アールエムケー(RMK)のブランド設立20周年を記念したアニバーサリーコレクションから、画家・佐藤翠とのコラボレーションによる限定コレクション「RMK Color Closet Seductive love limited edition」が11月より順次発売となる。同コレクションには、宝石箱のように鮮やかで繊細な“カラークローゼット”を体感できる4つのキットがラインアップする。11月3日発売の「シルバーミラークローゼットキット」(1万2,000円)は、色気をまとったセダクティブなフルメイクを完成させるスペシャルキット。深みのある目元に仕上げる5色のアイシャドウ、プレストパウダー、コントロールカラーがセットになった2段式の「セダクティブラブパレット」、肌にフィットして上品な光を添える「グローペンシル」、2WAYで使える「アイ&チーククレヨン」の他、クリスマス限定色の「カラーリップグロス」やウォータープルーフの「セパレートカール マスカラ」のミニサイズなど、人気アイテムがたっぷり詰まった同コレクションの真髄を堪能できるアイテム。同じく、11月3日に発売される「セダクティブラブパレット・ガーデンスピリット」(9,500円)は、クリエイティブディレクターのKAORIが佐藤翠の世界観にインスピレーションを得てセレクトした絶妙なカラーがそろうメイクアップキット。花々が咲き乱れる庭園をイメージした4色のアイシャドウとイノセントな表情を生み出す3色のチークにユースフルなミニブラシをセットしたパレット、ミニサイズの「マットマスカラ」と「リップジェリーグロス」がセットになり、佐藤翠が描き下ろした“セダクティブピンク”をデザインしたオリジナルポーチが付く。透明感あふれるツヤ肌を叶えるベースメイクキット「カラークローゼット ウィンターリミテッドエディション ベースメイクキット A/B」(8,700円)は、11月17日発売。ミニサイズの「エアリーパウダーファンデーション」と「リクイドファンデーション」、「コントロールカラー(現品)」というブランドの中でも高い人気を誇るベースメイクアイテム3品に、ピンポイントで濡れたようなツヤをプラスする「インスタントハイライトカラー」をセット。スクエア型のオリジナルポーチは佐藤翠によるパンジーのイラストが大胆に配されている。12月1日に発売されるのは、ミニサイズのネイル&ハンドクリームとエメリーボードがセットになった「ネイル&ハンドクリームキット 2017」(3,000円)。クリスマス限定の香りとして、センシュアルで魅惑的なネロリ、爽やかさと芳醇な深みが溶け合ったスパークリングカクテル、甘酸っぱくてジューシーなカシスの3種をイン。佐藤翠のイラストをあしらった愛らしいパッケージと花びら型のエメリーボードは、ギフトにはもちろん、外出先への携帯や旅行にも便利なサイズ感。いずれのアイテムも数量限定発売。全国の店舗とオフィシャルサイトで10月20日より予約受付をスタートする。
2017年09月10日松尾スズキ率いる演劇ユニット、日本総合悲劇協会(ニッソーヒ)が今夏開幕の第6回公演『業音』を発表。2002年に第3回公演として上演された舞台の、実に15年の時を経ての再登場である。初演で荻野目慶子が怪演した主人公の座を、今回は平岩紙に託しての“封印解除”だとか。作品の衝撃度が伝わる物々しい響きに「僕が封印したかったわけじゃない」と苦笑する松尾(作・演出・出演)と、覚悟のバトンを渡された平岩に話を聞いた。日本総合悲劇協会 vol.6『業音』「やりたかったけれど受けてくれる女優さんがいなかった。それで平岩に直談判したんです。“まかせろ!”と半ば強引に(笑)」(松尾)「フフフ。私も初演に出たので、荻野目さんの演技を間近で感じていましたし、カラダを張る、張らないはともかく……いえ、それもありますが(笑)、とにかく尋常な役ではない。自分に務まるだろうかと悩みましたが、まかせろと言っていただいたので胸をお借りしようと思います」(平岩)「『ふくすけ』の再々演(12年)で平岩は目の見えないサカエという役を演じたんですが、それをやり通したことで僕の中で平岩という女優の幹が太くなり、いつか彼女が主役の舞台をやりたいと思った。どうせやるなら生温いものではなくガツンとしたものをと」(松尾)売れない歌手である主人公を中心に、貧困や老人介護、売春、エイズ、交通事故など、まさしく悲劇的なキーワードが縦横無尽に舞台を駆け巡る。醜悪なまでに人間の業がえぐり出される容赦なきドラマに、今回は主宰する劇団、大人計画の面々でほぼキャストを固め、立ち向かう。「僕はこれを平岩たちに、何年もやり続けられる普遍的な作品にしてもらいたい。僕はどうしても貧しさとか弱さに目がいってしまうんですが、当時に描きたかった社会が15年経ってもそんなに変わってなくて、むしろ悪い方向に行っている気がする。だから、その頃はスキャンダラスな気持ちで書いていたけど、意外と普遍的な話を書いたんだなと気づいたんです。大人計画の人たちは“自分の気持ちに残酷になるレッスン”を積んできています。悲しいシーンのすぐ後にギャグを放つといったことを平気でやる。笑いとは残酷なもので、どんなに不幸な現実においても、その人が間抜けなことをしたら笑いになる。それこそが人間の本質だと思うんですね」(松尾)夏から秋にかけての全国公演の後には、あのアヴィニヨン演劇祭と双璧を成すパリの舞台の祭典、フェスティバル・ドートンヌに招かれて上演する。「海外の反応が気になりますが、テーマは共通していると思うんです。悲劇だけど希望はある。結局は“人が生きる”ってことなんだと」(平岩)人間の本質を突く松尾流悲劇、悲惨から沸く笑いに浸ってその真髄を味わいたい。「悲劇と喜劇は表裏一体。僕は“存在していることに対する不幸”が入ってこないと、筆が乗らないんですよね。ただただ幸せだったら芝居なんかやっていませんから」(松尾)8月10日(木)東京芸術劇場 シアターイーストで開幕。その後、名古屋、大阪ほか全国を巡演。取材・文:上野紀子
2017年06月07日「京都ウェルエイジングランチ」開催概要2017年4月18日(火)10:00から13:00まで、京都市のザ・トリニティハウスにおいて、「京都ウェルエイジングランチ」が開催される。元フジテレビアナウンサーの松尾翠が、自身の経験をもとに「美と健康について」講演する。松尾翠は、同イベントへの意気込みを次のように語っている。私は、アスリートフード・薬膳・発酵生活などなど・・・自分が毎日の中で実践していることをもとにしながら、旬を取り入れた食べる美容を皆さんにお伝えできたらいいなと思っています料金は、ランチ代込みで、1人3,000円。申し込み方法については、松尾翠 オフィシャルブログまたは、しげまりこ皮膚科クリニック 院長のブログを確認。ザ・トリニティハウスへのアクセス京都・北山ウエディングストリートのザ・トリニティハウスは、地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅1番出口から西に徒歩約1分の場所にある。車の場合は、TSUTAYAのある交差点を30m南下し、西側の「京都ノーザンチャーチ北山教会」専用駐車スペースを利用。住所は、京都市左京区松ヶ崎六ノ坪町5-7。お問い合わせは、北山ウエディングストリート インフォメーションサロン(電話番号:075-706-8115)まで。イベント当日は、松尾翠とザ・トリニティハウスのシェフが打ち合わせをしてつくる、こだわりのランチコース(フレンチ)が提供される予定だ。(画像は松尾翠 オフィシャルブログより)【参考】※松尾翠 オフィシャルブログ※しげまりこ皮膚科クリニック※しげまりこ皮膚科クリニック 院長のブログ※ザ・トリニティハウス
2017年03月10日書家・中塚翠涛(なかつか・すいとう)氏が、フランス・パリのルーブル美術館地下会場カルーゼル・ドゥ・ルーブルで開催された作品展で、インスタレーション部門の「金賞」と「審査員賞金賞」をダブル受賞したことが分かった。このことを受け、中塚氏は「時差や文化の違いもあり、色々なことに普段の3倍、4倍の時間を要しました。けれども、日本でもフランスでも、自分の創りたい空間を実現するために素晴らしい方々にご協力いただき、このような名誉ある賞をいただけたことに感謝いたします」とコメント。「この経験から生まれる一期一会を大切に、今後の活動の糧にしていきたいと思います」と決意を新たにしている。今回、中塚氏が発表した作品は、自身が大切にしている言葉「一期一会」をテーマに、和紙と墨、映像、彫刻で表現したもの。書の表現は、「瀬戸内海を臨む豊かな自然の中、一日の時間と共に変化する波の音、鳥や虫の鳴き声」を感じながら制作し、映像に使用した音は、「硯を磨く音や、制作地の自然の音、日常の喧騒など瞬間の出会い」を拾い集め楽曲化した。審査員の一人は、「300平方メートルを超える規模の空間を見事にコントロールし、美術空間として成立させ、見る者を圧倒させた。とても自分らしく生き生きとした表現の作品を創作できていることは称賛に値する」と高く評価している。「Societe Nationale des Beaux-Arts」(ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール:フランス国民美術協会)とは、ロダンらが現在につながる礎を築きフランス具象派の流れを忠実に守り続ける、150年を超える歴史を持つ美術団体。歴代会員には、マティス、藤田嗣治、横山大観らが名を連ね、フランス歴代大統領が後援する唯一のサロンとしても知られている。
2016年12月27日タレントのみのもんた(72)、SHELLY(32)、お笑いトリオ・森三中の大島美幸(36)が7日、東京・赤坂のTBSで行われた同局のドキュメンタリー特番『結婚したら人生激変!○の妻たち』(9月19日19:00~20:54)の収録後に取材に応じた。同番組は、さまざまな夫婦の形と人間ドラマを密着映像と再現映像で描くドキュメンタリー。同局の『プロ野球選手の妻たち』を手掛けるスタッフたちが今回は、さまざまな職業に就く夫を支える"妻"に焦点を当て、「あなたが妻になってくれてよかった」をテーマに妻の献身や奮闘に迫る。MCはみのもんた、サブMCはSHELLYと大島美幸という2人のママさんタレントが務める。番組では、2012年にがんのため66歳で死去した、みのもんたの妻・靖子さんに焦点を当てる。みのは、妻として仕事のパートナーとして献身的に支えてくれた亡き妻への思いを涙ながらに告白。長女・なみさん(38)が靖子さんのみのへの思いを明かした手紙がサプライズで読み上げられると、目に涙を浮かべる。みのは、MCでありながら取材対象でもあることについて、「初めて。感情移入どっちにしたらいいのか」と戸惑ったというが、「結局、自分のことの方が司会するより気になって仕方なかった。司会じゃなかったね。司会は2人がやってくれた」とサブMCの2人に感謝。そして、長女の手紙について、「参ったね。言わないんだもん」と笑い、「よく見てるなと思いました。確実に女房の遺伝子を持っていると思いましたね」としみじみ語った。今回の番組で今まで知らなかった靖子さんの姿はあったか聞かれると、「僕は朝早く夜遅い。彼女はどこかで休憩しているのかなと思っていたけど、一緒に時間を共有してたね。僕が起きているときに彼女は寝ないで起きていたみたい。僕が寝るの確認して仮眠するという状況をずいぶん続けていたみたいね」と返答。また、今の自分の何割くらいを靖子さんが作ってくれたかという問いには、「9割は彼女だった。僕も努力したけど1割。お釈迦さまの手のひらみたい」と答えた。SHELLYと大島も、靖子さんに感動した様子。靖子さんみたいになれそうかと聞かれると、2人とも「無理です」と答え、大島は「素晴らしいですね。こうやって支えるんだなと、お手本のような奥さまだと思いました」と語った。番組では、みのの妻・靖子さんのほか、同局の昼の情報番組『ひるおび』に出演する"新聞マイスター"の小森谷徹の妻や、競馬騎手・福永祐一の妻で元フジテレビアナウンサー・松尾翠、売れない芸人を信じ続けた妻のドラマに迫る。なお、10月に第2弾が放送されることも決定している。(C)TBS
2016年09月11日松尾スズキ演出のミュージカル『キャバレー』が来年1月より上演。主演にミュージカル初挑戦となる長澤まさみが決定した。同作は、クリストファー・シャーウッドの小説『ベルリン物語』とジョン・ヴァン・ドゥルーンの戯曲『私はカメラ』を原作に、1966年、巨匠ハロルド・プリンスがミュージカル化。ヒトラー政権の台頭へと向かう時代を背景に、ベルリンのキャバレー「キット・カット・クラブ」のデカダンなショーと、歌姫サリーをはじめとする人々の恋物語を、絶妙な構成で描く。日本では1982年の初演以来、様々な演出、キャストで繰り返し上演されている。松尾演出の『キャバレー』は2007年、松雪泰子、阿部サダヲ、森山未來、星野源らの出演で上演。10年ぶりのリニューアル上演となる今回の公演は、歌姫サリーに長澤まさみ、キャバレー、キット・カット・クラブのMCに石丸幹二、サリーの恋のお相手クリフに小池徹平を迎え、新演出でお贈りする。出演決定に際し、長澤は「ミュージカルの出演は今回が初めてなのですが、またひとつ女優として新たな一歩を踏み出してみたく、挑戦することにしました。以前から松尾さんの舞台に出るのが夢だったので、松尾さんの演出を受けられる事が今から楽しみです。経験豊かな共演者の皆さんにも助けをもらって素晴らしい公演になる事を期待して進んでいきたいです。不安やプレッシャーも有りますが、何よりも楽しんでより多くのお客様に松尾キャバレーを見て頂きたいです」とコメントを寄せている。ミュージカル『キャバレー』は2017年1月に東京・EX THEATER ROPPONGI、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場ホールで上演。2月より大阪、宮城、愛知、福岡を周る。
2016年08月08日テレビ朝日の松尾由美子アナウンサーが7日、東京・六本木の同局で行われた新バラエティ番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(11日スタート、毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)の制作発表会見で、橋下徹と羽鳥慎一からの突っ込みにタジタジとなった。この番組は、早稲田大学の同級生である前大阪市長の橋下とフリーアナウンサーの羽鳥がタッグを組み、3月に放送された特番で実施した3つの"お試し企画"から展開していくもの。初回は、ゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」を放送し、尾木直樹、加藤紗里、小島慶子、テリー伊藤、東国原英夫が登場する。会見では羽鳥が「バンバンバンバン本音を橋下さんにぶつけていただいて、良い意味で"キレて"もらおうと思ってます」と見どころを紹介。これに松尾アナが「見たかったです…」と過去形で言うと、橋下が「なんか心が入ってないですね(笑)」とダメ出しし、羽鳥も「ビジネス司会ですね」と突っ込んだ。松尾アナは、これにめげず「本当に楽しみです!」と期待を語るが、橋下は「本当に? (3月の特番)見てないでしょ」と疑いの目。松尾アナは「見ましたよ!」と反論するが、「リアル(タイム)で見てないでしょ?」と問いつめられると、「録画…」と白状し、さらに橋下から「早送りしてポイントだけ見てるんでしょうね」と畳みかけられてしまった。さらに、松尾アナが慌てて進行しようとすると、羽鳥から「松尾さん用事あるんですか?」、橋下から「終わりたいんですかね」と疑われ、羽鳥の「橋下さんに1つでも意見を言ってもらおうと思ってます」という抱負に対し、ワンテンポ置いて「楽しみです!」と感想を言っても、橋下から「本当に心が無いですね」と言われてしまう始末。羽鳥は「私も"表面上のアナウンサー"と言われますけど、それを上回りますね」と、ある種の感心を示した。しかし、このまま引き下がる松尾アナではなかった。橋下が「羽鳥さんの情報番組は、(大阪府政・市政を)厳しく糾弾していましたが、それはそういう役割でやっていたので、(新番組では)同窓生という感じで楽しくやらせてもらってます」と円満なコンビぶりをアピールすると、松尾アナは「本当は(羽鳥に)『この野郎』って思ってるんじゃないですか?」と一撃。まさかの指摘に、橋下は「いやいやいや、思ってないですよ(笑)」と笑顔で否定していた。
2016年04月07日埼玉県行田市のベーカリー「翠玉堂(すいぎょくどう)」がネット住民をざわつかせている。試しにパソコンに向かって「翠玉堂」と打ち込んでみるや、「脱力系」「異彩を放つ」などのパン屋らしからぬキーワードがヒットしたかと思いきや、「本格パン屋」との絶賛の声も……。はたして店内にはどんなパンが並んでいるのだろうか?○季節を"分かりやすすぎる"くらいに表現四の五の言わず、早速同店のパンたちの"勇姿"を写真でご覧いただこう。まずは季節感満載のパンを1月から順に紹介すると、ていねいに焼いた餅まで挟んだ「お雑煮パン」、おせちの具が詰まった「おせちパン」、年末年始の疲れた胃をねぎらってくれる「七草粥パン」と、1月だけでもお腹いっぱいのラインナップ。さらに2月には「節分パン」、3月には「ひなあられパン」と続き、子どもの日をイメージしたのか、「鯉パン」なんてキワモノも。そして冒頭の写真で紹介した、土用の丑を連想させる「うなぎパン」、おはぎに負けじとも劣らぬあんこの量が印象的な「おはぎパン」の登場を経て、12月には「クリスマスパン」「クリスマスパン」「年越しそばパン」まで登場する始末。○世界各国の料理もパンで表現ありものをサンドしただけのシンプルなものから、一つひとつの具にこだわった手間暇かかる一品までバラエティー豊かにそろっているのは、季節もの以外のパンに関しても同じこと。自家製キムチで作ったチャーハンを片手でいただける「チャーハンサンド」に続き、「カルボナーラサンド」、「ポトフサンド」、「麻婆豆腐サンド」、「かに玉サンド」、「おはぎサンド」、「ナムルサンド」、「コロッケの中身パン」……。サンドひとつで世界各国の料理を堪能できるなんて、まさに「パンの世界旅行や~! 」と叫びたくなるほど。○パンは「お客さんとのコミュニケーションツール」それにしてもなんでこんな奇天烈(きてれつ)な商品を思いつくのだろう? その疑問を店主の平川真之さんにストレートにぶつけてみたところ、「季節ものに関しては、誰もが想像できるようなものを挟んでいるだけですが、"挟めるか挟めないか"で商品が誕生するかしないかが決まります」とシンプル極まりない答え。しかし、基本のパンの材料には、南部小麦、ゲランドの塩、てん菜糖、四つ葉バター、ホシノ天然酵母などを使用。惣菜パンの基盤となるコッペパンもこれに準じるとのことで、パンのおいしさあってこそ、チャレンジングなことをしても客に受け入れられるのだろうと想像させられる。きっと平川さん自身も、おいしいパンでお客を楽しませることが好きに違いない! そう思って今度は、その勝手な想像をぶつけてみたところ、「もともとはパンを作ることが楽しかったですね。でも今はどうだろう……結構辛い感じです」と言い放ち、お客へのメッセージをお願いしても、「店があるうちにご来店ください」とぽつり。とはいえ、「平川さんにとってパンとは? 」と情熱大陸並みの熱い質問を投げかけてみたら、「お金をいただくためのもの」としながらも、同時に「お客さんとのコミュニケーションツール」と回答するあたり、やっぱり、作ったパンでみんなが笑顔になることが好きなことを隠しきれていないところが心憎い。こんなユニークな店主にぜひ直接会ってみたいなら、ぜひ一度ご来店を! 合言葉は「店があるうちに」。ちなみに、店内もつっこみポイント満載なので、来店の際は笑いのツボが合う人との同行がオススメだ。●information翠玉堂住所: 埼玉県行田市行田5-7アクセス: 秩父鉄道「行田市」駅南口から徒歩約5分営業時間: 11:00~19:00定休日: 月~水曜日※記事中の情報・価格は2016年2月取材時のもの。価格は税込
2016年03月02日舞台演出家・G2とパフォーマー・松尾貴史の演劇ユニット、AGAPE storeによる新作舞台『七つの秘密』が1月15日より東京・紀伊國屋ホールで上演中。【チケット情報はこちら】AGAPE storeは1998年の結成後、毎回多彩なゲストを迎え、中島らも、後藤ひろひと、倉持裕らの作品を上演。2010年に活動を休止していたが、一昨年活動を再開、同作が活動再開の第2弾公演。放送作家・映画監督としてマルチに活動する細川徹が脚本を務め、シルビア・グラブ、池田純矢、東加奈子、坂田聡、宮崎秋人、大高洋夫のキャストが松尾の脇を固める。物語の舞台はとある小さな会社。明かりの消えたオフィスで、何やら不審な動きをしているのは事務の市川(松尾)。そこに何も知らずにやってきたのは経理の川島(シルビア)。“一体なぜ、こんな時間に!? まさか自分の秘密を知られたのでは?”と互いに焦るふたり。その夜以降、ギクシャクするふたりの様子に、営業の黒木(東)は疑惑の目を向ける。そんな黒木と市川の会話をたまたま耳にしてしまった経理の鈴木(宮崎)。“えっ、あのふたりって…!?”しかし鈴木、そして課長の溝口(大高)や事務の勅使河原(池田)にもそれぞれ別の秘密があり・・・。開幕に際し、松尾は「ご来場、誠にありがとうございます。嬉しゅうございます。今回はまた、いつにも増してご覧いいただき後に何も残らない無農薬、有機農法のデトリックス公演です。もしチャンスがあれば二度、三度ご高覧頂きますと、さらにカタルシスを感じていただけることと信じて止みません。#拡散希望です」とコメントを寄せている。AGAPE store『七つの秘密』は1月24日(日)まで、東京・紀伊國屋ホール、1月29日(金)から31日(日)まで大阪・近鉄アート館で上演。現在、東京公演の当日引換券、大阪公演の前売り券が発売中。
2016年01月20日松尾貴史と演出家のG2が結成した演劇ユニット“AGAPE store”が5年ぶりに活動を再開して1年。復活公演の第2弾が、2016年1月に上演される。多彩な顔ぶれで紡ぎ出すのは、とある会社で繰り広げられる、秘密を抱えた男女7人の物語。その内容を、松尾とともに、キャストの池田純矢、宮崎秋人が稽古場で語ってくれた。題して『七つの秘密』なる舞台は、ちょっと面白いことになりそうだ。AGAPE store『七つの秘密』チケット情報1998年に結成して以来、コメディ、翻訳劇、ホラーもの、時代劇など、あらゆるスタイルで上演を続けてきたAGAPE storeが、今回脚本に迎えたのは、コントユニット「男子はだまってなさいよ!」主宰の細川徹。松尾曰く、「僕もG2も年齢を重ねると知らず知らずのうちに重くなってしまうので、ポップでナンセンスでサブカルの匂いのする作風の方がいいなと」細川に依頼。でき上がったのは、それぞれに抱えている秘密が連鎖して、人間関係に大混乱が生じ、「いい大人がバカな状況に陥って、ただただ大人ってダメだなぁと思う芝居(笑)」(松尾)である。確かに、池田演じる“自分をカッコいいと思っている男”や宮崎の“真面目だが存在感が薄い男”など、キャラクター設定だけでもおかしみが漂う。だが、だから演じるのは難しいと池田と宮崎は声を揃える。「いい意味で何も考えずに表面的に楽しめる作品だからこそ、そこへ到達するまでには迷路がいっぱいあって。でも、お客さんにはその難しさは一切感じさせずにただ笑ってもらいたいので、役者としてはかなり頑張らないといけない」と池田が言えば、宮崎は「笑いというものに向き合うのも、こういう小劇場の芝居をやるのも初めて。これまでは熱くエネルギーを出して伝えるようなお芝居が多かったので、肩の力を抜いてその場にいられるようにならないと」と自らを鼓舞。松尾が「特筆すべきダメさ」と語る役をどう見せるのか楽しみである。AGAPE storeでは、「ゆるく楽しめるものを」と考えている松尾。今回も「社会的なメッセージもなければ、明日から頑張って生きようと思うようこともない(笑)」と強調する。「ただ、くだらないことで笑っていられるというのは、自由で平和な証。どんどん“物言えば唇寒し”になっていくなかで、こんなふうにいろんな価値観がある世の中っていいよねという認識が広がっていくことも、表現の役割のひとつじゃないのかなって、ぼんやりと思ってるんです」。年明けから笑える幸せを、ぜひ噛みしめてほしい。公演は1月15日(金)から24日(日)まで東京・紀伊國屋ホール、1月29日(金)から31日(日)まで大阪・近鉄アート館にて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年12月28日アーティストの佐藤翠による描き下ろし原画の展示会が、8月26日から9月15日までイセタンサローネ1階のプロモーションスペース他にて開催される。名古屋市を拠点に活動する佐藤翠は、芥川賞受賞作家である中村文則の小説『去年の冬、きみと別れ』の装画や、資生堂の企業文化誌『花椿』にて掲載された原田マハの短編小説の挿画などを手掛けるアーティスト。「VOCA展2013」で大原美術館賞を受賞した他、大原美術館、オペラシティーアートギャラリー、東京都美術館などで作品の展示を行っている。今回イセタンサローネで展示されるのは、すべて描き下ろしのもの。“靴”を主なモチーフとした、秋らしい作品の数々が展開される。今回の展示について、佐藤翠は「私は街へ出かけてショップやブティックに行くことが、美術館や博物館に行くのと同じくらいとても刺激的で好きなことです。特に、まだ暑い夏の中、お店の中だけはすっかり秋のシックな装いが並ぶその様子を見られる瞬間は、1年の中でも春コレクションを目にする時と同じくらい、格別に感じられます。そんなことに思いを馳せながら、靴を主なモチーフにした秋色の新作を制作しています」とコメントを寄せている。
2015年08月29日片岡物産は6月より順次、京都・宇治の老舗「辻利」より、お中元期間限定のプレミアムギフト「<辻利>宇治茶 アイスクリーム『翠峰』詰め合わせ」を、全国主要百貨店、スーパーにて発売している。○宇治一番茶・石臼挽き抹茶100%を使用した、抹茶アイスクリームのギフト「翠峰(すいほう)」は、150余年の歴史がある「辻利」がこだわり抜いた宇治茶を使用し、丁寧に作られたプレミアムアイスクリーム。一番茶100%の石臼挽き抹茶の風味を優雅に楽しめる「濃い抹茶」と、宇治茶をリッチに焙じた「焙じ茶」、また「濃い抹茶」に北海道産小豆を合わせ、最中で包んだ「あずき抹茶もなか」の3種を詰め合わせた。なめらかで軽やかな舌触りと口中に広がる深みのあるお茶の香りで、ぜいたくなひとときを味わえるという。また、パッケージにはプレミアムアイスクリームにふさわしくゴールドをベースにした和モダンなデザインを効果的にあしらい、高級感を演出した。価格(税/送料込)は、7個入り(濃い抹茶2個、焙じ茶2個、あずき抹茶もなか3個)が4,320円。9個入り(濃い抹茶3個、焙じ茶3個、あずき抹茶もなか3個)は5,400円。
2015年06月16日5月26日に開催されたNVIDIAの「ディープラーニングフォーラム2015」において、東京大学の松尾豊 准教授が「人工知能の未来-- ディープラーニングの先にあるもの--」と題して講演を行った。人工知能のこれまでの歴史から、最新のディープラーニングの研究状況、そして、その先に来るものについて分かりやすく説明されており、非常に参考になる講演であった。○これまでも2度、ブームが起こっていた人工知能研究脳は電気+化学変化で情報処理を行っているマシンである。とすれば、プログラムで脳の機能を実現できるはずという考えから、研究が始められ、1956年に「人工知能(Artificial Intelligence)」という言葉が作られた。1960年代には第1次AIブームが起こり、推論と探索で人工知能を実現しようとした。このアプローチは、解きたい問題を推論・探索問題として記述できるおもちゃ的な小さな問題は解けるが、大規模な実用的な問題は解けない。例えば、チェスや将棋、碁などはすべての手を探索すれば解けるはずであるが、場合の数が多く、現実には計算できない。このように、実用的な問題が解けないことから1970年代にはAI研究は下火になり、冬の時代に入る。1980年代になると、知識を教えてやれば、それをベースに推論と探索を行うエキスパートシステムが考案され、第2次のAIブームが起こった。わが国では、多額の研究費を投入して第5世代プロジェクトが行われた。知識を記述して教え込めばAIシステムは賢くなり、伝染性の血液疾患の診断を行うMYCINなどのエキスパートシステムが開発された。しかし、知識を記述するルールが数万にもなると、書ききれない、メンテナンスができないなどの問題が明らかになってきた。また、対象が広がると、一般的な常識が必要となり、教える知識が爆発的に多くなってしまうという問題があるという。"He saw a woman in the garden with a telescope."は、文法的には、彼は庭にいる彼女を望遠鏡で見たとも、彼は望遠鏡を持って庭にいる彼女を見たとも訳せる。常識的には前者が正しそうだが、なぜ、それが分かるのか? そして、これをどのようなルールとして記述して人工知能に教えられるのかというような問題が起こる。また、どこまでの因果関係を考えるのかというフレーム問題がある。将棋のゲームならルールの範囲の手だけを考えればよいが、駒を置く音が周囲に与える影響や駒の移動に伴う重力場の変化の影響まで考え始めるとキリがない。しかし、なぜ、これらを無視して良いのか、その知識をどのように記述するかという問題も出てくる。さらに、人間は、縞と馬の知識があれば、動物園で初めてシマウマを見た時にも、これはシマウマと分かるが、シマとウマという言葉とその実体との対応が分かっていない(シンボルグラウンディングング問題)コンピュータには、このようなことはできない。知識を書けば賢くなるが、知識を書くのがとても大変というか、これって本当にできるのか? ということで1995年ころからAI研究は下火になり第2の冬の時代に突入した。これまでの人工知能の壁は、表現の獲得の壁で良い特徴量とそれによって定義される概念を作る作業はコンピュータには出来ず、人間がやるしかなかった。(次回は6月1日に掲載予定です)
2015年05月29日“鬼才”松尾スズキが監督、松田龍平が主演を務め、「ぼのぼの」で知られるいがらしみきお原作の人気漫画を映画化した『ジヌよさらば~かむろば村へ~』。このほど、松尾監督が直感的に繰り出す“ムチャぶり”ともいえる演出に、松田さん始め、二階堂ふみ、片桐はいりら豪華キャストたちが翻弄され、時に困惑したり、大爆笑を見せるメイキング映像がシネマカフェに到着した。病院も学校も警察もない、東北のある過疎の村“かむろば村”を舞台に、お金に触るだけで失神してしまう前代未聞の“お金恐怖症”になってしまった元銀行マン、タケ(松田さん)が、“ジヌ”=銭(ぜに)を一切使わないで生きていくことを決心する、ちょっぴりリアルでシュールな物語。今回到着した映像内では、松尾監督が松田さんに対し、「アイドルみたいに可愛くやって」というムチャぶりをしたり、松田さん演じるタケが車を暴走させ、道に転がっている障害物を避けるシーンの撮影では、なぜか障害物が“白菜”という設定に変わったりして、終始、困惑気味の松田さんの表情が映し出されている。その一方、二階堂さんは”白菜”の追加設定に大爆笑。別の場面では、松尾監督の要求にキッチリ応える女優魂も見せている。また、片桐さんも、困惑しながらも抜群のコメディセンスで松尾監督の要求に応えるなど、爆笑必至場面の連続。これらのシーンが劇中ではどのように仕上がっているのか、とても楽しみなメイキング映像となっている。松尾監督が自らが執筆した台本上からしても可笑しなやり取りなのに、監督の直感でさらに演出が継ぎ足され、笑いが絶えなかったという撮影現場。演じてもらいたい動きを役者の前でやってみせたり、監督がひらめいたギャグやアクションが急きょその場で追加されたりと、独特の手法で構築されていった“松尾ワールド”。その世界に、『恋の門』以来、10年ぶりに飛び込んだ松田さんの困惑ぶりが見え隠れする姿は、一見の価値ありと言えそうだ。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジヌよさらば~かむろば村へ~ 2015年4月4日より全国にて公開(C) 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会
2015年04月20日映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の学生向け試写会が3月30日(月)に開催され、上映後には松尾スズキ監督によるトークセッションが行われ、学生たちの質問に答えた。松尾監督にとって『恋の門』、『クワイエットルームにようこそ』に続く3作目の映画監督作で、いがらしみきおの人気漫画の映画化。元銀行マンでありながら“お金恐怖症”に陥り、お金に触れるだけで失神してしまう主人公が過疎化が進む村でお金を使わない生活を実践するのだが…。本作では『恋の門』以来、10年ぶりに松田龍平を主演に迎えたが、松尾監督はその意図について「コメディであり、その中でもお金に触れただけで失神するという特殊な主人公で、いわゆる“2.5枚目”の俳優が小器用にやると安っぽいくなってB級ぽくなってしまう。そんなに笑いをやらない俳優がいいと思ったし、10年ぶりというのも悪くない、話題になるかなといういやらしい考えもありました(笑)」と説明する。10年の間に俳優として松田さんと仕事を共にすることはあったが、今回、久々に監督と俳優として対峙して「10年前は20歳くらいでそこそこコドモで、そんなに使い勝手の良い俳優ではなかったけど、その分、伸びしろがあって演出しがいがありました。今回、30代になって何もしなくても画がもつ、雰囲気や色気があっていい感じで成長したなと思いました」と語った。また、大学生を相手にしたトークということで監督の大学時代に話が及ぶと「九州の美術科のある大学で、課題も多かったし、劇研で芝居やったりしてました。バイトは新幹線の売り子をしたり、ぬいぐるみショーでキン肉マンとかやってました」と明かした。学生時代にやっておくべきことは?という質問には自身の学生時代をふり返りつつ「やってなかったとすれば合コンかな?どんな感じなんですか(笑)?」と学生に逆質問する一幕も。大学卒業後、一度は就職したが、退職してその後、自ら劇団「大人計画」を旗揚げしたが、当時、経済的なことや先行きに不安はなかったか?と尋ねられると「不思議となかったです」と語る。「景気がメチャクチャよかったので、どこにでも仕事は転がっているという、最後の幸せな時代で、暗い気持ちにはならなかった」とふり返った。とはいえ、バイトで生計を立てるも、決して苦労がなかったわけではないよう。「組織では生きていけないとつくづく思い知らされました。フリーターもうまくいかない。学生がバイトリーダーだったりすると、なけなしのプライドが傷つくんですよ」としみじみと述懐。この日のイベントはは、早稲田大学近くのホールで行われ、会場には早大生が多く足を運んでいたが「高田馬場のマクドナルドでバイトしたこともあったけど、早稲田の学生のバイトリーダーに何度も煮え湯を飲まされた(笑)」と恨みつらみを口にし、会場は笑いに包まれた。現在は「大人計画」の主催であり、演出家、脚本家、俳優、作家と多彩な活躍を見せるが、仕事における原動力を問われると「ひと口では言えないですね。(作品づくりが)最後にたどり着いたところであり、背水の陣で、これを失ったらもうないという根性がないとやっていけない。だから、つい仕事を入れすぎちゃって余裕がないんですよ」と苦笑交じりに語っていた。『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジヌよさらば~かむろば村へ~ 2015年4月4日より全国にて公開(C) 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会
2015年03月30日伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリーで、4月8日から14日(最終日18時終了)まで、アーティスト・佐藤翠の作品を展示販売する美術展「佐藤翠 Spring Closets」が開催される。佐藤の作品は、“対象をそのままに細かく描く”のではなく、“対象がもつ魅力、場所の空気感、香り”までもが描き込まれるのが特徴。同氏自身が好むものを題材にされ、キャンバスの中では抽象的な色の帯が絡まり合う中、具体的な対象が描かれ、絵画の平面上には立体性が表現される。佐藤は、新作を発表するにあたり、「その空間全てが特別な場所、私のイマジネーションのクローゼットみたいなもの。美しいものを目にしたときの印象、その場の空気に包まれる体感、上質な素材から得られる感触、そして色や装飾を抽象的に落とし込んだ」と語っている。同店担当バイヤーは、「装飾的でありながらも開かれた空間を持つ佐藤さんの作品は、絵画の歴史上においてアカデミックな実験としても、新たな展開に挑んでいる」と評価する。今回、会場で販売される作品は、「Raspberry closet」(65万円/194cm×162.4cm、アクリル、油彩、綿布、2014年)、「Rose pink closet」(65万円/162.2cm×194cm、アクリル、油彩、綿布、2014年)、「Shoes shelf 4(ローマ字の4)」(25万円/100cm×80.3cm、アクリル、油彩、綿布、2014年)など、春のファッションをテーマとした作品がそろう。会期中の4月12日には同ギャラリーにおいて、「小山登美夫ギャラリー」の代表を務める小山登美夫と佐藤翠によるギャラリートークショー(14時から/予約不要・無料)が開催される。佐藤翠は1984年生まれ。2010年、東京造形大学大学院造形学部で修士課程を修了。13年には、上野の森美術館で開催された「VOCA展 2013現代美術の展望-新しい平面の作家たち」で大原美術館賞を受賞し、同作品は大原美術館にコレクションされた。また、2015年8月には銀座の資生堂ギャラリーで開催される3人展に参加するほか、6月6日公開の映画『トイレのピエタ』(監督・脚本:松永大司、原案:手塚治虫)の展覧会シーンでは自らの作品を提供している。
2015年03月30日昨日より開幕したゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015のオープニング招待作品として『ジヌよさらば~かむろば村へ~』が上映され、主演の松田龍平と松尾スズキ監督が舞台あいさつに登壇した。その他の写真本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くコメディ。松田が現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンのタケを演じ、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらが共演する。ゆうばり市民の熱い歓迎に松田は「北海道は撮影で初めて来ました。すごくアットホームな空気感と聞いていましたが、まんまとやられています。僕も仲間に入っていいですかという感じです」とコメントすると、松尾監督も「ゆうばり映画祭は非常に熱いお客さんたちばかりでありがたい」と付け加え、会場の歓声を集めた。また、舞台あいさつ後には夕張市の鈴木直道市長との鼎談を実施。松尾監督が今回オープニング作品に選ばれた理由を尋ねると、鈴木市長は「単純に面白い映画だということもありますが、夕張でこの映画を観るということで、考えさせられるものがあるんじゃないかと思います。(映画に登場する)かむろば村の設定が高齢者4割ということで、夕張市に似ているなと思いました」と地方行政の在り方などについても語った。ゆうばり国際といえば、ゲストが夕張に到着した際、黄色いハンカチを手にした市民が「おかえり」と出迎えてくれることが特徴のひとつ。松田も「黄色いハンカチを振ってくれるのは歓迎されていると思うし、緊張もほぐれる。ありがたいですね。夕張の人たちの愛情を感じましたね。みんなで夕張を盛り上げようかなという感じがありますね。何かのために自分を犠牲にするのではなく、楽しんでいることが映画祭のいいムードを作っている。それは本当に大切なこと。どんなに来る人を歓迎していても、自分が楽しまないと楽しくない。(出迎えのおばちゃんたちが)仮装したりして、自分から楽しんでいるのが伝わってくるからいいですよね」と感激した様子だった。なお、劇中で“お金恐怖症”の主人公・タケが現物支給や物々交換をしながら生計をたてようとする事になぞらえ、全国各地の劇場スタッフと物々交換をする“わらしべ長者キャンペーン”が本日からスタート。タケの田んぼで実際に収穫された“ほでなす米”からスタートし、最後の東京では一体何に変わるのか? その動向にも注目していただきたい。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2015年02月20日松尾スズキが監督を務め、『恋の門』以来10年ぶりに松田龍平とタッグを組む映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の予告編映像が公開になった。OKAMOTO’Sが手掛けた映画主題歌『ZEROMAN』も登場する。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くコメディ。松田が現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンのタケを演じ、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらが共演する。本作の舞台になっている“かむろば村”は、過疎の村で、公共交通がなく村長が自らバスを運転して村人を運んでいるような田舎だが、なぜかそこには奇妙な人々がたくさん暮している。村長の与三郎(阿部)と妻の亜希子(松)はタケの面倒を見てくれる優しい夫婦だが、高校生の青葉(二階堂)はチンピラ風の男とつるんでおり、“神様”を自称するなかぬっさん(西田)や、村長選挙の裏で暗躍する勢力、突然、村に姿を現した謎の男(松尾)ら強烈なキャラクターが次々に登場。金を一切使わないと決めたタケは、彼らの間を行き来しながら、まだ誰も実現していない“ジヌなし”生活に挑む。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2015年02月18日アニメ『翠星のガルガンティア』のラジオ番組『ガルガンティア船団 広報局』の公開収録が1月31日、都内で行われ、パーソナリティの石川界人、水瀬いのり、ゲストの杉田智和と金元寿子か登場した。今回のイベントは、4月4日よりイベント上映がスタートする完全新作OVA『翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~』後編の公開を控えて実施されたもの。公録ならではの会場全体でのタイトルコールで声を揃えると、石川と杉田が互いのモノマネを披露するなど、和やかにイベントはスタートした。職業に関する経験をテーマにした「就活支援啓発システム」のコーナーでは、「自分の仕事に疑問を持ったことは?」「声優の仕事になってよかったことは?」という質問が。杉田のこれまでの経験と心境の変化、金元の最初は緊張ばかりだったという話に、後輩であるパーソナリティの二人も聞き入っていた。「もし声優になっていなかったら?」という会場からの質問には、土地活用、定期収入などの現実的? な仕事が並ぶ中、水瀬のファンタジーな回答が場を和ませた一幕も。恋愛をテーマにした「人類恋愛同盟」のコーナーでは、リスナーの恋愛相談に出演者が親身になって回答。ガルガンティア船団にはバレンタインはあるの? などのトークでも盛り上がっていた。公録だけの特別コーナー「高級焼肉争奪! きき焼き肉のタレ対決!!」では、石川・水瀬のパーソナリティチームと、杉田・金元のゲストチームに別れて、焼肉のタレのブラインドテスト(同じ味のタレあて)に挑戦。正解者には高級牛肉、間違えるとセンブリ茶を飲む罰ゲームが用意された。まず石川と水瀬が出題する焼き肉のタレを選んだが、杉田は金元とずっと小声で農業にまつわるトークを続けたり、焼き肉のタレを比べながら「(金元と)スーパーで買い物している気分になってきた」と語り会場を笑わせていた。パーソナリティチームのテイスティング中はニコニコしながら二人を見ていた金元だが、ギリギリで「本当にそれでいいの?」と問いかけて幻惑したりとゲームを楽しんでいた様子。勝敗の行方は実際の放送で確認しよう。ここで会場には『翠星のガルガンティア~めぐる航路、遥か~』で主題歌「はじまりの翼」を担当するアーティスト・TRUEが登場し、スクリーンに映像が投影される中「はじまりの翼」を熱唱。圧倒的な歌唱力に石川も「声の伸びが尋常じゃない!」と感動しており、歌い終えたTRUEは「これからもガルガンティアは続いていくんだなと思いました」と語っていた。イベントのラストには、当日初公開となった『翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~』後編の劇場特報映像を公開。会場は謎のロボット・マズルの姿と映像の空気感に息を呑んだほか、2月7日より発売の第一弾前売り券とセットで発売予定の「レドラバーストラップ」の映像には「かわいい……」の声が漏れていた。映像を見た杉田は「俺のポジションを奪ったロボットはなんだよ!」と怒り(?)ながらも、ガルガンティアが参戦する『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』をちゃっかりアピールしていた。ラストのあいさつではあっという間に思えたイベントに、時間の進みの早さを惜しんだ一同。最後は石川が「一番最初の『ガルガンティア』のアフレコでは考えられないくらい、この作品の周りにたくさんの人が集まってくれて、今の自分がいるのはこの作品と皆さんのおかげです。OVAでレドたちの新しい可能性が見えてきたと思います。今日は本当にありがとうございました!」と締めくくった。『翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~』後編は4月4日より、シネマサンシャイン池袋ほかでイベント上映開始。Blu-rayは5月27日発売予定。
2015年02月05日松田龍平が主演する松尾スズキ監督の最新作『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の舞台あいさつ付プレミアム上映が、2月20日(金)に札幌シネマフロンティアで行われる。本作は、同時期に開催される『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015』のオープニング招待作品に決定した話題作だ。その他の写真映画は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別して生きることを宣言した主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生活しようとする姿を描くスラップスティックコメディ。札幌シネマフロンティアで行われる舞台あいさつ付プレミアム上映には、松田、松尾スズキ監督が登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が1月31日(土)より受付開始。一般発売は、2月7日(土)よりスタートする。『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015』2月19(木)から2月23日(月)まで開催『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』舞台あいさつ付プレミアム上映2月20日(金)会場:札幌シネマフロンティア18:00の回上映前/舞台あいさつ登壇者(予定):松田龍平、松尾スズキ監督料金:2000円(税込)プレリザーブ:1月31日(土)11:00AM~2月4日(水)11:00AMまで一般発売:2月7日(土)10:00AMより
2015年01月29日松尾スズキが監督を務め、『恋の門』以来10年ぶりに松田龍平とタッグを組む映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の特報が解禁された。『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』特報映像本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くスラップスティックコメディ。松田が演じる主人公は、現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった銀行マン・タケ。前代未聞の深刻な病を患った彼は、銀行の仕事を続けられなくなり、逃げるように山奥にある小さな村・かむろば村へ転がり込む。そこでタケは「一銭も使わずに生きていく」と宣言するも、村人たちは突然やってきて妙なことを口走る青年を奇異な目で見る。このほど公開された特報映像には、クセの強い村の住人を演じる阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらも登場。病院も学校も警察もない過疎の村で、現代の生活に必要不可欠な携帯、電気、そしてお金を使わず、タケはどのように生活していくのか? 毎作、観客をアッと驚かせる設定とキャラクターを用いて、観る者の常識や虚栄心や嘘を容赦なくはぎとってきた松尾スズキが“ジヌ=銭”を使ってどんな世界を作り出し、どんなメッセージを描き出すのか気になるところだ。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』2015年4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2014年12月26日森トラストグループは2015年春、スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイド Inc.と協働で京都・嵐山に「翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を開業する。スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイドInc.は「ウェスティンホテル」や「シェラトンホテル」など世界約100カ国で1,200のホテルを所有・運営しており、「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」は同社の最高級ブランド「The Luxury Collection(ラグジュアリーコレクション)」として日本初の開業となる。京都・嵐山は景勝地として知られている。中でも同ホテルは、作家の司馬遼太郎氏が『街道をゆく』の中で「目の前に、嵐山の翠巒(すいらん)が盛り上がっている。丘としては日本でもっとも美しい。」と称賛した嵐山の稜線(りょうせん)を保津川越しに望む立地に誕生する。その自然美を最大限に生かして実現する世界観を「翠嵐」という言葉に込めたとのこと。客室には「月」をテーマとした空間デザインが施されており、「翡翠」「菫」「藍」など日本の伝統色をキーカラーとしたインテリアとなっている。1枚のびょうぶ絵のように窓一面に嵐山の景色が広がる部屋や、保津川と渡月橋を一望できる部屋、月見台を有する部屋などさまざまな種類をそろえる。部屋数は全39室で、うち露天風呂付スイートルームが4室、露天風呂付特別室が2室、露天風呂付和客室が12室、標準客室が21室となる。敷地内には、会席料理や個室での鉄板焼きを楽しめるレストランの他、築100年超の和風建築をリニューアルし、保津川を望むテラスを備えた甘味所・カフェもそなえる。また、ホテルレセプションには離宮の装飾である御簾(みす)や格子をオマージュした装飾を施し、中庭を眺めながらチェックインのひとときを過ごせるという。このほど行われた同ホテルの発表記者会見では、スターウッド ホテル&リゾート上席副社長のロタ・ペール氏と森トラスト・ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の伊達 美和子氏が登壇した。ロタ・ペール氏は「またとない体験ができる場所になる。このホテルが日本で初めての『ラグジュアリーコレクション』となったことは、私たちにとってとても喜ばしいニュースだ」とコメント。伊達氏は「由緒正しい京都・嵐山の歴史と品位を損なわず、かつこの土地にもう一度光を当て再生することがデベロッパーである私たちの使命と感じています」と嵐山という土地への思いを語った。なお、客室の宿泊料金は標準客室で4万円~10万円以上となる見込みとのこと。
2014年12月15日グッドスマイルカンパニーが展開する新たなメカフィギュアシリーズ「グッドスマイルアームズ」の第1弾として、TVアニメ『翠星のガルガンティア』に登場する「チェインバー」がフルアクションフィギュア化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年5月発売で、価格は18,333円(税抜)。「グッドスマイルアームズ」(GSA)は、"メカ"をテーマに緻密でシャープな造形でプロポーションを追求しながらも可動も両立。フィギュアで培った細部までこだわり抜いた彩色技術で、メカが持つ魅力を余すところなく引き出したシリーズに。通常のメカ可動商品に比べて大きなスケールとなり、ロボットだけでなくアニメ、ゲーム等の登場メカからグッドスマイルカンパニーが厳選したラインナップを展開していくという。チェインバーは、本作の主人公で人類銀河同盟軍のレドが搭乗する、「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」を搭載した量産型マシンキャリバー。ガルガンティア船団では、海賊に対する用心棒のほか、荷運び、船体部品組み立て、漁業、サルベージなど豊富な武装を活かしてあらゆる業務を請け負っている。AI音声は、声優の杉田智和が担当。「GSA」第1弾として発売される本商品は、1/50スケール、全高19cmの圧倒的サイズのフルアクションフィギュアとなる。『フルアクションモデル チェインバー』は、劇中に登場する武器はもちろん、飛行時をイメージしたフロートエフェクトパーツも付属。チェインバーの流線的な丸みを帯びたフォルムを再現するとともに、全身20カ所以上の可動箇所、腕や脚部のボールジョイントでさまざまなポージングが可能に。セット内容は本体に加え、飛行エフェクトパーツ、ピニオンハルバード、ビームライフル、ガトリングガン、ミサイルランチャー×2、交換用手首×6、専用台座となる。商品価格は18,333円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2014年11月26日21:00。商品の発売および発送は、2015年5月を予定している。なお「GOODSMILE ONLINE SHOP」の予約特典として、『翠星のガルガンティア』のメカニックデザインを担当している石渡マコト氏描き下ろしの「特製スリーブ 」が付属する。(C)オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会
2014年10月15日毎年8月上旬から9月上旬にかけて一面のコスモスが咲く愛媛県四国中央市の翠波高原(すいはこうげん)。今年もコスモスが見ごろの8月19日10時~15時、「コスモス祭」が開催される。「コスモス祭」の会場となる翠波高原は、愛媛県東部宇摩地方を東西に走る法皇山脈の中央部にある標高892メートルの翠波峰を中心とした約100ヘクタールの広さを誇る高原。春は黄金色に輝く菜の花、夏は早咲きの赤や白、ピンクのコスモスと、人気を集めている高原の花園でもある。また、眺望も素晴らしく、高原から北に市内の平野部全域や瀬戸内の島々、南に金砂湖や四国山脈など360度のパノラマで楽しむことができる人気スポットだ。1973年(昭和48年)頃までは大段山と呼ばれる乳牛の放牧地だったが、1983年に再開発が行われ、現在の公園施設になった。花畑は3ヘクタールほどで、菜の花、コスモスのほか、ワシントン桜の園のソメイヨシノや山桜、アヤメ池のハナショウブなど、四季折々の花が訪れる人を華やかに迎えてくれている。翠波高原はコスモスが満開になるのが毎年8月上旬から9月上旬にかけての時期。第一花園が一番大きく、2ヘクタールの花畑には20万本のコスモスが咲き誇る。この翠波高原一面に咲き乱れるかれんなコスモスをバックに開催されるのが「コスモス祭」だ。満開のコスモスの中、1年後の自分に向けて招待状を作成する「翠波からの招待状2012」、オカリナ奏者のスペシャルステージ、すいはミルクチューチューレース、初級者から楽しめるペーパークラフト、ミニSL乗車、お楽しみ抽選会、四国中央市物産協会による物産展、バザーなど、さまざまなイベントが用意されているこうしたイベントに参加して楽しめるのはもちろんのこと、常設の花たちの美しい姿と香りに包まれながら散策を楽しめる遊歩道や、フィールドアスレチック、岩・木・花の砦などがある子供広場、翠波高原展望台があり、一日ゆっくり楽しめる。アクセスは、自動車利用の場合、松山道三島川之江ICより国道11号バイパス、国道319号経由、法皇トンネル方面へ30分。駐車場は250台収容でき、料金は無料。バス利用の場合は、JR伊予三島駅から、せとうちバス別子山行きで30分、翠波高原入口で下車、徒歩約45分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日毎年8月上旬から9月上旬にかけて一面のコスモスが咲く愛媛県四国中央市の翠波高原(すいはこうげん)。今年もコスモスが見ごろの8月19日10時~15時、「コスモス祭」が開催される。「コスモス祭」の会場となる翠波高原は、愛媛県東部宇摩地方を東西に走る法皇山脈の中央部にある標高892メートルの翠波峰を中心とした約100ヘクタールの広さを誇る高原。春は黄金色に輝く菜の花、夏は早咲きの赤や白、ピンクのコスモスと、人気を集めている高原の花園でもある。また、眺望も素晴らしく、高原から北に市内の平野部全域や瀬戸内の島々、南に金砂湖や四国山脈など360度のパノラマで楽しむことができる人気スポットだ。1973年(昭和48年)頃までは大段山と呼ばれる乳牛の放牧地だったが、1983年に再開発が行われ、現在の公園施設になった。花畑は3ヘクタールほどで、菜の花、コスモスのほか、ワシントン桜の園のソメイヨシノや山桜、アヤメ池のハナショウブなど、四季折々の花が訪れる人を華やかに迎えてくれている。翠波高原はコスモスが満開になるのが毎年8月上旬から9月上旬にかけての時期。第一花園が一番大きく、2ヘクタールの花畑には20万本のコスモスが咲き誇る。この翠波高原一面に咲き乱れるかれんなコスモスをバックに開催されるのが「コスモス祭」だ。満開のコスモスの中、1年後の自分に向けて招待状を作成する「翠波からの招待状2012」、オカリナ奏者のスペシャルステージ、すいはミルクチューチューレース、初級者から楽しめるペーパークラフト、ミニSL乗車、お楽しみ抽選会、四国中央市物産協会による物産展、バザーなど、さまざまなイベントが用意されているこうしたイベントに参加して楽しめるのはもちろんのこと、常設の花たちの美しい姿と香りに包まれながら散策を楽しめる遊歩道や、フィールドアスレチック、岩・木・花の砦などがある子供広場、翠波高原展望台があり、一日ゆっくり楽しめる。アクセスは、自動車利用の場合、松山道三島川之江ICより国道11号バイパス、国道319号経由、法皇トンネル方面へ30分。駐車場は250台収容でき、料金は無料。バス利用の場合は、JR伊予三島駅から、せとうちバス別子山行きで30分、翠波高原入口で下車、徒歩約45分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日1991年に悪人会議プロデュースとして上演され、1998年には日本総合悲劇協会公演として再演、演劇界を超えてカルチャーシーンに衝撃を与えた松尾スズキ(作・演出)の『ふくすけ』。薬剤被害や宗教ビジネス、テロ行為に没入する人々など、世紀の変わり目を経てなお“今の物語”であり続け、生温かいヒューマニズムをも笑いつくす伝説的作品だ。実に14年ぶりの再々演となる今回は、古田新太や多部未華子、大竹しのぶら豪華メンバーに、阿部サダヲ、皆川猿時、平岩紙ら大人計画の劇団員も出演する最強のキャスティング。某日、宣伝写真撮影中の都内のスタジオで松尾の話を訊いた。『ふくすけ』チケット情報スタジオに到着すると、ちょうど古田が撮影中。劇中ではさえない中年男を演じる古田だが、撮影は作品自体のビジュアルイメージということで、ネックレスを胸元にチャラチャラと光らせた服装で不敵に立つ。見ている松尾から思わず「脂が乗ってるよね」という言葉が漏れ、その圧倒的な存在感にスタッフ全員が引き込まれる。次に衣裳を身につけた阿部がフラリと現れ、スタジオの中央へ。指の爪をかじりながらカメラに視線を向ける様子はどこまでが阿部自身で、どこからが阿部が演じるフクスケなのか分からないほど。キュッと細められた阿部の瞳を見ているうちに、本番で見られるであろうフクスケの物語が俄然楽しみになってきた。今回のキャストについて松尾に訊くと、「あえての地味な男の役を見たかった古田さんに、絆と尊敬を感じている大竹さん。毒々しい舞台に透明感を放ってくれるであろう多部さんと、理想のキャスティング。あとは、フクスケの哀しみを出せるのはこいつしかいねぇな、と阿部(笑)」との答えが返ってきた。その最強キャストで迎える14年ぶりの上演については「初演はバブル景気の頃で、世の中の浮かれ気分に対する20代の自分の“怒り”を込めて作っていたんです。でも今は状況が違う。日本全体が不景気だし、発散しきれない怒りや諦めとかで覆われてるでしょう。実は前回、30代後半で再演した時に、初演とは別の手応えを客席から感じたんです。“怒り”って人間の根源的な部分だと思うし、年代によっても感じ方は違ってくる。だから40代最後に演出する今回、『ふくすけ』を通して感じられる怒りを普遍的なものとして受け止めてもらえるかどうか。それを見極めたいという思いがあります」と語った。生の舞台はリアルと地続きだからこそ、そのときどきに形を変える。本作が常に“事件”であり続ける理由を、ぜひ劇場で確かめてほしい。公演は8月1日(水)から9月2日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、9月6日(木)から13日(木)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演される。なお、チケットは東京・大阪とも6月3日(日)10:00より一般発売開始。また、チケットぴあではWEB先行抽選を東京公演は5月24日(木)11:00まで、大阪公演は5月23日(水)11:00まで受付中。取材・文佐藤さくら
2012年05月22日