幅広い世代から長年愛されているブロードウェイ・ミュージカル『ピーターパン』。38年目を迎えた今回は、昨年に引き続き藤田俊太郎が演出を手がけ、弱冠14歳の吉柳咲良もピーターパン役を続投する。また新キャストとしてフック船長&ダーリング氏役にISSA、ウェンディ役に河西智美を抜擢。マスコミ向けに行われた製作発表には、タイガー・リリー役の莉奈、ダーリング夫人役の入江加奈子、ライザ役の久保田磨希を加えた全7人が登壇した。会見の冒頭を飾ったのは、ピーターパンがウェンディたちとネバーランドへと飛び立つ、作品を代表するナンバー『アイムフライング』。役の衣裳に身を包んだ吉柳が颯爽と登場すると、会場は一気に『ピーターパン』の世界に。伸びやかで透明感のある、そして元気いっぱいな歌声を披露してくれた。その後は演出の藤田、さらにそれぞれの衣裳をまとったキャストが登場。作品への抱負を語った。2度目の演出となる藤田だが、「新鮮な気持ちで、新作のつもりで挑戦しています」と述べ、さらに「世界中で上演されている『ピーターパン』の歴史の中でも、きちんとした1ページを刻める、そんな作品をお客さまに届けたいです」と続け、世界レベルという大きな目標を掲げた。ピーターパン役の吉柳は、「去年とはまた違うプレッシャー、座長の重みを感じています…」と神妙な面持ち。だが「たくさんレッスンを重ねてきて、去年に比べ、技術面や台詞の読み解き方も大きく変わってきたと思います。藤田さんの言う“永遠に子供のままだけど成長しているピーターパン”というのを、この1年で成長した私の姿を通してお見せしたいです!」と、頼もしい言葉も聞かせてくれた。近年俳優としても高い評価を受けているISSAは、「皆さんの思っている以上を返すのが自分の役目」と初のフック船長役に気合い十分。さらに吉柳について「とにかく頑張り屋さん」と切り出し、「責任感がすごく強いので、みんなをちゃんと頼れるよう、僕らがフォローしていければ」と頼れる兄貴の一面を覗かせた。すると吉柳の目にはいっぱいの涙が。「本当にありがたいです」と声を震わせ、カンパニーの結束の強さをうかがわせた。ライザ目線での物語展開、セットを簡潔にしてアクティングスペースを広く、飛び出す絵本ならぬ飛び出す舞台になど、新たな趣向も盛りだくさん。大人も子供も楽しめる、世界レベルのミュージカルで、夏の思い出の1ページを彩ってみては?公演は、7月21日(土)から8月1日(水)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、大阪、金沢、名古屋でも上演する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年07月09日日本初演から今年で38年目を迎える名作ミュージカル『ピーターパン』。気鋭の演出家・藤田俊太郎のもと、10代目ピーターパンの吉柳咲良が、昨年に引き続きこの大役を任されることになった。【チケット情報はこちら】初代の榊原郁恵を筆頭に、笹本玲奈や高畑充希など、そうそうたる面々によって演じられてきたピーターパン。昨年、そんな夢の大舞台に立った日々を、吉柳はこう振り返る。「あの夏の経験はとても大きかったと思います。自分の中で確実に何かが変わったというか…。なによりも、私はお芝居をすることが好きなんだなって、気付かされました。キラキラした目で観てくれている子がいたり、フライングをした時に『すごーい!』って声が聞こえてきたりすると、本当に嬉しくて!この世界に入らなければ味わえなかった感覚だと思いますし、まさに夢が叶った瞬間でした」演じるピーターパンについて吉柳は、「本当に生意気な男の子」と笑いつつも、「羨ましいところもある」と続ける。「とても素直に、はっきりと気持ちを伝えられるところは、すごく羨ましいなと思います。とにかくすべてにおいて真っすぐ過ぎるくらい真っすぐですし、嘘がない。そこは私と違うところなので、演じるのがすごく難しかったです。ただ、私のひとつ年下の弟が、本当に生意気で、まさにピーター(笑)。小さかったころの弟の姿が、役づくりをする上でとても役に立ちました」ピーターの役づくりを助けた人物がもうひとり。「演出の藤田さんって、ピーターっぽいところがあるんです(笑)。真っすぐに夢を見ている感じとか。藤田さんから“こうしたらもっとピーターっぽくないですか?”とか言われると、“絶対にそうだと思います!”みたいな(笑)。藤田さんを見ていればピーターがわかるというか、藤田さん自身がまさにピーターみたいだなと思います」そんな藤田の手を借りつつ、2年目の吉柳ピーターは、さらに高い空へと舞い上がる。「去年を越えなきゃいけない、というプレッシャーはありますが、前回演じてすごく楽しかった気持ちとか、今までレッスンをしてついた自信、さらに忘れられない小さいころの気持ちを大事にしながら、また新しいピーターをつくっていくことが出来たらなと思っています。そして“次のピーターになりたい!”って思ってもらえるような、みんなにとっての憧れのピーターを演じられればいいなと思います」。青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』は、7月21日(土)から8月1日(水)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、大阪、金沢、名古屋でも上演する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年05月25日子どもの心と体の健康を育むために、「食」はとても重要。そこで今回は、食育インストラクターである著者が「子どもの食育」についてポイントを4つに絞って紹介します。即実践できるものばかりなので、早速試してみくださいね。「共食」は3~8歳の数年間が特に重要社会環境が変わり、家族がバラバラの時間に食べる「個食」が増えているといわれている現代。40年前は、年に約700~800回ほど家族そろって食事をしていたのに対して、今では300回ぐらいに減少しているといわれています。あなたのおうちでは、1週間に何回くらい家族そろって食事をしていますか?実は、家族と一緒に食べる「共食」こそが、子どもの人格を養う大切な時間だといわれています。共食は、人と人とのコミュニケーションを深める場であり、楽しいおいしいといった幸せを感じる場でもあります。実際に、1人で食べるよりも、家族や友人たちと食べる方が心もなごみ、食欲も増す…といった経験をしたことはありませんか?さらに面白いのが、単に食べるのと「おいしい」と感じながら食べるのとでは、栄養の吸収率が変わってくるということです。楽しく食事をすることは栄養の吸収力を高め、心も満たしてくれるのです。この「共食」が大きな意味を持つのが、3~8歳です。この時期は1人きりで食事をさせず、テレビを消して一緒に食事をすることが重要です。また、家族そろって同じ物を食べ、正しい箸の使い方や「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ、マナーをきちんと身につけさせる時期でもあります。というのも、これらの作法や食習慣を子どもに身につけさせるには、8歳までが理想的だといわれているからです。この年齢を過ぎると、他のことへの興味や好奇心が芽生えて身につきにくくなるといわれ、その労力は10倍にもなってしまうのだとか。幼児期のうちに、家族で一緒に食事をしながら食に興味を持たせ、マナーを身につけさせることが大切です。では具体的に、どのようなマナーを身につけさせたらよいのでしょうか。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ食事マナーの基本は、食事前後のあいさつです。これは単なるあいさつではなく、感謝の気持ちを表したもの。「いただきます」は、料理を作って出してくれた人たちや農家の人、肉や魚の命をいただくことへの感謝の気持ちを表したものです。また、「ごちそうさま」の「馳走(ちそう)」は、あちこち走り回って食材を用意するという意味があるとか。そのように苦労して食事を用意してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけたことから「ごちそうさま」というようになったそうです。これらのあいさつは「食事に対する感謝の気持ちを表したものなんだよ」と、子どもに伝えることで、食べ物を大切にする心を育むきっかけになるかもしれません。正しい姿勢のポイントは椅子とテーブルの高さ調整箸の持ち方を注意することはあっても、食べる姿勢にはあまり目が行き届かない…という人は多いのではないでしょうか。食べる時の姿勢が悪いと消化にも悪く、だらしがない印象を与えてしまいがちです。何より猫背がクセになってしまっては、後に直そうと思っても簡単にはいきません。そこで大切なのが、体型にあった椅子とテーブル選びです。高さが合っていないと食べにくかったり、足がぶらぶらと動き、落ち着いて食事をすることができません。ヒジをテーブルにつく原因にも。足がぶらぶらする場合には、足元に箱を置くなどして調整しても〇。テーブルが高い場合には椅子にクッションを置いて調整します。<正しい姿勢のポイント>・背筋を伸ばして猫背にならない・椅子の背もたれに寄りかからない・テーブルと体の間は、げんこつ1個~1個半空ける・足はぶらぶらさせない。足の裏は床か、椅子の足載せにつける正しい箸の持ち方レッスンは食事中以外で箸選びのポイントは子どもの手の大きさに合ったものを選ぶことです。基準は、手を広げて親指の先と人さし指の先端の長さを測ります。その長さの1.5倍が、ちょうどよい箸の大きさになります。箸の太さや重さも大切なので、子どもと一緒に箸を買いにいくといいですね。また、食事中に箸使いの練習をすると食事が楽しくなくなってしまうので、それ以外の時間にトライします。ポップコーンや茹でた枝豆などをつまむゲーム感覚で練習すると〇。乾燥した小豆などの小さなものもつまめるように、少しずつ難易度を上げてみてください。<正しい箸の持ち方>1.上の箸を人さし指と中指ではさみ、親指をそえて鉛筆のように持ちます。持つ位置は箸の長さを3等分して、箸先から3分の2の位置です。2.下の箸は、上の箸の下側に差し入れ、薬指で固定します。3.はさむときは、箸の先端がきちんとぶつかるように、上の箸を動かします。いかがでしたか?大切なことは食事のマナーを厳しくしつけることではなく、家族で食事をする楽しさを一緒に体験することです。その中で子どもたちは、食事をする意味や楽しさ、マナーを理解していくことを、親自身が忘れないでいたいですね。笑顔あふれる食事の時間が、少しでも多く増えますように。参考資料:服部幸應の食育インストラクター養成講座<文・写真:食育インストラクター・フリーランス記者岩本亜実>
2018年05月03日俳優の山崎育三郎が、10月13日に東京国際フォーラムホールAにて、イベント「山崎育三郎のI AM 1936」 presents 「THIS IS IKU」を開催することが28日、明らかになった。このイベントは山崎がパーソナリティを務めるニッポン放送の番組『山崎育三郎の I AM 1936』(毎週土曜 21:30~)の番組イベントだ。各界からビッグなゲストが出演することも予定されており、山崎とどのようなコラボレーションを見せるのかに注目が集まる。17年5月にスタートした『山崎育三郎の I AM 1936』は少年野球で全国大会に出場した経験もある野球やゴルフなど趣味の話や、リスナーからのメールや質問にも答える他、リクエスト曲に即興で弾き語りを披露するコーナーも人気となっている。山崎はイベントについて「歌・ゲスト・笑い…いろいろな企画を考えていますし、最高のエンターテインメントにしたいと思います。これがIKUのSHOWだぞ!というのをお見せしますので、10月13日は国際フォーラムでお待ちしています!!」とPRしていた。
2018年04月28日「浴育」という言葉を見聞きしたことはありますか?「浴育」とは東京ガスが名づけた言葉で、文字どおり入浴を通じてその効果や方法、楽しみかたを育むこと。単なる入浴ではなく、お風呂の時間を通じて「遊び」「会話」「学び」を楽しんでほしいという願いが込められています。今回は浴育のなかでも、ママはもちろんパパにも楽しんでもらいたい「親子での入浴」についてご紹介します。 1. 浴育のメリット浴育がもたらす効果のうち、大きなものが「親子のコミュニケーション」。自分自身、子どもの頃にお風呂で親とゆっくり話した思い出があるかたもいるのではないでしょうか。東京ガスの調べでは、「お風呂では親子の会話がはずむ」と考えている人は、「そう思う」と「ややそう思う」を足すとおよそ8割にのぼるそう。「裸の付き合い」という言葉のとおり、入浴中は人との距離感が縮まったり、お湯のリラックス効果で緊張感が和らぐといわれています。その結果、親子での会話がはずむんですね。また親側の感想として、「テレビやおもちゃがないため、互いに気が逸れることなく、きちんと会話がしやすい」というものもあります。 2. 忙しいパパにこそ浴育を特に浴育を実践してほしいのは、普段子どもとのコミュニケーションが不足してしまいがちなパパです。共働きが多くなっているとはいえ、平日の子どもの世話は妻中心という家庭も多いでしょう。仕事で帰りが遅く、平日は子どもが起きている姿を見ることすら叶わない……そんなパパにこそ、浴育はおすすめなんです。ママからすると子どものとの入浴は日々の育児の一環で、「やらなきゃいけない」ことになりがち。しかし普段子どもと接する時間が少ないパパにとっては、貴重な子どもとの触れあいの時間になります。実際、東京ガスの調査によると、実際に子どもとの入浴を「楽しい」と感じているパパは9割近く。また、パパと子どもの入浴は本人たちの満足だけでなく、ママがひとりでゆっくりお風呂に入ることができてストレス発散になるというメリットもあります。ゆっくりできる休日、パパはぜひ子どもと一緒にお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。 3. 浴育には期限がある東京ガスの調査では、親子で入浴をしているのは、同性親子間であっても11歳頃まで。これが父と娘になると9歳頃までになり、女の子のほうが浴育を楽しめる期間が短いことがわかります。母と息子でも10歳頃までで半数以上が親子入浴をしなくなるそう。お風呂での親子の思い出を作れるのは子どもが小さいうちだけ……そう思うと、浴育に対する意欲が湧いてきませんか?つい感情的になってしまいそうな事柄も、お風呂だと落ち着いて話すことができるかもしれません。また、学校であった悲しいことを、お風呂でなら話せたという経験をしたことがある親もいるでしょう。お風呂は、コミュニケーションの場としてはもちろん、ときにはひらがなシートで文字を読んだり、九九を暗唱するといった学びの場にもなります。親子で過ごしたお風呂の記憶は、浴育ができなくなったあとも、子どもの中にしっかりと残るのではないでしょうか。親が多忙であればあるほど、親子のコミュニケーションは減ってしまいがち。会話をしているつもりでも、実際には親が一方的に子どもに注意や指示をしてばかりということもあります。そうしたときに浴育はおすすめ。普段と違う「お風呂」という空間になれば、子どもとゆっくり話ができそうです。せっかくですから、お風呂では子どもの話に耳を傾けるように意識してくださいね。子どもの頃に親と入浴した思い出。あたたかな記憶と経験を、今度は子どもにも手渡してあげませんか? 参考:東京ガス「浴育のすすめ」東京ガス「親子入浴に関する実態調査2010」東京ガス : 都市生活研究所 / 風呂文化研究会 / 「浴育」について
2018年03月30日「子どもにはバランスの良い食生活を送ってもらいたい」親なら誰しもがそう思うものですよね。「食育」も、普段から目にする言葉になりました。しかしいざ「食育をやろう」と考えても、何から始めたらいいのかわからないかたが多いのはないでしょうか。我が家でできる「食育」について考えてみましょう。 1. 「食育」とはすっかりなじみのある言葉になった「食育」。耳にする機会は増えたものの、実際にどういうことを指すのかはご存知ですか?農林水産省では、食育を以下のように定義しています。生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること(農林水産Webサイトより引用)食育は、単純に子どもが親から出された栄養バランスの整った食事を摂るということではありません。子ども自身が食に関する知識を身につけることも食育のひとつなんです。食育が指導されるようになったのは、子どもたちが摂取する栄養に偏りが見られがちになったこと、朝食を抜く子どもが増えたこと、痩せすぎや肥満といったものが問題視されるようになったため。こうした状況に加え、失われていく地域の食文化を伝えていくためにも、「食」に関する取り組みをする指針が定められたんです。 2. 食育に関するママの悩み2016年、ビースタイルグループ・ネオベジ株式会社では、子育て中のママたちに対して食に関するアンケート調査を行いました。「食育を意識していますか?」という質問には、「熱心に考える」が20%、「考える」が49%と約7割のママが食育について考えているという結果に。日々の食事を担うことの多いママたちにとって、食育は大きな関心事のようです。一方で、意識と知識のギャップも浮き彫りになりました。「何を食べさせればいいのかわからない」と答えたママは、「強く思う」「思う」を足すと半数以上の63%にのぼります。同アンケート調査に寄せられた悩みの声をいくつか見てみましょう。健康的な食事に対する知識がないので、世の中の情報に振り回されやすい限られた短い時間の中で栄養バランスと子どもの好き嫌いまで考慮して料理をするのは至難の業レシピを参考に作るが、食材を買い揃える時間も、毎回食材を買い揃える金銭的な面でも現実的ではない共働きの夫婦では、どうしても毎日似通ったメニューになってしまいがち。また、親自身が栄養に対する知識を持っていないことも多いようです。なんとなく「肉と魚のバランス」「野菜をたくさん食べさせたい」といった考えで献立を考えているため、「これでいいのか不安」になることもあるのではないでしょうか。 3. 食育の始めかた「日本型食生活」を意識したバランスの良い食事「主食」「主菜」「副菜」。見聞きしたことがあるのではないでしょうか。これらが揃うように意識をすれば、バランスの良い食事に近づくといわれています。主食:ごはん、パン、麺類など主菜:魚や肉、卵、大豆製品など副菜:野菜、きのこ、海藻、いもなど和洋食ともに、この3つを意識してみましょう。主菜と副菜を意識するだけでも、栄養バランスはぐっと整いますよ。もともと日本人が食べてきた和食は、ごはん・汁物・焼き魚など、栄養バランスが取りやすい献立が特徴。そのため、農林水産省などではこうした食生活を「日本型食生活」と称し、推進しているんです。和食は一汁一菜でも大丈夫「手間がかかる」といったイメージや、子どもが好きなメニューが影響して、食べる機会が少なくなっている和食。「一汁三菜」という言葉も、用意が面倒くさいという印象につながっているかもしれません。しかし2017年、「一汁一菜でよいという提案(土井善晴)」という本が話題になりました。一汁一菜とは、ごはん・汁物(味噌汁)・漬物。これだけでも心身の健康には十分だという意見です。残り野菜や豆腐、卵など、なんでも入れた具沢山の味噌汁やスープは、それだけでも立派なおかずになります。忙しい子育て期間中でも、これなら続けられるのではないでしょうか。「孤食」にさせない仕事などで忙しいと、つい食事の時間もせわしないものになってしまいがちです。子どもだけで食事をとる「孤食」が続いてしまってはいませんか?なかなか、毎日家族そろって食事をするのは難しいかもしれません。しかし、休日は家族で食べる、平日も親が食事中の子どもと会話を楽しむなど、「食事の時間が楽しいもの」だという経験を積ませてあげたいものですね。収穫体験や家庭菜園で食材から触れる「野菜嫌いの子が、自分で育てた野菜なら食べられた」「スーパーの野菜売り場で苦手な野菜を買うとき、子どもに選ばせてみたらがんばって食べてくれた」など、食材から関わることで子どもが食べられるようになることもあります。収穫体験や家庭菜園で、料理になる前の食材に触れることも大切な「食育」のひとつ。家族のレジャーに収穫体験を入れてみるのもおすすめですよ。親子で一緒に農林水産省のWebサイトでは、子どものためのページが用意されています。クイズやゲーム、調べもののページなど小学生頃から楽しめるメニューがあるんです。親子で一緒に見られる情報も記載されているので、ぜひご覧になってみてください。> こどもページ:農林水産省 食育というと、つい「きちんとしなくては」と力が入ってしまい、かえってストレスになってしまいがち。ですが、大切なのは「食べることは楽しい」と子どもに思ってもらえる機会を作ることと、主食・おかずをバランスよく食べること。忙しければ総菜に頼っても良いでしょう。「ごはんと味噌汁は作って、主菜は買おう」など、親側の意識も「食事は負担だらけで楽しくない」とならないようにしたいもですね。また、子どもの成長に伴って「野菜を洗ってもらう」「切ってもらう」「焼いてもらう」といった調理への参加も、立派な「食育」のひとつではないでしょうか。堅苦しく考えすぎず、食事を楽しいものにしていきたいですね。 参考:子育てママの98%が「食育気にしている」~栄養の摂り方『よくわからない』63%~農林水産省「食育の推進」農林水産省資料「日本型食生活のススメ」農林水産省「こどもページ」日経ウーマンオンライン「人生が変わる、体が喜ぶ「一汁一菜」土井善晴さん」
2018年03月27日2月25日まで東京・赤坂サカスにて開催している冬季限定イベント「ホワイトサカス」(平日 12:00~21:00、土日祝 11:00~21:00)。2月14日には、会場の目玉でもあるスケートリンク「ネスカフェ キットカット アイスリンク」で、バレンタインデーのスペシャルイベント「ネスカフェ キットカット アイスリンク presents Ayasa バレンタインLIVE with 小塚崇彦」が開催された。ヴァイオリニストのAyasa(左)と小塚崇彦同イベントには、ヴァイオリニストのAyasaとプロスケーターの小塚崇彦が登場。Ayasaがミニライブを行ったほか、Ayasaの生演奏に合わせて小塚崇彦がデモンストレーションを披露するなど、聖なる夜に会場を訪れた一般客を楽しませた。ホワイトサカスの公式テーマソング「告白の夜」が収録されているミニアルバム『CHRONICLE V』を1月にリリースしたばかりのヴァイオリニスト・Ayasa。夜空に輝くイルミネーションが幻想的な赤坂サカスのスケート場「ネスカフェ キットカット アイスリンク」のステージに、ロックを意識した衣装姿で登場した。MCを務めた笹川友里TBSアナウンサーからバレンタインデーの質問を振られたAyasaは「今日の明け方にクッキーを作って、スタッフさんに渡しました。見た目はよろしくありませんが、味は良かったと思いますよ。100点中68点(笑)」と辛めの自己採点。そしていよいよミニライブの時間となり、オープニング曲にはAyasaのオリジナル楽曲「告白の夜」をしんみりと聴かせた。続く2曲目には葉加瀬太郎の「情熱大陸」を、3曲目にはロック調の「千本の矢」を立て続けに熱演。アップダウンの激しい曲調とあって、会場を大いに盛り上げた。そして、この日のメーンイベントでもあるAyasaと小塚の夢のコラボレーション。小塚がAyasaのベストアルバム『BEST Ⅰ』から選んだという「chronicle」をAyasaが演奏すると、途中から「ネスカフェ キットカット アイスリンク」に小塚が登場。Ayasaの激しいヴァイオリンの生演奏に合わせ、小塚の華麗なスケーティングを披露し、観客からは同イベント最大の拍手が送られた。演奏後に感想を求められたAyasaは「こんなに間近で小塚さんのパフォーマンスを見ることが出来て幸せでした。小塚さんのスケートは選手時代からずっと見ていて、私がコンクールで演奏する曲を小塚さんがプログラムで使われていて、私はそれを見て勇気づけられて練習を頑張った時期がありました。今日コラボレーションさせていただいて本当にありがとうございました」と小塚に感謝の言葉。一方の小塚は「すごく緊張したんですが、バレンタインということで最初にハートのマークを書きました。もしよろしければ、氷の上に立ってみてください!」と粋な計らいで観客を喜ばせていた。
2018年02月15日「歩育」という言葉を知っていますか?「歩育」とは歩いて、子どもたちの心、生きる力を育てる教育です。我が家には、現在小学校2年生、1年生、年長の子どもがいて、三女が2歳になるころから家族全員でウオーキング大会に参加しています。だいたい1日で10~20キロくらい歩きますが、これは小さい頃からコツコツと習慣化したもの。歩くことを少しずつ続けてきた子どもたち。今では年長の娘(5歳)も、1人で20キロ歩き切ることができます。「歩育」をして良かったこと歩くことは、家族や年配の方、さまざまな年代の人との交流ができ、絆を深める良い機会になっています。子連れで大会に参加しているためか、必ず年配の方に声をかけられます。「こんなに小さいのにえらいね」と褒められるので、子どもたちも嬉しそうです。また、歩くと筋肉もつき、体力もつくので、風邪をひきにくくなったように思います。そして、この前は5キロだったけど、今回は10キロ歩けたね、などと達成感も味わえたり、歩ききることで自信に繋がります。一番効果を感じたのは、ウオーキングを始めてから継続する力、忍耐力がついたこと。我慢強くなり、ちょっとのことではへこたれない度胸もついているようです。ウオーキング大会は楽しいことがいっぱい!独自の取り組みとして「歩育」を取り入れている自治体が多いですが、なかでも有名なのは埼玉県東松山市の「スリーデーマーチ」。我が家がウオーキングをするきっかけとなった大会で、海外からの参加者、地元の幼稚園児~高校生まで、老若男女問わずみんなが参加できます。ほとんどの大会には制限時間が設けられているので、時間内にゴールすることを目的としています。アンカーもいて、アンカーに追いつかれないよう歩くことも必要です。また、大会によっては、さまざまなイベントが開催されているものもあります。例えば、無料で輪投げをして景品をもらえるものや、ゆるキャラと写真が撮れたり、参加賞がもらえたり。スリーデーマーチでは、ゴール会場にさまざまな屋台が出ていて、ゴールのお祝いにおいしいものを食べることも楽しみの一つです。「歩育」を今日から始めてみよう!今日からでも実践できるのが「親子で歩く」「家族で歩く」ことです。まずは近所の2、3キロから歩いてみませんか?子供の生き生きとした笑顔が見つけられると思います。慣れてきたらウオーキング大会に参加するのも楽しいですね。もちろん最初から10キロなんて歩かなくても、5キロほどのファミリーコースもあります。「歩育」とは歩いて自然や社会に触れ、子供たちの豊かな心、生きる力を育てる教育です。歩くことは、体を鍛えることがができるし、自然を学ぶことで感性を豊かにできます。普段は忙しくて、子どもとじっくり話ができないママやパパも多いはず。外に出て、自然を感じて歩くことは、親子のコミュニケーションにも繋がりますね。ウオーキングは、気軽に毎日でもできるところがいいところ。親子や家族で歩けば、おしゃべりもはずんで、もっと楽しい! 自然とも仲良くなれるし、家族ともっと仲良しに。いいことがいっぱいの「歩育」、皆さんも今日から始めてみませんか?<文:フリーランス記者青木真美>
2018年01月30日柳楽優弥(27)が1月16日、「チマタの噺」(テレビ東京系)に出演。中居正広(45)に「憧れている」と発言し、話題を呼んでいる。 MCを務める笑福亭鶴瓶(66)が「番宣も何もないのに出てくれたん?」と尋ねると、柳楽は「バラエティのスキルをあげていくことが課題で」と明かした。「難しいですよね。バラエティ番組って。だけど僕はMCとか目指してますから」と話し、鶴瓶を驚かせた。 さらに「僕は歌番組をやりたいです。中居さんのポジションみたいな」と告白。鶴瓶は「夢が中居正広や。全然タイプちゃうやん!」とツッコミを入れ、笑いを誘っていた。 柳楽は10日、KinKi Kidsの新曲「Topaz Love」のMVに出演していることが明らかとなったばかり。実は妻である豊田エリー(29)の影響でKinKi Kidsの大ファンであり、特に堂本剛(38)が「大好き」と公言している。堂本とは、昨年7月に公開された映画「銀魂」で“念願”の共演を果たした。その際にもインタビューで「色っぽいですよね。個性的で、天才っていうイメージもあって。だから好きです」と熱弁していた。 こういった柳楽のエピソードに、Twitterではジャニーズファンから共感の声が上がっている。 《柳楽くんジャニづいてる!》《ジャニーズに偏見なく好きなタイプの御人なのかな》《柳楽くん好感度が上がるくらいにはジャニ好きだよね》 これからの共演も楽しみだ!
2018年01月17日東京・駒場にある日本民藝館では、「棟方志功と柳宗悦」を2018年1月11日から3月25日まで開催する。 観音経曼荼羅「阿修羅の柵」 1938年 41.5×50.5㎝青森県青森市生まれの版画家・棟方志功は画家を目指して上京、やがて版画を生涯の仕事と定める。日本民藝館創設者の柳宗悦と棟方志功の出会いは、1936年4月の国画会会場。柳は棟方の「大和し美し」の買い上げを即決、以来作品の指導監修にあたる。半年後、同館の開館時には新作「華厳譜」が大広間の壁一面を飾った。棟方志功は柳宗悦を生涯の師として仰ぎ、作品が仕上がるたびに持参して意見を求め、彫り直しを命じられても粛々と応えた。一方の柳宗悦は棟方志功の作品を活かすべく、表具の考案に熱心に取り組んだ。 こうしたやり取りは二人の間に交わされた書簡にも残されており、深い信頼で結ばれた師弟関係を垣間見ることができる。倭画「曇雨御鯉魚」 1939年 32.0×58.0㎝本展では、出会いから柳宗悦が没するまでの25年間、彼の眼に叶った棟方志功の代表的作品を展観、数十年ぶりの出品となる「海山の柵」「般若心経経文 板画柵」、ほぼ初公開となる両人の書簡から、その関係性や思索の相違などを探りつつ、棟方作品の魅力を紹介する。また、1月19日と2月16日には、棟方志功研究・学芸員の石井頼子によるギャラリートークを17時半から18時半まで開催。3月3日は、東京大学名誉教授の松井健と石井頼子が記念対談を18時から19時半まで行う。記念対談は入館料別で参加費300円、要予約制。ギャラリートークは参加費無料。【展覧会情報】棟方志功と柳宗悦会期:2018年1月11日〜3月25日時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)会場:日本民藝館住所:東京都 目黒区駒場4-3-33入館料:一般1100円、大高生600円、中小生200円休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)西館公開日(旧柳宗悦邸):会期中の第2水曜、第2土曜、第3水曜、第3土曜(開館時間は16:30まで、入館は16:00まで)
2017年12月31日皆さんこんにちは、ママライターのあしださきです。「食育」という言葉が一般に浸透する少し前、2002年頃に「産地偽装」事件など「食の安全」を根底から揺るがす出来事がこの日本で多発したということを覚えていらっしゃる方は少なくないかもしれませんね。そもそも「食育」という言葉は、石塚左玄が1896年と1898年の著作の中で「体育智育才育は即ち食育なり」と自ら造語し用いられたのが最初だったと言われています。その後1903年に当時の報知新聞編集長であった村井弦斎が連載小説「食道楽」の中で、「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある」と書いていることも後に知られるところとなりました。そんな中産地偽装事件の後「食育基本法」が2005年6月に成立。この法律の成立で、これからの日本では食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育むことを目指すということが国民のひとりひとりに向かって宣言されたと言えるのだと思います。このあたりからでしょうか?子育てをしているママたちの間でも「食育」への関心が急激に高まっていった のは。子どもの口に入るものは今の健康だけでなく将来の病気や寿命にも関わる大切なもの。それを一番に考え、食事のみならず「お菓子」には人一倍気を使うママがいるという話をよく耳にするようになりました。実際わたしもママになって、たくさんの家庭の子育てを垣間見るチャンスがありました。すると、時々独創的方針で「食育」するママに出会ってしまいます。そこで今回は、私が出会った「お菓子」に関する取り組みが独創的な例を2つご紹介したいと思います。●①おやつは甘煮にした「豆」長女が幼稚園に入園する前、体操教室に通わせていました。そこでできたお友達に誘われて大きな子育てサークルの遠足に体験で参加させてもらった時のこと。公園でレジャーシートを敷いてみんなでお昼を食べ、食後に子どもたちがおやつを交換し始めたところ、「ごめんなさいね。うちの子どもにはくださらなくて大丈夫よ。」というママさん。見るとそのお子さんはタッパーに入った甘露煮のお豆を食べていました。「うちではおやつはさつまいもか、こういう豆しか与えていないんです。」私は初めての子育てでしたから、市販のラムネやキャンディーを食べさせている自分が恥ずかしいと思って、ちょっと落ち込んでしまいました。10年近く経った今は、「よそはよそ、方針は人それぞれでいい」と割り切れましたが。●②添加物チェックと情報共有2番目の子どもが幼稚園のころクラスが一緒だったお子さんのママに、食の知識が非常に豊富な方がいました。よく私が知らないような専門的な話をしてくれて、「勉強していて凄いな、偉いな」と感心していたのですが。幼稚園でクリスマス会があって、そこでミルクティーとおやつが出されるのですが、そのおやつの添加物を徹底的にチェックしていたのには驚きました。それをなんとリストにまとめてプリントアウトして配布、ママ同士のランチで講義のようにお話されていたんです。この添加物はこういう理由で体に良くないからできるだけ子どもに摂取させないほうがいいということや、市販の食材(ごく一般的でお弁当のおかずによく使うようなもの)にもこんなに悪いものが入っているということも説明してくれました。その場は呆気にとられて何も考えられなかったのですが、言われたこと全てを実践することは簡単ではなく、自分としてもどうすべきかわからなくなりました。----------根底にある、「子どもの健康や将来を思う気持ち」に非常に感銘を受けてしまいますが、だからといって全てを自分の子育てに取り入れることは難しい ことだと思います。独創的なママにとってはご自身の食育が、誰かのためにもなるという親切な気持ちからくるアドバイスなのかもしれません。そんな時は真摯に受け止めて、自分の中で試せるかもしれないという範囲で実践しても良いかもしれません。しかし過度に押し付けられてしまうことがないように、上手に距離をとってお付き合いする という努力はママにとって必須のスキルだと言わざるを得ません。出典/石塚左玄・著「科学的食養長寿論」(1896年)「通俗食物養生法」(1898年)村井弦斎・著「食道楽」(1903年)●ライター/あしださき●モデル/藤本順子
2017年10月30日『レ・ミゼラブル』など数々のグランドミュージカルに出演してきた山崎育三郎さん。近年、ドラマやバラエティで独特の存在感を放っている彼が、ついに『あいの結婚相談所』でドラマ初主演、結婚相談所の所長・藍野役を演じる。そんな山崎さんに、ミュージカルのことから自身の性格についてまでお聞きしました!中性的に思われるんですが実際の僕は、結構男っぽい。――バラエティ番組でも“ミュージカル調で”ということを求められることが多いですよね。山崎:そうですね(笑)。大抵、台本にミュージカル風に登場してください、とか、ミュージカル風に答えてくださいと書いてあることが多いですね。お任せな感じで振られるんですけれど、そういう時は、現場にいる方々が観客だと思って、皆さんを楽しませようと思ってやっています。僕は普段、お客様に向かって演じることに慣れているので、ドラマでは監督さんやカメラさんが楽しそうにしてくださっているのが励みになっています。――サービス精神が旺盛な、面白い方だというのは伝わってきます。山崎:求められていることに応えたいし、自分もその場を楽しみたい、というのはありますね。――ミュージカルを面白おかしく取り上げられることに対しては?山崎:それは、ミュージカルの表現が、テレビサイズで見ると面白く見えるっていうことだけなんで。そういうことからでもいいから、自分やミュージカルを知ってもらったり、興味を持ってもらえればいいと思う。ミュージカルっていうワードがテレビに取り上げられることは、むしろうれしいくらい。だって僕が素のままバラエティに出てたら、見てる人は笑っていいのか、どう見ていいのかわからなくて戸惑うと思うんですよ。僕はむしろ笑ってもらった方が、結果ありがたいです。だから今回の藍野さんも、やってる僕は真剣ですけれど、ちょっとクスッと笑って見ていただければと思います。――今回の役もですが、ミュージカルの舞台でも暗殺者の役を演じるなど、これまでのプリンスのイメージとは違った濃いキャラクターの役が続いていますね。山崎:楽しいですよ。ずっとやりたかったんです。20代の頃は、誰かに恋をする王子様役が多かったんですけれど、これから40代、50代になっていくなかで、ずっとプリンスではいられないわけです。いろんな経験をして幅を広げていかなきゃいけない。いま、そういう役をいただけて楽しんでいます。――前クールの『あなたのことはそれほど』の役も衝撃的でした。山崎:僕はクランクインの時から聞いていたので、涼太(東出昌大さん)への告白シーンに向かってずっと芝居を作ってきたんですけど、ご覧になった方は驚いたみたいですね(笑)。もともと僕は中性的なイメージを持たれることが多かったし、普段からそうなんじゃないかと思っている方もいるようです。――ミュージカルの俳優さんは、上品で物腰が柔らかいから…。山崎:昔、先輩にミュージカルでは中性的でいた方がプラスになると言われたんです。舞台の上では、男っぽさだけではなく、品の良さや美しさもないと魅力が出ない、と。それで意識的に中性的に振る舞っているところもありますね。ただ、僕自身の性格は、どっちかというと男っぽいんですけれど。――そうなんですか!?山崎:同級生たちといる時は…山崎軍団って呼ばれているんですけれど、僕が仕切って皆を集めて、その場ではエラそうにしゃべっていたりします。もともと男4人兄弟で育っているので、男同士の方が落ち着くんですよ。同じミュージカル俳優の(井上)芳雄君や健ちゃん(浦井健治さん)といても、僕が一番男っぽいねって言われます。――そういえば、井上さんもバラエティ番組でWキャストの相手をライバル視しているとか、かなり本音をぶっちゃけていますよね。まさにその相手である山崎さんは、井上さんの話をどんな気持ちで受け止めているんでしょう。山崎:どうもこうもないですよ。それを言えばテレビでウケると思っているでしょ、と(笑)。でも、井上さんの方が先輩なんで、後輩の僕はおとなしく聞いてるだけです。――では、山崎さんはライバル視したりはしない、と。山崎:僕はたぶん、性格的なものもあって、他人のことをそこまで意識したりしないんですよね。――年齢を重ねてできるミュージカルの大役もありますが、そういう目標はあったりしますか。山崎:いまは、そういうのはないですね。時代も変わってきて、映像で活躍されている方も大勢舞台に進出しています。願わくば、ミュージカル俳優ではなく、山崎育三郎として映像でも舞台でも、存在できるようになれればと思います。やまざき・いくさぶろう1986年1月18日生まれ、東京都出身。12歳の時にミュージカルデビュー。その後、留学などを経験し、’07年の『レ・ミゼラブル』のマリウス役で本格的に俳優としての活動をスタート。’15年より映像作品にも活躍の幅を広げるほか、歌手としても6月にカヴァーアルバム『1936~your songs II~』をリリース。コート¥58,000ロングシャツ¥33,000(共にイロコイ/イロコイ ヘッド ショップ TEL:03・3791・5033)ドラマ『あいの結婚相談所』は、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系にて放送中。山崎さんが演じている藍野は元動物行動学の准教授で、現在は200万円という法外な入会金をとるが成婚率100%を誇る結婚相談所の所長。劇中、歌やダンスも披露。山崎さんが歌う番組テーマソング『Congratulations/あいのデータ』も好評発売中(ユニバーサルミュージック)。※『anan』2017年9月6日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・尾後啓太インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年09月03日インタビューにて、挑戦することは怖くないかと尋ねると、「好きです」と、山崎育三郎は即答した。巷では、愛情と尊敬の念を込めて「育サマ」と呼ばれている男の、真っすぐな視線が突き刺さる。若い頃から踏んだ舞台は数知れず、心の奥深くにまで訴えかけるような歌唱力、兼ね備えた演技力は他の追随を許さず、やがてテレビ界からのオファーへとつながった。映像では初主演を務めることになった「あいの結婚相談所」は、山崎さんのさらなる挑戦の一手になるに違いない。「初主演は、いつかチャレンジしたいと思ってはいましたので、すごくうれしいです。いままで様々なドラマに出演しましたが、主演という立場では参加したことがなかったので、果たしてどんなことが待っているんだろうと、楽しみのほうが大きいです」と、穏やかな笑みを浮かべて語る山崎さん。出演する「あいの結婚相談所」は、7月28日(金)からスタートするテレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠。元々、金曜ナイトドラマ自体、視聴者として楽しんでいたという。「金曜ナイトドラマはチャレンジと言いますか、新しいものを作られているイメージがありました。単純に面白いなあと思って、視聴者としてよく見ていたんです。今回は、これまでの中でも一番チャレンジな作品みたいですよ(笑)」。山崎さんが説明してくれたように、加藤山羊作画、矢樹純原作の人気コミックを映像化する「あいの結婚相談所」は、“入会金200万円で成婚率100%”を謳う結婚相談所を舞台に、ワケアリの男女を結婚へと導く痛快ドラマ。山崎さん演じる元動物行動学の准教授にして結婚相談所所長の藍野真伍が、アシスタントのシスター・エリザベス(高梨臨)とともに毒舌をかましながら暗躍する。クランクイン前に行ったインタビューだったこともあり、キャラクターについては「未知数です」と笑った山崎さん。「ミュージカルドラマではないんですが、歌あり、ダンスあり、ピアノで弾き語りもあるんです」と、まさに山崎さんの真髄を堪能できる作品に仕上がりそうだ。「今回は、楽曲もすべてオリジナルで1から作るんです。『ラ・ラ・ランド』や『美女と野獣』のようなミュージカル映画がブームになっていますが、日本のオリジナルドラマでやることはいままでになかった。ずっとやりたいと思っていましたし、新感覚ドラマになると思っています。自分のすべてを出し切らないとできない作品なので、全身全霊で挑むつもりです」。舞台上で歌うことと、カメラの前で歌うことは、全く異なるものだと山崎さんは続ける。「ミュージカルは劇場が広いので1,000~2,000人のお客様を前に歌いますが、テレビの前で同じことをやると、トゥーマッチだと思うんです。歌いあげるというより、藍野の目の前にいる人とのキャッチボールの歌になるので、自分でもいままでにない表現になっていくのかな」と、これから始まる撮影に期待を寄せる。話を聞けば聞くほどチャレンジングな内容だが、冒頭の通り「挑戦は好き」というアグレッシブな気持ちがある。そもそもミュージカル界の俳優がテレビドラマに出演することこそが、一大事だった。「テレビの世界に挑戦するとなったとき、『山崎がテレビにいった…!』と、ミュージカル界でははじめ衝撃が走ったんです。僕らの大先輩にあたる市村正親さん、鹿賀丈史さん、石丸幹二さんたちはすごくご活躍されていますが、それからの世代で、ミュージカル俳優でテレビでも活躍する人はいませんでした。20年くらいいない中で、急に僕が出ることになったんです」と、数年前をふり返る。当然、チャレンジにはリスクも伴う。「20代の頃、ミュージカルをやっていると2~3年先までびっちりスケジュールが入っていたんです。だけど、映像をやるためには、ミュージカルをやらずに(年数を)空けておかなければいかなかった。はじめは…すごく怖かったです」。売れっ子がスケジュールの数年を突然空白にして、保証もない世界に踏み出すのは容易なことではない。思い切って飛び込んだ先には、「下町ロケット」で見せた涙の演技、「お義父さんと呼ばせて」の徹底したコミカルなキャラクター作り、「グッドパートナー 無敵の弁護士」では厳しい上司に必死でついていく女の子好きのキャラ、「あなたのことはそれほど」での切ない同性愛者の表情など多くの顔を見せ、現在の活躍に至る。山崎さんの演技は視聴者をドラマの世界に引き込む力を持つ、うれしいハイリターンの結果となった。「いろいろチャレンジをしましたけど、その先に新しいものに出会えますし、自分でも知らなかった自分に出会えることがありました。ここ数年で、環境がとても広がったんです。怖いことはありますが、この先もどんどんチャレンジはしていきたいです」と、語る姿が頼もしい。あえての質問。いま、一番の不安を挙げるなら?「僕、寝ないとダメなタイプなんです(笑)。出番・スケジュール・体力的にも『ドラマの主演は本当に寝られないよ』、『本当に大変だよ』とは聞いているので、それだけは戦々恐々としています(笑)」。チャーミングな発言も育サマの魅力だ。金曜ナイトドラマ「あいの結婚相談所」は7月28日(金)より毎週金曜23時15分テレビ朝日系にて放送。(※一部地域を除く)。(photo / text:Kyoko Akayama)
2017年07月17日落語の伝統を守る一方で、独演会ではさまざまな挑戦を続けている柳家三三。昨年は文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、その活躍がいっそう注目されるなか、六ヶ月連続独演会〈たびちどり〉で挑む演目が、大作『嶋鵆沖白浪(しまちどりおきつしらなみ)』だ。幕末から明治期に活躍した柳派の談洲楼燕枝(だんしゅうろう・えんし)が創作した長編人情噺を、毎回2話ずつ高座に上げ、全12話を通すという試み。長らく演じ手が途絶えていたという本作への想いを、三三に聞いた。たびちどり 柳家三三 六ヶ月連続独演会チケット情報大商人の跡取りでありながら侠客となった“佐原の喜三郎”。物語は彼と、やはり裕福な家の娘ながら芸者から遊女へ身をやつすお虎の運命を軸に、巾着切りの庄吉や、なまぐさ坊主の玄若、三宅島に流された罪人の長・勝五郎、旗本の優男・梅津長門ら多彩な人物を巻き込んで展開する。「人情噺というと泣ける話をイメージするかもしれませんが、元々は広い意味で人情の機微を描いた話のことなんですよ」と三三は言う。「燕枝は九代目市川団十郎と親交が深かったこともあり、この作品も“白浪物”(盗賊を主人公とする物語)や“三尺物”(博徒や侠客が主人公)、“世話物”(町人の人情を活写した芝居)と、色々な要素がたっぷり詰まっているんです」と、その口調にも自然と熱がこもる。今回はこの大作を12話に分け、三三自ら再構成。「怪僧玄若坊」「闇の島脱け」「お虎の美人局」など、内容に合わせて付けられたタイトルは、どれもワクワクするものばかりだ。「本当にね、なぜこの演目が長い間忘れ去られていたのか不思議なくらい」と三三は話しつつ、「ただ、長編だけにダイナミックな場面と地味な場面とがありますから、そこは1話ずつ観ても楽しめるように調整しました。あとは、初見でも、途中の回を観ていなくても内容が分かるように、前回までのあらすじは読み物で配る予定です」と“続き物”ならではの工夫を明かす。そんな苦労もいとわないのは、落語のもつ豊かな世界をもっと知ってもらいたいから。「燕枝が活躍した当時は町内に1軒ずつくらい寄席があって、人々は晩ご飯を終えた後、ちょうどテレビを観てくつろぐ感覚で寄席に足を運んだそうですよ」と三三は語る。「だから『あの寄席で面白い“続き物”をやってるぞ』と評判になると、その寄席によその町からわーっとお客さんが集まったりしてね。艶のある場面にドキドキしたり、切った張ったの立ち回りにハラハラしたり。そういった楽しさを、現代のお客さんにどうやったら届けられるか。それだけを考えて演りたいですね」という三三。その言葉からは、名作を伝える演じ手としての覚悟が伝わってきた。公演は愛知・大須演芸場と大阪・グランフロント大阪にて、5月から10月まで毎月1回ずつ開催。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2017年05月08日実力派俳優としてひっぱりだこの柳楽優弥さん。現在「フランケンシュタインの恋」と大河ドラマを並行して撮影中の超多忙な毎日を送っている。取材に対応していただいたこの日の睡眠時間はなんと3時間。さぞお疲れであろうと思いきや、意外にも「こういう経験もしてみたかった」とストイックな役者魂をのぞかせる。極限的な睡眠時間を「しびれますね」と表現し、「明日も、明後日も、セリフを覚えたり…3週間休みがなかったり…」。弱音が聞けるかと思うと「ちょっとうれしいですよね」と満面の笑顔。心から役者の仕事を愛していることが伺える。「フランケンシュタインの恋」は、120年間、人から隠れるようにして暮らしていた怪物の深志研(綾野剛)と、大学院生の津軽継実(二階堂ふみ)が出会い、恋に落ちるというラブ・ストーリー。柳楽さんは継実に恋心を抱いている大学院の先輩で、実家の稲庭工務店に深志研を住まわせ、友情を築きながらも恋のライバルになるという稲庭聖哉を演じている。知り合いを通じてプライベートでご飯を食べる仲ではあったというものの、綾野剛さんとの共演は今回が初めて。「僕の方がずっと年下だけど『剛くん』って呼んでもウェルカムな雰囲気を出してくれるし、そういった距離や間合いの取り方がすごく上手な方」と大絶賛。綾野さんからは以前より「一緒に出てよ!」とラブコールを受けていたがタイミングが合わず、今回の「フランケンシュタインの恋」では念願の初共演を果たし、「うれしいです!」との喜びの声を上げている。ちなみに、綾野さんからは「優弥」と呼ばれているそうだ。撮影開始からまもなくの3月26日、27歳の誕生日を迎えた柳楽さん。誕生日当日は大学の食堂で撮影中だった為、綾野さん、二階堂さんと大勢のエキストラやスタッフに盛大にお祝いをしてもらい、「久々にあれだけ多くの人から拍手してもらってうれしかったです」とご満悦。ケーキもたくさん用意されたのだとか。「剛くんからはカッコいいサングラスをもらいました」とプレゼントの内容まで聞かせてくれた。取材中に何度も「大好き!」と好きアピールしていた綾野さんとの初共演であることも、稲庭役を受けるきっかけとなったのはもちろんだが、映画『許されざる者』で共演した柄本明さんとの再共演も熱望していたという。第1話の台本を読み、柄本さん演じる鶴丸教授と稲庭が落語を聞いているシーンを想像したときに「このシーンはほかの人にやらせたくない!」と強く思ったそうだ。怪物が登場するというファンタジー要素がある今作への柳楽さんのアプローチは、「『E.T』や『シザーハンズ』もそうですが、見慣れないビジュアルのキャラクターを見慣れるようになるまで、笑いを取り入れたりしていますよね。ファンタジー部分をいかに見やすくするかが大変で、そこに重点を置いて演じています」とのこと。柳楽さんが演じる稲庭は「前半は特に、視聴者に一番近い視点を持つ、普通の感覚の人」だと分析する。怪物である深志研と、稲庭が恋心を抱いていた継実の接近により、徐々に稲庭のジェラシーが露わになる。また、川栄李奈さん演じる元ヤンキー娘の室園美琴も稲庭に惹かれており、恋の三角関係どころか四角関係が展開していくという…。「監督が“稲庭の嫉妬カット”と名付けて、場を盛り上げてくれてるんですよ」。柳楽さんが「ジェラ男」と呼ぶ稲庭が見せる、その“嫉妬カット”には要注目だ。柳楽さんは元気良く、「とにかく楽しく撮影しています!」と爽やかな笑顔で言い、撮影現場へと戻っていった。(Hiromi Kaku)
2017年05月07日「好き嫌いには味見作戦を! フランス式・好き嫌い克服法とは」 のつづきです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』という本を読み、「なるほど」と思う方針を取り入れているうちに、意外な効果があったのは、生活全般で子供のわがままや主張に振り回されない、ということでした。本によると、フランス人は食に対しては確固たる考えを持ち、子供がどんなに騒いでもそれが揺らぐことはないようです。この本のなかから、フランス式の食育、おもな3つのルールをご紹介しましょう。■その1: 食べ物は「決まった時間」に食卓で食べるフランス式食育では、食べ物は決まった時間に食卓でのみ食べるもので、時間を決めずにお腹が空いた時にダラダラ食べるようなことはしないようです。基本的には、朝食、昼食、グテ(おやつ)、夕食の4回で、お腹が空いても次の時間まで待たせるのです。筆者の次女育てで一番役立ったのは「子供はお腹を空かせても食事時間まで我慢すればいい」ということでした。食への執着が強かった次女は、保育園から帰宅した6時過ぎから大騒ぎ。前もって夕食を準備しておけばよかったのですが、その余裕もなく、とりあえずパンやバナナを食べさせて静かにさせていました。そうすると、当然夕食の準備ができたころにはお腹も満足し、夕食は食べたい物だけを食べる、という悪循環でした。どう考えても夕食前に重たい食べ物をあげすぎだとわかっていたのですが、仕事を終えて疲れた夕方に次女の主張と戦う気力がなかったのです。そんな時に、「子供がお腹を空かせるのは悪いことではない。お腹が空くと次の食事が楽しみになる」という記述を読みました。そして「お腹が空いても子供は我慢ができる」とも書いてありました。あのうるさい次女に我慢させる、ということを考えたこともなかったけれど、とりあえず本の受け売りを試してみました。次女:「お腹空いたー」(ぎゃーぎゃー)筆者:「お腹が空いたの? よかったねー。あと30分でごはんができるから楽しみに待ってて」次女はいつもとは違う筆者の対応に最初は不満そうでしたが、それでもじょじょに前ほど騒ぐことはなくなりました。「お腹を空かせたらかわいそう」という考えで頭がいっぱいだった筆者も、「子供がお腹を空かせれば次のごはんをしっかり食べるから悪いことではない」と少し気持ちが楽になったのを思い出します。そして、次女はちゃんと空腹を我慢することもできる、という発見もありました。 ■その2: 食べ物の決定権は大人が持ち、大人が子供の食に責任を持つ次に大きく変わったのは、食ベ物の主導権。今まではついつい「何が食べたい?」と聞いて子供の食べたい物に合わせがちでした。今でも子供のリクエストは聞くけれど、基本的に決めるのは大人。「えー! 今日魚?」と言われても気にせず、「今日は魚だよ」と答えています。ここでも淡々と答えるようにしていると、意外と子供もあきらめます。カナダ人著者によると北米では「選ぶ知恵をつけること」はよいこととされ、食べる物を子供が自分の責任で決める機会も多いそう。だけど基本的にフランスでは食べる時間も食べる物も大人が決め、大人が子供の食に責任を持つ、という姿勢が強いようです。子どもに甘い日本は、残念ながらやや北米よりでしょうか? 特に、子供が小学生になると、放課後友達の家や公園で何を食べているかは全く親の管理外になってしまいます。ただ、自分の目が届く範囲では、できるだけダラダラとは食べさせず、なるべく食べる時は食卓につくようさせています。(自分は仕事しながらダラダラ食べたりするし、自分がおやつを食べたい時は、おやつ時間でなくてもつい、「これ食べる?」と食べさせ、全く完璧にはできませんが・・・) ■その3: とにかく「食」を楽しむ正直言うと、子供が生まれてから「食は楽しむもの」ということはすっかり忘れていました。手際が悪いからか、なかなかきちんと食卓を完璧に用意してから「さあ食べよう」とはならず、子供や夫に「先に食べていて」といいながら、自分はもう一品作ったり、足りない物を取りに行ったり…。でも食事は「できるだけみんな一緒に食べて楽しむもの」ということを改めて思い出させてくれたのもこの本でした。今でも家族そろって食べられるのは、休日か慌ただしい朝食くらいだけど、そろう時はできるだけ全員食卓について、そこで子供の話を聞いたり、家族で何かを計画したりと、「食事」や「食卓」を中心に家族の絆を強くするのも悪くないな、と思っています。これは著者が編み出した、フランス式の食事ルールです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月07日女優の柳美稀(19)が25日、札幌ドームで開催されたオープン戦「北海道日本ハムファイターズ対東京ヤクルトスワローズ」の始球式を務めた。投球は右にそれたものの、ソフトボールの経験を生かして見事なノーバウンドピッチングを果たした。マウンドに上がった柳は、日本ハム・レアード選手でおなじみの"寿司パフォーマンス"を披露。観客を沸かせながら、緊張した面持ちでバッターのヤクルト・西浦直亨選手に向かって渾身の一球を投げ込んだ。自身初の始球式を終えた柳は、「今日のピッチングは自分的には60点」と控えめに自己採点。「ほんとにほんとに悔しいので、次回は100点の投球をするためにお仕事で活躍してまた呼んでいただけるように頑張ります。肩作っておきます」と意気込み、自身のツイッターでは「ノーバンで届いた」と報告している。1997年8月24日生まれの大阪府出身。昨年、『動物戦隊ジュウオウジャー』(テレビ朝日系)のセラ・ジュウオウシャーク役で全国放送のドラマ初出演を果たした。本日は始球式に女優の柳 美稀(@yanagi_miki_)さんが登場!#lovefighters #宇宙一のその先へ pic.twitter.com/IFc9AnKaHD— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) 2017年3月25日
2017年03月26日ミュージカルを中心にテレビドラマでも活躍中の俳優・山崎育三郎が、2月24日(金)放送の日本テレビ系「アナザースカイ」に出演。かつて留学生活を過ごした思い出の地、アメリカのミズーリ州を15年ぶりに訪れる。同番組は司会を今田耕司と中条あやみが務め、毎回ゲストが自分だけの第2の故郷“アナザースカイ”を訪ねるという旅バラエティ。今回のゲストである山崎さんは、12歳でミュージカル初主演を務めると変声期を迎えるまで舞台やテレビに出演。その後2007年ミュージカル「レ・ミゼラブル」日本上演20周年公演のマリウス役でミュージカル俳優としてデビューすると、同年にはグループとして歌手デビューも果たし、翌年には初主演映画『夏休みのような1ヵ月』が公開。2009年には舞台「パッチギ!」で初のストレートプレイ出演も経験。その後も2010年には歌手としてソロデビュー、コンサートを開催。「嵐が丘」「ロミオ&ジュリエット」「ミス・サイゴン」「モーツァルト!」「エリザベート」と数々の舞台へ出演。最近では「下町ロケット」をはじめ「お義父さんと呼ばせて」「悪党たちは千里を走る」「グッドパートナー 無敵の弁護士」と立て続けにテレビドラマにも出演。現在、フジテレビ系で放送中の「突然ですが、明日結婚します」では西内まりや演じるヒロインにプロポーズし、「flumpool」山村隆太演じるイケメンアナウンサーと恋のバトルを繰り広げるエリート証券マンを熱演。さらに、ディズニー不朽の名作『美女と野獣』の実写版にて、ダン・スティーヴンス演じる野獣の日本語吹き替え声優を務める。そんな山崎さんが今回訪れるのは、自身が高校時代に1年間留学生活を経験した思い出の地、アメリカのミズーリ州。日本人どころかアジア人が1人もいないこの地で、3か月にわたり孤独な日々を過ごしたという山崎さんだが、地元の高校で過ごす中、ある予想外の出来事で一躍学校のスターになったという。その理由とは?変声期を迎えた頃ミュージカルで挫折を経験。このミズーリの地での経験によって挫折を克服できたという山崎さんがお世話になったホストファミリーと涙の再会。そして感謝の歌を披露する。話題の俳優・山崎育三郎をゲストに迎える「アナザースカイ」は2月24日(金)23時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年02月24日グラビアアイドルで女優の柳ゆり菜が19日、東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で写真集『ひみつ』(発売中 2,700円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。2014年にNHKで放送された連続ドラマ小説『マッサン』でヌードポスターに起用されて一躍話題を集め、以降はドラマやグラビアなど様々なフィールドで活躍している柳ゆり菜。そんな彼女の2枚目となる同写真集は、オーストラリア・シドニーでロケを行い、持ち前の可愛らしい笑顔はもちろん、バストのトップをぬいぐるみで隠した衝撃のショットを披露するなど、彼女の魅力が詰まった1冊となっている。多くの報道陣を前にして被っていたカツラと帽子を脱いだ柳は「髪の毛を40cm切りました。昨年の12月にヒロインを務めさせていただいた映画があり、そこで切らせていただきました。ベリーショートは人生で初めてですが、自分の性格にはこっちの髪の方が合っているので、"ニュー柳ゆり菜"として受け入れてもらえたら嬉しいです」とあいさつ。その経緯を「その作品を全身全霊で向き合いたかったので、女優魂を見せようとスキンヘッドでも何でもしようと思いました」と明かしつつ、「いざ切ってみると首輪が外れたような感じで、可能性が広がったし、自分にフィットしたような心地良い髪型です」と胸を張った。2年ぶりに発表された写真集については「表紙に載っているぬいぐるみでバストのトップを隠した写真は、セクシーでトップになると思い、マネージャーと相談しました。自分でプロデュースしたような表紙になりましたね」と自信。また、今回は"お尻推し"の写真が多いといい、「自分としては曲線のキレイさがお気に入りで、大きなお尻が武器だと思っています。以前は胸でしたが、今回はお尻が新たな魅力だと思い、お尻が多めになっています」と説明しつつ、「網タイツはハムみたいになると思って着ませんでしたが、いざ着てみるとお尻が綺麗に見えました。新たなお気に入りのアイテムになったので、ぜひ見ていただきたいです」とアピールしていた。
2017年02月20日兵庫県神戸市、六甲山の北側、澄んだ空気ののどかな街にオープンしたカフェレストラン「TOIRONI(トイロニ)」。古い日本家屋をリノベーションした店は、天井が高くゆったりとした雰囲気。大きな窓からは北神戸の街並みが眺められ、くつろぎの時間が流れています。このお店は“産育食” コミュニティサイト「月とみのり」を運営する(株)みらいたべるが展開。2008年1月に神戸の街でスタートした小さな企業です。“産育食” とは、「うみそだてる人の食」「もう何もいらないくらい幸せなときも、ひとり寂しく肩を抱くときも、お腹はグーと鳴るものです。たべることは、“みらい” につながることなのです」と、代表の小附孝(こつきたかし)さんが、料理、食を主軸に始められました。公務員、フレンチレストランのシェフ、役者など、さまざまなユニーク(?)な経歴を持つ小附さんは、給食会社で働いていた時に「産院食」に出会います。「妊婦さんが出産するための平均5日間の入院期間で、妊婦さんのための食事、出産後ママになってからの食事があることを知りました。それで、妊娠さんになった! と気づいてから出産そして授乳期まで、ママと赤ちゃんが同じ栄養を分け合って過ごす月日の食事を考えられたら…」。そんな思いで起業。ママの食事が、母体の健康を守るとともに、そのまま赤ちゃんの栄養に…。そんな「うみそだてる人の食」を小附さんは「産育食」と名づけました。妊婦さんたちに “やさしい料理” を「栄養バランスを考えるのが大事と分かっているけれど、体調が悪くて食べられない。料理をするのも辛い…」、妊婦さんにはそんなときが多々あります。そこで小附さんは、産院での食事づくりで培ったたくさんのレシピと、 最新の医学的研究に基づいた栄養学を背景に、産育食という考え方やサービスを社会に提案しています。「我々は妊産婦さんが摂りたい栄養素が入った食事を、産育食と総称していますが、実は『産育食ってこういものです!』という実態はありません。妊産婦さんが摂取した方が良いもの、逆に食べてはだめなものなどをきちんと考えて私たちが作っている料理がやがて、それぞれの家庭でのスタンダードなメニューとなっていけばいいな、という思いで提案しています。『トイロニ』のメニューもそんなふう。ていねいにカツオと昆布からとったお出汁で作る煮物やスープ、豆、芋、海草類も取り入れて、もちろん野菜もたっぷり! かと言って、お肉を控えめに…というわけではなく、そこはバランスを考えて作ってます」「~せねばならない」ではなく「あ! おいしいな」を大切にトイロニではランチも展開しています。メニューは「トイロニランチ」のほか、サラダプレートやパン&デリランチ、2歳以上の子どもが食べることができるキッズプレート850円(チーズオムレツ、ゴロゴロポテト&ソーセージ、お子さまカレー、白ごはん、スープ)、チーズケーキ、シフォンケーキ、タルトなどのスイーツ類も充実。「『これを食べなきゃいけない、野菜をとらなきゃ』とか、『~~せねばならない』という義務にかられて食事をするのではなく、『あ!おいしいな』、『いろいろ食べられて楽しいな』と、食べてもらって、栄養も自然にバランスよくとれてしまう、そんなランチなんですよ」と小附さん。例えば、切り干しダイコンのナポリタン風などアレンジの楽しい「トイロニ」の料理からヒントを得て、「家でも作ってみようかな?」とか「こういう食べ方もあるんだ!」とヒントや発見をみつけてもらえたら…とも話してくれました。広々空間のテーブル横にベビーカーを横付けしたり、ベビーラックを利用したり、子どもと一緒に座れるベンチチェア席もあるので小さなお子様のいるママも安心。授乳やおむつ交換コーナーも設えられているのもうれしい限りです。神戸の郊外カフェレストランで、親子で家族で、栄養バランスのとれたランチを食べながら、の~んびり過ごしてみてください。「TOIRONI(トイロニ)」兵庫県神戸市北区上津台1-5-2tel. 078-983-3901営業時間:10:00~18:00 火曜定休駐車場:8台
2017年01月25日食育という言葉が近年浸透していますが、赤ちゃんが食べる離乳食はその初めの一歩。便利な市販のものもさまざまなメーカーから出てきていますが、安心安全な手作りのものを食べさせてあげたいというのも親心。そうは言っても時間がとれない、何かと不安だという人のために、離乳食の作り方の基本や注意するべきポイントをまとめています。離乳食の役割 って?まずは離乳食の役割を理解するところから始めましょう。まずひとつは、「飲む」から固形のものを「噛む」に移行する練習です。母乳を飲むことしかできない赤ちゃんが、固形のものを噛んで飲み込み「食べる」ことができるようになるまでには、段階を踏む必要があります。液体に近いペースト状のものから始め、徐々に固形のものに近づいていきましょう。食べるという行為は栄養素を摂取するという意味でももちろん重要ですが、同じぐらい大事なのが噛む力 を育てること。食べ物をしっかり噛んで食べることの大きな意味の一つは唾液の分泌を良くすることです。しっかり噛んで食事をすることで満腹中枢が刺激されるというのもよく聞く話ですし、しっかり噛むことで脳の血液循環が良くなるという説もあるぐらいなので、噛む力を育てることは重要だといえます。また、離乳食でさまざまな味を経験させてあげることで味覚を育むという重要な役割もあります。食べる意欲を育てて食事の楽しさを教えるためにも、離乳食は欠かせないのです。離乳食の作り方初めて離乳食作りに挑戦するママは、わからないことや不安なことも多いのではないでしょうか。ここでは、離乳食を作る際の注意点や手軽な作り方を紹介します。離乳食に適さない食材月齢によって赤ちゃんが食べられるものは変わってきますが、ここでは10ヶ月〜1歳になっても控えた方がいい食材を説明します。まずは消化しにくいもの。いくら健康に良いと言われていても、玄米などの雑穀米はやめておきましょう。内臓機能がまだ完璧でない赤ちゃんにとっては負担になってしまいます。イカ・タコ・貝類などの魚介も加熱すると固くなるものが多いので消化がしにくいので注意しましょう。塩分が高いものも厳禁です。ラーメンなどは手軽そうですが、赤ちゃんにとっては味が濃すぎます。また、さまざまな食材に合わせやすいしらす干しも塩分が高い食材です。基本的に干物は控えた方がいいでしょう。そして、要注意なのがアレルギーを起こしやすい食品です。そば、カニ・エビなどは、幼い頃は控えておいた方がいいでしょう離乳食を作る際の注意点料理を作るときには当然のことですが、赤ちゃんの離乳食作りの際にはいっそう気をつけて欲しいのが衛生面です。赤ちゃんが大人よりも菌への抵抗力が弱いのはもちろんのこと、離乳食は水分が多い一方で塩分が少ないため菌が繁殖しやすい状態とも言えるのです。食材選びに気をつける、手洗いをしっかりするというのはもちろんのこと、調理器具は野菜類と肉や魚で分け、しっかりと加熱するようにしましょう。赤ちゃんの食器も清潔に保ち、他の食材を触った箸やスプーンは使わないように気をつけましょう。また、離乳食は味付けをごくごく控えめに。大人が味見したら味がわかるかわからないかぐらいで十分です。特に、塩分は過多にならないように気をつけてください。離乳食を手軽に手間をかけてあげたいと思っても、毎日の雑事に忙しかったり、上の子供がいる家庭などでは、離乳食ばかりに時間を割くのは難しいと思います。そこでぜひ活用して欲しいのが、フリージングとベビーフード 。離乳食は一度に与える量が多くないため、まとめて作っておいて冷凍保存しておくのが便利です。毎日同じ献立ばかりにならないように気をつける必要はありますが、毎回その都度作らなければいけないわけでもありません。密閉容器で小分けにして冷凍し、解凍するときには必ず火を入れてください。基本的に、一週間程度で使い切るのが目安です。 また、ベビーフードもぜひ有効活用を。ベビーフードを一部取り入れたり、献立の参考にしてみたり、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。笑顔でごはん、が一番気をつけなければいけないことがたくさんあって大変な離乳食作りですが、長い目で見てみればほんの一年足らずのことです。赤ちゃんと向き合える限られた時間を大事にしてください。赤ちゃんと一緒に笑顔で食卓を囲むことが何よりも大切です。
2016年12月08日身長185cm。撮影のために渋谷の路地を歩く青木崇高さんは、存在感があって色っぽく、思わず息を呑むほどかっこいい。飄々としていて、どこか掴みどころがない雰囲気が魅力的な36歳。――改めてですが、本当に身長が高い…というか、ガタイがいい方なんですね。青木:事務所に入った21~22歳の時は、もっとガリガリだったんです。正直、自分はそんなに大きい自覚はなかったんですけど、街を歩いてる時、前から大きい人が来ると、「でっかいなぁ。こんだけデカいと普段の生活も大変だろうなぁ」とか思うんですけど、すれ違うと俺のほうがデカかったりして、「うそやろ~?!」ってなることが結構あったんです(笑)。だったら、デカいってことを武器にするのもいいのかなと思って、20代後半の頃、体を大きくしようと鍛えたりしたんです。それまでの僕は、1つのイメージでカテゴライズされるのが本当にイヤで、あえていろんなタイプの役を意図的にやらせてもらってたんです。いろんなところに点を残し、それを繋げば広い面になる。そうすれば心に強く訴えられる…と思ってたんですけど、一つ一つの点にインパクトがなければ覚えてもらえないと思うんです。ならばとりあえずは近いところに点を集中させて、印象を残そうと。それで体を大きくしたっていうのはあります。そこから実際、強面、デカい、力強いみたいな役のオファーをいただいて、少しずつ仕事が増えてきた。なので、結果的には良かったです。――いつ頃から役者を目指していたのでしょうか?青木:上京して入学したグラフィックの専門学校を卒業して、ビデオ屋でバイトしてる頃ですね。正確にいうと、役者を目指していたっていうのは、ちょっと違うんですけど…。その頃の友達にモデルをやってる子がいて、ちょっといいなって思ってて。モデルとかって、モテそうじゃないですか(笑)。雑誌とか出てる男って、モテる感じがしたんです。で、俺も、と思って、今の事務所のオーディションを受けたんですよね。――それだけ身長が高ければ、モテそうなもんですが…。青木:モテませんでした。100%ないですね。たまに地元に帰って高校時代の友達に、「俺、雑誌とかで“モテますよね?”とか聞かれんねんで」とか言うと、全員死ぬほど笑いますから。「あの青木が、青木がそんなことあるわけないやんけ」って、爆笑ですよ。――告白とかは?青木:されたことないです。だから自分で告白するんですけど、振られ倒してましたからね。スポーツとか部活で活躍してて、なんかおしゃれな感じの男が、やっぱりモテるんですよ。女性はどちらかというと、そういう男が好きですからね。――そんな女の子たちに対して、どう思ってたんですか?青木:“見てろよ、いつか見返してやる!!”って、20代前半くらいまで思ってたんじゃないですかね…。改めて考えると、俺最低だな(笑)。違いますよ、自分が告白した女の子にくらいは、振り向いてほしかったってことです。――で、モテるために…というのは半分冗談にしても、モデルになりたいと思っていた、と。青木:いや、実は全然…。っていうか、ほとんど何にも考えてなかったんですよ。モデルになりたいとも、役者になりたいとも。映画は好きだったんですけど、“演技をしたい!”とかっていうわけじゃなく、“ちょっと出られたらいいなぁ”くらいのレベルで。だからオーディションの時、言い合いになっちゃって。「芝居やる気あんの?」「ないですよ」「関西弁だけどどうすんの?そんな作品ばっかりじゃないよ?」「その時になれば標準語しゃべります」みたいな(笑)。――恐ろしい…。若さゆえ、という言葉でも片付けられない生意気ぶりですね。36歳の青木さん的には、当時の自分に今、なんて言ってあげたいですか?青木:いいぞ!もっとやれ!(笑)――マジですか(笑)。青木:面倒くさい性格なんですよ。人から「こうでしょ?」って言われると、そう思ってても「違います」って言いたくなるし、疑り深いし。まあそういう“性格のクセ”があることが、少しは役者という仕事を続けられている理由になっている気がするから、そこはなくしたくないとは思いますけどね。でも、たぶん当時は、狭いながらも自分の価値観を持ってて、その中で一生懸命になってたんじゃないですかね。学校とか会社とか、組織の中に入っちゃうと、知らない間に流されて、望まない場所にたどり着いちゃったりするじゃないですか。そうなりたくなくて、なんとか踏ん張ってたんじゃないかな。でも相手と戦うほどの理由やスキル、評価もないから、暴れるしかない、みたいな。なんか自信はあったんです。根拠のない自信ですけど。◇あおき・むねたか1980年生まれ、大阪府出身。‘02年、映画で俳優デビュー。‘07年にNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、注目を集める。その後も大河ドラマや、映画『るろうに剣心』などに出演。現在、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)に出演中。◇スーツ¥110,000(ブリッラ ペルイル グスト/ビームスF 新宿TEL:03・5368・7305)ネクタイ¥16,000(フランコ バッシ/ビームスF新宿)シャツ¥23,000(アニエスベー/アニエスベーTEL:03・6229・5800)◇初長編単独主演映画『雨にゆれる女』が、11/19よりテアトル新宿にてレイトロードショー。本名を隠して暮らす健次(青木)の元に、ある夜突然同僚(岡山天音)がやってきて、謎の女・理美(大野いと)を預ける。次第に健次の生活が狂い始め…。パリを拠点に活躍する音楽家・半野喜弘の、初監督作品。bitters.co.jp/ameyure/index.html※『anan』2016年11月23日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・小泉美智子ヘア&メイク・NANA
2016年11月21日“面倒くさいヤツですよ”と笑う横顔から、少し繊細な内面が見え隠れする、青木崇高さん。初主演映画が公開され、私生活ではご結婚も。2016年は、記念すべき年になった模様です。――今回の、主演映画『雨にゆれる女』の監督である半野喜弘監督とは、若かりし頃に出会ったそうですね。青木:そうなんです。事務所に入ったばっかりの頃は、仕事なんて全然なくて、「1か月くらい、旅してきま~す」って出掛けて、ヨーロッパをフラフラしてたんです。安宿泊まって美術館見て、日本人がいたら声かけて…って。で、ある夜パリの街を歩いていたら、カフェで楽しそうに飲んでる日本人の集団がいて。「こんちはー。ちょっと旅してるんですけど、よかったら交ぜてもらえませんか?」ってお願いしたら、「いいよいいよ」と受け入れてくれて。その中に、半野監督がいたんです。半野さんはパリを拠点に音楽活動をされていて、その後も東京でイベントをやられる時に僕が顔を出したり…みたいに、緩く繋がってはいたんです。で、10年後、東京のお店でごはんを食べていたら、偶然隣の席に監督がいて!そこでいろんな話をして、「映画を撮りたいね」ってことになり、今回の作品になりました。――ある意味、まだ何者でもなかった青木さんを知っている人に、主役として映画を撮られるというご経験は、どうでした?青木:特殊ですよね。撮影中や、出来上がった映画を見ても、そういった感慨みたいなものは浮かんでこないんですよ、作品として見ちゃうから。でもこういう取材で話をしてたりすると、なんか、特殊な経験だったなぁと。たぶん今後も、ないと思うんです。人間っていう個体同士が衝突することで、何かが生まれると思うんですが、そういう意味では、パリを歩いている時に僕が半野さんに衝突したことで、この映画が生まれたわけですよね。声をかけてよかったと思う。人間関係を、疎かにしなくてよかったなって思います。でも、10歳年下の、「ちょっと役者、やろうと思ってます」みたいな男が声かけてきたら、ウザいじゃないですか。ホント半野さん、よく受け入れてくれたなぁ…。また今後も何かを一緒に作りたいですね。こういう規模の映画って、関わっているスタッフの熱が伝わりやすい現場なので、“作ってる”という実感が強く持てる。それがすごく楽しかった。もちろん、大作には大作の良さがあるんですが。――半野さんはミュージシャンでもありますが、歌ってくれと言われたら、歌います?青木:歌いますよ。役者ですから、求められたらやりたいと思う。たぶん半野さんは僕のことを理解しているから、理由があってのオファーだと思うし。――信頼している相手に身を委ねるというのは、役者という仕事の一つの特徴でもありますもんね。青木:そうですね。でも怖い時もありますけど。全部さらけ出すわけですから。「いい?俺さらけ出すよ、だからよろしくね?」って気分で、バンジージャンプをする感じ。そのロープを持っているのが監督で、信じてるからこそ、何mでも飛び降りられる。でもそうやって、まだ見ぬところに飛び降りるチャンスがあるっていうのは、ありがたいことなんですよ。挑戦する機会って、そんなに訪れるわけじゃないですから。トライできるなら、飛び降りる価値はあると思ってます。――ところで、せっかくなので、ご結婚のことも伺いたく…。青木:どうぞどうぞ(笑)。――今年めでたく入籍なさいましたが、結婚願望がもともと強いタイプだったんですか?青木:そういうわけでもなかったんです。一人で旅行とかひょいっと行っちゃうタイプだし、好きなタイミングでごはん食べて、時間を好きに使って…って暮らし方は、とても楽しかったんです。でも、楽しかったんだけど、ずーっとこのままだったら、いつか白けてきちゃうんじゃないかなって、なんかだんだん思うようになってきて。――正直、一人でいることに飽きてきていた?青木:うーん、一人で好き勝手にやる生活の限界を感じた、みたいなことですかね。何か変化を起こすとしたら、結婚なのかなぁって。正直、ずっと好きに生きてきたから、他者を受け入れて生活するのって、簡単なことじゃないと思うんですよ。この先大変なこともたくさんあると思う。でもそうなったとしても、たぶん僕は、“でもお前は、そこに行きたかったんだろう?”って自分に言って、乗り越えていけると思ってます。まあこんな話、結婚して長い方が聞いたら、「まだそんなこと言ってんのか、若輩者が!」って言われちゃうような話だと思いますけど。――でも、さっき「高校時代はモテなかった」と言ってましたけれど、そんな青木さんからしたら、今回の結婚は、相当すごい“モテ”ですよね。青木:ねぇ。不特定多数にモテなくてよかった(笑)。若い時モテなかったけど、最後の最後に素敵な人に出会えて、報われた感じがします。◇あおき・むねたか1980年生まれ、大阪府出身。‘02年、映画で俳優デビュー。‘07年にNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、注目を集める。その後も大河ドラマや、映画『るろうに剣心』などに出演。現在、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)に出演中。◇スーツ¥110,000(ブリッラ ペルイル グスト/ビームスF 新宿TEL:03・5368・7305)ネクタイ¥16,000(フランコ バッシ/ビームスF新宿)シャツ¥23,000(アニエスベー/アニエスベーTEL:03・6229・5800)◇初長編単独主演映画『雨にゆれる女』が、11/19よりテアトル新宿にてレイトロードショー。本名を隠して暮らす健次(青木)の元に、ある夜突然同僚(岡山天音)がやってきて、謎の女・理美(大野いと)を預ける。次第に健次の生活が狂い始め…。パリを拠点に活躍する音楽家・半野喜弘の、初監督作品。bitters.co.jp/ameyure/index.html※『anan』2016年11月23日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・小泉美智子ヘア&メイク・NANA
2016年11月21日お笑いコンビ・NON STYLEの石田明と、平成ノブシコブシの吉村崇が、きょう17日(21:00~22:54)に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』の2時間スペシャル(レギュラーは毎週木曜22:00~23:00)に出演し、同局系演芸番組『笑点』の独特の風習を暴露する。いずれも『笑点』にゲスト出演した経験のある2人。石田は「『笑点』に出るときは恥ずかしい。楽屋に『NON STYLE先生』って書いてあるんですよ」と、他の番組では「○様」と書いてある部分が意外な表記になっていることを説明する。また、吉村は「ケータリングは大体せんべい」と紹介。しかも、それが「硬い」「柔らかい」「濡れている」の3種類に分かれているそうだが、「硬いせんべいは残っていますね」と、年配の出演者が多い番組ならではの状況を暴露する。今夜の放送には、その『笑点』から、三遊亭好楽が初出演。5代目三遊亭圓楽から目をかけられ、『笑点』メンバー入りも後押ししてくれたくれたそうだが、「引っ張ってくれたから、すごく厳しかった」と秘話を語る。他にも、堺正章、ヒロミ、勝俣州和、泰葉、篠原信一、山本美憂、長谷川穂積、滝沢沙織、西山茉希、戸塚祥太、河合郁人、あばれる君、GENKING、菊地亜美、橋本環奈、祥子、宮本エリアナ、平野ノラ、ぺえが出演する。
2016年11月17日第29回東京国際映画祭のコンペティション部門出品作『雪女』の記者会見が28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、監督・主演の杉野希妃をはじめ、青木崇高、山口まゆ、佐野史郎が登壇した。同作は、小泉八雲原作『怪談』の一編である「雪女」を新たな解釈のもと、杉野希妃監督が映画化した作品。杉野監督自らタイトルロールの雪女=ユキを演じ、主人公の巳之吉を青木崇高が演じる。杉野監督は「クラシックな作品でありながら現代を意識したモダンな雰囲気も入れ、新しい雪女を作れたのではないかと自負しています」と自信。「私たちに見えてないものはたくさんあり、そういう目に見えないもの、つかみどころのないものを大切にしながらこの映画を作ったので、私が意図していないものがたくさん映っているんじゃないかと思います」と話した。そして、監督と主演の両立について、「演じているときはモニターは見られないので、カットをかけたあとにモニターまで走って確認する作業は、自分にとって一つの試練だった」と回顧。「現場では常に監督としていたんですが、私という他人・杉野希妃の演技を私が判断する…自分でダメ出しするのは、客観性が求められるものだった」と言い、「大変でしたし鍛えられた」と振り返った。一緒に演じている側も、監督が主演も務めていることで苦労する点があったようで、青木は笑いながら「受けている方も大変なんです」と告白。「カットがかかると、ユキだと思っていた人が監督に。そして戻ってきて、またユキだと思ってやらないといけない」と言い、「こっちも鍛えられるというか、集中力のいる現場だった」と明かした。さらに、「監督でありプロデューサーであり主演であり、そして映画祭にも貪欲に発表していく才能」と杉野監督を称え、「この人と仕事をやりたかったので、一緒にできてうれしく思います」と感慨深げに語った。同作が2作目の長編映画出演となった山口も、杉野監督について「人としてすごい尊敬でき、私が目指している女優としても尊敬できる」と話し、「とても勉強になった作品でした」としみじみ。10年ほど小泉八雲作品の朗読も行っているという佐野は、「『雪女』とは関わりが深い」と作品との強い結びつきを説明し、現場での監督とのやりとりを振り返りながら「濃密な時間を過ごさせていただきました」と語った。『雪女』は、2017年3月4日より全国順次公開。
2016年10月28日お風呂タイムは、親子の大切なコミュニケーションの時間。毎日20~30分でも、子どもの成長を育むポイントがたくさんあります。「浴育」を通じて楽しく入浴することで、子どもがお風呂を好きになってくれるかもしれません。今回は、そんな浴育を手助けしてくれるおすすめグッズを紹介します。■お風呂の壁は大きなキャンパス「お風呂クレヨン」浴育で特におすすめしたいのは、定番の「お風呂クレヨン」です。お風呂の壁にお絵描きができて、スポンジで洗い流せるので、簡単に繰り返し遊べます。ノートや画用紙と違って、壁一面に好きなだけお絵描きできるから、子どもも大喜び! のびのびと遊ばせることで、思わぬ才能が開花するかもしれません。■スポーツへの興味を育む「ミニバスケットゴール」親としては体を動かして遊んでほしいものですが、最近では公園に行ってもゲーム機で遊ぶ子が増えてきているようです。小さいころからボールに触れ合うことで、スポーツへの興味をもつきっかけになるかもしれません。吸盤式のミニバスケットゴールは、簡単にお風呂の壁に取り付けられます。まずはボール遊びをして、成長とともにゴールへ投げ入れる楽しみを覚えていくことでしょう。親子でキャッチボールをしたり、ゴールを狙いあいっこすれば、子どもの挑戦意欲が育めそうです。 ■記憶力がUPするかも!? 「おふろでペタペタ!」シリーズトミカやプラレール、トーマスなど、子どもに人気のキャラクターが絵柄の「おふろでペタペタ!」シリーズは、お湯にぬらしたパネルをお風呂の壁や窓にはって遊べるオモチャです。付属のおふろシートを壁に貼れば、シートの図柄とパネルを合わせながら遊べるので、パズルのような図形遊びの入門編に。パズルは想像力や観察力、集中力、思考力を高めてくれるそう。子どもの脳を刺激する要素が盛りだくさんです。■お風呂でも読み聞かせを「ビニール素材の絵本」お風呂で楽しめる、ビニール素材の絵本もあります。赤ちゃんのときから楽しめる絵だけのものや、ストーリーがある絵本ももちろんあり、お風呂のなかでも読み聞かせができる優れものです。なかには、温度の変化によって絵の色が変わる面白い本もあります。浴育グッズがあれば、お風呂が苦手な子も、ゆっくり湯船につかるようになるかもしれません。浴育をきっかけに、親子のコミュニケーションの時間を増やしていけたらいいですね。
2016年09月14日ここ最近、ドラマにバラエティ番組にとひっぱりだこのミュージカル界のプリンス、山崎育三郎が主演するミュージカル『プリシラ』の製作発表会見が9月7日、東京スカイツリーの下で開催された。山崎のほか、出演するユナク(超新星)、古屋敬多(Lead)、陣内孝則が劇中のド派手なドラァグクイーン姿で登壇。見どころや意気込みを話した。ミュージカル『プリシラ』チケット情報原作は3人のドラァグクイーンが、1台のバス「プリシラ号」で旅をするドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画。2006年には同じくオーストラリアでミュージカル化され、その後世界15か国以上で上演されてきた作品が、満を持して日本へ初上陸する。マドンナやドナ・サマーなどの往年のヒット曲が散りばめられていることも人気のひとつだが、この日の会見でも劇中で使用されるナンバー『GO WEST』をバックに、キャストが登場。その姿は、自身の頭の3倍以上はありそうなカラフルなカツラに、ド派手な衣裳だ。「今日初めて衣裳をつけて、頭が重くてびっくり。しかも歩きづらい。本番はこの格好で踊りながら歌うので、かなりリハーサルが必要なんじゃないかな」(山崎)、「マネージャーには本番まで20キロ痩せろといわれ、今日は腋毛をそってこいと言われ…。再来年還暦なんですけど、還暦前にやる仕事じゃない!」(陣内)と、なかなか苦労をしているよう。しかしそんなぼやきを言いながらも、陣内などはところどころ「アタシはね…!」と女性っぽい言葉遣いが混ざったり、本人たちもノリノリで楽しんでいる様子が見て取れた。見どころとしては、ユナクが「衣裳も派手でステージも美しい。本当に目で見て楽しめて、心は癒される作品。家族の愛や友情、色々なものが描かれています」、古屋が「(3人の仲間たちが)仲が悪いようでめちゃくちゃ良かったりと、人情のある物語。早くみんなと打ち解けて自然な空気が出せたら」とそれぞれ語る。山崎も「音楽も名曲ぞろいで、ショーアップされた部分もありますが、それだけではなく、3人がバスで旅をする中で家族や愛、自分自身のことを見つめ直します。一度きりの人生をどう生きていくのかという大きなテーマも描かれて、最後にはちょっと泣ける。笑いから涙まで詰め込まれた、これぞミュージカルといった作品」と話した。なおこの日から、劇中で登場するバス“プリシラ号”さながらのピンクのバス・プリシラ号が都内を回遊。その出発式も行われた。MCとして会見に登壇した(本作にも出演する)キンタロー。も「プリシラ号を見つけたら、金運・恋愛運・仕事運がアップする…かも!?」とアピール。ファンの方はぜひチェックを。ユナクと古屋はWキャスト。公演は12月8日(木)から29日(木)まで、東京・日生劇場にて。チケットは9月17日(土)に一般発売を開始する。
2016年09月08日俳優・青木崇高が8日、都内で行われた主演舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 花 Produced by TBS」の製作発表記者会見に出席した。青木は6月に女優・タレントの優香と結婚した。結婚後初の舞台に関する意気込みを聞かれると、共演者たちはニコニコと青木を見守るムードに。青木は、「なんでしょうねえ、ロングランですから、しっかり体力精神力を培って、両方やっていきたいと思います」と苦笑しながら答えた。共演者陣も肩を震わせ、あたたかな笑いに包まれた。また、会見終了後、報道陣から「青木さんおめでとうございます!」と声がかかると、青木はピースで応えた。共演の成河も、後ろを振り向き拍手で祝福した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360度型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。”花・鳥・風・月”の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。製作発表には他に小栗旬、山本耕史、成河、りょう、清野菜名、近藤芳正、古田新太、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりが登場した。
2016年09月08日最近は、食育やコミュニケーションのために、子どもといっしょにクッキングを楽しむママが増えているようです。「そろそろチャレンジしてみようかな」と思っているママに向けて、始め方や親子クッキングのメリットを紹介します。■料理に興味が出てくる3~6歳からスタート親子クッキングの始めどきは、子どもが料理に興味を持ち始める3~6歳ごろ。ちなみに我が家では、子どもが3歳のとき、家事を何でも自分でやりたがるようになったため、流れに乗って料理も始めてみました。それより小さい1~2歳の子には、包丁デビューは早いかもしれません。でも、ママが料理をしている様子に興味を示すようなら、プチトマトのヘタを取る、レタスをちぎるなどの簡単なお手伝いをやらせてあげるといいでしょう。■ケガをしにくい子ども用包丁はマスト親子クッキングを始めるにあたって、まず用意したいのは包丁です。3~6歳の幼児には、刃先が丸く、指がスパッと切れない設計になっている子ども用の包丁が安心。ただ、硬いものが切りにくいので、小学校になったら小さめの普通の包丁を買い直すといいかもしれません。それ以外の道具は家にあるものでかまいませんが、かわいいデザインのまな板やエプロンもそろえてあげると、より子どもの意欲が高まります。最初のうちは、子ども包丁でも切りやすい果物を使ったものがおすすめです。我が家では休日の朝食用に、子どもにバナナを切ってもらって、バナナヨーグルトを作っています。子どもが盛り付けまで担当し、「はい、どうぞ」と張り切って家族全員に配ってくれるので、大人の気分も和みます。そのほか、イチゴや缶詰のミカンなど、いろいろな果物を刻んで生クリームと合わせたフルーツサンドを作るのも休日の楽しみ。こねて丸める過程が楽しい白玉だんごや肉だんご、ラップで握って作るおにぎりも、親子クッキングには最適です。■子どもの能力向上と親子のコミュニケーションにつながる親子クッキングは、子どもにさまざまな良い影響をもたらすといわれています。食材の形や種類、料理ができる過程を知ることが食育になるのはもちろんのこと、料理を通して、集中力や表現力、思考力などの能力も高まるのだとか。また、自分で切って調理することで、嫌いだった物が食べられるようになったという話もよく耳にします。そして何より、親と子のコミュニケーションの機会が増えるのが大きなメリットです。忙しいママは、子どもがなかなかうまくできないとイライラしてしまうかもしれませんが、効率より楽しむことを重視して、ゆったりした気持ちで接することが大切。そのためにも、親子クッキングは、気持ちに余裕がある休日に行うのがいいでしょう。一方で、好奇心が強く飲み込みの良い子の場合、すぐに包丁の使い方を覚えてグングン上達し、勝手に火をつけたり大人用の調理器具を使ったりと、大胆なことをやってのけることもあります。幼児とのクッキングの際には、油断して目を離さないようにしたいですね。
2016年07月16日女優の優香(35)と俳優の青木崇高(36)が結婚することが13日、わかった。同日、所属事務所がファックスを通じて発表した。事務所によると、2人は昨年10月、共演したNHK時代劇『ちかえもん』の衣装合わせで出会い、年明けのクランクアップ後に交際に発展。その後、青木のプロポーズで結婚が決まった。2人はすでに同居しており、今後、良き日を選んで婚姻届を提出するが、入籍日は非公開とのこと。式・披露宴は未定。優香は妊娠しておらず、今後も仕事を続けるという。優香と青木は、連名で直筆コメントも発表。「ドラマの共演をきっかけに、今年に入って交際することになり、自然な心地の良い流れの中で、共に人生を歩んでいきたいと決心し、この度、結婚する運びとなりました」と報告し、「お互いを支え合い、ずっと笑っていられる家庭を築けるよう、努力していきます。今後とも、これからの二人を温かく見守ってくださるよう、よろしくお願い申し上げます!」と呼びかけている。そして、優香は「生命力にあふれ、思いやりのある彼との日々はとても穏やかで、幸せを感じながら過ごしています」、青木は「顔をクシャクシャにしながら笑う彼女の姿をずっと守っていきたいと思います」とお互いについてコメントしている。
2016年06月13日