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BIGLOBEは1日、最大1Gbpsの光通信サービス「BIGLOBE光 auひかり」のホームタイプにおいて、利用期間に応じて月額料金を割引く「ずっとギガ得」プランの提供を開始した。「ずっとギガ得」プランは、「BIGLOBE光 auひかり」のホームタイプ向けの割引きプラン。3年間の継続利用を条件に、1年目は月額税別(以下同)5,100円、2年目は月額5,000円、3年目以降は4,900円と、利用期間に応じて月額料金が割引かれていく。既存の「BIGLOBE光 auひかり」ホームタイプユーザーも、「ずっとギガ得」プランに申し込むことができ、これまでの利用期間に応じた割引き料金が適用される。「BIGLOBE光 auひかり」のホームタイプを初めて契約する場合には、月々の利用料金とは別に、設置工事費37,500円、登録料3,000円が別途必要となる。契約期間は3年単位での自動更新で、更新月以外の契約解除料は15,000円となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月02日NTTぷららは4月9日、「ひかりTV」において、2015年12月より光回線を通じた4K映像のIP放送サービス(4K-IP放送)を提供すると発表した。放送するチャンネルや番組編成内容などの詳細は今後決定される。ひかりTVは、NTTぷららとアイキャストが運営しているスマートTVサービス。4K-IP放送については、2014年6月よりNTT東日本・NTT西日本の光回線「フレッツ 光ネクスト」を通じて配信トライアルを行い、技術開発と検証を進めていた。ひかりTVの4K-IP放送は、現在提供中のひかりTV対応チューナー「ST-4100」のファームウェアをアップデートすることで利用可能となる。また、4K-IP放送チューナーを内蔵した4Kテレビでも視聴できる。4K-IP放送対応テレビについては現在、シャープと東芝ライフスタイルが対応予定、パナソニックが対応を検討している。4K-IP放送の技術仕様は、解像度が3,840×2,160ドット、動画圧縮方式がH.265/HEVC、音声圧縮方式がAAC、配信速度が約30Mbps、フレームレートが60フレーム/秒。なお、4K-IP放送を視聴するにはNTT東日本・NTT西日本の光回線「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ・光プレミアム」「B フレッツ」の契約が必要だ。NTTぷららは同日、都内で記者発表会を開催。その詳細レポートを追って掲載する。
2015年04月09日NTTぷららは1月28日より、4K画質のビデオオンデマンド(VOD)サービス「ひかりTV 4K」に対応したチューナーの提供を開始した。これにより、ひかりTV 4Kに対応していない4Kテレビでも、ひかりTV 4KのVODサービスを利用できるようになる。チューナーの機種名は「ST-400」。提供方法はレンタルのみで、初期費用は1,080円、レンタル料金が1,944円/月(以下すべて税込)となっている。ひかりTV 4Kを視聴するには、NTT東日本・NTT西日本の光回線「フレッツ 光ネクスト」「Bフレッツ」、またはNTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」に加入が必要だ。ひかりTVの契約は、「お値打ちプラン(3,780円/月)」「テレビおすすめプラン(2,700円/月)」「ビデオざんまいプラン(2,700円/月)」「基本放送プラン(1,080円/月)」の4種類が用意されている。ST-400は、ひかりTV 4KのVODサービスに加えて、HD画質の「ひかりTV」にも対応。視聴用のチューナー1基と、USB HDDへの録画用チューナー2基を搭載している。なお、録画が可能なのは、ひかりTVの「テレビサービス」で提供される番組のみで、ひかりTV 4Kを含んだ「ビデオサービス(VOD)」の番組を録画することはできない。
2015年01月29日○高速大容量のキャッシュサーバーとしてOSSベースのNginxを活用株式会社NTTぷららが提供する「ひかりTV」は、2014年内にも300万会員を突破する勢いの成長著しいサービスだ。テレビ放送、ビデオ(VOD)、ゲーム、ミュージック、ショッピング、ブック、カラオケ、アプリなどを包括したエンターテインメントのマルチサービスに発展。また、2014年10月より商用サービスとしては世界初となる、秒間60フレーム(60p)の高品質4K映像のVODサービスを開始した。進化を続けているこのサービスを支えているのが、商用版NGINX Plusである。OSS(オープンソース・ソフトウェア)ベースのWebサーバー、キャッシュサーバーとして運用してきたNginxの経験と実績も活かしつつ、ロードバランサーとしての活用によるサービス基盤の高度化を目指す。○高速大容量のキャッシュサーバーとしてOSSベースのNginxを活用インターネット黎明期の1996年より、個人向け・法人向けのISPサービス「plala(ぷらら)」を提供してきたNTTぷらら。現在、そのビジネスはIP電話の「ぷららフォン for フレッツ」や映像配信サービスの「ひかりTV」へと多角化している。中でもひかりTVは著しい成長を遂げており、テレビ放送(全98チャンネル)やビデオ(約3万本)の配信のみならず、ゲームやミュージック、ショッピング、ブック、カラオケ、アプリなどを包括した、エンターテインメントのマルチサービスに発展。会員数は約293万人(2014年11月末現在)へと拡大している。このNTTぷららの事業をITインフラの側面から支えてきたのが、OSSベースのWebサーバー「Nginx」である。同社 技術本部 ネットワーク管理部 プラットフォーム担当のチーフエンジニアである嶋寺克彰氏は、次のように語る。「2008年にひかりTVのサービスを開始した当初、100万人程度の会員を収容できることを想定し、インフラを設計していました。ところが2010年度に早くも100万会員を超え、2012年度には200万会員を突破。もはやサーバーのスケールアウト増設による対応は限界に近づいていました。この課題解決のため、フラッシュストレージとの組み合わせで高速大容量のキャッシュサーバーとしても活用できるNginxを採用しました」○高価なロードバランサー専用装置をNGINX Plusで代替できるNginxは期待どおりの性能を発揮した。同社 技術本部 ネットワーク管理部 プラットフォーム担当のチーフエンジニアである大橋峰延氏は、このように評価する。「ひかりTVのバックエンドでは、HTTPベースで会員向けサービスを提供しているのですが、この処理が非常に複雑なのです。たとえば、会員ごとのメニュー画面を表示するためには、それぞれの契約内容やセットトップボックスの種別に応じて、コンテンツストレージから番組情報や画像を取得する必要があり、多岐にわたるパラメーターを付加した検索処理を実行しなければなりません。そこでPOSTリクエストをNginxでキャッシュしているわけですが、会員数が300万人に迫りつつある現在も、ストレスを感じさせない快適なレスポンスを確保できています」こうした実績を重ねる中でNTTぷららが新たに直面したのが、システムライフサイクルにおけるロードバランサーの更新に関する問題である。「当社はこれまで専用アプライアンス型のロードバランサーを利用してきたのですが、この装置のリプレースには数百万円規模の投資が必要とされました」と嶋寺氏は語る。まさにその時、サイオスが国内販売を開始したのが、商用版Nginxの「NGINX Plus」だった。以前からNGINX Plusの動向を注目していたという大橋氏は、すぐにサイオスとコンタクトを取り、その評価版を入手。アプリケーションのヘルスチェック機能やオンザフライのコンフィグレーション機能などの検証を実施した。「その結果として、近年における汎用サーバーの飛躍的な性能向上も踏まえ、アプリケーションに求められる機能的な要件が合えば、高価なロードバランサー専用装置をNGINX Plusで十分に代替できると判断しました」と語る。なお、ネットワーク機器であるロードバランサーについては、サーバー製品よりも一段高いレベルのSLAが求められるが、「商用版であるNGINX Plusであれば、万一の事態でもサイオスのサポートを受けられる安心感がありました」と嶋寺氏は語る。○今後もますます進化していくひかりTVのサービスを支え続ける2014年8月にNTTぷららに導入されたNGINX Plusは、ネットワーク配下の複数の物理サーバーをGUI上でコントロールできる独自開発ツールと組み合わせて運用を開始。動画配信をはじめとする、ひかりTVのさまざまなサービスを支えている。「NGINX Plusは大きなトラブルを起こすことなく、安定稼働を続けています。従来のロードバランサー専用装置に比べると、今回のリプレースに投じた費用は大幅に削減でき、非常に高いROI(投資対効果)を発揮しています」と嶋寺氏は評価する。そして2014年10月、ひかりTVは従来のハイビジョン映像の4倍の画素数(3,840×2,160画素)を持つ4K映像によるVODサービスを国内で初めて開始した。秒間60フレーム(60p)の高品質4K映像を配信する商用サービスとしては世界初の取り組みだ。こうして今後も進化していくひかりTVのサービスを、NGINXPlusが支えていくことになる。そうした中で大橋氏は、「PaceMakerとの連携やコンフィグ同期などの冗長化機能の強化、ロードバランサーとしての運用機能の充実、REST APIへの対応など、さらなるエンハンスを待ち望んでいます」と、NGINX Plusならびにサイオスに対する期待を寄せる。一方でNTTぷららとしても、今回の成果を含めたNginxならびにNGINX Plusの活用ノウハウやベストプラクティスを、最近活動を開始した「Nginxユーザー会」などのコミュニティに向けて積極的に公開していく考えだ。ユーザー企業同士の情報共有や協力を通じて、共に成長していくことを目指すという。
2015年01月19日古味直志氏による漫画で、2014年1月~5月に放送されたTVアニメ『ニセコイ』に登場するヒロインのひとり「橘万里花」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年5月発売で、価格は3,889円(税別)。橘万里花は、『ニセコイ』に登場するメインヒロインの4人目で警視総監の娘。普段は「~ですわ」というお嬢様風の口調だが、感情が高ぶった時などは九州弁に変化し、主人公の一条楽に好意を寄せている。『ニセコイ』のねんどろいどシリーズとしては、すでに『桐崎千棘』『小野寺小咲』『鶫誠士郎』がラインナップされており、これでメインヒロイン4人が出揃ったことになる。原型制作は七兵衛が担当。『ねんどろいど 橘万里花』では、表情パーツにはイメージの異なる2種類の「笑顔」のほか、女の子らしい「恥ずかし顔」に「ウインク顔」を用意。束になった髪の毛パーツは軟質素材が採用され、左右に首をふったポージングでも干渉しにくい構造に。そして、物語の鍵となる「約束の鍵」も付属し、挑発的なシーンや主人公の優しい言葉に照れるシーンなど、劇中のさまざまなシーンを再現できる。商品価格は3,889円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2015年1月14日21:00。商品の発売および発送は、2015年5月を予定している。(C)古味直志/集英社・アニプレックス・シャフト・MBS
2014年12月19日●ラインナップ続々 - NTTぷららの4K映像配信サービス「ひかりTV 4K」シャープの4K対応テレビ「AQUOS(アクオス)」が、10月27日から「ひかりTV 4K」のVOD(ビデオ・オンデマンド)サービスに対応し、国内初の商用4K映像配信サービスがスタートしている。12月3日にシャープは、ひかりTV 4Kをアピールする説明会を開催。4K映像のVODサービスの詳細を紹介した。NTTぷららが提供するひかりTV 4Kは、NTT東西のフレッツ回線を利用した映像サービスで、会員数は293万人に達し、年度内に300万人を目指している。サービスの1つとしてビデオ・オン・デマンドサービスがあり、3万タイトル以上の映像を配信しているが、10月27日から国内初の商用サービスとして4K映像サービスを提供。映画やドラマ、ドキュメンタリーなど120タイトルを提供し、2014年度内に200タイトル以上に拡充する。映像はH.265/HEVC・60pのエンコードされ、ビットレートは25Mbps。フレッツ光の閉域網で配信するため、インターネット経由の配信に比べて安定した映像配信が可能になっており、ISPに縛られずに受信できる。今回、4K映像配信にあたっては、まず4Kの普及を目指し、特別な追加料金不要で視聴できるようにしており、既存のプラン利用者は、そのまま4KのVODを利用できる。国内では、総務省を初め、放送・通信・メーカーといった業界が4K/8Kの推進をしており、テレビ自体はプレミアムモデルを中心に4K対応モデルが増えてきた。4K放送はまだ開始されていないが、ぷららでは4Kが「光ブロードバンドの優位性をいかせるキラーサービス」と見ており、いち早くVODとしてサービスの提供を開始した。●ひかりTV 4Kはどんな機器を揃えれば見られる?今回、シャープの4K対応AQUOSは、フラッグシップの「UD20」シリーズの70/60V型、52V型、10月発売の「US20」シリーズ(60/52V型)、9月発売の「U20」シリーズ(50V/40V型)の7機種が、ソフトウェアアップデートによってひかりTV 4Kに対応。初めての対応機種として4K映像の配信を受信できるようになった。基本的にはHEVCデコーダーを内蔵したひかりTV対応テレビであれば利用でき、2015年前半から春以降に、ソニーのBRAVIA、東芝のREGZA、パナソニックのVIERA、LGの各社テレビ22機種以上が対応していく。また、12月下旬にはぷららからひかりTV 4K対応STBをレンタル提供する予定だ。4K映像は、新しいHEVCコーデックを採用したことで実用的な容量で高画質配信が可能になっており、ひかりTV 4Kでも100MbpsのBフレッツなどでも視聴可能になった。水しぶきなどのブロックノイズが出やすい細かい被写体も高画質で表示でき、従来のフルHD映像に比べて解像度以上の高画質を実現した。ぷららでは、自社内に4K映像の制作舞台も抱えてコンテンツの拡充を図っていくとともに、順次コンテンツを追加していく。今後は映像品質を極力維持しつつ、ビットレートを10Mbps台後半まで下げて容量を削減していき、2番組同時録画もできるような環境を目指していく。シャープでは、いち早く4KのVODサービスに対応することで、4K映像の高画質をアピール。テレビCMや交通広告なども積極的に展開して、4K環境の訴求を図っていきたい考えだ。
2014年12月04日女優の満島ひかりと石原さとみが10月23日(木)に開催された「東京ドラマアウォード2014」において、それぞれ「主演女優賞」「助演女優賞」に輝いた。昨年7月から今年6月の1年に放送されたTVドラマを対象に、優れた作品、個人を表彰するもので、満島さんは夫を亡くし、2人の子どもを抱えたシングルマザーとして生きる女性を力強く演じたドラマ「Woman」、石原さんは魔性のヒロインを演じた月9ドラマ「失恋ショコラティエ」における演技が評価されての受賞となった。満島さんと共に、娘役を演じた鈴木梨央、息子役を演じた高橋來も登場し「おめでとうございます」と満島さんを祝福。満島さんは満面の笑みを浮かべ、子どもたちと手をつなぎ「1年ちょっとぶりに会ったけど、すぐに(母子の関係に)戻れました」と語った。初の母親役に関しても「2人の母親になれるのか?最初は不安でしたが監督が『あの2人が“お母さん”と呼んだり、甘えてきたりすることで母親にさせてもらえるから大丈夫』とおっしゃって下さって、本当に2人のおかげで母親になれたと思います」とふり返る。また、母親役を経験したことでの変化を問われると「誰かのために生きるってすごくいいことだなと改めて実感しました。2人が現場にいてくれてすごく楽しかったです」と愛情たっぷりの表情で語っていた。石原さんは「失恋ショコラティエ」で人妻でありながら松本潤演じる主人公を魅了し、惑わすヒロインを演じ、大きな話題を呼んだ。「オンエアのとき、オンタイムで見てくれる友達が多くてリアクションも大きかったです」と当時から手応えや反響を感じていたよう。小悪魔的な役柄に関しては「そういう役をやったことがなくて新鮮でした。事前に勉強で女性誌を読んだり、活躍しているかわいらしい女性タレントの方はアナウンサーの方のメイクや仕種、ファッションを観察しました」と明かす。撮影に入って「最初は難しくて『もっとブリッコで!』『もっとキャピキャピと!』『もっと声を高く』と言われ続けていました」とふり返るが、演じながら「楽しめるようになりました」と充実した表情を見せていた。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日NTTぷららは同社が運営する「ひかりTV」において、4K映像のVOD(ビデオオンデマンド)サービスを10月27日より開始すると発表した。提供する4K映像コンテンツにはNHKオンデマンドのドキュメンタリーや、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの映画などが含まれる。同サービスを利用するには、ひかりTVとの契約、NTT東日本の光回線「フレッツ、光ネクスト」「B フレッツ」もしくはNTT西日本の光回線「フレッツ・光プレミアム」、ひかりTVチューナーを内蔵した4Kテレビが必要となる。ひかりTVチューナーを持たない4Kテレビでも、12月下旬より同社がレンタル提供を開始する「ひかりTV」4Kチューナーや、ソニーの4Kメディアプレーヤー「FMP-X7」を利用すれば視聴できる(要HDMI2.0/HDCP2.2対応)。ひかりTVチューナーを内蔵した4Kテレビは、シャープのアクオス UD20/US20/U20シリーズが10月27日から対応するほか、2015年春には東芝のレグザ Z10X/J10Xシリーズ、ソニーのBRAVIA X9500B/X9200B/X8500Bシリーズなどが対応する予定となっている。サービス開始時の4K映像コンテンツとして、NHKオンデマンドなどテレビ局が制作したドキュメンタリーのほか、映画、ドラマ、スポーツ、音楽など110本以上のラインアップを提供する。4K映像の商用サービス提供は国内初、4K/60pの商用VOD提供は世界初となる(2014年10月2日時点、同社調べ)。(c) 2014 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved. Marvel, Spider-Man and all related character names and their distinctive likenesses & (c) 2014 Marvel Entertainment, LLC and its subsidiaries. All Rights Reserved.(c) BBC Earth Productions (Africa) Limited and Reliance Prodco EK LLC 2014
2014年10月03日映画やドラマなどの映像配信サービス「ひかりTV」が初めて制作したオリジナルドラマ「24時間女優」が、10月25日(金)よりビデオ・オン・デマンドで配信されることが決定。夏帆や橋本愛といった若手実力派女優たちが、気鋭の映像監督とそれぞれタッグを組み、わずか24時間で1本の短編ドラマを撮影する。ドラマ「24時間女優」は、毎回キャスティングが異なる女優と監督が、「待つ女」という与えられたテーマに沿って、24時間以内に短編ドラマを撮りきるという、かつてない試みだ。女優たちが現場に入ってから撮影終了するまでに完全密着したメイキング・ドキュメンタリー(前編)と、完成した約8分の短編ドラマ(後編)の2部構成とし、ドラマだけではなく、限られたわずかな時間の中で苦悩しながら役に入り込む、彼女たちの素顔も垣間見ることができる。初回は、『箱入り息子の恋』など数多くの映画やテレビドラマで活躍する夏帆と、『男子高校生の日常』『アフロ田中』の松井大悟監督が初タッグ。そして、第2回は長澤まさみ&岡田将生主演の『潔く柔く きよくやわく』に出演する波瑠、第3回は『シャニダールの花』『中学生円山』など話題作への出演が続く刈谷友衣子、第4回以降にはNHK「あまちゃん」でさらにブレイクした橋本愛ほか、いまをときめく若手女優が続く。「おはようございます」から「お疲れさまでした」まで、一瞬たりとも気が抜けない異色ドラマとその舞台裏。彼女たちが「待つ女」でどんな素顔を見せてくれるのか、楽しみだ。「24時間女優」(全8回)は10月25日(金)より「ひかりTV」のビデオサービスおよびテレビサービスにて配信。第1回~第8回の前編は無料。第1回前編を無料で先行配信中。(上原礼子(cinema名義))
2013年10月17日25歳の女優を指すのに適切かどうか分からないが、満島ひかりには“怪演”という言葉がしっくりくる。コミカルなヒロインから観る者の共感を得難いアクの強い役柄まで、人格ごと入れ替わったかのような変身を遂げ、その全てで強烈な感情をさらけ出す。そんな彼女が清水崇監督の『ラビット・ホラー3D』でホラー映画に初挑戦!いったいどんな“恐怖”を見せてくれるのか?といやがうえにも期待が高まるが、実は本人曰く「ホラーは苦手」。そのくせ「私って血しぶきが、似合いますよね?」と嬉しそうに笑みを浮かべるなど“ホラー適性”をしっかりと自覚している。失声症のヒロインとしての恐怖体験を通じて彼女は何を感じ、何を表現したのか――?「怖いけど見たくなる」不思議な物語本作の撮影中、清水監督を前に「『呪怨』とか信じられない!何であんなの観るの?」と言っていたほどホラーが苦手という満島さんだが、ならばなぜ怖いと分かりきっている清水監督の最新作に出演するに至ったのか?「脚本を読んで、グッとくるものがあった」とは本人の弁。「特に日本のホラー映画は、じめじめした感じが怖くて苦手なんですが(苦笑)、この作品には、子供の頃に読んだ奇妙な絵本や熱が高いときに見た夢のような、そんな不思議な物語が描かれていて、白昼夢のような映画になるのなら面白そうだなと思ったんです。お化けはダメなんですけど、人間の想像で起こりうる、もしかしたら想像ではないかもしれないと思えるような不思議なことには、心惹かれるんです。怖くても見たくなるんです(笑)。それから、登場人物が少ないのも面白いなあと思いました。ほとんどが『恐怖の国』に迷い込んだ姉と弟の話で。その分、感覚的な場面でも集中して観てもらえるかな、と」。そして撮影のさなか、ひとりのスタッフとの出会いが満島さんに強い刺激を与えることになる。今回、撮影監督を担当したのは『恋する惑星』などウォン・カーウァイ作品でおなじみの世界的カメラマン、クリストファー・ドイル。彼との仕事の“衝撃”を満島さんはこう語る。「映画のラスト近くでらせん階段を上る場面があるんですが、上を見上げたキリコ(満島さん)の口からよだれが垂れているのがきれいで、とても印象に残っています。クリスの映す画はとにかく美しい。人間には血が通っていて、体内には水が流れているんだってことに気づかされます。本番中もライティングが面白いんです。『何でこんなことするの?』、『どうしてこんなに時間かけるの?』って思うんですけど、光をあてられてみるとこれまで経験したものと全然違うんです。らせん階段の場面では、点滅する光が鼓動を打っているように見える。光で“生き物”を表現しているんですよ、きっと。ライティングやそれが生み出す影に、感情を揺さぶられました」。声が出せないことで「研ぎ澄まされた」翻って彼女自身について。“満島ひかり+ホラー”と聞いて、彼女の大絶叫シーンを思い浮かべる人も多いかもしれないが、本作で彼女が演じたキリコは、失声症で声が出せない。これまで強く感情を露わにする役柄が多かったが、今回は感情を相手にぶつけられずに内面に恐怖を貯めていくような演技を見せている。「これまでの作品でも、感情をぶつけているものだけだとは思っていないですが、確かに開放するというのは多かったです。ためて、ためて、解放する。“皮”をむかなくちゃいけないような役柄が多かったのは、ありますね。この物語のキリコは言葉を発しないから、ほかの部分がぐんと研ぎ澄まされていく感覚があって、それがとても心地よくって。ただ私自身よく『感覚、感覚』と口にするんですが、この映画の話の流れや撮影はシンプルではなかったので、頭の中で細かくきちんと整理することが必要でした。本番中はすごく研ぎ澄まされているんですけど、それ以外のときは考えて、考えて、と変な感じで」。まさに、毎回全く違う人格を表現する女優ならではの“感覚”といったところだが、「研ぎ澄まされる」ということを彼女はこんな言葉で表現してくれた。「以前舞台をやったとき、のどがつぶれて声が出なくなったことがあったんです。小さな劇場だったのですが、本番ではどうにか空気みたいな声でセリフを届けたんです、そのときに『お芝居ってこんなに心が動くんだ』、お芝居なのに『こんなに自分の心が痛くなったり悲しくなったりするものなんだ』ってはじめて感じて。声が出なくなったことでほかのところが、感覚がいつもより動くのを感じられたんです。今作でも、自分で『研ぎ澄まそう』とはしていなくても、声を発しないのを補うように、ほかの感覚が長けてくることを日々感じていました。例えば目をつむって歩いてみると、真っくらで何も見えなくてものすごく音がおおきく聞こえてきたり――そういう感覚です」。「そんな感じってどんな感じだよ(笑)!」と自らにツッコミを入れつつも、ひたすらに考え、そして感覚で本番に臨むという彼女の表現の神髄がそこにあるのかもしれない。さて、冒頭「血しぶきが似合う」という彼女自身の言葉を紹介したが、決してホラー映画を“許容”したわけではなさそう。「はじめは『ウサギじゃーん』って感じでただのかわいい着ぐるみだと思っていましたが、最終的には『ウサギ、怖い』って…。ある場面でウサギの新生児を持たなきゃいけなくて、何かもう泣きそうになって…我慢できずに泣きました。美しい作品ですがやりたくない場面は結構ありましたよね(苦笑)」。絶叫なき恐怖を体感してほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)特集「“涼む”映画でこの暑さ、乗り切る?」■関連作品:ラビット・ホラー3D 2011年9月17日より全国にて公開© 「ラビット・ホラー」製作委員会2011■関連記事:【シネマモード】『ラビット・ホラー3D』クリストファー・ドイル インタビュー渡辺直美、バニー姿で1分半踊り狂う!紳助関連の質問はスタッフがシャットアウトヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第17回)あなたのベスト“ホラー”映画は?『呪怨』の真っ白な少年が舞台に乱入満島ひかりは怖くて「あんなの観られない!」
2011年09月14日市川海老蔵主演の映画『一命』で、初めて“母親”の役に挑戦した満島ひかりが劇中、赤ん坊を抱っこしている写真がシネマカフェ独占で到着した。滝口康彦による「異聞浪人記」を三池崇史監督が3Dで映画化。主家の断絶で食い詰めた浪人の姿を通じて、メンツにこだわって生きる武士という階級の虚しさを描き出す。満島さんが演じたのは、海老蔵さん演じる津雲半四郎の娘で、瑛太扮する千々岩求女の妻である美穂。本作が初の時代劇出演であり、出演決定後に能を学び、自身の祖母の下で裁縫を習うなど準備に時間を費やした。かつて同じ原作小説が『切腹』という名で仲代達也主演で映画化されているが、このとき半四郎の娘を演じた岩下志麻を満島さんは以前から尊敬していたという。『切腹』も撮影前に観て研究したとのことだが、憧れの女優と同じ役柄を演じ、満島さんにとっても忘れ難い一作となった。今回、解禁となったのは美穂が息子の金吾を抱いている写真。初の母親役ということで、赤ちゃんを相手にさぞや苦労があったかと思いきや、聞くところによると現場で赤ちゃんの扱いが一番上手だったのは、意外にも(?)三池監督。また、赤ちゃんが泣いてしまった際には、海老蔵さんが歌舞伎を舞ってあやそうとする一幕もあったとか。写真からは満島さんの母性がしっかりと伝わってくる。満島さんの母親っぷりに加え、息子の誕生を喜ぶ“父親”瑛太さん、さらに孫を溺愛する海老蔵さんという、赤ちゃんにメロメロの男2人にも注目!『一命』は10月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:一命 2011年10月15日より全国にて公開© 2011映画「一命」製作委員会■関連記事:【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック【カンヌレポート7】瑛太、初カンヌに緊張監督は時代劇に3D起用理由を説明海老蔵&瑛太出演の『一命』カンヌ出品!ブラピ主演作ほか強敵とコンペで激突海老蔵、「七月大歌舞伎」で復帰!三池監督作の主演映画『一命』も10月公開決定
2011年08月22日先日発表された第34回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞(『悪人』)を受賞した満島ひかりが12月19日(日)、東京・タワーレコード新宿店で行われた「モテキ」DVDボックスの発売イベントに、脚本と演出を手掛けた大根仁監督と共に出席した。満島さんは今年10月、主演作『川の底からこんにちは』のメガホンをとった石井裕也監督との結婚を発表したばかり。結婚後、公の場に登場するのはこれが初めてで、会場もどこか祝福ムード。さらに、実弟で俳優の満島真之介がサプライズ登場し、ファンを沸かせた。金なし夢なし彼女なし…そんな29歳派遣社員の藤本(森山未來)が突然訪れた“モテ期”に浮かれ、やがて現実の厳しさと向き合う姿を描いた本ドラマ。原作は販売部数150万部を突破する久保ミツロウの同名コミックで、野波麻帆、松本莉緒、リリー・フランキー、菊地凛子ら共演陣も豪華な作品だ。満島さんが演じるのは、恋愛にあきらめを覚え始めているサブカル系女子の中柴いつか。ドラマの中では人気バンド「神聖かまってちゃん」の楽曲をカラオケで熱唱するシーンがあり、ファンの間では語り草になっている。「あのシーンは本当に大変だった。4〜5回は撮り直して、声が出なくなった」と満島さん。その熱い姿に、現場で見守っていたリリーさんは「若い子の本気っていいねぇ」と号泣していたんだとか。一方、大根監督にとってもこのシーンはかなり重要だったといい、「あの熱唱シーンを狂ったように歌える人がいいなと思って、満島さんにお願いした」。初めて向き合った“女優・満島ひかり”に「もう動物なんですよ。点取り屋のフォワードみたいに、いい意味で現場をかき回してくれた。おかげで、いつかちゃんは原作を超えたキャラになった」と最敬礼だった。会場の男性ファンからは「男は結婚してもモテたいと思う。女性はどうなんですか?」と質問が。満島さんは「あんまりモテようとしない方がいいですよ。好きな人に愛された方が幸せだと思います。私?私は一人で十分」と満面の笑みで幸せのおすそ分け。そして、タワーレコードでお買い物中(?)だった弟の真之介さんをステージに呼び寄せ、自己紹介させると「うちの弟です。ぜひよろしくお願いします」と深々と頭を下げながら、ちゃっかり弟をPRしていた。「モテキ」DVDボックスは発売中。<レンタル>Vol.1〜Vol.4レンタル中<セル>「モテキ」DVD-BOX発売元・販売元:東宝価格:15,960円(税込)発売中■関連作品:川の底からこんにちは 2010年5月1日よりユーロスペースほか全国にて順次公開悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会■関連記事:釜山の観客の熱烈歓迎に深津絵里「クセになりそう!」『悪人』凱旋初日深津「妻夫木さんの賞でもある」妻夫木は感涙深津絵里、モントリオール映画祭で最優秀女優賞!「全てのスタッフにいただいた賞」『悪人』にモントリオール喝采!妻夫木聡&深津絵里も現地の反応に感激『悪人』の李相日監督がハンディカムCMを演出!真夏の大騎馬戦を珠玉のドラマに
2010年12月20日女優・満島ひかりを突き動かすものは何なのか――?一条ゆかりの漫画を原作にした『プライド』では、のし上がるために手段を選ばない音大生を見事に演じきり“少女漫画”に映像作品としての息吹を与え、園子温監督の『愛のむきだし』ではタイトルそのままに、愛憎をむき出しにしたヒロインを体現。スクリーンから、凄まじいまでのエネルギーを発散させている。最新主演作『川の底からこんにちは』では「しょうがない」を口癖に生きていたものの、どうしようもない状況に追い込まれた末に、見事に“ケツをまくり”、生きる道を切り拓く主人公・佐和子を演じている。「本来の私自身に一番近い役」とは演じた満島さんの佐和子評。詳しく話を聞いた。“個性的”などという言葉では括れない、濃厚な役柄を演じ続けているが、毎回、どのように役柄に向き合い、キャラクターを生み出すのか?「苦しいですよ…毎回(笑)。論理的に物事を考えたり、説明したりするのがすごく苦手で、唯一、他人よりも優れているかもしれないと思えるのが何かを“感じ取る”ということなんです。台本から感じた空気や匂い、監督の話やスタッフの顔、共演者の方々から感じるモノ…目に見えない“何か”を感じながら役と向き合っています」。サエないOL生活に区切りをつけ、子連れの婚約者(元上司)と共に田舎に帰り、父のシジミ工場を継ぐが会社は倒産寸前。婚約者は連れ子を残して別の女と逃亡…。そこから“開き直り”を見せる佐和子という主人公を満島さんは「憧れの女性像に近い」とまで言う。「自分をちゃんと見て、自分をちゃんと解って『だから、こうやって生きていく』という答えを出せる女性って同世代であまり見たことがなくて、素敵だと思いました。母や祖母の持っている強さ…守るものがあって、何があっても生きていかなくちゃいけない、佐和子もきっと、母性のような強さにあふれているんです」。だが、演じる上では今回も当然、一筋縄ではいかなかった。「プライドや、これまで生きていく上で身につけてきたズル賢い智恵なんかを捨てなきゃできない役でしたね。“作る”のではなくダメなところも含めて自分を“壊して”全てでぶつからないと…。だから、最初に監督にお会いしたときも、私の人生にこの役が、この作品が必要で、どうしてもやりたい、という思いを、何の計算もなくぶつけたんです。『私を選ばなきゃ損しますよ』って感じで、言いたい放題に(笑)。まず、私自身が開き直らなきゃいけなかった」。だからこそ、と言うべきか、満島さん自身の人格、人柄について、演技と知りつつ映画の中のキャラクターと重ねて『役柄そのままの人なのでは?』と考えてしまう人も多いのでは?と言うと「かなり、そう言われます」と苦笑を浮かべた。「身近な人ですらそう言うんですよ。『台本あるから!』って毎回きちんと答えています。でも、それって嬉しいことだと思っています。“生っぽい”モノを目指しているので。『この人、本当にいるだろうな。でも身近にいたら嫌だな』なんて思えるような(笑)佐和子はなんだか自分に近いということもありましたが、現場もまるで実家にいるような雰囲気だったんです。監督が何か言っていても、親に何かを言われているような、そんな…。そのままの自分で向き合える空気を周りが自然に作ってくれましたね」。冒頭の質問に戻ろう。時に全てをさらけ出し、目を背けたくなる苦しみや痛みと向き合い役に臨む。満島さんが“女優”としてそこまでできるのはなぜなのか?「そう。最近考えるんですよ、何でいま、自分はこういう仕事してるのか?って。子供の頃から、大人や周囲の人間に自分の気持ちが伝わらないことがいっぱいあって。多分、昔から感じていたそういう『誰かに何かを伝えたい、誰かに何かを解ってほしい』という気持ちからだと…そう思っています。11歳の頃に映画『モスラ2 海底の大決戦』に出演して、相当ワガママな子役で、いまだにそのときのスタッフには『お前、ちゃんと仕事してるか?』とか言われますが、はは(笑)。その撮影の半年後に完成した作品を、スクリーンに映った自分を初めて観ました。私、自分の姿に感動しちゃったんです。セリフはなく、ただジッとスクリーンに映った自分の姿に。まだまだクソガキだったので深く考えてはいなかったですが、『あ、ここだ、私』って。その感動が原点で、己の姿と深く向き合いだしたきっかけです」。では最後に、いま、やってみたい役は?そう尋ねるとこのインタビューを通して幾度となく出てきた“生っぽさ”というキーワードを挙げ、こんな答えが…。「きれいなヒロイン役、やりたいですね(笑)。生きていくために本来持っている生っぽさを一生懸命隠しているような。昔の日本映画(白黒の時代)の奥ゆかしいマドンナのような役がやってみたいです、ふふ」。■関連作品:川の底からこんにちは 2010年5月1日よりユーロスペースほか全国にて順次公開■関連記事:満島ひかりが白ずくめ防菌服で“中の下の人生”を歌い上げる特別映像が到着
2010年05月12日