士郎正宗による原作の誕生から25周年を記念し、この夏公開される『攻殻機動隊 新劇場版』。主人公である草薙素子の過去と、彼女が率いる公安9課(=攻殻機動隊)の誕生を描いた『攻殻機動隊ARISE』、そして攻殻機動隊として初めて挑む事件を描く完全新作映画の製作にあたり、総監督・黄瀬和哉、脚本・冲方丁が再集結。公開を前に、本作に込めたこだわりはもちろん、長年クリエーターを刺激し続ける『攻殻』の普遍性、さらに25年後のエンターテインメントの形を語る。『攻殻機動隊 新劇場版』場面写真テクノロジーが飛躍的な進化を遂げる現代において、『攻殻』の歴史をさかのぼり“ひと昔前”を描くジレンマが『攻殻機動隊ARISE』、そして『攻殻機動隊 新劇場版』にはつきまとった。「今思ってる未来観はすぐ古くなる。過去の作品で素子たちはガラケーを使っていますが、さすがに今はスマホじゃないと無理があって(笑)」(黄瀬総監督)、「企画が動き出した数年前に、現実社会でここまでタッチパネルが普及するとは想像していなかった」(冲方氏)一方で、士郎氏が生み出した『攻殻』ワールドには、時代を経ても色あせない魅力が秘められている。冲方氏にとって原作は「教科書のような存在」だといい、「複雑だけど、破綻していないし、遊び心まである。サイバーパンクの世界で政治劇を描くというフォーマットは揺るぎない個性ですし、今後、次世代のクリエーターが『攻殻』の世界にどんなプラスアルファを見出すか、とても楽しみにしています」と未知なる可能性に、心を踊らせる。「プラスアルファといえば、やっぱり興味があるのは、近未来の人たちがどんな娯楽を楽しんでいるかってこと。例えば、どんなスポーツを観戦するのか?想像するだけで楽しいですよ。意外と“リアルの価値”が重視されているかもしれない」(冲方氏)、「将来、人間にとっての“身体性”がどれだけ意味を持つのか…。そこがカギですね。今だって、こと恋愛に関しては、ネット上のつながりで満足している人たちもいますから」(黄瀬総監督)。まさに『攻殻』25周年のクライマックスを飾るにふさわしいエンターテインメント作品に仕上がった『攻殻機動隊 新劇場版』。「ARISEという形では、これでおしまいです」(黄瀬総監督)、「やりきった感がありますね」(冲方氏)とそれぞれの達成感が刻まれた本作は、長年のファンはもちろん、『攻殻』に初めて触れる観客にとって格好の“入り口”となるはずだ。新たに生まれたファンが、今後いかに『攻殻』ワールドを楽しむかも非常に興味深い。『攻殻機動隊 新劇場版』6月20日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2015年06月17日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』と、現在放送中のTVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の2作品がコラボレーションしたイベント「『攻殻機動隊 新劇場版』×『シドニアの騎士 第九惑星戦役』SFコラボナイト」が、6月24日に東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催される。本イベントには、『攻殻機動隊 新劇場版』の総監督・キャラクターデザインの黄瀬和哉氏と脚本を手がけた冲方丁氏、そして『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の瀬下寛之監督と、『シドニアの騎士』原作者の弐瓶勉氏が登壇。豪華スタッフがお互いのSFの世界感や魅力、SF世界の表現と可能性など、クリエイターならではの視点で語り明かしていく。特に冲方氏は、弐瓶勉氏の大ファンであることを自ら公言しているので、作品に対する熱いトークが期待される。当日はトークショーのほかに、『攻殻機動隊 新劇場版』と『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の第10話&第11話、そしてTV放送直前の第12話(最終話)を先行上映。イベントは、6月24日19:00より東京・TOHOシネマズ日本橋(スクリーン7)にて開催、チケットは上映劇場の公式サイト・劇場窓口で販売中。価格は3,000円(プレミアボックスシートは4,000円)となる。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。総監督・キャラクターデザインは黄瀬和哉氏、脚本は『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を手がけた小説家の冲方丁氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社刊)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。2014年4月~6月に放送されたTVアニメは、世界50カ国以上で放送・配信され、2015年3月に『劇場版 シドニアの騎士』が公開。2015年4月から新シリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠(MBS、TBS、CBC、BS-TBS)で放送中。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2015年06月17日●「ロボットの恐ろしさは姿かたちではなく年をとらないこと」2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZEPROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。記者説明会の第1部に続いて行われた第2部のレポートをお送りする。第2部では「攻殻機動隊S.A.C. 」シリーズ監督・脚本を手がけた神山健治氏や、小説家で「攻殻機動隊ARISE」シリーズ構成・脚本、「攻殻機動隊新劇場版」脚本の冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見昌彦 教授、南澤孝太 准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。○まずはロボットや義体 - 「どこまでが自分の身体なのか」トークはまずロボットや義体の話から始まった。神山健治氏は「攻殻機動隊 S.A.C.」時代を振り返り、当時は既にある技術とまだ存在しない技術間の差異を描くために「現実と未来のテクノロジーをなるべく接近させるように描いた」と語った。義体は身体に物理的に繋がったかたちで身体拡張を起こすもの、ロボットは自分の身体から離れた遠隔操作をする対象で自分の分身、あるいはAIが搭載されて自律的に動くものという捉え方だったという。それに対し稲見教授は「身体拡張」と「身体の代理」というのは研究上での捉え方と同じだと答えた。身体拡張は「いかに人に合わせていくか」という問題があるが、身体の代理となると人と同じかたちで同じような機能で動かす必要があり、それぞれ違った難しさがあるという。南澤孝太准教授は、遠隔地にロボットをおいてログインし、まるで自分がそこにいるかのようにロボットを使う「テレイグジスタンス(遠隔存在感)」という研究について紹介。モデレーターを務めた株式会社HEART CATCH代表取締役の西村真理子氏はその研究について、意識と身体が分離された体験をしたとコメントした。既に工学的にも「どこまでが自分の身体なのか」といった問題について考えられる時代だという。これから起こるべくことについて、どんな期待あるいは恐怖があるかという問いに対しては、神山氏は「S.A.C.」第1話に登場した芸者ロボットについて触れた。ロボットの将来を考えたときに、非常に高くつくロボットを肉体労働のために使うよりは、エンターテイメントや、今後登場するだろう第3次産業のさらに次の産業に使われることになるのではないかと考えたという。つまりロボットにはコストがかかるので、人間ができないことをロボットにやらせるようになるのではないかというわけだ。昔のSFが想定したのとは違うかたちで人間の職が奪われていくかたちになるのでないかと語った。冲方氏は「ロボットの恐ろしさは姿かたちではなく年をとらないこと」だと述べた。たとえば本当に年をとらない永遠のアイドルもできてしまう。疲れず衰えないこと、それがロボットの有用性であり、一部の人間が嫌悪するところではないかと述べた。「ARISE」では戦争以外の動機でサイボーグが普及する理由を考えなくてはならず、そのために「老人が衰えた肉体を交換する」といった用途を考えたと解説した。身体の拡張を内側、すなわち臓器のほうに向けたという。永遠の若さを保つための全身義体だ。また、いわゆる「不気味の谷」がどんどんなくなっていく状態が今日既にあることから、人間と全身義体の違和感の描き方が難しく、違和感を持っている人間のほうが差別的であるといった描き方をしたと述べた。かつて生物学を学んでいた稲見氏は、人工物で「不気味の谷」を超えるのはまだ難しいが、内臓というアプローチは面白いとコメントした。ベルギー人アーティストWimDelvoyeによる「Cloaca」シリーズなどを指して、メディアアーティストによる人間の消化の仕組みを真似たロボットもあると紹介した。南澤氏は、義体のサイボーグが食事をする理由として、他の人と交流して溶け込んだり、生きがいをもって「生きている」という確証を持つためではないかと語り、義体を持った上で「人間は何のために生きているのか」という問いが改めてクローズアップされると述べた。恋愛や食べる行為は、生きていく意義を確認するために必要なのではないかという。また、そもそも身体を持つ理由として、身体が外界とのインターフェースになっていて、インターフェースを通じて他者との触れ合いや食事などの楽しさを得ていくのだろうと述べた。神山氏も本来食べる必要がない義体用の食べ物を作中で出した例を挙げて、搭載された感覚受容体の数が多いほうが高価な義体であるはずで、それは必要不可欠だからではなく楽しみのためのものになっているのだろうと述べた。「攻殻」の世界を突き詰めると、最初は肉体を切り捨てる段階があって、さらにその先に、肉体を手に入れなおすようになるのではないかと考えているという。冲方氏も「日常空間には機能だけを考えると要らないものだらけだが、精神的には必要なものが多い」とコメントした。自分が相手にどう受け取られるか、自分が他者をどう受け取るかのために必要な装飾の類だ。そして「脳が並んでいるだけだったただの並列だが、実際の人間は並列を嫌う」と指摘した。南澤氏も「ARISE」での草薙素子が義体を変えながら成長していくことについて触れた。本来は、子供の脳のまま大人の身体を操ることも可能なはずだ。しかし素子は、子供、ティーンエージャーと義体を乗り換えながら成長していく。「身体と(精神の)成長は切り離せないものなのかもしれない」と語り、また義体が社会に溶け込むためにどうすればいいかという部分は研究の種にもなるかもしれないという。神山氏は「肉体を捨ててみたら要らないと感じるかもしれない。こればかりは試してみないとわからないが、肉体と精神が不可分であると思いたい」と答えた。●エネルギーは「逃げたいテーマ」○電脳、AI - 進化を加速させるキーは「共有」続けて話題は電脳やAIに移った。冲方氏は「ARISE」での素子の電脳空間の描写について、これまでは電脳空間と現実空間とを描き分けるほうが普通だったが、今回は変えなかったと解説した。「もう視聴者もわかるだろう」という判断があったからという。また、素子の電脳空間には最初は自分しかいないが、だんだん部屋が増え、椅子や壁なども増えていき、個人のパーソナリティがわかる空間として描いたという。同様にAIも人間と区別せず、声色も特に変えなかったと解説した。南澤氏は既にみんなが好きな電脳空間をクリエイトしはじめているのかもしれないと述べた。また作中に登場するAIロボットである「ロジコマ」が会話できるようになるシーンが好きで、会話ができるようになってコミュニケーションし始めることで身体を得たAIそのものが成長していく過程が面白いという。「実際のAIも次は身体を持たせて経験を積むという過程にいくかもしれない」と語った。AIが「攻殻」世界に近づくための道は遠いが、稲見氏はコミュニケーションによってリアリティを上げていく、インタラクションしているあいだに対象のことを信じられるようになるという手法で、スキップできるかもしれないと触れた。神山氏はアップル「iPhone」のSiriとの会話を通して、まずは対話以外にあえてAIが触覚や物理的移動を経験することで、より人間に近づくことがあるのかなと感じたという。「S.A.C.」には物理的には遠い人が距離的なハンデを超えて会話する、facebookやTwitter的なシーンがあるが、今日でも、脳が直接繋がってはいないけれども、電車に乗りながら複数の人と同時に会話したりしているわけで、電脳の第一段階にはあるのではないかと考えているという。さらにそこにAIがどう介入してくるのかが次の段階で、たとえばスマフォで他のことをしているときにAIが支援してくれるような状況を想像しており、そこから、支援型のAIがスマフォから外部に行く、たとえば自動車に搭載されるといった可能性もあるのではないかと述べた。自動運転は研究段階ではだいぶ進んでおり、南澤氏は「AIが物理的なかたち、世界に影響を与えるような実態を持つというのが重要なファクターだ」と述べた。稲見氏は「経験を共有できるところがAIを人以上に進化加速させるキー」だと語った。○都市 スマートシティ - 「攻殻機動隊」世界のエネルギー源は?3つ目の話題は「都市」。「S.A.C.」ではガラケーで電話しながら普通のガソリン車を手動運転しているシーンがあるが、自動運転車は想像以上の速度で進歩している。神山氏は、これまでの自動車は所有する価値観で投資されていたが、自動運転になるとその意味がなくなり、さらに街のデザインや土地利用の仕方、インフラもダイナミックに変わってくるのではないかと述べた。いっぽう電脳化が進んだ世界で本当に移動が必要なのかという問題もある。また、ドライブする喜びを本当に放棄するのだろうかという問題意識もあったという。いっぽう軍用では無人飛行機が普及している。人命は色々な意味で重要だからだ。民間のドローンがここまで普及するのは盲点だったという。冲方氏も「ルンバが出た時点で衝撃だった」と話を受けた。技術的に何が古くなるかは読みづらいという。稲見氏は技術ガジェットは一周して新しくなることがあるとフォローした。「攻殻機動隊」の世界で曖昧にされているのがエネルギーだ。神山氏と冲方氏はエネルギーは「逃げたいテーマ」だと述べた。稲見氏は将来の都市のあり方として、今日とはまったく違って、情報と情報処理するためのエネルギー源が一体化したような別のものになっているかもしれないと述べた。だがその時代のエネルギー源が原子力や化石燃料なのか、クリーンエネルギーなのかはわからない。だが分散化した電源がネットワークをなすかたちになるのではないかと南澤氏は語った。新たなエネルギー源ができたとしても、それを広く全人類が使えるかどうかは、また次の人類的テーマかもしれないと神山氏はコメントした。冲方氏によれば「ARISE」では旧市街と新市街とを分けて描写しているという。旧市街はインフラが整っておらず高度な電脳化サービスが受けられない。いっぽう、新市街は信号機も表示灯もない。中央が各自動車に干渉しており、交通渋滞もないという世界だ。だが一度ハッキングされると大変なことになる。エネルギー部分に関してはバッサリとカットしたという。ちなみに一番どうしようかと思ったのが「義体はなぜ重いのか」という問題。その重さはバッテリーだろうと思い、またサイボーグと生身の生活感の違いを、エレベーターなどで出そうとしたという。ただし「詳細にやろうとすると映像的には煩わしくなるので、隠れテーマとしてちらちら描く程度に抑えた」。神山氏も義体のエネルギー源についてはいろいろ考えたそうだ。稲見氏は、指数関数的に速くなる計算機の進歩に比べてバッテリー性能の向上は線形なのでバッテリーで重たいというのリアルかもしれないとコメント。いまならワイヤレスで常に給電されるようなかたちかもしれないと述べた。たとえば未来の都市機能の中核的インフラがワイヤレス給電になるような状況もあり得るのではないかと南澤氏も述べた。だがそうなると都市部を離れた状況では動けなくなってしまうが、現実的な話題としては、震災対策の公園などには充電装置を備えることが重要だろうと語った。○研究とフィクションの世界で互いに「並列化」を最後にまとめとして、それぞれがコメントを述べた。稲見氏は「光学迷彩」で有名だ。「今の私がいるのは攻殻のおかげ。研究上の夢と元気をもらった。ロジコマやタチコマをかたちにすることができればと願っている」と語った。南澤氏は「私は第2世代で、稲見先生たちの影響で読むようになった」と語り、「わくわくする世界観が緻密に描かれていて、それを超えたい、描かれていないものはなんだろうと考えるもとになっている」と述べて、会場に設置していたテレイグジスタンスのデモを通して「身体が切り離される感覚の一端を味わってもらいたい」と述べた。神山氏は、「物語を作る上で研究者の本を読んだり取材をする上で、なるべく絵空事にならないリアリティのある作品を描くように努力している。攻殻から逆に研究ソースを得たと言われると、アニメを作ってる立場の人間として勇気をもらえて有難い。相互に並列化しながら、さらにみなさんを驚かせる作品が作れたらなと思うので今後も情報共有をお願いしたい」と語った。冲方氏は「テクノロジーがここまで早く進むか、参ったなという気持ちが強かった」と述べた。「SFが『すこし不思議』な、ブラックボックスはあるけど、何が実現できればいいかがわかているような状況で、フィクションがどうやりかえすか」が、今後の課題だという。ただし今は「やりかえしかたが限定されている」という。視聴者側が知っている状況がないとフィクションは成り立たないので、視聴者が増えれば増えるほど「攻殻」の世界は広がっていくことができる。そして「もしかしたら攻殻世界でスポーツやラブコメ、スポ根もできるかもしれない。まったく考えつかなったようなアイデアを提示できるようになるかもしれない。切迫感や焦りを抱きつつ、研究成果を並列化のほどをよろしくお願いしたい」と語った。
2015年06月15日2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。「攻殻機動隊」とは1989年に士郎正宗氏による漫画として誕生した作品。その後1995年に押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』としてアニメ映画化され、世界の注目を浴びた。2002年からは「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」としてテレビアニメ化(神山健治監督)。シリーズは同「S.A.C. 2nd GIG」、「S.A.C. Solid State Society」と続いた。さらに現在、「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」が黄瀬和哉監督、シリーズ構成・冲方丁氏で製作されており、6月20日(土)からは「攻殻機動隊」25周年記念作品の完全新作長編アニメ映画として『攻殻機動隊 新劇場版』が公開される。「攻殻機動隊」はSF作品で、作中に登場するサイボーグ技術「義体」や「電脳」は架空の存在だ。しかし魅力的な作品設定は今でも少なからぬ人たちに影響を与えている。「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT(リアライズ・プロジェクト)」は、「攻殻機動隊」らしい科学技術の実現(リアライズ)に向けた情報発信と研究開発、起業活動支援を目的としたプロジェクトである。説明会は2部構成で行われた。第一部は、プロジェクトの概要説明を「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長である株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が行った。第2部は神山健治氏や冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見教授、南澤准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。まずは第一部をレポートする。最初に「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長で、株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が挨拶に立った。石川氏はまず士郎正宗氏の原作について触れ、「話の根っこの強さ、SF設定の緻密さ。設定の時代である2029年が近づけば近づくほど、士郎正宗氏の時代を見る目の凄さを感じる」と語った。アニメについて士郎正宗氏は原作を気にせず好きにしていいと言っているが、原作が緻密に描き込まれているので、描いてはいけない部分があるという。同プロジェクトでは、単に描かれているものを実現するだけではなく、原作に描かれてなかったとしても世界観に合致するものの実現を目指すという。原作に寄り添うだけではなく、士郎正宗氏の原作に近づいていくような、もしかしたら次の攻殻機動隊に出てくるようなものがリアライズできたらと考えていると述べた。また、現在アニメ化が進んでいる「ARIZE」は2029年の前を描いた作品であり、「新劇場版を見ていただければ、リアライズプロジェクトのことも、言いたいことがわかってくれると思う」と述べた。最後に石川氏は「アイデアや技術が間違った方向にいかないように、また日本の科学技術の発展に貢献できるように、実行委員会と事務局が中心となって、産学官と連携して中長期のプロジェクトとして進めていきたい。新たな取り組みとして、ぜひ皆様にご期待いただければと思う」と挨拶を締めくくった。○プロジェクト概要「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」では、メディア事業、インキュベーション事業、プロジェクト関連事業、アワード事業等を行う予定だ。まずメディア事業では、攻殻機動隊の世界に近いものを独自に取材してキュレーションしていくほか、SNS連動や、各メディアともタイアップしていく。インキュベーション事業では今回、株式会社NTTドコモベンチャーズの協力で攻殻機動隊のテーマにあった研究開発やスタートアップを対象とした「コンテスト・ハッカソン」を開催することが発表された。これらをアワードとして表彰する予定。説明会ではプロジェクト・関連事業の一例として、日本で初めてとなるフォトグラメトリースタジオ「Avatta」を運営・監修する写真家の桐島ローランド氏が登壇した。「フォトグラメトリー」とはカメラで複数角度から同時撮影して3Dモデルを作るという技術だ。「AVATTA」では、84台の一眼レフカメラ(NikonD5300)を使っている。従来の3Dスキャンによるモデル作成よりもリアルなアバターが作れる点が特徴で、しかも従来は数カ月かかっていた作業が10日間程度ですむようになったという。桐島氏は3Dデータを用いた新しい表現をこれから試していきたいと語った。会場には撮影を行ったモデルの有馬綾香さんが「攻殻機動隊」主役の草薙素子のコスプレで登場した。撮影そのものは手と足を少し広げて立ついわゆる「Aポーズ」で行う。会場では作成した3Dモデルに服や髪の毛のモデルを着せて作った3Dモデルが紹介された。有馬綾香さんのほか、コスプレイヤーのうしじまいい肉さんも撮影を行っており、両者のモデルはウェブサイトで閲覧できるようになる予定。背景には心電図上のパルスが出ているが、これはうしじまいい肉さんが着用しているApple Watchが計測したデータをリアルタイムで反映したものだという。続けて株式会社ライブアース代表取締役社長の庄司真史氏が登壇した。「攻殻機動隊」に登場する電脳、義体、ロボットなど要素技術を整理して、どれだけ現実のものになっているかを検証していき、意味のあるかたちで還元する試みを事務局では行っていくと述べた。庄司氏は特に「攻殻グラフ」という「攻殻」世界の可視化を目指すプロジェクトについて解説した。セマンティックネットワークに基づいて要素をグラフ化し、世界を分析・整理していき、ネットワークは世界を検索するアルゴリズムへと昇華させていくことを目指すという。これまでのグラフ化で「攻殻機動隊」の技術は「機械(ロボット)」、「都市(スマートシティ)」、「人工知能(AI)」、「義体(サイボーグ)」、「電脳(サイバー・ブレイン)」の5つに大別されることがわかった。もっとも実現が難しいのが電脳分野で、2029年までにどれだけ進むかはまだわからない。いっぽう、いまのスピードで技術が進むと、人間のニューロンよりも速い処理速度をもった計算機が安価に手に入ると考えられると庄司氏は語った。各技術を取材し記事にした結果を、読者、専門家、各メディア、事務局での値などから「攻殻係数」として定量評価し、アワードなどを通して、社会の発展に寄与するように還元していきたいという。今回、例として出されたのはライブアースの地球儀技術「LiVEARTH」を使って、産業用ロボットの取引額をウェブ地球儀上に可視化したもの。日本から世界への輸出額が非常に大きいこと、欧州では地域内での取引が多いことなどがわかる。○コンテスト・ハッカソンを実施予定コンテスト・ハッカソンについては、NTT ドコモ・ベンチャーズ取締役副社長の秋元信行氏が紹介した。秋元氏は「攻殻機動隊こそ未来ビジョンなのではないか。現実世界が攻殻機動隊の世界を追いかけている。現在の技術の発展系が攻殻機動隊の世界に繋がり得るのではないかと思っている」と述べた。映像作品だけではなく「日本を代表する未来ビジョン、テクノロジー・ロードマップである」と考えているという。コモンズ代表で事務局の武藤博昭氏はアワード事業について紹介した。サイトから攻殻機動隊らしいニュースをについて報じる「攻殻ニュース」からもっとも「攻殻係数」が高いものを1年に1度表彰する。そのほか、コンテスト・ハッカソン事業で募集するチーム・団体参加、個人参加、企業家向けのそれぞのれの募集種類から優秀な作品を表彰し、開発資金や企業支援などを与える。詳細は応募要項が固まり次第公開されるが、7月に発表、8月に募集を開始し、翌年2月上旬にアワードを実施する予定だという。産官学のコラボレーションを通してイノベーション、大手企業の休眠特許の呼び起こしなどを目指したいと述べた。
2015年06月13日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の完成披露上映会が9日、東京・新宿バルト9で開催され、脚本を担当した冲方丁氏、黄瀬和哉総監督、野村和也監督、主人公・草薙素子を演じた声優の坂本真綾、本作で声優に初挑戦したEXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOらが登壇した。完成した本作について黄瀬監督は、「率直に言うとせいせいしました。映画が終わって、今日参加されているスタッフさんがいなくなってからも僕だけTVシリーズの作業をやって寂しかったので。いまはテレビも終わって本当にせいせいした気持ち。映画とテレビ一緒にやっちゃいけないね」と、ほっとした表情。一方、脚本の冲方氏は「『攻殻機動隊』は、僕にとってもデビュー時の教科書のような作品。お話をいただいた時はどうしようかなと悩みました」と振り返り、「でも、ようやくこの劇場版で、僕らにまわってきたバトンに、雪だるま式にたくさんのいろんなものをつけて、次の世代に渡すことができてせいせいしました」と黄瀬監督の発言に重ねた。ストーリーについては、「劇場版にあたり、コンセプトをきちんと定めて"第四の『攻殻』"を描こうと決めていた」という冲方氏。野村監督とのミーティングでは「監督から『僕は青春を描きたいんです』というお話があり、『攻殻』と青春をどう成立させるか悩んでいたところに、どなたかが『原作で桜のシーンがあったよね』と、ふと口にしたのを聞いたんです。それで、『よし、じゃあ"青春と卒業"でいくか』と決まりました」と振り返った。「個人的にも、サイボーグものにとっておもしろいマッチの仕方をしたなと感じました」と感慨深げな様子で、「10年前や20年前にはネットやサイボーグという概念が一般的ではなく、表現が難しいところも多かった。本作では、今だからこそといえる『攻殻』を作ることができました」と自信をのぞかせた。参加したキャスト陣も、「この作品に参加できてうれしかった」と口々に語るなど、『攻殻』への思い入れもひとしお。"眠らない眼"と呼ばれる義眼をもつキャラクター・バトーを演じた松田健一郎は役柄にかけ、緑色のペッドボトルキャップを目に付けたあいさつで会場を沸かせ、「プレッシャーだらけの中、『自分がやってしまっていいのか』という葛藤を抱えながら、やっと劇場までたどり着きました。僕のバトーに対する思いは出しきったつもりです。最後の"あのシーン"を演じられたのは、コミックから見てきた僕にとっては本当にうれしかった」と言葉を詰まらせた。公安9課の長・荒巻大輔を演じた塾一久が、「一人壁ドン見ていただけましたでしょうか?」と演じたキャラクターの見どころを挙げ、「手前みそながら、本当にすばらしい作品です。ただ、このいとおしい共演者のみなさんとお別れになるのが寂しい」と語ると、サイトーを演じた中國卓郎も、「『攻殻機動隊 新劇場版』の台本は4冊に分かれていて、収録が最後の4冊目になった時には切ない気持ちになりました」と、仲間たちとの別れを惜しんだ。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月10日EXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOが9日、東京・新宿バルト9で開催されたアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』(6月20日公開)の完成披露上映会に、主人公・草薙素子を演じた声優の坂本真綾、黄瀬和哉総監督、製作総指揮の石川光久氏らとともに登壇した。NAOTOは、本作で声優に初挑戦している。兄の影響から、原作コミックを揃えるほど『攻殻機動隊』ファンであるというNAOTO。本作では、総理大臣の息子であり、首相補佐官として物語のキーマンとなる藤本修を演じている。声優初出演作が『攻殻機動隊』であったことについてNAOTOは、「小学生のリトルリーグのピッチャーが、初めての登板で大リーグのマウンドに立つような気持ち」と例えた。声での演技を、「首相補佐官という役柄なので、セリフは人生において初めて発する言葉たちばかり。それを、あたかも今までずっと使ってきたかのようにしゃべるのは難しかったですね」と振り返った。NAOTOが演じる藤本は、謎めいた主人公・素子に興味を持つ。その設定についてNAOTOは、「素子は個人的にも大好きです。彼女は、まさに上司にしたい女性No.1なんですよね。仕事においては頼りになるし、女性的でセクシーな部分もある。こんな女性が上司でいてくれたらうれしい」と語り、「素子としゃべるシーンには、本当に夢がかなったという思いです」と明かした。さらにNAOTOはこの日、『攻殻機動隊』の25周年を祝うため、「夢がかなう」という花言葉を持つ、青いバラを25本用意。素子を演じた坂本に手渡すと、坂本は「えっ、私に? なんだか私が25周年みたいですね」と驚きながらも「作品に関わったみなさんでいただいたものだと思います。ありがとうございます」と感謝を述べた。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。劇中音楽をコーネリアス、アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。この日の上映会にはその他にも、野村和也監督、荒巻大輔役の塾一久、トグサ役の新垣樽助、イシカワ役の咲野俊介、パズ役の上田燿司、サイトー役の中國卓郎らが登壇した。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月10日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の完成披露上映会が9日、東京・新宿バルト9で開催され、主人公・草薙素子を演じた声優の坂本真綾、黄瀬和哉総監督、脚本の冲方丁氏、本作で声優に初挑戦したEXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOらが登壇した。2013年から全4話で劇場公開されたアニメーション作品『攻殻機動隊ARISE』から素子役を務める坂本は「アフレコが終わった時は、私たちの任務はここで終わりだなという達成感がありました。そして、徐々に高まってきていた結束力を感じながらすごく心地の良い終わり方ができたなと感じました」と感慨深げ。そして実際に完成した映像を見て「アフレコは台本だけでやるので、完成したフィルムを見てからなるほどなと思ったり、初めて知ることもけっこうあるんです。だから、自分が出ているのを忘れて作品に熱中して見てしまいました」と、いちファンとして『攻殻』シリーズの集大成となった本作を楽しんだという。長いシリーズの中で、『攻殻機動隊 ARISE』から新たに『攻殻機動隊』のメンバーを演じることになった声優陣。それぞれにプレッシャーがあったことを明かし、パズ役の上田燿司は「今日劇場版を見て、九課ができあがって、チームになった実感を得た」と目に涙を浮かべる場面も。最後には坂本が初めてのアフレコのことを振り返り、「黄瀬監督が、『私がオーディションで選んだみなさんなので、自由にやってください。僕が責任をとります』言ってくださったのは、生涯忘れないであろう心強い一言でした。みんなそれぞれの愛情がこもった映画ができあがってうれしいです」と語り、公安九課に負けない結束の強さを披露した。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。劇中音楽をコーネリアス、アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。この日の上映会にはその他にも、ProductionI.Gの石川光久氏、野村和也監督、荒巻大輔役の塾一久、トグサ役の新垣樽助、イシカワ役の咲野俊介、サイトー役の中國卓郎らが登壇した。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月09日「攻殻機動隊」25周年記念作品『攻殻機動隊新劇場版』が、6月20日(土)より公開されるのを記念して、9日(火)都内で舞台挨拶が行われた。SF漫画家、士郎正宗が1989年に漫画として発表し、1995年に押井守監督による長編アニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開されてから、いまもなお愛され続けている「攻殻機動隊」。この日行われた完成披露上映会には、青春を共にした世代の方たちはもちろんのこと、当時はまだ幼かったであろう年代の方まで、幅広い年齢層のファンが集結した。本作の監督を担当した30代の野村和也監督は、「25年も前から愛されている作品を担当するのは、ものすごいプレッシャーでした」と少しホッとした様子を見せた。脚本を担当した冲方丁は、「デビュー時の教科書みたいな作品だったのですが、本作では監督のアイディアで、青春と卒業というテーマも加わり、現代ならではといった作品になったと思います」と自信を覗かせた。また、草薙素子役を務めた坂本真綾は、「桜が満開のシーンが最後にあるのですが、アフレコの任務完了した日も満開の桜だったので、映画と現実がリンクした感じがしました」と当時の思い出を紹介。皆それぞれが、終わってしまう寂しさを漏らすと、パズ役の上田燿司は「このメンバーが本当にチームになったな、と思います」と感極まる一場面もみられ、声優陣も興奮が冷めやまない様子だった。そして、劇中で攻殻機動隊部隊設立に寄付する首相補佐官の藤本修役を演じた、「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のNAOTOがゲスト出演すると、会場はヒートアップ。元々攻殻機動隊のファンだったというNAOTOさんは「リトルリーグに入った子の初めての登板がヤンキースっていうぐらい、信じられない感じだった」と初めてにして、大舞台でのアフレコを存分に楽しんだ様子だった。「草薙素子は上司にしたい女性NO.1ですね!頼れてセクシー」と話すNAOTOさんに、「劇中では草薙素子にフラれていませんでした?」とMCから突っ込みが入るも、「え?僕はフラれているとは思っていませんけど」と、諦めきれていない様子のNAOTOさん。しかし、「すごく親切にお断りさせて頂きましたよ」と草薙素子役の坂本さんにズバッと言われ、結果的に2回もフラれてしまう羽目となった。25周年にちなみ、NAOTOさんから坂本さんに「夢が叶った」という花言葉の青いバラ25本が贈られると、何故か製作総指揮間を務めた石川光久からも坂本さんへ25本のバラが贈られ、困惑する坂本さんだったが、「このバラは、みんなでもらったものだと思っています」とチーム一丸となって闘ったことへの感謝を述べた。『攻殻機動隊新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:攻殻機動隊 新劇場版(C) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊新劇場版」製作委員会
2015年06月09日ソニーマーケティングは9日、4K対応液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」と映画「攻殻機動隊 新劇場版」コラボ企画の一環として、オリジナル動画を公開した。動画は「攻殻機動隊×4Kブラビア」のキャンペーンサイトで視聴できる。今回のキャンペーンは、5月13日に発表された「X9300Cシリーズ」など4Kブラビア7機種の発売に向けて実施されている。キャンペーンサイトでは、6月20日公開予定の映画「攻殻機動隊 新劇場版」の最新映像を公開。動画内では、映画の製作スタッフが4K画質の映像再現についてインタビューに答えている。動画の1分47秒からは、映画の未公開映像を約25秒収録している。
2015年06月09日原作漫画誕生25周年を記念し、「攻殻機動隊」の誕生の秘密に迫った完全新作ストーリーで贈る『攻殻機動隊 新劇場版』。6月20日(土)の公開を目前に、この度、本作の冒頭12分間にも渡る本編映像が解禁となった。1989年、士郎正宗による原作「攻殻機動隊」が誕生。1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開され、その圧倒的な作品世界と映像表現により、ウォシャウスキー姉弟(『マトリックス』)やジェームズ・キャメロン(『タイタニック』『アバタ―』)を始めとする世界中のクリエイターに影響を与え、後のSF映画の映像表現に革命を起こしたといわれる本シリーズ。今回解禁された冒頭12分間では、本作の物語の鍵となる“大使館人質事件”“総理大臣暗殺事件”の2つの事件の勃発が描かれている。大使館で起きた人質事件の捜査に乗り出す草薙素子たち7名。しかし事件の背後には電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在が見え隠れし、スナイパーであるサイトーは、事件の鍵を握る衝撃的な人物を目撃する。時を同じくしてホテルで秘密会談中の総理大臣と、同席する草薙素子のかつての上司である501機関のクルツ。部屋に運びこまれたトランクは、クルツによる静止も間に合わず、総理大臣自らの手によって爆発し、戦後最大の事件である「総理大臣暗殺事件」が発生してしまう…。映像では、「攻殻機動隊」の見どころである電脳会議シーンや迫力のアクションシーンを、冒頭から余すところなく披露。この2つの大きな事件を契機に、草薙たち“はぐれ者の寄せ集め集団”がいったいどのような物語を展開していくのか…続きが気になる映像に仕上がっている。全世界が注目する本作の世界観を、いち早く体験できる本映像を見ながら公開に備えたい。『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の本編映像の一部が公開された。公開された動画は約12分におよび、映画の予告動画としては異例の長尺。映画の冒頭部分の映像となり、本作での物語の鍵となる「大使館人質事件」「総理大臣暗殺事件」の二つの事件が描かれる。さらには電脳会議や迫力のアクションシーンなど、『攻殻機動隊』ならではの要素も豊富にちりばめられ、映画の世界観を体感できる内容に仕上がっている。映像では、草薙素子が、バトー、トグサ、イシカワ、サイト―、パズ、ボーマらおなじみのメンバーとともに、「大使館人質事件」の現場へ。制圧を終え、一息つこうとしたその瞬間、倒したはずの敵が何者かにハッキングされ、再び彼らに強襲。犯人の位置を告げられたスナイパー・サイト―が目にしたのは、ともに作戦を実行しているはずの素子にうり二つの人物であり、時を同じくして、別のビルでは総理大臣を狙った爆破事件が勃発する。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。総監督・キャラクターデザインは黄瀬和哉氏、脚本は『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を手がけた小説家の冲方丁氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月09日2013年から2014年にかけて全4話で劇場公開されたアニメーション作品『攻殻機動隊ARISE』の舞台化が決定し、11月5日~15日にかけて東京芸術劇場プレイハウスにて上演されることが明らかになった。(ネーム)士郎正宗の原作が誕生してから25周年を迎え、現在TVアニメ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』が放送中。6月20日から完全オリジナルの新作映画『攻殻機動隊新劇場版』の劇場公開が控えている『攻殻機動隊』シリーズの舞台化が明らかになった。『攻殻機動隊ARISE』は、公安九課=攻殻機動隊の結成前夜が描いた物語。4月より新規エピソードを追加した『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』がTVアニメとして放送されている。今回の舞台化にあたり、演出を舞台版『ペルソナ』シリーズや『BLOOD-C ~The LAST MIND~』を手がける映画監督の奥秀太郎氏が担当。脚本は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家で、『攻殻機動隊ARISE』でスーパーバイザーを務めた藤咲淳一氏、監修は『攻殻機動隊ARISE』シリーズの構成・脚本を手がけた冲方丁氏が務める。なお、特殊な映像演出が行われるため、DVDやライブビューイングといった映像化の予定はないという。気になるキャスト陣の発表やチケット情報などは、公式サイトにて順次発表。『攻殻機動隊』は、士郎正宗氏によって1989年に発表されたSF漫画。科学技術が飛躍的に進歩した近未来を舞台に、ネット世界を介したさまざまな事件を描いている。6月20日には、"総理大臣暗殺"という戦後最大の事件を描いた完全オリジナルの劇場用アニメ映画『攻殻機動隊 新劇場版』の公開が控えており、米ハリウッドでは、草薙素子をスカーレット・ヨハンソンが演じる実写映画版の企画も進行中。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年06月07日士郎正宗の原作誕生から25周年を迎え、TVアニメ新シリーズの放送や完全新作『攻殻機動隊 新劇場版』の公開などアニバーサリー・イヤーに相応しい盛り上がりをみせる「攻殻機動隊」。以前、主役にスカーレット・ヨハンソンを迎えてハリウッドで実写化されると発表されたが、この度、日本での「攻殻機動隊 ARISE」舞台化が決定した。1989年に原作漫画の連載がスタートして以来、映画・TVなどに映像化され、1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開。その圧倒的な作品世界と映像表現は『アバター』のジェームズ・キャメロンや『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟など、世界中のクリエイターに刺激を与え、後のSF映画にも革命を起こしたとされている。今回舞台化される「攻殻機動隊ARISE」は、原作、映画、TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に続く“第4の攻殻機動隊”として2013年に全4作で発表。まだ若く血気盛んな時代の草薙素子を主人公に、彼女が公安9課のメンバーとどのように出会ったか、いかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設したのか…攻殻機動隊結成前夜の物語が描かれており、現在放送中の新TVシリーズ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」では、これに『攻殻機動隊 新劇場版』へ繋がる完全新作エピソードが追加された構成で、“攻殻機動隊”はじまりの謎に迫まるシリーズとして人気を博している。演出を務めるのは、舞台「ペルソナ」シリーズや「BLOOD-C ~The LAST MIND~」の演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本家でもあり「攻殻機動隊ARISE」スーパーバイザーを務めた藤咲淳一が担当。さらに最新作で脚本を務めた冲方丁が監修として参加。数多くの舞台演出の経験を持つ奥さんと、“攻殻機動隊”に精通した藤咲さんと冲方さんがタッグを組み、舞台の上で攻殻機動隊結成前夜“はじまりの物語”を創りだす。いまだ出演者情報などは未発表。ハリウッドではスカーレット・ヨハンソンが演じる草薙素子役は今作では誰が演じるのか、また9課のメンバーのキャスティングは誰になるのか、気になる続報を心待ちにしよう。舞台「攻殻機動隊ARISE」は11月5日(木)から15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定。映画『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日『攻殻機動隊』25周年を祝い歴代3監督が登壇するトークイベントと、初映像化作品から最新作まで一挙に上映されるオールナイトイベントの開催が決定した。原作誕生よりすでに四半世紀を経て、6月20日(土)より完全新作『攻殻機動隊 新劇場版』が公開となる『攻殻機動隊』シリーズ。今回決定したイベントでは、攻殻機動隊の歴史を築いてきた監督たちの夢の対談が実現し、公開前日に最新作を鑑賞することができる。トークイベントのゲストとして登壇するのは、最新作の総監督・キャラクターデザインを務めた黄瀬和哉、脚本の冲方丁と、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の監督である押井守、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の監督の神山健治、さらにこれらすべての作品でプロデューサーを務めたProduction I.Gの石川光久。これまでの25年間の歴史の中で、歴代監督が一堂に会し、“攻殻”について語り明かすのは初めて。さらに、入場者には特典として公開一週目の入場者プレゼントである攻殻機動隊25周年記念複製原画セットに加え、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』ほか公開当時のチラシ集(一部復刻版)をプレゼント。ファン垂涎の特典に、大きな注目が集まりそうだ。これまでのファンだけではなく、新劇場版からの“攻殻”ビギナーにとっても特別な一夜になりそうな本イベント。チケットは6月5日(金)24時から発売とのこと。『攻殻機動隊 新劇場版』公開前夜!攻殻機動隊25周年オールナイトイベントは6月19日(金)19:30~翌05:20終了予定。(随時休憩含む)(text:cinemacafe.net)
2015年06月04日アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の6月20日公開を前に、「攻殻機動隊」生誕25周年を記念したオールナイトイベントが、東京・TOHOシネマズ新宿で6月19日に開催されることが明らかになった。本イベントでは、『攻殻機動隊 新劇場版』で総監督・キャラクターデザインを務めた黄瀬和哉氏、脚本を担当した冲方丁氏に加え、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の神山健治監督、さらに、これらすべての作品でプロデューサーを務めたProduction I.G代表・石川光久氏など、「攻殻機動隊」の歴史を築いてきたメンバーが登壇。同シリーズの歴代監督が一堂に会し、作品について語るのは今回が初となり、製作サイドも「非常にレアな一夜になること間違いなし!」と胸を張る。入場者には特典として、『攻殻機動隊 新劇場版』公開一週目の入場者プレゼントとして用意されている「攻殻機動隊25周年記念複製原画セット」に加え、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』ほか公開当時のチラシ集(一部復刻版)が全員にプレゼントされる。開催時間は6月19日19:30の回(上映前トークショー)~翌5:20(上映終了予定、随時休憩含む)。上映作品は、『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』前後編、『攻殻機動隊 新劇場版』、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』。チケットの料金は3,800円で、プレミアボックスシート(+1,000円)、プレミアラグジュアリーシート(+3,000円)も用意。劇場のインターネットチケット販売「vit」にて、6月5日24:00から販売がスタートする。「攻殻機動隊」シリーズの主人公・草薙素子の過去と攻殻機動隊の結成秘話が描かれる『攻殻機動隊 新劇場版』は、総監督・キャラクターデザインを黄瀬氏、脚本を冲方氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会(C)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月04日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が、6月下旬より日本サイバー犯罪対策センターとコラボレーションしたポスターを、日本全国の交通機関、公共施設、大型商業施設などで掲示する。製作サイドによれば、「情報ネットワークやサイボーグ(義体)技術の発達により人々の意思が電脳につながれた近未来を舞台に、多発する電脳犯罪を未然に察知し、それを除去するために組織された『攻殻機動隊』の活躍を描く」映画のストーリーと、「サイバー犯罪に関する情報を集約・分析し、その脅威を除去する」という日本サイバー犯罪対策センターの活動目的がリンクすることから発案。ポスターを通して、サイバー犯罪の脅威について認識してほしいというメッセージが込められているという。このタイアップポスターは、6月上旬から7月下旬に交通機関、公共施設、大型商業施設などで掲示予定。ポスターのコピーには、「サイバー犯罪を撲滅せよ。」という力強いメッセージが添えられている。映画『攻殻機動隊 新劇場版』は、総理大臣暗殺という戦後最大の事件が発生した2029年3月を舞台に、主人公・草薙素子は、バトーやトグサたち寄せ集めのメンバーとともに捜査を開始し、「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス「ファイア・スターター」の存在も見え隠れする中で、自分の生い立ちにもつながる手がかりにたどり着く。暗躍する謎のサイボーグ、総理大臣暗殺の真相、"第三世界"の存在、その先に待ち構えるワナ――素子の過去と攻殻機動隊結成の物語が描かれる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月02日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が、6月8日より都営地下鉄・東京メトロとコラボレーションしたキャンペーンを行うことが明らかになった。「GHOST IN THE 都営交通モバイルラリー~荒巻部長と共にメンバーを集めて攻殻機動隊を結成せよ!~」と銘打たれたこのキャンペーンは、2つのミッションで構成。いずれも携帯電話またはスマートフォンを使用して参加することができる。ミッション1では、対象駅に掲出されているポスターのQRコードを読み込み、専用ページにアクセスすることで達成。すると、専用ページにスタンプが押され、QRコードポスター設置駅ごとに異なる7種類のキャラクター画像がプレゼントされる。ミッション2は、対象となる7駅すべてのスタンプを集めると達成。漏れなくダウンロード版キャラクター設定集が手に入り、さらに、プレゼントへの応募権を獲得できる。プレゼント賞品は、A賞として、主人公・草薙素子を演じた坂本真綾、総監督・キャラクターデザインの黄瀬和哉監督、脚本を担当した冲方丁氏らによる「出演者&制作陣サイン入りポスター」(5名)、B賞は「特選 絵コンテ小冊子」(50名)、C賞は非売品の「プレスシート」(50名)が用意されている。スタンプラリーの対象となる駅は、浅草線・浅草橋駅(JR浅草橋方面改札外)、三田線・日比谷駅(東京国際フォーラム方面改札外)、新宿線・市ヶ谷駅(定期券発売所付近)、新宿線・岩本町駅(改札外右手)、大江戸線・新宿西口駅(JR新宿駅方面改札外正面)、都電荒川線・王子駅前停留場(早稲田方面ホーム後方)、日暮里・舎人ライナー・日暮里駅(改札外正面)の7駅。6月8日始発~30日終電まで開催される。なお、6月15日~21日の期間中は、東京メトロのデジタルメディアで『攻殻機動隊 新劇場版』のCM映像が放送。Tokyo Metro Vison(銀座線、丸の内線、東西線、千代田線、有楽町線、副都心線、半蔵門線)、Metro Concourse Vision(銀座、上野、溜池山王、新宿、池袋、六本木、恵比寿、秋葉原、大手町、有楽町)、Metro Station Vision(銀座、新宿、新宿三丁目、東京、赤坂見附、中野坂上)が対象となる。『攻殻機動隊 新劇場版』は、総理大臣暗殺という戦後最大の事件が発生した2029年3月を舞台に、素子は、バトーやトグサたち寄せ集めのメンバーとともに捜査を開始し、「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス「ファイア・スターター」の存在も見え隠れする中で、自分の生い立ちにもつながる手がかりにたどり着く。暗躍する謎のサイボーグ、総理大臣暗殺の真相、"第三世界"の存在、その先に待ち構える罠――素子の過去と攻殻機動隊結成の物語が描かれる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月01日1989年に原作となる漫画連載がスタートして四半世紀を経た2015年。全世界のファンが熱望した完全新作の長編アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が6月20日(土)より公開。この度、本作の劇場予告編がWEBサイトにて先行解禁された。これまでアニメ化、映画化と展開され、『アバター』のジェームズ・キャメロンや『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟など、世界中のクリエイターに刺激を与えてきた「攻殻機動隊」シリーズ。完全新作となる本作では、そんなシリーズの主となる“攻殻機動隊”の結成の物語が描かれる。大使館で勃発した人質事件、そして総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件の発覚を期に、事件の捜査に乗り出す草薙素子たち。事件の背後に見え隠れする電脳ウイルス【ファイア・スターター】の謎や、草薙素子出生の秘密が絡み合い、2つの事件は草薙たち“はぐれ者の寄せ集め集団”を窮地に追いこんでいく…。今回解禁となった劇場予告では、全編にわたり攻殻機動隊による迫力あるアクションシーンや電脳戦が展開。さらに、超ウィザード級のハッカスキルを持った全身義体のサイボーグの草薙素子が、なぜ自らの部隊を求め戦い続けるのか?その攻殻機動隊の結成の物語がドラマチックに映し出され、本作への期待度を高める。さらに、坂本真綾 コーネリアスによる主題歌「まだうごく」が映像内で使用され、映像とあわせて作品世界を盛り上げる。そして、生誕25周年を記念し、過去の攻殻機動隊シリーズの複製原画(3枚入り)が、4週連続で来場者にプレゼントされる企画も決定。こちらは数量限定でなくなり次第終了となるので、気になる方は要チェックだ。まずは本劇場予告映像から、『攻殻機動隊 新劇場版』の世界観を体験してみて。『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日6月20日に全国公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が、参天製薬の目薬「サンテPC」とコラボレーションした広告を、JR東日本、西日本全線(一部の車両を除く)の車内にて展開することが明らかになった。広告は、コラボステッカーとして車内のドア横に掲示予定。『攻殻機動隊 新劇場版』で総監督・キャラクターデザインを務める黄瀬和哉氏がイラストを手がけており、全身義体(サイボーグ)でクールな主人公・草薙素子が目薬をさすという、攻殻ファンにとっても貴重なビジュアルに。劇中での素子のセリフをパロディー化した、「目薬をさせと囁くのよ、私のゴーストが」というコピーが添えられ、コミカルな仕上がりになっている。制作サイドは、「『攻殻機動隊』の持つ近未来SFの世界観が、最新のパソコンやスマートフォン等のモニターから発せられる青色光(ブルーライトなど)の光ダメージに着目して処方設計した目薬『サンテPC』のイメージに合致しているということで実現しました」と、今回の企画意図を説明。この異色のコラボレーションは、一部車両を除く、首都圏のJR東日本と大阪地区のJR西日本の車内で、6月1日~30日の期間で見ることができる。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年05月29日ゆで卵の殻ってつるっとむけた時はとても気持ちがいいのですが、うまくむけずにボロボロになってしまうと悲しいですよね……そんな悩みはもう無用! 簡単にゆで卵の殻をむく方法を紹介します。○用意するのはコップと水だけゆで卵はゆでるだけで簡単にできてとてもありがたい料理の1つですが、殻をむく時、薄皮がくっついたままになってしまったり、小さい殻がいっぱいくっついてしまったりして、悪戦苦闘の結果ボロボロになってしまうこともあります。そこでオススメしたいのが、コップと水を使った方法。手順は以下の通りです。でき上がったゆで卵を水で冷やしたら、コップにゆで卵を入れ、ゆで卵が隠れる程度の水をコップに入れます。これで準備完了です。続いて、水がこぼれ出ないようにコップの上を手のひらで押さえて、20回程度シェイクします。水が飛び散っても大丈夫なように、できるだけシンクの中でこの作業を行うようにしましょう。あとは、コップの水を捨てて、ゆで卵を取り出せばOKです。これで、ツルッとキレイに殻がむけるはずです。この方法、複数のゆで卵を作る必要がある場合は、タッパーなどのプラスチック製食品保存容器を使うと便利です。コップの方が手軽ですが、水こぼれの心配がないですし、いっぺんにゆで卵の殻をむけるのでオススメです。執筆:hhmam一姫二太郎2児のママ。浅く広く色々なことに興味あり、とりあえず気になったことはなんでもやってみる。最近は編み物に凝っていて、肩こりで悩み中。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月27日現在TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』の新キャラクター「パイロマニア」役を、俳優としても活躍する声優の津田健次郎が務めることが25日、明らかになった。本作は、主人公・草薙素子の過去と公安九課=攻殻機動隊の誕生の物語「border:1」から「border:4」の全4部作で描いた『攻殻機動隊ARISE』(2013年~2014年)を、シリーズ構成の冲方丁氏が初期案に基づいて再構成し、TVアニメ化したもの。ラストには2話のエピソードが追加され、6月20日公開のアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』へとつながるエピソードとなる。『TIGER&BUNNY』のネイサン・シーモア役などでも知られる津田が演じるのは、新作エピソードに登場する新キャラクター・パイロマニア。シリーズを通して事件の発端、物語の核となっている「洗脳・ゴーストへの侵入・擬似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス"ファイア・スターター"の信奉者として描かれ、炎を自在に操って素子たちに迫る。出演が決定し、兼ねてから『攻殻機動隊』シリーズのファンだったという津田は「『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を初めて見たとき、こんなに静かで深いSF映画がありうるのだと、とても強い印象を受けました。ですからシリーズ最新作にあたる『ARISE』の出演依頼をいただいた時はテンションがあがりました」と作品に対する熱い思いを吐露。そのためアフレコでは「バトーの軽口を聞いたりすると、ついファンの視線に戻ってしまう」こともあったという。また、自身が演じるパイロマニアは「感情を抑えて、淡々としゃべるキャラクター」であるため、「その中でどこまでセリフにエネルギーを込めていくか」という点に特に気を遣ったという津田。完成した映像を見て「パイロマニアと草薙素子の静かな戦いは、とても『攻殻機動隊』らしいものだと思いました」と振り返り、ファンに向けて「この全編から漂う『攻殻機動隊』らしさを楽しんでいただければうれしいです」と呼びかけている。シリーズ構成を務めた冲方氏はパイロマニアについて、「ネットはあらゆる価値観を拡散させ、社会的なくびきからの逸脱を可能にします。そのためネットの拡大に社会が追いつけない時、社会よりもネットの価値を重くみる存在が現れます。パイロマニアはそれが行きすぎたキャラクター」と説明。新エピソードでは「組織構造からはじき出されている存在である素子が、素子らしい"戦い方"でパイロマニアに立ち向かっていく。そこを楽しみに見ていただけたらと思います」とコメントを寄せている。新エピソード「#09 PYROPHORIC CULT前編」は6月7日の22:30~(TOKYO MXほか)、「#10 PYROPHORIC CULT後編」は6月14日22:30~放送される。航空機爆破テロの共同捜査要請を受けた公安9課は、電脳ウィルス「ファイア・スターター」のブローカーとされるパイロマニア捕獲のため包囲網を敷き、身柄を拘束。しかし、パイロマニアの正体と目されていたテロリストの遺体が発見されたことで事態は急変し、正体不明のパイロマニアは拘束を解き、素子たちを急襲する。(C)士郎正宗・Production I.G / 講談社・「攻殻機動隊ARISE」
2015年05月25日『機動警察パトレイバー』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などで知られる押井守監督実写最新作『東京無国籍少女』が、7月25日(土)より公開される。このほど、本作の予告編ほか場面写真、ポスタービジュアルが解禁となった。舞台は女子美術高等専門学校。日々、創作活動に取り組む生徒たち。その中に、かつて天才と持て囃された藍(清野菜名)が居た。彼女は事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることも出来ず、授業もドロップアウトし、ただ一人、謎のオブジェを作り続けていた。そんな藍を再び広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保険医(りりィ)にも心を開かない藍。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。群発する地震。響く大量の鳥の羽音。学園内に流れ続けるクラシック音楽。そして繰り返される謎の声…お前はなぜ、ここにいる?女子校を舞台にしたサスペンススリラーである本作の主演を務めるのは、『TOKYO TRIBE』で園子温監督を始め、世界的な監督から立て続けに抜擢され大注目を集めた清野菜名。清野さんにとって、本作『東京無国籍少女』は初の単独主演作となる。撮影現場では、押井監督からは度々「目が凄い。凄い殺気だ」と、その眼力に感嘆の言葉が漏れたという。そして共演には、金子ノブアキ、りりィ、本田博太郎が名を連ね、狂気のパフォーマンスで作品を引き締める。「そろそろ自分自身で設けてきた枠を外そうと考えていた」と押井が語る通り、これまで避けてきた凄惨な暴力や性的な描写を本作で解禁。特に、最低限のCGIで役者の身体表現を最大限に活かした圧巻のクライマックスは、過去の実写作品とは一線を画す。「アニメの専売特許を実写でも可能だと信じて制作した」と語る、押井守の新たな「挑戦」は必見だ。今回公開となった予告編、場面写真からも、他者に対して心を遮断し、周囲に対して鋭い眼を向ける清野さん演じる藍の独特な存在感が見て取れる。混乱の中で、自己を喪失した状態で校内をフラフラと歩く姿や、一心不乱にオブジェの制作に集中して取り組む姿、台詞は最低限に絞られ、表情のみで感情を表現する姿に、「この藍という役は清野菜名にしかできないと確信した」と押井監督が語るのも納得だ。今回の撮影に対して清野さんは「台本を見てみたら、プロットみたいで。詞というより情景?ト書きが殆どで、えっ!?ってビックリしました(笑)。撮影のときは大きな声で怒鳴ったりする人なのかなぁと正直思ったりしていたのですが、監督はすごく気さくで丁寧で優しい方でした。今回は表情で表現することが殆どで、意思は強いんだけど、どこか切ない。反比例する感情が多かったので 台詞がないのもすごく難しいなと思いました」とコメントしている。そして何より『シックス・センス』『ソウ』『ブラック・スワン』に並ぶほどの衝撃というラスト15分に注目が集まる本作。謎が明らかになった時に映し出されるという凄まじい清野菜名の姿に、期待が高まる。『東京無国籍少女』が7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月25日藤原竜也、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦らを迎え、伝説の未確認生物を求める探検隊の姿を描く『探検隊の栄光』。このほど、本作の主題歌を「ガッツだぜ!!」、「バンザイ ~好きでよかった~」など、魂を揺さぶる歌で日本中に元気を与えてきた「ウルフルズ」が担当することが分かった。落ち目の俳優となった杉崎(藤原竜也)が俳優人生を賭けて新境地を開くべく、伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」を求め秘境の地を探検するテレビ番組の隊長に挑戦し、様々な問題にぶつかりながらも隊長そして俳優としても成長していく姿を描く。原作は、ベストセラー「ちょんまげぷりん」の著者・荒木源による同名タイトル「探検隊の栄光」(小学館刊)。麻生久美子&大泉洋W主演の『グッモーエビアン!』を手掛け、2016年に風間俊介&松岡茉優出演の『猫なんかよんでもこない。』の公開を控えた山本透が監督を務める。杉崎と共に秘境に挑む番組スタッフには、番組がオモシロければ何でもありのプロデューサー役ユースケ・サンタマリア、行き当たりばったりで大雑把なディレクター役小澤征悦ほか、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介(ななめ45°)ら個性派キャストが集結している。今回主題歌に決定したのは4年半の活動休止を経て昨年より再始動した「ウルフルズ」の新曲「ボンツビワイワイ」。“ボンツビワイワイ”は造語で“Born To Be ワイワイ”の略。生まれながらのパーティ野郎のイメージでつけられたという。探検の中で起きるアクシデントや、出会った人たちと関わるうちに隊長としての自覚も芽生え“真剣”に番組作りに取り組む姿と、トータス松本のパワフルで魂のこもったボーカルが重なり、作品をより一層盛り上げる。『探検隊の栄光』は2015年秋全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年05月25日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』に向けて、「攻殻機動隊」シリーズの歴代監督を務めた押井守監督、神山健治監督が応援コメントを寄せた。本作では、総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズでも謎を秘めたキャラクターであった全身義体のサイボーグ・草薙素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話を描く。総監督・キャラクターデザインに黄瀬和哉氏、脚本に『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を手がけた小説家の冲方丁氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結した。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)でメガホンをとった押井監督は、映画を「葛藤に陥る前のパッショネートな素子を描いた唯一の攻殻」であると評価。押井氏いわく「これまでで最も魅力的な素子」を描き切った黄瀬氏に向けて、「さすが黄瀬だ!」と総監督ぶりをたたえている。そして、TVアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を担当した神山監督は、「攻殻機動隊のメンバーがいかにして現在の活動を行うに至ったのか」が解き明かされている点に注目。「公安9課結成までの活躍や葛藤が描かれる本作は大変興味深く、細視に値する映画です」と、シリーズの核となる部分がつまびらかにされる本作に期待を寄せた。なお、公式サイトでは、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督、BUMP OF CHICKENの直井由文、『シドニアの騎士』を描いた漫画家・弐瓶勉、『進撃の巨人』の実写映画を手がける樋口真嗣監督、アーティストのタカノ綾など著名人からの応援コメントを随時公開していく予定だという。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年05月22日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の制作を務めたProduction I.Gの石川光久氏ら制作スタッフたちが、本作へのこだわりを語る動画が公開された。これは、6月20日にソニーから発売される4K液晶テレビ・ブラビアの新商品『X9300Cシリーズ』を中心とした7機種が発売されることを記念して行われたコラボレーション企画で、「ブラビア」×「攻殻機動隊 新劇場版」キャンペーンサイトにて公開。動画では、Production I.Gの石川氏のほか、美術監督の竹田悠介氏、3DCG監督の井野元英二氏、色彩設計の広瀬いづみ氏、撮影監督の田中宏侍氏らがそれぞれの視点から『攻殻機動隊 新劇場版』に込めた思いを披露。冒頭では石川氏が「押井守が攻殻機動隊の原作を見て、これをやりたいって言ってから23年。『新劇場版でやりたかったことにたどり着けた』と言っていたのね。これは最大の発見だよね」と感慨深く語っている。美術監督の竹田氏は、背景について「小さなサムネイルで見た時にも何が描かれているか把握できるのが理想的」であると同時に、「拡大した時、細部の質感まで描き込んでいる」よう目指したことを明かす。3DCGでキャラクターを動かす井野元氏が、「キャラクターにしっかりと感情移入をしてもらえるように作っている」とコメントする一方で、色彩を手がけた広瀬氏は「お客さんにそこにいるかのような感覚をもって、臨場感を感じてもらえるように作っている」と語り、これまでにないドラマチックな映像表現を期待させている。終盤では、石川氏と田中氏が「フルHD」と「4K」で作品の見比べを実施。石川氏が桜の散るシーンを例に、「『4K』で見るとちゃんとCGの中に作画の絵を入れ込んでいるのがクリアにわかる。手間をかけた分だけそれが映像で伝わってくる」と語ると、田中氏も「昔だと作りこんでも見えなかったものが、数年後よく見えるようになるっていうのは報われる」と、技術の革新によってアニメの制作現場のモチベーションが変わっていくことにも触れた。『攻殻機動隊 新劇場版』の物語の舞台は、総理大臣暗殺という戦後最大の事件が発生した2029年3月。主人公・草薙素子は、バトーやトグサたち寄せ集めのメンバーとともに捜査を開始し、「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス「ファイア・スターター」の存在も見え隠れする中で、自分の生い立ちにもつながる手がかりにたどり着く。暗躍する謎のサイボーグ、総理大臣暗殺の真相、"第三世界"の存在、その先に待ち構える罠――残された6人が己のゴーストに従う時、はぐれ者の寄せ集め集団は最高のパフォーマンスを発揮するチームへと変化していく。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年05月21日藤原竜也、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦らを迎え、伝説の未確認生物を求める“最高にくだらない”探検隊の姿を描く『探検隊の栄光』が今秋、公開されることが決定。藤原さんを始めとするキャスト陣からコメントが到着した。『カイジ』シリーズ、『藁の盾』『るろうに剣心』シリーズなどへの出演者はもちろん、多数の舞台で活躍している藤原さんが本作で扮するのは、落ち目の俳優・杉崎。俳優人生を賭けて新境地に挑むべく、伝説の未確認生物(UMA)「三首の巨獣・ヤーガ」を求め、秘境の地を探検するテレビ番組の隊長に挑むのだが、番組スタッフの足並みは見事なまでにバラバラ。同行するのは、番組がオモシロければ何でもありのプロデューサー(ユースケ・サンタマリア)、大雑把に進めていくディレクター(小澤征悦)、職人気質のカメラマン(田中要次)、UMAオタクの音声・照明(川村陽介)、バラエティ番組をバカにするAD(佐野ひなこ)、テキトーな現地通訳(岡安章介/ななめ45°)といった面々。彼らの行き当たりばったりの撮影に振り回される杉崎だが、いつしか隊長の自覚も芽生え、“真剣”に番組作りに取り組んでいくーー。原作は、ベストセラー「ちょんまげぷりん」の著者・荒木源による同名タイトル「探検隊の栄光」(小学館刊)。監督を務めるのは、麻生久美子&大泉洋W主演の『グッモーエビアン!』を手掛け、2016年に風間俊介&松岡茉優出演の『猫なんかよんでもこない。』の公開を控えた山本透だ。山本監督が「撮影現場に放り出されたキャストの皆さんが、いかに過酷な環境だろうが芝居をしなければ帰れないと、半ばあきらめ?腹をくくり、ヤケクソになりながらはじけた芝居をしまくってくれました」と語るとおり、危険な崖や地中に広がる巨大風穴など、全国の秘境スポットで行われた撮影の過酷さは、かなりのものだった様子。特に主演の藤原さんは、そのハードさに記憶が飛ぶくらい過酷な撮影だったそうで、「“隊長”はほぼ全てのシーンに出ていたので、途中、ユースケさんに代わってほしい…などと思っていましたが、そのユースケさん自体がクランクアップの2日前くらいまでは降板してしまいそうなほど、本当に過酷で楽しい現場でした!」と、達成感たっぷりにコメント。対するユースケさんは、ただ一言「本当に降板しなくて良かった!」と語り、さらに、小澤さんも「藤原“隊長”の燃えたぎる情熱で、過酷な現場の辛さも悩みごともすべて吹っ飛びました!!」とコメントするなど、監督・キャストともに、とにかく“過酷”という表現が目白押しとなった。もちろん、山本監督が「最高のチームワークでした。最高にくだらなくて、最高に楽しい探検隊が誕生しました」と自信をのぞかせ、「一刻も早く完成させて、皆さんにお届けしたい!」と意気込みを見せる本作。撮影の過酷さとは裏腹に、誰もが楽しめる作品となることは間違いないだろう。『探検隊の栄光』は2015年秋全国公開予定。(椎名あい)
2015年05月06日3月17日よりスタートした、兵庫県神戸市と『攻殻機動隊 新劇場版』および『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』の公民連携によるPRプロジェクトの名称が「神戸市公安9課」に決定し、5月1日より本格的な活動を開始した。合わせて『攻殻機動隊 新劇場版』の総作画監督を務める大久保徹氏による描き下ろしイラストも公開された。本プロジェクトは、『攻殻機動隊』の原作者・士郎正宗氏が兵庫県出身であるということ、劇中で神戸をモデルにしたと思われるシーンが多く描かれていることから実現。観光振興に力を注ぐとともに、IT関連産業の振興やオープンデータ・ビッグデータの利活用にも注力していくPRプロジェクトになるという。今回の「神戸市公安9課」発足に伴い、専用サイトもリニューアル。IT先進都市を目指す神戸の未来像を想起させ、本プロジェクトを象徴する描き下ろしイラストが公開されている。草薙素子がポートタワーを含む神戸の夜景を見下ろしている本イラストは、市役所1号館24階展望ロビーや神戸空港、ポートライナーなどにも貼り出されていく。また、本サイトでは、IT先進都市に関する情報や"神戸をモデルにしたと思われるシーン"の紹介などを随時発信していくという。そして、現在は『攻殻機動隊 新劇場版』、『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』公開を記念した3カ月連続スペシャル企画を展開中。第一弾は、Twitterで「あなたが光学迷彩で消えたいと思った瞬間」を呟くと、宣伝担当者の独断と偏見で「A:黄瀬総監督描き下ろしミニ色紙」(1名)、「B:ロジコマプラモデル」(10名)がプレゼントされる。公式ツイッター(@kokaku_m)をフォローし、キャンペーンハッシュタグ「#光学迷彩で消えたい」を付けて、「希望賞品(AorB)」とお題となる「あなたが光学迷彩で消えたいと思った瞬間」をツイートすれば応募完了。応募締切は6月1日12:00、当選者は公式ツイッターからDM(ダイレクトメッセージ)で直接通知される。『攻殻機動隊』は、士郎正宗氏によって1989年に発表されたSF漫画。今年4月からは、2013年~2014年に劇場公開されたアニメ『攻殻機動隊ARISE』全4話をそれぞれ前後編に再編集したTVアニメ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』がTOKYO MXほかで放送中。6月20日には、"総理大臣暗殺"という戦後最大の事件を描いた完全オリジナルの劇場用アニメ映画『攻殻機動隊 新劇場版』が公開される。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年05月02日●"3"という数字はいつも根拠があると思っている。押井守監督といえば、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『機動警察パトレイバー the Movie』そして『機動警察パトレイバー 2 the Movie』(以下、パト2)といった作品が真っ先に挙がるが、多数の実写映画も監督している。だがそれらは熱心な押井ファン以外にはあまり語られることがない。見る人を選ぶというか、趣味と思想に走り過ぎというか、とにかくその1本だけを見て監督の言わんとすることを読みとるのは難しい映画だ。押井監督の実写映画に対してファンが持つ期待感総量の約半分はこうした「わからなさ」の価値ではないだろうか。あの『パトレイバー』が実写化されると聞いた時も、そう思ったファンは少なくないだろう。しかしフタを開けてみれば、趣味と思想が随所に色濃く出ながらも、エンターテインメントとしてしっかり面白く、オールドファンへのサービスもあり、その上で"実写のパトレイバー世界"の魅力が見えてくるシリーズ作品となっていた。コメディ、アクション、特撮、ほろ苦い恋まで、特車ニ課という器にさまざまな味わいの作品が盛られたが、その最終話で我々は『パト2』の中心にいた人物たちの影を見ることになった。『パト2』と実写シリーズ、二つの線の重なりに押井監督は何を映しだしたのか。シリーズを締めくくる長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』公開を前に、お話を伺った。○シリーズ13本があってこそ描けるもの――今回はシリーズ全体の総監督を務められましたが、各話にはどのように関わっていらっしゃったのですか?演出家が何人かいる場合に上に立つ人間くらいに思われているかもしれないけど、もっと明快です。演出部と文芸部の人事権・決定権、仕上げ・音響に関する全ての権限、それと編集権。この作業に関する全ての権限を持つことを総監督制と言います。脚本の決定に関しては、誰に発注していつ上げるかも含めて全て総監督である僕が責任を持つ。3人の監督(※)も僕が選んだ。音楽に関しては川井(憲次)君と僕で全て決めました。カッティングに関しては最終的に僕が全部チェックして、それぞれの監督が編集した後で順番を入れ替えたり、カットすることもありました。ダビングも全て立ち会ってます。それと、第一話の監督は必ずやる。こういうものだと実際にやってみせ見せなきゃいけないから。(※シリーズ各話を担当した辻本貴則監督、湯浅弘章監督、田口清隆監督)頭の部分と締めの部分に関する全ての権限を持つのが総監督なんです。逆に言えば、中間の部分には介入しない。だから現場にも行くべきじゃない。今回の現場はその通りやらせてもらった。――各話の現場はそれぞれの監督にお任せだったんですね。途中の2話(※)と最終話も僕がやったけど、やらない方があの三人は喜んだと思う。一本でも多くやりたいのに、僕たちの出番が減るじゃないですかと。もっといえば、なぜ三人なのか、二人じゃいけなのかと。僕は二人では出来るわけはないと思ったから三人にした。四人だと多すぎて統一が取れなくなってしまう。(今回のシリーズ作品制作について)あの三人組に関して言えば、まあ、うまくいったかな。(※エピソード5『大怪獣現わる 前編』/エピソード6『大怪獣現わる 後編』)三人というのは微妙な数なんです。二人ならどちらが勝つか、どちらが前に出るかわかりやすい。三人は微妙に拮抗して、決着をつけなくて済む部分と、つけられない部分が両方出てくる。もっと言えば、一人が倒れても成立する数字。僕は3という数字はいつも根拠があると思っている。例えば『パト2』は、全部3が基準になっている映画なんだよね。三人だったり三機だったり、三カ所だったり。そういうところは、割といろいろ考えているんです。――今回の作品がシリーズ13本+長編1本という形になった理由は?最初から決まっていた。監督からすれば、シリーズを通してキャラクターを固定できて、お客さんがある程度中身を分かった上で(長編を)やるというのは、当然有利だから。最初に長編をやって後からシリーズをやるのは、アニメのパトレイバーがそうだったけど、通常はあり得ない。だから、ごく自然と決まった。●『首都決戦』がアニメだったとしても同じことをやった――シリーズ13本の積み重ねがあっての長編なんですね。もちろん。その方がはるかに作りやすいです。インフラができるから。道具や衣装というところ以外に、役者さんのインフラができる。自分の役をつかんだ上で映画に入れば、どんな違う部分を見せるか、という上乗せが効きます。○『パト2』と現在の"差分"――『パト2』は、東京で戦争を起こすことを徹底的に思考実験して組み上げたとのことでしたが、今回の『首都決戦』は現在の東京で再度それを行われたのでしょうか?いや、全然逆ですね。『パト2』の続編であって、リメイクでもリニューアルでもないんです。『パト2』で起きたクーデターの16年後の世界。その16年の間に何が変わったのか、どう変わったのか、何が変わっていないのか。16年経っても変えてはいけないものが果たしてあるのか。いわば"差分"です。最初から言っていますが、今回はその差分そのものを描くことがテーマ。ストーリーも変える必要がないんですよ。だからほとんど変わっていない。それに付き合っている人間たちが変わったんだという部分を中心に描いています。クーデターを起こすプロセスとか、展開のダイナミズムのようなものはやっていません。『パト2』ではそれを丹念に描いた。だから方向性は全く逆なんです。それはやはり16年経ってテーマが変わったから。同じようなシチュエーションで、アニメでやったことを映画で作り直したものでしかないわけ。(『首都決戦』が)アニメだったとしても同じことをやったと思う。繰り返すけど、何が変わっていないのか、何が変わったのか。変わっていいものと変わっていけないものは何なのか。それが全て。骨はそういうことです。後はみんな、映画としての"お肉"ですね。アクションだったり、キャラクターだったり。――『パト2』の続編として作ったのはなぜですか?最初からそう決めていたし、プロデューサーの要望でもあったので、利害が一致したんです。多分、(プロデューサーが)『パト2』を好きだったのかな。パトレイバーではいくつもアニメーションを作ったけど、どれが好きか10人に聞いたら6人は『パト2』と言うと思う。作った当時はコテンパンに言われたけどね。ただ、何年か経つとパトレイバーというと『パト2』になっちゃった。だから『パトレイバー』をちゃんと作ろうとした時に、全く(『パト2』と)無関係に違う事件を起こすか? と。特車ニ課は警備部だから、犯罪捜査はしないし、できない。犯人を逮捕する組織ではなくて、社会的な犯罪、テロと戦う組織なんですよ。その最大限のものがクーデターです。(『首都決戦』では)そういう意図はないけど、少なくとも国を根底から揺るがす、考えうる限り最大限の犯罪です。――『パト2』ではバックボーンとしてPKO協力法案の成立が描かれたり、毒ガスの飛行船が地下鉄サリン事件を思わせるなど、図らずも当時の時代を先読みしていた部分がありました。今回も昨今の無差別テロを思わせる描写が見られましたが、そうした時代性を取り入れることについてはどうお考えでしたか?それしか考える事はなかったよね……。今回はより一層テロの要素が前面に出ています。一番のポイントは"見えない"ということなんです。その象徴が見えない戦闘ヘリということ。テロの実態が見えない、もっと言えば動機すら分からない。つまり、"敵が見えない"んです。何となく察しがつくのは、もしかしたらあいつ遊んでいるんじゃないか、ということ。人の命どころか、自分の命も。そうだとして、無差別にミサイルや機関砲を撃ちまくることで遊び足りうるのかと。多分ね、足り得るんだよ。足り得る部分が"時代"なんだよ。日本でもしテロがあり得るとすれば、政治的な要求などではなくて、一人が勝手に戦争を始めることだと思うんですよ。すでに、現実に戦争をやっているヤツが出ている。通りがかりの人を刺しちゃったりね。それは言ってみれば彼らにとっての戦争なんだよ。戦争なんだから、動機なんて必要ない。●パトレイバーは20年連れ添った奥さんみたいなもの(『首都決戦』では)そういう怖さや不気味さがちょっと出ればいいなと思ったけど、基本的には痛快アクション映画というご要望だから、やりすぎない範囲の中で。実は物語としては、ぜんぜん決着ついていない。またやるかもしれないよ、きっと。死んでないんだもん。それ以前に、そもそも灰原って誰よそれ、と。誰でも灰原になりえる。それは、今日性みたいなことを言うのであれば、そこのところにちょっと込めただけ。やりすぎると、たぶん楽しくない映画になる。いやな気分にならない範囲で見せるために、ああいう女の子にしたわけ。――"見えない戦闘ヘリ"グレイゴーストとイングラムの対決は見せ場の一つでしたね。CG描写のクオリティはご覧になっていかがでしたか?かなりやれたと思うよ。がんばったと思うし、うまくいったと思う。自分としては都庁上空のコブラの空中戦や、F2(が見せ場)ですね。F2も地味だけど実は大変なことをやってるんです。あとは中盤の突入シーン。アクションとしては長いんですけどね。ただ、撮影で一番面白かったのは冒頭のシーン。お金も時間もかかったけど、けっこううまくいったと思う。具体的にしていないけど中東のどこかという設定。もちろん国内で撮影したんだけど、大変だった。スタッフが(笑)。ロケセットを組むのに一週間以上かかって、実際に撮影したのは5時間くらい。たった3、4時間の撮影をするのにけっこうな人数が泊まり込んで準備をして、しかも後片付けにまた3、4日かかっている。それが映画なんだよね。金がかかりすぎると反対もあったけど、今回の映画は外国から始めたかったから、どうしても必要だった。外国から日本に入ってくる、外側の目が欲しかったから。○シリーズなら多分無限にできる――シリーズのエピソード5/6をとても楽しんで作っていらしゃった印象でした。映画よりもシリーズの方が、いろいろなことをできる。いっぱい楽しみたいから「シリーズ」というのは魅力です。だから、どちらをやりたいかと言われたらけっこう悩むと思います。シリーズなら多分無限にできる。無限といったら嘘だけど、『CSI:科学捜査班』のようにシーズン12や13くらいはできると思う。……その前に飽きるかもしれないけど(笑)。――まだシリーズの続きを楽しみにしてもよいということでしょうか?それは、やれといわれれば僕はいつでもやります。この映画が大ヒットすることがあればプロデューサーや偉い人たちが考えるでしょう。その時にまた僕が監督として呼ばれるかどうかはまた別の話ですが。でもまあ、多分、いったん僕の中で終わったんです。もしやるとしてもまた頭から考え直すしかない。ただ、確かに映画を作るという仕事は、他の何にも増して楽しいことには違いない。ああやって時々は休みながら、映画を作って生きていけるのなら、言うことはないと思うよ。だからみんなやっているんだよね。生活苦と戦いながらでも。――監督にとってパトレイバーとはどういう作品ですか?一番長くやっている仕事。実写の映画までやるとは思っていなかったけど、なんだかんだで20年以上。数もやったし、お客さんも一番入って、そういう意味では一番お金ももらった。好きとか嫌いとかいう感覚はもうなくなっているね。自分の身体の一部のような感じで、違和感がないんだよ。特に愛情があるかというとそういうワケでもない。20年連れ添った奥さんみたいなもので、もちろん好きだけど愛しているかどうかというと微妙だよね……というと怒られるんだろうけど(笑)。そういう感情を超えてしまっている。だから20年経っても平気で作れるし、また20年後にも平気でできると思う。『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は、2015年5月1日より新宿ピカデリー他全国の劇場で公開される。『パト2』からのファンにとっては、20年以上を経て意外な形で続編を目にする日がやってきた。劇場へ見に行く前に『パト2』をじっくり見直しておくとより楽しめるだろう。また、実写のキャラクターや特車ニ課の立場といった『首都決戦』の前提として、可能な限りシリーズ作品を見ておくことがおススメだ。(C)2015 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会
2015年04月30日4月よりTOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』のオープンニングテーマ「あなたを保つもの」のミュージックビデオが、コーネリアス×『攻殻機動隊ARISE』のスペシャルサイトにて公開されている。「あなたを保つもの」は、坂本真綾とコーネリアスが担当しており、小山田圭吾(コーネリアス)によるクールで近未来的なメロディと、坂本慎太郎(ゆらゆら帝国)による独特な世界観の歌詞が印象的な楽曲。フルCGで描かれたミュージックビデオを手がけたのは、『攻殻機動隊ARISE』シリーズすべてのエンディングテーマのミュージックビデオを監督し、コーネリアス(小山田圭吾)の映像作品には欠かせない映像作家・辻川幸一郎氏が担当。本楽曲のCDは、6月17日にフライングドックより発売され、価格は1,404円。映画『攻殻機動隊 新劇場版』の主題歌「まだうごく」も収録したダブルタイアップシングルとなる。また、「あなたを保つもの」や「まだうごく(スタジオライブver.)」、『攻殻機動隊ARISE』シリーズ関連すべてのミュージックビデオや、2015年1月にスペースシャワーTVでオンエアされた音楽イベント「攻殻機動隊ARISE border:less experience sounds curated by CORNELIUS」(2014年11月24日開催)での未放送曲を収録したミュージッククリップ集「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE/新劇場版 Music Clips:music by Cornelius」が、6月24日にBlu-rayで発売される。価格は7,020円。本ミージッククリップ集の発売と『攻殻機動隊 新劇場版』の公開を記念して、『攻殻機動隊ARISE』シリーズのミュージックビデオとコーネリアスのスタジオライブの模様(一部)をお届けするスペシャル番組が、6月20日25:00よりスペースシャワーTVにて放送される(6月28日にリピート放送あり)。『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』は、2013年~2014年に公開されたアニメ『攻殻機動隊ARISE』全4話をそれぞれ前後編に再編集し、6月20日に公開される映画『攻殻機動隊 新劇場版』に繋がる完全新作エピソード2話が加えられたTVシリーズ。現在TOKYO MXほかにて放送されている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年04月26日現在TOKYOMX、BS11ほか全国にてTVオンエア中のTVアニメ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」のオープニングテーマ、「坂本真綾コーネリアス」による「あなたを保つもの」のミュージックビデオが、スペシャルサイトにて公開となった。2013年6月より順次劇場上映された『攻殻機動隊ARISE』シリーズ全4話を、それぞれ前後編に再編集し、さらに映画『攻殻機動隊 新劇場版』に繋がる完全新作エピソード2話を加えて放送するTVシリーズ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」。本シリーズは、攻殻機動隊結成前夜を描いたストーリーであり、若き日の草薙素子がいかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設するに至るかが描かれる。さらに、この度新たに製作される完全新作エピソードは、6月20日(土)に全国の劇場にて公開する『攻殻機動隊新劇場版』へとつながる設定となっている。今回公開となったのは、現在放送中のアニメのオープニングテーマ「坂本真綾コーネリアス」の楽曲「あなたを保つもの」のミュージックビデオ。新シリーズより音楽を担当するコーネリアス(小山田圭吾)は、これまでにもsalyu×salyu、青葉市子、ショーン・レノン、高橋幸宏ら豪華ミュージシャンとのコラボレーションのもと新曲を発表してきたが、本楽曲では、アニメでは主人公・草薙素子の声優を務める坂本真綾とのコラボレーションが実現。おなじみの変拍子と、美しくデザインされたサウンドが冴え渡る一曲となっている。作詞を担当するのは、最近では作詞家としての活動の幅を拡げる元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎。ミュージックビデオの監督は、「攻殻機動隊ARISE」シリーズ全てのエンディングテーマのミュージックビデオを手掛け、コーネリアスの映像作品には欠かせない映像作家・辻川幸一郎が務める。フルCGで構成されたモノクロの映像に、コーネリアスのサウンドと独特な詞世界が広がる幻想的な作品となっている。また、6月24日(水)に本楽曲や「坂本真綾コーネリアス」最新楽曲の「まだうごく」スタジオライブver.のほかに、攻殻機動隊ARISEシリーズ関連の全てのミュージックビデオや2015年1月にオンエアされた「攻殻機動隊ARISE border:less experiencesounds curated by CORNELIUS 」(2014年11月24日に開催されたSPACE SHOWER TV 開局25周年×攻殻機動隊25周年×日本科学未来館の音楽イベント)のオンエア未放送曲も収録されたミュージッククリップ集「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE/新劇場版 Music Clips:music by Cornelius」が発売される。『攻殻機動隊新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain 2013年6月22日より全国にて公開(C) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年04月25日