*画像はイメージです:俳優の渡辺謙さんが、一般人女性と不倫していたことが判明。報じた週刊誌には「動かぬ証拠」の写真が掲載されており、不貞関係にあったことは間違いないよう。「ラスト・サムライ」の裏の顔に、ショックの声があがっています。現在渡辺が海外にいる模様で、記者会見などは開かれていません。妻で女優の南果歩も沈黙しており、離婚となるのか、容認するのかは不明です。仮に離婚となった場合は、南果歩さんが望めば慰謝料を支払う義務が発生するものと思われます。では、金額はどのくらいになるのでしょうか? ■不貞や婚姻期間に応じた金額が請求される金額を決定するうえで考慮される事情としては、不貞の期間や回数、婚姻期間、子どもの有無などがあります。婚姻期間については長ければ長いほど、慰謝料は高額化します。原則的に慰謝料の金額に「収入」や「職業」は算定要素になりません。混同されがちですが、基本的にはどのような職業、いかなる収入であろうとも、慰謝料には直結することはありません。ただし、例外的なケースとして慰謝料増額に職業が加味されることがあります。過去の判例でいうと、弁護士やプロ騎手などの裁判で、職業が慰謝料の算定要素となったことがありました。渡辺謙さんの場合、上記のように原則的には一般人と変わらず不貞期間と婚姻期間に応じた慰謝料になると思われますが、過去の芸能人と同じように、社会的な心象などを考慮し、自ら高額な慰謝料を支払う可能性があります。また、彼は日本を代表する俳優であることから、「例外」になることも考えられます。以上の要素からやはり慰謝料を支払うことになるとすれば、それなりに高額になるものと思われます。 ■当然の代償芸能人の不倫についてはかつて「芸の肥やし」、という考えもあったようですが、現在は認識が厳しくなっています。どのような人間であろうと、結婚している相手を裏切るという行為は、倫理的に許されるものではありません。仮にそれが発覚すれば、法的に代償を支払うのは当然といえます。 *記事監修弁護士:理崎智英(高島総合法律事務所。離婚、男女問題、遺産相続、借金問題(破産、民事再生等)を多数取り扱っている。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*Graphs / PIXTA(ピクスタ)
2017年04月12日『週刊文春』にニューヨークでの不倫現場をキャッチされたのは、日本を代表するハリウッドスター・渡辺謙(57)。 2月中旬、渡辺が元ホステスのA子さん(36)を連れ込んだのは、ニューヨークの高級アパート。だがこの部屋は、妻の南果歩(53)がつい前日まで泊まり込んでいた部屋だった。 南は、異国の地で奮闘し続ける夫のために、日本から持っていった食材で甲斐甲斐しく和食を用意していたのだ。 「こんな報道が出ると、あの2人は“仮面夫婦”だったのかと思う人もいるでしょう。でも、それは違います。いまも2人は夫婦でいっしょに行動することも多く、実際、仲の良さは端から見ても伝わってきます」(2人を知る関係者) 今年1月には、こんな光景も見られた。 「渡辺さんの所属事務所の新年会が、代官山のレストランを借り切って行われたのですが、渡辺さんと南さんは2人で手をつないで参加されてました。冷え切った夫婦には無理な芸当と思いました」(プロダクション関係者) だがその裏で、渡辺は元ホステスとの不倫に溺れて……。いったい南とA子さんとの“二重生活”を、渡辺はどう決着させるのか。所属事務所ケイダッシュの川村龍夫会長は、本誌の取材にこう話した。 「離婚の可能性はゼロですよ。彼は事態をきちんと収拾できるはずです。彼は前の離婚の渦中にうちに移籍してきて、私は彼の苦悩や憔悴ぶりをつぶさに見ています。あんな苦労を再び背負うわけがない。助言?まず果歩さんに謝ることでしょうね。すべてはそれからです」 渡辺はいまの自分があるのが誰のおかげか、もう一度よく噛みしめるべきだろう。
2017年04月04日4月1日放送の『胸いっぱいサミット』(関西テレビ)で、はるな愛(44)が渡辺謙(57)の不倫報道に言及した。 『週刊文春』は、渡辺とジュエリーデザイナーの女性(36)との3年にわたる交際の様子をスクープ。女性は田中みな実(30)似の美人で、北新地の元ナンバーワンホステスだったという。だが同誌に掲載されている2人の写真がごくごくプライベートなものだったこともあり、「女性側から情報が漏れたのでは」との憶測を呼んでいた。 そうしたなか、はるなも「(写真がどこから流出したかは)まだ分からないけど」としながらも「相手のホステスの女性が写真を見せたりしてたんでしょ~」と推測。「昔、水商売してるときにお客さんに芸能人が来たら2ショットの写真を撮って。『今日こんな人が来てくれた』とか見せたくなるんですよ~」と共感。さらに「でも、女の子同士ってありません?彼を自慢したいって」と“女心”を分析。スタジオの女性陣からは共感の声があがっていた。 北新地のホステス女性(20)はこう語る。 「お相手の女性のことは北新地でもかなり噂になっていますよ。もちろん不倫は良くないですが、彼女の気持ちは理解できます。もし謙さんほどのハリウッド俳優と付き合ったら、私は自慢しますし。ホステス同士って見栄の張り合い。マウンティングっていうんでしょうか。お客さんにどんなすごい方がいらっしゃったか。どれだけ貢いでもらったか。バーキンをいくつ持ってるか。そういう世界ですから。その分、やっかまれると怖いですけどね……」
2017年04月03日ダウンタウンの松本人志(53)が4月2日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、『週刊文春』が報じた俳優・渡辺謙(57)の不倫疑惑についてコメントした。 番組では同記事をもとに、渡辺は2月18日に映画の撮影のため訪れていたニューヨークで女性との“手つなぎデート”が目撃されたと説明。司会の東野幸治(49)は、これまでに不倫騒動となったタレントのベッキー(33)の事例を挙げ、「今回は擁護の声が多い印象」と考えを述べた。 これに松本は、「ベッキーのときも、最初のときはわりと(世間は)擁護していたと思うよ、俺の記憶では。今はまだ、難しい微妙なラインにおられるなあと。謙さんの場合、有名人ファミリーだから、そっちに(批判が)行くと大変」と配慮を見せた。 続けて番組では、過去に不倫を報じられた乙武洋匡氏(40)のtwitterを紹介。twitterでは「これが世に言う“忖度”か」と、今回の疑惑について批判的な報道の少ないマスコミに対する怒りの声が綴られている。 これに対し松本は、次のように持論を展開した。 「“忖度”を言うならば、ニューヨークで手をつないで歩いていたというのも、これも僕は謙さんの忖度だと思うんですね。女性のほうから『手をつなごう』と言われたらね、忖度なんですよ。(それを払いのけたら)『何?愛してないの?』って、なるわけじゃないですか。これがまた逆恨みを生むかもしれない」 現在も撮影のため日本を離れている渡辺だが、芸能レポーターの長谷川まさ子(54)は「(渡辺は)近々に帰国する予定。まずは事務所の方に説明をして今後の対応をお考えになる」と説明。松本は「擁護ではない」という立場をとりつつも、渡辺に対し、「頑張ってほしいと思ってるんです。“ラスト・サムライ”となって、一刀両断。不倫というものをこれで終わりにしてほしい」とエールを贈った。
2017年04月02日女優の杏が31日、東京・銀座の三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」で行われた同施設の誕生1周年を記念した記者発表会に出席。終了時に報道陣から「渡辺謙さんに不倫報道が出ましたが?」と父の不倫疑惑について質問が飛んだが、無言で一礼して立ち去った。「METoA Ginza」は、三菱電機グループのテクノロジーがアートや伝統、文化と結びつき、新しい価値を創造・発信する場所として昨年3月31日に誕生。このたび来場者が100万人を突破したことも記念し、三菱電機家電製品のイメージキャラクターでもある杏を迎えて発表会を行った。杏は「1周年おめでとうございます。それから、100万人も訪れたということで二重におめでたいなと思っております」と祝福。「たくさん関わらせていただいているので勝手に身内のような気持ち(笑)。さらに、私としてもいろんな魅力を伝えていけるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。また、「METoA Ginza」の印象を聞かれ、「こんなにエンターテインメントというか、最新なものだけでなく、伝統や日本の和も織り込まれた空間なんだなと」と感激した様子。「私たちみたいな世代も、もっと上の方もそうですが、お子さんたちも楽しめる工夫がされている」と魅力を伝えた。「METoA Ginza」では、現在「家電リサイクル」をテーマにしたイベント「Re-Birth in Ginza - 家電リサイクルが創る、出会いと驚きの世界。」(~6月14日予定)を開催しており、本イベントでシンボルオブジェ作品を手掛けた工業デザイナーの川本尚毅氏も発表会に出席。クラッチバッグ「ORISHIKI」のMEToAオリジナルバージョンもお披露目され、手に持った杏は「遊び心がある」「すごく軽い」「フィットします」と絶賛した。
2017年03月31日「東京タラレバ娘」をはじめ、途切れることなく各クールのドラマに出演する人気俳優・田中圭や、注目の若手俳優・桜田通、ご当地男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」メンバーなど銭湯&風呂好きが、日本伝統文化の銭湯の魅力を語る「SODA特別編集『銭湯男子。』」が発売決定。イケメンたちが銭湯を堪能する様子が満載だ。表紙を飾るのは、雑誌「SODA」の連載で各所の銭湯を訪れている俳優の田中さん。月9ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」や大河ドラマ「軍師官兵衛」、主演ドラマ「びったれ!!!」や「東京タラレバ娘」、そして今春からは高梨臨主演のドラマ「恋がヘタでも生きてます」…と、途切れることなく話題ドラマに出演する田中さんが、昔ながらの銭湯に入浴し、銭湯にまつわる思い出話に花を咲かせるという。また、「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」「グッドモーニング・コール」、映画『orange』などで同世代若手俳優たちと競演しながら確実に注目度を上げ、ドラマ「クズの本懐」で初主演を務めた桜田さんも登場。桜田さんは、浜辺美波&北村匠海のW主演で贈る『君の膵臓をたべたい』の公開が夏に控える。そして、俳優・大谷亮平は、韓国・チムジルバンでの思い出を明かす。「逃げるは恥だが役に立つ」での石田ゆり子との共演や、「不機嫌な果実スペシャル~3年目の浮気~」「奪い愛、冬」で見せた大人の男性の魅力全開の演技に、夢中になる女性が続出。そんな大谷さんのくつろぎモードの表情はファン必見だ。そのほか、名古屋を拠点に精力的な活動を続けるアイドルグループ「BOYS AND MEN」から、勇翔、吉原雅斗、また映画『白鳥麗子でございます!』で俳優としても活躍する田村侑久&辻本達規も登場。さらに今年デビュー3周年を迎えるボーカルグループ「SOLIDEMO」のシュネル&佐脇慧一、新生K-1のカリスマ武尊らも銭湯に入浴。銭湯での思い出話やお風呂でのマイルールなど赤裸々にトーク。「サバンナ」高橋は銭湯の極意&銭湯の入り方をレクチャー。読めば銭湯へ行きたくなるような1冊に仕上がっている。「SODA特別編集『銭湯男子。』」は全国の書店、ネット書店、BOOKぴあにて発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月31日女優の真矢ミキが、30日に放送されたTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)で、俳優・渡辺謙の不倫疑惑について、『週刊文春』の"世界進出"に驚きを示した。番組では、この日発売の『週刊文春』で報じられた渡辺の不倫疑惑を特集。相手の女性は36歳のジュエリーデザイナーで、誌面にはニューヨークでデートを楽しむ2人の写真が掲載されている。この報道に、真矢は「文春さんが渡辺さんを見習ってか、世界を股にかけるようになったんだなということに一番驚き」とコメント。国分太一も「ニューヨークまでいきましたからね」と返した。また、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次も、日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』(毎週月~金8:00~10:25)で、「ニューヨーク…そこまでいく!?」と驚きを示した。
2017年03月30日「悟空のきもち」で“絶頂睡眠”ヘッドスパ体験!全国に4店舗かまえる「悟空のきもち」は、なんと全国でキャンセル待ちが10万人いるほど、多くの人々から注目を集めているお店です。銀座店は2016年7月オープンし、キャンセル待ちが3万人に! ヘッドマイスターが行う”絶頂睡眠”ヘッドスパはまさに神技で、日常の疲れを癒して贅沢なひとときを体験させてくれます。 営業時間は12:00~21:00なので、予約が取れれば仕事帰りに立ち寄るのも◎。おすすめは60分コースで、頭・顔・首・肩・デコルテをマッサージしてくれます。自然にリラックスできる、こだわりの空間づくりお店に一歩踏み入ると、あたたかみのある柔らかな照明が訪れた人々を出迎えてくれます。施術スペースにはふわふわのリクライニングシートが設置され、ブルーやピンクなどのカラフルな照明が”大人のジェットコースター”を演出。 施術と空間の心地良さが相まって「睡眠アトラクション」ともいえる施術後の爽快感が味わえます。開放感を残しつつ、周囲の目を気にせずくつろげる空間づくりは、何度も通いたくなる魅了ポイントのひとつです。ヘッドマイスターによる極上の施術が自慢!「悟空のきもち」の施術は、脳を癒す頭の揉みほぐしが特徴です。日常で感じるストレス、不眠、疲労などを癒すべく、ドライヘッドスパに21の手技を盛り込んでいます。極上のマッサージによる幸福感が作用して眠りに落ちる”絶頂睡眠”は、今までに味わったことのない満足感をもたらしてくれるはず! 最先端の測定器を使った癒しの証明も行っており、施術効果の期待値も高いのが魅力です。人気は日本だけにとどまらず、今年中にはなんとNYにも出店予定! 最近疲れが溜まっていると感じている人、ほっと一息つきたい人は、是非「悟空のきもち」の”絶頂睡眠”を体験してみてください。スポット情報スポット名:悟空の気持ち住所:東京都中央区銀座4-3-9クイーンズハウス4F電話番号:03-6263-0959
2017年03月12日もしこの話が本当なら、こんなに嬉しいことはない!往年の大スター・桜田淳子さん(58)が芸能界に復帰するかもというニュースを聞き、その姿を想像したらワクワクが止まらなくなったのです。 桜田淳子さんといえば、70年代を代表する超人気スター。森昌子さん(58)と山口百恵さん(58)の3人で「花の中三トリオ」と呼ばれ、夢中になった人も多いことでしょう。 と、いっちょまえに説明している筆者ですが、実は全くもって彼女たちが活躍していた世代の人間ではございません。気づいた時点で山口百恵さんは引退していたし、森昌子さんもアイドルではなく演歌歌手でした。 記憶の中にある桜田淳子さんも “渦中の人”という印象が強くあります。しかしそんな印象があるからこそ、桜田さんの作品と出合うたびに「もしいま桜田淳子が現役の歌手や女優だったら、どんな凄い人になっているんだろう?」と思ってきたのです。 桜田さんは13年に報道陣の前に姿を現し、その年の秋に一夜限りで復帰を果たしました。そこから少しずつ少しずつ復活へ向けて動き出している、らしい。17年は4月に音楽イベントの出演が決定しているそうですが、このまま“完全復活”となってほしいものです。 しかし本当に20数年ぶりに彼女が復帰するのであれば、1つ心配なことがあります。それは、この20数年ですっかり変わった「芸能界の空気」です。一言で説明するならば「芸能人のキャラクター化」といえるでしょう。 たとえば“優等生”とか“毒舌”、はたまた“ゲーム好き”とか“どケチ”。芸人やタレントはもちろん、本来、私生活やキャラクターをウリにしない俳優陣にもそうした“ラベル”がベタリと貼りついているのです。 ネットの出現により、今の時代は圧倒的なスター性よりも“親近感”が優先されるようになってきています。それを見る側にわかりやすく存在を伝えるため、“キャラクター化”が必要になってきた。もちろん芸の力がなくてはダメですが、芸の力と外に見せる人間性はどっちが欠けてもダメなのです。 桜田さんが活躍されたころよりも、芸能界はずっとずっと“セルプロモーション上手”が得する場所になっています。そしてそんな時代に桜田さんが復帰したら、つくであろうラベルの1つはやはり“新興宗教”である可能性が高いです。もちろん日本は信仰の自由があるはずなので、そこを批判したり、偏見を持って接するのは間違いです。 とはいえ閉ざされた世界であればあるほど、ホントのところが知りたいのが人間というもの。重ねて、世間では若手女優の清水富美加さん(22)がいきなり幸福の科学に出家するという騒動を起こしたばかりです。団体が異なっているとはいえ、知識のない人からは同じものとみなされがち。そして、いらぬ詮索やイメージがついてしまう可能性はあるかもしれません。 早く復帰してほしいけど、大スターが正解のない問題で叩かれて批判される姿は見たくない。せっかく今年はイベントの出演が決まっているものの、復活はまだまだ「ご用心」な状況かも。
2017年02月28日俳優の桜田通(25)が22日、自身のブログを更新。21日に33歳の誕生日を迎えた女優の香里奈(33)との2ショット写真を初公開し、反響を呼んでいる。「やや情報過多」と題したブログで、フジテレビ系連続ドラマ『嫌われる勇気』(毎週木曜22:00~)で主演を務める香里奈との2ショット写真を公開。「写真は1日遅れてしまいましたが…先日、2月21日は我らが『嫌われる勇気』の庵堂蘭子さん役、香里奈さんのお誕生日でした香里奈さん、お誕生日おめでとうございます」と祝福し、「撮影スケジュールにより現場では1日早くのお祝いになりましたが現場の皆さんとお祝いできて嬉しかったです」とつづった。そして、「香里奈さんは本当にかっこいいんだ蘭子さんも香里奈さんも、どちらも好き」と香里奈への思いを伝え、「この間、三宅くん的には珍しく2人でいるシーンの撮影があって現場でお話できました 楽しかった、嬉しかった三宅くんは最後まで、影から蘭子さんを支える!残りの撮影もよろしくお願い致します」と気合たっぷりにコメント。「お誕生日、本当におめでとうございます 素敵な一年になりますように」と改めて香里奈を祝福した。初の2ショットに、ファンから「お二人様凄く素敵です」「香里奈さんとのツーショット貴重ですね!」「蘭子さんと三宅くんのツーショも珍しくてすごい新鮮」「三宅くんと蘭子さんいいね」「好きなお二人の方を観られるなんって」「香里奈さんとのツーショットとっても素敵」「素敵な写真。お二人共顔が小さくてお似合いです」と称賛の声や、「香里奈さんお誕生日だったのですね!おめでとうございます!」「香里奈さんおめでとうございます!!!!」と香里奈への祝福の声が寄せられている。
2017年02月23日俳優の桜田通が、15日に更新されたアメブロのインタビューに応じ、親交の深い俳優・真剣佑と「毎日よる7時に必ず電話」というエピソードを明かした。インタビューでは、現在出演中の『嫌われる勇気』『クズの本懐』(いずれもフジテレビ系)といったドラマや、自身のブログなどについて言及。そのブログで、役者仲間と遊んだことなども書かれてることについて、「言ったらブログに書いてあるものは半分くらい、書きすぎてもあれなんで(笑)。だから、実際はもっと友達と会っています。賢人とか、神木くんとか、事務所の仲間とか…名前が出てくる役者さんは本当に仲良しですね。」と、活躍する俳優の名前を挙げた。その中でも、真剣佑からは「毎日のようにテレビ電話がきますよ(笑)」と告白。海外で撮影中の際は「毎日よる7時に必ず電話してきましたから。向こうで相当寂しかったみたいですね(笑)」と、仲の良さを象徴するエピソードを語った。また、「見てくれる人がいることがモチベーションになっています。コメントももちろん読んでいますよ」と言い、「うん…楽しいです、ブログ(笑)」と、心境を述べている。他にも、共演したい役者として神木隆之介の名前を挙げ、「一緒にいると分からなくなりますけど、彼はやっぱり若い世代の中でもずば抜けていると思うので」と尊敬。一方で、同世代と共演することに「正直怖いし、どうせ凹むって分かってるんです(笑)。だけど、共演したら神木くんの良い相乗効果になれるように自分が頑張らなきゃいけないから、普段の努力よりももう一歩超えた努力に出会えるじゃないかなと。だからこそ、神木くんと芝居をしてみたいですね」と、俳優として磨きをかける意欲を示した。
2017年02月16日若手俳優として活躍する桜田通による「桜田通 2017.4→2018.3 SO REALカレンダー」刊行記念握手会が2月5日(日)、都内にて開催された。この日の握手会はソールドアウトでファンの期待が高まる一方、桜田さんは「ドラマを見てくださる方が来てくれているなら、すごくうれしいですけど、本物を見てがっかりされないように(笑)。来てよかったと思ってくれれば」と、照れ笑いを浮かべていた。2016年に発売された桜田さんのカレンダーのタイトルは「NOT REAL」で、オタク男子にチンピラ、ギャル男など普段の生活とはかけ離れた様々なシチュエーションに挑戦していた。2017年は、真逆の「SO REAL」がテーマ。桜田さんのプライベートに密着し、友達同士での楽器演奏やたわいもないカフェでおしゃべりの場面など、25歳の素顔、リアルシーン満載の12か月が楽しめる。中でも桜田さんのお気に入りとなったのは、長年通っているという美容室で撮ったショット。桜田さんは、「普段シャンプーしているところとかは、撮られないから(笑)。めっちゃ笑っているところもあります。僕は普段、あまり笑顔を作るのがうまくできないんですけど、自然に笑えていたりして」と、改めて美容室のシーンを眺めていた。なお、表紙の泡風呂は制作側のアイデアだったそうだが、「僕はお風呂が好きなんですけど、まかせたら泡風呂になって(笑)。全部、泡です。POPかなと思ったんですけど、どうなんだろう?僕は好きなんですけど」と、泡からのぞかせる何ともいえない表情もお気に入りだと話した。現在、「嫌われる勇気」と「クズの本懐」の2本のドラマに出演中の桜田さん。同時期に2作品に出ることについては、「ひとつ(「クズの本懐」)は主演としてやっていて、もうひとつ(「嫌われる勇気」)は目上の役者さんが多いので、どちらもいい緊張感があるんです」と、充実感をにじませた。さらに、「両方の現場で僕の頑張るべき場所が明確に違うので、楽しく前向きにやっています。やりがいがあって有意義な時間です」と語り、今後についても「とにかく作品の中で生きる時間をどんどん増やしていきたいです」と意欲的な表情を見せていた。「桜田通 2017.4→2018.3 SO REALカレンダー」は現在全国の書店ほかで発売中。(cinamacafe.net)
2017年02月05日AmazonのCMで注目を集める俳優の吉田悟郎が、あす12日(21:00~22:54)に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDXDX』に初登場。今も続ける宅配便のアルバイトで、自ら出演したCMの商品を届けることがあると告白する。吉田は、赤ちゃんにかわいがってほしい飼い犬に、その赤ちゃんが大好きなライオンのたてがみをAmazonで注文し、つけさせてあげるパパ役で、同サービスのCMに出演。その優しい行動と表情で、注目を浴びている。このオーディションは思い出作りのつもりで受けたそうで、「去年30歳になるから区切りと考えて、仕事もないし、次のオーディションを最後にしようと思って受けた」と明かし、結果としてチャンスをものにすることとなった。現在も宅配便のアルバイトを続けている吉田は、なんとそのCMの商品を届けることもあるそう。すると、「お客さんが『どういうサービス?』ってすごくビックリして…」と驚かれてしまうというエピソードを紹介する。
2017年01月11日高校生カップルの歪んでいく恋愛模様を描く漫画「クズの本懐」が、吉本実憂と桜田通のW主演で実写ドラマ化されることが決定。総合エンターテイメントサービスFODにて先行配信した後、来年1月18日(水)より地上波でも放送が開始される。原作は、「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載中の、横槍メンゴによる同名コミック。高校2年生の安楽岡花火と粟屋麦が実は誰にも言えない秘密の契約を結んでおり、不条理な感情を慰め合い堕ちていく様を描いた作品だ。また本作のアニメ化が来年1月12日(木)より「ノイタミナ」枠にて放送が決定しており、同一原作の作品をドラマ&アニメと同時に提供するという新しい試みが始動する。キャストには、安楽岡花火役に「第13回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリ受賞後女優デビューし、「5→9 ~私に恋したお坊さん~」、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などに出演する吉本さん、粟屋麦役に『orange-オレンジ-』や「HOPE~期待ゼロの新入社員~」「こえ恋」などに出演する桜田さんがW主演。今回2人は連続ドラマ初主演となる。吉本さんは「消えそうなほど繊細な光というものを表現出来ればと思いますし、感情の移り変わりにぜひ注目して頂きたいです」と見どころを語り、桜田さんは「実写化する意味とその価値を、責任の重さを、いま一度見つめ直し、麦として『クズの本懐』の世界に飛び込みます」と意気込んだ。また原作者の横槍氏も「前代未聞の同時放送とききまして、ワクワクがとまりません!より生っぽく、よりリアルに、『クズ』の世界の息遣いを感じていただけたらと思います!」とコメントを寄せている。主演の2人のほかにも、鐘井鳴海役に水田航生 、絵鳩早苗役に池上紗理依、皆川茜役に逢沢りならが出演する。FODオリジナル連続ドラマ「クズの本懐」は2017年1月18日より毎週水曜日深夜1時55分~フジテレビにて放送。※FOD先行配信は日時未定。アニメ「クズの本懐」は2017年1月12日(木)24時55分~フジテレビにて放送開始。※ほか各局でも放送開始。(cinemacafe.net)
2016年12月15日新春ドラマ特別企画「しあわせの記憶」(TBS-MBS系/2017年1月8日・日曜/午後9時~)の合同取材会が都内にて開催され、出演の渡辺謙、北川景子、二階堂ふみ、麻生祐未が出席し、家族の思い出を明かした。同作は、人気脚本家・大石静が現代の家族の姿をユーモアとペーソスたっぷりに描くホームドラマ。5年前に姿を消した父親(渡辺さん)が家に舞い戻り、別れた妻(麻生さん)や2人の娘たち(北川さん、二階堂さん)の生活に首を突っ込み始める。渡辺さんは、「家族って、いわゆるひとつのキチッとした形ではなくて、色々な形態の家族というものが世の中には存在しているのかもしれないと、逆にリアリティを感じるような気がしています」と撮影に臨んでいる際の心境を言葉にした。取材会では、4人から、それぞれの“しあわせの記憶”が語られた。渡辺さんは、「子どもがらみのことは多いかもしれません」といい、「いま、大学に行っている息子がいるのですが、高校くらいのときに取っ組み合いのケンカをしたのですよ。たぶん、あれが最後のケンカだったと思うのですが、嫁が間に入って『止めて!』とか」と回顧。続けて、「でも、ちょっと俯瞰で見てみると、『ドラマみたいだな』と思っちゃって」と笑顔を浮かべた。「もちろん、その時はお互いに真剣にケンカをしているのですが、そういうのって、ある意味幸せという定義に反するのかもしれませんが、『家族として真剣に向き合っていた時だよな』と改めて感じたりします」と実感を込めて語った。麻生さんも子どもとの思い出を紹介。「バケツよりも大きなたらいみたいなものにお水を入れて、夏休みに遊ばせていました。それが子どもがとっても好きで、よく写真を撮っていたのですが、撮った写真と、私が子どものころに撮った写真がまったく同じようなショットでした」とにっこり。「何から何まで一緒で、撮り方も一緒だったりして、『ああ』と思ったことはあります」と声を弾ませた。北川さんは、子どものころの習っていたピアノの発表会でのエピソードを語り始めた。譜面を完璧に憶えて臨んだものの、おじぎをし、頭を上げた瞬間に、「まったく自分の曲が思い出せなくなってしまって、ひとつも弾けなかった時間が10何秒くらいかありました」と述懐。北川さんの状態を理解したピアノの先生が譜面を持って来てくれたものの、演奏は「ボロボロ」。北川さんは、「ほんとうに号泣したときに、親がすごく優しかったのを覚えています。当時はすごく悲しかったのですが、いまは『幸せだったな』と思います」とふり返った。二階堂さんは、3年前に自動車運転免許を取得して、乗りたかったという「大きな車」を中古で手に入れたことを明かした。「父を迎えに行ったときに、父からは聞いていなかったと思うのですが、その車が父がずっと乗りたかった車だったということが発覚しました」と続けた。「実は、小さいころを思い返してみると、父が大きな車に乗っていて、私を迎えに来たときに、助手席に乗った私が『わあ、大きな車いいね』と言ったところから、たぶん私も大きな車が好きになりました。そういうときに、『親子なのだな』と感じました」としみじみ。また、北川さんと二階堂さんは同作で初共演を果たした。北川さんは「さっきも、私は『ふみちゃんの顔がかわいい。こんなにぱっちりした目で、こういう外国人みたいな顔がよかった』と言ったら、ふみちゃんが『北川さんみたいにシュッとした顔がよかった』って話をされて。女同士の兄弟だったらこういう話をするのかなと思いました」と笑顔を見せた。二階堂さんも「ほんとうに北川さんみたいなシュッとした顔立ちに憧れているので、まさに『無い物ねだりなのですね』みたいな話はしていました」と声を弾ませた。そんな2人に、報道陣から、「なんて美人姉妹なのでしょうか」との称賛の声があがると、すかさず渡辺さんが、麻生さんの肩を抱いて「だって、この夫婦ですよ!」とニンマリ。そのやり取りが会場を温かい空気に包んだ。新春ドラマ特別企画「しあわせの記憶」(TBS-MBS系)は、2017年1月8日(日)午後9時~放送予定。(竹内みちまろ)
2016年12月15日女優の吉本実憂と俳優の桜田通が、フジテレビのドラマ『クズの本懐』(1月18日スタート、毎週水曜深夜1:55~)でダブル主演を務めることが15日、明らかになった。いずれも、連ドラ初主演となる。同作は、横槍メンゴ作の同名漫画を映像化するもの。高校2年生の安楽岡花火(吉岡)と粟屋麦(桜田)が、実は誰にも言えない秘密の契約を結んでおり、不条理な感情を慰め合い堕ちていく姿を描く。吉本は「消えそうなほど繊細な光というものを表現できればと思いますし、感情の移り変わりにぜひ注目していただきたいです」と見どころを紹介。桜田は「まっすぐに歪んでいく心と理性の瞬間に命を吹き込み、共有したい」とコメントしている。実写ドラマは、FOD(フジテレビオンデマンド)で先行配信(日時未定)。また、アニメ版が、1月12日(深夜0:55~)から地上波フジテレビで放送される。原作の横槍氏は「より生っぽく、よりリアルに、『クズ』の世界の息遣いを感じていただけたらと思います!」と期待を語っている。
2016年12月15日俳優・渡辺謙を主演に迎え、MBS開局65周年記念 新春ドラマ特別企画「しあわせの記憶」が来年1月8日(日)に放送されることが分かった。太郎(渡辺謙)が事業の失敗から離婚し、家を出てから早や5年。元の家には長女・夏波(北川景子)、次女・冬花(二階堂ふみ)、母・純子(麻生祐未)が暮らしている。娘たちは久しぶりに口紅をつけて外出する母の動向が気になる。そんな折、家賃滞納で金策に苦しむ太郎が夏波の会社を訪ねてくる。ネット販売ビジネスが好調の夏波に金の無心に来たのだ。父の代わりに一家を支えてきた夏波は、彼の相変わらずの風来坊ぶりに激怒。結局、太郎はかつて暮らしてきた家に転がりこむ。共同経営者の友人・吉岡(三浦貴大)との関係がぎくしゃくする夏波、アルバイト先のコンビニでチーフの田島(千葉雄大)に厳しく当たられ、落ち込みがちの冬花。別れた妻・純子は、恋の相手・尾方(菅原大吉)を見つけ、太郎が手放した懐かしい家では、それぞれが新しい人生を歩み始めていた。幸せだった頃の思い出を胸によぎらせながら、太郎は不器用にそれぞれの葛藤に関わっていく――。「セカンドバージン」「家売るオンナ」なども担当する人気脚本家・大石静が手掛ける今回の2時間ドラマ。「家族って何?」。家族はいつしか離ればなれになるものかもしれない――。本作は、ホームドラマの王道とも言えるテーマにあらためて挑み、“現代家族の姿”を描く。主人公の父・太郎役には、映画・ミュージカルなど国内外の最高峰で活躍を続ける渡辺さん。本作は新春放送ということで、「こんな“ダメ男”の話でいいのかと不安になりました」と笑いつつも、「ドラマを作り上げていく段階で、いまはいろんな形態の家族が世の中に存在しているので、逆にすごくリアリティを感じるのかもしれないという気がしています。現代版の寅さんのような感じで演じていますが、いままでにない不思議な形のドラマになっていると思います」とも語る。さらに「ほっこりして笑えるところもあり、シリアスに家族をふり返るところもあり、家族で観られるほんわかしたドラマです。(ドラマの中にでてくる家族を見て)『うちはまだましかな?』と思って頂けると思います(笑)」とアピールした。また太郎の娘2人には、長女・夏波役に前クールドラマ「家売るオンナ」での主演が話題にもなった北川景子、次女・冬花役に『蜜のあわれ』、『オオカミ少女と黒王子』(山崎賢人とW主演)、『ふきげんな過去』(小泉今日子とW主演)など主演作が続き、いまや日本映画界で欠かせない若手演技派女優・二階堂ふみ、そしてコミカルからシリアスまで幅広い役柄を演じる麻生祐未を母親役に迎える。そのほか、若手人気俳優の千葉雄大や三浦貴大ほか、旬なキャストも集結している。本作についてプロデューサー・志村彰は、「一観客として笑ってしまったり、ジーンとしてしまったりして、とてもいい雰囲気になっていると思います」と太鼓判を押し、プロデュース・演出の竹園元は「今回豪華で素敵なタイプの違う芸達者なキャストのみなさんに恵まれ、現場ではどんどん物語が膨らみ、これからの新しい家族の形を提示します。堂々の自信作となっていますので、ぜひご覧下さい」とコメントを寄せている。MBS開局65周年記念 新春ドラマ特別企画「しあわせの記憶」は2017年1月8日(日)21時~TBS・MBS系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月24日俳優の渡辺謙が、2017年1月8日に放送されるTBS・MBS系の新春ドラマ『しあわせの記憶』(21:00~2時間SP)で主演を務めることがこのほど、明らかになった。共演には北川景子、二階堂ふみ、麻生祐未らが名を連ねる。MBS開局65周年記念番組として放送される同ドラマは、借金を抱え離婚し、家を去った父親が、しばらくぶりに舞い戻り、別れた妻の再婚話や悩める2人の娘の生活に首を突っ込んでいくというストーリー。時に迷惑がられ、波乱を巻き起こす男の愚直な行動に、家族や周囲の人々は、やがて自分の本当の気持ちに気づかされていく。「家族って何?」というホームドラマの王道とも言えるテーマで、現代の家族の姿を描く。主人公の父・太郎を演じるのは、渡辺謙。長女・夏波役には北川景子、次女・冬花役には二階堂ふみ、母・純子役には麻生祐未、そのほか千葉雄大、三浦貴大らも出演する。脚本は『セカンドバージン』『家売るオンナ』の大石静が担当する。主演の渡辺は「新春ということで、脚本を読んだとき、こんな『ダメ男』の話でいいのかと不安になりました(笑)」と打ち明け、「ドラマを作り上げていく段階で、今はいろんな形態の家族が世の中に存在しているので、逆にすごくリアリティを感じるのかもしれないという気がしています」とコメント。また、「現代版の寅さんのような感じで演じていますが、今までにない不思議な形のドラマになっていると思います。ほっこりして笑えるところもあり、シリアスに家族を振り返るところもあり、家族で観られるほんわかしたドラマです」とアピールし、「(ドラマの中にでてくる家族を見て)『うちはまだましかな?』と思っていただけると思います(笑)」と話している。
2016年11月24日本質にこだわる男性のための情報誌「GQ JAPAN」が、その年“最も輝いた男性”を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR」。2016年の受賞には菅田将暉、渡辺謙をはじめ、指揮者の小澤征爾、ミュージシャンの吉川晃司、「リオオリンピック」メダリスト選手ら多彩な面々が揃ったが、この度「GQ JAPAN」1月号表紙にて、受賞者らが一堂に会す豪華ビジュアルが公開された。「GQ MEN OF THE YEAR」は、生き方、仕事、スタイルにおいて、「GQ JAPAN」読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈られる賞。アメリカで1994年にスタートして以来、イギリス、ドイツ、インド、中国、韓国など世界14か国(2015年実績)で展開するインターナショナルなアワードだ。第11回目を数える今年の「GQ MEN OF THE YEAR 2016」では、「Set The Pace=時代を先駆ける男たち」に注目し、各界から旬な男性たちが選出された。『何者』『デスノート Light up the NEW world』『溺れるナイフ』と今年も数々の映画・ドラマで活躍した若手俳優筆頭・菅田さん。『追憶の森』『怒り』の渡辺さん。2016年2月に世界最高峰の音楽の祭典「第58回グラミー賞」にて自身が指揮したラヴェル「こどもと魔法」がクラシック部門最優秀オペラ・レコーディング賞を受賞した小澤さん。アーティストとしても俳優としても活躍する吉川さん。2015年年末開催のM-1グランプリで優勝して以降、2016年はテレビで見ない日はないほど売れっ子となったお笑い芸人「トレンディエンジェル」。そして、この夏行われた「リオオリンピック」にて活躍した、柔道男子金メダリストのベイカー茉秋選手や、陸上男子400メートルリレー日本代表の飯塚翔太選手、桐生祥秀選手、ケンブリッジ飛鳥選手、山縣亮太選手らスポーツ選手が並ぶ。そして、11月24日(木)発売の「GQ JAPAN」1月号にて、「GQ MEN OF THE YEAR」受賞者7組11人のインタビューがポートレイトとともに掲載決定。また、豪華ラインナップが揃う贅沢なビジュアルが表紙に登場。2016年を華麗に彩った男性たちとともに、今年をふり返ってみては。「GQ JAPAN」1月号は11月24日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年11月21日俳優の渡辺謙が14日、東京・EXシアター六本木で行われた山田太一脚本のドラマスペシャル『五年目のひとり』(テレビ朝日系、19日21:00~23:06)の試写会に登場。自身にとっての今年の漢字を「驚」としたためた。壇上に用意された、約120cm×140cmの巨大な紙に「驚」の字を書いた渡辺は「私自身、1月に早期の胃がんが見つかって内視鏡手術を受けましたし、その後、妻・南果歩の乳がんも見つかったり、さまざまな天変地異もあって、本当に2016年はサプライズがたくさんありました」とその理由を説明。「今年は、僕にとって驚きの年でした」と1年を振り返った。ドラマは、東日本大震災から5年が経過した東京のとある町を舞台に、渡辺演じる孤独な中年男・木崎秀次と、中学生・松永亜美(蒔田彩珠)の不思議な交流を通じて、震災のその後と再生を描くもので、上映中には涙をぬぐう人も。渡辺は「被災された方々の心に寄りそったドラマにするべきと思わされた脚本でした。すばらしいキャストの皆さんと繊細にワンシーン、ワンシーンを積み重ねて撮影しました」と力強く語った。蒔田は「東日本大震災は私が小学2年生のときのことで、はっきりと覚えていなかったのですが、震災についてあらためて考え直すことができました」と報告。亜美の兄・晋也を演じた関西ジャニーズJr.の西畑大吾は「あふれ出る色気、フランクさ…渡辺さんはうらやましいところばかり! 大人になったら渡辺さんのような人間になりたい!」と、尊敬のまなざしで語った。脚本の山田氏も「渡辺謙さんには震災に遭われた方々の代表になってもらいたいと思っていましたが、謙さんの真面目さはすごい」と絶賛。「脚本を本当によく読んで、考えて、ひとつひとつのシーンを演じてくださった。大変感謝しております」と気持ちを伝えていた。
2016年11月15日山田太一×渡辺謙のタッグで“東日本大震災”をテーマに描くドラマスペシャル「五年目のひとり」。この度脇を固める俳優陣に、市原悦子、高橋克実、柳葉敏郎を始め、ベテラン&フレッシュなキャスト陣が発表された。中学生の松永亜美(蒔田彩珠)は文化祭からの帰り道、歩道橋で見知らぬ中年男(渡辺謙)に呼び止められる。男は、文化祭でダンスのステージに立った亜美を見たといい、「キレイだった。いちばんだった」と称賛の言葉を贈り、立ち去っていく。思いがけない褒め言葉に亜美は有頂天になるが、その話を聞いた母・晶江(板谷由夏)が心配のあまり、自宅に警察を呼ぶ騒ぎにまでなってしまった。数日後、亜美は偶然街で男を見かけ、彼が小さなベーカリー「ここだけのパン屋」で働いていることを知る。その男、木崎秀次は半年間ほど複雑骨折で入院していたという話で、知人・花宮京子(市原悦子)の誘いを受けて故郷からこの町に移住し、社会復帰のリハビリとして無給で働いているようだった。母が疑うほど、木崎のことを悪い人間には思えない亜美。会話を重ねるうち、次第に秀次と打ち解けていく。そんなある日、亜美はそのパン屋の主人・上野弘志(高橋克実)から、秀次の本当の身の上を聞く。実は秀次は、東日本大震災の津波で一度に8人もの家族を失ったという、あまりに壮絶な過去を秘めていた…。稀代の脚本家・山田太一が今回手掛けるのは、東日本大震災から5年が経過した東京のとある町を舞台に、孤独な中年男と少女の不思議な交流を通じて、震災の“その後”と“再生”を描く物語。主人公・木崎秀次役には、数々の山田作品で味わい深い演技を披露してきた渡辺さんが演じる。さらに今回、そんな秀次のことを気にかけ、働き先を紹介する同郷の女性・花宮京子役として、名女優・市原さんの出演が決定。市原さんも数々の山田作品に参加しており、山田氏が高い信頼を寄せる女優のひとりで、今回の出演も山田氏の強い希望で実現。そして、渡辺さんと市原さんは今回が初共演となる。渡辺さんは「まさに“怪物”のような方ですね!こちらの予想をいとも軽々と超えてくるような、素晴らしいお芝居をされるんです。山田太一先生から託された際どいセリフも嫌味なく乗り越え、人間として強く投げかけてくださるところに、懐の深さを感じました」と市原さんについて話し、一方市原さんは「よく気のついてくださる、やさしい方ですね。人間的にはもちろんですが、ハリウッド、舞台、映画、ドラマ…と俳優としてさまざまな“場”を知っている分、視野が広くて…。それが、とても頼りになりました」と共演の喜びを語った。そして、秀次が出会った少女・松永亜美役には、現在14歳の新鋭・蒔田彩珠。7歳で子役デビュー後、是枝裕和監督が演出を手がけた連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」に出演し注目を集める若手女優だ。出演決定時は、とにかく不安な気持ちが大きかったと話す松永さん。主演の渡辺さんに関しても、セリフを間違えたりしたら怒られてしまうのではないかと思っていたそうだが、「実際は私がミスしたら、ギャグのアドリブで返してくださるような面白い方で、現場の明るいムードを作って下さいました。それでいてカメラがまわると目や雰囲気がガラっと変わるんです!渡辺さんは本当にスゴイ!と改めて感じて…引き込まれてしまいました」と現場でのエピソードを明かした。渡辺さんも飄々としていた印象があったと話し、「彼女はとてもいい意味で、人間的に“太い”のかもしれません。これからも自分の思うように進んでいってほしいなと願っています」とコメントしている。さらに、「ここだけのパン屋」店主・上野弘志役に高橋さん、弘志の妻・春奈役に木村多江、美術教師・西沢いずみ役に山田優、亜美の父・満役に柳葉さん、その妻・晶江役に板谷由夏ら演技巧者たちが集結。また、亜美の兄・晋也役には関西ジャニーズJr.の西畑大吾が出演する。山田太一ドラマスペシャル「五年目のひとり」は11月19日(土)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年10月19日俳優の渡辺謙が主演を務める山田太一脚本のドラマスペシャル『五年目のひとり』(テレビ朝日系、11月19日21:00~23:06)に市原悦子が出演し、渡辺と初共演を果たすことが19日、明らかになった。このドラマは、東日本大震災から5年が経過した東京のとある町を舞台に、渡辺演じる孤独な中年男・木崎秀次と、中学生・松永亜美の不思議な交流を通じて、震災のその後と再生を描くもの。今回、山田の強い希望を受けて出演する市原は、秀次と同郷で長い知り合いという花宮京子役を演じる。市原は、初共演の渡辺について「渡辺謙さんはよく気のついてくださる、やさしい方。俳優としてさまざまな"場"を知っている分、視野が広くて、それがとても頼りになりました」と印象を語る。一方の渡辺は、市原を「まさに"怪物"のような方ですね!」と表現。「こちらの予想をいとも軽々と超えてくるような、すばらしいお芝居をされるんです」とその理由を語り、「山田太一先生から託された際どいセリフも嫌味なく乗り越え、人間として強く投げかけてくださるところに、懐の深さを感じました」と絶賛している。秀次と交流する中学生役を演じるのは、蒔田彩珠。蒔田は渡辺について「もう存在が大きすぎますし、セリフを間違えたりしたら怒られてしまうのではないかとなんて、勝手に思っていたんです」というが、「実際は、私がミスしたら、ギャグのアドリブで返してくださるような面白い方」と、現場のムードをつくる座長ぶりを実感したそうだ。このほか、高橋克実、柳葉敏郎、木村多江、板谷由夏、山田優、関西ジャニーズJr.の西畑大吾らの出演も決定。秀次をアルバイトに迎え入れるパン屋の店主役を演じる高橋は、山田太一ドラマ初出演で「自分が山田作品に出演できるとは思ってもいなかったので感激しました!」と喜びを語っている。
2016年10月19日今回は、ソニーコンピュータサイエンス研究所の研究員として、そして株式会社Xiborg(サイボーグ)の代表として、義足の研究開発をされている遠藤謙さんにお話をお伺いします。ご自身が立ち上げたXiborg社の公式サイトには「すべての人に動く喜びを」と掲げ、「才能がない、障害を抱えている、高齢だからといって、この喜びが奪われる事はあってはならないと考えています。」とあります。社 公式サイト「人間の身体にはまだまだ隠された機能があります。それを引き出すことによって人間の生活スタイルは激変する可能性を秘めています。例えば、損なわれた機能を補うだけでなく拡張することができれば、障がい者、健常者、高齢者の身体機能の境界線がなくなり、身体能力の欠如に対するネガティブな考え方も変えることができるのです。私のゴールは、世の中から身体の障がいをなくすことです。」そう語る遠藤さん。一体どのような幼少期・学齢期を過ごしてきたのでしょうか。そのライフストーリーをお伺いしたいと思います。なぜ「義足」の道を進んだのか?編集部:遠藤さんがおっしゃる「世の中から身体の障がいをなくす」という言葉、とても共感しているんです。そのお話からまずは。遠藤:ありがとうございます。僕は人の身体にまだまだ可能性があると思っているんですよ。目の前の目標としては、義足の開発を通して障害を無くしたいと考えてます。2020年のとオリンピック・パラリンピックでは、障害の定義が「脚があるかないか」と関係なくなってくる。じゃあ、一体何が「障害」なんだろうとか、そういう議論が起こるだろうと。編集部:義足の開発は、その議論を起こすきっかけになりそうですか?遠藤:なると思います。具体的にいうと、今僕たちは陸上競技用の義足を作っているのですが、それはこれまでの義足のように「無い脚を埋める」だけの義足ではありません。脚のない人が、義足によって「より自分の能力を引き出せる」ことを目指して作っている。陸上選手で言えば、「義足の方がより早く走れるようになる可能性を秘めている」ということです。すると健常者のほうが障害者よりいいタイムが出るという、これまでの概念が崩れていくのではと考えています。編集部:すごい。遠藤さんは初めからそういう考え方で研究をされていたのでしょうか?それとも徐々にそういう志が生まれてきたのか。遠藤:もともとはロボットの研究をしていました。ASIMOが2000年に発表されて注目されて、これは面白いと思った。それまでロボットというといかにも機械っぽくてメカメカしかったのに対して、可愛らしい要素が取り入れられたところに興味があって。編集部:ご自身でも開発をされていたのでしょうか。遠藤:はい、最初に開発に関わったのがPINOというロボットでした。松井龍哉さんというデザイナーがデザインしたロボットで、宇多田ヒカルさんの「Can you keep a secret」のPVに出たので見たことがある方も多いかもしれません。編集部:みんなびっくりしましたよね。友達のような、ロボットとの距離感が新鮮だったのを覚えています。でも、そこから義足の研究に切り替えたのは何かきっかけがあったのでしょうか。遠藤:友達がガンになり、お見舞いにいったんです。その時僕の研究の話をしたら「ロボットで歩くんじゃなくて、自分で歩きたい 」と言われて、ハッとしたんですね。編集部:なるほど。遠藤:誰かの役に立つ技術開発をしたい、そう思いました。そこから色々なことがあって、マサチューセッツ工科大学(以後MITと表記)のヒューハー教授のことを知りました。出典 : 遠藤: 彼はもともとはロッククライマーなのですが、事故に遭い両足を失くしたんです。そのとき彼はロッククライミングを諦めるのではなく、自分で義足の設計をしようと勉強し始め、研究の後に教授になった人物です。編集部:またすごい人物ですね。遠藤: 彼に会いに行った時、「MITに来たらいい、受かったら教えて」と言われて、それで受験したら幸運にも合格したんです。ただ、入学後はこれまでの専門とは違う学問を学ぶので、それはもう猛勉強の日々でしたね(笑)。「できなかったらどうしよう」は考えない編集部:語学の壁、学問分野の壁、と困難続きだったと思いますが、辞めたいと思ったことは?遠藤:何回もありますよ。最初のうちは授業に全然ついていけなかったです。解決策は、「寝ないで頑張る」。2〜3年はそんな感じでした。遠藤:でも、1年中力を入れっぱなしというわけではなく、アメリカの場合、授業があるのは8ヵ月だけなので、その8ヶ月はとことん勉強して、残りの4ヵ月、夏休みなどはゆっくり過ごす。そして学期が始まったら、また集中して…、という過ごし方でした。期間を決めて、その間だけは先の事とか考えずに没頭するんです。編集部:でも先の事を考えずに没頭するって、意外と難しいことではありませんか。遠藤:うーん、僕の中に「できなかったらどうしよう」というのがあまり無いのかもしれません。編集部:あーーー、なるほど。だから今に集中できる。遠藤:一番になりたいけど、一番にならないと悔しくて死んでしまうってほど執着したことも、あまり無いんですよ。結果的に二番になってもいいと思っているのかも。知的好奇心が原動力。支えてくれた親の存在は…編集部:ただ、没頭したことを、さらに続けていくのって大変なことだと思うんです。遠藤さんを支えたものは何だったのでしょう。遠藤:知的好奇心。勉強しているのが単純に楽しかったんです。知的興奮を覚える、といいますか、勉強はもちろん大変だけど面白い。もっと知りたい、だから頑張っていられたんだと思います。編集部:とってもシンプルですね。知的好奇心。ちなみに、高校時代にも一度留学をしたいと、ご両親に相談したことがあると伺いましたが…。遠藤:あ、そうなんですよ。高校の同級生に帰国子女がいたことで英語に興味が湧いて。それでアメリカの大学に行きたいと両親に伝えたら、もう大反対でした。編集部:なぜでしょう。遠藤:留学したい理由を聞かれて「英語を身に着けたい、若いほうがいいと思うから」って答えたんです。そしたら「その語学を身につけて、何を勉強したいんだ」と聞き返されて、僕は何も答えられなかった。反対された時に、押し通すほどの理由や熱量が無かったんです。そんな状態で行っても意味がないなと自分でも思い、その時は行きませんでした。でも、大学を卒業してMITに行こうと思った時には明確な目的があった。だから受験をしたし、両親も応援してくれましたね。その時に「学費をどうまかなうか」という話をしたのがとても印象的で、今でもよく覚えています。編集部:そのお話、ぜひ伺いたいです。次回は、遠藤さんのご両親とのかかわりや幼少期の過ごし方についてお伺いします。株式会社 Xiborgソニーコンピュータサイエンス研究所 プロフィール
2016年10月17日「第64回サン・セバスティアン国際映画祭」にて、邦画で唯一選出されたコンペティション部門出品作『怒り』。この度、主演の渡辺謙、李相日監督が招待を受け、9月23日(現地時間)にプレミア上映が行われた。国内外数々の映画賞を受賞し大ヒットした『悪人』から6年。その製作チームで新たに挑戦した意欲作が『怒り』だ。豪華キャスト陣が出演していることでも話題の本作だが、今月17日(土)全国324スクリーンにて公開され、公開から6日間の時点では、観客動員数43万人、興行収入は5億6千万円を記録するヒットスタートを切っている。このほど、渡辺さんらが参加した「サン・セバスティアン国際映画祭」は、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭とされている、スペイン最大の国際映画祭。毎年多くの映画監督や著名人が登場し、今年もまたリチャード・ギア、ジェニファー・コネリー、イーサン・ホーク、ユアン・マクレガー、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなど、数多くのハリウッドスターが訪れた。今回の公式上映にあわせて、スペイン入りした渡辺さんと李監督は、上映に先駆けサン・セバスティアンの名所であるウルグル山を訪問。上映を前にして渡辺さんは、「サン・セバスティアンの人たちは、何か日本人と合う気がします。食べ物もすごく近い感じがするし、文化的な感じや伝統の感じも、日本人が親しみやすい環境がある気がするので、おそらく心情の部分をもっと深いところで受け止めてもらえるのではないかな」と期待を膨らませているよう。そして、「Kursaal Congress Centre(クルサールコングレスセンター)」で行われた公式会見に参加。渡辺さんは「こんにちはドノスティア!(ドノスティア:サン・セバスティアン通称名)」とバスク語で挨拶し、続けて「ここサン・セバスチャン映画祭にこの映画を持って来られて、大変うれしく、誇りに思っております。人生と同じく複雑でなやましい作品ですが必ず心のどこかに響く作品だと思っています。みなさんにどんな風に受け止めてもらえるかとても興味があります。エスケリックアスコ!(どうもありがとう!)」と流暢なスペイン語でコメント。李監督は「自分が本気で誰かに理解してほしいことをなかなか伝えることが出来ないもどかしさであったり、人はすぐ自分と何かが違うということで排除してしまうところがあるので、映画を観た人が、作品の中のキャラクターたちが本気で抱えている問題が、自分のように感じられるにはどうしたら良いか、悲しみの奥の根っこには何があるのかを観ている人に感じ取ってもらいたいと思って表現を選んでいます」と思いを語った。その後行われた上映には、映画祭最大級のキャパシティを誇る劇場を埋め尽くす1,800人もの観客が来場。場内満席の大盛況の中上映された。本編上映後は、観客総立ちの拍手喝采!さらに劇場ロビーでも映画を鑑賞した観客による盛大なお見送りを受けた渡辺さんと李監督。「見送られながら階段を降りて振り返ったときに、監督と僕とで映画にかかわったスタッフ・キャストの熱い想いを背負って拍手を受けている気持ちがすごくしました。ものすごい力で我々の思いを受け止められ、胸を打ちました」(渡辺さん)、「トロント国際映画祭の上映以上に、お客様は映画を集中して観ていました。冒頭のあいさつの頃は、お客様がざわざわしていたのですが、映画開始のワンカットめから水を打ったように静かでした」(李監督)と語り、見送りでは「観た直後の人たちの気持ちというか、何かを僕らに返そうとする気持ちにやられました」と感動しきりの様子だった。『怒り』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年09月26日公開初日を迎えた映画『怒り』の初日舞台あいさつが17日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、主演の渡辺謙をはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡、李相日監督が出席した。公開初日を迎えたこの日の舞台あいさつは、主演の渡辺謙らキャスト陣と李監督が登壇し、観客の質問にキャスト陣と李監督が答えるという形式でスタート。そのような中で、李監督の魅力を問われた渡辺は「李監督とは前作の『許されざる者』以来ですが、李監督は役を作って何かを表現し、その先にある何かを要求してきます。それを丁寧に丁寧に待ってくれて切り取ってくれる監督ですね」と他の監督と異なる手法を紹介した。その渡辺の娘・愛子役を演じた宮崎はファンからの「渡辺謙さんと共演した印象は?」という質問には「今日から映画が始まって皆さんのモノになるのはうれしいんですが、明日からお父ちゃんに会わないと思うと寂しいんです」と話し、「お父ちゃんは現場で支えてくれて自分の居場所を作ってくれました。私の横に椅子を置いて話をするでもないんですが、そういう時間があったからこそ愛子とお父さんの関係ができたと感じています。謙さんの娘を演じられて幸せに思っています」と感極まって涙ぐむ場面もあった。最後に「撮影で苦労したことは?」と質問されて「監督との戦いです(笑)」と会場の笑いを誘った広瀬すずだが、「いきなり(広瀬が演じた)泉が沖縄にポンと来て、そこで出会って物語が進んでいくので、それまで17年間泉が生きたことやお芝居に行くまでの心情などを監督と話し合って、色々大変でした」と赤裸々に語ると、劇中で広瀬と絡みの多かった森山は「すずちゃんがクシャクシャになっていく姿を見ていました。でも目をキラキラさせて巨人の李監督を見上げている姿しか印象がありません。そんなすずちゃんをケアしようと思ったんですけど、役柄的に近づけなかったので、俯瞰して見るしかありませんでした。心中お察しするのみでしたね(笑)」と李監督の厳しさを物語るエピソードを明かしていた。数々の映画賞を総なめにした2010年公開の映画『悪人』の李相日監督と脚本の吉田修一が再びタッグを組んだ本作。東京・八王子で起きた殺人事件の真相に迫りながら、「信じるとは?」という根源的な問いを投げ掛けるヒューマンドラマに仕上がっている。
2016年09月17日俳優の渡辺謙が9月17日、都内で行われた主演作『怒り』の初日舞台あいさつに登壇。2013年に公開された『許されざる者』に続き、再タッグを組んだ李相日監督に対し「役作りして演じるだけじゃなく、その先にあるものを待ってくれる。正直に役者と向き合い、心を開かせてくれる存在」と深い敬意を示した。『怒り』舞台あいさつ/その他の写真一方、李監督は「いつも役者さんには『こういう風に…』とストレートな指示はせず、役についてどう思っているのか質問することが多い。なので、とことん苦しみながら、面白がってくれる忍耐強い俳優じゃないと付き合いきれない」と語り、「お互いの存在があって、成り立っている」とキャストへの感謝を述べた。犯人が現場に“怒”の血文字を残した夫婦殺害事件から1年。整形した犯人が逃亡を続けるなか、東京、千葉、沖縄に素性不明な3人の青年が現れ、その正体をめぐり、周囲の人間が疑心暗鬼に陥る。李監督と原作・吉田修一氏の『悪人』コンビが再び集結した。舞台あいさつには渡辺と李監督に加えて、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡が登壇。渡辺と親子役で共演した宮崎は、「現場では私の居場所を作ってくれた。今日で“お父ちゃん”に会えなくなるのは、さみしいですが、謙さんの娘を演じられて幸せ」と涙ぐんだ。松山とは約10年ぶりの共演だといい「私をリードしてくださり、頼りがいのある存在だった」と語ると、松山は「ある女優さんが『あおいちゃんは変人』って言ったんですが、今回その意味がよくわかりました(笑)」と笑いを誘った。「見終わってこんなに愛おしい涙が流れたのは何年ぶりか」(綾野)、「私にとっては戦いのような撮影でしたが、今は財産になりました」(広瀬)、「怒りについて考える作品ですが、最終的には救いの映画なんだと思う」(妻夫木)、「すずちゃんがくしゃくしゃになる姿を、俯瞰で見ているしかなかった。心中お察しします」(森山)と共演陣も本作への強い思いを語った。『怒り』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年09月17日映画『怒り』が9月17日(土)に公開を迎え、主演の渡辺謙をはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡、そして李相日監督が初回上映後の舞台挨拶に臨んだ。吉田修一の小説を原作に、ある夫婦惨殺事件の逃亡犯の疑いのある3人の男たちとその周囲の人間たちのドラマが東京、千葉、沖縄を舞台に展開する。この日の舞台挨拶は、映画を観終えたばかりの観客からの質問に登壇陣が答えるというQ&A方式で進行。公開初日の舞台挨拶での観客の質問に答えるというのは異例とも言える。宮崎さんは、渡辺さんが演じる漁港で働く洋平のひとり娘の愛子を演じており、松山さん演じる流れ者の田代と恋に落ちる。2人との共演の感想を尋ねられ「松山くんは、10年ほど前にご一緒したんですが、そのときは線の細い少年の役だったこともあり、年下の男の人だと思っていたんです。実は年上で、おしゃべりが好きで、思ったことを全て口に出す気持ちのいい方で、助けていただきました」と語る。また渡辺さんについてはトーク中も劇中同様に渡辺さんを「お父ちゃん」と呼び「いま、すごく寂しいんです。映画が公開され、明日から“お父ちゃん”とはもう会えなくなっちゃうのかと思うと…。私は現場で一人でいることが多いんですけど、お父ちゃんは『ここに座りなさい』と居場所を作ってくれて。『お父ちゃんについていけば大丈夫!』と安心して臨めたし、こうして一度でも娘を演じることができて、幸せでした」と語り、途中で感極まったか、言葉を詰まらせる一幕も!渡辺さんは、宮崎さんがこれまでの作品では見せたことのない姿、表情を見せていることに触れ「彼女の“覚悟”は感じていたし、見届けたいと思ってました」と称え「また連絡くださいね!」と“愛娘”に優しく微笑んだ。松山さんは「昔、ある女優さんと話してて『いままで一番変人だと思った役者は誰か?』という話になり、その女優さんはあおいちゃんの名を挙げたんです。意味が分からなかったけど、今回共演してよく分かりました!」と独特の言葉で宮崎さんを称えた。また、妻夫木さんには映画の中に登場する「大切なものが多すぎる」という言葉にちなんで「妻夫木さんが大切にしていること考えはありますか?」という質問が飛んだが、妻夫木さんは「人ですかね…。家族、友達、、仕事仲間。人と人の絆がないといいものは生まれない。感情と感情がぶつかり合う時間を大切にしたい」と語った。これに対し、映画の中で恋人役を演じた綾野さんが「愛というものに対してテーマを持っている人だと思います」と妻夫木さんを分析。妻夫木さんは「大河ドラマ(『天地人』/直江兼次役)で“愛”って(鎧かぶとに)付けてたからね(笑)」と冗談めかし、照れくさそうに笑みを浮かべていた。最後に映画の公開を祝って登壇陣と観客で鏡開きを敢行!渡辺さんに急きょ、指名された妻夫木さんの音頭で乾杯し、作品の船出を祝福した。『怒り』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月17日渡辺謙が半ばあきれ顔で漏らす。「最初に犯人を決めずにこの小説の連載を始めたって?なんて恐ろしいことをやる人なんだろうって(笑)」。吉田修一は「いま、こうしてお話ししていて、なぜ李相日監督が、渡辺さんもあの役を…と考えたのか、わかってきた気がします」と顔を輝かせる。ペンと肉体。小説と映画。表現の方法や道具は異なれども、2人の男たちは確実に、ひとつの物語を共有し、共鳴した。作家・吉田修一が生み出し、俳優・渡辺謙が己の肉体を駆使して登場人物のひとりを表現した物語『怒り』。小説として誕生し、映画として産み落とされるまで――その“はじまり”と“終わり”に携わった2人が語り合う!――吉田さんが『怒り』の連載を開始されたのは2012年ですね。夫婦惨殺事件の現場に「怒り」という血文字が残されているという、センセーショナルな幕開け。犯人が顔を変えて逃亡を続ける中、東京、千葉、沖縄に、犯人と同じ特徴を有した3人の男が現れ、彼らの周囲の人間、彼らを愛する者たちが「実は自分の一番近くにいるこの男は殺人犯なのか?」という不信と愛情のはざまで葛藤します。そもそも、こうした作品を描こうと思ったのは…。吉田:テーマに関して、なかなかひと言では言い表せませんが…小説って「次はこれを書こう」って思って書けるもんじゃないんですよね。その時の自分が感じてること――その時、“書くべきもの”があるんですよね。それに従って書くしかなくて、その時は“怒り”という言葉を元にした物語を書くということだったんですね。なぜと言われると分からないんですが…。渡辺:啓示というと大げさかもしれないけど、何か降りてくるんですかね?吉田:何とも言い難いんですけど、そんな感じですね。本当に自分ではどうにもできない。その時に“喜び”で何か書こうとしても、全く筆は進まないんです。――いま、連載、刊行から少し時間を置いてみて、ふり返ってみて理由や背景について思い当たることや分かってきたことなどはありますか?吉田:いや、それもないんです。いろんな感想が届いて、こっちがなるほどと思ったりもするけど、本人は「だからこういうことだった」という結論には至らないんです。渡辺:思考というよりも、皮膚から入ってくるようなものだね(笑)?吉田:まさに!抗えないんですよ。ただ、イメージとしての“怒り”でいうと、小説を書いているときは、血文字の真っ赤な“怒り”だったんですよ。でも、完成した映画を見て、渡辺さんが演じた洋平やラストシーンを見ながら、自分の中の“怒り”の文字が少しずつ薄れてきたんですよね。ネガティブな感情としてあった怒りを、この映画はラストへ進む中で、消してくださるような作用があったんじゃないかと感じてます。――渡辺さんはどのようにこの映画『怒り』に携わることに?李相日監督とは『許されざる者』に続いてのタッグですね。渡辺:『許されざる者』が終わったときに、「また何か、形にしたい企画があれば、どんなものでも参加するから」とは伝えてたんですよ。それで「こういう企画を考えてます」って吉田さんの原作を渡されたんです。――では原作から入られたんですね?渡辺:そうです。ただ、どの役かといった説明は全くなくて。読んでいく中で「優馬(※映画では妻夫木聡が演じているゲイの青年)ではないよな…」とは思ったけど(笑)。ただね、読み進めていく中で、僕、ページがめくれなくなっちゃったの。何というか、悪い習性なんだけど、物語に鋭い角度で入り込み過ぎちゃって。そこで悩んじゃうとページが進まないの(苦笑)。その時点で「参加したい」って気持ちは固まってたけど、読みえた時は、正直「李のやつ、また厄介な本を…」って思ったよ(笑)。吉田:すみません(苦笑)。渡辺:東京、千葉、沖縄と3本の話があって、非常に根源的というか、人間としての根っこの部分をえぐられる物語だよね。きちんとこの3本のドラマをうねらせながら、2時間の中で深く掘り下げていくって至難の業だよなぁって。――吉田さんは、執筆されているときは映画になるとは…吉田:書いている最中は、そんなこと考える余裕はなかったですね。でも、書きあがったときに「李さんはこれをどう読むかな?」ってすごく興味がわいてきて、送ったんです。渡辺:馬の前にニンジンをぶら下げたようなもんですよ(笑)。吉田:いま考えると、渡辺さんが、物語の構成を変えて、犯人を追う刑事の役(※映画ではピエール瀧が演じている)を演じるってのも、ありだったかなってふと思ったんですよね。いまとは全く違う映画になるでしょうけど、あの刑事に焦点を当てた物語も面白いだろうなって。でも、李さんは、渡辺さんに洋平をやってもらうと。――洋平は、千葉の漁港組合で働く男で、妻を亡くして娘の愛子(宮崎あおい)と暮らしている男ですね。愛子に幸せになってほしいと願う父親ですが、決してキリッと強いタイプではなく…。吉田:どちらかというと、優柔不断で決められない、弱い男ですよね。渡辺さんが洋平…。『許されざる者』での李さんと渡辺さんの関係性があるからこそなんでしょうが、かなりチャレンジャーだなと(笑)。やっぱり、いまでも不思議なんですよ。いや、逆にお聞きしたい! なんで洋平役を受けてくださったんですか?渡辺:役の大小とかかっこよさではないんですよね。その役を生きて、心を震わせるかってところで、僕はこの物語を読んで、それを深く感じたんです。とはいえ、どこか洋平という男を掴みきれないまま、「これは監督と一緒に悩みながら作っていけばいいのかな?」と走り出したところもあります。――千葉編は洋平と愛子の親子、数か月前に街に現れて洋平の下で働くようになり、愛子と恋仲になる田代(松山ケンイチ)の3人を軸に展開しますね。田代は事件の真犯人なのか?というミステリ部分はもちろん重要ですが、それと同じくらい、洋平の愛子に対する自信の持てなさ――自分の娘は決して幸せになれないんじゃないか?と考えてしまう弱さの部分がドラマとして際立っています。渡辺:それが顕著なのは、事件の真相そのものよりも、愛子が洋平のところに来て泣くところですよね。あそこはつらかったなぁ(苦笑)。田代を疑っている自分がいて、愛子も同じ思いを持っていて、それに苦しんでる彼女を目の前にして…本当に悲しかったです。人間て不思議なもので、結果や真相以上に、その過程で疑いを抱いてしまっている自分に苦しむし、それが弱さなんですよね。――池脇千鶴さん演じる、近所に住む姪(愛子の従姉)が、洋平に「おじさん、本当は『愛子が幸せになれるはずがない』って思ってるんじゃないの?」とグサリと言い放つシーンも強烈です。吉田:素晴らしかったですね、あのシーン。渡辺:刺さりますよ、本当に(苦笑)。自分でも知らず知らずに確信を積み重ねていて、ボタンを掛け違えている。そのずれ、核心をズバッと突かれてしまう――もうね、愕然とするくらい、堪えました(笑)。――先ほど、演じる前は洋平を「掴みきれていなかった」とおっしゃってましたが…渡辺:わかんなかったですよ。僕とは正反対ともいえるタイプ。なぜ決められない?なぜその道を選んでしまう? その中にある苦しみ、弱さに何とか寄り添おうとしてました。そんな時に、吉田さんが千葉に撮影の見学にいらっしゃったんですよ。吉田:見学させていただきました。渡辺:その時に、「洋平には、千葉編の愛子と田代の物語だけでなく、東京編の優馬と直人(綾野剛)の物語、沖縄編の泉(広瀬すず)と辰哉(佐久本宝)、田中(森山未來)の物語、その全てを最後の最後で受け止めてほしいんです」とおっしゃっていただいて。その時ね、いろんなことがはっきりしたし、的が見えてきたんです。これは僕だけの物語じゃないんだ。3つの純愛、血だらけの3つの物語を受け止めなくちゃいけないんだと。吉田:先ほども言いましたが、最初、この洋平という男を優柔不断な弱い男として僕自身もまた捉えて「なぜこの役を渡辺謙が?」と考えていたんですよ。でも違う。「最後に全てを受け止める男」として考えたら、それはやっぱり渡辺さんなんですよね。いまこうして話していて、李さんは最初からそこを見ていたんだ!と感動を覚えています。――吉田さんは、前回、『悪人』でも李監督と組んでますが、小説『悪人』に関して現時点でのご自身の「最高傑作」とおっしゃってました。いま、『怒り』は吉田さんの中でどのような作品に?吉田:最高傑作になったかどうかはともかく、書くときは「『悪人』を超えなきゃ」という意識でしたし、この映画に関しても李さんをはじめ、みなさんが強い思いで参加してくださっているのを感じていました。自分の中では『悪人』を超える作品になったんじゃないかと思っています。渡辺:結局、クリエイトし続けるってことは、上書きしていくということだからね。もちろん評価は読者や観客がすればいいけど、作る側は、作家であれ俳優であれ、常に「これが自分のベスト」という思いで作り続けていかないといけない。――渡辺さんにとっては、吉田さんの作品に出演されるのは初めてでしたが、いま、改めて作家・吉田修一の凄みをどんなところに感じてますか?渡辺:いや、無からこれだけの作品を産み落とす、その苦しみは計り知れないですよ。まして、犯人を決めずに連載を始めたって(笑)。それは、冒険であり、物語と一緒に旅をするわけですよね。普通は、プロットを書いて、箱を決めて、そこにあった物語を書き始めるでしょ? それがいきなり終わりの見えない旅を始めちゃったわけで、「おいおい!」って思いつつ、その勇気には敬服しますよ。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年09月17日映画『怒り』に出演する渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡と李相日監督が9月14日(水)、映画上映後の舞台挨拶に登壇。直前に行われたフォーマルな完成披露とは打って変わってラフな衣装でぶっちゃけトークを繰り広げた。この日は東京国際フォーラムでも完成披露試写会が行われ、500名の観客を前に渡辺さんらはスーツ、タキシードなどのフォーマルな姿で出席したが、その後、別会場で行われたこちらのトークイベントでは一転、登壇陣は砕けたラフな衣装で登場し、ゆる~いムードの中で、トークを展開。こちらの模様はLINE LIVEでも生中継され、多くの視聴者を集めた。私服っぽさを感じさせる登壇陣の姿に会場からは歓声が。渡辺さんは「おじさんなんで一応、ジャケットを着てまいりました」と語ったが、隣りの妻夫木さんは「ラフにって聞いてたのに、謙さんだけジャケットで話が違うなと思ってます(笑)」とニヤリ。宮崎さん、広瀬さん2人は共に花柄のワンピースで、客席からもネット上でも「かわいい!」という声が飛び交った。日本国内で、上映後の観客を前にイベントを行うのはこれが初めて。登壇陣も反応が気になるようだが、観客には事前に配ったボードに、感想をひと言で表してもらい、掲げてもらった。渡辺さんは「苦しかった」という感想を見つけて「本当に苦しかったんだろうと思います」としみじみ。広瀬さんは「衝撃」「迫力」といった感想を見やり「私たちだけでなく、みなさんにも感じていただけたんだなと思います」と嬉しそう。妻夫木さんは「『信』という字が多いですね」と映画のメッセージが伝わったことに満足そうに笑みを浮かべていた。吉田修一の小説を映画化した本作は、東京、千葉、沖縄の3つの地で展開。夫婦惨殺事件の犯人が顔を変えて、逃亡を続ける中、疑わしい3人の男がそれぞれの地に現れる。真犯人は誰なのか?愛する人、信頼している人が犯人なのか? 葛藤や揺らぎ、信じることの難しさが描き出されていく。松山さんは、同じ千葉編で共演した渡辺さんが、パブリックイメージと異なる弱く、優柔不断な男を演じた点について「謙さんが漁港の職員て、どう考えても結びつかないけど、現場で謙さんがフォークリフトに乗ってたら、買い付けに来た人が普通に『今日は何時から?』と聞いてた(笑)」といかに渡辺さんが漁港の男として溶け込んでいたかを力説!渡辺さんは「地元のみなさんは、『松山くんだ!』とか『あおいちゃん、可愛い!』とか言ってるのに僕が衣装でふらふら歩いてても何も言わない…」と苦笑。松山さんは「フォークリフトは全てを吸収するんですね…」と語り、笑いを誘っていたが、娘役を演じた宮崎さんは「お父ちゃんの長靴があまりに似合っててキュンキュンしてました!」と語り、渡辺さんを喜ばせていた。また、既に舞台挨拶や会見で恒例となった感もある「いかに李監督が厳しいか?」というテーマでもキャスト陣はここぞとばかり、とっておきエピソードを披露。妻夫木さんは、涙ながらに道を歩くあるシーンについて「(背中の側から)バックショットで撮るということで、僕をアテンドするスタッフがいないんですよ。なかなかカットがかからない中、山手通りを歩き続けて、周りの人が『あ、妻夫木聡だ…泣いてる!』って反応で…(笑)。50mくらいは一人で歩き続けました」と明かす。沖縄編に出演した広瀬さんは、監督のあまりの厳しさに「(本作のために)船舶免許を取ってたので、(船に乗った状態で)このまま逃げられるんじゃないか?ここで私が逃げたら、監督はどうなるんだろう?とか考えました」と告白。すかさず監督は「こっちの(監督・スタッフが乗っている)船のほうが速いからね」と笑顔で返し、これにはほかの共演者も爆笑していた。イベントの最後には、渡辺さんが自撮り棒を掲げて、壇上で登壇陣、観客とっ共にスマホで記念撮影を行うなど、最後まで大きな盛り上がりを見せた。『怒り』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日旅とグルメをテーマにしたバラエティ「火曜サプライズ」の9月13日(火)放送回に、映画『怒り』に出演している渡辺謙と宮崎あおい、そして『超高速!参勤交代 リターンズ』から佐々木蔵之介が、それぞれゲストで登場する。『怒り』では親子役で共演している渡辺さんと宮崎さん。これまで何度も同番組に出演している宮崎さんは今回「秋の味覚を収穫したい!」ということで、渡辺さんと番組MCのウエンツ瑛士と共に米の収穫を体験する。ロケで向かった先は比較的収穫が早いという千葉県の田んぼ。初心者にも関わらずコンバインを見事に操縦する渡辺さんと宮崎さんに注目だ。さらにナスやモロヘイヤなど旬の野菜も収穫。穫れたての野菜と米で料理作りにも挑戦する。炊き立てご飯を頂きながら渡辺さんに双子の孫ができた話や、2人がそれぞれ大河ドラマに主演した際の裏話などをトークする。また前回の出演時、次に“アポなし旅”をするなら「地元で!」と言っていた佐々木さんは、今回その言葉通り地元・京都で「アポなしグルメ旅」を敢行。炎天下の中、先斗町の川床で食事がしたいというウエンツさんの希望を受け、京風フレンチの店にアポなし突撃するが夕方からの開店のためまだ準備中。佐々木さんの“凱旋”アポなし旅の様子も見逃せない。今回ゲストに登場した渡辺さんと宮崎さんが出演している映画『怒り』は9月17日(土)より全国東宝系にて公開。芥川賞作家・吉田修一の同名小説を映画化。SNSやモバイル機器の発達により、家族や友人、ときに愛する人でさえ、簡単に疑ってしまう不信の時代に、人を“信じる”という根源的な問いかけを一つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリーで、渡辺さんと宮崎さんのほ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、妻夫木聡ら実力派俳優陣が集結。音楽を坂本龍一が手がける。佐々木さん出演の『超高速!参勤交代リターンズ』は現在全国公開中。前作の大ヒットから2年、前作では江戸へ高速で“参勤”した湯長谷藩一行が今度は故郷へ高速で“交代”する。なんと藩で一揆で発生、城も乗っ取られてしまう。果たして彼らは城を奪い返し、民を守ることができるのか?今回も佐々木さん演じる“殿”ら湯長谷藩の面々の奇想天外が作戦が繰り広げられる。佐々木さんほか、深田恭子、知念侑李、陣内孝則らが前作から続投。古田新太らも新たに加わり豪華キャストの共演も見どころだ。「火曜サプライズ」は9月3日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年09月13日