歌手で俳優の山崎育三郎が13日、東京国際フォーラムで番組イベント「ニッポン放送 『山崎育三郎の I AM 1936』 presents THIS IS IKU」を開催し、豪華なゲストが集結した。ラジオ番組『山崎育三郎のI AM 1936』(ニッポン放送/毎週土曜21:30~22:00)のパーソナリティを務めている山崎。今回のイベントは同番組から誕生した一夜限りのスペシャル企画だ。イベント冒頭、登場するやいなや、「I LAND」「Wonderland」「ひそかな夢 Evermore」を3曲立て続けに歌い上げた山崎。歌い終えると「皆さん、こんばんわ! 『THIS IS IKU』におこしいただき、まことにありがとうございます!」と会場に詰めかけた5000人の観客へあいさつし、「今日は僕史上、一番歌うかも知れないです!」と宣言。客席に向かって「This is!」とコールを振り、観客が「IKU!」と返すやり取りを数回繰り返し、会場の一体感を高めていた。最初のゲストとして舞台に上がったのは、11年にミュージカル『ロミオとジュリエット』でWロミオを務め、山崎と親交がある俳優の城田優。同ミュージカルの劇中歌「世界の王」を2人で息ピッタリに歌い上げた。さらに、ラジオで行っている弾き語りコーナー『育三郎くん、ちょっとこれ歌って!』で浮上していた「本当に即興でやっているのか?」という疑惑を晴らすべく、SMAPの『夜空ノムコウ』と、中西保志の『最後の雨』を、城田のピアノ伴奏&ハモリ付きで2曲連続で披露した。続いて登場したのは、17年版ミュージカル『ロミオとジュリエット』でジュリエットを演じた乃木坂46の生田絵梨花。同ミュージカルの劇中歌『エメ』を山崎&城田と共に歌った後には、2人から「どっちのロミオを取るの?」と詰め寄られる場面も。「うーん、私のロミオはお客様なので…(笑)」と答え、「120点!」と褒め称えられていた。さらに生田は、ショパンのエチュード「第1番『エオリアン・ハープ』 変イ長調」を演奏し、山崎が歌う「僕こそ音楽」(ミュージカル『モーツァルト!』より)の伴奏を務めるなど、多才ぶりをいかんなく発揮していた。その後、舞台の上にDJブースが設置され、『山崎育三郎の I AM 1936』の公開収録がスタートした。公開収録のゲストとして招かれたのは、お笑い芸人・友近扮する大物演歌歌手の水谷千重子。台湾観光キャンペーン用の楽曲「カラフル~台湾百色旅情」と、山崎とのデュエットで「Choo Choo TRAIN」を披露した。最後のゲストとして出演したのは、X JAPANのToshl。大のミュージカル好きだというToshlは「ロサンゼルス滞在中、何度観に行ったかわからない」というほどミュージカル『美女と野獣』がお気に入りだそう。山崎との「美女と野獣」のデュエットでは、ハイトーン・ボイスを響かせつつ、山崎のエスコートでダンスも披露して見せた。パフォーマンスが終わると、山崎は「すごい! OH MY GOD!」とただただ感嘆しきりで、Toshlは「ダンスの時こんなにドキドキしたの初めてです! というか 人前でダンスを披露したのが初めてなので(笑)」と照れくさそうにしていた。さらにX JAPANの「Foever Love」をToshlがピアノを演奏し、山崎と熱唱した。アンコールでは、山崎、城田、生田、水谷が「君は薔薇より美しい」を歌唱。ラストは、山崎が自身の作詞した楽曲「Keep in touch」を70人のコーラス隊と壮大に歌い上げ、「僕の想いがたくさん詰まったコンサート、いかがだったでしょうか? また来年もやりたい!」と達成感にあふれた表情で語った。(C)Rina Asahi
2018年10月14日その気品あふれる甘い歌声と確かな演技力で、多くのミュージカル・ファンを魅了し続けている山崎育三郎。待望のオリジナル・アルバム『I LAND』を携えて、2019年1月から2月にかけて全国ツアー「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019 ~I LAND~」を開催することが決定した。【チケット情報はこちら】近年では舞台以外にもドラマ、映画、バラエティなど、八面六臂の大活躍。加えて、一昨年、昨年と2年連続でリリースしたカヴァー・アルバムが音楽的にも高い評価を得るなど、歌手としての活動にも大いに注目が集まっている。そんな中で発表したのが最新作『I LAND』だ。ホーンが華やかな幕開け感を盛り立てる表題曲『I LAND』をはじめ、艶やかにスウィングする『TOKYO』や、自身の迷子エピソードをユーモアたっぷりに歌い上げた『宿命』など、まさに“ミュージカル界のプリンス”と呼ぶにふさわしいナンバーがズラリ。だが、その一方で、自身が作詞、あるいは詞曲を手掛け「等身大の想いを素直に歌った」と語る『Keep in touch』や『ヒカリ』など、“極上のポップス”として味わう曲もバランス良く配置され、その鮮やかなコントラストが、より“エンターテイナー・山崎育三郎”としての“個性”を強く輝かせている。「考えてみたら、この世界に入って20年。人生の半分以上をミュージカルと共に過ごして来たんですよね。だったら、それこそがまぎれもない”僕の個性“なんじゃないかなと思って、そこを追求してみようかなと。ありがたいことに、最近は歌番組でもミュージカルの曲を披露させてもらう機会が増えて、それをきっかけにファンになってくださったという方も多くなってきた。であれば、これからも“僕にしかできない音楽、山崎育三郎ならではのエンターテインメント”を多くの方に届けて行きたいなと思って、自分のスタイルを“ミュージカル・ポップス”と名付けることにしたんです」ポップスにもミュージカルにも自在に行き来できる山崎育三郎ならではの世界観=“ミュージカル・ポップス”とは、言いえて妙のネーミングだ。「僕は、お客さまと一緒に何かを作っていくことのできる“ライヴ”という空間がとにかく好きで。今回のツアーでも“他にないもの、まだ誰も演ったことがないようなもの”を皆さんと一緒に、作れたらいいなと思っていますので、是非、楽しみに待っていてください」ツアーは2019年1月12日(土)埼玉・三郷市文化会館を皮切りに全9都市9公演を予定。福岡は2月2日(土)福岡国際会議場 メインホールにて。チケットの一般発売は11月11日(日)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、プレリザーブを9月29日(土)午前11時から10月9日(火)午前11時まで実施。取材・文:なかしまさおり
2018年09月28日いつもの旅に少しの工夫を加えることで子どもの成長をうながす「旅育」。 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で旅行ジャーナリストの村田和子さんに、前回は、旅のプラン作りや準備のコツについてお聞きしました。今回のテーマは、旅先での旅育。持て余しがちな移動時間はどう過ごしたらいいのか、親はどう関わったら良いのか、旅の思い出を定着させるテクニックなどをうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■話す・遊ぶで“退屈”を吹き飛ばす「移動時間」――子連れにとって、移動時間は大きな課題です。私自身、6歳息子と出かける時は、一緒に遊んであげなきゃと思いつつゲームやタブレットに頼ってしまうことがあります。村田和子さん(以下、村田さん):ゲームをやること自体は悪くないんですよ。大人がスマホをさわっているのに、子どもにだけ「ゲームをしちゃダメ」というのは説得力がないですしね(笑)。事前に「最初の30分は自由時間にしよう。ゲームをしてもいいし、ママもスマホを見るね。でもその後の30分はお話しようね」というように、時間を区切り、ちゃんとできたらほめれば、それも成功体験になります。最初、一緒にルールを決めると、子どもは案外守れるものですよ。一番避けたいのは、子どもが騒いだらゲームを渡す、というやり方。騒げばゲームができるんだとなり、負のスパイラルにはまってしまいます。そもそも、移動中は家族が一緒に過ごせる貴重なチャンスなんです。ふだんは聞けない学校や園での様子も、旅の楽しい雰囲気に押されて話してくれるかもしれません。会話だけではなく、小さなお子さんは簡単なクイズやしりとり、計算ができるお子さんなら車のナンバーで足し算クイズなどをすると、遊びながら自然と学びにつなげられます。■子どもの新しい一面を発見できる「旅の目標」――移動は大変というマイナスイメージを持つよりも、旅育に活用するといいんですね。旅先ではどう過ごすと、より効果的なのでしょうか村田さん:なにか目標を持たせるといいと思います。未就学児なら、「元気にあいさつをする」「自分の荷物は自分で持つ」といった約束をして、ちゃんとできたら具体的にほめてあげる。すると「できた」という成功体験が心に刻まれ、自己肯定力が養われていきます。旅先では親以外にも、仲居さんや施設のスタッフ、通りすがりの人など、いろいろな人がほめてくれる機会も多くあります。それまで気づかなかった子どもの長所をほめてもらえることもあり、親にとっても発見があります。小学校中学年以上なら、会計係を任せる、時刻表を調べてもらうなどの役割をお願いするのも良いでしょう。考える力がついて学習に役立つほか、頼られることで自主性と責任感が身につきます。――親として、何かやるべきことはあるのでしょうか。村田さん:子どもの「なぜ?」「なに?」にはとことん付き合うこと。今はスマホで一緒に調べればすぐにわかりますし、「どうしてだろうね?」と子どもが自ら考える時間を持つ方法もいいでしょう。旅行中は時間に余裕がある分、子どもの小さな疑問や好奇心を見逃さないようにしたいですね。帰宅後にも図鑑で調べたり、博物館に足を運んだりして、学びを深めるのも良いと思います親自身が興味を持って旅を楽しむことも大切です。例えば、めずらしい料理が出てきたら、スタッフの方に「これはなんですか? この土地のものですか?」と聞くのもいいでしょう。子どもは親をよく見ていて、親のマネをします。親のそういった姿に、子どももやる気になるものです。 ■旅の記憶を定着させる旅先からの「絵ハガキ」――旅行中はとても楽しそうだった子どもが、数日後にはすっかり忘れて日常に戻ってしまう。仕方がないのかもしれませんが、もったいなく感じてしまいます。村田さん:子どもの毎日は刺激の連続ですから、放っておくと忘れてしまい、がっかりということもありますよね。私が実践しているのは、旅先から1枚の絵ハガキを送ること。後日届いた絵ハガキを見ながら「これ見たね」「こんなことしたね」と会話をすることで、旅の記憶が定着していきます。絵ハガキは場所を取らないので、保存しやすいのもメリットです。最初はハガキからはみ出しそうな字でひらがなしか書けなかった息子が、だんだんと漢字を交えた長文を書けるようになり、思春期になると面倒がってひとことコメントだけになる(笑)。子どもの成長がダイレクトに残るので、後で見返すと面白いですよ。■中学受験直前まで続けた「週末旅行」――小さな頃から旅育を続けると、家族の思い出も増えていくわけですね。わが家は子どもが小学生になり、旅が難しくなったと感じてします。未就学児のうちに、もっと行っておけばよかったと後悔しています。村田さん:小学生になると、どうしても週末限定になってしまいますよね。わが家の場合、金曜の夕方に出発して日曜に戻ってくる、というパターンが定番でした。学校のスケジュールを見ながら、テストや行事に影響が出ない日程を選ぶので、旅行を決めるのはいつも直前でしたね。それでも、中学入試の直前まで毎月1回のペースで行き続けていました。――入試の直前まで! 試験前は勉強に集中させる家庭が多いなか、変わらずに旅を続けられたんですね。村田さん:私は「旅育からの中学受験」と呼んでいるのですが、息子は小学5年生までは塾に通わず、旅で得た経験をベースに学びを深めていました。小さい頃から地図を見ながら旅をしていたので、日本地図は学校で習う前から頭に入っていましたし、その土地の産業や気候といった知識も体験とひもづけて役立ったようです。小学校中学年からは、教科書に載っている史跡や絵画などを見に行く旅も、子どもの興味に応じてしていました。こうした体験は、単なる暗記ではなく、本質的な学びにつながります。――旅育で育った息子さんは現在17歳。息子さんご自身は、これまでの旅についてどう言っていますか?村田さん:人と出会い、いろいろな体験ができたことがためになったと言っています。特に、素晴らしく美しい料理を作るシェフ、知識豊富で話上手なバスガイドさん、カツオをさばいてタタキにする方法を教えてくれた漁師さんなど、その道のプロフェッショナルとの出会いが印象的だったようです。旅で身につけた力は、子どもにとって一生の財産となります。息子は17歳になり、旅育の経験を生かして、自ら人生を切り開く次のステージになりました。今までの経験から得た旅育の魅力やノウハウを、次世代の親御さんをはじめ多くの方に伝えたいと思い、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 を執筆しました。多くの方が旅育を実践するきっかけになればうれしいです。また、私も旅育の環境整備など、今後もライフワークとして「旅育」に関わっていきたいと思います。親子で旅をできる時間は案外少ないもの。筆者も荷物運びを手伝ってくれたり、6時間のトレッキングを達成したりと、成長していく息子の姿に旅の力を実感しています。家族それぞれの形で、旅育に挑戦してみてはいかがでしょうか。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年08月02日旅を通じて子どもの心と脳を育てる「旅育」。家族旅行はもちろん、帰省や日帰りのレジャーも、子どもを大きく成長させるチャンスです。特に、言葉を理解し始める3歳頃から基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは、旅育のゴールデンエイジだといいます。現在、6歳の息子を持つ筆者も旅育を実践中。そこで、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で、旅行ジャーナリストの村田和子さんに旅育についてお話をうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■3歳~9歳が「旅育」のゴールデンエイジ――村田さんは、現在17歳の息子さんが生後4カ月の頃から親子旅を始め、9歳までに47都道府県を制覇されたと聞きました。当初はまだ、子連れ旅行が一般的ではない時代ですよね。村田和子さん(以下、村田さん):「小さな子どもを連れて旅行なんてとんでもない」とよく言われましたし、施設側も子連れを受け入れる体制が整っていませんでした。その点、今は子ども向けの施設やプランが充実した宿がたくさんあり、新幹線や飛行機などのサービスも行き届いています。親子で旅に出るには、絶好の時代だと思いますよ。――確かにそうですね。私は5年前から親子旅を始めたのですが、おいしそうな離乳食やキッズミールがあったり、キッズルームや子ども向けのイベントが用意されていたりと、レベルの高さを感じます。村田さん:それに、子どもにとって旅に出ることの重要性は増していると感じます。昔に比べて、今の子どもたちの世界はかなり狭い。子どもたちがふだんふれあう大人は、親御さん、幼稚園や学校の先生、習い事の先生、友だちのお父さんお母さんくらいではないでしょうか。子どもは自分が知っている世界が社会のすべてだと考えがちなので、日常で自分の居場所が見つけられないと悩んだり、自暴自棄になったりする危険性があります。実際、私の息子も、男の先生にほめられて自信になっていた「朝の元気なあいさつ」を、小3になり先生が変わった途端「そんなに大きな声を出さなくて結構です」と言われたことで混乱。旅先でもあいさつができなくなってしまったことがあるんです。「これまでに、たくさんの人に元気なあいさつをしてきたけれどどうだった? そうだよね? 笑顔で返してくれた人やほめてくれた人が多かったよね? 担任の先生は価値観が違うかもしれないけれど、ママはすてきだと思うよ」と話し合って解決したんですが、子どもにとって学校や先生の影響がいかに大きいかを思い知らされました。――それは辛いですね。でも、息子さんがすぐに納得してくれたのは、やはり旅を通じて多くの人や価値観とふれあった経験が大きいんでしょうか。村田さん:そう思います。息子はいかにも社交的で目立つという感じではないんですが、さまざまな地域で暮らす年代も異なる多様な人々との交流を通じて、懐の深い人間に育っていると感じます。また、旅のトラブルを乗り越えた経験などから、何事にも「手をつくせば、なんとかなる」というタフさや、臨機応変に対応する力は身についたと思います。今の子どもたちが生きてくのは変化の時代ですから、旅育は大いに役立つと考えています。――受験勉強だけできればいい、という時代ではないですものね。子どもたちが成長する頃、「生きる力」がますます重要になっていると実感しています。村田さん:私が提案している「旅育メソッド」では、生きる力を「自己肯定力・コミュニケーション力・知恵を育む力」の3つと定義しています。旅育で一番大切なのは、親子のコミュニケーションです。親のちょっとした心がけや働きかけで、この3つの力はぐんと伸びていきますよ。特に、言葉を理解し始める3歳頃から、基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは旅育のゴールデンエイジですから、積極的に旅に出ることをおすすめします。――そうなると、赤ちゃん時代に旅に出ることはあまり意味がないのでしょうか? 確かにうちの息子も、小さい頃の旅はまったく覚えていません。村田さん:旅にはリフレッシュ効果もあります。親御さんが旅でストレスを解消して、ゆとりを持って子育てをできるのは、子どもにとって大きなメリットだと思います。また、小さな頃の旅は忘れてしまうので意味がないのでは? と思いがちですが、本の中で脳科学者の茂木健一郎先生が解説してくださったように、記憶には残らなくても、子どもが成長した時、ものの見方や行動に影響を与えると考えられています。 ■「どこに行くか」より「何をするか」――周囲のママたちに旅育をすすめると、「楽しそうだけどお金がかかりそう」と言われることが多々あります。村田さん:旅というと、どうしてもぜいたくなイメージがあるのかもしれません。でも、近場の日帰りレジャーやイベントに出かけるだけも旅育はできるんですよ。ネットで検索すると、子連れ向けの施設やイベントはたくさん見つかります。肝心なのは「どこに行くか」ではなく「何をするか」。特にお子さんが小さいうちは、無理をして遠出をしなくても大丈夫。日常と違う経験をすることは、それだけで子どもの脳に刺激となります。――小さな子を連れた旅やおでかけでは、公共の乗り物や施設で迷惑をかけないか心配、という声もよく耳にします。村田さん:小さくても旅をする仲間ですから、「どうせわからないだろう」と子ども扱いしないことが大切だと考えます。私は写真や地図を見せて「これからこの場所に行くよ」「電車に◯時間乗るよ」「眠りたい人もいるから、静かにしていようね」などと説明していました。そして、上手にできたら「頑張れたね! えらいね!」と認めてあげると、子どもにとって成功体験となります。「電車に何分乗るから、その間は何をして遊ぼうか」と相談しながら、子ども自身が持ち物を用意するのもおすすめです。――自分で用意をさせると、自主性が身につきそうですね。でも息子が3歳の頃にリュックに入れるおもちゃを選ばせたら「全部持っていく!」と言い張り、荷物がパンパンになってしまった経験があります(笑)。村田さん:3歳くらいだとまだ自分では気がつかないことも多いので、「全部使って遊ぶ時間あるかな?「持てる? ちょっと背負ってみようか。自分でずっと持つんだよ?」と親が助言してあげたほうがいいでしょうね。ただ、可能な限り、最終的には本人の判断に任せるのが良いと思います。自分で言い出したことに責任を持つのも大事ですし、失敗から学ぶことも多いと感じます。■未就学児&低学年「旅育プラン」3つのアイデア旅育のモデルプランは無数にあり、どんなプランがいいのかは子どもの個性や発達によってさまざま。「小学校中学年以上の子どもなら話し合いで決めるのも旅育の一環となりますが、小さいうちは親がナビゲートする必要があります」と村田さん。そこで、プラン作りのヒントとなる3つのアイデアを教えていただきました。1.テーマを決めてとことん追求する!子どもが興味を持っていることをより深めていくことで、探究心や集中力が育ち、自信にもつながります。例えば、電車好きの子どもなら鉄道博物館に行く、ユニークな観光列車に乗ってみる、鉄道会社のスタンプラリーに参加するなどの選択肢があります。食べることが大好きなら、フルーツ狩りや食品メーカーの工場見学もいいでしょう。「これといって興味を持っていることが見当たらない、というお子さんは、親の趣味から子どもの成長に合ったものを選んで、お子さんに提案してもOKです。ただし無理強いは禁物。もし子どもが興味を持てないようなら、違うプランを試しましょう」(村田さん)2.親子でいっしょに「初めて」を体験!人生経験が豊富な親は、つい「上から目線」で子どもに接してしまいがち。「親も子もどちらにとっても初めての体験なら、同じスタート地点に立つことができ、親子の連帯感が育まれます。例えば、見たことがない花や動物を見に行ったり、専門家のもとで簡単なトレッキングやアクティビティに参加してみたりといったプランがおすすめですよ」(村田さん)子どもにとって、初めての体験は深く心に残るもの。小さいうちから親子で、たくさんの“初めて”に挑戦してみましょう。3.家族で別々に過ごす時間を作る!旅行中に親子別々の時間を作ってみましょう。子どもは、ホテルにあるキッズクラブや子ども向けの自然体験教室などに参加。親と離れて何かに挑戦することで子どもは一気に成長し、再会した際には「こんなことをしたんだよ」と家族の会話が広がります。「もし、旅先にキッズクラブや自然体験教室などがなく、子ども1人で参加できる環境が整わないなら、ふだんとは違う家族の組み合わせで行動するのもいいですね。例えば、ママと一緒に過ごすことが多い子どもは、パパやおばあちゃんと一緒、ママはひとりなど、いつもと違う組み合わせで行動すると、意外と発見もあり、うまくいって楽しめることが多いんですよ」(村田さん)自分の子どもはどんなことに興味があり、どんな力を身につけさせたいか。上記を参考に、ぜひプラン作りに挑戦してみましょう。次回は、旅育の実践編として、旅先での過ごし方をお教えします。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月26日俳優の玉木宏(38)と女優の木南晴夏(32)が29日、結婚したことを公式サイトとインスタグラムで発表した。玉木宏と木南晴夏玉木は公式サイトで「すでに報道されておりますが私 玉木宏は木南晴夏さんと結婚いたしましたことをご報告いたします」と報告。「未熟な二人ではありますが これからは家族として支え合いこれまで経験させていただいたことを大切に より一層精進して参りますので今後ともよろしくお願い申し上げます」とつづった。木南はインスタグラムで「諸事情により、皆様にちゃんとご報告するのが遅くなってしまってごめんなさい」と謝罪した上で、「先日、俳優の玉木宏さんと入籍致しました」と報告。「たくさんの方からの祝福のお言葉、とても嬉しく拝見しました。本当に、本当にありがとうございます」と祝福の声に感謝し、「幸せな家庭を築き、たくさんタコパしたいと思います。どうかこれがメレブのくだらない呪文のおかげではありませんように」と記した。
2018年06月29日「実は今日が上京した日なんです。あれから20年ですが、あっという間という印象ですね」 4月某日、そう話してくれた玉木宏(39)。’98年デビュー以来、ドラマ、映画と、ずっと最前線で活躍を続け、今年で芸能生活20周年。 「生まれた子が成人になる年月ですから。それを考えると恐ろしいと思いますが(笑)。でも、まだまだ知らなければならないこと、吸収しなければならないことがたくさんありますから」(玉木・以下同) この5月には『ラプラスの魔女』(公開中)、『ラブ×ドック』(11月公開)の2本の出演映画が公開。 そして放送中のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系・金曜22時〜)では、主人公・真弓(中谷美紀)の夫・秀明を演じている。結婚生活13年目を迎えた夫婦に訪れた危機を、ハラハラドキドキの展開に、ときにユーモアを交え描く。秀明の不倫がバレた今後の展開は!? 「夫婦の“あるある”が詰まったドラマ。女性は中谷美紀さん演じる妻に共感しやすいのではないかと思います。逆に夫は、夫婦で一緒に見るのは苦しい作品かもしれませんね。奥さんの目が気になる旦那さんは別の場所で見ていただければ(笑)」 “夫婦”が題材のドラマということで、やっぱり気になってしまうのは、玉木自身の結婚観。 「なんだかんだで、まだ一人でいるのが楽しいのかもしれません。そろそろ結婚しないのか?まあ、それは自分のペースで考えたいと思います(笑)」
2018年05月11日子どもの心と体の健康を育むために、「食」はとても重要。そこで今回は、食育インストラクターである著者が「子どもの食育」についてポイントを4つに絞って紹介します。即実践できるものばかりなので、早速試してみくださいね。「共食」は3~8歳の数年間が特に重要社会環境が変わり、家族がバラバラの時間に食べる「個食」が増えているといわれている現代。40年前は、年に約700~800回ほど家族そろって食事をしていたのに対して、今では300回ぐらいに減少しているといわれています。あなたのおうちでは、1週間に何回くらい家族そろって食事をしていますか?実は、家族と一緒に食べる「共食」こそが、子どもの人格を養う大切な時間だといわれています。共食は、人と人とのコミュニケーションを深める場であり、楽しいおいしいといった幸せを感じる場でもあります。実際に、1人で食べるよりも、家族や友人たちと食べる方が心もなごみ、食欲も増す…といった経験をしたことはありませんか?さらに面白いのが、単に食べるのと「おいしい」と感じながら食べるのとでは、栄養の吸収率が変わってくるということです。楽しく食事をすることは栄養の吸収力を高め、心も満たしてくれるのです。この「共食」が大きな意味を持つのが、3~8歳です。この時期は1人きりで食事をさせず、テレビを消して一緒に食事をすることが重要です。また、家族そろって同じ物を食べ、正しい箸の使い方や「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ、マナーをきちんと身につけさせる時期でもあります。というのも、これらの作法や食習慣を子どもに身につけさせるには、8歳までが理想的だといわれているからです。この年齢を過ぎると、他のことへの興味や好奇心が芽生えて身につきにくくなるといわれ、その労力は10倍にもなってしまうのだとか。幼児期のうちに、家族で一緒に食事をしながら食に興味を持たせ、マナーを身につけさせることが大切です。では具体的に、どのようなマナーを身につけさせたらよいのでしょうか。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ食事マナーの基本は、食事前後のあいさつです。これは単なるあいさつではなく、感謝の気持ちを表したもの。「いただきます」は、料理を作って出してくれた人たちや農家の人、肉や魚の命をいただくことへの感謝の気持ちを表したものです。また、「ごちそうさま」の「馳走(ちそう)」は、あちこち走り回って食材を用意するという意味があるとか。そのように苦労して食事を用意してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけたことから「ごちそうさま」というようになったそうです。これらのあいさつは「食事に対する感謝の気持ちを表したものなんだよ」と、子どもに伝えることで、食べ物を大切にする心を育むきっかけになるかもしれません。正しい姿勢のポイントは椅子とテーブルの高さ調整箸の持ち方を注意することはあっても、食べる姿勢にはあまり目が行き届かない…という人は多いのではないでしょうか。食べる時の姿勢が悪いと消化にも悪く、だらしがない印象を与えてしまいがちです。何より猫背がクセになってしまっては、後に直そうと思っても簡単にはいきません。そこで大切なのが、体型にあった椅子とテーブル選びです。高さが合っていないと食べにくかったり、足がぶらぶらと動き、落ち着いて食事をすることができません。ヒジをテーブルにつく原因にも。足がぶらぶらする場合には、足元に箱を置くなどして調整しても〇。テーブルが高い場合には椅子にクッションを置いて調整します。<正しい姿勢のポイント>・背筋を伸ばして猫背にならない・椅子の背もたれに寄りかからない・テーブルと体の間は、げんこつ1個~1個半空ける・足はぶらぶらさせない。足の裏は床か、椅子の足載せにつける正しい箸の持ち方レッスンは食事中以外で箸選びのポイントは子どもの手の大きさに合ったものを選ぶことです。基準は、手を広げて親指の先と人さし指の先端の長さを測ります。その長さの1.5倍が、ちょうどよい箸の大きさになります。箸の太さや重さも大切なので、子どもと一緒に箸を買いにいくといいですね。また、食事中に箸使いの練習をすると食事が楽しくなくなってしまうので、それ以外の時間にトライします。ポップコーンや茹でた枝豆などをつまむゲーム感覚で練習すると〇。乾燥した小豆などの小さなものもつまめるように、少しずつ難易度を上げてみてください。<正しい箸の持ち方>1.上の箸を人さし指と中指ではさみ、親指をそえて鉛筆のように持ちます。持つ位置は箸の長さを3等分して、箸先から3分の2の位置です。2.下の箸は、上の箸の下側に差し入れ、薬指で固定します。3.はさむときは、箸の先端がきちんとぶつかるように、上の箸を動かします。いかがでしたか?大切なことは食事のマナーを厳しくしつけることではなく、家族で食事をする楽しさを一緒に体験することです。その中で子どもたちは、食事をする意味や楽しさ、マナーを理解していくことを、親自身が忘れないでいたいですね。笑顔あふれる食事の時間が、少しでも多く増えますように。参考資料:服部幸應の食育インストラクター養成講座<文・写真:食育インストラクター・フリーランス記者岩本亜実>
2018年05月03日俳優の山崎育三郎が、10月13日に東京国際フォーラムホールAにて、イベント「山崎育三郎のI AM 1936」 presents 「THIS IS IKU」を開催することが28日、明らかになった。このイベントは山崎がパーソナリティを務めるニッポン放送の番組『山崎育三郎の I AM 1936』(毎週土曜 21:30~)の番組イベントだ。各界からビッグなゲストが出演することも予定されており、山崎とどのようなコラボレーションを見せるのかに注目が集まる。17年5月にスタートした『山崎育三郎の I AM 1936』は少年野球で全国大会に出場した経験もある野球やゴルフなど趣味の話や、リスナーからのメールや質問にも答える他、リクエスト曲に即興で弾き語りを披露するコーナーも人気となっている。山崎はイベントについて「歌・ゲスト・笑い…いろいろな企画を考えていますし、最高のエンターテインメントにしたいと思います。これがIKUのSHOWだぞ!というのをお見せしますので、10月13日は国際フォーラムでお待ちしています!!」とPRしていた。
2018年04月28日「浴育」という言葉を見聞きしたことはありますか?「浴育」とは東京ガスが名づけた言葉で、文字どおり入浴を通じてその効果や方法、楽しみかたを育むこと。単なる入浴ではなく、お風呂の時間を通じて「遊び」「会話」「学び」を楽しんでほしいという願いが込められています。今回は浴育のなかでも、ママはもちろんパパにも楽しんでもらいたい「親子での入浴」についてご紹介します。 1. 浴育のメリット浴育がもたらす効果のうち、大きなものが「親子のコミュニケーション」。自分自身、子どもの頃にお風呂で親とゆっくり話した思い出があるかたもいるのではないでしょうか。東京ガスの調べでは、「お風呂では親子の会話がはずむ」と考えている人は、「そう思う」と「ややそう思う」を足すとおよそ8割にのぼるそう。「裸の付き合い」という言葉のとおり、入浴中は人との距離感が縮まったり、お湯のリラックス効果で緊張感が和らぐといわれています。その結果、親子での会話がはずむんですね。また親側の感想として、「テレビやおもちゃがないため、互いに気が逸れることなく、きちんと会話がしやすい」というものもあります。 2. 忙しいパパにこそ浴育を特に浴育を実践してほしいのは、普段子どもとのコミュニケーションが不足してしまいがちなパパです。共働きが多くなっているとはいえ、平日の子どもの世話は妻中心という家庭も多いでしょう。仕事で帰りが遅く、平日は子どもが起きている姿を見ることすら叶わない……そんなパパにこそ、浴育はおすすめなんです。ママからすると子どものとの入浴は日々の育児の一環で、「やらなきゃいけない」ことになりがち。しかし普段子どもと接する時間が少ないパパにとっては、貴重な子どもとの触れあいの時間になります。実際、東京ガスの調査によると、実際に子どもとの入浴を「楽しい」と感じているパパは9割近く。また、パパと子どもの入浴は本人たちの満足だけでなく、ママがひとりでゆっくりお風呂に入ることができてストレス発散になるというメリットもあります。ゆっくりできる休日、パパはぜひ子どもと一緒にお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。 3. 浴育には期限がある東京ガスの調査では、親子で入浴をしているのは、同性親子間であっても11歳頃まで。これが父と娘になると9歳頃までになり、女の子のほうが浴育を楽しめる期間が短いことがわかります。母と息子でも10歳頃までで半数以上が親子入浴をしなくなるそう。お風呂での親子の思い出を作れるのは子どもが小さいうちだけ……そう思うと、浴育に対する意欲が湧いてきませんか?つい感情的になってしまいそうな事柄も、お風呂だと落ち着いて話すことができるかもしれません。また、学校であった悲しいことを、お風呂でなら話せたという経験をしたことがある親もいるでしょう。お風呂は、コミュニケーションの場としてはもちろん、ときにはひらがなシートで文字を読んだり、九九を暗唱するといった学びの場にもなります。親子で過ごしたお風呂の記憶は、浴育ができなくなったあとも、子どもの中にしっかりと残るのではないでしょうか。親が多忙であればあるほど、親子のコミュニケーションは減ってしまいがち。会話をしているつもりでも、実際には親が一方的に子どもに注意や指示をしてばかりということもあります。そうしたときに浴育はおすすめ。普段と違う「お風呂」という空間になれば、子どもとゆっくり話ができそうです。せっかくですから、お風呂では子どもの話に耳を傾けるように意識してくださいね。子どもの頃に親と入浴した思い出。あたたかな記憶と経験を、今度は子どもにも手渡してあげませんか? 参考:東京ガス「浴育のすすめ」東京ガス「親子入浴に関する実態調査2010」東京ガス : 都市生活研究所 / 風呂文化研究会 / 「浴育」について
2018年03月30日「子どもにはバランスの良い食生活を送ってもらいたい」親なら誰しもがそう思うものですよね。「食育」も、普段から目にする言葉になりました。しかしいざ「食育をやろう」と考えても、何から始めたらいいのかわからないかたが多いのはないでしょうか。我が家でできる「食育」について考えてみましょう。 1. 「食育」とはすっかりなじみのある言葉になった「食育」。耳にする機会は増えたものの、実際にどういうことを指すのかはご存知ですか?農林水産省では、食育を以下のように定義しています。生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること(農林水産Webサイトより引用)食育は、単純に子どもが親から出された栄養バランスの整った食事を摂るということではありません。子ども自身が食に関する知識を身につけることも食育のひとつなんです。食育が指導されるようになったのは、子どもたちが摂取する栄養に偏りが見られがちになったこと、朝食を抜く子どもが増えたこと、痩せすぎや肥満といったものが問題視されるようになったため。こうした状況に加え、失われていく地域の食文化を伝えていくためにも、「食」に関する取り組みをする指針が定められたんです。 2. 食育に関するママの悩み2016年、ビースタイルグループ・ネオベジ株式会社では、子育て中のママたちに対して食に関するアンケート調査を行いました。「食育を意識していますか?」という質問には、「熱心に考える」が20%、「考える」が49%と約7割のママが食育について考えているという結果に。日々の食事を担うことの多いママたちにとって、食育は大きな関心事のようです。一方で、意識と知識のギャップも浮き彫りになりました。「何を食べさせればいいのかわからない」と答えたママは、「強く思う」「思う」を足すと半数以上の63%にのぼります。同アンケート調査に寄せられた悩みの声をいくつか見てみましょう。健康的な食事に対する知識がないので、世の中の情報に振り回されやすい限られた短い時間の中で栄養バランスと子どもの好き嫌いまで考慮して料理をするのは至難の業レシピを参考に作るが、食材を買い揃える時間も、毎回食材を買い揃える金銭的な面でも現実的ではない共働きの夫婦では、どうしても毎日似通ったメニューになってしまいがち。また、親自身が栄養に対する知識を持っていないことも多いようです。なんとなく「肉と魚のバランス」「野菜をたくさん食べさせたい」といった考えで献立を考えているため、「これでいいのか不安」になることもあるのではないでしょうか。 3. 食育の始めかた「日本型食生活」を意識したバランスの良い食事「主食」「主菜」「副菜」。見聞きしたことがあるのではないでしょうか。これらが揃うように意識をすれば、バランスの良い食事に近づくといわれています。主食:ごはん、パン、麺類など主菜:魚や肉、卵、大豆製品など副菜:野菜、きのこ、海藻、いもなど和洋食ともに、この3つを意識してみましょう。主菜と副菜を意識するだけでも、栄養バランスはぐっと整いますよ。もともと日本人が食べてきた和食は、ごはん・汁物・焼き魚など、栄養バランスが取りやすい献立が特徴。そのため、農林水産省などではこうした食生活を「日本型食生活」と称し、推進しているんです。和食は一汁一菜でも大丈夫「手間がかかる」といったイメージや、子どもが好きなメニューが影響して、食べる機会が少なくなっている和食。「一汁三菜」という言葉も、用意が面倒くさいという印象につながっているかもしれません。しかし2017年、「一汁一菜でよいという提案(土井善晴)」という本が話題になりました。一汁一菜とは、ごはん・汁物(味噌汁)・漬物。これだけでも心身の健康には十分だという意見です。残り野菜や豆腐、卵など、なんでも入れた具沢山の味噌汁やスープは、それだけでも立派なおかずになります。忙しい子育て期間中でも、これなら続けられるのではないでしょうか。「孤食」にさせない仕事などで忙しいと、つい食事の時間もせわしないものになってしまいがちです。子どもだけで食事をとる「孤食」が続いてしまってはいませんか?なかなか、毎日家族そろって食事をするのは難しいかもしれません。しかし、休日は家族で食べる、平日も親が食事中の子どもと会話を楽しむなど、「食事の時間が楽しいもの」だという経験を積ませてあげたいものですね。収穫体験や家庭菜園で食材から触れる「野菜嫌いの子が、自分で育てた野菜なら食べられた」「スーパーの野菜売り場で苦手な野菜を買うとき、子どもに選ばせてみたらがんばって食べてくれた」など、食材から関わることで子どもが食べられるようになることもあります。収穫体験や家庭菜園で、料理になる前の食材に触れることも大切な「食育」のひとつ。家族のレジャーに収穫体験を入れてみるのもおすすめですよ。親子で一緒に農林水産省のWebサイトでは、子どものためのページが用意されています。クイズやゲーム、調べもののページなど小学生頃から楽しめるメニューがあるんです。親子で一緒に見られる情報も記載されているので、ぜひご覧になってみてください。> こどもページ:農林水産省 食育というと、つい「きちんとしなくては」と力が入ってしまい、かえってストレスになってしまいがち。ですが、大切なのは「食べることは楽しい」と子どもに思ってもらえる機会を作ることと、主食・おかずをバランスよく食べること。忙しければ総菜に頼っても良いでしょう。「ごはんと味噌汁は作って、主菜は買おう」など、親側の意識も「食事は負担だらけで楽しくない」とならないようにしたいもですね。また、子どもの成長に伴って「野菜を洗ってもらう」「切ってもらう」「焼いてもらう」といった調理への参加も、立派な「食育」のひとつではないでしょうか。堅苦しく考えすぎず、食事を楽しいものにしていきたいですね。 参考:子育てママの98%が「食育気にしている」~栄養の摂り方『よくわからない』63%~農林水産省「食育の推進」農林水産省資料「日本型食生活のススメ」農林水産省「こどもページ」日経ウーマンオンライン「人生が変わる、体が喜ぶ「一汁一菜」土井善晴さん」
2018年03月27日「歩育」という言葉を知っていますか?「歩育」とは歩いて、子どもたちの心、生きる力を育てる教育です。我が家には、現在小学校2年生、1年生、年長の子どもがいて、三女が2歳になるころから家族全員でウオーキング大会に参加しています。だいたい1日で10~20キロくらい歩きますが、これは小さい頃からコツコツと習慣化したもの。歩くことを少しずつ続けてきた子どもたち。今では年長の娘(5歳)も、1人で20キロ歩き切ることができます。「歩育」をして良かったこと歩くことは、家族や年配の方、さまざまな年代の人との交流ができ、絆を深める良い機会になっています。子連れで大会に参加しているためか、必ず年配の方に声をかけられます。「こんなに小さいのにえらいね」と褒められるので、子どもたちも嬉しそうです。また、歩くと筋肉もつき、体力もつくので、風邪をひきにくくなったように思います。そして、この前は5キロだったけど、今回は10キロ歩けたね、などと達成感も味わえたり、歩ききることで自信に繋がります。一番効果を感じたのは、ウオーキングを始めてから継続する力、忍耐力がついたこと。我慢強くなり、ちょっとのことではへこたれない度胸もついているようです。ウオーキング大会は楽しいことがいっぱい!独自の取り組みとして「歩育」を取り入れている自治体が多いですが、なかでも有名なのは埼玉県東松山市の「スリーデーマーチ」。我が家がウオーキングをするきっかけとなった大会で、海外からの参加者、地元の幼稚園児~高校生まで、老若男女問わずみんなが参加できます。ほとんどの大会には制限時間が設けられているので、時間内にゴールすることを目的としています。アンカーもいて、アンカーに追いつかれないよう歩くことも必要です。また、大会によっては、さまざまなイベントが開催されているものもあります。例えば、無料で輪投げをして景品をもらえるものや、ゆるキャラと写真が撮れたり、参加賞がもらえたり。スリーデーマーチでは、ゴール会場にさまざまな屋台が出ていて、ゴールのお祝いにおいしいものを食べることも楽しみの一つです。「歩育」を今日から始めてみよう!今日からでも実践できるのが「親子で歩く」「家族で歩く」ことです。まずは近所の2、3キロから歩いてみませんか?子供の生き生きとした笑顔が見つけられると思います。慣れてきたらウオーキング大会に参加するのも楽しいですね。もちろん最初から10キロなんて歩かなくても、5キロほどのファミリーコースもあります。「歩育」とは歩いて自然や社会に触れ、子供たちの豊かな心、生きる力を育てる教育です。歩くことは、体を鍛えることがができるし、自然を学ぶことで感性を豊かにできます。普段は忙しくて、子どもとじっくり話ができないママやパパも多いはず。外に出て、自然を感じて歩くことは、親子のコミュニケーションにも繋がりますね。ウオーキングは、気軽に毎日でもできるところがいいところ。親子や家族で歩けば、おしゃべりもはずんで、もっと楽しい! 自然とも仲良くなれるし、家族ともっと仲良しに。いいことがいっぱいの「歩育」、皆さんも今日から始めてみませんか?<文:フリーランス記者青木真美>
2018年01月30日玉木宏(37)の主演映画『悪と仮面のルール』が1月13日、公開される。 本作で“悪になるために生まれた殺人者”という難役を熱演している玉木はスポーツ紙の取材に対し、「特殊な映画で、勝負したいと思えるような作品なので、多くの人に観ていただきたいと思います」と語っている。 玉木が「勝負したい」と意気込むのには理由があるという。 ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)で“千秋先輩役”として出演し、大ブレイクを果たした玉木。いまだに「千秋先輩」と声をかけられることもあるという。そのイメージから「まだ抜け出せていないのでは」という苦悩を、明かしているのだ。 「まだ自分は、あのときを超えられていないのかと思ってしまうんですよね。また次に新しいものが生まれれば、イメージは塗り替えられるという思いがあります」 たしかに近年は、そのイメージを覆すような役どころを演じている。 たとえば昨年末に放送された松本清張原作ドラマ「鬼畜」(テレビ朝日系)では、愛人との間に3人の子どもを作る男を“怪演”。“ドロドロ愛憎劇”にもかかわらずクリスマスイブに放映されたことでも話題を呼ぶとともに、Twitterでは玉木の演技力にも注目が集まっていた。 《玉木宏クズ男の演技うまいなぁ〜!》《玉木宏にのだめの頃の面影ナッシング》《スタイル良い美形はクズ男に役がよく映える リアルにいそう》 これからも、新しい表情を見せてほしい!
2018年01月13日俳優でありコメディアンであり、「日本スタンダップコメディ協会」の会長でもある清水宏。その活動が海外にも広がっていることを知っている人も少なくないだろう。イギリスを皮切りに、アメリカ、カナダ、台湾、韓国などでエネルギッシュなスタンダップコメディを披露してきた。そして今年、いよいよ乗り込んだのがロシアである。果たしてかの地は清水をどう受け止めたのか!?『清水宏の世界を笑わせろロシア編~ロシアからホワィをこめて!~』と題し、12月15日(金)・16日(土)に東京・CBGKシブゲキ!!にて、その報告会が開催される。【チケット情報はこちら】「自分は世界に通用するのか」。表現者であれば胸によぎらせずにはいられないそんな思いを抱えていた清水が、初めて海外に出たのが2011年。イギリス・エジンバラフェスティバルフリンジに5年連続で参加し、評価を得てきた。以来、世界に飛び出して孤軍奮闘するその姿を、「ドキュメンタリーコメディトークライブ」として、映像を取り入れながらハイテンショントークで綴ってきた清水。「自分では『ひとり情熱大陸』と呼んでますが(笑)、僕が全部語るんです。海外での情景、そのときの自分の心情、相手の気持ち。“急に来たってできるわけないんだよ。なんでわからねーんだ”みたいなことを、やっぱり向こうは思うわけですね。僕が強引に行ってるから。そういう窮地に陥ったときにどうするか。僕と一緒に傷つきながら(笑)、喜怒哀楽をリアルに感じてもらいながら観ていただける、“同時体感ドキュメントコメディ”です」。なかでも、9月中旬から8日間、サンクトペテルブルクとモスクワで13回のステージに立った今回のロシアの旅は、日々起こることにハンパない緊張感があったらしい。そもそもフェイスブックで「ロシアに知り合いのいる人いませんか」と呼びかけるところから始めたというのだから、現地での壁の大きさも推して知るべし。「小さくて寒くて暗くて客も無愛想な小屋で、僕のロシア語がまったく通じず白けてて、っていうところから始まりました。あの環境でよくあきらめなかったと自分を褒めたいです」。そう。結論を言ってしまえば、それでも光に辿り着くのだ。「だから、前半はもう手に汗握る苦難の連続をどんどん笑いにして、後半はロシアという底知れないエネルギーを持つ国を好きになる入口になるようなものをお届けできるんじゃないかと思ってるんです。ひいては、自分の日々の生活や人生にもつながるよねと、観てくださる方に思っていただけるようなものになれば」。胸を撃ち抜く清水の熱いコメディ、ぜひとも体験したい。チケットは発売中。取材・文:大内弓子
2017年12月06日皆さんこんにちは、ママライターのあしださきです。「食育」という言葉が一般に浸透する少し前、2002年頃に「産地偽装」事件など「食の安全」を根底から揺るがす出来事がこの日本で多発したということを覚えていらっしゃる方は少なくないかもしれませんね。そもそも「食育」という言葉は、石塚左玄が1896年と1898年の著作の中で「体育智育才育は即ち食育なり」と自ら造語し用いられたのが最初だったと言われています。その後1903年に当時の報知新聞編集長であった村井弦斎が連載小説「食道楽」の中で、「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある」と書いていることも後に知られるところとなりました。そんな中産地偽装事件の後「食育基本法」が2005年6月に成立。この法律の成立で、これからの日本では食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育むことを目指すということが国民のひとりひとりに向かって宣言されたと言えるのだと思います。このあたりからでしょうか?子育てをしているママたちの間でも「食育」への関心が急激に高まっていった のは。子どもの口に入るものは今の健康だけでなく将来の病気や寿命にも関わる大切なもの。それを一番に考え、食事のみならず「お菓子」には人一倍気を使うママがいるという話をよく耳にするようになりました。実際わたしもママになって、たくさんの家庭の子育てを垣間見るチャンスがありました。すると、時々独創的方針で「食育」するママに出会ってしまいます。そこで今回は、私が出会った「お菓子」に関する取り組みが独創的な例を2つご紹介したいと思います。●①おやつは甘煮にした「豆」長女が幼稚園に入園する前、体操教室に通わせていました。そこでできたお友達に誘われて大きな子育てサークルの遠足に体験で参加させてもらった時のこと。公園でレジャーシートを敷いてみんなでお昼を食べ、食後に子どもたちがおやつを交換し始めたところ、「ごめんなさいね。うちの子どもにはくださらなくて大丈夫よ。」というママさん。見るとそのお子さんはタッパーに入った甘露煮のお豆を食べていました。「うちではおやつはさつまいもか、こういう豆しか与えていないんです。」私は初めての子育てでしたから、市販のラムネやキャンディーを食べさせている自分が恥ずかしいと思って、ちょっと落ち込んでしまいました。10年近く経った今は、「よそはよそ、方針は人それぞれでいい」と割り切れましたが。●②添加物チェックと情報共有2番目の子どもが幼稚園のころクラスが一緒だったお子さんのママに、食の知識が非常に豊富な方がいました。よく私が知らないような専門的な話をしてくれて、「勉強していて凄いな、偉いな」と感心していたのですが。幼稚園でクリスマス会があって、そこでミルクティーとおやつが出されるのですが、そのおやつの添加物を徹底的にチェックしていたのには驚きました。それをなんとリストにまとめてプリントアウトして配布、ママ同士のランチで講義のようにお話されていたんです。この添加物はこういう理由で体に良くないからできるだけ子どもに摂取させないほうがいいということや、市販の食材(ごく一般的でお弁当のおかずによく使うようなもの)にもこんなに悪いものが入っているということも説明してくれました。その場は呆気にとられて何も考えられなかったのですが、言われたこと全てを実践することは簡単ではなく、自分としてもどうすべきかわからなくなりました。----------根底にある、「子どもの健康や将来を思う気持ち」に非常に感銘を受けてしまいますが、だからといって全てを自分の子育てに取り入れることは難しい ことだと思います。独創的なママにとってはご自身の食育が、誰かのためにもなるという親切な気持ちからくるアドバイスなのかもしれません。そんな時は真摯に受け止めて、自分の中で試せるかもしれないという範囲で実践しても良いかもしれません。しかし過度に押し付けられてしまうことがないように、上手に距離をとってお付き合いする という努力はママにとって必須のスキルだと言わざるを得ません。出典/石塚左玄・著「科学的食養長寿論」(1896年)「通俗食物養生法」(1898年)村井弦斎・著「食道楽」(1903年)●ライター/あしださき●モデル/藤本順子
2017年10月30日インタビューにて、挑戦することは怖くないかと尋ねると、「好きです」と、山崎育三郎は即答した。巷では、愛情と尊敬の念を込めて「育サマ」と呼ばれている男の、真っすぐな視線が突き刺さる。若い頃から踏んだ舞台は数知れず、心の奥深くにまで訴えかけるような歌唱力、兼ね備えた演技力は他の追随を許さず、やがてテレビ界からのオファーへとつながった。映像では初主演を務めることになった「あいの結婚相談所」は、山崎さんのさらなる挑戦の一手になるに違いない。「初主演は、いつかチャレンジしたいと思ってはいましたので、すごくうれしいです。いままで様々なドラマに出演しましたが、主演という立場では参加したことがなかったので、果たしてどんなことが待っているんだろうと、楽しみのほうが大きいです」と、穏やかな笑みを浮かべて語る山崎さん。出演する「あいの結婚相談所」は、7月28日(金)からスタートするテレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠。元々、金曜ナイトドラマ自体、視聴者として楽しんでいたという。「金曜ナイトドラマはチャレンジと言いますか、新しいものを作られているイメージがありました。単純に面白いなあと思って、視聴者としてよく見ていたんです。今回は、これまでの中でも一番チャレンジな作品みたいですよ(笑)」。山崎さんが説明してくれたように、加藤山羊作画、矢樹純原作の人気コミックを映像化する「あいの結婚相談所」は、“入会金200万円で成婚率100%”を謳う結婚相談所を舞台に、ワケアリの男女を結婚へと導く痛快ドラマ。山崎さん演じる元動物行動学の准教授にして結婚相談所所長の藍野真伍が、アシスタントのシスター・エリザベス(高梨臨)とともに毒舌をかましながら暗躍する。クランクイン前に行ったインタビューだったこともあり、キャラクターについては「未知数です」と笑った山崎さん。「ミュージカルドラマではないんですが、歌あり、ダンスあり、ピアノで弾き語りもあるんです」と、まさに山崎さんの真髄を堪能できる作品に仕上がりそうだ。「今回は、楽曲もすべてオリジナルで1から作るんです。『ラ・ラ・ランド』や『美女と野獣』のようなミュージカル映画がブームになっていますが、日本のオリジナルドラマでやることはいままでになかった。ずっとやりたいと思っていましたし、新感覚ドラマになると思っています。自分のすべてを出し切らないとできない作品なので、全身全霊で挑むつもりです」。舞台上で歌うことと、カメラの前で歌うことは、全く異なるものだと山崎さんは続ける。「ミュージカルは劇場が広いので1,000~2,000人のお客様を前に歌いますが、テレビの前で同じことをやると、トゥーマッチだと思うんです。歌いあげるというより、藍野の目の前にいる人とのキャッチボールの歌になるので、自分でもいままでにない表現になっていくのかな」と、これから始まる撮影に期待を寄せる。話を聞けば聞くほどチャレンジングな内容だが、冒頭の通り「挑戦は好き」というアグレッシブな気持ちがある。そもそもミュージカル界の俳優がテレビドラマに出演することこそが、一大事だった。「テレビの世界に挑戦するとなったとき、『山崎がテレビにいった…!』と、ミュージカル界でははじめ衝撃が走ったんです。僕らの大先輩にあたる市村正親さん、鹿賀丈史さん、石丸幹二さんたちはすごくご活躍されていますが、それからの世代で、ミュージカル俳優でテレビでも活躍する人はいませんでした。20年くらいいない中で、急に僕が出ることになったんです」と、数年前をふり返る。当然、チャレンジにはリスクも伴う。「20代の頃、ミュージカルをやっていると2~3年先までびっちりスケジュールが入っていたんです。だけど、映像をやるためには、ミュージカルをやらずに(年数を)空けておかなければいかなかった。はじめは…すごく怖かったです」。売れっ子がスケジュールの数年を突然空白にして、保証もない世界に踏み出すのは容易なことではない。思い切って飛び込んだ先には、「下町ロケット」で見せた涙の演技、「お義父さんと呼ばせて」の徹底したコミカルなキャラクター作り、「グッドパートナー 無敵の弁護士」では厳しい上司に必死でついていく女の子好きのキャラ、「あなたのことはそれほど」での切ない同性愛者の表情など多くの顔を見せ、現在の活躍に至る。山崎さんの演技は視聴者をドラマの世界に引き込む力を持つ、うれしいハイリターンの結果となった。「いろいろチャレンジをしましたけど、その先に新しいものに出会えますし、自分でも知らなかった自分に出会えることがありました。ここ数年で、環境がとても広がったんです。怖いことはありますが、この先もどんどんチャレンジはしていきたいです」と、語る姿が頼もしい。あえての質問。いま、一番の不安を挙げるなら?「僕、寝ないとダメなタイプなんです(笑)。出番・スケジュール・体力的にも『ドラマの主演は本当に寝られないよ』、『本当に大変だよ』とは聞いているので、それだけは戦々恐々としています(笑)」。チャーミングな発言も育サマの魅力だ。金曜ナイトドラマ「あいの結婚相談所」は7月28日(金)より毎週金曜23時15分テレビ朝日系にて放送。(※一部地域を除く)。(photo / text:Kyoko Akayama)
2017年07月17日俳優の山崎育三郎が17日、帝国劇場で行われたミュージカル『レ・ミゼラブル』の日本初演30周年記念日 スペシャル・カーテンコールに登場した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年6月17日に初演を迎えた。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。山崎はマリウス役で2007年から2013年まで同作に出演していた。日本初演からちょうど30周年を迎えた同作に、現役・OB合わせて約150名の役者が集まった。森公美子と岡幸二郎によるMCで、マリウス役への思い入れを聞かれた山崎は「10年前の6月にデビューさせていただき、オーディションのことを思い出しまして」と振り返る。「レミゼが大好きで、ここにいる皆さんの大ファンで、ずっと客席で見ていたんですね。皆さんに負けない『レミゼ』オタクで、最初から最後まで全部歌えるんです」と語る山崎。森から「時間がない」というジェスチャーをされながらも、「それくらい大好きで、審査では『カフェ・ソング』だけでいいと言われたのに、『マリウスの歌、全部何も見ないで歌えます』と言ったら合格しました! それくらい思いが強いことを伝えたかったです」と熱弁した。森が「今度はバルジャンも狙えるし、ジャベールも」と他の役のオーディションの可能性について示唆すると、山崎は「頑張ります!」と宣言。会場からは拍手が起こっていた。
2017年06月17日「関口宏さんのご自宅が、取り壊されてしまったんです。長年この地の“顔”だった方なので、みなさん驚かれていますよ」(近所の住人) 『関口宏の東京フレンドパーク』(TBS系)などでおなじみ、関口宏(73)の東京・世田谷区内の自宅“関口御殿”が解体され、更地になっているという。 行ってみると敷地を囲むようにシートが張られ、工事業者がトラックで出入り中。すでに、新しい建物の基礎工事が始まっていた。“関口御殿”は、約545平米の広い土地に建てられた地下1階地上2階の豪邸。関口は85年から住み続けてきた。不動産業者は言う。 「地下もあるので、購入当時、土地建物を合わせれば5億円はしたはず。いまでも土地だけで3億円以上しますよ」 登記簿を確認すると、今年3月に関口はすでに土地を売却。都内のタワーマンションに転居していた。32年間馴れ親しんだ自宅を離れるにはわけがあったと語るのは、近所の別の住人。 「奥さまと2人そろって、引っ越しのご挨拶に見えましたよ。あのお宅の中にはすごく凝った階段があってご夫婦の寝室は2階だったんですが、歳をとると上り下りがつらいとおっしゃってました。関口さんご本人が『年を取ってくるとマンションがいいですね』と話されていて」 そして何よりも、転居は5歳上の愛妻・西田佐知子(78)のためだったようだ。 「奥様のお体もよくないところがあって、医療施設が隣接している都心のマンションを新しい自宅に選んだと聞きました」(関口の知人) 関口が昨年10月に購入したのは、東京都港区内にあるタワーマンションの最上階。たしかに近所には、専門医も所属する大病院が隣接していた。妻を最優先するための転居を遂げていた関口だった――。
2017年04月30日日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集める日本人作家・中村文則の傑作「悪と仮面のルール」が、俳優・玉木宏主演で初映画化されることが決定。監督には、CMや「関ジャニ∞」「UVERworld」のMVなどを手掛ける中村哲平が務める。財閥家・久喜に生まれた少年・文宏は、10歳になった年、自身の出生の秘密を知ることとなる。狂気にして巨悪、当主である実父に聞かされたのは、文宏が純粋悪となることだけを望まれて生まれた存在だということ。そして“悪”となるための教育として、14歳の誕生日に「お前に地獄を見せる」と告げられる…。その日までに1年を切ったとき、文宏は父の部屋を覗き見た光景から地獄とは何かを予期する。想いを寄せ合う相手、久喜家の養女・香織が父の手によって汚されようとしている。地獄とは、彼女のすべてが自分を悪にするために、父の手により損なわれてしまうことだと――。香織を守るために、文宏は父を殺すことに。奇しくもそれは、父が望んだ悪に近づくことでもあった。父を殺害した後、文宏は心身を喪失し、歪み、次第に望まない父に似ていく。彼を慮りつつも、父の面影におびえる香織に、文宏は彼女の前から去ることを決意。香織と別れた文宏は、顔を捨てて別人・新谷に成りすまし、彼女を影から見守り続ける。そんな中、彼女の身を狙う存在を排除した文宏は、その裏で糸を引く人物と出会う。その人物とは、父と同じ歪みを持つ、久喜家の者、文宏の兄だった。そしてまた彼女を守るために、文宏は再度罪を犯すことを決意する…。原作は、2002年のデビュー以来話題作を発表し続け、2005年の「土の中の子供」で芥川賞を受賞した中村氏の同名小説。中村氏の作品への評価は国内に止まらず、「The Wall Street Journal」では年間ベスト10ミステリーに2012年・2013年と連続で選出され、2014年にはノワール文学(=犯罪や暴力を主題に据えた小説)への貢献を讃えるアメリカの文学賞「デイヴィッド・グディス賞」を日本人として初めて受賞し、世界的にも注目されている。今回映画化される「悪と仮面のルール」は、これらの世界的な評価を決定的なものにした話題作だ。今回、久喜文宏/新谷弘一役を演じる玉木さんは、「非常にデリケートで難しい役柄」とコメントし、「文宏は整形をして他人の顔を手に入れ、覚悟を決めて進もうとするが、人の内面は整形出来ない。悪に対して理性があるが故の脆さを大切に演じたいと思いながら、この作品と文宏という役に向き合いました」と意識したポイントを明かした。また、「特異な作品だからこそ、『善悪』『真の愛』『家族』『友人』のことを、改めて見つめ直すきっかけになるのでは」と完成への期待を語っている。原作者の中村氏は、「素晴らしい役者の方々に演じていただけて光栄です。現場にお邪魔して、とても面白くなると肌で感じました。大変楽しみにしています」とコメントを寄せている。『悪と仮面のルール』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年04月22日「好き嫌いには味見作戦を! フランス式・好き嫌い克服法とは」 のつづきです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』という本を読み、「なるほど」と思う方針を取り入れているうちに、意外な効果があったのは、生活全般で子供のわがままや主張に振り回されない、ということでした。本によると、フランス人は食に対しては確固たる考えを持ち、子供がどんなに騒いでもそれが揺らぐことはないようです。この本のなかから、フランス式の食育、おもな3つのルールをご紹介しましょう。■その1: 食べ物は「決まった時間」に食卓で食べるフランス式食育では、食べ物は決まった時間に食卓でのみ食べるもので、時間を決めずにお腹が空いた時にダラダラ食べるようなことはしないようです。基本的には、朝食、昼食、グテ(おやつ)、夕食の4回で、お腹が空いても次の時間まで待たせるのです。筆者の次女育てで一番役立ったのは「子供はお腹を空かせても食事時間まで我慢すればいい」ということでした。食への執着が強かった次女は、保育園から帰宅した6時過ぎから大騒ぎ。前もって夕食を準備しておけばよかったのですが、その余裕もなく、とりあえずパンやバナナを食べさせて静かにさせていました。そうすると、当然夕食の準備ができたころにはお腹も満足し、夕食は食べたい物だけを食べる、という悪循環でした。どう考えても夕食前に重たい食べ物をあげすぎだとわかっていたのですが、仕事を終えて疲れた夕方に次女の主張と戦う気力がなかったのです。そんな時に、「子供がお腹を空かせるのは悪いことではない。お腹が空くと次の食事が楽しみになる」という記述を読みました。そして「お腹が空いても子供は我慢ができる」とも書いてありました。あのうるさい次女に我慢させる、ということを考えたこともなかったけれど、とりあえず本の受け売りを試してみました。次女:「お腹空いたー」(ぎゃーぎゃー)筆者:「お腹が空いたの? よかったねー。あと30分でごはんができるから楽しみに待ってて」次女はいつもとは違う筆者の対応に最初は不満そうでしたが、それでもじょじょに前ほど騒ぐことはなくなりました。「お腹を空かせたらかわいそう」という考えで頭がいっぱいだった筆者も、「子供がお腹を空かせれば次のごはんをしっかり食べるから悪いことではない」と少し気持ちが楽になったのを思い出します。そして、次女はちゃんと空腹を我慢することもできる、という発見もありました。 ■その2: 食べ物の決定権は大人が持ち、大人が子供の食に責任を持つ次に大きく変わったのは、食ベ物の主導権。今まではついつい「何が食べたい?」と聞いて子供の食べたい物に合わせがちでした。今でも子供のリクエストは聞くけれど、基本的に決めるのは大人。「えー! 今日魚?」と言われても気にせず、「今日は魚だよ」と答えています。ここでも淡々と答えるようにしていると、意外と子供もあきらめます。カナダ人著者によると北米では「選ぶ知恵をつけること」はよいこととされ、食べる物を子供が自分の責任で決める機会も多いそう。だけど基本的にフランスでは食べる時間も食べる物も大人が決め、大人が子供の食に責任を持つ、という姿勢が強いようです。子どもに甘い日本は、残念ながらやや北米よりでしょうか? 特に、子供が小学生になると、放課後友達の家や公園で何を食べているかは全く親の管理外になってしまいます。ただ、自分の目が届く範囲では、できるだけダラダラとは食べさせず、なるべく食べる時は食卓につくようさせています。(自分は仕事しながらダラダラ食べたりするし、自分がおやつを食べたい時は、おやつ時間でなくてもつい、「これ食べる?」と食べさせ、全く完璧にはできませんが・・・) ■その3: とにかく「食」を楽しむ正直言うと、子供が生まれてから「食は楽しむもの」ということはすっかり忘れていました。手際が悪いからか、なかなかきちんと食卓を完璧に用意してから「さあ食べよう」とはならず、子供や夫に「先に食べていて」といいながら、自分はもう一品作ったり、足りない物を取りに行ったり…。でも食事は「できるだけみんな一緒に食べて楽しむもの」ということを改めて思い出させてくれたのもこの本でした。今でも家族そろって食べられるのは、休日か慌ただしい朝食くらいだけど、そろう時はできるだけ全員食卓について、そこで子供の話を聞いたり、家族で何かを計画したりと、「食事」や「食卓」を中心に家族の絆を強くするのも悪くないな、と思っています。これは著者が編み出した、フランス式の食事ルールです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月07日ミュージカルを中心にテレビドラマでも活躍中の俳優・山崎育三郎が、2月24日(金)放送の日本テレビ系「アナザースカイ」に出演。かつて留学生活を過ごした思い出の地、アメリカのミズーリ州を15年ぶりに訪れる。同番組は司会を今田耕司と中条あやみが務め、毎回ゲストが自分だけの第2の故郷“アナザースカイ”を訪ねるという旅バラエティ。今回のゲストである山崎さんは、12歳でミュージカル初主演を務めると変声期を迎えるまで舞台やテレビに出演。その後2007年ミュージカル「レ・ミゼラブル」日本上演20周年公演のマリウス役でミュージカル俳優としてデビューすると、同年にはグループとして歌手デビューも果たし、翌年には初主演映画『夏休みのような1ヵ月』が公開。2009年には舞台「パッチギ!」で初のストレートプレイ出演も経験。その後も2010年には歌手としてソロデビュー、コンサートを開催。「嵐が丘」「ロミオ&ジュリエット」「ミス・サイゴン」「モーツァルト!」「エリザベート」と数々の舞台へ出演。最近では「下町ロケット」をはじめ「お義父さんと呼ばせて」「悪党たちは千里を走る」「グッドパートナー 無敵の弁護士」と立て続けにテレビドラマにも出演。現在、フジテレビ系で放送中の「突然ですが、明日結婚します」では西内まりや演じるヒロインにプロポーズし、「flumpool」山村隆太演じるイケメンアナウンサーと恋のバトルを繰り広げるエリート証券マンを熱演。さらに、ディズニー不朽の名作『美女と野獣』の実写版にて、ダン・スティーヴンス演じる野獣の日本語吹き替え声優を務める。そんな山崎さんが今回訪れるのは、自身が高校時代に1年間留学生活を経験した思い出の地、アメリカのミズーリ州。日本人どころかアジア人が1人もいないこの地で、3か月にわたり孤独な日々を過ごしたという山崎さんだが、地元の高校で過ごす中、ある予想外の出来事で一躍学校のスターになったという。その理由とは?変声期を迎えた頃ミュージカルで挫折を経験。このミズーリの地での経験によって挫折を克服できたという山崎さんがお世話になったホストファミリーと涙の再会。そして感謝の歌を披露する。話題の俳優・山崎育三郎をゲストに迎える「アナザースカイ」は2月24日(金)23時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年02月24日兵庫県神戸市、六甲山の北側、澄んだ空気ののどかな街にオープンしたカフェレストラン「TOIRONI(トイロニ)」。古い日本家屋をリノベーションした店は、天井が高くゆったりとした雰囲気。大きな窓からは北神戸の街並みが眺められ、くつろぎの時間が流れています。このお店は“産育食” コミュニティサイト「月とみのり」を運営する(株)みらいたべるが展開。2008年1月に神戸の街でスタートした小さな企業です。“産育食” とは、「うみそだてる人の食」「もう何もいらないくらい幸せなときも、ひとり寂しく肩を抱くときも、お腹はグーと鳴るものです。たべることは、“みらい” につながることなのです」と、代表の小附孝(こつきたかし)さんが、料理、食を主軸に始められました。公務員、フレンチレストランのシェフ、役者など、さまざまなユニーク(?)な経歴を持つ小附さんは、給食会社で働いていた時に「産院食」に出会います。「妊婦さんが出産するための平均5日間の入院期間で、妊婦さんのための食事、出産後ママになってからの食事があることを知りました。それで、妊娠さんになった! と気づいてから出産そして授乳期まで、ママと赤ちゃんが同じ栄養を分け合って過ごす月日の食事を考えられたら…」。そんな思いで起業。ママの食事が、母体の健康を守るとともに、そのまま赤ちゃんの栄養に…。そんな「うみそだてる人の食」を小附さんは「産育食」と名づけました。妊婦さんたちに “やさしい料理” を「栄養バランスを考えるのが大事と分かっているけれど、体調が悪くて食べられない。料理をするのも辛い…」、妊婦さんにはそんなときが多々あります。そこで小附さんは、産院での食事づくりで培ったたくさんのレシピと、 最新の医学的研究に基づいた栄養学を背景に、産育食という考え方やサービスを社会に提案しています。「我々は妊産婦さんが摂りたい栄養素が入った食事を、産育食と総称していますが、実は『産育食ってこういものです!』という実態はありません。妊産婦さんが摂取した方が良いもの、逆に食べてはだめなものなどをきちんと考えて私たちが作っている料理がやがて、それぞれの家庭でのスタンダードなメニューとなっていけばいいな、という思いで提案しています。『トイロニ』のメニューもそんなふう。ていねいにカツオと昆布からとったお出汁で作る煮物やスープ、豆、芋、海草類も取り入れて、もちろん野菜もたっぷり! かと言って、お肉を控えめに…というわけではなく、そこはバランスを考えて作ってます」「~せねばならない」ではなく「あ! おいしいな」を大切にトイロニではランチも展開しています。メニューは「トイロニランチ」のほか、サラダプレートやパン&デリランチ、2歳以上の子どもが食べることができるキッズプレート850円(チーズオムレツ、ゴロゴロポテト&ソーセージ、お子さまカレー、白ごはん、スープ)、チーズケーキ、シフォンケーキ、タルトなどのスイーツ類も充実。「『これを食べなきゃいけない、野菜をとらなきゃ』とか、『~~せねばならない』という義務にかられて食事をするのではなく、『あ!おいしいな』、『いろいろ食べられて楽しいな』と、食べてもらって、栄養も自然にバランスよくとれてしまう、そんなランチなんですよ」と小附さん。例えば、切り干しダイコンのナポリタン風などアレンジの楽しい「トイロニ」の料理からヒントを得て、「家でも作ってみようかな?」とか「こういう食べ方もあるんだ!」とヒントや発見をみつけてもらえたら…とも話してくれました。広々空間のテーブル横にベビーカーを横付けしたり、ベビーラックを利用したり、子どもと一緒に座れるベンチチェア席もあるので小さなお子様のいるママも安心。授乳やおむつ交換コーナーも設えられているのもうれしい限りです。神戸の郊外カフェレストランで、親子で家族で、栄養バランスのとれたランチを食べながら、の~んびり過ごしてみてください。「TOIRONI(トイロニ)」兵庫県神戸市北区上津台1-5-2tel. 078-983-3901営業時間:10:00~18:00 火曜定休駐車場:8台
2017年01月25日食育という言葉が近年浸透していますが、赤ちゃんが食べる離乳食はその初めの一歩。便利な市販のものもさまざまなメーカーから出てきていますが、安心安全な手作りのものを食べさせてあげたいというのも親心。そうは言っても時間がとれない、何かと不安だという人のために、離乳食の作り方の基本や注意するべきポイントをまとめています。離乳食の役割 って?まずは離乳食の役割を理解するところから始めましょう。まずひとつは、「飲む」から固形のものを「噛む」に移行する練習です。母乳を飲むことしかできない赤ちゃんが、固形のものを噛んで飲み込み「食べる」ことができるようになるまでには、段階を踏む必要があります。液体に近いペースト状のものから始め、徐々に固形のものに近づいていきましょう。食べるという行為は栄養素を摂取するという意味でももちろん重要ですが、同じぐらい大事なのが噛む力 を育てること。食べ物をしっかり噛んで食べることの大きな意味の一つは唾液の分泌を良くすることです。しっかり噛んで食事をすることで満腹中枢が刺激されるというのもよく聞く話ですし、しっかり噛むことで脳の血液循環が良くなるという説もあるぐらいなので、噛む力を育てることは重要だといえます。また、離乳食でさまざまな味を経験させてあげることで味覚を育むという重要な役割もあります。食べる意欲を育てて食事の楽しさを教えるためにも、離乳食は欠かせないのです。離乳食の作り方初めて離乳食作りに挑戦するママは、わからないことや不安なことも多いのではないでしょうか。ここでは、離乳食を作る際の注意点や手軽な作り方を紹介します。離乳食に適さない食材月齢によって赤ちゃんが食べられるものは変わってきますが、ここでは10ヶ月〜1歳になっても控えた方がいい食材を説明します。まずは消化しにくいもの。いくら健康に良いと言われていても、玄米などの雑穀米はやめておきましょう。内臓機能がまだ完璧でない赤ちゃんにとっては負担になってしまいます。イカ・タコ・貝類などの魚介も加熱すると固くなるものが多いので消化がしにくいので注意しましょう。塩分が高いものも厳禁です。ラーメンなどは手軽そうですが、赤ちゃんにとっては味が濃すぎます。また、さまざまな食材に合わせやすいしらす干しも塩分が高い食材です。基本的に干物は控えた方がいいでしょう。そして、要注意なのがアレルギーを起こしやすい食品です。そば、カニ・エビなどは、幼い頃は控えておいた方がいいでしょう離乳食を作る際の注意点料理を作るときには当然のことですが、赤ちゃんの離乳食作りの際にはいっそう気をつけて欲しいのが衛生面です。赤ちゃんが大人よりも菌への抵抗力が弱いのはもちろんのこと、離乳食は水分が多い一方で塩分が少ないため菌が繁殖しやすい状態とも言えるのです。食材選びに気をつける、手洗いをしっかりするというのはもちろんのこと、調理器具は野菜類と肉や魚で分け、しっかりと加熱するようにしましょう。赤ちゃんの食器も清潔に保ち、他の食材を触った箸やスプーンは使わないように気をつけましょう。また、離乳食は味付けをごくごく控えめに。大人が味見したら味がわかるかわからないかぐらいで十分です。特に、塩分は過多にならないように気をつけてください。離乳食を手軽に手間をかけてあげたいと思っても、毎日の雑事に忙しかったり、上の子供がいる家庭などでは、離乳食ばかりに時間を割くのは難しいと思います。そこでぜひ活用して欲しいのが、フリージングとベビーフード 。離乳食は一度に与える量が多くないため、まとめて作っておいて冷凍保存しておくのが便利です。毎日同じ献立ばかりにならないように気をつける必要はありますが、毎回その都度作らなければいけないわけでもありません。密閉容器で小分けにして冷凍し、解凍するときには必ず火を入れてください。基本的に、一週間程度で使い切るのが目安です。 また、ベビーフードもぜひ有効活用を。ベビーフードを一部取り入れたり、献立の参考にしてみたり、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。笑顔でごはん、が一番気をつけなければいけないことがたくさんあって大変な離乳食作りですが、長い目で見てみればほんの一年足らずのことです。赤ちゃんと向き合える限られた時間を大事にしてください。赤ちゃんと一緒に笑顔で食卓を囲むことが何よりも大切です。
2016年12月08日俳優の玉木宏が、フジテレビ系主演ドラマ『キャリア~掟破りの警察署長~』(毎週日曜21:00~21:54)で見せる"ヨガ"の姿が反響を集めている。アメブロには「ヨガ姿カッコよすぎ」といったコメントが寄せられている。玉木演じる警察署長・遠山金志郎は、劇中でヨガレッスンを受けるのが恒例のシーンになっているが、アメブロでは放送後に、ヨガ姿の写真と、そのやり方を公開。24日には「肩立ちのポーズ」が取り上げられ、過去には「ねじった体側を伸ばすポーズ」「月のポーズ」なども披露されている。この玉木のヨガ姿に、ファンからは「一緒にヨガ教室通いたいな~」「玉木さんのヨガ姿カッコよすぎです」とほれぼれしているコメントや、「この写真シュールwwwwwwww玉木さん最高ですwwwwwwww」と、普段のイメージとのギャップを楽む声も寄せられている。このドラマは、玉木演じるひょうひょうとしたキャリアの警察署長・遠山金志郎が、現場のノンキャリアに反発されながら独特の捜査方法で事件を解決していく姿を描くもの。あす27日の第8話では、ホストクラブに潜入して痛快に事件を解決するほか、「オレオレ詐欺」の捜査にも推理能力を発揮する。
2016年11月26日フリーアナウンサーの久米宏とタレントの萩本欽一がこのほど、都内スタジオでBSプレミアムのバラエティー『結成50周年!コント55号・笑いの祭典』の収録に参加し、報道陣の取材に応じた。同番組では、日本中を笑わせてくれた「コント55号」のお宝映像はもちろん、ふたりの笑いの秘密を解き明かすVTR、さらに映像には残っていない「幻のコント」を舞台上で復活。個性豊かな俳優陣の挑戦と、欽ちゃんの指導ぶりを追うドキュメントも見どころとなる。今回、同番組でNHKテレビ初登場となる久米は、出演オファーがあった際の心境を聞かれると「冗談かと思いました」と打ち明けて報道陣を沸かせ、改めてNHKの番組に出演した感想を聞かれると「NHKは民放より予算があるなと思いました」と話し、「民放に比べてスタッフの数に余裕があって、NHKスペシャルなどは見ていますが、時間をかけてじっくり撮影しているなと、民放出身者としては羨ましく思います。やや嫉妬です」と本音を吐露。今後もNHKに出演していくか聞かれると「こんなことは二度と(呼ばれ)ないと思います。(今回は)事故みたいなものです」と謙そんした。また、TBS『ぴったしカンカン』を1984年6月に揃って降板して以降、久々のテレビ共演となる2人は、今回、共演した感想を聞かれると、久米は「やたら元気だなと思いました。僕なんか息切れしているのに、(収録が押して)お客さんを早く帰してあげたいしか言わないし(笑)。元気で思いやりもあって素晴らしいと思いました。話し方も全然変わってないですね」と語り、萩本は「『ぴったしカンカン』では久米さんのテンポが好きだったの。今日は小堺(一機)のテンポに合わせているときに、(久米のテンポに)変わればいいなあ、変わればいいなあって(笑)。アレに今日は会えるかなと思ったんだけど、アドリブでそこへもって行けなかったのは悔しいね」と肩を落とした。改めて、コント55号の魅力を聞かれると、萩本は「今日(番組を)やってみて、やっぱり坂上二郎さんというのは偉大だったという。今日、くたびれちゃったけど、二郎さんはくたびれないもん」と話し、「まさかこの歳で55号をやるとは思わなかったね。そういう意味ではうれしい日になったかな」と感慨深げに語った。
2016年11月20日お風呂タイムは、親子の大切なコミュニケーションの時間。毎日20~30分でも、子どもの成長を育むポイントがたくさんあります。「浴育」を通じて楽しく入浴することで、子どもがお風呂を好きになってくれるかもしれません。今回は、そんな浴育を手助けしてくれるおすすめグッズを紹介します。■お風呂の壁は大きなキャンパス「お風呂クレヨン」浴育で特におすすめしたいのは、定番の「お風呂クレヨン」です。お風呂の壁にお絵描きができて、スポンジで洗い流せるので、簡単に繰り返し遊べます。ノートや画用紙と違って、壁一面に好きなだけお絵描きできるから、子どもも大喜び! のびのびと遊ばせることで、思わぬ才能が開花するかもしれません。■スポーツへの興味を育む「ミニバスケットゴール」親としては体を動かして遊んでほしいものですが、最近では公園に行ってもゲーム機で遊ぶ子が増えてきているようです。小さいころからボールに触れ合うことで、スポーツへの興味をもつきっかけになるかもしれません。吸盤式のミニバスケットゴールは、簡単にお風呂の壁に取り付けられます。まずはボール遊びをして、成長とともにゴールへ投げ入れる楽しみを覚えていくことでしょう。親子でキャッチボールをしたり、ゴールを狙いあいっこすれば、子どもの挑戦意欲が育めそうです。 ■記憶力がUPするかも!? 「おふろでペタペタ!」シリーズトミカやプラレール、トーマスなど、子どもに人気のキャラクターが絵柄の「おふろでペタペタ!」シリーズは、お湯にぬらしたパネルをお風呂の壁や窓にはって遊べるオモチャです。付属のおふろシートを壁に貼れば、シートの図柄とパネルを合わせながら遊べるので、パズルのような図形遊びの入門編に。パズルは想像力や観察力、集中力、思考力を高めてくれるそう。子どもの脳を刺激する要素が盛りだくさんです。■お風呂でも読み聞かせを「ビニール素材の絵本」お風呂で楽しめる、ビニール素材の絵本もあります。赤ちゃんのときから楽しめる絵だけのものや、ストーリーがある絵本ももちろんあり、お風呂のなかでも読み聞かせができる優れものです。なかには、温度の変化によって絵の色が変わる面白い本もあります。浴育グッズがあれば、お風呂が苦手な子も、ゆっくり湯船につかるようになるかもしれません。浴育をきっかけに、親子のコミュニケーションの時間を増やしていけたらいいですね。
2016年09月14日ここ最近、ドラマにバラエティ番組にとひっぱりだこのミュージカル界のプリンス、山崎育三郎が主演するミュージカル『プリシラ』の製作発表会見が9月7日、東京スカイツリーの下で開催された。山崎のほか、出演するユナク(超新星)、古屋敬多(Lead)、陣内孝則が劇中のド派手なドラァグクイーン姿で登壇。見どころや意気込みを話した。ミュージカル『プリシラ』チケット情報原作は3人のドラァグクイーンが、1台のバス「プリシラ号」で旅をするドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画。2006年には同じくオーストラリアでミュージカル化され、その後世界15か国以上で上演されてきた作品が、満を持して日本へ初上陸する。マドンナやドナ・サマーなどの往年のヒット曲が散りばめられていることも人気のひとつだが、この日の会見でも劇中で使用されるナンバー『GO WEST』をバックに、キャストが登場。その姿は、自身の頭の3倍以上はありそうなカラフルなカツラに、ド派手な衣裳だ。「今日初めて衣裳をつけて、頭が重くてびっくり。しかも歩きづらい。本番はこの格好で踊りながら歌うので、かなりリハーサルが必要なんじゃないかな」(山崎)、「マネージャーには本番まで20キロ痩せろといわれ、今日は腋毛をそってこいと言われ…。再来年還暦なんですけど、還暦前にやる仕事じゃない!」(陣内)と、なかなか苦労をしているよう。しかしそんなぼやきを言いながらも、陣内などはところどころ「アタシはね…!」と女性っぽい言葉遣いが混ざったり、本人たちもノリノリで楽しんでいる様子が見て取れた。見どころとしては、ユナクが「衣裳も派手でステージも美しい。本当に目で見て楽しめて、心は癒される作品。家族の愛や友情、色々なものが描かれています」、古屋が「(3人の仲間たちが)仲が悪いようでめちゃくちゃ良かったりと、人情のある物語。早くみんなと打ち解けて自然な空気が出せたら」とそれぞれ語る。山崎も「音楽も名曲ぞろいで、ショーアップされた部分もありますが、それだけではなく、3人がバスで旅をする中で家族や愛、自分自身のことを見つめ直します。一度きりの人生をどう生きていくのかという大きなテーマも描かれて、最後にはちょっと泣ける。笑いから涙まで詰め込まれた、これぞミュージカルといった作品」と話した。なおこの日から、劇中で登場するバス“プリシラ号”さながらのピンクのバス・プリシラ号が都内を回遊。その出発式も行われた。MCとして会見に登壇した(本作にも出演する)キンタロー。も「プリシラ号を見つけたら、金運・恋愛運・仕事運がアップする…かも!?」とアピール。ファンの方はぜひチェックを。ユナクと古屋はWキャスト。公演は12月8日(木)から29日(木)まで、東京・日生劇場にて。チケットは9月17日(土)に一般発売を開始する。
2016年09月08日俳優・玉木宏が、年内に放送されるテレビ東京系スペシャルドラマ『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』で主演を務めることが20日、わかった。同作は、『ハゲタカ』『コラプティオ』などの作品で知られる作家・真山仁の社会派長編作品『売国』を原作とした社会派ドラマ。真山自らが「特別な作品」と語り、「『ハゲタカ』シリーズのライバルとなるようなシリーズを生み出したい」と執筆した作品だという。「正義」と「夢」をテーマに、東京地検特捜部に赴任した検事・冨永真一(玉木宏)が、闇献金疑惑と宇宙開発にまつわる疑獄事件の裏に潜む悪に挑んでいく。玉木はNHK連続小説『あさが来た』以降、民放ドラマ初出演。また、テレビ東京のドラマにも初出演となるが「現在の世の中の流れからすると、非常にチャレンジングな作品だなと思いました。テレビ東京だからこそ、できるのかもしれません」と信頼を寄せる。30代後半という、自身の年齢に近い役柄、さらに検事という設定だが「検事ときくと『固い』というイメージをもっていましたが、冨永のように特捜部に移ったばかりの初心者もい ますし、検事であっても一人の人間だということを改めて感じました」と印象を語る。「正義を謳(うた)う人自身も葛藤して、真正面から向かっていった結果が『正義だ』となることで説得力が生まれると思います。なので、迷いというものはきちんと表現したいですし、大事に演じたいです」と、撮影への気持ちを表明した。テレビ東京の田淵俊彦プロデューサーは「『テレビ東京が社会派ドラマ!?』そう驚かれた方も多いのではないだろうか。しかし、テレビ東京には『池上彰の参院選ライブ』など社会に鋭く切り込む硬派な番組もある」と背景を説明。「『最近、見たいドラマが無い』という視聴者の声も多く聞かれるテレビドラマ界に新風を巻き起こす」と、自信を示した。今回は、同局社屋の"六本木3丁目移転プロジェクト"の一環として放送され、脚本は『おかえり、はやぶさ』『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』の金子ありさ、監督は『ホワイトアウト』『沈まぬ太陽』を手がける若松節朗が務める。(C)テレビ東京
2016年07月20日最近は、食育やコミュニケーションのために、子どもといっしょにクッキングを楽しむママが増えているようです。「そろそろチャレンジしてみようかな」と思っているママに向けて、始め方や親子クッキングのメリットを紹介します。■料理に興味が出てくる3~6歳からスタート親子クッキングの始めどきは、子どもが料理に興味を持ち始める3~6歳ごろ。ちなみに我が家では、子どもが3歳のとき、家事を何でも自分でやりたがるようになったため、流れに乗って料理も始めてみました。それより小さい1~2歳の子には、包丁デビューは早いかもしれません。でも、ママが料理をしている様子に興味を示すようなら、プチトマトのヘタを取る、レタスをちぎるなどの簡単なお手伝いをやらせてあげるといいでしょう。■ケガをしにくい子ども用包丁はマスト親子クッキングを始めるにあたって、まず用意したいのは包丁です。3~6歳の幼児には、刃先が丸く、指がスパッと切れない設計になっている子ども用の包丁が安心。ただ、硬いものが切りにくいので、小学校になったら小さめの普通の包丁を買い直すといいかもしれません。それ以外の道具は家にあるものでかまいませんが、かわいいデザインのまな板やエプロンもそろえてあげると、より子どもの意欲が高まります。最初のうちは、子ども包丁でも切りやすい果物を使ったものがおすすめです。我が家では休日の朝食用に、子どもにバナナを切ってもらって、バナナヨーグルトを作っています。子どもが盛り付けまで担当し、「はい、どうぞ」と張り切って家族全員に配ってくれるので、大人の気分も和みます。そのほか、イチゴや缶詰のミカンなど、いろいろな果物を刻んで生クリームと合わせたフルーツサンドを作るのも休日の楽しみ。こねて丸める過程が楽しい白玉だんごや肉だんご、ラップで握って作るおにぎりも、親子クッキングには最適です。■子どもの能力向上と親子のコミュニケーションにつながる親子クッキングは、子どもにさまざまな良い影響をもたらすといわれています。食材の形や種類、料理ができる過程を知ることが食育になるのはもちろんのこと、料理を通して、集中力や表現力、思考力などの能力も高まるのだとか。また、自分で切って調理することで、嫌いだった物が食べられるようになったという話もよく耳にします。そして何より、親と子のコミュニケーションの機会が増えるのが大きなメリットです。忙しいママは、子どもがなかなかうまくできないとイライラしてしまうかもしれませんが、効率より楽しむことを重視して、ゆったりした気持ちで接することが大切。そのためにも、親子クッキングは、気持ちに余裕がある休日に行うのがいいでしょう。一方で、好奇心が強く飲み込みの良い子の場合、すぐに包丁の使い方を覚えてグングン上達し、勝手に火をつけたり大人用の調理器具を使ったりと、大胆なことをやってのけることもあります。幼児とのクッキングの際には、油断して目を離さないようにしたいですね。
2016年07月16日「さんま御殿2時間SP美女もおブスも花嫁姿&玉木宏もノリノリ祭」が6月7日(火)今夜放送され、現在全国公開中の映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』から玉木宏と広瀬アリスらキャスト陣ほか豪華ゲストが出演する。同番組は明石家さんまが芸能人ゲストたちとトークを繰り広げる「踊る!さんま御殿!!」の2時間スペシャル。今回はスペシャルということで「ノリノリ芸能人」と「独身女子ウェディングドレスSP」の2部構成で放送され、玉木さんと広瀬さんは「ノリノリ芸能人」コーナーに出演、映画でも共演している小倉久寛、渡辺邦斗の2人をはじめ、藤田ニコル、りゅうちぇる、ゆうたろうら今注目の“個性派キャラ”芸能人、人気アイドル「でんぱ組.inc」の最上もが、「りこぴん」の愛称で注目される“日本一カワイイ女子高生”永井理子ら話題の芸能人たちとともにスタジオでさんまさんとトークで盛り上がる。また番組恒例企画となった「独身女子ウェディングドレスSP」では独身女子のゲストたちが華麗なウェディングドレス姿で登場。「モテる女とモテない女の違いはなにか!?」など、まだ見ぬ相手との恋愛について爆笑討論を繰り広げてくれる。玉木さんと広瀬さんが出演している『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』は、島田荘司による人気ミステリー「御手洗潔シリーズ」の最新刊となる「星籠の海 THE CLOCKWORK CURRENT」(講談社刊)をベースに「相棒シリーズ」を手がける和泉聖治監督がメガホンを取って映像化する。主人公・御手洗潔を昨年放送されたドラマ版に引き続き玉木さんが演じるほか、映画オリジナルキャラクターとして登場する編集者の小川みゆきを『ちはやふる』で妹の広瀬すずと“姉妹共演”したことも話題の広瀬さんが演じる。そのほか今回番組にも出演した小倉さん、渡辺さんをはじめ、石田ひかり、要潤、谷村美月、吉田栄作などが脇を固め、35年の歴史を誇る同シリーズ初の映画化に彩りを添えている。「さんま御殿2時間SP美女もおブスも花嫁姿&玉木宏もノリノリ祭」は6月7日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年06月07日美容&健康メニューとしてすっかり人気が定着したスムージー。最近は、野菜不足の解消や手軽な調理体験にもつながるということで、子どもの「食育」にスムージーを取り入れる動きも増えている。店舗やレシピサイトなどでも新しいスムージーメニューが続々と登場しており、今後ますます注目度の高まる飲み物となりそうだ。今回トレンド総研は、こうした子どもの食育につながるスムージーを『食育スムージー』と名付け、子どもが喜ぶ『食育スムージー』レシピについて紹介した。管理栄養士に聞く、おいしい『食育スムージー』を作るコツは?トレンド総研のレポート内で、管理栄養士・柴田真希さんは、『食育スムージー』のメリットや楽しみ方、おすすめレシピについて以下のようにコメントしている。「スムージーはカラフルで見た目にも楽しく、食感もやさしいので、お子様にぴったりの飲み物。組み合わせも自由なので、苦手な野菜と好きな果物を組み合わせたり、好みに応じて野菜の分量を調整したりもできます。」しかし、大人と同じレシピだと、子どもが抵抗を感じてしまうことも。「野菜の風味がダイレクトに感じられると、子どもにとっては飲みにくい場合もあります。ポイントは、野菜の苦みやクセをおさえるアレンジをすること。まずは抵抗を感じない程度に野菜の量を少なくし、徐々にボリュームを増やしていくと、苦手野菜の克服にもつなげられるかもしれません。」そんな柴田さんが教える、おすすめの『食育スムージー』レシピがこちら。野菜を使った『食育スムージー』レシピ「カルピス」でつくるセロリとパインのスムージー「子どもが苦手な野菜」として名前があがることが多い「セロリ」。そんなセロリも、「カルピス」を加えることで独特の臭みが消え、味がまろやかに。飲みやすさが格段にアップします。【材料】※1~2人分セロリ:1/2本(50g)パイナップル:100g、「カルピス」:30mlヨーグルト:100g【作り方】1:セロリとパイナップルは一口大に切る。2:全ての材料をミキサーにかけ、グラスにそそぐ。にんじんのチョコバナナスムージー苦手な子どもも多いにんじんは、子どもが大好きなチョコレートと組み合わせて、おやつ感覚で楽しめるスムージーに仕上げるのがポイント。【材料】※1~2人分にんじん:1/3本(50g)バナナ:大1/2本(75g)、チョコレート:10g豆乳(牛乳でも可):100ml【作り方】1:バナナを一口大に切る。にんじんを薄切りにする。2:全ての材料をミキサーにかけ、グラスにそそぐ。どちらも短時間で手早くできるので、忙しいママにもぴったりのレシピ。お子さんの野菜不足解消&苦手野菜の克服に、そしてママやパパは美容と健康のために、ぜひ毎日の生活にスムージーを取り入れてみては?【参考】※トレンド総研
2016年05月17日