ワンオペ育児で心身ともに限界上の子が2歳、下の子がまだ0歳だったときの話です。当時は父親の育児休業がほとんど普及しておらず、産後も主人はフルタイムで仕事。帰宅後も疲れてほとんど家事・育児ができない状態だったため、私はほぼワンオペでふたりの育児をしていました。上の子はイヤイヤ期まっただ中。言うことをきかず、ごはんを食べさせるのもお風呂に入れるのもひと苦労。下の子は昼夜のサイクルもまだ整わず、夜中に最低でも2回は起きて授乳。さらに主人と自分の食事をつくり、毎日の洗濯も……。寝不足と疲労で、正直もういっぱいいっぱいでした。健診で保健師さんが……そんな疲れとストレスの日々を送っていた中、下の子を健診に連れて行く時期になりました。正直、外に出るのも億劫になるほど疲弊していたのですが、行かないわけにもいきません。疲れた体を引きずって、会場へと向かいました。そこでは、保健師さんが現在の育児の状況を「うんうん」とうなずきながら聞いてくれました。第二子を産んでから、1人で大人の人と話す機会もほとんどなかったのでこれだけで少し心が軽くなったのですが、保健師さんは私の状況を把握すると、「お母さんがんばりすぎないでいいよ。手を抜いてもいいよ。夕食はたまにはカップラーメンでもいいじゃない」と。この言葉を聞いた瞬間、すべての力が抜けて、私はその場でボロボロと泣いてしまいました。保健師さんの言葉で自分らしさが取り戻せたあのとき、保健師さんの言葉で、自分が思っている以上にがんばり過ぎていることに気づきました。そして、自分を失ってまでがんばりすぎなくてよいことにも。その日をきっかけに、ときには冷静になって手を抜こうと意識できるようになり、徐々に明るく毎日を過ごせるようになりました。親が心に余裕をもつと子どもにも伝わるのか、単純に成長しただけなのか、上の子のイヤイヤも少しずつ落ち着くようになりました。本当に、あのときは保健師さんのひとことに、どれほど救われたかわかりません。あれ以来その保健師さんにお会いすることはありませんでしたが、今でも感謝しています。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2023年07月08日平日、2児のワンオペ育児で疲労しきった私の癒やし。それは、仕事から帰ってきた夫にその日あった話を聞いてもらい、「お疲れさま」とねぎらってもらうことでした。ところが夫の態度がある日を境に変化して、夜の時間も雰囲気が悪くなり……。話を聞いてもらえない私は、だんだんと不満がたまっていきました。ワンオペ育児、私は頑張っている!私は現在専業主婦として、7歳と生後8カ月の年の差兄弟を育てています。平日は会社員をしている夫が不在のなかで、ほとんどのすべての育児を私がこなす状況。とはいっても、主婦の仕事は子育てだけではありません。 小学生の長男の宿題を見たり配布物の確認をしたり、それに加えて0歳の次男はまだまだずっと手がかかる状況。日々を大量の家事と子育てに費やし、ようやく週末を迎える……そんな毎日。とにかく、身も心も疲れていました。 話を聞いてほしいのに…夫の態度が変化?私の平日の楽しみといえば、夫が帰宅して子どもたちが寝てからの大人の時間。話し相手がいない私は、夜にまとめてその日にあった子どもの話などを聞いてもらって、疲れを発散していました。ところがあるときを境に、夫は少しずつ変わっていきました。顔が暗く、ため息が多い様子で、私もそんな夫に話をしづらくなってしまい……。 「どうして疲れた私に、そんな態度を見せるの?」「仕事だけをしているあなたと、私は違うのに……」と、私の心のなかでは夫を心配する気持ちよりも、そんな不満が膨らんでいきました。 ある日、長男と夫から…そしていつの間にか迎えた私の誕生日。自分でもすっかりそんなことは忘れていました。ところが、当日にそわそわしている長男と夫。突然、長男から「はい、これあげる」と1枚の絵を渡されました。そこには私の似顔絵とともに『おかあさんいつもありがとう』と長男からのメッセージが! 驚いている私に夫が「これも」と、おいしそうなケーキをプレゼントしてくれました。どうやら長男と夫は数日前から密かにこの計画を立てていたようで、サプライズの成功に2人は顔を見合わせて笑っていました。 驚きのサプライズに涙2人からのプレゼントに、私はうれし涙が止まりませんでした。すると夫が、「いつも子育てに家のことまで、ありがとう。お疲れさま」とひと言。この言葉に私は、頑張りを聞いて褒めてほしかっただけの自分が恥ずかしくなりました。 夫だって仕事でつらいこともあるはずです。そんななかいつも頑張ってくれていたのに、私は自分のことでいっぱいになって気にかけることができなかった……自分を恥ずかしく感じました。 夫が一時期元気がなかったのは仕事でのミスが原因で、疲れた顔をした私にそんな話もできずに黙って抱えていたことを聞かされました。お互いにどんな小さな思いでも伝えあっていたら、もっとお互いを労ることができたと思います。自分のことだけでなく、日ごろから「ありがとう」の気持ちを忘れずに過ごしたいと感じた出来事でした。 著者:岡田 ちえこ離婚→再婚を経てステップファミリーとなったポジティブママ。「ゆるく・楽しく」をモットーに7歳、0歳の息子と共に過ごす日々のなかで感じたことをお伝えしていきます。
2023年07月05日私の夫はサービス業のため、お休みは週の平日に1回あるかないかでした。そのため、2歳の息子と私の2人で過ごす時間が多く、孤育てのつらさを痛感していました。中でも一番つらかったのは日曜日。それを克服するためにとった私の行動についてお話しします。 孤育て2歳になった息子は行動範囲も広がり、お家遊びだけでは限界がありました。息子にはさまざま経験をさせてあげたいという思いもあり、毎日2人で外へ出かけていました。日曜日や祝日になると、近くの広場では子ども向けのイベントなどが開催され、家族連れで大賑わい。私も息子になにか体験させてあげようと、イベントの列に並びました。 しかし、好奇心旺盛な息子はじっとしていられません。あと少しで順番といったところで走りだしてしまい、泣く泣くあきらめるということも多々ありました。また平日よりも人が多いため、私はいつも以上に気も張っていました。荷物を抱えながら、息子のあとを追いかけることは体力的にもとてもつらかったです。 孤独を感じる日曜日へとへとになりながらふと周りを見渡すと、平日には見かけないパパさんばかり。途中で動き出す子どもの代わりに、イベントの列に並んでいるのもパパさん。「私たちもパパがいてくれたらな」と思ってしまうことがよくありました。 日曜日に公園に出かけたときもパパさんがたくさんいます。「わが家は仕事なのだから仕方がない」とわかっていても、私はいつも以上に他の家族がうらやましくなり、寂しさを感じてしまいました。 平日との違い夫がいない孤独感や大変さは、日曜日だけに感じていたわけではありません。しかし、平日の公園には私と同じような子ども連れのママさんばかりでした。そのせいか「大変だけれどみんなも同じだ」と思え励まされることもありました。 しかし、日曜日の外出は「息子のために外に出なくちゃいけない」と思うものの、精神的にも体力的にもつらいなと感じてしまいました。そして私は、日曜日がだんだん嫌いになっていきました。 私は頑張っている息子に対して、「こんなにも弱くてだめな母親でごめんね」と思えてきました。しかし、そんな私にニコニコと笑いかけてくる息子を見ているうちに、ふと思ったのです。 「私だめな母親か? そんなことはない。頑張っていることだってたくさんある」。平日雨の日以外は、外に出てたくさん遊んでいるのだから、日曜日くらい外出をお休みしてもいいのではないか? イベントがあるときは、自分の体力に余裕があるときだけでもいいのではないか?と思えてきました。そして、いつもなら夕飯の支度をする時間に散歩へ出かけることで、違った景色を息子に見せることができたのです。 私は息子がかわいいが故に、「こうしなくてはいけない」と思いがちなところがありました。しかし、その考えをやめてみることで心に余裕が出て、息子にもいつもとは違った体験をさせてあげることができたと思います。「一番つらいと感じる日曜日は無理して外出しない」これが私の選択でした。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:山下亜衣
2023年07月01日「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。積極的に息子の育児を手伝ってくれたお母さんですが、言動のひとつひとつがなな子さんの悩みの種に変わっていきます。 お母さんが子育てをしていた時代と現在では、育児の方法が変わっているのに昔の方法を押し付けようとしてくるのです。 産院で聞いてきたとなな子さんが言っても、お母さんは聞く耳を持ってくれません。意見は食い違うばかりです。母のやさしさがお節介に思えてきて……。 私は母親失格なの!? 思うように母乳が出ず、大泣きするなな子さんの息子。なな子さんは「おなかをいっぱいにしてあげられなくてごめんね」と自分を責めてしまうのでした。 お母さんの「母乳で育ててこそ母親でしょ」という言葉が頭をよぎり、母乳マッサージなどをおこないますがうまくいきません。 「母乳がすべてじゃない! 」と意を決したなな子さんは、育児用ミルクを息子に飲ませることに。ゴクゴクとたくさん育児用ミルクを飲む息子を見て、うれしくなるなな子さんです。 しかし、その現場を見たお母さんは「何やってるの?」と言い、露骨に嫌な顔をするのでした。 赤ちゃんにとって母乳と育児用ミルクのどちらが良いということはありません。ママと赤ちゃんにとって負担がない方法を選ぶことが大切です。お母さんにはなな子さんの意見に耳を傾けてもらい、考え方を柔軟にしてほしいですね。息子を一番近くで見ているなな子さんです。周囲にいる人はなな子さんの意見を尊重しながらサポートすることが需要なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは
2023年06月30日■前回のあらすじ細切れ睡眠は男女関係なく辛いと思うと主張する聖良に、お母さんは辛さを乗り越えなきゃと軽く返す夫。そこで聖良は、育児が向いてないなら家事をやってほしいと申し出る。それにも夫は「俺と同じくらい稼いげばやるけど」と拒絶の姿勢で…。 >>1話目を見る 保育園のお迎えも「俺には関係ない」と言い捨てて出かける夫…。昔から人との争いごとが苦手な私は、強く言い返すこともできず…。ただただ悔しさを抱える生活にも限界が近づいていました。次回に続く(全10話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2023年06月29日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。今回は、夫の行動に疑問に思ったエピソードを紹介します。夫は仕事で忙しく、ワンオペ育児を頑張っている女性。今日も、夫は帰りが遅いようで…。子どものお迎え忙しそうな夫子どもと遊んでいても…家事も片づけられない…家事に集中したい…なにか隠してる…?ワンオペでの育児は、体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね。どうも怪しい夫ですが、この後どんな展開が待っているのでしょうか…。作画:わかまつまい子原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年06月27日最近は「イクメン」という言葉が浸透しているように、育児に積極的なパパは私の周りにも多くいます。しかし、パパである自分が1日中育児をする機会はあまりありませんでした。今回はママが不在の日に、私と子どもだけで過ごして気づいた育児の大変さについて話したいと思います。子どもってこんなに泣くの?私が育児の中で1番大変だと感じていたのは、泣いている子どもをあやすことでした。子どもはおなかがすいた、おむつが気持ち悪い、何となく機嫌が悪いなどさまざまなことを泣いて訴えてくるとわかっていましたが、昼夜問わず泣かれるとつらいなと感じていました。 中でも私が特に困ったのは、眠いときに泣かれることです。おながすいているときならば、ごはんをあげるなどして何とか対処できます。でも眠い子どもを寝かしつける方法やあやす方法がいまいちわからず、普段ママが抱っこするとすぐ寝るのに、パパの抱っこは慣れていないのか、なかなか眠ってくれず苦労しました。 子どもってこんなにおむつ替えるの?おむつを替えることも最初は戸惑いましたが、慣れてくるとそこまで大変さを感じることはありませんでした。でも、それが1日中となるとものすごい回数になるのだと気づきました。朝起きてから、ごはん中、昼寝してから、遊んでいるときなど、1日に10回以上は替えました。 それでも家にいるときはまだましです。子どもと2人では時間を持て余すので途中で外出したのですが、外出中が特に大変でした。突然子どもがおむつ替えを訴え泣き始め、おむつを替える場所を探すことから始めなくてはならず、しっかり準備したつもりでもおしり拭きを車の中に忘れたり、場所の使い勝手がいまいちわからず戸惑ったり、外出中のおむつ替えには本当に苦労しました。 子どもってどんなごはん食べているの? 子どもが育児用ミルクを用意すればいい時期はまだよかったのですが、離乳食が始まるとその準備にとても苦労しました。どのような食事形態なのか、栄養は足りているのか、アレルギーはないのか、自分で食べられるのか、何を準備しないといけないかなど、「食事」とひと言で言ってもママに聞かないとわからないことばかり。適当にするわけにはいかないので、ママに何回も連絡をしました。 それで準備万端でいざ食事となると、食べこぼしはするし、近くにコップを置くとお茶をこぼすし、もちろん落ち着いてじっと座っていることもなく、自分の食事をする余裕なんてないので、かなり大変でした。 私自身、育児に積極的だと思っていても実はママにしてもらっていることが多いことに気づきました。ママが外出し、1日子どもと2人で過ごしただけなのに、わからないことがたくさんありました。今回の体験を通してあらためて育児の大変さに気づくことができたので、もっと頑張っていきたいと思います。 イラスト/manami.koiso監修/助産師 松田玲子著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2023年06月27日皆さんは、パートナーとの関係に悩んだことはありますか?今回は、育児に非協力的な夫を義母が成敗した話を紹介します。育児をしない夫主人公はワンオペ育児に疲弊していましたが、夫は接待だと言って出かけてばかりです。育児の手伝いを頼んでも、働いていないのに贅沢だと言われてしまいました。さらに夫は衝撃の言葉を伝えてきて…。夫からまさかの一言なんと夫は「育児ぐらい誰でもできるだろ」と言ったのです。その言葉を聞いた主人公は、夫が帰ると「子どもを置いて出ていく」と伝え実家に帰ることに。主人公に出ていかれた夫はすぐさま義母に助けを求めます。義母は夫から話を聞き、夫が育児をしていない様子に呆れてしまいました。そして主人公を労わない夫に、育児の大変さを伝えて説教したのです。義母に叱られて自分の至らなさに気づいた夫は、子どもと一緒に主人公の実家にかけつけます。そこで主人公と主人公の両親に心から謝罪をし、許してもらうことができたのでした。夫の発言にモヤモヤ育児は誰でも簡単にできると言われたらモヤモヤしてしまいますよね。義母の説教が夫に効いてスカッとしたエピソードでした!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月26日私は4歳と2歳の男の子を育てています。夫は普段、夜勤もある仕事をしていて、休みの日は副業で仕事に出ていることが多く、わが家は割とワンオペ育児傾向です。ある日、いつものように子どもの世話で嵐のような時間が過ぎていき、就寝時にはもうヘトヘトになっている私に、帰宅した夫から驚く発言が!私の怒りは大爆発してしまいました……。 帰宅した夫のまさかの発言夫はいつも帰宅が遅く、基本的にはワンオペで子育てしていることが多い私。毎晩8時半就寝を目指して、子どもが幼稚園から帰宅すると、おやつ、遊び、夕飯の準備と片付け、お風呂、就寝の準備を慌ただしく終えます。 特に4歳の長男はこだわりが強く、私は本気で叱りながらすべての工程をすることも多く、相当なパワーを消費しています。 そんなある日、私はヘトヘトになりながらやっとの思いで子どもたちを寝かしつけ、キッチンで自分のために熱いお茶を入れていました。そこへ、外で自分の用事を済ませて夫が帰宅しました。 「もう子どもたち寝た?今日ついでに叔母に会ってきたよ。お茶入れているなら僕の分もお願いできる?」と私に頼んできたのです。 私は頭の中でブチっと何かが切れる音が聞こえたような気がしました。 そして、私は「まだ私に何か頼むつもり!?やっとの思いで自分の時間を作っているのに邪魔しないで!あんたのご飯だって用意しているじゃない!」と夫に怒り爆発。夫は「ごめん、そんな怒らせるつもりじゃなかった。自分でするから」と私に圧倒されていました。 疲労困憊だった私は、その日の何気ない夫の言葉を許すことができなかったのです。日々、「もうちょっと子育て手伝ってくれたらいいのに」と思うこともあり、ついイライラしてしまいました。しかし、家庭の中ではお互いの役目があるので、夫と話し合いながら、もっとじょうずにストレスを抱えることなく子育てをしていけたらいいなと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年06月24日フランスで2歳11カ月と生後10カ月の子育てをしている私。私の家族は日本在住で、夫の家族はフランス在住ですが、遠方に住んでいるため、子育ては完全に夫婦2人でしています。夫は普段仕事に出かけているので、子育ては私ひとり。長男は何でも興味津々でイヤイヤ期絶頂、庭で遊ばせれば見失うことも多く、私は毎日次男の世話と家事をしながら長男に付きっ切りなのです。毎日ヘトヘトな私が見つけた癒しの場所を紹介します。 夫に愚痴ってもしょうがない次男がギャン泣きする中、全然私の言うことを聞かない長男の注意ばかりしている私は、「ここを抜け出して、どこか静かな場所でひとりになりたい」と思うことがよくあります。 でも実際はそんなことできるはずもなく、ただその日その日を精一杯こなす毎日の繰り返し。夫に愚痴っても、「長男がもうすぐ幼稚園に行けばラクになるよ」と満足な返答は返ってきません。私は「今は大黒柱の夫にも愚痴ばかり言ってられないし」と思って我慢していました。 同じ環境にいた姉の言葉毎日バタバタ過ぎていく日々の中、私は長期間日本にいる家族と連絡していないことに気づきました。そこで、何となく同じ2歳差の男児を育てた経験のある姉に連絡してみました。すると、姉とすぐ電話がつながり、私は育児のストレスを姉にマシンガントーク! 「うちも本当に大変だった。長男は店の床で寝そべっていたよ! 今はそんな時期だから。みんなそうよ!」と言ってくれたのです。私は姉の言葉で「私だけじゃないんだ」ということに気づきました。 似た環境で頑張っているママ友たち毎週1回通っている子育てサークルで、あるママ友に何気なく「もうすぐ長男が幼稚園に行くから少し時間ができるけど、子ども2人連れての買い物は特に大変!」と話すと、その周りにいた他のママ友たちも「そうよそうよ、うちも長男が小さかったときは店であちこち触るし大変だった!」「自分の時間ができるってとても大事よ!」と話が弾みました。そこで私は他のママも私と同じ状況で頑張っているんだということがわかったのです。 自分と似た環境で子育ての経験があるママと話し合える場所に出向くことで、「ひとりではない」ということに気付いた私。すると、孤独感がなくなり、満たされた気持ちになることができました。 私は毎日子育てと家事に追われる日々にストレスを感じていても、「我慢するしかない」と耐えていたのですが、今回のことでママ友と関わる重要性に気付くことができた気がします。これからも積極的にママ友と出会える場所に行きながら子育てを楽しんでいきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ねね著者:岩見 エリ
2023年06月18日皆さんは、産後の育児で悩んだことはありますか?今回は、頼れない義両親のエピソードを漫画で紹介します。イラスト:Fujita出産後は義実家へ育児に専念していたものの…夫と義両親も…心身ともに追い詰められた初めての育児は分からないことも多く、周りの協力がとても大切になってきますよね。夫や義両親から、少しでも歩み寄ってくれることを願いたいものです…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月18日ママたちの間でもよく話題になる「ワンオペ育児」。夫は仕事が忙しく不在がち、両親も遠方にいて頼れない。育児も家事も仕事も全部ひとりで抱え込んでいっぱいいっぱいになってしまう……。何を隠そう私もそのひとりでした。そんな私の経験から、ワンオペ育児を乗り切るコツを皆さんに紹介したいと思います。 「疲れたら家事を休んでもいい」と思う私にとって、一番悩ましいのが毎日の食事作りだったのですが、ワンオペ育児が始まったころは、毎日食事を作ることに必死で、子どもとの食事を楽しむ余裕もありませんでした。金曜日の夜にくたくたになりながらキッチンに立ち、せっかく作ったのに食べてくれない子どもにイライラしたこともあります。なんとなく「子どもには手作りのごはんを食べさせなくちゃ」という思い込みがあり、それが結局は自分を苦しめていました。 でも、ただでさえ毎日いっぱいいっぱいのワンオペ育児、家事にまで完璧を求めなくてもいいと思い始めました。疲れているときはスーパーで出来合いのお惣菜を買ってもいいし、ファミレスなどで外食をしてもいい。どうしても手作りにこだわるなら、野菜などの食材がカット済みの料理キットを活用してもいいなと思考が変わっていきました。「疲れたら手抜きをしてもOK」くらいの心構えでいるのが、ワンオペ育児に苦しまないコツの1つだと思います。 ワンオペ育児において重要なのは、ママが頑張りすぎないことだと痛感。家電など使えるものは使って、たまには手も抜いて、いつでも子どもと笑顔で向き合っていられるようにしていきたいです。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2023年06月10日大人の声を聞くだけで癒される……『元モーニング娘。』でタレントの紺野さんは2017年にプロ野球・日本ハムファイターズの杉浦稔大さんと結婚し、同年9月に第一子となる長女、2019年2月に第二子となる長男、2021年8月に第三子となる次男を出産、3人のお子さんのママです。野球選手の夫は遠征などで留守の日も多く、必然的に紺野さんはワンオペで家事育児をする日が増えがち。これまでにもたびたびワンオペの様子を動画にしてきた紺野さんですが、今回はそのワンオペをどう乗り切っているのか、自身がやって楽になったと感じていることを公開しました。そのうちのひとつが、「名前を呼んでおやすみを言う」。日中どんなにイライラしても寝る前だけは「おやすみ〇〇」とできるだけ穏やかな声で言うと、「自分の中でも、怒っちゃったけど、やっぱかわいいなって落ち着いてくるし、子どもたちもすごい喜んでくれる。おやすみママって返してくれる」と紺野さん。些細なことですが、1日の疲れもほぐれるのだそうです。長男は「おやすみまーま、おやすみてんじょう、おやすみドーア、おやすみてれび」と言ったりもするというかわいいエピソードも明かしました。日中にイライラしても、寝る前に穏やかな時間を持つことは親にも子どもにも良さそうですね。また、料理の時短と作り置きはマスト。とくに春休みや夏休み、冬休みなど長期連休に入ると、「朝片付けたなと思ったら、もう昼ごはんのことを考えている」といい、これには「ほんとそう」と深く共感するママパパが多いのではないでしょうか。紺野さんのモットーは「一回まな板を出したら、そこでできるだけ多くの作り置きを作る」ことだといいます。たとえばキャベツを切るとしたら、その時に必要な千切りだけではなく、お味噌汁にも入れられるようにざっくりカットしておく。それ以外にも、同じ食材でも1つの切り方で大人用と子どもウケしそうな味付けの2品を用意しておくのだそう。さらに時短のため、作り置きの保存容器をガラス素材のおしゃれなものにしてそのまま食卓に出す、お皿をワンプレートにするなど、洗い物を減らす工夫も。3人の小さな子どもを世話しながら、食事を作って洗って、掃除や洗濯もして……本来なら何本手があっても足りませんよね。いつも大忙しの紺野さんですが、「どうしても大人の声が聞きたい」と思うときは、片方の耳だけイヤホンをしてYouTubeや音楽、テレビの音などを流してリラックスするそう。大人の声を聞くだけで癒されるのだそうです。
2023年06月08日子育てをしながら7年間、何度か職場を変えながら共働きを続けてきた私。夜間はほぼワンオペ育児状態だったことに加えて、その大変さが夫になかなか伝わらないことがつらいと感じていたときの体験談です。 不満ははっきりと言葉で伝える夫があとから打ち明けてくれたのですが、「子育てが大変なのはわかっても、何がどれくらい大変なのか、そのために具体的に何をすればいいのか、言ってもらわないとわからなかった」とのこと。 以前の私は、不満やイライラを感情的に夫にぶつけることはあっても、具体的に「何がどう不満なのか」「何をしてほしいのか」をはっきりと伝えていませんでした。不機嫌な表情で「もっと私の気持ちを察してよ!」という態度をとるのは、大人げなかったと思います。お互いに忙しい中、双方が納得できる「落としどころ」を見つけるためにも、やはり不満や改善してほしいことを言葉ではっきりと伝えなければいけない、ということに気づかされました。 わが家では家事や育児を完全に分担することは難しいのですが、夫に大変さを言葉ではっきり伝えたこと、そして夫ができる範囲で大変さを肩代わりしてくれたことが、大きな助けになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ著者:大川香織小学2年生と1歳、2男の母。共働き。編集プロダクションや出版社で、子育て情報誌などの制作に携わった経験をもとに、さまざまなテーマで執筆。
2023年06月05日子どもができると、友人と遊ぶ機会も減ってしまうようです。しかし、たまにはゆっくり休みたいもの。今回は、夫に育児を任せた女性のエピソードを紹介します。イラスト:南野ななみ友人からランチに誘われて…夫も協力的だったので…衝撃の姿が!思わず怒鳴ると…小さい子どもがいる場合、夫婦で連携をとっていく必要がありますね…。以上、夫に育児を任せた女性のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月03日皆さんは、夫の言動にモヤっとしたことはありますか?今回は、夫の衝撃発言エピソードを漫画で紹介します。ワンオペ育児中飲み会に行った次の日は…夫からの衝撃発言!一生忘れない出来事に…夫からの返事にショックを受けてしまった女性…。息抜きは大事ですが、お互い思いやった言動ができるといいですよね。ワンオペ育児中の夫の行動にモヤッとしたエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月31日初めての出産後1年間ぐらいは、息子をかわいいと思うことよりもしんどい……という気持ちが大きかった時期でした。夫はほぼ家におらず実家も遠方のため、育児に関して相談する相手もいませんでした。そんなある日、新生児訪問をしてくれた保健師さんから連絡が来たのです。 育児がつらい…待望のわが子を出産してから、待ち受けていたのはとにかく大変な毎日でした。息子はもともとあまり寝る子ではなかったので夜中に何度も起こされ、朝までずっと寝てくれることはなく常に寝不足な日々。さらにこのころ夫が転職し、朝は7時に出勤し帰ってくるのは夜中と、ほぼワンオペの生活を送っていました。 私は初めての育児によるストレスからか、妊娠前より5kgほど痩せてしまい、もうママやめたい、逃げ出したいと思い泣きながら育児をしていて、今考えるとノイローゼ気味になっていたと思います。 保健師さんからの電話そして息子が生後3カ月を迎えようというころ、以前、市からの新生児訪問の際お世話になった保健師さんから連絡が来たのです。息子が生後1カ月のころ健診を受けて以来だったのですが、その当時すでに育児でいっぱいいっぱいだった私を心配して、連絡をしたとのこと。 私が最近の近況を話すと「赤ちゃんの様子を見るついでにママのお話も聞きたいから、よかったらまた訪問させてもらえないかな?」と提案してくれました。 泣きながら相談したら…訪問当日、息子の体重を測ったり栄養状態を確認したりし終わった保健師さんが、私に「最近はどう? ママは大丈夫?」とやさしい言葉をくださり、私は思いきって育児がつらいことや、ママをしていく自信がないことを泣きながら相談しました。 すると保健師さんも涙を流してうんうんと話を聞いてくれて、「私も同じような状態だったから、あなたの気持ちがつらいほどわかるよ。大丈夫! 〇〇君(息子)はとっても元気! ママが毎日頑張ってるからだね」と言ってくれたのです。私は出産してから初めて自分を認めてもらえたような気がしました。 その後も「悩みがあればいつでも相談してね、そのために私たちがいるんだよ」と言ってもらえた私は、その後も育児でパンクしそうになったときに何度か相談相手になってもらい、とても助かりました。保健師さんに自分の話を聞いてもらい、共感や励ましの言葉をもらうことで少し心が軽くなったような気がします。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月31日もともと母乳育児に憧れを持っていた私は、「絶対に母乳で育てるぞ」という強い思いを持つようになったのですが、現実は理想とはほど遠く……。そんな授乳に疲れ果てていたときに、友人のひと言が私を救ってくれたのです。母乳育児の現実を知る…母乳育児に憧れ、子どもは絶対に母乳で育てたいと強く思っていた私。しかし、母乳育児の現実は過酷でした。まず、慣れない体勢で腰や首、肩が痛くなりました。そして私は母乳が出にくく、頑張って吸わせたあとに赤ちゃんの体重を測ると、なんと2gしか増えていなかったのです。 それでも吸わせないと母乳が出なくなるし、育児用ミルクを足し過ぎると赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれなくなると本に書いてあったので、とにかく必死でした。母乳が足りないせいで授乳間隔も2時間半、2時間とどんどん短くなり、乳首が切れて痛みも強くなるばかり。寝不足も重なり、授乳時間は私にとって苦痛な時間になってしまいました。 私を救った友人のひと言そんなある日、友人に母乳育児の大変さを話したときのことです。友人から言われてハッとしました。 「母乳とミルク、どっちで育ったかとか、大人になってから関係ある?」 この言葉に、大事なのは母乳か育児用ミルクかということではなく、きちんと授乳して育てるということだと気付かされた私。 それからは思い切って育児用ミルクを足すようにしました。すると、赤ちゃんはしっかり寝てくれるようになり、私も睡眠をとると母乳の出が良くなったのです。両親に預けるときも、育児用ミルクがあるので授乳時間を気にせずに出かけることができました。 その友人は保育園に赤ちゃんを預けるため、哺乳びんに慣れさせる必要があり、大変だったそうです。完全母乳だったときは育児用ミルクを作る手間は省けますが、母親しか授乳できないというデメリットもありました。しかし、母乳でも育児用ミルクでも、自分に合った授乳法を見つけることで、授乳も苦痛ではなく幸せな時間となることを学んだ出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:桃野ゆか
2023年05月28日私は5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中です。長女を妊娠中に、子育ての思い出になればいいなと思い育児日記を書きました。3人ともが1歳になるまでの1年間、毎日欠かさず書くことは大変だったのですが、日記をつけていて本当によかったと思っていることをお伝えします。 1年間の記録としてまだ妊娠する前に、友だちが出産し育児日記をつけていたのを見て、一生に1回しかない乳児期を忘れないようにしたいと思い、私も育児日記をつけることにしました。長女のときはおむつ替えや授乳のたびに記入していましたが、次女と三女のときはそんな余裕もなく、1日の終わりにその日を振り返ってまとめて記入していました。 できるようになったこと、その日におこなったこと、イベント、そしてそのときに私が感じたことを書くことで、子どもの日記というよりも自分が今日こんなに頑張ったと自分で自分を褒める日記になっています。 心折れそうに…毎日書くことは、正直に言うとそんなに簡単なことではありませんでした。仕事ではないので書かなくてもいいのですが、自分で書くと決めたことなので、その日が無理だったら翌日の朝などにまとめて記入することもありました。 自分自身の体調が悪かったり、疲れていたりして、もういいかな、そろそろやめようかなと思ったことも何度かありましたが、子どもの今は今しかないのでそのときのことを忘れたくないと思い返し、なんとか3人とも1年間記入することができたのです。 ふとした瞬間に読み返すと子どもたちは5歳、3歳、1歳と成長し、もう日記は書いていませんが、急に読みたいなと思うことがあります。読み返してみると、「あーあのときこんなことがあったな」「こんなこと思ったな」と当時の記憶がよみがえってきて、懐かしくなって涙してしまうこともあります。 日記を読み返して、そして目の前にいる大きく成長した子どもたちを見て、このときはいっぱいいっぱいだったけど頑張ってよかったな、あのときがあるからこそ今のこの子たちがいるんだなと思うとうれしくなり、また頑張ろうという活力になっているのです。 毎日書くことは容易ではありませんでしたが、出産したときに自分が感じたこと、新生児と向き合いながら思ったこと、子どもが成長するなかで感じたことなど、たくさん書いたことは私の中でとても良い思い出です。この日記に書いた思いを大切にしながら、これから先の子どもたちの成長を楽しみにして、一緒に過ごしていきたいです。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2023年05月28日皆さんは、育児疲れを発散できていますか?今回は、育児の疲れがピークに達した母のエピソードを漫画で紹介します。ワンオペ育児中夜な夜な作っていたミルクコップに粉ミルクが!?寝不足には要注意夜中にミルクを作っていると眠気のあまり、正しい分量で作れていないこともしばしば…。自分の失敗で、疲れのピークを実感したビックリエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年05月27日皆さんは、ワンオペ育児で辛かった思い出はありますか?今回は、ワンオペ育児中のエピソードを漫画で紹介します。ワンオペ育児夫にも頼れない…限界がやってくると…夫が一変…3人の子どもを1人で子育てするのはとても大変なこと…。このことがきっかけで、夫の気持ちに変化が生まれて良かったですね!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月22日子どもが生まれてから、仕事が多忙で休日もなかなか家にいない夫との生活に孤育てを感じていた私。息子が1歳を過ぎたころにその生活に限界を感じ、夫婦で話し合いの末、私の実家近くに引っ越すことを決意しました。しかし引っ越しをしたあと、しばらくして望んでいた子育てのサポートが受けられない状況になってしまったのです……。 現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 ワンオペに耐え切れず、引っ越しを決意私たち家族はもともと実家の隣接県に住んでいました。実家に帰るときは車で泊まりに行くという生活。日々感じる孤育ての現状に、できれば実家の近くに住み子育てのサポートをしてもらいたいという気持ちが強くなっていました。 仕事が多忙だった夫も、自分以外に私や息子が頼れる場所ができるなら……と、夫婦で話し合い引っ越しを決意。引っ越し当初は時間があれば孫との時間を作ってくれる実母に感謝をしていました。 現実は甘くなくて…理想が現実となった生活に変化が訪れたのは、私の祖父母の介護が深刻化したころでした。私は母子家庭で育ち、母には夫がいません。介護は母がひとりで引き受けることに。 実母は仕事の合間、休みも介護に追われるようになり、近くに住んでいてもなかなか会えない日々が続きました。私も自分のワンオペがつらいということを理由に、実母を頼りすぎていたのかも……と思い、頼ることを控えるようになりました。 介護も孤育ても乗り越えるために「実母には介護に専念してほしいから、甘えてはいけない」とはじめは考えていたのですが、なかなか会えない日々が続くなか、次第に、「逆に何か手伝えることはないか」と考えるようになりました。そして、「息子を連れて一緒に祖父母に会いに行けば喜んでもらえるのではないか?」と思ったのです。 母もその提案に賛同してくれて、息子を連れて会いに行くと祖父母も「ひ孫が会いに来た!」ととても喜んでくれる結果に。私も家族と一緒に子育てができることのありがたさを痛感するとともに、自分に余裕がなく受け身になっていたことに気が付きました。 特別なことは1つもなく、会えただけで双方が刺激をもらったという体験でした。その後、新型コロナの感染状況も踏まえてなかなか会えない日々が続きましたが、ひらがなを練習中の息子が手紙を書いたり、電話でおしゃべりをしたりと、家族との繋がりを工夫するように。それはこの体験がきっかけになっていると感じています。 監修/助産師 松田玲子著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2023年05月14日このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ妻がチャットで稼いでいたことではなく、その相手と浮気していることが許せないという夫。妻は「被害妄想だ」「証拠はあるの!?」と抵抗するが、夫は妻がホテルに入っていく写真を突きつける。 夫は、育児に追われる妻の状況を改善するために対策を講じたつもりでいました。しかし、ある大事なことに気づいていなかったのです。次回に続く「僕は妻の浮気を疑っている」(全43話)は22時更新!
2023年05月12日わが家には4人の子どもがいます。今では育児に協力的になった夫ですが、第1子、第2子出産後は、共働きでも私のワンオペでした。育児と仕事で余裕もなく、夫の考えが理解できずに涙することもありました。そんな夫が協力的になってくれたきっかけとは……。子どもが病気になっても夫は……長男は1歳になると、私の仕事復帰のため保育園に通い始めました。すると、私の職場に保育園から「息子くん、お熱があります」と電話がかかってきました。私は早退し、保育園にお迎え、そして小児科を受診。次の日は、病児保育に預け、少し遅刻して出勤することに。それが、毎週のようにありました。 まだ時短制度などが整っておらず、フルタイム正社員で復帰していた私は、職場に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。あまりにもお迎え要請が続くので、夫にお迎えにいけないか連絡すると、「仕事だから無理!」のひと言……。 私は、「もういい!」と電話を切って、「こんな思いをするくらいなら、連絡しなければよかった」と涙があふれました。この件をきっかけに、もう夫に頼るのはやめようと思い、ひとりで何でもこなすようになりました。 話し合い、夫の本音がわかった!子どもの育児、仕事、家事に精いっぱいだった私。その当時は、夫に頼るのはやめようと思う一方で、「なんで協力してくれないの?」と思ってしまう日もしばしば。夫の気持ちを考える余裕はありませんでした。 良くない状況を変えるべく、家の購入と同時に義両親との同居を決意した私。間もなく第3子を出産して、義両親や子どもたちとの関わり方について夫と話す機会が増えました。夫は「子どもにどう接していいかわからなかった」、「仕事を頑張っていればいいと思っていた」と、これまで考えていたことを話してくれました。 「子どもに手がかかるのは今しかないから、関われるときに一緒に関わってほしい」と私の気持ちを伝えると、それから夫は、子どもとの時間を作ってくれるようになったのです。また、第3子が1歳になる前くらいから自営業を始め、仕事に関しても夫婦で協力し合うように……。 話し合ったことで、夫は以前よりも協力的になってくれましたが、「子どものことは○○(私)のほうがわかっているから、病院へは○○が連れて行くように」と言います。その代わり、私の仕事を代わってくれたり、上の子たちの送迎をしてくれたりと、私のサポートをしてくれるようになりました。ただ、まだ通院などは母親がするものと思っているようなので、今後も話し合いを続けて、どんなことも協力し合えるようになりたいと思っています。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月11日育児で大変な時期…それでも手伝ってほしいってなかなか言いづらいものです。今回は、ワンオペ育児で忙しいママを救ってくれた助産師さんのステキな言葉のエピソードを紹介します。ワンオペ育児がつらい…2人目を出産後、上の子の赤ちゃん返りや下の子の夜泣きで参っていました。夫も朝早くから夜遅くまで帰ってこないので、ほぼワンオペ状態。上の子を保育園に預けることもできず、ストレスで毎日イライラしていました。そんな私の心を少し軽くしてくれたのが、市の助産師訪問で来てくれた助産師さんです。偶然にも、来てくれた助産師さんは2人目を出産した産院の助産師さんで、私のバースプランを一緒に考えてくれた方でした。下の子の成長の様子や身体測定をしてくれたあと、泣いている下の子を抱っこであやしながら「お母さんは困ってることや悩みはない?」と聞いてくれたのです。頑張ってるね私は夜泣きのこと、赤ちゃん返りのこと、夫のことなどを話しました。すると「お母さん頑張ってる。えらいよ。でも、もう少し頼ることを覚えよう。お母さんのためでもあるし、しんどいときは誰かに頼ってもいいんだっていう子どもたちの見本にもなるから」と言われました。その言葉を聞いてからは、夫に遠慮するのをやめて助けてほしいときは頼るようになりました。(匿名)助産師さんに救われた…素敵な助産師さんが来てくれてほっとしました。頑張っていることを認めてもらえるだけでも心が軽くなりますね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月09日私は小学生と幼稚園児の母です。年の差姉弟、かつワンオペ育児のため、スマホやタブレットなど電子機器との付き合い方は悩みの種です。ゲームやマンガのアプリは、いったん始めるとやめられないイメージがあるので、子どもたちから遠ざけたかったのですが……。今ではママ友に教えてもらった無料のゲームアプリが、親子のコミュニケーションに一役買っていて、マンガは私の気分転換になっています。そんなわが家の電子機器との付き合い方をお伝えします。電子機器は使わせたくない!けれど…現在わが家には、私のスマホと家族で使えるタブレット、私が前に使っていたスマホ(simなし)の計3台の電子機器があります。基本的には、子どもたちは私の許可がなければどれにも触ってはいけないルール。また、使うときもあらかじめ約束した時間内で、私の目の届く範囲で使わせているのですが、特に未就学児の息子には「まだできるだけ使わせたくない……」というのが本音です。 それらが悪いと思っているわけではないですが、今はデジタルなことよりもできるだけリアルな体験をたくさんしてほしいと思っているからです。しかし、小学生の娘は学校で配られたタブレットを使って日常的に勉強をしているし、必要があれば動画も見ます。息子が自分もタブレットを使いたい!となるのは、仕方ないことだとも思っています。 ママ友に教えてもらったゲームアプリ先日、息子のお友だちとそのお母さんが、スマホの画面を覗きながら楽しそうにしているところを見かけました。何をしているのか聞いたところ、「無料のゲームアプリで猫を飼っている」と言うのです。しかも、子どもがぐずったときの気分転換にちょうどいいとのことなので、気になった私はダウンロードしてみました。 すると、ゲームのルールは簡単でシンプル。難しい操作もないし、ひと通り遊ぶ所要時間もあまりかかりません。「猫ちゃん来てるかな?」と、親子で会話しながらアプリを立ち上げて画面を覗くのが、いつしか私の楽しみになっています。 マンガも使い方次第でいい気分転換に一方、マンガは子どもたちのためというよりは、自分のために時々マンガアプリを利用して読んでいます。課金しなくても読める作品がたくさんあり、隙間時間だけで読み切ってしまえるような短いお話もあります。 育児中、イラッとしたときに読んで、主人公になりきり、気分転換をするのに役立っているのです。「課金はしない!」「子どもたちが起きている時間はできるだけ見ない!」というマイルールのもと、こちらも私の密かな楽しみになりました。 ゲームでもマンガでも、使い方次第では大いに役立ち、暮らしを豊かにしてくれるということを実感しています。なんでもイメージだけで毛嫌いせず、試してみる価値はあるなと思いました。また、子どもたちがデジタル機器を使う際は、使い方や接続先をある程度制限するなど、親がしっかり管理して、安全に楽しく使えるようにしてあげれば良いと私は思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月07日「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。毎日、息子と2人だけの状況が続き、だんだんと追い込まれてしまったなな子さん。夫に相談しても、解決策も励ましの言葉もなくあまり意味がありません。 そんなとき、実家の母から電話があり帰省することに。実家では、両親が食事を用意してくれたり、育児を手伝ってくれたり、家族の温かさを実感するなな子さん。 そんな両親の姿を見て、なな子さんは夫にある思いを抱くのでした。 私はひとりじゃない!そう思えるだけで… 1日中ひとりで息子のお世話をして、休まる時間がなかったなな子さんですが、両親のサポートもあり元気を取り戻していきました。 息子のお世話はもちろん、なな子さんをいたわってくれる両親から家族の温かさを感じます。 実家は居心地が良いものの、いつまでも頼るわけにはいきません。子育ては夫婦で協力していくべきという気持ちをあらためて実感したなな子さんでした。 ひとりでは子育てを頑張っているママ・パパは多いと思いますが、周囲のサポートは必要不可欠だと思います。なな子さんの夫にもその思いが伝わり、心強い存在になってくれるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは
2023年04月30日私は初めての妊娠中に転居が決まり、出産前に離職。おかげで出産後は赤ちゃんのお世話や家事をのんびりしていました。そのころ夫は職場が変わったこともあり、時間的にも精神的にも落ちつかず、家事はノータッチ、子どもとは週末に遊ぶ程度。しかし子どもが1歳4カ月のときに私が仕事復帰をすると、のんびりとはいかなくなりました。そこで夫にも積極的に子どもの世話と家事をお願いするようにしたのです。 保育所の荷物・書類の準備 休日の昼食作り 病院の付き添い子どもは保育所に行くようになってから、熱を出す頻度が急激に増えました。そこで仕事の都合がつく限り付き添いを夫にしてもらうようにしました。おかげで2人が病院に行っている間に私は家事を進めたり、看病に必要な買い物をすませたりすることができ助かります。前日からの看病で寝不足であれば仮眠をとることも。 ただ、夫は小児科の勝手がわからず、医師とコミュニケーションがうまくできないこともありました。そこで、あらかじめ私が子どもの症状や受診までの経過、医師に聞いておきたいことをメモし、夫に渡すようにしています。 今まで自分でしていたことを夫に頼むのは手間も時間もかかりますし、私の思い通りにいかずイライラすることもありました。それでも夫ができるようなれば、私の負担は減り、時間にも気持ちの面でも余裕が生まれました。これからも少しずつ夫に頼むことを増やしていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2023年04月30日みなさんはワンオペで育児をしたことはありますか?今回は育児に疲れて夫と険悪になったエピソードを紹介します。急いで病院へ主人公は夫と幼い娘との3人暮らしですが、ほぼ1人で育児をしていました。ある日娘が熱を出し、タクシーで病院へ向かいます。帰りは迎えに来てほしいと、夫に連絡すると…。娘より優先するもの夫は牛丼を食べているからと、迎えを断りました。娘の体調不良で、当然主人公は晩ご飯も食べられていません。夫の自分勝手さに、主人公は呆れてしまいます。さらに夫は「義母に娘を預けること」を提案してきました。以前、義母に預けたことで苦い思い出がある主人公は提案を断ります。その結果、夫との仲がさらに悪化してしまったのでした。育児は家族みんなでワンオペ育児では、ストレスも発散できなくて辛いですよね。夫に思いやりの気持ちがない状態だと、なおさらです。主人公のうんざりした気持ちに共感するエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月27日ワンオペ育児はさまざまな場面で苦労しますが、私はある物を購入したことでその苦労が半分くらいに減ったなと感じました。 どのようにラクになったのか、どのような場面で役に立ったのかご紹介していきます。 ワンオペ育児でつらかったこと私の夫は育児に協力する気がないため、ほとんどの育児はひとりでおこなっています。夫に対して「なんでやってくれないんだろう」と悩むこともありましたが、キリがないので割り切って育児をするようになりました。 そんなワンオペ育児でつらかったことはいろいろとありますが、私は特にキッチンにいるときとお風呂に入れるときがつらかったのです。それをどうにか改善できないかと考え、母からすすめられたバウンサーを使ってみたいと思うようになりました。 キッチンにバウンサーを置いたら一気にラクに!今まで子どもが寝つくまで、家事は一切進まず、寝かしつけたり泣き止ませたりが済んでからおこなっていたため、夫が帰ってくるまでに家のことが終わっていないこともしばしば……。その都度、喧嘩になっていました。 わが子はもともとベビーカーが好きなこともあって、家事をラクに進められるようにと夫を説得してバウンサーを購入することに。すると、バウンサーに寝かせてあげるだけで泣きやみ、足でゆらゆらしてあげながら夕飯の準備などができて、一気にキッチンでおこなう家事がラクになりました。 お風呂へ入れるときにも…夏にお風呂へ入れるときは、まだ子どもも生まれたばかりだったこともあって、動きまわるようなことはなく、脱衣所に寝かせてお風呂場から様子を確認する程度で大丈夫でした。そのときは「お風呂なんてひとりでも楽勝じゃん!」と思っていました。 しかし、お風呂に入れるのは冬になってからが大変だったのです。冬は、気温も低いし、子どもは寝返りし始めて脱衣所に寝かせておけなくなってしまいました。ところがバウンサーを使うようになってからは、子どもが寝返りしてしまうこともないし、布団を剥いでしまうこともなくなったので、私の負担が減って万々歳でした。 私は今まで育児、家事に追われて自分のことは後回しでしたが、バウンサーを使うようになってからは、育児も家事もいっぺんにできるようになりました。育児の大変さがわかっていない夫を説得して購入した甲斐があったなと思います。 作画/はたこ著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月26日