ヨシオクボ(yoshiokubo)が16-17AWコレクションを3月17日、メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京で発表した。 アクセサリーブランド「HEAVY & Co. blacksmith」とコラボレーションし、アクセサリーを主役にしたスタイルを披露。腕に重ねづけしたバングルが、ワイルドな力強さとメンズならではのエレガンスを物語る。もう一つの主役が、カラフルなトライバル柄のジャカード生地。MA-1やスウェットなどのアイテムが象徴するストリート、ミリタリー、スポーツといった、東京の「今」を伝えるスタイルを、大胆に彩りながら存在感たっぷりに仕上げた。 ナイロンコートは解体してポンチョに融合。テーラードジャケットは、片方の見頃をジャカード生地で切り替え、スウェットにはネオンカラーのジャカード生地をあしらった。長いフリンジ状に引き裂かれた生地が、スタイルに軽快な動きを加える。 岩モチーフのプリントや、ペンキを散らしたようなプリント、荒野を思わせるシックなストライプがレイヤードスタイルに、大人の遊び心と深みをプラス。パンツはスリムなクロップドタイプとゆったりとしたフルレングスタイプ、スウェットパンツ、ショートパンツがメイン。スニーカーのかかとにはメタリックなディテールがあしらわれ、ショートパンツの下は「HEAVY & Co. blacksmith」のロゴが入ったハイソックスを合わせた。 リアルでありながら、着る人の個性もしっかりと印象づける、そんなヨシオクボのスタイルに、この秋冬も注目したい。
2016年03月30日公益財団法人日本デザイン振興会 復興支援デザインセンターは、東北地方と茨城県のメーカーやデザイナーがものづくりを紹介・販売するイベント「復興デザインマルシェ 2016」を開催する。会期は3月22日~23日 11:00~19:00。会場は東京都・六本木の東京ミッドタウン アトリウム(ガレリアB1F)。「復興デザインマルシェ」は、東日本大震災で被害のあった地域の経済と産業の復興をデザインプロモーションにより支援する活動として、日本デザイン振興会 復興支援デザインセンターが2012年より毎年3月、東京ミッドタウンで開催しているイベントで、今回が5回目となる。東北地方・茨城県から30以上のメーカーやデザイナーなどが出店し、北国に伝わる手仕事や豊かな暮らしのためのデザイン、地域ならではの特産品などが展示・販売され、実際の作り手やデザイナーと会話をしながら買い物を楽しめるという。また、今回は同会が信用金庫と連携して昨年9月に開始した「地方創生 地域づくりデザインプロジェクト」の第1弾である西和賀町から生まれた食のブランド「ユキノチカラ」の発表も行われ、会場には同町からキッチンカーが出張し、納豆汁、ビスケットの天ぷら、湯田牛乳アイスクリームなどの郷土料理が販売されるということだ。出店予定者は、安斉研究所、赤石弘幸デザイン事務所(以上、青森)、アートフォルム、柴田慶信商店、進藤電気設計(以上、秋田)、A-Systems、コロン、玉谷製麺所、サンカ、山形県工業技術センター(以上、山形)、もくもく絵本研究所、ソウデザイン+佐賀工芸(他)(以上、岩手)、佐々木印刷所、Sunnyday、つつみのおひなっこや、東松島ステッチガールズ、東北ツリーハウス観光協会(以上、宮城)、アサヒ研創、マストロ・ジェッペット、明天(以上、福島)、ア・リュ、鈴木茂兵衛商店、東和電子、ひたちなか海浜鉄道、モーハウス、リトルピアニスト(以上、茨城)など。なお、関連イベントとして、東京ミッドタウン・デザインハブ第57回企画展「おいしい東北パッケージデザイン展2015 in Tokyo」が開催される。同展の会期は3月9日~4月17日。会場は東京ミッドタウン・デザインハブ(東京ミッドタウン・タワー5F)。
2016年03月01日テレビ朝日は、同局の番組「デザイン・コード」の放送100回を記念し、「デザイン・コード展~美の暗号」を開催する。開催期間は3月19日・20日、開場時間は11:00~19:00。会場は東京都・六本木ヒルズ森タワー2F カフェ/スペース。同展は、ドキュメンタリー番組「デザイン・コード」の企画展。これまで番組に出演した、絵画・写真・彫刻・切り絵・映像作品など、これまで番組に登場した新進気鋭のデザイナー・アーティストたち20組以上の作品を展示する。出展予定のアーティストは、水尻自子氏(映像作家)、浅井美紀氏(水滴写真家)、安田誠一氏(箱庭アーティスト)、松枝悠希氏(アーティスト)など。会場には一部アーティストも来場予定ということだ。なお、「デザイン・コード」は、毎週同局で土曜23時06分より放送されているドキュメンタリー番組。デザインにまつわる秘密(暗号)を“Design code(デザイン・コード)”と定義。毎回1組のデザイナーにスポットを当て、その謎を解き明かすと共に、デザイナーの創作に迫る内容となっている。
2016年02月22日東京都・白金台の東京都庭園美術館は、植物観察に対するガレの気迫をデザイン画とともに紹介する展覧会「ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉」を開催している。会期は4月10日まで(第2・第4水曜休館)。開館時間は10:00~18:00(3月25日・3月26日・4月1日・4月2日・4月8日・4月9日は20:00まで)。観覧料は一般1,100円、大学生(専修・各種専門学校含む)880円、中・高校生・65歳以上550円、小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。同展は、ガラス作品とデザイン画(オルセー美術館所蔵)を中心に、植物に魅せられたひとりの男がその生命や象徴性を追究した表現として、ガレの作品を紹介するもの。ヨーロッパの19世紀末を彩る装飾様式「アール・ヌーヴォー」の立役者の一人であるエミール・ガレは、花や昆虫など自然をモチーフとした作風で知られ、陶芸・ガラス・木工家具の3分野で活躍し、1889年と1900年のパリ万国博覧会でグランプリの栄誉に輝いたアーティスト。ガレは、自然の描写を通して抽象的な概念を表現することで、ガラスや木工家具を単なる装飾ではなく、芸術作品へと昇華させていった。その背景にあったのは、植物学への情熱であり、彼は2,500~3,000種の植物を育てていた広大な庭や豊かな自然の中で、植物を観察して論文を書き、種の進化やライフサイクルに強い関心を寄せていたという。また、同展では、ガレによる水彩のデザイン画(オルセー美術館所蔵)が展示される。水彩のデザイン画は、展示が許される期間が短いため滅多に公開されず、また、デザイン画と実作が一致することはきわめて稀なことだが、今回は北澤美術館が行った調査により発見された実作と一致するデザイン画が紹介される。コレクターの手を経て今は日本にあるガラス作品と、オルセー美術館に眠るデザイン画の、100年ぶりの邂逅となる。また、普段目にする機会があまりない資料「ポンシフ」も紹介される。「ポンシフ」とは、点線状に小さな穴が開いた型紙で、その上から色粉などをはたくことで図案を転写することで、ガラスや陶器の表面の絵付けの精度を保っていたということだ。また、同館の本館展示室は、1933年に建てられた住宅建築をそのまま展示室として使用しており、この邸宅美術館の空間をガレが愛してやまなかったラ・ガレンヌの自邸と庭に見立てて楽しむことができるという。同展では鑑賞の手引きとして、来館者に、ガレの妻アンリエットが自邸を訪れた人に宛てて書いたという内容のフィクションの手紙「アンリエットの手紙」を配布している。同展の開催に際し、東京都庭園美術館学芸員の八巻香澄氏は次のようにコメントしている。「エミール・ガレの展覧会はこれまで多くの美術館やギャラリーで行われていますが、ほとんどの場合暗い部屋で作品にスポットライトをあてて展示しています。そうすると模様がよく見えるのですが、当館では邸宅美術館であるという特徴を活かして、自然光の中で展示をしています。ガラスの透明感や、光の移り変わりを楽しんでいただければと思います。」そのほか、関連イベントとして、トークイベント「キノコの世界から見たガレ」(3月13日)などが開催される。イベントの詳細は、同館Webサイトにて。
2016年02月22日東京都・駒場の東京大学生産技術研究所は、東京大学駒場リサーチキャンパス内S棟1階ギャラリーにて、細胞を生きたまま配置し、立体をデザインする「ものづくり」の展覧会「Research Portrait02:Elegant Cell ー細胞とバイオマテリアルの小さな実験室」を開催する。会期は2月17日~2月23日。開場時間は11:00~19:00。入場無料。同展は、東京大学山中研究室と竹内研究室が共同で、細胞を用いた「ものづくり」への新しい挑戦を発表するもの。モーターやネジなどを組み合わせて作られるロボットなどとは異なり、生き物は受精卵から細胞分裂を繰り返し、徐々に成長してかたちづくられる。しかし、竹内研究室では、細胞を高度な機能部品として生きたまま配置し、ビーズ状に加工した細胞を型に入れて固めたり、糸状に並べて編み物をしたりと、立体を造形することを研究しているという。これらの研究は、将来的に人工臓器や実験動物の代替など、医療分野への応用が期待されているが、同展ではこの細胞を使った「ものづくり」に、これまで関わることの少なかったデザイナーたちが挑戦する。また、将来再生医療への応用が期待されるバイオエンジニアリング分野だが、細胞を点・線・面という規格に沿ったパーツに加工することで、三次元構造を作り出すことができるという。今回の展示では、その一つ一つの「点」として使用されるビーズ状に加工した細胞や、「線」として使用されるアルギン酸のファイバー、「面」として利用される「細胞折り紙」などが展示されるということだ。そのほか、同展では、パナソニック ヘルスケアと共同で制作している、山中俊治教授デザインのバイオメディカ機器「CO2 Incubator TypeY」と「Biological Safety Cabinet TypeY」が初公開される。なお、山中氏は、デザイナーとして腕時計から鉄道車両に至る幅広い工業製品をデザインする一方、技術者としてロボティクスや通信技術に関わる。大学では義足や感覚に訴えるロボットなど、人とものの新しい関係を研究している。さらに、アーティストの鈴木康広(東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員・武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授)による細胞や生体材料を使用した作品「細胞を生ける器」も展示されるということだ。また、関連企画として、福原志保(アーティスト)・山中俊治(東京大学教授)によるトークセッション「バイオアートとバイオデザイン」が2月17日18:00~19:30、池澤あやか(女優)・竹内昌治(東京大学教授)によるトークセッション「池澤あやかの研究体験― 竹内教授のバイオの授業」が2月19日18:00~19:30、鈴木康広(アーティスト)・竹内昌治(東京大学教授)・山中俊治(東京大学教授)によるトークセッション「細胞のかたち」が2月21日14:00~15:30に開催される。詳細は同展Webサイトにて。
2016年02月15日東京都・渋谷の渋谷パルコは、デザイン集団「TOMATO」の結成25周年を記念したプロジェクト「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"」を開催する。開催期間は3月12日~4月3日。開催時間は10:00~21:00(4月3日は18:00まで)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同プロジェクトは、渋谷パルコ・パルコミュージアムを中心に、渋谷の街とも連動し、アート展示、インスタレーションを行い、Tomatoが創作してきた様々な作品を一堂に展示するもの。結成から25年間に渡り作られてきた商業作品や自身たちの作品、チーム内で実験的に制作された作品も展示される。また、一般初公開として、TomatoがUnderworldの為に制作したレコードジャケット、グラフィック、映像、アートワークなども展示されるということだ。会場は渋谷パルコ内の、パルコミュージアム、ギャラリーX、シネクイントやステアケース(階段)など、館内複数箇所の特設ギャラリー等で開催される。そのほか、TomatoプロデュースのPop-upショップの限定オープンや、エキシビションを記録した会場限定販売の図録の販売、Tomatoメンバーによるトークショーやワークショップの開催も予定されている。さらに、この春開局をする「渋谷のラジオ」とコラボレーションや、AR技術を駆使したストリートへのバーチャルなアート展開、パルコ館内や街頭の大型ビジョンで映像作品の放映も予定されている。なお、Tomatoは、1991年にロンドンで発足し、先駆者として知られるアーティスト、ミュージシャン、デザイナーとクリエイティブ思想から構成されているデザイン集団。メディアデザイン、映像、ブランディング&CI、ファッションデザイン、近代彫刻&都市建築設計、実験的コンピューターグラフィック、ファインアートなど広い分野で活躍する。メンバーには、タイポグラファー/アーティストとして知られ、外国人として初めて東京タイプディレクターズクラブの会員にもなったJohn Warwickerや、Work Not Workのファッションブランドも立ち上げているSimon Taylorなどが在籍。音楽の分野ではTomatoの創立メンバーでもあるKarl HydeとRick Smithの2人が作る世界中に影響力のあるエレクトリック・デュオUnderworldも在籍し、2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督を努めた。Tomatoは表現活動において日本文化から影響を受けることが多く、常に新しい発見と刺激を与えてくれるという理由で、メンバーは日本に訪れる際の拠点として常に東京・渋谷を選択し滞在しているとのこと。
2016年02月01日東京都・六本木の東京ミッドタウン・デザインハブは、コンピュータを道具ではなく環境・素材として制作された作品を集めた企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来」を開催する。会期は1月29日~2月14日。開場時間は11:00~19:00。入場無料。同展は、テクノロジーの進化とともに変化し広がり続けるデジタルメディアから、計算を主な技法としたグラフィックス、インターネットなどのデジタル環境を活動の場としたデジタルメディア作品に対象を絞って構成したもの。同展では、日本のグラフィックデザインとデジタルメディアの変革を年表にし、プレデジタルメディアの時代(70年代以前)、CGの時代(80年代)、マルチメディアの時代(90年代)、ウェブ広告の時代(00年代)に分け、各年代の代表作品がパネル、モニター、実物で展示される。展示作品は、コンピュータを道具ではなく環境として、あるいは素材として制作された先駆的な作品が集められているということだ。また、核となる出品作家のインタビュー映像の上映や、テクノロジーの進化によって変化してきた、さまざまなデバイス展示もあわせて行われる。そして、人工知能の発達が爆発的に伸び予測不可能になるといわれている未来モデルの限界点、シンギュラリティの時代(2045年以降)を近未来ととらえ、コンピュータと人間の将来を見据えた作品や研究も紹介されるということだ。出品作家は、荒木経惟、出原栄一、imaginative inc.、エキソニモ、金子國義、 川野洋、川村真司、久保田晃弘(ARTSATプロジェクト)、グレッグ・ベア、幸村真佐男(CTG)、ジョン前田、下村千早、庄野晴彦、田中一光、田中耕一郎、田中良治、勅使河原一雅、永原康史、中村至男、中村勇吾、西村佳哲(センソリウム)、林智彦、原田大三郎、東泉一郎、P-House、藤幡正樹、藤本由紀夫、松本弦人、矢島文夫、RADICAL TV、るじるし、暦本純一、脇田玲、ほか。また、会期中、デジタルメディアとグラフィックデザインの関係について振り返りながら、シンギュラリティ時代のデザインの未来について考えるシンポジウムが開催される。詳細は決定次第、デザインハブ公式サイトより案内されるということだ。
2016年01月18日東京都・飯田橋の印刷博物館 P&Pギャラリーは、細部にまでこだわりをもって制作された本を手に取り確かめられる「世界のブックデザイン2014-15」展を開催している。会期は2月28日まで(月曜休館)。開場時間は10:00~18:00。入場無料。同展は、2015年3月に開催された「世界で最も美しい本コンクール(Best Book Design from all over the World 2015)」の入選図書13点に、8カ国(日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国、デンマーク)のコンクール入選図書を加えた、およそ200点を展示するもの。会場では、造本、印刷、タイポグラフィなど細部にまでこだわりをもって制作された全ての本を実際に手に取って確かめ、世界的に優れたブックデザインと造本技術を楽しむことができる。展示内容の詳細は以下の通り。「第49回造本装幀コンクール(日本)」より21点の受賞図書、「Die schönsten deutschen Bücher 2015(ドイツ)」より25点の受賞図書と3点の若いブックデザイナーのための奨励賞、「De Best Verzorgde Boeken 2014(オランダ)」より31点の受賞図書、「Die schönsten Schweizer Bücher 2014(スイス)」より18点の受賞図書、「Die schönster Bücher Österreichs 2014(オーストリア)」より約13点の受賞図書、「Alcuin Society Awards for Excellence in Book Design in Canada(カナダ)」より28点の受賞図書、「中国最美的书 2014(中国)」より21点の受賞図書、「Årets Bedste Bog Arbejde 2015(デンマーク)」より約30点の受賞図書。そして、「Best Book Design from all over the World 2015」より、30の国と地域の応募図書585点から選ばれた13点の受賞図書が展示される。
2016年01月18日OFFICE HALOは3日、ロゴのデザインやデッサン入門など6つの講座を展開する"おとなのアート&デザインの学校"「CORNER(コーナー)」の2016年冬学期クラスの募集を開始した。教室は東京都・目黒のImpact Hub Tokyo イベントスペース。授業料は1講座6,500円~(入学金不要)。1月12日までは早割価格で申し込める。「CORNER」は、社会人が基礎からクリエイティブを学べる場として、2015年8月の開校した"おとなのアート&デザインの学校"。「クリエイティブなアイディアを探す大人のための学校」というコンセプトのもと、アーティスト、学芸員、デザイナー、編集者、職人など、アートやデザインの各分野で活躍するプロフェッショナルな講師陣による講義やツアー、ワークショップを開催している。2期目を迎える今期は、さらに気軽に通えるようにより短期間で受講できる講座を増設。アートディレクター/グラフィックデザイナー・三木崇史氏を講師に、ロゴデザインの成り立ちや背景を通してデザイン制作の最初のプロセスを体感する「はじめてのロゴ」、イラストレーターで美術予備校講師の木原未沙紀氏から絵を描く基礎であるデッサンの実技を学べる「デッサン超入門」が新たなラインナップとして加わるなど、全6つの講座を展開する。なお、各講座の日程や受講料、定員等は以下のとおり。受講の申し込みは、CORNERのWebサイトより行える。○アートの見かた講座(全4回)○ブックデザインの世界(全2回)
2015年12月03日三井住友銀行と東京工業大学は2日、デザイン思考を活用したサービス向上、及び同手法を活用した金融教育を推進する目的で、産学連携での取組みを開始すると発表した。○デザイン思考を活用した新たなサービスの創出に取組むIT・ネット社会の進展は、技術的な革新のみならず、価値観やライフスタイルの多様化をもたらしているという。このような現代では、従来にも増して潜在的なニーズを見つけ出し、新たなユーザー体験を生み出すことが重要となっているとしている。そうした中、近年、デザイン思考は、観察を通じて得られる人々の行動や思考に関する洞察を元に潜在ニーズを掘り起こし、仮説を立案、検証し、改善を重ねながらモノやサービスを創り出す創造的なアプローチとして、製造業のみならずサービス業においても注目を集めているという。三井住友銀行と東京工業大学は、2004年に「産学連携協力に関する協定書」を締結。このたび、三井住友銀行は、サービスデザインの中心でもある「ヒト」を核とした各種研究を専門とする梅室博行教授(東京工業大学院社会理工学研究科経営工学専攻)と協働し、デザイン思考を活用した新たなサービスの創出に取り組んでいくという。三井住友銀行によると「このたびの取組みから蓄積される知見を新たなサービスの創出に活用することに加え、東京工業大学を始めとする様々な大学において、デザイン思考を取り入れたアクティブラーニング形式の講義提供を検討している」という。お金に関するテーマを中心に、学生自身がユーザーの視点に立ち、主体的に課題解決に取り組む体験をすることで、より実践的な思考力の養成や、金融に対する関心を深める啓発活動を推進していく予定。三井住友銀行は、今後もオープンイノベーションのコンセプトに基づき、大学等学術機関を含む外部組織との連携を通じ、サービス向上を図っていくとしている。
2015年12月03日ゲッティイメージズは、先日幕を閉じた「東京デザインウィーク2015」にて、一般参加型のフォトコンテストを開催した。Instagramの投稿作品を審査するという、商業利用のストックフォト大手として知られる同社としては非常にカジュアルな参加方法で行われたこのコンテスト。本稿では、入賞者を招いて行われた受賞パーティーの様子をお届けする。パーティーは、同コンテストの審査委員長を務めた、ゲッティイメージズ ジャパン マーケティング マネージャーの宮本哲也氏の総評からスタート。終了時点で、同コンテストの参加人数は140~150人、写真の応募点数は1,000枚以上となったということで、「ゲッティイメージズでは一般の方向けのキャンペーンはあまり行ってこなかったのですが、多くの方にご参加いただけて嬉しい限りです」とコメントした。続いて、審査員を務めたゲッティイメージズ ジャパン シニア アートディレクター・小林正明氏の総評に移った。審査は、100人くらいから60人、そして10人と作家単位で絞り込んでいったといい、「ファイナリストの方たちはみんな、商業写真家としてのポテンシャルを持っている」と太鼓判を押した。また、「ゲッティが特に必要としているのは、人物の写真」であると強調し、「広告写真は、報道写真よりも、ファインアートフォトグラフィとオーバーラップすることが多い」と語った。そして入賞者の作品を順に紹介しながら、「menghaoさん(Instagramのアカウント名)の人物は"刺さった"」など、各入賞者の作品に個別の寸評を添えていた。小林氏に続いて、審査員を務めた2名の作家が自らの活動を紹介や、ストックフォトの傾向を語る時間が設けられた。ゲッティイメージズで活動する、岡山県在住の外国人フォトグラファー・Trevor Williams氏は自身の作品を見せつつ、「"ストックフォトくさいもの"は今、売れていない」と発言。「広告会社がInstagramなどで"リアルピープル"を探している時代」と言い添え、ライティングを徹底することが大切だとコメントした。なお、同コンテストの入賞者で、パーティーに参加した人には、抽選でRICOH THETAやSonyのレンズスタイルカメラなどの賞品が贈られたほか、パーティー参加・欠席を問わず、Webマネーが贈られた。
2015年11月20日毎年秋に開催され、今年で30周年を迎えたクリエイティブの祭典「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク、以降TDW)」。デザイン・アート・ミュージック・ファッションという4つのジャンルを設け、企業、ブランド、デザイナー、学校が最先端のクリエイティブを発信し、それを余すことなく体感できるイベントだ。今年のテーマは「INTERACTIVE」(参加型の、相互作用的な)。テーマに合わせ、見るだけでなく遊べる展示もたくさん設置されていることもあり、週末は子供連れでもにぎわいを見せるイベントとなっている。数ある展示のなか、今回はマイナビニュースが注目した必見作品をいくつか紹介したい。○世界初のTDWオリジナルコンテンツ「コンテナ展」入場して屋外会場の一番手前、貨物用コンテナを再利用し行われる「コンテナ展」。中でも異色で際立っていたのが「日蓮宗」のブースだ。なんとこちらではお経の流れる通路を進んでいくと、生前にして棺桶に入れるという非日常な体験ができる。実際入ってみるとなんとも複雑な感情が沸き起こり、内側から顔の部分の扉を開けられると皆さん何かしら感じるものがある様子。体験を通して「生きているということ、命の大切さをもう一度見つめ直して欲しい」とこのアイディアを採用したとのこと。不思議な感覚をぜひ自身で体験してほしい。○LOHACOのコンテナブースさまざまな企業のデザイナーが、より"くらしになじむ" ことをコンセプトに考えた商品を、チームラボによる演出で展示。LOHACOでしか買えない、通常商品よりちょっぴりスタイリッシュな商品が紹介されている。○ASIA AWARDS 学校作品展会場内の屋外スペースと屋内テントにて各学校の作品を展示した「ASIA AWARDS 学校作品展」のテーマは「インタラクティブな遊具」。このセクションは世界中の学校から「School of ASIA」、「Student of ASIA」を選出し、グランプリ作品はミラノサローネ(TOKYO DESIGN WEEK in MILANO 2016)にて展示も予定されている。学生たちの熱いプレゼンテーションを聞きながら鑑賞・体験するのがオススメだ。東京電機大学「錯覚する境界」TDWテーマのアプローチとして「錯覚」をコンセプトとして作られたのがこちらの作品。内側が外側に、右の景色が左に、中に入ると直線のみで作られた作品が曲線にみえたりとたくさんの「錯覚」がちりばめられており、作品が作品単体で完結するのではなく、来場者が参加して初めて作品が完成する様にデザインされている。日本大学 生産工学部創生デザイン学科「ぶんしんのじゅつ!!」みんなの夢「にんぽうぶんしんのじゅつ」を「じつげん」するための遊具建築学生サークル♭「でこぼこ渓谷」ダンボールで製作された、人が乗っても大丈夫な高強度の「積み木」。週末は子供たちで大変なにぎわいだったそう。城西国際大学メディア学部「レイリファーリーフ」植物に触れるようにテクノロジーに触れて楽しんでほしいというコンセプトでつくられた遊具。持ってみると葉から雨の音がして、茎から雨粒が葉に当たったときの振動を感じる。○「Super Interactive & Robot Museum」「ロボット、もしくは人間を拡張するデバイス」をテーマに、最新のテクノロジーを搭載したロボットをはじめ、さまざまアプローチから未来図を展開していくクリエイティブなイマジネーションの拡がる作品を展示している。○国内外のプロクリエイターによる個展形式の展示「プロ展」「プロ展」のなかで特に目を引いたのは中島真範氏による「Tublock(チューブロック)」こちらはつなぐ、まげる、わける、うごかすなど既存のブロックにはない遊び方、学び方ができるパイプつなぎブロック。配管継ぎ手メーカーと共同開発した配管のかたちを模しており、なめらかな形状が親しみやすく、つなげた後にさまざまな方向へと回転できるのが特徴で、車、動物からプラント工場まで、幅広いスケールの造形作成が可能だ。○「100人展」次世代のクリエイティブ業界を担うNEXTの100人の作品を展示する企画。こちらはプロダクト、インテリア、アート、グラフィック、ファッションなど、ジャンルを問わず世界中から公募で集められた幅広い作品が展示されており、にぎわいをみせている。いかがだろうか。会場にはこのほかにも紹介しきれなかったたくさんの作品やイベントが盛りだくさんなので会期中にぜひとも足を運んでみてほしい。ちなみにPepperくんは「Super Interactive & Robot Museum」でお姉さんと対戦ゲームをして、喜んだり悔しがったりしていましたよ。○TOKYO DESIGN WEEK 2015【開催期間】【前期】10月24日(土)~10月28日(水)【後期】10月30日(金)~11月3日(火・祝)※10月29日(木)は終日閉場【時間】11:00~21:00(最終日は20:00まで)【会場】明治神宮外苑絵画館前【入場料】前売り券 2,500円、当日券 3,000円
2015年10月30日現在、東京都・浜松町の「増上寺」にて、デザインイベント「AnyTokyo 2015」が開催されている。本稿では、プレス内覧会の様子をお届けする。「AnyTokyo」は、2003年より開催されている催し。増上寺の光摂殿を会場とし、小規模ながらも最先端のプロダクトを展示している。デザイン・アート関連の催しというと青山・六本木エリアが中心となっている印象だが、浜松町、しかも「寺」を会場としているのは目新しい。同イベントの実行委員会の担当者によれば、増上寺側が「文化の発信」という観点で、同イベントへの理解を示したことが協業のきっかけになったのだという。増上寺での開催は今回で2度目だが、「口コミがきっかけになるなど、デザインイベントという枠外からも足を運んでくださる方もいる」ということだ。会場では、クラウドファンディングで多額の支援を集めたソニーの腕時計「wena wrist」の展示も。この展示が、一般販売前としては最後の機会となるという。一見すると"ふつう"の腕時計だが、スマートフォンの着信通知や運動量などのログをとる機能、そしてFelica搭載によるおサイフケータイ対応などが可能となっている。展示ブースでは、どの部分に何を搭載しているのかを示したディスプレイも見られた。映像スタジオ「WOW」のプロダクトプロジェクト「BLUEVOX!」による漆器「SHIZUKU」は、漆だけでかたちづくった器。平滑な面に塗ると剥離しやすい性質を利用し、シリコン型から抜くようにして、塗装してつくる器では難しかった薄さや形状を実現した。そのほか、トヨタIT開発センターと慶應義塾大学脇田研究室が共同開発中の運転インタフェース「FINA」のプロトタイプも、エントランス付近に実車(プリウス)と併せて展示されていた。車の運転をする際には、走行時のスピードや障害物を確認するため、前方から少し目をそらす必要がある。腕にそれらの情報をプロジェクションマッピングすることで、その状況を解決しようというのがこのプロジェクトだ。前を向いたまま、周囲の状況や現在の速度など、「クルマが感じているであろう環境情報」を読み取ることができるよう設計されている。居眠り運転の防止を目的とした投影パターンも用意されていた。なお、「AnyTokyo」の入場料は無料。「デザイン関係者だけでなく、さまざまな方がデザインと接点を自然ともてる機会になるよう、間口は広くしていきたい」(担当者)という。歴史ある寺と最先端のデザインが融合する空間には、このほかにもさまざまな展示があるので、興味を持った人は足を運んでみてほしい。会期は11月3日まで。
2015年10月24日東京ミッドタウンは、アートとデザインのコンペティション「Tokyo Midtown Award 2015」において、アート・デザイン両部門の結果を発表した。「Tokyo Midtown Award 2015」はアート部門は2015年5月1日~5月21日に、デザイン部門は2015年6月26日~7月27日の間募集を行ったアートとデザインのコンペ。「アートコンペ」部門は、商業施設に作品を置くパブリックアートとして応募者自身が設置場所を選び、作品を提案。2次審査を通過した6名の入選者には制作補助金100万円が支給され、実際に東京ミッドタウンで作品の設置を行い、9月28日の最終審査を経て、各賞が決定した。また、「デザインコンペ」部門は、テーマを「おもてなし」として、日本ならではの技術や伝統を活かし、かつ日本の心づかいが感じられる作品が募集された。その結果、1,316点の応募の中から審査後、意匠権調査を経て、各賞が決定されたということだ。同アワードは2015年で8回目となり、2部門総計1,566点の応募作品の中から、グランプリ2作品を含む受賞作品14作品が選出された。「アートコンペ」部門のグランプリは、心象風景を194cm×336cmというサイズの細密画で描き上げた「五金超大国II(田島大介さん)」が受賞。田島さんは、22歳で今までの「アートコンペ」グランプリ受賞者の中で最年少となるということだ。また、グランプリ受賞者は、University of Hawai’i at Mānoa / Department of Art and Art Historyが実施するアートプログラムへ招かれることになっている。一方、「デザインコンペ」部門のグランプリは、外国人観光客に向けて"自分が話せることば"を表明するツールとしてデザインされた、国旗模様の羽「ことはね(吉田貴紀さん・栗原里菜さん)」が受賞した。グランプリ受賞者は来春、国際家具見本市「ミラノサローネ」開催中にイタリア・ミラノへ招待され、受賞作品には今後継続的に商品化等のサポートが行われる予定。アート部門の審査員は、児島やよい(慶應義塾大学、明治学院大学非常勤講師)、清水敏男(東京ミッドタウン・アートワークディレクター/学習院女子大学教授)、土屋公雄(愛知県立芸術大学教授)、中山ダイスケ(東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科学科長)、八谷和彦(東京藝術大学先端芸術表現科准教授)の5名が審査を行い、デザイン部門は小山薫堂(放送作家/東北芸術工科大学教授)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)、柴田文江(プロダクトデザイナー/武蔵野美術大学教授)、原研哉(グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学教授)、水野学(クリエイティブディレクター/慶応義塾大学特別招聘准教授)の5名が審査を実施した。なお、受賞作品14点は、10月16日~11月8日の期間中、東京都・六本木の東京ミッドタウンのプラザB1Fオープンスペースにて展示される。また、11月3日まで、来街者の一般投票で人気作品を選出する「オーディエンス賞」も実施。結果は11月6日に東京ミッドタウン・オフィシャルサイトにて発表される予定となっている。
2015年10月19日日本デザイン振興会がグッドデザイン賞の新しい交流拠点として、10月末より東京・丸の内にコミュニケーションスペース「GOOD DESIGN Marunouchi(グッドデザイン丸の内)」(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階)を開設する。同スペースはデザインと社会を繋ぐ場として、企業や教育機関、各種団体などがデザインをテーマに集い、交流する拠点となる。展示やセミナー、トークイベント、ワークショップなどを開催し、グッドデザイン賞を受賞した企業やデザイン会社を多くの人びとに伝える場となることも目的としている。また、丸の内はビジネス街でありながら観光客が多く集うエリアであることから、グッドデザイン賞受賞デザインのショールーム、東京や日本のデザイン情報の提供サービスなども行う。同スペースのディレクターには建築家の内藤廣、アートディレクターの廣村正彰、デザインジャーナリストの藤崎圭一郎が就任した。スペース開設後は2015年度のグッドデザイン賞の受賞デザインを2016年春にかけて順次紹介していく展示企画を予定している。
2015年10月12日東京都・新宿の「Cafe & Meal MUJI 新宿」は、絵の制作からテキスタイルデザインまで幅広い媒体で作品を発表しているサトウアサミの作品展を開催する。会期は10月2日~2016年1月13日。営業時間は11:00~21:00(ラストオーダーは20:00)。カフェスペースでの展示のため、入場にはドリンク(またはフード)オーダーが必要となる。同展は、サトウアサミの作品と、同氏が手掛けるテキスタイルブランド「Asendada(アセンダダ)」のファブリックパネルの展示を行うもの。棚の上にある花器やテーブルに置いた果物やグラスなど、日々の暮らしの風景を切り取り、墨で大胆に描かれた作品を製作しており、絵の制作からテキスタイルデザインまで幅広い媒体で作品を発表している。また、作品は、「IDEE Life in Art」サイトで購入することができる。なお、サトウアサミは1977年札幌生まれ。1997年に活動を開始。2007年よりサトウアサミデザイン事務所として、絵の制作からデザインまでを手がけるスタイルとなり、現在に至る。店舗や公共スペースでのアートワーク、プロダクト、パッケージデザイン、エディトリアル、テキスタイルデザインなど幅広い媒体で作品を発表している。2015年3月、同氏のテキスタイルセクションを法人化したアセンダダを設立。同氏がデザインするテキスタイルの企画・製造を行っている。
2015年10月05日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「シルバーウィーク」です。***いよいよ近づいてきました、9月の大型連休「シルバーウィーク」。みなさんはどんな計画をたてていますか?祝日を月曜に移動させて、3連休にするハッピーマンデー制度や、来年には山の日(8月11日)ができたり、政府は積極的に祝日を増やしています。休日が1日増えると約3000億円の経済効果があるといわれていますが、政府が祝日を増やす理由はそれだけではないんですね。働き者の日本人。過労死や心の病がとても増えていて、平成26年の自殺者数は2万5427人。そのうち68.4%は男性で、60代についで40、50代が占めているんです。一番多いのは無職の人ですが、そのなかには、働きすぎで体を壊して、働けなくなったという人もいます。過重労働、休みが取れないというのが大変問題になっているんです。会社員が有給休暇を消化している率は、日本は先進国のなかでも著しく低い。そこで国は昨年いわゆる「過労死防止法」を発表して、2020年までに週60時間以上働く人の割合を5%以下に、有給休暇の取得率を70%以上にしようとしています。でも、休む権利があっても、社内の空気が休みを取りにくくさせている、というのもありますね。なので、強制的に休めるようにと国は祝日を増やしているんです。以前は大型連休がゴールデンウィークだけだったので、観光地に人が集中したり、道が大渋滞して、かえって疲れが溜まってしまう状況でした。でも、シルバーウィークができて、人も渋滞も分散するようになりました。ただ、正社員はいいのですが、いわゆる非正規雇用(契約社員、パートタイマー)に有休を適用している会社は少ない。時給や日給単位で働く人にとっては、休みが増えることが収入減に直結してしまうので、祝日が喜ばしいとは限りません。また、休日でも働かなければいけない職種の人にとっては、学童保育が休みになって、子どもを預けられなくなり困るという事態も。祝日を作るだけでなく、それらの受け皿も作ることが大事だと思います。まずはもう少し休み上手に。日本全体が「長時間働くのが偉い」という風潮を変えていけたらいいですね。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年9月23日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年09月20日ホテルニューオータニのガーデンレストラン「もみじ亭」が9月19日から23日までのシルバーウィーク期間中限定で、「鉄板焼・肉屋台」を開催する。熟練シェフが厳選した素材を焼き上げるクオリティはそのままに、鉄板焼きテーブルを屋台風に並べた、本格的な鉄板焼が楽しめる同イベント。通常はグループ利用のみの予約受け付けとなっている「もみじ亭」だが、期間中は2名からの利用も可能となっている。また、鉄板焼きに合わせたサントリーの新作ドリンクも特別価格で登場する。ラインアップは、フルーティーなエールビールのザ・プレミアム・モルツ「香るプレミアム」、生絞りレモンとブラックペッパーを合わせた「ジントニ」、新作ウイスキー「知多」を用いた「知多 風香るハイボール」など。その他、シルバーウィーク限定で復活するアウトドアプール「GARDEN POOL」の入場券付きプランも用意される。なおメニューは、ランチコース(6,000円)では帆立貝やサーロイン、チキン、焼き野菜などを用意。ディナーコース(8,000円)では有頭大海老、帆立貝、国産牛サーロイン、骨付きフランク、骨付きラム、焼き野菜などが提供される予定だ。
2015年09月18日第一ホテル東京(東京都港区)は9月19日~23日、「パスタバイキング」(税・サービス料込1,900円 / 1名)を最上階ラウンジ「ラウンジ21」で開催する。同企画は、シルバーウィークのランチタイムにホテルの最上階ラウンジで、ホテルおすすめの4種のパスタを食べ放題で楽しめるというもの。ラウンジからは、東京都の銀座・汐留方面や、新幹線などを眺めることができるという。パスタメニューは、「ボロネーゼソース」「白身魚と水菜のペペロンチーノ カラスミ風味」「茸(きのこ)のラグー クリームソース」「タコとセロリのトマト煮込みソースのパスタ」の4種。同メニューには、前菜の盛り合わせ、本日のポタージュ、デザート、コーヒーまたは紅茶もあわせて提供する。時間は120分制で、30分前までオーダーできる。時間は11時30分~15時(ラストオーダー)。
2015年09月18日パルコは、若手デザイナー集団「東京ニューエイジ」が開催するファッションショー「東京ニューエイジ2016年S/Sコレクション メルセデスベンツファッションウィーク東京 公式スケジュール」を支援すると発表した。開催日時は10月12日 15:30~。開場は東京都・渋谷ヒカリエのヒカリエホールB。このたび開催される「東京ニューエイジ2016年S/Sコレクション メルセデスベンツファッションウィーク東京 公式スケジュール」は、「writtenafterwards」の山縣良和氏と「MIKIOSAKABE」の坂部三樹郎氏というふたりのデザイナーがプロデュースしたプロジェクト「東京ニューエイジ」が開催するもの。同プロジェクトは「日本の若手デザイナーの発掘と支援をし、世界で活躍する可能性のある若手デザイナーを日本から輩出していくための場所」になることを目的として作られ、ファッション業界のネットワーク提供や若手デザイナー同士の交流の場を設け、ファッションショーや展覧会、インスタレーションなどを開催している。今回の参加ブランドは、AKIKO AOKI/青木明子、KEISUKEYOSHIDA/吉田圭佑、kotohayokozawa/横澤琴葉、RYOTAMURAKAMI/村上亮太・村上千明、SoshiOtsuki/大月壮士。なお、東京ニューエイジをプロデュースした坂部三樹郎氏と山縣良和氏は、「次世代のデザイナーを全身全霊で信じて、奇跡を起こせるような発信の場がいまの日本には必要だと考えています。日本にはとても魅力的でユニークな 若い才能あるデザイナーがたくさんいます。ただそこにみんなで共有できる場がなかっただけだと思います。世界中の人を魅了する次世代の人間像を発信できる場にしていきたいです。」とコメントしている。一方、東京ニューエイジのメンバーは、「ファッションは人と出会った時に、心に直接なにかを伝える力があります。実際、私たち自身も様々なファッションと触れ合いながら様々な感情になってきました。次世代の発表の場としてはじまった東京ニューエイジが、 一人でも多くの方にファッションを体感していただける場となるよう頑張ります。」と述べている。
2015年09月17日東京ミッドタウンでは、シルバーウィークの期間中、9月19日(土)から9月23日(水・祝)まで、芝生広場の上で読書を満喫できるイベント「六本木ブックフェス」を開催する。「六本木ブックフェス」は、デザインとアートの街として六本木を考える WEB マガジン「六本木未来会議」が、第8弾となる「アイデア実現プロジェクト」として初開催するイベントで、ブックディレクターの幅允孝氏が中心となり、『新しい読書体験』をテーマに、様々な角度から新たな本と出会えるユニークな催しが満載だ。例えば、自分の思い入れのある一冊を持っていき、会場でコメントを添えて出品し、知らない誰かにシェアする。そして自分も代わりに誰かが出品した本を持ち帰ることができる「ブック・ジャーニー」。タイトルや作者名は伏せられているから、包みを開けるまで、どんな本なのかはわからない。本に添えられた出品者のメッセージを糸口にして、新たな一冊との出会いを楽しみたい。広大な芝生広場の上に設けられた青空図書館には、幅氏をはじめ、プロダクトデザイナー 深澤直人氏、建築家 谷尻誠氏ら46人のクリエイターたちがセレクトした本も並べられる。ラインナップを眺めるだけでもクリエイティブな感性を刺激されそうだ。また日替わりイベントも多彩。 9月19日(土)は、今年の芥川賞を受賞した羽田 圭介氏や作家の角野栄子氏、ダンサーの近藤良平氏、作家で映画監督でもある大宮エリー氏などが登壇する朗読会「読書のフェス」を、9月20日(日)、21日(月・祝) は、行く先々に合わせて本をセレクトするユニークな移動式本屋「BOOK TRUCK」が登場。9月22日(火・祝)本を綴じてオリジナルノートを作るワークショップが開催される。秋の週末に、本の世界からイマジネーションを羽ばたかせてみてはいかがだろうか。(text:Miwa Ogata)
2015年09月14日今年4月に大阪に誕生した商業施設「LUCUA 1100(ルクア イーレ)」のイセタン シューズ&バッグス イベントスペースで9月23日まで、旅行シーズンとなるシルバーウィークを前に、ニューヨーク発のトラベルコンセプトストア「FLIGHT 001(フライトワン)」主催のトラベルフェアが開催されている。準備や計画から旅行中、旅行後までの楽しさや高揚感を包括的に体感出来る同フェア。トラベルアイテムや旅雑誌が揃うだけでなく、航空のコックピットパネルやフライトアテンダント姿のモデルと写真が撮れるサービスが実施されている。期間中は、「FLIGHT 001」のオリジナリティに富んだトラベルアイテムを展開。店内には空港のターンテーブルや、「FLIGHT 001」特製ビジネスシートなどが設置され、旅気分を高めてくれる。また同フェアでは、3時間半のフライトで到着する関西国際空港から1番近い南国リゾートであるグアムの魅力を紹介。店内には空港からグアムへの直行便が運航するユナイテッド航空のコックピットパネルが登場し、写真撮影を行うことも出来る。さらに世界的DJ・沖野修也とDJ KAWASAKIが、同フェアのために“旅先で聞きたい”厳選したミュージックや、旅雑誌『TRANSIT』、『BiRD』の貴重なバックナンバーも揃えられている。その他、特別イベントとして9月19日から20日まではグアム政府観光局によるグアムの最新情報の紹介、21日にはスーツケースのパッキング講座、22日にはフライトアテンダント姿のモデルとのフォトサービスが実施される。
2015年09月10日9月といえば、シルバーウィーク。どこに行くか決めましたか? そこで今回は秋のおでかけにぴったりなコスモス・彼岸花が楽しめ、かつ都内から電車やバスで気軽に行けるスポットを紹介します。■国営昭和記念公園 コスモスまつり2015JR青梅線西立川駅徒歩2分の「国営昭和記念公園」では、毎年9月中旬~11月上旬にかけて「コスモスまつり」が開催されます。総面積20,000平方メートル以上の広大な敷地に総本数550万本の様々なコスモスが咲き乱れるのだとか! 特徴は、コスモスの見ごろ時期に合わせて、リレー方式で展示をするところ。9月中旬からは原っぱ東花畑で、早咲きのコスモス・ハッピーリングが70万本咲きます。10月初旬からは、ドワーフセンセーションが花の丘一面に咲きます。10月下旬からは、イエローキャンパスなど、イエロー系のコスモスが80万本見頃に。コスモスに関するイベントも開催しています。【開催期間】2015年9月12日(土) ~ 11月3日(火・祝)【開園時間】10月31日まで 9:30 ~ 17:0011月1日から 9:30 ~ 16:30(※期間中の 9月土日祝日は 18:00 まで)【入園料】一般 大人(15歳以上)410円、小人(小・中学生) 80円、シルバー (65歳以上)210円 公式サイト ■三陽メディアフラワーミュージアム コスモスウィークJR総武線「稲毛駅」からバスで数分の「三陽メディアフラワーミュージアム」では、9月15日(火)から「コスモスウィーク」が開催されます。前庭花壇に2000株の色とりどりのコスモスが咲き、館内では「コスモス展」という植物企画展を開催。八重咲きや筒咲き、黄色やオレンジ、赤色などさまざまな種類のコスモスが展示されるのだとか。室内、野外の両方楽しめるのがいいですね。期間中は、「コスモス摘み取り」のイベントや「フルートコンサート」などの音楽イベントも催されます。イベントの詳しいスケジュールはホームページをご覧くださいね。【開催期間】2015年9月15日(火)~10月12日(月)【開園時間】9:30~17:00【入館料】大人300円、小・中学生150円 公式サイト ■日高市 巾着田曼珠沙華まつり西武池袋線高麗駅徒歩15分の巾着田で楽しめるのは、「巾着田曼珠沙華(まんじゅしゃげ)まつり」。曼珠沙華とは、彼岸花の別名です。500万本の曼珠沙華が咲く姿は圧巻で、まさに赤いじゅうたんを敷いたよう。開花予報では、9月19日~24日が最盛期。また市内の飲食店による屋台村が形成されるので、花を楽しみながらおいしい料理を味わえますよ。【開催期間】2015年9月19日(土)~10月4日(日)【開園時間】9:00~16:30【入場料】大人300円、中学生以下無料 公式サイト ■葛西臨海公園でも彼岸花が見られる! 観覧車や水族館、バーベキューが楽しめる「葛西臨海公園」は、園内各所に彼岸花が咲いているのだとか。特に、サービスセンター向かい側芝地、鳥類園ウォッチングセンター付近で見られるそうです。お花畑と違い群生しているわけではありませんが、園内を散策するのんびりデートにもオススメ。ぜひ観覧車や水族館とのセットで楽しみたいところ! ちなみに毎年9月20日前後が見ごろで、赤色と白色の彼岸花が咲いているそうです。【入場料】園内は無料、観覧車などは有料 公式サイト 行ってみたいスポットはありましたか? きっと友だちや家族、恋人と誰と行っても楽しめるはず。おでかけの予定をたてる時の参考にしてみてください。
2015年09月05日OFFICE HALOは25日、おとなのアート&デザインの学校「CORNER(コーナー)」をグランドオープンした。「CORNER」では、「クリエイティブなアイディアを探す大人のための学校」というコンセプトのもと、アーティスト、学芸員、デザイナー、編集者、職人など、アートやデザインの各分野で活躍する講師陣による本格的に学べる講義、ツアー、ワークショップを開催する。同スクールのプログラムは、美術大学でキュレーションを学んだ若手企画チームの編集によるものとのこと。プレイベントとして9月に実施されるふたつの鑑賞ツアーを皮切りに、2015年10月の秋学期(10月~12月)には、「デザインの見かた講座」、「アートの見かた講座」、「キース・ヘリング入門」、「議事録をデザインしよう」「イラストレーション入門」「東京の美術館を知ろう」といった6つの初心者向け講座を展開。9月26日までに申し込むと、秋学期の講座を特別価格で受講できるただける早割キャンペーンも実施される。そのほか、9月26日 14:00~16:30には、模擬授業の体験を含む「学校説明会」(参加費:1,500円)を開催。学校の概要説明、CORNER講師による模擬授業を実施した後、フードクリエイターのケータリングが用意される交流会で、ひとりひとりの興味や目的に合わせた受講アドバイスを行うということだ。申し込みは同スクールのWebページより。
2015年08月25日東京都・上野の上野の森美術館は、アニメに登場する数々のロボットデザインを手がけた大河原邦男の、活動の歴史をたどる展覧会「メカニックデザイナー 大河原邦男展」を開催する。会期は8月8日~9月27日。開館時間は10:00~17:00。入場料は一般1,500円、高大生1,200円、小中生500円。同展は、「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」、「機動戦士ガンダム」、「装甲騎兵ボトムズ」など、誰もがあこがれ夢中になったアニメに登場する数々のロボットデザインを手がけた大河原氏が、これまでに描いたイラストや設定資料、同展描き下ろしの作品など約500点を一堂に展示し、大河原氏の40年以上に渡る活動の歴史を詳細に伝えるもの。大河原氏は、1972年に「科学忍者隊ガッチャマン」でデビューを果たした後「タイムボカンシリーズヤッターマン」、「機動戦士ガンダム」、「装甲騎兵ボトムズ」などの作品に次々と参加し、ロボットアニメにおける「メカニックデザイナー」という職業を世に確立してきた。現在も第一線で活躍しながら、工業メーカーや地方自治体との仕事を手がけるなど、活動の幅を広げているという。同展では、本邦初公開の資料を加えた40余年に渡る全仕事を振り返り、大河原のデザインの神髄に迫る。なお、展覧会の音声ガイドでは、大河原メカに関わりの深い声優、保志総一朗と小松未可子がナビゲーターをつとめる。また、同展開催にあたり、大河原氏が特別に描き下ろした作品が展示される。展覧会の目玉でもあるこの作品はB2サイズ6枚が屏風のように連なり、縦約72cm、横幅は約3mにも及ぶ大作で、大河原氏がこれまでにデザインされたロボットたちが作品という枠を超えて集結する、大河原ヒストリーが凝縮された作品となっている。そのほか、会場では、「MG 1/100 ストライクフリーダムガンダム メカニックデザイナー 大河原邦男展Ver.」(6,480円)、「ヤクト ダグラム メカニックデザイナー 大河原邦男Ver.」(4,200円)が発売される。「MG 1/100 ストライクフリーダムガンダム」は、大河原邦男氏のイニシャルのように輝く噴射を模したPET素材によるエフェクトパーツ「OK エフェクト」がこのキット専用に制作され付属する。また、大河原氏がこのキットのために手がけたデザイン案を元に、オリジナルマーキングシールや成型色を再設定しているとのこと。そのほか、ボックスアート(外箱)は描き下ろしイラストを使用しているということだ。さらに、東京会場での購入者には「メカニックデザイナー 大河原邦男展」上野の森美術館限定メタリックシールがプレゼントされる。また、関連企画として、東京都美術館講堂にて大河原氏によるトークショーが開催される。開催日時は8月29日(ゲストはアーティスト・作家の永野護)および8月30日(ゲスト未定)、いずれも13:00~15:00。また、「メカニックデザイナー 大河原邦男展」図録にサインをもらうことができるサイン会も開催される。開催日時は8月22日、9月12日の各日13:00と15:00より。応募方法など詳細は後日、同展公式Webサイトや特設サイトで発表されるとのこと。
2015年08月24日レクサス(LEXUS)が国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2016」のエントリー作品をLexusDesignAward.com/jpにて募集している。応募締め切りは10月18日。次世代を担う世界のクリエイターを対象とし、12年に創設された同コンペティション。「LEXUS DESIGN AWARD 2015」で初代グランプリを獲得したエマヌエル・コルティとイヴァン・パラティの「Sense-Wear」は、ミラノでの展示後、日本、ロシアでのレクサス関連イベントにて展示。同入賞者の阿津侑三は、自身の作品「INSTAMP」の商品化が決定している。また、「LEXUS DESIGN AWARD 2014」受賞者のセバスチャン・シェラは、自身のプロダクトブランドを立ち上げ、ミラノデザインウィーク2015で個展を開催するなど、過去の受賞者たちは受賞後にそれぞれ目覚ましい活躍を見せている。第4回目を迎える同コンペティションでは、テーマを“Anticipation(予見)”と設定。これまで、人々や社会のニーズを予見することで商品やサービスの向上を実現してきたレクサスが、クリエイターによる独創的な解釈とレクサスが求める次世代の革新的デザインを期待して、同テーマを設定した。なお、入賞12作品は、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2016のレクサス会場にて展示。さらに、入賞12作品のうち4作品の受賞者はそれぞれ、世界的クリエイターとともにプロトタイプを制作。その制作費として最大で300万円が支援される。最終的には受賞者に会場で作品についてのプレゼンテーションを行い、最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から、グランプリ1作品が決定される。また、レクサスは8月28日まで、ミラノデザインウィーク2015に出展したインスタレーション「LEXUS - A JOURNEY OF THE SENSES」の一部と「LEXUS DESIGN AWARD 2015」の入賞作品を東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS - TOKYOにて凱旋展示している。
2015年08月18日レクサス(LEXUS)が8月28日まで東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS - TOKYO(東京都港区南青山4-21-26)にて、「ミラノデザインウィーク2015」に出展したインスタレーション「LEXUS - A JOURNEY OF THE SENSES」の一部を凱旋展示している。世界的に著名なスペースデザイナーであるフィリップ・ニグロと国際的シェフの米田肇のコラボレーションによる「LEXUS - A JOURNEY OF THE SENSES」は、レクサスのデザインの根幹である“Senses(五感)”をテーマにした体験型インスタレーション。公式コンペティション「Milano Design Award Competition」において、自動車メーカーでは初となる「Best Entertaining賞」を受賞した。今回は「LEXUS - A JOURNEY OF THE SENSES」のうち、五感を通して雨の日のドライブの情景を感じられる「RAIN」を展示。天井から降る光の粒と雨音で雨に降られているような感覚が引き起こされ、さらに“雨の雫”を表現したスパークリングキャンディを口に含むことで、体の中までも雨音が響き渡るような感覚になるインスタレーションとなっている。
2015年08月17日© TRIPPING! 朝焼けに染まるアンコール・ワットJTBグループがJTBホームページにおける2015年シルバーウィークの海外パッケージツアーの予約状況を発表。昨年と比べてアジア方面の予約が大幅に伸びを見せた。大型シルバーウィークで予約率も向上2015年のシルバーウィークは9月17日~9月23日で、6年ぶりの5連休となり、海外旅行の予約件数も前年比60%増と推移。昨年と比べるとアジア方面の伸びが著しく、その理由としては、近年の円安傾向により、物価が比較的低く現地滞在中の費用を抑えられる旅行先が好まれることがあげられる。また、タイやフィリピンのようにシティとビーチどちらも楽しめるような場所が好まれる傾向にあったことが考えられる。前年同時期と比較した伸率をもとにしたランキングは以下の通り。海外パッケージツアーシルバーウィーク人気方面ランキング(順位/旅行先/前年同期比)1位カンボジア(1933%)2位タイ(780%)3位フィリピン(666%)4位中国(380%)5位香港(336%)6位オーストラリア (327%)7位台湾(304%)8位シンガポール(277%)9位インドネシア(271%)10位サイパン (267%)対象出発日:2015年9月17日~2015年9月23日(2015年7月16日時点)尚、同時期の人員ベースでのランキングは、首位がハワイ、続いてグアム、台湾、タイ、アメリカとなっている。参照:JTB
2015年07月24日資生堂は、同社の宣伝・デザイン部に所属する3名のクリエーティブ・スペシャリストと社内外のクリエーターとのコラボレーションによるグラフィック・デザイン展「ビューティー・グラフィックス展2015"BATTLE"」を開催している。会期は7月13日~9月30日 9:00~18:00(8月10日~14日と土・日・祝日は休館)。会場は東京都・銀座の資生堂銀座ビルの1階ウィンドーディスプレーおよび2階展示スペース。入場無料。この企画展は、現代における平面表現の可能性を追求したグラフィック・デザイン展。資生堂銀座ビル1階のウィンドーディスプレーは、女性たちの美しき闘いの姿をユーモラスに表現した「BEAUTY BATTLE」が掲示されている。同作品は、資生堂のクリエーティブ・スペシャリスト・丸橋桂氏が、資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト計良宏文氏やフォトグラファー金澤正人氏、スタイリスト伊藤佐智子氏らとともに制作したものだ。また、2階の展示スペースには、近未来の女性像やメーキャップを表現した「A GIRL 20XX SHISEIDO」(山田尊康氏)、身体全体から放たれるエネルギーや動きの過程から生まれる軌跡を可視化した「A motion」(佐藤園美氏)、女性モデルの上にファンデーションやアイカラーなどの色や質感を重ね合わせた「vs"IMAGE"」(丸橋桂氏)といった、同社のクリエーティブ・スペシャリスト3名によるグラフィック作品が展示されている。なお、同展の作品はいずれも大日本印刷の協力のもと、同社の出力技術「プリモアート」でプリントされているということだ。
2015年07月16日東京ミッドタウンで10月16日から11月3日まで、秋のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」が開催される。07年よりスタートし、毎年開催されている同イベント。第9回目を迎える今年は、“つながるデザイン”をテーマにトップクリエイターによるインスタレーションや、新しいライフスタイルに触れることが出来るデザインの提案など、様々な企画が実施される。メインイベントは、芝生広場にて開催される「つみきのひろば」。ディレクションを手掛ける建築家の隈研吾が森林保全団体の「more trees」と協力し、国産木材のつみきをつなげてデザインを楽しむ広場を創り上げていく。中をくぐり抜けられる不思議なアーケードや巨大なピラミッドなど、つみきで作られた様々な作品に触れながらデザインを楽しむことが出来る。3名の若手クリエイターが自由な発想で創り上げたインスタレーションも展開予定だ。また「無印良品」を手掛ける良品計画が、新たな“小屋”を提案するプロジェクト「MUJI HUT」では、深澤直人、ジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)、コンスタンチン・グルチッチ(Konstantin Grcic)の3人のデザイナーが開発した家屋も初披露。トップクリエイター陣が世界のデザインや建築などのライフスタイルの中に潜むデザインの現在について語る、1日限りのデザイン・カレッジ「DESIGN TOUCH Conference」も実施される。その他、次世代を担うアーティストやデザイナーの発掘と応援を目的にしたコンペティション「Tokyo Midtown Award」の受賞作品の発表や展示、授賞式も開催。自然あふれる遊歩道をステージに繰り広げる日本の伝統工芸と日本を代表するデザイナーたちによるコラボレーション企画や、世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ 2015」の最新レポートや資料映像の紹介なども行われる。【イベント情報】「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」会場:東京ミッドタウン住所:東京都港区赤坂9-7-1会期:10月16日~11月3日
2015年07月15日