を貸してしまおう!という考えからです。あくまで親から"借りている"かたちにして、『成長したら返してもらう』ことを約束していました。その社交代の借金が合計で2万6千円あったので、返済のためにアルバイトをしてもらったのです。な高校生男子のお小遣い事情。友達付き合いも大切だけど…それに、発達障害のある人の就活をサポートしている専門家から「発達障害がある子は早めに社会に出しましょう。社会が大人にしてくれます」というお話を聞いたことも理由の1つでした。Upload By かなしろにゃんこ。自分の言動を客観視できるようになり、ぐんぐん成長まず最初は私の知人の経営するラーメン屋、その次は高2でスーパーマーケットの酒・ドリンクの陳列のアルバイトをしたリュウ太ですが、この2つのアルバイトで気がついたのはこんなことだったといいます。Upload By かなしろにゃんこ。「学校ではイヤなことがあると、周りの視線は気にせずすぐにワーワーと騒いでみたりケンカしたりしていたけれど、ラーメン屋のバイトでお客さんの前に立つようになってからは、社会の目を気にするようになった。忙しくてイライラしても落ち着かなきゃいけないと思うようになったかも。パニックになっても大きな声は出せないし、自制しなきゃいけないなって考えるようになった」と言います。お客さんの前に立ったことで、自分の言動がどう見えているのかを客観的に考える力が身についたようです。また仕事を与えられることで、必要とされる喜びや働くことの楽しさという、それまで感じたことのなかった気持ちに気がついたとも言います。失敗はすぐに報告!職場のためにも、自分のためにもUpload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。また、スーパーマーケットの陳列のバイトでは、「すみません、えっと…ウィスキーの特典のグラスを割っちゃいました。」「缶ジュースの段ボールを開けるときにカッターの刃を出し過ぎてジュースの缶に傷つけちゃいました。」など、失敗も先輩や責任者にその都度報告していくことで、きちんとした商品管理ができることを学んだと言います。「アルバイトをはじめて慣れてきた頃にダメな人と思われたくなくて失敗を隠そうとしてしまったりするんだけど、隠してもバレるからムダだし、オレみたいにウソがヘタな場合は特に信用を失うからやめたほうがいいと思う。報告連絡相談をマメにしたほうが揉めないし、自分にとっても相手にとってもいいんだってわかった」と、息子の心がグングン成長しているのを感じたのでした。面倒だと思っていた『丁寧なコミュニケーション』を磨く場にUpload By かなしろにゃんこ。家でも小中の頃は親が質問してものらりくらり答えたり、主語のない話をしたり、時系列に沿って話すことができずに内容が伝わらないことも多々ありましたが、高校生になってからは「昨日コレをここにコレしたけど、ソレはどうする?アレしておく?明日必要だからコレしておいたほうがいい?」というように順序立てて説明することができるようになりました。相手にわかりやすいようにするため、状況や数、時間帯などの情報を入れて工夫することに気がついたそうです。なんで小中時代にそういう丁寧に伝える話し方をしなかったのか聞いてみると、「お母さんに詳しく話すのは面倒くさかったから」だそうです。私に親切にするのはダルい!ということでした。「この野郎(怒)」って感じですが(笑)家庭の中だけだと、会話はツーカーになりやすく情報を伝えるスキルは成長しにくかったのだと思いました。社会参加することで会話力の必要性を感じて、学んでいったのですね。現在は車の販売店に就職して整備士見習いとなったリュウ太。社会人になってから更に仕事における「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」の重要性について学んでいきました。それは次回に続きます。
2020年02月13日専修学校卒業間近!と思っていたら...先生からの電話で顔面蒼白にUpload By かなしろにゃんこ。車の整備士を目指し専修学校に通っていたリュウ太は、高等課程から専門課程に進み、専門的に自動車整備について学んでいました。リュウ太20歳の頃のこと。半年後にはいよいよ卒業、そしてついに社会人へ!という、将来の目標に向かって期待を膨らませている時期...のはずでした。しかし、そううまくはいかないのがわが家のリュウ太です。高1でアルバイトを始めて自由に使えるお金を手にしたことで夜遊びが多くなり、結果翌朝登校できない日が増え、卒業が難しくなってきたのです。そのことを知ったのは秋のこと…「リュウ太君はこのままだと卒業できませんよ」と学校の先生から電話がありました。母「えーーー!?補習25時限分ですか!!それと再試も!」実技の実習が多い学校です。サボりは命取りなのです。出席日数不足のため、卒業するまでもう1日も休むことはできません。遅刻もできませんし、通常の授業の後に補習を2時限ずつ受けなければ卒業はできなくなりました。Upload By かなしろにゃんこ。確かに毎朝寝坊はしていたけど、学校にはちゃんと行っていると思っていたのに…20歳になっても学校からの電話に悩まされるなんて…「どうなってんのよっ!まったくもうっ!(怒)」と、リュウ太を問いつめてみると…「朝起きたときは元気なんだけど、車で学校に行く途中に眠くなって…」リュウ太の学校は車通学ができます。就職に免許が必須なこともあり、生徒の半数近くがバイクか車の通学です。「渋滞で眠くなってきた…ヤバイこのまま運転したら危険だ」と、車を停められる場所で仮眠をとり...「ハッ!今何時だ!?」慌てて起き上がると、すでに陽が傾いて学校の授業が終わる時間。「またやっちまった…寝すぎた!部活(カート部)だけ顔出していくかな」と学校には一応向かうけれど、授業は受けられない日が続く...ということだったようなのです。どうにもならないくらい成績も最悪で順位は後ろから数えてすぐでした。(涙)母は「バカたれ――――!!遊びはほどほどにして毎日早く寝なさい!」と息子にカンカンに怒りますが、「そうしたいんだけど…遊びたいんだ。みんなが遊んでるのにオレだけ家に居るのはイヤなんだよ」と言います。目の前の楽しいことに全力な息子。気持ちはわかるけど、学校をおろそかにしてまで遊ぶのは良くないですよね。バイトもしていて体が疲れているんだから休まなくちゃ。Upload By かなしろにゃんこ。卒業したら整備士としての就職を視野に入れており、そうなると整備士資格が必須です。卒業認定証をもらえないと整備士の国家試験の受験資格は得られません。学校には奨学金制度を利用して通っていたので、資格が取れず就職できない場合、奨学金返済にも影響が出かねません。こんなことを親子で話し合い、卒業と資格取得を再度目指していくこととなりました。遊ぶの禁止!アルバイトは週1日!補習を毎日受けて、なんとか卒業へUpload By かなしろにゃんこ。周りの子はアルバイトもして国家試験対策もして就職活動もして、すでに内定をもらっている子もたくさんいましたが、リュウ太は補習や日々の授業をこなしていくことだけで精一杯です。卒業するまで遊びに行くの禁止!アルバイトは週1日だけ!と約束しました。そこからは毎日放課後に補習を受け、補習のあとには夜間に開いている試験対策の特別授業を受けて、帰宅するのは11時。そこまでしても万年落ちこぼれな子ですから整備士試験問題集はわからないものだらけです。試験前の合宿で3日間ぶっ続けで勉強して、ようやくみんなに追いついたようです。そして卒業2日前にギリギリ補習を終わらせ卒業できることになりましたが、結局就職活動ができないまま卒業式を迎えることになってしまいました。あとは国家試験を突破するのみ!しかし、ここで大きなハプニング...Upload By かなしろにゃんこ。卒業式2日後、整備士の国家試験の日。「大丈夫?受験票はしまったの?時間は間に合うの?」心配な母はソワソワ。母の心配をよそに、リュウ太は「受験票はカバンに入れたよ!大丈夫だって、いってきまーす」と元気に出発していったのです。…が!! 「ヤダ―――大事なもの忘れてる!」廊下に、そこにあってはいけないものが置いてありました。試験に必須の電卓と筆箱です。「まぁここまで頑張っただけでヨシなのかな?リュウ太だもんね、無事に済むわけないじゃない!大事な場面でやらかすのがあの子よ…」と母は諦めムードでした。試験会場前のコンビニで、リュウ太は青くなっていました。「やべー筆箱忘れてきた...電卓もない」と大慌て。「弁当買うついでにカバンの中確認してよかった。気づかず試験会場に入っていたら終わってたな...とはいえ所持金が800円しかないのにどーする…」Upload By かなしろにゃんこ。結局筆記用具は友だちに借りて、昼飯をオニギリ1つにして残金で電卓を買ったのでした。本当は11桁電卓が必要なところ、お金が足りなくて8桁電卓を購入。試験中に「わー計算できないっ」と少しパニックになりつつ、アナログで計算して乗り切るというスリル満点な1日だったようでした。それでもなんとか、自己採点では、多分…合格?と思っていたそうです。大丈夫でした。ちゃんと合格していました。うっかりハプニングも、乗り越えて強くなる!ADHD息子流の成長Upload By かなしろにゃんこ。息子はハプニングとお友だち。いつも何かが起きる、でもその度なんとか乗り越える。そうやって土壇場に強くなっていってるのかもしれません。それがADHD!と感じる母でありました。ちなみに忘れっぽくウッカリな特性がありますが、好きなものや得意なものでは集中力を発揮するので、仕事ではウッカリ整備不良ということはないように気をつけられるのでした。
2020年01月29日プリントを持ち帰れない息子!大事なお知らせも、目にするのは1ヶ月後...Upload By かなしろにゃんこ。小学校の頃のお話です。ADHDの息子は教科書を持って帰ることができない!学校からの大事なお知らせも、もちろんちっとも持って帰りません。息子に発達障害があるとわかる前は、口酸っぱく「配布されたプリントは持って帰ってちょうだい!」と伝えていたんですけど、放課後になると「早くお家でアレして遊ぼ~」ってルンルンしちゃうみたいで、帰り支度のときに持ち帰るものをランドセルに入れることをスッカリ忘れちゃう。Upload By かなしろにゃんこ。親の手が届かないところ...ありがたかった先生のフォロー給食費入れの封筒・運動会のプログラム・PTA活動の集まり。親はなんでもギリギリに知ったり、または過ぎてから知ったりといった感じです。運動会などの大きなイベントの予定は近所のママさんたちから聞いて「お知らせのプリントが出てたのね!」とわかるのですが、学年通信やクラスの通信などは1ヶ月後に手元に届くんです。奇跡的に持ち帰れるのは、先生が帰りの会が終わったタイミングで息子に「プリント持って帰りましょう」と声をかけてくれて、”持ち帰るリスト”というものを特別に作ってくれて渡してくれた時です。Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。もちかえるもの・学校からのおてがみ・工作のさくひん・しゅくだい・ドリル見やすいリストをわざわざ息子のために用意してくれたんです。先生の特別なフォローに嬉しくなります。そしてリストの通りにランドセルにしまうところまで、見届けてくれることもありました。この支援は毎日ではなかったので、先生は息子に合った支援の方法を探ってくれていたんだと思います。そこまでしないとできない息子でした(涙)先生から電話で「今日机の中にたまっていたプリントを持たせましたから、確認してくださいね」と教えてくれるなど嬉しいフォローもありました。注意欠陥の特性があるので、プリントを忘れずにランドセルに入れることができないのは仕方がない...息子に頼るのはやめよう!でも先生に頼ってばかりいてはいけないよね…。いろいろな人の力を借りて乗り切った小学生時代Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。小学校に慣れてくると親も学校の行事がいつ頃なのかわかってきます。そこで、行事の予定がそろそろありそうだなとか、学級通信が刷られる頃かな~?というタイミングで、学校に取りに行くことにしました。息子の机の中はゴチャゴチャなので、ついでに整頓したり文房具のチェックもしようと決めました。忙しくて学校に行けていない期間は同じクラスのしっかり者の女の子が代わりに整頓してくれたりして、助けてもらったこともあります。先生やクラスメイトの力も借りて、小学校6年間は学校からのお知らせを確認することを乗り切った感じです。小4までは私が学校に行くと息子が「お母さ~ん」と嬉しそうに抱きつきに来てくれるのがイイ思い出として残っています。小6になると「また来たのかよ」って細い目でウザそうにされましたけど…(涙)持ち帰り忘れが激減した高校生時代!ポイントは"すぐにしまえること"Upload By かなしろにゃんこ。学校からのお知らせをきちんと持って帰ることができるようになったのは、高校生になったときでした。机の真横に鞄を置けるようになってやっとです=3=3 配られたプリントをすぐにカバンに入れることができるので改善できたのでした。ADHDの息子は”今が大事”な特性があるので、「(一旦机の中に突っ込んだプリントを)”後で”ランドセルに移そう」というのは本当に苦手だったんですね。小学校ではロッカーにランドセルを入れていて、引き出しに入れたプリントをさらに帰るときにランドセルの中に移すという2段階の作業が必要だったので、息子はプリントを机の引き出しに突っ込んだままになっていたのでした。もしかしたら小学校のときから、もらったプリントをすぐカバンに入れられる環境だったら、もう少し忘れずに持ち帰ることができていたのかもしれないなとも思います。大人になって出かけるときも、カバンは基本的に手元にあるから「すぐしまう」「一箇所にまとめる」ができればそこまで困りませんよね。そして特性に気づく前の小1小2のときには特にガミガミ言っちゃって息子に悪かったな…って反省してます…ショボン。
2019年11月11日何年も同じ学校の友達とサッカーをしているのに、小3でまだチームに馴染めなず、極端にミスを怖がる息子。馴染めなさは、サポートコーチをしている私に息子のチームメイトが「点とってハイタッチに行っても喜んでも笑ってもくれない」と言ってくるほど......。これまで口調は悪いながらも息子と色々話してきたつもりだったが、自分の育て方が厳しすぎたのか。サッカーをやめたいとは言わないから、自分が原因ならコーチをやめ、チームと距離を取った方がいいのか......とお悩みの親御さんからご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験と数々の取材活動で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。お父さんが変われば息子さんも変わります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<負傷者を起用してまで勝ちたがる監督。出場できない息子が不憫で連れ帰った問題<サッカーパパからのご相談>小3の息子は年中からサッカーを初め、小学校入学からは通っている小学校の少年団に所属しています。私はその少年団のサポートコーチもしています。今回は、引っ込み思案で未だにチームに馴染めない、そして極端にミスを怖がるのをどうしたらいいかご相談させてください。私の育て方が厳しすぎたのか、引っ込み思案な子で、未だに誘われないとチームの輪に入れません。この間、チームの子に「○○くんは、僕が点をとってハイタッチにいっても喜んでくれないし、笑ってもくれない」と言われてしまいました。あと、極端にミスをすることを嫌います。そもそも運動はダメな子で、足も遅くチーム内でダントツで最後。でも、練習はまじめにやっていてやる気もあるように見えるし、それなりに成長していてうまくなっているように見えるのですが、試合ではまったく力を発揮することができません。「練習でできていることが試合でもできればもっと試合に出してもらえるはずなんだけど」と毎試合思って、残念でなりません。これまで、口調は悪いなりにも息子といろいろな話をしてきたつもりですが、これ以上同じことを何度も言うのもよくないかなとも思い始めています。それでも、これまでサッカーをやめたいとは言ったことがありません。私がわからないのが1.同じ学校の子ばかりのチームの輪に、3年生でまだ入っていけないこと2.練習でできることが試合でできないこと3.試合で闘争心がまったく見えないこと4.そんな状況でもサッカーをやり続けたいということです。正直、どう息子と向き合っていいのかわからなくなってきています。自分が原因なら自分がコーチをやめ、距離をとったほうがいいのかもしれないとも思っています。アドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願い致します。<島沢さんのアドバイス>お父さん、よくぞ相談してくださいました。ありがとうございます。NHKのチコちゃんなら他人事。笑っていられるけど、ご自身のことです。シマザワさんに叱られる。おまえがダメだと怒られるだろうと思いながらも、八方ふさがりになってメールをくださったのでしょうね。■厳しすぎるのではなく、構いすぎている結論から申し上げて、お父さんの子育ては「厳しすぎる」のではなく、「構いすぎ」ていて、少し間違っています。誘われないとチームの輪に入れないのは、その子の性格もあるかもしれません。ただ、仲間が点をとってハイタッチにいっても喜ばないのは、サッカーを楽しめていない証拠だと思います。それは怖いお父さんの目があるからです。極端にミスを怖がるのも、お父さんが怖いからです。試合で力を発揮できないのも、ミスをしたらどうしようと委縮するからです。「練習でできていることが試合でもできれば、もっと試合に出してもらえるはずなんだけど」と毎試合思って、とありますが、その理由を考えましょう。そのことを子どもがダメなやつだから、で終わらせてはいけません。試合でできないのは、前述したようにミスを恐れて萎縮し身体も頭も動かなくなるからではないでしょうか。もっといえば、練習でやったことがすぐに試合でできるなんて思ってはいけません。できないから、練習を続けるわけです。「これまで、口調は悪いなりにも息子といろいろな話をしてきたつもり」とあります。口調が悪いのは直しましょう。感情的になると人は口が悪くなります。感情的な親の話は、子どもの心に入りません。また、息子さんが話をしたのではなく、ほとんどお父さんがお説教をしていたのではありませんか。彼の気持ちを傾聴することが重要です。■お子さんが抱えている二つの「怖い」という感覚お父さんがわからないという以下の四つのことに答えます。1.同じ学校の子ばかりのチームの輪に、3年生でまだ入っていけないこと⇒集団ですぐに慣れるかどうかは個人差があります。ほかの子ができているからその子もできるわけではありません。2.練習でできることが試合でできないこと⇒上でご説明したとおりです。3.試合で闘争心がまったく見えないこと⇒闘争心は、本人が「サッカーをうまくなりたい!」「勝ちたい!」と自己決定して初めて湧き上がってくるものです。父親の目に委縮している息子さんに期待するのほうが間違っています。4.そんな状況でもサッカーをやり続けたいということ⇒これは二つ考えられます。お父さんが怖くてやめたいと言えない。もうひとつは、お父さんが自分から離れてゆくのではないかという「置き去られ恐怖」です。この「言うことを聞かないと、親が自分から離れていくのではないか」というこの感覚は、虐待を受けてる子どもに多く見受けられるものです。叩かれても、蹴られても、児童相談所に引き取られると、「おうちに帰りたい」と訴える子どもは多いのです。一番良いのは、お父さんがコーチを辞めることです。ほかにもコーチがいて事情が許すなら、理由を言って辞めたほうがいいです。息子さんと離れましょう。試合を観に行くのもやめましょう。そして、お父さんは充電しましょう。子育てを勉強し直しましょう。今の親世代が受けたポピュラーな子育ては、子どもを抑圧し、叱って、怒鳴って、「だからおまえはダメなんだ」と脅す教育です。ところが、時代の流れに伴い、それらは1990年前後から本格的に見直されつつあります。少し的を外せば、児童虐待につながるという危険性がはらんでいるという深刻な理由もあります。よって、みなさん学びなおしています。夫婦で話し合ったり(時に罵り合ったり)、他人のよい子育てを見習ったり、その逆で反面教師にしたり。そうやってみなさん、どうしたらわが子が成長できるのか。わが子の人権を守って親として寄り添えるのかを懸命に考えています。が、お父さんはどこかでブラックホールに落ちてしまったんでしょうか?それとも、他人にアドバイスを求めるのが苦手ですか?■息子さんのこころが心配。お父さんが変われば息子さんも変わる(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)もし、何か思い当たることがあるのなら、例えば『サッカーで子どもを伸ばす11の魔法』や『叱らず、問いかける』といった池上正コーチと私が作った本がひとつお勧めです。ほかにもサッカーと子育てを絡めた本はたくさんあります。良本もありますが、小難しい横文字が並ぶばかりで、わかりやすい実践が書かれていないこともあるのでお金の無駄になるかもしれません。気をつけましょう。そして、サカイクでの学びもぜひ続けていってください。息子さんはおそらく、こころが壊れそうな深刻な状況だと察します。私がそう思ったのは、息子さんが、仲間が点をとってハイタッチにいっても喜ばないし、笑わないという事実からです。お父さんが怖くて委縮しても、仲間が点をとってみんなが笑っていたら、自然に笑顔がこぼれるのが子どもだし、人間の自然な感情です。でも、そんなナチュラルな感情の回路が、すでにプツンと切れてしまっている。そんな状態になってもサッカーを続けなくてはならない息子さんが、私はとてもかわいそうに思います。ピンチはいつもチャンスの種。ここは、お父さんが父親として、人として成長するチャンスです。お父さんが変われば、息子さんは変わります。明らかに上手くいってないのに、自分は何ひとつ手法を変えず、子どものせいにする人にわが子を伸ばすことはできません。ぜひ一度息子さんのサッカーから離れて、家や日常での接し方や考え方を学びなおしましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2019年10月23日小学校入学直後から、息子の様子に気づいていた先生からのサポートUpload By かなしろにゃんこ。小学校に入学してすぐの頃から、先生は息子の様子や特性を見て「この子はきっと発達障害がある」と気にかけてくださっていた気がします。当時、机に座っていられない、授業中に絵を書く、体育の授業は床で寝転がるなど、誰が見たって「この子変わってる!?」と思うような行動が多かった息子。そんな息子を先生はサポートしてくれていました。私には「お子さん発達障害がありますよ」と直接伝えられてはいませんでしたが、今思うと個別支援計画も作っていただいていたように思います。Upload By かなしろにゃんこ。先生は短期目標を作って、息子がいつでも思い出せるように机に貼ってくれたり、頻繁に声かけをしてくれたりと、達成に向けたサポートをしてくれていました。目標は「ランドセルをロッカーにしまえる」や「1時間座っていられる」など、その当時の息子の状況に合わせて、無理なく設定されたものでした。担任の先生や補助の先生が息子をじっくり観察して、スモールステップで取り組める、「(少しのサポートや配慮があれば)できる目標」を立ててくれていたのだと思います。そして、目標にしていたことができると「できましたね!」と褒め、できたねシールを貼るポスターを用意するなど、本人が達成感を感じられるような働きかけもしてくれていたのです。息子の様子、家とは違う!?こまめに先生が教えてくれたUpload By かなしろにゃんこ。先生からは普段、学童保育のお迎えなどでたまたま会った際にまとめて息子の様子を報告してもらい、息子がいけないことをした場合は都度お電話で報告をもらっていました。他にも連絡帳に先生がお手紙を書いてくれたりもしました。ちなみに、連絡帳を持ち帰るのをほぼ忘れるADHD息子。先生からの連絡を見られるのは10日に1回程度でした。どうしても伝えないといけない内容のお手紙は、先生自ら息子のランドセルに入れてくれるのでした。先生優しい…♡また、面談の際には、他の子と同じようにできないことについても親が焦らないように、「少しずつできるようになればいいです」と伝えてくれたり、できないことについて否定的に感じないように「みんなも同じです、できないことはあります」と言ってくれたり…「お母さんの育て方は間違っています!」という言い方は一度もなく、励ましてくれました。それまで息子が他の子と同じようにできないことを知らなかった私は、先生との面談や連絡帳に書いてある息子の様子を読んで「アレ…アレレ…」と集団生活や授業参加がうまくいっていないことを知っていったのでした。先生から伝えられることの9割は耳が痛いことばかりですが、家にいるときの息子と集団生活の中での息子は違う、いいことも悪いこともすべて含めて息子を知るために先生との情報交換は必要なんだ…と思うことにしました。信頼できる先生からのすすめで、はじめての教育相談へUpload By かなしろにゃんこ。3年生のときの担任の先生との夏の面談で、「うちの子って考え方が幼いんですよ…」と相談したところ、「そうですね…リュウ太くんは他の子よりも心の発達が遅いのが気になりますね」と教育相談所での相談を勧められました。先生との連携が日頃からうまくとれていたこともあって、「ああ、そういう場所で相談する方法もあるんだ~」と先生の勧めに素直にうなずくことができました。Upload By かなしろにゃんこ。担任の先生は教育相談所の連絡先を教えてくれたり、発達が気になる子の情報誌を貸してくれたりと、息子だけでなく母である私のことまでサポートしてくれました。おかげで教育相談所に繋がることができて月に2回、午後2時から相談の時間を設けてもらいました。教育相談に行く日は息子は給食を食べたら学校を早退するようにして、先生にも協力してもらい、出かける時間に息子を送り出してもらっていました。教育相談では息子は自己肯定感を育てる遊びにのびのびと取り組み、私はカウンセリングを受けました。教育相談所に行く前は、「あなたの育て方が悪い!」と怒られたりしないかしら…と少し不安もありましたが、そんなことはまったくなく、カウンセリングを通して発達が気になる子どもとの接し方を教えてもらったり、なかなか勇気が出なくて避けていた児童精神科の受診を勧めてもらったりしたのでした。こうして学校の先生の勧めで教育相談に行ったことが発達障害の診断を受けるきっかけとなり、私は息子の特性と本格的に向き合うことになっていったのです。Upload By かなしろにゃんこ。お互い気持ちのよいやりとりで連携するため、親の私も心がけをもし、担任の先生と折り合いが良くなかったり、報告・相談がうまくできない関係だったりしたら、診断はもっと遅くなり親子で困って抜け出せなくなっていたかもしれません。特性はありながらも、将来に向けて頑張っている息子の成長を見るにつれ、先生が丁寧なフォローをしてくれたおかげだと、小・中学校で息子の担任になっていただいた先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。先生といい関係を築いていくためには、私自身も心がけていたことがありました。まず、私から先生や学校に言いたい事は、腹八分にすることにしていました。息子がクラスメイトに迷惑をかけることが圧倒的に多いですから。トホホ…。そして、お話しするときは感情的にならないよう気をつけていました。親にイヤな言い方をされたら、先生だって生徒を可愛いと思えなくなってしまうと思ったのです。先生とのコミュニケーションでこの2つを気をつけていたことで、先生も息子の話を保護者に話しやすい・支援の提案もしやすい、と感じてくれていたと思います。臨時に家庭訪問を設定し、家での様子を見に来てくれる先生もいました。また、息子がいじめにあっている場合は、日頃の情報交換の報告相談とは別に、改めていじめの問題として相談することにしていました。ただ、いじめの問題だけは感情的に話してしまいますね…。一度だけ先生に噛みついたことがありますが、申し訳なかったな~と反省しています。あの頃を振り返って…先生との連携があったから、学校での息子の様子を知ることができ、必要なサポートに繋がっていくことができたと感じています。
2019年06月24日小さいときから温度による体の不調を訴えなかった息子Upload By かなしろにゃんこ。ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は落ち着きがない、忘れ物や無くし物が多いなどの特性の他にも「暑さ寒さに気がつきにくい」という体の感覚の鈍さがあります。服のタグがかゆくてイヤ!など肌に触れるものには過敏なのに、温度によって自分の体に起こっている状態には気がつきにくい鈍感体質。Upload By かなしろにゃんこ。そのためリュウ太は、小さいときから寒いという感覚も分からなくなってしまうことがありました。私が上着を着せたり、靴下をすすめれば履いたりするのですが、声をかけられなかったら着ないまま、遊びに夢中になっていると寒さを感じず何も対策をしないまま...結局風邪をひいてしまったり体調を崩してしまったりするんです。それに、着慣れた服でないと落ち着かないようで、暑くなってきて周りが半袖に切り替え始めても冬服で出かけようとします。もともと周りの人が何を着ているか観察もしないし、着る物に無頓着なことも、温度調節を難しくさせている理由の一つかもしれません。しかし、そんな息子の特性に気づくまでには数年かかりました...そんな息子に起きた、キャンプでのハプニングUpload By かなしろにゃんこ。「ん?この子は何か違う!?」と気づくきっかけとなったのは、息子が低学年のときに行った山でのキャンプでのできごと。気持ちの良い山でのキャンプ、夜は氷が張るほど寒い場所でしたが、昼はグングン温度が上がり日差しが強く真夏日に感じるほどでした。そんな中、息子は気温が低かった朝に着た冬物の上着を日中も着たまま遊び続けていました。他の子はみんな上着を脱ぎ、涼しそうな格好をしています。私は「あの子は暑くないのかしら?」と思いながらも、昼ごはんの支度に追われてしまい...。Upload By かなしろにゃんこ。「暑かったら上着を脱ぐだろう」と思っていたのですが、そのまま1時間近く遊び続けていた息子。ふと見ると、なんだかぐったりしています。そのとき初めて「様子が変だわ...」と気づき、触ってみたら体が熱くなっているではありませんか!「えー熱!?風邪ひいちゃったのかな...いや違う、コレは熱中症かもしれない!」急いで休日診療をしているふもとの病院に駆け込み、点滴の治療を受けて安静にすることになりました。キャンプは急遽中止に...食事の支度などで子どもの体調に気を配れなかった親の責任ですが、このときに「あれ?うちの子って体調の意思表示をしない子だわ」と気がついたのです。「アレ欲しい、コレやりたい!」と自己主張は強いのに、体調の意思表示をしないことを不思議に思いました。特性に気づき、家族でこまめに声かけをUpload By かなしろにゃんこ。その後、発達障害の診断を受けることになった小4のとき。発達障害についての専門書を読んでいたら、「発達障害がある子の中には自分の体に起こっている暑さ、寒さ、空腹感、痛み、疲れなどの症状に鈍感な人がいる」と書かれているのを発見。「ああ!コレって息子のことだわ!」と改めて気がついたんです。遅っ!それからは天気予報を確認して息子にどんな洋服を着たらよいか相談して決めてきたのですが、「菜種梅雨の時期は雨が降ると寒いから上着を持っていこうね」と言っても「いい、いらない」と断固拒否!今必要のない物を持つのが面倒なんでしょうね(汗)言うことを聞いてはくれません。今の季節は半袖に着脱しやすい上着がいいなど経験のデータがないと着る物を自分で選べないですから、「10月は真夏日になることもあるよ」とか「4月上旬はまだまだ雪が降る日があるよ」などと根気よく情報を伝えていくしかないと思いました。感覚が鈍感なだけで疲れや辛さのストレスは体にかかっているため、後から体調を崩し寝込んでしまったりするのでした...。二十歳になった息子、まだまだ体調管理の勉強中!Upload By かなしろにゃんこ。子どもの頃に比べたら経験値も上がってきたので、少しずつ着るものの調整などはできるようになってきたものの...まだまだ、全部を自分で調整することはできません。寒い夜は暖房をつけなさいとか、暑い日は窓を開けて風を通しなさいなど、過ごしやすくするにはどうしたらいいかも伝えていかなければならないと思いました。経験していないこと、あまり経験したことがないことは特に、一つひとつ言わないと気がつかない子なんです(涙)二十歳を過ぎた現在は、ようやく真冬の夜は靴下を履く!室内着は暖かいものを着る!が一人でできるようになりました。四季のデータが息子の中に蓄積されるまで、まだまだ時間がかかりそうです(笑)
2019年05月28日坂口健太郎が“冤罪”に立ち向かう弁護士を演じ主演する「イノセンス 冤罪弁護士」もいよいよ終盤。3月16日放送の第9話では拓と秋保の関係に決定的な変化が訪れ、さらに楓にも大きな危機が…大きな困難に直面した拓の姿に視聴者から様々な声が寄せられている。大学時代に起きた事件をきっかけに冤罪と戦う弁護士となった黒川拓を坂口さんが演じる本作。拓と共に冤罪弁護に挑む新米弁護士・和倉楓を川口春奈が、拓の学生時代の先輩で科学者の秋保恭一郎を藤木直人が、拓の父で最高検察庁次長検事の真に草刈正雄、冤罪事件を取材するテレビディレクター・有馬聡子に市川実日子、そのほか、趣里、小市慢太郎、正名僕蔵、杉本哲太、志賀廣太郎らが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。11年前、秋保の妹が殺され拓の大学時代の友人が逮捕、拘留中に自殺した事件と手口が酷似した殺人事件が発生する。聡子の情報では被害者の首の刺し傷の特徴が11年前の事件と同じだという。被害者のストーカー・富士田順平(坂本真)が逮捕され、拓は11年前の事件の真実を突き止めるため弁護を引き受ける。一方、真は秋保に接触、検察庁直轄の科学捜査機関の主要メンバーになってほしいと打診される。そんななか2人目の被害者が発見、富士田が再逮捕されることに。現場に行った拓はそこで解決のヒントを掴み、秋保の実験によって2人目の被害者の死亡推定日が富士田の逮捕後であることが証明されるが、秋保は拓に自分が検察の機関に協力するつもりであることを告げる。その後の裁判では検察官・指宿林太郎(小市さん)から11年前の事件についても問われ、拓は追い詰められる。その夜、落ち込んだ拓を励ましていた楓は、拓に近づくナイフを持った男を見つけ、拓をかばって刺されてしまう…というのが9話の展開。前回、再審請求が棄却された拓は今回終始落ち込み気味。楓の腕を握ってすがるような表情を見せる場面も。そんな拓を演じる坂口さんに「涙目で訴えかけるような表情で腕引っ張られたら捨て犬みたいで何も言えない気分になる」「今回のイノセンスで目覚めた…黒川先生めっちゃ可愛い」「坂口健太郎さん、傷ついて壊れそうな、どこかいじけたような雰囲気の出し方がとてもうまい」などの感想が集まる。一方「お顔とお肌しか見てなかったから最後までなんのお話かよくわからなかった」など、そのルックスに改めて心奪われた視聴者も多数いた模様。ついに次回は最終話。刺された楓はどうなるのか? 拓を狙った犯人は何者!? 拓と秋保の関係は? 真にも隠された目的がありそうで、11年前の事件の真実も含め、見逃せないラストになりそうだ。(笠緒)
2019年03月17日