吉高由里子と横浜流星のW主演で、ソ・ジソプとハン・ヒョジュによる大ヒット純愛映画『ただ君だけ』を『きみの瞳が問いかけている』として日本でリメイク。盲目の女性とキックボクサーによる最高純度の“純愛”映画に挑む。吉高さんが演じるのは、不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながら、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようと奮闘する女性・明香里。横浜さんは、かつては将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年・篠崎塁を演じる。ひょんな勘違いから出逢った2人は、次第に惹かれあっていくことに。青年の頑なな心は彼女の天真爛漫な性格によって解きほぐされていき、目の見えない彼女にとって、彼の寡黙ながら実直な声と言葉は、天涯孤独の寂しさを埋めてくれ、安心をもたらしてくれるものだった。やがて一緒に暮らし始めた2人。彼女が新しい仕事を始めようと踏み出す一方で、彼の方は再びキックボクシングの道を目指そうとトレーニングを始めたが、あるとき、自分の過去の事件と彼女の失明した事故の間にある因果を知ってしまう。彼女の目の手術代を稼ぐため、また自身の過去と決着をつけるため、高額な賞金が賭けられた不法な賭博試合のリングに再び立つことを決意する――。チャップリンの名作にインスパイアされた韓国映画をリメイク本作は、釜山国際映画祭のオープニング作品として上映され、130万人以上の観客動員数を記録した映画『ただ君だけ』が原作。「ごめん、愛してる」のソ・ジソプと『ビューティー・インサイド』のハン・ヒョジュが共演した同作のモチーフとなったのは、喜劇王チャールズ・チャップリンが監督・脚本・主演を務めた『街の灯』。盲目の女性に、報われることのない無償の愛を捧げ続ける男の想いと生き様が、世界中の涙を誘い、いまもなお純愛映画の金字塔として名前が上がる不朽の名作だ。吉高由里子は『僕等がいた』以来の恋愛映画そんな物語を日本版として生まれ変わらせるのは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『フォルトゥナの瞳』など話題の恋愛映画を続々手掛ける三木孝浩監督。運命に拒まれ、すれ違うがゆえに想いを募らせていく切ないラブストーリーの世界に観客を誘う。いまや同世代女性を代表するアイコン的存在として圧倒的な人気を誇る吉高さん。朝ドラ「花子とアン」や「東京タラレバ娘」「わたし、定時で帰ります。」などドラマでの活躍で知られるが、意外にも恋愛を主軸としたラブストーリーへの出演は少なく、8年前に出演した『僕等がいた』以来。そのメガホンをとったのが三木監督で、前後篇で42億円を越える大ヒットを記録した黄金タッグが、再び実現した。また、横浜さんといえば、今年「初めて恋をした日に読む話」と「あなたの番です‐反撃編‐」という2本の大ヒットドラマと主演映画3本という活躍ぶりで、2019年上半期ブレイク俳優ランキング1位となった、いま最も旬な俳優。極真空手世界選手権の優勝経験者という異例の肩書を持つ彼にとっては、キックボクサー役という身体能力の高さもこれ以上なく発揮できる役柄に挑む。なお、タイトルは戯曲「ロミオとジュリエット」の中に登場するロミオのセリフ。「彼女の目が問いかけている。僕は答えなければ」と続く言葉で、主人公・明香里が「ロミオとジュリエット」を好きで、このセリフの点字シールを自分のPCに貼っている。吉高由里子「2人の物語を純粋に育んでいくことを楽しみに」今回、私が演じさせていただく「明香里」という役は、ある事故により視力を失ってしまった女性です。脚本を読ませていただいたとき、目が見えなくなっても、明るく前向きに生きていこうとする彼女がすごく魅力的だなと感じました。また1人の男性と出会うことによって変化していく互いの運命の残酷さと儚い部分を表現できればと思います。難しい役への挑戦となりますが、今回三木監督とまたご一緒できることがとても心強いです。そして横浜さんと一緒にこの2人の物語を純粋に育んでいくことを楽しみにしながら、撮影を心待ちにしたいと思います。横浜流星「今キックボクシングの練習をしつつ、肉体改造も」台本を読んで、愛についてすごく考えさせられました。孤児な男が1人の女性に出会い、惹かれ、閉ざしていた心を開いていく姿を繊細に表現出来たらと思います。また、人を愛することの素晴らしさをこの作品を通して伝える事が出来れば良いなと思います。個人的には、今キックボクシングの練習をしつつ、肉体改造もしています。空手が身体に染み付きすぎていて、キックボクサーの動きに修正する作業はとても難しいですが、撮影が楽しみで仕方ないです。三木監督とはお会いした時にこの役は横浜くんしかいない。という有難いお言葉を頂きました。その言葉を胸に、全力で撮影に臨みたいと思いますし、今回本格的にご一緒することができてうれしいです。吉高さんとご一緒するのは初めてですが、今回ご一緒することができてとても光栄に思います。吉高さん演じる明香里を心の底から愛し、支えられるように全力で篠崎塁として生きたいと思います!三木孝浩監督「吉高由里子さんは、まさに戦友のような存在」自分にとってターニングポイントとなった作品『僕等がいた』でご一緒した吉高由里子さんは、まさに戦友のような存在であり、またこうしてタッグを組めることを本当に嬉しく思います! 彼女の溢れる優しさとひたむきさがこの愛の物語に新たな輝きをもたらしてくれると確信しています。そして、今もっとも勢いがあり、ほとばしる熱量を内に秘めた俳優・横浜流星くん。この二人がどう化学反応を起こすのか? 今から本当に楽しみです!!『きみの瞳が問いかけている』は2020年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月01日マトリ(麻薬取締局)の刑事と姿なき麻薬王との壮絶な闘いを描く『毒戦 BELIEVER』。この度、いまや韓国映画界に欠かせない俳優となり、是枝裕和監督も注目しているというリュ・ジュンヨルが演じるラクの“過去”が明かされる本編映像がシネマカフェに到着した。正体不明の麻薬王“イ先生”を捕まえるために手を組んだ、ウォノ刑事(チョ・ジヌン)と麻薬組織から捨てられた青年・ラク(リュ・ジュンヨル)。しかし、この度解禁となった本編シーンでは、ラクの素性に疑問を持ったウォノ刑事が彼を問い詰めたことで、彼の知られざる過去の一端が明らかになった。ウォノ刑事に呼び出されたラクに突きつけられたのは、子どもと家族の古い写真。死んだラクの母親の家にあった写真だというが、そこに映っていた子どもはラクではなかった。「誰だ?」と詰め寄るウォノに対し「僕じゃない」「でも僕です」と答え、ウォノにタバコを要求するラク。薄暗いビニールハウスの中、2人が吐き出すタバコの煙、そして淡々と語られるラクの過去…。劇中、立場は全く違えど“運命共同体”のような関係になっていくウォノに対してラクが思いをぶつける、印象的なシーンだ。今回ラク役を演じたリュ・ジュンヨルに対し、イ・ヘヨン監督は「無表情な表情の奥に複雑で謎めいた雰囲気を感じさせることを望んでいました。虚無感と冷ややかな雰囲気を秘めている、リュ・ジュンヨルという俳優の眼差しは、ラクという人物にどうしても必要でした」と語り、そのキャスティングを熱望していたそう。また、リュ・ジュンヨル自身は「シナリオを初めてもらった時、台詞が少ないという点もあって難しいキャラクターだと思ったので、撮影が始まる前に準備に時間をかけました」とその苦労をのちにふり返っている。「撮影の初めの頃は、イ・ヘヨン監督から多くの助言を頂いたのですが、そのうち、たいした演技指導もなく撮るたびに毎回オーケーをもらえるようになりました。言ってもダメだと思われたのかなって考えていたんですけど(笑)、後で監督から、考えすぎて凝った演技より、率直な感情が出ていて良かった、と言っていただいた。本当に学ぶことがたくさんあった現場です」と打ち明けている。『タクシー運転手 約束は海を越えて』ではソン・ガンホと共演、『ザ・キング』ではチョン・ウソン、チョ・インソンと共演するなど、話題作に続々と出演。是枝監督も一目置くリュ・ジュンヨルの新たなる代表作に注目だ。『毒戦 BELIEVER』は10月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月25日是枝裕和監督最新作で初の国際共同製作映画『真実』の日本語吹き替え版の公開が決定。宮本信子、宮崎あおいが洋画吹き替え初挑戦することが分かった。本作の魅力のひとつでもある、母と娘の辛辣かつ軽妙な会話を様々な形で楽しめるように、字幕版に加えて吹き替え版も製作。カトリーヌ・ドヌーヴ演じる国民的大女優ファビエンヌは、連続テレビ小説「あまちゃん」「ひよっこ」の宮本信子。その娘で脚本家のジュリエット・ビノシュ演じるリュミールを大河ドラマ「篤姫」『神様のカルテ』『舟を編む』の宮崎あおいが吹き替え。宮本さんは「洋画の吹き替えは初めての事なので、出来るかどうかとても不安で正直悩みました」とオファー時の心境を明かし、「真実は一つではないですし、それを『一つであるべきだ』ではなく、色んな風に見られるんだよと言ってくれるような作品だと思います」と本作について語っている。また宮崎さんも「初めてのことに、何をどうしたら良いのか不安いっぱいで」と語るも、「始まってみたらとても楽しく…自分がジュリエット・ビノシュになったかのような幸せな錯覚を味わいながらの贅沢な時間でした」とコメント。是枝監督は「宮本さんの凛とした声と、背筋のピンとした佇まいは、まさにカトリーヌさんにぴったり重なると思いましたし、宮崎さんは声のお仕事もご一緒させて頂いたことがあるのですが、その繊細な表現力はもう、唯一無二だと思ってましたので、ビノシュさんとの年齢差は気になりませんでした。ダメ元で僕から提案したお二人が、お二人とも、思いがけずお引き受け頂けて、監督としてこんなに嬉しいことはありません」と2人について語っている。そんな是枝監督も熱望した吹き替えキャスト陣が、笑いと涙の母娘のドラマをより盛り上げる。そのほか、リュミールの娘シャルロット役には、『万引き家族』にも出演した子役・佐々木みゆ。是枝監督は吹き替え版でもみゆちゃんには台本を渡さず、口伝えの演出で台詞を収録したという。「吹き替えのお仕事をするのは私のあこがれ」と言うみゆちゃんは、今回の参加を喜び、「シャルロットちゃんは明るくて元気な女の子なので、吹き替えのときもたくさん笑って楽しかったです」と感想を話している。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月19日是枝裕和監督の最新作『真実』の主演を務めたカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュの来日が決定、10月初旬に行われるジャパンプレミアにも参加するという。是枝監督初の国際共同製作となった本作。先日は、日本人監督として初の快挙となるヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品としてワールドプレミアを飾ったばかり。是枝監督が本作でオファーしたのは、監督が海外で最も尊敬する女優であるという2人。『シェルブールの雨傘』(’63)や『ロシュフォールの恋人たち』(’66)で知られるフランス映画界が誇る至宝カトリーヌ・ドヌーヴは、名匠フランソワ・トリュフォー監督の『終電車』(’80)でセザール賞を受賞、2度目のセザール賞に輝いた『インドシナ』(’92)ではアカデミー賞にもノミネートされ、フランス映画のアイコンとして君臨。近年では、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『8人の女たち』(’02)やセザール賞ノミネートの『しあわせの雨傘』(’10)などフランソワ・オゾン監督作品でも高く評価され、2008年にはカンヌ国際映画祭で特別賞を贈られた。本作では、まるで自身さながらの国民的大女優役に。もともと是枝作品のファンであり、今回監督が書き上げたオリジナル脚本に惚れ込み、出演オファーを快諾したという。また、アメリカで脚本家として活躍する娘役を演じるのは、ジュリエット・ビノシュ。2005年に是枝監督と出会って以来交流を重ね、「いつか一緒に映画を作りましょう」という約束が今回実現。巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督の『ゴダールのマリア』(’84)で注目され、レオス・カラックス監督の『汚れた血』(’86)で日本でも高い人気を獲得し、同じく『ポンヌフの恋人』(’91)、アカデミー賞を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』(’96)など、世界でその高い演技力が称賛されている。『トスカーナの贋作』(’10)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞、『GODZILLA ゴジラ』(’14)、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(’17)などハリウッドでの活躍も知られる。構想8年、是枝監督の渾身作ともいえる本作。2人は10月初旬に行われるジャパンプレミアにも参加する予定となっている。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月12日是枝裕和監督最新作『真実』が、10月に開催される「第24回釜山国際映画祭」のGala Presentation(ガラ プレゼンテーション)部門にて上映されることが決定した。昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し世界を席巻した『万引き家族』に続き、ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭と、主要な映画祭にて出品が決定、世界中の映画祭からのオファーが絶えない最新作『真実』。今回上映が決定したのは、1996年に創設された韓国で開催される「釜山国際映画祭」。Gala Presentation(ガラ プレゼンテーション)部門は、その年の話題作や新作を上映する部門で、『君の名は。』なども上映された。24回を数える今年は、10月3日(木)~12日(土)の期間で行われる。また、是枝監督が「今年のアジア映画人賞(Asian Filmmaker of the Year)」に選定されたことも明らかに。「Asian Filmmaker of the Year」は、毎年アジア映画産業と文化発展に最も優れた業績を残したアジア映画関係者および団体に与える賞。昨年は音楽家の坂本龍一が受賞した。釜山映画祭は「是枝裕和監督は、アジア映画界で最も影響があり、インパクトがあり、支持されている映画監督である。アジア映画界全体の発展と促進に大きな貢献をしていると同時に、映画監督としての素晴らしい技術を評価したいと考え授与を決めた」と選定理由を明かしている。なお、是枝監督は同映画祭の上映イベントに登壇予定となっている。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月04日ビューティーナビ公式アンバサダーのシンディーがアルビオン限定イベントに出演!ビューティーナビ公式アンバサダーのシンディーが人気化粧品ブランド「アルビオン」のイベントに出演する、しかも!メイクアップショーで共演するのは、あの名取瞳さん!ということで、いてもたってもいられずビューティーナビ編集部が当日の様子をお届けします♪トレンドメイクに仕上げる “名取メソッド” を披露♡今回のイベントは午前・お昼・午後の全3回すべて異なる印象に仕上げるメイクアップが披露されました。その中でも編集部が特に気になった3つのポイントをご紹介!人気メイクアップアーティストの名取瞳さん直伝なので、ぜひ今後のメイクに取り入れてみてくださいね。① トレンドの“血色感メイク”。ポイントは目元の濃淡。血色感を引き出すピンクとオレンジのアイシャドウを重ね、締めカラーとしてエレガンスの「レヨン ジュレアイズ 07 ブラウン」を使用。黒のアイライナーや濃茶のアイシャドウで目のキワをまとめず、シャドウの締めカラーは淡めのものを使い、目のキワにさりげない陰影を付けると自然なのに印象的な目元に仕上がるんだとか。また、リップはシアータイプを使うと、唇の血色感がプラスされたような発色になるので自然に見せられるとのこと。色を上手に使って自然に血色感をアップさせるテクニック、まずはポイントで取り入れるのもいいですね!②チャレンジしたい“抜け感メイク”。ポイントはあの色。抜け感メイクをするときの太眉は濃くせず淡めに仕上げるのがコツ。毛量の少ないところはペンシルで描き足して、毛量が多いところはパウダーで仕上げるか描かなくてもOK!眉の印象が強いと顔全体も強く見えてしまい、抜け感メイクとは程遠い仕上がりになってしまいます。目元はブルーのアイシャドウの上に血色感のあるベージュを軽くのせることで、ブルーが主張しすぎず肌になじみ、やわらかさ・フェミニンさを引き出してくれるのでオススメのテクニック。これはなかなか思いつかない組み合わせですよね・・・!血色感のあるベージュはくすまないカラーなので下まぶたにのせても◎③ マスカラの塗り方で印象自由自在!マスカラは目元の印象を大きく左右する重要アイテム。今回は、まつ毛に長さを与え美しい目元をつくるエレガンスの「スマートラッシュ マスカラ」を使用。こういった長さを出すタイプのマスカラを付ける時は、マスカラを左右に小刻みに動かしてまつ毛に付けるのではなく、毛流れに沿って付けましょうとのこと。逆にボリュームタイプのマスカラは左右に動かしながらしっかりと付けるのがポイント。ちなみに、下まつ毛は、下まぶたのラインが水平な人は中央(瞳の下)に多め付け、下まぶたのラインがラウンドになっている人はまつ毛全体へ均等に付けると、アーモンド形の丸い目に見せることができますよ。上級者は上下のマスカラで異なるカラーを使うのも◎大盛況のうちにイベントが終了!各回のメイクデモンストレーションの後は、来場者一人ひとりに名取さんからメイクのワンポイントアドバイスを行ったり、シンディーと記念写真を撮影したり、通常のイベントでは考えられないほど距離感が近くアットホームな雰囲気。来場者の皆様は、名取さんのアドバイスを元にしたメイクのタッチアップでさらにキレイになり最高の笑顔で会場を後にしていました。シンディーのアルビオン限定イベント参加は春に続いて今回が二度目でしたが、次回開催がありましたら是非皆さんも参加してみてはいかがでしょうか!ALBION DRESSERのご紹介アルビオンドレッサーは“キレイを自由に” がコンセプトのセレクトコスメショップです。店内の商品は、アルビオンこだわりのラインナップ。好きなように、好きなだけ、見て、試すことができるので、気分も上がりそう!ここで新しいあなたを発見できるかも…
2019年08月30日第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に選出された是枝裕和監督最新作『真実』の公式上映が行われ、是枝監督やカトリーヌ・ドヌーヴらが出席。上映後には6分にも及ぶスタンディングオベーションが起こった。『真実』誕生のきっかけは――まず行われた公式記者会見では、「元々は、楽屋のシーンだけで出来上がる舞台を考えていました。しかし、実際に映画が動き出したのは、ジュリエット・ビノシュさんから一緒に映画を作る冒険をしないかと、2011年に提案をいただいたことがきっかけです」と本作製作の経緯を明かす是枝監督。続けて、「脚本が完全に固まる前の段階で、何度もお二人にお会いして、インタビューをさせていただき、女優という人生を送られている方の生の言葉を、どのように脚本に落としていくかという作業を、継続的な信頼関係のなかで、数年に渡って行っていきました。その結実したものがこの『真実』です」と語った。本作で大女優ファビエンヌを演じたカトリーヌも「是枝監督が言ったように、脚本の初稿を読んだ後で会いました。それからパリ、そしてカンヌで会って、日本でも会いました。こんなことが1年以上続きました。面会や本読み、コメントを通して、彼が言ったように、作られていったのです」と話し、ファビエンヌの娘リュミール役のジュリエット・ビノシュは「是枝監督と仕事をすることは数年前からの夢でした」「さらにカトリーヌとの共演も夢のようです」「だからこの映画は私にとって夢の実現なのです」と並ならぬ思いを明かしていた。是枝組に参加してみて――また、撮影については「とてもユニークで複雑な経験」とカトリーヌ。「最初の週は少し大変でしたね。ある人を見ながら、他の人の話を聞くのに慣れるまでに時間がかかりました。なぜなら話は是枝監督の通訳を通していたからです。でも時間が経つと…。まず質問したり、何か言いたい時は、肝心なことに絞って話します。撮影についてのおしゃべりがないのです。それはかなり特殊なことでした」ともどかしさを口にしつつ、「でも経験してよかったと思います。是枝監督と一緒に撮影できて幸せでした」と特殊な経験についてコメント。一方、撮影前にちゃんと準備してから入りたいタイプだというジュリエットは、「準備できるか尋ねた時に、『是枝監督は役者が準備することをあまり好まない』と聞いたので、戸惑いました。最初は是枝監督の指示を待ちましたが、撮影中に彼が私と一緒に演じていることに気付きました。私と一緒に呼吸し、言葉が理解できなくても、一緒に演じていたのです」とこれまた特殊な経験をしたそう。そして、ある夕食のシーンでジュリエットは深刻な側面を押し出し演じたそうで、「是枝監督はラッシュを見て、『シーンに重みを加えてくれてありがとう』と言ってくれました。穏やかに港を目指す船のようでした。他の役者たちを乗せてくれたのです。カトリーヌと私以外にも人物はいますが、この2人の関係が映画の中心です。これまで映画で共演したことも、他の状況で一緒になったこともない女優たちです。その2人が出会って、何年も待ち続けた映画に出るのです。そういう意味では映画の魔法です」と監督とのエピソードを明かした。子役について――子役が強い存在感を示すことが多い是枝監督作品。これまでにも多くの作品で子どもたちを撮ってきた是枝監督だが、今作でも注目の子役が登場。それが、リュミールの娘役のクレモンティーヌ・グルニエ。「オーディションで会ったとき、とても自由奔放で、彼女なら、おばあちゃん(ファビエンヌ役)の性格が隔世遺伝で孫に伝わっているという設定に出来るなと思いました」とクレモンティーヌ起用の決め手を明かし、「そこで彼女に合わせて、キャラクターを書き直しました。日本での撮影と同じように、事前に台本を渡さずに、おばあちゃんの家に遊びに行く話だよと言うことだけ伝えて、あとは現場では通訳を介して、『おばあちゃんにこういってごらん』、『ママのいったことを繰り返してごらん』と、口伝えで台詞を渡すというやり方で全編撮影しました」と撮影方法について説明。さらに「彼女の存在が大人たちのお芝居にもいい風を吹かせてくれたなと思っています。そして、ここに並んでくださった女性キャスト陣のアンサンブルの一角をちゃんと担ってくれたなと思っています」と称賛。クレモンティーヌは「撮影した時、最初は言われたことがよく分からなかったけど、途中から何を求められているか分かってきました。どこに立って、何を言えばいいかも。最初は、どこで何を言えばいいか、間違ってばかりだけど、途中から成長して、うまくなりました」と撮影に参加した感想を語った。オープニングのレッドカーペットに登場!ヴェネチア・リド島で開幕した今年のヴェネチア国際映画祭は見事な快晴に恵まれ、大勢のマスコミや観客が集結する中、オープニングのレッドカーペットに監督とキャスト陣が登場。是枝監督は、「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のオーダーメイドタキシードにえんじ色の蝶ネクタイ姿で登場。カトリーヌは「ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」の朱色と黒のドレス、ジュリエットは「アルマーニ・プリヴェ(ARMANI PRIVE)」のセクシーなドレスで現れたほか、リュディヴィーヌ・サニエ、クレモンティーヌ、マノン・クラヴェルも登場。観客からは「コレエダ!」という歓声が上がり、是枝監督の国際的な人気ぶりが伺えたほか、ジュリエットと是枝監督は会場に集まった観客の元へ駆け寄り、サインなどのファンサービスも行っていた。公式上映でスタンディングオベーション!その後行われた公式上映では、笑いが巻き起こったり、涙したりと、観客もすっかり魅了された様子。上映終了後は6分にも及ぶスタンディングオベーションが続き、オープニングを飾るに相応しいワールドプレミアになった。上映後、是枝監督は「カトリーヌさんが『とても温かい良い上映だったわ』と、すごく笑顔で語りかけてくれたので、よかったなと思いました。なかにいると、観客の反応を確認するほどの余裕がないのと、僕自身出来上がってからまた何度も作品を観ていないので、編集の事を気にして見てしまっていて。(笑)でも良かったみたいです。ジュリエットさんも、『観ていて、いろんな感情の層が厚い映画になっていて楽しめた』と仰っていたので、まず2人の感想にホッとしました」と2人の反応に胸をなでおろす。また手応えについては「あります!ただ、最終的にはフランスの方がみてどのくらいこの映画が、もちろんフランスのスタッフが見てOKだしてくれてはいるんですけど日本語だと最終形をみても字幕を見てでしか判断が出来ないっていうところでどこかまだちょっと出来合上がったものにたいしての自己評価が最終的にどう落ち着くのかがつかめないところはあるんですけど。現場にかんしていうとほぼ自分の思い通りに、制作のプロセスも、出来上がった作品もですけどできたんじゃないかとそこは自信あります」と力強く語る。授賞式を控え――そして、9月7日(土)には授賞式が予定されている。監督も授賞式に参加するが「言葉の選び方が難しいですが、僕はオープニングで満足ですね」と監督。「作るたびにコンペで受賞を期待されるのは作り手にとってはプラスではなくて、色んなものを作りたいと思っているなかで、今回は本当に軽いタッチで秋のパリの水彩画を描くように、日差しに溢れてほかほかするような読後感で、観客の方には劇場を出ていってほしいなと思っていています。コンペの受賞に偏見を持っているわけではないのですが、三大国際映画祭のコンペの受賞って意外ともう少しこってりした油絵の方が好まれる傾向があると思うんです、いいか悪いかは別として。今作ではそことは違うところに球を投げているというか」と賞についてコメント。映画は作りたい方向で仕上がっていると、満足していると言うが、「でももし、今日のお客さんとは別の評価をしていただけることがあるのでしたら嬉しいです」と話していた。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年08月29日28日(現地時間)、第76回ヴェネチア国際映画祭が開幕し、是枝裕和監督の『真実』がオープニングを飾った。同作ではフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴ&ジュリエット・ビノシュ、アカデミー賞にノミネート歴のあるイーサン・ホークと豪華キャストが共演。同映画祭において、日本人の監督作品がオープニング作品に選ばれるのは初めての快挙だ。コンペティション部門に出品されている作品は、『真実』を含めて21本。身近なアメリカを製作国としている作品は4本ある。木曜日に上映されるのは、ブラッド・ピット主演作『アド・アストラ』。ブラッドが宇宙飛行士に扮し、太陽系の彼方で行方不明になった父の謎に迫る。同日、ノア・バームバック監督によるNetflixオリジナル作品『マリッジ・ストーリー』も上映される。こちらは、アダム・ドライバー&スカーレット・ヨハンソン演じる夫婦の離婚劇。土曜日には、すでに「オスカー本命」との期待が高まっているホアキン・フェニックス主演作『ジョーカー』、日曜日にはスティーヴン・ソダーバーグ監督作でパナマ文書を題材とした『The Laundromat』(原題)が上映される。また、中国の作品『サタデー・フィクション』ではオダギリジョーがコン・リーと共演している。(Hiromi Kaku)
2019年08月29日10月11日(金)より公開となる是枝裕和監督最新作『真実』が、開催中の第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に選出。この度、主演のカトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、リュディヴィーヌ・サニエ、クレモンティーヌ・グルニエ、マノン・クラヴェル、そして是枝監督が記者会見とフォトコールに参加した。本作は、ドヌーヴ演じる大女優ファビエンヌが出した自伝本をきっかけに、彼女と娘(ビノシュ)の間に隠された、ある“真実”を巡る物語を映し出すもの。そのほか、イーサン・ホークやサニエら豪華な面々がキャストに名を連ねている。レースがあしらわれた優雅なプラダのドレスでドヌーヴが登場し、赤を基調としたグッチのジャケットスタイルでスタイリッシュにビノシュも登場。さらに、プラダのシャツスタイルで爽やかな装いのクラヴェル、ミュウミュウの白いブラウスで登場したサニエ、キラキラと光沢感のあるグリーンのディオールのドレスに身を包んだグルニエ、そして、是枝監督が記者会見場に登場した。会見場は報道陣で満員となっており、豪華な面々が現れるなり、マスコミ陣からは歓声と拍手が上がった。会見で、まず映画の制作、出演のきっかけ等の質問が挙がると、「まずはこの素晴らしいキャストとともに作り上げた本作をオープニング作品に選んでいただいたヴェネチア国際映画祭の方々に、この場で感謝したいと思います」と是枝監督。続けて「元々は、楽屋のシーンだけで出来上がる舞台を考えていました。しかし、実際に映画が動き出したのは、ジュリエット・ビノシュさんから一緒に映画を作る冒険をしないかと、2011年に提案をいただいたことがきっかけです。その時点では、日本で撮るのか、フランスで撮るのかといった確たる目標があったわけではないのですが、ふと、あの話をフランスで撮ってみようかと思いつきました。戯曲の主人公は、その国の映画史を代表する女優だったので、もしかすると、そのような女優さんを撮るチャンスが生まれるのではと思ったんです。そこで、大幅に戯曲を書き直して、母と娘の話に仕上げました。脚本が完全に固まる前の段階で、何度もおふたりにお会いして、インタビューをさせていただき、女優という人生を送られている方の生の言葉を、どのように脚本に落としていくかという作業を、継続的な信頼関係のなかで、数年に渡って行っていきました。その結実したものがこの『真実』です」と述べた。主演のドヌーヴは「是枝監督が言ったように、脚本の初稿を読んだ後で会いました。それからパリ、そしてカンヌで会って、日本でも会いました。こんなことが1年以上続きました。面会や本読み、コメントを通して、彼が言ったように、作られていったのです。是枝は映画の中で演じる人物を少しずつ私たちに近づけることを考えていました。私の場合、映画に出演する時は、人物を演じるにしても、自分というものを作品に投入します。特に今回は、関係が複雑なのは分かっていました。是枝は英語もフランス語も話さないので、いつも通訳を挟んでの会話です。それも悪いことではありません。大事なことを話すように促されるからです」と語る。ビノシュは「是枝監督と仕事をすることは数年前からの夢でした。是枝は2011年と言ったかと思いますが、私はもっと前からだと思います……。京都で一緒になりました。特別な機会でした。本当に夢のようでした。是枝監督の映画に出ることは、役者が監督に対して抱く夢を実現することです。さらにカトリーヌとの共演も夢のようです。『ロバと王女』は私が子供の頃大好きな映画でした。彼女と共演できたことは光栄で夢のようです。だからこの映画は私にとって夢の実現なのです。それに未来の頼もしい才能に出会うこともできました。私にとってとても鮮烈で、貴重な経験でした」と続けた。出演のきっかけを問われたサニエは、「最初に言いたいのは、私もかなり前から是枝監督を知っているので、彼の映画に出ることは夢の実現でした。ジュリエットほど昔ではありませんが、5~6年前に是枝監督に会いました。女優の役に私を考えてくれていたことに、驚きました。カトリーヌと同じように、私もこの女優と自分とが似ているとは思いませんが、演じるのは楽しいものでした。本物らしさを追求したからです。とても軽くて無邪気に見える人物ですが、何と言うか、問題を抱えています。楽しかった。それにコメディーも追求しました。この人物において、コメディーの喜びは、本物で具体的でした。私とは最も離れたところにいる人物を演じたいという欲求もありました」と語る。そしてクラヴェルは「第一に、私にとって初めての長編映画で、人生において最も美しく偉大な経験でした。それまでの経験はとても小さなものでした。今回の人物を演じるにあたっては、キャスティングから撮影までの間、さらに撮影中においても、常に話し合いを行いました。この人物を創作するための、真の会話でした。私の場合、この人物は、私に近いところがあります。是枝監督と一緒に作り上げたのです。これは本当に面白い経験でした。私から出発し、ある種の方向性を推し進め、神経症的な要素を加え、それを引き延ばし、ある種の夢や恐怖を加える。こうして私が演じる人物が出来上がりました」と役の成り立ちについても想いを述べた。子役への演出に定評のある是枝監督は、グルニエの立ち位置と演出について「オーディションで会ったとき、とても自由奔放で、彼女なら、おばあちゃん(ファビエンヌ役)の性格が隔世遺伝で孫に伝わっているという設定にできるなと思いました。そこで彼女に合わせて、キャラクターを書き直しました。日本での撮影と同じように、事前に台本を渡さずに、おばあちゃんの家に遊びに行く話だよと言うことだけ伝えて、あとは現場では通訳を介して、「おばあちゃんにこういってごらん」「ママのいったことを繰り返してごらん」と、口伝えで台詞を渡すというやり方で全編撮影しました。彼女の存在が大人たちのお芝居にもいい風を吹かせてくれたなと思っています。そして、ここに並んでくださった女性キャスト陣のアンサンブルの一角をちゃんと担ってくれたなと思っています」と語る。とうのグルニエは、是枝監督の映画に出演してみて「撮影した時、最初は言われたことがよく分からなかったけど、途中から何を求められているか分かってきました。どこに立って、何を言えばいいかも。最初は、どこで何を言えばいいか、間違ってばかりだけど、途中から成長して、うまくなりました」と感想を述べた。是枝監督がファンからのサインの要望に快く応える姿も見受けられ、フォトコールでもたくさんのメディアが集まり、「是枝!」「カトリーヌ!」「ジュリエット!」と歓声が止まらず、昨年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞し、今や世界中で注目を集める是枝監督の最新作である本作への注目度の高さが感じられるものとなった。■第76回ヴェネチア国際映画祭概要・正式名称:第76回ヴェネチア国際映画祭・開催期間:現地時間/8月28日(水)~9月7日(土)・実施場所:イタリア ヴェネチア リド島『真実』10月11日(金)より全国公開
2019年08月29日是枝裕和監督長編14作目となる、母と娘の愛憎渦巻くドラマを描いた最新作『真実』より、待望の特報映像が公開された。様々な家族の形を描いてきた是枝監督が、新しい家族の形を映し出す『真実』。国民的大女優のファビエンヌが、「真実」というタイトルの自伝本を発表したことから、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く”真実”が炙り出されていく物語。到着した特報映像では、カトリーヌ・ドヌーヴ演じる大女優ファビエンヌが暮らす大きな家の庭に、大きな荷物を抱えて歩くファビエンヌの娘リュミール(ジュリエット・ビノシュ)と、夫ハンク(イーサン・ホーク)、そして、本作のために是枝監督がフランスで自ら見出した孫娘のクレマンティーヌ・グルニエと、幸せそうな若い家族が映し出される。自身の自伝本「真実」の出版祝いのため、久々の娘家族との再会にファビエンヌもは喜ぶ様子を見せるが、一転、自伝本の内容を巡り、「あれは事故よ」「ママを許さない 絶対に」と母と娘のやり取りが始まる。そして物語は、母と娘の嘘と真実が徐々に明らかになっていく。映像ラストには「ママ、あなたの人生嘘だらけね」という本作のキャッチコピーが登場。ナレーションの声も相まって、重厚感溢れる特報となっている。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年08月16日2018年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞した、『万引き家族』の是枝裕和監督最新作『真実』から、ポスタービジュアルが解禁となった。是枝監督が初めて国際共同製作に挑戦する本作。本年度のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品&オープニング作品に決定し、日本のみならず世界中からますます注目を集めている。今回解禁となったのは、自伝本を出版した母を祝福するように、娘家族が笑顔で寄り添う姿を捉えたポスタービジュアル。中央に置かれたソファに座るカトリーヌ・ドヌーヴ演じるファビエンヌの隣には娘役のジュリエット・ビノシュが腰かけ、その後ろに夫役のイーサン・ホーク、そしてソファの肘掛けには孫娘役のクレマンティーヌ・グルニエが座っている。一見、仲睦まじい家族写真だが、中心には「ママ、あなたの人生、嘘だらけね」というタイトルとは対照的で不穏なコピーが添えられ、家族の間に秘めらた“嘘”や“秘密”が好奇心を掻き立てる。また、世界を代表する豪華キャストが一堂に会しながらも、その絶妙な距離感や表情からは、是枝監督ならではのリアルな家族の姿が垣間見える1枚となっている。これまで、『そして父になる』では“父と息子”、『海街diary』では“四姉妹”、『万引き家族』では“血の繋がらない一家”と、様々な家族の形を描いてきた是枝監督が創り上げるカトリーヌとジュリエットの新たな母娘像からも目が離せない。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月08日女優としても活躍しているグラビアアイドルの古崎瞳が、最新イメージDVD『瞳の中へ』(4,104円税込 発売元:竹書房)をリリースした。2006年にグラビアアイドルとしてデビューを果たし、以降はグラビア以外にもレースクイーンやK-1のラウンドガール、女優業にとマルチに活躍している古崎瞳。上からB82・W58・H86というスレンダーボディーでグラドルファンのハートを射止めてきたが、4年ぶりにリリースした今作がラストDVDとなる。水着の仕事がラストということで、今作は過去最大の露出が見どころだ。昨今のグラビア界ではハイレグ度マックスの変形Y字系水着が流行りで、古崎はその水着を着用して最大の露出を披露している。それとは異なる白のハイレグ衣装では、透け感もたっぷりで古崎の胸の膨らみが目立つこれまた過激な衣装だ。ベッドの上では手ブラも披露し、目隠しプレイにもチャレンジ。ラストグラビアにふさわしい過激な1枚となっている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月11日、東京・秋葉原のソフマップAKIBA 4号店 アミューズメント館(12:00~)で開催される。
2019年08月07日『そして父になる』『海街diary』『三度目の殺人』などの是枝裕和監督作、昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した『万引き家族』が、7月20日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠で本編ノーカット地上波初放送される。“家族”をテーマにして多くの作品を描いてきた是枝監督が、貧困と幸せ、血縁と心の絆など社会に抱いた違和感も織り交ぜて描き出した本作。昨年6月に公開されると第42回日本アカデミー賞では作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞など、最多計8部門で最優秀賞を受賞。さらに第71回カンヌ国際映画祭最高賞(パルムドール)受賞のほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされるなど世界中で大絶賛の嵐を巻き起こした。再開発が進むなかポツンと残された古い住宅街で、家主である老女・初枝の年金を目当てに暮らす柴田家は、足りない生活費を万引きなどで稼いでいたが、冬の日、親から虐待を受ける少女・ゆりを拾い一緒に暮らし始める。しかし、ある事件をきっかけに家族の隠された秘密が明らかになっていく――という物語。息子に教えられることといえば万引きくらいしかないという、甲斐性なしの父・治を是枝作品には常連のリリー・フランキーが演じ、家族が転がり込んだ平屋の家主である祖母・初枝には故・樹木希林。母・信代には朝ドラ「まんぷく」『DESTINY 鎌倉ものがたり』などの安藤サクラ、風俗のバイトをしている信代の妹・亜紀には『ちはやふる』『勝手にふるえてろ』の松岡茉優。そのほか亜紀が勤務する風俗の常連客役で『町田くんの世界』の池松壮亮、亜紀の本当の父親役で『散り椿』などの緒形直人、ゆりの父を朝ドラ「なつぞら」も話題の山田裕貴、ゆりの母には「科捜研の女」などの片山萌美。警察官役で『止められるか、俺たちを』などの高良健吾、同じく警察官役で「ごめん、愛してる」などの池脇千鶴、駄菓子屋の店主役で『空飛ぶタイヤ』など数々の作品で知られる柄本明といった俳優陣が出演する。なお今夜の放送では是枝監督最新作となる全編フランス撮影、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークらの出演で今秋公開が予定されている『真実』の紹介と、監督からのコメントも併せて放送。注目の次回作の片鱗をチェックできる。土曜プレミアム『万引き家族』は7月20日(土)今夜21時~フジテレビ系で本編ノーカット地上波初放送。(笠緒)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年07月20日是枝裕和の最新作、映画『真実』が、2019年10月11日(金)より全国公開。また、映画 『真実』 “特別編集版”が、11月1日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開される。是枝裕和、待望の最新作映画『真実』は、『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭にて最高賞にあたるパルムドールを受賞した是枝裕和の最新作。構想に8年をかけた本作は、全編フランスにて撮影された自身初の国際共同製作映画だ。物語は、国民的大女優ファビエンヌが出した『真実』という名の自伝本をきっかけに、彼女と娘リュミエールの間に隠された、ある“真実”を巡って展開される。あらすじ全ての始まりは、国民的大女優が出した【真実】という名の自伝本。出版祝いに集まった家族たちは、綴られなかった母と娘の<真実>をやがて知ることになる――。国民的大女優ファビエンヌが自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書……お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。是枝監督コメント是枝は、映画制作のきっかけについて以下のように述べている。「元々は、楽屋のシーンだけで出来上がる舞台を考えていました。しかし、実際に映画が動き出したのは、ジュリエット・ビノシュさんから一緒に映画を作る冒険をしないかと、2011年に提案をいただいたことがきっかけです。その時点では、日本で撮るのか、フランスで撮るのかといった確たる目標があったわけではないのですが、ふと、あの話をフランスで撮ってみようかと思いつきました。戯曲の主人公は、その国の映画史を代表する女優だったので、もしかすると、そのような女優さんを撮るチャンスが生まれるのではと思ったんです。そこで、大幅に戯曲を書き直して、母と娘の話に仕上げました。脚本が完全に固まる前の段階で、何度もお二人にお会いして、インタビューをさせていただき、女優という人生を送られている方の生の言葉を、どのように脚本に落としていくかという作業を、継続的な信頼関係のなかで、数年に渡って行っていきました。その結実したものがこの『真実』です。」主演にカトリーヌ・ドヌーヴ主人公・ファビエンヌには、『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』などで主演を務め、映画界の至宝ともいわれるカトリーヌ・ドヌーヴ。自身のイメージとも重なるような「国民的大女優」役を演じる。また、彼女の娘・リュミエール役に『ポンヌフの恋人』や、アカデミー助演女優賞を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』のジュリエット・ビノシュ、娘婿・ハンク役は、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークが務める。日本語版キャスト日本語版吹替えには、国民的大女優ファビエンヌ役に宮本信子、その娘で脚本家のリュミ ール役に宮﨑あおいが抜擢。また、リュミールの娘シャルロット役は、『万引き家族』で注目を浴びた子役・佐々木みゆが担当する。脇にもスポットを当てた“特別編集版”なお11月1日(金)から公開される“特別編集版”では、母娘を中心とするドラマの脇を支える男性陣にもスポットライトをあてたストーリーを公開。イ ーサン・ホーク他の出演シーンも盛り沢山となるため、通常版と合わせて、異なる角度からとらえた『真実』を楽しんでみてはいかがだろう。ヴェネチア国際映画祭オープニング作品に選出2019年8月28日(水)、第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門 オープニング作品として公開された。“世界三大映画祭”と呼ばれる歴史深い本映画祭の中で、日本人監督作品がコンペティション部門のオープニング作品に選ばれるのは、史上初の快挙となる。是枝は、「大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します。撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな家族のお話です。その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください。」と、本作の見どころと共に、喜びの声を寄せた。映画祭当日、是枝は、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)のオーダーメイドのタキシードを着用。また、ともに登場したジュリエット・ビノシュもジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)のドレスを身にまとった。作品詳細映画『真実』公開日:2019年10月11日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開監督・脚本・編集:是枝裕和出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエ撮影:エリック・ゴーティエ配給:ギャガ原題:La Vérité■ 『真実』 “特別編集版”公開日:2019年11月1日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
2019年07月20日『万引き家族』の是枝裕和監督初の国際共同製作作品『真実』が、第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に決定。また、オープニング作品であると同時に、コンペティション部門へ正式出品されることも分かった。第76回ヴェネチア国際映画祭は、8月28日(水)~9月7日(土)までイタリアのヴェネチアにて開催。ベルリン、カンヌと並び“世界三大映画祭”と呼ばれ、世界最古の歴史を持つ。そんな同映画祭の中でも、本年度の顔として最も注目を集めるのがこのコンペティション部門のオープニング作品。昨年の第75回ではデイミアン・チャゼル監督の『ファースト・マン』、第73回は『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)など、多くの話題作がオープニング作品となっていたが、ここに日本人監督が手掛ける作品が選ばれるのは、史上初の快挙だ。また昨年『万引き家族』で参加したカンヌ国際映画祭では最高賞を受賞した是枝監督だが、ヴェネチア国際映画祭には、監督デビュー作で金オゼッラ賞を受賞した『幻の光』(’95)、コンペティション部門に出品した『三度目の殺人』(’17)以来、3度目の参加となる。今回の決定を受け、是枝監督は「私の新作『真実』が、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に選ばれたという嬉しいお知らせを頂きました。大変光栄です」と喜び、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークら豪華キャストが出演する本作について「キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください」とコメントしている。ストーリー国民的大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール(ジュリエット・ビノシュ)、テレビ俳優の娘婿ハンク(イーサン・ホーク)、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年07月19日パルムドールを受賞した『万引き家族』の是枝裕和監督の長編14作目となる最新作にして、初の国際共同製作映画『La Verite』(原題)の邦題を『真実』として公開することが決定。併せて、メイキング写真が解禁となった。国民的大女優ファビエンヌが自伝本「真実」を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。一体彼女はなにを綴ったのか?そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。監督を務めるのは、2018年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、興行収入46億を超える大ヒットとなった『万引き家族』の是枝裕和監督。本作は、構想8年の渾身作にして初の国際共同製作となる。是枝監督の元に世界トップレベルの俳優陣が集結した本作は、全編フランスにて撮影。主人公・ファビエンヌ役には映画界の至宝といわれる『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴ。自身のイメージとも重なるような国民的大女優役を演じる。彼女の娘・リュミール役には、ジョニー・デップとのW主演作『ショコラ』で主演女優賞にノミネート、『ポンヌフの恋人』でヨーロッパ映画賞女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ。娘婿・ハンク役を『ビフォア・サンセット』やその続編の『ビフォア・ミッドナイト』、『パージ』などに出演し、『6才のボクが、大人になるまで。』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたイーサン・ホークが演じる。今回、是枝監督とキャストらを写し出したメイキング写真が解禁。どのシーンの撮影風景を捉えたものなのかは、スクリーンで是非確かめてみて。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月17日レブロン(REVLON)の新アイシャドウ「レブロン フォトレディ ディファイン & シェード」が、2019年5月23日(木)より発売される。“見たまま塗るだけ”で瞳くっきり立体アイシャドウ「レブロン フォトレディ ディファイン & シェード」は“まぶた型”をしたユニークなシルエットが特徴。アイシャドウは見たままの順番で上から重ねていけば、簡単にグラデーションアイが作れ、パッチリとした立体感のある目元を演出してくれる。カラーは、日本人女性のためにセレクトした、ベージュ~ブラウン バリエーション。ブラウンを基調にしたワントーンのグラデーションになっていて、なりたい表情に合わせて選べる3種のバリエーションを用意した。#502は、シーンを選ばず使用できる「ベージュ ブラウン」。#503は温かみのある「ピンク ブラウン」で旬な表情を引き出してくれる。#504は、グレーのニュアンスを含んだ「アッシュ ブラウン」でクールなスタイルが楽しめる。いずれもパウダーは、なめらかなテクスチャー。微細なツヤ感をもたらしてくれるので、まぶたに絶妙な輝きももたらしてくれる。1本で6つの効果!“欲張り”マスカラまた同日、1本で6つの働きをするマスカラ「レブロン アルティメット オールインワン - フィルム」も発売。ボリューム・ロング・毛先セパレート・カール・漆黒のツヤ・コンディショニングと、まつ毛に求めるものをあらゆる角度から叶えてくれるマスカラだ。ミニサイズの独自ブラシ「レブロン パワー ミニ ブラシ」を採用しているので、目のはしの短いまつ毛や下まつ毛もしっかりキャッチしてくれる。【詳細】・レブロン フォトレディ ディファイン & シェード 全3種 各1,500円+税・レブロン アルティメット オールインワン - フィルム 全1色 1,300円+税発売日:2019年5月23日(木)【問い合わせ先】レブロン株式会社TEL:0120-803-117
2019年04月18日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『万引き家族』でノミネートされている是枝裕和監督と『未来のミライ』の細田守監督がレッドカーペットに2人揃って登場し、日本の取材に応じた。アジア初のゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネートに加え、先日発表されたアニー賞では、日本人監督としては初の長編インディペンデント作品賞を受賞。長編映画アニメーション部門にノミネートされた細田守監督作『未来のミライ』。そして外国語映画賞でノミネートされている是枝裕和監督作『万引き家族』。今回同賞を受賞すると滝田洋二郎監督の『おくりびと』(第81回)以来10年ぶりの快挙となる。第71回カンヌ国際映画祭最高賞<パルム・ドール>受賞ほか、アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞に輝くなど海外からも絶賛の声が上がってる。「あまり緊張しないタイプなんで、普通です」と話す是枝監督は、アメリカのファンに評価されている、子どもたちの演出について「子供は待つこと、急かさない」と自身の演出方法を明かした。さらに「現場に樹木(希林)さんがいることで恥ずかしくない演出をしたいという思いがあった」と、語っていた。「レッドカーペットの盛り上がりがすごくって。昨日はたっぷり寝れました」と明かす細田監督は、「『Mirai』という作品はに日常的な作品でアメリカでは受けないと思っていたが、蓋を空けてみたら好意的に受け止めてもらえて感謝している」とコメントした。そんな2人はレッドカーペットに揃って登場し、WOWOWの取材に応じた。今回W受賞となるか。期待したい。(text:cinemacafe.net)
2019年02月25日海外ドラマ「ゴシップガール」でブレイク、一躍トップ女優となったブレイク・ライヴリー主演最新作『かごの中の瞳』がBD&DVDで登場する。いまやアクションやサスペンス、ラブストーリーと幅広く演じる女優となったライヴリーが選択した本作は、「かつて一度も読んだことのない物語」と彼女自身が絶賛した脚本が出演の決め手に。失明から回復、視力を手に入れながらも、変わってしまった自身の世界の中でもがく女性が主人公。官能的な場面も体当たりで熱演、繊細で力強い、魅力的な女性を演じた。監督は『チョコレート』『ネバーランド』といった上質ドラマ作品のみならず、『ワールド・ウォーZ』『プーと大人になった僕』といった超大作・映画史に残る秀作までを手掛ける、マーク・フォースター。多彩な才能に満ちたヒットメーカーとして、本作でも新たな才能を提示している。共演は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などの売れっ子演技派俳優ジェイソン・クラーク。視力を取り戻して変わっていく美しい妻を愛しながらも、嫉妬の心を芽生えさせていく複雑な男性の心理をリアルに演じている。愛の価値観を揺さぶる衝撃の本作を、特典とともに見届けて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かごの中の瞳 2018年9月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 SC INTERNATIONAL PICTURES. LTD
2019年02月04日是枝裕和監督の『万引き家族』が、アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞にて、日本映画としては33年ぶりとなる外国語映画賞を受賞、是枝監督が現地で行われた表彰式に駆けつけた。ロサンゼルスを拠点に活動する映画批評家で構成された“ロサンゼルス映画批評家協会”のメンバー投票によって決定する同賞。今年は、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」をもとにしたイ・チャンドン監督による韓国映画『バーニング 劇場版』も『万引き家族』と並んで外国語映画賞を受賞している。なお、日本映画では黒澤明監督の『乱』以来、33年ぶりの外国語映画賞受賞となる。過去には『君の名は。』(新海誠監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)、『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)がアニメーション映画賞に輝いており、本年度のキャリア功労賞には宮崎駿監督が選ばれている(日米合作映画としてはクリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』が作品賞を受賞)。表彰式では、割れんばかりのスタンディングオベーションに包まれる中、是枝監督が登場。トロフィーを受けとると、「この賞を頂いたお礼を一言述べたくて、10時間飛行機に乗って、今朝この街に着きました。本当にありがとうございます」と喜びの挨拶。「5月にカンヌの映画祭で賞を頂いたときに、審査委員長のケイト・ブランシェットさんがこの作品のことをインビジブルピープル、目に見えない人たちを目に見える形にしたというところをすごく評価していただきまして、とても嬉しかったんですね。この映画に限らず、いつも映画を作る時には、見えないもの、声にならない声をどういう風に映画にするかという事をいつも考えているのでとても嬉しかったです」と語った。さらに「映画にはある力があると思っています」と続けると、「例えば日本と韓国とか、アメリカとメキシコとか隣り合う国と国、人とひとの間に大きな力が、壁を作りお互いがお互いを見えなくしようとするときに、その壁を取り払ってお互いを見える形にしていく、そういう力が映画にはあると思っています。なのでこの賞を友人でもあり、韓国の最も尊敬する監督でもあるイ・チャンドンさんと同じ賞を受賞できたことが本当に嬉しいです」とスピーチ、大きな喝采を浴びていた。また同日、1月13日に発表となったパームスプリングス映画祭でも、外国語映画に贈られるFIPRECI賞(国際批評家連盟賞)を受賞。こちらにも是枝監督が駆けつけた。本作は、先日発表された英国アカデミー賞やアジアン・フィルム・アワーズなど、現在56の海外映画賞各部門でのノミネート、30の受賞歴を重ねている。第91回米国アカデミー賞の外国語映画賞部門・最終ノミネーション発表前の候補リスト9本にも選ばれており、1月22日(火)に行われるノミネート発表に向けても大きな弾みとなっている。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.バーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2019年01月13日ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が、前年に発表された映画・テレビ番組の中から優れた作品を表彰するゴールデン・グローブ賞。第76回を迎える今回、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞にノミネートされていたが惜しくも受賞を逃す結果となった。ハリウッドの外国人映画記者協会(HFPA)によって選ばれるゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞の前哨戦としても知られる栄誉ある賞。外国語映画賞を受賞したのはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA』。1970年代のメキシコシティを舞台に、ある中流家庭とそこで住み込みで働く家政婦に焦点を当てた物語。本作は第75回ヴェネチア映画祭でも最高賞の金獅子賞を受賞しており、現在Netflixにて独占配信中だ。今回のゴールデン・グローブ賞では、外国語映画賞に『万引き家族』(是枝裕和監督)、アニメーション映画賞に『未来のミライ』(細田守監督)がノミネートされていた。アニメーション映画賞は『スパイダーマン:スパイダーバース』が獲得した。是枝監督の長編13作目となる『万引き家族』は、様々な“家族のかたち”を描き続けてきた監督が、「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る、渾身の一作。『万引き家族』はカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを獲得しており、前アメリカ大統領バラク・オバマ氏の「Favourite movies of 2018」にもリスト入りを果たしていた。『万引き家族』は今年2月に行われる第91回アカデミー賞外国語映画賞部門のショートリスト(ノミネート前の候補リスト)にも選出されている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年01月07日第71回カンヌ国際映画祭で最高賞、パルムドールを受賞、第76回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞ノミネートなど、全世界的に注目が再度集まっている是枝裕和監督の『万引き家族』が、待望のBlu-rayとDVDとなって2019年4月3日(水)に発売決定。是枝監督、安藤サクラのコメントも届いた。今作の主役は、犯罪でしかつながれなかった家族だ。生計を立てるため、家族ぐるみで犯罪を重ねていくうちに、一層強く結ばれていくある一家。だがそれは、許されない絆だった…。人と人との関係が希薄ないまの時代に、真の“つながり”とは何かを問う、衝撃の感動作として大きな話題に。万引きを重ねる父をリリー・フランキー、その妻を安藤サクラ、彼女の妹を松岡茉優、祖母を樹木希林。そして池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人という実力派俳優たちが集まり、濃密なドラマを紡いだ。今回の豪華版にはメイキング映像や特別番組、イベント映像集など特典映像を収録する予定。また、特製のブックレットも付いてくる。その発売決定に際して、是枝裕和監督、安藤サクラが最新のコメントを寄せている。■是枝監督&安藤サクラのコメント是枝裕和監督小さく産んで、細く長く育てていこうという発想で取り組んだ映画が、公開当初から、こんなに多くの方に劇場に足を運んで頂けるなんて、思ってもいませんでした。監督としては望外の喜びです。この度は、Blu-ray、DVD発売とのこと。欲張り!とお叱りを受けそうですが、お手元に置いて頂けたら、嬉しいです。安藤サクラ(柴田信代 役)あの家族がついに、DVDに、、!!きったないおうちだったし、極寒だったけど、あの時間はなんともあたたかかった。ひんまがったかたちだけど愛が詰まってたんだなぁ。あのこたつが懐かしい。あのお鍋が懐かしい。歩くと足の裏真っ黒になる床も、ぬるっとしたお風呂も、とっても愛しい。あの家はぐっちゃぐちゃに物で溢れてたけど、DVDなんて一枚も無かったなー。また、第91回アカデミー賞の外国語映画賞に日本代表として選ばれ、このほど最終候補作リストに名が残ったことでも注目を集めているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年12月21日女優の是永瞳が9日、東京・新宿のブックファースト新宿店でカレンダー『是永瞳 2019年カレンダー』(発売中 2,500円税抜き 発売元:トライエックス)の発売記念イベントを行った。2016年に開催された「第1回ミス美しい20代コンテスト」で4万18通の応募からグランプリを獲得して芸能界入りし、昨年はテレビ朝日系のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』で女優デビューを果たした是永瞳。現在はドラマなどを中心に女優として活躍中だ。そんな彼女の初めてとなるカレンダーは、今年9月にロケを敢行。等身大の是永の姿を切り取った写真が掲載されている。初めてのカレンダーを手にしながら「大きいなと思いました。去年は藤田ニコルさんや堀田茜さんたちの先輩方が出していましたが、今年は私が出せると聞いた時は本当にうれしかったです」と満足げの是永は、「撮影した日は本当にお天気がよくて、気分も高まりながら撮影することができました。2019年もこのカレンダーと一緒に楽しい日々を過ごしていただければと思います」とアピール。お気に入りは最後のポスターページだといい、「このページは室内で撮りました。すごくふんわりとした質感で枕も持って可愛らしいショットに仕上がりました」とその理由を説明し、「プライベートでもこんな感じです(笑)」と明かした。カレンダーのイベントということで、今年1年を振り返ってもらうと「すごくいい報告をすることができた年だと思っています。家族にも喜んでもらえたし、自分自身勉強にもなりました。『ドクターX』に続いて『ハゲタカ』にも出させてもらい、(女優として)もっと勉強しなければと感じました」と課題を感じたという。是永は来年早々の1月からテレビ朝日系で放送される連続ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』にも出演。「野村周平さんやたくさんの素晴らしいキャストの方たちとご一緒させていただくと思いますので、自分の会場を相手にしっかり伝えられるように、不自然なシーンにならないように頑張りたいと思います」と抱負を。また、プライベートでの願望を「スキューバーダイビングの資格をとりたいとずっと言っていましたが、中々とれませんでした。来年の夏には資格をとって海で気持ちよく泳げたらと思っています。資格をとったら沖縄かバリに行きたいですね」と目を輝かせていた。
2018年12月09日『万引き家族』でカンヌグランプリに輝いた是枝裕和監督が福山雅治主演、役所広司、広瀬すずらを迎え法廷を舞台にした心理サスペンスを描き昨年公開され大ヒットした『三度目の殺人』が、10月13日(土)今夜「土曜プレミアム」枠で地上波初放送される。最新作『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞、第91回米国アカデミー賞外国語映画賞部門にも出品されるなど世界的に高く評価された是枝監督が近年描き続けてきた“ホームドラマ”からは一転、かねてより挑戦したいと考えていたという法廷を舞台にした心理サスペンスとなる本作。裁判に勝つためには“真実は二の次”と割り切る弁護士・重盛役には『るろうに剣心』や是枝監督作『そして父になる』をはじめ『SCOOP!』など数々の映画で活躍する福山さん。殺人の前科があり、解雇された工場の社長を殺し火をつけた容疑で起訴され死刑がほぼ確実とされる三隅に『バベル』や『孤狼の血』など数々の作品で知られる名優・役所さん。三隅が殺害した被害者の娘・咲江には『ちはやふる』や『SUNNY 強い気持ち・強い愛』などの作品をはじめ是枝監督の『海街diary』で日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする数々の賞を受賞した広瀬さんを迎えるほか、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功ら実力派キャストが脇をかためている。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――という物語。今年3月に行われた「第41回日本アカデミー賞」では最優秀作品賞を受賞したほか最優秀監督賞、最優秀脚本賞など計6部門で最優秀賞を受賞、最優秀助演男優賞に役所さんが、最優秀助演女優賞に広瀬すずさんが輝くなど圧倒的強さを見せた本作が早くも本編ノーカットで地上波初登場となる。土曜プレミアム『三度目の殺人』は10月13日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:三度目の殺人 2017年9月9日より全国にて公開© 2017フジテレビジョンアミューズギャガ
2018年10月13日『万引き家族』の是枝裕和監督が、スペインで開催中の第66回サン・セバスチャン国際映画祭にて、俳優または監督に贈られる生涯功労賞にあたる<ドノスティア賞>を受賞。先日亡くなった樹木希林との思い出の映画祭で、アジア人として初めての栄誉に思いを語った。9月21日(金)~9月29日(土)まで、スペイン北東部の港町サン・セバスチャンにて開催中の同映画祭は、1953年から始まり、今年で66回目。ヨーロッパでは、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの3大映画祭に次ぐ、重要な国際映画祭と位置づけられている。今回、是枝監督が授与された<ドノスティア賞>は、過去にはアル・パチーノ、フランシス・フォード・コッポラ、オリバー・ストーン、リチャード・ギア、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、デンゼル・ワシントンなど名だたる監督、俳優たちも受け取ってきた栄誉ある賞。是枝監督はアジア人初の快挙となった。日本時間9月24日(月)3時半(現地時間9月23日20時半)に行われた授賞式に登壇した是枝監督が、まずトロフィーを受け取ると、場内はスタンディングオベーションで割れんばかりの拍手に包まれた。■「希林さんに教えられたことがたくさんある」と監督が涙これまでの作品映像がダイジェストで流れ、是枝監督作品には欠かせない女優である希林さんの姿を目にすると、「2年前、『海よりもまだ深く』で希林さんとこの映画祭を訪れることができ、とても楽しい時間を過ごした。10年、役者と監督という関係を越えてパートナーとして映画を作ってきた方」とふり返り、涙ぐむシーンも。また、監督自身が大切にしている映画祭での受賞に緊張しきりで、「自分がもらうには早すぎた」と言いつつ、「希林さんとはもう来ることができないですが、希林さんに教えられたことがたくさんあるので、また若いスタッフ・キャストと一緒にここにまた呼んでいただけるように。生涯功労賞は、僕はまだキャリア半分であと20年は作ろうと思っている」とコメント、「映画を作って、皆さんの前に届けたい」と決意を新たに語った。その後、登壇した『万引き家族』主演のリリー・フランキーが涙ぐんでいる監督へハンカチを差し出す場面もあり、会場からは再び温かい拍手がわき起こった。■市民に愛され、現地では「Kore-eda!!」コールもこのサン・セバスチャン国際映画祭と是枝監督との関わりは深く、コンペティション部門・国際批評家連盟賞を受賞した1998年の『ワンダフルライフ』から2017年の『三度目の殺人』まで8作品で参加してきており、『そして父になる』と『海街diary』はいずれもパールズ部門・観客賞を受賞。フェスティバルディレクターのホセ=ルイス・レボルディノス氏も「本当に市民に愛されている」と語り、「もはや映画祭だけでなく、サン・セバスチャンという街の本当の親友」とまで断言。是枝監督が現地入りした9月22日(土)も、映画祭会場前にはファンが詰めかけ、監督が到着するや「Kore-eda!!」のコールが起こり、サイン&写真攻めに。20年来の親交がある映画祭で、監督は笑顔で快くサインや写真撮影に応じ、改めて現地での人気の高さをうかがわせた。■「“せこい男”はリリーさんが一番」と激白!また、授賞式の前の日本時間9月23日(日)22時(現地時間9月23日15時)、記者会見にも出席。会見の途中からは、主演のリリーさんも登壇した。子どもたちの演出について触れられると、「その子に合ったやり方、その子に合った言葉を、演出の方法を探していくという作業を毎回行う」と話し、「だから根気よく待つことも大事ですし、忍耐力でしょうかね」とコメント。今作では「すごく子ども(城桧吏、佐々木みゆ)がリリーさんになつくので、そういうところをずるく、監督として使わせていただいて、半ば子どもの演出はリリーさんに任す、ということを今回の映画の中ではしています」と語ると、リリーさんは寒い時期の撮影だったため「いつも子どもを抱きしめていたら、自然と子どもがなついてきた(笑)」と応じた。さらに、4回目のタッグを組んだ是枝監督との関係を聞かれたリリーさんは、「最初の作品からファン。今でも会うと照れくさくてもじもじしてしまう」と意外な一面も飛び出し、「自分が映画に呼ばれた理由は、“せこい男”をやらせたらリリーさんが一番うまいんだと言われた」とオファー理由を明かし、会場の笑いを誘っていた。■いずれは「人間ではないものの作品を撮りたい」!?カトリーヌ・ドヌーヴやジュリエット・ビノシュらが参加する新作については「パリで今準備を始めており、来月からクランクイン」と報告。例えば、三池崇監督のようにホラー映画を撮るつもりはあるかと問われると、「自分としては、色々なジャンルにチャレンジしたいという気持ちがあり、その中には、ホラー映画とは違うかもしれないですが、人間ではないものの作品を撮りたい、という気持ちはあります」と回答。「人間じゃないものが、命を持って心を持つという話があり、結果的には人間を考えるというストーリーになると思いますが、実現するには、まだ少し、待っていてください」と胸に秘めた展望を明かしていた。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年09月25日今年6月開催の「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールに輝いた是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が、第91回米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表に決定したと各スポーツ紙が報じた。各紙によると、日本映画製作者連盟が24日に発表。日本代表作品は申請のあった12作品から映画プロデューサーら7人の選考委員が選出にあたり、「万引き家族」に決まったという。今後は世界各国の出品作からノミネート作品が選ばれ、来年2月に受賞作が決定する。「アカデミー賞の本番で同部門にノミネートされるのは世界各国の映画の中からわずか5本の狭き門。日本の作品では08年にノミネートされ日本作品で初の栄冠を獲得した『おくりびと』(滝田洋二郎監督)以来、本番5枠にノミネートされた作品はありません」(映画ライター)さらに「アカデミー賞」のノミネート枠に残った場合、「万引き家族」には「おくりびと」以上の快挙が期待されているというのだ。「日本映画でパルムドールを獲得したのは5作品あります。そのうちアカデミー賞の外国映画賞部門を受賞したのは、1954年に『名誉賞』の1つとして外国映画が表彰された『地獄門』(衣笠貞之助)のみ。『外国映画賞』という単独の賞になってからのパルムドールとの二冠獲得となれば、史上初の快挙です」(映画担当記者)歴史的な快挙を達成した場合、日本中でフィーバーが巻き起こりそうだ。
2018年08月27日是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『万引き家族』が、第91回米国アカデミー賞外国語映画賞部門の“日本代表作品”として出品されることが決まった。一般社団法人日本映画製作者連盟が発表した。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて、日本人監督としては21年ぶりの最高賞“パルム・ドール”を受賞した本作。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ、樹木希林らが出演し、日本国内では8月12日(日)までに興行収入43億1200万円、約352万人動員を記録する大ヒット公開中。8月3日に約6,000スクリーンにて公開された中国では、週末興行成績が第4位(4,860万元/約7.9億円)を記録し、今年中国で公開された全実写邦画のオープニング成績を超える大ヒットスタートとなり、8月11日には8,390万元(約13.4億円)を突破、昨年公開の『銀魂』の記録を抜いて実写邦画NO.1を達成している。そのほかアジア圏、ヨーロッパ各国、北米など含め現在合計で185の国と地域への販売が決定。9月にスペインで開催される第66回サンセバスチャン映画祭において、是枝監督が生涯功労賞にあたる「ドノスティア賞」を受賞、さらには第36回ミュンヘン国際映画祭では外国語映画賞にあたる「ARR/OSRAM賞」を日本映画初受賞、米国アカデミー賞を占う前哨戦として名高い第43回トロント国際映画祭にも「Special Presentations 2018部門」に出品される予定。(社)日本映画製作者連盟は、米国の映画芸術科学アカデミー(ACADEMY OF MOTION PICTURE ARTS AND SCIENCES)より同アカデミーが主催する米国アカデミー賞外国語映画賞に、日本映画1本を選考し出品する依頼を受けており、外部委員による選考会を行い出品作を決定している。カンヌの常連として知られる是枝監督だが、自身も映画芸術科学アカデミー会員であり、同・外国語映画賞の出品作品に選ばれるのは『誰も知らない』以来14年ぶり。日本の作品が同・外国語映画賞を受賞したのは2009年、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が初。近年は、『百円の恋』『母と暮せば』『湯を沸かすほどの熱い愛』などが日本代表として選出されてきたが、最終的にノミネート対象となるショートリスト入りはならなかった。米国アカデミー賞授賞式は現地時間2019年2月24日(日)、日本時間2月25日(月)が予定されている。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年08月25日JILL STUARTから登場したファッションカラコン。全3種のおしゃれなレンズは、今までのカラコンの固定概念を覆す個性あふれる瞳に。メイクに合わせてカラコンを選ぶ時代はもう終了!?カラコンから、メイクやファッションをトータルコーデしちゃいませんか?tomo.さん(@tomo_8995)がシェアした投稿 – 2018年 8月月11日午後5時57分PDT洋服を選ぶように、メイクを楽しむように、瞳もファッションとして楽しんでもらいたいという思いから誕生したのが「JILL STUART 1day UV」。カラー展開は全3色。洋服やメイクに合わせてカラコンをチェンジしてみませんか?本来の瞳のようになじむ、絶妙なニュアンスのカラーリングで、自然な瞳を演出してくれます。「JILL STUART」ならではの繊細な可愛らしいレンズデザインやカラーはもちろん、さすがはファッションブランドなだけあって、パッケージも可愛いんです!!小さな花が散りばめられた箱は「JILL STUART」らしさ満載。レンズを使用後でもインテリアに使えちゃいます。フローラルピンク出典:byBirth小さな花々をあしらい、甘くうるんだ眼差しを演出。優しく、愛らしい目元に。出典:byBirthオートクチュールオリーブ出典:byBirth無数のリボンが絡み合った、遊び心いっぱいのシルエット。明るくキュートなハーフ顔をかもし出します。出典:byBirthブリリアントブルー出典:byBirthミラーモチーフに刻まれた「JILL STUART」の頭文字“J”。凛としなやかで、エレガントな瞳に。出典:byBirth「JILL STUART 1day UV」こだわりの特徴5つ出典:byBirth1dayタイプなので、汚れによるトラブルを軽減。レンズ素材の間に着色部分を挟んだサンドイッチ製造で、目やまぶたなどに直接色素が触れる心配なし。グループIVで含水率58%とみずみずしさが際立つレンズ。なめらかなエッジで快適な装用感。レンズ保存液に「MPCポリマー(ヒトの細胞膜をモデルに開発された高分子うるおい成分)」を配合。瞳が乾く不快感を和らげ、うるおいが長時間持続。レンズに紫外線吸収剤を配合しており、瞳に有害と言われている紫外線をカット。カラコンからトータルコーデしようカラコンの種類はたくさんありますが、正直似たり寄ったり…というのが女子たちの本音。メイクやコーデはそれぞれ変えるのに、カラコンはいつも同じという方も多いのではないでしょうか?でも、“目”って何より印象を変えるパーツなのはみなさんご存知のはず。これからはカラコンもメイクやファッションに合わせて変えていきましょう!もっとおしゃれの幅が広がるはず。※画像「JILL STUART 1day UV」新商品発表会
2018年08月25日瞳がうるうるとして綺麗な女性はとても魅力的で惹かれますよね。瞳が潤っていることで顔全体も明るくなり、アイメイクもバッチリと決まります。顔の目立つパーツの1つで、その人の第一印象にもなる瞳を綺麗に見せるためには一体どのような方法があるのか、ご紹介したいと思います!顔のパーツの中でも、目はその人のイメージや第一印象を決める大事なポイントとなる部分です。潤っていて透明感のある瞳をしている女性は見た目の第一印象もよく、澄んだ瞳がとても魅力的ですよね。せっかく綺麗にメイクをしていたとしても、目が充血していたりしてしまうと魅力が半減してしまいます。出典:byBirthそこで今回はイメージアップにもつながる潤った綺麗な瞳をつくる方法と、目に良い効果のある食材をご紹介します!白目が濁ってしまうのはなぜ?紫外線紫外線によって受けるダメージは肌だというイメージがありますが、実は目も紫外線に当たりすぎてしまうと肌と同様に日焼けしてしまい、大きなダメージを受けることになります。紫外線に長時間あたることで目が日焼けしてしまうと、白く透き通った白目がだんだんと変色していき、いつのまにか濁った色になってしまう可能性があります。出典:byBirth目が日焼けしてしまわないようにするためにも、日差しが強いときに外出する場合はなるべくUVカット効果のあるサングラスをすることで、目を守りながら綺麗な白目をキープすることができます。パソコン・スマートフォンデスクワークをしていたり、寝る前ギリギリまでスマートフォンをずっと見ているのも白目が濁ってしまう原因となっています。出典:byBirthパソコンやスマートフォンからはブルーライトという光が出ていて、この光をずっと浴びていることで目の疲れや充血を引き起こしてしまいます。コンタクトレンズ白目が濁っているように見えたりいつも充血している場合、つけているコンタクトレンズが原因となっているかもしれません。オシャレ目的でつけているカラコンなどは合わなかったりすると目に大きなダメージを与えてしまい、充血の原因になってしまいます。出典:byBirthまた、長時間つけっぱなしにしたりすることも目に負担を与えるだけでなく、目に汚れを溜めてしまう元となってしまうので要注意です。潤いのある瞳になるには?充血を抑える目薬を使う充血していたり白目が濁っていて綺麗じゃないという場合、すぐに効果を得ることができるのが充血を抑えてくれる目薬です。あまり日常的に頻繁に使うのはよくないとされていますが、一時的に白目を綺麗に見せたいときや即効性を求めるときは目薬を使うのが一番効果的となっています。目薬を使うときは、目に刺激の少ない成分で作られているかをあらかじめ確認しておくことをオススメします。ホットアイパック目が疲れていたり、白目が濁っていて綺麗じゃないと感じたときは、ホットアイパックなどで目を温めて血行を良くすることで、目の充血を和らげながら潤いのある綺麗な瞳になることができます。タオルを濡らしてレンジで温めてまぶたに当てたり、市販で売っているホットアイマスクも手軽にできて効果的です。潤いのある瞳を作ってくれる目に良い食べ物は?バナナ涙の量が少なくなったり、涙の質が変わってしまうことにより眼球の表面に障害ができてしまう眼球乾燥症に効果的なアントシアニンという成分とカリウムがバナナには含まれています。アントシアニンは目の疲労を和らげてくれる効果があることから、眼球乾燥症を予防してくれる働きをします。出典:byBirthさらにバナナに含まれているカリウムは、目の乾燥を防ぎながら潤いをキープする助けをしてくれます。緑色の野菜ブロッコリーやホウレン草などといった緑色の野菜類には、ルテインという成分が豊富に含まれています。ルテインは毎日長時間見ているスマートフォンやパソコンから出ているブルーライトや、紫外線などから目を守る働きをしてくれます。出典:byBirthブルーライトや紫外線から目を守り、疲労を和らげながら瞳を綺麗な状態に保ってくれるだけでなく、目の視力に関係している黄斑という組織の健康を維持してくれる効果もあります。サーモン刺身としてもよく食べられているサーモンには、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。このオメガ3脂肪酸は涙膜の脂質層を構成する重要な成分となっており、涙膜を保護しながら目の渇きを改善し、潤いのある瞳へと導いてくれる効果があります。出典:byBirthカボチャ甘くておいしいカボチャには、ブロッコリーやホウレン草などの緑色野菜と同様にルテインが豊富に含まれており、目の視力に関係している黄斑という組織の健康を維持してくれます。このルテインが不足してしまった場合、目に小さい炎症ができたり、炎症がひどくなると視力が低下してしまう恐れもあります。出典:byBirthブルーベリーブルーベリーが目に良いということは一般的にもよく知られています。バナナ同様にブルーベリーに含まれているアントシアニンは、目の疲労を和らげながら眼球の組織を保護する役割を果たしながら、目の老化を防いでくれる効果があります。出典:byBirthニンジンニンジンにはβ-カロテンという成分が豊富に含まれており、このβ-カロテンは眼球の表面の粘膜を強化し、眼球が乾燥するのを防いでくれる働きをもっています。出典:byBirth潤った綺麗な瞳で魅力度アップいかがでしたでしょうか?白目が澄んでいて潤いたっぷりの瞳をしている女性はとても魅力的ですよね。瞳が綺麗だと顔の印象も良く見えるようになることで、自分自身のイメージアップにもつながります。出典:byBirth綺麗な瞳をつくるためにも、睡眠不足や外出時の紫外線には十分気を付けながら過ごしてみてください!
2018年08月17日吸い込まれてしまいそうな、印象的な目元を手に入れたくありませんか?理想の瞳は、アイメイク次第で簡単に近づくことができちゃうかもしれません。今回は、秋に向けてトレンドを押さえた印象的な瞳をつくるアイメイク術についてご紹介していきます!印象的な瞳をつくる!メイクのポイント出典:byBirth秋に向けて暖色系のブラウンアイパレットを新調しよう秋に向けて新しいアイシャドウを準備しておくなら、暖色系のブラウンカラーがおすすめです。ほっこり暖かい印象を演出しやすいアイカラーがあれば、晩夏から増え始める秋向けのファッションとの相性もバツグンです。いきなり赤みが強いブラウンを取り入れるよりも、ピンクブラウンからスタートさせてみましょう。質感が異なるアイシャドウパレットを新調しておくと、バリエーションも楽しめてメイクの幅が広がるはず!アイシャドウベースを活用して、彫り深目を手に入れよう!特に夏場は汗や皮脂でメイクが崩れやすくなるので、アイシャドウベースでアイメイクを綺麗に維持させることもおすすめ!アイシャドウベースはメイク崩れを防ぐだけではなく、アイシャドウの発色も良くしてくれるので、印象的な目元づくりに欠かせない目元の陰影も作りやすくなります。目のキワを避けてデカ目をGET!締め色アイシャドウを辞めてみる目のキワに濃い色を締め色として入れると、どうしても目が小さく見えてしまいがちです。そんなときは、あえて目のキワを避けてアイシャドウを塗ってみてください。締め色を入れないことで目がぼやっと見えてしまいそうで心配な場合は、アイシャドウ部分をいつもより少し濃くなるようにぽんぽんと指の腹で重ねて、上まぶたに奥行きをプラスしてましょう。アイラインをひくのを辞めてみるアイラインも締め色のアイシャドウ同様に、目をきゅっと小さく見せてしまう原因になりかねません。いっそアイラインをひくのを辞めてみるのもひとつのテです!アイラインをやめる代わりに、マスカラをまつ毛の生え際からたっぷりと重ねれば、印象的な目元は簡単に手に入ります。まつ毛の生え際に、マスカラブラシを置くようのせていきましょう。アイラインをひくならブラウン一択!黒のアイラインは目の印象をアップさせてくれるものの、締め色としての効果も強いので、上述のように瞳を小さく見せてしまう原因になりかねません。もしアイラインの目力アップを狙うなら、キツい印象になりにくいブラウン形のアイラインを選ぶことをおすすめします。芯のやわらかいペンシルタイプを選んで、アイラインを綿棒などでぼかすとナチュラルな目力を手に入れることができるはず!大きさがランダムなラメアイシャドウで華やかさを演出上品な華やかさをプラスしたいときは、細かいラメシャドウよりも大粒・小粒のラメがランダムに入ったアイシャドウを使ってみることをおすすめします。細かいラメシャドウの場合、べたっとのせると目元がギラギラして見えてしまいやすいので、ランダムな大きさのラメが配合されたアイシャドウを選ぶことで、カジュアルな華やか目が手に入りますよ。単色のアイシャドウを指でのせて、統一感のある彫り深な目元づくり単色のアイシャドウでグラデーションをつくると、統一感のある印象的な目元を簡単につくることができます。アイシャドウブラシでのせるよりも、指の腹で重ねていくと濃淡もつくりやすいうえに、まぶたへもフィットしやすいので、彫りの深い目元が簡単に手に入っておすすめです。指に力が入りにくい薬指などでアイシャドウをのせていくと、濃くついてしまう心配が軽減されますよ。赤み系のブラウンシャドウで印象的な囲み目にチャレンジ少しモードな雰囲気の印象的な目元をつくりたいときには、赤み系のブラウンシャドウで囲み目をつくってみてください。上と下でアイシャドウの色味を変えてしまうと、ケバくみえてしまいやすいので、上下でアイシャドウの色味を統一させるのもオシャレ感をアップさせやすいポイントのひとつです。同じトーンで揃えることで、印象的な目力もこなれ感も手に入れられるはずです!秋に向けてメイクをアップデートして印象的な瞳を目指そう!出典:byBirth夏ならではのメイクもかわいくて楽しいけれど、8月に入り晩夏にもなると秋メイクも気になり始めるのが女心ではないでしょうか。今っぽいトレンドを押さえながらも、肩の力が抜けた抜け感のあるメイクで秋のファッションに合うようなメイクにアップデートをしておきたいところ。ぜひこの機会に、印象的なアイメイク術を身につけて、秋に向けてアイメイクをアップデートしてみませんか?印象的な目元を手に入れて、さらにメイクを楽しみましょう!
2018年08月03日