新海誠監督の最新作『天気の子』がいよいよ本日から公開になる。本作は国内興収250億円超えの大ヒットを記録した『君の名は。』に続く作品だが、新海監督はあえて同じような作品ではなく“攻め”の姿勢で新作に挑んだようで、監督によるとその結末は「王道とは少し違うところで、見終わった後に意見が分かれる」ものになるという。本作の主人公は、東京にやってきた家出少年の帆高と、祈るだけで空を少しの間だけ晴れにできる少女・陽菜。雨が続く東京の街で偶然に出会ったふたりは、想像もしなかった事件に巻き込まれ、それぞれが自身が進むべき道を選択していく。本作は新海監督とスタッフがクオリティ重視で作業を進めたため、映画の完成はギリギリになった。その結果、試写会などは開催されず、日本中の観客が本日一斉に完成した作品を鑑賞することになっている。新海監督はその作業のほぼすべてをたったひとりで手がけた『ほしのこえ』で熱狂的なファンを生み出し、次々に新作を発表する中で着実にファンを増やしていった映画作家だ。『君の名は。』はそれまでに培った技術や美学を引き継ぎながら、長編を見せきる構成にこだわって脚本が執筆され、腕ききのアニメーターたちを集めた画づくりを行うなど制作体制を強化。監督のこだわりと信念、そして大画面に映える画/音づくりが見事に融合して大ヒットを導きだした。しかし、新海監督は最新作では過去に囚われることなく“攻め”の姿勢で新たな物語を語ろうとしている。主人公のふたりの声はオーディションで新人の醍醐虎汰朗と森七菜を抜擢。前作に続いて田中将賀がキャラクターデザインを、RADWIMPSが音楽を担当しているが、スタジオジブリ出身の田村篤が新たに作画監督を手がけ、『言の葉の庭』ぶりに滝口比呂志が美術監督に就任。これまでの新海作品を手がけたメンバーと新たな才能が混ざり合う形で創作が進められたようだ。本作は一体、どんな内容なのか? 意見が分かれる結末とは? 事前に情報がほとんど公開されなかったが、逆にいえば新鮮な気持ちで作品に向き合える絶好のチャンスでもある。毎年、夏のこの時期は超大作・シリーズ作がひしめきあうが、その中で最も注目を集め、最も感想や意見が飛び交う作品になりそうだ。『天気の子』公開中
2019年07月19日テレビ朝日では新海誠監督最新作『天気の子』の劇場公開を記念して、7月11日(木)深夜に新海監督の『言の葉の庭』をオンエアする。2002年、監督・脚本・演出・作画・美術・編集などを自身で手掛けた『ほしのこえ』が第6回文化庁メディア芸術祭特別賞をはじめ様々な賞を受賞した新海監督が、映画『雲のむこう、約束の場所』や連作となる『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』を経て2013年に送り出すと、ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭「長編アニメーション部門グランプリ」を受賞した本作。靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた――。『君の名は。』や『天気の子』でも見る者の心を打つ美しすぎる場景描写に改めて圧倒される映像はもちろん、『千と千尋の神隠し』や「おそ松さん」などの入野自由と「はたらく細胞」や「ゲームシェイカーズ」などの花澤香菜による声の演技にも注目。そして日本映画史上歴代2位となる大記録を打ち立てた『君の名は。』から3年、待望の新海監督最新作『天気の子』が7月19日(金)より全国東宝系にて公開される。「あの光の中に、行ってみたかった」。高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高はひとりの少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった――。森嶋帆高役には2.5次元舞台などで活躍してきた醍醐虎汰朗、天野陽菜役には「3年A組-今から皆さんは、人質です-」も記憶に新しい森七菜を迎えるほか、小栗旬、本田翼、吉柳咲良、梶裕貴、平泉成、倍賞千恵子ら超豪華な声優陣も見どころ。また今回も『君の名は。』に続き「RADWIMPS」が書き下ろした主題歌5曲、劇中音楽が使用される。『天気の子』公開記念『言の葉の庭』は7月11日(木)深夜26時44分~テレビ朝日でオンエア。(笠緒)■関連作品:言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開© Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2019年07月11日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」は、新海誠の監督作品『天気の子』『君の名は。』とコラボレーションした「新海誠作品コレクションUT」を、2019年7月15日(月・祝)に、国内ユニクロ大型店などで発売する。2019年7月19日(金)に公開される映画『天気の子』と、新海誠の代表作『君の名は。』に共通するテーマである“空”をカラーコンセプトに、Tシャツを展開。それぞれ同じ空を描きながら『天気の子』では“昼”を、『君の名は。』では“夕暮れ”を表現している。新海誠ならではの、こまやかなタッチのグラフィックに注目だ。『君の名は。』モデルでは、物語の鍵となる“組紐”を取り入れたデザインや、“お前は誰だ?”と書かれたメモのダイナミックなプリントなど、作品の世界観を象徴的に表すデザインを採用している。尚、Tシャツは全てメンズサイズでの展開ではあるが、ユニセックスで着用可能なデザインに仕上げられているので、男女ともに着て楽しむことができる。【詳細】ユニクロ「新海誠作品コレクションUT」発売日:2019年7月15日(月・祝)販売店舗:国内ユニクロ大型店およびオンラインストア価格:1,500円+税柄数:全7柄(天気の子 3柄/君の名は。 4柄)展開サイズ:メンズ XS-4XL ※XS, XXL-4XLはオンラインストアのみで展開
2019年07月04日新海誠監督の最新作『天気の子』の製作報告会見が7月2日、六本木・東京ミッドタウンホールAで行われ、新海監督をはじめ、2000人参加のオーディションで主演声優を勝ち取った醍醐虎汰朗と森七菜、共演する本田翼、主題歌と劇伴を担当したRADWIMPS(野田洋次郎、 桑原彰、武田祐介)、川村元気プロデューサーが出席した。新海監督にとっては、国内興収250億円超えの大ヒットを記録した『君の名は。』(2016年公開)以来の長編アニメーション。天候の調和が狂っていく時代に、東京からやって来た家出少年の帆高(醍醐)と、「祈るだけで空を晴れにできる」不思議な力を持つ少女・陽菜(森)が自らの生き方を“選択”する。今月19日に全国公開を控える本作だが、現時点でも作品は完成しておらず、新海監督は「お恥ずかしい話ですが、今もスタッフ一丸となって、全力で作業中。なかなかシビれる状況です」と進捗報告。それでも「とてもいい状態のフィルムが出来上がっている。エンターテインメント作品として、絶対に損はさせない」と自信を示し、「その上で、東宝の夏休み映画としては、王道とは少し違うところで、見終わった後に意見が分かれるかなと。いろいろな疑問を投げかける内容になっている」と謎に包まれた全ぼうを垣間見せた。この発言に『君の名は。』に続くタッグを組んだ野田は、「脚本を読ませてもらい、新海さんらしさと同時に、意外性も感じた。もうちょっとわかりやすくマスに向かうのかと思ったが、すごく攻めていて、賛否を巻き起こすんだろうなと。そこにグッと来たし、より好きになりました」と語り、「だからこそ、この作品を通して、僕が出せるものは全部出そうと決めた」と全幅の信頼を寄せていた。「まだ完成した作品を見ていないが、愛について考えさせられ、家族や友人、身近にいる人を大切にしようと気づかせてくれる作品。プレッシャーもあったが、僕にとっては人生のターニングポイントになった」(醍醐)、「新海監督の優しい言葉に包まれながらのアフレコだった。自分も新海監督の作品の歴史に参加できたのかと思うと、うれしさがこみあげる」(森)とフレッシュな主演2人は感慨しきり。本田は「アニメーションなのに、空気まで感じるのが新海監督の魅力。本当に細部までこだわり、(空気感を)醸し出しているのがすごいなと思いました」と話していた。本作は東宝初の試みとして、封切り日の7月19日午前9時から、上映全劇場359館にて初回一斉上映を実施。また、全世界140の国と地域に向けた配給も決定している。映画『天気の子』スペシャル予報()取材・文・写真:内田 涼『天気の子』7月19日(金)全国公開
2019年07月02日新海誠監督の日本映画史に残る超大ヒット作『君の名は。』が6月30日(日)今夜テレビ朝日系でオンエア。番組内では新海監督最新作『天気の子』の冒頭シーンも公開されるほか、Twitter、AbemaTVでは実況特番企画も実施される。ゲーム会社でムービー制作などを手掛けながらデジタルアニメーションを制作、ほとんどの工程を個人でこなした『ほしのこえ』が高い評価を受け、新世代のアニメクリエイターとして注目された新海監督。2016年8月に公開された本作は国内興行収入250億円を突破し、2016年の興行収入1位、さらに日本映画史上歴代2位という大記録を打ち立て、日本のみならず、台湾、香港、タイ、中国、韓国などアジア圏でも公開され、ハリウッドでは実写映画化も決定するなど歴史的作品となった。田舎暮らしの女子高校生・三葉(上白石萌音)と東京に住む男子高校生・瀧(神木隆之介)の心が時空を超えて入れ替わる。夢だと思っていた田舎と都会での暮らしが現実の出来事だと知り、最初は拒絶していた2人だがいつしかお互いの存在を意識し始める。だが2人の入れ替わりにはある秘密があった。三葉と瀧は出会うことができるのか…という物語。『ちはやふる』『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』などの上白石萌音と、俳優だけでなく『千と千尋の神隠し』など数々の人気作で声優としても活躍する神木隆之介がW主演。「RADWIMPS」の主題歌「前前前世」も感動を盛り上げてくれる。今回のオンエアでは新海監督の3年ぶりとなる最新作『天気の子』の冒頭シーンも公開。同作は離島から家出し東京にやってきた森嶋帆高が、怪しげなオカルト雑誌のライターとして働くなかで、都会の片隅で弟とふたり、明るくたくましく暮らす少女・天野陽菜と出会う。彼女には祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力があった――という物語。舞台「弱虫ペダル」で注目された期待の新星・醍醐虎汰朗が帆高を、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などの森七菜が陽菜を演じるほか、小栗旬、本田翼、梶裕貴、倍賞千恵子、平泉成らが声優として出演する。『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。『君の名は。』は6月30日(日)21時~テレビ朝日系でオンエア。Twitter、AbemaTVでは特別番組「君の名は。ノチ天気の子実況特番」を実施。こちらは20時45分~Twitter&AbemaTV(天気の子チャンネル)にて配信。(笠緒)■関連作品:君の名は。 2016年8月26日より全国東宝系にて公開© 2016「君の名は。」製作委員会天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年06月30日新海誠監督の『君の名は。』以来3年ぶりとなる最新作『天気の子』が7月19日(金)より公開されるのを記念して、新海監督が2007年に手掛けた『秒速5センチメートル』が6月21日(金)深夜、テレビ朝日で放送される。かつては大勢のスタッフが手作業で作画、彩色、背景美術などを制作、1枚1枚を撮影し繋ぎ合わせることで生み出されてきたアニメーションが、デジタル技術の普及とともに1人でも作成できるようになるなか、00年代に入ると個人でアニメを発表するクリエイターたちが生まれてきた。新海監督も2002年に監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどの工程を自身で行ったフルデジタルアニメーション『ほしのこえ』で第6回文化庁メディア芸術祭特別賞をはじめ様々な賞を受賞したことで大きな注目を集めるように。新海監督はその後、初の長編となる『雲のむこう、約束の場所』を発表。続いて2007年に公開されたのが本作『秒速5センチメートル』となる。『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』からなる連作アニメーションである本作。物語は小学生のタカキとアカリが特別な想いを抱きあうも、卒業と同時にアカリの引越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引っ越す前にアカリに会おうと、大雪の中タカキはアカリの元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる――というもの。本作の公開から9年後の2016年に公開された『君の名は。』が興行収入250億を超えるメガヒットを記録、世界でも評価され一躍国内外から熱い視線を浴びることになった新海監督が、満を持してお届けする最新作『天気の子』が7月19日(金)から全国公開。高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高が出会った一人の少女・陽菜には不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」。少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語が描かれる。前作『君の名は。』も6月30日(日)に放送が決定するなか、本作を鑑賞することで新海ワールドのルーツをたどり、改めて『天気の子』の公開に備えてみて。『秒速5センチメートル』は6月21日(金)26時50分~テレビ朝日で放送。(笠緒)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開
2019年06月21日『君の名は。』の新海誠監督と人気ロックバンド「サカナクション」が、TBSの報道番組「NEWS23」の新オープニングを担当することが分かった。毎週月~金曜日の夜に放送中の同番組は、6月3日(月)から新たなメンバーで新たなステージを迎える。これに合わせて、番組のオープニングも一新。新海監督作品の美しい風景映像の中から、「働く人の一日」をテーマに再編集し、新たな映像作品として息を吹き込み、「サカナクション」の新たな挑戦が詰まった「ワンダーランド」がオープニングテーマに。時代を代表するアーティストたちのコラボが実現した。「サカナクション」山口一郎は「サカナクションは楽曲制作・音楽活動において『混ざり合わないものが混ざり合った時に生まれる良い違和感』をコンセプトにしております。報道番組というフォーマットと、自分たちの作る音楽が混ざり合って“良い違和感”を作り出せればと思っております」とコメントを寄せている。なお、「サカナクション」の「ワンダーランド」は、6年ぶりとなるニューアルバム「834.194」に収録される。「NEWS23」は毎週月-木曜日23時~、毎週金曜日23時30分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2019年05月20日7月19日(金)より全国公開される新海誠監督の最新作『天気の子』の音楽を、RADWIMPSが担当することが決定。ベールに包まれていた本作の本篇映像、そして、主題歌のひとつであるRADWIMPSの新曲を使用した予告篇がこの度公開された。新海監督とRADWIMPSがタッグを組み、社会現象を巻き起こした『君の名は。』から3年。新作『天気の子』も前作同様に、映画の大切なシーンでRADWIMPSが書き下ろした複数のボーカル曲と、劇中音楽が使われる予定だ。本作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。再タッグで生まれた新曲のタイトルは、『愛にできることはまだあるかい』だ。新海監督はこの楽曲を受け取ったことで「これは作るべき映画になると強く思えた」と語る。公開された予告篇は、新海監督が自ら編集したもので、空や雨など、美しく繊細に描かれた新海ワールドに、RADWIMPSの詩(うた)とメロディーが彩りを加え、最新作のテーマを最大限に引き出した映像に仕上がっている。監督が今作をRADWIMPSにオファーしたのは2017年8月頃。両者は前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、前作以上に緻密で妥協のない作業が今もなお繰り返されている。あわせて、RADWIMPS、新海監督のコメントが公開された。■RADWIMPS今回、新海誠監督の『天気の子』で音楽監督を務めさせて頂きます、RADWIMPSです。2017年の夏、不意に監督から「脚本を読んでもらえませんか?」というメールを頂きました。僕は「喜んで読ませて頂きます」と返事をしました。そこから僕たちの『天気の子』の物語が始まりました。現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています。新海監督は最初に仕事をした時と何も変わらず、誰よりも真っ直ぐに純粋に頑固に、時に不器用に作品と向き合っています。そして各セクションのスタッフが目下全力でそんな監督を支えています。再び新しい冒険をご一緒させて頂けることを誇りに思います。たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。ぜひ、楽しみにしていて下さい。■新海誠『君の名は。』公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの『天気の子』の脚本を洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聴こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです。その後『愛にできることはまだあるかい』を受け取って、「これは作るべき映画になる」と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと、洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました。RADWIMPSと再び一緒に映画を作るにあたって最初に話したのは、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」ということと、「前回とは違うことをやりましょう」ということでした。同じことはやらず、でももっと面白いものを。一度一緒に仕事をしているからこそ、僕たちは『君の名は。』を踏まえた上で、さらに良いものを観客に届けることができるはずだと考えました。それは映画本編も同じです。前作とは違うもので、でももっと驚きと昂奮の詰まった作品にすべく、今はスタッフ全員で奮闘しています。新しい物語と音楽を、楽しみにお待ちいただければとても嬉しいです。『天気の子』7月19日(金)全国公開
2019年04月10日人気グループ「RADWIMPS」が、大ヒット映画『君の名は。』に続いて『天気の子』で再び新海誠監督とタッグを組み、全ての音楽を担当することが分かった。併せて、主題歌を使用した予告編も到着した。2017年8月頃、新海監督が「RADWIMPS」にオファーし始まったという今回。彼らは前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、また前作以上に緻密で妥協のない作業がいまもなお繰り返されているそう。そして本作も前作同様、映画の大切なシーンで「RADWIMPS」の書き下ろした複数のボーカル曲と、劇中音楽が使われる予定だ。「RADWIMPS」は「現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています」と制作状況を明かし、「たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。ぜひ、楽しみにしていて下さい」とコメントを寄せている。そして今回到着した予告篇にも使用されている、主題歌の一つである彼らの新曲のタイトルは、「愛にできることはまだあるかい」。新海監督が自ら編集したこの映像では、印象的な雨のシーンをはじめ、美しく繊細な映像美が広がっている。今回「RADWIMPS」にオファーした新海監督は「『君の名は。』公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの『天気の子』の脚本を洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聴こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです」と言い、「その後『愛にできることはまだあるかい』を受け取って、『これは作るべき映画になる』と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと──洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました」と語っている。『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年04月10日『君の名は。』の新海誠監督が原作・脚本も手掛ける最新作『天気の子』から、3枚のシーンカットが初解禁された。本作では、企画・プロデュースの川村元気と再タッグを組むほか、田中将賀がキャラクターデザイン、田村篤が作画監督と、日本最高峰のスタッフが集結し、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語を作り上げる。すでに、製作発表会見で公開された美しい色彩で描かれたポスタービジュアルが話題となっている中、今回新たにシーンカットが到着。空を見上げる主人公の家出少年・帆高と、“祈る”ことで空を晴れにできる不思議な力を持つヒロイン・陽菜の後姿が描かれたビジュアルでは、薄暗い雨雲の切れ間にわずかに青空を覗かせ、眩い日差しが差し込む美しい一枚となっている。さらに、激しい雨の中で空を見上げる帆高や、青空に浮かぶような陽菜の姿が描かれたカットも到着した。『天気の子』は7月19日より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年03月30日アニメーション映画監督・新海誠監督のオリジナル作品全7作を上映する「新海誠監督特集 2019」が、東京・「下北沢トリウッド」で開催。期間は、2019年4月6日(土)から5月6日(月・祝)まで。今年でオープン20周年を迎える「下北沢トリウッド」は、新海誠監督が2002年に『ほしのこえ』で商業デビューを果たした場所としても知られるムービーシアター。また、そのデビュー作を今なお上映している唯一の映画館でもある。今回はそんな新海誠監督作品と馴染みの深いこの劇場で、同監督の最新作『天気の子』の公開に先駆けた、オリジナル全7作品の特集上映を実施。初期作品『彼女と彼女の猫』『ほしのこえ』から、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『君の名は。』といった近年の代表作までが大スクリーンに蘇る。さらに期間中は、全7作品を1日に一挙上映するスぺシャルな企画も。新海誠監督の軌跡を、美しいアニメーション映像と共に辿ってみてはいかがだろう。【詳細】「新海誠監督特集 2019」期間:2019年4月6日(土)~5月6日(月・祝)場所:下北沢トリウッド住所:東京都世田谷区代沢5-32-5 シェルボ下北沢2FTEL:03-3414-0433(受付:営業時間内/火曜日定休) <上映作品>『彼女と彼女の猫』(2000/5分)、『ほしのこえ』(2002/25分)、『雲のむこう、約束の場所』(2004/91分)、『秒速5センチメートル』(2007/63分)、『星を追う子ども』(2011/116分)、『言の葉の庭』(2013/46分)、『君の名は。』(2016/107分)価格:・『彼女と彼女の猫』+『ほしのこえ』一律 600円・『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』 一般・シニア 各作品1,000円/大学生以下 各作品800円・『君の名は。』 一般・シニア 1,300円/大学・専門 1,000円/高校生以下 800円※詳しいスケジュールや料金は劇場HP参照※『彼女と彼女の猫』『ほしのこえ』は続けての上映■割引情報・当日3作品以上鑑賞した人は合計金額から300円引き(別日での利用は不可、割引の併用不可)・トリウッド20周年を記念して、同い年(1999年生まれ)の20歳の人は各作品100円引き(身分証要持参)
2019年03月22日「新海誠展~『ほしのこえ』から『君の名は。』まで~」が、2019年2月16日(土)から3月3日(日)までジェイアール名古屋タカシマヤにて開催される。2016年に社会現象を巻き起こした映画『君の名は。』から3年ぶりの新作『天気の子』が2019年7月19日(金)に公開されることが発表され、期待が高まる中、本展では新海誠監督のデビュー作『ほしのこえ』から『君の名は。』までの絵コンテや作画、映像など約550点を展示。全6作品それぞれの制作過程をじっくりと見ることができる。なお、2017年6月より全国11か所で開催してきた本展だが、東海地区初開催となる今回で巡回のラストを迎える。展示内容はもちろんのこと、販売グッズも充実。展覧会図録やクリアファイル、マスキングステッカーなどの展覧会限定商品を含む約200種類のアイテムほか、新海誠作品からインスパイアされた「名古屋タカシマヤ限定商品」が約50種類登場する。中でも注目は、『君の名は。』の作中に登場する組紐をイメージした髪飾りだ。実際に組紐シーンの取材協力をした職人の手作りとなっている。他にも、有名食器ブランドのノリタケとコラボレーションしたカップ&ソーサー、主人公 瀧と三葉が初めて出会う「カタワレ時」の色を再現した手染めセーターなど、新海作品の美しい世界観を表現したグッズとなっている。【詳細】「新海誠展~『ほしのこえ』から『君の名は。』まで~」開催期間:2019年2月16日(土)~3月3日(日)開催場所:ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階特設会場住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4入場料:一般 800円グッズ価格:・展覧会図録 2,500円・クリアファイル 各350円・マスキングロールステッカー 各650円■名古屋タカシマヤ限定商品・平田組紐 髪飾り 14,040円・ノリタケ カップ&ソーサー 81,000円・ノリタケ プレート 54,000円・ロペ セーター 16,200円
2019年01月27日最新作『天気の子』が7月19日(金)より公開されるアニメーション監督・新海誠が手掛けた『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』の2作が1月1日(火)深夜、テレビ朝日で放送される。2002年、監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどを自分1人で行ったフルデジタルアニメーション『ほしのこえ』が劇場公開され、第6回文化庁メディア芸術祭特別賞をはじめ様々な賞を受賞。新進アニメクリエイターとして注目されるように。2016年公開の『君の名は。』が興行収入250億を超える日本映画史に残るメガヒットとなり、国内だけでなく世界的な成功を収めたことで新海氏の名は国内外に響き渡った。今回はこれまでに新海監督が発表した作品から2作を放送。2007年発表の『秒速5センチメートル』は『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』からなる連作アニメーション。小学生のタカキとアカリは、特別な想いを抱きあう中。しかし卒業と同時に、アカリの引越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引っ越す前にアカリに会おうと、大雪の中タカキはアカリの元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる――。2011年発表の『星を追う子ども』は新海監督作品での異色のファンタジー。ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る――金元寿子、入野自由、井上和彦ら実力派声優の演技にも注目。『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』は1月1日(火)深夜25時25分~テレビ朝日で放送。(笠緒)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開星を追う子ども 2011年5月、全国にて公開© Makoto Shinkai/CMMMY
2019年01月01日新海誠が監督を務める長編アニメーション映画『天気の子』が、2019年7月19日(金)に公開される。『君の名は。』の新海誠、最新作映画『君の名は。』でヒットを飛ばした新海誠。叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出した作品が、国内外を問わず多くのファンに支持された。3年ぶりとなる新作『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を"選択"していくというストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。2人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界の人々へのメッセージとして描かれていく。メイン声優は醍醐虎汰朗&森七菜主人公・森嶋帆高(声:醍醐虎汰朗)物語の主人公は、離島から家出をして東京にやって来た高校生・森嶋帆高。声優には、舞台「弱虫ペダル」シリーズや映画『兄に愛されすぎて困ってます』に出演した醍醐虎汰朗を抜擢した。ヒロイン・天野陽菜(声:森七菜)帆高が出会う不思議な力を持った女の子・天野陽菜。声優は、『Last Letter』『地獄少女』の公開も控える森七菜が務める。須賀圭介(声:小栗旬)2020年公開予定の『ゴジラVSコング(仮)』でハリウッド進出が決定した小栗旬も参加。今回は、小さな編集プロダクションを営むライター須賀に声を当てる。須賀は、東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇う。夏美(声:本田翼)持ち前の好奇心と探求心で取材に奔走する、須賀の事務所で働く女子大生・夏美は、多岐にわたるジャンルで幅広い活躍を見せる女優・本田翼が演じる。冨美(声:倍賞千恵子)下町に住む老婦人。帆高と陽菜にある頼みごとをする。天野 凪(なぎ)(声:吉柳咲良)陽菜の弟。小学生だが大人びた言動で、女子たちに人気。安井(声:平泉成)老刑事。都内で起きた事件を追い、須賀の事務所を訪れる。高井(声:梶裕貴)平泉成が演じる安井の相棒。捜査のために帆高たちの前に現れる。キャラクター原案は『君の名は。』に引き続き田中将賀キャラクター原案は、『君の名は。』に引き続き田中将賀が務める。さらに、作画監督はスタジオジブリ出身の田村篤、美術監督は『言の葉の庭』『BLAME!』の滝口比呂志と、日本アニメ界を牽引するスタッフが集結した。新海誠とRADWIMPSのタッグ再び『天気の子』の音楽全てを、『君の名は。』でタッグを組んだRADWIMPSが手掛ける。新海監督が自ら編集した予告編では、空や雨など、美しく繊細に描かれた新海ワールドに、新曲『愛にできることはまだあるかい』のメロディーが彩りを加えている。新海がRADWIMPSにオファーしたのは17年8月頃だったという。前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、前作以上に緻密で妥協のない作業が今もなお繰り返されている。映画の大切なシーンで、RADWIMPSが書き下ろした複数のボーカル曲と劇中音楽が使われる予定となっている。公開初日7月19日(金)午前0時に世界最速上映公開初日7月19日(金)午前0時に、「TOHOシネマズ 新宿」と「TOHOシネマズ 梅田」にて各1,000名を招待する世界最速上映を実施する。チケットは「ローソンチケット」にて抽選販売され、応募6月19日(水)正午から6月23日(日)23:59まで受け付ける。ストーリー「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった―。【詳細】映画『天気の子』公開日:2019年7月19日(金)原作:新海誠監督・脚本:新海誠音楽:RADWIMPS出演:醍醐虎汰朗、森七菜、小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴キャラクターデザイン:田中将賀作画監督:田村篤美術監督:滝口比呂志製作:「天気の子」製作委員会制作プロデュース:STORY inc.制作:コミックス・ウェーブ・フィルム配給:東宝■世界最速上映日時:2019年7月19日(金) 0:00~公開場所:TOHOシネマズ 新宿、TOHOシネマズ 梅田 ※各1,000名応募期間:6月19日(水)12:00~6月23日(日)23:59・チケット料金 ※別途手数料あり一般 2,100円、大学生・専門学生 1,700円(学生証要)、シニア(60歳以上) 1,400円障がい者手帳をお持ちの方 1,200円 ※要障がい者手帳プレミアラグジュアリーシート 5,100円※TOHO シネマズ 新宿のみプレミアボックスシート 3,100円抽選エントリー受付ページ:※劇場窓口での販売なし。
2018年12月21日2018年12月13日(木)に都内某所で行われた製作記者会見で、新海誠監督の最新作映画『天気の子』が2019年7月19日(金)に公開されることが発表されました。新海監督の世界観に浸る夏を体験してみませんか。2019年7月 新海誠監督新作映画『天気の子』が公開決定!© 2016「 君の名は。」製作委員会© Makoto Shinkai / CoMix Wave Films© Makoto Shinkai / CMMMY『君の名は。』『秒速5センチメートル』といった名作アニメを世に送り続けているアニメーション監督、新海誠さん。今回、新海監督の最新作映画『天気の子』が2019年7月19日(金)に公開されることが、ついに発表されました。2018年12月13日(木)に都内某所で『天気の子』製作記者会見が行われ、ポスタービジュアル・出演キャスト・公開日・スタッフ情報などが公開。新海監督の新境地が見られる『天気の子』が、いまから楽しみですね。『天気の子』ストーリー『天気の子』は、東京にやってきた家出少年・帆高と、不思議な力を持つ少女・陽菜の、美しくも切ない恋の物語です。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”していきます。新しい時代を迎えるあらゆる世代や、全世界へのメッセージ性を感じられる映画です。豪華な『天気の子』製作陣にも注目!原作・脚本・監督:新海誠世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠さん。叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出す“新海誠ワールド”は国内外問わず多くの人々に支持され、生み出された作品は高く評価されてきました。前作『君の名は。』から3年経ち、待望の最新作がついに始動します。キャラクターデザイン:田中将賀田中さんは前作の『君の名は。』のキャラクターデザインはもちろんのこと、『とらドラ!(2008年)』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011年)』、『ダーリン・イン・ザ・フランキス(2018年)』などのキャラクターデザインなども務めています。作画監督:田村篤田村さんはスタジオジブリで『もののけ姫(1997年)』、『千と千尋の神隠し(2001年)』、『ハウルの動く城(2004年)』、『崖の上のポニョ(2008年)』などで動画、原画を担当。そのほかにも『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年)』や『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』などにも参加しています。『天気の子』の気になるキャストは?森嶋帆高:醍醐虎汰朗舞台『弱虫ペダル』で小野田坂道役を演じた若手俳優・醍醐虎汰朗が、主人公・森嶋帆高を演じます。『天気の子』の主役は、まさに大抜擢といってもいいでしょう。ピュアな好演が楽しみですね。天野陽菜:森七菜2019年公開予定の『地獄少女』で市川美保役を演じるなど、ドラマや映画で活躍する若手女優・森七菜が、ヒロイン・天野陽菜を演じます。『天気の子』概要タイトル『天気の子』公開2019年7月19日(金)キャスト森嶋帆高:醍醐虎汰朗天野陽菜:森七菜製作スタッフ原作・脚本・監督:新海誠キャラクターデザイン:田中将賀作画監督:田村篤
2018年12月14日アニメーション監督の新海誠が12月13日(木)、都内で行われた最新作『天気の子』製作発表会見に出席。「いい映画になる確信がある」と自信を示す同時に、「前作が成功したおかげで、複雑さを盛り込める立場になれた。賛否分かれる要素もある」と語った。■本作の着想は?…多忙を経験し「雲の平原でゆっくりしたい」解禁されたティザーポスターに印象的に描かれているのが積乱雲、そしてその上に広がる“雲の平原”だ。「実は『君の名は。』のプロモーションがとても辛くて(笑)。ふと青空を見上げると積乱雲があって。その上にある雲の平原でゆっくりしたいなと思った」とビジュアル面でのヒントを語った新海監督は、「じゃあ、空の話にしようと。天気は自分も含めて、誰もが自分のテーマだと思ってもらえるはず」と本作の着想を明かした。タイトルについては『天気予報の恋人』『天気予報の君』『天気の君』といった候補が挙がったといい、「飲んでいる席で、川村さんが『天気の子』じゃない?と言ってくれた」のだとか。当の川村プロデューサーは「あまりに大きな成功の後で、あえてチャレンジャーとしてどんな作品を作れるか。特に(天気という)テーマは世界中に受け入れられる」と話し、「すでにほぼ全世界での配給が決定している」と報告した。■オーディション2,000人!醍醐虎汰朗&森七菜起用の決め手は?会見には約2,000人が参加したオーディションで抜てきされた醍醐虎汰朗(森嶋帆高役)、森七菜(天野陽菜役)も出席。二人を起用した決め手について、新海監督はそれぞれ「まず帆高に似ている。どこか空回りしているところも(笑)。だからこそ、観客の視点になれるし、誰もが共感できる大きな器を持っている」「森さんは捉えどころがなく、まさに天気のような子。表情もコロコロ変わるし、予想できない分、次にどんな言葉を発するのかと惹きつけられる」と語った。この言葉を受けて、醍醐さんは「最初は新海監督の作品に出られると知り、ニヤニヤがとまらなかったが、もちろんプレッシャーも。今はワクワクしているので、精いっぱい頑張れたら」と抱負をコメント。森さんは「合格を待つまでの時間が、まるで数十年のように感じた。(合格を知り)最初は自分の耳を疑った」とふり返った。■上映時間は現時点で105分!音楽を担当するのは?会見では、現時点で本作の上映時間が105分になることも明らかに。注目の音楽については、新海監督が「いまは言えませんが、もう1年以上やり取りをしていて、それは楽しい作業」と話していた。新海監督によると、主人公の帆高は「決して模範的な少年ではない」といい、「正しくあろうと必死に手を伸ばしているが、映画は『人間はこうあるべき』とか、そういう価値観とは全然違うことを語っている」そうだ。「前作が成功したおかげで、スタート地点が高くなり、複雑さを盛り込める立場になった。その分、賛否分かれる要素もある」と新海監督。もちろん、ド直球のエンターテインメントを追求する新海イムズも健在で「笑えるし、泣けるし、知的好奇心を刺激するワクワクできる。純粋に『面白かった』といえる作品」と期待をあおった。『天気の子』は2019年7月19日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2018年12月13日世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠監督の最新作『天気の子』が、来年7月19日(金)より公開されることが決定。ポスタービジュアルも到着した。■ストーリー「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」。少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。■新海監督最新作は生き方を“選択”する物語『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』、『言の葉の庭』、そして『君の名は。』――。叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出す新海ワールドは、国内外問わず多くの人に愛されている。そして、社会現象となった『君の名は。』から3年。昨年2月より企画開発が始動したという待望の最新作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語。東京にやってきた家出少年の帆高と不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。■キャスト決定離島から家出し、東京にやってきた高校生・森嶋帆高役には、「兄に愛されすぎて困ってます」「先に生まれただけの僕」、舞台「弱虫ペダル」では主人公・小野田坂道役に抜擢、来年『セブンティーンモータース』の公開が控える醍醐虎汰朗。また帆高が出会うことになる、小学生の弟と2人だけで暮らし、“祈る”ことで空を晴れに出来る不思議な力を持つ少女・天野陽菜役には、「東京ヴァンパイアホテル」で女優デビューし、『心が叫びたがってるんだ。』「獣になれない私たち」に出演、「3年A組-今からみなさんは、人質です-」『Last Letter』への出演も決定している森七菜が抜擢された。なお、キャラクターデザインは『君の名は。』ほか『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』などの人気作を手掛ける田中将賀。作画監督は田村篤、美術監督は滝口比呂志が手掛ける。『天気の子』は2019年7月19日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2018年12月13日山下智久が7月11日(水)、東京国際フォーラムで開催された主演作『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の完成披露試写会に出席し、同シリーズと出会った10年前を回想。当時「芸能の仕事って何なんだろうと葛藤があった」と明かした。■上映後のサプライズに、ファン4000人大興奮!この日は、本編上映後、サプライズでの舞台挨拶を実施。エンドロールが終わり、場内が明るくなる代わりに、ステージ上に山下さんをはじめ、新垣結衣(白石恵役)、比嘉愛未(冴島はるか役)、浅利陽介(藤川一男役)、有岡大貴(名取颯馬役)、成田凌(灰谷俊平役)、新木優子(横峯あかり役)、馬場ふみか(雪村双葉役)、安藤政信(新海広紀役)、西浦正記監督が勢ぞろいした様子に、ファン4000人は大興奮!さらにスタンディング・オベーションが巻き起こり、サプライズを仕掛けた側の山下さんが「本当に感無量ですね。僕ら一同、感謝の気持ちで胸がいっぱいですね」と感極まっていた。■山下さんを変えた「コード・ブルー」との出会い!感無量の面持ちになった山下さんは、「コード・ブルー」シリーズで主人公・藍沢耕作を演じ始めた23歳当時について、「自分の中で『芸能の仕事って何なんだろう』と葛藤があった。おれはこのままでいいのか、という気持ちだったんです」と告白。生死をさまよう重症患者を救うという役どころに「実際には、自分は何もできないし、『何やってるんだろう、おれ』みたいに思っていた」と明かした。それでも、ドラマが放送されると大反響を呼び、ある視聴者から「放送を見た子どもが、ドクターになろうと一生懸命勉強しています」という声が届くと、「僕にできることは、こういうことだなと『コード・ブルー』が気づかせてくれた」と実感したのだとか。舞台挨拶も終盤に差し掛かると「本当にごめんなさい。感極まってしまって…」と胸に手を当て、「すてきな仲間に出会えて、この奇跡を作ってくれたのは、応援してくださった皆さんだと思っています。ぜひ、今日感じ取ってくれた“愛”を、たくさんの人に伝えてもらえればと思います」と感動的な完成披露試写会を締めくくった。『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は7月27日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2018年7月27日より全国東宝系にて公開© 2018「劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会
2018年07月12日連続ドラマスタートから10年、ファンが待ち望んだ『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の完成披露試写会が7月11日(水)、都内で行われ、主演の山下智久(藍沢耕作役)、新垣結衣(白石恵役)、戸田恵梨香(緋山美帆子役)らが駆けつけた。■山下さん『劇場版コード・ブルー』は、「1つの奇跡」約4,000人のファンが大歓声をあげるなか、挨拶に立った山下さんは「10年間『コード・ブルー』を続けてきた僕らにとっては、晴れの舞台であり、映画は1つの奇跡。ぜひ、皆さんと一緒に味わっていけたら」と感無量の面持ち。封切りを前に、全国のファンに感謝を伝えるキャンペーン「真夏の日本縦断ツアー」も決定し、7月21日に札幌と名古屋、翌22日には大阪と福岡を訪問予定。「西日本にお住まいの方には、(豪雨の)被害に遭われた方もいらっしゃると思います。ファンの皆さんに感謝を伝えるのはもちろんですが、被害に遭われた方々に少しでも寄り添えることができれば。1日も早く元の生活に戻れることをお祈りします」とエールをおくった。■新垣さん「わたしたちの10年分のアルバムを作っていただいた」『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』では、成田空港と海ほたるで未曽有の大事故が連続発生。シリーズ史上最悪の災害現場から出動要請を受けた藍沢耕作(山下さん)らは、いかに困難に立ち向かうのか。互いを支え合った彼らの新たな旅立ちも描かれる。新垣さんは本作について「わたしたちの10年分のアルバムを作っていただいた」と思いのこもった内容に、感激しきり。「いままで歴史を見守ってくださったファンの皆さんにも、同じ気持ちで(アルバムの)ページをめくっていただければ」と客席に声を届けた。また、戸田さんは「映画館でヘリの音を聞くと興奮しますね。やっぱり『コード・ブルー』が映画になると、こんなにすごいことになっちゃうんだと興奮しました!まさに映画になった意味があります」と声を弾ませ、作品の完成をアピールしていた。完成披露試写会には山下さん、新垣さん、戸田さんをはじめ、比嘉愛未(冴島はるか役)、浅利陽介(藤川一男役)、有岡大貴(名取颯馬役)、成田凌(灰谷俊平役)、新木優子(横峯あかり役)、馬場ふみか(雪村双葉役)、安藤政信(新海広紀役)、椎名桔平(橘啓輔役)、西浦正記監督が勢ぞろいした。『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は7月27日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2018年7月27日より全国東宝系にて公開© 2018「劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会
2018年07月11日直木賞作家・伊集院静の名作小説「駅までの道をおしえて」が映画化、2019年秋に公開されることが決定。主演には、『君の名は。』などで知られる新海誠監督の娘で子役の新津ちせが抜擢された。■伊集院静作品が15年ぶりの映画化!主人公・サヤカは、愛犬ルーを亡くしたことを受け入れることができず、いつまでもルーの帰りを待っている少女だ。そんなサヤカと、幼き息子を亡くした経験を持つ老人・フセコウタローが出会い、互いに胸に抱えた“命の喪失感”を2人の絆で温かい想い出に変えていく…。本作は、直木賞作家・伊集院氏の名作。伊集院作品の映画化は、『機関車先生』以来、実に15年ぶりとなった。また、原作には赤い京急電車が象徴的に登場し、物語に重要な役割を与えている。そこで今回、この映画のストーリーやコンセプトに深く共感したことから、創立120周年を記念して、製作の全面的協力が実現。さらに、協賛・協力企業には、講談社、品川区、大田区など様々な企業や自治体が名を連ね、映画と連携をして、映画製作を進めていくという。■主演は、一般公募で選ばれた新津ちせ!主人公・サヤカを演じるのは、昨年公開された実写映画『3月のライオン』で三姉妹の末っ子、川本モモ役で話題になり、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」やCMなどにも出演する小学2年生の新津ちせ。本役のオーディションは、2017年の春に一般公募という形で告知、4次審査まで行われ、3か月間におよぶオーディションの結果、当時小学1年生だったちせちゃんが決定した。撮影は丸1年という時間をかけて、季節を追いながら時系列でじっくり撮るという、近年の日本映画には珍しいスタイルで行われており、少女の成長がリアルタイムに感じられる作品となるようだ。ちせちゃんは、「サヤカは、元気いっぱいで、犬が大好きで、心のやさしい女の子です。わたしも、犬が大好きなので、サヤカ役に決まった時は本当にうれしかったです!」と決定時の喜びを語り、「撮影中、ルーと一緒に過ごせることがとっても幸せで、毎日いろんな発見があります。ルーと一緒にいっぱい走りまわっているので、ちょっと足がはやくなったような気がして、楽しいです。元気に、一生けんめいがんばります」とコメントしている。『駅までの道をおしえて』は2019年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年06月13日『君の名は。』『秒速5センチメートル』の新海誠監督作品などで知られるコミックス・ウェーブ・フィルム制作の最新作『詩季織々(しきおりおり)』が、2018年8月4日(土)よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて公開。『詩季織々』は、「陽だまりの朝食」「小さなファッションショー」「上海恋」の3つの短編からなる珠玉の青春アンソロジー。中国の3都市を舞台に、失したくない大切な思い出を胸に秘め、大人になった若者たちの過去と今を紡ぐ。なお、同プロジェクトは「上海恋」の監督であり、中国のアニメ業界をリードするブランド、ハオライナーズ(Haoliners)の代表も務めるリ・ハオリン(李豪凌)が、10年近く前に『秒速5センチメートル』を観て新海監督に憧れ、熱烈なオファーを送り続けたことがきっかけだという。また、他2作の監督には、実写映画出身でアニメ初挑戦となるイシャオシン(易小星)、CGチーフとして長年に渡り新海作品を支え続けてきた竹内良貴が起用されている。「陽だまりの朝食」「陽だまりの朝食」は、監督であるイシャオシン自らの思い出を、ノスタルジーたっぷりに描く作品。同作は彼にとって初のアニメーション作品となる。テーマは食。イシャオシンが6年前に書いた短文をもとに、北京で働く青年シャオミンの、ゆったりとした故郷・湖南省での日々が描かれる。北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校での出来事…子供時代の思い出の傍には、いつも温かい、心のこもったビーフンの懐かしい味があった。そんな中、シャオミンの祖母が体調を崩したとの電話が入る。「小さなファッションショー」「小さなファッションショー」は、これまで、CGチーフとして長年に渡り新海作品を支え続けてきた竹内良貴の劇場公開初監督作。衣をテーマにする同作の主人公は、幼くして両親を亡くした広州の姉妹、人気モデルのイリンと専門学校生のルル。幼くして両親を亡くした2人は、共に助け合いながら仲良く一緒に暮らしていた。しかし、公私ともに様々な事がうまくいかなくなってきたイリンはついルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができ、大喧嘩をしてしまう。 服をキーにしながら、2人の関係性を映しだしていく。なお、竹内良貴は、本作制作にあたり、中国の広州の街中を歩き回ったという。そこで感じた街の風景の変化の速さは、まさに時代の変化を絵に表したかのような光景だった。今生きている人々が抱く想いを巡らせながら、自分の日常とも照らしあわせて本作を楽しんでほしい。「上海恋」「上海恋」のテーマは住。1990年代の上海を舞台にリ・ハオリンが描くのは、石庫門(せきこもん)に住むリモの物語だ。幼馴染のシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていたリモだが、ある事がきっかけとなり、石庫門を出ていくこととなる。それと同時に、2人の距離と気持ちが離れ離れに……。しかし社会人になったリモが引っ越しの荷物の中に、持っているはずのないシャオユとの思い出の品を見つけたことで転機が訪れる。石庫門は、1980年代に生まれた人々にとって“実家”のような存在だという。また、リ・ハオリンは実家への感情と“初恋”は似ていると話す。「上海恋」を通して、それら感情の変化を届けていく。主題歌はビッケブランカの書き下ろし新曲「WALK」。ビッケブランカは「『君の名は。』を制作したコミックス・ウェーブ・フィルムの最新作ということで、制作の方々の熱意を強く感じ、より一層気合が入りました。」とコメント、「まさにこの作品自身がペンをとって書いた歌、と言えます。」と新曲「WALK」を表現している。【作品詳細】『詩季織々(しきおりおり)』公開日:2018年8月4日(土)監督:リ・ハオリン、イシャオシン、竹内良貴2018年/日本/カラー配給:東京テアトル宣伝:ガイエ©「詩季織々」フィルムパートナーズ
2018年03月02日大ヒット映画『君の名は。』で世界中から注目を集める新海誠の初長編アニメーション『雲のむこう、約束の場所』の舞台化が、4月20日(金)から東京、5月2日(水)には大阪で上演されることが決定した。■ストーリー戦後、南北に分断されたもうひとつの日本。世界の半分を覆う共産国家群「ユニオン」は、エゾ(北海道)を支配下に置き、島の中央にとほうもなく高い、純白の塔がそびえていた。しかし「ユニオン」の意図は誰にもわからない。青森県の津軽半島に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は異国の大地にそびえる塔にあこがれ、飛行機で国境の津軽海峡を越え、塔まで飛んで行く計画を立てていた。そのための小型飛行機<ヴェラシーラ>も、山の上の廃駅の倉庫で製作が進んでいる。犯罪以外の何ものでもないこの計画は他言無用とされていたが、浩紀が口を滑らせたせいで、クラスメイトの沢渡佐由理にばれてしまう。さいわい佐由理は<ヴェラシーラ>に強い関心を持ち、計画の共犯者になってくれる。浩紀たちと佐由理は、「<ヴェラシーラ>が完成したら佐由理を塔まで連れていく」と約束を交わす。<ヴェラシーラ>が完成に近づくにつれ3人の仲も深まるが、佐由理はある日、塔の夢を見る。そして突然、浩紀たちの前から姿を消す。佐由理が目の前から消えてから浩紀たちは、<ヴェラシーラ>の製作を止めてしまう。そして、3年が経ち――。■気になるキャストは?主人公・藤沢浩紀を演じるのは、今年に入り2作目の主演作品となる「ふぉ~ゆ~」辰巳雄大、浩紀のクラスメイト白川拓也を「ジャニーズJr.」で「バッテリー」や「銭の戦争」に出演していた高田翔、ヒロイン・沢渡佐由理を「フェアリーズ」伊藤萌々香が演じることが決定。若い男女の葛藤を中心に描かれた原作の魅力に加え、舞台版では分断された2つの国に暮らす大人の背景も描くという。辰巳さんは、「まさか新海誠さんの作品に関われる日が来ると思ってなかったです。出演が決まってからは、毎日興奮が収まりません」と心境を語り、「映像の中の世界観を大事にしながら、生身の人間が演じるからこその舞台『雲のむこう、約束の場所』にしたいです。そして、浩紀役を全力で演じきることを約束します」と意気込んでいる。先輩の辰巳さんとは初共演だという高田さんは、「以前から多数の舞台に出演している辰巳くんとこうして共演できることをすごく嬉しく思いますし、先輩の背中を見ながら僕自身、精一杯出せるものを出していけたらいいなと思っています」と共演が楽しみと言い、伊藤さんは「私は前から新海誠さんの作品DVDを買って何十回も見るくらい大好きなので、まさか自分が演じることになるとは思ってもいませんでした。いまはとにかく楽しみで仕方ありません。あの世界観に見ている方を引き込めるよう全力で頑張りたいと思います」とコメントしている。さらに、世界観を深めるために登場する新たな人物、岡部の妻・芳江役を浅野温子、浩紀と拓也がアルバイトをする蝦夷製作所の社長・岡部智之役を松澤一之、戦時下特殊情報処理研究室の室長・富澤常子役を湖月わたるら実力派俳優陣も出演する。なお、チケットは3月14日(水)、オフィシャルWebサイトにて東京・大阪公演の最速先行発売がスタートする。舞台「雲のむこう、約束の場所」は4月20日(金)~24日(火)東京国際フォーラムホールC(東京)、5月2日(水)NHK大阪ホール(大阪)にて上演。(cinemacafe.net)
2018年02月26日テレビ朝日では来年、新海誠監督作『君の名は。』を地上波初放送する。この度、この放送を記念して新海監督による4作品を1月1日(月・祝)、2日(火)深夜に全て“本編ノーカット版”で一挙放送することが分かった。今回放送が決定したのは、『雲のむこう、約束の場所』(2004年公開)、『秒速5センチメートル』(2007年公開)、『星を追う子ども』(2011年公開)、『言の葉の庭』(2013年公開)の4作品。■1月1日は『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』を放送『秒速5センチメートル』まず1月1日(月・祝)に放送されるのは、単館上映ながら異例のロングランを記録した『秒速5センチメートル』。本作は、 『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』からなる連作アニメーションで、誰もが通り過ぎゆく日常をすくい取った、切なくも美しいラブストーリーを描く。小学生のタカキとアカリは、特別な想いを抱きあう中。しかし卒業と同時に、アカリの引越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引っ越す前にアカリに会おうと、大雪の中タカキはアカリの元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる――。『星を追う子ども』続けて放送されるのは、冒険ファンタジーに挑んだ意欲作『星を追う子ども』。本作には、金元寿子、入野自由、井上和彦ら実力派声優が出演していることでも話題だ。ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る――。■1月2日は『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』を放送『言の葉の庭』2日(火)にまず放送されるのは、万葉集の一篇から始まる“孤悲(こい)”の物語を描いた『言の葉の庭』。入野さん、花澤香菜と人気声優がメインキャラクターを担当したことでも注目を集め、“デジタル時代の映像文学”と評されるほど美しい映像が胸を打つ。また、秦基博の歌うエンディングテーマ「Rain」が、より一層物語の切なさを際立たせている。靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた…。『雲のむこう、約束の場所』そして4作品放送最後は、初の長編劇場アニメーションとして集団制作に挑み、「毎日映画コンクール・アニメーション映画賞」に輝いた『雲のむこう、約束の場所』。日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な「塔」まで飛ぼうと、自力で小型飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てていた。2人は憧れの少女・サユリとある約束をするが、中学3年の夏、サユリは突然転校してしまう。3年後、ヒロキはサユリがあの夏からずっと原因不明の病により眠り続けたままなのだということを知る。サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキだったが──。緻密で美しい風景描写、そして出会いとすれ違いによって揺れ動く男女の繊細な心情を、完成度の高い物語にのせて鮮やかに描き出すことに定評のある新海監督。世代や国境を超えて多くの人々を魅了する新海監督作品を、ぜひ『君の名は。』と併せてイッキ観してみては?(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開星を追う子ども 2011年5月、全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CMMMY言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2017年12月12日新海誠監督による2016年の超大ヒット作品『君の名は。』が、2018年1月3日(水)にテレビ朝日で地上波初放送されることが決定!新海監督から地上波放送へ向けた想いが寄せられた。日本映画史上歴代2位!社会現状を巻き起こした『君の名は。』気鋭のアニメーション映画監督・新海監督の最新作にして、神木隆之介や上白石萌音、さらに悠木碧、島崎信長ら人気声優陣を迎えた映画『君の名は。』。2016年8月26日に公開された本作は、国内興行収入250億円を突破し、2016年の興行収入1位、さらに日本映画史上歴代2位という大記録を打ち立て社会現象を巻き起こした。また、日本のみならず、台湾、香港、タイ、中国、韓国などアジア圏でも公開され、ハリウッドでは実写映画化も決定している。物語は、田舎暮らしの女子高校生・三葉(上白石萌音)と、東京に住む男子高校生・瀧(神木隆之介)、出会うはずのない2人は夢の中で互いの身体が“入れ替わる”という不思議な体験を繰り返すうち、いつしか恋に落ちていくというストーリー。そんな2人の恋と奇跡のストーリーを盛り上げる「RADWIMPS」の音楽も話題となり、中でも「前前前世」は大ヒットとなった。新海誠監督「1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っています」そんな本作が新春、地上波に初登場!放送にあたって新海監督は「地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした。でも、自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになったのだなと思えて、とてもうれしいですね」と喜びつつ、「皆さんがこの作品をどんなふうに観てくださるのか、少し緊張も感じます」とコメント。また、「この『君の名は。』はひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品だと思っています。新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる…。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ」と視聴者へメッセージを寄せる。さらに、自分の作品はいろいろ気になってしまって改めて観ることができないと言う監督だが、「いまのところ1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っていますが…誘惑に勝てずにチャンネルを合わせてしまうかもしれません(笑)」と語っている。映画『君の名は。』は2018年1月3日(水)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月07日新海誠監督の作品世界に入り込む「君の名は。」で一世を風靡したアニメーション監督・新海誠のデビュー15周年を記念して「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」が国立新美術館で開催中。貴重な制作資料である絵コンテや作画、設定資料や映像などの展示があり、ファン必見の情報が盛りだくさんです!新海誠監督の作品の醍醐味は、美しく壮大な世界ですれちがう男女の物語。切ない恋心が揺れ動く様子を描くことで、人間の本質に迫るストーリーに多くの人が共感し、ときめいているのです。その映像美と完成度の高い物語、そして魅力的な登場人物が作り上げる世界感で唯一無二の新海ワールドを確立。今では、世代や国境を超えて多くの人々を虜にしています。ほとんどの作業を1人で手掛けたデビュー作「ほしのこえ」から記録的な大ヒットとなった最新作「君の名は。」までを完全網羅!名言も随所に並んでいます。展示を眺めているだけで、作品の世界に入り込んでしまいそうです。「神木隆之介さんとめぐる」音声ガイド「君の名は。」で声優をつとめた神木さんは自他ともに認める“新海誠作品ファン”。神木さんが展覧会のみどころと新海誠監督作品の魅力を語りかけてくれる「音声ツアー」も利用でき、まるで一緒に展覧会をめぐっているようなデート気分を楽しめます。国立新美術館2階にあるカフェ「サロン・ド・テ ロンド」は、映画「君の名は。」の劇中で、主人公の瀧くんと奥寺先輩がデートするシーンに登場したカフェです。ぜひ合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。文/萩原かおりイベント情報イベント名:新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで催行期間:2017年11月11日 〜 2017年12月18日住所:東京都港区六本木7-22-2国立新美術館 企画展示室2E電話番号:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2017年11月30日先日ハリウッドでの実写映画化も決定した、’16年の記録的ヒットが記憶に新しいアニメーション映画『君の名は。』などで知られる新海誠監督の展示会『国立新美術館開館10周年新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』(国立新美術館にて12月18日まで開催中)が人気をよんでいる。 会場には企画書や原画、絵コンテなど、製作の裏側がわかる貴重な資料約1,000点がズラリ。 「展示は一つひとつのカットがどう作られていくかの過程や、音や映像、言葉の演出もありますし、映画に新たな意味が生じるように編集されていたりと、飽きずにいろんな発見ができるよう構成していただいたと思います」(新海監督) 国立の美術館において、現役のアニメーション映画監督の展覧会が開催されるのは今回が初めてのことだ。 「僕がタイミングに恵まれていただけだと思います。僕でなくても似た役割をする方が、前後1~2年で現れたのではないかと。たまたま自分や『君の名は。』がその場所にいたという気がしています」(新海監督) そんな数々の感動を生んだ新海作品のこだわりを、監督自身が解説してくれた。 【君の名は。】“すれ違い”のシーンに映る1対1の人間関係というテーマの追求 「電車や階段などで、登場人物たちがすれ違うシーンについてですが、1対1の人間関係はいつまでもクリアにできない課題で、自分自身の、そして映画のテーマでもあり、描き切ったという気持ちにはならず、繰り返し描いてしまうところはあります。作り終えたあとに関係性を描くのに階段や電車が必要だったんだなと。気づいたら自然とそうなってしまっていたという感じです」(新海監督) 【星を追う子ども】作品にあるキズやすき間が、ファンの心を引きつける 「作品にはキズやすき間のようなものが残っています。ファンの方たちはそんな未熟な部分があるからこそ好きになってくれたところがあるようです。僕自身は、作品を重ねるたびにそんなキズやすき間を少しずつでも軽くしようと思っていて『君の名は。』で、それがかなりできたのかな、と」(新海監督) 【言の葉の庭】新宿の景色に映した人々を肯定してくれる力 「新宿駅付近や新宿にある庭園など、作品には多くの『新宿』が登場しますが、新宿には子どももいれば外国人もいて、昔から住んでいる人もいる。歓楽街もあれば、高級デパートもあります。多種多様な人たちがいるエリアだと思うんですね。人間の多様性、人間の寂しさのようなもの。そんなさまざまなものを肯定してくれる街だと思っていますし、歩いていると安心するんですね。僕が好きな街です」(新海監督) 本展の監修者でもあり、新海作品の配給・製作を行うコミックス・ウェーブ・フィルムの落合千春さんは、展覧会の注目ポイントを次のように語る。 「会場の後半にある新海作品を読み解くコーナー、あとは最後にある大きなシアタールームでは広い会場ならではの映像演出を行っています。フォトスポットもありますので、見て、撮って、楽しんでいただければ」(落合さん) 新海監督やスタッフの、製作という“闘い”の軌跡は、作品の感動をいっそう大きくしてくれるものばかり。新海監督の気になる次回作は、’19年公開予定だ。
2017年11月30日国立新美術館開館10周年「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」新海誠監督&神木隆之介登壇記者発表会が11月10日(金)、同所にて行われた。『君の名は。』で主人公・立花瀧の声を務めた神木さんは、新海監督の大ファンとしても知られる。一足先に展覧会を見た神木さんは、「どこまで言っていいのかわからないですけど、入ってすぐ『わっ!』ってなりました!本当に素敵で、言葉が出なかったです」とノンストップで語り出すと止まらず、「語り尽くせないです(笑)。質問、何でしたっけ?」と言いながら「興奮しすぎて、まとまりがつかない!」と、大満足の様子を見せていた。アニメーション監督・新海さんのデビュー15周年を記念して開催される「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」では、貴重な制作資料である絵コンテや作画、設定資料や映像などの展示を通じて、これまでの軌跡をふり返る。東京会場では、2,000平米の展示空間にあわせて、初公開を含む約1,000点が展示される。なお、「神木隆之介さんとめぐる」音声ガイドも展開され、神木さんが展覧会のみどころだけでなく、新海監督作品の魅力を語りかけてくれる。展覧会のナビゲーターを務めるのは初めてだったという神木さんは、「本当に幸せです。けど、難しかったです。人それぞれ聞き心地のいい速度があると思うので、悩みながらやっていました。皆さんのおともになれたらいいな」と明かしたが、新海監督に「早く聞きたいです。神木くん以外、ありえないと思うので」と太鼓判を押されると「ありがとうございます」と恐縮しながらも、うれしそうにしていた。『君の名は。』で立花瀧がデートをした場所が新国立劇場だった。その同じ場所で展覧会が開かれることについて、新海監督は「高校生の瀧くんのキャラクターを描くために選んだんですけど、まさかこの場所で『君の名は。』も含めた過去作も展示していただけるとは、想像もしていなくて光栄です」と、感慨深げに笑みを広げる。存命するアニメーション監督の展示自体が初となったが、「アニメーション映画の受け取られ方も変わってきたのかなと。ずっとアニメーションを作ってきた先輩の末端に、僕たちの作品もあるのかなという気になりました」と、受け継がれたアニメーションの歴史について語っていた新海監督だった。「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」は国立新美術館にて11月11日(土)~12月18日(月)10時~18時まで開催、毎週火曜日休館。(cinamacafe.net)
2017年11月10日アニメーション映画監督・新海誠のデビュー15周年を記念して、開催される「新海誠展 -『ほしのこえ』から『君の名は。』まで-」の記者発表会見が9月7日(木)、会場となる東京・六本木の国立新美術館で行われ、新海誠監督が挨拶に立った。「光栄であると同時に、少し居心地の悪い気もしますね」と恐縮しきりの新海監督。「アニメーションは集団製作なので、展示物の多くは、スタッフが描いてくれたものも含めた結果なんですね。ですから、『新海誠展』として1人の名前を冠していただけるのは、申し訳なさもあります」と本音を明かした。また、「いま思えば、『ほしのこえ』も『君の名は。』も、僕が作らなくても、別の誰かがあのタイミングで作っていたような気がします。自分でも不思議ですが、時代とたまたまリンクしたのでしょうか」とも。「この展示を通して、『どうしてあのとき、あの作品を作ったんだろう?』という問いへの答えが、自分でも発見できるかもしれません」と話していた。昨年公開の『君の名は。』が、国内外で旋風を巻き起こした新海監督の軌跡を、絵コンテ、設定、作画、美術、映像をはじめ、 世界観を体験できる造形物など、貴重な制作資料を通じて、紹介する本展。国立の美術館で、現役アニメーション映画監督の展覧会が開かれるのは今回が初となる。国立新美術館は『君の名は。』のデートシーンに登場する“聖地”でもある。個人制作で商業デビューを飾った短編『ほしのこえ』から、初の長編作品にして毎日映画コンクールで受賞した『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』、『言の葉の庭』『君の名は。』を1章から6章にふり分け、世代や国境を越えて多くの人々を惹きつける“新海ワールド”の魅力に迫る。音声ガイドを務めるのは、『君の名は。』で主人公・立花瀧を演じ、自他共に認める“新海ファン”の神木隆之介。新海監督は「彼の声でどんな風に、僕の作品を解説してくれるのか。それを聞くのが、とにかく楽しみです」と期待を寄せていた。すでに静岡・大岡信ことば館、長野・小海町高原美術館で開催され、ついに開館10周年を迎えた東京・国立新美術館へと巡回。同館はほかの会場より広い2,000平米もの展示空間になるため、巡回展での展示内容に加え、特別にキュレトリアルチームを結成し、初公開を含む制作資料類が多数盛り込まれる。また東京会場の後、来年1月より札幌、福岡などを順次巡回予定となっている。国立新美術館開館10周年『新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』は11月11日(土)~12月18日(月)国立新美術館(東京・六本木)にて開催。※休館日:毎週火曜日(text:cinemacafe.net)
2017年09月07日アニメーション映画監督の新海誠が9月7日(木)、東京・六本木の国立新美術館で行われた「新海誠展 -『ほしのこえ』から『君の名は。』まで-」の記者会見に出席。会見後の取材に応じ、『君の名は。』に続く次回作について「現在、製作中」と認め、思いを語った。――次回作について、現在どのような状況か教えてください。「おかげさまで『君の名は。』がロングランとなり、プロモーションがひと段落したのが今年2月。その後、3月から企画を立ち上げました。いまちょうど半年が経ち、脚本ですとか、美術設定を進めている時期です」――どのようなテーマになりますか?「いまの時代にどういう映画を作るべきか、この半年間ひたすら考えています。大変悩んでいる毎日です。もちろん、まさにそれが次回作のテーマになっています。具体的な内容については、なかなかお話できませんけど、やっぱり『君の名は。』と同じく、若い人のために映画にしたいと思っています。その気持ちは変わらないですね」――新海監督にとって、作品を届けたい“若い人”とは?「地震は起こるし、雨はやまないし、ミサイルはバンバン飛ぶし…。でも、それは彼らの責任じゃないわけですよね。僕らが若いころに比べても、よりハードな時代で育っていかざるをえない。そんな彼らが、“押し付けられた”環境で、どんな風に将来を歩んでいくんだろう。どう乗り越えるのか、あるいは壊すのか…。そういう視点で、いま物語を作っています」――その上で、どんな作品になりそうですか?「だいたい子どもにとって、大人って役に立たない存在なんですけど、中年である僕が、彼ら若者にどんな映画を作れるんだろうって(笑)。大変抽象的ではあるんですが、いまの若い子たちが『これは自分たちの物語なんだ』『自分たちに何か語ってくれる作品なんだ』と思ってもらえる作品にしたいですね」昨年公開の『君の名は。』が、国内外で旋風を巻き起こした新海監督の軌跡を、絵コンテ、設定、作画、美術、映像をはじめ、 世界観を体験できる造形物など、貴重な制作資料を通じて、紹介する『新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』。国立の美術館で、現役アニメーション映画監督の展覧会が開かれるのは今回が初となる。本イベントは、個人制作で商業デビューを飾った短編『ほしのこえ』から、初の長編作品にして毎日映画コンクールで受賞した『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』、『言の葉の庭』そして『君の名は。』を1章から6章にふり分け、世代や国境を越えて多くの人々を惹きつける“新海ワールド”の魅力に迫る。国立新美術館開館10周年『新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』は11月11日(土)~12月18日(月)国立新美術館(東京・六本木)にて開催。※休館日:毎週火曜日(text:cinemacafe.net)■関連作品:言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2017年09月07日大ヒットとなった『君の名は。』などを手掛けるアニメーション映画監督・新海誠のデビュー15周年を記念して、「新海誠展 -『ほしのこえ』から『君の名は。』まで-」が東京・六本木にある国立新美術館にて11月11日(土)より開催されることが決定。国立の美術館では、現役アニメーション映画監督の展覧会は今回が初となった。新海監督は、2002年に短編アニメーション『ほしのこえ』で商業デビューし、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などを手掛け、昨年公開された『君の名は。』は、日本だけでなくアジア圏を始め世界中で公開され、旋風を巻き起こした。そんな世代や国境を越えて多くの人々を惹きつける作品を生み出してきた新海監督。本展は、新海監督のその軌跡を貴重な制作資料である絵コンテ、設定、作画、美術、映像を始め、 世界観を体験できる造形物などを通じて紹介。個人制作の『ほしのこえ』から、初の長編作品にして毎日映画コンクールで受賞した『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』、『言の葉の庭』『君の名は。』を1章から6章にふり分け、新海誠アニメーションの魅力に迫る。なお、本展は6月より静岡・大岡信ことば館にてすでにスタート。9月から始まる長野・小海町高原美術館を経て、東京・国立新美術館へと巡回。そして、開館10周年となる国立新美術館はほかの会場より広い2,000平米もの展示空間になるため、巡回展での展示内容に加え、初公開を含む制作資料類が多数盛り込まれるという。また東京会場の後、来年1月より札幌、福岡などを順次巡回予定となっている。国立新美術館開館10周年『新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』は11月11日(土)~12月18日(月)国立新美術館(東京・六本木)にて開催。※休館日:毎週火曜日(cinemacafe.net)
2017年08月28日