10月31日公開の映画『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』のアフレコ取材が17日、都内のスタジオで行われ、本作の日本語版吹替えを担当した俳優の成宮寛貴、女優の水川あさみが出席した。本作は、大ヒットシリーズ『ハリー・ポッター』の制作スタジオがおくる、普通の少年がピーターパンになるまでの秘められたドラマを描く感動のファンタジー。日本語版吹替え版では、成宮寛貴が若き日のフック船長、水川あさみがカラフルでキュートなファッションに身を包む戦うプリンセスのタイガー・リリーの声を担当している。この日はアフレコ収録が行われ、ワンシーンを披露した成宮と水川。成宮が「こんなにたくさん報道陣の方がいるところでやらないので緊張しましたよ」と苦笑いを見せ、水川は本作で初めて声優に挑戦することになったが「全く別のお芝居をしているのを見て、その温度を感じながら声で表現するのは、改めて難しいと思いました」と語りつつ、「自分の声の幅を知れて勉強にもなりました」と充実した表情を見せた。また、お互いのアフレコの感想を聞かれ、成宮は「僕は水川さんの声が大好きです。僕より先にやられた声を聞きながら収録したんですけど、すごくやりやすかったですね」と絶賛すると、水川は「うれしいです。そんなに褒められるとは思わなかったので(笑)」と照れ笑い。成宮のアフレコについては「初めて成宮くんのアフレコを聞いたんですけど、すごく声が伸びやかでフック船長のちょっと骨太な感じやいい加減さの両方を兼ね備えた声だと思いながら聞かせてもらいました。でも、褒め合いは恥ずかしいですね」と話していた。映画『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』は、10月31日より3D/2D 字幕版/日本語吹き替え版で全国公開。
2015年09月18日ファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』の日本語版公開アフレコが9月17日(木)、都内で行われ、若き日のフック船長を演じる成宮寛貴、タイガー・リリー役の水川あさみがマイクに向かった。『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースが、永遠の少年ピーターパンの出生に秘められた愛と冒険を描いた本作。成宮さんは「キザな兄貴分という役どころで、声が低いんですね。でも、ボリュームは大きめなので調整が難しかった」といい、公開アフレコでは、あまりの熱演でマイクの音が割れてしまう場面も。実際には、スタジオ側の技術的な問題が原因だったが、いったん中断したため、成宮さんは恐縮しきりだった。一方、水川さんは声優初挑戦で「ふだんのお芝居とは全然違うので、緊張しましたね。自分の声の幅を知ることができて、勉強になりました」。劇中では『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが同役を好演しており、「彼女の温度を感じながら、達観した母性を意識した」と話していた。お互いの声の印象は「とってもかわいかったですよ。僕、水川さんの声が大好きなので」(成宮さん)、「伸びやかで骨太な印象」(水川さん)。映画について「子どもの頃から大好きなキャラクターなので、自分の思い出を投影しながら、最後は泣いちゃいました」(成宮さん)、「私も子どもの頃は、ピーターパンに恋していた。とても素敵なお話で、映像にも圧倒されました」と太鼓判を押していた。日本公開を前に、ネバーランドを牛耳る海賊“黒ひげ”役のヒュー・ジャックマンと、母との再会を果たすために夢と希望のネバーランドへ旅立つ少年ピーターを演じるリーヴァイ・ミラー、監督のジョー・ライト(『プライドと偏見』『つぐない』)の来日が決定している。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月17日俳優の成宮寛貴と女優の水川あさみが、実写版ピーターパン『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(10月31日公開)で日本語吹き替え版声優を務め、成宮が若き日の"フック船長"を、水川が戦うプリンセス"タイガー・リリー"の声を担当することが24日、明らかになった。同作は、『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、今まで語られることのなかったピーターパンの秘められた過去の物語。少年ピーターが、夢と希望のネバーランドへと旅立つところから始まり、若き日のフック船長やタイガー・リリーら仲間たちとの出会いや、ネバーランドを牛耳る海賊・黒ひげとの戦いを描く。成宮が声を演じるのは、ピーターと仲間だったという驚きの過去を持つ、若き日のフック船長。自由を求める陽気な若者で、ピーターが来る前から海賊・黒ひげが牛耳るネバーランドにとらわれており、そこから抜け出すことだけを考えて暮らしている。そして、ピーターが特別な存在とわかると、彼を利用して抜けだそうともくろむが、旅を共にし、ピーターの母親に会いたいという純粋な気持ちや仲間との絆に、次第に心が変化。本編では俳優のギャレッド・ヘドランドが演じている。成宮は「正直、自分自身と自分の知っているフック船長が違いすぎるので、イメージにあった声色や迫力が出せない気がして、務まらないのではと思いました」とオファーを受けた時の心境を告白。「フック船長といえばピーターパンの宿敵かと思いますが、皆が知っているその彼の"皆が知らない"新たな面を演じることができて、とてもうれしく思います。しかも今回は、格好良くてそれにピーターの仲間ということで、どんな展開になるか楽しみです!」と話している。一方、水川演じるタイガー・リリーは、カラフルでキュートなファッションに身を包む森のプリンセスかつ不屈の魂を誇る美しき戦士で、本編では女優ルーニー・マーラが演じている。ピーターの出生の秘密を握っている人物で、彼の正体に気づくと彼を守るべくして、ピーターと共に母親と再会するための旅に出発。かわいい容姿とは裏腹にぶっきらぼうな性格で、かなりの剣の腕前を持つ。声優初挑戦の水川は「声のお仕事は以前から興味があったのでうれしく思っています」と喜び、「彼女の強さ、りりしさ、はかなさ、愛らしさを声だけで表現することは未知ですが楽しみたいです」とコメント。声優を務めることは「とてもチャレンジ」と言い、「私の声は特徴的ですし、それを生かす部分、なくす部分、しっかり持って務めたいです」と意気込んでいる。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年08月25日『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、普通の少年がピーターパンになるまでの秘められたドラマを描く感動のファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。この度、本作に登場する若き日の“フック船長”役に俳優の成宮寛貴、戦うプリンセス“タイガー・リリー”役に女優の水川あさみが、それぞれ日本語版声優として担当することが決定した。物語は、少年・ピーターが母を探すために、夢と希望のネバーランドへと旅立つところからはじまり、若き日のフック船長やタイガー・リリーなど仲間たちとの出会いや、ネバーランドを牛耳る海賊・黒ひげとの戦いが描かれる。果たして、秘められたピーターの出生の秘密とは?そしてネバーランドの運命は?『プライドと偏見』『つぐない』『アンナ・カレーニナ』のジョー・ライト監督がメガホンを取り、ファンタジー超大作に仕上げた本作。成宮さん演じる若き日の“フック船長”は、自由を求める陽気な若者として登場。海賊・黒ひげが牛耳るネバーランドで囚われており、そこから抜け出すことだけを考えていたが、ピーターの母親に会いたいという純粋な気持ちや仲間との絆に、次第に心が動かされていく。演じるのは、『トロン:レガシー』で主役の座を射とめ、様々なジャンルの映画に出演し、モデル業もこなす人気俳優・ギャレッド・ヘドランド。成宮さんは今回のオファーに「正直、自分自身と自分の知っているフック船長が違いすぎるので、イメージにあった声色や迫力が出せない気がして、務まらないのでは?と思いました」と不安を述べつつも、自身の“弟思い”という点と重なる部分がある役どころについて「フック船長といえばピーターパンの宿敵かと思いますが、皆が知っているその彼の“皆が知らない”新たな面を演じることが出来て、とても嬉しく思います。しかも今回は、格好良くてそれにピーターの仲間ということで、どんな展開になるか楽しみです!」と語った。対する水川さんが演じるタイガー・リリーは、カラフルでキュートなファッションに身を包む、森のプリンセスかつ不屈の魂を誇る美しき戦士。ピーターの出生の秘密を握っており、彼の正体に気づくと彼を守るべくして、ピーターと共に母親と再会するための旅に出る。『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』などで個性的な役に定評のある若手女優・ルーニー・マーラが同役を好演している。吹き替え初チャレンジとなる水川さんは、声優を務めるにあたり「私の声は特徴的ですし、それを生かす部分、なくす部分、しっかり持って務めたいです」と意気込みを明かした。また タイガー・リリー役のオファーがきたときの感想を「声のお仕事は以前から興味があったので嬉しく思っています。彼女の強さ、凛々しさ、儚さ、愛らしさを声だけで表現することは未知ですが楽しみたいです」と喜びとともに表現した。今回の成宮さんと水川さんの起用について配給元のワーナー・ブラザースは、「フックが次第にピーターをまるで弟かのように信頼し、助け合う姿が成宮さんと重なり、素晴らしい作品をつくり上げてくれると確信しました。水川さんは、タイガー・リリーの芯が強くて愛に溢れるところがイメージにぴったりでした。」とコメント。いまをときめく2人が演じる魅力的なキャラクターに注目が集まること間違いなしだ。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月25日TBS木曜ドラマ劇場「37.5度の涙」の完成披露試写会が7月4日(土)、都内で行われ、民放連ドラ初主演を果たした蓮佛美沙子をはじめ、成宮寛貴、速水もこみち、鈴木梨央ちゃん、横山歩くん、水野美紀、浅野温子が出席した。椎名チカの人気コミックを原作に、体温が「37.5度」を超え、保育園から“お迎えコール”がかかった子どもたちを、働く親に代わってサポートする病児保育士の奮闘を描く。新米の病児保育士・桃子を演じる蓮佛さんは、「皆さんに応援してもらえる主人公を演じられれば」と意気込み。役作りのため、髪を35cm以上切り、「爽快ですし、シャンプーが楽ですね。でも、周りが『短いほうが似合っている』と口を揃えるので、これまでの数年間は何だったんだろうと…」と複雑な胸中を明かした。桃子の上司を演じる成宮さんは、一児の父親という設定で「実は長期休暇を取るつもりだったんですが、台本を読み、ぜひ演じてみたいと思った」と“休暇返上”での父親役だったと明かし、「自分も父親を演じる、そんな年齢になったんだなと思った」としみじみ。娘役の梨央ちゃんが「成宮さんはずっと大好きな俳優さんなので、共演できてうれしい」と話すと、「100点の答えだね」と早速、目を細めていた。速水さんと歩くんも親子役で、「いつかオムライス、作ってください!」(歩くん)、「これはもう、ものすごくおいしいオムライスを作るしかないですね」(速水さん)とこちらもコンビネーションはバッチリ。桃子と同じ職場で働く先輩役の水野さんは、「原作では31歳の巨乳という設定で、私だけ原作からかけ離れている」と思わず苦笑い。浅野さんは桃子の母親を演じ、「救いのない母親ですが、暖かい目で見守ってもらえれば…」とアピールしていた。「37.5度の涙」は7月9日から毎週木曜日21時よりTBSにて放送(初回15分拡大スペシャル)(text:cinemacafe.net)
2015年07月05日WOWOWの連続ドラマW「ふたがしら」完成披露試写会が6月11日(木)に開催され、主演の松山ケンイチをはじめ、早乙女太一、菜々緒、入江悠監督が舞台挨拶に登壇した。オノナツメの人気漫画の実写化。尊敬するかしらの死をきっかけに盗賊集団「赤目の一味」を抜け、自分たちの一味を旗揚げした弁蔵と宗次の山あり谷ありの冒険の日々を描く。登壇陣は、この日のために仕立てられたという浴衣姿で登場し歓声を浴びる。松山さんと早乙女さんは「劇団☆新感線」の舞台「蒼の乱」に続く共演となったが、松山さんは「太一くんは時代劇のプロフェッショナル。そばにいれば何とかなる相棒であり、心強い味方でした」と早乙女さんへの全幅の信頼を口にする。早乙女さんも「僕は映像の経験が少ないんですが、松山さんにいろいろ聞いたり、身を委ねたり助けていただきました」と語り、きずなの強さをうかがわせる。撮影中に松山さんは30歳の誕生日を迎え、スタッフ、共演陣からお祝いされたそうだが、松山さん極寒の撮影のさなかに、弁蔵が宗次から大量の身をを浴びせられるシーンの撮影を指して「太一くんからのプレゼント(笑)」と表現。「30年で腑抜けてしまった自分の目を覚まさせてくれる水のかけ方でした」と語り、会場は笑いに包まれた。菜々緒さんは時代劇初挑戦となったが、お決まりの(?)セクシー入浴シーンにも挑戦!「現代劇も含めて入浴シーンは初めてでした。このドラマを通じて初めて尽くしで刺激的な毎日を過ごしました」と笑顔を見せる。また、弁蔵と宗次の前に立ちはだかる甚三郎を演じた成宮寛貴とは、濃厚なラブシーンも披露している。菜々緒さんは「成宮さんにリードしていただきました」と照れくさそうな表情を見せた。入江監督はこのシーンについて「脚本には『服の中に手を突っ込む』というト書きがあって、その後、どうするのかな?と見ていたら、間が持たなくなったのか、成宮さんが手を菜々緒さんの口に入れ始めて、そこからどうするかと思ったら、ちゃんとリアクションしてましたね」と自身からは特に指示を出さず“放置プレイ”だったことを自白。菜々緒さんは「なかなかカットが掛からず、どうなるかと思いました(苦笑)。リハーサルではなかったのに本番で口に手を入れられて『わっ!』と思ったんですが、続けました」と苦笑交じりに述懐。隣の松山さんは「根性あるな」と菜々緒さんの女優魂を称賛していた。松山さんは現時点ですでに続編の製作を熱望!「弁蔵と宗次がその後、どうなるのか?ドラマオリジナルの行く末を見たい」と語る。早乙女さんは「クールな色男」という宗次のキャッチコピーについて「続編のやるなら外してほしい。それに勝るキャッチコピーを作れることを目指したい」と意気込む。京都太秦撮影所での撮影を初めて経験した入江監督は「僕らの世代で時代芸を作らせてもらえるのはすごいこと。この波を広げていきたい」と熱く語っていた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月13日(土)夜10:00スタート(全5話)[第1話無料放送]。(text:cinemacafe.net)
2015年06月11日「月刊Cheese!(チーズ!)」で大好評の連載中の椎名チカ著の人気漫画「37.5度の涙」を、女優・蓮佛美沙子を主演に迎え、ドラマ化することが決定。併せて、成宮寛貴、速水もこみち、藤木直人、水野美紀らキャスト陣も発表となった。子どもの体温が「37.5度」を越えると保育園から“お迎えコール”がかかり、仕事中でも子どもを迎えに行かなくてはならない。職場を早退するのを快く思わない同僚や、家族にさえ理解されない親たちを救うべく「リトルスノー」の病児保育士たちは奔走する――。今回、民放連続ドラマ初主演となる蓮佛さんは、保護者とのコミュニケーションがとれずに1年契約を打ち切りになった元保育園の先生・杉崎桃子を演じる。子どもが熱を出したときに自宅に訪問して子どもの世話をする「病児保育士」として再出発をするのだ。蓮佛さんは、原作の主人公に近づこうと髪を35cm以上切り、撮影に挑んでいる。「いまの時代に生きているいろいろな人たちの想いがギュッと詰まったドラマです。これから桃子を演じられることが楽しみで仕方がありません。とてもわくわくしています」とコメントを寄せている。また、蓮佛さん扮する桃子を見守りながら支える上司に成宮寛貴、「リトルスノー」の顧客でシングルファーザーの篠原健介に速水もこみち、マニュアル重視の鉄仮面上司に藤木直人、プロ意識を持つ先輩保育士に水野美紀、桃子の幼馴染みで親友の優美香にトリンドル玲奈、そして桃子の母親に浅野温子、兄に水上剣星と豪華面々が揃った。以下、キャストコメント■成宮寛貴面白い切り口のドラマだなと思いました。親と子それぞれの立場を蓮佛美沙子さん演じる桃子のフィルターを通して描かれる作品です。僕は病児保育スタッフたちを管理する仕事をしている役ですが、お父さん役でもあるので職場と子どもに挟まれての色々なエピソードをご覧いただけると思います。■速水もこみち原作コミックを拝見させていただいて、色々な問題を抱えた主人公の桃子が、前向きに明るく頑張っている姿に、僕自身も背中を押されました。僕が演じる篠原は、桃子に仕事を依頼することになる6歳の息子を持つシングルファーザーです。桃子と篠原の展開にも是非、注目してご覧頂けたらと思います。■水野美紀原作コミックを読んで衝撃を受けました。原作ファンの皆様ごめんなさい。私の演じる関めぐみという役、33歳の巨乳保育士じゃないですか!?私は33歳でも、ましては巨乳でもないじゃないですか!!こうなったらドラマでは私なりの「めぐみ」をしっかり演じさせて頂きます。頼れる先輩保育士として、全力で新人をサポートしたいと思います。■藤木直人このドラマで、病児保育士という存在を知ったり、実際に育児で大変な思いをしている人を勇気づけられたり、子どもを育ててみようかなと思うきっかけになればと思いました。原作とは一味違うドラマを是非ご覧ください。「37.5度の涙」は7月9日から毎週木曜日21時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月10日WOWOWで6月13日からスタートする松山ケンイチ主演の時代劇『ふたがしら』に成宮寛貴と菜々緒が出演することが9日、明らかになった。ドラマは、大きな野望を胸に組織を抜け旅立った弁蔵(松山)と宗次(早乙女太一)の盗賊コンビが繰り広げる痛快エンタテインメント。先月放送された最終回が話題となった『相棒』後初のドラマ出演となる成宮は2人が抜けた一味「赤目」の頭・甚三郎を、そして今作が時代劇初挑戦となる菜々緒は「赤目」の先代の頭である辰五郎の妻・おこんをそれぞれ演じる。「甚三郎を演じてというよりも、今このタイミングでこの作品をやらせていただいたことに意味を感じます。初めて同じ役を長く演じた『相棒』が終わり、そのあとすぐに参加した作品。『相棒』で学んだことを早く他の作品や役で試したかったし、自分への期待も含めた"挑戦"の意味合いがありました」と成宮。菜々緒との共演については「はじめましての挨拶からすぐにキスシーンだったりと2人でのシーンが多かったので、限られた時間の中でどれだけ信頼関係を築いていけるかが2人の関係性を見せる上で大事だなと思っていました。時間がない中でも現場ではお互いのやりたいことや、お互いの受けのお芝居も自然とやり合うことができたので、僕自身、非常に楽しく撮影ができました。おこんと甚三郎のラストシーンがお気に入りです」と語った。菜々緒は成宮との共演について「甚三郎の傲慢な部分とは裏腹に、成宮さんは本当に親切で、時代劇が初めての私にいろいろ気を使ってくださったり、教えてくださったり、リードしていただきました。初共演で濃密なシーンが多かったですが、おかげさまでぶつかっていけました」と振り返り、「脚本を拝見した時、一人一人の思いやさまざまな愛の形が垣間見え、いろんな感情が込み上げてきました。やはりこの時代から日本人は人情深いというか、想い、気持ちが強い人たちが多かったのかな、と考えさせられる部分がありました」と作品の感想を語っている。ドラマ『ふたがしら』はWOWOWプライムにて6月13日(毎週土曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年04月10日大河ドラマ「平清盛」以来3 年ぶりの連続ドラマ主演となる松山ケンイチと、「100年にひとりの女形」といわれる早乙女太一がタッグを組む、WOWOWの連続ドラマW「ふたがしら」。このほど、松山さん&早乙女さんの敵役として、「相棒」後、初のドラマ出演となる成宮寛貴と時代劇初挑戦となる菜々緒が出演していることが分かった。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。ある日、赤目の頭(かしら)・辰五郎が「一味のこと、まかせた」と2人に託し息を引き取るが、姐さん(菜々緒)が預かった遺言状には、跡目は辰五郎の弟分 ・甚三郎(成宮寛貴)に継がせると記されていた。納得のいかない2人は、一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。オノ・ナツメによる原作マンガを『ジョーカー・ゲーム』『日々ロック』などで知られる入江悠監督が手掛け、連続ドラマWとしては初の試みとなる時代劇となる本作。成宮さんが演じるのは、“つとめ”を果たすためには殺しも躊躇わない、非道な男・甚三郎。脚本を読んだ際、「どれだけ魅力的な悪役ができるか挑戦したいなと思いました」と真摯に語る成宮さん。「いま、このタイミングでこの作品をやらせていただいたことに意味を感じます。初めて同じ役を長く演じた『相棒』が終わり、そのあとすぐに参加した作品。『相棒』で学んだことを早く他の作品、役で試したかったし、自分への期待も含めた“挑戦”の意味合いがあった」と話し、本作に「良いタイミングで出会えた」と明かす。初共演となる菜々緒さんとは、「はじめましての挨拶からすぐにキスシーンだったりと、2人でのシーンが多かったので、限られた時間の中でどれだけ信頼関係を築いていけるか」に留意していたとのこと。「“おこん”と“甚三”のラストシーンがお気に入りです」とコメントしてくれた。また、菜々緒さんが演じるのは、辰五郎の妻でありながら、甚三郎と関係を持ち、過去には弁蔵と宗次とも関係を持っていたという魔性の女・おこん。「脚本を拝見したとき、一人一人の思いや、様々な愛の形が垣間見え、いろんな感情が込み上げてきました。やはり、この時代から日本人は人情深いというか、想い、気持ちが強い人たちが多かったのかな、と考えさせられる部分がありました」と物語に心打たれた様子。「辰五郎とおこんは、相思相愛。優しく、寛容で、賢い、辰五郎を愛しているおこん。男の世界も凄いですが、その世界で生きていくおこんも凄い。弁蔵とも、宗次とも、甚三郎とも関係をもっているおこんを側における辰五郎も、それを分かっていて側にいるおこんも、歪んでいるけど、愛がある」と役柄を鋭く分析。「辰五郎の愛以上に歪んでいるのが、甚三郎との愛」と言うが、甚三郎の傲慢な部分とは裏腹に成宮さんには優しくリードしてもらったそう。「初共演で濃密なシーンが多かったですが、お陰様でぶつかっていけました」と語り、体当たりのラブシーンをふり返っていた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日水谷豊&成宮寛貴で贈る、人気シリーズの映画化『相棒 -劇場版 III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』がまもなく公開されるが、その前日譚を描く「dビデオ powered by BeeTV」のスペシャルドラマ「相棒-劇場版III-序章」の最終話が配信された。このほど、ラストシーンの劇中ビジュアルがシネマカフェに到着した。本作は劇場版へと繋がる殺人事件を描いたスペシャルドラマ。古い貨物船の船倉に閉じ込められた陸上自衛隊隊員・梶山祥夫(東根作寿英)とフリーライター・井上浩和(寺十吾)。刻々と死が迫る状況で、梶山はなぜ井上を撲殺し、自ら命を絶ったのか?事件の捜査に当たっていた伊丹たちは、ある人物を訪ねる。そこに待っていたのは、悲しすぎる真実だった…。全4話で構成されており、最終話「真相」では伊丹憲一(川原和久)ら捜査一課の刑事たちの捜査により、事件の真相が暴かれることとなる。さらに、“重要機密”と関わる謎の女として『劇場版 III』にも出演する元陸上自衛隊武器科 三等陸曹・高野志摩子役の釈由美子が登場する。今回到着した劇中ビジュアルは、受話器を握り何者かと電話をしている高野と、ロッカーを空け、中に入ったものを見つめる高野のビジュアルなど計3点。この意味深なラストは、4月26日公開『相棒-劇場版 III-』で描かれる大きな“謎”へと繋がっていく。併せて、4月13日(日)に六本木ヒルズで開催された『相棒-劇場版 III-』TOKYOプレミアムイベントの模様を収めたスペシャル映像の無料配信もスタート。dビデオ powered by Bee TVスペシャルドラマ「相棒-劇場版III-序章」はdビデオにて独占配信中。『相棒 -劇場版 III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は4月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ 2014年4月26日より全国にて公開(C) 2014「相棒 -劇場版Ⅲ-」パートナーズ
2014年04月20日阿部寛はメールを見て驚いた。送り主は仲間由紀恵。14年におよぶ「トリック」シリーズの終幕を飾る『トリック劇場版 ラストステージ』の撮影最終日。全てのシーンの撮影を終えたという報告と共にスタッフ、キャスト陣で撮った記念写真が添付されていた。そこに阿部さんの姿はない…。数日前にすでに自らの出演シーンは全て撮り終えていたからだ。「その1週間くらい前です。(意外と)あっさり終わりました。その日のラストシーンですらなくて、(スタッフも)『はい、移動です』って感じで、極めてサラリと…(苦笑)。だからメールを見てびっくりしました。泣いてる人までいるよ!って(笑)。その場にいないのが悔しかったですね」。上田らしい、いや『トリック』らしいと言うべきか…。目の前にいるのは役からすっかり離れ、落ち着いた佇まいの仲間さんと阿部さんなのに、語られるエピソードの中の2人は山田奈緒子と上田次郎そのものである。自称・超売れっ子天才美人マジシャン(金欠・貧乳)の山田と、騙されやすい天才物理学者(巨根・童貞)の上田のコンビが、殺人事件や怪奇現象の裏に隠されたトリックを暴いていく人気シリーズがついに幕を下ろす。人気作品を次々と生み出す堤幸彦監督にとっても歴代最長のシリーズとなったが、その中核を担った2人のコンビネーションはどのように生まれたのか――?14年前、仲間さんは20歳。不安と緊張を胸に連続ドラマの撮影に臨んでいた。「民放初主演ですごく緊張してました。阿部さんに生瀬(勝久)さんと周りは大先輩ばかりで…。掛け合いということもよく分かってない中で、最初は一生懸命、投げるばかりで、阿部さんが全てを受け止めて方向性から何から決めてくださいました」。阿部さんにとっても上田というコミカルで奇妙なキャラクターは未知の領域。「最初は手探りだった」と言いつつ、グイグイとコミカルな方向へと足を踏み出していった。これまでにない3枚目のキャラとして、上田の人物像が固まっていく過程を阿部さんはこうふり返る。「最初は『カッコよくいこうか?』って考えてたんです。(同じ堤作品の)『ケイゾク』の渡部(篤郎)さんみたいに。いろいろ可能性を模索したんだけど、それがこうなるとは…(苦笑)。連ドラで上田が大ウソを吐いた回があったんです。シューマッハがどうのって(※上田がF1世界王者のシューマッハに運転を教えたのは自分だと主張する)。そのあたりで観念しました(笑)。当初、台本を読んだときは疑問だったんです。『これを言って成立するのかな?』って。でも、連ドラが毎話、出来ていき、完成したものを見てまた作っていくわけですけど、『確かにこれは面白い!』って思うようになっていきました」。山田と上田の2人のコンビネーションも回を追うごとに深まり、それがまたそれぞれのキャラクターをはっきりと際立たせていくことにも繋がった。決して山田も上田も人間として成長はしないのだが…。仲間さんは、シーズンを重ねる中で覚えた“駆け引き”の面白さをこう語る。「シーズン1では上田にやられっぱなしでしたけど、シリーズを重ねていくうちに掛け合いが面白いと思うようになりました。上田の言うことに反応したりアドリブで返したり。最初のうちは笑いが止まらなくてNGを連発していました(笑)。シーズン2は『今度は笑わないぞ』と決意して臨んで、気の抜けない現場だと実感しつつ楽しかった。蒔田(光治)さんの脚本を読み込み、回を重ねるごとに奈緒子というキャラの幅が見えてきました。最初は上田さんに対しても敬語なのに、だんだん変わっていって、呼び捨てになって、殴ったりウソついたり…。そういう中でだんだん、私も観念していきました(笑)」。阿部さんも掛け合いの中での仲間さんの変化をひしひしと感じていた。「最初の頃の奈緒子は、過去やいろんなものに精神的にも囚われていて、そこに上田が土足で踏み込んでいくような感じで、まさに仲間さんの目の中に入っていくような芝居でした。それがシリーズが進むにつれて、奈緒子がだんだんと手強くなってきた(笑)。殴り返してきたり、一筋縄ではいかなくなってきて。今回、久々にお会いしてやってみると、やっぱり安心感を持ってやらせてもらえるんですよ。僕がどんな芝居をやっても助けてくれるという信頼感があるんです」。「長いような、あっという間だったような――」。仲間さんは14年という歳月をそんな言葉で表現する。「今回で本当に終わりですが、あの世界観は私たちの知らないところでずっと続いているような気がします。終わってせいせいするという気持ちでもないし、寂しさもあるけど、一生お別れという気もしない…不思議な感じです」といまだはっきりとした実感を伴わない別れを語る。阿部さんは、堤監督からもメールを受け取った。それは仲間さんからメールを受け取った撮影最終日よりもさらにずっと後のこと。編集の最終段階でスタジオから送られたものだった。「『編集していて、涙が止まらくなった。寂しいです』って。あの強い堤さんらしくない…いや、普段は強い人だからこそ、メールで本音をのぞかせて、寂しさを語ってくれたんだなと思います」。ラスト近く、これまでの14年の山田と上田の姿が映し出される。「14年間、一緒に歩いてきたから、パッと見せられてもどこのシーンなのかすぐに分かるんですよ」と阿部さん。「ホントに『やめてよ!』って思いましたね」とスクリーンに映し出された20代前半の姿に仲間さんは苦笑する。その声は照れくさそうで、そして少しだけ寂しげだった。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月08日出会いと言えば職場や学校、合コン、知人からの紹介に趣味サークル…最近はSNSで知り合って結婚をする人も増えていますね。もう一つ、ある意味古典的な出会いとして、街中やお店などでのナンパが挙げられるのではないでしょうか。以前は男子から女子に声をかけるナンパが主流でしたが、今は草食系の男子が多いこともあってか、女子から男子に声をかける“逆ナンパ”のパターンも少なくないようです。逆ナンパしたことがある女子、逆ナンパされたことがある男子、それぞれの体験談を聞いてみたいと思います。【逆ナンパした女子の体験談】■クラブでよく声をかけてます!~Nさん(34歳販売ベッキー似)「わたしはクラブでよく男の子に声をかけてますよ。ほとんどはその場での数時間を楽しむだけですが、気が合えば連絡先を聞いて、一緒に他のクラブに行ったり、合コンしたりすることもあります。彼氏を作るために逆ナンパするというより、友達の輪を広げるきっかけ作り程度に考えているので『女性から声をかけている』ことへの抵抗感は特にないですね。クラブだと知らない人とも話しやすいので、比較的誰でも、軽いノリで男の子に声をかけられるかも。でも、真面目に彼氏を作りたい人がクラブで逆ナンパをするのは、あんまりおすすめできません。わたしは付き合った人と2カ月で終わったし、友達は二股かけられてたし…。友達の友達で1人だけ、大企業の社長の息子さんをゲットして、玉の輿に乗った子もいましたけどね。」■逆ナンパからお付き合い~Iさん(26歳飲食店大島優子似)「今の彼は逆ナンパがきっかけで付き合い始めました。駅で新幹線(自由席)を待ってる時、すぐ後ろに並んでた男の人がジャニーズ系でとてもかっこよかったんです。時間もあったし、声をかけてみようかなと思って。最初は『どちらまで行くんですか?新大阪(新幹線の終点)のほう、台風が近づいてるみたいですね』と天気の話などをしてたのですが、地元が近いことがわかって結構話が弾みました。お互い1人だったので流れで新幹線の席も隣に座り、別れ際に連絡先を交換しました。その後、何回かデートをして付き合うことになりました。こんなにうまく話が進むなんて!と自分でもびっくりしています。」男性に声をかけるのってドキドキしますが、彼女たちの体験を聞く限り、遊んでいる時やヒマな時は耳を傾けてくれる人が多いみたいだし(ベッキー似や大島優子似だからっていうのもあるかもしれないけど…)、初対面でも話が合ったら楽しそう!わたしも新幹線の自由席に座る時は、さりげなく素敵な男性の近くに並んでみようかなと思いました。【逆ナンパされた男子の体験談】■街でよく声をかけられます~Oさん(30歳美容師成宮寛貴似)「僕は20歳くらいからよく逆ナンパされるようになりました。仕事柄、街でカットモデルさんを探している時に逆に声をかけられたりします。最初の何人かはモデルやお客様になってもらうきっかけ作りになると思って接していたのですが、結局女性の目的は違うところにあるのでうまくいきませんでした。そういう女性は、カットモデルだけしてもらうと『利用された』『本当にカットモデルだけなんてひどい』と怒るんです。でも、付き合ったり、食事に行ったりすると美容室内で『お客様に手を出すだらしないやつ』と言われてしまう…。それが怖くて、今は声をかけられても丁寧にお断りするようにしています。」■松潤と間違えられて逆ナンパ~Wさん(28歳アパレル松本潤似)「自分で言うと、勘違いしていると思われるのであまり言いたくはないのですが…。昔から松潤に似ているとまわりに言われていました。前はそれがコンプレックスでしたが、今は諦めがついたというか、受けられる恩恵は受けようという気持ちになっています。マスクや帽子、めがねなどをつけて外出するとかなりの確率で声をかけられるので、彼女がいない時は、相手の子と気軽にごはんに行ったりします。そのままセフレになった子も何人かいて、人恋しい時は適当に呼び出して遊んだり。『相手もどうせ顔目当てなんだろう』と開き直って関係を楽しんでいます。」■居酒屋さんの隣席で~Sさん(26歳営業オダギリジョー似)「居酒屋で男2人で飲んでいたら、隣の席に座った女の子2人組に『一緒に飲みませんか?』と声をかけられました。最初はおごり目当てかと思ったのですが、逆ナンパ慣れしている感じもしなかったから4人で飲むことに。その後、カラオケにも行って盛り上がり、朝までオール。年齢が近いこともあって、ノリが合うのでその日から付き合うことになりました!」一般的な男性は逆ナンパに慣れていそうな女性だと「遊び目的」だと思ってしまうようなので、あくまでも逆ナンパは慣れていないように声をかけるのが成功の秘訣みたいですね。みなさんのお話を聞くとやはりイメージ通りというのか…気軽に楽しめる関係を求めて逆ナンパをすることが多い感じがしました。声をかけるほうもかけられるほうも、真剣交際を前提としているケースは少ないみたいです。でも、街中やスキー場でのナンパから結婚しているカップルもたくさんいるのだから…出会いのきっかけの一つとして逆ナンパもありなのかも。男女それぞれのエピソードを参考にしてみてはいかがでしょうか?(文=なつみかん)
2013年10月08日グンゼは、快適でクールなアンダーウエアを提供するオリジナルブランド「ボディワイルド(BODYWILD)」から、13年秋冬新商品として、ファッション感度を高めたプリント柄のボクサーブリーフを発売する。ボディワイルドの今秋冬シーズンは、「Beautiful body Wild heart」(美しい体、力強い自然な=あるがままのこころ)をキー・コンセプトに、ストリートの感性を融合したプリント商品を展開する。今回は幾何学柄3柄のほかボーダー柄、マーブル柄、グラデーション柄、ピンクフラワー柄の4柄を提案。価格は幾何学3柄が1,365円、ボーダーなどの4柄が1,575円。素材はどちらもポリエステル90%・ポリウレタン10%で合繊主体。「ボディワイルド」は昨年秋よりデザイナー・田中了をディレクターに迎え、着用感の心地良さや縫製技術・素材感の良さに加え、ファッション性を高めてきた。13 年秋冬は、俳優の成宮寛貴をモデルとして起用。成宮さんは08年にボディワイルドの年間キャラクターとして起用されており、今回は5年ぶり・2回目の起用。ボディワイルドが以前のキャラクターを再起用するのは初の試みとなる。今回はポスター、映像等ビジュアルはクリエーティブディレクターの田中了自らが撮影し、成宮の魅力とボディワイルドのかっこ良さ、ファッション感度の高さをアピールする。
2013年08月01日誕生以来、圧倒的な高視聴率を記録し続けている「相棒」(テレビ朝日)の劇場版第四弾『相棒シリーズ X DAY』で主演の田中圭演じる警視庁サイバー犯罪対策課・岩月彬が、ついに1月16日(水)よりスタートとなる本家のドラマ新シリーズ「相棒 season11」の2月27日(水)放送回で初登場を果たすことが明らかとなった。水谷豊扮する特命係・杉下右京が“相棒”とのコンビで、あらゆる難事件を次々と解決していくサスペンスフルな物語と個性的なキャラクターたちで絶大な支持を集めてきた本シリーズ。今回、劇場版となる『相棒シリーズ X DAY』で新たな“相棒”となるのは、刑事キャラクターの中でも高い人気を誇る“イタミン”こと川原和久扮する警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一と、その“相棒”となる田中さん扮する岩月だ。とある殺人事件の捜査を共に進めていく2人が、目に見えない圧力にさらされ、捜査は行き詰まっていき…。3月より公開となる『相棒シリーズ X DAY』に先駆けて、田中さんの「相棒」ワールド初登場に加え、川原さんとの新“相棒”のお披露目となる今回のドラマ出演。田中さんからは、「岩月君がドラマに登場するのが凄く嬉しいです。また彼を演じられる喜びと、相棒シリーズに本格的に参加させてもらうのが、緊張もしますけど、光栄です。今回はドラマなので、水谷さんとの絡みも勿論あって、間近で右京さん独特の雰囲気を感じられるのはいまから興奮しています!」と胸の高鳴りを抑えられないといった様子。さらに、「『相棒シリーズ X DAY』という作品が自分自身大好きなので、その作品を経た後の岩月と伊丹刑事の関係性を見せられるのが嬉しいです。ドラマを見てくださったみなさんに、ちゃんと気になってもらい、映画も観ていただけるようにしたいと思います!頑張ります!」と劇場版への愛と共に意気込みを語ってくれた。「相棒 season11」から“相棒”となった、水谷さん演じる警視庁特命係・杉下右京と成宮寛貴演じる甲斐享のドラマ版“相棒”コンビと、岩月&伊丹の劇場版“相棒”コンビがどう関わっていくのか、楽しみに待ちたい。ドラマ「相棒 season11」は、1月16日(水)より毎週・水曜放送。『相棒シリーズ X DAY』は3月23日(土)より全国にて公開。(c) 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ(text:cinemacafe.net)■関連作品:相棒シリーズXDAY 2013年3月、全国にて公開(C) 2013「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ
2013年01月16日直木賞作家・道尾秀介氏の本格ミステリーを映画化した『カラスの親指』。本作で人生の哀しみを背負うサギ師の中年男を好演した俳優・阿部寛が、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている理由を明かした。その他の写真タケこと武沢竹夫(阿部)は新米のテツ(村上ショージ)と組み、競馬や骨董をネタに作戦を考え、シノギを上げるサギ師だ。「サギをするシーンが3か所ほどありますが、毎回違うキャラクターでサギを仕掛けるのは面白かったです」とまずはサギ師役の感想を吐露する阿部。映画は、この中年コンビと偶然出会う3人の若者たちが、タケの過去にまつわる一世一代の大勝負に出るまでを描く。「伊藤(匡史)監督は強いこだわりと愛情を持っていて、カット数が尋常じゃなかった(笑)。ただ、だからこそ自分が演じたどのキャラクターたちよりも、タケという男には人間臭い側面がより強く出ていたように思いました」と人世の悲哀を背負った“人間”を演じることが出来て感謝の念を抱いたという。宣伝コピーにあるように近年の阿部は出演映画に限ってみても、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている。今作ではサギ師という新たな表情も話題の的で、そこには「自分ではまったくできないと思っているようなことに挑戦したくて」という俳優としての本質的な、課題にも似た願いがあるという。「先日、舞台でシェイクスピアの戯曲に50歳を前にして挑戦しましたが、大恥かいてもいいと思っていましたよ(笑)」と想いを打ち明ける。「そうやって自分を鍛えていくことで、違う自信を持っちゃう自分を抑えているみたいなことはあると思いますね」。演技について、「間違った方向に進んでいても、役者は気づかないことがある。10年ぐらい切り替えができない場合があります」と明かす阿部。最後に本作で重要なモチーフとなる“親指”に掛けて、「それこそ“これでいい”みたいな間違った“親指”を作ることが一番怖いと思いますよ。つねに自分をイジメ抜いて、何度も失敗していい、そういう意気込みで今はやっています」と語っていた。『カラスの親指』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年11月26日直木賞作家・道尾秀介の人気ミステリーを映画化した『カラスの親指』の完成会見が8月16日(木)に都内ホテルで開かれ、主演の阿部寛に村上ショージ、原作者の道尾さんが出席した。哀しい過去を抱えた詐欺師に彼とコンビを組むことになった新米の中年男、スリの少女とその姉とその彼氏の5人。奇妙な共同生活をすることになった彼らが実行するある大作戦の行方を描く。阿部さんは「人間の悲哀を奥深いところまで描いた作品。観たら温かい気持ちがあふれてくる映画に仕上がっています」と完成した作品に自信をのぞかせる。ほとんど演技初挑戦のショージさんとコンビを組み、石原さとみ、能年玲奈、小柳友といった若手キャストとの現場となったが「現場の雰囲気をそのまま出していけばいいという感じで、力の抜けた感じでやりました」と語り、初挑戦の詐欺師役についても「世間の聞こえは悪いけど(苦笑)、それを(ショージさんと)2人でユーモラスにやってます。楽しみながら作れました」と笑顔を見せた。ショージさんは「プレッシャーを感じながらやった」とふり返る。長ゼリフには相当苦戦したようで「終わった直後は“二度とやるか!”と思った」と語るが、「試写で完成した作品を見たらハマったような感じ」と役者業への手応えをつかんだよう?「死ぬまでに代表作ができて嬉しい。吉本を辞めたとしてもこの作品があるからいいかと思える」と強い思い入れを明かし「このまま(劇中の詐欺師コンビの)タケ&テツとして歩みたい!」と阿部さんにコンビ結成をラブコール。阿部さんからは「自信ないです…」と断られたが、めげることなく演技中の阿部さんのカッコよさを熱弁し「こういう人とコンビ組んだら楽しいだろうと思った」と再三にわたり新コンビ結成をアピールしていた。道尾さんは「初めて5人が暮らす借家のセットを見たとき、あまりにもイメージにぴったりで驚きました。原作では全く書いてないのに、イメージをくみ取ってくださった。あれを見て『これは絶対に面白い映画になる』と思った」と明かす。実際に完成した映画についても大満足のようで「映画を観て自分の作品を素で味わい『いい物語だな』と改めて思えた。こんなに声を出して笑ったりボロボロ泣いたのは久しぶり」とその完成度の高さを称賛した。映画の中のように、これまで騙された経験について問われたショージさんは「前にお米のCMの仕事で、吉本の担当のお偉いさんから『ほとんどお前に決まりや』と言われたのに待てど暮らせど何もないので、聞いてみたら『残念ながら(オーディションで)素人に負けた』と言われた。芸人は目先のお金を計算して経理に前借するので(笑)、そのお金を返すのに走り回った。あのときは騙されたと思いました」と苦い経験を告白。実は、この日も映画のどんでん返しさながらのドッキリをショージさんに敢行!事前に何も知らせないままショージさんが本作のプロモーションのための全国行脚に出ることが突然、発表された。これにはショージさんも「嘘やろ?アホなこと言うな!」と信じられない様子だったが、阿部さんから「僕は忙しいので。コンビは組めないけどテツ一人で行ってきて下さい」と託されると、観念したように「阿部さんが言うなら行きます」と応じ、そのまま全国への旅に出発した。最後に阿部さんは改めて映画について「人間再生のドラマです。温かい気持ちになっていただければ」と語り、サプライズ仕立ての会見は幕を閉じた。『カラスの親指』は11月23日(金・祝)より公開。■関連作品:カラスの親指 2012年11月23日より全国にて公開© 道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
2012年08月16日映画『逆転裁判』が2月11日(土・祝)に公開を迎え、主演の成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲、中尾明慶、石橋凌、小日向文世、三池崇史監督が舞台挨拶に登壇した。シリーズ累計450万本の売り上げを誇る大人気ゲームを実写映画化。新米弁護士の成歩堂龍一が、事件に巻き込まれ殺害された上司の遺志を引き継ぎ、法廷で激しいバトルを繰り広げて真相を明らかにしていく。ゲームの世界観を忠実に再現している本作。キャラクターへの成りきりぶりも話題になっているが、ギザギザの生え際が特徴的な成歩堂を演じた成宮さんは、自身の扮装姿を初めて見たときのことを「やばい、と思いましたね。『監督、大丈夫なんでしょうか?』と聞きました。最初は慣れなくてむず痒かったです」と、ふり返る。さらに、石橋さんは「みんなでカメラの前に立ってるときはいいんです。一人で楽屋に戻って姿見を見て、『誰がタカラジェンヌやねん!』」と、突っ込まずにいられなかった様子を告白。続けて、「僕は高校に入ってバンドを組みまして、胸元まで髪があったんですね」と過去を明かしながら、「ただ、フリフリをつけたのは人生で初めてでした。工くんとフリフリをつけているんですけど、食事をしていても、何をしていても邪魔でした」と語り、「めんつゆがつきそうになるんですよね」と共感する斎藤さんと、頷き合った。一方、「僕は衣裳合わせの時にすっかり気に入ってしまいまして。セーターがチクチクしてちょっと暑かったけど、実はすごくオシャレだったし、かつらもあんなにフサフサの長い毛で。20代の頃の髪型に近い感じで、老けた役にしては僕自身は意外と若くなったかなと思っていました」と言う小日向さんのようにすっかり気に入ってしまった者もおり、原作ゲームの大ファンだという桐谷さんも「衣裳や髪型は何回も合わせました。お姉ちゃん(壇れいさん)が乗り移るシーンは、同じ格好でも(桐谷さんが演じた)真宵サイズにしてもらっているんですよ」と、徹底したこだわりに大満足していた。さらに、ニット帽姿の中尾さんは、地毛で撮影に臨んだことを明かした上で、「そろそろ『2』の話も出てくるんじゃないかと予想して、髪の毛を伸ばそうと今日はニット帽をかぶってきました」と、続編への期待もチラリ。最後には登壇者全員で成歩堂を模した特製だるまに目を書き入れ、まずは本作のヒットを誓っていた。『逆転裁判』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:逆転裁判 2012年2月11日より全国東宝系にて公開© CAPCOM/2012「逆転裁判」製作委員会■関連記事:生ハムメロンに異議あり!成宮寛貴VS斎藤工の激しい舌戦が勃発!?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?三池崇史監督最新作は法廷バトル!『逆転裁判』試写会に30組60名様をご招待成宮寛貴の哀しい恋の告白に、桐谷美玲「かわいそう…」と同情
2012年02月13日人気法廷ゲームを三池崇史監督が実写映画化した『逆転裁判』のイベント試写会が1月29日(日)、東京・スペースFS汐留で開催され、主演の成宮寛貴と共演する斎藤工が登壇した。この日は「女性限定“異議あり!”絶叫試写会」と銘打ち、女性ファン約150人が、日頃から異議ありだと思うテーマを告白。成宮さんと斎藤さんが男目線でジャッジを下した。客席からは「最近、私の周りの男性から男らしさを感じることが少ない」、「中学3年の妹から、彼氏がいないことをバカにされる」、「友達が勝手にTwitter上に私の変な写真をアップする」など次々と異議申し立てが…。なかでも最も盛り上がったのが「酢豚にパイナップル、サラダにリンゴ、ドライカレーにレーズン、そしてメロンに生ハムという組み合わせがあり得ない」というテーマだった。「確かに酢豚にパイナップルは許せない」と口火を切ったのは斎藤さん。もちろん生ハムメロンもNGだと言い「僕が生ハムだとしたら、メロンと別に食べてほしい」と生ハム目線(!?)で証言した。これに対して、成宮さんは負けじと「僕がメロンだったら、生ハムに抱かれたい」とメロン目線で抗戦する。映画の中では、成宮さんが新米の熱血弁護士の主人公・成歩堂龍一を、斎藤さんがライバルの天才若手検事をそれぞれ演じ、激しいバトルを繰り広げるだけに、生ハムメロンをめぐる激しい舌戦は、まさに法廷シーンの再現ともいうべき白熱ぶりだった。とはいえ、撮影を通してすっかり意気投合した様子で「僕と美玲ちゃん(共演する桐谷美玲)がスマホのゲームで遊んでいると、寂しくなったのか休憩時間にスマホに機種変してきた」(成宮さん)、「それまではシャキーンって感じの旧型だったので(笑)。そういえば、成宮くんから京都のとあるお寺をバックに写真を撮ると金運が上がると教えてもらって、早速撮りに行ったが、まったく金運が上がらない」(斎藤さん)と仲の良さをアピールすることも忘れなかった。映画は新米弁護士の成歩堂が、上司でもあった弁護士が殺害された事件を担当。容疑をかけられた被害者の妹の無実を証明するために激しい法廷バトルを繰り広げ、事件の真相を解き明かしていく。『逆転裁判』は2月11日(土・祝)より全国東宝系にて公開。■関連作品:逆転裁判 2012年2月11日より全国東宝系にて公開© CAPCOM/2012「逆転裁判」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?三池崇史監督最新作は法廷バトル!『逆転裁判』試写会に30組60名様をご招待成宮寛貴の哀しい恋の告白に、桐谷美玲「かわいそう…」と同情
2012年01月30日大人気ゲームを映画化した『逆転裁判』の完成披露試写会が1月16日(月)に都内で行われ、成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲、中尾明慶、石橋凌、柄本明、三池崇史監督が特設の法廷で激論を交わした。長年追いかけてきた事件に関して新たな証言が見つかったというメッセージを遺し、弁護士が殺害される事件が発生。被害者の妹が逮捕されるが、彼女の無実を信じ、被害者の部下であった新米弁護士の青年・成歩堂龍一(成宮さん)が激しい法廷バトルを繰り広げ、事件の真相を解き明かしていく。成宮さんは三池監督について「ひと言で言うなら天才。何が起こるかワクワクしてました」と語り、さらに「甘い匂いがするんです(笑)」とコメント。これには三池監督も「何じゃそりゃ?一般的には加齢臭ですが…」と困ったような笑みを浮かべていた。桐谷さんは、原作ゲームの大ファンだったこともあり「最初に話を聞いたときはびっくりするくらい嬉しくて『わあっ!』って声を上げました。みなさんが衣裳を着てのキャラクター姿を見たときは、『(ゲーム)そのままだ』と感動しました」とファンならではの視点で出演の喜びを語った。三池組の常連、石橋さんも「三池さんがやると聞いてぜひやりたいとすぐに決めました」と明かし、「法廷のセットが素晴らしくて感動しました」と細部にわたって原作の世界を再現した監督の力量を絶賛した。この日、開廷した法廷では、それぞれが自らの行いを証言台に立って告白。周りは「異議あり」or「異議なし」のボードを掲げて判決を下す。斎藤さんは、某有名レンタルビデオ店で「必ず、自分の作品を前に置くようにしています」と意外な行動を証言。これに成宮さんは「僕は雑誌を必ず多めに前に置くようにしてます」と同調。石橋さんも「(自身が主演する)三池監督の『オーディション』を嫌いな監督の作品の上に重ねておいたことがあります」と明かした。桐谷さんは「勇気がないので私の分もやってほしいです」とお願い。少しでも出演作を目立たせたい俳優の心情をのぞかせた。最後に証言台に立った成宮さんは「好きだった子の喜ぶ顔が見たくてサプライズでプレゼントをあげたのに『サプライズプレゼントをくれそうだからあまり驚かない』と言われた」と哀しい恋の思い出を証言。“異議申し立て”というより単なる告白となったが「かわいそうで…」(桐谷さん)と同情を集め、全員から「異議なし」の札を勝ちとり「心が晴れました」とホッとした笑顔を浮かべていた。『逆転裁判』は2月11日(土・祝)より全国東宝系にて公開。■関連作品:逆転裁判 2012年2月11日より全国東宝系にて公開© CAPCOM/2012「逆転裁判」製作委員会
2012年01月16日『麒麟の翼~劇場版・新参者~』の完成披露試写会が1月15日(日)に開催され、主演の阿部寛を始め、新垣結衣、松坂桃李、田中麗奈、三浦貴大が出席。上映直後にはサプライズで歌手のJUJUが登場し、主題歌「Sign」を生で歌い上げた。東野圭吾の人気連作である加賀恭一郎シリーズの1作を、連続ドラマ、スペシャルドラマに続いて映画化した本作。胸を刺され、日本橋の翼のある麒麟像の前で息絶えた男の事件の謎に、日本橋署の敏腕刑事・加賀が挑む。映画上映直後、再び幕が上がるとJUJUが登場し「Sign」をピアノ伴奏に合わせて熱唱。事前にJUJUの登場を知らされていなかった観客は力強い歌声に酔いしれた。このステージが今年の舞台初めというJUJUは「こんな素敵な作品に関わらせていただけたことだけでも光栄ですが、こうして歌わせてもらい幸せです」とニッコリ。「生きていると、素直に言った方がいい、気持ちが言えないことがほとんど。分かってても素直に受け取れないことがありますが、後悔から生み出される明るいこともあるんじゃないかという思いで作りました」と楽曲に込めた思いを明かした。舞台袖で「みんなで横から見てました」という阿部さん。「歌詞の力、歌の力を感じました。思いが伝わる曲で感謝してます」と感動しきりだった。この日の登壇陣のうち、阿部さんと新垣さん、松坂さんの3人は辰年の年男&年女。今年の抱負を尋ねると、阿部さんは「48歳になりますが、この後の映画(『テルマエ・ロマエ』)では裸になったりもしてるので(笑)、恥ずかしいこともどんどんやっていきたいです」と語った。新垣さんは「プライベートでは食生活を改めたい。好きな食べ物が体に悪そうなものばかりなので、野菜も食べて、体を動かして綺麗になりたい」と宣言。司会者から「これ以上綺麗になってどうするんですか?」とツッコまれると「中はドロドロしてるんです」と苦笑交じりに明かした。松坂さんは「風邪をひかないように」とこちらも健康第一。さらに「この作品と共に、龍の如く昇っていけたらと思います」と飛躍を誓った。田中さんは今年、本厄ということだが、実は役者にとって厄年は“厄”と“役”つながりでよい年になると言われているとか。阿部さんからの「僕も本厄の年にいろんな役をやりましたよ。『結婚できない男』とか…(笑)」という本厄の年のご利益(?)の証言に田中さんは「そうですね。『結婚できない女』とか(笑)、いい役に出会えるように精進したいです」と笑顔で語った。三浦さんは「いつもと変わらず暮らしていければ」とマイペース。「仕事が忙しいのはいいけど、それ以外は家にこもって静かに暮らしたい」と新年早々の“ひきこもり”宣言で笑いを誘っていた。『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』は1月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:このミステリーが泣ける!『麒麟の翼~劇場版・新参者~』試写会に10組20名様ご招待駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ癒し系?頼れる系?親友にしたい俳優ランキング三浦春馬と天海祐希が1位に!
2012年01月16日映画『天国からのエール』が10月1日(土)に公開を迎え、主演の阿部寛を始めミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平と熊澤誓人監督が舞台挨拶に登壇した。主人公のモデルとなった故・仲宗根陽さんの妻・美幸さんもゲストとして登場しキャストやスタッフへの感謝の思いを綴った手紙を朗読。劇場は深い感動に包まれた。沖縄で弁当屋を営みながら地元の高校生のために無料の音楽スタジオを設立し、一昨年、がんで他界した仲宗根さんの実話を基に、彼と彼のもとで成長を遂げていく若者たちの姿を描いた本作。阿部さんは映画を観終えたばかりの観客に「本当に、本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。「東京から来たいち俳優が、(亡くなって)1年も経たないうちに仲宗根さんを演じるということにプレッシャーもありましたが、みなさんに支えられてやらせていただきました」と晴れ晴れとした表情で語った。阿部さん演じる陽の妻を演じたミムラさん。いまも仲宗根さんの遺志を継いで音楽スタジオを続けている妻の美幸さんとは、役作りのために撮影中はあえてあまり深く接することをしなかったと言うが、「日常会話やたわいもない話の中からも奥さんと陽さんの距離感が見えてきました。現場にも来ていただき“現場のお母さん”という感じで同じ女性としても憧れるところがありました」とふり返った。桜庭さんも初日を迎えて万感の思い。「もしも仲宗根さんのような人が近くにいたら、私たちも仲宗根さんを信じられるし、仲宗根さんも私たちを信じてくれて、夢を追いかける自信になると思う」と仲宗根さんへの思いを語った。矢野さん、森崎さん、野村さんはホテルの部屋も一緒で常に一緒に過ごしていたという。劇中、桜庭さんと4人でバンドを組むが、全員、ほとんど楽器は初めて。森崎さんが「みんな、成長がすごく早かった。ヤバいと思って家で練習した」と言えば、ほかのメンバーからは「実は森崎くんが一番成長が早かった」という声が上がるなど互いに切磋琢磨したよう。野村さんは「休みの日に男3人で美ら海水族館に行って参りました」と明かすなど、仲の良さをうかがわせた。映画初出演となる矢野さんが阿部さんとの共演について「夢のような時間でした。右も左も分からない中で、阿部さんやミムラさん、スタッフのみなさんに支えていただいた」と語ると、阿部さんは「大人になったな」と嬉しそうに目を細めた。沖縄からこの日のために上京した仲宗根さんの妻・美幸さんはキャスト陣、スタッフへの思いをしたためた手紙を涙ながらに朗読。特に、劇中の手作り結婚式で阿部さんが台本にない「いままでありがとう」というセリフを加えたことに「不器用だった主人の思いを代弁しているようで涙があふれました。阿部さんは人の痛みの分かる方。主人も喜んでいると思います。この映画は宝物になりました」と語ると、会場は温かい拍手に包まれた。阿部さんは「最初は夢物語のように感じ、本当にこんな人がいたのかな?という思いでしたが、沖縄で奥さんが出迎えに来てくださったとき、後ろに仲宗根さんが立っているように感じました。奥さんを通じて仲宗根さんの存在を感じて、それまでの思いが消えた」と語った。監督も「ストーリーだけ聞くとファンタジーのように聞こえますが、みなさんの近くに本当にいるんじゃないかと思ってもらえるようにとリアリティを大切にした」と“実話”の重みを強調した。『天国からのエール』は全国にて公開中。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:阿部寛×ミムラインタビュー目指したのは「対等にケンカできる」夫婦女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」
2011年10月03日阿部寛とミムラ、2人の年齢差は19。だがスクリーンの中で2人は、全く年齢による遠慮や気兼ねを感じさせない太陽のように明るく、やさしく、そしてエネルギーにあふれた夫婦の姿を見事に演じている。沖縄で若者たちのために、私財を投じて無料の音楽スタジオを設立し、2009年にがんで亡くなった仲宗根陽さん。子供たちに正面から向き合い、全力でぶつかっていった彼の姿を描いた本作で、2人はどのような思いで夫婦を演じたのか?役柄に込めた思いを語ってもらった。熱演ではなく、憑依?「台本のセリフを超えたい」(阿部さん)実在の人物を演じるにあたって阿部さん、ミムラさんを驚かせ、そして悩ませたのが陽さんという人物のスケールの大きさ。「事実は小説より奇なり」とい言葉を体現したような彼の生き方を阿部さんは「2時間で収まるサイズじゃない」と評し、ミムラさんも「普通の人が5年に1回あるかないかっていうエピソードを週に1回体験してる」と頷く。阿部さんは陽さんの魅力として彼が持つ“眼差し”を挙げてこう語る。「生前の陽さんのインタビューと、若者たちのライヴを見守っている姿を映した映像が残ってるんですが、そのときの様子がいまも目に焼きついて離れない。仁王のようにも菩薩のようにも見える、何とも言えない人間を超越したような目をしてるんです。この目が人を惹きつけるんだな、僕にはこの目はできないと感服しました。演じる上ではとにかくぶれずにやりきろうという気持ちでした。自分がこの人とこの人の家族を守らなければとも思いましたし、この人が伝えたかったことは何なのか?考えに考え抜いてやらなければという意地もありました」。当初は台本に描かれた陽さんをシンプルに力強く演じようと考えていたという阿部さん。彼の家族や周囲の人々への取材を通じて感じた思いは「見えない部分で出していければ」と考えていたそうだが、撮影が進む中である思いが阿部さんの心に染みこんでいく――。「後半に差し掛かって『もっと、もっと』と思う中で『台本のセリフを超えたい』と考えるようになりましたね。それにはもう“乗っける”しかないのかな、と。“何か”が乗っかって入って来てくれないかなという思いで、陽さんのお墓参りに行ったりもしました。特に最後、陽さんが亡くなるシーンは誠心誠意やりたいという一心でした」。この陽さんを支える妻とはどんな女性なのか?ミムラさんはまず「対等にケンカができる関係」を念頭に置いて妻の美智子をイメージしていったという。「これだけのエネルギーとエピソードを持っている人の奥さんということで、同じだけのエネルギーがなければきっと横にはいられなかっただろうと。だから彼を止めるシーンではしっかりと止められなくてはいけないと思ったんです」。あえて陽さんの奥さんに話を聞くのではなく、阿部さんが演じる陽の姿から美智子というキャラクター、そして夫婦の関係性を作り上げていった。「絶対にただ優しいだけの人ではないとは分かるんですが、なかなか想像がつかなくて…。『無理だ』と行き詰まったときに、阿部さんに頼ろうって思ったんです(笑)。私は陽さんについて、エネルギーだけでなく『おれは動かんぞ』という確固たる信念が風貌からも感じられる人をイメージしてたんです。だから阿部さんが陽役って聞いて、ピッタリだと思いました。それで、阿部さんに肩を借りる形で2人の関係性を築いていきました。陽さんのやろうとしていることも、問題も全部分かってて『あなた、これどうすんの!?』ってハードルを出せればと。実際に奥さんに聞いたら、おふたりはよくケンカをされてたそうで、周りも『あの夫婦のケンカはすごいよ』っておっしゃってたそうなんです(笑)」。若き日をふり返れば「かっこつけても無駄なんだって思えた」(ミムラさん)映画の中で2人は若者たちを導く立場にあるわけだが、もちろんかつては、劇中の若者たちの側の立場で青春を過ごし、進むべき道を模索していたのだ。映画を観ると、陽さんのような人がそばにいてくれたらと思わずにいられないが、2人にも若い頃、周囲の大人が自分に向き合い、掛けてくれた言葉に人生を大きな影響を受けたという経験があるという。阿部さんは俳優としての自らを確立する過程でのある忘れられない経験を明かしてくれた。「僕は『メンズノンノ』という雑誌が世の注目を集めたことで、苦労せずにこの世界に入ったんです。しばらくして自分には俳優として何の実力もないってことに気づいたんですが、どういう手段を取ったらいいかさえも分からずにいました。そんなとき、あるカメラマンさんから『自分の身は自分で守らなくちゃダメだよ』と言われたんです。その意味は何だろう?って考えたとき、他人がどうこう言っても、役を演じる上で自分の感性でその役を守らなければ他に守ってくれる人はいないんだっていう考えに至った。そこから役作りをすることが徐々にではありますが楽しくなっていきました。それから、つか(こうへい)先生に声を掛けてもらったときも、半ば強制的にオーディションに参加させられたんですが、自分の中には『飛び込みたい』という意識も『行きたくない』って気持ちもあったんです。そうしたら、つか先生が僕の芝居にならない芝居を見て『おぉ、いいな』と褒めてくれた。たとえ嘘でもその瞬間にモヤモヤしたものが消えていきました。信じてくれる大人がいるということは、すごく大きなことだなと、それによって越えられるハードルはいくつもある。今回の陽さんと重なる部分がありました」。ミムラさんも「私も自らこの世界に入ったわけではなくて」と苦笑を浮かべつつ若かりし頃に思いをはせる。「あるCMが決まって、『勉強して来い!』って送り込まれたんですが、いま考えてもあのときの自分は、中途半端で自分本位でダメダメで、迷惑のかけ倒しでした(苦笑)。自分でも『向いてない』って思いながらやってたんですが、打ち上げの席である技術スタッフの方が『おれたちは現場の人間だから、(キャストが)悩んだり、一生懸命やったりというのを全て見てるよ』と言ってくださったんです。そのとき、私は『怖い』って思っちゃったんです。私の失態や見栄を張ってるのとか全部見抜かれてるんだって。優しい言葉で力みを取ってくれたんですが、私には逆に聞こえていた時期があって(笑)、でもこの人たちの前でかっこつけても無駄なんだって思えた。いま思うと両方の意味で取っていて良かった、余計に心に響いたな、と思います。事細かに説明された言葉じゃなくて、実感のこもったひと言を、時間が経って実感できることがあるんです」。本作だけでなく、『奇跡』、『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』など、阿部さんは若者たちを導こうとする役柄を演じることが多くなっているようにも思えるが…。阿部さんなりに若い世代に何かを伝えたいという思いがあるのでは?「若い俳優は周りに多いですが、とはいえ彼らは同じ職場でプロとして同じ舞台に立ってる。困ったことがあれば支えようとは思ってます。たまに一緒に食事に行ったら、昔、自分が経験したことをお節介で話しますがそれを受信するかどうかは彼ら次第。もうすでにプロですから、僕としては彼らの邪魔をしないように、より光り輝かせてやりたいとは思ってます」。2人の若者たちへの本物の思いをスクリーンを通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待
2011年09月27日10月より放送されるNHKの連続テレビ小説「カーネーション」の完成披露試写会が9月5日(月)に行われ、併せて主演の尾野真千子、脚本の渡辺あやが出席しての記者会見が開催された。日本のオートクチュールの先駆けとして世界で活躍したデザイナーであり、コシノヒロコ、ジュンコ、ミチコの三姉妹の母親であるデザイナーの小篠綾子。彼女の生涯をモデルに激動の大正、昭和の時代をミシンひとつで人生を切り拓き、力強く生きていくヒロイン・糸子の姿を描く。尾野さんは第1週の最終6話目から女学生として登場。洋服の魅力に取りつかれ、学校を辞めてパッチ屋で働き始め、様々な出会いを経て腕を磨いていく。第1週目分の上映後に会場に姿を現した尾野さんは「これからずっと面白いです。糸子が大人になっていき、泣いたり怒ったりしながらも楽しくやってます」と満面の笑み。「絶対に面白くなります!」と自信をのぞかせる。渡辺さんはこれまで映画『メゾン・ド・ヒミコ』、『天然コケッコー』などの脚本を手掛けてきたが、連続ドラマは初挑戦。「40時間ありますが、私がこれまでやってきたのは長くても2時間程度。“走り方”が全然違う」と明かす。実在した人物の生涯を描くことについては「小篠さんについていろんな方に話を聞いたのですが、みなさん話すときに半笑いを浮かべて、いかにハチャメチャで面白い方だったかを伝えようとしてくださるんです。すでに亡くなった女性について話すときにそういう顔になるってどういうことなんだろう?それを私も知りたいという気持ちです。きっと歩みの中に秘密があるんだと思います」と思いを明かしてくれた。城谷厚司プロデューサーも小篠さんを「エピソードに事欠かない魅力的な方」と語る。「デパートの店員の制服が着物か割烹着だった時代に、そこに乗り込んで『私に作らせろ』と迫って、本当に作らせてもらったりした。本当にすごいパワーだと思います」と語り、こうしたエピソードがいくつも話の中に織り込まれていることを明かした。さらに、城谷プロデューサーは尾野さんについて「感情の瞬発力がすごい。パワフルです」とエネルギーあふれるヒロインを演じるにはぴったりと太鼓判を押す。ドラマ「火の魚」でも尾野さんと一緒に仕事をした渡辺さんも「糸子役としてはドスが利く人なので頼もしいです。感情表現は、無防備になって自分の感情を顔や体で表現すること。それはすごく怖いことなのだけれど、尾野さんは一歩も引かない度胸がある」と絶賛。男女同権など夢のような時代に、腕を頼りに自分らしく生き抜いたヒロインを尾野さんがどのように体現しているのか?尾野さんは「(糸子は)元気いっぱいなので、三食食べて寝て、甘えるときは甘えて頑張っています。お肉は欠かせませんね」とニッコリ。「カーネーション」は10月3日(月)より放送開始。「カーネーション」番組公式サイト■関連作品:のぼうの城 2012年秋、東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:東山紀之、七夕の願いは「給料が上がりますように」勝地涼インタビュー東山紀之と向かい合い「目で語り合った」東山紀之藤沢周平が描く家族の姿から「多くの発見と気づきがあった」鈴木保奈美、今度は榮倉奈々と母娘役!『のぼうの城』で11年ぶりスクリーン復帰成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛
2011年09月05日10年という歳月はどれくらいの重みを持っているのだろうか?ちょうど10年前、成宮寛貴はある舞台で俳優としての道を歩み始めた。その後、TV、映画と活躍の幅を広げ、いまにいたるのは周知の通りである。やはり、10年という時間は決して軽くない。先日公開された公開『ばかもの』は絲山秋子の同名小説の映画化作品。ある男女が求め合い、傷つけ合い、時に自らを傷つけ、そして再生し…という10年におよぶ愛を描いている。成宮さんは2人の愛の形を「純愛」と言う。このラブストーリーを通して成宮さんは何を感じ、何を表現したのか?公開を前に話を聞いた。「不器用なラブストーリーの方が自分らしい」「王道ではないラブストーリー」という言葉で成宮さんはこの10年の物語を表現する。「毎年、いろんなラブストーリーがいろんな形で出てくるけど、この作品はド直球ではないですよね。すごく不器用なラブストーリーで、その方が自分らしいな、と思えたんです。王道のラブストーリーは…自分で演るには恥ずかしいですよ(笑)!」いやいや、これまで山ほど王道のラブストーリーに出演してるし!というツッコミはさておき…確かに本作で演じているヒデという男は王道の主人公とは言えない。初めての女性に有頂天になって無邪気なまでに溺れ、捨てられ、虚しさを抱えたままアルコールに頼って堕ちていく――。見ている側が思わず気恥ずかしくなるほど(!)、見事なまでに未熟で気恥ずかしい若者の姿をさらけ出している。「男なら誰しも経験したことのあるような『あちゃー…恥ずかしい!』っていう部分が詰まってると思います(笑)。女の子って同級生でもどこか年上の感じがするじゃないですか?一生懸命なのに空回りして、なかなか同級生の女の子の心が掴めなかった中学生の頃の気持ちを思い出しながら演じてました(笑)。それから年上の女性が自分の腕の中に入っている感じというのはどこで得られるものなんだろう?とかそんなことを考えながらね。物語の上で、ヒデは最後にはその感覚を得られるのかもしれないですが…僕にはまだ女の子は分からないですね、難しいです」。堕ちて堕ちて、やがて再生の道を少しずつ歩み始めるヒデ。一方、彼を捨てた女・額子(内田有紀)もまた壮絶な運命を生きる。ヒデと別れて結婚するものの、事故で片腕を失い、その後は寂しくひとりの人生を生きることに。人生に十分すぎるほど傷ついた2人が10年近くのときを経て再会する。「10年前の恋人たちが再会してやり直すってことが実際にあるかというとなかなかない。そういう意味で、ある種の“ファンタジー”として2人の巡り合わせが描かれているけど、そこにものすごくグロテスクな現実が横たわってる。これがひとつの純愛の形なんだな、と。振り回されて捨てられて、その後10年の間にいろんなことがあって、それでも再会した瞬間に『あぁ、やっぱりこのひとなんだ』という“何か”があるんですよね。そこからは、昔の感情を引きずりつつも、彼女にもういちど近寄っていくことに恐怖を覚えながら接していて…。だけど、少しずつ溶けていくような感じと言えばいいのかな」。「あのシーンがあったからこの映画に出ようって思った」そんな2人の“愛の形”が象徴的に描かれるのが、隻腕となった額子が、脇の毛を剃ってくれるようにヒデに頼むシーン。成宮さんにとっては「あのシーンがあったから、この映画に出ようと思った」というほどの重要な意味を持つシーンである。「“ちゃんと愛している”ということをセリフなしで、究極的に表現しているシーンですよね。あのシーンではもちろん、女優・内田さんを大切に、センシティブに扱わなくちゃいけない場面でもあるし、物語にとっても肝となる部分でもある。女性が一番見られたくない部分についてのお願いを、一番好きな人にするってどういうものなんだろう?それを言われた俺はどんな風に受け止めるんだ?って考えながら。額子もすごく不器用で、唐突なんですよね。きっと、昔ならそれを理解してあげられなかったけど、10年経って、ヒデも受け入れられるようになってるのかな、と」。冒頭でも触れたようにデビューから10年。俳優として、そしてひとりの人間として、自分の中に変化を確実に感じている様子。「年をとったのかな…?」と笑いつつこんな言葉も。「僕の年齢なら、そろそろ子供がいてもおかしくないですし、周りを見渡して影響されるところもあります。自分の中でも結婚とかが確実に視野に入ってきているからこそ、こういう作品に出たいって思えるようになったと思うんです」。では成宮さん自身、この物語で描かれるような究極の愛、ここまで強い愛情というものを信じられる?「自信はないです。でも例えば自分の腕がなくなってしまっても、相手に対してそれでも愛してほしいって思うし、逆の立場になったときに自分もそうありたいっていうのは純粋に思います」。美しいだけではない人生、愛の物語の中で見苦しく、生々しく人を愛し、生きる男の姿を目に焼きつけてほしい。(photo:Yoshio Kumagai)■関連作品:ばかもの 2010年12月18日より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2010「ばかもの」製作委員会のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?成宮寛貴内田有紀に会うたびに頭の中で「Only You〜」成宮寛貴×内田有紀『ばかもの』試写会に10組20名様ご招待山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之
2010年12月29日2010年も残すところあとわずか企画第2弾の今回は、2011年に発売or放送予定の注目ドラマをピックアップ!来年も気になるタイトルが続々と登場する模様です。このコラムでも何度か取り上げてきた超オススメ作「glee」のDVD発売と共に幕が開ける2011年ですが、そのほかにもDVDのビッグタイトルが盛りだくさん。まず、国家の極秘データを脳にダウンロードされてしまったヘタレくんが、あれよあれよのうちに半人前のスパイとして大活躍するアクション・コメディ「CHUCK/チャック」(写真)にはぜひとも注目していただきたいところです。すでに日本でも放送されている「CHUCK/チャック」ですが、クリエイターは「ゴシップガール」のジョシュ・シュワルツ。草食系を絵に描いたような主人公チャックのトホホなスパイぶりと、相棒的存在の美人スパイを相手に繰り広げられるトホホなロマンスが楽しくも胸キュンなシリーズです。また、胸キュンと言えば、日本未放送ながらもフライング気味に取り上げてきた「ヴァンパイア・ダイアリーズ」がいよいよ日本上陸!映画界に『トワイライト』旋風が吹き荒れるなら、海外ドラマ界に吹き荒れるのは「ヴァンパイア・ダイアリーズ」!と言わんばかりに、女子高生とヴァンパイアの青春&恋愛模様が人気を集めているラブストーリーがついに観られます。ヴァンパイアと言えば美形キャラ、美形キャラと言えばイケメン俳優、ということで、このシリーズではヒロインの女子高生を取り巻くイケメン吸血鬼兄弟に要注目!特にオススメは、「LOST」のブーン役でも人気のイアン・サマーホルダーがセクシーに演じ、ダークな魅力がたまらない〜と全米女子をメロメロにさせている兄ヴァンパイアです。そのほか、日本初放送タイトルに目を向けてみると、70年代の名作ドラマをリメイクした痛快刑事ドラマ「HAWAII FIVE-O」(原題)をはじめ、リュック・ベッソン監督、アンヌ・パリロー主演の大人気フランス映画『ニキータ』をTVドラマ化した「NIKITA」(原題)、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮に参加し、『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞した人気脚本家ディアブロ・コディがクリエイターを務めるシニカル・コメディ「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」も見逃せないところ。「NIKITA」(原題)では『M:i-3』のマギー・Qが殺し屋のニキータを演じ、「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」ではトニ・コレットが多重人格の主婦を熱演。映画界でも活躍する人気女優たちが、海外ドラマの世界を一層華やかにしてくれています。(text:Hikaru Watanabe)© Everett Collection/AFLO■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Incエクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.JUNO/ジュノ 2008年6月14日よりシャンテ シネほか全国にて公開© 2007 Twentieth Century Fox■関連記事:歌とダンスに酔いしれる!「glee」ブロガー限定独占試写会に20組40名様ご招待ヴァンパイアを演じてほしい俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!GACKTが4位に成宮寛貴クリスマスの願い事は「坊主になりたい」上戸彩恋愛中の女子高生を羨む?「いいですね、幸せそうで」ロブ様がクリステンに公開プロポーズ?『エクリプス』本編映像が到着
2010年12月16日成宮寛貴と内田有紀が12月8日(水)、東京・有楽町朝日ホールで行われたW主演映画『ばかもの』の完成披露試写会で舞台挨拶を行った。2008年のドラマ「イノセント・ラヴ」(フジテレビ)以来、2度目の共演を果たした内田さんに、成宮さんは「中学校のときからすごいファンで、手帳の表紙のクリアのところに写真を入れていました。最初に共演したときはテンションが上がってしまったので、今回はテンションを下げて演じようとしました。でも会うたびに…今日もですが、きれいだなって思って…」と“告白”。「会うたびに『♪Only You〜』って頭の中に出てきちゃうんですよ、ウォウオオって」と内田さんのヒット曲「Only You」を慣れた感じで口ずさみ、テンションは上がる一方。内田さんは「止めてもらっていいですか?成ちゃん、忙しいから疲れているみたいで」と苦笑いで制止した。それでも成宮さんは「すごくファンだったので、宙に浮いちゃうんですよ」と熱い気持ちを抑えきれない様子。内田さんは「こんなに言ってもらえると恥ずかしくて何を言っていいか分からない」と大テレ。「役者としてモノを作ることに熱心なので、いろんな話をしました。もちろんバカな話もしましたけど。だから一緒にお芝居していて、気持ちがあったかくなる瞬間がいっぱいありました」と“役者”成宮には好感を示した。本作は、芥川賞作家・絲山秋子の同名小説を原作に、気ままに生きる大学生(成宮さん)と勝気な年上女性(内田さん)の約10年にわたる純愛と関係の変化を描く物語。映画で描かれた10年愛について成宮さんは「愛していれば相手のために何でもできちゃう。不器用な愛ですが、愛おしく思える」としみじみ。内田さんは「人間って完璧であれればいいんですけど、なかなかそうもいかない。傷をなめ合うんじゃなく、魂を殴り合う、励まし合って生きていける相手には、ちゃんと好きと伝えないといけない。そういう映画だと思った。いくつになってもそんな想いってあるんじゃないかな」と語った。『ばかもの』は12月18日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ばかもの 2010年12月18日より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2010「ばかもの」製作委員会■関連記事:成宮寛貴×内田有紀『ばかもの』試写会に10組20名様ご招待
2010年12月08日つい先ごろ、シリーズ最新作『エクリプス/トワイライト・サーガ』が公開された『トワイライト』シリーズに海外ドラマ「トゥルーブラッド」、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」(原題)など、いま、ヴァンパイアが熱い!シネマカフェが毎月1回お届けする、読者のみなさんの心の内“読者ゴコロ”をリサーチする「シネマカフェゴコロ ランキング5」でも、みなさんの熱い要望に(勝手に)お応えして、11月は「日本でヴァンパイア映画を作るなら誰が主演を務めるにふさわしいか?」というテーマで投票を実施。果たして“和製ヴァンパイアNo.1”の称号に輝いたのは…?2位を大きく引き離して第1位に輝いたのは、水嶋ヒロ!俳優としての活動は言うに及ばず、先日、ペンネームで応募した小説が「第5回ポプラ社小説大賞」の大賞を受賞し話題になったばかり。「眼ヂカラ&色気がある!」(30代・女性)、「あの美しさは人間とは思えない」(20代・女性)、「ミステリアスで、圧倒的な存在感、眩いばかりのオーラと美しさがある」(20代・女性)などと圧倒的な支持を集めた。「彼になら血を吸われてもかまわない」(30代・女性)という女性も多数。演技ができて、文才があって…おまけにヴァンパイア!水嶋さんは先月、投票を行った「映画で見たいカップル」のランキングでも妻で歌手の絢香さんと共に上位にランクインしているが、日本版『トワイライト』製作のあかつきには、夫婦でエドワード&ベラを演じてほしいところ。第2位には、こちらもクールさと美しさを兼ね備えた藤木直人がランクイン!「中世風の吸血鬼に扮する藤木直人さんを見てみたい」(40代・女性)、「あの貴族っぽいイメージがヴァンパイアに合っている」(30代・女性)などという声が多く寄せられた。現代風のヴァンパイアというよりは、ドラキュラ伯爵や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でトム・クルーズやブラッド・ピットが演じたヴァンパイアのイメージといったところか…?続く第3位に入ったのは、「色白で透明感ある感じ」(20代・女性)がヴァンパイアにピッタリ、と多くの票を集めた岡田将生。「女性の首に噛み付いてる姿を想像すると、なんとも美しい」(30代・女性)、「容姿もそうですが、彼なら切ない役でも冷酷な役でも見事に演じてくれると思う」(30代・女性)といった声が集まったが、女性の首筋に牙を立てる岡田さん…言われてみるとイメージできるかも?そして第4位は、先日開催された東京国際映画祭でも上映された映画『Bunraku』でハリウッドデビューを果たした歌手のGACKT。近年では俳優、声優などの活動に加え、CMでコミカルな一面を見せるなど幅広い活躍が目立つが「すでにヴァンパイアかも…」(40代・女性)、「謎多き人。というか、年を取ってない!」(20代・女性)などすでに“GACKT=ヴァンパイア”説を唱える人も…。ジャニーズから第5位にランクインしたのは生田斗真。「耐えきれずに、美女の首筋に噛み付いてる姿を見たい」(20代・女性)、「苦悩しながら血をすする姿が似合いそう」(30代・女性)など、美しさと併せてその高い演技力に期待する声が数多く寄せられた。そのほか上位には、玉木宏、小栗旬、三浦春馬といった面々が名を連ねた。さてさて、あなたが「この人になら自分の首を差し出したい」、「この人に噛まれて私もヴァンパイアになりたい!」と思えるのは誰?日本でヴァンパイア映画を作るなら、主演してほしい俳優は?1位:水嶋ヒロ2位:藤木直人3位:岡田将生4位:GACKT5位:生田斗真シネマカフェで月ごとに実施中の投票企画「シネマカフェゴコロランキング5」。次回のお題は最近、海外ドラマや映画で話題の“ヴァンパイア”をテーマにした作品について。「来年2011年にブレイクすると思う男優、女優は?」。こちらもぜひご投票ください!「シネマカフェゴコロランキング5」写真はGACKTのハリウッド進出作『Bunraku』の一場面。■関連作品:エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:成宮寛貴クリスマスの願い事は「坊主になりたい」上戸彩恋愛中の女子高生を羨む?「いいですね、幸せそうで」ロブ様がクリステンに公開プロポーズ?『エクリプス』本編映像が到着シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第8回)日本でヴァンパイア映画を作るなら主演は?シネマカフェ的海外ドラマvol.173ヴァンパイア三番勝負! 最終回
2010年11月30日先日より公開中の映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』(デビッド・スレイド監督)の大ヒット御礼舞台挨拶が11月13日(土)、東京・有楽町の丸の内ルーブルで行われ、日本語吹き替え版で主人公2人の声を担当する上戸彩、成宮寛貴が出席した。美貌のヴァンパイアの青年エドワード(成宮さん)と人間の女性ベラ(上戸さん)の運命的な恋の行方を描くシリーズ第3弾。シリーズの大ファンだったと公言する成宮さんは「ヴァンパイアが好きなんですよ。子供の頃、ヴァンパイアものが流行っていてヴァンパイアごっこをしていて、怪しくてカッコイイなと」と思い出話を披露。自身がヴァンパイアなら「困る!好きな子がおばあちゃんになっても生きていないといけない。切ないです…」と考え込んだが「人生にはパートナーが必要だから、ヴァンパイアの子をネットで探します。『キミ、ヴァンパイアだよね?』みたいな…」と前向き。上戸さんを「いまっぽい〜」と感心させ(?)会場の笑いを誘った。一方、来月がクリスマスとあって、2人が用意された特製ツリーに願いごとをボードに書いて飾り付け。上戸さんは「温泉に行きたい。この冬寒いので」と読み上げ、誰と?と司会者から突っ込まれると「ゆっくりしたいと思うと母の顔が浮かびますねぇ。親子旅がいい」と和んだ表情。成宮さんは「坊主にしたい」と訴え、「僕は髪の長いイメージがあるみたいで坊主にすると需要がなくなっちゃうみたいですけど、性格的には一番坊主が合っている。普段何もしないで(髪が)ボサボサなので」。女性ファンから、「やめて!」と声が飛ぶなど会場の微妙な反応に苦笑いしつつ、「戦争ものの作品でガッツリいっちゃおうかな」といたずらっぽい笑顔で丸刈り予告していた。『エクリプス/トワイライト・サーガ』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:トワイライト〜初恋〜 2009年4月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:上戸彩恋愛中の女子高生を羨む?「いいですね、幸せそうで」ロブ様がクリステンに公開プロポーズ?『エクリプス』本編映像が到着シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第8回)日本でヴァンパイア映画を作るなら主演は?シネマカフェ的海外ドラマvol.173ヴァンパイア三番勝負! 最終回ロバート・パティンソン、アメリカでの異常人気に困惑中
2010年11月13日上戸彩と成宮寛貴が11月4日(木)、東京・渋谷区のH&M SHIBUYAで行われた日本語吹き替え版で声優を務める映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』のイベントに出席し、女子高生の恋愛相談に答えた。美しきヴァンパイアの青年エドワード(ロバート・パティンソン/声:成宮さん)と人間の少女ベラ(クリステン・スチュワート/声:上戸さん)の純愛を描くファンタジー・ロマンスシリーズ第3弾。全米をはじめ10代の女性を中心に女性ファンを増殖させているだけあって、この日は観客として女子高生約60人が集結。観客代表2名からの質問に上戸さんらが回答。1つ年下で感情表現がオープンな彼氏に対し、人前でベタベタせず気持ちに答えるには?との悩みに上戸さんは「断るけど希望を残す言い訳を自分なりにできれば彼もキュンとするんじゃないかな」とアドバイス。さらに、デートのマンネリ化打開策を聞かれ「普段と違う動きをすればいいと思います」。自身、プライベートでは先月報道された「EXILE」のリーダーHIROとの交際が注目を集めているが「でも2人でいたらどこでも楽しいんじゃないですか?いいですね、幸せそうで」と意味深発言も。一方、成宮さんは、同じ塾に通う意中の草食系男子へのアプローチ法についてアドバイスを求められ、「いきなりコクるんじゃなく、まずメールとか会話とか少しずつ距離を詰めて、相手が自分をどう思うかみていったら?」。相談した女子高生から「ドラマとかで見ていると『キャピ!』って感じですけど、実際は大人な方だなと思いました」と感激され、「ありがとうございます。28歳です」と照れて会場の笑いを誘った。回答を終え、上戸さんは「恋愛の話は人間性が一番見えると思うからしていて楽しいですね」とニッコリ。退場時には、取材陣から「交際は順調?」と声がけされたが、聞こえなかった様子でニコニコと手を振りながら退場した。H&Mジャパンと映画作品のコラボレーションはこれが初めて。上戸さんらは23日発売のLanvin for H&Mの新作を着こなして出席した。『エクリプス/トワイライト・サーガ』は11月6日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月6日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ロブ様がクリステンに公開プロポーズ?『エクリプス』本編映像が到着シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第8回)日本でヴァンパイア映画を作るなら主演は?シネマカフェ的海外ドラマvol.173ヴァンパイア三番勝負! 最終回ロバート・パティンソン、アメリカでの異常人気に困惑中シネマカフェ的海外ドラマvol.172ヴァンパイア三番勝負! 第2回
2010年11月04日無謀、無茶だなどと思う前に“役者の本能”とでも言うべきものがうずくのか?阿部寛にとって、周囲の声など演じることを思いとどまる理由にはならないようだ。黒澤明の傑作『隠し砦の三悪人』のリメイクに、原作の熱烈なファンの多い司馬遼太郎の「坂の上の雲」(NHK)、東野圭吾の人気シリーズの「新参者」(TBS)など、「オリジナルを超えられない」、「映像化不可能」と言われる作品に次々と出演し、存在感を発揮してきた。そして今回、ヌーヴェルバーグの傑作『死刑台のエレベーター』に出演。製作決定の報に対して、おそらく否定派の方が多かったのではないだろうか?もちろん、それでも阿部さんは演じている…しかも楽しみながら。果たして阿部寛を突き動かすのは何なのか――?“エレベーターに閉じ込められる男”はシミュレーション済み?阿部さんが演じた時籐は、吉瀬美智子演じる愛人の夫を殺害し、逃走を図るもエレベーターに閉じ込められてしまう男。ほぼ全編にわたって阿部さんの演技は狭くて四角いハコの中…。「エレベーターに閉じ込められるって、誰でも夢で一度は見たことあるんじゃないかな?僕がよく見るのは、エレベーターが急上昇して止まらなくなって、100階くらいまで行っちゃう夢(苦笑)。だからある種、シミュレーションができてて、初めて演じるという気がしなかった(笑)。楽しく、孤独に(笑)やらせてもらいました」。映画で、ほかの共演者とほとんど絡むことがないというのもかなり珍しい。「たった一人で追い詰められた人間がどうするのか?それも面白かったですね。僕、『ランボー』なんか好きなんですよ(笑)。それが今回はエレベーター。隙間との戦いです。真四角のハコの中で大の男が繰り広げる必死の戦い。オリジナルを観たときに、最後の最後でドアが開いたときに男が見せる表情がすごく印象に残ってた。その“顔”こそが、この男の人生全てなんじゃないか?と。そういう男を演じるのは楽しかったですね」。「楽しい」とは言うものの、時籐という男の憔悴していく様子は“迫真”という言葉がぴったりの熱演である。相手は見えない中でどのようにあのテンションを保ち、役を作り上げていったのだろう?「今回は運よくと言いますか…蜷川(幸雄)さんの10時間もの芝居を終えた翌日にクランクインだったんです(笑)。それこそ(公演期間の)2か月ずっと追い込まれてて放心状態で。緒方監督からは『そのまま来てください』って言われました。だからもう、脱力した状態で現場に行って、それをそのまま役に移行した。時間が経ってから自分の芝居を見たとき、こんな芝居を演じていたことを忘れていたら面白いだろうなと思いました。計算も何もなく演じた。『覚えてない』ってことはそういうことですから。もう一度同じ芝居やれと言われても、変に考えちゃってだめだろうね」。「自分に肉付けできるように考え、楽しんで演じてます」では、改めて冒頭の質問に戻ろう。「この作品をなぜ映像化?」と反対する者の声が決して少なくない作品になぜ挑戦するのか?その裏にはどんな思いがあるのか?「『原作、オリジナルを超えることはできない』と言われることは多々ありますが、そこで役が自分の一部になる、肉付けをできるようにと考えながら楽しんで演じてますね。例えば『隠し砦の三悪人』で、三船敏郎さんが演じた役をやったとき、あの役のどんなところを盗んで自分のものにするか?僕にとっては馬上のシーンがそうで、あそこだけはあのまま表現してやりたかった。あとは自分流に分解して、最終的な到達点が同じ意味になるようにする、ただそれだけです。今回も本当に有名な作品で、この“力のない男”を演じるチャンスだ!と。フランス映画のフッと力を抜いたあの世界観に身を投じて、自分を映像で客観的に見ることができる。自分の中でもすごい経験になるとね」。常に演じる役から何が吸収できるかを考える。そんな阿部さんのスタイルがうかがえるが…。「リメイクの場合は特にそうかな。(オリジナルの)この役者は、自分の発想にないものを持ってる。それを真似して、盗んで、自分の肉にしようとする。あとは、新しい作品に臨む上ではこれまでと同じことをやるのではなく、できるだけ違う方向に引き離していこう、ということは意識してますね。もちろん、自己満足にだけ陥ったら見ている人は醒めてしまうからそこは気をつけていますが」。つかこうへいとの出会いが教えてくれたこと幾度となく口をつく「楽しい」という言葉。演じることに楽しさを覚えるようになったのは、今年亡くなった演出家のつかこうへいさんとの出会いがきっかけだったという。20年近くも前につかさんの「熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン」に出演。バイセクシャルの刑事役が称賛されると共に、二枚目役の多かった阿部さんのイメージを一新した。「そのころは自分の幅なんて本当に小さかった。イメージとか、くだらないものが邪魔してて。そこをつかさんが、舞台で強制的に壊してくれた。そのときは理解できなかったんだけど、2年、3年と経つうちに、『あのとき、あそこまでできたんだから今回はこれができるんじゃないか?』と自分で考えるようになった。最初に思い切り広げてもらったから、そこで自分なりの選択肢が持てるようになった。すごく演じるという世界の中で“遊ばせて”もらったんだなと思います」。「僕は決して芝居がうまくない。だからこそ越えたい壁がいろいろあるんです。壁を高く感じ続けているうちは大丈夫かな(笑)と思いますが」。演じ続ける、挑戦し続ける理由をこう語り、“不敵”とも言うべき笑みを浮かべる。。少なくとも彼がチャレンジし続ける限り、どんな「映像化不可能」作品もまずは観てみたい――。そう思わせてくれる笑みだった。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:吉瀬美智子「毛穴が分かる顔アップ」に困惑吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月15日