パフォーマンスユニット・円神(エンジン)の山田恭が、白鳥雄介の主宰するStokes/Park第3回公演『フゴッペ洞窟の翼をもつ人』で舞台初主演を務める。開幕まで約10日となった稽古場で、山田と作・演出を手がける白鳥の話に耳を傾けた。劇中では、北海道余市町に実在する続縄文時代の遺跡「フゴッペ洞窟」を舞台にした白鳥オリジナルのストーリーが展開される。幼少期から母の介護に明け暮れる26歳の主人公(山田)が、刻画(こくが)として壁に現存する“翼の生えた人間”が実体化した存在と出会って魂と心を通わせていく様子が描かれる。札幌市出身の白鳥が、洞窟の刻画に感銘を受けたのは大学生の頃だったという。「1500年前に描かれた“翼の生えた人間”に勇気づけられた僕自身の体験を芝居のモチーフに散りばめました」「人生ハードモードな“翼がない人間”でも、自ら求めて他者と繋がり信頼関係を育むことで豊かな未来を開拓していけるのではないか、と思いまして」という白鳥の話に、山田は深く頷く。サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に挑戦し現在円神として活動している山田は、演じるヤングケアラーの誠太に自身の境遇を重ねていた。「最終メンバーに選ばれず挫折感を味わった僕には、思うように人生が運ばない誠太のジレンマがよくわかるんですよね」「周りの人を信じながら自分の力で羽ばたこうとする誠太をまっとうすることで、僕自身が翼を授かって自信に変えていけたら」と期待を込める。キャラクターの履歴書をつくって役理解を促すなど、山田の成長に伴走している白鳥。特に幼い頃から母に尽くしてきた誠太の暮らしぶりを見せる冒頭シーンの稽古がターニングポイントになったらしく、「俳優同士で話し合い、内面の掘り下げを徹底的に行ったことでグッとよくなったんですよ!」と笑顔を見せた。山田自身も「もっと自分の殻を突き破っていいんだと気づいて、感情の幅を大きく見せられるようになりました」と手応えを感じたようだ。そんな劇世界をよりドラマティックに盛り上げるのが、茂呂剛伸による縄文太鼓の生演奏だ。白鳥は「和太鼓やアフリカの楽器とも異なる、神秘的で不思議な音色をぜひ劇場で聴いていただけたら」と呼びかける。また、劇場では物産展「よいちマルシェ」も開催。名産のリンゴをはじめ、ニシンやアンコウといった水産加工品も並ぶという。「北海道余市町の風を、東京・下北沢に起こせたら」と言って、白鳥はインタビューを結んだ。公演は7月13日(水)~17日(日)に、東京・下北沢の小劇場楽園にて上演される。チケット販売中。取材・文=岡山朋代
2022年07月12日俳優の安田顕とアイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が、映画『バッドガイズ』(10月7日公開)で日本語吹替版声優を務めることが29日、発表された。ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションが構想6年をかけて生み出した新作『バッドガイズ』。“最高にワルくてクールなバッドガイズ”の活躍を描く本作は、全米で4月に公開されるや2週連続のNo1ヒットを飛ばした。バッドガイズは、権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う5人の怪盗集団。先日、リーダーで泣く子も黙る天才的“スリ”のミスター・ウルフに尾上松也、“変装の達人”でラップが特技なシャークを長田庄平(チョコレートプラネット)、“天才ハッカー”の毒舌ガール・タランチュラをファーストサマーウイカがそれぞれ日本語吹替版を担当することが発表されたが、この度、バッドガイズのメンバーに、安田顕、河合郁人(A.B.C-Z)の参戦が決定した。シリアスからコメディまで何でもこなす変幻自在な安田は、ウルフの親友で、皮肉屋な”金庫破り“スネークを、そして今年グループデビュー10周年を迎えた河合は、ラテン系肉体派の格闘と歌が得意なピラニアで映画声優に初挑戦。さらにウルフ尾上、スネーク安田、ピラニア河合、シャーク長田、タランチュラファーストサマーウイカの5人のバッドガイズが全員揃った予告編も公開された。予告編は札束の入ったカバンを手に、空に飛び出すウルフとスネークの姿からスタート。パーティ会場に潜入したウルフはクールに指示を出し、タランチュラはキーボード早打ちでセキュリティを解除、シャークは上流婦人に変装し警備員を引き付け、スネークは排気口からお宝に接近、ピラニアはマイクを片手にシャウト? と、”盗めぬものはなにもない“と自信たっぷりなバッドガイズたち。しかしそんな中、予想だにせぬ世界危機が勃発。「お願い、力を貸して」と頼まれたバッドガイズたちは、世界を救ってしまうのか。忍者顔負けのアクションシーンやカーチェイスシーンなど、華麗でクールでセクシーな映像が続々。また、7月1日より『バッドガイズ』ムビチケ前売券も全国で発売が決定。購入特典として、ムビチケカード一枚購入につき “オリジナル・タトゥーシール”がもらえることに(数量限定)。バッドガイズのキャラクター達がポーズを決めるデザインのタトゥーシールとなっている。安田と河合がコメントを寄せた。○■安田顕 【スネーク】スネークは、皮肉屋でありながら、憎めない、誰もが演じたくなるキャラクターだと思います。残念ながら私の見た目はヘビではありませんが(笑)、そんなやり甲斐のある役柄を与えていただき、とても嬉しく、感謝申し上げます。子供から大人まで楽しめるエンターテイメントです。どうぞご期待ください。○■河合郁人(A.B.C-Z) 【ピラニア】ピラニア役の A.B.C-Z 河合郁人です。以前より、アテレコに非常に興味を持っておりましたので、信じられないほど嬉しかった事を覚えています。新たなジャンルのお仕事ですので、挑戦が出来る喜びの中で演じました。ピラニアは喧嘩っぱやく熱いのに、緊張するとある事をしてしまう愛らしい部分があります。和気あいあいとした中で、激しさや切なさ、そして、感動が渦巻く波瀾万丈な物語となっております。友人や家族、そして大切な人と是非お楽しみください。(C)2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年06月29日内野聖陽、岡本圭人出演、劇団チョコレートケーキの日澤雄介が演出する舞台『M.バタフライ』が6月24日、東京・新国立劇場 小劇場にて開幕。開幕を前に内野、岡本、日澤による舞台挨拶と、約13分間のプレスコール(一部シーンの上演)が行われた。あるフランス人外交官が国家機密情報漏洩という大罪を犯すほど愛に溺れた相手が、性別を偽った中国のスパイだった。という驚愕のニュースに着想を得たアメリカの劇作家・デイヴィッドヘンリーファンが、オペラ『蝶々夫人』を劇中に取り入れながら創作した本作。1988年にトニー賞最優秀演劇賞を受賞しており、日本では1990年に劇団四季で上演されて以来32年ぶりの上演となる。出演は内野、岡本のほか、朝海ひかる、占部房子、藤谷理子、三上市朗、みのすけ。マスコミ向けに公開されたのは実直な外交官ルネ・ガリマール(内野)が、エキゾチックで美しい衣装を纏い京劇の舞を披露するスター女優ソン・リリン(岡本)に心を奪われ、彼女と一緒に街を歩き会話しただけの事実を伝えられず初めて妻に嘘をつくという場面。そして夢の中で同級生マルク(みのすけ)とソンについて対話するという一連のシーン。舞台挨拶で「演出プランとしてはルネ・ガリマールの頭の中にお客様をいかに連れていけるか、いかに共有できるか、という事を軸にした」(日澤)、「彼の脳内劇場で起こるさまざまなストーリー」(内野)と語る通り、観客はルネの脳の中を覗くように、このエキゾチックで興味深い登場人物たちの物語をたどる。(参照: 『M.バタフライ』ルネ・ガリマールの頭の中を探る日々-主演・内野聖陽×演出・日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)対談() )また、「(翻訳の)吉田美枝先生の編み出した日本語の美しさ、素晴らしさにあらためて気づいた」(内野)としつつ、30年前の翻訳戯曲という事で、「日本語に対してすごくうるさい俳優」という内野が今の時代の言語に合うように1年程かけてすべてを見直し、日澤らの助けも借りながら今回の上演に漕ぎつけたと明かし、「この壮大な作品をなんとかクオリティをあげて楽しんでもらえるように、『M.バタフライ』が日々成長していけるように皆様の心に想像力をはばたかせるような物語になっていければ」。そんな「日本語にうるさい」内野からはイントネーションをよく注意されると語った岡本は今回、舞台出演2作目にして、性別を偽ったスパイであり、京劇のスター女優という難役に挑む。「所作指導の先生、京劇の先生、メイクさん、衣裳さん、日澤さん、内野さん、その他スタッフ、沢山の方に支えていただいた。ひとりではできなかった」と語り、「舞台というのはお客さんに観ていただいて初めて完成するので、この『M.バタフライ』がどう完成するのか楽しみです」と期待を寄せた。東京公演の上演は7月10日(日)まで。その後7月13日(水)から15日(金)まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演を予定している。撮影:岡千里<公演情報>『M.バタフライ』原作:デイヴィッド・ヘンリー・ファン翻訳:吉田美枝演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)出演:内野聖陽、岡本圭人、朝海ひかる、占部房子、藤谷理子、三上市朗、みのすけ
2022年06月25日主演・内野聖陽、演出・日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)が初タッグを組んで立ち上げるのは、オペラ『蝶々夫人』をなぞるように綴られる、驚愕の事実を元にした哀しい愛の物語だ。劇作家ディヴィッド・ヘンリー・ファンによるトニー賞受賞作(1988年)が、日本では1990年の劇団四季での上演以来32年ぶりに登場。文化大革命の時代の中国・北京を舞台に、フランス人外交官ルネ・ガリマール(内野)と、京劇のスター女優を装いながら実は毛沢東のスパイ、そして性別も偽っていたソン・リリン(岡本圭人)の、あまりにも衝撃的な愛のドラマが描かれる。作品ごとにイメージを打ち破って役に憑依する“カメレオン俳優”内野と、主宰する劇団の公演や昨年末のミュージカル『蜘蛛女のキス』などで重層的な劇世界を生み出し、確かな手腕に評価が集まる日澤。両者が向き合う稽古場で今、湧き起こる化学反応とは……!?誰もがガリマールになり得る瞬間を、どう共有し立体化していくか――あるフランス人外交官が性別を偽った中国のスパイと恋に落ち、国家機密漏洩の罪を負った実話をヒントに作られた物語です。最初は作品のどんなところに心惹かれたのでしょうか。内野とてもよく出来た戯曲(ホン)で、とくにラストの展開が意外で、僕としては不可解極まりないんですよ。その劇的な作り方に一番惹かれましたね。今、稽古をやればやるほど、すごい戯曲だな! と唸らされて。もしかしたらこれは僕が演じる外交官ルネ・ガリマールという男の妄想で、すべては彼が頭の中で喋っている言葉かもしれない……、稽古を重ねるうちに、相手の役者さんの言葉が自分の言葉のように聞こえて来る日があるかも……なんて(笑)。まだまだこれから発見があるだろうなと感じています。日澤僕も、“本当にあった事件をもとに”という部分に、え、本当なの!?って驚いたところからまず入って。まあ時に、現実は想像を超える瞬間があるということなんだろうなと。そういった出来事を、説得力を持たせて舞台にする、そこにすごく面白味を感じました。歴史の大きな流れがベースにはあるけれど、そこにあるのはやっぱり人間の本質であったり、とても個人的なことであったり。でもその個人的なことに僕らもお客さんも強く共感する、そうなり得る瞬間を感じるんですよね。具体的に言うと、誰もがガリマールになり得る瞬間、それを俳優さんともお客さんとも共有して、どう立体化させていくか……。面白いけど、相当大変ですね。内野さんはほぼ出ずっぱりですし(笑)。――1960年代、文化大革命の頃の中国・北京が物語の背景であり、戯曲を読むとアジアや女性に対する蔑視表現も多々見受けられて結構ドキドキするものがありました。どのような意識で今の日本の観客に提示しようと考えていらっしゃいますか。内野僕としては、そういう部分は薄味にしないほうがいいと思っています。今の時代の尺度を入れてしまうと、この作品が崩壊するような気がしますね。西洋が東洋を見下す視線、そういったものが確実にあり、男女の性差が大きかった時代の物語なので、そこは勇気を持ってその時代の様相を表現したほうがいいと僕は思います。日澤まさに、そこはテーマでもあると思うんですよ。この物語では、西洋対東洋が、男対女になぞらえている。じゃあ今はそういった視線はないのか?と問われたら、本質としてはそうとも思えないですし。この作品に描かれている意識や見方というものは、今もまだ色濃く残っていて、僕自身の中にもあるだろうと感じています。ある種グロテスクに感じる部分もあっていい、そんなふうに考えていますね。ただ、それを単に「ある種の差別だ」と表すだけで止めない作品です。さらにその先を考えさせる力を持ったホンなので、僕は、心配はしていませんね。「本当の自分が見えない」ルネ・ガリマールといかに向き合うか――主人公のフランス人外交官、ルネ・ガリマールという人物を、おふたりがどう捉えて表出しようとしているのか伺いたいです。内野基本、キャラクターってそんなに作品の中で変化していかないと思うんですけど、このルネ・ガリマールは本当に柔らかく変化していくんですよ。シーンによって変化していく……、もしくは変化させられていくキャラクターなので、そこが今回やっていて一番難しいところなんですよね。ソン・リリンとの出会いによって、どんどん輪郭が変化していくんです。その不定形なキャラクターにいかに説得力を持たせて、お客さんに受け入れてもらい、一緒に旅をしてもらうか……。本当にセンシティブに、大事に表出しなくちゃいけないなと。それにはものすごく集中しないといけないので、稽古が終わるとドッと疲れて、もう何もしたくなくなるんです。ハッハッハ!日澤稽古着のワイシャツを何枚も替えますもんね。内野汗がすごいからね。今回、具体的なセットがあるわけではなく非常に無機質なステージなので、俳優たちの演技で、それぞれの関係性や背景などを観客に想像させていかなくちゃいけないんです。僕ら自身が豊かなイメージを持って立たないとダメですよね。日澤僕もこの『M.バタフライ』を演出するにあたって、ルネ・ガリマールといかに向き合うか、どう彼の頭の中に入っていくかをずっと考えていて。とても繊細だけれど、それだけじゃない、ある種の破壊衝動……と言ったら言い過ぎかもしれないけど、自分の何かに疑いを持っている人なんですね。本当の自分に手が届きそうで届かない、何かが違う、それは何だ!?と、つねにガリマールは追いかけているような……。内野そう!日澤内野さんが本当に粘り強く稽古をして、一歩一歩、ガリマールという人間を作り上げていっていますが、もしかしたらその芯を見つけた頃にはお芝居が終わる、みたいな……。内野ええええ〜!(一同笑)日澤そういう作品のような気がするんですよ。そこがまた面白いところで。内野まあ、人間のいろんな面を気づかせてくれる役だなと。面白いけど、とにかく大変です。構造自体はすごく発見があるので、それに気づくと、おお〜なるほどね! と溜飲が下がる部分もあるんですけど……。日澤僕が今言ったことは難しく思われるかもしれないけど、ガリマールって人はとてもチャーミングですよ。精神的に非常に繊細であるけれども、そこから表出する言動がとてもチャーミングで、すごく人間臭かったり。それはやっぱり台本の面白さと、内野さんが演じることで立体化した時のパワーや魅力だったり。それは今でも十分に感じています。内野いやいや〜僕はもう、昨日、稽古の動画を見てヘコんでいますから。この取材に来るのも自分をすごく奮い立たせて来てるくらい、ヘコんでるから!(一同笑)日澤そんなことないのに〜。内野ホントに。まだ上辺の上辺だけだなって実感して。もうね、雲の上の頂が隠れて見えない、真っ暗で巨大な山を目の前にしているような感じですよ。これどうやって登るんじゃ!みたいな(笑)。ようやく山肌が少しずつ見えて来て、あ〜こういう構造の山なのね、でも頂上は雲の上で見えない〜さっぱりゴールがわからん〜というところです、今は。「圭人君が人の2倍頑張るんなら内野だって人の3倍ぐらいは頑張れよっ!」――内野さんがこんなにも苦悩されている巨大な山に、相手役に大抜擢されてともに挑む新鋭、岡本圭人さんの心境はいかに!? 稽古場での様子はいかがですか?日澤ソン・リリンはすごく挑戦的な役ですね。圭人さんは実際、悩んでいる部分も多々ありますが、真正面から内野さんにぶつかっていっています。京劇スターの振る舞い、オペラの“蝶々さん”など、やるべきことが多い中で、内野さんとの対話の戦いもある。ソン・リリンはガリマールを変化させなければいけないし、ガリマールから影響を受けなければいけない、本当に一瞬も気の抜けない役どころで。とにかく一歩一歩、稽古を重ねていくのみですね。『M.バタフライ』メインビジュアル。内野演じるルネ・ガリマール(左)と岡本圭人演じるソン・リリン内野彼、相当頑張っていると思いますよ。舞台に立つのがまだ何本目か……というキャリアで、これだけの大役を得た。おっしゃるように、オペラも少し歌わなければいけないし、京劇の舞や女形の所作もある。気の弱いヤツだったら心が折れるほど、やるべきことが多い。でも頑張ってるから、相当な根性ありますね。僕が彼くらいの年齢の時は、こんなすごい役もらえてないし、心もいっぱい折れて悔し涙ばかりの日々でしたよ(笑)。日澤彼自身も、素晴らしいキャリアを持った方々に囲まれて、自分がまだまだ出来ていないところがあることは当然自覚しているんですよね。だからこそ、今やるべきことはやる!と、腹を括っている感じがします。内野僕だってそんな余裕あるわけじゃないんですよ。「圭人君が人の2倍頑張るんなら内野だって人の3倍ぐらいは頑張れよっ!」って自分に拍車をかけてます。「日澤さんはすごく柔らかい感性を持った方」「内野さんは、可愛いですよ」――おふたりは初タッグになりますが、お話を伺いながらすでに息の合ったコンビネーションを感じます。内野日澤さんはすごく柔らかい感性を持った方なんですよ。今回、やっぱり役者と演出家ではホンの読み方が違うんだなってあらためて感じていて、日々すごく助けられています。僕ら役者ってどうしても生々しくイメージしていかないと、台詞が定着しないんですよね。だから具体的な読み方になってしまうんだけど、日澤さんは抽象度の高い読み方で、戯曲を緻密に理解していらっしゃる。そうか!だよな〜!って毎回、気づかされることばかりですね。日澤これは僕の演出方法でもあるんですけど、俳優さんの体や声などを通すことで、想像力が膨らむんです。もちろん戯曲は十分に読み込みますが、その言葉を発した時の内野さんの声、表情、立ち位置とかで、あ、ここはこんなシーンなんだ!ってパーンとひらめく時があるんですよ。内野それも僕、感じていました。役者のやったことにすごく触発されて、ポンポンポンポン言い始めるというか(笑)。役者としては、日澤さんをメラメラさせるような芝居をしたいと常に思いますよね。日澤内野さんは、可愛いですよ。内野ひゃあ〜!(一同笑)日澤本当に可愛い!拝見して来た舞台やテレビドラマでは、漢!って感じが多いけれど。まず、すごい芝居の虫ですよね。表現を突き詰め出したら止まらないし、それがすごく無邪気なんですよ。大先輩だけど、ご自身をバコーン!とフルオープンにして来てくれる方なので、そういう意味ではすごく可愛いです(笑)。内野僕、心を無にして、無邪気にならないと何も出来ないタイプなんですよね。とにかく一度、素っ裸になるしかない。モノ作りにおいては鎧なんて必要ないから。でも日澤さんもね、女性的な感性も持っていらっしゃると思っていて。僕は劇団チョコレートケーキの舞台を一度しか拝見していないんですけど、それが歴史モノでとても硬派な作品だったんです。だからすっごいインテリで硬いイメージの人なのかなと思ったら、ソン・リリンの演技指導の時とか、声も仕草もとても女性的で柔らかくて。それは意外な楽しい発見でした。男の話をする時は男の脳になり、女の話をする時は女の脳で、たたずまいも女性に見えちゃう……みたいなところがありますよ(笑)。日澤いや〜ありがとうございます。褒め言葉ですよね?(一同笑)内野そう、変幻自在な感じ。だから演出が出来ちゃうんだろうなと思いました。演出のキーワードはガリマールの“頭の中”――それぞれに触発し合う稽古場から、どんなスリリングな愛のドラマが立ち上がるのか、楽しみです。内野この作品はトニー賞受賞作であり、そういう意味では演劇的に質の高い戯曲なので、演劇を見慣れない人にも「不思議な話で、面白かった」と感じていただける気がします。けっして小難しい話ではなく、いわば男の女の話であると。しかも20年間もスパイに騙されていた、そうした事実が下敷きとなっていることにも興味津々じゃないかなと。そんな気軽な興味をきっかけに、劇場に来て、演劇の楽しさを味わってもらえたら嬉しいですね。日澤そう、ガリマールという普通の男の物語なんですよね。でもその普通の男の中に、何かがある。僕は本当にガリマールの頭の中に入りたいと思っていて、美術にしても、雑然としているけれど“頭の中”を大きなビジョンとして持っています。お客さんもガリマールの頭の中に入っていき、そこにある“何か”を一緒に探していただきたい。で、その先にあるルネ・ガリマールのラストを、どう捉えていただけるのか……。そこにすごく興味がありますね。本当に俳優さんには申し訳ないけれど、まったく拠り所にならない美術を考えていますので(笑)。内野でも、ものすごくカッコいい舞台になりそうな予感がしていますよ!取材・文=上野紀子撮影=You Ishii<公演情報>『M.バタフライ』2022年6月24日(金) ~7月10日(日) 東京・新国立劇場 小劇場※大阪、福岡、愛知公演あり
2022年06月17日凛とした佇まいが印象的な河合優実さんは、多数の出演作品が公開を控える注目の若手俳優の一人。「美容は本当に疎くて…」と語る彼女の美しさの源とは?心地のいい自分でいるための美容を無理なく続けていくことが理想的。「普段は日焼け止めとコンシーラーで仕上げた肌にポイントメイクを多少施す程度で、基本的に引き算主義。仕事の時も“足してください”って言うことはまずないですね。ただ、コスメを見るのはわりと好きなんです。ミニマルなコンセプトの『THREE』や韓国系のコスメは時々チェックしていますし、最近だと『アニヴェン』のベージュ系のマスカラも気になります」舞台では自身でメイクすることが多いといい、間もなく上演される舞台『ドライブイン カリフォルニア』に関しては「役柄的に、女性らしいイメージを前に打ち出すかどうか考え中。メイクは印象を大きく左右するし、メイクの時間を通して役に入っていく部分もあるので、私にとってすごく大事な要素なんです」。メイクの土台となる肌のケアについて尋ねると、「もともと肌が丈夫なので、毎晩シートマスクをするくらいで特別なことはしていないんです」との回答が。「仕事に支障がない状態を保つ必要はあるけれど、外見を評価されるための努力は自分が望むことではないと感じていて。私自身が心地よくいるためのケアを、無理のない範囲で続けたいなって思っています」Favorite Item「普段持ち歩くコスメはリップくらい。バッグやポケットにポンッと転がしています。色みはブラウン系が多くて、最近のお気に入りは『イニスフリー』のオイルティント。マスクや食事で落ちにくいものを選ぶようにしています」「目元のメイクは色を効かせるよりカラーレスに仕上げる方が好き。アイシャドウもあまり塗らないのですが、『ラカ』のアイカラーはヌーディな発色が気に入って珍しく購入。肌なじみが良く、絶妙なニュアンスに仕上がります」Yuumi’s Beauty Rules1、体調管理にプロテイン。「2年ほど前に糖質・タンパク質・脂質をグラム単位で管理するのにハマった時期があって、その頃からプロテインを摂るように。最近は『グロング』のホエイプロテインがお気に入りで、豆乳に溶かして飲むことも。栄養バランスが整うと心も安定するので、やっぱり心と体は繋がっているんだなって感じます」2、常に動ける体を目指してます。「去年の頭からジムに通い始めて、マイペースに筋トレを続けています。汗をかくと気持ちがいいし、舞台などで常にやりたい動きができる体でいたいんですよね。以前ウォーキングをよくやっていた時は、シンディ・ローパーとかテンポのいい’80年代洋楽を聴きながら歩いて元気をもらっていました(笑)」3、リラックスできる時間を作る。「頂き物の白檀のお香をたいたりコーヒーを淹れたりして、一息つく時間を大切にしています。思ったことをノートに書き出す作業もそのひとつ。仕事などで頭がゴチャついてきた時に紙に書いて整理すると、状況が把握できるんです。後から見直して“あの頃はこんなこと考えてたんだ”なんて初心に返ることも」かわい・ゆうみ2000年12月19日生まれ、東京都出身。’19年に俳優デビューし、映画やドラマなど幅広く活躍。日本総合悲劇協会VOL.7『ドライブイン カリフォルニア』が5月27日より上演予定。トップス¥46,200中に着たドレス¥48,400(共にFETICO/THE WALL SHOWROOM TEL:03・5774・4001)ネックレス¥60,500(SIRI SIRI TEL:03・6821・7771)※『anan』2022年6月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・上川タカエ(mod’s hair)スタイリスト・吉田達哉取材、文・真島絵麻里
2022年05月28日歌舞伎座「六月大歌舞伎」第三部『ふるあめりかに袖はぬらさじ』に出演する坂東玉三郎、喜多村緑郎(思誠塾岡田役)、河合雪之丞(遊女亀遊役)が都内で取材に応じ、意気込みを語った。有吉佐和子の原作で、昭和47年の文学座公演での初演以来、杉村春子による主人公・お園が当たり役として繰り返し上演され、昭和63年からは玉三郎に受け継がれてきた名作舞台。平成19年(2007年)12月、歌舞伎座でついに歌舞伎として初上演され、豪華キャストの競演が話題を集めた。「今は明るい話がいいんじゃないかと思った。深刻にさせないで、人生をしみじみと感じさせる」と演目の魅力を語る玉三郎は、有吉氏の作風について「洞察力が深く、世の中を俯瞰している目がある。芝居上では良いも悪いも、肯定も否定も何も言っていないんですね。笑いの中で転がっていきながら、日本のありようの神髄を突いている」と分析。「有吉先生がお望みになるか分かりませんが、歌舞伎座で演じられるのは良いことだと思いますし、先生は古典様式を使った現代作家でもあるので、歌舞伎座には合うと思います」と話していた。『ふるあめりかに袖はぬらさじ』芸者お園=坂東玉三郎撮影:岡本隆史緑郎・雪之丞とは、両名が研修生時代からの長い付き合いだといい、玉三郎は「気楽にやってもらいたい。昔から一緒なので、何とも特別感もなく、(劇団)新派に移籍したということで、共演できなかったのが不思議」とコメント。「帰ってくればと思うほどで(笑)。僕たちには垣根はないし、いつでも一緒にできればいいなと。役者の数も減っているので、これがいいきっかけになれば」と今後の共演にも意欲を見せた。緑郎の歌舞伎座出演は『修禅寺物語』以来8年ぶりで、「とにかく突然のことでしたが、心の底からうれしい。魂がひどく震えております」と緊張しきり。玉三郎の“気楽に”発言には、「いやあ、気楽というわけには」と苦笑いしつつ、「いい意味で気を抜いてということで」と決意を新たに。移籍によって「いろんなジャンルに触れる機会になったし、視野が広がった。勉強不足も痛感した」といい、「(新しくなった)歌舞伎座に立ち、どう変わるのか、自分自身としても楽しみ」と期待を寄せた。また、『東海道中膝栗毛』以来6年ぶりの歌舞伎座出演となる雪之丞も「緊張と震えが止まらない思い」と心境を明かし、「女方として大々先輩ですから、お稽古場でも本番中でも細かく教えていただけるんですが、また1年生のように勉強させていただける。大切なお役ですし、しっかりお稽古を重ねていきたい」と背筋を伸ばしていた。取材・文=内田涼写真提供=松竹(株)<公演情報>「六月大歌舞伎」2022年6月2日(木) ~27日(月) 東京・歌舞伎座※休演:9日(木)、20日(月)第一部午前11時~第二部午後2時15分~第三部午後6時~※開場は開演の40分前を予定
2022年05月24日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が、3月25日に埼玉・ベルーナドームで行われる西武ライオンズの開幕戦「オリックス・バファローズ戦」で始球式に登板することが発表された。西武ライオンズは、2022シーズン開幕戦の3月25日を含むオリックス・バファローズとの3連戦を「開幕シリーズ」と題し、 さまざまなイベントを実施する。ベルーナドームがある所沢市に隣接する東京都武蔵村山市出身の河合は、幼少の頃からのライオンズファン。球場で何度も試合を観戦しているほか、これまでもジャニーズ事務所の野球大会などでプレーをしている野球好きとして知られている。河合が登板する始球式は、3月1日より球場名が変更となったベルーナドーム初。ジャニーズ事務所所属のタレントがライオンズの開幕戦始球式を務めるのも、河合自身も初の経験となる。■A.B.C-Z 河合郁人A.B.C-Zの河合郁人です。今回、埼玉西武ライオンズの開幕戦始球式を務める事が決まりました。家族で応援しているライオンズの始球式は本当に夢でした。少年野球のチーム名も「ライオンズ」の名前が入っておりましたが、その時に一度だけ、選手の皆さんとイベント形式で練習が出来たのが今でも良い思い出です。当時の純粋な野球少年の気持ちを思い出し、たくさん練習をして当日を迎えたいと思います。よろしくお願いいたします。
2022年03月01日11月26日(金)に初日を迎えるミュージカル『蜘蛛女のキス』。開幕を約1ヵ月後に控えた稽古場で、同性愛者のモリーナ役を務める石丸幹二と、演出の日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)がインタビューに応じた。アルゼンチンの作家マヌエル・プイグの小説を原作にミュージカル化され、1993年のトニー賞7部門を制した本作。『キャバレー』『シカゴ』で知られるジョン・カンダー(音楽)とフレッド・エブ(歌詞)のコンビが手がける楽曲は人気が高く、1996年以降に日本でも定期的に上演されている。劇中では、ラテンアメリカにある刑務所の一室を舞台にした物語が展開。映画を愛するモリーナは、社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹 / 村井良大:Wキャスト)と同室に。最初は互いを理解できず激しく対立するふたりだったが、極限状態の中、モリーナが映画スターのオーロラ、また彼女が演じる蜘蛛女(安蘭けい:2役)について語るうちに、心を通わせていく──。同性愛者のモリーナは「特別な個性がないとやれない」と思っていたけれど――作品との出会いを教えてください。石丸僕が『蜘蛛女のキス』を観たのは、チタ・リヴェラが蜘蛛女とオーロラに扮していた、ブロードウェイのハロルド・プリンス演出版ですね。リヴェラは『ウエスト・サイド・ストーリー』のアニタが印象的で、群を抜いて声が低くシャープに踊るディーヴァ(歌姫)です。そんな彼女が「どんなことをするんだろう?」って興味から劇場に足を運びまして。バックボーンをまったく知らずに観たら、ラテンのショーみたいだと思いました。――海外でご覧になった当時、石丸さん扮するモリーナにはどんな印象を抱いていたんでしょう?石丸当時は僕もまだ若かったこともあって、バレンティンのキャラクターに共感していました。「彼を演じたい」って。モリーナは「特別な個性がないとやれない役」と思っていたんですが、この年齢になってオファーを頂戴し、僕が海外で拝見したバージョンに立ち返ってみると、ビビビッと繋がって。親近感が湧いたんです。――どんな点に直感が働いたのでしょうか?ミュージカル『蜘蛛女のキス』稽古場より石丸僕が年始に主演した『パレード』のオリジナル・キャストのブレント・カーヴァーが、当時モリーナに扮していたんです。彼がやっているなら『蜘蛛女のキス』に挑戦したい、と思いました。それでモリーナ視点で台本にあたると、バレンティン目線で読んでいたこれまでとはまったく異なる世界が広がっていて。これを、社会派の人間ドラマに定評のある日澤さんが演出したら「一体どうなるんだろう?」ってね。日澤普段はチョコレートケーキという劇団で、ストレートプレイの演出をしています。大原櫻子さんが主演した『リトル・ヴォイス』などで音楽劇の経験はあるんですが、グランドミュージカルを手がけるのは初めてでして。「ホリプロさんは何を意図して僕にオファーを?」と正直驚きました。でも演目の成り立ちやバックボーンを知って、いろんなことを議論するうちに「演出家のキャリアを重ねるうえでも絶対に向き合うべき作品」と感じるようになって。――それほどまで感じる『蜘蛛女のキス』の魅力って?ミュージカル『蜘蛛女のキス』稽古場より日澤音楽が物語と絡み合っていて、何ひとつ無駄がないところでしょうか。1曲で成立しているナンバーでもやがて重層的に積み重なって、モリーナとバレンティンの関係を変えているような。物語が進んでいくと、メロディの中に前のシーンで使った象徴的なフレーズがちょっとだけ入ってくるんです。たとえば「蜘蛛女のテーマ」にあるメロディラインは、いたるところに登場する。バレンティンとモリーナに合わせて楽曲も並走している感じが「本当にうまいな!」って。石丸各所にモチーフが散りばめられているんですよね。フレーズが流れるだけで、観客の記憶を呼び覚ます。その効果をすごく使っていて。「蜘蛛女のテーマ」が流れたら「これから不穏なことが起こるんだ」ってメッセージが伝わる。ミュージカルならではのつくり方をしています。メロディに乗るほどの強いメッセージを意識して歌う――そんな「ミュージカルらしいミュージカル」を、優れた社会派ストレートプレイを生み出している日澤さんがどのように味つけしているか気になります。日澤グランドミュージカルの演出に際しても、僕はこれまでのスタンスを変えようとは思っていないんですよね。というのも、どんな作品だって登場人物の心情や関係性に迫るストレートプレイと追求すべきことは変わらないとわかったから。特にバレンティンが歌う「あしたこそは(The Day After That)」という楽曲で、メロディと歌詞の移ろいがモリーナとバレンティンの心情や関係性に変化をもたらしていることをキャストの皆さんと検証した瞬間が楽しかったんですよね。「歌はセリフなんだ」と体感できた。ミュージカル『蜘蛛女のキス』稽古場より石丸ミュージカルナンバーは、ストレートプレイでいうと「長ゼリフ」ですよね。いろんな感情が溜まりに溜まって、音楽に乗ってあふれ出る。だからこそ「どうして長ゼリフになるのか」という理由が腹落ちしていないと、無意味な“おしゃべり”になってしまうんです。歌になるくらいの強いメッセージを、つくり手サイドは意識しなければいけません。そういう意味で、モリーナの自己紹介ナンバー「ドレスアップ(Dressing Them Up)」は、自分のことが好きすぎるモリーナの想いがよく表れていますよね(笑)日澤たしかに!(笑) 楽しいのは「ドレスアップ」ですけど、僕は「彼女は女(She’s A Woman)」ってナンバーがすごく好きだなぁ。同性愛者のモリーナが「いいよね、あなたは女で」「私も女ならよかったのに」って女性をうらやむ曲なんだけど、幹二さんがモリーナの内面や今の状態を情感たっぷりに表現しているので、ぜひ皆さんに聞いて欲しいです。ラストの「映画の夢(Only in the Movies)」も素敵ですけどね。ミュージカル『蜘蛛女のキス』稽古場より石丸今回、カッコよく歌い上げる曲はバレンティンとオーロラに占められています(苦笑)。先ほど話題に挙がったバレンティンの「あしたこそは」も光の当たり具合がどんどん変わって、台本をめくったら違う世界が広がっているんですよね。若い頃、歌いたかった!――ぜひミュージカルコンサートでお聞きしたいです!石丸そうですね! でもモリーナにも、秘めた想いの味わい深いナンバーが揃っていますから。「このメロディライン自体がモリーナその人を表しているんだな」と思って、愛しながら歌っています。日澤さんがおっしゃった「彼女は女」も、歌えば歌うほど名曲だということが伝わってくるんですよね。カンダー&エブが手がけた音楽の素晴らしさを、ぜひ観客の皆さんにもお届けできれば。モリーナが好きなアイテムを身にまとい、内面に近づく――モリーナはどういう人物だと受け止めていらっしゃいますか?石丸いまとは時代が違いますから、モリーナのように産まれついた人には「生きづらい」世の中だったんじゃないかな。同性愛者として胸を張って自分らしく生きてはいるけれど、一方では人生に失望してもいて。ひょっとしたら、監獄の中が最低限の尊厳を保って生きていられた場所なのかもしれない。どこまでも愛する人を想って、「これが自分の生きる道」と決意する、ギリギリ崖っぷちなところを必死に生きている人です。――モリーナは数々の先輩が演じてこられた役だと思いますが、石丸さんはどうやってオリジナリティを発揮しようとしていらっしゃいますか?石丸僕ね、日本人キャスト版の先輩モリーナを拝見していないんですよ。だから比較できないんですが、トニー賞授賞式で見たブレント・カーヴァーのパフォーマンスには驚きました。彼、女性としての「生き方」をたった数分間で観客の目に焼きつけたんですよ! その姿を見た時に「ここまでやらないと、モリーナの個性って観客に伝わらないんだな」と。ミュージカル『蜘蛛女のキス』稽古場より――カーヴァーのパフォーマンスには、どんな特徴があったのでしょうか?石丸その人の内面って、所作や振る舞いに表れますよね。カーヴァーはモリーナらしさを、デフォルメしながらも自然に見せていて。対する僕は、モリーナとしての中身が、その時点で空っぽ。どうしようか悩んだ結果、艶やかな色の服を身にまとってみようと思いました。ひとりでは買いに行けないので、ショップまで女性マネージャーについて来てもらって。彼女が買うフリをしながら僕が試着して、自分の体に合うピンク色の花柄ガウンを購入しました。――形から入って、どんな収穫がありましたか?石丸羽織ってみると膝にシャランと落ちて、体にまとわりつくような感じを受けました。着慣れない素材一つひとつ、新鮮でね。いま「こういうものを愛しているのがモリーナなんだ」と学んでいるところです。形だけマネするんじゃなくて、内面まで近づけないとね。日澤稽古初日から派手な色のパンツを履いて、本当にキュートなんです。昨日やった、看守に「モリーナ来い」と呼ばれて連れ出されるシーンの稽古では色っぽさにゾクっとしましたよ。赤いガウンを着ている幹二モリーナが、はだけていた胸元をスッと隠したんです。石丸ホントですか? 自覚なかったけど女性としての防衛本能かもしれませんね。内面もモリーナに近づいているなら嬉しいな。――モリーナらしさを獲得している最中なんですね。石丸そうですね。劇団四季にいた時、『オペラ座の怪人』の稽古でジャージ姿だった僕に対して、浅利慶太さんが「劇中の時代の様式を身につけることで、キャラクターの中身がつくれるかもしれない」とおっしゃったんですね。「作品の世界観にマッチするものを稽古場で身につけなさい」「普段着はボロでもいいから稽古着に気を遣いなさい」と。そのくらいやって「初めて役を獲得できるんだ」とご指導いただいたことを思い出したんです。なので、モリーナと向き合うには「まずピンクから始めよう」と試みました。彼女が好きそうな華やかなアイテムをまとって外見から少しずつ変えたら内面にどんな変化が訪れるかな、と。今日もこんなのを持ってきましたよ!(と言って赤いストールを見せてくれる)――モリーナが好きそうですね! 石丸さんがどのように彼女を立ち上げるか、本番を楽しみにしています。取材・文:岡山朋代ミュージカル『蜘蛛女のキス』2021年11月26日(金)~2021年12月12日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス、ほか大阪公演ありチケット情報
2021年11月17日ミュージカル『蜘蛛女のキス』の開幕を約1ヵ月後に控えた稽古場で、同性愛者の主人公モリーナ役を務める石丸幹二と、演出の日澤雄介がインタビューに応じた。アルゼンチンの作家マヌエル・プイグの小説を原作にミュージカル化され、1993年のトニー賞7部門を制した本作。『キャバレー』『シカゴ』で知られるジョン・カンダー(音楽)とフレッド・エブ(歌詞)が手がける楽曲は人気が高く、1996年以降、日本でも定期的に上演されている。劇中では、ラテンアメリカにある刑務所の一室を舞台にした物語が展開。映画を愛するモリーナは、社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹 / 村井良大:Wキャスト)と同室に。最初は互いを理解できず激しく対立する2人だったが、モリーナは映画スターのオーロラ、また彼女が演じる蜘蛛女(安蘭けい:2役)について語る。二人は次第に心を通わせていき──。ブロードウェイで本作を鑑賞した石丸は当時、バレンティンに共感したという。同性愛者のモリーナは「特別な個性がないとできない役」と捉えていたが、自身が年始に主演した『パレード』の本国版で同じ役を務めたブレント・カーヴァーがモリーナに扮したと知ると親近感が湧き、「彼がやった役に自分も挑戦したい」という気になったエピソードを明かす。同性愛者が抱える葛藤を掴むのは難しい。そこで石丸は、劇団四季時代に浅利慶太から受けた「劇中の舞台になっている時代の様式を身につけることでキャラクターの中身に近づける」というアドバイスを思い出す。また、ピンクや赤といった鮮やかな色の衣装を稽古場で身にまとうように。「はだけていた胸元を看守の前で隠す所作にゾクっとした」という日澤の言葉を受け、石丸は「女性としての防衛本能かも。内面もモリーナに近づいてきたんですかね」と微笑んだ。自身が旗揚げした劇団チョコレートケーキで、史実をベースにした社会派の人間ドラマを生み出している日澤。本作でグランドミュージカルを初めて手がけるが、「登場人物の心情や関係性に迫るストレートプレイの演出とスタンスを変えることはない」と話す。「水と油のような関係のモリーナとバレンティンがどうやって互いを認め合い尊重するのか。彼らの“心と心の交流”を丁寧に描くことで生まれる化学反応を現代の客席にお届けできれば」と意気込み、インタビューを結んだ。公演は11月26日(金)~12月12日(日)に、東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、12月17日(金)~12月19日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティへ巡演する。ぴあでは座席指定できるチケットを販売中だ。取材・文:岡山朋代
2021年11月05日恒松祐里、河合優実、坂ノ上茜といった次世代の注目女優たちが参加したイヤードラマ「夢の中のメロディ」が、本日6月14日(月)より、音声版サブスクリプションサービス「NUMA」にて配信スタートする。ストーリーに拘わったイヤードラマを中心とした個性的なイヤーコンテンツを定期的に配信している「NUMA」。今回ここで新たに配信される「夢の中のメロディ」は、“自称”オカルト部の高校生2人が、盲目の転校生と仲良くなり、青春の思い出づくりと称して心霊スポットへ行くことなるという、青春ホラー作品。放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演する恒松さんと、「監察医 朝顔」に出演した坂ノ上さんが、“自称“オカルト部の女子高生を。盲目の転校生役は『サマーフィルムにのって』の河合さんが演じ、主人公の兄役を、「今日から俺は!!」「高嶺のハナさん」に出演する猪塚健太が演じる。収録前は「音声ドラマでホラー作品をやったらどうなるか。最初はどうなるのか想像がつかなかった」とふり返る恒松さんだが、「完成したものを聴いたら本当に怖い!!!一人で聴いていたのですが、怖すぎて途中から家族がいる部屋でイヤフォンを外して聴いたくらい怖くて…(笑)普通の会話なのに、どこか不気味さを感じたり、後半に連れて臨場感あふれる展開になっていったりと、とても聴き応えのある作品になっています」と明かしている。▼「夢の中のメロディ」あらすじ紗友里(恒松祐里)と佐子(坂ノ上茜)は、ビビりだけど怖い話が大好きな“自称”オカルト部の高校生。一度聴くとその音が頭から離れなくなるという不気味なサイレンの都市伝説で盛り上がっていた2人は、ひょんなことから盲目の転校生・美咲(河合優実)と仲良くなる。どこか浮世離れした雰囲気の美咲だったが、高校生らしく放課後のカラオケで親交を深めた3人は、青春の思い出づくりと称して心霊スポットへ行くことに。紗友里の兄・アキトの車で、隣町にある“呪いの館”を探検するべく出発した4人だったが、そこで…。「夢の中のメロディ」は6月14日よりNUMAにて配信、毎週月曜日新エピソード更新(全5話)。(cinemacafe.net)
2021年06月14日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が、NHK Eテレのこども向け特別番組『でこぼこポン!』(30日・31日15:30~15:40)で声優を務めることが23日、分かった。発達障がいやグレーゾーンの子どもが、社会生活を送るうえで大切なスキルを学べる同番組。ドラマパートをメインに、ゲームや体操を通じて子どもの発達をサポートする。長年かけてスーパーロボットを開発している、研究所に住まう年老いた1人のはかせ。ようやく完成という瞬間、どう猛なネコ・ポン(声:河合)がネズミを追いかけ回して開発用コンピューターをめちゃくちゃに操作し、研究所は大爆発してしまう。その影響ではかせは身も心も幼い子ども(猪股怜生)になり、ポンはちょっと変わったやさしいネコに、そしてロボットのでこりんは、でこぼこなロボット(鳥居みゆき)に。騒動を引き起こしながらも、はかせとネコにやさしくサポートされ、でこりんは成長していく。ネコ・ポンの声を務める河合は、「本格的なアテレコは今回が初めてですので、収録前から緊張しておりますが、観てくれる子どもたちにしっかり伝わり、親子で楽しんで頂けるように精一杯取り組みたい」と意気込み、「Eテレの子ども番組や声の出演は未知の領域ですので、戸惑いがありますが、私自身も楽しむ事で番組に対する知識をより深めていきます。楽しい時間を一緒に過ごしましょう」とコメント。また、ロボット・でこりんを演じる鳥居は、「でこぼこしている人たちもフラットになる必要は全然なくて、『個性』を伸ばしていけたらそれもいいし、生きづらかったら人の言葉に耳を傾けてみるのもいいのかなと思います」と持論を述べ、「わたし自身も含めてですが、『周りから浮いているな』と感じている人にはぜひ見ていただきたいです。子どもだけじゃなく、大人が見ても良いんです。『こんなに心が子どものままで良いのかな』と悩んでいる大人の方にも見てほしい。みんなにとって、ちょっとした支えになる番組になったらうれしく思います」と、大人に向けてもメッセージを送った。(C)NHK
2021年03月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の河合優実さんです。「動じないタイプ。表に出にくいけど、実は結構熱いです」と語る河合さんの素顔に迫りました。表現して人に見せることが純粋に好きなんです。デビューは2019年。高校3年生の時に、自ら事務所に履歴書を送ったのがきっかけ。「小学生からダンスを習い、高校の文化祭では自分で考えた振り付けで踊っていました。観た人に喜んでもらえると心底嬉しくて、この仕事をしたいと思うように。表現して人に見せることが純粋に好きなんだと思います」。昨年は特技を活かし、ミュージカルに初挑戦。「元々ミュージカルが好きだったこともあり、最高に楽しかったです!家ではよくお気に入りのサントラをかけながら、歌って踊っています」妹の誕生日のためにスウェットを作りました。星野源さんのPVを模写しました。キャラの一人を妹にしたのがポイント。昨年ステイホーム中に食事管理を徹底!低糖質メニューを毎日作っていました。ハマるととことんやるタイプ。20歳のバースデーに、友達の家にて。幸せな顔…。年金手帳が届いて、もう大人なんだと実感しました(笑)。かわい・ゆうみ2000年生まれ。昨年は松尾スズキ作・演出の舞台『フリムンシスターズ』や、映画『佐々木、イン、マイマイン』などに出演。公開待機作に『由宇子の天秤』などがある。※『anan』2021年2月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年02月23日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が17日、東京・よみうり大手町ホールで行われた主演ミュージカル『天国の本屋』公開ゲネプロ・囲み取材に、乃木坂46の井上小百合、ブラザートムとともに登場した。断裁寸前からシリーズ100万部超えのベストセラーとなり、舞台化、映画化はもちろん、海外でも出版されている話題の小説『天国の本屋』をミュージカル化。主人公のさとし役を河合、ヒロインのユイ役を井上、物語のキーとなるヤマキ役をブラザートムが演じる。河合は、井上との共演について「どっちも人見知りでなかなか話すタイミングがなかったんですけど、役的にもうまくいかない2人が最初続くので」と距離を縮めるのに苦戦したそう。ブラザートムが「2人が近づいていくシーンがすっごく面白かった。横につかなきゃいけないのになかなか近づけないのよ。おかしくておかしくて、お互い照れちゃって」と暴露すると、「今日のゲネプロが一番くっついてました」と笑った。また、今回のラブストーリー挑戦で「藤ヶ谷とかってうまいんだなって思いました」と、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔を称賛し、「勉強しながら自分のレベルも上げていきたい」とコメント。見てほしい人を聞かれると、「メンバーは見てほしくないんですよ、初めて。自分がラブストーリーやっているのを見られると恥ずかしい」と照れつつ、「見には来るんじゃないですか。俺のことみんな好きだから」とうれしそうに話した。続けて、「ジャニーズの先輩方とか見てほしいですね。仲間に。それこそ藤ヶ谷とかに見てほしいですね」と話すと、ブラザートムがカメラ目線で「近藤!」と親交のある近藤真彦に呼びかけ、河合は「上過ぎます!」と大慌て。さらにブラザートムが「違うって!」と続けると、「それも違う!」とタジタジだった。河合はまた、「曲が多い」と言い、「今までA.B.C-Zの曲ほとんど歌ってなかったんだなと思いました。人生で一番歌っています、1公演。あらためてメンバーも、先輩方も、(堂本)光一くんとか1人でやっていてすごいんだなって。ミュージカルすげーなって思いました」とミュージカルの大変さを実感。「途中、怖かったです。寝られない日が続いて。でも今は楽しんでやれるようになりました」と語った。今年の目標を聞かれると、「去年はちょっとずつバラエティ番組に出させていただく機会が増えたのでもっともっと増えていきたいと思ったんですけど、お芝居も力をつけていかないと。俳優としての活動もガンガンしていきたい」と意欲。また、「メンバーの五関(晃一)も藤ヶ谷も日テレのドラマに出るのでそちらを見ながら勉強したいですね」とさりげなく仲間のドラマもPRしていた。ミュージカル『天国の本屋』は、1月17日~25日に東京・よみうり大手町ホールにて、1月31日~2月2日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。
2020年01月17日六月花形新派公演『夜の蝶』が6月6日より三越劇場で開幕した。昭和30年代、銀座で人気を二分していた実在のクラブのマダムをモデルに描いた本作。新派の女方・河合雪之丞に対し、現代演劇の女方である篠井英介が新派に初参加して、華やかな世界の裏にある意地の張り合いを舞台上で繰り広げる。出演する雪之丞と篠井に公演の見どころや意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】原作は1957年に発表された川口松太郎の小説で、同年7月映画化。同年10月には花柳章太郎と初代水谷八重子により舞台化され、さらに坂東玉三郎と当代水谷八重子によって再演された。今回の公演では、銀座随一の高級クラブ“リスボン”のマダムである葉子を雪之丞が、京都で舞妓あがりのお菊を篠井がそれぞれ演じ、ふたりの女方対決が見どころとなっている。雪之丞は「せっかく女方同士でやるのだから、女同士のバトルをしっかりご覧いただきたい。これまでの『夜の蝶』とは少しニュアンスが違う作品に仕上がったと思う」と話す。一方の篠井は、今回が新派初参加。「100年以上の歴史があり、日本の郷愁を誘う芝居を作り続けてきた新派。若い頃から憧れを持って観てきたので、本公演に呼ばれた時は、ちょっと怖かった。歴史と格式ある劇団に飛び込むというのはなかなか勇気のいることなので」と思いを語りつつ、「雪之丞さんや(喜多村)緑郎さんとご一緒なら助けてもらえるかなと甘えた気持ちがあった」とも。本作の見どころについては「女の戦いといっても殴り合うわけではなく、独特の皮肉や嫌味から火花が見えるところが面白い。ネタバレになるので詳しくは言えないが、映画とはまた違う、素敵なエンディングを迎える」と教えてくれた。篠井の女方としての魅力について、雪之丞は「花組芝居や翻訳劇で女方をされていることは存じ上げていた。実は公演前から、篠井さんは新派に向いているのではないかなと思っていた。日本舞踊の基礎もあるし、現代的な要素もお持ちなので。一緒に稽古をして、私の目に狂いはなかったなと思う」と話した。それに対して篠井は「そういう風にご覧になってくださっていたなら、本当に幸せ。うれしい理解者であられてくださったなと思う」と照れ、「雪之丞さんは粋で洒落ていて格好いい。葉子というこれぞ新派の女方が演じるべきお役を演じられる姿を、自分が出ていないところでは見惚れています」と返していた。ほかに喜多村緑郎、瀬戸摩純、山村紅葉らが出演する。公演は28日(金)まで。10日(月)と18日(火)の公演終了後にアフタートークあり。チケット発売中。文・取材:五月女菜穂
2019年06月07日舞台『トリッパー遊園地』の初日公演後会見が15日に東京・新橋演舞場で行われ、河合郁人(A.B.C-Z)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、榎木孝明、渋谷天笑、純名里沙、いしのようこ、惣田紗莉渚(SKE48)が登場した。同舞台は、河合郁人の単独としては初めての主演舞台。廃れた遊園地の経営改革の乗り出そうとする山ノ内遊園地の社長・山ノ内マサヒロ役に河合が扮し、戦時中の1944年にタイムスリップして遊園地のあるべき姿や人々が楽しめる場所の大切さに気づき始める、というストーリーとなっている。新橋演舞場での初単独主演に、河合は「最初にステージに立った時に、10年前に滝沢(秀明)くんが立っていたので、どうしてもどっかに滝沢君がいるんじゃないかと錯覚を起こしながら。稽古をするうちに、自分がこのステージで立つんだ、しっかりしないといけないと思って、初日を迎えました」と感慨深い様子。緊張しすぎて本番前は、辰巳の楽屋何回も行き来していたというが、辰巳が「今回タッキーがいないので、"タッツー"の楽屋に来てました」と言うと、「ちょっと弱いなあ」と苦笑していた。約20年ぶりの共演という2人だが「安心感がすごい」(河合)、「何をしてもフォローし合える仲」(辰巳)と、息はピッタリ。これまで、プライベートのカラオケでは「愛のかたまり」などをハモっていたというが、辰巳は「初めてデュエット曲があるので、『修二と彰』のように、『マサヒロとショウヘイ』で舞台を飛び出してどこかでお届けできたら」と意気込んだ。さらに、前日に行われたゲネプロのカーテンコールで2人が握手し、河合が何事か辰巳に囁いていた場面について聞かれると、河合は「引き寄せて、『好きだよ』っていってました。恋愛感情とかじゃなくて、友情として」と明かし、レポーターは「すごい……」と驚いた様子に。辰巳は「そういうこと言うと、(昔)同居してた情報とかおかしくなるから!」とつっこんでいた。また、惣田は「その場のみんなの話とかを聞いて、お芝居するのって本当に楽しいんだなと思って、こういう機会をいただけて幸せだなとも思います」とフレッシュな魅力を見せ、いしだは「頼もしいんですよ、2人が。今日も初日で急にセリフ増やされても、全然微動だにせずにペロッといってしまうから」と感心。榎木も「物怖じしない世代。芝居を忘れて見入っちゃいますね」と2人のパフォーマンスを称讃する。今回、"マサヒロ"と"正彦"の2役を演じる河合は「一度にジャニーズの先輩2人の名前をできるのが、ジャニーズ大好きジャニーズとしては嬉しいですね」と喜び、「マッチさん、"マサヒコ"という名前お借りしてるので、もしよかったら来てください」と、近藤真彦メッセージを送る一幕も。メンバーの来場予定について聞かれると、河合は「戸塚(祥太)が何年か前に演舞場で主演をやってるので、戸塚に見てもらって、どういう感想くれるか楽しみですよね」と期待。辰巳は「全員来てくれると思います。『(Endless) SHOCK』をやってるんですけど、合間を縫っていくわとは言ってくれますね」とふぉ〜ゆ〜のメンバーについて予想し、「これだけ髪を短くしたのは、一緒にいた中で初めて。顔が小さくて、"豆"ってあだ名だったんですけど、今度は"米"って呼ばれるんじゃないかと心配です」と語ると、河合は「発芽玄米」と表現していた。
2019年03月15日アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が10日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われた音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』の公開フォトコール&囲み取材に、山下リオ、シルビア・クラブ、ROLLYらとともに出席した。同舞台は、村上龍原作の同名小説を音楽劇にしたもので、コインロッカーに置き去りにされたハシとキクの葛藤や屈服、反抗、逃走などの姿で今日の若者を表す、激しくも切ない物語となっている。2016年の初演時は橋本がハシ、河合がキクを演じたが、「お互いの役に挑んでみたい」という2人の強い思いから、今回は公演日によってお互いの役を入れ替わって演じるというWキャスト制となった。再演されることについての心境を聞かれると、河合は「うれしいですね。前回やったときにものすごい達成感というか、自分たちの力になったなと感じたので、またやりたいって終わってすぐにはっしー(橋本)と言っていました」と回顧。橋本は「役を交換したいって言ったんですけど、やっちまったなって思ったんです」と吐露して笑いを誘いつつも、「でも楽しいですよ。本当にキク役をやりたかったので」と声を弾ませた。さらに、役の入れ替えに挑戦することについて橋本は「やるにあたって" A.B.C-Zはすごいな"って思われたいんです。このグループに2人もこんな芝居ができて、全部終わって2人すごいなって思われて、A.B.C-Zすごいなって思われたいんです。そこは今回の目的ですね」と目を輝かせ、河合は「(メンバーが)見に来なかったらぶん殴ります(笑)。どっちのパターンも見てほしいですね」と呼びかけた。また、見どころについて河合は「世界観が前回よりもわかりやすくなっていて、エンディングが僕の中で残酷なんですけど明るく終わるところが『コインロッカー・ベイビーズ』っぽくていいなと思います」とオススメし、橋本は「再演と聞くと、前に見に来てくださったお客さんは構えると思うんですけど、まったく別のものなので、そこは期待して来てください。自信しかないです」とアピール。そして、今回初参加の山下は、キクとのキスシーンもあるが、2人に違いがあるか尋ねられると「すごく違うと思います。女の子の扱い方は真逆ですね」と答え、具体的に説明を求められると「そこは劇場で確認してください(笑)」と笑顔で交わしていた。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は東京・TBS赤坂ACTシアターにて7月11日~29日、大阪・豊中市立文化芸術センターにて8月11日~12日、富山・オーバードホールにて8月18日~19日に上演される。
2018年07月11日アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が主演を務める、音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』の再演が行われることが27日、わかった。同舞台は、村上龍原作の同名ベストセラー小説を音楽劇にし、コインロッカーに捨てられたハシとキクの葛藤や破壊衝動を描いていく。2016年に初舞台化され話題を呼んだ。初演時は橋本がハシ、河合がキクを演じたが、今回は公演日によって橋本がキク、河合がハシと、互いの役を入れ替わって演じるというWキャスト制となる。初演当時から、「お互いの役に挑んでみたい」という2人の強い想いが実現した。ハシのパートナーとなるニヴァ役のシルビア・グラブ、ハシを歌手として育てる猥雑なプロデューサーD役のROLLYらは続投、さらにキクに多大なる影響を与えるワニを飼う不思議な少女アネモネ役で山下リオが新たに加わる。脚本・演出は木村信司が務める。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて7月11日~29日。大阪公演は豊中市立文化芸術センター・大ホールにて8月11日〜12日、富山公演はオーバード・ホールにて8月18日〜19日。○橋本良亮コメント◆2016年初演時の思い出は?初演をご覧頂いた方からは「(原作に登場する)ハシは橋本君だったんだね」と、「それほどハシ役に入り込んでたね」と言って頂き、自分の中でも手ごたえがありました。公演初日から「この役は他の人にやってほしくない」と思っていましたし、「ハシができるのは僕だ」と自信を持っていました。それこそ、後輩がやっているのなんて絶対に観たくないです(笑)。初演で演じたハシは、すごくネガティブで常に落ち込んでいる役だったので、ハッピーなシーンがなくて演じていても本当につらく、いい意味で楽しかったシーンはなかったです。稽古場でも、演出の木村信司さんを筆頭に皆さん熱い方ばかりだったので、ケンカしたり意見がぶつかったりしながらも、刺激をいっぱい受けて、最終的にいい作品に仕上がったと思います。◆再演が決定した時の感想は?最初に再演の話を聞いた時は、生意気かもしれませんが「やっぱりそうだよな。再演もするし、演じるのはこの二人だよな」と思いました。それほど自信がありましたが、一方で「またできるんだ」とホッとしました。今回はハシだけでなく、キクも出来るのが本当に楽しみです。キクはハシとは全く逆のキャラクターなので気持ちの入れ替えが大変だと思います。セリフも歌のハモリも二人分覚えないといけないので怖い部分もありますが、お客様に「橋本はキクも出来るんだぞ!」とアピールできるように頑張ります。◆本作への意気込み今回は、ハシだけでなくキクも演じるので、「(河合君から)絶対にキク役を奪うぞ!」という気持ちで挑みます。前回を越えるような芝居とパワーアップした歌で皆様に届けたいと思います。○河合郁人コメント◆2016年初演時の思い出は?『コインロッカー・ベイビーズ』は、初めて「お芝居って面白いな」と思えた作品で、観に来て下さった方からも「今まで見たことのない河合君だったね」と言って頂きました。ファンの方たちもキクのような役の河合郁人が好きなようで、以降、色んな役を演じていてもキクと比べられるほどに影響力がありました。劇中、ハシが刑務所に入って頭がおかしくなったのを見たキク自身の感情を歌うシーンは、歌に感情を乗せるのが凄く難しく大変でしたが、キクが答えを見つける瞬間の歌で、とても大事な歌だったで、去年のA.B.C-Zのライブでも歌いたいと思うくらいに大好きな曲になりました。演出の木村信司さんはかなり熱い方で、本読みの段階から軍隊のような熱い稽古でした(笑)。一緒に悩んでくれる方で、ご自身で先に演じてみて危険がないかを確認してから演出してくださるので、余計に頑張らないといけない気持ちになりました。◆今回、再演が決定した時の感想は?あの『コインロッカー・ベイビーズ』の世界にまた入れると聞いた時は、緊張よりワクワクの方が強かったです。初演の時は20代だったのですが、今は30代になりました。最初は10代の役をやるのは大丈夫かなと思いましたが、まだまだ若いので大丈夫だと思います。前回の大成功以上のものを見せないと、というプレッシャーもありますが、自信を持って再演ができるなという思いが強いです。さらに、今回はハシもキクも演じます。一つの作品で二つの役を入れ替わって演じるのは初めての経験ですが、それによってお芝居の幅が広がったらいいなと思います。何よりも話題性がありますし、真逆なキャラをそれぞれ違うバージョンで見られるので、原作ファンの方にも楽しんで頂けるのではと思います。◆本作への意気込み再演ということで、前回よりもパワーアップした『コインロッカー・ベイビーズ』を見せつつ、「河合郁人とはこんなにも色んな事ができるんだ」という発見も見られるような作品にしていきたいと思いますので、チーム一丸となって頑張ります。
2018年02月27日「河合神社は、手鏡の形をした絵馬に自分の化粧品を使ってお化粧をして奉納する美人祈願がユニーク。自分自身のなりたい顔を絵馬に描いて、厄を落として美人になるというわけです」 そう話すのは、スピリチュアリストで古神道研究家の暁玲華さん。最近、女性に注目されているという“美人になれる神社”。祭られている女神さまにあやかって美肌になったり、お参りで浄化され、内面から輝くオーラあふれる美人になれたり……と、全国には美の御利益がある神社が数多くあるそう。 なかでも、最近とくに人気急上昇で、多くの女性が訪れているのが京都市にある河合神社。ご祭神は、女性の守護神として知られる玉依姫命だ。 そこで、美人願望あふれる記者が、暁さんイチオシの河合神社に行ってみた。 河合神社は、世界遺産にも指定されている由緒正しい下鴨神社の摂社で、下鴨神社境内に鎮座している。京阪「出町柳」駅から徒歩8分。正面の入口から境内に入って左手に河合神社があるが、表参道をそのまま北に進み、まずは下鴨神社本殿へ。 「表参道沿いには清らかな小川が流れ、原生林の姿が残る『糺の森』が広がります。本殿でのお参りの前に、ここを通ると心身が浄化されますよ」(暁さん) 確かに林の中を歩いていると、冬のキリッと冷えた空気が気持ちよく、心の中も澄んでいくよう。本殿でのお参りを済ませたら、来た道を戻り、目的の河合神社へ。朱色の鳥居をくぐると、シンプルな白木の門に「女性守護日本第一美麗神河合神社」との看板が。“日本第一”との文字に、期待が高まってくる。 まずは入口左手の奉納品・授与品の受付で「鏡絵馬」を授与いただく。一見どれも同じに見えるが、木目の出方がそれぞれ異なるので、美肌を目指す記者はなるべく木目が薄く、白っぽい絵馬を厳選。美人祈願は、すでにここから始まっているのだ! そしていよいよ絵馬に“なりたい顔”を描いていく。受付の正面に「鏡絵馬御化粧室」なる専用の建物があるので、そこへ移動。机と椅子が用意されており、納得いくまでじっくり“お化粧”できる。 御化粧室にはサインペンや色鉛筆もそろっているが、ふだん使っている化粧品を使うとより御利益があると聞き、愛用のアイシャドーやアイライナー、口紅も使って、絵馬にバッチリメークをほどこす。 目を大きく、印象的にしたい記者。まずは黒目をアイライナーで拡大し、まつげはバチバチに。仕上げに、小顔に見えるよう髪も書き込んでできあがり。描きあがった鏡絵馬を手に本殿へお参りして、美人祈願。 「どうか小顔&パッチリお目目の美人になれますように!!」といつもの5倍くらいの時間をかけ、神様に願かけ。ちなみに、本殿の脇には「御白石」という白いツヤツヤした石も祭られており、触ると色白の美肌になれるそう。「御白石様、どうかツルツル美肌を授けてください!!」と、気合を入れて10回ほどなでさせていただく。 最後に、本殿横に願いをこめて鏡絵馬を奉納。それにしても、ずらりと並んだ鏡絵馬は圧巻。1つとして同じ顔なく、「みんなどんな顔になりたいのかな」と想像しながら、眺めるのもちょっと楽しい。 受付には、鏡絵馬のほかに美人になれるお守りやご神水を使った石けんなど、美にまつわるさまざまな授与品が並んでいる。記者は、お財布の中などに忍ばせて持ち歩けるお守り「美志守」と、ふだん使っている鏡に貼れるシール状のお守り「御鏡守」をチョイス。「御鏡守」は和美人のかわいらしいイラスト入りで、おススメだ。 玉のように美しいといわれる美麗神・玉依姫命のご加護が得られますように!
2018年01月01日『音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~』の公開ゲネプロが29日に東京・東京国際フォーラム ホールCで行われ、森昌子、河合郁人(A.B.C-Z)、監修・演出の井筒和幸が取材に応じた。同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子(森)とそのマネージャー・須谷保(河合)が人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する。32年ぶりの舞台に、「緊張が拭えない」という森が「みなさんが親切に介護してくださるから……」と恐縮すると、河合は「エスコートです、エスコート!」と慌てて訂正した。森の役名の”レイコ”が「母親と同じ名前」だという河合は、「『麗子さん』っていうたびに母親の顔が出てきたんですけど、だんだんうちのレイコ(母)を超えましたね」と頷く。さらに河合が「(森が)甘えてくるシーン、本当に申し訳ないんですけど、ものすごくかわいいんですよ」と心境を吐露すると、森は驚いた様子で「ちょっと待ってください! ドキドキしちゃった!」と少女のように恥じらい、井筒も「かわいいんだよなあ」と納得。河合は「あの瞬間すっごいかわいくて、キュンキュンしてて。キュンポイントです」と明かした。一方森も、河合について「頼りになるマネージャーなんですよ」と絶賛。「暗転して真っ暗になると、さっと肩を抱いてすっと連れて行ってくれて、どきっとしちゃいますね」と照れたように語ると、河合はすかさず「ここ、使ってください!」と訴える。森と相思相愛の様子に、河合も「こっちの麗子さんとうちのレイコさん(母)が同時に頼ってきたら、こっちの麗子さんをとります」と宣言した。また、舞台で「越冬つばめ」を披露する森に、河合は「歌ってすごいなと思いました」としみじみ。河合が「稽古場でも毎回本気で歌っていただくんですけど、歌を聞いただけで涙が出る、体にしみる。自分たちの曲で一切ないんですよ」と自虐すると、周囲から一斉につっこまれていた。東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月29日~7月4日、神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて7月22日~24日、名古屋公演は中日劇場にて8月12日~18日。
2017年06月29日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が19日、都内で行われた『音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~』の制作発表に、森昌子、湖月わたる、上原多香子、寺西拓人(ジャニーズJr.)、小川菜摘、前田吟、監修・演出の井筒和幸、司会の生島ヒロシとともに登場した。同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子とそのマネージャー・須谷保(河合)が人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する。単独での外部舞台出演は初めてという河合は「もともとすごい人見知りなんですけど、最近それがなくなってきたので、今そこまで人に見知ってはいないです。楽しみですね」と絶好調の様子。「後輩の寺西も今回出るので、ちゃんとしないといけないなという気持ちもある。今はそこまで不安はないです」と言い切った。ふだんはA.B.C-Zの5人で活動しているが「グループでいるとツッコミを僕がやっていて、ツッコミどころ満載の方たちが多いので。そういう方たちがいない分、この期間は楽だなと思います」とニヤリ。しかし「ライブで5人そろった時に、帰る場所があると、安心して外部の舞台に出られる」と、グループへの愛を語った。また、ジャニー喜多川社長には舞台出演を報告できていないという河合。「2日前くらいに会ったんですけど、話そうと思ったら帰りました」とエピソードを披露した。「Jr.を連れてきてて、『ああ、ジャニーさん』と話そうと思ったら帰りました。『じゃあね、おじさん』と言われました」と明かし、周囲を笑わせていた。後輩の寺西は初の会見出演となったが、河合は「『何かあったらフォローしてください』と言われたけど、そのつもりはないです」と愛の鞭。しかし「本当に緊張して、今も緊張してます」という寺西に対し「けっこう、声のトーンも一定じゃないですか。でも実はテンション上がってるんです」と解説するなど気にかけていた。さらにマネージャー役への挑戦に「ジャニーズ事務所のマネージャーさんは素晴らしい方ですから。個性的な方が多いので、面白い人もいれば、よく喋る人、パキパキ動く人もいる。そういうのを見ると勉強になりますね」と語った。東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月29日~7月4日、神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて7月22日~24日、名古屋公演は中日劇場にて8月12日~18日。
2017年05月19日『音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~』の制作発表が19日に都内で行われ、森昌子、河合郁人(A.B.C-Z)、湖月わたる、上原多香子、寺西拓人(ジャニーズJr.)、小川菜摘、前田吟、監修・演出の井筒和幸、司会の生島ヒロシが登場した。同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子とそのマネージャー・須谷保(河合)が人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する。32年ぶりの舞台という森は「平静を装ってるけど、緊張している」と明かし、「皆さんに助けていただきながら、楽しい舞台にしていただけたらなと思っています」と語った。グループを離れ単独での舞台出演は初という河合は「歌も、もしかしたら歌うのかなという感じなんですけど、うまいんだけど歌手としてはそこまでうまくないみたいな役だったので」と説明し、「僕もグループの中で、歌はうまいんだけど、そこまでインパクトがあるわけではない」と笑わせた。また初の会見となった寺西について、生島は「記者会見前にストレッチをしていた」と明かす。寺西は「森昌子さんの舞台に出るんだよと言ったら、おばあちゃんがとても喜んでくれて。一生懸命頑張らなければ」「僕も大学を卒業したばかりで歳も近いので、自分に近いものを演じられたらいいなと思います」と意気込んだ。寺西の母親役の小川は「いや、こんな綺麗な顔の息子がいたらね。うちは夫(浜田雅功)のDNAが強いから」と嘆いていた。出演者陣がのど自慢に出るなら? という質問には、河合が「僕ジャニーズが大好きなので。あ、僕ジャニーズなんですよ」と、SMAPの「夜空ノムコウ」を選曲。マイクのハウリングに邪魔され「キーンってなっちゃった!」と恥ずかしがりながらも「Bメロをアレンジしすぎた木村拓哉さんの歌い方」を披露した。また、寺西は「小学校の時にバンドを組んでいて、その時はスピッツさんをやっていた」と、「チェリー」をピックアップ。河合から「歌ってごらん、すっげー恥ずかしいから」と促され、「愛してるのひ……」まで歌ったところで耐えきれずに「すいません」と謝っていた。さらに湖月が振り付きで松田聖子「夏の扉」を歌うなど、カラオケのようにヒートアップ。最後には森昌子が「デビュー当時のひばりさんの『悲しき口笛』」とモノマネを披露し、盛り上がりを見せた。会見終了後の囲み取材では、森がポスター撮影時のエピソードを披露。「(河合と)ツーショットの時『僕がお守りします』って。もうなんて素敵な言葉を言ってくれたんだろうと思って。息子と同じような年頃なのにドキドキしちゃって、すごい頼らせてもらおうと」と河合を見つめた。河合が「マネージャー役なので、タレントを守る」と言うと、森は「それだけ!?」と驚いたが、河合は改めて「ちゃんと森さんを守ろうと思って言いました」ときっぱり。森は「久々の男性からの告白だった」と喜んでいた。東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月29日~7月4日、神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて7月22日~24日、名古屋公演は中日劇場にて8月12日~18日。
2017年05月19日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人と戸塚祥太が、17日放送の日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDXDX』2時間スペシャル(21:00~22:54/レギュラーは毎週木曜22:00~23:00)に出演し、日頃の怒りを表明する。河合は「これってイラッとしませんか?芸能人怒りの主張!」コーナーで日頃“イラッ”ときた事を発表。「エレベーターのボタン前に立っているのに何もしない人!」への怒りを訴える。河合は「最初に乗ってボタン前にいて、開く、閉めるボタンを押さない人がいるじゃないですか。階数ボタンも押してくれないから自分で押す時に『すみません』って言いますけど、何のすみませんなのか……。腹が立ちますね」と怒りを表す。河合の話を受け、NON STYLEの石田明も、エレベーターで感じた”怒り”を独自の着眼点から披露した。また、ヒロミが怒っているのは「まとめて買いたいのにお釣りがすぐに出てきてしまう自動販売機!」。「自動販売機は1本限定で買うと思ったら困る。1,000円札を入れたら何本も買いたいじゃない?」と不満を述べると、河合も「まとめ買いボタンが欲しいですよね」と同調する展開に。番組にはほかに堺正章、三遊亭好楽、ヒロミ、勝俣州和、泰葉、篠原信一、山本美憂、長谷川穂積、NON STYLE、滝沢沙織、平成ノブシコブシ、西山茉希、あばれる君、GENKING、菊地亜美、橋本環奈、祥子、宮本エリアナ、平野ノラ、ぺえが出演する。
2016年11月16日建築家・藤田雄介による「11の戸(こ)と戸(と)」展が、10月21日から東京・南青山のプリズミックギャラリーで開催される。建築物において、開閉機能・仕切りの役目を持つ建具(=たてぐ)。藤田雄介は、場所を仕切りながらも同時に新たな関係性を作り出す建具を、“建築の本質を一つの要素で担うもの”として考え、独立して以来、設計した住宅の多くで重要な要素として扱ってきた。さらに、これまで住宅ごとに製作してきた建具を幅広く使ってもらうため、それぞれの家(=戸)のそれぞれの戸をデザインするための建具専門ストア「戸戸(こと)」を立ち上げている。同展では、「戸戸」の見本市として会場を構成。これまで設計した住宅から進行中のものまで、計11戸の写真や模型と実物の建具を展示する。戸と戸の二元的な設計から建築の新しい汎用性を提案する内容となっている。【展覧会情報】「11の戸(こ)と戸(と)」展会場:プリズミックギャラリー住所:東京都港区南青山4‐1‐9 秋元南青山ビル1階会期:10月21日~12月4日時間:平日 10:00~18:00、土日祝 13:00~18:00休廊日:11月16日入場無料
2016年10月20日アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が3日、東京・赤坂ACTシアターで行われた舞台『コインロッカー・ベイビーズ』の公開ゲネプロに登場し、共演の真田佑馬、芋洗坂係長、ROLLYとともに報道陣の取材に応じた。同舞台は、村上龍原作の同名ベストセラー小説を音楽劇にし、コインロッカーに捨てられたハシ(橋本)とキク(河合)の葛藤や破壊衝動を描いていく。河合は、共演の昆夏美とのキスシーンに初挑戦となるが「稽古で曲やストーリーに合わせてやると、全く緊張せずに。今はもう、キスだから頑張らないと! という感じではないですね」と、自然体で臨んでいるという。また、”キスシーンの練習”として、制作発表で橋本とキスの予行演習をしたことについて、河合が「あれは大きかったですね。橋本とチューできたから、いま俺もチューできるようになったんだなと……」と、真面目な口調で語ると、橋本は「俺とキスしなくてもやれや!」と呆れた様子に。河合は橋本の視線をひょうひょうとかわしつつ「メンバーが羨ましがってましたから。『橋本とチューできていいね』って」とグループ内の様子を明かした。一方、共演の真田は「コインロッカー・ベイビーズはこんな話じゃないと思いました」と会見の感想を語り、周囲の笑いを誘った。今作について「覚えてきたことをリセットさせて、新しく生まれ変わるくらいの気持ちでやっている」(河合)、「本当に周りのみなさんが優しいので。一番年下ですけど、みんなを超えなきゃなという気持ちが重なっている」(橋本)と、舞台への気合は十分。河合は「誰もが驚く作品になっていると思います」と自信を見せたていた。
2016年06月03日1980年に発表された村上 龍の『コインロッカー・ベイビーズ』が初舞台化。主演に橋本良亮(A.B.C-Z)、河合郁人(A.B.C-Z)を迎え、6月4日(土)より東京・赤坂ACTシアターで上演。都内で同作の制作発表が行われ、主演のふたりのほか、昆 夏美、シルビア・グラブ、脚本・演出の木村信司が出席した。【チケット情報はこちら】発刊当時、世間を騒がせていたコインロッカー幼児置き去り事件を題材にした同作。コインロッカーに置き去りにされながらも奇跡的に生き残り、さまざまな運命を乗り越えて生きていくふたりの子供、キクとハシを描いた物語。頭よりも身体が先に動くキク役を河合が、感受性が強く後に歌手としてデビューするハシ役を橋本が務める。同作の舞台化を長年熱望していたという脚本・演出の木村信司は「これまでになかった作品に辿り着きたいと思っています。できることなら公演ではなく事件でありたいと思っている」と意気込んだ。また主演のふたりについて「ジャニーズ事務所で、ずっとライブでお客さんを楽しませるということを勉強してきた人たち。舞台の申し子だと思っています。河合くんはガッツがあって、橋本くんは見るからにロマンチックな男という印象」と語った。河合と橋本はそれぞれ自身が演じる役への印象について「台本を読んで感じたのは、ハシは凄く大人だってこと。でも臆病でキクがいないと何もできない人だと思う。音楽が好きな所や、ひとりでこなす所は自分と似ていると思いました。でも、ただひとつ大きく違うところは、同性愛者という所。僕がそこを演じられるのかは不安ですね」(橋本)。「キクは僕と正反対。キクは運動神経万能なんですが、僕は以前体力測定やったら60代前半って診断が出たくらいの運動神経なので(笑)。ただ、舞台の上だけでも、運動神経が良くて、普段と違うクールな自分を演じられたら楽しいだろうなって思っています」(河合)と語った。過激なシーンが多いことで知られる同作。河合は「昆さんとのキスシーンがあるんですが、キスシーン自体、これまでやったことがないので不安です。なんで今日も(昆が)隣にいるんだろうって(笑)」と非常に照れた様子。すると司会者からこの場でキスシーンの予行練習をしては?という提案が。「制作発表でキスする人いないでしょ?」と抵抗する河合に、橋本がキス相手に立候補。「自分も同性愛者の役作りになる」(橋本)と説得。結局、河合、橋本でのキスシーンが実現。「この制作発表の間中ずっと緊張していましたが、これで吹っ飛びました。橋本の唇は柔らかかった(笑)」(河合)。「凄い恥ずかしいです。(河合の)唇は大人でしたね(笑)」(橋本)とそれぞれ語り、会見場は笑いに包まれた。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は6月19日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターで上演。その後、福岡、広島、大阪を周る。
2016年04月14日アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が12日、都内で行われた、舞台『コインロッカー・ベイビーズ』の会見に、共演の昆夏美、シルビア・グラブとともに出席した。同舞台は、村上龍原作のベストセラー小説を、宝塚歌劇団の演出家・木村信司が脚本・演出を担当した音楽劇で、コインロッカーに捨てられたハシ(橋本)とキク(河合)の葛藤や破壊衝動を描いていく。木村が15年間企画をあたため、原作の村上に直接脚本のOKをもらったという。舞台では河合と昆のキスシーンが予定されており、「初めてのキスシーンが不安」と言う河合のため、メンバーの橋本と予行演習をすることに。「マジ!? 制作発表でキスするやついないでしょ!?」と戸惑っていた河合だが、覚悟を決めるとリップクリームで唇を潤し、「やるからにはめっちゃ大きく載っけてください!」と話しながら準備を始める。橋本が口にした「キク、キスして。ねえ、キスしてよ」という舞台中のアネモネ(昆)のセリフを合図に、5秒間キスをした。食べ物にたとえると「ナマコ」と表現した河合は「橋本の唇、超柔らかかった」と感想を。橋本も「(河合の唇は)想像できた感じ。固そうだなと」と話した。また、河合が強めに抱き寄せたため、橋本は「女性だったら嫌いになるよ」とアドバイスを送り、河合は「アイドルだから、キスあんまり上手じゃなくていいよね!?」と弁解をした。ほか、河合から「どうしてもメンバーだったら誰がいいかだけ教えて」という質問に、橋本は「とっつー(戸塚祥太)」と回答。河合は「リアルじゃん! 確かに戸塚だったらいいかなってちょっと思うよ。五関(晃一)だって、再来月31歳だからね」と納得していた。2人のやりとりに昆は「河合さんが裏でもスタッフの方に『柔らかかった』と言っていたので、プレッシャーになりました」と話し、シルビアは「そんなに(橋本の唇が)柔らかいんだったらいくらでも」(シルビア)と意欲を見せた。これを受けて河合は「もうみんなでキスしちゃおうか! Jr.の真田(佑馬)もキスする!」とやけ気味に提案をした。舞台では過激なシーンも予定されているが、河合は「これで吹っ切れた」とコメント。最後に、橋本は舞台について「本当に死ぬ気でやらないと。誰1人も裏切りたくないので、楽しんでいただければ」と真面目な決意で締めくくった。東京公演は6月4日~6月19日、赤坂ACTシアターで行われる。ほか、福岡公演(6月24日~25日 福岡市民会館)、広島公演(6月29日 広島文化学園HBGホール)、大阪公演(7月2日~3日 オリックスホール)を予定している。
2016年04月12日『anan』が独自に男子100人にアンケートをとったところ、女子が繰り出す恋の駆け引きに対して、“不支持”が6割以上と支持派を上回る結果になった。その一方で、女性からの駆け引きに「気づいたことがある」という人は、たった3割。そもそも彼らはどのくらい恋の駆け引きに気づいているのか!?“アリ”と“ナシ”の境界線は一体どこなのか…。それを検証すべく、社会人男性を緊急招集。参加してくれたのは、北原浩一さん(30歳・通信会社勤務)、小南次郎さん(28歳・アパレル)、河合雄介さん(28歳・アートディレクター)、杉澤元一さん(33歳・大手百貨店勤務)の4名。リアルな恋愛トークから見えてきたのは…?* **河合:女性が男を褒める時の“さしすせそ”って知ってる?北原:何それ?河合:「さすが」「知らなかった」「すごい」「センスいい」「そうなんだ」の5つらしい。気づいたら俺、そればっかり言われてたんだけど…(笑)。杉澤:えー知らなかった…!小南:なんだかんだ男って単純だから、駆け引きをされているその瞬間は案外疑ったりしないものだよね。基本的にポジティブに受け入れる態勢になっているというか。杉澤:敏感すぎるのも逆に自意識過剰だし、自分では感づいてないことだってあるかもしれない。でも総じて、自分のためにやってくれることだったり、リアクションであれば嬉しいから、マイナスに感じることはないかな。北原:ただ、駆け引きもタイミングが大事だと思わない?ずっと駆け引きされるのは嫌だな~(笑)。小南:確かに、テクニックを使うなら短期的に駆使してほしい。できれば出会いたてがベスト。杉澤:“賞味期限”が切れる前にね。メールの返事をじらされたり、かと思えば遠くから見つめられたり、あの手この手で…。河合:揺さぶられまくって何が何だかわからなくなりそう(笑)。杉澤:何だかわからなくなってる時にストレートに告白されたら、コロッといっちゃうんじゃない?小南:うん、間違いない(笑)。※『anan』2015年8月26日号より。写真・小笠原真紀文・瀬尾麻美
2015年08月21日■六本木、イセタンサローネでは「最高峰」を提案したい――6月10日からイセタンサローネTHE CORNER@ISETANでは、上質なギフトをテーマにしたセレクトでプロモーションを展開中です。どのような基準で、「THE」のアイテムをセレクトされたのでしょうか水野:僕は、イセタンサローネには、ものすごく高価なものがあってもいんじゃないかなと思ったんです。1個2,000万円くらいの花瓶とか。それは、ある種の美術館のようでもあり、ある人はそれを実際ポンポン買っていく。イセタンサローネに参画する意味を鑑みて商品をセレクトしました。六本木って、本当に東京の中心なんですよね。その東京の真ん中で、信頼されている百貨店である伊勢丹さんと僕たちが何をやるべきかを考えましたね。「THE」であると同時に、ある意味での「最高峰」のものをプレゼンテーションしたいなと考えました。実現できなかったものもありますが、保安上置ける範囲で最高峰のものを選んだつもりです。■イセタンサローネのデザインを手掛けた杉本博司と「THE」の共通項――イセタンサローネの内装は「アートとファッションの融合」をコンセプトに、杉本博司さんが手掛けています。屋久杉をはじめ、日本古来の素材や技法を活かした環境で「THE」を展開されていかがでしたか米津:初めて、開店時に「THE」の商品が並んでいる様を見て、杉本さんの手掛けられた美術館的な内装に置いても、「THE」のアイテムが見劣りしてなかったことが嬉しかったですね。自分たちのやってきたことに間違いはなかったと感じました。――アート作品は、シーズンで作られたものとは違って、半永久的にいいと思われたものが収蔵されていきます。水野さんが話されていた「定番とは長い流行」という話にも通ずるところがありますね。鈴木:杉本さんのアートは新しいものを作ろうとするよりも、今まで誰もが知っていたものを見えるようにするきっかけを提示してくれているように感じています。海をモノクロ写真に収めた「海景」もそうです。いままで知っていたけど、改めて見ることがなかった素材や技法に気づかせてくれるのが杉本さんのアートであり、今回のお店の特徴なのかもしれません。「THE」も新しいものを作ろうとしていない点で通ずるところがあると思いました。クリエイティブの考え方として、通ずる部分があるのではないかと思います。――杉本さんも「古くから良いとされているものは、一番新しいもの」という考え方を話されていました。そこが「THE」に繋がっていて、いい融合になっているのだと思います■一番プレゼントが入っていそうな袋を考えてみたら…――6月10日からは「THE」に新たなラインアップも加わるそうですね米津:今回はTHE KITCHEN CLOTHということで、パートナーとして中川政七商店の「花ふきん」とコラボレーションしています。水野:これは「THE」のオリジナルパッケージですね。中川さんは自分のところの商品なので、他に出したい訳ではないんですが、「『THE』だけで売るんだったらいいです」というお許しを頂いています。なんでそこまでして、僕がこれを売りたいのかというとTHE KITCHEN CLOTHと言えば、「花ふきん」の他にないからなんです。そして、THE KITCHEN CLOTHらしいパッケージってなんだろうと考えました。ふきんらしさとは何かを追及した結果生まれたのがこのパッケージなんです。――日本語と英語の表記にされた理由はなんでしょうか水野:一つはもちろん海外の人にも買って欲しいからです。もう一つは、明治から昭和初期にかけて、日本というのは一時横文字文化に振れた時があったんですよね。ふきんといえば『ブレードランナー』みたいだねという人はいなくて、昭和初期のあの懐かしい感じを思い浮かべる訳です。ふきんそのものらしさを感じるのがその時代だったんです。――6月10日からは、オリジナルのギフトパッケージもスタートするとか米津:イセタンサローネ内にTHE CORNER@ISETANを展開する時から、「GIFT」に特化した場所にしたいという話がありました。実は、15年4月のオープン時にもショッパーの在り方やギフトラッピングを考えようという話もあり、日本中の誰もが知っている伊勢丹チェックのショッパーに「THE SHOPPING BAG」とプリントするといったアイデアもありました。今回は自分たちの商品である「THE SHIRTS」のオックスフォード生地で作ったギフトバッグを展開します。水野:結局、どんな袋にプレゼントが入っていたら嬉しいか?と考えると、いかにもプレゼントが入ってそうな上質な包みとリボンが嬉しいんですよね。なので、一番プレゼントが入っているべき袋を考えた結果、袋に「PRESENT IS INSIDE」とデザインしました。――今後、「THE」で挑戦していきたいことは何でしょうか米津:「THE」はパートナーとして協業する企業と様々なジャンルの“THE”を共に考え、研究し、開発するブランドです。「THE」のコンセプトのいいところは、汎用性の高さ。どんな分野にも“THE”的な考え方で新しい視点があると思いますので、いろんな業態と取り組んでいきたいですね。自動車メーカーとTHE CARを手掛けてみたい、とよくメンバー内でも話しています。また、小売業としてのTHE SHOPの中に留まらず、飲食THE旅やTHE CAFEなど、旅行企画や飲食にも挑戦してみたいですね。1/2に戻る。
2015年06月10日人気ボーイズラブ映画の続編『愛の言霊〜世界の果てまで〜』の主要キャスト、植野堀まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカの3人揃っての動画インタビューが到着した。広告代理店に勤める裕文(植野堀さん)とその上司に当たる慎司(河合さん)の間に芽生えていく“愛”を描いた作品で、植野堀さんにとっては初の長編映画出演にして初主演となる。植野堀さんは「緊張し、悩みながらのお芝居でした」と初主演のプレッシャーを明かしつつ、映画の完成にホッとした様子。撮影については「河合さんに助けられながら、毎日楽しく撮影できた」と笑顔でふり返った。撮影は3月だったそうだが、クライマックスに桜のシーンがあり、河合さんは「複雑な天候の中で、桜が咲くかどうか分からないまま『大丈夫かな?』と思いつつやってました。そうしたら最後の最後で咲いて、それをフィルムに残せて、『完成した。絶対いい作品になる』と感じた」と充実した表情を見せた。見どころを尋ねられると、植野堀さんは、2人からから「チュー?」、「ベッド?」などと茶化されつつ、植野堀さんは「チューやベッドシーンも見どころだよ(笑)!でも、やっぱり最後の桜のシーン」と力強く語ってくれた。前作に続いての出演となる立花都役の齊藤さんは、前作との繋がりについて言及しつつ「立花都の成長を見せられたら…。『1』を観てくれた人の期待を裏切らないように演じた」と優しい笑みを浮かべつつ語ってくれた。3人それぞれの口調から、現場の和気藹々とした雰囲気、そして作品への自身と強い思いが伝わってくる。『愛の言霊〜世界の果てまで〜』は8月7日(土)より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:愛の言霊〜世界の果てまで〜 2010年8月7日より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開© 2010紺野けい子/フロンティアワークス/「愛の言霊〜世界の果てまで〜」Partners
2010年08月06日