通い始めたきっかけは、親子関係の改善。広汎性発達障害の娘は、現在、放課後等デイサービスに通っています。2年生ごろから、家での療育や、宿題への取り組みがうまくいかなくなり、関係性が悪くなっていった私たち。家族でずっと一緒にいると衝突も多い…ピリピリした親子関係をどうにかしたいと、放課後等デイサービスに通うことを決めました。娘は放課後等デイサービスが大好きになり、私との関係も改善していきました。Upload By SAKURA娘にとって楽しい場所が増えた…私はそれだけでも満足だったのですが、放課後等デイサービスは娘が成長するのにとても大事な場所だったのです。学校とはちょっと違った友達関係。娘は学校で、仲良しの子もいて、友達関係に特に不安はありませんでした。そのため、また新しく友達が増えるな~ぐらいにしか考えていなかったのですが、放課後等デイサービスでの友達関係はちょっと違います。学校とは違い、娘の他にも発達の偏りや障害がある子が通っているため、ここでは娘は特別ではありません。学校の場合、娘が何か間違ったことをしたり、突拍子もないことをしたりしても、周りの子どもたちはあーさんに合わせてくれます。しかし放課後等デイサービスでは、それぞれが自分の興味にしたがって動いていることが多いし、ときには予測不能の動きをすることもあります。Upload By SAKURA放課後等デイサービスの友達にはそれぞれ強いこだわりや特性もあるため、学校ではあまりみられないようなトラブルが起きることもありました。友達とのトラブル発生。放課後等デイサービスに通い始めて少し経ったころの話です。この日、お面で遊んでいた娘。Upload By SAKURA自分でかぶったり、先生にかぶせたりしていたそうです。そのとき、おやつを食べていた友達に…Upload By SAKURA後ろからいきなりお面をかぶせた娘。しかし、この友達はいきなり人が近づくことを、嫌がる子だったのです。娘に対して、「やめろ!だれだよ!おまえ!あっちいけ!」と怒鳴りました。娘は驚きながらも、「だれだ」という質問に対して、自分の名前を答えたそうです。娘はおそらく、一緒に遊ぼう…楽しませようという思いだったのでしょう。しかし、娘にも嫌なことや苦手とすることがあるように、この友達にとって娘が後ろからいきなりお面をかぶせるという行為は、ものすごく不快なものだったのでしょう。トラブルで、感じてもらいたかったこと。トラブルがあった日、放課後等デイサービスの先生からこの話を聞いた私。突然お面をかぶせてしまった子に申し訳ない…そう考えていたのですが、Upload By SAKURA先生は、「いきなり怒鳴られて、娘さんが嫌な思いをしたんじゃないかと心配です。これで、ここに来ることを嫌がったり友達を恐がったりしないか…止められなくてすみません。」と娘の精神面の心配をしてくれました。確かに、怒鳴られたとき娘は驚いたかもしれません。しかし私はこれは娘にとっていい経験になったと考えました。娘はたびたび、家でも学校でも、自分のこだわりで泣き出すことがあります。誰にでも嫌なことはあるということ…そして、自分以外の人のこだわりを客観的に見ることで、何か感じることがあるかもしれないと思ったのです。トラブルからの成長。家に帰り、私は娘と話をすることにしました。Upload By SAKURA娘は、全く"怒られた"という感覚はありませんでした。精神的には傷ついていなかった娘ですが、相手に嫌なことをしたという認識があったのか聞いてみると…Upload By SAKURA娘はその状況に立たされただけでは、まだ自分から学ぶことは難しいようでした。しかし先生が相手の気持ちを代弁してくれたおかげで、相手が嫌だったことを、ちゃんと理解することができていました。自分以外の個性を認める。通い始めて10か月が経った現在、娘はすっかり放課後等デイサービスと、そこに通うお友達関係にも慣れました。Aくんは、同じ曲を何度も聞くのが好きとか…Bくんは、仲良くしたいけどやり方がわからなくて、ちょっかいを出してお友達に怒られてしょぼんとしちゃうとか…Upload By SAKURA娘が自分以外の子のこだわりを理解し、それを頭において接している話を聞き、ここで過ごす日々は予想以上に娘を成長させてくれていると感じました。いろんなトラブルもあるけれど、娘は放課後等デイサービスが大好き。これからも楽しい時間を過ごしつつ、自分の成長に繋げていってくれたらいいな~と思います。
2019年12月11日東京都放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報自立・就労のための第一歩!トゥモローフィールド町田は、人と人がコミュニケーションを取り合う中で重要な「あいさつ」、社会一般で通用する「ていねいな話し方」、確実に報・連・相が行えるための「スピーチ練習」などさまざまなアプローチから個人のコミュニケーション能力を強化しています。また楽しみながら就労時に役立つ作業スキルを向上させるため、実践的なトレーニングをゲーム形式等で行っています。一人ひとりの個性を大切にしており、子どもたちの長所をほめて伸ばすような関わりも特徴です。東京都の放課後等デイサービスをもっと見る埼玉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報ドリームボックス川口峯は、子どもたちの探求心や創造力を養い、一人ひとりの個性を生かし、能力を存分に発揮できるよう育てるために、「理学療法・作業療法」×「アート療育」×「プログラミング療」の3大プログラムを柱に療育を行っています。子どもたちの成長や保護者の方の手助けになる機会の提供を目指し、親子アートイベントの開催などもしています。また、子どもたちが日々の生活をより楽しめるような、工場見学やハロウィンイベントなどさまざまな行事や課外活動も活発です。埼玉県の放課後等デイサービスをもっと見る茨城県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報ピースホームタウンは、お子様の個性を伸ばし、「できる」を増やすことを目指している放課後等デイサービスです。理学療法士・作業療法士・アーティスト・学校教諭や保育士の有資格者などの専門性の高い専属スタッフによる療育プログラムや面談を通して、子どもたちや、保護者の方々のサポートを行っています。教室の壁紙には子どもたちを迎える大きな木が貼られており、季節ごとに飾りつけされます。また、近くに緑豊かな公園があり、すべり台などの遊具や芝のスペースで思い切り遊べることも特徴です。Upload By 発達ナビ施設情報ドリームボックス春日は、子どもたちの個性を伸ばし、可能性を引き出すことに全力で取り組んでいます。学習支援、運動療育、集団療育などのさまざまな療育プログラムや、専門性の高いスタッフによる子どもたち一人ひとりへの最善な療育プログラムの提供を通して、将来幅広い選択肢を持てるようにサポートをしています。また、子どもたちが楽しみながら日々を過ごせるよう、リトミックや料理、ボーリング、フラミンゴ館見学などさまざまなイベントや行事も積極的に開催しています。茨城県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報きずな学園LEGON Kids谷町は、2020年から小学校でも必修化されるプログラミング教育を取り入れ、論理的思考力を身につけられるよう学習しています。その他、言語トレーニングや運動療育、SSTや学習療育等、さまざまな方面から子どもたちが興味の持てる方法で支援を行います。『「できた!」の積み重ねを、人生の力に』の理念のもと、未来の主役たちのサポートに努める施設です。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報きずなはうす長柄西は、個別支援計画に基づき、遊びを交えた運動療育・創作活動・学習支援・日常生活動作等の支援を行っています。月に2回、外出・クッキングも開催。クッキングは、アレルギーを持っているお子さんも食べられるメニューで実施しています。一人ひとりに合った療育支援を提供できるよう、しっかりと関わっていくことを大切にし、子どもたちの「できた!」を一緒に喜び、さまざまなことにチャレンジできるような環境設定を行っています。大阪府の児童発達支援事業所をもっと見る
2019年11月23日石川県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後プラスいずみの教室は、子どもたち一人ひとりが、自分の力を存分に発揮できることを目指しています。運動能力・集中力の向上を目標に、トランポリン、サッカー、プールといったさまざまな運動をしたり、認知能力の向上を目標に小集団でのゲームや競争をしたりしながら、子どもたちの自信を取り戻すプログラムを実施しています。また、学習支援にも力を入れており、受験指導や宿題サポートを個別に対応しています。石川県の放課後等デイサービスをもっと見る兵庫県 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報宙★りす熊野町は、子どもたちの将来の社会的自立に必要となる基礎的な生活スキルの習得を目指しています。子どもたちが自発的に学習できることをめざし、子どもたちが興味・関心のあるものを教材にして、学習の機会を創出しています。プログラム内容は、子どもたちの様子に合わせて組み合わせを変えています。在籍スタッフはスキル向上のため応用行動分析を活用した社内外の研修へ参加し、日々研鑽しています。兵庫県の児童発達支援事業所をもっと見る「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年10月19日大阪府 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報児童発達支援てんてんでは、『点と点をつなげて、個々のカタチに』をコンセプトにお子さんたちの持っている可能性を引き出し、自信を持って幸せに生きていける力を育くむことを目指しています。子どもたちの生活スキル、ソーシャルスキル向上を目標に、集団生活を通して、食事、トイレトレーニングなど毎日行われる動作を身につける支援に力を入れています。大阪府の児童発達支援事業所をもっと見る兵庫県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報宙★りす熊野町では、学習に対する不安を軽減し、折れないこころを育むことを目指しています。学習支援では、個別~少人数制で、予習・復習を中心にお子さんの学習レベルに合わせた教材を使い、「自分で解決する力」を養うサポートを行っています。また、保護者、お子さんとの面談も定期的に行っており、納得感をもって通えるようコミュニケーションを大切にしています。兵庫県の放課後等デイサービスをもっと見る「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年09月19日休日の個別療育の付き添いがしんどいUpload By アマミモヨリ自閉スペクトラム症の小5の息子ヒルマは、土日の1~2時間だけ、個別療育として学区外にある放課後等デイサービスを利用しています。「子どもの世界を広げたい!」という一心で何年も通っているのですが、正直なところ毎週の送迎と付き添いは負担でした。レッスン中の付き添いは必須ではないのですが、ヒルマは毎回緊張するため「教室にいて欲しい」と訴えるのです。夏休みに向けて高学年になったことだし、そろそろ同年代での小集団活動があってもいいかもと思い、ネットで調べてみました。すると、Upload By アマミモヨリ新しい教室を発見しました。しかも「送迎つき」で、夏休みは「午前から夕方まで利用可能」とあります。このチャンスは逃せません。さっそく見学の申し込みをしました。Upload By アマミモヨリ見学に行きました学校が早く終わった午後に、見学に行きました。Upload By アマミモヨリ初めての場所が苦手なヒルマは当然不安そうでしたが、わたしは期待でいっぱいでした。新しいビルの1階に、その教室はありました。受付を済ませて入口に向かうと、男の子が駆け寄ってきました。Upload By アマミモヨリこんな風にたとえ相手が明らかに自分より年下だったとしても、突然話しかけられることが、ヒルマはやはり苦手なようです。(自分がされるとイヤだから、自分からも話しかけません)「ヒルマ君です」とわたしが答えると、男の子は納得したようにうなずいて戻って行きました。かわいいお出迎えでした。教室内の様子さて、実際の教室を見た第一印象ですが、Upload By アマミモヨリとにかく狭いのです。一人暮らしのワンルームマンションに荷物を押し込んだような感じです。そして、新しい建物なので清潔感はあるのですが、教室内の備品やおもちゃは、Upload By アマミモヨリ質素。田舎のおじいちゃんの家に遊びに来たようなアットホームな雰囲気とも言えます。とりあえずこれまで見学した施設のどこにも似ていませんでした。実際の活動は?見学の時間に利用していたのはさっきの男の子(小2)ひとりだけでした。キャッチボールをするというのでおどろいて見ていると(だってキャッチボールをするには狭すぎる)、Upload By アマミモヨリ布製のやわらかいボールを、ふんわり投げるだけでした。やさしく放られたボールを、それでも顔面で受けてしまう男の子のことを、微笑ましく眺めました。う~ん、でもね、ヒルマは小5なわけです。この小さい子向けの運動を楽しいと思えるでしょうか。すると、先生がヒルマに話しかけました。Upload By アマミモヨリ今度はバレーボールをすると言います。この低い天井の狭いスペースで、しかも3人でどうやってボールを打つのだろうと思ったら、Upload By アマミモヨリ風船バレーボールでした。なるほど、それなら安全です。しかもヒルマの張り切りようときたら!その後トランプやオセロなどのゲームにも、ヒルマは少し遠慮がちに笑顔を見せながら参加できました。見学を終えた息子の感想教室からの帰り道、ヒルマは高らかに宣言しました。Upload By アマミモヨリ当初の希望とちがって、利用しているのは低学年の子ばかりだったけど、ひとりっ子のヒルマにとってはそれも良い経験になりそうです。何より、もう何年も通っている教室にはいまだに緊張しているのに、全然緊張しなかったってすごいことです。気負わないアットホームな感じが、ヒルマに合っていたのかもしれません。Upload By アマミモヨリそして実際のところそれは大正解で、ヒルマにとって楽しい夏休みになったのでした。2学期からは放課後も充実して過ごせそうです。
2019年09月10日栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報ウィズ・ユー小山は、令和元年5月にオープンした新しい施設です。教員出身の指導員による学習個別支援と自立支援に加え、1人1台のパソコンを使用して、就労に備えた実用的なパソコン指導も行っています。それぞれの特性に合わせた個別プログラムで運動や学習を楽しみながら、ルールやコミュニケーションを学び、未来に必要となる自立する力を身につけられるように支援をしています。栃木県の放課後等デイサービスをもっと見る愛知県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報Study*Cafeには、はじめに「今日自分がどのようにStudy*Cafeで過ごすのか」というスケジュールを自分で立てるという特徴があります。勉強をする子、パソコンで自分の好きなキャラクターの動画を見る子、ほかの利用者とボードゲームをしながらコミュニケーションをとる子、本を読む子…過ごし方はさまざまです。また「学習支援」をサポートの柱としており、分からない箇所をすぐに解決できる環境と、小さな「できた!」を積み重ねる場をつくっています。愛知県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報コペルプラス新大阪教室では、発達にでこぼこのあるお子さんの自己肯定感を育むことから支援を始めます。「より良い自分になりたい」という本能的な欲求を大切に、できないことの訓練ではなく、楽しい遊びを通して内なる能力を引き出し、「できることが増えるのは世界が広がること、楽しいことが増えること」を合言葉に、お子さんが自ら幸せになる姿を目指しています。6月1日にオープンした新しい施設で、子どもたちの「やりたい!」を全力で応援するスタッフが支援を行っています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見る滋賀県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報コペルプラスの療育が目指しているのは、お子さん自身の「学びたい・成長したい」という意欲を最大限に引き出すことを第一に考え、お子さんの瞳が輝くような療育を通じ、お子さんの能力が発揮されることです。例えば、床におもちゃを置いてやりとりを行ったり、机で課題に取り組んだり、お子さんの発達段階や興味にあわせてスタイルを変化させながら、療育を実施するのが特徴です。楽しい教材と、優しく笑顔いっぱいの指導員たちがお子さんをサポートしています。滋賀県の児童発達支援事業所をもっと見る岡山県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報ストーリー中庄は、経営理念として「人生のストーリーを描く療育の実践」を掲げており、「自分の人生」を描いていける子、「命を大切にする子」を目指してサポートを行っています。放課後等デイサービスは、年齢層や進路によって必要なスキルが大きく異なるため、小学校低学年は「遊びを通じて身体と心を育てる時期」、高学年は「経験から学ぶ時期」、中学生は「思春期」「将来なりたい大人像を意識し出す時期」、高校生は「社会に出る前準備の時期」と捉え、年齢層に応じた支援を行っています。保育所等訪問支援事業も併設しており、学校や学童保育への訪問支援も実施しています。岡山県の放課後等デイサービスをもっと見る「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせが可能です。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができますよ。
2019年08月10日無事、仕事が決まったものの...乗り越えなくてはならないハードルがたくさんありました昨年春から仕事をしている私ですが、仕事を始めるにあたり一番心配だったのはやはり子どもたちのことでした。けれど定型発達の次男は幼さが抜けてしっかりしてきているし、自閉症の長男は平日、放課後等デイサービスに通っているので帰宅時間はだいたい18時。間に合うよう働けば問題ありません。ありがたいことに、かつてお世話になっていた会社で事務のパートが決まりました。平日の10時から16時までの勤務なので、長男の帰宅時間にも間に合う。ほっとしました。けれど、気がつきました。しまった!夏休みをどうしようかと。Upload By シュウママダメもとで聞いてみよう・・放課後等デイサービスに聞いてみました長男が通っている放課後等デイサービスは、学校のある日は学校に直接お迎えに行ってくれ、18時に自宅まで車で送ってくれます。けれど、春休みや夏休みといった長期休暇の期間は、10時から15時30分までになります。Upload By シュウママ私の勤務時間は10時から16時。これでは夏休み中は、放課後等デイサービスを利用したとしても私の出勤時間にも長男の帰宅時間にも間に合いません。一度は仕事を諦めようかと思ったのですが、藁にもすがる思いで、通っている放課後等デイサービスに相談してみることにしました。放課後等デイサービスから、意外な返事が!放課後等デイサービスの責任者の先生に仕事のことと夏休みのことをお話しすると、先生はしばらく考えて「それなら、長期休みの期間だけ預かり時間を延長しますよ」と言ってくださいました。「息子さんの他にも、実は同じように働いているお母さんから、時間を延長できないか相談を受けてます。大丈夫ですよ」そう笑顔を見せてくださったのです。Upload By シュウママそんな先生の言葉は、働く私の背中を押してくれるようで、とてもあたたかかったです。働くことを諦めないで。相談してみることで克服できることがあるかもしれませんもちろん、放課後等デイサービスによっては時間の延長に対応できないところもあるかと思います。けれど、もし私と同じように長期休みの問題で働くことを躊躇している方がいるのなら、すぐに諦めるのではなくて、一度放課後等デイサービスに相談してみて欲しいなと思います。もしかしたら解決することもあるかもしれません。仕事を始めてちょうど1年たちますが、こうした支援があるおかげでなんとか続けてこられています。もともと出不精なこともあって家庭内でストレスを溜めがちだった私ですが、仕事を始めてからは外に出て働くことで気分をリフレッシュすることができるようになりました。そして夏休みを放課後等デイサービスで過ごすことは、長男の成長にもプラスになりました。通っている放課後等デイサービスでは、夏休みはプラネタリウムに行ったり、広い公園を走り回ったりして、家庭で過ごす以上に日々さまざまな活動に取り組むことができます。そのおかげで夜もぐっすり眠り、ご飯もたくさん食べ、元気に過ごしていました。放課後等デイサービスが働く私の背中を押し、長男の成長もサポートしてくれたのです。周囲の人に支えられ、さまざまな問題を乗り越えることができたことを痛感した1年でした。Upload By シュウママ
2019年06月27日千葉県 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報子どもたちの「未来」のために、その子が生まれてきた「家族」、生きていかねばならない「社会」へも架け橋となりたい。それが「BRIDGE」に込められた想いです。BRIDGEでは、ビジョントレーニングをはじめとした身体発達トレーニング、教材や教具を使った認知発達トレーニングと学習支援、心の成長を支援するパーソナルトレーニング、この3つを柱として支援を行っています。また、保育所での困り感を直接支援する、保育所等訪問支援が大変好評で、さまざまなセラピストが状況に応じて訪問を実施しています。千葉県の児童発達支援事業所をもっと見る大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報コペルプラスは、発達にでこぼこのある子どもたちの、自己肯定感を育むことから始めることが特徴です。「より良い自分になりたい」という本能的な欲求を大切に、できないことの訓練ではなく、楽しい遊びを通して内なる能力を引き出し、「できることが増えるのは世界が広がること、楽しいことが増えること」を合言葉に、子どもが自ら幸せになる姿をめざしています。また、コペルプラスでは子どもの成長、ニーズに合わせた教材を使用しており、個別療育、集団療育も特性に合わせて行っています。6月1日に新規OPENし、現在見学・体験療育を随時受け付けています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報を見ることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年06月14日小学生の子を持つ親にとっては、子どもたちが放課後をどう過ごすか、気がかりな人も多いことでしょう。また、これから小学生になる未就学の子を持つ親にとっても気になるところかもしれません。今回は、放課後にどんなトラブルが起こるのか、またパパママがしている対策について考えてみたいと思います。■放課後トラブル経験ありは5割アンケートでは、放課後トラブルを経験したことがあるか聞くと、「よくある」、「たまにある」、そして「以前はあった」と答えた人があわせて49.5%。約半数の親たちが放課後トラブルを経験したことがあることがわかりました。一方、「ほとんどない」、「全くない」と答えた人も46.9%と、同じく約半数程度という結果でした。Q.放課後トラブル経験ある?よくある 5.1%たまにある 18.5%以前はあった 25.9%ほとんどない 29.1%全くない 17.8%その他 3.6%"■親がみていないところで起きる子ども同士トラブル放課後トラブルとは、具体的にどのような内容なのか、いくつかのテーマに分けて見ていきたいと思います。まずは親が関与していないところで起こる、子ども同士の間でのささいなやり取りからトラブルにつながってしまったケースを紹介します。「『放課後に遊ぼう!』と約束してきても、(その子は)他の子と遊んでいたり、『誕生日会をやろう!』って約束した日にプレゼントを持って行けば、もう他の日にやってしまっていたり。その度に母は心が折れそうになります」(神奈川県 50代女性)「息子がブランコの柱に登る友だちを注意したけど、無視されたことに頭に来てブランコをその友達にぶつけてしまったらしい。ケガもなかったので何事もなく済みましたが、『禁止されていることをした友だちが悪いのに、なんで僕が怒られなきゃいけないんだ?』と息子はまったく納得しなかった」(徳島県 40代女性)「息子が友だちにいきなり雪の塊を頭にガンガンとたたきつけられ、やり返さず我慢したと涙。次の日『謝ってきた』と報告がありました」(北海道 40代女性)「目の上を傘でたたかれば、あと1センチずれていたら失明していたかもしれない」という親としても気が気ではないトラブルの体験談も寄せられていました。ほかにも「クラスの男の子二人につけ回されて、『学校に行きたくない』と娘が言い出した」といったトラブルは、学校生活自体に黄信号がともりかねない深刻なトラブルといえそうです。また低学年であるほど、きちんとした“待ち合わせ”ができないことから起こるトラブルは多いようです。時間、場所をお互いにきちんと把握しているか、親が許可しているかなど、意外に待ち合わせは高度なテクニックが必要といえそうです。■「勝手に食べる」遊びに来た子が引き起こすトラブルまた、家に招待したり、招待されたりといった自宅への「お呼ばれ」にまつわるトラブルも多いようです。「家に居座って帰らない子、勝手に入ってくる子、勝手にものを食べる子、いろいろいた。私から『ダメだよ』と注意したら家に来なくなった。わが子にはよその家に行ったときのお行儀のしつけだけはかなりしつこく言い続けてる」(神奈川県 40代女性)「よく遊ぶお友だちが昼食どきに遊びに来る。おなかが空いていたのか、出したドーナツ8個入りを2個食べ、残りを全部ポッケに入れて、『他の子と遊ぶ約束があるから』と、遊ばず帰って行ったそうです。何しに来たのか、どうしたものか、考えさせられる出来事でした」(千葉県 30代女性)「わが家が長男の友だち達のたまり場に。あるとき部屋で柔道して壁に大穴があいた。その子たちを呼んで叱ったけど、その親に伝えるかどうか迷ったなぁ。全額わが家が修理して、8万円かかった。自分の子や他人の子、ともにいい経験になったと思う」(東京都 40代女性)ほかにも「毎回夕飯を食べていく子」「毎週土日に遊びに来る」「『家に帰っても1人だから帰りたくない』と泣かれる」などの声が。パパママにとっても子どもの友だちにどこまで厳しいことを言っていいものか、また大人として放り出せないジレンマもあります。さらにこれからますます両親ともに働く家庭が増え、大人の目が届きづらくなっていく世の中で、子どもが放課後をどう過ごしているのかが把握しきれないという悩みが増えていくのが現状かもしれません。■「帰ってこない」放課後の子どもの行方さらに、放課後に子どもが家になかなか帰ってこないという不安の気持ちを抱える親も多いようです。「低学年のころ、暗くなっても帰らず探し回ることがあった。一緒にいたお友だちがお家に入れなくて一緒に待っていたようです」(神奈川県 30代女性)「自宅に着く予定時刻から1時間過ぎても帰らず、心配したことがあります。学校の帰りにお友だちと一緒に寄り道をして迷ったり、公園で遊んでしまったり。 携帯を持たせていないのですが、こういう時はやはり持たせる方がいいのか悩みます」(千葉県 40代女性)「公園で遊んでいたら同じクラスメイトの子が通って『遊びにおいで』とのこと。行ったはいいが帰り道がわからなかったそう」(神奈川県 30代女性)「小1のころ、学童から来ていないという連絡。友だちと外を歩いているところを、探しに出た学童のスタッフさんによって確保された」(神奈川県 40代女性)帰宅時間に子どもが帰ってこないと、親としては本当に心配してしまいますよね。もしかしたら事故にあったか事件に巻き込まれたか、迷子かもしれないと、さまざまな可能性を思い浮かべてしまうこともあるでしょう。筆者もこの春小学校に入学した長男が、「友だちと子どもだけで公園に行きたい」と言ってきました。ただ、その公園までの経路は車が多く、子どもの足で10分程度かかるため、「まだもうちょっとしてからね」と我慢させてしまったのですが…。いつから許そうか、もし許可したらきちんと時間どおりに帰ってこれるのか、心配は尽きません。■「ゲームソフトがない!?」物やお金を巡るトラブル「ゲーム本体とソフトを持って遊びに行ったら、ソフトを一つなくして帰ってきました。あとで一緒に遊んだ子が返してくれましたが、その子の家に行ってないし、ソフトのネームシールも剥がされていました。お友だちを疑いたくないけど…」(宮城県 30代女性)「カードゲームのカード、わが家は『あげるのはダメ』と決めているんですが、しょっちゅうもらってきて不安になり、相手の親に把握してるのか確認しました。一応ダブってるやつみたいだったけど、もらいすぎだったのでストップさせました」(神奈川県 30代女性)「低学年の頃、6年生に『現金を持って来い』と脅されて帰ってきた。すぐ学校に連絡して6年生たちは親子で謝罪に来ましたが、言い訳ばかりでした」(神奈川県 40代女性)物やお金を巡っては、子どもだけでなく親も巻き込んだトラブルに発展します。子どもたちにとって、もっとも大事なことは「持っているか」「持っていないか」になりがち。だからこそ「持っている」差がトラブルを生んでしまうのかもしれません。■放課後トラブルは、子どもにとって自立の1歩それでは、こうした放課後のトラブルを回避するためにはどうすればいいのでしょうか。いくつか、参考になるコメントがありました。▼親の責任とは「元気に育っていく上で、何かしらトラブルが起きてしまうのは仕方のないこと。親としてできることは、責任を取ることも含めて、子どもと一緒に最後まで解決に向けて行動することだと思います。誰かを傷つけたり、何かを壊したり迷惑をかけるようなことがあれば、一緒に頭を下げにいく。逆にわが子が困っているなら本人がどうしたいのか、そのためには何が必要か一緒に考えてやってみる」(北海道 40代女性)「子ども同士のけんかはあってもいいと思います。けんかした後に逆に仲良くなれること事もあるのは事実。小さいときにいろいろと経験するのがあたり前。大人になるためのプロセスだと思って、子どもと真正面で受け止めてあげるようにすることが、親としての役目だと思いますね」(北海道 50代男性)▼子どもは信じる。でも本質を見極めるには?「子どもは自分の都合が悪いことは言わないことがあるので、わが子の言うことだけ信じるのも危険かなと思います。子どもの言うことを信じるのは基本。だけど、うちでは『あなたの話だけでは決められないから相手の話も聞かないと。もし自分がなにもしていないのに、相手があなたを悪く言っていて、その親がそれを信じて、あなたが悪者にされたらイヤでしょう?』と言っていました」(神奈川県 40代女性)「自分の子の話だけが正しいと考え、よその子の意見や気持ちをないがしろにする親子には悩まされました。そこで学んだことは、他人を変えることは難しいので、自分の意識を変えるよう努力すること。いまでも子どもに友だちとのいざこざがあったらそのように話してます」(神奈川県 50代女性)もちろん、仕事で放課後の子どもの様子がわからないという親も多いと思います。でも、帰宅後に話を聞いたり、ちょっとした変化に気づけるようによく子どもを見たりなど、子どものSOSに気づけるような体制づくりは、日ごろから親としては意識したいところですね。▼家庭で約束事を話し合う今回寄せていただいたアンケートから、家庭で話しあって決められそうな約束事もありそうです。●外に遊びにいくときの約束事(一例)・遊ぶ場所、相手、帰る時間の確認・移動するときの対応・約束した時間を守る対策●家に遊びにくる(遊びに行く)ときの約束事(一例)・家で遊べる日、時間・ゲームなどの貸し借り・おやつなどをどうするか現代は、学校の連絡網がないこともあって、同じクラスでも親の連絡先がわからないことが多々あります。そうした状況で起こる「すれ違い」も、家庭での話し合うことで少しは防げる部分もあるように思います。また話し合うことで、子どもの意見の食い違いなども見つけることができるのではないでしょうか?最後にこんな意見をご紹介します。「小学生の時はいろいろありましたが、それも子どもが成長する過程で仕方ないと思います。親が子どもをほったらかしにしないで見守っていれば、その都度対処できます。今では懐かしい思い出です」(茨城県 40代女性)ここまで、子どもの放課後トラブルへの対処の仕方について考えてきました。さまざまな体験談と、対処法を紹介してきましたが、最後にご紹介した「親が子どもをほったらかしにしない」というのはとても大切なことに感じます。子どもが成長する過程において、トラブルがまったくないということはないでしょう。「トラブルをどう解決するか?」は子どもたちが自立していくために大切な力となっていくはず。もちろん、その内容や程度によっては、親が介入した方がいい可能性もあるでしょう。そして、いつでも相談できるように受け止める体制を親自身が作っておくと、子どもの安心にもつながるかもかもしれません。放課後は、子どもたちにとっては、初めてひとりで判断して動く時間。そこで起こったトラブルをどう乗り越えるかは、子ども自身の学びにつながるといいですね。Q.放課後トラブル経験ある?アンケート回答数:5154件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月02日娘、いよいよ放課後等デイ・デビュー娘との「療育」がスムーズにいかなくなって、悩んでいた私は、娘の放課後等デイサービス利用を決めました。手続き、見学を終え、無事に通所受給者証も発行され、いよいよ通い始めることに。放課後等デイが、大好きに!週4日、学校の後、放課後等デイサービスに通い始めた娘。娘はここで過ごす時間が本当に楽しいようで、ちょっと早く迎えに行くと…Upload By SAKURA私の顔を見てがっかりするほどです(笑)帰り道でも…放課後等デイからの帰り道、学校とどちらが楽しい?と聞いてみたら…Upload By SAKURA楽しかったアピールが止まりません。「娘を手放したくない」という思いに気づいて私は自分の中で、できるだけ長く娘と過ごしたいという思いがありました。だんだんと成長していくにつれて、私と過ごす時間より、友達や先生と過ごす時間が多くなっていきます。それを寂しいと感じていたのです。Upload By SAKURAデイサービスに通い始めた娘は、本当に楽しそうで、私の見えないところで、話して、感じて…私がいなくても自分だけで人間関係を作り上げていました。それを目の当たりにして、私の「あーさんと長く過ごしたい」、「いつまでも私のそばから手放したくない」という思いは、もう卒業しないといけないんだと気づきました。一緒にいる時間は少なくなったけれど娘は、夕方の6時まで放課後等デイサービスで過ごすため、母と子の関わる時間は短くなりました。Upload By SAKURAしかし、帰宅した娘との会話に変化が生まれました。Upload By SAKURA以前は「〇〇やった?」「これ違うよ!」などの質問調・命令調での声掛けがどうしても多くなっていましたが、今は娘の帰宅後、「今日は学校はどうだった?デイサービスは楽しかった?」という、娘の話を聞く声掛けに変わりました。放課後等デイサービスで宿題を済ませて来てくれるので、私がバタバタ宿題をチェックする必要もありません。そう、ゆっくりと娘の話を聞ける余裕が生まれたのです。娘の話を聞いて笑ったり、今日はこんなことがあったよ~とお互いに報告したりしています。相手のことを聞いたり、気にかけたりできるようになった姿に、娘の成長も実感しています。親基準ではなく、子ども基準で考える私は放課後等デイサービスを利用することに、罪悪感を勝手に感じていただけなのかもしれません。でも、子どもを放課後等デイサービスに任せて見てもらうというのは、母親が楽をするためのものではない…。子どもが、親以外の人とのコミュニケーションを学んだり、必要なスキルを身につけることができる大切な機会、将来のために必要なプロセスなのだと、今は思います。Upload By SAKURA今回のことで、一番成長できたのは私かもしれません。
2019年05月22日千葉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報BRIDGE3では、ビジョントレーニングをはじめとした身体発達トレーニング、教材や教具を使った認知発達トレーニングと学習支援、心の成長を支援するパーソナルトレーニング、この3つを柱として支援が行われています。日々の課題は、お子さまの発達段階と個別支援計画に基づき、ごほうび課題(自分で既にできる課題)とチャレンジ課題(サポートがあればできる課題)を組み合わせながら、設定されています。子どもたちの「未来」のために、その子が生まれてきた「家族」、生きていかねばならない「社会」へも架け橋となりたい。そんな想いが、施設の名前である「BRIDGE」には込められています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報運動学習指導教室トータスジュニア簗瀬では、トータス独自の専門的プログラムで、就園から就学までの切れ目のない支援が行われています。運動・学習・あそびを通じたさまざまな体験、学習、仲間との交流などから、「できた!」という成功体験を重ね、日常生活における基本動作を身につけたり、考えること、挑戦すること、コミュニケーションの楽しさを伝えたりしています。また、職員も日頃の療育・教材の考案・支援指導についての勉強をしたり、外部療育研修を受講したりすることで、スキルアップにも力を注いでいます。栃木県の放課後放デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年05月21日ついに始動!放課後等デイサービス利用への道娘の成長やきょうだいとの関係…最近、娘とのマンツーマンでの療育がスムーズにいかなくなってきたことに、私は悩んでいました…。そんな時、発達ナビのライター、シュウママさんの「放課後等デイサービス」のコラムを読んで、デイサービスの利用に興味を持ちました。夫も背中を押してくれたので、利用に向けて動き出すことにしました。Upload By SAKURA前回の失敗から学んで――今の私は一味違った!娘の療育関係の手続きとなると、自分で言うのはなんですが、すごくスピーディーな私。利用を決めた翌日に役場に電話しました。小学校への入学時、電話だけの対応や、人から聞いた情報で動き、結果行き違いを経験をした私。娘の学校には「通級しかない。特別支援学級はない」と勘違いしていたのです…。そこで今回は、直接役場の担当者へ会いに行きました。そして娘は、放課後等デイサービスを利用できそうだと分かりました。放課後等デイサービスの話をした時の、娘の反応は…?手続きに動き出す前に、私は娘に話をしました。Upload By SAKURA娘の前向きな言葉に、私の気持ちも固まり、それから申請…診断書…家庭訪問…面談…と慌ただしく動きました。そして、手続きのために動き始めて3週間ほどで、放課後等デイサービスの利用に必要な『受給者証』を取得することができました。私の期待以上に楽しみにしてくれた娘放課後等デイサービスの話を聞いてからというもの…Upload By SAKURA娘は、何度もデイサービスのことを聞いてくるようになり、楽しみにしてくれている気持ちが伝わってきました。そんな時、役場の担当者から連絡がありました。そして、まだ受給者証の取得前でしたが、見学ができるという話を聞き、私は娘を連れてデイサービスの事業所の見学に行きました。緊張の教室見学!心配はいらなかったようで…私たちが見学に行った時、部屋には4、5人の子どもたちがいました。学年はバラバラでした。私はドキドキでしたが、娘はわくわくした表情で教室の中に入り…Upload By SAKURA親の心配をよそに、娘は一瞬で馴染んでしまいました。その後娘は、教室内を確認するように、おもちゃや絵本を見ていました。そして娘からもらった、嬉しい言葉見学時間が終わり、帰る時…Upload By SAKURAその言葉に、罪悪感なんて感じる必要なかったんだ…と心が晴れた気持ちになりました。誰も特別ではなかった、放課後等デイサービス放課後等デイサービスは、とてもアットホームな雰囲気でした。療育施設…というよりは、クラブのような感じでした。特別支援学校に在籍している子もいるので、障害の種類もさまざま。そこではみんなが個性的。みんなが特別…だから誰も特別ではありませんでした。ここで過ごすことができたら、娘も個性豊かなお友だちとのコミュニケーションを楽しく学べるのではないか、そう感じました。Upload By SAKURA
2019年05月08日娘の成長とともに、変わってきた親子関係小学2年生になってから、私への反抗が少しずつ強くなってきた娘。少しずつ、少しずつ…私たち親子の関係は悪くなっていきました。日常生活のいくつかのシーンで、険悪ムードになることもしばしば…。Upload By SAKURAこれが成長から来るものだと分かってはいました。私の指示にただ従うのではなく、自分で考えるようになってきたことで「私はこうしたいのに…」というような自我が出てきたんだ、と。だから、宿題や片づけに関しては、無理強いすることはないと捉えていました。でもその反抗は、わが家の「療育」にも影響してしまうようになってきたのです。忘れられないあの日のできごと宿題の間違いを正そうとしない娘に、その気持ちを聞こうと試みても…Upload By SAKURA私と面と向かって座ることも嫌がり、その後も私の言葉に耳を傾けてくれませんでした。さらに、「ママは私を可愛がっていない」という言葉は、私の心に突き刺さりました。そして私の心をえぐる言葉が…すかさずフォローしてくれた夫…しかし私は、娘の言葉がショックすぎて、放心状態でした。Upload By SAKURAその日から、私の悩める日々が始まりましたこの「療育」の日々は…私の独りよがりなのだろうか…。娘にとってはありがた迷惑なのだろうか…。今まで歩んできた日々が全部否定された気がしました。Upload By SAKURAそれから、私たちの関係は少しぎこちなくなりました。私が出合った、ある一つのきっかけそんな時、私は発達ナビで、とあるコラムを読みました。『自閉症長男を預けてラクしていいの?放課後等デイが母に教えてくれた「前向きな理由」』という、シュウママさんのコラムです。Upload By SAKURA現在私は在宅で仕事し、息子(下の子)を保育園に預けています。それもあって、娘は私が見なければ!預けるなんて、そんな楽をしてはいけない!と、このコラムを読むまで、思っていました。しかし、シュウママさんのコラムにあった「預けることで、母親は子どもに対して、心にゆとりを持って接することができる」という文章を見て、ハッとしました。親としての私を振り返ってみると…私は普段、娘が帰宅するまで仕事をし、娘の帰宅後は、宿題を見ながら、家事・炊事・宿題・療育を終わらせて、息子を保育園に迎えに行きます。思い返せば、娘と衝突することが多いのは、この夕方の時間帯。常にバタバタしていて、余裕をもって娘に接していなかったかもしれません。Upload By SAKURAそれでも私は、やっぱり放課後等デイサービスに頼っていいかわからず、できる限り余裕を持てるように、仕事や家事のやり方を試行錯誤してみました。しかし、どうしてもスムーズにいかず、子どもたちの病院まわりが入ると、私の一日はいくら時間があっても足りません。夫に話してみると、意外な反応が返ってきました!迷った私は、夫に「放課後等デイサービス」について相談しました。Upload By SAKURA夫は即答で賛成してくれました。そして、「あーさんが俺たちのいないところで、いろんな人と関わりながら学んでいるステップに来てるんだよ」と言いました。一番身近な人が、放課後等デイサービスでの人との関わりが娘の成長の過程にきっと必要なんだよ、そう背中を押してくれた――。「自分が楽をしていいのか」という自分基準で考えていたことを、夫は娘の成長を基準にとらえ、賛成してくれたのです。きっと夫は、娘の成長のことも、私と娘の関わりがうまくいっていないことも、私の悩みも、さまざまなことに思いをめぐらしたうえで、そう言ってくれたのでしょう。娘基準で考えたらいい、そう思えたとき、私の罪悪感は消え、「放課後等デイサービス」の利用へと、動き出す決意ができたのです。次回は、放課後等デイサービスを利用するまでのこと、どういう基準で利用する施設を選んだのかについて、ご紹介したいと思っています。
2019年04月24日埼玉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報BUTTERFLY EFFECTでは、お子さまの好きをとことん伸ばします。そして自主的に考え、発想し、行動できる環境をつくっています。ディレクター自身にADHDがあり、当事者の視点からプログラミング、英語、デザイン、ダンス、楽器など、子どもたちが好きそうなものを揃えています。当事者がスタッフで関わることにより、お子さまの気持ちをより深く知る事ができます。そして、特性をどう活かしたらいいのかを伝えることができます。私たちは、今主流になっている「SST」をしません。 SSTによって、まわりと同じレベルに辿り着いたら、すぐに競争社会がやってくる。ならば、好きを伸ばし、武器を身に着け、自信をもって社会に羽ばたくのが真のSSTではないか。「将来何になりたいか。どんなことが好きか。それを伸ばせば将来につながると信じています」。埼玉県の放課後等デイサービスをもっと見る京都府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報「手と手つないで」は、お子さまだけでなく、ご家族のみなさまにも寄り添い、互いに手をたずさえながら、一人ひとりの子どもたちの成長を目指す放課後等デイサービスです。・子供たちが学校以外の放課後に、安心して楽しく過ごせる居場所がほしい・いざ社会に出るとなったときに自立して生活していけるかどうか、自身が抱える不安や悩みを相談できる場所や人がほしいこうしたニーズにこたえたいと、さまざまな取り組みを行っています。具体的には、専門スタッフのもと、いろいろな経験を積むことによって、お子さまの成長を実感できる支援プログラムを実施。学校の宿題をはじめとした学習支援を行ったり、土日や長期休暇にはキャンプ活動・課外活動・イベント参加なども行います。また、高校生を対象に、就労に必要なスキルの取得と、将来について考える就労特化コースも充実しています。京都府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年02月13日デイサービスって知ってる?利用し始めたきっかけ「うち、デイサービスを利用してるよ」。そう教えてくれたのは、長男が6歳まで通っていた療育施設のママ友でした。Upload By シュウママ自閉症の長男と過ごす日々は楽しいこともありますが正直辛いことも多いです。イライラして物を投げたりする長男と接するとき、親である私も冷静ではいられません。そんなこともあり、小学校入学を控えた3月ごろに私はママ友が紹介してくれたデイサービスに藁をもすがる思いで向かったのです。週3回の利用。それは大きな変化でした対応してくださった先生はとても優しく、てきぱきと話を進めてくださり、4月から早速入所することが決まりました。Upload By シュウママちょうど小学校に通い始めるタイミングです。平日週2回の利用から始まり、少しずつ週3回の利用を増やしながら、定着していけるように移行していきました。デイサービスの連絡帳を見ると、子どもたちはみんなでダンスをしたり、竹馬をしたり、晴れた日は公園に行ったりととても充実した時間を過ごしているようでした。そのころ、単語が少しずつ増えていた長男は「〇〇ちゃん」と一緒に遊んだお友達の名前を教えてくれ、とても楽しそうにしていました。また、息子がデイサービスを利用する日は、午後6時に帰宅するので、私自身も時間に余裕が生まれて、ゆっくりと夕食の支度をすることができるようになりました。Upload By シュウママ心のゆとりもできて、まさにデイサービスの存在は「救世主」。本当にありがたかったです。デイサービスの先生がかけてくれた言葉次第に私は、できれば週5回、利用をお願いできないかと思うようになっていきました。けれど、やはりどこかで長男に対して申し訳ない気持ちもありました。「ちょっとラクしすぎではないだろうか…」「親としてもっと子どもと過ごす時間を持つべきではないだろうか…」。けれどそんなとき、デイサービスの先生から声をかけていただいたのです。「シュウくん、もしよかったら週5回、ときどきは土曜日もデイを利用しませんか?」私が驚いた顔をしていたからでしょう。先生は続けてUpload By シュウママ「お友達とも関わりが持てるようになって集団遊びも身についてきています。学校からデイという1日の過ごし方の流れを組み込んであげた方が、シュウくんにはプラスだと思うんです」。他人に頼ることも、ときには必要こちらからお願いしようかという気持ちもあったので、ありがたいお話でした。しかし、まだ迷いもありました。「なんだか、先生たちに頼ってばかりで申し訳ないです」と話すと、先生はくすっと笑いました。「お母さん、シュウくんのためですよ。今デイサービスにはたくさんの子どもたちがいます。これから先、シュウくんはいろいろな人と関わって生きていきます。そのために今から人と触れ合い、協調する心を育むことは大切です。そのための練習になるんですよ」Upload By シュウママそう言って、優しい笑顔を向けてくださいました。お母さん、私たちがシュウくんを見ている間ゆっくり休むんですよ─―。先生は言葉にはしなかったけれど、私の負担を取り除こうとしてくれているようにも感じられ、なんだか温かい気持ちになったことを覚えています。そして、長男はデイサービスに通っている間、私の目の届かないところでたくさんの経験をして、確かに成長してきています。離れている時間ができたことで、親の私にとっても、家族以外の人と自宅や学校とは違う場所で過ごすことの大切さを感じられるようになりました。もし私と同じように利用することに躊躇している方がいらしたら、一言。デイサービスは、子どもにとって、いろいろな成長ができる場所だと思います。そして、お母さん自身が自分の時間に余裕ができると、心にゆとりを持ってわが子に接してあげられるようになるかもしれません。後ろめたく思いすぎず、お子さんにとってもいいという視点で考えてあげてくださいね。
2019年01月25日神奈川県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報2019年1月4日にオープンした綺麗で気持ちの良い教室です。幼児教育コペルの豊富なオリジナル教材、フラッシュカードなどを使用して、お子さまの特性に合わせた療育を行っています。保育士幼稚園教諭をはじめ、コペルで認定を受けた指導員が在籍しています。リトミックによる音楽教育(拍子・呼吸・リズム・即時反応)や人間教育(創造力・集中力)、また、感覚統合を取り入れた遊びにより、心とからだを育てます。また、認知課題に対しては、楽しく歌を歌ったり、高速でめくられるフラッシュカードを見ることで集中力や脳の活性化を促します。神奈川県の児童発達支援事業所をもっと見る埼玉県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報ハッピーテラスキッズ上尾駅前通りルームは2018年11月1日にオープンしました。お子さま一人ひとりの発達段階に合わせてプログラムを考案する個別サポートコースでは、平均台やはしごなどを使ったサーキット、鉛筆の持ち方の練習、発音やひらがなの習得などお子さまが楽しく通えるような工夫をしています。発語の遅れや、滑舌に課題のあるお子さまには、息を吹いて遊びながらトレーニングを行える工作などを提案しております。教室内には保護者さまもくつろげるカフェのような待合室があり、マジックミラーからお子さまの様子をご覧いただけます。埼玉県の児童発達支援事業所をもっと見る栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報厚生労働省が推奨しているヴァインランドⅡを元に、運動、学習、外出、工作など、さまざまな活動を行ってます。桜通り店ではいろいろな外出を行っており、子どもたちで外出先を決めて自主性を高めたり、当日まで行き先がわからないミステリーツアー形式にしてレクリエーションを設定したりと、お子さまが楽しめるよう工夫しています。スタッフは保育士や児童指導員を中心に編成されてます。社内での研修や勉強会のほか、外部研修への参加、資格やスキルアップサポートなどを通して、お子さまの療育の質の向上に励んでいます。栃木県の放課後等デイサービスをもっと見る栃木県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報月に一度配布されるレクリエーションカレンダーをベースに運動・外出・工作などさまざまな活動を行っています。厚生労働省が推奨しているヴァインランドⅡを元にお子さまの療育を行っており、適応行動の水準を客観的に数値化できるのが大きな特徴です。また、気取らずぶらりと外出に行くことも多く、子どもたちにとってリラックスして楽しめる内容になっているようです。グローバルキッズメソッドに通うお兄さんお姉さんたちと合同でレクリエーションやおでかけをすることもあります。栃木県の児童発達支援事業所をもっと見る大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報りんりんでは、お子さまが楽しく安心して過ごしていただけるような時間と居場所づくりに取り組み、人を思いやる気持ち、人に優しくする気持ちなど、さまざまな成長が十人十色でみられています。運動・学習・社会性の3つの療育をバランスよく取り入れることにより「子どもたちの生きる力=自立心の向上」を目的とし、「できない」という自己否定を「できる」という自己肯定感に変えていけるような支援を行っています。また、季節に合わせたイベントやボーリング大会、お食事会など一年を通して四季を感じながら楽しめる行事も行っています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2019年01月18日ホースセラピーができる放課後等デイサービスをたずねてUpload By 発達ナビ施設インタビュー千葉県、南房総。青空が広がる気持ちのいいある日、太平洋を望む高台にある牧場では、障害のある子どもたちがホースセラピーを受けていました。放課後等デイサービス「菜の花牧場」では、小学生から高校生までの障害がある子どもたちが、マンツーマンで馬と触れ合ったり、乗馬をすることができます。ホースセラピーは、馬との触れ合いや乗馬などを通して、障害がある人の身体的・心理的機能の向上をはかる、リハビリテーションの方法の一つです。ヨーロッパでは保険適用も認められています。馬に乗るときにはバランスを取る必要があり、平衡感覚や筋力、股関節の柔軟性などが養われ、体幹も鍛えられます。また、馬具を装着する際には、指先をつかう練習にもなります。また、餌やりやブラッシングなどを通して馬との距離感をつかんだり、指示を出す・ホメる・叱るなどのコミュニケーションを通して、感情表現が豊かになっていきます。いつもとは違う高い視野や、大きな馬を操れたという自信は、自己肯定感の向上にもつながります。千葉・南房総にある「菜の花牧場」Upload By 発達ナビ施設インタビュー菜の花牧場は、2017年6月にオープンしました。地域活動にも熱心に取り組む、ラジオパーソナリティーのDJ KOUSAKUさんがオーナー。障害がある子どもたちがホースセラピーを受けられる場所を、房総の地にという思いで立ち上げたそうです。20代の頃から乗馬クラブで馬とともに過ごしてきた所長の小谷さんは、その思いに惹かれ、北海道でホースセラピーを行う牧場での学びを経て、この牧場で働いています。ここでは、1時間に1組が放課後等デイサービスの枠内でホースセラピーを受けることができます。10歳のメス馬のサクと、7歳のオス馬のエムシの2頭の道産子、そして3匹の犬が、小谷さんたちスタッフとともに、子どもたちを待っています。楽しみながらさまざまな力を獲得できるホースセラピーUpload By 発達ナビ施設インタビューこの日、午後いちばんに牧場を訪れたのは、特別支援学校高等部に通う女の子。ホースセラピーを毎週1回、1年間続けています。最初は馬との距離感が分からず、餌やりもこわごわしていたけれど、今は積極的に関われるようになりました。到着したら、まずはスケジュールボードを見ながら、やることを確認します。そして、今日乗る馬を決めます。彼女が指名したのは「サク」でした。「人気なのはサク。うまく指示出しができなくても、子どもたちの思いを汲み取って動いてくれるから。エムシは動き方もダイナミックだから、体幹トレーニングにはいいんだけど。どちらの馬に乗りたいかは、子どもたちが決めるの」と、所長の小谷さんが教えてくれました。サクを外に出し、丁寧にブラッシングしてから鞍をつけます。鞍をつけるときには、金具を止めたり、細かな作業が必要です。同行していたお母さまは、「ここでホースセラピーをするようになってから、手先が器用になりました。洋服の裾をズボンにきちんと入れるとかボタンを留めるといった、身だしなみを整えるのに必要な作業が自然と上手になった」と話します。「馬に乗っているときの姿勢も見てください。すっと背筋が伸びるんです。馬に乗るようになってから、おしりもキュッと引き締まってきました。以前はつっぱりがちだった足も、やわらかく曲げられるようになってきています」とも。通常の訓練ではモチベーションがあがりにくい課題も、乗馬という”楽しい”体験を通して行うことで、より長時間集中して取り組めるためかもしれません。Upload By 発達ナビ施設インタビュー次にセラピーを受けにきたのは、ダウン症がある中学生の女の子。1時間のコマでマンツーマンでホースセラピーを受けられる菜の花牧場には週1回、預かり型で牧場の馬や犬と触れ合うこともできる療育室「なみあし」にも、週1回通っています。人やモノとの距離感をはかることが以前からの課題だという彼女。「ボール遊びをしていても、うまくボールをキャッチすることも、よけることもできませんでした。今でも、引き馬するときは距離感が難しくドキドキしてしまうようですが、たくさん引き馬をして、距離感をつかんでいってほしい」とお母さま。また、毎週1回、1時間のセラピーに集中して取り組んできたことで、徐々に体力がついてきたそう。学校でのマラソンなどでもしっかり走れるようになりました。体力がついてきたことに加えて、お母さまが成長を感じているのが、心理面。それは、馬との触れ合い、スケジュールにそって最初から最後まできちんとセラピーに取り組むなかで育まれてきました。「がまんづよくなりましたね。以前だったら気持ちがついてこなくて、途中でやめてしまったようなことも、頑張ってやり遂げようとしています。ルールを守る力もついてきました」Upload By 発達ナビ施設インタビュー2人のセラピーの様子を取材する中でも、馬との触れ合いや乗馬を通して、さまざまな力が養われていることが感じられます。菜の花牧場のホースセラピーでは、次のようなスケジュールでセラピーをすすめ、心身へのアプローチを行います。■馬にあいさつ■乗る馬を選ぶ■えさやり馬とのコミュニケーションをとり、距離感を学びます。怖い存在ではないことを理解します。■馬房から出し、つなぐ■お手入れ・ブラッシングどこをブラッシングするか、いつまでやるのかなどの見通しや、馬の生態などを伝えながら、自分で考えてお世話をできるようになるようサポートします。■鞍をつける鞍をかけたり、金具をつけるなかで、手先の力も養います。■引き馬ロープをもって馬を引いて歩きます。馬がついてくること、自分の合図で馬が止まることなどを通し、安心感を感じられ、馬に乗る自信がつきます。また、馬場の中を歩くことも体幹強化につながります。■馬に乗るスタッフが2~3名ついて、馬に乗ります。乗りながら馬上体操、体をひねって柵に設置したパネルへのタッチ、輪投げなど、感覚統合を促す動きを行います。慣れてきたら速歩なども取り入れ、バランス感覚を養います。■鞍を外す・お手入れ一つひとつの行為の中に、育みたい力・狙いがあるのです。それを、楽しみながら、体いっぱいつかいながら獲得していける。ホースセラピーは子どもたちにとって、かけがえのない体験だと、改めて感じられます。預かり型の「なみあし」もUpload By 発達ナビ施設インタビュー菜の花牧場は、1時間1コマでホースセラピーを行う「牧場」と、放課後預かり型の「なみあし」があります。1日あたり、合計10名が利用できます。「なみあし」は学校へのお迎えもあり、セラピーが入っていない時間には、「牧場」で馬たちに餌をやったり触れ合うことも。また、敷地内の畑での収穫などの機会もあるそうです。将来の生活の豊かさにもつながる乗馬は、セラピーを通して心と体を健やかに育めるという側面だけでなく、障害がある子どもたちが将来大人になったとき、生活にうるおいを与えてくれる趣味にもつながります。「娘は、”次に乗馬するのはいつ?”と楽しみにしています。これからも、友達同士誘って出掛けたりするというのは難しいと思っています。将来の余暇としても、乗馬を続けていけたらと思っています」。そう語ってくれたお母さまと、自信に満ちた顔で馬に乗る女の子を見ながら、心身を健やかに育み、「大好き、楽しい」と思える経験を、日常生活の中で無理せずできることの素晴らしさを感じました。撮影/鈴木江実子
2018年12月01日千葉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報学び舎の療育目標は「生きる力、働く力」を育成することです。生まれ育った地域で適切な支援を受けられるよう、保護者・地域との心の通った連携を図っています。一人ひとりの自己肯定感を高められる療育を行い、社会参加をするために必要な力を伸ばしていきたいと考えています。地元商業施設での買い物練習などを通じた社会性スキルの支援、個人の課題に応じた学習支援、掃除機の使い方練習などの日常生活スキルの支援を行っています。子どもたちが「今日は学び舎に行っていいことがあった!」と思えるような支援を提供しています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズメソッド今泉新町店では、小学生から高校生まで、一人ひとりの発達段階に合わせた学習支援や運動支援を行っています。パソコンを取り入れた学習プログラムでは、オンラインデジタル教材「すらら」や大人気ゲーム「マインクラフト」で"楽しく"学習に取り組めるようにしています。運動プログラムでは、一面鏡張りのダンスフロアで、平均台や跳び箱を使ったサーキットトレーニング、講師の方を招いてのダンス教室、ヨガ教室などを行っています。また、2か月に1度、講師の方を招いて親子ヨガ教室の実施も予定しています。Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズメソッド小山駅東店では、のびのびと体を動かせるフロアに加え、パソコン8台を設置した部屋もあります。パソコン利用支援では、ビジネス文書検定の合格に向けて、基礎のフォーマルポジションでのタイピングから挑戦しています。テキスト利用や模擬試験などの受験対策も行い、7月の試験では3名が級取得、4名が分野合格しました。SST・作業訓練・ロールプレイングでは、"働く"とは何かを知ってもらいたいという思いから、どんな分野の職業があるかを調べたり、実際にあったトラブルを議題にして、みんなで話し合ったりします。そして、職業を設定して店員さんになったり、工場の作業を真似て人形の組み立てや仕分け作業を行ったりしています。Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズメソッド真岡東店では、個別療育とグループ療育の2つを中心に支援を行っています。個別療育では、お子さまが楽しく療育ができるように、絵カードを用いたマッチングや、ブロックを用いた形や色の弁別などを行っています。グループ療育では、巧技台を用いた粗大運動やリトミックを行っています。療育スタッフ全員で、「どうやったら楽しく療育ができるか」を考え、一人ひとりに合ったプログラムを組んでいます。また、音楽関係の活動にも力を入れており、「教育版ボーカロイド」を導入し、タブレット端末で簡単に作詞・作曲体験ができることも魅力の1つです。栃木県の放課後等デイサービスをもっと見る栃木県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズパーク今泉新町店では、未就学児のお子さまを対象に、マンツーマンの個別療育や小集団のグループ療育で、楽しみながら就学に向けて準備ができるよう、サポートしています。個別療育プログラムでは、一人ひとりの発達段階に合わせて、プリントやパソコンを使用した学習支援や、療育教材を用いた支援、創作活動などを行っています。グループ療育プログラムでは、ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームやレクリエーションを通して、集団活動の中でのルールやマナーを守ることやコミュニケーション能力が身に付けられるよう、支援しています。Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズパーク小山駅東店では、"働ける・稼げる・生活できる"を目標に療育を行っています。SSTではイラストを使い、どんな行動を取ったら良いか、時間をかけて個別に考えていきます。放課後等デイサービスの児童と一緒に外出したり、他の店舗に通うお子さまたちと合同レクリエーションを開催したりする中で、集団行動や時間の把握、新しいお友達との交流を図っています。児童発達支援専用のフロアを設置し、お子さまがのびのびと体を動かし、運動できるスペースも完備しています。Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズパーク真岡東店では、療育グッズを幅広く取り入れ、子どもたちにも人気の「賢人パズル」や「積み木」などさまざまなグッズを常備しています。お子さまに合わせて使用するものを選び、療育に活かしています。スタッフから何種類か候補を出しながら、お子さまが選んだグッズで療育を行うことで、楽しく課題に取り組めるよう工夫しています。また、ブランコやトランポリン、巧技台を用いた全身の粗大運動などにも取り組むことで感覚統合を促したり、リトミックを中心とした音楽療法なども実施。さまざまな体験ができるようなプログラムとなっています。栃木県の児童発達支援事業所をもっと見る兵庫県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報ガリレオでは、子どもたちの憩いの場であることはもちろん、遊びや活動を通じて得意なことや好きなことを見つけ、自己肯定感を育むサポートを行っています。発達段階に応じて、専門講師による書道・そろばん・英会話のレッスン、社会見学、集団遊びなどを行っています。スタッフは、元中学・高校の教頭、児童入所施設の元職員、介護福祉士、保育士など、幅広く教育・福祉で働いていたメンバーで構成されています。春には花見、夏にはプールや水遊び、海釣り、秋には山へハイキング、ハロウィン、冬にはクリスマスなどの行事を行う予定です。兵庫県の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年11月10日「アトリエほんちょう」の3つの柱現在「アトリエほんちょう」に在籍しているのは24人(2018年9月取材時)。発達障害や知的障害、身体障害のある小学校1年生から高校3年生までの子どもたちです。学校も学年も、そして特性もさまざまな子どもたち。家庭や学校と連携して一人ひとりに寄り添っているのも特徴のひとつ。「アトリエほんちょう」が大事にしている3つの柱は■地域・学校連携■社会生活実践■自己決定力相談支援員や、学校や学童の関係者、そして保護者を集めた「支援会議」を、子ども一人ひとりごとに実施し、子どもに関わる人たちが連携できるようにしています。また、日々の活動プログラムや、子どもたちとスタッフの関わりの端々に、この姿勢が垣間見られます。子どもたちが、地域の方々と触れ合い、地域の中で生きていることを実感してほしい。一人ひとりを注意深く見守り、「今日はどれくらいできるかな」と考えて、サポートしています。特別支援学校に通っている子どもたちは、学校が遠方であることも多く、地域の方との触れ合いが少なくなりがちです。ここでは、町会の方々の協力もあり、バーベキューやお祭りなどにも積極的に参加しています。町会のイベントに必ずやって来るのが、地域の子どもたち。そうした場で、子どもたちはお互いの顔や名前を覚え、その後の交流のきっかけにもなります。もちろん、最初から何もかもがスムーズに運んだわけではありません。5年前の開設当初から、相談支援員や、学校や学童の関係者、そして保護者を集めた「支援会議」を、子ども一人ひとりごとに実施してきました。今でこそ、知られるようになってきたこうした取り組みも、当初はなかなか理解されないこともあったそう。保護者とは利用前に3~4ヶ月かけて面談をし、気持ちを共有することも。学校関係者や地域の方には子どもたちが持つ特性を伝え、じっくり時間をかけて対話し続けてきました。それに加え、社会全体が発達障害をはじめとする、障害を理解しようという動きも、追い風になったといいます。「アトリエほんちょう」が行う療育や各種プログラムの基盤にあるのが、オリジナルのメソッド「SLP(Social Life Practice)」。日本語で言うと“社会生活実践”。つまり、机上だけに留まらず、実際に外に出て、リアルな体験を積み重ねていくということです。障害のあるなしに関わらず、想像することはできても、”いざやってみるとうまくいかない、失敗までは想像が及ばなかった”という経験があるでしょう。たとえば、”買い物”もそのひとつ。「アトリエほんちょう」では、子どもたちが地域の商店街に買い物に行ったり、ときには商店街のお店でお手伝いをさせてもらう機会も積極的に作っています。子どもたちは実際の生活の場で、さまざまな体験を積み、その中から多くのことを学んでいます。Upload By 発達ナビ施設インタビュー夕方近くになると、子どもたちが「ただいまー!」という声とともに教室に入ってきます。指導員が「おかえり!」と迎える様子は、まるで家族のよう。なかなか言葉が出ない子にはハイタッチでコミュニケーションします。まずはみんなでおやつタイムです。この日のメニューは、前日にみんなで潰したふかしたさつまいもが入った甘い餃子。全員でテーブルを囲み、「いただきます」。「牛乳飲みたい人は?」「チーズ追加したい人いる?」など、指導員は子どもたちに声をかけます。決して全員が全く同じものを食べたり、同じことをするのではなく、”決められたベースがありながらも、それぞれの意思を尊重している様子”がおやつの時間を見ているだけで伝わってきます。Upload By 発達ナビ施設インタビューこの日のメインプログラムはカレンダー作り。毎月翌月のカレンダーを作るプログラムを必ず組み込んでいるそう。時間の概念を理解するのが苦手な子が多いので、カレンダーを作る中で月や日付、そして曜日の概念を伝えているのだといいます。カレンダー上部にはその月に合ったイラストが入り、その下に日付や曜日が入ります。見本を見て黙々と進められる子、手助けが必要な子、それぞれに指導員がつき、スムーズに進むようサポート。学年や特性も違う子どもたちなので、机上プログラムでは班分けして行うことも重要なポイントだそう。手助けが必要な子どもには、指導員がその手を取って「月曜日、火曜日、水曜日…。1、2、3…」と声を出しながら文字を書き進めます。自分で好きな色を選んだり、使う道具ものりかグルーガンのどちらを使うかなど、子どもたちが自分の意思で作業を進めています。Upload By 発達ナビ施設インタビュー掃除の時間になると、子どもたちはそれぞれが雑巾やほうき、掃除機を持って部屋を掃除していきます。「競争だよ!よ~いどん!」と声がけしたり、「ここから入り口まで掃いたら終わりだよ」と子どもが動きやすいように指示を出す指導員や、賑やかに掃除をしている子どもたちの楽しそうな姿が印象的でした。毎日行う掃除も、自然と社会性やルールを学ぶ機会となっています。活動の最後はフリータイムです。子どもたちのリクエストで何をするか決めます。そこで登場したのは、なんとターザンロープ!吹き抜けの天井から吊るされたターザンロープは、子どもたちが大好きなアクティビティのひとつです。ターザンになり切った子どもたちの、笑い声やはしゃいだ声が館内に響きわたりました。子どもたちが”なりたい自分”になるための支援をUpload By 発達ナビ施設インタビュー「子どもたちには自由に、のびのびと過ごしてほしい。自由であるということには責任が伴う。それをここでの生活で学んでほしいから」これは、今回お話しを伺った「アトリエほんちょう」管理者・児童発達支援管理責任者の深町優さんの言葉です。その言葉通り、子どもたちは本当にのびのびと楽しそうに時間を過ごしていました。放課後等デイサービスの限られた場所や人間関係の中だけではなく、地域社会の中でのさまざまな体験は、きっと子どもたちを大きく成長させてくれることでしょう。そんな毎日の中から、子どもたち自身が“なりたい自分”を見つけることが、深町さんをはじめとするスタッフの願いだといいます。こんな子どもでありたい、こんな大人になりたい。それは、他の誰でもなく、子どもたち自身が決めること。「アトリエほんちょう」の子どもたちは、毎日一歩一歩、思い描く自分に近づくための力をつけているところです。撮影:鈴木江実子取材・文:秋定美帆
2018年11月02日千葉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報中高生を対象とした就労準備型放課後等デイサービスです。一般就労に結びつけるためのプログラムとして、ソーシャルスキルトレーニング(自己認知やコミュニケーションスキル向上)、パソコンスキル(タイピングやWord、PowerPoint、Excel)、実践トレーニング(ビーズやねじ、トランプを使用した指先訓練)、職場実習などを行っています。夏休みや冬休みには、校外学習としてバスや電車を利用して出かけたり、職場見学をおこない就職の幅を広げたりと、さまざまな活動も実施しています。また、予約制の「就職準備個別相談会」では、中高生のお子さまの就職に関する保護者さまからの相談も受けつけています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る愛知県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報お子さまが楽しんで「できる!」を増やしていけるプログラムを実施しています。個々で他のお子さまやスタッフと過ごす時間も大切にしながら、個々の課題に応じた「個別学習」や集団行動を養うための「集団遊び」にも隔週で取り組んでいます。また、「ランチ会」や「おやつレクリエーション」、季節に応じた宿泊体験や雪山ツアーなどのプログラムや遊びを企画しています。毎年秋には、保護者同士の交流や保護者とスタッフの交流を目的とした「親の会」も開催しています。愛知県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報光生園では、集団での活動を通してルールやマナーを学ぶと共に、一人ひとりの課題にも取り組み、日々成長できる場を提供しています。体操教室・ヨガ教室など、身体を動かす事で日常の動作に役立ててられる活動や、SSTや調理活動など、社会性を身に付けられるレクレーションも実施しています。また、作業・工作・ミュージックケアでは、心の切り替え、集中力、洞察力の向上に向けて支援を行います。同法人内において成人の福祉サービス事業も展開しているため、卒業やその後の進路についての情報発信として、合同行事も開催しています。Upload By 発達ナビ施設情報2018年8月にオープンしたばかりの、中学生・高校生に特化した【進路支援型】の放課後等デイサービスです。将来の進学や就労のことを踏まえ、お子さんが「楽しい!」と思えることに出会い、ワクワクしながら「自分の自信につながるスキル」を身につけられるプログラムをご用意しています。例えば一番人気のYoutube。動画編集は楽しいだけではなく、ニーズのある動画やアクセスアップの手法など、仕事でも役立つ内容につながります。 また、知識を与えるだけの指導をせず、子どもたちが自分で考え、コミュニケーションが取れるように心がけています。Upload By 発達ナビ施設情報「はたらくこと」そして「しあわせにはたらき続けること」という目標に向け、中高生の段階から「将来の就労」を明確に視野に入れた支援を行っています。就労準備性を身につけるため、①自分の特性を良く知る事、②決まった時間に安定して活動できる事、といった土台部分から、③対人スキル、④社会人としての基本的習慣、をカリキュラムに取り入れています。スタッフはキャリアコンサルタント資格者や元企業の人事担当者、就労移行施設の職員として障がい者雇用の現場で活動していた者など、「福祉視点+企業の論理を知るもの」で構成されています。Upload By 発達ナビ施設情報子ども達が、元気に・仲良く・楽しくすごせるデイサービスです。毎日、宿題を希望される方は指導員が支援。トイレトレーニング・整容更衣などの個別指導もご相談に応じて行います。また、曜日によって外部講師による体操・ミュージックケア講座を開催したり、祝日・土曜日・長期休暇期間は、社会資源利用の社会経験を目的として、公共スポーツセンター・自然公園・博物館・社会見学工場などへのおでかけを実施しています。児童指導員歴が複数年の職員が在籍。お子さまの成長を支え、保護者からのご相談も受けつけています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見る福岡県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報療育支援エフでは、お子さまの将来の可能性を広げ、しっかりとした就労や自立した生活をイメージし学齢期からの積み上げを目的とした療育を行います。テキストやタブレットを使い、脳機能(ワーキングメモリー)向上のトレーニングとSST(ソーシャルスキルトレーニング)で、学校生活での困りごとや将来の不安を解消していきます。個別のカリキュラム作成を行う為、障害の種別や特性に関わらず、一人ひとりが自身のペースで成長できます。日々の基本的な生活の中でも無理のない範囲で療育・支援を行ないます。福岡県の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年10月08日どんな子も受け入れられる施設を。保護者のニーズにこたえ、2015年にオープン障害がある子どもの中でも医療的ケアが必要だったり、知的・身体の重複障害がある場合、通える施設が少なく、生活の場が家と園や学校に限られがちです。子どもたちがさまざまな経験をする機会を得られにくいことに加え、保護者も常に子どものケアのために働くことができなかったり、家事や買い物などの日常生活にも困難を感じていることが少なくありません。施設代表の松田さんは、そうした重度障害のある子どもの家族の状況を知り、2015年に重症心身障害児を受け入れるチャイルドケアハース、2016年に知的障害がある子どもを主に受け入れるラーニング、2017年10月にチャイルドケアハース2号店となるアカデミーをオープンさせました。(チャイルドケアハース、アカデミーは医療的ケア児対応施設です)医療的ケア児にマンツーマンの支援を――「チャイルドケアハースアカデミー」での1日Upload By 発達ナビ施設インタビューチャイルドケアハースアカデミーの建物に一歩足を踏み入れると、パステルカラーの壁や建具、壁面に描かれた空の絵が目に飛び込んできました。福祉施設だけれど、おしゃれなかわいいカフェのよう。子どもたちが過ごす空間が、より豊かなものとなるように――支援へのこだわりが、随所にちりばめられています。ここでは、医療的ケアが必要な子ども、重度重複障害がある子どもたちが、指導員とマンツーマンでゆったりと過ごしていました。気管切開をしている子には看護師がつき、体勢を変えたり、吸引をしたりと細やかにケア。定員は5名ですが、登録は35名。天白区にはほかに重症心身障害児や医療的ケア児を受け入れる施設があまりないことから、近隣の区からの利用者もいて、常に定員いっぱいだそうです。Upload By 発達ナビ施設インタビュー訪れた日は夏の終わりの蒸し暑い日。1人ずつ水着になり、自宅ではなかなか難しいプール遊びも。指導員と1対1で、水の感触をゆっくりと楽しみます。それぞれの子どものペースに合わせて過ごせるよう、無理のないプログラムが組まれています。休日はお昼ごはんをみんなで食べます。子どもに合わせて、ペーストにしたり、哺乳瓶を使ったりと、オーダーメイドの対応。また、入浴施設もあるので、通所中にお風呂にも入れます。体力的な負担も大きい入浴介助を施設で行えることで、家族も子どもも生活の質を上げることができます。当事者家族の「こうだったらいいな」に寄り添う姿勢が、そこここで感じられます。重度障害のある子どもたちが過ごす「チャイルドケアハース」、元気いっぱいの子どもたちのもうひとつの家「ラーニング」Upload By 発達ナビ施設インタビュー重度心身障害がある子どもたちを多く受け入れているのが「チャイルドケアハース」です。この日は、大きなテーブルを囲み、小学生から高校生までがトランプに興じていました。高校生のお姉さんは、やさしく小学生をフォロー。児童発達支援と放課後等デイサービスが一緒になった多機能型だからこその、年齢を超えたやりとりが生まれます。フロアで横になり、スタッフからケアを受ける女の子も。ほかの子どもたちのにぎやかな声を聴きながら、リラックスして過ごしています。車いすを利用している男の子2人は、Wiiで対戦。仲良く車いすを並べ、ゲームに夢中です!1日利用の日は、1時間以内と決めてゲームを楽しむこともできるのだそう。「どんなゲームなの?」と声をかけると、ゲームの種類やどんな対戦をしているかなど嬉しそうに話してくれました。Upload By 発達ナビ施設インタビュー同じビルの2Fには、主に身体障害がない子どもたちが過ごす「ラーニング」が。こちらも、幼児から高校生までがアットホームな部屋で一緒に過ごしています。この日は、「お部屋で虫とり大会」が催されていました!段ボール製のかわいい虫を、虫とり網でつかまえて、点数を競います。とれた虫の数をスコアボードに記入するときは、「5匹と6匹だね、合わせて何匹?」とさりげなく計算を促す指導員。高校生の男の子が、ゆっくりしっかり計算します。「11匹だね!」「ぼくが先にやりたい!」と主張する小学生の男の子に、高校生がやさしく諭す場面も。年下の子と関わることで、年長の子どもたちの自己肯定感も自然と育まれるよう。「それがうちの施設の大きな特徴です」と代表の松田さん。代表の松田さんに聞く、設立の背景と、これからの展望Upload By 発達ナビ施設インタビュー施設の代表を務める松田さんは「うちの会社は、必要とされること、つくってほしい・やってほしい・困っている、と言われることだけをやっていきたい」と言います。松田さんは、7年前から、高齢者向けのデイサービスを運営しています。その利用者の家族の「子どもにも重度障害があり、おばあちゃんと子どものW介護で働くこともできない。子ども向けの施設もつくってほしい」という願いが、チャイルドケアハース設立のきっかけ。そのころ、重度心身障害のある子どもが通える施設は、この地区にはなかったからです。現在は、待機が多い「ラーニング」の2店舗目を準備中だそう。重度知的障害や多動性が強い子どもたちもストレスなく過ごせる、広々した施設を年度内にオープンさせる予定です。はたらく人にも寄り添うから、ニーズに合わせた増設も可能にUpload By 発達ナビ施設インタビュー施設の「人を思う気持ち」は、従業員にも向けられています。子どものいるスタッフも無理なく働けるように、「アカデミー」のある建物には、企業主導型保育サービスも併設されています。10人の子どもたちが、9時から17時まで過ごしています。保育士や看護師、児童指導員、PT・OT・STなどの専門性を持っている優秀なスタッフも、子育てとの両立がしやすいから無理なく働ける。だから、質の高いスタッフがそろいやすく、ニーズに合わせた施設の増設もできるのです。「ここだけの常識の中で働いてほしくない」。外資系アパレル出身で、異業種から転身してきた松田さんは「社外研修には積極的に参加してほしい。そのあと押しはできる限りしたい」と、社員のスキルアップにも貪欲。スキルの高い、知見のあるスタッフが子どもたちの支援を担うことで、子どもたちにも保護者にもより満足してもらいたいと願うからです。広い視野を持ち、常に「困っている人」の想いや願いに寄り添い、必要とされる支援をすぐに形にしていく。社会の中でも取り残され、孤独に頑張らざるを得なかった重度障害のある子どもと家族の、強い味方。「チャイルドケアハース」を訪れて、これからの福祉に新しい風を吹き込む、強くて優しいまなざしを感じることができました。撮影/角野 杏早比(FINDFLaG)
2018年10月01日神奈川県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報おもちゃ箱では”遊び”を通して子どもが自発的に取り組めるよう促し、本来持っている才能を引き出す支援をしています。制作、サーキット運動、リズム遊び、感覚遊び、外遊びなど、興味関心の視野を広げて、生涯大切になる経験やチカラを身につけられるようサ@p^と。”楽しい”を積み重ね、課題にチャレンジする心を育みます。日々の活動や、休日のお出かけなど、ご家庭だけでは経験することが難しいイベントや、季節に合わせたお楽しみまで、さまざまな取り組みを行っています。神奈川県の放課後等デイサービスをもっと見る神奈川県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報おもちゃ箱ふれあいの丘では、障害のある子どもたちが、個性豊かに伸び伸びと成長し、将来の社会生活を送る事ができるよう、「遊びを通じた支援」をテーマに、元養護学校教諭や保育士をはじめ、児童指導員資格、教員免許保有者など福祉・療育の専門指導員が支援を行います。作詞作曲家、ヨガインストラクター、空手指導員などの専門家による特別クラスも実施。 楽しめることや興味の持てることを通じて、お友達との関わり方や社会マナーを学びます。一人ひとりの発達の様子や特性を見極め、支援計画をケース会議で指導員全員で共有しながら療育を行っています。神奈川県の児童発達支援施設をもっと見る千葉県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報わくわくbloomは「子供たちへの未来をあきらめない」の理念のもと、9月に新しくオープンした施設です。・科学的に裏付けされた運動メソッド、ビジョントレーニングをはじめとした「身体発達トレーニング」。・発達段階に応じてさまざまな認知発達を促す教材や、オーダーメイドの教材を使用した「認知発達トレーニング」。・将来を見据え、ふるまい方や人とのかかわり方を学ぶSST、ABAをベースにした「行動トレーニング」。3つの柱に基づき、「ミライをツクル教室」 としてバランスのとれた支援を行っていきます。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか?気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年09月09日目の前は海!元気いっぱいの子どもたちが、伸びやかに心と体を育むUpload By 発達ナビ施設インタビュー福岡県福津市。玄界灘の目の前、津屋崎海水浴場のはずれに、放課後等デイサービス「うみのいえ」はあります。その名の通り「海の家」を改装してつくられた施設で、徒歩0秒で海!2015年1月にオープンしました。釣りや網すくい、素潜りに砂遊び。地の利を生かして、自然の中で子どもたちは仲間とともに、さまざまな経験をします。放課後でも、天候がよければ夕方に「うみかつ」ができます。夏休みや土曜日などは、午前中に勉強の時間を取り、午後には海やプールをたっぷり楽しみます。海で捕まえた魚の名前を図鑑の中から探調べたりし、その後はリリースします。利用しているのは主に小学生。登録数は30人ほど、毎日10人が通ってきます。「うみのいえ」での時間が楽しみで、遠方からの利用者も多いそう。子どもたちが在籍する学校はなんと15校!学校は違っても、ここに来ればみんな仲間です。元気いっぱいで海が大好きな子どもがたくさんいます。こどもデイサービスうみのいえ大好きな「うみかつ」の時間、子どもたちは水中メガネを手に、浜辺に駆け出してUpload By 発達ナビ施設インタビュー取材班が訪れたのは、お盆間近の夏休み中。「うみのいえ」では、午前中は宿題などデスクでの勉強。家では取り組みづらい、習字の宿題なども、スタッフと一緒に行います。お昼の時間を挟み、午後になるとお待ちかねの「うみかつ」の時間。みんなで体操をしたら、外に出たくてうずうずしていた子どもたちは、「外に出てもいいよ」の合図があるとすぐ海めがけて駆け出していきます。シュノーケルやすくい網を手に、魚を探しに出る子も。シュノーケルはまずプールで練習し、できるようになったら晴れて海デビューできるそう。海には行かない子どもたちはテラスに設置された大きなプールで水あそびを楽しんでいました。水を掛け合ったり、ぷかぷか浮いたり。全身で水の感触を味わいながら、水の中で体を上手に動かすことや、水遊びを介して、友達とのやり取りを自然と身につけます。Upload By 発達ナビ施設インタビュー「うみかつ」の時間が終わると、今日の釣果を手に子どもたちが帰ってきました。この日は、ボラ、フグ、スズメダイに出会えたよ!と報告。自然に恵まれたこの海では、さまざまな魚が見つかります。他にも、ハリセンボン、カニ、タコ、ハゼなども見つかります。60センチの大物のスズキに出会えた日もあるそうです。自宅に海水の水槽までつくっているという魚博士の男の子が、この浜辺のどこで何が見つかるのかを、目をキラキラさせて教えてくれます。「ぼく、できたよ!すごいでしょ!」という自己肯定感は、生きていくうえでの根っことなります。押しつけられた課題をこなすのではなく、大好きなことに熱中し、上手くやれた!という経験から生まれる自信。「うみのいえ」では、子どもたちの心の土台づくりを大切にしています。病気を見てその人を見ず、が嫌だった。ものさしはいらない。「この子」そのものに寄り添う場所を目指したいUpload By 発達ナビ施設インタビュー「うみのいえ」を立ちあげた矢野さんに、設立の背景や大切にしていることを伺いました。――なぜ「うみのいえ」をつくろうと思われたのでしょう?矢野:母親が難病で寝たきりになった経験がきっかけです。難病の母親を、病名というものさしでしか見てもらえなかったらどうしようという不安がある中で、さまざまな支援者が集い支援会議を催してみんなで支えてくれたことに深く感謝してもしきれなかった。お世話になった福祉への恩返しをしようと思って、これからを担う子どもたちの施設を作りたいと考えたのです。――ここでは子どもたちが皆のびのび、生き生きと過ごしています。大切にされていることは?矢野:障がいのある子どもたちは一般的に、発達テストや学校の評価など、日々、いろいろなものさしで測られ、評価されています。でも、そういう見方をするのではなく、その子自身を認めたい。指摘されるこだわりは、伸ばしどころかもしれない。うちでは、「ヒヤリハット」だけでなく「ニヤリグッド」の報告もスタッフ間で共有し、保護者の皆さんへお伝えしています。――保護者もきついことがある。その部分も支えたいということですか?矢野:保護者の皆さんのニーズにも寄り添いたいと考えています。皆さんが何より求めているのは、「親なきあと」わが子が自分らしく、自立して生きていけることです。だから将来を見据えて、就労移行支援事業所へ見学に行きます。就労するには何が必要とされているのか?どのようなスキルを身につけておけば就労へ繋げやすいか?などの情報共有をさせて頂きました。「うみのいえ」では日々の活動の中で、社会生活力を身につけていけるように支援していきます。「うみのいえ」で考える社会生活力とは、公共交通機関で通えるとか、金銭管理ができるとか、身だしなみがきちんとできているとか、昼休みの過ごし方が分かっているとか…。自立するということはそういったスキルが必要だと考えています。天候や海の状況で予定通りに「うみかつ」ができない日もあります。そのような急な予定変更にも対応できるコーピングスキル(ストレス等に対処できる力)も自立には必要だと考えています。だから「うみのいえ」では、自立に向けた支援を個別にアプローチしています。毎日少しずつ積み重ねることで子どもたちが社会生活力を身につけられるようにしたい。矢野:「うみのいえ」で過ごした日々が心に残るような場所にしたいと思っています。大人になり社会に出た時や困難に直面した時に乗り越えるチカラになるように…。あたたかなまなざしに包まれた「うみのいえ」では、今日もまた子どもたちが元気に海へと駆け出していっているのでしょう。そして、存分に遊びきり、生きる力を身につけ、しっかりと栄養を蓄えた子どもたちは、きっとここを卒業してからも力強く未来を切り開いていけるだろうと思えました撮影:松山隆佳(トルネ!)写真提供(生き物・夕暮れの写真):うみのいえ
2018年08月30日ダウン症のある子ども向け言語プログラムを、アメリカから導入Upload By 発達ナビ施設インタビュー東京都杉並区、南阿佐ヶ谷駅からほど近い場所にある、ダウン症のある子どもたちを中心に療育を行う、児童発達支援・放課後等デイサービス「bamboo wow(バンブーワァオ)」。2016年にオープンしたこの施設は、2018年7月現在、およそ150名の登録者が在籍しています。この施設の特色は、海外で実践されている「ラーニングプログラム(LP)」をいち早く導入したこと。LPとは、イギリスの大学でダウン症のある子どもたちのデータを元に開発され、アメリカで発展した言語プログラムです。アメリカでは既に20年近い実績があり、スムーズな言語獲得や認知の向上など、大きな成果が出ているといいます。このLPを日本に持ち込んだのが「bamboo wow(バンブーワァオ)」代表の矢作桂子さんです。矢作さんは、現在小学6年生と3年生の2人の男の子を育てるお母さん。開設のきっかけは、ダウン症のある次男が生まれたことでした。矢作さんは次男を育てるなかで、あることに気づきます。“日本では、未就学児への療育は充実しているけれど、小学校へ上がると通えるところが少なくなってしまう…”また、ダウン症のある子どもに特化したプログラムを受けられる場所が見つけられませんでした。そこで矢作さんは、「ならば、私が」と立ち上がったのです。そして、ダウン症のある子どもに関する教育法や療育をリサーチしていくなかで見つけたのが、LPでした。1984年から1993年の10年間をアメリカで過ごし、英語も堪能な矢作さんは、アメリカに視察に向かいます。“プログラムをこの目で見てよかったら、プログラムを広められる場所をつくろう”このときから、既に「bamboo wow(バンブーワァオ)」の構想が矢作さんの頭のなかにぼんやりと描かれていました。アメリカへ視察に出かけたのが2017年6月。この視察を経て構想はさらにはっきりとしたものに。その後、プログラムの日本語翻訳など1年の準備期間を経て、「bamboo wow(バンブーワァオ)」をオープンさせたのです。 wow(バンブーワァオ)アメリカで出会った、ハッピーでいきいきしたダウン症のある若者たちUpload By 発達ナビ施設インタビューアメリカでの視察で感じたことや「bamboo wow(バンブーワァオ)」の特色について矢作さんにお伺いしました。ーーアメリカでの視察で印象的だったことはありますか?矢作:子どものころから一緒にLPを受けている10代のダウン症の子どもたちに出会ったのですが、その子たちが兄弟みたいな関係性だったんです。外では「なんとか苦手を克服しなければいけない」と気を張ることがたくさんあると思いますが、その子たちだけで集まったときには、リラックスして若者らしく彼氏や彼女の話をしたり、映画の話をしたり。ハッピーでいきいきしている姿がとてもいいなと感じました。ーーそんな場所を日本でもつくりたいと考えたのでしょうか?矢作:もしプログラムを広めるだけだったら保護者を集めて講演をするだけでもよかったかもしれません。でも、「ダウン症のある子どもたちが、自分のままで認められ、自己肯定感を高められる場所」をつくりたかったんです。それと同時にダウン症のある子どもを育てるお母さんやお父さんがほっとできる場も必要だと思いました。だから「場所づくり」にもこだわりました。ーー多数の専門家の方がスタッフとして在籍していると聞きました。矢作:はい。ありがたいことに予想以上に専門家の方が集まってくれました。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理士、保育士、などです。現在在籍しているスタッフは21名です。私を含め、保護者からのありとあらゆる質問に答えられるような体制を整えています。ーー多くの専門家が集まっているからこそできることはどんなことでしょうか?矢作:「○○ちゃんのお母さんからこんな質問がありました」とスタッフでつくっているSNSのグループにメッセージを書き込むと、スタッフはオフの日でも、それぞれの考えをたくさん回答してくれます。専門が違うので、異なる意見もありますが、それをすべて保護者にお伝えします。このなかからいろいろ試して○○ちゃんにぴったりな方法を一緒に見つけられればと思っています。ーー本やネットでもなかなか自分の疑問や不安に対する的確な回答を探すのは難しいので、保護者にとっても心強いでしょうね。矢作:これまでの療育は、「いかにできないことを少なくするか」というところに重きが置かれていたように思います。でも、ここでは「できる、できない」は関係ありません。子どもも親も安心して過ごせて、子どもの特性を親が学び、できるだけ不安なく楽しく子育てをすることを大切にしています。そのために専門家の力を借りて、親も子もそしてスタッフもみんなで成長していきたいですね。豊富なプログラムや教材から、その子に合ったものをUpload By 発達ナビ施設インタビュー現在、「bamboo wow(バンブーワァオ)」では、アメリカから導入したLPで行う「ことばのためのプログラム」、「体づくりのプログラム」、「身辺自立のためのプログラム」、「好奇心発見のためのプログラム」、「親子プログラム」などさまざまなメニューを展開しています。1対1の個別指導からグループ指導まで、それぞれの子どもに必要なプログラムを、その子に合った形式で受講できます。「親子プログラム」は月に1度、保護者に向けての講座が行われます。”数の概念を教える”から”親なきあとのこと”まで、テーマはさまざま。保護者は「将来は就労させなくては。そのためにできないことをなるべく少なくして、愛される子どもに育てなくては」とプレッシャーを感じている方が多いといいます。このプログラムは、子どもの特性を深く知ることはもちろん、子育てをするうえで気を張ることが多い保護者が、子育ての見通しを持てたり、他の保護者との交流などを通して気を緩めることができる機会にもなっているのです。”数の概念を教える方法”は、数唱から始まり、数を数えるとはどういうことか、その後に足す、引く、掛ける、割るなどの四則計算が入ります。さらにその後、お金や時間、最後に分数を教えるという順番だそう。人間はもともと指を動かしながら数をかぞえることで、その概念を学んでいきます。そのために、指を動かして数唱する遊びをしたり、足踏みをして数を数えたり、手足で感覚をつかむ練習をたくさんするのだとか。体を動かしながら、体全体に染み込ませるように”数の概念”を教えていく――。その方法についても、丁寧に保護者に伝えます。また、”親なきあとのこと”というテーマでは、専門家による講演を通して将来の見通しをもてるようにし、そのために今何ができるのかを話し合います。ただ漠然と不安に思っていたことがクリアになり、肩の荷を下ろせる保護者も多いのだそう。また、「bamboo wow(バンブーワァオ)」にはさまざまな教材も揃えられています。ここでしか学べないLPはもちろん、アメリカから持ち帰ったものや、なかには手触りや音にこだわったオリジナル教材も。プログラムから教材に至るまで、さまざまな選択肢があるのが大きな特色のひとつと言えるのかもしれません。認知の発達や発語のためにも大切な、体づくりUpload By 発達ナビ施設インタビュー取材の日は、身体均整師である矢作智崇さんによる個別プログラムが行われていました。キネシオロジーなどによって適切な刺激を脳に送ることで、体の発達を促す「bamboo wow(バンブーワァオ)」で大切にしているプログラムのひとつです。実際に智崇さんが子どもの体に施術を行いますが、このとき、家に帰った後保護者自身が生活に取り入れられるように、とても丁寧に説明をしています。保護者からも質問が飛び、保護者自身の体で智崇さんがポイントを再現するなど、それはさながら、その親子のためだけのオーダーメイドプログラム。また、智崇さんの説明や、保護者の質問、そしてその回答は、別のスタッフがしっかりとメモにとり、プログラムの後に保護者に渡すそうです。「ここでやるだけではなくて、毎日実践してもらうことが大切」と智崇さんは話します。ダウン症のある子どもにとって、体の発達はとても大事なこと。筋力が弱いため、自分の体や脳に刺激を与える役割をもつ”運動”が苦手な子が多いのだそう。「だからこそ、外から刺激を与えることが重要なのです。きちんと体をつくることが、認知の発達や発語にもつながるとも言われています」。智崇さんは、去年より今年、昨日より今日…と更新される体や発達についての情報を収集し続けたいと話します。それは「今日ここで保護者に伝えたことを、もしダウン症のある次男がもっと小さいときに自分が知っていたら」という後悔からだそう。でもそれを次世代の子どもたちに伝えていくことで、未来はさらに明るいものになると、智崇さんは語ってくれました。遠方の希望者や、他の特性がある子にも!多くの親子にこのプログラムを届けたいUpload By 発達ナビ施設インタビュー「これからも最新最善の情報や知恵を取り入れて、子どもたちや保護者をサポートしていきたい」と話す矢作さん。遠方に住んでいて通えない親子のためのWEBレッスンや、教室の拡張、海外の良質な教材を日本に導入するなど、さまざまな形で多くの親子に関わっていくことが今後の展望だといいます。当初は、ダウン症のある子どもたち専門の施設を目指していましたが、矢作さん自身が療育を学んでいくうちに、ダウン症でなくても、多くの「発達がゆっくりした子」に各プログラムが適応するのではと考えるようになったそう。今後は、他の障害や特性がある子どもたちにもLPや各種教育を提供していきたいと考えているとか。「bamboo wow(バンブーワァオ)」は、ダウン症のある子どもたちの特性に合わせて、賑やかで雑然とした雰囲気になっています。シンプルで療育に特化した内装だと、「勉強をやらされる」とか「つまらない」と感じてしまうからです。でも、刺激が多すぎると感じる特性がある子どもの場合には、運営にも関わっているシンプルな内装の「よむかくはじく」の教室で療育をする場合もあります。「bamboo wow(バンブーワァオ)」の挑戦はまだ始まったばかり。これから子どもたちがお互いをよき仲間として、学び成長し合い、かつて矢作さんがアメリカで出会ったような、いきいきとした若者に育つのが今から楽しみです。取材・文:秋定美帆写真:鈴木江実子
2018年08月08日神奈川県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報コペルプラス藤沢教室では、課題に合わせた豊富なオリジナル教材やフラッシュカード等を使用しています。 プログラムには認知プログラム、音楽・感覚統合、日常生活動作・製作、ソーシャルスキルトレーニング(SST) 、運動療育、学習支援の6つの要素を取り入れながら、お子さんの特性に合わせた療育を実施します。お子さんへの支援の後に、毎回、時間を設けて保護者へのフィードバックも行っています。Upload By 発達ナビ施設情報コペルプラス中央林間教室では、お子さんの特性に合わせた療育を1対1で行っています。プログラムは、バラエティに富んだ認知課題、コミュニケーションと連動したことばのプログラム、子ども主体のソーシャルスキルトレーニング(SST)を実施。感覚統合からのアプローチや、ABA理論に基づいた支援を行っています。笑顔いっぱい、元気いっぱいのスタッフが待っています。神奈川県の児童発達支援事業所をもっと見る栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報一人ひとりの子どもの発達や課題に合わせてスタッフが教材を手づくり。日常生活や将来をより充実させられるようにサポートを行っています。 個性を大事にし、良いところを伸ばし、できること、わかることをどんどん増やしていく支援を心がけています。また、スタッフは連携先のNPO法人の施設に出向いての学習会への参加や、県の主催する研修会への積極的な参加を通して、専門性やサービスの向上に努めています。栃木県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報マイページ豊中では教科学習やパソコン学習、ソーシャルスキルトレーニング(SST)のほか、時計を意識した行動や、お掃除など、生活スキルの獲得をサポートしています。一人に1台ずつiPadを用意し、 お子さまの発達や特性に応じたアプリや動画を有効に使い、学習を進めていくことも特徴です。また児童思春期外来のクリニックと連携しているので、クリニックで児童思春期の状況に応じたカウンセリングを受けることもできます。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るいかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索してみることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年08月07日発達ナビの「求人検索サービス」を通して、就職が決まった人も!LITALICO発達ナビでは2018年4月より、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの求人情報を検索できる「求人検索サービス」を新たにスタート。リリースから3ヶ月が経ち、各都道府県における求人数も増えて、発達ナビ経由で面接・内定と進み、就職される方も出てきました。支援者が就職・転職の際に知りたい情報とは?475名にアンケート!そこで、発達ナビでは、教育・児童福祉業界で働く支援者向けにアンケートを実施!475名の方にご回答いただきました。「就職・転職時に知りたい情報は?」との質問に対して、アンケート結果はどうだったかというと…!?Upload By 発達ナビ編集部1位は「勤務時間・休日」、2位は僅差で「支援方針・支援への想い」という結果に。実際に働くとなると、無理なく働き続けられる勤務時間か、休みはしっかり取れるか、ということはもちろん気になりますよね。一方、どんなに働く環境として良さそうに見えても、支援方針が合わないと、日々子どもたちに接する中でモヤモヤが募ってしまうのでしょう。給与はもちろん、「働きやすい環境で、かつ、自分にあった支援方針の場所を見つけたい!」という支援者の声が反映された結果となりました。<調査対象について>「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害の当事者475名の回答を集計しました。(調査期間:2018年6月3日~6月10日)※設問によっては475名全員が回答していないもの、複数回答可のものがあります。※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100%にならない場合があります。支援者自身も「自分に合った環境」を選ぶことが大切Upload By 発達ナビ編集部子どもが学ぶ場所を選ぶ時には「どんな環境がこの子に合っているか?」を念頭に考える保護者が多いでしょう。それと同様に、大人にとっても、自分に合った環境を選ぶことは大切です。自分に合う企業理念や働き方、文化・風土の職場に出合えると、働く上でも力を発揮しやすくなるはずです。支援に携わる方自身が、自分に合った職場に出会うことは、お子さまへのより良い支援にも繋がっていくのではないでしょうか。しかし、各施設のホームページは保護者向けにつくられていることがほとんどで、働く環境や支援方針を知ることは難しいですよね。発達ナビの求人検索サービスは、勤務スケジュールや支援方針を確認できる発達ナビでは、支援に携わりたい皆さんが自分に合った施設に出会えるように、各施設の勤務スケジュールや具体的な支援方針を掲載しています。ここからは実際にスマホでの使い方をみてみましょう。まずは発達ナビトップから「求人検索サービス」の青いバナー、もしくは「施設求人情報」のアイコンをタップし、求人検索サービスのコーナーにいきます。Upload By 発達ナビ編集部その後ご自身が働きたい都道府県を選択すると、そのエリアの求人一覧が出てきますので、気になる求人をタップしてみましょう。Upload By 発達ナビ編集部募集一覧以外にも、「働く人の声」や「基本情報」のタブを選択すると、実際の勤務時間や、理念などを知ることができます。Upload By 発達ナビ編集部例えば、「わが子に障害があり、自分の子どもを預けたいと思える施設をつくりたいと思って立ち上げた」というエピソードや、「未経験であっても教育研修制度が充実しているので安心して飛び込んできてください」というメッセージもあります。給与や待遇だけではなく、その施設が何を目指しているのか、どういう思いでお子さまの支援に携わっているのかも含めて、求人応募を検討する際の参考にしてみてください。未経験であっても、子育て経験を活かせる場所があるかもUpload By 発達ナビ編集部有資格者の応募が優遇される施設も多いですが、未経験であっても、研修制度や指導員同士のフォロー体制が充実しており、「未経験者大歓迎」という施設もあります。指導経験はなくとも、発達が気になる子どもを育てた経験のある方などは、その子育てで得た知見や経験を活かせる場所がきっとあるはずです。お子さまが大きくなり、新たなスキルを身につけ、働きたいと考えている方も、自分に合う職場を探してみてはいかがでしょうか?まずは気軽に施設見学をして、話を聞いてみるところから始めてみてください。あなたの子育て経験の活きる場所が見つかるかもしれません。お役立ち情報が届く、支援者向けメールサービスもスタート!Upload By 発達ナビ編集部また、発達ナビでは支援者向けのメールサービスもスタート!支援者や支援者を目指す方に役立つ情報を定期的にお届けします。ぜひお気軽にご登録ください。※掲載情報について、LITALICO発達ナビの求人検索サービスは、求人情報の掲載サービスであり、職業紹介業ではありません。
2018年07月27日LITALICO発達ナビは、「児童福祉現場で働きたい人・働く人」を応援します出典 : 発達ナビでは、発達が気になる子どもの保護者の方々をサポートするサービスに加え、発達が気になる子どもをサポートする「支援者」向けのサービスを、パワーアップさせていきます!当事者・家族だけでなく、発達が気になる子どもを親とともに見守る「支援者」に対しても、正しくて役に立つ情報や、支え合えるコミュニティを提供したい。それが子どもを取り巻くもっと多くの方へのサポートにつながり、子どもの成長や育つ場がよりよいものになるのではないか。そんな思いから、児童福祉現場で働きたい人・働く人向けのサービスをはじめました。児童発達支援事業や、放課後等デイサービス、特別支援教育の現場などで日頃働いている方、また働きたいと思っている方へ向けて、情報提供や支援者どうしで繋がれる場を提供していきます。2018年4月より開始した児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの求人情報を探すことができる「求人検索サービス」をはじめ、今後支援者向けメールマガジンサービスや各種イベントを開催予定です。支援者向けメールマガジンサービスでは、他ではなかなか得られない児童福祉業界におけるニュースや、支援に役立つコラムなど、手軽に情報収集ができるほか、お住まいの地域に合った魅力的な事業所の求人情報をお届け。これから開催予定の支援者向けイベントは、「児童福祉業界で働きたい・業界をもっと良くしていきたい・学びや交流の場がほしい…」のような、児童福祉業界に対してさまざまな思いを持っている方どうしでつながり、学びあうことができます。メールマガジンサービス、イベントの詳細について、以下で詳しくご紹介します。児童福祉業界で働きたい人・働いている人に、もっと豊かな情報を。支援者向けメールマガジンサービススタート!出典 : 児童福祉業界で働いている方、またこれから働きたいと思っている方の中には、「普段は忙しくて、自分の仕事に関連するニュースや新着情報を追えない」「就職・転職を考えているが、未経験で不安…役立つ情報や自分に合った求人を効率的に見たい!」などと考えている方も少なくないと思います。そんなみなさまへ向けて、最新の業界ニュースや、普段の支援に役立つコラム、またお住まいの地域に合わせた求人情報をまとめた「支援者向けメールマガジンサービス」の配信を開始します。業界の動向に定期的にふれ、事業所で働くうえでの参考にするもよし、LITALICO発達ナビのコラムなどから、自分の抱えているケースへのヒントを得るのもよいでしょう。また、児童福祉業界へ就職・転職をしたいと考えている方には本サービスを活用して効率的に自分に合った事業所を探すことが可能です。受信をご希望の方は、こちらの申込フォームからご登録ください。児童福祉業界ならではのやりがいや課題を共有し、学び合う支援者向けイベント情報出典 : これまでLITALICO発達ナビでは、「児童福祉業界、これからの働き方を考える」フォーラムをはじめとした支援者向けイベントを開催してきました。未経験の方、児童福祉現場で働きはじめたばかりの方、現場で長く働いているベテランの方…「この業界で働くことに興味がある」みなさまそれぞれの知りたい情報や得たい機会にあったイベントを開催していきます。「児童福祉業界で働くことに興味はあるけど、基礎的な業界知識を知ってから求人に応募したい」「子どもと関わる仕事に就きたいけど経験はない。そんな私でも本当に働けるのか不安…」児童福祉業界で働いてみようかな?と考えている方の中には、いきなり個々の事業所に応募するには不安やためらいがある、という方も多いのではないでしょうか。本イベントはそんな思いを抱えるみなさまにぴったり。児童福祉業界や子どもと関わる働き方に関心がある方々を対象に、業界の最新情報や具体的な働き方についてざっくばらんにお伝えする座談会形式のイベントです。「学童と放課後等デイサービスのちがいとは何か?」「子どもへの支援とは具体的にどのようなことを行うのか?」「子育てをしながらフルタイムでなくても働けるのか?」発達ナビ運営事務局スタッフがそんな不安や疑問を解消いたします。現在、以下の2日程で開催予定。・7月18日(水)19:00-20:30(18:45開場)・7月21日(土)13:30-15:00(13:15開場)ご参加希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。発達ナビ『子どもの「できた」を育む働き方座談会』Facebookページこちらは「児童発達支援管理責任者」を対象にした初のイベントです。子どもへの支援だけでなく、個別支援計画の作成やスタッフの育成、事業所運営のための日々の事務的な業務など…さまざまな業務を担う児童発達支援管理責任者。中には「日々業務に悩んでいるけど、児童発達支援管理責任者は事業所内で自分1人だからなかなか相談できない…」「もっと良い支援方法を実現していくために、好事例を学びたい!」などと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の児童発達支援管理責任者サミットでは、LITALICOジュニアの現役児童発達支援管理責任者による取り組み事例(地域資源との連携やスタッフ育成など本来注力したかった業務に集中するために行なった事業所内外での協力体制づくり、工夫したポイントなど)を紹介。また、普段なかなか関わる機会のない他施設の児童発達支援管理責任者と情報交換することができます。発達ナビ「児童発達支援管理責任者サミット」Facebookページ今回LITALICO発達ナビは、保育と社会との接点づくりを目指す若手保育士コミュニティHohanaと共同で保育士の方を対象にした「キャリアについて知る会」を開催。「保育士=保育園で働く」というイメージがまだまだ強くはありますが、実は保育士といっても多様な活躍のフィールドがあります。一例としてLITALICO発達ナビ求人検索サービスでも、保育士を募集している事業所は数多く、障害児支援の現場でも保育士が求められています。また、「もっと子ども一人ひとりに寄り添った保育がしたい」「集団で生活するのが難しい子どもにもっと適切な支援ができるようになりたい」という思いで、保育園から障害児支援の事業所に転職したというケースも少なくありません。本イベントではフリーランス保育士やベビーシッター保育士、児童発達支援・放課後等デイサービスで働く保育士など、保育士のさまざまなキャリア事例を知ることができます。そして多様なバックグラウンドをもった保育士どうしで交流を深めることが可能です。「保育士資格は持っているが、子どもに関わる仕事はしたことがない」「子育て中なので、短時間働きたい」「園以外にもどのような働き方があるのか知りたい」「子どもと個別・少人数で関わりたい」「発達支援に関わりたい」「児童福祉業界での保育士の役割・活躍を知りたい」と感じている方にとって、多くの学びと情報が得られるイベントとなっています。発達ナビ・若手保育士コミュニティHohana「保育士のキャリアを知る会~園だけでない様々な働き方~」Facebookページまた、8月下旬には関西にて「働き方座談会」と「児童発達支援管理責任者サミット」も開催予定です。ご自身の興味に合わせて、ぜひお気軽にご参加ください。LITALICO発達ナビでは児童福祉現場で子ども一人ひとりに向き合うすべての方を応援します出典 : 今後もLITALICO発達ナビでは、日々子どもと親に寄り添う支援者の方、支援者になりたい方がより活躍できるようなサポートを行なっていきます。ご紹介したメールマガジンサービスやイベント開催はもちろんのこと、現在支援者の方向け研修サービスも企画中。子どもの発達支援に関わる人が、より充実して働けるようなサービスをこれからも発信していきます。LITALICO発達ナビ、支援者向けサービスの発展をご期待ください。
2018年07月16日栃木県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報福祉系国家資格を持つ専門スタッフが支援にあたっており、ご家族様の悩みにも寄り添うことができるよう意識しています。最初はスタッフと一緒にトレーニングに取り組みますが、より集中力が高まるようにプログラムを調節。内容に慣れてきたら、あえて時間に余裕がない状況をつくる「タイムプレッシャー」を取り入れるなどの工夫をしています。また、土曜日のプログラムでは、高齢者の入所・通所施設に出向き、洗車体験や事業所見学などを実施。将来、働くイメージが持てるようなプログラムづくりを行なっています。Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズメソッド貝島店では、運動を中心としたレクリエーションで個人のスキルを向上させていきます。運動を通じて、ルールを守る、順番を待つ、集団指示を聞くなど、発達の段階で身につけていく社会性なども育みます。広いフロアを活用したサーキットトレーニングや、集中力を養うヨガ、コントロール力を向上させるボールゲームターゲットなどの全身運動から微細運動まで、幅広いプログラムを実施。臨床心理士や保育士など、経験豊富なスタッフが在籍しています。Upload By 発達ナビ施設情報「遊びは学び!創造する力を育もう!」をテーマに、ブロック×サイエンスという体験型学習を通して、楽しみながら創造力を育んでいます。少人数でのグループ活動で、仲間と協力してつくり上げる達成感を味わえ、協調性やコミュニケーション力を育みます。また科学技術への興味や関心を育み、ものづくりの楽しさ・素晴らしさを学ぶこともできます。小学生から高校生までが利用、幅広いニーズに対応しています。栃木県の放課後放デイサービスをもっと見る愛知県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報みらせんジュニア 熱田教室では、企業から依頼された仕事に取り組む就労学習を実施。部品の組み立てや梱包、製造、パソコン入力などさまざまな仕事に取り組む中で、正しい報告の仕方や話し方、集中力、作業力を総合的に育みます。自分たちがつくり上げた製品を企業へ届ける経験は、自己肯定感の向上にも繋がると考えています。子ども達のサポートをするのは、元学校教員、保育士、心理学専門家、ビジネスマナー講師などのスタッフです。愛知県の放課後放デイサービスをもっと見る大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報CLAN堺では、個別療育と集団療育を実施。個別療育では一人ひとりの発達や興味に合わせた課題学習を行います。集団療育では友達との遊びやゲーム、絵カードを用いて、グループ内で話し合うSST(ソーシャルスキルトレーニング)を実施し、社会生活に必要なルールやスキルを学びます。また音楽・創作療育にも取り組むことができます。スタッフは子ども達が自分らしく過ごせるよう、家族や学校と連携。「できること」を伸ばす支援を心がけています。看護師がいるので、医療行為のある子どもの対応もできるだけ対応しています。大阪府の放課後放デイサービスをもっと見るいかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページをもっと見る」のボタンを押すと、より詳しく施設の情報をみることができます!「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせができます。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができるので、ぜひお住まいの地域のページをチェックしてみてください。
2018年07月10日LITALICO発達ナビ・求人検索サービス開始記念!児童福祉業界で「働く」を語るフォーラムvol.2開催Upload By 発達ナビ編集部LITALICO発達ナビでは、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの求人情報を検索できる「求人検索サービス」を2018年4月10日(火)からスタートしました。求人情報はもちろん、各支援施設の理念や研修環境、職場の魅力を詳しく知ることができます。この求人検索サービスのリリースを記念し、「児童福祉業界、これからの働き方を考える」フォーラムを開催!第1回を5月20日(日)に開催、好評につき6月24日(日)に第2回を開催しました。前回から引き続き、「児童福祉業界の現場のリアルを伝える」ことをテーマにパネルディスカッションを開催。事業所の個別ブースでは参加者と事業所双方が深くコミュニケーションをとり、「児童福祉業界でどのように働いていけばよいのか」について語り合いました。その様子をレポートします。【パネルディスカッション】3事業所登壇「活躍する人の働き方」講座Upload By 発達ナビ編集部パネルディスカッションは「活躍する人の働き方とは?~事業所のリアルに迫る~」と題し、参加者の関心が強い「現場での働きやすさ」「キャリアアップ」を中心に、活発な議論が交わされました。スタッフが活躍できる仕組みや、児童福祉業界における個々のキャリアアップについてどのようにお考えなのかについて、登壇した3事業所の代表から、次のような話がありました。Upload By 発達ナビ編集部千葉県で保育所等訪問支援、児童発達支援事業を運営する杉野さん。◇働きやすさへの取り組みは?スタッフが楽しく働けるよう、働き心地を追求したユニークな制度を導入。「オンとオフ、メリハリをつけて働くことが大切との考えから、長期休暇制度も充実させている」とのこと。希望休の受け入れはもちろん、7連休制度も用意しているそうです。スタッフが、仕事でもプライベートでもイキイキ輝けるよう、さまざまな取り組みを実践している様子がうかがえました。◇スタッフのキャリアアップをどのように支援している?「この事業所で働くことが、スタッフの自己実現につながってほしい…そんな思いがあり、スタッフとは毎月面談を行います。スタッフ自身がこれからどんなことをしたいのか耳を傾け、それに対して事業所として何を提供できるか一緒に考えています」職場が自己実現の場であってほしいーーこの思いを軸に、スタッフと向き合う杉野さん。児童福祉業界におけるキャリアは、「まずは児童指導員として経験を積み、その後児童発達支援管理責任者にキャリアアップする」という選択肢が多くとられています。一方杉野さんは、そのようなキャリア以外の選択肢や、児童発達支援管理責任者になったその先に目指すキャリアがあってもいいのではと感じ、その一つとして保育所等訪問支援を開始したとのこと。先駆的なキャリアの取り組みに関して、参加者はとくに熱心に聞き入っていました。Upload By 発達ナビ編集部続いてお話しいただいたのは、埼玉県で放課後等デイサービスを合計4つ運営する吉成さん。◇働きやすさへの取り組みは?「支援対象は、子どもであり保護者であり、私たち支援者自身。その想いのもと、『相手の考えや想いに寄り添う』療育を実践しています」ご自身が臨床発達心理士として支援者の支援を行う中で、スタッフがどうすれば心地よく働くことができるか考えているそうです。有限会社ストラーダが運営する4事業所は、すべて埼玉県川口市内で各事業所間が徒歩10分ほどの距離。この4事業所は通う子どもがどんな発達課題を抱えているかでおおまかに分けており、子どもにとって居心地の良い、通いやすい事業所にしています。そしてこの「居心地の良さ」は採用したスタッフの配属を決める際にも基準としています。例えば、保育園から転職してきた方には、低学年の子どもや知的に遅れがある子どもが多い事業所へ。未経験だが子どもとのコミュニケーションが上手な方は、コミュニケーションが苦手な子どもが多くいる事業所へというように、適性やキャリアを踏まえて、スタッフにとっても働きやすく活躍できる事業所であるように、スタッフの想いに沿う姿勢を追い求めていました。また、こちらではフレックスタイム制を導入。個々の都合があっても、柔軟に働けるように制度面もしっかりと整えている点が印象的でした。◇スタッフのキャリアアップ、どのように支援している?有限会社ストラーダが運営する4事業所では、未経験者が多いため、資格取得支援を積極的に行っているそうです。専門的な知識を得ることはキャリアにおいて強みになることも多いため、資格取得はもちろん外部での教育・福祉系の講座への参加も支援しています。Upload By 発達ナビ編集部続いて、認定NPO法人フローレンスの村田さんと、同法人が運営する障害児保育園ヘレン経堂で施設長を務める中村さんに、採用側・現場側両視点でお答えいただきました。◇働きやすさへの取り組みは?業界の特性上、女性が多いので、産前・産後休業や育児休業といった基本的な制度を整えています。また、保育スタッフ・児童発達支援管理責任者・看護師・リハビリ職といったさまざまな職種の方々がチームとなって施設運営、子どもへの支援を行っているほか、研修も座学・実習と両方実施しているので、「障害のある子どもと接した経験があまりない…」という方に対してもしっかりとフォローできる体制が整っています。◇スタッフのキャリアアップ、どのように支援している?「障害児保育園ヘレン、障害児訪問保育アニー、訪問型病児保育、みんなのみらいをつくる保育園、おうち保育園…同法人でさまざまな保育現場を有していることが私たちの強みです。入社研修の時点で配属先以外の現場で実習することが可能です。1つの現場でキャリアアップを目指すことも、他現場に異動してより多様な子どもと関わることもできます。スタッフ一人ひとりの意向を大切にしています」毎年「来年度はどんな働き方をしたい?」というような意向調査をスタッフ全員に実施。現配属部署で一定期間の経験を積んだ後、異動希望先と調整・相談し、お互い体制が整えば他施設への異動も可能な環境です。「障害児保育園での経験を生かして、今度は訪問型でもっと一人ひとりの子どもと向き合いたい!」「もう少し大勢の子どもたちと接する機会が欲しい…」現場での経験を積むにつれて生まれた「次はこんなことをやりたい!」という思いが、転職せずともかなえられる環境にあるとのことでした。【6事業所個別ブース】~事業所の取り組み事例紹介~出典 : パネルディスカッションの後は、関東近郊6つの事業所がそれぞれ個別ブースを展開。事業所ごとに支援・運営方針はもちろんのこと、実際に働いているスタッフの事例やキャリアアップ応援制度に関して紹介していました。「未経験なのですが、この業界で働きたいと思っていて」「子どもと関わることがこれまであまりなかったので自信がなくて…」「ゆくゆくは児童発達支援管理責任者にキャリアアップしたいんです!」など、参加者によってこの業界でどのように働きたいか、また働くにあたって何に不安を感じているかはさまざま。個別ブースではそんな参加者一人ひとりに事業所のスタッフや代表が向き合い、お互いの考え方を共有していました。今後、LITALICO発達ナビでは児童福祉業界で働く人・働きたい人をもっと応援!出典 : これから、LITALICO発達ナビでは児童福祉業界で活躍している方々が「知りたい」と思う情報と機会を、よりたくさん提供していく予定です。2018年7月21日(土)に、LITALICO発達ナビ初の児童発達支援管理責任者を対象にした「児童発達支援管理責任者サミット」を開催します。児童発達支援管理責任者サミットでは、個別支援計画の作成や、家族や地域とのより良い連携方法、スタッフのマネジメントなど児童発達支援管理責任者ならではの悩みや課題に対して、LITALICOジュニアでの実践事例を紹介。普段なかなか関わる機会の少ない、他事業所の児童発達支援管理責任者と交流を深め、意見交換をすることができます。LITALICO発達ナビでは、会員登録してくださった方々へ、新着コラムやQ&Aをまとめたメールマガジンをお送りしています。今回新たな取り組みとして、児童福祉業界で働く方、支援者の方を対象にした新たなメールマガジン配信を開始!最新の業界ニュースや、普段の支援に役立つコラム、またお住まいの地域に合わせた求人情報をお送りします。受信をご希望の方は、こちらの申込フォームからご登録ください。
2018年07月06日子どもの健やかな育ちを保障する場をつくるUpload By 発達ナビ施設インタビュー子どもが健やかに育つには、何が必要でしょう。森の中を歩き、草木の放つ匂いから季節を感じる。土の山を登り、滑り降り、どろんこになりながら駆け回る。ときには、自分たちでおこした火に、すぐそこに生えていた竹を切り出して作った器をかけて米を炊き、仲間と分け合って食べる。五感をフルに働かせて、たくさんの経験を通して体と心を育んでいく。大人たちは、近づきすぎず、離れすぎず見守っている。さらには、子どもたちが、障害のあるなしに関わらず混ざって遊べたなら――。そんな場所が、仙台にありました。宮城県仙台市太白区にある放課後等デイサービス「ジュニアサポートリンク」は、2万平方メートルあまりの、大きな大きな保育園の一角を借りて、3年前に開かれました。ジュニアサポートリンクの代表・四ノ宮さんは、障害の有無に関わらず、「子どもは五感をフルに働かせて、たくさんの経験を通して体と心を育んでいくことが必要」だと考え、この施設を開きました。そしてまた、「どんな子も一緒に過ごし、子どものころだけでなく大人になっても自然に、地域に根づいて暮らしていけたら」と言います。小学生から高校生まで33人が登録、毎日約10人が利用しているこぢんまりした施設ですが、大きな特徴は、向山こども園の預かり保育の時間帯に、1時間半の交流時間を設けていること。ジュニアサポートリンクを利用している子どもが、「こども園で遊びたいな」と思ったら、自由に遊びに行くことができます。向山こども園は、1956年に開かれた園です。約280人の子どもたちが通っていて、毎日約80人が14:30~18:30に、ゆうやけの時間と呼ばれる預かり保育を利用しています。その子どもたちが過ごす園舎や園庭に、ジュニアサポートリンクの子どもたちも遊びに行きます。かまどで炊いたお米、おいしいね!園児の炊いた米を分け合って食べるUpload By 発達ナビ施設インタビュー交流の時間になり、ジュニアサポートリンクの子どもたちが園にやってくると、ちょうどこども園の園児たちがかまどに火をくべて、お米を炊いていました。園庭には竹林があり、園に常駐している大工さんが必要に応じて竹を切ってくれます。その竹を鍋がわりにし、調理室から調達してきたお米で、「オレたち焚き火の名人!」と胸を張る園児たちがお米を炊き上げたところだったのです。「お米食べたい!」と言うジュニアサポートリンクの子どもたち。焚き火名人の男の子たちは、笑顔で「いいよー」とスプーンですくって、分けてくれます。炊き立てのご飯は最高においしい!一緒に火加減を見てみたり、ご飯を頬張ったり。障害のあるなしなど関係なく、混ざりあっています。広い園庭で自由に遊ぶ子どもたちUpload By 発達ナビ施設インタビュー大きな土の山がある園庭。季節ごとに重機を入れて、形を変えているんだそうです。春は入園したばかりの子どもたちも無理なく遊べるよう、低めの山に。夏になればウォータースライダーができるよう斜面をつくる。秋になったら、棒を登ったり飛び越えたりとアスレチック感覚で遊べるように高さを出したり。羊やうさぎ、うこっけいなども飼われていて、赤ちゃんの誕生や成長の様子なども間近でみることができる環境です。この園庭を、ジュニアサポートリンクの子どもたちも自由に駆け回ることができます。多動傾向がある元気いっぱいの男の子も、大声を出してもOK、体中使って遊び回れる場所があるので、ストレスを感じることも減ったよう。心が満たされるせいか、行動も落ち着いてきたそうです。また、みんなで隣接する広大な公園を散策することもあります。季節によって移ろう草木の匂いを感じたり、起伏のある山道を歩いているうち、自然と体づくりもできてしまいます。片麻痺のある子も、ここに通うようになって、だいぶ歩く力がついたといいます。「いらっしゃい!」本格的なお店屋さんごっこに、園児たちも大喜びUpload By 発達ナビ施設インタビューこの日は、ジュニアサポートリンクの子どもたちと、こども園の園児が、園の大工さんと一緒に作った屋台を使って、お店屋さんごっこをしていました。商品のひとつのシュリケンは、ジュニアサポートリンクの運営母体がやっているショートステイを利用する成人の女性が折ったもの。折り紙が大好きで、家でもショートステイでも折るので、かごに山盛り!それを、子どもたちがキラキラした瞳で見つめます。他にも、子どもや職員が一緒につくった金魚、折り紙のコマやお菓子など色とりどりの商品が並びます。「いらっしゃい!」という掛け声とともに、こども園の大工さんが枝を1センチ幅に切ってくれた「木のお金」でのお買い物が始まりました。園児たちが次々にやってきます。お店屋さんごっこでは、園児たちとの自然な交流だけでなく、お店屋さんごっこを通して、遊びながら、買い物の仕方や売り方、お金の計算なども学ぶことができます。遊びを通して、子どもたちに必要なさまざまな力を育んでいける。ジュニアサポートリンクは、そんな場所です。部屋で静かに過ごすのもいい。それぞれのペースで自分らしくいられる場所Upload By 発達ナビ施設インタビュー放課後、学校からジュニアサポートリンクにやってきた子どもは、自分の顔と名前が貼ってある箱に荷物を入れます。たくさんある部屋ごとに、何をする場所なのかも決まっています。荷物をしまったり、遊具で遊ぶ部屋。おやつを食べる部屋。勉強をしたり帰りの会をする部屋。子どもたちは、おやつの時間まで勉強をしたり絵をかいたり、交流の時間になったら向山こども園へ行ったりします。高校生ぐらいになると、ジュニアサポートリンクの部屋で静かに過ごしたり、庭に設置されているスラックラインで1人で遊ぶほうがいい子もいます。帰りの会では、一人ひとりが今日楽しかったことを発表します。こども園で過ごした子どもたちは口々に「お店屋さんごっこが楽しかった!」と笑顔で発表。こども園には行かなかった高校生の男の子は「スラックラインが楽しかったです」と満足げです。ここでは、子どもたちがそれぞれのペースで過ごすことができるのです。「いずれは、卒業生たちに園で働いてほしい」。代表、副園長らの想いとは――Upload By 発達ナビ施設インタビュー向山こども園とジュニアサポートリンクは、運営母体は別です。ジュニアサポートリンクの代表・四ノ宮さんは、自身のお子さんも通い、その理念や環境の素晴らしさに共感していた向山こども園とともに、どんな子どもも健やかに育っていける場をつくりたいと考えました。そして、その思いは、向山こども園も同じでした。その思いを抱き、3年前に園の一角でジュニアサポートリンクを開いてから、園との交流をすすめてきました。2018年度からは、ゆうやけの時間でも交流が始まり、より連携を深めています。こども園とジュニアサポートリンクの職員は、全員インカムを持ち、広い園内で遊ぶ子どもたちをともに見守ります。ゆうやけの時間での保育・育成についても、2週間に1度行うミーティングなどを通して細やかに連携しています。毎日の保育・育成だけでなく、季節の行事も一緒に行います。8月25日にこども園で開かれる夏まつりは、地域にも開かれた盛大なイベントだそう。ジュニアサポートリンクの子どもたちもお祭りのときに屋台を出す予定です。こども園では障害のある子どもも受け入れています。こども園を卒園後、ジュニアサポートリンクに通っている子どももいます。通いなれたところに、小学校に入学後も過ごすことができる。ここは、心の安全基地のようだなと感じました。「卒園児がジュニアサポートリンクに通うというだけでなく、将来的にはリンクの卒業生がこども園の職員として働いてもらえたらと考えている」と言う向山こども園の木村副園長。こども園は広大なので、清掃も大変です。保育士には保育士の仕事に集中してもらいたいという考えから、現在は園児の保護者を雇用して清掃をしてもらっているそうですが、ぜひ卒業生たちにもそのスタッフに加わってほしいのだそう。「卒業生たちは仕事についても、途中でリタイアしてしまうことも多い」と、ジュニアサポートリンクの代表・四ノ宮さんは言います。子ども時代から過ごしてきたこども園でなら、リタイアせず無理なく働けるんじゃないか。子ども時代から大人になっても、ずっとつながっていられる居場所がつくれたら――。「心あるこども園のスタッフと手を取り合いながら、そんな未来に向けて進んでいきたい」と言う四ノ宮さん。子どもを真ん中に、こども園と放課後等デイサービスとで最良の育ちに向き合う。その実践は、きっと地域に根ざし、そして広がっていくのだろうと思えました。撮影: 小林啓樹(OPEN TOWN)
2018年06月22日