黒木華主演のドラマ「凪のお暇」の第6話が8月23日にオンエア。これまで凪をマウンティングし続けてきた慎二が、“号泣姿”をバラされ焦りまくる姿に視聴者が大きく沸く一方、“ラスボス”ともいえる凪の母・夕の登場にも注目が集まっている。黒木さんが大島凪を演じ主演。高橋一生が凪をマウントし続けてきた元同僚の我聞慎二を、凪が会社を辞めて引っ越した先のボロアパートで出会った隣人・安良城ゴンを中村倫也がそれぞれ演じる。慎二と深い関係になる優秀な営業マン・市川円に唐田えりか、東大卒だが“空気が読めず”ドロップアウト、ブラック企業に再就職した坂本龍子に市川実日子、とあるきっかけから凪をボーイとして雇うことになった慎二行きつけのスナック「バブル」のママに武田真治、さらに三田佳子、吉田羊、白鳥玉季らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ゴンと別れ再びリセット人生をスタートした凪は、スナック 「バブル」 2号店でボーイとして働くことになるも、お客さんとの会話が続かずコミュ力不足を感じ落ち込んでいた。そんな中「バブル」に慎二が現れる。凪も慎二も動揺するが、ママたちに気付かれないよう初対面を装う。その帰り凪と慎二の前に円が現れるが、凪がゴンと別れたことを知った慎二は円を同僚だと紹介。円の表情を曇らせてしまう。一方、ゴンは凪のことを考えると胸がチクッとする毎日を過ごしていた。それを緑 (三田佳子) に話すと、緑からは“初恋”と言われ、自分が凪に恋をしてることを自覚する…というのが今回のストーリー。凪といるところに円が現れ、円のことを「彼女」と紹介しようとするがその言葉が出てこない。凪のように地面に現れた“彼女”の文字を踏み潰す。さらにママや龍子から“号泣姿”をバラされてしまう…。いままで人を責め続けてきた慎二が防戦一方となる展開に「慎二、おかしすぎるわ」「慎二よすぎる。ガチでやばい。楽しい」「慎二未練タラタラで大好き」「まさかのゴンさんと凪の立場が逆転」などの声が大量にSNSに投稿される。そしてついに今回、凪の母が登場。片平なぎさ演じる凪の母・夕(ゆう)もまた闇を抱えているようで、「そろそろ母親との闘いが見れそう」「凪母の闇が濃くてこちらの呼吸が止まりそう」「最大の強敵は母か」などの感想も上がっている。(笠緒)
2019年08月24日「ゴンさんに頭をポンポンしてほしい!」「凪とのキスに胸キュンした!」ネット上では連日、悲鳴のような歓喜の嵐。ドラマ『凪のお暇』(TBS系・金曜22時〜)で中村倫也(32)が演じる“天然人たらし”安良城ゴンが、世の女性たちをメロメロにしている。さて、気になる撮影現場は……。密着したのは、ヒロイン・凪(黒木華)とゴンが暮らすアパートのシーン。ゴーヤが生い茂ったベランダに姿を現した中村は、陽光を浴びながらも妖しい香りがプンプン!ゴンと凪の愛をつなぐベランダのシーンは実はセット。リハーサル中に、自分のたばこを凪に渡す素振りを。たばこをくゆらせる、その横顔がセクシーすぎるったら。そして、凪の大好きなヒマワリが描かれた風鈴を手に天使のスマイル。撮影の合間、突然ふざけた表情を見せる無邪気さに胸キュン!付き合った女のコを骨抜きにしてしまう魅力を持つゴンは、まさに中村そのもの。モニターを見る姿もどこかしら色っぽく見えるのは気のせい?物語は、凪をめぐる高橋一生扮する元カレの我聞慎二とゴンとの三角関係が最大の見どころ。好きなコに本心が言えずつい泣いてしまう慎二に母性本能がうずきつつも、しばらくは、ゴンの魔性のほほ笑みのとりこになりそう!
2019年08月23日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の第5話が8月16日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。ゴン(中村倫也)に入れ込むあまり変わり果てた姿になった凪。諭そうとする慎二(高橋一生)だが、凪にその言葉は届かない。しかし、アパートの住人であるみすず(吉田羊)や緑(三田佳子)らの助けによって、正気を取り戻した凪はゴンとの関係を断ち切る決意をする。いっぽう、凪への想いを捨て去ろうとする慎二に後輩の和(唐田えりか)が急接近し……というのが第5話のあらすじ。ゴンと一緒にいるために無理をしている凪に対して、「(空気)読みまくってからそんなザマになってんじゃねえか」と見抜く慎二。しかし最後はいつものように天の邪鬼な罵詈雑言を浴びせているところを、みすずの娘・うららに「いじめないで!」と飛び蹴りされてしまう。今まで慎二の号泣する姿を目撃してきたみすずは「でも言葉はあれでしたけど、なんだか凪さんのこととても心配しているように見えて」と伝えるが、凪は信じようとしない。凪への思いを届けることができなかった慎二は、「もういない……」と振り払うように歯ブラシや豆苗といった思い出の品を処分。さらには連絡先や2人で撮った写真までも消去してしまう。そして、処分した物のなかには『信頼しあえる恋人関係を作るために』『じぶんの想いを伝える方法』といったタイトルの自己啓発本も。慎二は、凪のためにモラハラ体質な自分の性格を変えようとしていたのだ。すべてを処分したあと、「これが人生のリセットってやつか。尊いわ」と一言つぶやいた慎二。しかし、その顔は全く晴れていなかった。どこまでも素直になることができない慎二に、視聴者からは悲鳴にも似た悶絶の声が寄せられていた。《凪がSNSを全てやめているからメンバーがいませんになっているメッセージをそのままにしておいてこれまで何回も見返していたと思うと……慎二お前ってやつは……》《ねぇ~~~~~~~~!!!!!頭の良い!!!!慎二が!!!!!そんな怪しいタイトルの!!!!!中身があるようでまるでない本を!!!!!!!買ってまで凪とよりを戻したかったのに!!!!!慎二お前ってやつは!!!!!!!!!!!!》《慎二っーーーー!真面目かよ。健気かよ》次回は、ゴンとの関係を清算し、新しく凪が働きはじめたママ(武田真治)のスナックに慎二と和がやってくる。さらには、ゴンのなかにも凪への恋心が芽生え……。ますます激しくなる恋の三角関係から目が離せない――。
2019年08月20日黒木華、高橋一生、中村倫也、吉田羊、市川実日子らが出演する「凪のお暇」の第5話が8月16日放送。主人公の凪がゴンのことを「ちぎりパン」と表現するシーンに「原作通り!」といった視聴者からの声が続々と寄せられている。“真面目で気が弱く優しい”性格のため周囲からマウンティングされ続けてきた大島凪役で黒木さんが主演。凪のことが好きだが本人の前では酷いことばかり言ってしまう我聞慎二に高橋さん、凪が引っ越した先のボロアパートで出会った“優しすぎる”隣人・安良城ゴンに中村さん。凪と同じアパートで暮らす老女・吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田さん、その娘・うららに白鳥玉季、東大卒だが人生にドロップアウトしてハロワ通いを続ける坂本龍子に市川さん、慎二の同僚で優秀な営業マンだが女子社員から恨まれる市川円に唐田えりか、慎二行きつけのスナック「バブル」のママに武田真治といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ゴンに恋してから生活がだらしなくなったと気づいた凪は、また自炊をしようとスーパーに買い物に行った帰り、みすずがママ友にマウンティングされている場面に出くわすが、何も言い出せない。虐待まで疑うママ友たちにうららはみすずが自分の実力で働く姿を見せるのだった。その頃慎二の会社では円がほかの女性社員たちから疎まれ始めていた。男性社員までも円の陰口を叩きはじめるなか、慎二は「生産性がない」と陰口を一蹴。そんな慎二に円は惹かれはじめる。みすずとうららの姿を見た凪はゴンへの想いを振り切るため自転車で立川から東京湾を目指すが、途中迷った末スナック「バブル」に辿りつくのだった…というのが今回のおはなし。ゴンとの恋愛を振り切ろうと、ゴンに部屋の鍵を返し、2人で会うのはもう止めようと告げる凪。その際凪がゴンのことを「ちぎりパン」と表現し、ゴンが面食らうのだが、このシーンに「ちぎりパンのシーン可愛いなぁ、、凪ちゃんの感性すごい」「ゴンさんちぎりパンとか女子中学生て言われてパニックしてるの可愛い」などの感想とともに、「原作でも凪ちゃんらしいお別れの仕方で大好きなシーン」「ちぎりパンを持った女子中学生のくだりのシーンをほぼ原作のままやってくれて嬉しかった!」「原作より好きなシーンかもしれない」などの反応が続々寄せられている。その後凪は「バブル」のママに誘われ店で働くことになるのだが、「バブル」といえば慎二行きつけのお店…ということでまたまた2人は再会するのだが、慎二のとなりには円の姿が…後半戦に突入する次回も目が離せない。(笠緒)
2019年08月17日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBSテレビ系)の第4話が8月9日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。お隣のゴン(中村倫也)と一夜をともにした凪は、すっかりメロメロになるいっぽうで、はっきりとしない関係性にモヤモヤし気持ちも抱えていた。かたや凪から正式に別れを告げられた慎二(高橋一生)は「ゴンは付き合った女の子をダメにしてしまう、“メンヘラ製造機”」 だという話を聞いてから気が気でない。凪の様子を見にアパートに行くが、ひょんなことからゴンの部屋にあがることになり……というのが第4話のあらすじ。前話で「わたし、慎二のこと好きじゃなかった。別れてください」とはっきりフラれても、凪のことを諦められない慎二。しかし凪は「メンヘラ製造機の隣にわたし変わりたいのってぬかしつつむちゃくちゃ流されやすいありのまま気どりのアホ女が越してきたら……」という慎二の不安通り、ゴンにのめり込んでいってしまう。ゴンへの気持ちが増すにつれ、凪の日常生活は壊れていく。ゴンが部屋にいるときは女を連れ込んでいないかと耳をそばだて、仲が良かった小学生のうららちゃんとも遊ばなくなる。慎二もゴンの部屋から帰る途中で、やつれ果てた凪の姿を目撃。付き合ているときは節約を趣味にしていたのに、コンビニご飯を買い込む自堕落な凪に慎二も唖然。劇中で初めて凪の前で涙を見せる。不器用な慎二の慟哭する姿には、思わずもらい泣きする視聴者も。《凪にとって毒舌慎二は苦手なんだろうけど、凪のことをちゃんと真っ直ぐに叱ってくれるのも慎二しかいないよ……》《自分を知っている人が誰もいない状況でしか泣いてこなかった慎二が、面と向かって「好きじゃなかった」と言われた時ですら虚勢を張れてた慎二が、倫理観がめちゃくちゃになってしまった凪を目の前にして号泣するの本当しんどい慎二お前ってやつは……》《自分が傷つけられた時は隠れて泣く慎二が、凪が傷つけられた時は抑えきれず目の前で泣くなんて…泣ける…》5話では、転勤してきた優秀な円(唐田えりか)と慎二が急接近。凪とのゴンの関係にも進展が!?果たして凪の出す答えとは――。
2019年08月12日黒木華、高橋一生、中村倫也らが出演する金曜ドラマ「凪のお暇」の第4話が8月9日にオンエア。今回はゴンの“人たらし”ぶりと、慎二が初めて凪の前でみせた涙、さらに慎二役の高橋さんの“脚線美”に多くの視聴者から反応が寄せられている。累計250万部突破の同名漫画をドラマ化した本作。場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理してしまう主人公・大島凪を黒木さんが演じる。凪が勤務していた会社の同僚で、周囲には良い顔をするが凪にはマウンティングしてしまう我聞慎二に高橋さん。会社を辞めた凪が引っ越し先でお隣さんとなるイベントオーガナイザーの安良城ゴンに中村さん。この3人を中心に物語は展開。凪とゴンが暮らすアパートの住人で凪の上の階に住む吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田羊。みすずの娘でクールな小学生のうららに白鳥玉季。成績優秀、高学歴にも関わらず社会に馴染めず求職中の坂本龍子に市川実日子。そして今回から慎二の同僚となる市川円役で唐田えりかも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。凪はゴンと一夜を共にし、それから毎日のようにゴンと関係を続けるようになっていった。どんどんゴンに堕ちていく凪だが、どこまでも自由なゴンに対しもやもやした感情を抱き、自分達の関係をはっきりさせたいと思い続けるも、肝心のところではぐらかされていた。一方、ゴンの仲間・エリィ (水谷果穂) からゴンが“メンヘラ製造機”だと聞かされた慎二は、凪のことが心配でたまらない。そんななか大阪支社から異動してきたサラサラストレートヘアの円に惹かれていく…のだが、思い出すのは凪のことばかり。凪のアパートを再訪した慎二は出くわしたゴンと2人で凪の帰りを待つことに…というのが今回のストーリー。今回はゴンの“人たらし”ぶりに多くの視聴者が反応。「溺れてる時は幸せだけど絶対虚しさが凄いやつ!」「こりゃメンヘラ製造機ですわ…凪ちゃんメンヘラ不可避」「ゴンさんは優しい心地よい底なし沼」などの声がタイムラインにあふれる。「なんとも言えないのらりくらりした役の感じが中村倫也の雰囲気と絶妙にマッチしすぎている」と中村さんの“ハマリ役”だという感想も。一方、プレゼン中にエリィの言葉がよぎって言葉に詰まるなど、凪が心配な余り“メンヘラ化”。毎回恒例のラスト号泣も話題になっている慎二だが、今回はついに凪の前で号泣。そんな慎二の姿を見た事がなかった凪が激しく動揺するというラストシーンだったが、そんな慎二には「慎二がメンヘラになっちゃってんじゃん(笑)」「クソ男とか思ってごめんよおお、いい奴じゃんか慎二」などの反応多数。また帰宅した慎二がボクサーパンツ姿になるシーンには「高橋一生の足がキレイwww」「白いおみ足は犯罪です」「足綺麗すぎてうらやま!」などその“脚線美”に目を奪われた視聴者からのツイートが続々と投稿されていた。(笠緒)
2019年08月10日黒木華主演、高橋一生、中村倫也が共演して描く“人生リセット”ラブストーリー「凪のお暇」。その第3話が8月2日オンエア。凪との部屋飲みでゴンがふるまった“ハイボールのチョコミントアイスのせ”に視聴者たちがざわめいている。「Eleganceイブ」(秋田書店)連載中、累計250万部突破のコナリミサトによる同名漫画を実写ドラマ化した本作。場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまう主人公・大島凪に黒木さん。凪をマウンティングし続けてきたが、内心では凪のことが本気で好きな我聞慎二に高橋さん。引っ越して人生をリセットした凪の隣人・安良城ゴンに中村さん。凪がハローワークで出会う“空気が読めない”坂本龍子に市川実日子。凪やゴンと同じアパートの住人たちに三田佳子、吉田羊ら。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。凪のもとに北海道で暮らす母・ 夕 (片平なぎさ) から手紙が。携帯を解約し引っ越ししたことがバレたことを知った凪は、慌てて新たな携帯を契約、電話すると先々の親戚の結婚式で東京へ来ると言う。夕は凪が“ちゃんとした人生”を歩むことを望んでいて、クセ毛で外に出歩くなと言うような性格だった。ゴンと部屋で2人きりになった凪が母の話をすると、ゴンは「タイトルマッチ」という言葉を発し、母が上京するまでに自分なりの戦い方を身に付けてとアドバイス。その後龍子に婚活パーティーに連れて行かれた凪は、元同僚の足立と出会ってしまい。かつてのように“サンドバック”状態に。だがそこでゴンから言われた“タイトルマッチ”という言葉を思い出し、その前哨戦のつもりで足立に言い返し“ノックアウト”するものの、自分も傷付き、慎二の“肩書き”など上辺だけをみて付き合っていたことに気付く…というのが3話の物語。言葉で“サンドバッグ”状態にしてきた相手を言い負かしたものの、精神的につらくなってしまう凪。「サンドバックにされるのもKOするのも辛いってのは分かる」「言い返したら言い返したで落ち込む凪ちゃん。めっちゃ気持ちわかる」など、そんな凪の姿に共感する声が相次ぐ。その後、凪は慎二に別れを告げゴンの部屋に。そんな凪にゴンがふるまったのが“ハイボールのチョコミントアイスのせ”。これにも「ハイボールのチョコミント乗せ…覚えた…」「美味しそう」「明日からハイボールとチョコミント店頭から消えるぞ」といった声が殺到している。(笠緒)
2019年08月03日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBSテレビ系)の第2話が7月26日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪 (黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。引っ越したアパートで隣人の小学生・うらら(白鳥玉季)や真上に住む緑(三田佳子)らと少しずつ親交を築いていく凪。謎多きお隣の安良城ゴン(中村倫也)と公園での素朴なデートではあわやキス寸前の雰囲気にまで。しかし、そんなときに元カレの我聞慎二(高橋一生)がアパートにやってきて……というのが第2話のあらすじ。凪の前では傍若無人の限りをつくすモラハラ男になる慎二。和やかに進んでいたアパートでのババ抜きでは、凪への呪いの言葉を投げかける。そして、凪が呪縛を振り払うと途端に豹変し「苦手なんすよね~、アットホームごっこ。反吐が出ます」と捨て台詞を吐いて帰ってしまう堂々たる“クズ男”だ。しかし実際の慎二は未だに凪への気持ちを捨てきれず、好きな女の子に対してイジワルをしてしまうまるで小学生のようなメンタルの持ち主。いきつけのスナックではママ(武田真治)らに号泣しながら恋の悩みを打ち明け、偶然を装ってわざわざ片道1時間以上かけて凪のアパートまでやってくる不器用な男なのだ。そんな慎二のキャラクターと二面性を完璧に表現しきる高橋一生の演技に視聴者も釘付け。SNS上では慎二を応援する声が多数届いていた。《なんというか、原作漫画だと「凪…頑張れ!」みたいな、凪への共感や応援で成り立っているエンターテイメントなんだけど、ドラマ版は只々慎二の不憫さと馬鹿さに「おっ、お前~~…」ってなるエンターテイメントだなって》《自分の自尊心を守るためなら嘘の笑顔貼り付けて容赦ない言葉も使って好きな人のことすら傷つけて、結局自爆して人も自分も傷ついて号泣しちゃうぐらいメンタル弱くて、どうしようもなくクソで不器用でバカな慎二、最ッッッッッ高だわ》凪を待っている間、一緒に映画を見ていた緑から「彼はただ、好きって伝えるだけでよかったのよ」と語られた慎二。彼が果たして、本心を凪に打ち明けられる日は来るのだろうか。最後まで心して見届けたい。
2019年07月30日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBSテレビ系)の第1話が7月19日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪 (黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。空気を読みすぎて、同僚に同調するばかりの凪。さらに凪にとって唯一の救いであった会社でも大人気の恋人・我聞慎二(高橋一生)が陰で「体の相性がいいだけで恋人ではない」と言っているのを偶然聞いてしまう。過呼吸になりその場で倒れた凪は、会社を辞めて郊外の六畳人間のボロアパートに引っ越す。しかし、そこで待ち受けていたのは変わった人ばかりで……というのが初回のあらすじ。根強い原作ファンが多い本作のなかでも、とりわけ強い人気を誇るのが高橋演じる慎二と中村倫也演じる安良城ゴン。キャスト発表当初は、原作との違いからか不安視するファンが少なからずいたのだ。しかし、気になる放送後の反応はというと前評判を覆す称賛の嵐。繊細で冴えない凪の雰囲気を再現しきった黒木華の演技はもちろん、不安視されていた高橋や中村を絶賛する声が相次いでいた。《原作越えキタ!?このキャスティングどなの!?って懸念を吹き飛ばし、黒木華ちゃんはすんごく凪だし、正直今までピクリともこなかった高橋一生の慎二はピクピクきまくって演技上手いし、何より全部掻っ攫っていく勢いの中村倫也のゴンさんの色気ヤバい》《やばい。原作のぶっちぎりの面白さ、黒木高橋中村の共演、それによって自分の中のハードルを上げすぎて万が一面白くなかったらどうしようと思ってけど全くの杞憂!面白い、すごく面白い。原作の空気を大切にした脚本、テンポ、役者たちの芝居、どれも素晴らしい!!!》《慎二とゴン逆だろとか思ってたけど高橋一生様のこの冷たい顔して内心めっちゃ焦ってるみたいなやばい奴の演技が絶妙に慎二すぎて(語彙力)気持ちが溢れて号泣してしまった》平均視聴率が10.3%と2桁超えを記録する好スタートを切った「凪のお暇」。次回は凪を諦めきれない慎二に、急接近してくるゴンと波乱の予感。男性陣2人の演技からますます目が離せなさそうだ。
2019年07月23日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らを共演に迎え、人気漫画をドラマ化したTBS金曜ドラマ「凪のお暇」の第1話が7月19日から放送開始。黒木さん演じる大島凪に共感する視聴者が続出。高橋さん演じる我聞慎二には「原作のイメージぴったり」の声が集まっている。「マンガ大賞」2年連続ノミネート、「宝島社このマンガがすごい!2019オンナ編」3位選出など注目を集める月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店)連載中のコナリミサトによる同名漫画をドラマ化する本作。サラサラストレートヘアが特徴的な28歳の家電メーカーで働く28歳の大島凪を黒木さんが、凪と同じ会社で働く“元カレ”我聞慎二を高橋さんが、人生を“リセット”した凪が引っ越し先で出会う隣人・安良城ゴンを中村さんがそれぞれ演じる。また凪の引っ越し先アパートに暮らす老女・吉永緑には三田佳子、さらに同じアパートに暮らすシングルマザーの白石みすずに吉田羊、慎二が行きつけのスナック「バブル」のママに武田真治といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。何事もなく平穏に過ごすため常に周りに同調して生きてきた凪だが、会社の同僚からはいいように使われ神経をすり減らしていた。しかも社内で憧れの存在になっている彼氏・我聞慎二が同僚に凪とは結婚する気はなく、身体目当てだと話しているのを聞いた凪は、その一言がきっかけで心が折れてしまう。自分を見つめ直し人生をリセットする決意をした凪は、SNSもやめスマホも解約。東京郊外のボロアパートに引っ越す。そこには近所から“おつり漁りババア”と呼ばれている緑や、刺青姿のゴンといった住人たちが暮らしていた。新たな生活を始めたのもつかの間、再び凪の前に慎二が現れる…というのが1話の物語。1話を見た視聴者からは黒木さん演じる凪に「リアルに共感ポイントたくさんありすぎ」などの声が殺到中。クセ毛にコンプレックスを抱き、毎朝1時間かけてストレートヘアにセットしている凪の姿に「私は30分くらいだけど、気持ちわかり過ぎ!」という反応も。一方、高橋さん演じる慎二にも「あの嫌なゾッとする感じが原作のイメージぴったり」「サイコパスすぎる演技が素晴らしいすぎて私が過呼吸気味です」などの感想多数。ラストでは中村さん演じるゴンに凪が抱きしめられる場面も。今後の展開にも注目が集まる「凪のお暇」は毎週金曜22時~TBS系で放送中。(笠緒)
2019年07月20日場の空気を読み、必死に同僚たちの顔色を窺い日々を過ごしていた凪は、ある日、職場で過呼吸を起こして倒れてしまう。それをきっかけに会社を辞め、家を引き払い、携帯電話も解約し、一切のしがらみを捨てることを決意する。そして心機一転、東京郊外のオンボロアパートで、新たな生活を始めるのだが―。’17年のananマンガ大賞を受賞したコナリミサトさんのコミックス『凪(なぎ)のお暇(いとま)』が、黒木華さん主演で連続ドラマに。吉田羊さんは、黒木さん演じる凪の引っ越し先のアパートの住人で、彼女に懐く少女・うららの母親・白石みすずを演じる。生身の人間が演じることで物語がよりリアルになる。黒木:原作がすごくリアルな話だなって思ったんですよね。空気を読みながら生きるうちに、自分が何をしたらいいのかわからなくなってしまうことってよくあることだし、それぞれの登場人物が抱えている闇も人間くさい。そういう物語を生身の人間が演じることで、よりリアルなものになるような気がしているんです。吉田:空気を読むって日本人独特の感覚で、それは優しさの裏返しでもあるんだけれど、凪ちゃんみたいに苦しくなっちゃう人もいるわけでしょ。今回、ドラマという形で可視化されることで、空気を読まなくてもいいんだよって救われたり、心穏やかになったり勇気をもらえる人が多くいる気がする。このドラマ…日本に平和をもたらすのかもしれないね。――撮影のちょっとした待ち時間も、楽しそうにおしゃべりに華が咲く。プライベートでも仲が良いふたり。吉田:作品上ではこれまでも何作か共演しているんだけど、あまり絡む役がなくて、がっつり絡んだお芝居は、今回ようやくなんだよね。黒木:はい。待ちに待ってましたから嬉しいです。プライベートでは、私が羊さんに懐いていて、よく一緒に食事に連れていってもらってはいるんですけど。吉田:おはるが、銀熊賞を獲った時(映画『小さいおうち』で’14年のベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞)に、私がおめでとうメールを送ったのが始まり。それまではそこまで連絡を取り合っていたわけじゃないけれど、受賞を聞いてすごく嬉しくて、「雲の上の人になっちゃって、これからは気軽に会えなくなるね」って送ったら、「そんなことないです。まだ地上あたりをフワフワしてます」っていう粋な返しが来て。もっとこの人のことを知りたいと思ってガンガン連絡したら、仕方なく付き合ってくれるようになって…なんだよね。黒木:そんな…。私の方こそ、羊さんのことを好きな女優さんが多くて、しょっちゅうヤキモチを焼いてます。吉田:それはお互いさま。私は私で、ムロ(ツヨシ)さんから、おはると食事したって聞くと、「呼ばれてない…」って拗ねちゃう。お互いに、自分が一番でいたいんだよね。彼氏、みたいな(笑)。黒木:そうかもしれません(笑)。羊さんは、こちらのお芝居を楽しんでくださるんです。台本に書かれたセリフのやり取りでは、私のセリフの言い方によって反応を変えてくれる。会話をしてくれるんです。自分のなかに演技プランはきっとあるんでしょうけれど、相手が予想外のアプローチで来たら、考えてきたそのプランを簡単に捨てられるんだと思うんです。吉田:すごい褒めてくれる(笑)。黒木:だって好きだから…。吉田:確かに、相手に楽しんでもらいたい気持ちの方が強いのかも。でも、私も、どんな作品でも肩の力が抜けていて、役が乗り移ったように存在する“女優・黒木華”が大好きなの。私の理想のお芝居を、ひょいひょいとこなしてしまうんだから。黒木:(遮るように小声で)…そんなことないです…。吉田:その謙虚さも好きよ(笑)。今回も、あまり難しく考えすぎずに、目の前のおはるの芝居にリアクションしていって、そこで偶発的に生まれたものを大事に拾っていけばいいのかなって思ってる。じつは、うららという存在がもたらしてくれるものもすごく楽しみにしてる。子供っていい意味で、我々の予測のつかないものを持ち込んでくれるから。黒木:本当にそう。うらら役の白鳥玉季ちゃん、初対面から何だかとてもカッコ良かったから…。吉田:一番しっかりしてるよね。黒木:そう(笑)。凪にとって、みすずさんとうららちゃんとの出会いで救われる部分も多いので、3人のあったかい空気を大事に作っていけたらなと思っています。――会社を辞めると同時に、同僚で恋人だった慎二(高橋一生)と別れた凪は、新天地で、隣に住むゴンさん(中村倫也)と知り合い、彼の自由な雰囲気に惹かれていく。おふたりから見た慎二とゴンさんは?黒木:私はどっちも好きです。慎二は器用な人だけれど、プライドから弱さを見せられないところがかわいいですよね。凪にフラれて号泣するところは、キュンとしますし。一方のゴンさんがモテるのもわかるし…。吉田:私は、ゴンさん派かなぁ。危なっかしくてミステリアスで、もっと知りたいって思っちゃう。不安定な人に人間らしさと魅力を感じちゃうような、こじらせるタイプです。黒木:あ~、わかります(笑)。くろき・はる1990年3月14日生まれ。大阪府出身。最近の出演作に、ドラマ『西郷どん』『獣になれない私たち』、舞台『ハムレット』などがある。’20年には、出演映画『甘いお酒でうがい』が公開。フーディー¥85,500中に着たトップス¥54,000スカート¥98,000(以上アン ドゥムルメステール/リフト エタージュ TEL:03・3780・0163)シューズ¥140,000(ジュゼッペ ザノッティ/ジュゼッペ ザノッティ ジャパンTEL:03・6894・7510)よしだ・よう2月3日生まれ。福岡県出身。最近の出演作に、ドラマ『中学聖日記』など。現在、出演舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』が上演中。出演映画『記憶にございません!』の公開が9月13日に控える。ロングデニムドレス¥112,000ピアス¥27,000ブーツ¥79,000(以上エムエム6 メゾンマルジェラ/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ TEL:03・3408・8681)『凪のお暇』人生のリセットを図って郊外のアパートに引っ越し、何にも縛られない自由を手に入れた凪(黒木)。そこで新たな人間関係を築いていくが…。7月19日(金)22時スタート(初回15分拡大)。TBS系にて放送。※『anan』2019年7月24日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Babymix(黒木さん)梅山弘子(吉田さん)ヘア&メイク・新井克英(e.a.t…/黒木さん)千吉良恵子(吉田さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月18日黒木華主演、高橋一生、中村倫也ら豪華キャストが共演する新金曜ドラマ「凪のお暇」。この度、本作に武田真治が出演することが決定。「砂の器」以来、15年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる。本作は「Eleganceイブ」(秋田書店)にて連載中のコナリミサトによる同名漫画の実写ドラマ化。口コミで話題となり累計250万部を突破している人気作だ。主演の黒木さんが、場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまう主人公・大島凪を、凪の元カレ・我聞慎二を高橋さん、人生をリセットした凪の新たな生活先の隣人・安良城ゴンを中村さんが演じるほか、市川実日子、片平なぎさ、吉田羊、三田佳子ら豪華俳優が集結している。今回新たに出演が決定した武田さんは、タレント、サックス奏者、俳優として幅広く活動し、近年の筋肉ブームの火付け役として注目を集めている。今作では、スナック「バブル」の個性的なママとして出演。「バブル」は、慎二の行きつけのスナックで、凪への思いを上手く伝えることができない慎二に、ママと店員の杏(中田クルミ)が優しくも厳しくアドバイス!慎二にとって、素になり本音で話せる唯一の場所なのだ。出演にあたって武田さんは「僕が演じるママという役は、なかなか思い切ったキャラクター」とキャラクターについて明かし、「主人公たちの背中を押せるように丁寧に演じていきたいと思っています」と意気込んでいる。「凪のお暇」は7月19日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。※初回は15分拡大(cinemacafe.net)
2019年07月12日香取慎吾が『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』などの白石和彌監督と初タッグを組んだ『凪待ち』が6月28日(金)に公開され、「傑作の誕生」「心に沁みるヒューマンドラマ」と高評価を集めている。中でも「香取慎吾ファンだけのものにするのは本当に勿体無い」「先入観なしで観て」など、主演をつとめた香取さんの新境地、そして石巻という物語の舞台が注目を集めている。本作は、ギャンブル依存の男・木野本郁男が恋人とその娘と宮城県石巻で再出発しようとするも、自らの弱さや些細な綻びから絶望に堕ちていく姿を描いたヒューマンサスペンス。「白石監督と知りエグイ映像はきついと心配だったが心に刺さる痛みはあれど感動と静かな余韻が残る良い映画だった」「何日か経ちますが まだ映画の中から抜け出せてないような感覚」との声もあるように、“喪失と再生”をテーマにしたオリジナルストーリーが独特の余韻を残している。公開後から映画レビューサイト「coco」には感動の声が続々とアップされており、レビュアー満足度97%と7月3日現在でトップ。最も多いのは、「香取慎吾が郁男という1人の男にしか見えなかった」「今まで見たことのない香取慎吾の険しい顔、崩れた表情は新鮮」「現在の環境と心境がこの映画を撮らせたのか、ここまで振り切った演技ができる香取慎吾凄すぎる。正直驚いた。アイドルなどの先入観なしで観てほしい」などなど、トップアイドル時代とのギャップが凄まじい“俳優”香取慎吾への声だ。「眼の演技が凄い。悲しみを背中で演じてる」「香取さんの大きな背中にとても大人の男の色香を感じ又観たくなる」「香取慎吾さんの大きな背中が空っぽに見え、何も見ていないような目、取り憑かれたような目が印象的。 エンドロールで胸がえぐられるような感覚がありました」と、その背中や目での演技に絶賛が寄せられている。そんな香取さんを起用した白石監督も「まず“アイドル”という認識が大きくて。だから実際仕事して、衝撃的でした」とシネマカフェのインタビューで告白。「『すごい、すごい』と言っていたら、リリー(・フランキー)さんに『監督、何言ってるの。普通に大河ドラマで主役やった人だから。当たり前でしょう』と言われて(笑)。トップアイドルであると同時に、日本のトップの俳優だったんです」と明かしている。香取さんもまた、そんな監督との再タッグを早くも熱望しているが、と同時に「この映画とともにいま、東日本大震災の話をまた改めてする時間を持てたことがよかったと思っています」と、震災直後から支援活動を続けてきた土地への思いをインタビューでも寄せる。「私の地元で撮影されました。2018年の石巻が作品に残っています」「郁男と家族の幸せ、被災地の復興を祈らずにはいられない。今の日本人全てに観てほしい」「今凪いでいる石巻の海にも、これまでの生と死があり、背負いながら進んでいる。香取慎吾を起用した白石監督の妙が冴える!」と、主演俳優と気鋭監督、そして石巻という物語の舞台が絶妙な化学反応を生んでいるようだ。『凪待ち』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年07月03日香取慎吾と白石和彌監督が初タッグを組んだ映画『凪待ち』(公開中)の生中継舞台挨拶付き上映が、7月6日に全国78館で実施されることが3日、明らかになった。6月28日に公開を迎え、「アイドル香取慎吾の面影はもうない」 「香取くんのどうしようもなさが完璧」「男臭い香取慎吾がすんごい良かった!」など、SNSで香取の今までのイメージを完全に払拭した芝居を評価する声が続出している本作。ロケ地ともなった東日本大震災の被災地・宮城県石巻市の、いまでも復興を続ける地元の人々の姿も描かれ、本作のタイトル通り、いまでも“凪”(海面が静まった海)を待つ被災地の“現在”を映したことでも話題となっている。そしてこのたび、初週好スタートを記念し、主演・香取慎吾、共演の音尾琢真、そして、白石和彌監督による、全国78館の生中継舞台挨拶付き上映が7月6日17時から(本編上映前イベント)開催されることが決定した。中継映像でしか見ることのできないアングルでゲスト登壇の様子を演出予定。「よりたくさんの人に観て欲しい!」とキャスト・監督が初日舞台挨拶でも語ったように、公開後になっても“凪待ち”PRキャンペーンは続く。これまで公開前キャンペーンとして、塩釜・名古屋・大阪・福岡・札幌で完成披露イベントを実施、初日3日間では、ロケ地・石巻から始まり、六本木・横浜・川崎・府中・錦糸町・西新井・流山を巡る舞台挨拶を行い、その他エリアの全国の『凪待ち』ファンが舞台挨拶の様子を見たいと熱く希望したことからこの生中継舞台挨拶付き上映の実施に至ったという。本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。(C)2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年07月03日わかっていてもつい惹かれてしまう。魅力的なダメ男たちDRESS読者のみなさん、こんにちは!突然ですが、皆さんの周囲にはいけないとわかっていつつも、ついつい惹かれてしまう……そんな抗えない危険な魅力に溢れた男性はいませんか?本日はそんな魅力的なダメ男たちが登場する邦画3作をご紹介したます。まず1本目は、『凶悪』『孤狼の血』の白石和彌監督が、香取慎吾を主演に迎えた話題作。2019年6月28日(金)より全国公開となる『凪待ち』です。魅力的すぎるダメ男1:『凪待ち』の木野本郁男(香取慎吾)本作で香取慎吾が演じる郁男は、極度のギャンブル依存症の男。新しい暮らしが始まり、ギャンブルから足を洗おうと印刷会社で働き始めたのもつかの間、会社の同僚に誘われて競輪のレースに再び賭けるようになってしまいます。そんなある日、口論の末に突き放した恋人の亜弓が殺害されてしまい、「自分のせいで亜弓は死んだ」という思いがくすぶり続ける郁男は、自暴自棄となり、転がるようにギャンブルにのめり込んでいってしまいます。ですが、そんな彼の心の奥底にあるのは、秘めた優しさ。末期ガンである父を心配して故郷に戻った恋人の亜弓と一緒に石巻に戻り働き始めたり、亜弓の娘・美波を心配し理解しようとしたりする姿に、亜弓の父・勝美(吉澤健)もつい手を貸してしまうのでした。ギャンブルに依存してしまう自分自身から抜け出そうともがき、苦しむ、郁男の切ない葛藤を見事に体現した、香取慎吾の新たな魅力は必見です!『凪待ち』のストーリー毎日をふらふらと過ごしていたギャンブル依存症の木野本郁男(香取慎吾)は、バツイチで子持ちの恋人・亜弓(西田尚美)とその娘・美波(垣松祐里)とともに、亜弓の故郷・石巻に戻る決意をする。新しい暮らしが始まったある日、車内で亜弓と激しい口論になり、亜弓だけを車から降ろして立ち去った郁男は、その後、亜弓が何者かに殺害されてしまったことを知り……。魅力的すぎるダメ男2:『彼女がその名を知らない鳥たち』の水島真(松坂桃李)『彼女がその名を知らない鳥たち』のストーリー15歳年上の同居人・陣治(阿部サダヲ)に養ってもらいながら、自分はまったく働かず、だらだらと日々を過ごしていた十和子(蒼井優)。そんなある日、古い腕時計の修理を断られたデパートに苦情を入れた十和子の家に、代わりに新しい商品を持参した、デパートの売り場主任・水島(松坂桃李)が訪れる。水島に、8年前に別れたかつての恋人・黒崎(竹野内豊)の面影を感じた十和子は、彼の虜となり不倫関係をスタートさせてしまい……。子持ちの既婚者でありながら、十和子との不倫関係をスタートさせてしまうゲスな男・水島を演じたのは松坂桃李。水島の前で思わず泣いてしまった十和子に、「すみません、なぜかこうするよりないような気がいたしまして」と、急にキスをしてくるあたり……ズルい!ズルすぎる!十和子と不倫関係になってからは、誰かに見られるとまずいと言い訳しながらも、暗がりに導き「してくれる?」とズボンのチャックを下ろしたり……。その見事なまでのゲスっぷりは必見です。さらに、ベッドシーンでは「”あー”と言って」と十和子に声を出させたりと、その爽やかな変態ぶりも見逃せません。監督が「(松坂桃李は)本当に誠実にこの薄っぺらい役に取り組んでくれました」と語るほどのその完璧なズルさゆえのセクシーさから、目が離せません。魅力的すぎるダメ男3:『オーバー・フェンス』の白岩義男(オダギリジョー)『オーバー・フェンス』のストーリー妻(優香)との夫婦生活が破綻し、故郷の函館に戻ってきたバツイチの白岩(オダギリジョー)。実家には寄り付かず、職業訓練校に通う彼は、ある日、聡(さとし)という名前のホステス(蒼井優)と出会う。「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」という聡の自由奔放だが危うい魅力に、白岩は急速に惹かれていくが……。一見優しく見えるが、実はあまり他人と深く関わる気がなく、別れた妻からも「私のこといらないと思っていたでしょ」と言われてしまうような主人公・白岩役は、魅力的なダメ男を演じたら右に出るものはいないオダギリジョーが演じます。離婚の原因も「え、この奥さんがそんなことに……?」と思わずにはいられない内容で、白岩という男が、女性を狂わせてしまう男性だということがよくわかります。本作のヒロイン・聡からも「そんな目で見ないで」と言われるシーンがありますが、オダギリジョー本人も、女性から同じことをよく言われていたそう。白岩からは、女心を狂わせる男性特有の、どうしようもないほどに魅力的な色気が溢れています。映画の中で、魅力的に輝くダメ男たち……。行動が伴わないのに、恋人を幸せにしようという気持ちだけは感じさせてくれたり、妻子がいるのに甘い言葉を囁いてきたり、深く関わるつもりはないくせに表面的には優しかったり……。矛盾だらけの行動が、逆に物語にスパイスを与えてくれる。そんな彼らですが、くれぐれも夢中になるのは映画の中だけに!実際に周囲にいたら大変なダメ男の魅力は、映画の中だけでこっそりとご堪能ください。作品情報『凪待ち』【PG12】6月28日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開監督:白石和彌『凶悪』『孤狼の血』出演: 香取慎吾、西田尚美、リリー・フランキー配給:キノフィルムズ上映時間:124分公式サイト: ©2018「凪待ち」フィルムパートナーズ『彼女がその名を知らない鳥たち』【R15】Blu-ray&DVD好評発売中監督:白石和彌『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)出演: 蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊配給:クロックワークス上映時間:123分公式サイト: ©2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会『オーバー・フェンス』Blu-ray&DVD好評発売中監督:山下敦弘『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』原作:佐藤泰志『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』出演:オダギリジョー、蒼井優、松田翔太、北村有起哉、満島真之介、優香上映時間:112分公式サイト:©2016「オーバー・フェンス」製作委員会
2019年06月28日こんなにすさんだ香取慎吾は見たことがない。2018年の映画賞を総なめにした『孤狼の血』(2018年)や『麻雀放浪記2020』(19)の白石和彌監督が、香取を主演に迎えたヒューマンサスペンス映画『凪待ち』(6月28日公開)を観たら、きっと誰もが驚くのではないか。ギャンブル依存症の木野本郁男(香取)が、恋人・亜弓(西田尚美)の故郷である石巻で再出発をしようとする。亜弓の実家で、彼女の父・勝美(吉澤健)や娘の美波(恒松祐里)と暮らすことになった郁男は、紹介された印刷会社で働くことになる。しかし、ある日、亜弓を亡くし、仕事も失ってしまった郁男は、またギャンブルから抜け出せなくなる。香取から「白石さんが僕を呼んでくれて宝物ができました」という賛辞を送られた白石監督に単独インタビュー。監督の口から出た香取の印象は「衝撃的!」、「本当にすごい!」といった感嘆符なしでは言い表せない感想ばかりだった。白石監督が激賞する俳優・香取慎吾の魅力とは?――香取慎吾さんと“喪失と再生”をテーマに映画をやってみたいと思ったそうですが、今回、被災地を舞台にした理由について教えてください。東日本大震災後、僕は映画監督としてどこかで震災と向き合わなければいけないという思いがずっとありながら、なかなかそこへは行けませんでした。震災直後、みんながドキュメンタリーを撮り始め、全部を観たわけじゃないけど、「こんなに悲しいことがありました」「悲しみを抱えて生きていく」ということだけを声高に言うのはどこか違う気がしていて。じゃあ、自分は何もしなくていいのか? とも思っていたなかで、香取慎吾さんとの仕事の話をいただきました。それで、以前から落ちぶれていく男が再生する話をやりたいと思っていたので、香取さんを仲間に入れれば、そういういろんなことができるんじゃないかなと思い、物語を作っていきました。――家族をテーマに撮った映画も白石フィルターを通すと、一筋縄ではいかないすさまじい映画になりますね。今回も主人公・郁男のクズっぷりがすごくて、どこまで堕ちていくんだろうとハラハラしました。香取さんの表情が、本当にすごかったです。僕も金を借りる人を何度か見たことがあるけど、本当にああいう顔をするんです。でも、香取さんは、あそこまで金に困って、借金をしたことなんてないはずなのに、なんでああいう顔ができるんだろうと。あのシーンを見たとき、僕はすごい映画を撮っているなと思いました。ギャンブル依存症の人って、ああいうふうに、どんなことをしてでも金を作ろうとするんです。日本のギャンブルはほとんど国営なので、あまり報道はされませんが、実際に苦しんで自殺している人がどれだけいるのかと考えてしまいます。――香取さんは、脚本をあまり読み込まず、台詞も頭に入れていかないとおっしゃられていますが、それであのクオリティーの演技ができること自体に驚きました。衝撃的でした! 最初にそう言われましたが、それが彼のやり方なら、そこをとやかく言うつもりはないと思っていました。実際に初めて現場に入ってきた時も、ファーストシーンから撮るわけにはいかないので「ここはこうなって、こうなります」と説明をします。慎吾くんは「はい。わかりました」と言ったあと、演じてくれますが、こちらの意図の組み方がハンパないんです。――俳優さんには、現場でもずっと役で居続けるタイプと、カットがかかった途端に素に戻ってリセットするタイプがいらっしゃいますが、香取さんは後者ですか?うーん。正直、香取くんのようなタイプの役者さんは初めてでした。今回は石巻でロケをしていましたが、カットとカットの間に彼が何をやっているのかなと思って見ていると、ずっと郁男のまま佇んでいたこともあって。俳優として本当にすごいです。たぶん共演したみんながそう思っているんじゃないかな。――そのすごさについて、白石監督はどう分析されましたか?僕自身も分析しきれてはないんですが、考えてみれば、以前はドラマを撮影しながら、テレビのバラエティ番組もやっていて、その間、1つの役に入り込むとか、役作りをするとかが、無理だったのではないかと。あくまでも僕の想像ですが、そこで香取くんが導き出した答えが、台本をそんなに深く読み込まず、台詞はその場で覚えたほうがいいという判断だったのではないかと。そのほうがいろいろと変更もできますから。――通常、できる役者さんは、準備万端に台詞を入れて現場に臨む、というイメージがありますが?いや、そこからが肝心なんです。普通はそのやり方で上手くいくはずがないし、「仕事をなめてるのか!」という話にもなってしまう。でも、香取くんの場合、そこで出す演技のクオリティーが、そのへんの役者のレベルとは違いすぎるんです。僕はもともと台詞をけっこう変えるし、シーンを入れ替えたり、追加したりするので、よく「それ、先に言ってくれないですか?」みたいなことを言われたりするわけで。でも、香取さんは、すべて「OKです」と言ってくれたあと、すごいことをやってくれます。また、役に入り込んでいないのかというとそうでもなくて。両さん(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)をやっていた時は、両さんのテンションだったそうですし。ただ、役作りって何だろうと、僕自身も考えてしまいます。――縁日の屋台での乱闘シーンは、かなりの長回しでした。あのシーンの撮影はいかがでしたか?お祭りのシーンを撮ったのは昨年の初夏で、ナイターなので19時半くらいからしか撮れなかったんです。子どもがいるから20時までに撮影を終えなければいけなくて、明るいうちからアクション部と一緒に香取さんの動きを作っていきました。それで、香取さんが入ってきて「1回、アクション部でやって見せますから」と、一連の動きを見てもらったんです。僕が「1回、試しに動いてみますか?」と聞いたら、香取くんが「もう1回見させてください」と言ってきて。もう1度見せて「ケガをしちゃうかもしれないから、ここに毛布を入れておいてください」といった形で安全策をとったあと、「じゃあ1回だけ軽くやってみてください」と言ってやってみたら、なんと一発OKでした!――え! あの長回しの乱闘シーンを1発でOKだったのですか?本当ですよ。スタッフも、え!? という感じでした。おそらくこれまでダンスをしたりPVを撮る際に、その場で振り付けを覚えることを訓練されてきたんでしょう。何だか不思議になるレベルでした。それでいてクオリティーも高いから、正直、他の役者が落ち込むレベルです。縁日のシーンで絡むのは『止められるか、俺たちを』でも呼んだ役者たちですが、「白石さん、僕、ワークショップも参加して、頑張ってきたつもりでしたが、香取さんを見たら、何が正しいのかわからなくなりました」とガチで落ち込んでました(苦笑)。やっぱりトップを何十年走ってきたということは、すべてにおいてそういうことなんだなと納得しました。――そういう意味では、まるで眠れぬ獅子を起こしたかのような強烈なインパクトを受けました。香取さんの今までにない汚れ役も新鮮でしたが。香取さんもきっと「なんでこの役が僕なんだろう?」と思ったのではないかと。でも、この企画がスタートしたのは、「新しい地図」で新たな一歩を踏み出そうとされていた時期でした。僕は僕で僭越ながらも、香取さんの新しい一面を見せたいと思ったわけです。映画の内容は少し違うけど、もう1回スタートをする、という話にはたぶんなっていると思います。お互いに口に出して言ったわけではないけど、香取さんはあれだけ頭のいい方なので感じているとは思います。――最後に、これからこの映画を観る方へメッセージをお願いします。誰もが何かのきっかけで、自分の意志とは無関係に、人生を転がり落ちちゃうことってあると思います。でも、だから人生が終了するのではなく、どこにでもやり直すチャンスやタイミングも同じように転がっているはず。この映画を観て、頑張って生きようかなと思ってくれたらと。ほぼほぼピエール瀧さんに向けてのメッセージにもなっているかなと思います。■プロフィール白石和彌(しらいし・かずや)1974年12月17日生まれ、北海道出身の映画監督。若松孝二監督に師事し、助監督を務めたあと、初の長編映画監督『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)で注目される。『凶悪』(13)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』(18)などは、日本アカデミー賞ほか各映画賞を多数受賞する。そのほか『日本で一番悪い奴ら』(16)、『牝猫たち』(17)、『サニー/32』(18)、『止められるか、俺たちを』(18)、『麻雀放浪記2020』(19)など多数の話題作を監督。公開待機作は2019年秋公開の『ひとよ』。
2019年06月27日香取慎吾主演、『孤狼の血』『麻雀放浪記2020』などの白石和彌監督による最新作『凪待ち』。6月13日(木)、ロケ地となった宮城県塩竈市の「塩釜水産物仲卸市場」にて関係者向け完成報告試写会が実施され、元々は予定になかった香取さんがサプライズゲストとして登場、盛り上がった会場で冗談交じりに撮影当時の思い出を明かした。人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇を描く衝撃のヒューマンサスペンスとなる本作。昨年の6月18日に撮影が開始して1年、ロケスタート地点となった本市場に、白石監督が凱旋、マスコミ陣を含め約100名の方が来場した。白石監督は「(お酒のケースが舞台になっている事に)手作り感、素晴らしいですね(笑)『凪待ち』という作品は、ここでスタートしたので、沢山の方に、この場で試写会が出来る事が凄く嬉しいです。今日は僕だけじゃなくて、どうしても来たいという方がいたんですよ」と語ると、含み笑いで呼び込み、香取さんがサプライズ登場し、「香取さんが、まさかのお酒のケースに乗っています!(笑)」「ど~しても来たくて!」と言う香取さんに、びっくり仰天の会場から拍手喝采。「仕事のスケジュールで決まっていたのではなくて、どうしても僕が来たかったんです!」と話し、ロケのスタートがこの市場だったことを振られると「なんか、そんな感じがしないんですよね。この市場が、“木野本郁男”という僕の役を作ってくれた最初の場所なんで、皆さんのおかげで、この役が完成したのかな、と思っています。この役を演じるのに、ぴったりな雰囲気でした」とコメント。「昼間から酔っ払ったお兄さんに絡まれて、『おい、何撮ってんだこのやろ~!』と言われ、まわりのスタッフが助けてくれるかな~と思っていたら、意外とみんな目を背けて助けてくれなかった。そんな経験もありましたね(笑)」と、劇中とはまるで別人のごとく明るく話した。かと思えば、「震災から大分時間が経っていて、僕が東京で過ごしていると、年々ニュースでも見る機会が減ってきている。震災直後にも僕は何度か被災地を訪れていて、僕が始めて訪れた時の事を思い出すと、復興している部分もあるなぁと感じますね。撮影の期間もいろんな方に結構会って、町の方にお話を伺うと、写真を見せながら震災当時の事を話してくれる方もいれば、目を背けるおばあちゃんもいたり。それぞれの心の中に、そのときの事が、それぞれの形で刻まれているのだな、と感じさせられる時間でしたね」と真摯に現地での経験に言及。「自分としては、人生の新しい道を歩み始めて約1年半、そんな中で、初めての(単独)主演映画として、力んだり、プレッシャーを感じる事もあったんですが、いま、そういう思いは全く無いです。そして、素晴らしい白石監督の最新作です。一人でも多くの方に見て頂けたらと思います」と思いを噛みしめていた。また、白石監督は「僕の映画は、血なまぐさくて、バイオレンスな描写が多いんですけど、この映画は過去一番、“優しい映画”になったかな、と思います」とコメント。脚本を書く前、そして撮影中も、現地の方に震災について話を聞いていたそうで、「よく『復興の半ば』という言葉を聞きますけど、復興には終わりが無いんだなと、感じたり、いろんな事を教わりました。オリンピックとか、国を上げての企画もあるかもしれないけど、復興はまだまだ終わっていなくて、その中に生きている人達がいる、という事を(映画という形で)残して行かないとな、と思います」と復興への思いを吐露。さらに、「香取さんと初めてお仕事をするという事で、決して“暴力”だけの映画ではなく、“優しさ”の残る映画にしました。もちろん、東日本大震災もそうですし、世界中で悲しいニュースを見る事が多いと思うんですけど、すべての人に『凪』が訪れるように、という思いで作りました」と、改めて作品に込めた思いを明かした。本作の大ヒット祈願として、めでたい鯛のほか、本市場がメバチマグロの水揚げ高日本一として有名なことから、マグロなども塩釜漁港で捕られた魚の盛り合わせが市場からプレゼントされると、「うわ~!」と大喜びの香取さんと白石監督。最後は、大きな大漁旗の前で写真撮影を実施し、サービス盛りだくさんのイベントとなった。『凪待ち』は6月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年06月14日俳優・中村倫也が、黒木華主演の7月ドラマ「凪のお暇」に出演することが決定。黒木さん演じる主人公・凪が引っ越したアパートの隣の部屋に住む男・安良城ゴンを演じる。連続テレビ小説「半分、青い。」や「初めて恋をした日に読む話」で大きな注目を集め、公開中の『アラジン』のプレミアム吹替版ではアラジンを担当するなど、ドラマや映画、舞台といま引っ張りだこの中村さん。“真面目で気が弱く優しい”良い人代表の女性・大島凪の人生リセットストーリーを描く本作で中村さんが演じるゴンは、出会う全ての女子が彼を好きになってしまう、人たらしのイベントオーガナイザー。毎晩クラブ仲間と部屋で飲み騒いでいて、どこか危険な香りのするゴンに最初は警戒する凪だが、その優しく温かい空気に次第に心を許していく…。本作は、「Eleganceイブ」(秋田書店)で連載中の250万部突破の話題作のドラマ化とあって、「凪のお暇、ゴンさん中村倫也はやべーーっ」「ゴンさん役 中村倫也とか最高すぎる」「ドラマ凪のお暇のゴン役に中村倫也適役過ぎるでしょ」と原作ファンからも喜びの声が。そんなぬるっと女性の心の隙間に入っていき、物語をかき乱すキーパーソンであるゴンについて中村さんは「一見やばそうな雰囲気を醸し出しているのですが、実はとても優しく穏やかな性格。悩みなんてないように見えますけど、実は周りから自分を理解してもらえないという悩みがあって」と説明し、「表面だけではわからないゴンが抱えている孤独感をしっかり背負いながら演じていけたらいいなと思っています」と意気込み。そして「人間が言葉で言い表せないような面白い部分の人間模様が存分に描かれているドラマになっています。ぜひ、ご期待ください」と視聴者へメッセージを寄せている。「凪のお暇」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年06月14日「東京独身男子」で“AK男子”を好演中の高橋一生が、「凪のお暇」(原作:コナリミサト)のドラマ化で主演・黒木華の元カレ役を演じることが決定した。本作は、“真面目で気が弱く優しい”良い人代表の女性・大島凪(黒木さん)が、幸せになるために仕事も恋も全て捨て、突然失踪!追いかける元カレと新しく出会う人たちに囲まれながら、凪の人生リセットの物語が始まる――というストーリー。今回出演が明らかになった高橋さんが演じる凪の元カレ・我聞慎二は、凪と同じ会社で働く営業部のエース。その場の空気を瞬時に読み、また人の懐にすっと入ることができる“会社では”完璧な男だ。しかし、凪に対しては恐ろしく不器用。感情に言動が伴わず、人生リセットを決断した凪を心配するも、その言動で余計に嫌われてしまう…という切ない役どころ。「カルテット」以来、2年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる高橋さん。今回演じる慎二について「とても空気が読める男。人にこういう風に思われたいとか、うまく空気を読みながら生きているのですが、恋人に対しては不器用に過剰になってしまうところはとても共感できますし、同時に人間味を感じて愛らしいと思ったりもします」とコメント。「全体を通して恋愛の描写も多くあるのですが、それだけに重きを置いているわけではなく、人と人との関わりが根底にある物語だと思います」とストーリーについて明かし、「必ず共感してもらえるキャラクターがいると思いますので、それぞれに感情移入して見ていただくのもいいですし、『人間ってみんな大差なく滑稽なんだよな』と見ていただくのもいいかと思います。みなさんに楽しんでいただける作品になると思っておりますので、ぜひご覧ください」とアピールしている。金曜ドラマ「凪のお暇」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年06月07日アニメ『さらざんまい』で、喜びも怒りもわかりやすく、感情豊かな新星玲央を情熱的に演じる宮野真守さんが抱く、『さらざんまい』の世界を作り上げた幾原邦彦監督、そして相棒・真武を演じた細谷佳正さんへの想いとは?『さらざんまい』の見どころを、「まさに“幾原ワールド”といった、エンターテインメントな世界観」と答えてくれた宮野真守さん。ポップでキャッチーな映像の中に人間の本質の部分が映し出されている。そんな一筋縄ではいかない本作の魅力について、宮野さんに語っていただきました。――宮野さんにとって『さらざんまい』はどんな印象ですか?宮野:おしり!ですね(笑)。作品を観ていただいた方ならわかると思うんですけど、あのおしりの表現、すごくないですか!?あそこまで堂々とおしりをフィーチャーしたアニメが今まであっただろうか!?というくらい(笑)。作品を観ていない人にとっては全く意味がわからないと思いますが、少しでも気になった方は、今すぐ放送を観てください!――おしりのシーンはインパクトがすごかったです(笑)。宮野:ポップでキャッチーな映像演出が目白押しなんですけど、その中にシュールさや、リアリティもあったり、いい意味で常に想像を裏切って、超えていく作品ですよね。それは映像演出だけでなく、物語の面でもそう。人間の本質が作品にしっかりと盛り込まれているんです。今は便利な世の中になったので、忘れられがちだったり、なかなか素直に表現できなかったりする“人とつながりたい”という欲望を、この作品で登場人物たちがさらけ出してきます。まさに。『さらざんまい』だけに(笑)。でもこの“つながりたい”という欲望ってある意味、原始的なものだと思うし、それだけ尊いものだとも思うんです。そんな大事な想いを強く感じてもらえる作品なんじゃないかと、僕は思います。――収録中、幾原監督に言われたことで印象に残っていることは?宮野:監督が頭の中にあるビジョンを収録前にみんなに伝えてくれる、というところから毎回作業が始まるんですけど、台本だけでは想像しきれない部分も、本当に細かく伝えてくださったので、しっかり構築することができました。その時に監督がよくおっしゃっていたのが「この作品はエンターテインメントだ」ということ。だから発想が、とても自由で豊か!キャラクターが突飛な動きをするのも、見ていて不思議と納得してしまうんですよね。それはきっと監督が自信を持ってこの世界を作り上げているからなんです。その上でミュージカル的な要素があったり、役者としても挑戦しがいのある演出がたくさんありました。演じていて楽しかったし、監督の話を聞いているのも面白かったですし、さらに出来上がった映像を見てまた驚かされました。幾原ワールドをじっくり体感できた、というのは僕にとって大きかったですね。ザ・幾原ワールドを体感できて幸せ!――宮野さんが演じる玲央と相棒の真武は、主人公である3人の少年たちとはまた違った物語を抱えて登場しているんですよね。宮野:今のところはまだ異質ですよね。何が目的かわからないミステリアスな存在ですが、今後はこの2人の物語も深く描かれていきます。玲央と真武は、常にベクトルがおたがいに向いている。この2人のつながりは非常に強いです。だからこそすれ違ってしまった時の嫌悪感や怒りも強く出る。特に玲央は自分の感情を、真っすぐ出しますし。主人公の少年たち3人は、初めはそれぞれベクトルが違うんですよね。その中で、一緒にいることを選択していくけれども、僕らには自分たちしかいないんです。――『さらざんまい』のテーマである“つながり”について最近、宮野さんが感じたことは?宮野:僕の仕事って“つながり”がないと何もできないなってつくづく思いますね。この作品でも、また細谷さんと親友同士の役を演じられたというのは、僕にとって大事なつながりだと思います。今までいろんな作品でいろんな親友役をやってきたので(笑)。『さらざんまい』ではこれまでとはまた違う関係性の役になっていくので、その中でいろんなものを引き出してもらったし、細谷さんとたくさん話しながら収録できて、あらたな発見もありました。マジメな話もできる細谷さんは貴重な仲間です。――真武役の細谷さんとは、普段どんな感じですか?宮野:現場では僕がついつい細谷さんをいじっちゃうんです(笑)。細谷さんは「やめてくださいよ、宮野さん」って言う係(笑)。2人きりの時は真っすぐにお芝居の話もするし、すごく貴重な仲間ですね。細谷さんはマジメなんですよ。そもそも僕らが親友役を演じる時って、細谷さんがカッチリな役で、僕が乱していく役っていうことがほとんどなんですけど、普段もけっこうそうかもしれないですね(笑)。『さらざんまい』の大事な回を収録した後、一緒におそばを食べに行きました。今回は、今まで以上に深い関係になる役なので、うれしかったです。『さらざんまい』東京・浅草に住む中学2年生の一稀と悠、燕太は謎の生命体・ケッピによってカッパにされてしまう。3人が人間に戻るためにケッピが与えたミッションとは…。フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて毎週木曜24:55~放送中!みやの・まもる6月8日生まれ。埼玉県出身。声優であり俳優、歌手。2001年に声優デビュー。近年は劇団新感線『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》出演など、ジャンルを超えて幅広く活躍している。※『anan』2019年5月29日号より。写真・網中健太取材、文・尹 秀姫スタイリスト・横田勝広(YKP)ヘア&メイク・Nakatan(i C+)(by anan編集部)
2019年05月26日女優・黒木華を主演に迎えたドラマ「凪のお暇」が、7月よりTBS金曜ドラマ枠にて放送スタート。全てを捨てた人生リセットストーリーが幕を開ける。原作は、月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店)で連載中のコナリミサトによる同名漫画。2017年に1巻が発売されると口コミで話題となり、5巻まで発刊された現在は累計200万部を突破。「マンガ大賞」では第11回、第12回と2年にわたりノミネートされたほか、「宝島社このマンガがすごい!2019オンナ編」では3位に選ばれるなど注目を集めている。そんな話題作の実写化で主人公・大島凪を演じるのは、『小さいおうち』「天皇の料理番」「重版出来!」などに出演、田中圭演じる京谷の“引きこもり”元カノを演じた「獣になれない私たち」も話題となった黒木華。凪は、都内にある家電メーカーで働く28歳。いつも人の顔色を伺いながら周囲に合わせることで、日々何事もなく過ごすことが目標。しかし、場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまう。そして自分を見つめ直し、人生のリセットを決意。会社を辞め、住んでいたマンションも解約し、付き合っていた彼氏や関わっていたすべての人たちとの連絡を絶ち、コンプレックスだった天然パーマはそのままに、幸せになるため人生の再生を図ろうとする。原作を読み、「純粋に面白くてすごくワクワクしました」と感想を語った黒木さん。「本当は空気を読むのが得意ではなくて、自分の気持ちが追いつかずにアップアップしてしまう凪ちゃんの気持ちなど、すごくわかるなぁという気持ちで感情移入してしまいました」と主人公に共感したと明かし、「このドラマを見てくださる皆さんに、凪ちゃんの姿に共感して、私も一歩踏み出して頑張ってみようかなと少しでも思ってもらえるように、明るく楽しく一生懸命頑張りたいと思います」と意気込みを語った。また原作者のコナリミサトは、黒木さんが凪を演じることに嬉しいと喜び、「ビジュアル第1弾を見せていただいたとき『凪だ!黒木華さんが!!』とその拳を空高く掲げました。ドラマ放送日が本当に本当にたのしみです」とコメントしている。あらすじ都内にある家電メーカーで働くサラサラストレートヘアが特徴的な大島凪(黒木華)は、日々何事もなく平穏に過ごすために常に場の空気を読み「わかる!」と周りに同調することで自分の平和を保っていた。そんな「なんだかなぁ~」な生活を送っていたある日、付き合っていた彼氏・我聞慎二からの一言がきっかけで心が折れてしまう。それをきっかけに「わたしの人生、これでいいのだろうか…」と見つめ直した結果、凪は人生のリセットを決意。会社を辞め、家も引き払い、交際していた彼氏もろとも知り合いとの連絡を絶ち、SNSをやめ、携帯も解約。そして、都心郊外の何もない六畳一間のボロアパートに引っ越した凪。コンプレックスの天然パーマを隠すため毎朝1時間かけてアイロンをかけていたサラサラストレートヘアもやめて、そのままに生きることに。仕事も知り合いも予定もない、誰にも縛られない楽しいはずの自由な生活。しかし、やはり人の目を気にしてしまう凪は空気を読んでしまいそうになる。凪を追いかけてきた慎二やアパートの隣人・ゴン、そして新しく出会った人たちに囲まれながら、凪の人生リセットストーリーが始まる――。金曜ドラマ「凪のお暇」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年05月20日主演・香取慎吾と白石和彌監督の初タッグによる、衝撃のヒューマンサスペンス『凪待ち』のポスタービジュアルが到着。併せて、30秒バージョンの予告編も解禁となった。本作は、『人類資金』『クソ野郎と美しき世界』の香取慎吾、『孤狼の血』『麻雀放浪記2020』などの白石和彌監督の初タッグによる衝撃のヒューマンサスペンス。香取さん演じる人生どん底まで堕ちきった男・郁男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして映画史上最も切ない暴力を描く。この度公開となった30秒バージョンの予告編では、暴力的なカットや香取さんの「ダメなんだよ俺は、死んだ方がいいんだよ!」と叫ぶシーンが印象的で、狂気漂う映像に仕上がっている。また、同時に解禁となったビジュアルは、スリリングで終始緊張感漂う本作のストーリーを表現。うつむき気味な香取さんの表情は、心に闇を抱える男・郁男の有り様が伺える。左右には「誰が殺したのか?なぜ殺したのか?」のキャッチコピーの文字が配置され、ロケ地となった石巻の港を背景に鬼気迫るキャスト陣の表情も、本作の衝撃のラストを彷彿とさせる。悲しき事件の真相とは一体…。普段のイメージとは異なる役柄を香取さんがどう演じるのかにも注目しながら、是非スクリーンで確かめてみて。『凪待ち』は6月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年05月16日香取慎吾主演×白石和彌監督による映画『凪待ち』(6月28日公開)のポスタービジュアルと30秒の予告編が16日、公開された。2018年6月~7月に宮城県石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。あるきっかけをもとに墜ちる所まで堕ちきった男・郁男を香取が演じた。公開されたビジュアルは、スリリングで終始緊張感漂う本作のストーリーをイメージ。うつむき気味な主演・香取の表情は、終始心に闇を抱える男・郁男の有り様が伺える。そして、ロケ地となった石巻の港を背景に、鬼気迫るキャスト陣の表情も、本作の衝撃のラストを彷彿とさせる。また、30秒バージョンの予告編も併せて公開された。(C)2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年05月16日香取慎吾主演×白石和彌監督による映画『凪待ち』(6月公開)の予告編が23日、公開された。2018年6月~7月に石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。あるきっかけをもとに墜ちる所まで堕ちきった男・郁男を香取が演じた。このたび、郁男役の香取の悲しみと狂気が交錯する演技が印象的な予告編映像が公開された。また、恋人の娘・美波役の恒松祐里が香取と見せるガチンコな演技力も見どころ。郁男の恋人・亜弓を演じた西田尚美は、「現場に西田さんがいるととても安心した」という香取の言葉からもわかる通り、姉さん女房としての役どころにぴったりとはまっている。監督が若松孝二監督の助監督時代のスターとして見てきた吉澤健も、石巻で郁男や美波とともに暮らし始める亜弓の父親役として登場し、本作の重要な役どころを担当。白石組常連としてお馴染みの音尾琢真は、亜弓の元旦那・美波の実父として石巻に住む男を演じ、本作でも味のある芝居を見せている。そして、香取が現場で思わず高揚する気持ちを押し殺したというリリー・フランキーの方言まじりのリアリティある演技にも注目だ。(C)2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年04月23日香取慎吾主演で贈る、『孤狼の血』『麻雀放浪記2020』の白石和彌監督の最新作『凪待ち』から、不条理な暴力と悲劇、狂気を見せつける衝撃の予告編映像が公開された。『クライマーズ・ハイ』の加藤正人の脚本によって、2018年6月~7月、岩手県石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして映画史上最も切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。この度、「こんな香取慎吾、見た事が無い」とマスコミ陣が口を揃える主演・香取さんの、“悲しみ”と“狂気”が交錯する熱演に心揺さぶられる予告編映像が完成。そんな香取さんとガチに対峙する、郁男の恋人・亜弓(西田尚美)の娘・美波を演じる恒松祐里からは、白石監督が以前から注目していたというその才能の一端を確認することができる。また、亜弓を演じた西田さんは、「現場に西田さんがいるととても安心した」という香取さんの言葉からも分かる通り、姉さん女房としての役どころにぴったりとはまった。さらに、監督が恩師・若松孝二監督の助監督時代のスターとして見てきた吉澤健も、石巻で郁男や美波とともに暮らし始める亜弓の父親役として登場し、本作の重要な役どころを務めた。白石組常連としてお馴染みの音尾琢真は、亜弓の元夫で美波の実父として石巻に住む男を演じ、本作でもその味のある芝居は健在。そして、香取さんが現場で思わず高揚する気持ちを押し殺したというリリー・フランキーの方言まじりのリアリティある演技にも、息を飲むこと間違いなし。誰が愛する人を殺したのか?なぜ殺したのか?愚か者たちの切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンスは必見となりそうだ。ストーリー毎日をふらふらと無為に過ごしていた木野本郁男(香取さん)は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓(西田さん)の故郷・石巻に戻る決心をした。そこには末期がんであるにも関わらず、石巻で漁師を続ける亜弓の父・勝美(吉澤さん)がいた。亜弓の娘・美波(恒松祐里)は母の発案で引っ越しを余儀なくされ、不満を抱いている。美波を助手席に乗せ、高速道路を走る郁男に美波の声が響く。「結婚しようって言えばいいじゃん」半ばあきらめたように応える郁男。「言えないよ。仕事もしないで毎日ぶらぶらしてるだけのろくでなしだし…」。実家では、近隣に住む小野寺(リリーさん)が勝美の世話を焼いていた。人なつっこい小野寺は、郁男を飲み屋へ連れていく。そこで、ひどく酒に酔った村上(音尾さん)という中学教師と出会う。村上は亜弓の元夫で、美波の父だった。新しい暮らしが始まり、亜弓は美容院を開業し、郁男は印刷会社で働きだす。そんな折、郁男は会社の同僚らの誘いで競輪のアドバイスをすることに。賭けてはいないもののノミ屋でのレースに興奮する郁男。ある日、美波は亜弓と衝突し家を飛び出す。その夜、戻らない美波を心配しパニックになる亜弓。落ち着かせようとする郁男を亜弓は激しく非難する。「自分の子供じゃないから、そんな暢気なことが言えるのよ!」激しく捲くし立てる亜弓を車から降ろし、ひとりで探すよう突き放す郁男。だが、その夜遅く、亜弓は遺体となって戻ってきた。郁男と別れたあと、防波堤の工事現場で何者かに殺害されたのだった。突然の死に、愕然とする郁男と美波――。「籍が入ってねえがら、一緒に暮らすごどはできねえ」年老いた勝美と美波の将来を心配する小野寺は美波に言い聞かせるのだった。一方、自分のせいで亜弓は死んだという思いがくすぶり続ける郁男。追い打ちをかけるかのように、社員をトラブルに巻き込んだという濡れ衣をかけられ解雇となる。「俺がいると悪いことが舞い込んでくる」行き場のない怒りを職場で爆発させる郁男。恋人も、仕事もなくした郁夫は、自暴自棄となっていく――。『凪待ち』は6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年04月23日モデルの紗栄子が13日、東京・渋谷ヒカリエホールで行われた女性ファッション誌『sweet』(宝島社)の創刊20周年イベント「sweet collection 2019」に出演。ディズニーのミュージカル映画『メリー・ポピンズ』をイメージしたパフォーマンスを披露した。紗栄子はメリー・ポピンズに扮し、空中ブランコに乗って華麗に登場。その後、ステージに降り立ち、「チム・チム・チェリー」に合わせてダンサーたちとキュートなダンスを披露し、観客を魅了した。パフォーマンス後、「初めてブランコで空から登場したので緊張しました」と心境を告白。「この日を毎年楽しみにしているので、みんなに喜んでもらいたいと思って、何にしようかなって」と、どんなステージにするか悩んだそうで、「直前まで和太鼓だったんです」とまったく違うパフォーマンスになりそうだったことを明かした。同イベントは、読者650組1,300人を招待し、日頃の感謝を込めてファッションショーやトークショーなどを実施するもの。「自分史上最高のオシャレ」をドレスコードに、おしゃれな読者が集結した。撮影:蔦野裕
2019年04月13日宮野真守が、映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』に出演することが決定。併せて、本作のストーリーが明らかになり、キービジュアルと予告編、さらに新規カットも公開された。■ストーリー不二子は逃げていた。父親が横領した5億ドルのカギを握る少年ジーンと共に。2人はジーンの父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われていた。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びるが、拘束されてしまい…。■描き下ろしキービジュアル到着『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第3弾となる本作では、史上最もSEXYで最強のミューズ、峰不二子に絶体絶命の危機が迫るという!強くてキュートな不二子の声を担当するのは、もちろん本作でも沢城みゆき。到着した小池健監督による描きおろしキービジュアルには、バラを背負った不二子が魅力的に描かれている。■宮野真守、初参戦! 不気味なビジュアル解禁レギュラーメンバーに加え、本作のオリジナルキャラクター、不二子の敵で殺し屋のビンカム役には、「機動戦士ガンダム00」の刹那・F・セイエイ役、「DEATH NOTE」の夜神月役などでお馴染み、声優だけでなくアーティスト、俳優としても大活躍の宮野さんが決定。今回「ルパン」シリーズ初参加を果たす。■「ヤバいぜ、不二子」危機迫る予告映像!さらに到着した予告編では、美しくセクシーな不二子が消えた5億ドルを追って、小さな依頼人少年ジーンと共に逃げるシーンや、不気味な呪術を使う殺し屋の姿が映し出される。なお、キャストや監督が登場予定の完成披露上映会の実施も決定。チケットの発売は、4月13日(土)AM0時よりスタート。『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』は5月31日(金)より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開。(cinemacafe.net)■関連作品:LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 2019年5月31日より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開原作:モンキー・パンチ ©TMS
2019年04月12日「バナナマン」や沢城みゆき、中尾隆聖らが続投することが発表されているシリーズ最新作『ペット2』。この度、前作に登場した宮野真守と梶裕貴の出演も明らかになった。イルミネーション作品の常連で、前作『ペット』ではマックスたちの冒険に手を貸す“タカ”のタイベリアスを演じた宮野さん。しかし最新作では、謎めいた不気味な悪徳サーカス団の団長・セルゲイ役に。劇中では邪悪なオオカミたちを手なずけ、サーカスの見世物用に発見したホワイトタイガーの赤ちゃん“フー”をどんな手段を使ってでも捕らえようとする。タイベリアスとは違い、今作ではフーを助けようとするペットたちの前に立ちはだかる、“悪のキャラクター”という役どころだ。また、前作で忘れっぽくて愉快で陽気な“モルモット”のノーマンの声を担当した梶さんは、今作でも同役で続投。小さな身体と機動力を活かし、ガジェットを使いこなし、ギジェットに課せられたあるミッションで大活躍するという。前作のペットの仲間側から、本作では敵同士となり関係も変わってしまうが、宮野さんは「前作では、ちっちゃくて可愛いノーマン梶くんを、食べたくてしょうがないタイベリアス宮野でしたが(笑)、今回は敵同士…。仲間として近くに居られないのは残念ですが、果敢に絡んでいきたいと思います!もちろん役として(笑)覚悟しておいてください(笑)」とメッセージを送り、一方梶さんは「大好きです」と宮野さんへ愛の一言。さらに「僕は今回敵対する役なので、しっかりと物語を展開させるべく、存在感を出していきたいと思いますので、是非、公開を楽しみに待っていてください!」(宮野さん)、「僕も楽しみです!前作に続き本作からも、彼らがドタバタとエネルギッシュに奮闘する姿に、間違いなく勇気と元気をもらえるはずです!笑って泣いて、一緒に癒されましょう!」(梶さん)と、最新作を待つファンへ呼びかけている。『ペット2』は7月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ペット2 2019年7月26日より全国にて公開(C)Universal Studios.
2019年04月11日香取慎吾が主演、白石和彌監督と初タッグを組んだ映画『凪待ち』。この度、新たに追加キャストとして西田尚美、吉澤健、音尾琢真、そしてリリー・フランキーの出演が明らかになった。先日放送終了した「メゾン・ド・ポリス」にも出演、映画やドラマ、CMで活躍し、ライフスタイルも注目され同世代の女性から支持を得ている西田さんが演じるのは、香取さん扮する郁男の恋人・亜弓。『凶悪』が大好きだという西田さんは、今回の白石監督作品への出演を喜び、「香取さんは、なんというか…そこにいるだけで何か凄いんですよね。エネルギーとかパワーみたいなものをたくさん頂いた気がします」と主演の香取さんと共演した感想を明かす。さらに、『龍三と七人の子分たち』の吉澤さんが亜弓の父・勝美。「TEAM NACS」の音尾さんが亜弓の元亭主・村上。そして、リリーさんが郁男を気に掛ける製氷工場の社員・小野寺に決定した。吉澤さんは「稀有。この私の役の事です。表現する者として、その人生の質量が問われる様な役でした。私は役者である事を三度辞めて、三度復活した者ですが、この様な役に出会えるとは思ってもみませんでした」としみじみ語り、音尾さんは「派手ではありませんが、1カットごとに丁寧に精魂込めて、スタッフ・キャストが作り上げた映画を楽しんでいただければ幸いです。誰かの生きる希望になれますように」と願う。そして「白石さんの撮影、相変わらず好きでした。慎吾ちゃんと共演できてよかった。すごく彼が色っぽかった。やりやすかったです」と語ったのは、白石監督作品『サニー/32』『凶悪』に出演したリリーさん。今回演じた役については「小野寺という役は面白い役でした。難しかった点はいい人に見えなきゃいけない。いい人に見えすぎてもいけないというところでした」と明かし、「慎吾ちゃんの体から出てきてる熱量、雰囲気がすごい!監督と飲みながら話してすごくいい映画になりそうだ、というお話をしていました。今の慎吾ちゃんじゃなきゃできない、白石さんの中で傑作ができた」とコメントしている。『凪待ち』は6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年04月03日声優の宮野真守が、15日(22:00~)に放送されるニッポン放送『斎藤工のオールナイトニッポンGOLD~映画「家族のレシピ」スペシャル~』に出演することが決定した。斎藤と宮野は、10年以上前にミュージカル『テニスの王子様』で共演して以来、「また仕事をしてみたい」と思っていた仲であり、斎藤の熱烈なオファーにより今回共演が実現した。企画「WORD CUP2019~最強ワード決定戦~」では、「深夜ラジオということで、コンプライアンスのギリギリを攻める!」と宣言した斎藤と宮野による「美声」を生かした2人の対決も。宮野は「ミュージカル『テニスの王子様』以降、なかなかご一緒出来ず、僕もこの様な機会を切望しておりました。なので、今回お声がけいただけて、本当に本当にうれしかったです」と明かす。そして「『おもしろ』に対して貪欲な僕らの、ギリギリセーフ…なのか、アウトなのかわからないトークを(笑)、どうぞお楽しみください!」と話した。
2019年02月15日