TVアニメ『シドニアの騎士』の新シリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の上映会が26日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた。『シドニアの騎士 第九惑星戦役』は、2014年4月よりTVアニメとして放送された『シドニアの騎士』(原作:弐瓶勉/講談社『アフタヌーン』連載)『劇場版 シドニアの騎士』(2015年)に続く新シリーズ。主人公の谷風長道が操る継衛(ツグモリ)をはじめとする大型兵器・衛人(モリト)と、異生物・奇居子(ガウナ)との戦いが、舞台を新たに第九惑星に移して展開される。本イベントは、「第1回『シドニアの騎士第九惑星戦役』宇宙最速上映会」と題し、1話~3話の振り返り上映と放送前の第4話を公開。上映後には、谷風長道役の逢坂良太、白羽衣つむぎ役の洲崎綾、緑川纈役の金元寿子、瀬下寛之監督による舞台あいさつが行われた。登壇した逢坂は、「収録はだいぶ前に終わっていましたが、こうして皆さまに笑顔で見ていただけてうれしいです」と喜びをあらわに。第4話を観客とともに観た洲崎は「今日初めて見ていただくので、子供を見守るような気持ちでした。皆さまがすごくキラキラした目で見てくださっていてうれしくなりました」と振り返る。一方で、スクリーンでは作品を初めて見たという瀬下監督は「つむぎが、想像以上にかわいくて、怖くて、きれいで、ちょっとキモくてと、非常に多面性のあるキャラとして生き生きとスクリーンで動いているのを見て非常に感動です」と興奮で語っていた。今後も続いていく作品について、逢坂は「恋愛シーンも増えますが、戦闘シーンも盛りだくさんなので楽しんでください」とコメント。司令補である纈を演じる金元は「纈がどんな風に成長していくのか楽しみにしていてください」とこれからの展開に期待を寄せた。瀬下監督は、「2期ではつむぎがカッコよく、かわいく動いています」と、やはりつむぎ推し。しかし「つむぎの大活躍に引っ張られて他のキャラクターも大活躍しますし、さまざまな表情も見られます」と、やはり各キャラクターの見せ場もあるようで、「ジェットコースターのような展開をお楽しみください」と語り、会場のファンを沸かせていた。『シドニアの騎士 第九惑星戦役』は、4月10日よりMBS、TBS、CBCほかにて放送がスタートしている。(C)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE.
2015年04月29日公開初日を迎えたアニメーション映画『劇場版 シドニアの騎士』の初日舞台あいさつが6日、東京・新宿のバルト9で行われた。『劇場版 シドニアの騎士』は、元々スクリーンサイズのクオリティで制作されたTVアニメ全12話(2014年4月~6月放送)を、静野孔文監督が劇場公開用に再構成した作品。未公開アングルカットの多数追加&音響効果の再制作など、さらなるクオリティアップが施され、主人公の谷風長道と星白閑の2人を中心に描いた物語で構成されている。この日の舞台あいさつには、原作者の弐瓶勉氏、瀬下寛之副監督、谷風長道役の逢坂良太、星白閑/エナ星白役の洲崎綾、緑川纈役の金元寿子が登壇した。初日を迎えた瀬下は「スクリーンに耐えうるいい画を作りたいという思いで、スタッフ一同制作してきたので、本当に劇場作品になって感無量です」と喜びをあらわにし、原作者の弐瓶氏は「まだ劇場でを観れていませんが、すごくよかったです!」と確かな手応えを感じている様子。逢阪も劇場では観れておらず、思わず「家のテレビの大きさ臨場感を味わいきれないので、劇場で見たいです」と本音がポロリ。そして洲崎は「再編集されて本当にド迫力で、素晴らしい映画になっていて感無量です」と胸の内を明かした。本作は、長道と星白の二人を中心に描いている点も注目だが、洲崎は「長道の心情がより伝わってきます」、逢坂は「二人の関係性がよりわかりやすくなっていると思います」とそれぞれに述懐。また、緑川纈役の金元は、本作で大胆な温泉シーンが追加されたことに驚いたといい、瀬下副監督は「欠かすことのできないシーンです。静野監督が、男はいらんといって、二瓶先生に相談したことで実現したんですよ」と温泉シーンへこだわりを語った。そして新アングルシーンでは、スタッフの『シドニア』にかける意気込みや、作品への愛情を信頼し、静野監督、瀬下副監督がほとんどノーチェックで進めていたことも明らかに。瀬下副監督は「僕たちが思いもよらなかったかっこいいアングルがいっぱいあります。スタジオ全員で楽しく作らせてもらっていることが伝わると思います」と太鼓判を押していた。ラストの戦闘シーンを見どころとしてあげた逢阪は、温泉の入浴シーンに「小林艦長もいてほしかった」とこぼすと、洲崎からは「いつになったら星白のことに触れてくれるのかワクワクして待っていたけど」とツッコミ。そんな二人の様子をみた金元は「谷風と星白の二人の関係がいいなと感じました。流されてしまった時のシーンをあげて、その後の展開の衝撃をうけて心を動かされます」と話した。終盤には、同日に発表された声優アワードで、逢坂と洲崎の二人が新人賞を受賞したことを受け、弐瓶氏から衛人操縦士服姿の逢阪の似顔絵色紙(洲崎にはラジオ出演の際にプレゼント済み)や瀬下副監督からシャンパンが送られた。また、2月16日に誕生日を迎えた弐瓶氏へも、スタッフやキャストによる寄せ書きがプレゼントされていた。最後に瀬下副監督は「4月から始まる第2期を見ていただく方に内容を理解してもらうために1期12話分の総集編として制作をはじめたのですが、もともと1話の情報量が多かったこともあり、ダイジェスト版にしかなりませんでした。そこで、静野監督から、もう映画として楽しめるように長道と星白の出会いと成長の物語にしましょうということになり、1期を作った僕らですら、こうした視点や見方があるのかと再発見が多かった作品です」と改めて制作の経緯を伝え、「スタッフの皆さんが本当にがんばってくださっています。単体の劇場作品として楽しんでいただける作品に仕上がっているので、ぜひ楽しんで観ていただければと思います」と本作をアピールしていた。
2015年03月09日3月6日より2週間限定で劇場公開されるCGアニメーション作品『劇場版 シドニアの騎士』の主題歌「愛、ひと欠片」を歌う、angelaのアニメミュージックビデオが公開された。今回公開されたミュージックビデオは、angelaが歌うスローバラードな主題歌「愛、ひと欠片」をバックに、新作カットも含めた本編映像をドラマチックな仕上がりで見せる映像。angelaは、2014年4月放送の『シドニアの騎士』のオープニングテーマ「シドニア」も担当しており、この曲は2014年の「アニメーション神戸賞 主題歌賞」を受賞している。またangelaは、4月から"アニメイズム"枠で放送されるTVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』のオープニング主題歌「騎士行進曲」も担当し、同曲を収めたニューシングルは4月29日発売。なお、CDには劇場版主題歌「愛、ひと欠片」も収録される。『劇場版 シドニアの騎士』は、元々スクリーンサイズのクオリティで制作されたTVアニメ全12話(2014年4月~6月放送)を、静野孔文監督が劇場公開用に再構成した作品。未公開アングルカットの多数追加&音響効果の再制作など、さらなるクオリティアップが施されている。TVアニメは、世界50カ国以上で放送・配信され、2015年4月からはTVアニメ第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠で放送スタート。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれる。(C)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE.
2015年03月05日3月6日に公開される劇場版『シドニアの騎士』、2014年にヒットを記録した『楽園追放』を同時公開し、上映後にスタッフトークを行うイベント「セルルックCGアニメ作品コラボ企画『劇場版 シドニアの騎士』『楽園追放』~新しいアニメ表現への挑戦~」が27日、東京・新宿バルト9で開催された。トークショーには『シドニアの騎士』より瀬下寛之副監督と塩田周三氏(ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役)、『楽園追放』より水島精二監督と吉岡宏起氏(グラフィニカ取締役執行役員)、東映の野口光一プロデューサーが登壇した。まず『楽園追放』の印象を聞かれた瀬下副監督は「『シドニアの騎士』が『楽園追放』に負けない自負はありますが、拝見して思ったのは、よくできてるな……と。『楽園追放』は日本アニメの王道を継承していると思いました」と称賛を送りながら「我々はもうひとつの潮流を目指して自分たちの道を貫きたいと思ってます」と"シドニア流"宣言。瀬下副監督の発言を受けて水島監督は「CGアニメーションの最高峰を目指しながら、今の子たちが求めているわかりやすさ、半裸のお姉ちゃんとお尻の柔らかさというものを真面目に作っています」とひと笑い起こしながら、「オリジナル作品なので、まずは気に止めてもらわないといけない。『シドニアの騎士』については、僕はポリゴン・ピクチュアズさんが『トランスフォーマー』や『トロン』を海外で作っているのを見ていたので、いよいよ日本市場に攻め込んできたぞという印象でした」と表現していた。続いて、野口氏は「『楽園追放』はまず日本のファンを狙っていて、『シドニア』は世界を狙っている印象があります」と両作品を比較。『シドニアの騎士』チームにとって大きな衝撃はTVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ』で、瀬下副監督は「日本ではTVでフルCGアニメはないと思っていたら、『シドニア』の準備中に先に『アルペジオ』が始まって、やられた! 負けるかと思いながら毎週見ていたらファンになってしまった」と明かした。CGアニメの技術論が語られる一方、水島監督は「CGであってもお話が大事。『シドニアの騎士』は原作が面白い! 作品に没入すればCGであるとかはどうでもよくなる瞬間があるはず」と語れば、瀬下福監督と塩田氏も「『楽園追放』は面白い!」と絶賛。続けて塩田氏は「職業柄、技術的な目で見てしまうんですが、『楽園追放』は途中からそれが気にならなくなった」と太鼓判を押していた。こだわりのポイントについて瀬下副監督は「アニメ化というより、日本最高峰の漫画を動かしたかった。キャラクターは三次元であることにこだわりました」と明かし、「原作の弐瓶勉さんの絵とキャラクターデザインの森山の絵をモーフィングで合成して、検証して、どのブレンド加減が一番いいのかを研究しました。肉々しげな実体感、肉感にこだわりました」と述懐。そして、ロボットと戦闘シーンのキーワードに"ねじれ"を挙げ「ひねり、螺旋状の動きを意識しています」と話す一方で、"板野サーカス"(板野一郎氏による誘導ミサイルの変態的な軌道や機動メカの高速運動などの独自の演出手法)は禁止したという。「"板野サーカス"は大好きなんですが、それを僕らがやると個性がなくなってしまうので。『楽園追放』を見ると"板野サーカス"が素晴らしく、付け焼き刃でやってはいけないなと思いました」と関心していた。水島監督は「作画アニメ寄りのディレクターを置いて、3DCGの中でもグラフィニカさんやサンジゲンさん的な作画アニメ寄りのところを使うという方針は最初からあって、そこに僕が入ったんです」と『楽園追放』の経緯を振り返る。また「僕はモデリングの苦労とかあまりわかっていなかったので」と前置きしながら、デザインの段階では、3D的な難しさなどは意識せず、"萌え"の記号を再現することを一番に考えていたという。特に、グラフィニカのモデラー・横川氏がそれらを汲み取り「どれぐらいかわいい動作、表情付けができるのか。僕がわからないレベルでも求道者的にこだわりぬいて、モデルが更新されていきました」と称賛。「肉感の柔らかさ、肌の張り付き具合。SFはやはり半裸の美女でしょうと! 虚淵君は『僕は元はエロなんで』と言い切っていたので、肉感やラインにもこだわっています」と熱弁した。また、メカはデザインだけではなく"変形とアニメーション"でかっこよく見せることが『楽園追放』のテーマであり、水島監督は「どれぐらい3Dでやれるかのトライアルでもありました。後半の都市戦からは『エウレカセブン』の京田知己君にも入ってもらって、空間演出に作画アニメの技法を入れつつ、3DCGでどれだけ豊かなものができるかを追求しました」と解説した。締めのトークでは登壇者が口々に、複数の3Dアニメーション会社が作品を発表できる今の環境への感謝と素晴らしさを伝え、水島監督からは「次はサンジゲンの松浦さんを呼びたいね」との提案も。この日上映された劇場版『シドニアの騎士』は3月6日に全国公開。
2015年02月28日3月6日より2週間限定で劇場公開されるアニメーション作品『劇場版 シドニアの騎士』の完成披露試写会が23日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、星白閑役の洲崎綾、小林艦長役の大原さやか、仄姉妹役の喜多村英梨、静野孔文監督、瀬下寛之副監督、応援団長のアニマル浜口が登壇した。本編上映後に行われたスペシャルトークショーは、まず洲崎、大原、喜多村のキャスト陣によるクロストークから。大原が「音を収録してから映像を作っていく"プレスコ"という手法のため、アフレコから1年半くらい経ってしまっているので懐かしいですよね」と問いかけると、洲崎は「新アングルや戦闘シーンなど、TV放送では気がつかなかったところが見えるので、新しい魅力にあふれています」と劇場版の見どころを解説。喜多村の「TVシリーズを演じている我々としては、どのカットが削ぎ落とされるのか不安はありました」と演者らしい感想に、後に加わった瀬下副監督が「そこは静野監督が容赦なく、バリバリと……」と付け加えた。瀬下副監督は、本編の再構成にあたり、2時間にまとめてくれというオーダーを受けており「内容が詰め込まれているので2時間は無理だよって。それをまとめてしまうんですからすごいです」と静野監督の敏腕っぷりに感服。そんな静野監督は「TVシリーズの時点で、表現が必要な削れないシーンを選んでいたので、これは無理だなと。プロデューサーに2時間にまとめたらつまらない作品になってしまいますよ。やめましょう」と当初の心境を吐露すると、演者たちから「知らなかった!」「プロトタイプ気になります!」という声が。その後紆余曲折を経て、谷風長道と星白閑を中心としたストーリーで再構成していったことを明かした。また、4月より放送のアニメ第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』について瀬下副監督は「ネタバレの線引が難しいんですよね。ツムギという重要なキャラクターが活躍することだけは間違いないです。ってこれじゃ何もわからないですよね」と自嘲気味に語ると、会場は大爆笑。また、この日はコミック『シドニアの騎士』第14巻の発売日でもあり、瀬下副監督がズポンのポケットから最新刊を取り出す一幕も。そして、スペシャルゲストのアニマル浜口がハイテンションでステージに登場。普段から額に巻いている"アニマル浜口"の鉢巻は、スペシャルバージョンの"アニメ浜口"に変更されており、さらに自ら筆をとったという「シドニアの騎士」と書かれたTシャツを身につけていた。登場からハイテンションの浜口は、谷風長道について「戦いの中に身を投じる長道、いい男だ!」と太鼓判。さらには「戦いの中に温泉シーンがあって、にくいですね。アングルの見せ方も素晴らしい。女性を正面からではなく斜めから撮る。男性陣は大いに喜んだでしょう」と大絶賛していた。また、アテネ、北京と2回のオリンピックで銅メダルを獲得する女子レスリング選手で、実子・浜口京子とのエピソードを交えつつ、諦めないことの重要性を説くと、洲崎は「私も万策尽きても、ネバー・ギブアップでがんばろうと思います!」と感銘を受けた様子。そんな洲崎に胸を打たれたのか浜口は突然「諦めない!」を連呼。洲崎も声を合わせ、最後に浜口は、全員を巻き込んで「シドニア!」十連発をおみまいし、満足そうな表情を浮かべながら降壇した。怒涛の"浜口節"にあっけに取られていた登壇者だが、再びトークは作品の内容に。浜口も絶賛した"入浴"シーンについて「あのシーン、すごくこだわったらしいですね。どうなんですか?」と洲崎が問うと、静野監督は「漫画だと長道のお尻のアップで終わってしまう。それだとファンは喜ばないかなと思って、緑川纈にがんばってもらいました」、瀬下副監督も「監督からコンテを受け取った際に、長道のお尻じゃ面白くないから、この子(緑川纈)のお尻でと言われて、100%同意しました」と全力で賛成したことを明かした。最後に洲崎は「アニマル浜口さんに持って行かれた感はありますが、『シドニアの騎士』は大ヒット間違いないなと感じました。2週間限定公開なので、4月から2期も始まりますし、ますます精進してがんばっていきたいと思います」と締めくくった。
2015年02月24日3月6日より2週間限定で劇場公開されるCGアニメーション作品『劇場版 シドニアの騎士』の完成披露上映会が、2月23日に行われることが決定した。『劇場版 シドニアの騎士』は、元々スクリーンサイズのクオリティで制作されたTVアニメ全12話(2014年4月~6月放送)を、静野孔文監督が劇場公開用に再構成した作品。未公開アングルカットの多数追加&音響効果の再制作など、さらなるクオリティアップが施されている。本作をいち早く観賞できる完成披露上映会は、2月23日18:30から東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催。当日は、星白閑役の洲崎綾、小林艦長役の大原さやか、仄姉妹役の喜多村英梨、瀬下寛之副監督と4名の登壇が予定されている。チケットはvitオンライン・劇場窓口で販売中、価格は2,000円(スクリーン7のプレミアボックスシートは2,700円)。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。TVアニメは、世界50カ国以上で放送・配信され、2015年4月からはTVアニメ第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠で放送スタート。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれる。(C)TSUTOMU NIHEI・KODA
2015年02月17日2015年3月6日より2週間限定で劇場公開されるCGアニメーション作品『劇場版 シドニアの騎士』のポスタービジュアルと特報映像が公開された。公開されたポスタービジュアルは本作のための描き下ろしで、「最後の希望は、手放さない」というキャッチコピーが添えられ、主人公の谷風長道とヒロインの星白閑が背中合わせになりながらもしっかりと手をつなぎ合っている様が描かれている。元々スクリーンサイズのクオリティで制作されたTVシリーズ全12話を、監督の静野孔文氏が自ら劇場公開用に再構成した本作は、未公開のアングルカットが多数追加され、音響効果なども再制作。公開された特報では、大幅なクオリティアップが施された継衛と衛人型奇居子・紅天蛾との激しい戦闘シーンを観ることができる。この特報映像は、12月6日より全国の主要劇場で上映される。本作は、2015年3月6日より2週間限定で劇場公開。公開劇場は、北海道・札幌シネマフロンティア、宮城・MOVIX仙台、東京・TOHOシネマズ日本橋&新宿バルト9、埼玉・MOVIXさいたま、愛知・TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、大阪・TOHOシネマズ梅田&TOHOシネマズなんば、福岡・TOHOシネマズ天神の9館(12月5日現在)。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社刊)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。2014年4月~6月にTVアニメーションとして放映され、世界50カ国以で放送・配信されている。2015年4月からは、TVアニメ第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠で放送スタート。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれる。(C)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE.
2014年12月06日2014年4月~6月までテレビ放送されていたCGアニメーション作品『シドニアの騎士』を再構成した映画『劇場版 シドニアの騎士』が2015年3月6日に公開され、第2期となるTVアニメの続編『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が2015年4月からスタートすることが决定した。『劇場版 シドニアの騎士』は、TVアニメ『シドニアの騎士』(全12話)を再構成し、新規カットの追加や音響効果を再制作された劇場仕様に。監督は、TVシリーズを手がけていた静野孔文氏が担当する。また、新シリーズとなる第2期のTVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が、アニメイズム枠で2015年4月から放送。監督は、前作『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が務める。本作では、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子(ガウナ)の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれるという。また、本作内の劇中劇として、原作者・弐瓶勉氏の名作を題材にした『BLAME! 端末遺構都市』が、第8話で特別映像として放送されることも発表されている。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社刊)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。2014年4月~6月にTVアニメーションとして放映され、世界50カ国以で放送・配信されている。(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2014年11月23日ゴジゲン(現在休止中)主宰の松居大悟、数多の演出家たちの舞台に立ってきた安藤聖、映像から舞台まで幅広い役柄をこなす尾上寛之の3人が、新演劇ユニット「おかぼれ」を結成。9月26日(水)より、東京・駅前劇場にて#001『鳴らす理由』を上演する。同世代の3人がなぜ今新ユニットを結成し、演劇で勝負するのか。その思いのたけを語ってもらった。おかぼれ『鳴らす理由』チケット情報結成の経緯を尋ねると、その発起人となったのは意外にも尾上だと言う。「去年『カスケード~やがて時がくれば~』という舞台に出た時に、演出家の岩松了さんに1年間ワークショップをやっていただいたんです。そこで教えてもらったことをそのままにしてしまうのがとてももったいなくて、共演者だった聖ちゃんに、何か一緒にやれないかなと誘ったんです」。そこで安藤が白羽の矢を立てたのが松居だ。「やっぱり尾上くんとやるからには、同世代の作・演出家が欲しかったんです。松居くんの口癖が『パッション』なんですが(笑)、それってすごく大事なこと。松居くんなら、この年代でしか出せないパッションを共有し合える仲間になれると思ったんです」。松居がそう呼びかけられたのが、ちょうどゴジゲンの休止が決まったころ。「3人ともちょうど20代後半で、いろいろ鬱屈したものも抱えている。だからドロドロしてるけど、初期衝動のキラキラもあるというか。その両方が混在したものが出来るんじゃないかと思い、ふたつ返事でやるよって答えましたね」と松居は振り返る。「やるからには自分たちが今やりたいことを」と考える中、松居の口から出たのは「スタジオに入りたい」という言葉。「今までは芝居に音楽を当てるのって、僕の中では抵抗があったんです。でもそうじゃないアプローチの仕方もあるんじゃないかと。結果、すごくおもしろい作り方が出来ているなと思います」。演出家は置かず、3人のディスカッションから芝居は立ち上がっていく。そんな芝居作りを安藤は、「3人が3人とも、ちゃんとこの台本に対していろんなアイデアを自由に言い合えている。その環境がすごくいいなと思いますし、作品自体も豊かになっていると思います」と語る。また尾上も、「岩松さんに教えてもらったことを大事にしつつ、この3人でしか作れない作品になっている。改めて芝居が好きなっているし、今楽しくてしょうがないですね」と笑顔を覗かせた。最後に「ライブ感覚で楽しんで欲しい」と口をそろえた3人。彼らが見せる初期衝動とは?その行方は、もう間もなく劇場で明らかとなる。公演は9月26日(水)から30日(日)まで東京・駅前劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年09月14日映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日(金・祝)に公開を迎え、都内劇場にて舞台挨拶が行われ、主演の江口洋介、蒼井優をはじめ、江口のりこ、尾上寛之、戸田恵子、深川栄洋監督が登壇した。ケーキ作りをやめた元天才パティシエと恋人を追って上京したケーキ屋の娘が都内の人気パティスリーで出会い、それぞれが再生していく姿を描いたハートフルな物語が展開する本作。舞台挨拶当日、朝からの雪にもかかわらず多くの観客が劇場に足を運んだ。劇中、苦労したシーンや思い入れのあるシーンは?という問いに江口さんは「ケーキを作るのは結構楽しくて、道具を買って家でも練習しました。そのかいあって、映画の中でも“伝説のパティシエ”に見えているな、と自画自賛してます。実際、ケーキを作るシーンがどんなふうに見えるか気になって仕方ないんです」と笑顔で語った。一方の蒼井さんは「(演じた)なつめは感情の起伏が激しいので、十村(江口さん)や、(江口のりこさんを指しながら)こっちの江口さんの家に押しかけたりするんですが、どちらの家に押しかけるのも午前中の撮影で…。朝6時に鹿児島弁で一気に話すのは難しかったです」と苦笑交じりにふり返った。江口のりこさんも撮影のためにケーキ作りの練習に励んだそうだが「映画を観たら、机をふくシーンばかりだったので…残念です」とポツリ。戸田さんは店のオーナー役とあって「自分の店ということで、かわいく、愛おしかった」と愛情たっぷりの様子。そして、なつめの恋人役を演じた尾上さんは「優ちゃんと喧嘩し、言い合いになるところは鹿児島弁だったから大変でしたが、楽しかったです」と笑顔でふり返った。これに蒼井さんは「(尾上さんが演じた)海の新しい彼女を演じたコは事務所の後輩なんですが、『やっぱり若いコがいいのかぁ』って思いました」と満面の笑みを浮かべて恨み節?これには客席から笑いがわき起こった。そして、バレンタインデー間近ということで登壇陣それぞれにバレンタインの思い出は?という質問がなされたが、6人とも全くと言っていいほど良い思い出はないようで…。代わりに、とばかりこの日は女性陣3人から男性陣にケーキのプレゼントが渡された。蒼井さんからケーキを受け取った江口さんは「嬉しいものですね」とニンマリ。最後に蒼井さんは「小さなお話、小さな世界の物語ですが、注げるだけの愛情は注いだと自負しています!」と静かに、力強く語り、温かい拍手がわき起こった。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に
2011年02月14日