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平昌五輪・フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手が、19日放送のTOKYO FMラジオ番組『LOVE CONNECTION』(11:00~13:00)を通じて、「試合前に聴く曲」「心の支えとしている曲」を発表。2016年に上咽頭がんで亡くなった歌手・和田光司さんへの思いも語った。羽生結弦TOKYO FMでは、平昌五輪に向けて音楽でエールを送るスペシャル企画『アスリートたちのCheer up SONGS』を実施。アスリートに独自取材した「試合前に聴く曲」や「心の支えとしている」曲を、平日の生ワイド番組を中心にオンエアしている。羽生もこの企画に参加し「試合前に聴いたり心の支えとなっていた曲=Cheer up SONGS」のベスト3を発表し、コメントを寄せた。羽生が1位に選んだのは、和田さんが歌う「風 ~re-fly ver.~」。和田さんは1999年4月にTVアニメ『デジモンアドベンチャー』の主題歌「Butter-Fly」でメジャーデビューして以降、『デジモン』シリーズの主題歌、挿入歌などを数多く担当した。2003年、29歳の時に癌を患い、2度の活動休止を経て歌い続ける姿から、デビュー曲にかけて「不死蝶のアニソンシンガー」と呼ばれていた。TOKYO FMでは引き続き47選手に取材した「Cheer up SONGS」を『クロノス』(月~金6:00~8:55)、『Blue Ocean』(月~金8:55~11:00)、『LOVE CONNECTION』(月~金11:30~13:00)、『高橋みなみの「これから、何する?」』(月~木13:00~14:55)、『シンクロのシティ』(月~木15:00~16:50)、『Skyrocket Company』(月~木17:00~19:00)、『よんぱち』(金13:00~16:30)などでオンエアしていく。■羽生選手が選んだCheer up SONGSベスト3とコメント・1位「風 ~re-fly ver.~」(和田光司)「和田光司さんは(亡くなって)もういらっしゃらないんですけど、もともと僕はデジモンが好きで、デジモンの曲です。ただ翼とか風とか、向かい風の中を飛んで行くような、そんなイメージが強くある曲。和田光司さんも(天の)上から見ていただけていたらな、と思いました」・2位「夢の飼い主」(BUMP OF CHICKEN)「BUMP OF CHICKENはもともと全曲そらで歌えるくらい好きで聴いているのですが、何よりも今回は夢の舞台ということもありましたし、この曲の主人公がだんだん夢に味付けをしていってしまって…その感じがちょっと自分にもあって。ずーっと自分で『これが夢だ!』と思っていたからこそ、いつのまにか純粋な気持ちを忘れてしまってたな、ということを思い返すことができた曲です」・3位「戦いは終わらない」(阿部真央)「この曲は自分自身を鼓舞してくれる、 自分自身を代弁してくれるような曲。本当に力強い阿部真央さんの声、『自分に自信を持っていいんだよ』と思えるような曲でした」
2018年02月19日66年ぶりとなる五輪連覇を成し遂げた羽生結弦(23)。絶対王者が「伝説」となった瞬間だった。 2月16日に行われたショートプログラムでは111.68点を獲得し、首位発進。フリーでも圧巻の演技を見せつけ、206.17点を獲得。合計317.85点となり、金メダルに輝いたのだ。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、右足首靭帯を損傷。練習再開までには2カ月間かかり、ジャンプ練習は今年に入ってから。演技構成についても直前まで迷うなど、まさにギリギリで臨んだ大舞台だった。 しかし羽生はすべてを終えた後、こう語っている。 「本当に自分がやりきれたなと思うくらいの演技ができたことがよかったと思う」 11日にカナダ・トロントから現地入りした際も「どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思うし、ピークまでもっていける伸びしろがたくさんある」と意気込んでいた羽生。平昌五輪で金メダルを取る。そのイメージだけは揺るがなかった。 実は羽生、その夢をすでに10代のころから見据えていたという。 16年に発売されたスポーツライター野口美惠氏の『羽生結弦 王者のメソッド 2008-2016』(文藝春秋)。13歳の少年が絶対王者に至るまでの軌跡を本人の肉声とともに描いたものだが、そのなかでシニア転向した羽生の“予言”が記されている。 《14年のソチ五輪は、とにかく出場したいです。あの空気を味わって,初の五輪だからある程度緊張もするだろうけれど、『僕は五輪で滑っているだぞ』っていう空気を味わって、すごく思い切って出来るんじゃないかな。そして、18年平昌五輪は23歳で年齢的には味も出てくるし、一番ベストの年齢。平昌五輪では金というイメージです》 快挙の陰には、どんなときでも決してぶれなかった“強い信念”があったのだ。
2018年02月17日フィギュアスケート男子代表の羽生結弦選手が17日、平昌オリンピックで金メダルを獲得。Twitterでは一部の映画ファンが、映画『バーフバリ 王の凱旋』を連想したことで話題となっている。映画『バーフバリ 王の凱旋』は、現在上映中のインド映画で、同国で歴代最高興収を達成した大ヒット作。2015年に上映された『バーフバリ 伝説誕生』と二部作となっており、21日には『王の凱旋』のブルーレイ&DVDも発売される。古代インドを舞台に、数奇な運命に導かれた伝説の戦士・バーフバリが、三代にわたり愛と復讐の物語を繰り広げる同作は日本でもSNSを中心に熱狂的に受け入れられた。映画を観た人がバーフバリ(父親&息子)のカリスマ性に感化され、「バーフバリ! バーフバリ!」としかつぶやかなくなることでもおなじみとなっている。前回のソチオリンピックで金メダルを獲得した後、怪我に悩まされていたが、平昌オリンピックで見事にそのカリスマ性を見せた羽生。16日に羽生がショートプログラムで1位に輝いたことで、Twitterでは「ソチが『伝説誕生』、平昌が『王の凱旋』」と話題になり、「バーフバリ」と検索すると「羽生」という単語がサジェストされる結果となっていた。さらに17日、フリープログラムを終えて金メダル決定となった羽生に、王の気配を感じた映画ファンたちが「羽生くんがバーフバリに見えてきた」「バーフバリのような絶対王者感」「実質バーフバリ」「フィギュア界のバーフバリ」「氷上のバーフバリ」と話題に。同作のキャッチコピーにかけて「王を称えよ!」と羽生に興奮する人が続出している。
2018年02月17日2月13日、平昌五輪フィギアスケート男子シングル日本代表の羽生結弦(23)が、本番リンクで練習をスタート。昨日の公式練習から羽生が愛用している「くまのプーさん」のティッシュケースカバーをいちごのショートケーキ型のカバーへと変更しネットを中心に話題になっている。 羽生はディズニーキャラクター「くまのプーさん」のファンで知られており、普段から練習時にはプーさんのティッシュカバーを愛用している。しかし、国際オリンピック委員会が特定のスポンサーやロゴに厳しいためプーさんカバーを控えたとみられ、代わりにいちごのショートケーキ型のカバーを持参した。前回のソチ五輪の際もプーさんは控えており、ブルーのティッシュケースを使用していた。 いつも愛用している「くまのプーさん」とは違うケースが登場し、ネットでは「ティッシュカバーがショートケーキになってる!」「どんだけ可愛いの!」「ショートケーキが似合いすぎる!」「羽生さんがケーキのティッシュカバー持っている!!」などの反応を見せている。また、プーさん好きを推すファンからは「あのケーキのティッシュケースヒックリ返すとプーさんカラーになるアイディアかな?」「まさかと思って調べてたんだけど、羽生くんのケーキの中身これじゃないかな?」などケーキケースの下にはプーさんの柄の箱ティッシュなのではないかといった憶測も広がっている。
2018年02月13日(写真:アフロ) 2月9日から開幕する平昌五輪。羽生結弦(23)にとって、フィギュアスケート人生の集大成となる。だが、羽生はその場に立つことができるのか……。そんな不安も囁かれている。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、“右足関節外側靱帯損傷”の大けがを負った羽生。平昌五輪の最終選考会でもある、昨年12月20日の全日本選手権も欠場していた。 14年のソチ五輪で金メダルを獲得したことや、昨季の世界選手権を制した実績から五輪代表には選出された。とはいえ、公の試合は3カ月ぶり。今年1月からは、氷上練習も再開したと発表されている。 そんな彼をバックアップする“神様”がいた。日本フィギュアスケート界で “ゴッドハンド”と呼ばれている「マッサージセラピスト」の青嶋正さん(54)だ。 マッサージセラピーとは、施術を通じて心と体の両面から改善していく治療法。青嶋氏はトロントで20年以上前から指圧鍼灸クリニックを営んでおり、患者ひとりひとりに合わせた施術を行う。その腕前が話題となり、彼のもとへ通う選手は多い。 「選手がケガをしないようにするだけでなく、最大のパフォーマンスを出せるコンディションにしていく。それが青嶋さんのポリシーです。選手をあらゆる面からサポートしてくれるとあって、これまでにも小塚崇彦さん(28)や織田信成さん(30)などが“神の手”のお世話になったと聞きました」(フィギュアスケート関係者) 羽生は17歳でトロントに渡って以来、青嶋さんのもとに通っているという。 「最初はストレッチの重要性を認識していなかったという羽生選手も、青嶋さんの指導によって次第に“身体のケア”をふだんから行うようになったそうです。羽生選手はソチ五輪の前も決して万全だったわけではありませんが、みごと金メダルを取ることができた。だから今回も、4年前と同じです。羽生選手は本番までにきっと体を仕上げ、周囲の不安を払拭してくれることでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者) “ゴッドハンド”のパワーをもらいながら、決戦の地へと挑む羽生。その目はきっと“五輪2連覇”の快挙を見据えている――。
2018年01月31日本郷奏多(27)がドラマ「リピート~運命を変える10か月~」(日本テレビ系)に出演。本郷の彼女役である島崎遥香(23)との“共通点”を1月8日、毎日新聞によるインタビューで明かしている。 本郷といえば「潔癖症」発言で話題を呼んでいる。昨年12月「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)に出演した際も、エレベーターのボタンは「スマホか肩で押す」と明かした。これには、スタジオからどよめきが起こったほど。 本作の撮影時、本郷は島崎が手を使わずにお菓子を食べている姿を見たという。そして「『あ、分かってるな』って(笑)」と共感したエピソードを語っている。 本郷は写真集やカレンダーを発売するたびに、握手会を開催している。潔癖症というイメージから握手は嫌がりそうだが、Twitterで本郷のファンは――。 《潔癖症と言いつつ、握手会ではガッチリ握手してくれた……》《奏多くん潔癖症なのに握手会して大丈夫なのかなって思ってたけど笑顔で神対応ってすごすぎない?》《潔癖症よりも握手会で神対応をする本郷奏多さんについてもっとテレビは触れるべきだと思います》 本郷を知る雑誌記者はこう語る。 「本郷さんの『神対応』ぶりはよく聞きます。握手会では指を絡めるいわゆる”恋人つなぎ”とか、指相撲までしてくれたとか。すべて笑顔でこなしてくれる『ファン思い』のひとなんですよね。また握手だけではありません。ファンが『好きって言って!』とお願いすると『好き!』と言ってくれたそうです。直後、慌てて『思ってないからね、言っただけだからね!』と素の姿を見せた。ファンはその素直さに、さらにキュンとしたそうですよ」 クールな見た目に「神対応」というギャップが、ファンに愛される理由のようだ。
2018年01月12日(写真:アフロ) 常に高みを目指し続けてきた男子フィギュアスケート・羽生結弦選手(23)。ケガをも恐れない挑戦に、ファンは冷や冷やしながらも、いつも温かい目で見守ってきた。そんな羽生を襲ったアクシデント。11月9日、NHK杯の公式練習での右足関節外側靱帯損傷。足は予想以上に深刻な状態だが、’18年2月の平昌五輪では復活できるのか。試練を成長の糧に変えてきた彼の闘いと復活の軌跡、そしてその先にある将来のビジョンとは――。 「結弦くんが小学生のころです。スケートを続けるかどうか、家族で話し合ったことがありました」 そう話すのは、羽生の親戚の1人。当時、彼が通っていた仙台市内の「泉DOSCアイスアリーナ」が経営難のため閉鎖され、練習拠点がなくなった。仙台市内には、ほかに2つ、スケートリンクがあったが、それぞれ自宅から7キロ、20キロと離れていて、小学生が1人で通うのは難しかった。 「お父さんの秀利さんは、スケートをやめさせるつもりでした。フィギュアはお金のかかるスポーツですから、金銭的な事情もあったんでしょう。でも、お母さんの由美さんが猛反対して。『待って。もう少しやらせてあげて。パートの仕事を増やすから』と――」 当時、由美さんはスーパーの紳士服売場で、主任待遇で働いていた。そのパート時間を増やすと同時に、遠くなったリンクまでの送り迎えも始めている。そのころのことを由美さんは、地元紙にこう答えている。 《結弦は、小さいときはのんびりしていて、コーチに怒られて、泣いていたこともありました。でも(リンクの閉鎖で)練習できないつらさを味わい『自分がやらなきゃ』という自覚が出てきました》 ホームリンクの閉鎖は、羽生のスケートを人生で初めての試練だったが、彼はそれを成長の契機にした。ソチ五輪金メダル、世界選手権は2度、優勝。GP(グランプリ)ファイナル4連覇と、次々に記録を塗り替え、世界歴代最高点をも更新し続けてきた。 ’94年12月7日、羽生は宮城県仙台市で生まれた。父・秀利さんは中学校教師。住まいは、仙台市北部の県営アパートだった。4歳のとき、姉が通っていたスケート教室についていき、フィギュアスケートと出合う。羽生が通った泉DOSCは、トリノ五輪金メダルの荒川静香、世界選手権で2度の銅メダルを獲得した本田武史を輩出した名門リンクだ。 ぜんそく持ちで、体が弱かった羽生だが、スケートに関しては非凡なものがあった。世界選手権で日本人初の銅メダリストとなった佐野稔さんを育てた名コーチ・都築章一郎さんが泉DOSCに移籍してきたのは、羽生が7歳のとき。都築さんの目から見ても、羽生はスケートに関して、卓越したものがあったという。 「とにかく感性がすごかった。曲をかけたとき、おじけづかずに対応できる。子どもにはなかなかできないことなんです。非常に積極的で、自分というものを持っていました」(都築さん) 都築さんは、羽生に徹底的に基礎をたたき込む。小学校4年の10月、羽生は初出場した全日本ノービスで優勝する。フィギュア関係者の間で「仙台にマッシュルームカットの天才がいる」と、ささやかれ始めた。泉DOSCの閉鎖は、その直後のことだった。 羽生は別のリンクに通い始めたが、自宅から遠い分、練習時間が十分にとれない。都築さんが横浜に拠点を移すと、平日は仙台で練習し、週末だけ横浜まで新幹線で通い、都築さんの指導を受けるようになった。 「それ以降、中学卒業まで、横浜に通い続けた。休まずに、です。お母さんもずっと付き添っていました。お母さんは、結弦の心の支えであり、彼の考え方や精神力の根本になったと思います」(都築さん) 中学1年の3月、泉DOSCが「アイスリンク仙台」と名称を変え、営業を再開する。 ’11年3月11日。高校1年生だった羽生は、期末試験を終え、昼ごろからアイスリンク仙台で練習していた。そのさなか、東日本大震災が発生する。羽生にとって2つ目の大きな試練だった。ライフラインはすべて止まり、自宅は全壊指定。一家は、小学校の体育館に4日間、避難した。 ようやく電話がつながるようになると、由美さんは横浜の都築さんと連絡をとり、「結弦をそちらで練習させてもらえないでしょうか」とお願いした。そして3月20日、横浜へ移動した羽生は練習を再開する。 「震災直後の結弦は不安定な状態でした。震災は彼の心を傷つけた。そのなかで競技に向き合える環境をつくることが急務でした。ご両親も心配だったでしょう」(都築さん) 羽生自身もこう話している。 「生きていくだけで精いっぱい。このままスケートを諦めてしまおうと思った」 大震災で、関東圏のリンクの多くが閉鎖し、スケーターが練習場所を求めて、横浜のリンクに集まってくる。羽生の練習時間も限られていた。そんな羽生を後押しするように、地元も動いた。県と仙台市から、アイスリンク仙台に、早期の営業再開を求める要請が入ったのだ。練習ができる喜びを味わった羽生は、’12年3月、世界選手権に初出場する。総合で銅メダルに輝いた羽生は、テレビのインタビューに笑顔でこう答えている。 「被災地のために滑ろうと思っていたのですが、それは違うんだな、と。逆に、僕は、支えられている立場だったんです。応援されている立場。その応援をしっかり受け止めて、演技することがいちばんの恩返しだと気づいたんです。やっと自分のなかで、震災を乗り越えられたんだという気持ちになりました」 わずか17歳3カ月。多くの刺激を成長に変え、ソチ五輪の表彰台まで一気に駆け上がっていく……。羽生は都築さんとこんな夢を語り合っている。 「日本は、フィギュア選手にとって環境が整っているとはいえません。結弦には『将来、引退したらプロデューサー的な立場で、リンクやシステムづくりの部分でも、環境を整えてほしい』という話もしています。結弦のような人気も実力も兼ね備えた選手ならできると思うんです。そうすると彼は、『3年は待ってください、先生』と、言いました。おそらく彼には、将来のビジョンがすでにあるのでしょう」(都築さん)
2017年12月30日(写真:アフロ) 連覇のかかる’18年2月の平昌五輪を前に、男子フィギュアスケート・羽生結弦選手(23)は今また、かつてないほど大きな試練に直面している。11月9日、NHK杯の公式練習で右足関節外側靱帯損傷のケガを負い、大会を欠場した。 12月14日には、日本スケート連盟を通じ、羽生自身がコメントを発表。靱帯だけでなく、腱と骨にも炎症があり、いつから練習が再開できるか決まっていない状況だという。 全日本選手権は五輪代表を決める最終選考会でもあるが、羽生は欠場しても、これまでの実績で五輪出場は確実だ。とはいえ、五輪連覇には黄信号がともってしまった。 ’08年から彼の取材を続けるスポーツライター・野口美惠さんはこう語る。 「今シーズンが始まる前の羽生選手は、表情や体つきなどから、夏の間に充実した練習をこなして、しっかり仕上げてきた自信が見えました。GPシリーズのロシア杯、NHK杯で見つけた課題を修正し、全日本選手権ではある程度、完成した演技をして、五輪本番を迎える。それが、2つ目の金メダル獲得のために綿密に計画されたスケジュールでしたが、ケガで崩壊してしまった。羽生選手にとって大きな誤算です」(野口さん) ソチ五輪金メダル、世界選手権は2度、優勝。GP(グランプリ)ファイナル4連覇と、次々に記録を塗り替え、世界歴代最高点をも更新し続けてきた羽生。彼はこれまで幾度となくケガや病気に見舞われながら、その壁が高く、試練が大きいほど、乗り越え、進化してきている。 ソチ五輪以降、男子フィギュアスケートは“新4回転時代”に突入し、年々、ハイレベルな競技になってきている。4回転ジャンプは当たり前。1つのプログラムで数種類の4回転を跳び、コンビネーションにしなければ、メダル獲得は難しい。加えて、ステップやスピンでも、GOE(出来栄え点)で加点がつく完璧な演技が求められる。 トップを走る羽生は、より高い技術と完璧な表現をストイックに追求することで、常にケガや病気、アクシデントに遭遇した。オリンピック後は毎年のように、この試練に直面することになる。 ’14年10月、GPシリーズ中国杯の試合直前の6分間練習で、中国のハン・ヤン選手と激突。ブライアン・オーサーコーチも止めるなか、頭に包帯、顎にばんそうこうという姿で演技した。ジャンプで5回も転倒し、会場から悲鳴が上がったが、最後まで滑りきり、銀メダル。 その時期、羽生が口にした言葉は印象的だ。 「たくさん乗り越える壁をつくっていただいて、こんなに楽しいことはない。自分が弱いということは、強くなれる可能性があるということ。壁を乗り越えた先にある景色はいいものだと思っています」 壁を恐れない強さを身につけた羽生は、その後のGPファイナルで4回転ジャンプを次々に決め、金メダルを獲得。続く全日本でも3連覇を果たした。ところが、その直後に、尿膜管遺残症と診断され、開腹手術を受ける。’15年3月の世界選手権は出場が危ぶまれたが、気迫の滑りで2位に入った。 野口さんは次のように話す。 「この試合の後、羽生選手は『追い込みすぎて疲れたら、調子が下がるのは当たり前。自分のさじ加減を考えるきっかけになったな。失敗しないと気付けないことはたくさんある』と、すぐに新たな課題を見つけていました。『ミスしたことは、成長への糧になる』それが、彼のプラス思考。壁を乗り越える力なんです」 そして、こう続ける。 「彼のレベルまでいけば、あえて新しいものに挑戦するより、同じジャンプ構成のまま、より演技に磨きをかけていい点数をキープすればいい。でも、彼はあくまで挑戦したい。挑戦しすぎるんです。彼には、進化するためには、苦しい時期があるのが当然という考え方があるんですね。ネイサン・チェン(アメリカ)が4回転を5種類跳んだという情報を耳にすると、楽しくてしょうがない。まだまだ、自分にはやることがあるとワクワクしてしまうんです」(野口さん) 世界選手権で2度の銅メダルを獲得、現在はフィギュアスケートの解説者を務める本田武史さんは、羽生が今回のケガをする場面に遭遇していた。 「ちょうどあの日、僕は目の前で見ていた。ジャンプで跳び上がった瞬間、合ってないぞと思いました。普通は回転をやめますが、羽生選手はそのまま行ってしまったので、転んではいけない方向に転んでしまった。全日本に出たい気持ちもわかるが、五輪で100%を出すことを考えて、足と相談してほしいと思います」(本田さん) 本田さんと羽生は、ともに仙台市内の「泉DOSCアイスアリーナ」に通った間柄。仙台時代には接点はなかったが、東日本大震災後のアイスショーで、同じリンクを滑った。 「あのころ羽生選手は東神奈川にいて、すごい数のアイスショーに出ていました。お客さんの前で、緊張感をもって滑る経験を積んで、練習時間も練習場所もない逆境を克服したんです。彼はマイナスをマイナスと考えていなかった。どうしたら、できるのか。そればかりを考えていました」(本田さん) 《逆境はプラスだ》という考え方が、彼のなかに芽生えたのは、このころだ。泉DOSCで、羽生を指導した都築章一郎さんは言う。 「アイスショーが、リハビリになったと思います。横浜のリンクで練習して、ショーで確かめる。その半年間でした。震災で、生と死について、強く感じたと思うし、それを乗り越えて、競技している。結弦は、天真爛漫に動いていた少年時代より、強い信念をもってスケートをするようになりました」(都築さん) 最後に、数々の危機を乗り越えてきた羽生を見て本田さんは思う。 「『不可能という文字はない』それは、羽生選手の生き方」
2017年12月30日貫地谷しほり、本郷奏多、「ガレッジセール」ゴリが主演を務める、“タイムスリップ” ミステリー「リピート~運命を変える10か月~」。本作の追加キャストとして、安達祐実が決定した。映画化もされた「イニシエーション・ラブ」の乾くるみ作品の初のTVドラマ化としても話題の本作。より良い人生を手に入れるために10か月前にタイムスリップした男女が、思いもよらない運命に翻弄されていくサスペンスミステリー。人生をやり直したい後悔を抱える鮎美役に貫地谷さん、同じく圭介役に本郷さん、天童役にゴリさんが発表されており、彼ら計8人の男女が謎の男・風間(六角精児)に導かれて10か月前の過去に戻れるタイムスリップ“リピート”に参加。しかし、彼らはリピートをきっかけに、予想もしなかった危機的状況に追い詰められていく…。そんな個性豊かなキャストが揃う本作に、園子温監督のAmazonオリジナル「東京ヴァンパイアホテル」や、「女囚セブン」(テレビ朝日)、「男の操」(NHK BSプレミアム)など、今年ドラマで活躍した安達祐実も参戦。安達さんが演じるのは、鮎美たちとともにリピートに参加する8人のメンバーの1人・大森知恵。食品化学関係の研究者として働くクールな“理系女子”の彼女は、当初は非科学的なリピートに懐疑的だったものの、結局、ある動機から参加することを決意。リピーターたちに次々と降りかかる不可解な事件に、冷静沈着な分析力と勘で立ち向かっていくという役どころで、波乱に満ちたストーリーの中でも目の離せない存在となりそう。安達さんは本作について、「ミステリアスで壮大なストーリーなのに、なぜか身近に感じられる、人間らしさがあって面白いドラマ」とコメント、“理系女子”という自身の役柄も「クールであるがゆえに本心が見えてこない印象があります。それがどう変わっていくのか、今後の展開が楽しみです」と、期待を込めて語っている。あらすじ「いまから1時間後の6時45分に地震が起きます」という謎の電話が、図書館司書の篠崎鮎美にかかってきた。ただのいたずらかと思ったが、電話が切れた1時間後、身体に小さな揺れを感じる。テレビをつけると、時刻も震源地も的中していた。そんな、まさか!その後、先ほどの男から再び電話がかかってきた。男は「風間」と名乗り、未来から過去のある地点へと戻って人生をやり直しているので未来に起きることをすでに知っているのだと言う。風間はその時間旅行を“リピート”と呼び、鮎美をゲストに招きたいと誘う。リピートで戻れるのは、10か月前。10か月前には誰も知らない“未来の記憶”を駆使して、一度犯してしまった失敗を回避したり、金儲けしたりができるという。リピートに参加することになったのは、鮎美のほか、キャバクラのボーイ・毛利圭介(本郷さん)、カフェオーナーの天童太郎(ゴリ)ら8人の男女。8人はそれぞれ、過去に後悔を抱えていた。リピートして、2度目の人生で幸せな未来を選択しようとする鮎美、圭介、天童。しかし、3人をはじめリピートしたメンバーには、不穏な出来事が次々と起こる。さらに、思いもよらない危機が迫り、鮎美たちは次第に追い込まれていく――。木曜ドラマF 「リピート~運命を変える10か月~」は2018年1月11日(木)より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月20日「イニシエーション・ラブ」がベストセラーとなり、映画化もされて話題を呼んだミステリー作家・乾くるみの傑作長編を、貫地谷しほり、本郷奏多、ゴリ(ガレッジセール)という異色の組み合わせでドラマ化。「リピート~運命を変える10か月~」として、2018年1月11日(木)より放送されることになった。タイムスリップで過去に戻って人生をやり直す“リピート”の機会を得た人々が、運命の歯車を狂わされていくサスペンスミステリーとなる本作。乾くるみ作品のTVドラマ化は、今回が初めて。主演は、竹内結子が初の女性版ホームズを演じる「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」で相棒・“和都さん”役を務めることも発表された貫地谷さん。公開中の映画『鋼の錬金術師』も話題の本郷さん。朝ドラ「ちゅらさん」をはじめ確かな演技力で定評のあるゴリさん。主演の3人は、“リピート”を通じて出会い、やがて協力し合いながら、その謎に迫っていくという役どころ。個性あふれる3人のアンサンブルにも注目だ。あらすじ「いまから1時間後の6時45分に地震が起きます」という謎の電話が、図書館司書の篠崎鮎美にかかってきた。ただのいたずらかと思ったが、電話が切れた1時間後、身体に小さな揺れを感じる。テレビをつけると、時刻も震源地も的中していた。そんな、まさか!その後、先ほどの男から再び電話がかかってきた。男は「風間」と名乗り、未来から過去のある地点へと戻って人生をやり直しているので未来に起きることをすでに知っているのだと言う。風間はその時間旅行を“リピート”と呼び、鮎美をゲストに招きたいと誘う。リピートで戻れるのは、10か月前。10か月前には誰も知らない“未来の記憶”を駆使して、一度犯してしまった失敗を回避したり、金儲けしたりができるという。リピートに参加することになったのは、鮎美のほか、キャバクラのボーイ・毛利圭介(本郷さん)、カフェオーナーの天童太郎(ゴリ)ら8人の男女。8人はそれぞれ、過去に後悔を抱えていた。リピートして、2度目の人生で幸せな未来を選択しようとする鮎美、圭介、天童。しかし、3人をはじめリピートしたメンバーには、不穏な出来事が次々と起こる。さらに、思いもよらない危機が迫り、鮎美たちは次第に追い込まれていく――。極限状態の中で貫地谷しほりと本郷奏多に恋も!?毎回、視聴者の想像を超える衝撃的な大どんでん返しが連続するという本作。怒涛の展開において、貫地谷さん演じる鮎美と本郷さん演じる圭介が、反発しあいながらも徐々に恋が芽生えていくことになるというから目が離せない。また、カギを握る風間と、リピートに参加するメンバー役のほかのキャストは後日発表される予定だ。貫地谷さんは、「最初お聞きしたとき、過去に戻れる話と聞いてワクワクしました。話を読み進めると意外な急展開にソワソワというかゾワゾワしました」とコメント、自身の役どころは「とても普通の人の役で、どちらかというと地味目な印象です。その女の子がリピートを通して、どう人生を切り拓いていくのか楽しみ」と語りながら「リピートをすることでどんな変化が起こっていくのか」をドキドキしながら見てもらいたいと言う。また、本郷さんは「非常に気合いが入っています」と意気込みを語り、「謎が多く、毎週続きが気になるドラマになると思います。僕の役はクールですが人間味のある役です」とキャラクターについて言及。そして、ゴリさんも演じる天童との共通点は「フランクな性格」だと語り、「でも天童はプラス芯の強さとクレバーな部分を兼ね備えているので、そこは自分とは似ていないところかもしれません。僕はそこまで頭が切れないし芯もフニャフニャです」とコメント。「仕事柄なかなかサスペンスを演じないので楽しみしかない」と、期待を込めて語っている。木曜ドラマF 「リピート~運命を変える10か月~」は2018年1月11日(木)より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月05日映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)の公開記念舞台挨拶が2日、都内で行われ、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、佐藤隆太、小日向文世、松雪泰子、水石亜飛夢、曽利文彦監督が登場した。本郷奏多原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。命をテーマにした同作にかけ、出演者陣が「〇〇命」と思っているものを聞かれると、山田は「ゲーム好きで、本当に休みの日は1日中やってる」と明かし、「ゲーム命」というフリップを掲げた。「家族命」と書いたディーンは、「迷ったんですよ、睡眠が大事だから"宿"にしようかと思ったけど"宿命"になっちゃうから重いかな」と、最終的に基本の"家族"にたどり着いた経緯を説明した。また「ノーライス、ノーライフなんで」と、「コメ命」を掲げた佐藤がその場で1本線を書き足し「ヨメ命」にすると、山田は「好感度バク上がり中ですね!」とニヤリ。さらに本郷が「山田きゅん命」と言うと、照れた様子を見せた。本郷が「もともと顔もかわいいし好きだったんですけど」と告白すると、山田は「奏多くんそんな感じだったっけ!?」と驚く。本郷は「純粋に綺麗な造形物として好きだったんですけど、今回、お芝居見てさらに好きになった」と語った。さらに本郷は「11月15日にあったジャパンプレミアの日が誕生日でして、粛々と帰ろうとしてたら、実にスマートなタイミングで山田くんが『奏多くん、これ』ってプレゼントを渡してくれたんですよ」と振り返る。本郷は「その瞬間キューンときて、なんだこの気持ちはと思って、余計に好きになりました。スマートすぎる! かっこいい」と"山田きゅん愛"を熱く語っていた。
2017年12月02日監督の忠実なる“操り人形”であること――。本郷奏多は俳優としての第一義をそう考える。ここ数年、いや数年どころではない。10代のキャリアの初期の頃からこれまで数々の人気漫画原作の実写化作品に参加してきた。なぜ本郷奏多が求められるのか?なぜ“最も厳しい批評家”でもある原作ファンもこぞって本郷奏多ならば受け入れ、称賛を贈るのか?そのヒントの一端が、冒頭に挙げた彼のこの俳優としてのスタイルに隠されているような気がする。まもなく公開となる映画『鋼の錬金術師』もまた、人気漫画が原作であり、累計発行部数は全世界シリーズ累計7000万部超!間違いなく、日本映画界における人気漫画の実写映画化プロジェクトの中でも、過去最大級のスケールの挑戦である。錬金術師としての禁忌を犯した代償として左脚と右腕を失ったエドと身体全てを失い、空っぽの鎧に魂を定着させて生きることになったアルの兄弟。彼らの失った身体を取り戻すための旅路と戦いを描く本作で、本郷さんは、兄弟たちの前に立ちはだかる謎の敵・ホムンクルス(人造人間)のエンヴィーを演じている。「僕がやりそうなキャラクターだなって(笑)。『ハガレン(=鋼の錬金術師)』で自分がどの役っぽいか?って言われたらエンヴィーなのかな…」と笑う本郷さん。だが、それはもちろん、演じるのが簡単という意味ではない。というか、エンヴィーは、衣装などの見た目も含め、登場人物たちの中でも最も“漫画的”なキャラクターのひとり。同じホムンクルスの“暴食”グラトニー(内山信二)などもそうしたキャラだが、グラトニーがCGによる加工がなされているのと違い、エンヴィーは人造人間とは言え、あくまで生身の人間的な造形のキャラであり、これを具現化するのはかなり何度が高かったはずだ。「実写化する上での難しさでは1位、2位を争うんじゃないですかね?そもそも設定として人間ではなく、単純にわかりやすい敵――こいつらを倒せば終わりって物語でもないし、立ち位置という意味でも簡単ではなかったです。ビジュアルに関しても、あの衣装と長い髪をどうするか?5~6回は話し合って丁寧に作っていきました。セリフ回しなどは、アニメーションの方も見ていたので参考にしつつ、小生意気な感じを出せればと考えていました」。元々、本郷さんは原作漫画の熱心なファン。「ハガレン」はなぜここまで熱い人気を獲得しているのか?その魅力についてこう語る。「錬金術という魔法みたいなものを使って戦うというバトル漫画と思いきや、戦い自体がテーマではないんですよね。もっと深い部分、例えば“等価交換”だったり、哲学的、倫理的な部分が面白い。エドとアルの兄弟の絆、人間ドラマの深さも魅力だと思います」。そんな本郷さんから見た、“ガチ原作ファン”目線での今回の実写版の面白さや、原作へのリスペクトを感じる部分は?「リスペクトは役者さんひとりひとりのキャラクターづくり、演技からも感じましたし、カット割りなどの細かい部分も含めて、人体錬成や戦いのシーンなど、大切なシーンは原作をそのまま再現しているところも多いんですよね。ただ、僕が原作ファンの立場で最もビビっと来たのは“真理の扉(※禁断の人体錬成に失敗したエドがたどり着く異空間)”の描写ですね。すごかったですね。“真理くん”って呼んでるんですけど、あの“中の人”が原作だと、ただ黒バックに人型の白いシルエットで描かれてたと思いますが、映画でどう表現するのかな?と思っていたんです。台本にはそこまで書いてないし、完成した映画で初めて見たんですけど、あの表現はすごいなって。そういう発想か!と。あそこに関しては、完全に原作でのイメージを超えてきたって感じました」。本作に限らず、『進撃の巨人』に『GANTZ』、今年、本郷さんのキャリア初となる主演作の続編が製作されたドラマ「ラブホの上野さん」「アカギ」も漫画原作である。人気漫画の実写化に関して、製作発表時から否定的な声は常について回るもの。本作も決して例外ではなく、楽しみにしている熱烈なファンがいる一方で、果たして原作の世界観が壊されていないか?陳腐なものになっていないか?と不安を覚えるファンがいるのも事実だ。その矛先が役者に向かうことも決して少なくないが、そんな中、本郷さんは、いずれの作品でも多くの原作ファンが出演を好意的に受け止めるという稀有な存在と言える。本作でも出演決定時、さらにエンヴィーのビジュアルが初めて発表時と普段は辛辣なネット上も“歓喜”の声があふれた。本郷奏多と漫画原作のこの異常なまでの親和性の高さは何でだろうか…?「僕自身、漫画原作に出演させていただくとき、その原作が好きで既に読んでいるってことが多いんですよね。だから、その作品が実写化されるとなったとき、どう作ってほしいのか?ファンの間である種の“共通認識”みたいな部分、通じる考えがあると思うんです。反対されがちな実写化で何が求められるかを理解しやすいところはあるのかと思います。具体的にはやはり、原作を逸脱してオリジナルの解釈で違うものを作られるのを嫌がるファンは多いですよね。少なくともいまの日本では、原作を忠実に再現することが最善の方法とされる部分が大きいのかなと」。冒頭の“操り人形”というのは、この会話の流れで出てきたもの。俳優によっては、役柄に様々な解釈を加え、脚本の何倍にも膨らませてどんどん新しいものを作っていく者もいれば、自らを監督にとっての操り人形と解し、求められることを徹底する者もいる。「自分は完全に後者です」と本郷さんはうなずく。「いろんな考え方の人がいるけど、僕は役者って映画という作品のひとつのパーツだと思ってますし、監督が言うことが基本的に一番“正しい”と思っています。もちろん、自分なりに考えるし、納得できない部分は質問もディスカッションもしますが、最終的には言われたこと、脚本に書かれていることをやるまでだなって」。そうしたスタイルは昔から?もしくは様々な作品に参加しながら獲得した考えなのだろうか?「どうでしょう…。いろんな現場に行くと、いろんな俳優さんがいらして、もちろん我の強い方もいらっしゃいます。この仕事、それが必要な部分もあると思います。そこで、監督と話し合い、最後まで自分の意見を突き通す人もいるんです。客観的に見ていて、それが正しいと感じる場合もあるし、監督が正しいと感じることもあります。ただ、俳優ってどうしても周囲から気を遣われる立場だと思うんです。だから一歩引いて全体を見れないと、それが時に暴走になってしまうこともあると思います。それを周りが止められないこともあるでしょう。監督の言うことを正しいこととして従う方が、結果的に作品で見たとき、正しい場合が多いと思うんですよね」。「俳優は気を遣われる立場」――。サラッとこの言葉が出てきたが、ローティーンの頃からこの世界に身を置いて生きていて、“客観性”を常に持つことを意識できるというのは、決して誰でもできることではないだろう。「うーん…でも絶対、その方がいいと思うんですよ。僕は、映画やドラマに関わる人たちの中で、役者って一番“偉くない”存在だって思います。原作もので言うなら人気のある素晴らしい原作を作った漫画家さんや作家さんがいて、それを映画にしようと企画する人や脚本家、監督がいて、そのための美術や衣装を準備してくれるスタッフさんがいる。役者なんて最後に参加して、脚本に書いてあることをやるだけですよ。一番偉くないのに、エンドロールでは最初に名前が表示されて、注目されたり評価されたりする。だからこそ、調子に乗っちゃいけないなと思います。自分の力だけでやらせてもらってることじゃないし、いろんな過程があってたまたまおいしいポジションにいるだけですから」。ちなみに「ハガレン」に登場するホムンクルスには“七つの大罪”がそれぞれの名前になっており、本郷さんが演じるエンヴィーが意味するのは“嫉妬”である。本郷さん自身は、他人に嫉妬を感じることは?と尋ねると、予想通り(?)「ないですね」と即答!ここから近年、TVのトークバラエティなどでも話題を呼んでいる、独特の“本郷節”が…。「嫉妬ってたぶん、感情の中でトップクラスで無駄なものだと思うし。他人をうらやんでも何も手に入らないし、時間だけ浪費することになりますから」。それでも、同世代の俳優たちやその作品から俳優として刺激を受けることはある。「やっぱり、同じ世代の俳優が出ていて、抜群にいい芝居をしていたらすごいなって思いますし刺激は受けますよ。ただそこで『こいつに勝てるか』とか『負けている』といった感情になることはないですね」。ではいま、俳優として活動する上での一番のモチベーションとなっているのは?「うーん…やっぱりお金ですかね?いろいろありますけど一番となると、やはりこの仕事一本で食べているので。いろんな作品に出て『観たよ』とか『よかった』と言われるのが嬉しいし、励みにもなるし、自分が好きな原作の作品に出させていただけるのも嬉しいです。そもそも、やりたいと思って簡単にやれる仕事ではないですから、仕事をいただけるのはありがたい立場ですけど、でもお金がもらえないならやりませんからね」。一見、ドライに見えるがその裏にあるのは、これで一生やっていくという覚悟と強いプロ意識であろう。「やっぱり、大学を卒業して学生という身分じゃなくなったことが大きいですね。どこかで半分、学生という二足のわらじで逃げていた部分もあったと思うんで、そこで“仕事”という意識が固まったと思います」。そこからさらに数年。先日、27歳の誕生日を迎えて、“アラサー”の仲間入りである。キャリア的にもすでに15年。これから徐々に与えられる役柄や立場も変わってくるだろう。ここでも、俳優としての自らに対し、冷徹な分析と批評を忘れない。「僕は“加齢”というものに対して弱い役者だと思います。いまだにいただくのは、学生役やそれこそ漫画やアニメなどの二次元作品の実写化作品が多いし、自分でもそういう役をやっているときに手応えを感じることが多いですし。いかに年相応の役柄をできるようになるか?年齢を重ねていくにつれて、確実に漫画原作で演じられる役柄は減っていくことになると思うので、どうシフトしていけるかだなと思っています」。とはいえ、不安で悩んでいるわけでもない。かといって楽観視もしていない。「どちらでもないですね。ただ、与えられたものに全力で向き合うってことに変わりはないですから」。では俳優としてではなく、ひとりの人間として、年齢を重ねていくことは楽しい?そう尋ねると、こちらもやはり即答。「いや、全然(笑)。年は取りたくないものだなぁ…って思います」。(text:Naoki Kurozu/photo:You Ishii)
2017年12月01日(無断転載禁止)猫に対する客観的な視点と、友としての猫に対する敬愛の念が呼応した、猪熊弦一郎ならではのユニークな猫たちに逢える展覧会「猪熊弦一郎展 猫たち」が、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて2018年3月20日から4月18日まで開催される。百花繚乱の昭和の画壇にあって試行錯誤を繰り返しながらも、常に独自の境地を維持し、極めて個性的な作品群を残した画家・猪熊弦一郎。彼は「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの無類の猫好きとして知られ、私生活でも作品のモチーフとしても猫は重要な存在だった。もちろん、彼の芸術は猫だけにとどまるものではない。本展は彼が愛した猫たちを描いた作品を堪能することで、猪熊弦一郎の奥深い世界に触れるきっかけとなるよう企画されており、猪熊の地元・香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵の猫を描いた油彩、水彩、素描を中心に、猫以外の主題の作品も若干加えた百数十点によって構成されている。なお、当日券より400円お得な早割チケット(一般のみ/税込900円)が、10月7日から2018年1月5日まで販売中。また、1月6日からは通常前売り券(一般/税込1,100円、大学・高校生/税込700円、中学・小学生/税込400円)と、数量限定のオリジナル缶バッジ付き前売券(一般のみ/税込1,400円)が3月19日まで販売される。【展覧会情報】「猪熊弦一郎展 猫たち」会期:2018年3月20日~4月18日会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 地下1階時間:10:00~18:00(毎週金曜、土曜は21:00まで)※入館は各閉館の30分前まで料金: 一般 1,300円(1,100円)大学・高校生 900円(700円)中学・小学生 600円(400円)※( )内は前売および団体料金会期中無休
2017年11月20日(写真:アフロ) 「結弦はショックを受けて泣いていた……」 帯同していたコーチはそう明かしたという。11月10日、グランプリシリーズ第4戦となるNHK杯を棄権した羽生結弦(22)。大会前日の公式練習で転倒してしまい、右足首じん帯を損傷したのだ。 今回の欠場で、12月のGPファイナル出場は絶望的。大会5連覇という前人未到の夢は消えてしまった。さらに年末の全日本選手権や、来年2月の平昌五輪出場にも影響が出かねない状況だという。 「羽生選手のケガの状態について現時点では“全治不明”とのことで、全日本への出場も心配されています。GPファイナル出場を逃した羽生選手が五輪に出場するためには、全日本で表彰台に上がらなければなりません。もしここに出場できないとなると、五輪出場に黄信号がともってしまうのです」(前出・フィギュア関係者) だがそんななか、連盟はある計画を“画策”し始めているというのだ。 「連盟から『羽生選手が全日本に出場できなくても五輪代表に決める』との声が上がっているそうです。五輪代表の選考基準では、基本的に全日本の表彰選手とGPファイナル上位2名が出場対象となります。世界ランキング上位選手や今季最高得点をあげた選手も可能性があるのですが、そうなると全日本やGPファイナルで好成績だった選手を差し置いて繰り上げ当選させることになります。こうした措置は過去にも賛否を呼んでいます。羽生選手はケガがなければ、正々堂々と代表の座を勝ち取っていたはず。連盟のプランは屈辱的でしょう」(前出・フィギュア関係者) だが、ケガのたびに何度も蘇ってきた羽生。今回も「治療に専念し、全日本に向けて頑張ります!」と出場に意欲を見せている。 「この時期に練習できなくなるのは、羽生選手にとってかなりのマイナスです。それでも彼は『五輪本番じゃなかったのが不幸中の幸い』と言って、切り替えていますよ」(別のフィギュア関係者) 羽生は逆境を乗り越え、平昌五輪にたどり着けるのか!?
2017年11月19日本郷奏多が11月18日(土)、「本郷奏多カレンダー2018-be fashionable-」の発売記念イベントに出席。27歳を迎えての目標に「現状維持」を掲げ、スタッフが用意したサプライズのプレゼントを当初「結構です」と断ろうとするなど、独特の言動で笑いを誘った。3年連続で発売となる本郷さんのカレンダーだが、過去2年同様に本郷さんの大学時代の親友でもあるカメラマンの小暮和音が撮影を担当。20代後半に差し掛かることを意識し、タイトル通りファッショナブルなショットが収められている。本郷さんは「昨年はラフな感じでしたが、今年はしっかりとキメて撮ったカットが多く、芸能人のカレンダーっぽいなと思います」と語り「家の中で一番、見える位置に飾ってほしい。(1年が)終わっても撮っておけるのがいいところなので、しっかりコレクションしてほしいです」とアピールした。自身、ファッションに関しては「一切興味がない。(普段の服装は)動きやすくて寒くなく、熱くないもの」とのことで「こういう場でしか、カッコいい格好をすることがないので、楽しみながらやってます」と笑う。先日15日に27歳の誕生日を迎えたが、抱負を問われると「もういい歳になってきているので…変わらず現状維持できれば」とローテンションな目標を掲げる。現状維持の真意を問われると「年々、フレッシュさは薄れて、新しい若い勢いのある世代が出てくるので、その中で変わらずのお仕事をいただけるようにという前向きな現状維持です」と説明する。ここで、司会者から誕生日プレゼントとして「サプライズがあります!」とアナウンスが入ったが、本郷さんは即座に「結構です」とプレゼントが何かを確認さえせずに断ろうとし、笑いを誘う。ちなみにサプライズの内容は、カメラマンの小暮氏がケーキを運んでくるというもので、カレンダーの表紙写真が飾られたケーキを前に「嬉しいです」と笑顔を見せていた。この1年で、印象深かったことを尋ねると「いろいろお仕事をさせていただきましたが、『ラブホの上野さん』(フジテレビほか)と『アカギ』(BSスカパー!)という作品は、続編を撮らせてもらいました。自分が主演で出ている作品が好評で続編ができるのは、役者人生で初めてのこと。すごく嬉しかったです」と明かした。プライベートでの来年の目標、やってみたいことを問うと、しばらく考えた末に「(カレンダーが発売され)せっかくなのでファッションを…。ファッショナブルになっていきたいと思います」と語り、すぐさま自ら「本当かな…(笑)?」とツッコミを入れていた。「本郷奏多カレンダー2018-be fashionable-」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年11月18日フィギュアスケート選手の羽生結弦が、7日より公開されるロッテ「ガーナミルクチョコレート」のPR動画に出演し、エプロン姿でホットチョコレートづくりに挑戦している。女優の土屋太鳳、松井愛莉、広瀬すずが出演する「ガーナミルクチョコレート」の新CM「この冬ガーナで何をする?」編が全国で7日より公開されるのにあわせ、羽生選手を起用した広告ビジュアルも屋外広告や店頭POP等で全国に順次展開。羽生選手が寒い冬にぴったりな“ホットチョコレート”をおすすめするという内容になっている。そして、実際にホットチョコレートづくりに挑戦。チョコレートを割り、電子レンジで加熱するなど、手際よく調理を行い、さらに、マシュマロ、ホワイトチョコレート、ハニージンジャーなど試行錯誤しながらこだわりのトッピングを施し、羽生選手によるオリジナルホットチョコレートを提案した。その様子が、7日より「ガーナミルクチョコレート」の公式サイト、ホットチョコレート特設ページにて公開される。広告ビジュアルの撮影では、冬らしい真っ赤なセーターで登場した羽生選手。撮影は夏の暑い日に行われ、スタッフが撮影の合間に仰いでいた扇子を見つけると、扇子を手に取り「実はこんな特技があって・・・日本舞踊が踊れるんです!」とその場で日本舞踊を披露。「通っていた小学校の伝統で、生徒全員で踊るんです」と意外な特技を告白し、その姿にスタッフも「羽生選手・・・多才だなぁ」と驚いていたという。ホットチョコレートづくりでは、1分30秒電子レンジで温める工程で、「(1分30秒で)何が出来るかな・・・(演技の)後半のジャンプ全部できるかな?後半のエレメンツ全部かな?(笑)」と常にフィギュアスケートのことを考えていた羽生選手。出来上がったホットチョコレートを一口飲むと「おいしい!すごく“ほっと”しますね・・ホットチョコなだけに(笑)。」と語り、現場は和やかな空気に包まれたという。そして、「甘さの中に生姜の辛みも効いていて、いいアクセントになっています。ぜひお試しください」と呼びかけた。
2017年11月07日俳優の本郷奏多が3日、映画『氷菓』(11月3日公開)の公開初日舞台挨拶に、山崎賢人、広瀬アリス、岡山天音、小島藤子、天野菜月、本郷奏多、安里麻里監督とともに登場した。同作は小説家・米澤穂信のデビュー作を実写化。シリーズ累計は205万部を突破し、コミックス、アニメなどのメディアミックス化も行われている。"省エネ主義"の高校一年生・折木奉太郎(山崎)が、姉の命令で入部した古典部で出会った美少女・千反田える(広瀬)と学園の謎を解き明かしていく。奉太郎の"省エネ主義”にかけて、それぞれが持つ主義を発表すると、本郷は「自他共に認める合理主義者だと思いますね。生粋の」ときっぱり。山崎が「奉太郎?」と聞くと、「奉太郎は結構無気力じゃん。なるべくいろんなことをしたくないみたいな。僕はやりたいことはしたいタイプの合理主義なので、奉太郎くんとは違います!」と語り、「いかに諸々の効率よく行うかということをしていきたいですね」と希望した。さらに本郷が「朝起きられない」という山崎に、「朝、眠いの? あのね、僕は目覚ましの時間を家を出なきゃいけない2分前に設定してるんですよ。そうすると絶対起きなきゃいけないじゃない。だから起きるの」と持論を展開すると、会場からも驚きの声があがる。「30分前とかに設定して、余裕を持たせようとするから二度寝しちゃうの」と諭し、「考える隙を与えてない。もう、最終通告!!」と説明した。また「グミ主義」と語る安里監督は、「本郷くんが現場で、すっごいグミを食べるんですよ。女性スタッフたちが現場で『本郷くんがグミしか食べてないんじゃないか』とざわついて」と様子を振り返る。安里監督が「グミを食べると本郷くんみたいにピチピチになれんるんじゃないかと流行り始めて」と、”グミ主義”になったきっかけを明かすと、本郷は照れたように顔を覆っていた
2017年11月03日「磨き上げた4回転ジャンプと表現力、そして挑み続ける姿勢など、“羽生結弦は今シーズンも高得点を出すように仕上げてきた”というイメージをジャッジ(審判)に発信できたことが大きな収穫です」 そう語るのは元フィギュアスケート選手の中野友加里さん。来年2月に行われる平昌オリンピックで、66年ぶりの快挙となる五輪2連覇を狙う羽生結弦(22)。今シーズンの初戦「オータム・クラシック」(カナダ・9月21日~)では、ショートプログラムで世界歴代最高点をたたき出すも、フリーではジャンプの失敗が響き2位に。「ユヅ君、大丈夫?」とファンをヤキモキさせた。 「オータム・クラシックは順位や点数よりも、実戦調査とともに、昨シーズンからどれだけ成長したかをジャッジの頭にすり込ませる大切な機会。フィギュアは人が採点する競技。とくに五輪イヤーでは、本番の舞台で最高の演技をするのはもちろんですが、その前から、ジャッジに“強さ”を印象づけておくことも重要。今回のミスもたいした問題ではありません。逆に、オフシーズンに十分滑り込んできたこと、まだまだ期待値があることをジャッジは感じ取ったはずです」(中野さん・以下同) ユヅ君のさらなる“進化”で、2つ目の金メダルが近づいたとみていい? 「ライバルの成長もあり、激しい争いが予想されますが、羽生選手が表彰台の頂点にもっとも近いことは言うまでもありません。注目はGPシリーズを勝ち抜いた者だけで競うGPファイナル。優勝者となれば、五輪の金メダルへの歩みを進めたといえるでしょう」
2017年10月16日TVアニメ「いぬやしき」のプレミア先行上映会が10月5日(木)、都内にて行われ、声の出演を果たした小日向文世、村上虹郎、本郷奏多と薮田修平監督らが登壇した。本郷さんは、来年公開の実写映画『いぬやしき』でも同じ安堂直行役を演じるが、「アニメ、映画という公開順ですけど撮影は逆で、去年夏に実写を撮っていました。どうやらアニメ化のキャスティングがまだだと聞いたので、現場で偉そうな人の前でずっと『アニメ出たいな~』って言っていたら、たまたま出させてもらった」と、ちゃっかり売り込んでいたと自白。ともに登壇した松尾拓プロデューサーに「声は届いていましたね」と告げられると、「よっしゃ!1個、仕事ゲットしましたね」とニヤリと笑みを浮かべていた。代表作「GANTZ」などで知られる奥浩哉による同名漫画のTVアニメ化となった「いぬやしき」。UFOの墜落に巻き込まれ、機械の身体となった定年を間近に迎えるサラリーマン・犬屋敷壱郎(小日向さん)と、高校生の獅子神皓(村上さん)が、人間を遥かに超越する力を手に入れる。生きている実感を得るため、強大な力を思うがまま使う獅子神と、獅子神によって傷つけられた人々を救う犬屋敷という対照的なふたりによる、善と悪が描かれる。原作を読んでアフレコに臨んだという小日向さんは、最初に読んだときに「正直『何てしょぼいおじさんなんだろう!』と。とても58歳に見えなくて、70代後半かなって。僕の実年齢が63歳なんですよ」と話し始めたが、「よく見ると、僕も最近おじいちゃんに近づいているなって…。オファーがきたときに光栄なんですけど、役が来たのは、しょぼさとか毛の薄さとか、そういうことなのかなって(笑)」と、自己分析。「一番心配なのは自分の声でした。ちょっと怖いような、ドキドキしたような…」と小日向さんが原作ファンの反応が気になるという心中を明かせば、村上さんも「ドキドキしましたね」と同意した。すると、1&2話を観終わった観客から温かい拍手が贈られた。もし自分たちが主人公らと同じ力を手に入れたら…という話題になると、村上さんは、「気まぐれに人を助ける日もあれば、宇宙にも行けるから、とりあえず宇宙まで飛びに行きます!」と願望を話した。一方、小日向さんは「たぶん即、役者を辞めて世界中を飛び回って、不治の病の人たちを助けます。役者、やっている暇ないです」と演じた犬屋敷さながらの正義感をかざした。納得の表情で聞いていた本郷さんは、「小日向さんのお話を聞いて感動したので、僕も世界中の人を助けてあげます。…まあ、しっかりお金をもらいますけどね。こっちも商売ですから。(金額は)すっごい足元を見ますね」と、しっかりとオチをつけて話していた。また、エンディング・テーマ「愛を教えてくれた君へ」を担当する「Qaijff(クアイフ)」によるライブもサプライズで行われた。TVアニメ「いぬやしき」は10月12日(木)より毎週木曜日深夜24時55分~フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送(※初回放送は25時20分から)。Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信。(cinamacafe.net)
2017年10月05日BSスカパー! オリジナル連続ドラマ「アカギ 竜崎・矢木編/市川編」の製作発表会が9月21日(木)、同局にて行われ、主演の本郷奏多らが出席した。「アカギ」ならではの、おなじみの白髪姿で登場した本郷さんは、本作で13歳のアカギを演じたという。本郷さんは「今年27歳になるんですけど、まさか13歳の男の子を演じるとは…。最初のシーンで『年は?』と聞かれて『13』って言うんですけど、そこが最大の山場でしたね(笑)」と、無事に乗り切ったことに安堵の笑みを浮かべていた。福本伸行による傑作麻雀コミック「アカギ~闇に降り立った天才~」をBSスカパー!にて2015年7月に映像化した「アカギ」は赤木しげる(本郷さん)と鷲巣巌(津川雅彦)による白熱の対決を描いた麻雀ドラマ。このたび続編として製作された「竜崎・矢木編」「市川編」は、麻雀界を震撼させた天才・赤木の誕生物語となっている。本発表会で「鷲巣麻雀完結編」の製作も同時に発表され、またしても津川さんとの共演を果たすことになった本郷さんは、「何と言っても津川さんとご一緒できるのがすごくうれしいです」と話し、出席した原作者の福本さんも「作家冥利に尽きる」とご満悦。しかし、当の津川さんは「2年前(の撮影)は本郷くんに言われていま思い出したけど…、何をやったか全く忘れていますね。この頃、昨日のことも忘れていますからね」とチャーミングに微笑み、「毎日葉山まで通って苦労したんだけど、また始まるのかと思うとゾッとします」と津川さんなりの撮影への気合いを込めていた。記者から「実際、麻雀で卓を囲んだか?誰が強い?」という質問が飛ぶと、本郷さんは「今回は撮影も大変なので、空き時間に囲むのはないですけど…ぜひ一度鹿賀(丈史)さんと打ちたいです」と、ご指名。受けた鹿賀さんは「とんでもないですよ、間違いなく本郷くんが一番強い!」と返した。すると、本郷さんは「いろいろなことを気にするタイプなので、先輩方を前に上がれないかもしれないです(笑)」と打ち明けていた。そのほか、製作発表会には出演する駿河太郎、六角慎司も出席した。「アカギ」「竜崎・矢木編」「市川編」は10月13日(金)21時より毎週金曜日、BSスカパー!にて放送。(cinamacafe.net)
2017年09月21日ドラマや映画で活躍する若手実力派俳優・本郷奏多のカレンダー第3弾「本郷奏カレンダー2018(仮)」が10月25日(水)に発売が決定。先行カットも到着した。本郷さんは、『GANTZ』『進撃の巨人』「ヒミツの花園」など、ドラマ・映画に多数出演し、今後も『氷菓』『鋼の錬金術師』注目作の公開を控えるほか、主演ドラマ「ラブホの上野さん」は10月にSeason2が放送決定。さらに、同じく10月スタートのTVアニメ「いぬやしき」では声優を、来年公開される実写映画でも同役を務めるなどその活躍が目覚ましい。一昨年は、“等身大の姿”をカジュアルに、昨年は生まれ故郷・仙台を舞台に撮影を行ったが、第3弾となる今年は、20代後半に差し掛かろうとする本郷さんを、より大人っぽく、ファッショナブルに撮影した。本郷さん曰く、「プライベートではめったに着ない」というおしゃれコーデに今回は次々と挑戦。四季を通じてスタイリッシュな本郷さんを堪能できる一冊に仕上がっているという。本郷さんは「今年も友人のカメラマン・小暮和音氏の撮影でカレンダーを出せることが決まってうれしいです。ファッショナブルな写真が多く、大人っぽい雰囲気のものが多いので、年相応に成長している僕の姿を見ていただけたらと思います。ぜひご期待ください!」とコメントしている。カレンダーには、撮影中のメイキングや本人直筆による50問50答も掲載。恋愛にまつわる質問など、思わずニヤリとしてしまうその中身は必見。また、スターダストショッパーズ、TOKYONEWS magazine&mookでは、ぞれぞれ購入者特典も。期間中に購入することが条件とのこと。11月中旬には、発売を記念したイベントも開催予定となっている。「本郷奏多カレンダー2018(仮)」は10月25日(水)発売。(※一部、発売日が異なる地域がございます)(cinemacafe.net)
2017年09月16日山田涼介主演の実写映画『鋼の錬金術師』の公開を記念して行われる「鋼の錬金術師展」のオープニングセレモニーが9月14日(木)に行われ、映画に出演する本田翼と本郷奏多、そしてハガレン展スペシャルサポーターの土田晃之が登場した。「鋼の錬金術師展」では、荒川弘の生原稿やカラーイラストが200点展示されているだけでなく、ハガレンの世界を体験できる映像演出などインタラクティブな仕掛けが満載。さらに、アニメシリーズで主人公・エドとアルを演じた声優の朴ロ美、釘宮理恵による録り下ろし音声ガイド(有料)も楽しめる。今回、一足早く本展を体験したヒロイン・ウィンリィ役の本田さんは、「チケット交換からワクワクします。嬉しいサービスが詰まっていて、中に入ってからは興奮しっぱなしでした!」、ホムンクルス(人造人間)・エンヴィー役を演じた本郷さんは「実際の筆遣いのタッチを至近距離で見ることができて嬉しかったです。プロジェクションマッピングを使った派手な演出もあり、ここでしか見れないものが沢山あります。また来たいですね!」とそれぞれ興奮気味に感想を語る。また、大のハガレンファンを公言する土田さんは、「実は細かいところにちょっとした遊び心があります。撮影できますよ、できませんよ、というマークや、トイレのマークにもぜひ注目して欲しいです!」と独自の見どころをアピール。本展は「7つのエリア」で構成されており、本田さんは「原画が並んでいるところは是非見て頂きたいです。先生が描いたものが、そのまま並んでいるのでサイズ感であったり、先生の歴史が見れます」と話すと、土田さんは「(本田さんは)かなりのファンなんです。さっき2時間位収録でまわったときも、本当にキャッキャしてました(笑)」と、本田さんのハガレンファンぶりに太鼓判。一方本郷さんは、「ホムンクルスのゾーンがお勧め。僕が演じたエンヴィーもホムンクルスのメンバーなので楽しめました」とコメントした。そして2人が出演する実写映画については、「展示会に飾ってある名シーンの数々が、劇中でそのまま描かれています。映画は原作をとても大事にしているので、皆さんが観たいシーンが詰まっています!」(本田さん)、「いままでの日本映画のクオリティじゃないレベルです。いままでの映像技術じゃない技術を使っていると思います。異国の作品で日本人が演じていて皆さんどうなの?と思っていると思いますが、払拭できていると思いますので是非見てください」(本郷さん)と力説した。映画公開記念「鋼の錬金術師展」は9月16日(土)~10月29日(日)東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて、11月3日(金・祝)~30日(木)大阪南港ATCミュージアムにて開催。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月15日本郷奏多が、「ドラゴンクエスト」シリーズ初のオンライン専用ゲーム「ドラゴンクエストX オンライン」(以下「ドラゴンクエストX」)の映像化プロジェクト第2弾となるドラマ「冒険者たちのきせき EPISODE2『どの職業で戦うか迷う話』」で主演を務めることが決定した。本作は、「ドラゴンクエストX」のサービス開始から5年間の“軌跡”のなかで生まれた、“奇跡”のようなエピソードを基に映像化するプロジェクト「冒険者たちのきせき」の第2弾。12月に大作映画『鋼の錬金術師』の公開も控える本郷さん演じる主人公が、「ドラゴンクエストX」を通して知り合った女性とのゲームプレイやチャットでの交流を通じて、自身について見つめなおしていく様子を繊細な心理描写とともに表現していく。物語は、少なからず働く意欲があるものの、定職についていない青年が主人公。彼は「ドラゴンクエストX」のゲームを通じ、看護師の仕事をしている女性プレイヤーと知り合う。ゲームの世界では“僧侶”として、仲間を強敵から救い、彼女からも頼りにされている存在だったが、現実世界では、ゲームの世界での役割とはほど遠いような生活を送っていた。やがて、彼はその女性プレイヤーとのチャットの中で、彼女が育児と両立しながら看護師として“人助け”をしていることを知る。その事実を知った主人公は、自分の現実世界での生活に対して葛藤を抱き、自身について見つめなおしていく…。しかも、本日9月9日(土)放送の「FNS27時間テレビ にほんのれきし」内で本作の360秒ものTVCMがオンエアされることが決定。“360秒”(=6分)というTVCMは、地上波史上最長となるという(CM総合研究所調べ/2017年9月現在)。CMでは、「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏と、「ドラゴンクエストX」のプロデューサーを務める齊藤陽介の本プロジェクトに対する想いをインタビュー形式で放映。さらに、2017年8月に公開となった第1弾のオリジナルアニメの紹介や、9月に配信予定の第2弾の実写ドラマの詳細情報など、今後も続いていくプロジェクト「冒険者たちのきせき」の全容に迫る内容となっている。本郷さんは「360秒TVCMの一部にて、主演させていただいた実写ドラマの予告編も観ることができます。実写ドラマは、映像がとても綺麗な作品になっているので、きっと物語の中に入り込めることと思います。是非観ていただけたら嬉しいです」と、期待を込めてコメントを寄せている。「冒険者たちのきせき EPISODE2『どの職業で戦うか迷う話』」は9月、特設サイトにて公開。「冒険者たちのきせき」360秒TVCMはフジテレビ系列「FNS27時間テレビにほんのれきし」内にて9月9日(土)24時台に放映。※TVCM放映時間は変更となる可能性あり(text:cinemacafe.net)
2017年09月09日本郷奏多が演じるラブホテルのスタッフが恋愛指南する連続ドラマ「ラブホの上野さん season2」が、9月20日(水)より「FOD」にて配信したあと、10月11日(水)より地上波にて放送されることが決定。あわせて本作のキービジュアルも到着した。原作は、「月刊コミックフラッパー」で連載中の同名マンガ(漫画:博士/原案:上野)。今回配信&放送される「ラブホの上野さん season2」は、今年1月から地上波放送していた「ラブホの上野さん」の続編だ。ラブホテルで培った恋愛のノウハウを活かし、次々と悩める子羊たちに恋愛指南をすることは勿論、五反田キングダムの元アルバイトで正社員となった一条昇(柾木玲弥)と中瀬麻衣(松井愛莉)のその後の様子や、前作に引き続き本郷さん演じる上野さんによる少しサディスティックな恋愛指南が復活。恋愛に悩む全ての男女に向けて、season2ならではの新たな恋愛テクニックも伝授していく。今回到着したビジュアルには、本郷さん演じる上野さんを中心に、前作に引き続き出演する一条昇(柾木玲弥)、相川千尋(大沢ひかる)、菊池大雅(芋洗坂係)、室田平吉(聡太郎)、三田悦子(麻丘めぐみ)。さらに、古畑星夏演じる五反田キングダムの大学生アルバイト・品川佐奈、天野菜月演じるむちゃカフェの高校生アルバイト・大崎里帆と、フレッシュな新キャストが登場している。「ラブホの上野さん season2」は9月20日(水)0時~FODにて配信(以降、毎週水曜日0時最新話配信)。10月11日(水)25時25分~フジテレビにて放送(以降、毎週水曜日深夜放送)。(cinemacafe.net)
2017年09月05日先日、小日向文世と村上虹郎が声優を務めることが発表された、フジテレビ“ノイタミナ”枠アニメ「いぬやしき」。このほど、俳優の本郷奏多が、来年公開の実写映画『いぬやしき』で演じる役と同じ安堂直行役で、アニメ版の声優も務めることが明らかになった。木梨憲武と佐藤健をキャストに迎えた実写映画版、そして今回のTVアニ版で、同じ役を演じるというかつてない形での出演が決まった本郷さん。合わせて、彼が演じている「チョッコー」こと安堂直行役の映画版/アニメ版のビジュアルもお披露目された。安堂は、主人公・犬屋敷壱郎(演:木梨さん/声:小日向さん)の最大の敵となる高校生・獅子神皓(演:佐藤さん/声:村上さん)の幼馴染であり、獅子神が日本に向けて宣戦布告を行ってからも心を許す数少ない存在となる。心優しい性格で、人を傷つけるために力を振るう獅子神を止めるべく、犬屋敷の相棒として奮闘する物語のキーマンといえるキャラクターだ。本郷さんは「僕自身『いぬやしき』のファンであり、何より奥浩哉先生のファンなのでアニメ化はとても楽しみです。作中で『GANTZ』について安堂が触れるシーンがあるのですが、映画に出させていただいた身として色々と不思議な気分になりました。その辺りも楽しみにしていてください」とコメント。これまで実写映画版『GANTZ』に西丈一郎役で出演し、原作での雰囲気を忠実に再現していた本郷さん。今回の「いぬやしき」実写映画版でも、アニメ版でも、マンガオタクであり、不登校の安堂直行をどのように演じるのか期待は膨らむばかり。なお、奥浩哉による原作「いぬやしき」最終第10巻が9月22日(金)に発売されることも決定。その発売を記念して、本日9月1日(金)からはJR原宿駅にて、犬屋敷と獅子神が大空で戦う第2弾メインビジュアルを使用した巨大広告が登場している。TVアニメ「いぬやしき」は10月12日(木)より毎週木曜日深夜24時55分~フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送(※初回放送時間変更の場合あり)。Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信。『いぬやしき』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月01日10月より「BSスカパー!」にて続編が放送されるドラマ「アカギ」。この度、この続編に、本郷奏多演じる主人公・赤木しげるの宿敵となる盲目の雀士・市川役として、俳優・鹿賀丈史が出演することが分かった。本作は、福本伸行による傑作麻雀コミック「アカギ~闇に降り立った天才~」を原作に、2015年に同じくBSスカパー! オリジナル連続ドラマとして放送された、本郷さん主演ドラマ「アカギ」の続編。今作では、その前日譚となる天才・赤木しげる誕生物語「竜崎・矢木編」「市川編」をドラマ化する。そんな本作で今回鹿賀さんが演じるのは、矢木がアカギに破れた後、竜崎たちの組が差し向けてきた盲目の代打ち。盲目であるがゆえの卓越した聴力、そして長年の経験で牌を自在に操るという役どころだ。今回、『麻雀放浪記』(1984年)のドサ健以来の雀士役となる鹿賀さん。「市川は盲目だけれど、牌がみえているような頭の良さ、相手の牌に対する読み、そういうすごみがあります。目が見えない分、耳が非常に良い、ある意味天才の雀士」と役どころを説明。また、市川はずっとサングラスをしているため、目が隠れて表情が出し難いキャラクターであり、「そこをどうしようかなと思っています」と話す鹿賀さんは、「顔の確度、口元の筋肉や眉の動き、具体的な演技はそういう部分で出していければと思いますが、サングラスをしていても自然と気持ちが出てくる演技ができれば良いかなと思います。盲目でありながら凄腕の雀士、キャラクターの魅力を観ている方にきっちりと表現したいと思います」と意気込みを語っている。また本郷さんは、「アカギが対戦した相手の中で一番強い雀士は市川だと思っています。鷲津みたいな剛腕でねじ伏せるタイプではないですが、バランス力、冷静さを兼ね揃えています。クレバーでアカギを上のステージから見下ろして、麻雀を打っているイメージがあります」と市川の印象を語り、「前作は、鷲津の家で卓に座って打つ芝居が多かったのですが、今回は喫茶店での市川との闘いなど、卓上だけじゃないやりとりもたくさんあります。麻雀を打っていないアカギの面白さを今回の作品で魅せられると思います」と見どころもアピール。さらに原作者の福本氏も、「前回、圧巻のアカギを演じてくれた本郷奏多さん主演のドラマで、雀士アカギの誕生物語から実写化できるのは原作者としても至極の喜びです」と話し、「特に今回は盲目の雀士・市川を名俳優の鹿賀丈史さんが演じてくださるということで、前回の津川さんとはまた違う名勝負が生まれること、期待しております!」とコメントしている。BSスカパー!オリジナル連続ドラマ「アカギ」竜崎・矢木編/市川編は10月13日より毎週金曜日21時~BSスカパー!にて放送予定(「竜崎・矢木編」全2話、「市川編」全3話)。(cinemacafe.net)
2017年08月30日平昌冬季五輪まであと半年となった8月9日。カナダ・トロントで羽生結弦(22)の今季フリープログラムが発表された。 それは2シーズン前と同じ『SEIMEI』。再演プログラムで平昌五輪に挑むという決定にフィギュア関係者からは驚きの声が上がっていたが、この日の公開練習で関係者を注目させるものがもう1つあった。 「手袋が、いつも使っている黒の無地のものではありませんでした。黒地にゴールドで、氷と水の妖精のイラストが描かれたものに変えられていたのです。『アイスリンク仙台』のキャラクターショップで売られている、定価799円のアクリル製の保温用手袋でした」(フィギュア関係者) 羽生は4歳のときから、母に連れられてこのリンクを利用してきた。そのため彼は、これまで折に触れてリンクや地元への寄付を続けてきたのだ。総額は3千万円以上にのぼるという。『アイスリンク仙台』の関係者はこう語る。 「ここの送迎用バス2台は、羽生選手が寄付してくださった『蒼い炎』の印税で購入することができました。このリンクには顔見知りの子どももいますから、シーズンオフになると様子を見に、顔を出してくれていますよ」 新シーズン最初の公開練習に大切なリンクの手袋をつけて臨んだ羽生。故郷へ特別な思いを抱いている彼にとって、その手袋には大きな意味があった。 「故障明けの大会や優勝が懸かった演技の午前練習など、これまでも羽生選手は重要な節目にこの手袋をよく着けていました。今回のプログラム決定に際して、彼の心は大きく揺れました。そんな自分を奮い立たせるために、そして『僕はいつでも故郷・仙台のことを忘れない!』というメッセージを込めて、手袋をつけたのかもしれませんね」 自分を支え、育ててくれた故郷の人たちに、今度は自分が五輪連覇で恩返しを――。羽生はそんな思いを799円の黒手袋に込めていたのだ。
2017年08月24日人気俳優・本郷奏多が、山崎賢人と広瀬アリスがW主演する映画『氷菓』に、本作最大の“謎”の鍵を握る重要キャラクター、関谷純役で出演することが決定。あわせて、劇中スチールも公開された。本作は、累計220万部突破、ミステリーランキング3冠の米澤穂信が描く青春学園ミステリー「古典部シリーズ」待望の初実写映画化。「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする“省エネ主義”の折木奉太郎役を山崎さん、お嬢さま・千反田える役を広瀬さんが演じ、1冊の文集「氷菓」が導く学園史から消された事件の謎を追っていく様子を描く。消息不明の伯父と神山高校古典部に纏わる事件の謎の真実を知りたい、という一身上の都合で古典部に入部したえる。5歳のえるが、叔父から、彼がかつて神山高校で籍を置いた古典部に関するとある話を聞かされ号泣した記憶、その日を最後に消息不明になった叔父。その真相に迫った奉太郎ら新生古典部は、33年前に発行された古典文集「氷菓」へとたどりつき、神山高校で起こったある事件で関谷純が英雄として学園を去った事実を知る。33年間封印され続けた学園の謎――“やさしい英雄”?文集「氷菓」に秘められた真実とメッセージとは何なのか?謎が謎を呼ぶ物語の鍵を握るのは、関谷純の過去。ミステリアスな魅力をもつキャラクターを、『GANTZ』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』二部作、『鋼の錬金術師』などに出演する本郷さんが演じる。33年前に起きたある事件の重要人物である、えるの伯父・関谷純役(高校生時代)。えるが折木奉太郎の推理力を見込み、伯父が“やさしい英雄”と呼ばれるきっかけとなったある事件の謎を解き明かしてほしいと依頼したことが、本作物語の最大の軸だ。本作のアニメ版を観ていたという本郷さんは、今回のオファーに「純粋に嬉しかった」と喜び、役作りについては「安里監督とお会いしてみたかったので、今回ご一緒できて嬉しかったです。仰っていただいたイメージに近づけるようにしたつもりです」とコメント。また、「終始一人での撮影だったので、どなたともご一緒できず寂しかったです」と撮影について明かし、「心地よい世界観の作品になることと思います。是非楽しみにしていてください」とファンへメッセージを送った。『氷菓』は11月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月08日2015年7月よりBSスカパー! オリジナル連続ドラマとして放送された、本郷奏多主演で贈る「アカギ」。この度、本作の続編「竜崎・矢木編」「市川編」の製作が決定し、10月よりBSスカパー!にて放送されることが分かった。原作は、「近代麻雀」で大人気連載中の福本伸行による傑作麻雀コミック「アカギ~闇に降り立った天才~」(竹書房「近代麻雀コミックス」刊)。現在も透明ガラス牌を使い生き血を賭けて戦う「鷲巣麻雀」編が進行中で、単行本34巻まで刊行、累計発行部数1,000万部を誇る。TVアニメ、ゲームなども人気を集めているが、2018年2月1日発売号掲載回において最終回とすることが宣言されている。今回の続編では、原作でも人気を誇る麻雀界を震撼させた天才・赤木しげる誕生物語「竜崎・矢木編」「市川編」をドラマ化。主人公の赤木しげるには前作で魅力を爆発させた本郷さんが続投し、今回も原作ストーリーに沿った個性あふれる新キャスト陣が登場するという。続編決定を受けて本郷さんは、「竜崎矢木編や市川編には伝説的な名言が多いので、あのセリフを言えるのか…といまから楽しみで仕方ないです」と心境を語り、「アカギのカリスマ性を楽しみながら演じ、先輩方と共にクールな作品を作りあげていきたいと思います!」と意気込みを見せている。アカギ「竜崎・矢木編」「市川編」は2017年10月、毎週金曜日21時~BSスカパー!にて放送予定(「竜崎・矢木編」全2話、「市川編」全3話)。(cinemacafe.net)
2017年07月28日“ハガレン”こと『鋼の錬金術師』実写映画公開を記念し7月12日(水)、ファンイベントが開催。曽利文彦監督、映画キャストの本田翼、本郷奏多、佐藤隆太、アニメ版声優の朴ロ美、釘宮理恵らが来場し、実写版のキャラクタービジュアルも初公開された。全世界7,000万部を超える荒川弘による人気漫画を原作にした本作。錬金術の禁忌を犯し、手足を失った兄・エドワードと肉体を失い、魂だけを鎧に宿らせて生きることになった弟・アルフォンスの2人の旅を描く。7月12日は原作漫画の連載がスタートした日。会場には約500名のハガレンファンが集まったが、中にはエドやアルフォンスらのコスプレの熱烈なファンの姿も。イベント第1部の【漫画・アニメ】パートに来場した朴さんと釘宮さんは、大歓声に迎えられて感激の面持ち。原作の連載が終わって7年の時を経てもなお、収まることのないファンの熱に驚いていた。エドの声を務めた朴さんは「ハガレン」を「私にとってバイブルのような存在」と語り、アルフォンス役の釘宮さんは「私のその後の人生をも変えた作品」と強い思いを口にする。9月には、映画公開を記念し「鋼の錬金術師」展が開催となるが、朴さんと釘宮さんは、この音声ガイドと予告編の声を担当。この日は、500名のファンを前に、音声ガイドの生アフレコを行い、喝采を浴びていた。第2部の【実写映画】パートでは、エドとアルフォンスの幼なじみ・ウィンリィ役の本田さん、ホムンクルス(人造人間)のエンヴィー(嫉妬)を演じる本郷さん、そしてディーン・フジオカ演じるロイ・マスタングの親友である人気キャラ、マース・ヒューズを演じる佐藤さん、曽利監督が登壇した。この日は初めてファンにエドとアル、ウィンリィ、そしてホムンクルスのエンヴィー、ラスト(色欲/松雪泰子)、グラトニー(暴食/内山信二)、軍関係者のマスタング、リザ・ホークアイ(蓮佛美沙子)、ヒューズらのキャラクタービジュアルが公開!特にホムンクルス3人の写真がスクリーンに映し出されると、客席からは拍手がわき起こる!本郷さんは「ありがとうございます」と安堵の表情を浮かべ「エンヴィーは性別もないので、どうビジュアルを作るか?髪の毛の質など、監督と相談しました。5~6回は衣装合わせをしました」とディティールまで意識してビジュアルを築き上げていったことを明かし、原作ファンを喜ばせた。また、劇場版の入場者プレゼント第1弾が、原作者・荒川弘の描き下ろしによる特別篇コミックスであることが明らかになり、これには客席は騒然。原作ファンである本田さん、本郷さんも「すげぇ!」「ほしい!!」と素の反応。本郷さんは「読む用と保存用の2回は行かないと…」とオタクの一面をのぞかせていた。また映画に出演するネコの役名が“ニャルフォンス”であることも併せて発表された。朴さん、釘宮さんも加わっての写真撮影では、等身大のアルフォンス像の字幕式も行われたが、このアルフォンス像を前に釘宮さんは「兄さん!」とその場でアテレコ。これには本田さんが、泣き出さんばかりの表情で「感動しています!!」と声を震わせていた。「鋼の錬金術師」展は9月16日(土)から10月29日(日)まで東京ドームシティにて開催。実写映画『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月12日