「僕と帰ってこない妻」第125話。妻との不和に悩んでいた夫。仕事が激務でストレスフルになってしまい、仕事だけに専念していた。「パパは仕事で疲れてるんだから、気持ちだけでうれしいよ」 妻の繕った笑顔に気づくこともなく、言葉通りに受け取って、育児も家事も一切やらなくなった夫。 「僕と帰ってこない妻」第125話 コンペ用の手土産を妻が買って来てくれることになった。 「夫を支えるのも妻の仕事だもんね」 「助かる! ありがとう!」 それからというもの、部長への手土産、バレンタインのお返しなど、妻に贈り物の買い物をお願いするようになった夫。 まるでこれが「妻がやって当たり前のこと」のように。 「最近の雪穂、最高だな~俺も家事手伝ってやるか~」 悠長に考えていたけれど……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年02月15日「僕と帰ってこない妻」第124話。妻との不和に悩んでいた夫。仕事では昇格し次第に評判を上げていったものの、ますます激務になってしまい、ストレスフルに……。娘を怒鳴ってしまった夫を責めることなく、「パパ、仕事大変? ちょっと疲れてるよね?」と気遣いの言葉をかけた妻。 「お仕事いつも頑張ってくれて、ありがとうね」 この日を境に、妻は変わった。 「僕と帰ってこない妻」第124話 「パパは仕事で疲れてるんだから、気持ちだけでうれしいよ」 朝ごはんも、愛妻弁当も作ってくれるようになった。 急な飲み会も快諾してくれるし、育児も家事も一切していない。 毎日疲れて帰ったあと、子どものお世話もあると正直、気が滅入るから助かる…… 「夫は仕事をして稼ぐ、妻は家事と育児に専念する」 役割をしっかり分けたほうがうまくやれている気がする。そう思っていたけれど……。 妻の「繕った笑顔」に、夫はまだ気づいていない……。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年02月14日「僕と帰ってこない妻」第121話。妻との不和に悩み、仕事でも降格させられ、落ち込んでいた夫。しかし、どちらも頑張ると決めた。その後、リーダーに昇格し、次第に信頼を得て、評判を上げていった。しかし、後輩の失敗の肩代わりなどでさらに仕事がきつくなり、ストレスを感じるように……。 そして、仕事のストレスフルな状態が、家庭にも影響する……!「僕と帰ってこない妻」第121話 「あんまりムリすんなよ。体壊したら元も子もないからな」 先輩の気づかいの言葉をよそに、ただひたすら仕事に打ち込む夫。 そして、くたくたで帰宅し、娘にミルクをあげようとする。 「結ちゃん、ミルク飲むよ~」 ご機嫌ナナメで飲んでくれず、哺乳瓶に手が当たって割れてしまった! そんな娘に、夫がまさかの対応をしてしまって……?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年02月11日■前回のあらすじ体調を崩した妻に早く帰ると約束したのに、部長からの仕事を断れなかった夫。「妻は大丈夫」と自分に言い聞かせるのですが…。 断ったらこの先の出世に響くかもしれない…、双子だからこそ稼がないと…! そんなことを考え、つい仕事を優先してしまったのでした。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年01月21日「僕と帰ってこない妻」第95話。妻と不和が続き、「ママお休みデー」を設けてリフレッシュさせてあげたものの、妻の機嫌は直らなかった。最近妻は、朝食も作ってくれない。ピリつく妻と家にいることに息苦しさを感じる。 「おごるから一杯付き合ってよ!」 仕事が終わっても、まっすぐ家へ帰りたくない。後輩を誘って、飲みに行くことにした。 だって、今日も夕飯準備されてないかもしれないし……。「僕と帰ってこない妻」第95話 久しぶりの飲み会で羽を伸ばし、毎週金曜日に妻とデートしていたときのことを思い出した夫。 コンビニで妻の好きなプリンを買って帰ったけれど、家は真っ暗。 「なんだろう、この疎外感……家族なのに遠くに感じる」 翌朝、目を覚ますと、思わぬ事態に……! 著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年01月16日「僕と帰ってこない妻」第83話。夫が妊娠・出産・育児について理解しようとせず、すべて妻任せにして以来、夫に対して苛立ちが募り、失望を重ね、日に日に冷めていく妻。妻が娘を保育園に預けて、復職を考えていることをと知った夫。でも、復職なんてまだ早い…赤ちゃんはお母さんといたほうがいいに決まっている。 復職を考え直してもらおうと「雪穂は母親なんだから、近くにいてあげないと!」と伝えると、妻の顔色が変わって……。 「僕と帰ってこない妻」第83話 「いいね、カズくんは"父親"だから、飲みに行きたいときに行って、休日にゴルフ行けて」 「なのに、私はずっと家にいろってこと?」 妻の言葉に、飲みもゴルフも仕事、これが出世への一番の近道だと言い張る夫。 「じゃあ、いつ出世するの?給料どれくらい上がるの?」 自分は「娘のため」「家族のため」を口実に、休日だって自由に出かけるのに、「母親だから」家でずっと家事と育児だけしておけ、ということ? 本当に「家族のため」になっているとでも思っているの?こんなにずっと我慢ばかりの毎日を過ごしてるのに……? 「俺のおかげでこうやって過ごせてるわけで、雪穂もその恩恵は受けてるじゃん」 この言葉を聞いて、ついに妻がキレた! そして……。 著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2022年01月04日「僕と帰ってこない妻」第58話。妻が子どもを連れて家出してから1カ月。妊娠中の妻と仕事をバリバリしている同僚と比べて、「他の妊婦はもっと頑張っている」と妻を非難したことを思い出した夫。自分は妻に寄り添えていただろうか。思い返してみると……? 「僕と帰ってこない妻」第58話 娘が泣きそうになると、妻に赤ちゃんをパス! おむつ替えや沐浴をお願いしようとすると、家事をしはじめて、明らかに娘のお世話を避けている夫。 「ねぇ、結のお世話から逃げてない?」 妻をますます苛立たせた、ありえない夫の返事とは……? 著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2021年12月08日「僕と帰ってこない妻」第13話。夫婦円満だと思っていたのに妻が突然子どもを連れて家出した。理由がわからない。2年前、妻が待望の妊娠。ひどいつわりが始まった。定時に帰ろうとしたところを上司に呼び止められたが、帰宅した。すると、成績は悪くないのにボーナスが激減!「まあ、最低限もらえてればいいって割り切るわ!」家族を優先し帰宅した夫。しかし、会社に行くと同僚に無視されてしまった! そんなときに、妻からまさかの連絡が……! 「僕と帰ってこない妻」第13話 「切迫流産って診断された」 「絶対安静だって」 突然届いた妻からのLINEに、真っ青になる夫。 えっ、流産したってこと? 切迫流産って、なんなんだ……? 混乱した夫は……。 著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2021年10月11日2021年10月1日に放送されたバラエティ番組『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に、ダンス&ボーカルグループ『DA PUMP』のボーカルを担当するISSAさんがゲスト出演。番組内で発言した内容が「かっこいい」と話題になっています。ISSAの『妻の料理』に対するコメントが話題お酒を飲みながら、MCを務めるお笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんとゲストたちが、仕事やプライベートにまつわる話を語り合う同番組。トークの中で「妻の料理にハッキリと意見をいえるか」という話題が上がった時のことです。ゲストの間でさまざまな意見が飛び交う中、「妻が作った料理に意見っていうの?」と尋ねられたISSAさんは、こう答えました。僕、いいます!全然いいます。っていうか、まじで例えばスーパーで買ったものであろうが、別に僕はもう。今日この、自分のために用意してもらったこと自体が嬉しいことじゃないですか。人志松本の酒のツマミになる話ーより引用ISSAさんは「スーパーマーケットで買った総菜であれ手作りのものであれ、自分のために用意してもらえること自体が嬉しい」とキッパリ!そこで松本さんが「おいしくなかったら?」と聞くと、ISSAさんは…。おいしくないことがないんですよ。でもなんかこう、やってもらってるってだけで嬉しいんですよ。自分みたいなもんに。自分みたいなもんの、デビューしてからの歴史を知ってる人間が、自分みたいなもんに愛情注いでくれてる時点でOKなんですよね。人志松本の酒のツマミになる話ーより引用ISSAさんの謙虚な発言に、スタジオでは「どんな罪を犯したんだよ」というツッコミと笑いが巻き起こります。松本さんは「偉い、かっこいい。学びたい」とつぶやきました。番組の視聴者からは、ISSAさんのコメントに対し、絶賛の声が相次いでいます。・ISSAさん、最高だ…。家族を大切にしているのが伝わってきた。・素晴らしい!「スーパーの総菜もおいしい」っていう言葉に感動した。・確かに。料理って、相手のためを想って作る愛情ともいえるもんね。食材を見て献立を考えて作ったり、店で総菜を選んだり…食卓に並ぶ料理には、用意した人の時間や労力、想いがつまっています。料理を用意する妻への感謝の気持ちを述べた、ISSAさんの言葉にグッときますね。[文・構成/grape編集部]
2021年10月02日■前回のあらすじ部下の秋山に告白された余韻に浸りながらシャワーを浴びる健介。その時秋山から来たメッセージを妻が見ていたとは、知る由もありませんでした…。チラッと見えた恭子のスマホには、「金子雄樹」という男とのやりとりが見えたが…。いまは正直、秋山のことで頭がいっぱいだった。次回に続く(全14話)毎日20時更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ 鈴木し乃
2021年09月24日「料理を作るのは母親」そんな価値観を当たり前と思ってしまい、料理が苦手だけど毎日ムリをしているママ、多いのではないでしょうか? また、料理を作るのが好きな方も、毎日作らないといけない…という義務になると苦痛を感じることもありますよね。料理が苦手な投稿者さんが、義母の神対応で救われるエピソードに「こんな義母ならついていきます!」という称賛コメントが殺到しました!■夫や息子のダメ出しにイライラ…家事も仕事も頑張ってるのに! 私は料理がかなり苦手。それでも母親なんだから!と頑張って、家族のために毎日料理を作っているものの…。夫も息子も、私の苦労なんてお構いなしで言いたい放題。仕事もして、家事もして毎日クタクタなのに!■息子のある一言にショック!ある日、義実家に1週間ほど帰省することに。そこで食卓を囲んだ時、夫や息子がボヤいた言葉に心が折れて…。そのとき、義母からまさかの意外な言葉で、夫も息子の意識が変わるのですが…一体義母はどんな発言をしたのでしょうか?なんて素敵な義母! こんな義母ならついていきたい!という共感コメントが多数寄せられています。■こんな義母がいてくれたら!神対応の義母に称賛の声が!・「料理は女性がするべき」というジェンダー意識に捕らわれない義母が、誰も傷付けずに諭している姿がかっこいいと感じました。また、お惣菜やテイクアウトなど、時代を経てより便利になったものを柔軟に取り入れていらっしゃって、素敵な義母だと羨ましいです。・仕事帰りにスーパー寄って、食材買って…もうそれだけで本当はグッタリなのに、毎日ごはんを作る大変さ…そんな母親の苦労をよく理解してくれるこんなお義母さんがいたら、それだけで気持ちが前向きになれそう。・ステキなお義母さんでほっこり。嫌なタイプのお義母さんの話しが多い中、いい話しだった。自分は専業主婦なのにズボラで、料理も苦手で手を抜きがちだがやはり罪悪感があったので、救われた。・ご飯を作って貰って文句を言うご主人は何様なんだと思ったし、子どももそれを見て育ってるから平気で心無い事を言う。そこへ義母の返しは秀逸だなと思います。やはり間違っていることを外から言われるほうが破壊力あるので なんて賢い義母なんだろうと思いました。やはり家庭を運営していく中で大切なのは例え結果が良くなくても努力を褒め合える関係というのが大切ですね■苦しくても逃げ出せない「ママってしんどい」…という本音コメントも多数家族のためにもちろん頑張りたい。だけど、ママだって疲れるし、たまには労ってほしい…。そんなママの本音がたくさん届きました。・疲れてる時でも、ご飯の心配や掃除洗濯をしないといけない。夫に頼むにしても、悪いけどって言う気持ちになる。本当は悪いけどって言う必要はないのに。家族の心配を1人で担っている事が多い。・ママ、ママって義父母も夫も子ども達も家のことは全部、ママっていうモノが完璧にするって思ってる。待ちの態勢で必ず相手の思う通りに動かなくてはいけないモノになりつつある。誰が植え付けた?私自身か?って考えながら、早朝から深夜まで動いてる…。・体が辛くても、仕事で疲れきっても食事の用意や洗濯は必ずやらなくてはならないとき。たとえお惣菜を買ったとしても、温めて片付けて。ママがやるのが当たり前だと思われて、みんなは気が向いた時だけ「手伝う」という姿勢なのが本当に辛い。・平日も休日も関係なく子供が起きたら起きないといけないこと。お父さんは1人ゆっくり寝てる。たまにはゆっくり寝かせて欲しい。休日にご飯を3食考えて作るのも面倒。○○でいいよ。って、でってなんだよ、なら自分でしてくれ・疲れていても子供のお世話をしないといけないし、どんな辛くても苦しくても子どもを家に置いて逃げ出すわけにはいかない。命と人生を預かる責任の重さがしんどい。■また「料理は母親がするもの」という価値観に待った!の声も料理=母親がするもの。そんなステレオタイプな価値観に左右されることなく、自分なりの考えやバランスを持っている方もたくさんいるようです。・真面目な世のお母さんに手抜きや、子ども、旦那への指導は悪いことじゃないともっと広げて欲しい。・全て1から手作りは素晴らしいと思うが、それにこだわり過ぎて苦しむならば、ずぼら主婦と言われようが、手抜きと言われようが、自分が続けていけるバランスを見つけ、気持ちに余裕のある生活を作っていく方が笑顔でいられると思いました。私も料理が苦手です。食べる事にそれほど執着せず生きてきた為に料理に対して関心がもてません。分量もよくわからないし、作ることが本当に嫌。盛り付けも面倒。旦那の方が作るのうまいので夕飯は完全に任せてます。世の中には、日々奮闘するママがいっぱい。料理を作ることが苦痛だった主人公は、義母のどのような言葉によって心がフっと軽くなったのでしょうか!? 気になる連載はウーマンエキサイトに掲載されています!▼ママの楽しみ方/毎日の料理が苦痛!夫や息子からのダメ出しにイライラが止まらない
2021年09月20日広島の住宅街に佇む、ミシュランガイド2つ星の隠れ家的料理店職人の巧みな技で、広島食材の魅力を存分に引き出す料理にもおもてなしにも、心を配ったくつろぎの空間で特別な時間を広島の住宅街に佇む、ミシュランガイド2つ星の隠れ家料理店食通たちが「隠れ家」とこの店を呼ぶだけあって、「児玉」とさりげなく書かれた暖簾が目印の同店。一見ハードルが高そうですが、店主の児玉さんの家族が切り盛りする店内ははじめて訪れた方でも馴染みやすく、あたたかなムードが漂っています。「まさか、こんなところに」という立地も特別感を高めますカウンター席のほか、2つの個室で構成される同店で味わえるのは、旬の地場食材を軸とした正統派の日本料理。瀬戸内海の魚介、中国山地で獲れる山の幸などを巧みに盛り込み、四季の移ろいを切り取ったかのような華やかな逸品の数々がテーブルに供されます。和の調度品を効果的に配した店内に料理への期待が高まります料理はおまかせのコースのみ。丸2日かけて煮込んだ『子持ち鮎の甘露煮』や、仕上がりに3日かける『栗の渋皮煮』などの前菜からも、児玉さんのきめ細かな仕事ぶり、料理に対する真摯な姿勢がうかがえます。なおディナーは1日3組まで。狭き門とくじけず、訪れる価値のある店です。職人の巧みな技で、広島食材の魅力を存分に引き出す和食の道を極め日本調理師連合会師範の資格を持つ店主・児玉さんの料理コンセプトは、前菜から始まるコースメニューの一品一品に手間をかけ、食材の持ち味を最大限に引き出すこと。味はもとより香りや食感、彩りも加味した五感で楽しむ至極の料理から、今回はこちらの3品をご紹介しましょう。味噌の甘い香りと、鮑の食感が食欲を誘う『鮑の味噌風味焼』磯の香りと甘い味噌が相まって最高のハーモニーを奏でます瀬戸内海の大きめの鮑を薄くそぎ、椎茸やグリーンアスパラなどと、特製味噌で和えてオーブンで焼き上げています。細やかな職人技が光る『鯖寿司』と『帆立貝のしんじょ』細部にまで職人の仕事が施されています職人の確かな手仕事が滲む京料理の『鯖寿司』。『帆立貝のしんじょ』には季節の菜が添えられています。広島の旬を届ける「前菜(『子持ち鮎の甘露煮』『栗の渋皮煮』ほか)」地産地消を念頭に、食材に恵まれる広島ならではの料理を堪能しよう丸2日かけて煮込み骨までいただける『子持ち鮎の甘露煮』。『栗の渋皮煮』は仕上がりに3日かけています。料理にもおもてなしにも、心を配ったくつろぎの空間で特別な時間を彩り豊かな料理を盛り付ける器は、朝鮮唐津や有田・織部などの陶芸家の作品。また料理に合わせたいお酒には「龍勢」ほか広島のものを中心に選んでいます。「目の届く範囲で、細部にまで気を配りたい」という児玉さんの思いが、料理の一品一品はもちろん、調度品から接客に至るまでしっかりと息づいています。手間を惜しまず、素材の魅力を存分に引き出す児玉さん自分へのご褒美、また大切な方とゆっくり過ごしたい日などは、ぜひ【日本料理 児玉】へ。美食とあたたかなおもてなしに、忙しい毎日を忘れて心までくつろげる時間を過ごせるはずです。料理人プロフィール:児玉一幸さん1951年、山口県生まれ。幼い頃から物づくりや絵画に興味を持っていたが、料理人の道を志すきっかけとなったのは父の影響。元海軍の料理人であった父から聞く料理に関する話に関心を抱き、次第に調理の世界に目を向けはじめる。18歳で料亭や総合結婚式場、ホテル、割烹などで腕を磨き、2007年に【日本料理児玉】を開業。2013年に、ミシュランガイド広島で2つ星を獲得。日本料理児玉【エリア】八丁堀/幟町/白島【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】12000円【アクセス】銀山町駅 徒歩5分
2021年07月25日39度を超える熱を出した妻が心配になり、定時退社を決めていた夫。仕事を調整し、定時で上がることができるはずだったが、定時直前で上司から新人の仕事を任されてしまった。仕事を断って帰ることもできたはずが、夫は仕事を引き受けることに。夫はなぜ、急に振られた仕事を受けてしまったのか? 妻よりも仕事? 仕事を断ることで、上司からの信頼や、会社での評価を失うことを恐れた夫。 結果、高熱で苦しむ妻より、仕事を優先してしまった。 病院に行くのは明日でも大丈夫だろう、そう思っていた夫は、自分の甘い考えを後悔することとなる……。 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2021年07月12日料理研究家の枝元なほみさん(65)は、料理研究家という仕事をしているのに、料理学校に通ったこともなければ、修業時代もない。いつも現場に身を置くことが“修業”だった。「私、なろうと思って料理研究家になったわけじゃないの」大学3年のとき、友人の始めた中野の無国籍料理店「カルマ」で働き始めた枝元さん。これが、料理の仕事の端緒となる。「進学した当時、大学は学園紛争の終わりごろでロックアウトされていたなか、演劇をやっている友人に誘われ、深い考えもなく、『いいよ』で、芝居の切符のモギリなんかを手伝ってたら、今度は『人が足りないから役者で出てくれない?』と言われて、また『いいよ』と。大学3年生の時に入ったこのお店も、バンドをやっていたボーイフレンドの友達が始めたので、自然に手伝うようになっていた。卒業後も、まったく就職するつもりはありませんでした」転形劇場に研究生として入ったのが、26歳のとき。しかし、88年に転形劇場は突如解散してしまう。「もう、カラ~ンでしたよ。途方にくれました。女33歳。普通は結婚して、子供も1人2人いて安定している。仕事を続けている人は、そこそこキャリアを積んでいる。それが私には、な~んにもない。学生時代から同棲していた男とも別れて、家もお金もない。今なら、まさしく自己責任と言われるような感じかな」そんなとき、かつて料理店で一緒に働いていた友人が雑誌社の仕事に就き、料理ページ担当となったことで声をかけてくれたのだ。「またまた、『料理の仕事をしてみない?』と誘われたんです。ただ、このときは料理店と芝居を10年近くやってきて、人生の下積みは済ませた、との思いがありました。そういう経緯だったから私、料理研究家という仕事をしているのに、一度も料理学校に通ったこともなければ、修業時代もないんです」いつも笑顔で、簡単な材料で調理する枝元さんは、すぐに人気料理研究家となり、35歳で初めての料理本も出版。やがて『はなまるマーケット』(TBS系)や『きょうの料理』(NHK)出演などで全国区の顔となっていく。枝元さんが、雑誌『ビッグイシュー』の取材を受けたのが05年秋。「その2年前に日本で創刊されたときから、ホームレスの方たちに仕事を提供するという、希望を見いだす明快なシステムに共感していました。好きなときに売っていい、収益は半分ずつに分けるなど。それでインタビュー後に、逆に私から編集長に『私にも何かやらせてください』と、人生初の営業をしたんです」こうして連載を持つことになり、現在も「ホームレス人生相談・世界一あたたかい人生レシピ」は継続中。08年には、農業を応援する「チームむかご」を発足させた。「料理に携わり、日本全国の産地を訪ねるなかで、このままいくと日本の農業はヤバイと危機感を抱いたからです。山いもの球芽であるむかごはおいしいのに、収穫する手間が面倒だから、ほとんど山に捨てられていました。でも、食物繊維も多いし、重労働は難しいおばあちゃんでもラクに採ることができる。単純にもったいないじゃない、と思って収穫と販売を始めて」その後、東日本大震災では「にこまるプロジェクト」を立ち上げ、被災地で焼いたクッキーをネット販売して地元に還元するなどの活動も先頭に立ってやってきた。「避難所で、みんなでクッキーを作っていると、『あの人も亡くなっちゃったね』などという話にもなる。そこへクッキーの焼ける甘い匂いがしてきた途端、みんなの表情が少し和らいで、震災以来初めてという笑顔も出たり。実感するんです。ああ、食べることの力って、これなんだ。食べることは、生きることだって」生きる力を作る料理の道。枝元さんのあゆみは続いていく。(撮影:田山達之)「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月15日女は家庭で家事をしながら家を守り、男は外で働くというのは、昔の話。夫婦共働きが普通になっている昨今は、『料理男子』という言葉もあるように、男性が料理を作ることも珍しくありません。そして、そんな『料理男子』に胃袋をつかまれたら、離れがたくなってしまうものなのでしょう。Youtubeチャンネル『漫画エンジェルネコオカ』では、相手の胃袋をしっかりつかみ、恋も仕事も成就させた『料理男子』の動画を配信中です。ゴリラなのにすごーい!竹原アキラは、ゴリラ顔の高校生。顔とがっしりした体のせいで怖がられることもありますが、同級生は料理上手なアキラに親しみを感じており、楽しい学校生活を送っていました。唯一悲しいのは、アキラは女性から恋愛対象としては見られないということでした。お湯を入れて…ある日、そんなアキラが一人暮らしをしているマンションに帰宅すると隣の部屋からうめき声が聞こえてきます。アキラが確かめに行くと、女性が空腹のあまり、部屋の前でぐったりと倒れていました。必死にカップラーメンにお湯を入れて欲しいと頼む女性に、アキラは得意の料理を差し入れました。料理の一つひとつに感動してすっかり元気になった、その女性の名前はハルカ。仕事はできても料理は一切できないというハルカは、アキラに提案を持ちかけるのでした。それは…この続きは、動画でご覧ください。この後、男性からいい寄られて困っているハルカを見かけたアキラは、ゴリラのような見かけを武器にその男性を撃退し、そのことがきかっけで恋人同士に…。数年後、高校を卒業して調理学校を出たアキラは、ハルカとともに和食店を開きます。ハルカの接客のおかげで、お店は大繁盛。料理の腕と優しさで恋も仕事も手に入れたゴリラ男のアキラに、観た後に心がホッコリする動画でしたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年11月27日「今日、何を食べたい?」と聞いて、「なんでもいい」と返答されると困る人は多いでしょう。何個かの選択肢や、料理のジャンルを答えてくれるだけでも作り手側は助かるものです。イラストを描いて、Twitterに投稿しているnono inaba(@inaba_nono)さんは、夫に何を食べたいか聞くといつも「分からない」と返ってくるといいます。そこで、料理を選びやすくするために作ったのが…。自家製メニュー表!メニューを開くと、分かりやすいイラスト付きで描かれています。夫に何食べたいか聞くと『わかんない』ってなるんで、メニュー表作った。 pic.twitter.com/5iK6Jn4XZw — nono inaba (@inaba_nono) August 8, 2020 これなら食べたい料理が思いつかなくても、メニューを見て選ぶことができそうです!投稿には、称賛の声がたくさん寄せられていました。・発想が素敵!メニューも豊富だしこれは嬉しいね。・料金が書いていないところが家庭ならでは。愛はプライスレスですね。・これはすごい!この発想はなかった。今度やってみたいな。たくさんの料理が書かれたメニュー。しかし、投稿者さんは学生時代は料理が得意ではなく、家庭科の先生から「一生料理はしないほうがいい」といわれるほどだったといいます。その悔しさから、料理本や動画で学ぶようになり、フレンチの厨房で働くまでになったのだとか。努力と夫への愛から生まれた、世界に1つしかないメニューですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月11日夫が仕事のことで何やら悩んでいる…。そんなときは少しでも力になってあげたいものですよね。誰かの助けになることを「支える」といった言葉で表現しますが、妻の場合はどのような行動をすることが夫の支えとなるのでしょうか。今回は、仕事で悩む夫に対して、妻はどう接すればいいのか、どう支えればいいのかを、成功例を元にタイプ別に解説しましょう。■口の重い夫…問いただすより「いつでもあなたの味方」宣言夫を支えるには、あらかじめ夫がどんなことで悩んでいるかをなんとなくでも知っておくといいですね。けれど、なかには仕事の話を家で一切しない夫もいます。そのため、どんな悩みを抱いているか、皆目見当がつかない…という人もいるでしょう。仕事上の悩みというと、一般的には下記のようなものではないでしょうか。・「上司とそりが合わない」「部下の考えていることがよく分からない」など人間関係が上手くいっていない。・現在担当しているプロジェクトが計画通りに進んでいない。トラブルが多発している。・残業代が出ない、給料が安い、労働時間が長いなど会社や仕事自体に不満があり、会社を辞めて転職することを考え始めている。・上司からなんとなく自主退職をうながされている。リストラ候補になっている。 など上にあげた例以外にも、夫が苦境に立たされるシチュエーションは数多くあります。今、夫はどんな状況にいてどんな気持ちでいるのか、を意識しながら普段の会話に耳を傾けてみると良いかもしれません。会話のなかで「何かあったの?」と直接的な言葉をかけるのはNG。かえって夫はプレッシャーを感じてしまうかもしれません。「最近、疲れているみたいだけど、大丈夫?」「無理していることがあるなら我慢しないでね」といった、いたわりの言葉をかけてあげるといいですね。イソップ寓話のなかにある『北風と太陽』というお話をご存じですか? このお話で旅人は、北風を吹き付けられても脱がなかったコートを太陽のあたたかさで脱ぎ捨てます。それと同じように「最近おかしいよ。何かあったの?」と問いただされるよりも、言葉や態度で「私はいつでも味方だよ」といたわられるほうが、夫の心も軟化するはず。なかなか悩みを言い出せないタイプでも、何が起きているのか自然と話してくれる可能性は高まります。■工藤静香タイプか三田寛子タイプか、あなたはどっち?では「自分は味方である」と意識させたうえで、妻はさらにどんなことができるのでしょうか? タイプ別に、大きく2つに分けられるでしょう。・能動的に支える「工藤静香」タイプ能動的に夫を支えるタイプとは、夫の仕事を自分のできる範囲で積極的にサポートするタイプのことです。このタイプの妻は、夫の人間関係に自らも加わり、互いが衝突しないようにとりはからったり、調整したりすることもあります。あるいは自分で新たな仕事を生み出し、収入源を確保することで家庭の安定をはかることもあります。芸能人で例えれば、木村拓哉さんの妻・工藤静香さんなどが代表的でしょう。夫はもちろん、芸能界デビューした次女に対しても、周囲と積極的に関わり、自らが動いて自分の希望をかなえているイメージですよね。・陰で支える「三田寛子」タイプ能動的とは真逆なのが、陰で支えるタイプ。出過ぎた印象を与えず、夫への尊敬の念を崩さず支えるタイプです。どんなときも表立つことはなく、妻としての役目を淡々とこなしていきます。芸能人で例えるなら、三田寛子さんがぴったりのイメージでしょう。歌舞伎役者の妻という重責のなか、裏方仕事を一手に引き受けた彼女は、夫の不倫報道の際も一切動じた様子を見せませんでした。謝罪と同時に「どうぞ夫を見守ってください」と夫の仕事に敬意を示した姿に「あっぱれ」と感じたのは私だけではないと思います。大々的に報道されれば仕事にも悪影響となる恐れがありますよね。そこを丸くやんわりとおさめきった手腕は見事だったのではないでしょうか。上記のお二人は、あくまで報道から受ける印象ですが、芸能人ではない私たちにあてはめてみるとどうでしょうか?工藤静香タイプの方なら、仕事を始めたり資産運用の勉強をして経済面でフォローしたり、ご自身の知人などに夫の仕事を紹介するといった外向きの行動、三田寛子タイプの方ならおいしい食事を作ったり、家を居心地良くしたり、子どもや両親のお世話を頑張るなど内向きの行動で夫を支える努力をするイメージです。■積極的にチェックしたい「食欲と睡眠欲」夫を支える妻には、大きく分けて2つのタイプがあるとお伝えしましたが、どちらが正解でどちらが間違いというのはありません。妻はもちろん、夫のタイプや仕事内容、悩みの原因によって、対応は分かれるでしょう。ただ覚えておいてほしいのは、あくまでも「夫の問題は、夫のもの」ということです。「妻である自分がなんとかしなくては」という思いが強くなりすぎて出しゃばり、かえって悩みをこじらせてしまうこともあります。夫の悩みを解決できるのは、夫自身しかいない。それを常に意識しておくことが大切です。弱音を吐かない夫であれば、なおさらつらそうに見えることもあるかもしれません。それでも「最近大変そうだけど、話はいくらでも聞くから、話したくなったら言ってね」「何かできそうなことがあったら、いつでも力になるから」と声がけをしつつ、様子を見守っていきましょう。唯一、妻として積極的にチェックしてほしいのは「食欲があるか」と「睡眠がとれているかどうか」。食欲と睡眠はメンタルの健康度をはかる意味でも重要なものです。様子を見守りながらも、用意した食事はきとんと食べられているか、夜中に起きたりしていないかなど、さりげなく確認してみてくださいね。夫が苦境に立たされたとき。そんなときはそばにいて何があっても夫を信じ、味方でいると言葉で伝えてあげましょう。たったそれだけでも夫は心強く感じ、支えとなるのではないでしょうか。
2019年01月20日育児をしながら仕事も楽しむママを紹介するシリーズ。今回は、ニューヨーク在住の筆者が、ニューヨークで料理教室を開催するHatsuneさんをご紹介。Hatsuneさんの教室「Five or under」は、スタート直後から口コミだけで満席が続いている人気の教室です。そのヒケツを取材してきました。4人の子どもを育てながら開催した料理教室が人気講座にニューヨークで人気の料理教室「Five or under」ですが、講師のHatsuneさんは、「半年前は、まさか私が料理教室を開催するなんて、想像もしなかった」というから驚きです。料理を教えるようになったきっかけは、SNSに投稿していた料理写真。日本人ママ向けに講座を提供している『ニューヨーク・ママサロン』の主宰者の目に止まり、「子育てをしながら、そんな華やかな料理が作れるなら、ぜひ教えてほしい」と声をかけられます。Hatsuneさんは、2人の男の子、双子の女の子の4児のママとして育児に専念中でしたが、チャレンジすることを決意。『ママサロン』で初めての料理教室を開催したところ、その後のリピーター率は9割で、満席続きとなっています。人気の理由は、「手に入れやすい素材、シンプルな調理法、おもてなしにも使える見栄え」(Hatsuneさん談)。特に、買い物に行けない忙しいママのことを思い、素材はすべて、オンラインでも購入できることを確認しているそうです。ちなみに、教室名「Five or under」は、「ひとつのメニューについて、素材は5つまで」というコンセプトを表しています。リラックスして食事を楽しむ、デモンストレーション型この日は、特別にニュージャージーの住宅の一室にて取材をさせてもらいました。今回のテーマは、ホームパーティーが多い季節に向けた「HOLIDAYサバイバルレシピ」。ドアを開けて部屋に入ると、ゴールドと赤を基調とした華やかなテーブルセッティングに迎えられ、テンションが上がります。「Five or under」は、デモンストレーション型で、参加者はウエルカムドリンクを片手に、Hatsuneさんが手際よく料理するのを見学しながら、素材の選び方や、おすすめの調理器具などについてのレクチャーを受けます。参加者同士で、子育て情報の交換なども楽しんでいる間に、スープ、メイン、サイド、デザートまでが、次々に完成しました。「日本人のママたちは、異国で仕事に育児にとがんばって疲れています。ここではリラックスして、食事を楽しんでほしい」とHatsuneさん。仏のホストマザーから基本を学び、NYでおもてなしのノウハウをマスターレシピのベースとなっているのは、高校2年生の時に留学したフランス・トゥールーズのホストマザーが作る家庭料理の味。仕事から帰宅したホストマザーが、あっという間においしい料理を作ることに感動したHatsuneさんは、ホストマザーに弟子入り。一緒にマルシェに買い出しに行き、毎日キッチンで料理の基本を教えてもらったといいます。日本に帰国後も、外国人に出会うチャンスがあれば、「家庭料理を教えて」と頼み込み、イタリア、トルコ、イスラエル、中国など、各国のママ達の秘伝レシピを習得していきます。さらに、30か国以上を旅して、世界の味を探求しました。とはいえ、料理はあくまで趣味として楽しみ、大学・大学院時代は、司法試験を目指して勉強に明け暮れていたとか。そんなHatsuneさんが、日本に留学中のアメリカ人男性との結婚を機に、ニューヨークに移住したのは2012年。今度は義母から、「アメリカの家庭の味」と「大家族をまとめるママの技」を伝授されました。さらに、ニューヨークで活躍するおもてなし料理家ひでこ・コルトンさんとの出会いによって、料理の腕はさらに磨かれ、洗練されていきます。ニューヨーク流の華やかなおもてなしのエッセンスは、すべてコルトンさんの「NY*おもてなし料理教室」で学んだとか。マスターコースまで進んだHatsuneさんは、ワインの知識からテーブルコーディネート、教室開催のノウハウにいたるまでをコルトンさんから教わり、現在の「Five or under」の教室スタイルのベースを確立します。家族のサポート体制も強力で、「お料理教室で提供するレシピは、夫、長男、次男の3人が揃って『おいしい』と言うまで、改良を重ねています」とのこと。まさに、究極の家庭料理ですね。料理を通じて、伝えたいメッセージがあるHatsuneさんには、料理教室を通して、日本人ママたちに伝えたいメッセージがあるそうです。「日本のママは、がんばりすぎる傾向があるので、うまく手を抜くことを覚えてくださいね。本当は、家族でリラックスする時間をお客様とシェアすることこそ、究極のおもてなしなのです。ホストがおもてなしで疲れてしまったら、本末転倒ですから」「Five or under」のレシピは、普段の食事にも活用できるものばかり。「まずは、ここで習ったレシピで、ママがハッピーになってほしい。ママのハッピーこそが、家族のハッピーですから」。Hatsuneさんが伝えたいのは、料理の先にある、ママと家族の幸せでした。<文:フリーランス記者鯰美紀>
2019年01月04日料理男子はモテると聞きますが、その実態やいかに!?結婚しても食事を作ってくれるのか、妻の手料理に口出ししないのか、ちょっぴり気になりませんか?今回、料理好きな男性と結婚した女性のみなさんにリサーチする中で、料理男子もいくつかのパターンに分かれることを発見しました。それぞれのタイプごとに、エピソードをご紹介します。■男の料理派と結婚したら…◎ガッツリしたものばかり作る「主人のほうが早く帰ったときは、夕飯の支度をしてくれてるので助かります。ただ、丼物が多いんですよね~。バリエーション豊富で毎回おいしいけど、おかげで少し太りました。本当は夜は野菜中心にしたいんです。でも好意でやってくれてるし、言いにくい……」(29歳/出版社)◎コストコで大量買い「コストコで食材を買い込んで、大皿料理を作るのが今のブームみたいです。私は品数を多く食べたい派なんで、好みが合いません。冷蔵庫もパンパンで買い足せない」(26歳/市役所勤務)◎忙しい日の時短レシピが増えた「夫がこれまで作ってくれた食事は、食べ応えのあるものばかり。一品で満足するので調理時間もかかりません。子どもとのお昼ご飯や、出かけて時間がない日にマネして作っています。メニューを考えるにも限界があるので、レパートリーが増えて助かっています」(27歳/専業主婦)男性って“白飯が進むようなメニューが好き”って人が多いですもんね。でも、仕事から帰ってきてご飯があるのはうらやましい!それでさらに、少しずついろんな種類のおかずを出してくれる日もあれば最高です……。交際中の彼がガッツリご飯派なら、結婚前にボリュームメニュー以外の素晴らしさも知ってほしいですよね。そのために、家デートで手書きのお品書きを用意して、和食コース風にふるまったという女性もいましたよ。■こだわり派と結婚したら……◎うんちくが鬱陶しい「料理というか、材料の切り方にうるさいんです。例えば魚を柵で買ってきて私が刺身用に切ると、それは向きが逆で寿司ネタの形になっているとか。本人は“俺って詳しいでしょ”って自慢したいだけらしいけど、文句を言われてるみたいで萎えます」(28歳/不動産事務)◎素材にこだわるのでお金がかかる「素材や道具にこだわるのでとにかくお金がかかります。たまの休みだけならいいけど、私が安い食材を使うとバレるから日々の食事作りも手を抜けません。お醤油までわざわざ取り寄せて、作るものによって変えてますからね」(30歳/美容部員)◎日本各地を旅行できる「主人は料理が息抜きになっているようです。旬のものを、その産地ならではの食べ方に調理するのが大好き。本場の味を学ぶという名目で、全国各地を旅できるのは楽しいですよ」(28歳/銀行員)食材まで徹底的にこだわるのは、家計を把握していないのか、とても高給取りなのか……庶民の生活ではとてもマネできない!という方も多いでしょう。毎日おいしいものを食べられるのは羨ましくもありますが。ただ、こちらが作ったものに口出しをされるのは微妙かも。“出されたものはおいしくいただく”気遣いが欲しいですね。食事は味だけでなく、楽しく食べる雰囲気も大切なので、彼の言動に注意してみてください。レストランなどでもすぐに文句を言うようなら、結婚後はその矛先があなたに向くかも!?■片付けをしない派と結婚したら…◎台所がメチャクチャになる「コンロは汚れが散ったまま拭いてない、シンクは鍋などの調理器具だらけ。少しずつ片付けながら作ってくれたらいいのに!食後に食器を下げようにも、その場所がないほど荒れています」(28歳/育児休暇中)◎妻を助手のように使う「『ネギ取って』とか、切った後の野菜を『ハイ』と渡してくるとか、平気で私をコキ使います。おかげで、全く家事が減った気がしません」(27歳/ウエディングプランナー)◎作ってくれるだけいい「結婚するまで料理したことがなかったから、食事の支度が苦痛です。そんな私からすれば、どんなものでも作ってくれるだけマシ。片付けぐらいやらないと罪悪感もあるし、我が家ではそれが役割分担のようになっています」(26歳/ピアノ講師)「せめてフライパンや鍋ぐらいは片付けてよ~」という声がたくさん聞こえてきました。女性からすると、そこまで含めて“料理”なんですけどね。ましてや助手のように使うなんて、妻の負担を軽くしてあげようという意識ではなく、俺がやりたい気分だからという理由でやっているのが丸わかり!趣味でするなら、片付けまで責任を持ってほしいものです。彼の家でご馳走になったとき、食べ始める前にさりげなくキッチンをチェックしてみて。それなりに片付いているでしょうか?面倒なことを先にできる人ほど、結婚後も家事や育児に協力的かもしれませんよ。■料理男子=家庭向きってわけではない洗濯や掃除など家事のほとんどが、マイナスをゼロに戻す作業。その中で、料理は唯一ゼロからプラスを作り出すものです。だからこそ“食事作りは楽しい”と前向きにとらえる男性も多いんだとか。なるほど…なんか納得です。料理男子の実態を聞いたところで、そういう人を選ぶかどうかはあなた次第。どんな男性にも、いい部分もそうでないところもありますからね。
2018年02月20日「台所仕事は毎日同じことの繰り返し。やる気が萎えて、『めんどくさい』とネガティブな気持ちになってしまうこともありますよね。そんなときは、いつものやり方を少しだけ変えてみましょう。台所仕事がはかどって、料理に対するやる気が復活しますよ」 そう話すのは、過去にも本誌に登場し、台所仕事を効率化するコツを教えてくれた料理家の高木ゑみさん。今月発売された新著『やる気の続く台所習慣40』(扶桑社)では、料理教室の生徒から寄せられた悩みを解決するアイデアを提案し、注目を浴びている。 終わりなき台所仕事、「毎日、楽しくやってます!」なんて人……いませんよね。でも“やる気を上げる習慣”を取り入れれば、そんな毎日も夢じゃないんです!そんな“やる気を上げる習慣”を高木さんが教えてくれた。 【1】やる気が起きない 「お皿を洗う前などに、キッチンタイマーを3〜4分に設定。心の中で『よーい、ドン!』と唱え、手をパチンとたたいて始めます。その音で気持ちが切り替わり、やる気スイッチがオンに。4分を超えると集中力が落ちるので、タイマーは4分以内にしましょう」(高木さん・以下同) ゲーム感覚で取り組めるし、時間内に終わらせれば達成感も感じられる。 【2】家族の「なんでもいい」で献立が決まらない 夕飯の献立が決まらず困ったときに役立つのは、肉、魚、野菜料理がひととおり載っている定番のレシピ本。 「家族がくつろいでいるときにレシピ本を渡し、それぞれに食べたいものを選んでおいてもらいます。夫には青、息子には緑など、色違いの付箋を選んだページに貼ってもらい、夕飯が決まらないときは、その中からチョイス。一度選ばせているので不満も出にくいし、こちらもラクです」 さらに、付箋に調理法を「揚」「炒」「蒸」「焼」など書いておくと、時間がないときにすぐにできる料理を素早く選べて便利。 【3】イチから料理をしたくない 「作り置きは時短の基本。でも、数日食べれば飽きるので、アレンジを加えて別の料理に再生しましょう。たとえば肉じゃがは、トマト、ハーブ、チーズを加えて再度煮れば『イタリアン煮込み』に。きんぴらごぼうは、細切れ肉やひき肉をあわせてメインのおかずに。おススメなのは、ハンバーグを大量に作り置きしておくこと。刻んでチャーハンやパスタの具にすればあっというまに主食が完成します。コツは、作り置き自体をシンプルな味つけにしておくことです。和洋中といろいろな料理に応用できます」 【4】買い物に行きたくない 買った野菜を長持ちさせれば、時間を取られる買い物を週1回におさえられる。 「野菜は育った環境に近い状態で保存し、水分の蒸発を防げば、そのままにしておくより格段に日持ちします。しなびやすい葉物野菜は、ぬれたキッチンタオルで包んでからジッパー付き保存袋に入れ、冷蔵庫内に立てて保存。キャベツは芯をくりぬいた部分にぬれたペーパータオルを詰めます。また、売場で捨ててしまいがちな外側の葉はそのまま持ち帰りましょう。外葉で野菜を包んで保存すると保湿効果があります」 【5】見た目が地味で気が萎える 料理がおいしそうに仕上がらないことが続くと、作る気も起きなくなるというもの。地味になる原因は、色だ。 「しょうゆやソースを使うと料理が茶色くなり、沈んだ印象に。改善するには、いろんな色を冷蔵庫に入れておくことです。差し色に緑黄色野菜の赤や黄色を、また料理の“抜け感”にゆで卵や白ごまなどの白を常備しましょう」 台所に立ったらすぐ、キッチンタイマーを4分に設定。時間内にパッと処理してしまおう!
2017年09月27日仕事ができない夫・小林司(錦戸亮)を、妻・沙也加(松岡茉優)が支えながら、夫婦二人三脚で成長していくお仕事ホームドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。優しいが、どこか頼りない司を演じる錦戸の姿に、女性たちから「かわいい」といった声が上がっている。だが実際のところ、“錦戸”が演じているという大きなプラス要素を抜きにしたら、小林司という男と結婚したいだろうか?■“仕事ができる”は、結婚相手に必要? 不必要?物語は、見た目・学歴・収入ともに理想の夫だと思っていた夫・司が、じつは会社では仕事のできないお荷物社員であることを妻が知ってしまうところから始まる。錦戸の甘いマスクと優しい笑顔にだいぶカバーされているが、リアルな想像を膨らませると、「できれば仕事ができる男の妻でいたい」。そう思うのが正直なところである。男の魅力は、ルックスがよい、包容力がある、そして“仕事ができる”こと…? もし結婚前に「仕事ができない」ということがわかっていたら、「小林司と結婚するか?」は、なかなか難しいところだ。“夫”ではなく“男”という立場にある場合、仕事ができないと知った時点で気持ちが冷め、結婚には至らない可能性はおおいにある(錦戸亮レベルのルックス好条件の場合は除く)。でも、結婚生活において、妻が夫に求めるものは何か。安定した収入、家族への思いやり、浮気をしない。さらには家事・育児を手伝ってくれる、できればイケメンがいい…と、そんな希望をあげればキリがないが、必要最低条件はこんなものではないだろうか。そう考えると、男性として惹かれる要素に“仕事ができる”はあるものの、結婚相手には“優しさ”や“信頼関係”のほうが大切で、“仕事ができる”は必ずしも必要な要素ではないのかもしれない。いやもちろん、仕事ができないがゆえに生活苦…となると、本当に申し訳ないところだが正直言ってしまえば、少し話は変わってくるかもしれない。でも家族を思い、家族のために働いてくれる、それだけで夫としては十分なのだ。 ■小林司、“じつは仕事できる説”を解明第7話の最後には“仕事ができるようになった小林司”との衝撃的な告知があったが、そもそも司は、はじめから仕事ができなかったのだろうか?いままでに“仕事ができない”と感じたのは、第2話で発注する弁当の予算を確認していなかったこと、第4話でイベント出場者にメールでしか連絡を入れていなかったこと、この程度だ。たしかに、ルール至上主義の経理部であれば、司は確実に仕事ができない社員である。経理部で人情丸出しの仕事ばかりしていたら、会社はすぐに倒産してしまうだろう。けれども外部との人間関係が肝となる第一制作部では、司の人柄に皆が心を動かされ、だれも傷つかずにすべての案件が成功へとたどり着いてきた。上司の土方(佐藤隆太)、黒川(壇蜜)らの司を見る目も大きく変わってきている。だが、司自身は最初から、正しいと思う道を進んでいるだけ。過去に8回も異動した司だが“仕事ができる・できない”は、その人にあった仕事かどうか、さらに言えば、周りの人の捉え方次第なのかもしれない。「僕は仕事ができません」と開き直った司は、仕事をする上で邪魔になりがちなプライドもなく、もはや無敵状態。はじめは「にもちゃん」(お荷物社員)などと罵られる姿にウズウズしていたが、物語が進むに連れて「正義は勝つ」そんなことを証明しているようでワクワクしてきた。■小林司の妻にとって最大の問題点はコレ!妻をいちずに愛し、なんなら会社での評価も上昇中の司は、良き夫以外の何者でもない。唯一、司との結婚生活の欠点といえば、実姉の存在。突然訪れ、居座り、当たり前のように食事し、合い鍵まで持ち出し、実父をいきなり宿泊させる…。これには妻の立場からすると、「つかポン、そりゃないよ」と声をかけたくなる。でも、すべてが完璧の夫なんていない。そこは妻の頑張りどころ。どうしても耐えられないのであれば、妻が夫にきちんと話せばいい。雨降って地固まる。波風の立たない夫婦なんていないのだから。第8話では、仕事ができると自信をつけた司の第2章がスタートする。同時に“仕事ができる=家族の幸せ?”という疑問が投げかけられていたが、おそらくその答えは「NO」である。夫として必要なのは、仕事ができることより、家族への愛情。家庭を顧みなくなってしまったら、司の魅力は半減どころの騒ぎではないのだ。つかポン&サーヤのことだ、きっと波乱を乗り越えラブラブな夫婦関係を再び私たちに見せてくれるはず。夫婦に大切なことってなんだろう。そんなことを自分に問いかけながら、ますます盛り上がる物語の行く末を楽しみたい。
2017年08月25日料理家さんたちのお仕事の裏側にある、ご自宅での暮らし方。料理家であると同時に、ひとりの妻であったり、ひとりの母であったり、ひとりの女性でもある彼女たち。この【私の家仕事】では、そんな料理家さんたちの毎日の暮らしの中にある「家仕事」について教えていただいています。今日は料理家・みないきぬこさんに教わる、みないさん家の「とりあえず」のおつまみレシピ。ご主人がお腹を空かせて帰ってきた時に、ひとまず晩酌を始めたい時に、ちゃちゃっと作ることができるこんなメニューが大活躍します。■むしゃむしゃ食べたい!チキンのアジアンサラダ身体が野菜を欲している時には、こんなおつまみをむしゃむしゃどうぞ!<材料>(2人分)・ささみ2本A(ナンプラー小さじ1こしょう少々)・香菜1束(30g)・細ねぎ20g・きゅうり1/2本・大葉2枚・かいわれ1/2パックB(ナンプラー大さじ1/2、ポン酢大さじ1/2サラダ油小さじ1、レモン汁小さじ1、砂糖小さじ1/2)【1】ささみは所々フォークで刺し、Aをもみ込んで5分ほど置きます。ラップをしたらレンジで1分加熱しましょう。粗熱が取れたら細くさきます。【2】香菜、細ねぎはざく切り、大葉は千切り、きゅうりは縦半分に切ってから斜め切りに。すべてを合わせて冷水に5分ほど放し、水気をきります。【3】ボウルに、1と2とBを加えて和えたら出来上がりです。みないさんのひとことポイント「パクチーが苦手な方は三つ葉や、レタスで代用を。夏にはトマトや、さっとゆでたゴーヤをプラスしてもおすすめです。旬の野菜をひとつ取り入れて、アレンジしてみるのもレパートリーが増えてお料理が楽しくなると思いますよ。」■お酒がすすむ豚バラザーサイ炒めしっかりした味付けのこちらはビールにぴったり。ぐいぐいお酒も進んじゃいそうなおつまみです。<材料>(2人分)・豚ばら肉120g・ザーサイ40g・キャベツ1/4個分(200g)・にんにくみじん切り小さじ1/2・ごま油小さじ1A(オイスターソース大さじ3/4、黒酢(または酢)小さじ1、こしょう少々)【1】豚肉は4cm幅に切る。キャベツは一口大に切る。【2】フライパンにごま油、にんにくを入れて中火にかけ、香りがたったら豚肉、ザーサイ、キャベツを順に加えて炒める。Aで調味する。【3】お好みで、粗びき黒こしょうをかけたら出来上がりです。みないさんのひとことポイント「ザーサイのしっかりとした味付けと豚肉のうまみが合わさって、お酒のおつまみにも、ご飯のお供にもよく合う一品です。にんにくを控えめにすれば、お弁当のおかずにもおすすめですよ。」みないさんに教えてもらった、「とりあえず」のおつまみレシピ。ちゃちゃっと作れるこんなメニューで、とりあえずの食卓にも大満足。今夜は大きな「ごちそうさま」の声が聞こえそうです。=写真・文:宮城=食のはなし 私の家仕事 レシピ <プロフィール>みないきぬこさん料理研究家の枝元なほみさんのアシスタントを務めた後に独立。雑誌やTVなどで活躍するほか、女子栄養大学で非常勤講師として調理実習の講義も行う。家ではひとりの女の子を育てるお母さん。著書に「はじめてのストウブ(池田書店)」「萌え断(河出書房新社)」「大豆で美味しい毎日レシピ(エイ出版社)」など。【料理家・みないきぬこさんの本はこちら】「はじめてのストウブ素材別シンプルおいしいレシピ 」 池田書店「萌え断」 河出書房新社
2017年03月17日料理家さんたちのお仕事の裏側にある、ご自宅での暮らし方。料理家であると同時に、ひとりの妻であったり、ひとりの母であったり、ひとりの女性でもある彼女たち。この【私の家仕事】では、そんな料理家さんたちの毎日の暮らしの中にある「家仕事」について教えていただいています。今日は、料理家・みないきぬこさんの家族のごはんを作る場所であり仕事場でもあるそのキッチンにお邪魔して、キッチン収納についてお話を伺いました。■ 職人さんに作ってもらったオーダーメイドの食器棚みないさんのキッチンにある大きな食器棚は、ふらり立ち寄ったイベントでたまたま出会った職人さんにオーダーメイドで作ってもらったもの。ブナの木で作られた食器棚は、年を重ねるごとに色が変わって味わいが増してきたといいます。大人数になることもある撮影では作った料理をその場でふるまうことも多く、同じうつわも6-8枚ほどは用意するとおっしゃるみないさん。そのたくさんのうつわやカトラリーのすべてを入れられる、収納力抜群な食器棚です。みないさん「もともとあったキッチンの作り付けの棚は高いところにあるから、たくさんのお皿を出したり仕舞ったりするのは大変だったんです。でもこれなら大丈夫。昔ながらのガラス張りの食器棚をイメージして作ってもらったから、中が見えてどこに何が入っているかもすぐ分かります。」<写真:左上から時計回りに>・左上:撮影に備えて、同じうつわを複数揃えるみないさん。その出し入れが楽になるよう設計されています。・右上:引き出しの中はカトラリーや豆皿を並べて。天板が一部ガラスになっているから、豆皿を見せて収納することが可能です。・右下/左下:たくさんのカトラリーたちもこの通り。この収納力はオーダーメイドならではのもの。■ ヴィンテージマンションの趣ある壁面収納は見せる収納使いにヴィンテージマンションの一室にご自宅兼スタジオを構えるみないさん。前の人の住まいをそのまま使用しているという部屋には、どこか趣が漂います。キッチンの壁1面にある壁面収納は「見せる収納」使いに。ストウブのお鍋をそのまま飾ったり、年度違いの手作り梅酒や梅ジュースなどを並べて目でも美味しく楽しみます。下から2段目にある、アルミのツボと竹製のかごは旅先のチェンマイで出会ったという蒸し器。かごにさらしを敷いて、もち米を炊くことも。ホールのスパイスをすって、オリジナルのスパイスを作るのが好きなみないさん。お気に入りのすり鉢は地元の輸入品店で出会ったもの。ガラス製のキャニスターやジャーもまとめて、見せる収納に。タイのチェンマイから持ち帰ってきたという蒸し器をふと覗けば、そこにはたくさんのレストランやお店などのショップカードが。6歳の年長さんになるというみないさんのお嬢さまの可愛らしいイタズラ収納になんだかほっこり。毎日の暮らしをより楽しく彩る家仕事。日常が詰まったキッチン収納からは、まるでそのご家庭の色とりどりの物語が溢れ出てくるかのようです。キッチンに詰められた物語に想いを馳せて、今夜はどんな料理を作りますか?=文・写真:宮城=暮らしのはなし 私の家仕事 <プロフィール>みないきぬこさん料理研究家の枝元なほみさんのアシスタントを務めた後に独立。雑誌やTVなどで活躍するほか、女子栄養大学で非常勤講師として調理実習の講義も行う。家ではひとりの女の子を育てるお母さん。著書に「はじめてのストウブ(池田書店)」「萌え断(河出書房新社)」「大豆で美味しい毎日レシピ(エイ出版社)」など。【料理家・みないきぬこさんの本はこちら】「はじめてのストウブ素材別シンプルおいしいレシピ 」 池田書店「萌え断」 河出書房新社
2017年02月28日パピマミをご覧の既婚男性の皆さん、妻に恋してますか?夫が妻に作る“料理”がカギとなる1月28日公開の映画『恋妻家宮本』と、パパが作った料理を家族みんなで食べる“共食維新”を掲げ、パパ料理の普及を目指す『日本パパ料理協会』がコラボレート。料理を通じて、夫婦のコミュニケーションを高めるためのヒントを3回シリーズで紹介してきましたが、いよいよ今回が最終回となります!最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします。●料理がつなぐ夫婦の絆『恋妻家宮本』とは――。阿部寛さん、天海祐希さんという豪華なキャストが夫婦を演じることでも話題の映画『恋妻家宮本』。優柔不断な中学校の国語教師、宮本陽平(阿部寛)と妻の美代子(天海祐希)は大学時代に知り合い結婚。27年の時を経て、1人息子の結婚をきっかけに夫婦水入らずとなったものの、できちゃった婚だったため、結婚後初めての二人だけの生活はなぜかギクシャク。互いにうまく伝えられない思いを抱えながら日々を過ごしていたある日、陽平が美代子の書いた離婚届を発見してしまったことから、改めて夫婦について考えていくことになるのです。『家政婦のミタ』『女王の教室』『○○妻』など数々のヒットドラマの脚本を手掛けてきた遊川和彦さんがベストセラー作家・重松清さんの『ファミレス』を原作に、脚本だけでなく、初めて監督まで挑戦した作品です。●恋妻家料理は家ごとに違うそんなこの作品でカギを握っているのが“料理”。主人公の陽平は、新たな趣味として通っている料理教室で習った料理を妻の美代子に作ります。夜、一緒にお酒を飲む二人の前に並ぶおいしそうなおつまみの数々ですが、美代子は微妙な反応しかしてくれません。これほど凝った料理を作ったのに、いったいなぜ?しかし、この陽平が作った料理が、すべての妻に喜んでもらえないわけではありません。美代子にとっては喜べるメニューではなかっただけです。二人として同じ人間がいないように、同じ夫婦は二つとしてありません。もちろん、同じ妻もいません。それぞれに好みもあれば、それぞれに食べたいタイミングもあるのです。ハッキリ言って難しすぎます(汗)。では、常日頃、妻へ料理を作っている日本パパ料理協会に所属する飯士たちは、具体的にどんな恋妻家料理で妻を喜ばせてきたのでしょうか?今回は、過去、妻を喜ばせることに成功したパパ飯士たちのレシピを紹介します!●妻の郷愁を誘う関西風雑煮~五十嵐パパの場合〜結婚3年目に迎えたお正月。当時、妊娠中で苦労が絶えなかった妻のために五十嵐パパは一念発起します。もともと料理は好きだった五十嵐パパですが、そのときばかりは最高のものを食べてもらいたいと、わざわざ築地まで行って食材を選んだそうです。作ったのは“お雑煮”。シンプルな一品ではありますが、そこには五十嵐パパの愛情が詰まっていました。関東出身の五十嵐パパは、それまでお雑煮を作るときはカツオだしをひいていたのですが、関西出身の妻を喜ばせようと、昆布だしにチェンジ!慣れないながらも築地で買ったいい昆布で丁寧にダシをひき、妊娠中の妻を思い、優しいお雑煮を仕上げたのです。事前に予告されていなかった妻はもちろん喜んで完食。懐かしい味を存分に楽しんでくれたそうです。<五十嵐パパ流・関西風雑煮のレシピ>【食材】・水・カマボコ・こんにゃく・大根・ごぼう・新巻鮭(あらまきじゃけ)・いくら・お餅【調味料】・だし用昆布1枚・みりん・醤油・料理酒【手順】1.昆布でダシをひく2.食材をカットカマボコは角切り。こんにゃく、大根は細く板状に切る。新巻鮭もサイコロ状に切る。ごぼうは笹がき。3.だし汁にカットした食材を投入しばらく煮たら、みりんと醤油を1対1の割合で入れて、料理酒大さじ4杯を入れ、またしばらく煮る。4.最後にふかしたお餅を入れていくらをのせて完成----------食材的には五十嵐パパが食べ慣れたものだったそうですが、ダシを変えることで恋妻家料理に。それまでは主にカレーやシチューを作っていたという五十嵐パパの思いがあふれるこの逸品は、言うなれば“恋妻雑煮”だったのでしょう。●結婚のきっかけを作ったアクアパッツァ~勝間パパの場合〜勝間パパは、結婚から4年経った今でもことあるごとに妻からある料理をリクエストされるそうです。その料理は“アクアパッツァ”。実はこの料理には二人の思い出が詰まっているのです。勝間パパが初めて妻に“アクアパッツァ”を作ったのは、結婚する前、まだ付き合い始めたばかりのころでした。その当時は言い合いになることも多く、よくケンカをしていた二人。あるとき、ケンカをしてお互い連絡を取らない期間がしばらく続き、「もう終わりかなぁ〜」なんて思っていたタイミングで妻から勝間パパに「ご飯作ってうちで食べませんか?」というメッセージが届きました。かつて料理人をしていた勝間パパは、これはチャンスと誘いを受けることにしました。一緒に商店街に買い物に行って、狭いキッチンで作ったのがその“アクアパッツァ”。実はケンカの原因は勝間パパ自身の劣等感だったそうなんですが、その思いを察した勝間パパの妻は、得意分野の料理を振舞う場を作って、その劣等感を払拭してくれたのです。別れの危機から起死回生の逸品で絆が深まった二人は、一緒に住むようになり、その年には入籍。今でもその思い出の料理を二人で楽しむ機会が多いそうです。<勝間パパ流・アクアパッツァのレシピ>【食材】・白身の魚(鯛、スズキなど)・アサリ・プチトマト(ドライトマトならベター)・黒オリーブ・ケッパー・イタリアンパセリ(普通のパセリでも可)・オリーブオイル・塩、コショウ【手順】1.魚に塩・コショウしてフライパンで皮目からソテー2.魚に焼き色がついたらアサリを入れる3.アサリが開いて出汁がでてきたら黒オリーブ、ケッパーを加え魚が半分浸るくらい水を加える4.水が半分くらい煮詰まったらオリーブオイル、イタリアンパセリを加え完成----------二人の間に結婚する前からの思い出の料理があると、それはもう鉄板ですよね。特に元料理人ということで味は確か。妻からしてみたらたまらないんじゃないでしょうか?●大切なのは、妻が喜んでくれることを考えて料理を作ることお二人が所属する日本パパ料理協会のFacebookとInstagramでは、“恋妻家”であるパパ飯士たちが妻に作った料理の写真をアップしていく『恋妻家料理のススメ』キャンペーンを実施中。お二人のような素晴らしい恋妻家料理のヒントを見つけることができるかもしれません!ぜひチェックしてみてください!妻に恋するパパ料理飯士たちの恋妻家料理エピソードの数々。楽しんでいただけましたでしょうか?いろいろなお話を聞いていると、どうやら大切なことは手の込んだおいしい料理を作ることではなく、目の前にいる妻のことをよく知って、他の人はさておき“自分の妻が喜んでくれることを考えて料理を作ること”なんだと感じました。ぜひ皆さんも、これを機に自分の妻のことをもう一度知るところから始めてみてはいかがでしょうか?【取材協力/日本パパ料理協会】・公式Facebook【映画】『恋妻家(こいさいか)宮本(みやもと)』2017年1月28日(土)全国ロードショー監督・脚本:遊川和彦原作:重松清『ファミレス』上下(角川文庫刊)出演者:阿部寛、天海祐希/菅野美穂、相武紗季、工藤阿須加、早見あかり、奥貫薫、佐藤二朗/富司純子 他上映時間:1時間57分・公式サイト●ライター/杉山ジョージ(兼業主夫放送作家)
2017年01月26日パピマミをご覧の既婚男性の皆さん、妻に恋してますか?夫が妻に作る“料理”がカギとなる1月28日公開の映画『恋妻家宮本』と、パパが作った料理を家族みんなで食べる“共食維新”を掲げ、パパ料理の普及を目指す『日本パパ料理協会』がコラボレート。料理を通じて、夫婦のコミュニケーションを高めるためのヒントを3回シリーズで紹介していきます。●夫婦の間にある“料理ギャップ”『恋妻家宮本』とは――。阿部寛さん、天海祐希さんという豪華なキャストが夫婦を演じることでも話題の映画『恋妻家宮本』。優柔不断な中学校の国語教師、宮本陽平(阿部寛)と妻の美代子(天海祐希)は大学時代に知り合い結婚。27年の時を経て、1人息子の結婚をきっかけに夫婦水入らずとなったものの、できちゃった婚だったため、結婚後初めての二人だけの生活はなぜかギクシャク。互いにうまく伝えられない思いを抱えながら日々を過ごしていたある日、陽平が美代子の書いた離婚届を発見してしまったことから、改めて夫婦について考えていくことになるのです。『家政婦のミタ』『女王の教室』『○○妻』など数々のヒットドラマの脚本を手掛けてきた遊川和彦さんがベストセラー作家・重松清さんの『ファミレス』を原作に、脚本だけでなく、初めて監督まで挑戦した作品です。●料理ギャップを乗り越えろ!そんなこの作品でカギを握っているのが“料理”。新たな趣味として料理教室に通っている陽平は習ってきたいろいろな料理を美代子に作りますが、肝心の美代子は微妙な反応。これって多くの夫婦が体験している“夫婦間の料理ギャップ”なのではないでしょうか?育ってきた環境も違えば、味の好みも違う。一緒にご飯を食べる機会が多くても、ちゃんと気にしていないと意外とわかっていないものですよね。でも!妻に恋する夫ならそのギャップを乗り越えなければいけません!常日頃、妻へ料理を作っている日本パパ料理協会に所属する飯士たちは、それを乗り越えるためにいったいどんな料理を選んで作っているのでしょうか?●妻の憧れを叶える愛情ミートボール~樋口パパの場合〜樋口パパの妻は5人兄弟の4番目。実家は質素な生活をモットーにした節約生活をしていたそうです。そんな妻の子どものころの思い出の料理が、朝ごはんに食べていた市販の“ミートボール”。これをおかずに食べる白飯が本当においしかったと話していたのですが……よくよく話を聞いてみると、ミートボールの味の話が出てこない。そう、肝心のミートボールは上の兄弟の弁当に詰められてしまっていて、朝ごはんにまわってくるのは、残りのタレのみ。実は、“ミートボール”ではなく“ミートボールのあま~いタレ”をご飯に絡めて食べるのが好きだったそうなんです。でも、もちろん本当のところは、子どものころからちゃんとミートボールが食べたかったとのこと。それを聞いた樋口パパ。そんな思い出を語る妻に悲願のミートボール入りの弁当を持たせてあげようと腕によりをかけて作ったのです!みりんを多めに入れて甘みを強調し、水溶き片栗粉で白飯に絡みつく強いとろみをつけるのが妻の好感ポイントだそうです。このミートボール自体がおいしいのはもちろんのこと、何より幼いころの思い出や憧れを実現しているという“夫の心意気”こそが最高のスパイスになっているのは言うまでもないでしょう。今まで聞いたことがないという人も、一度、妻の“思い出グルメ”を聞いてみてはいかがでしょうか?●妻の窮地を救う豚丼~笠原パパの場合〜それは結婚10年目。笠原パパの妻が偏頭痛でダウンしたときのこと。その日の笠原パパは朝早い仕事を終え帰宅。夕方から家族で参加する夕涼み会のためにバタバタしていたのですが、どうも妻の顔色が良くない。そんな状況を知らない当時6歳の娘からは「おなかがすいた~!」という声が聞こえてきました。料理をするようになってちょうど楽しくなってきたところだった笠原パパは腕まくり!「任せておけ!」と、勢いよく冷蔵庫を開けて中を見回すと、良さそうな豚ロースを発見!苦しそうな妻と、お腹を減らした娘に豚丼を作ったのです。使った豚ロースが思いのほか高級だったこともあり、娘は豚丼にご満悦。無事に妻の窮地を救ったそうです。料理のレパートリーや味はもちろんのこと、シチュエーションも大切。妻が窮地に陥っているときこそ夫としては腕の見せ所なわけです。しかし!この話には続きがあるんです。ちょうど豚丼ができたころ、休んでいた妻がやってきて「何か作ってくれてるの?」と尋ねられたので、「あぁ、冷蔵庫にあるもので簡単にね」と得意げに話したところ、「えっ、その豚ロース使っちゃったの?それは今週にカツを揚げようと考えて買っておいたとっておきの良いお肉だったんだけど……」。妻からすると、とてもありがたいシチュエーションではあったのですが、ほんの少しだけがっかりさせてしまった部分もあったそうです。笠原パパはこれをきっかけに、料理をするときはちゃんと夫婦でコミュニケーションを取ることを大事にしよう!と考えているそうです。もちろん、こういうコミュニケーションも妻に喜んでもらうためには重要なので、大切なポイントですよね。----------お二人が所属する日本パパ料理協会のFacebookとInstagramでは、“恋妻家”であるパパ飯士たちが妻に作った料理の写真をアップしていく『恋妻家料理のススメ』キャンペーンを実施中。お二人のような素晴らしい恋妻家料理のヒントを見つけることができるかもしれません!次回も、日本パパ料理協会の飯士たちが作った恋妻家料理とその裏側にあるストーリーを紹介していきます!【取材協力/日本パパ料理協会】・公式Facebook【映画】『恋妻家(こいさいか)宮本(みやもと)』2017年1月28日(土)全国ロードショー監督・脚本:遊川和彦原作:重松清『ファミレス』上下(角川文庫刊)出演者:阿部寛、天海祐希/菅野美穂、相武紗季、工藤阿須加、早見あかり、奥貫薫、佐藤二朗/富司純子 他上映時間:1時間57分・公式サイト●ライター/杉山ジョージ(兼業主夫放送作家)
2017年01月19日パピマミをご覧の既婚男性の皆さん、妻に恋してますか?夫が妻に作る“料理”がカギとなる1月28日公開の映画『恋妻家宮本』と、パパが作った料理を家族みんなで食べる“共食維新”を掲げ、パパ料理の普及を目指す『日本パパ料理協会』がコラボレート!料理を通じて、夫婦のコミュニケーションを高めるためのヒントを3回シリーズで紹介していきます。●一人息子が巣立ったとき、夫婦はどうなってしまうのか?映画『恋妻家宮本』とは――。阿部寛さん、天海祐希さんという豪華なキャストが夫婦を演じることでも話題の映画『恋妻家宮本』。この映画では、今、子育てをしている夫婦がいつかは直面するであろう 「子どもが巣立った後、どうしたらいいのか?」という問題がつぶさに描かれています。優柔不断な中学校の国語教師、宮本陽平(阿部寛)と妻の美代子(天海祐希)は大学時代に知り合い、想定外の妊娠発覚から結婚することになります。それから27年。一人息子の結婚をきっかけに夫婦水入らずとなったものの、できちゃった婚だったため、結婚後初めての二人だけの生活はなぜかギクシャク。互いにうまく伝えられない思いを抱えながら日々を過ごしていたのですが、ある日、陽平が美代子の書いた離婚届を発見してしまったことから、改めて夫婦について考えていくことになるのです。『家政婦のミタ』『女王の教室』『○○妻』など数々のヒットドラマの脚本を手掛けてきた遊川和彦さんがベストセラー作家・重松清さんの『ファミレス』を原作に、脚本だけでなく、初めて監督まで挑戦した作品です。主軸を担う宮本夫婦だけでなく、彼らを取り巻くさまざまな夫婦の姿が描かれているこの作品でカギを握っているのが“料理”。新たな趣味として料理教室に通っている陽平が作る料理は、なかなか妻の心には届きません。●妻が食べたい料理は“夫が食べたい料理”とは違う初回となる今回は、日本パパ料理協会の会長飯士(はんし)である、パパ料理研究家の滝村雅晴さんに“妻が喜ぶ料理を出すために知っておきたいコツ”を教えてもらいました。『料理経験が少ない男性が料理を始める場合、多くの人は“自分の食べたいもの”を作るところから始めると思います。もちろんそれも悪くはないのですが、それは“男の料理”、つまり自分がおなかが空いたときに、自分が食べたいものを自分勝手に作るものなんですね。我々日本パパ料理協会が普及したい“パパ料理”は、家族のおなかが空いたときに、家族が食べたいものを、家族のために作る料理なんです。ここには自分軸か?家族軸か?という大きな違いがあるのですが、妻に対しても考え方は同じです。そう考えると、妻が喜ぶ料理とは、まず“妻が好きなもの”。これは当たり前ですよね。そして、“妻のTPOにあったメニュー”。日常の家庭料理は、前後の体調や、食べたもので調整しなければいけません。例えば正月明けなど食べ過ぎた朝は“ほうれん草とにんじんと豆乳のスムージー”のように軽いものを選ぶとか、そういった配慮も必要です。もちろん量も重要。男性目線で考える量ではなく、少量を少しずつ作るといったことも考えるべきです。これは味も同じ。妻本人が食べた後に「あ!これ、食べたかった味!」って言ってもらえる料理こそが、まさに妻が喜んでくれる料理ですよね。すごくシンプルに言うと、“夫が食べたい料理と妻が食べたい料理は違う”ということを認識することが一番大事です』●日本パパ料理協会会長飯士・滝村雅晴さんオススメの“恋妻家料理”2つでは、実際にどんな料理を作ればいいのか?滝村さんオススメの恋妻家料理を教えていただきました!●(1)鯛と生ハムのカルパッチョ※パパレシピ(3~4人分)【材料:A】・鯛(1さく)・生ハム(50g程度)・レタス(適量)・市販のすりおろしにんにく(大さじ1)【材料:B】・粗挽きこしょう(少々)・エキストラバージンオリーブオイル(大さじ1)・レモン(4分の1個)【作り方】鯛は斜めにそぎ切りして、皿にならべ、すりおろしにんにくをスプーンでぬり、生ハムを1枚1枚上にのせる。ベビーリーフをのせ、【材料:B】をかけて出来上がり。※妻の好みによっては粗挽きこしょうとレモンは多めでもOK!●(2)ゴーヤチャンプルー※パパレシピ(3~4人分:15分)【材料】・ゴーヤ(1本)・木綿豆腐(1丁)・卵(1個)・ごま油(大さじ1~)・塩(少々)・しょうゆ(大さじ1)・白ごま(小さじ1)・かつお節(ひとつかみ)【作り方】(a)ゴーヤは塩もみし、半分に切ってわたをとり7mm幅に切る。木綿豆腐は3~4cm角ぐらいに切る。(b)フライパンに火をかけ熱くなったらごま油を加え、ゴーヤを塩をふって炒めて透明になったら、豆腐を加えて炒める(先に豆腐に焼き色がつくまで焼いて取り出してからゴーヤを炒めるのもあり)。 卵を加えて、かつお節、しょうゆ、白ごまを加えて炒めて出来上がり。※アト辛おとな味:妻の好みによっては七味をかけてもOK!----------いずれも滝村さん自身が妻に作って喜ばれた経験があるメニューです。料理の経験があまりないという方でも作れる簡単なものなので、ぜひチャレンジしてみてください!日本パパ料理協会のFacebookとInstagramでは、恋妻家であるパパ飯士たちが妻に作った料理の写真をアップしていく『恋妻家料理のススメ』キャンペーンを実施中。滝村さんのオススメレシピの他にもたくさんの恋妻家料理のヒントを見つけることができるかもしれません!次回は、日本パパ料理協会の飯士たちが作った妻恋家料理とその裏側にあるストーリーを紹介していきます!【取材協力/日本パパ料理協会】・公式Facebook()【映画】『恋妻家(こいさいか)宮本(みやもと)』2017年1月28日(土)全国ロードショー監督・脚本:遊川和彦原作:重松清『ファミレス』上下(角川文庫刊)出演者:阿部寛、天海祐希/菅野美穂、相武紗季、工藤阿須加、早見あかり、奥貫薫、佐藤二朗/富司純子 他上映時間:1時間57分・公式サイト()●ライター/杉山ジョージ(兼業主夫放送作家)
2017年01月12日結婚相手とは、仕事を含めてお互いを認め合いたいもの。でも生活を共にしている中で、ちょっとした不満が出てくることもあるのでは。今回はマイナビニュース会員の既婚男女300人に、「夫・妻の仕事への不満」について聞いてみた。Q.夫・妻の仕事に不満はありますか?はい 19.3%いいえ 80.7%Q.それはどうしてですか? どんなところが不満ですか?○帰るのが遅い・「もう少し早く帰ってきてほしい」(34歳女性/千葉県/事務系専門職/商社・卸)・「帰りが遅く休日しか会えない」(30歳女性/三重県/専門職/医療・福祉)・「仕事が忙しくて帰りが毎日遅い」(31歳女性/神奈川県/秘書・アシスタント職/情報・IT)・「帰りが遅いので共働きなのに家事育児をシェアしてもらえない」(30歳女性/奈良県/事務系専門職/団体・公益法人・官公庁)・「帰宅時間が遅い。そのわりに残業代が少ない」(28歳女性/埼玉県/専門職/医療・福祉)・「朝早くから夜遅くまで働かせるところ。ブラック企業だと思う」(27歳女性/熊本県/事務系専門職/医療・福祉)・「帰りが遅い時があること。家でも仕事をしていること」(30歳男性/山口県/専門職/学校・教育関連)・「帰りが僕より遅い」(36歳男性/埼玉県/営業職/商社・卸)○休みがない・合わない・「休みがなく出張も多いため自宅にほとんどいない」(41歳女性/愛知県/その他/商社・卸)・「休日出勤が多いこと。突然の休みがあること」(24歳女性/山口県/専門職/食品・飲料)・「自分の休みと旦那が合わない」(32歳女性/埼玉県/営業職/金融・証券)・「祝日が休みではない」(28歳女性/千葉県/技術職/ソフトウェア)・「連休に出勤することが多く、一緒に旅行に行けない」(27歳女性/東京都/その他/団体・公益法人・官公庁)・「休みが少ない上、長期の休暇をとれないこと」(28歳女性/愛媛県/販売職・サービス系/生保・損保)・「休日出勤を毎週しているから。彼の能力のせいなら仕方ないと思うが、それ以上に仕事量が多いからだと思うから」(31歳女性/千葉県/事務系専門職/自動車関連)○給与が安い・「安月給」(29歳女性/東京都/営業職/情報・IT)・「忙しいわりに、給料が少なすぎる」(32歳女性/愛知県/販売職・サービス系/小売店)・「給料が足りない」(35歳女性/東京都/その他/アパレル・繊維)・「契約社員で給料が安いので」(32歳女性/東京都/営業職/ホテル・旅行・アミューズメント)・「サービス残業のため残業代が出ない」(31歳女性/福岡県/秘書・アシスタント職/商社・卸)・「お給料が安い(けどそこそこ早く帰ってきてくれるので子育てに協力的なのでそこは満足)」(31歳女性/東京都/営業職/情報・IT)・「転職して給料がガクッとさがったのに帰宅時間もさほど早くない」(36歳女性/愛知県/技術職/ソフトウェア)・「仕事に見合った給料をもらえていないと思う」(25歳女性/新潟県/秘書・アシスタント職/ソフトウェア)・「稼ぎが少ない」(32歳男性/東京都/技術職/電機)○家事に不満・「家事が適当」(30歳男性/愛知県/技術職/自動車関連)・「このところ料理に手抜きが見られる」(50歳以上男性/山形県/技術職/団体・公益法人・官公庁)・「専業主婦なのに、家の中がゴミ屋敷化しつつある」(50歳以上男性/愛知県/技術職/医薬品・化粧品)・「専業主婦のはずなのに主婦してないで家でゴロゴロしてるから」(30歳男性/新潟県/技術職/電機)・「妻がきれい好きではない」(50歳以上男性/三重県/技術職/電機)○その他・「時間帯が他の家と違うから」(32歳女性/兵庫県/その他/その他)・「いつもだんなが家にいるのでうざい」(34歳女性/岡山県/営業職/ホテル・旅行・アミューズメント)・「自営業なので将来が心配」(33歳女性/北海道/事務系専門職/医薬品・化粧品)・「体力的にキツイ仕事だから、健康面で心配」(37歳女性/福岡県/販売職・サービス系/医薬品・化粧品)・「健康じゃない」(32歳女性/宮城県/クリエイティブ職/マスコミ・広告)・「大変そう」(30歳男性/東京都/営業職/ホテル・旅行・アミューズメント)・「もう少し頑張ってほしい」(41歳男性/愛知県/技術職/運輸・倉庫)・「専業主婦なので、できれば立場を入れ替えたい」(50歳以上男性/愛知県/専門職/団体・公益法人・官公庁)・「専業主婦なので1人になった時のためにも今から働いている方がいいのではと思うようになった」(50歳以上男性/滋賀県/技術職/ホテル・旅行・アミューズメント)夫・妻の仕事に不満がある理由をまとめると、主には「帰るのが遅い」「給与が安い」「休みがない」「休みが合わない」といったものがあった。「帰りが遅く休日しか会えない」「帰りが毎日遅い」「ブラック企業だと思う」「休日出勤を毎週している」「ほとんど家にいない」「忙しいわりに給料が安すぎる」「仕事に見合った給料をもらえていないと思う」など、読むのもつらい回答が並んだ。「もう少し頑張ってほしい」とする人がいる一方で、「キツイ仕事だから、健康面で心配」「大変そう」といった声もあった。調査時期: 2015年5月29日~6月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 300人(既婚男性150人、既婚女性150人)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年06月25日「精進料理」に出会ったのが6年前。主人の実家がお寺だったことをきっかけに、お寺でいただく「精進料理」に興味を持ち、鎌倉や京都などを巡って精進料理にはまっていったのが、いまの仕事になるきっかけです。精進料理は、野菜・果物・海藻・木の実などを使って調理をします。お寺では、殺生のなどの考えもあって植物性の食材のみを使いますが、お料理の品々をみていると、野菜や大豆食品を使った、カラダに優しそうなものばかり。結婚前はファストフードや、パンやパスタなど粉ものばかり食べていたのですが、精進料理を取り入れてから、便秘が改善されたり、肌の赤みやカサカサがなくなったりと、体調改善がみられました! 精進料理は、現代の野菜不足、ヘルシー志向な私たちにもぴったりのお料理ばかり。しかもお寺の厳しい修行にも耐えられるよう、栄養バランスがしっかり摂れ、消化も良く、カラダに優しいものがたくさんあります。今回は、数ある精進料理の中から、家庭でも簡単に作れる「ゆる精進料理」な一品、「ひじきのがんもどき」を紹介します。豆腐の良質たんぱく質を肉の代わりに使用しているのでとってもヘルシー。ひじきには、鉄分、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、葉酸などのミネラル系栄養がたっぷり含まれているので、骨粗鬆症や貧血予防にぴったりの食材です。さらに食物繊維も多いので、便秘予防にもオススメです。ひじきは、大豆製品と一緒に摂ると吸収が良くなります。まさに「ひじきがんもどき」は、カラダに優しいデトックス&ダイエット料理。ちょっとした工夫で、簡単に美味しく作れますよ! 早速、5分でできる、ゆる精進料理「ひじきのがんもどき」 のレシピです。がんもどきは、精進料理発祥のお料理です。本来は肉を使って作っていましたが、豆腐で代用して作った「もどき」料理のがんもどきの方が現代では残りました。がんもどきは、具材をいちから作るのではなく、冷蔵庫の残り物や、作り置きしておいた常備菜、スーパーで買ってきたお惣菜を豆腐に混ぜて、揚げ焼きすることであっという間にできます! その時々に、家にあるものを使って作ってみてくださいね! ■ひじきのがんもどきの作り方(※ひじきの煮物があれば調理時間5分)<材料>(2人分 4個分)[A]ひじきの煮物 50g※[A]木綿豆腐 1/2丁(200g)[A]片栗粉 大さじ1サラダ油 適量(フライパンに5mmくらい)<作り方>1.ボウルに[A]を入れてよく混ぜ、一口大に丸める2.フライパンにサラダ油を入れ、揚げ焼きする(中火4分程)まわりがカリッと色がついたら完成! 今回は、ひじきの煮物を混ぜ込みましたが、きんぴら、切干大根干など、冷蔵庫にあるものを使ってください。味のついていないミックスビーンズ、ミックスベジタブルなどを使う場合は、小さじ1/2程度の塩を入れて味つけをすると良いですよ。また、油をたくさん使うともったいないので、平たくハンバーグのように成形して揚げ焼きにします。ボールル状に成形するより早く焼きあがります。お好みの具材を入れて、自由にがんもどきを作ってみましょう。ぜひお試しください。
2015年03月13日高橋酒造は22日、「料理男子と妻の味わい力」についての調査結果を発表した。同調査報告は、主婦372名に対して同社が行ったアンケート調査結果をまとめたもの。まず「夫は料理をするか」と聞いたところ、4割の夫が料理をすることが分かった。続いて、同社が学習院女子大学日本文化学科・環境教育センター品川明教授の監修のもと開発した「妻の味わい力」との相関関係を分析したところ、「料理をする夫」の妻で「味わい力」保有者は70.3%、「料理をしない夫」の妻で「味わい力」保有者は56.8%と、10ポイント以上の差があることが分かった。同社によると、「味わい力」とは、「食への意識」「味覚感度」「食に関する表現力」「食の知識」「食の経験」の5つの指標を総合的に判定した、先天的・動物学的な五味の認識力(いわゆる味覚力)とは異なる後天的な「食を楽しむ能力」を指すという。味わい力が低い「現代型味オンチ」な人は、トレンドに飛び付きやすくおいしさが自分の好き嫌いに止まる「表現ベタ型」、好き嫌いが多く同じものだけを食べる「偏食ワンパターン型」、食事を短時間で済ませることが多く食材への興味が薄い「無頓着型」に分類されるという。同社では、この味わい力の自己チェックできるページを展開している。詳細は「味わい力のページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日